女優の秋元才加が主演を務め、2015年11月14日に公開される特撮映画『媚空-ビクウ-』のTVスポット映像が公開された。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品。秋元が演じていたキャラクター・媚空を主人公に、秋元の肉体美と身体能力を存分に生かしたアクションシーンを盛り込み、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語が展開される。兼ねてから秋元の演技にほれ込んでいた雨宮慶太総監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。公開された映像では、秋元演じる媚空の華麗な戦闘シーンをはじめ、「入心の術」など「牙狼」シリーズならではの斬新な映像表現も登場。また、媚空の衣装といえばハードな印象の黒いロングドレスだが、映像では肉体美をあらわにした新たな白いコスチューム姿も初披露する。さらに、本作でキーマンとなる、佐野史郎演じる絶心(ぜっしん)の姿も初公開されている。キャストはほかに、媚空に憧れる素朴な魔戒法師・代知役に須賀健太、ミッキー・カーチス演じる白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえが演じる。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうかを確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。映画『媚空-ビクウ-』は、新宿バルト9ほかで11月14日より公開。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年09月04日日本のロック界におけるレジェンドのひとり、佐野元春さん。最近は、年齢的には10歳以上も年下のバンドであるザ・コヨーテバンドを率いての活動を行っています。そのザ・コヨーテバンド名義による3作目のスタジオアルバムが『BLOOD MOON』です。ザ・コヨーテバンドは、それぞれ独自の活動を行う脂の乗り切った凄腕ミュージシャンがそろい、佐野さんの楽曲に新たな息吹を吹き込んでいます。佐野さんがライブのMCでも話されていましたが、「ザ・コヨーテバンドの一番いい時期がついにやって来た」という印象の1枚です。楽曲自体はどこからどう聴いても佐野元春そのものですが、21世紀という時代に合わせた繊細な音作りは、ザ・コヨーテバンドだからこそ可能になったように思います。実は2015年は、佐野さんにとってデビュー35周年という記念イヤー。そのアニバーサリーにふさわしい1枚、それがザ・コヨーテバンドによる『BLOOD MOON』というアルバムなのです。リリース情報:『BLOOD MOON/佐野元春&ザ・コヨーテバンド』(2015.7.22発売/¥3000(tax out)/POCE3810)※初回限定盤(¥4500(tax out)/POCE9390/ボックス仕様)も同時発売
2015年07月17日富士フイルムは2015年7月17日から、応募者全員の写真を展示する参加型写真展「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」を開催する。会場は日本全国29都市で、会期は2015年11月5日まで。まずは富士フイルム東京ミッドタウン本社「フジフイルム スクエア」からスタートする。7月16日には報道向けの内覧会が開催され、概要や趣旨などを紹介するとともに、ゲストとして佐々木希さんと平井理央さんがトークセッションを行った。冒頭で主催者挨拶として登壇したのは、富士フイルム 宣伝部長の松本考司氏。「30,000人の写真展」が今年(2015年)で10周年を迎えることに触れつつ、概要や見どころを紹介した。来場者数も年々増え、2014年は70万人を突破。2015年は75万人を見込む。「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の大きな特徴は、応募された写真を「すべて」展示することだ。メイン会場の7都市とサテライト会場の22都市から、応募者が希望する会場で展示される。2015年については、応募者の年齢は0歳~94歳、作品(写真)点数は実に35,387点にのぼった。松本氏のプレゼンで印象に残ったのは、近年はスマートフォンで撮った写真の応募がどんどん増えていること。今年の作品では、全体の約13%がスマートフォンで撮った写真だ。写真を撮るという行為と楽しみが広まっているのはもちろん、プリントして手に持つこと、飾ることで得られる価値や感情を伝えていくのも、この展示会のコンセプトとなっている。「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の見どころだが、まず「一般展示部門」を拡大。従来の「大伸ばしプリント」作品の展示に加えて、富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」で撮影&プリントした作品、複数の写真をシャッフルプリントした作品が展示される。さらに、10周年特別企画部門として、「みんなに見せたいあの頃の写真」と「ご当地の昔懐かしい写真」を集めた。明治時代の家族写真や、報道各社が協力した「昔の新宿」といった写真を展示する。もうひとつは「来場者も楽しめる特別企画」だ。気に入った写真の出展者に対して、会場でメッセージを手書きして「絆ポスト」へ投函すると、出展者へ届けられる。また、著名人やプロ写真家が選ぶ「心に響いた100選」を展示。選者(敬称略)は、小山薫堂、佐々木希、佐野史郎、なぎら健壱、松たか子、松田聖子、およびプロ写真家の熊切圭介、小松ひとみ、笹岡啓子、前川貴行の10人だ。メイン会場(7都市)では、「撮る」「残す」「飾る」「贈る」のスマホプリント体験コーナーも設置される。○佐々木希さんと平井理央さんにとっての「写真」内覧会のゲストとして、モデル・女優の佐々木希さんと、フリーアナウンサー・タレントの平井理央さんが招かれた。お二人とも今回の展示会に作品を出展しており、プリントしたものを見たり選んだりしているときに、写真の力と素晴らしさを改めて実感したという。最後にはチェキで写真を撮り合い、司会者にうながされて「10年後の自分へ」というメッセージを書き込む。平井さんは「なんと佐々木希さんに撮っていただいたチェキ、貴重すぎる!」と、興奮の体験をそのまま残した。一方の佐々木さんは「未来の私へ。子どもは何人いますか? 幸せですか?」と語りかけ、ウキウキしながら書いたと微笑んだ。
2015年07月16日女優の秋元才加が主演を務め、2015年11月に公開される特撮映画『媚空』の特報が公開された。公開された動画では、『牙狼<GARO>』シリーズならではのアクションシーンが散りばめられており、闇に堕ちた魔戒騎士たちを狩る闇斬師である媚空を演じる秋元も、そのりりしい肉体美と力強い目力を披露。敵をクールに成敗していく様子が収められている。また、媚空に憧れる素朴な魔戒法師・代知役を演じる須賀健太、美女に囲まれる怪しい雰囲気たっぷりのミッキー・カーチスも登場し、敵なのか味方なのかわからない、映画のミステリアスな展開を予感させる内容に。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品で、秋元が演じていたキャラクター・媚空を中心に描かれる。兼ねてから秋元の演技にほれ込んでいた雨宮監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。キャストはほかに、ミッキー・カーチス演じる白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえ、キーマンとなる絶心を佐野史郎が演じている。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうか確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年07月03日佐野瑞樹・佐野大樹の兄弟プロデュースであるWBB Vol.8公演『ネバー×ヒーロー』が6月26日に幕を開けた。みず=WATER、だい=BIG、兄弟=BROTHERSの頭文字を取って名付けられた通り、佐野兄弟が全力でエンタメ舞台をお届けするユニットだ。今回、企画・演出を手がけたのは弟の佐野大樹。彼らが選んだ題材はヒーロー!【チケット情報はこちら】舞台は悪の組織“ヨゴス”に対抗して設立された正義の組織“ヒーロー協会”が正義の中枢と呼ばれていた時代。協会に雇われた彼らは給料制で、活躍によって決まる“ヒーローポイント”が0になるとライセンスを剥奪され、引退しなければならなかった……。しかし、ここにポイントの残りがわずか5点という崖っぷちヒーローがいた。その名もギブアップマン(佐野瑞樹)。「おばあちゃん、荷物重そうだね。このギブアップマンが持ってあげますよ」と、姑息(?)にポイントを集める彼をアシストするのは、優秀すぎるサポートヒーローのシュン(神永圭佑)。この日も、なんとかギブアップマンにポイントを稼いでもらおうと怪人ヨゴレール(小林健一)に立ち向かうが、強すぎて自分が倒してしまう。「スターゲイザーメテオストライク!」とカッコよく、必殺技を決めた後、「しまった!」と慌てるもすでに遅し。リポーターの平岡(稲垣成弥)にマイクを向けられ、逃げ出してしまう。そのシュンを目障りに思う、同じくサポートヒーローのキッド(安川純平)は「キライなんです」と愛らしい笑顔で毒を吐く。そんな彼がいやいやながらもサポートするビリーマン(ヒカリゴケ片山)も努力のわりにポイントは今ひとつ伸び悩み、ギブアップマンに「辞めようかな……」と愚痴る日々。しかし、それを聞いたギブアップマンは「俺はヒーロー以外にできることがないからなあ」と明るく、笑う。そんなある日、やることすべてが裏目に出て落ち込むシュンのもとに最強と謳われるヒーロー、アルティメット・ソリューション(小野健斗)からスカウトが……けれど、シュンには絶対にギブアップマンのサポートでいたい理由があった。一方、負け続けるヨゴレールはついに自分の上司であるドクロマンサー(佐野大樹)に退職を申し出る。しかし、ドクロマンサーは高笑いとともに「退職は契約不履行で違約金だ!」と言い放つ。失意のヨゴレールは謎の男が差し出す薬に手を伸ばし――暗躍する要注意人物(和田雅成)、ポイントを減点し続ける監察官(斉藤コータ)、彼らの記録を語る記者(権藤貴志)、果たしてその正体は?問われるのは辞めない強さと真の正義。これは、うんと笑えて情けなく、けれどとてつもなくカッコイイ伝説のヒーローの物語。今回もいかにもWBBらしい肩の力を抜いて観れるアクションコメディ作品に仕上がっており、照明、音響効果を駆使し、数々のシーンをコミカルに演出。パワーマイムで表現するヒーローバトルも見応え十分だ。公演は6月30日(火)まで東京芸術劇場シアターウエストにて。7月3日(金)~5日(日)にはグランフロント大阪北館4Fナレッジセンターにて上演される。取材・文:おーちようこ
2015年06月29日雨宮慶太監督が手がける人気特撮作品『牙狼<GARO>』シリーズのスピンオフ映画『媚空』が2015年11月に公開されることが決定し、女優の秋元才加が主演を務めることが明らかになった。本作は、2014年4月~9月まで放送された特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』のスピンオフ作品で、秋元が演じたキャラクター・媚空が主人公。兼ねてから秋元の演技に惚れ込んでいた雨宮監督は、昨年11月の時点で媚空を主人公にしたスピンオフ作品の制作をアナウンスしていた。物語では、闇に堕ちた魔戒騎士たちを狩る闇斬師である媚空が使う「入心の術」をはじめとする斬新な映像表現、秋元の肉体美と身体能力を生かしたアクションシーンなどの見どころに加え、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語が展開されるという。キャストには秋元のほか、媚空に憧れる魔戒法師の青年・代知役に須賀健太、媚空の師匠である白海法師をミッキー・カーチス、白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえ、キーマンとなる絶心を佐野史郎が名を連ねている。また、監督・アクション監督は大橋明氏、脚本を江良至氏が担当。物語は、闇斬師として闇に堕ちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空のもとに、元老院付の法師・代知から「魔戒法師のウサミが闇に堕ちているかどうか確かめよ」という指令が。「入心の術」でウサミの心の中=精神世界へ入った媚空は、ウサミの精神世界に異常があることを突き止める。その真相を確かめるべく、師匠である白海法師のもとを尋ねた彼女は、さらに深く暗い闇を知ることになる。映画『媚空』は、2015年11月より新宿バルト9ほか全国公開。(C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
2015年06月26日ジャニーズ事務所所属の俳優・佐野瑞樹と、演劇ユニット*pnish*のリーダー・佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」の第8回公演、WBB vol.8『ネバー×ヒーロー』が決定した。偶数回となる今回は弟である佐野大樹による企画、通称Side-B。まるで漫画の世界観をそのまま舞台に持ってきたようなアクションコメディ作品になるという。脚本にコメディユニット磯川家の代表にして『朝ドラ殺人事件』等、数多くのドラマ脚本も手掛ける保木本真也を迎え、WBBでは初めて大樹自らが演出を担当する。物語は悪の怪人が現れる町を舞台に、ヒーローやそのサポート役のバディ達によるハートフルアクションコメディ。バカバカしくありながらも、熱い友情と人間ドラマにスポットを当てた、Side-Bらしい作品だ。出演は佐野兄弟の他、舞台や映像の世界から個性豊かな俳優陣が顔を揃える。最近では『学校のカイダン』等、TVドラマでも活躍中の神永圭佑。『タンブリング』等、数多くの舞台で人気を博している安川純平。そして、元お笑いコンビ「ヒカリゴケ」で、現在はピン芸人として活躍するヒカリゴケ片山。また、昨年1月より俳優としての活動を休止していた小野健斗が本作で舞台復帰を果たす。小野は過去に『天装戦隊ゴセイジャー』でゴセイブルー役を演じていたが、本作で再び「ヒーロー」役に挑むという点にも注目が集まる。他に小林健一、稲垣成弥、和田雅成が出演。公演は6月26日(金)から30日(火)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて、7月4日(土)・5日(日)にグランフロント大阪北館4Fナレッジシアターにて上演される。チケットの一般発売は5月24日(日)午前10時より。
2015年04月07日フォトストライクは、写真家・平間至の写真館「平間写真館TOKYO」を、1月18日に東京都・世田谷区池尻にオープンすると発表した。「平間写真館TOKYO」は、タワーレコード「NO MUSIC , NO LIFE」のビジュアルなど、数多くのアーティストやセレブリティの写真を手がける写真家・平間至による写真館。撮られる人の「こんな写真にしたい」という気持ちを共有し、平間至が「記憶を残す」スタイルを提案するスペシャル撮影のほか、一般的な写真館と同様に七五三や結婚式、成人式、家族の記念撮影なども行うという。また、同氏が主催する塩竈での音楽フェスティバル「GAMA ROCK」で好評の「NO MUSIC , NO LIFEポスター撮影会」と同様に、オリジナルフレームで撮影しポスターに仕上げる撮影イベント「NO PHOTO , NO LIFE.」を開催されるとのことだ。さらに、写真展などの展示会をはじめ、アコースティックライブやトークショー、ワークショップなどを開催できるギャラリーも併設される。価格は、平間至・スペシャル撮影が10万8,000円~、平間至・スタンダード記念撮影が2ポーズ 5万4,000円~、専属フォトグラファー・スタンダード記念撮影が1ポーズ 1万2,960円~(いずれもプリント費別)。また、スタジオレンタル価格は1時間7,000円(税別)で3時間よりレンタル可能となっている。また、2月14日に開催予定の特別企画「バレンタイン・デー限定特別撮影会」は、平間至がバレンタイン・デーにちなんで「仲良し二人組を応援」という趣旨で行われるイベント。カップルや夫婦に限らず、兄弟や友人同士といった男女を問わない二人組をフィルム撮影し、フレームに額装して渡してくれるというものだ。開催時間は11:00~20:00で、価格はプリント2枚(フレーム付)が3万2,400円。限定30組が予定され、事前予約も可能とのことだ。今回の「平間写真館TOKYO」のオープンに関し、クリエイティブディレクター・箭内道彦は「平間さんに撮ってもらえる人はみんな幸せですよ。平間さんちのおじいさんとお父さんが、絶対喜んでいらっしゃる。NO PHOTO, NO LIFE.」とコメントを寄せた。また、作家・大宮エリーは「平間さんの優しさ、まざなし、お茶目さ、生真面目さ。そういうものが新しい写真館を作ってくれた。皆で一枚に収まるという意味。写真は皆の思いが集う場所だったんですね。ずっと一緒の安心。至さんのおかげで知った。」と語っている。このほか、俳優・佐野史郎、ミュージシャン・布袋寅泰、タレント・石橋貴明、タレント・石井正則、アーティスト、ダンサー・ATSUSHI(Dragon Ash)、歌手・和田アキ子、俳優・豊川悦司らも祝辞コメントを寄せている。なお、平間至は1963年宮城県塩竈市生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、写真家イジマカオル氏に師事。躍動感のある人物撮影で今までにないスタイルを打ち出し、写真から音楽が聞こえてくるような作品により、多くのミュージシャン撮影を手掛ける一方、近年では舞踊家の田中泯氏の「-場踊り-」シリーズをライフワークとし、世界との一体感を感じさせるような作品制作を追求している。
2015年01月15日『チャイナタウン』『戦場のピアニスト』など数々の名作を手がけてきたロマン・ポランスキー監督の最新作『毛皮のヴィーナス』が20日(土)から公開になる。本作は舞台女優と演出家の官能的な駆け引きをじっくりと描いた作品で、女優の岩下志麻をはじめ、夏木マリ、佐野史郎ら多くの俳優たちが作品を絶賛している。その他の写真本作は、“マゾヒズム”の語源になったマゾッホの自伝的小説に着想を得て書かれた戯曲を映画化したもの。自信家で傲慢な演出家と、舞台のオーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダの関係がオーディションを通して逆転していく過程を通して、男と女の秘められた欲望を描き出していくサスペンスだ。本作を公開前に観賞した岩下志麻は「こんなにも妖しく官能的な映画を創った80才のポランスキー監督に脱帽!!」と感想を寄せ、夏木マリは「ポランスキー様 オープニングから殺されました 物語と現実 男と女を行ったりきたりしながらの演出に笑わせていただき忘れていた感情を遊ばせていただきました 感じるエンディングも最高です」と絶賛。原作になった舞台でワンダを演じた中越典子は「愛おしきワンダにまた会いたくてたまらない」とコメントしている。また、本作の予告編のナレーターも務めた三上博史は「役者として、ワクワクしながら覗き見の感覚でした」と言い、佐野史郎は「これまでのロマンの世界を凝縮したかのような今作にまさに倒錯した官能を覚えた」と本作を評する。ポランスキーの妻でもあるエマニュエル・セニエと、フランス映画界が誇る名優マチュー・アマルリックの濃密な掛け合いは、すでに高く評価されているが、日本の俳優たちも本作が描き出す世界に魅了されたようだ。『毛皮のヴィーナス』12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開
2014年12月03日レーベルゲートは10月29日、音楽ダウンロードサービス「mora」にて、『SOMEDAY』など佐野元春が1980年代に発表したアルバム6タイトルのハイレゾ音源配信を開始した。すべて96kHz/24bitのFLAC形式となっており、価格はアルバム1枚あたり3,200円、単曲では540円(ともに税込)。10月29日より配信されるアルバムは、『BACK TO THE STREET』『Heart Beat』『SOMEDAY』『VISITORS』『Cafe Bohemia』『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』の6枚。音源はオリジナルのアナログマスターテープからリマスタリングされたもので、前田康二氏がマスタリンエンジニアを担当した。佐野元春の名作をオリジナルリリース当時に近い臨場感で蘇らせたという。11月19日には1990年代発表の6タイトル『Time Out!』『Sweet 16』『The Circle』『フルーツ』『THE BARN』『Stones and Eggs』を加え、全12タイトルのハイレゾ音源配信となる。
2014年10月29日NHK連続ドラマ「花子とアン」の“醍醐さん”でお馴染みの高梨臨が、フジテレビNEXTsmart/フジテレビNEXTライブ・プレミアムで配信されるフジテレビNEXTsmartオリジナルドラマ「FLASHBACK」で人気のモデル・成田凌とW主演を務めることが明らかになった。遺体や遺品に触れると死者の魂のイメージが脳内に浮かぶ特殊能力=フラッシュバックを持つ刑事とAI(人工知能)開発でノーベル賞を教授に横取りされた先端科学研究所の研究員がバディを組み、巧みに猟奇殺人事件を解決するなかで、いつしかその事件の裏にひそむ「歴史の真実」を暴いていく。最終的に、全ての事件は人類の終末を記したというある「予言書」の謎へとつながっていくのだが…。本作は、特殊能力を持つ刑事と先端研の天才研究員がバディを組み難事件に挑む、映画や海外ドラマを凌ぐスケールのサスペンスエンターテインメントドラマ。イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督作『ライク・サムワン・イン・ラブ』で主演、カンヌデビューも果たし、国内外問わず活躍する若手実力派女優の高梨さんが先端研の天才研究員・轟日見子を演じ、特殊能力を持つ刑事・加々美稜真を今回が役者デビューとなる「MEN’S NON-NO」で人気のモデル・成田凌が好演する。高梨さんは自身の役柄について「日見子は天才的な頭脳を持ちながらも、運が悪く、人当たりも悪い。目に見えるものしか信じないし、すぐに物にあたる。何かと欠点ばかりで、周りからは変わり者に見える日見子。でも人間的なところもあるし、滑稽で面白いところもある。そんな役柄は演じていてとても楽しいです。現場で思いついたことなどを自由に取り入れて演じました」と高梨さんならではの役を作り上げたようだ。初ドラマでいきなりの主演抜擢に成田さんは「決まったときはとにかく嬉しく、全くの素人の自分を抜擢していただいたみなさんの期待を裏切らないよう必死にしがみついていこうと思いました」とコメント。そんな高梨さん、成田さんの脇を固めるのは、考古学の権威で稜真の父親代わり的存在・文殊に津川雅彦、考古学の若き権威で稜真の亡き父・加々美稜一に仲村トオル、HIDE(秘匿事件課)の刑事で稜真の兄貴的存在・古澤尊史に豊原功補、東都大学先端科学研究所教授・西ノ森英機に佐野史郎、日本民族博物館の名誉会長・天明寺悟に小松政夫、4年前にフラッシュバックで倒れた稜真を診察した医師・石塚タエに根岸季衣、警視総監・東儀秀継に渡辺裕之、外務省北米局勤務の外交官・矢崎に森本レオという豪華実力派俳優が集結している。フジテレビNEXTsmartオリジナルドラマ「FLASHBACK」は12月19日(金)22時よりフジテレビNEXTsmart/フジテレビNEXTライブ・プレミアムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日まもなくTBSで「Season2」放送が始まるドラマ「MOZU」の音楽を手がけた菅野祐悟&オリジナルオーケストラによるスペシャルコンサートが10月8日(水)に開催。上映後に西島秀俊、真木よう子、池松壮亮、蒼井優、佐野史郎、羽住英一郎監督による舞台挨拶が行われた。TBSとWOWOWの共同制作で「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」がTBSで、続く「MOZU Season2 ~幻の翼~」がWOWOWで放送され話題を呼んだが、今回、地上波のTBSでもついに「Season2」が放送となる。逢坂剛のハードボイルド小説を原作に、公安刑事たちの戦いは新たな局面を迎えると共に終結へと向かって動き出す…。コンサートの終演後、壇上に西島さんらが姿を現すと会場は歓声に包まれた。舞台袖でずっと菅野さんとオーケストラが奏でる音楽に耳を傾けていたという西島さんは「感動してます」と興奮気味。初めて菅野さんによる本作の音楽を耳にした時のことを尋ねると「個人的に、演技をする時、『哀しい』とか『楽しい』といった名前がつく前の感情を掴まえたいと思っているんですが…」と自身が演技に臨む際の心境を明かし、「菅野さんの音楽からはまさに、まだ名前の付いてないザワついた思いが感じられて、勝手にシンパシーを感じ、感動していました」と熱弁をふるう。真木さんはドラマ「SP」シリーズなどでも菅野さんの音楽に触れてきたが「いつも思うのは、決して画(=映像)を邪魔せず、壊さずに(音を)流してくれて、ここぞという時に勢いのある音楽を出してくださります」とその音の魅力について熱く語った。池松さんは、一人のシーンの撮影の際に羽住監督から現場で菅野さんの作った音楽を聴かせてもらったそうで「ものすごく興奮し、『助けられるな』と思いました」とふり返る。蒼井さんも「見ている側の不安を煽り、決して映像の邪魔はしないんですが、気持ちを高めてくださる。ずっと聴いていたいなと思ったところで爆発が起こったりするんです(笑)」と映像、物語と結びつき、作品の質を高めていく音楽の力を絶賛した。菅野さんは、コンサートの中でも、羽住監督の要求の高さ、特にメロディではなくノイズを多用しつつつ、それをサウンドトラックに昇華させていく難しさについて、半ば“愚痴”のような口調で苦笑交じりに語り笑いを誘っていたが、キャスト陣の称賛の言葉に嬉しそうな笑みを浮かべていた。「MOZU Season2 ~幻の翼~」はTBSにて10月16日(木)より放送開始。なお、この日のコンサートの模様は11月22日(土)にWOWOWが開催する「TOUCH WOWOW2014」の中で放送される予定。(text:cinemacafe.net)
2014年10月09日TBSとWOWOWの共同制作によるドラマ「MOZU」シリーズに出演する西島秀俊、真木よう子、池松壮亮、蒼井優、佐野史郎、羽住英一郎監督が10月9日(水)、本作のスペシャルコンサートに来場し、まもなくTBSで放送となる「Season2」の魅力や撮影時のエピソードを語った。逢坂剛の人気小説の実写版で、国家規模の陰謀に立ち向かう公安刑事たちの戦いを描き出す。「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」がTBSで、続く「MOZU Season2 ~幻の翼~」がWOWOWで放送されたが、まもなく地上波のTBSでも「Season2」が放送される。ちょうど1年ほど前に撮影が行われたが、西島さんは「Season2」について「真木さんと池松くんは『Season2』でより過酷なアクションを見せています」と語り、さらに新たに加わった佐野さんについても「佐野さんは、出てきた瞬間に『あ、このヒト悪い人だ。強敵だな』と一発で分かる(笑)」と自身にとって大きな“壁”となることを明かす。同様に新加入の蒼井さんについても、同じくTBSとWOWOW共同制作の「ダブルフェイス」での共演経験をもふり返りつつ「この人が出てくると、破壊して、周りはいろいろ巻き込まれていく(笑)」と蒼井さんの存在が惨劇の“フラグ”であると説明し、会場は笑いに包まれた。スクリーンには「Season2」の劇中ビジュアルとして、一面真っ白の雪の中を歩く西島さんと真木さんの姿が映し出されたが、真木さんは「ただただ寒かった…」と恨めしげな表情。そのつらさは「今後の冬の仕事の入れ方を見直そうと思った」と語るほどだ。写真を指差し「勝手に帽子かぶってましたから!」とその凄まじい寒さと監督への怨念について明かし、再び会場は笑いに包まれた。先ほど、まるで不幸を呼ぶ使者のように西島さんから散々な言われようだった蒼井さんは、そんな西島さんについて「『Season1』と『Season2』でこれだけ長丁場の西島さんが、最終回が近づくと『寂しい。またやりたい』と仰ってて、どこまでタフなのか…?と衝撃を受けました(笑)」と尊敬の思いを込めつつ、もはや“ドM”という言葉がピッタリの西島さんの撮影現場での姿を暴露。佐野さんは、ニュースなどでも取り上げられた本作のタバコを吸うシーンの多さに衝撃を受けたと明かしつつ「時代に逆行していくんだね?よっしゃ!という、締め付けられない楽しさがあった」と述懐。地方ロケでは蒼井さんらと飲みに行く機会もあったそうだが、「あんなに熱く語ったのは久しぶり。こういうキャストがいて、こういう作品が出来たのかと思った」と幸せそうに語っていた。「MOZU Season2 ~幻の翼~」はTBSにて10月16日(木)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2014年10月09日現在公開中の『蜩ノ記』でも好演を見せている女優の堀北真希が、初めての本格的な刑事ドラマに主演する金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル~」。本作で、“変人”しかも毒舌という異色キャラの女性刑事を演じる堀北さんを支える、女性だけの刑事部屋「捜査七課」= 通称「ヒガンバナ」のメンバーに檀れい、知英(ジヨン)、高梨臨、YOU、大地真央という豪華女優陣が演じていることが明らかとなった。警視庁内に新設された、女性刑事だけの捜査課=「捜査七課」。政府の女性登用の機運に乗って、女性初の管理官・瀬川すみれ(大地真央)が創設したこの課には、優秀で美しいが、ひと癖もふた癖もありそうな5人の女刑事たちが集められた。犯人の殺意や悪意に同調し、その感情に“シンクロ”してしまう毒舌の来宮渚(堀北真希)、彼女のバディで、捜査一課から外され警視庁をたらい回しにされた経緯を持つ、優秀ゆえに頑固な峰岸雪乃(檀れい)、警視庁科学捜査研究所で並外れた才能と知識をもつ天才研究員、長見薫子(知英)、元鑑識でデータと物証のみを信じるも女子力あふれるリアリスト、伊東凛(高梨臨)、シングルマザーでありつつ、元凄腕プロファイラー柳幸子(YOU)。外見は美しくも、男刑事たちを容赦なく出し抜き、次々事件を解決していく彼女たちは、いつしか「ヒガンバナ(根に毒を持つ花)」と呼ばれるようになる…。本作は、個性豊かな女性刑事たちが、それぞれの得意分野や女性としての感性を生かし、“ザ・男社会”の警察組織の中で“女にしか解けない事件(ヤマ)”を華麗に解決していく本格サスペンスドラマ。「私、シンクロしたみたいです…」と、現場で犯人の殺意や悪意に同調すると、バタリと倒れ込んでしまうという特殊能力を持つ刑事役に挑むのが堀北さん。シンクロを防ぐため、ふだんは所構わずヘッドフォンをつけ、滅多に笑わないという“変人”キャラだ。そのバディ役に檀さん、さらに元「KARA」メンバーの知英さん、朝ドラ「花子とアン」も好評だった高梨さんと、姉御キャラのYOUさん、そして「ヒガンバナ」のメンバーをとりまとめる捜査七課長に大地さんと、かつてない豪華6人の女優が勢ぞろい。大地さん、檀さんという元宝塚トップスターによる初競演も見どころのひとつとなる。また、「ヒガンバナ」と対立する男刑事たちには、杉本哲太、佐野史郎、市川知宏、木本武宏あ(TKO)と、こちらもかなり個性的な面々が集結。美しいけれど毒がある、通称“ヒガンバナ”の女刑事たち。女性たちの本音と心の闇に、時に切なく、時にコミカルに迫っていく本作はスタイリッシュな新しい形の女性刑事ドラマとなりそうだ。金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル~」は10月24日(金)21:00~22:54、日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日キム・ギドク監督の『絶対の愛』などで国際派女優として活動する傍ら、2010年に主演・プロデュースした『歓待』が第23回東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門を受賞するなど、プロデューサーとしても国内外から注目されている杉野希妃。翌11年には第24回東京国際映画祭で「アジア・インディーズのミューズ」として特集も組まれた杉野さんが、監督を務めた三津谷葉子×斎藤工W主演の『欲動』と、自ら主演&プロデュースを務めた『禁忌』という、いずれも衝撃的な内容の2作が、今秋、連続公開されることになった。『歓待』や『おだやかな日常』(’12)、二階堂ふみ主演の『ほとりの朔子』(’14)などのプロデュース及び出演、そして監督・出演・プロデュース作の『マンガ肉と僕』が2015年に公開待機中と、まさにアジアを代表する、引く手あまたの女性クリエーター&表現者のひとりである、杉野さん。『欲動』は、『愛の渦』での“裸”OL役も記憶に新しい三津谷さんと、連続ドラマ「昼顏~平日午後3時の恋人たち~」で、いまや最もセクシーな男性俳優となった斎藤さんがW主演。バリ島を舞台に、生きてゆく女と死にゆく男の性愛と心情を繊細に描き出してゆく。ガムラン(東南アジアの民族音楽)による音楽や、ケチャ(バリ島の男声合唱による呪術的な踊り)など、バリ島オールロケによる数々のシーンは圧巻。また、病に苦しみ、死への恐怖から不安定になってしまう繊細な夫役の斎藤さんと、そんな夫に対して気丈に振る舞う母性溢れる妻役を好演した三津谷さんとの刹那的で美しい、ダイナミックなベッドシーンは官能的だ。ベルリン映画祭で話題になったインドネシア映画『動物園からのポストカード』のスタッフも多く参加しており、現在開催中の第19回釜山国際映画祭・アジアの窓部門に正式出品中と、内外から注目必至の1本となっている。一方、杉野さんが自らの肢体を惜しみなく披露しながら、監禁、レイプ、少年愛と、衝撃のタブーに踏み込んだプロデュース作『禁忌』は、2012年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で話題となった『小さなユリと第一章・夕方の三十分』の和島香太郎が長編初監督を務めた。恋人がいながらも女生徒と関係を持つ女子高教師サラ(杉野さん)は、サラの父親・充に監禁されていた少年・望人との出会いから、自身が少年愛者だと自覚し、性的な関係を持ってしまう。2人は奇妙な共同生活を送るが、少年であったはずの望人は次第に成長、少年から大人へと変わり始める。サラに対する思いを恋と錯覚する望人は、少年であり続けるために自らある行動をとるが…。杉野さんが演じるサラに、性行為を強要される少年という難役を演じたのは、『桐島、部活やめるってよ』、『アゲイン 28年目の甲子園』、杉野作品である『ほとりの朔子』、『マンガ肉と僕』など話題作に多数出演する若手実力派の太賀。さらにベテラン俳優・佐野史郎が脇を固め、モーツァルトの旋律にのせながら禁断の世界を紡いでいく。杉野さんは、自身も体当たりで挑んだ『禁忌』について、「和島監督がオリジナルで書かれた『禁忌』の脚本を最初に読んだとき、衝撃を受けました。類を見ない三角関係の物語、これまで演じたことのない難しいキャラクターに挑戦してみたいと強く惹かれました」とコメント。さらに『欲動』については、「6年前からの企画です。バリ島という生命力溢れる場所に、三津谷さんと斎藤さんの孤独な佇まい、無駄なものを削ぎ落とした美しさが一層映えます」と明かす。「『欲動』も『禁忌』も、究極の場に立たされた人たちを描いています。主人公は抑圧されながらも何かを渇望し、ある時にその欲望を制御できなくなる。女性独特の熱情を表現できたらと思いました」とアピールする杉野さん。キャストにも要注目の、濃密なこの2作の世界観を、ぜひ堪能してみて。『欲動』は11月22日(土)より、『禁忌』は12月6日(土)より新宿武蔵野館にてレイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月06日1954年の誕生から60年――日本が誇る世界で最も著名なキャラクター“ゴジラ”を、ハリウッドの最新技術を駆使して映画化される『GODZILLAゴジラ』。日本では7月に公開を控える本作から、日本語吹き替え版のキャストとして、映画『潔く柔く』やTVドラマ「BORDER」など近年、女優としての活躍がめざましい、波瑠がヒロインの声を担当することが決定した。『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』で知られるレジェンダリー・ピクチャーズに認められた新鋭のギャレス・エドワーズが手がける本作。『キック・アス』の若手実力派アーロン・テイラー=ジョンソンや、日本を代表する名優・渡辺謙、さらに、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンスらハリウッドやフランス映画界から豪華なキャストが集結している。すでに世界各国で公開された本作は、公開3日間で北米の興行収入が約95億円、全世界での公開週末興行収入が累計約200億円という大ヒットを記録している。今回、波瑠さんが担当するのはエリザベス・オルセン演じるヒロインにして、主人公の妻・エル。映画やドラマ、さらにテレビ番組「A-studio」では、MC・笑福亭鶴瓶のアシスタントとして活躍するなど、新たなジャンルに挑戦し続ける波瑠さんだが、長編映画全編にわたる本格的な吹き替えは初!アフレコ収録ではとても苦戦したようで「映画の吹き替えは初めてで、既に完成されている物語の世界に、声だけで参加してお芝居をするのはとても難しかったです。母親として息子を思う気持ちや、夫を心配する気持ちが伝わるといいなと思います」とコメント。さらに「今回のハリウッド版を観て、ゴジラのファンになりました。とても迫力のあるパワフルな映画なので、みなさんにはぜひ劇場で観ていただきたいです」と本作をアピールした。本作の日本語吹き替え版では、芹沢博士の日本語吹き替えを渡辺さん自身が担当するほか、芹沢博士と共にゴジラを追跡するアメリカ軍分析官の声を、“ゴジラファン”を自認する佐野史郎が担当する。『GODZILLAゴジラ』は7月25日(金)より2D/3D(字幕スーパー版/日本語吹替版)で公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GODZILLAゴジラ 2014年7月25日より全国東宝系にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC
2014年06月25日映画『偉大なる、しゅららぼん』の初日舞台あいさつが8日、都内で行われ、キャストの濱田岳、岡田将生、深田恭子、貫地谷しほり、佐野史郎、大野いと、柏木ひなた、村上弘明と水落豊監督が出席した。万城目学の同名小説(集英社刊)を実写化した同作は、"不思議な力"を伝承してきた一族の宿命を描いた作品。日出家の本家跡取りである淡十郎(濱田)は、"力"の修行のためにやってきた分家の涼介(岡田)を供の者扱いして振り回す。そんな中、淡十郎の失恋したこときっかけにライバル関係にある棗一家とぶつかり合うことになり、世界を滅ぼす大事件が起こる――というストーリーで、映画は全国公開中。主演の濱田は、「今日を目指してみんなで作った作品。気に入って頂けたら」と胸を張ってアピールし、淡十郎の姉・清子を演じた深田は、「すごく楽しい時間で、今まで味わった事の無い世界でした」と撮影を振り返ってにっこり。また、「岳くんの彼女候補です」とあいさつした岡田が、「岳くんとずっといたので、しゃべらなくても一緒にいれる仲になった。先輩だけど、可愛い小人さんという感じ」と濱田に笑顔を向けると、村上は「朝から晩まで撮影で一緒にいるのに、いつも2人でご飯を食べに行ってた。ちょっと疑っちゃった」と笑いを誘っていた。撮影現場について、「楽しかった」と口を揃えるキャスト陣だったが、濱田は「岡田くんと渡辺大が仲が悪くてバカな喧嘩ばっかり」とこぼし、「岡田くんは普段何言ってるのか分からない。そこに渡辺大が見当違いの方向に突っ込んでて、2人で明後日の方にボールを投げてた」と苦笑い。そんな岡田は、「今日はしっかりしてる」と言いつつ、キャスト陣の中で不思議な人は? と聞かれるも、「えっ、好き?」と聞き間違えて赤面。その様子に、深田は「私も昔は"不思議ちゃん"って言われてたけど、まだまだ普通だった。みんなが不思議すぎて忙しかったです」と笑いをこらえていた。
2014年03月09日映画『彌勒MIROKU』の舞台あいさつが22日、東京・池袋鬼子母神の唐組紅テントで行なわれ、キャストの永瀬正敏、佐野史郎、林海象監督らが出席した。同作は、稲垣足穂の自伝的小説『弥勒』を、京都造形芸術大学映画学科長の林監督が学生たちと映画化した哲学的作品。『第一部 真鍮の砲弾』では小説家になることを夢見る主人公・江美留の少年時代を、『第二部 墓畔の館』ではどん底の生活にいる江美留の青年時代を描いている。また、同作は通常の映画版と生演奏版の2種類があり、生演奏版では作曲家の渡邊崇が率いるオーケストラが音楽を担当している。唐組紅テントで行われた上映会では、オーケストラの生演奏が響き渡る中、夢見る少年たちを演じた土村芳ら同学科の女優たちが演技を披露するシーンもあり、集まった約250人の観客は拍手喝采。上映後の舞台あいさつで、林監督は「生演奏版を上映したことは一生忘れない。スペシャルなオープニングになった」と感激し、「この映画は私たちと学生で作った小さな映画。学生がとても良くやっているので、少しでも多くの人に知って欲しい」とアピールした。また、林監督とは『私立探偵 濱マイク』シリーズ以来、約17年ぶりのタッグとなった主演の永瀬は「僕みたいな俳優がここに立つなんてと恐縮していますが、とても光栄です。特別な公演になったので、唐十郎さんや唐組に感謝したい」と紅テントでの上映に大感激。一方、約30年前に唐十郎主宰の状況劇場で活動していた佐野も「この紅テントから逃げ出したのに戻って来た。何とも複雑だけどうれしいです」としみじみ語っていた。同舞台あいさつには、永瀬、佐野、土村、林監督のほか、キャストの近衛はな、水上竜士、同学科でキャストを務めた中里宏美、大西礼芳、水本佳奈子、土居志央梨が出席。映画は、26日から神奈川・横浜ジャック&ベティで、来年2月からは東京・渋谷オーディトリウムほか全国順次公開予定。
2013年10月23日先日、亡くなった若松孝二監督のお通夜および告別式が10月23日(火)、24日(水)に都内で営まれ、井浦新、寺島しのぶ、佐野史郎、高岡蒼佑、高良健吾ら若松作品に出演した俳優陣など多くの映画関係者が参列し故人を偲んだ。若松監督は12日(金)に自動車にはねられ、搬送された病院で17日(水)に息を引き取った。祭壇には今年公開された『海燕ホテル・ブルー』の伊豆ロケの際に撮られたトレードマークのサングラスをかけて笑顔を浮かべた監督の遺影が置かれ、生前に好んだ黄色い花で埋め尽くされた。佐野さんは8月に行われた湯布院映画祭で監督と顔を合わせ、「同じ部屋に泊まって、遅くまで語り合った」という。「教わったことを少しずつでも伝えていけたらと思います」と語った。通夜に足を運んだ高岡さんは、遺作となった『千年の愉楽』の主要キャストに抜擢されたが「監督は『ひとりで戦っている面白い奴がいる』って感じで面白がって使ってくれたんだと思う。会うといつも褒めてくれて『お前は大丈夫だ』って言ってくれた」と感謝の思いを口にし「(別れが)こんな形で悔しい」と唇を噛んだ。同じく通夜の参列者のひとり、奥田瑛二は若松作品への出演はなかったが、長年の飲み仲間だったそうで「なぜ?という思いしかない…」と沈痛な表情。「近年の尋常じゃない多作は生き急いでいたのかな?でも120%生きた方だったと思う」と語り、「1作も一緒に仕事をすることはなく終わってしまって残念です」と無念をにじませていた。参列者の中には『餌食』(’79)、『水のないプール』(’82)で若松作品の主演を張った内田裕也の姿も。「突然の死で、若松のオヤジらしいっちゃらしい。こんな早く死んでんじゃねーよ、バカヤロー!」と寂しそうな表情を見せた。24日の告別式では『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』以来、多くの若松作品に出演してきた井浦さんが弔辞を読んだ。井浦さんは先日行われた釜山国際映画祭で監督と共に渡韓。帰国後の事故に遭った12日夜も新宿で一緒に飲んだそう。井浦さんに見送られた後に、監督は道路を横断しようとして車にはねられた。井浦さんは「あれが最後の別れになるなんて思いませんでした」と涙まじりに語り、「たくさんの言葉をいただき、僕の人生を変えてしまうくらいの経験をさせていただきました」とわずか6年ながらも濃密な若松監督と過ごした時間をふり返った。式後に改めて報道陣の取材に応じた井浦さんは「『僕らは前進します』ということを伝えた」と監督に語りかけた思いを明かした。寺島さんは「付き合いは短かったけど、かけがえのない時間でした。しょっちゅう現場で怒鳴るし、グサッと来るようなことを言うけど、正直な方だからその分、人と向き合ってくれた」と語る。ベルリン国際映画祭で主演女優賞に輝いた『キャタピラー』は「子供が欲しくて1年ほど休もうかと思ってたときにいただいた台本だった」と明かし、「監督も事情を知っていたから、子供が生まれたときは一番に電話をくれた。『千年の愉楽』も産婆さんの役だったので『子供連れて舞台挨拶してよ』と仰られて、それが最後になってしまった」と声を詰まらせた。通夜には800人、告別式には600人もの人々が足を運び、最後は生前の監督の望み通り、参列者の大きな拍手に見送られて棺を乗せた車は葬儀所を発った。■関連作品:千年の愉楽 2012年秋、全国にて公開海燕ホテル・ブルー 2012年3月24日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© 若松プロダクションCATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション実録・連合赤軍−あさま山荘への道程 2007年12月22日より名古屋シネマスコーレにて先行上映、2008年3月15日よりテアトル新宿、テアトル梅田にて公開© 若松プロダクション
2012年10月24日2007年のカンヌ映画祭で高い評価を得た映画『ペルセポリス』のマルジャン・サトラピ監督が、自身のコミック『鶏のプラム煮』を実写化した『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』に、バイオリニストの高嶋ちさ子氏をはじめ、各界の著名人からコメントが届いた。その他の写真本作は、大切なバイオリンを失ったことで死を決意した男が、最期の8日間で自らの音楽家としての人生や叶わなかった恋を振り返る姿を、独特な映像と色彩で描いたラブストーリー。主演に『潜水服は蝶の夢を見る』で注目されたマチュー・アマルリックを迎え、『ブルーベルベット』で脚光を浴びたイザベラ・ロッセリーニらヨーロッパを代表する俳優陣が出演する。主人公がバイオリニストということもあり、特に音楽家には多くの共感を呼んでいるようで、主人公と同じくバイオリニストの高嶋氏は、「音楽以外には目もくれない、イカれたヴァイオリニスト。そんな彼が初めて恋に落ちたー。羨ましくて、哀しくて、切ない愛の音が胸をうつ」と、音楽家ならではの説得力のある感想をコメント。ミュージシャンのカヒミ・カリィ氏は、「失くしたもの全ては自分の弾く音の中にある。思わず胸が締め付けられ、泣きそうだ。監督は混沌としたこの世界をファンタジックにひっくり返し、私達の切ない記憶を溢れ出させる」と絶賛している。また、本作が“叶わなかった恋”を綴っているということから、漫画家でコラムニストの辛酸なめ子氏は、「失恋によって芸術の才能は磨かれる…。失恋経験もムダではなかったと胸が熱くなりました」と自らの経験談と重ね合わせて共感している様子。芸人のふかわりょう氏は、「手に入らないこと、失うこと、恐れることが人生を輝かせるのだと、言っているような、言っていないような」と語っており、佐野史郎氏も「音楽と食事、恋と家族…実りあり、かき消えてゆき…美しくも残酷な人生は、もしかしたらファンタジーによってのみ救われるのかもしれない。アンデルセンを読んだ後のよう」と熱いコメントを寄せている。音楽専門家だけでなく様々な著名人から注目を集める本作の公開を心待ちにしたい。『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』11月10日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー(C)Copyright 2011Celluloid Dreams Productions - TheManipulators - uFilm Studio 37 - Le Pacte- Arte France Cinema - ZDF/ Arte - Lorette Productions- Film(s)
2012年09月28日経歴不問で日給の高い仕事、できれば週払い可能な仕事……といった条件で検索すると必ずヒットするのが「警備員」。日給1万円以上が可能で、週払いもしてくれる。--というわけで警備員のアルバイト面接に行って参りました!不肖・谷が面接に行ったのは業界でも大手と呼ばれる古参警備会社。都内どころか全国に支社があって、警備員の派遣を行っている模様。履歴書を持ってその池袋支社へ行きました。ドアを開けたとたんに、「おはようございます!」の大声が! ううむ。さすが警備会社。体育会系であります。こちらも柔道2段。小学校から高校まで鍛えられておりますから、負けじと高校以来の大声を張り上げます。「おはようございます!」ニコニコした三十代前半の、背筋の伸びた面接官であります。「うちの会社はとにかく服装に関して厳しいですから」を何度も仰る。「髪型も大事です。もみあげ長いのはダメです。あなたは大丈夫ですね」不肖・谷はこの日に備えて井筒監督のように髪型を整えておりましたから取りあえずはセーフであります。背広で武装しておりましたし。「ワイシャツののど元が良くないなあ」とご指摘。えっ! そうでしょうかと思っておりますと、いきなり不肖・谷ののど元に指をすべりこませました。「のど元、ワイシャツは指1本入るぐらい。ピシっとというのが決まりです」むむっ。高校生以来の服装チェックであります。厳しいと思いましたが、後でもっともな理由が判明いたします。「いつから働けますか?」と仰るので、「スグにでも!」と申し上げました。ところが! スグにでも現場で働けるのかと思いきや、実はそうじゃない。警備員というのは、なんのバックボーンもなくスグに始められるわけではないんであります。30時間以上の研修を受けなければならない決まりだそうです。これは警備員業法で決まっていて、必ず30時間以上の新任研修を受けて初めて警備員デビューができる。この会社では1日9時間研修(1時間休み)を4日間受けることになっていると。ありがたいことにお昼ご飯は出るし、研修期間のお金も支払われるんであります。ただし研修中は正規のギャラでなく時給でお支払い。東京都の最低賃金支給であります。東京都の最低賃金がいくらかみなさんご存じでありましょうか? 837円です。4日間の研修を受けると、837円×8時間×4日 = 2万6784円 ですね。で、研修を受けるとこれがもらえるかというとそうではなくて……。研修受けて入社に関する手続きをした後、装備品の支給がされる、と。装備品というのは、制服、ヘルメット、安全靴など警備員に必要な一式であります。これを持ち逃げされたらたまらん! というわけで、装備品支給と引き換えに1万円を会社に預ける、と。いまの言葉でいうとデポジットというヤツです。このデポジットは会社を辞めるとき、装備品を返却すると返ってくる仕組み。--なので、研修が終わって、さあ警備員デビューできるぞ! という状態までいくと、上記の金額から装備品デポジット1万円を引いた金額がまずもらえるわけですね。1万6784円なりです。まずは研修を完了して警備員レベル1にならなくてはいけません。「池袋に研修所があるのでまずはそこで4日間研修を受けてください」と仰る。聞いてみると毎日研修を開催していて、いつ行ってもいいとのこと。また連続して4日でなくてもいいとも。合計で4日間になれば研修終わりです。とにかく研修所に行ってみることにしました。研修は午前9時開始で午後6時終わり。10分前には必着であります。研修1日目。到着すると研修所は雑居ビルの中の一室。部屋の中は教室スタイルになっています。驚いたのは、研修生のみなさんすでに警備員の制服に着替えております。えっ! まだ装備品もらってないんだけど……と思っていたら、教官から、「本日初日の人はこっちへ!」のお声。ワイシャツは自前ですが、残りの制服上下、ネクタイ、腕章、警笛、白手袋、ヘルメット、ベルトほかを支給であります。ズボンのサイズが、ヘルメットの首ヒモが苦しい、クツのサイズが……などと研修初日メンバーが教官を囲んでヤイヤイやっておりますともう1時間が経過。ここでも服装について厳しいです。ズボンのすそが長すぎる、ワイシャツは首にピッタリ、ベルトの余分な部分の長さはココまで……などなど。不肖・谷を含めて初日メンバーは4名、ほか12名、計16名。年齢はやはり若干高めで、20歳代が2名、30歳代が5名、40歳代以上が9名という構成です。全員男です。みんなで警備員の制服に着替えてまずは座学です。警備員法から入りました。いわく、「警備員は警察官と違って、法律上の権限はまったくない。交通誘導などを行っていても強制などはできません」を口を酸っぱくして教えられます。法的強制力がまったくないので警備員にできることは「協力してください」とお願いすることだけなのであります。その「お願い」に説得力をもたせるためにピシっとした格好でなければならん! わけです。ちなみに警備員の制服はすべて国家公安委員会に届け出が行われています。「この格好で警備員業務を行います」と監督官庁の許可をとってるわけです。つまり制服の改造は許されません。座学では、教材DVDを見る、テキストを読むなどで完全に学校スタイル。不肖・谷も何年ぶりかで、教官に指名されて教科書を読むなんてことをやりました。さて実技であります。動作はキビキビと、なので右向け右、左向け左、回れ右、を研修生全員で「1、2、3」などと大声で号令をかけながら実践。前述のとおり、不肖・谷は柔道部あがり。こういうのは得意であります。教官より、「うん。あなたはよく声が出ている」とお褒めのお言葉を頂きました。建築現場などは工事音で満ちているわけで、やはり大声が出せないと困るのです。基本動作が終わったら実践実技です。「片側通行誘導」、通称カタコウであります。よく道路工事でやっているヤツです。片側車線を通行止めにして、残っている方を使って交互にクルマを通す--その誘導です。教官によると、このカタコウがもっとも現場で使われるのでこれをミッチリやるとのこと。これが結構難しい。まず道路に正対。右向け右、クルマに対して停止の合図、左手をまっすぐ上げる、3回左手を小刻みに振る、警笛を短音3回長音1回、はい停止。半ば左向け左、敬礼……。初回なので大変であります。研修4日目、本日でこの「警備員虎の穴」卒業の先輩が見本を見せてくれます。ううむキビキビできている。ふたりずつ組になってやりますが、先輩のように流れるようにうまくはできません。20歳代の若者先輩に「大丈夫、4日やれば身につきますよ」と励まされました。トホホ。人間いくつになっても勉強です。研修2日目。この日初日研修が3名。毎日誰かが卒業して誰かが入って来るわけです。2日目なので、初日者を尻目にささっと着替え。ちょっと優越感があります。この日の教官は傑作でした(教官は毎日交代)。佐野史郎さん似でありますが、おなかの具合が悪いらしく、「いてて……」とうめきながらトイレに駆け出すこと数回。その分休憩時間が増えて、研修生大ラッキーであります。座学は、初日同様に研修DVDにテキスト読み。実技は基本動作にカタコウ。やはりカタコウをみっちりやります。この日は、誘導灯、通称ニンジンを持ってです。ライトセーバーみたいでちょっとウレシイ感じであります。研修生全員なぜか誇らしげな顔。6時終了で解散になると、体を動かしたせいでしょう、なぜか「あー! 今日もやったぜ」という気持ちになります。まだレベル1にも達していないわけなのですが。研修3日目。もうすっかり着替えにも慣れたもんです。キビキビやります。「この日が初日だ」の若者が2名。ふたりとも十代です。このうちのひとりがちょっとボーっとしたコであります。研修2日目以降の全員に「おいおい大丈夫かあ」の空気が流れます。なにせワイシャツ着てるのに、その下のアンダーシャツが袖もビロビロの長袖! 髪もいまはやりのツンツンヘア。サンドウィッチマン伊達さん似の教官も若干渋い顔。なにせ服装はとても大事! なのです。「実際に業務につくときは髪の毛切ってもらうことになるよ」という教官の発言にひともんちゃくありました。「えー。切らなきゃダメですかね」と抗する若者。「うちの会社の決まりだからねえ」でヤイヤイやってるともう10時過ぎです。座学に実技。毎日誰かが入ってきて誰かが卒業するシステムなので、困るのは同じDVDを何回も見せられる場合があること。さすがに3回目になると眠くなります。大丈夫かの若者は初回なのに船をこぎ出す始末。確かにあまり面白いビデオではないですが、ほかの研修生一同はハラハラであります。しかし実技になるともう寝てはいられません。とにかく大音量で号令。キビキビと右向け右!、左向け左!、回れ右! 大丈夫かの若者もなんとかついてきてます。実践実技は本日もカタコウ! もう3日目ですのですっかり板についてきました。初日の若者を励ます余裕もあります。「大丈夫。研修期間中にできるようになるから!」研修4日目。「警備員虎の穴」の最終日。昨日の「大丈夫かの若者」がいません(笑)。やめたのでしょうか。続けて4日じゃなくてもいいので、また別の日に研修を受けるのかもしれませんが。実践実技のカタコウもすっかり板についてます。教官に指名されてもビビりません。新技「バック誘導」が伝授されました。ダンプがバックする際に使う誘導テクニックです。ただ教官によると、「あまり使わないかもしれない」とのことです。使用頻度はともかく、知らないよりはやっておいた方が良いのでありましょう。午後6時で終了。名残惜しいような不思議な感じであります。同じ4日間を過ごした人になぜか連帯感を感じます。気のせいなんでしょうか。始めてみるとあっと言う間の4日間でした。これで警備員デビューが可能になったわけです。なぜか結構楽しいのでみなさんいかがでありましょうか?(谷門太@dcp)
2012年07月16日明星食品は6月4日、「支那そばや」店主の佐野実氏とコラボレートしたカップラーメン「明星 究麺外伝 佐野実 限定香味塩らぁ麺」を発売する。内容量103g(うち、麺80g)で246円(税抜)。「明星 究麺」は、独自のスーパーノンフライ製法による多様な食感を再現する技術をもとに本格品質を追求し、様々な麺メニューをカップ麺で再現、提案しているシリーズ。今回の新商品は、ラーメン界の中でも麺の旨さにこだわりを持つ佐野実氏が特別監修。佐野氏厳選の素材「クロレラエキス」を配合したノンフライ麺、豚脂と香味野菜の香ばしい風味が広がる「佐野実氏特製香味油」を使用したスープ、チャーシュー、メンマ、ネギ、スイートチリといったかやくなど、細部まで佐野氏のこだわりが凝縮された一品になっているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日北は北海道から南は沖縄まで、全国の映画館スタッフの投票により邦画、洋画、メジャー、インディペンデント、自館での上映の有無に関係なく、映画館スタッフたちがオススメする“スクリーンで観てほしい映画”のベストテンを選出する「映画館大賞2012」の結果が発表となった。映画のソムリエたちが真に観せたい作品とは?第4回目となる今年は、2010年12月から2011年11月末日までの公開作品を対象に、全国128館におよぶ独立系映画館のスタッフが投票に参加した。今回、圧倒的な人気ぶりを見せつけ見事1位に輝いたのは、ナタリー・ポートマン主演のヒューマン・スリラー『ブラック・スワン』。鬼才ダーレン・アロノフスキーが監督を務め、ナタリーにアカデミー賞主演女優賞を始め世界各国で50以上の映画賞をもたらした大ヒット作。ナタリーの魅せる美と狂気が入り混じった渾身の舞いをぜひスクリーンで観てほしいという映画スタッフの多くの声が反映されたようだ。さらに、各界の著名人がその年に最も印象に残った1本として選ぶ「あの人の1本」(特別部門)においても、『悪人』の李相日監督、劇画家・声楽家の池田理代子により選ばれた『ブラック・スワン』。李監督は「もう監督の人非人っぷりが最高です。肉体的にも精神的にも極限まで追いつめられたナタリー・ポートマンの恍惚がうずきますね。彼女が苦しんで苦しみ抜いて、果ては快感に捕われる瞬間を見事に視覚化させるセンスと技術は脱帽です。“狂気”という一番難しい映像表現を成し得たのは、やっぱりダーレン・アロノフスキー監督の徹底したサド体質にあるんでしょうねぇ。見習いたいです」と称賛を贈る。ほかには、昨年のアカデミー賞で4部門を受賞した『英国王のスピーチ』(2位)やデヴィッド・フィンチャー監督作『ソーシャル・ネットワーク』(7位)、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(10位)など日本でも記録的なヒットを見せたハリウッド大作が並んだ。一方、邦画勢も健闘を見せ、鬼気迫る演出で各国の映画祭で称賛を得た『冷たい熱帯魚』を始め、故・原田芳雄の遺作となった『大鹿村騒動記』、さらに日本の映画賞を総なめにした『八日目の蝉』が3位から5位にランクインした。映画館スタッフという最も観客に近い立場の彼らが選び抜いた作品とあって、その面白さは間違いなし?見逃した方は、ぜひこちらの結果を参考にしてみて。<映画館大賞2012ベストテン作品>1位:『ブラック・スワン』(ダーレン・アロノフスキー監督)2位:『英国王のスピーチ』(トム・フーパー監督)3位:『冷たい熱帯魚』(園子温監督)4位:『大鹿村騒動記』(阪本順治監督)5位:『八日目の蝉』(成島出監督)6位:『キック・アス』(マシュー・ヴォーン監督)7位:『ソーシャル・ネットワーク』(デヴィッド・フィンチャー監督)8位:『ステキな金縛り』(三谷幸喜監督)9位:『ゴーストライター』(ロマン・ポランスキー監督)10位:『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(マイケル・ベイ監督)特別部門「あの人の1本」※各界の著名人が選ぶ、2011年に最も印象に残った1本・李相日(映画監督):『ブラック・スワン』・池田理代子(劇画家・声楽家):『ブラック・スワン』・佐野史郎(俳優):『不惑のアダージョ』(井上都紀監督)特別部門「蘇る名画」※特集上映・リバイバル上映された旧作のうち最も鮮やかに蘇った1作『河口』(中村登監督/1961年)「映画館大賞」公式サイト<セル>「ブラック・スワン」DVD価格:2,990円(税込)発売中「ブラック・スワン3枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)」[初回生産限定]価格:4,190円(税込)発売中発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント・ジャパン© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」、2011年の1位は『告白』!三谷幸喜、芥川賞会見を意識した挨拶で喜びを語る!被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り【シネマモード】2011年、「出会えてよかった」映画をふり返る。ミラ・クニス、政治に無関心な同世代の若者に苦言
2012年04月02日オダギリジョーとチャン・ドンゴンを主演に、韓国が誇る戦争映画の名匠カン・ジェギュ監督がメガホンを取った『マイウェイ 12,000キロの真実』が1月14日(土)、公開初日を迎え、新宿バルト9にて舞台挨拶が行われた。主演のオダギリさんを始め、本作に出演した日本人キャストの鶴見辰吾、佐野史郎、夏八木勲、ジェギュ監督が登壇した。日本人青年の辰夫(オダギリさん)と朝鮮出身のジュンシク(ドンゴンさん)という祖国の異なる2人の男が、日本とソ連、ドイツの3か国の軍服を着て戦場を渡り歩き、ぶつかり合いながらも友情を取り戻していく、数奇な運命を描いた本作。日本での公開まで2年間かけて本作に力を注いできたオダギリさんは「感慨深いです。ようやくみなさまに観ていただける日を迎えて安心してます。一言で言うと脱力しかけてます(笑)」と安堵の表情を見せた。ジェギュ監督はこの舞台挨拶イベントを含め、実に5回もの来日を果たし本作をPRしてきたが、「前作の『ブラザー・フッド』を経て今回、また戦争映画を撮ることになって、どうしたら女性の観客にも観てもらえるのかということを考えました。そこで、日本と韓国で女性にも人気のある俳優さんをキャスティングすることを思いつき、オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんを選択しました。こうして日本と韓国で舞台挨拶を回ってみて、キャスティングに本当に成功したんだなと感じ、私の願いが叶ったということを実感しています。映画がうまく撮れたかは分かりませんが、キャスティングは間違いなく成功しました(笑)」と、女性客で埋め尽くされた客席を見て大満足といった様子。撮影で大変だったエピソードを聞かれると、オダギリさんは極寒のなかドンゴンと共にソ連軍に罰として吊るされるシーンを挙げ、「最初、監督が『(そのシーンの衣裳は)“ふんどし”でいきたい』って言い出して…(笑)。ふんどし姿でドンゴン氏と2人で吊るされてたら、日本人はみんな笑いますよね。監督は罰の厳しさを表現するために必要なんだと説明しましたが、ドンゴン氏の代わりにも僕が強くお断りをしました。裸でもし吊るされてたら、本当に死んでましたね」と撮影秘話を明かした。高倉大佐役を演じた鶴見さんも、やはり極寒の地での撮影が相当に堪えたようで「切腹のシーンで、血のりを大量にお腹に仕込んで撮影したのですが、その血のりを破った瞬間にパンツがビショビショになってしまって、かなり寒かったです(笑)」とふり返った。一方、オダギリさん扮する辰夫の父親を演じた佐野さんは「(大変だったことは)ないですね…。美味しいご飯を食べたり、街を散歩したりと楽しい思い出しかないです。戦場にも行かず、すみませんでした!」と韓国での撮影をすっかり満喫したようだ。大ベテランの夏八木さんは韓国の撮影機材やカン・ジェギュ組のスタッフの優秀さにいたく感激したようで「本当に素晴らしかった。我々も見習わなければいけないなと思いました」と感服しきりだった。この日、オダギリさんからサプライズ・プレゼントとして、走行距離を記憶するチップが埋め込まれた最新鋭のランニングシューズがジェギュ監督に手渡されたが、このサプライズに監督は「鳥肌が立ちました」とコメント。というのも、「この撮影が始まる前に、アメリカに住む家族から色違いの全く同じランニングシューズをプレゼントされた(笑)」そうで、まさかのデジャヴにビックリした様子。それを聞いたオダギリさんは「何なら僕がもらいたいくらいですね」と本音をポロリ。最後にジェギュ監督から「この映画は多くの日韓の方々と共に作り上げました。私たち(韓国)にとって韓国とは何なのか、日本とは何なのか?私たち韓国人と日本人はお互いに心を開き、友人となるための準備ができているんだろうか?という思いを胸にこの映画を撮りました。『マイウェイ』が日本と韓国の方々がお互いを理解し、歩み寄り、本当の意味での友人になれるきっかけになれば、という切実な思いを込めて作りました」と本作に込めた願いを語り、盛大な拍手と共に舞台挨拶は締めくくられた。『マイウェイ 12,000キロの真実』は全国にて公開中。■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK PLANET, ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:共に歩こう!『マイウェイ 12,000キロの真実』オリジナル歩数計を5名様にプレゼントオダギリジョー&チャン・ドンゴン対照的なふたりの“戦場”で結ばれた絆KARA・ニコルがサプライズ映画のチラシ配り観客に気づかれず「成功しました」オダギリジョー、チャン・ドンゴンの素晴らし過ぎる受け答えに脱帽いよいよ日本上陸!『マイウェイ 12,000キロの真実』試写会に50組100名をご招待
2012年01月15日スーパー戦隊シリーズ35作目の記念作品として製作された「海賊戦隊 ゴーカイジャー」と、30年前に放送された伝説的ヒーロー「宇宙刑事ギャバン」。この2大ヒーローが夢の競演を果たした映画『海賊戦隊 ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の完成披露試写会が1月13日(金)に都内で開催され、ゴーカイジャーに変身する小澤亮太、山田裕貴、市道真央、清水一希、小池唯、池田純矢、細貝圭と30年ぶりに“ギャバン”こと一条寺烈役を演じた大葉健二、映画版のゲストである佐野史郎が出席した。“宇宙海賊”であるゴーカイジャーたちを宇宙警察総裁のウィーバル(佐野さん)の命により逮捕したギャバン。だが、その裏には陰謀が…。魔空監獄に魔空空間での激しい戦い、ゴーカイレッドことキャプテン・マーベラス(小澤さん)のギャバンに対する熱き思いなどが描き出される。ヒーローたちの夢の競演に「ゴーカイジャー」ファンの子供たちもかつて「ギャバン」を見ていた大人のファンも大興奮。ゴーカイレッドとギャバン、そして小澤さんや大葉さんが登場すると会場は熱い声援に包まれた。「ゴーカイジャー」の面々はTVシリーズと並行しての映画撮影でかなりのハードスケジュールとなったが、小澤さんは大先輩の大葉さんや佐野さんとの共演について「お会いして一瞬で目が覚めました。緊張して、集中できましたし、大先輩とご一緒できて嬉しかったです」と笑顔を見せた。ほかの面々も「ゴーカイシルバーのシルバーがかすむほど、ギャバンの銀色がかっこいい」(清水さん)、「大葉さんの目力がものすごくて吸い込まれそうでした」(細貝さん)、「佐野さんの声をアフレコで聞いて『共演してるんだ』と実感して感動しました」(市道さん)、「佐野さんに目だけは負けないように睨んでたんですが、怖気づいてそらしてしまったかも(苦笑)」(山田さん)など尊敬の思いのこもった感想を語った。池田さんは「撮影が終わって、大葉さんとお話しさせていただいたときに大葉さんに『アクションを続けた方がいいよ。若い人でアクションやれる人は少ないから武器になる』とアドバイスいただきました」と目を輝かせた。一方、30年ぶりにギャバンを演じた大葉さんは、トレードマークの白いパンツに革ジャンで登場したが「撮影所でこれを着て歩くのは照れくさかった。40代、50代の方々が女学生の制服着るときの気持ちはこんな感じかなと思いました(笑)」と述懐。さらに若きゴーカイジャーたちについて「睡眠もろくに取れないんじゃないかという中でやっていました。僕が思うヒーロー像というものがあるんですが、彼らはまさにそれ」と絶賛した。さらに作品の見どころとして「人間が忘れてしまった言葉や思い、絶対に忘れちゃいけないものがここにあります」と訴え、「よろしく、勇気!」と決めゼリフで締めくくった。“総裁”役ということで佐野さんは「『秘密結社 鷹の爪』を参考にしつつ、こうならないようにと反面教師にしました」と明かして会場の笑いを誘う。さらに「いまの日本、なかなかつらいところがありますが、ギャバンや戦隊ヒーローに救ってほしいと心底思います」とヒーローへの期待を口にした。『海賊戦隊 ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は1月21日(土)より全国にて公開。■関連作品:海賊戦隊 ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 2012年1月21日より全国にて公開© 石森プロ・テレビ朝日・東映AG・東映
2012年01月13日昨年、日本中を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡を20世紀フォックスが映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)、全国で公開初日を迎え、主演を務める竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、鶴見辰吾、堤幸彦監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。この日は同作が2012年3月、ロサンゼルスなど全米10都市以上で公開されるという嬉しいニュースも発表に!竹内さんは「すごいことですよね。まだ実感が湧かない部分もありますが、とても光栄なこと」と感激した様子。堤監督は「日本人の誇りというべき、この感動的なストーリーを世界中の方々に観ていただければ嬉しいです」と感無量の面持ちだ。数々のピンチを乗り越えながら、2010年に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。その7年間に及ぶ壮大なプロジェクトに携わったスタッフたちの挑戦と苦闘が、竹内さん演じる宇宙科学研究所(現JAXA)の若き女性研究者・水沢恵の視点から描かれる。撮影中は「実は様々な障害もあった」(竹内さん)と言い、登壇者はみな、本作の“発進”と言える公開初日に感慨しきりだった。主人公の上司を演じた西田さんは「去年地球に帰還したはやぶさに本当に力をもらいました。私たちは映画を通して追体験させていただき、改めて日本人の誇りとも言えるこの偉業を、そしてはやぶさの感動をたくさんの方々に伝えていければと思っております」。はやぶさ開発チームを演じたキャスト陣も「(自身が演じた理学博士の)齋藤潤先生ができなかったとおっしゃられていた心の叫びを、私が映画の中で体現させていただきました」(高嶋さん)、「衣裳、セット、仕草、顔、髪型に至るまで、ビデオや資料を繰り返し見て、完全コピーを目指しました」(佐野さん)、「たくさんの方々に少しでも感動を届けられればと思います」(鶴見さん)と作品にかける思いは格別だ。自称“文系”の堤監督は「正直、不安もあったのですが、竹内さんが『私も文系なので』とおっしゃったので、じゃあゼロからやりましょうと。JAXAの方々にお会いしたら、本当にお茶目でおもしろい、そして普通の人ばかり。そういった方々が世界的な偉業を達成したという点に深く感動しました」とコメント。竹内さんは「苦しいときに、はやぶさの存在を思い出し、何とも言えないエネルギーをいただいた。私にとっては主演できたことが大きな財産」と胸を張る。自身も“文系”ながら、宇宙に関する専門用語が満載のせりふをこなし、新たな一面を披露しているだけに、ついに訪れた公開初日に満面の笑みだった。『はやぶさ/HAYABUSA』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:感動のドラマが詰まった『はやぶさ』の新画像が到着!満天の星空に映る正体は?竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」
2011年10月03日映画『はやぶさ/HAYABUSA』の試写会が9月5日(月)、都内で開催され、主演の竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、堤幸彦監督が登壇。さらに、劇中の登場人物のモデルとなった的川泰宣(JAXA)、川口淳一郎(JAXA)、國中均(JAXA)、斉藤潤(JAXA関係者)も来場した。7年間60億キロにおよぶ長い旅路の果てにミッションを完了し、人々に深い感動を与えた小惑星探査機“はやぶさ”。その帰還を信じ、全てを捧げたプロジェクトチームの面々のドラマを描き出す。当初、試写会には天皇皇后両陛下がご臨席される予定だったが、野田新内閣の副大臣の任命式の公務と重なったため、欠席されることとなった。竹内さんは「うまく行かないときや、どうしようと悩んだときに、いま目の前にやるべきことがあることは幸せなんだと感じられる。『いまはつらいかもしれないけど、続けていけばいつか何か大きな結果に繋がるかもしれないんだ』と感じられる作品になっていると思います」と言葉に力を込める。西田さんは「映画はフィクションではありますが、このスクリーンで起こっていることは全て事実。先生方の代わりに役者が演じているだけで、全て本物です」と語り、「ちょっと元気を失った日本に元気をくれる作品。あの快挙の裏には先生方の努力と熱い思いがあったんです」と改めてプロジェクトに従事した関係者に賛辞を贈った。その西田さんが演じた的場のモデルである的川教授は「長年、西田さんのファンだったのでもったいない気持ち。でも体型は同じですね」とユーモアたっぷりに語っていた。山本さんは「こういう専門用語は喋ったことがなかったので、言っている意味が分からなかったけど、撮影の最後の日には、自分が7年間、はやぶさ君を見守っていたような気持ちになりました」と感慨深げ。鶴見さんは「久々に竹内さんを見たらキレイなのでドッキリしちゃいました(笑)」と鼻の下を伸ばしていたが、映画については「自分で観て涙を流しそうになってしまった」とのこと。高嶋さんも「どうぞお楽しみください」と少ない言葉に作品への自信をうかがわせる。佐野さんは監督から、モデルとなった川口教授の「完全コピーで行くと言われた」と明かしたが、川口教授は「みなさんに似ていると言われ、自分が佐野さんの役を演じているかのように勘違いしそうになります」と佐野さんによる自身の“コピー”に太鼓判を押していた。最後に竹内さんは「この映画に出てくる3人に1人はメガネをかけているので、メガネフェチにどハマりする作品です!ぜひおすすめしてください」と珍アピール。笑顔で舞台挨拶を締めくくった。『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国より公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年09月05日漫画、そしてTVアニメとして長年愛されてきた作品を実写化した『忍たま乱太郎』が7月23日(土)、公開初日を迎え、加藤清史郎、林遼威、木村風太、寺島進、三浦貴大、石垣佑磨、杏、松方弘樹、三池崇史監督が舞台挨拶を行った。この日はサプライズで松方さんの69回目の誕生日の祝福に加え、なでしこJAPANの安藤梢も映画公開を祝って駆けつけるなど盛りだくさんのイベントとなった。加藤くんは映画完成後もTVや雑誌などで本作のプロモーション活動を行ってきた。この日ようやく初日を迎え、満面の笑みで「監督さんやキャスト、スタッフのみなさんが支えてくれました」と挨拶。「撮影のときより身長が5センチ伸びました」と嬉しそうに報告した。林くんも「監督もキャストのみなさんも優しくてかっこよくて、去年の夏は勉強になりました」と述懐。木村くんは、丸く太ったしんべヱ役ということで「お腹に布団を3枚入れてました。真夏の京都は暑くて背中にずっとあせもができていて、体重は2キロ減りました」と苦労を明かした。三浦さんは女性に人気の土井先生ということで「土井先生ファンの方に怒られないように気合を入れてやりました。でも、意識しても僕はカッコ良くなるわけではないですから」と自然体を強調。山田先生を演じた寺島さんは、子供たちを相手に「殴るわ蹴るわのスパルタでした。でも、僕も精神年齢は8歳なので(笑)。同じ目線で楽しめました」と笑顔でふり返った。石垣さんは子供たちよりも、共演の竹中直人のアドリブに悩まされたそうで「毎回、違うことやって来るんですよ」と苦笑交じりに明かした。杏さんは、1人2役ならぬ2人1役で、中村玉緒と共にくノ一の山本シナ先生を演じたが「撮影しているときは知りませんでしたが、びっくりするような効果音が当てられています」と自身の出演シーンを楽しそうにふり返った。松方さんは、3時間かけて特殊メイクを施して稗田八方斎を熱演。目元を指で示し「(特殊メイクで覆われていない)自分のところはここだけでした(笑)。頭はゴムなんですが、一生懸命うしろから冷気を入れてました」と撮影の裏側を明かしてくれた。三池監督は「ゆっくり楽しんでほしいけど、ゆっくりはできないかも…。試写ではなぜか悲鳴も起きたりしてまして」と思わせぶりに語り期待を煽った。この日は、松方さんの69歳の誕生日。加藤くんの合図で林くん、木村くん、そして寺島さんが「ハッピーバースデー」の歌を熱唱。さらに八方斎の姿をかたどったバースデーケーキが運び込まれた。これには松方さんも感激!「69歳になりました。ありがとうございます」と笑顔を浮かべていた。さらに、この日はなでしこJAPANの一員として先日の女子サッカーワールドカップで活躍した安藤選手が来場。公開を祝って、加藤くんになでしこの花束を贈呈。「『忍たま乱太郎』で日本を元気にしてほしい」と語り、加藤くんも「金メダルを獲りたい」と宣言した。『忍たま乱太郎』は全国にて公開中。■関連作品:忍たま乱太郎 2011年7月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 実写版「忍たま乱太郎」製作委員会■関連記事:加藤清史郎インタビュー『忍たま』で夢が叶った!大人顔負けのちびっこ忍者参上三池監督が語る『忍たま』見どころは松方×平幹二朗の特殊メイクガチバトル!忍たまたちが大暴れ!『忍たま乱太郎』試写会に10組20名様をご招待古田新太がおばちゃんソックリに!『忍たま乱太郎』に豪華俳優陣が特殊メイクで参戦中村玉緒&杏が二人一役!『忍たま』美人“くの一”先生で変身の術披露
2011年07月25日最新鋭の映像技術を駆使し、壮大なスケールで描いた作品の数多くを送り出してきた20世紀フォックス映画配給のもと、映画『20世紀少年』や『BECKベック』で、世間を熱狂させてきた堤幸彦監督が人類の永遠のロマン“宇宙”をテーマに、竹内結子主演で贈る『はやぶさ/HAYABUSA』の特報映像がシネマカフェに到着した。2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星・イトカワを目指し、地球を出発。イオンエンジンの実験、さらに(成功すれば)世界初となる小惑星からのサンプル入手などを目的として2005年9月にイトカワに到着した。そして、姿勢制御装置の不具合や通信の遮断など、様々なトラブルに見舞われながらも、奇跡的な帰還を果たしたはやぶさ。「NASA」さえもなしえなかった7年間にわたるこの一大プロジェクトに携わる開発者たちの、挑戦と苦闘の人間模様を描く。今回到着した映像では、竹内結子、西田敏之、山本耕史、佐野史郎などなど、“実力派”とされる豪華な面々が演じる開発者たちの苦闘の表情と共に、それぞれの“諦めない”姿が映し出されている。そして、ラストには青く輝きながら地球を目指すはやぶさの奇跡の帰還シーンが…。さらに、はやぶさが地球に帰ってきた際、子供からお年寄りまで大勢の人々から、(はやぶさの帰還に対する)歓迎のメッセージやイラストがプロジェクトチームのもとに届いたという感動のエピソードも映画では再現される。このほど『はやぶさ』公式サイトでは同シーンで使用されるイラストやメッセージを募集するキャンペーンが実施されることに。もしかすると、あなたの手紙もスクリーンデビューできるかも?『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『はやぶさ/HAYABUSA』イラストキャンペーン公式サイト■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月10日映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の完成報告会見が4月12日(月)、東京會舘で行われ、主演の中井貴一、本作で俳優デビューする、三浦友和と元歌手・百恵さんの次男・三浦貴大(たかひろ)らが出席した。島根県を舞台に、一流企業に勤め家庭を省みることのない50歳を目前にした主人公・筒井肇(中井さん)が母の病をきっかけに人生を見つめ直し、夢だった電車の運転士を目指す物語。ヒットシリーズ『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けたROBOTの代表取締役社長・阿部秀司氏が製作総指揮を務めている。三浦さんは、ケガのためプロ野球選手になる夢をあきらめた青年役。中井さんは開口一番「貴大、ファイト!」と三浦さんの出演CM「リポビタンD」のキャッチフレーズを前振り。三浦さんが「一発」と照れながら応じると「がんばれ」と、また声をかけ“後輩”の緊張をほぐす気遣い。初の映画撮影をふり返り、三浦さんは「一番多かったのは中井さんと同じシーン。いろいろ教えていただきましたが、『自分の思った通りにやるのがいい』と言っていただいたのが一番印象に残っています。これからも大事にしていきたい言葉です」と感銘を受けた様子。自身の夢については「高校生の頃は体育教師になりたかったけどそれほどでもなかった。大学生になり、俳優になりたいと思うようになった」と話した。昨年7、8月に1か月強、島根県でロケを敢行。同県出身の錦織良成監督とキャストのひとり、佐野史郎はロケ中に続き、この日も同県の良さをPR。中井さんは「最初は正直、監督の島根話にドン引きしました。聞いていると日本の偉人のほとんどは島根から出ている。そんな訳ないだろ!と」と笑わせつつ「でも、食べ物は美味しいし、人が温かくてとてもいいところでした」。共演の高島礼子も「私が一番自由時間が多くて、中井さんから『神話の国、出雲について調べてきて』と指令を受け、神社とかところどころ回りました。島根のファンになりました」とそろって島根を満喫した様子だった。一方、電車への興味を聞く質問に、中井さんは「ないです」。高島さんも「興味なかったです」とキッパリ。会場の笑いを誘っていた。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は5月29日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会■関連記事:舞台挨拶付き『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』完成披露試写会に25組50名様ご招待ユーミン、49歳で電車の運転士になった男を描く映画の主題歌を書き下ろし
2010年04月12日