1995年にデビューし、同年に出演した『マクドナルド』のCMをきっかけに、一躍人気女優の仲間入りを果たした遠藤久美子さん。1996年には、堂本剛さん主演のドラマ『金田一少年の事件簿2』(日本テレビ系)をはじめ、さまざまなドラマや映画作品に出演しています。デビュー当時、初々しい笑顔をふりまき、アイドル女優として高い人気を誇った遠藤久美子さんも、今や40代を迎えすっかり大人の女性に。しかし、現在の遠藤久美子さんはデビュー当時と変わらない若々しさを保っていると話題になっています!遠藤久美子の現在に「変わらない」「美しい」の声2020年現在、インスタグラムやツイッターなど、公式のSNSアカウントは開設していない遠藤久美子さん。しかし、2016年に結婚した、映画監督の横尾初喜(よこお・はつき)さんのインスタグラムで現在の遠藤久美子さんの姿を見ることができます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 横尾初喜 (@hatsukiyokoo) on Jul 23, 2020 at 1:08am PDT View this post on Instagram 10月末〜11月上旬あたりで撮影予定の映画。 タイトルは「達人・ザマスター」。 何の達人だったのか忘れてしまった達人と 命の恩人の女の子のお話。 10年前から温めていたオリジナル作品。 キャストも今後、ご紹介していきます! この作品をきっかけにYouTubeも始めようかなと 模索中。 #映画 #達人 #ザマスター #家族 #ママ髪切りました #エンクミ #遠藤久美子 A post shared by 横尾初喜 (@hatsukiyokoo) on Sep 12, 2020 at 4:26am PDT View this post on Instagram はな子に会いに。 #家族時間 #エンクミ #遠藤久美子 A post shared by 横尾初喜 (@hatsukiyokoo) on Jun 28, 2020 at 5:31am PDT View this post on Instagram コカコーラ、飲んでるところそんな見たことないです。 息子はお気に入りのフォーラムTシャツ! #休日 #家族 #エンクミ #遠藤久美子 A post shared by 横尾初喜 (@hatsukiyokoo) on Aug 29, 2020 at 7:53am PDT2016年に、横尾初喜さんとの結婚を発表した遠藤久美子さん。2017年には長男、2019年には次男が誕生しています。2児の母親となった現在も、遠藤久美子さんは芸能活動を継続しており、2020年には吉高由里子さん主演のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)の第8話に出演。また、2019年には夫である横尾初喜さんが監督を務めた映画『こはく』に出演し、夫婦で活躍しています。遠藤久美子の旦那は何者?夫の横尾初喜さんは、映画監督、映像作家として活躍しているかたわら、映像制作会社『FOOLENLARGE』の取締役も務めています。遠藤久美子さんとも仕事を通して知り合い、横尾初喜さんが監督補佐を務めた『田沼旅館の奇跡』の現場だったといいます。なお、横尾初喜さんが監督を務め、遠藤久美子さんも出演している映画『こはく』には、ほかに俳優の井浦新さんや、お笑いタレントのアキラ100%さんも出演。横尾初喜さんが携わる作品に遠藤久美子さんが女優として出演するなど、夫婦の共演作も目立つ2人。夫婦仲がいいことでも知られ、過去に出演したバラエティ番組では、遠藤久美子さんが横尾初喜さんへの愛を語ったこともありました。遠藤久美子の『今』は?旦那・横尾初喜との結婚生活について「おはようって言うだけで…」今も昔と変わらない美しさで、女優として精力的に活躍する遠藤久美子さん。40代を迎え、さらに女優としての深みが増した遠藤久美子さんの今後の活躍からも、目が離せません。[文・構成/grape編集部]
2020年10月21日永作博美と井浦新が夫婦役を演じ、辻村深月のヒューマンミステリーを映画化した『朝が来る』。本作を手掛けた河瀬直美監督が、第25回釜山国際映画祭にてイ・チャンドン、ジャ・ジャンクー、黒沢清、是枝裕和など錚々たる面々と共にアジアンシネマのアンバサダーに選出された。釜山国際映画祭はアジアを代表する映画の祭典として常に注目を集め、国内外の約300作品(ワールドプレミア約100作品)が上映され、来場者数は約20万人を記録している。今年はコロナ禍により当初の予定より2週間延期され、10月21~30日に規模を縮小して開催される予定。今回、同映画祭の公式HPにてアジアンシネマのアンバサダーが発表されており、河瀬監督のほかには、イ・チャンドン監督、パク・チャヌク監督、黒沢清監督、是枝裕和監督、ジャ・ジャンクー監督、俳優のチャオ・タオ、ツァイ・ミンリャン監督、俳優のリー・カンションといった錚々たる面々が名を連ねている。選出を受け、河瀬監督は「私の映画キャリアは釜山映画祭の歴史とほぼ同時です。この25年の様々な変遷を経て今年のコロナ禍にあっても映画祭を開催される背景には大変な決断とスタッフの努力があってのことでしょう。ここに敬意を表すと共に、それらの活動を通して広く世界に釜山映画祭がこれまで以上の発展を遂げられますよう祈念いたします」と同映画祭に激励を送り、「アジアの多様性と底力を自身の監督作品を通して発信し届けてゆきたいと思います」と力強くコメント。また、「映画製作者は団結し、互いに勇気をシェアすべきである」(イ・チャンドン)、「私たちはどのような形でも繋がっていけることを信じている」(是枝裕和)、「このような難しい状況の下で作られたフィルムが傑作であると強く信じる」(黒沢清)とほかのアンバサダーもコメント。なお、河瀬監督最新作『朝が来る』は、10月22日(木)にガラプレゼンテーションにて上映され、当日に記者会見、上映後のQ&Aをリモートで行う予定となっている。『朝が来る』は10月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月20日役に真摯に向き合う。井浦新ほど、その言葉にぴったりハマる役者はいないだろう。作品ごとに監督と対話をし、役への理解を深めると同時に、どのようにその役に染まっていくかを組み立てていく。ときに感情的に、ときに身体的に。「役や作品・監督によって当然、求められるものは違ってきますが、毎回、同じ熱量でぶつかっていく構えでいます。“てにをは”含め、すべて台本通りにやってほしいと、テクニカルなものを求められるときもあるし、台本より心をそのまま表現してほしいと言われるときもある。僕はどれでも完全燃焼ですし、毎回、同じではないから楽しいんです」。観客と作品を共有することは「奥行きを知れる機会で、僕にとっても喜び」自身の引き出しをフル活用して、役に捧げる。井浦さんの出演作の多彩さは、フィルモグラフィーを見れば一目瞭然だが、思いの深さこそ胸を打つ。作品公開前の精力的なプロモーション活動はもとより、公開後の活動にも熱心だ。様々な地域への舞台挨拶およびティーチインに出席したり、コロナ禍ではSNSでのライブやオンラインイベントに参加するなど、作品の盛り上げに一役買っている。例えば、こんなことも。2018年に出演し、好評を博したドラマ「アンナチュラル」で演じた法医解剖医・中堂系になりきった、9月10日のツイートも話題を呼び、ファンを喜ばせた。そんな小粋な演出も、井浦さんならではの計らい。本人は「時間があるときにやってるだけなんですけどね(笑)」と照れ笑いだったが、プロモーション活動への信念は強固だ。「本来、映画やドラマは観てもらうだけで完結しますけど、味わい方や楽しみ方って、いろいろな形があると思っているんです。参加した作品については、役の大小問わず、あまり厚かましくならなければ、とことん関わらせていただきたいんです。演じるだけでなく、観客の方たちに伝えていく作業も、俳優の仕事のひとつだと僕は思っているので。観る環境をさらに楽しめたり、喜んでいただけるのであれば、別に、それは労力でもないですし」。作品公開後も行うプロモーション活動は、「作品への感謝の表し方」という表現をする一方で、「自分自身が知りえなかった奥行きを知れる機会であり、一体感を共有できることは、僕にとっても喜びなんです」と、井浦さんは目を細めた。「嘘や虚構が本当になる」初の河瀬組/理想的な撮影現場を体験して井浦さんの最新出演作『朝が来る』は、『殯の森』や『あん』などで知られる河瀬直美監督が脚本・撮影を務めた。「特別養子縁組」という制度のもと、実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女、それぞれの視点で命と家族を描き出している。井浦さんの役どころは、一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和。清和は特別養子縁組制度を知り、妻の佐都子(永作博美)と、男の子を迎え入れることを決意する。「作品に入る前、監督からは“あれをやっといて”“これを知っといて”と指示がきましたし、実際、永作さんとふたりで特別養子縁組のご夫婦に面会させていただいて、お話も伺いました。朝斗(息子)役のオーディションには、僕らも参加して3人でセッションをしたり。映画作りというものに、河瀬監督が巻き込んでくれたんです。役を積んでいくという“役積み”をしてから初日を迎えるのは、本当にありがたいことでした」。撮影はすべて順撮り。シーン1から始まり、「嘘のない」状態で挑んでいった。「この映画を観ていると、誰かの生活をちょっとのぞき見しているかのような生々しさを感じるんです。河瀬組の撮影現場では、演じる俳優たちに嘘がなくなってしまう。嘘が、虚構が、本当になるんです。それがちゃんと画に映っているんだなと、完成したものを観て思いました。僕にとっては一番理想で、目指している映画の作り方なんですね。きっと、どの監督もスタッフさんたちも、できるならばそうしたいと思っているでしょう。そのことをやってのける、本当にたくましい監督だなと思いました」。贅沢な、理想的な現場に身を置いて、全力を注ぎ込んだ撮影期間。初の河瀬組でのオールアップは、抜け殻のようになったのかと問うと、「うーん…」と思案した後、「言葉では言い表せないんですけど、」と切り出した。井浦さんの作品愛がこだまする。「撮影は生命そのものを作品にぶつけていくから、本当に魂をすり減らすので、すごくきついんです。なので“早く終わって楽になりたい”気持ちもどこかにはありながら、真逆で“終わりたくない”気持ちも、もっと大きくありました。こんな純粋な現場にずーっといられたら、なんて幸せなんだろうと思いながらも、早くうちに帰って自分の家族と過ごしたい気持ちもありましたし(苦笑)、様々でした。…打ち上げのときが一番きつかったかな。“ここにいると本当に終わっちゃうんだ”と思って、ひとりで外に出て呆然としていたり。いろいろな感情がありました」。井浦新の思い「夢中になれるものがひとつでもあると、命が救われる」物語内、「特別養子縁組」で朝斗を授かった栗原夫婦は、家族3人で幸せな日々を送っていた。しかし、6年後のある日、朝斗の産みの母親を名乗る女性から、「子どもを返してほしい。それが駄目ならお金をください」という1本の電話がかかってくる。血のつながりと魂のつながり、異なる立場からの強い感情が絡み合い、子どもをめぐる葛藤に胸をえぐられる。それでも、『朝が来る』のタイトルの通り、やがて来る朝が微かな希望を照らし、力をもたらしてくれる。今現在、「生きる」ことに活力が見出せないと感じる人にとっても、何らかのメッセージを受け取れる作品かもしれない。「みんなが強いわけじゃないですからね。僕は…好きなもの、夢中になれるものがひとつでもあると、命が救われるんだなと思うんです。自分にとって夢中になれるものって、やっぱり俳優の仕事で。撮影現場で本当に一瞬記憶がなくなってしまう、もしくは、この芝居をしながら気絶するぐらい、ギリギリのせめぎ合いをした日の帰り道とか、疲弊して動けなくなってはいるけれど、確かに“生きている”実感があるんです」。だから、井浦新は今日も現場に立ち続ける。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月19日実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の絆と葛藤を描くヒューマンドラマ『朝が来る』。辻村深月の29万部超えのベストセラー小説を河瀬直美監督が映画化した本作から、“役を積む”瞬間を切り取ったメイキング写真が到着した。今回のメイキング写真には、特別養子縁組あっせん団体「ベビーバトン」の説明会のシーンで、永作博美と井浦新扮する実の子を持つことが叶わなかった夫婦が赤ちゃんと写る写真をはじめ、河瀬監督自らカメラを持って撮影する姿、永作さんと佐藤令旺、蒔田彩珠と浅田美代子が、それぞれ本当の親子のように寄り添う場面も登場。「ベビーバトン」の説明会シーンでは、代表・浅見静恵役の浅田さんが、特別養子縁組の全てを頭にたたきこみ、実際に役者ではない人たちからの台本にない質問に1時間ほど答え続けた。実際に特別養子縁組によって子どもを迎えた養親が登場しており、本物の言葉、本物の強さがある注目のシーンとなっている。また、望まぬ妊娠をしてしまった少女・片倉ひかり(蒔田さん)の奈良での生活を切り取ったメイキング写真。制服姿で佇む場面や、ひかりの家族の姿も捉えられている。河瀬組では、登場人物が経験してきたこと、これから経験するであろうことを役者たちがリアルに体験する、“役を積む”期間が設けられる。蒔田さんは、実際に奈良の中学校に一定期間通い、卓球部にも所属。その中学校には、後に彼氏となる麻生巧(田中偉登)も通っていたが、実際に付き合うシーンを撮影するまでは話すことは禁止されていたという。蒔田さんは「話すことはなかったけど、そこに(田中が)居ることは意識していた」と話し、付き合う前の男女の距離感が生み出されていたようだ。また、ひかりに妊娠が発覚したシーンの撮影後、片倉家の両親(中島ひろ子、平原テツ)は巧の家に行き、ひかりと別れてほしいと頭を下げるという場面もカメラを回さずに経験。ほかにもカメラが回っていない時でも劇中の家族で一緒に生活していたことから、いざ撮影が始まるというとき、中島さんが、蒔田さんの劇中衣装を誤って洗濯してしまっていたというハプニングも生まれたそう。そして、ひかりが出産するまでを安全に過ごすために「ベビーバトン」の施設に入って生活するシーンがあるが、そのシーンは広島で撮影した。ひかりが養子として栗原家に子どもを授けるシーンを撮影する前、浅田さんはたまたま広島に来ていた修学旅行中の中学生を見て、「ひかりもこの中にいるはずだったのに、あの子は今から生んだ子を手放さないといけない」とリアルに考え、カメラが回っていないのにも関わらず、涙がこみ上げてきたという。『朝が来る』は10月23日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月18日世界的なラグジュアリー・グループであるケリングは、日本の新本社「ケリングビル」を東京・表参道にオープンしました。グッチ、サンローラン、ブシュロンの店舗が所在する表参道はグループとブランドにとって重要なエリアです。2020年9月にはアレキサンダー・マックイーンが移転し、新コンセプトに基づいた店舗をオープンしました。また、11月にはバレンシアガの世界最大級となる店舗も誕生します。更に2021年には、ボッテガ・ヴェネタがクリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーがデザインした新しい旗艦店を、ケリングビル1階から3階にオープンします。イタリアのラグジュアリーブランドの店舗および日本の本社として2004年にプリツカー建築賞受賞建築家・伊東豊雄氏によってデザインされた本ビルは、2019年にケリングがリアルエステート・パートナーと共に取得しました。表参道のけやき並木のシルエットを構造体として外周を囲い込むユニークなファサードを擁し、15年以上にわたり表参道のランドマークとして名を馳せています。ケリング ジャパンの新しい本社は単なるオフィスビルではなく、グループのビジョンや哲学を反映しています。ケリングの英語の読みは、“caring”(ケアリング、「思いやり」の意)と同じで、各ブランドや従業員、お客さま、ステークホルダー全般、更には地球について私たちがどう考え、またどのような関係を築いているかを反映しています。また、ケリングのルーツと深い関りを持つフランス・ブルターニュ地方のブルトン語で、”ker”は「家」や「生活の場」を意味します。ケリングビルでは4フロアをオフィススペースとし、内装を手掛けた建築家のファラ・タライエ氏が快適な空間を演出しています。自然の要素をデザインコンセプトに取り入れることで、ケリング・グループにとってまさに「日本の家」のようなスペースとなっています。タライエ氏は「ケリングビルはフランス文化と日本文化、そして日本の伝統的な要素とモダンな要素、それら異なるものの出会いの場であり、混じり合う場でもある」とし、ユニークなスペースを作り上げました。障子や縁側など日本の伝統的家屋の要素を取り入れた空間は、白を基調に和の色を組み合わせた、モダンで柔らかなものとなっています。また、PVCの使用禁止などケリングの環境への配慮に基づき、天然素材やリサイクル素材も多用しています。「ウーマン・イン・モーション」に代表されるケリングのアートやカルチャー界における女性への支援活動の一環として、オフィス内には女性作家によるアート作品も随所に展示しています。ケリングビルの6階には、ケリングおよびグループ・ブランドの為のイベントスペースを設け、「ウーマン・イン・モーション」やサステナビリティ関連の講演やイベントを開催する予定です。記念すべき最初のイベントとしては、ケリングビルのオープニングおよび映画『朝が来る』の公開を記念し、映画監督の河瀬直美氏、主演俳優の永作博美氏、井浦新氏の3名をゲストに迎えたトークイベント「ウーマン・イン・モーション」を開催し、ケリング公式ウェブサイトとYouTubeチャンネルでの配信を予定しています。最上階となる7階は自然に囲まれた空間です。「ケリングのアイコンであるフクロウにインスパイアされ、鳥が建物の上に作った巣をイメージしました」と建築家タライエ氏は語ります。表参道を一望できる美しいテラスは、「巣」のテーマを取り入れ、室内には卵型のチェアを配しています。17世紀に建てられた旧ラエネック病院跡地にあるケリングのパリ本社の美しい庭園にも見られるラベンダーなど、日本およびフランスでも愛される四季折々の植物や花々が植えられた空間です。日本の「家」を想起させる特別な空間の中、自然を身近に感じることができる最上階と屋上テラス。そこに集う人々の間で有機的にコミュニティが形成されていきます。「ケリングとブランドが長きにわたって関係を築き、戦略的にも重要な国である日本において、ケリングの新しいオフィスを皆さまにご紹介することをとても嬉しく思います。私たちはケリングビルをオフィス以上の場所にしたいと考えています。ラグジュアリー・グループとしての私たちを反映するこのユニークな建物は、クリエイティビティを象徴する場です。この新しいオフィスにて私たちはお客さま、ビジネスパートナー、友人の方々をお迎えするのみならず、大胆で革新的なひらめきを創出し、そして自社のビジョンや見解を発表していきたいと考えています」フランソワ=アンリ・ピノー ケリング会長兼CEOケリングおよびケリングビルについての詳細はこちらをご覧ください : Nacasa & Partners【新住所】株式会社 ケリング ジャパン〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-1-5全体平米数 2,525.86平方メートルオフィススペース平米数 1,480.62平方メートル (1階、4-7階合計面積)6階イベントスペース平米数 177.3平方メートルケリングについてケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うメゾン、およびケリングアイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、 ドド、キーリン、ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、 2019年には159億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で38,000人に上ります。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月12日『あん』『光』の河瀬直美監督が「特別養子縁組」について描いた辻村深月のヒューマンミステリーを実力派キャストを揃えて映画化し、カンヌ国際映画祭公式作品【CANNES 2020】に正式に選出された『朝が来る』。10月6日(火)、河瀬監督をはじめ、主演の永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、朝斗役を演じた佐藤令旺登壇による公開に先駆けた完成報告会見が行われた。まず、『あん』に続いての原作小説の映画化という点に、河瀬監督は「感動しない小説は映画化しません。とても感動しました。その行間から溢れる新しい命の讃歌。その光に到達できるような映画にしたいと思って、辻村深月さんのもとに向かいました」と原作の惹かれた点について回顧。また、本作への手ごたえを聞かれた監督は「最近よく耳にするのは、“河瀬映画の中で、一番のエンターテイメント作品”という感想です。最後の最後まで、決して見飽きることがない映画だと思います」と自信を覗かせた。自身も養女であり、原作を読むまでは特別養子縁組という制度を知らなかったという河瀬監督は「戸籍上、実子として迎えられること。真実告知をすることを明らかにしているので、素晴らしい制度だと思うし、その制度によって、救われる命があるとも思った」と、その意義の大きさを語った。そんな本作で“大切にしたこと”について、永作さんは「佐都子が初めての人生の岐路に出くわして、どう乗り越えていこうと考えるか?というのをよく考えた。そういった、小さなことを逃さないようにすることを大切にしていました」と語る。続けて、井浦さんは「河瀬監督のもとでは、クランクインの数か月前から、特別養子縁組や無精子症についてなどを、しっかりと学んでいく“役積み”の時間をいただける」とコメント。さらに「河瀬組は完全なる順取りで、1シーンを積み重ねながら、目の前で起きていることに素直に心を動かしていくという事を大切にしていった」と永作さん同様に、河瀬組の“役積み”の経緯を大切にしたと明かす。役積みについて、蒔田さんは「劇中の家族と3週間ぐらい、実際に一緒に住んだ。一緒に洗濯したり、先にお風呂に入って怒られたり、そんな生活が映画の中で生きた」とふり返る。永作さんは「二人で温泉に行くシーンがあって、前のシーンが押して温泉につくのが遅くなった。ご飯やお風呂に入っている間、スタッフはどこにもいないし、撮影もしていない。これは泊まらせるための罠か?と、疑心暗鬼になるぐらい、どのシーンにも役積みがあった」と明かす。さらに、浅田さんの起用を“樹木希林さんからの啓示”と監督が話していることに対し、浅田さんは「希林さんが枕元で『美代ちゅわ~ん(モノマネしながら)』って河瀬さんに言ってくれたのかなというタイミングだった。だからこそ裏切っちゃいけないな、ちゃんとしないといけないなという思いが強かった」と回顧した。そして、特別養子縁組によって迎え入れられる男の子・朝斗役を演じた、令旺くんが花かごを持って登壇。『朝が来る』の英語タイトル『True Mothers』にちなみ、母の日にプレゼントするカーネーションを手渡していく。白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」、まさに朝斗に向けられる、佐都子や清和、ひかりに浅見の心情を語ったものでもある。さらに、令旺くんから「『朝が来る』、世界25ヵ国公開決定!」とフランス、スペイン、北欧、ブラジル、中国、韓国など、すでに25の国と地域での公開が決定していることも発表された。最後に、河瀬監督は「(長引くコロナ禍の今)映画によってネガティブな感情をポジティブに変えていけたら、本当に素晴らしいことだと思っています。最後に結んでくれるのは、観客の皆様です。早く劇場で、みなさんに会いたいです」と現在の想いを語っていた。『朝が来る』は10月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月07日バカリズムと井浦新がW主演し、バカリズムさんが脚本も手掛ける新感覚サスペンスコメディ「殺意の道程」より、ポスタービジュアルと予告編が到着した。小さな金属加工会社の社長・窪田貴樹は、取引先の社長の口車に乗せられ、多額の負債を抱えて全てを失い、絶望して自ら命を絶った。遺族たちの訴えもむなしく、一切罪を問われずに暮らすその社長の復讐を心に誓う貴樹の息子・窪田一馬(井浦さん)。一馬はいとこの吾妻満(バカリズムさん)と共に殺害の完全犯罪を企てるが…。到着した予告編では、復讐の衝動に駆られる一馬と、「やるなら手伝うけど」「やるなら完全犯罪じゃないと」と冷静を装う満が、共謀し初めての殺人を成し遂げようと試行錯誤する姿が描かれていく。またその過程で、キャバクラ嬢このは(堀田真由)とゆずき(佐久間由衣)の助けも得る様子が映し出されている。さらに、ポスタービジュアルは一馬と満がじっとこちらを見つめ、静かに燃え上がる殺意が感じられる仕上がりとなっている。WOWOWオリジナルドラマ「殺意の道程」は11月9日より毎週月曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(全7話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年10月03日11月9日(月)より放送がスタートするWOWOWオリジナルドラマ『殺意の道程』のポスタービジュアルと予告編が公開された。今作はドラマ『素敵な選TAXI』『住住』『架空OL日記』など多彩な作品を手がけてきたバカリズムによるオリジナル脚本作品。“復讐”というシリアスな設定の中で普通の映画やドラマでは省略されるであろう、どうでもいい部分をやたら細かくリアルに描く、新感覚サスペンスコメディとなっている。公開されたポスターからは静かに燃え上がる殺意を感じる。W主演を務めるバカリズムと井浦新の見つめる先はどこだろうか。キャッチコピーの「全ては、復讐のために。」も印象的だ。予告編では、亡き父親の無念を一身に背負い、復讐の衝動に駆られる一馬(井浦)と冷静を装いながら完全犯罪を果たそうと提案する満(バカリズム)の様子が映し出される。いとこ同士のふたりが共謀し、初めての殺人を成し遂げようと試行錯誤するなかで、それに協力するキャバクラ嬢・このは(堀田真由)、ゆずき(佐久間由衣)も登場している。WOWOWオリジナルドラマ『殺意の道程』11月9日(月)放送スタート(第1話無料放送)毎週月曜深夜0時、WOWOWプライムにて放送(全7話)
2020年10月03日子供ユニット・Foorinの新津ちせ、池下リリコ、俳優の井浦新が1日、都内で行われた映画『ウルフウォーカー』(10月30日公開)の公開アフレコ&合同取材に出席した。アニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」最新作となる本作は、中世からアイルランド・キルケニーで伝えられてきた伝説で、眠ると魂が抜け出しオオカミになる“ウルフウォーカー”を題材にした物語。ハンター見習いの少女ロビンの吹き替えを新津、“ウルフウォーカー”の少女メーヴを池下、ロビンの父でウルフハンターのビルを井浦が担当。この日は、ロビンとメーヴ、ロビンとビルのシーンのアフレコを報道陣の前で披露した。新津は「リリコちゃんとは同じ劇団なので3歳頃から一緒にレッスンを受けたりしていてもともと仲良くて、今も仲良しなので、共演できるって聞いたときはうれしかったです。リリコちゃんの声のお芝居は迫力があって大好きです。声の仲良さも見ていただけたらうれしいです」と池下との共演を喜び、池下も「ちせとは前からすごく仲良くて、アフレコをしているときも隣にいるだけで安心して、ロビンと演じるところもすごく楽しかったです」と笑顔で話した。井浦は「初めてお二人のそれぞれの役の声を聞かせてもらったんですけど、自分が恥ずかしくなるくらい満点」と2人のアフレコを絶賛。「『ウルフウォーカー』の世界の中に僕はまだ立ってないんじゃないかという不安とか、その世界の中に生きるために何をつめていったらいいのかという段階なんですけど、お二人は『ウルフウォーカー』の世界に生きていたので本当に素晴らしいなと思いました」と語った。また、新津は「いつもテレビとかたくさん出ている井浦さんと親子役というので、聞いたときはうれしさと喜びと、一緒に会えるんだという楽しさがこみあげてきました。お会いしてみたらすごく優しくてうれしかったです」と父役の井浦との共演も喜び、井浦は「ありがとうございました」と照れ笑い。そして井浦は「すごいなと思いました。アフレコは、声でその世界の中に生きなければいけない。技術的にも心の構え的にも違うと感じている。それをなんなくやってのけている姿を見てすごいなと思いました」と改めて称賛していた。
2020年10月01日俳優の井浦新(いうら・あらた)さんが、2020年9月10日にツイッターを更新。2018年に出演したドラマ『アンナチュラル』(TBS系)で演じた法医解剖医・中堂系になりきったツイートが多くの反響を呼んでいます。井浦新のつぶやきに「懐かしくて涙出た」この日、井浦新さんは自身が出演していた『アンナチュラル』と同じく、野木亜紀子(のぎ・あきこ)さんが脚本を担当するドラマ『MIU404』(TBS系)に対し、物申したいようで…。何かがあると「クソが!」と毒づく、中堂系になりきったつぶやきを投稿しています。なんかこないだMIUてのがUDIをうろちょろしてたらしいな。まったく仕事の邪魔だ......オイ坂本!メロンパン買ってる場合じゃねーぞ!クソがっ!— 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) September 10, 2020 このつぶやきに登場する『坂本』とは、お笑いコンビ『ずん』の飯尾和樹(いいお・かずき)さんが『アンナチュラル』で演じた、臨床検査技師・坂本誠のこと。飯尾和樹さんは『アンナチュラル』と同じ役でドラマ『MIU404』第8話にサプライズ出演しており、このツイートに対し、「あっ!罰金1000円!」と中堂系との掛け合いの中でのお約束のセリフで反応しています。あっ!罰金1000円! — 飯尾 和樹 (ずん) (@peccori_45) September 11, 2020 この2人のやりとりにドラマを見ていた人からは「懐かしい!」「最高すぎる」とたくさんの反響が。「この絡み、嬉しすぎて泣いた」と熱心なファンからのコメントも寄せられています。・中堂さんだ!!これは、めちゃくちゃ嬉しすぎます。・懐かしのお2人…。最高です!・大好きなドラマでした。中堂さんの「クソがっ!」をもっと浴びたい!ちなみにこの日は『中堂系』の誕生日。井浦新さんの粋な計らいに多くのドラマファンが喜びを爆発させています。アンナチュラル8話では、ふたたび中堂&坂本が解剖室でコンビを組む⁉クソ対決が繰り広げられますよーこのやりとりは見逃せません✨金曜日の放送まであと3日 #tbs #金曜ドラマ #アンナチュラル #石原さとみ #井浦新 #窪田正孝 #市川実日子 #松重豊 #飯尾和樹 pic.twitter.com/qUlq95cSqd — アンナチュラル【TBSドラマ公式】 (@unnatural_tbs) February 27, 2018 また、ドラマ『アンナチュラル』の続編を望む声もたくさん寄せられており、いつの日か実現することを期待したいですね。井浦新の妻とのエピソードが笑えてカワイイ!子供の『趣味』に苦笑いした理由は?[文・構成/grape編集部]
2020年09月17日これまで4度のアカデミー賞ノミネートに輝くアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」の最新作『ウルフウォーカー』の日本語吹き替えキャストが決定した。早くもアカデミー長編アニメ映画賞最有力候補とも目される本作。ハンターを父に持つ、ハンター見習いの少女・ロビンと、ロビンと友だちになる“ウルフウォーカー”のメーヴを、「Foorin」のメンバーで子役の新津ちせと池下リリコがそれぞれ演じることが決定。2人は「メーヴ役のリリコちゃんとは普段から仲良しなので、力をあわせてアフレコ頑張ります!」(新津さん)、「私とロビン役のちせとは仲が良いので、一緒に頑張ります!」(池下さん)と意気込んでいる。そして、ロビンの父でウルフハンターのビルは、この秋、映画『朝が来る』の公開を控える井浦新が吹き替え。井浦さんは「カートゥーン・サルーンは歴史や文化の奥深さ、大自然の偉大さを感じられる作品たちに出会わせてくれます。その世界観を楽しみながら、心を込めてビルを演じていきたいと思います」とコメントした。『ウルフウォーカー』は10月30日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウルフウォーカー 2020年10月30日よりYEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020
2020年09月15日ベビーカレンダーは、名前の人気順位を検索できる「赤ちゃんの名づけ・名前ランキング」を開設するなど、赤ちゃんの名づけ調査件数日本最大級! 今回は、9月生まれの男の子6,128名を調査した人気名前ランキングをご紹介します。9月はとにかく「一文字ネーム」が大人気でした! 1位蓮(れん)2018年・2019年の年間ランキングで1位を獲得した「蓮(主なよみ:れん)」。8月に引き続き9月も1位を獲得。さわやかで洗練された印象で、近年非常に人気がある名前です。 「蓮」は、夏に開花を迎え水面に穏やかに浮かぶ蓮(はす)の花をイメージするようで、仏教で用いられる花としても知られることから、清らかで落ち着いた印象を受けるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。「清く純粋な心を持ち、たくましい子に育ってほしい」といった願いを込めて名づけてもいいですね。 2位樹(いつき)2019年8月の10位から大きくランクアップし、9月は2位にランクインした「樹(主なよみ:いつき)」。2018年の年間ランキングでは6位、2019年は4位だった人気の名前です。 賢くシャープでかっこいい「き」止めネームの一つで、「樹林」「大樹」などに使われることからも、生命力あふれる力強い木々を連想させるようです。「生い茂る樹木のように、すくすくと伸びやかに育ってほしい」といった親の願いを感じられるようです。 2位湊(そう、みなと)2019年8月の6位からランクアップし、9月は2位にランクインした「湊(主なよみ:そう、みなと)」。 「湊」は船や人が集まる場所を意味し、まるで海のような雄大さを感じさせるスケールの大きな名前で、グローバルに活躍するイメージを受けるようです。「明るく社交的で、周囲に人が集まるような人生になりますように」という想いを込めて名づけてもいいですね。 4位新(あらた、しん)2018年の年間ランキングでは14位、2019年は12位、2019年漢字ランキングでも66位にランクインしている「新(主なよみ:あらた、しん)」。 「あらた」という読みは、たくましい印象になる「た止めネーム」です。物事の始まりや最初という意味のある「新」は、新鮮で生命力に溢れているイメージを受けるようです。同名では「井浦新」さんが活躍されています。 5位蒼(あおい、そう)2018年の年間ランキングでは15位、2019年は8位にランクインした「蒼(主なよみ:あおい、そう)」。 植物が生い茂る様子を意味する「蒼」は、「青々とした草木が生い茂るようにすくすくと育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。2018年の漢字ランキングでは10位、2019年は9位にランクインするなど人気の高さがわかります。 6位律(りつ)2017年はランク外でしたが、2018年の年間ランキングでは21位、2019年は5位へと近年人気急上昇中の「律(主なよみ:りつ)」。人気が出たきっかけは、2018年に放送された連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)で佐藤健さんがヒロインの幼馴染「萩尾 律」を演じられたからかもしれませんね。 「律」という漢字には「おきて」「お手本」という意味があり、「旋律」「調律」「規律」などにも使われることから、賢く芸術的な印象を受けます。 7位朝陽(あさひ)2018年、2019年と2年連続年間ランキング11位にランクインした「朝陽(主なよみ:あさひ)」。 「澄んだ空気」「物事の始まり」「爽やか」なイメージのある「朝」に、太陽のように暖かい陽射しをイメージさせる「陽」を組み合わせた名前で、まるで爽やかな朝に登る太陽を思い浮かべるような美しい名前です。前向きで力強くカッコイイ「あ行ネーム」の一つです。 7位湊斗(みなと)2位にランクインした「湊」と同じよみの「湊斗(主なよみ:みなと)」。2019年漢字ランキング14位にランクインした、港や人が集まるところという意味を持つ「湊」に、2019年漢字ランキング4位で北斗七星を連想させる「斗」を組み合わせた名前です。 「広い心を持ち明るく社交的な人・人を引き付ける魅力がある輝くような人になりますように」という願いが感じられるようですね。 9位結翔(ゆいと、ゆうと)伸びやかでやさしい響きの「結翔(主なよみ:ゆいと、ゆうと)」。2018年年間ランキングでは18位、2019年は10位にランクインしています。 「結」という漢字は男の子の漢字ランキングでは22位、女の子では5位にランクインしており、男女ともに人気の漢字です。「人とのご縁」「植物が実をつける」といった意味を持つ「結」に、大空を羽ばたくイメージのある「翔」を組み合わせた「飛翔ネーム」の一つです。 10位大翔(はると、ひろと)9位の「結翔」に引き続き、こちらも「飛翔ネーム」の「大翔(主なよみ:はると、ひろと)」。2019年よみランキングでは「はると」が1位を獲得、名前ランキングでは7位にランクインしています。2019年漢字ランキング首位の「翔」と、2位「大」を組み合わせたトレンドの名前です。 漢字の通り、「大空を羽ばたくように世界で活躍する人になりますように」という願いをこめて名づけてもいいですね。 2019年9月のランキングでは、TOP10のうちなんとTOP6すべてが漢字一字の「一文字ネーム」でした。これから男の子を出産される方はぜひ参考になさってくださいね。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2019年9月1日(日)~2019年9月23日(月)調査件数:6,128件(男の子) 文/福島絵梨子
2020年08月27日バカリズムが脚本を担当し、井浦新とW主演を務めるドラマ「殺意の道程」の新たなキャストが決定。本編映像初公開となる特報映像が公式サイトとYouTubeにて公開された。肉親の仇を討つため、完全犯罪を計画する一馬(井浦新)といとこの満(バカリズム)。その殺害計画に協力するキャバクラ嬢役として、堀田真由と佐久間由衣が参加決定。キャバクラ嬢のこのは役を演じる堀田さんは「バカリズムさんならではの脚本の世界観に、息を吹き込まれた空間は今までに感じたことのない身体の感覚と思考になり毎日が刺激的です。重々しいタイトルとは裏腹にカットがかかると笑い声が聞こえてくる、とても居心地の良い現場」と撮影の様子を明かし、同じくキャバクラ嬢のゆずき役を演じる佐久間さんは「人間臭い大人達の復讐劇とクスッと笑ってしまうギャップが共存するこの作品がわたし自身もとても楽しみですし、何より役柄と共にとにかく明るいパワーを届けられたらと思っております」とコメントしている。さらに、復讐相手の会社社長・室岡義之役を鶴見辰吾。室岡の愛人役を飛鳥凛。一馬の父親・窪田貴樹役を日野陽仁。このはとゆずきが働くキャバクラの常連客で一馬の親友・重盛隼人役を河相我聞が演じる。「念願のバカリズムさんとの初共演」と喜んだ鶴見さんは、さらに「前回、映画『こはく』でスリリングな撮影を共にした井浦新さんとの共演に、心躍らせています」と話し、「すでに現場では、キャストもスタッフも笑いを堪えながら撮影するほどのおもしろさです」と楽しそうな現場の様子を語った。「殺意の道程」は11月9日より毎週月曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(全7話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年08月14日俳優の井浦新(いうら・あらた)さんが、2020年8月6日にインスタグラムを更新。ハードボイルドなビジュアルを公開し、「かっこいい!」と話題になっています。井浦新のインスタは魅力的な写真がいっぱい!井浦新さんはお笑いタレントのバカリズムさんが脚本を手掛ける、2020年11月から放送のドラマ『殺意の道程』(WOWOW)に出演することが決定しています。同作のタイトルのハッシュタグとともに、クールなスーツ姿をインスタグラムで公開しました。 View this post on Instagram レザボア的ハードボイルド❓ #殺意の道程 A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Aug 5, 2020 at 7:20pm PDT投稿を見たファンは「やばい、かっこよすぎる!」「素敵!」とメロメロに。「楽しみが増えました」と、ドラマへの期待の声も寄せました。・新ドラマでの活躍が楽しみすぎます!!・スーツがとっても決まってる!ずっと大好きです!!・新さんは本当にかっこいい!無造作ヘアも好き。同投稿のほかにも、インスタグラムにさまざまな写真を投稿している井浦新さん。プライベートを写したものや撮影のオフショットなど、魅力にあふれた写真でファンの目を釘付けにしています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram 日本の 世界の 子どもたちへ物語を セーブ・ザ・チルドレンが贈る セーブ・ウィズ・ストーリーズに参加して 「てんぐのかくれみの」の絵本を朗読しました @savethechildren_japan のアカウントからご覧になれます どうぞお楽しみください 最後の最後まで セーブ・ザ・チルドレンでは、日本、そして世界で子どもたちのための支援活動に取り組んでいます。★新型コロナウイルス感染症 緊急子ども支援へのご寄付(募金)にご協力ください →詳しくは @savethechildren_japan のプロフィールから #SaveWithStories #セーブウィズストーリーズ #絵本 #読み聞かせ #新型コロナウイルス #COVID19 #SavetheChildren #セーブザチルドレン #てんぐのかくれみの #森のえほん館 A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Jul 1, 2020 at 3:27am PDT View this post on Instagram KYRA @kyra_japanの スタッズリストバンドが素材もつくりも極上 見ればわかる 使えばアガる #kyra #punk A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Aug 5, 2020 at 6:47am PDT View this post on Instagram 新しいTシャツおろして 新鮮な気持ちで 新たな現場へ 本日撮影初日 #験担ぎ #VINYLJUNKIE A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Jul 26, 2020 at 1:50am PDT View this post on Instagram 目覚めたら別世界 今日も歩きます #歩くひと #谷口ジロー A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Jul 2, 2020 at 4:09pm PDT View this post on Instagram 俳優が何人か集って 映画館に 映画に 映画に関わる人たちについて話していれば そこがどんな場所だろうと ミニシアターパークになるよね 撮影:渡辺真起子さん #minitheaterpark おはよーさん今日も善き日を A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Jun 30, 2020 at 4:14pm PDT View this post on Instagram 撮影の合間に #民生炒飯 でランチ あぁ美味しかった〜頑張れる A post shared by 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) on Jun 28, 2020 at 2:16am PDT井浦新ってどんな人?井浦新さんは1974年9月15日に東京都で生まれ、現在まで俳優として活躍しています。芸能界に入ったのは、学生時代、ファッションブランドのモデルをした時に受けたスカウトがきっかけ。その後、『MEN’S NON-NO』や『smart』などのファッション雑誌で活躍し、パリコレなど名だたるファッションショーにも出演しました。自分のファッションブランドも立ち上げ、デザイナー兼ディレクターとしても活動をスタート。そんな中、演技の世界に出会い、映画『ワンダフルライフ』に主演として俳優デビューをしています。その後、一時、俳優業を休止した時期もありましたが、現在に至るまで数々のドラマや映画に出演。たぐいまれなる才能と存在感で多くのファンを魅了しています。井浦新さんのさらなる活躍に注目です!井浦新の妻とのエピソードが笑えてカワイイ!子供の『趣味』に苦笑いした理由は?[文・構成/grape編集部]
2020年08月11日WOWOWでは、バカリズムのオリジナル脚本ドラマ「殺意の道程」を放送することが決定。テレビドラマ初共演となるバカリズムと井浦新がW主演を務め、復讐を描く新感覚サスペンスコメディに挑戦する。小さな段ボール加工会社の社長・窪田貴樹が自ら命を絶った。彼を自殺に追い込んだのは、貴樹の会社が下請けをしていた取引先の社長・室岡義之。室岡の口車に乗せられた結果、貴樹は多額の負債を抱え、会社は倒産。絶望した貴樹はビルの屋上から投身した。室岡は、その後ものうのうと裕福な生活を続けており、貴樹の息子・一馬は司法では裁かれない室岡への復讐を心に誓う。そして、貴樹が息子のように可愛がっていた一馬の従弟・吾妻満と室岡殺人の完全犯罪を企てる――。本作は、「素敵な選TAXI」「住住」「架空OL日記」など、脚本家としても多彩な作品を手掛けるバカリズムさんのオリジナル脚本ドラマ。復讐を目的に“初めての殺人”に挑む従兄弟同士という役で、バカリズムさんと井浦さんがW主演する。普通の映画やドラマでは省略されるであろう、どうでもいい部分をやたら細かくリアルに描く本作。脚本を手掛けたバカリズムさんは「普通のサスペンスドラマでは省略されるような部分を、細かく描いたら意外と面白いんじゃないかと思って書いてみました」とコメント。また「企画書の段階で一馬役は井浦さんにやっていただきたいと思っていて、正式に決定する前から勝手に当て書きで脚本を書いていたので、引き受けていただいてほっとしています」と明かしている。脚本を担当するだけでなく、全てを失い自ら命を絶った貴樹が息子のように可愛がっていた吾妻満役として出演もするバカリズムさん。「井浦さんとは年齢も近いので、空き時間に漫画やテレビの話をしたり、とても楽しく撮影しています」と撮影の様子も語った。貴樹の息子・窪田一馬役の井浦さんは「最後までひたすら楽しんで読ませていただきました」と脚本を読んだ感想を語り、「基本ベースにシリアスさがありながら、二人がどんどんズレていって、どこまでも転がっていきます。満を演じるバカリズムさんのぶれない独特なテンポを一馬として、どう受け止めてキャッチボールしていくかを楽しみながら演じています」と撮影について明かす。そして「生きる喜びや目的をどこかに置き忘れてしまった男たちが、復讐を通して知らず知らずのうちに少しずつ『人生のきらめき』を取り戻していく物語でもあります。最後まで観終わった後に、登場人物から『小さな喜びや希望』を感じ取っていただける作品になれたならと思います」とメッセージを寄せている。なお、「住住」「架空OL日記」でもバカリズムさんとタッグを組んだ住田崇監督が演出を手掛ける。WOWOWオリジナルドラマ「殺意の道程」は11月9日より毎週月曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送/全7話)。(cinemacafe.net)
2020年08月02日河瀬直美監督最新作『朝が来る』と、仲野太賀と吉岡里帆が夫婦役で出演する『泣く子はいねぇが』が、「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが分かった。本日7月3日、スペイン時間の11時(日本時間18時)に「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」のラインナップ発表が行われた。今回選出が決定した『朝が来る』は、ドラマ化もされた辻村深月の同名感動ミステリー小説の映画化。永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子らが出演している。河瀬監督にとって、本映画祭コンペティション部門への出品は、国際批評家連盟賞を受賞した『玄牝』(’10)、『Vision』(’18年)に続いて3作目。また本作は、カンヌ国際映画祭【CANNES 2020】、トロント国際映画祭に続く国際映画祭への選出だ。河瀬監督は「コロナ禍において歴史あるサンセバスチャン国際映画祭が、開催の意志を持って世界を光の方向に照らしてゆく祭典に、正式出品作として『朝が来る』を選んでくださり感無量です!」と選出を喜んでいる。そして『泣く子はいねぇが』は、映像制作者集団「分福」の新人映画監督・佐藤快磨のオリジナル脚本による映画。男鹿半島で伝承される神様「ナマハゲ」を通し、大人になりきれず社会にも馴染めない主人公が少しずつ成長する姿が描かれる。キャストには、仲野さんと吉岡さんのほかにも、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派キャストが出演している。仲野さんは「何が起きるのか、本当に分かりません。『ナマハゲの映画を撮りたいんだ』と、監督から企画を聞かせてもらった数年前には想像もしてませんでした」と今回の決定に驚きを隠せない様子。また「サンセバスチャン国際映画祭で、監督の素晴らしい才能が知れ渡ることを願いながら、佐藤組の皆んなでこの吉報を分かちあいたいです」とコメントした。これまで、是枝裕和監督作『海街 diary』『そして父になる』などが受賞している「サン・セバスティアン国際映画祭」。第68回目となる今回は、現地時間9月18日(金)~26日(土)の期間で開催される予定で、映画祭には佐藤監督、是枝監督が参加を予定。受賞結果は、映画祭最終日の現地時間9月26日(土)に発表される。『朝が来る』は10月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年07月04日「特別養子縁組制度のことは、この作品に出会うまで深くは知らなかったのですが、実際に養子を迎えたお父さんやお母さんに会うと、“わが子”のことを語る姿が、本当にキラキラしていたんです」そう語るのは、井浦新(45)。最新の出演映画『朝が来る』(近日公開)は、朝斗と名付けた男の子を養子に迎えた夫婦と、生みの母親とをめぐる物語。井浦は朝斗の育ての親となる夫婦の夫、栗原清和を演じている。「撮影前、妻を演じた永作博美さんと一緒に、実際に養子を迎えたご家族とお会いしました。僕が演じる清和は無精子症で子どもを授かることができないのですが、そのご家族と話した時間が役と向き合ううえで貴重な経験になりました」栗原夫妻と朝斗の生みの親を名乗るひかりとの対面は、緊迫感みなぎる場面だ。河瀬直美監督の徹底したこだわりで、ひかりを演じた蒔田彩珠とは撮影以外で顔を合わせることはいっさいなかったという。「河瀬組では、カメラが回っていないときも俳優は役のまま生活する。1ミリでも芝居をしたら止められます。僕と永作さんが朝斗と『今日のお昼ごはん何にする?』とかふだんどおりに過ごしていると、ひかりが『子どもを返して』と訪ねてくる。僕らは必至で朝斗を守ることしか考えていませんでしたが、完成作を見て、彩珠さんがどんな気持ちであの場面にたどり着いたのかを知ると、もう痛くて痛くて……」しかし、エンドクレジット後の朝斗の言葉は、親たちへの希望ともとれる。「あれは台本にはないセリフ。監督から厳しい撮影を終えた僕たちへの愛情の『ギフト』では(笑)」と井浦。本作を通して、家族のあり方を考えたそうだ。「日本人は世界から見ても血(のつながり)にこだわりがちですが、家族とは血で決まるのではなく、一緒に過ごした時間や経験が積み重なってできていくものなのだと思いました」私生活では2児の父親だが、新型コロナウイルスの影響で自粛が続く日々をどう過ごしているのだろう。「親としていつもと変わらない姿をちゃんと見せなければと思う半面、予定していた撮影が飛んだことでふだんは途切れ途切れになっていたことをやり続ける時間ができたんです。かるたやけん玉をしたり、僕が買い続けてきたレコードを子どもたちが選んで聴いたり、そういうなにげない家族との時間に幸せを噛みしめていました」“家族”のことを語るとき、井浦の表情もまた輝いていた。「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月08日映画『朝が来る』の原作となった小説の作者・辻村深月さんと、実写映画版の監督・河瀬直美さん。“ひとつの物語”を別の手法を用いて表現する、語り手同士のまなざしは何を見据えているのか。そこには二人が築き上げた信頼が垣間見えました。――辻村深月さんの小説『朝が来る』は、実の子を持てない夫婦と、中学生で出産した少女の運命が、特別養子縁組によって繋がっていく物語です。河瀬さんがこれを映画化しようと思ったきっかけは?河瀬:辻村さんの作品は前から知っていましたが、『朝が来る』は人から薦められて読みました。自分も養女として育っているので、共感するところがいっぱいあって。その時はすでにテレビドラマ化が決まっていたんですが、薦めてくれた人に「これは女性監督が映画化したほうがいい」と言われ、そこから始まったんですよね。辻村:連絡があった時にはすごくびっくりしました。河瀬フィルムはファンとして観てきましたが、自分の小説の映画化なんて、こっちが頼み込まないと実現しないだろうし、頼んだからといって監督の気持ちが乗らなければ到底無理。それなのに、まさか河瀬さんのほうから手を挙げてくださるなんて。実は映画化の話もいくつかオファーがあってどれも魅力的だったのですが、河瀬監督がいちばん、想像がつかないものを見せてくれるんじゃないかと思いました。河瀬:あはは。それで、まだ何も決まっていない時にホテルのラウンジで会ったのが、4年くらい前だったかな。辻村:監督の『光』(2017年)が公開される前年でしたね。監督が現れて、時候の挨拶もなく開口一番「この映画を撮るにあたって、朝斗のまなざしというものは必要不可欠だと思っています」っておっしゃって。あ、これが世界の河瀬直美かと圧倒されました(笑)。河瀬:本当に失礼な出会いでしたねえ(笑)。――朝斗というのは、養子となった男の子のことですね。辻村:そうです。『朝が来る』は、養親となった佐都子と、産みの親であるひかりという、2人の母親の物語と言われることが多かったし、私もその角度から話すことが多かったんです。でも監督は、朝斗という子供の目線をあの原作から感じ取ってくださった。この小説の余白みたいな部分を、監督であれば埋めてくださると思いました。後から河瀬さんご自身も養子だったということも聞いて、監督のところに送り出したいという気持ちがさらに強くなりました。――そこからお二人の交流が始まったのですか。辻村:いっぱい対話をして、私もすごく勉強になりました。『朝が来る』が文庫化された時には解説を書いていただきましたし。紆余曲折あって映画化は無理かと思う瞬間もあったけれど、そんな時も実現させようという監督の熱意を間近に見せてもらいました。通常、映画の原作者って撮影が決まってから関わると思うんですけれど、今回は、僭越ですけれど、河瀬さんと友達の関係性を作りながら映画に携わっていく形になって、すごく楽しく、かつ刺激的でした。河瀬:ありがたいお言葉です。『光』を公開した時には奈良までトークイベントに来てもらって、小説と映画の違いについても話しましたよね。私は深月ちゃんの小説は、文字で表現されているものの裏側に読み取れることが多くあると感じていて。映画は、その文字の裏側を具体的に描かないといけないと思うんですよ。文字をそのまま映像化したほうが原作の読者は安心するんだろうけれど、私の場合、原作に書かれたエピソードを多少変えてでも、作者が本当に言わんとしていることが届くところを目指している。『朝が来る』は、“2人の母親と子供”という説明で伝わるほどシンプルじゃない部分がそれぞれの登場人物にありますよね。そこを丁寧に描いていこうと思いました。私の映画はたいてい、一か所に滞在して撮ることが多いんですが、これは全国6か所で撮ったし、登場人物が一番多いし、撮影そのものに2か月かけるという長期戦で。チャレンジでしたね。辻村:完成作品を観た時、河瀬さんとスタッフ、キャストの皆さんが長い旅を終えてここに来てくれた感じがしました。それは物理的な距離もだし、何より登場人物それぞれが生きてきた時間がまるごと映画に入っている。養親となる佐都子と清和が、恋人同士のような二人の時間を過ごしてから親になっていく過程をじっくり見られたのも嬉しかった。小説では、母親になったから急に何かが変わるわけではない、ということを意識していたんですが、そこを大事にしてもらえたと思いました。もうひとつ、大事にしてくださったのは、中学生で産みの親となるひかりが、初めてつきあった男の子とどういう時間を過ごしたのか、というところ。大人からは頭ごなしに「まだ中学生なのにバカなことをした」と断じられてしまうような時間を、そうではなかったんだと丁寧に描いてくださったおかげで、ひかりを肯定してもらえたと感じました。それと、河瀬さんにお願いしたからこそこういう世界が見られたと思ったのが、特別養子縁組を斡旋するNPO法人の浅見という女性がインタビュー形式で答える場面。あそこは完全に浅見さんの物語になっていて、浅見さんもまた朝斗のお母さんなんだ、と気づかされました。――佐都子と清和がNPO法人「ベビーバトン」の説明会に出席する場面や、ひかりが浅見さんのもとで過ごす時間の場面は、ものすごくリアリティがありますね。河瀬:私はドキュメンタリストでもあるので、説明会はドキュメンタリースタイルにしました。NPO法人の方に協力していただいて、実際に養子縁組した人たちに出演してもらったんです。そこに、佐都子を演じる永作(博美)さんと清和を演じる井浦(新)さんに、俳優としてでなく、佐都子と清和という夫婦としていてもらったのがあのシーン。辻村:監督は順撮りで撮影されているので、二人が結婚して、不妊治療に悩んで、というシーンを先に撮影してから、あの場面に臨んでいるんですよね。河瀬:そう。だから二人は本当に佐都子と清和としてそこにいる。あの場面は流れだけ決めて、全部実際に彼らの言葉で語ってもらっています。いわばアドリブでした。辻村:河瀬さんは撮影期間中、原作者の私より何倍も『朝が来る』について詳しかったと思う。永作さんも、私以上に佐都子の理解者だったと思います。最初に「朝斗のまなざしが必要」とおっしゃった時、河瀬さんは私とご自分に対して約束をしてくれた気がしたんですが、完成作品を観て、その約束を果たしてくださったと思いました。最後まで観るとそれがよく分かる。だから絶対、エンドロールが終わるまで席を立ってほしくない!河瀬:はい!そこに秘密が隠されています(笑)。実の子を持つことを諦めたところ、特別養子縁組の取り組みを知った佐都子と清和の夫婦は、中学生で妊娠、出産した少女・ひかりの子供を養子にすることを決める。赤ん坊の受け渡しの日に会った3人の運命はその後…。養子となった朝斗と3人で、東京で暮らす佐都子と清和。幼稚園での多少のトラブルもまた、平穏な日々の証。その時はまだ、突然かかってきた一本の電話によって、家族のしあわせな日常が脅かされることになるとは、誰も思っていなかった。NPO法人「ベビーバトン」を主宰する浅見静恵。ひかりを見守り、出産に付き添い、佐都子たちと生まれた赤ん坊の養子縁組の間に立つ彼女の存在感が際立つ。実際に養親になった人たちに出演してもらった説明会の場面のリアリティは胸に迫るものがある。かわせ・なおみカンヌ映画祭をはじめ各国で受賞多数。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。「なら国際映画祭」では次世代育成に力を入れる。東京2020オリンピック競技大会公式映画監督。つじむら・みづき2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。’11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、’12年『鍵のない夢を見る』で直木賞、’18年『かがみの孤城』で本屋大賞受賞。『朝が来る』[映画]特別養子縁組によって息子を得た夫婦のもとに、謎の女から一本の電話がかかってきて…。監督・脚本・撮影/河瀬直美出演/永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子近日公開予定。[小説]特別養子縁組で繋がる産みの親と育ての親、それぞれの物語を辻村さんならではのミステリーとして描く。不穏な冒頭から、ラストは圧巻。文庫版は解説を河瀬監督が寄せている。文春文庫¥700※『anan』2020年5月27日号より。写真・深野未季(文藝春秋/辻村さん)取材、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年05月23日《もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないでください。この国を壊さないでください#検察庁法改正案に抗議します》5月10日、ツイッターでこうつぶやいたのは、NHK連続テレビ小説『なつぞら』にも出演した俳優の井浦新(45)。この投稿は、国会で審議されていた検察庁法改正案についてつぶやかれたものだ。内閣の判断で検察幹部の定年を延長できる条項が盛り込まれている同改正案。検察の中立性と独立性を揺るがしかねないとして、連日、日本中から強い批判が寄せられていた。そして5月18日、与党は国民の理解なしに国会審議を進めることは難しいとして、今国会での成立見送りを決定した。「5月9日にツイッター上で『#検察庁法改正案に抗議します』のハッシュタグとともに抗議の声が拡散。タグを使った投稿数は2日で700万件近くにものぼったといいます」(全国紙・社会部記者)冒頭の井浦をはじめ、芸能界からも賛同者が続出。小泉今日子(54)、西郷輝彦(73)、浅野忠信(46)、オアシズの大久保佳代子(49)、きゃりーぱみゅぱみゅ(27)など、俳優からミュージシャンまでさまざまな著名人がツイッターで抗議の声を上げた。なぜ、これだけ多くの芸能人が声を上げたのか。その一因を、ある芸能プロの幹部はこう見る。「コロナウイルス感染拡大によって、コンサートや舞台などエンタメ業界では数千億単位の損害が出ています。しかし、政府からは抜本的な補償の話はいまだ出ていない。そんな状況下で正当性が疑われている法案を強行採決しようとしている政府に対して、タレントたちも思わず声を上げたのでしょう」実際、2,600人の俳優が所属する協同組合「日本俳優連合」の理事長でもある西田敏行(72)も現状を憂う一人だ。「自粛要請によってキャンセルになった舞台などの出演料を受け取れない俳優が続出。西田さんは早くから俳優たちの窮状をさまざまなメディアで訴えていました。3月5日には内閣府と厚生労働省に収入が激減した俳優たちへの支援を求める要望書を連合を代表して提出していました」(前出・社会部記者)西田は“同志たち”が声を上げた今回の改正案に何を思うのか。5月14日、仕事終わりの西田に話を聞いた。――コロナ禍で俳優さんたちも苦しい状況にあると聞いています。「みんなつらい思いをしながらも、我慢して自粛しています。“この時期を乗り切れば、幸せがくる”そういうふうに信じています」――自粛中の俳優さんたちの生活は大丈夫でしょうか?「舞台とか“密”になって稽古しなければできないところで暮らしている俳優たちはやっぱりつらいでしょうね。政府に要求したけど、歯牙にもかけない感じだしね……。残念ながら、われわれ表現者はあまり優遇されていないので」苦境に立つ俳優たちを慮りつつ、政府への不満を漏らす西田。続けて、検察庁改正法案についても聞いた。――多くの俳優が改正案に反対を表明しています。「改正案はおかしい!私もそう思います。果たしてそれをコロナが蔓延しているこの時期に、政府が率先してやるべきですか!?」――優先順位が違うとみなさんおっしゃっています。「まったく同じ気持ちです。腹立ちますね、本当に!」俳優たちの代表として不要不急の法改正に“絶対反対の意思”を示し、西田は去っていった。次々と“声を上げる”芸能人たち。今後こうした流れは加速していくという。エンタメ界に詳しい江戸川大学の西条昇教授はこう語る。「今回の動きは、エンタメ界にシビアな政府への憤りだけではありません。アメリカの俳優やアーティストは自身の支持政党といった政治的コメントをします。アメリカでは、著名人の作品への評価と、そういった発言は別物として受け止められているからです。これまで日本では、事務所やスポンサーが気にするため政治的発言はリスクと考えられていました。しかし、SNSが発達したことで自分の意見を言える機会も増えた。事務所側も、タレント本人の考え方も尊重していくようになっています。日本のエンタメ界がアメリカのように変わっていく転換期を迎えていると思います」変革の時を迎えつつある日本の芸能界。政府は彼らの“声”とどう向き合っていくつもりだろうか。「女性自身」2020年6月2日号 掲載
2020年05月19日歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(27)が5月11日、自身のTwitterを更新。「検察庁法改正法案」に抗議した投稿を削除し、その発言の真意を説明した。同法改正案については、これまでも“検察庁の独立性がゆがめられる”との危険性が指摘されていた。そのため、芸能界からも小泉今日子(54)や井浦新(45)、浅野忠信(46)らが「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグをつけてツイートしていた。ネット上で続々と支持表明が上がるなか、特に話題になったのがフォロワー523万人を抱えるきゃりーのツイート。彼女を批判する投稿に対しても怒りの矛先が向けられるなど、コメント欄が大荒れとなっていた。そんななかできゃりーは投稿を削除し、長文を投稿。《今コロナの件で国民が大変な時に今急いで動く必要があるのか、自分たちの未来を守りたい。自分たちで守るべきだと思い呟きました》とツイートした意図を説明した。削除した理由は《ファンの人同士で私の意見が割れて、コメント欄で激論が繰り広げられていて悲しくなり消去させて頂きました》と説明。《今後は発言に責任感を持って投稿していきます。失礼致しました》と結んだ。このツイートに対して《彼女の発信を機会に少しでも政治に関心が向けばいいと》《政治的な事も含めてぱみゅさんが関心を示した事をTwitterで呟いていいと思います》《勇気ある行動だと思います》などの声が上がっていた。
2020年05月11日国会で審議されている検察庁法改正案への反対運動の勢いが増している。内閣の判断で、本来なら定年を迎えるはずだった検察幹部の任期を延長することができる本法案。判断基準が曖昧なことから検察の独立性を揺るがしかねないとして、野党からは批判の声が相次いでいる。5月9日にはTwitter上で「#検察庁法改正案に抗議します」というタグが生まれ、たちまち拡散。タレント、漫画家、ミュージシャンなど様々な著名人にも広がりを見せ、同タグは500万件以上(5月11日15時時点)も呟かれる事態に。俳優の城田優(34)は《大事なことは、ちゃんと国民に説明してから、順序に則って時間をかけて決めませんか? そんなに急ぐ必要があるんですかね》と違和感を綴った。ハマカーンの神田伸一郎(43)、くるりの岸田繁(44)、声優の緒方恵美(54)、漫画家の羽海野チカなど多くの著名人が反対の声をあげていた。こうした著名人の意見表明に《声を上げてくれてありがとうございます》《尊敬します》といった称賛の声が上がるいっぽうで、批判する声も寄せられている。《もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい》と投稿した俳優の井浦新(45)には《悪いことは言いません 干されますよ。 もうここまで広がったんで取り消しようはありませんが》《本当に法律をよく読んで言ってか?》と、批判の声が。複数回にわたって同タグを投稿した小泉今日子(54)にも《鬱陶しいわ 歌も上手くないんだから黙ってれば良いのに》と、中傷する声も見られた。さらに、同タグを投稿した『映像研には手を出すな!』で知られる漫画家の大童澄瞳(27)に対して《次は「映像研には手を出すな!」の大童を潰す!》と脅迫めいた投稿をする者も。この投稿に対して大童は《ワシ今名指しで「潰す」って言われておりますが、これって脅迫ですかね》と綴っていた。なお同法案は、昨年秋に内閣法制局で審査されていた時のものに条文が追加されている。昨年秋時点の内容は「検察官の定年を65歳に引き上げ、次長検事及び検事長は、63歳に達した翌日に検事になる」というシンプルなもの。しかし今年2月末に改正された内容では前述した「検察幹部の定年延長を内閣が決めることができる」といった条文が追加されている。コロナ禍によって日本中が不安な日々を送っている真っ最中に、政権にメリットのある条文が追加されているのだ。そんな状況に声をあげた著名人たちへ心ない声を浴びせることは、議論の芽を摘む行為ではないだろうか?
2020年05月11日《歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼ですよ、、、、》ツイッター上で、そう憤ったのは歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(27)だ。内閣の判断で検察幹部の「役職定年」を延長できるようにする検察庁法改正案。内閣による恣意的な人事が可能になることで、検察官の政治的な独立性や中立性が脅かされるのではないかと批判の声が高まっている。5月10日、ツイッター上では《#検察庁法改正案に抗議します》というハッシュタグがトレンド入りした。芸能人もこのハッシュタグを使って改正案に反対を表明。浅野忠信、井浦新、秋元才加、オアシズの大久保佳代子、城田優、高田延彦、綾小路翔、小泉今日子(ツイッターは事務所名義だがツイートは本人)などなど、多数が声をあげていて、きゃりーもその1人だ。10日午前11時ごろ、きゃりーは《#検察庁法改正案に抗議します》というハッシュタグとともに、検察庁法改正案の問題点を相関図形式でまとめた画像をツイートする。だが、これに噛みついたのが、政治評論家の加藤清隆氏(67)だ。過去に「安倍総理の手で憲法改正を」と訴えたことがあるなど、安倍政権に好意的なスタンスで知られている加藤氏は、きゃりーのツイートにこんなコメントをつけてリツイートした。《歌手やってて、知らないかも知れないけど、検察庁法改正案は国家公務員の定年を65歳で揃えるため。安倍政権の言いなりになるみたいな陰謀論が幅をきかせているけど、内閣が検察庁を直接指揮することなどできません。デタラメな噂に騙されないようにね。歌、頑張って下さい。》あたかも歌手という職業についている人間は無知であるかのような物言いにきゃりーは抗議。《歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼ですよ、、、、》とリプライで反論した。現行の検察庁法では、検察官の定年は、職務の特殊性を鑑み、ほかの国家公務員と異なる63歳(検事総長のみ65歳)と定められている。だが、これまでの法解釈を捻じ曲げ、安倍政権は政権に近しいとされる黒川弘務・東京高検検事長(63)の定年延長を強行した。検察庁法が改正されれば、検察官の定年が65歳になるだけではなく、内閣の判断で検察幹部の「役職定年」を延長することができるようになる。そうすれば、黒川氏の例のように、内閣にとって都合のいい幹部の定年だけを延長して、逆に気に入らない幹部は定年通りに役職を解くという運用も法的に可能になってしまう。内閣が検察幹部の生殺与奪権を握ることで、検察が内閣の不正の追及をできない構造になってしまうのではないかと懸念されているのだ。新型コロナウイルスで国中が混乱する中、自国の司法制度を歪めかねない法改正が強行されつつあるのに抗議せずにはいられなかったきゃりー。職業はまったく関係ない話だ。
2020年05月10日ミニシアターを支援するためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」が4月13日からスタートした。開始1日ですでに6,600万円もの金額が集まり反響を呼ぶいっぽうで、政府への厳しい声も上がっている。新型コロナウイルスの対策として政府が自粛を呼びかけたため、映画業界は打撃を受けている。特にミニシアターは経済の規模が小さいため、シビアな状況が強いられている。3日の「報道ステーション」(テレビ朝日系)では、名古屋のシネマスコーレが感染対策を万全にしているにも関わらず来客数が落ち込んでいると報じられ大きな注目を集めることに。またアップリンク代表・浅井隆氏は4日、Twitterに《もう限界を超えて正直にいうけど経営が成り立たない》と投稿している。そんななか始まったのがミニシアター・エイド基金だ。発起人は17年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞している深田晃司監督(40)。そして「寝ても覚めても」が第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された濱口竜介監督(41)だ。今回のクラウドファンディングには3,000円から500万円のコースまであり、リターンも様々用意されている。同プロジェクトのサイトにはミニシアターについて「今月・来月分の入金がないことで閉館を検討せざるを得ない場所も多い」とし、こうつづられている。「コロナ禍収束後には再びミニシアターに足を運ぶ動きが生まれること、そしてその先の未来まで創ることへと繋げていけたらと願っています」13日には会見も行われ、俳優の斎藤工(38)も参加した。各メディアによると斎藤は「僕もいろんな方にお世話になって今日があります。何かできることがないかと模索して今日参加しました」と語った。また「万引き家族」の是枝裕和監督(57)からもコメントが送られたという。ミニシアター・エイド基金は開始1日で5,000万円を達成!映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(36)は《凄い!もうなんか泣けてくる》とツイートをしている。現在すでに6,600万円以上もの金額が寄せられているが、そのいっぽうTwitterではプロジェクトの当初から政府に対してこんな声が上がっている。《個人でできることには限界がある。私たちが預けている税金を使って支えてくれよ、どうか》《十分な政府の補償があれば、こうした運動は起きなかったはず。そのことは決して忘れない》現在、change.orgではミニシアターエイド基金と連携した署名活動「#SaveTheCinema『ミニシアターを救え!』プロジェクト」が行われている。これは政府にミニシアターへの緊急支援を求めるものであり、安藤サクラ(34)も呼びかけ人の1人だ。Twitterでは俳優の井浦新(45)や永瀬正敏(53)、「凪待ち」の白石和彌監督(45)、日本アカデミー賞協会など様々な映画関係者が署名を呼びかけている。この声を政府はどう受け止めるだろうか。
2020年04月14日4月7日にも東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で緊急事態宣言が発令されるという中、閉館を余儀なくされる映画館、とりわけ存続の危機に直面している小規模映画館(ミニシアター)を救うべく、# SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトが始動。有志の呼びかけ人・賛同者により緊急支援を求める要望書を作成し、すでにスタート準備に入っている「ミニシアター・エイド基金」とも連携するなど、具体的な施策を断続的に実施していく。「映画館は、映画と観客を結ぶ架け橋、映画という表現の最前線。それをどうしても守りたい」という想いから、この度、俳優の井浦新や柄本明、是枝裕和監督、白石和彌監督、入江悠監督、上田慎一郎監督、藤井道人監督ら有志の呼びかけ人、および賛同者により緊急支援を求める要望書を作成、緊急支援を政府へ要請する。要望書全文新型コロナウィルスによって大きな打撃を受けている小規模映画館(ミニシアター)等への緊急支援を求めます日本政府、国会議員の皆さまへ。現在、新型コロナウィルスによる影響は、芸術文化の一翼を担う映画の企画、制作、配給、上映などに関わるすべての映画人にも甚大な被害を与えています。とりわけ、映画文化の多様性を担うインディペンデントの小規模映画館(ミニシアター)は存続の危機を迎えており、私たちは大きな危機感を抱いています。新型コロナウィルスが大きな社会問題となり、まず映画館の集客は30~50%以上減少しました。3月26日にイべントや不要不急の外出の自粛が要請されて以降は観客の減少は急激に加速し、集客80%減や観客ゼロでの上映という悲鳴のような声も聞かれるようになりました。ミニシアターの上映を支えている良質な映画の配給者も、このような状況の中で配給を延期せざるを得ず、ミニシアターの今後の状況はさらに悪化してゆくものと思われます。この状況のもと、映画館や上映事業者は、感染防止の観点から、あくまで自らの責任で運営や活動の休止を決断するよう迫られています。しかし、何の経済的補償もない中での「休館」は、そのまま「閉館」に繋がってしまうことになりかねません。今の状態が6月まで続けば、夏を待たずに閉館する映画館が続出することか予想されます。ドイツの文化相は「アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は」と述べ、文化機関や文化施設を維持し芸術文化によって生計を立てる人々の存在を確保することはドイツ政府の文化的、政治的最優先事項である」と明言しました。地域やコミュニティに根ざし、日本の映画文化の中核を担うミニシアターは、単なる娯楽施設ではなく、地域に多様な文化芸術体験を提供し、コミュニティの「文化権」を確保する重要な文化芸術拠点であり、美術館、劇場、音楽堂等の公立文化施設や劇団、楽団、美術家、音楽家等と同等に民主主義社会に欠くことのできない存在です。いま、「映画」を人々に届ける文化芸術拠点が地域から消滅してしまう危機に瀕しているのです。私たちは映画文化に関わる映画人として政府に対して以下の支援が得られることを強く求めます。・緊急的な支援として新型コロナウィルス感染拡大防止のための自粛要請・外出自粛要請、また、拡大防止対策(時短営業や客席数を減らす等)によって生じた損失(観客数の大幅な減少)を補填することによる支援を求めます。・終息後の支援として集客を回復させるための広報活動の充実、ゲスト招聘、特集上映などのイベントに対する支援を求めます。クラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」を準備さらに、『寝ても覚めても』の濱口竜介監督、『淵に立つ』の深田晃司監督が発起人となり、ミニシアター支援のためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」をMOTIONGALLERYにてスタートさせることも決定している。(text:cinemacafe.net)
2020年04月07日今泉力哉監督『his』で宮沢氷魚の恋人役を務め、注目を集めている藤原季節の初の単独主演長編映画『のさりの島』が今秋、公開されることが決定した。本作は、2019年に単館系の映画としては異例の大ヒットとなった、井浦新、大西礼芳ら出演の『嵐電』(監督・鈴木卓爾)に続く、京都造形芸術大学映画学科による劇場公開映画プロジェクト・北白川派が送る最新作。主役の“オレオレ詐欺”の旅を続ける若い男に、映画『his』をはじめ、ドラマ「すじぼり」「監察医 朝顔」など話題作への出演が続き、本作が長編映画単独初主演となる藤原季節。男と同居する老女・艶子には、TVから映画まで数多の作品で活躍した原知佐子。残念ながら映画の公開を前に1月に急逝し、本作が遺作となった。また、京都造形芸術大学映画学科俳優コースから、杉原亜実が本作でデビュー。さらに柄本明、吉澤健、外波山文明、野呂圭介、水上竜士らが、どこか不思議な世界の住人に扮する。プロデュースは、熊本県天草市出身で、映画『おくりびと』の脚本や「くまモン」の仕掛け人として知られる小山薫堂、脚本・監督は海外でも高い評価を得た『カミハテ商店』の山本起也。小山さんによれば、タイトルにもある「のさり」とは「この映画の舞台になる熊本県天草地方に古くからある言葉」であり、「自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものである、という考え方です。だから目の前にあるものは否定せずに受け入れる――天草の優しさの原点がそこにあります」とのこと。目まぐるしい日常を生きる人々に、そっと優しく香る「のさり」の風を届ける作品となりそうだ。『のさりの島』は7月、熊本県天草にて先行上映、秋、渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月02日『あん』『光』の河瀬直美監督が永作博美、井浦新ら実力派キャストを迎えて辻村深月のベストセラー小説を映画化した『朝が来る』の公開日が6月5日(金)に決定。この度、特報・ポスタービジュアル・追加キャストも解禁された。本作は、実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の絆と胸を揺さぶる葛藤を描くヒューマンミステリー。この度解禁となる特報は、実の子を持てなかったが特別養子縁組によって新たな希望と出会った夫婦と、実の子を育てることができず悲しみに暮れる少女の対比を、まず映し出す。胸を締めつけられるような、栗原佐都子(永作博美)や清和(井浦新)の苦悩する姿や、ひかり(蒔田彩珠)の哀切この上ない表情も切り取られている。特別養子縁組で男の子を家族に迎え、3人で幸せな生活を送っているかと思えば、一転して「子どもを返してほしいんです」と謎の女からの電話で不穏な空気が漂い始める。「あなたは一体、誰ですか」と深刻な表情で問いただす佐都子や、「お母さんはあなたではないと思います」と真剣に訴えかける清和と、家族に迫る危機も映し出されている。果たして突然現れた女は何者なのか、一体何が目的なのか?あわせて解禁となるポスタービジュアルには、「あなたは、誰ですか。」という意味深なコピーと、謎の女を怪訝そうに見つめる栗原夫婦のただならぬ様子が収められている。そのほか、子どもを大事そうに見つめる栗原夫妻、温かいまなざしを注ぐひかり、優しく微笑む浅見(浅田美代子)の表情も切り取られ、ひとすじの希望の光も垣間見えるが…。また、新たに追加キャストとして、山下リオ、森田想、堀内正美、山本浩司、三浦誠己、池津祥子、若葉竜也、青木崇高、利重剛の出演も明らかになっている。『朝が来る』は6月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年初夏、公開予定©2020『朝が来る』Film Partners
2020年02月28日2018年に公開された北川景子主演の映画『スマホを落としただけなのに』は、「スマホ」という身近なアイテムが引き金となり恐怖を呼び寄せる展開、あっと驚く犯人との心理戦が評判を呼び、興行収入19.6億円というヒットを飛ばした。そして2020年冬、満を持して続編『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が公開される。主演に抜擢されたのは、前作で成田凌演じる浦野善治との激しい対決シーンが話題になった刑事・加賀谷学役の千葉雄大。今作では、新たな殺人事件を捜査するにあたり、自分が逮捕した浦野と奇妙な“共闘”関係のような間柄となり、物語の軸を担う。そして、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』からは、白石麻衣、鈴木拡樹、音尾琢真、江口のりこ、奈緒、井浦新など強力かつ豪華な共演者が顔をそろえた。シネマカフェでは、千葉さん&鈴木さんにインタビューを実施。「撮影以来の再会」とは思えぬほど、話が尽きない様子のふたりは、ときに真剣に、ときに冗談も交えつつ、戯れ合ってくれた。初共演の千葉雄大&鈴木拡樹、お互いの印象は…――初共演ですが、お互いの印象はいかがでしたか?(見合って微笑むふたり)千葉:人見知りですか?鈴木:人見知りです!お互い…なんか、わかりますよね。千葉:察しちゃいますよね(笑)。鈴木さんはすごく優しいし、本当に穏やかで、ひとつ、ひとつの行動が全部ジェントルマンなんですよ。さっきも取材場に入ってくるときに、「どうぞ」と僕に譲ってくださったり。鈴木:作品の顔なのでね!先に行ってもらいました!千葉:…作品の顔、でした(笑)。鈴木:(笑)。僕もありますよ。体育館を借りて撮影していたとき、現場の空気感がわからなかったので、立っていろいろと見ていたんです。すかさず、千葉さんが「椅子があるので、座ってください」と声をかけてくれて、めちゃくちゃジェントルだなと思いました。僕も含め、毎日いろいろな役者さんが来るじゃないですか。そういう人たちにも「いやすい環境を」と考えてくださっているんだろうなと、すごく感じました。――違うフィールドの第一線で活躍されているおふたりですが、お互いに「ここ、いいなあ」と思う部分はありますか?千葉:えっと…苦手な人とかって、いますか?鈴木:苦手な人…思い当たらないですね!「えっ」と驚くことはあっても、一周考えると受け入れられたりするんです。千葉:なんか、そういうことなんじゃないかな、と思っています。僕は苦手な人に対して、「何で苦手なのかな」と好きなところを見つけるようにするんです。すると「いい人だったな」と思う瞬間もあるので、鈴木さんに共感するところもあるけど、基本、僕は「本当に苦手だな」と思っちゃうんです(笑)。鈴木:(笑)。千葉:僕は結構波があるけど、鈴木さんはニュートラルな感じがして、そこが本当に素敵ですし、リスペクトです。鈴木:いやあ、ありがとうございます。千葉さんに関しては、もう圧倒的な癒しの力じゃないですか?千葉:へえ~!鈴木:千葉さんのいないところで、「千葉さんって」という話をしたとき、一番最初に頭に思い浮かぶイメージが、笑っている顔なんですよ。これって強いなと思うんです。笑顔が印象的なのもありますけど、好印象を抱いている人だからこそ、笑顔が頭の中に再現されるんだろうなと思って。すごい力ですよ。共感できる人、多いと思います。千葉:初めて言われました、ありがとうございます(照)。映像から舞台、舞台から映像へ「垣根みたいなものって、ないほうがいいと思う」――加賀谷と笹岡のシーンについては、話せることもあったり、なかったり…という感じですよね。千葉:そうなんですよね。割と、こうした取材でお話できないようなシーンでご一緒することが多くて(笑)。鈴木:確か僕たちが一緒の初日が、WEBセキュリティ会社を起業する前の写真を撮るシーンだったんです。1時間くらい前に千葉さんと「はじめまして」と言い合っていたのに、「いきなりここ!?」という(笑)。千葉:本当ですよね!「スキンシップ多めで」とか言われましたよね。鈴木:でも千葉さんは構えない状態でいてくれたので、何だか自然とやれました。――鈴木さんは本作から参戦なわけですが、周囲の反応など、いかがでしたか?鈴木:今日にいたるまで、周りの反応としては「えっ、出るんだ!?」という驚きが強かったと思います。あとは、皆さん、口をそろえて「犯人なんでしょ!?」と(笑)。千葉:(笑)。鈴木:こうした作品において、「答えると一番面白くないじゃん!」…っていうのをずっとやってきました(笑)。なので、公開されたらいよいよ解放されるというか、ホッとする自分もいますね。それに「それだけ気になるなら観てください」という感じで、いい宣伝です!千葉:鈴木さんの出ているシーンって、後から観直すと、その演技にハッとさせられるような、絶妙な、曖昧な表情があって。いち観客として、すごくグッときました。鈴木:うれしいです。――千葉さんは、鈴木さんの出演を知ったとき、どう感じていたんですか?千葉:僕、垣根みたいなものって、ないほうがいいと思っているんです。舞台をやっているとか、声優さんであるとか。逆もしかりで、映像をやっている人が舞台に出る、とかは「新しい試み」と大きなものとして捉えられがちだと思うんです。けど、いち表現者としては、そうやって行き交うのはすごく素敵なことだと考えているので。――凝り固まらずにジャンルを決めなくていいんじゃないか、というお話ですよね。千葉:そうです。だから…すごくおこがましいけど、僕は鈴木さんも鈴木さんとして(見ている)というか、「よろしくお願いします!」という感じでした。逆に、僕が舞台をご一緒させていただくとなったら、めちゃくちゃ「ついていきます!!」という感じになっちゃうと思うんですけど(笑)。舞台でも、ぜひご一緒したいです。鈴木:もちろんウエルカムです!僕もいまのお話、すごく共感します。垣根なくいきたいですよね。――鈴木さんは、今後、映像作品に出演するとしたら「こんな役をやりたい」など、ありますか?鈴木:普段、舞台が多いのと、エンタメ性が強いテイストの作品が多いので、なかなか普通のサラリーマン、IT企業の社長、ましてや父親なんて、演じたことがないんです。映像に出られるなら、そういった今までやっていない役柄を演じてみたいな、と思いますね。「今までの千葉くんとは少し違った一面」北川景子からのメールに感激――千葉さんは、本作にて単独初主演(※全国規模)となりました。うれしさ、プレッシャーなど含め、どんな気持ちでしたか?千葉:プレッシャーがまったくなかったと言えば、うそになってしまうかもしれません。こうしたミステリーや重厚感のある作品は、僕の悪い癖で、結構ひとりで考え込んでしまうところがあったんです。けど、例えば、成田(凌)くんはフランクなスタイルでどんどん崩してくれたり、ひとりひとりが「こうしたほうがいいんじゃない」という意見を出し合って作っていった現場だったので、僕もその一端として、みんなで作っていく心構えで臨めました。僕は手放しに「楽しい」のがすべていいかと言われると、そうじゃないと思っていて。難しいところでも、作品はみんなで作るものだと思うので、そうやって作っていけば、いい意味で肩の力が抜けて、好きなことができると思っています。――前作の主演だった北川景子さんと、本作についてお話したりもしましたか?千葉:お会いしたのは撮影でご一緒するときだったんですけど、クランクインする前に「明日からだね、頑張ってね!」という激励のメールをいただいて、すごく励みになりました。完成したものをご覧になった後も、すごく長い文章で感想をいただいたんです。細かく「あのシーンが~」みたいなことも書いてありましたし、「いままでの千葉くんとは少し違った一面が、この作品に出ていると思う」とおっしゃっていただいて…。自分では「新境地」とかの気負いはなく作品に臨んだんですけど、そうおっしゃっていただいたのは、素直にすごくうれしかったです。作品をやる上でも励ましていただきましたし、こうやって宣伝をさせていただく前にも力をくれて、本当に大尊敬です。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 2020年2月21日より全国東宝系にて公開©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
2020年02月21日社会現象をも巻き起こしたあの大ヒット作『スマホを落としただけなのに』待望のシリーズ第2弾、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が本日より公開。千葉雄大演じる“過去にトラウマを持つ”刑事と凶悪犯の対決が見どころの作品だ。前作は、2018年11月に公開され、興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録。主演に北川景子、共演に千葉雄大、成田凌、田中圭ら最旬キャストを迎え、恋人が落としたスマホをきっかけに、やがて命を狙われることになるヒロインの恐怖と隠された過去が暴かれるという幾重にも謎が重なったミステリーだった。多くの方が一度は経験したことがあるであろう、“スマホを落とす”という行為がきっかけなだけに、“誰にでも起こりうる身近にある恐怖”として、“スマホ世代”を中心に共感を集めたのだ。そんな作品の続編である今作は、前作に登場した千葉演じるトラウマを抱えた刑事・加賀谷が解決したはずの連続殺人事件から数カ月後、同じ現場から新たな死体が発見されるというショッキングな内容から物語は始まる。真相を探るため、加賀谷は彼が逮捕した獄中の連続殺人鬼・浦野(成田凌)と再び対面することになる。浦野によって明かされる新たなネット上の闇の存在。そこにはネタバレ厳禁な驚愕の事実が隠されている……。今作で主役となるのは千葉。彼の演じる加賀谷の“個人の問題”は、前作では解決されておらず、それが本作ではクローズアップされることになる。千葉の主役として作品を率いる力、俳優としての引き出しの数に驚かされることは間違いない。そして、獄中の“連続殺人鬼”・浦野を演じるのは、前作での怪演が話題を呼んだ成田だ。出演作が次々と公開され、初主演作『カツベン!』の好演も記憶に新しい成田。前作に引き続き今作でも、彼のさらなる進化を垣間見ることができるだろう。ヒロインには、所属するアイドルグループ・乃木坂46の卒業も決定している白石麻衣。本作では、恐怖にさらされる“ごく普通”の女性を、繊細かつ大胆に演じ上げている。今後、俳優活動を活発化させるのかは不明だが、その布石としては十分な仕事をしているといえるだろう。そして脇を固めるのは、鈴木拡樹、音尾琢真、田中哲司、江口のりこ、奈緒、今田美桜、原田泰造、井浦新ら豪華な面々。さらには、北川景子&田中圭コンビも特別出演している。メガホンを取るのは、前作に引き続き、名匠・中田秀夫。些細なことで日常が崩れていくネット社会の恐怖に加え、続編以上のスケールの大きさで描かれる警察組織を巻き込んだサイバー犯罪を、名匠に相応しい恐怖演出で仕上げている。ネタバレ厳禁なだけあって、これ以上本作に踏み込むことははばかられる……。この文章を書くにあたってネットを開いているいま、ひょっとして私も狙われているのでは……?思わずそんなことすら考えてしまう、“誰にでも起こりうる身近にある恐怖”を、ぜひ劇場で目撃して欲しい。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』本日より公開
2020年02月21日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。2月13日(木)今夜は、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』から千葉雄大と白石麻衣をゲストに迎えてお届け。さらに話題のお笑いトリオ「四千頭身」も登場する。数多くの人気俳優を生み出してきた戦隊ヒーローから俳優デビュー。『アオハライド』『帝一の國』などの映画や「家売るオンナ」への出演で注目され、連続テレビ小説「わろてんか」でさらに知名度を上げると、昨秋クールの「おっさんずラブ-in the sky-」も大きな話題を呼んだ千葉さん。2011年、乃木坂46の結成とともに加入。絶対的エースとしてグループをけん引しながらモデルとしても活動。さらに女優としても『あさひなぐ』や「俺のスカート、どこ行った?」などの作品で注目される白石さん。今回は「芸能界最強のカワイイ人気者祭り!」と題し2人の疑惑だらけな私生活を徹底検証。可愛いイメージとはかけ離れた衝撃の素顔とは!?また女性を中心に人気沸騰中の「四千頭身」を徹底解剖。熱狂的ファンに聞いた仲良しトリオの人気の秘密に迫る。今夜のゲスト、千葉さんと白石さんが共演している映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は、千葉さんがIT業界から突然警察に転職した刑事・加賀谷を、白石さんが加賀谷の恋人・美乃里をそれぞれ演じる人気シリーズの最新作。長い黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件が幕を閉じてから数か月。同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、加賀谷は捜査を始めるが恋人・美乃里が謎の男に狙われる。加賀谷は苦渋の選択で以前逮捕した連続殺人犯・浦野に事件の捜査協力を依頼する――という物語。殺人鬼・浦野役で成田凌、さらに井浦新、鈴木拡樹、田中哲司、音尾琢真、江口のりこ、奈緒、今田美桜らも共演する。映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2月21日(金)より全国東宝系にて公開。「櫻井・有吉THE夜会」は2月13日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年02月13日映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)の完成披露試写会が29日に都内で行われ、千葉雄大、白石麻衣、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督が登場した。同作は、志駕晃のデビュー作で、北川景子主演による実写映画(18)が興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を実写化。前作の連続殺人事件が幕を閉じてから数カ月後、同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、真相を探るため刑事・加賀谷(千葉)は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野(成田凌)のもとへ行く。ヒロイン・美乃里を演じた白石は、「先日、グループからの卒業を発表させてもらって」と、3月25日の乃木坂46からの卒業に触れる。「ちょうど去年の夏頃、撮影していた時期に卒業のことも悩んでいて、でもこの作品にかける思いが強かったので、この作品には全力の力で全部出し切っていこうと思って。撮り終わったときに卒業とつながるものがあって、『今かな』と思って卒業を発表させてもらった」と振り返る。「この作品でたくさん勉強にもなったし、成長にもつながったので、この作品に出会えて嬉しく思っています」と感謝の気持ちを表した。恋人役の千葉は、白石について「まっすぐな姿勢が同じ役者としてかっこいいなと思いましたし、宣伝活動とかも一緒にやらせていただいていて、白石さんと一緒だからできることはたくさんあるなと思って、力になるなと支えられているような思いです」と絶賛。「同じシーンがなかった」という成田は、「2人のシーンを観に行って、覚悟をものすごく感じましたし、白石さんが軸として強い女性でいないと成り立たないので、強さをすごく感じて、感動しました」と撮影を振り返った。
2020年01月29日