【ママからのご相談】40代小学5年生のママです。転職を考えています。家庭と両立させつつ、今の自分に合った会社を選びたいのですが、いろんな求人を見るたびに迷ってしまいます。どうすれば良い会社に転職できるでしょうか。●A. 自分らしい選択基準を最大3つ持ちましょう。ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。転職、悩ましい問題ですよね。特にご家庭があって両立させていくことを考えると、独身だったころと比べて何を優先させるかも変わってくるかと思います。今回は、『株式会社はぴきゃり』代表取締役、金澤悦子さんの著書『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』から、選択基準についてお伝えいたします。●チャンスをものにする人が持つ“自分らしい選択基準”金澤悦子さんの著書にはこのような記述があります。**********『チャンスをものにする人に共通しているのは“自分らしい選択基準”をもっていることだと確信しています。“自分らしい選択基準”とは、何かを判断する際のこだわり、譲れないポイントのこと。「それなら、あるよ」という人も、それが本当に“自分らしい”のかを今一度考えてみてください』**********自分らしい選択基準、大事です。勤務時間、仕事内容など、時間をとってゆっくり考えていくと何を優先するかあぶり出てくる感じがします。心を穏やかにして考えられるように、自然の多い公園や落ち着いた喫茶店で気持ちを書き出すなどもよいでしょう。そして、SNSや雑誌などで華々しく活躍している人を見るとつい翻弄されて、他の人から見て活躍しているように見えるから、今はこういった働き方が主流だからというように自分の基準を見失ってしまうこともあるでしょう。私も何度も翻弄されました。自分の中に感じる、ちょっとした違和感 を無視しないことが大事です。●選択基準は最大3つしかし、自分らしい選択基準を出したとしても理想が多く、どの条件にもぴったりなものを探していては、なかなか見つかりません。金澤悦子さんの著書にはこういったことも書いてあります。**********『選択基準は最大3つ。案件についての要望をすべて書き出し、順位をつけてみましょう』**********この選択基準を3つに絞るということ、年収、仕事内容、勤務時間、勤務場所、会社の規模などあらゆるものを出してみます。あなたの年齢や環境などで「今の時代、そんな条件の会社は無い」と言われることもあったかもしれません。しかし、それはいったん外に置いておいて、自分の望むままに書き出し、そしてその中から譲れない3つ を出します。ちなみに私の場合、1番譲れないものは勤務時間でした。子どもがある程度大きくなったとはいえ、家族と過ごす時間を大事にしたいので、独身のときのように夜遅くまで残業して仕事するのは無理だと感じています。----------いかがでしたでしょうか。この自分らしい選択基準を3つ持つことによって、自分で仕事を探すにしろ、人にお願いするにしろ、よりチャンスをつかみやすくなります。良いお仕事が見つかるよう願っています。【参考文献】・『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』金澤悦子・著●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)
2016年07月02日出産をきっかけに、赤ちゃんやママを対象にする仕事を始める女性は少なくありません。今回紹介する「新生児から使えるベビースリングアドバイザー」の、てるいなおこさんもその一人。「試行錯誤の末に使いこなせるようになったベビースリングの良さを、たくさんのママに伝えたい」という気持ちが、新しい仕事につながり始めています。きっかけから現在の活動まで、話を聞きました。使いやすいベビースリングを求めて、手作りにはまる!てるいさんは、結婚前は介護福祉士として老人ホームに勤め、主任まで務めましたが、激務で体調を崩し退職。8年前に長女を出産し、その後6年間は専業主婦として子育て中心の生活を送っていました。「実はベビースリングを使うことが長年の憧れだった」というてるいさん。10代のときに、ベビースリングで抱っこされている赤ちゃんを見て、そのかわいらしさに衝撃を受け、「子どもが生まれたら絶対に使う!」と決めていたそうです。そんなてるいさんも、最初からベビースリングを使いこなせたわけではありません。憧れのベビースリングを手にしたものの、使い方が難しくて悪戦苦闘。ネットや本で研究しても肝心なことがわからず、無料のベビースリング講座に参加して、やっとコツをつかみます。さらに、使いやすいベビースリングを追及した結果、ハンドメイドの本を参考に手作りすることに。すっかりベビースリング作りにはまったそうです。ベビースリングをマスターして育児が楽しく!こうして、ベビースリングを使ってみると、「いいことづくしだった」というてるいさん。ベビースリングの効用を挙げてもらいました。・抱っこが楽で、ママの身体への負担が軽減する・赤ちゃんが長時間ぐずらない・赤ちゃんが気持ちの安定した子に育つ・ママは、赤ちゃんとのスキンシップが増え、愛おしさを実感できる・丸くなった赤ちゃんの姿に、周囲の人から「かわいい」と声をかけてもらえる・子育てに余裕ができて、自己肯定感も高まる「育児情報はあふれているのに、本当に役に立つ情報がない」と感じていた自身の経験から、「ベビースリングの良さを伝えて、一人でも多くのママに子育てを楽しんでほしい!」という気持ちが強まったそうです。最初は、周りの友だちにベビースリングを勧め、使い方を教えていましたが、それを仕事にすることを考え始めます。現在は、カラフルな布を使ったベビースリングの製作・販売をするほか、「ベビースリングアドバイザー」として、主に地元の会場やおうちカフェで、単発の「スリング使い方講座」を開催しています。「スリングに限らず、すでに持っている有名メーカーの抱っこひもなどを、より快適に使うコツもお伝えしています。調節ベルトを使うだけで、抱っこが格段に楽になることもありますよ」とてるいさん。(てるいさん製作のカラフルなベビースリング)資格取得で、さらに広がる夢現在、てるいさんは、市のママヘルパー、母子保健推進員としても活動しています。産褥期のママと接する中で、「育児のあらゆるストレスが、スリングを使うことで軽減できる」と実感。「将来的には、定期的にスリング講座を開催する」というのが当面の目標です。また、「ママたちは、自分の妊娠・出産経験をだれかに話したくてたまらない。そんな気持ちを吐き出す場を提供していきたい」と言います。てるいさんは、「私の母は子ども嫌いだったので、私も子どもは好きじゃないと思っていた」とのことですが、いつの間にか赤ちゃんとママに思いを寄せる日々。5月と6月にベビーマッサージと育児コンシェルジュの資格も取得したばかりで、「今後は、『ベビーマッサージ&ベビースリング講座』もできます」と目を輝かせます。出産をきっかけに新しい自分を発見し、活躍の場が広げられるのはすてきですね。てるいなおこさんブログ<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月30日子育てをする親にとって、子どもの将来は楽しみでもあり、不安でもありますよね。いい大学に入学し、希望の職業に就けるよう、幼いころから習い事や受験に力を入れている人も多いでしょう。しかし、いい大学を出たからといって自分にぴったりの仕事ができるかというと、そうとも限らないもの。「30オトコの本音に向き合う」ビジネスマン向けサイト『R25』のアンケート調査で、「現在の仕事が自分の“天職”だと思うか?」という問いに対し、30~40代男性ビジネスマンの60.8%が「いいえ」と回答しています。「仕事が楽しくない」「自分の力を発揮できない」「他にできる仕事、やりたい仕事がある」というのがその理由。つまり、今の仕事が天職だと思っている人は39.2%しかいないのです。では、天職につくことができた人と、そうではない人はなにが違うのでしょうか?『一流の育て方』(ムーギー・キム&ミセス・パンプキン著、ダイヤモンド社)では、単に勉強ができるだけではない、ビジネスの世界でリーダーシップを持って活躍できる人を育てるための習慣や環境のつくり方について述べられています。特徴は、一流大学のなかでも特に優れたリーダーシップを発揮する200人以上に、幼少期の過ごし方についてアンケートをとっているところ。そのコメントも掲載されているので、リアルな声として参考になるはずです。今回は、本書に掲載されている「7大方針55か条」のうち、「視野を広げ、天職に導く」という方針の内容についてご紹介します。■子どもの視野を広げるのは親の努力次第著者のムーギー・キム氏は、フランスやシンガポール、中国で留学したことで人脈が広がり、視野が広がったといいます。世界中から集まる人たちの多様な価値観に触れ、また彼らが世界各地で活躍する姿を見ることで、自分も幅広い機会から天職を探そうという気持ちが強まったというのです。幼少期からさまざまな経験を通して視野を広げることは、親が子どもにできる最も重要な教育のひとつといえます。視野が広がり、自分の好き嫌いや強み、弱み、価値観を理解できると将来天職に近づきやすくなるのです。受験勉強だけをしてきた人は視野が狭くなりがちで、自分への理解も浅いことがあります。そのため自分の適性とは違う分野に進んでしまい、迷走することも少なくありません。子どものころ、自分で視野を広げるのは難しいもの。親の努力が子どもの可能性を大きくするといっても過言ではありません。■「知的充足感」は学習のエンジンになる「私の親は、生物や化学、歴史、文学など様々な分野の話をそのときどきの年齢に合った言葉で話してくれた。その中で興味を持ったことを語り合う相手になってくれた」。アンケートのコメントにあるように、自分で学ぶことの楽しさや知的充足感を覚えると、子どもは自分から学び、自律的に成長していくようになります。これは学習を続けていく上でのエンジンとなるので、できるだけ早期から身につける必要があります。■読書の習慣で自分から勉強する子になる「親に本の読み聞かせをしてもらっていた」「本はたくさん買ってもらえた」「いつも家に本があふれていた」。一流大学に進学した学生の多くは、このように幼少期から読書の習慣があったといいます。読書で視野が広がると、好奇心や読解力、集中力が養われ、自主的に勉強するようになるのです。子どもに読書の習慣をつけるのにもっとも効果的なのは、親が読ませたい本ではなく、子どもが関心を示す本を選ぶこと。車やアニメのキャラクターの本でも、虫の図鑑でもかまいません。とにかく、子どもの興味の延長線上で活字に親しむきっかけをつくってあげることが大切なのです。■親からの応援が「継続する力」を育む!「小さなころから、興味を持った習いごとはなんでもさせてもらえた」「理科に興味がある私に、市のイベントなどの情報を欠かさず教えてくれた」。そんなふうに、子どもが興味を持ったことをサポートするのが親の大切な役目です。たとえ学校の教科や習いごととは関係のないことであっても、親はそれを応援してあげましょう。親からの応援は子どもにとって大きなモチベーションとなり、継続する力を育みます。それに、好きなものに夢中になる過程で、子どもには「積極性」が芽生えます。自分からやりたがるようなことは、どんどん体験させてあげることが大切なのです。たとえば著者の息子は幼児期から生き物に興味を持ち、文字も読めないうちから図鑑を夢中でん読んでいたそう。やがて小動物を飼うようになり、それを通じて生き物に対する思いやりや、自分で世話をする自主性、責任感を学んでいたといいます。そして、好きなことに打ち込むことで自然と自分に自信がつき、将来の天職へのヒントも得られるのです。*本書には他にも「主体性」「やりぬく力」「コミュニケーション能力」など、自分の道を切り拓いていくために重要なスキルを身につけさせる方法が掲載されています。子どもの努力だけでなく、親もそれ以上の努力が必要。本書は「親の教科書」として、長く活用できるはずです。(文/平野鞠) 【参考】※ムーギー・キム&ミセス・パンプキン(2016)『一流の育て方』ダイヤモンド社※中堅ビジネスマン222人に聞いた!会社員が「天職」に出合う確率は?-R25
2016年06月24日30代になると複雑に絡み合う、仕事と恋愛を紐解く特集。今回は仕事を頑張りすぎて恋愛に疲れてしまった方へのアドバイス!これで両立できるかも……!本当は恋愛がしたいのに、仕事を頑張りすぎて恋愛する時間がない。でも寂しいって感じるときがある……恋愛ができないのを仕事のせいにしちゃうこと、ありませんか?今回、まさにそんな悩みを抱えているIさんに、外国人バー「ライトハウス」で悩み相談をして頂きました!独身で子持ちのIさん。お仕事はファッションデザイナーさんだそうです。いったいどのような悩みを抱えているのでしょうか?「恋愛したいんですけど、どうしても仕事に力を入れすぎちゃってなかなかうまくいかないんです。 連絡の取り合いとかもめんどくさくなってきて……軽くトントン拍子に良い関係になれる人が見つかれば良いのですが、なかなか難しいんですよね。再婚は考えていないんですけど、パートナーが欲しいんですよ」上手に恋愛しながら仕事もこなす方法を、探っていきましょう!外国人バーで悩み相談をしてきた!恋愛に悩んだとき、つい誰かに相談したくなりますよね。あなたはどんな人に相談しますか?今回、Iさんには外国人バー「ライトハウス」の店長、ハナさんに悩み相談をして頂きました!国や文化によって、恋愛に対してのアドバイスは変わってきます。もしかしたら家族や友達からはもらえないアドバイスが頂けるかも……!?ハナさんってどんな女性?現在35歳のハナさん、実はお兄様の影響でオランダから日本に来たのだとか!最初の頃は英語の先生として働いていたそうなのですが、国際交流パーティーなどを主催しているうちにバーを開店させようと思ったそうです。当時は資金もなかったので、ハナさん、ハナさんのお兄様、ご友人の3人で内装工事から準備まですべてこなしたのだとか。「バーを立ち上げるのはすごく大変でした。外国人だからお金を借りることもできなかったので、業者に任せることもできなかったんですよ。でもだからこそ今、全力で仕事を頑張れます。あの頃の苦労を無駄にしたくありません」ちなみにライトハウスとは「灯台」のこと。荒れている海の中、灯台を見つけると安心することができます。安心感を与える場所でありたいという想いから、バーの名前をライトハウスにしたのだとか!お店に対するハナさんの想いがすごく詰まっていますよね。そんなハナさん、実は仕事だけではなく恋愛にも全力投球だそう!「どうしたら仕事も妥協せず、上手に恋愛できるのか」というIさんの悩みにアドバイスを頂きました。「仕事のせいで恋愛ができないのは言い訳」恋愛、したいです。でも仕事で忙しいから時間がなくて……どうすれば良いですか?「私は忙しい毎日を送っています。私に会いに来るお客さんもたくさんいるから、お店には毎日出ているんですよ。でもどんなに仕事が忙しくても好きな人とは時間を作って会っています!働いている途中でも、メールが来たらすぐ返信します。好きな人のために時間を作るのは当たり前でしょ?時間はどう使うのかが大切なのではなく、どう作るかが大切です」確かに、時間は作るものですね……。「忙しいから恋愛できないって思うのは、きっとあなたは恋愛することを求めていないから。忙しいあなたを全力でサポートしてくれる男性はたくさんいると思いますよ。 忙しすぎても、恋愛はできます!」「稼ぎがある女性でも恋愛はできる!」仕事に全力を注いでいるので、稼ぎはそこそこあります。だから自分より稼いでいない男性と食事にいったとき、相手に払ってもらうか自分が出すべきなのか分かりません……。「自分より稼いでいない男性でも、稼いでいる男性でも、お会計は割り勘にするのが当たり前じゃないですか?男性だからといって払うのはおかしいし、例えば二人ともお金がなかったら外食せず家で料理をすれば良いんですよ! 私が相手のことすごく好きで、どうしても一緒に食事したい場合は私が彼に奢ります。だけどほとんど割り勘ですね」自分のことはしっかり管理して、「男性だから」や「女性だから」といった固定概念を捨てると、仕事ができすぎる女性でも恋愛ができるんですね!「子供を家族に預けるのは良いこと」私、実は子供がいるんですよ。だから男性に会うとき、子供を元旦那や元旦那のご両親に預けなきゃいけないことが申し訳なくて……。「子供を預けるのは悪いことじゃないと思います。むしろ、元旦那さんやそのご両親に会うのってお子さんにも元旦那さんにとっても嬉しいことじゃないですか!たとえ離婚しても家族は家族。オランダでは離婚した夫婦でも、祝日や祝い事をみんなで祝う家族が多いです。それに子供が好きな男性も、たくさんいます。あなたのタイプはどんな男性ですか?良い人紹介しますよ!」仕事が大変でも、お子さんがいても、もっと気楽に恋愛してみては?というアドバイスを頂きました!「恋愛も仕事も、やりたいと思う気持ちが大事」恋愛も仕事も、どうしたらやりたいことを実現できますか?「何かをやりたいって気持ちがあって、しっかり目標を立てれば後は行動に移すだけ。私はこのお店で一つでも不満があったら変えました。例えばお客さんの顔がよく見えるようにカウンターにあった壁を自分で壊したりするなど、内装の工事はたくさん行ってきました。今は夕方にローストチキンを売る計画を立てています!国分寺にローストチキンを売っているお店は少ないんですよね。だからこそ作ったらお客さんに喜んでもらえると思って」ハナさんの行動力には私もIさんも圧倒されました。ちなみに上の写真が現在計画中のローストチキンを作る機械。来月の上旬には始めたいそうです!もっと気楽になったら恋愛も仕事も両立できる!仕事で忙しい毎日を送りながら、恋愛も全力で楽しむハナさん。きっと仕事も恋愛も、やりたい!と思ったら、あまり考え込まず行動に移すことが大事なんですね。仕事や環境を言い訳にせず、全力で恋愛してみてくださいね!※取材協力※【Lighthouse Tokyo】住所東京都国分寺市南町2-15-6迦葉国分寺グリーンハイツ1F営業時間(金・土)17:00〜2:00、(日・月〜木)17:00〜24:00
2016年06月23日働くママにとって、子育てと仕事を両立させることは大変です。仕事が終わって急いで保育園へ、というママも多いのでは?そんなとき、子育てと仕事どちらにも使えるマザーズバッグがあると便利です。普通のバッグに比べて収納性に優れ、子育てに不可欠なマザーズバッグ。しかし、マザーズ バッグには可愛らしいデザインのものが多く、仕事へ持っていくには不向きです。忙しいママにとって、2つ以上のバッグを使い分けつつ仕事と子育てを両立さ せるのは大変……。そこで今回は、働くママにおすすめのマザーズバッグを紹介していきます。初めてマザーズバッグ選びをする方も、今使っているものを替えたいと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。仕事帰りにそのまま保育園へ、そんなママにオススメのバッグマザーズバッグの多くは、可愛らしいデザインなのが魅力的。トートバッグタイプやリュックタイプなど、形で選べるのはもちろん、デザインから好みのバッグを選べるというのが嬉しいですよね。しかし、子育てをしながら仕事も両立しているママにとっては、マザーズバッグと仕事用のバッグの使い分けが難しいこともあります。特に、子どもを保育園へ送ってから仕事へ行く、仕事が終わってから保育園へ迎えに行くというママであれば、毎回バッグを持ち替えるのはとても面倒です。そんなママには、仕事にも持って行けるシックなデザインのバッグをオススメします!MK MICHEL KLEINキャリアボストンバッグ淡いベージュやブラックなどをベースとした「キャリアボストンバッグ」であれば、仕事へ持って行っても違和感がありません。さらに、このバッグはフェイク レザー仕立てなので、上品なイメージを持たせることができます。持ち手は余裕のあるサイズのため、手に提げて持ち歩くことができるほか、そのまま肩にかけることもできます。子育て中に多くの手荷物を持つとき、肩にかけられるというのは嬉しいポイントですね。イタリア製本牛革の「LADIES BAG」もまた、仕事持ちと子育て両方に使えるバッグです。洗練されたデザインは、仕事場へ持って行くのにピッタリ。バッグのマチは大きく、なかにファス ナー付きのポケットがついているため、マザーズバッグとして使用するにも十分な収納性があります。広いスペースには、おむつやおしり拭き、着替え、哺乳瓶 などをしっかり収納することが可能です。こういったバッグを使えば、持ち替えの手間がなくなり、仕事と子育てを両立させやすくなります。一見するとマザーズバッグには見えないかもしれませんが、収納性や機能性のしっかりしたバッグなら、マザーズバッグとしての役割を十分に果たしてくれるのです。日々忙しいママにとって、便利なアイテムといえるのではないでしょうか?続きを読むライター:フフルルマガジン
2016年06月11日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。大手全国紙各社は、『子育てと家族の介護に同時に直面する「ダブルケア 」をする人が、全国で少なくとも25万3千人いることがわかった』という2016年4月28日公表の内閣府の推計結果について、同日21時台のデジタル版で一斉に報道しました。ひと昔前の常識では、介護は「子育てが終わった中高年がするもの」という感覚が大多数でしたが、女性も男性も結婚する年齢が上がり、40代に入ってから第一子を授かるご夫婦が全然珍しくなくなった現代においては、想定されていたことなのかもしれません。ただ、“子育て”と“高齢者の介護・看護”を同時にしなければばらない状況というものは、(筆者もその一人なのですが)実際に経験した人にしか分からないくらい過酷なものであり、場合によってはケアする側が精神神経科分野の疾患におかされてしまうほどの危険性をはらんでいます。都内でメンタルクリニックを開業する、ダブルケアの問題に詳しい精神科医の先生に伺ったお話を参考にしながら、考えてまいりましょう。●ダブルケアの最大の問題点は、子育てに充てられる時間を削らざるをえなくなる点『内閣府の推計では、“育児”の対象を未就学児に限定しているため、実際にダブルケアに直面している人がもっと多いことは間違いなく、25万人どころでないことは明らかです。仕事量を減らさざるをえなくなることはダブルケアの人だけでなく介護のみの人にとっても大きな問題なのですが、ダブルケアの最も大きな問題点は、限られた1日の時間の多くを“介護”の方に割き、“子育て”に充てる時間を削らざるをえなくなる という点です。その心の葛藤によって、うつ状態になる人もいます』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神神経科医師)筆者の場合、すでに結婚して家を出た長女が子どもだったころは両親とも元気だったのですが、長女の誕生から15年たって授かった長男は、筆者が認知症の父親(故人)の介護をしなければならない期間に育児を要する期間が重なりました。長男が中学生になった現在も、長期入院中の母親を見なければならない状況に筆者がいるため、コミュニケーションをはかる時間は自ずと制約を受けています。筆者のケースはまだいいにしても、赤ちゃんや未就学児をお持ちのママやパパにとっては、「もし、いま“介護”の必要にまで迫られてしまったとしたら」 と考えるだけでパニックに陥ってしまうのではないでしょうか?●ダブルケアに直面している人の8割は働き盛りの30代・40代推計によると、ダブルケアに直面している人を年齢別でみると、40~44歳が27.1%で最多。35~39歳が25.8%、30~34歳が16.4%と続き、30代・40代の働き盛りの世代に最も重い負担がのしかかっていることが分かります(数字は2012年の総務省『就業構造基本調査』を基に集計)。また、2016年に入ってから実施したインターネット調査では、小学6年生までの子どもの子育てと親や祖父母の介護を同時にする1,004人に『ダブルケアの状態になった後の就業実態』についての質問を実施。その結果として、ダブルケアになって仕事を減らした人が17.9%、仕事を辞めた人が7.9%いたことが判明。つまり、ダブルケアになったことで4人に1人 が仕事を減らすか辞めるかの決断 を余儀なくされたことを、数字が物語っているのです。●介護・看護のプロの力を借りるためにも仕事は続けて。子どもは親がいるだけで大丈夫介護・看護を要する度合いにもよりますが、世界で一番最初に“超高齢化社会”を迎えたわが国では、高齢者の介護や看護に職業として携わるプロフェッショナルの方々がいらっしゃいます。ダブルケアの過酷さに悩む30代・40代のみなさんに筆者が僭越ながら先輩として申し上げられることは、「プロの力を借りるためにも、自分自身の精神的な健康を保つためにも、仕事は完全に辞めてしまわず、続けてください」 ということです。筆者の父親は最期、トイレの使い方も筆者の顔すらも忘れてしまい大変でしたが、それでも体は丈夫でこれといった病気もなく自宅で看取ることができました。それに対し、医療療養病床に入院中の母親は、認知症はないものの複数の医療行為が手放せない状態であるため、自宅で過ごすことも介護の施設に受け入れていただくこともできません。それでも、筆者、筆者の家族や親戚がみな仕事を持っていて収入があるので、療養病床でプロの方々のお世話になることができています。また、子どもが「親は、おじいさんやおばあさんの介護・看護にかかり切りで、自分のことを振り向いてもくれない。悩みも聴いてくれない」といった“疎外感”を持っているかというと、そういうことはあまり考えなくてもいいようです。『子どもはある意味でしっかりしており、親が自分の親の介護・看護に時間を取られてしまっている様子を見て、むしろ、「大変だなあ」と思っているもの です。自分の方を振り向いてくれないと不満に思っているというケースは、ほとんどありません。親が側にいるだけで、心強いものです。ただ、小さな未就学児の場合はそういったこともなくはないので、ある程度の“割り切り”は必要になってきます。子どもにちゃんと関われていないのではないかと自分自身に疑問が湧くような精神状態を自覚したのであれば、早めにメンタルクリニックを受診してください。心情を吐き出していただくだけでも、違ってくるものです』(50代女性・精神神経科医師)●おわりに現在、わが国では、子育て中の現役世代の人が親をはじめとする家族の介護・看護の問題に直面した際の課題や必要とされる支援は何かといったことについての体系的な研究がいまだに確立していない状況です。しかしながら、晩婚化に伴ってダブルケアを担う人が今後さらに増えてくる ことは間違いなく、在宅介護や在宅医療を推奨することがややもするとメインになっている現在の行政の方針は、そういった現実との間に“ズレ”を生じています。ここは、税収の分配方法の変更などによって介護・看護のプロが相応の報酬を得ながら、家族が長期的な介護や看護を必要とするようになった子育て中家庭のパパ・ママを抜本的に支援できるようなシステムの構築が急務かと思います。「保育園落ちた、日本死ね」だけではなく、「親の介護・看護が大変過ぎて子育てに手が回らない、日本死ね」といった声が噴出してくる前に、私たち自身が急いで考えはじめなければならない問題でありましょう。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年05月10日育休明け、ならし保育を終え、少しずつ日々のリズムを掴みはじめる5月。初めての育休復帰の場合は、精神的な疲れも出るころです。子育てと家事に追われながらの仕事は常に綱渡り。余裕がなさすぎて、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかけていたり、逆に開き直りすぎて嫌われてしまうケースも…。子育てしながらスマートに仕事を進めるコツとは?■余裕をもって、無理をしない保育園に通い始めると、とにかく病気をたくさんもらってきます。子どもだけでなく、自分にも病気がうつり、大人の方が重症化するケースも。育休明けは想像以上に子どもと自分の病欠が増え、スケジュール管理が難しくなります。育休前の感覚で「遅れは早出残業で取り戻せる」「ちょっと急ぎで作業すればギリギリ間に合う」といった進め方をしていると危険です。病気によっては1週間近く登園できない場合もあるので、仕事の期日には余裕を持ち、極力前倒しで仕事を進める習慣をつけましょう。また、面白そうなプロジェクト、希望していた業務など、いつもなら自ら手を挙げてやりたい! と思う仕事でも、即決せず冷静に判断を。無理をしすぎて、結局周りに迷惑をかけることにならないよう、自分のキャパシティを常に把握しておくことが重要です。 ■かといって開き直らない無理をしないとはいっても、「子育て中だから…」「時短だから…」を理由に、ふてぶてしく開き直るような態度は絶対NG。子どもを理由に遅刻を重ねたり、急な休みをとっても平然としていると、周りからの評価はガタ落ちです。同じ職場に自分に厳しく頑張っているワーキングマザーがいれば、そんな甘えをよく思わないはず。みな口には出さずとも、周りはあなたの態度をよく見ていることを忘れずに。■いざという時助け合えるママ友をつくるどうしてもお迎えが間に合わない時などに「お願い!」と泣きつけるママ友がいると、精神的に大きく救われます。保育園のママ友は同士・戦友のようなもの。「向こうも仕事をしているし…」と遠慮せず、自分から声をかけ、お互いに助け合うことをおすすめします。ワーキングマザーは大変です。でも、仕事中は「母でも妻でもない自分」でいられる貴重な時間でもあります。ママ業との両立はハードですが、それも期間限定のこと。子どもの手が離れた時にきっと「頑張っていてよかった!」と思えるはず。ぜひ楽しみながら頑張りましょう!
2016年05月06日仕事と育児の両立は、いつの時代もママたちのテーマとなっています。現在進行形で悩んでいるという人がほとんどではないでしょうか。そこで今回は、子どもを成人させた先輩ママたちに、育児を機に「仕事を辞めてよかったこと」「仕事を辞めなくてよかったこと」を、それぞれ聞いてみました。ママたちが仕事を辞めた理由先輩ママたちが「仕事を辞めよう」と思うタイミングは何度かあるようですが、やはり多いのは「育休が明ける少し前」とのこと。仕事を持っていたママにとって、復帰するか否か選択が迫られる時期です。この時期に「仕事を辞める」と決めたママからは、「子どもと離れがたくなり、自分で子育てをしていこうと決めた」や「子どもを預けて働くことに後ろめたさを感じて仕事を辞めた」という意見がありました。しかし、自分自身のキャリアをいったんあきらめて、子育てへの専念を選択するまでには、当然かなりの迷いがあったようです。また、「一度は仕事に復帰したものの、預け先でママと離れるときに泣かれたり、子どもの病気で会社を休むことが多くなったりすると、仕事を続けていくことに自信がなくなり、退職を決めた」というママもいました。その一方で、「子どもと一緒にいることが楽しく、仕事よりも子育てに喜びを強く感じたから」というママも。これらの理由から見るに、先輩ママも今のママも、悩みの内容はほとんど変わっていないと言えるでしょう。仕事を辞めて良かったこと仕事を辞めると、育児や家事中心の生活になります。けれども、やり方次第では自分のための時間を確保できるので、趣味や学びの時間に使えること。そして、子どもの予定に合わせることができるので、習い事に付き添うなど、子どもと一緒に過ごす時間を多く持てること。やはり、こうしたことが「仕事を辞めて良かったこと」の上位として挙がっていました。仕事を辞めなかったママたちはどう考えている?仕事を辞めなかった先輩ママたちは、産休に入る前から復職する決意を持っている場合が多いようです。仕事を続けたい理由がはっきりしていて、「育休が明ける前から、計画的に預け先などを決め、準備をしていた」という人も。今ではそれが当たり前になっていますが、先輩ママたちの時代ではめずらしいことだったのかもしれませんね。育児をしながら子どもを成人させた先輩ママいわく、「子どもが小さいときは苦労もあるけれど、子どもが大きくなったときに、母親が外で働く姿を見せられるのは良かった。また、子どもが大きくなるにつれて、教育費なども増えていくので家計的にも心配が少なかった」とのこと。お金のことについては、以前よりも今のほうが一層悩ましい状況になっているかもしれませんね。決め手は何?仕事を辞めた場合も、辞めなかった場合も、どちらにもメリットとデメリットがあります。先輩ママたちは何をもって、そう決断したのでしょうか? 決め手となったのは「自分が後悔をしない生き方はどちらか考えた」ことのようです。子どものために、家族のために、という考え方で決めるのは不満がたまりやすいもの。自分がどうしたいかを大切にして決めると、子どもが育ってから、どちらの場合でも満足感を感じている人が多かったのが印象的でした。そのほか、「子どもが中高生になったとき自分はどうしていたいかを考えて、退職するか、しないかを決めるのもいいのでは?」という先輩ママからのアドバイスもありました。子育ての期間は、思っているよりも短いもの。「振り返ると大変だったときが懐かしく思う」というのは、共通した皆さんの声でした。自分自身はどうしたいのか? それをじっくり考えて、後悔のない選択をしたいものですね。(のりこ<フォークラス>)
2016年03月31日こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。働きたいママが育児や家事と仕事を両立するためには、働く目的や条件を再確認することが大切です。今回は、実際に働く前に知っておきたい雇用形態別のメリットとデメリットについて挙げていきたいと思います。●収入&福利厚生で安心〜正社員〜非正規雇用者と比べて雇用が安定し、収入や福利厚生の面で優遇されているのが正社員の一番の魅力です。ただ、一般的には勤務年数を重ねるにつれて賃金が上がっていくと言われていますが、最近では成果主義が導入 されたり、会社の経営状態によっては早期退職を推進 されたりする場合があるなど、年々安心できる雇用形態であるとは言い切れなくなってきているのが実情です。【メリット】・福利厚生が充実している・社会保険や労働保険に入れる・責任ある仕事を任せられる【デメリット】・拘束時間が長く、自分の時間が少なくなる・希望の部署や職種につけないこともある・休暇を取りにくい●希望に合った企業で働ける〜派遣社員〜派遣会社と雇用契約を結び、給与支払いや社会保険の手続きなどは派遣会社によって行われます。最近は、派遣先企業での直接雇用を前提に勤務する“紹介予定派遣”という形態も注目されていますが、必ずしも正社員として雇用されるわけではありません 。【メリット】・希望に合わせて仕事内容を選べる・いろいろな企業や職場を体験できる・勤務時間や場所を選べる【デメリット】・仕事を紹介してもらえないこともある・交通費やボーナスの支給がない・雇用期間の変更など安定性がない●短時間から勤務が可能〜パートタイム〜勤務時間が短く、フルタイムで働くのが難しい人にピッタリのパートタイム。賃金は低めですが、労働時間や働く期間が所定の条件を満たせば、正社員と同様の社会保険や雇用保険に入ることもできます 。ただし、人員削減が行われる場合は対象になりやすいという不安定なところもあります。【メリット】・勤務時間や出勤日を調整しやすい・仕事内容を絞り込まなければ、求人が多く、未経験者でも働ける場合がある・経験を積むことで正社員へ採用される場合がある【デメリット】・賃金が低い・賞与や退職金は期待できない・仕事内容が限定されており、昇格が難しい●在宅ワーク、自営業ネットの発達によって、仕事の一部を自宅で分担できる環境が整ってきました。時間の融通が利き自分のペースで仕事を進めることができますが、仕事場が自宅であるために、仕事が過密になってくると家族に迷惑をかけたり生活スタイルに影響が出てきたりします。さらに、安定的に仕事を確保することが難しい 場合も。【メリット】・自宅で仕事ができる・会社や人間関係に拘束されない・家族の転勤や生活スタイルの変化に左右されない【デメリット】・自己管理能力を維持するのが大変・雇用保険や労災の対象外となる・悪徳商法にだまされるリスクがある----------いかがでしょうか?あなたの希望や生活にはどの雇用形態が一番合っているでしょうか?厚生労働省のホームページを見てみると、上で挙げた雇用形態の他にも、業務委託や短時間正社員などより細かく働き方が紹介されていますので、そちらもぜひ参考になさってみてください。【参考リンク】・さまざまな雇用形態 | 厚生労働省()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年03月29日共働きをしている夫婦が多いアメリカの子育てはどんな感じなのでしょうか? 夫婦で協力し合い、子育てと仕事を両立させているのが一般的です。アメリカの育児スタイルを学んだら、日本のママも仕事復帰は夢じゃないかも?いつレイオフにあってもいいように、共働きが多いアメリカ社会女性の社会進出が盛んなアメリカでは、医者・弁護士・大学教授などの専門職でも女性の活躍が著しいです。職業における性差別を法律でも厳しく禁じています。そんなアメリカの中流家庭は共働きが一般的。経営不振による企業のレイオフ(解雇)が頻繁で、夫婦のどちらかがレイオフにあっても大丈夫なよう、共働きすることが普通なのです。また、30代・40代でもスキルを身につけるために大学院などに通うことも多く、夫が大学院へ通っている間の家計は妻が支えるということもよくあることです。アメリカの保育費用は月10万~20万!日本のような保育所システムがなく、ほとんどは私立のデイケアを利用するアメリカ。その費用も日本円で10万〜20万とかなりの高額。しかし、その費用を払ってでも、夫婦で共働きする家庭は多いとか。デイケアや学校への送迎は夫婦で出勤時間をずらして調整します。フレキシブルな勤務体制の企業が多く、スケジュールを立てやすいのが魅力といえるでしょう。 終業時間には足早に帰宅、育児は夫婦の共同プロジェクト融通のきくワークスタイルのおかげで、育児も夫婦共同で取り組むことができます。家計を支えるだけでなく、子育ても共同プロジェクトなのです。夫婦どちらかが家にいられるよう、平日出勤と休日出勤を上手に使い分け。最近ではIT系などの職種は家で仕事するケースも増えてきています。残業や勤務後の付き合いもないので、終業時間になると誰もが足早に帰宅するのがアメリカ。平日夜や週末は家族団らん。夫婦共に子育てに集中できる環境なのです。育児は、夫婦の共同プロジェクト。アメリカの育児スタイルを参考に、夫が積極的に育児参加できるよう、夫婦のワークスタイルを一度話し合ってみてはいかがでしょうか?(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月22日「会社、辞めておいでよ」サラリと出た言葉だったけれど、思い返すとびっくりする。こどもが産まれたばかりで、妻から夫に言う言葉とは思えない。でも、わたしも仕事をしている身だ。幸いにも、現段階でイラストレーターの仕事は忙しく、このままいくと育児との両立につまづく事も考えられる。子育ても夫と分担できれば助かるのでは?夫は長い間サラリーマン生活を送っていたことだし、辞めてすぐは退職金や失業保険でどうにか次のステップまで持つだろう。翌日、わたしの説得もあり、夫は出社し、上司に辞める事を告げてきた。何度も引き止められたらしいが、夫の意志は固かったようで、引き継ぎの終わる2カ月後を目安に退社することを決めた。大学卒業後、ずっと続けてきた仕事をこのタイミングで辞めることになるとは、こどもの誕生がわたしたちの運命を大きく変える鍵になっているようにしか思えない。どうなる? わたしたち!!もともと夫も転職したがっていたし、これはきっと良い選択に違いない。そう自分に言い聞かせながら、わたしは不安と戦っていた。そして「真面目にやってきたんだ。転職だって頑張ればきっとうまくいく」と自分に言い聞かせた。学生時代、イラストレーターの卵で、まだまだ仕事のなかったわたしを影ながら応援してくれたのは彼だった。10年が経ち、こうして仕事が忙しいのは彼のおかげもある。好きな仕事に就きたいのなら、就けばいい。努力したら報われるはずだ。今度はわたしが夫を応援する番じゃないか。共に働こう、共に育児もしよう、夫よ!それから、2カ月が経ち夫は会社を辞め、息子は生後4カ月になった。その間、育児をする上でのトラブルもなく、すくすく元気に大きくなっていった息子。もう出社する必要の無い夫は、朝起きてからずっと息子にデレデレしている様子。何をしても可愛いらしい。わたしが仕事で作業をしている間は、ミルクをあげるのも、オムツ替えも、家事も全部やってくれた。 夫と育児を分担することでわたしの仕事は円滑になった。これまで、授乳をしながら仕事は猫の手も借りたい状態だったので、夫の助けは、とてもとても大きかった。毎朝満員電車に乗り、毎日のように頭を下げ、頑張っていた夫。わたしには到底出来ない。夫が息子を抱き上げ、満面の笑みであやしている姿を見ると、会社勤めをしていたころよりも、確実に良い顔をしているなぁと思う。ちいさな手、むちむちのあんよ、ふわふわの甘いおっぱいの香り…。赤ちゃんと呼べるこの貴重な時間を、こうして家族3人過ごすことができるのは「しあわせ」そのものだ。夫が会社を辞めた。安定を捨てた。お金は入ってこない。でも、今この瞬間は誰がなんと言おうと「しあわせ」だと言える。不安は大きい。でもきっと大丈夫、なんとかなる。わたしたちは家族なんだ。信じよう。息子のためなら、夫婦力を合わせてきっと頑張れるだろう。つづく
2016年02月11日子育てと仕事の両立、夫との関係など、常にストレスフルな状況下にいるママたち。「なぜ自分はこんなに頑張らなきゃいけないの?」と、日々の自分の努力に、むなしさを感じてしまうときもありますよね。そんなときはちょっと立ち止まって、哲学者や思想家たちの名言、考え方に触れてみましょう。きっと毎日の自分の「頑張り」に意味を見出すことができるはずです。今回は、思想家であり人気作家・吉本ばななの父である、吉本隆明の言葉に学びます。思想家の吉本隆明に学ぶ『キッチン』『TUGUMI』などの作品でお馴染みの人気作家・吉本ばななの父親でもある思想家の吉本隆明(1924~2012)は生前、さまざまなことを論じていました。吉本は「子育て」や「家族」にまつわる著作も数多く残しています。今回取り上げるのは、1988年に行われた講演会の中での言葉です。吉本はその講演で、「乳児期の子育てはなぜ重要か」について話しています。昼も夜もなく常に世話をしなければならない乳児期の子ども。嫌になってしまうこともありますが、「乳児期」というものについて、改めて見つめ直すきっかけになるでしょう。「乳児期というのを別の言葉で定義すれば、自分に責任がないにもかかわらず生涯自分にいちばん関係のある時期、それが乳児期なんだという定義もできるくらいの時期です」 出典: 講演録・「こどもの哲学」(ほぼ日刊イトイ新聞より) 「人間と、チンパンジーと、どこが違うかっていうと、人間がはやく出てきちゃうってことが、人間の特徴なんです」出典: 講演録・「家族の問題とはどういうことか」(ほぼ日刊イトイ新聞より) 思想家・吉本隆明は、子育ての中でも特に、乳児期の子供と母親の関係を重視していました。吉本は人間と類人猿のもっとも異なる点として、人間の子どもには乳児期があるという点を挙げています。たしかに乳児期の赤ちゃんは、母親から産まれてきたのはいいものの、自分では動くこともできないし、食事や排泄物の処理も手伝いなしではできません。ひとりではほぼ何もできない状態のまま、1年ほど過ごす時期があるのは、人間特有です。野生環境ではすぐに、ほかの動物の標的にされてしまいます。この、誰かに頼らざるを得ない乳児期という発達段階こそが、子どもにとって大変重要になると吉本は考えています。「早く出てくることによって、どうしても母親と1年間、接触せざるを得ない。そこから栄養を受けたり、世話してもらう以外にない。そうすると、その間に、母親がもっている文化的水準、それから、感覚、心の構造っていうのは、全部、いま言いましたように、乳児に刷り込まれるわけです」出典: 講演録・「家族の問題とはどういうことか」(ほぼ日刊イトイ新聞より) つまり、毎日24時間、母親からケアを受ける状態の乳児期の子どもは、それゆえ母親のすべてを自分の中に取り込んでいる、ということです。母体から産まれ落ちた後すぐに自分で動くことができる、ほかの動物の子どもとは、その点がまったくもって異なるのです。逆に、この時期に母親に対する「絶対的な信頼感」を与えることができれば、登校拒否、学校内暴力や家庭内暴力の恐れなどはほとんどなくなる、というのが吉本の主張です。実は日本だけ!? 母親に負担がかかりすぎる「日本型の子育て」また、日本型の子育ては、女性に大きな責任と負担が課せられてしまっている、と吉本は言っています。吉本によると、西洋型の典型的な子育てでは、乳児期の子どもは生後1ヵ月ほどで母親の手から離れ、看護師やシッターの手に委ねられるとのこと。一方、日本型の子育ては、母親はずっと乳児期につきっきりで世話をしなければならなりません。つまり、母親1人に子育ての責任がのしかかってしまうのです。このような日本の子育てについて、以下のように吉本は語っています。「もし非常にいい母親だったら、もちろん日本型の育て方は、人類の理想的な育て方なんです。だけどたいてい、どんな親でもそうですけど、様々な事情がありましてね。100%いい育て方なんてできないんですよ。手をぬいたり、まずったりってことは、たいていどの母親、父親でもあるわけですよ。だけども、まず、55点以上の育て方をしたと母親が自信をもって正直にいえるのならば、それは立派な育て方といっていいんだと思います」出典: 講演録・「言葉以前のこと–内的コミュニケーション」(ほぼ日刊イトイ新聞より) 現在は、吉本が子育てをしていた時代よりも、夫の協力やベビーシッターの協力を得やすい時代になってきています。それでも育児に疲れてしまったときは、「日本型の子育ては母親に負担がかかりすぎている」という吉本の言葉を思い出し、たまには周りの人や育児サービスに頼ってしまってもよいのではないでしょうか。100点満点でなくてもいい。あなただけができる子育てを目指して、乳児期の育児を乗り切っていきましょう。(サカマキ貝<フォークラス>)
2016年02月07日女性が家庭を守り、男性は外でしっかり働いてくるもの、という考え方が当たり前ではなくなりだいぶ経ちました。実際に最近は仕事と子育てを両立するために頑張る男性が増えているそうです。今回はそんなイクメンたちに注目してみたいと思います!イクメンが増えている「イクメン」という言葉がお茶の間に浸透してだいぶ経ちました。イクメンとは子育てをするメンズ(男性)のことで、これまで育児は一般的に女性がするものでしたが、育児をする男性が増えているのです。それも当然といえば当然で、これだけ社会で活躍する女性が増えてくれば、収入も夫婦で分担、家庭のことも夫婦で分担となるのは自然な流れです。さて、今回注目するのは睡眠を削って、仕事も育児も頑張る男性有名人です。仕事をしながら子育てもするのは大変なことだと思いますが、自分の子どもの成長を間近で見られるのは今しかないからとがんばっているようです。睡眠を削って赤ちゃんとの時間をつくるハリウッドスター最初に紹介するイクメンはハリウッドで活躍する俳優、ライアン・ゴズリング(35)。『オンリー・ゴッド』や『L.A.ギャングストーリー』、『ラブ・アゲイン』などに出演しているカナダ出身の注目株です。ライアンが第一子の女の子を授かったのは2014年9月。映画最新作の撮影中で超多忙の日々を送るなか、まさに睡眠時間を削って子育ても手伝っているそうです。もちろん、嫌々ながらやっているのではなく、アメリカの雑誌のインタビューでは「眠れなくても今までの人生で一番幸せ」と語るなど、充実の日々を送っているのだとか。子どもの成長を近くで見守るというのは、何ものにも代えがたい幸せなかもしれませんね。日本にもイクメンがたくさん日本のイクメン芸能人といえば、子だくさん」で有名な谷原章介さん。なんと6人(!)の子どもがいて、仕事に育児にと精力的に働いているそうです。毎日のようにテレビで見るので子育てをする暇なんてないのでは?と思ってしまいますが、噂では学校のイベントに参加したり、送り迎えをすることもあるのだとか。子どものためと思うと仕事ががんばれて、仕事をがんばればそのぶん子どもを喜ばすことができるという好循環が生まれているのでしょう。さて、これをご覧の男性のみなさんは子育てのお手伝いしていますか? 睡眠を削ってでもとまでは言いませんが、子どもはあっというまに大きくなってしまうもの。今しか過ごせない時間を、子どもと一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか。photo by acworks
2016年01月21日現在第1子を妊娠中のアン・ハサウェイが、出産後はすぐに仕事復帰せずにしばらく子育てを優先する考えのようだ。2012年に結婚した夫のアダム・シュルマンとの第1子を妊娠しているアン。関係者によると、彼女はすでに女優として多くを成し遂げたと感じていて、待望の赤ちゃんが誕生した後はしばらく休業することを考えているという。現在は毎日ヨガをしてオーガニック・フード中心の食生活を送っているが、たまにはベーグルやドーナツも我慢できずに食べてしまうとか。フルタイムで子育てに専念するためには健康が第一と考えているというアンは、役作りで急に痩せなければならないプレッシャーとは無縁な生活を望んでいるようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月14日子育てなどの理由で現在未就業ながら再就職を希望する女性は仕事の条件面や子供と仕事の両立について不安を感じている傾向があり、再就職希望の女性が学びたいスキルと雇用側の企業が求めるスキルには大きなギャップがある実態が、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが12月11日に発表した「再就職希望の女性と雇用側の意識格差に関する調査結果」から浮かび上がった。同調査は、同社と実践女子大学 斎藤明研究室が共同で、同社が運営するインターネット・アンケート・サービスである「NTTコム リサーチ」の登録モニターのうち、就業経験はあるが現在働いておらず再就職を希望する女性及び、企業の採用担当者を対象として、10月14日から16日にかけて実施したもの。なお、有効回答者数は再就職希望の女性が304人、企業の採用担当者が160人。現在未就業の理由を尋ねると、子育てが50.7%で最多であり、以下「働きたいが仕事が無い」(29.6%)、「働くためのスキルが無い」(15.5%)と続き、これらが再就職への妨げとなっている傾向が見られるという。再就職を考えるにあたって気がかりになることでは、正社員での就職を希望する回答者では「職場になじめるか」「希望の収入が得られるか」といった仕事の環境・条件面に対する不安を、契約・派遣社員の希望者では「子供が病気の際の対応」「子供の預け先が無い」といった子供と仕事の両立についての不安を感じている傾向が見られた。現在未就業の女性に前職を尋ねると、役職が無い正社員が57.6%で最も多いが、再就職で希望する就業形態では「希望は無い」(38.5%)が最多であり、役職が無い正社員の希望は34.9%で前職と比べると22.7ポイント減少している。一方、雇用側の人事担当の意見としては、女性の再就職で想定する雇用形態では正社員、とりわけ役職が付く職位での採用も想定している傾向が見られ、就業希望側と雇用側の希望に大きな開きがある。企業側が求めるスキルとしては「コミュニケーション能力」「ビジネスマナー」などが多く、以下「データをまとめるスキル」「プレゼンテーション能力」「人事、労務関連」「経理、財務関連」が続き、再就職を希望する女性が学びたいと考えているスキルとの間にミスマッチが生じている。再就職するには、企業側が求める能力についてのスキルアップも考慮すべきではないかと同社は推測する。また、正社員に対して求める行動特性や業務の遂行能力(コンピテンシー)では、「自己成熟性」(71.4%)や「組織・チームワーク力」(68.4%)、「対人・営業活動スキル」(61.2%)を挙げる企業が多い。再就職に向けて不足を感じ今後学びたい能力・スキルを聞くと、「パソコン操作」が55.9%と最も高く、以下「外国語」(30.6%)、「タイピング能力」(24.3%)と続く。不足スキルと今後学びたいスキルの差を見たところ、これら以外に「コミュニケーション能力」や「ビジネスマナー」「プレゼンテーション能力」などで大きい傾向があり、能力不足を感じているものの学習意欲は高くない要素だと同社は見る。能力・スキルを習得したい場所としては、「書籍、教材」「通信講座」「資格スクール」の順で並ぶが、正社員での再就職希望者は「大学・大学院」での学習意向が、契約・派遣社員の希望者や希望が無い回答者と比較してやや高い傾向にある。「大学で研究された上でのより専門的な知識を得られる」「年齢層の近い人がより多く、同じ問題意識や感覚が共有できそう」など、他者との問題意識共有や協働を目的とした学び直しの場所として大学に期待している傾向も伺えるという。子育てや介護をしながら働く女性に対する企業側のサポート制度では「勤務時間の短縮制度」が64.4%で最も多く、以下「休暇取得制度」(50.6%)、「遅刻、早退の許可」(41.3%)と続く。従業員500人以上の大企業ではさらに、加えて在宅勤務や託児所設置などの制度が充実している。一方、未就業女性を再雇用する場合の課題として「特に課題は無い」が54.4%と過半数に上るものの、残り半数は「再雇用」と「復職後の社内制度や環境」に対し何らかの課題を感じており、特に全体との比較で大企業においてその割合が高い傾向が見られたという。また企業でのSOHO形式での業務委託の導入意向については、大企業では既に導入済みと検討予定が計34.0%と若干高いものの、全体では24.4%にとどまっており、「予定は無い」と回答した企業が全体の75.6%と大半を占める。
2015年12月12日子育てや家事は想像以上に大変。その上、仕事も重なり、悩んだりストレスを溜めてしまったりして体調を崩すママがたくさんいます。そこで、そんなママたちにぜひ試してほしい、明るい気持ちになる5つの方法をご紹介します。1.「できたこと」に目を向ける反省するのは大切なことですが、常に「自分が悪かった、自分ってダメだな…」と、自分を責めていませんか? 反省よりも、自分が「できたこと」に目を向けてみましょう。「今日は夕食におかずを2つも作れた!」「掃除機をかけた!」「バタバタしたけど時間通りに出勤できた!」こんな当たり前のちょっとしたことでも、できているって素晴らしいんです。できないことがあっても、大したことではありません。子どもにとってはママという存在が大切で、ママがいるということだけで十分なのだということを再認識してみましょう。2.子どものことを大切に思える本を読む育児のつらさばかりが気になってしまう時は、子どもの愛おしさを実感できる本を読んでみてはいかがでしょう。・『 子どもはみんな天才だ! 』ひすいこたろう・著たくさんのママたちから集まった子どもたちの名言・珍言をまとめた1冊。ぷぷっと吹き出したり、時にはホロリと涙が出たり、思わず子どもをぎゅっとしたくなります。・『 ママがおばけになっちゃった! )』のぶみ・著「ママが車にぶつかっておばけになってしまう」という衝撃的な内容の絵本。読み進める内に、ママも子どもも思わず泣いてしまいますが、ママと子どもの絆をしっかりと感じることができる1冊です。「ママを大切に」という作者・のぶみさんの想いのように、子どもはママを、ママは子どもとママ自身を大切に思えるはずです。3.子どもと思いっきり遊ぶ家に居ると気持ちが晴れない時は、子どもと一緒に外に出て、思いっきり遊んでみましょう。一緒にブランコに乗ったり、すべり台を滑ってみたりすると、ママも童心に戻ったように、風を切る感覚や空気が体を滑るフワっとした感覚を楽しめ、心が躍るものです。そのほか、私の場合、普段何気なく見ている雲が、子どもにとっては動物に見えていたり、駐車場に書かれている×(バツ)のマークが子どもにはリボンに見えていたり、大人とは違った見方があることを教えてもらい、子どもの純粋さやかわいらしさを再認識することができました。4.両親やパートナーに思いきって預けて、自分の好きなことをする子育てで大切なのは、子どももママも元気なこと。家庭では特に、ママが元気でいることが一番です。子どもを預けてまで自分の好きなことをするのに罪悪感を覚えてしまうママもいますが、育児ストレスが溜まっていると感じた時は、思いきって両親やパートナーに預けましょう。両親やパートナーはママの近くで、いつも育児に頑張っているのを見てくれています。そんなママに頼られると、嬉しく感じるはず。ママも子どもと少し離れて自分の時間を作ることで、子どもとの時間をより大切に感じられ、一石二鳥です。5.託児付のホテルやサロン、ショッピングモールを利用する最近は、ホテルやサロン、ショッピングモールにも託児できる場が増えています。パパとの記念日に託児サービスがあるホテルを利用して、パパと2人きりでの食事を楽しんだり、託児付のサロンを利用して体のケアをしたり、ショッピングモール内の託児所を利用して、自分や家族の洋服をゆっくり選んだり、子どもの機嫌に左右されずに過ごせる時間を作って楽しみましょう。想像以上に大変な家事や育児、仕事との両立に悪銭苦闘しているママがたくさんいます。しかし、子育てはずっと続くものではなく、子どももいつかママの元から巣立っていきます。だからこそ、子育てのできる今の時間をじっくり楽しんでください。子どもはママのことがとっても大好き! だからママも自分のことを大切にして、今しかない時間を充実させてくださいね。(谷本まゆみ)
2015年12月07日179日で亡くなった長女のはるちゃんと家族のエッセイ本「My Happiness Rule(マイハピネスルール)」を出版された田中美帆さん。第二子を出産し、今現在、仕事と育児を両立している田中さんに、出版に至るまでのお話とワーキングマザーとしてどんな日々を過ごしているのかを伺いました。───まずは、今どんなお仕事をされているのか教えて下さい。田中 関西美活サークルの運営、代表、ブロガー、メガネのセレクトショップAnother(アナザー)のディレクター兼オーナーなど、好きなことを仕事にしています。───関西美活サークルではどんなことをしていますか? また、始めたきっかけを教えてください。田中 友達やブログの読者さんから「スキンケアは何を使ってるの?」とか「こうゆうお店知らない?」とかオススメのものを聞かれることが多かったので、私が本当に良いと思っている物や人、場所をみんなに知ってもらえる場を作りたいなと思ったことがきっかけです。私のブログやフェイスブックを見た方がイベントに参加し、SNSで紹介してくださってから、どんどん広がっていきました。現在のメンバー数は約1500人です。関西美活サークルには、働く女性や主婦などさまざまな方がいらっしゃいますが、この活動が一人の女性として輝くきっかけの場になれば、と考えています。それから、個人で仕事をしている人、これから何かしたい人が集うランチ会や、クリスマスパーティー等を企画したり、東京の著名な美容家の方をゲストでお呼びして直接メイクを学べるセミナーなどを不定期で開催しています。現在は、メンバーの方に商品開発に入っていただき、率直な意見を出してもらうこともあります。───仕事と子育てを両立する上で大切にすることはなんですか?田中 私は、子どもが生まれた後も仕事を続けたいと昔から思っていたので、個人で仕事をしてきました。やはり雇われていると融通もなかなか利きませんし、私の性格上向いていないと思ったので。今になって、これは正解だったなと思います。子どもを見ながら家で仕事が出来るのでとても働きやすい環境だと感じます。一番大切にしたいものは家族なので、余裕が無くなるほどの仕事を詰め込まないようにしています。子どもの前ではいつでも元気なママでいたいですしね。もちろん、がむしゃらになることも時には大事ですが、常に楽しみながら仕事をしないといい結果が出ないタイプなんです。今回出版させて頂いた本の原稿を書く時も、好きなカフェにパソコンを持ち込んでリラックスしながら書いていました。文章を書くのは大好きなのでいくらでも書けました。娘を想いながらのとても幸せな時間でした。───仕事と育児を両方しているある1日の予定を教えて下さい。田中 だいたい下記のようなスケジュールで過ごしています。 7:00 寝室のカーテンを開けてベッドの上で子どもと戯れる 8:00 その後、主人のおにぎりを作り、仕事に送り出す 9:00 授乳後、出かける準備13:00 子どもを連れて、出版記念トークイベントに出演(子どもは、マネージャーに控室で見てもらう)16:00 子どもがすやすや寝てくれていたので近くのカフェでお茶を飲み、最後に授乳室で授乳18:00 帰宅18:30 子どもとお風呂に一緒に入り、授乳、寝かしつけ22:00 ブログを書く23:00 就寝───子育てをしながら仕事をする上で大切にしていることはなんですか?田中 メリハリです。どうしても子どもがいながら仕事をしていると、やらないといけない事が山ほどあります。家事もあるし。でも、焦ってしまうと目の前の事を片付けても、次のやらないといけない事を考えてしまったりで、結局悪循環。子どもって心ここにあらずの時って気づいている気がするんです。今は、子どももまだ2か月なので主人にも理解してもらい、家事は手抜きをしています(笑)。100%じゃなくてもいいかなって。───今子育ての悩みはなんですか?田中 授乳ケープがうまく使えなくていつも汗だくになります。授乳室があるところは良いのですが、人前でしないと行けない場面では、もう必死です。授乳室があるスポットがもっと増えたらいいなぁ。───今仕事の悩みはなんですか?田中 ありがたい事に、関西美活サークルへの企業からの仕事依頼が増えているのですが、実質2名で運営しているので人手が足りません。2016年は、同じ志を持って仕事が出来る仲間を増やしたいですね。───最近気になっていること、ものがあれば教えてください。田中 家事代行サービス。手が届かない場所の掃除をお願いしたいと考えています。すべてを自分でしようと思ってもなかなか出来ないので、その部分はプロの手を借りるのもひとつの手だなと検討中です。───子育てで悩んだ時はどんな方法で解消していますか?田中 溜め込まずにすぐに主人に相談します。平日は主人が帰ってきた後に今日あった事をお互い話しています。それは結婚当初から変わりません。この時間で、だいたいの事は解決します。今は私が眠たくてなかなか夜更かし出来ませんが、子どもが出来る前は、話しが弾み過ぎて寝不足になるなんてことも多々ありました(笑)。子どもが生まれる前は、カップルの延長のような感じでしたが、今は絶対的なチーム(家族)になれた気がします。───本を出版されたことを、はるちゃんにどんなメッセージとして届けたいですか?田中 はるちゃんから教えてもらったたくさんのメッセージを本にしたよ。私がはるちゃんにもらった生きる力を、今後は私がたくさんの人にしっかりと伝えていくからね! お空からこれからも見ていてね!今回出版された、長女・はるちゃんと家族の日常をえがいたエッセイ本には、愛娘の生と死を経験したからこそ感じる幸せを「マイハピネスルール」として綴っています。すべてを受け入れ、再び人生を歩き出す家族の姿が、すでに手にしている幸せとは何かを優しく問いかけてくれる一冊です。田中美帆(たなか・みほ)1983年生まれ。フジテレビ「あいのり」のテレビ出演をきっかけに、タレントとして活動。その後サロン主宰やアロマのイベント事業を経て、2013年、関西を中心に女性の活躍をサポートするコミュニティ「関西美活サークル」を立ち上げる。また、講演や主催イベントなど様々な活動情報に加え、美容やファッションなど日常を綴ったブログ「SWEET MIE」を開設。1日最高65万PVを誇るパワーブロガーとしても活躍し、アメブロ公式トップブロガーに認定されている。娘・悠(はるか)の妊娠から出産、そして6か月の命の軌跡を綴った記事が話題を呼び、特に女性読者から多くの反響がよせられている。 「My Happiness Rule(マイハピネスルール)」
2015年12月01日子どもの妊娠を機に、育児休暇の体制が気になったり、あるいは転職を考えたりしたことのある人もいるかもしれません。産後も今と同じように「働きたい」と思っている人はどのくらいいるのでしょうか。これから子どもを産み、子育てをしたいと考える女性に聞いたアンケートの結果から、出産を終えて復職する理想的なタイミングや、仕事と子育てを両立させるために「大切なこと」など、さまざまな実態が明らかになったようです。産後も、今の仕事を続けたい?オウチーノ総研は、首都圏に住む20~35歳の子どもがいない女性511名を対象に アンケート を実施しました。「今後出産をしたら、出産後も働きたいと思いますか?」という質問について43.1%の人が「今の仕事を続けたい」と答える一方で「今とは違う仕事をしたい」という人が13.9%、続いて「パート・アルバイトをしたい」という人が9.2%、「在宅ワークをしたい」という人が6.3%と続きました。専業主婦ではなく、「仕事を続けたい」という人の割合が多いようですが、妊娠とともに子どもの預け先の問題などが生じることも。子育て中も仕事を続けるためには、そうした問題点を早めに見つけておくことも大切といえるでしょう。職場復帰、理想のタイミングは?「出産後も働きたい」と答えた人に「復職するタイミングはいつ頃が理想ですか?」と質問すると、15.0%が「出産後すぐ」、35.2%が「出産後1年以内」と答えました。1年以内に職場復帰したいと考える人が半数を占める中、「子どもが小学校・中学校に入学してから」「義務教育が終了してから」など、子どもの就学を機にする人もいます。出産前は「産んだらすぐにでも働きたい」と思っていたものの、実際子どもの顔を目にしたら「もっと一緒にいたい」という思いが込み上げ、復帰の時期を考え直したという人も。育児休暇の申請上、復帰時期があらかじめ決められている場合もありますが、職場復帰のタイミングは焦らず考えてもいいのかもしれませんね。仕事と子育て、両立に必要なものは?「『仕事と子育ての両立』をさせるためには、何が大切だと思いますか?」という質問には51.3%の人が「夫の子育て・家事への参加」と回答。「会社の制度の充実・活用」が31.9%、「保育園の施設・サービスの充実・活用(待機児童問題の解決を含む)」が18.2%、「妻の仕事に対する夫の理解」が11.7%と続いています。調査では2人に1人が「夫に育休を取得してほしい」と思っており、「共通の体験をしたいから」など、夫婦で子育てを楽しみたいという思いが伺えます。けれど、子育て制度の整った職場はまだまだ少ないのが現実のようです。夫本人が、そうした制度を利用することにためらってしまう…というケースもあるかもしれませんね。わが家の場合、「うまくできない」「(子どもが)ママのほうが安心する」という理由から子育てにやる気を見せない夫に対して「しょうがないか」という気持ちでいました。でも、今思えば妊娠中から子育てをやる気にさせるような声がけや、家事の訓練(笑)をすれば良かったなと後悔しています。お互い仕事を持っているなら、なおさら負担は分担したいもの。仕事と子育ての両立には「夫がどう取り組むか」にかかっているのかもしれませんね。(すだあゆみ)
2015年11月08日シチズンホールディングスはこのほど、「ワーキングマザーの生活時間」をテーマに実施した調査の結果を発表した。同調査では、仕事と育児・家事の両立のため、どのように時間を使っているのか、ほっと一息つける時間など、「時間」を切り口に、ワーキングマザーたちの生活実態や意識を探っている。まず、働いている日に子どもとコミュニケーションをとっている1日平均の時間(会話をする・ご飯を食べる・絵本を読む・着替えをする・お風呂に入るなど)を質問。回答は、「2時間」(25.0%)、「3時間」(27.0%)、「4時間」(19.8%)にほぼ集中しており、平均はおよそ3時間10分であった。次に、さまざまな生活時間において子育てと仕事を両立するために「削らざるをえない時間」を尋ねたところ、「睡眠時間」(40.5%)と「子どもとのふれ合い時間」(23.8%)がトップ2となった。同社は、子育て・仕事の両立の難しさを象徴する生活時間だとして「"大切なことなのに、なかなかできない"というもどかしさが伝わってくる」とコメントしている。子育てと仕事を両立するために「増やしたい」あるいは「減らしたい」と思っている時間を質問すると、「増やしたい時間」のトップは「子どもとのふれ合い時間」(55.5%)となり、最初の質問で明らかになった子どもとのコミュニケーションの時間(平均3時間10分)では、まだ足りないと思っている人が半数以上存在している。2位は「睡眠時間」(40.8%)で、「削らざるをえない時間」の1位と2位が入れ替わる結果となった。3位以下は「趣味の時間」(20.8%)、「友人とのつき合い時間」(17.0%)と、自分のプライベート時間がランクインしている。「減らしたい時間」のトップは「通勤時間」(36.8%)となり、3位の「勤務時間」(30.8%)とともになかなか自分では変えられない時間だが、子どもの送り迎えなどもあって特に減らしたい時間であろうと分析。2位は「家事時間」(31.0%)となっている。最後に、働いている日のうち、1日の中で「ほっと一息つける時間」は何時頃ですかと質問したところ、トップ3は「22時」(31.3%)、「21時」(21.5%)、「23時」(14.0%)となった。「子供が寝た後にゆっくりできる」(22時・40代)、「子供を寝かしけ、一通りの家事が終わるから」(23時・30代)などの声が寄せられており、子どもが寝静まって家事も一段落する時間がほっとできる時間のようだと考察。その他にも、「会社でのお昼休みだけが唯一1人だけの時間」(30代)、「子供が起きる前の30分が自分の時間」(6時・30代)、など、昼の「12時」(5.8%)や早朝の「5時・6時」という人もおり、いずれにしても自分一人になれる時間が「ほっと一息つける時間」だと結論付けている。同調査は、未就学児(0歳~5歳児)をもち、夫婦共働きをしている全国のワーキングマザー400人(会社員・会社役員) を対象に、インターネットによる調査で9月24日~28日の期間に実施された。
2015年11月02日セレブリックスはこのほど、子育てと仕事を両立させたい母親を対象とした"無料の託児所"を東京都大井町に開設した。同施設は、「短時間であれば働けるのに、短時間だけ子供を預かってくれる保育園がない」「短時間の勤務でも働き手は欲しい」という母親と企業のニーズを満たす施設として開設した。同社が派遣契約を締結している主にコンビニエンスストアへ出向きの仕事を行う際に、勤務時間中に無料で利用することができる。託児所の運営は、保育と託児施設の運営に実績のあるママスクエアが行う。託児所には働く母親が安心して働けるように保育士等のスタッフが常駐する。実務時間中だけでなく、登録会や仕事説明会、面接時の保育も行うとのこと。なお、託児所は山手線沿線および近隣に順次開設して行く方針だという。
2015年10月20日英会話のGabaはこのほど、「働く女性の子育てに関する調査」の結果を発表した。調査は、長子が小学生以下で仕事を持つ女性(パート・アルバイト除く)を対象にインターネット上で行い、7月10日~21日の期間に1,000人からの回答を得た。はじめに、全回答者(1,000人)に仕事と子育ての両立ができているか聞いたところ、68.6%の人が「非常にそう思う」もしくは「どちらかといえばそう思う」と答えた。一方、長子の成長段階別に見ると、結果に差が出た。乳児を持つ母親のうち47.1%が「非常にそう思う」もしくは「どちらかといえばそう思う」と回答。小学1年生の子どもを持つ母親も58.9%と、幼児や小学校の他学年の母親と比べると低い結果になった。仕事と子育ての両立のためには何が必要とされているのか。全回答者(1,000人)に今よりもっと仕事と子育ての両立がしやすくなるには、何が必要だと思うか聞いてみた。その結果、「勤務時間が調整しやすい職場」(70.8%)、「休暇が取りやすい職場」(70.0%)、「勤務先の子育てに対する理解」(64.5%)が上位に入った。同社は「子育てしやすい職場づくりをワーキングマザーが必要としている様子がうかがえた」としている。最後に全回答者(1,000人)を対象に、仕事と子育ての両立がうまそうだと思う女性芸能人のアンケートをとった。結果はトップが「北斗晶さん」(34.6%)。2位は「木村佳乃さん」(16.2%)、3位は「くわばたりえさん(クワバタオハラ)」(12.9%)となった。世代別にみると、20代の母親では「木下優樹菜さん」(26.5%)と回答した割合が他の世代の母親よりも高く、20代の2位にランクイン。また「松嶋尚美さん」(12.2%)と回答した割合も他の世代の母親より高い傾向がみられた。
2015年09月15日仕事に恋愛、自分磨き。ゆくゆくは結婚、子育てと仕事の両立。どれかひとつじゃなくて、どれも満足のいく結果を出したい!だからこそ、努力だって前向きにできるし「頑張っている自分」、「忙しいけれど充実している自分」が好きだったりもする。ひとことでいえば「向上心があって、頑張り屋さん」な女性は、きっと少なくないと思います。周囲から見ていると、とても応援したくなる存在。けれど、応援してもいいのかな、これ以上「頑張れ」なんて言っていいのかなと、ちょっぴり不安にもなる存在です。もしもあなたがいま、「頑張ること」は苦にならないはずなのに、なぜか心がすっきり晴れない、小さなストレスがあっても気付かないふりをしているなら…。そのモヤモヤが広がる前にちょっと立ち止まって、「頑張ること」で自分を追い詰めていないか、見つめ直してみませんか?■脱「完璧主義」で、気持ちはこんなにラクになる社会に出て数年。酸いも甘いも噛みわけた私たち世代は、目標をクリアしたときの気持ちよさを知っています。だからこそ、次の目標も高め、高めに設定してしまいがち。もしその目標に届かなかったら…。努力が足りなかったからだと自分を責めてしまうこと、ありませんか?産業カウンセラーの大美賀直子さんは、著書『 発想美人のススメ―ストレスを大きくする人、小さくする人 』の中でこのように述べられています。「スーパーウーマン症候群」は、いわゆる「優等生」だった人に多いといわれています。しかし、仕事もプライベートも、すべてにおいて100点をとることなど、所詮は無理な話。やることが増えた以上、「採点基準」も緩める必要があります。緩すぎると思うかもしれませんが、60点くらいが合格の目安です。つまり、自分が完璧と思う基準の六割達成できれば、「まずますOK」と思うようにしましょう。出典:『 発想美人のススメ―ストレスを大きくする人、小さくする人 』大美賀直子著 P128より自分の思い描いていたパーフェクトな結果が出なくても、頑張ったことは事実。それを認めてあげられたなら、ずいぶん心が軽くなるのではないでしょうか。■だれかを頼るときは“信頼している証”と考えるもうひとつ。弱音をはけず、だれかを頼るのが苦手な女性には、以下のアドバイスを。仕事は自分一人で抱え込もうとせず、任せられるところは、同僚や後輩に任せていきましょう。また、「これ以上できない」と思ったら、思い切って断る勇気も必要です。職場だけでなく、家でも同じです。定時に退社しても、家で家事や山積みになっていたら、まるで家に帰って残業しているようなものです。自分だけでこなそうとせず、パートナーに協力を求めたり、部分的に家事代行サービスを利用するのも賢い方法です。そしてほっとできるリラックスタイムを、毎日30分でもつくりましょう。出典:『 発想美人のススメ―ストレスを大きくする人、小さくする人 』大美賀直子著 P128~129よりそうはいってもやっぱり頼るのは難しい…と思うなら、「助けてほしくて頼る」のではなく、「相手を信頼している証として頼る」と考えると、ハードルが下がるかもしれません。仕事もプライベートも充実したいなら、心と体が健やかであることがベースです。頑張りすぎず、適度に自分を甘やかしてあげながら、心身のコンディションを整えてくださいね。
2015年08月04日博報堂こそだて家族研究所は、0~12歳の子どもをもつ20~40代の既婚男性1,079名を対象に、子育てに関する調査を実施した。調査期間は3月7日~8日。父親も子育てに積極的に参加することが当たり前だと思うか尋ねたところ、29.9%が「非常に当てはまる」、51.6%が「やや当てはまる」と回答しており、合わせると8割以上が子育てに積極的であることがわかった。また、子育てに積極的な父親は「仕事を通して自分の能力や可能性を広げたい」という回答率も高く、仕事への能力開発意欲も高いようだ。男性でも仕事と育児の両立は必要だと思うか聞くと、「そう思う」「ややそう思う」が80.0%だった。一方「誰でも努力次第で仕事と育児は両立できると思うか」という問いに対しては「そう思う」「ややそう思う」が45.4%で、半数以下に留まっている。男性が仕事と育児を両立するために必要なことを尋ねると、「パパの意識改革」が58.0%で最も高かった。以下、「職場の理解」(53.1%)、「職場の仕組みや制度」(44.9%)と続いている。子育てに対する職場の理解度について聞くと、「入学式や運動会などの行事」「授業参観日」「子供の看病」のために仕事を休むことは、比較的職場の理解が得られやすいという結果が出た。一方、「職場に子供を連れて行く」「子供の送迎のために早退」などは、理解が得づらいと感じていることがわかった。自身の仕事と子どものイベントやアクシデントが重なったとき、どちらを優先するか尋ねたところ、優先するという比率が多かったものは「運動会」「入園(学)式や卒業式」「発熱など子供の病気」だった。仕事を優先するという回答が半数を超えたものは「節分などの季節行事」「PTA活動」「ハロウィーン」となっている。
2015年06月08日『これで解決。働くママが必ず悩む36のこと』(毛利優子著、日本実業出版社)は、3児の母でありながら会社員として活躍し、仕事と育児の両立支援サイト「働くママプラス」をも成功させた著者が、働くママが直面する壁を乗り越えるための術を紹介した書籍。妊娠・出産から復帰後の働き方、子育てとキャリアアップの両立、主婦・ママとしての仕事など、さまざまな角度から悩みを解決しています。きょうは仕事に焦点を当てた第3章「仕事をスムーズに進めるために」に焦点を当ててみましょう。◼︎1:自分の視野を広げて仕事の流れを把握する仕事と家庭を両立させる際の大きな問題が、スケジュール管理。子どもが小さいころは、突発的な休みや早退が増えてしまいがち。親の参加が必要な行事もあります。そこで、限られた時間のなかで、スケジュールどおりに仕事を進めるためには、1日単位で目の前の仕事をこなすのではなく、俯瞰的に仕事の流れを把握することが大切。◼︎2:締め切りとは別に自分的な締め切りをつくるまずは1ヶ月のスケジュールをチェックし、どうしても外せない優先順位の高いものをスケジュールに書き込む。そして次は、自分のなかの締め切りをつくっていく。たとえば締め切りが25日なら、自分のなかの締め切りは23日にしておくなど。なお日付だけで考えると、休日や祝日を見落としてしまうことがあるので、カレンダーを見ながらスケジュールを立てることがポイント。◼︎3:仕事と家庭のスケジュール管理を一元化する1ヶ月のスケジュールを記入する際、プライベートのスケジュール(保育園や学校の行事など)も同時に書き込んでおくといいそうです。「仕事のスケジュールは会社のシステムで利用しているカレンダーで」「家庭のことは手帳で」と、バラバラに管理している人もいるはず。しかしスケジュールはひとつにまとめて管理しておくことが重要。でないと、子どもが熱を出して急にお休みすることになったときなどに仕事のスケジュールが把握できず、引き継ぎが的確にできないなどの問題が出てくるからです。なおスケジュール管理に際し、著者は夫婦で家庭のスケジュールを共有できるオンラインカレンダーの利用を勧めています。メンバーごとに色分けできるので、どの予定が誰にものかすぐにわかって便利。予定が加わるたびにそれぞれが書き込めば、カレンダーをチェックするだけですべてを把握できるわけです。今回はスケジュールに焦点を当ててご紹介しましたが、これらは働くママのみならず、独身のOLにも応用できそうですね。(文/印南敦史)【参考】※毛利優子(2015)『これで解決。働くママが必ず悩む36のこと』日本実業出版社
2015年05月01日人材育成プロデューサーである著者が、高感度と効率を両立させるための習慣とコツを解説した書籍が、『仕事ができて、なぜか愛される女の8つの習慣』(藤井美保代著、SBクリエイティブ)一部を除けば、多くの女性の仕事は事務職やアシスタント的な役割で、サポート業務に就いている方が大半。相手ありきで仕事をしなければならないため、効率だけを重視してもうまくいかず、人間関係が潤滑でなければ仕事がしづらくなるもの。そのため、気配りや、気持ちよく仕事を進めるための工夫が求められるわけです。Part2「仕事に向き合う姿勢」から、いくつかを引き出してみたいと思います。◼︎1:小さなことを大切にして信頼される小さな頼まれごとをうっかり忘れてしまうのは、「たいしたことではない」と心のどこかで思っているからかもしれない。著者はそう指摘しています。しかし、自分の目から見て優先順位が低かったとしても、相手にとっては大事な約束。だから約束が果たされればうれしく感じ、逆なら裏切られた気持ちになるはず。大大きな仕事にしっかり取り組むのは当たり前。しかし、大したことではないと思える仕事にどう対応するかというところに、その人の本質が見えてくるといいます。◼︎2:どんなに忙しくても笑顔を忘れない著者が出会ってきた「仕事のできる女性」は、いつも笑顔で、余裕のある雰囲気を漂わせていたという点において共通していたといいます。相手の話に笑顔で耳を傾け、自分のこともオープンに話し、仕事ができるだけでなく、そこにいるだけで場が明るくなるような、愛される女性たちだということ。余裕が感じられる人には、まわりの人も声をかけたくなるもの。いつも笑顔でいることで“プラスのスパイラル”が生まれているということ。そして笑顔でいられる人は、気持ちの切り替えが上手。実際には忙しくてもマイナスの感情を棚上げし、顔には出さず、自分をご機嫌な状態に保つ方法を知っている。とはいえ、「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と自分を追い込むとイライラしてしまいがち。そんなときは、自分なりの気分転換の方法をみつけるといいそうです。コツさえつかめば、それが周囲からの印象をアップさせることに。◼︎3:自分の仕事のポイントを押さえる真面目な人ほど、頼まれた仕事を完璧に仕上げようとするもの。ところが、細部にこだわればこだわるほど余計な時間がかかり、逆に上司からの信頼を失うことに。追い詰められるまでなんの相談もせず、仕事を抱え込んでしまう部下には、安心して仕事を任せられなくて当然です。だからこそ、最初に上司に見せるのは6割程度の完成度でかまわないそうです。その段階ならNGが出たとしても、やりなおす時間は充分にあるもの。上司のアドバイスを受けて軌道修正しつつ、残り4割の完成を目指せばいいわけです。6割くらいでパッと持ってくる人は、ポイントをきちんと押さえられる人。完璧を目指すことより大切なのは、キモの部分を押さえられるかどうかだということです。他にも“あり方” “タイムマネジメント” “心の整理” “コミュニケーション” “人間関係” “自分磨き” “一歩踏み出す勇気”と、あらゆる角度から自分を高めるためのメソッドが解説されています。仕事の悩みを抱えている人にとっては、大きな力になることでしょう。(文/印南敦史)【参考】※藤井美保代(2015)『仕事ができて、なぜか愛される女の8つの習慣』SBクリエイティブ
2015年04月24日新年度から子どもを保育園に預け、仕事復帰するママも多いことでしょう。そして、仕事復帰にあたり、おそらく誰もがこのテーマで悩んだはずです「育児・家事と仕事の両立をどうするか」――。そんな皆さんに最初に言っておきます。「両立しようと思わないでください。」こう言うと、「え、両立しなきゃ生活が成り立たなくない?」と、多くの人が疑問に感じるかもしれません。しかし、実際問題、「育児、家事、仕事、どれも完璧にしよう!」というのはほぼ不可能です。このような姿勢ですべてに臨むと、ママ自身が壊れてしまう場合がとても多く、かえって危険です。では、どのように育児、家事、仕事の3つに向き合ったらよいのでしょうか?■すべてを完璧にするのではなく、バランスを見て、足りないところを補えればOK! ママだって人間ですから、何かに向けて注げるエネルギーは限られていますし、感情や気持ち、体調に左右されることも多いです。育休明けの初仕事は、久々に満員電車に乗って仕事に向かうことから始まります。その瞬間を「待ってました!」と喜び、初日からフルスロットルで仕事のできる、本当のスーパーマンも中にはいますが、多くのママは仕事のペースや感覚を戻すのに必死なはず。最初のうちはそれだけで1日の大半のエネルギーを使ってしまうことでしょう。そして退社後も、疲れ果てた心と体で保育園にお迎え→買い物→夕食づくり→夕食→お風呂→寝かしつけとノンストップで動くことになります。「早く食べなさい」「早く寝て」と、自分の気持ちを子どもに押し付けるような小言を言ってしまうことだって、少なくないはずです。でも、それでいいのです。育休明けのママはまず、そんな自分を受け入れてください。そして、「明日は子どもに『早く食べなさい!』と、できるだけ言わないようにしよう」と思って明日を迎えればいいのです。私自身ワーキングママで、夜な夜なパソコンに向かって仕事をすることも多く、仕事が立て込むと気持ちに余裕がなくなって、子どもに向き合うのがついおろそかになることもありました。しかも、そうなると決まって子どもは体調を崩すのです。そして、自己嫌悪と反省をし、「翌週は子ども中心で生活しよう」と思う――この繰り返しでした。家事もそうです。仕事で忙しく、時間がなければ惣菜や外食などで済ますのもアリです。そこで、「今週は、ほとんど惣菜や外食で済ますことが多かったから、週末は子どもと一緒に食事作りを頑張ろう!」「来週は手作りの夕食を1日でも多くしよう」と思って実行すればよいのです。今日できなくても、明日やればよい。今週できなかったなら、来週やればよい。長いスパンで見て、トータルでバランスがとれていれば、それでOK。「バランスを見て補う」とはそういうことなのです。■余裕があれば、効率よく家事をこなすワーママの時短テクニックを真似しようとはいっても、ワーキングママの中には、効率よく家事をこなして子どもとの時間を極力取る、という器用な人もいます。そうした人はたとえば、1週間分の夕食を時間がある週末に作って冷凍しておいたり、朝ごはんを作る時に、夕食の仕込みも一緒にしたり、という工夫をしています。ほかにも、インターネットの時短メニューのレシピをストックしておいたり、宅配業者の時短メニューセットを上手に活用したりするママもいます。お掃除ロボや食洗機を導入し、できる限り家事のストレスを失くした!という声もありました。■周りに頼れる人がいるのなら大いに頼りましょう! ワーキングママの中では、社会復帰を考えて自分や夫の両親の家のそばに住む、という選択をする人も増えています。これも立派なワーママの知恵。おじいちゃんやおばあちゃんに頼ることのできる幸せな環境であれば、大いに頼ればよいのです。子どもの急病など、緊急時のお迎えはおじいちゃんおばあちゃんが!というケースも増えていますし、どうしても時間がない時は実家でごはんを済ませる、というママもいます。また、ご主人にも頼って、家事は分担するのも大切なこと。外国では、ワーキングシェア(=ワークシェアリング。1人当たりの労働時間を短縮して仕事を分かち合い、雇用人数を増やすという考え方)という概念が進んでいるため、家事や育児も夫婦でシェア、という考えが当たり前になってきています。まずはご主人に簡単にやってもらえそうな家事からお願いし、少しずつお願いすることを増やしていくとよいでしょう。■育児と家事をしながら仕事をするにはどうすればよいか、自分に合った方法を見つけよう育児と家事をしながら仕事をするにはどのような工夫をすればよいか、そして、どの方法なら自分にとって負担なくこなせそうかを何パターンかシミュレーションし、試してみて、最終的に自分に合ったパターンを見つけていってください。そして、時々自分の気持ちが今どこに向いているのか? 育児、家事、仕事のバランスを見た時に足りない部分はないかを確認し、あればそこを補う。無理してどれも完璧にしようとはせず、まずは、この方法を実践してみてくださいね。
2015年04月01日ぱど人と街研究所はこのほど、東京・神奈川・埼玉・千葉在住の20~70代の主婦656名を対象に実施した、「家事も仕事も子育てもばっちりこなしそうな芸能人」に関する調査結果を発表した。調査期間は2014年12月19日~26日。○仕事も家庭もパーフェクトな女性芸能人1位に「北斗晶」「家事も仕事も子育てもばっちりこなしそうな女性芸能人は?」と質問したところ、「北斗晶」が断トツの1位に。ブログで料理や子育ての記事を見て、「ちゃんと朝食を作っている」「子供と仲がいい」と評価され、主婦たちの支持が集中する結果となった。また、家族や家事に関するテレビ番組への出演が多く、家庭的な"肝っ玉母ちゃん"のイメージを持たれていることが伺えた。以下、2位「松嶋菜々子」、3位「江角マキコ」と続き、いずれも仕事と家庭との両立をしっかりとこなしていそうなイメージがあるとのことだった。同様に「主夫」についても聞いた結果、1位は「つるの剛士」で、「子煩悩そう」「イクメン代表」といったコメントが目立った。2位は、テレビ番組の料理コーナーに出演している「速見もこみち」。3位には「料理が得意そう」「器用そう」といったイメージから「向井理」が選ばれる結果となった。○家事・仕事・子育てを参考にしている芸能人は?次に、「家事」「仕事」「子育て」という各項目に分けて、それぞれ参考にしている芸能人について尋ねたところ、「家事」については「松居一代」が1位に。"マツイ棒"でお掃除上手のイメージが強く、すぐに真似できる具体的なテクニックを参考にしている人が多いよう。以下、2位「北斗晶」、3位「小倉優子」が選ばれ、いずれも料理の評判が高かった。さらに「家事を手伝ってもらいたい芸能人」についても尋ねた結果、「松居一代」、「北斗晶」、「ギャル曽根」がTOP3となった。続いて「仕事」編。1位に輝いたのは、アナウンサーの「水卜麻美」だった。いつも笑顔の彼女の姿勢を参考にしているとのこと。以下2位「米倉涼子さ、3位「綾瀬はるか」がランクインとなり、仕事への取り組み方や姿勢を参考にしているという人が目立った。ちなみに、一緒に仕事をしてみたい芸能人には、「福士蒼汰」、「綾瀬はるか」、「西島秀俊」が選ばれている。最後は「子育て」編。1位は「北斗晶」が選ばれ、「叱ることはちゃんと叱り、褒めるところは褒めてのばし、子供とちゃんと向き合っているところが良い」とのこと。次いで2位「辻希美」、3位「くわばたりえ(クワバタオハラ)」と続き、TOP3は子供への愛情を感じるようなブログが人気の芸能人が並んだ。また、育児の相談をするなら、「北斗晶」、「尾木直樹(尾木ママ)」、「関根勤」とのこと。「優しく厳しい意見をくれそう」というコメントが多く、厳しい意見も受け止めようという、子育てに熱心な主婦たちの姿勢が垣間見える結果となった。
2015年02月25日子育てと仕事の両立、想像するだけでも難しいですよね。でも実際、働きながらイキイキとしているワーキングママが多いのも事実。また、様々なワーキングスタイルの中でも、一番縛りが厳しいのが、会社勤めする「サラリーマンママ」です。略して「リーママ」。広義には「働いてお金を稼いでいるママ」のことを指します。博報堂では、「リーママプロジェクト」と称し、博報堂の社内ママメンバーが中心となって、働くママの力を社会に還元し、未来の幸せにつなげたいというプロジェクトが始動しています。『リーママたちへ 働くママを元気にする30のコトバ』という本も出版されています。もがき苦しくても「大丈夫、なんとかなる」企業で働くママたちは、どこか後ろめたい気持ちを持って働いています。16時に退社する時のまわりの目の冷たさ。子どもが熱で急遽休みをとるときの嫌な雰囲気。有休をとっているのに、自宅で結局大量の電話とメール対応……。もがき苦しみながらも「せっかくここまでがんばってきたんだから、もう少しがんばってみよう」と力を振り絞っているんです。そんなママたち自身の心の支えが「大丈夫、なんとかなる」です。ほかにも、リーママたちを励ます「糧ことば」をたくさん紹介します。まだ独身のアラサー女子にも、糧になる言葉がいっぱいです。働くすべての女性に共通する「糧ことば」「今が一番大変な時だから。これ以上辛い時は来ないから」仕事と子育ての両立は、初日が一番大変。でも、だんだん慣れてくるもの。絶対に子どもは成長します。「もっとダメでいい」できないことを並べるよりも、少ないけれどできることをきちんとやればいいのです。「月に一回、自分のための有休をとる」病気看病または病気療養のための有休は、休みじゃない。月に一度の有休で、美容院、ネイル、買い物、リラクゼーションなど、思いっきり自分のための日をつくって、リフレッシュしましょう。「諦めるは、明らめる」優先順位をつけて、本当にやりたいことや、やらなければならないことに絞るからこそ、見えてくることもあります。きっと賢い選択をしているはずです。幸せは自分が決めるもの大人の女性としての幸せと充実。それは、経済的余裕が少しばかりあることと、社会のため、会社の同僚のため、家族のために少しでも役に立てたと思えること。そして、それらを自ら進んで行っていると胸を張って言えることが、自分の成長につながり、未来を築いていく力になります。自分の未来を他人に預けるのではなく、自分の手で握るということ。誰のためでもない、自分のためにこそ働く。自分の意思で選んだ道だからこそ、後悔はない。働くママのイキイキ感も、そんな自主性から生まれてくるように思います。仕事と子育てを両立しているママたちは存在するのですから、今から諦めなくても大丈夫です。「糧ことば」を手に、明日はもっとイキイキとして働きましょう。
2015年02月23日子育てしながら仕事をしているママは、今ではたくさんいます。仕事と育児を両立しながら頑張っているものの、子育て経験のない職場仲間には、なかなか両立の大変さを理解してもらえないこともあるはず。しかしそこで「子育てしているから優遇されて当たり前」「子どもがいないんだから、それくらい代わりにやって当然」などと、偏った考え方を持っていると、職場仲間から反感を買うことになってしまうでしょう。今回は、子育てで時短勤務や早退、休暇が増えても、職場の人たちと良好な関係を築くために必要なノウハウをピックアップしてみました。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(1)子どもがいることを言い訳にしない何よりも大切なのは、仕事は仕事、家庭は家庭と、割り切った考え方をすることです。「子どもがいるから、新しい業務の担当はできない」「育児中だから大変な仕事はこなせない」などと、子育てを理由にして仕事で楽をしようとする考えは捨てなければいけません。「何かと子どもがいることを言い訳にしている」と陰口を叩かれないように気を付けて、勤務中は仕事に集中できる環境と意志を持っておきましょう。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(2)万が一、休暇・早退をするときは低姿勢で子どもが急に熱を出した時、体調不良で園や学校を休んでいる時は、ママも子どもに合わせて、早退をしたり休みを取ったりしなければいけません。そういう時には、必ず低姿勢を心がけておきましょう。「子どもの具合が悪いんだから、休暇や早退して当たり前」と言わんばかりの言動をとってしまうと、その後の人間関係に大きな亀裂が生じてしまうおそれがありますよ。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(3)感謝の言葉、お礼を伝える自分が休んでいる間、早く帰宅した後にも、仕事はどんどん進んでいます。フォローをしてくれている職場仲間には感謝の言葉を伝えたり、時にはお礼をしたりして、敬意を払うことを忘れてはいけません。「この企画が通ったのは●●さんのおかげです!」などと、相手を立てて会話をすることで、良好な関係を築いていきやすくなりますよ。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(4)できることがあればするという旨を伝える「私にできることがあれば、何でも言ってくださいね」「できる限り努力します!」と誠意を見せることで、両立しようと頑張ろうとしている姿をアピールすることができます。仕事から逃れようとする人よりも、はるかに好印象を与えることができるので、無理のない範囲で仕事に取り組めるようにしておきましょう! 子育てに限らず、急に休みを取る必要にかられる場面は、きっと出てきます。そんな時、職場の人間関係をうまく築いていられれば、大変なときに周りからのサポートを受けることができるはずです。そのためにも、日頃から職場仲間との関係づくりを大事にしておいてくださいね。そして、いつかあなたが仲間のサポートをする番になった時には、これまでの感謝も込めて、精一杯サポートしてあげてください。
2015年01月21日少し前、このTVCMが話題になりました。仕事と子育てを両立するママたちにとっては共感を得たものの、これから子供を産もうと思う女性にとっては「子育てと仕事の両立は無理かな」と不安を感じさせたそう。「少子化を増幅させる」という大きな視点での問題定義も……。あなたはこのCM、どう捉えましたか?パパたちに見せてしまった私はこのCMをあえてSNSでシェアしました。すると予想以上に反響が大きかったのです。それも、子育て中のパパたちからの反響が多数。「たしかに授乳など、女性にしかできないことはある。でも、それ以外はそんなにない」「夜中の3時間おきにミルクを作ってあげたり、おむつを変えることは父親でもできる」「家の中のことを分断するのが当たり前だ」「女の人は育児がしたくないわけじゃない。それを当然と思ってる旦那に腹が立っているんだろう」「パパの存在が見えないのが寂しい。もっと頼ってほしい」などの嬉しい声をたくさんいただきました。「子育て=母親のもの」の終焉 子育ては母親がするもの、という時代は終わりました。その証拠に一部の企業では、男性の育児休暇を奨励しています。事実、過去、私の上司だった課長クラスの方も1ヶ月の育児休暇を取得しておられました。彼がマネージメントしていた人数は40名以上。彼が育休を取ったため、40人をマネージメントする人間が1ヶ月もいなかったのです。ところが、会社の仕事は問題なく進んでいました。あなたの仕事と子育ての両立を楽にする技 優秀な人ほど「自分がいないと大変なことになるんじゃないか」と思いがちですが、そうではありません。誰かが必ずあなたの業務を保管してくれるようになっている、それが会社という組織です。ですから、育児に専念するときは仕事の事はおもいっきり忘れてOK。むしろ、そういうライフスタイルがこれからの働き方のロールモデルとなるのです。あなたがそのロールモデルになる一歩を踏み出してはどうでしょうか。「仕事もしっかり、子育てもしっかり」それを実現可能にする方法をご紹介します。あなたが不在でも、どこに何があるか分かるデスクに1つ目は、あなたがいなくても、どこに何がおいてあり、今その仕事がどうなっているのかをみんなに共有しておくこと。例えば、デスクの上に現在の仕事を案件ごとにまとめて、付箋などに名前づけしてファイリングしておく。名刺入れも机の上に出しておく。こうすることで、もし子供に突然のトラブルが起きて会社を退出しなくてはならなくなっても、誰かが助けてくれます。「今は子育てが優先」をはっきり言う2つ目は、自分のスタンスを公言すること。「私は今、子育てに専念したいので毎日4時には帰ります。でも、子育てが落ち着いたら比重を仕事にシフトします」そう名言しておけば、まわりも理解してくれるでしょう。時期をきちんと明確にすることも大事。夫との役割分担は分かりやすく設定 3つ目は、役割分担を夫と決めること。例えば、毎週月曜と木曜は旦那さんが子供の送り迎えをする。それ以外は自分がやる。そうやって日付で役割を決めることで、しっかり分業できます。頼れるママ友をたくさん持とう4つ目は、まわりに頼れる環境を作っておくこと。例えば、いざというとき頼れるように、近所のママたちと仲良くしておく。近所のママが困ったときは自分が助ける代わりに、自分が困ったときは助けてもらう。このサイクルがうまく回れば、双方にメリットが生まれます。ホームパーティーなど開いて、ママ友たちともっと頼り&頼られる関係をつくりましょう。 すでに、仕事と子育ての両立は実現可能な時代が始まっています。ここでご紹介した知恵さえ身につければ、子育てと仕事の両立はもっとラクで楽しくなりますよ。さあ、あなたも一歩を踏み出しましょう。
2015年01月14日