舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』が、12月15日(木)から18日(日)までサンシャイン劇場、12月29日(木)・30日(金)に森ノ宮ピロティホールにて上演されることが決定した。本舞台の原作は、映画監督・林海象による同名の探偵を主人公とするハードボイルド探偵映画のシリーズ。三部作として1993年から1996年までに、第1弾『我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』、第2弾『遥かな時代の階段を The Stairway to the Distant Past』、完結編『罠 THE TRAP』が製作され劇場公開。その後テレビドラマ化され、昨年は朗読劇も上演されるなど多くの支持を集めている。映画製作から約30年、テレビドラマ化から20年となる今年。映画で林監督が一番伝えたかった「友情」「家族愛」などを、舞台として蘇らせる。本作の脚本・演出を担当するのは「AND ENDLESS」の主宰で、観る人の心に刺さる人間描写や、殺陣、ダンスなどを取り入れたパワフルな演出を得意とする西田大輔。主人公・濱マイク役は、昨年の朗読劇でも濱マイク役を務めた佐藤流司が務める。共演には、今作のキーマンとなる楊海平(ヤン・ハイピン)役にストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する寺西拓人、濱マイクの幼馴染で相棒の星野役にダンス・ロックバンド「DISH//」のメンバーで、朗読劇でも同役を演じた矢部昌暉とe-sportsでも活躍する宮本弘佑がWキャストで演じる。さらに、楊海平の兄・楊徳健(ヤン・トッケン)役には椎名鯛造が、濱マイクの妹・濱茜役には小泉萌香、楊徳健の妻である王百蘭(ワン・バイラン)役には七木奏音 、そして中山刑事役を数多くの舞台や映像作品に出演し、西田作品にもゆかりの深い和興が出演する。■原作者 林海象 コメント今回の舞台は、映画版「濱マイク3部作」の第一話「我が人生最悪の時」である。この3部作は1993年から1995年に制作された。全て私と天願大介氏のオリジナル脚本で、私の監督作品である。この映画は当時大反響を呼んだ。しかしそれから29年の歳月が流れた。まさかこの映画を再び『舞台』で再現したい人が現れるとは思ってもいなかった。しかし今回有志が現れ、あの映画を『舞台』で再現したいと言われた。最初はハテナ(?)だったが、その熱意は本物で、舞台化を了承した。どんな舞台になるか、私が一番楽しみである。多くの若者に観てほしい。■脚本・演出 西田大輔 コメントこの度、舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』の脚本・演出を努めさせて頂きます。あのモノクロの中に渦巻く圧倒的な世界観を、舞台という世界でどう魅せていくか?緊張と同時に、とても心が躍ります。濱マイクの世界観は、私達に根付くヒロイズムの原点がある気がします。挑戦的に、そして繊細に、原作の世界を大切にしながら、素晴らしい俳優陣と望みたいと思っています。■濱マイク 佐藤流司 コメント皆様ご無沙汰しております。佐藤流司です。さて、昨今は様々なジャンルの「魅力的な男たち」がしのぎを削る、群雄割拠の時代となっております。ある所には短髪がよく似合う身体の大きな男が。ある所には爽やかな笑顔振りまく男が。中性的な魅力がある男が。世の流れを司る男が。十人十色、みんな違ってみんな良いわけですが、特に私が憧れ、目指し続けている男がおります。それは「漢」です。それは時に不器用だったり、時にお茶目だったり、時に落ち込んだりする、一見普通の男に見えたりもしますが、紛れもなく「漢」である。そんな人間に憧れるわけです。今回演じさせていただく「濱マイク」まさに「漢の中の漢」で御座います。ご期待下さい。■楊海平(ヤン・ハイピン)寺西拓人 コメントヤン・ハイピン役で出演させていただきます、寺西拓人です。役名を聞いた時に一瞬焦りましたが、セリフは日本語のようなので、とりあえず安心しております。原作へのリスペクトを持ちつつ、舞台ならではの表現が出来るよう真摯に取り組みたいと思っております。個人的には、初めてご一緒する方が多く、とても緊張しておりますが、様々な分野で活躍されている方ばかりですので、刺激をいただきながら年末まで一緒に突っ走っていけたらと思います。ぜひ劇場へお越しください!<公演情報>舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』東京公演:2022年12月15日(木)~18日(日) サンシャイン劇場大阪公演:2022年12月29日(木)・30日(金) 森ノ宮ピロティホール原作:林 海象(濱マイクシリーズ 第一弾映画『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』 )脚本・演出:西田大輔【キャスト】濱マイク役:佐藤流司楊海平(ヤン・ハイピン)役:寺西拓人星野役:矢部昌暉 / 宮本弘佑(Wキャスト)楊徳健(ヤン・トッケン)役:椎名鯛造濱茜役:小泉萌香王百蘭(ワン・バイラン)役:七木奏音中山刑事役:和興ほか※矢部昌暉は東京公演のみの出演となります。【チケット料金】価格:9,900円(税込 / 全席指定)チケット一般発売日:2022年11月12日(土) 10:00~公式ホームページ:公式Twitter:
2022年10月04日2022年12月に舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』の上演が決定しました。原作は、映画監督林 海象氏による、同名の探偵を主人公とするハードボイルド探偵映画のシリーズ。三部作として1993年から1996年までに、第1弾『 我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』、第2弾『 遥かな時代の階段を The Stairway to the Distant Past』、完結編『 罠 THE TRAP』が製作・劇場公開されました。その後テレビドラマ化され、昨年は朗読劇も上演されるなど、多くの支持を集める作品です。映画製作から約30年、テレビドラマ化から20年となる本年。映画の中で林監督が一番伝えたい「友情」「家族愛」などを、今回“舞台”として蘇らせます。本作の脚本・演出を担当するのは「AND ENDLESS」の主宰で、観る人の心に刺さる人間描写や、殺陣、ダンスなどを取り入れたパワフルな演出を得意とする西田大輔。そして主人公・濱マイク役には、昨年の朗読劇でも濱マイク役を務め、大好評だった佐藤流司が主演致します。共演には、今作のキーマンとなる楊海平(ヤン・ハイピン)役にストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する寺西拓人、濱マイクの幼馴染で相棒の星野役をダンス・ロックバンド「DISH//」のメンバーで、朗読劇でも同役を演じた矢部昌暉と舞台のみならずe-sportsでも活躍する宮本弘佑がWキャストで演じます。さらに、楊海平の兄・楊徳健(ヤン・トッケン)役には椎名鯛造が、濱マイクの妹・濱茜役には小泉萌香、楊徳健(ヤン・トッケン)の妻である王百蘭(ワン・バイラン)役には七木奏音、そして中山刑事役を、数多くの舞台、映像作品に出演し、西田作品にもゆかりの深い和興が出演します。2022年12月、舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』にどうぞご期待ください。また、今回上演決定にあたり、原作者の林海象、脚本・演出の西田大輔、そしてキャストを代表して、主演の佐藤流司、共演の寺西拓人からコメントが到着!<原作者>林 海象今回の舞台は、映画版「濱マイク3部作」の第一話「我が人生最悪の時」である。この3部作は1993年から1995年に制作された。全て私と天願大介氏のオリジナル脚本で、私の監督作品である。この映画は当時大反響を呼んだ。しかしそれから29年の歳月が流れた。まさかこの映画を再び『舞台』で再現したい人が現れるとは思ってもいなかった。しかし今回有志が現れ、あの映画を『舞台』で再現したいと言われた。最初はハテナ(?)だったが、その熱意は本物で、舞台化を了承した。どんな舞台になるか、私が一番楽しみである。多くの若者に観てほしい。映画監督 林 海象<脚本・演出>西田大輔この度、舞台「私立探偵濱マイク -我が人生最悪の時-」の脚本・演出を努めさせて頂きます。あのモノクロの中に渦巻く圧倒的な世界観を、舞台という世界でどう魅せていくか?緊張と同時に、とても心が躍ります。濱マイクの世界観は、私達に根付くヒロイズムの原点がある気がします。挑戦的に、そして繊細に、原作の世界を大切にしながら、素晴らしい俳優陣と望みたいと思っています。<濱マイク>佐藤流司皆様ご無沙汰しております。佐藤流司です。さて、昨今は様々なジャンルの「魅力的な男たち」がしのぎを削る、群雄割拠の時代となっております。ある所には短髪がよく似合う身体の大きな男が。ある所には爽やかな笑顔振りまく男が。中性的な魅力がある男が。世の流れを司る男が。十人十色、みんな違ってみんな良いわけですが、特に私が憧れ、目指し続けている男がおります。それは「漢」です。それは時に不器用だったり、時にお茶目だったり、時に落ち込んだりする、一見普通の男に見えたりもしますが、紛れもなく「漢」である。そんな人間に憧れるわけです。今回演じさせていただく「濱マイク」まさに「漢の中の漢」で御座います。ご期待下さい。<楊海平(ヤン・ハイピン)>寺西拓人ヤン・ハイピン役で出演させていただきます、寺西拓人です。役名を聞いた時に一瞬焦りましたが、セリフは日本語のようなので、とりあえず安心しております。原作へのリスペクトを持ちつつ、舞台ならではの表現が出来るよう真摯に取り組みたいと思っております。個人的には、初めてご一緒する方が多く、とても緊張しておりますが、様々な分野で活躍されている方ばかりですので、刺激をいただきながら年末まで一緒に突っ走っていけたらと思います。ぜひ劇場へお越しください!<あらすじ>「俺の名前は濱マイク、本名だ。困った時は、いつでもきなよ。」横浜・黄金町。映画館の 2 階に事務所を構える探偵・濱マイクは、ケンカから助けた台湾人の楊海平に日本にいる兄の捜索を依頼される。マイクはタクシー運転手の旧友・星野と共に捜査を進めていくが、背景にアジア系外国人で構成されている黒狗会と台湾マフィアの抗争があること、その組員の一人が海平の兄であることが分かる。師匠の宍戸と妹の茜は深入りしないようマイクに忠告するが…。<公演概要>タイトル:舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』原作:林 海象(濱マイクシリーズ 第一弾映画『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』 )脚本・演出:西田大輔キャスト:濱マイク役…佐藤流司楊海平(ヤン・ハイピン)役…寺西拓人星野役…矢部昌暉/宮本弘佑<Wキャスト>楊徳健(ヤン・トッケン)役…椎名鯛造濱茜役…小泉萌香王百蘭(ワン・バイラン)役…七木奏音中山刑事役…和興ほか※矢部昌暉は東京公演のみの出演となります。公演スケジュール:<東京公演>2022年12月15日(木)〜18日(日)サンシャイン劇場<大阪公演>2022年12月29日(木)・30日(金)森ノ宮ピロティホールチケット料金:¥9,900(税込/全席指定)チケット一般発売日:2022年11月12日(土)AM10:00〜公式ホームページ: 公式Twitter:@hamamike_stageハッシュタグ:#濱ステ©林海象/舞台『私立探偵 濱マイク』製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月03日映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』(9月9日公開)の「ハイロー(8.1.6)の日」記念一気見上映キャストサプライズ登壇イベントが16日に都内で行われ、川村壱馬、うえきやサトシ、三山凌輝、塩野瑛久が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画の続編。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。この日は8月16日=ハイローの日ということで、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0』全6話と、『HiGH&LOW THE WORST』の一気見上映会が行われ、サプライズでキャストが登壇した。うえきやがMCとなり、質問に回答。「今だから語れるできごと」について聞かれると、川村は「ドラマのアクションでは雨を降らせたので、足場が沼なのか水なのかわからないくらい、一歩踏み出すだけで滑るやばい感じで、映像の中でもヨタついたりとかあるんですけど、あれがガチなんですよ。いい映像になったんですけど、大変でした」と苦笑する。うえきやが「カメラマンさんたちも全力で走ってるわけじゃない。そう考えるとすごい体力を使う現場でもあった」と振り返ると、川村は「カメラマンさんも思いっきりこけちゃって……」と裏話を披露していた。新作の見どころについて聞かれると、川村は「はい! あります。絶対に絶対に、絶対に、泰・清」と、佐藤流司演じる鬼邪高全日制の泰志と、うえきや演じる清史のコンビを激推し。塩野も「間違いない」、三山は「涙出そうになりました」と同意し、川村が「好きです。大好きです。LINEでも言ったんですけど」とたたみかけると、うえきやは「みんなから聞いて……(鈴木)昂秀とかからも聞いたかな」と、川村の熱意を知っていた様子。川村は「DVD出たら、まじで家で1回1人で泣きます」と宣言し、うえきやは「嬉しいですね。泰・清注目です!」と喜んでいた。うえきやは「佐藤流司と3年前に出会って、2日目に1回喧嘩しちゃったことがあって。言い合いになった後にめちゃめちゃ仲良くなって、そこから作品をどうしていこう、こういうイメージだよねというのをずっと話っての『X』なので、それが出たのかなと思います。本当に大好きな相棒で」と明かす。川村は「言い合いするくらい怒ることあるんですね」と驚き、塩野は「どうせ、飲みながらでしょ」と指摘。うえきやが「3年前だったので、お酒入っちゃって。でも喧嘩したら次の日から親友になるじゃん!」と訴えると、塩野は「不良の考えですね」とさらにつっこんでいた。
2022年08月16日今回、ご紹介するのは、映画『アウトロダブル』。藤田玲さんと佐藤流司さんがW主演し、危険でハードなアウトロー役に挑んだ意欲作です。本作で我妻アベルを演じた藤田玲さんにお話をうかがいました。「バディものとして楽しめると思います」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 117映画『アウトロダブル』は、藤田玲さん主演映画『ボーダーライン』(2017年)、藤田さん主演映画『ダブルドライブ‐狼の掟‐』(2018年)、そして佐藤流司さん主演映画『ダブルドライブ‐龍の絆‐』(2018年)の流れをくむ、シリーズ最新作にして最終章です。藤田さんと佐藤さんは共演が多く、7月15日に開幕した舞台『呪術廻戦』では佐藤さんが主役・虎杖悠仁、藤田さんが夏油傑を好演。映画『アウトロダブル』でもふたりの息の合った演技を堪能できます。さらに、映画『アウトロダブル』には、ミュージカル『刀剣乱舞』に出演する牧島輝さん、MANKAI STAGE『A3!』で藤田さんと同じ秋組に出演する中村太郎さんや同じくMANKAI STAGE『A3!』に出演経験を持つ高橋怜也さんが登場するほか、人気お笑い芸人のなだぎ武さんと千原せいじさんが個性的な風貌で怪演。主題歌「BOND」では、藤田さんと佐藤さんが今回限りのツイン・ボーカルでパワフルな歌声を披露し、ふたりのアウトローたちが疾走し続ける生き様を表現しています。ーーシリーズの前作『ダブルドライブ‐狼の掟‐』『ダブルドライブ‐龍の絆‐』(2018年)を撮っているとき、すでに『アウトロダブル』の企画はあったのでしょうか?藤田さんありませんでした。ーーということは、前作が好評だったため、『アウトロダブル』の企画が立ち上がったのですね。藤田さんそうですね、ありがたいことだと思っています。流司と前作を撮っていたとき、お互いにバディ感と相性の良さを感じて、「また次も撮れたら良いね」という話をしていました。実現して嬉しかったです。これまでのシリーズでは車が大きな役割を果たしていましたが、本作では冒頭から自分たちの車を売り払っていて、車を持っていない設定なんです。その分、バディものとして楽しめると思います。ーーこれまでのシリーズの中で、もっとも人間ドラマが描かれている印象を受けました。特に女性は楽しめるだろうなと。藤田さん僕自身、初めて台本を読んだ際、「こんなにコミカルで大丈夫なの!?」と思ったほどでした。『ボーダーライン』の頃のアベルは無口でクールな一匹狼でしたが、いろんな方々と関わることによって、社交性がついてきたのかなと思います。今回のアベルはいろんな方々に優しいです(笑)。牧島くんや中村くんという若手のイケメンやファンタジー要素も加わって、より見やすい作品になっていると思います。ーーファンタジーと言えば、アベルが幽霊に驚くシーンが面白かったです。初めて台本を読んだときの感想を教えてください。藤田さんケンカをして勝てる相手ではないので、アベルがビビるのも理解できました。これまでに描かれなかった、アベルのかわいい一面だと思います。ーー藤田さんご自身は、幽霊を見たことは?藤田さん子どもの頃は霊感があり、幽霊を見たこともありましたが、いまは感じる程度です。『A3!』で言うと、横田龍儀くんと陣内将くんが霊感があるらしくて。『A3!』の2幕が始まる直前、みんながスタンバイしているときに「藤田さん、あそこに……!!」とか、言うんですよ。陽気なシーンを演じる前に、そういうことを教えるのは、本当にやめてほしいと思います(笑)。ーー女性ファンにとっては、藤田さんと佐藤さんとの混浴シーンも見どころだと思います。藤田さんあのシーンでは、監督の許可を得て、自分たちで考えたアドリブを取り入れました。お風呂に浮かぶアヒルを投げ合うシーンはそのひとつです。実は千原せいじさんが入って来るところも含めて、お風呂のシーンは1日で撮っていて。僕らはぬるめのお湯に半日ほど浸かっていたので、指がしわしわになりました。ーーアベルが普通の生活に憧れる、切ないシーンを演じて、芸能人であるご自身と重なったところは?藤田さんアベルほど壮絶な過去は背負っていませんし、これまでも普通の生活をしていましたから、特に憧れはないです。いつの日か、結婚して子どもを持ちたいという気持ちはあります。ーー佐藤さんとは共演が多く、現在は舞台『呪術廻戦』でもご一緒されています。本作で相手が佐藤さんだからこそ、引き出された演技はありますか?藤田さんアベルのギャグシーンは、純也を演じたのが流司だからこそ、引き出されたものです。ほかの作品では観られない、僕や流司のいろんな顔を引き出していると思います。主題歌「BOND」を作る際は、流司と意見を交わしながら作業を行い、ずっと録音していたいと思うほど、楽しいレコーディングになりました。僕らは全く違う声質なので、ふたりの対比がよく出ていると思います。ーー最後に、本作を楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いいたします。藤田さん牧島輝くん、中村太郎くんや高橋怜也くんという舞台のキャストやなだぎ武さん、千原せいじさんが参加して下さり、良いミックスになっています。僕らのふり幅を楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話生き物が大好きな藤田さん。ハムスターを捕まえるシーンでは驚きのハプニングが起こったそう。「あの子は、人の手のひらではとても活発に動くのですが、地面に置くと急におとなしくなって。流司と一緒に捕まえるシーンでは、全く動いてくれなくて。わざとアミをはずすなど、捕まえる雰囲気を出すことに苦労しました(笑)」。Information8月20日(土)には『藤田玲×佐藤流司フタリ旅‐映画『アウトロダブル』公開記念特番‐』のホール上映&トークショーと映画の完成披露上映会が。そして、9月19日(月・祝)には『藤田玲の#カモマイ』ファイナルイベント~感謝御礼!トークイベント~入場プレゼント&お見送り付~が開催されるそう。興味がある方は、藤田さんの公式サイトをチェック!映画『アウトロダブル』9月2日(金)より公開主演:藤田玲×佐藤流司出演:牧島輝、中村太郎、高橋怜也、内浦純一、星ようこ、なだぎ武、千原せいじほか監督:西海謙一郎脚本:池谷雅夫主題歌:「BOND」藤田玲/佐藤流司(DOLCESTAR RECORDS)製作・企画・配給:AMGエンタテインメント© 2022AMGエンタテインメント『藤田玲×佐藤流司フタリ旅‐映画『アウトロダブル』公開記念特番‐』テレビ神奈川にて放送。8/1(月)、8/8(月)、8/15(月)23:00~23:30(全3話)写真・北尾渉文・田嶋真理 スタイリスト・小田優士ヘアメイク・小林麗子写真・北尾渉 文・田嶋真理 スタイリスト・小田優士 ヘアメイク・小林麗子
2022年08月01日舞台「呪術廻戦」の公開ゲネプロが15日に東京・天王洲銀河劇場にて行われた。同作は芥見下々による人気漫画の舞台化作。驚異的な身体能力を持つ高校生の虎杖悠仁(佐藤流司)は、自身の高校に現れた呪霊を倒すため、特級呪物「両面宿儺」の指を飲み込み、肉体を共有してしまう。最強の呪術師である五条悟(三浦涼介)の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入し、同学年の伏黒恵(泰江和明)、釘崎野薔薇(豊原江理佳)と共に呪術を学ぶことになる。初日に向け、佐藤流司(虎杖悠仁役)、泰江和明(伏黒恵役)、豊原江理佳(釘崎野薔薇役)、和田雅成(七海建人役)、太田基裕(真人役)、藤田玲(夏油傑役)、三浦涼介(五条悟役)がコメント。また同作にはほか禪院真希役の高月彩良、狗巻棘役の定本楓馬、パンダ役の寺山武志、伊地知潔高役の田中穂先、家入硝子役の石井美絵子、吉野順平役の福澤希空、漏瑚役の山岸門人、花御役の南誉士広、両面宿儺役の五十嵐拓人らが出演する。東京公演は天王洲銀河劇場にて7月15日〜7月31日、大阪公演はメルバルクホール大阪にて8月4日〜8月14日。7月15日、8月14日にはU-NEXTにてライブ配信も実施する。○脚本:喜安浩平 コメント分厚い0.5の壁を飛び越えるため、現場にはきっとたくさんの研鑽や試行錯誤の時間があったことと思います。思いも時間も目には見えませんが、折り重なって折り重なって溢れた時、未だ見ぬ形を得て世界に現れると言います。それが呪いか作品か、この目で確かめてみるまでわかりません。これまでも私たちはいくつもの得難い時間を体験してきました。今作もその一つであれと強く願っております。誰かを支え、突き動かす、仄かな希望の形として。○演出:小林顕作 コメント驚くほど面白く、怖く、悲しく、切ない作品に仕上がりました。僕ももちろん頑張りましたが、スタッフ、キャスト一同、一致団結総掛かりでこの作品に取り組んだ証だと思って止みません。モノ作りは息が出来ないまま真っ暗闇を突っ走るような作業です。観にいらして頂く皆様に喜んで頂けます様に、そして、呪術廻戦という原作がより輝きます様に。舞台をご覧になったら解ると思いますが、役者が、キラッキラに輝いております。乞うご期待!○虎杖悠仁役:佐藤流司 コメントついに初日の幕が上がります。有難い事に非常に多くの反響を頂きまして、皆さんの応援に支えられ素晴らしいスタートが切れそうです。ネタバレになるのもアレですし多くは語れませんが、アクションありダンスあり歌あり笑いあり、そして感動ありの最高のエンタメです。舞台ってこうだよな。これだから良いよな。と、我々にも思わせてくれる作品です。最後まで応援、宜しくお願い致します。○伏黒惠役:泰江和明 コメント皆様江改めてご挨拶。舞台「呪術廻戦」伏黒恵を演じさせて頂きます、泰江和明です。いよいよ開幕、ここまで来られたことに改めて支えて下さった全ての関係者様に感謝です。演出の小林顕作さんへの絶対の信頼と和気藹々とした雰囲気の中で創り上げたじゅじゅステだからこその世界観。座長の佐藤流司くんをはじめ今回の素晴らしいキャストの皆さんと共に皆様の負の感情を吹き飛ばします。最後までどうぞ応援の程よろしくお願いします。○釘崎野薔薇役:豊原江理佳 コメント舞台「呪術廻戦」ついに開幕です。それぞれのキャラクターが舞台の上で懸命に生きる姿を目に焼き付けていただきたいです。見どころたくさんの、目が足りない作品になったと思います。ぜひ日々の複雑な感情を全部持っていらしてください、劇場にお越しいただけるのを心躍らせながらお待ちしています!○七海建人役:和田雅成 コメント舞台「呪術廻戦」初日の幕が無事に上がります。ここまで辿り着く事が出来ました。今の世の中も相まって、舞台にかけるみんなの想いが凄まじいです。舞台上で一人一人から溢れるエネルギーで皆様の明日への活力を生み出せるよう尽力いたします。そして千秋楽まで呪いを祓い続けられるように、色んな事に気をつけながらキャスト、スタッフの皆様と共に駆け抜けます。○真人役:太田基裕 コメント真人を演じます太田基裕です。真人が活き活きと舞台空間、作品を謳歌できるように日々精進したいと思います。ぜひ生の感覚を楽しんでください。劇場でお待ちしています。ステキな時間を共有できますように。○夏油傑役:藤田玲 コメント僕自身大好きな「呪術廻戦」に大好きな「夏油傑」として出演させていただけることを改めて光栄に思います。漫画やアニメの現実離れした設定や動き、登場人物を、演出の顕作さんのアイディアの元に、カンパニー全員で試行錯誤して「演劇」として創りあげた作品です。皆様にお届けできる事にとてもワクワクしております。舞台「呪術廻戦」どうぞ宜しくお願い致します。○五条悟役:三浦涼介 コメント舞台「呪術廻戦」ついに開幕です。この作品を劇場で見て下さる皆様にはもちろんの事、配信をご覧になる皆様にもエネルギーを伝えていく事、精一杯に心を込めてお届け出来るよう千秋楽まで精進して参ります。お稽古場を経て劇場で初めて形となる事がたくさんあります。映像や音、ライトに大きな幕。たくさんの方々の力と僕達役者陣の生き様が初めて合わさる瞬間瞬間を見逃さずどうぞお楽しみ下さい。僕自身も一つ一つ繋ぎ止めることを逃さず演じます。まだまだ不安定な日々ではありますが、舞台「呪術廻戦」をご覧になられる皆様に演劇の素晴らしさとエンターテイントを感じて頂けますように。
2022年07月15日2022年6月12日、日本プロレス界のスーパースター、武藤敬司さんがリング上で引退の意向を発表しました。武藤さんが引退表明をしたのは、同日に開催されたプロレスイベント『CyberFight Festival 2022』でのこと。リング上で、マイクを握った武藤さんは「来年の春までには引退します」と、会場に集まったプロレスファンに向けて宣言しました。武藤敬司から大切なご報告【速報】武藤敬司引退武藤「かつてプロレスとはゴールのないマラソンと言った自分ですが、ゴールすることに決めました。来年の春までには引退します」ただいまWRESTLE UNIVERSEで独占生中継! #noah_ghc #cffes2022 pic.twitter.com/AynhlGRixf — プロレスリング・ノア |PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) June 12, 2022 自身のTwitterを通して、武藤さんは改めて引退時期に関して明言するとともに「残り数試合ご声援のほど、よろしくお願いいたします!」とつづっています。かつてプロレスとはゴールのないマラソンと言った自分ですが、ゴールすることに決めました。来年の春までには引退します。残り数試合ご声援のほど宜しくお願い致します! #cffes2022 #noah_ghc pic.twitter.com/AegJMCiSl7 — 武藤 敬司 (@muto_keiji) June 12, 2022 長年、日本のプロレス界をけん引した武藤さん。例えプロレスに詳しくなくとも、武藤さんの名前を聞いたことがある人は多いことでしょう。ファイトスタイルはもちろん、プロレスの枠を超え、バラエティ番組やCM、ドラマや映画出演など、幅広く活躍した武藤さんだからこそ、日本のプロレス界に与えた影響は大きかったはず。今回の武藤さんの引退表明に、多くの人が感謝の声をあげました。・武藤さんは俺の青春でした。本当にありがとうございます。・現役生活を無事ゴールできるように願ってます。・時代を作りながら、時代に対応したプロレスをしていたのは、やはり武藤さんだけだといつも思います。武藤さんがリング上で活躍する姿を見ることができるのは、もう1年もありません。「天才」と呼ばれ、一時代を築いた武藤さんの最後の雄姿を、日本中のプロレスファンが見守っています。[文・構成/grape編集部]
2022年06月12日週刊少年ジャンプで連載中の芥見下々による大人気漫画『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』。人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いた物語で、現代社会を舞台に、古来より伝わる呪術を用いて闘うという斬新な内容が話題となり、シリーズ累計発行部数は6500万部(デジタル版含む/22年4月現在)を超えている。今年7〜8月には、本作の初の舞台化が決定。4月13日、都内で製作発表会見があり、出演者らが思いを語った。私の体の方も鋭意制作中です(佐藤)――まずは一言ずつご挨拶をお願いします。中野博之(集英社 週刊少年ジャンプ編集長):魅力的なキャラクターが『呪術廻戦』の魅力だと思いますが、豊富なバトル描写も大きな魅力の一つだと思います。それが舞台でどのように表現されていくのか。2.5次元化にぴったりな作品だと思います。まだまだ鋭意制作中の状況ですが、どうぞ大いにご期待いただければと思います。小林顕作(演出):『呪術廻戦』という人気のある作品に携われてとても光栄でございます。と同時に、僕なんかなんでいいのかなと思いつつ、脚本に喜安浩平くんという実力のある素晴らしい人が来てくれますし、キャストの皆さんの顔ぶれを見て、大丈夫だと思っていただけたのではないでしょうか。僕はそれに乗っかって、一緒に楽しみたいなと思っています佐藤流司佐藤流司(虎杖悠仁役):こういった大きな作品で主演させていただくことを、本当に光栄に思います。身体能力が高い役でございますので、本番に向けて今、私の体の方も鋭意制作中ですので、ぜひご期待ください。よろしくお願いいたします。泰江和明(伏黒恵役):子どもから大人まで愛される『呪術廻戦』に伏黒恵として携わることができることが本当に光栄であり、感謝しかありません。僕はもうこの役がどうしてもやりたくて、小林さんと初めてお会いした時に、自分ができることをとにかくやろうと思って、アクロバット、ダンス、お芝居も全部披露させていただいて。結果、今こうしてここに立てていることに感謝しかありません。泰江和明ここにいる皆さんと、これからどういう舞台になっていくのか楽しみですし、皆さんに愛される作品にしていけたらいいなと思います。豊原江理佳(釘崎野薔薇役):大ヒット作品の、格好良くて強い、憧れの野薔薇ちゃんに決まったときから、夢見心地で。こんな格好いい野薔薇ちゃんをできるんだろうかという不安もありますが、私なりにその不安を全部力に変えて、この役に挑戦したいと思っております。豊原江理佳私、今回の舞台の中で初めてのことが本当に多くて、アクションも初めて挑戦させていただくことになりそうなので、今からアクションの特訓をしております。どうぞ、よろしくお願いいたします。和田雅成和田雅成(七海健人役):この作品に携われること、光栄に思います。精一杯頑張ります。太田基裕(真人役):真人は人間の負の感情から生まれまして、皮肉にも真の人という字を書く。個人的にすごく奥行きを感じてるんですけど、彼の哲学を感じながら、僕自身の魂を融合させて、共鳴し合って、1つの役を作り上げていきたいなと思っております。この作品の素敵なスパイスになるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。太田基裕藤田玲(夏油傑役):『呪術廻戦』はすごく人気の作品で、僕も個人的にファンとして漫画も全巻持っていますし、アニメも見ましたし、映画館にも行きました。これが舞台化するんだったら、俺、やれる役ないかなとずっと考えていたんですけど、夏油くらいかなと思っていたんですよ。それでこの話をいただいたときに「夏油?」と聞いたら、「夏油」と言われて、やったーという思い出があります(笑)。藤田玲いち原作ファンとして、原作が好きな皆さんが舞台を見に来た時に、楽しんでいただけるように、夏油を愛して、夏油とともに皆様を劇場で待てるように、みんなと一緒に舞台を作っていきたいなと思っております。僕もスパイスになれるように頑張っていきたいと思います。三浦涼介(五条悟役):僕も参加できてすごく嬉しく感謝しております。この作品のファンの皆様と共に、僕自身も『呪術廻戦』を愛し、五条悟というキャラクターをですね、精一杯に心を込めて演じ、精進してまいりますので、ぜひよろしくお願いいたします。三浦涼介こだわりのキャラクタービジュアル。撮影時のエピソードも公開ーービジュアルが公開されました。感想を教えてください。舞台『呪術廻戦』メインビジュアル佐藤:和田くんカメラの位置分かってないよね(笑)。メインビジュアルに使用している歩くカットは、ちょうどいい具合を目指して、100回ぐらいやりました。それから個人的に髪の毛が短い役があまりなかったんですけど、似合うなって.....。和田:自分で言うな!(笑)佐藤:みんな格好いいですよね。衣装もめっちゃ細かく、こだわって作っていらっしゃっるので、そちらも楽しみにしていてほしいなと思います。豊原:衣装合わせのときから、こだわりが本当にすごくて。私、ベルトをしているんですけど、微妙に色が違う茶色のベルトをどちらがいいか、イラストなどを見て決めていらっしゃったんですよね。すごいなと思いました。三浦:僕もそのこだわりを感じながら撮影に臨ませていただきましたが、僕はほとんど目が見えない状態で(笑)。撮影のときは、いろいろな方が手をとって、連れて行ってくれました(笑)太田:髪の色とかもすごく繊細だったりするので、照明の当て方をスタッフさんが試行錯誤しながら撮ってくださったので、素敵な写真になりました。本番に向けていろいろブラッシュアップされていくと思うので、僕自身も役づくりをしながら素敵な真人を演じられたらいいなと思っています。藤田:僕も縫っている部分の線の数や、おでこのどこにするかというバランスなどを考えて撮影してもらいました。袈裟の下のふくらみを持たせたいということで、この撮影のときには、パニエを人生で初めて履きました。もしかしたら、楽屋をパニエで歩いているかもしれません(笑)佐藤:舞台化するにあたって、もう少し人間よりにしたりとか、舞台っぽくアレンジ加えたりすることがあると思うんですけど、そのままで来るとは思っていなかったので、すごいクオリティだなと思いました。小林:僕もそのままでやるとは思っていなかった(笑)ーーパンダ、本当にパンダですもんね(笑)太田:暗転になったときに、どう移動するのかな。藤田:視界が良好でない方がいっぱいいるので、手を繋いでハケているときに明転しちゃったら、すごく仲良しみたいになる(笑)三浦:助け合いたいと思います(笑)ーー演じる役と自分自身が似ている部分は?佐藤:「いたどりゆうじ」「さとうりゅうじ」で名前から似ていますし、出身が宮城県というのも同じ。身長が173センチで、私は171センチ、調子がいい時は172ぐらいなので(笑)、身長もほぼほぼ同じ。身体能力の高さが特徴的ですが、スタミナに関しても自信があるので、共通点は多いかなと思います。泰江:(伏黒には)少しでも多くの善人に平等を享受できるように、というセリフがあるんですけど、僕も一人でも多くの人に笑顔を届けたいと思って、この芸能界に入った。解釈違いかもしれませんが、そういうところに愛着があります。人間性を深掘りして、みなさんにお見せできたらいいなと思っております。豊原:すぐ熱くなるところが似ています。ただ、違いは野薔薇は意思を持っていますが、私は結構内弁慶かな。和田:パンが好きというところが似ている。それから七海は身長が184センチくらいの設定で、僕は181ぐらいなんですけど、調子いいと183センチなので(笑)、いっぱい寝て本番に臨みます。太田:僕自身、陽ではないのでないタイプなので、共通点はあるんだろうなぁと思います。藤田:似てたらまずいですね(笑)。昔の夏油は友達思いという一面があったりして、僕も友達好きなので、そういうところぐらいじゃないですかね。三浦:僕もなかなか似ているところが見つからないんですけども、お仕事として役に近づくのが楽しいと思っているので、稽古期間中に五条悟になれたらいいなと思います。役者本人の声で、本人の気持ちでやってくれたら(小林)ーー学校が舞台の作品。学生時代の1番の思い出を聞かせてください。佐藤:小学校2年生ぐらいの時に、小さな女の子が目の前を歩いていて、凍った川に傘を落として泣いていたんです。その傘をとるために、川に入ったら、氷が薄くて、死にかけたという......。それが最大の思い出ですね。通りすがりのおじさんが見つけてくれて、引き上げてくれて。そういう正義感が役と似てますね!和田:その質問じゃないから!(笑)泰江:高校時代は部活っ子でした。ダンス部で、朝練もあって、放課後も、昼休みも使って練習していたんですね。それで日本一になれたんですけど、高校を通して思い出深いことなのかなと思っています。豊原:高校の時に、1年アメリカに語学留学したんですけど、アメリカの高校生活を経験できて、日本とアメリカの文化の違いが分かったことが貴重な経験でした。和田:高1の時はモテましたね。地元では上の上だったんですが、東京ではすぐ上の下です(笑)太田:恥ずかしがり屋で目立ちたくないタイプだったんです。トイレに行くのも恥ずかしいぐらいで、なるべく学校ではなく、家に帰ってからトイレに行くタイプでした(笑)藤田:高校の時はもう仕事をしていました。修学旅行、楽しいじゃないですか。北海道だったんですね。みんなで飛行機に乗って、着いたら、マネージャーが空港で待っていて、そのまま連れて帰られるという(笑)。そのときのマネージャーの顔が一番思い出深いです。三浦:10代のころからタレント養成所に通っていて、そこで過ごす時間が長かったです。太田さんともレッスンで一緒に踊っていたりしました。すごく青春だなと思います。ーーお仕事とプライベートをどう切り替えられているのでしょうか?役に入られるときにすることなどはありますか?佐藤:本番中は段階的に切り替えていくことが多いかな。虎杖は80キロぐらいあって、体脂肪率一桁という設定。いまはひたすら食べて、ジムに行く生活をしています。切り替えというより、日常の延長でじっくりやっていくのが役者の仕事。舞台に出る前に、手を2回叩いて、脳味噌を切り替えるということはやっていますね。泰江:僕も日常生活から考えていることが多くて。いろいろ考えて準備をしますが、本番前はあまり気負わずというか、そのキャラクターは自分なんだと思うようにしています。佐藤:あ、でも、年末に共演したんですが、本番前がちがちに緊張していましたよね(笑)泰江:精神統一と言ってくれると嬉しいな(笑)豊原:私は放っておくと仕事のことばかり考えてしまうので、家に帰ったらスイッチを切ってオフにしますね。役に入る瞬間はギリギリです。衣装を着て、ヘアメイクが終わって、袖に行くときぐらいかな。和田:器用な人間ではないですし、稽古期間中は作品のことを考えていたいなと思っています。それがそのまま舞台上で生きられればいいかなと思っています。太田:先ほどトイレに行きたくないと話しましたが、トイレで切り替えますね(笑)。ひとりの時間をつくって、深呼吸して、切り替えますね。藤田:オン/オフをはっきり切り替えるタイプですが、何かやるかというと別に何もないですね。舞台に上がる時には自然とオンになりますし、メイク落とした瞬間にオフになりますね。三浦:僕も全然切り替えられていないです。お仕事のばかりになってしまうので、なるべくニュートラルな時間を持とうと思いながら、35歳を迎えました。本番前は、すごく大切な人......亡くなってしまったんですが、大好きな母を思ったりして、本番にいつも臨んでいます。ーー最後に一言お願いします!小林:舞台でできることを目一杯繰り広げていきたいなと思っています。出演者のみなさんは、役のこととか考えて悩むこともいっぱいあると思うんですけど、僕は役者本人の声で、本人の気持ちでやってくれたら、絶対役がついてくると思う。小林顕作(演出)お芝居というのは究極、役者が立っていて、ライトが1つあればどうにでもなると思っているので、そのみんなの意気込みやパワーを全面に押し出せるような作品にしたいなと思っております。ぜひみなさま、楽しみにお待ちください。佐藤:今このご時世ですし、日常的に感じる不安とか不満、負の感情が皆さん必ずあると思いますので、持って来てください。吹っ飛ばしますから!よろしくお願いします。舞台『呪術廻戦』の公演は7月15日~31日に東京・天王洲 銀河劇場にて、8月4日から14日まで大阪・メルパルク大阪 ホールで上演。取材・文・撮影=五月女菜穂
2022年04月14日舞台『呪術廻戦』の製作発表会が13日に東京・渋谷スクランブルホールで行われ、佐藤流司(虎杖悠仁役)、泰江和明(伏黒恵役)、豊原江理佳(釘崎野薔薇役)、和田雅成(七海建人役)、太田基裕(真人役)、藤田玲(夏油傑役)、三浦涼介(五条悟役)ら主要キャスト陣が勢ぞろいした。この日は演出の小林顕作、週刊少年ジャンプの中野博之編集長も来場した。『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載中の『呪術廻戦』(原作:芥見下々)は、呪いを祓う才能の持ち主が集められた「東京都立呪術高等専門学校」を舞台に、驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁が、同学年の伏黒恵、釘崎野薔薇と共に呪術を学びながら、強大な敵と戦うさまを独特の世界観で描きだすダークファンタジー。2020年10月に放送開始となったテレビアニメが高視聴率を記録し、シーズン2の制作も決定。さらに昨年12月24日に公開された『劇場版 呪術廻戦 0』は現在、興行収入134億円の大ヒットを記録するなど、一大ムーブメントを巻き起こしている。今回の舞台版決定に、週刊少年ジャンプ中野編集長は「舞台の制作発表を華やかに行えること、大変ありがたく思います。『呪術廻戦』は少年ジャンプの連載スタート時にわたしが記者会見を開いて、その魅力をアピールしたくらいに編集部でも期待の大きなタイトルでした」と切り出すと、「その期待通り、マンガは多くの読者を獲得し、アニメーション、劇場版とどんどん広がっていきました。そして今、最高の状況で舞台へを広げられることを本当に嬉しく思っています」と晴れやかな表情。さらに魅力的なキャラクター、迫力のバトル描写が『呪術廻戦』の魅力であるということに触れつつ、「そうしたものが舞台でどう表現されていくのか。本当に2.5次元化にピッタリな作品だと思います。まだまだ鋭意制作中でございますが、皆さまどうぞ大いにご期待ください」と期待をあおった。この日は本作のポスタービジュアルや特報映像なども解禁。スクリーンに映し出されたそれらのビジュアルを見た中野編集長は、「カッコいいとしか言いようがない。2.5次元というけど、2.9次元くらいじゃないか」と興奮した様子を見せると、演出の小林も「正直、本物が出てきたなと思いましたよ」と俳優陣のなりきりぶりに満足げだった。同作にはほか禪院真希役の高月彩良、狗巻棘役の定本楓馬、パンダ役の寺山武志、伊地知潔高役の田中穂先、家入硝子役の石井美絵子、吉野順平役の福澤希空、漏瑚役の山岸門人、花御役の南誉士広、両面宿儺役の五十嵐拓人が出演。東京公演は天王洲 銀河劇場にて7月15日〜31日、大阪公演はメルパルクホール大阪にて8月4日〜14日。(C)芥見下々/集英社 (C)芥見下々/集英社・舞台「呪術廻戦」製作委員会
2022年04月14日舞台『呪術廻戦』の製作発表会が13日に東京・渋谷スクランブルホールで行われ、佐藤流司(虎杖悠仁役)、泰江和明(伏黒恵役)、豊原江理佳(釘崎野薔薇役)、和田雅成(七海建人役)、太田基裕(真人役)、藤田玲(夏油傑役)、三浦涼介(五条悟役)ら主要キャスト陣が勢ぞろいした。この日は演出の小林顕作、週刊少年ジャンプの中野博之編集長も来場した。『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載中の『呪術廻戦』(原作:芥見下々)は、呪いを祓う才能の持ち主が集められた「東京都立呪術高等専門学校」を舞台に、驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁が、同学年の伏黒恵、釘崎野薔薇と共に呪術を学びながら、強大な敵と戦うさまを独特の世界観で描きだすダークファンタジー。2020年10月に放送開始となったテレビアニメが高視聴率を記録し、シーズン2の制作も決定。さらに昨年12月24日に公開された『劇場版 呪術廻戦 0』は現在、興行収入134億円の大ヒットを記録するなど、一大ムーブメントを巻き起こしている。主人公・虎杖悠仁役の佐藤は「このような大きな作品で主演を演じさせていただき、本当に光栄に思います。身体能力が高い役なので、本番に向けて身体の方も鋭意制作中ということで、どうかご期待ください」とあいさつ。伏黒役の泰江も「僕はこの役がどうしてもやりたくて、小林さんと初めてお会いした時に、アクロバット、ダンス、お芝居も全部披露させていただいて、結果ここに立てていることに感謝しかありません」と続け、釘崎野薔薇役の豊原が「カッコ良くて、強くて、憧れてしまうような野薔薇ちゃんに決まったときから夢見心地で。こんなカッコいい野薔薇ちゃんができるんだろうかという不安もありますが、その不安も全部、力に変えて、この役に挑戦したい」と意気込んだ。さらに五条悟役の三浦は「作品のファンの皆さまとともに、僕も『呪術廻戦』という作品を愛し、五条というキャラクターを精いっぱい、心をこめて演じられるよう、精進していくのでお願いします」と続けた。真人役の太田は「真人は、人間の負の感情から生まれた呪霊。でも皮肉にも真の人と書く名前であることに奥行きを感じているんですが。彼の哲学を感じながら、僕自身の話を融合させて、共鳴し合って、ひとつの役を作りあげていきたい。この作品のスパイスになるように頑張って行きます」とコメント。そしてもともと原作の大ファンだったという夏油傑役の藤田は「もし舞台化するなら、自分がやれる役はないだろうかとずっと考えてたんですけど、夏油かなと思っていたんです。それがこのお話をいただいた時に、夏油と聞いて、やったー! となった記憶があります。いち原作ファンとして、原作好きな人にも楽しんでいただけるよう。僕もスパイスになれるよう頑張ります」と意気込んだ。本舞台では、歌やダンスなどの要素も織り込まれるという。演出の小林も「いろいろと会議を重ねる中で、みんなが(キャストは)歌がうまいですよというので。僕も歌を作るのは好きだし。ミュージカルとはついてないので、ふたを開けてみんなが歌っていたらビックリするかもしれないけど、みんなに歌ってもらったら楽しいんじゃないかなと思っています」と感じたといい、三浦も「歌もダンスもしっかりやりたいです」とその意見に同意。小林は「せっかくなら、舞台ならではのものをてんこ盛りにしたい。原作から飛び出した世界で、新しいものを作りたい。ただもちろんアニメともリンクするし、(『呪術廻戦』が)原作だよなというものにもしたいし。理想ばかり言っていますが、全部やりたいなと思っています」とその構想の一端を明かした。「自分の役と似ているところは?」という質問を受けた佐藤は「虎杖悠仁と佐藤流司で、名前も似ていますし、出身地が宮城県というのも似ています。また悠仁は身長173センチなんですが、わたしも171センチ。調子がいい日は172センチなので、身長も近いかな。それからスタミナも自信があるので、身体能力的な部分は似ているなと思いますね」というと、和田も「パンが好きというところが似ているのと、七海の身長が184センチくらいと書いてあって。僕は181センチなんですけど、調子がいいときは183センチくらいなので、いっぱい寝て本番に臨みます」と冗談めかすと、佐藤が「同じ事を言うなよ」とツッコんでみせ、会場を沸かせた。最後のコメントを求められた小林は「先ほども申し上げた通り、舞台でできることを精いっぱい繰り広げて。出演者は役のことを考えて悩むこともあると思いますが、役者が本人の声、本人の気持ちでやってくれたら、それに役がついてくると思うので。そんなみんなの意気込みやパワーを前面に出せるような作品にしたいので、楽しみにお待ちください」と語ると、佐藤も「このご時世、日常で感じる不満や不安、負の感情があると思いますが、全部(劇場に)持ってきてください。ふっ飛ばしますから」と意気込みを語った。同作にはほか禪院真希役の高月彩良、狗巻棘役の定本楓馬、パンダ役の寺山武志、伊地知潔高役の田中穂先、家入硝子役の石井美絵子、吉野順平役の福澤希空、漏瑚役の山岸門人、花御役の南誉士広、両面宿儺役の五十嵐拓人が出演。東京公演は天王洲 銀河劇場にて7月15日〜31日、大阪公演はメルパルクホール大阪にて8月4日〜14日。(C)芥見下々/集英社・舞台「呪術廻戦」製作委員会
2022年04月14日俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として、結成したバンドプロジェクト、The Brow Beat。そんな彼らが、メジャーデビュー後初の有観客ライブ「The Brow Beat LIVE 2021『Let’s play harevutai, shall we!?』」を開催。エムオン!では、このライブより、2021年10月1日の東京・東京建物 Brillia HALL公演の模様をテレビ初放送!お見逃しなく!■■番組情報■■<番組名>M-ON! LIVE The Brow Beat「The Brow Beat LIVE 2021『Let’s play harevutai, shall we!?』」<放送日時>5/30(月)22:00~23:30\プレゼントキャンペーンも実施中!/この放送を記念して、期間中にスカパー!サービスに新規加入し、エムオン!単チャンネルをご契約いただいたお客様の中から抽選で3名様に、直筆サイン入りオリジナルタオルをプレゼント!▼本キャンペーンに関する詳細は、こちらをご覧ください。 以上MUSIC ON! TV(エムオン!)は、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTVなどでご覧いただける音楽チャンネルです。詳しくは、MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイト( )まで。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月11日今回、ご紹介するのは、『シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。』。インスタントラーメンをこよなく愛す若者たちが、映えるアレンジレシピを生み出すグルメドラマです。本作に主演した、佐藤流司さんにお話をうかがいました。「見れば見るほどほっこりして、お腹が減るドラマです」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 105『シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。』の主人公は、WEBライターの仕事をはじめた諒太。唯一の楽しみは、学生時代からの仲間である有紗、恭一、翔、メイリンに、妹の葵を加えた6人で続けている部活動、インスタントラーメンアレンジ部。メンバーたちは、1週間ローテーションで、映えるインスタントラーメンのアレンジレシピを考案し、SNSや動画でシェアしていきます。メンバーたちが生み出す、趣向の違うレシピには、毎回、新たな発見と驚きが。いつもの味にひと手間加えた、手軽で美味しくヘルシーなおしゃれ料理が次々と登場し、思わずインスタントラーメンのアレンジに挑戦したくなるドラマです。主役の諒太を演じるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』で人気の佐藤流司さん。部活動のメンバーとして、紺野彩夏さん、松本享恭さん、永田崇人さん、ロン・モンロウさんが登場。諒太の妹・葵をyukinoさんが演じています。さらに、スピンオフには、ラーメン大好き芸人・園長安田役で、安田大サーカスの団長安田さんが出演。『シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。』全10話とともにスピンオフも楽しめます。ーーユニークな企画のドラマですね。佐藤さん近年、特に人気を集めている、いわゆる飯テロドラマに出演させていただき、とても嬉しく思いました。それと同時に、少し不安も抱きました。僕は映像を撮っているときにダイエットを行うのですが、今回は食べるシーンが多いので、撮影以外の食事を調整するように心がけました。ーー役作りでどのようなことを?佐藤さん僕は復讐する男や悪役、ヤンキーなど、暗い過去を持つ人間を演じさせていただくことが多くて。本作のような、ラーメン部の部長という、周りの方の意見を聞いてまとめていくような男性を演じることは初めての経験でした。プロデューサーの方から、声を高めにして欲しいと言われ、まずそこから役作りをはじめました。これまでの作品で出せなかった一面が表現できたと思います。ーーファンの方は、湯上がりシーンも喜ぶと思います。佐藤さん肩を出している程度ですが、あまり肌を出さないので、これまでの作品にはないシーンだと思います。ーー難しかったシーンを教えてください。佐藤さん部活動のメンバーたちとリモートで集まるシーンですね。撮影現場で一緒にお芝居ができないため、僕は共演者の方々の表情やお芝居を想像しながら、パソコンの真っ暗な画面に向かって演じました。ーー劇中、調理シーンも登場します。佐藤さん普段、自分が使っている包丁やフライパンと勝手が違うので、最初は炒めるシーンでボロボロとこぼしました(笑)。ーー日常的にお料理をされている方のコメントですね。佐藤さん自粛期間中に、自炊をはじめました。インスタントラーメンは意外と低カロリーなので、このドラマに登場するような野菜を加えたアレンジレシピにすれば、ダイエット中でもヘルシーに食べることができると思います。ーーおすすめの味や、インスタントラーメンの楽しみ方を教えてください。佐藤さん僕は東北出身(※佐藤さんは宮城県出身)ということもあって、子どもの頃からしょうゆラーメンをよく食べていました。背徳的なイメージがある食べ物ですから、とことん突き詰めた楽しみ方が好きです。においを気にしなくてよいお休みの前日に、にんにくやニラをたっぷり入れたラーメンを食べたいですね。ーー最後に、本作の見どころを教えてください。佐藤さんいまからドラマを観るぞと、気を張らなくて良い作品です。動くレシピ本のような感覚で楽しめると思います。出演者同士で、何話のどのレシピがおいしかったかという話をしたのですが、かなり意見が分かれて。僕はとんこつラーメンを高菜でチャーハン風にアレンジしたレシピがとてもおいしかったです。見れば見るほどほっこりして、お腹が減るドラマなので、料理を作りながら、楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話佐藤さんがプライベートでインスタントラーメンを作ってあげたい状況は?「相手の方が、仕事で疲れているときや体調を崩しているときに、野菜とあんかけでアレンジした、のどごしの良いラーメンを作ってあげたいです」。佐藤さんが作ったラーメンを食べたら、すぐに元気になりそうですね!Informationグルメドラマ『シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。』4月7日(木)よる11:00よりBS-TBSにて放送開始ひかりTVより見放題独占配信もスタート※放送時間は予定につき、変更となる場合があります。出演:佐藤流司、紺野彩夏、松本享恭、永田崇人、ロン・モンロウ、yukino / 団長安田(安田大サーカス)©2022「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」写真・山本嵩文・田嶋真理写真・山本嵩 文・田嶋真理
2022年04月04日●父親になって目線変化「モテたいより子供に喜んでもらいたい」お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司は、2015年の『M-1グランプリ』で優勝するなどお笑い芸人として活躍する一方、持ち前の歌唱力を生かし、ミュージカル『レ・ミゼラブル』ではオーディションの末、テナルディエ役を勝ち取るなど多才ぶりを発揮している。3月18日公開の映画『SING/シング:ネクストステージ』でも、ブタのグンター役として、前作から続投して声優にも挑んでいるなど快進撃が続くが、本人は「まだまだ全然足りていないし、いつ戦力外と言われるか……という不安はずっとあります」と胸の内を明かす。映画『SING/シング:ネクストステージ』で斎藤が演じるグンターは、歌って踊れるブタ。アイデアマンでもあり、物語の進む方向に光を照らすエンターテイナーだ。前作同様オファーを受けたことに「シンプルにメチャクチャ嬉しかったです。ここまできたらずっと作品が続いてくれて、グンター=斎藤みたいになれば最高ですよね」と喜びを爆発させる。斎藤は2018年に第1子、2020年に第2子が誕生し、2児の父となったが「なによりもうれしかったのが、子供に見せられるということですね。今回お話をいただいたとき、まずそれが頭に浮かびました」と語ると「実際僕が映画に出てくるわけではないので、正直グンターが僕の声だと気づかないとは思うのですが、映画は作品として残るので、子供が大きくなったとき『グンターの声はお父さんなんだよ』と言えるのはうれしいです」と破顔する。また、子を持つ親になったことで、仕事への見方も変わったという。「いろいろな仕事がありますが、この映画のように子供が楽しめる作品に携わるたびに『これが親父の喜びか……』と実感するんです」と笑うと「以前はやっぱりモテたいなみたいな感情はあったのですが、いまはシンプルに『この仕事をしたら子供が喜んでくれるかな』みたいな目線になるんです。だからこそ、今回もまた声を掛けていただけたことは、とてもありがたいですし、そこを目指している気はします」。前作から、約5年ぶりとなるアニメーションの吹き替え。「自分のなかでは、結構テクニカルに演じたつもりだったので、『前回どんな感じでしたっけ?』と確認したら、音響監督から『普通にしゃべってください』って言われたんです。そのとき完全にノーテクニックだったんだと気づいてからは、思い切りやらせてもらいました(笑)」。とは言うものの、斎藤と言えば、2019年上演のミュージカル『レ・ミゼラブル』で、テナルディエ役をオーディションで勝ち取ったほど、歌唱力には定評がある。「もともと僕は芸人になりたかったというよりは、歌って踊れるスーパースターになりたいという思いがあってこの世界に入ったんです。もちろん人を笑わせることは大好きですし、素敵な仕事だと思いますが、あくまで目標はスーパースターなので(笑)。そのために吸収できることは、どん欲にやっていきたいんです」。永遠の憧れを聞くと、間髪入れず「木村拓哉さんですね」と答えた斎藤。「圧倒的な存在感で名声もあって……きっと富もある。まさにスーパースターですよね。世界で言えばジョージ・クルーニーさんとかもすごいですよね」と羨望の眼差しを向ける。●いつ戦力外になるかもしれないという不安はあるそんな斎藤も43歳になった。「もう言いわけできない年ですよね」と苦笑いを浮かべると「まだ自分の理想にはほど遠いです。全然です」と自嘲気味に語る。『M-1グランプリ』での優勝をはじめ、芸人としての知名度もあり、この発言も謙そんなのかなと感じたが「少しは知っていただけているかもしれませんが、実態が伴っていない。いつ戦力外になるかもしれないという不安はあります。僕らが『M-1』で優勝したときとは、時代も大きく様変わりしていますからね。ましてやここ2年はコロナもあり、戦い方も変えていかなければいけないと思っています」と危機感を募らせる。その意味でも、幅広いチャンネルを持つ必要性を実感しているという。「以前、島田紳助さんが『一発売れるのは意外と簡単だけれど、売れ続けるのは難しい』と誰かに話していたのを聞いていたのですが、いまその言葉を実感しています。だからこそ、こうした声の仕事はありがたいですし、それ以外にも歌もダンスも、なんでもフレキシブルに対応していきたいです」と心情を吐露する。さまざまな思いを抱えながら進む40代だが、一方でシンプルに物事を考えれば、「子供に誇れるようなお父さんでいたい」という結論にたどり着くという。「結局は子供が自分をどう見てくれるか――そこだと思うんです。だから、最悪もし舞台とかですごく滑ってしまっても、子供から『面白い』と言ってもらえたり、『最高だよ』と思ってもらえたりすればいいのかなと。でも、そのためにはやっぱり、周囲の目も必要なのかなと。スーパースターになれば、自然と子供もそう見てくれるじゃないですか」。「誇れるお父さんになる」という意味では、夢と希望がたくさん詰まった本作は、最高の贈りものとなる。「月並みな言葉ですが、パート1よりもメチャクチャパワーアップしています。こういう作品を観て、頑張れば夢は叶うんだと前向きになってほしいです」と作品をPRした。■斎藤司1979年2月15日生まれ、神奈川県横浜市出身。大学卒業後、楽天で約2年間勤務した後、吉本総合芸能学院(NSC)に入学。同期のたかしと2005年4月にお笑いコンビ・トレンディエンジェルを結成した。ハゲネタで注目を集め、2013年に『オンバト+』チャンピオン大会で優勝。2015年には『M-1グランプリ』で優勝した。歌唱力に定評があり、2019年に上演されたミュージカル『レ・ミゼラブル』では、オーディションでテナルディエ役に選ばれ、2021年も同役を務めた。
2022年03月14日中川晃教が主演する『銀河鉄道999 THE MUSICAL』の制作発表会見が2月26日に開催され、出演する中川、花總まり、佐藤流司、梅田彩佳のほか、演出の小山ゆうな、音楽監督のミッキー吉野らが登壇し、意気込みを語った。作品は言わずと知れた松本零士の傑作SF漫画『銀河鉄道999』が原作。2018年、19年と過去2度にわたり同じく中川主演で舞台化されているが、今回は初のミュージカル版だ。ゴダイゴが歌う主題歌も印象的な1979年公開の劇場版『銀河鉄道999』をモチーフに、漫画やアニメ・映画で語られなかったキャラクターの過去を描くオリジナルストーリーを加え、「限りある命(人間)・永遠の命(機械の体)」という作品のテーマを描いていくものになるという。もともとメーテル役は神田沙也加さんが務める予定だったが、昨年末の訃報を受け、急遽花總まりが務めることも先だって発表された本作。会見の冒頭では『銀河鉄道999 THE MUSICAL』実行委員会委員長の清水慎治氏より「神田さんの突然の訃報を受け、中止も検討したが、神田さんの事務所より「沙也加のためにも実現させてほしい」とのお言葉をいただき、花總まりさんの出演OKをいただき再始動しました」とその経緯も語られた。清水慎治(銀河鉄道 999THE MUSICAL 実行委員会・委員長)音楽は、ゴダイゴのミッキー吉野がすべての楽曲を手掛けるというのも注目ポイントだ。会見では中川が、ミッキー吉野の伴奏で劇中歌『マイ・ディグニティ』を披露。中川によるとこれは「星野鉄郎のテーマ曲となるもの」とのこと。ミッキー吉野はその中川について「隣に鉄郎がいるんじゃないかというくらいのベストキャスト。こうして一緒に作品を作れることは喜びです」と感想を。劇中曲『マイ・ディグニティ』を披露する中川晃教(手前右)とミッキー吉野(奥左)劇中曲『マイ・ディグニティ』を披露する中川晃教また「中川君が以前主演した舞台版も拝見しました。今回はついに音楽監督もやらせていただきます。『銀河鉄道999』はゴダイゴ最大のヒット曲でもあります。発表から43年、特にここ数年のコロナ禍においても、CMに使われたりとこの曲に後押しされている気がします。今回は『銀河鉄道999』の歌詞にもあるように“古い夢は置いて、新しくスタートしていこう”というイメージで音楽を作っていきたい。今作のために若手の作曲家3人と僕の4人で、“ミッキー吉野 チーム999”を結成して音楽制作にあたっています」と話した。ミッキー吉野クリエイターチームも盤石の体制で、脚本・作詞は高橋亜子、演出は小山ゆうなという、今の演劇界を代表する実力派が務める。小山は「日々ワクワクしながら準備をしています」と語り、「舞台版1作目のパンフレットに松本先生が書いていた『私は空爆、敗戦、占領下の時代を経験しました。その時代の中でも多くの映画であったり書籍に触れて、そこに生まれた夢を描きました』という一文を改めて読み、この『銀河鉄道999』は素晴らしいエンターテインメントであると同時に、松本先生の哲学が貫かれた“命の物語”と捉えるようになりました。戦争という経験を通じ松本先生が、命について、別れについて、ささやかなものの美しさについてを、鉄郎の純粋なまなざしを通して描かれた作品。今回の舞台ではそれぞれのキャラクターがひとつひとつの命の光であると捉えて、皆さんの個性や魅力が松本先生の描かれたキャラクターと融合して最大限活きるように稽古していきたい」と展望を話す。小山ゆうな(演出)高橋は「松本零士先生の原作には、限りある命を生きる人間の悲しさと素晴らしさが存分に描かれています。今回はそこにオリジナルストーリーを加え、鉄郎というひとりの少年がメーテルやたくさんの人々と出会い、彼らに勇気を与え、自分も勇気を得て大きな戦いに挑む姿を描いています。現実の世界では感染症含め、厳しい状況が続いていますが、未来を信じ立ち向かう鉄郎の姿に少しでも勇気を感じてもらえたら嬉しい」とメッセージを寄せた。さまざまな想いをのせて、再び冒険の旅へ質疑応答では、中川、花總に加え鉄郎の敵となる機械伯爵役の佐藤流司、999号のウエイトレス・ガラスのクレア役の梅田彩佳も参加。まず出演が決まった時の気持ちを問われると、中川が「様々なミュージカルがありますが、日本オリジナルミュージカルとしてこの『999』がミュージカル化されるのはやりがいがあることだし、運命も感じます。ワクワクと喜びでいっぱい」と心境を。花總は「私はお話をいただいたのが突然のことでしたので、ただただ驚きました。様々な感情が交錯し複雑な気持ちでしたが、神田さんがとても楽しみにしていた役です。やることを楽しそうに話していた姿が今でも目に浮かぶくらいです。彼女の分も一生懸命やりたい、今はただそれだけです」と決意を語り、佐藤は「『999』を知らない人は日本にはいないのではというくらい有名な作品へのオファーをいただけて、本当に光栄です。機械の役ですが、おそらく今回は彼が人間だった状態のシーンもある。2面性ある役というのは役者冥利につきます」、梅田は「出演が決まったとマネージャーから聞いた時はあまりに嬉しく、ケータイを前に正座してしまった。とても興奮しました」とそれぞれ心境を話す。中川晃教続いて、それぞれの役柄に関しては、鉄郎役の中川は「僕は今39歳なのですが、16歳の役を演じます(笑)。鉄郎の実直なところ、真面目な性格を考えると、自分のまわりにいる人や、もしかしたら自分自身にもこういう一面があるのかなと気付かされる。そして色々な旅、素晴らしい出会いを通して、彼は気付きを得ていく。未来へと旅をすすめていく希望にみちた、でも人間臭さもある役だというところを、精いっぱいお見せしたい」と語る。花總まり人気キャラクター・メーテルを演じる花總は「まだわからないところがたくさんありますが、一般的にはメーテルはミステリアスな謎の美女。でもその中に母性があったり、秘めた悲しみがあったり……。稽古を進めていくうちに、自分の想像を超えたメーテル像が浮かんでくるのかなと思います。ビジュアル撮影でも正直なところ、原作のあるものは難しいなと感じました。私の中でも「メーテルはこうだ」というイメージがあったのですが、いざ自分が扮装するとギャップがあり、まだ「違う」と思っています。初日までにもっともっと追求してメーテルらしく作っていきたいです」と謙虚に話した。佐藤流司また機械伯爵役の佐藤は「機械伯爵は無残な死を迎えますが、もともと彼にはとても大きな夢があり、平和を愛し、頭が良く優しい人間だった。それを主人公に託し生涯を終える。誰にでも愛されている人間が変わっていってしまうさま、心が機械になっていく葛藤は、現代の人々にも刺さるところなのでは」と分析をし、クレア役の梅田は「ガラスの役をどうやって演じようかと思い、家で一度ガラスを掴んでみたんです。最初は冷たかったのですが、次第に自分の体温が伝わり温かくなった。ガラスって寄り添ってくれるものなのかもしれないと思いました。クレア自身の持つ強さに加え、寄り添えるような温かさを出せたら」と意気込んだ。梅田彩佳ほか、今作で楽しみにしていることを問われ、花總が「楽しみにしているというのとは少し違うかもしれませんが」と前置きした上で、「今まで自分は、ひとりで役に向かって悩み、ぶつかっていたのですが、今回は私の中ではひとりではありません。それが自分の中で支えになってくれると思います。今まで私が感じたことのないお稽古になるし、公演になる」と、神田さんと二人三脚で進む決意を話す一幕もあった。最後には中川が「『銀河鉄道999』にはお客さまに感動を届けられる精神が息づいています。(感染状況次第で)先のことはわからないと思っている方もいると思いますが、僕たちは、劇場に足を運んでくださったら感動が伝わる作品をまずは作り上げていくことが第一歩。心を込めて挑んでいきたい」と真摯に語り、会見は終了した。様々な人の様々な思いを乗せて、999号はふたたびの冒険の旅へ——。公演は4月8日(金)から18日(月)、東京・日本青年館ホールにて上演される。取材・文:平野祥恵『銀河鉄道999 THE MUSICAL』2022年4月8日(金)~4月18日(月)会場:東京・日本青年館ホール★アフタートークショー決定!・4/11(月)13:00登壇者:梅田彩佳 / 矢沢洋子 / 松本梨香 / 北翔海莉・4/12(火)13:00登壇者:中川晃教 / 佐藤流司 / 徳永ゆうき / 藤岡正明 / 三浦涼介・4/15(金)13:00登壇者:中川晃教 / 佐藤流司 / 北翔海莉 / 三浦涼介<チケット情報>【プレイガイド先行※先着】2月26日(土)17:00~3月4日(金)23:59【一般発売】3月5日(土)10:00~
2022年02月27日『銀河鉄道999 THE MUSICAL』の制作発表会見が26日に行われ、中川晃教、花總まり、佐藤流司、梅田彩佳、清水慎治(銀河鉄道999THEMUSICAL 実行委員会・委員長)、高橋亜子(脚本・作詞 ※司会者がコメント代読)、小山ゆうな(演出)、ミッキー吉野(音楽監督)が登場した。同作は松本零士による同名漫画のミュージカル化作。少年・星野鉄郎が永遠の命を求めて銀河を旅する物語で、キャラクターの葛藤や成長を通して「限りある命だからこそ美しく尊い」というメッセージを伝える。ミュージカルオリジナルのエピソードも加えて、宇宙への旅立ちから別れまでを完全版として描く。主役の鉄郎を中川晃教、鉄郎とともに銀河を旅するヒロイン・メーテルを神田沙也加さんが演じる予定だったが、神田さんが昨年12月18日に急逝したことから、花總がメーテルに決定した。清水実行委員長は「昨年末、神田さんの突然のご逝去の報道がありまして、衝撃でした。中止も考えました。しかし、神田さんの事務所より『沙也加のためにも実現させてほしい』とお言葉をいただきまして、もとよりスタッフ一同想いは強く再始動を決心いたしました」と経緯を説明する。オファーを受けたことについて、花總は「本当に突然のことでしたので、ただただ驚きました。様々な感情が交錯してとても複雑な気持ちでしたけど、神田さんがすごく楽しみにしていた役ですし、やるのを楽しそうにお話されてた姿が今でも目に浮かぶくらいなので、彼女の分も一生懸命やりたいなと思って、今はそれだけです」と決意を表した。この日、メインテーマ「マイ・ディグニティ」も披露した主演の中川は「2.5次元やブロードウェイミュージカル、オフブロードウェイ、ウエストエンド、近年では韓国のミュージカルと様々なミュージカルがある中で、日本オリジナルの作品として『999』がミュージカル化されるというのはとてもやりがいがあることですし、何か運命を感じる」と心境を吐露。「僕、今39歳なんです。16歳を演じるんです。ちょっと面白いですよね」と苦笑しつつ、「誰もが知ってる『999』の物語のキャラクターを演じられるっていうのは、やっぱりとても嬉しい」と喜んだ。機会男爵役の佐藤は「機械の体ということで、本日は無表情、無感情、無ボケ、無ツッコミという感じで進行してまいりますので、よろしくお願いいたします」とひょうひょうとボケる。衣装については「無機質でラグジュアリーなデザインの衣装を着させてもらったんですが、反動といいますか、通気性が0ということでですね。保温性抜群の衣装になっておりましてですね。しかし、私、機械の体だったりしたりしますんで、汗をかいてはよろしくないのかなという思いがあり、心頭滅却せねばいかんなという話でした」と独特な口調で語り、佐藤のトークに梅田も「面白かった」と笑みを浮かべる。そんな梅田も「衣装を着るとわくわくしていよいよ銀河鉄道の世界に本当に行けるんだ、もっと頑張りたいなと思いました」と意欲を見せた。また、花總は「今までは自分1人で役に向かって、1人で悩みながらぶつかりながらやっていたんですけど、今回は私の中では1人じゃないので、それが自分の中では支えになってくれるかなって」と瞳を潤ませながら意気込む。「今まで私が感じたことのないお稽古になるし、公演になるかなと思っています」と語った。
2022年02月26日4歳で初めての発達検査を受ける太郎が年少のころ、発達相談所に発達検査を受けに行った。案内されたのは6畳程の狭い個室。そこには小さなテーブルと椅子が2つ、子どもが遊ぶようなブロックや積み木が部屋の隅っこに置かれていた。Upload By まゆん発達検査を行うのは児童心理司さんだが、まだ部屋にはいなかった。太郎は部屋に案内されると、部屋にある積み木やブロックで遊び始めた。ちょうど遊び始めたころに、児童心理司さんが部屋に入ってきた。私が太郎に「おもちゃを片づけよう」と声をかけると、太郎はすぐに片づけに切り替えることができた。Upload By まゆん机を挟んで対面で太郎と児童心理司さんは座った。私と同席していた太郎の担任の保育士さんは、部屋の隅で座っていた。いよいよ検査が始まる。児童心理司さんが「こんにちは」と挨拶をすると、太郎は「こんにちは」と挨拶をかわせていた。検査の初めは静かに椅子に座っていた太郎だが、質問を重ねて行くうちにガタガタと椅子を揺らしたり身体を揺らしたり、落ち着きがなくなっていった。Upload By まゆん児童心理司さんの質問も頭に入らないのか、机に突っ伏してしまった。Upload By まゆんなかなか問題が進まなくなったとき、児童心理司さんから次の発言があった。「太郎くん、真面目にしてくれるかな?今日はね、太郎くんのお母さんはあなたのために、わざわざ仕事を休んでここに来てくれてるの、無駄にしないでほしい!」Upload By まゆん・・・・・・・ちょっと待て…私の心は凍りついた。Upload By まゆん私が思ってもいないような気持ちを代弁しないでくれないかな?いつ私が「わざわざ休みとりました」なんて、「わざわざ」なんて言ったかな?私は怒りをおさえながら、太郎と児童心理司さんのやり取りを見ていた。強めの口調で注意された太郎は、その空気を感じることができたのか、状態を起こし渋々と質問に答え始め、最後まで受けることができた。そんな児童心理司さんとのやり取りをみながら、私の心はまださっきの「わざわざ」にモヤモヤとしていた。(切り替えが苦手なのは私の方なのかも……)検査を終えると児童心理司さんは採点と評価をするため、一旦退室した。太郎は再びブロックで遊び始めた。私はまだモヤモヤとしていた。(やはり切り替えが苦手なのは私)そして評価のため、児童心理司さんが再び入室。そこでの評価の中に「注意すると我慢することができ、指示の理解もあった」というのがあった。私は、さっきの「わざわざ」は、わざと注意して太郎の行動を試していたものなのか?と思いもしたが、いやいやそれにしても、とモヤモヤしていた。Upload By まゆん私は太郎と一緒に、発達検査や療育リハビリへ何度も行っています。対応してくださるスタッフの方もさまざまで、強い口調で頭ごなしに注意されることもありました。今回のコラムで書いた発達検査では太郎は渋々と質問に答えることができましたが、ほかの場面では涙を流しながらすることも多くありました。先生から強い口調で注意をされ涙を流す場面を、私はどうしていいのか、これが正しい指導なのかと思いながら歯を食いしばって見ることもありました。発達障害についての知識が増えた今だから言えるのですが、あまやかすとは別で、注意の仕方、気づかせ方の問題だと思うのです。注意の仕方一つで相手の気づき方も変わり、人の動きは変化すると思います。頭ごなしに強い口調で注意しても相手に不快な思いしか与えられず、動けるものも動けなくなると私は考えています。これは発達障害に限らず誰にとっても、どこの社会でもそうだと思います。人を育てる、伸ばす、ということと、圧をかけることとは別だと思ってます。発達障害のある子どもはどうしても指示が入りにくく、相手の思い通りにいかないので神経を逆なでるのかもしれませんが、そういう場面を保護者が見るのはとてもつらいです。もしも同じ思いをされている方がいらっしゃるのであれば、周りにヘルプを出していただきたいと思っています。執筆/まゆん(監修:鈴木先生)4歳の太郎君は、お母さんの指示に従いおもちゃを片づけて椅子に座り、きちんと挨拶ができているので、いい子です。ただ、ガタガタと椅子を揺らして落ち着きがないのは非移動性多動がありそうですね。それでも強めの口調で注意されながらも最後まで質問に答えた太郎君は偉いと思います。心理担当者は思い通りいかないと強い口調になってしまう側面がおありかなと思いきや、「注意すると我慢することができ…」との記載があったので実は試していたのかと私も感じてしまいました。そうならば、あとで試していたという説明が親に対してあるはずです。プロなら強い口調で言ってもそのあとの質問に答えられたならば「よく頑張ったね。さっきは強く言ってごめんね」というフォローの一言があって然りだと思います。発達障害(神経発達症)のあるお子さん対する接し方の基本は、「優しく・丁寧に・具体的に・肯定文で」と日ごろ外来で親御さんにお話ししています。
2022年01月29日2022年より双子選手としてJリーグで活躍し、日本代表でもプレーした佐藤勇人氏、佐藤寿人氏が、 ジュニア年代における国内最大規模のサッカー年間リーグ「プレミアリーグ U-11」のアンバサダーに就任したことが発表されました。【関連記事】プレミアリーグ U-11 チャンピオンシップ3 年ぶり開催お二人はアンバサダー就任にあたって以下のコメントを寄せました。佐藤勇人氏、佐藤寿人氏 コメント「子供たちにとって、試合をすることが何よりの喜びであり、成長の源です。そうやって僕たちも小さい頃から試合を経験して成長してきました。プレミアリーグ U-11の3 ピリオド制で全員が試合に出られる仕組みは素晴らしいと共感して、このたび2人でアンバサダーを務めさせていただくことになりました。日本中の子供たちがプレミアリーグU-11 を通じてたくさんの笑顔になって、たくましく成長していくことを願っています」<プレミアリーグU-11とは>「豊かなサッカー文化を日本中に広めること」、「少年サッカーに関わる人を幸せにする環境づくり」をミッションとし、サッカーの育成年代におけるソフト面のソリューションとして発足。2021年までに全国37都道府県に拡大、約600チームが参加、約4,000以上の試合を実施する日本最大の私設リーグ。負けたら終わりのトーナメント方式の公式戦では、いわゆる「上手な子」しか試合に出られない勝利(成績)至上主義が根強い日本のスポーツ文化の現状に対する問題意識からスタートしており、「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」カテゴリー分けされた育成重視のリーグ戦を編成し、「全員出場」「3ピリオド制」など、他にない独自の競技規則を設け、『補欠ゼロ』への取り組みを行なっています。大会ホームページはこちら>>お問い合わせプレミアリーグU-11実行委員会 事務局担当:佐々木電話:090-4590-5713Email:sasaki@pl11.jp
2021年12月24日人気漫画『呪術廻戦』が舞台化。東京・天王洲 銀河劇場にて2022年7月15日(金)から7月31日(日)まで、大阪・メルパルクホール大阪にて8月4日(木)から8月14日(日)まで上演される。人気漫画『呪術廻戦』が舞台化芥見下々による『呪術廻戦』は、2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている人気漫画。人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いた物語で、シリーズ累計発行部数は6,500万部を超えている。これまでにアニメ化され、2021年には『呪術廻戦』の前日譚を描いた映画『劇場版 呪術廻戦 0』が公開され大ヒットを記録した。2023年にはテレビアニメ第2期の放送も決定している。そんな人気作品が満を持して舞台化。公式略称は「じゅじゅステ」だ。呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入した虎杖悠仁を中心に“呪いが廻る世界”を舞台上で再現する。豪華キャストが出演、虎杖悠仁役は佐藤流司舞台化が決定した当初からキャストには注目が集まっていたが、その期待に応える豪華な面々が揃った。主人公・虎杖悠二を演じるのは、ミュージカル「刀剣乱舞」の加州清光役、舞台「NARUTO」のうちはサスケ役などを演じてきた佐藤流司。さらに、ミュージカル「新テニスの王子様」で入江奏多を演じた泰江和明が伏黒恵役、2008年にミュージカル「アニー」のアニー役でデビューを果たし、以後注目作への出演が続く豊原江理佳が釘崎野薔薇役を務める。また、両面宿儺役として五十嵐拓人、五条悟役として三浦涼介、七海建人役として和田雅成らが出演する。主なキャスト一覧虎杖悠二:佐藤流司東京都立呪術高等専門学校の1年生。呪いの王・両面宿儺の猛毒に耐えられる、千年生まれなかった逸材。それを使命と受け入れ、間違った死を阻止するべく、自ら呪いを廻る戦いに身を投じていく。伏黒恵:泰江和明東京都立呪術高等専門学校の1年生。二級呪術師として入学した天才で、1年生ながら唯一単独任務が許されている。過去のある経験から、自分自身が大切に想う者を守るという信念をもつ。釘崎野薔薇:豊原江理佳東京都立呪術高等専門学校の1年生。地方から上京してきた勝気な呪術師。閉鎖的で排他的な地元を毛嫌いしており、田舎から都会へ出るために、危険を承知の上で呪術高専へと編入した。禪院真希:高月彩良エリート呪術師の家系に生まれるも、呪力を持たず呪いも見えない。呪力を持たない分、高い身体能力を持ち、呪具使いとして禪院家を見返すべく奮闘する。狗巻棘:定本楓馬己の言葉が呪いの武器となる呪言師の末裔。普段から不用意に人を呪わないよう、おにぎりの具のみで会話する。パンダ:寺山武志見た目はただのパンダだが、その正体は夜蛾学長が作り出した人語を話す突然変異呪骸。表情豊かで、面倒見がよく漢気もある。五条悟:三浦涼介東京都立呪術高等専門学校の教師。軽薄でマイペース。常日頃から周囲を振り回すが、自他ともに認める最強の呪術師。強き仲間となる次世代を育成し、呪術界の未来を見据える。七海建人:和田雅成五条の後輩で脱サラ一級呪術師。高専で呪術師はクソということを学び、一般企業で労働はクソであると学び、より適正のある呪術師となった。伊地知潔高:田中穂先東京都立呪術高等専門学校の補助監督。呪術師を現場に送り届ける、結界術で帳をつくる、任務方針の指示など、バックアップを担当する。事務仕事が非常に得意。家入硝子:石井美絵子東京都立呪術高等専門学校の医師。呪力を反転させ正のエネルギーを産む「反転術式」を駆使し、他人の身体を修復して命を救う。真人:太田基裕人間を起源とする呪い。人の塊に触れてその姿かたちを変貌させてしまう。生まれたばかりであるためか、自分の能力に興味深々で、人体を使った実験を無邪気に繰り返している。吉野順平:福澤希空(WATWING)いじめを苦に不登校を選択した高校生。内向的な性格だが、観察眼に優れている。ある日、呪いである真人と出会い、次第に交流を深めることとなる。夏油傑:藤田玲「呪術師の楽園実現」を標榜し、かつて百人以上の一般人を呪殺した最悪の呪詛師。雌伏の時を経て、呪霊と結託し、ひそかに活動を再開している。漏瑚:山岸門人大地からなる呪いにして人語が話せる。偽りのない感情から生まれた呪いこそが、真に純粋な本物の人間であると主張する。人間との形勢逆転ひいては戦争を目論んでいる。花御:南誉士広森への恐れから生まれた呪い。人外の言葉を話すも、相手に直接意思を送ることで意思疎通を図る。両面宿儺:五十嵐拓人千年以上前に生存し、死後もなお現世を脅かす呪いの王。呪術全盛期の時代、術師が総力をあげて彼に挑み敗れた。死後、その死体は屍蝋の呪物となって様々な呪いを引き付け、悪化させる。指を取り込んだ虎杖の身体に受肉し、人類塵殺を高らかに謳う。演出に小林顕作、脚本に喜安浩平演出は、俳優、声優、演出家、脚本家と、多方面でマルチに才能を発揮する小林顕作、脚本は映画『桐島、部活やめるってよ』や舞台『ショーシャンクの空に』も手掛けてきた喜安浩平が手掛ける。ストーリー辛酸・後悔・恥辱…。人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む。呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く。驚異的な身体能力を持つ高校生の虎杖悠仁は、自身の高校に現れた呪霊を倒すため、特級呪物「両面宿儺」の指を飲み込み、肉体を共有してしまう。最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入し、同学年の伏黒 恵、釘崎野薔薇と共に呪術を学ぶことに―。呪いが廻る世界へ少年は戦う「正しい死」を求めて作品詳細舞台『呪術廻戦』原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)演出:小林顕作脚本:喜安浩平公演スケジュール・チケット詳細【東京公演】期間:2022年7月15日(金)~7月31日(日)会場:天王洲 銀河劇場住所:東京都品川区東品川2-3-16 シーフォートスクエア内 2階チケット料金:S席 10,000円、A席(3階席) 8,000円 ※全席指定【大阪公演】期間:8月4日(木)~8月14日(日)会場:メルパルクホール大阪住所:大阪市淀川区宮原4-2-1チケット料金:10,000円 ※全席指定■先行販売詳細・デジタル版「週刊少年ジャンプ」定期購読者限定先行(抽選)エントリー受付期間:4月18日(月)12:00~4月27日(水)23:59・ネルケハ ! ・2.5フレンズ共通先行(抽選)・ 各出演者先行(抽選)エントリー受付期間:4月28日(木)12:00~5月9日(月)23:59・オフィシャル先行(抽選)エントリー受付期間:5月10日(火)12:00~5月17日(火)23:59・チケットぴあ プレリザーブ(抽選)&プリセール(抽選)いち早プレリザーブ(有料会員向け抽選)エントリー受付期間:5月18日(水)11:00~5月22日(日)23:59プレリザーブ(抽選)エントリー受付期間:5月20日(金)11:00~5月26日(木)23:592次プレリザーブ(抽選)エントリー受付期間:5月28日(土)11:00~6月5日(日)23:59プリセール(先着)エントリー受付期間:6月11日(土)10:00~6月15日(水)23:59・銀河劇場 劇場先行(抽選)※東京公演のみエントリー受付期間:6月6日(月)12:00~6月12日(日)23:59■一般販売詳細発売日:2022年6月19日(日)10:00~東京公演:チケットぴあ / セブン-イレブン店頭マルチコピー機(Pコード:511-127)、銀河劇場チケットセンター大阪公演:チケットぴあ / セブン-イレブン店頭マルチコピー機(Pコード:511-129)※その他詳細・注意事項は公式HPを参照URL:©芥見下々/集英社©芥見下々/集英社・舞台「呪術廻戦」製作委員会
2021年12月23日2.5次元ミュージカルなどで活躍する佐藤流司、福澤 侑、心之介、spiによる音楽パフォーマンスユニット、ZIPANG OPERA。アーティスト名は、一曲一曲が歌劇になっているようなパフォーマンスを行うことから命名され、新しいジャパニーズポップを世界に向けて発信することを掲げている。そんな彼らが、11/3(水・祝)にメジャーデビューアルバム『ZERO』をリリースする。MUSIC ON! TV(エムオン!)では、これを記念してオリジナル番組を放送することが決定!メンバー4人それぞれが、各自の個性やデビューアルバムについてなど、ついに動き出したZIPANG OPERAの魅力を語り尽くす!■■番組情報■■<番組名>M-ON! SPECIAL 「ZIPANG OPERA」<放送日時>11/4(木)23:30~24:00[再]11/10(水)24:00~24:30\プレゼントキャンペーンも実施中!/この放送を記念して、期間中にスカパー!サービスでエムオン!単チャンネルを新規ご契約いただき、プレゼントキャンペーンにご応募いただいたお客様の中から抽選で、メンバー別! 直筆サイン入りソロチェキ&ランチバッグセットをプレゼント!▼本キャンペーンに関する詳細は、こちらをご覧ください。 以上MUSIC ON! TV(エムオン!)は、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTVなどでご覧いただける音楽チャンネルです。詳しくは、MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイト( )まで。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月11日2.5次元などの舞台で活躍する実力派俳優、佐藤流司、福澤 侑、spiの3人と、ボーカリストの心之介が合体した4人組の音楽パフォーマンスユニット「ZIPANG OPERA」が11月3日(水)にリリースするデビューアルバム『ZERO』のジャケットが公開された。作品を通して日本(和)の世界観をコンセプトに掲げ、メンバーそれぞれが、和を基調とした日本のカルチャーを彷彿とさせる衣装を纏い、ZIPANG OPERA始動に向けた力強い眼差しでこちらを見据え、強い覚悟が感じられるジャケットに仕上がっている。ジャケット公開と同時に初回生産限定盤のBOXデザインと購入者特典のデザインも公開となった。【リリース情報】ZIPANG OPERA『ZERO』11月3日(水)発売■初回生産限定盤(Blu-ray)※三方背BOX+トールケース仕様形態:CD+2Blu-ray価格:12,100円(税込)<Blu-ray収録内容>DISC1:ZIPANG OPERA ACT ZERO 〜暁の海〜(本編映像)DISC2:ZIPANG OPERA ACT ZERO 〜暁の海〜(全景映像) / Behind The Scenes※封入特典:オリジナルブロマイド(全8種より1枚ランダム封入)、オリジナルフォトブック(44P)、シリアルナンバー2つ■初回生産限定盤(DVD)※三方背BOX+トールケース仕様形態:CD+2DVD価格:11,000円(税込)<DVD収録内容>DISC1:ZIPANG OPERA ACT ZERO 〜暁の海〜(本編映像)<DISC2>DISC2:ZIPANG OPERA ACT ZERO 〜暁の海〜(全景映像) / Behind The Scenes※封入特典:オリジナルブロマイド(全8種より1枚ランダム封入)、オリジナルフォトブック(44P)、シリアルナンバー2つ■通常(CD)形態:CD価格:3,300円(税込)※初回盤封入特典:オリジナルブロマイド(全8種より1枚ランダム封入)、シリアルナンバー<CD収録内容>※全形態共通01. Cherry Blossom02. DRAGON FIREWORK03. Higher Ground04. Last Quarter05. WELCOME TO NEW WORLD(福澤 侑)06. I Believe(spi)07. Alter Ego(佐藤流司)08. HATE DISTANCE(心之介)09. Breath10. DRAMA11. Happy Feeling12. 開華13. 鳴音14. OVERGROUND<シリアルナンバー抽選特典>・ZIPANG OPERA 1stアルバム『ZERO』発売記念メンバー全員オンライントーク会【実施日程】2021年12月14日(火)午後予定※応募期間等の詳細は後日発表いたします。<PKG予約リンク>
2021年10月01日俳優として活躍するだけではなく、新しいフィールドを次々に駆け抜ける佐藤健さん。最近夢中になっているのが、『A』の洋服作り。「Answer」の頭文字で、デザイン、生地、着心地などすべての条件を備えた自分が欲しい一着、つまりアンサーといえる服を作るのがコンセプト。これまでコート、パンツ、Tシャツなどをリリースしていて、今回写真で着ているタートルネックとベージュのカーディガンは、『A』のアイテムだ。「もともと服に対するこだわりは強かったけど、若いときは何が正解なのかはっきりわかっていなかったから、自分がいいと思うものとは別に、薦められる服を着たりもしていたんです。だけど20代後半になると自分の感覚がやっぱり正しかったというか、いいと思うものを自信を持って言えるようになってきて。そうすると、スタイリストさんたちは面倒くさいわけですよ(笑)。そんなにこだわりが明確なら自分で作りなよ、と言われて『A』を立ち上げました」今はたまたま洋服だが、こうした考え方は「すべての物事にアンサーを出したい」と語る、いわば佐藤さんの人生哲学だ。一方で演じることは、正解がすぐには導き出せない最たるもののようにも思えるが、そこにもやはり、“ならでは”の哲学が存在する。「アンサーが出ないとしても、そのとき何をするのがベストなのか、その瞬間どういうアプローチが最善なのかを見つけていきます」出演を決めるときに大事にしているのは、勝機が見えるかどうか。昨年のドラマ『恋はつづくよどこまでも』はドSキャラの医師がハマり役となったが、意外にも勝機がなかなか見えなかったそう。「勝てないかもしれないけど、負けはしないラインを死守しようと思って、キャラクターの魅力を出すことに注力したんです。だってラブストーリーなんだから、キャラが魅力的じゃないとラブにならないじゃないですか(笑)。こんなに多くの人に好きになってもらえるなんて想像もしていなかったから勉強になったし、だったら次は、もっといいものを絶対に提供できるなとも思いましたね」一見クールなのに慕われるのは、言葉や態度に嘘がないから。謎を解くのが本当に好きなことも伝わってくる。そうやって冷静に考え、変化すべきときを逃さず、人生を切り拓いてきたのだろう。「誰よりも面倒くさがりな僕が言えたもんじゃないけど、だからこそここぞというときを見極めて、本気を出すんです。もうひとつ言うと、本当に大事なのは思いやりを持つことだけ。相手が喜んでくれることならやったほうがいいっていう、ただそれだけなんです」さとう・たける1989年3月21日生まれ。埼玉県出身。最新映画『護られなかった者たちへ』は、10月1日(金)より全国公開。1枚目写真タートルネックワッフルニット¥18,150(A/ABYTS)リング¥55,000(シャルロット シェネ/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901)ブロータイプメガネ¥46,200(サイ・スペックス/グローブスペックス エージェント TEL:03・5459・8326)マッドフレームメガネ¥41,800(ロバート・マーク/グローブスペックス エージェント)その他はスタイリスト私物2枚目写真ケーブルカーディガン¥19,800(A/ABYTS)中に着たショートスリーブニット¥63,800(ジ エルダーステイツマン/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)ネックレス¥481,800イヤーカフ¥687,500リング¥159,500(以上ミラモア/ミラモア ファイン ジュエリー TEL:03・5738・7803)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月22日号より。写真・成田英敏スタイリスト・中兼英朗(S‐14)ヘア&メイク・古久保英人(Otie)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年09月19日2021年7月27日付にて、YouTubeチャンネル『佐藤 健 / Satoh Takeru』では、佐藤さんの報告動画を配信中です。今回の動画で、佐藤さんは、念願だった自作『ルームウェア』の完成と販売開始を報告。自分で着る服にこだわる佐藤さんは、2020年にオリジナルブランド『A』を立ち上げました。この『A』は、『Answer』の頭文字を意味し、テーマは、『SIMPLE』『FIRST』『ONE』の3つ。これまでにもタートルネックやコートなどの衣服を販売しており、初めてデザインしたタートルネックは、販売開始から1時間も経たないうちに『即完売』したそうです。今回の『ルームウェア』で、佐藤さんがとにかくこだわったのは『着心地』。動画でも、実際に着用している佐藤さんが、裏地の肌触りのよさや動きやすさをアピールしています。中でも『極めつけ』のこだわりは、首の後ろ部分に付いていることの多い『タグ』がないこと。敏感な人が首の後ろに感じる『チクチク感』がなくて、快適だそう。そんな『ルームウェア』のお披露目後は、『男の色気』がただようベッドルームでのインタビュー動画も収録されています。スリーサイズの展開で、カラーはネイビー・ブラウン・カーキと、やや渋め。ブランド『A』の文字が正面に小さく刺繍された至ってシンプルなデザインで、着用している佐藤さんの表情を見ても、とてもリラックスできそうですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月24日石井一孝、上口耕平、太田基裕、こがけん、斎藤司、原田優一が、ミュージカル 『GREASE』に出演することが30日、明らかになった。同作は1970年代にブロードウェイ初演を迎え、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞を始め7部門でノミネートされ、超ロングランを記録した大ヒットミュージカル。50年代のアメリカを舞台に、サマー・バケーションで知り合ったダニー(三浦宏規)とサンディ(屋比久知奈)の恋模様を描く。2021年11月・12月に、シアタークリエほか全国三都市にて上演される。1978年にはジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョン主演で映画化、世界興行収入 約4億ドルをあげミュージカル映画史に残る大ヒット作となった同作。新世代のミュージカルスターがそろう同作において、劇中1シーンだけに登場する大人気歌手“ティーンエンジェル”役に、石井一孝、上口耕平、太田基裕、こがけん、斎藤司(トレンディエンジェル)、原田優一の6名が決定した。○石井一孝 コメント私には売れっ子アイドルの友人が何人かいる。ティーン達から黄色い歓声を浴び、バレンタインには靴箱が溢れるほどのチョコを貰うような人達だ。常々それが羨ましいと思っていた。しかし、天の配剤により遂に私も「靴箱王」になる日が来た! 今回の役は、だから一際気合いが入っている。背中に黄金の羽をはやして挑みたい(笑)○上口耕平 コメント映画でのティーンエンジェル登場シーンを初めて見た時、思いっきり笑ったのと同時に、理屈なんてどうでもいいと感じるほどひたすらにハッピーな気分を味わいました。そういうエンターティメントが僕は大好きです。そんな時間を皆様にも味わっていただけるよう、MYティーンエンジェルを見つけていきます。お楽しみに。○太田基裕 コメントティーンエンジェルの方々の多種多様な個性に僕が並んでよいのかと一抹の不安が残りますが、僕らしいティーンエンジェルで作品のいいスパイスになれるよう努めたいと思います。楽しんで頂ける作品になりますように。よろしくお願いします。○こがけん コメントオーマイガー!!!!! あの若きジョン・トラボルタが甲高い声で歌いまくる映画『グリース』のミュージカルに自分が出演するなんて!しかも、あのティーン・エンジェル役ということで、興奮しております。自分しかできない魅力的なティーンエンジェルを演じたいと思っています。○斎藤司(トレンディエンジェル) コメントGREASE出演嬉しいです!! ティーンエンジェル役ということで、コンビ名だけは運命感じてます。当日はフォーティエンジェルとして華を添えさせていただきます。主演の二人とのチームワークはばっちりかと! ワクワク!!○原田優一 コメントこの度、またまた楽しそうな役をいただきまして、感謝して小躍りしております。 どのようなことになりますか、全く想像ができ ていないのですが、ティーンエンジェル役の他 の皆様の顔ぶれを拝見したところ、「なるほど。 トップギアから始めます!」と心に誓った次第 です。全ての引き出しを短時間に全開できるよ う頑張ります。
2021年07月30日「だいたい40歳を境に老化現象として動脈硬化が進んでしまい、脳の血流が悪くなってしまします。脳の血流が悪くなると脳の働きも悪くなり、そうなると脳に疲労がたまってしまいます。その状態が続くと、物忘れなど認知症の初期症状を引き起こしてしまうことがあります」こう話すのは、多くの認知症患者を診てきた脳神経外科医の竹内東太郎先生。「脳の血流が減ってしまうと、脳の神経細胞のエネルギーとなる酸素やブドウ糖の供給が滞り、エネルギー不足となった脳は働きが鈍くなります。それが、脳が疲れているという状態です。疲労が蓄積すると認知症の初期症状である物忘れや頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、不眠などがサインとなって現れてきます。それを放置しておくと、本格的な認知症に進んでしまう危険があります」そこで竹内先生が考案したのが、自宅で簡単にできるトレーニング「OK指体操」だ。この体操は「音楽(“O”NGAKU)に合わせて健康(“K”ENKOU)になろう」という竹内先生の考えから先生自身が考案したもので、手足の指を動かすだけで脳の血流が増えるというものだ。今回は「手のパッパ運動」をはじめとする4つの手を使ったトレーニングを紹介。脳の疲れをためないためにも、生活に取り入れてみたい。■手のニギニギ運動【1】両手の手のひらを前方に向けて指をそろえる。【2】親指だけ伸ばしたまま、親指以外の4本の指を曲げたり伸ばしたりする。曲げて伸ばすのを1回として、両手同時に8回繰り返す。■手のパッパ運動【1】両手の手のひらを前方に向けて指をそろえる。指同士の側面がしっかりつくように。【2】5本の指を閉じたり開いたりする。閉じて開くのを1回として、両手同時に8回繰り返す。■手のキラキラ運動【1】両手の手のひらを前方に向けて指を軽く開く。【2】肩と腕の力を抜き、手の甲を外側に向けて回転させる。また戻す。回転させて戻すのを1回として、両手同時に8回繰り返す。■手のグッパー運動【1】両手をグーの形にして胸元に引きつける。【2】手のひらを正面にパッと開きながら、腕を前方に突き出す。指をひらくときは、折り曲げた指をしっかり伸ばす。突き出して戻すのを1回として、両手同時に4回繰り返す。音楽に合わせて手足の指を動かすことで、聴力と記憶をつかさどる側頭葉と、思考・判断をつかさどる前頭葉の反応が活発になり、脳の半分以上の領域が活性化するという。竹内先生が行っているリハビリでは童謡の『ふじの山』に合わせて体操しているが、自分の好きな音楽に合わせて楽しみながらやってみるのもいいだろう。
2021年06月24日dTVが23日、新しく配信する韓流作品の本数を増やし、韓流ジャンルを強化することを発表。6月は、ラブコメ作品が中心に配信されている。6月のラインナップとして、癒し系俳優として高い人気を誇るチ・ヒョヌが主演を務め、シェアハウスを舞台に住人たちの恋模様をポップに描いた韓国ドラマ『恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ』をはじめ、医師たちのちょっぴり切なくも甘い恋愛を鮮やかに描いた韓国ドラマ『ロマンスは命がけ!?』などが登場。『恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ』は、dTVの3カ月先行独占配信の作品となる。さらに、HighLightのユン・ドゥジュンが主演を務めるタイムスリップファンタジー時代劇『ポンダンポンダン 王様の恋』。そして、EXOのスホが主演を務める、死ぬ運命のアイドル歌手と死神少女が描く感動のピュアラブファンタジー『宇宙と星の恋 〜三つ色のファンタジー〜』も配信されている。
2021年06月23日俳優の黒羽麻璃央が企画・プロデュースを行う野球大会『ACTORS☆LEAGUE』出演者達のビジュアルが4日、公開された。同大会には野球をこよなく愛する俳優37名が揃い、結成された2チームが真剣勝負の野球対決に挑む。「コロナ禍という状況であっても、次の世代を担う若い俳優たちが輝ける場所でライブエンターテイメントの楽しさを、興奮を、観客の皆様と分かち合える場を作りたい」という思いから黒羽が企画・プロデュースし、その想いに城田優、山崎育三郎、尾上松也、和田琢磨、和田雅成らが賛同した。今回公開されたのは、コミッショナーの城田優、ゲスト解説を務める荒牧慶彦と佐藤流司のビジュアル。監督や選手たちのユニフォーム姿に対して、燕尾服やスーツを身にまとい風格を感じさせるものとなっている。さらに、オフィシャル・グッズのラインナップ発表&6月5日からのオンライン公式通販も決定。黒羽麻璃央がキャプテンを務める【BLACK WINGS】と和田琢磨がキャプテンを務める【DIAMOND BEARS】のユニフォームを完全再現したレプリカ・ユニフォームのほか、選手の野球カードや応援グッズなど数種類を販売する。○キャスト・スタッフ・コミッショナー:城田優・監督:山崎育三郎、尾上松也・ゲスト解説:荒牧慶彦、佐藤流司・キャプテン:黒羽麻璃央、和田琢磨・選手会長:和田雅成・BLACK WINGS チームメンバー(五十音順):阿部顕嵐、有澤樟太郎、井阪郁巳、岡宮来夢、小西詠斗、近藤頌利、笹森裕貴、章平、田中涼星、西川俊介、橋本祥平、平野宏周、廣野凌大、松田凌、八木将康・DIAMOND BEARS チームメンバー(五十音順):石橋弘毅、岩瀬恒輝、上田堪大、上田悠介、大見拓土、北川尚弥、北園涼、小南光司、椎名鯛造、高野洸、鳥越裕貴、松井勇歩、結城伽寿也、横山真史・オープニング演出:城田優・総合演出:川尻恵太(C)ACTORS☆LEAGUE 2021
2021年06月04日自分らしく生きること。それは、とてもシンプルで、とても難しいこと。だけど、私たちがもっとハッピーに生きていくために、自分らしさは欠かせない。そんな“自分らしく生きること”の大切さを、とびきりポップに、どこまでもキュートに教えてくれるのがミュージカル『ジェイミー』だ。主人公は、16歳の高校生・ジェイミー。彼には、ドラァグクイーンになるという夢があった。その第一歩として、高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加しようと決意するが、その行く手には様々な偏見や迫害が待ち構えていた。演劇の本場・イギリスで大ヒットしたミュージカルが日本初上陸。確かな実力とフレッシュさを兼ね備えたメンバーで華やかにお届けする。そこで今回は、いじめっ子のディーン役を演じる佐藤流司(※Wキャスト)にインタビュー。その言葉には、何があっても決して自分らしさを曲げない佐藤流司らしい強さがあった。批判を受けても新しいことに挑戦し続けたい――佐藤さんの演じるディーンは、ジェイミーに辛辣な言葉を浴びせるいじめっ子です。ディーンを通じて、この物語の中でどういう役割を果たしていければいいなと思いますか?才能がある人だとか、新しいことに挑戦したり、自分の考えにないことをやろうとする人に対して否定的な意見を持ってしまうのって人間誰しもある感情で。それがディーンは人より強く表れちゃうだけだと思うんですよね。台詞の中には批判的な言葉もいっぱいあるし、ディーンについて語ろうとしたら、僕自身もかなり言葉を選ばないといけないデリケートな役。でも、それでいいんだと思います。ディーンは、作品やジェイミーをより良く引き立たせるスパイスのような存在。お客様から批判的な意見を持たれなければいけない存在だと思っています。――観る人に悪く捉えられないようおもねたり恐れたりせず、ディーンとしてやっていこうと。そうですね。もう見たくないとまで思わせたら勝ちだなって思っています(笑)。あんまりこういう役をやったことがないんでわからないですけど、演じる分には楽しいだろうなと。どっちかって言うと得意なジャンルだと思います。――台本を読んで、佐藤さんの演じるディーンが見たいなと思いました。自分でもハマりのいい台詞がいっぱいあるなと思った次第です(笑)。――さっき新しいことに挑戦する人に否定的な意見を持つことは人間なら誰しもあるという話が出ましたが、佐藤さんはどちらかと言うと新しいことに挑戦して批判される側なのかなという印象があります。その通りです(笑)。Ryuji名義でやっている「The Brow Beat」というバンドプロジェクトもそうだし、この前の「笑ゥせぇるすまん」THE STAGEでも喪黒福造を佐藤流司が演じることに関して賛否両論いろいろあって。でも賛否はあってしかるべきというか。僕自身、否定的な意見もよくわかるんですよ。自分がそっち側の立場にいたらそう思うだろうなというのは理解できるし。――そういうマイナスな意見は見ないようにしますか?それともエゴサしてちゃんと見るタイプですか?いや、見ないようにします。押しつぶされちゃうんで(笑)。――てっきり批判の声をガソリンにするタイプかと思っていました。いやあ、ちゃんと落ち込みますね、やっぱり。平穏なのがいちばんですよ(笑)。――でも、たとえ批判を受けても新しいことには挑戦したい?そうですね。やることで、間違いなく作品はよくなるし、プロジェクトが面白くなっていくという絶対的な自信の上に立っているから。批判があってもしょうがないし、今から頑張っていきますねという気持ちでやっています。ディーンがなぜ否定的なのか、その理由を知りたい――『ジェイミー』という作品自体からはどんなメッセージを受け取りましたか?ファーストインプレッションでこの作品ってすばらしいなと思ったのが、LGBTを扱っているところだったんですね。ドラァグクイーンになりたいという夢を持つ男の子のお話って現代的というか、今やらせていただく意味があるなと思えたことが最初のトリガーでした。――LGBTを扱った作品がさかんにつくられているのは、裏返すと、今この社会で悩んだり傷ついたりしているセクシャルマイノリティの方がたくさんいるということです。その現実を踏まえた上で、この作品に臨むにあたってどんな準備をしておきたいですか?僕自身はLGBTに対しての偏見が一切ないタイプなので、むしろ知りたいのは、否定的な考えを持つ人たちがなぜそう思うのかということですね。いろいろな人が想像するものをちゃんと具現化させるのも役者の仕事だと思うので、肯定的な意見も、否定的な意見も聞いたり、想像して、ちゃんと自分が役に落とし込めるかが大事なので。――ディーンがなぜジェイミーを受け入れられないのか、その理由を自分の中で通すことが必要だと。今のところ2つ選択肢はあると思っていて。ディーンは「ホモ」だとか「ゲイ」だとかひどい悪口をいっぱい言いますけど、それはLGBTの方々に対して批判的な意見を持っているのか、それとも自分らしく生きようとするジェイミーの生き方自体に批判的な意見を持っているのか、どちらかなのかなと。そのどちらかで目指すべき場所が変わってくるので、自分がより理解できた方にシフトしていければいいかなと考えているところです。今も自分に対して根拠のない自信を持ち続けている――「自分らしく生きる」ということが作品の大きな柱になっていますが、佐藤さん自身は自分らしさを抑圧されたと感じた経験はありますか?それがないんですよね。芸能界の仕事をやってみたいというのも子どもの頃からずっと言ってたし、それに対して親も賛成してくれていたし応援もしてくれていたので。あまり自分らしく生きることを批判されたことがないっていう。――佐藤さんは自分をしっかり出すイメージがあります。言いたいこともなかなか言えない人が多いこの世の中で、その強さは何から身につけたものなんでしょうか?なんでしょう。でも、根拠はないのですが、絶対的な自分への自信はあると思っていて。これまでやってきたこと、演じてきた役は、自分が合っているって、いまだに思い続けているし、それは覆らない。そういうところから来ている強さがあるから、意見が割れてもほぼほぼ曲げることはないし、しっかり自分の想いを説明できるのかもしれませんね。――その強さが培われたのは、子どもの頃から自分らしさを矯正されなかった点も寄与しているのかもしれない?そうですね。使い古された言葉かもしれないけど、「自分の人生の主役は自分だから」ってよく言うじゃないですか。僕はそれを地で行ってるだけで。人生は1回しかなくて。もし輪廻転生があったとしても、佐藤流司で生きられるのはこの1回だけ。それなら、自分がやりたいことだけを、自分が自信を持てることだけをやって死んでいきたいなっていう想いはずっとありますね。――そうやって自分を曲げずに生きることが、佐藤さんの自分らしさだと。でも、着飾っていない瞬間も結構減ってきたなと思いますよ。お仕事をたくさんいただくようになると、どうしてもいろんなことを忖度することが増えて。今までは何か思ったら肺からそのままぽろっと言葉が出ていたのが、今はその前に1回脳を通るようになりましたし。自分の発言が人を傷つけるときもあるなって最近理解しはじめたのもあって。よくも悪くも大人になってきたなと。――でもそういう自分も悪くはない?そうですね。みんなそうだと思うんですよ。まったく丸くならない人間なんていないと思っているので。忖度の度合いが大きすぎると足枷になったりするんだと思いますけど、まだ度合いが小さくて、その中でちゃんと自分を貫くことができるんなら、そこは譲るべきところかなと思うようになりました。――一方で、今もまだ尖っているときはありますか?お芝居をしているときとか、何かをつくっている瞬間はやっぱり尖っていますね。それは自分の考えていることが合っていると思うからだし。自分が自信を持って提供したものを否定されたりすると相変わらず腹は立ちます(笑)――ものづくりの現場で意見が割れたときはどうするんですか?ちゃんと話し合えれば大丈夫です。話し合って、相手の言ってることに納得できれば何の問題もないですし。納得できないときは……「こうしてくれ」って言われたものに対して「わかりました」って言いながら直さないです(笑)。ーー尖ってる(笑)ははは。お芝居をして10年ちょっとになりますけど、やっぱり10年分の自分の生き様を否定されているみたいになっちゃうので。そこはなんか、否定されたくないという気持ちは今も結構強いです。僕の学生時代はドス黒かったです(笑)――ではもうひとつ。『ジェイミー』は学園モノという側面もありますが、佐藤さんの学生生活で印象的な思い出といえば?それが、学生時代、くすぶりまくりだったんで、あんまりいい思い出というのがないんですけど(笑)。それこそ、ディーンみたいに合唱コンクールで真面目にやる人たちを受け入れられないガキンチョだったので、練習も出なくて。どうしても出ろって言われたから、歌いたくがないゆえに指揮者をしたりしていました。――今分析すると、どうしてみんなと一緒に歌いたくなかったんだと思いますか?尖っているというところに尽きると思います。歌うってことだったり、みんなと汗水たらして何かをつくり上げるみたいなのがカッコ悪いと思っていたんですよ。当時は尾崎豊、長渕剛、浜田省吾を聴いていたんで。――わかりやすいラインナップ(笑)。あはは。そういう、反骨心とか、社会に反発するみたいなのがすごくカッコいいと思っていた時期があったっていう。――学生生活に戻れるなら、今の自分なら合唱コンクールでみんなと歌いますか?しっかり歌うと思います。みんなとやるときにちゃんとやらないやつはダメですからね。――大人になりましたね大人になりました、だいぶ(笑)。――他に今戻れるなら、やりたい学校行事はありますか?高校が通信の学校だったんで、修学旅行自体がなかったんですよ。だから、行きたかったなって。――修学旅行といえば、キャンプファイヤーとか枕投げとか夜中に恋バナをしたりとか、甘酸っぱい想い出の宝庫です。うわあ、たまんないですね(笑)。どれも全然やってないですから。恋バナとかヤバいですね。そういう学生生活もありだったな。――そう考えると、あんまりキラキラしていなかっんですね。もうドス黒ですよ(笑)。全然胸張って言えるような学生生活じゃなかったです。――ではこの『ジェイミー』で学生生活を再度体験するような部分も?確かに。ちょっと楽しみですね。机と椅子があるだけで興奮しそうです(笑)。――この『ジェイミー』をやり遂げたときに、どんなふうになったらいいなと思いますか?個人的なことで言えば、ミュージカルで活躍されている先輩方がたくさんいらっしゃるので、お芝居も歌もダンスも勉強させていただきたいなというのがあります。あと、自分以外のところで言えば、自粛期間のせいで舞台観劇というのがさらに手を出しづらい趣味になってしまっている気がするので。自分の力じゃどうしようもないですけど、もう少し状況が落ち着いて、早く観劇がまた手の届く趣味の範囲になっていたらいいなと思います。――コロナ禍を経て、お客様が劇場に入ること、その前で演じることの大きさを改めて感じるようになりましたか。無観客だとか、収容率が50%とか75%とか、いろいろ状況が変わって。最前列の方はフェイスシールドをつけたり、みんな声は出しちゃダメで、拍手のみでってお願いをしたり。そういう中でも上演できること自体、本当にありがたいことだとは思っているんですけど。やっぱり100%お客様が入った客席から声援をいただけたあの光景はどうにも忘れられないものですから。早く戻ってきてほしいなと思うばかりですね。ミュージカル『ジェイミー』チケットの購入はこちらから佐藤流司さまのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=b3f99623-bdae-4b23-b96d-0eb12f517f92&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/友野雄、取材・文/横川良明、衣装協力/FACTOTUM、STIR、VISION STREET WEAR
2021年06月03日俳優の黒羽麻璃央が企画・プロデュースを行う野球大会『ACTORS☆LEAGUE』のテーマソング、及び出演者達のユニフォーム姿が19日、公開された。同大会には野球をこよなく愛する俳優37名が揃い、結成された2チームが真剣勝負の野球対決に挑む。「コロナ禍という状況であっても、次の世代を担う若い俳優たちが輝ける場所でライブエンターテイメントの楽しさを、興奮を、観客の皆様と分かち合える場を作りたい」という思いから黒羽が企画・プロデュースし、その想いに城田優、山崎育三郎、尾上松也、和田琢磨、和田雅成らが賛同した。ドリームマッチの開幕にあたり、コミッショナーを務める城田優がオープニングの演出を手がけることが決定。さらに城田優が作詞・作曲した『ACTORS☆LEAGUE』テーマソング「L・A・S・T」(作詞:城田優 作曲:城田優 UTA)、そして黒羽率いる【BLACK WINGS】のチームソング「- B.W. Anthem -」(作詞・作曲:井手コウジ)、和田率いる【DIAMOND BEARS】(- D.B. Go For It -』作詞・作曲:井手コウジ)の制作も決定した。監督を務める山崎育三郎や尾上松也をはじめ、キャプテン、選手会長、各チームメンバーのユニ フォーム姿も公開。歌やダンスなどに長けた俳優たちが、ただ野球の試合をするだけではなく観客を魅了する様々なパフォーマンスを織り交ぜて、今の日本を元気にする究極のエンターテインメントショーを東京ドームで開催する。今後、コミッショナーの城田優、ゲスト解説を務める荒牧慶彦、佐藤流司のビジュ アル解禁やテーマソングなどの続報も予定している。○城田優 コメントコミッショナーという最高責任者のポジションで参加させていただきます、城田優です。笑 『ACTORS☆LEAGUE』の曲をぜひ作って欲しいというオファーをいただき、僕なりにイメージして爽快感のあるテーマソングを音楽仲間のUTAくんと一緒に制作しました。歌う方たちが楽しく元気になって、聴いている方達も一緒に盛り上がれるような、みんなでひとつになって歌える曲を目指しました。きっと心がはずむような気持ちになれると思います。ぜひ、みなさんにも口ずさんでいただきたいと思いますが、当日会場では声が出せない環境かも知れません。その際は、心の中で一緒に歌っていただけると嬉しいです。○キャスト・スタッフ・コミッショナー:城田優・監督:山崎育三郎、尾上松也・ゲスト解説:荒牧慶彦、佐藤流司・キャプテン:黒羽麻璃央、和田琢磨・選手会長:和田雅成・BLACK WINGS チームメンバー(五十音順):阿部顕嵐、有澤樟太郎、井阪郁巳、岡宮来夢、小西詠斗、近藤頌利、笹森裕貴、章平、田中涼星、西川俊介、橋本祥平、平野宏周、廣野凌大、松田凌、八木将康・DIAMOND BEARS チームメンバー(五十音順):石橋弘毅、岩瀬恒輝、上田堪大、上田悠介、大見拓土、北川尚弥、北園涼、小南光司、椎名鯛造、高野洸、鳥越裕貴、松井勇歩、結城伽寿也、横山真史・オープニング演出:城田優・総合演出:川尻恵太(C)ACTORS☆LEAGUE 2021
2021年05月19日2.5次元などの舞台で活躍する実力派俳優、佐藤流司、福澤侑、spiの3人と、ボーカリストの心之介が合体した4人組の音楽パフォーマンスユニット「ZIPANG OPERA」が結成され、LDH Recordsに所属することが24日、明らかになった。同グループはこれまでの伝統的な日本カルチャーとは一線を画す、全く新しいジャパニーズポップを世界に向けて発信する音楽パフォーマンスユニット。アーティスト名「ZIPANG OPERA」は1曲1曲が歌劇になっているようなパフォーマンスを行うことから命名された。EDM、エレクトロ・ポップ、ミクスチャー、ラップ、ポップなど様々な音楽アプローチで独特の日本(和)の世界観を表現する。楽曲によってそれぞれのメンバーの特性を生かして世界観が変化する所も見どころとなっている。「ZIPANG OPERA」のアーティストプロデューサーは、ダンスボーカルユニットPaniCrewのメインボーカルを努め、近年では社会現象を巻き起こしている、舞台『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageの演出を手掛ける植木豪が担当。楽曲は人気ラッパーのKEN THE 390、Jポップを中心に活躍する井手コウジ等、豪華クリエーター陣が名を連ねる。2021年6月には、結成第一弾となる「ZIPANG OPERA ACT ZERO ~暁の海~」の開催が決定した。公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月17日〜2021年6月20日、チケットは8,800円(全席指定・税込)。○佐藤流司 コメントZIPANG OPERAなる音楽パフォーマンスユニットが始動致します。見てください。このメンバー。見てください。このスタイル。カッコ良すぎやしませんかと。かっこよすぎてR指定とか必要なんじゃないですかと。いや必要じゃないです。誰でも楽しむことが出来る、誰でも心が熱くなる、それがZIPANG OPERAなんです。曲もとんでもないです。是非、確かめて下さい。○福澤侑 コメントどうなっていくのか楽しみでわくわくしてます!これから皆さんと一緒に走っていくチームだと思ってます。素敵なエンターテイメントをお届けできるように頑張っていくので応援宜しくお願い致します。○心之介 コメントZIPANG OPERAは日本の言葉、景色、人の美しさ、華やかさを歌劇で世界に発信して行きたいという思いがあって それが実現できるメンバーが揃っていると思います。僕自身、グループ内で最年少という事もあってメンバー全員がまるで兄のような印象がありますが、親しき中には礼儀を。ライブでは全員と肩をしっかり並べられるメンバーになれるよう努めたいです。ZIPANG OPERAが思い描く未来に迎えるよう全身全霊でパフォーマンスしたいと思います!○spi コメントメンバーの最年長のspiです。しっかりもので華のある人物が集合したな、という印象です。リニアのような加速感、刀の鋭さ、精密度の高いカリスマ性を感じています。日本を代表するようなグループになれるように精一杯頑張りますので応援のほどよろしくお願い致します。(C)ZIPANG OPERA PROJECT 又は (C)ZOP
2021年04月24日俳優の黒羽麻璃央が企画・プロデュースを行う野球大会『ACTORS☆LEAGUE』の開催が23日、明らかになった。東京ドームにて7月20日の開催を予定している。同大会では、野球をこよなく愛する俳優37名が揃い、結成された2チームが真剣勝負の野球対決に挑む。「コロナ禍という状況であっても、次の世代を担う若い俳優たちが輝ける場所でライブエンターテイメントの楽しさを、興奮を、観客の皆様と分かち合える場を作りたい」という思いから黒羽が企画・プロデュースし、その想いに城田優、山崎育三郎、尾上松也、和田琢磨、和田雅成らが賛同した。俳優陣は黒羽がキャプテンを務める「BLACK WINGS」と、和田琢磨がキャプテンを務める「DIAMOND BEARS」の2チームにわかれ、さらにゲスト解説者として荒牧慶彦、佐藤流司が参戦し、あわせて総勢37名が集結した。歌やダンスなどに長けた俳優たちが、ただ野球の試合をするだけではなく、観客を魅了する様々なパフォーマンスを織り交ぜて、いまの日本を元気にする究極のエンターテイメントショーを開催する。ドリームマッチ第1弾の開催決定にあたり、各チームのキャプテンを務める黒羽と和田からのコメントも到着した。なお、本プロジェクトの収益の一部は「読売光と愛の事業団」を通じて、新型コロナウィルスの感染症対策に最前線で向き合う医療従事者に寄付される。○「BLACKWINGS」キャプテン・黒羽麻璃央 コメント今回、企画プロデュースをさせていただきました、プロデューサー兼任BLACK WINGSキャプテンの黒羽麻璃央です。すてきなキャストの方々にお集まりいただき、僕の大好きな野球ができること本当に嬉しく、感謝しかありません! プロデューサーとしてはファンの皆さんに最高の野球&エンターテイメントを、キャプテンとしてはしっかりとチームを引っ張っていけるように頑張ります! 目標は東京ドームの看板に当たる特大ホームランを打つこと! 歴史的な試合を皆さんの心に刻みたいと思いますので是非、お楽しみに!○「DIAMONDBEARS」キャプテン・和田琢磨 コメントDIAMOND BEARSのキャプテンを務めます和田琢磨です。こんな贅沢な環境で、しかも気心知れた仲間たちと一緒に大好きな野球を出来ることをとても嬉しく思います。そして、声をかけてくれた黒羽麻璃央くんには本当に感謝しています。しかし試合は試合。集え! ダイヤモンドのように固い結束のもと、クマのように勇敢な野球小僧達よ!! 皆様、東京ドームにて一緒に盛り上がりましょう!!○出場キャスト・コミッショナー城田優・監督山崎育三郎、尾上松也・ゲスト解説荒牧慶彦、佐藤流司・キャプテン黒羽麻璃央、和田琢磨・選手会長和田雅成・BLACK WINGS チームメンバー(五十音順)阿部顕嵐、有澤樟太郎、井阪郁巳、岡宮来夢、小西詠斗、近藤頌利、笹森裕貴、章平、田中涼星、西川俊介、橋本祥平、平野宏周、廣野凌大、松田凌、八木将康・DIAMOND BEARS チームメンバー(五十音順)石橋弘毅、岩瀬恒輝、上田堪大、上田悠介、大見拓土、北川尚弥、北園涼、小南光司、椎名鯛造、高野洸、鳥越裕貴、松井勇歩、結城伽寿也、横山真史
2021年04月23日ディスコード ヨウジヤマモト(discord Yohji Yamamoto)は、レディメイド(READYMADE)とコラボレーション。山本耀司の愛犬をモチーフにした限定スカルプチャーをディスコード ヨウジヤマモト ギンザ シックスにて発売。ディスコード ヨウジヤマモトとレディメイドによるスカルプチャーは、世界にたった5体だけの限定エディション。過去にレディメイドが手がけた、“山本耀司の愛犬”モチーフのスカルプチャーを小さめサイズにリサイズした。高さ13cmのスカルプチャーは、ツイード生地を繋ぎ合わせて手作業で仕立てた“1点物”。個体ごとに生地や構成、縫い目の風合いが変わり、異なる表情・佇まいとなっている。ハンドメイドならではの温もりのある風合いと、愛らしい表情に注目だ。【詳細】ディスコード ヨウジヤマモト×レディメイド発売日:2021年4月12日(月)展開場所:ディスコード ヨウジヤマモト ギンザ シックス住所:東京都中央区銀座6-10-1 2FTEL:03-6264-5428※電話注文による代引発送も可能。国内で税抜10,000円以上購入の場合は配送料無料。※ディスコード ヨウジヤマモト 渋谷パルコ店、伊勢丹新宿本店でも取寄が可能。価格:RIN 110,000円(税込)
2021年04月16日