アメリカ時間15日に放映されたプライムタイム・エミー授賞式の視聴率が発表された。全米の視聴者数は430万人と、過去最低。その前の年も600万人弱と振るわなかったが、さらなるダウンだ。今年のプライムタイム・エミー賞は、本来昨年9月に放映予定だったものが、俳優と脚本家のストライキを受けて延期になったもの。そのせいで、候補に上がった作品に古い感じがあったことも否めないが、そのことが関係しているのか、それ以前の問題なのかは不明。今回のエミー賞は、HBO(日本はU-NEXT)の『メディア王〜華麗なる一族〜』、FX(日本はディズニープラス)の『一流シェフのファミリーレストラン』、Netflixの『BEEF/ビーフ〜逆上〜』の3作品が圧巻した。今年に限らず、近年は有料でしか見られない、すなわち見られない人が多い作品が賞を制覇するようになってきたことも、一部の視聴者を遠のけているかと考えられる。『メディア王~華麗なる一族~ シーズン4』U-NEXTにて見放題で独占配信中(C) 2023 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.『一流シェフのファミリーレストラン』ディズニープラスのスターで独占配信中(C)2023 Disney and its related entitiesNetflix シリーズ『BEEF/ビーフ』独占配信中文=猿渡由紀
2024年01月18日テレビ界最高の栄誉とされる2024年・第75回エミー賞の授賞式が現地時間1月15日(日本時間1月16日)に行われ、ドラマシリーズ部門作品賞を「メディア王~華麗なる一族~」、コメディシリーズ部門作品賞を「一流シェフのファミリーレストラン」、リミテッド/アンソロジーシリーズ部門作品賞は「BEEF/ビーフ ~逆上~」が受賞。主要賞もこれらの作品が席巻した。若き天才シェフが亡き兄の遺したシカゴのサンドイッチ店を引き継ぎ、リニューアルに向けて奮闘する「一流シェフのファミリーレストラン」(ディズニープラスで配信中)はストライキの影響により、2022年配信されたシーズン1が今回のエミー賞の対象に。コメディシリーズの主演男優賞ジェレミー・アレン・ホワイトほか、トータル10部門(クリエイティブ・アーツ・エミー賞含む)の最多受賞。ジェレミーも、助演女優賞のアヨ・エデビリもシーズン2を対象にした先日のゴールデン・グローブ賞を受賞したばかりだ。「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン2また、ドラマ部門では最終シーズンを迎えた「メディア王~華麗なる一族~」(U-NEXT配信中)が主演男優賞・女優賞、助演男優賞、監督賞など6冠と圧巻の強さを見せた一方、「ブレイキング・バッド」の前日譚で最終シーズン6で幕を閉じた「ベター・コール・ソウル」(Netflix配信中)は計53ものエミー賞にノミネートされながら無冠という結果となった。「メディア王~華麗なる一族~」シーズン3よりリミテッド/アンソロジーシリーズ部門ではNetflixシリーズ「BEEF/ビーフ ~逆上~」が作品賞ほか主演男優・女優賞など主要賞を制覇し、合計で8冠。Netflixシリーズ「BEEF/ビーフ ~逆上~」なお、「エルトン・ジョン・ライブ:Farewell from Dodger Stadium」のバラエティ特別賞受賞により、エルトン・ジョンはEGOT(エミー賞/グラミー賞/オスカー:アカデミー賞/トニー賞)を達成した。第75回エミー賞 主な受賞結果<ドラマシリーズ部門>作品賞「メディア王~華麗なる一族~」主演男優賞キーラン・カルキン「メディア王~華麗なる一族~」主演女優賞サラ・スヌーク「メディア王~華麗なる一族~」助演男優賞マシュー・マクファディン「メディア王~華麗なる一族~」助演女優賞ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」監督賞マーク・マイロッド「メディア王~華麗なる一族~」<コメディシリーズ部門>作品賞「一流シェフのファミリーレストラン」主演男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」助演男優賞エボン・モス=バクラック「一流シェフのファミリーレストラン」助演女優賞アヨ・エデビリ「一流シェフのファミリーレストラン」監督賞クリストファー・ストーラー「一流シェフのファミリーレストラン」<リミテッド/アンソロジーシリーズ部門>作品賞「BEEF/ビーフ ~逆上~」主演男優賞スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ ~逆上~」主演女優賞アリ・ウォン「BEEF/ビーフ ~逆上~」助演男優賞ポール・ウォルター・ハウザー「ブラック・バード」助演女優賞ニーシー・ナッシュ「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」監督賞イ・サンジン「BEEF/ビーフ ~逆上~」第75回エミー賞は1月23日(火)23時59分までU-NEXTにて見逃し配信中。(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月16日株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)は、2024年1月4日(木)に、佐伯泰英著『恋か隠居か新・酔いどれ小籐次(二十六)』を発売しました。本作が、佐伯泰英さんの文庫書下ろしの時代小説としては300冊目となるのを記念し、文藝春秋デジタル・マーケティング部と光文社文庫は合同で、江戸の地図と現代の地図を重ねて表示できる古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」内で1月15日(月)より「300冊刊行記念!佐伯泰英作品で江戸めぐり」スタンプラリーを実施いたします。◆◆スタンプラリー概要◆◆「佐伯泰英作品で江戸めぐり」は、古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」内で、佐伯泰英作品の舞台となったスポットをめぐり、クリアしていくというスタンプラリーです。古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」をインストールしていただければ、どなたでも無料で参加可能です。※「大江戸今昔めぐり」は、江戸の町を描いた古地図と現代の地図を正確に重ねた地図が表示できる古地図アプリです。◆◆スタンプラリー開催期間◆◆「佐伯泰英作品で江戸めぐり」は文藝春秋と光文社が合同で開催。2024年1月15日~2月28日に文藝春秋篇、3月1日~4月15日に光文社篇と前後半に異なるコースを用意、2コースで3カ月間実施いたします。※2月29日はスタンプラリー開催期間外となります。どちらか片方のコースだけの参加も可能です。◆◆スタンプラリー報酬◆◆「佐伯泰英作品で江戸めぐり」では、参加者はアプリ上に設定されたスポットをクリアするごとにスタンプを取得できます。既定の個数以上スタンプを集め、簡単なアンケートに答えていただいた参加者にはオリジナルの「完走証」をプレゼントいたします。◆◆スタンプラリー参加方法◆◆参加するには「大江戸今昔めぐり」アプリをお手持ちのスマートフォンにインストールしていただく必要があります(インストールならびに、スタンプラリーへの参加は無料です。別途通信費はかかります)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月11日俳優と脚本家のストライキを受けて延期されたプライムタイム・エミー授賞式の新たな日程が、来年1月15日に決まった。月曜日だが、マーティン・ルーサー・キング・Jr.デーの祝日。もともとの日程は9月18日だった。投票期間は変わらず、8月17日から28日のまま。投票が終わってから結果がわかるまで5か月近く待つことになる。ストライキの間、俳優と脚本家は、メジャースタジオやNetflixなど、配信会社全米映画テレビ製作者協会に加入する会社の仕事をしたり、それらの作品の宣伝活動に携わったりすることができない。このストライキは現段階で終わりが見えず、この新たな日程までに収まっているのかどうかも不明だ。文=猿渡由紀
2023年08月11日全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)と全米脚本家組合(WGA)がストライキを実施していることを受け、9月18日に開催予定だった第75回エミー賞授賞式が延期となるようだ。関係者が「Variety」に明かした。新たな日程は未定だが、両組合と全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)との交渉が合意に至るまでとのこと。主催のテレビ・アカデミーは今年11月、生中継を行うFOXは来年1月に希望している模様。テレビ・アカデミー会員による第2期投票は当初の予定通りに進められており、8月17日より候補者・候補作品への投票が行われる。今回のエミー賞のノミネーションは7月12日、SAG-AFTRAがストライキに入る直前に発表された。最多27ノミネートを獲得したのは「メディア王~華麗なる一族~(Succession)」。続いて「THE LAST OF US 」が24、「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」が23ノミネートと、HBOの作品がトップ3を独占。グラミー賞、オスカー、トニー賞の受賞歴があり、「バラエティ・スペシャル(ライブ)」部門の候補に挙がっているエルトン・ジョンにも注目が集まる。受賞すれば史上19人目のEGOTを達成する。エミー賞が延期されるのは、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件以来。同年は開催日が9月16日から11月4日にされた。(賀来比呂美)
2023年07月31日第75回エミー賞のノミネーション発表が、日本時間7月13日(木)0時30分(現地時間7月12日)より行われ、日本ではU-NEXTにて配信中の「メディア王~華麗なる一族~(Succession)」が最多27部門ノミネートと強さを見せ、同じく「THE LAST OF US」が24部門にノミネート、続いて「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」が23部門ノミネートとなった。「THE LAST OF US」また、シーズン2の製作が発表されているNetflixオリジナルシリーズ「ウェンズデー」はコメディシリーズ部門作品賞や、ティム・バートンの監督賞、ジェナ・オルテガの主演女優賞などに12ノミネート。ディズニープラスの「スター・ウォーズ」オリジナルドラマからも「キャシアン・アンドー」「オビ=ワン・ケノービ」は作品賞など主要部門に複数ノミネートされた。日本時間9月19日(火)に行われるレッドカーペット及び授賞式の模様は、U-NEXTにてリアルタイムで生中継。その後も見放題でアーカイブ配信される。■第75回エミー賞主なノミネート■ドラマシリーズ部門作品賞「キャシアン・アンドー」「ベター・コール・ソウル」「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」「メディア王~華麗なる一族~」「ザ・クラウン」「THE LAST OF US」「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」「イエロージャケッツ」「ベター・コール・ソウル」主演男優賞ジェフ・ブリッジス「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」ブライアン・コックス「メディア王~華麗なる一族~」キーラン・カルキン「メディア王~華麗なる一族~」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」ペドロ・パスカル「THE LAST OF US」ジェレミー・ストロング「メディア王~華麗なる一族~」ペドロ・パスカル、ベラ・ラムジー「THE LAST OF US」主演女優賞シャロン・ホーガン「バッド・シスターズ」メラニー・リンスキー「イエロージャケッツ」エリザベス・モス「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」ベラ・ラムジー「THE LAST OF US」ケリー・ラッセル「ザ・ディプロマット」サラ・スヌーク「メディア王~華麗なる一族~」コメディシリーズ部門作品賞「アボット エレメンタリー」「バリー」「マーダーズ・イン・ビルディング」「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」「一流シェフのファミリーレストラン」「マーベラス・ミセス・メイゼル」「ウェンズデー」「アボット エレメンタリー」主演男優賞ビル・ヘイダー「バリー」ジェイソン・シーゲル「シュリンキング:悩めるセラピスト」マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞クリスティーナ・アップルゲイト「デッド・トゥ・ミー~さようならの裏に~」レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」クインタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」ナターシャ・リオン「Poker Face」(原題)ジェナ・オルテガ「ウェンズデー」ジェナ・オルテガ「ウェンズデー」リミテッド/アンソロジーシリーズ部門作品賞「BEEF/ビーフ~逆上~」「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」「バツイチ男の大ピンチ!」「オビ=ワン・ケノービ」TV映画部門作品賞『Dolly Parton’s Mountain Magic Christmas』(原題)『ファイアー・アイランド』『ホーカスポーカス2』『プレデター:ザ・プレイ』『Weird:The Al Yankovic Story』(原題)『プレデター:ザ・プレイ』主演男優賞タロン・エジャトン「ブラック・バード」クメイル・ナンジアニ「チッペンデールズへようこそ!」エヴァン・ピーターズ「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」ダニエル・ラドクリフ『Weird:The Al Yankovic Story』(原題)マイケル・シャノン「George & Tammy」(原題)スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ~逆上~」スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ~逆上~」主演女優賞リジー・キャプラン「バツイチ男の大ピンチ!」ジェシカ・チャステイン「George & Tammy」(原題)ドミニク・フィッシュバック「キラー・ビー」キャスリン・ハーン「ちょっとステキな物語」ライリー・キーオ「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」アリ・ウォン「BEEF/ビーフ~逆上~」ドミニク・フィッシュバック「バックキラー・ビー」(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年07月13日エミー賞3部門(助演女優賞/脚本賞/キャスティング賞)、ゴールデン・グローブ賞3部門など、これまでに多くの賞を受賞してきた全米話題沸騰中のコメディドラマ「アボット エレメンタリー」のシーズン2が4月19日(水)より配信決定。キービジュアルが解禁となった。本シリーズは、フィラデルフィアの公立小学校を舞台に、献身的で熱心な教師たちや、ちょっと無神経な校長の姿を描くコメディドラマシリーズ。テレビ界の各賞で称賛を集め、米批評サイトのRotten Tomatoesではシーズン1が99%、シーズン2は100%という驚異の好評を獲得し、全米を席捲している。教育予算の少なさを嘆きながらも、生徒たちが素晴らしい人生を送れるように良い教育を提供しようとする教員たちだが、相変わらず苦労は絶えない…。シーズン1の終わりでは、若手教師で情熱はあるものの、空回り気味の主人公ジャニーン(キンタ・ブランソン)はこの小学校に身を捧げることを決意。学校を立て直し、地元のチャータースクールと同じように良い学校にしようと決意するが…。解禁となったキービジュアルには、ジャニーンを中心にアボット小学校の個性豊かな教師たちが映るもの。シーズン2でも、子どもたちのためによりよい学校づくりに奮闘する教師たちはもちろん、自分至上主義な強烈キャラの校長先生を含め、そのやり取りや人間関係にも注目だ。主演と企画、制作の1人3役の大活躍をするのは、本作でエミー賞脚本賞&ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)を獲得し、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれているキンタ・ブランソン。共演には、本作でゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞したタイラー・ジェームズ・ウィリアムズ、本作でエミー賞&ゴールデン・グローブ賞助演女優賞ノミネートのジャネール・ジェームズ、本作でエミー賞助演女優賞受賞のシェリル・リー・ラルフらが集結。1話約20分という凝縮された構成も魅力となっている。「アボット エレメンタリー」はディズニープラスにてシーズン1配信中、シーズン2は4月19日(水)より配信。(text:cinemacafe.net)
2023年03月23日東京ステーションギャラリーで、『佐伯祐三 自画像としての風景』が開かれています。パリや東京の街並みなどを描いた作品をはじめ、人物画や静物画なども高く評価されている画家、佐伯祐三(1898-1928)。東京では18年ぶりとなる本格的な回顧展の見どころについて、学芸員さんのお話も交えてレポートします!天才画家の代表作が集結!『佐伯祐三 自画像としての風景』展示風景【女子的アートナビ】vol. 278『佐伯祐三 自画像としての風景』では、約100年前に30歳の若さで亡くなった天才画家、佐伯祐三の代表作が一堂に集結。世界最大の佐伯コレクションを誇る大阪中之島美術館の所蔵作を中心に、日本各地の美術館やコレクターが所蔵する多彩な作品約100点が集まっています。東京ステーションギャラリー館長の冨田章さんは、プレス内覧会で「洋画界のスーパースターといってもいい佐伯祐三の展覧会は、ぜひ開催したいと思っていた」とコメント。「当館の建物は、佐伯と同時代に建てられた。石造りの壁を好んで描いたパリ時代の絵は、赤レンガ壁の展示室に合うと思う」と語りました。なお、本展は2022年にオープンしたばかりの大阪中之島美術館が企画した展覧会の巡回展です。同美術館学芸員の高柳有紀子さんによると、美術館開館のきっかけは佐伯祐三の作品にあるとのことで、次のように語りました。高柳さん大阪の実業家で美術コレクターの山本發次郎さんが、佐伯の才能に一目ぼれして最大150点ほどのコレクションを築きました。そのうち2/3ほどは空襲で燃えてしまったのですが、残った作品を大阪市にすべて寄贈。それがきっかけとなり、美術館をつくる構想ができました。佐伯祐三の展覧会を開くことは、私たちの大切なミッションでした。30歳で亡くなった伝説の画家…『佐伯祐三 自画像としての風景』展示風景佐伯祐三とは、どんな画家なのでしょう?まずは、彼の人生をご紹介します。佐伯は大阪の由緒あるお寺、光徳寺の次男として誕生。従兄の影響で絵を描きはじめ、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、すでに結婚していた妻と生まれて間もない娘を連れてパリに渡ります。実家の支援で不自由なくパリで活動していた佐伯ですが、体があまり健康でなかったため、心配した親族から帰国を促されて留学を中断。日本に戻り、東京・新宿のアトリエで制作活動を続けます。その後、1927年に妻子を連れて再び渡仏。しかし、結核が悪化した佐伯は神経衰弱も進み、パリ郊外の精神病院に入院、1928年に30歳の若さで亡くなりました。その約2週間後、さらに一人娘も病没。娘さんは6歳でした。フランスの画家に罵声を浴びせられて…『佐伯祐三 自画像としての風景』展示風景佐伯は、悲劇的な生涯を送った画家のため、展覧会では画家のドラマチックな人生を作品とともに紹介するパターンが多いのですが、本展では作品そのものに注目して展示構成されています。まず、展覧会の前半では、日本で描かれた作品を中心に展示。アトリエのあった新宿・下落合の風景画や大阪で描いた船の絵、また自画像や家族の肖像画などを見ることができます。高柳さんの話によると、佐伯は画学生時代を中心にたくさんの自画像を制作。その後は、自画像のかわりに風景を描き、その中に自分を没入させていたそうです。『佐伯祐三 自画像としての風景』展示風景展示の後半では、パリ時代の作品をまとめて展示。渡仏した1924年、佐伯は当時フランスで活躍していた画家、ヴラマンクに自分の自信作を見せに行きますが、「このアカデミック!」と罵声を浴びます。これが転機となり、彼の作品は大きく変化。やがて、自分の画風を確立していきます。しびれるアートがいっぱい!『佐伯祐三 自画像としての風景』展示風景パリ時代の約4年間、佐伯は重厚なパリの街並みや、ポスターが貼られた建物の壁、カフェ、プラタナスの並木道などを描き、多くの傑作を生みだしていきます。冨田館長の話によると、佐伯はとても早く描く画家で、現場で見たままの景色をすごい勢いで画面に写し取っていたそうです。あまりに描くのが早いため、線が躍動し、特にパリ時代後半の作品は、生き生きした生命力のある線になっている、とのこと。実際、佐伯の作品は、実物を見ると本当に迫力がありますし、特にパリの街並みを描いた作品群は現地の空気も伝わってくるようで、しびれるほどかっこいいです。また、展示室の赤レンガ壁と作品の相性も抜群。最高に贅沢な空間で絵画鑑賞を楽しめます。本展は4月2日まで。大阪中之島美術館では4月15日から開催予定です。Information会期:~4月2日(日)、月曜休館(3/27は開館)会場:東京ステーションギャラリー開館時間:10:00〜18:00(入館は30分前まで)※金曜日は20時まで開館観覧料:一般¥1,400、大学・高校生¥1,200、中学生以下無料
2023年02月12日大阪、東京、パリと3つの街で描き、30歳という若さでこの世を去るまで短い生涯を描くことに捧げた洋画家・佐伯祐三。東京では実に18年ぶりとなる回顧展『佐伯祐三自画像としての風景』が東京ステーションギャラリーで1月21日(土) に開幕した。同展は、国内最大の佐伯祐三コレクションを誇る大阪中之島美術館の企画・構成のもと同館の収蔵品を中心に構成されている(東京展終了後、4月15日(土)から大阪中之島美術館へと巡回)。昨年2月に開館した大阪中之島美術館だが、美術館開館の構想は1983年に実業家・山本發次郎の旧蔵品が大阪市に寄贈されたことからスタートした。その山本發次郎コレクションの中心を成していたのが、佐伯祐三の作品群だった。このような深いつながりから「開館後、早い段階で『佐伯祐三展』を開催するということは私たちの大切なミッションとして温めてきたことでした」と大阪中之島美術館学芸員の高柳有紀子さんは語る。さらに「30歳で亡くなった佐伯祐三の短くも凝縮された画業を、その悲劇性をまとった人生の歩みとともに通覧するというのがこれまで行われてきた佐伯の個展の展開でしたが、今回は作品ひとつひとつにじっくりと向き合い、彼が何を見て、何を描こうとしたのかを見て頂けるような構成にしたいと考えました」と高柳さん。展覧会のタイトルは「自画像としての風景」。このタイトルを象徴するプロローグとして展示は佐伯の自画像を集めたコーナーから幕を開ける。「佐伯は風景を描くときに自分を没入させるような表現の仕方をしているので、それを表すためにこのタイトルにしました。自画像は画学生時代とパリに渡ってすぐのときに描いているのですが、その後はほとんど描いていないんです。自画像の替わりに自身を投影する対象として風景を描いたということは作品を見て頂いてもわかるのではないかと思います」(高柳さん)《立てる自画像》1924年大阪中之島美術館左:《自画像》1920-23年頃三重県立美術館右:《自画像》1919年頃和歌山県立近代美術館第1章「大阪と東京」では、東京美術学校時代の作品や、渡仏後に一時帰国し大阪や東京で描いた作品を紹介する。特に1926年から27年の「一時帰国時代」の作品については、これまでの展覧会では特に重要視されてこなかったというが、同展では佐伯がアトリエを構えた下落合(東京都新宿区)の風景や停泊する船を描いた「滞船」シリーズなどの連作を展示。この時代の作品を並べて見ると、電柱や電線、船のマストなど「線」の表現が存在感を示し、作品における重要な要素となっているのがわかる。左:《下落合風景》1926年頃和歌山県立近代美術館右:《下落合風景》1926年頃個人蔵左:《滞船》1927年ポーラ美術館右:《滞船》1926年神奈川県立近代美術館続く第2章は「パリ」。佐伯が東京美術学校を卒業後、最初にパリに渡った第1次パリ時代(1924~25年)と一時帰国を経て再びパリにわたった第2次パリ時代(1927年8月~)の作品を紹介している。第1次パリ時代の重要な作品として挙げられるのは1925年に描かれた《壁》だ。佐伯はこの頃からパリの下町の建物の古びた壁を、質感豊かに、画面いっぱいに描くという作風を確立していった。また、同じモチーフに執着し何度も描くというはこの時代に限らない佐伯の特徴であり、ここでも同じ建物の壁を描いた作品が並べて紹介されている。さらにこの時代の終わりくらいには壁に貼られたポスターが現れるようになってくる。左:《壁》1925年大阪中之島美術館右:《広告のある門》1925年和歌山県立近代美術館左:《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年大阪中之島美術館右:《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年和歌山県立近代美術館左:《リュ・デュ・シャトーの歩道》1925年和歌山県立近代美術館右:《パストゥールのガード》1925年神奈川県立近代美術館第1章で紹介されたように「一時帰国時代」の作品には「線」が描かれるようになったが、その後の第2次パリ時代の作品にも同じようにパリの風景のなかに「線」が現れてくる。この時代の作品では細い線が素早く躍動感のある筆致でパリの街路樹やポスターの文字などを表現しているのが特徴だ。《ガス灯と広告》1927年東京国立近代美術館佐伯がこの「線」の描写に関心を持っていたのはわずか数か月のことであり、1928年に入るころには黒く太い輪郭線で建物を素早く描きとる作風に展開していく。第3章「ヴィリエ=シュル=モラン」では、1928年2月に佐伯が訪れ最後の写生地となった村、ヴィリエ=シュル=モランで描かれた作品を紹介。ポスターに氾濫する文字も鮮やかな色彩もない田舎の村で、佐伯が集中的に描いた小さな教会の連作などが展示されている。第3章「ヴィリエ=シュル=モラン」展示風景モランでの20日ほどの滞在の後、パリに戻った佐伯は3月に風邪をこじらせたことをきっかけに床に臥すようになる。病状の悪化とともに精神も不安定になりこの年の8月、30歳でこの世を去った。「人物と扉」と題された展覧会のエピローグでは、佐伯が最後に手掛けた5点の作品が展示されている。左:《ロシアの少女》1928年大阪中之島美術館右:《郵便配達夫》1928年大阪中之島美術館左:《黄色いレストラン》1928年大阪中之島美術館右:《扉》1928年田辺市立美術館(脇村義太郎コレクション)短い生涯のなかで、大阪、東京、パリで描き、自らの画風を模索し続けた佐伯祐三。それぞれの町の風景に投影された佐伯の思いを感じながら、ひとつひとつの作品と向き合ってみてほしい。<開催情報>『佐伯祐三 自画像としての風景』1月21日(土)~4月2日(日)、東京ステーションギャラリーにて開催
2023年01月27日東京ステーションギャラリーで開催される「佐伯祐三 ―自画像としての風景」展をご紹介します。速く、熱く駆け抜けた夭折の画家が掴んだオリジナリティ。約100年前のパリ。華やかな通りを外れた路地裏で、何の変哲もない建物の壁や、剥がれかけたポスターを一心に描く日本人画家がいた。「佐伯祐三はパリの有名な場所をほとんど描いていません。それより裏町のさびれたようなところがモチーフとして面白かったのでしょう。そういう場所を求め、パリ中を歩き回ったのだと思います」と、東京ステーションギャラリー館長の冨田章さん。佐伯が描くパリの風景は、これまで多くの人を魅了してきた。しかし実は本格的な画家としての活動期間は5年に満たず、その間に一時帰国をはさんで2度渡仏し、パリに暮らした。本展ではあまり注目されることのなかった大阪、東京の一時帰国中に描いた風景作品と、パリ時代の作品を併せて公開する。画家人生の全てを俯瞰する試みだ。厚く絵の具を塗り重ね、その上に速書きの線というスタイルは、日本から戻った第2のパリ時代に完成したとされる。ポスターの文字に見る、油絵の具で描いたとは思えないキレのよいカリグラフィーに書道を連想する人もいるかもしれない。「こうした線描写が、重厚な画面に生き生きとした活気を与えています。一時帰国中は電信柱や電線、船の帆柱など、線のモチーフを繰り返し描いていますが、このときの探究が晩年のスタイルに働きかけたと考えられています」パリに着いたばかりの頃、フォービスムの巨匠ヴラマンクに絵を見せたところ「アカデミック!」と一喝されたという有名なエピソードがある。同じ頃に描かれた自画像の顔の部分は消され、未完のままだ。その後は突き動かされるように、雨の中でさえ絵を描き続けた。「佐伯はパリで自分の全てを注ぎ込んだ絵を描きました。一枚の絵を本当に苦しみながら描いているのが感じられて、見ていると切なくなるほどです。そしてそれが佐伯の絵の魅力なのだと思います」一枚一枚に魂の全てを込めた。佐伯にとって風景画こそ「自画像」だったのかもしれない。壁・文字・線のパリ。「晩年の絵の線の描写をぜひ見ていただきたい」。塀を覆うポスターを躍動的な文字が覆う。こうした線描を佐伯は非常に速いスピードで描いた。1日に何枚も絵を仕上げることもあったとか。佐伯祐三《ガス灯と広告》1927年東京国立近代美術館住んでいたアパートの近所にあった靴屋は、幾度も描いた愛着ある場所。「壁」も佐伯の重要なモチーフの一つだった。「重厚な石造りの壁を表現しようと試みた作品です」佐伯祐三《コルドヌリ(靴屋)》1925年石橋財団アーティゾン美術館一時帰国:大阪と東京。自宅兼アトリエのあった東京・下落合の風景を描いた作品。電信柱と空を横切る電線など、風景の中の「線」の描き方を研究していた。大阪では港に停泊している帆船をよく描いた。佐伯祐三《下落合風景》1926年頃和歌山県立近代美術館絶筆となった3作品も。亡くなる半年ほど前、郵便配達夫にモデルを頼んで描き上げた。そのほか絶筆の2作品も展示。「結核に侵されながら、絵が輝いているよう。絵の神様に描かされたような絵だと思います」佐伯祐三《郵便配達夫》1928年大阪中之島美術館かきとられた自画像。「パリに行って間もなくヴラマンクに会い『アカデミック』と言われ、なんとか脱却しようと苦労しているときに描いたもの」。顔の部分はおそらくうまくいかずに消してそのままに。佐伯祐三《立てる自画像》1924年大阪中之島美術館「佐伯祐三 ―自画像としての風景」東京ステーションギャラリー東京都千代田区丸の内1‐9‐1JR東京駅 丸の内北口 改札前1月21日(土)~4月2日(日)10時~18時(金曜は~20時。入館は閉館の30分前まで)月曜(3/27は開館)休一般1400円ほかTEL:03・3212・2485※『anan』2023年1月25日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年01月24日東京ステーションギャラリーでは、2023年1月21日(土) より、『佐伯祐三 自画像としての風景』が開催される。2023年に生誕125年を迎える佐伯祐三(1898-1928)は、パリを描くことに命を捧げた夭折の画家。東京では18年ぶりの回顧展となる同展では、大阪中之島美術館が所蔵する国内最大の佐伯祐三コレクションを核に、全国の美術館と個人所蔵家から集めた名品100余点を紹介する。生誕の地・大阪、学生時代と一時帰国を果たした時に過ごした東京、そして佐伯が画家としての命を燃やしたパリの3つの都市での足跡を追いながら、佐伯芸術が生成する過程を検証できるのも見どころだ。1898年、大阪に生まれた佐伯祐三は、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業した25歳の時に渡仏する。はじめセザンヌ風の絵を描いていたが、その翌年、オーヴェール=シュル=オワーズにヴラマンクを訪ねて絵を見せたところ「このアカデミスム!」と怒鳴られて覚醒し、独自の作風を模索。以後、佐伯はユトリロやゴッホの影響も受けてパリの風景画に独自の道を見出していった。その後佐伯は結核のため一時帰国を余儀なくされるが、1927年、29歳の時に再度渡仏を果たす。しかし、結核の悪化とともに、精神的にも追い詰められ、1年後に、パリ郊外の病院で亡くなった。石造りの町並み、ポスターが貼られた建物の壁、そびえる教会など、数々の名品が並ぶなか、やはり注目したいのは大阪中之島美術館の代表的なコレクションのひとつ《郵便配達夫》。モンパルナスの自宅にやってきた郵便配達夫に、病床の佐伯が頼み込んでモデルになってもらったという絶筆に近い作品だ。また、顔の部分が削られた《立てる自画像》は、ヴラマンクに叱責されたあとに描かれた作品。独自の画風を模索する佐伯の苦悩を感じることができるだろう。そのほか、彼が帰国した時に描いた《下落合風景》など、日本で描いた作品とパリで描いた作品を比べてみると、何か発見があるかもしれない。《立てる自画像》1924年、大阪中之島美術館《レストラン(オテル・デュ・マルシェ)》1927年、大阪中之島美術館《モランの寺》1928年、東京国立近代美術館《下落合風景》1926年頃、和歌山県立近代美術館《汽船》1926年頃、大阪中之島美術館<開催概要>『佐伯祐三 自画像としての風景』会期:2023年1月21日(土)〜2023年4月2日(日) ※会期中展示替えあり会場:東京ステーションギャラリー時間:10:00~18:00、金曜は20:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(3月27日は開館)料金:一般1,400円、大高1,200円公式サイト:
2022年12月13日文藝春秋 電子書籍編集部では、10月1日(土)より、佐伯泰英氏の人気シリーズ「鎌倉河岸捕物控」の電子書籍版の刊行を開始します。また、「居眠り磐音」「酔いどれ小籐次」「照降町四季」「密命」各シリーズをそれぞれ1冊にした電子合本6タイトルを同日配信開始します。10月1日(土)から『橘花の仇 鎌倉河岸捕物控<一の巻>』が配信開始となる「鎌倉河岸捕物控」シリーズ。江戸鎌倉河岸にある酒問屋・豊島屋の看板娘しほと、同じ長屋で育った政次、亮吉、彦四郎の四人が謎解きをしながら成長する“青春捕物グラフィティ”です。表紙は「居眠り磐音」「酔いどれ小籐次」の各シリーズなど、佐伯作品の装画を多く手掛ける横田美砂緒さんの描き下ろし。表紙は〇から覗く部分しか見えませんが、中には文字のない装画を収録していて、電子書籍ですが、「めくる楽しみ」を味わっていただけます。本シリーズは毎月1日、1冊ずつ刊行します。【電子版刊行にあたっての佐伯泰英さんのメッセージ】電子書籍で刊行される「鎌倉河岸捕物控」は筆者唯一の捕物帳シリーズです。私が時代小説に転じた初期の作品でもあります。未だ筆者が「若かった」還暦前の読み物で、いま読み直すと「力が漲った(あるいは漲り過ぎた)」物語という気がします。さて、酒問屋にして白酒販売で有名な豊島屋が、わが捕物控の登場人物が顔合わせする舞台です。この豊島屋さん、江戸幕府開闢以前に鎌倉河岸に店を構え、四百年以上も続く江戸の老舗としていまも営業されています。架空の御用聞き、金座裏の宗五郎の住まいも豊島屋の近くにあり、このふたつが事件の合間に、ほっと安堵したり、緊張したりする場として描写されます。政次、彦四郎、亮吉、しほら、若い衆のたまり場「豊島屋の江戸」を、電子書籍で気軽に楽しんでください。熱海にて 佐伯泰英同日刊行する合本は、収録巻数51巻、総ページ数1万4948ページと、合本史上最長となる『合本 居眠り磐音 決定版』をはじめ、今年8月に完結した「酔いどれ小籐次」、著者初の女性職人を主人公にした「照降町四季」、佐伯作品の原点ともいえる「密命」など、人気の6シリーズ。『合本 完本 密命』は、電子特典として主人公金杉惣三郎の若き日を描いた中篇を収録しています。【書誌情報】■「鎌倉河岸捕物控」シリーズ新刊橘花の仇 鎌倉河岸捕物控<一の巻>価格:680円(税込)■合本合本 居眠り磐音 決定版巻数:全51巻価格:40,800円(税込)合本 新・居眠り磐音『奈緒と磐音 居眠り磐音』『武士の賦 新・居眠り磐音』『初午祝言 新・居眠り磐音』『おこん春暦 新・居眠り磐音』『幼なじみ 新・居眠り磐音』収録価格:4,000円(税込)合本 酔いどれ小籐次 決定版+小籐次青春抄全19巻、『小籐次青春抄』収録価格:15,580円(税込)合本 新・酔いどれ小籐次全25巻価格:19,440円(税込)合本 照降町四季全4巻価格:3,200円(税込)合本 完本 密命【電子特典付き】全26巻、電子特典「虚けの龍」収録価格:19,870円(税込)配信開始日:いずれも2022 年10月1日(土)(9月26日予約開始)販売電子書店:Kindleストア、楽天Kobo、Apple Books、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店※価格は上記電子書店にてご確認ください。【著者プロフィール】佐伯泰英(さえき・やすひで)1942年、北九州市生まれ。 日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、〈文庫書き下ろし 時代小説〉という新たなジャンルを確立する。2018年、菊池寛賞受賞。おもな著書に、「居眠り磐音」「酔いどれ小籐次」「新・酔いどれ小籐次」「密命」「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」「鎌倉河岸捕物控」「交代寄合伊那衆異聞」「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」「空也十番勝負 青春篇」各シリーズなど多数。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月26日株式会社ブランジスタメディアは、表紙に長濱ねるさんを迎え、大分県佐伯市と提携し、同市の特集を掲載した電子雑誌「月刊 旅色」2022年10月号を本日公開しました。また、眞島秀和さんが思い出深い旅を振り返り、映画「スウィングガールズ」に出演したきっかけなどを語るインタビューも掲載しています。■ 「月刊旅色」2022年10月号長濱ねるさんがナビゲートする「ただいま。大分・佐伯の旅」 電子雑誌「月刊 旅色」10月号では、大分県佐伯市と提携し、同市の当市の観光PRを目的とした特集を掲載。「旅色」初登場で、長崎県出身の長濱ねるさんが同じ九州の佐伯市を1泊2日で巡り、電子雑誌で魅力を伝えてくれます。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを配布予定。佐伯市の旅の魅力を、電子雑誌・紙冊子にて、統一感のある立体的なPRを行います。九州最大の面積を誇る佐伯市は、緑豊かな山間部、大きな河川を抱く平野部、リアス海岸が続く沿岸部と、変化に富んだ景観が魅力です。魚介類の宝庫としても知られており、伝統調味料「ごまだし」を使ったうどんや、市内で獲れた魚介類を使った握り寿司などご当地グルメも人気。佐伯ならではのお寿司を堪能した長濱さんは、「どのネタも本当においしかったです。私の大好物ばかりで幸せでしたね」と、心も胃袋も掴まれた様子でした。また、「天空のブランコ」があることで知られる高平キャンプ場 -outdoor lab.へも訪れて、絶景を楽しんでいます。旅好きにおすすめの旅程を聞く連載「あの人の旅プラン」は、俳優の眞島秀和さんが登場する前編。下積み時代の行き当たりばったりの旅や、故郷・米沢の魅力を語ります。■ 表紙・巻頭グラビア・インタビュー/長濱ねるさん 女優・タレントとして幅広いジャンルで活躍している長濱ねるさんに、プライベートの旅について教えてもらいました。一人で旅をすることが多いこと、思い出は文章に綴っていること、そして旅の荷物についても教えてもらった貴重なインタビューです。さらに、今回初めて訪れたという、大分県佐伯市で印象深かった場所、おいしかったグルメについても伺いました。長濱さんは「佐伯市は魅力が盛りだくさんで、海も山も景色がとても素敵。歴史ある城下町もあるので、もっとゆっくりといろんな所を回ってみたい、また来たいなと感じるまちでした」と振り返ります。■ 1泊2日のRefresh Trip / 佐伯市(大分県) 海に山に城下町と、多彩な景観が魅力の佐伯は、1泊2日では回りきれないほど見どころ満載です。佐伯市が誇るビュースポットやおいしいグルメを、長濱ねるさんと訪ねました。つかの間の癒し旅を楽しむ長濱さんの表情にも注目です。一緒に旅をしているような、限定ムービーを公開中です。長濱ねるさんの旅ムービー: 動画1: ■ あの人の旅プラン / 眞島秀和さん(前編) 旅に詳しい著名人におすすめの旅を聞く連載。自分のルーツを辿りながら、地元・米沢の魅力を紹介するフォトブックを刊行した眞島さんが、地元旅の魅力を語ります。映画『スウィング・ガールズ』出演のきっかけになったのも、地元が関係しているのだとか。そんな秘話を教えてもらいました。■ 「あれ食べに行こう」からはじまる旅 タベサキ何を隠そう関東は、お芋スイーツの宝庫! 次号、2022年11月号(10月25日公開)の表紙は、笛木優子さんです。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月26日佐伯市の旅の魅力を電子雑誌・紙冊子でナビゲート 眞島秀和さんが思い出の旅を振り返る連載では、あのヒット作にまつわる出演秘話を告白!株式会社ブランジスタメディアは、表紙に長濱ねるさんを迎え、大分県佐伯市と提携し、同市の特集を掲載した電子雑誌「月刊 旅色」2022年10月号を本日公開しました。また、眞島秀和さんが思い出深い旅を振り返り、映画「スウィングガールズ」に出演したきっかけなどを語るインタビューも掲載しています。「月刊 旅色」2022年10月号長濱ねるさんがナビゲートする 「ただいま。大分・佐伯の旅」 電子雑誌「月刊 旅色」10月号では、大分県佐伯市と提携し、同市の当市の観光PRを目的とした特集を掲載。「旅色」初登場で、長崎県出身の長濱ねるさんが同じ九州の佐伯市を1泊2日で巡り、電子雑誌で魅力を伝えてくれます。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを配布予定。佐伯市の旅の魅力を、電子雑誌・紙冊子にて、統一感のある立体的なPRを行います。九州最大の面積を誇る佐伯市は、緑豊かな山間部、大きな河川を抱く平野部、リアス海岸が続く沿岸部と、変化に富んだ景観が魅力です。魚介類の宝庫としても知られており、伝統調味料「ごまだし」を使ったうどんや、市内で獲れた魚介類を使った握り寿司などご当地グルメも人気。佐伯ならではのお寿司を堪能した長濱さんは、「どのネタも本当においしかったです。私の大好物ばかりで幸せでしたね」と、心も胃袋も掴まれた様子でした。また、「天空のブランコ」があることで知られる高平キャンプ場 -outdoor lab.へも訪れて、絶景を楽しんでいます。旅好きにおすすめの旅程を聞く連載「あの人の旅プラン」は、俳優の眞島秀和さんが登場する前編。下積み時代の行き当たりばったりの旅や、故郷・米沢の魅力を語ります。「月刊 旅色」10月号表紙:長濱ねるさん■ 表紙・巻頭グラビア・インタビュー/長濱ねるさん 女優・タレントとして幅広いジャンルで活躍している長濱ねるさんに、プライベートの旅について教えてもらいました。一人で旅をすることが多いこと、思い出は文章に綴っていること、そして旅の荷物についても教えてもらった貴重なインタビューです。さらに、今回初めて訪れたという、大分県佐伯市で印象深かった場所、おいしかったグルメについても伺いました。長濱さんは「佐伯市は魅力が盛りだくさんで、海も山も景色がとても素敵。歴史ある城下町もあるので、もっとゆっくりといろんな所を回ってみたい、また来たいなと感じるまちでした」と振り返ります。「月刊 旅色」2022年10月号インタビュー:長濱ねるさん「月刊 旅色」2022年10月号インタビュー:長濱ねるさん■ 1泊2日のRefresh Trip / 佐伯市(大分県) 海に山に城下町と、多彩な景観が魅力の佐伯は、1泊2日では回りきれないほど見どころ満載です。佐伯市が誇るビュースポットやおいしいグルメを、長濱ねるさんと訪ねました。つかの間の癒し旅を楽しむ長濱さんの表情にも注目です。一緒に旅をしているような、限定ムービーを公開中です。「月刊 旅色」2022年10月号佐伯市(大分県):長濱ねるさん「月刊 旅色」2022年10月号佐伯市(大分県):長濱ねるさん長濱ねるさんの旅ムービー: ■ あの人の旅プラン / 眞島秀和さん(前編) 旅に詳しい著名人におすすめの旅を聞く連載。自分のルーツを辿りながら、地元・米沢の魅力を紹介するフォトブックを刊行した眞島さんが、地元旅の魅力を語ります。映画『スウィング・ガールズ』出演のきっかけになったのも、地元が関係しているのだとか。そんな秘話を教えてもらいました。「月刊 旅色」2022年10月号連載:眞島秀和さん(前編)「月刊 旅色」2022年10月号連載:眞島秀和さん(前編)■ 「あれ食べに行こう」からはじまる旅 タベサキ何を隠そう関東は、お芋スイーツの宝庫! 「月刊 旅色」2022年10月号タベサキ:何を隠そう関東は、お芋スイーツの宝庫!次号、2022年11月号(10月25日公開)の表紙は、笛木優子さんです。株式会社ブランジスタメディア会社概要URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月26日米ニューヨークのニュース専門ケーブルテレビ局NY1に出演し、二度もエミー賞にノミネートされたことのある著名な気象予報士のエリック・アダムが、局を解雇されたことをInstagramで公表した。その内容は次のようなものだった。「公人であり、10年半以上にわたり週5日、国内最大の市場で何百万人もの人々の前に出演していたにもかかわらず、私は密かにアダルト・ウェブカメラサイトに出演していました。このことを隠しておけると考えるなんて、あまりにばかげていました。それが雇用主に見つかり、私は停職処分となり、そして解雇されたのです」アダムは、ビデオチャットができる男性向けアダルトサイトで、自身のヌード姿を中継配信していた。動画の視聴者がアダムの許可なくスクリーンショットを撮り、NY1の上層部に送りつけたことで、彼は解雇されてしまったという。アダムは、スクリーンショットをテレビ局に送りつけた視聴者の身元を開示する裁判所命令を求めて、ニューヨークの高等裁判所に提訴。New York Postによると、アダム側は複数のユーザーネームを被告として裁判所に提出しており、「彼らは嫌がらせをしたり、迷惑をかけたり、不法にアダムの雇用関係を妨害する目的で、NY1だけではなくアダムの母親にも写真を送った」と主張しているという。「夢のような仕事を持っていたのに、自分の判断ミスで失ってしまいました」と自身の行いを後悔しながら、「わずか数分の卑猥なビデオで僕のことを定義せず、もう一度チャンスをください」と、アダムは自身のインスタグラムに綴っている。
2022年09月20日第74回エミー賞授賞式が9月12日夜(日本時間9月13日午前)、ロサンゼルスにて行われ、受賞作品が発表。韓国ドラマ「イカゲーム」が非英語作品として、また韓国作品としても初めてドラマ・シリーズ部門主演男優賞(イ・ジョンジェ)、同監督賞(ファン・ドンヒョク)を受賞した。Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」は世界規模でブームを巻き起こし、Netflix史上最高のヒット作に。ロス市議会により、異例の「イカゲームの日」が9月17日に設立されたところだった。「イカゲーム」とは韓国の子どもたちが遊ぶ陣取り合戦遊びのことで、ほかにも“だるまさんが転んだ”や、型抜き、ビー玉といった昔ながらの子ども遊びを通じて、年齢も境遇もバラバラな456人が456億ウォンを懸けて6日間サバイバル・デスゲームを繰り広げた。エミー賞では「イカ・ゲーム」はドラマ・シリーズ部門作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞など、計14部門にノミネート。主人公ソン・ギフンを演じたイ・ジョンジェは、「メディア王~華麗なる一族~」ブライアン・コックス、「ベター・コール・ソウル」ボブ・オデンカークら強豪を抑えた主演男優賞に、英語で「私を生かしてもらえる素晴らしいシリーズに感謝しています」とコメントし、最後には韓国語でも感謝を語った。監督賞を受賞したファン・ドンヒョク監督は、「歴史を変えた作品といわれているが、ドアを開けてくれた人がいた」と語り、「(「イカゲーム」が韓国作品の)最後の作品とならず、これからも続くことを祈ります」とコメント。先にドラマ・シリーズ部門ゲスト女優賞(イ・ユミ)、スタント賞、視覚効果賞など4部門で受賞しており、助演女優賞のチョン・ホヨン、助演男優賞のパク・ヘスとオ・ヨンスの受賞はならなかったものの、計6部門でのエミー賞受賞となった。また、イ・ジョンジェとチョン・ホヨンは、本作を象徴する“ヨンヒ人形”とともにバラエティ・スケッチ・シリーズ部門のプレゼンターとしても登場した。なお、久々のショー形式で華やかに行われた今回のエミー賞は、最多25ノミネートのHBO「メディア王~華麗なる一族~」がドラマ・シリーズ部門で作品賞・助演男優賞ほか4冠、各20ノミネートのApple TV+「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」がコメディ・シリーズ部門を席巻し、HBO「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」はリミテッドシリーズ/テレビムービー部門で計10賞を獲得して圧倒した。Apple TV+「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」キャスト&スタッフ主な受賞結果は以下のとおり。■第74回エミー賞授賞式主要部門受賞結果■ドラマ・シリーズ部門作品賞「メディア王~華麗なる一族~」監督賞ファン・ドンヒョク「イカゲーム」主演男優賞イ・ジョンジェ「イカゲーム」主演女優賞ゼンデイヤ「ユーフォリア/EUPHORIA」助演男優賞マシュー・マクファディン「メディア王~華麗なる一族~」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」コメディ・シリーズ部門作品賞「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」監督賞M・J・デラニー「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」主演男優賞ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」主演女優賞ジーン・スマート「Hacks/ハックス」(原題)助演男優賞ブレット・ゴールドスタイン「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」助演女優賞シェリル・リー・ラルフ「アボット・エレメンタリー」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門作品賞「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」監督賞マイク・ホワイト「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」主演男優賞マイケル・キートン「DOPESICK~アメリカを蝕むオピオイド危機~」主演女優賞アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」助演男優賞マレー・バートレット「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」助演女優賞ジェニーファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」第74回エミー賞授賞式はU-NEXTにて見逃し配信あり(準備が整い次第、同時通訳版の配信を開始)。Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1は配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年09月13日7月8日(金)公開の若き登山家に密着したドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、第43回スポーツ・エミー賞最優秀長編スポーツドキュメンタリー賞を受賞した。世界的アルピニストのレジェンドたちからも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいた。彼の名はマーク・アンドレ・ルクレール。命綱無し、たった独り前人未到の挑戦ーー。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた彼は、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無だった。これまで数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきたアウトドア・ドキュメンタリーの第一人者、ピーター・モーティマー監督が、自らの登山経験を駆使して映し出した驚異的な映像は、多くの人の感動と興奮を呼び起こし、放送映画批評家協会ドキュメンタリー賞で最優秀スポーツドキュメンタリー映画賞を獲得。さらに今回、第43回スポーツ・エミー賞の長編ドキュメンタリー部門、撮影賞にノミネートされ、見事、長編ドキュメンタリー部門に輝くことになった。授賞式に参加した本作プロデューサーのベン・ブライアンは「2年間にわたり、この作品に向き合ってくれた制作チームに感謝したい」と語ると、「そして何より、マーク・アンドレ・ルクレール、彼の家族、そして彼の友人たちに感謝したい。皆さんの協力がなければこの映画は実現しなかった。マーク・アンドレ、この賞は君が勝ち取った賞だ!」と喜びのコメントを寄せた。『アルピニスト』7月8日(金)公開
2022年06月01日広島県立佐伯高校女子野球部のみなさん内容広島県廿日市市の山間にある県立佐伯高校。全校生徒わずか76人。生徒数の減少から学校は統廃合の検討対象になりました。今後も地元中学校からの進学だけでは生徒増は見込めません。学校存続の危機を救うため、高校が白羽の矢を立てたのは女子硬式野球部。広島県内ではこれまで女子選手が野球を続けていく環境が整っていなかったため、高校でプレーを続けようとする生徒は県外に流出していました。そこで佐伯高校は2015年、県内で初めて高校女子野球部を作り、野球を続けたい女子中学生の受け皿として廿日市市だけでなく県内全域から部員を募り始めました。今では県外から野球をするために入学してくる生徒もいます。しかし今年新たに県内の高校野球強豪校が女子野球部を創部。入部希望者が分散し、今年の新入部員はたったの3人でした。来年には別の私立高校に県内3つめの女子野球部ができるため、入部希望者がさらに減少する可能性もでてきました。学校の存続をかけた部員募集。県内では唯一の公立高校女子野球部の切り札は “私学との差別化”でした。広島ホームテレビでは統廃合の生き残りに賭ける県立佐伯高校に注目しその取組みを取材しました。これまでのドキュメント広島 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月10日第73回エミー賞授賞式が9月19日(現地時間)に開催された。受賞結果は、Netflixの「ザ・クラウン」がドラマ部門の全7部門(演技部門4賞+作品賞、監督賞、脚本賞)を完全制覇するというエミー賞史上初の偉業を達成。9月11日・12日に行われた製作&技術に携わった人々を表彰するクリエイティヴ・アーツ・エミー賞と合わせると11部門で受賞を果たし、作品別で「クイーンズ・ギャンビット」とともに首位に立った。スタジオ別では、これら2作品を手掛けたNetflixが44の賞を受賞し圧勝。HBO/HBO Maxが19、Disney+が14、Apple TV+が10と続いた。演技部門は、今年は白人以外の俳優も候補に挙がっていたが、惜しくも一人も受賞ならず。受賞者全員が白人となり、「#EmmySoWhite」(#エミー賞は白人ばかり)というハッシュタグをつけて不満をツイートする人も。それは映画ファンばかりでなく、50セントなどの業界人も含まれる。主要部門の受賞結果は以下の通り。【ドラマ部門】作品賞「ザ・クラウン」主演男優賞ジョシュ・オコナー「ザ・クラウン」主演女優賞オリヴィア・コールマン「ザ・クラウン」助演所男優賞トビアス・メンジーズ「ザ・クラウン」助演女優賞ジリアン・アンダーソン「ザ・クラウン」【リミテッド・シリーズ部門&テレビ映画部門】作品賞(リミテッド・シリーズ)「クイーンズ・ギャンビット」作品賞(テレビ映画)『ドリー・パートンのクリスマス・オン・ザ・スクエア』主演男優賞ユアン・マクレガー「HALSTON/ホルストン」主演女優賞ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」助演男優賞エヴァン・ピーターズ「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」助演女優賞ジュリアンヌ・ニコルソン「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」【コメディ部門】作品賞「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」主演男優賞ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」主演女優賞ジーン・スマート「Hacks」(原題)助演男優賞ブレット・ゴールドスタイン「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」助演女優賞ハンナ・ワディンガム「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月21日漫画家の佐伯かよのさんが、2021年8月29日に肺がんのため亡くなっていたことが分かりました。69歳でした。夫で同じく漫画家の新谷かおるさんが、ウェブサイトを通じて佐伯さんの死を伝えています。去る8月29日午後3時35分、妻佐伯かよのは肺癌のため自宅で永眠いたしました。69歳でした。3年前に検査で癌が発見された時には既にステージ4。身体の各所に転移もあり手術はできないとの事。家族は呆然となりましたが本人は「大丈夫、何とかなるわ!!」と言い切って治療を頑張って行いながら原稿も描いておりました。しかし今年の3月頃から体調が悪化し、8月29日 家族に見守られながら息を引き取りました。良く頑張ったと褒めてやりたいです。今は静かに妻の冥福を祈りたいと思います。そしてこれまで妻を応援して下さった沢山の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。新谷かおる公式HPーより引用1972年『世界一幸福な男の話』でデビューした後、『スマッシュ!メグ』や『口紅コンバット』、『燁姫(あきひ)』など数々の人気作を世に送り出してきた佐伯さん。ステージ4という診断を受けながらもなお、執筆作業に向かい続けた姿からは、心から漫画を愛していた佐伯さんの思いが伝わります。69歳という早すぎる別れに、ファンからは「もう新しい作品が読めないのは残念」「あまりにも早い」と佐伯さんの死を惜しむ声も。もう佐伯さんの新しい作品を読むことはかなわないものの、これまでの名作の数々はこれからも世代を超え、多くの読者に希望と勇気を与えていってくれることでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2021年09月20日動画配信サービス「U-NEXT」が、米テレビ界最高峰の栄誉「第73回エミー賞」の授賞式、レッドカーペットの模様を日本時間9月20日(月)に独占配信することが決定した。「エミー賞」は、米国テレビ芸術科学アカデミーが主催する、毎年アメリカのテレビ業界で功績を残した番組に与えられるアワード。アカデミー賞と並ぶ米エンターテイメント界最高峰の栄誉と称され、アワードの行方には毎年、世界中から大きな注目が集まる。今回の授賞式では、セドリック・ジ・エンターテイナーが司会を務め、米国時間9月19日(日本時間20日)、ロサンゼルスのL.A.ライブにて開催予定。米CBSほか、世界150以上の地域での放送・配信が決まっている。昨年は、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門最多26部門にノミネートされていた「ウォッチメン」が作品賞、レジーナ・キングが主演女優賞に輝いたほか、助演男優賞、脚本賞などを獲得。主演男優賞には、「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」のマーク・ラファロ。ドラマ部門では「ユーフォリア/EUPHORIA」のゼンデイヤが史上最年少で主演女優賞受賞などと、数々のHBO作品が席巻。そして本年度は、プラットフォーム別ではHBOが130部門と最多ノミネート。作品別では、「ザ・クラウン」、「マンダロリアン」が最多24部門、ほかにも「ワンダヴィジョン」(23部門)、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(21部門)、「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(20部門)、「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」(18部門)、「クイーンズ・ギャンビット」(18部門)、「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」(16部門)などがノミネートされている。今回「U-NEXT」では、レッドカーペットから授賞式までの全てをリアルタイムで生中継。その後も見放題でアーカイブ配信する。なお「U-NEXT」では、「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」「フライト・アテンダント」など、ノミネート作品が独占配信中だ。「第73回エミー賞」は9月20日(月)8時~レッドカーペット、9時~授賞式をU-NEXTにて配信予定。(cinemacafe.net)
2021年08月12日ケイト・ウィンスレットが主演・製作総指揮を務めた、本年度エミー賞16部門ノミネートのHBOシリーズ最新作「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」が、8月27日(金)よりU-NEXTにて見放題独占配信。ティザー予告も初公開された。▼ケイト・ウィンスレットに「史上最高の演技」(TOISTO)と喝采主演・製作総指揮を務めるのは、『タイタニック』をはじめアカデミー賞に7度ノミネート、『愛を読むひと』で主演女優賞を受賞したハリウッドを代表する存在のケイト・ウィンスレット。本作で10年ぶりにTVシリーズ主演に臨んだウィンスレットは、フィラデルフィアの独特なアクセントさえも完璧に習得し、リアリティを追求。その圧巻の演技力で、葛藤と後悔を抱えながらも毎日を懸命に生きる女性刑事メアを演じきり、第3回エミー賞にて主演女優賞(リミテッド・シリーズ/テレビ映画部門)にノミネート。新たな代表作を誕生させた。▼ガイ・ピアース、エヴァン・ピーターズなど豪華俳優陣が共演共演には、クリストファー・ノーラン監督作品『メメント』主演として知られ、ドラマ「ミルドレッド・ピアース幸せの代償」でウィンスレットと夫婦役を演じ、エミー賞を受賞したガイ・ピアース。さらに「アメリカン・ホラー・ストーリー」『X-MEN』シリーズで絶大な人気を誇るエヴァン・ピーターズ。『スパイダーマン:ホームカミング』で頭角を現し、今後更なる活躍が期待されるアンガーリー・ライスなど、豪華俳優陣が名を連ねている。さらに日本語吹替版では、刑事メアに皆川純子(『テニスの王子様』越前リョーマ役)、メアとタッグを組む刑事コリン・ゼイベルに置鮎龍太郎(同じく手塚国光役)を起用、再タッグに注目だ。STORYペンシルバニア州郊外の田舎町イーストタウン。全員が顔見知りの平穏な町で、ある日突然シングルマザーの少女が惨殺された。刑事メア・シーアンは事件の調査に当たるが、誰もが容疑者となりうる状況で捜査は難航。父親、元恋人、親友、教師、神父…少女を取り巻く住民たちの想いは絡み合い、やがて事件は思いもよらない展開を見せていく。犯人は誰か?なぜ少女は殺害されたのか?物語が加速し緊張感が最高潮に達するラストに、衝撃の真実が待ち受ける――。「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」は8月27日(金)0時よりU-NEXTにて見放題独占配信(全7話/字幕・吹替版ともに同日配信)。(text:cinemacafe.net)
2021年08月04日20年以上に渡ってスペインで指導者として現場に立ち、アトレティコ・マドリードやビジャレアルのアカデミーなどで活動してきた、佐伯夕利子さん。なかでも2014年にビジャレアルのアカデミーが実行した「育成改革」には、指導者人生を揺るがすほどの影響を受けたと言います。インタビュー第3回では、佐伯さん自身の変化について、話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革のおかげで、これまで選手をジャッジして来たことに気付いたと佐伯さんは語ります(写真はサッカー少年のイメージ)<<第2回:そのコーチングは「指導者が考える正解」では?ビジャレアルが将来を見据えて行った指導者改革■「これまで選手をジャッジし続けてきた」と気づいた――ビジャレアルの育成改革では指導風景を撮影し、映像をもとに指導者間でディスカッションしたとおっしゃっていましたが、佐伯さん自身フィードバックを受けて、どのような変化があったのでしょうか?まず、選手に対するアプローチの仕方が、ガラリと変わりました。なかでも強く感じたのが「私はこれまで、選手をジャッジし続けてきたんだ」ということです。たとえば、「この選手は良い選手」「この選手はそうでもない」というのもジャッジです。誰しも指導者にはお気に入りの選手がいて、どんな状態でもピッチにいてほしい。説明のつかない信頼感を寄せている選手がいます。その子に対するジャッジは、文句なしに「良い選手」です。でもいま振り返ると、それは思い込みだったのではないだろうかと。もしかすると、良い選手であるという先入観のもと、ラベリングをしていたのかもしれません。――ご自身の考えを、客観的に見られるようになったのですね。他に変わったのが、口から出る言葉です。人間は無意識のうちに、習慣化した言葉を使っています。指導中にも、頻繁に口をついて出ます。ビジャレアルの育成改革ではメソッド部門のメンタルコーチたちが、私の近くに影のように寄り添い、練習中にカメラを回し、メモをとりながら「佐伯コーチは練習中、何を言っているのか?」を記録しました。そして、私の口から出てくる言葉を全部「仕分け」してくれるんです。ポジティブな言葉とネガティブな言葉を分け、選手に対してポジティブなフィードバックが多かったのか、ネガティブなフィードバックが多かったのかに分けます。■言葉を可視化したことで、選手が自分の言葉をどう感じるかに気付けた――どんな言葉をかけているか、可視化されるわけですね。そうなんです。たとえば、90分の練習でA君に18回、B君に8回、C君に2回、声をかけたとします。「この数字を見て、佐伯コーチは何を感じますか?」と質問をされます。そこで私は「A君に18回も声をかけている。すごく執着しているな」とわかるわけです。次に、A君にかけたポジティブな言葉とネガティブな言葉を仕分けされた表を見せられます。すると、18回のうち15回がネガティブで、3回がポジティブなワードを使っていたことがわかりました。――A君に対して、ネガティブに執着していたわけですね。そこで私は自分の考えを正当化するんです。「でも、あの子には、これまで何度も注意しているんですよ。それなのに、状況を見ないでボールを受けてしまって、それから何をしようかを考えるから、ボールを奪われることが多くて。何度言っても改善されないんです」というように。指導者というのは自分を正当化させたら天下一品で、いくらでも言葉が出てきます。でも、はたして本当にそうなんだろうか? というところを、メソッド部のコーチが掘り下げてくれるんです。一つひとつ踏み込んで、「この言葉は、A君に対してどのように伝わってったと思う?」「このように言われたら、A君はどのように思ったと思う?」と、あえて指摘せず、質問を投げかけることで私自身にその答えを出させるのです。それを繰り返すことによって、「こんな言葉を使ってしまった」「こんな言い方をしてしまった」「A君は、いまどう思っただろう?」という意識が芽生えるようになりました。自分の指導を俯瞰できるようになったというと、おおげさに聞こえるかもしれませんが、いままでそんなことは思ったことがなかったので、一番の成長だと思います。――すごいアプローチですね。例えば同じシチュエーションで同じミスをした時に「また?」と指導者が言ったとします。その「また?」が、言われた選手に与えるインパクトは、どのようなものがあるだろうか?「また?」と言われた次のアクションで、結局あなたが望むプレーをA君はできた?と聞かれるわけです。同じミスをしたときに、指導者に「また?」と言われたら、次から身体が縮こまってしまい、より良いアクションは起こせないですよね。メソッド部門の人たちはそのような対話を通じて、私を変えてくれました。■スペインでは勘違い指導者の居場所がなくなりつつある――キャリアのある指導者を変えるのは、大変なことだと思います。変える方も、変わる方も。私だけでなく、スペイン国内の大多数の指導者は、多くの勘違いのもとに指導をしてきたのだと思います。幸運なことに、私はそれに気がつくことができました。さらに申し上げると、スペイン国内では指導者のプロファイルが変わってきていると感じています。これまではパフォーマンス系の指導者、例えば吠えるタイプの指導者やミスをした選手がいたら、ピッチサイドで地面にペットボトルを投げつけてみたり、審判に食ってかかったりするような指導者が多くいました。審判にプレッシャーをかけることイコール、チームへのプラスになるという変な信仰があったり。まだまだそのような指導者は少なくありませんが、流れが変わってきて、徐々にそういった指導者の居場所がなくなってきていると感じています。■知識があっても現代のやり方に合わない指導者は求められていない――そのような指導者はかつては「熱心な指導者」と言われていましたが、世の中が変わってきた中で、求められる指導者像も変化してきたのでしょうか?そう思います。先日、スペインの有名なスポーツダイレクターと話をしたのですが、同じことをおっしゃっていました。「○○監督はフットボールの知識があって、4-3-3について語らせたら、自分がいままで出会ってきた中でナンバーワンだ。だけどスポーツダイレクターの立場から考えると、彼を監督して招聘するのはありえない。なぜならもうそういう時代じゃないし、彼のやり方は求められていないんだよね」と言っていました。選手とのコミュニケーション方法やチームの作り方、自分の知識の伝え方など、時代とともに求められるやり方も変わってきているのだと思います。――オールドスタイルの指導者の居場所がなくなってきているのですね。はい。スペインで言うと、1980年代、90年代の指導スタイルから、進化していない人達の居場所がなくなってきているように感じます。そういう人達は、海外に居場所を求めています。なぜならばアフリカやアジアなどは、ヨーロッパと比べて人権への意識が低い地域もあるので、そのような指導がまだ認められるからです。もちろん、アフリカやアジアで仕事をしている指導者全員がそうだと言っているのではありません。そこは誤解なさらないようにしてほしいです。中には実力が認められて、海を渡った指導者もいます。でも、そうでない人がいるのも事実です。■過去にもてはやされた手法をなぞることがイケてると勘違いしていた――日本のスポーツ界にも、指導者のパワハラは根強く残っています。ハラスメント系の指導者というのが、一昔前はイケている指導者だった時期がありましたよね。「あの監督は情熱がある」といったように、色々な言葉で正当化されてきたんです。私もそう思っていた時期もありました。例えば、「メンバーリストは相手のチームよりも後に出せ」とか、色々なことを教えられました。でも時代は変わり、指導者がメンバーリストをいつ出すかに気を取られている間に、そのエネルギーを選手に向けて、選手のことを考える時間に当てたほうがよっぽど良いですよね。――そう思います。試合前というのは、選手が試合に向けてどのような気持ちでいるか。それに指導者は寄り添っていなければいけないはずなのに、つまらない信仰のようなものを、私達はたくさん作り上げてきてしまいました。それをなぞることが、イケている指導者だと勘違いし、そのような指導者をスペインのサッカー界は大量生産してしまったのです。しかし現在、先進的なクラブは、そのようなプロファイルの指導者は求めていません。ビジャレアルが2014年に改革しようとしたのは、まさにその部分で、それが遅かったのか、早かったのかはわかりませんが、私に多くの影響を与えてくれました。■ひどい指導者たちを批判するだけでは何も変わらない。指導環境改善のためにできること――過去の誤った振る舞いに気がついたとき、どのように感じたのでしょうか?私はメソッド部門のコーチに「いままでの自分はひどい指導者だったんだと、恥ずかしく思う」と言いました。すると、「いいんだよ。キミに非があるわけではないんだから。キミは、そのやり方しか知らなかっただけなんだ。それが正しいと思っていただけなんだ」と。さらに、こう言われました。「キミがやってきたことと、違ったアプローチがあることも知ってほしい。こういうやり方もあるんだと知ることで、指導者として豊かになれるはず。指導者をそのように育ててきた、スペインのスポーツ文化にも責任はある。人間は知っていることしか見えない。キミたちはひとつのやり方しか教わってきていないから、見えるものも見えなくなっているんだ。知ることによって、見えるものも変わるはずだから、『知る』を増やそう」と。――深い言葉ですね。日本のスポーツ界には未だにハラスメントがあり、子どものスポーツに対して、ひどい指導をしている人も多いと聞きます。でもそこで、「ここにひどい指導者がいる」「あそこにもいるぞ」と批判を繰り返すだけでは、何も変わりません。なぜならばそのような指導者達は、言い訳でなく、他のやり方を知らないんです。そして、いままではそのやり方で試合に勝ったり、大会に優勝したりと、機能してきてしまったのです。なので、その部分に対する『学びくずし』と言うか、そこに取り組むためのきっかけや、サポートする人がいない限り、指導者は変わることができない。私の経験上、そう思います。(第4回に続く)<<第2回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月16日30年近くに渡ってスペインで活動し、サッカー指導の現場で奮闘してきた佐伯夕利子さん。スペインの指導ライセンスレベル3(日本のS級に相当)を取得し、アトレティコ・マドリードの女子チームやビジャレアルのアカデミーで指導を行ってきました。2020年よりJリーグの常勤理事となり、現在は日本を拠点に活動(11/30-2/1まで一時帰国中)しています。選手の育成について多くの知見を持つ佐伯さんに「子どもたちを伸ばすために、指導者が変わらなければいけない理由」をテーマにインタビューを行いました。第2回はビジャレアルが行った育成改革の内容に迫っていきます。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革の第一歩は、指導者が自分を知ることから始まったそう(写真はサッカー少年のイメージ)<<第1回:1人ひとりの個性を見て個別最適化がチーム強化に。スペインの名門ビジャレアルが育成改革に取り組んだキッカケ■育成はすぐに結果が出るものではない。「今」だけ見ていて良いのか――サカイクでは、「子どもを変えるには、大人が変わらなければいけない」というメッセージを打ち出しています。ビジャレアルの育成改革は、まさに大人(指導者)が変わることで、子どもたちの変革をうながしたそうですが、どのような取り組みをしたのでしょうか?それまでの私達はサッカークラブの指導者なので、普段からサッカーの話ばかりをしていました。どんなシステムがいいのか、サイドバックの選手に求める要素は...といった形です。あるとき、ビジャレアルの育成改革を推進したコーチに「そんな話を何十年もしてきて、これから先の何十年も続けていくのか?」と言われたときに、はっとしたのです。指導者として、それはあまりにも貧しいのではないか。そうではなくて、もっと広い視野で選手を育てるべきなのではないかと。ご存知のとおり、育成はすぐに結果が出るものではありません。目の前にいる選手が8年後、10年後にこうなっていてほしいという理想像に向かって、進んでいかなくてはなりません。8年後、10年後に、今いるコーチが引き続き、ビジャレアルにいるとは限りませんが、選手たちの将来にとってプラスになるのであれば、より良いアプローチを模索するべきだということで、まずは指導者に対して様々な取り組みが行われました。■選手には「自分で考える」を求めていたのに、指導者が具体的に指示しすぎていた――どのようなことが行われたのでしょうか?改革の第一歩は、指導者が自分を知ることから始まりました。「理想の選手を育成するにあたって、それに適した指導を、私達指導者が行っているか」に目を向けました。ビジャレアルアカデミーが掲げる理想の選手像は、自ら積極的に考えて、判断して実行できる選手であり、試合中、変わっていく状況に対して適応できる能力を備えた選手です。そう言っている割には、攻撃パターンを3つぐらい作って、それをただ繰り返すドリルのようなトレーニングをさせていたり、「自分で考えてプレーしよう」と言いながら、指導者が「右に蹴れ、左に蹴れ、いまのは違うだろ」と言い続けていました。――多くの指導者にとって、耳の痛い話ですね。ビジャレアルアカデミーでは、私達指導者がどのような振る舞いをしているのか、それを自分たちの目で確かめるところから始めました。具体的には、アクションカメラの「Go Pro」をつけて指導の現場に立ち、いつもどおりトレーニングをします。「Go Pro」は自分の目線と同じなので、選手の反応が撮影されています。その映像を見ると、多くの発見がありました。練習前後に選手を集めて、指導者がトレーニングについての話をするのですが、いつもうなずいて聞いているように見えたA君が、実は聞いている素振りをしているだけだったり、聞いていなさそうに見えたB君が、話を理解しようとしていたりと、指導者が持つ印象と映像に映っている事実が異なっていました。その理由は、指導者が選手にするラベリングにあります。指導者のレッテルや主観が、事実を違うように映していたのです。――映像で見るからこそ、多くの情報を客観的に得ることができるわけですね。もう一つはハンディカムで指導者自身を映し、トレーニング中や試合中にどのような指示出し、振る舞いをしているかを、コーチングスタッフ全員でチェックし、ディスカッションをする場を設けました。これは週に1回、2時間の学びの場なのですが、自分の指導の様子がみんなの前で映し出され、選手とどのようなコミュニケーションをとっているか、どのような言葉を使っているかなどにフォーカスし、ディベートをしました。■そのコーチングは指導者が考える「正解」では?――そこでは、どのようなディスカションがなされるのでしょうか?映像には試合の様子は映っておらず、指導者の姿だけが収められています。そこで試合中、私が選手のあるプレーに対して「いまのはパスじゃなくて、ロングキックでしょ!」と言ったとします。すると進行役が映像を止めて、「いまのコミュニケーションについて、他の指導者はどう思う?」と意見を聞いていきます。そうやって、指導者の振る舞いを一つひとつ検証していくのです。――指導者からするとハードな学びの場ですね。はい。たとえば他のコーチから「この前のスタッフミーティングで、『自主的に物事を考えられる選手になってほしい』という話をしたよね。でも『ロングキックでしょ!』というコーチングは指導者であるあなたが考える正解であって、パスをした選手の判断や選択肢を否定することになっている。結局、あなたが言うとおりのプレーをしないと、ネガティブなフィードバックをされる。つまり、ダメな選手と評価されるわけだ。それは私達の目指す方向性ではないし、言っている事とやっている事が違うよね」といったフィードバックを受けます。それを1年間繰り返しました。■20年の指導歴で初めて自分が成長できる機会だった――指導者のみなさんは、そのフィードバックをすんなりと受け入れることができたのでしょうか?大人になると、誰しも自分をさらけ出すのは嫌ですよね。自分の指導の様子を撮影されて、みんなの前でフィードバックを受けるのは居心地が悪く、怒りや恥ずかしさなど、いろいろな感情が混ざり合います。私達にとっては、すごく難しい時間であり空間でしたが、その経験をしたことで、「使用前、使用後」と呼べるような変化がありました。中にはふてくされて、自分の殻に閉じこもってしまった人もいて、学びという面では残念なことではありますが、そこまで踏み込んで、指導者を改革しようとしてくれたビジャレアルというクラブは勇気があるなと感じました。――佐伯さんご自身は、それらの取り組みによる変化をどのように感じたのでしょうか?ビジャレアルの育成改革がスタートしたのが、2014年です。私はそれまで、20年ほど指導者をしていましたが、これまでの20年間、何をしていたのだろうと思うぐらい、使用前と使用後の変化を感じました。「選手を育成する」ということについて、間違えてとらえていたのだと気がつくことができたのです。時間が経てば経つほどその想いが強くなり、自分の中で整理できなかった思考が、緩やかなスピードではありますが固まってきました。それまで、選手に対するアプローチに違和感を覚えたことはありませんでした。自分のやっていることに間違いはないと思っていましたし、周りから疑問を投げかけられることもありませんでした。つまり20年以上の指導歴で、自分が成長する機会は一度もなかったのです。(第3回に続く)<<第1回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月09日1992年よりスペインで暮らし、サッカー指導の現場で奮闘してきた佐伯夕利子さん。2003年には日本人女性初となる、スペインの指導ライセンスレベル3(日本のS級に相当)を取得。アトレティコ・マドリードの女子チームやビジャレアルのアカデミーで指導を行ってきました。2018年にJリーグの特任理事に選任されると、2020年に常勤理事となり、スペインより(11/30~2/1まで一時帰国中)帰国することになりました。育成について多くの知見を持つ佐伯さんに「子どもたちを伸ばすために、指導者が変わらなければいけない理由」をテーマにインタビューを行いました。ビジャレアルの育成改革を中心とした、濃密なインタビューを4回に渡ってお届けします。(取材・文鈴木智之)育成の名門ビジャレアルが「ピッチ外」という育成で一番大変な面に目を向けるようになったキッカケとは(写真はサッカー少年のイメージ)■小中学生で親元を離れるのは良いことなのか――佐伯さんが所属していたビジャレアルは、育成に定評のあるクラブです。スペインの年代別代表に選手を輩出し、トップチームにも多数の選手を送り込んでいます。育成に実績のあるクラブが、なぜ改革をしようと決断したのでしょうか?私が所属していたビジャレアルが、アカデミーの指導改革を行ったのが、2014年です。ビジャレアルはご存知のとおり、育成に特化してクラブを運営してきました。アカデミーからトップチームへと選手が昇格し、クラブとしても欧州チャンピオンズリーグなどで上位に食い込む中で、国内外から評価を得るようになりました。ビジャレアルはスペイン全土から選手をスカウトし、寮に入れて育成していきます。一番下は小学6年生です。小学生、中学生という多感な時期に、親元を離れて生活するのが良いことなのか。まずそこに葛藤がありました。スペインは地域性が色濃い国です。ビジャレアルはバレンシア州にあるのですが「バレンシア語」といって、使う言葉も違います。――別の地域から来た子どもは、馴染むのが大変ですね。そうなんです。遠方から来た子達を地元の学校に入れても、授業がバレンシア語なので、何を言っているかわからない。そのため、学校に馴染むことができないといった問題がありました。そのような経緯があり、(小学生年代で越境させる子はほとんどいなくなりました)。やはり、多感な時期は親元で生活するのがいいだろうという結論に達したのです。このように様々なトライアンドエラーを繰り返しながら、選手の育成をしてきました。寮生活をしている子は100人ほどいますが、それだけの数がいると、人間性の部分での指導、アプローチが行き届かないこともあります。そこであるとき、気がついたのです。「私達はプロクラブの指導者と名乗っておきながら、グラウンドの中で行われることだけを指導しているのではないか」と。やれ4-4-2だ4-3-3だという話ばかりで、グラウンドを一歩離れた選手の姿に、どれだけ関心を持って指導していたのだろうかと省みたのです。■アカデミー生の90%以上はプロになれない――ヨーロッパのトップクラブのアカデミーが、そのような観点を持ったことは、非常に興味深いです。ビジャレアルのアカデミー生は"フットボールバブル"と呼ぶべき、恵まれた環境でサッカーに取り組んでいます。全額クラブ負担で衣食住のケアがされていて、寮には栄養士もランドリーサービスもあります。Tシャツにさえ、アイロンをかけてもらえる環境です。学費はクラブが負担し、サッカーをすることで報酬も得ています。一般の中高生ではありえない環境ですが、その状態で長く育ってしまうと、いつしかそれが普通になってしまいます。そして18歳になると高級車を買ったり、iPhoneの最新版を持ったり、ブランド品を身につけたりという感覚になってしまうわけです。――まさにバブルですね。普通の中高生の感覚からかけ離れた状態をクラブが作っておきながら、彼ら全員がプロ選手になれるわけではありません。プロとして契約書にサインできる選手が、アカデミーの中で何人いるかと考えた時に、ビジャレアルのようなエリートアカデミー選手でも6~7%という数字が出てきました。つまりアカデミーの93%の選手は、プロとして生計を立てて行くことができないわけです。クラブもそれを理解しながら、選手に投資をしています。プロになった1%の子だけに目を向けて、その他の 99%の子達に責任を持たなくていいのでしょうか。「トップチームに何人昇格した」「他のクラブに高額で移籍させることができた」というのが私達の勲章ではなく、いま面倒を見ているアカデミーの選手達が、サッカー選手ではなくなった時、もっと言うとビジャレアルというバックグラウンドがなくなった時の姿に責任を持つことが、私達指導者の責務ではないかという反省が、改革のきっかけになりました。■ピッチ外という一番大変な面に向き合うようになったキッカケ――非常に考えさせられますね。ごくまれに、ユース出身の選手が犯罪を犯したというニュースを耳にします。でも、その段階ではもう自分たちのクラブの選手ではないので、大抵が知らん顔をします。「何年か前に、そんな選手いたよね」「ひどい人生を送っているね」と話をするだけで、彼らがビジャレアルのアカデミーにいた時、つまり成長段階で彼らの周りにいたのは、他ならぬ私達です。アカデミーを巣立っていった選手が、そのような状況になっていることに対して、「私達は責任を感じなくていいのだろうか?」といったことを指導者間でディベートし、内省を行いました。――責任感あふれる行動だと思います。指導者として勇気を持って、一番大変でエネルギーを吸い取られるところに、あえて向き合っていく。それがプロフェッショナルクラブの指導者と言えるのではないか。指導者とはそういう仕事なのではないかという考えに基づいて、改革をしました。たとえばAという選手がいたとして、彼は学校では生徒会長であり、彼女の前では恋人であり、クラブではおとなしいキャラクターだけど、親の前ではよく喋る子だったりと、様々な側面をもっています。しかし、私達は「サッカークラブにいるA君」という面でしか見ておらず、判断していませんでした。105m☓68mのグラウンドの中にいるときのA君に対してしか、アプローチしていなかったのです。――サッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間として包括的に見ることの大切さに目を向けたのですね。サッカー選手としての価値を高めていくことが、最終的なクラブの目標としてはあるけれども、「価値とは何だろう?」と考えた時に、ボールを上手に扱えることなのか、速く走れることなのか、デュエルでたくさんボールを奪うことができることなのか......。そうではなく、もっと壮大なものではないだろうかという結論に達しました。つまり「人として豊かになれば、ピッチ上でのパフォーマンスにもプラスに現れてくるのではないか」ということです。なぜならばフットボールは、スピードやパワー、持久力など数値で測れるものを競う競技ではなく、様々なファクターの中から瞬時に判断し、たくさんの選択肢を持った中から、最適な行動を自分で選び取ることが必要なスポーツだからです。そこにスキルが加わり、クオリティの高いパフォーマンスに変わっていきます。■学校と連携して選手の日常を知る取り組み――どのようにして、サッカー以外の部分に目を向けていったのでしょうか?ひとつは学校との連携です。勉強に対してどのように取り組んでいるのか、学校ではどのような生徒なのか、先生との関係性はどうかなど、学校に対してクラブの指導者が積極的に関わるようになりました。いまでは学校の職員会議に、ビジャレアルのスタッフが参加する関係性です。さらに「Google Drive」というITソフトを使い、その選手に関わる多くの人と情報を共有し合う仕組みを作りました。Aという選手には、サッカーの指導者、寮の生活指導スタッフ、勉強を担当する先生、掃除や洗濯など身の回りのケアをする人など、たくさんの人が関わっています。そこで「Google Drive」の中に、Aという選手のファイルを作り、その日にあった特筆事項などを共有します。――現代的な仕組みですね。たとえば、学校の先生が「A君は同級生のB君と激しい言い争いをして、気が立っているので、寮に戻ったときの態度が悪いかもしれません」と記入しておけば、寮の生活指導の先生も「なんだこいつは。態度悪いな」となるのではなく、A君を取り巻く環境を理解することで対応も変わり、コミュニケーションも豊かになります。コーチはA君の身に起きた出来事を知っているので、練習場に来る時はふてくされているだろうなと、前もってイメージすることができます。そうすると、A君と接するときの指導者の態度も変わってきます。■一人ひとりが豊かになることがチームの強化につながる――それをチーム全員分するというのは、時間もエネルギーも相当かかりませんか?はい。チームに選手が20人いるとして、それぞれの人格や置かれている状況、バックボーンは全員違います。そうであるにも関わらず、私達はチーム全体にメッセージを発したり、フィードバックを行ってきました。それらの意味のなさに気がつき、すごく反省しました。個々にアプローチをし、個別に最適化を図ること。その結果として、選手一人ひとりが豊かになることが、チームの競技力や強化につながるのではないかと、考えが変わりました。そのような取り組みを行い、一つひとつ改革をしていきました。(第2回に続く)佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月02日2020年9月20日、アメリカ、ロサンゼルス-第72回エミー賞の授賞式がリモートにて開催され、史上最年少での受賞を果たした女優のゼンデイヤがブルガリを纏い、登場しました。「ユーフォリア/THE EUPHORIA」にてドラマシリーズ部門主演女優賞に輝いたブルガリのブランドアンバサダーであり女優のゼンデイヤのデコルテに色鮮やかな煌めきをもたらしたのは、総計130カラット超えのアメシストを7石に、ルベライト、ダイヤモンドをあしらったネックレスとダイヤモンドのスタッズピアスでした。総ダイヤモンドのリング3点、エメラルドとダイヤモンドをあしらったリング1点がレイヤードに重ねられた指先には、華やかな輝きが溢れました。着用ジュエリー企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月24日9月21日(日本時間)に第72回エミー賞の受賞作品が発表された。このエミー賞において、スターチャンネルが放送・配信を手がける作品は、計23部門で受賞を獲得。また、Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で全話配信中の『ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』でリミテッドシリーズ部門の主演男優賞に輝いたマーク・ラファロのインタビューコメントが公開された。さらに、スーパーヒーローが実在する世界線を描くSFドラマ『ウォッチメン』が本シーズンで完結するリミテッドシリーズながら、前評判に違わぬ高い評価を集め、作品賞、脚本賞、主演女優賞など主要部門を含む、計11部門を受賞し、今年最多受賞となる快挙。そして、「BS10 スターチャンネル」で吹替版が11月19日(木)より放送予定の『キング・オブ・メディア2』も昨年に続き健闘を見せ、ドラマ部門の作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞など計7部門受賞。こちらも放送予定の、ドラッグやセックス、バイオレンスなどに溺れるティーンネイジャーがソーシャルメディア社会で生きる姿を描く『ユーフォリア/EUPHORIA』がリミテッドシリーズ部門で、主演のゼンデイヤが初受賞にして主演女優賞を最年少受賞。そのほかメイクアップ賞、オリジナル歌曲賞と計3部門を受賞した。さらに、絶賛配信中で9月29日(火)放送予定の、実際の巨額横領事件の全貌を描き、ヒュー・ジャックマンが主演を務めて話題となったHBO FILMS『バッド・エデュケーション (2019)』はテレビムービー部門で作品賞を獲得。このほか、昨年劇場公開されたSTAR CHANNEL MOVIES作品『アポロ11 完全版』も、ノンフィクション部門において編集賞、音響効果賞、録音賞で3部門受賞を獲得した。『ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』で、見事主演男優賞に輝いたラファロのインタビューコメントは以下の通り(本インタビューはエミー賞受賞前に実施されたもの)。ーーウォーリー・ラムの原作『この手のなかの真実』について最初は知らなかった。ウォーリー・ラムと僕の著作権エージェントは同じ人でね。映像化権の取得が可能になった時に大物たちが続々と獲得に動いたんだけれど、ウォーリーが「マーク・ラファロはこの企画に興味あるかな?」と言ってくれたんだ。著作権エージェントが僕にそのことを話してくれたんだけれど、僕はその時まだ原作を読んでいなかった。週末に原作を読んでとても感動して共感を抱いたし、素晴らしいドラマになるだろうと思った。でも、ドラマ化することをウォーリーが望むかどうか分からなくてね。それで彼に会って、「素晴らしい小説だった。あなたはすごい才能の持ち主だ」と伝えてから、「映画化したら、この小説の良さを十分に活かせないと思う。連続ドラマにするべきではないか」と言ったんだ。ウォーリーが僕のアイデアに賛成してくれたので、次に「デレク・シアンフランスを監督に起用したらどうかな?」と提案してみた。ウォーリーはそのアイデアも気に入ってくれて、僕に映像化権を与えてくれた。その後、僕はエージェントやマネージャーたちと各局にドラマ化の打診をしに行った。そのうちに僕は自分で製作を手がけてみようと思い始めたんだけれど、やれるかどうか自信が持てなくてね。僕のマネージメント・チームはとても協力的で、なかでも特にマーガレット・ライリーが強く背中を押してくれたんだ。マーガレットは「あなたはもう何年も製作をやっているんだから、今までと同じようにやればいいのよ。企画を開発したり、いろいろな人たちと共同作業をしたりして、最高の人材を雇い、自分のクリエイティブな欲求に従えばきっとうまくいくわ」とマーガレットは言ってくれた。おかげで、無事にドラマ化にこぎつけることができたよ。ーーこの物語のどんな点に共感?僕はイタリア系移民の子孫なんだ。僕の先祖はとても貧しく、新たな人生を始めるためにイタリアからアメリカにやって来た。祖父がアメリカで塗装業を始め、労働者階級だった一家はイタリアの伝統を捨てて必死になってアメリカ人になろうとした。彼らにとっては、家族がすべてだった。だから、家族の精神疾患とか家庭内で起きた劇的な出来事とか、家族の秘密は家庭の中だけで守り通した。僕には弟がいて、僕たちは“イタリア人の双子”と呼ばれていたんだ。弟は僕が1歳にもなっていない時に生まれたからね。僕たち兄弟は、家族がすべてだと信じて育ってきた。家族というものは、お互いの良いところも悪いところも見ているし、素晴らしい面も醜い面も知っている。だから、僕は原作を読んだ時に「この物語に登場するのは僕が一緒に育ってきた僕の知っている人々で、彼らは僕が知っている階級の人たちだ」と思ったんだ。誰もああいう人たちの物語を語ろうとはしないけれど、彼らのような人たちこそが一般的なアメリカ人であり、アメリカの様相なんだ。この物語に共感したのは、僕も家族がすべてだと思って育ってきたし、双子同然の弟がいたからだろうね。ーー双子の役を演じることに、やりがいと同時に不安は?どうしようもないほどビビったよ。40代後半だった頃はめいっぱい虚勢を張って積極的に仕事に取り組んでいたけれど、52歳になる頃には役者としての自信も男としての自信も、とにかくありとあらゆる自信を失っていたからね。自信のない状態が当たり前になっていたから、うまくやり通せるかどうか以前より心配するようになっていたんだ。ーーどうやって不安を乗り越えた?こういう企画に取り組むうえで、デレクは最高のパートナーだった。彼は役者のそういう弱さを求める監督で、「そうか、君はそんな風に感じているんだね。よし、その感じで撮影してみよう。きっと素晴らしいものになるぞ」と言ってくれるんだ。「君が感じている通りに演じてくれ。まずはそこから始めよう。そのうち、ほかの何かが生まれるかもしれないから」ってね。基本的に、僕たちは毎日そんな感じて撮影していた。僕が不安だと言えば、彼は「トーマスも不安なんだ」と言ってくれるし、「自分が何をしているのか分からない」と僕が言えば「ドミニクも自分が何をしているのか分かってないからね」と答えてくれる。僕たちは常に、その時のリアルな感情を重視して撮影していたんだ。その時の感情に向き合うことができ、役者を的確に導いてくれるデレクのような監督がいれば、失敗することはない。山に登るのではなく、ふと気づいたら自分が山になっているような感じだね。そんなわけで、僕はドミニクとトーマスが感じているように、不安とか自分はできそこないだという思い、それに自信のなさとか、自分の感じていることをすべて役に取り入れながら演じたんだ。ーー不安を役作りに取り入れたということ?そうだね。ーードミニク役を演じた後、トーマス役の肉体的な役作りをするために6週間の中休みがありましたが、その間の心境について宙ぶらりんの状態だった。ドミニク役は演じ終えたけれど、ひるんでしまうような日々が待ち受けていたからね。ドミニク役を演じている間も、先のことが不安でたまらなかった。撮影中は監督やスタッフ、それに共演者たちとずっと一緒にいたから、その不安から逃れることができた。週末は自宅に帰ったけれど、休みは1日だけだった。金曜の夜に帰宅して、土曜は家族と一緒に過ごし、日曜の朝に撮影現場に戻って、その日に撮影するシーンの台本を20~30ページほど読んで準備をした。そんな仕事中心の禁欲的な生活が続いた後に、突然6週間も家に帰っていいことになったんだからね。僕は途方もなく気の重い毎日が待ち受けていることを知りながら家族のもとに帰ったわけだけれど、その段階でもトーマス役をどう演じればいいのか、まだ分からなかった。あれこれ考えたり試したりして役作りをしてみたけれど、やはりどうすればいいのか分からなくてね。そんな状態のまま、僕は毎日ひたすら食べ続けていた。デレクに「食べてるかい?」って聞かれたから、「おいおい、僕は52歳なんだぜ。こうやって食べ続けるなんて、いいアイデアだとは思えないね。心臓に負担がかかるだろうから」と言い返したよ。でも彼は、「いいから食べ続けて」と言ったんだ(笑)。デレクに「トーマス役をどう演じればいいか分からない」と言ったら、彼は「食べ続けるだけでいい。あとのことは自然と何とかなるよ」と答えた。実際、その通りだったよ。僕は撮影前に、妄想型統合失調症を患っているテクニカル・コンサルタントと一緒に、数百時間、いや、数千時間を費やして、統合失調症に関するインタビューの映像を見たんだ。統合失調症についての説明や、患者の日常生活、それに様々な薬が彼らに与える影響などについて人々が語っている映像をね。僕はそのすべてを頭に入れたけれど、結局のところ統合失調症はトーマスの人格ではないんだ。それは、すでに人格を形成したひとりの人間に付加された障害に過ぎない。だから、トーマスがどういう人間なのか追求することが何よりも重要だった。トーマスとドミニクは対等で、トーマスはドミニクと対照をなす存在だ。デレクはそこをよく理解していて、そのシーンに何が必要か常に指示してくれた。僕たちはそういうプロセスと理解を共有しながらドミニクの人物像を作り上げ、観客が好きになれるような人物を作っていったんだ。ーー撮影を経て、自分の不安や懸念を払しょくすることはできたか?僕は今回、これまでと違う経験をしたと思う。以前は気づいていなかったけれど、僕はすべてを出し切らないようにしていたんだ。ほんの少しだけ残しておけば、失敗した時に「全部を出し切ったわけじゃないからな」と自分に言い訳をすることができるからね。自分では全部出し切っているつもりだったけれど、役者として演技をしていると自分の演技を観ることもあるし、観客が自分に何を求めているか感じ取るようになったりもする。人間はみんなそうだけれど、自分なりのやり方があるし、居心地よくいられる安全地帯もある。人は自分の安全地帯を見つけたら、そこから出ようとしない。僕もそこにとどまって、快適に過ごしてきた。でも、デレクはそれを許してはくれないし、そんなことはどうでもいいタイプなんだ。彼は「今のはマーク・ラファロらしい素晴らしい演技だったね。私はそのマーク・ラファロらしい演技が好きだし、見ていたいと思うけれど、違うこともやってみないか。もっと掘り下げてみよう。私はダメな君も見てみたいんだ」なんてことを言うんだ。快適でいられる自分なりのやり方を使わずに演じるなんて、そんな準備はできていないから、やればやるほど期待値に達していないような気がしてしまう。だから、ある時点から自分を空っぽにして、すべてを出し切るようにした。役にどっぷり浸かれば、目指すところにたどりつける。そうすることができたのは、デレクと彼の演出のおかげだね。
2020年09月23日日本時間9月21日(月・祝)に第72回エミー賞の授賞式がリモートで開催。ドラマシリーズ部門主演女優賞にノミネートされていた「ユーフォリア/EUPHORIA」のゼンデイヤが史上最年少で受賞を果たした。新型コロナウイルスの影響により“オンライン授賞式”となった今回は、米ロサンゼルスのマイクロソフトシアターにいる司会のジミー・キンメルとノミネートされた俳優・スタッフたちの自宅をリモートでつなぐ形で行われた。作品別で本年度最多26部門にノミネートされていたHBO「ウォッチメン」がリミテッドシリーズ部門を席巻し、最多11部門で受賞。一人二役を演じたマーク・ラファロがHBO「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」で主演男優賞を獲得。A24×HBOの「ユーフォリア/EUPHORIA」で主人公ルーを熱演したゼンデイヤが、24歳という史上最年少でドラマシリーズ部門主演女優賞を受賞した。同賞ではアフリカ系女性としても史上2人目の受賞となった。また、放送局・動画配信サービス別ではNetflixが最多160ノミネーションを獲得していたが、Netflixにて配信中のカナダドラマ「シッツ・クリーク」がコメディシリーズ部門を総ナメにした。第72回エミー賞主な受賞結果【ドラマシリーズ部門】作品賞「サクセッション」(キング・オブ・メディア)主演男優賞ジェレミー・ストロング「サクセッション」(キング・オブ・メディア)主演女優賞ゼンデイヤ「ユーフォリア/EUPHORIA」助演男優賞ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」【コメディシリーズ部門】作品賞「シッツ・クリーク」主演男優賞ユージン・レヴィ「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」助演男優賞ダニエル・レヴィ「シッツ・クリーク」助演女優賞アニー・マーフィー「シッツ・クリーク」【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門】リミテッドシリーズ作品賞「ウォッチメン』主演男優賞マーク・ラファロ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」主演女優賞レジーナ・キング「ウォッチメン」助演男優賞ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世「ウォッチメン」助演女優賞ウゾ・アドゥーバ「Mrs.America」(原題)テレビムービー作品賞「バッド・エデュケーション」【コンペティション部門】作品賞「ル・ポールのドラァグレース」第72回エミー賞授賞式は、9月26日(土)23時~FOXチャンネルにて字幕版が独占放送。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年09月21日今年のエミー賞授賞式は、新型コロナウイルスの影響により、「バーチャル開催」されることが決定したという。司会も兼任するジミー・キンメルを含むプロデューサーたちが候補者に送付した手紙によって明らかになった。「予想していたとは思うのですが、9月20日はロサンゼルスのマイクロシアターに来てくださいとはお願いしません。今年の授賞式はそれでもテレビ界最大のイベントにしたいのです。だから、私たちがあなたのもとに伺います!」と書かれている。技術者、プロデューサー、ライターによって構成されたプロチームが候補者たちの家、もしくは候補者たちが希望する場所で撮影するのだという。今年は「このような時世なので、候補者たちだけでなく自宅で鑑賞する視聴者たちにとっても、もっとリラックスできて、おもしろくて、楽しめる時間を作り出したい」といい、「記憶に残る夜を保証します」と意気込み十分な様子。いつもはタキシードやきらびやかなドレスで目を楽しませてくれるセレブたちだが、今年はドレスコードにも変化が。「フォーマルな装いがよければ、ぜひどうぞ。でも、もしあなたがいるところが午前3時のイギリスなら、ブランドのパジャマを着てベッドで撮影をしたいかもしれませんね!」と自由度の高いドレスコードを認めている。従来とは全く異なるエミー賞が見られそうだ。(Hiromi Kaku)
2020年07月30日第72回エミー賞(R)のノミネート作品が、現地時間7月28日に発表された。この度、スターチャンネルが放送・配信を手掛ける作品が、計72ノミネートを獲得した。放送チャンネルにおいては、一昨年、昨年に続き、今年もスターチャンネルが日本国内最多ノミネートを獲得したことになる。作品別では、スーパーヒーローが実在する世界線を描くSFドラマ『ウォッチメン』が本シーズンで完結するリミテッドシリーズながら本年度最多の計26ノミネートを達成したのをはじめ、Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネルEX-DRAMA & CLASSICS-」(以下「スターチャンネルEX」)で昨日28日(火)より配信開始されたばかりの注目TVシリーズ『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』が、リミテッド・シリーズ ドラマ部門の主演男優賞(マーク・ラファロ)にノミネート。さらに、現在スターチャンネルEXにて配信中の『キング・オブ・メディア2』も、昨年に続き大健闘の計18ノミネート。主演男優賞では、メディア王である父親ローガン・ロイ役のブライアン・コックスと、その息子ケンダル・ロイ役のジェレミー・ストロングが“親子ノミネート”を果たした。同じくスターチャンネルEXにて配信中の大人気シリーズ最新シーズン『ウエストワールド シーズン3』は助演男優賞(ジェフリー・ライト)、助演女優賞(タンディ・ニュートン)をはじめ計11ノミネート。なお『ウエストワールド シーズン3』の吹替版は9月にスターチャンネルEXおよびBS10 スターチャンネルで放送予定。来月8日からスターチャンネルEXで独占配信の始まるHBO®初のリアリティーショー『WE‘RE HERE ~クイーンが街にやって来る!~』は今年初登場にして作品賞にノミネート。また、実際の巨額横領事件の全貌を描き、ヒュー・ジャックマンが主演を務めて話題となったHBO FILMS®『バッド・エデュケーション(2019)』は主演男優賞など計2ノミネート。昨年スターチャンネルが独占日本初放送を実施、ドラッグやセックス、バイオレンスなどに溺れるティーンネイジャーがソーシャルメディア社会で生きる姿を描く『ユーフォリア/EUPHORIA』は計6ノミネート。主演女優賞のゼンデイヤは本作で“エミー賞”初ノミネートを果たした。同じく昨年の放送作品でニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーン製作総指揮W主演による大人気ミステリードラマの続編『ビッグ・リトル・ライズ2』は、大物女優が居並ぶ中でも“怪演”で大きな話題を呼んだメリル・ストリープとローラ・ダーンが揃って助演女優賞にノミネートされるなど、計5つのノミネートを獲得している。このほか、昨年劇場公開されたSTAR CHANNEL MOVIES作品『アポロ11 完全版』(配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES)が、ノンフィクション部門において監督賞をはじめ計5ノミネートを得た。今回のノミネート作品のうち『キング・オブ・メディア』『ウエストワールド』『ユーフォリア/EUPHORIA』『アウトサイダー』の4作は、8月2日(日)に「BS10スターチャンネル」にてそれぞれシーズン1の第一話が《無料》一挙放送される。そして、この度のノミネートにあわせ、『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』の主演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロと、監督デレク・シアンフランスのインタビュー映像も公開された。
2020年07月29日