宮本卯之助商店主催、いやさかプロジェクト 「彼方より」浅草公演が2024年9月28日 (土)に浅草公会堂(東京都台東区浅草1-38-6)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ いやさかプロジェクト『彼方より』浅草公演開催!初のCD先行販売も決定!気鋭の和楽器奏者達と展開するコンサート・シリーズ。9月28日に浅草公会堂にて開催。この度、宮本卯之助商店は、2024年9月28日(土)浅草公会堂(台東区)にて、いやさかプロジェクト「彼方より」公演を開催する運びとなりました。「いやさかプロジェクト」は、宮本卯之助商店が日本の芸能の継承と発展を願って展開するコンサート・シリーズです。今年のいやさかプロジェクトは「彼方より」と題して、好評だった2022年「和楽奏伝」公演をブラッシュアップしたリメイク作品を上演します。また、この度、「いやさかプロジェクト」は、待望の初アルバム「めばえいずる」を販売いたすこととなりました。つきましては、2024年9月28日に浅草公会堂で開催のいやさかプロジェクト「彼方より」公演にて、先行販売をいたします。令和の和楽器をリードする気鋭のアーティストたちが奏でる珠玉の一枚。プロジェクトオリジナル曲を中心に、雅楽器、箏、津軽三味線、篠笛、太鼓などの多様な和楽器が調和し、懐かしくも新しい音楽世界を創り出します。コンサートと合わせてぜひ秋の浅草をお楽しみいただければと思います。(左より)辻勝、前田剛史、吉村靖弘、山部泰嗣(左より)山野安珠美、三浦元則、大塚惇平、見目萌宮本卯之助商店と「いやさかプロジェクト」宮本卯之助商店は1861年の創業以来160年余に渡って雅楽・能楽・歌舞伎などの伝統芸能の太鼓を始めとする和楽器類と、神輿や山車などの祭礼具を製造・販売。現在ではモノづくりだけでなく、コトづくりとして邦楽教室事業やイベント企画・制作にも積極的に取り組んでいます。教室事業ヒビカスでは、太鼓を通じたコミュニティの創造を目指し、浅草・横浜・福岡にてスタジオを開設しました。またアメリカ子会社kaDON(カドン)は世界初のサブスクリプション制の和楽器オンライン・レッスンサイトを開設し、海外での日本文化の普及を推進しています。2022年にはSDGsプロジェクト「森をつくる太鼓」を始動し、東京の杉の間伐材を活用し、世界初のFSC認証の和太鼓を開発しました。そして同年、ウッドデザイン賞を受賞しました。2023年には、太鼓になれなかった胴のリプロダクトに挑戦した「The Curve」シリーズを発表。自然と人を繋ぐサステナブルなものづくりで、アートと環境を豊かにする循環型社会を提案しています。「いやさかプロジェクト」は、芸能の持続可能性を考え、気鋭の和楽器奏者達と展開するコンサート・シリーズで、和楽器に触れた事のない方にも楽しめ、且つこれからの演奏者達にとっての「憧れ」となるような高品質の作品作りを目指して、これまでに浅草公会堂や渋谷Bunkamuraオーチャードホールなどで公演を行い、伝統と革新の融合した美しい舞台は国内外から高い評価を受けています。昨年開催「めばえいずる」公演は、第38回倉敷音楽祭オープニングステージ として再演もされました。公演概要いやさかプロジェクト 「彼方より」浅草公演公演日時:2024年9月28日 (土)開場:16:00/開演:16:30会場:浅草公会堂(東京都台東区浅草1-38-6)■出演者辻勝(太鼓)、前田剛史(太鼓・鳴り物)、吉村靖弘(太鼓・笛)、山部泰嗣(太鼓)、山野安珠美(箏)、三浦元則(篳篥)、大塚惇平(笙)、中村卓也(津軽三味線)、見目萌(太鼓・鳴り物)、加藤飛和(太鼓)■チケット料金S席:¥7,000、A席:¥3,000※全席指定、未就学児入場不可・宮本卯之助商店 西浅草店(東京都台東区西浅草2-1-1)店頭、電話03-3844-2141(10時~18時 火曜日定休)オンラインショップ ヒビカス横浜、ヒビカス浅草ベースメント、ヒビカス天神・カンフェティ電話/オンライン Tel. 0120-240-540・イープラス ・浅草公会堂窓口のみ※予約不可(管理事務所9時〜17時)主催:宮本卯之助商店製作:宮本卯之助商店、kaDON後援:台東区、台東区芸術文化財団協力:浅草観光連盟/浅草商店連合会/浅草料理飲食業組合/浅草のれん会/浅草うまいもの会/浅草槐の會/東京浅草組合/奥浅草観光協会/浅草ビューホテル/仲見世商店街振興組合/浅草雷門通り商店街振興組合/伝法院通り江戸まちづくり協議会/オレンジ通り商店街振興組合/浅草新仲見世商店街振興組合/六区ブロードウェイ商店街振興組合/浅草国際通り商店街連合会/株式会社おとなり・ともぞう・企画衣裳協力:井筒CD販売概要◆アルバム名:めばえいずる◆収録作品1.蠢雷-HATSUNARI-2.萌動3.dabka4.DOODLE5.打王6.環-meguru-7.神威◆出演者いやさかプロジェクト山部泰嗣、辻勝、前田剛史、吉村靖弘、山野安珠美、三浦元則、大塚惇平、浅野祥、見目萌◆発売日・先行販売2024年9月28日(土)いやさかプロジェクト「彼方より」浅草公会堂公演にて・一般販売2024年9月29日(日)より弊社店頭、オンラインショップにて随時販売開始・配信販売2024年10月1日(火)◆販売価格アルバム価格:3,000円+税配信価格:1曲250円+税(予定) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年09月10日劇団キンダースペースは2024年9月24日(火)~29日(日)、劇団キンダースペースアトリエ(西川口)にて、演劇公演 短編演劇アンソロジー拾「中島敦・光と風の彼方へ」(構成・脚本・演出/原田一樹)を上演します。このアンソロジーでは、中島敦を「近代」を超えようとした唯一の作家として捉えたいと考えます。33歳という年齢で亡くなった天才作家は、独特の方法で近代人としての自己を解析した作品を残しています。その物語の合間に、古代オリエント、唐台中国、さらに古代がそのまま息づく島パラオを舞台とした作品を挟んで、わが国のマジックリアリズム文学の先駆者とも考え得るファンタジーを舞台化します。詳細: 中島敦・光と風の彼方へ 出演者■公演詳細●日時2024年9月24日(火)~29日(日)●開演時間(開場は開演の30分前)9月24日(火) 19:009月25日(水) 19:009月26日(木) 14:00・19:009月27日(金) 14:00・19:009月28日(土) 13:00・17:00◎9月29日(日) 13:00◎印の回は終演後原田一樹によるアフタートークがございます。●劇場劇団キンダースペースアトリエ〒332-0021 埼玉県川口市西川口1-23-3 REGIA 1階奥TEL:048-255-4342●料金活動支援チケット:4,500円前売券 :3,500円他に市民割引・演劇養成所生割引・学生割引など有り●出演者瀬田ひろ美 榊原奈緒子 岡田千咲 西本亜美 松井結起子 福田治(方の会) 洲本大輔(劇団昴) 藤澤壮嗣(劇団桟敷童子)●団体沿革劇団キンダースペース(所在地:川口市西川口 代表:原田一樹)は、1985年の創立以来オリジナル演劇の製作と上演を目的として、年間3本~5本の創作劇を上演して参りました。本公演・アトリエ公演・地方公演の上演回数はこの公演で102本となりました。また年間を通してプロ・アマチュア・学生を対象にした各種ワークショップを本拠地西川口以外に全国各地で開催、年間を通した鍛錬の場ワークユニット・シニアワークショップ開催など、常に「演劇人としての在り方」を探る活動しております。2015年10月に法人化、一般社団法人劇団キンダースペースとして、更に多角的に演劇活動を続けております。中島敦・光と風の彼方へ チラシ~参加すれば芝居が2倍楽しめる~「原作を読む会」&「もうすぐ初日!ビフォアトーク」開催・「原作を読む会」9月7日(土) 14:00~上演作品の一部を参加者と劇団員とで読みます。原作に触れ、声を出して読むことで、観劇する面白さをより味わっていただこうとする試みです。・「もうすぐ初日!ビフォアトーク」」9月7日(土) 15:30~上演に先駆け、作品の背景、演出意図、演劇全般について、演出家・原田一樹が多角的にお話します。会場 :劇団キンダースペースアトリエ参加費:無料※要予約■2024年2月本公演「新・復活2024」 アンケートより○役者達は次々と異なる役柄に扮し変幻自在!原作トルストイの時代と近代を引き合いに、利己から利他へと感情の変化を男女の悲恋物語で描写している。劇中、抱月の放った言葉が胸に刺さる「僕の理想だ!」 舞台は奥行きの深さを最大限に上手く利用している演出で、映画で言うトランジションのような印象的な転換と、演技を下支えする音楽によって上演時間2時間30分もあっという間でした。○いったい何を見せられたのか、何に心揺さぶられたのか……妻の前で土下座したことのある我が身としては…いたく刺さった物語でありました。人が人を想う、恋とは?愛とは何でありましょう。償いという言葉がその対象のパートナーに何の意味もなしえないという切ない繰り返しが涙腺崩壊のようなことになり…どちらの立ち位置もわかり過ぎて切なかったです。〇舞台装置、美術が全てを表すかのように、シンプルでありつつダイナミック。そう広くはない舞台上に段差をつけ、上手前の客席の中に飛び島の台もあって世界が広がる予感がしました。■2023年10月アトリエ公演「もう一人の私」 アンケートより〇もう一人の自分との間で揺れる…もう一人の自分に気づいてしまうワタシ。決定的な価値の揺らぎ~一人のニンゲンの中にすでに用意されている多面性、多様性?原田氏の着眼の鋭さ更に深く勢いのある様子…嬉しい想いであの場所にいられました。〇頭のタガが一個外される感じです。私、とは何か、主客の意識の狂う中に現れる静かなのに悲鳴のような言葉があると思います。照明、舞台装置も美しかったです。一人の人が暗い部屋の中にいる、ということが何よりも際立つ感じでした。中島敦・光と風の彼方へ チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年09月03日『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』が、本日2024年8月2日(金) に東京・吉祥寺シアターで初日を迎えた。本作は、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』で、ローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞といった演劇賞を総なめにした劇作家サイモン・スティーヴンスが、アメリカのソングライター、マーク・アイツェルとタッグを組んだ戯曲。これまでの各国における上演では一人芝居として上演されてきたが、日本初演となる今回は宮崎秋人演じる主人公・34歳のウィレムを中心に、溝口琢矢、伊達暁、大石継太という4名の俳優で構成される。翻訳は髙田曜子、演出は桐山知也がそれぞれ手がける。初日を迎えるにあたり宮崎は「なんとかこの日を迎えられてホッとしています。元々一人芝居の作品を、台本をそのままで4人で演るというのは想像以上に難しいことでした。ひとりに見せる。なぜわざわざ4人にするのか。色んなものを自分たちで落とし込まなくてはならず、それに加えて相当な集中力を要求されるから稽古はほんっっっとうに疲れました!!!!」と、上演までに多くの苦労があったことを明かし、「ご観劇くださった皆さまが何を感じるか、心がどう動くのか楽しみです。この空間を共有する楽しさは、劇場じゃないとわからないですよ」と呼びかけた。演出の桐山は、「一人芝居として書かれたこの『彼方からのうた』を、4人で演じるという今回のアイデアにのってくれた勇気あるキャストとスタッフの皆さんにまず感謝を。初日を迎え、そのアイデアが劇場で表現として結実し、それを観客の皆さんと共有できて本当に嬉しいです。4人で演じることで、この作品の新たな魅力や真価が発揮された舞台になりました。この今回だけの特別な『彼方からのうた』を、ぜひ観に(聴きに)きて下さい」とコメントした。そのほかのキャストのコメントは下記の通り。『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』は、8月13日(火) まで同所で上演される。『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』演出家・キャスト 初日開幕コメント全文■演出:桐山知也初日が開きました。一人芝居として書かれたこの『彼方からのうた』を、4人で演じるという今回のアイデアにのってくれた勇気あるキャストとスタッフの皆さんにまず感謝を。初日を迎え、そのアイデアが劇場で表現として結実し、それを観客の皆さんと共有できて本当に嬉しいです。4人で演じることで、この作品の新たな魅力や真価が発揮された舞台になりました。この今回だけの特別な『彼方からのうた』を、ぜひ観に(聴きに)きて下さい。劇場はこの酷暑を忘れさせる凛とした空気に充ちています。お待ちしています。■宮崎秋人なんとかこの日を迎えられてホッとしています。元々一人芝居の作品を、台本をそのままで4人で演るというのは想像以上に難しいことでした。ひとりに見せる。なぜわざわざ4人にするのか。色んなものを自分たちで落とし込まなくてはならず、それに加えて相当な集中力を要求されるから稽古はほんっっっとうに疲れました!!!!全然動かない芝居なのに食べても食べても、会う人に「痩せた?」と聞かれる日々で、どれだけ脳みそ使ってんだろうと思ってました。ご観劇くださった皆さまが何を感じるか、心がどう動くのか楽しみです。この空間を共有する楽しさは、劇場じゃないとわからないですよ。■溝口琢矢先輩方の繊細な魅力と共存することの難しさ、楽しさを肌で感じながら稽古させていただきました。Zoomでサイモン・スティーヴンスさんとお話した際に「正直であること」を大事にしてほしいという言葉がありました。この1カ月ずっと考えていても何が正解なのか分かっていません。確実に言えることは、全員がこの空間に真摯に、正直であるということだけです。スタッフ・キャストが“全員”で試行錯誤して作り上げた『彼方からのうた』。どうぞお楽しみください。■伊達暁『彼方からのうた』吉祥寺シアターにていよいよ開幕です。うだるような酷暑の毎日、武蔵野の一角に佇む劇場内はひんやりと肌寒いです。羽織るものが必要なくらいです。雪がしんしんと降り積もるアムステルダムの風情にぴったりです。彼方へと旅立った弟パウリへ綴る長い手紙、今回の日本上演バージョンではひとりではなく4人で挑みます。兄ウィレムをリレーしていきます。静寂が支配する透き通るような緊張感のある舞台ですが、千穐楽まで楽しむことを忘れずに突き進みたいと思います。ぜひ一夏の涼を求めて吉祥寺シアターへお越しください。お待ちしています。■大石継太皆さまありがとうございました。無事初日を迎えることができました。猛暑の中キャストスタッフ大汗を流しながら稽古して来ました。稽古初日からモノローグとの闘いでした。ひとつの役を4人で演じるということ、自分の中でなかなか消化出来ず苦戦していました。が、恐るべし稽古!次第に4人の声、表情が歌のように、そこに動きが加わり想像を超えた素敵な作品になったと思います。皆さまにこの空気が伝わると信じ千秋楽まで走ります。<公演情報>『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』作:サイモン・スティーヴンス、マーク・アイツェル翻訳:髙田曜子演出:桐山知也出演:宮崎秋人溝口琢矢伊達暁大石継太日程:2024年8月2日(金)~13日(火)会場:東京・吉祥寺シアターチケット情報:()公式サイト:
2024年08月02日サイモン・スティーヴンス、マーク・アイツェル作『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』(翻訳:髙田曜子、演出:桐山知也)の公演ビジュアルが公開され、併せて本作に出演する宮崎秋人、溝口琢矢、伊達暁、大石継太の4名から意気込みとメッセージも到着した。これまでの各国における上演では、一人芝居として上演されてきた本戯曲。日本初演となる本公演では、宮崎演じる主人公・34歳のウィレムを中心に、4名の俳優で構成される。公開されたビジュアルは、作品が描き出す記憶や時間の重なりとうつろいを表すような、さまざまな想いやイメージが掻き立てられるアートワークとなっている。宮崎は、「正直、家族の死と向き合うことに怖さを感じております。僕自身3年前に経験したからこそ、この作品でウィレムとしてそのテーマと向き合うことに怯えてます。ただ、またこうして向き合うことで過去の出来事にならずに済むなという能動的な衝動も同時に自分の中に流れています」と複雑な心境を吐露。溝口は「演出の桐山知也さんをはじめ共演のお三方も皆様初めましてなので、どのような空気が作り出されるのか楽しみですし、全力で食らいつかせていただきたいと思います」と意気込む。伊達、大石も「日英の刺激的な融合が舞台上でどんな“うた”を奏でるのか。是非お楽しみください」「今回年齢や声など全く違う役者が一人の人物を演じるので興味深く楽しみ」とそれぞれコメントを寄せた。<キャスト コメント全文>■宮崎秋人正直、家族の死と向き合うことに怖さを感じております。僕自身3年前に経験したからこそ、この作品でウィレムとしてそのテーマと向き合うことに怯えてます。ただ、またこうして向き合うことで過去の出来事にならずに済むなという能動的な衝動も同時に自分の中に流れています。楽しみにしていることは、もともと一人芝居の戯曲を4人芝居として新しく生み出せることです。どんな景色が見えるか全く想像がつかないこの作品、是非僕ら出演者4人と共にその景色を見ていただけたら幸いです。■溝口琢矢ニューヨークという遠い地から始まるこの作品が東京で上演されることを、作者のサイモン・スティーヴンスさんは“ぴったりだ”と仰いました。その意味をこの身で実感したい気持ちでおります。演出の桐山知也さんをはじめ共演のお三方も皆様初めましてなので、どのような空気が作り出されるのか楽しみですし、全力で食らいつかせていただきたいと思います。戯曲の魅力を最大限お伝えできるよう、長いようで短い旅を精一杯紡いで参りたいと思います。よろしくお願い致します。■伊達暁サイモン・スティーヴンス氏は今回の上演に際して、「この戯曲は大都市における愛の可能性について描いた戯曲。東京は私が愛してやまない街。」と寄せてくださいました。僕は東京に暮らしてほぼ半世紀になります。この言葉に応えて大切に演じたいと思います。また演出の桐山さんもこの作品とかつて戯れ、有意義でクリエイティブな準備期間を過ごされたようです。いよいよ今回の稽古場にとんでもないアイデアを持ち込んでくれることでしょう。日英の刺激的な融合が舞台上でどんな「うた」を奏でるのか。是非お楽しみください。■大石継太私の演劇人生を振り返ると、ダイアローグではなくモノローグの芝居はほとんど演った事がないので不安な気持ちです。語ると言う事の大変さ難しさを感じています。相手からもらう力が無く、自分の中で感情を起こすというのは大きなチャレンジです!今回年齢や声など全く違う役者がひとりの人物を演じるので興味深く楽しみですね。きっと稽古はチーム『彼方からのうた』全員で創り進んでいくと思うと気合いが入ります!日本で初めて上演される『彼方からのうた』是非観にいらして下さい!<公演情報>『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』作:サイモン・スティーヴンスマーク・アイツェル翻訳:髙田曜子演出:桐山知也出演:宮崎秋人溝口琢矢伊達暁大石継太【チケット】(全席指定・税込)SS席:8,000円 ※最前列S席:7,000円学生:4,000円 ※当日要学生証発売日:2024年6月15日(土) 10:00チケット情報:()2024年8月2日(金)~13日(火)会場:東京・吉祥寺シアター公式サイト:
2024年06月14日8月2日(金) から13日(火) にかけて吉祥寺シアターにて、サイモン・スティーヴンス、マーク・アイツェル作『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』が上演されることが決定した。本作は、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』で、ローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞といった演劇賞を総なめにした劇作家サイモン・スティーヴンスが、アメリカのソングライター、マーク・アイツェルとタッグを組んだ意欲作。イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出で、2015年、Mostra Internacional de Teatro de Sao Paulo(ブラジル)にて世界初演。今回が日本初上演となる。演出を務めるのは、国内外の演出家のもとで演出助手・演出補を務め、近年では演出家として注目を集める桐山知也。そして桐山の演出のもと、サイモン・スティーヴンスの人間に対する鋭い洞察と愛に溢れる世界を立ち上げるべく集まったのは、宮崎秋人、溝口琢矢、伊達暁、大石継太の4名。これまでの各国における上演では、一人芝居として上演されてきた本戯曲。今回は、宮崎演じる主人公・34歳のウィレムを中心に、4名の俳優たちによってどのような「うた」が紡ぎ出されるのか、期待が高まる。<サイモン・スティーヴンス、桐山知也 メッセージ>■サイモン・スティーヴンス(作家)『SONG FROM FAR AWAY』が日本、それも東京で初めて上演されることは、私にとって本当に大切で大きな意味があります。この戯曲は、見知らぬ街角、大都市における愛の可能性について描いた戯曲です。亡霊たちの存在とそこに生き続ける愛を描いた戯曲です。東京は亡霊のいる街。東京は私が愛してやまない街。東京は見知らぬ街角の街。この戯曲は、音楽がほとんど不可能に思える時の音楽の可能性を描いた戯曲です。東京は音楽の街。この5年間で私が心から愛するようになった東京という街は、この戯曲にぴったりだと思います。マーク・アイツェルは偉大なソングライターのひとりです。そして彼は、いつも私を「書きたい」という気持ちにさせてくれる作家。このコラボレーションは私にとってかけがえのないものなのです。この5年間を通じ、ゴーチ・ブラザーズは、私にとって信頼してやまないプロデューサーでありコラボレーターとなりました。ゴーチ・ブラザーズと(桐山)知也さん、(髙田)曜子さんが、私たちのこの大切な戯曲を上演してくれることを想うと、私は、遠く遠く彼方から「うた」を歌いたくなるのです、自分だけのうた──私の心の中の、大切な街へのラブソングを。■桐山知也(演出)2022年の「仙台カルティベイト・キャンプ」で、この「彼方からのうた」の幾つかのシーンを試しました。上演が想定されていなかったせいか、参加者のみんなが失敗を恐れることなく、自由な雰囲気のなかで幾つものアイデアを試しながら、作品について考えた有意義な日々でした。ぼくにとっては、少し大袈裟な言い方ですが、次の地平が拓けたような経験でした。そこで発見したアイデアや劇場表現への向き合い方を、今回の上演で結実させられればこんなに嬉しいことはありません。『彼方からのうた』は本当に不思議な作品です。数日の出来事を描きながらも、遥か彼方から綿々と続く時の流れが存在しています。そして、その彼方から聞こえる「うた」は、愛について、愛の可能性についてうたっています。でも、その愛はどこにあるのでしょうか?サイモンさんとマークさんの素晴らしい「うた」に導かれて、素敵なキャストと信頼するクリエイターの皆さんと、それを探す旅に出かけます。<公演情報>『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』8月2日(金)~13日(火)会場:吉祥寺シアター作:サイモン・スティーヴンスマーク・アイツェル翻訳:髙田曜子演出:桐山知也出演:宮崎秋人溝口琢矢伊達暁大石継太【チケット】(全席指定・税込)SS席:8,000円 ※最前列S席:7,000円学生:4,000円 ※当日要学生証発売日:6月15日(土) 10:00公式サイト:
2024年05月20日舞台『NOISES OFF』のフォトコールが16日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われ、藤井流星、羽野晶紀、平祐奈、伊礼彼方、小南満佑子、福本伸一、葛山信吾、紅ゆずる、山路和弘が取材に応じた。同作はイギリスの劇作家マイケル・フレインによって書かれ、1982年にマイケル・ブレイクモアの演出により、ロンドンで初演。1992年にはピーター・ボグダノヴィッチ監督により映画化され、その後もウエストエンド、ブロードウェイはもちろん、世界各地で繰り返し上演されてきたシチュエーションコメディだ。○■舞台『NOISES OFF』のフォトコールに登場した藤井流星すでに大阪公演を終えており、観客も「予想以上にリアクションしてくださった」という藤井。伊礼が「流星のここしだい」と腕を叩くと、藤井は「あんまりハードルをあげないでほしい」と苦笑する。羽野が「流星がものすごい汗かいて、どんだけ痩せるんやって感じで」と明かすと、藤井は「リアルに、WEST.のライブの2〜3倍汗かいてます」と認め、羽野は「休憩の間に、衣装からぼたぼた汗が出てるの乾かしてもらってるくらい」と説明した。藤井はさらに「サーキットトレーニングくらいの感じ。痩せましたね」としみじみ。「めちゃくちゃ痩せて、稽古中に4kgくらい落ちたんですよ。そこからやばいと思って、ごはんを食べまくって、大盛りを頼んだりとか」と振り返り、伊礼は「プロテインを飲むようになったよね。階段の上り下りがスクワットやってるようなもん」と語る。一方、伊礼は「(演出上)ずっと客席にいるので、お客様の反応を感じながらやれる幸せがあります。もう大阪すごいですよ、流星のファン。瞬きひとつ全部とらえようとするから、ちょっとでもにこっとすると『はあ〜』、変顔すると『わっはっはっは!』」と表し、藤井も「反応が、舞台というよりライブくらいある。ありがたいことにすごく反応してくださる」と感謝。羽野が「でも、わかんないよ東京のお客様は」とつっこんでいた。大阪ではロッキングチェアが折れたり、紅が伊礼のウィッグをもぎ取ってしまったりとハプニングも多かったそう。自身と同じ名前の俳優や演出家を演じるという構成に「自分と重なる部分は?」という質問も。藤井は「恋愛系ですか?」と尋ね返すも、「恋愛はないです。安心してください!」と語る。また、今回演出を務める森新太郎氏が、WEST.のメンバーである小瀧望主演の舞台『エレファント・マン』も手がけていたため、小瀧からのアドバイスがあったかという質問も。藤井は「すごく勉強になるよという話は言ってましたね。お会いしたことはなかったので、写真を見て絶対怖いと構えていったんですけど、笑顔が見れてよかったです」と安心した様子。初対面の時も顔がこわばってしまったという藤井について、伊礼が「実際、どうなんですか!?」と、客席の森氏に語りかけると、生声で「期待通り!」という言葉が返ってくる。最後には藤井が「ハードルあげたくないですけど爆笑を取るつもりで、一丸となってドタバタ劇を走り切りたいなと思います」と意気込んだ。すでに大阪公演を終え、東京公演はEX THEATER ROPPONGIにて11月16日〜29日、福岡公演はキャナルシティ劇場にて12月4日〜10日。
2023年11月16日眞栄田郷敦映画初主演作『彼方の閃光』が、12月8日(金)より公開されることが決定。ポスタービジュアル、予告編も到着した。生まれて間もなく視力を失った少年・光。世界は「音」であり、彼はカセットテープに自分の世界を録音してゆく。光の眼は手術をすれば視力を得られる可能性があり、手術を受けることを決意するが…。20歳になった光(眞栄田郷敦)は、東松照明の写真に強く導かれるように長崎へ。旅先で出会った自称革命家の男・友部(池内博之)にドキュメンタリー映画製作に誘われ、長崎・沖縄の戦争の痕跡を辿ることに。その中で、心に傷を負いつつもたくましく生きる詠美(Awich)、沖縄と家族を愛する糸洲(尚玄)と出会う。戦争の痛ましい記憶と彼ら3人の生き様は、光の人生を大きく揺さぶり始める。そして、51年後の2070年、71歳になった光(加藤雅也)の生きる世界は大きく変容していた――。本作は、幼い頃に視力を失い、手術は成功するも、その視界に色彩を感じることが出来ないでいた主人公が、戦後日本を代表する写真家・東松照明の写真に惹かれ、長崎・沖縄の戦争の記憶をたどるロードムービー。作品に触れ、戦争の記憶を辿ることになる物語の主人公・光を演じる眞栄田さんは、「この作品を通して、『戦争』という歴史を伝えていかなければならないという意識を改めて強く持つことになりましたし、自分なりに伝えていける方法があることを実感しました。自分自身としては、あの時持てるすべての力を出したし、出させてもらったので、是非色んな方々に観ていただきたいと思っています」とコメントを寄せている。共演には、池内博之、尚玄、加藤雅也、そして“日本のヒップホップ・クィーン”Awichが本格的に俳優デビューを果たしている。公開されたポスタービジュアルは、モノクロの世界に身を置く光が何かを捉えた刹那の姿と、海面でたゆたう2人の人影を捉えた姿で構成されている。海のシーンは作中、最も印象に残るシーンの一つで、かつ、映画を観終えた観客だけがキャッチすることになるであろう隠喩を含んだシーンとなっているという。また予告映像では、旅路で光が目の当たりにすることになる戦争の痕跡や、光にとってかけがえのない出会いとなる人々の姿の断片や記憶が、モノクロの映像美と共にモンタージュのように紡がれている。『彼方の閃光』は12月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日現在放送中の連続テレビ小説「らんまん」の新たな出演者として、小野大輔、伊礼彼方、アナンダ・ジェイコブズ、山脇辰哉、住田隆、今野浩喜、渋谷謙人、田村芽実、小倉久寛の9名が発表。特別番組「まだ間に合う!らんまん」の放送も決定した。植物学者・牧野富太郎の人生をモデルにした本作。5月8日(月)放送の第6週からは、神木隆之介演じる万太郎の東京での生活がスタート。今回発表された声優の小野さんが演じるのは、今後「峰屋」に出入りすることになる呉服屋の仙石屋手代。さらに、元薩摩藩の実業家・高藤雅修役を伊礼さん、寿恵子(浜辺美波)の音楽&ダンスの先生役をアナンダさん、十徳長屋の住人役を山脇さんと住田さん、東京大学植物学教室の講師・大窪昭三郎役を今野さん、そこの学生・細田晃助役を渋谷さんが演じる。今野浩喜また、大畑印刷所のひとり娘・佳代を田村さん、根津にある中尾質店の店主を小倉さんが演じる。小倉久寛そして第6週を前に、小野さんがナレーションを務める、まだこれからでも追いつける特別番組「まだ間に合う!らんまん」、土曜日に放送してきたダイジェスト版のふり返り放送も必見だ。連続テレビ小説「らんまん」関連番組・「まだ間に合う!らんまん」NHK総合/5月5日(金・祝)午後6:05~BSプレミアム/5月6日(土)午後4:35~・連続テレビ小説「らんまん」土曜版振り返り放送5月8日(月)※7日深夜 午前2:25~第1週~第5週<NHK総合>・土スタ 「らんまん」in 高知ゲスト:神木隆之介、志尊淳5月6日(土)午後1:50~<NHK総合>・あの日 あのとき あの番組「ひたむきに愛するということ~『らんまん』と牧野富太郎~」5月7日(日)午後1:50~<NHK総合>連続テレビ小説「らんまん」は毎週月~土曜日8時~NHK総合にて放送中(土曜日は1週間をふり返り)。(cinemacafe.net)
2023年04月26日2023年1月12日(木) より新国立劇場 中劇場で開幕するミュージカル『キングアーサー』の稽古場レポートが到着。本作の楽曲計7曲が披露された。『キングアーサー』は、ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』『太陽王』『ロックオペラ モーツァルト』、宝塚歌劇花組公演『CASANOVA』など、数々のヒット作を生み出しているドーヴ・アチア氏が音楽・脚本・作詞を手がけるフレンチミュージカルの日本版。天から下される運命に立ち向かう主人公・アーサー役を浦井健治、最強の騎士として評されアーサーの敵として立ちはだかるメレアガン役を伊礼彼方と加藤和樹がWキャストで演じる。8月に行われたプレイベント(製作発表)以来の公の場での歌唱披露となったが、大迫力のダンスやステージングも加わりさらに進化したステージを魅せた。セットチェンジの合間には、キャスト同士で声を掛け合ったり、演出のオ・ルピナがキャスト陣へ段取りや演出上の確認を行う“ノート”の様子が見られ、和気あいあいとしつつもシーンの方向性を共有しながら進行していく結束力の強さが感じられた。<披露楽曲>1. M6:奪われた光(メレアガン:伊礼彼方、アンサンブル)メレアガン:伊礼彼方2. M7:私は誰なのか(アーサー:浦井健治、マーリン:石川禅、アンサンブル)アーサー:浦井健治マーリン:石川禅3. M15:報いを受けなさい(アーサー:浦井健治、グィネヴィア:小南満佑子、モルガン:安蘭けい、アンサンブル)モルガン:安蘭けい4. M19:約束(アーサー:浦井健治、グィネヴィア:宮澤佐江、ランスロット:平間壮一、ガウェイン:小林亮太、アンサンブル)左から)グィネヴィア:宮澤佐江、アーサー:浦井健治左から)グィネヴィア:宮澤佐江、ランスロット:平間壮一、アーサー:浦井健治、ガウェイン:小林亮太5. M26:アーサーの誓い(アーサー:浦井健治、ランスロット:太田基裕、ガウェイン:小林亮太、ケイ:東山光明、マーリン:石川禅、アンサンブル)左から)ケイ:東山光明、マーリン:石川禅、アーサー:浦井健治左から)ランスロット:太田基裕、ケイ:東山光明、アーサー:浦井健治、ガウェイン:小林亮太6. M27:愛じゃないみたいに(ランスロット:太田基裕、グィネヴィア:小南満佑子)ランスロット:太田基裕グィネヴィア:小南満佑子7. M28:誓いなさい(メレアガン:加藤和樹、モルガン:安蘭けい、アンサンブル)左から)モルガン:安蘭けい、メレアガン:加藤和樹メレアガン:加藤和樹稽古場披露を終えてのキャストコメント■浦井健治(アーサー役)作品のテーマである、選択。今の世の中、選択することを余儀なくされることも多く、自分自身、日常的に責任をもって行動することと、良いこと悪いことを間違えないように選択することの大切さを今まで以上に感じている日々です。それでも抗いたい。。というアーサーたちの、運命や選択を超えた想いなどが、時代への願いに変換されて込められているような今作。過去、シェイクスピア歴史劇シリーズに携わっていた時と同じ流れを感じています。王とは、血筋とは。そして、いつの時代にも通ずる人間の業というものに立ち向かう、純粋なアーサーを演じていきたいと思います!■伊礼彼方(メレアガン役 Wキャスト/五十音順)初のフレンチロック。想像以上に1曲1曲の個性が強く、独特で、どの曲もシングルカット出来るくらい遜色のないクオリティー。数人の作曲家が関わっているのにもかかわらず、良くこれを一本の芝居にまとめたなぁと感心しました。メレアガンはほとんど台詞がないので音楽の力と殺陣を使って心情を伝えられるように心掛けてます。どこまで伝えられるのかまだ手探りですが、限られた時間の中、色々チャレンジし、役を掘り下げて初日を迎えられるように精進します。ファンの方やお客さまと年明け早々に会えるのが嬉しいです。今から待ち遠しい!!!メインキャスト以外のカンパニーのみんなも一人一人の技量が高く、観ていて毎回惚れ惚れする。彼らが作り出す世界観と僕らの芝居が合わさった時、初めて日本版キングアーサーが生まれます。存分に楽しんでください。お見逃しなく!!■加藤和樹(メレアガン役 Wキャスト/五十音順)日を重ねるごとに形になっていく様子を目の当たりにして、ワクワクしています。ルピナさんの演出は我々をしっかり正しき方向へ導いてくれます。一つ一つのシーン、それぞれの役の感情が芝居、歌を通してビンビンに伝わってきます。ここから更に良い方向へ進んでいくと思います。ご期待ください。■太田基裕(ランスロット役 Wキャスト/五十音順)ランスロット役の太田基裕です。まだまだこれから稽古を積む段階ですので、見えていない部分ばかりですが、お客様に楽しんでいただける様に稽古していきたいと思っています。来年の幕開けに相応しい豪華なエンターテイメント作品になるかと思いますので、ぜひ楽しみにいていただけると幸いです。元気な姿で劇場でお会いしましょう!■平間壮一(ランスロット役 Wキャスト/五十音順)これからの残りの稽古も一生懸命向き合って初日まで頑張っていこうと思っています。キングアーサーを好きな人が沢山いる事もわかって、それぞれの好きポイントも全然違ったりしていて、アーサー伝説の用に色々な捉え方がある作品だからこそ自分の軸もしっかりおきつつ幅広い世代の方に楽しんでいただけるようにがんばっていきます!劇場でお待ちしております。■小南満佑子(グィネヴィア役 Wキャスト/五十音順)グィネヴィア役の小南満佑子です。フランス、韓国で上演され、多くの方に愛されている作品に、グィネヴィアとして出演させて頂けること、そして韓国公演の演出をなさったルピナさんの熱いご指導のもと、連日充実したお稽古に大変喜びを感じながら奮闘しております。人生は選択の連続だと言われますが、そんな重大な選択を迫られた時に、人はどういった感情を持ち、行動するのか。グィネヴィアの選ぶ道を丁寧に描いていけるよう、全身全霊で挑んで参ります。2023年の幕開けに相応しい豪華な今作を是非ご期待下さい!■宮澤佐江(グィネヴィア役 Wキャスト/五十音順)グィネヴィア役を演じます、宮澤佐江です。数年前、この作品の出演のお話を頂いて以来頭の片隅にキングアーサーが常に存在していました。自分の人生のこのタイミングでこの作品に出演できる事、そしてそれを自らが選択した事、絶対に何か意味があると思っています。私にとってこの作品への出演は大きなチャレンジです。日々のお稽古の中でまだまだ自分への課題は山積みですが、必ず自信を持って舞台上でグィネヴィアとして生きます。素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと心を一つに日本ならではの『ミュージカルキングアーサー』を創りあげたいと思います。楽しみにしていてください。■小林亮太(ガウェイン役)台本に書かれた言葉が、稽古で少しずつ具現化されてきました。想像していた以上に、壮大で、華やかで。しかし、アーサーがいたであろう時代を生きようとするのはなかなか難しいです。その中でも、健治さんの生きるアーサーは生命力に溢れていて、とても力強く……日々、掬い上げてもらっています。王の成長を見守る者として、ガウェインの在り方を、残りの稽古期間、模索していきたいと思います。■東山光明(ケイ役)1幕を通し、今は2幕のお稽古真っ只中ですが戦闘シーンなどド派手なナンバーから心に響くナンバーまでエンタメ要素が豊富な作品だと強く思います。登場人物の中ではある意味浮いたキャラのケイですが、これからも真剣に彼の生き様を突き詰めていきたいです。カンパニーウェアも届き、これを着て更に一丸となって初日目指して頑張ります!2023年の新年幕開けとなる『キングアーサー』を大成功させていきますので応援よろしくお願いします!!■石川禅(マーリン役)「ああ、ほら、エクスカリバーを岩から引き抜いた人でしょ?」「あ、円卓の騎士を作った人?」「あれ?、エクスカリバーってRPGの主人公が持てる武器によく出てくるヤツ?」(笑)アーサー王のことを聞かれると、おしまいに「?」マークが付くほど、知らないことばかりでした。未だに実在したかどうか議論される人物なのに、海外ではアーサー王に纏わる映画が40作品以上制作されているそうです。何故そんなに支持されるのか?僕はこの作品に取り組んでその理由が段々わかってきたところです。一緒にアーサーの背負った「運命」を追体験してみませんか?劇場でお待ち申し上げております。■安蘭けい(モルガン役)演出のオ・ルピナさんに明確なビジョンが見えているので、信頼して安心して、いい稽古ができていると思います。モルガン役に関しては、求められるキャラクターのイメージをいかに自分に落とし込んで演じるかが課題になってくると思います。お客様に楽しんで頂ける作品になるようにカンパニーみんなで頑張ります!撮影:田中亜紀<公演情報>ミュージカル『キングアーサー』ミュージカル『キングアーサー』本ビジュアル<東京公演>期間:2023年1月12日(木)~2月5日(日)会場:新国立劇場 中劇場<群馬公演>期間:2023年2月11日(土・祝)~12日(日)会場:高崎芸術劇場 大劇場<兵庫公演>期間:2023年2月24日(金)~26日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール<愛知公演>期間:2023年3月4日(土)~5日(日)会場:刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール【キャスト】アーサー:浦井健治メレアガン:伊礼彼方 / 加藤和樹(Wキャスト / 五十音順)ランスロット:太田基裕 / 平間壮一(Wキャスト / 五十音順)グィネヴィア:小南満佑子 / 宮澤佐江(Wキャスト / 五十音順)ガウェイン:小林亮太ケイ:東山光明マーリン:石川禅モルガン:安蘭けい碓井菜央 / 加賀谷真聡 / 工藤広夢 / 当銀大輔 / 長澤風海 / 加藤翔多郎 / 長澤仙明 / 半山ゆきの / 新井智貴 / 大井新生 / 大場陽介 / 岡田治己 / 加藤さや香 / 鹿糠友和 / 鈴木百花 / 高島洋樹 / 高橋伊久磨 / 高橋慈生 / 田口恵那 / 東間一貴 / 内木克洋 / 長嶋拓也 / 永松樹 / 西尾真由子 / 花岡麻里名 / 藤本真凜 / MAOTO / 松平和希(五十音順)【スタッフ】日本版台本・演出:オ・ルピナ翻訳・訳詞:高橋亜子音楽監督:竹内聡振付:KAORIalive美術:二村周作照明:高見和義音響:山本浩一映像:上田大樹衣裳:前田文子ヘアメイク:宮内宏明擬闘:栗原直樹エレクトロニックミュージックデザイン:ヒロ・イイダ歌唱指導:やまぐちあきこ演出助手:河合範子舞台監督:徳永泰子稽古ピアノ:中條純子演出家通訳 / 台本下訳:キム・テイチケット情報はこちら:関連リンク公式HP:公式Twitter:公式Instagram:
2022年12月14日デベロッパーGratesca StudioとパブリッシャーThermite Gamesのアドベンチャー『彼方へ』、現在英語と日本語のローカライズ、さらにPlayStation 4, PlayStation 5とNintendo Switchバージョンの開発資金を調達ため、Kickstarterで2022年10月13日にクラウドファンディングが開始いたしました。開始から26時間後に予定されていた目標を達成し、10月24日時点では支援額231%を突破いたしました。Demo版もItchで公開されています。Kickstarterでパッケージ版とコレクターズエディションの予約も可能です。デベロッパーGratesca Studioの旧社名は「HongCha Games」です。2021年8月18日にSteamで発売された『彼方へ』は、4024件のSteamユーザーレビューが寄せられており、そのうち98%が好評です。Screenshot1■ゲームについて『彼方へ』は「ハードボイルド+ブラックユーモア」風なアドベンチャーゲームです。プレーヤーは働く少女クローサとなって、べジャンという港町でギャングの闘争、犯罪の陰謀、家族の恩讐が絡み合うスリル満点な冒険に巻き込まれていきます。■ゲームの特徴9ルートのメインストーリー16のマルチエンディング300以上の選択肢があり50万文字を超えるシナリオ「香港の警察映画」のような映画的な雰囲気全編広東語の吹き替えを採用Steamで「圧倒的に好評」の最高評価を得ているSteamストアページ Press Kit Demo Page ■ゲームの概要タイトル :『彼方へ』ジャンル :アドベンチャー開発元 :Gratesca Studio販売元 :Thermite Gamesプラットフォーム:PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/STEAMプレイヤー数 :1人対応言語 :日本語/英語/中国語 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月26日2023年1月に上演されるミュージカル『キングアーサー』の本ビジュアルが公開された。本作は、グルーヴ感溢れるフレンチロックの音楽とともに描かれるケルトに伝わる騎士たちの物語。迫力のダンスやアクロバティックなシーンと人間ドラマが融合し、新たな日本版として上演される。本ビジュアルは、先行して公開されていたソロカットと同様に、公演時に実際に着用する衣装を纏い、主人公のアーサーを演じる浦井健治をはじめとしたキャストが勢ぞろいした1枚となっている。東京公演は2023年1月12日から2月5日に新国立劇場 中劇場で上演。その後2月11日・12日に群馬・高崎芸術劇場(公益財団法人高崎財団)、2月24日から26日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール、3月4日・5日に愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールで上演される。東京公演のチケットは、本日9月14日より一般発売がスタートした。<公演情報>ミュージカル『キングアーサー』【キャスト】アーサー:浦井健治メレアガン:伊礼彼方 / 加藤和樹(Wキャスト / 五十音順)ランスロット:太田基裕 / 平間壮一(Wキャスト / 五十音順)グィネヴィア:小南満佑子 / 宮澤佐江(Wキャスト / 五十音順)ガウェイン:小林亮太ケイ:東山光明マーリン:石川禅モルガン:安蘭けい碓井菜央 / 加賀谷真聡 / 工藤広夢 / 当銀大輔 / 長澤風海 / 加藤翔多郎 / 長澤仙明 / 半山ゆきの / 新井智貴 / 大井新生 / 大場陽介 / 岡田治己 / 加藤さや香 / 鹿糠友和 / 鈴木百花 / 高島洋樹 / 高橋伊久磨 / 高橋慈生 / 田口恵那 / 東間一貴 / 内木克洋 / 長嶋拓也 / 永松樹 / 西尾真由子 / 花岡麻里名 / 藤本真凜 / MAOTO / 松平和希(五十音順)【スタッフ】日本版台本・演出:オ・ルピナ翻訳・訳詞:高橋亜子音楽監督:竹内聡振付:KAORIalive美術:二村周作照明:高見和義音響:山本浩一映像:上田大樹衣裳:前田文子ヘアメイク:宮内宏明擬闘:栗原直樹エレクトロニックミュージックデザイン:ヒロ・イイダ歌唱指導:やまぐちあきこ演出助手:河合範子舞台監督:徳永泰子稽古ピアノ:中條純子演出家通訳 / 台本下訳:キム・テイ<東京公演>期間:2023年1月12日(木)~2月5日(日)会場:新国立劇場 中劇場【アフタートークショー】以下の各公演終演後にアフタートークイベントを開催いたします。ミュージカル『キングアーサー』アフタートークショー 登壇者■1月19日(木) 18:00登壇者:加藤和樹 / 安蘭けい / 石川禅■1月21日(土) 18:00登壇者:平間壮一 / 宮澤佐江 / 東山光明■1月24日(火) 18:00登壇者:浦井健治 / 伊礼彼方■1月28日(土) 18:00登壇者:太田基裕 / 小南満佑子 / 小林亮太※対象公演回のチケットをお持ちの皆様ご参加いただけます。※登壇者は急遽変更になる場合もございます。イベント詳細はこちら:<群馬公演>期間:2023年2月11日(土・祝)~12日(日)会場:高崎芸術劇場 大劇場<兵庫公演>期間:2023年2月24日(金)~26日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール<愛知公演>期間:2023年3月4日(土)~5日(日)会場:刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールツアー公演プリンシパル出演スケジュールはこちら:東京公演のチケットはこちら:関連リンク公式HP:公式Twitter:公式Instagram:
2022年09月14日ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』の製作発表が6日に都内で行われ、大貫勇輔、平原綾香、May’n、小西遼生、伊礼彼方、上川一哉、植原卓也、上田堪大、清水美依紗、三浦涼介、福井晶一、永井大、石丸さち子(演出)が登場した。原作:武論尊、漫画:原哲夫による大ヒット漫画をミュージカル化作する同作。二千年の歴史を誇る北斗神拳の伝承者となったケンシロウ(大貫勇輔)が、南斗孤鷲拳伝承者のシン(植原卓也・上田堪大/Wキャスト)に婚約者・ユリア(平原綾香・May’n/Wキャスト)を強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。さらに世紀末覇者・拳王を名乗り、混沌とした世界を恐怖で支配しようとする兄・ラオウ(福井晶一・永井大/Wキャスト)から世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がる。今回ラオウ役の永井はミュージカル初挑戦。この日はWキャストの福井と共に「揺るぎなき信念」の歌唱を披露したが、「歌の方もすごく恐怖というか不安というか、たくさん抱えながら臨みました」と緊張している様子。「非常にお腹が痛くなる日々が続いて、稽古場に行く前に、歌を歌わなければいけないという時に限って痛くなる」とプレッシャーが体調にも出ていたが、「徐々に皆さんのキャラクターを知ることによって、少しずつ光が見えてきたなというところまで導いてくださって今に至るんです」と振り返った。さらに永井は「座長である大貫くんが皆さんを引っ張ってくれて、ケンシロウとして構えてくれる。そんな存在でいてくれるので、本当に頼り甲斐がある方だなと改めて思っています」と感謝。「年齢的にも大貫さんとちょうど10個違うんですが、戦いがあったりして、自分も体が動くなと思ってはいたんですけど、大貫さんの動きを見たら圧巻というか、体力と運動能力がすごい。自分の出番がない時に動きを見てるだけでも刺激になったり勉強になったりする日々を過ごしております」と絶賛した。同じくラオウ役の福井は、永井について「素晴らしい身体能力と吸収力、初ミュージカルとは思えない本当に堂々とした素晴らしい方」と太鼓判。「永井くんと一緒にラオウイズムを叩き込んでこの先に挑めることを幸せに感じています」と語った。
2022年09月06日ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』の製作発表が6日に都内で行われ、大貫勇輔、平原綾香、May’n、小西遼生、伊礼彼方、上川一哉、植原卓也、上田堪大、清水美依紗、三浦涼介、福井晶一、永井大、石丸さち子(演出)が登場した。原作:武論尊、漫画:原哲夫による大ヒット漫画をミュージカル化作する同作。二千年の歴史を誇る北斗神拳の伝承者となったケンシロウ(大貫勇輔)が、南斗孤鷲拳伝承者のシン(植原卓也・上田堪大/Wキャスト)に婚約者・ユリア(平原綾香・May’n/Wキャスト)を強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。さらに世紀末覇者・拳王を名乗り、混沌とした世界を恐怖で支配しようとする兄・ラオウ(福井晶一・永井大/Wキャスト)から世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がる。製作発表ではスペシャルメドレーとして「抗いようもなく(リプリーズ)」(人々)、「宿命」(宮川浩)、「兄弟の誓い」(小西遼生・宮川浩・一色洋平・百名ヒロキ)、「抗いようもなく」(三浦涼介・清水美依紗)、「揺るぎなき信念」(福井晶一・永井大)、「ただ愛のために」(植原卓也・上田堪大)、「心の翼リプリーズ」(清水美依紗・渡邉蒼・山崎玲奈・桑原愛佳)、「願いを託して」(小西遼生・三浦涼介)、「この命が砕けようと」(平原綾香・May’n・AKANE LIV)、「ヴィーナスの森」(伊礼彼方・上川一哉)、「氷と炎」(平原綾香・May’n)、「心の叫び」(大貫勇輔)と12曲が披露された。2021年に初演を迎え大きな話題を呼んだ同作は中国公演を予定していたものの、コロナ禍で中止に。日本での再演も中国へ行く計画のために決定したものだったが、代わりに今回の公演が中国に配信されることになったという。大貫は「残念な気持ちを共有したんですけど、中国で配信できることが決まって、またいつの日か中国公演、さらにヨーロッパとかアメリカとか、いろんな国でできたらいいなという思いも持ちながら」と意欲を見せる。演出の石丸は再演について「よりシンプルに、よりダイナミックに。お客さまに愛されて育って行った作品なので、本番中に客席で感じていたこと、日々の本番を重ねる中で俳優たちと『次があったらこうしたいね』と言っていたことを少しずつ積み立てていった」と明かす。「1幕最後の、ケンシロウが救世主として覚悟を決めるシーンはもう一つ飛べるんじゃないかと話をしておりまして、今回は大貫さんが初演を演じきった時からずっと持っていたものを加え、自身が振り付けしました。その振り付けに合わせて、音楽も新しく用意しました」と新たな見せ場もあるという。ヒロイン・ユリア役の平原は「できればケンシロウがやりたかった」と発言し、大貫が「ダブルキャストで……?」と提案。平原は「ケンシロウは何かに打ち勝って体得、成長していく役なのがうらやましかった。ユリアは最初から完成されている女性で、常に待ち続ける。こういう大役をやるのは難しくもあったんですけど、これからもっとお稽古に励んでいく所存ですので」と説明し、「1番ケンシロウをやりたいのはMay’nさん」と紹介すると、May’nは「いつでも、鍛えておりますので」と腕の筋肉を強調した。今回初参加となる小西は、同作のカンパニーについて「ちょっと怖かったです。もともといるメンバーの熱量がハンパなくて、高校1年生の時にバスケ部に入ろうと体育館の扉を開けるんだけど、あまりの怒号に扉をそっと閉めてバスケはやらなかったという過去があったので、思い出してしまいまして、慣れるまで様子を見ながら少しずつ上げて上げて、ようやく一緒の空気を吸えるようになった」と表す。この発言は「僕も初めてお稽古場に参加させていただいた時は皆さんの熱量に圧倒されました」(上川)、「小西さんとずっと共感しあって、やばいね、やばいねと話してた」(清水)、「とにかく最初の顔合わせ、ホン読みから熱がすごいんです。パイプ椅子の上で演技したり」(永井)と続々共感を呼び、続投組の上田も「いまだから言えるんですけど、初演の時にマジで怖くて、稽古に行く時の足が重くて……それくらい苦しかったりしたんですけど、稽古場で先輩方、仲間たちに愛で包まれてて、本番でまたお客さまと育んで行った作品」と告白していた。歌唱披露では「皆さん、お待たせしました」と登場しダンスでも盛り上げた伊礼は、小西から「ディナーショーみたい」と言われつつ、「初演はゼロから作る面白さがありましたけど、再演は続投組の熱意が込められてるものですから、新しいメンバーはついていくのは大変だったんだろうと思いまして。小西くんのお話を聞いても相当嫌だったんだろうなと……」と語り、小西は「いやとは言ってないよ」とツッコミ。伊礼節は止まらず、演出の石丸も太鼓判を押したレイの新たなシーンについては「レイのシーンがまあよくなってるんですよ! よかったわね三浦くん! 三浦くんが素敵なのよ。うらやましくて嫉妬しちゃう! なぜあのシーン、僕にやらせてくれなかったのか」と大声で会場の笑いを誘う。さらに伊礼は「僕は今、(ミュージカル『ミス・サイゴン』で)ベトナムにいるんですよ。アメリカンドリームを掴んでる最中なんですけど、ベトナムの役もジュウザもテンション高くて、前回はレイとジュウザで心のバランスが取れてたんですけど、今はものすごい陽なんですよ。暗い男たちばっかりの話でしょ? ジュウザが出た時には素敵な箸休めになったら」と期待を煽った。そんな伊礼について、三浦が「伊礼さんとお会いするのがすごく楽しみで、稽古場にいたたらなかなかお会いできなくて、ちょっとしてから遅れて入られていたんですけど、すごく暑苦しいというかなんというか……」といじると、伊礼は「おいおい言葉選べや、製作発表だぞ!」とツッコミ。また植原は「僕は前回に引き続き出演させていただいてるんですけど、稽古のスタートライン、基準値が高いところがあるなというのは感じまして、僕自身も気合を入れ直してシーンと向かい合って戦っていきたい」と意気込み、上田は「たっくん(植原)とは今回も同じく続投なので、相変わらず仲良し全開」と和気藹々とした姿を見せていた。ラオウ役の福井も「男ども一人ひとりをぶっ倒していくわけですけど、本気にさせることが僕の使命だと思っている。ケンシロウが愛をつかんでそして目覚めていく過程においてラオウは重要な圧倒的な存在だと思うので、初演に引き続き突き詰めていきたいと思います」と気合十分。本番に向けて食事制限と筋トレを欠かさないという大貫は「1幕最後が1分10秒くらいで、本当にしんどいんですけど、軽くなればなるほど楽になってきているので、もうちょっと軽くして楽になればなと思いながら日々頑張っております」と、公演のための体づくりについても明かした。東京公演はBunkamura オーチャードホールにて9月25日〜30日、福岡公演はキャナルシティ劇場にて10月7日〜10日。
2022年09月06日2023年1月に上演されるミュージカル『キングアーサー』より、主演の浦井健治をはじめとする主要キャスト総勢11名と演出のオ・ルピナが出席するプレイベント(製作発表)が、8月25日に開催された。本作はイギリス・ケルトに伝わる同名の伝説を、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』『太陽王』『ロックオペラ モーツァルト』、宝塚歌劇花組公演『CASANOVA』などを手がけたフランスの名作曲家・ドーヴ・アチアがフレンチロックをベースに多彩な音楽と共に描いたミュージカル。2015年パリで初演後、日本では2016年に宝塚歌劇団月組公演にて上演(タイトルは『アーサー王伝説』)、韓国では2019年の初演に続き今年3月にも再演されている人気作だ。オ・ルピナ今回日本版の演出を手がけるオ・ルピナは『デスノート THE MUSICAL』の韓国プロダクション2015年・2017年版に演出補として参加。2020年には本作の韓国プロダクションの演出も手がけている気鋭の演出家。自己紹介に続いて「すてきな作品に参加できてうれしく思います。すてきなスタッフ、すてきな俳優のみなさんとご一緒出来て光栄であり、とても楽しみです」と意気込みを語った。イベント冒頭は本作から楽曲2曲を披露。まずは伊礼彼方と加藤和樹による「奪われた光」を、コーラスに小南満佑子、宮澤佐江、東山光明、小林亮太が参加したこの日だけの特別バージョンで。続いて披露されたのは浦井健治、小南満佑子、宮澤佐江による「魔法に導かれて」。終盤はイベント参加のキャスト11名全員で力強く歌いあげ、情熱的なフレンチロックで会場を一気に作品世界に満たした。続く質疑応答で楽曲のお気に入りポイントを尋ねられた浦井は「フレンチロックという、いわゆるグランドミュージカルとは少し毛色が違った、本当にシャウトとか……(冒頭「奪われた光」を圧巻のハイトーンで歌いあげた加藤と伊礼の方に視線を送りつつ)和樹と彼方のどこまでも高いシャウトをこの時間(イベントが行われたのは正午)に出すという(苦笑)。役者としてはやりがいを感じる楽曲揃い。しっかりと体力をつけて、このメンバーだからこそ出せるものを紡いで行けたらと感じました」浦井健治左から)伊礼彼方、浦井健治、加藤和樹『1789~』に出演し、フレンチロックの世界に浸ったという加藤は「感情的なメロディラインとダンサブルな感じがありお客さんも思わず体がのってしまうような楽曲が多い。今回はアンサンブルキャストがとにかく踊れる方ばかりなので、音楽だけでなく、見た目にも派手で、ときに切なく、悲しく、というものを全て表現できるような楽曲だと感じました」加藤和樹また、楽しみにしていることを聞かれた平間も踊りがすばらしいアンサンブルキャストが多いことにふれ「自分がこの作品を観た時に思ったのは全員が全員、全身を使ってやっている、まるでサーカスをみているような感覚だった」と表現。「みんなが全力で汗をかいて、身体を使って表現していく、というところが楽しみで期待しているところです」と本作ならではの魅力を語った。平間壮一殺陣も見どころとなるミュージカル『キングアーサー』。どの俳優との闘いを楽しみにしているか、という質問に「どなたも何も浦井健治でしょう」と答えたアーサーの敵メレアガン役の伊礼。「重い鎧をつけて革の衣裳を着て闘うので汗だくになることは必至。お互いけがをしないように気を付けたい」と真剣な表情で語ったあとに「1度くらい勝たせてもらえないかと、オ・ルピナさんにお願いしようと思っています」と加え会場を沸かせた。するとすかさず浦井が「(メレアガンは)エクスカリバーを抜くことができないわけですよ」と反応し、「私が抜こうかな?」と安蘭。太田からは「伊礼さんが浦井さんを本当にやってしまわないかちゃんと監視しながら稽古に臨みたいと思っています(笑)」と釘を刺され、し烈な闘いが繰り広げられる物語とは真逆の和気あいあいとした雰囲気に。伊礼彼方(手前)と太田基裕(後ろ)また、舞台『鬼滅の刃』で主人公の竈門炭治郎役として刀を手に闘った小林は「西洋剣術は初めて。稽古でけがをしない、させないように丁寧に扱っていきたい。(刀と剣の)違いを大事にしながらリアリティをもってやりたい」と意気込んだ。小林亮太それぞれの役づくりについて、アーサーの異父姉でありアーサーに恨みを持つモルガン役の安蘭は「今回のように悪が入った役というのは、おそらく宝塚歌劇団退団後初めてなのでそこは楽しみ。(石川)禅さんとタッグを組んでいる感じはあるので禅さんには負けないように」と語り共演者の笑いを誘った。安蘭けい実生活では3人兄弟の末っ子という東山はアーサーの兄ケイを演じるにあたり「兄のイメージは責任感が強いというのもあるが、今回はもっと自由奔放に、飄々とした憎めないキャラをつくっていけたら」と既に役のイメージを膨らませている様子。東山光明圧巻の新ビジュアルも初披露! 「物語を感じる」こだわりの衣裳質疑応答終了後は、本番で実際に着用する衣裳を纏ったキャスト11人が集合した新ビジュアルも初披露。ミュージカル『キングアーサー』新ビジュアル感想を聞かれた浦井は「圧巻。(本作の衣裳担当である)前田(文子)さんの衣裳は袖を通すと物語を感じる。それがそのまま板(舞台)の上に乗っている感じがする。踊ったり殺陣をするのは絶対に大変だと思うが、それができたら絶対にキラキラした派手な感じになると思う」とこだわりの衣裳の魅力を熱く語った。伊礼は「絶対に1度(衣裳の)展覧会をやった方がいい」「革で動きづらいと思ったが以外と馴染んでくるので稽古場から着てできたらいい」とリクエスト。安蘭は「着れば健ちゃん(浦井)が言った通り、演じなくても衣裳が演じてくれる。前田さんの衣裳が本当に素敵」と絶賛。宮澤佐江宮澤は「タイトでラインがみえる衣裳なので、撮影の前に5日間断食をした」と告白し実際に着るうえでの苦労も。石川は「今回は常人ではない役(魔術師マーリン役)で、当初は地毛でいく予定だったが撮影時に急遽鬘をつけていただいた。自分でも自分ではないような役がそこにいるなと」。石川禅質疑応答で衣裳のお気に入りのポイントを聞かれ「ひとつひとつ繊細に、細部にわたってこだわって作っていただいたので(衣裳からも)この作品の世界観にどっぷりと浸っていただきたい」と語っていた小南は「撮影時は風を当てていただいたりしてとても良い気分でテンションが上がった。出来上がりをすごく楽しみにしていたがこうして見ると皆さん強そう」と圧巻のビジュアルに満足の様子。小南満佑子最後に今回の演出のポイントについて「華やかなショーの部分が多いが、各キャラクターの感情、成長と苦しみも新たに表現したい」とオ・ルピナ。浦井が「この作品はすごくド派手で、ダンスありアクロバットあり殺陣あり、そしてフレンチロックということで、かなりギラギラ、キラキラした作品だが、本当の正義だとか、それぞれの群像劇としての愛のカタチだとか、人間の物語を繊細なところで紡いでいく“お芝居”というものも大切にするような作品になるのではないかと思う。かなりの体力勝負になるので怪我人なく大千穐楽まで駆け抜けていけたら」と締めくくりイベントが終了した。ミュージカル『キングアーサー』の上演は2023年1月12日(木)~2月5日(日)・東京・新国立劇場 中劇場にて。チケット一般発売は9月14日(水)11時より。チケットぴあでは9月1日(木)より先行発売を予定している。群馬・兵庫・愛知公演あり。撮影:杉映貴子ミュージカル『キングアーサー』チケット情報はこちら:
2022年08月30日ミュージカル『キング・アーサー』のプレイベント(製作発表)が25日に都内で行われ、オ・ルピナ(演出)、浦井健治、伊礼彼方、加藤和樹、太田基裕、平間壮一、小南満佑子、宮澤佐江、小林亮太、東山光明、石川禅、安蘭けい、ホリプロ 代表取締役社長 菅井敦氏が登場した。同作はイギリ ス・ケルトに伝わる騎士達の物語を、ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』など数々のヒット作を生み出しているドーヴ・アチア氏がグルーヴ感溢れるフレンチロックミュージックをベースとした多彩な音楽で描いたヒット作。天から下される運命に立ち向かうアーサー王の物語を描く。ホリプロ 菅井社長は「2023年の初回上演のみならず、先々レパートリーとしてずっとやっていく作品に仕上げていくべく頑張っていきます」と宣言。この日は伊礼、加藤、小南、宮澤、小林、東山による「奪われた光」、そして浦井、小南、宮澤、全員による「魔法に導かれて」の2曲を披露。浦井は「かなりシャウトがあって、和樹と彼方がどこまでも高い声をこの時間に出すという、役者としてはやりがいの感じるような楽曲」と表し、「しっかりとみんなで体力をつけて、このメンバーだからこそ出せる音を紡いでいけたらと感じました」と意気込んだ。伊礼はなぜか浦井に対し「プライベートでは負けませんですからね。作品ではいつも負かされてるけどさ、プライベートを楽しみにしてください」と宣言し、「1公演くらい勝たせてもらえないかお願いしようと」と目論む。浦井が「剣、抜いてみて」と煽ると、安蘭が「私が抜こうかな、エクスカリバー」と参戦し、浦井は「誰よりも似合う」と苦笑していた。加藤も楽曲について「ダンサブルな感じで、見た目に派手で時に切なく悲しくというのを表現できる楽曲なんじゃないかなと思います」と太鼓判。「3人兄弟の末っ子」という東山は、今回アーサーの兄役を演じるにあたって「実際の兄はオラオラ系なんですけど」と東山義久のことを表しつつ、「自由奔放に憎めないキャラを作っていけたらと思っています」と語った。殺陣のコツを聞かれた太田は「怪我をしない、させない」ときっぱり。一方で「伊礼さんが浦井さんをやってしまわないか監視しながら稽古していきたい」と述べ、周囲からは「言葉が悪い」、伊礼からは「そんな野蛮じゃございません」とツッコミが飛ぶ。平間は「全員が全員、体も歌も全身を使ってやってる。サーカスを見てるような、ミュージカルと違った楽しみ方を期待してもらえれば」と見どころを明かした。また、舞台『鬼滅の刃』シリーズで主演を務めている小林は「別作品では鬼を狩るために日本の刀を振っているんですけど、西洋剣術が初めて」だという。浦井が「なるべく"呼吸"は使わないようにお願いします」と言葉を向けると、小林は苦笑しつつ「両手で持って斬るのが大事になってくるので、そういうとことはリアリティを持ってやりたい」と意気込んでいた。最後には浦井が「この作品はド派手で、ダンスありアクロバットあり殺陣あり、そしてフレンチロックということで、かなりキラキラした作品だと思うんですけれども、物語の中では人間の本当の正義だとか、それぞれの群像劇としての愛の形だとか、繊細な心を紡いでいく、感情を大切にするようなお芝居を大切にするような作品になるんじゃないかなと思っております」と語る。「イケメン揃いだと思うんです、禅さんを筆頭に! 安蘭さんも。本当に楽しんでいただけるような作品になると思います」とアピールした。東京公演は新国立劇場 中劇場にて2023年1月12日~2月5日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて2月11日~12日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて2月24日~26日、愛知公演は刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて3月4日~5日。
2022年08月25日2020年にコロナ禍で中止になり、今年再演されるミュージカル『ミス・サイゴン』は、奇しくも日本初演から30周年を迎える。エンジニア役の伊礼彼方と、キム役の昆夏美が大阪市内で開かれた取材会で思いを語った。ミュージカル「ミス・サイゴン」 チケット情報ベトナム戦争末期、エンジニア(伊礼のほか、市村正親、駒田一、東山義久の交互出演)が経営するキャバレーで働くベトナム人の少女キム(昆のほか、高畑充希、屋比久知奈の交互出演)は、アメリカ兵クリスと恋に落ちるが、サイゴン陥落の中、二人は引き離されてしまう…。社会の底辺から這い上がってきたエンジニアは、アメリカン・ドリームを夢見る貪欲なキャラクターだ。今回、初出演となる伊礼は、「オーディションのとき、今の僕は狼で、求めているのはハイエナだと言われた。この2年間で演じる引き出しも増え、ハイエナになる準備ができています」と語る。「エンジニアはフランス系ベトナム人で、僕はハーフ。僕も日本にきた時は、見た目や言語、文化が違い、自分だけが世界から取り残された気分で孤独を感じていた。その孤独を埋めるために悪ガキだった時期があり、エンジニアには同じような部分を感じる。彼は女の子を道具にし、人をモノとしか思わない。そういう接し方をしないと自分が保てないんじゃないかと僕は捉えていて、哀れな悲しい男だなと。その感情を隠し持った上で演じたいですね」と意欲的だ。一方、キムに扮するのは今回が3回目になる昆。「キムという役に出会ったころ私は20代で、パワーや前に向かっていく気持ちが強く、演じるにあたってそれがいい作用を及ぼしていた」と振り返る。若くして母親になるキムだが、「私に子どもはいませんが、友達に子どもが生まれたりして、年齢を重ねてきたぶん、変化が出てきました。少女が必死に生きてきただけではなく、母の面もプラスして見せられたらと思います」と話す。伊礼が、「昆さんが息子タムをどう抱くのか楽しみ。子どもの抱き方で愛情や役者がどこまで役を掘り下げているかが伝わってくるので」と言い、彼女を見つめると、昆は「顔を向けて言われたら怖い(笑)。頑張ります…」とうろたえ気味に応じ、会場は笑いに包まれた。また、お互いの役の印象については、「伊礼さんのエンジニアは本当にカッコよくて、華と色気がある」と昆が語れば、伊礼も「昆さんはキムを演じるのが3回目ですが、今もピュアさがあって素晴らしい」と昆を絶賛。本番でぜひ、確かめてほしい。7月24日(日)から28日(木)までプレビュー公演、7月29日(金)から8月31日(水)まで東京・帝国劇場、9月9日(金)から19日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。その後、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉を巡演。チケットは順次発売。6月11日(土)10:00より大阪公演のチケット先行先着プリセールを実施。取材・文:米満ゆう子
2022年06月10日2022年7月14日(木)〜19日(火)まで、虹のコンキスタドールが出演する舞台「ネコにマタタビ、アキバにレインボウ」〜この夏、虹の彼方へ旅にでる〜の上演が決定した!『虹のコンキスタドール』とは、自分たちが思う「かわいい!」や「好き!」を追い求めるインドア系・正統派アイドルグループ。通称“虹コン”。自称アイドル界イチ夏曲の多さを誇るも、実は直射日光が苦手な室内派……でも本当はやればできる子。虹コンなりのアツいライブで、2022年4月には日本武道館で2日間ファンを熱狂させた。そんな”虹コン”が今度は舞台に挑戦する!メンバー全員が出演し、さらに日替わりゲスト(※後日発表)も登場!そして初日となる7月14日公演には虹コン8周年イベントも予定されており、虹コンだいすきマン(虹コンファンの呼称)のみならずとも楽しめる内容となっている。脚本には「テイルズオブザステージ」シリーズや、「ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!」シリーズ/「バクマン。THE STAGE」(共に共同脚本)などを手掛けた入江おろぱを迎え、演出は「少女ヨルハ」「キューティハニー」シリーズ、「東京ドールズ」「舞台オーフェンはぐれ旅」「Wake Up, Girls!~青葉の軌跡」など幅広いジャンルの演出を手がける松多壱岱が担当する。”虹コン”が演じる舞台「ネコにマタタビ、アキバにレインボウ」〜この夏、虹の彼方へ旅にでる〜がどのような作品になるのか?どうぞご期待ください!舞台 『ネコにマタタビ、アキバにレインボウ』〜この夏、虹の彼方へ旅にでる〜2022/7/14(木)〜2022/7/19(火)全8公演【脚本】入江おろぱ【演出】松多壱岱【出演】虹のコンキスタドール ※ 隈本茉莉奈さんの 7/18の出演はございません長月明日香 ※ 7/18のみ出演日替わりゲスト (ゲストは後日発表します)【公演日程】2022年7月14日(木)〜19日(火)7月14日(木) 18:307月15日(金) 18:307月16日(土)13:00/18:007月17日(日)13:00/18:007月18日(月)13:007月19日(火)14:00※開場45分前※7月14日(木)公演は虹コン8周年イベントがございます【会場】シアター1010〒120-0034 東京都足立区千住3丁目92 千住ミルディスⅠ番館【料金】全席指定SS席 12,100円(税込)/S席 9,900円(税込)/A席 7,700円(税込)/学生席 5,500円(税込)【リピーター特典】3回特典:お好きなキャストの未販売ブロマイドA5回特典:お好きなキャストのサイン、コメント入り未販売ブロマイドB8回特典:全員のサイン入りパンフレット【チケット発売】虹のコンキスタドール(抽選):5月26日(木)11:00〜5月31日(火)23:59※詳細はこちらから: ぴあ先行(抽選):6月3日(金)11:00〜6月7日(火)23:59一般発売:6月18日(土)11:00〜※ぴあ先行発売・一般発売URL: 【公式サイト】nekomatastage.com【公式Twitter】@2zicon 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月25日コロナ禍による全公演中止から2年、『ミス・サイゴン』カンパニーが再び動き出した。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブチームがオペラ『蝶々夫人』の物語をベトナム戦争下のサイゴンに置き換えて描き、1989年にロンドンで誕生して以来世界中で上演されている超大作。日本初演30周年記念公演となる今回、初演から出演し続ける“ミスター・サイゴン”市村正親とともにエンジニア役を務める、駒田一(2014~)、伊礼彼方(初役)、東山義久(同)に意気込みを聞いた。同じようにやっていても絶対同じにならない――2年前、お三方は既に一緒にお稽古されていたそうですが、お互いのエンジニアを見てどんなことを感じられましたか?駒田本当に三者三様で、刺激をもらっていましたね。エンジニアに合ってる要素をそれぞれが醸し出していて、なるほど、だから選ばれたんだなと。具体的なことを言うとね、プレッシャーになっちゃうと思うから言わないし、僕についても良いことだけ言ってほしいんだけど。ははは!東山いや(笑)、具体的に言おうにも、一緒に稽古できたのは本当に数日でしたから。僕の日記にも書いてあるんですけど、《生き延びたけりゃ》を一さんだけちょっとやって、明日から本格的に稽古するよっていうタイミングで中止になったんですよ。駒田そっか、そうだったね。東山オーディションの課題曲のひとつでもあった大ナンバーを、僕らはまだやってないという(笑)。ほかのシーンも、まだどこから出てどこに行くっていう段取りを追っている段階でした。伊礼そうでしたね。エンジニアは段取りが多いから、今回も覚えることで手一杯で、覚えた頃にはもう初日がやってくるんじゃないかな(笑)。誰かの真似をしないようにとか自分のオリジナリティを出そうとか、そんなことを考える余裕もないような気がします。東山“真似しないように”の前に、“真似しなきゃダメ”なことがたくさんありますからね(笑)。駒田そうだね、そこは僕もちゃんと教えます(笑)。でもその段取りすら、同じようにやっていても絶対同じにならないのが面白いところで。このタイミングでここからあそこまで走るって決まっていても、その走り方に自然とオリジナリティが出る、そういうことなんだと思います。あの時代のベトナムにはエンジニアのような人がたくさんいた――改めて始まろうとしているお稽古に向けて、今の意気込みの程は。伊礼同じ役を演じるのって、やっぱり同世代が多いじゃないですか。でも今回、市村さんとは30歳以上、一さんとも20歳近く離れている。持っている引き出しも思考も違う先輩方の芝居を見て盗める、インスピレーションをもらえると思うと、僕はワクワクして仕方ないですね。駒田稽古場って、先輩がもがいてる姿も見られるもんね(笑)。伊礼そうなんですよ! 最初から完璧にできるんだろうなと思っていた先輩が、失敗しながらゼロから役を構築する姿を見せてくださると、勇気や希望をもらえます。やっぱり芝居って、いくつになっても最初からできるなんてことはないんだなって。駒田僕はそのことを、それこそ市村さん、そして松本白鸚さんといった先輩方から教わりました。できなくて当たり前なんだから、恥をかくことを恐れちゃいけない。だから僕は今回も、分からない時は「分かりません!教えてください!」って堂々と言っていきますよ(笑)。演出家や共演者からヒントをもらって、同じ役の人からも盗んで盗んで、その中から自分なりの役を形成していくのがお芝居なんだろうと思います。東山自分なりの、僕の色のエンジニアを演じなければ4人いる意味がないって思うと、大きな責任を感じますね。当たり前ですけど、お三方と共演はできないわけで、僕の回をご覧になる方にとっては僕が4人のエンジニアの代表みたいなもの。つまらないと思われたら僕のせいですから(笑)、責任は4分の1どころか、4倍になるような気がしています。伊礼いや、本当にそうですね! 4人一緒に出られたらどれだけ気が楽か(笑)。市村さんや一さんが作ってこられた『ミス・サイゴン』に泥を塗ってしまうようなことがないよう、良いところはとことん吸収しながら、自分なりの表現を見つけていくのが僕らの仕事なのだと思います。――これから見つけていこうとされているエンジニアのキャラクター像について、現時点での印象で構いませんので少し教えていただけますか?駒田僕は『レ・ミゼラブル』で演じたテナルディエについて、演出のジョン・ケアードさんから「あの時代のパリにいた庶民の代表なんだ」と言われたことがあって。エンジニアも、そういう男だと思ってます。きっとあの時代のベトナムには、エンジニアみたいな人がい~っぱいいた。そう考えると、時代背景をもっと知ることで、その中でどんなふうにどれだけ苦しんだかという裏の部分は、もっともっと掘り下げられるんじゃないかと思いますね。伊礼前回の稽古で、ベトナム戦争について勉強する時間がありましたよね。悲惨な映像をたくさん観て、僕は受け止めきれない気持ちになりました。人を傷つけてでも自分は生き延びてみせる、という心境になっても仕方ない状況だったのだと思います。正直、肌感として感じることはできないですけど、色んな映像や先輩方の姿から想像を膨らませていきたいなと。東山映像を観た時、演出家の方が「当時の匂いや温度を感じてほしい」とおっしゃっていて。実際、観たことで歌詞などから想像していた以上に、エンジニアが自分の中で色づいていくのが分かりました。ただ僕は、一度最後のシーンまで行って自分の“出口”を見つけてから、だったらここを通って行こう、というふうに作っていくタイプ。だから今の時点でキャラクター像を具体的にイメージすることは難しいんですが、お二方がおっしゃったことに加えて、夢を持ってるところがエンジニアのすごさだと思います。そのバイタリティは、大事にしたいですね。どの場面も“エンタテインメント”として成り立っている――三者三様のエンジニア、楽しみにしています。最後に、皆さんが思うこの作品の魅力や観るべき理由、オススメの楽しみ方などをお聞かせください。東山まずは今回、30周年というタイミングでこういう大役をやらせていただけること、本当に光栄に思っています。僕が思うこの作品の魅力は、悲しい物語でありながら、どの場面も“エンタテインメント”として成り立っているところ。僕はダンサー出身ということもあるので、まあエンジニアに踊る場面はないんですが(笑)、よりエンタメ寄りの見せ方ができたらと思っています。色々な観方をしていただいていいんですが、音楽や役者のパフォーマンスを楽しむ、というのもアリじゃないかと思いますね。伊礼この作品のキャラクターは全員、明日がどうなるか分からない状態で生きています。それって、もちろんもっと悲惨ですが、今の僕らと似たような感覚ですよね。だから彼らの物語に、コロナに打ち勝ちながら生きている僕ら役者、さらには劇場に来られているご自身も重ねて観ていただけたら、今を一緒に生きていることに感謝できるんじゃないかなと。観終わったあと、「来られて良かった、ありがとう」と思っていただけるように演じたいと思っています。駒田ふたりとも、いいこと言ったなあ。これも白鸚さんのお言葉なのですが、「悲しみを勇気に、苦しみを希望に変えるのが僕たちの仕事」、生業です。コロナ禍の前からその通りだと思ってましたけど、みんなが危機感やストレスを抱えている今こそ、押し売りするのではなく「いかがですか?」って、そっと提供できたらいいなと思っていて。『ミス・サイゴン』は東山さんも言った通り、話は悲惨ですが、それが素晴らしい音楽、装置や照明、そしてすごいパワーを持った出演者によってミュージカル化された作品です。伊礼さんが言ったように、足を運んでくださったお客様に「来て良かった」と思っていただけるように、僕らの生業の意味を背負って舞台に立ちたいですね。取材・文=町田麻子撮影=近藤誠司★『ミス・サイゴン』連続インタビュー第3弾は“ミスター・サイゴン”こと市村正親さん。5/20(金)AM7:00公開です!<公演情報>ミュージカル『ミス・サイゴン』2022年7月29日(金) ~8月31日(水) 東京・帝国劇場※プレビュー公演:7月24日(日) ~7月28日(木)9月以降全国ツアー公演あり※8月公演分チケットは5月21日(土) 10:00より一般発売開始!
2022年05月19日ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』稽古場お披露目会が9日に都内で行われ、吉田鋼太郎(演出)、柿澤勇人、ウエンツ瑛士、木南晴夏、鈴木壮麻、内田朝陽、伊礼彼方、一路真輝、堀内敬子らが登場した。同作は1983年のロンドン・ウエストエンドでの初演以来、世界中で愛され、日本でも1991年以来、繰り返し上演されてきたミュージカル。二卵性双生児として生まれた2人の男の子が、1人は裕福な家庭に引き取られ、もう1人は実の母親と貧しさの中で暮らしていく中で、双子と知らずに出会い人生を通して固い友情を育んでゆく。しかし血を分けた実の兄弟が、血が繋がっていると知った瞬間運命が変わってしまう数奇で切ない人間ドラマとなっている。お披露目会では「My Child我が子」(堀内、一路)、「Easy Termsかりそめの暮らし」(堀内、一路)、「Shoes Upon The Table 1テーブルの上の靴1」(伊礼、堀内、一路ら)、「That Guyあいつに」(柿澤、ウエンツ)、「I’m Not Saying A Word言わない気持ち」(ウエンツ、木南)、「Miss Jonesミス・ジョーンズ」(鈴木、柿澤、木南、内田、堀内ら)の6シーンを披露。演出を手掛ける吉田は「こんなに多く通し稽古をやったのは、役者としても、演出家としても初めてで、まさかこんなに早く通し稽古がやれると思っていませんでした」と稽古の状況を説明する。吉田は「今回は初めてのことばかりで、これまでは全て演出と俳優を兼ねていましたが、今回は演出のみ。またこれまではミュージカルと一線を画す人生を歩んでいましたが、今回は初めてミュージカルの演出をさせていただいております。俳優陣のおかげもあるのですが、ミュージカルの演出をするのは、なんて楽しいんだろうとワクワクしています。初めて尽くしで非常に不安も抱えて挑んだのですが、不安は全部払拭されて、本当に素晴らしい現場に立ち会わせていただいている実感があります」と充実感を表した。柿澤はW主演を務めるウエンツについて「一緒に芝居するととても救われるというか、預けていいんだと感じます。失敗しても、ダメだったとしても、助けてくれるんじゃないかと思わせてくれる。双子役として、舞台上に一緒にいてくれることに本当に感謝しています」と語る。ウエンツは「カッキーは失敗しても助けてくれる存在と言ってくれますが、大体間違えるのは俺」と笑いを誘い、「本当に刺激になる存在、今回は双子役ですが、実際の年齢はカッキーが年下ですが見習うところばかりで、そんなことを感じつつ日々一緒にいます」と信頼を寄せる。そんな2人について吉田は「柿澤は本当にミッキーの様に、ウエンツは本当にエディーの様に舞台の上にいるので、こんなに素晴らしいミッキーとエディーは見たことがないというのが正直な感想です。この調子でやっていただきたいです」と絶賛した。俳優として活躍し、同作の前回公演にも出演していた吉田だが「今回、僕のやる役はないです」「途中までは、みんなが芝居しているのを見ていると、自分も役者なので混ざってやりたいなと思うと思っていましたが、今は全く思わないです」ときっぱり。「本当に俳優陣がすごく、大げさでなく体もお芝居でボロボロで、そんな中、歌も歌わないといけない。俳優陣はとても楽しくやっていただいていると思うので、今はそれに甘えて好き放題やらせてもらっていますが、とてもじゃないけど僕は舞台の上にいたくないです」と苦笑する。演出で意識する点については「今回は、セリフがあって、そのセリフを俳優同士がしっかり掛けあって、お互いに分かりあって生まれてくる感情、そしてその感情が歌になるということをさらに突き進めています」とポイントを説明した。公演は東京国際フォーラム ホール Cにて3月21日〜4月3日。写真:企画制作ホリプロ
2022年03月09日ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、屋比久知奈が登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本で上演を重ねるミュージカル。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。2020年公演を予定していたが新型コロナウィルスの影響を受け中止となり、2022年の上演が決定した。感染の広がる状況を受け、登壇者陣は全員作品のマスクで登場し、フォトセッションに至るまでマスクを着用したままとなった。中止となった前回の公演について、高畑は「めちゃくちゃ楽しみだったんですけど、稽古が本当にままならなかったんです。海外スタッフが来てくださっていたから、いつ帰らなきゃいけないのかヒヤヒヤしてる状況で助け合いながらやっていたので、このまま幕が開いてもけっこう不安が多いのかも、とそわそわしながら稽古して。中止となった時に、悲しかったんですけど『今じゃなかったのかな』と、意外と落ち着いた気持ちだったんです」と振り返る。「しばらくしてから再演ができるかもと聞いて、このタイミングを待ってたのかもと思って、そこまでにちょっとでも成長出来ていたらと思いましたし、定期的にCDを聞いたり、稽古場の録音を聞いて懐かしさに浸ったりして、すごくポジティブな気持ちで、またあのカンパニーで一緒にやれる、楽しみという気持ちが今は強いです」と意気込んだ。さらに高畑は「歴史的な背景も勉強できるタイミングが合って、キムという人が、キャラクターではあるけど、"ある女の子"の話なんだなと。あの時期はああいう状況がたくさんあって、ある女の子がどういう選択をしていくかという話なんだなと思ったので、キムが3人いるのも素晴らしいことだと思っていて。それぞれがやることで全然違うキムになるし、昆ちゃんとか屋比久ちゃんをみてるだけでインスピレーションが沸いたり刺激をもらったりしている」と明かす。作品の長年のファンだという昆は「仲が良く、キム同士でもお互いのいいところとか、こういうキムになるんだろうなというところが垣間見えたところで中止になってしまったので、2020年の稽古を思い出しながら、各々のキムを作ってお客様に楽しんでいただける作品にしたい」、屋比久は「2年経った今、私自身が経験してきたことが意識しなくても違う形になって、キムの見方だったり歌い方だったり感じ方だったりが変わってくると思うので、まっすぐになりすぎず、力みすぎず、純粋な気持ちで今の自分なりのキムを演じたい」とそれぞれに思いを表した。初演から30年エンジニア役を演じ続ける市村は「他のエンジニアがあまりたいしたことないのかも。僕だけ変わんないわけだから」とジョークを飛ばす。そんな市村に対し、駒田は「どんなにマネをしても市村さんにはなれないので、駒田の何かを作らなければいけないのを感じているので、すごい先輩であり、師匠であり、仲間だと思っております」と尊敬を示す。伊礼は「歴史ですよね」と言いながら、「僕ら若い世代もいるってことも忘れないでいただきたいですね。僕らは市村さんが初演を演じられた時の年齢の40代。まだギラギラしてます。貪欲です。なので市村さんに負けないようにとにかく努力して。生で初演からずっと演じてる方とご一緒できる機会って、どんなに大枚を払っても得られないですよ。こんな貴重な経験はできないので、先輩の背中を追わせていただいて、自分のオリジナルのエンジニアを作らせていただきたいと思います」とコメントする。東山は「舞台役者として神。僕も2年前に初めて会わせていただいたんですけど、目が合わせられないし、やっとあいさつするくらいで。最初に『ニジンスキー』で見た時の市村さんの狂気を自分に宿してる姿が強烈に印象にあって、僕たちの先の先を言ってる素敵な表現者の方」と称賛。「まだ1回もエンジニアを演じたことがないので、たいしたことないと言われないように何とか務めていきたいと思います」と語った。同作は7〜8月の東京・帝国劇場公演の後、大阪、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉での公演を予定している。
2022年02月07日ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、屋比久知奈が登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本で上演を重ねるミュージカル。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。2020年公演を予定していたが新型コロナウィルスの影響を受け中止となり、2022年の上演が決定した。初演から30年エンジニアを演じている市村は「前は『市村さん、今回これを最後と宣伝してくれませんか』と東宝さんから言われて、やったあとに『やっぱりもう1回やってください』と。今回、これが最後とは言いません。足腰が立つ限りエンジニアをやっていきたいと思っています。年は年ですけど、かなりまだ元気な73歳で〜す」と意欲は十分。さらに「傾斜の舞台からフラットになったので、半永久的にやれるんじゃないかな。車椅子に乗りながら、それでもしがみついてやる。これこそがエンジニアの精神なので、どんな状態でも『この役を離すものか』と」という市村に、伊礼が「もしそうなったときに僕はその車椅子を押させていただきたいくらい」、駒田が「その前に俺が押す」と取り合いになっていた。また、昆は市村について「キムが息子のタムを呼ぶシーンで、必死に『ターム!』と呼んでいたんでたんですけど、母親として『呼び方にいろんな表現がある』とアドバイスを抱いたのを覚えている」と感謝。実際に2人の息子を持つ市村は「キムの叫びは、セリフなんだけど、その一言でテーマを背負ってるくらいの言葉。僕も2人子供がいますけど、子供は生きがいだし、この子のために『命をあげよう』って、僕もそう思ってますよ」としみじみし、「子供に対する気持ちは持ってみて初めてわかるけど、持たないでも作品の中ではイマジネーションの世界で表現として出せると思うので」と気遣う。ミュージカル『オリバー!』では長男・市村優汰との共演が話題になったが、「『ミス・サイゴン』でもいつか共演の希望は?」という質問に、市村は「(『ミス・サイゴン』の)クリスの前に、『ラカージュ』(『ラ・カージュ・オ・フォール』)のジャン・ミッシェルで共演したい」と希望する。「下の子も一生懸命歌の勉強をしてるし、そのうち親子3人でドサ回りでもやろうかなと思っています」と語った。同作は7〜8月の東京・帝国劇場公演の後、大阪、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉での公演を予定している。
2022年02月07日TAAC主催による『ダムウェイター -the Dumb Waiter-』が2021年11月3日 (水・祝) ~2021年11月10日 (水)にすみだパークシアター倉(東京都墨田区)にて上演されます。この度LAMP IN TERRENの松本大、髙位妃楊子が音楽を担当することが決定しました。さらにアフタートークには今年同作を演じた伊礼彼方を迎えます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ (左から)松本大、髙位妃楊子、伊礼彼方タカイアキフミ(1992 年生/29歳)が主宰・作・演出をつとめるソロプロデュースユニット TAAC(ターク)の第6弾公演「ダム・ウェイター」。これまでに海外はもちろん日本でも多くの演劇人が挑戦してきたこのハロルド・ピンターの傑作「ダム・ウェイター」。過去には堤真一&村上淳、浅野和之&高橋克実、伊礼彼方&河内大和といった数々の実力派俳優陣のペアによって演じられてきました。今回は【◆ベン:大野瑞生、ガス:横田龍儀】【☆ベン:横田龍儀、ガス:大野瑞生】の2バージョンで上演。◆は戯曲世界を洗練して表現したシンプルバージョン、☆は衣装や演出に遊びを取り込んだアレンジバージョンでお届けします。前回公演「世界が消えないように」で初舞台をふんだLAMP IN TERRENの松本大が今度は初劇伴に挑戦!シンプルバージョンを担当。そしてTAAC3作品目の髙位妃楊子がアレンジバージョンの音楽を担当します。また全4回、出演者2人(大野瑞生・横田龍儀)と演出家タカイアキフミによるアフタートークを実施致します。内2回にゲストとして音楽を担当する松本大と、今年同じくガス役を演じた伊礼彼方さんをお迎え致します。<アフタートーク>*11月4日(木):ゲスト伊礼彼方/出演者(大野・横田)*11月5日(金):ゲスト松本大/出演者(大野・横田)*11月8日(月):出演者(大野・横田)*11月9日(火):出演者(大野・横田)<STORY>ある地下室に男が2人。殺し屋のベンとガスは仕事の指令を待っていた。すると突然、ダム・ウェイター(料理昇降機)がガラガラと降りてくる。中には料理の注文が書いてある一片の紙切れ。何度も何度も料理のオーダー表を運んでくるダム・ウェイター。どんどん奇妙な状況に追い込まれていく2人。見えない権力者の指示に忠実なベンと懐疑的なガスの2人を通して、「どう生きるのか」を問いかける不条理劇。そして、彼ら2人を待ち受ける意外な結末とは。公演概要TAAC『ダムウェイター -the Dumb Waiter-』公演期間:2021年11月3日 (水・祝) ~2021年11月10日 (水)会場:すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1-1-10)作: ハロルド・ピンター / 訳: 喜志哲雄 / 演出: タカイアキフミ■出演大野瑞生 / 横田龍■スタッフ美術: 稲田美智子 / 音響: 谷井貞仁 / 照明: 加藤直子 / 衣装: 植田昇明 / へアメヘイク・宣伝ヘアメイク: 鶴永チヒロ / 舞台監督: 杣谷昌洋 / 宣伝美術: 北村美沙子 / 宣伝写真・舞台写真: 堀川高志 / WEB: 立花裕介 / 制作助手: 前田明子、長生愛梨 / 制作: 関根明日子■公演スケジュール11月3日(水)◆19:0011月4日(木)☆19:0011月5日(金)◆19:0011月6日(土)◆14:00/☆18:0011月7日(日)☆14:0011月8日(月)◆19:0011月9日(火)☆19:0011月10日(水)◆14:00/☆18:00◆ベン:大野瑞生/ガス:横田龍儀☆ベン:横田龍儀/ガス:大野瑞生※開場は、開演の30分前です。■チケット料金全席指定(前売):5,500円(税込)※未就学児入場不可TAACとはタカイアキフミと、公演ごとに集まった同士の表現者たちが、前のめりに、妥協なく創造・共創する集団。日本社会が抱える問題を背景にして、人々の「営み」を描き、現実にありながらも普段は感じることのない微かな希望や愛を掘り起こす。・タカイアキフミ1992年7月27日生まれ。 2018年、タカイアキフミの個人ユニット TAAC” をたちあげる。「正義姦」では、関西小劇場では珍しいロングランを実施。以降関西小劇場で度々ロングランが上演されるようになる。「を待ちながら。」では、山崎彬・七味まゆ味を招き、2人芝居を東阪で上演。好評を博す。2019 年12 月には東京に進出し、三上市朗を主演に迎え「だから、せめてもの、愛。」を上演。2021年4月「世界が消えないように」はコロナによる昨年6月の延期を乗り越え、連日満席を記録。TAAC初の配信も実施。常に挑戦的な立場をとる。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月20日ミュージカルを全く観たことがなくても、作品名や“レミゼ”という略称、また《民衆の歌》や《夢やぶれて》などの名曲はおそらく、一度ならず何度かは耳にしているであろう『レ・ミゼラブル』。作品生誕の地ロンドンでは1985年以来ロングランが続き、日本では87年の初演から1~3年おきに再演され、現在までに世界53か国22言語で上演されている、紛うことなき“世界的メガヒット大作”だ。40年近くも世界中で愛される理由は、やはりまずは音楽にある。セリフがなくすべてが歌によって運ばれる本作において、“音楽”は“脚本”とも同義。フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが描いた“Les Misérables=惨めな人々”の物語を、アラン・ブーブリル(作詞)&クロード=ミッシェル・シェーンベルク(作曲)がこれ以上ないほど的確に表した音楽は、物語がいつの世にも通じる普遍的なものであるがゆえに永遠に古びない。一方、そんな音楽を視覚化する手段については都度ブラッシュアップが施されており、その“変化し続けていること”もまた長く愛される理由。各地での開幕や周年などを機に演出が変わるのは常にあったことだが、特に2009年にはセット、衣裳、照明、編曲などすべての演出要素が抜本的に見直され、「新演出版」と呼ばれるプロダクションが誕生した。オリジナル演出版の良さはそのままに、より現代に即した描き方になっていることが特徴だ。現在では世界的スタンダードとなっているこの新演出版を、日本でも2013年公演から取り入れており、本日5月21日(火)、その2年ぶり5度目となる公演がプレビューを開始する。日本で長く愛される理由として見逃せないのが、各役に複数の俳優が配され、そして上演の度に新キャストが投入されること。本国スタッフが最終的な合否を決める“ガチ”オーディションで選ばれる新キャストは、毎回作品に新風をもたらすとともに、ミュージカルに縁のなかった層が劇場に足を運ぶきっかけともなってきた。今年の新キャストは、エポニーヌの生田絵梨花(コゼットからの役替わり)、テナルディエの六角精児、マダム・テナルディエの樹里咲穂ら計7人。また主人公バルジャンには、2011年からの続投ながら、朝ドラ『エール』で全国区になったばかりの吉原光夫も名を連ねる。彼ら目当てに足を運んだとしても、いつしか作品ファンになってしまうのが『レ・ミゼラブル』。その人気は、これからも長く“メガ”級である続けることだろう。文:町田麻子公演情報ミュージカル『レ・ミゼラブル』作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク原作:ヴィクトル・ユゴー作詞:ハーバート・クレッツマー演出:ローレンス・コナー / ジェームズ・パウエル出演(トリプルキャスト、クワトロキャスト):<ジャン・バルジャン>福井晶一・吉原光夫・佐藤隆紀<ジャベール>川口竜也・上原理生・伊礼彼方<ファンテーヌ>知念里奈・濱田めぐみ・二宮 愛・和音美桜<エポニーヌ>唯月ふうか・屋比久知奈・生田絵梨花<マリウス>内藤大希・三浦宏規・竹内將人<コゼット>熊谷彩春・加藤梨里香・敷村珠夕<アンジョルラス>相葉裕樹・小野田龍之介・木内健人<テナルディエ>駒田 一・橋本じゅん・斎藤 司・六角精児<マダム・テナルディエ>森公美子・谷口ゆうな・樹里咲穂2021年5月21日(金)~2021年5月24日(月)<プレビュー公演>2021年5月25日(火)~2021年7月26日(月)会場:東京・帝国劇場8月以降、福岡、大阪、松本公演あり
2021年05月21日美弥るりかによるステージthe wonder「MIYA COLLECTION」が2月19日に開幕する。昨年2月に上演予定であったがコロナウィルスの影響で延期し、1年越しに上演が叶う本作について美弥に話を聞いた。昨年、開幕2日前というタイミングで公演中止となってしまった本作。美弥は当時を振り返り「受け入れるのに少し時間がかかってしまう出来事ではありました。でもこうして1年後にカタチになったこと、皆様にそのお知らせができたことが、何よりも嬉しいです。待っていてくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです」と明かす。河原雅彦が演出を手掛けるステージとなるが「河原さんも初めて音楽公演を演出されますし、私も宝塚歌劇団を退団(’19年6月)してからこのようなコンサートをするのは初めてなので、ザ・コンサートじゃないものにしたいですねと話してつくりました。第一部はストーリー性を感じられるような、そしてメッセージ性もあるようなステージになる予定です。逆に第二部はちょっとリラックスして、お客様とのコミュニケーションも取れたらいいなと思っています」と語る。音楽に関しても「河原さんとお互いのオススメ曲を出しながら考えました」と言い、「振付も刺激的。今までにやったことないようなジャンルのダンスもあります。そんな動きしたことない!と身体が驚いていました(笑)」と、これまでにない美弥が観られる公演になりそう。日替わりゲストは東山義久、平方元基、伊礼彼方。それぞれの印象を尋ねると、東山は「東山さんにしか出せない色気と言いますか、不思議なオーラがあります。東山さんといえばダンスなので、コラボをさせていただけたらと思っています」。伊礼は「すごく端正で“リアル王子様“という印象があったのですが、お話するとすごく面白い方で(笑)。昨年、稽古でご一緒したときはその声量や表現が素晴らしくて刺激を受けたので、今回も楽しみです」、新たにゲストに加わった平方は「昨年夏に別の公演で初めてご一緒したのですが、稽古場でのお芝居にとても感動しました。ミュージカルって、こうやって芝居と歌が奇跡のように一致しているから、こんなに人の心に響くんだよな、と感じました。ぜひまた共演できたらと思いお願いしました」と、どの公演も魅力的なコラボになりそう。美弥が「観劇できない時代だからこそ、充実感や納得や幸せ……そういう何かチケット代以上のものを届けられる人でいたいと改めて考え直した」と語る今だからこそのステージが届けられる本作は、2月19日(金)から21日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月25日(木)から28日(日)まで東京・日本青年館ホールにて上演。ライター:中川實穂カメラマン川野結李歌ヘアメイク:清原貴絵スタイリスト:清原愛花ジャケット¥36,000/BASE MARK(エム)、その他/本人私物(問い合わせ先 エム 03-3498-6633)
2021年02月09日2020年7月に上演されたvol.1『Defiled-ディファイルド-』、9月に上演されたvol.2『Equal-イコール-』の一挙配信が決定した。同作は、コロナ禍における新たな演劇鑑賞スタイルとして、シーエイティプロデュースが立ち上げた「STAGE GATE VR シアター」による作品。2作はそれぞれストレートプレイの二人芝居をリーディングスタイルに変え、あらゆる組み合わせのキャストで上演。『Defiled-ディファイルド-』は、鈴木勝秀の演出のもと、総勢19名のキャストが2人1組で日替わり上演し、奇妙な関係を築く立てこもり犯と刑事を色とりどりに上演。確立した世界観で多くの観客を魅了する末満健一のオリジナル戯曲を元吉庸泰が演出した『Equal-イコール-』は、2つの役を2人の俳優が演じあう戯曲にVRならではの演出を施し、“体験型演劇”を体現した。演じる者・観る者によって個性や解釈の異なるVRシアター。今回の再配信は、あらゆる組み合わせを見比べて楽しむことができる一挙配信となっている。【作品・配信情報】■STAGE GATE VR シアター vol.1『Defiled-ディファイルド-』(リーディングスタイル)作:LEE KALCHEIM翻訳:小田島恒志演出:鈴木勝秀音楽:大嶋吾郎公演期間:2020年7月1日~8月2日 DDD 青山クロスシアター2020年8月9日~10日 博品館劇場主催:シーエイティプロデュース■STAGE GATE VR シアター vol.2『Equal-イコール-』(リーディングスタイル)作:末満健一上演台本・演出:元吉庸康音楽:園田涼公演期間:2020年9月27日~10月17日 DDD 青山クロスシアター主催:シーエイティプロデュース / ワタナベエンターテインメント■配信期間2021年2月13日(土)~3月31日(水)一組視聴券 3,500 円(消費税込み)2021年2月3日(水)先行販売開始販売プレイガイド:ぴあ、楽天チケット、e+(イープラス)、チケットペイ※チケット購入をされた方は、一組の公演を、シリアルコード入力後、配信期間中通して 1 週間視聴可能。※チケットは配信期間中いつでもお買い求めいただけます。※複数公演をご視聴希望の方は、各公演のチケットをそれぞれお買い求めください。■配信公演一覧20207/1 18:30 成河×千葉哲也 Defiled-ディファイルド2020/7/2 18:30 宮崎秋人×中村まこと Defiled-ディファイルド2020/7/3 18:30 矢田悠祐×鈴木壮麻 Defiled-ディファイルド2020/7/4 18:30 水田航生×羽場裕一 Defiled-ディファイルド2020/7/5 18:30 東 啓介×岸 祐二 Defiled-ディファイルド2020/7/6 13:00 小西遼生×鈴木壮麻 Defiled-ディファイルド2020/7/6 18:30 前山剛久×中村まこと Defiled-ディファイルド2020/7/7 18:30 三浦宏規×伊礼彼方 Defiled-ディファイルド2020/7/8 18:30 加藤和樹×松岡 充 Defiled-ディファイルド2020/7/9 18:30 猪塚健太×岸 祐二 Defiled-ディファイルド2020/7/10 18:30 加藤和樹×鈴木壮麻 Defiled-ディファイルド2020/7/15 18:30 矢田悠祐×羽場裕一 Defiled-ディファイルド2020/7/16 18:30 上口耕平×羽場裕一 Defiled-ディファイルド2020/7/19 18:30 章平×千葉哲也 Defiled-ディファイルド2020/7/23 18:30 成河×中村まこと Defiled-ディファイルド2020/7/29 13:00 上口耕平×加藤和樹 Defiled-ディファイルド2020/7/29 18:30 小西遼生×伊礼彼方 Defiled-ディファイルド2020/8/1 13:00 伊礼彼方×小西遼生 Defiled-ディファイルド2020/9/30 18:30 小林亮太×田中亨 Equal-イコール2020/10/1 18:30 植田圭輔×松井勇歩 Equal-イコール2020/10/2 18:30 鈴木勝大×三津谷亮 Equal-イコール2020/10/3 13:00 木戸邑弥×前山剛久 Equal-イコール2020/10/3 18:30 碓井将大×納谷健 Equal-イコール2020/10/4 13:00 染谷俊之×細貝圭 Equal-イコール2020/10/15 14:00 荒牧慶彦×北村諒 Equal-イコール2020/10/15 18:30 鈴木裕樹×辻本祐樹 Equal-イコール
2021年02月01日東京・池袋を舞台に女子高生・澪(松本穂香)の恋と成長を描く青春ファンタジーアニメ映画『君は彼方』が、11月27日より公開となる。高校2年生の澪は、本気で努力することが苦手な性格だが、幼馴染の新(瀬戸利樹)と親友の円佳と、放課後は池袋で遊んで、それなりに楽しく生きていた。そんなある日、円佳に新のことが好きだと告げられたことで、自分も新の事が好きだったことに気づく。3人の関係が崩れることが怖く、自分の気持ちが言い出せないでいた澪だったが、ようやく思いを伝えようと決心し、新の元へ。だがその途中に交通事故に遭ってしまう。そして、気が付くと、目の前にはいつもとは違う不思議な世界が広がっていた――。瀬戸利樹は本作で声優に初挑戦。主人公・澪の幼馴染で、恋の相手でもある新(あらた)を演じた。澪に対して自分が好きだという想いを伝え、その想いをはぐらかされても澪のために奔走する新の姿は、瀬戸自身の真っ直ぐなイメージとも重なるが、本人は「似ているようで、似てない部分も多い」と言う。瀬戸はどのようにして本作と向き合っていったのか。そして、そこから受け取ったものは?一つひとつ思い返しながら、丁寧に語ってくれた。声優に初挑戦!――脚本を読んだときの感想を教えてください。初めて読んだときはシンプルで王道のストーリーなのですが、その中で二転、三転する出来事があって、そこが面白いな、という感想を持ちました。それでいて登場するキャラクターもすごく魅力的で。その時点ではどのキャラクターをどなたがやるかは決まっていない部分もあったので、これは誰がやるんだろう?って、想像をしたことを覚えています。――今回、声優は初挑戦でしたが、事前にどんな準備をしましたか?とにかく初めてで何をどうしたらいいかさえわからなかったので、出演が決まったときに、瀬名(快伸)監督に個人レッスンをしてください、とお願いしました。瀬名さんはご自身で声優もやられているので、そこで声優としての基礎を教えていただきました。(c)「君は彼方」製作委員会――レッスンでは具体的にどんなことをしたのですか?普段、僕は俳優をやっているので、演技をするときは自分で実際に動きながら声を出しているんですよね。なので、まずはそれと同じように、『君は彼方』の台本を、動きをつけてやってみる、というのをしました。そこから今度は動きを無くして声だけにすると、何が足りなくなるのか、というところで、声量や声域を意識するようにして。思っていた以上に、アニメだと声を出さないといけないんですよね。あと、実写とは違って、アニメでは声域が変わってしまうと、違うキャラになったように感じてしまう可能性が高くなるらしくて。なのでその部分は大事に、気を付けながら取り組みました。――最初に新の声を聴いたとき、瀬戸さんの声とはすぐには感じられませんでした。新には大人っぽい部分があるので、僕の地声よりは少し低いところをベースに作っていきました。なので収録では感情が入り過ぎると、新の声から外れてしまうこともあって。そうすると、自分でも、これは違ったな、と思うのですが、監督からも「もう1回」って言われて(苦笑)。でもそういう基準が自分でもわかってできていたことは良かったな、と思います。新は僕とは似ているようで、似てない部分も多い――新はどんな人だと思っていましたか?すごく真っ直ぐで素直な青年だなと思いました。僕とは似ているようで、似てない部分も多くて。僕は結構、奥手なところがあるんですけど(苦笑)、新は自分の伝えたいことはちゃんと言葉にするし、行動もするので、憧れる要素がたくさんありました。――瀬名監督からは新のキャラクターについて説明はありましたか?澪の幼馴染として真っ直ぐに愛おしいという気持ちを持っている、ということと、その新の素直さや、真っ直ぐさに、僕自身が持っているものを上手く使ってほしい、と。僕自身を吹き込ませてほしい、と言っていただきました。――瀬名監督から新役に瀬戸さんを起用した理由は聞きましたか?もともと瀬名監督の中に何人か新役の候補がいらっしゃったようなんですけど、その中の一人目として僕と食事をする機会を作ってくださって。そのときは本当に他愛のない世間話をしたんですけど、その食事会の最中に「君と一緒にやりたい」と言ってくださいました。それで後日、なぜ僕に決めてくださったんですか?って聞いたら、「新のように素直で真っ直ぐな人柄を感じて決めました」とおっしゃってました(照笑)。――瀬名監督は一緒に仕事をしてみて、どんな方だと思いましたか?第一に、愛のある素敵な方だな、という印象があります。作品やキャラクターに対してはもちろんなんですけど、それを演じる僕らに対しても愛をくださる方です。ラストシーンのアフレコのとき、最初、監督はベースの方にいたんですけど、いよいよラストシーンを録る、ってなったときに、僕と松本さんがいる録音ブースの方へ来てくださって。それで、ベースとブースをつなぐ音を切って、3人だけで話す時間を作ってくださいました。そこで改めてこの作品に対する想いや、僕らへの想いを話してくださって、瀬名さんのこの作品へ懸ける想いをひしひしと感じて。絶対に瀬名さんの期待に応えたい、という、その一心で挑みました。(c)「君は彼方」製作委員会――主人公・澪はどんな人だと感じましたか?めちゃめちゃ共感できました(笑)。澪は誰もが感じることを体現しているキャラクターだと思います。言葉にしないといけないことを、面倒くさいとか、恥ずかしいと思って避けてしまうところとか。――演じた松本さんはわりと思ったことをはっきりと伝えるタイプみたいですが。そうらしいですね(笑)。なので、そこは新と澪とは逆で、僕の方が澪に似ていて、松本さんの方が新に似ているのかなと思います。でも、自分の気持ちを伝えるのが恥ずかしい、と感じてしまう人の方が多数だと思うので、観る方は澪に共感してもらえると思います。――松本さんの印象も教えてください。僕の中でイメージをしていた澪の声が、松本さんの声そのものだったで、一緒にアフレコをして、その第一声を聞いた瞬間に「うわっ!澪だ!」って思いました。僕は声優のお仕事が初めてでしたが、松本さんは経験者ということもあって、さすがだな、と思う部分がありました。僕はしがみついていくだけで精一杯でした(苦笑)。2人のシーンを録る前に、瀬名監督が「エチュードをしよう」と言ってくださって。それでデートシーンを声だけじゃなくて、動きもつけてやるという時間があったので、そこでコミュニケーションも取れて緊張も解れました。監督には本当に感謝です。それをやれたか、やれなかったかで、たぶん劇中のデートシーンも変わってきたと思うので、良かったな、と思いました。大切な人に想いを伝えることは大事――本作は池袋の風景をリアルに再現しているところも見どころですが、瀬戸さんは実際にアニメを観て、どのように感じましたか?実際にある建物なども登場するので、それを知っている人は不思議な感覚になると思います。知らない方にも、この作品を通して“アニメの聖地”でもある池袋を知る機会となってくれたらと思います。僕自身、以前、池袋の周辺に住んでいたこともあって、思い出もある場所なので、そこが舞台になるのは嬉しかったです。――瀬戸さんにとっての思い出が詰まった場所はどこになりますか?地元の公園かな。すごく広いんですけど、遊具とかはあまりなくて、ただの敷地みたいな感じのところで。中学生の頃とか、僕自身は反抗期がなかったんですけど、友達の家出に付き合ってそこに泊まったり。僕は親ともケンカしていないし、悪いこともしていなんだけど、放っておけなくて(笑)。最近はなかなか帰れていないんですけど、地元の友達と遊びに行くときは、今でもその公園に集合したりもするので、すごく思い出深いです。――澪や新と同じ、高校時代での印象的な出来事はありますか?文化祭です。それも自分の学校のではなくて、友達の学校の文化祭に行くのが好きだった、というか、それを楽しみに高校生活を頑張っていました。僕、同じ高校の友達より、中学の頃からの友達とずっと遊んでいたので、高校は放課後にその友達たちと会うのが楽しみという感じで。ただそれに関しては後悔もあって、やり直せるならやり直したい、と思うくらい。なので、今、現役の学生の人たちには、本当に学生生活を楽しんでほしいな、と強く思います。後悔のない時間を送ってほしいです。大人になってしまうと、あの頃のようには遊べなくなってしまいますからね。――本作への出演が決まった際、“誰もが本来の自分を探すヒント、向き合える作品だと感じました”とコメントされていましたが、瀬戸さん自身がこの作品を通して、改めて自分と向き合ったところはありましたか?大切な人にしっかりと気持ちを伝える、ということは、改めて大事だと思いました。僕自身、仲がいい人ほど、照れくさくてなかなかそういう言葉を言えなかったりするので。なので、そういう人たちに感謝の気持ちを伝えたいな、と思いました。――実際に誰かに伝えましたか?親にはすぐに伝えました。ただ友達にはまだできていないです(苦笑)。でも映画が公開したら友達にも観てもらって、それで気持ちを伝えようかな、と思います。――本作はコロナ禍を経て、より作品に込められたメッセージが強くなった気がします。そう思います。このご時世になって、直接会うということが、そんなに簡単にできることではなくなってしまいました。だからこそ、会える時間を大事にして、気持ちを伝えてほしいな、と思います。――最後に改めて本作の見どころを教えてください。映像美はもちろんなのですが、やっぱり大切な人に想いを伝えることは大事なんだ、ということが一番に伝われば、と思っています。個人的には観ていただくのは楽しみでもあり、不安な気持ちもあるのですが、観たあとに、自分も大切な人に気持ちを伝えたい、と思ってもらえたら嬉しいです。――ちなみにアニメ好きの瀬戸さんとしての見どころは?殯(もがり/竹中直人)と澪のシーンです。アニメーションならではの画でもあると思いますし、ハラハラドキドキします。詳しくは言えないのですが、あのシーンはぜひ観てほしいシーンの一つです。「この声が瀬戸さん?」と一瞬、疑ってしまうほど、声優初挑戦にも関わらず、新というキャラクターになりきっていた瀬戸さん。“大切な人には、会えるときにその想いを伝えておく”という作品に込められたメッセージとともに、瀬戸さんが命を吹き込んだ新を劇場で感じてほしいです。取材・文:瀧本 幸恵映画『君は彼方』11月27日(金)全国ロードショー
2020年11月27日2021年2月より大阪と東京で上演される美弥るりか主演のthe wonder「MIYA COLLECTION」の豪華ゲストと公演日程が発表された。本公演は、2019年6月宝塚歌劇団を退団した美弥るりかを中心に、演出・河原雅彦、音楽・瓜生明希葉、共演・仙名彩世といった新鮮なタッグと豪華なゲスト陣で織りなす華麗なるエンタテインメント。新型コロナウイルス感染拡大防止のために一時上演中止となったが、2021年2月上演の延期公演を発表。ファンが待望していたゲストと公演の詳細はこの度発表された。美弥や仙名と共に、東京・大阪公演共通の日替わりのゲストとして、東山義久、平方元基、伊礼彼方の出演が決定。公演は、2021年2月19日(金)〜21日(日)に大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月25日(木)〜28日(日)に東京・日本青年館ホールで上演される。チケット発売は2021年1月9日(土)。詳細は「MIYA COLLECTION」のオフィシャルサイトをチェックしてほしい。【公演概要】the wonder「MIYA COLLECTION」<大阪公演>2021年2月19日(金)~21日(日)会場:梅田芸術劇場 メインホール・2月19日(金)18:30 / ゲスト:東山義久・2月20日(土)13:00 / ゲスト:平方元基・2月21日(日)13:00 / ゲスト:伊礼彼方料金:S席 / 13,000円、A席 / 8,000円、B席 / 7,000円(全席指定・税込)<東京公演>2021年2月25日(木)~28日(日)会場:日本青年館ホール・2月25日(木)18:30 / ゲスト:伊礼彼方・2月26日(金)13:00 / ゲスト:伊礼彼方・2月27日(土)13:00 / 18:00 / ゲスト:平方元基・2月28日(日)13:00 / ゲスト:東山義久料金:S席 / 13,000円、A席 / 8,000円(全席指定・税込)一般前売り開始:2021年1月9日(土)オフィシャルサイト:
2020年11月20日アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を彼女自身がつくった名曲とともに綴るミュージカル『ビューティフル』が2020年11月5日(木)から帝国劇場で開幕した。3年ぶりの再演だが、主演の水樹奈々と平原綾香をはじめ、メインキャストは日本初演のメンバーが全員揃った。舞台は、ニューヨークに住む16歳のキャロル(水樹奈々/平原綾香※Wキャスト)が、教師になることを勧める母のジニー(剣幸)の説得を振り切って、プロデューサーのドニー・カーシュナー(武田真治)に曲を売り込みに行くことから始まる。ドニーに認められて作曲家としての一歩を踏み出したキャロルは、カレッジで出会ったジェリー・ゴフィン(伊礼彼方)と恋に落ち、作曲家・作詞家としてコンビを組むことに。そして、妊娠、結婚。キャロルは、ヒット曲を作りながら、仕事と子育てに奮闘する日々を過ごす。2人は、ドニーがプロデュースする作曲家バリー・マン(中川晃教)と作詞家シンシア・ワイル(ソニン)のコンビと互いにしのぎを削り、1960年代のアメリカ・ヒットチャートの首位を争う。すべてが順調に思われたが、時代が変わり、ヒット曲を書き続けなければならないという焦燥感からジェリーが精神的に追い詰められて……。『A Natural Woman』や『The Locomotion』、『You’ve Got A Friend』などのヒット曲を作曲したキャロル・キング。本作は、60~70年代のアメリカのみならず、世界中でヒットした彼女の楽曲が散りばめられた、いわゆる「ジュークボックス・ミュージカル」だ。楽曲の素晴らしさはもちろんだが、キャロルの波乱の半生を軸に、作詞家・作曲家のクリエイターたちの音楽が生まれるまでの苦悩、当時の音楽業界の内情なども丹念に描かれており、芝居としても非常に見応えがある作品といえる。11月4日(水)夜に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)を観劇した。前回2017年の本作出演が初舞台だった水樹奈々は、再演となる今回、キャロル役が板につき、舞台を心から楽しんでいる様子が印象的。6日には第1子妊娠を公表したが、変わらず迫力ある歌声を披露していた。母になるということで、キャロル役をまた別角度から深めたような気もする。伊礼の演じるジェリーは、自身の才能の限界を感じながら、それを突破しようと刺激を求めて遊びに繰り出す。その焦りやどこか哀愁漂う芝居が特別いい。中川のバリーと、ソニンのシンシアのペアも、初演以上に息があっていて、作品を明るくする存在だった。上演時間は約2時間55分(休憩30分含む)。公演は28日(土)まで。取材・文:五月女菜穂
2020年11月09日キャロル・キングの半生を描くミュージカル『ビューティフル』が東京・帝国劇場にて11月5日(木)に開幕する。主演の平原綾香(水樹奈々とWキャスト)に話を聞いた。本作は、世界的に知られるアメリカのシンガーソングライター キャロル・キングの半生を、その名曲と共に綴るブロードウェイ発のミュージカル。日本では’17年に初演され、今回の再演では平原と水樹、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣幸という初演キャストが続投する。開幕を約一週間後に控え、平原は「初演よりもさらにパワーアップしています」と笑顔。「今回一番違うのは演出チームで、前回は本国からシェリー(・バトラー)が来日してくれて、海外ミュージカルらしさを大切につくりました。今回はコロナの影響もあって(上田)一豪さんが演出リステージされるので、日本の演出家ならではの、より内面に迫るお芝居になっている気がします」。さらに「前回は私にとっては2作目のミュージカルで大変なこともあったのですが、今回で『演じるってこんなに楽しいんだ』とすごく思えるようになりました。音楽で感じてきた“心のやり取り”が、お芝居でもあるんだってことを実感しましたし、稽古場では一豪さんと(キャロルのパートナー・ジェリーを演じる)伊礼さんと演技について奥深いところまで話し、追及できました。自分にそんな話ができるようになったことも嬉しいです」と充実した表情をみせる。コロナ禍という大変な状況での上演となるが、平原はそこに本作と重なるものを感じているという。「私自身もコンサートツアーは延期と中止になり、2日間だけ開催したのですが、あの時はこの状況でしかできないものができたし、歌が歌えたと思います。これはきっと、今に限らずみんなそうだと思うんです。だからこそ生まれる美しいものがある。この作品の冒頭で『人生の面白いところって、望みどおりになる時もあればならない時もある。だけど、望みどおりにならないとき、それでも人は何かを見つける』というキャロルの台詞があるのですが、それはこういうことなのかなって」平原が「キャロル・キングって、いつもニコニコしているイメージがあるし、順風満帆な人生だと思ってしまっていたのですが、実は壮絶だったことをこの作品で知りました。特にジェリーには本当に辛い目に遭わされますが、その彼を許して愛したからこそ『YOU’VE GOT A FRIEND』という曲は生まれたんだとも思う。この作品を観るとやさしくなれます」と語る本作は、11月5日(木)から28日(土)まで帝国劇場にて上演。今作ならではの“美しさ”をぜひ劇場で体感してください。文:中川實穂
2020年11月04日17歳のアーティスト、ザック・ソビアックの実話を基に製作したディズニープラスオリジナル映画『クラウズ~雲の彼方へ~』より予告編が到着した。ザック・ソビアックは楽しいことが好きな音楽の才能を秘めた高校生。だが3年生の年、ずっと好きだった子をデートに誘った後、彼の世界は一変。癌が転移してしまったのだ。残された時間の中で、親友であり音楽パートナーのサミーと共に夢であるアルバムを制作。それが思いもよらず、多くの反響を巻き起こすことになる。しかし病状も悪化、ザックは残された時間を誰とどう過ごすのか選択を迫られていた。ついに彼は皆に別れを告げる最高の形は音楽であると気づき、「Clouds」が生まれる――。本作は、音楽の才能に恵まれながらも、癌を患い余命6か月と宣告された17歳のアーティスト、ザック・ソビアックの実話の映画化。彼の母が著した回想録「Fly a Little Higher」(原題)が基となっている。死と向き合いながら、愛する人たちに伝えたい思いを込めた楽曲「Clouds」は、当時、iTunesでダウンロード数1位となり、日本でも話題に。予告編では、曲作りを決意し歌唱する場面や、何やら言い争うシーン、「Clouds」の譜面もチラリと映し出され、レコーディングの様子も描かれている。ザックを演じたのは、新進気鋭のフィン・アーガス。サミー役はディズニー・チャンネルのドラマ「ガール・ミーツ・ワールド」のサブリナ・カーペンターが演じている。『クラウズ~雲の彼方へ~』は10月23日(金)よりディズニープラスにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年10月20日