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私は10歳の娘と8歳の息子を育てるママ。ある日、アパートの自治会役員を決めるための集会があったのですが、仕事があったので、委任状を出して欠席することに。ところが、後日とんでもない事態になっていることが判明し……? ボスママのせいでまさかの事態に!?アパートの自治会の役員決めがあったときのことです。私は仕事で行けないため、委任状を提出して欠席することに。 次の日、インターホンが鳴り玄関に行くと、自治会長が立っており「昨日の自治会で会計係に決まったので、1年間よろしくお願いします~」と笑顔で書類を渡してきました。まさか役員になるとは思っていなかったので戸惑いはありましたが、「昨日は欠席してしまったし、仕方ないか」と諦めて受け入れることに。 しかし、自治会長は続けて「ゴミ捨て場清掃の管理と、草むしりの段取りもしてくれるらしいね。ありがとう」と言ってきてビックリ! 役員のことは仕方ありませんが、別の仕事も複数任されるなんて思ってもおらず……。慌てて「役員はしますが、それ以外は忙しくてできないかもしれません」とやんわり断ると、自治会長は「あれ? Aさんから、あなたが『任せてください!』って意気込んでいたと聞いたんだけど……」と困り顔。Aさんは、同じアパートに住んでいるボスママ的存在。Aさんの息子と私の息子は同い年で、小学校も同じでした。Aさんが「私が委任状を受け取るよ〜」と言ってくれたため、提出をお願いしたのですが……。Aさんはどうやら役員決めの話し合いで、「自分は仕事で忙しいからできない」と言っていたそう。もしかするとAさんもワーママのため、役員や雑事を引き受けたくなくて、欠席した私に押しつけようとしたのかもしれません。 モヤモヤしつつ、自治会長に仕事が忙しくて全て1人で対応するのは難しい、私は任せてとは言っていないということを説明。自治会長は「そうなの……。それならしょうがないわね。もう一度話し合って決めましょう」と言ってくれ、いったん役員以外の自治会の仕事は引き受けないことに。 次に開催された自治会にAさんは参加していませんでしたが、他の住民たちに私は仕事が忙しくて1人ではできないため協力をしてほしいと事情を説明し、ゴミ捨て場清掃の管理と草むしりの段取りは、何人かで分担することが決まりました。Aさんは顔を合わせても「こんにちは」といつも通りにあいさつをするだけ。嘘をついて私に押し付けようとしたことを悪びれる様子もありません。しかし、揉め事を避けたかった私は、「こんにちは」といつも通りにあいさつを返し、必要以上にAさんと関わることはやめようと決めました。 自治会で事情を説明したり、役員の仕事をしたりするのは大変でしたが、結果近所の方と繋がりができてよかったです。近所の人に誤解されそうになったときは、面倒でもその都度説明をすることが大切だと感じた出来事でした。 作画/yoichigo著者:松尾茜
2024年06月18日育休中の話です。息子が私のスマホを勝手に操作して、職場の先輩へ電話をかけていました! 気づいたときにはすでにコール中。先輩に電話が繋がってしまったため謝罪すると、思いがけない言葉をかけられて……? 先輩からかけられた冷たい言葉…息子が1歳のころ、私が育休中の話です。ソファに置いてあった私のスマホを息子が発見し、勝手に私の職場へ電話を掛けてしまいました! 慌てて息子からスマホを取り上げようとしますが離してくれず、とうとう職場の先輩と電話が繋がってしまいます。私は電話に出た先兵に事情を説明し、「すみません……」と謝罪ました。すると、先輩は大きなため息をつき「子育て大変アピールやめてくれるかな? あなたが休んでるぶん、残業続いてるんだよね……」とピシャリ。あまりの冷たい口ぶりに私は涙が出そうに。悲しい気持ちを堪えて「本当にすみませんでした」と謝り、電話を切りました。スマホにロックをかけ、電話をかけられないように対策したものの、私はモヤモヤ。 するとすぐにまた私の職場から電話が。「怒られるのかな……」と不安になりながら電話に出ると、先輩ではなく上司でした。上司は「◯◯さん(先輩)、いつも定時で帰っているから、気にせず子育て頑張ってね」とやさしく声をかけてくれたのです。先輩はどうやら、私だけではなく同僚やパートさんに対しても「仕事が遅い」「私ならもっとうまくできる」など嫌みを繰り返してトラブルを起こしているようでした。 先輩は元々言いたいことをズバッというタイプだったのですが、嫌みまで言うようになっていると聞いて驚きました。育休中のため、職場の状況がわかっていなかった私。今回はたまたま上司から直接連絡をもらえましたが、今後は嫌みを言う本人の言葉を鵜呑みにせず、職場の同僚などにいったん相談したほうがいいなと感じた出来事です。 作画/ひのっしー著者:大谷りほ
2024年06月18日新しい職場で仲良くなったA子さん。同い年の子どもがいるためママ友としても親しくなりました。しかし、子育ての相談をすると「うわー。毒親っぽい」と笑われてしまいます。言い返しても響いていない様子で……? 「親に問題があるんじゃない?」同世代ということもあり、A子さんとはすぐに意気投合。当時、息子はイヤイヤ期で、「お着替えしない!」と毎朝泣くので、パジャマで登園する日もありました。息子の対応に悩んでいた私は、A子さんに「息子の着替えが大変で……。無理矢理服を脱がせることもあるの。どうしたらいいかな……」と相談してみることに。するとA子さんは「うわー。毒親っぽい」とニヤニヤ笑います。ママ友のA子さんなら、私の悩みに共感してくれるはずだと思い込んでいましたが、まさかの反応に私はビックリ……。 言葉を失っていると、A子さんは続けて「うちの母がさ、泣いたり暴れたりするタイプの子は、親に問題があるって言ってたよ。やっぱり、子どもには穏やかに接しないと、かわいそうっていうか〜」と得意顔で言ってきます。話に聞くとA子さんの息子は、大人しい性格で普段からあまりかんしゃくを起こすこともないそうです。とはいえあまりの言い方に、私はイラッ! 職場の同僚でもあるA子さんと喧嘩をしたくない気持ちもあったので「毒親って私のこと? 息子のことで一生懸命なだけなんだけど、おかしいことなのかな?」とやんわり怒りを伝えてみましたが、A子さんは「うちのママが聞いたら、『過干渉よ!』って怒りそう」と笑っており、私の思いは通じていないように感じました。私は「そうかもね」とさっさと話を切り上げて、今後は子どもの相談をしないことに。A子さんとは、職場の仲間としては良い関係を続けています。 子どもの特性は一人ひとり違うもの。A子さんから、毒親だと言われてかなりモヤモヤしましたが、育児の価値観がママ同士で食い違うこともあるのだと思い直しました。「ママ友ではなく、職場の同僚」と割り切って付き合うことで、気持ちを切り替えられた出来事です。 作画/yoichigo著者:桂ゆかり
2024年06月16日息子が3歳のころの話です。夫の転勤で引っ越すことになり、引っ越し前にと息子が通う保育園のママ友からディナーのお誘いがありました。そこでママ友の思わぬ本性を見ることになるのです……! 自分の飲酒代を「割り勘ね!」と言うママ友引っ越し前のお別れ会ということで、私は息子を連れて、ママ友のAママ、Aママの3歳の息子と一緒に近所の中華料理屋さんに行きました。料理をいくつか頼んで、みんなでシェアして食べることにして、ドリンクはそれぞれオーダーすることに。Aママは、ワインやビールなどを次々にオーダー。私はお酒を飲みませんでしたが、Aママと保育園の思い出話に花を咲かせ、息子たちも食事を楽しんだようです。 そして、食事を終えお会計。ドリンクのお会計は別かなと思いきや、レジ前でAママから「割り勘ね! 5,000円ちょうだい!」と明るく言われました。Aママから言い渡されたのは、ドリンク込みの割り勘……。普段のランチなら割り勘でも別に構わないのですが、Aママは1人で5杯はお酒を飲んでいましたが、私はソフトドリンクを2杯だけ……。酔っぱらっているからあまり気にしていないのかな? と思って「私はお酒飲んでないから、ドリンク代は別でもいいかな」と聞くと、Aママは途端に不機嫌に。「うわ~ケチママだ!」「あんたはぶりっ子! お酒飲めないフリしてる!」とネチネチ言ってきました。いつものAママはおとなしいタイプなので、お酒が入ってからの豹変ぶりに私は驚いてしまいます。 子どもたちに親同士が揉める姿を見せたくなかったので、Aママの言う通りの金額を出そうかと思いました。しかしそのとき、「ママだけいっぱいお酒飲んでたよね! ずるいよー!」とAママの息子が言ったのです! 周りのお客さんにも聞こえる大きな声だったので、Aママは恥ずかしくなったのか、「私の方が多めに払うよ……」と言ってくれました。 どうやらAママは酔うと気が強くなってしまうタイプのようで、翌朝、酔いが醒めたAママからきちんと謝罪の電話が。相手の様子を見ながら、お酒を控えるように声かけをすればよかったと反省した出来事です。 作画/yoichigo著者:井島りほ
2024年06月15日子どもが幼稚園に入園したころ、子どもと同じクラスになったお母さんたちと会って話す機会が増えました。ある日初めてのランチ会であれこれ詮索するママ友。ついには年収にまで触れたのです……。 初めてのランチ会でそれ聞く?!わが家の長男が幼稚園に入園したばかりのころ、同じクラスになった長男のお友だちママさんたちとランチ会をすることになりました。ランチ会に集まった人は5人近く。 そこでAちゃんママが開口一番「ねえねえ。みなさんのご主人は何やっているの?」と聞き始めたのです。最初にそんな話題をぶっ込まれ、一同唖然……と、思いきや、Bくんママは「○○って会社の技術職で働いているよ」と惜しみなく話し始めました。 そんなものなのかな?と思って話を聞いていると、隣に座っているCちゃんのママが「うち、サラリーマンだよ。だから聞いても何もおもしろくないと思う」と笑いながら話し、「娘もサラリーマンになりたいって言っててさ、この前はお姫様になりたいって言っていたのに」と話題を変えてくれました。 質問の意図はまさかの…!話題が変わって談笑が続いたのも束の間、なぜかふるさと納税の話をみんなに振り始めたAちゃんママ。「うち、電子レンジが届いてさ」と、Dくんママが話すと、ふるさと納税に詳しいAちゃんママが目を輝かせながら「うちもそこの自治体に寄付しているんだけど、電子レンジってことは○○円の寄付になるから……それって年収が○○円くらいってことになるよね?」と推測しながらDくんママに詰め寄りました。 すかさずCちゃんママが「電子レンジがふるさと納税で届くなんて知らなかった。いろんな種類があるからピンキリだもんね。ところでさ」とまた話題を変えてくれました。私はその場にいて、なんだか詮索されているみたいで非常に不愉快な気持ちに……。一方で、話題を変えて当たり障りのない話を振ってくれるママさんの心遣いに感心しました。 子どもが幼稚園に入園してから、ママさんたちと知り合う機会が増えましたが、ふるさと納税の話で年収を詮索する人は初めてでした。自分が聞かれたくないことまで聞いてくる人とは距離をおき、今後はストレスにならないような関わり方をしていこうと思います。※ふるさと納税は、寄付金をした自治体から返礼品をもらえる制度。控除される寄付金額には年収とごに上限が定められています。イラスト/ぽん子著者:小川 朝美
2024年06月13日習い事で通っているダンス教室から、子どもたちが出てくるのを待っていたときのことです。ママ友に発表会の詳細を聞かれたので、スマホ画面にある資料を見せながら説明しようとしました。すると、とんでもない事件が発生したのです――。 娘の習いごとで…わが家は1男3女の4人きょうだいで、娘3人はダンスを習っています。レッスンの間は長男と公園で遊んだり、コンビニのイートインでおやつを食べさせたりします。レッスン終了の少し前からは、教室の近くで娘たちが出てくるのを長男やママ友と一緒に待ちます。 ある日、とあるママ友から次回開催される発表会の詳細を教えてほしいと言われました。私はスマホに保存していた発表会についてのPDFを見せながら説明しようと、ママ友に画面を見せながらスマホを起動しました。 スマホ画面に表示されたものは…すると、インターネットアプリが立ち上がり、最近読んでいるウェブ小説が最初に出てきたのです!しかもそれは、大人の男女が愛憎を繰り広げるロマンス小説……。濃厚な性描写はありませんが、ヒロインとヒーローの甘い会話が繰り広げられている場面で、ドキドキしながら読んでいたところだったのです。 それをすっかり忘れて趣味全開の画面をママ友に見せてしまったことに、内心は大パニックでした! ママ友も瞬時に少し読んでしまったようで「あ、ごめんなさい!」と言ってくれたことに更に恥ずかしくなり「いえいえ失礼しました!」とこちらは平謝りでした。幸い1、2秒くらいで本来見せるはずのPDF画面が出てきましたが、ものすごくいたたまれない気持ちでした……。 ママ友がスマホ画面を見てどう思ったかはわかりませんが、このことを蒸し返さず普段通りに接してくれているので、そのやさしさに救われています。この恥ずかしい体験をして以降、私は自分以外の人にスマホを見せるときには、必ず見せたい画面を表示してから差し出すようになりました。イラスト/ぽん子著者:田中久美子
2024年06月12日私は息子を妊娠し、育児に専念しようと退職。偶然にも同じ理由で退職した、年上の元同僚がいました。気軽に話し合える仲のいい相手で、退職後も連絡をたびたびする関係でした。そして、息子を出産して5年。私たちは職場は違いますが、仕事を再開するタイミングも同じになりました。そして、久しぶりに会わないかと連絡がきて、私たちは再会することになったのですが……。 久しぶりの再会元同僚の育児話や仕事の話を聞きたくなった私は、すぐに会う約束をし、5年ぶりの再会をしました。とても楽しい時間となり、お互いに「話しやすくて楽しかった! 」と伝えあうほどでした。そして1週間後、元同僚から連絡がきて、もう一度会うことになったのです。 元同僚の本当の狙い再び会い話をしていると、元同僚から副業を一緒にしようと誘われました。仕事内容は、美容液やサプリメントを紹介したり販売したりするとのこと。 元同僚は実際に商品を使っているらしく、肌の感じがとても良くなったそう。「でも、私もまだ仕事のやり方がよくわからなくて、もっと詳しい人がいるから一緒に話を聞きに行こう」と言う元同僚。私は、夫に相談してから返事をすることを伝えて、その日は別れました。 同僚からのLINEに変化が…夫に相談すると、マルチ商法ではないかと言われ、ネットで調べてみることに。結果、マルチ商法だと確信した私は、断りの連絡をしました。しかし、元同僚は一度話を聞きに行こうと諦めません。さらに、LINEの文面からは絵文字がなくなりビックリマーク付きの文がずらり。 怖くなった私は、縁を切る覚悟をしてきっぱりと断りの返事をしました。すると、謝ってきた元同僚。最後には「また会おうね」と返事がきましたが、私はもう二度と会うことはないと心に決めました。 友だちが少ない私。夫に気づかされるまで、育児話も仕事の話もできる友だちができたと喜んでいただけに、とても悲しい気持ちになりました。でも、もし今後同じようなことがあったとしてもはっきり断ることができると思います。いい勉強になった出来事でした。 著者:北川さくら
2024年06月11日2階建てで部屋数が4戸の小さなアパートに住んでいたとき。住人は私たち家族以外に、下の階におばあさんがひとり。おばあさんとも仲良くしていたのですが、あるときを境に関係性が変化して……。 親しくしてたけど…急に豹変下の階のおばあさんは息子に声をかけてくれたり、私も実家からもらった野菜などをお裾分けしたり、良好な関係を続けていました。住み始めて3年ほど経ったころ、玄関のチャイムが鳴ったので出るとそのおばあさんが立っていました。そして、「あんた、布団干してるでしょ?布団を叩く音がうるさいんだよ!」といきなり怒鳴られたのです。 「干しますけど、布団は叩いていません。なので、うちじゃないですね」と答えたら、間髪入れずに「あんただよー!!」とさらに大声で怒鳴られました。確かに、天気のいい日は布団を叩く音が聞こえることもありましたが、うるさいというほどではありませんでした。 本当に布団を叩いていませんが、豹変したおばあさんには何を言っても伝わらず。怒ったまま帰って行きました。その後も夫が仕事でいない時間を狙い、何かにつけて文句を言いにくるように……。いずれ一軒家を購入する予定でしたが、予定を早めて数カ月後に引っ越しました。 ◇ ◇ ◇ ご近所トラブルは生活に密着しているので、ストレスが大きいですよね。これまで良好な関係だったのになぜ?と思ってしまいますが、危害がなくてよかったです。 イラスト/さくら著者:高橋ヒロミ
2024年06月10日わが家には4人の子どもがいます。長男と長女は3歳のころから義母が作ったキュウリの漬物が好きでよく食べていました。ただ、少し辛さがあるので軽く味を薄めてからあげるのですが、義母はとんでもない方法で食べさせたのです……! 義母のまさかの行動長男が虫歯になってはいけないと、大人とおはしを分け私なりに気をつかってご飯を食べさせていました。ところが、義実家に行って義母が長男にご飯を食べさせているのを見ると、「これで食べさせてください」と用意して渡したスプーンとおはしを使わず、義母が使っているおはしで食べさせていたのです。 それだけではなく「長男くんはキュウリの漬物が好きだからあげるね」と一旦自分の口に入れ、なめて味を薄めたものを長男にあげた義母。私は長男が初めての育児で育児情報を見てはこうしたらいいということを実践していたので、義母のまさかの行動に驚きを隠せませんでした。 すかさず私はすかさずコップに水を入れ、「これで漬物の味を薄めてからあげてみてください」と義母に渡しました。「昔は何でも大人が一旦口に入れて辛いのをとったり、固いものを柔らかくしたりしてからやったんだよ」という義母に、「虫歯になりやすくなるらしくて」とやんわりと説明した私。「大人の口の中の虫歯菌が移るんです!」とは直接言えず、自分が気を使っていただけに義母の行為にがっかりしました。 子どもの食事にも虫歯対策にもかなり力を入れていた私。まさかの義母の行動に正直衝撃を受けました。それに感染症の面でもやめていただきたいです。その後、義妹の子のときはちゃんと水で洗い流してから食べさせていたのを見て、わかってくれたのかな?と思ったのでした。 これからも義母がしていた育児と、私の育児で違うことがあるかもしれません。その都度話し合って理解してもらったり、折り合いをつけたりしていけたらいいなと思った出来事でした。 ◇ ◇ ◇ 日本口腔衛生学会によると、最近の研究で、生後4カ月ごろから、母親の虫歯菌が子どもにうつっていることがわかっているそうです。離乳食は生後5~6カ月ごろから始まるので、離乳食を始める以前から親から子どもに感染しているということになります。 また、虫歯は砂糖の摂取、歯みがきなどさまざまな要因がありますが、虫歯に関連する複数の要因を調べた日本の研究では、3歳児において、親との食器共有と虫歯の関連性は認められなかったのだそう。 とはいえ、口の中でモグモグしたものを子どもに食べさせるのは、大人に虫歯がなかったとしても、衛生面や感染症などの面からも避けたいですよね。義父母に言いづらいときは、旦那さんに伝えてもらうのも一案かもしれません。 なお、虫歯菌が親から子どもにうつっていたとしても、虫歯予防は可能なのだそうです。砂糖の摂取を控える、毎日仕上げみがきをおこなう、フッ化物(フッ素)配合の歯磨き粉を利用するなどが予防につながると言われています。家族で正しい知識を共有し合い、ケアをおこなって、お子さんの歯を守ってあげたいですね。 著者:松田みさと監修者:医師 川田 悟司 先生川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
2024年06月03日子どもが認定こども園に通っており、グループLINEで連絡が回ってきます。連絡に気づいたときは、すぐに返信するようにしていたのですが……。 LINEに返信して安心していたら…あるとき、クラス委員の方が退任される先生へのプレゼントや子どもたちの寄せ書きの準備ができたことをLINEで報告してくださいました。写真も付いており、これは大変だったはず!すぐに返信しなければ!と、「お忙しいなか、ありがとうございました」と返しました。LINEグループのなかで一番最初に返信したと思います。 私の後に返信した方々は、クラス委員の方の寄せ書きのまとめ方やそれに費やした時間などを褒めたり、ねぎらったりしていました。なんだか1人だけ簡素な返事でいたたまれない気持ちに……。 内容によっては返信は早いほうがいいこともありますが、今回のような場合はもう少し文章を考えたり、ほかの人の返信の内容を見たりしてから返したほうがよかったなと思いました。 ◇ ◇ ◇ どんな場合でも、すぐにお礼を言ってもらえるとうれしいですよね。その気持ちはクラス委員の方にも伝わっているはずです! イラスト/てる子著者:月野ぷんこ
2024年06月03日わが家は仕事の都合上、上の子を幼稚園、下の子を保育園に入れていました。上の娘には、長い期間登園渋りがあったのですが、そんな娘を救ってくれたのは、まさかの……!?2年以上続いた登園渋りが……上の娘は、2歳になってすぐ幼稚園のプレ保育に通いだしました。最初は楽しく通っていたのですが、段々と登園渋りをするように。年少に上がってからはギャン泣きするほどになりました。幼稚園に着くまではよくしゃべり、ニコニコしているのですが、先生に引き渡す場面になると途端に泣き出すのです。 2歳違いの下の息子は、そのころ保育園に通っていました。息子を保育園に送ってから娘を送る生活をしていたので、毎朝、娘とともに保育園へ登園していました。ある日、息子の担任の先生に「毎日、娘を幼稚園へ連れていくと、引き渡しのときだけ泣くんですよ」と、少し愚痴をこぼしたことがありました。すると、翌日から息子の担任の先生が毎朝、娘と向き合って会話をしてくれるようになったのです。 今までは挨拶と一言、二言ぐらいだったのですが、毎朝娘と同じ目線に立ち、「制服似合ってるね!」、「今日の髪型かわいいね!」などと褒めてくれました。「幼稚園、楽しんできてね!」、「また弟くんのお迎えに来るの待ってるよ!」といろいろな話題を毎日のように振ってくれ、娘もとてもうれしそうでした。 さらにびっくりしたのは、ほかの先生までも出会い頭に一声かけてくれるようになったのです。その後、娘の登園渋りは、私が愚痴をこぼしてからたった1週間で克服してしまいました。 長きにわたる娘の登園渋りは、息子の担任の先生によってあっさり終わりを迎えました。朝の忙しい中、ほかの幼稚園に通う娘に、園全体で真摯に向き合ってくれた保育園の姿勢に感激した出来事でした。著者:横山こなつ地方在住の3児ママ。夫、小4、小2、2歳、犬2匹の5人家族。美容の仕事をしながら育児、美容、ショッピング情報を主に執筆中。
2024年06月02日公園で見かけた迷子らしき男の子。駐車場へ向かって歩いていく姿に危険を感じ、保護しました。管理センターへ連れて行く途中、父親に出会うことができたのですが――。 公園で迷子を発見…5歳の長男と一緒に行った公園で、3歳くらいの男の子を発見。大泣きしながらひとりで「パパ~!」と言いながら歩いているので、すぐに迷子だとわかったものの、周りにいた多くの大人はだれも声をかけようとしません。 私も親がすぐに来るかなと思い、遠目で見守っていたのですが、なかなか現れません。するとその男の子は、どんどん駐車場のほうへ行ってしまったのです。 私は駐車場に行って事故に遭ってしまったら危険だと思い、長男と一緒に男の子を追いかけることにしました。長男は「大丈夫?」「パパいないの?」など男の子に話しかけたり、手をつないであげたりして、落ち着かせようとしていました。広い公園なので管理センターまで距離があったのですが、連れていくことに。 父親が現れた!管理センターに向かう途中、男の子が「パパだ!」と叫びました。父親と思われる男性がゆっくりと前方から歩いてきたのです。男性は子どもの手をとると、私たち親子にお礼をいう訳でもなく、無言でさっさと去っていき……。そのさっぱり加減に私は唖然としてしまいました。 今思えば、駐車場に行こうとしていて危険だったことやずっと泣いていたことなど、詳しく教えてあげればよかったと反省。私自身が心のどこかでお礼を期待していたのかもしれませんが、モヤモヤしてしまった出来事でした。イラスト/ふくふく著者:鬼頭いちか
2024年05月31日父の日のプレゼントを贈ったときのエピソードです。当時、父は病気のため入院をしていました。今なんて…!?遠方のためお見舞いにも行けず、久しく孫に会えていない父のために、少しでも元気になってもらえたらと思い子どもたちの写真と声を録音した写真たてをプレゼントしました。すると、そのプレゼントを見た母が「病院に置くの!?この写真を見た知らない人がかわいいからって連れ去ってしまうかもしれないじゃない!!ダメ!!」と言うのです。 遠方に住んでいるのにそんなことある!?と孫ラブな母の発言に衝撃を受けました。続けて、「かわいいからお母さんが家に飾るわ」と横取りしたのです。そうして、父の日のプレゼントは消えてしまったのでした。 ◇◇◇ 後日、違うプレゼントを用意し父に届けてもらいました。母の孫が好きすぎるあまりに出た珍発言には驚きましたが、少しかわいいと思いました。これからプレゼントを贈るときは、孫グッズは控えようと思いました。 作画/さくら著者:佐藤ゆう40代、2歳・4歳の姉妹の子育てに奮闘するママ。毎日が大戦争です。
2024年05月31日友人に会うため、3歳の息子と一緒に電車に乗ったときのことです。普段電車に乗ることはあまりないのですが、3カ月ほど前に乗ったときは大人しくしていた息子。今回も大丈夫だろうと思っていた私ですが、グズる息子に手を焼き、電車に乗ったことを後悔していました……。 大騒ぎする息子と隣の若い男性電車は少し混雑していて、座席が1つしか空いていませんでした。座席には息子が座り、私は息子の前に立つことに。すると息子の右隣に座っていた若い男性がすぐ「座りますか?」と私に聞いてくれたのです。ありがたく席に座ればよかったのですが、なんだか申し訳なく感じてしまって「大丈夫です」と断ってしまった私。 最初はおとなしく座っていた息子ですが、だんだんと機嫌が悪くなり「お菓子食べたい」と言ったり「早く着いて」と大きな声で騒ぎ出したりしました。私が「電車の中は静かにしようね」と注意すると、息子は「ママなんてきらい!」と言ってさらにヒートアップ。何を言っても「ママなんてきらい!」を連発していました。 隣にいた別の女性が…私が困り果てていると、今度は左隣に座っていた50代ぐらいの女性が「ここに座ってください」と立ち上がり席を譲ってくれました。そして息子に向かって「ママと一緒に座ってね。ママと仲良くしてね」とやさしく言ってくれたのです。息子は小さく頷いて、それからは目的の駅に着くまで静かに座っていられました。 あとから思うと、息子は私と一緒に座りたくてぐずっていたのかもしれません。最初に「座りますか?」と声をかけてくれた男性と、席を譲ってくれてやさしく息子に話しかけてくれた女性には、とても感謝しています。これから席を譲ってもらったときは、たくさんのお礼を伝えて息子と一緒に座ろうと思った出来事でした。イラスト/はたこ著者:田中はぐみ
2024年05月30日3歳の三男が通う保育園で仲良くなったママ友。参観日や送り迎えで会うたびに話すようになり、いつしか頻繁に連絡を取り合う仲になりました。しかしある日、ママ友からあやしいメッセージが届き……? 金銭感覚が違うママ友と…ママ友はお金持ちらしく、いつもブランド服を着ていて、子どもにはバイオリンや英語など複数の習い事をさせています。一般家庭の私とは少し金銭感覚が合わないと思っていたものの、育児の相談をしたりされたりと、いい関係が築けていると思っていました。 そんなある日、ママ友からメールが。明るい調子で「やっほ~! 突然だけど投資とかに興味ない?」という内容です。ママ友は少ない投資額で、かなりの儲けが出るから絶対にしたほうがいいと勧めてきます。「今は生活に困ってないから、しないよ」と断ると、今度は電話が。メールの明るい調子とは打って変わって低い声で「こんなこと言いたくないんだけどさ〜。三男くんの服装いつも安っぽくてかわいそうだなって思ってたんだよね。投資で親の生活レベル上げないと、子どもたちの教育にもよくないし」とクスッと笑いながら言ってきたのです! その様子に私はドン引き……。「三男の心配してくれてありがとう! でも投資はやめとくね」と言い、ママ友の回答を待たず電話を切りました。すると、ママ友は私のことを避けるように。あいさつだけはしますが、以前とは明らかに違います。私もひどいことを言われたので今までのような関係に戻るつもりはなく、気にしないことにしました。 たしかに、生活していくためにお金は欠かせません。だからと言って、無遠慮に他人の家庭の事情に踏み込んで、子どもの服装などに口を出してもらいたくないもの。友だちや身近な人に、自分の金銭感覚・生活感覚を押しつけないようにしたいと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:谷 ふみ
2024年05月30日知り合った当初に化粧品の勧誘をしてきたママ友。その後、ママ友に苦手意識が芽生えてしまい、距離をとっていました。しかし、ある日、子ども会で同じ役員になってしまったのです――。 勧誘されて以来、苦手なママ友次女が小学校に入学して出会ったママ友がいたのですが、化粧品の勧誘を受け、何度も誘われるのでお断りのLINEを送ってから距離をとっていました。ところが、子ども会で一緒の係になることになり、イベントを一緒に担当することになったのです。 やるからには何ごともきちんとしたい私は、どう接していいかわからないながらも一緒に打ち合わせや買い出し、準備を進めることに。 一緒に役員をした結果イベントの準備を進めるうちにそのママ友は、私がやったことに「ありがとうございます!」と常に言ってくれることに気がつきました。私はできることをやっているだけですが、すごく感謝の言葉を伝えてくれるのです。 ママ友も自分ができることはしっかりとしてくれ、スムーズに準備をすることができました。それに対して私も「ありがとう」を伝えるようになり、お互いにほっこり。しだいに私も、あのときの勧誘も仕事だったんだと理解し、断ったことに関してはそのママ友も理解してくれたようで、もう勧誘の話はしなくなりました。 苦手意識を持ってしまい距離をとっていましたが、その人と接しているうちにそう悪い人ではないと思えるようになりました。何も知らずに苦手でいるより、良い面を知ることでうまく付き合えるようになれてよかったと思っています。 著者:松田みさと
2024年05月30日私が第一子を出産したときの話です。片付けの苦手な義母が、出産直後の私に出産祝いを持ってきました。しかし、義母が持って来てくれた出産祝いは、あまりにも衝撃的だったのです―。 衝撃の出産祝いいわゆる『片付けられない女』の義母。義実家の寝室はタンスと衣装ケースで埋め尽くされ、洗面所や階段にまでものが置かれている始末。地震が起きたらヤバいな、という環境です。 何度か片付けてほしいとオブラートに包んで言ってみたのですが、義母にとってはすべて大切な思い出の品だそう。ひとつも捨てられないとのことだったので、私もいつしか説得することを諦めました。 その後、長男を出産し、産院で過ごしていた私たち家族。そこに、義両親が出産祝いを持って車でやってきました。大きな段ボール箱の中に入っていたのは…… あひるのおまる。 もともと白かったであろうそれは、経年劣化で黄ばんでいたのです。 「どうかしら~?」と浮かれる義母をよそに、そのおまるを見た夫は赤くなってプルプル震え、「なんでこんなものを……」とつぶやきました。夫によると、このおまるは夫が小さいころに使っていたものだそう。 当時、夫は30代半ばでしたから、このおまるは30年以上もしまいこまれていた計算になります。 怒りに震える夫に気付いていないのか、「まだまだあるわよ~」と義母。続いて取り出したのは、これまたシミだらけの布おむつ。こちらも、夫が使っていたものだそうです。 夫が「こんなもの、もう捨ててくれ!」と言っても、義母は「洗ったから大丈夫よ」と聞く耳を持ちませんでした。 結局、激怒した夫がおまるも布おむつも段ボールに放り込み、義両親を追い返しました。こちらの意見に耳を傾けず、一方的に押し付けようとした義母への夫の怒りはおさまらず、そのまま私たち夫婦と義両親は疎遠になっていきました。 ものを大事にすることはいいことですし、わざわざ探してくれたのだから、孫への愛情もあったのでしょう。気持ちはうれしいのですが、夫の言う通り、息子に使用したいと思うものではありませんでした。せめて義母が夫の意見を聞こうとしてくれていたら、展開は違ったかもしれません。相手が望んでいないのに押し付けることを私自身もしないよう、気を付けようと思った出来事でした。 イラスト/はたこ著者:さくらはなこ
2024年05月30日私の夫は、私や息子たちの前で頻繁におならをします。夫をマネしてか、6歳の息子も平気でおならをするようになってしまいました。今のところ息子は家族以外の人の前でおならをすることが恥ずかしいと思っているのですが、事件が起こってしまったのです……。 事件は親族の集まりで起こった…実母の還暦祝いのため、子ども6人を含む合計14人の親族で食事をすることになりました。楽しく食事をしていたとき、いきなり「ブッ」とおならの音が。おならをした人がだれも名乗り出なかったため、子どもたちによる犯人探しが始まってしまいました。 真犯人は夫だったのですが、あろうことか夫は冗談で息子がしたと嘘をついてしまったのです。子どもたちも息子のおしりのにおい嗅いで「くさーい!」と事実とは異なることを言い出してしまい……。 おならをしてもいないのにいきなり犯人にされた息子は、泣き出してしまいました。結局、泣き出した息子を見て悪いと思ったのか、夫は自分が犯人だと白状しました。 夫が恥ずかしいと思うのはわかるのですが、恥ずかしがりやの息子のせいにするのはやはり冗談でも間違いです。さっさと「おならをしたのは自分です」と言っておけばよかったのに……。 大人にとってはちょっとした冗談のつもりでも、子どもにとっては冗談にならないこともあるということがよくわかった出来事でした。自分がされて嫌なことは、いくら子どもにでもしてはいけないと改めて学んだ夫でした。イラスト/ふくふく著者:鬼頭いちか
2024年05月30日6歳の息子は気管支が弱く、風邪を引くと必ず咳が出るタイプ。解熱後も咳だけが長引き、咳込んで嘔吐してしまうこともしょっちゅうあります。かかりつけの小児科でも、そのことを相談しており、最近は漢方を処方してもらうことで、どうにか対応できていました。しかし、同じ対応でなかなかよくならないことがありました。ママ友に相談すると、驚きの展開になり、思いもよらぬ病名が判明したのです――。 長引く咳2024年の1月末に息子が発熱。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは陰性でしたが、いつものように咳がひどく、嘔吐もありました。しかし、小児科で漢方を処方してもらうことで、次第に解熱し、咳も減少。終わったころに、娘と私が発熱。 毎度ながら繰り返される看病生活と自分の体調不良に心が折れそうでした。ですが、「来週くらいにはみんな元気になっているだろう」と思うようにし、できるだけ前向きに思うようにしていたのです。 しかし、娘と私が完治したころに再び息子が発熱。今回はさらに咳がひどく、夜寝付けないほどだったため、私はすぐさま息子を連れて小児科へ。いつもと同じ漢方を処方してもらったので、「これでひと安心!」と思いました。 しかし、息子の咳は1週間経っても良くならず、再度小児科を受診。今度は別の漢方薬を処方してもらいましたが、息子の咳が治まることはありませんでした。 病名が判明!どうすべきか悩んでいたところに、私は近所のママ友と遭遇。息子の現状を話すと、「咳だったら耳鼻咽喉科に行ってみたら?」とアドバイスをもらいました。さっそく受診すると、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)と診断されたのです。蓄膿症は副鼻腔に膿がたまることで鼻が詰まったりするのだそう。たまった鼻水がのどに落ちてイガイガしていたのでしょう。鼻水はほぼ出ていなかったので、私は目から鱗! 幸い蓄膿症の薬がすぐ効いて咳は治まり、息子は元気になりました。 耳鼻咽喉科には、今まで一度も連れて行ったことがありませんでした。私は自分の視野の狭さを反省。次回からは耳鼻咽喉科への通院も選択肢に入れて、子どもたちの看病をしようと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/蓬田あんころぴぷぺ著者:都 うめこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月30日自宅から車で1時間の所にある義実家へ、3歳の娘を連れて訪問したときのことです。義母は娘のために、かわいらしいクマのぬいぐるみを買ってくれていました。娘は大変気に入って離そうとしません。そうこうしているうちに帰宅する時間になり、クマのぬいぐるみを持ち帰ろうとすると、義母が「持ち帰ったらダメ」と言い出したのです――。 「プレゼントは置いていきなさい」と義母…帰る準備を始めた私は、娘にプレゼントされたクマのぬいぐるみを持ち帰ろうとしました。すると、義母が私に「ぬいぐるみは持ち帰らないで」と言うのです。私は、娘がプレゼントされたものなのに……?と困惑しました。 すると義母は「大事な孫がぬいぐるみを気に入ってくれてうれしいわ!おばあちゃんの家にぬいぐるみがあれば、またすぐに遊びに来てくれるわね。これからは、孫のプレゼントは全部、私の家に置いておきましょう!いいわね?」と私に言いました。 そのとき、娘も当然のようにぬいぐるみを抱え帰ろうとしていたのですが、義母は娘に「このぬいぐるみは、おばあちゃんの家のぬいぐるみなの。持って帰ったらだめよ。ぬいぐるみに会いたかったら、おばあちゃんの家に来ればいいわ」と発言。 娘は、ぬいぐるみを持ち帰れないことを知り激しく泣き始め、なかなか涙が止まる気配がありません。 泣き止まない娘を見て義母は私や夫が抱っこしてなだめても泣き止まず、吐きそうになるまで泣き続ける娘をしばらく見ていた義母は「仕方がないから、ぬいぐるみを持って帰りなさい……」とポツリと言いました。ぬいぐるみを持って帰れるとわかった娘は泣き止み、自宅に帰ることに。 今回の義母の行動は、孫に義実家に早く遊びに来てほしい気持ちから来るものでした。しかし、娘はせっかくプレゼントされたぬいぐるみを自宅に持ち帰ることができないと知り、大号泣する事態に。このようなことが起こらないよう定期的に義実家に訪問し、娘の顔を義母に見せ、孫との触れ合いの時間を作っていこうと思いました。 著者:神崎 ハナ
2024年05月29日幼い子どもを2人連れて、賃貸アパートから賃貸一戸建てに引っ越したわが家。郊外の自宅前は田んぼが広がる自然が多い土地。そんな環境での子育てのスタートに胸を膨らませていました。しかし、ご近所の方にあいさつ回りに行ったとき、高齢者の言葉にご近所付き合いが不安になってしまいました……。 順調に進んだあいさつ回り引越し2日後。あいさつ回り用のお米5合の粗品をいくつか持って、4歳の娘と2歳の息子と一緒にご近所へ出かけました。 数軒を回り、どの方も子どもたちを見て笑顔を見せてくださり、あいさつ回りは順調に進んでいました。次は3軒隣のお家へ。郊外らしい大きな敷地から出てきたのは、70代くらいの女性でした。 高齢女性からの苦言…私はその女性に、これまでと同じように引っ越しのあいさつをし、粗品を娘から手渡しました。すると、その女性は苦笑いを含め、「どうもありがとう。まぁ、うちは農家だからお米は有り余っているけど」と言いました。私は戸惑いつつ「気が回らず失礼いたしました」と頭を下げると、「いいのいいの」と言う女性。 私が家の場所を伝えると、その女性はこう言いました。 「あの家? なんであんな形の家にしたんだか。風も抜けないだろう。うちは窓がたくさんあって夏もエアコン要らずだわ」 わが家はコの字型の家でした。 賃貸とはいえ、気に入って選んだ家をそう言われては、良い気分ではありません。しかし、最初のあいさつで人間関係を崩したくないので、私は「ええ」とだけ答え、子どもの話題を少しした後、その場を立ち去りました。 新たな気持ちで新生活をスタートさせようとした矢先に、このような出来事に少し気持ちが落ちてしまった私。今はその女性と顔を合わせても、あいさつをする程度。私は気持ちを切り替えて、どこに引っ越しをしたとしても自分とは違う価値観の方はいると思い、今は前向きな気持ちで過ごしています。 著者:下園ひかり
2024年05月29日子連れ旅行中、わが家は高速道路のパーキングエリアであり得ない事件を起こしてしまいました――。 子どもが泣いてパーキングエリアへ上の子が5歳で下の子が0歳のとき、家族4人と祖父母の計6人で車で旅行をしました。乳幼児連れの旅行は、荷物も多くバタバタしているため、想像以上に大変! 荷物の忘れ物はないか、何時に集合してどこに行くかを大声で確認しあって、前日から嵐のような大騒ぎでした。 旅行2日目、高速道路でのドライブ中に次女がぐずり、大声で泣き出しました。おむつをチェックするために、最寄りのパーキングエリアに車を停め次女の様子を確認。案の定おむつが濡れていたのでおむつを替えたり、ついでにおっぱいをあげたりと、私は大忙しです。 その間に祖父母に長女をトイレに連れて行ってもらい、夫は長女のおやつを買いに行き……と、各自バラバラに用事をこなしました。 まさかの事件に大パニック!次女も泣き止み一安心し、さあ、次の目的地に向かおう!と、夫は車を発進させました。しばらく和気あいあいと喋っていたら、一番後ろの後部座席で長女がいきなり「ばーば!」と大声で叫びました。 何事かと振り返ると、長女の隣にいるはずの祖母が、どこにもいない! なんと、車に祖母を乗せ忘れたまま出発してしまったのです。わが家のワゴン車は前・中・後ろの3つにシートに分かれていて、一番後ろの長女と次女が見えづらく、乗車確認を怠ったまま出発してしまったのでした。 急いで祖母に電話をして、高速に入り直してパーキングエリアに迎えに行き、平謝り!祖母は笑って許してくれましたが、バタバタしていたとはいえ、まさか大事な家族を乗せ忘れてしまうなんて……。思い込みは思わぬ事故や事件を招くのだと、思い知った出来事でした。この事件後、わが家では必ず出発前に乗車確認を行うようになりました。 著者:大野肉美
2024年05月28日昨年、わが家の庭で夫の友人家族とバーベキューをしていたとき、友人の子どもが嘔吐してしまいました。そのときの友人の対応の仕方に、私は非常にモヤモヤしてしまったのです……。 仲の良い友人家族夫の友人家族がわが家に遊びに来てくれて、バーベキューをすることになりました。その友人家族とは以前から交流があり、一緒に旅行へ行ったこともある仲です。子ども同士も小学校低学年と同年代ということもあり、仲良くしていました。 当日、みんなで準備をして食べ始めて少したったころ、友人の子どもに異変が起こりました。突然「気持ち悪い……」と言って、その場で吐いてしまったのです。外だったことや誰にもかからなかったこともあり、掃除はラクだったのですが、気になるのは友人の子どもの体調です。 友人の驚きの対応幸い友人の子どもは吐いてしまった後はケロッとしており、熱はありませんでした。ですが大事をとって家の中で横になることに。すると友人夫婦は「顔色も悪くないし大丈夫そうだね! よろしく〜」と言って、子どもを置いたままバーベキューをしに庭へ出て行ってしまいました。 私も「え? よろしくって、私がそばにいるの? 心配じゃないの?」と思いましたが、友人の子どもを置いてそばを離れることはできず、諦めて家の中で見守っていました。その後30分ぐらい様子を見ましたが回復し、遊びたい!とのことだったので一緒に庭へ戻りました。そこでも友人夫婦は「もう回復したの? よかったね〜」と……。体調が良くない子どもを人任せにしてしまう友人夫婦に、なんだかモヤモヤしてしまいました。 バーベキューが終わったあと夫にも相談したのですが、離れている間子どものことを心配する発言はなかったそうです。子どもに対する考え方が違うのだと感じる出来事でした。その出来事以降、忙しくなったこともあり、友人家族とはだんだんと疎遠になってしまいました。さまざまな感覚の人がいますが、自分たちもしっかりとした考えを持って子育てに向き合っていこうと思います。 著者:高山ななみ
2024年05月28日長男を出産したときの話です。友人から出産祝いが続々と贈られてきたのですが、予期せぬ驚きの展開になったのです……。 まさかの出産祝い最も親しくしている3人の友人から、それぞれ出産祝いを受け取った私。最初の箱からはバスタオルセットが出てきました。これからタオルはたくさん必要になるので、うれしかったです。 しかし、2人目のプレゼントもまったく同じバスタオルセット。そして、3人目からもまったく同じバスタオルセットが届いていたのです! 届いたバスタオルセットは、なんと色まで一緒。同じものが3セットあるので、1セットだけ使うことにして、残りは実家と義実家にあげることに。 友人たちは示し合わせたわけではなく、それぞれネットのランキングで人気の高いものを注文してくれていたようです。まさかまったく同じものが届くなんて……。 私の出産祝いの件は、今では笑い話になっています。しかし、それからは友人同士でプレゼントを贈る際は事前に情報共有をしてかぶらないようにする、というルールができました。気が置けない友人たちだからこそ、本当にほしいものをプレゼントしたいと思っています。 イラスト/はたこ著者:八木まこ
2024年05月28日私の両親にとっても、義両親にとっても初孫である長男。生まれたときは双方とても喜んでくれていたのですが、ある日、義実家を訪ねたとき、義母が耳を疑う発言をしたのです……。 呆れた理由で義母激怒すくすくと成長し、だんだんと言葉を話せるようになってきた息子。「まんま」や「わんわん」、「ママ」「パパ」に加え、他の言葉も言えるようになってきたころのことです。 実母は「早く私のことも『ばあば』って呼んでほしいわ~!」と言って、一生懸命長男に「ばあば」と教えていました。その指導のかいもあって、長男はすぐに「ばあば」を覚えました。 実母がたいそう喜んでくれたので、私は義母の写真を見せ、息子にもう一人の「ばあば」を教えました。義母も、実母と同じように喜んでくれるだろうと思っていたのです。 しかし、息子を連れて義実家を訪ねたとき――。 息子が義母に「ばあば」と言うと、義母は血相を変えて「私、おばあちゃんだなんて、まだ呼ばれたくないわよ!」と言ったのです。 息子は突然義母に怒鳴られ、驚いて泣き出してしまいました。まだ「おばあちゃんだなんて……」とブツブツ言っている義母から息子を遠ざけ、なだめるので私は必死でした。 ちなみに、実母と義母は同い年というのもあり、私は2人の違いに驚いてしまいました。 息子もいきなり怒鳴られたのが怖かったようで、それから義母に対して「ばあば」と言うことはありませんでした。 義母に息子のことを頭ごなしに否定されたことで、当時の私はかなり腹を立てていたように思います。しかし、その後も義母はまた息子をかわいがるように。本当に「ばあば」と呼ばれたくなかったのか、単に虫の居所が悪かったのか、いまだにわかりません。その後は義母が気にしそうな年齢に関係する話を避けるようにした私。それが良かったのかわかりませんが、今は良好な関係を築いています。 イラスト/きりぷち著者:まみ
2024年05月28日娘とスーパーにいるときに、見知らぬ女性に声をかけられたのですが、それは耳を疑う言葉でした。その場は何とかやり過ごしましたが、突然言われたその言葉に怒りが収まりませんでした……。 スーパーで見知らぬ女性に話しかけられたこれは娘が2歳のときの話です。普段通り娘とスーパーへ行き、会計を終え袋に荷物を詰めていると、70代くらいの女性に声をかけられました。女性に「ねぇ、あなたの娘さん、かわいいわね。何歳なの?」と聞かれ、「2歳です」と答える私。 女性は「2歳なのね。おめめもぱっちりしてて素敵だわ」と言いました。ここまではやさしい女性だなと感じ、ありがたかったのですが、次の瞬間この女性の放った一言にわが耳を疑いました。 まさかの一言に絶句!「でも、この子、鼻が惜しいわね。鼻がもう少し高ければいいのだけれど…… 」。なんとその女性は、あろうことか娘の鼻に難癖を付けてきたのです。私は怒りが込み上げました。娘はポカンとした表情。私はふと我に返り、必死に笑顔を作り「ふふふ、そうですね」とその場をやり過ごしました。 家に帰ってからも怒りは収まりません。言い返したかったけど、赤の他人に言い返す勇気がなかったのです。その日はモヤモヤして眠ることができませんでした。 あれから早9年。娘は今年11歳になりました。娘は当時のことなどまったく覚えていません。娘は今、自分からやりたいと始めたピアノにダンスにバレエに打ち込んでいます。毎日楽しそうに何かに打ち込む姿はキラキラ眩しいです。 あれ以来その女性に会うことはありませんが、あのときモヤモヤしていた自分に「大丈夫! 他人から言われた言葉に悩むことはないよ!」と言ってあげたいです。 著者:斉藤あゆみ
2024年05月26日私には7歳、4歳、1歳の子どもがいます。ある日、初めて私ひとりで子ども3人を連れて実家に帰省することになりました。すると電車の中で、子どもたちがぐずり始めました。さらに、ハプニングまで……。すると近くにいた高齢女性が声をかけてきたのです――。 声をかけてきた高齢女性一番下の1歳の子を抱っこひもに入れ、あとの2人と手をつないで電車に乗った私。1歳の子がぐずるだけでも大変なのに、上の子どもたちも「トイレに行きたい」「のどが渇いた」などと騒ぎ、いつも以上に手がかかりました。まだまだ先は長いというのに、私はもうへとへと。 そしてとどめを刺すかのように、ハプニングが私を襲ったのです……。 「ぼたぼたぼたぼた……」 なんだか近くですごい量の水が落ちる音が。遅れて、私のおなかのあたりがじんわりとあたたかくなってきました。 1歳の子のおしっこがおむつから漏れてしまったのです! 早く拭かないと!と思いながらも、あまりの出来事に、周りの人に申し訳ないやら、恥ずかしいやらで私は一瞬動けずにいました。すると隣にいた高齢の女性が「ちょっとあなた……」と声をかけてくれました。 そして「大丈夫?」と言って、ティッシュで床を拭いてくれたのです。ほかにも自分のハンカチを差し出してくれたりする方もいて、周囲の方たちが助けてくれました。 あのとき居合わせた方々には感謝してもしきれません。とんだハプニングに見舞われましたが、人のあたたかさを感じられた帰省となりました。今後はおむつ漏れ対策をもっとしっかりしようと思います。 イラスト/海乃けだま著者:栗本みずき監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月25日うちの子どもたちが小学生だったころの話です。同じ学区の子ども会の役員だったAくんパパとBちゃんママの仲がまことしやかにささやかれはじめたのです……。 衝撃の不倫子ども会のボウリング大会や夏祭りの打ち合わせ、物品の買い出しなどの理由で、率先して車を出していたAくんパパ。そして、専業主婦で時間があるからと言って、Aくんパパのお手伝いを積極的にしていたBちゃんママ。 そういうことに疎い私でも、「2人の距離が近すぎる」と思うほどの親密さでした。周囲の人たちも2人のわかりやすい態度を見てとっくに気付いていたらしく、噂はあっという間に広がってしまいました。 かわいそうなのは2人の子どもたちでした。学校内にも噂が広まってしまったらしく、AくんとBちゃんは2人とも学校に行き渋るようになってしまったのです……。 それでもAくんパパとBちゃんママの仲はますます深まっているようでした。そして噂はついに、Aくんパパの義理の父のもとまで届いてしまったそう。Aパパは地元名士の入り婿だったのです。事情を知ったAくんパパの義父は、Aくんパパを問いただし、事実を確認。やはり真っ黒だったようで、しばらくして地元でAくんパパの姿を見ることはなくなりました。 一方のBちゃんママは、新築の家から追い出されてしまいました。Bちゃんママが「だってAパパのこと好きになっちゃったんだもん!仕方ないでしょ!」と玄関の前でわめいているところを見かけた人は1人や2人ではありませんでした。 結局、AくんパパとBちゃんママのせいで、Aくん家族とBちゃん家族はばらばらに。そもそも不倫自体がいけないことなのですが、よくこんな狭い地域で……と思ってしまいました。 本当に子どもたちが気の毒でなりません。自分の恋心よりも、親心を優先させるべきだと思いました。子どもたちの新しい生活が、少しでも平和で穏やかなものになることを願うばかりです。 イラスト/はたこ著者:かみくらさくら
2024年05月25日ママ友が家に遊びに来たときの話です。帰るころに雨が降り出したので、車でママ友をおうちまで送っていくことにしました。「ありがとう!」と言いながら助手席に乗り込んだママ友でしたが、このあと車内の雰囲気が最悪になる出来事が起こったのです……。 常識でしょ!?いざ車を出そうとしたとき、ママ友がシートベルトをしていないことに気づきました。 「シートベルトしてね」と声をかけると、「大丈夫だよ!」とママ友。私の頭の中はハテナでいっぱいに。シートベルトをしないなんて、大丈夫なわけがありません。ルール違反であることはもちろん、何よりもしも事故にあったときのことを考えても、とにかく大丈夫ではないのです。 その後も「シートベルトして」「大丈夫!」とのやり取りを数回繰り返しました。「運転手の私の違反になるから、シートベルトしてよ!」と言うと、しぶしぶながらもようやく従ってくれました。 車内の雰囲気は最悪でしたが、私はそのままママ友をおうちまで送り届けました。 車に乗ったらシートベルトを締めることは道路交通法で義務化されていますし、私にとっては常識だったのでママ友の言動にはとてもびっくりしました。 その後、常識が通じない人なのだろうかと思ってしまい、なんとなくそのママ友とは個人的に会うことは控えてしまうように。子どもを通じて知り合ったママ友たちは、地元や大学の友だちとは違い、お付き合いが浅めです。今回のことで、私が知っているママ友の姿は一部なのかもしれないと思うようになりました。コミュニケーションを重ねて少しずつお互いのことを知って、信頼関係を築けたらいいなと改めて思った出来事でした。 イラスト/海乃けだま ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:井本桜子
2024年05月25日末娘が幼稚園のときの話です。親子遠足で仲良くなったママ友に、「今度遊びにおいで」と言われた私たち親子。娘たちも意気投合していたので、後日遊びに行く約束をしました。そして、当日。「いらっしゃい!」と迎えてくれたママ友。お茶を飲みながらしばらく雑談をしていたのですが、思わぬ展開になってしまったのです――。 勧誘ママに園長のひと言ママ友が何やら取り出してきました。それはアロマのパンフレット。実は、ママ友はそのアロマのセールスウーマンだったのです。 状況が飲み込めていない私に、まくしたてるようにアロマのすばらしさを説くママ友。その日はやんわりと断り、娘を連れてそそくさとママ友宅を後にしました。 しかし、その後もママ友は「今割引期間中だよ!」などと、しつこくメールで営業をかけてきました。はじめのうちはやんわりと断っていた私ですが、そのしつこさにいらだって、いつしか「いりません」ときっぱり言うようになっていました。 あるとき、他のママ友にそのことを相談したら、そのママ友も被害に遭っていることが判明。話を聞くと、どうも例のママ友は手当たり次第に「うちに遊びに来て」と言ってはアロマを売りつけていたようです。 その後――。 幼稚園のPTA総会で、園長先生から「アロマオイルのセールスで保護者のみなさんに迷惑をかけていらっしゃる方がいるというお話をうかがっています」「園では対処しきれないため、あまりにも被害が深刻な場合は警察にご相談ください」とお話がありました。 この園長先生の一言で、例のママ友は少し気まずそうな雰囲気に…。その後、セールスは控えるようになったようです。 私はきっぱりと断っていましたが、中には断り切れず、泣く泣く購入してしまったママさんもいたそう……。ママ友選びは慎重にしないといけないな、と改めて感じさせられた出来事でした。 イラスト/きりぷち 著者:大山芳子
2024年05月24日