深川麻衣と井浦新の共演で送る『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(つんドル)が11月3日(金)より公開決定、特報映像&ティザービジュアルが解禁された。解禁となった特報映像には、仕事なし! 男なし! 貯金なし! 荒れ果てた部屋でチーズにかぶりつく、“人生に詰んだ”!? 元アイドル・安希子(深川さん)の姿が。さらに化粧を落とさず寝てしまい朝を迎えてしまったり、「少しだけ呪われろ」とボソボソと毒を吐いたり…。そんな貯金残高10万円の崖っぷち・安希子がルームシェアすることになるのがサラリーマン・ササポン(井浦さん)。安希子に選択の余地はなく、思いがけない同居生活が始まる。併せて解禁されたティザービジュアルは、過去の栄光・アイドル時代を思い出すかのように、衣装を着てみると…着られなくなっていることに気づき、呆然とする安希子の姿と、安希子を見守るかの様にちょこんと佇むササポンの姿が。過去に縛られてしまっている安希子に「過ぎ去ったことは仕方ないのよ」とササポンの言葉が重なっている。原作は元「SDN48」大木亜希子が描く「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」のまさかの実話。想像もつかない崖っぷち元アイドルアラサー・安希子と56歳サラリーマン・ササポンの共同生活の行方に注目だ。『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』は11月3日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした 2023年11月3日より全国にて公開©2023「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会
2023年07月06日ル・コルビュジエ建築の世界遺産「国立西洋美術館」の知られざる舞台裏を描くドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』より、井浦新がナレーションを担当した予告編が公開された。上野にある「国立西洋美術館」は、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、日本を代表する美術館として知られる。本作では、2020年に創建当時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、1年半の長期にわたり密着。所蔵作品のお引越しの全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、知られざる舞台裏に迫った。今回公開された映像は、数々の美術番組に出演、ガイドブックや展覧会グッズの制作にも関わるなど、美術愛の深さで知られる井浦さんが、知られざる美術館の舞台裏の世界へと誘いこむ。所蔵作品が展示される美術館のシーンから始まり、休館し観客がいなくなった場面へと移り変わる。前庭リニューアル工事の模様をはじめ、普段は決して見られない収蔵庫の内部、展覧会の打ち合わせ風景や購入作品決定の会議など、貴重なシーンが登場。関係者のインタビューでは、美術館の目前に迫る危機的状況が明かされる。ナレーションを終え、井浦さんは「美術館で働く人々のことは、お客さんは知らなくても良いかもしれない。だけど、知ってから美術館に行って美術を見ると、もっと楽しくなる」と言い、「この映画を見て、国立西洋美術館に行ったら、見る前とは国立西洋美術館の見方や過ごし方がきっと変わる。映画を見てから美術館に行くのもいいし、行ってから映画を見ても、どっちも楽しい。無機質に感じるかもしれない美術館も、実は生き物なんです」とコメントを寄せている。なお、井浦さんが担当したのは、予告編のナレーション。本編にはナレーションは入っていない。『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は7月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたしたちの国立西洋美術館 ~奇跡のコレクションの舞台裏~ 2023年7月15日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開©大墻敦
2023年06月19日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第2回目のテーマは「“調理時間 500W 約4分30秒/600W 約3分40秒”の味」です。子供の頃、料理番組に嵌った。特にお気に入りだったのが、料理研究家グラハム・カーがオーナーを務めるカナダのTV番組『世界の料理ショー』。料理の作り方をなぞる今のYouTuberとは“味”が違った。世界中のレシピを選び、ワイングラスを手にしたグラハムが観客に語りながら、調理の過程を優雅に魅せる。選ばれた一人の観客が試食をする。創り手と観客が一体となって料理を楽しむユニークなエンタメ番組だった。僕は関西育ち。地元大阪のたこ焼き、神戸の明石焼き(たまご焼き)には目がない。関西では、たこ焼きは自分たちで焼くのが習わしで、友人たちと具材を持ち寄り、“たこ焼きパーティー”なるものもよく開催した。たこ焼きの魅力はその“味”の美味しさだけではない。創る過程も格別だ。たこ焼きが焼けないと、一人前として格好が付かない。子供の頃は、餃子包みやドーナツや天ぷら等、仕込みの手伝いをよく、オカンにやらされた。おかげで、両手にもった卵も片手でそれぞれ同時に割る芸当も出来るし、林檎も一度も皮を途切れさせずに最後まで剥ける。特に卵焼きやプレーンオムレツは、僕の十八番の料理でもあった。僕にとっての料理は、彫刻や粘土をこねるといった造形行為に近いものだったのだ。中でも熱を加えると固まり、形が変わる卵や粉物の料理には興奮した。完成時の美しさが問われる卵料理、揚げ物、お好み焼き、中でも完全なる球体を求められるたこ焼きは特別な存在だった。子供の頃、コンビニはまだなかった。出前を取るのは特別な機会に限る。学校から帰っても家に誰もいない“鍵っ子”だった僕にとっては、小腹が空いた時、台所に立つのは日常だった。あくまでも自分が食べる為だが、グラハム・カーのように食べる観客を妄想して、料理に挑む。ただ空腹を満たすだけでなく、孤独感も軽減してくれた。それは、創作行為であり、エンタテインメントでもあったのだ。上京して、関東発のたこ焼き“銀だこ”に出逢った。“銀だこ”は、表面を油で薄く揚げている。たこ焼きを揚げるなんて邪道だとは思ったが、食べてみてその食感と旨さに驚いた。たこ焼きは熱を含んだ状態では中の空気が膨張して球体を維持しているものの、皿に置くと萎んでしまう。その点、油で表面を焦がした“銀だこ”は、盛り付けしても形は崩れない。美しいドーム状を維持したまま。それから、大好物になった。そして、コロナ禍の孤立した環境下で、冷凍の“銀だこ”のお世話になることとなった。僅か数分、チンをするだけで老舗のたこ焼きが食べられる。コンビニに行けば、24時間、いつでも手に入る。素材も器具も場所も時間もいらない。失敗もしない。なんとも便利な時代になったものだ。ただ、これは僕が好きだったあの“たこ焼き”とは何処か違う気がする。既に工場で完成しているものを温め直すだけ。そこに、もの創りにおける創意工夫や興奮はない。素材やレシピとの緊張したあの駆け引きもない。味も外見も同じ。失敗と成功、落胆と喜びはない。創り手と食べる側に生まれるはずのドラマもない。これは、もはや子供の頃に熱中したあの“料理”ではないのだろうか。料理をエンタテインするグラハム・カーのショー魂は、どこにもいない。昨今の冷凍食品やレトルト、インスタント食品の進化には、眼を見張るものがある。AIが食卓に入る近い未来には、調理の風景は大きく変わることだろう。一度完成したものをチンする時代から、冷蔵庫にアプリが知らぬ間にストックした材料を、AIが瞬時に調理してくれる時代が来る。僕らは、ただ座って食べる側だけの楽しみしかない日常を送るのだろうか。何故、たこ焼きが球体なのか?何故、ピザが薄い円盤型なのか?料理をするプロセスが欠落した日常では、完成形を見たとしても、誰も疑問を抱くこともなくなるだろう。未来の新人類は何ごともなかったように、ブラックボックスの中で調理され、出力された完成形を食べるのだろうか。そんなことを思いながら、電子レンジに大好きな冷凍のたこ焼きを入れ、大好きだった『世界の料理ショー』のDVD‐BOXを取り出す。調理が終わるまでの僅か数分、僕はグラハム・カーの番組を観て料理の世界に食い入る。レンジが放つ“チン”音は僕の耳には聴こえない。今月のCulture Favoriteコジプロに遊びにきた朋友ギレルモ・デル・トロ監督とのツーショット。映画『NOPE』や『インターステラー』の天才撮影監督であるホイテ・ヴァン・ホイテマさんと邂逅。コロナ禍のためしばらく逢えなかったローレン・サイさんと再会。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。独立後初となるタイトル『DEATH STRANDING』が世界で大きな話題を呼んだ。現在、その続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作中。ドキュメンタリーフィルム『HIDEO KOJIMA‐CONNECTING WORLDS』が、6月17日トライベッカ映画祭でワールドプレミア上映される。次回は、2356号(7月12日発売)です。※『anan』2023年6月21日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2023年06月17日キーン(KEEN)と、俳優・井浦新がディレクションするエルネスト クリエイティヴ アクティヴィティ(ELNEST CREATIVE ACTIVITY)によるコラボレーションサンダル「ユニーク(UNEEK)」が登場。2023年6月7日(水)より、キーン直営店などで発売される。“屋久島”着想アッパーのサンダル「ユニーク」コラボレーションで展開するのは、キーンのアイコンサンダル「ユニーク」をベースにしたシューズ。アッパーに“屋久島”から着想したオリジナル・テキスタイルをあしらった、コラボレーションならではのデザインが特徴だ。アッパーとヒール部分には、屋久島の成り立ちや、自然の中にある宇宙観を表した柄を採用。屋久島にある花崗岩の巨石である多忠岳の天柱石とともに、ヤクスギ、ヤクシマシャクナゲ、ヒメシャラ、ヤクシマホウオウゴケ、ホウライスギゴケ、ヤクシカ、ヤクシマザルといった屋久島特有の動植物を描き、屋久島の森の中の神秘的な雰囲気を表現している。【詳細】キーン×エルネスト クリエイティブ アクティビティ 14,300円発売日:2023年6月7日(水)販売店舗:キーン直営店、キーン取扱い店、キーン公式オンラインストアサイズ:25.0~28.0cm、29.0cm
2023年06月08日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第1回目のテーマは「願望(ねがいごと)」です。“大好き”を探し求めれば、将来幸せになる今年の元旦、子供たちと久しぶりに初詣をすることが出来た。彼らと揃っての初詣はなんと3年ぶり。毎年恒例だった“おみくじ”もみんなで引いた。結果は3人とも「大吉」だった。普通なら「これで、今年は幸せになれる!」と喜ぶべきなのだろう。だが、パンデミックが忍び寄る2020年にも「大吉」を引いたのを思い起こすと、複雑な気持ちになる。また全員が揃って「大吉」となると、「大吉」の配分量を疑ってしまう。このご時世だから、“幸運”を増量、底上げしているのでは?と勘繰ってもしまう。しかし、僕はそれが幸せの指標であると思わない。結果(託宣)に歓喜している人は、幸せにはなれないと言いたい訳でもない。「大吉」でも、たとえ「小吉」を掴んだとしても、幸せと感じられるかどうか。ここが大切なのだ。幸せは、自分で引き寄せるもの。そもそも“おみくじ”は“引く”ものなのだから。昨年の秋から、Spotifyで僕のポッドキャスト番組『Hideo Kojima presents Brain Structure』の配信を行っている。日本語版と英語版を、全世界に同時配信するという実験的番組だ。ゲストに招いた映画監督のジョーダン・ピールと対談をした回の冒頭で、彼は、子供の頃に『MGS2』(※『メタルギアソリッド2』)をプレイし、自分の“物創り”に大きな影響を受けたと語ってくれた。『MGS2』には「フォーチュン」という悲劇のヴィランが登場する。彼女は、戦場では奇跡とも言える程に弾丸に当たらず、爆発を逃れ、擦り傷ひとつ負わない。だから「幸運の女王(フォーチュン)」と呼ばれ、恐れられている。しかし、彼女は日常生活では不遇に蝕まれている。実はこのキャラクターは、「幸せの本質」を考えてもらうために創ったのだ。幸運を全て戦場で使い切ってしまうため、日常ではその反動で不幸が噴出する。だから、「幸せはみんな平等に訪れる。不幸のどん底にあったとしても、幸福はどこかに転がっている」と、フォーチュン・クッキー=“おみくじ”の構図を、伝えたかった。ジョーダンは、このキャラクターが背負わされた、過酷な哀しみに惹かれたようだった。「“幸せ”とはなんだろう?」誰もが一度は自問自答したことだろう。その解答を求めて、書物や文献を繙いた人も多いだろう。そもそも“幸せ”とは眼に見えるものではない。計量できるものでもない。人によって、時代によって、地域によって、定義は変わる。普遍的なものではなく、哲学的で至極曖昧なものだ。果たして、平和だと幸せなのか?戦時下ならば不幸なのか?その答えは、誰にもわからない。幸せとは、好きなものに出逢う、好きなものを感じる、好きなものに囲まれている、という極当たり前の“偶然”から育まれる感情ではないのかと思う。だからこそ、人はその“偶然”を逃したくない。占いや、祈りはそのためにあるのかもしれない。初詣で“幸運(おみくじ)”を引くという行為も、幸せを感じ取る、ささやかな願いなのではないだろうか。もし世界に存在する幸せの出所が同じなら、誰もが平等に幸せに遭遇出来るはずだ。それは量でも質でもなく、大好きなものをどれだけ日常の中から見つけられるか?ではないだろうか。幸せを解析するのではなく、幸せと感じられる瞬間を引き出すこと。出逢えるかどうかではない。感じ取れるかどうか。盲目的であっては、幸せは遠のいてしまう。好きなものを、好きだと言える、その少しの感受性と自覚を持つこと。それらが小さな幸せに繋がるのではないだろうか。ということで、僕が日常の中で触れる「とっても大好き」なことを、小さな幸せの源を、このエッセイで紹介していこうかと思う。今月のCulture Favorite昨年、映画『NOPE/ノープ』が大きな話題となったジョーダン・ピール監督とのツーショット。ポッドキャスト『Hideo Kojima presents Brain Structure』の彼との対談回は必聴です。LAで実施された、パフォーマンスキャプチャーの現場の一コマ。ディズニーランドの「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」で作った(!)ライトセーバー。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。独立後初となるタイトル『DEATH STRANDING』が世界で大きな話題を呼んだ。現在、その続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作中。次回は、2352号(6月14日発売)です。※『anan』2023年5月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2023年05月27日世界的ゲームクリエイター・小島秀夫さん。そのクリエイティブマインドに触れられるドキュメンタリー映画『HIDEO KOJIMA - CONNECTING WORLDS』が、今年のトライベッカ映画祭でワールドプレミア上映されることが発表された。小島秀夫さんのドキュメンタリー映画が公開決定!ゲームクリエイター・小島秀夫さんのドキュメンタリー映画が完成。イギリスで製作された『HIDEO KOJIMA – CONNECTING WORLDS』が、今年のトライベッカ映画祭にてワールドプレミア上映されることが決まった。トライベッカ映画祭は、2001年に俳優のロバート・デニーロ、ジェーン・ローゼンタール、クレイグ・ハトコフによって設立され、現在では米国を代表するインディペンデント映画祭のひとつ。創り出してきた唯一無二のゲームの数々が世界中の人々に愛されている小島監督。このドキュメンタリー映画は、これまであまり語られることのなかった小島監督の幼少期のエピソードや、独立スタジオの設立、『DEATH STRANDING』を完成させるまでの創造過程に迫る映像作品だという。海外のクリエイターとの親交の深さも話題に上ることの多い小島監督だが、今作にも、ギレルモ・デル・トロ、ニコラス・ウィンディング・レフン、ジョージ・ミラー、ノーマン・リーダス、グライムス 、ウッドキッド、チャーチズなど、映画や音楽のシーンで活躍する、さまざまなアーティストやクリエイターがコメンテーターとして登場するとのこと。6月17日に行われる上映会では、スペシャルイベントとして小島秀夫監督が登壇し、映像に関するトークや来場者とのQ&Aセッションも行う予定だ。小島秀夫ビデオゲームの枠を超えた作品を生み出す、シネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとしても評価を集める。2015年12月16日、「From Sapiens to Ludens」の旗印のもと、独立インディーズゲームスタジオKOJIMA PRODUCTIONSを設立。2019年11月8日、スタジオ初のゲームタイトル『DEATH STRANDING』をリリース。発売以来、数々のゲームアワードを受賞し、今なお世界中で高い評価を得ている。雑誌『anan』ではゲーム特集などにもたびたび登場し、「anan award2022」も受賞した。同誌での月一エッセイ連載が始まったばかり。Photo by Hiromichi Uchida (The Voice)information上映日時:6/17(土) 17:00より ※北米時間会場:Spring Studios内 Indeed Theaterにて開催予定
2023年05月22日新作『DEATH STRANDING 2』制作真っ最中のゲームクリエイター・小島秀夫監督のインタビューをお届けします。小島監督が代表を務めるコジマプロダクションは昨年、“Spaceship Transformation”をテーマにスタジオを改装。思わず見惚れる洗練された空間デザインはもちろん、クリエイティブスタジオとしての高い機能性も拡張されたという。「宇宙船とは、『スター・トレック』のエンタープライズ号なんです。エンタープライズ号の艦長は白人ですが、アジア人や黒人もいて、隣にはスポックという宇宙人がいます。僕は、そんな、差別も偏見もない宇宙船で新天地を探しに行くというコンセプトに非常に感動したわけです。新しいエントランスは、人種や出自などは関係なく、一緒に最先端のテクノロジーで違う世界に行きましょう、ここから宇宙船に乗り込みましょうという気持ちを込めて作りました。また、撮影も音の収録も全部ここで行える、この中で世界に向けた物創りができる環境にしたかったんです。幸い、ワンフロアを借りられることになり、今まで諦めていた音声のスタジオや運動をするところ、広いカフェテリアを作ることが叶いました。敷居や壁のない、全フロア自由に行き来ができることもコンセプトの一つです」思わずため息が出るような素晴らしい空間だが、ゲームを作る環境として大事なことは「設備ではない」と話す。「一番重要なのは、人間の繋がりというか、“物を創るぞ”という空気、情熱の重力場を創り出すこと。一人だと頑張れないけど、スタジオへ行くと頑張っている人がいて、刺激を受けて、自分もより頑張れるような場所。自分の欠点を誰かが補ってくれて、自分のいいところを人のために使える場所になればいいなと」あるプロジェクトチームでは、毎日、朝礼と終礼を実施している。「今日の目標を一人ずつ話してもらい、コンセンサスをとります。そこで何をするかというと、社員の顔色を見るんです。例えば辛そうな人がいると話を聞いて、『あ、彼女に振られたんだ』とわかれば手も打てますが、定期的なリモート会議だけでは、なかなかわからなかったりしますから。また、終礼では起こった問題や目標の達成状況を発表してもらうことで、できるだけ早く解決ができるように。あと、朝礼では、“今日の一言”もやっています。1日1人、順番に、こんなことがあったとか、こんな映画を観たなど、10分程度話してもらうのですが、まず、プレゼン力のトレーニングになります。また、順番は決まっているものの都合で出席できない人がいたりと突然順番が回ってくる場合があり、そのために日々、アンテナを立ててネタをストックし、話をまとめておく必要が出てくるんです。そういう目線を持って過ごしていると結構、世の中が見えてきますから。さらに、ただ“映画を観た”という情報で終わらず、それを自分がどう思ったか、また、“自分は好きだけど興行的にはどうか?”など、クリエイターとしてどう思ったかを考えることが重要に。情報と主観とプロとしての視点を一つの話に入れていくことを1年くらいやっていると結構、普通の人間ではなくなります。いくらでもインタビューに答えられますよ」そんな監督自身が、社員とコミュニケーションをとるためにやっていることがある。その一つが映画の上映会だ。「映画の新作は大体、金曜から始まるじゃないですか。だから月曜には観ている状態というのが僕のルール。好き嫌いでなく流行っている映画はとりあえず観ることが当たり前だと思っていますが、社員に同じようにしてとは言えないということもあり、始めました。僕が前説と後説をやって、しかもポップコーンまで出てきます(笑)」新作『DEATH STRANDING 2』はどんな作品になる?「配達を通じて繋ぐことの重要性は残しながらも、“繋ぐべきだったのか”という前作とは逆のテーマを掲げています。それは、コロナ禍で配達がライフラインになるなど注目される一方、そこに行きすぎも感じ、やはり人と会って話すのがいいよねという方向に考え方が変わったから。賛否が分かれるかもしれませんが、とんがっているし、今回も最後の作品になっていいという気持ちで創っています」こじま・ひでお1963年、東京都生まれ。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。独立後初となるタイトル『DEATH STRANDING』が世界で大きな話題を呼んだ。※『anan』2023年5月17日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・奈良原友美取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年05月12日井浦新と田中麗奈を主演に迎え、『FAKE』『i新聞記者ドキュメント』などの森達也監督が自身初の劇映画として手掛けた『福田村事件』が、関東大震災から100年となる2023年9月1日(金)よりテアトル新宿、ユーロスペースにて全国公開決定。ティザービジュアルと初映像が解禁された。本作の題材は、1923年9月1日に発生した関東大震災から6日後、千葉県福田村で実際に起こった、行商団9人が地震後の混乱の中で殺された虐殺事件、「福田村事件」。彼らはなぜ殺されたのか、村人たちはなぜ彼らを殺したのか。歴史の闇に葬られていた実話に基づいた、かつてない日本映画となる。解禁となったディザービジュアルには、主な出演者の姿は一切見られない。赤く燃え盛る太陽、山の稜線の中で蠢く感情の濁流、そして、関東大震災で半壊した、当時日本で最も高い建築物であった凌雲閣(りょううんかく)がコラージュされ、怒り・憎しみ・混乱・不安を表現したデザインとなった。一方で、併せて解禁となった特報映像には、平穏な村を突如襲った関東大震災の大混乱、そしてその後、流言飛語が飛び交う中で人々が恐怖や不安にかられ、徐々に極限状態へと変容していく様の断片が、凄まじい緊張感を持って映し出されている。主演の井浦さん、田中麗奈を始めとする出演者たちの鬼気迫る表情も収められ、極限の人間ドラマが展開されることを予感させる映像となっている。『福田村事件』は9月1日(金)よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:福田村事件 2023年公開予定
2023年05月09日高畑充希&田中圭が主演する、秘密を抱えた夫婦の究極の愛を描くドラマ「unknown」に、井浦新が出演している。第3話でついに明らかになった虎松(田中さん)の秘密。それは、虎松の父親がかつて一家惨殺事件を起こした犯人であること、そしてそれを目撃していたという壮絶なもの。そこに映し出されたその犯人を演じるのが井浦さんだ。「にじいろカルテ」では医師役で高畑さんと共演し、「あのときキスしておけば」では麻生久美子に憑依される役で貴島彩理プロデュース作品を盛り上げた井浦さんが、本作にカメオ友情出演という形で参加。第2話の放送終了後には、フラッシュバックの映像で映った口元から、井浦さんだと気づいた視聴者もちらほら。虎松のトラウマとなった出来事のキーマン・一条彪牙を演じるにあたり、井浦さんは「今できる自分の全てを注いで演じさせていただきました」とコメント。主演の2人の印象については「高畑さんはどんぐり姫。田中さんは職人」と表現し、「『unknown』を観ていただいたら、きっと優しさに包まれると思います。優しさに満たされた温かい気持ちを、大切な人にも知らない隣の人にも分けてあげれたら、優しさが広がって愛に溢れた世の中になりますね。このドラマはそんな素敵な可能性を秘めたドラマです。どうぞ最後までお楽しみ下さい」と視聴者へメッセージを寄せた。また、「名前のある役で、しかも少しだけですが台詞もいただけた」と井浦さんは明かしており、彪牙は今後も重要なシーンに登場するという。次回、第4話では、虎松の重い秘密と、それをひとりで抱えて生きてきた彼の壮絶な人生を知ることになったこころ(高畑さん)の決断が描かれる。一方、春陽町で巻き起こる「血を抜かれた未解決連続殺人事件」に新展開が訪れる。虎松とペアを組む刑事・闇原漣(井上祐貴)が、吸血鬼と「413」の落書きについて犯行予告の日付だと推理する。そんな中、こころは加賀美圭介(町田啓太)の様子を見に自宅へ。いつも加賀美の優しさに甘えてばかりだと思ったこころは、ふと感謝の言葉を投げかけると、加賀美は突然、こころを荒々しく引き寄せる。夫の壮絶な秘密を知ってしまった妻、加速していく三角関係、繋がりはじめた連続殺人事件の謎――。こころ、虎松、そして平和なはずの春陽町に、殺人鬼の足音が忍び寄る。「unknown」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年05月02日真木よう子主演映画『アンダーカレント』の公開日が10月6日(金)に決定。主人公を取り巻く超個性的なキャラクターを演じる井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央といった7名のキャストも明らかになった。本作は、フランスを中心とした海外でも熱狂的な人気を誇る豊田徹也の唯一の長編漫画の映画化。人間関係が希薄になりがちな現代だからこそ贈りたい、穏やかな日常に漂う“心の奥底に沈めた想い”を描き出す、心震える物語だ。井浦さんが演じるのは、かなえ(真木さん)が営む銭湯「月乃湯」に住み込みで働くことになる謎の男・堀隆之。リリーさんが、失踪したかなえの夫・悟の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎道夫役。永山さんが、突然失踪したかなえの夫・関口悟を演じる。江口さんが、かなえと悟の大学の同級生で、かなえに山崎を紹介する菅野よう子役。中村さんが「月乃湯」を手伝う気の良いおばちゃん・木島敏江役、康さんが煙草屋の店主で「月乃湯」の常連・田島三郎役。内田さんが「月乃湯」の近所に小学生の娘と暮らすシングルマザーの藤川美奈を演じる。<キャストコメント>■井浦新撮影は雨の日の多い暑い夏でした。ロケ地も銭湯や水辺、身体に纏わりつく湿度、常に水を感じていた撮影期間でした。この作品のキーになる水に寄り添われていたのは、映画の神さまからのギフトだったのかもしれません。原作の漫画がすでにシネマティックなので、今泉組でつくる映画は各部が高いハードルを超えていく必要がありました。たくさんの大小様々な奇蹟が浮かんできたり漂ったりして、それを皆んなで丁寧にすくい集めていました。■リリー・フランキー人の心の底流に揺らぐ、透明で、つかみきれないもの。今泉監督の目線は、その映らないものを丁寧に手のひらですくいます。■永山瑛太今泉監督作品が好きだったので、自分が出演する事が決まった時は、あの、変わった風貌の監督と会えるのか!こわい監督なのか!?と身構えましたが、「今泉力哉」って感じのカッコいい人でしたから、どんな演出にも応えられるよう、思考停止のまま現場へ向かいました。真木よう子さんとは何度も共演してますが、今まで彼女が演じてきた役が持つ、揺らぎや葛藤とは違う、本当の真木よう子の何かを目の前でひしひしと感じました。ただ、私はよく分からない感情になりました。かなえは何を感じていたか、分からなかったので、皆様が劇場で汲み取って頂き、真木よう子の力を存分に味わってもらいたいです。■江口のりこ『愛がなんだ』以来、また今泉さんの映画に参加出来ることが、とても嬉しかったです。繊細な脚本がどのような映画になっているのか、楽しみです。■中村久美まず原作を読んだ時、私で大丈夫かな?と少し不安になりました。私自身の佇まいを考えますと、善良なオバチャンの部分が見え難いのではないかと心配だったのですが、今泉監督で主演が真木よう子さんと少しずつイメージを膨らませ、自分なりの屈託のないオバチャン像を創り上げました。皆さんに受け入れられたら嬉しいです。作品はとても素敵に仕上がっておりますので是非劇場に足をお運び下さい。■康すおん人間って解らない、永遠に。深くて複雑で。好きかと聞かれると戸惑う。でも人間は他の何よりも一番面白い。だから人間を演じたい。そんな思いをずっと持ってきました。物語にはそんな人間達が描かれていました。その一員となれた事、本当に嬉しかったです。最初にお話を頂いてから、長い時間をかけて映画が完成しました。この時間は、自分に様々な作用をしました。関わった人達も同じかもしれません。色々な想いが詰まった『アンダーカレント』を多くの人に見ていただけると幸いです。■内田理央私は銭湯の常連のシングルマザーの藤川美奈を演じさせて頂きました。短い時間でしたが、今泉監督の作品に携わることができ、そして皆さまとお芝居をすることができたことをとても嬉しく思います。脚本は見入るように読みましたが、それがどのように映像になっているのか…私もとても楽しみにしております。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年秋公開予定(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年04月10日「型にはまらず豪快に繊細に意気揚々と、個性的な道隆を演じてみたいと思います」こうコメントしたのは俳優の井浦新(48)。2月21日、24年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』への出演が発表された。吉高由里子(34)が主人公・紫式部(まひろ)を演じる今作。井浦は藤原道長の兄・藤原道隆を演じる。吉高と井浦といえば、21年10月クールのドラマ『最愛』(TBS系)で共演したことが記憶に新しい。「吉高さんが演じたのは、製薬会社の社長で、ある殺人事件に巻き込まれた過去を持つ人物。井浦さんは吉高さんを献身的に支える弁護士役でした。ドラマは好評で、ギャラクシー賞をはじめ、いくつもの賞を受賞しました」(スポーツ紙記者)吉高&井浦のコンビは人気を博し、今回井浦の大河ドラマへの出演が明らかになるとSNS上では《井浦さんと吉高さんまた共演嬉しすぎる》などと歓喜の声が。しかしもう1人、『最愛』から『光る君へ』への出演が期待される人物が。「松下洸平さん(35)です。松下さんは『最愛』では、吉高さんと両思いで、過去の殺人事件の捜査に関わる刑事役でした。劇中では吉高さんと松下さんのカップルらしい可愛らしい掛け合いが話題になりました」(前出・スポーツ紙記者)《大河に井浦さん出るん!?最愛だ!!松下洸平も出よう!!》と、SNS上では井浦が出るなら松下も、と期待が高まっているが……。「松下さんの出演の可能性もかなり高いと思います。というのも、『光る君へ』の制作スタッフは19年の朝ドラ『スカーレット』と同じ面々なのです。そして『スカーレット』といえば、松下さんが戸田恵梨香さん(34)演じるヒロインの相手役として脚光を浴びた作品です。松下さんが出演となれば、『光る君へ』を見たくなる『最愛』ファンもいるでしょう」(NHK関係者)再集結に期待が高まる『最愛』トリオ。今後のキャスト発表が楽しみだ。
2023年02月23日「Kruhi」第2弾アイテムはツーカラーバーム俳優・井浦新が手がけるナチュラルコスメブランド「Kruhi(クルヒ)」より、自然由来成分100%のバーム「オールウェイズニューバーム)」(税込4,950円)が登場。2022年9月に発売された「ボタニカル石けんシャンプー/トリートメント」に続く待望の第2弾アイテムとして、2023年2月3日より公式オンラインストアで発売される。自然の恵みが溶け込んだ2色!「オールウェイズニューバーム」は、自然由来の赤と緑のエキスを半分ずつ配置した、見た目にも楽しい2色のバーム。赤色のバームには「ハイビスカスローゼル」と「パッションフルーツ」、紫根を2種類の植物オイルに漬けた「インフューズドオイルを」を配合。年齢サインをケアし、肌にいきいきとしたハリを与える。一方緑色のバームには、肌荒れを防ぐ効果のある「月桃葉」を採用している。使用されるハーブは、鹿児島県で無農薬栽培されたもの。また規格外で廃棄される予定の果実を取り入れることで、僻地で働く生産者をサポートする取り組みも行っている。「ダマスクバラ花油」や「ビターオレンジ花油」、「ベルガモット果皮油」など9種の天然精油をブレンドした、オリジナルのアロマが優しく香る。(画像はプレスリリースより)【参考】※「Kruhi」公式サイト
2023年01月20日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、井浦新さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.68を、本日公開いたしました。■ ■GOODAVol.68表紙・巻頭:井浦新さん 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA(グーダ)」。Vo l.68の表紙には、映画を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活動し、アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めるなど、多彩に活躍する井浦新さんが登場。“旅”をキーワードにしたインタビューでは、「人に迷惑をかけない範疇で小さな小さな旅をたくさんしていました。だから、これまでのような旅に行けなくても、ストレスは溜まらなかったです」と語ってくれた。また、旅に欠かせないものとして「余計なものを持ちたくないんです。でも、細々とした道具も携帯したいので、ポケットがたくさんついたユーティリティなベストを着るのが実用的です」と旅のワードローブについても教えてくれ、ファッション撮影では、すべての衣装にベストをコーディネートした「ベストを用いた旅コーデ」を披露してくれた。そのほか、現在、絶賛放送・配信中であるWOWOW『連続ドラマW 両刃の斧』については「柴田さんと、この内容でがっちりと芝居をさせてもらえるなんて、ありがたい。魂を削りながら、一歩一歩、登るような日々で、“自分の限界を突破する”と、現場でことあるごとに自分に言い聞かせていました。とにかく自分の今、この瞬間のマックスを常に超えていきたい、そんな撮影になりました」と話してくれた。そのほか、かっこよく釣りを楽しみたい人にむけた特集を掲載。■ 井浦新が愛する「ユーティリティな旅コーデ」 レイヤーがつくりやすく、独特の存在感がコーデのワンポイントにもなる。そして、ちょっとした小物が入る収納力をもつファッションアイテムがベストだ。井浦新さんも旅のお供として取り入れるという、名脇役的な存在。そんなベストを使ったコーデを提案しよう。■ スペシャルインタビュー / 井浦新Life Is Strangeあらゆることから刺激を受け明日への糧に 日常から解放され、見たことがない景色やご当地の味覚を楽しむ。そして新しい出会いもある。旅の醍醐味をあげれば、キリがない。ただし、何を感じ、どう楽しむかはその人に委ねられる。好奇心の赴くまま、全国各地を訪ね歩く井浦新さんに旅、そして釣りについて聞いた。井浦新さんスペシャルムービー 動画1: ■ おしゃれに遊ぶ。腕前も上がる 釣りをもっと楽しむためのAtoZ アウトドアブーム、そして健康志向の高まりを背景に、釣りへの関心が高まっている。屋外で楽しめ、釣った新鮮な魚を食すことができるからだ。一方で、ビギナーが増えたことで、ゴミの投棄や漁港関係者とのトラブルも増えている。いま一度、楽しく釣りをするためのルールを確認するのはもちろん、洒落た最新の釣りウェアや、オススメのギア、さらに代表的な“陸っぱり”での釣り方など釣りのいろはをおさらいしよう。■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「暮らし・住まい」「アウトドア・スポーツ・車」「グルメ」「デジタル家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月15日釣り特集&井浦新が着こなす「ベストを使った旅コーデ」無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、井浦新さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.68を、本日公開いたしました。■ GOODA Vol.68表紙・巻頭:井浦新さん 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA(グーダ)」。Vo l.68の表紙には、映画を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活動し、アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めるなど、多彩に活躍する井浦新さんが登場。“旅”をキーワードにしたインタビューでは、「人に迷惑をかけない範疇で小さな小さな旅をたくさんしていました。だから、これまでのような旅に行けなくても、ストレスは溜まらなかったです」と語ってくれた。また、旅に欠かせないものとして「余計なものを持ちたくないんです。でも、細々とした道具も携帯したいので、ポケットがたくさんついたユーティリティなベストを着るのが実用的です」と旅のワードローブについても教えてくれ、ファッション撮影では、すべての衣装にベストをコーディネートした「ベストを用いた旅コーデ」を披露してくれた。そのほか、現在、絶賛放送・配信中であるWOWOW『連続ドラマW 両刃の斧』については「柴田さんと、この内容でがっちりと芝居をさせてもらえるなんて、ありがたい。魂を削りながら、一歩一歩、登るような日々で、“自分の限界を突破する”と、現場でことあるごとに自分に言い聞かせていました。とにかく自分の今、この瞬間のマックスを常に超えていきたい、そんな撮影になりました」と話してくれた。そのほか、かっこよく釣りを楽しみたい人にむけた特集を掲載。GOODA Vol.68表紙:井浦新さん■ 井浦新が愛する「ユーティリティな旅コーデ」 レイヤーがつくりやすく、独特の存在感がコーデのワンポイントにもなる。そして、ちょっとした小物が入る収納力をもつファッションアイテムがベストだ。井浦新さんも旅のお供として取り入れるという、名脇役的な存在。そんなベストを使ったコーデを提案しよう。GOODA Vol.68巻頭:井浦新さんGOODA Vol.68巻頭:井浦新さん■ スペシャルインタビュー / 井浦新Life Is Strangeあらゆることから刺激を受け明日への糧に 日常から解放され、見たことがない景色やご当地の味覚を楽しむ。そして新しい出会いもある。旅の醍醐味をあげれば、キリがない。ただし、何を感じ、どう楽しむかはその人に委ねられる。好奇心の赴くまま、全国各地を訪ね歩く井浦新さんに旅、そして釣りについて聞いた。GOODA Vol.68インタビュー:井浦新さん井浦新さんスペシャルムービー ■ おしゃれに遊ぶ。腕前も上がる釣りをもっと楽しむためのAtoZ アウトドアブーム、そして健康志向の高まりを背景に、釣りへの関心が高まっている。屋外で楽しめ、釣った新鮮な魚を食すことができるからだ。一方で、ビギナーが増えたことで、ゴミの投棄や漁港関係者とのトラブルも増えている。いま一度、楽しく釣りをするためのルールを確認するのはもちろん、洒落た最新の釣りウェアや、オススメのギア、さらに代表的な“陸っぱり”での釣り方など釣りのいろはをおさらいしよう。GOODA Vol.68釣りをもっと楽しむためのAtoZGOODA Vol.68男の収集癖を刺激する映える釣りギア■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「暮らし・住まい」「アウトドア・スポーツ・車」「グルメ」「デジタル家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月15日今回、ご紹介するのは、WOWOW『連続ドラマW両刃の斧』。井浦新さんと柴田恭兵さんの豪華W主演による、現役刑事と元刑事のぶつかり合いが巻き起こす慟哭のサスペンスです。現役刑事の川澄成克を演じた井浦新さんに、お話をうかがいました。「見たことのない柴田恭兵さんをご覧いただけます」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 128『連続ドラマW両刃の斧』の原作は、骨太な犯罪ドラマを描き続ける作家・大門剛明氏による同名小説です。柴田恭兵さんが演じる柴崎佐千夫は、15年前に長女を何者かに殺害され迷宮入りとなった事件を、退職後も妻の看病をしながら追い続ける元刑事。井浦新さんが演じる川澄成克は、柴崎の後輩で、人生の師と仰ぐ柴崎のために事件の捜査を続ける所轄刑事です。刑事と元刑事という立場の違う2人がぶつかり合うなか、川澄らが犯人と目される・ある男にたどり着いたとき、独自捜査を続ける柴崎にある嫌疑が掛けられてしまいます。愛する者を思う心が複雑に絡み合い二転三転するストーリーは、警察ドラマの枠にとどまらず人間ドラマとして涙を誘うこと必至。心揺さぶるサスペンスドラマです。ーー柴田恭兵さんと初めてお会いしたときのお話を教えてください。井浦さん僕は恭兵さんのお芝居を観て育った世代です。とても大きな存在ですから、僕はとにかく緊張していました。恭兵さんがいらっしゃる控室へご挨拶に伺った際、僕が自分の名前を名乗ったら、温かく迎えていただき、素敵な笑顔とともに手を差し出してくださって。僕は恭兵さんの手を握り返して、「よろしくお願いします」と言いました。ーー公式発表されたコメントで、おふたりが“恭兵さん”“新”とお名前で呼び合っているところが素敵だなと思いました。井浦さんあれは僕も本当に嬉しくて、声をあげて喜びました(笑)。撮影現場では、“井浦くん”か“新くん”で、名前を呼んでいただいたことも数えるほどで。とはいえ、恭兵さんに「気楽に名前で呼んでください」とお願いして名前を呼んでいただくよりも、この撮影でお芝居を通してぶつかり合っていく中で、“新”と呼んでくださることが嬉しいので、自然とそうなることを願っていました。撮影期間に“新”と呼んでいただくことはなかったので、公式コメントを読んだときに一番嬉しかったのは僕かもしれません。ーー撮影現場の柴田恭兵さんは、どのような雰囲気でしたか?井浦さん終始、作品や役の世界に徹していらっしゃるようにみえました。川澄が柴さん(柴崎の愛称)を敬愛する気持ちは、僕が恭兵さんに対して抱いている気持ちと同じですから、僕は自分の気持ちをそのまま役に投影することができました。恭兵さんがオールアップして帰っていく姿を僕らは見えなくなるまで見送っていましたが、良い意味で全く隙がなくて。プロフェッショナルという言葉がぴったりの方です。ーー井浦さんが柴田恭兵さんの作品の中でもっとも影響を受けたものは?井浦さんテレビドラマ『あぶない刑事』は、僕の青春時代そのもの。撮影現場で恭兵さんが柴さんとして車を運転するシーンはとりわけユージの姿にダブって見え、僕はひとりで目をキラキラさせていました。恭兵さんはとても運転が上手な方ですから、柴さんとして抑えた運転をしているシーンは、必見だと思います。ーー井浦さんが『あぶない刑事』を大好きだということを柴田恭兵さんにお伝えしたのでしょうか。井浦さん恭兵さんは、一緒に仕事をしたスタッフさんや共演された俳優さんなど、出会ったすべての方に同じようなことを言われていると思うんです。渥美清さんに「寅さんが好きです」と言うようなものですから……でも、こらえきれず、お伝えしてしまいました。恭兵さんは、僕がラブレターを読み上げるように「僕の青春です。共演させていただいて光栄です」などと話している間、静かに聞いてくださって。出演者しか知らないお話も少しだけしてくださいました。ーー撮影中、柴田恭兵さんはエキストラさんたちを泣かせるほどの熱演をされたとか。井浦さんそのシーンはすごいです。息をするのを忘れてしまうほど、恭兵さんのお芝居に巻き込まれてしまうはずです。残念ながら、僕はその場にいなくて。川澄は誰よりも柴さんが好きなのに、ほとんどのシーンがすれ違いなんです。僕は現場へ行くたびに森義隆監督に「昨日の恭兵さんは?」と聞いて、監督が「すごかったよ!」と言いながら教えてくださるというやり取りを繰り返していました。ーーまるで、恋しているかのようですね(笑)。井浦さんまさにそのような感じです。柴さんに会いたいけれど、会ってしまうと川澄としては心をえぐり取られるようなごついお芝居が待ち受けているので、会いたいけれど会いたくない気持ちになっていました。ーー多くの難しいシーンがあったそうですね。井浦さん取調室で対峙するシーンは、恭兵さんが目の前にそびえたつ高い山のように見え、僕にはそこに向かって撮影していくという気持ちがありました。川澄は、視聴者の方々と同じ目線で、登場人物の思惑に翻弄されていきます。その不安定な状態を表現するのが難しく、演技プランを持ってはいけないような役でしたので、演じがいがありました。この作品の一番の見どころは、恭兵さんが命を削るようにして演じたお芝居です。そこを見るだけでも価値があると思います。俳優であれば、一生脳裏にこびりついて、いつの日か同じようなお芝居の状況となった時に自然と出てきてしまうんじゃないかというほど、素晴らしいお芝居を見ることができます。視聴者の方であれば、これまでに見たことのない恭兵さんをご覧いただけますし、ドラマを楽しみながら、一体どのような状況になったら、このようなお芝居ができるんだろうと、恭兵さんのお芝居のすごさを感じていただけると思います。インタビューのこぼれ話年齢を重ねるごとに、かっこよさと優し気な雰囲気が増していく井浦さん。取材直後の9月15日は48歳のお誕生日でした。「48歳を迎えたから、特に何かをしたいということはありません。ただひとつだけ、健康でありたいなと思っています」(井浦さん)。InformationWOWOW『連続ドラマW 両刃の斧』11月13日(日)より、よる10時から放送・配信スタート(全6話)【放送】毎週日曜 午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】 【WOWOW4K】【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】出演:井浦新、柴田恭兵/奈緒、坂東龍汰/高岡早紀、風吹ジュンほか原作:大門剛明『両刃の斧』(中公文庫)監督:森義隆脚本:鈴木謙一衣装協力:ジャケット¥83,600、パンツ¥37,400(mando/mando03-5716-6862)写真・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・上野健太郎ヘアメイク・NEMOTO(HITOME)写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・上野健太郎 ヘアメイク・NEMOTO(HITOME)
2022年11月11日善人、悪人、時にはかなりエキセントリックなキャラクターまで。硬軟自在にその時々のキャラクターを生きる井浦新。主人公として作品を引っ張ることもあれば、名バイプレイヤーとして作品に強烈なスパイスを利かせることもある稀有な存在だ。その出演作の数は膨大で、ジャンルもシリアスからコメディまで実に幅広い。そんな役者としてひとつの円熟期を迎えつつある井浦が、「ずっと憧れの人だった」と公言する柴田恭兵と念願の初共演を果たしたのが、『連続ドラマW 両刃の斧』だ。井浦演じる現職刑事の川澄と、柴田演じる15年前に何者かに娘を殺害された元刑事・柴崎。強い絆で結ばれていたはずのふたりが、徐々に対立を深めていく姿が、ビリビリした緊張感の中じっくりと描かれていく。果たして15年前の未解決事件の真相とは――?偉大なる先輩=柴田と共演できた喜び、そして数々の良質なドラマを放ち続けるWOWOW作品への想いを語ってもらった。恭兵さんがお弁当を食べている姿さえ、チラチラと見ていました(笑)『連続ドラマW 両刃の斧』――本作の出演を決められたのは、(ダブル主演を務める)柴田恭兵さんとの共演が大きな要因だったとか。井浦もちろんです。それが一番大きいご褒美のような気持ちでした。学生の頃から『あぶない刑事』を観て育ってきている僕にとっては、恭兵さんと刑事ものをやらせてもらうなんて、そんなパワーワードはないなと(笑)。もちろん作品のテイストは全く違いますが、ごっつければごっついほど嬉しいなと思っていました。――あらためて共演されてみて、柴田さんの役者としての魅力は?井浦まずは恭兵さんの作品に対する向き合い方、姿勢ですね。お芝居云々以前に、人としてこの作品、役にどう向き合っていくのかというのを学ばせていただきました。恭兵さんは具体的に「こうやっています」なんてひと言もおっしゃいませんが、見ていれば分かるんです。気づいたら台本がすごく使い込まれたものになっていたり、ご自分の持ってきたアイデアを森義隆監督と真剣に相談されている姿だったり。どれほどの想いを持ってこの作品に向き合って、どれだけのことを準備されてきたのかっていうのが、あふれ出ちゃっているというか。かといってそれを共演者に強要することは、一切ない。僕としてはうかうかしていると振り落とされてしまう!と思ったので、しがみついてでも恭兵さんのやってることを貪欲に全部いただこうと。恭兵さんがお弁当を食べている姿さえも、チラチラと見ていました(笑)。――作品同様、現場もかなり緊張感が漂っていたのでしょうか。井浦確かに恭兵さんが現場にいらっしゃる日は、恭兵さんが大先輩だからとか、大ベテランだからだとかは関係なく、いい緊張感が流れるんです。それは恭兵さんが本気でこの“愛の物語”を作り上げたいという気持ちが、体から溢れてるから。最初の顔合わせでお会いしたときに、「この作品は愛の物語です」とおっしゃったのが僕は忘れられなくて。僕が演じる川澄は現職の刑事として、目の前で起きる事件に翻弄されていくけど、恭兵さんが演じる柴崎は最初から見ているところが全然違う。一貫して愛を表現し続けているんです。その恭兵さんの想いは芝居というものを軽々と超えてくるし、作品の一番深い部分を体現しようとしている。当然その想いは監督、スタッフ、共演者にも伝わるので、いい緊張感に繋がっていく。でも恭兵さんって、ずっと眉間にしわを寄せているわけではなくて、皆にユーモアを振りまいて現場を和ませたりもするんです。それも含めて、恭兵さんってずるいなって思いました(笑)。――役者としてはもちろん、人間性が素晴らしい方なのですね。井浦お芝居にも人柄にも、品格があるんです。でも時にはそれを捨てて、思いっきり人間臭い芝居を超えた芝居をぶん投げてくる狂暴性もあるし、同時に繊細さもある。今回ご一緒させていただいたことで、自分に足りないものや、まだまだトライしていかないといけないなと思うことがすごく浮き彫りになった気もします。本当に勉強になりましたし、感謝しかありません。「ありがとう、新。いつかまた。」という恭兵さんの嬉しいコメントを見ましたが、ナマの声で聞きたかったです!自分で勝手に自分を追い込んでしまったのは、初めての体験――川澄というキャラクターも、ひと言で語るのが難しい多面性を持ったキャラクターだったのではないでしょうか?井浦最初から森監督と僕の思う“川澄像”はほぼ同じだったので、それほど苦労はしなかったです。川澄の人間臭さって、すごく絶妙なポジションで。バカだけどバカじゃないし、元はヤンチャだったからといって“元ヤンチャでした”みたいなステレオタイプな大人にしてもつまらない。彼もそれなりの経験はしてきているし、いろいろなものを見てきているはずですから。ただ川澄も視聴者と同じタイミングで、目の前で起こる出来事に驚いている。ストーリーテラーでもあるので、そこのポジションの難しさはありました。あとは川澄なりの“想い”を持って生きている、その塩梅です。あまり強くやり過ぎると滑稽になるけど、時としてはやり過ぎた方が効果的にもなる……。柴崎との陰影や、川澄の家族の中での立ち位置も難しかったです。一見分かりやすそうな人物なのに、実はなかなかつかみどころがない。そんな面白い人物だったなと思います。――「限界まで全てを絞り出しました」ともコメントされていましたが、撮影中はかなりのめり込まれていた……?井浦完全にのめり込んでいたし、役に(自分を)持っていかれていました。メンタル的にもフィジカル的にも自分で勝手に自分を追い込んでしまったのは、初めての体験でした。ちょっと体が故障したりもしたんですが、その体が壊れていく感じが、“芝居じゃない芝居”といい感じにブレンドされていって、川澄としてはいい形の立ち方になったり。下半身の踏ん張りがきかない、よたよたした枯れたおっさんになって、そこも川澄と重なっていきました。それくらい自分としてはちゃんと役に対して夢中になれていたので、よかったなと思います。――ではクランクアップしたときは、解放感でいっぱいだったのでしょうか。井浦解放された感じにはなりましたが、「本当に終わったんだ」という感じの方が強かったかもしれません。今回は役に集中し過ぎるくらい集中していたので、体にも心にも結構な負担がきていまして(苦笑)。撮影が終わった嬉しさよりも、「撮影が終わって大丈夫かな。明日から普通の生活に戻れるのかな」という怖さがありました。川澄は演じるにはきつい役ですが、まだ演じている間の方が楽なんです。明日からまた違う作品への準備をすることなんて、「本当に自分にできるのか?」という気持ちでした。――それも含め初めての体験が多かったのですね。井浦それは森監督によるところも大きいと思います。いつか森監督とはバッチバチにご一緒したかったし、森作品はそういうものだと思っていました。実際何日か演出を受けてみて、やっぱり森監督って芝居じゃないんだなと。小手先の芝居を求めている方じゃなく、生きざまをそのまま出すことを求められるんです。役として背負っているものを、俳優がどう考えて現場でそれを表すのか。川澄も芝居だけでやっていたら、おそらくペラペラなんですよ。それを気持ちから作って、心で演じられるところまでのめり込んでいけたのは、結果的にはそうしないと森監督の心には届かなかったからということです。――かなりテイクも重ねられたのでしょうか?井浦どんな想いを持って現場に来ているか、そこに到達するまでが問題なので、なんなら1発OKが多かったくらいです。2テイク目、3テイク目はどんどん想いが弱まっていってしまうし、僕もファーストテイクが一番好きなのでそこもやりやすかったです。映画を作っているのと変わらない、ものすごく贅沢な環境だなと――柴田さんのあるシーンで、エキストラが感動して泣いてしまったというのも話題になっていましたが……。井浦現場で会うスタッフさんが皆、「あそこの恭兵さんはすごかったです!」とおっしゃるんですが、僕は現場にいない日だったんですよ!他にも恭兵さんのすごいシーンがいくつかあるんですが、見事に僕がいない日ばかり。「なんでいつも自分がいないときに、すごいことが起こるんだよ!」って嫉妬してました(笑)。最高の柴田恭兵さんの芝居を見られることが、この作品の最大の見どころだと僕は自信を持って言えます。――柴田さんを相手に、かなりの長ゼリフを披露されるシーンもあるとか。井浦刑事ものあるあるですが、専門用語満載の長いセリフは必ず出てくるんです。今回もあるだろうなとは思っていましたが、想像を超えた量でした(笑)。しかも恭兵さんとのふたり芝居だったんですが、なにもしゃべらない柴崎を前に、川澄がとんでもない量のセリフを延々としゃべる。準備にいつもの倍の時間がかかるボリュームでしたが、これを完全に覚えたとしても恭兵さんという相手がいてこその芝居ですから。自分がどんな顔をしてこのセリフを言うんだろう?というのは、やってみるまで全然想像がつきませんでした。――風吹ジュンさん、高岡早紀さん、奈緒さんなど、柴田さん以外の共演者陣も大変豪華な方ばかりです。井浦恭兵さんとの大事なシーンにたどり着くまで、モンスター級の共演者の方々とのシーンがたくさんありましたから。そこをひとつひとつ楽しんで演じていく毎日の中、正直に言うと頂上なんて全く見えませんでした。この山がどういう形をしているのか分からないし、僕としては霧の中、だいぶ急勾配な山を登っているという感じ(笑)。あと数日で撮影が終わりますと言われても、「本当に終わる?終われるのかな?」とずっと思っていましたし、本当に無我夢中な日々でした。――井浦さんにとっては3作目のWOWOW作品となりますが、普段の映画やドラマの現場との違いは感じられますか?井浦今回は基本的には映画作りの布陣、座組なので、必然的に撮り方も映画っぽいなと思いました。何100カットも細かく刻んでいくということはまずないし、照明も映画の光の作り方。視聴者の方が観るのはTV画面ですが、僕らとしては映画を作っているのと変わらない環境だなというのは素直に感じましたし、ものすごく贅沢な環境だなとも思います。制作側も、もちろんキャスト側も「WOWOWならではのものを作ろう!」という熱とこだわりを感じますし、それは作品に如実に出ているんじゃないでしょうか。――本作もそうですが、一歩踏みこんだ内容や時にはハードな描写は毎回見応えがあります。井浦もちろんいろんなドラマがあっていいと思いますが、“映画でも見たことのないものを、あえて映画の布陣で作ろう”という姿勢は素敵だなと個人的にも思っています。取材・文:遠藤薫撮影:川野結李歌ヘアメイク:NEMOTO(HITOME)スタイリング:上野健太郎『連続ドラマW 両刃の斧』11月13日(日)午後10時放送・配信スタート(全6話)【放送】毎週日曜 午後10時[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】出演:井浦新、柴田恭兵、奈緒、坂東龍汰、高岡早紀、風吹ジュンほかぴあアプリでは井浦新さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2022年11月09日中田秀夫監督による最新映画『禁じられた遊び』(2023年公開)が公開されることが4日、明らかになった。同作は第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞した清水カルマによる同名小説の実写化作。『リング』(1998年)、『スマホを落としただけなのに』(2018年)、『事故物件 怖い間取り』(2020年)など、ホラー、サスペンスなどのあらゆる怖さを追求した中田監督が、映画『スマホを落としただけなのに』で企画プロデュースを務めた平野隆プロデューサーと2年ぶりのタッグを組む。作品の世界観を伝える超ティザービジュアル2種も公開された。顔の見えない子どもの下に生える不気味な根っこが作品タイトルになっているアーティスティックなビジュアルと、その子どもが一軒家の庭に指を埋めているドキっとする刺激的なビジュアルとなっており、それぞれに不気味な世界観を表現している。同作の公式サイトもオープンし、戦慄のビジュアルが公開されている。ビジュアルを見た海外の映画関係者からは「まさしく『これぞホラー』というアートワークだ!」 「ホラー版『イカゲーム』を彷彿させるアートワークで、非常に興味をそそられる。面白そうだ」 「どちらのビジュアルも邪悪なモノが地中でうごめいているような、非常に不気味な印象を与えていて、とても良い」という声が集まっているという。『The Forbidden Play』という英語タイトルも決定した。(C)2023映画『禁じられた遊び』製作委員会
2022年11月05日中田秀夫監督作『禁じられた遊び』が2023年に公開されることが決定し、超ティザービジュアルが解禁された。日本時間11月1日から開催され、世界80か国以上の映画配給会社が一堂に会する世界有数の映画見本市「American Film Market 2022」(通称:AFM)にて、本作の超ティザービジュアルが解禁され、早くもその不気味なデザインが海外映画関係者の間で話題となっている。原作は、第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞した清水カルマのデビュー作である同名小説(「禁じられた遊び」ディスカヴァー文庫刊(2019))。新人離れした恐怖の表現が評価され、出版されると累計発行部数4万部を超えた人気ホラー小説だ。本作の監督を務めるのは、『リング』(1998)『スマホを落としただけなのに』(2018)『事故物件 恐い間取り』(2020)など、ホラー、サスペンスなどのあらゆる怖さを追求し、世に送り出してきた中田秀夫監督。監督を務めた、2018年公開の大ヒット作『スマホを落としただけなのに』で企画プロデュースを務めた平野隆とは2年ぶりのタッグとなる。平野プロデューサーは、初のホラー映画プロデュースとなり、新人作家の純度の高い注目ホラー小説の映像化に挑んだ。この度解禁されたのは、作品の世界観を伝える超ティザービジュアル2種。うつむいた子どもの足下に生える不気味な根っこが作品タイトルになっているアーティスティックなビジュアルと、その子どもが一軒家の庭に指を埋めている衝撃的なビジュアル、それぞれに不気味な世界観を表現している。子どもは一体何をしているのか…?じわじわと何かが迫ってくるような、ジャパニーズホラー特有の雰囲気が感じられるビジュアルとなっている。本情報の解禁に併せて本作の公式サイトもオープン。戦慄のビジュアルが公開されている。本ビジュアルを見た海外の映画関係者からは、「まさしく「これぞホラー」というアートワークだ!」「ホラー版「イカゲーム」を彷彿させるアートワークで、非常に興味をそそられる。面白そうだ」「どちらのビジュアルも邪悪なモノが地中でうごめいているような、非常に不気味な印象を与えていて、とても良い」といった声が聞かれ、早くも本作に対する期待が高まっている。『The Forbidden Play』という英語タイトルも決定しており、世界的に注目されるジャパニーズホラー作品になりそうだ。注目のホラー作家の原作を、中田監督がどのようなホラー映画に仕上げるのか。出演者等の情報は今後明らかにされる予定。続報に注目したい。『禁じられた遊び』は、2023年公開。(text:cinemacafe.net)
2022年11月05日30年以上、発達障害のある子どもたちをみてきた精神科医の言葉今回は、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授を務める本田秀夫先生のコラムをまとめてご紹介します。これまで執筆いただいたコラムでは、発達が気になるお子さんの進路選びや、発達障害子育てのポイント、インクルーシブ教育の実現に向けた考えなど、保護者の方に向けた力強い言葉をつづっていただいています。30年以上の臨床経験がある本田先生の言葉は、私たちの心に深く届くものばかりです。ぜひ、この機会にまとめてご一読ください。障害のある子どもと障害のない子どもに別々の教育を行うのではなく、全員が共に学べるような形で教育を行うことを意味する、インクルーシブ教育。本田先生は、合理的な考え方であり、そのような環境設定をすることに対して全面的に同意しているものの、現在の学校教育にはまだ課題を感じると言います。共生社会をつくるために必要な姿勢とは…。本田先生は、発達に特性のあるお子さんの進路について話していると「通常学級で大勢の中に入ったほうが、いい刺激を受けるんじゃないですか」と言われることがあるそうです。この記事では、保護者の方に向けて通常学級に在籍することで受けるプラスとマイナスの刺激について解説いただいています。発達に特性のあるお子さんの就学や進路選びでは、通常学級、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校など、さまざまな選択肢の中から検討されるかもしれません。特に、小学校入学前に受ける就学相談で「通級指導教室や特別支援学級が適当」という判断が出た場合に悩む保護者の方が多いと本田先生は言います。発達障害子育てで感じる、さまざまなお悩み。どのように対応すればいいのか迷われている保護者の方に向けて、子育てを考えるきっかけになるクイズを本田先生にご用意いただきました。ぜひ、お子さんをイメージしながら答えを選んでみてください。発達障害のあるお子さんには、さまざまな特性があります。本田先生は、「得意なこと」「苦手なこと」「好きなこと」「嫌いなこと」などを一般常識にあてはめないで、ありのままに理解していくことが大切だと言います。この記事では、発達障害のある子どもの育て方のポイントを解説いただいています。発達が気になるお子さんの子育てをする中で、「できないこと」に目が行きがちだと感じている保護者の方も多いかもしれません。本田先生は、「平均値に届く・届かない能力が必ず存在する」「苦手の克服を最優先課題にするのは、発達障害のある人たちにとってはしばしば逆効果となり、特訓すればするほど嫌いになってしまうことがある」と言います。発達障害の当事者やそのご家族の方から、「発達障害と個性はどう違うの?」と質問をよく受けてきた本田先生は、「発達障害の特性と個性の間に境界線はない」「発達障害の人が向き合う困難はマイノリティ問題と共通している」と考えているそうです。それはなぜでしょうか。本田先生は30年以上の臨床経験から、発達障害と診断された人たちのなかで、割合が大きいけれど十分に理解されず困っている人がいると感じているそうです。それは、発達障害が「重複」するタイプの人であり、発達障害のある人の悩みを理解し支援するためには、その人たちのことをぜひ知っておいてほしいと言います。
2022年10月21日ゲーム感覚で楽しめる読み書き指導ーー『マンガでわかる読み書き指導: スモールステップで読めない、書けない子どもを伸ばす』「もしかして読み書きが苦手かもしれない」と思ったとき、どこに相談し、どのような支援をしていけばいいのでしょうか?この本では、読み書きに困難のある5歳のそらちゃんとそらちゃんのお母さんが、作業療法士の児玉先生による読み書き指導を通して少しずつ文字に対する苦手意識を克服していく様子が描かれており、作業療法士の視点から、読み書き困難のある子どもへの指導について分かりやすく紹介されています。文字の読み書きには、文字と音を結びつける、文字と意味を結びつける、文字の形を的確にとらえる、など子どもにとっては難しい要素がたくさん詰まっています。あいうえお表に沿って読み書きの練習をするのではなく、絵カードなどを用いて、語彙を豊かにする、図形を模写する力をつける、絵や音と文字を結びつけたり、文字の数や形、意味を認識する力をつける練習をするなど、読み書きに必要な基礎的な力をスモールステップで身につけていくことが重要です。大切なのは、文字に興味を持てるようにすること。この本では、読み書きが苦手な子どもの特性に合わせ、ゲーム感覚でできるトレーニング、お家でできるトレーニングもたくさん紹介されているので、遊び感覚で一緒に実践してみるのはいかがでしょうか。発達障害のある子どもたちの学校生活について考える、本田秀夫先生の新刊ーー『学校の中の発達障害 「多数派」「平均値」「友達」に合わせられない子どもたち 』発達障害のある子どもの特性を本人や家族がどんなに理解していたとしても、学校の中で多くの人の理解を得ることは難しい、そんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この本では、発達ナビにもご寄稿いただいている本田秀夫先生により「発達障害のある子どもの学校生活をサポートするコツ」が紹介されています。厳しい校則、授業を受ける際のルールなど、発達障害のある子どもたちは「学校の標準」に合わせることに苦労することもあります。発達障害のある子どもが安心して学校生活を送れるようにするために、親や先生ができることとは何か、また現在の教育に必要なことは何か、など、さまざまな視点から「発達障害と学校生活」について考えられる一冊になっています。また「子どもが教室を飛び出してしまったら?」「ほかの子どもをたたいてしまったら?」「子どもが宿題をやらないときは?」など学校生活で生じやすい困りごとについて、親ができること、先生ができること、協力してできることがそれぞれ紹介されています。集団生活、たくさんのルール…学校生活は発達障害のある子どもたちにとってハードルが高いことも多く、その過程でつまづいてしまうことも少なくないでしょう。子どもたちやその家族が「学校の標準」に合わせることができないことで悩まずに済むように、また多様な特性を持つ子どもたちがのびのびと学校生活を送れるようにするためには、どんな支援、工夫が必要なのでしょうか。発達障害のある子どもを持つ保護者の方だけでなく、発達障害のある子の支援に関わるさまざまな職業の方におすすめの一冊です。自閉スペクトラム症のあるスバルくんの成長記録ーー『スバルくんは 頭の中 全部言いたくてしょうがない: わが家のハッピーBOYは自閉スペクトラム症』この本では、自閉スペクトラム症のあるスバルくんのお母さん、星あかりさんが、子育ての中で発見したほのぼのエピソードを四コマ漫画で紹介しています。スバルくんは3歳のときに自閉スペクトラム症と診断されました。診断を受ける前のスバルくんの様子、また診断を受けてからの、幼稚園や特別支援学級での様子に至るまで、スバルくんとご家族の笑いあり、涙ありの日常がこと細かに描かれています。星あかりさんはスバルくんが自閉スペクトラム症と診断されてから、さまざまな本を読み自閉スペクトラム症について知識をつけようと奮闘しますが、結局得意なことや苦手なことは一人ひとり異なるのだから「一周まわってスバルはスバル」と受け止めます。発達障害、自閉スペクトラム症と一言で言っても、症状や特性は一人ひとり違います。発達障害のある子どもの子育てにおいては、大変なこともあるけれど、楽しいことや驚かされることもたくさんあるでしょう。誰かと比べるのではなく「この子はこの子」と、個々の子どもの特性に向き合いながら、一日一日を大切に過ごしていけるといいですね。自分の困りごととうまく付き合うには?ーー『特別な支援が必要な子たちの「自分研究」のススメ: 子どもの「当事者研究」の実践』発達障害などの特性があり、日常生活の中で困りごとを抱える子どもたちは、自分の特性を自覚していく過程で、「なんで自分だけできないの?」「自分は普通じゃない」と悩んでしまうこともあるそうです。成長するにつれて、自分の得意なこと、苦手なことを把握することが求められる場面も増えてきますし、困りごとに対する適切な対処方法を知らないと、「できないのは自分のせい」だと思い込み、自己肯定感がどんどん低くなってしまうことも考えられます。この本では、子どもたちが、自分で自分の困りごとを研究する「自分研究」について、実際の例と共に紹介されています。「泣き虫ゴースト」「ペラペラノドン」など自分の困りごとをキャラクターにして、それはどんなとき、どんな場面で表れるのか、どうすればそれを軽減することができるのか、どんな環境、道具があると安心できるのか、などについて、ほかの子どもたちからのアドバイスも踏まえながら、自分で研究します。子どもたちは「お守りをつくる」「ストップと書かれたカードをつくる」「運動する」など多様な対処方法を考えます。イヤだと感じること、苦手なこと、安心できること、落ち着けること…それらは一人ひとり異なります。自分の特性にしっかりと向き合うことで、苦手なこと、困っていることに対する自分なりの対処法を前もって考えておくことができ、「次にこういうことがあっても大丈夫」という安心感を得ることができるのではないでしょうか。児童養護施設や非行少年をテーマに境界知能について考えるーー『傷ついた子を救うためにマンガでわかる境界知能とグレーゾーンの子どもたち4』「もしも同僚が全員ノーベル賞をとっていたら、その中で仕事をしていくことができますか?」この本の主人公、大頭先生は、児童養護施設の職員からこう問われます。発達障害グレーゾーンの子どもや境界知能の子どもたちは、このように求められる「普通」のレベルが高すぎる、負担の大きい環境の中で生活しているとも考えられます。この本は、小学校の先生である大頭先生が、児童養護施設で暮らす生徒の家庭訪問にいく場面から始まります。児童養護施設にはさまざまな理由・背景で入所している子どもたちがいますが、約半数に被虐待経験があるといわれています。この本の中で、虐待を受けた子どもたちは「必要な時に必要なだけ、充電をさせてもらえない」「充電器が当てにならない」状態にあると表現されています。さらに本書では、同じ児童養護施設の卒業生キノシタくんが登場します。キノシタくんは母親からのネグレクトが原因で児童養護施設に入所します。キノシタくんは境界知能レベルにあることが分かっていましたが、適切な支援が行われず、次第に非行に走り、少年院に入ることになります。キノシタくんが非行に走る理由は、決して彼個人の問題だけではないはずです。どのような環境が彼を非行へと追い立てたのでしょうか。この本はベストセラー「ケーキの切れない非行少年たち」の著者である宮口幸治先生によって書かれました。「ケーキの切れない~」でもテーマとなっていた境界知能、グレーゾーンの子どもについて理解を深めるためのシリーズ第4弾がこの作品です。大頭先生と一緒に境界知能や発達障害グレーゾーンの子どもたちの困りごとについて学んでみましょう。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2022年10月09日ジャパニーズ・ホラーの巨匠・中田秀夫監督最新作『“それ”がいる森』公開前夜祭が9月29日、丸の内ピカデリーにて開催され、主演を務めた相葉雅紀をはじめ、松本穂香、上原剣心、江口のりこ、中田監督が登壇した。不可解な現象が多発するという実在の森を舞台に、相葉演じるバツイチで単身農業を営む田中淳一が、得体のしれない“それ”の恐怖に怯えながらも、一人息子の一也と共に立ち向かう姿を描く。この日は“未知なる恐怖”を描いた作品にちなみ、相葉の未知なる一面について語られる場面が。中田監督は、“それ”を描く撮影はかなり大がかりなもので、現場では緻密な準備が必要になることを明かすと「森のセットでは準備するのにとにかく時間がかかるんです。寒いなか、3時間ぐらい待ってもらうこともありました。そんなとき、相葉さんは銅像のように本を読んでいるのを目撃しました」と現場での様子を語る。すると相葉は「撮影の合間や移動のときは、結構小説を読んでいることが多いですね」と読書家である一面をのぞかせる。しかし、同じ質問をされた松本は「私の母が嵐さんの大ファンで、家ではずっとDVDが流れているような環境だったので、相葉さんにも『こういう人なんだろうな』というイメージがあったんです。今回お会いしていい意味で、そのイメージのまんまでした。カメラが回っていないところでも優しくていつも元気」と未知な部分が見つからなかったと言うと、相葉は「いつも元気って、ちょっとおバカさんみたいだね」と照れ笑い。江口も「相葉くんはそのまま。相変わらずおちゃめでおおらかな人」と意外な一面がないことを強調すると「でもおちゃめな面だけではなく、ちゃんと人の話を聞く大人な部分もあります。私はそういう相葉くんが好きです」と直球で賞賛。松本や江口からのお褒めの言葉に、相葉は「なんか言わせちゃってすみませんね」と恐縮していた。そんななか、相葉の事務所の後輩であるジャニーズJr.「Go!Go!kids」の上原は「相葉さんとは向かい合って食事をするシーンがあったのですが、とても細いのに食べるのがめちゃくちゃ早かったんです。遅い人だと思っていた」と意外な一面を披露すると、相葉は「未知なる一面が出ましたね」と上原の回答に満足そうな表情を浮かべていた。取材・文・写真=磯部正和『“それ”がいる森』9月30日(金)公開
2022年09月29日俳優の井浦新と女優の黒島結菜が出演する、JTの新CM「ひといき習慣 #3 頭の中をカラッポに」編、「ひといき習慣 #4 楽しい予定を想像」編が、15日から放送開始となった。新CMは、これまで放送された「#1 ひとり時間をつくる」編、「#2 プチ日光浴」編の続編。井浦と黒島が日常の中で簡単に取り入れることができる、新たな2つの「ひといき習慣」を提案する。「ひといき習慣 #3 頭の中をカラッポに」編では、忙しく働く黒島が、空を眺めながら3分間頭の中をカラッポに。少しの間、考えるのを止めてみる「ひといき」のつき方を実践する。「ひといき習慣 #4 楽しい予定を想像」編では、井浦が仕事の合間にパソコンから目を上げ、楽しい予定を想像して笑顔を見せる。また、CM楽曲にはTikTok総再生回数12億回超のアーティスト・imaseの「でもね、たまには」が採用された。■imaseインタビュー――自分のリズムを保つために意識的に行っているimaseさん流の「ひといき習慣」はありますか?音楽だけに没頭しすぎると悪い方向に流れてしまう傾向があるので、自宅で好きな韓国映画を見たり、ゲームをしたりして過ごしていますね。ほかには、岐阜の地元の友達と近所の焼肉屋に行ったりするのもいい「ひといき」になっています。音楽だけに集中しすぎていても創作も悪い方に向かってしまうので、「休むことは進むこと」と思って休んでいます。――「でもね、たまには」を制作された当時は、地元の岐阜と東京を往復されてかなり忙しい日々を過ごされていたかと思いますが、そんな中で楽曲に込めた思いがあれば教えてください。やっぱり岐阜と東京では時間の感じ方が違っていて、東京にいる時はすごくせわしなさを感じていました。そんな忙しさの中でも、この曲を聴けばひといきつこうと思えるような曲になって欲しいという思いを込めて制作しました。――地元・岐阜と、東京で、それぞれ1日の過ごし方のルーティーンや息抜きなどはありますか?岐阜にいる時は、基本的に昼頃に起きて、まず机に座って映画を見るか、ゲームをします。そうしているうちにパソコンを開いて、楽曲制作を始めるというルーティーンです。疲れたときは、岐阜の自然の中をドライブして創作のインスピレーションを貰っていますね。東京にいるうちは、仕事以外ではホテルに籠っていて、フードデリバリーで食べ物ばかり頼んでいます。――沢山のヒット曲を短期間で制作していますが、その秘訣はありますか?楽曲を通して、やっぱりサビが一番聞いている人にとって惹きつけられる部分だと思うので、サウンド、Aメロ、Bメロと、とにかくサビが引き立つように楽曲づくりをしています。――次の1年の目標や、挑戦したいことがあれば教えて下さい。今年の夏に初めてフェスに行って、1人のアーティストの方を見にたくさんの人が来ているのを目の当たりにして、生ならではの熱量をすごく感じました。なので、自分も次は大きいステージに立ってライブをやりたいなと思います。あとは、ポップミュージシャンとして、広く届く曲を作ることはもちろん、時代が経っても色褪せない曲を作りたいです。
2022年09月15日井浦新と柴田恭兵がW主演する連続ドラマW「両刃の斧」の放送が決定した。井浦さんと柴田さんの共演は、本作が初めてとなる。捜査一課の刑事・柴崎の娘が、刺殺体で見つかった。柴崎を人生の師と仰ぎ、家族ぐるみの付き合いがある後輩刑事の川澄と共に事件の真相を追うが、迷宮入りに。それから15年後、刑事を引退した柴崎は重い病を患う妻・三輪子の看病をしながら、静かな余生を過ごしていた。そんなある日、未解決事件の再捜査を専門とする「専従捜査班」が立ち上がったことで、事態は動き始める。川澄も再捜査に加わり、事件を洗いなおすなかで、犯人と目される「ある男」の存在が浮かび上がってくる。一方、独自に真相を追う柴崎だったが、一本の電話をきっかけに、彼自身にある嫌疑がかけられることに…。本作は、多くの作品が映像化される大門剛明の「両刃の斧」(中公文庫)のドラマ化。15年前に起きた未解決事件をめぐって、現役刑事と退職した元刑事の意地がぶつかり合う、愛と憎しみが交錯する慟哭のサスペンス。長女を何者かに殺害された元刑事・柴崎佐千夫役の柴田さんは、「あまりにも切なくて、苦しくて、悲しい台本。(ウーム、ウーム、ウーム、、、)なんとか伝えられたらと(ウーム、、、)」と今作について語り、柴崎の元部下で現在は所轄刑事・川澄成克役の井浦さんは、「本当にこれはやれるのか?というのが率直な感想。乗り越えるべき難所が数多くあり山頂が見えない、そんな高い山が目の前にそびえ立っていてるような感覚でした。これは凄いものを引き受けてしまったな…と思うとともに、魂を削りながらでも全身全霊で挑むべき作品だと思いました」とコメント。今回が初共演となる2人だが、井浦さんは「柴田恭兵さんと刑事ものと聞いただけで鳥肌が立ち、考える余地もなくオファーを受けました。役者になる前から刺激や影響を受け、ずっと憧れてきた大先輩と共演できる機会を逃してはいけない、一緒にお芝居をしたい、まずはその一心でした」と熱い思いを語り、「この上なく幸せで刺激的な時間でした。川澄のもつ生々しさや人間としての未熟さ、そして葛藤と苦悩。今回、役柄の輪郭をつくりあげることにとても苦労しましたが、恭兵さんがぶれない緊張感を関係性の中で終始つくってくださったお陰で、僕はそのまま川澄になっていくことができました。恭兵さんには最初から最後まで感謝しかありません」とふり返る。柴田さんも「どのシーンも、彼の誠実さと瑞々しさに助けられました。ありがとう 新」と感謝を述べた。監督は『聖の青春』「甲子園のない夏」の森義隆、脚本は連続ドラマW「悪党 ~加害者追跡調査~」の鈴木謙一、音楽は『アキラとあきら』の大間々昂が担当する。連続ドラマW「両刃の斧」は11月、WOWOWにて放送・配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2022年08月05日井浦新と柴田恭兵がW主演を務めるドラマ『連続ドラマW 両刃の斧』(全6話・第1話無料放送)が11月からWOWOWにて放送・配信スタートされることが決定した。原作は、『雪冤』(2009年)で「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し作家デビュー、重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ社会派ミステリーを数多く手掛ける人気作家・大門剛明の同名小説(中公文庫刊)。監督は『聖の青春』や『甲子園のない夏』などフィクション・ノンフィクション問わず豊かな表現力で人間ドラマを数多く手掛けてきた森義隆。脚本は『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』の鈴木謙一、音楽は『アキラとあきら』の大間々昂が担当する。W主演として発表された井浦と柴田の共演は本作が初で、15年前に起きた未解決事件をめぐって現役刑事と退職した元刑事という役どころでぶつかり合う。柴田が演じるのは15年前に長女を何者かに殺害された元刑事・柴崎佐千夫。懸命な捜査も虚しく事件は迷宮入り。退職後の現在は重い病を患う妻の看病をしながら未解決事件の真相を独自に追い続けている。愛する者を失った悲しみと行き場のない憤りを抱える難役だ。一方、井浦が演じる柴崎の元部下で現在は所轄刑事・川澄成克。人生の師と仰ぐ柴崎のため、そして警察官としての誇りと意地をかけて事件解決に今も執念を燃やす刑事・川澄を情感あふれる演技で体現する。そして事件から15年の時が経ったある日、未解決事件の再捜査を専門とする専従捜査班が立ち上がったことで事態が進展。現場には不審な点が多く一向に進展しなかった捜査だが、川澄も再捜査に加わり、事件を洗い直すなかで、犯人と目される「ある男」の存在が浮上してきた。警察を退職し、独自に真相を追う柴崎だったが、1本の電話をきっかけに抑えきれない復讐心が沸き起こり、彼自身に「ある嫌疑」がかけられる展開に。刑事と元刑事、疑う側と疑われる側、立場の違うふたりがぶつかり合う中で事件は新たな様相を見せるが……。交錯する過去と現在、警察官として生きる男のプライド、守るべき大切な家族。愛する者を思う、その一心が事件に複雑に絡み合い物語は二転三転、誰もが予想しえぬ衝撃の結末が待ち受ける。警察ドラマの枠組をこえた、心揺さぶる慟哭のサスペンスに期待しよう。井浦新、柴田恭兵、森義隆、大門剛明コメント<井浦新(川澄成克役)コメント>――本作のオファーを受けた際の気持ちや脚本を読んだ際の印象柴田恭兵さんと刑事ものと聞いただけで鳥肌が立ち、考える余地もなくオファーを受けました。役者になる前から刺激や影響を受け、ずっと憧れてきた大先輩と共演できる機会を逃してはいけない、一緒にお芝居をしたい、まずはその一心でした。ただ、その後に脚本を読んだのですが、本当にこれはやれるのか?というのが率直な感想。乗り越えるべき難所が数多くあり山頂が見えない、そんな高い山が目の前にそびえ立っていてるような感覚でした。これは凄いものを引き受けてしまったな...と思うとともに、魂を削りながらでも全身全霊で挑むべき作品だと思いました。――柴田との共演の感想・印象に関して川澄にとって柴さんは警察の先輩であり育ての親のような存在でもありますが、お芝居を離れても恭兵さんとは役柄同様の関係だったと思います。この上なく幸せで刺激的な時間でした。川澄のもつ生々しさや人間としての未熟さ、そして葛藤と苦悩。今回、役柄の輪郭をつくりあげることにとても苦労しましたが、恭兵さんがぶれない緊張感を関係性の中で終始つくってくださったお陰で、僕はそのまま川澄になっていくことができました。恭兵さんには最初から最後まで感謝しかありません。――視聴者の皆さまへのメッセージもうこれ以上何も出せませんという限界まで全てを絞り出しました。それが全部映像に詰まっていると思うので、柴さんと川澄がどんなぶつかり合いをみせるのか、そしてその行方を一緒に見守ってください。そして「両刃の斧」は警察ドラマでありながら家族の愛の物語でもあります。全ての人の心に響くものが絶対にあると思いますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。<柴田恭兵(柴崎佐千夫役)・コメント>――本作のオファーを受けた際の気持ちや脚本を読んだ際の印象あまりにも切なくて、苦しくて、悲しい台本。(ウーム、ウーム、ウーム、、、)なんとか伝えられたらと(ウーム、、、)。――井浦との共演の感想・印象に関してどのシーンも、彼の誠実さと瑞々しさに助けられました。ありがとう 新。いつかまた。――視聴者の皆さまへのメッセージコロナに負けるかと、スタッフ、役者、ドキドキハラハラしながらガンバリました。、、、お楽しみに。<監督:森義隆>――実写ドラマ化するに当たっての心境男と男が対峙するドラマは僕の十八番(おはこ)です。『両刃の斧』の男2人は、あらゆるものを間に挟んで対峙します。愛、憎しみ、悲しみ、怒り、絶望、そして真実…。これほどまでに、熱くて悲しくてスリリングな男ふたりの対決を撮ったのは初めてです。当初、“泣ける刑事モノを作ろう”という目標をチームで掲げましたが、それをはるかに越えて“号泣必至の人間ドラマ”が完成しました。――主演を務める井浦新・柴田恭兵の印象についてとにかく柴田恭兵さんがすばらしかったです。文字通り全身全霊で作品と役に心血を注がれる、そのエネルギーと姿勢に、井浦新さんも、スタッフも、みんなが感動し、魅了されました。あるシーンでは柴田さんの迫真の演技に心を打たれ、エキストラさんたちが予定外に泣いてしまうこともありました。その柴田さんを心底から慕い、「自分の限界を突破する」をスローガンにして食らいついていった新さんもまた最高でした。情に深いが配慮に欠ける。憎めない男だが能力は高くない。新さんにしか作れない、唯一無二の魅力あふれる主人公が誕生しました。本当にたくさんの人に、このふたりのマッチアップを目撃してもらいたいと思います。<原作:大門剛明>――実写ドラマ化するに当たっての心境映像化されるのは率直に嬉しいです。作品を描くにあたっては、いくつも警察小説がある中でどうすれば違いを出せるかという点で苦労しました。考えたあげく、警察物と言っても芯のある面白い物語であることが大事であり、魅力ある人間たちを描いていくしかないという結論に達しました。主人公の刑事・川澄と引退した先輩刑事・柴崎の無骨な男同士の絆、夫婦・父と娘など家族の愛を描いたつもりです。自分の生み出した物語が多くの方の手によって新たな映像作品として生命を与えられていくのは面白く、時にはこう描くべきだったかと心地いい敗北感のようなものを抱くこともあります。井浦さんと柴田さんはとてもお洒落でスマートなイメージがあり、おふたりならきっと私の考えなかった川澄と柴崎を作っていただけると思いますので、期待感しかありません。楽しみにしております。『連続ドラマW 両刃の斧』11月よりWOWOWにて放送・配信スタート(全6話・第1話無料放送)
2022年08月05日俳優の井浦新と女優の永作博美が出演する映画『朝が来る』(20)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。辻村深月氏の同名小説を河瀬直美監督が映画化した同作は、日本アカデミー賞で河瀬監督が優秀監督賞、永作が優秀主演女優賞、蒔田彩珠が新人俳優賞を受賞し、「第73回カンヌ国際映画祭」オフィシャルセレクション・カンヌレーベルに選出された。栗原清和(井浦)と佐都子(永作)夫婦は、特別養子縁組制度で養子・朝斗を迎え入れ、幸せな日々を過ごしていた。しかし、そこに当時中学生だった産みの母親・片岡ひかり(蒔田)を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」と連絡が入る。葛藤を抱えながらも息子の朝斗を愛し抜く夫婦をリアルに演じた井浦と永作の演技、『三度目の殺人』『万引き家族』などに出演して話題を集める若手女優・蒔田の表現力は必見だ。
2022年06月11日俳優の井浦新と女優の黒島結菜が出演する、JT・ひといき習慣の新CM「マニフェスト」編が、8日から放送される。新CMでは、初共演となる井浦と黒島が会社の上司、部下役で登場。忙しい日々の合間に意識的に「ひといき」をとり、自分のリズムを取り戻して前向きな気持ちになる様子を描いている。CM楽曲には、音楽活動開始1年でメジャーデビューを果たしたimaseが新曲「でもね、たまには」を書き下ろした。ロケ地の川沿いは、偶然にも井浦がドライブで訪れたことのある場所だということが判明。撮影前には「夜に車でここに来て、あのあたりに座って、ゆっくり水辺を見ていたことを覚えています。懐かしい」と当時を回顧していた。また、撮影がスタートすると、黒島と井浦は息の合った掛け合いを披露。合間には共通の趣味であるカメラについて語り合う場面も見られ、本当の上司と部下のように交流を深めていた。■井浦新&黒島結菜インタビュー――撮影の間に、2人で話されたことなどがあれば教えてください。井浦:ほぼカメラの話しかしてないですね。黒島さんが写真を大学で学ばれていたということをお聞きして、興味があって。逆に自分は、写真は好きですが、原理とか根本は飛び越えて、独学でずっと楽しんできてしまったので。黒島:私も感覚で撮るのが好きで、楽しいという気持ちが大事だなと思っています。でも最近は写真を撮る気持ちの余裕も無くなっていたので、まずカメラを持ち歩こうって井浦さんとお話しして思いました。――多忙な日々の中で、自分のリズムを崩さないように取り入れている「ひといき」があれば教えてください。井浦:1日の時間の移ろいを感じることは意識しています。太陽が昇るちょっと前の暁と、日の入りの黄昏時の2つの時間が好きで、どんなに忙しくても空を見て感じようと心がけています。黒島:犬との散歩です。朝と夕方に1日2回行くんですけど、朝ちょっとでも早く起きて犬の散歩に30分行くとちゃんと人間として生活してる感じを実感して、リラックスできるんです。朝起きて太陽の光を浴びて、毎日の中での地球の変化を感じるっていうのはすごく大事だなって思っています。
2022年06月08日4月15日公開の映画『ニワトリ☆フェニックス』の完成披露上映会舞台あいさつが30日、都内で行われ、井浦新、成田凌、紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、かなた狼監督が出席した。2018年に公開されたかなた狼の監督デビュー作『ニワトリ★スター』の続編となる本作。主演の井浦新や成田凌らメインキャストはそのまま続投し、従来の続編とは異なる形で設定を新たにして蘇った。幼なじみの草太(井浦新)と楽人(成田凌)は、いるはずもない火の鳥を探す旅に出る、というストーリーとなっている。設定が異なるとはいえ、2018年以来、4年ぶりの続編で再会を果たしたキャスト陣とかなた監督。井浦は「基本的にほぼほぼ変わっていません。これからご覧になっていただく今回の作品は、『ニワトリ★スター』で見た面々ですが、かなた監督が色んなことをしてとんでもないことになっています。『ニワトリ★スター』を楽しんで下さった方々には期待を裏切らない草太と楽人になっているはずです」と作品の出来に自信を見せた。一方の成田は、演じた楽人が前作で死亡したが、「しれっと叫んで登場して帰ってきたなと(笑)。新さんの横にいると蘇って頭のネジがイッちゃうんです。ネジが落ちましたが、幸せな時間を過ごせました。新さんとでしか出来ない芝居がありましたね」と井浦との再タッグを喜ぶも、「2人のシーンで始まるんですが、『ウォー!』と言ったらセリフを忘れまして(笑)。座って『何だっけ?』がスタートでした(笑)。ピタッと時間が止まりましたが、今回はそれもいいかなと思いました」と振り返った。ヒロイン役の紗羅マリーは、本作で謎の花嫁を演じている。「今回も月海役で出させていただいていますが、前回の月海とは違うですけど細い糸でつながっていたりします」と説明するも、「(月海にとっての)草太と楽人の関係性が変わるんですが、自分の中では『スター』と月海と『フェニックス』の月海がいるわけで、多重人格気味というかそういう葛藤はありましたね」と前作とは異なる設定に違和感を感じたとか。そんな紗羅に対して成田は「紗羅ちゃんのシーンを撮ってから空気が変わりました。『よし行ける!』という、解き放たれるようなものがありましたね」と紗羅が登場したシーンの撮影を終えて本作に手応えを感じたという。また、舞台あいさつの最後には登壇者を代表して井浦があいさつ。「かなた監督をはじめスタッフやキャストの皆さん、関係者や応援してくれる方々全員の『ありがとう』を詰め込みました。その『ありがとう』が世界に広がっていったら、戦争や争いなんて絶対になくなっていくと思います。僕らは映画でそういう力があるものだと信じています」と強く訴えていた。映画『ニワトリ☆フェニックス』は、4月15日より全国公開。
2022年03月31日ホラー映画『“それ”がいる森』が、2022年9月30日(金)より公開される。主演は相葉雅紀、監督は中田秀夫。4DX・MX4D版も同時公開。ジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫の最新作ホラー映画『“それ”がいる森』は、ジャパニーズホラーの名手・中田秀夫による最新作。ハリウッドでリメイクもされた不朽の名作『リング』、2000年代興行収入NO.1ヒットホラー映画『事故物件 恐い間取り』など、数々のヒット作を生み出してきた中田秀夫が、“新時代のホラーエンターテイメント”を世に送り出す。怪奇現象が起きる実在の森、そこで遭遇する“それ”とは?映画『“それ”がいる森』の舞台となるのは、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森。実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースにしつつ、主人公たちが得体の知れない“それ”に遭遇する未知の恐怖を描く。“それ”の正体とは、果たして?!〈映画『“それ”がいる森』あらすじ〉田舎町でひとり農家を営む田中淳一(相葉雅紀)は、元妻・爽子(江口のりこ)と東京で暮らす小学生の息子の一也(上原剣心)が、突然ひとりで訪ねて来たのをきっかけに、しばらく一緒に暮らすことになる。ちょうどその頃から、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、淳一が住む町でも、住民の不審死や失踪事件が相次いでいた――。そんな矢先、淳一と一也も偶然得体の知れない“それ”を目撃してしまう。「 “それ”の正体とはいったい――!?」淳一は一也の担任の絵里(松本穂香)とともに、怪奇現象に巻き込まれていくが、それは未知なる恐怖の始まりにすぎなかった――。相葉雅紀が主演&ホラー映画初出演■主人公・田中淳一...相葉雅紀得体の知れない“それ”に遭遇することになる主人公。主演は、ホラー映画初出演となる相葉雅紀。嵐活動休止後も、EXドラマ「和田家の男たち」や主演舞台「ようこそ、ミナト先生」など俳優としての活躍に注目が集まっている中、映画『“それ”がいる森』で主演を務める。相葉雅紀にとって『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』以来8年ぶり、嵐活動休止後は初となる映画主演作品だ。■北見絵里…松本穂香淳一の息子である一也の担任教師。淳一とともに不可解な事件や怪奇現象に巻き込まれていく。演じるのは、TBSドラマ「この世界の片隅に」の主人公・すず役ほか、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」など話題作に出演している松本穂香。相葉とは本作が初共演となる。■赤井一也…上原剣心(ジャニーズJr.)淳一の息子。演じるのは、ジャニーズJr.の上原剣心。本作にはオーディションで抜擢され、映画初出演となる。■赤井爽子…江口のりこ淳一の元妻。演じるのは江口のりこ。中田秀夫の『事故物件 恐い間取り』では、第44回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞している。■児玉勉役...小日向文世“それ”を目撃したと証言する目撃者。■綾波武史役...眞島秀和森で多発する不可解な事件を捜査する警部。■湯川大輔役...野間口徹一也の通う小学校の教頭。■長尾良平役...宇野祥平淳一の農業仲間。■岩村義男役...酒向芳淳一たちの暮らす町の町長。■中村良一役...松浦祐也町の駐在員。■強盗犯役...尾形貴弘(パンサー)【詳細】映画『“それ”がいる森』公開日:2022年9月30日(金) ※4DX・MX4D版も同時公開。出演:相葉雅紀、松本穂香、上原剣心、江口のりこ、尾形貴弘、中村里帆、綾乃彩、松嶋亮太、吉本菜穂子、山下穂大、嶺岸煌桜、潤浩、眞島秀和、宇野祥平、松浦祐也、酒向芳、野間口徹、小日向文世監督:中田秀夫脚本:ブラジリィー・アン・山田、大石哲也企画・配給:松竹制作プロダクション:松竹撮影所■ムビチケ 1,500円発売⽇︓2022年7⽉15⽇(⾦)特典︓オリジナルクリアファイル(A4サイズ・1種) ※ムビチケカード1枚購入につき特典1枚プレゼント。発売場所:全国の上映劇場(⼀部除く)窓口、通販・オンライン※購⼊制限︓映画館窓⼝&ムビチケカード通信販売/1会計2枚まで、ムビチケ前売り券(オンライン)/1会計10枚まで。※ムビチケ前売券(オンライン)には特典なし。
2022年03月31日映画『ニワトリ☆フェニックス』の完成披露上映会が3月30日、都内で行われ、主人公コンビを演じる井浦新と成田凌、共演者の紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、かなた狼監督が出席した。久しぶりに再会した雨屋草太(井浦)と星野楽人(成田)が、この世に存在するはずもない火の鳥を探すために自由気ままな旅に出る。映画は井浦、成田、かなた監督が2020年5月、“感謝”をテーマにそれぞれのインスタグラムで配信したリモート作品から着想を得ている。2018年に公開された『ニワトリ★スター』の続編という位置づけだが、「もしも彼らに違う人生があればという思いで、一度終わった作品をやり直した」(かなた監督)といい、前作で命を落とした楽人も復活を遂げた。井浦は「ふたりの関係性はほぼほぼ変わっていない。一緒に気持ちのいい旅をしながら、自由なお芝居を続けているので、『スター』を楽しんでくださった皆さんの期待は裏切らない」と自信のコメント。一方、成田は「前作でお亡くなりになったんですが、しれっと登場して(笑)」と照れながら、「草太の横にいると、すべてがよみがえり、頭のネジも吹っ飛んでしまう。第一声の台詞を忘れてしまったほどで(笑)。新さんと一緒でないと出せない芝居がある」と名コンビ復活を通して得た、絶大な信頼感を振り返っていた。かなた監督は前作に引き続き、脚本も手掛けており「彼らに違う人生があればと考えて、一度終わった作品をやり直した」と語り、「現実は辛くて苦しいし、みんな我慢もしている。(コロナ禍を)軽く見ているわけではないが、死んだ楽人が生き返っても、映画だからええやんって。それが映画の良さ」と回想。「前作の皆さんにオファーをしたら、狼組の皆さんが『なんで、そんなことするの?』とは言わず、それがうれしかった」と感謝すると、LiLiCoは「監督のためなら、私たち何でもする。こんなピュアな人いないし、みんなが愛でつながっている」とその人柄を称えていた。本作のベースになった、井浦らが製作したリモート作品は『ありがとう』というタイトル。井浦は舞台挨拶の締めくくりに、「ここにいる僕ら、そして応援してくださった全員の“ありがとう”が詰まった作品。ぜひ、この作品を通して、ありがとうの気持ちを世界中に振りまいてもらえれば、戦争や争いは絶対になくなる。映画にはそういう力がある」と訴えかけていた。取材・文・写真=内田涼『ニワトリ☆フェニックス』4月15日(金)公開
2022年03月31日ホラー映画界の巨匠・中田秀夫監督が、ホラー映画初出演となる相葉雅紀を主演に迎え、新時代のホラーエンターテインメント『“それ”がいる森』を製作。この秋、公開されることが決定した。『リング』や『事故物件 恐い間取り』を手掛けた中田監督。今作は、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに、主人公たちが得体の知れない“それ”に遭遇するという、未知の恐怖を描いていく。中田秀夫監督『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(’14)以来、今回8年ぶりの映画主演作となる相葉さん。主人公・田中淳一を演じる相葉さんは「ホラー映画の巨匠、中田監督の作品に参加させて頂ける事、そして今回初めてのホラー映画にチャレンジする機会を頂けた事を、本当に光栄に思っております」と参加を喜び、「自分なりにこの映画が表現しようとしている『恐怖』と向き合っています。完成を楽しみにして頂けたら嬉しいです」とコメント。中田監督は「今回相葉雅紀さんを主演に迎え、再び『新味溢れるホラーとは?』と自問しながら、撮影を進めています。相葉さんは、現場でこちらが惚れ惚れするほどの『自然体』でありつつ『この場面から主人公本人の自覚がグッと高まるべきですね』と肝になる発言をしてくださり、私としてもとても助けられています。新しい挑戦に貪欲に取り組む彼の姿勢は、この映画のチャレンジと見事に共鳴してくれていると確信しています」と語っている。『“それ”がいる森』は9月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:“それ”がいる森 2022年9月30日より全国にて公開(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会
2022年03月28日