建築意匠部品essence(エッセンス)を展開する伊吹物産株式会社(本社:愛知県名古屋市名東区、代表取締役社長:熊崎 晃彦)は、製品Mapの更新に合わせelements Guide参照資料Ver.1を発刊しました。洗面器・手洗器・水栓など様々な組み合わせが楽しめることがessenceの大きな特徴ですが、その反面、組み合わせがわかりにくいとのご意見をいただくこともありました。エレメンツガイドは組み合わせや推奨アイテムなどが一目でわかる便利なessence丸わかりガイドです。elements Guide参照資料Ver.1elements Guide参照資料Ver.1 最新版のessence all products MAP 2023製品一覧表Ver.3と合わせてご活用ください。資料請求はこちらからどうぞ ■ESSENCE(エッセンス)について「暮らしはたのしくあればいい」というモノづくり思考からうまれた、イブキ住設ブランドessence(エッセンス)。暮らしに基づく雑貨の企画から派生し、住宅の水回り空間をより充実させるため給排水部品からカウンターまで発想広げた独自の開発を行っております。日々の暮らしの中で洗面所は、自分を意識しリセットできる家の中でも特別な場所。素材(部品)を選び、好みのユニットを構成可能で、組み合わせは自由自在。個々の暮らしに添う空間つくりを意識した提案を心がけています。ハイバック洗面器Lレクタングル洗面器■essenceの商品紹介ユリカモメ混合水栓 全3色 41,800円(税込)~URL: シングルレバー混合栓 全2色 63,800円(税込)~URL: 手洗器 Sスクエア 全4色 22,000円(税込)URL: 外付給水ユニット定型 全3色 44,000円(税込)~URL: 洗面器ハイバック[立水栓用] 全2色 66,000円(税込)~URL: ■掲載サイト情報スマートフォン専用サイト「月刊スマホ家カタログ。」に水まわりメーカーとして参画中。近年、家づくりはスマートフォンで情報収集することが多いです。Instagramと連動させた「月刊スマホ家カタログ。」はアクセス数・エンゲージメント率ともに非常に高い注目度の高いサイトです。URL: ■伊吹物産について1966年に愛知県名古屋市に雑貨貿易商社として創業。生活雑貨ブランド「MEISTER HAND」(マイスターハンド)、建築設備品ブランド「ESSENCE」(エッセンス)、英国紅茶ブランド「ASHBYS OF LONDON」(アシュビィズ オブ ロンドン)などを手掛け、モノを通じて「暮らし心地を豊かにすること」をコンセプトに事業を展開しています。数多くのヒットシリーズがありますが、直近では耐熱調理器具「グリラー」などグリルの新たな活用方法、そして欧風デザインが支持され、累計27万個超の売上を達成しています。今後は社会ニーズの大きな変化に対応すべく、暮らしという目線において「コト」に繋がる「モノ」の企画開発に取り組んでいきます。■会社概要・商号 : 伊吹物産株式会社・代表者 : 代表取締役社長 熊崎 晃彦・所在地 : 〒465-0025 名古屋市名東区上社4-108・設立 : 1966年9月・資本金 : 22,800,000円・コーポレートサイト: ・ブランドサイト : ・Instagram : 【本サイトに関するお客様からのお問合せ先】伊吹物産株式会社TEL:052-703-4741 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月06日近江トラベル株式会社(所在地:滋賀県彦根市、代表取締役:植田 重弘)は、2022年12月17日(土)OPENのスキー場「グランスノー奥伊吹」までのシャトルバスを運行開始いたします。米原駅・近江長岡駅からグランスノー奥伊吹へ直行の専用シャトルバスは毎日運行し、事前予約制のため定員オーバーもなく、行きも帰りもゆったりとスキー場に移動することができます。グランスノー奥伊吹1■運行スケジュール【往路】米原駅東口発(8:40)→近江長岡駅発(9:05)→グランスノー奥伊吹着(9:35)【復路】グランスノー奥伊吹(17:15)→近江長岡駅(17:45)→米原駅東口着(18:10)■料金大人 :片道1,000円3歳から小学生:片道500円2歳以下 :無料■予約方法[1] Webサイトから ※Webサイトからの予約を推奨しております。※英語表記での対応もしております。[2] 電話から観光庁長官登録旅行業第2072号近江トラベル株式会社 彦根支店TEL:0749-22-8103(予約受付時間:【月~金】10:00~18:00)■近江トラベル株式会社 Webサイト・TwitterWeb Twitter(当日のシャトルバス運行情報) ※土・日・祝・年末年始は休み※2022年12月30日~2023年1月3日は定休日の為、年始の利用をご希望の方は、12月29日までにご予約をお願いします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月15日作家・伊吹有喜の同名小説を原作にした玉山鉄二主演映画『今はちょっと、ついてないだけ』より、特報が解禁された。今回解禁となった特報は、不本意ながら借金を抱え表舞台から姿を消した、玉山鉄二演じる元人気カメラマンの立花が、音尾琢真演じる失職した元テレビマンの宮川、深川麻衣演じる求職中の美容師の瀬戸、そして団長安田演じる落ち目な芸人の会田らとシェアハウスで出会い、“今はちょっと、ついてない”仲間たちと過ごす日々を映し出している。美しい緑の木々に囲まれた北竜湖でのカヌー。心も身体も温まる一杯のコーヒー。共に時間を共有しながら、「今ここにたどり着き、生きている」主人公たち。「ゆっくり、進もうか」と再びカメラを構える立花の気持ちが静かに伝わる特報映像になっている。本作について、柴山健次監督は「この物語は30代半ばから40代の人生模様に絞っている。一通りの体験を経た世代であり、立ち止まってしまう時期であり、振り返ってしまう時期。自分のこれまでが、これからが、正しいなんて言い切れない不安感の中、それでも月日は流れていってしまう。誰もが必死で生きていると知りながらも、自分だけが苦しんでいるんじゃないかと、考えてしまう」と解説する。その上で「様々な人生模様を通して、物語の受け手の私たちにも、同じ思いを見せてくれる。苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと、勇気を与えてくれる物語。がむしゃらに働くことが善しとされ、疲れ果てている世代に、包み込むような愛のある眼差しの映画となる」とコメント。本作はままならない現実を「今はちょっと、ついてないだけ」と受け入れ、重ねる日々に“心が本当に求めるもの”を見出していく、優しい一本になっている。『今はちょっと、ついてないだけ』は4月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:今はちょっと、ついてないだけ 2022年4月8日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開©2022 映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会
2022年02月22日玉山鉄二と深川麻衣が共演し、「雲を紡ぐ」で直木賞にノミネートされた作家・伊吹有喜の「今はちょっと、ついてないだけ」(光文社文庫刊)を映画化、2022年春に公開が決定した。かつてスター・カメラマンだった主人公・立花浩樹を演じるのは、NHK連続テレビドラマ「マッサン」に主演、『ハゲタカ』をはじめ多くのドラマ、映画で活躍する玉山鉄二。人付き合いが下手で、美容サロンをリストラされる美容師を主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』から大河ドラマ「青天を衝け」まで活躍する深川麻衣が務める。がむしゃらに働いて挫折をした人々が集まってきたシェアハウスを舞台に、疲れ果てている世代を包み込むような、やさしい眼差しを持った物語。「今はちょっと、ついてないだけ。そのうちいい運がやってくるよ」本作の監督・脚本は、『流れ星が消えないうちに』『パーフェクトワールド 君といる奇跡』などで注目される気鋭の柴山健次監督。原作の中、主人公にさりげなくかけられた母からの言葉「今はちょっと、ついてないだけ。そのうちいい運がやってくるよ」に心が震えたという柴山監督。「この物語の登場人物たちは人づきあいが下手だったり、時代についていけなかったりと、うまくいかない人生に対して、『どこで判断を誤ってしまったのだろう?』、『自分の望んで来た幸せはこれだったのか?』という思いに苛まれている。しかし、この言葉によって、これまでの時間は肯定され、次の一歩を踏み出す勇気を得ることになるのではないだろうか」と、本作の製作に至る思いをコメントしている。本作は、30代から40代の人生模様を描き、これまで過ごしてきた時間をふり返りながら、「今だからこそ見える風景が、ここにある」と苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと勇気を与えていく。なお、今回併せて到着したイメージボードは、アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』の監督で、本作の柴山健次監督の実兄にあたる柴山智隆が手掛けた。伊吹氏の作品は『四十九日のレシピ』(13)、『ミッドナイト・バス』(17)に続いての映画化。撮影は、千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市の製作協力により、今年9月にスタートする。8月31日(火)までクラウドファンディングにてサポーターを募集中。玉山鉄二・コメント「やれば出来る」、「努力すれば必ず夢はかなう」大人たちに教わったこの言葉で、苦しんだ人達は少なからずいると思います。なぜ「今はちょっと、ついてないだけ」と言ってくれなかったのかと。人生に惰性や楽観を生み出せる事も人間の強さ。今、こういう社会だからこそ、セカンドチャンス、人生の敗者復活戦があっても良いと思います。観ていただいた方々から「少し肩の荷がおりた」と言っていただけるような作品になればと思います。深川麻衣・コメント生きていると、誰しも日々いろいろな出来事に直面すると思います。楽しいことばかりではなく、思わず後ろ向きになってしまうことや、もしもあの時に戻れたら...。という後悔を持つことも。この物語は、過去を見て見ぬふりをしたり、無かったことにして前に進むのではなく、本当の意味で今までの自分を受け入れて、人生を歩んでいく勇気をそっと分けてくれるような、そんなあたたかいお話です。皆さまの人生にそっと寄り添えるような映画になりますように。『今はちょっと、ついてないだけ』は2022年春、全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:今はちょっと、ついてないだけ 2022年春、全国にて順次公開予定©2022 映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会
2021年07月26日綾野剛と星野源のW主演で初動捜査を担当する“機動捜査隊”の刑事たちにスポットを当てる「MIU404」の9話が8月21日放送。綾野さん演じる伊吹と星野さん演じる志摩の“抱擁”と、岡田健史演じる九重の成長に多くの視聴者から反応が寄せられている。警視庁が働き方改革の一環で作ったという設定の架空の機動捜査隊「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」の活躍を描く本作。機動力と運動神経はピカイチの伊吹藍を綾野さんが、常に先回り思考で理性的な刑事の志摩一未を星野さんが演じる。2人を取り巻く人々として女性初の機捜隊長となった桔梗ゆづるに麻生久美子、警察庁刑事局長の息子でキャリアの九重世人に岡田さん、志摩の過去を知るベテラン機捜隊員・陣馬耕平に橋本じゅん。そして薬物売買などで暗躍する謎の男、久住に菅田将暉といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。9話では、桔梗の自宅に盗聴器が仕掛けられた件で、その犯人がエトリと繋がる辰井組の組員だったことが判明。しかも組事務所に虚偽通報事件で逃走中の高校生・成川(鈴鹿央士)が出入りしてたこともわかる。成川を取り逃がしたことに責任を感じていた九重は捜査を志願、陣馬と共に成川を捜し出そうとする。一方、成川は久住の世話になりながらナウチューバ―・REC(渡邊圭祐)に接触、賞金一千万がかけられた羽野麦(黒川智花)の捜索を依頼。成川は麦と接触、連絡先を入手。エトリから麦を呼び出すよう命じられた成川だったが、麦とともに捕らえられ、井戸に沈められてしまう。その頃警察は辰井組関係各所への一斉ガサ入れが決行。伊吹と志摩はエトリの居場所を知る澤部を捕らえ、かつて麦が話していた内容から、麦と成川が沈められた井戸を見つけ出し、麦と成川は救出され、エトリも捕らえられる…というストーリーが展開。麦と成川の救出に成功し抱き合う2人の姿に「伊吹志摩が「間に合わなかった」経験を乗り越えたことに感動」「過去の相棒を救えなかった志摩、恩師を救えなかった伊吹だけど2人だったら間に合ったってのが涙腺崩壊した」「「間に合わせるぞ」って言い切った志摩。「間に合った!」と伊吹が叫び、抱き合うふたり。尊い」などの声が。また伊吹と志摩だけでなく九重に対する「九重くんが成川くんを探して最悪の事態になる前に救えたし、全部聞く!!って言ってたところもたくましく見えた」「伊吹と志摩と一緒に後輩の成長を見てるような気持ち」などというコメントも寄せられている。(笠緒)
2020年08月22日心と体の元気は、美味しいご飯から。今回は、映画を観ている最中から思わずおなかが鳴り、居ても立ってもいられなくなるような美味しいご飯が登場する映画をピックアップ。小泉今日子ら主役級女優の共演で話題の『食べる女』をはじめ、スローライフ&スローフードの元祖的作品から、深夜の小腹を満たす作品まで、心までホッと癒される“美味しい映画”を召し上がれ。『かもめ食堂』おにぎり&シナモンロール、2つの国のソウルフード登場“美味しい映画”の代表格『かもめ食堂』(06)は、群よう子原作の小説を『彼らが本気で編むときは、』『めがね』の荻上直子監督が映画化。北欧フィンランドの首都ヘルシンキにある、日本人女性サチエ(小林聡美)が切り盛りする食堂のメインは、日本のソウルフード・おにぎり。梅・鮭・おかかの3種類のおにぎりに、焼き鮭や豚生姜焼き、とんかつ、から揚げなど、日本人にとってお馴染みの定食と、現地のコーヒータイムに欠かせないプッラ(菓子パン)のシナモンロールなどが登場する。当初のかもめ食堂は、お客といえば、「ガッチャマン」のテーマソングが気になる日本好きな若者トンミが毎日コーヒーを飲みにくるくらい、という閑古鳥が鳴く状態。ある日、サチエが店を手伝っているミドリ(片桐はいり)と焼いたシナモンロールの匂いに、いつも好奇心いっぱいに店を覗いていた現地のおばさま3人が引き寄せられ、その後、少しずつお客が増えていく。同じく食堂を手伝うマサコ(もたいまさこ)は20年も介護をしていた両親を看取り、第2の人生をこの食堂で歩み始めている。毎日、丁寧に続けていくことで、何かが少しずつ変わっていく。そんな彼女たちのフィンランドでの日々が、ゆ~るく、時にユーモアも交えて描かれる。生姜焼きのタレを絡める瞬間のジュワーッという音や、焼き網で鮭をひっくり返したときに滴る脂と立ち上る煙など、食欲をそそる描写が絶妙。また、今作を機に「マリメッコ」や「イッタラ」など北欧雑貨にハマった人も多いはず。実際にロケ地として使用された店舗は閉店したものの、現在は同じ場所にフィンランド語で「かもめ食堂」なるレストランができており、観光スポットの1つとなっている。『映画 深夜食堂』豚汁定食だけじゃない!深夜の胃袋の救世主2009年に放送がスタートし、深夜枠ながら人気を博したTVシリーズを映画化した『深夜食堂』(15)。新宿にある「めしや」は“深夜食堂”と呼ばれ、マスター(小林薫)を取り巻く常連客や、ふらっとやってくる珍客(?)との人情味あふれる会話や微笑ましいやりとりが見もの。メニューには豚汁定食と、ビール、酒、焼酎のみ。マスターは「できるものなら作るよ」という営業方針で、客の要望に応じてタコ足ウインナーや甘い玉子焼き、お茶漬けなど、様々な夜食や酒の肴を出してくれる。ドラマ同様、映画版でも、まずネオン煌めく新宿の街並が映し出され、路地裏の「めしや」へ。マスターが豚バラを炒め、野菜、だし汁を入れて煮込み、味噌を溶く…そんな豚汁作りから幕が開く。映画では「ナポリタン」(というか名古屋名物のイタリアン)、「とろろご飯」、「カレーライス」と3つの人間模様がオムニバス形式で展開。何者かが店に忘れていった骨壷をめぐり、常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くした女性・たまこ(高岡早紀)は店で出会ったサラリーマン(柄本時生)と意気投合。また、無銭飲食をきっかけに、腱鞘炎を起こしたマスターの代わりに店を任されたみちる(多部未華子)は、それまで漫画喫茶に寝泊まりしており、何やら事情がある様子。さらに、2011年の東日本大震災の爪跡も、今作らしい形で描かれていく。世知辛い都会の生活で忘れがちな、素朴な料理と人の心の温かさの癒やし効果は抜群。謎多きマスターはじめ、登場人物たちは愛すべき存在ばかりで、常連客の中には「孤独のグルメ」で知られる松重豊の姿も(ヤクザ役)。ドラマとは異なり、朴訥なおまわりさんに扮するオダギリジョーにも注目だ。「焼肉定食」「焼きうどん」「豚汁定食」からなる映画化第2弾『続・深夜食堂』や、Netflixで世界配信中の「深夜食堂-Tokyo Stories-」もぜひ、ご一緒に。『海街diary』“食べる四姉妹”が愛する味は?綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが四姉妹を演じた是枝裕和監督の『海街diary』(15)は、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて公式上映され、国内でも各映画賞を席巻。納豆や浅漬けが並ぶ朝ご飯に始まり、人気女優たちが飲み食いする姿が印象深い。父の葬儀で出会った異母妹のすずを鎌倉に呼び寄せた日には、もちろん引っ越しそばに天ぷら。お節介だけれど、どこか冷静に四姉妹とその母(大竹しのぶ)を見守る大叔母(樹木希林)は、粒あんとこしあん、両方のおはぎを差し入れる。近所の「海猫食堂」では定番のアジフライもいいが、アジの南蛮漬けも捨てがたい。長女・幸を中心に料理が苦手な母の定番シーフードカレーを作り、チカはすずにおばあちゃんの味のちくわカレーを振る舞う。すずにとって、仙台の生しらす丼も、鎌倉「山猫亭」のしらすトーストも亡き父の思い出の味だ。そして、庭の梅の木から収穫した実でつくる自宅で作る梅酒も、焼酎たっぷりだったり、酸味が強かったりと四者四様。そんな日常の食卓を通じて、それぞれに問題を抱え、どこか心に距離があった四姉妹は、1歩ずつ成長しながら家族になっていく。特に“似た者同士”の幸と母、幸とすずが心を通わせるのに、自家製梅酒がひと役買う。希林さんが「この子に出会ったのがこの映画のポイント」と語ったように、新人賞を総なめにした広瀬すずの瑞々しさも見逃せない。『四十九日のレシピ』喪失から前を向く…人生再生のレシピ近ごろ何かと話題の“義母”が突然亡くなったことで、生きる気力を失った娘・百合子(永作博美)と父・良平(石橋蓮司)が、再び人生の一歩を踏み出す姿を描いた『四十九日のレシピ』(13)。『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』などのタナダユキ監督が伊吹有喜の同名小説を映画化。今作で鍵となるのは、生前に義母が書き残した“暮らしのレシピ”だ。不妊に悩む百合子は、ある日、夫の浮気相手の妊娠を知らされる。さらに母・乙美が亡くなったことで、実家へと舞い戻るが、そこには抜け殻のようになった父の姿が…。そんな父娘に、生前の母が携わっていた更生施設の元生徒・イモ(二階堂ふみ)がバターたっぷりの塩ラーメンを作る。亡き母は、残された家族が毎日をきちんと暮らしていけるよう、料理や掃除などのノウハウを得意のイラストで描き残した「レシピカード」をイモに託していた。しかも、四十九日には呑んで、食べての大宴会を催してほしい、と記されている。実は、義母であった乙美との間に苦い思い出を抱えていた百合子。父との出会いの味・豚まんや、ソースたっぷりのコロッケパン、ちらし寿司など、義母のレシピをふり返るうちに、いままで知ろうとしなかった彼女の人生が豊かに満たされていくことに気づく。ハワイアン・ミュージックの鎮魂歌「アロハオエ」も相まって、懐かしく優しい母の味を思い出す1作。『食べる女』試してみたい!心がホッとする丁寧な家庭料理現在公開中の『食べる女』には、企画・原作・脚本・プロデュースを手掛けた筒井ともみ自身のオリジナルメニューを始め、50点以上の家庭料理が登場する。手間はそれほどかかっていなくても、素材を生かして丁寧に作られた“手抜きをしない”料理を食べながら、仲間と気ままな会話を繰り広げる。そんな女子会は、身も心も温かくなり、明日へのパワーや人生のヒントを与えてくれるもの。序盤から、敦子(小泉今日子)と美冬(鈴木京香)という2人の“お姉さま”に、ドド(沢尻えりか)、多実子(前田敦子)が顔を揃える食事会が催される。「手で食べられるものはなるべく手で」が筒井さんの基本だけに、手づかみで菜の花の昆布〆を食べる前田さんや、岩塩で焼いた手羽先をきれいに食す沢尻さんなど、“美味しい”表情を見せる彼女たちには色気さえ感じる。まさに“食べる女”、ここにありだ。また、料理が苦手なことから夫と別居することになったマチ(シャーロット・ケイト・フォックス)は、ごはんや「道草」を営む美冬と出会う。彼女が初めて「美味しい」という感覚を味わったのは、美冬が振る舞った、ごく普通の絹さやと豆腐のみそ汁だった。一方、サラリーマンのタナベ(ユースケ・サンタマリア)は対照的に、本格的な太刀魚のムニエルやアイナメのしゃぶしゃぶを供して、その繊細な食感や味つけでドドの胃袋をつかんでいく。“何を”、“誰と”食べるのかも重要事項。タナベとドドが体を重ねながら、高級魚の話でさらに気持ちが昂ぶっていくところなどは妙なリアルさがある。食材に四季折々の旬があり、メニューも多種多様に広がるように、いろいろな恋愛や人生の形があっていい。今作に登場する8人の女性たちが、それぞれの場所で、それぞれにかっ食らう玉子かけごはんは、それと向き合うために心と体が求めるパワーの源。映画を観た後にはきっと、無性に食べたくなる1品となるはずだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ食べる女 2018年9月21日より全国にて公開© 2018「食べる女」倶楽部
2018年09月26日宝塚歌劇月組公演『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)』、『BADDY(バッディ) -悪党(ヤツ)は月からやって来る-』が2月9日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。宝塚歌劇月組『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』/『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』チケット情報第一幕の『カンパニー』は、2017年に発行された伊吹有喜の小説「カンパニー」を原作にしたミュージカルで、主人公は製薬会社の青年サラリーマン・青柳誠二。愛妻を亡くし、生きる希望を失った青柳が、出向先のバレエ団で公演を成功に導こうと奮闘する姿を、ハートウォーミングに描いた物語だ。平凡なサラリーマンが主人公の現代劇だけに、華やかな衣装や派手なパフォーマンスで魅せる部分は限られているが、その分、“芝居”で魅せる。「努力、情熱、仲間がそろえば、希望は必ず見えてくる」など、要所に宝塚歌劇の舞台に立つ自分たちに繋がる言葉もあり、一人ひとりが丁寧に言葉を届けている。トップスター・珠城(たまき)りょうが演じる青柳は、空手技を使ってスリを捕まえるなど、真面目で正義感が強いが、奥手な男。バレエの“バ”の字も知らない青柳が、悩みや問題を抱える者たちと真っ直ぐに向き合う。その気持ちが一人ひとりの意識を変え、仲間たちの絆が強くなっていく。爽やかな佇まいに、ナチュラルな存在感と周囲を引き寄せる人間性は、珠城にピッタリとはまっている。トップ娘役・愛希(まなき)れいかは、アルバイトをしながらバレエ・ダンサーをしている高崎美波役。実力はあるのに本番に弱い一面と、自分の思いは真っ直ぐに伝える積極的な一面を持つ女性を、愛嬌たっぷりに演じている。世界的プリンシパルの高野悠を演じる美弥るりかも、クールで心を開かない高野の心情の変化を繊細に表現。美しく、色気のある佇まいに目を奪われる。ほか、等身大の物語だからこその人間味あふれる多彩なキャラクターを、それぞれが好演している。第二幕のショーは、演出家・上田久美子の初のショー作品。まだ稽古中のときに珠城が「想像を超えるショーになると思います」と自信たっぷりに語っていたように、これまでの宝塚歌劇では観たことのないようなユーモアあふれるステージに仕上がっている。ストーリー仕立ての内容で、珠城が月から地球に乗り込んでくる大悪党バッディ、愛希が地球の秩序を守る女捜査官グッディに扮する。『カンパニー』で見せた誠実な姿から一転、サングラスをかけて常にタバコをくわえ、キザにふるまう珠城。コミカルな場面では表情豊かに楽しませてくれる。美弥は中性的な妖しい雰囲気をまとったキャラクター。『カンパニー』とのギャップも楽しい月組のステージで、珠城をはじめ月組生の新たな魅力を発見できるはず。兵庫公演は3月12日(月)まで。東京公演は3月30日(金)から5月6日(日)まで東京宝塚劇場にて。
2018年02月28日宝塚歌劇団月組トップスター・珠城(たまき)りょうが、大劇場公演では珍しい現代の日本を舞台にしたミュージカルと、ストーリー仕立てのショーに挑む。「今の月組、そして私と愛希(まなき)のコンビだから冒険を、と思っていただけるなら、役者としてこれほど嬉しいことはありません」と目を輝かせる。【チケット情報はこちら】『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』は、伊吹有喜の小説「カンパニー」を舞台化。珠城は製薬会社の青年サラリーマンで、バレエ団への出向を命じられ、公演を陰で支えていく青柳誠二役だ。「彼はとても誠実で温かい人。自分の思うことをストレートに相手に伝え、その言葉に人々が背中を押され、救われてます」。そんな青柳に愛希れいか扮するバレリーナ・高崎美波は惹かれる。「宝塚歌劇ならではの作品と違い、登場人物も等身大。男性より女性の方が押しのある設定なのも新鮮で面白いです。ナチュラルな表現で大劇場の空間を埋めなくてはならないので難しいですが、とても勉強になります」と語る。華やかなバレエや、街の人々が急に踊り出すという原作でも印象的なフラッシュモブの場面も盛り込み、様々な悩みを抱えた人物のリアルな日常を描いている今作。「“全くの夢の世界”とは異なりますが、『うちの会社にも青柳さんいないかな』など、いつもと違う余韻に浸っていただけるのでは」。日常を懸命に生きる人々を描いた、温かさに満ちた作品になりそうだ。同時上演の『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』は、新進気鋭の演出家・上田久美子初のショー作品。全大陸が平和に統一された近未来の地球に、大悪党のバッディが月から乗り込む芝居仕立てのショーだ。珠城扮するバッディはクールなヘビースモーカーで、愛希扮するグッディ捜査官に追われるという異色の役柄。「悪役ですがコミカルな部分もあり、想像していたものとは全然違いました(笑)。みんなに追いかけられながらも楽しんで色々なことをする、その自由さを出せたら。公演ごとに様々な役柄を与えていただき光栄です。いつも想像をかき立てられる役者でいたいと思います」。トップスターに就任して約1年3か月、男役10年目の珠城は、「今自分がどんどん解放されていくのを感じています。基本伸び伸びとした気質なので(笑)、今年も新しいことに挑戦していきたい」と、充実感に溢れた笑顔を見せた。公演は兵庫・宝塚大劇場にて2月9日(金)から3月12日(月)まで。チケットは発売中。東京宝塚劇場公演は3月30日(金)から5月6日(日)まで開催。2月25日(日)より一般発売される。取材・文:小野寺亜紀
2018年01月26日楽しい冬が始まる奥伊吹スキー場が12月12日にオープンしました。滋賀県内で最速オープンになります。同スキー場は、12月12日未明から早朝にかけて、新雪が「15㎝」降り積雪は「45㎝」に、13日には新雪が「30㎝」降って「80㎝」になりました。例年より早いオープン奥伊吹スキー場は、滋賀県米原市甲津原奥伊吹にある関西最大級の規模と積雪量を誇るスノーリゾートです。今年は、例年より早いオープンとのことで、4月上旬(約4ヶ月)までの営業を予定しているようです。13日には、12コースあるうちの「第1ゲレンデ」「しゃくなげゲレンデ」「杉の木ゲレンデ」の3コースがオープンしました。新雪が降ってゲレンデが銀世界となり、いよいよ本格的な冬シーズン到来です。(画像はプレスリリースより)【参考】※奥伊吹観光株式会社プレスリリース※奥伊吹スキー場
2017年12月15日直木賞候補作となった伊吹有喜の小説を原作に、原田泰造主演で完全映画化した『ミッドナイト・バス』。この度、本作のゆったりとした情緒深い空気感を意識して作られたという、本作の予告編が公開された。■あらすじバツイチ中年男の高宮利一(原田泰造)は、新潟~東京間を走る長距離深夜バスの運転手。東京で定食屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)との再婚を考えていた矢先、息子の怜司(七瀬公)が東京での仕事を辞め、帰ってくる。娘の彩菜(葵わかな)は友人とマンガやグッズのウェブショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。そしてある夜、利一が運転する新潟行きのバスに、16年前に別れた妻・美雪(山本未來)が乗り合わせる。16年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づける。母の出現に反発する彩菜、動揺する怜司。突然の思いがけない再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す──。■キャスト陣発表!主演の原田さんが演じるのは、新潟と東京を行き交う深夜高速バスの運転手・高宮利一。関越トンネルを挟んで「父性」と「男性」を往ったり来たりする難しい役柄を見事に演じきっており、また撮影に先立って大型自動車免許を取得、吹き替えなしで関越道を自走するシーンは必見だ。そして監督を務めたのは、東陽一、藤田敏八、大林宣彦、原田眞人、エドワード・ヤン、根岸吉太郎といった錚々たる名匠の作品で助監督経験を積んできた竹下昌男。自身の長編映画初監督作品にして原田さんの初主演映画『ジャンプ』以来、原田さんとは2度目のタッグとなった。さらに、主人公の元妻で、かつて残してしまった子どもへ負い目を感じつつも利一の優しさに心乱れる加賀美雪役を山本未來。ひたむきに利一を想う天真爛漫な恋人・志穂役を小西真奈美。幼い頃置き去りにした母を許せず葛藤する兄妹を、七瀬公と葵わかな。そして、長塚京三が認知症を患う美雪の父・山辺敬三役を演じている。■予告編公開今回到着した予告編では、主人公がバスを運転しているシーンからスタート。主人公の息子、娘、元妻…登場人物たちが次々と映し出され、「トンネルを抜けると男で、新潟に戻ると父親」をキーワードに、主人公の揺れる心情が表現されている。撮影はほぼ全編新潟でロケが敢行され、白鳥の郷や雪景色など、新潟の美しい風景も見どころだ。また本作の音楽は、『北のカナリアたち』で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞したヴァイオリニスト・川井郁子が担当。このほど彼女が担当した劇判音楽も初解禁。「ミッドナイト・ロード」というタイトルが付けられた穏やかで憂いのあるメインテーマは、川井さんの7年ぶりとなるオリジナルアルバム「LUNA」に収録される。『ミッドナイト・バス』は2018年1月20日(土)より新潟先行公開、27日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。川井郁子オリジナルアルバム「LUNA」は11月1日(水)リリース。(cinemacafe.net)
2017年10月05日今年で第30回という節目の年を迎える「東京国際映画祭」が、10月25日(水)~11月3日(金・祝)に開催される。この度その開催に先立ち、30回記念「特別招待作品」ラインナップが発表され、本日9月16日(土)より本映画祭の予告編も劇場にて上映が開始されることが分かった。記念すべき本年のオープニング作品には、荒川弘の人気漫画を原作に、「Hey! Say! JUMP」山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』。山田さんが主人公・エド役を演じるほか、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、佐藤隆太など豪華キャストが集結していることでも話題だ。さらに今年は、第30回オープニングスペシャルとして、チェン・カイコーが監督を務めた日中共同製作映画史上最大のビッグプロジェクトとして注目される『空海-KU-KAI-』の特別フッテージがオープニングセレモニーにて上映。こちらは、唐の時代、日本から遣唐使として中国へ渡った僧侶・空海が、詩人・白楽天とともに歴史を揺るがす巨大な謎に迫るというストーリー。染谷将太が空海役を演じている。そのほかには、アレハンドロ・ホドロフスキー監督作『エンドレス・ポエトリー』、流牙シリーズの集大成といっても過言ではない、栗山航ら身体能力の優れた俳優陣で贈る『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』、シャーリーズ・セロンら豪華キャストが声をあて、日本を舞台に描くストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』、第74回ベネチア映画祭脚本賞を受賞した究極のクライム・サスペンス・ドラマ『スリー・ビルボード・アウトサイド・エビング、ミズーリ』(原題)、同じく第74回ベネチア映画祭にて金獅子賞受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』(原題)、全国高校写真部の日本一を決める実在の大会「写真甲子園」を映画化した『写真甲子園 0.5秒の夏』。「関ジャニ∞」丸山隆平が元泥棒役で映画単独初主演する『泥棒役者』、広瀬アリスが巫女役を務める『巫女っちゃけん。』、アジアを代表するチャン・チェンが日本のSABU監督のもと主演を務め、第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された『Mr Long/ミスター・ロン』、第27回山本周五郎賞・第151回直木三十五賞の候補になった伊吹有喜の同名小説を完全映画化した『ミッドナイト・バス』、ギヨーム・ルナール監督作『MUTAFUKAZ』、世界的音楽家・坂本龍一に5年間密着取材し実現したドキュメンタリー作品『Ryuichi Sakamoto: CODA』、そして『オーシャンズ11』のスティーヴン・ソダーバーグ監督の復帰作『ローガン・ラッキー』がラインナップ。またクロージング作品には、元アメリカ副大統領アル・ゴアが地球温暖化問題に警鐘を鳴らす注目のドキュメンタリー映画『不都合な真実2:放置された地球』が上映される。「第30回東京国際映画祭」は10月25日(水)~11月3日(金・祝)の期間で開催。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年09月16日10月25日~11月3日に東京・六本木ヒルズを中心に開催される第30回東京国際映画祭(TIFF)の「特別招待作品」のラインナップが16日に発表された。オープニング作品は、荒川弘氏の人気漫画をHey! Say! JUMP・山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』。クロージング作品は、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画『不都合な真実 2:放置された地球』に決定した。また、今年は第30回オープニングスペシャルとして、巨匠チェン・カイコー監督作品、日中共同製作映画史上最大のビッグプロジェクトとして注目される『空海-KU-KAI-』の特別フッテージがオープニングセレモニーにて上映される。オープニング作品『鋼の錬金術師』のほか、日本からは「牙狼<GARO>」シリーズ最新作『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』、全国高校写真部の日本一を決める実在の大会「写真甲子園」に焦点を当てた『写真甲子園 0.5秒の夏』、関ジャニ∞・丸山隆平の映画単独初主演作『泥棒役者』、広瀬アリスが巫女役で主演を務める『巫女っちゃけん。』、伊吹有喜の小説を原田泰造主演で映画化した『ミッドナイト・バス』が選出された。また、世界的音楽家・坂本龍一を追った日米合作のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』も上映される。○第30回東京国際映画祭 「特別招待作品」ラインナップ一覧オープニング作品『鋼の錬金術師』(監督:曽利文彦)クロージング作品『不都合な真実 2:放置された地球』(監督:ボニー・コーエン/ジョン・シェンク)『エンドレス・ポエトリー』(監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』(監督:雨宮慶太)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(監督:トラヴィス・ナイト)『スリー・ビルボード・アウトサイド・エビング、ミズーリ(原題)』(監督:マーティン・マクドナー)『シェイプ・オブ・ウォーター(原題)』(監督:ギレルモ・デル・トロ)『写真甲子園 0.5 秒の夏』(監督:菅原浩志)『泥棒役者』(監督:西田征史)『巫女っちゃけん。』(監督:グ スーヨン)『Mr Long/ミスター・ロン』(監督:SABU)『ミッドナイト・バス』(監督:竹下昌男)『MUTAFUKAZ』(監督:ギヨーム・ルナール)『Ryuichi Sakamoto: CODA』(監督:スティーブン・ノムラ・シブル)『ローガン・ラッキー』(監督:スティーヴン・ソダーバーグ)
2017年09月16日小泉今日子さんと山口智子さん。どちらも50代でますます輝きを増す、日本を代表する女優さんです。お二人のもう一つの共通点は、子どもがいないこと。この件について、くしくもお二人のコメントが同時期にメディアで紹介されて話題になりましたね。子を持たないという選択に、勇気をもらった女性も多かったのではないでしょうか。アラサーのみなさんは、出産と子育ての問題をどのように捉えていますか?小泉今日子と山口智子「子を持たない」ことへの想いとは子どもがいないことは同じでも、お二人の想いには大きな違いを感じます。それぞれの言葉からご紹介しましょう。まずは小泉さんから。読売新聞の「日曜読書面」に掲載された伊吹有喜さん作『四十九日のレシピ』の書評の一節です。「四十歳を過ぎた私の人生の中で、やり残したことがあるとしたら自分の子どもを持つことだ。時間に限りのあることだから、ある年齢を過ぎた女性なら一度は真剣に考えたことがあると思う。家族の再生を描いた心優しいこの物語を読んで、私はそんな思いから少しだけ解放された」当時小泉さんは、少なからず自分の子どもを持たなかったことに後悔を感じていたようですね。一方、山口さんは雑誌『FRaU』3月号のインタビューで次のように語っています。「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子どものいる人生』とは違う人生を歩みたいなと。だからこそ、血の繋がりはなくとも、伴侶という人生のパートナーを強く求めていました。私はずっと、子どもを産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。~中略~私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです」片や山口さんは、子どもを持たないという自分の選択に「微塵の後悔もない」とおっしゃっています。山口さんのように子どもを産まない、持たないと決めている女性は恐らく少ないでしょう。今はまだそのタイミングではなくてもいつかは産むのだろうと、ぼんやりと想像することはあるのではないでしょうか?もしかしたら小泉さんも、そうだったのかもしれません。だからこそ、「やり残したこと」と苦い気持ちを抱えていたのではないでしょうか。子どもいらないって即答できますか?仕事もプライベートも楽しくなり始める30代。そんなときに、子どもを持つことなんて考えられないという女性は多いと思います。それだけ、子を持つということは女性の人生を左右する大きな決断です。でももし一生子どもはいらないかと問われたら、山口さんのように即答できるでしょうか?もし即答できないなら子どもを持つことを真剣に考えるべきです。子どものいない人生を後悔しないか、たとえ後悔したとしても自分の人生を肯定できるのか、じっくり考えてみてはいかがでしょう。30代は選べるボーナス期間後悔のない人生を送ることは難しいものですが、だからこそ自分で選んだことには覚悟を持ちたいと思います。その決断が大きいものならば、なおさらです。女性にとって子どもを持つか持たないかは、間違いなく大きな決断の一つでしょう。選んだ道を後悔するかしないかは時が経たなければわからないことですが、「もっとちゃんと考えれば良かった」なんて後悔だけは避けたいですよね。多くのアラサーのみなさんは、まだ産むことも産まないことも選択できるチャンスがあります。でもこのボーナス期間は、そう長くは保証されていないのです。人生の豊かさ小泉さんの書評には、こうも記されています。「子どもがいようがいまいが、大切な人に惜しみない愛情を注げる人になりたいと思った。形のあるものじゃなく、誰かの心の中に、ほんのりと温かい小さな光のような思い出をいくつか残すことが出来たら、自分の生きた人生にようやく意味を感じられるような気がした」「自分の生きた人生の意味」は、きっと自分のためじゃなく大切な誰かのために生きた瞬間の中にあるものです。その誰かが自分の子どもでもそれ以外の人でも良いじゃないかと、静かに腹を括る姿に感銘を受けた人は多いことでしょう。子どもを持つか持たないかを考えるとき、自分の欲をベースにしないでください。例えば自由な時間が減るとか見た目が劣化するとか、好きなものが買えなくなるとか。いくら自分の時間とお金があって若く美しくても、大切な誰かがいない人生はやっぱり独りよがりで寂しいと感じます。小泉さんと山口さんに共通しているもう一つのことは、自分だけで人生を豊かにはできないと知っていることではないでしょうか。そして、大切な誰かが子どもなのかそれ以外の人なのかは、みなさん自身が決めることです。
2016年03月06日藤田はこのほど、万能調味料「讃岐の素 いりこ飯の素」と「伊吹島産大羽(おおば)いりこ」をセットにした「いりこ飯セット(いりこ飯の素・伊吹島産大羽いりこ)」(税込1,382円)を発売した。販売場所は全国16店舗とインターネット通販。同セットは、全国でも知名度が高い香川県伊吹島産の大羽いりこを使用したもの。同社は、東京の展示会などで商品説明をした際に、伊吹島産のいりこでダシをとる家庭が増えていることがわかったという。そこで、「いりこを知っている人はもちろん、知らない人にもいりこのおいしさを知ってもらいたい」という思いから、同セットの販売を決定したとのこと。「讃岐の素 いりこ飯の素」(195ml)は、伊吹島産の高級いりこ(煮干し)を使用した万能調味料「讃岐の素」シリーズ。米1合に対して同商品を50cc加え、具材と一緒に炊き込むだけで、伊吹島の漁師がよく食べているという「いりこ飯」を手軽に味わえるとしている。原材料には、いりこ、しいたけ、昆布、かつおを使用。化学調味料や保存料は一切使わず、甘みのある醤油仕立てに仕上げた。セットには、「伊吹島産大羽いりこ」(200g)が付く。メインの具材はいりこだけではなく、季節に合わせてタコ、イカ、エビ、鯛、鶏肉など好みのものを入れて良いとのこと。なお煮物や丼などの和食だけでなく、中華やイタリアンなど、さまざまな料理にアレンジして使えるという。
2015年05月08日累計35万部突破の伊吹有喜の同名小説を、『八日目の蝉』(’11)で映画賞を総ナメにした永作博美を主演に映画化した『四十九日のレシピ』が、4月16日(水)にBD&DVDで発売決定。豪華な特製ブックレットや初回限定版にはレシピカードも収録することが判明した。同作は日本を代表する実力派女優・永作博美の『八日目の蝉』(‘11)以来となる主演最新作で、母が遺したレシピに導かれ、母の人生を旅するの娘の百合子(永作)や父の良平(石橋蓮司)の49日間を描いた感動のヒューマンドラマ。永作、石橋をはじめ、岡田将生、二階堂ふみという実力派俳優が集い、『百万円と苦虫女』(‘08)『ふがいない僕は空を見た』(‘12)など独自の視点で話題作を放ち続けるタナダユキ監督がメガホンを取った話題作だ。このほど解禁になった情報によれば、2枚組の特典DVDディスクに豪華映像特典を収録。「WOWOW放送ナビ番組「辛口篇」&「甘口篇」」、「監督×脚本家のコーヒータイム」、「まかないのレシピ「ごはん編」&「おやつ編」」、「メイキング」、「舞台挨拶集」などを予定するほか、封入特典として豪華な特製ブックレット、初回生産限定版には映画の世界観そのままのレシピカード(3枚組)を封入。映画の本編を補完するような特典の数々は見逃せない。また奇しくも同作は、先日惜しまれながらも食道がんで逝去された女優、故・淡路恵子さんの遺作に。良平の口うるさい姉・珠子役を、人間味たっぷりに演じ上げた淡路さん。日本映画界に貢献した偉大なる女優の最後の勇姿を、じっくりと見届けてはいかがだろう。<『四十九日のレシピ』DVD&Blu-rayリリース情報>DVD【本編DVD+特典DVD/2枚組】¥4,500(税抜)+税Blu-ray【本編Blu-ray+特典DVD】2枚組¥5,500(税込)+税発売日:4月16日(水)※レンタル版同時リリース販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 映画『四十九日のレシピ』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2014年01月23日作家・伊吹有喜の人気小説を原作に、永作博美を主演に迎え、繊細な描写に定評のあるタナダユキ監督が温かく描いた『四十九日のレシピ』。亡くなった母が遺した「幸せに生きるためのレシピ」を通じて、それぞれ心の傷を抱えながらも再生に向かっていくヒロイン・百合子と父・良平の傍らで存在感を発揮していたのが二階堂ふみと岡田将生演じるイモ&ハルだ。本作をカラフルに染め上げた個性豊かな彼らに注目!本作は、突然亡くなった母の遺言に従い、残された父・良平(石橋蓮司)と娘・百合子(永作さん)が“四十九日の法要”ならぬ、“四十九日の大宴会”を開こうと決意し、この49日を通して自らの人生と向き合っていく姿を描いている。四十九日の大宴会を開くことにした百合子と良平を傍らで支えて続ける、イモとハル。イモは乙美が亡くなる前までボランティアをしていた更生施設の生徒で、乙美から自分が死んだら良平と百合子の手助けをし、“四十九日の大宴会”を行うよう頼まれて熱田家に乗り込むハイテンションな少女。このイモ役に抜擢された二階堂さんは、本読みのときから相当に役を作り込んでいたそう。実は原作では“自信のなさを化粧や衣装で武装している”という意味でガングロ少女という設定だったのだが、今回の映画化で時代性を考え、ロリータファッションに変更されたという逸話を持つキャラクターでもある。これはロリータが大好きな二階堂さんだったからこその変更でもあり、本人が自ら率先してスタイリングのアイディアも出し、二階堂さんにしかできないイモを作り上げていった。そして、大宴会のお手伝いにきた日系ブラジル人・ハル役には岡田将生。この難役のオファーがきたとき、岡田さんは「自分がそういう風に見られているんだなって(笑)」と完成披露試写会でポツリ。それでもポルトガル語の指導を受けながら、カタコトの日本語とポルトガル語を交えて健やかで優しいハルを見事に好演した。タナダ監督は「初めてお会いしたときにすごく素直でピュアな印象を受けたので、そのイメージをそのまま活かせば素晴らしいハルになると思った」と当時の確信を語っている。レシピだけではなく、深く大きな愛も遺した母・乙美。彼女に優しさを注がれながら過ごしてきたイモとハル。そんな彼らが起こすケミストリーは、百合子や良平だけでなく私たちにも一歩前へ進む勇気を与えるはずだ。『四十九日のレシピ』は11月9日(土)より新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2013年11月01日第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞した「風待ちのひと」でデビューし、女性を中心に高い人気を誇る作家・伊吹有喜の人気小説「四十九日のレシピ」が映画化されることが決定し、このほど永作博美、岡田将生ら豪華キャスト陣の出演が明らかとなった。ある日、熱田家の母・乙美(おとみ)が突然亡くなった。2週間後、生きる気力を失っていた夫・良平の元に、派手な格好のイマドキ女子・イモが訪れる。イモは乙美から頼まれていた四十九日までの細々とした家事などを引き受けに来たと言い、乙美が残したという「レシピ」の存在を伝える。そこへ夫との関係に終止符を打ったという、東京で生活を送っていた娘の百合子が帰ってくる。良平と百合子、それぞれ心に傷を負った親子が、最愛の妻、そして母であった乙美の人生をふり返りながら、立ち直っていくまでの四十九日を温かく描く感動作だ。本作は、2011年にNHKでドラマとして放送された人気作品。監督は永山絢斗主演の『ふがいない僕は空を見た』がトロント国際映画祭に正式出品されるなど世界でも注目を浴びる、新進気鋭の女流監督・タナダユキ。今回発表されたキャスト陣には、主人公・百合子に『八日目の蝉』で2011年度日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を始め、数多の賞を総ナメにした実力派女優・永作博美。原作を読んだという永作さんは、「泣いて、笑って、とても優しく朗らかな読後感でした。作中で描かれている四十九日を成功させたいと思いました」と早くもやる気満々の様子。また、そのほかの主要キャストには、百合子の父・良平役に石橋蓮司、日系ブラジル人のハルというこれまでにない役柄に挑む岡田将生、そして『ヒミズ』でヴェネチア国際映画祭最優秀新人俳優賞を獲得した二階堂ふみが、熱田家に突然現れる派手な不思議少女・イモ役を演じる。さらに、岡田さんとは『アントキノイノチ』からの再共演となる原田泰造が、百合子との関係が冷めてしまった夫・浩之を演じるなど豪華俳優陣が名を連ねることとなった。昨今、NHKドラマから映画化される作品が続いているが、昨年大ヒットとなった『八日目の蝉』もその1本。40代を迎えた永作さんの好演に、再び日本中が涙させられそうだ。『四十九日のレシピ』は2013年全国公開を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2012年10月31日