出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、相手のことを思って勇気が出せる女性、「後ろ姿を教えてくれる女」になりきり。相手の気持ちをケアする一言を添えることが大事!雨の日に子どもを保育園に送りに行った時、保育園の先生に「お母さん!後ろびしょびしょですよ」と言われました。振り返って見てみると背中が雨に濡れていて、子どもを抱っこした瞬間に、差していた傘の水が落ちてきたことが原因のようでした。もし、この時に何も言ってくれなければ、そのまま座ったりして、雨がパンツまで染みたりと被害がもっとひどくなっていたかもしれないし、仕事に行った先々でいろいろな人から言われたに違いありません。後ろ姿は自分で確認することが難しい場所だからこそ、あの時、引き留めてまで教えてくれて本当によかったと思いました。こういう注意をするのはタイミングが難しいし、もし自分だったとしたら“濡れてるな…”と思うだけで終わってたかもしれません。最近、マスクを逆につけている人を見た時も、どう言えばいいのか迷ってしまいました。昔、テレビ番組の収録をしている時に、「一回中断します!」となり、なんだろうと思ったらスタッフさんに「実は、横澤さんの歯に赤いものがついていて…」と言われて、確認してみたら口内炎用のシールがついていたんです。深刻に言われるとちょっと気まずいですし、気軽に言うのは難しいなと思いました。だからこそ、保育園の先生のように深刻に感じさせず、スマートに声をかけられる人はすごいなと感じました。サラッと注意ができる人になるには、変に考え込まずパッと言う瞬発力を持つことが大事。変なタイムラグが生まれると、“この人、ずっと考えていたんだ”と相手に気を遣わせることになりそう。また、指摘をした後に「私もよくやるわ~」という一言を添えると相手の気持ちもケアできます。相手の立場を自分に置き換えて、勇気を出して伝えてみましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年08月09日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、会話のない時間を受け止められる女性、「沈黙を楽しめる女」になりきり。相手が話すタイミングを待てることが大事。私が出演している恋愛リアリティショー『オオカミくんには騙されない』での話なのですが、番組には、リアルだからこその、沈黙が続く場面が少なくありません。普通、“何かしゃべらなきゃ…”と焦りそうなものなのに、とあるカップルが、沈黙の時間さえも楽しんでいる姿を見て衝撃を受けました。自分が投げかけた言葉に対して相手が考えている時間を受け止め、表情を見ながら、言葉を交わさない時間を有意義なものとして共有できている。会話の一つとして沈黙が存在していることが本当にすごい。そしてなにより大人だと思いました。ちなみにこのカップルが登場したのは番組のスピンオフ企画で、以前いろいろあった二人が久しぶりに会うという状況で、相手のことを信頼しているからこそ実践できることなんだろうなとも思いました。他の共演者やスタッフも、「このカップルだから沈黙がいいんだよね」と話していて、本当にそうだなと感じたんです!私は30歳にしてようやく沈黙もいいものなんだと気づくことができました。つい、「で、どうなの?」と急かすばかりの自分には味わえないもの。人それぞれに自分の間というものがあるし、相手の間を読むことは難しいからこそ、それができるような人になりたいと思いました。まずは、話している相手の表情をよく見て、まだ考えている途中なのかどうかを見極めることが大事だと思います。また、会話は、必ずしもすぐに言葉を返さなきゃいけないわけじゃないということを理解しておくことも、焦らないためには大事ですよね。たとえ無言の時間が生まれても、“この人は私の問いかけに対してちゃんと考えてくれているんだな”と理解できれば、きっと沈黙も怖くないはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年7月28日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年07月26日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、ポジティブに動く、先手を打つ女性、「すぐアクションを起こす女」になりきり。寝かせていいのは料理だけ。「ママもラクしよ!」という子育てトークショーをやらせていただいているのですが、そのスタッフでとにかく仕事が早い方がいるんです。どれだけ早いかというと、その打ち合わせで「次のトークショーのゲストはどんな人がいいですか?」と聞かれて、「片付けのプロの方に話を聞きたいです」と答えたら、その日の夜には「連絡とりました!」とLINEがくるほど。その後も「打ち合わせをしたので、次回のゲストで来ることになりました」と連絡が。物事が流れるように決まっていって見事でした。きっと話している時から、“あの人に電話してみよう”とか、“これもできるかも”と頭の中に浮かんでいて、即行動しているんだと思います。しかもその方は、旦那さんと息子さんの趣味が魚釣りということで、だったら自分が魚をさばけるようになろうとさばき方を学んだり、ユーチューブの企画だったイベントも「生配信できるように勉強します」と独学で挑戦し始めたりと、とにかく前向きにすぐ動いていました。私は、つい、「明日の方がいいアイデアが浮かぶかも」とか、「落ち着いて話せるように」と一晩寝かせちゃったりするんですけど、寝かせて意味のあるのは料理だけで、状況は何も変わらないんですよね。“明日には”“今日中には”という先延ばしの癖を捨てて、“今が一番良いタイミング”精神を持ってみることから始めようと思います。私も彼女に負けじと「何かできることはありますか?」と聞くんですが「横澤さんは、そのままで大丈夫よ~!」と既に一歩も二歩も先を進んでいるんです。先手を打ちたいのに全然打てないので、聞く前に行動して「早いね~!」と驚かれるくらい、彼女の三歩四歩と先の先を読んで動こうと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年7月21日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣(by anan編集部)
2021年07月18日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、無償の愛で健気に応援する女性、「デビューさせる女」になりきり。オーディション番組は人生を学べます。少し前にとあるオーディション番組の仕事があり、ハマってしまいました。でも、実は私よりマネージャーさんがハマってて、「この子はあがりやすくて…」「人のために泣ける子なんです!」と母のような見守り方で、色々な視点から練習生のことを私に教えてくれました。そして最後には、決め台詞のように「絶対この子をデビューさせてあげたいんです…!」と、真剣な顔で毎回言ってくるんです。そう思って見てみると、私も彼らの一生懸命なところや人間性に胸を打たれてしまいました。オーディション期間中、ずっとドキュメンタリーで見ていたので情が移るし、“私たちが投票する清き1票が必要なんだ!”と思うと、たとえ間接的だとしても、びっくりするくらい健気に応援してたんです。毎日投票できるシステムで、私も同時期にサンリオキャラクター大賞でずっとけろけろけろっぴに投票していましたが、投票することが毎日の楽しみだったし、頑張ってる彼らを見ていると、自分も毎日を頑張ろうと思うようになりました。朝ドラの『エール』で“頑張るはつながる”という大好きな言葉があるんですけど、そうやって努力したり、まっすぐ応援する気持ちって爽やかですごくいいですよね。まずは相手のいいところを3つくらいリストアップするクセをつけておくとよさそうです。日常生活でも、悪いところじゃなく、いいところに目がいくようになるはず。あと、番組ではセンター決めで自己アピール場面もあって、自分とは無縁だと思ってたけど、これからはやりたい仕事があったらやりたいですと正直に言おうと思いました。オーディション番組から人生を学べるという発見も。見返りを求めずに、健気に、これからも応援していこうと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年7月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣(by anan編集部)
2021年07月11日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、思い出のあるものを上手に処分できる女性、「手紙を捨ててあげる女」になりきり。懐かしさより恥ずかしさが勝る手紙は捨てるべし!このあいだ、友だちから久しぶりにLINEがきたのですが、「これ、即捨てるから夏子も捨てておいて」というメッセージとともに写真が送られてきました。それは、中学時代、授業中にやりとりした手紙だったんです。見た瞬間、私も“早く捨てて!”と思いました。テストについてあーだこーだと言っていたり、「好きになってもしょうがないんだけど」と中学生なりに恋話をしていたり、「HK=話変わるけど」という言葉を使っていたり。そして何よりも嫌だったのが、手紙の端々に、自分が笑いをとろうとしている雰囲気が滲み出ているところ。見ていられないし、ゾワッとしました。彼女だけでなく、他の友だちの家にもあるかと思うと、すぐにでも回収に行きたい気持ちに…!読み返して元気が出たり、励まされるような手紙は活力になるので取っておくといいと思うのですが、こういう手紙は早く捨てた方が、やりとりをしている相手のためにもなると感じました。友だちがすごいのは、お互いに捨てようという提案をしてくれたことです。罪悪感が生まれることなく、すんなりと処分できました。終活への第一歩だな、90歳になってからこの手紙を処分することにならなくてよかったなとすら思いました(笑)。上手に捨てられる人になるには、まず、手紙を見た時に懐かしいより恥ずかしいが勝ったら捨てるというルールをつくるとよさそうです。やりとりをした相手が恥ずかしいと思うことを消してあげるのは優しさだと考えると、ポジティブに処分ができますよね。手紙を捨てたからといって、友だちとのこれまでの思い出が消えるわけではありません。相手の立場になってみて、残しておかない方がいいと感じたものは、思い切って捨ててしまいましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年7月7日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年07月03日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、できることを全力でやろうとする女になりきり。逆境への適応力が高い人はどんな環境でもうまくいく。大阪のテレビ番組に出演しているのですが、スタッフの方が用意してくれるケータリングがとにかくすごい。“温かいものを食べてください”という気持ちでやってくださっているようで、かつてはラーメンやおでんをその場で作ってふるまってくれました。それを出演者みんなで食べるのがすごく楽しかったんです。でも、コロナ禍でできなくなってしまい寂しい気持ちに。すると、今度は楽屋に、1人用のおやつやフルーツなどがたくさん並んでいて驚きました。なかには大阪にしかないコロッケやお団子などご当地のものも。出演者も多い番組なのに、スタッフの方一人で百貨店などいろいろな場所に行って探してきてくれたことに、思いやりの気持ちや気遣いの心が伝わってきました。“こういうご時世だから”と言い訳をすることなく、今できることを最大限に全部やろうとする姿がカッコいいと思いました。また、私の友だちが婚活を頑張っているのですが、「今、コロナだから婚活パーティに行けない」と嘆きながらも、絶対に諦めたくないと3つのマッチングアプリを掛け持ちし始めたんです。私はすぐにできない理由を見つけて言い訳にしがちだけど、こうして逆境ともいえる状況を前向きに頑張っている人がいるんだなと。工夫をする力や状況に適応する力を持っている人は、どんな環境でもうまくやっていけるんだろうなと感じました。まずは、予想外のネガティブな出来事が起こってもうまく対応している、お手本となるような人を見つけて学び、真似して行動してみるのがよさそう。自分がされて嬉しかったことを覚えておいて、自分で実践してみるのも役立つはずです。どんな状況をもポジティブにとらえて向き合える、柔軟な発想の持ち主を探しましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年6月23日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年06月20日お笑いタレントの横澤夏子さんが、自身のInstagramで第2子の妊娠を発表しました。第1子妊娠発表時に、「ママチャリが似合う母になる準備を進めていきたい」とコメントしていたのと同じく、今回も「さらにママチャリが似合うお母さんになれるよう頑張ります!」とつづりました。 この投稿をInstagramで見る 横澤夏子(@yokosawa_natsuko)がシェアした投稿 2020年2月に第1子を出産した横澤さん。第2子妊娠というおめでたいニュースに、横澤さんとプライベートでも親交がある、モデルでタレントの滝沢カレンさんからは「わたしの親友が、1人から2人へ、さらに3人になるのですね」と祝福のコメントも寄せられています。出産した横澤夏子への『滝沢カレンの投稿』に涙「これはずるい」「泣いてしまった」なお、横澤さんによると、第2子は秋に出産予定とのこと。無事に元気な赤ちゃんが生まれてきてくれることを、滝沢さんはじめ、多くの人が待ち望んでいることでしょう。横澤さん、本当におめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2021年06月18日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の気持ちを楽しく軽くできる女性、「極端な例え話をする女」になりきり。想像しやすい内容選びが共感を呼ぶポイントに。離乳食のことで悩んでいた時に、井桁容子先生という子育てのプロの方から、「じゃあ、ジャングルで子どもを育てようと思ってみてください」と言われました。先生曰く、ジャングルにも子どもがいて、その子たちはそこにあるものを食べて大きくなってきた。また、縄文時代のような狩猟を行っていた時代でも、子どもはきちんと育ってきたからこそ今の私たちがある。だから、“離乳食は絶対に七分粥じゃなきゃいけない!”なんてことはないし、その子の体に合った食べられるものを食べていれば大丈夫なんだと。その話を聞き、最初は、“子育てって、そんなにざっくりでいいの!?”と思ったけれど、気持ちがすごく楽になりました。“ジャングルだと思えばなんでもいいじゃん!”“ジャングルにしてはいいもの食べてるよね”と、一度不安になっていた気持ちが落ち着いたんです。その言葉を友だちに伝えたところ、彼女も心が軽くなったと言っていて、こうした極端ながらも悩んでいる人を助けられる例え話ができる人って素敵だなと思いました。以来、SNSで素敵な子育てをしている写真を見ても、“ジャングルにいたら見なくていい情報だよな”と思えるようになり、うちはうちでいいんだと前向きに受け止められるようになったんです。きっと、井桁先生自身、いろいろと悩んだ経験があるのだろうし、さまざまな人を見てきたからこそ、こういう素晴らしい例えができるのだろうと思います。そんな先生のように説得力のある例えをするには、極端だけど言われた相手がスムーズに想像できるような、絶妙な内容を選ぶ努力をすることが必要だと思います。想像が全然できないと、共感できないですよね。絶妙なラインを見極めましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年6月16日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年06月13日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人を不安にさせない気遣いができる女性、「正直に言う女」になりきり。事情を素直に伝えることが、人を安心させる第一歩に。このあいだ健康診断を受けに病院へ行った時のことです。結果を待っていると、先生が「あ、ちょっと待ってね」「え~っとこれは…」と普段より時間がかかっていたので、診断結果に何か悪いところがあったに違いないと一瞬、思ったんです。でも、すぐに「ごめんなさいね。病院のシステムが変わって、横澤さんが初めてだから…」と事情を教えてくれてホッとしました。どうやら、4月の新年度を機に病院のシステムがすべて変わり、先生やスタッフの方もまだ慣れていないということでした。本来なら、言わなくていいことかもしれないけど、正直に言ってくれたおかげで無駄に心配せずにすみました。「そういうことなら、第一人者として、見届けてみましょう」「新年度は大変ですね~」とおおらかな気持ちにも。こうして、何に手こずっているのか、時間がかかっているかということをきちんと素直に伝えるほうが、相手のためになるんだと気がついたんです。たとえば乗っていた新幹線が止まった時も、理由がわからないと困惑するけれど「動物が線路を横断しています」と一言、理由を伝えられるだけでスッキリする。「あら、鹿かな?」などと考えられる余裕が生まれますよね!そうした気遣いができる人になるには、まず、待たされている側の気持ちを想像してみましょう。すると、ここが不安の理由なんだろうなと理解でき、安心させる一言を添えられそうです。あとは、相手が自分に対して聞きづらそうなことを考えたり、人が不安に思いそうなことを予測して答えを用意しておくのもよさそう。ネットショップのお問い合わせのところに書いてある「よくある質問」のようなイメージですね。“もはや質問はさせない”くらいの気持ちでいるようにしましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年06月06日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、短い言葉を繰り返して場を収める女性、「早口で聞こえない女」になりきり。「大丈夫早口4連発」は、気を使わせない魔法の言葉。私が大好きな吉本興業の社員さんのことなのですが、このあいだ、「私からもあの人にお礼を言った方がいいですか?」と尋ねた時に、「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫~」と言いながら、絶妙なタイミングで扉を閉めて、どこかに消えていきました。その、早口で「大丈夫」と繰り返すニュアンスからは、“気にしないでいいよ”“ここは私が片付けておくから”という彼女の気持ちが伝わってくる。「いいですよ、私がやりますよ」とは言わせない空気を作るのがとても上手で、私は素直に「ありがとうございます!」と甘えることができたんです。相手に気を使わせないスキルを見て、本当にすごいなと思いました。短い言葉を何度も言われることで、自分の引き際が見極められる。しかも彼女は言い方が上手で、声がどんどん小さくなっていくところが、また相手に気を使わせなくていいですよね。たとえば、友だちと食事をして自分が払いたい時に、この「大丈夫早口4連発」スキルを使うとスムーズではないでしょうか。「ここは払っちゃうから。大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫~」と、おばちゃんのような包容力を感じさせるキャラをあえてやってみることで、意外とみんな引いていくはず。日常生活のいろいろなシーンで役立ちそうです。まずは一度、「大丈夫」と早口で4回言ってみましょう。まさに今、やってみてください!すると、案外おばちゃんのキャラになれることに気づくし、「甘えていいよ!」という気持ちが芽生えてくるはずです。ただし、言っておきながら大丈夫じゃないというのはダメなので、当たり前ですが、この技を使うのは、本当に自分が受け止められる時だけにしましょう(笑)。押すと「大丈夫」が4回鳴るようなアプリがほしいです。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年6月2日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年05月29日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、買ったものを大事に愛用し続けられる女性、「サステナブルを意識する女」になりきり。地球のためにできることは日々の生活の中にあります。近頃よく、「サステナブル」や「SDGs」という言葉を耳にします。でも、正直なところ、どういうことを意味しているのかわからないことも多かった私。そんな時、小さい頃から使っていたぬいぐるみをクリーニングに出して娘にあげたという話をした相手から、「それってサステナブルな行動ですよ」と言われ、“これもそうなの!?”とすごく驚きました。そのぬいぐるみは私にとって大事なもので、上京する時にも持ってきたし、R-1ぐらんぷりで自転車を使ったネタをした時にも小道具として使っていました。それを子どもに渡すということで、受け継いでいくような感覚はあったけれど、まさかサステナブルなことだとは思いもよらず。その瞬間、視野がすごく広がって、まるで自分が地球を救っているかのような、壮大なことをしている気持ちになれました。こうして物を大事にすることもそうだし、普段、流通せずに廃棄される魚を扱うお店で食べることや、蜜蝋で作ったラップを使うこともサステナブル。自分にもできることがたくさんあると気づいたことで、もっと頑張ろうと思えたんです。本当にちょっとしたことが、環境にいいことへと繋がっていくんですよね。まずは、自分が今持っているものを大事にして、むやみに物を捨てたり、買い替えることをやめるのが、サステナブルへの第一歩になりそうです。そう、高校を卒業する時に担任の先生が「ゴミの分別ができるような大人になれ」と話していて、当時は“なぜ今この話?”と不思議に思っていたけど、今になってようやくその意味がわかりました。当たり前に思える小さなことを日々、しっかりとやっていくことが大切で、その結果、世界が良くなっていく。できることを探して、取り組みたいです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年5月26日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年05月25日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、車中を豊かな時間に変えてくれる女性、「移動を充実させてくれる女」になりきり。相手の事情を考えて楽しませてくれる人は素敵。今回紹介するいい女は、私のマネージャーさんです。前の現場と次の現場のあいだに移動時間しかないケースがあるのですが、そうなるとお昼を買ったり、食べたりする時間が取れず、困ることも。先日も、いつお昼が食べられるんだろうと落ち込んでいたら、マネージャーさんが「これ、移動の車で食べてください」とおにぎりを渡してくれました。私より早い時間に現場入りしているはずなのに…と嬉しい気持ちに。しかも、私が好きなお菓子まで用意されていて、彼女のおかげで最強の移動時間になりました。さらにすごいのが、移動している時に、面白い話をしてくれるところ。「催眠術の講座に通ったことがある」とか、「恋人と結婚するかしないかの瀬戸際なんです」など、ゾクゾクするような話を小出しにしてくれるんです。しかも、話の尺がすごく絶妙で、いつもいいところで話が終わるから、「さっきの話はどうだったの?」とその後も盛り上がれる。「昨日あった怖い話なんですけど…」と続きが気になるフレーズから話し始めるのもうまい。結局、その話は「目の前にいた知らないおじさんが突然、袋をくれたんですよ。私がお弁当を手に持っていたからそれを入れなよということなんですけど」と、期待に応える内容を提供できるのもすごいと思いました。まずは、ちょうどいい時間のエピソードを選べるよう、自分の話の長さを普段から計算しておくとよさそうです。また、「これ、どう思います?」と問題提起するなど、相手が自分の意見を言いたいと思うようなトーク選びをすることも、楽しい会話につながるはず。マネージャーさんと別々に移動する時はすごく寂しい気持ちになるのですが、私もそんなふうに思われる人になれるよう頑張りたいです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年5月19日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年05月16日第161回芥川賞を「むらさきのスカートの女」で受賞した今村夏子のデビュー作「こちらあみ子」が実写映画化。井浦新、尾野真千子が主人公・あみ子の両親役を演じることが決定した。「こちらあみ子」は第26回太宰治賞と第24回三島由紀夫賞をW受賞した、芥川賞作家・今村夏子のデビュー作。2021年7月に原作の舞台でもある広島オールロケにてクランクイン予定となっており、主人公・あみ子役をはじめ、あみ子の好きなのり君、同級生の坊主頭、あみ子のお兄ちゃんの孝太など、子どもたちの主要キャストはなるべく自然体で純粋さや素直さを表現するべく、演技経験の有無を問わずオーディションにて選考している。監督・脚本は、主に『まほろ駅前狂騒曲』『セトウツミ』『光』『日日是好日』などの大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めた森井勇佑。自身が映画化を熱望していた本作品で監督デビューを果たす。さらに、いつも家族を見守るあみ子の父役に井浦新、書道教室の先生で、お腹には赤ちゃんがいる母役に尾野真千子が決定。実力派の2人が、オーディションで選ばれる子どもたちと共に本作の繊細で色彩豊かな世界観を創り上げる。なお、本作の製作応援を目的としたクラウドファンディング(MOTION GALLERY)も実施。森井監督は柔らかなリズムを持つ広島弁にも惚れ込み、作者・今村さんの出身地であり、原作の舞台でもある広島で撮影することを目指している。森井監督とスタッフに縁のある大森立嗣監督、野尻克己監督、今泉力哉監督からも応援コメントが到着した。本作で監督デビュー、森井勇佑監督コメント僕がHi8のビデオカメラで遊び始めたのは、中学1年生の頃でした。友達3人くらいと「男プロダクション」と名乗り、高校を卒業するまで30本ほど遊びで映画を撮りまくりました。たいていの友達はカメラの前に立つだけで恥ずかしくて笑ってしまいます。でもそんな中でなぜか、ほとんど笑わずカメラ前で堂々と立っていられるヤツがいました。そいつはぶっきらぼうで、ときどき奇行もするので、学校では浮いた存在でした。でも映画に出るのはすごく好きだったようで、「次は何をとるんや」「映画はとらんのか」としょっちゅう催促されました。今思えば、そういうヤツだったからこそ、存在が面白く、僕らも映画を撮りつづけたのだと思います。「こちらあみ子」をはじめて読んだ時、僕はあみ子のことを友達のように感じました。あみ子は面白いヤツです。その面白さをみんなに伝えたい。それは僕が中学生のときに思ったことと、きっと地続きなんだと思います。それ以来、この小説を映画にしたいと強く思い続けてきました。あみ子という存在は、映画で撮るべきだと思ったのです。「こちらあみ子」が初監督作品になることは、自分にとっては必然的なことだと感じています。覚悟を持って挑みます。と同時に、最高に嬉しいです。ワクワクして仕方がありません。縁ある大森立嗣監督や今泉力哉監督から応援コメントも大森立嗣監督森井は僕の映画の助監督をやっていて、映画を支えてくれていました。映画が本当に好きで、彼は映画に救われているように僕には見えました。映画監督になったら、今度は映画を、救ってください。自分のことはさておいて、映画に携わる人や、観客に向けて、愛を注いでください。だけど、その前に皆様からの応援が必要なようです。次は彼が映画を通して皆様に愛を降り注ぎます。野尻克己監督森井勇佑は映画を愛するとても純粋な私の後輩だ。純粋な後輩が天才作家、今村夏子のデビュー作で監督デビューする。純粋と天才の掛け算。デビュー作とデビュー作の掛け算。誰からも歓迎される映画がこの世に出るに違いない。余談だが、私の人生を賭けたデビュー作の助監督を森井に三度頼んだが三度断られた。この間、断った理由を聞くとヘラヘラ笑って「覚えていません」と言われた。そういう憎めない人間だ。そういう憎めない人間の人生を賭けた監督デビュー作。誰からも愛される映画がこの世に出るに違いない。今泉力哉監督小説「こちらあみ子」が映画になると聞いた。見たいです。監督は同じ原作者である今村夏子さんの映画『星の子』で助監督を務めていた森井勇佑さん。撮影を、私が何度もご一緒した岩永洋さんが担当すると聞いた。おふたりは日本映画学校時代からの知り合いらしい。広島での主演オーディションの情報を聞き、わくわくした。すでに本気でいい映画にしようという気持ちが見える。クラウドファンディングの成功を影ながら祈っております。多くの人が支援してくださいますように。『こちらあみ子』第2回目のオーディションは5月下旬にロケ地広島にて開催予定。7月、広島オールロケにてクランクイン予定。(text:cinemacafe.net)
2021年05月11日俳優の井浦新、尾野真千子が、映画『こちらあみ子』に出演することが11日、明らかになった。同作は『むらさきのスカートの女』で第161回芥川賞を受賞した今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をW受賞した同名小説の実写映画化作。ちょっと風変わりな女の子・あみ子の純粋で素直な行動を通し、奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありさまを生き生きと描く。本作は2021年7月に原作の舞台でもある広島オールロケにてクランクインを予定。主人公、あみ子役をはじめ、あみ子の好きなのり君、同級生の坊主頭、あみ子のお兄ちゃんの孝太など、子どもたちの主要キャストは純粋さや素直さをなるべく自然体で表現するべく、演技経験の有無を問わずオーディションにて選考しており、第2回目のオーディションは5月下旬にロケ地・広島にて開催を予定している。監督・脚本は、主に大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めた森井勇佑。自身が映画化を熱望していたこの作品で監督デビューを果たす。今回明らかになったのは、いつも家族を見守る父役の井浦新と、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母役の尾野真千子。日本映画界を牽引する実力派の2人が、オーディションで選ばれる子どもたちと共に本作の繊細で色彩豊かな世界観を創り上げる。また、今作の製作応援を目的としたクラウドファンディング(MOTION GALLERY)の実施も決定した。○森井勇佑監督 コメント僕がHi8のビデオカメラで遊び始めたのは、中学1年生の頃でした。友達3人くらいと『男プロダクション』と名乗り、高校を卒業するまで30本ほど遊びで映画を撮りまくりました。たいていの友達はカメラの前に立つだけで恥ずかしくて笑ってしまいます。でもそんな中でなぜか、ほとんど笑わずカメラ前で堂々と立っていられるヤツがいました。そいつはぶっきらぼうで、ときどき奇行もするので、学校では浮いた存在でした。でも映画に出るのはすごく好きだったようで、「次は何をとるんや」「映画はとらんのか」としょっちゅう催促されました。今思えば、そういうヤツだったからこそ、存在が面白く、僕らも映画を撮りつづけたのだと思います。『こちらあみ子』をはじめて読んだ時、僕はあみ子のことを友達のように感じました。あみ子は面白いヤツです。その面白さをみんなに伝えたい。それは僕が中学生のときに思ったことと、きっと地続きなんだと思います。それ以来、この小説を映画にしたいと強く思い続けてきました。あみ子という存在は、映画で撮るべきだと思ったのです。『こちらあみ子』が初監督作品になることは、自分にとっては必然的なことだと感じています。覚悟を持って挑みます。と同時に、最高に嬉しいです。ワクワクして仕方がありません。○大森立嗣監督 応援コメント森井は僕の映画の助監督をやっていて、映画を支えてくれていました。映画が本当に好きで、彼は映画に救われているように僕には見えました。映画監督になったら、今度は映画を、救ってください。自分のことはさておいて、映画に携わる人や、観客に向けて、愛を注いでください。だけど、その前に皆様からの応援が必要なようです。次は彼が映画を通して皆様に愛を降り注ぎます。○野尻克己監督 応援コメント森井勇佑は映画を愛するとても純粋な私の後輩だ。純粋な後輩が天才作家、今村夏子のデビュー作で監督デビューする。純粋と天才の掛け算。デビュー作とデビュー作の掛け算。誰からも歓迎される映画がこの世に出るに違いない。余談だが、私の人生を賭けたデビュー作の助監督を森井に三度頼んだが三度断られた。この間、断った理由を聞くとヘラヘラ笑って「覚えていません」と言われた。そういう憎めない人間だ。そういう憎めない人間の人生を賭けた監督デビュー作。誰からも愛される映画がこの世に出るに違いない。○今泉力哉監督 応援コメント小説『こちらあみ子』が映画になると聞いた。見たいです。監督は同じ原作者である今村夏子さんの映画「星の子」で助監督を務めていた森井勇佑さん。撮影を、私が何度もご一緒した岩永洋さんが担当すると聞いた。おふたりは日本映画学校時代からの知り合いらしい。広島での主演オーディションの情報を聞き、わくわくした。すでに本気でいい映画にしようという気持ちが見える。クラウドファンディングの成功を影ながら祈っております。多くの人が支援してくださいますように。
2021年05月11日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、白米に対して自由な発想を持っている女性、「ご飯のお供に強い女」になりきり。おにぎりには無限の可能性があります!私も含め新潟の人は、日頃から美味しいお米を食べていることもあり、「白米の味を邪魔されたくない」「結局、塩がいちばん」など、ご飯のお供に対するハードルがすごく高いんです。以前、『バナナマンのせっかくグルメ!!』に出演した時に、バナナマンのお二人から「新潟のご飯のお供って何があるの?」と聞かれたのですが、たくさんあるけどせっかくなら唸るようなものを言いたくて、“うわ~!どうしよう!”と焦りました。そんななか、このあいだの『王様のブランチ』で、とあるおにぎり屋さんが紹介されたのですが、そのお店では40~50種ものメニューを扱っていました。梅干し、明太子、昆布、おかかなど、王道のものしか思いつかない私からすると、それだけたくさんの種類があることに驚いたんです。しかも、人気ベスト3具材の中にウインナーがあったりして、“これもおにぎりに入れちゃうんだ!”というような、あまりにも意外なラインナップを見て、おにぎりには無限の可能性があったことに気付かされたんです。そんな自由な発想ができる人が羨ましい!そして、もちろんご飯のお供にも詳しいはずですよね。自炊をする時の献立の組み立て方も上手に違いありません。私自身も、白米には意外と何でも合うんだなとわかり、ご飯のお供に対するハードルも下がりました。ご飯に合うものを知るためには、新潟をはじめ米どころのアンテナショップなどに行くのがよさそうです。必ず、お米と相性のいい食材に出合えるはず。おにぎり屋さんのショーケースを見て、インスピレーションをもらったり、定食屋さんで白米にぴったりのおかずを知ることもためになりそう。いろいろ試して、人におすすめできるお供を見つけましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2021年05月10日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の失敗に対して優しい女性、「“安心する”と言う女」になりきり。共感力の高い人はフォロー上手になれる!新潟で放送されているテレビ番組にリモート出演をした時のことです。家の白い壁の前に座っていたのですが、共演者の方に「横澤さん、いいおうちに住んでいるんですね」と言われたので、「写っているところだけですから、きれいなのは!」と、ノリで散らかっている部屋を見せたんです。すると、明らかにみんなドン引きしていて、やめておけばよかったと後悔しました。さらに、「ちなみに下ははいていますか?」と聞かれたのですが、その時、私はももひきみたいなものだけを身につけていたので、それがバレたと思い、「はいているわけないじゃないですか!いつから気づいていたんですか?」と聞き返したんです。すると、「いやいや冗談で聞いたんですよ」との答えが。さらに落ち込まんとしていた瞬間に、アナウンサーの方が、「でも、なんだか安心しました。子育てもお仕事もやっていたらそうなりますよね」とフォローして、場をなんとか丸くおさめようとしてくれたのです。失敗したと思い焦っていた私はその言葉を聞き、「安心できたのならよかった」と救われました。散らかった部屋も人間らしくていいかと思えたし、その言葉には、“完璧そうに見えているのに”という褒め言葉の意味合いが含まれているところも、見事だなと。そのサポート力に感動したんです。そんな言葉が咄嗟に出るようになるためには、日頃から失敗した人に向けた優しい言葉を用意しておくことが大切。残念な状況をプラスに言い換える力は、日々のトレーニングがあってこそ身に付くものではないでしょうか。また、共感力が高く、落ち込んでいる人に寄り添えるようになることも大事。完璧な人に対しても、“みんな、同じ人類ですよね~”という思いで向き合いたいものです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年4月28日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年04月25日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、言葉のチョイスが素敵な女性「言葉に深みがある女」になりきり。本をたくさん読むことで語彙力と表現力を高めよう。家事代行のプロの方にお話を伺うという内容の番組があったのですが、そのディレクターさんに、「今日、お話ししていただく先生は、声が鈴の音のような方です」と言われて驚きました。実際にお会いしてみると、とても上品で優しそうな方で、ディレクターさんの表現がぴったりだと思ったのですが、その言葉のチョイスが面白いと思ったんです。ほかにも、あまり聞いたことのないような敬語をさらりと会話に交ぜてきたり、「くったくのない」などの言葉を使っていて、思わず、“どういう意味だっけ”と調べた場面もありました。ただきれいなだけではない、普段使わないような言葉たちをどうやって知り、ボキャブラリーとして身につけたのか、気になって仕方がありません。その人自身は、明るいけれど声のトーンが低くて品があり、忙しかったり大変そうなイメージの強いテレビ業界の雰囲気には、いい意味であまり染まってなさそう。どちらかというと図書館とかにいそうなタイプで、余裕を感じました。彼女のようになるためには、まず、いろいろな言葉をインプットするために、本をたくさん読むことがいいのではないでしょうか。勝手なイメージですが、東野圭吾さんの作品が好きそうなので、ミステリーとかを中心に手に取ってみるといいかもしれません。純文学のようなものもよさそうです。あとは、日頃から一つのことについてさまざまな言葉で表現してみたり、同義語を調べてみるなど、トレーニングをすることで、自然とボキャブラリーは増えていきそうです。ほかにも、いろいろと気になる言葉を使っていたのですが覚えていないものもあり、メモをとっておけばよかったと後悔中。また彼女と仕事でご一緒できる日を楽しみにしています!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年4月21日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2021年04月18日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、相手のことを思って勇気を出せる女になりきり。ハンカチから始めてハードルを上げていこう!もう何年も前になるのですが、『オオカミくんには騙されない』という番組でMCを始めたばかりの頃。収録用の2回分の衣装を、自分で用意する必要があったのに手違いでそれを知らずに現場に行ったことがありました。その日、私が着ていたのは毛玉だらけのどす黒い色のトレーナー。でも、どうしようもないので1本目はそれで出たのですが、問題は2本目です。困っていたら、番組のアシスタントプロデューサーの方が、「これでよかったら…」と自分が着ていたニットを脱いで貸してくれたんです。この間、たまたまその時の話になったのですが、なかなかできないことだよな、よく貸せたなと思いました。家に泊まりに来た友だちにパジャマを貸す時だって、「変な匂いとかしないかな?」と気を使うのに、着ているものをその場で渡せるというのは、すごいスキルです。なかなか貸すほうの立場になることってないし、相手にどう思われるんだろうと考えたら、私にはできないなと。しかも、最悪の場合、相手が汚したとしても何も言えません。「大丈夫ですよ~!」と許すしかないと思うと、実践できる人は広い心を持っているに違いありません。また、貸せる人と同様にすごいと感じるのが、自分が着ていた服を後輩とかにあげる人です。ハリセンボンの(近藤)春菜さんがまさにそうで、センスがいいからもらうほうも嬉しそうにしています。私の服なんて基本毛玉だらけなので、欲しい人いるのかな?と思っちゃうし、勇気のいる行動ですよね。まずはハンカチを2枚用意しておいて、一枚は人に貸すためだけに持っておく。そこからスタートして、マフラーやストール、カーディガンとどんどんハードルを上げていくと、貸すことへの抵抗も少なくなりそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年4月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年04月11日お笑いタレントの横澤夏子さんが、2021年4月6日にInstagramを更新。お笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の藤森慎吾さんからもらったものを公開し、話題となっています。横澤夏子が、藤森慎吾からもらった粋なプレゼント1人で活動するお笑いタレントのコンクール『R-1グランプリ』で、日常生活で使うシティサイクル(通称・ママチャリ)を使ったネタを披露したことがある、横澤さん。コントに使うほど、ママチャリへの憧れが強く、プライベートでも乗るのが夢だったといいます。横澤さんの願いを知っていたのでしょうか。藤森さんは、楽にこぎやすいとされる電動アシストの自転車を購入し、横澤さんにプレゼントしたのです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 横澤夏子(@yokosawa_natsuko)がシェアした投稿 嬉しそうに自転車に乗る横澤さん。マスクを着けていても、満面の笑みを浮かべているのが分かりますね。横澤さんは「ママチャリに乗りたいという、大きな夢が叶った」と大喜びし、ハッシュタグを添えて、藤森さんへの感謝の気持ちをつづっています。#大切に大切にコントの延長線上だと思いながら走りますー!#藤森さんに感謝なのよー!yokosawa_natsukoーより引用藤森さんのチョイスに対し、ネット上では「優しすぎる」「分かってるなあ。これはありがたい」「かっこいい!黒を選ぶのもセンスがあるわ」といった声が上がっています。親にとって、幼い子供を連れて移動するのは、大変なもの。子育てに励む横澤さんにとって、藤森さんからもらった自転車は、心強い味方になるに違いありません。コントだけでなく、実際の生活でも自転車を手に入れた横澤さんは、ますます『ママチャリが似合うタレント』として、活躍することでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年04月07日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、積極的に最新曲をインプットする女性、「ぴったりの曲を選べる女」になりきり。選曲スキルが高い人はムードメーカーとして活躍。以前、出演番組のためのアンケートで、「ドライブソングはなんですか?」と聞かれたことがあったのですが、私は何もなかったんです。でも、答えていた人の選曲を聞くと、とても勉強になりました。それは、曲をたくさん知ってないとできないこと。ラジオのDJじゃないですが、雨の日にはしっとりした雰囲気のもの、寝ちゃいけない時には爆上げな音楽などと、その時どきの場面に合う楽曲を流せる人はムードメーカーとしても活躍できますよね。その人がいるおかげで、きっと空気がまるくなっているはずです。実際、雑誌の撮影の時に私の大好きなモーニング娘。の曲を流してくれた人がいて、すごく気分があがりました。私を笑顔にするために気遣ってくれたと思うとすごく嬉しかったです。カメラマンさんの中にはオシャレで、でもみんなが知っているようなちょうどいい曲をかけている人が多い気がしますが、これってすごいことですよね。私が聴いている曲は万人にウケるものというより、自分にとってのヒット曲なので、なかなか人に披露するにはハードルが高いもの。ちなみに今は、大好きなドラマ『愛の不時着』のサウンドトラックをよく聴いているのですが、あまりよく知らない人がいる場所では、なんとなく流しづらいですよね。まずは、いろいろな曲をインプットするところから始めてみましょう。おすすめはラジオを流しておくこと。FMを聴いていれば、だいたいのヒットがわかります。ヒット曲から最先端なものまで、聴いたことのある曲を増やしておきましょう。それから、ドライブ、ホームパーティ、読書、土曜の昼下がりなどと、シーンごとにぴったりのイメージソングを選んでみると、選曲するスキルがだんだんと身についていくはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年3月31日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月27日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、親といい関係が築けている女になりきり。相手に気を使わせず家に招くスキルに感動!少し前の話になるのですが、番組でも共演していて、仲良くしているお友だちと遊ぶ約束をしていたんです。すると彼女が、「もしよかったらうちに来ない?」と誘ってくれて、“え、実家に!?”と驚きました。だって、実家に呼ぶためには、まず、家がきれいなことが大前提。さらに、親と仲がいい、親の前で自分を見せられるなどの条件が揃っていないと難しいですよね。私は、親とすぐに喧嘩をするし、見苦しいものを見せることになるのがわかっているので無理だなと。まだ、中学生とかなら考えられるけど、こんなに大人になってまでというのは、本当にすごいと思いました。しかも、“実家に呼べるくらいの仲だと思っているよ”という気持ちが伝わってきて、嬉しかったです。実際に行ってみると、お母さんも、彼女と同様にものすごく感じのいい、気さくの塊のような人で。“どうりでこんな子どもになるよな…”と納得しました。「娘がいなくても来てね」とまで言ってくださったんです。いちごのショートケーキを出してくれたり、その子が写った写真などがたくさん飾られていたりと、まるで漫画に出てくるような素敵なおうちで、そんなところに感動もしたり…。こちらが感謝をしたいのに、その子からは“うちの母を喜ばせてくれてありがとう!”という雰囲気が感じられて、そんな気遣いまでできるのかと、ますます、その子のことが好きになりました。友だちを実家に呼ぶには、まず自分が親と仲良くすること。あと、普段から、友だちのことを親にいろいろ話しておくことが大事だと思いました。彼女のお母さんは私の娘の月齢まで知ってくれていたおかげでとても話がしやすかったです。私も、親との関係性を大事にしたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年3月24日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月21日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、ステイホーム期間を無駄に過ごさない女性、「楽器にチャレンジする女」になりきり。誰しも新たな才能に目覚める可能性がある!今回は私の母の話なのですが、昨年、コロナでステイホームしている時に、ハーモニカを習い始めたんです。しかも、ものすごく練習したことが伝わるくらい、めちゃめちゃ上手に吹けるようになっていました。オンラインで話していると、「演奏しよう!」と言ってずっと「山の音楽家」や「チューリップ」などの楽曲を吹き続けるので、「1曲ね」と釘を刺しています(笑)。正直、どこで披露するんだろうとも思うのですが、ステイホーム期間を無駄に過ごしていなかったんだということがわかったり、特技や話のネタにもなりますよね。始めるのにハードルが高いギターなどにくらべて、ハーモニカは100円ショップでも売っているなど身近な存在。それに挑戦することで、自分の成長を感じたり、達成感が得られるのはいいなと思いました。肺活量が必要なので健康にもいいだろうし、今は“ハーモニカおばあちゃん”と呼ばれています(笑)。私はというとステイホーム中はネットフリックスばかり見るなどインプットはしていたけれど、母のようにアウトプットまでは辿り着かなかったので、何かやっておけばよかったと後悔中。今はYouTubeに演奏動画がアップされているし、家で学べないものはない時代なので活用したいと思いました!私の母は、おそらく、朝ドラの主人公がハーモニカを吹いている姿を見て習うことに決めたと思うんです。そこからスタートして、今は一音だけをちゃんと出すというスキルまで身につけていました。その姿を見ると、誰しもに、気づいていない眠っている才能があるんじゃないかと思ったんです。まずは、簡単なことからでもいいので、何か新しいことを探してみましょう。そのうち、特技として開花するかもしれませんよ!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年3月17日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月13日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、困っている人を優しく導く女になりきり。相手がつまずいている原因に気がつくことが大事。実は今、リトミックの資格を取ろうとしています。リトミックとは、音楽に触れることで子どもの能力を伸ばすという教育方法。教室に通わせようと思っていたのですが、ご時世的になかなか難しい。それなら自分が教えられるようになろうと思い、学校に行き始めました。リトミックの一つに、「うさぎさんになって跳びはねてみよう!」という内容のものがあり、伴奏のピアノを弾くのですが、それが即興演奏なんです。先生は「適当に弾いたらいいからね!」と言うものの、適当がわからず困っていました。すると帰り道に、ほかの生徒さんが、「よかったら楽譜を送りますよ」とか、「リモートでピアノレッスンしますよ」と声をかけてくれたんです。“めちゃくちゃ優しい!”と思ったし、正直、その助け舟がなかったら、リトミックを諦めていたかもしれません。ピアノを嫌いにならずに済んで本当によかったです。その人は、私を船に乗せてゴールにたどり着くよう導いてくれました。答えを教えるのではなく、自分で頑張る部分はきちんと残す。助け舟の出し方は人それぞれですが、私にはベストな方法だったので、おかげでリトミック脳になれることができたと思います。助け舟を出すには、きちんと学び、基礎をわかっていることが第一歩。そうじゃないと打開策を提案することができないですよね。さらに、相手がつまずいているポイントを理解することで、上手に助けることができます。「この方法はどう?それが難しければこういう方法もあるよ」と、いくつか選択肢を提示しながら、答えに導いていく。相手の手をグッと引っ張るのではなく、「よかったらどうぞ」と優しく手を差し伸べる。そんな、王子様みたいな助け方ができる人になりたいものです。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年3月10日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月08日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、ちょっとしたお金を粋に返す女性、「小袋でお金を返す女」になりきり。お金を袋に入れることで感謝の気持ちを表現できる。以前、友だちの分も一緒に買い物をして、後日、お金を渡してくれたのですが、それが小さな透明の袋に入っていて驚いたことがありました。折り曲げたお札が収まる大きさで、お釣りが出ないよう、ぴったりの金額が入っている。しかも、「ありがとう」という一言メモまで添えられており、あまりのていねいさに感動したんです。私は、お財布から出したお金をそのまま渡したことしかありませんでした。それに、より分けておくことで「絶対にお金を渡すぞ!返すぞ!」という強い意志も感じられます。時々、マネージャーさんに立て替えてもらったお金を返し忘れることがある自分は、なんて不義理なことをしているんだろうと思わずにはいられませんでした。もちろん、普段の関係性があるので私が返さないとは思っていないでしょうが、それでもお金のトラブルは人間関係を壊す原因になりかねないもの。そんな嫌な思いをすることを避ける存在としても小袋を持っておきたいと思いました。その友だちに尋ねると、100円ショップで購入していて、いろいろな種類があるとのこと。そんなお手軽な値段でていねいな暮らしをしているように見えるところもいいなと思いました。まずはお金を入れるための小さな袋を購入して、実践してみましょう。相手が「へぇ~!」とかいい反応をしたり、褒めてくれたりしたら、またやってみようと思えるはずです。あと、付箋は渡す相手やTPOによって選び方が変わると思いますが、お金を返す時の袋も、友だち用、目上の人用など、渡す相手やシチュエーションを想像しながら買うと楽しいのではないでしょうか。お金を袋に入れることは、「ありがとう」という気持ちをのせること。早速、買いに行ってみましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年3月3日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年02月28日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、相手のことを考えて質問ができる女性、「お弁当屋さんと仲良くなる女」になりきり。人に興味を持てる人はコミュニケーションが上手。以前、友達の家に遊びに行く時、「近くにいいお弁当屋さんがあるから、そこで買っていこう」という話になりました。さらに彼女は、「このお弁当屋さんは京都の料亭で修業をして、今は居酒屋をしながらお弁当も出してるんだけど、それがすごく美味しいんだよ」と。どこでそんな情報を手に入れたんだろうと思いながらお店に着くと、彼女と店員さんが仲良く話しているのを見て納得しました。私が質問をするとその子が代わりに全部答えてくれるし、あら汁がもらえるお店のクーポンを忘れたにもかかわらず、「持っていることを知ってるから大丈夫だよ」とつけてくれる。お弁当の取り置きもしてくれているそうで、ここまでお弁当屋さんと仲良くなれるものなのかと驚きました。きっと彼女は人に興味を持つことに長けていて、店員さんがあら汁をよそったり、袋にお弁当を入れている間も質問をしているようでした。しかも、短い時間で終わるような会話をチョイスする気遣いも見える。また、会話だけでなく、混む時間を避けたり、お釣りが出ないよう細かいお金をしっかり用意していたりと、ちゃんと相手のことを考えているところもすごいなと思ったんです。店員さんに話しかけることがあまりないという人は、話し慣れている百貨店の人に声をかけてみましょう。特に物産展の人はグイグイくるケースが多いので話しやすいはず。商品の日持ちなど、気になることを尋ねてみましょう。そう、家の近所で食事をした後に玄米茶を出してくれて、「嬉しい、ありがとうございます!」と言ったら、店員さんが「あ、よかったです」と照れていました。そんな一言でもコミュニケーションになるし、お互いがいい気分になれる。こうした小さな一歩から始めるのもよさそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年2月24日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年02月22日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、相手を上手に褒められる女性、「メモしていいですかと言う女」になりきり。スマホのメモ機能を使って日々の学びを書き留めて。以前、お友達が遊びに来た時のことです。私が何気なく口にした「(食べ物を)ここに分けようか」というフレーズに対して、「今の一言、私もいつか言ってみたい憧れの言葉です!メモしてもいいですか?」と、メモをするポーズをとりながら言われて、こんな一言が?とびっくりしました。それと同時に、嬉しい気持ちになったんです。「そうなんですね~」と言われる時にくらべて、うわべだけでなく本当に心の底から言ってるんだなと思えて、さらに“ちゃんと覚えておきたい”という気持ちが伝わってきました。ただ流して聞くよりも記憶に残り、自分にとっても勉強になります。それに、「メモをしていいですか?」という言葉には、“そんなフレーズが出てくるあなたはすごい”という意味が込められていて、褒め言葉としても使えることに気がついたんです。相手をヨイショする方法としても、わざとらしい感じが一切せず、ちょうどいいですよね。実際、私もそう言われたことで、「他にも何かいい言葉はあったかな?」と考えて、メモしてもらう気満々になってしまったくらい、いい気分になりましたから。日常のちょっとした場面で、こんなに上手に人を喜ばせることができるなんて、本当に素敵ですよね。まずは、ナチュラルに言えるよう、普段からメモをするクセをつけるところから始めてみるのがよさそうです。誰しも社会人になったばかりの頃は、先輩に言われたことや大事なことをメモにとっていたはず。その時の気持ちを思い出してみましょう。メモ帳を持ち歩かなくても、スマホのメモ機能を活用するとスムーズにできるはず。美味しいお店を教えてもらった時や、素敵な言葉をかけてもらった時など、使える場面はたくさん。早速、やってみてください!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年2月17日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年02月12日お笑いタレントの横澤夏子が5日、お笑いコンビ・鬼越トマホークの公式YouTubeチャンネル「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」にゲスト出演し、チョコレートプラネット・松尾駿とのエピソードを披露した。「【女帝】横澤夏子が選ぶ!男前芸人BEST10【鬼越トマホーク】」と題して公開された動画で、横澤は自身の結婚式において、チョコプラに上司代表としてあいさつをしてもらったと言い、「そのときに松尾さんがずっと泣きながら手紙を読めないっていうボケをして、『何言ってるかわからないよ!』ってめちゃくちゃ(会場が)大爆笑だったの。『何しゃべってるかわからなかったじゃない!』で終わっちゃったの」と振り返った。さらに横澤は「なにこれと思ってたら、(松尾さんが)サーっと来て手紙をパッと渡して行ったんだけど、そこの手紙にびっしり書いてあったの」と述べ、「『夏子が10円の服を着てた頃から僕は知ってるよ。夏子は頑張ってたね』とかいっぱい書いてあってさ…。私、この話しながら毎回泣いちゃうんだけど…」と回顧した。鬼越トマホークの坂井良多が「現場で大爆笑を取って本当の想いは…」と話すと、横澤は「そう。手紙に書いてあったの。すっごいうれしかったの、これは。本当に幸せだった」と瞳を潤ませていた。
2021年02月09日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、臨機応変に対応し、相手を安心させる女性「自信がある女」になりきり。努力と経験を積むことが自信を持つための近道に。以前、婦人科検診に行った時に、担当の先生から「検査が痛い可能性がある」と言われました。でも、その後に先生は、「私、痛くさせないんで」ときっぱりと明言したんです。それを聞いて“一番痛い思いをするのは避けられるんだ”と安心したし、“痛くしないと言ってるけど、どんなもんよ?”という気持ちになって構えずに済みました。しかも、実際、痛くなかったんです。それにしても、ここまで自分の仕事に対して自信があるってすごいなと思ったんです。だって、「絶対にスベりませんから」とは言えないですから。自分で自分にプレッシャーをかけるようなことを言って大丈夫かなと、心配すらしちゃうレベルです。でも、先生の年齢は50~60代くらいでしたが、きっとこれまでにさまざまな経験を積み、痛くしない術を知って言っているわけですから本当に尊敬します。しかも自信満々の嫌な感じでなく、淡々とした穏やかな口調ゆえ、包み込んでくれているような気持ちになる。たとえるなら、説法を聞いているような気分でしょうか…!先生のようになるには、日々、一生懸命自分の仕事に向き合うのみ。あとは、相手のことをしっかりと見て、その人が一番安心する言葉を選ぶことも大事だと思いました。先生は、私に対しては「痛くしませんよ」でしたが、急いでいる人には「すぐ終わりますよ」、不安な人には「なんでも聞いてください」「あなただけじゃないですからね」などと、それぞれに違う形で声をかけている気がしました。それも、いろいろな出来事にケースバイケースで対応してきたからこそ、できること。私も努力と経験を積み、「スベりませんから」と言えるようになるくらい、プロとしての自信を持てるようになりたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年2月10日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年02月08日お笑い芸人の横澤夏子が5日、お笑いコンビ・鬼越トマホークの公式YouTubeチャンネル「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」にゲスト出演し、もっとも男前だと思う芸人について語った。「【女帝】横澤夏子が選ぶ!男前芸人BEST10【鬼越トマホーク】」と題して公開された動画で、横澤は顔や性格、芸風などをすべて含めた“男前だと思う芸人”を語っていき、1位にはシソンヌのじろうを挙げた。横澤は「バイクの後ろに乗っけてくれて、『こうやって悩むんですよ』って言ったら、『きっと年齢のせいだよ。あと5年経ったら落ち着いてくるよ。俺もそういう時期があったけど』とか、サラッと良いこと言ってくれたりする」と振り返った。続けて、横澤は「『目の前見てごらん』って言われて、バイクが曲がった瞬間に見えたのが、でっかい東京タワーだったの。もう号泣! すごいロマンチックじゃない!? だって、この悩んでる女芸人に東京タワーを見せてくれるんだよ!?」と熱弁した。また、シソンヌが『キングオブコント2014』で優勝したときを振り返り、横澤は「お世話になってるから『おめでとうございます』みたいな感じで送ったら、次の日の朝に『夏子、飯行く?』って。『え、昨日優勝した人とランチ行けるの?』と。で、行ったら、『いつもと何も変わらないよ。今日の朝もパチンコで負けてきたよ』って」と述べ、「変わんないこの人ー!』って思って。そういうところがうれしい。売れすぎても切なくなるけど、『まだ身近にいてくれるんだ!』みたいな」と説明した。
2021年02月08日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の健康にまで気を配れる女性、「アルコール消毒液をくれる女」になりきり。消毒をしてもらうと励まされた気持ちに…!今回は、このご時世ならではのいい女です。コロナの感染予防対策が当たり前になりましたが、自分だけでなく、人の対策にまで気を配れる人って素敵だなと思ったんです。お店に入る前や何かを食べる時に、「いる?」と手指の消毒用アルコールを分け与えてくれたり、スプレータイプで一緒にシュッシュとしてくれたり。「消毒しなきゃだめだよ」と強く伝えるとやりすぎ感もあるけれど、そうではなく、軽い感じで言ってくれるところもちょうどいいなと思うんです。なかには、カバンに除菌アイテムを下げている人もいて、消毒をしてくれると「お大事にね」と励まされたような、魔除けをしてもらったような気持ちになれることも。そういう人は、テレビ番組のADさんにも多く、出演する身としては、“ちゃんと対策をしてくれているんだな”と、安心して収録に取り組めるのでありがたいです。あと、最近嬉しかったのは、「これ、肌が荒れにくいやつだよ」と気を使ってくれたことでした。ほかにも、香りのいいものを選んでいたりと、新しい除菌アイテムを手に入れて活用している人もいて、そこにアンテナを張っている意識の高さに感心してしまいます!そんなタイプの方は、消毒液だけじゃなく、除菌ガジェットを駆使していそうですよね。どういうアイテムを使うのがいいかということを知るために、まずは最新除菌アイテムの口コミを調べてみるのはどうでしょうか。「あそこにお参りに行ったら彼氏ができたらしいよ」という神社の口コミみたいに、いい情報を得られるはずです。あとは消毒液だけじゃなく、マスクを余分に持ち歩いていると、忘れて困っている人に渡すことができます。みんなで協力し合う気持ちで、対策をしていきたいですよね!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年2月3日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年01月30日