ananフェムケア連載「Femcare File」今回のテーマは「育休を、どう考える?」です。子育てと仕事の両立は、やっぱり難しいの?もうすぐ2歳になる娘さんのママであるわたなべ麻衣さんが、育児休業取得の経験を持つ古坂大魔王さんと考えます。日本の育休取得率の推移【1996年度】男性…0.12% 女性…49.1%【2010年度】男性…1.38% 女性…83.7%【2021年度】男性…13.97% 女性…85.1%働く女性が増え、女性の育休取得率は大幅にアップ。一方で、男性は昔に比べて増えたとはいえ、まだ15%に満たない。共働きでも、女性だけが育休を取得している家庭が多いのが現実。※厚生労働省「令和3年度雇用均等基本調査」わたなべ麻衣:古坂さんは、2020年に2人目のお子さんが生まれた時に育休を取ったんですよね。育休を取ろうと思ったきっかけは?古坂大魔王:その2年前に上の子が生まれた時、ピコ太郎と一緒に仕事で海外を飛び回っていたりして、全然家にいられなくて。実家にも頼れなくて、奥さんはワンオペだったから、かなりつらそうで…。だから、2人目の時はきちんと育休を取って育児や家事に専念しようと、その時に思ったんだ。それに、下の子が生まれる少し前、小泉進次郎さんが育休を取ったんだよね。賛否両論があったけど、話題になった時点で、僕はすごく意義のあることだと思った。麻衣:女性は子供が生まれたら生活が激変するのに、男性は何も生活が変わらない人がたくさんいるのが現実。だから、男性側から発信するって、とても意味があることですよね。育休はどれぐらい取ったんですか?古坂:完全に休んだのは2週間。その後は、保育園が休みの土日にはできるだけ仕事を入れないようにして、子供の面倒を見るって奥さんと話し合った。仕事が減るかもって思うと、正直怖かったけど、決断できたのは、ある程度仕事の基盤が出来上がっていたから。若い時だったら、なかなか決断できなかったと思う。麻衣:置かれている立場によって育休が取れるかどうかが変わるって、やるせない話ですよね。でも、現実には、育休を取りづらい人もいると思う。「同僚が育休取ると、しわ寄せが来て迷惑」みたいな意見もネット上で見かけたりするから…。古坂:きっと「子供はその家庭の所有物なんだから、他に迷惑をかけないで自分たちで何とかしてよ」っていう発想なんだよね。でも、子供は家庭の所有物じゃなくて、社会全体の財産だと僕は思うよ。昔は、親族や近所の人がみんなで子供の面倒を見ていたわけでしょ。だから父親と母親だけで頑張らないといけない時点で現代の育児には無理がある。9人必要な野球チームを2人だけで回しているような状態なんだよ。それを行政も会社も知ってほしいな。麻衣:あと、女性の産後の心身の体調についても理解が広がってほしいですね。私は、産後2か月くらいから少しずつ仕事を再開したんですが、本当は半年ぐらいは完全に休もうと思っていたんですよ。でも、子供と一緒にいられて嬉しいはずなのに、心が沈んじゃうことが続いて…。今思うと軽い産後うつのような感じだったんだと思います。それで早めに復帰したら、仕事で人に会うことでリフレッシュできたし、娘にも穏やかな気持ちで向き合えるように。古坂さんは、育休中はどんな形で育児に関わっていたんですか?古坂:奥さんが上の子の面倒を見て、僕が下の子のミルク、オムツ替え、沐浴、寝かしつけとお世話に専念していた感じ。二人で手分けしても大変なのに、ワンオペなんて絶対に無理だって痛感したよ。JOYくんは育休は取ったの?麻衣:取る予定はなかったんですけど、出産した時がちょうどコロナの自粛期間で、仕事がお休みになって家にいたんです。だから産後数か月の大変な時期を協力して乗り切ることができた。その経験は大きいですね。ケンカしても、あの時二人で試行錯誤した思い出が“ストッパー”になって踏みとどまれる。でもコロナがなかったらどうなっていたのか…。どうすれば、もっと育休が取りやすくなるんでしょうね。古坂:育休を取ると出世するとか、会社からお金が出るみたいな仕組みを作らないと。「仕事を休んでいた間、育児という貴重な経験を積み、それは会社のメリットになる」という価値観になれば、育休も取りやすくなると思う。JOYくんも、今も育児を積極的にやっているでしょ?麻衣:はい。でも、JOYくんがインスタで「今日は麻衣ちゃんが仕事なので、娘と二人で公園に来ました」とか投稿したりすると、みんな「えらいね」って褒めてくれるんですよ。ありがたい半面、正直モヤッともして…。私はJOYくん以上に育児をやっていても、誰からも褒められない(笑)。“レアなこと”だから褒められるわけで、男性が育児をするのも当たり前っていう風潮になればいいのになぁ。古坂:「女性はすぐ家庭の愚痴を言う」とか揶揄する人がいるけど、これって性別の問題じゃなく、関わっている割合が多いから愚痴が出るだけの話。男性が真剣に育児をやれば、愚痴を言いたい気持ちだって分かるはず。僕は、こうして育児の取材を受けているけど、奥さんの10分の1くらいしかやれてないと思うし。麻衣:それを認識しているだけでもすごいですよ!育児や家事の全体量を把握しているのは、やっぱり育休を取っていたからなんでしょうね。古坂:そうだね。たとえ短期間でも育休を取って真剣に育児に関わることでその後の育児との向き合い方は変わってくる。そう考えると育休は、男女関係なく、どうやって家庭を運営していくのか夫婦で考える大切な時間なんだと思うよ。こさか・だいまおう1973年生まれ、青森県出身。お笑い芸人やクリエイターの他、「ピコ太郎」のプロデューサーとしても活躍。2018年に長女、’20年に次女が誕生。子育て情報番組『すくすく子育て』(NHK Eテレ)のMCも務めている。わたなべ・まい1989年生まれ、広島県出身。2019年にタレントのJOYさんと結婚、翌年10月に第一子となる長女を出産。キュートなキャラクターが支持され、モデルやタレントとして幅広く活躍中。※『anan』2022年10月12日号より。写真・水野昭子スタイリスト・塚本隆文(古坂さん)ヘア&メイク・megu(麻衣さん)取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2022年10月08日働く女性が増え、産前産後休業や育児休業をとる女性も多くいます。私もその1人でしたが、育児と仕事の両立には家事や育児を手伝ってくれる存在が必要なのだと心底思いました。そんな私の体験談をご紹介します。復職して大変だった時期1人目の妊娠・出産を経て育児休業をとっていた私は、子どもが1歳3カ月のときに保育園へ預けて職場復帰しました。子どもの体調不良で急に休むことを想定して、専任の事務から引き継ぎのいらない現場作業へ部署を替えてもらい、働く時間も短縮しての復帰。当然ながら給料も半人前です。 一番大変だったのは、家事をこなすことでした。仕事で疲れていても大急ぎで子どもをお迎えに行き、家につけば息つく間もなく夕食づくりです。 家事も育児も全部ひとり保育園に行けば、砂場遊びやお絵かきで汚れた洗濯物が毎日何着も出ます。帰り時間や天気を考えて室内に洗濯を干す作業も、乾いた洗濯物をたたむ作業も夜遅くになりました。 私の要領が悪いせいもありますが、お皿洗いや保育園の持ち物の準備、連絡帳の記入なども子どもを寝かしつけたあとにおこなわなければならず、毎日が寝不足で目がまわるような状態。ようやく家事が終わったころにはホッとして、自然と涙が出てくることがよくありました。 私は離職の道を選んだ家の近くに住む両親に頼ることができる、パパの帰りが早くて家事や育児の分担ができるなど無理なく働けるならよかったのですが、わが家はそうでなかったうえに、2人目ができたときを想像すると「こんな生活では無理がありすぎる……」と感じました。そして、復職から2年で離職し、保育園をやめて幼稚園に変更しました。 ただ、保育園での集団生活は子どもの成長にもつながり、何より本人が楽しそうだったので保育園に通わせたこと自体は今も後悔していません。 復職する前は、周りの友人たちがしていることだから自分にもできるものだと漠然と思っていました。家庭の状況によっては働くことが難しい場合もある、それぞれの家庭にあった選択をすることが大切だと感じました。 イラスト/sawawa著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女2児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。監修者・著者:助産師 松田玲子
2022年09月20日酷暑も過ぎ、9月になりましたね。子どもたちの夏休み期間が無事に終わり、新学期の慌ただしさも落ち着き、今ようやくホッとしている方も少なくないのでは。(何を隠そう、私もそのひとり…)日々、仕事をしながら育児にも全力投球な私ですが、毎年これくらいの時期になってくると疲れがたまってきて、精神的にもへばってきてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか?ここ最近よく、「育児と仕事を両立させるコツは?」なんて質問もいただくので、今日はそのテーマで書いてみたいと思います!そもそも両立させようなんて考えない!「両立のコツは?」と聞かれたら、まず答えるのが「そもそも両立させようと思いすぎないこと!」です。よく考えてみると、「両立」なんて甘っちょろい言葉では済まされなくないですか?「家事」「育児」「仕事」の3つのタイヤをほぼ同時にフル回転させながら、それでいて次第に年齢を感じるようになってきた自分の身体のことも大切にしなければならない、という状況はもはや曲芸!と思っています。曲芸はよほどの鍛錬をつまないと、楽にできるものではありません。最初から全部うまくやろうとするから、苦しい。それはここ数年で嫌というほど学びました。「ワークライフバランス」なんておしゃれな言葉もありますが、24時間365日バランスを意識しながら生き続けること自体がとても息苦しいです。もちろん自分の中に理想はありますが、それを追いすぎない諦めも肝心。今は仕事が忙しい時期だから、家事は適当でいいや、とか。子どもが熱を出しているから、仕事は多少こぼしても仕方ないよね、とか、その時々で臨機応変に自分に都合よく解釈していくのが一番ラクです。もちろん、そのためにはある程度のメンタルの強さというか、自分の中の軸を持つことも大切。私は家庭も仕事もどちらも大好きで大切ですが、どちらかを選べと言われたら、家庭、なかでも子どものことが一番大切だ、としっかり自分の中で順位を決めています。子どもを守るためには、何を犠牲にしても、誰に何を言われてもいいんだ、という母としての強い覚悟をベースに、日々メンタルを鍛えながら仕事をしている感じです。子どもは親の背中を見て育つ先日、夫との口喧嘩の果てに、色々と自分の中で決壊して、久しぶりにうわ~んと泣いたことがありました。恥ずかしながら、息子の前でもメソメソと「ママはもうこれ以上頑張れない」と愚痴を言ってしまったのですが、そのときに息子が「そうじきかけたりとか?ごはんつくったりとか?おしごと?」と聞いてきて、あぁよく見ているんだなぁと思わされました。例え理想通りにうまくやれなくて自分としては凹んでいたとしても、それ以上に「一生懸命頑張っている」という事実、その姿を息子はちゃんと見ているということです。毎日毎日手探りで必死で生きていますが、あれやこれやと奮闘する私の背中を見てこの子が育っていくなら、無駄なことなんて一つもないのかもしれません。自分を甘やかすためにうまくお金をつかうこれはもともと私が一番苦手としていることの一つなのですが、自分のために適切にお金を使うことは、実はとても大切なことです。ついつい自分のことは後回しにしてしまいがちですが、やっぱりママとはいえ自分も一人の人間。無償の愛で家族に尽くすだけでは、心も体も疲れてしまいます。どうしたら自分が楽になるか?をよく見極めながら、時には大胆に自分を甘やかす投資をすれば、それはきっと日々の生活の糧となって返ってきます。私は今年、はじめてハウスクリーニングを利用してみました!ずっと見て見ぬふりをしていた水回りの汚れなどがピカピカになるにつれ、自分の心も軽くなっていくのが分かりました。安くはないサービスですが、結果的にはとてもコスパが良かったなと思っています。定期的に利用するのはまだ私にはハードルが高く感じますが、まずは一歩踏み出したことで、今後も何かあれば頼ればいいや、という気持ちになれたのも大きいです。自分にご褒美を買ったり、美容品をグレードアップしてみたり、ちょっとずつ「自分甘やかし上手」になっていきたいです。喉元過ぎれば熱さを忘れる復職を迷っている方や不安を感じている方からもよくメッセージをもらいますが、私からのアドバイスとしてはまず飛び込んでみる!それできつかったり、無理が生じたら、別の道を考えれば良いと思います。幼児を育てながら仕事をする数年は確かに楽ではありませんが、長い人生あとから考えれば、ほんの少しの期間です。喉元過ぎれば熱さを忘れるといいますが、いまの私は2,3年前のきつさをもう忘れていたりもするから不思議です。きっと大丈夫、その時々で一生懸命地に足をつけて歩いていれば、自ずと自分なりの素敵な道ができます。私もますます頑張りますし、皆さんの奮闘も全力で応援しています!あわせて読みたい🌈いざというときに慌てない!子連れの防災対策を考える
2022年09月10日■前回のあらすじ英二は昇進の打診を受けたことを妻の梨歩に告げる。収入が増えるのは嬉しいが、家事育児の分担は今まで通り変えないと梨歩に宣言され…。 >>1話目を見る 自分は家事も育児も妻と一緒に頑張ってきたつもりでした。子どもが初めてハイハイしたり、歩いたり、言葉をしゃべったり…。もちろんできれば見たいと思うけれど、見れないこともある。そう割り切っていたのですが、妻からすると「それは育児を他人事と考えている」と怒られてしまい…。次回に続く(全10話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ まりお
2022年09月08日パパが育休を取得することで、ママの負担が減ったり家族の絆が深まったりとメリットは大きいですよね。しかし実際に育休を取得している男性は現在12%ほどで、少しずつ増加はしているものの決して高い数字ではありません。周囲に育休を取得している人がいないため、男性の育休に関する情報が少ないと感じているパパも多いようです。不安や葛藤がありながらも半年間の育休を取得を経験し、「男性も育休をとるべき」と語るパパ社員に男性育休について詳しく話を聞きました。【育休取得パパのプロフィール】開発部エンジニア2022年1月に長男が生まれる育休復帰後、ままのてアプリの開発に携わる育休取得のきっかけや不安・葛藤育休を取得しようと思ったきっかけなぜ育休を取ろうと思ったんですか?元々、妻と妊娠中から育休が取れるなら取りたいねという話をしていました。出産後に妻がひとりで育児をするのは大変ですし、ワンオペで育児をするのはつらいという話を周囲の女性からよく聞いていたこともきっかけのひとつですね。妻と出産予定日の5ヶ月ほど前から育休が取れるのかどうかを調べて、その後、出産予定日の3ヶ月ほど前に職場の上長に相談しました。すると最大半年間の育休が取得できるということがわかったので、まずは半年間の育休取得を検討しました。半年間の育休が取得できるとわかり、奥様もきっと嬉しかったでしょうね。それはもう本当に良かったという感じでした。半年も取れるとは思っていなかったようでちょっと驚いていましたが、本当に嬉しそうにしていました。育休中も「育休を取ってくれて良かった」と言ってくれましたね。育休を取っていなかったら育児が大変すぎてどう乗り切るか想像ができないと感じる場面もありました。仕事や収入に対する不安・葛藤半年間の育休を取得すると決めたとき、仕事や金銭面に対する不安や葛藤はありましたか?半年も仕事をしなかったら、仕事のやり方を忘れてしまうんじゃないかという不安がありました。技術的なことが必要な仕事なので、業務内容を忘れてしまったら復職したときに会社に迷惑をかけてしまうのではという心配もありました。不安な気持ちがある反面、育休中にまとまって机に向かう時間はなくても隙間時間に単語帳アプリなどを活用して資格の勉強や、新しい技術を暗記しようと考えていましたね。スキルアップの時間を確保することで育休の半年間は乗り越えようという気持ちに切り替えました。毎日単語帳アプリを消化することをノルマとしていましたが毎日続けることは難しかったですね。やっぱり育児に追われて勉強に集中できない日もありました(笑)。金銭的な面では、育児休業給付金が出ることはわかっていましたので大きな不安はありませんでした。給付金と貯金でなんとかいけそうかなという感じでしたね。育休取得に対する会社からの反応は?育休取得を希望する際に、会社から嫌がられたり出世にひびいたりしないか気になるパパが多いようです。実際に会社はどんな反応でしたか?育休を取ると伝えたときに僕が担当していた業務は、僕ともうひとりのふたり体制でした。僕が抜けるとひとりになってしまうので心配でした。その後、育休取得までにさらに人員不足が起こってしまい、あらためて育休に入って大丈夫か上長に話したところ「絶対に大丈夫だから、どうにかするから。安心して育休を取ってください」と言ってもらい、背中を押してもらいました。僕が半年間抜けても大丈夫なように、体制を整える準備期間もありました。会社のバックアップが大きかったのはとても感謝しています。育休取得前に夫婦で話し合ったこと育休が取得できることが決まった後、夫婦でどんな準備や話し合いをしましたか?赤ちゃんの月齢によってどんな生活になりそうかとか、買っておいたほうが良さそうなものや育児関連の情報を調べました。その中で事前に対策を考えたものもありました。たとえば、赤ちゃんは最初の数ヶ月は夜も2〜3時間ごとに起きることを知り、パパ・ママがふたりとも2〜3時間ごとに起きるのは多分しんどいよね…ということで、夜間はシフト制を組もうという話になりました。妻が19時〜3時まで寝て、僕が3時〜11時ぐらいまで寝るというシフトを組むことで、とりあえずお互い8時間の睡眠を確保していましたね。これは育休を取らなければできなかったことです。8時間の睡眠が確保できるのは身体的にもかなり大きいですね。そのほかに、事前に決めておいて良かったと感じていることはありますか?できるだけ家事の負担は減らしたいと話していたので、お役立ち家電に頼ることを決めていました。たとえば、お皿洗いは食洗機に全部任せるとか、掃除はお掃除ロボットに任せるとか、乾燥機能までついている洗濯機にするなどです。人手は夫婦ふたりしかいないので、任せられる家事は全て家電に任せるという方針を話し合っておいて良かったです。家電は出産前に揃えておくことを視野に入れていましたね。事前に準備しておいても良かったと思う、役立ったおすすめの育児グッズがあれば教えてください。赤ちゃんが生まれてからですが、哺乳瓶が挟み込めるクッションを買いました。クッションを置いておくと哺乳瓶が斜めに固定できるというもので、赤ちゃんの哺乳の際に役立ちました。首がすわるまでは上手に飲めてはいなかったですが、生後6ヶ月くらいになるととても上手に飲めるようになって、これは単純に人手がひとり増えた感覚でしたね(笑)。もちろんクッションを使っているときは目の届くところで使用していますが、このクッションを使ってミルクをあげながらおむつのゴミを片付けたり、簡単な洗い物ができたりします。少し疲れたときも一緒に横になりながら哺乳でき、我が家では重宝しています。このインタビューは2022年8月時点のものです。パパが育休を取得してみた vol.2はこちら育休を取得したパパのおすすめグッズはこちらパパモードもOK!ままのてアプリ「ままのて」アプリには、パパ向けに赤ちゃんの週数や月齢にあったメッセージが届くパパモードもあります。妊娠記録や育児日記など新機能も充実し、より毎日のココロと身体に向き合えるようになりました。医師監修のQ&Aや体験談が豊富なので、「プレママ・ママ・パパにぴったりのアプリ」と好評です。赤ちゃんに出会える日を楽しみにしながら、ママの体調変化や赤ちゃんへのメッセージ、妊婦健診などの大切な予定をままのてアプリに記録してみませんか。
2022年09月05日スポーツウェアアイテムを普段着として取り入れるアスレジャーはもはや定番スタイルの一つに。アウターから小物までデザイン性と機能性を両立した注目アイテムを集めました!ポケットに描かれた英字がアクセントに。フードや裾にドローコードのついたアノラック。絞ると違う表情が楽しめる。カジュアルなスタイルはもちろん、ワンピースなどに合わせてテイストの妙を味わうのもよさそう。¥46,200(シー/エスストア TEL:03・6432・2358)ボリュームフーディー×レギンスの絶妙バランス。フィット感と伸縮性を両立したレギンスははき心地のよさが魅力。レギンス¥18,700(ラコステ/ラコステお客様センター TEL:0120・37・0202)フーディー¥9,790Tシャツ¥3,080(共にゴート/ヤギ TEL:03・3667・4888)ポシェット¥6,600(アークテリクス )UPF50+の紫外線カット素材を採用。通気性のよさと軽さを備えた、ポリエステル製のバケツ型ハット。ラミネート加工されたつばは型崩れせず、コンパクトに圧縮できる。¥6,600(アークテリクス)トレイル用に作られたパワフルなスニーカー。ポップなカラーリングのスニーカーは、過酷な自然の中での歩行にも対応できる、高いホールド力や安定性を追求。ゴアテックスを採用し、水や湿気にも強い。¥18,700(サロモン/サロモン コールセンター TEL:03・6631・0837)※『anan』2022年8月31日号より。写真・多田 寛スタイリスト・髙品逸実ヘア&メイク・飯嶋恵太(mod’s hair)モデル・Julianne(Luuna management)文・重信 綾(by anan編集部)
2022年08月24日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回は、こむぎさんが旦那さんに「育児と仕事どっちが大変?」と聞いたときのお話です。 よく話題になるあの質問! 夫に聞いてみると…? 「仕事と育児どっちが大変か?」 よく言われる、この質問。 両方を経験した夫はなんと答えるのかな?と思い、育休を終えるときに聞いてみました。 すると、「そもそもなんで比べるの?」との答えが。 確かに! と驚きながらも、比べる必要なんてないんだと気付かされました。 比べることで、「そっちのほうが大変じゃない」と言われた方は嫌な思いをするはず。 無意味な比較はやめて、人の大変さを理解できるようになりたいな……。そう気付かされた出来事でした。著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年08月17日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日娘が生まれたあとも、仕事と自分にしか興味がなく育児を他人事のように思っている夫。妻は、家族に関心がなく、育児も家事も妻がやって当然だと思っている夫に期待することを諦めた。夫はその後も、妻や娘に心無い対応を続けている。毎晩数時間おきにミルクをあげたり、おむつ替えをして、寝不足つづきの妻が、さらに一人で娘のお世話も家事もする……それが当たり前だと思っている夫。 休みの日、昼すぎに起きてきた夫は「寝すぎじゃない?」という妻の言葉に、 「だって俺、平日は働いてるし、仕事の疲れ取りたいじゃん」 と答えた。 妻は娘が生まれてからずっと、どれだけ疲れていても、朝まで眠ったことなんてない。それなのに、夫はさらにヒドイ言葉を続けて……!? 「家事と育児だけでしょ?」驚愕の発言が! 私は娘が生まれてから夜中に何度も起きる生活をしている……そう訴える妻に、 「でもさー、家事と育児だけで、日中は昼寝もしてるんでしょ?」 「まったく寝てないわけでもないじゃん?」 「対人関係のストレスがないから、疲れの程度が違うっていうか」 妻は「家事と育児だけしか」していないから、俺より疲れていない。 赤ちゃんのワンオペ育児がどれだけ大変か、わかってもいない。主婦を軽視する発言に呆れ果て、言葉も出なくて……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年07月04日2022年6月29日、小池百合子東京都知事が育児休業の愛称を『育業』と発表しました。これまで『育休』の略称で知られていた育児休業。しかし、「仕事を休む」というイメージがつきまとうこともあり、後ろめたいイメージを一新するのが狙いだといいます。小池百合子東京都知事「大事な仕事である育児に取り組むとマインドチェンジ」今回の育児休業の愛称は、同日、都庁で開催された『育休取得応援サミット』で発表されたもの。産経ニュースでは、小池都知事のコメントも伝えています。小池氏は「育児のために仕事を休むのではなく、大事な仕事である育児に取り組むとマインドチェンジを進める。女性だけでなく男性にも、職場の業務と同じように育業してほしい」と述べた。産経ニュースーより引用ひと昔前に比べると、育児休業を導入する企業も増え、略称である『育休』の言葉を聞く機会も増えました。一方で、育児休業を申請した結果、「同じ会社で働く人たちからの風当たりが冷たくなった」「却下された」など、ネガティブな声を聞くことも。まだまだ、育児休業が社会に定着しているとはいえないのが、実情です。現在、子育て中の人、今後申請予定の人、そうでなくとも、同じ会社で働く人が育児休業中の人など、多くの人にとって関わりがある『育休』改め『育業』。『育業』という愛称決定は多くの人の注目を集め、さまざまな声が寄せられました。・意識改革は大切。いい方向に進んでくれるいいな。・わざわざ愛称を決定しないと変わらない世の中な時点で、どうかと思うけどな…。・どんなことでも、誰もが育児休業を取得しやすくなるのであれば賛成です。育児休業をとりまく現状が変わるのかは、結局は私たち一人ひとりの意識次第です。意識を変え、実際に行動に移さなければ、何も変わりません。しかし、愛称の変更が、そのきっかけになるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年06月29日ママたちの間でもよく話題になる「ワンオペ育児」。夫は仕事が忙しく不在がち、両親も遠方にいて頼れない。育児も家事も仕事も全部ひとりで抱え込んでいっぱいいっぱいになってしまう……。何を隠そう私もそのひとりでした。そんな私の経験から、ワンオペ育児を乗り切るコツを皆さんに紹介したいと思います。 「疲れたら家事を休んでもいい」と思う私にとって、一番悩ましいのが毎日の食事作りだったのですが、ワンオペ育児が始まったころは、毎日食事を作ることに必死で、子どもとの食事を楽しむ余裕もありませんでした。金曜日の夜にくたくたになりながらキッチンに立ち、せっかく作ったのに食べてくれない子どもにイライラしたこともあります。なんとなく「子どもには手作りのごはんを食べさせなくちゃ」という思い込みがあり、それが結局は自分を苦しめていました。 でも、ただでさえ毎日いっぱいいっぱいのワンオペ育児、家事にまで完璧を求めなくてもいいと思い始めました。疲れているときはスーパーで出来合いのお惣菜を買ってもいいし、ファミレスなどで外食をしてもいい。どうしても手作りにこだわるなら、野菜などの食材がカット済みの料理キットを活用してもいいなと思考が変わっていきました。「疲れたら手抜きをしてもOK」くらいの心構えでいるのが、ワンオペ育児に苦しまないコツの1つだと思います。 ワンオペ育児において重要なのは、ママが頑張りすぎないことだと痛感。家電など使えるものは使って、たまには手も抜いて、いつでも子どもと笑顔で向き合っていられるようにしていきたいです。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2022年06月20日仕事と育児の両立のため、娘さんを保育園に預けることにした和田さん。ホッとしたのも束の間、祖母からのまさかの発言にグサッときて……。以前託児所を探したことを描きましたが、その後も折りを見て、娘を週2〜3日預かってくれるところがないか、問い合わせたり見学に行ったりしていました。すると、わりと近所の保育園で一時保育をやっているところが見つかり、お願いすることになったのですが……。 まさかの祖母の発言! こういう時代錯誤な考え方があるのはわかっていましたが、いざ自分の娘が「かわいそう」と言われると、私が悪いことをしているようで、イヤ〜な気持ちになりました。私にとっても娘にとっても初めてのことで、迷いや不安もあったので、余計です。 そうは言っても、仕事と育児の両立はすでに限界。祖母のことは無視して、せっせと入園準備をすすめました。 一時保育とはいえ、ほかの園児と同じ物が必要でした。お昼寝用のふとん、それを入れるバッグ、袋類や食器を揃え、洋服や下着にひたすら名前を書き続け……。入園準備って大変なんだな、と実感しました。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年05月26日仕事をしながら3人の子育てをしていますが、家事と育児と仕事の両立は答えの出ない永遠のテーマのようなもの。そんな私が自分なりに決めている、「これだけは守ろう!」と思っていることを3つご紹介します。味噌汁は必ず作る仕事が忙しいときは、どうしてもお惣菜や冷凍食品に頼ってしまうこともしばしば……。たとえお惣菜や冷凍食品で済ませたとしても、味噌汁だけは必ず作るようにしています。 具材はその時々で違いますが、必ず3種類は入れています。そうすることで、子どもたちに必ず“母の味”を感じてもらうこともできるし、栄養面でもプラスになり、自分の罪悪感も軽減されます。 ながら掃除をする週に最低1回は必ず掃除の時間をつくっていますが、幼い子どもが数人いるとそれでは間に合わないほど汚れたり散らかったりします……。 そのため、お風呂に入ったついでにちょっと床を掃除、ごはんを作るついでにちょっとシンクを掃除と、“ながら掃除”を心がけています。 掃除も片付けもためないことが肝心なので、散らかった物はその日のうちに必ず片付け、定期的に不用品は処分します。他にも、休みの日に子どもたちに「雑巾がけ競争だー!」と促し、掃除を手伝ってもらうこともあります。 休日はパソコンを開かない自宅で仕事をしているため、パソコンを開けばすぐに仕事ができる状況ですし、実際は休日も仕事がたまっている場合もあります。しかし、子どもたちがいるとパソコンを開いても邪魔をされるか、もしくは子どもたちをほったらかしにするかのどちらかです。 いずれにせよお互いにストレスが溜まるのは当然の結果なので、どんなに仕事がたまっていても休日の日中はパソコンは開きません。スマホでも仕事のやりとりはしません。子どもたちとの“今”の時間を大切にしようと心がけています。その分、子どもたちが寝てから仕事をすることはあります。 仕事・育児・家事の両立のコツは?などとよく聞かれたり、話題になったりしますが、そんなものは存在しない!と私は思っています。あるとすれば、自分のなかでいかに折り合いをつけ、いかに子どもたちやパパにも納得してもらうか。今も試行錯誤しながらの毎日です。 監修/助産師REIKOイラスト/manami.koiso 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2022年04月25日あなたの周りには、仕事と妊娠の両立に困難を感じている人はいませんか?仕事と妊娠を両立するためには、どうしても周りの人の協力が必要になりますよね。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、念願の妊娠を果たしたのに職場で壮絶な体験をした女性のエピソードをご紹介します。妊活1年で念願の妊娠! 職場に伝えるも上司は複雑な表情に…彩花さん(仮名・当時33歳女性)は、妊活を初めて1年が経った頃に念願の妊娠が判明。仕事も順調かつ多忙な時期ではありましたが、ずっと子どもが欲しかった彩花さんは迷わずに、まずは仕事よりも自分の体を労わろうと決め、引継ぎのことなどを含め妊娠5週目の段階でそのことを上司に報告しました。「ところが、ですよ。予想外の展開が待ち受けていたんです。私の当時の上司は女性だったのですが、その場では“おめでとう”と言ってくれたものの、顔はこわばったまま。まったく気持ちがこもっていない“おめでとう”だったので驚きました。さらに、それだけでなく妊娠を告げた途端に、その上司の私への態度がどんどんキツくなっていったんです」つわりで苦しむなか、仕事量は増加。限界まで耐えたけれど…その後、彩花さんはつわりが苦しくなり、上司に「休みたい」と伝える日も増えてきたそうです。しかし、その度に上司からため息をつかれたり、イヤミを言われるようになってしまったとのこと。さらにタイミングが悪く、妊娠を報告したのと同時期に同じ部署の人が辞めたこともあり、彩花さんの仕事量はグッと増加。もともと責任感が強い彩花さんは、つわりで辛い状況でも「仕事だけはしっかりやらないと」と頑張っていたそうです。そのため、なんとか仕事をこなしていましたが、その結果、大きなストレスを抱え、彩花さんの体はだんだんと不調を感じるようになっていきました。「出産後もキャリアをしっかりと積んでいきたいと考えていたので、妊娠が仕事に影響するのは避けたいという気持ちもありました。上司からの評価というよりも自分自身の責任として、任された仕事はきちんとやりたいという思いが強かったんです。だけど、ヤル気はあっても体が追いついていきませんでした。職場がもう少し私の妊娠に理解があれば状況は違ったのかもしれませんが、上司は私のことを気にかけるどころか仕事を押しつけてくるような人だったので…。精神的にも孤独で、ひたすら一人で頑張っている感じでしたね」夫はもともと寡黙な人で、仕事の愚痴なども聞きたがらないタイプだったことから、彩花さんは職場での愚痴を家庭にも持ち込めず、結局すべて一人で抱えてしまったそうです。女性の妊娠や出産・育児に理解があり協力的な職場もあれば、その一方で十分なサポートをしてくれない職場もあるようです。そのため、彩花さんのように念願の妊娠が判明して嬉しかったのも束の間、妊娠に対して職場からの十分な理解を得られず、過酷な状況で働かざるおえなくなる人も少なくないのかもしれません。©Panupong Piewkleng/gettyimages©warodom changyencham/gettyimages文・並木まき
2022年04月16日子どもが生まれてから、仕事プラス家事、育児の毎日。育児は思うようにいかないことが多く、どうしても余裕がなくなることがあります。そうなると子どもに対して笑えなくなる自分がいました。とくに、家事をしているときに泣かれるとイライラしてしまいます。そんな生活はどうにかしないと、と思っていたのですが……。はっとした出来事子どもを生んでから、子どものためにいろいろしてあげたいと思っていました。しかし、子どもが求めていることは、母親である私が笑顔でいることだと気づく出来事がありました。 それはある日、子どもが本当にくだらないことを言ってきたので、私が爆笑してしまったときのことです。私の反応をみた子どもがさらに爆笑したのです。私は、久しぶりにこの子のこんな笑顔を見たとうれしくなったのと同時に、はっとしました。子どもが求めているのは、おもちゃを買うことより、好きなお菓子を食べることより、母親の楽しそうな姿なのだと気づいたのです。それからは、もっと自分が楽しんでいる姿を見せたいと思うようになりました。そして、余裕がないと笑えないので、自分の生活スタイルを見直すことにしたのです。 現代の便利な家電に頼る育児を減らすことは難しいですが、家事の負担を軽減することはできました。例えば洗濯を干すのが苦痛だった私は、乾燥機付きの洗濯機を購入することに。すると、かなりの時短になりました。今まで洗濯物を干すときも「ママー!」と泣きついて来ることが何度もあり、その度に中断したり、泣いている子どもを放置して洗濯物を干したりすることがストレスで、イライラして余裕がなくなる自分がいました。思い切って乾燥機付きの洗濯機を購入したことで、干す手間がなくなった分、子どもとゆっくり過ごすことができています。 たまには即席のお味噌汁にするうちの子はお味噌汁などの汁物が大好きです。そのため、子どもより早く起きて朝ご飯を作ることが私の理想です。しかし、朝、私が起きると子どもも絶対に目を覚ましてしまいます。そして朝は機嫌が悪く、起きるとずっと抱っこを求めてくるので朝ご飯を作ることができません。 どうしても朝ごはんにお味噌汁を作りたくてモヤモヤしていた私。割り切って即席のお味噌汁を出すようにすれば、お湯を沸かせばよいだけと気づきました。手作りしたいと思ってましたが作るのが難しければ、市販のできているものに頼ろうという発想になったのです。 お風呂がどうしても無理なときは…お風呂があまり好きではないイヤイヤ期真っただ中の子ども。お風呂場に連れて行くだけでもひと苦労です。さらに、体、髪の毛を洗ってお湯に浸からせ、お風呂から出たら濡れた体を拭いて服を着せるというのは本当に大変で毎日ヘトヘト。 そんなとき助産師さんと話す機会があり、このことを相談しました。すると、その方は、「毎日お風呂できれいにするのは基本ではあるけれど、子どもが嫌がってどうしても大変なときは、お風呂に浸かるだけでも大丈夫。無理して体を洗わなくてもお風呂に浸かることで汚れも大抵落ちるから。」と言ってくれました。もちろんできるだけ毎日洗うようにしていますが、難しいときは無理に洗わなくていいや、と思えるようになったことで、私の気持ちに余裕ができました。その結果、お風呂がそこまで苦痛に感じなくなったのです。 子どもが小さいと1つ1つのお世話が本当に大変で、毎日繰り返すことなので、疲れてしまい、余裕がなくなるとイライラしていました。しかし少しやり方や考え方を変えてみただけで、負担が減るだけでなく、私自身ちょっと気持ちがラクになりました。心にも余裕ができ、子どもと一緒に笑える日が増えてきたので、これからもそんな日が増やせるよう、私なりの省エネ育児を探していきたいと思います。 著者:横山洋子2歳児のアクティブな男の子ママ。ライター、動画編集者として活動中。
2022年04月12日夫に言われて仕事を辞め専業主婦になったものの、家事育児の大変さを、夫は“仕事が大変”で聞こうとしません。煮詰まってしまった妻は「また働きたい! 外に出たい!」と思うようになり、そこから事態は思わぬ方向に進んでいきます。妻の叫びに、読者たちは何を思うのでしょうか。■また働きたい! 自宅での生活はもう限界今回お届けするのは、育児真っ最中の専業主婦・杏奈のエピソード。自分は会社で上司と部下の板挟みで大変だ、毎日終電まで働かされている、専業主婦なんだからそんなことで愚痴るなと取り合わない夫の雄介。いっぱいいっぱいになった杏奈はまた働きたいと、雄介を説得して就活を開始。すると運良く契約社員に採用され、幼稚園の午後の預かり枠も確保、新しい生活が始まりました。早く会社になじみたいと、2人に誘われたゲームを始めた杏奈。子どもを寝かした後に息抜きがてら雄介の目を盗んでは、塚田課長や一宮主任にゲームの攻略法を聞いたりしていました。ところが、このことが原因で家庭崩壊の危機に…!仕事を終えた杏奈が家に帰ると…「家事と子育ての責任は妻」という考えを崩さない夫、そんな逃げ場のない自宅での生活に限界を感じた杏奈は…一方、会社では、塚田課長や一宮主任とゲームという共通の会話も増え、充実した社会人生活を送っていることに杏奈は満足していました。気づけば、塚田課長を「久美さん」、一宮主任を「美由紀さん」と下の名前で呼ぶほどまでに親密な関係に。そして美由紀が家族の用事を優先することが多くなったため、久美と急接近。二人でランチに行く機会が増えていきました。育児のストレスや家庭のことから目をそらし、久美との会話に逃げるようになった杏奈。そしてついに雄介にバレる日が…!?■夫婦の関係に大きな亀裂が…!プレイパークよりエステを魅力的に思った杏奈は、家族との時間より仕事仲間との時間を優先し、雄介からの誘いを断ってしまいます。明らかに杏奈に気づいていた雄介でしたが、さっと視線をそらして行ってしまいました。ついに溜まっていた感情が爆発してしまった杏奈。そして、「今後のことは考えさせてくれ」と言って部屋から出ていってしまった雄介。いつの頃からかすれ違うようになってしまったこの夫婦の今後はどうなってしまうのでしょうか…。こちらは投稿されたエピソードを元に3月4日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■心が救われた! 似た経験のある読者から共感の声外で働く女性が増えているため、似たような経験をされた方も多いかと思います。まずはそんな感想からご紹介します。・専業主婦だからか、子どもについての悩みを聞いてもらえない寂しさと理解してもらえなくてずっとモヤモヤしていたので、この体験談があるのはとても心強いです。専業主婦になりたかったわけでもない女性の方は多いと思います。妊娠出産を機にお仕事を辞めざるを得なかったり、お休みいただいて気をつかったとり肩身が狭いのに、いちばんそばにいてくれる人から冷たい対応だと悲しいです。この作品には心が救われた気がします。・とてもためになりました。自分も似たような経験をしたことがあるので、悩んでいるのは自分だけじゃないんだなと、励みにもなりました。そして、漫画もとても読みやすくて、絵も大好きです。「心が救われた」「励みになった」この漫画を読んで、そう思ってくれた方がいたのを嬉しく思いました。そして次は、杏奈が仕事に復帰する前に、話し合う必要があったのでは?という意見。・気持ちはわかるけど、家事を疎かにしないという条件で仕事を始めたのならちゃんとやらなきゃだよね。もちろんそんなの無理だから、仕事を始める前に騙し討ちみたいな真似をしないで、お互いに納得が行くまで話し合うべきだったと思うよ。実際、自分が家事をするくらいなら専業主婦でいてくれと思う旦那さんもいるわけだから、大変でも自分の家庭の在り方をきちんと擦り合わせなきゃだよね。たしかに…。子どもがいるなら、なおさら話し合いは必要でしたよね。最後は夫・雄介に対する意見。・その気持ちよくわかるなぁ。もとは無関心なご主人のせいだから、ハメ外していいと思う。・奥さんがゲームとか職場の先輩依存になって家庭を顧みなくなったのはよくないけれど、そもそもがあまりに夫が身勝手な態度だったから。それに夫が気づいたのはよかったけど、なんか上から目線に感じた。それまで奥さんを精神的に追い詰めてたの誰?って。たしかに悪いことしたけど、たった1回嘘ついて遊びに出かけただけ。専業主婦は自由に友達と外出もできないの?・旦那が上の立場で話してるのが納得いかない。ごはんを食べさせるのも躾も奥さん任せ、お迎えだって今回だけだぞ!とか言ってたくせに、休日に久しぶりに遊んだだけでイクメン気取り? 奥さんが仕事して家が散らかったって、お前の家でもあるんだから旦那も片付けろよ。そりゃ、嘘ついて出掛けたりゲームにハマったのは悪かったかもしれないけど、そこまで家庭放置して奥さんを追い込んだのは旦那なのに。この旦那じゃ今後も家事分担は期待できない気がする。夫の無理解が問題なのでは?! という意見も多く寄せられました。気持ちのすれ違いはどの家庭にも起こること。溝が深まる前に、女性が家事や育児をするのは「当たり前」、男性が外で働くのは「当たり前」と思わず、お互いに感謝の気持ちを持てるといいのですが…。▼漫画「理想の結婚生活と現実」
2022年04月02日出産後もタレント・モデルとして活躍する高橋ユウさんに、妊娠・出産・育児でのエピソードをインタビュー。 芸能人・有名人ママのインタビュー連載がスタート!ママたちに人気の芸能人・有名人ママに、妊娠・出産・育児エピソードのリアルを教えてもらいました。 高橋ユウさん(31歳)は、2018年にK-1ファイターの卜部弘嵩さんと結婚。2020年に第一子禅清(ぜんせい)くんを出産し、現在子育て中。旦那さんと一緒にテレビに出演する、仲睦まじい姿も印象的です。 今回は妊娠中大変だったこと、出産後に仕事との両立で悩んだことなどたっぷりお話しを伺いました。 妊娠中に悩まされた「食べづわり」 「夫婦で“子どもがほしいね”と話してから、2カ月くらいですぐに授かりました。妊娠経過は順調でしたが、妊娠3カ月後半から5カ月くらいまで、食べづわりがあったのがつらかったです。食べると元気なんですけど、少しでもおなかがすくと吐き気がしてしまって。 食べづわりのときに体が求めていたのは麺類! ラーメン、パスタ、マカロニグラタンのマカロニとか! とにかく麺が食べたくて仕方ありませんでした(笑)。 妊娠中もお仕事を続けていたんですが、“おなかがすいた”と思ったころには手遅れなので、移動中にパクッと食べられるものを事前に準備していました。でも麺類は太るし持ち歩きにくいので、ドライフルーツを食べて気を紛らわしていましたね。 普段は甘いものが好きなんですけど、その時期は欲しくならなかったです。すっきりするものが無性に食べたくて、パイナップルのドライフルーツをよく食べていました」 出産して、一番変わったのは「自分の性格」!「出産して一番変わったと思うのは、自分の性格だと思います。もともと優柔不断で“気にしい”なんですよ。でも、子どもが生まれてからは、気持ちの切り替えが早くなったような気がします。一番の味方がそばにいてくれるから、自信がつきました。 子どもは私のことをいつも肯定してくれるのに、その子にとってのお母さんを否定したらよくないなって思って。自己肯定感が強くなって、決断力もつきました。生まれて来てくれて良かったです」 赤ちゃんを預けて働くことへの葛藤…でも今は「息子は1歳まで保育園に通っていて、1歳以降はプリスクールに行っています。お仕事で夜遅くなってしまうときは、シッターさんや託児所を使っていろんな方に見ていただいています。 出産後に仕事を始めるとき、“1歳までは一緒にいた方がいいんじゃないか”とか、“赤ちゃんのうちは親が近くにいてあげないとかわいそうかな?”と悩みました」 「でも、お仕事中に息子を預けると子どもは全力でその場を楽しんでいて、会ったときに一回り成長して帰ってくるんですよ。“また人一倍、男気あふれる感じで帰って来た”とか。そういう姿を見ると、親といることだけがすべてじゃないんだなって思えるようになりました。 私自身が子どもと一緒にいたいという気持ちもありつつ、仕事をすることが私のリフレッシュにもなっているので、家に帰ったときに全力で愛情を注げています。今ではバランスも取れて良いことだらけだなって思います」 「子どもの意思」を尊重した子育て「子育てをするうえで、大切にしているのは、“1人の人間として、子どもの意思を尊重すること!” 例えば、息子は踏切が好きなんですけど、大人は踏切の音を“カンカンカン”って表す人が多いじゃないですか。でも、息子は“ダンダンダン”って言うんですよ。その子にとっては、そう聞こえているので、大切な感性を大人の意見で直さないようにしています。 息子自身が感じたものを、そのまま突き進んでいってほしいと思っています」 少しの時間離れた息子に会うたび「子どもがいてよかった」と思う 「仕事終わりに息子と会った瞬間、すべての悩みとか、疲れやイライラが全部取りのぞかれますね! “この子がいれば大丈夫”って思わせてくれるところは、本当に子どもがいて良かったなって思います。 子どもが日々成長して、喜怒哀楽を全力でぶつけてくれるところを見ると、一生懸命生きてるなって嬉しい気持ちになります」 最後に、ママたちへメッセージ「自分がママになってから、“世の中のママたちって、みんなすごく頑張っているんだな”って思いました。ママたちは毎日の育児や家事、お仕事などに疲れて、寝不足だったり、時には子どもを叱りすぎて自己嫌悪に陥るときもあると思います。でも、どんなママでも子どもはしっかりお母さんの愛情を感じながら育っていると思うので、自信を持って自分なりの子育てを貫いてほしいなって思っています」 ◇◇◇ 高橋さん、ありがとうございました! 仕事と子育ての両立はワーママ共通の悩みですよね 。お子さんも、仕事も大切に向き合っているのがひしひしと伝わってきました。 次回は、そんな高橋さんの【育児ルーティン】をご紹介♪ ぜひ、チェックしてくださいね。profile:高橋ユウ1991年1月19日生まれ滋賀県出身。モデル・女優。雑誌専属モデルを経て、ドラマやミュージカルなど女優としても活躍。2018年にK-1ファイターのト部弘嵩選手と結婚。2020年に第一子を出産。現在は、バラエティー番組に多数出演する他、YouTube配信も行う。高橋メアリージュンは実姉。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年03月31日「今のパパの多くは、育児に積極的に関わりたいと思っている」と話すのは、大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生。たしかに昔に比べると、男性の育児参加は当たり前のようになりつつあります。とはいえ、パパの育児に満足しているママばかりではないのも現実……。やりがちなパパのNG育児とその原因を、父親の育児参加のスペシャリストである小崎先生に伺いました。 NG1:子どもとお出かけするとき、いつまでも支度はママ任せ休みの日にパパが子どもとお出かけしてくれるのはうれしいけど、その支度は「ママ、よろしく!」って……。水筒、着替え、おむつ、おやつ、ごみ袋、遊び道具、ハンカチ、ウェットティッシュなど準備はたくさん! お任せできればその間にほかの家事ができるのに、なんでいつまでも自分でやってくれないの? 小崎先生:「パパが外出に必要なものがわからないから支度をママ任せにして、勝手に自分は遊び担当!と決めているのでしょう。 自分が出演したとあるTV番組でのことですが。パパに、近所の公園に行くための支度を一人でやってもらったんです。そしたら、『今から家出するんですか?』くらい大きい荷物を抱えてきてね(笑)。それくらいパパはわかってない。でも育児や家事は、やりながら経験値を積んでいくしかないので、ママはパパに何を用意すればいいか細かく教えてあげてほしい。そしてパパは自分でやってみる。でも、それがどうしても面倒であれば、パパは遊ぶ担当、準備はママ担当と、完全に役割分担として割り切るのも一つの手だと思います」 NG2:家事育児が残っている夜、ソファで寝転ぶ「仕事で疲れた」と、帰宅後、速攻でソファに寝転ぶ夫……。私だっていま、育休中ですが、日中は育児と家事でヘトヘト! 寝かしつけている間に、食器洗いなど残った家事をしておいてくれたらいいのに……。 小崎先生:「パパに問いたいのは、育児は疲れないと思っているんですか、ということですね。日中、パパが仕事をしていたように、ママも家事・育児をしていたんです。授乳したり離乳食を作ったりお昼寝をさせたり、外へ連れていったり、自分の時間が全くないママもいます。そういったことを想像して理解しましょう。残っている家事があれば、一緒に終わらせる。そして全部終わらせてから一緒にソファで寝転びましょう。 だけど、やってほしい家事をパパが察するのは難しいということは、ママにも理解してほしい。だって十中八九、パパは残った家事に気づいてないから(苦笑)。だから、ママから『食器を洗っておいて』『洗濯物を畳んでくれる?』という具体的な指示をパパに伝えて、家事や育児を2人でシェアしましょう」 NG3:寝かしつけ前にハイテンションな遊びをする寝かしつけ前に、テンションの高い遊びをすると興奮して寝かしつけるのが大変に! かわいいわが子と遊びたいのはわかるけど、邪魔をされるとイラっとします。寝かしつけの大変さをわかってほしい……。 小崎先生:「生活リズムや明日の心配より、かわいいわが子を前に『今、遊びたい!』という感覚なのかもしれません。ママとの育児経験値の差が原因でしょう。育児への責任感も少し薄い場合もあるかもしれません。1度、寝かしつけを1から全部パパに任してしまって、寝かしつけという育児の流れ、見通しを持ってもらうといいと思います。 だけど、仕事が終わってやっと子どもに会えてうれしい、子どもと触れ合いたい、遊びたいというパパの気持ちは認めてあげてほしい(笑)。生活のリズムは大切だけど、そのルールにガチガチになるのもしんどいですよね。普段は生活リズムを守ってもらって、金曜日の夜は少しハイテンションな遊びをしてもOKというような、柔軟性のあるルールにすると、ママも気持ち的にラクになると思います」 どうしてこうなっちゃう? パパとママの育児の差「今のパパたちはやる気はあるんです。でも、見えている家事・育児の範囲が狭く、これまで部分的にしか関わっていないから、やっていないことが多い。その間にママはどんどん経験値を積んでいるので、差が開いてしまうのです」 パパとママの意識の差、経験値の差は埋まるのでしょうか。 「ママには経験値の差を理解してもらい、面倒でも、子どもを育てるようにパパを育ててほしいと思います。パパに任せられることが増えれば、ママの負担はラクになります。ママがやったほうが早いし的確なことが多いと思うけど、まだまだ育児は長く続きますよ(笑)。短期的にとらえず、長いスパンで考えてみましょう。育児や家事を細かく伝えて、パパの視野を広げるほうが得策だと思います」 さらに、お互いに「家族を作る」という意識を持つことが大切だと小崎先生は言います。 「育児や家事の共有は大切ですが、すべてを平等に分担するというよりは、なるべくそれぞれの得意なことをやれるように、役割分担やルールを決めていくといいでしょう。そのためには、意識のズレを感じたときに話し合う、言いにくいことも言う、言われても怒ったりしない。そうやって、トラブルがあればその度に話し合って解決することが大切です。お互いに“夫婦になる” “家族を作る”という意識を持ってコミュニケーションをとれるといいですね」 取材・文/早田佳代監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 早田佳代編集プロダクション勤務を経て、フリーの編集・ライターに。不妊治療、妊娠・出産、健康、ダイエットなどの企画を中心に活動中。取材先などで得た情報を、よりわかりやすく伝えることがモットー。
2022年03月28日『実録!ワーママワンオペ奮闘記〜魚田家の育児今昔物語〜』第19話。離婚して金銭的に問題ないことが発覚しても、1人きりで仕事と育児を両立していくのは不安でしかない。一体どうしてこんなことに……。実録!ワーママワンオペ奮闘記〜魚田家の育児今昔物語〜19話「何をするにもずっとひとり…」金銭的なことは置いておいても、やっぱり1人でやっていくのは不安しかない。一体いつからこんなことに……? いつからか、明らかに変化した夫の態度。あんなところ出会ってから見たことがなかった。もし、心の病だったとしたら……。 次回、最後にもう一度、夫に歩み寄ってみるが……。 著者:マンガ家・イラストレーター こっさん
2022年03月27日大人気マンガシリーズ、今回はのりママ(@gibo_episode)さんの投稿をご紹介! 「冷凍食品とか無理だから」第24話です。義父に叱られていた夫の鞄から、キャバ嬢の名刺が出てきました。そんな中、妻には気がかりなことがあって…?キャバクラはいいけど…出典:instagramキャバクラ代は!?出典:instagram明らかに動揺する夫出典:instagram義父が財布を探すと…?出典:instagram会場中の非難が集まり…出典:instagramこれで言い訳できない!出典:instagramここで妻が…?出典:instagramそのまま誕生日会はお開きに出典:instagram家計をキャバクラに使い込んでいた夫。寝る間も惜しんで家事をしていた妻に対して、失礼すぎますね…!!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@gibo_episode)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月23日大人気マンガシリーズ、今回は津島ゆりえ(@yurie_tsushima)さんの投稿をご紹介!「子育ての悩み」です。仕事中の母。すると、色んな人の会話が耳に入って…?仕事中…出典:instagram耳に入ってきたのは…出典:instagramさらに…?出典:instagram今度は何??出典:instagramまたもお受験…!出典:instagram……出典:instagram悩みは尽きないのね…!!出典:instagram学校トラブルからお受験まで、たくさんの悩みがあるんですね。子育てには悩みもつきものだと実感します…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@yurie_tsushima)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月18日最近、仕事の関係で夜勤務が続いている夫。毎日家族のために仕事を頑張ってくれているのは十分理解しています。しんどくて疲れているのはわかるけど……家事、育児は母親だけの仕事!? 私だって休みたいし、疲れています。そんなある日、私は夫に不満を爆発させてしまったのです……。 家のことはすべて私?わが家は小学2年生、年長、年少、生後7カ月児の4人の子どもがいます。家族のために毎日一生懸命夫は仕事を頑張ってくれています。最近は仕事の都合で夜の時間帯の勤務が増え、私や子どもたちとは生活リズムが反対になっています。 そのため子どもたちの学校への送迎やごはんの準備、身の回りのお世話やお風呂などすべて私がしていました。夫が夜勤務になったはじめのころはそれも仕方ないなと思っていましたが、ある日、分担できることもあるのでは?と思うことがいくつか出てきました。 分担できると気付いた日夫の夜勤務。生活リズムが私たちとは反対と言っても、完全に逆転しているわけではありません。私や子どもたちが起床する時間には帰宅し、リビングでくつろいでいる状態です。「おはよう!」と毎日朝のあいさつはかわします。当たり前のように私が朝ごはんを作り、子どもたちの学校の用意やゴミの日には捨てに行き、子どもたちの送迎バスを見送ります。 ある日のこと。「これ、私ひとりで忙しくしているけど、夫も1つくらい手伝ってくれても良いのでは?」と気付き、夫に「もうすぐ子どもたちの送迎バスがくるけど私が見送るの?」「しないといけないことがたくさんあって時間がない」と遠回しに伝えてみました。 遠まわしに言ってみたところ…夫の返事は「うん」、または無言でした。私は夫のように会社勤めはしていませんが、自宅で仕事をしています。夫と比べると融通がきくところも多々ありますが、私も忙しい。半分とは言わないまでも少しは手伝ってくれても良いのでは!?と思い、私の怒りも蓄積されていました。 その後も夫は平日は子どもの送迎などの時間には寝室で寝て、子どもたちが帰宅してひと息ついたころに起床する。週末休みの日には昼過ぎになっても起きてこない日もありました。 私が爆発した日子どもたちが夫を起こそうとしたところ、「休みの日しかゆっくり寝れないから寝かせて」と言ったのを聞き、私は夫に怒りをぶつけてしまいました。「疲れているのはわかる。でも私も疲れるときがある! 私だって思いっきり寝たいときに寝たいし、休めるときに休みたい! なぜ私がすべて何もかもしないといけないの?」と。私の溜まっていた不満を夫が聞き、しばらく気まずい時間が……。 しかし夫は反省したようでそれからはゴミが多いときは手伝ってくれたり、たまに子どもの送迎に行ってくれたり、子どもたちの面倒や家のことを進んでしてくれるようになりました。 ずっと我慢していて言うことができませんでしたが、いつか夫は気付いてくれるだろうと期待をしたり、遠まわしに話をしても、私のストレスが溜まるだけでした。私はこう思っている、とはっきりと気持ちを伝えるのは大切だなと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:中村 望8歳、6歳、3歳、0歳の4人育児中のママ。長年、事務員として勤務していたが出産を機に退職。1人目の育児が少し落ち着いたときに趣味として始めた習い事で、現在では指導者として教室を運営。ママ目線での執筆活動もおこなう。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年02月17日イラストレーターやましたともこさんの脱力系ゆる育児日記第451話/最終話。どんな仕事よりも育児がとても大変だったと感じていたやましたさん。子育てをしているすべての方への応援のラストメッセージです!ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 私は娘たちが赤ちゃんだったころ、毎日こう思っていました。 「られれもひ〜から られら らふうれれ……(※誰でもいいから誰か助けて)」 夫婦2人の赤ちゃんにも関わらず、私の方が毎日あまり眠れず、私の方が自分の仕事を犠牲にして、私の方が一人でもがき苦しんでいる。そう思っていました。 長女が生まれてしばらくの間は、不満があればパピーちゃんにすべて伝えてケンカをしたりもしましたが、途中からはケンカをする余力すらなくなってしまい、私がすべての欲望を捨てれば、私がすべて犠牲になれば、何とか丸く収まるんだと考えるようになりました。実際、この一見ネガティブで不健康な方法で、私の心はまずまず落ち着きました。 今までの人生で味わったことのない、どんな仕事よりも、はるかに大変だった「育児」 なぜ、こんなに大変なことなのに学校では何も教わらないのか、今でも不思議でなりません。その「育児」をしているお母さんたち(ママだけじゃく、パパやおばあちゃんたち育児をしているすべての方!)そのみんなを心の底から尊敬しています。 以前、一緒にお仕事をしたことがあったライターさんから「日記書くみたいな感じで……」と声をかけて頂いてから始まったこの連載。451話の今日でお別れです。 連載が終わっても、娘たちが大きくなっても、わたくしやましたともこは、永遠に育児に奮闘するお母さんたちを応援し続けて行きます。今までありがとうございました。 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2022年02月12日育休明け、育児と両立しながらの仕事で想像以上に疲弊する毎日……。5歳の娘、3歳の息子たち3人分の登園準備にはたくさんの道具、大量の洗い物と地味に大変でした。そこでズボラ母の私がおこなってみた、わが子が整理整頓できるようになったアイデアについてお伝えします。 ひとりで苦しかったことから脱出娘が通うこども園に2歳児クラスから通うようになった息子たち。初めのうちは私が登園準備をしていましたが、3人分の道具の出し入れはなかなかの仕事量でした。エプロンにタオルにコップ、給食セットに着替えも数セット……育休明け仕事を再開したこともあり、ひとりで登園準備をすることもストレスになっていったのです。 夫に相談し準備を覚えてもらうことで日々の負担が減り、私の体調が悪いときも、安心して準備を任せることができました。 きっかけは娘のひと言ある日娘に「ママ、園では自分のことは自分でするんだよ。私のロッカーがあるの」と言われました。たしかに、各々が自分で準備してくれたらラク! 親がやったほうが早いけれど、自立性を養うためにもさせてみることに。 そこで、今まで給食セット、タオルなど種類別に収納していたボックスを、3人それぞれのボックスに変えました。2歳の息子たちは嫌がるかと思いきや、自分のボックスができたことにとても喜んで準備をしてくれたのです。洗濯した物を戻すこともすすんでしてくれるようになったのは、うれしい誤算でした。 応用することでさらにラクに!これはおもちゃ収納にも使えるのでは……と、新たにそれぞれボックスを渡しました。「これは自分の大事な物を入れていい箱、他の人の箱から勝手に取るのもやめようね」とルールを決めおもちゃを整理。 すると、それまであふれかえっていた物も、「箱から出ちゃうからこれはさよならする」「ちょっと箱が散らかってきたから整理しよう」と、自ら整理整頓をするようになりました。特別大事な物を仕分けることで、取り合いの喧嘩や紛失して泣くことも減って一石二鳥! 自分専用ボックスを作ったのは何より私がラクをしたかったからですが、子どもたちは自主性が伸び整理整頓が習慣になりました。まだできないだろう、教えるのが面倒くさい、と思っていた私にきっかけを与えてくれた娘に感謝しています。自分専用ボックスは、わが家にとってとても良いアイデアでした。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:梟 うた5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。
2022年02月03日■前回のあらすじ夫が率先して家事をやってくれたり、娘と積極的にかかわろうと頑張ってくれたおかげで、パパ見知りを克服することができました。■徐々に育児をしなくなっていく夫■私が頑張ろう! と自分に言い聞かせる日々いや、育児しろって言えよ。なんで育児しないのか聞けよ。たったそれだけの話なのですが、それができなかった…!気持ちの未消化の出来事は省略して描いているので、急に私が不安がったり自意識過剰になっていたりイラついていたり感情がコロコロする心理描写ばかりなので、感情移入はしづらいかと思います。そしてこのあたりから、さらに私の情緒不安定さが激しくなっていきます…!次回に続く「パパの育児力アップを目指して」(全13話)は17時更新!
2021年12月16日《【働く女性応援よくばりハンドブック無料配布中!】 働く女性、働くことを考えている女性、育児中の女性、仕事と家庭の両立を希望する女性…すべての女性を応援する小冊子です♪》11月27日、Twitter上でこう呼びかけたのは広島県の公式アカウント。このハンドブックはWEB上からも閲覧でき、その目的は次のように案内されている。《働いている女性,これから働くことを考えている女性,これから育児をスタートする女性,将来仕事と家庭の両立を考えている女性・・・すべての女性の皆様を応援するために,育児・介護休業法,男女雇用機会均等法,パートタイム労働法等の女性労働者に関係する法律や各種支援制度の概要を読みやすく,分かりやすくまとめた冊子です》この冊子を発行するにあたって広島県商工会議所連合会の池田晃治氏は、《「女性の力」が十分に発揮されるためには、働きたい女性がライフステージに応じて働き方を選択できる職場環境の整備や支援体制の充実を図ることが大切》と全力支援を表明。ところが女性が仕事・育児・家庭を両立させることを「よくばり」と表現していることから、Twitter上で物議を醸しているのだ。《働く事はよくばりなの?》《女にだけ仕事と家事育児の両立をさせようなんて欲張りな行政だな》《自分で欲張りっていうならまだしも、何で自治体から働いて子育てして納税までして欲張り呼ばわりされなきゃならないのかね。。》■パパは“周囲の人”と定義さらにワーキングママを「よくばり」と称したことだけでなく、内容にも訝しがる声が上がっている。特に疑問視されているのが、「ワーキングママの心構え同僚・周囲への感謝と配慮を忘れずに!」というページだ。このページで“周囲の人”と定義づけられているのが、同僚・上司・パパ・祖父母。彼らから理解と応援を得るためのコミュニケーション方法が紹介されている。とりわけ議論に上がっているのが、“周囲からこんな風に思われているかも”と想定されたパパの例だ。《「私ばっかり家事と育児をしている」というけど、こっちだって仕事で疲れてるんだよね。夜泣きがうるさくても我慢してるし、多少は手伝っているんだから勘弁してほしいな…》と“パパが思っているかも”と紹介されているのだ。またそれに対するママへのアドバイスは、《ちょっと大げさに感謝すると、パパも感謝してくれます》と記されている。円滑なコミュニケーション方法を紹介したつもりのようだが、その価値観や方法は多くのママからはさほど共感を得られなかったようだ。《ワーキングパパとその雇い主がワーキングママの家事育児にタダ乗りしてるんですよ。「こんな風に思われているかも」なんて罪悪感煽らないでください》《『こっちだって仕事で疲れてる』 『夜泣きがうるさくても我慢してる』 『多少は手伝っている』 『勘弁して』 パパ(子育て当事者)の台詞がNGワードのオンパレードで驚きました ママは気を遣いながら『手伝って』もらって『感謝』しなくちゃいけないらしい…… これを県で出してるのか……残念です》《家事仕事育児を全部母親に押し付けて「よくばり」呼ばわりした上に、「夜泣きを我慢してやってる」「少しは手伝ってやってる」という父親の自覚ゼロの夫に感謝しろとは。広島の女性は何をさせられようとしているんですか?》県を挙げてワーキングママを支援するつもりが、裏目に出てしまったようだ。
2021年11月30日子どもが1歳になって育児休業から時短社員へ仕事復帰をし、子どもも保育園に入園しました。仕事と家事で毎日バタバタ。そして、子どもの体調不良で何日も仕事を休むことがあり、仕事を続けるか辞めるかを毎日考えていました。そんな私がフリーランスになった経緯と、今感じることをお話します。 仕事復帰でクタクタの毎日育児休業後、仕事に復帰してからの私は、体力的にも精神的にもクタクタの毎日が続きました。1日中立ち仕事、帰宅後は家事と子どもの世話をして、夜は子どもを寝かしつけながら気づけば自分も寝てしまうような日々でした。 夫は帰りが遅く、実家も遠いため誰にも頼れない状況。自分の時間は皆無で、家事もきちんとはこなせず、家の中はいつもぐちゃぐちゃでした。 子どもの熱で欠勤が続いて謝る日々保育園に通い始めてから子どもが熱を出すことが多く、私が欠勤しなければいけない日が多々ありました。子どもが熱を出せば、当日の仕事で直接迷惑がかかる人にLINEで謝罪。 その他にも、職場に電話、保育園に連絡、病院を予約し、連れて行ったあとはまた職場に電話をして何日休むかの報告と謝罪。自分がお荷物社員になってしまったような気がして、つらい毎日でした。 仕事を続けるor辞めるべき?私は仕事を続けるか辞めるかを毎日考えていました。私たち夫婦には、「近いうちに2人目の子どもが欲しい」という希望があったため、転職は考えられませんでした。そんななか、私の義妹がフリーランスとして在宅で仕事をしていた姿に驚きました。義妹は自分のペースで仕事をしているため、常に余裕があり、フリーランスになって在宅ワークをするメリットを身近で感じました。 「自分のペースで仕事がしたい。人に迷惑をかけたくない」と考えていた私は、在宅ワークに憧れ、調べるようになりました。そして職場復帰してから4カ月後、仕事をする傍ら在宅ワークを受注して仕事をしてみることにしたのです。 フリーランスになって思うこと約半年間、正社員の仕事と並行してフリーランスの在宅ワークを続けました。在宅ワークを受注したときには、すでに退職を決意していた私。年度末をもって退職しました。フリーランスになってからは自分で仕事量を決められるようになりました。 子どもが熱を出しても、誰かに謝る必要はありません。自分にできる分だけの仕事を受けることで、子どもとの時間・子どもの笑顔が増えました。今では、思い切ってフリーランスへの転向に挑戦してみてよかったなと思う毎日です。 今の仕事を続けるか、専業主婦か。どちらも自分にはできない気がしていました。在宅ワークに憧れて飛び込んだフリーランスという働き方。収入は減ってしまったものの、子どものペースに合わせられる毎日に満足しています。私自身に余裕・笑顔が増えたことで家族にも笑顔が増えました。フリーランスという働き方を選んでよかったと心から感じています。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師REIKO著者:本田 ひな1歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2021年11月23日女性の社会進出が増え、育児や仕事を両立する女性が増えているとはいえ、女性だってパートナーに甘えたいときもあるはず。今回は、男性が思わずキュンとして守ってあげたくなるような女性の仕草をご紹介します。好きな人へのアプローチやデートで試してみてください。■ 特別扱いするような言動「彼女から『〇〇くんって本当に物知り』と言われました。優越感もあるし、相手のことを素直に褒められるのってすごいと思います。『かっこいい』なども、照れちゃうけどすごく嬉しい」(26歳男性/ライター)男性も女性と同じでファッションなどの容姿を褒められたいときもあるのです。恥ずかしがって伝えないのはもったいない!彼女から特別扱いしてもらえることで「相手のことをより特別視するようになる」ということも考えられます。彼のことが大好きということを率先して伝えていきたいですね。■ 驚いた顔「テレビから流れた大きな音にビクッとした彼女に、『大丈夫だよ』と声をかけたら安堵した様子。小動物っぽくてかわいい。いつもしっかりしている女性が、こんな弱気な一面を見せてきたのでドキッとしました」(33歳男性/看護師)笑ったり怖がったり、表情が豊かな女性は、一緒にいて楽しいもの。何を思っているかを表情に出すことで、彼も何を考えているのか分かるので対応しやすいようです。嬉しい、楽しいなどのポジティブな感情は、積極的に言葉にすると彼も喜んでくれるでしょう。■ くっつこうとする「彼女はいつも手を繋ぎたがるし、くっついてきます。『そんなに僕のこと好き?』と思わずニヤニヤしますね。女性ならではの柔らかい肌感を感じることもできるし『こんなに愛されているんだから僕が守らなきゃ』と思い直します」(32歳男性/SE)小さい子を連想させると、男性に「守ってあげたい」と思われやすくなるでしょう。女性にとって「頼られている存在」という自覚は、男性を強くさせます。好きな人には頼られたいのが人間というもの。一緒にいて甘えたくなったら、素直に甘えていいのです。■ 高い場所のものを取ろうとする「身長の低い子が高い場所にあるものを取れずに、ピョンピョン跳ねる姿はお茶目でかわいい。人に頼らないところも、かわいいですよね。こういうときはぜひ甘えてほしい。男も好きな女性のために何かしたいものです」(21歳男性/大学生)女性ならではの、体つきをアピールするのも異性として認識させるコツ。男性より女性のほうが力が弱いですし、体格も差があります。だからこそ、男性にそれを知らしめる発言がいいでしょう。ほかにも「ヒールを履いているから、ちょっと歩く速度を遅くしてほしい」など、彼に頼った様子で投げかけてみるといいかもしれません。■ 少し天然な女性がかわいいのかも女性からしたら理解できないことかもしれませんが、草食系男子であっても好きな女性には「かっこいい」と思われたいものなのです。デートをリードすることで、男性らしさをアピールするのが男性と考えていいでしょう。たまには男性に頼ることで、彼の知らない一面を見ることができるかもしれませんよ。(東城ゆず/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年10月21日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事・育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事・育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉に更にイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間くらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女には離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事・育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物たたみなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年10月18日