高畑充希と岡田将生が初共演でW主演、夫婦役を演じる渡辺ペコ原作の「1122」がPrime Videoにてドラマ化。今泉力哉が監督、脚本は今泉監督の妻である今泉かおりが務め、夫婦での初の共同作業となる。妻・ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)。夫・文具メーカー勤務の相原二也(岡田将生)。友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。セックスレスで子どもがいなくても、ふたりの仲は問題ない…だけど。私たちには“秘密”がある――。それは、毎月第3木曜日の夜、夫が恋人と過ごすこと。結婚7年目の2人が選択したのは夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」。二也には、一子も公認の“恋人”がいるのだった。「ふたりでいること」をあきらめない全ての人に届けたい――30代夫婦のリアル・ライフ。一見いびつで特殊な夫婦の関係に見えるふたり。だけど、結ばれて“めでたしめでたし”で終わる物語のその先は…?これは、「結婚」という“ハッピーエンド”の続きにある物語。「1122」第1巻(C)渡辺ペコ/講談社原作は、そのリアルさのあまり「妻に読ませたくない」「夫に読ませたい」と話題となり、夫婦としてのあり方に一石を投じる、全く新しいマリッジストーリーとして高い評価を得た渡辺ペコの累計販売部数146万部を超える大ヒット漫画「1122」。本作の実写化で監督を務めるのは、『窓辺にて』(22)、『アンダーカレント』(23)など引っ張りだこの今泉力哉。脚本は今泉監督の妻であり、監督作『聴こえてる、ふりをしただけ』(12)で、11人の子どもが審査員を務めるベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、準グランプリにあたる「子ども審査員賞」を受賞した今泉かおりが務める。さらに、今年4月期のテレビドラマ「unknown」や、舞台「宝飾時計」など様々なフィールドで活躍する高畑充希と、『ドライブ・マイ・カー』(21)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』などの映画作品のほか、舞台やテレビドラマで全く違う顔を見せ、今泉監督作品に初出演する岡田将生は、W主演にして初共演する。さらにスタッフ・キャスト5名からコメントが到着、撮影中の場面写真も解禁。2人が結婚記念の写真撮影をする様子を写した1枚で、自然体で仲の良さそうな様子が伝わってくるものとなった。本作は10月16日にクランクインしており、12月にクランクアップ予定。キャスト・スタッフからコメント到着高畑充希「1122」。いちいちにーにー?ん?なんて読むんだろうこのタイトル?あ、いい夫婦か!面白そう!と、コミックを手に取ったのが数年前のこと。読み進めてゆくにつれて、それぞれの登場人物が不器用で愛おしく、続きがどんどん気になる展開に、「これ、ドラマになったらきっと楽しいだろうなぁ」と確信していました。ですがなかなか挑戦的なシーンも多いので、地上波だと描き切れないのかも。。とも思っていたので、そこから月日が経ち、配信ドラマとして、そして一子ちゃん役でお話をいただけた時は、本当に嬉しかった。穏やかで楽しい素敵な人だらけの今泉組で。包容力を持って向き合ってくださる岡田さんと二人三脚で。来年の初夏、皆さんに良いドラマをお届けできるよう、がんばります!岡田将生今泉監督の作品は観ていて魅力を感じていたので、お仕事をして監督の現場の空気を肌で感じてみたかった。心地よい空気が流れていてやりやすい環境を作ってくださって、そして微かな心の揺れを敏感にキャッチしてくれる信頼できるスタッフ。とても素敵な現場です。高畑さんとは今回初共演でして、役をどうこうではなく今回はいちこちゃん、高畑さんを真っ直ぐに見つめていく事で二也という人物像がより明確になっていくと感じました。作品自体はとてもセンシティブで際どい話ですが、僕は夫婦が再生していく物語だと思っています。そして、どうか最後までこの夫婦を見届けてほしいです。監督:今泉力哉高畑さんと岡田さんをはじめとした俳優たちとドラマ「1122」を撮影しています。隣にいる人とずっと一緒にいるために、ときに不器用に、ときに滑稽に、でもいたって真剣に、恋をして、想い合って、悩みながら生活している人たちの物語です。高畑さんの明るさと気遣い。岡田さんの繊細さと人の良さ。演じ手である前に人として魅力的なおふたりとともに、いい作品にできたらと思っています。お楽しみに。脚本:今泉かおり原作を初めて読ませていただいてから脚本が完成するまでずっと考えていたのは、「良い夫婦」とは何か?ということでした。それを考えながら、原作と芯がぶれずに、世界観を壊さずに脚本にしていきたいと思っていました。人は一人でも生きていけるかも知れないけど、やっぱり誰かといるのっていいな、と思える「1122」の素晴らしさが、皆さんに伝わりますように。原作:渡辺ペコ先日現場にお邪魔して撮影を拝見しました。俳優さん達がご自身の身体を通し漫画のキャラクターをリアルな人物として生み出す様、監督をはじめとしたプロフェッショナルのスタッフさんたちが集まり大きなエネルギーを一つの作品として形作る様子に圧倒されました。このように華やかな映像化の機会を頂けた幸運を本当に嬉しくありがたく思います。今後も関わって下さったすべての方達の能力が発揮できる場であることを願っています。原作を楽しんでくださったみなさんにもどうか期待いっぱいでご覧頂けたらと思います。本当に素晴らしかったので……!私も完成を心の底から楽しみにしています。「1122 いいふうふ」は2024年初夏、Prime Videoにて独占・世界配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日2023年11月28日より、画家の今泉敦子の2年ぶりとなる作品展を、東京代官山シソンギャラリー(株式会社シソン)にて開催いたします。水彩作品1水彩作品2「人生の終わりにどんな風景が見えるのか。それがもし庭なら、その人の生き方や、見てきた景色で、それぞれ違う庭になると思うんです。こんな道を歩いてゴールの門をくぐりたいな、とか、自分が最後に歩くのはどんな花園だろう、とか、何か思いを巡らすきっかけになったらいいなと思っています」今泉敦子は、草木が茂り花が咲き誇る北の果ての庭園に魅了されて以来、草花の、与えられた命を生き切って、運命を受け入れ、淡々とそこにある命の姿を描き続けています。2021年にSISON GALLERyで開催した前回の個展のテーマは『geteway ~帰る道~』。木漏れ日が射す森の中、生い茂る緑の中の轍やどこかへ誘うように見え隠れする動物たちにサウダージを感じる展示でした。今展では、昨年一人暮らしをしていた母親との別れの影響から、帰る途、最後の花道、そして辿り着いた先にあるあの人の庭などをテーマに、草木が茂り花が咲き誇る庭園をモチーフにした油彩、水彩、刺繍ドローイングの作品を制作。悲喜交々入り混じった庭から、そこへ辿り着いた人の人生を想像していただける作品たちが並ぶ空間となります。この機会にぜひお運びくださいませ。皆様のお越しをお待ちしております。制作過程作品制作途中の刺繍ドローイング作品■日時2023年11月28日~12月13日(月曜休廊)■場所SISON GALLERyシソンギャラリー東京都渋谷区猿楽町3-18Tel : 03-6886-8048E-mail: info@sison.tokyo 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日真木よう子を主演に、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこら実力派俳優が集結した今泉力哉監督『アンダーカレント』から、「まるで1本の映画を観ているようだ」と評された原作漫画の冒頭19ページと映画本編の冒頭映像10分23秒が期間限定で先行公開された。「もともと映画みたいな作品だから、どうなるんだろうか」「映画みたいな漫画なので好き。ラストがどう描かれるのか、気になるわ...」「大好きな漫画だけど、あまりにもそのままで映画的すぎてどういう仕上がりになるのだろうか」など、実写映画化の一報を聞いた原作ファンからX(旧 Twitter)上には期待感に溢れたコメントが多数投稿された本作。公開を直前に控え、原作ファンの声に応えるべく、映画のような漫画をどのように映画化したのか、その一端が垣間見られる原作漫画と映画の冒頭シーンの比較映像が解禁。今回の映像は、まず細野晴臣による映画版の音楽にのせ、原作漫画が見開きで19ページ分デジタルで立ち読みできるような感覚でゆっくりと進んでいき、その画やカット割りの記憶が刻まれた状態で、その後、映画本編の冒頭10分23秒が流れる…という構成。今泉監督は、オリジナルではない原作のある作品を作る際は「ファーストシーンとラストシーンが大事」と語っており、「そのシーンの前後を想像できるよう作っている」とこだわりに言及。また、「自分は小さなエピソードや微細なことが好き。漫画や小説で好きなシーンはだいたいそういうところだったりする。だから自分でこのシーンは使う、カットする、の取捨選択ができない。映画として再構成するときは信頼する脚本家さんに任せている」と明かしている。今回の冒頭映像だけでも原作にない要素が加わっていたり、原作のささやかなエピソードがそのまま再現されていたりと全編にわたり、どのような仕上がりになっているのか気になる映像になっている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月30日YEBISU GARDEN CINEMAで開催中の今泉力哉監督作品リバイバル上映にて、9月23日の『愛がなんだ』(2019年)リバイバル上映後に今泉力哉監督が登壇し、今泉力哉映画祭り(通称:RIFF)トークイベントを実施した。自身の名を一躍知らしめた『愛がなんだ』について今泉監督は「潤沢な予算や撮影日数があったわけではなかったけれど、キャスティングを含めて理想的な人材が集まって、想像以上の人に観てもらえた作品にもなった。ヒットした時は喜び以上に、これで自分の過去作品も観てもらえるぞと思った」と回想。司会を務めたライターの門間雄介も「それまで撮ってきた今泉映画の完成形が『愛がなんだ』なのだと思う」と評していた。SNSで「#今泉推し映画」を募集したところ、『街の上で』(2001年) が推し映画第1位になった。本作の主演で、かつ今泉映画に多数出演している若葉竜也の魅力について聞かれた今泉監督は「ほかの人とは別格で、俳優としての能力値が飛びぬけている。キャラクターの捉え方の層がほかの人とは違っていて、自分の想像の2個ぐらい上でくる」と絶賛し「ほかの俳優に『彼くらいできるだろう』と求めてしまうけれど、そんな人はいない。これは若葉に出会った功罪の一つだと思う」とジョークを交えつつも、若葉の飛びぬけたセンスに舌を巻いていた。今泉力哉監督漫画家・豊田徹也氏による伝説的長編コミックを実写映画化した『アンダーカレント』をすでに鑑賞した門間は「これまでの今泉さんらしい恋愛劇とはまるで違う。軽やかで瑞々しい恋愛映画のイメージとは正反対で、重くて影があり、陰の部分を深く突き詰めている素晴らしい作品」と賞嘆。今泉監督は「原作漫画があまりにも素晴らしいので、どのように映画化するべきか悩んだ。いつどこでどのシーンの本直しをしたのか明確に覚えているくらい、絶対に面白くしたいと思った。群像劇的な作品だけれど、人が人と向き合うことを描いている映画。自分の作品でいうと『退屈な日々にさようならを』(2017年) とある種の類似がある」と自己分析した。門間雄介(ライター・編集者)主演の真木よう子とは初タッグ。今泉監督は「細かい話をして衝突したこともあるけれど、とても面白かった。真木さんは器用ではないし、役にのめりこんでいくタイプ」と評し「真木さんをどう演出するか考えたのと同時に、真木さんと対峙する人をどう演出するべきか考えた。真木さんが追い込まれていく役であることは見えていたので、キャスティングについても事前に真木さんに相談。真木さんのことを助けてくれそうな、真木さんと昔からの関係がある人を中心に固めた」とキャスティング秘話を口にしていた。また今泉監督は、自身の演出術についても言及。「常に意識しているのは、演出せず否定もしないということ。その役者さんを魅力的だと思ってキャスティングしたわけだから、その役者のアイデアを閉ざすことなく開く場を作る。撮影でもまずは役者本人から出るアイデアをやってもらう。それが自分のイメージと大きくずれていない限り、そのままやってもらう。もし自分とイメージが違っていた場合、なぜそうなるのか理由を聞いて、それが自分よりも脚本を理解してのものだったら否定はしない」。オリジナルではない、原作のある作品を作る際は「ファーストシーンとラストシーンは大事。原作がどんなに素晴らしいラストであっても、原作とそのまま同じように終わることはなく何かを足す。ラストは区切りでしかなく、映画を観た観客がその後も物語が続いていると思ってくれるよう気を配っている」とこだわりを口にしていた。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年09月25日今泉力哉監督作『アンダーカレント』がバンクーバー国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが分かった。また、9月21日(木)に完成披露上映会が実施されることも決定した。今回正式出品が決定したパノラマ部門は、世界各地から注目の映画を上映する部門。2018年には是枝裕和監督の『万引き家族』が外国長編映画観客賞を受賞し、今年も是枝監督の『怪物』の上映が決まるなど、近年日本映画が多く注目されている映画祭だ。バンクーバー映画祭プログラムガイドでは下記のように評価され、今回の上映に海外からも期待が寄せられている。また、今泉力哉監督からもコメントが到着した。「今泉力哉の心揺さぶるドラマは、『他人の心の内をどうすれば知ることができるのか』という、普遍的な問題に対し珍しいアプローチをする作品だ。映画の冒頭、かなえ(真木よう子)は夫の悟(永山瑛太)が忽然と姿を消して休業していた銭湯を再開しようとしていた。そこへ堀(井浦新)が仕事を探しに現れ、不穏な空気が流れ始める。一方、私立探偵の山崎(リリー・フランキー)は悟の失踪について調べていた。次第に、かなえが2つの重荷を背負った女性であることが浮かび上がってくる。解決できない謎と、あえて明かさない秘密。豊田徹也のマンガを映画化した今泉監督は、観る者に忍耐を求め、その忍耐に十分に報いる作品を作り上げた。ゆったりとしたペース、控えめな感情、心理的な曖昧さが、驚くべき事実を次々と明らかにするための完璧なお膳立てとなっている。瞑想的で、詩的で、さりげなく、『アンダーカレント』は挑発的な問いを投げかけ、豊かな答えを与えてくれる」(バンクーバー映画祭プログラムガイドより)<今泉力哉監督コメント>バンクーバー国際映画祭で本作が上映されること、とても嬉しく思っています。国や地域を超え、この映画のひとつの主題である「人をわかろうとすること」や「理解できない存在をそれでも理解しようとして寄り添うこと」がカナダの観客にどう届くのか、単純に楽しみです。埋められない心の穴や罪の意識を引き連れて、それでも他者と関わりながら生きていく登場人物たちが、映画が終わった後も観客ひとりひとりの中で生き続けますように。監督 今泉力哉また、9月21日(木)には新宿バルト9にて完成披露上映会を実施。真木よう子、永山瑛太、江口のりこ、そして今泉力哉監督が登壇する予定。解禁日時より先行予約がスタートする。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月06日今泉力哉監督作品を上映するオールナイト企画が、8月26日(土)テアトル新宿にて開催されることが分かった。同イベントは、テアトル新宿で2021年に導入した音響システム・odessaを、フルに体験できるオールナイト企画「odessa Midnight Movies」(オデッサ ミッドナイト ムービーズ)の第12弾。odessaでは、正確な音域を全席で解放し、セリフや環境音をより正確に伝えることで、映画の持つ感情をよりリアルに、より鮮明に届けることができる。今回上映するのは、現代の日本恋愛映画の名手・今泉監督の代表作3本。稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也らが出演する、創作と恋愛を軸に描くちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー『窓辺にて』、オール下北沢ロケで挑んだオリジナル脚本による『街の上で』、角田光代の片想い小説を実写化した、岸井ゆきの、成田凌らが出演する『愛がなんだ』。なおチケットは、テアトル新宿のオンラインチケット予約、および劇場窓口にて販売。オンラインは8月18日(金)18時から、劇場窓口では8月19日(土)朝オープン時より(※残席があった場合)購入することができる。odessa Midnight Movies[vol.12]今泉力哉 監督特集<上映時間>※変更の場合あり21:30開場22:00開演22:00~『窓辺にて』(143分)+予告10分0:33~休憩(27分)1:00~『街の上で』(130分)3:10~休憩(30分)3:40~『愛がなんだ』(123分)(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛がなんだ 2019年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2019映画「愛がなんだ」製作委員会街の上で 2021年4月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズ窓辺にて 2022年11月4日より全国にて公開©2022「窓辺にて」製作委員会
2023年08月04日タレント・村島未悠のSTRiKE!デジタル写真集『村島未悠 With you』(イマジカインフォス 1,210円)が23日より配信されている。昨年12月に発売した1st写真集『むらみゆ』が絶好調の村島未悠。STRiKE!デジタル写真集第31弾となる同作は、久々の休日に2人だけで箱根の温泉旅館へまったりデートしに行った気分になれるような、ドキュメンタリーグラビアとなっている。
2023年06月26日真木よう子と今泉力哉監督が初タッグを組み、国内外から熱狂的な人気を誇る伝説的漫画を映画化した『アンダーカレント』。その音楽を細野晴臣が担当することが発表され、そのほか豪華クリエイター陣が集った特報とティザービジュアルが解禁となった。この度解禁されたティザービジュアルは、「生きるための嘘は、罪ですか?」という心に刺さるコピーとともに、水中に浮遊する主人公・かなえ(真木さん)の心の奥深くに潜む何かを感じさせる、美しくもどこかミステリアスなもの。また、メイン写真は、かなえが銭湯の湯船にプカッと浮かび、何か考えこんでいるような原作のコマを忠実に再現した1枚となっている。特報は、主演の真木さんを筆頭に日本映画界を代表する実力派俳優陣を迎え、本作で新しい一面を開花させた今泉監督の映像表現がうかがえる。突然、失踪した夫の悟(永山瑛太)。そこに突如現れた謎の男・堀(井浦新)。さらに怪しげな探偵・山崎(リリー・フランキー)の姿も。「生きるための嘘は、罪ですか?」との言葉とともに、俳優陣の表情から登場人物が抱える繊細な心情が想像される特報映像となった。音楽を担当するのは音楽界の至宝・細野晴臣。『万引き家族』(18)で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞、第65回グラミー賞を受賞したハリー・スタイルズのアルバム「Harry’s House」の由来にもなった「HOSONO HOUSE」(50周年記念盤)を5月25日にリリースしたばかりと、日本のみならず世界のアーティストに影響を与え続けている。細野晴臣本作での楽曲提供でも、まさにアンダーカレント、深層に響き渡るようななんとも心地よい音色で観る者を物語の中へいざなう。ティザーポスターを手掛けたのは『万引き家族』『パリ13区』など邦画・洋画を問わず数々の作品に携わってきたデザイナー・大島依提亜。映画の内容を深く理解した上で作り出されたビジュアルは、作品の世界観を残しつつ新たな魅力を引き出している。そして本作のキービジュアルの写真撮影を担当したのは、これまで今泉監督の『愛がなんだ』『街の上で』『窓辺にて』をはじめ、様々な映画のキービジュアルとなる写真の撮影を手掛けてきた、国内外で活躍する注目の写真家・木村和平。俳優(キャラクター)に流れる感情を、その人物が置かれた空間や時間とともに切り取れる写真家として、今泉監督から圧倒的な信頼を得ている木村さんが手掛けた写真を活かし、美しくも複雑な感情を宿したティザービジュアルに仕上がった。なお、原作漫画「アンダーカレント」単行本の再重版も決定している。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年06月01日伝説的コミックを実写映画化した今泉力哉監督作『アンダーカレント』の主演を真木よう子が務めることが分かった。併せてイメージビジュアルと映像、コメントが到着した。豊田徹也の同名コミックを実写化した本作。『愛がなんだ』『あの頃。』『街の上で』『ちひろさん』などの話題作を次々と世に送り出してきた今泉力哉監督の手により、発売から18年の時を経て、満を持して遂に映画化される。本作で主演を務める真木よう子は、今泉監督とは初のタッグ。本作は、2018年に公開の『焼肉ドラゴン』以来、5年ぶりの映画主演となる。主人公・かなえ役を務める真木さんは、『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で同賞最優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、数々のヒット作で異彩を放ってきた。真木さんは「しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です」と、久々の主演作に熱いコメントを寄せた。さらに今泉監督からも「きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています」と、主演・真木さんへの信頼と情熱を語っており、両者の厚い信頼性がうかがえる。解禁されたイメージビジュアルと映像では、タイトルの「アンダーカレント(undercurrent)」が意味する【下層の水流、底流。(表面の思想や感情と矛盾する)暗流】を表現したものとなっており、心の<アンダーカレント(底流)>への想像を掻き立てる。原作コミック「アンダーカレント」および豊田徹也氏はじめての短編集は、コミック DAYS、U-NEXTほか各電子書店で配信中だ。■主演:真木よう子(関口かなえ役)コメント全文原作をかなり前に読んでいて、この作品を映画で表現できたらと思うことがあり、まさか本当に映画化され、自分にオファーをいただけるとは驚きました。大好きな原作だったので、断る理由がありませんでした。今泉さんは、彼の中でもう既に絵を描いているタイプの監督なので、そのような方には信頼し、全てお任せするようにしています。普段は監督と相談したり等しますが、今回それはしないようにしました。私は、しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です。どうか映画館にて見届けて頂けたら幸いです。■監督:今泉力哉 コメント全文真木よう子さんとご一緒できたこと、とても光栄でした。真木さんは、かなえを演じるにあたって、日々、真剣に、深く、そこにいてくれました。銭湯での撮影時に、私が現場で脚本を手にして迷っていると、誰かが背後から私の肩にふっと手を置いて励ましてくれて。振り返ると、それは真木さんの手でした。なんと心強かったことか。きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています。本当にこの映画が必要な人に、その悩みを知る人に、この映画が届きますように。今泉力哉『アンダーカレント』は2023年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年秋公開予定(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年03月16日Netflixにて世界配信&劇場公開中のNetflix映画『ちひろさん』の主題歌、くるり「愛の太陽」のMVが到着。豊嶋花が出演し、映画でメガホンをとった今泉力哉監督が監督した。Netflixの週間グローバルTop10(非英語映画)で2週連続で3位にランクイン、日本の「今日の映画Top10」では14日間連続で1位を獲得し、現在もTop10入りを継続中の本作。台湾・香港でも10日間以上連続で1位を獲得したほか、アジア・ヨーロッパ・中東・中南米などの37の国と地域で「今日の映画Top10」にランクイン(3月14日午前時点)しており、さらに劇場公開も大ヒットを受け、続々劇場が拡大している。今回、京都出身のロックバンド「くるり」が3月1日にリリースした2枚目となるEP作品「愛の太陽 EP」より、「愛の太陽」のミュージックビデオがくるりオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された。映画『ちひろさん』の世界観を意識した、オリジナルのアナザーストーリーというテーマで制作され、映画で女子高生・オカジ役を演じた豊嶋花が出演、そして、映画の監督を務めた今泉力哉が本作でも監督を担当した。オカジが過ごす何気ない1日を切り取った映像は、「愛の太陽」のミュージックビデオとしてはもちろん、映画とのリンクも楽しめる。また、ミュージックビデオの公開に伴い、今泉監督さんと豊嶋さんのコメントも到着。豊嶋さんは「オカジの日常を切り取った、何度でも見ていただける素敵な映像になっていると思います」と語り、今泉監督も「なんとなく、あの映画から少し経った時期のオカジなのかな、なんて思いながらつくりました。おだやかな日差しの中、心のままに過ごすオカジを見つめてみてください。曲が沁みてくると思います」とコメントしている。なお、岸田繁が劇伴音楽を担当した映画『ちひろさん』のオリジナル・サウンドトラックは「愛の太陽 EP」の初回限定盤、各配信サービスにて聴くことができる。Netflix映画『ちひろさん』は世界配信&全国劇場にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年03月15日恋愛をテーマに、人物像、人間の関係性や本質、リアルな感情に寄り添い、悩み続けながら多くの話題作を作り続けている、映画監督の今泉力哉さん。Netflix映画『ちひろさん』、ドラマ『杉咲花の撮休』が公開を控えている。――最新作の『ちひろさん』を拝見して、有村架純さんが演じた役の中でも、ちひろさんはすごく好きなキャラクターになりました。今泉力哉(以下、今泉):嬉しいです。原作の漫画が面白すぎて、映画にするのに、今回もかなり悩みましたから。多くの方が有村さんに、明るくてやわらかくて、可愛らしい方という印象を持っているようですが、俺の中では、どこか真面目さやクレバーな空気、ある種の暗さも知っている方だなと感じていて。だから、有村さんにちひろさんを演じてほしかったんです。原作者の安田(弘之)さんの「主演は根暗というか、暗さを知っている人がいい」という言葉を撮影前に有村さんに伝えたら「そこだけは大丈夫です」って言っていただいて(笑)。――子役の嶋田鉄太くんも、お芝居とキャラが最高でした!今泉:これを観たら、みんなあの子の話になっちゃいますよね。オーディションで、“泣く”と書かれたシーンのお芝居で泣かずに、審査を終えたんです。それで彼が帰りがけに、まだ部屋を出る前にボソッと「泣けないところが出ちゃったかぁ」って言ってるのが聞こえて、この子はヤバいぞって(笑)。それで彼に賭けることにしたんです。セリフはきちんと覚えられるし、演出をつけた通りに芝居も変えられる。ただ、落ち着きが全くなくて、カットがかかった瞬間に動き回っちゃう(笑)。その両立って、なかなかすごいと思います。彼を選んで、本当によかった。――今作でこだわったことや、気をつけたことはありますか?今泉:主人公のちひろさんは、決して誰かを積極的に助けるわけではなくて、ちひろさんに出会った人たちの視野が勝手に広がったり、こんな大人がいてもいいんだ、と思わせてくれるような物語。だから誰かに正解を押し付けたり、家族の温かみはやっぱりいいね、みたいになるのが怖くて。脚本の段階からなるべく、“感動作”にならないように気をつけていました。関係者向けの試写会で、思い入れのある安田さんはきっと厳しくご覧になるだろうと覚悟していたんですが、試写室から出てきたらすごくいい顔をされていたので安心しましたし、お世話になったスタッフも泣いていました。思わず僕と安田さんが握手をしていたら、その後ろから現れた有村さんが、まあまあ冷静な顔をしていて(笑)。さすがちひろさんだ!って。手放しに喜ばない感じ。有村さんのそういうところが大好きです。――以前のインタビューで、「『愛がなんだ』ぐらいから芝居を役者に委ねるようになってきた」とおっしゃっていたのが印象的でした。今泉:自分の思い通りに撮れても全然面白くないし、想像以上のことが起こらないかな、って毎日思っているんです。それは、天候一つとってもそうだし、何かハプニングが起きてもそれを楽しむことで、使う使わないは別として、映画が豊かになればいいなってことなんですけど。役者に芝居を任せるのもその一つで、まずは何も言わずに一回演じてもらいます。言ってしまうと正解がひとつになってしまい、それ以上が生まれにくくなる。例えば、よく仕事をしている若葉(竜也)さんは常にこちらの想像を超えてきますね。『ちひろさん』でも、原作とはまるで違うタイプのキャラを初日に提案してきたので、これはもう挑まれているなと(笑)。彼は人物の読み解き方が他の人とはちょっと違う、特別な役者ですね。『愛がなんだ』などでご一緒した成田(凌)さんは、若葉さんとはちょっとタイプが違うけど、同じようにアイデアがある人。このシーンは感情を込めすぎるとうまくいかないとか、そういうことに気づく“危機察知能力”が高いんです。――魅力を感じる役者とは?今泉:演じる技術や能力よりも、人間味を感じる役者がやっぱり魅力的ですね。『杉咲花の撮休』でご一緒した、杉咲さんもそうだし、若葉さんや岸井ゆきのさんとかも、みんなめちゃくちゃうまいんですけど、それよりも人間味の方が前に出ていて、うまさがその奥に隠れているんです。それから役者は自分から発信することも大事だけど、いかに相手の芝居を受け取れるかの方が大事だと思っていて。その点、杉咲さんは受け取る能力がものすごく高いです。言葉のセンスもあるし、芝居にフラットさがあるのも彼女の魅力です。いまいずみ・りきや1981年2月1日生まれ、福島県出身。代表作は映画『愛がなんだ』(2019年)、『あの頃。』『街の上で』(共に’21年)、『窓辺にて』(’22年)、WOWOWドラマ『有村架純の撮休』(’20年)ほか。『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』はヨコハマ映画祭で監督賞を受賞。元風俗嬢のちひろは、小さなお弁当屋で働きながら、心に傷や痛みを抱えてうまく生きられない人々に影響を与えていく。Netflix映画『ちひろさん』は2月23日より全世界配信&全国劇場にて公開。杉咲花の休日を松居大悟、今泉力哉、三宅唱の3人の監督が描いたWOWOW 連続ドラマW-30『杉咲花の撮休』は、2月10日より順次放送・配信中。※『anan』2023年2月22日号より。写真・宇佐美直人インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2023年02月17日豊田徹也の人気漫画『アンダーカレント』が映画化。2023年10月6日(金)に公開される。主演は真木よう子、監督は今泉力哉。豊田徹也の伝説的コミック『アンダーカレント』映画化『アンダーカレント』は、豊田徹也による唯一の長編漫画。2004年8月より1年間に渡り講談社『月刊アフタヌーン』にて連載され、2005年10月には単行本を出版。「まるで1本の映画を観ているようだ」「何度も読み返したくなる」と漫画評論家や口コミで高い評価を得て、カルト的な人気を呼んだ伝説的漫画作品だ。加えて、フランスを中心とした海外でも人気を博し、2020年にフランスメディアで発表された「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」では、世界中の名だたる漫画がランクインする中、堂々の3位に選出されている。そんな『アンダーカレント』が、満を持して映画化。“人を知ろうとすること”の尊さを教えてくれる、心が震えるヒューマンドラマを描き出す。真木よう子が5 年ぶりに主演主演を務めるのは、映画『焼肉ドラゴン』以来、5年ぶりの主演作となる真木よう子。映画『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、数々のヒット作で異彩を放つ真木よう子が主人公・かなえ役を担当する。主人公・関口かなえ…真木よう子家業の銭湯を継ぎ、夫の悟とともに順風満帆な日々を送っていたかなえ。しかし突然、悟が失踪してしまう。途方に暮れていたかなえだったが、なんとか一時休業していた銭湯を再開。そんなある日、「銭湯で働きたい」と堀と名乗る謎の男がやってくる。堀隆之…井浦新かなえが営む銭湯 「月乃湯」に銭湯組合の紹介を通じてやって来る謎の男。住み込みで働くことになる。山崎道夫…リリー・フランキー風変りな探偵。失踪したかなえの夫・悟の行方を期間限定で探すことになる。関口悟…永山瑛太失踪したかなえの夫。菅野よう子…江口のりこかなえと悟の大学の同級生。かなえに探偵・山崎を紹介する。木島敏江…中村久美月乃湯を手伝う気の良いおばちゃん。田島三郎…康すおん煙草屋の店主。月乃湯の常連。藤川美奈…内田理央月乃湯の近所に、小学生の娘・みゆと暮らすシングルマザー。監督は今泉力哉監督を務めるのは、『愛がなんだ』や『あの頃。』『街の上で』『窓辺にて』など話題作を次々と発表し、映画『ちひろさん』も手がける今泉力哉。『アンダーカレント』の紡ぐ繊細で静謐な人間ドラマを、みずみずしくリアルな描写で映像化している。また、脚本は、『愛がなんだ』の澤井香織が、今泉力哉とともに手がけている。音楽は細野晴臣音楽を担当するのは、細野晴臣。深層に響き渡るような音色で物語の中へと誘うような楽曲を提供している。映画『アンダーカレント』あらすじ家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。彼の行方は一向に分からず、 途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。その日からかなえと堀の不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・ 山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかし、ある事件をきっかけに、堀、悟、そしてかなえが閉ざしていた心の深層(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる。【作品詳細】映画『アンダーカレント』公開日:2023年10月6日(金)出演:真木よう子、井浦新、 リリー・フランキー、永山瑛太、 江口のりこ、 中村久美、康すおん、内田理央監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社「アフタヌーン KC」刊)製作幹事:ジョーカーフィルムズ、朝日新聞社企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ配給:KADOKAWA
2023年01月19日日本をはじめ海外でも人気を誇る伝説的漫画『アンダーカレント』が今泉力哉監督により初の映像化。2023年秋に公開されることが決定し、監督からコメントが到着した。原作は2004年8月より1年間にわたり「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載され、漫画評論家の間や口コミで高い評価を得て、2005年に単行本も出版された豊田徹也の唯一の長編漫画。その後も人気は衰えず、2009年パリで開催されたジャパンエキスポにおいて、フランスの批評家と記者が選出する「第3回ACBDアジア賞」を受賞。2020年にはフランスメディアで発表された「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」で3位に選ばれるなど、フランスを中心とした海外でも人気を博している。家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえだったが、ある事件をきっかけに、堀、悟、そしてかなえが閉ざしていた心の深層(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる。監督を務めるのは、『愛がなんだ』『あの頃。』『窓辺にて』など話題作を次々と発表し、来月には有村架純主演『ちひろさん』の公開が控えるなど、日本映画界で注目すべき映画監督のひとり・今泉力哉。脚本は『愛がなんだ』の澤井香織が、今泉とともに手がけている。また、原作ファンの熱い声を受け、『アンダーカレント』単行本の重版が決定。全国の書店ならびにネット書店にて発売中だ。【今泉力哉(監督)コメント】この世界にはそれが存在することで誰かが救われるという作品があって、そして、そういうものを生み出す人がいて、豊田徹也さんの『アンダーカレント』はそういう漫画で、豊田さんはそういう人だ。映画化にあたり、豊田さんと何度もふたりきりで会っていろんな話をした。はじめて会った日に4時間お茶をしたのだが、まだまだ話し足りなかった。帰り際、原田芳雄さんのエッセイ『B級パラダイス俺の昨日を少しだけ』をいただいた。豊田さんは「僕はいいんだけど、登場人物が嫌な思いをしない映画にしてください」と言った。登場人物が嫌な思いをしないように。とってもすてきな言葉だと思った。コロナ禍でお茶をしたある日、会計時に自分の分のコーヒー代を、きっとこういうご時世だからだろう、衛生面からラップにくるんでご用意してくださっていて。この繊細さをきちんと映画にしたいと思った。私はキリスト教徒なのだが、熱心な信者ではなくて、それでもたまに教会に行くと心が澄む感覚になるのだが、自分にとっての豊田さんはそういう人で、会うと心が澄む。とても繊細で面白い方で、日々、自分は映画監督に向いていないなと思いながら映画をつくっているのだが、こういう原作の映画化の話が来ることはとても光栄だし、きっと器用に生きることができない人にしか生み出せないものがあると信じて、これからも生きていきます。かなえや堀も、今もどこかで元気でいてくれたら。監督今泉力哉『アンダーカレント』2023年秋公開(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年01月16日どんなに頭の回転が速く、しっかりとした性格の持ち主でも、人間なら誰しもミスをしてしまうもの。特に、外出時は準備で慌ただしくなることが多いため、うっかりミスが発生しがちといえるでしょう。池谷実悠アナの『致命的なうっかりミス』にツッコミ続出!テレビ東京のアナウンサーである池谷実悠(いけたに・みゆ)さんは、ある日、普段なら考えられないようなとんでもないミスをやらかしてしまいました。2022年11月23日、池谷アナは三度の乗り換えを挟みながら、電車に1時間ほど揺られて目的地まで移動をしていました。その日の目的地は、おしゃれな雰囲気のフレンチレストラン!きっと、池谷アナは心を弾ませていたことでしょう。しかし、店内のトイレを利用した際、ふと足元を見ると…致命的なミスを犯していたことに気付いてしまったのです。1時間も電車乗ってきたのに、今お手洗いで気づいて本当に無理。え。無理。 pic.twitter.com/fv2FXGOanz — 池谷実悠(テレビ東京アナウンサー) (@miyu_iketani) November 23, 2022 残念ながら、これは斬新なデザインの靴…というわけではありません。そう、池谷さんは左右で異なる靴を履くという、うっかりミスをしてしまったのです!きっと玄関で足元をよく見ずに靴を履いた結果、片足だけ隣にあった靴を履いてしまったのでしょう。電車に乗り遅れないよう、慌てていたのかもしれませんね。恥ずかしさのあまり、「なんで誰も教えてくれないんだ!」と心の叫びを投稿した池谷アナ。シュールな写真は拡散され、履き違えミスへの共感や同情の声が多数寄せられています。・ごめん、ツボって笑っちゃいました。気付いた後から急激に恥ずかしくなるやつだ…。・開き直ってクールに堂々とふるまったら、そういうデザインだと思ってもらえる…かも。・自分もやったことがある!池谷アナは、きっとお疲れなのよ…。ゆっくり休んで!また、中には「もしかして、左足で履いてる靴って右足用のものでは!?」というさらなるミスを心配する声も。気付いてしまったが最後、帰宅するまで平常心ではいられないであろう痛恨のミス。むしろ、帰宅するまで気付かなかったほうが幸せだったかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2022年11月24日俳優の久保田悠来と女優でモデルの貴島明日香が、18日に配信されたABEMAの恋愛バラエティ番組『私たち結婚しました 4』#3に出演し、バックハグをする場面があった。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組MCをチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、俳優の三浦翔平が務め、スタジオゲストとしてシーズン3に出演した川島海荷が登場。シーズン4は、久保田と貴島ペア、瀬戸利樹と紺野彩夏ペアの疑似結婚生活に密着する。18日配信の#3では、貴島が待つ新居に、久保田が友人から預かった猫のアデーレちゃんを連れて帰宅。早速、2人で写真を撮ったりキャットフードをあげたりと溺愛する様子を見せた。猫と戯れる久保田の姿は、貴島にとって「子どもみたいでかわいらしいな。猫ちゃんと触れ合ってるところを見ると、年の差を全然感じない。すごく癒される」と好印象だったようだ。その後、アデーレちゃんと遊ぶ間、猫の鳴き声のみでの会話に挑戦した2人は、罰ゲームにくすぐりを約束する。しかし、スタート直後から久保田がミスを連発し、貴島が勢いよく抱きつきながらくすぐりの罰ゲームを執行。ミスをしていない貴島に久保田がやり返すなど、互いの距離が縮まっていく。屋上で晩酌を楽しんでいると、久保田が「寒くない?」と声をかけ貴島にバックハグ。「夫婦生活を過ごして、大分距離も縮まりつつあるでしょ」と、少し恥ずかしそうに耳元で語りかける久保田の様子に、貴島は「かわいいかよ」と照れた表情を浮かべた。また、今後の“結婚生活”について貴島が「笑顔を与えられるような奥さんになりたい」と思いを明かすと、それに応えるように久保田も「ずっと明日香ちゃんが楽しそうに笑ってくれてたらいいなと思う」と告白。言葉を選びながら語った久保田は貴島に「照れてるの?」とツッコまれると、「ちょっと照れてる。あんまりこういうこと言わないから……」と恥ずかしそうな表情を見せていた。
2022年11月21日「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーが2日、都内で開催され、『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)が観客賞を受賞した。ステージに登壇した今泉監督は「このたびはこのような光栄な賞をいただきありがとうございます」と感謝。「私の作品は個人的な小さな悩み、特に恋愛の映画をずっと作り続けています。世界にはさまざまな問題がある中で、本当に小さな小さな悩みとか個人的な問題を恋愛を通じて、コメディ的なことも含めて描こうと思って作り続けています」と語り、「ここに立てていることをうれしく思います」と喜んだ。主演の稲垣は、新型コロナウイルスに感染したことが10月31日に発表されたばかり。今泉監督は稲垣について「公開初日も登壇できないという状況があります」と話した上で、「まだコロナや、世界にはいろんな問題がありますが、そこにある小さな喜びとか、自分なりにできることをこれからも考えていきたいと思います」と語った。なお、今年のコンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)がノミネートされた。
2022年11月02日元欅坂46で女優の今泉佑唯が26日、オフィシャルブログを更新。記者の執拗な張り込みや待ち伏せ、尾行、盗撮といった過度な取材を苦に、芸能界から引退することを発表した。「皆様へ」と題した投稿で、今泉はまず関係者やファンへの感謝の気持ちを伝え、「こうして発信することは最後になる」と予告。昨年、女優として復帰を果たし、「舞台に立ったとき、またあの景色を見られたことが本当に嬉しくて、大好きな場所で、大好きな方々と、ここからまた頑張りたいと思っていました」と生きる活力になった一方、「週刊誌の記事で生活のたった一部を切り取ってそれが全てかのように書かれてしまうこと、事実ではないことが拡散され続けることが多く、悩まされていました」と一部報道によって心労が重なった。「私と子どもの父親である彼に対し、世間の皆様の批判の目がいくこと」はある程度許容しながらも、「なにも悪くない子どもまでもが批判の対象になってしまうことは親としてなによりも辛かったです」と吐露。「数ヶ月前から週刊誌の方だと思われる車が自宅前に停まっていたり、車や徒歩でついてこられたりすることが多く、気の抜けない毎日がストレスになり突発性難聴を患いました」と健康面に影響が出たことも芸能界を離れる一因となった。そのような日々を過ごす中で、「いつか子どもを巻き込んでしまうかもしれない」という不安が日に日に大きくなり、「穏やかな毎日を送りたいと思えば思うほど私がこのお仕事を続けている限りそれは叶わない」と思うように。また、「公表するつもりはありませんでしたが、産婦人科に通うことに対して疑いの目を向けられているようなのでご報告させていただきます」とし、「今年4月に子宮頸がんの前段階、軽度扁平上皮内病変の疑いが検査で見つかり、定期的に産婦人科に通っていました。産婦人科の入り口付近で男性が何度も院内を確認し、待っていることがあったり、そのまま自宅までついてこられたりすること」も深刻な悩みに。「デリケートな事を知らない人に執着されることは本当に恐ろしく、普通に生活しているだけなのにどうしてこんな生きづらいのだろうと、日々神経がすり減る思いです」と精神的にも追い込まれた。さらに、週刊誌が芸能人の子どもにボカシやモザイク加工をして掲載していることに触れ、「子どもにモザイクをかけていれば掲載しても問題ないというのは私には理解できません。大切な子どもを盗撮され、世に晒されて、モザイクをかけている状態とはいえ、子どものプライバシーが守られているとは全く思いません。守られるべきものが守られないことに大変疑問を感じます」と抗議。「怖さを発信しないというのは子を持つ親として見逃すことができません」と切実な思いを訴えた。そして、「知らない人に自宅がばれていてどこに行くにもついてこられ、盗撮されることも本当に不快ですし、なによりも怖いです。実家も特定され、大切な家族まで巻き込まれて怖い思いをしています。表に立つお仕事をしている以上、こういうことにも耐えなくてはいけないと思っていましたが、この先もこんな日々が続くのかと思うと私は心身共に耐えられません。そして、子どもを守っていくためにこれ以上家族を巻き込まないためには自分がこの世界にいてはいけないと思い、お仕事を辞める決心がつきました」と苦渋の決断に至った経緯を説明。「悩む中で、復帰するにあたり協力してくださった方々や、こんな私を今までも応援してくださる方の顔が何度も浮かび、お仕事を辞めるという決断がなかなかできませんでした。そしてなによりも、舞台に立ちお芝居することが好きで、まだここに居たいと思ってしまう自分もいました」と正直な思いを伝え、「今までお世話になった方々、応援してくださっている方こんな形で辞めることになってしまい大変申し訳ございません」と支えとなった人々に向けての謝罪の言葉も添えた。突然の引退発表になったことについては、「本来ならもう少し先の発表とさせていただく予定でしたが、本日も変わらず記者の方の待ち伏せやつきまとい行為があり、精神的にもう耐えることができませんでした。毎日の楽しいことや嬉しいことよりも、生きる辛さの方が強くなってしまいました」と記した今泉。非常識な取材を繰り返す記者に向けて、「今後、今泉佑唯として活動することは一切ございませんので記事を書いたり、追いかけてきたりするのはお願いなのでもうやめていただけませんか。一人の女性として、一人の人間として、これからは心穏やかに幸せな道を歩みたいです」と懇願し、「そして子どもの父親である彼が、子どもと共に、一人の人間として成長していく姿を今後も見守り続けたいと思います。皆様今まで本当にありがとうございました」と結んでいる。
2022年10月27日映画『窓辺にて』が本日10月26日(水)にTOHOシネマズ 日比谷にて東京国際映画祭の舞台挨拶を実施。主演の稲垣吾郎と今泉力哉監督が参加し、撮影エピソードや、本作に込めた思いなどを語った。稲垣さんと今泉監督との出会いは、いまから4年前。2018年の東京国際映画祭で稲垣さん主演作『半世界』と今泉監督の『愛がなんだ』が上映、映画祭で出会いを果たし、その後、雑誌の対談で再会。当時、稲垣さんから「僕を主人公に映画を作るなら?」という質問をしたそうだが、実はそのときすでに企画は進行していたという。当時をふり返って今泉監督は「実は今考えているところです、とは言えずに誤魔化しながら話しました」と苦笑い。脚本を読んだときには、今泉監督が生み出した言葉だと感じるセリフがあったとし、「僕をイメージして作ってくださった脚本だと伝わってきました」と笑顔の稲垣さん。MCからは「ホテルで女性(玉城ティナ演じる高校生作家の留亜)がシャワーを浴びているときに、布団をかぶっているシーンが稲垣さんっぽい!」と指摘される一幕があり、「それは初めての指摘です」「確かに、あの状況になったら同じことをするかも…」と答えた。また、今泉監督らしい言葉が散りばめられている本作。そういった言葉が生まれる理由について今泉監督は「自分が感じていることを書くことが多いです。映画のセリフは決め台詞にすると現実世界からかけ離れてしまいます。それは避けたいので、普段使っている言葉で書くことは意識しました。ただ、今回の場合は、茂巳の役が小説家なので、しゃべり言葉と文語的な言葉が混ざっていても成立するのかなとは思っていました」と解説。さらに「稲垣さんのこれまでの経験、人生が役にのった気がしています」と稲垣さんが話すことでセリフが説得力を増したという。一方稲垣さんは「もし僕が結婚して妻が浮気をしていたら、ショックはショックだと思います。でも、その場でうまく感情表現ができないかもしれません。どのくらい落ち込んだらいいのか、どのくらい怒ればいいのか、ある種の“線”を考えてしまう自分がいると思います」と想像しながら、「人の価値観はそれぞれだけど、(映画では)いろいろな登場人物が幸せになろうとしています。自分で言うのもなんだけど、彼らがとてもチャーミングに感じられる作品です」と語った。そして「パブリックイメージやこんな風に演じてほしいというイメージにあてて書くあて書きではなく、素の僕にあてて書かれているように感じました」と印象を明かした稲垣さん。「僕が言いそうな言葉が出てくるので、監督には僕が思っていることを見透かされている気がしました」とちょっぴり恥ずかしそう。「(現場で)自然に佇んでいれば茂巳としていられました。お芝居しすぎない今泉組のお芝居のスタイルに自分をチューニングしていく形であわせていきました。僕にとって最高の経験でした」と撮影をふり返った。目指したのは、現実世界で良い・悪いとされていることへの“問い”だという今泉監督。「例えば、手放すことがマイナス、続けることがプラスとされているけれど、実は手放すことは次に進むために必要なことだったりします。これがいけない、これがいいということを“疑おう”という作品です。共感やみんなが知っている感情は主題になりやすいですが、僕は他人には理解されないような小さな悩みを主題にしています」と本作のテーマについて丁寧に解説する場面も見られた。『窓辺にて』は11月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:窓辺にて 2022年11月4日より全国にて公開©2022「窓辺にて」製作委員会
2022年10月26日10月11日に都内で行われた映画『窓辺にて』完成報告イベントに、稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、今泉力哉監督が出席した。本作は『愛がなんだ』や『街の上で』などを手掛けてきた今泉力哉監督による完全オリジナル作品。彼の17作目にして、稲垣が今泉組に初参加となる。今泉ワールドの特徴でもある等身大の恋愛模様に加え、これまで以上に「好きという感情そのもの」について深く掘り下げた、美しくも少し可笑しい大人のラブストーリーだ。キャストには、妻についてある悩みを持つ主人公のフリーライター・市川茂巳を稲垣、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリック xxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ。さらに市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける志田未来、そして紗衣と浮気する売れっ子小説家・荒川円役に今後が期待される若手俳優・佐々木詩音らが集った。今年の「東京国際映画祭(以下、TIFF)」コンペティション部門への出品が決定している本作。実は稲垣主演の『半世界』と今泉監督作品の『愛がなんだ』がともにコンペティション部門に出品された2018年の「TIFF」が稲垣と今泉監督の出会いだったという。完成報告イベントで、まず稲垣は「俳優として初めてレッドカーペットに立ちました。それまでは、メンバーが出演する映画を観たり、取材をする立場での参加だったので、すごく印象に残っています」と当時を回想。稲垣との思い出を聞かれた今泉監督は、雑誌での対談に触れ「リモートでの対談でしたが、きちんとお話しするのはその時が初めて。途中で電波が悪くなってしまい、僕が(電波がよく届く場所を探しながら)公園まで移動したりして(笑)。10分以上お待たせしたのですが、ずっと笑顔で待ってくれました」と明かすと、稲垣が「監督の後ろに公園の噴水や遊ぶ子どもたちの姿が映っていましたよね」と嬉しそうに話していた。対談では稲垣から「僕を主演にするならどんな映画にしますか?」と質問が飛んだそうが、その時には既に今泉監督は本作の準備を進めていたという。それについて今泉監督は「準備中です!とは言えないので、なんかちょっとズレが対談をした気がします」とはにかむ。主人公・市川は喜怒哀楽が明確に出るタイプではなく、理解できない人にはまったく理解されない、さらに恋愛感情が乏しいというキャラクター。今泉監督は説明も演じるのも難しいと思ったが、衣装合わせで稲垣から「『知ってる感情です。わかりますよ』と言っていただき、すごく安心したことを覚えています」と安堵したという。本作の役と稲垣のイメージとのギャップがあまりないという声は確かに多い。この反響に稲垣は「今泉監督がある程度僕をイメージして(脚本を)書かれたと思います。『なぜ、こんなにも僕のことをわかっているんだろう』って思うくらいスピリチュアルな体験でした(笑)。僕のパブリックイメージとは違う、(本当の僕の)心の内側まで分かっている気がしました」と話した。一方で今泉監督は「(本当の稲垣さんのことは)分かっていないと思います」と恐縮しながら、「多分、分かっていないけれど、写真集やこれまでのインタビューなどを拝見して、稲垣さんはこういう人と想像してみました」とキャラクターの誕生秘話を披露。この話を聞いた稲垣は「自分はこういうイメージでしょ?と自分で勝手に決めつけている部分があって。でも役には素の自分って溢れてしまうんだなと思いました。それを上手に今泉監督が汲み取ってくれた気がします。真に迫ったというのかな。多分、今泉監督は僕のことが好きなんだと思います」と分析した。稲垣演じる市川の妻、紗衣を演じた中村は稲垣の印象について「ほとんど話す機会はないままクランクインしたのですが、対峙した時に『こんなにも心でお芝居してくださるんだ』と感じました。妻としても私自身としても同じような感覚になり、いろいろな感情を湧き上がらせていただいた印象があります」とコメント。さらに「本来、自分が台本で気づかなければいけないのですが(笑)、稲垣さんと(芝居を)やってから気づく感情が多かったです。とても新鮮な体験でした」と続けた。これを受けて稲垣は「一緒の撮影は3日間。だけど演じるのは長年連れ添っている夫婦。そういうことをするのが僕たちの仕事の面白いところです」と笑顔。中村が「稲垣さんは(今のように)マイクがあったら喋ってくれるけれど、マイクがないと……」と話す場面では、稲垣が「話さないからね、シャイなので」と返答する。さらに「でも(あまり話さなかったからこその)緊張感があって、シリアスなシーンも多かったけれど、中村さんによって引き出されたものも多かったです」と感謝を伝えた。そしてイベントは今泉監督の「長回し」が何度も話題に。中村はクライマックスのシーンの撮影を振り返り「現場では『長くないですか?できません!』とブーブーでしたが(笑)、出来上がったものを観たら『これが今泉監督の狙いだったのか』と納得しました」と振り返る。長回しにした理由について今泉監督は「(長回しは)芝居が成り立たなければ無理なのですが、稲垣さんと中村さん、ふたりの演技を見て決めました」と説明。この言葉に稲垣は「役者としては最高に嬉しい言葉です」と満面の笑み。ただ、ワンカットで撮る予告がなかったので「いつになったら、カメラの位置が切り替わるんだろう」と考えながら芝居をしていたという。結果、8分のシーンが12分になったことについて今泉監督は「この4分はふたりが生み出した感情です」と自身ありげ。稲垣は、この言葉に感激した様子で「嬉しいですね。でも、いつカメラの位置が切り替わるのか気にしていたのに『ハイカット、撤収!』と言われて、中村さんと『え?終わり?』と目があったのを覚えています」と笑った。稲垣演じる市川との絡みが多い、高校生作家の留亜を演じた玉城は「撮影当時は24歳で。実年齢と離れた高校生役を演じるのは難しいかなと思っていましたが、脚本を読んでいると私自身が10代に感じたことのある、どこか知っている感情が描かれていたので、好き勝手やらせてもらった印象があります。それを稲垣さんが受け止めてくださった」と語る。稲垣は「楽しかったですよね?こちらも長いシーンが多かったけれど……俳優にとっては挑戦」としみじみ。また長回しについて玉城が「緊張感はあるけれど、自分で緩めることもできる。自分で調整できるのが面白い」と話すと、稲垣も「舞台の用な感じだよね?ぶつ切りじゃなく、ずーっとやれるというのは面白いかった」とした。また今泉監督特有の印象に残るセリフや言い回しがたくさん登場する本作。これについて稲垣は「映画や文学で見たことのないセリフが登場します。喜怒哀楽だけでは表せないような心の機微が繊細に描かれています」と丁寧に解説。その中でも特に「理解なんてされない方がいいよ」というセリフが印象に残っているそうで「こういう仕事をしていると理解されることは嬉しいけれど、同時にプレッシャーにもなるから、そういうところは共感できると」と明かした。他にも中村は「悩んでいるくらいなら体を動かしなよ」というセリフを挙げ「(普段)ヨガをしている時に雑念しかないから、ものすごく分かるなと思いました(笑)」と照れながら述べると、稲垣が「無心になるのってなかなか難しいよね」と頷きながら同調する。玉城は「人生には手に入れ、手放すことしかない」という表現を挙げ「17歳の留亜が言っていることも良く分かります」と自身の役柄の説得力についても言及。さらに恋愛観に関しての質問が飛ぶ場面も。稲垣は「自然な成り行きに任せるというのが基本。湧き出る感情を拒まない、迷わないことが大事。意外と本能系なのかもしれません。恋愛については無邪気かも。でも今年49歳になるから無邪気というのもちょっと……」と考える仕草を見せ、「そろそろ最後の恋を。いや、それも違うな」と呟いた。しばらく考えた後、今泉監督のフォローもあり「毎回最後の恋だと思うけれど、また次の恋がやってくることもある、みたいなことかな」とまとめた。「恋愛観って難しい」と口にした中村が「好きって理屈じゃないと思うんです。歯ブラシもタオルも共有できるくらいの……」と語ったところで、稲垣と今泉監督は「歯ブラシはちょっと」と苦笑いのひと幕も。そこに玉城が「分からなくもないけど、共有しなくてもいいかな」と割り込むと、中村は「愛が足りない」と跳ね除け、自身の恋愛観を貫き通して笑いを誘う。最後に稲垣が「色々な登場人物がいて、言葉にできないいろいろな感情が溢れている映画です。自分が共感できる感情を汲み上げ、映画からの思いを受け取ってください」と呼びかけて、イベントを締めくくった。『窓辺にて』11月4日(金)公開
2022年10月12日有村架純主演、今泉力哉監督のNetflix映画『ちひろさん』が2023年2月23日(木・祝)からNetflixにて全世界配信&劇場公開されることが決定した。それに伴い、キャストとスタッフのコメント、特別映像が公開された。原作は、月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第1部が連載された同名マンガ。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの常識にとらわれない言動が女性を中心とした読者に支持され、劇中の名言がWEBやSNSで話題にもなった。WEB上のレビューでは「このマンガに救われた」、「こんな風に生きていきたい」といった声や「まるで絵のある哲学書」、「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされている。著名人にも原作ファンが多い。例えば人気作家・島本理生(『ナラタージュ』等)も、TBS王様のブランチの中で“元気が出るおススメの本”として紹介。「完璧になんて、なろうとしなくていい」と優しく訴えかけたことも記憶に新しい。物語は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流。彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与える、という内容だ。急スピードで変わり続ける時代の中で何が正しくて、何が間違っているのか。のびのびと心のままに孤独を謳歌する、ちひろの姿は新たな時代を生きるヒントとなるだろう。主人公・ちひろを演じるのは、Netflix作品初出演となる有村架純。昨年ヒットした『花束みたいな恋をした』や『前科者』に続く主演映画で「元・風俗嬢」という、これまでのイメージを覆す役柄を演じる。監督は『愛がなんだ』や『his』、『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、11月に公開を予定している『窓辺にて』など、若者を中心に熱狂的な支持を集め、最も影響力のある映画監督のひとりである今泉力哉。原作を読んで「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が“恋愛を必要としない主人公”を全身全霊で描き出す。コロナ禍を経て世界がいまだかつてないスピードで変わり続ける中で、心のままに生きることの大切さ、孤独と向き合うことの尊さを描く本作。心が浄化される様な、小さな奇跡の物語に期待しよう。有村架純、スタッフコメント<有村架純(ちひろさん役)・コメント>原作のマンガと脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、ひとり漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、ひとりを愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。ひとりの時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。<今泉力哉(監督)・コメント>マンガ『ちひろさん』にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。<安田弘之(原作)・コメント>この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。<山野晃(アスミック・エース / プロデューサー)・コメント>マンガ『ちひろさん』を最初に読んだ時のことは、忘れられません。ちひろという人物が、笑ったり、怒ったり、涙を流したりしながら、作品の中でまるで本当に息をして生きているような感じがしたのです。今泉監督で映画化というアイデアを中里プロデューサーからお聞きし、このちひろという女性を表現できるのは今泉さんしかいない、彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflixさんとご一緒に実現することが出来ました。そして、主人公・ちひろを体現していただいた有村架純さん。繊細で豊かな表現力と、揺るぎない人間的な魅力。撮影中、ちひろとして‟生きて”いた有村さんの姿一つ一つが、今も目に焼き付いて離れません。作品はまだ完成前ですが、心の中の喜びも痛みもそっとなぞってくれるような、見終わった後、世界が少し広がって見えるような、そんな作品になりそうです。ちひろさんとの出会いを、ぜひ楽しみにお待ちください!<岡野真紀子(Netflix / エグゼクティブプロデューサー)・コメント>有村架純さんは今までもあらゆるお芝居や豊かな表情で人々を魅了してきた女優さんです。その中でも今回の『ちひろさん』は、新たな発見と驚きでいっぱいでした。温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました。私もコロナ禍において、原作「ちひろさん」に心を救われたひとりです。そして、今泉監督が丁寧に愛情を注ぎ続けて創り上げたこの映画を通して、ひとりでも多くの方に前を向いて生きていくことの美しさを感じていただきたいです。『ちひろさん』2023年2月23日(木・祝)Netflix全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開
2022年08月10日有村架純主演、今泉力哉監督による、Netflixとアスミック・エースが共同製作したNetflix映画『ちひろさん』が2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開されることが決定。劇中映像と場面写真が解禁された。物語は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく、という内容。原作漫画「ちひろさん」は、「凪のお暇」などを連載している月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの言動が女性を中心とした読者に強く支持され、ちひろの発する名言は共感を呼び、WEB・SNSでも話題に。著名人にも原作ファンが多く、有村さん出演で映画化された「ナラタージュ」などで知られる人気作家・島本理生が、TBS「王様のブランチ」の中で“元気が出るおススメの本”として「ちひろさん」を紹介。「完璧になんて、なろうとしなくていい」と優しく訴えかけ、各方面から熱狂的な支持を得ている。WEB上のレビューでは、「この漫画に救われた」「こんな風に生きていきたい」といった声や、「まるで絵のある哲学書」「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされ、熱烈に支持されている。有村架純主人公「ちひろ」を演じるのは、昨年大ヒットした『花束みたいな恋をした』や今年公開した『前科者』に続く主演映画作品となり、ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」に出演中、Netflix作品には今回が初出演となる有村架純。「温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました」とエグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子(Netflix)が、その役柄を演じ切った有村さんを称える。監督は、『愛がなんだ』『his』『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、2022年11月に公開を予定している『窓辺にて』など、いま若者を中心に熱狂的な支持を集め、最も影響力のある映画監督のひとりである今泉力哉。「彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflixさんとご一緒に実現することが出来ました」と、プロデューサーの山野晃(アスミック・エース)は明かしている。今泉力哉監督原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が、“恋愛を必要としない主人公”を描き出す。有村架純、今泉監督、原作者からコメント到着●有村架純(ちひろ 役)「各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていい」原作の漫画と脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、一人漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、一人を愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。一人の時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。●監督:今泉力哉「生きるのがあまりうまくない、そんな誰かに届いたら」漫画「ちひろさん」にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。●原作:安田弘之「目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん」この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。Netflix映画『ちひろさん』は2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年08月10日筑波大学附属高等学校に悠仁さまが入学されて2カ月が過ぎた。同校は、2021年度の入試では42人が東京大学に合格した都内屈指の進学校。悠仁さまを東大に合格させるという目標があるといわれる秋篠宮ご夫妻にとっては、“期待できる”教育環境が整ったのだ。そんななか、ひっそりと秋篠宮家を去った女性職員がいたーー。「皇嗣職宮務官のAさんが、4月30日付で依願退職したのです」こう話すのは、秋篠宮家に近い宮内庁関係者だ。「Aさんは、2019年5月に皇嗣職宮務官として着任していますが、前職はお茶の水女子大学の職員で、広報などの責任者でした。ちょうどこの前月に、悠仁さまがお茶の水女子大附属中学校に進学されていました。Aさんは、秋篠宮家と学校側との連絡調整を担当するとともに、東大を目指す悠仁さまの“教育係”の役割も、秋篠宮ご夫妻に求められてやってきたそうです」(前出・宮内庁関係者)皇嗣家である秋篠宮家を支える宮内庁の内部部局は皇嗣職と呼ばれる。その職員である皇嗣職宮務官は、どんな役割を担うのか。元宮内庁職員で、皇室ジャーナリストの山下晋司さんはこう話す。「宮務官は、宮家の公務に関する調整や報道対応、身の回りの品のことから私的な交際に至るまで幅広く対応することが求められます。皇嗣職は、東宮職と同等の組織ですが、東宮侍従や東宮女官といった男女別の職種をやめ、皇嗣職宮務官という形で統一されています。東宮女官には他省庁からの出向組はおらず、公務員試験も経ない選考のみで採用していました。長期間務める方が多かったですね」悠仁さまの筑附高ご進学、Aさんの退職の少し前に、海外でも報じられた騒動が起こっている。昨年、悠仁さまが中学2年生のときに書かれた作文が、北九州市が主催する「第12回子どもノンフィクション文学賞」の中学生の部で佳作に選ばれたのだがーー。「今年2月になって、作文の参考文献として記載されていない書籍からの引用が指摘されたのです。当初宮内庁は、『悠仁さまはご指摘に感謝している』と説明しただけでした。しかし、“盗用ではないか”といった批判が高まり、結局2カ月後に参考文献を追記して提出し直すことになりました。この騒動については、海外のメディアのほうが厳しい論調で、紀子さまも相当ショックを受けられたそうです」(皇室担当記者)■“ご難場”と呼ばれる職場環境未来の天皇の経歴が汚されてしまったーー。騒動の余波に慄いたのは、秋篠宮家に仕える職員たちだった。「紀子さまは高い観察力をお持ちで、ふだんから細かいことにお気づきになり、責任感もお強いです。“次の皇后”“将来の天皇の母”という自負ゆえに、時に職員に対して、高いレベルで仕事を仕上げることをお求めになります。厳しい口調で職員に注意していたと報じられることもありました。盗用騒動のときも、作文を提出する前の確認に怠りがあったとして、Aさんをはじめとする秋篠宮家の職員ばかりでなく、文学賞への応募の窓口になった中学校の関係者にも激しく憤られていたと聞きます」(前出・皇室担当記者)以前から秋篠宮家の職場環境は、宮内庁内で“ご難場”として知られているという。「これまでも、紀子さまがお示しになる高い要求水準や、そのプレッシャーに耐え切れずに辞める職員は後を絶ちませんでした。宮内庁内でも、秋篠宮家への異動に後ろ向きな職員が多い気がします。大手航空会社から秋篠宮家の職員に転じた方もいましたが、すぐに辞めてしまいました」(前出・宮内庁関係者)秋篠宮家が皇嗣家となってから、職員の定数は20人前後から51人まで増えた。秋篠宮家が担われるご公務も多くなっている。「一方で、紀子さまは細かい事務作業へのチェックは変わらず厳格に行われています。結局、短期間で職員が入れ替わる環境もそのままで、なかなか人材が定着しない状態なのです」(別の皇室ジャーナリスト)Aさんの退職直後、国際協力機構(JICA)の職員だった女性が、後任の皇嗣職宮務官に就いた。「宮内庁内では、悠仁さまが筑附高に進まれ、お茶の水女子大側との“パイプ役”だったAさんが当面の役割を終えただけでなく、“盗用騒動で信頼を失って更迭されたのでは”などと囁かれています。秋篠宮ご夫妻は令和になり、JICAの海外協力隊員との接見というお務めを天皇皇后両陛下から引き継がれています。皇室と同団体との関わりは深く、過去にもJICAの元職員が、皇嗣職宮務官に就いたことがあります。秋篠宮ご夫妻からすれば、より役に立つ人材を登用したということなのでしょう。ですが、過酷な環境のせいで職員が定着しないままでは、将来の天皇家となる秋篠宮家を必死に支える人材がいなくなってしまいます」(前出・皇室担当記者)こうした現状を憂えているのは、学生時代からの紀子さまの知人だ。「紀子さまが学習院大学で学ばれていたころ、弟の川嶋舟さんも通われた中等科の後輩たちが授業時間にキャンパスにいるのを見かけ、優しく『サボっちゃだめだよ』と声をかけられたと伺いました。お若いころからまじめで、こまやかな気配りができるお優しい方なのです。皇嗣家の妃殿下として、“両陛下や上皇ご夫妻にご迷惑をかけたくない”というお気持ちが強すぎて、ご心労が大きくなられているのかもしれません……」紀子さまの職員を慈しむお気持ちこそが、ひたむきに秋篠宮家を支える人材を集めることにつながるはずなのだがーー。
2022年06月09日映画『窓辺にて』が、2022年11月4日(金)に全国公開。主演は稲垣吾郎、監督は今泉力哉。今泉力哉による完全オリジナル脚本、大人のラブストーリー『愛がなんだ』『街の上で』『猫は逃げた』など、次々と話題作を世に送り出してきた映画監督の今泉力哉。一筋縄ではいかない、繊細な恋人たちの心の機微の表現や恋愛観が支持を集めてきた。中でも特に、今泉力哉の描くオリジナルラブストーリーには定評がある。映画『窓辺にて』は、今泉力哉が大人のラブストーリーを描く、17作目の完全オリジナル作品だ。今泉ワールドの特徴でもある“等身大の恋愛模様”に加え、これまで以上に「好きという感情そのもの」について深く掘り下げて描写している。台本を読んだ俳優やスタッフたちからはフランス映画のような珠玉のラブストーリーだと絶賛されたという。撮影は、映画『ドライブ・マイ・カー』のスタッフを迎え、2021年7月に都内近郊で行われた。稲垣吾郎が主演、妻について「ある悩み」を持つ主人公に■主人公・市川茂巳...稲垣吾郎妻について「ある悩み」を持つフリーライター。主演を務めるのは、稲垣吾郎。『半世界』『クソ野郎と美しき世界』など次々と斬新な役柄に挑み、唯一無二の存在感を放つ稲垣吾郎が、今泉力哉の監督作品に初参加する。ふと生まれた感情を表す繊細な演技と、ただそこにいるだけで漂う稲垣吾郎の華やかな存在感によって、美しくも儚い世界観を表現した。■ 紗衣...中村ゆり市川の妻。■久保留亜役...玉城ティナ高校生作家。■有坂正嗣役...若葉竜也市川の友人でプロスポーツ選手。■ゆきの役...志田未来有坂の妻。■荒川円役...佐々木詩音紗衣と浮気している売れっ子小説家。主題歌はスカート主題歌は、澤部渡のソロプロジェクト・スカートが担当。どこかノスタルジックなポップスが、物語に温かな彩りを添える。劇伴は、 抒情派エレクトロ・ダブ・バンド「あらかじめ決められた恋人たちへ」の池永正二が担当した。〈映画『窓辺にて』あらすじ〉フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と…。【詳細】映画『窓辺にて』公開日:2022年11月4日(金) 全国ロードショー出演:稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来、倉悠貴、穂志もえか、佐々木詩音、斉藤陽一郎、松金よね子監督・脚本:今泉力哉
2022年06月09日明治大学阿久悠記念館は、昭和歌謡の巨人・阿久悠氏(1937-2007・1959年明治大学文学部卒業)ゆかりの方々をお招きし実施した同氏の作詞の秘密に迫るトークと、作詞曲のミニライブ映像を配信します。本イベントは明治大学阿久悠記念館開館10周年・阿久悠氏生誕85 周年・作詞家生活55 周年を記念して公開するものです。■ プログラム第1部 「盟友・都倉俊一が語る阿久悠”大ヒット”の裏側」(約1時間15分)出演 都倉 俊一 氏(作曲家)吉田 悦志 氏(明治大学名誉教授)深田 太郎 氏(阿久悠氏令息 株式会社阿久悠)司会 荒川 強啓 氏(フリーアナウンサー)第2部 「山崎ハコが歌う、よみがえる阿久の世界」(約30分)出演 山崎 ハコ 氏 (シンガーソングライター)(第1部概要)阿久悠氏とのコンビで数々のヒット曲を生み出した作曲家で、現在文化庁長官を務める都倉俊一氏をお招きしたトークイベントです。フリーアナウンサー・荒川強啓氏の進行により、ピンクレディー誕生秘話、「スター誕生」の舞台裏や、作曲家としての立場から、阿久悠氏の凄さを分析した作品論、現在の日本の音楽シーンの将来までを遠望する幅広い内容のトークを展開します。(第2部概要)歌手、シンガーソングライターの山崎ハコ氏によるミニライブです。阿久悠氏の初期代表作である「ざんげの値打ちもない」、そして阿久悠氏の未発表詞に山崎氏が曲をつけた「横浜から」「男と女の部屋」の3曲を披露いただきます。■ 配信開始日時4月13日(水)12:00~(4/10現在未公開です)■ 配信URL (明治大学阿久悠記念館特設サイト>イベント一覧)■ 明治大学阿久悠記念館について阿久悠氏関係資料およそ1万点が寄贈されたことを受け、同氏の業績をたたえるとともに、その遺産を次世代に継承していくため、2011年10月28日、明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン地下1階に阿久悠記念館をオープンしました。(開館時間 月~金 10:00-17:00 土10:00-12:30 祝日・大学の定めた休日休館) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月11日『愛なのに』と『猫は逃げた』の公開を記念して、今泉力哉監督の過去作品を上映する“特集上映”が、今年オープンした東京都・世田谷区にあるシモキターエキマエ-シネマ「K2」(ケーツー)にて開催中。今回の特集上映では、人気作家・伊坂幸太郎の初にして唯一の恋愛小説集を、三浦春馬主演で映画化した『アイネクライネナハトムジーク』や、田中圭主演で様々な片想いが描かれる恋愛群像エンターテインメント『mellow』をはじめ、深川麻衣映画初出演&初主演作『パンとバスと2度目のハツコイ』、松坂桃李主演のハロプロ愛あふれる映画『あの頃。』。満席・立ち見も続いた岸井ゆきの主演『愛がなんだ』、古着屋と古本屋と自主映画と恋人と友達についてを描く下北沢が舞台の『街の上で』、福島と東京を舞台にした群像劇『退屈な日々にさようならを』、韓国のアイドルグループが出演する『知らない、ふたり』。ほかにも『サッドティー』、『his』がラインアップ。下北沢に縁が深く、演劇と映画の枠を超えて活動する今泉監督。リアルで自然な恋愛模様が描かれているのも特徴のひとつとなっており、日常的な瞬間がドラマチックに感じる映画体験ができる。今泉監督は「下北沢に新しく生まれた映画館での特集上映。とても嬉しいです」と開催にあたって喜びのコメントも寄せている。上映会場は、今年1月、下北沢の商業施設シモキタエキウエ直結となる「(tefu) lounge」(テフ ラウンジ)にオープンしたミニシアター「K2」。スクリーン数は1つのみで、下北沢という文化の坩堝のような街を背景に、様々な文化と接合し時代を超える価値を街に発信していく映画館だ。なお、最新作である城定秀夫監督とのコラボ作品『愛なのに』と『猫は逃げた』は、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。今泉監督は、『愛なのに』で脚本を、『猫は逃げた』で監督を務めている。(cinemacafe.net)■関連作品:アイネクライネナハトムジーク 2019年9月20日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会街の上で 2021年4月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズmellow 2020年1月17日より新宿バルト9、イオンシネマ シアタス調布ほか全国にて公開©2020「mellow」製作委員会あの頃。 2021年2月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020『あの頃。』製作委員会愛なのに 2022年2⽉25⽇より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C)2021『愛なのに』フィルムパートナーズ猫は逃げた 2022年3⽉18⽇より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開
2022年04月09日2022年4月9日、秋篠宮家の長男である悠仁さまが、筑波大学付属高校の入学式に出席されました。報道陣の取材に応じられた、悠仁さま。高校生になり、初めての1人での取材対応でした。「ご入学おめでとうございます」という記者に対し、悠仁さまは高校生活への抱負を次のように語られています。ありがとうございます。きょう入学式を迎えることが出来て、とても嬉しく思っています。学業に励みながら、興味を持っていることや関心を持っていることをさらに深めていきたいと思います。また、諸行事などの学校生活も楽しみにしたいと思います。FNNプライムオンラインーより引用また、同校は私服通学であるため、悠仁さまはスーツ姿で入学式にご出席。報道陣から「新しい制服はいかがですか?」という質問に対し、悠仁さまは「これ、スーツなんです」と朗らかにお答えになりました。悠仁さまの高校ご入学のニュースに、ネットからは祝福の声が上がっています。・ご入学、おめでとうございます。高校生活、楽しんでください。・制服がない自由な校風の学校なのですね。有意義な時間になるよう、応援しています!・悠仁さま、こんなに大きくなられたのか。つい先日、中学校へご入学されたような気がしています。立派な姿に感動しました。悠仁さまはこれから、新たな環境で、多くのことを学ばれるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年04月09日「Bのバガテル」という、クラシックファン、しかもピアノ・ファン以外には意味不明としか思えないコンサート・タイトルがいかにも高橋悠治らしい。「バガテル」とは、“ちょっとしたもの”、“つまらないもの”を意味する音楽用語だ。ベートーヴェンの作品126を筆頭に、この「バガテル」ばかりを並べた高橋悠治のコンサートが開催される(2022年3月10日:浜離宮朝日ホール)。タイトルに有るBの由来は、ベートーヴェンの他、バエス、バルトークの頭文字Bを示すものだが、ベートーヴェン以外の作品に接するのは貴重な機会と言えそうだ。バガテルといえばベートーヴェン。しかもこの作品126の1つ前の作品125がなにかと言えば、かの交響曲第9番「合唱付き」、通称『第九』であることが興味深い。人間の声までを動員したベートーヴェンの集大成とでも言える大傑作を世に送り出した直後に手掛けた“つまらないもの”の正体やいかに。それを体験する意義がこのコンサートにはありそうだ。何しろ弾き手が高橋悠治なのだから気が抜けない。そして何より、高橋悠治を聴いたことは、いつかきっと自慢になる。●公演概要3月10日浜離宮朝日ホール高橋悠治ピアノ・リサイタル "Bのバガテル"●高橋悠治(作曲家・ピアニスト)1938年東京に生まれる。柴田南雄、小倉朗に作曲を師事。1960年、一柳慧、小林健次と「ニュー・ディレクション」を結成。この年東京現代音楽祭にピアニストとしてデビューする。1962年クセナキスの《ヘルマ》初演(東京)。1963〜66年ヨーロッパに在住、ヤニス・クセナキスに協力。この間ピアニストとして「ドメーヌ・ミュージカル」に出演など活躍する。1966年クセナキス《エオンタ》を演奏したレコード(仏、シャン・デュ・モンド)がADFディスク大賞を受賞。1966年からニューヨークに移る。バークシャー音楽祭、タングルウッド現代音楽祭に数多く出演。ニューヨーク・フィルなどのソリストとしての活動も多数。ピアニストとして活動する一方、コンピューターを使用して作曲を行う。1971年帰国。1973年作曲家グループ「トランソニック」を組織し、同名の季刊誌を12号編集。1978〜85年「水牛楽団」を組織してアジアの抵抗歌を演奏。多年コンピューターを使用した演奏と他の音楽家との即興を続け、最近では日本の伝統楽器と声のための作品も多い。1976年から画家・富山妙子とともにスライドと音楽による物語作品の製作をつづける。また詩人・藤井貞和とは1995年以来コラボレーションをつづけ、2000年に劇場作品「泥の海」を上演。2002年コンピューターによる音響作品の制作を始める。平凡社から「高橋悠治/コレクション1970年代」「音の静寂・静寂の音」、福音館から富山妙子 との共作CD付絵本「けろけろころろ」が刊行されている。
2022年02月28日『愛がなんだ』『街の上で』今泉力哉監督と、『アルプススタンドのはしの方』城定秀夫監督がお互いの脚本を提供し合い制作したR15+のラブストーリー『愛なのに』と『猫は逃げた』。「猫の日」に合わせ、2作品両方に出演する“カンタ”を含む猫たちと瀬戸康史、毎熊克哉ら主要キャストの共演ショットが解禁となった。今回、2022年2月22日=今世紀最大の猫の日に解禁となったのは、『愛なのに』では瀬戸さん扮する多田が営む古本屋の常連猫であり、『猫は逃げた』では山本奈衣瑠と毎熊さん演じる離婚寸前の夫婦の愛猫でもあるカンタ。さらに、愛らしい写真と共に、カンタと恋仲になる“ご近所さん”のミミや子猫たちの可愛らしい写真も解禁。『猫は逃げた』で監督を担当した今泉監督は、カンタ役の猫オセロの起用について「一番は特徴的な模様。そしてあまり活発に動き回らないあの雰囲気に惹かれました」とコメント。「途中でカメラのレンズを気に入ってしまった時期があり、そのモードに入ると、カメラ目線になって、カメラに向かって突進してきてしまって、ボケちゃって撮れませんでした。とてもかわいい猫でした」と撮影中のエピソードを明かし、「おっとりしてたなあ」と言う。「オセロはZOOプロという動物プロダクションに所属している猫で、一般の猫よりはとても賢いとは思うのですが、そこはやっぱり猫なので(笑)気まぐれでもありそこそこ大変でした。でもそれが猫の魅力ですし、映画を見てもらえばわかる通りたくさんいいお芝居をしてくれました」と語っている。『愛なのに』は2月25日(金)より、『猫は逃げた』は3月18日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛なのに 2022年2⽉25⽇より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C)2021『愛なのに』フィルムパートナーズ猫は逃げた 2022年3⽉18⽇より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開
2022年02月22日2021年に公開された今泉力哉監督作品『かそけきサンカヨウ』のBlu-ray&DVDが、4月27日(水)に発売されることが決定。それを記念して、主要キャストである志田彩良、井浦新、鈴鹿央士のコメント&スポットが、公式YouTubeで公開された。原作は、窪美澄が2014年に発表した短編集の中の一篇。その映画化を『愛がなんだ』(2019年)のヒット以降、数々の良作を手掛けている今泉力哉監督が切望し、メガホンをとった。幼い頃に母と別れ、早くに大人にならざるを得なかった少女・陽の成長を、父や新しい家族との間に生まれる確執と交流、そして同級生・陸との“淡い恋愛感情”を交えながら、やさしい物語として織り上げている。陽を演じるのは、今泉監督とは映画作品では3度目の顔合わせとなった志田彩良。時には対等に、時にはやさしく娘を見守る父・直を演じるのは、日本映画界に欠かせない俳優・井浦新。陽が恋心を抱く陸に、『ドラゴン桜』で志田と共演した経験もある鈴鹿央士。さらに陽の産みの親役に石田ひかり、父の再婚相手で陽の新しい母親役に菊池亜希子、陸の母役を西田尚美、祖母役を梅沢昌代と、実力派俳優が脇を固めている。公開された映像は、2021年9月27日の映画完成報告会にて収録されたもの。作品と同様に、3人の間の優しく温かい空気が感じられる。Blu-ray豪華版の特典DISCには、完成報告会、公開記念舞台挨拶、メイキングを収録。発売と同日、4月27日からは、DVDレンタルもスタートする。 ■リリース情報 『かそけきサンカヨウ』 4月27日(水)発売 <Blu-ray豪華版(2枚組:本編Blu-ray1枚+特典DVD1枚)> 価格:6,380円(税込) 【特典DISC収録内容(予定)】 完成報告会、公開記念舞台挨拶、メイキング <Blu-ray通常版> 価格:5,280円(税込)<DVD> 価格:4,180円(税込)
2022年01月28日今泉力哉監督×城定秀夫脚本のタッグで贈る、離婚直前の夫婦とそれぞれの恋人を描く恋愛狂騒劇『猫は逃げた』より、予告編とキャラクターそれぞれの表情を捉えた新スチールが到着した。予告編では、レディコミ漫画家の亜子(山本奈衣瑠)と離婚間際の夫・広重(毎熊克哉)が、愛猫カンタをどちらが引き取るか話し合う場面や、それぞれの恋人とのシーンも映し出される。そして、カンタの失踪をきっかけに、この4人の本当の気持ちが交錯し、やがて揉め事へと発展していく。また映像では、本作の主題歌となる「LIGHTERS」による「don’t cry」の音源の一部もweb初公開されている。『猫は逃げた』予告編さらに、「オズワルド」の伊藤俊介が映画監督を、今泉組常連の芹澤興人が、広重が務める週刊誌編集部の上司をそれぞれ演じていることも発表された。『猫は逃げた』は2022年3月18日(金)、『愛なのに』は2022年2月25日(金)新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:猫は逃げた 2022年3⽉18⽇より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開
2021年12月14日