「桜」の大ブレイクで知られる、シンガー・ソングライターの河口恭吾(49)が11日、自身のインスタグラムを更新。「昼からローバーミニのマフラー交換でブロスガレージさんへ」とつづり、英国のムード漂う“愛車”との2ショットを披露した。自動車用品店では「あっと言う間に取り付けして頂き、オイル交換も」してもらったと紹介し、お手入れ中の様子など4枚の写真をアップ。メンテナンスを終えた愛車に対面したところ、「新しいマフラーは音も静かで、ステンレス素材なので下から覗くとビッカビカで気持ち良い」と河口。「高速道路での高速域もストレスなく体感速度上がった気がします」と大満足の様子だった。
2024年04月11日シャネル(CHANEL)が東京・銀座に展開するシャネル・ネクサス・ホールでは、森田恭通の写真展「In Praise of Shadows ─ ヴェルサイユ宮殿」を、2023年9月27日(水)から11月5日(日)まで開催する。バロック建築の傑作、その諸相を捉える森田恭通(もりた やすみち)は、1967年大阪に生まれ、インテリア、グラフィックやプロダクトなどを幅広く手がけるとともに、アーティストとしても積極的に活動を行っている。「In Praise of Shadows ─ ヴェルサイユ宮殿」展は、森田がフランスのヴェルサイユ宮殿を撮影した写真作品約100点を紹介する展覧会だ。1682年、当時のフランス国王ルイ14世によって、壮麗なバロック建築として生み出されたヴェルサイユ宮殿は、国王が変わるたび、その権力を誇示するかのように装いが塗り替えられ、それらが層をなしている。時代とともにミニマムになってゆくそのデザインに着目した森田は、数年にわたってヴェルサイユ宮殿を訪れ、四季折々の陽光に照らされた建築をモノクロ写真に収めたのだった。本展では、森田の視点から捉えられたヴェルサイユ宮殿の多様な表情を、光と影、表と裏、地上と地下といった対比を交えつつ紹介する。展覧会概要「In Praise of Shadows ─ ヴェルサイユ宮殿」森田恭通 写真展会期:2023年9月27日(水)〜11月5日(日) 会期中無休会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F開館時間:11:00〜19:00(9月27日(水)のみ18:00まで)※入場はいずれも閉館30分前まで入場料:無料予約不要【問い合わせ先】シャネル・ネクサス・ホール事務局TEL:03-6386-3071
2023年09月03日株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮嶋浩彰)は、6月18日(日)の父の日に向け、シンガーソングライター河口恭吾さんの花をテーマにした楽曲「バラと東京」とコラボレーションし、2023年6月17日(土)14時00分から、「長井海の手公園 ソレイユの丘」(所在地:神奈川県横須賀市長井4丁目)レイクサイドステージで、フリーライブイベント『河口恭吾「バラと東京」×日比谷花壇〜ソレイユの丘〜』を開催します。ライブ当日は、河口さんの楽曲「バラと東京」の生歌唱に合わせ、父の日ギフトに人気の“黄色いバラ”の1本束を数量限定で来場者へ無料配布し、父の日の花贈りを盛り上げます。※先着順、350本限定コラボレーションフリーライブイベントの会場は、今年の4月に“365日誰もが遊び愉しみ尽くせるエンターテイメントパーク”としてリニューアルオープンをした「長井海の手公園 ソレイユの丘」で、初夏の爽やかな風に乗る河口さんの心地よい歌声とともに、園内に咲き誇る花々も楽しんでいただけます。当社は、自身が父親でもある河口さんの音楽と花のコラボレーションをきっかけに、父の日の花贈り文化がより広まり、たくさんの「ありがとう」とともに、世界がもっと優しさで満たされていくことを願っています。≪フリーライブイベント『河口恭吾「バラと東京」×日比谷花壇〜ソレイユの丘〜』 概要≫【開催日時】2023年6月17日(土) 開場13時00分、開演14時00分(約30分)【場所】長井海の手公園 ソレイユの丘 レイクサイドステージ【入場料】無料【内容】シンガーソングライター河口恭吾さんによる生歌唱(「バラと東京」、他)。“黄色いバラ”1本束の無料配布。※先着順、350本限定※雨天決行、荒天中止の場合あり河口恭吾さんプロフィール: 1974年10月1日生まれ、栃木県出身。シンガーソングライター ミラクル・バス所属2000年デビュー作「真冬の月」を発表。2003年12月ワーナーミュージック・ジャパンより話題曲「桜」をSingleリリース。日本有線大賞 有線音楽賞を受賞。2004年3枚のSingleと9月に2nd Album「日々燦々」をリリース、10月から初の全国ツアーを行う。大晦日に「桜」にて第46回日本レコード大賞金賞及び作曲賞を受賞。紅白歌合戦初登場。2019年5月New Single「GROW OLD GROW GOLD」をリリースし、Cafe Tourをスタート。2020年コロナ禍の中「明日は晴れるだろう」を書き上げ、8/5に配信リリース。同年11月からデビュー20周年を迎え、2021年11月リリースの20周年記念アルバムに向けて、親交のある様々なアーティストとコラボ企画を進行。2021年 デビュー20周年アルバム『No Rain No Flower』を11/24リリース。2022年8月に配信シングル「バラと東京」、クラウンからこれまでにリリースした楽曲群の中から厳選セレクトした配信ベストアルバム「CROWN SELECTIONS」をリリース。10月に「STORIES 2022〜」(※京都橘大学応援ソング)を配信リリース。長井海の手公園 ソレイユの丘について: 「365日誰もが遊び愉しみ尽くせるエンターテイメントパーク」。都心から車で約70分の距離にありながら、1年を通じてさまざまな表情を見せる相模湾・伊豆大島・富士山などの絶景と園内に咲き誇る四季折々の花々、アスレチックやVRスポーツなど、世代や天候を問わず楽しめる公園です。【住所】〒238-0316 神奈川県横須賀市長井4丁目【休園日】年中無休【入園料】無料【駐車場・駐車料金】1,700台、普通車:1,050円 バイク:400円 大型:2,500円/1回【アクセス】 〇電車・バス:京浜急行「三崎口」駅より京急バス「ソレイユの丘」行きにて約20分。または「荒崎」行きにて「漆山」で下車し、徒歩10分~15分〇車:三浦縦貫道「林」口を左折し、国道134号線を約3キロ。「ソレイユの丘入口」を右折し、約2キロ。または「高円坊」口から約5キロ。〇徒歩:京浜急行「三崎口」駅より約45分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月05日パフォーマンスユニット・円神(エンジン)の山田恭が、白鳥雄介の主宰するStokes/Park第3回公演『フゴッペ洞窟の翼をもつ人』で舞台初主演を務める。開幕まで約10日となった稽古場で、山田と作・演出を手がける白鳥の話に耳を傾けた。劇中では、北海道余市町に実在する続縄文時代の遺跡「フゴッペ洞窟」を舞台にした白鳥オリジナルのストーリーが展開される。幼少期から母の介護に明け暮れる26歳の主人公(山田)が、刻画(こくが)として壁に現存する“翼の生えた人間”が実体化した存在と出会って魂と心を通わせていく様子が描かれる。札幌市出身の白鳥が、洞窟の刻画に感銘を受けたのは大学生の頃だったという。「1500年前に描かれた“翼の生えた人間”に勇気づけられた僕自身の体験を芝居のモチーフに散りばめました」「人生ハードモードな“翼がない人間”でも、自ら求めて他者と繋がり信頼関係を育むことで豊かな未来を開拓していけるのではないか、と思いまして」という白鳥の話に、山田は深く頷く。サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に挑戦し現在円神として活動している山田は、演じるヤングケアラーの誠太に自身の境遇を重ねていた。「最終メンバーに選ばれず挫折感を味わった僕には、思うように人生が運ばない誠太のジレンマがよくわかるんですよね」「周りの人を信じながら自分の力で羽ばたこうとする誠太をまっとうすることで、僕自身が翼を授かって自信に変えていけたら」と期待を込める。キャラクターの履歴書をつくって役理解を促すなど、山田の成長に伴走している白鳥。特に幼い頃から母に尽くしてきた誠太の暮らしぶりを見せる冒頭シーンの稽古がターニングポイントになったらしく、「俳優同士で話し合い、内面の掘り下げを徹底的に行ったことでグッとよくなったんですよ!」と笑顔を見せた。山田自身も「もっと自分の殻を突き破っていいんだと気づいて、感情の幅を大きく見せられるようになりました」と手応えを感じたようだ。そんな劇世界をよりドラマティックに盛り上げるのが、茂呂剛伸による縄文太鼓の生演奏だ。白鳥は「和太鼓やアフリカの楽器とも異なる、神秘的で不思議な音色をぜひ劇場で聴いていただけたら」と呼びかける。また、劇場では物産展「よいちマルシェ」も開催。名産のリンゴをはじめ、ニシンやアンコウといった水産加工品も並ぶという。「北海道余市町の風を、東京・下北沢に起こせたら」と言って、白鳥はインタビューを結んだ。公演は7月13日(水)~17日(日)に、東京・下北沢の小劇場楽園にて上演される。チケット販売中。取材・文=岡山朋代
2022年07月12日2020年にコロナ禍で中止になり、今年再演されるミュージカル『ミス・サイゴン』は、奇しくも日本初演から30周年を迎える。エンジニア役の伊礼彼方と、キム役の昆夏美が大阪市内で開かれた取材会で思いを語った。ミュージカル「ミス・サイゴン」 チケット情報ベトナム戦争末期、エンジニア(伊礼のほか、市村正親、駒田一、東山義久の交互出演)が経営するキャバレーで働くベトナム人の少女キム(昆のほか、高畑充希、屋比久知奈の交互出演)は、アメリカ兵クリスと恋に落ちるが、サイゴン陥落の中、二人は引き離されてしまう…。社会の底辺から這い上がってきたエンジニアは、アメリカン・ドリームを夢見る貪欲なキャラクターだ。今回、初出演となる伊礼は、「オーディションのとき、今の僕は狼で、求めているのはハイエナだと言われた。この2年間で演じる引き出しも増え、ハイエナになる準備ができています」と語る。「エンジニアはフランス系ベトナム人で、僕はハーフ。僕も日本にきた時は、見た目や言語、文化が違い、自分だけが世界から取り残された気分で孤独を感じていた。その孤独を埋めるために悪ガキだった時期があり、エンジニアには同じような部分を感じる。彼は女の子を道具にし、人をモノとしか思わない。そういう接し方をしないと自分が保てないんじゃないかと僕は捉えていて、哀れな悲しい男だなと。その感情を隠し持った上で演じたいですね」と意欲的だ。一方、キムに扮するのは今回が3回目になる昆。「キムという役に出会ったころ私は20代で、パワーや前に向かっていく気持ちが強く、演じるにあたってそれがいい作用を及ぼしていた」と振り返る。若くして母親になるキムだが、「私に子どもはいませんが、友達に子どもが生まれたりして、年齢を重ねてきたぶん、変化が出てきました。少女が必死に生きてきただけではなく、母の面もプラスして見せられたらと思います」と話す。伊礼が、「昆さんが息子タムをどう抱くのか楽しみ。子どもの抱き方で愛情や役者がどこまで役を掘り下げているかが伝わってくるので」と言い、彼女を見つめると、昆は「顔を向けて言われたら怖い(笑)。頑張ります…」とうろたえ気味に応じ、会場は笑いに包まれた。また、お互いの役の印象については、「伊礼さんのエンジニアは本当にカッコよくて、華と色気がある」と昆が語れば、伊礼も「昆さんはキムを演じるのが3回目ですが、今もピュアさがあって素晴らしい」と昆を絶賛。本番でぜひ、確かめてほしい。7月24日(日)から28日(木)までプレビュー公演、7月29日(金)から8月31日(水)まで東京・帝国劇場、9月9日(金)から19日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。その後、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉を巡演。チケットは順次発売。6月11日(土)10:00より大阪公演のチケット先行先着プリセールを実施。取材・文:米満ゆう子
2022年06月10日河口恭吾が、12月11日渋谷・duo MUSIC EXCHANGEにて『20th anniv. 河口恭吾「ALL YOUR SONGS」supported by mont-bell』と題した20周年記念ライブを開催した。記念すべきこの日のライブは、フルバンド(ギター、ベース、ドラム、キーボード)による5人編成で行われ、デビュー20周年イヤー第1弾配信シングルで、コロナ禍でなかなかうまく行かない日常を過ごしている人々へ送る応援ソング「明日は晴れるだろう」でスタート。歌い終えての第一声で「本日は20周年記念ライブにようこそ!お越しくださいまして、ありがとうございます!!」と叫ぶと、同郷の栃木の先輩でもある浜崎貴司がプロデュースした「マイ・アイデンティティー(feat. FLYING KIDS)」を力強くパフォーマンスする。立て続けに元キマグレンのISEKIとのコラボ曲「lai・lai・lai(feat. ISEKI)」が鳴り響くと、会場はいっそうあたたかい空気に包まれた。その後も「時間を巻き戻していきます」とアナウンスし、2000年にリリースしたデビュー曲「真冬の月」、そして11月にリリースしたデビュー20周年記念アルバム『No Rain No Flower』のリード曲で、20年以上の時を経て蘇った「Shibuya」を迫力あるロックサウンドに乗せてライブで初披露する。軽快なMCを挟んで、古くから親交・共演があるギターの武藤良明と2人で演奏するコーナーに入ると「紅茶月夜」やカバー曲「渡良瀬橋」などを鮮やかに歌い、河口の多彩な音楽性の一面が垣間見られた。中盤では、片岡鶴太郎が作詞とジャケット原画(20周年アルバムのジャケット原画も)を手掛けた「ぬれ椿」をしっとりと艶やかに歌い、観客を魅了する。さらにtonari no Hanakoの中心人物としても活躍中の女性プロデューサーameが歌詞を書き下ろし、アルバムの中でも特に異彩を放つ「ヘアゴムとアイライン」、同郷の後輩で「魔法の絨毯」がストリーミングチャートを席巻している、シンガーソングライター川崎鷹也とのデュエット曲「Stay Blue(feat. 川崎鷹也)」を演奏。またアップテンポで力強いメロディーが印象的な「涙がこぼれる」が始まると客席から自然と手拍子が巻き起り、曲が終わると同時に会場からはこの日一番大きな拍手で溢れた。ライブ本編の最後に河口は、「今日まで171曲、アルバム17枚を河口恭吾名義でリリースして参りました。自分の書いた曲が誰かの心に届いて、その人にとって大切な曲になってくれたらという想いで音楽活動を続けてきました。その想いを受け取ってくれた皆さんが居たからこそ、今日まで走って来れたと思います。音楽人生で一度しかない20周年の夜を皆さんから拍手いただいて、声援もらってこのステージに立てていることが本当に嬉しかったです。ありがとうございました」と改めて感謝の言葉を述べて、「あざやかな季節」を終えると、ステージを後にした。鳴り止まない拍手に応えて登場した河口恭吾は、アンコールのMCで「こういう難しい状況の時に来ていただいて、本当にありがとうございました」とシンプルに想いを伝えると、再び会場から大きな拍手が沸いた。「心で歌ってください」と切り出し、満を持して自身の代表曲「桜」を弾き語りにて独唱。最後に「来年、状況次第ですがCafe Tourを再開したいと思っています」と抱負を語り、アルバムのタイトル曲「No Rain No Flower」を20年分の感謝の想いを乗せてバンドメンバーと歌い上げ、この日のライブを締め括った。<公演概要>『20th anniv. 河口恭吾「ALL YOUR SONGS」supported by mont-bell』12月11日(土) 渋谷・duo MUSIC EXCHANGE【セットリスト】01. 明日は晴れるだろう02. マイ・アイデンティティー(feat. FLYING KIDS)03. lai・lai・lai(feat. ISEKI)04. 真冬の月05. Shibuya06. 水曜日の朝07. ただいま08. 紅茶月夜09. 胸の振子10. 渡良瀬橋11. なんでもない日におめでとう12. ぬれ椿13. come back to me14. ヘアゴムとアイライン15. Stay Blue(feat. 川崎鷹也)16. 幸福の歌17. A Place In The Sun18. 涙がこぼれる19. あざやかな季節EC1. 桜EC2. No Rain No Flower<リリース情報>河口恭吾デビュー20周年アルバム『No Rain No Flower』発売中価格:3,000円(税込)『No Rain No Flower』ジャケット【収録曲】01. マイ・アイデンティティー(feat. FLYING KIDS)02. lai・lai・lai(feat. ISEKI)03. 明日は晴れるだろう04. come back to me05. 夜を汚して06. Shibuya07. 涙がこぼれる08. ヘアゴムとアイライン09. ぬれ椿10. Stay Blue(feat. 川崎鷹也)11. No Rain No Flower配信リンク:関連リンク河口恭吾オフィシャルHP河口恭吾オフィシャルTwitter河口恭吾YouTubeチャンネル
2021年12月12日2020年11月にデビュー20周年を迎えたシンガーソングライター、河口恭吾。デビュー後、2003年に「桜」で大ヒットを記録。デビュー20周年イヤーには、親睦の深いアーティストたちとコラボ作品を続々と発表。そして集大成となるアルバム『No Rain No Flower』を11/24に発売した。そんな彼が、12/11(土)に東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催したデビュー20周年記念ライブ「20th anniv.河口恭吾 ALL YOUR SONGS supported by mont-bell」の模様を、2022年1月にMUSIC ON! TV(エムオン!)でテレビ独占放送することが決定!河口恭吾の20年が詰まったライブをテレビでもお楽しみください。■■番組情報■■<番組名>M-ON! LIVE 河口恭吾 「20th anniv.河口恭吾 ALL YOUR SONGS」<放送日時>2022/1/11(火)22:00~24:00[再]2022/1/31(月)22:00~24:00\プレゼントキャンペーンも実施中!/この放送を記念して、期間中にスカパー!サービスでエムオン!単チャンネルを新規ご契約いただいたお客様 応募者全員に、「河口恭吾×MUSIC ON! TV(エムオン!)オリジナルクリアファイル」をプレゼント。抽選で5名様には直筆サイン入りが当たるチャンスも!▼本キャンペーンに関する詳細は、こちらをご覧ください。 以上MUSIC ON! TV(エムオン!)は、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTVなどでご覧いただける音楽チャンネルです。詳しくは、MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイト( )まで。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月11日前作『あげくの果てのカノン』では、不倫×SFという大胆な設定で、先輩をストーカー的に慕う女性を描いた米代恭さん。最新作『往生際の意味を知れ!』は主人公の性別が変わったものの粘着体質は変わらず、7年前に別れた元カノを女神のごとく崇拝している。「市松と日和は1か月しか付き合っていなかったのですが、一番盛り上がっているときに一方的に振られると、好きの蛇口が壊れたままになってしまうじゃないですか。『どうして?』とばかり考えて、逃れられなくなってしまうのでしょうね」そんな市松のもとに、音信不通になっていた日和が突然現れ、仰天のお願いをする。かつてふたりは、監督と女優として自主映画を制作していたのだが、日和の出産記録を市松に撮ってほしいというのだ。しかも精子も提供してほしいと……!「通常モードの市松だったら『いやいや、そんなの非常識でしょ』と思うのでしょうが、せっかく再会できた日和にはもうどこにも行ってほしくない。頭では断るのが常識的だとわかっていても、本心や欲求が勝ってしまうようなアンビバレントなキャラクターにしたかったんです」そうなってくると気になるのが、日和の魂胆。なぜ彼女はひとりで子どもを産みたがっているのか。そしてあっさり振った市松に、なぜ今さら協力を仰ぐのか。最新刊の2巻では、それまでミステリアスだった日和の胸の内が徐々に見えてくる。「市松が日和に執着するのと同じくらい、日和にも執着している存在があるんです。何かに執着するキャラクターは、プラスでもマイナスでも感情のピークを更新する瞬間が描いていて面白いですね。フィクションなので、現実ではなかなかできないことをさせたいという思いもあります。現実は一度きりの人生なので、その時どきでベターな選択をしたほうが幸せ指数が高いでしょうけど、一方で無駄と思えることに没入している不器用な人の、破滅的なきらめきに惹かれてしまうんです」男性を主人公にするにあたって、元カノに対する思いや性欲に関することなど、さまざまな人にインタビューをしたそうで、そのリアリティもキャラクターに生かされている。「自分としてはある程度極端に描いているつもりなのですが、市松のことを『これは自分だ!』みたいに感じる男の人も結構いるようで、それはそれで勉強になります(笑)」一見突飛に思える設定から溢れてくる、生々しい感情の渦。市松と日和、それぞれの立場から何度も読み返したくなる中毒性がたまらない。『往生際の意味を知れ!』2「元カノと結婚したい」と合コンでのたまう、ハイスペックだけど残念な市松海路のもとに、元カノ・日下部日和が現れて。ガチで出産記録を撮り始める第2巻!小学館591円©米代恭/小学館よねしろ・きょうマンガ家。『おとこのことおんなのこ』『僕は犬』『あげくの果てのカノン』など。本作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載。※『anan』2020年10月7日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年10月05日●『テニミュ』で人気も「勘違いしちゃいかん」数々の舞台に出演し、現在は全国ツアー公演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』でジャベール役を演じている俳優の伊礼彼方が、ミュージカル・カバー・アルバム『Elegante』を発売した。実はこのアルバム、お笑い芸人の藤井隆が2014年に設立した音楽レーベル「SLENDERIE RECORD」から発売されており、プロデュースも藤井が行なったという異色のアルバムとなっている。今回は、なぜ藤井プロデュースによるアルバムが発売されたのか、そして伊礼の俳優・ミュージカルへの思いについてインタビュー。前・後編に渡ってお届けする。○■ファンの言葉に感動――現在帝国劇場で上演中の『エリザベート』で、トートのナンバーである「最後のダンス」も収録されていますが、伊礼さんが叫ぶように歌われているのが印象的でした。僕は音楽の入口としては実はフォークなんですが、もともとロックやパンクが大好きで、喉をアルコールで消毒してガラガラにしたかったくらい。だから「最後のダンス」も、もっとロックよりな表現ができるんじゃないかな、と思って、挑戦してみました。海外での『エリザベート』はわりとロック調で歌っている方もいるのですが、今までで1番近かったのは、僕がルドルフ役として出演させていただいた武田真治さんのトートですね。ロック寄りでエキゾチックで魅力的でした。――それは武田さんにも伝えられているんですか?当時ずっと言ってました! 「最後はもっとシャウトした方がかっこよくないですか」というお話もさせて頂いてましたし、自分でやりたくてしょうがないから(笑)。――ミュージカル映画だといろいろな作品がヒットしていますが、舞台だと少女漫画的世界観の強いものが多いのかなという気がして、ロック的表現も素敵だなと思いました。それは非常に思います。日本人の文化の傾向なのかもしれません。でも例えば2.5次元をきっかけに、ミュージカルを知ってくれたら嬉しいですし、ミュージカルには本当に良い曲がたくさんあるのに、音楽番組やヒットチャートに乗らないということがすごく残念で。世の中の方に、もっと知ってほしい。ミュージカルの認知度を上げていきたいですね。――2.5次元ミュージカルのお話ありましたけど、Twitterに、『レ・ミゼラブル』出演中の「ミュージカル テニスの王子様」出身キャスト(伊礼、内藤大希、三浦宏規、相葉裕樹、小野田龍之介)の集合写真を載せられていましたよね。今回『レミゼ』に『テニスの王子様』出身者が5人出演していて。ちょっとすごい事だな、と思って。僕はふだんあまりテニスの話はしないんですけど、今までにないタグだらけのツイートをあげてみました(笑)。これは自分の経験談でもあるのですが、2.5次元や役柄が特筆した作品の時って、その役の効果もあって一瞬にしてキャーキャー言われて人気が出るんです。そこで、ふと我に返って、まてまて、まだ実力も不十分なこの状態で勘違いしてはいかん! って自問自答して思っていましたね。なので、そういう経験をくぐってきた彼らと『レミゼ』で全員がオーディションで選ばれてまた出会えると嬉しいですよね。僕は『テニスの王子様』の次に『エリザベート』に出演したので、現実的な事を言いますと、チケット代が一気に倍になったんです。「帝劇はチケットが高いから、断念します」というファンの方もいました。でも今、『レミゼ』に出させていただいて、「あの頃は中学生だったけど、自分のお金で自由に観劇できるようになった」という声を聞いて、「続けていてよかった」と思いました。●『レ・ミゼラブル』出演中は反動で明るい――すごく素敵なお話ですね。今後もっと歌ってみたいという曲はありますか?まだまだミュージカルにはたくさん名曲がありますし、例えば『サンセット大通り』のナンバーは変拍子ですごく情熱的な曲で、今回のアルバムの候補にもなっていました。ロックミュージカルもあるし、日本でまだ上演されていない作品でも名曲が埋もれてます。あとは、先日藤岡(正明)くんがライブで『アニー』の「トゥモロー」を歌っていて、「なんて明るい曲なんだ!」と思い、歌ってみたくなりました。――明るい役を演じられているイメージ、あまりないですね。出演のお話を頂くとなぜか、苦悩や悲しい役が多いんですよ! 借金まみれや振られるか死ぬか……自殺も多いし、殺されることも多いし、トラブルに巻き込まれたり、なんなんでしょうね(笑)。ただ僕自身も、ずっと明るい役だと、疲れて裏であまり人と話さなくなってしまうところもあります。きっと、バランスを保とうとするんでしょうね。――では、『レミゼ』出演中の今は明るいんですか?すごく明るいです。10分前くらいに舞台袖に行って、みんなとおしゃべりしちゃう。そこからの最後は「自殺」ですが。――さらに、カーテンコールで投げキッスも。投げキッスは普通ですよ、僕からしたら! 「愛を持って帰ってくださいね」という、感謝の気持ちです。そういえば、『レミゼ』ではのジャン・バルジャンとジャベール以外のメインキャストがアンサンブルも演じているのですがるのは、演出のジョン・ケアードによる「役者の精神バランスを保つために」という意図があるらしいです。暗い役で終わると気持ちが保てなくなってしまうので、明るい役も演じさせるというのは、面白いメソッドだなと思いました。それがなんでジャベールにはないんだ、という(笑)。でもバルジャンとジャベールは、2人で一つ(光と影)というところがあるので、よく考えられた作品だと思いますね。ちなみに、楽屋では、バルジャン役の佐藤(隆紀)くんと夫婦漫才みたいにわちゃわちゃ仲良くさせてもらっています。――それでは、最後にぜひメッセージをいただけたら。ミュージカルって敷居が高い……って思われがちなところもありますが、触れてみるとにはたくさん良い曲がありますし、気軽に楽しんでもらいたいです。そういう思いもあって、藤井隆さんのお力を借りて、今までミュージカルと疎遠だった方にも知って頂きたい!伊礼彼方や、藤井隆プロデュースという言葉が引っかかったら、気軽にリリースイベントも見に来ていただけたらと思います。なかなか、ミュージカル俳優が各地の有名レコード店でインストアイベントをできるということはないんですよ。藤井さんのおかげで、レミゼ公演地の東京・名古屋・大阪・博多・札幌まで、各地でやらせていただけるので、生で聴いてみたいと思ったらぜひ! 観覧だけならフリーですし、聴いたら絶対CDも買いたくなると思いますので。なんでもつけますよ! ウィンクでも投げキスでも!(笑)■伊礼彼方1982年2月3日生まれ、神奈川県出身。幼少期はアルゼンチンで過ごし、横浜へ。中学生の頃より音楽活動を始め、2006年にミュージカル「テニスの王子様」佐伯虎次郎役で舞台デビュー。その後『エリザベート』(08、10)、『アンナ・カレーニナ』(10、13)、『スリル・ミー』(14)、『グランドホテル』(16)、『ピアフ』(16)、『王家の紋章』(16、17)、『ビューティフル』(17)、『ジャージー・ボーイズ』(18)。現在『レ・ミゼラブル』(7月大阪、8月博多、9月札幌)に出演中。2020年には『ミス・サイゴン』エンジニア役が決定。
2019年07月11日●お世話になっているミュージカルの楽曲を数々の舞台に出演し、現在は全国ツアー公演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』でジャベール役を演じている俳優の伊礼彼方が、ミュージカル・カバー・アルバム『Elegante』を発売した。実はこのアルバム、お笑い芸人の藤井隆が2014年に設立した音楽レーベル「SLENDERIE RECORD」から発売されており、プロデュースも藤井が行なったという異色のアルバムとなっている。今回は、なぜ藤井プロデュースによるアルバムが発売されたのか、そして伊礼の俳優・ミュージカルへの思いについてインタビュー。前・後編に渡ってお届けする。○■恩返ししたい、という思い――舞台の会見などでも、お芝居が大事というお話をよくされているので、伊礼さんが歌のCDを出されるというのは、実は少し意外なように思いました。自分の本業が役者である、という思いは変わらないです。今出演している『レ・ミゼラブル』も全部音楽で構成されているミュージカル作品ですが、ただ歌うだけでは、誰がやっても同じになってしまいます。どれだけ芝居を掘り下げられるか芝居としての歌を常に追求しています。ただ、もともと音楽畑の人間で挫折した経験があり、ミュージカルを始めてからはあえて歌手活動はしてこなかったのですが、応援してくださる方から「歌う伊礼も見たい」「ライブをやってほしい」という声は聞こえていたんです。僕はこれまで聞こえないふりをしていたんですけど(笑)、色々と経験を重ねて、そろそろそういう声に応えていきたい、恩返ししたい、という思いが強くなっていきました。そこでCDを出すなら、とことんお世話になっているミュージカルの楽曲で、と思ったんですが、まさか藤井隆さんプロデュースで出させていただくとは……。実は、藤井さん曰く「SLENDERIE RECORDはダンスミュージックレーベル」だそうで。でも、ミュージカルにはダンスも含まれているという意味で、つながりを持たせていただきました。――「最後のダンス」(『エリザベート』)も入っていますし。「We Were Dancing」(『アンナ・カレーニナ』)もありますから!(笑) また藤井隆さんのおかげで、いろいろな方が「なんで藤井さんプロデュースで!?」と興味をもって下さるので……毎回毎回、説明しなきゃいけないんですけど(笑)。――ぜひ今回もご説明をお願いできると嬉しいです!藤井さんとは、舞台『KOKAMI@network vol.13 「朝日のような夕日をつれて2014」』で共演してから、仲良くさせていただいています。あるとき唐突に「いつか椿鬼奴さんとデュエットしてほしい」と言われて、話半分で……いや、本当はすごく期待して「いいですよ」と言ったんですが(笑)。それが実現したのが4年越しでで、去年、椿さんのデビューアルバム『IVKI』で「偽りの新銀河」というデュエットソングをご一緒することができました。その際に、藤井さんが鼻歌で作った曲を堂島さんにそのまま送ったという話や、レコーディングで出会ったスタッフさんの様子からも、純粋に音楽が好きで携わってる感じや、大の大人が真剣に遊んでる雰囲気が素敵だなと思って「こういうところだったら自分の身を預けてもいいのかな」と、心惹かれました。今まで、自分の身を人に預けることを一切拒絶してたんですけど、少しずつ大人になって、良い方々と出会うことも多くなって、そろそろ身を委ねてみてもいいのかな? と。●公演中『レ・ミゼラブル』ジャベール役にかわいさ?――今回のアルバムを出すにあたって、藤井さんとのやりとりでは、どんなところが印象的でしたか?もう、こだわりのビジュアル撮影ですね。第一声が「ビジュアルは任せてもらってもいいですか」だったので(笑)。藤井さんが言うには、僕は撮影すると「写真が決まりすぎる」そうで。だから今回のジャケットでは、カメラマンさんにも指示を出して、”決め”と”決め”の間の顔を撮ってくださったらしいです(笑)。「伊礼彼方」という文字のロゴも藤井さんのこだわりで、オリジナルフォントを作ってくださったんです。実は今まで、自分の名前の漢字があまり好きじゃなかったんですよ。バランスが難しくて、うまく書けない。画数も少ないし、改名しようかなとか、カタカナにしようかなとか相談したら、藤井さんが「何言ってるんですか伊礼さん、こんな綺麗な名前はありませんよ! 斜めのラインがいっぱいあるところがいい」と言って、フォントを作ってくださったので、好きになりました(笑)。――インストアライブイベントなどでの特典写真も、気になりますね。これはどういうシチュエーションで…?特典ポストカードは全部で3種類あるんですが、イベント用にお渡しするカットは「おぼっちゃま、初めての独りしゃぶしゃぶ」というテーマで、しゃぶしゃぶの食べ方を教わってる瞬間を撮られました(笑)。ホントは休憩時間に食事をするだけの予定だったんですけどね(笑)。自分自身としては、いつも硬派な感じが多いのでシャツは胸元を開けて……というのが定番のイメージだったりするんですけど、自分に無い部分をたくさん引き出してもらいました。藤井さん一推しのこの写真は人気ですね。――今出演されている『レ・ミゼラブル』からは想像できない姿ですね。でも、伊礼さんのジャベールについて、「市長を信じていてかわいい」という感想もよく見ますよね。僕は、ジャン・バルジャンとマドレーヌ市長が同一人物だと気づいていない、という解釈をしてるんですが、これは原作通りなんです。原作ではジャベールが市長をずっと疑っていたのに、一度「違う」と思って、謝罪して辞表まで出すんですが、その流れはミュージカルでは描かれていない。なので、どちらの解釈を取ろうかと迷ったんですが、立場が逆転していくことにドラマ性があるのかなと思ったので、裁判所で「24653」と告白された時に「えっ、なんで!?」と唖然とする演技プランにしました。エポニーヌの歌詞にも出てきますが「あの警官はいつでもドジ」なので、他人から表現されるその人物像も受けて、役作りしてます。――そこがかわいく見えるんですね。僕の計算勝ちですね(笑)。――今回、アルバムでもジャベールのナンバーである「スターズ」のスペイン語バージョン(「Estrellas」)を歌われていますが、舞台上と気持ちは違うものですか?CDでは役というよりも「歌」に意識を集中しているので、今、舞台上で歌っている「スターズ」とは全く違う印象になっていると思います。ささやかずに、スペイン語で、音を響かせるように歌っていますし、僕が見たマドリードバージョンの『レミゼ』のように、エネルギッシュな力強さを目指しました。――舞台上とはまた別の「スターズ」が楽しめるということですね。そう思っていただけたら嬉しいですね。「舞台で見たスターズじゃない!」と言われたらつらいですけど(笑)。そこはあえて両方を楽しんでいただけたら!■伊礼彼方1982年2月3日生まれ、神奈川県出身。幼少期はアルゼンチンで過ごし、横浜へ。中学生の頃より音楽活動を始め、2006年にミュージカル「テニスの王子様」佐伯虎次郎役で舞台デビュー。その後『エリザベート』(08、10)、『アンナ・カレーニナ』(10、13)、『スリル・ミー』(14)、『グランドホテル』(16)、『ピアフ』(16)、『王家の紋章』(16、17)、『ビューティフル』(17)、『ジャージー・ボーイズ』(18)。現在『レ・ミゼラブル』(7月大阪、8月博多、9月札幌)に出演中。2020年には『ミス・サイゴン』エンジニア役が決定。
2019年07月08日俳優の伊礼彼方が26日、東京・タワーレコード渋谷店にてミニライブを行い、藤井隆とともにトークを行った。同イベントは、藤井がプロデュースした伊礼のミュージカルカバーアルバム『Elegante』リリースを記念したもので、CD収録曲の中から3曲をその場で披露。「Love Can’t Happen(『グランドホテル』より)」では会計中の同店の客に歌いかけ、最前列にいた少女を抱き上げるとサービス精神旺盛な姿を見せる。「最後のダンス(『エリザベート』より)」では、スピーカーに足をかけシャウト。最後の「Estrellas(『レ・ミゼラブル』より)」は、力強く歌い上げた。プロデュースを務めた藤井は「本当に優しくて、本番前に『藤井さん、今日も頑張りましょうね』ってハグをしてくれるわけですよ。そんな共演者いないわけですよ」と、舞台共演時の伊礼の姿を振り返る。藤井はさらに、イベント特典のポストカードについて「しゃぶしゃぶをやってる、これは絶対撮りたかった。伊礼さんってすごくかっこいいですし、稽古中ジャージでストレッチしている姿も本当にかっこいいんですよ。うっとりしちゃうんです。でもどこか、ちょっと抜けてるところがおありでしょう?」と熱弁。「『王子様がしゃぶしゃぶ食べてる』という設定で撮ったんですけど、大丈夫ですか?」と客席に語りかけると、拍手が起こっていた。伊礼は藤井の存在について、現在出演中の舞台『レ・ミゼラブル』にかけて、「藤井さんが、僕にとって司教さんなんですよ。正しい道に導いてくれる」と感謝すると、藤井は「僕、エポニーヌ」と主張し、会場はこの日1番の爆笑に。2枚目のCD制作にも意欲を見せる藤井に、伊礼は「僕にはこんな素晴らしいエポニーヌがついてるので、つながるように頑張っていきたいと思います」「ミュージカルに出会ったのが24〜5歳くらいで、それまでは全く知らなかったんですけど、たくさんいい曲がある。それを普及させたい」と意気込んだ。伊礼のリリースイベントは今後、『レ・ミゼラブル』ツアーに合わせ愛知、大阪、福岡、北海道で実施。観覧可能な無料ミニライブに加え、CD購入者対象の特典会(握手+サイン会)が行われる。
2019年05月26日4月開幕のミュージカル『レ・ミゼラブル』にジャベール役で初出演。これまでにも『エリザベート』『ジャージー・ボーイズ』など人気作、話題作に出演してきた俳優・伊礼彼方がミュージカルカバーアルバム『Elegante』をリリースする。プロデュースは藤井隆。2006年にミュージカル『テニスの王子様』でデビュー、2008年に人気作『エリザベート』ルドルフ役に抜擢され、以降、大作ミュージカルからストレートプレイ、朗読劇など、豊かな表現力を武器にジャンルを問わない活躍を続けている伊礼彼方。待望のミュージカルカバーアルバムに収録されるのは、伊礼が実際に舞台で演じた役柄のナンバー『Field of Angels~天使の園~』(2011年上演『GOLD~カミーユとロダン』より)、『We Were Dancing』(2010・13年『アンナ・カレーニナ』より)、昆夏美とのデュエット曲『Sister』(2012年上演『ハムレット』より)といった“持ち歌”とも言えるものから、『最後のダンス』(『エリザベート』より)といったミュージカル定番曲まで多彩。なかでも、今春出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』より、日本版タイトル『スターズ』として知られる名曲を、アルゼンチン出身の伊礼ならではのスペイン語で歌う『Estrellas』は必聴だ。再演を重ねる王道の人気作品に出演したと思ったら、想像の斜め上を行くチャレンジングな作品に出演したりと、いわゆる“ミュージカル俳優”のくくりで語れない面白さが伊礼の魅力のひとつでもある。今回、藤井隆と手を組んだこのCDリリースも、予想外ながらも伊礼らしい。とはいえ、中身はこれまた意外なまでに真正面からミュージカルの名曲に向き合っているので、ミュージカルファンは要チェックだ。リリースに際し伊礼は「真剣に音楽と向き合おうと思って動き出した私の思いに、藤井さんプロデュースの下、素晴らしいスタッフに支えられて出来上がった王道のミュージカルナンバー! 自信作です。是非聴いてください!」とコメントを寄せている。伊礼彼方ミュージカルカバーアルバム『Elegante』はSLENDERIE RECORDより4月17日(水)リリース。伊礼彼方『Elegante』2019.4.17 RELEASE/Produced by 藤井隆【収録曲】1 Field of Angels~天使の園~(「GOLD~カミーユとロダン~」より)2 We Were Dancing(「アンナ・カレーニナ」より)3 Love Can’t Happen(「グランドホテル」より)4 Sister(「ハムレット」より) Duet With 昆夏美5 最後のダンス(「エリザベート」より)6 This is the moment(「ジキル&ハイド」より)7 Estrellas(「レ・ミゼラブル」より) ※日本語タイトル「スターズ」
2019年04月03日インテリアデザイナーの森田恭通が11月10日より、パリで2回目となる個展『Porcelaine Nude』を開催した。場所は、MOF(フランス国家最高職人)の栄誉に輝いたこともあるフランスを代表するショコラティエ、パトリック・ロジェの店舗の2階ギャラリースペース。壁一面グレーに染まった会場内にモノクロームの写真が展示され、まるで色のない静かな世界の中に導かれるような空間。20年以上写真を撮り続けている森田は今回も、“光と影のアングルを切り取る”というコンセプトを貫き、無限の陰影をモノクロームの写真で表現して見せた。本業のインテリアデザイナーという職業柄、常に美しい曲線を切り取っている。美しい曲線を探し、追いかけていくと、必然的に女性の身体に辿りついたという。昨年の作品で柔らかさを湛えたアジア人女性に対し、今回はフランスの黒人女性を被写体に選んだ。弾力はあるが固すぎず、柔らかさと直線的な強さが、平面の写真の中でも明と暗の階調の異なりによって鮮明に写し出されている。しかし、一見ではそれが身体なのか、陶器なのか、植物なのか、あるいはランドスケープなのか、分からない。見る者の想像力を掻き立て、頭の中に“?”を与える、それこそが森田の写真。「立体(身体)を平面(写真)へと落とし込む際に意識したのは、ミニマリズムが芳醇な妄想へと反転する瞬間を捉えることでした。緊張か官能か、欲望か美か。相反する価値観は、見る側に委ねています」。同時期にGrand Palais(グラン・パレ)で開催中の、世界最大の写真見本市『パリフォト』のTaka Ishii Galleryにも、作品が一部取り扱われた。世界中から写真やアート関係者が集まる大規模なイベントだけに、写真家として森田の名前を広めるのには最高の機会といえるだろう。森田は過去にはBaccarat(バカラ)との商品開発、Joel Robuchon(ジョエル・ロブション)のインテリアを手掛けるなど、偶然にもフランスの企業との縁が多く、そこには互いに通ずる美意識があるようだ。個展の地をパリにこだわった理由を訊くと「フランス人のライフスタイルには写真やアートが自然と溶け込んでいます。僕が誰なのかも知らない彼等が、先入観なく僕の写真を見る。そこでインテリアデザイナーとは全く違う人格の自分を作り上げてみたくて」と語ってくれた。写真家、森田恭通としての今後の活躍にますます注目していきたい。
2016年11月12日琉球エアーコミューター(RAC)は3月30日、那覇空港内航空整備センターで開催された披露式典で、ボンバルディアQ400CC(カーゴ・コンビ)2機を披露。RACは同機のローンチカスタマーで、披露されたQ400CCはRACが発注した5機のうち最初の2機となる。Q400CCはQ400の貨物室を拡張したタイプで、全長は約10m増の32.8m、貨物積載能力は最大2,540kg(5,600lb)、乗客定員は50人となっている。Q400CCは4月15日から、那覇=久米島など4路線で運用される予定。なお、RACはQ100を4機とQ300を1機所有しており、沖縄諸島から国内旅客便を運航している。RACの伊礼恭社長は披露式典で、「収益性の高い効率的な運航業務を20年近く続けてきた弊社が、機材を拡充してQ400CCの運航を開始する最初の航空会社となることを誇らしく感じています。本日は、ボンバルディアとの継続的な協業における重要な節目であり、沖縄のビジネスとレジャーのハブを提供する弊社の成長戦略に新たな1ページが開けました」とコメントしている。Q400ファミリーは40カ国60社以上の企業が運用しており、正式発注数は2016年3月現在、547機となっている。
2016年03月31日ボンバルディアは2015年12月31日、琉球エアコミューター(以下、RAC)に「Q400カーゴ・コンビ(Q400EC)」を納入したことを発表した。RACはQ400ECのローンチカスタマーであり、ボンバルディアのトロント工場で製造された同機は今回に続いて全部で5機、RACに納入される。RACの伊礼恭社長は、「Q400ECは当社のサービス向上に向け、理想的なプラットフォームを提供してくれる。沖縄県内の離島を中心に効率的な空の旅の選択肢を増やし、ビジネスそしてレジャーをサポートしていきます」とコメントしている。Q400ECの最大離陸重量は9,000ポンド(4,082kg)で、1,150立方フィート(32立方メートル)の貨物を搭載できる。また、高貨物の状態では32インチのシートピッチで50席、29インチで58席を装備可能となっている。RACは4月よりQ400ECの導入を予定している。なお、RACは1997年よりDHC-8-100を導入し、現在はQ100とQ300を運航している。
2016年01月04日インテリアデザイナーの森田恭通が、仏パリにて11月12日より、初の個展『Porcelaine Nude』を開催し、自身の写真作品を初めて公開した。場所は、アレキサンダー・マックイーンなどのハイブランドのショールームとして、またパリコレクション会場として利用される北マレのスペース、Espace Commines。森田恭通がこれまで見せてきた煌びやかな世界観とは異なる、新しい局面を示す興味深い内容となった。20年来写真を撮ってきたという森田恭通は、今までの光と影のアングルを切り取るというコンセプトを守りつつ、今回は特にモノクロの接写ヌード写真を用いることで、一見してそれが何であるかを認識するのに一考を要する内容にしたという。これまでに多くのフランス人とコラボレーションをしてきた森田は、「相手に考察を要求するようなフランス人のコミュニケーション方法が興味深い」と語り、フランス人との親交が、今回のエキシビションのコンセプトに少なからず影響を与えたようだった。当日は、8種類のプラチナプリント写真作品(各4枚限定)と、大判ピエゾプリント写真作品(13種、各1点のみ)、それらをあしらったスツール(10種、各1点のみ)と、大判の写真作品をセットすることのできるコーヒーテーブル(オープン・エディション)、そしてリモージュ産磁器の最大手、ベルナルドーとのコラボレーションの写真プリントプレート(8枚組、4セット限定)を披露。特にベルナルドーとの共同作業では、長い歴史と工房の技術に大いに触発されたという。今回パリ同時テロの事件を受け、フランス政府からの3日間の公共施設閉鎖命令により、15日まで開催予定のところ2日間で終了したが、今年に入りフランス観光親善大使に就任した森田恭通は、今後フランスを活躍の場とする機会が益々増えていきそうだ。各作品はホームページyasumichimorita.comでも購入可能
2015年11月17日「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」はデザイナーの森田恭通によるコラボレート作品を発表した。13年に公開のクリスタル花瓶に続くコラボ作品として発表されたのは、クリスタルガラス製の切子グラス。ルシアン ペラフィネのアイコンであるスカル柄があしらわれており、価格は5万5,000円。発売は10月下旬を予定している。
2014年10月03日スペインのラグジュアリー・ポーセリン(磁器)ブランドのリヤドロが、デザイナー・森田恭通とコラボレーションした作品を7月から販売を開始する。これ先だって6月13日に同作品「Life is Flower」の発表を記念したイベントが行われ、リヤドロ社リサ・リヤドロ社長も来日した。「昨年7月にセニョール森田が奥様の大地真央さんを伴って我が社を訪れたときには、まさかこんな素敵な作品が出来上がるなんて夢にも思わなかった」と話すリサ・リヤドロ社長は今回の作品を絶賛。「リヤドロが長年培ってきたポーセリン技術と叡智で、スカルと花を用いて“生命の息吹き”を表現。作品のタイトル通りで、希望に満ちた幸せな未来を願ってます」と森田氏。リヤドロ社の職人が1枚ずつ花びらを作成し、無数の花で出来上がった作品は全世界100個限定で72万円(台座付き)。7月2日より森田が婦人服フロアのリモデルデザインを手掛けた伊勢丹新宿店で先行発売され、9日よりリヤドロブティックおよびリヤドロショップ、リヤドロオンラインショップ他、リヤドロ取り扱い店にて一般販売される。
2014年06月28日嵐電(らんでん)の名称で親しまれている京都の京福電気鉄道・嵐山駅が、13日のリニューアルに先駆けてプレスに公開された。デザインは伊勢丹新宿店のリモデルなどを手がけた森田恭通。2002年に同氏が行った第1期の駅舎改修から11年が経過し、駅周辺への集客計画が順調に推移、今回は駅のコンコース自体に創造性を持たせ、“エキナカ”効果を狙ったデザインとなっている。今回のリニューアルでは駅構内と周辺エリアの一体化を実施。街と駅を仕切っていた改札口を撤去し、ホームと線路の周囲を“広場”として、ベンチなどを設置し、誰でも自由に回遊・滞在できる「電停のある小さな街」を実現した。2002年に改装した駅正面(西口)が「はんなりゾーン」として3,000本の竹と京都の銘店街で構成したのに対し、今回改装を実施したコンコース側は「ほっこりゾーン」として新たに駅東口を新設。「キモノフォレスト」と呼ばれる友禅をLEDで透過させたアクリルポールを約600本林立させ、日没以降には、入舎する車窓からも幻想的な風景が広がるエンターテイメント性を持たせた。また、コンコース内に嵐山温泉の足湯、駅前の天龍寺にちなんだ「龍の愛宕池」にはカスタムペインターの倉科昌高作の龍を設置、震災復興を願う「福島三春町の滝桜」も植栽された。北側コンコースに新た導入されたテナントには宇治茶の産地の和束町と京福電鉄のジョンイントベンチャーの日本茶カフェ&バーも出店されるなど「従来、あまり訴求できていなかった日没以降の嵐山エリアの魅力を打ち出せれば」と京福電鉄の鈴木浩幸・事業推進部部長。「日本の駅のパブリックゾーンの白い光の空間が僕自身苦手で、今回のリニューアルでも自分自身の得意とする“光”をデザインのテーマに置いた。外国の観光客が訪れて、京都らしいと感じる駅の必要性を以前から感じており、“ザ・キョウト”の嵯峨嵐山でのランドマークになれば」と森田恭通氏は話す。
2013年07月12日