鈴鹿央士が、特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」に出演することが決定。松平元康役(後の徳川家康)を演じる。本作は、桶狭間の戦いを題材とした本格時代劇。市川海老蔵が織田信長を演じるほか、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市と豪華キャストの出演が決定している。デビュー作『蜂蜜と遠雷』で各映画賞の新人賞を総なめにし、「MIU404」、「ホリミヤ」のドラマ・映画化では主演を務め注目を集める鈴鹿さんが今作で演じる元康は、今川軍の先鋒として織田軍の出城である丸根砦を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長の戦法を目の当たりにし恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだ。「まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした」と今回の出演に心躍らせる鈴鹿さんは、「実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました」と撮影をふり返る。そして「歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひ、ご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せた。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は3月26日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月08日3月26日(金)に公開される大泉洋主演映画『騙し絵の牙』。この度、松岡茉優のインタビュー映像と彼女が演じる高野惠の新たな場面写真が公開された。原作は、累計発行部数50万部突破を誇るミステリー小説『罪の声』の著者・塩田武士が、あの大泉を主人公に当て書きし、2018年本屋大賞にランクインするなど、世間の注目を集めたベストセラー小説。監督は『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などの吉田大八。国民的俳優と日本アカデミー賞監督の最強タッグで、邦画界最高峰のエンタテインメント作品が誕生。舞台となるのは、大手出版社・薫風社。かねてからの出版不況に加え、創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発する。その中で、専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチ。会社のお荷物雑誌『トリニティ』の変わり者編集長・速水(大泉)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされることに。しかし、一見頼りないこの男、実は笑顔の裏にはとんでもない“牙”を秘めていた。新人編集者・高野恵(松岡)を他の編集部から引き抜き、文学への熱意に溢れる彼女を焚き付けながら、イケメン作家(宮沢氷魚)、大御所作家(國村隼)、人気モデル(池田エライザ)らバラエティ豊かなクセモノたちを手玉に取り、自由な発想と天性のトーク術で『トリニティ』を大きく売り出すための企画を次々と仕掛ける。小さな書店で父親譲りの文学への熱意に溢れる高野は、伝統ある文芸誌編集部の一員として誇りを持って働いているが、熱い思いの余り、大御所作家にもつい率直な意見を論じてしまう有様。そんな時に、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めている編集長の速水に引き抜かれ、速水の策略に巻きこまれていく…。今回解禁された場面写真では、いろいろなトラブルに直面しつつも編集部で奮闘する高野の姿が切り取られている。また、インタビュー映像では、主演の大泉洋や吉田監督などについて語っている。インタビューの内容は以下の通り。――『桐島、部活やめるってよ』以来、8年ぶりに吉田監督作品に出演したことについて。「10代の時に青春というものを私が一番残せたかなと思うのは『桐島~』だと思っていて、私にとっては一生ものの作品です。そんな大切な作品の監督がまた呼んでくださったことがうれしいですし、この8年間、私がいろいろな人と出会って、様々な作品に出していただいて、嫌なこともあったり。でもそういったことも含めてすべてにありがとうと思えるくらい、お話を頂けただけで嬉しかったですし、少しだけ自信を持てた気がしています」――主演・大泉洋との共演について。「大泉さんの大好きで特に尊敬しているところは、いい作品を作る上で必要なことだと思うんですが、どうしても現場がピリッとしまうときに、必ず立って場を和ませるような楽しい話をしてくださるんです。まさにスタンダップコメディアンのような方なんですよね。主演ですし、セリフも本当に多いので、きっと集中したい場面もあると思うのですが、現場の空気を察知して、みんなの気持ちを上げてくださるんです。大泉さんとの現場は楽しいので、また他の作品でもぜひご一緒したいです」――撮影現場について。「(脚本のキャストページを)めくれどもめくれども、主演級のスター達なので…毎日、お腹が痛かったです(笑)。『それぞれで1本映画が撮れるのに』っていう人達が集まっている中、同世代は宮沢氷魚君と、池田エライザちゃんくらいで。もう、子羊3匹は大変震えております。もうそれ位、恐ろしいような、『あれ、ヤクザ映画かな?』っていう様な、コワモテがたくさんいるんです(笑)」――映画の注目ポイントは?「いつか共演したい、また共演したいと思っていた俳優さんたちと、毎日入れ替わりで撮影できることは本当に幸せでした。日本の俳優界をけん引する素晴らしい俳優さん、女優さん方の演技合戦にも注目していただきたいです!」『騙し絵の牙』3月26日(金)全国公開
2021年01月28日『第44回日本アカデミー賞』の優秀賞が27日に明らかになり、授賞式の司会を務める羽鳥慎一、シム・ウンギョンがコメントを寄せた。日本アカデミー賞協会が主催する「第44回日本アカデミー賞」は、昨年度に劇場公開された映画の作品賞や主演男優賞、主演女優賞、新人俳優賞などを表彰するもの。今回は2019年12月16日~2020年12月31日までに公開され選考基準を満たした作品(日本映画154作品、外国映画210作品)に対し、日本アカデミー賞協会会員(3,953名)の投票が行われた。3月19日にグランドプリンスホテル新高輪にて開催される第44回の授賞式に先立ち、正賞15部門各優秀賞、および新人俳優賞が決定。授賞式では、羽鳥慎一(昨年に続き2回目)と、外国人俳優で初の最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョン(『新聞記者』で第43回最優秀主演女優賞受賞)が司会を務め、受賞者を迎える。○羽鳥慎一 コメントこの賞は、映画に関わる今年1年の総決算、1年に1度のお祭りなんだ」と去年お伺いしました。今年もそのお祭りに進行役・サポート役として携わらせていただきます。緊張はしますが、晴れの舞台を特等席で観られるという、こんな素晴らしい機会に立ちあうことができます。普段、集うことができない第一線の俳優さんが一堂に会します。去年、「この方々はこういう関係性なんだ」と感じることができました。今年も間近ででそれぞれの俳優さんの知られざる関係性を知ることができるのがとても楽しみです。○シム・ウンギョン コメント今年も素晴らしい作品が多いので、受賞者の皆さんにお会いして、お話をお伺いするのを楽しみにしています。昨年、本当に貴重な賞をいただいて、未だに感謝の気持ちや喜びがあふれています。今年は司会者として授賞式に参加します。司会を務めるのは人生で初めてですので、しっかりと言葉を届けられるように、日本語の勉強を頑張っております。よろしくお願いします。○『第44回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『浅田家!』『男はつらいよ お帰り 寅さん』『罪の声』『ミッドナイトスワン』『Fukushima 50』・優秀アニメーション作品賞『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『映画 えんとつ町のプペル』『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『ジョゼと虎と魚たち』『STAND BY ME ドラえもん 2』・優秀監督賞内田英治『ミッドナイトスワン』河瀨直美『朝が来る』土井裕泰『罪の声』中野量太『浅田家!』若松節朗『Fukushima 50』・優秀主演男優賞小栗旬『罪の声』草なぎ剛『ミッドナイトスワン』佐藤浩市『Fukushima 50』菅田将暉『糸』二宮和也『浅田家!』・優秀主演女優賞小松菜奈『糸』永作博美『朝が来る』長澤まさみ『コンフィデンスマンJP プリンセス編』『MOTHER マザー』倍賞千恵子『男はつらいよ お帰り 寅さん』広瀬すず『一度死んでみた』・優秀助演男優賞宇野祥平『罪の声』妻夫木聡『浅田家!』成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』星野源『罪の声』渡辺謙『Fukushima 50』・優秀助演女優賞江口のりこ『事故物件 恐い間取り』黒木華『浅田家!』後藤久美子『男はつらいよ お帰り 寅さん』桃井かおり『一度も撃ってません』安田成美『Fukushima 50』・新人俳優賞服部樹咲『ミッドナイトスワン』蒔田彩珠『朝が来る』森七菜『ラストレター』岡田健史『望み』『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』『弥生、三月-君を愛した30年-』奥平大兼『MOTHER マザー』永瀬廉『弱虫ペダル』(C)日本アカデミー賞協会
2021年01月27日羽鳥慎一とシム・ウンギョンが司会を務める授賞式に先立ち、「第44回日本アカデミー賞」の各優秀賞、新人俳優賞が発表された。コロナ禍による映画館休業などを考慮し、2019年12月16日~2020年12月31日までに公開され選考基準を満たした作品(日本映画154作品、外国映画210作品)に対し、日本アカデミー賞協会会員(3953名)の投票が行われた今回。優秀作品賞に選ばれたのは、『浅田家!』『男はつらいよお帰り 寅さん』『罪の声』『ミッドナイトスワン』『Fukushima 50』の5作品。特に、未解決のまま時効になった実際の事件をモチーフとした『罪の声』と、東日本大震災とその後に起きた福島第一原発事故を描いた『Fukushima 50』は、優秀主演男優賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀音楽賞など、ほとんどの賞にタイトルが挙がった。優秀主演男優/女優賞には、ほかにも『糸』の小松菜奈と菅田将暉、『浅田家!』の二宮和也、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』『MOTHER マザー』で長澤まさみなどが選ばれた。また新人俳優賞には、『朝が来る』で望まぬ妊娠をしてしまった少女を演じた蒔田彩珠。『望み』『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』『弥生、三月-君を愛した30年-』と多くの作品で活躍した岡田健史をはじめ、服部樹咲、森七菜、奥平大兼、永瀬廉に贈られる。優秀アニメーション作品賞には、京都アニメーション製作の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、驚異の興行収入を叩き出している『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と大きな話題となった2作品に加え、『映画 えんとつ町のプペル』『ジョゼと虎と魚たち』『STAND BY ME ドラえもん 2』が決定した。昨年に引き続き司会を担当する羽鳥さんは「それぞれの俳優さんの知られざる関係性を知ることができるのがとても楽しみです」と授賞式に期待。昨年、『新聞記者』で外国人俳優初の最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンは「受賞者の皆さんにお会いして、お話をお伺いするのを楽しみにしています」と話し、「司会を務めるのは人生で初めてですので、しっかりと言葉を届けられるように、日本語の勉強を頑張っております。よろしくお願いします」とコメントを寄せた。なお、授賞式は3月19日(金)グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われる。「第44回日本アカデミー賞」主要な各賞の受賞作・受賞者優秀作品賞『浅田家!』『男はつらいよお帰り 寅さん』『罪の声』『ミッドナイトスワン』『Fukushima 50』優秀アニメーション作品賞『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『映画 えんとつ町のプペル』『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『ジョゼと虎と魚たち』『STAND BY ME ドラえもん 2』優秀監督賞内田英治(『ミッドナイトスワン』)河瀬直美(『朝が来る』)土井裕泰(『罪の声』)中野量太(『浅田家!』)若松節朗(『Fukushima 50』)優秀主演男優賞小栗旬 (『罪の声』)草彅剛(『ミッドナイトスワン』)佐藤浩市(『Fukushima 50』)菅田将暉(『糸』)二宮和也(『浅田家!』)優秀主演女優賞小松菜奈(『糸』)永作博美(『朝が来る』)長澤まさみ(『コンフィデンスマンJP プリンセス編』)長澤まさみ(『MOTHER マザー』)倍賞千恵子(『男はつらいよお帰り 寅さん』)広瀬すず(『一度死んでみた』)優秀助演男優賞宇野祥平(『罪の声』)妻夫木聡(『浅田家!』)成田凌(『窮鼠はチーズの夢を見る』)星野源(『罪の声』)渡辺謙(『Fukushima 50』)優秀助演女優賞江口のりこ(『事故物件 恐い間取り』)黒木華(『浅田家!』)後藤久美子(『男はつらいよお帰り 寅さん』)桃井かおり(『一度も撃ってません』)安田成美(『Fukushima 50』)優秀外国作品賞『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『パラサイト 半地下の家族』『フォードvs フェラーリ』『1917 命をかけた伝令』『TENET テネット』新人俳優賞服部樹咲蒔田彩珠森七菜岡田健史奥平大兼永瀬廉(cinemacafe.net)■関連作品:男はつらいよお帰り 寅さん 2019年12月27日より全国にて公開©2019松竹株式会社Fukushima 50 2020年3月6日より全国にて公開© 2020『Fukushima 50』製作委員会浅田家! 2020年10月2日より全国東宝系にて公開©2020「浅田家!」製作委員会罪の声 2020年10月30日より全国東宝系にて公開©2020「罪の声」製作委員会ミッドナイトスワン 2020年9月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2021年01月27日岡田准一主演のシリーズ第2弾『ザ・ファブル殺さない殺し屋』が公開延期されることが決定した。来月2月5日(金)より公開される予定だった本作は、岡田さんが、殺しを禁じられて一般人として普通に生きる伝説の殺し屋・ファブルを演じるシリーズ第2弾。木村文乃、佐藤浩市、佐藤二朗、山本美月らが続投するほか、新キャストに堤真一、平手友梨奈、安藤政信が参加。今作では、誰も殺さず、最狂の偽善者から訳ありの少女を救出するミッションに挑んでいく。配給元である松竹株式会社は、今回の延期決定について「新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、慎重に検討を重ねました結果、一人でも多くの方により良い環境でこの作品を届けたいとの想いから公開を延期することを決定致しました」と経緯を説明。また、購入済みの前売ムビチケカードは、延期後の上映時でも使用が可能。新たな公開日については、決定次第、映画公式サイト、公式SNSにて発表される予定だ。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は近日公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル殺さない殺し屋 近日公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2021年01月22日作家・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公にあてがきした小説を、大泉さんを主演に迎え、吉田大八監督が実写化した『騙し絵の牙』。この度、主人公の雑誌編集長・速水を演じた大泉さんのインタビュー映像が公開された。インタビューでは「監督とも話して、とにかく“何を考えているのかがわからない”という人を意識していました」と演じたキャラクターについてふり返る。また共演者についてもコメント。新人編集者を演じた松岡茉優については「これまでの共演では今回ほど絡みのない役どころでしたので、今回改めて『しっかりしているな』と。現場の雰囲気もとにかく楽しくしてくれますしね」と印象を明かす。専務役の佐藤浩市とはこれまでも共演が多く、「その都度緊張するというか。とても気さくで素敵な方なので、決して周りを緊張させることはしないのですが、僕ら役者からすると佐藤浩市という存在がすごすぎて勝手に緊張するわけですよね」と話し、「僕ら世代の『北斗の拳』でいうとラオウですよね。『来たなー!』というね」と表現した。さらに撮影中に“騙されたこと”を問われると、「やっぱり監督かな」と大泉さん。「打ち合わせでお会いした際には、クールな印象で話しにくい雰囲気がありました。ところが、撮影が始まってみると大変話しやすいし、テイクも多いと聞いていましたが永遠に撮るということもなく。それはいい意味で騙されたなという感じでしたね。なんかファンになりますね、あの方」と話している。また場面写真では、速水が新人編集者・高野恵(松岡さん)の実家である書店に突然訪れる様子、社内で改革派の急先鋒に立つ東松(佐藤さん)の姿が切り取られている。『騙し絵の牙』は3月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年3月26日より全国にて公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2021年01月20日6月19日(金)に公開される大泉洋主演映画『騙し絵の牙』。この度、大泉が役作りと共演者である松岡茉優や佐藤浩市、吉田大八監督について語ったインタビュー映像と、新たな場面写真が公開された。原作は、累計発行部数50万部突破を誇るミステリー小説『罪の声』の著者・塩田武士が、あの大泉を主人公に当て書きし、2018年本屋大賞にランクインするなど、世間の注目を集めたベストセラー小説。監督は『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などの吉田大八。国民的俳優と日本アカデミー賞監督の最強タッグで、邦画界最高峰のエンタテインメント作品が誕生。舞台となるのは、大手出版社・薫風社。かねてからの出版不況に加え、創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発する。その中で、専務・東松(佐藤)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチ。会社のお荷物雑誌『トリニティ』の変わり者編集長・速水(大泉)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされることに。しかし、一見頼りないこの男、実は笑顔の裏にはとんでもない“牙”を秘めていた。新人編集者・高野恵(松岡)を他の編集部から引き抜き、文学への熱意に溢れる彼女を焚き付けながら、イケメン作家(宮沢氷魚)、大御所作家(國村隼)、人気モデル(池田エライザ)らバラエティ豊かなクセモノたちを手玉に取り、自由な発想と天性のトーク術で『トリニティ』を大きく売り出すための企画を次々と仕掛ける。解禁された場面写真では、伝統ある文芸誌編集部の一員として誇りを持って働く高野の実家である書店に突然訪れた速水や、社内で改革派の急先鋒に立つ東松を演じた佐藤浩市の姿を垣間見ることが可能だ。大泉のコメントは以下の通り。――速水を演じて「監督とも話して、とにかく“何を考えているのかがわからない”という人を意識していました。彼なりのポリシーや真実があるのでしょうけど、飄々としていて、まわりには本音がわからないという人を意識しましたね」――松岡茉優との共演について「子役からお芝居をされているキャリアのある方なので、とても安定感がありました。これまでの共演では今回ほど絡みのない役どころでしたので、今回改めて『しっかりしているな』と。現場の雰囲気もとにかく楽しくしてくれますしね。松岡さんはいつも僕と話をするときに『我々は』と、僕と松岡さんをまとめて言ってくれるんです。確かに僕たちは考え方が似ているなと思います」――佐藤浩市との共演について「ありがたいことに、僕の短い役者キャリアの中でも佐藤浩市さんとの共演は多い方です。そして、その都度緊張するというか。とても気さくで素敵な方なので、決して周りを緊張させることはしないのですが、僕ら役者からすると佐藤浩市という存在がすごすぎて勝手に緊張するわけですよね。なんですかね、あの、とてつもなく人を緊張させるオーラといいますか。僕ら世代の『北斗の拳』でいうとラオウですよね。『来たなー!』というね」――撮影中に“騙されたこと”「撮影中に騙されるってことはなかったけれど、やっぱり監督かな。打ち合わせでお会いした際には、クールな印象で話しにくい雰囲気がありました。ところが、撮影が始まってみると大変話しやすいし、テイクも多いと聞いていましたが永遠に撮るということもなく。それはいい意味で騙されたなという感じでしたね。なんかファンになりますね、あの方。かわいいんだよね。一見、クールに見えるのですが、暖かくて気づかいのある方だったので、いい意味で騙されていたなと思いましたね」さらに現場については「本当に楽しい現場で、とても充実した楽しい日々でした」と語ったという。このコメントを踏まえ、ますます内容に期待が高まる。『騙し絵の牙』3月26日(金)全国公開
2021年01月20日3月5日(金)より全国ロードショーとなる映画『太陽は動かない』の特別映像が公開された。本作は『怒り』『悪人』などのヒット作で知られる人気小説家・吉田修一の同名サスペンス小説を、『海猿』『暗殺教室』シリーズを手がけた監督・羽住英一郎が壮大なスケールで映画化。産業スパイ組織「AN通信」の本部へ24時間ごとに定期連絡をしなければ、心臓に埋め込まれた爆弾が爆発するという運命を背負わされた精鋭エージェント鷹野(藤原達也)と相棒の田岡(竹内涼真)が、世界中の権力者たちが求める次世代エネルギーの極秘情報を手に入れるために奮闘するノンストップサスペンスとなっている。主演の藤原は『22年目の告白 -私が殺人犯です-』や『カイジ ファイナルゲーム』などで強烈なキャラクターを演じ、常に命の限界を超えてきた男。そんな藤原史上最も極限状態に追い詰められる絶体絶命のシーンを捉えた特別映像が公開された。敵対する裏組織のリーダー、ジミー・オハラ(横田栄司)に捕らえられた鷹野。拷問を受け、苦悶の表情を浮かべているが、本部に連絡して爆弾解除の申請をしなければ心臓の爆弾が爆発してしまう。刻一刻とカウントダウンが迫り、映像を観ている側も手に汗握る。さらに、映像には高層ビルの屋上での鬼気迫る肉弾戦やヘリコプターの撃墜、水中での決死の脱出劇など鷹野と田岡に降りかかる絶体絶命のシーンがふんだんに盛り込まれた。陸空海のありとあらゆるシチュエーションで24時間365日、常に死の危険と隣り合わせのふたり。果たして彼らは無事に任務を遂行することはできるのか。大規模な海外ロケの実施、ハリウッド進出も果たした韓国の人気女優ハン・ヒョジュやピョン・ヨハン、日本映画界を牽引する佐藤浩市の参戦、市原隼人による体を張ったアクションなど、これまでにない超大作になること間違いなしだ。映画『太陽は動かない』藤原竜也 絶体絶命スペシャル映像映画『太陽は動かない』3月5日(金)公開
2021年01月08日人気小説家・吉田修一のサスペンス巨編シリーズを映画化した『太陽は動かない』(3月5日公開)。本稿では初共演を果たした藤原竜也と竹内涼真が、1日に9時間もの長時間、水に浸かって挑んだ過酷撮影の現場をレポートする。取材陣に公開されたのは2019年7月12日、東映東京撮影所。現場では、沈没を始め、海水が入り込んだコンテナ船の貨物倉庫で、秘密組織「AN通信」の精鋭エージェント・鷹野一彦(藤原さん)が、敵に捕らえられ、鎖につながれた同僚の田岡亮一(竹内さん)を救出しようとするシーンが佳境を迎えていた。スタッフから「田岡さん、お願いします!」と役名で竹内さんが呼び出されると、藤原さんは「いってらっしゃーい」と送り出し。さりげないやり取りから、絶妙な“バディ感”が醸し出される。セットへの給水が始まるなか、照明、火花、蒸気といった特殊効果のタイミングが計られ、準備が整うと撮影がスタート。首まで水に浸かり、何とか鎖を解こうともがく竹内さんの姿を、藤原さんはモニターで確認しながら「(水に)入るのイヤだな…」と思わず本音をこぼしていた。その隣には、ウェットスーツに身を包んだ羽住英一郎監督の姿が。羽住監督といえば、『海猿』シリーズを手がけ、ダイナミックなアクション演出に定評があるヒットメーカー。この日は大量の水を使用したシーンということもあり、現場を見守る関係者からも「うわぁ、『海猿』だな」と感嘆の声が自然とあがった。撮影に使用した水の量は180トン。貨物倉庫のセットは108立方メートル。水深を180センチ→150センチ→80センチと下げながら、つまり時系列とは逆行しながら、慎重に撮影が進められた。「もう久しぶりに『きつい』という言葉も発せられないような状況での撮影でした」と振り返る藤原さん。現場は「火花も散って、水の流れも速く冷たくて、足もつかない」という状況だったそうで、「その中で潜りながらも田岡の腕に巻かれたチェーンを解かなければいけない。ハンマーや斧を探しては、これじゃないあれじゃないと何度もやるわけですけれど、久々に堪えた」のだとか。それでも「終わった後は、達成感や爽快感がありましたね」と手応えは十分だ。一方、鎖につながれた状態で救助を待つシチュエーションだった竹内さんは「動けない状態で上から水が落ちてくるって結構パニックになるなと思いました」とこちらも満身創痍。同時に「滝のように水が落ちてくる中で、撮影スタッフさんの技術に惚れ惚れした」といい、羽住監督率いる“海猿チーム”のプロフェッショナルな姿勢に感心しきり。「精神的にも体力的にもキツかったので、竜也さんと励まし合いながらやっていた」と先輩・藤原さんへの感謝も語っていた。現場には原作者の吉田氏も見学に訪れており、「吉田先生は『すごい撮影をしていますね』とおっしゃっていました。びっくりされたというか、吉田先生の原作スケールに合うセットでシーンを再現していて、非常に興奮されているように見えました。喜んでくださっていたと思います」(藤原さん)、「田岡が精神的にまだ弱い部分があるエージェントなので、その弱さをどう演じるのか、命の危機が迫って絶叫するシーンが楽しみですとおっしゃっていました」(竹内さん)とふたりの言葉からも、吉田氏の期待がうかがい知れる。撮影を前に、羽住監督は藤原さんと竹内さんに対し「全編代役なしでアクションシーンを撮りたいので、身体を鍛えてくれ」とオーダーしたそうで、「クランクインまでに見事に身体を作り上げてきてくれました。極限状態に追い込まれるシーンが多かったので、ボロボロになりながらも力を失わない、生命力のある目力には撮影しながら圧倒されました」。現場でのふたりについて、「合間に戯れあっている目が少年のようだったのが印象に残っています」とも明かした。また、足もつかなくなるほど水位が上がったなか、藤原さんが竹内さんを抱きしめながら助け出そうと奮闘する姿に、羽住監督は「思わず熱いものがこみ上げてきた」そうで、「ずぶ濡れの中での撮影だったので、自分が泣いているとスタッフやキャストにバレずに済みました」と舞台裏での“感涙”を振り返った。心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫る秘密組織のエージェントが、新世代エネルギーの極秘情報をめぐり、各国のエージェントや大国の裏組織と命がけの頭脳戦を繰り広げる。日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行。市街地の道路を完全封鎖したカーチェイスや、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、世界規模で撮影が行われた。そんなスケール感に相応しく、藤原さん&竹内さんをはじめ、ハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、佐藤浩市、市原隼人、鶴見辰吾ら豪華俳優が集結している。『太陽は動かない』は3月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年01月07日帽子を目深に被り、夕暮れどきの閑静な都内の住宅街を歩く男性。黒で統一したシックな装いで、足取りはどことなく早い。その手にはしっかりと包装された巨大な紙袋が抱えられていた。ほどなくして男性は、とりわけ住宅街のなかでもとりわけ大きな一軒家に入っていく。その持ち主は俳優・佐藤浩市(60)。男性の正体は、佐藤の息子・寛一郎(23)だった。12月10日、その日は佐藤が還暦を迎えた記念すべき誕生日だった――。「この日は自宅で、浩市さんの還暦祝いが行われていたそうです。芸歴は40年を超え、若手からベテラン俳優まで絶大な信頼を誇る浩市さんですから、本来なら盛大に還暦パーティをやりたかったはず。ですが、コロナ禍ということもあって、今年は家族とごく親しい人たちだけでお祝いしたと聞いています」(佐藤の知人)93年に再婚した2人目の妻との間に誕生した寛一郎。17年には父・浩市の背中を追うように俳優デビューし、順調にキャリアを積み重ね、今年は4本の映画にも出演するなどまさに引っ張りだこ。今年7月に公開された映画『一度も撃ってません』では浩市との初の親子共演を果たしていた。一見、公私ともに仲のよい父子に見えるが、寛一郎には複雑な思いもあるという。「幼少期から浩市さんに映画の撮影現場へ連れていかれていたこともあって、寛一郎さんはずっと役者業に憧れていました。しかし一人の俳優として一人前になりたいという思いが強く、“佐藤浩市の息子”と二世扱いされることを本人はとても嫌がっています。本名は佐藤寛一郎ですが、芸名から姓を外したのも“七光り”と呼ばれることを避けたかったためと聞いています」(前出・佐藤の知人)寛一郎は浩市への相反した思いをインタビューでこう打ち明けていた。《僕にとって彼(佐藤浩市)は、一番好きで一番嫌いな存在でもあるわけです。そんな感情の中で対峙する。果たして僕の力は彼と対峙できるくらいのレベルに達しているのか? と。僕としては自分の未熟さと経験値の圧倒的な足りなさを自覚しているので》(『日刊SPA!』11月21日)自身も名優・三國連太郎さん(享年90)のもとに生まれ、長きにわたる確執も経験してきた浩市。誰よりも“2世の苦しみ”がわかるだけに、日々悩みながら奮闘する息子のことはあたたかく見守っているようだ。「寛一郎さんと初共演した『一度も撃ってません』の会見で浩市さんは、『NGを出して冷ややかな目で見られてしまった』と茶化していましたが、本心ではとても喜んでいたそうです。幼少期に寛一郎さんを撮影現場へ連れて行ったのも、浩市さんも同じように連太郎さんに連れていってもらった経験があるから。18年に寛一郎さんがデビュー映画で、キネマ旬報の賞を受賞した際は、すぐさまLINEで『おめでとう』と本人に伝えたそうです。寛一郎さんもそんな浩市さんの存在がとても刺激になっているといいます」(前出・佐藤の知人)今年3月、本誌のインタビューで浩市は「役者になりたい」と打ち明けた寛一郎に投げかけた言葉をこう明かしていた。「芸名に姓をつけたくない気持ちもわかる。だったら、将来自分が役者として何者かがわかったときには、つけろよ。お前が役者になるのに。反対する理由はない。だが、食えなかったら食えないで、しょうがないと思え」あたたかくも厳しい父の言葉を胸に、寛一郎の役者道はこれからも続いていく――。
2020年12月18日岡田准一主演映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』より、公開に先駆けて、岡田さん扮するアキラのバイト先、オクトパスでのメイキング映像が公開された。どんな相手も6秒以内に仕留めるという伝説の殺し屋“ファブル”だが、ボス(佐藤浩市)の命令により、誰も殺さず一般人として普通に生きるため、佐藤アキラという偽名を使ってデザイン会社「オクトパス」でアルバイト生活を送っている。今回到着したメイキング映像は、ロングヘアーからショートカットにイメチェンしたミサキ(山本美月)に対してリアクションする、「オクトパス」の仲間たちの和やかなシーンだ。社長の田高田(佐藤二朗)は「まっ!眩しいぃ!太陽かいな~!!」と大げさに褒め、社員の貝沼(好井まさお)も「似合ってんな~!」と一言。しかし一方で、世間とはズレた感覚を持つアキラはというと、「ブラジルサンゴヘビと同じカラーリングや」と髪型に気づくどころか、ミサキのカラーニットから独特な表現で言い表し、「とても綺麗な毒蛇なんだが…」となぜかうっとりした表情を浮かべるのだった。さらに、どこまでがセリフでどこからアドリブなのかまるでわからない佐藤さんの一人芝居が繰り広げられ、ミサキのことを手にとったチラシと呼び間違え「チラシ~!」と呼ぶNGシーンには、山本さんも笑いを隠せなかった様子。山本さんは「相変わらずアドリブだらけですごいなと思います(笑)」と撮影をふり返り、岡田さんはオクトパスのシーンを「オアシス」と呼び、このシーンまでに数々の過酷なアクションシーンを撮影してきた江口カン監督も「やっとオクトパスのシーンになった~!!」と朝イチで喜びを口にしていたとか。前作から同じ顔ぶれが揃ったチームワーク抜群のコミカルな掛け合いは本作でも必見のようだ。そして、2020年TSUTAYA年間レンタルDVDランキング、レンタル(邦画)部門で第1位を獲得した前作『ザ・ファブル』が、本日からHuluとAmazon Prime Videoにて配信されることも分かった。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル 2019年6月21日より全国にて公開©2019「ザ・ファブル」製作委員会ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年2⽉5⽇より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2020年12月18日「アンフェア」の原作者・秦建日子による小説を、「SP」シリーズの波多野貴文監督が映画化した『サイレント・トーキョー』が、全国の劇場で絶賛公開中だ。「クリスマスイブの渋谷で、爆破テロが起こったら?」という衝撃的なストーリーを軸に、刑事やテロ事件の容疑者、一般市民の物語が交錯していく。シネマカフェでは、テロの容疑者・朝比奈を演じた佐藤浩市、事件を追う刑事・世田とその相棒・泉を演じた西島秀俊と勝地涼、事件の裏で不可解な行動をとるIT起業家の須永を演じた中村倫也、犯人に仕立て上げられるテレビ局の契約社員・来栖を演じた井之脇海の5人に単独インタビュー。「ネタバレあり」で繰り広げられる、濃密かつ大ボリュームの座談会をお楽しみいただきたい。見えないパートを想像すること――それは映画の“嘘”でもあり面白い部分――『サイレント・トーキョー』には、各々の独立したパートが徐々に1本に収斂していく快感がありますが、演じ手としては出ずっぱりではないぶん、難しさもあったのではないかと思います。佐藤:ぶっちゃけてしまうと、僕の役はその中でも“フック”だったんですよね。本作に関しては、それぞれが観客に対して、ある種のミスリードを誘う役割を担っていました。そして、これはなかなか難しい。観客をうまく誘導していくとなると、役に対する整合性というか、真摯な向き合い方を1回外さなければならないわけです。――役としての思考と、俯瞰して物語全体を見る思考の2つが生まれてきますね。佐藤:そう。さらに本作では、全体の長さを99分にするために、役の色々な背景を敢えて外している。そうすると、背景が見えないことが、いい意味で「ミスリード」を成立させていくことにもなるんです。西島:台本を読んでいても、「実際どういう作品になるか」は、他の作品に比べてはるかに見えなかったですね。それぞれのパートで作品に関わってはいますが、僕は自分のパートという一部分しか見られないため、そういった意味では完成品を観て「ああ、こういう映画だったのか!」と改めて知る、新鮮な驚きがありました。勝地:西島さんと僕が演じた刑事は、自分たちが「こいつが怪しい」と思った人を追っていくポジションなので、どちらかといえばお客さんに近い目線だったかもしれません。だから僕の中では、容疑者を追い詰めていくことを大事にしていました。真っ当に刑事として向かっていくことを意識して演じました。中村:僕が演じた須永は、前半と後半で印象がねじれていく役でした。(佐藤)浩市さんがおっしゃったようなミスリード的な部分でいうと、観る人の「この人は何なんだろう?」という心をずっと引き付けていくミステリアスさが、まず必要なものとしてありましたね。それに須永の探求している一本の軸があり、その役割も全うしつつ、順を追って観ていくと「実際はどうだったのか」や「どういう欲を持って行動していたのか」と符合がいき、そこから推進力で引っ張れるような…そんな役割を意識しながら、役作りを行いました。井之脇:僕は来栖という役を演じることでいっぱいいっぱいになっちゃっている部分もあったのですが、波多野貴文監督が「来栖としてはこうだけど、映画としてはお客さんはこういうことを経験しているから、来栖もこういう在り方でいてほしい」と伝えてくださったのが大きかったですね。見えないパートを想像すること――それは映画の“嘘”でもあり面白い部分だと思うのですが、お客さんのことや、他のパートをどこか感じながら作っていくのがすごく面白かったです。――波多野監督は「本作は、それぞれの人物に二面性がある」とおっしゃっていました。どの人物に感情移入するかで見え方が変化する作品でもあるかと思いますが、その点について、佐藤さんはどうお考えでしょう?佐藤:お客さんというのは二通りいて、自分に近しい人間に感情移入をすることによって物語に寄っていくタイプと、あくまで俯瞰視して、自分自身は物語の外に置いておいて観るというパターンがありますからね。特にサスペンスだと、俯瞰視して観たくなるのが人情じゃないですか(笑)。それ以外だと、自分を映画の中に置いて、「自分がどう思うか」という風に観たほうがわかりやすいところはありますね。そういう意味では、今回はお客さんのスタンスによって見方が変わる気はしています。それぞれの共演を振り返る――非常に興味深いお話です。本作は演技対決も魅力ですが、佐藤さんと中村さんはかなり重要なシーンで共演されています。お互いに、どのような感想を持ちましたか?佐藤:電話での受け答えのシーンが印象的でしたね。中村くんの芝居が、いい意味で乾いていて。ここをウェットな感じでやってしまうと、いままで積み上げてきたものがなくなってしまうなか、「そうだよな、それしか言えないよな」という絶妙な具合でした。本当はお互いもうちょっと踏み込みたいんだけど、それができない不思議な距離感があって、面白かったですね。中村:須永が抱えているのは「家族」の遠い記憶なんですよね。いくつか思い出もあるけれど、きっとそこから塗り替えられている部分もあるんじゃないかなと思います。記憶って、劣化したり美化したりするものじゃないですか。とはいえ鮮明なポイントはあるだろうなと思いながら、「さてどうするか」と一生懸命考えていきました。なんだか不思議な感覚でしたね。台本に書かれていないシーンが、浩市さんと対峙した瞬間にふわっと頭の中によぎったんです。それは、自分のリアルな経験から来ている部分もあるでしょうし、よぎったといってもおぼろげで具体性がなく……何とも言い難い体験でした。須永にも、様々な事情や想いがあって、演じているこちらとしても「これがこうでこうなる」という理論立てたものとはまた違った、それでいて妙な実感があったシーンでした。――西島さんと勝地さんは、刑事役でバディを組んでみて、いかがでしたか?西島:勝地くんが演じた泉は、一見すると本人がもともと持っている明るさや、前向きなエネルギーが出ていたと感じるかと思うのですが、それだけではないんです。「爆破テロに巻き込まれる」というすさまじい体験をすることで、それを境にすっかり人間が変わってしまう。劇中でははっきり描写はされていないのですが、勝地くんと芝居をする中で、泉のそれ以前とそれ以後を目の当たりにし、「こいつは変わってしまった」とはっきり感じられました。タフな人間であっても、人生や人格が変わってしまう。それを提示して見せた勝地くんの陰と陽の両方を持っている部分が、すごく魅力的でしたね。もっと共演したいです。勝地:僕は「バディ感」を出すのがすごく大事だと思っていて、初日からリハーサルをやりながら、2人にとっての「いつも」を作り出せるようにしました。たとえば、泉が世田を探しているシーンで「またここか…しょうがないなぁこの人は」という感じを出してみて、「2人の関係性っていつもこうなんだろうな」と見せる。そして、「俺が喋ってるのにこの人、まだタバコ吸ってるぞ…」と思いながら(笑)、空気感を作っていきました。西島:(笑)。勝地:自分の中では、泉が明るいキャラクターだから世田とバディを組んでいてきっと世田に対して「俺が面倒見てやるか」と思っている感じがしたので、そういった解釈を表現したつもりです。――映るシーンが限られているからこそ、しっかりと関係性を伝えられるように努力されていたんですね。勝地:そうですね。現場ではずうっと西島さんを見ていました。一同:(爆笑)。勝地:いやでも、それくらいしないと駄目だと思っていたんです(笑)!撮影も飛び飛びだったから、僕も必死でした。ちょっと気持ち悪いですけど……(笑)。――(笑)。井之脇さんは、石田ゆり子さんと共演されたご感想をぜひ、教えてください。井之脇:僕自身が演じた来栖に関しては、「自分も爆発に巻き込まれたらこう変化するだろうな」というリアルを追求しつつ、そこにフィクションの要素も入れて、変化にグラデーションをつけられるように、とは考えていました。石田さんが演じる山口アイコとは一緒に事件に巻き込まれるから、どこか心のよりどころにしていた部分はあったんです。でも芝居をしている中で、山口アイコとしての“熱”がふっとなくなる瞬間があって、ちょっと驚いたんです。現場にいるときは僕も来栖として「どうしたんだろう?」と不安になったのですが、完成した映画を観たら「そういうことか」と合点がいきました。アイコにも様々なことが降りかかって、その都度変化していく。観客として観たときに、そんな彼女の“道筋”を感じられたんですよね。「そうか、だからあのとき熱が消えたり、距離が遠くなったりしていたのか」と発見がありました。石田さんに引っ張られて自分の演技に変化が起こった部分もたくさんあったので、改めて、石田さんのすごさを感じましたね。本当に助けていただきました。“日本国民”が大事な登場人物――皆さんのお話を伺っていると、「自分が演じる役」という主観と、「作品全体の動き」という客観を常に意識されながら演じていたことが伝わってきます。そんな皆さんが“集結”する瞬間が渋谷のスクランブル交差点における爆破シーンかと思いますが、参加された感想を教えてください。足利に原寸大のセットを作って撮影したそうですね。西島:足利のセットはもちろん原寸大で地面はあるんですが、グリーンバックの部分もあるんですね。だからこそすごいと思ったのは、毎日千人以上のエキストラの皆さんが、渋谷のスクランブル交差点をイメージして演技をされていたこと。ここで爆破があって、衝撃がこっちからこう向かってきて…ということを想像しながら、大量の人間が一斉に動く。もちろんその前から、渋谷のクリスマスイブの楽しい雰囲気を作っておいて、それが一気にとんでもない世界になる、という落差を見せる。この規模でよくできたな…というのが、正直なところですね。CGでいくら作りこんだとしても、そこにいる千人以上の人々が「渋谷の空気」をイメージできていなければ、絶対そうは見えなかったわけですから。撮影は何日もかかって本当に大変でしたが(苦笑)、参加してくださった皆さんに「ありがとうございます。本当に楽しかったです」という思いがありますね。勝地:爆破があった後のシーンでは、エキストラの皆さんがそれぞれ「どういうけがをしたのか」「何を感じているのか」を想像しながら芝居されていましたよね。僕自身も爆破に巻き込まれてしまって…という状況で演じているなか、目の前で多数の人々がそれぞれ違った芝居をしているのを見て「いま、すごい現場にいるんだ」と思いました。西島:セリフも、皆さんがご自身で考えていたよね。勝地:すごかったですよね。這いずりまわる人がいたり、立とうとする人や動かない人がいたり…。これまでにない経験をさせていただきました。中村:出来上がったものを観たときに、渋谷でこんな大規模なシーンをたくさんの人を動員して撮っている“光景”を今まで観たことがなかったから、驚きが大きかったですね。「これ本当に渋谷で全部撮ったんだろうな」と思っていて、あとから「足利で撮った」と聞いてびっくりするんじゃないかと感じるほど、説得力のある仕上がりでした。あと、スクランブル交差点に集まっている人たち…つまり“日本国民”というものが、大事な登場人物の一つである気がしています。それぞれは一人ひとりの個人ですが、集まった際のマジョリティというか群像というか、それがこの映画のテーマを象徴する大切な存在だと思っています。西島さんがおっしゃる通り、それを成立させるのは並大抵のことじゃないですよね。グリーンバックに囲まれて、役者ひとりが想像力を働かせて芝居する×何千をやっているわけじゃないですか。このシーンを撮られたことが、作品にとってすごく大きかったんじゃないかと思います。――西島さん・勝地さん・中村さんは実際にスクランブル交差点の“中”にいましたが、井之脇さんはその光景を別の場所から見ているポジションです。井之脇:はい。僕はビルの屋上から眺めている設定でした。あのシーンも実はセットを作って、グリーンバックで撮っています。中村:『バットマン』みたいでカッコよかったよね。ゴッサムシティだ!と思った(笑)。西島:あのシーンは僕も参加しましたが、撮っているときはあんなに高いビルの屋上になっているとは思わなかったですね。井之脇:本当にそうですよね。僕もなかなか想像がつかなかったのですが、先に足利ロケが終わっていたため、撮り終えた映像を波多野監督が見せてくれたんです。まだエフェクトを付ける前で、爆破もないしグリーンバックなのに、参加されていた皆さんが「良い作品を作ろう」という共通意識を持っていたからこそ、渋谷の街や爆発が見えてきて、とても助けられました。「役を引きずる」かは時代やシステムによる?――佐藤さんにぜひお伺いしたいのは、本作における娯楽性と社会性のバランスについてです。本作はノンストップサスペンスかつアクション大作でありつつ、「渋谷で爆破テロが起こったら?」というリアルな恐怖がありますよね。佐藤:やはり大きいのは、「何が起きても不思議じゃない」というリアリズムを、昨今誰もが思うようになったということですよね。僕らはフィクションとして、「こういうことがあったら怖いよね」という思いの中でこの映画を作ってはいるけれど、ただ「あるかもしれないよ」といくら声高に言ったとしても、これが観た方で現実的に感じられるかは、別問題ではあると思います。しかし、いまの世の中の感覚だと、本作で描かれることが「あっても不思議じゃない」と思えてしまう。それこそが恐ろしいし、どこか気味の悪さを感じてしまいますね。――なるほど…ありがとうございます。本作では皆さんが鬼気迫る演技を見せられていますが、これまでに「役を引きずる」経験はありましたか?佐藤:若いときはありましたね。やっぱりどこか持って帰らないと、次の朝現場に来たときに切り替えるスイッチングがまだ、自分の中でうまくできない時期がありました。それが、何がきっかけというわけではないけれど、経験則の中で変わってきた。スイッチングできないとメンタルがもたないから、「できるように」というより「するように」なりましたね。逆に言うと、いまはカットとカットの間でスイッチングするから、周りの役者が迷惑そうな顔をする時があります(笑)。西島:僕は昨日の夜に広島から帰ってきたんですが、絶賛引きずり中です…。また数日後に現場に戻ります。久々に引きずっていて、困っています(苦笑)。――なんと!佐藤:きつい役なんだ。西島:そうなんです。毎日、涙がこぼれそうです…。勝地:そんな話をされた後に言いづらいんですが、僕は役を引きずったことがないです(苦笑)。一同:(笑)。勝地:もしかしたら引きずっているのかもしれないけど、勝手に「スイッチングできてる」と思っているタイプだから(笑)。そのほうが楽なのかもしれないですね。なんかすみません…。西島:いやいや、いいことだよ。中村:僕も引きずることはないですね。たぶん、僕と勝地はバカなんだと思います(笑)。勝地:(笑)。中村:僕らには繊細さがあまりないんじゃないかな…。――それぞれの役者さんのスタンスや、作品によっても変わりますよね、きっと。中村:そうですね。あえて日常生活に役を入れてみることはあります。それでどうなるか見てみたくて。でも、引きずるということはないかな。井之脇:僕はどちらかというと引きずらないようにしています。いまはどうしても複数の作品を縫わなければならないので、引きずるとつぶれてしまうんですよね。お風呂に入って寝て、日常に戻ってリフレッシュするようにしています。佐藤:時代もあるんじゃないかな。その時々の撮影のシステムで、変わってくる部分もある。僕が若いときは、ワンカット撮るのにアップで30分、引き画で長回しだと、モニターもないから準備に1時間かかるんですよ。その間に役者が何をやっているかというと、とにかくずっと稽古をしている。そうやって役が刷り込まれていくんですよね。すると、引きずる度合いも増えてくる。今はテストは1回2回ですぐ本番に行く、というシステムですよね。役者にとって「行ける」なのか「行かせる」なのかはわからないけど、どっちが悪いかではなくて、そういった違いに依存する向きはあるように思います。(SYO)■関連作品:サイレント・トーキョー 2020年12月4日より全国にて公開Ⓒ2020 Silent Tokyo Film Partners
2020年12月17日映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』(12月4日公開)の公開初日舞台挨拶が都内で行われ、佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、波多野貴文監督が登場した。同作は『アンフェア』シリーズの原作『推理小説』多くのベストセラー小説を世に送り出し、 大ヒットTVドラマの脚本も手掛ける秦建日子の最新作の実写化作品で、『SP』シリーズの波多野貴文監督がメガホンを取る。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた同作は、クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件を描き、パニックに陥る日本、そして事件へと巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯する。容疑者役の佐藤を「尋問」するということで、登壇者たちは次々と質問を浴びせる。「今までで印象に残ってる言葉は?」(波多野監督)、「40年役者をやってるなかで、壁にぶつかったことは? その時の乗り越え方は?」(勝地)、「役者をやっていなかったらどんなやってみたかったことは?」(井之脇)といった質問が飛び交う中、広瀬は「好きな漫画はなんですか?」と質問し、その温度差に佐藤が膝をつく事態に。佐藤は「ジョージ秋山さんの『アシュラ』という漫画があったんですよ。『銭ゲバ』は有名なんだけど、『アシュラ』は少年誌に連載してたのにカニバリズムを描いている。当時すごい問題にもなった作品」と好きな漫画を挙げる。広瀬は「私、1冊おすすめなの言ってもいいですか? 『渋谷金魚』という、渋谷で金魚が人間をバンバン食べていく作品なので、よかったらぜひ」とオススメ漫画の情報交換をしていた。また、中村は「空気が一瞬変わったので戻します。失礼かもしれないけど、こんな機会でもないと聞けないと思うので、聞かせてもらいたいんですけど……」という前振りで、「ゴルフのアプローチショットの距離感の調節というのは……50、60、70ヤードくらいってどのようにされてますか?」と質問。「どんな球を打ちたいかという自分の明確なイメージを持って……」と説明する佐藤が「こんな話面白いのかよ!?」とつっこむと、中村は「深いなあ〜どんな球を打ちたいか、役者と一緒ですね」と納得していた。
2020年12月04日12月4日(金)本日公開を迎えた、秦建日子の小説を佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也ら豪華キャストたちで映画化した『サイレント・トーキョー』。この度、公開初日記念として、邦画史上類を見ない大規模撮影の様子が映し出された特別映像が到着した。クリスマス・イブの東京を舞台にした本作。未曽有の衝撃的な事件が、空前のスケールで描かれていく。今回到着した映像では、足利市に建設されたほぼ原寸大のオープンセットで総勢1万人のエキストラを動員して行われた渋谷スクランブル交差点の撮影の様子が映し出されている。実際のセットはグリーンバックに囲まれており、交差点周辺の街並みは全て合成。この渋谷スクランブル交差点のシーンをはじめ、クライマックスとなるレインボーブリッジでのシーンのCG合成が施される様子も確認することができる。広瀬アリスは「セットが大き過ぎてびっくりしました」と驚きをみせ、中村さんは「エキストラさん延べ1万人以上参加していただいた方々が裏主役」と話す。また佐藤さんは「自分が想像していた以上」と語り、西島さんはエキストラを含め「みんなでイメージして、共有して撮影していたんです」と撮影をふり返っているなど、キャスト陣の貴重な証言も盛り込まれている。『サイレント・トーキョー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:サイレント・トーキョー 2020年12月4日より全国にて公開Ⓒ2020 Silent Tokyo Film Partners
2020年12月04日2021年2月5日(金)より公開となる岡田准一主演の映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のスペシャル映像が公開された。本作は、累計800万部を突破した大ヒットコミック『ザ・ファブル』(原作:南勝久 / 講談社「ヤンマガKC」刊)を原作としたアクションの新シリーズ。2019年6月に公開された前作より全てをバージョンアップした形で、岡田演じる伝説の殺し屋“ファブル”が挑むあるミッションをスリリングに展開していく。今回公開されたスペシャル映像では、劇中シーンやメイキング、インタビューを含め60秒で本作の見どころを紹介。どんな相手も6秒以内に仕留めるという殺し屋のファブルは、「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」というボスの命令(佐藤浩市)に従って佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ(木村文乃)と共に一般人のフリをして平和に暮らしている。そんなファブルを演じる岡田は主演としてのみならず、本作では“ファイトコレオグラファー”として活躍。アクションシーンの殺陣を自ら作り出し、数々の超難関アクションを展開する。団地を一棟まるごと貸し切って作り出した「団地パニック」アクションをはじめ、激走する暴走車とのカーアクションやフィジカルバトルにも注目。さらに、前作では見られなかった木村扮するヨウコの本格的アクションも今回の映像で初公開された。岡田から直接アクション指導を受けたという木村が「100回くらい“セクシーに”と言われました」と振り返る、安藤政信扮する凄腕の殺し屋・鈴木とのアクションバトルも必見だ。また、シリーズ2作目では岡田が「節目になる作品でご一緒させていただいてきた」と大きな信頼を寄せる堤真一が、ファブル因縁の敵・宇津帆として登場。堤や安藤、新ヒロインの平手友梨奈を迎え、原作で”泣ける”と話題のエピソードを描き出す本作は、『ザ・ファブル』ならではのアクションとコメディ、人間ドラマの全てを味わえる。ぜひパワーアップして返ってきた殺し屋“ファブル”の姿に期待してほしい。◆『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』スペシャル映像『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』2021年2月5日(金)より、公開
2020年12月04日主演の大泉洋ほか、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市ら超豪華キャストの共演で話題の『騙し絵の牙』。公開が延期されていた本作の新公開日が2021年3月26日(金)に決定、大泉さん自身の口からそれを伝えるスペシャル映像「未来で待つ男」も到着した。主人公の雑誌編集長・速水役には、本作の主人公としてあてがきされた国民的人気俳優の大泉洋。大泉さんと映画初共演で吉田組には『桐島、部活やめるってよ』以来となる松岡茉優のほか、佐藤浩市、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する超豪華俳優陣が大集結。それぞれがクセモノ揃いのキャラクターを見事に演じ、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルが誕生した。さらに新たな公開日の決定を告知するため、大泉さんを主演に、吉田大八監督の企画・演出ほか本作のスタッフが再集結して撮影された超贅沢なスペシャル映像「未来で待つ男」が完成。▼スペシャル映像「未来で待つ男」暗い映画館の座席に座っている大泉さんはスポットライトが当たると立ち上がり、カメラ目線で「大泉洋です。ちょっとだけ未来に来ています」と語り始めると、「色々とあって公開が遅れましたが、ご安心ください。1年熟成でちょうど今が食べごろです。私はここ3月26日でみなさんをずっとお待ちしております」と、未来の大泉さんが観客に公開日に待っていると語りかける、という内容。短いものの、緊迫感に満ちピリッとした雰囲気を漂わせ、本編同様に一杯食わされたような気持ちにもなる仕上がりになっている一方、最後には大泉節が炸裂している。撮影は、全10カットをテストと本番を重ねながらの順撮り。立ち位置、目線、話すスピード、タイミングなどを確認しながら進められ、大泉さんはセットチェンジ中にもセリフの練習を重ね、監督はモニターと大泉さんの間を何度も行き来して相談&指示し、時にカメラマンからも目線の指示が飛ぶなど、緊張感漲る中、約2時間をかけて丁寧に繊細に行われた。撮影を終えた後の大泉さんは「久しぶりの監督の緻密な演出にピリッとした(映画本編)撮影中を思い出しました。久々に相当細かく言われました(笑)」と吉田監督の緻密な演出に対して、早速ぼやき!?「俺も自分で良くやったなと思います」と自分の頑張りを笑いを交えながらふり返った。一方の吉田監督は、「なんとか僕たちの気合いを形にしたくて大泉さんと相談した」と明かし、「誰も気づかないでしょうが勝手にTENETも意識しつつ」1年ぶりに大泉さんを演出した撮影はスムーズに進んだとコメント、納得の仕上がりになった様子だ。▼新予告『騙し絵の牙』は2021年3月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年、公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2020年12月04日12月3日(木)今夜放送の『佐藤浩市のオールナイトニッポンGOLD~映画「サイレント・トーキョー」スペシャル~』の出演者が決定した。スペシャルなパーソナリティが担当するラジオ「オールナイトニッポンGOLD」。今夜は、明日12月4日(金)公開を迎える映画『サイレント・トーキョー』の公開を記念して、佐藤さんが人生初のラジオパーソナリティに挑戦。ゲストとして今回登場が決定したのは、映画共演キャストの中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼の4名。キャストひとりひとりにフォーカスしたコーナーでは、ここでしか聴くことのできないトークも展開、映画の魅力を余すところなく語っていく。また番組には、石田ゆり子と西島秀俊も出演する。佐藤さんら豪華キャストが出演する映画『サイレント・トーキョー』は、「アンフェア」シリーズで知られる秦建日子の最新作「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」の映画化。クリスマスイブの東京を舞台に、突如起った事件に巻き込まれていく人々の恐怖と思惑が複数の視点で展開される、大型クライム・サスペンス。『佐藤浩市のオールナイトニッポンGOLD~映画「サイレント・トーキョー」スペシャル~』は12月3日(木)22時~ニッポン放送をキーステーションに全国ネットで放送。『サイレント・トーキョー』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サイレント・トーキョー 2020年12月4日より全国にて公開Ⓒ2020 Silent Tokyo Film Partners
2020年12月03日映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』(12月4日公開)の公開直前イベントが都内で行われ、佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、波多野貴文監督が登場した。同作は『アンフェア』シリーズの原作『推理小説』多くのベストセラー小説を世に送り出し、 大ヒットTVドラマの脚本も手掛ける秦建日子の最新作の実写化作品で、『SP』シリーズの波多野貴文監督がメガホンを取る。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた同作は、クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件を描き、パニックに陥る日本、そして事件へと巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯する。キャスト陣は2F建バスに乗り込み、スクランブル交差点から渋谷を回った。佐藤は「新鮮だったのと、不思議なもので遠足気分になれる。自分たちが知っている東京をまた違う角度で見れた」と振り返る。「2F建バスに乗った経験は?」という質問には、「あるわけないでしょ」と苦笑していた。石田は「若者グループとそうでもないグループの間で、パンテオンを知ってるとか知らないとか、対立しました」と笑わせ、佐藤は「対立はしてないでしょ!」とツッコミ。西島は「開放感があって、意外な人たちと目が合う。ビルの人たちとか、レストランで食べてる人とか。目線が1階分高くなるだけで全然街の見え方が違うんだなと思った」と感想。佐藤は「こういうバス自体は都内をよく走ってるじゃないですか。デコレーションもなかったので、最初はあんまり見られなかったんですよ。徐々にみんな気づいて、ちょっと賑やかになりました」と様子を明かした。渋谷のスクランブル交差点でテロが起こるという同作に、佐藤は「今いろんなことが起きてるし、天災も含め、対岸の火事ではない。自分の足元にも火がついているという危機感の伝わり方が、ほんの1年でこんなに変わってくるのかというのを感じていただければ」と改めてアピールした。
2020年12月02日映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』(12月4日公開)の公開直前イベントが都内で行われ、佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼が登場した。同作は『アンフェア』シリーズの原作『推理小説』多くのベストセラー小説を世に送り出し、 大ヒットTVドラマの脚本も手掛ける秦建日子の最新作の実写化作品で、『SP』シリーズの波多野貴文監督がメガホンを取る。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた同作は、クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件を描き、パニックに陥る日本、そして事件へと巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯する。この日は2F建バスに乗り込み、スクランブル交差点から渋谷を回ったというキャスト陣。もし皆で渋谷で遊ぶなら? という質問に、中村は「宮益坂の方にゲーセン・ボウリング・ビリヤード卓球、なんでもござれな店があって、そこでよく遊んでたなと、勝地と話してたんです。そこに行ってわきゃわきゃしたいですね」と回答する。勝地と遊んでいたわけではなく「世代が一緒なんで(その話をしていただけで)、一緒には行ってないんです。仲が悪いので」とジョークを飛ばす中村に、勝地は「やめろ!」とツッコミを入れていた。また「TSUTAYA行って、マンガを大量買いして帰るくらいですね」という広瀬に、中村は「違うんだ今、このメンバーで遊ぶならという話」と指摘。勝地は「(バスで)写真を撮りあってる時に、アリスが倫也と『彼氏とデートなう』写真を撮ってたんです。倫也はスッてかっこいい顔になるんですけど、西島さんとも撮ったら『撮り直ししてくれ。俺もかっこよく撮ってよ!』と言ってて。そういう遊びをしたいですね」と語る。写真について、「見なくていいですよ」と照れる西島だったが、広瀬は「2人の素敵な写真が撮れたので、ぜひいつか映画のSNSとかに載せていただきたいと思います」と希望した。
2020年12月02日宮崎駿監督作『となりのトトロ』が、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」で上映されることが決定。“日本映画人気投票”の結果も明らかになった。東京都調布市で来年2月5日(金)~28日(日)に行われる、映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」。今回、2018年2月の「さよなら日劇ラストショウ」以来の劇場興行となる『となりのトトロ』は、スタジオジブリが製作当時の35ミリフィルム初号試写に限りなく近づけて作成したDCOでの上映となる。さらに、上映劇場となるシアタス調布の最大スクリーン526席のシアター10、幅約20メートル大型スクリーンで迫力満点の映像と音響で楽しむ、至高の上映環境だ。チケットは、2021年1月16日(土)より販売される(e席リザーブ0時~/劇場窓口8時~)。そして、フェスティバル開催に先立ち募集した「日本映画人気投票」により、上位作品の中から選りすぐりの7作品を、調布市文化会館たづくり くすのきホールにて上映。ラインアップは、片渕須直監督の『この世界の片隅に』に新たに新規シーンが付け足され、「さらにいくつもの人生」が描かれたアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』をはじめ、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の小説の映画化『蜜蜂と遠雷』、中村倫也が1人7役に挑戦する『水曜日が消えた』、佐藤浩市主演で東日本大震災時の福島第一原発事故を描く、今回投票1位を獲得した『Fukushima 50』など。監督や映画賞を受賞した技術スタッフなどの上映前後のトークショーも予定されており、ゲストは1月中旬に発表となる。なお、チケットは2021年1月21日(木)に発売される。▼投票結果(投票総数:6,302票)1位『Fukushima 50』2位『記憶にございません!』3位『楽園』4位『マチネの終わりに』、5位『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、6位『蜜蜂と遠雷』、7位『カツベン!』、8位『水曜日が消えた』、9位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』、10位『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、11位『今日から俺は!!劇場版』、12位『惡の華』、13位『男はつらいよお帰り寅さん』、14位『ひとよ』、15位『MOTHER マザー』、16位『宮本から君へ』、17位『糸』、18位『最高の人生の見つけ方』、19位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』、20位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』、20位『人間失格 太宰治と3人の女たち』『となりのトトロ』は2021年2月20日(土)~28日(日)イオンシネマ シアタス調布スクリーン10ほかにて上映。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」は2021年2月5日(金)~28日(日)調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール、イオンシネマ シアタス調布にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝となりのトトロ 1988年4月16日より公開カツベン! 2019年12月13日より全国にて公開©2019「カツベン!」製作委員会蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会惡の華 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©押見修造/講談社©2019映画『惡の華』製作委員会Fukushima 50 2020年3月6日より全国にて公開© 2020『Fukushima 50』製作委員会水曜日が消えた 2020年6月19日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年12月01日俳優の佐藤浩市が、12月6日に配信されるABEMA『7.2新しい別の窓』(毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)にゲスト出演することが11月30日、明らかになった。同番組は、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組。SNSを通じて視聴者とつながる企画を盛り込むなど、SNSを本気で遊び倒すSNSバラエティだ。年内最後となる今回、数々の映画やドラマに出演し、12月4日に公開される映画『サイレント・トーキョー』で主演を務めた佐藤浩市が登場。稲垣、草なぎ、香取の3人と“本音”でトークを交わす「ホンネトーク」を実施する。2017年に配信された『72時間ホンネテレビ』以来の共演となる佐藤と3人は「ホンネトーク」で何を語るのか。約3年ぶりの共演となる4人のトークに注目が集まる。3人との久しぶりの共演に際し、佐藤は「より一層、活躍しているみんなに、久しぶりに会えるのを楽しみにしています」とコメントを寄せている。
2020年12月01日同名の人気コミックを原作に、岡田准一主演で2019年に全国公開された映画『ザ・ファブル』の続編『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』が、2021年2月5日(金)に公開される。この度、作品の新たな場面写真が公開された。どんな相手も6秒以内に殺すという“伝説の殺し屋”ファブル(岡田)。勘が鋭く、危機察知能力に長け、圧倒的な格闘の強さと拳銃の操作術を持ち、裏社会で誰もが恐れる存在だが、現在はボス(佐藤浩市)からの「一年間、誰も殺すな。“普通”に暮らせ」という命令に従い、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹を装い、佐藤アキラとして「プロの一般人」を目指すべく、とあるデザイン会社でアルバイトをしている。子供のような天才的な画才を発揮しながら「時給900円の最強お兄さん」として社長の田高田(佐藤二朗)や社員のミサキ(山本美月)らのもと平和に暮らしていた。物語はアキラがかつて助けられなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と再会するところから物語が始まる。しかし、その影には、表向きは子供を守るNPO代表だが裏では若者を平気で殺す危険な男・宇津帆(堤真一)や、凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)が。彼らが織りなすドラマに注目となる。公開された場面写真は、ファブルを狙う宇津帆一派の一家団欒(?)な風景が映し出されている。ワインを片手に、何やら熱弁している井崎を見つめる宇津帆の笑みを浮かべる表情には危険さが隠しきれない。暗い表情で空を見つめるヒナコ、目を伏せて何か別のことを考えているような鈴木。どうやら全員が、一筋縄ではいかない面々の様子だ。前作をはるかに超える日本映画の限界突破アクション×笑い×衝撃ストーリー×超豪華キャスト。大作エンタテインメント作品として期待がさらに高まる。『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』2021年2月5日(金)公開
2020年11月30日岡田准一が再び主演し、ファイトコレオグラファーも務める映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』。この度、岡田さん演じる“伝説の殺し屋”ファブルが一般人“佐藤アキラ”として働くバイト先【デザイン会社・オクトパス】の山本美月、佐藤二朗、好井まさおといった前作から続投する仲間たちの新場面写真が到着した。ボス(佐藤浩市)から「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられたことから、佐藤アキラという偽名を使って相棒・ヨウコ(木村文乃)と共に暮らしているプロの殺し屋・ファブル。そんなアキラが“プロの一般人”を極めるべくアルバイトを始めるが、デザイン会社・オクトパスの仲間たちもまた強烈そのものだった!アキラの同僚で、素直で優しい幸薄ガール・ミサキ(山本さん)は、前作のロング姿からショートカットへとイメージチェンジを果たし、可愛らしさ倍増。アキラの天才的なセンスで描かれたイラストについて優しくフォローしながらも、無自覚にも辛辣なツッコミをいれる姿や、クセ強な社長との絶妙な掛け合いからは脅威のポテンシャルを感じさせている。佐藤さん演じる脱力系タコ社長・田高田は、世間とはズレた感性を持つアキラを良き理解者(?)として温かく見守りながらも、自身もクセの強さが溢れ出てしまうキャラクター。そして、ミサキと同じく同僚のオクトパス社員・貝沼(好井さん)は、ミサキに惹かれており、なにかとアキラを敵対視する不気味な男。本作では彼の存在も、事件に巻き込まれる鍵となっている。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年2⽉5⽇より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2020年11月27日映画『泣く子はいねぇが』(20日公開)の公開記念オンライントークイベント「呑んで語らう秋の夕べ」が25日に都内で行われ、主演の仲野太賀、佐藤快磨監督、写真家の草野庸子氏、司会として本作プロデューサーの伴瀬萌氏が登場した。同作は是枝裕和監督が才能に惚れ込んだ、新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公・たすくが、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描く。本イベントは、現在下北沢・BONUS TRACKで開催中の「泣く凪へ『泣く子はいねぇが』公開記念写真展」からの生配信ということで、展示写真を見ながらさまざまなエピソードが披露された。仲野は、地元での大失敗から逃げ出した東京で、古川琴音演じる酔い潰れた職場の後輩を家に泊めた翌朝のシーンをセレクト。視聴者からは「アドリブはありましたか?」と質問が寄せられた。後輩の猛烈なアタックに動揺したたすくが思わず掃除グッズを持ってしまうリアクションは仲野からの提案だったが、そのあと落としてしまったのは「事故」だったそうで、結果的に奇跡のシーンになったことが明かされる。続けて、草野氏はたすくの兄役・山中崇と母役・余貴美子が実家で夕食を食べるシーンをピックアップ。仲野は「実は余さんにお母さん役をこれまで3回もやってもらっていて、ここでも親子をやれるんだ、とすごい嬉しかった」と喜びを語った。佐藤監督が選んだのは、たすくと、吉岡里帆演じる妻のことねが車中で会話をする場面。久しぶりに会う2人という緊張のシーンだったため、気軽に写真を撮らせてほしいと言えず、草野氏はこそこそと隠れるように撮影したという。同じくこのシーンでは、寒い中でも堤防で1人感情を作っていた吉岡に、演出のため勇気を出して声を掛けたという佐藤監督。「太賀くんも吉岡さんも僕を受け入れてくれて感銘を受けました」と、監督らしからぬ謙虚な感想が笑いを誘っていた。さらに「太賀さんのお父さんが映画を見に行くと言っていましたが感想はいかがでしたか」という質問に仲野は「とにかく吉岡さんが素晴らしかったと強めにコメントをもらいました」と、父で俳優の中野英雄が吉岡の大ファンであることを明かした。親交の深い柳葉敏郎が出演していることも感慨深かったそうで、その演技には「勉強になりました」と感想を寄せられたそう。さらに、再び見た際にはなんと「隣に佐藤浩市さんの息子さん(出演者である寛一郎。たすくの親友・志波役)がいたぞ!」という意外すぎる報告があったとのことで、爆笑に包まれた。最後に仲野が「『泣く子はいねぇが』との時間が終わってしまうのはさみしいですが、本当に幸せな時間を過ごせて、2020年はこの映画に出会えて本当に幸せでした。ありがとうございました」とカメラの向こうで見守る視聴者に向けて真摯な気持ちを伝え、イベントを締めくくった。(C)2020『泣く子はいねぇが』製作委員会
2020年11月26日藤原竜也&竹内涼真共演で2021年3月5日(金)に公開される映画『太陽は動かない』から、約7分にも及ぶ冒頭映像が解禁。ブルガリアの市街地を封鎖した壮絶なアクションや極限のカーチェイスシーンが明らかになった。世界を股にかけ暗躍するトップエージェントたちが所属する秘密組織「AN通信」。物語は、組織のトップエージェントである鷹野一彦(藤原さん)と、相棒の田岡亮一(竹内さん)が、東欧ブルガリアの古いアパートに監禁されている同僚エージェント・山下(市原隼人)の救出へ向かうシーンから幕を開ける。AN通信のエージェントたちは24時間ごとに本部への定期連絡をしなければ、心臓に埋め込まれたチップの起動装置が発動、解除の申請ができなければ5分で爆死する。監禁されていた山下も起爆装置が発動し、爆死までのタイムリミットが刻一刻と迫っていた。極限状態の中で繰り広げられる壮絶なアクション、市街での激しいカーチェイス…鷹野と田岡は死が目前に迫った仲間を救うことができるのか!?冒頭から壮大なスケールで描かれる数々の映像は、実際にブルガリアにて約1か月にも及ぶロケを敢行して撮影された。ロケットランチャーを撃ちこまれて車が横転、爆破するダイナミックなシーンは、大統領官邸前という都市中心部の道路を何百メートルも封鎖。日本では、実現不可能ともいえる超異例づくしの大規模な撮影が、本作の壮大なスケール感を創出した。また、『MOZU』などを手掛ける羽住英一郎監督の強い希望により、キャスト自らがスタントマンなしでアクションシーンも熱演。冒頭から屈強な男たちと対峙する壮絶なアクションをみせた藤原さん、本作が初の本格アクション挑戦となる竹内さんは半年に及ぶトレーニングで肉体を作り上げて撮影に挑み、山下役の市原さんもバイクに引きずられるハードなアクションに挑戦。キャストたちのエネルギッシュな力演もまた、観るものを惹きつけている。さらに、世界を股にかけたスケールの本作には、韓国のみならずハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、そして同じく韓国映画・ドラマ界で一躍スターダムを駆け上がってきたピョン・ヨハン、邦画界を牽引し続ける名優・佐藤浩市をはじめ、豪華俳優陣の競演も実現している。『太陽は動かない』は2021年3月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2020年11月26日吉田修一のサスペンス小説を映画化した『太陽は動かない』が、2021年3月5日(金)に公開となる。この度、本作の約7分の冒頭映像が公開された。『太陽は動かない』は、『海猿』『暗殺教室』『MOZU』など日本のエンタテインメント大作を手がけてきた監督・羽住英一郎によって映画化された作品。主演を務めるのは、数々の強烈なキャラクターを演じ続けてきた藤原竜也。共演は、爽やかなラブコメからシリアスなミステリーまで幅広く役柄を重ねる竹内涼真。本作で初共演となるふたりが、心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという極限まで追い詰められた秘密組織のエージェントを演じ、運命のバディとなる。表向きは小さなニュース配信会社を装い、その実態は、世界を股にかけ暗躍するトップエージェントたちが所属する秘密組織「AN通信」。物語は、組織のトップエージェントである鷹野一彦(藤原)と、相棒の田岡亮一(竹内)が、東欧ブルガリアの古いアパートに監禁されている同僚エージェント・山下(市原隼人)の救出へ向かうシーンから幕を開ける。AN通信のエージェントたちは24時間ごとに本部への定期連絡をしなければ、心臓に埋め込まれたチップの起動装置が発動し、解除の申請ができなければ5分で爆死する。監禁されていた山下も起爆装置が発動し、爆死までのタイムリミットが5分と迫っていた。極限状態の中で繰り広げられる壮絶なアクション、市街での激しいカーチェイス。鷹野と田岡は死が目前に迫った仲間を救うことができるのか?冒頭から壮大なスケールで描かれる数々の映像は、実際にブルガリアにて約1カ月にも及ぶロケを敢行して撮影された。ロケットランチャーを撃ちこまれて車が横転、爆破するダイナミックなシーンは、大統領官邸前という都市中心部の道路を何百メートルも封鎖して撮影。日本では、実現不可能ともいえる異例づくしの大規模な撮影が、本作の壮大なスケール感を生み出している。また、羽住監督の強い希望により、キャスト自らがスタントマンなしでアクションシーンも熱演。冒頭から屈強な男たちと対峙する壮絶なアクションをみせた藤原、本作が初の本格アクション挑戦となる竹内は半年に及ぶトレーニングで肉体を作り上げて撮影に挑み、山下役の市原もバイクに引きずられるハードなアクションに挑戦。監督の熱い想いに、圧倒的な熱量をもって応えている。世界を股にかけたスケールの本作に相応しく、韓国のみならずハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、そして同じく韓国映画・ドラマ界で一躍スターダムを駆け上がってきたピョン・ヨハン、さらには佐藤浩市の出演をはじめ、豪華な競演陣が集結している。『太陽は動かない』2021年3月5日(金)公開
2020年11月26日新進気鋭の監督・佐藤快磨(さとう・たくま)の劇場デビュー作で、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』が公開中だ。この度、映画公開を記念したオンライントークイベントが、11月25日に本作の写真展が開催されている下北沢BONUSTRACKで行われ、主演の仲野、佐藤監督、オフィシャルスチールを務めた写真家・草野庸子、伴瀬萌プロデューサーが登壇。写真展に飾られている写真にまつわる思い出話や本作への想い、制作秘話などが語られた。本作は、監督・脚本・編集の佐藤快磨が、秋田県・男鹿半島の伝統行事「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品。9月に行われたサン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門では、撮影の月永雄太が最優秀撮影賞を受賞している。トークイベントでは、はじめにイベント会場と隣接している飲食店で展開されている本作とのコラボメニュー、映画で登場したサザエおにぎりと秋田名物だまこ汁が全員に振舞われ、ロケ地となった秋田県男鹿市に思いを馳せながら佐藤監督が乾杯の音頭を取った。劇中ではサザエおにぎりを食したたすくが、サザエと米の相性の悪さに思わず「まっず!」と驚愕するシーンを演じた仲野だったが、今回のコラボメニューのおにぎりは「美味しい!なんで劇中ではあんなにまずかったの?」とコラボメニューを絶賛し、「撮影のときのサザエおにぎりはトラウマ級にまずかったです」と答えて笑いを誘った。本イベントは現在、下北沢BONUS TRACKで開催中の「泣く凪へ『泣く子はいねぇが』公開記念写真展」からの生配信ということで、展示している写真をチョイスして、その写真にまつわる出来事や思い出話を披露する形式で行われた。最初に仲野がピックアップした写真は、仲野と古川琴音との共演シーン。地元での大失敗から逃げ出した東京でたすくが、酔い潰れた職場の後輩を家に泊めた翌朝に繰り広げられる、絶妙な間とアドリブで笑いを誘うシーンは「じつは一番やりたかったかもしれない」と語った佐藤監督。視聴者からの「アドリブはありましたか?」という質問に、古川演じる後輩の猛烈なアタックに動揺したたすくが思わずクイックルワイパーを持つ、という部分は仲野からの提案で撮影されたようだが、そのあと落としてしまったのは実は事故だったそうで、結果的に奇跡のシーンが撮れたと裏話を披露した。続けて、草野が選んだ写真は、たすくの兄と母を演じた山中崇と余貴美子が実家で夕食を食べるシーン。仲野は「実は余さんにお母さん役をこれまで3回もやってもらっていて、ここでも親子をやれるんだ、とすごい嬉しかった」と当時のキャスティングについての喜びを語った。また、同シーンについては企画の是枝裕和にも助言を得た上で、完成されたシーンということで、佐藤監督も特に思入れ深いと振り返った。佐藤監督が選んだのは、たすくとことね(吉岡里帆)が車中で会話をする場面。久しぶりに元妻のことねに会うたすくという緊張のシーンで気軽に写真を撮らせてほしいと言えず、草野はこそこそと隠れるように撮影したという。しかしそんな大事な撮影前、寒い中堤防でひとり感情を作っていた吉岡に声を掛けたという佐藤監督。演出のため勇気を出して声をかけたという監督は「太賀君も吉岡さんも僕を受け入れてくれて感銘を受けました」と、監督らしからぬ感想を述べて笑いを誘っていた。視聴者からの質問コーナーでは「娘の発表会のシーンで、成長した娘をさがすたすくの姿が印象的だった」という声に、仲野は「お遊戯会を見に行くシーンは自分も好き。たすくなりの張りつめた感情はどこで緩むべきか、どこで感情の起伏を作るべきか悩んでいたけれど、このシーン一点突破で行けた。とにかく脚本がすばらしかった」と佐藤監督の脚本を絶賛。続けて「エンドロールの後の映像が印象的だった」というコメントに佐藤監督は「ナマハゲがずっと続いてほしいという想いがあった。今日まで絶やさないようにしている方々への感謝を込めたかったんです」と地元・秋田県への愛を語った。また、ナマハゲのシーンでは山に登り、寒さに震えながら撮ったカットでもあったそうで、「使わないと……」という脅迫観念もあったと笑いながら明かした。そのエピソードには仲野も「信じられないくらい手間暇がかかってますね」と感心。さらに“太賀さんのお父さんが映画を見に行くと言っていましたが感想はいかがでしたか?”という質問には、仲野は「とにかく吉岡さんが素晴らしかったと強めにコメントもらいました」と吉岡の大ファンでもあるという中野英雄らしい感想がまずあったとか。また中野英雄と親交の深い柳葉敏郎が出演していることも感慨深かったそうで「(柳葉の演技に)勉強になりました」と感想を寄せた。さらにもう一度見に行った際になんと「隣に佐藤浩市さんの息子さん(出演者である寛一郎)がいたぞ!」という意外すぎる報告があったとのことで、全員が爆笑。終始和やかな雰囲気の中イベントは進行し、最後に仲野が「なかなか初日を終えて後も、こうやってトークライブをさせてもらえてとても楽しかったです。たくさんの視聴者の中には本作を見てくれた方も、まだ見てくれていない方もいると思います。映画を愛し、この作品を愛したスタッフたちが手間暇かけて作った作品です。まだ見ていない方がいたらぜひ劇場に観に来ていただきたいです。『泣く子はいねぇが』との時間が終わってしまうのはさみしいですが、本当に幸せな時間を過ごせて、2020年はこの映画に出会えて本当に幸せでした!ありがとうございました」とカメラの向こうで見守る視聴者に向けて、真摯な気持ちを伝え、イベントの幕を引いた。『泣く子はいねぇが』公開中
2020年11月26日同名の人気コミックを原作に、岡田准一主演で2019年に全国公開された映画『ザ・ファブル』の続編『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』が、2021年2月5日(金)に公開される。この度、本作で主演を務める岡田岡田准一のメイキングカット、そして江口カン監督とプロデューサーからのコメントが公開された。どんな相手も“6秒”以内に殺すという“伝説の殺し屋”ファブル(岡田)。勘が鋭く、危機察知能力に長け、圧倒的な格闘の強さと拳銃の操作術を持ち、裏社会で誰もが恐れる存在だが、現在はボス(佐藤浩市)からの「一年間、誰も殺すな。“普通”に暮らせ」という命令に従い、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹を装い、佐藤アキラとして「プロの一般人」を目指すべく、とあるデザイン会社でアルバイトをしている。子供のような天才的な画才を発揮しながら「時給900円の最強お兄さん」として社長の田高田(佐藤二朗)や社員のミサキ(山本美月)らのもと平和に暮らしていた。本作は、アキラがかつて助けられなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と再会するところから物語が始まる。しかし、その影には、表向きは子供を守るNPO代表だが裏では若者を平気で殺す危険な男・宇津帆(堤真一)や、凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)がいて……。本作で岡田は、主演としてのみならず、ファイトコレオグラファーとしてアクション制作にも初期段階から参加。アクション映画の世界基準”超え”を目指した。「岡田さんに初期段階からアクション作りに参加してもらったおかげで、岡田さんの持っているアクションセンスをフルに発揮してもらうことができた」と語るプロデューサー。メガホンをとった江口監督も「アクションは岡田さんから多くを学びました。それを誇りとして、これからもいろんな作品を撮影していけるなと思っています。僕にとっての師匠ですね」と敬意を表し、現場では”岡田師範”とも呼んでいたという。「教えるのがめちゃくちゃうまいんですよ。見ていると自分もやりたくなるし、できるんじゃないか?って気になるんです。教えている様子そのものが面白いです」とアクション指導をしていた岡田の姿を振り返っている。難度の高いアクションでは、緊迫した空気が漂うも、そんなときこそ岡田は現場を盛り上げ、監督やスタッフを励まし続けたという。また、劇中に登場する、上半身裸に赤ネクタイという強烈なビジュアルが話題の“笑いの中学一年生”ことジャッカル富岡。彼はファブルが唯一感情をあらわにして爆笑するお笑い芸人だが、そんな“ジャッカル富岡”のTikTokアカウントが開設される運びとなった。また、今後TikTokで投稿されるであろう映像がダイジェストで公開され、TikTokトレンドに挑戦するジャッカル、日常生活に溶け込むジャッカルなど、今後の展開が要注目な映像となっている。映像内で“フォロワーが1億人を突破したらドラマ主演が決まる”などと豪語しているが、果たしてジャッカル渾身のネタはファブル以外の人々に受け入れられ、見事主演ドラマを勝ち取ることができるのか。今後の“ジャッカル富岡TikTok”展開にも注目が集まる。『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』2021年2月5日(金)公開
2020年11月18日最強の殺し屋が究極ミッションに挑む、岡田准一主演映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』より、岡田さん演じるファブル/佐藤アキラとペットのインコとのシュールな場面写真が公開された。どんな相手も6秒以内に殺すという伝説の殺し屋ファブルは、ボス(佐藤浩市)の命令に従い、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹を装い、佐藤アキラとしてとあるデザイン会社でアルバイトをして平穏に暮らしている。そんな“プロの一般人”になるための第一歩として飼い始めたペットが、インコのカシラ。色々名前を呼んだ結果、唯一反応したのが“カシラ”だったことから名前が決定。場面写真ではそんなカシラが、自宅では裸族のアキラの頭に乗る、原作コミックでも定番のシュールな2ショットが公開。また、カシラ役のこのナナイロメキシコインコは、前作と同じインコ。岡田さんと息ぴったりで撮影を行ったという。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年2⽉5⽇より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2020年11月15日同名の人気コミックを原作に、岡田准一主演で2019年に全国公開された映画『ザ・ファブル』の続編『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』が、2021年2月5日(金)に公開される。この度、本作の本予告映像が公開された。どんな相手も“6秒”以内に殺すという“伝説の殺し屋”ファブル(岡田)。勘が鋭く、危機察知能力に長け、圧倒的な格闘の強さと拳銃の操作術を持ち、裏社会で誰もが恐れる存在だが、現在はボス(佐藤浩市)からの「一年間、誰も殺すな。“普通”に暮らせ」という命令に従い、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹を装い、佐藤アキラとして「プロの一般人」を目指すべく、とあるデザイン会社でアルバイトをしている。子どものような天才的な画才を発揮しながら「時給900円の最強お兄さん」として社長の田高田(佐藤二朗)や社員のミサキ(山本美月)らのもと平和に暮らしていた。本作は、アキラがかつて助けられなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と再会するところから物語が始まる。しかし、その影には、表向きは子供を守るNPO代表だが裏では若者を平気で殺す危険な男・宇津帆(堤真一)や、凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)がいて……。この度公開された本予告映像では、冒頭から岡田演じる最強の殺し屋・ファブルが、爆発で吹き飛ばされたドアを、軽々と塀を乗り越えて回避するシーンから始まる。そして、平手演じるヒナコが歩けなくなったキッカケとなる衝撃的なシーンや、堤演じる宇津帆に阻まれながらも、誰も殺さずに彼女を救おうと奮闘するファブルの姿が描かれていく。ヒナコが銃を構えながら感情を爆発させる描写もあり、平手の迫真の演技にも注目が寄せられる。そして団地を舞台に、不安定な足場の中で縦横無尽に敵をなぎ倒す多彩なアクションや、立体駐車場で制御不能な車に生身で立ち向かうカーアクションなどの迫力ある映像も見られる。ラストにはファブルが絶体絶命のピンチに陥るまさかの場面も。また、木村演じる相棒・ヨウコも、安藤演じる、ナイフで襲い掛かる鈴木に対して、素早いアクションを見せている。今回、岡田はファイトコレオグラファーとして、アクション制作に初期段階から携わり、持ち前のアクションセンスをフルに発揮して、日本映画の限界アクションに挑戦。自身の出演がないシーンにもかかわらず現場に入り、アクションに挑む共演者を鼓舞していたという。『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』2021年2月5日(金)公開
2020年11月10日