最近憧れているのは、「余白のある暮らし」。大切にしているインテリアが、充分にその存在感を発揮できるように、余白を保つことを意識しています。物そのものが、ゆっくりと呼吸ができるように。音として表現するなら、スッ。といった感じ。目指すのはスッ。とした空間に、物たちがスッ。と佇むこと。そうすると自分自身もスッ。とまっすぐでいられるような気持ちになるのです。家の中のすべての物に余白を意識すると、モノ選びの基準も変わってきました。今日はそんな私が選んだダストボックスをご紹介します。ゴミを捨てることに上品さを持つゴミ箱次から次へ増えるゴミ。ゴミ箱から溢れるほどのゴミを、減らすことはできないのだろうか。そもそもゴミを出さない生活はどこまでできるのだろうか。紙くずがゴミ箱から溢れた不格好な光景を見て、自分の暮らしぶりを見つめ直す今日この頃。整理収納アドバイザーとして、物を減らしてすっきり暮らすことを提唱している私ですが、突き詰めていくと生活ゴミにもモヤモヤを感じるようになったのです。いちいち過剰包装してある商品、必要のないパッケージ袋…それらは分別の家事を増やします。その面倒さにパッケージレスの商品を見つけると、私はついうれしくなるのです。そんなことを意識しているうちに、ゴミは少しずつ減ってきた気がします。迎え入れない強さと、使い切る心地よさとを繰り返すと、生活ゴミはもっと減らすことができるはず。こちらはご縁あってわが家に来た、bon momentのダストボックス。スッ。と細く高く伸びるシルエットがスタイリッシュで、ゴミ箱とは思えない上品さです。思わず、置き場所に、左右の余白を持たせたくなるような佇まい。生活の着地点とされるゴミ箱が上品だと、ゴミの捨て方、捨て様、暮らし方にも背筋が伸びますね。せっかく素敵なゴミ箱をお迎えしたので、ゴミがゴミ箱から不格好に溢れ出ないよう、これから自分の暮らしぶりと向き合ってみようと思っています。職人さんがつくる伝統技術のゴミ箱。私は日本の伝統工芸品がすきです。実はこちらのダストボックスは、日本の伝統工芸である漆器の一つ、紀州塗の技術で仕上げたもの。ABS樹脂を使用した合成漆器でつくられ成形された後、職人さんが刷毛を使って木目調のデザインに仕上げています。どうやら私は“職人さんの手作業”と聞くと、ワクワクしてしまうようなのです。「あぁ。なるほど。この木目調は刷毛で塗られてつくられているんだ。この技術は日本の和歌山県で、ずっと昔から絶やさず受け継がれている手仕事なんだ。」そう思うと、機械生産ではないものに巡り会えた喜びを感じるのです。同時に、伝統工芸の技術を残していけるという喜びもあります。カラーは、やわらかいアイボリ―と、スタイリッシュなチャコールの2色。伝統工芸といっても現代の暮らしに寄り添うデザインで、「こうして形を変えながらもまた受け継がれていくんだなぁ。」と、感慨深くもあります。合成漆器で軽量ですので、ゴミ捨ても軽やか。さらに水洗いしてメンテナンスすることもできますので、いつでも清潔を保てます。わが家はフタなし派。いつでもゴミ箱をオープンにして、開閉作業のアクションを省く工夫を。別売りのフタをセットすることもできますので、サニタリーコーナーでのご使用の際は、フタ付きがおすすめです。余白を持って、お部屋のアクセントに。ゴミ箱だからと、侮ってはいけないインテリアアイテム。私は家に置く一つ一つのものに、こだわりを持って向き合いたいと思います。作り手や産地の背景、デザインの由来、素材のこだわり。物を選ぶ時にそれらを深く知ると、最後まで愛着を持って使うことができます。そして、わが家に迎えてからも、きちんと適した置き場所を探ること。どこに合うか、どんなふうに付き合っていきたいか、どう使うとしっかり役割を生かすことができるか…そんなことを考えるのが、お買い物の時間以上に楽しいのです。デスクワークの足元に。直径18.6㎝だから、足元に置いても圧迫感がないのが魅力的。あまり広くないデスクスペースですが、コンパクトに収まってくれるので、手前に置くことができ、使い心地も良いです。クローゼットに。最近私は白木にはまっていて、色が白に近い木製アイテムを並べて楽しんでいます。その横に相性よく佇むダストボックス。衣服に付いたゴミやタグをここに。和室に。モダンな木目調ダストボックスが、和室をスタイリッシュにまとめてくれます。ここはとことん、空間の余白にこだわって、ダストボックスの存在感を際立たせました。余白があるって素敵ですよね。みなさんも、bon momentのダストボックスをお迎えの際には、ぜひインテリアの余白をお楽しみください。なんだか暮らしまでスッ。と背筋が伸びるような気がしてきますよ。 【ご紹介したアイテム】スタイリッシュな木目は、伝統工芸の紀州塗りの技術でつくられたもの。モダンな空間にも、和室にも、余白を持ってすっきりと佇むゴミ箱です。⇒ bon moment 職人が作る 木目塗り ダストボックス ゴミ箱 日本製 6.8L nami sasaki整理収納アドバイザー。夫と三兄弟と5人暮らし。毎日の暮らしを楽しむ工夫探しが好き。収納で暮らしを心地よく。
2024年02月08日窮屈すぎず余白を大切にした暮らし旦那さんと猫ちゃんと暮らしているtongarihouseさん。「お部屋の中でお気に入りは?」とお伺いしたところ、キッチン・リビング・ワークスペース…etc.と、どのお部屋もお気に入りなのだそう。tongarihouseさんは空いているスペースに無理やりものを置かず、余白を大切にして暮らしていました。今回は、そんなtongarihouseさんの素敵なお部屋を拝見します。優しい光が差し込むキッチン自然光を大切にしている暮らしキッチンカウンターの背面には横に細長い窓があり、そこで自然を感じながら料理しているtongarihouseさん。窓の外にはグリーンが広がっていて、癒される空間になっています。キッチンにいる時間が長いそうですが、自然を感じながら料理することで精神的にもリラックスできそうですね。きっと愛情たっぷりの料理を作って旦那さんと一緒に召し上がるのでしょう。お気に入りの道具に囲まれたスペースお気に入りの道具だけをキッチンに配置して、好きな空間を作っています。作業スペースもたくさんのものを置かずに、余白を楽しんでいる感じがしますね。かといってきっちりしすぎないところがおしゃれに見せるポイントなのでしょう。少し日が傾いてきたら間接照明をつけ、キッチンをムーディな雰囲気にしているところがセンスの良さを感じます。吹き抜けのある開放的なリビングものを置きすぎないシンプルなリビングロースタイルのインテリアは、お部屋を圧迫させずに落ち着ける雰囲気となっています。tongarihouseさんは生活感を感じさせず、開放的でシンプルなお部屋にしているそう。また、リビングでもリラックスできるポイントが3箇所あるのだとか。こだわりの家具を用いてゆっくりした空間を演出していますね。壁にはあえてドライフラワーをさりげなく飾っていておしゃれです。猫ちゃんもお気に入りの場所を見つけたようですね。階段下のリラックス空間リビングの一角にある階段下のスペースを使って、おしゃれな空間にした場所。こちらもtongarihouseさんのお気に入りポイントだとか。デザイン性のあるブラケットライトがアンティーク風で素敵ですね。そしてオレンジの優しい光が癒しの空間にしてくれています。こちらにもワンポイントにドライフラワーを飾ってナチュラルな雰囲気に。居心地が良くてうたた寝しそうな空間です。みんなで楽しく食事ができる場所ソファとベンチでテーブルを囲って、みんなが楽しく食事ができる場所もtongarihouseさんのお気に入り。人が集まるリビングは、リラックスができるようなインテリアにすることを大事にしているとか。このお家なら吹き抜けで開放感があって気持ち良さそうですね。テーブルには、先程のキッチンで作った美味しそうな料理が並んでいます。木の温もりが感じられるリビングなので、お客さんも帰りたくなくなってしまいそうですね。スキップフロアのある場所スキップフロアとは中間層にあるお部屋のこと。ちょっとした特別感が出ます。tongarihouseさんはスキップフロアをお気に入りの作家さんのものや、自分でDIYしたものを飾って小さなギャラリーにする予定だとか。下層には先ほどのリビングが見えて、不思議な光景です。スキップフロアは子供がいると心配ですが、大人だけで使うのなら心配する必要もなさそうですね。手作りの飾りがある居心地の良い寝室寝室の大きな窓寝室にもキッチン同様に横長の窓があり、自然が感じられる空間になっています。夜になると窓からの月光が差し込み、優しい光を浴びながら眠りについているそう。窓の場所は東側なので、朝になると朝陽が差し込み心地良く朝を迎えているそうですよ。おしゃれなスタンドライトはシンプルなデザインで、インテリアに馴染んでいますね。白い壁とベッドカバーが清潔感のある雰囲気を高めています。手作りフレームや雑貨の壁掛け寝室の壁にかかっているものは、tongarihouseさんが手作りしています。寝室に合うような落ち着いたデザインとなっており、素敵な雰囲気です。さまざまなサイズでセンス良く飾っていて、シンプルになりすぎない寝室インテリアですよね。ドライフラワーをつけて立体感を出しています。寝室はリラックスする場所なので、このような雑貨を飾ると良さそうです。ナチュラルリースのある寝室こちらもtongarihouseさんが自作した雑貨。まるでプロのような出来栄えですよね。枝を何重にも巻いてナチュラルな雰囲気にしています。リースが寝室にあるだけでおしゃれ度が格段にアップしますね。これを見たら真似して作りたくなってしまうでしょう。tongarihouseさんの寝室は、こだわりを詰め込みつつも居心地の良い空間を叶えています。中庭のあるおしゃれなお家のんびり読書ができる空間さんのお家には中庭があり、晴れた日にはラグを敷いてのんびりと読書しているそう。こちらも自然が感じられる空間となっており、自分だけの時間が楽しめますね。お気に入りの本や雑誌、コーヒーなどを持ち込めば、時間が経つのを忘れてしまいそうです。程良い木陰となっていて、木漏れ日が差し込む素敵な中庭。夜もライトアップすればムーディな雰囲気で楽しめそうですよ。喧騒を忘れられる素敵なお家お家にいても自然が感じられる空間となっており、仕事などで帰ってきたらホッと落ち着ける感じですよね。お部屋のインテリアの余白を大事にしているtongarihouseさんのお家は、まさに居心地の良い雰囲気に包まれていました。全体的にまとまった印象となり、どこにいても安らげる場所。夫婦と猫ちゃんでずっと長く住んでいられる素敵なお家を紹介しました。前回の記事はこちら
2021年06月22日多くのスーパーマーケットには、お得情報の書かれたチラシが置いてあります。買い物を安く効率的に済ませるために、チェックしておくと便利ですよね。sakura_fukushima(@Sssacraaaaa3)さんは、とあるチラシを見た時、あることが気になってしまったといいます。「余白が多くてなんだかさびしい…」シンプルなチラシを見て、そう思ったsakura_fukushimaさんは、余白に絵を描いてTwitterに投稿。すると多くの反響が上がりました。ネット上で話題になった、ユーモアあふれる作品をご覧ください。クリックすると画像を拡大しますスーパーのチラシの余白が寂しかったので想像して描き出しておきました。 pic.twitter.com/tKo5xuqfCn — sakura_fukushima (@Sssacraaaaa3) January 31, 2021 『うさぎ切り餅 一切れパック』は、輪切りにされたウサギ、『かけるチーズ』は足が生えたチーズが走っている絵など、商品名から想像した秀逸なイラストが描かれています!実際に、こんなチラシがあったら、ついつい見てしまうでしょうね。イラストを見た人たちからは、称賛の声が寄せられました。・このイラスト見たさに、チラシを保管する人が現れてもおかしくない。・すごい!チラシの会社は、急いでこの人を社員にするべき。・何度も見てニヤニヤしています。こんな素敵なチラシだったら買いに行っちゃう!・『うさぎ切り餅』と『五目ちらし』で吹き出しました。とんちが効いてて好きです!身近なチラシを使った作品に、多くの人が笑顔になりました。[文・構成/grape編集部]
2021年02月04日顔に余白があることで、顔が大きく見えてしまう…。このことがずっとコンプレックスだったという方も、少なくないでしょう。そんな時に頼りになるのが、ローライトです。ローライトは、スッと顔に入れ込むことによって、顔がキュッと引き締まって、小顔効果が期待できるのです。そこで今回は、顔の余白に使用するといい「ローライト」をご紹介します。①ローライトで“小顔効果”を狙って!顔の余白に使いたい、おすすめローライトキャンメイク シェーディングパウダー680円(税抜き)CANMAKE TOKYO(キャンメイク)さん(@canmaketokyo)がシェアした投稿 – 1月 17, 2018 at 12:09午前 PSTシェーディング用として活用できるパウダー。フェイスラインの陰影をキレイに見せてくれるソフトフォーカス効果によって、シュッとひとはけで小顔美人を叶えてくれることでしょう。皮脂に強く、粉伸びもいいので、メイク崩れもきちんと防ぎます。②ローライトで“小顔効果”を狙って!顔の余白に使いたい、おすすめローライトセザンヌ シェーディングスティック600円(税抜き)セザンヌ化粧品さん(@cezannecosmetics)がシェアした投稿 – 1月 27, 2017 at 12:26午前 PSTファンデーションより濃いブラウンを使って、顔に陰影をプラスすることのできるスティック形のシェーディングです。肌に密着するクリームタイプで、落ちにくくく、朝ファンデーションの前に使えば、一日中小顔をキープしてくれます。球状粉体のシリコンと、ヒアルロン酸・コラーゲン・美容保湿オイルを配合していますので、乾燥してしまいがちな目元やフェイスラインにスムーズに塗ることができます。肌の上でサラサラになる処方なので、ファンデーションを重ねてもヨレることはありません。③ローライトで“小顔効果”を狙って!顔の余白に使いたい、おすすめローライトエトヴォス ミネラルブロンズグロウ3,500円(税抜き)ETVOSさん(@etvos.jp)がシェアした投稿 – 8月 19, 2016 at 4:46午後 PDTシェーディングのみでなく、チーク、アイシャドウ、リップにもマルチに使えるフェイスカラーです。天然ミネラルと植物由来オイルを配合しているので、テクスチャーはとてもなめらか。さらに、美しいツヤ感でヘルシーなテラコッタ肌が実現できます。ほのかな赤みの中に、絶妙なパールとツヤがあり、黄味がかった日本人女性の肌にもよく合います。可愛いに寄り過ぎない、大人の女性らしい洗練された印象を作り上げてくれるでしょう。持ち運びにも便利な薄型コンパクトは、朝のメイクの仕上げや日中のメイク直しに簡単に使うことができます。④ローライトで“小顔効果”を狙って!顔の余白に使いたい、おすすめローライトレブロン フォトレディ インスタフィックス 1,800円(税抜き)revlon japanさん(@revlonjapan)がシェアした投稿 – 3月 6, 2017 at 5:16午後 PST透明感を引き出すことのできる2色のファンデーション、引き締め効果のあるシェーディングカラー、ストロボ効果で顔全体に立体感をもたらしてくれるハイライティングカラーの計5色のラインナップです。光と陰の効果によって、小顔やメリハリのある表情に仕上げます。何本か組み合わせて使用することで、海外で大人気の「コントゥアリング」メイクも楽しめます。⑤ローライトで“小顔効果”を狙って!顔の余白に使いたい、おすすめローライトクリニーク チャビー スティック スカルプティング コントゥール3,500円(税抜き)クリニークさん(@cliniquejp)がシェアした投稿 – 2月 8, 2015 at 7:20午後 PST陰影をつけたい部分へサッと伸ばすことで小顔効果が。どんなファンデーションとも相性がいい、なめらかでツヤ感のある伸びが期待できます。顔の余白が気になって、「顔が大きい…」と落ち込んでいる方も少なくないはず。そんな時こそ、メイクで上手にカバーしてあげましょう。ローライトは顔に自然な陰影を作ることで、顔がキュッとしたように見せることができます。ぜひ参考にしてくださいね!
2018年03月14日デビュー作『罪の余白』が映画化されるなど注目を浴びる若手、芦沢央さん。最新作『いつかの人質』も二転三転の展開で読者を引き込む心理サスペンス。「最初に、今までとは違う犯罪の動機ってなんだろう、と考えたんです。これはどうか、と思いついてから、ならば誘拐じゃないか、と」終盤に明かされる犯人の意外な動機から組み立てられているからこそ、全貌を知らない読者は心地よく翻弄されていくというわけだ。3歳の時に連れ去り事件にあい、その時の怪我で視力を失った宮下愛子。12年後、母親の反対を押し切って友人らと出かけたコンサート会場で彼女は再び何者かに誘拐される。一方、12年前の連れ去り事件の犯人の娘、江間優奈も失踪していると判明。優奈の夫が懸命に妻の行方を追う一方、愛子の両親は娘の安否を気遣いながらも心がすれ違っている。夫婦のあり方が対照的だ。「最初の連れ去り事件以来、愛子の母親は過保護になって娘の行動を制限している。愛子は2度目に誘拐される前も閉じ込められ、いってみれば人質のような状態だったんです。これは12年間時が止まってしまった宮下家の成長物語でもあるんです」一方、江間夫婦の間に何があったかも、次第に明らかになっていく。また、誘拐された愛子が視力以外の感覚を駆使して脱出を試みる様子は非常にスリリング。「愛子が最後までぶれないでいてくれた。彼女がこの物語を救ってくれたなと思います」次第に立ち上ってくるのは“夢”というテーマ。「私自身、12年間作家を目指していたんですが、もしなれなかったら周囲に合わせる顔がない、という気持ちがありました。夢を追いかけるというのはキラキラしたイメージがありますが、将来に焦点を当てすぎて自分の現在や過去がよどんでしまうこともある。夢を持つのはそんなにいいことなのかという、ネガティブな面も書きたかった」展開のテンポのよさ、やがて辿りつく犯人の動機、そしてそこからの展開にも読者は圧倒されるはず。「読んだ人がこの場面で“はっ”とするだろう、と考えるのが楽しくて。暗い話のわりには本人はニヤニヤしながら書いています(笑)」◇12年前の誘拐事件の際に視力を失った愛子は、はじめて友達同士で出かけたコンサート会場で誘拐されてしまう。犯人の目的とは?KADOKAWA1800円◇あしざわ・よう作家。1984年生まれ。2012年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビュー。他の著作に『悪いものが、来ませんように』『今だけのあの子』が。※『anan』2016年3月16日号より。写真・岡本あゆみ(芦沢さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年03月11日第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の同名小説を映画化した『罪の余白』の完成披露試写会が9月17日(木)、都内で行われ、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、大塚祐吉監督が出席した。娘を亡くし暴走していく父親と、美しすぎる邪悪な女子高生が対峙する心理サスペンス。行動心理学者として教鞭を取る安藤(内野さん)は、高校生の娘・加奈の突然の転落死を受け止められずにいた。娘の死は事件か、事故か…。自らを責めながらも、その真相を追い始める安藤の前に、加奈のクラスメート・咲(吉本さん)が現れる。「いい大人が子どもに翻ろうされる構図が面白い、本当にね、すごく怖くて邪悪な女子高生なんですよ。殺意を感じたもん」と“自覚もない美しきモンスター”の咲に対して、戦々恐々の内野さん。一方、演じた吉本さんも「最初はこんな子、本当にいるのかなって思ったんですが、監督から『自分の手を汚さず、相手を傷つける役柄を楽しみなさい』と言われて…。それからは、ジャマな内野さん(笑)をどう消すかばかり考えていた」と役作りをふり返った。内野さんは「あまりしゃべらないようにしたんですよ。かわいい吉本実憂を見たくないし、人のいい内野さん(笑)を知られるのもねえ…。イヤな感じだったでしょ?」と釈明&平謝り。吉本さんも「内野さんに肩をポンと叩かれるだけで、私が怒っちゃって。それくらい、咲になりきっていた」そうで、現場はストーリー同様の緊張感に包まれていたようだ。谷村さんは、安藤の同僚で咲の本性におぼえる女性・小沢役。咲から暴言を浴びせられるシーンもあるが、「とても気温が寒くて、そっちのほうが気になってしまった」と余裕の表情。大塚監督は「役者さんを怒らせ、傷つけ、泣かせることが、今回のボクの仕事だった」と語っていた。『罪の余白』は10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:罪の余白 2015年10月3日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「罪の余白」フィルムパートナーズ
2015年09月17日内野聖陽が、亡くなった娘のために復讐を誓う心理学者・安藤役で主演を務める『罪の余白』。芦沢央のサスペンス小説を映像化したことで注目を集める本作から、吉本実憂演じる娘の同級生・咲に挑発された安藤が、激高し、思わず手をあげてしまう衝撃的な本編映像が解禁された。行動心理学者として教鞭を取る安藤(内野聖陽)は、高校生の娘・加奈の突然の死を受け止められずにいた。娘の死は事件か、事故か…。自らを責めながらも、その真相を追い始める安藤の前に、加奈のクラスメート・咲(吉本実憂)が現れる。初めは加奈の死を悼むそぶりを見せた咲だったが、彼女は、教師、生徒、警察の心を操る、狡猾で残忍な悪魔のような少女だった。復讐を誓い、娘を思うあまり暴走する安藤は、逆に咲に追い詰められてゆき…。野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の話題作を映像化した本作。映像・舞台と幅広いフィールドで活躍する俳優・内野聖陽と、「アイムホーム」(テレビ朝日)「表参道高校合唱部!」(TBS)など話題作に次々と出演中の美少女・吉本実憂が繰り広げるギリギリの心理戦が注目を集めている。今回解禁された映像は、コンビニの前で娘の死の真相を問いただす安藤と、それを挑発する咲という手に汗握るシーンからスタート。「親子そろってつまんねー!」という、最愛の娘を侮辱する咲の言葉に耐えきれなくなった安藤が、ついには彼女に手をあげてしまう…という衝撃の映像となっている。吉本さんが演じる咲は、スクールカーストの頂点に君臨し、周囲の意のままに操る狡猾さを持つ、邪悪な少女。吉本さんといえば、日本の矯正歯科界の権威たちが“美しい横顔”を持つ女性を表彰する「Eーライン・ビューティフル大賞」を受賞するほどの美貌の持ち主だけに、よりいっそう冷酷な恐怖感が煽られる。そして、人間の心理には精通しているはずの安藤が、娘の同級生である少女に、衝動的に手を挙げてしまったその背景とは…!?愛する娘のために我を失っていく父親と、美しすぎる邪悪な女子高生。果たしてどちらが勝利するのか。緊迫感漂う究極の心理戦を、まずはこちらの映像から体感してみて。『罪の余白』は10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月14日実力派俳優・内野聖陽を主演に、「野生時代フロンティア文学賞」受賞の衝撃作を映画化する『罪の余白』。娘を亡くし暴走していく父親と、美しすぎる邪悪な女子高生が対峙する究極の心理サスペンスから、10月3日(土)の劇場公開を前に、新たな場面写真が到着。ひと足先に本作を観賞した有名女流作家や女性人気キャスターたちからも、絶賛と戦慄のコメントが到着した。人の心を研究する者が、人の心を操る者に追い込まれていく、極限の心理戦が見どころとなる本作。娘を亡くした心理学者を演じるのは、舞台・映画と幅広い分野で活躍する内野さん。失意に暮れながらも、復讐を誓い暴走する父親役を迫真の演技で披露する。そして、そんな内野さんを執拗に追い込み、残忍な行動を繰り広げる女子高生を演じるのは、ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS)など話題作に出演し、注目を集める“国民的美少女”の吉本実憂。周囲の人間を執拗に追い詰め、観る者の心理すらも操る見事な演技力を披露し、新たな才能を開花させた。今回は、そんな吉本さんの危なすぎる“悪魔”ぶりがよく分かる、新たな場面写真が到着。スクールカーストの頂点の女子高生であり、罪を犯した自覚もない美しきモンスターには、賞賛のコメントが続々と寄せられている。<以下、コメント敬称略>■室井佑月(作家)大人と子どもの間の少女。聖と性、死と生があいまいな少女。そのバランスの悪さが、怖いくらいに美しい。もう大人になった自分には、眩しく見える。■岩井志麻子(作家)悪は心の闇にではなく余白に生まれる。闇を隠そうとするより、余白を塗り潰そうとするのが罪だ。■政井マヤ(アナウンサー)美しく、賢く、さらに刹那的であるなら、少女ほど恐ろしい存在は無い。■菊川怜(女優)余白を蠢く心理戦にハラハラクラクラ。私がこんな余白に入り込んでしまったらと考えると、息もつけませんでした。■長谷川豊(「TOKYO MX「バラいろダンディ」MC」)静かな緊張感に包まれた秀作。何より、主演のベテラン内野に一歩も引かない吉本実憂が出色。これはいい女優と、うなった■真矢ミキ(女優)被害者の家族の父親と、加害者の女子高生の対決が凄まじい。ラストは全く予想外の展開で、償いとは? と考えずにはいられなかった。『罪の余白』は10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日「JIN-仁-」「とんび」で知られる実力派俳優・内野聖陽が、男手ひとつで育ててきた娘を突然失い、その謎に迫る父親を演じる映画『罪の余白』。この度、死の真相を握るヒロインに「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した吉本実憂が抜擢された。高校のベランダから転落した加奈の死を、父親の安藤(内野聖陽)は受け止められずにいた。娘は、なぜ死んだのか。彼女の死の真相を探ろうとする教師、父親から疑いがかかるクラスメイトの咲(吉本実憂)。しかし彼女は普通の女子高生ではなかった。芸能界入りを目前に控え、学校ではカリスマ的存在として君臨していたのだ。大切な人の命を奪われた父は償いを求め、少女はそんな父と大人たちの心理を操作する…。第三回「野性時代フロンティア文学賞」受賞作を、ギャルを題材にした『Girl’s Life』やヒューマンファンタジードラマ『スープ~生まれ変わりの物語~』、日仏合作映画『フレア』などの大塚祐吉監督が映画化した本作。大人たちを翻弄していくダーク・ヒロイン役を演じるのは、大河ドラマ「軍師官兵衛」で栄姫役に抜擢され、12月には初主演映画『ゆめはるか』の公開も決定するなど、今後の活躍が大きく期待される吉本実憂。可憐かつモンスター女子高生を演じることになった吉本さんは、「かなり理解に苦しむ役です。本当に難しいです。彼女を演じることで何が私に残るかいまはまだ分かりませんが、いまは演じきることに集中してやっています」と語り、共演の内野さんについては「テレビで見ていた大先輩の内野さんとの共演ということでとても緊張しますが、同じ作品にでる限り、生意気ですが新人でも遠慮しないでいこうと決めています。演じる役の関係性が微妙なので、現場でもその距離感を楽しむようにしています」と気合十分。大塚監督は、吉本さんについて「1か月のリハーサルを通して、役に成りきり限界を持たないタフさを身につけられたと思います。相手役が誰であろうが常に挑戦する姿勢は、見ていて面白いモノがありました。邪悪なキャラクターを演じられていますが、潜在的に持っているユーモアのセンスを上手く役に取り入れてくれて、さらに面白いモノにしてくれました。強い意志を持って仕事に挑まれているので最高のコラボレーターですし、一緒に仕事をしていてとても楽しいです」と称賛している。主演の内野さん、吉本さんのほかに、安藤と同じ大学で働く助教授で、悲しむ安藤の支えとなる教師には谷村美月、咲が憧れる芸能界で大手プロダクションのマネージャー役に加藤雅也、安藤の同僚役に堀部圭亮、そして学部長には利重剛など咲の同級生として、葵わかな、宇野愛海らが出演している。『罪の余白』は2015年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月20日慌ただしく過ぎる日々。今の暮らしに余白はありますか?ふいにできた空き時間に用事を入れること。部屋の空スペースに収納を作ること。これらは確かに、時間の効率化であり、空間の有効活用です。だけど時間や空間は、埋めれば埋めるほど心がどんどん窮屈に。もしも今、不自由さや気詰まりを感じているならちょっと余白不足かもしれません。これまで自分が当たり前にやってきたことを、あえて「しない」。意識を変えれば毎日がもっと身軽になりますよ。余白のある暮らしが心を自由にする空間にしろ時間にしろ、スキマがあれば「どうにか埋められないか?」とつい考えてしまいます。特に日々が忙しい人ほど、その思考になりがち。できないと思っていたことがスキマ時間にできたリ、おさまりの悪かったものがスキマにスッポリ収納できたりすると、やっぱり嬉しい。達成感があります。ただ、時間も空間も有限です。使い切ってしまったら、後に残るのはギュウギュウに詰まって身動きの取れない暮らし。スキマがあれば、新しいものを入れられる。ふいに何かが増えても、慌てずに受け入れられる。スキマはスキマのまま、何も「しない」。埋めたくなる気持ちをおさえて生み出した余白は、そのまま自由な心につながります。しない習慣<空間編>収納に押し込まない収納が要らないものでいっぱいになっていませんか?収納は使わないものを押し込む場所ではなく、使っているものの一時置き場。不要品を手放せばそこに新たなものを迎え入れることができ、収納内の新陳代謝が良くなります。床面をふさがないスッキリ過ごせる部屋作りのコツは、床面をふさがないないこと。モノを置くのは床面の約3割が理想とされています。モノで溢れた床面は、身動きが取りにくく、掃除しづらく、部屋が狭く見えると、デメリットだらけです。安易にもらわない「タダだから」「断り切れず」「景品で」そんな理由でもらったものは、結局使わずじまいになりがち。割り箸や紙袋も、ひとつひとつは小さくても、溜まると結構かさばります。ただ空間を埋めるだけのこれらは、はじめから「もらわない」という選択を。しない習慣<時間編>スケジュールを詰め込まない予定とは誰かに合わせる時間。空いているからといってスケジュールを詰め込むと、自分のための時間が減ってしまいます。予定が詰まっているせいで突然の大事な予定やチャンスを断らないといけなくなるのも、もったいないですよね。家事を追求しない主婦にとってのスキマ時間は、ちょっとした家事をするチャンス。だけど家事は追求しだすと終わりがなく、いくら時間があってもキリがありません。時には「しない」と割り切って、その時間を自分をいたわるひとときに充ててもいいのでは?やりたくないことをしない気分が乗らないまま自分を奮い立たせても、ミスをしたり、余計に時間がかかるなど、あまり良い結果は得られません。どうしてもという時は別ですが、いったん時間を置いたり、得意な人に頼ってみる方が効率的な場合もたくさんあります。時間も空間も、無理して埋めなくても大丈夫。何もないところには、いつか大事なものが入ってきます。それを心待ちにして、余白のある暮らしを楽しめるといいですね。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日