わが家には2歳9カ月と1歳6カ月という、1歳3カ月差の兄妹がいます。下の娘は早産で生まれたため、出生後そのまま1カ月ほど入院し退院。そのあとの家族4人での生活はまさに「大きい赤ちゃんと小さい赤ちゃん、赤ちゃんが2人がいる」という状態でした。そんな2人を育てる私が、日々の育児を乗り切るため実践していることを紹介します。1人に付きっきりにならない子ども2人と私の3人で過ごしていると、どうしても上の息子が「ママ! かまって!」となってしまうことが多いです。そのようなときでもなるべく3人で楽しめるよう、息子が遊んでいたおもちゃを「妹にも貸してあげられる?」と聞いてみたり、絵本を見るなど兄妹で一緒にできることに誘導してみたりします。 また、どちらか一方がひとりで遊んでいても、目・耳・気持ちのすべてがひとりに向かないように心掛けています。1人と手遊び歌をして手を使いながら目を合わせていても、もう1人が何をしているのか把握できるよう気を向けたり、おもちゃを使って遊んでいてもタイミングをみて声かけをしたり、などです。家の中で遊んでいても、まだ小さい2人から完全に意識を逸らさないよう気を付けています。 頼れるサポートは徹底的に使う子ども2人と生活していると、なかなか家事や自分の時間が取れません。そのため、使えるサポートは徹底的に使うことにしています。行政がおこなっている一時預かりは1時間500円で利用できるので、子どもが保育園に入るまでは定期的にお願いしていました。 また、娘が1歳になるまでは行政の補助が出る産後ドゥーラを頼み、週に1回、家に来てもらい娘のお世話をお願いしていました。私が仕事復帰してからは、会社の福利厚生で内閣府のベビーシッター券が使えるので、それを使用し週に1度、シッターを頼んでいます。その間に、親は掃除や料理といった家事がおこなえるので大変助かります。 そうやってサポートをお願いすることで気持ちにゆとりができるので、「他の人に子どもをみてもらっている」ということに罪悪感は一切持たず、どんどん頼るようにしています。 とにかく夫を巻き込む!毎日の育児を乗り切る最大のコツ、それは夫を最大限巻き込むことでした。特に私が仕事に復帰してからは、目まぐるしく日々が過ぎていく中で、2人の体調のこと、保育園の過ごし方、できるようになったことや成長した点などをどんどん共有し、育児を【手伝う】ではなく、【一緒におこなう】という意識を持ってもらうようにしています。例えば朝は食事の準備や、保育園の準備といった家事は基本的に私がおこない、2人の食事補助は夫の担当。保育園の連絡帳には食事内容の記入をするので、そのまま夫に記入をお願いしています。最初は2人同時の食事補助はうまくいかないこともありましたが、成長とともに今では夫も一緒に朝食を楽しむまでになりました。 年の近い2人を育てることは大変だと感じることも多くありますが、楽しく育児ができるよう子どもたちへの対応を工夫したり、周りに頼って生活しています。特に夫は子どものことをしっかりと理解し対応してくれるので、毎日慌ただしいながらも充実した日々です。今後も周りへの感謝を忘れず、子どもの成長を楽しみながら日々を過ごしていきたいです。 著者:林 ゆり2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月20日引っ越しを機に、長女が年少の夏に幼稚園を転園することになりました。通っている幼稚園に退園することを伝え、引っ越しの5カ月ほど前から、私は引越し先の近くで通える幼稚園がないかどうか探し始めました。すると、予想もしていない事態に陥ったのです。引っ越しを機に年少の夏に転園私たち家族は、住んでいた街とは違う街に新築戸建てを建設中でした。新居が完成するのは、夏ごろの予定。夏休みの期間に引っ越しをすることに決め、転園する旨を当時通っていた幼稚園へ伝えました。そして夏休み後に通うための、新たな幼稚園を探し始めました。 第1候補は新居から1番近いA幼稚園です。第2候補と第3候補は、バスで15分ほどの距離にあるB幼稚園とC幼稚園です。「このどれかに通えればいいや〜」と、このときの私は軽く考えていました。 想定外!幼稚園に入れない!?引っ越し先の幼稚園探しでまず最初に電話をしたのが、第1候補であるA幼稚園です。しかし年少クラスの定員はいっぱいで、キャンセル待ちが15名いるとのこと。さすがに諦めました。次にB幼稚園にも電話をしましたが、ここも年少クラスの定員がいっぱいでした。次にC幼稚園にも問い合わせましたが、やはり年少クラスの定員はいっぱい。 しかしC幼稚園は娘が1人目のキャンセル待ちだったので、一応登録だけしてもらいました。その後は、範囲を広げて市内の幼稚園に電話をかけましたが、どの幼稚園も年少クラスに空きがありませんでした。想定外の事態に私は焦るばかり! 引っ越しまであと1カ月ちょっと最終的に新居近くまで園バスが通っている幼稚園すべてに範囲を広げましたが、すべて撃沈。こども園などへも問い合わせましたがいっぱいでした。まさか転園できる幼稚園がないなんて、予想もしていなかった展開です。もう私には「キャンセル待ち1人目のC幼稚園の定員に空きが出るまでひたすら待つ」という選択肢しかありませんでした。 そして6月後半、引っ越しまであと1カ月ちょっとというときに事態が好転! なんと、C幼稚園から「年少さんに空きが出たので入園できますよ」という電話があったのです。奇跡が起こりました! 運良く夏休みで転園する子が1人いて空きが出たとのこと。無事にC幼稚園に夏休み明けから通うこととなりました。本当にラッキーとしか言いようがありません。引っ越しで幼稚園を転園する予定がある場合は、引っ越し先の幼稚園の下調べや空き状況の確認は大事だなと痛感した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。
2022年11月18日2歳差で3人の子どもがいるわが家では1番上の長女が年長になったとき、次女が年少として同じ幼稚園に入園しました。最初は「姉妹一緒に通えると妹も楽しく行けていいな」「行事もひとまとめでラクちん」と思っていたのですが、最初の授業参観を終えた結果、自分の考えの浅さに気がつき、猛反省しています。その理由は……。長女は2階、次女は1階娘たちが通う幼稚園では年少の教室は1階、年長の教室は2階にまとめられていました。さらに2人の教室は真ん中にある階段を挟んで右端と左端。つまり、幼稚園の中で一番離れている2教室なのです。 当時、末っ子の息子は1歳前で抱っこひもの状態、さらに先天性疾患の影響で酸素吸入が必要だったので酸素ボンベのリュックも背負い、1階と2階を往復するのは本当に大変でした。 時間は分かれていたけれどとはいえ、わが家のように2歳差で2人の子どもを幼稚園に入れている親御さんは少なくなかったので、幼稚園のほうでも「きょうだいへの対応」として親と一緒におこなう作業があるような「絶対に親が必要な時間」は学年ごとに分けられていました。 ただ、それ以外の時間はどちらのクラスにいてもよかったので、必然的に甘えん坊で手のかかる次女のほうの教室で過ごす時間のほうが長くなってしまいました。 意外だった長女の涙ようやく授業参観が終わり、次女を連れて長女を迎えに行くと、長女は暗い顔で私に抱きついてきました。そして「お母さん全然こなかった……日直だったから帰りの会も見てほしかったのに全然こなかった……」と言いながら泣き出してしまったのです。 日直のことを知らなかったとはいえ、次女にグズられて「普段しっかり者の長女なら大丈夫だろう」とほとんど2階に行けなかったのは事実。長女をギュッと抱きしめながら「ごめんね」と繰り返しました。 2人の授業参観をひとりでこなすのは無理長女の涙を見て「もう2度と繰り返したくない」と強く思った私は、そのあとから平日の授業参観でも夫に有給休暇を取ってもらうようにしました。お互い移動はせず、それぞれにひとりの子どもをしっかり見て写真や動画を撮り、授業参観後に家族みんなで楽しんでいます。 どうしても夫が行けないときは娘たち2人ともに「お母さんひとりだと2人を公平に見るのは無理」ということを伝えたうえで、「どうしても見にきてほしい時間があったら教えて」と授業参観前に確認するようにしています。 普段聞き分けの良いしっかり者の長女が見せた涙は、今でも私の心に残っています。わが家の場合、親ひとりで「公平に」参観することが思った以上に難しかったです。結果、子どもを泣かせてしまったので、最初からもっと人に頼ったり、前もって子どもに「大変だから無理かもしれない」と伝えておいたりしたらよかったなと思います。 著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。 監修者・著者:助産師 松田玲子
2022年11月17日わが家には2人の子どもがいます。上の子が幼稚園に入園したとき、下の子は生後6カ月ころで、寝返りができるようになったばかりでした。幼稚園のクラス懇談会も抱っこひもで息子を抱っこしながら参加。仕事をしていなかったこともあり、クラスの役員を引き受けましたが、下の子を連れての作業はなかなか大変で……。意外と楽しい役員の仕事私の子どもが通う幼稚園では、季節ごとにイベントを企画し準備することが役員の主な仕事。1人目の入園でわからないことも多かったのですが、先生に例年の様子などを聞きながら、他の役員ママたちと一緒に企画するのは、思っていたよりも楽しい時間でした。 イベントで使う道具や飾りはすべて買うと高いので、手作りできる物は材料を準備して作ることに。作業は幼稚園でおこなうので、もしかしたら下の子がぐずるかもしれないけれど、事前に授乳を済ませ、お気に入りのおもちゃを持っていけば大丈夫だろうなと考えていました。 下の子を連れて準備のため幼稚園へ同じように下の子がいる役員のママと、「まぁなんとかなるよね!」と話しながら作業をスタート。下の子を幼稚園から借りたマットの上に寝かせると、最初はご機嫌でした。しかし、作業を始めて15分ほど経ったころ息子がぐずりだし、作業を中断しておむつ替えへ。スッキリしたし遊んでいてねと、おもちゃとともに再度マットへ寝かせようとしたところ、また泣きだしてしまいました。 私は落ち着かせるため、抱っこひもで抱っこをしながら作業を再開。ゆらゆら動いていると下の子は落ち着くのですが、折り紙を折るなど細かい作業がうまくできません。しかし作業に集中してじっとしていると下の子が泣き出すという状況になり、私は困ってしまいました。 残った分は夜な夜な作業…そのあとも下の子は眠かったのかぐずり続け、あやしているうちにどんどん過ぎて行く時間……。他のママたちが私の分も手伝ってくれたのですが、残った分は家に持ち帰ることにしました。家での作業もなかなか進まず、子どもたちが寝てから夜な夜な作業。下の子の夜泣きに対応しながら、期限ギリギリになってなんとか終えることができました。 たいしたことはしていないはずなのに、寝不足のせいかイベントが終わったとたん私は体調不良に。夫にも負担をかけてしまい、私は幼稚園の役員になったことを後悔しました。 簡単と思える作業でも、子どもがいると予定どおりに進まず、その後のイベントでも大変な思いをしました。私は、下の子が幼稚園に入園するときに役員を引き受けるべきだったなと反省。赤ちゃんがいてもじょうずに何でもこなしているママはたくさんいるかと思いますが、私もそんなママになりたいと尊敬します。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年11月16日乳児期には笑顔で見守っていた娘の指しゃぶりも、卒乳して1歳半を過ぎたころから「そろそろやめさせるべき?」と悩み始めました。幼稚園へ入園する3歳までにはやめさせようと指吸い防止グッズや絵本を試してみましたが、どれも劇的な効果はなし。「もうすぐ5歳、来年は年長なのに……」あきらめかけていたとき、パパのあるひと言でその日から指吸いを卒業できました。赤ちゃんのころから四六時中……娘は、赤ちゃんのころから昼夜問わず指を吸っていました。おしゃぶりを与えることはなく、乳児期は指吸いについて注意しませんでした。そして、1歳半ごろから指吸いの注意をし始め、幼稚園入園までにやめさせることを目標にしていました。 対策として、2歳前ごろには子どもが舐めても害がない、爪噛みや指しゃぶり防止のマニキュア(おもちゃなどの誤飲防止に使用される安息香酸デナトニウムという苦味成分を配合した物)を爪に塗りました。舐めた瞬間は“苦い”という顔をしましたが、舐め続けてしまうため効果はありませんでした。 いよいよ幼稚園の入園が迫った3歳目前に、指吸いをやめるように促す絵本を購入。大きくなった娘にとって指吸いは恥ずかしいこと、やめたほうが良いことと認識させる効果はありましたが、やめることはありませんでした。 無意識の睡眠時は何をしてもダメ……幼稚園入園後は、幼稚園から帰宅した昼間に手持ち無沙汰なときは指吸いしている姿が見られましたが、徐々に昼間は指を吸うことがなくなりました。 ただ、本当に厄介だったのは夜間の指吸いでした。入眠の際は布団をかぶって隠れて指を吸い、完全に熟睡しているときも指を吸い……。こちらがそっと口元から指をはずしても、またすぐに吸うのでとても困りました。また、就寝中に指を吸うことで寝起きの娘の口臭は最悪……。指の臭いもひどいものでした。 爪噛みや指しゃぶり防止のマニキュアも、指吸いをやめるように促す絵本もほとんど効果がなく、指吸いをしているところを発見したら口頭で注意するしか術がない……。昼間は吸わなくなっても寝ているときは注意することもできず、無意識なので指がはずれなくて半ばあきらめていました。 5歳目前にやめたのはアニメのおかげ!?あと1カ月で5歳の誕生日を迎えるというころ。幼稚園の友だちから「乳歯が抜けて永久歯が生えてきた」という声が聞こえ始め、いよいよ睡眠中の指吸いをやめさせなければ歯並びに影響が出る、と焦っていました。 そんなとき、娘がハマっていたアニメの中に、嫌われ者の出っ歯のキャラクターがいました。パパが娘へ「娘ちゃん、かわいいのにこのまま指を吸い続けたら●●みたいな出っ歯になっちゃうよ」と言いました。これを受けて娘は「嫌だ! もう吸わない、やめる!」と宣言。 私は正直、「そうは言っても無意識だし、吸うんだろうな」と思っていました。ところが、その日の夜は一切指を吸っていませんでした。寝起きで口臭と指のにおいを確認しても無臭! その日を境に夜間も指を吸うことがなくなりました。 言葉がわかるようになったころから私は、娘に「前歯が出てしまうからやめようね」と指を吸い続けるとどうなるか具体的に説明して指吸いを注意していましたが、娘には響いていませんでした。パパの「●●みたいな出っ歯になっちゃうよ」のひと言は、出っ歯のイメージがわきやすく、そうなりたくないと思わせたようです。そのおかげで“指を吸わない”という強い決意が固まり、無意識だった夜間の指吸いを卒業することができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:寺田梓地方在住で、幼稚園へ通う5歳の娘を育てる母。フリーランスの編集・ライターとして在宅勤務をしている。監修者・著者:助産師 松田玲子
2022年11月16日私は次男が生まれるまで、長男を私の働く病院の院内保育園に通わせていましたが、出産を機に退職し、保育園も退園しました。私は息子を幼稚園に通わせてあげたいという気持ちはあったものの、経済的な理由で難しいと感じていました。しかし夫が、長男の活発さに家では力を持て余し、私の育児が大変になるだろうと言って幼稚園入園を決断。年中の息子を幼稚園に入園させてよかったことや大変だったことをお話しします。 幼稚園は初めてのことばかり私が保育園と幼稚園の違いを最初に感じたのは、指定の制服・かばん・うわ靴・帽子があり、幼稚園バスで登園するということ。さらに、保育園ではあまりなかった役員決めや参観日、親子行事などで同じクラスの30人近いママさん方との交流があるため、私はうまくやっていけるか不安でいっぱいでした。しかし、長男は慣れない制服やポロシャツのボタンに手こずるくらいで、初のバス登園もイヤイヤせずにあっさり「バイバーイ」 。幼稚園生活に馴染むのが早かったです。 年中さんのクラスに入り、私が感じたことわが家のように4歳から幼稚園に入れるご家庭は少なく、長男のクラス内では年少さんからのつながりがある仲良しママのグループができあがっていて、私自身そのグループ内に溶け込んでいける自信がありませんでした。特に最初の役員決めなどもする参観日では参観後に懇談会があり、子どもの性格と自己紹介などをします。「どんな親子なんだ?」 という感じのクラスメイトのママたちの視線に頭が真っ白になり、冷や汗ものでした。なので、心の平穏を保つべく、私はわが家と同じように4歳から幼稚園に入れたご家庭のママとなるべく近くに座り話すように……。 幼稚園でのランチ会の出欠に悩んだ私は…ママ同士の交流を深めるために、幼稚園では年に数回ランチ会がありました。私は次男が生後3カ月を過ぎたころでしたので、一緒に連れて行く大変さゆえに入園して初めておこなわれたランチ会を欠席する予定でした。 しかし、幼稚園バスの停留所が一緒だった年長さんのママに相談してみると、「交流を深めるためにも、頑張って出たほうがいいよ」 と言われ出席することに……。次男を連れて歩くのは大変でしたが、私と同じように下のお子さんを連れているママも何人かいて、次男と同世代のママさん方とも次男を通して会話できるようになりました。私は先輩ママのアドバイス通りランチ会に出席してよかったと感じています。 私は長男を4歳から幼稚園に入れて、ママたちとの関わりをうまくもてるか不安でしたし、次男を連れての幼稚園行事はかなり大変でした。でも、同じ境遇のママと交流を持てる機会になり仲を深めていけて、大変だけど頑張ってよかったと思います。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/そら著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2022年11月14日アジア人がいないブラジルのとある地域で、日本人である私とイタリア系ブラジル人である夫から生まれた娘の子育てをしています。ある日、母親である私が外国人であるために、娘が幼稚園で友だちからからかわれてしまいました。そのときとった娘の行動に私は驚きました……。アジア人がいない地域に暮らして私はブラジル人と結婚し、ブラジルで子育てをしています。ブラジルには異なる人種、異なる民族の間に生まれた子どもがたくさん住んでいます。さまざまな外見をした人がいるためアジア人だから差別されるということはありません。 しかし、私が生活している市は白人種が9割を超えるところで、アジア人はおそらく私以外いないところ。差別ではありませんが、娘も私も道を歩けば人からジロジロ見られることが珍しくありません。 幼稚園で娘がからかいにあうそんな地域で、私は5歳の娘を育てています。ある日娘を幼稚園に迎えに行ったときのこと。娘のクラスの担任の先生が「今日お友だちと喧嘩してしまって……」と教えてくれました。聞けば娘のクラスの男の子が、釣り目ポーズをしながら日本人なまりがある私のポルトガル語の発音をまねして娘をからかったとのこと。 住んでいるのは外国人がほぼおらず、アジア人への釣り目ポーズが侮辱的意味をもつと知らない人が多い地域。娘をからかった男の子も、たいした意味もなくしたのだろうと思いました。 しっかり言い返した娘先生によると、そんな男の子に対し娘はこう言い返したそうです。「私のママのポルトガル語はなまってる。だけどポルトガル語だけじゃなく、日本語も英語も話せる! あなたが話せるのはひとつだけでしょ? それでなんで私のママがからかえるの?」と。 ただ怒ったわけではなく、しっかりと言い返したのです。ちょっと前までからかわれたらプンプン怒るか泣くか程度しかしていなかった娘の堂々とした振る舞いに、娘の成長を感じました。 相手のお母さんからの電話その日の夜、娘をからかった男の子のお母さんから電話が。男の子が釣り目ジェスチャーをしたのは、家でそのポーズをしながらアジア人のことを話していた(親である)自分たちの責任であること、そのポーズが侮辱と受け取られるとは思わなかったこと、からかったことを男の子にしっかり注意したことを話してくれました。娘をからかった男の子自身もそのご家族も、しっかり何がダメだったのか理解し、謝罪してくれたのでとても安心しました。 今回のことを通して、娘が自分の意見をしっかりと言える強さをもっていることに感動を覚えました。アジア人がいない地域で育っている娘は、これからもからかいを受けることがあるかもしれません。これからも娘が強く生きていけるように、娘が自信を持てるような子育てをしていきたいと思いました。 監修/助産師REIKO著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2022年11月13日現在は小学生になった長男。共働きで実家も遠方のわが家は、長男を生後9カ月から保育園に預けました。第一子で離れるのが不安だったけれど、意を決して預けた保育園。自分の子を預けてまで働く必要があるのか?と自問自答しながら通わせた保育園は、私の想像以上にトラブルが続きました。1歳では無理だろうと泣く泣く0歳で入園第一子の育児は私にとって未知のことばかりで大変でしたが、最愛のわが子と幸せな毎日を過ごしていました。しかし、そんな毎日はあっという間に過ぎていき、職場復帰を考える時期がやってきます。 当時は待機児童が問題になっていたころで保育園入園はとても厳しく、役所に入園の相談に行った私は、入園担当の方に「この地域では1歳児での入園はまず無理。0歳児クラスの4月入園しか選択肢がない」と言われ、生後9カ月で入園しないといけない事実を突きつけられてしまったのです。 入園後は、発熱とケガの連発入園後は、慣れるまでは熱が出て欠席や早退になる子が多い、とうわさではよく聞いていましたが、長男もそうでした。職場復帰をした私の携帯には、連日保育園からの呼び出しコールが。 時には会社に辿り着く前に電話が鳴り、引き返すこともありました。そして、長男も保育園での生活に慣れたのか熱が出なくなったころ、今度はケガをしたという保育園からの連絡が頻繁にくるようになるのです。 あまりに多いケガに、退園&退職を検討「わが子を預けてまで働くべきなのか……」と悩んでいた私には、連日ケガをしてくる長男の姿はつら過ぎました。軽いケガは日常的で、病院に連れて行かれるほどのケガも。つかまり立ちやよちよち歩きのころ転んで目の上をぶつけた青あざは、治るのに1カ月近くかかりました。 噛み癖のある他児とのトラブルで週に3~4回噛まれてきたときには、心配すぎてもう私も夫も穏やかな気持ちではいられなくなり、「どうしてこんなにケガをするのか」と保育園にクレームを入れることに……。 保育園へクレームを入れ、面談することに私は保育園での安全対策はどうなっているのか、とお迎えのときにクレームを入れました。「こんなにケガをするのはうちの子だけ? みんなこうなのですか? 安心して預けられません」。すると、クレームから数日後、園長と主任、担任との面談に呼ばれ、丁重な説明と謝罪がありました。 主任から説明された内容は、「園でこれまでのケガの記録を調べたところ、早番と遅番の引き継ぎなどで手薄になった時間帯に、ケガや他児から噛みつかれることが多い。人員を増やすなどの工夫で今後の再発防止を心がける」ということ。それ以降、保育園は説明通りの改善をしてくれたようで、長男のケガの連絡は減っていきました。 今後の保育園生活が気まずくなると困ると思い、保育園に意見を言うのは気が引けましたが、結果的にはきちんとこちらの意見を言い説明をもらったことで、わだかまりは解消されました。その後、保育園との信頼関係も構築でき、長男は卒園までお世話になり、次男は現在も在籍しています。 監修/助産師REIKO著者:黒河レイ6歳4歳0歳の3兄弟の母。夫婦ともにフルタイムの会社員の仕事の他、育児や生活情報、映画に関する記事などの執筆活動も。現在は産後の体型を戻すことがもっぱらの課題。
2022年11月13日私の住む地域では入園前におむつがはずれていなければならない園が多いことを知りました。息子は1歳半のころからトイレトレーニングを始めていましたが、3歳前になってもまったくおむつがはずれる気配がありません。そこで強制的なおむつはずしに出ましたが、なかなかうまくいかない日々。ある日、私の怒りは爆発してしまいました。しかし、うまくいかないのには理由があることを知って怒ったことを後悔しています……。夏に家の中でおむつを強制的に外した1歳半のころからトイレトレーニングをしていましたが、3歳前になってもおむつがとれる様子のなかった息子。ネットの体験談や友人から、「夏は室内で何もつけないでいるといい。部屋の中でおもらしはしてしまうけれど、子ども自身それが嫌で1カ月でおむつはずれができるようになる」というアドバイスがあり、3歳前の夏ごろそれを決行しました。 おむつもズボンもはかないことに対してはなんの抵抗も見せず、むしろ快適そうに過ごしていた息子でしたが、アドバイスとは裏腹に、2週間経っても3週間経っても自らトイレに行くことが成功することはなく、リビングでおもらしをしてしまうという日々が続きました。 日中はおむつからおむつパッドに変更家でのおもらしがまったくなくならないまま2カ月が過ぎたころ、少し肌寒くなってきました。そこで、何もはかないトレーニングは諦めて、おむつからおむつパッドに切り替えました。おむつパッドはおむつと違って、1回おしっこやうんちをしただけで子どもが不快感をおぼえると友人から聞いたからです。 トイレに行くことを促されると、タイミングが合えばトイレでおしっこやうんちをすることができるようにはなってはいましたが、自分ではタイミングが掴めていなかった息子。おむつパッドからおしっこが染み出すことが多々ありました。そうこうしているうちに、気づけばおむつはずれに1年以上かかっていました。私はストレスが溜まっていき、息子の失敗を責める回数も増えていきました。 ショッピングモールのトイレで怒りが爆発ある日ショッピングモール内で、おむつパッドからおしっこが染み出していることがわかり、急いでトイレへ駆け込みました。1年以上のおむつはずれの失敗の日々にストレスが頂点に達していた私は、「なんでできないの! なんでわからないの!」と息子を責め立ててしまいました。 涙目で私の顔を見ながら、小さな声で「ごめんなさい……、ごめんなさい……」と謝り続ける息子。その言葉で私は、なんでこんなに小さな子どもを責めているんだろうとハッとしました。そして同時に息子の心を深く傷つけてしまったと後悔しました。 理由があったことを知って……幼稚園選びが始まったころ、ある幼稚園説明会で「おむつははずれていたほうが良いと思う親御さんが多いと思いますが、焦らないでください。このころはまだ膀胱が未発達な場合があって、本人ではどうしてもコントロールがきかないこともあるんですよ」ということを教えてもらいました。 息子は体も標準より小さかったのでこの説明はとても腑に落ちました。そして私は説明会後からは精神的にラクになっておもらしをしても責めることはまったくなくなりました。おもらしをしても怒られないことで息子もリラックスした様子になり、それから3カ月後のある日、突然トイレに完璧に行けるようになったのです。 息子の発達を見定めることなく、おむつはずしのトレーニングを1年以上強制したことは、親のエゴだったと反省しています。子育て中うまくいっていないときに、自分だけでなんとかしようと頑なになることは良くないことなのだと気づいた出来事。おむつが完全にはずれた3年たった今でも、思い出しては私は「ごめんね」と息子に思うのでした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2022年11月12日娘は2歳の4月から保育園に通い始めました。保育園生活にも慣れたある日、娘の右手の甲が腫れるトラブルがありました。原因がなかなかわからず、保育園の先生と2回電話でやり取りをすることに……。その後、保育園の先生と病院で待ち合わせ、手の診察をすることになりました。中指がプラスチックカゴの穴にハマった!ある金曜日、いつもどおり保育園へお迎えに行くと、元気に飛びついてくる娘。しかし、右手の中指には傷テープが貼ってありました。お昼寝時になかなか寝つけず、プラスチックのカゴに手を入れて遊んでいたら抜けなくなってしまった、という話を先生から聞きました。 先生がカゴから少し力を入れて引き抜いたことで、中指をかるく擦ってしまったそうです。また、娘が痛がったため、念のため冷やしてくれたとのこと。私は異変にもすぐに気づいてくれた先生に対してありがたさを感じていました。 朝起きると手の甲が腫れている次の日は土曜日で保育園はお休みでした。朝起きると、娘の手の甲がぷっくりと赤く腫れあがっています。でも、本人は痛がる様子もなくいつも通りのやんちゃさで動き回っていました。「痛い?」と聞いても「痛くないよ!」と気にしていない様子。 昨日手がカゴにハマったことで、「軽いねんざのような状態なのかな?」と思い、元看護師の母に電話で相談したところ、「骨に異常があったら痛がるはずだから、冷やして様子を見れば?」とのこと。これ以上腫れてきたら病院に行こうと決めつつ、冷やしてみることにしました。幸い、腫れはひどくならずに落ち着いていきました。 骨に異常? 虫刺され?月曜日に、まだほんの少し腫れの残る手で登園した娘。連絡カードに、土日に手の甲が腫れていたけれど、だいぶ良くなったことを書き、その日はパパが送っていきました。10時ごろ保育園から電話があり、土日の娘の様子について確認されました。そして、手の甲の腫れがひどかったようなので、念のため病院で診てもらったほうがいいということに。保育園の先生と外科で待ち合わせて、娘と先生は保育園の車で病院にきたので、一緒に診察室へ。 レントゲンを撮ったところ、骨に異常がないことがわかりました。たまたま同じ日に虫に刺されて腫れたのではないか、という結論になり、塗り薬を処方してもらいました。診察料と薬代については、保育園で加入した保険から降りることになりひと安心。治りかけのケガにも関わらず、保育園からとても丁寧に対応していただいて、恐縮する思いでした。 今回の怪我は大したことはなかったものの、ひとりで悩まずに早く保育園に電話で相談すればよかったと感じました。先生からも、休みの日でも何かあれば気軽に相談してくださいと言ってもらえて安心しました。先生とマメにコミュニケーションを取ることの大切さ感じ、今では家での様子をなるべく丁寧に伝えるように心がけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2022年11月12日息子が保育園の年少さんだったころの、ある初夏の出来事です。勤めていた会社へ私あてに電話がかかってきました。保育園からということで、「熱でも出たのかな……」と心配しながら電話に出たところ、なんとすべり台をすべり終わったあとによろけて転び、肘を打ったとのこと! 腫れ上がっているので病院に向かっていると言います。私の心臓はバクバクと音を立て始めました……。仕事中、保育園からの電話に驚愕!ある日の仕事中、もうすぐお昼に差し掛かろうとする時間に息子の保育園から1本の電話。なんと、息子が転んで肘を打ち、みるみる腫れ上がったとのこと! 「今、整形外科に連れて行っています」との連絡でした。一気に息子のことが心配になり、心臓がバクバクと早打ちしているのが自分でもわかりました。 すぐに早退を願い出て保育園へ直行すると……。そこには、ギプスと三角巾で右腕を釣られた姿の息子が! 先生に連れられてトコトコと歩いて出てきた息子の姿に、驚きを隠せぬ私でした。 詳しく状況を聞くことに先生たちは、申し訳なさそうに一生懸命謝ってくれました。詳しく聞いたところ、すべり台で遊んだあとによろけて転び、すべり台のへりに右腕がぶつかったそうです。先生はよろけたところをうまく手助けできなかったことを悔やんでいました。 でも、息子がよろけたところを見てくれていたので、その結果、肘が腫れたことにもすぐに気がつき、迅速に整形外科の受診までしてくれていたのです。そのことに感謝し、責める気持ちにはなりませんでした。たくさんの遊んでいる子どもたちを全体的に見ながらも、よく息子が転んだのを見逃さなかったなと逆に感心していました。 息子とギプス生活この日から、1週間に1度の通院とギプスをつけた息子との少し不便な生活がスタート。日常生活では、息子の左利きが幸いして食べることはあまり困りませんでした。保育園生活も先生の丁寧なサポートで、他の子と同じような遊びや製作活動ができたので楽しめていた様子でした。 一番大変だったのは何よりもお風呂! 二の腕あたりまでギプスがついていたので、右腕全体をビニール袋で覆い、ゴムで止め、さらにラップを巻いて防水対策。初夏から夏にかけての時期でしたので、洗えないギプス部分はなかなか汗臭かったです。 夏の暑い間にギプスを着けておかねばならずとても暑苦しかったと思いますが、息子の骨折は約40日のギプス生活を続けようやく完治。ギプスをはずした息子は、最初は右腕をかばうようにしていましたが、3日もすると元のように動かし始めて両手を使って自由に遊ぶことができるようになりました。それを見て私はようやくひと安心できました。保育園の先生方には、迅速な対応をしてくださったこと、丁寧にサポートしてくださったこと、今でもとても感謝しています。そして子どもの遊びは、予期せぬことが起こるものだと、勉強になりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。
2022年11月11日幼稚園の満3歳児クラスに通い出した長男。長男は言葉の発達が遅い方で、私は長男がお友だちに手を出してしまわないか心配していました。そしてその不安は的中してしまい、私はお友だちのお母さんに謝罪しようとしますが……。長男に関する私の心配事長男は2歳10カ月のときに、幼稚園の満3歳児クラスに入園しました。前年の暮れに私が次男を出産したため、長男を家庭でみるより幼稚園に行かせたほうがお互いにとって有意義だと思ったからです。 しかし長男は言葉の発達が遅い方で、2歳半まで単語を話すことができませんでした。そのため入園後にお友だちとうまくコミュニケーションがとれなかったときなどに、手を出してしまったらどうしよう、と私は心配していました。 恐れていた事態が発生1学期早々、その不安は的中してしまいました。長男とお友だちが物の取り合いから喧嘩に発展し、長男が手を出すどころか、お友だちの腕を噛んでしまったのです。私は担任の先生からの電話でその事実を知り、すぐそのお友だちの保護者に電話をして謝罪しようと思いました。 しかしその保護者の連絡先を知らなかったため、先生に連絡先を教えてほしいとお願いしました。すると個人情報保護の観点から、連絡先を教えてもいいか、まずは相手の親に確認しますと言われました。ごもっともと思い、私は先生に確認を頼み、連絡を待ちました。 謝罪を断られてしまい…しばらくすると先生から電話があり、そのお友だちのお母さんは「お互いさまだから気にしないでください」と言っていたとのことでした。つまり謝罪を断られてしまったのです。私はどうすることもできず、そのときはお言葉に甘えることにしました。そして私は長男を叱り、何がいけなかったのかを説明し、もうしないと約束させました。 しかしその後も、他のお友だち2人を噛むという行為を長男はやってしまったのです。そのときもまた謝罪しようとしたのですが、2人のうち1人のお母さんには、1度目と同じ理由で断られてしまいました。もう1人のお母さんとは以前から仲がよかったため、ひとまずメールで謝罪しました。 相手のお母さんの気持ちと私の気付きするとそのお母さんは「わが子が同じことをしたらもちろん厳しく叱って謝罪するけど、こういうことはお互いさまだし、もうしっかり謝ってもらったんだから気にしないでね」と言ってくれたのです。そのとき私は気付きました。 もし長男と自分が逆の立場になったとしたら、相手がきちんと謝罪してくれさえすれば気にならないのではないか、と。けれどもそれはあくまで被害を受けた側が言うことであって、加害側の親子はしっかりと謝罪しなければならないと、もちろん思います。いずれにしても、長男と私はお母さん方の寛大な心に救われました。 幸い、長男がお友だちを噛んでしまうことは2学期以降なくなりました。私はこの出来事から、悪いことをしてしまったときは誠心誠意謝罪するという、ごく当たり前のことの重要性を再認識することができました。同時に、人を許すという寛大な心を持つことの大切さも教わったのです。これからはこの学びを子どもたちに伝えていこうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年11月10日保育園の先生から、2歳になったばかりの娘の様子で気になっていることを指摘されました。「○○ちゃん(娘)は名前を呼んでも反応しないんです」と。思いがけない指摘に私は、「あれ? 以前はできていたはずなのに……」とショックを受けて、目の前が真っ白になりました。名前を呼んでも振り向かない娘娘は、生後4カ月ごろから名前を呼ぶと顔を向けて反応することができていました。夫と実母にも確認したところ、やはり「できていた」という認識。 しかし2歳になったころからは、たしかに保育園の先生から指摘されたように名前を呼んでも振り向かなくなっていました。「どうしてだろう……?」理由がわからず私は焦っていました。 娘が名前を呼んでも振り向かない原因夫が娘と遊んでいるときに「○○ちゃんこれなぁに?」とやさしく聞くと、しっかりと振り向いてうれしそうに反応していました。どうして私が名前を呼んでも振り向いてくれないのに、夫が話しかけたときはうれしそうに反応するの? と思った私。原因は何だろうと考えてみました。 イヤイヤ期真っ盛りの娘。危ないことをすることが多く、「ダメだよ」と言う代わりに、私は厳しい口調で「○○ちゃん!!」と娘の名前を1日に何度も呼んでいました。私が「○○ちゃん!!」と娘を呼ぶとき、娘は「ママに怒られている」「遊びをやめないといけない」と認識していることに気がつきました……。私が名前を呼んでも、娘は反応しなくなってしまったのは、きっとそのことが原因だと思いました。 自分の育児を見つめ直して娘が名前を呼んでも振り向かなくなった理由がわかってからは、危険なことをしたときは「○○だからやめようね」と理由を伝えて、怒り口調で娘の名前を呼ぶことはやめました。娘の名前は一緒に遊んでいるときや、日常生活の中でやさしい口調で呼ぶようにしました。 私が娘の名前を呼ぶときは「怒っていない」とわかってくれたようで、それから娘は名前を呼べばまた反応してくれるように。そして、私はイヤイヤ期の娘の行動をとがめてばかりだったことも反省し、イヤイヤ期の対応について詳しく書かれている育児書や2歳児向けの育児書を2~3冊読みました。 育児書を読んで変えた行動2歳児向けの育児書には「ダメなことやできないことを指摘するばかりでは、子どもは自分に自信を持てなくなってしまう。褒めて自己肯定感を高めることが大切。ダメなことは理由も一緒に伝えることが必要」だと書かれていました。この育児書を読んで以来、娘のことをたくさん褒めるようにしています。 そのうえで、「危ないことは理由を伝えた上で注意する」。このメリハリが大切だと知りました。すると、以前よりも娘の笑顔も増えて言うことも少しずつ聞いてくれるようになっていきました。保育園でも名前を呼ばれるとしっかりと振り向くようになったそうです。 保育園の先生から、「娘が名前を呼んでも振り向かない」と言われたときはショックでした。ただ、このことがきっかけで私は娘の名前を怒り口調でばかり呼んでいたことに気がつきました。それからは、「ダメなことは理由とともに伝える。それ以外の時間はとにかく楽しく過ごす」。こんなふうに娘への接し方を見直すことができました。 監修/助産師REIKO著者:本田 ひな2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年11月10日私は2人の娘を育てている専業主婦です。長女は小学校2年生、次女は幼稚園の年少です。私は昨年の4月、次女が幼稚園にあがったタイミングでうつ病を発症。現在は心療内科に通っています。育児をすることが困難でしたが、ある日、私の異変に気づいた幼稚園の先生が、声をかけてくれたのです。私の目には、思わず涙があふれました……。まさか私がうつ病に次女が幼稚園に通い始め、育児がラクになったはずのタイミングでうつ病を発症しました。原因は定かではありませんが、もともと生真面目で完璧主義な私。家事も育児もうまく手が抜けない性格で、うつ病になりやすい気質だったと思います。調子が悪いときは何もできなくなり、ベッドから出ることも困難でした。 そんななか、幼稚園の送迎とごはん作りだけは何とかやっていましたが、幼稚園から14時に帰ってくる次女の遊び相手になる余裕はなく、長女が帰宅する16時までひたすらYouTubeを見せ、その間、私はベッドに横たわっていました。 「お母さん、大丈夫? 疲れている?」ある日、いつものように調子が悪いなか、娘を送迎したときのことです。よほど疲れた生気のない顔をしていたのか、娘の担任の先生が「お母さん、大丈夫? 疲れている?」と声をかけてくれました。そのやさしい言葉に思わず涙があふれました。 すると心配した担任の先生は職員室に連れて行ってくれました。そして、「つらいんだったら園の預かり保育を使ってね」と言ってくれたのです。預かり保育は仕事をするママだけではなく、病気で保育が困難なママ、リフレッシュしたいママも使ってもいいんだよ、と説明してくれました。 預けたら……娘はまだ入園したてで園生活にも慣れていないこともあり、私は預かり保育を利用することに抵抗を感じていましたが、ある日、意を決して利用することに。預かり保育中、次女はいつもとは違う様子に少し戸惑いもあったようです。しかし、お迎え時に先生からは「大丈夫です。楽しく遊んでいるときもありましたから。それよりお母さんが元気で笑顔になることが大事ですよ」とありがたいお言葉をいただきました。 普段は、次女の様子を気にしながらベッドに横になっていたのですが、幼稚園でしっかり見てもらえていると思うと、安心してゆっくりと休むことができました。また、困ったら頼れるところがあるというのは精神的な支えになりました。 最初はしぶしぶ預かり保育に行っていた次女も、今では喜んで行くように。家で構ってあげられない状態より、幼稚園で他のお友だちや先生と遊んでいるほうが次女にとっても良いと感じています。私の体調が悪く保育枠に余裕があるときにはこれからもお願いして、娘たちのためにも、私自身の体調を整えることも大事にしたいと思います。安心して任せられる環境を用意してくれている幼稚園には、本当に感謝しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年11月09日現在8歳の娘が幼稚園のころのお話です。年少で初めて娘と仲良くしてくれたAちゃん。幼稚園では喧嘩をしたり、口をきかない時期があったり、まったく遊ばない時期もありました。しかし小学校が離れた今でも大の仲良しです。今回はその経緯についてお話しします。幼稚園で初めてヘコむ娘Aちゃんはリーダータイプ、娘は受け身タイプでしたが、どことなく2人の雰囲気は似ているように感じていた私。娘は自分から声をかけるのが苦手なので、グイグイ引っ張って遊んでくれるAちゃんが合っているようでした。幼稚園で初めて仲の良いお友だちができたので私はほっとひと安心していました。 ところがある日、幼稚園にお迎えに行くと娘に元気がなかったので、幼稚園での様子を娘に尋ねてみることに。すると娘が「何かわからんけどAちゃんが○○(娘)に怒ってて『ごめん』してもずっとしゃべってくれない」と悲しそうに言うのです。 実は似た者同士心配になった私は翌日先生にその話を伝えると、「Aちゃんは敏感なので、大好きな娘ちゃんに遊びを提案して反応が良くないと、否定されたと思ってしまい、とても不機嫌になってしまうんです」とのこと。先生のお話を聞いて私は驚きました。というのは、Aちゃんの様子は、家での娘とまったく同じだったのです。 娘も敏感なほうで、家では私や夫が少し注意しただけで全否定されたと思うのか、一気に機嫌が悪くなり、手がつけられません。「やはり2人は似ているんだな~、そしてAちゃんは娘のことを好いてくれているんだな~」と感じました。 喧嘩するほど仲が良い先生のお話を聞いて私は納得できましたが、年少の娘には難しいのでひとまず様子を見ることにしました。それからも「Aちゃんが怒ってた」という日もありましたが、受け身の娘もだんだんAちゃんに気持ちを出せるようになってきたようで、口喧嘩をすることも増えていきました。 「もうAちゃんとは遊ばない!」と言うので私は心配していましたが、数日経つとまた遊んでいるのです。そのように喧嘩と仲直りを繰り返して、いつの間にか娘とAちゃんは大親友になっていました。 子ども同士の喧嘩は親からするとやはり気になりますし、心配になります。お友だちとは穏やかに遊んでほしいと思ってしまいますが、感情を出して喧嘩をしても仲が良い友だちというのはとても貴重な存在です。娘にはこの出会いをずっと大切にしてほしいと私は願っています。 監修/助産師REIKO著者:石井ゆうき8歳と0歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年11月07日双子の妹たちのお世話を楽しそうにしていた娘が、本当は我慢していると知った私は、それまで気がつかなかったことに反省と後悔の気持ちでいっぱいに。そこである行動にでることにしました。それは、毎日たった10分のことなのですが、それが功を奏したのです。幼稚園の先生から驚きの話が双子を妊娠したと知らせたときから、生まれてくることをとても楽しみにしてた当時4歳の娘。妹たちが生まれてからは、育児用ミルクを飲ませたり、本を読んであげたり、歌をうたってあげたり、とても楽しそうにお世話をしていました。 そんな姿を見て、私はとてもうれしく思っていたのです。しかし、双子たちが生まれて半年くらいたったころ、幼稚園の先生に「ちょっと我慢しているように感じます」と言われ、正直私は驚きを隠せませんでした。 気がつかなかった娘の気持ち先生に話を聞くと、幼稚園で娘が「お姉ちゃんだから我慢するんだ」などと言っていたので「ママに甘えてもいいんだよ」と声をかけると、「でも、お姉ちゃんだから……」と少し寂しそうに答えるということでした。気になるたびに声をかけると娘は毎回同じような答えを返すので、先生は私に話をしてくれたようです。その日の夜は、娘にかわいそうなことをしてしまったという反省と、気がつかなかったことを後悔する気持ちでいっぱいでした。出産前から1カ月ほど娘を実家に預けて入院をし、産後は双子の育児が中心の生活。思えば、娘に寂しい思いをさせていたはずなのに気がついてあげることができませんでした。 双子のお世話に追われながらできることを考えた結果……娘に何かしてあげられることはないか、を考えました。ただ、どうしても日々は手のかかる双子の育児が中心となってしまいます。そのため、時間もありません。でも、何かしてあげたい気持ちで考えたのが、「娘とママだけの寝る前の10分」を作ること。 この10分は双子をパパや手伝いにきてくれている母にお願いし、私と娘だけの時間にしました。パズルをしたり、積み木をしたり、好きな本を読んだり、折り紙をしたり、2人でその日にあったことを話したり、娘のしたいことをして最後にぎゅっと抱きしめて「おやすみ」をします。娘もこの時間を毎日楽しみにしていました。 娘の様子に変化が現れた!この10分の時間を過ごすようになりしばらくしたころ、娘がよく笑っていて変化がみられると幼稚園の先生から連絡がありました。先生から「何かしたのですか?」と聞かれるほどでした。 たった10分の短い時間ですが、大事なのは「娘だけのママとの時間」だったのです。下の子が生まれるまではひとり占めしていたママとの時間がなくなり、娘は本当に寂しい気持ちでいたと思います。 娘が無理していることに気がつかせてくれた、幼稚園の先生からのひと言。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。多くのことはしてあげられなかったのですが、娘の気持ちに気がつき、少しでも寄り添うことができて本当によかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:田中つばさ二卵性の双子(年中)と小学生の娘の三姉妹を育てる母。Web企画や秘書、人材系営業職を経験。現在は在宅ワークとワンオペ育児に奮闘する毎日。出産体験や双子育児に関するエピソードを執筆中。
2022年11月04日保育士の中田馨さんが、登園時のママやパパのちょっと困ってしまう行動について教えてくれました。バタバタと忙しい朝の登園ですが、ちょっとしたことを気をつけるだけで子供もママやパパも、保育士もみんなが気持ちのよい1日をスタートさせることができますよ。こんにちは。保育士の中田馨です。保育園に通っているご家庭の朝は大忙しだと思います。私も、2人の子どもを抱え働いていますので、朝の目まぐるしさはとてもよく分かります。そんな忙しい朝の登園時ですが、「ここを心がけてくれたら、保育士が助かります。逆に、これをされるとちょっと困っちゃう」というポイントをいくつかご紹介します。 保育園は多くの子どもが生活するところだから決まりがある保育園は多くの子どもたちが生活する場です。ですので、ある程度の決まりがなければ運営することができません。保護者から見ると「何でこんなに厳しいんだろう?」と感じることもあるでしょう。 また、「あっちの園ではOKなのに、うちの園はNGなのはなぜ?」ということもあると思います。それは、きっとその園で過去に問題があったり、園が大切にしている思いが含まれていたりするのだと思います。 保育園が多くの子どもたちを預かり、元気にケガも少なく過ごせるのは、実はこの「決まり」があるからなのです。生活リズムや対応が「いつもと一緒」でいることが子どもたちにとって「安心」の材料になり、スムーズに生活が進むことにつながるのです。 最初に決めた時間に登園を多くの保育園は、登園・降園時間は保護者の勤務時間+通勤時間+準備時間(更衣など)を合わせた時間になっていると思います。入園前にその時間を双方で話し合い決めた時間です。できる限り、毎日最初に決めた時間に登園するように心がけましょう。 「保育園が開いている時間だし、今日は30分早く行こう」と気軽に思うかもしれませんが、保育園は「子ども○人に対して保育者が○人」という人数が決まっています。30分早く行くことで、保育の体制が整っていないこともあります。また、遅くなるときや休むときも必ず連絡を! 例えば「今日は園外の公園に遊びに行こう!」と計画していても、いつ来るかわからない子どもを待てばいいのか、出発してもいいのか? 悩むところなのです。保育園をお休みする場合や、登園時刻が大幅に変わる場合は園への連絡を忘れないようにしましょう。 朝食は保育園に入る前に終わらせる乳幼児に朝食を食べさせるのは、一苦労です。例えば、遊び食べをしたり選り好みをしたりして、食事自体にあまり興味がない時期もあります。よく食べる子だとしても、自分で食べさせていたらテーブル周りがグチャグチャになって片づけが大変! なんてこともあります。 時間がなくて保育園に来る途中に、おにぎりやパンをかじりながら来ることもあるかもしれません。おうちの食べ物を保育園に持ち込むと、他の子どもたちが欲しがったりすることもあるので保育園に入る前に、片づけるかゴックンと飲み込むなど配慮していただければ助かります。 このとき、子どもに「早く食べなさい」と言うと慌てますので、慌てさせないようにします。また、移動中の飲食は、のどに詰まったりする原因になる恐れがありますので、できる限り控えるようにしましょう。 子どもが泣いても元気に「行ってきます!」を心がけて!登園時に子どもが泣いてママから離れなかったら。どうにか泣き止ませたいけど、出勤時間が迫っているし! と焦ることだと思います。「泣いているのに、預けてもいいのかな」「うちの子、泣くことが多くて先生たちに迷惑かけているなあ」など心配する親御さんもいますが、そこは心配しなくて大丈夫です! だって、泣いている子どもを保育するのも保育士の仕事なので、泣かれてもへっちゃらなんですよ。 ママとしては、泣いている子どもを置いての出勤は、後ろ髪惹かれる思いでしょうが、そこはプロに任せて仕事へ向かってください! 「行ってきます!」と元気に出発する親御さんの姿を、子どもと見送ることが、私たちのパワーにもなるのです。 一日の始まりの朝を、子どもも親御さんも保育士も、気持ちよくスタートできるといいですね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月04日4歳の娘は食物アレルギーがあるため、幼稚園の給食はアレルゲンを除去した物をお願いしています。幼稚園では快く対応していただいていましたが、偶然、担任の先生のアレルギー対応への不満が聞こえてきてしまったのです……。だんだん良くなる娘のアレルギー娘は、卵と乳のアレルギーを持っています。ただ、まったく食べられなかった時期を乗り越え、今ではアレルゲンの量を気にしつつ食べられる物もたくさんあります。しかし、食べられる物が増えても、幼稚園の給食は卵も乳もすべて除去のまま。 これは体調によってアレルギー反応が出てしまう可能性もあるからです。また、食べられるようになったと言ってもまだ量を気にしつつ食べさせている状況。給食であげてもらう場合、量を気にしてもらわなければなりません。そこで、幼稚園では除去していただたいたほうが良いと考えました。かかりつけの医師の考えを踏まえわが家で話し合った結果、家庭で心置きなく食べられるようになってからアレルゲン除去の解除をしようと決めました。 先生! そんなふうに思ってたの!?ある日、幼稚園のお弁当の日がありました。娘の体調もよかったことから、卵や乳製品も入れていました。朝先生には「卵と乳製品が入っていますが、今は問題なく食べられます」と伝えておきました。そしてお迎えに行った際、廊下にいると教室で掃除をしている先生の声が漏れて聞こえてきたのです。「アレルギーの対応はこっちも大変なんだし、食べられるようになったのなら早く言ってほしいよね」との言葉。 娘を名指ししてはいませんが、クラスでアレルギーがあるのは娘だけです。以前は「気をつけますね!」と快くアレルギーの対応を引き受けていてくれた先生。先生の本音に触れ「そんなふうに思っていたのか……」と、とても落ち込みました。 しっかりと説明!娘は今まで、何回か軽いアナフィラキシーの症状で病院に駆け込んだことがあります。その怖さもあり、自分が対応できない場所で、多量のアレルゲンを摂取するのはできるだけ避けていました。親としては「みんなと同じ物を食べさせてあげたい」という思いもある中で決めた給食のアレルゲン除去。しかし、先生の言葉を聞いて「これではいけない」と行動に出ることにしました。 後日、先生の時間がありそうなときを狙って話しかけ、今まで説明したことがあることも含めて、娘のアレルギーについてひとしきり説明しました。「現状食べられている物」「体調によって症状が出ること」「今までのアナフィラキシーの経験」「親の思い」など……。 今までの伝え方を反省そして最後に「大変だとは思いますがよろしくお願いします」とお願いしました。先生は「そうだったんですね、すみません。私、今まで理解が足りなかったです」と応えてくれて、気持ちが伝わったように感じました。 今まで、アレルギーに関する必要なことは伝えてきましたが、あまり立ち話をしない先生ということもあり、わざわざ呼び止めて親の思いやアレルゲン解除に向けての方針までは伝えたことがありませんでした。また、「幼稚園の先生だからアレルギーの子どもの対応にも慣れているだろう」と思っていた部分もあったと思います。今回の先生の本音に触れて、必要なことを十分に伝えられていなかったと痛感しました。 それまでアレルギーの対応に不満もなく、「必要なことだけ伝えておけばいいか」と思っていた私。しかし、クラスの中でひとりだけに違う対応をする先生は、やはり大変です。これをきっかけにコミュニケーション不足を反省し、ちょっとしたことでも報告するようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月03日長女の元幼稚園関係のママ友グループとは、現在4年目の付き合いになります。今でこそ気楽な付き合いができるようになった面々ですが、幼稚園入園当初を思い出すと、お互いに初めての幼稚園ママ付き合いで、気合いが入り過ぎていたように感じます。異常に高額な物のやりとりをおこなっていたのです……。 意識過剰な初めての幼稚園ママ友付き合い仲良し6人のママ友グループは当時全員が1人目の子どもの入園で、みな幼稚園ママの付き合いは初めてといった状態。最初は必要以上に敬った敬語で話したり、相手の子どもを褒めちぎったりと、妙に気をつかい過ぎていると感じるような関係でした。 ママ友付き合いは子どもの良好な幼稚園生活にも関わってくると思うからか、お互いに構え、肩に力が入り過ぎていたように感じます。当時を振り返り、中でも不思議なことになっていたなと思うのが、異常に高額な物のやりとりです。 お家訪問時にはオシャレなお菓子を持参例えば、よその家に遊びに行かせてもらうときに持参するお菓子。今では数百円のスーパーのお菓子を数点というラフなスタイルになりましたが、当時は輸入菓子やデパ-トのスイーツギフトコーナーにしか売っていないようなお菓子が、それぞれの家を行きかっていました。 初めての訪問の際にはそれなりの物を持っていくのがマナーなのかもしれませんが、週に2日も3日も遊ぶ仲になるとお土産代がバカになりません。なかなかそれをやめようと言い出す人がおらず、わが家も周りに合わせていました。徐々にお菓子の相場は下がりましたが、最初の1年ほどは経済的、労力的に結構きつかったです。 娘の誕生日プレゼントにびっくりお土産の他にも、それぞれの誕生日にあげるプレゼントも異常に高額になっていました。私は幼稚園の子のプレゼントはかけても1,000円くらい、子どもが作った手作りの物でも良いくらいかなと、最初の1年は本当に気持ち程度の品しかあげていませんでした。 しかし、わが子の誕生日にみんながくれた品を見てびっくりしてしまいました。どれも3,000円はするような物ばかりだったのです。 プレゼントのレベルを上げるも負担増娘はグループの中で誕生日が1番遅かったので、みんながどのような物をあげているのか知りませんでした。こんなにきちんとした物をやりとりしていたとはと、私は恥ずかしくなり、翌年からはきちんとした物をあげるようにしました。しかし、あげる相手が5人と、誕生日の頻度も多く、普段のお土産以上に負担を感じました。 ここにクリスマスやバレンタインのプレゼント準備も入ってくるので、やはりお互いに大変でした。自然に年々、値段は下がっていきました。4年目の今が、グループ内の相場は最安になっています。 当初は気合いが入り過ぎていて、交際費にやたらとお金がかかっていました。しかし密な関係になるほどお礼をしたり、イベントをしたりする機会も増えていきました。1回の交際費にお金をかけすぎるとお互いに大変です。日常を共有するような幼稚園ママ友付き合いは、もっとラフで良いはず。今は礼儀は保ちつつも、力が抜けた関係を保つことができるようになり、本当によかったなと思います。 著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。
2022年11月02日息子は3歳になったころにおむつが外れ、自分でトイレに行くようになりました。でも慣れないうちは、トイレに間に合わなかったり、おちんちんを押さえずにおしっこをしてしまい、便器の外に漏れてしまったりしていました。そんな状況が続いていた4歳のときの登園直前に、事件は起こってしまったのです……。 登園直前にトイレへ当時、息子は認定こども園の年中クラスで、午前9時ごろ家を出るという毎日でした。ある日の朝、出発時間が迫った8時50分ごろのことです。私がリビングで登園のための荷物を確認していると、息子が「おしっこに行ってくる」と言い、トイレへ向かいました。 普段、私の手が空いているときは一緒にトイレへついていくのですが、そのときはひとりで行ってもらいました。いつもなら、すぐにトイレで水を流す音が聞こえるのですが聞こえず、そのとき息子はなかなか戻ってきませんでした。 漏らしたおしっこを必死に拭く息子見に行くと、トイレの床をトイレットペーパーで拭いていた息子。トイレ前の廊下まで濡れていました。水を吸ったトイレットペーパーの切れ端がところどころに落ちていて、本当に汚い状況。息子が着ていた制服や靴下もびしょ濡れでした。 トイレまで我慢できなかったのだと理解した私ですが、出発前の慌ただしい時間帯だったため、一気に心の余裕がなくなってしまいました。そして、「なんでもっと早くトイレ行かないの! お母さんが拭くから、早く着替えてよ」と、怒鳴ってしまったのです。 涙目になっていた息子を見て、「しまった」と思った私。まだ幼いので、トイレに間に合わないことは仕方ありません。そして自分なりに失敗をカバーしようとしていた息子に対し、私はその行動まで否定してしまったと気づきました。 私は平謝り「ごめんね、頑張って拭いてくれてありがとう」と言い直し、トイレの片付けは後回しにして息子を着替えさせました。息子は何も話さず無表情で着替え、気分が悪そうでした。 私がもう一度「さっきは怒ってごめんね、自分で片付けられるのすごいよ」というと、息子は「うん、いいよ」と言い、徐々に機嫌が戻っていきました。こども園に着くころには、いつも通りの笑顔で無事に登園できたのでひと安心でした。 私は仕事や家事でも、時間に追われるとすぐに心の余裕がなくなってしまいます。でも私がイライラしてしまうと、子どもを傷つけてしまうと再確認。自分の性格を変えるのは難しいので、想定外のトラブルがあっても穏やかに対処できるよう、予定時刻より早め早めに動くように心がけています。 監修/助産師REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年11月01日どんな選択肢がある?幼児期の子どもの通園先Upload By べっこうあめアマミ私の息子は、幼稚園の入園を考える歳になっても発語が一つもなく、身辺の自立もまだまだできていない状態でした。息子は2歳から療育に通っていましたが、このまま就学まで療育だけ、というのも不安があり、幼稚園探しをすることにしました。当時、まだ息子には障害の診断も出ていなかったので、私には、就学後を見据えて息子に集団に慣れてもらいたいという思いがありました。療育には通い続けたいと思いましたが、そのころわが家が住んでいた地域では未就学児の療育である児童発達支援はいっぱいで、平日週5日通える保証はありませんでした。現実的に考えると、療育と幼稚園に並行して通うのが、最も理想的だと考えました。しかし、動き出してみて分かったのは、発達に課題がある子どもをとりまく、厳しい就園事情でした。そのとき、私立幼稚園、公立幼稚園、保育園の3つを比較検討して思ったことを、障害児の親の私目線でまとめてみたいと思います。※療育や幼稚園・保育園の状況はお住まいの地域によって異なります。このコラムでは、わが家が経験したことをもとに書いています。お住まいの地域の入園基準や園の保育内容、障害がある子どもの受け入れ状況などは、自治体の窓口にお問い合わせください。通園バスや給食、延長保育と親には助かるサービスも!でも発達ゆっくりさんには厳しいことも…私立幼稚園ってどう?Upload By べっこうあめアマミまずは私立幼稚園。私が住んでいた地域では私立幼稚園が最も多かった(※1)ため、息子の就園先として最初に思い浮かびました。自宅から通える範囲の幼稚園を調べたところ、その年に4歳になる学年、年少さんから3年間通えるという園が多かったです(2年保育や4年保育の園もあります)。私立幼稚園のありがたいところは、送迎バスや給食、保育時間のあとのクラブ活動のような活動、延長保育など、充実したサービスで親の負担が少なくなりやすいことかと思います(園によります)。しかし、どんな子どもを受け入れているかは園の方針に左右されるため、息子のように発達に課題があると、入園に難色を示されることが多くありました。私立幼稚園の場合、手厚い配慮が必要な子どもに対して加配の先生をつけることが予算上難しく、園側としても、安全に預かる自信を持てないことが多かったのかもしれません。私が入園を検討した私立幼稚園については、受け入れにシビアな印象を受けました。とはいえ、中にはどんな子どもも快く受け入れてくれる園もあるでしょうし、加配の先生をつけてくれる場合もあると思います。※1令和4年度学校基本調査(速報値)によると、令和4年5月1日現在、全国の幼稚園数は、公立2,920、私立6,152です。また、幼保連携型子ども園の普及も進んでおり、全国の幼保連携型子ども園は、公立913、私立5,742です。文部科学省令和4年度学校基本調査(速報値)公的な施設なので加配をつけてもらいやすい?ただ、数が少なくて…公立幼稚園ってどう?Upload By べっこうあめアマミ息子の入園について、私立幼稚園は難しそうだと感じた私は、次に公立幼稚園を検討しました(公立幼稚園は、自治体の教育委員会の指導の下に運営している幼稚園で、名称の頭に「○○市立」「○○区立」などとついています)。すると、驚くべき反応の違いがありました。これまで私は、私立も公立も、数えきれないほどたくさんの園に問い合わせをしてきましたが、公立幼稚園では一度も難色を示されなかったのです。最終的に私は、息子を公立幼稚園に入園させることに決めましたが、教育委員会の判断として、加配の先生もつけてもらえました。もちろん、これはあくまで息子の場合であり、障害の程度や地域によっては加配の先生はつかないこともあるでしょう。ただ、私の経験では、私立幼稚園よりも公立幼稚園のほうが、加配の先生はつけてもらいやすい傾向にあるように感じました。しかし、公立幼稚園の一番の問題は、数が少ないことです。わが家が当時住んでいた地域には公立幼稚園がなかったため、息子の就園のためには公立幼稚園がある地域に引っ越す必要がありました。そのほかにも、給食や延長保育もないことが多く、親の負担は多くなりがちかもしれません。年齢による「ここまでできないと」感は少ないかも?ただし、保活は必要で…保育園ってどう?Upload By べっこうあめアマミ次に、保育園について触れさせていただきます。保育園は、幼稚園とは入るための方法も入園の基準も対象年齢も、あらゆる面が違います。保育園には「認可保育園」と「認可外保育園」、「認証保育園」などがありますが、認可保育園の場合、入園させたいと思っても、直接園に申し込むことはしません。役所の保育課を通して申し込みます(※2)。入園できるかどうかも、園の裁量ではなく、保育を必要とする理由を数値化した点数で、役所に判断されます。つまり、どんなに入園させたい保育園があって、園側の受け入れ態勢も整っていたとしても、必ずその園に入れるとは限らないのです。保育園に入園するためには保護者側に、就労や病気、妊娠出産、親族の介護、就学など、何らかの保育を必要とする理由がなくてはなりません。でも、もし働きたいという気持ちがあるのなら、「求職中」という理由も期間限定で使えますし、検討してみてもいいのではないかと思います。実は、息子も短期間ですが、保育園に通っていました。一概には言えませんが、その時の感触として、保育園は幼稚園に比べて、子どもに求める発達のハードルが低いことが多いように感じました。保育園も、園によってさまざまだとは思います。ただ、息子が通った保育園は、息子の発達の状況を聞いても特に難色を示さず、受け入れてくれました。保育園では息子に加配の先生はつきませんでしたが、ちょうどいくつかの事情が重なり、手厚い配慮のもと、安心して過ごすことができました。1つは、できたばかりの新しい保育園だったので、園児が少なく、子どもの人数に対する先生の割合が多かったことです。だいたいいつも1人の先生が、息子の側についてくれていました。もう1つは、息子が1学年下のクラスの子どもたちと一緒に保育を受けていたことです。 息子の発達の遅れは大きかったですが、この2つの配慮を受けられたことにより、楽しく園生活を送ることができました。息子の周りの障害がある子どもたちも、幼稚園ではなく保育園に行くことが多かったです。子どもの発達とは別の面で難しい部分はありますが、保育園という選択肢を考えてみるのもいいかもしれません。※2窓口の名称は自治体によって異なりますどんな環境がいいかは子どもによって、家庭環境によってさまざま、園側とよく話し合ってベストな選択をここまで、私の経験や、幼稚園、保育園探しの中で得た知識をもとにお伝えしてきましたが、幼稚園、保育園事情は地域差が非常に大きいです。違う地域に行けば事情がガラリと変わることもありますし、家庭の事情によっても合う合わないはあります。そして、当然ながら通うのは子どもなので、子どもの性格や特性などによっても適した場所は変わってくると思います。幼稚園や保育園に関する地域の情報を集め、実際に見学に行き、話し合いを重ね、それぞれの家庭、お子さんにとってベストな選択をしていってくださいね。執筆/べっこうあめアマミ(監修:井上先生より)貴重な就園の体験談をありがとうございます。べっこうあめさんが書かれているように、幼稚園や保育園に関する実態は地域差が非常に大きいです。実際に見学に行き、園長や職員さんと話し合いを行い、できれば子どもさんも体験して、どこに就園するのか家族全体で考えていくのが理想です。地域の親の会に所属している先輩の親御さんや、ペアレントメンター(発達障害の子どもを育てた経験のある親)に相談してみるのも良いかもしれません。療育と通園の両立など、働いている親御さんにも無理のないプランが見つかると良いですね。
2022年10月28日保育士の中田馨さんが、子どものお友だちとの関わり方について詳しく教えてくれました。「お友だちに乱暴してしまう」、「なかなかお友だちと関わろうとしない……」などお友だちとの関わり方に悩んでいるというパパやママも多いことでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。急に涼しくなってきましたね。外遊びにはちょうどよい季節になってきました。外遊びをするときに疑問に思うことのひとつが、公園で出会うお友だちとの関わり方。そこで今回は、以前から何度か書かせていただいているテーマでもある『お友だちとの関わり方』について、おさらいをしたいと思います。 お友だちに乱暴する場合お友だちをたたいたり、引っ張ったり、ひっかいたり、噛んだり…と乱暴な姿が見られると、ヒヤヒヤしますし、どうすればやめてくれるか?困ってしまいますね。まだ言葉が未発達な時期ですので、言葉より先に手が出てしまう子は多いものです。 お友だちに乱暴しようとした場合は、すぐに体で止めて「たたいたらダメ!」と子どもと同じ高さで目を合わせて強く伝えます。この時よくあるのが、「口で言って!」などと言ってしまいがち。でも、じっくり考えてみてください。「口で言って?」ってどういう意味でしょう?子どもに伝わりますか?「“やめて”って言ったらいいのよ」などと具体的な言葉で伝えるようにしてください。 もし、お友だちにけがをさせてしまった場合は、何よりも先にけがしたお友だちへの対応をしましょう。 お友だちと関わろうとしない場合もっとお友だちと関わってほしいのに…。お友だちが「あそぼう」と誘ってくれても知らん顔。自分からお友だちと関わろうとすることもなかったら、「この子、人付き合いが苦手なのかしら?」と思ってしまうかもしれません。 大人はどこかで、「公園(外)へ行ったら、お友だちと遊ぶことが正しい遊び方」と思ってしまっていませんか? 分かります分かります。実は私も、わが子にはそうでした。なので、幼稚園から帰ってきたら「今日は何して遊んだの?」と聞き「走った!」「誰と?」「一人で!」と言う返事に「え?一人で走ってた??」と不安を覚えた記憶があります!ママ友に相談したら「うちの子も、それよく言ってる!」と言われ、なんだかホッとしたものです。 まだ、0・1・2歳児。まずは、信頼できる大人(ママやパパなど)と遊べていればOKなのです。信頼できる人と遊んで心が満足したら、少しずつ外の世界(お友達)に目を向けられるようになってきます。 家族以外の人との関わりを持つこの時期は、社会生活への第一歩でもあります。大人の思うような言動をしないでしょうが「それが当たり前」と、周りの大人があたたかく見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年10月26日初めての幼稚園登園日に、ひときわ目立つ個性的なママがいました。声が大きくて気が強そうなそのママに圧倒されて、怖く感じた私はおどおどするばかり。ある日、幼稚園で娘の誕生会が開かれました。すると、そのママに突然話しかけられたのです!初めての登園日。クラスには個性的なママが!娘の幼稚園が決定し、初めての登園日、同じクラスのママはどんな人が集まるのか気になってドキドキしていた私。1学期までは母子同室で過ごす幼稚園のため、できるだけママたちと仲良くしたいと思っていました。するとひときわ目立つママを発見。 そのママは赤髪のボブへアに、カラフルで珍しい柄の服を着ており、個性的なファッションをしていました。その個性的なママの子どもは、いつもパンダのキャラクターの服を着ている女の子だとわかり、親子そろって目立っていました。 気が強そうなママと仲良くできる自信がない私その個性的なママは、3人のきょうだいを子育て中で、幼稚園の事情に詳しい様子。他のママたちと比べて声が大きく、気が強そうに見えて怖い印象でした。人見知りで地味な私は、個性的なママと仲良くできる自信がありませんでした。 週2日ほどの登園でしたが、入園してかれこれ1カ月がたち、私も娘も友だちができ始めひと安心。そして幼稚園に慣れてきた中、4月生まれの誕生会を幼稚園でしてもらえるということで、ちょうど3歳になる娘がひとりでみんなの前に立つ出番がきました。 突然声をかけられてビックリ!4月生まれの誕生会当日。娘はみんなの前に立ち、幼稚園から頂いた冠を被り、お名前や好きな食べ物など、先生からのインタビューに受け答えをして楽しそうにしていました。 そして誕生会が終わったあと、個性的なママに「誕生会の動画撮ったから送るね! 連絡先教えて!」と突然話しかけられ、私はビックリ。自分の子どもの出番ではないにも関わらず、誕生会の動画を撮ってくれたママにとても感謝し、連絡先を交換しました。 今では個性的なママを含め、ほかのママも子どもたちもみんな仲良くなり、幼稚園以外でも遊ぶようになりました。私は勝手にそのママのことを怖そうだと思っていました。しかし実際は子どもの名前をいち早く覚え、満遍なくいろいろな人に話しかけていて、気づかいじょうず! そのママの気づかいとやさしさがクラスの雰囲気をよくしてくれていると実感しており、感謝しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:渡邊なつ4歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。
2022年10月20日保育士の中田馨さんが、子どものお友だちとの関わり方について詳しく教えてくれました。「お友だちのおもちゃを取ってしまう」「なかなかおもちゃを貸せない……」などお友だちとの関わり方に悩んでいるというパパやママも多いことでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。お友だちとの関わり方については、色々と悩んでしまうママも多いですよね。 今回は、以前から何度か書かせていただいているテーマでもある『お友だちとの関わり方』について、おさらいをしたいと思います。 お友だちにおもちゃを貸せない場合お友だちが「かして」と言ってきたのに、「イヤだ」と言っておもちゃが貸せない。うちの子、やさしさがないのではないか? 意地悪にならないかしら? なんて心配しないでください。特に1~2歳ごろのお子さんは、お友だちにおもちゃを簡単に貸すことはできません。だって、自分のおもちゃなんですから。それがたとえ、今使っていないものだったとしてもそうです。 大人だって、読みかけの本を、「それおもしろそうだね。今すぐ貸してよ」と言われても貸せないですよね。それと一緒です。 おもちゃを貸したくなくて、「イヤだ」と自分の気持ちを言えたことがまず素晴らしい!「そう、イヤなのね。わかったわ。〇〇ちゃん貸して欲しいみたいだから、遊び終わったら貸そうね」と伝えてみましょう。そして、あそび終わったかな? という頃合いを見計らって「〇〇ちゃんに貸してもいい?」と聞いてもよいですし、そんな場面を何度も経験していくうちに、子どもから自然に「どうぞ」と渡してくれるようにもなります。 お友だちのおもちゃを取ってしまう場合お友だちのおもちゃを何も言わずにとってしまう場合。これも親としては困ってしまいますよね。しかし、人の気持ちが分からない子にならないかしら? なんて心配しなくて大丈夫です。特に低年齢の子どもは、目の前にある興味を持った物に、ただ手を伸ばしているだけなのです。なので、その場で大人がサッとサポートしてあげるとよいでしょう。「おもちゃが欲しかったのね。でも、急に取ったから〇〇ちゃんがビックリしてるわ。返そうね」と。きっと、返すとなると泣くこともあるでしょうが、必ず返します。 そして、「“貸して”って聞いてみよう」と一緒に「かして」と聞いてみましょう。お友だちが「いいよ」と言ってくれたら「ありがとう! よかったね。うれしいね」と一緒に喜び、「イヤだ」と言われても「おもちゃで遊んでいるから、今は無理みたい。(別のあそびを提示して)ママとこれであそぼうか」など提案してみましょう。「イヤだ」と言われたら、やっぱり泣くでしょうが、「我慢できたね」と我慢できたことを認める言葉かけをします。 家族以外の人との関わりを持つこの時期は、社会生活への第一歩でもあります。大人の思うような言動をしないでしょうが「それが当たり前」と、周りの大人があたたかく見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年10月19日息子が2歳のころ、保育園から足に歯形をつけて帰ってきました。お迎えのときに先生から状況説明と、謝罪の言葉をいただきましたが、わかってはいても親としては心苦しくなるもの。当時年長児の娘も遊んでいて、お友だちとぶつかったりすることが多かったです。保育園での子ども同士のケンカやケガについての体験談をお話しします。言葉がまだうまく話せないクラスのケンカ当時、4人きょうだいの下2人が保育園に通っていました。下の子が2歳のころなので、まだ言いたいことを言葉にすることができませんでした。周りの子も同じなので、オモチャや場所の取り合いをすると、どうしても手が出てしまいます。小さい子は特に噛みついてしまうことも。ある日、お迎えに行くと先生が「すみません」と状況説明をしてくれました。 申し訳なさそうに先生が謝罪まずは息子の足に歯形がついていること、ケンカが始まっていたことはわかっていて止めようとしたら、その前にお友だちに噛みつかれてしまったということでした。「すみません。間に合いませんでした……」と申し訳なさそうにする担任の先生と主任の先生。私は「子どものすることなので仕方がないです。たぶん大丈夫です。」と言い、帰りました。 くっきりとついた歯形。以前にはおでこをぶつけて青あざをつけて帰ってくることもありました。でも「誰がしたんですか?」とは聞かないし、先生もあえて名前は言いません。きっとうちの子も何かしらやってるかもしれないと思うと、お互いさまかな? と思うからです。 年長児クラスでのトラブル対応数日前には、当時年長児の娘がお友だちと鬼ごっこをしていて、顔同士をぶつけたと話がありました。「ちゃんと見て走らないとぶつかったりして危ないからね!」と先生から注意されたあとにぶつかってしまい、2人とも気まずそうにしていたそうです。その後は、お互いを心配し仲直りしていたとのこと。先生はぶつけたところを冷やし、両方の親に状況を説明してくれました。名前も教えてくれたので、すぐに親同士でも謝ることができました。話のできる年長児には年長児なりの対応をしてくださるので、親もすぐに対応でき助かります。 保育園でのケンカは集団生活のなかで学んでいくものなので、子どもの成長にも必要なものだと思います。ただ、そのときの先生の対応によって、親の受け取り方が違ってくるのかもしれないなと思った出来事でした。私は子どもがケンカしても、人にケガだけはさせないでほしいと思っていますし、特に話せない時期のケンカは、保育園の先生も大変なのは重々承知しています。とはいえ、親としてはケガをなるべくしないようにと願うばかりです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年10月13日保育士の中田馨さんが、子どもの秋冬の服装での注意点について教えてくれました。今の時期は朝晩で寒暖差もありどんな服装にするのかも迷いますよね。また、おしゃれな服もたくさんありますが、実は子どもに着せるには注意の必要な服装もあるようです。子どもの月齢や活動の幅に合わせて服装選びのポイントをご紹介しているのでぜひ、確認してみてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。10月になり、秋の空が広がるようになってきました。朝夕は涼しく、日中が暖かい日もあるので、子どもに限らず大人も着る服に悩んでしまうこともあると思います。 そこで今回は、秋冬の子どもの服装で気をつけたいことをお話しします。 0歳児に気をつけたい服装足先までカバーされたロンパース冬本番になると気をつけたい服装の一つが、足先までカバーされたタイプのロンパースです。寒い冬ですので、足の先までカバーされていたら保温性があって安心です。しかし、お部屋で活動するときは足先のカバーのないタイプの服を選んでください。なぜなら、ハイハイするときに床を蹴りにくかったりして、活動の幅を制限してしまう可能性があるからです。また、つかまり立ちする場合、滑りやすいことはもちろんのこと、足先部分を反対の足で踏んづけて、転倒することもあります。 着せすぎに注意特に0歳児の場合、外に行くときにベビーカーや抱っこひもで移動することも多いでしょう。その際、寒いだろうとたくさん服を着せていると汗をかくこともあります。寒い外にいたとしても、時折赤ちゃんの背中に手を入れて、汗をかいていないかのチェックが必要です。 歩くようになったら気をつけたい服装【ズボン編】1歳前後になり、歩くようになったら活動の幅が広がってきますね。その際に気をつけたいのが【ズボンの素材】です。夏は短パンだったのが、秋冬になると長ズボンを履く機会も増えてきます。特に公園などお外で思いっきり遊ぶときは、伸縮性のあるやわらかいズボンを履かせると、活動しやすいでしょう。私の経験では、デニム生地のズボンは伸縮性が少ないので動きにくいものです。転ぶことも多いように思います。 まだ私の息子が幼児のころ、スリムな赤いズボンがかっこよくて購入したことがあります。私はウキウキで買ったそのズボン、息子は「キツイ」と言ってほぼ履いてくれませんでした。購入時はかっこよさだけでなく、履きやすさも大切なんだと印象に残った出来事でした。 歩くようになったら気をつけたい服装【上着編】秋冬になると、服の上に1枚羽織ることも増えてきますね。その際に気をつけたいのが、フードや装飾の多いものです。保育園に通っている方は、保育園では【フード付きはダメ】と言われているのではないでしょうか? これはジャンパーだけでなくトレーナーも同じです。その理由は、お友達と外遊びするとき、あそびの中でお友達が思わずフードを引っ張ってしまったり、フードが遊具などに引っかかる危険性があるからです。フードを引っ張られたら? そう、後ろに転んでしまいますね。また、滑り台を滑る時などに、遊具に引っ掛かる可能性もあります。 特に活発にあそび始めるころからは、気温や子どもの活動に合わせて脱いだり着たりしやすくて、子どもが安全に活動できるシンプルなデザインの上着を選ぶと安心かもしれません。 歩くようになったら気をつけたい服装【肌着編】夏はTシャツ1枚で過ごすこともあったと思いますが、涼しくなると肌着を1枚着ることも増えてきます。ここで気をつけたいのが、中に着せすぎないことです。秋になると保育園で毎年お一人はいらっしゃるのが、朝涼しかったので【肌着+Tシャツ+Tシャツ(長Tシャツ)】を着せて登園する子。トイレ(オムツ替え)のときに気づいて、「あれ? 何枚着てるの?」と思うことがあります。 朝一番に涼しいときは、普段よりも1枚多めに羽織るのはよいのですが、日中になると気温も上がってきますし、子どもも活動時間になります。厚着した状態で外遊びなどすることで汗をかいてしまい、あせもなどの肌トラブルに繋がったり、汗で体が冷えてしまうことなどもあるので着せすぎには注意しましょう。 また、冬になると長そでの肌着を着せることもあると思いますが、体を動かして活動するときは汗をかきやすいものです。半そでの肌着+長そでの服でも十分な日もありますので、天候とお子さんの様子を見ながら、活動しやすい肌着に調整してあげましょう。 私もそうだったのですが、お子さんのお洋服選びは、親にとって楽しみの一つですね。かわいい(かっこいい)デザインも大切ですが、そこに動きやすさと言う視点もプラスして、選んでみてくださいね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年10月12日娘が1歳3カ月のときに、やっと入園できたこども園。さっそく私はお昼ごはんの壁にぶつかりました。「お弁当って、遠足の日だけじゃなく毎日作ることになるんだよね。私、これから本当に大丈夫なのかな……」と、仕事と両立ができるのか不安が募りました。どうすれば私は少しでも台所にいる時間を減らすことができるだろうか、と悩んだ体験談です。離乳食のお弁当、レシピ本がない……食の細かった娘のために、専業主婦時代の私はほぼ毎日、離乳食を手作りしていました。当時の私は料理が得意ではないものの、すりおろしたり、味を変えたりと、試行錯誤して娘に食べさせていたのです。そんななか、入園することになったこども園では、園児向けのお弁当が注文できるものの、離乳食には対応していませんでした。 本屋さんのレシピ本コーナーを見に行きましたが、離乳食のお弁当をテーマにした本は見つかりません。どうしようと悩んだ末、仲のよかったママ友に相談すると、「同じメニューで大丈夫だよ!」と言われてびっくり。私の目から鱗が落ちるような、ハッと気づかされた気持ちになりました。 レシピが決まれば調理時間は短縮できるお弁当と聞いたとき、毎日違うおかずを入れなければいけないものだと、私は思い込んでいました。日々の生活に必死になるであろう私は、ママ友のひと言がきっかけとなり、「おかずにこだわる余裕はない」と割り切ることに。 まずは、基本のお弁当をおにぎり・野菜ハンバーグ・野菜スティックと決めたことで、レシピに悩むストレスがなくなりました。そして、ハンバーグの中に入れる野菜の種類を変え、日曜日に作り置きをすることで、お弁当作りの時短にも成功。にんじんスティックばかりをお弁当に入れ続けていたからか、今ではにんじんが娘の大好物です。 「同じ物を2個買えばいいんだよ」娘の入園と同時に、私は働き始めたのですが、予想通り時間の壁が立ちはだかりました。夕食後に洗い物をしようと私が背を向けると、娘の「かまってほしい!」という盛大な泣き声が響き渡ります。そこで、まずは娘の寝かしつけを最優先し、娘が寝たあとに、止まった食洗器から洗いあがったお弁当箱を出しておかずを詰めることに。 ですが、娘と一緒に寝落ちして、翌朝にバタバタとお弁当を作るという悪循環に陥り、再度ママ友に相談に乗ってもらいました。「2個目のお弁当箱を買えばいいよ!」というママ友からのアドバイスで、夕食の盛り付けと同時に、無事翌日のお弁当が出来上がるようになりました。 慣れない育児に、仕事やお弁当作りが増えたことで、当時の私は体力的にも精神的にも追い詰められていました。ですが、ママ友からの言葉がきっかけとなり、栄養面には気をつけつつも、ラクができるところは手を抜こうと思えたことで、肩の力がふっと抜けた気がします。私に必要だったのは、心に余裕を持つことだと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:西垣かおり7歳女児のママ。元転勤族の妻で、子どもは1人だが、3度の保活経験あり。縁もゆかりもない街で戸惑いながらも、初めての子育てを楽しんだエピソード中心に執筆中。
2022年10月12日フランスで3歳と1歳の男の子2人を育てている私。長男が4月から幼稚園に通うようになり、新しいママたちとも顔見知りになりました。私は「ママ友ができる! 」と期待していたのですが、実際はママ友の仲良しグループがすでにできていて、なじめない雰囲気……。孤独感を抱いていた私はある日、初めて地域の育児サークルに参加してみました。すると、そこにはあの苦手なママ友たちがいて……。 期待外れの幼稚園デビュー移住して4年、出産や育児、言葉の壁などでなかなか友だちが作れずにいた私。周りから「子どもが幼稚園に通えばママ友ができるよ」と聞いていた私は、長男の幼稚園デビューを心待ちにしていました。 しかし、実際は「新入りには興味がないわ」という雰囲気を醸し出しているママたちばかり。私は「外国人で新入りだからしかたがない」と思い、自分から声をかけていきました。それでも仲良く話しているママ友の会話の中には入っていけず、孤独感を抱いていたのです。 地域の子育てサークルでばったり!ある日、園長先生から、夏休み期間中にも参加できる地域の育児サークルがあることを教えてもらいました。2カ月間あるフランスの夏休みを、子どもたちとどうやって過ごそうかと考えていた私は早速参加することに。 すると、サークル当日、あの苦手なママ友グループも参加していたのです! 私は「嫌だな〜」と思いましたが、帰ることもできず。喜んで遊ぶ子どもたちとは対照的に、私は緊張気味にそのママ友たちの隣に座りました。 予想外だったママ友たち私は勇気を出して自分から声をかけてみました。すると、1人のママは「同じクラスだよね? お子さんの名前はなに?」と話しかけてくれたのです! その後は、子どもたちと一緒にダンスやおもちゃ遊びを通して、少しずつ苦手だと思っていたママたちとも打ち解けて会話ができるようになりました。 帰りにはママたちから「また次回もサークルに来なよ!」と声をかけてもらえるまでに。私は「このサークルに来てよかった!」と心から思いました。 幼稚園でママ友をつくるのは難しいと感じていた私。しかし、地域の育児サークルの参加をきっかけに「ママ友たちが自分に興味がないのではなく、苦手意識を持っていたのは私だったのだ」と気が付きました。文化や言葉の壁もある中、私にとっては簡単ではありませんが、地域に少しずつ馴染んで積極的にママ友も作れていけたらと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年10月11日保育園の日常を発信していたFacebookからINSTAGRAMに移行しました!株式会社アヴェニエールで運営している保育園、【ふるーる保育園】【よつば保育園】【ローリングマンデープリスクール】の計12園の保育園の日常1つのINSTAGRAMを通して見れるように新たに開設いたしました。INSTAGRAM : 開設背景株式会社アヴェニエールでは、今までFacebookを通して、皆様に保育園の日常を届けてまいりましたが、現在インスタグラムを利用している方も多くなってきています。その為株式会社アヴェニエールでは、Facebookで今まで保育園の日常を発信していきましたが、これからはINSTAGRAMを通して保育園の日常を発信していけたらと思っております。6月から順次発信していき、10月に全12園の発信体制が整い、移行が完了いたしました。発信内容INSTAGRAMでは、投稿だけではなく、ストーリーズを活用し、全12園の様子を交代交代に上げていくようにしています。投稿では、日々の様子や、イベント行事があった際の写真などをを投稿する為に活用していきます。instagram投稿 : instagram投稿 : 会社概要株式会社アヴェニエール代表者 : 代表取締役大熊英樹所在地 : 〒150-6139東京都渋谷区渋谷スクランブルスクエア39URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月11日2歳になると話せる言葉が増えてきた次男。4人きょうだいの末っ子ということもあり、周りの言葉に影響されることも少なくありません。あるアニメを見てから食事のときに「うまい!」と言い始めた次男ですが、保育園で思わぬ出来事が……。その言葉の変化に思わず笑ってしまった体験談をお話しします。言葉を話せるようになってきた次男4人きょうだいの末っ子の次男は、6歳の次女と保育園に通っています。いつも次女と一緒にいるので、次女が話す言葉のよくマネをする次男。「ママ」から始まり、少しずつ単語から話し始めた次男は、2歳を過ぎてから言葉の急成長をみせています。 あるアニメを見ていたとき、食事のシーンで主人公が「うまい!」と言っていたのを見て、次男も「うまい!」というように。16歳の長男も「うまい」と言いますが、アニメの印象が強かったようで、何かを食べると「うまい!」と何でもおいしそうに食べてくれます。 保育園での様子は?保育園から帰ってきて手帳を見ると、次男が保育園の給食のとき「まい! まい!」と言っていますが、何のことですか? と書かれていました。家では「うまい!」と言っているんだとわかって聞いていたので、はっきり話せていると思っていましたが、初めて聞く先生にはよくわからなかったようです。 次の日の手帳で「うまい!」と言っていると思いますと返事を書き、「そうだったんですね~」と理解してもらえました。ただ、「うまい! じゃなくて、おいしい! だよ!」と2歳のお友だちから指摘されていることを先生から聞き、驚きを隠せませんでした。 いつの間にか変わっていたそれからいつの間にか家でごはんを食べているとき、次男は「おいし!」と言うようになりました。上のきょうだいたちが「うまい?」と聞くと、「おいし!」と言い返します。何度かそれを繰り返し、上の子たちは次男に「うまい!」と言ってほしそうですが、そのやり取りがおもしろくて思わず笑ってしまう私。 ただ、2歳といえどお友だちの影響力はすごい! と感心してしまいます。まだまだこれから言葉を覚え、2語、3語と話せるようになる時期。会話できるようになるのが楽しみですが、きっとこれからも保育園の先生やお友だちからたくさんのことを学んでくるのだと感じています。 「うまい!」とおいしそうに食べていた次男。まさかのお友だちのダメ出しに、今では「おいし!」と同じように食べてくれます。車の種類や色も言えるようになってきたので、いろいろな言葉を教えてあげようとするきょうだいの姿もおもしろいもの。言葉を話せるようになってきた時期ならではの次男の言葉に癒やされています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年10月07日