トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン(TRADING MUSEUM COMME des GARÇONS)は、服飾芸術家・山崎良太とコラボレーションした限定Tシャツを2023年10月14日(土)より表参道GYRE店、東京ミッドタウン店にて発売する。服飾芸術家の山崎良太「アンチ」とコラボ山崎良太は、「アンチ(ANTI)」というブランドを掲げ、ハンドメイドのパッチワーク作品を制作する服飾芸術家。芸術家・岡本太郎の言葉に由来する“アンチ”の名の通り、流行には一切迎合しないという信念を貫き、反骨精神にあふれた“狂気”のパッチワーク作品を手掛けている。そんな山崎良太による新プロジェクト「アンチ プルタブ(ANTI pull tab)」とトレーディングミュージアム・コム デ ギャルソンによる限定Tシャツ7型が登場する。敷き詰めたビール缶のプルタブを手刷りのグラフィックに「アンチ プルタブ」では、山崎良太自身が飲んだビール缶のプルタブを床に敷き詰め、手刷りによる版画グラフィックを制作。Tシャツ1枚1枚に手刷りを施し、風合い豊かな「プルタブ」の絵柄を配した。さらに、アイコンである「プルタブ」のブランドタグはそれぞれ手縫いであしらわれており、まさに“1点物”のTシャツとなっている。Tシャツは、長袖と半袖を展開。ポケットに「プルタブ」の絵柄を配したモデルや、袖にモチーフを配したモデルなどが揃う。【詳細】トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン×山崎良太発売日:2023年10月14日(土)発売店舗:トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン Gyre(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F)、トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン 1F)価格:長袖Tシャツ 14,850円、半袖Tシャツ 12,100円~27,500円
2023年10月13日シード合資会社は、5年ぶりに開催される佃島の住吉神社例大祭(2023年8月4日~7日)にあわせ、1987~1997年に開催した佃島シリーズの写真展の内容を写真集にして、AmazonのKindle本(電子辞書)、ペーパーバック本を2023年7月に出版しました。「佃島の子供」は7月9日、「佃島」は7月14日、「佃」と「東京・佃<1987-1997>」は7月17日に出版しました。時代に取り残された如く昔の東京の下町風情を丁寧に記録し続けてきた4作品です。時代の流れとともに佃島辺りの景観も変化しておりますが、住吉神社例大祭の時期は、本写真集内の風景のように、古き良き風情をお楽しみいただけます。佃島の子供(7月9日発売)1989年 小島 健司写真集団ぶらん展に出品した作品で無邪気に遊ぶ子供を撮影した写真集(30点の作品) 佃島の子供佃島(7月14日発売)「1990年 佃島 小島健司 写真展」で出品した作品で、子供から老人や町並みに至るまで気負いなく優しい眼差しで見つめた写真集(50点の作品) 佃島佃(7月17日発売)「1993年 佃 小島健司 写真展」で出品した作品で、時代が変わっても変わらぬ風情の佃を捉えた写真集(46点の作品) 佃東京・佃<1987-1997>(7月17日発売)「1997年 東京・佃<1987-1997> 小島健司 写真展」で出品した作品で、著しく変貌し続けた10年間の写真集(55点の作品) 東京・佃<1987-1997>この写真集の内容は下記アドレスから見ることができます。 【会社概要】商号 : シード合資会社代表者 : 小島 健司所在地 : 東京都中央区日本橋小伝馬町7-14設立 : 2001年5月事業内容: 写真及びデザインURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月28日歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第二部『安政奇聞佃夜嵐』が8月5日から東京・歌舞伎座で上演されるのに先駆け、物語の主人公となる青木と神谷を演じる松本幸四郎、中村勘九郎のコメントと2ショット写真が到着した。本作は明治の初めに実在した脱獄事件をもとに、大正3(1914)年に古河新水(十二世守田勘弥)が、時代設定を世情不安定な安政期に改め、書き下ろした世話物。人足寄場(監獄)で苦役の日々を過ごす青木と神谷の2人が隅田川を渡る脱獄を計画するところから物語は始まり、2人が隅田川を泳いで脱獄するシーンは、青木と神谷による面白味あふれるやりとりが人気の名場面となっている。本作について幸四郎は「曽祖父の初代吉右衛門と六代目菊五郎で上演しているのに、知っているのは島抜けの泳いでいくところくらいで、そこが昔からすごく気になっていました(笑)。その場面の写真は「菊・吉」といえば必ず出てくるものだったので。勘九郎さんと一緒にやりたいお芝居の最たるもので、その機会がきて本当に良かった!なんでかは分からないけれど(笑)」とコメント。勘九郎は「『島抜け』というワードが出てきた時に、子供の頃に六代目(菊五郎)の曽祖父の写真集で、おじい様の泳いでいる姿と播磨屋さんが水を怖がっている写真を見て、子供心にも面白くて惹かれたのを思い出しました。子別れや敵討ちもありますが、歌舞伎ならではのばかばかしさもあって、『歌舞伎』が詰まった作品ですよね。引いて見るとちょっと間抜けな人たちの話ですが、頑張って生きている人の姿が短いなかに詰まっている気がします。」と語った。(C)松竹また「島抜けの場面の、泳げる青木と泳げない神谷の関係性をどう見せるか。『〇〇島からの脱出!』みたいな壮大な感じではないけど(笑)。やっぱりこの二人ならではの息であったり、お客様がそこで安心する、共感する意味での反応を貰える芝居にしたい。上演をあまりいろんな方でやられていない作品だからこそ、これは二人でしかできないだろというところを目指したいですね。勘九郎さんと僕の二人の芝居で歌舞伎を堪能してもらいたい!季節感をさしおいてでも、今一番そこを楽しんでいただける作品ではないかと思っています。役者が生で、舞台で、お芝居をする、芸をお見せする、それをお客様に堪能していただくというところを目指して選んだ作品です。」(幸四郎)、「幸四郎さんと僕には『かわいらしさ』があると思うんですよね(笑)。悪いやつなんだけど、どこか憎めないチャーミングさが出せたらいいなと。僕が演じる神谷は水がだめなんですが、川を渡る場面で幸四郎さん演じる青木が神谷を『安心させる』とト書きがあるので、今回は青木がいったいどう安心させてくれるのか楽しみにしてます(笑)」(勘九郎)とそれぞれ意気込みを寄せている。(C)松竹<公演情報>歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第二部『安政奇聞佃夜嵐』8月5日(金) ~30日(火) 東京・歌舞伎座出演:松本幸四郎(青木貞次)、中村勘九郎(神谷玄蔵)ほか歌舞伎座 公式サイト:
2022年08月04日現在放送中のTVアニメ「鬼滅の刃」遊郭編において、上弦の陸・堕姫の兄・妓夫太郎の声を、逢坂良太が担当することが分かった。いよいよ、最終局面を迎える本作。1月16日放送の第7話に初登場し、大きな話題を呼んだ妓夫太郎。逢坂さんは「上弦の鬼という大事な役どころを演じるのはかなりのプレッシャーではありましたが、自分なりに他の役者の方にも引っ張ってもらいながら全力で演じております」と心境を明かし、「ぜひ最後まで楽しんでいただければ嬉(うれ)しいです」とコメントしている。さらに、制作を手掛けるufotable描き下ろしの第2弾キービジュアルも到着。竈門炭治郎と音柱・宇髄天元、上弦の陸・堕姫と妓夫太郎を描いており、二身同体の鬼の兄妹と繰り広げる戦闘の激しさを感じさせる。第2弾キービジュアル解禁PVテレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編は毎週日曜日23時15分~フジテレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年01月17日大ヒットシリーズの最新作である、映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(1月14日公開)。コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回様々な世界を舞台に、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる同作だが、最新作ではマルタ島を舞台に3人がまさかの勝負を行い、最大の危機も待ち受ける展開となっている。今回はドラマシリーズから脚本を手がけ、同シリーズの生みの親である脚本家・古沢良太氏にインタビュー。作品を長く続けることや、今作への思いについて話を聞いた。○■「また集まって作りたい」という思い――古沢さんの中でも、「コンフィデンスマンJP」のように、これだけ同じキャラクターを何年も続けて描くというのはないことかと思いますが、続けてきてどんな心境ですか?キャラクターに対しての愛着は深まっていきますよね。話を考えるのはいつも大変なんですけど、本当にいいチームワークで、大好きなメンバーなので、また集まって作りたいなと、その思いで頑張ってやってます。――毎回、『プリンセス編』とか『英雄編』というテーマを決定されるのはご自身のアイデアなんですか?そうですね。「今度はこれでいきましょう」ってことはなくて、もう本当に何もないところから、新作を作るんだということだけが決まっていて、それに向けて自分を追い込んで作っています。――今回、『英雄編』であり、舞台をマルタにしたのは?今までけっこうアジアが多かったので、絵として見たときに感じの違うヨーロッパがいいんじゃないかということがありました。マルタに決めたあとに『英雄編』でいくということが決まりましたかね。――古沢さんは普段、脚本を書くときに、こんなシーンをしたら予算的に難しいかな? と思いながら書いたりするんですか?大変そうなシーンは少な目にしておこうということは考えますけど、このシリーズでは割とそういうことを考えることは少ないですね。いつもできあがってくる映像が自分の予想を超えるものになっているし、今回も自分の書いたキャラクターをここまでの人物にしてくれたんだという感動がありました。現場のスタッフに対する信頼というと聞こえがいいですが、まあ早いところが丸投げという感じです(笑)――今回、できあがったものをみても感動がありましたか。今回は特にどんなものができあがるのか予想ができなかったんですけど、こういう厳しい状況の中でここまでの作品にしてもらったことに感謝ですね。ホテルでの捕り物のシーンがあるんですけど、アクションもかっこよくて迫力がありました。――シリーズを追うごとに、キャラクターがどんどん増えてきて、その人たちが次は仲間として出てきたりするわけですよね。たくさんのキャラを愛情を持って、そして矛盾なく登場させるのも大変なのでは。毎回、1回こっきりと思って新しいキャラクターを出してるんですけど、魅力的なキャラクターにできあがってくるので、俳優さんの魅力も含めて、また出したいというか「また会いたい」という気持ちになってしまうんです。こじつけかもしれないけれど、作品全体も華やかになるんじゃないかと思って登場してもらっています。――その中でも、赤星(江口洋介)の出方というのもどんどん変わってきて。過去作をちゃんと見ている人にとっては同じ出方だと退屈かなと思いますけど、初めて見る人のためにも、あんまりひねりすぎてもいけないと思って、その辺のバランスも考えています。まあ今回はちょっとひねってますね。とはいえ、いつでも変わらない人が、そこにいる方がいいと思っているので、本来の魅力を忘れないようにしたいとは思っています。○■俳優に引っ張られることも…――古沢さんは、キャラクターの履歴書をあまり書かないそうですが、このシリーズに関しても書いていないそうですね。書かないのは、何が本当かわからないようにしたいということがあるんです。今回は、ちょっと彼らの過去というものが垣間見えますけど、その過去もいずれひっくり返せたらいいなと思っています。――今回、瀬戸康史さんの役が印象的でした。瀬戸さんというと、『ルパンの娘』にも出られているので、こういうフィクションにすごく馴染む感じがあったんですが、意識はされましたか?キャストは決めずに書いたんです。最終的に瀬戸さんがやってくれることになって、あ、ぴったりだなって思いました。当初はもう少し年齢を上の設定で書いてたんです。でも、若くて才能があって鼻持ちならないキャラクターというのもいいなと思い直して、台詞のニュアンスとかも多少変えたんです。そこをまた瀬戸さんが魅力的にやってくださってぴったりでした。――シリーズが進むと、ご自身が書かれたキャラクターが、勝手に動き出すというか、俳優さんを通してまた変化していきますよね。なるべく意識しないように、俳優さんに引っ張られないように、最初に描いたイメージを維持して書くようにはしてるんですけど、五十嵐とかね、どんどん最初のイメージと変わってきちゃったんで、小手(伸也)さんのせいで(笑)。リチャードも、当初は超一流で、悪事にも手を染めるキャラクターというのがあったんですけど、今回、本来の姿に近づいたというか、渋くはなったかな。ボクちゃんなんかは、今回はちゃんとボクちゃんっぽさが表現できたのかと思います。――今回も見ている方としては、気持ちよく驚かされました。でも、そこにあんまり重きを置きたくないということがあって。お客さんを騙せるかどうかのゲームになるように一応は頑張ってやっているけれど、騙すか騙されないかって構造的な面白さなので、そこもありつつ、そうじゃないところにちゃんとテーマを持たせられたらいいな、と。そういうものを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。だからこそ、書くのが難しいんでしょうね。○■大河ドラマ執筆とも違いはない――現在は2023年の大河ドラマ『どうする家康』の執筆中かと思います。こうした「コンフィデンスマンJP」のシリーズと大河ドラマというものは、やっぱり違うものですか?別のものですね。まあ作品は全部違うから、大河が特別ってことではなくて、気持ちとしてはいつも通りでやっています。でも、量に関しては大変ですよね。気が遠くなるときもあります。作品によって、すぐに書けちゃうこともあるし、この映画みたいにすごく時間がかかるときもあります。「コンフィデンスマンJP」シリーズに関しては、毎回、書き直しをたくさん重ねてできあがっています。たくさんの人が関わっていて、みんなが納得するものが目標なので、そういう台本を作るためにねばるのは当然のことだと思っています。――ちなみに、脚本家さん同士って連絡をとりあったりするんですか?こう、書く大変さを分かち合ったりとか…。たまにメールするくらいですね。「あれを見ました。面白かったです」ということを送ったりとか。この作品に関しては、プロデューサーの成河(広明)さんと、田中亮監督と相談しながら作っているという感じが大きいです。自分でなんとかしなきゃいけないところもあるんですけど……。――最後に、この映画を見られる方に、今回の見どころについて教えてください。今回は今までにやっていない新しい形にチャレンジしています。ちょっと乱暴なくらいに“はてな”がいっぱいあって、話がどんどん進んでいくんだけど、見ていくと、その“はてな”のひとつひとつが解消されていって、また新たに“はてな”が出てくるような構造になっています。混乱するかもしれないけれど、そこを楽しんでしてもらいたいですね。こういう暗いことも多い時代だからこそ、明るい気持ちになってもらいたいと思います。■古沢良太1973年8月6日生まれ、神奈川県出身。『アシ!』(02年)で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞しデビュー。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05年)で第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、『探偵はBARにいる』(11)年で第35回アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。近年の主な作品に「コンフィデンスマンJP」シリーズ(18年~)、『大河ドラマ どうする家康』(23年)など。
2022年01月11日フォーサムワン(FORSOMEONE)から日本人アーティスト・佃弘樹とのコラボレーションアイテムが、2021年9月25日(土)よりフォーサムワン フラッグシップストアなどで発売される。フォーサムワン×アーティスト・佃弘樹による全6型のコラボウェアフォーサムワン 2021-22年秋冬コレクションで初披露された本コラボレーション。展開する全6型のウェアには、都市的な風景や建造物と自然のモチーフを組み合わせた作品を手掛ける佃弘樹の作品が、繊細に落とし込まれている。中でも注目は、オーバーサイズシルエットのバルマカーンコート。ボディだけでなくスリーブにまで、佃弘樹の作品が大胆にあしらわれ、インパクトのあるビジュアルに仕上がっている。シルエットにもこだわっており、袖は変形のスプリットラグランを採用し、肘外側から袖口に絞り込むユニークなデザインとなっている。内側は、シームリングを施し防水仕様に。また、襟裏にラムレザー、各所に手塗りしたウッドボタンをあしらうなど、細かな部分にまでこだわりを散りばめた。ラペルを内側に折り返しノーカラーに仕立てたジャケット&パンツは、表地に佃弘樹の作品をプリント。それぞれ単体ではもちろん、セットアップとしても着用可能だ。その他、本コラボレーションのために描き下ろされたグラフィック入りのスウェットやフーディー、Tシャツも展開。いずれも、あえてダメージを入れるなど、ヴィンテージウェアの様な加工が施されている。【詳細】フォーサムワン×佃弘樹発売日:2021年9月25日(土)販売店舗:フォーサムワン フラッグシップストア、2G トウキョウ、フォーサムワン オンラインストア、2G オンラインストア※2G トウキョウでは9月25日(土)~10月3日(日)までの期間限定で発売。価格:・コート 198,000円・ジャケット 110,000円・トラウザー 74,800円・フーディ 38,300円・スウェットシャツ 49,500円・スウェットパンツ 49,500円 ※フォーサムワン フラッグシップストア、フォーサムワン オンラインストアのみ。・Tシャツ 22,000円
2021年09月27日夏帆主演の特集ドラマ「星とレモンの部屋」が3月19日(金)に放送されることが決定した。本作は、次世代の脚本家を育てるため、NHKと放送作家協会の共催で開催しているコンクール「第44回創作テレビドラマ大賞」の大賞受賞作のTVドラマ化。近年、社会的な問題となっているひきこもり家族の8050問題。老いた両親が亡くなった後、子どもたちがその死体と暮らしていた、といういくつもの痛ましい事件をベースに、チャットで知り合ったひきこもりの男女に起きる、ある一日のドラマが描かれる。夏帆さんが演じるのは、ひきこもり歴18年の里中いち子。外の世界との唯一のつながりは、同じひきこもりの青年・涼(宮沢氷魚)とのチャットでのやり取りだ。そんないち子を何とかしたい母・初美(原田美枝子)は、日々ドア越しに語りかける。しかしある朝突然、倒れてしまい、パニック状態のいち子は119番に必死で電話するが、肝心の助けを求めることができない。ようやく部屋から出たときには、母はすでに冷たくなっていた。「遺体を浴室に運んで、鼻と口にティッシュを詰めてください」――。いち子からのSOSを受けた涼は、不思議なほどに冷静。実は、涼にも隠された秘密があって――というストーリー。夏帆さんは「ひとつひとつの台詞がとても丁寧で繊細で、素敵な脚本」と絶賛。「引きこもり、と聞くと、犯罪者予備軍だとか、怠惰な人たちだとか、いわゆるステレオタイプのイメージが浮かんでしまうと思います。でもそういう人たちはごく少数で、彼らは世間から圧迫された被害者なのだと、人一倍繊細ないち子を演じていて感じました」と語った。そして脚本家の佃良太は「このドラマは、決して『ひきこもり当事者の悲惨さを描く物語』ではありません。このドラマは、ひきこもり当事者の真摯な生き様を通して『生きる愛しみに手を伸ばす物語』です。是非、ご覧いただけると幸いです」とコメントしている。特集ドラマ「星とレモンの部屋」は3月19日(金)22時~NHK総合にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年01月22日2023年放送の大河ドラマは、松本潤主演×脚本・古沢良太タッグの「どうする家康」に決定。松本さんのコメント映像も公開された。吉沢亮主演第60作「青天を衝け」、小栗旬主演第61作「鎌倉殿の13人」に続く第62作「どうする家康」は、『ALWAYS 三丁目の夕日』「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」の古沢さんが、誰もが知る徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代(のちの家康)は、今川家の人質としてひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし、三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主あるじとして生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込む。待っていたのは死ぬか生きるか大ピンチで――。1週間の始まりにふさわしい、夢と希望にあふれたハラハラドキドキ、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテインメントだ。主演の松本さんが演じるのは、徳川家康。今回のオファーに驚きと喜び、不安を同時に感じたという松本さんは「初めにこの話を聞いたのは昨年の11月。嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたいと思ってた僕は、これだけの大きな事を決めることはできないと思い、結論を待っていただきました。スタッフの皆さんには本当に感謝しています。そして年が明けてから今一度考えました。嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい」と思いを語る。また「古沢さんの考える家康像はとても斬新です。今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています。そして乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います」と意気込んだ。脚本を担当する古沢さんは「主演の松本 潤さんは、華やかさと親しみやすさを持ち合わせ、私の描きたい主人公像『ナイーブで頼りないプリンス』にまさにピッタリ。彼と一緒に、毎週ハラハラドキドキ泣いて笑ってともに駆け抜ける一年間をぜひお楽しみに!」とコメントを寄せている。第62作大河ドラマ「どうする家康」は2023年放送予定。(cinemacafe.net)
2021年01月19日『コンフィデンスマンJP』シリーズの脚本家・古沢良太氏が19日、自身のTwitterで、18日に亡くなった俳優・三浦春馬さんへの感謝をつづった。18日に映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』が放送されたのを受け、三浦さんが演じたジェシーについて言及。「思えばジェシーの配役、Pは苦労されてました。僕がかなりナサケナイ役にしてしまったし。三浦さんがやってくださることになり、完成品を観た僕の感想は、こんなに魅力的なキャラを書いた覚えはない、でした。才能ある俳優とはこういうものかと」と驚いたことを回想した。さらに、「当初台本ではジェシーは赤星に怒鳴られて終わりだったのをボコボコに蹴られた方がいいのではと提案してくださったのも三浦さんでした。おかげで人気キャラになり、新作でも大活躍。今後も計画していることがありました」と打ち明け、「僕にできることは作品世界で活躍させ続けることなのかなと今は思っています。感謝」と思いをコメントした。
2020年07月20日日本で3度目の上演となるオフブロードウェイ・ミュージカル『bare』が1月30日(木)に開幕する。出演者の安井一真、田村良太、茜屋日海夏に話を聞いた。【チケット情報はこちら】カトリックの全寮制寄宿舎高校を舞台に、青少年の性とアイデンティティへの葛藤、ドラッグへの誘惑を衝撃的に描いた本作は、2000年にロサンゼルスで初演され、最優秀ミュージカル賞、最優秀作曲賞を受賞、オフブロードウェイに進出後、世界中で上演される人気作。日本では2014年に原田優一の演出で初演され、16年の再演に続き、今回も原田が演出を手掛ける。取材時は、歌稽古から芝居の稽古に切り替わるタイミング。現在の心境を、ミュージカル初挑戦の安井は「歌稽古が新鮮でした。僕は音楽グループに所属しているので歌は歌ってきたのですが、お芝居で歌う難しさを実感しているところです」と明かす。初演から出演してる田村は「この作品は『レ・ミゼラブル』などと同じ“ポップオペラ”で、やり取りを全て歌で表現する。だから歌の量も膨大なのですが、そこが楽しいです。今回は音楽が日本語として聞きやすく変化していて、より感情を乗せやすくなりました」。茜屋も初めてのミュージカルだが「以前、歌のレッスンで今回演じるアイヴィの楽曲を歌ったことがあって。その時は、お話も知らなかったのに気持ちが揺さぶられたのを覚えています。私自身、共感する部分もたくさんあるこの作品が、開幕してどう受け取ってもらえるのか楽しみです」とそれぞれ語る。本作で描かれる作品の舞台は、今の日本にも似た環境。LGBTQなどへの認識は進むものの偏見がなくなったとは言えず、ドラッグの存在も決して無視できない状況だ。田村は「前回からの4年で日本も変わり、この作品の受け取り方も変わるんじゃないか思います。だからこそ今、この作品がどう届くのか楽しみです。ただ僕は、このお話のメインはやっぱり高校生たちの悩みや心のやり取りだと思っていて。そこは普遍的なものなので、誰でも感情移入しやすいんじゃないかな」と語る。演出を手掛ける原田について安井は「僕自身は初めましてなのですが、共通の友人が多くて、作品に出演が発表されたときにすぐにその友人たちから『愛のある方だよ!』と連絡がきました。だから今回ご一緒できることが楽しみです。愛に触れたいなと思います」。茜屋が「すごく悩みそうだけど、悩んだぶんだけよくなるって田村さんもおっしゃっていたので、たくさん悩もうと思います!」と話す本作は、1月30日(木)から2月9日(日)まで、東京・草月ホールにて。取材・文:中川實穗
2020年01月22日作・佃典彦、演出・松本祐子のタッグによる、文学座10月公演『一銭陶貨』が10月18日(金)から東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。日本中が金属不足にあえいでいた第2次世界大戦末期、窮余の策として「せともの」で作られた「一銭陶貨」。あらゆる職人技を結集させて生まれた「陶貨」だったが、お上にさんざん振り回されるうちに終戦を迎え、結局、世に出ることはなかった。そこに透けて見えるのは、日本が誇る技術の高みと、それにまつわる人々の揺れる思い。それは時に気高く、時に滑稽で愛おしい。生活の中のユーモアを細やかにすくい上げることに定評のある佃典彦が、この題材をひとつのストーリーへと織りあげた。時は昭和18年。瀬戸の町に長く暮らす陶芸家の家系にある加藤家の物語。長男の和雄は陶芸の才能豊かで超エリート。母の愛を一身に受けてきたが、ある日、赤紙が届く。次男の昭二は足が不自由で徴兵不合格の身。陶芸の才能にも乏しく、母に疎ましがられて育った。そんな加藤家に、京都・有田・瀬戸で、金属貨幣に替えて陶器貨幣を製造するという話がもたらされた。昭二は、今までの鬱積のすべてを陶貨作りにぶつけようと心に決める……。演出を手がけるのは劇団内外で高い評価を受ける松本祐子。佃とのコンビは2007年の『ぬけがら』以来で、同作で佃は岸田國士戯曲賞を、松本は千田是也賞を受賞している。技術や才能、嫉妬や欲望。「ものづくり」の周辺で人間を葛藤させるあれこれを、ふたりの「芝居づくり」師がどう描くか。文:小川志津子
2019年10月15日ナナミカ(nanamica)が絵本作家の牛窪良太とコラボレーション。「One Ocean, All Lands SUMMER 2018」コレクションが、2018年7月21日(土)より全国のナナミカ直営店で発売される。ナナミカがタッグを組んだ絵本作家の牛窪良太は、度々ナナミカのTシャツグラフィックを手掛けている人物。ナナミカファンには馴染みのアーティストである。テーマは“海の好きなオジサン”。自由でリラックスした海のイメージを、男性のモチーフを使って表現している。ユーモアあふれる3人の“海のオジサン”は、Tシャツやバッグなどにプリント。ループフィール クールマックス素材のTシャツや、キャンバス地のトートバッグなどに、ネイビーやブルーなどクラシカルな色使いで描かれた。オジサンのイラストは、コーディネートの良いアクセントになるだろう。なお、今回のコラボレーションアイテムを購入した方には、先着で“海のオジサン”ステッカーをプレゼントされる。【詳細】「ONE OCEAN, ALL LANDS SUMMER 2018」発売日:2018年7月21日(土)販売店舗:ナナミカ 代官山、マウンテン、神戸、福岡<アイテム例>・COOLMAX Graphic Tee:8,500円+税・H/S Graphic Tee:6,800円+税・OOAL Shoulder Bag:3,700円+税・Velvet Cap:8,200円+税【問い合わせ先】ナナミカ代官山店TEL:03-5728-6550
2018年07月20日木工作家・西本良太の個展「アウトライン」が、5月26日から6月12日まで、福井県越前市にあるセレクトショップ「アタウ(ataW)」にて開催される。木工を中心に、塩ビ管や樹脂、コンクリート、紙など様々な素材を用いて制作活動を行う西本良太。これまでに、21_21 DESIGN SIGHTで行われた「単位展」(2015)、恵比寿のgallery deux poissonsで行われた「塩ビ管とアイスキャンディー」(2014)などで作品を発表してきた。木の塊から削り出して生まれた、“溶けない”アイスキャンディーをはじめ、プリンやカットりんご、ポテトチップス、だるまといった物たちは、日常で見慣れたシルエットでも彼の視点を介すことで新たな輪郭を纏う。アイスキャンディー福井県の鯖江市河和田は古くから越前漆器の産地として栄えている地区。本展が開催される「アタウ」は、関坂與平商店として1701年に創業した株式会社関坂漆器が運営するショップで、オリジナルグラスや漆器、木地工房「ろくろ舎」、陶器のタナカマナブなど福井県産の商品をはじめ、スイスのBIG-GAMEや寺山紀彦によるstudio noteなどのデザインプロダクト、国内外の日用品、洋服、 音楽CDなどをセレクトし販売している。本展「アウトライン」 では、西本にとって初の試みとなる漆を使用した新作を発表。河和田地区の漆職人に協力を得て、木の塊から、ネジやグラス、見慣れたあるおもちゃといった既製品まで、素材の異なる様々な物に漆を塗った作品を制作した。日常の見慣れた物はこっくりとした漆を纏い、これまで見えていなかった物本来の輪郭を現すとともに伝統工芸の新しい魅力に気づかせてくれる。そのほか、漆の作品以外にも機能性を備えた日用品、機能のない物まで様々な作品が展示・販売されるとのこと。また、会期中の5月27日には、作家の西本も在店予定。ataW【イベント情報】西本良太「アウトライン」 会期:5月26日〜6月12日会場:ataW住所:福井県越前市赤坂町3-22-1時間:11:00〜18:00休廊日:5月30日、31日、6月6日、7日
2018年05月15日2015年11月22日(日)、横浜ブルク13にて劇場版『Fw:ハマトラ』の舞台挨拶が行なわれ、主人公・ナイス役の逢坂良太とその相棒・ムラサキ役の羽多野渉が登壇。作中の舞台にもなっている横浜にて本作の魅力はもちろん、同時上映されたSDアニメーション『ミニはま』について語った。TVアニメ『ハマトラ』は、2014年1月から『ハマトラ THE ANIMATION』、同年7月より『Re:ハマトラ』として2クールにわたいテレビ東京ほかにて放送。横浜を舞台とした特殊能力保持者が巻き起こす新感覚クライムサスペンスで、ノンストップで繰り広げられるアクションと、個性豊かなキャラクターで人気を博した。また、主人公のナイスを逢坂良太、その相棒ムラサキを羽多野渉、さらに、加藤英美里、神谷浩史、福山潤、中村悠一などの豪華キャストが集結したことでも注目を集めた。司会からの呼びこみでステージに登壇した逢坂と羽多野。登壇早々に羽多野は満席の客席に向けて「ハマトラが帰ってきたぞーーー!」と、聖地・横浜で大きく宣言する。新宿での舞台挨拶を終えてからの来場となったが、横浜までの移動時間はノンストップで話し続けていたとのことで、まさに作中のコンビはキャストでも健在であることが証明された。早速、総集編となる本作が公開されたことについて逢坂が「アート目線で語られているなと思いました……(笑)」と話すと、羽多野さんも「僕もなんとなく気づいていたんですけど……」と同じ意見だったことを告白。しかし逢坂さん曰く、アート目線だと別の物語にも見えるから新たな発見があるとも語り、ファンを大きくうなずかせた。また、作中の登場人物がSDキャラになって学園で好き放題する『ミニはま』の話題では、アフレコの際に逢坂が、「Re:ハマトラ」のナイスを引きずっていたため「もう少しコミカルにお願いします」と言われた収録秘話を明かし、羽多野は、登場するキャラクターにムラサキ以外のツッコミキャラクターが居ないため大変だと笑いながら話した。ここで2人に「はまとら学園のこんな先生はイヤだ!」という質問が投げかけられると、羽多野は"モモカ"とのことで、言っていることが難しくて直接的に教えてくれなさそうと回答。一方で逢坂は"はじめちゃんがいない"と、斜め上の回答で会場内の全員を驚かせる。そして「なんで『はまとら学園』には、はじめちゃんが生徒としていないのか! 猫の姿も可愛いけど!」と、ナイスにも負けないはじめへの愛を熱弁した。そして、今回上映された『Fw:ハマトラ』と『ミニはま』のパッケージ化が早くも決定し、2016年2月26日(金)に同時発売されるというファンには嬉しい発表もありつつ、2人による白熱した『ハマトラ』トークも、いよいよエンディングの時間へ。最後にファンへ向けて感謝のメッセージが送られ、横浜での舞台挨拶は締めくくられた。■逢坂良太ここまで『ハマトラ』という作品が長く続けてこられたのも皆さんのおかげですし、これから先もずっと続いてほしいと思うコンテンツだなと思います。ぜひこれから応援よろしくおねがいします。■羽多野渉多くの個性的なキャラクターが数多く登場する本作ですけど、僕はまだまだ続いてほしいなと思います。また聖地・横浜で舞台挨拶ができたことも非常に嬉しく思いました。ぜひこれからも応援よろしくお願いします。『Fw:ハマトラ』は、『ハマトラ THE ANIMATION』『Re:ハマトラ』からなる総集編と、完全オリジナルSDアニメ『劇場版 ミニはま』2本立てで、11月14日(土)より、新宿バルト9ほかにて2週間限定公開中。上映館などの詳細は『Fw:ハマトラ』公式サイトをチェックしてほしい。(C)カフェノーウェア/ハマトラ製作委員会
2015年11月22日前回に引き続きご紹介するのは、東京都中央区にある「ステラキッズ佃教室」。個別指導塾「数教研」を母体とし、学童と塾を兼ねている。送迎完備や学校便りのチェックから宿題におやつと、指導員が親の負担を軽減。帰宅後の時間を親子の会話にあててほしいと望む。○いよいよ"塾タイム"開始経営母体が全国に約150教室を有する個別指導塾の「数教研」なので、学童で利用する教材も、数教研オリジナルの問題集だ。最初に学力テストをし、各自のレベルに合った段階からスタート。子ども同士を競わせることはしない。学年相応の問題を解いている子もいれば、まだ学校では習っていない割り算にチャレンジしている子もいる。内容は読んで進められるペーパーで、個別に導入と途中で指導員が教えてくれる。ペーパーは国語と算数を1日に各3枚以上。国語はひらがなや漢字、文法など、算数はタイルの数で視覚的に数字を見る水道方式を基礎に取り入れている。終わった子から添削をしてもらう。「いまこれやってるの! 超簡単。はいもうできた」「見て見て~。こういうプリントやるんだよ」子どもたちが楽しんでペーパーに取り組んでいて、自信に満ちているのが分かる。しかし、そこでふと疑問がわいた。学童に来る頻度で、子どもによって進度がかなり違ってくるのではないかと。それに、1日にペーパー3枚程度で成績が伸びるのか。その疑問に対し、小林さんは「確かに通う日数によって差は出ますので、差が出過ぎないように1日あたりのペーパーの調整はします。ですが、これは指導のもとに行って効果が出るものなので、宿題にはしません」とのこと。カリキュラムの進め方が学校とは根本的に違い、効率的に国語と算数を学び、早く次の内容へ進んでいくのだそうだ。○料金と利用の仕方は?学習に重きを置く家庭に魅力的な学童ではあるが、気になるのは料金だ。13時~19時の基本料金は、週2で3万5,000円、週3で5万1,000円、週4で6万5,000円、週5で7万8,000円と決して安くない。公設の学童と比べると1つ桁が違う。利用状況を見ると、週2は27%、週3が30%、週4が19%、週5が24%(2015年5月)とばらついている。「ステラキッズ」は、公設学童と掛け持ちしたり、他の習い事に通っていたりする子も多いのだ。佃教室で一度に利用できる定員は27名。在籍する小学1年・小学2年各15名、小学3年・小学4年各1名を、最大人数を超えないように調整をしている。来年度には、今の倍あるフロアで、スタッフと募集人数を拡大するとのこと。ステラキッズは全3教室あり、一番古い両国教室ができたのは3年前、次いで佃教室、そして今年亀戸教室が新設された。それぞれ年長から小学6年までに対応していく。一般的な学童が小学3年までしか通えないところから言われるようになった「小4の壁」もなく、長く通えるのもメリット。一方で、行動範囲が広がり、友達とのつながりも強まる小学4年が、学童に通うかという疑問もある。ただ、同施設の場合、学童であると同時に塾という側面も強いので、一般的な学童と一緒には語れない。参考までに、ここ以外の塾に通う必要性を小林さんに聞いてみると、「特に算数の基礎に重きを置いているので、学習面では不必要かもしれないが、受験対応の塾は別」とのこと。受験を見据えるなら、志望校対策が取れる塾との併用が良いのかもしれない。実際に通っている小2男児の保護者の方も、「高学年になったときもできれば塾の感覚で利用したいと思っているのですが、年齢差のある子どもたちが同じ空間で集中して課題に取り組めるのかどうか」と話していた。塾経営で培ったノウハウをいかに生かすのか。今通っている子どもたちが高学年になったときが「ステラキッズ」のさらなる真価が発揮されるときかもしれない。
2015年11月19日狂言師の野村萬斎が、TVドラマ『相棒』や『リーガル・ハイ』などで知られる人気脚本家・古沢良太氏のオリジナル書き下ろし映画『スキャナー記憶のカケラをよむ男』(2016年GW公開)で現代劇に初挑戦することが27日、明らかになった。野村が演じるのは、残留思念を読み取る特殊能力を持つ主人公・仙石和彦。かつてはその能力を使い、マイティーズというコンビで日本中を湧かせたものの、その能力の代償に精神をすり減らしてコンビは解散。マンションの管理人として人目を避けた生活を送る中、一人の女子高生から行方不明になったある女性を探してほしいという依頼があり、コンビ復活をもくろむ芸能事務所社長の策略で渋々協力するも、予想だにしない事件へと巻き込まれていく。映画では、仙石の相方・丸山を雨上がり決死隊の宮迫博之が演じる。今作が現代劇デビューとなる野村は、「僕は狂言師なので、どうしても腹から声を出してしまいます。今回は現代劇ですし、そんなに大きな声を出さないでと監督に言われていますので、なるべく自然にしゃべることを心がけています」とコメント。また、宮迫とコンビを組むことについては、「僕も漫才師になったような不思議な気分です(笑)」と楽しんでいる模様で、「狂言もセリフ術ですが、今回セリフの応酬で魅せる部分もあるこの作品の中で話芸を培われた宮迫さんと一緒にやると非常にテンポ感が出ます。分かりやすく言えば楽しいキャッチボール。お互いが楽しんでいて、それを人が見て楽しい。そんなコンビネーションになっていると思います」と期待をのぞかせた。一方の宮迫は、「本来、映像のお仕事に限らず、ある程度の緊張を持って仕事に臨むんですけど、今回は芸人ということもあって今の所、ほぼフラットです(笑)」と役柄に違和感はない。野村とはこれが初共演だが、「とにかく初対面の感じがしなかった。不思議と、何の違和感もなくリズムよくできたんです」と相性のよさを明かした。さらに、野村と一緒に芝居に入ってからは「発声のレベルが全然違う」ことを発見したようで、「(萬斎さんの)役柄的には(発声を)抑えないといけないので、監督さんから注意されることもあるんですが、その時の発声が全てこっちのおなかに響いてくるから、すげ~なと!(笑)。あのおなかに響く発声はどうやってるんだろう?などと思いながら、ご一緒しています」とコメントを寄せた。古沢氏は野村の役どころについて「主演の萬斎さんは普通の人っていうよりは、普通じゃない人…"変人"をある説得力を持って演じられる人であるだろうと思っています。なので何かしらの特殊な能力を持った人間でいこうと決めていました。色んなアイデアはありましたが、新しいヒーロー像がいいと思っていて、正攻法で事件を解決するプロットの中に今までに無いような主人公、探偵像を作りたいと思いました」と説明。宮迫が演じる丸山については、「お笑い芸人なので、本職の方がやってくれると説得力があります。バカなことも言うけれど、いかんせん仙石がもっと変人なので、ビシバシ、突っ込んでいかなきゃならない。その両方を器用にできる方がいいと思っていたので、宮迫さんは本当に理想的」と絶賛している。本作のメガホンをとるのは、『デスノート』(2006年)、『デスノート the Last name』(2006年)の金子修介監督。TVドラマ『相棒』Pre Season~season5など人気シリーズを手がけてきた須藤泰司氏が企画を務める。須藤氏と古沢氏がコンビを組んだ映画『探偵はBARにいる』(2011年)は、第35回日本アカデミー賞で優秀脚本賞を受賞した。本作について古沢氏は、「『相棒』→『ゴンゾウ』→『探偵はBARにいる』と事件ものの面白さを学び、面白さを知りました。それらの仕事を通じて学んだものの、自分なりの最新型がこの作品です。現時点での集大成でもあると思います」と語っている。映画は7月15日にクランクイン。クランクアップは8月末を予定している。(C)2016「スキャナー」製作委員会
2015年07月29日