私は次男が生まれるまで、長男を私の働く病院の院内保育園に通わせていましたが、出産を機に退職し、保育園も退園しました。私は息子を幼稚園に通わせてあげたいという気持ちはあったものの、経済的な理由で難しいと感じていました。しかし夫が、長男の活発さに家では力を持て余し、私の育児が大変になるだろうと言って幼稚園入園を決断。年中の息子を幼稚園に入園させてよかったことや大変だったことをお話しします。 幼稚園は初めてのことばかり私が保育園と幼稚園の違いを最初に感じたのは、指定の制服・かばん・うわ靴・帽子があり、幼稚園バスで登園するということ。さらに、保育園ではあまりなかった役員決めや参観日、親子行事などで同じクラスの30人近いママさん方との交流があるため、私はうまくやっていけるか不安でいっぱいでした。しかし、長男は慣れない制服やポロシャツのボタンに手こずるくらいで、初のバス登園もイヤイヤせずにあっさり「バイバーイ」 。幼稚園生活に馴染むのが早かったです。 年中さんのクラスに入り、私が感じたことわが家のように4歳から幼稚園に入れるご家庭は少なく、長男のクラス内では年少さんからのつながりがある仲良しママのグループができあがっていて、私自身そのグループ内に溶け込んでいける自信がありませんでした。特に最初の役員決めなどもする参観日では参観後に懇談会があり、子どもの性格と自己紹介などをします。「どんな親子なんだ?」 という感じのクラスメイトのママたちの視線に頭が真っ白になり、冷や汗ものでした。なので、心の平穏を保つべく、私はわが家と同じように4歳から幼稚園に入れたご家庭のママとなるべく近くに座り話すように……。 幼稚園でのランチ会の出欠に悩んだ私は…ママ同士の交流を深めるために、幼稚園では年に数回ランチ会がありました。私は次男が生後3カ月を過ぎたころでしたので、一緒に連れて行く大変さゆえに入園して初めておこなわれたランチ会を欠席する予定でした。 しかし、幼稚園バスの停留所が一緒だった年長さんのママに相談してみると、「交流を深めるためにも、頑張って出たほうがいいよ」 と言われ出席することに……。次男を連れて歩くのは大変でしたが、私と同じように下のお子さんを連れているママも何人かいて、次男と同世代のママさん方とも次男を通して会話できるようになりました。私は先輩ママのアドバイス通りランチ会に出席してよかったと感じています。 私は長男を4歳から幼稚園に入れて、ママたちとの関わりをうまくもてるか不安でしたし、次男を連れての幼稚園行事はかなり大変でした。でも、同じ境遇のママと交流を持てる機会になり仲を深めていけて、大変だけど頑張ってよかったと思います。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/そら著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2020年12月05日超がつくほどの人見知りで、だれよりも保育園に慣れるのにも時間がかかったわが家の娘。そんな娘も0歳から一緒に過ごすお友達と楽しく保育園に通えるようになり、5年目になりました。今回はまじめな娘が成長していく過程でぶつかった壁とわが家の対処法を紹介します。友達はよきライバル乳児クラスから幼児クラスへ進むと、なんとなく仲良しのお友達も決まってきます。そして、友達同士のかかわりが濃くなるにつれ、ケンカも増えてきます。これまでは単純なおもちゃの取り合いだったのが、もう少し複雑なケンカに発展し、仲がよければよいほど、ライバルのような関係になっていきます。トイレトレーニングをはじめ、お箸や文字の練習、体操や英語の授業などを通じて、できることがどんどん増えていく幼児クラス。できることが増えることは子ども達の自信にもつながる一方で、つい競争のようになってしまうもの。「〇〇ちゃんはもうできる」「△△ちゃんはまだできない」そんなふうに友達を強く意識するようになったのもこの頃です。壁その1世話を焼きすぎてトラブルにまじめで慎重、クラスではお姉さん的存在小さなころから人見知りだった娘。少しずつ大きくなるにつれて、まじめで慎重な性格なんだなということがわかってきました。そして何よりよくまわりのことを観察しています。保育園のお友達や先生のこと、大人同士の会話など、私や大人達が気がつかなかった変化などにも敏感に気がつくので、たまにドキッとしてしまうほど。娘は5月生まれなのでクラスではいつもお姉さんの立場。先生や早生まれのお友達のお手伝いをしたり、お手本になったり。乳児クラスの時からそんな役割を楽しんでいたのですが、幼児クラスになるとお友達とのトラブルが出てきました。ケンカできるお友達がいることをうれしく思って見守っていましたが、「〇〇ちゃんとケンカになり、噛まれました」というお手紙が何日か続いたので、娘に話を聞いてみることにしました。きっかけは娘のおせっかい!?話を聞いて分かった原因は2点。ひとつは「お友達の世話を焼きすぎてしまうこと」。みんな、自分でできるようになったり、できなくても自分でやりたい月齢になってきたにも関わらず、つい手を出してしまったり、やってあげたりしてしまうことで、お友達の反感をかってしまうことがあるようです。ふたつ目は「先生に怒られることをするお友達がイヤ」というもの。ごはん中にふざけたり、触ってはいけないと言われたものに触ったりするお友達を注意し、噛まれるというケースでした。どちらも娘がやられる立場でしたが、噛んでしまった子にも言い分はあるはず。ただ噛まれた!だけでなく、どうして噛まれてしまったか、その子はどんな気持ちだったのか、自分が同じことをされたらどう思うか、そんなことを娘とゆっくり考える時間を作りました。その時に気をつけたことは、絶対に娘を否定しないこと。特にふたつ目の場合、娘のしていること自体は悪くないと思ったので、まずは「そうだね。ごはん中にお箸を振り回すのはよくないことだよね」と共感しつつ、「言い方が強かったのかな?」「お友達は怒られてると思っちゃったのかも」と同じ目線で考えるようにしました。壁その2できない自分は見せたくない上の出来事からも分かるように、娘は典型的な学級委員長タイプ。褒めて伸びるタイプなので、先生も「いつもお手伝いしてくれて助かってるよ!」「〇〇ちゃんはしっかりしててカッコいい!」とよく褒めてくれます。それはとてもいいのですが、その結果、先生の期待を裏切りたくない気持ちが強すぎて、できない自分を見せるのがイヤという感情が強くなっていったようです。「水が怖い」と先生に言いたくない娘の通う保育園では夏になると、毎日水遊びをします。ペットボトルを持参し、みんなで水をかけあったり、先生がシャワーで水をかけてくれたりして、みんな大喜び!家でもよく水遊びをしたがる娘もきっと毎日楽しんでるんだろうなーと思っていたら、ある時から水遊びを休みたがるようになりました。その理由を聞いてみると「別にやりたくないだけ」とのこと。本当かな?と何度か尋ねるうちに、先生のシャワーやお友達のペットボトルから突然水がかかってくるのがイヤなんだと話してくれました。私が問題だと感じたのは、娘がそれを自分で先生に言えないということ。水遊びが怖い自分を先生に見せたくないのです。次の水遊びを休ませることにして、私から先生に理由を伝えると先生はびっくり!先生の目には娘は水がかかるのを喜んでいるように見えたそうです。クラスには水が苦手な子がいて、そういう子ども達は自分からかからないところに逃げるから、先生も気をつけるそう。先生は「〇〇ちゃんはまじめだから、ちゃんと水遊びをしなくちゃいけないと思ったのかもしれないです」と気づけなかったことにショックを受けていました。「苦手なことがあってもいい」を伝え続ける今回は水遊びでしたが、思い返せばこれまでにも「できない自分を知られたくない、見せたくない」という出来事がありました。そこで、これを機に先生と話し、「苦手なことがあるのは悪いことじゃない」「かっこ悪い姿を見ても、先生はあなたを嫌いにならない」「先生はできること、できないこといろんな姿を知りたいんだ」ということを先生から直接伝えてもらうようにしました。先生から「どんなあなたも大好きだよ。何かあったら先生が守るからね」と言われた時の娘のうれしそうな表情!娘がひとつの壁を乗り越え成長したことを感じ、この保育園に通わせて本当によかったと心から思った瞬間でした。それから1年が経ち、少しずつではありますが、先生にも苦手なことやできない姿も見せられるようになってきた娘。基本的には「かっこいい姿を見せたい!」という気持ちは変わっていませんが、この出来事をきっかけに、先生との信頼関係が強くなったように思います。親子のコミュニケーション、先生との連携が大切育児中の悩みは尽きないですが、幼児になって特に悩みが複雑化してきたと感じています。4歳、5歳と言えども子ども達同士の関係性や世界観があり、どこまで親が口出ししていいものか迷ってしまうことも多々あります。お友達とのケンカも、3歳くらいまではすぐに止めに入っていましたが、今は少しずつ「自分達で話し合ってごらん」と少し離れて見守るようにしています。まずは共感して受け入れることを第一に先生にも言われましたが、多くの子どもは成長するにつれて、親にいろいろなこと(保育園であったイヤなことなど)を話さなくなるそうです。そんな中私が大事にしていることは、まずは娘が抱えている悩みや問題に気がつき、娘の意見を聞いて共感すること。娘に非があると思ったことでも、まずは一度共感して受入れてから、話すようにしています。娘のちょっとした変化に気がつくには、普段のコミュニケ―ションが必須です。ママに話してもどうせ怒られると思われないよう、言いたいことをグッと堪える訓練をしながら接しています(笑)。そして対応に迷ったときは、迷わず保育園の先生に相談するよう心掛けています。家庭だけで解決しようとせず、先生も巻き込むことが解決策のポイントだと感じています。先生に入ってもらうことにより、親以外の大人との信頼関係を築く大切な過程になっていると思います。小学校、中学校、高校…これからもさまざまな悩みが出てくると思いますが、これも成長の過程と捉え、しっかりと娘と向き合い、親子で一つずつ壁を乗り越えていきたいです。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2020年12月01日第1子である長女を妊娠・出産したのは、私が20歳のときでした。周りの友人たちは、まだ独身ばかり。保育園のママたちは“怖い”というイメージがあり、仲良くなれず……。当時、私にはママ友と呼べる存在がいませんでした。 相談できる友人、同僚がいなかった私が20歳で第1子の妊娠・出産をした当時、周りの友人たちは、子どもはおろか結婚もしていませんでした。また、当時働いていた職場にも結婚している人や、子どもがいる人がいなかったのです。 私には実母がおらず、義理の母も遠方に住んでいるため、身近に妊娠や育児の相談をできる相手がいませんでした。育児でわからないことを聞くのは、もっぱら医師や保健師さん。もっと気軽に相談や話を聞いてくれる存在が欲しかったです。 他のママたちが怖く思えて避けるようにまだ若かった私は、他のママたちから良く思われないのではないかと思い、乳幼児健診や子どもが入園した保育園で、他のママたちとあまり接しないようにしていました。 また、“保育園のママたち=怖い”というイメージがあり、「ママ友なんて必要ない」と思っていたのです。そのため、第1子である長女が年長組(6歳)になるまで、保育園のママたちとはほとんど話したこともありませんでした。 先輩ママの助言を受け、ハッとした長女が6歳のとき、医療事務の資格を取るために職業訓練校に通ったのですが、そこで中学生の子どもを持つ女性と親しくなりました。その女性がいろいろと子どもの話をしてくれて、「子どもが小学校に入る前に、ママ友を作っておいたほうがいい」とアドバイスをくれたのです。 ママ友がいると情報共有や相談ができる他に子どもの友だち作りにも役立つと言われ、ハッとしました。自分のことばかりで、子どものことを考えていなかったと気がついたのです。 考えを改めママ友づくりに挑戦!「若いから良く思われない」と思い、他のママたちとの交流をもたないまま、6年が経過していました。今から間に合うのかと不安に思いながらも、まずは長女と仲のいい友だちのママたちに話しかけてみることに。 するとフレンドリーなママたちばかりで、年長組の1年間であっという間に仲良くなれました。家に呼んでもらったり一緒に出かけたりするようになり、私だけではなく、子どもにも友だちが増えたのです。こんなことなら、最初から変な壁を作らなければよかったと後悔しました。 今では「若いから……」と、自分で周りに壁を作っていたことを後悔しています。6年間ママ友がいませんでしたが、先輩ママの助言と長女の交友関係のおかげで、今ではたくさんのママ友がいます。育児の相談や愚痴、保育園や学校でわからないことなど、気軽に話したり聞いたりすることができます。ママ友がいなかった時期より、今のほうが子育てをより楽しめています。 監修/助産師REIKO 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年11月30日長男が1歳9カ月ごろの話です。私は39度の高熱が出て動けない状態に。夫は出張中、実両親も旅行中で頼れず、保育園への子どもの送迎を義母にお願いしました。しかし、グズる子どもを見て「連れて行けない」と拒否。そして義母から信じられない言葉を言われ、悲しくなった出来事をお伝えします。 高熱で育児ができない!長男が通っていた保育園は保護者が病気のときも預かり可になっていたのですが、私は高熱でもうろうとしていたので送迎が難しい状態でした。出張中の夫に相談したところ、義母を呼べばいいと言われ、夫から義母に電話してもらうことに。そして、快く引き受けてくれるとのことだったので甘えることにしました。義父の運転で40分ほどかけて駆けつけてくれて、本当にありがたい思いでした。 グズって行きたがらない長男義父母がくる前に、なんとか保育園の準備は完了しました。あとは保育園に連れて行くだけだったのですが、長男が激しく嫌がり私のそばから離れません。保育園に行く前に泣くことはよくありましたが、行けばケロッと遊んでくれることはわかっていました。そのため、「泣いてもいいので連れて行ってくれませんか?」と義母に伝えると、「泣いている子を保育園に連れて行くなんて嫌よ!」と断られてしまったのです。仕方なく保育園に連れて行くのは諦めて、家で面倒を見ることに。義父母は「熱がひどいなら長男と一緒に家にくる?」と言ってくれましたが、私はもともと車酔いしやすく、熱もあり、とても車に乗れる状態ではなかったので断りました。 帰り際の義母からショックなひと言私が断ったことに腹が立ったのか、義母は「次から自分の親を呼びなさいよね!」と言い残し、帰ってしまったのです。その後、私が長男の相手をしようとしましたが、熱でもうろうとしてどうしても無理でした。結局フラフラしながら保育園に行き、事情を話し長男を預けることに。その後、お迎えの時間まで寝ることができました。どうやら義母はもとから保育園に連れて行くつもりはなく、私も子どもも義実家に連れて行く気だったようです。私→夫→義母との伝言がうまく伝わっておらず、夫は義母が義実家に連れていくつもりと知っていましたが、私がラクができればどちらでも良いと思ったようです。うまく伝えてくれなかった夫にもイライラしてしまい、その後大喧嘩をしてしまいました。 後日、義母からこの件について謝罪を受けました。私も熱でイライラしてしまい、義母が保育園に連れて行かないとなったあと、態度が悪かったことを謝りました。また、義母に苦手意識があり直接連絡をせず、夫に伝言を頼んだことも反省。今は義母に頼みがあるときは夫から伝えてもらうのではなく、自分からお願いするようにしています。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月28日私は出産を機に退職。それから4年間、専業主婦として2人の子を育ててきました。上の子は幼稚園の年少、下の子は1歳。あと1年待てば下の子も幼稚園のプレが始まるという年齢でしたが、下の子を小規模保育園に預けてパートで働き始めることにしました。一番の動機は夫が不在がちのため2人育児がつらく、現状をどうにかしたいという思いが強かったことです。働き出すまでの道のり、そして実際に働いてみて感じたことをご紹介します。 保育園が見つかった!上の子とは幼稚園入園までの3年間ずっと一緒にいました。周りの友だちも、当然のように下の子も入園まで自宅でみています。そんななか、うちだけ下の子を保育園に入れることに罪悪感もありました。下の子に申し訳ないような、やるべきことを途中で放棄したような感覚でした。私の住んでいる地区の認可保育園は超激戦。求職中では歯が立たず、4月入所はできませんでした。少しホッとしたのも本音です。近くの認可外も検討しましたが、パート勤務を希望しているため、保育料の高さがネックとなり踏み切れず。今年度は無理かなと思っていた矢先、近くの少規模保育園が大幅な保育料の値下げをしたことを知りました。これはもう縁だと思い、すぐに電話をして入所の申し込みをしたのでした。 生活バランスは最高保育園の慣らし保育の間に面接を受け、無事に仕事も見つかりました。保育園と仕事、両方が軌道に乗るまでは、毎日緊張しながら過ごす日々でした。やっと落ち着いたかなと思ったら、息子が発熱。数カ月経った今でも、度々風邪をもらってきますが、職場が理解してくれているので助かっています。夫も不在がち、両実家も遠いわが家の場合、私の体調が万全でないと家事・育児はまわりません。保育園のおかげでその重圧がかなり軽くなりました。また、職場で誰かと話すこと、業務に集中すること、生活の中に家事・育児以外のやりがいが加わって、本当に良いバランスだと感じています。 働いて見えてくる問題点仕事が忙しい時期は、上の子は幼稚園の預かり保育を利用し、仕事が終わってから幼稚園と保育園の2カ所にお迎えに走ります。バタバタで毎日あっという間。また、夏休み期間は8月からお盆明けまでは幼稚園の預かり保育がまったくなく、働きづらさも感じました。下の子が少規模保育園を卒園したあとは、上の子と同じ幼稚園に入るか、別の保育園に入るか検討中です。そして、パート収入の半分は下の子の保育料に消えます。子どもが熱を出したり、祝日が多かったり、園行事の都合で仕事に行けない日も多く、稼ぎとしてはおこづかい程度。私個人の生活としてはバランスが良いけれど、もう少し子どもが手を離れたら仕事の比重を増やしても良いかなと思っています。 下の子だけを保育園に入れる後ろめたさは最初だけでした。ブランクがあるからこそ仕事は新鮮でおもしろく、子どもを介さない人間関係も気楽で、世界が広がった感じがしました。1日中子どもと一緒だったときよりもメリハリが出て、子どもといる時間も充実感が得られるように。園ママとの人間関係などの細かい悩みも全然気にならなくなりました。そして何より、初めてのお給料を家計に納めたときの満足感は今でも忘れられません。働き始めて本当によかったと思います。 監修/助産師REIKO著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2020年11月22日かわいい盛りの赤ちゃんを保育園へ預けるのは後ろ髪を引かれる思いですが、いいこともたくさんあります。私が長女を赤ちゃん時代から保育園へ預けてよかったこと、また長男を保育園に預けない理由などをお伝えします。 ママの子育てストレスも軽減保育園に通うとママの子育てストレスが軽減するというのは私にとって事実で、本音です。 赤ちゃんから保育園で過ごすことで、先生や周囲の大人の言うことをよく聞いてくれるようになるので、その後に待っている「イヤイヤ期」や「トイレトレーニング」「お箸のトレーニング」などのしつけが本当にラクだったと感じています。 そして、あくまで私の場合ですが、仕事を持つことで「24時間ママ業」という重圧感や閉塞感から開放されました。社会と接点を持つことで、「子育ても頑張ろう」という前向きな気持ちになりました。 同志のような、親しいママ友ができる働くママ同士では、仕事や家事・育児の両立の難しさや大変さが、お互い痛いほどよくわかるので、共感し合える部分が多いです。長くお付き合いが続く親しいママ友ができやすいと思います。 私の場合、自宅で長女を子育てしていたころはママ友がいませんでした。しかし、働き出してから、職場でも保育園でもわかり合えるママ友と出会い、仕事を離れた現在も助け合って親しいお付き合いが続いています。 第二子長男を保育園に預けない理由 長女を約6年間保育園に預けましたが、その間に長女が大病を患ったことが、私自身の子育てに対する考え方を大きく変えました。いろいろな意味で、長女には感謝の気持ちでいっぱいです。子どもは親に実にいろいろことを教えてくれますね。 そしてやっと授かった長男は、なるべく近くで成長を見守りたいと思い、3歳まではどこにも預けないことに決めました。経済的には大変ですが、一時的なことと割りきって日々楽しく子育てしています。 赤ちゃんを保育園に預けるのに、「正しい」「間違い」はないと思います。大切なのは、ママやパパが「本心で」どうしたいのかです。ママとパパの選択なら、きっとわが子も納得してくれる、私はそう信じています。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2020年11月19日この時期多くの地域で、来年度の認可保育園入園申請の締め切りを迎えるころだと思います。私が住む地域も12月の上旬が締め切りとなっているため、10月末あたりから動き出していた方も。しかしコロナ禍で見学や情報収集がスムーズにいかないとの声が聞こえてきています。私には保育園に通う4歳と2歳の子どもがいます。4年前のわが家の失敗談からの出会い、そして現役保育士に聞いた見学のチェックポイントをお伝えします。わが家の保活失敗談わが家の長男は3月生まれ。4月入園だと1歳過ぎの入園になるため、0歳児より激戦だと聞き、早めに活動をスタートしました。「保育コンシェルジュ」と呼ばれる幼児教育の専門家に話を聞き、見学や説明会に参加し、情報収集。第一希望に選んだ園が新設園だったので、「ほかの園よりも枠はある」と意気揚々と申し込みましたが落選。なんと第5希望まで全滅でした。夫婦ともにフルタイムワークでもすべて落ちることがあるんだと目の前が暗くなる思いでした。今思えば、新設園だから入りやすいだろうという理由で第1志望を決めたのが失敗だったなと思います。たとえば、園ごとの申込数などのデータを見て入りやすさなどを分析すればよかったなと思っています。頼れる保育園との出合い気を取り直して、改めて区役所へ相談に行くと、二次三次は小規模園に申し込んだ方が確率は高いとのこと。何としてもどこかの園に子どもを入園させたい状況とはいえ、小規模園は0歳~2歳児のクラスしかありません。そのため、3歳になる頃にはまた保活をしなければならないというデメリットがあり、どうしたものかと悩みました。しかしその小規模園を見学の際、「大丈夫!お母さん達が安心して働けるように、世界で一番大切なお子さんをしっかりお預かりしますから」と言ってくださる園長先生に出会えたのです。同じように全滅して見学に来たママ達は、私と同じように救われた気持ちになったと思います。私は「ここしかない!」と、その小規模園を第一希望にして、二次でその園に入園することができました。その後はその園からグループ園に転園し、次男もそちらでお世話になったため、幸運なことに保活は一度で終了。一時はどうなることかと頭を抱えた保活でしたが、全滅したからこそ、今の園に繋がったと感謝しています。コロナ禍での保活の変化今年度の保活は、コロナの影響で見学などに大きな変化がありました。感染防止のため、園内見学を中止したり、Zoomでの説明会を開いたりする園も。わが家の子ども達の園では少人数に分けて説明会を行なっています。参加者を制限して短時間で行うことで三密を避け、今いる園児を感染から守るとの説明がありました。今回の保活では、感染対策についてどのようなことを行っているのかを確認したほうがいいと思います。現役保育士に聞いたチェックするべき項目感染症対策以外に、友人の現役保育士にチェックするべき項目を聞いてみました。まず「子どもが遊んでいる姿を見せてもらうこと」子どもたちが実際にどのように遊んでいるか、そしてその子どもたちの表情もポイントだと言います。そして、そのときに保育士さんがどうかかわっているかも見てほしいとのこと。他の仕事をしつつ子どもたちを眺めるのではなく、離れた場所から子どもたちの遊びを見守り、何かあったら駈け寄れる姿勢が望ましいとのことでした。2つ目は「子どもたちのロッカーの様子を見る」子ども自身で荷物をしまうとしても、指導されていない園ではロッカーが煩雑な印象だそう。低年齢の場合、靴箱は親や保育士が入れることが多いのですが、着替えやバッグなどのロッカーは室内にあるため保育士が整頓することが多く、ここが整っていない場合は他の面でも配慮が行き届いていなかったり、手が足りていないことが多いそうです。3つ目は「保育士の態度や表情を確認する」保育士が生き生きと働いていない園は活気がなく、問題を抱えている可能性もあるとのこと。保育士に挨拶をしたり質問をしたときに、しっかりと笑顔で答えてくれるかを見た方がいいと言っていました。もし一次で全滅しても諦めないで運次第という声もある保活ですが、自身でできることもたくさんあります。インターネットや市役所での情報収集、見学や説明会に足を運ぶ、まわりのママ友からの口コミを聞くなど、できる限りのことをやりましょう。そして、もし一次で全滅しても諦めないでください。私のように二次で「この園だ!」と思える出合いにつながるケースもあります。また、不安や心配はひとりで抱え込まずに、自治体や専門家に相談しましょう。自分では気づけなかったことをアドバイスしてもらえて、道が拓ける可能性もありますよ!大切なお子さんを預かっていただけるよい園に出合えることを願っています。<文・写真:ライターmayuru>
2020年11月17日2020年11月16日、東京都福祉保健局は墨田区内の保育園で給食を食べた園児28人に、腕や顔に発疹などの症状が出たと発表。同園では同月11日の昼に『きつねうどん』の給食を提供していました。都の報告によると、墨田区保健所がきつねうどんのスープから検出された化学物質『ヒスタミン』による食中毒と断定したそうです。産経ニュースは、食中毒が発生した原因について次のように報じています。給食の調理業者が、ヒスタミンが入っていた市販のだしパックをメーカーによって定められた調理法よりも長く煮て、抽出された可能性があるとみている。都によると、ヒスタミンは赤身魚などで繁殖する菌によって生成されるといい、使用済みのだしパックから微量が検出された。だしパックのメーカーは煮る時間を10分間としていたが、給食の調理業者は45分間煮ていた。都は「記載されている用法を守ってほしい」と呼びかけている。産経ニュースーより引用発疹などの症状の出た園児28人は、いずれも軽症とのこと。症状は1時間ほどで収まったそうです。ネット上では、このニュースにさまざまな声が相次ぎました。・だしパックの煮すぎがだめなんて、知らなかった。家の味噌汁はずっと入れっぱなしだったけどな…。・生のカツオを食べすぎて発疹が出たことはあるけど…。こういうケースもあるのですね。・だしパックに入っていた魚が、ヒスタミンを多く含んでいたってことなのかな。・家庭でもありそうな事故。食中毒って、ノロや大腸菌とかだけじゃないのですね。厚生労働省によると、ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品を食べることにより、アレルギーのような症状が出る食中毒を発症するケースがあるといいます。ヒスタミン食中毒は、ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類及びその加工品を食べることにより発症する、アレルギー様の食中毒です。ヒスタミンは、食品中に含まれるヒスチジン(タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の一種)にヒスタミン産生菌(例、Morganella morganii)の酵素が作用し、ヒスタミンに変換されることにより生成します。そのため、ヒスチジンが多く含まれる食品を常温に放置する等の不適切な管理をすることで、食品中のヒスタミン産生菌が増殖し、ヒスタミンが生成されます。ヒスタミンは熱に安定であり、また調理加工工程で除去できないため、一度生成されると食中毒を防ぐことはできません。厚生労働省ーより引用食中毒というと「十分に加熱しなかったことによって起こるもの」とイメージしがちです。今回の報道には、多くの人が驚いたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月17日娘が保育園に通い始めました。先生も私もびっくりするくらい、スムーズな慣らし保育。しかし、急にイヤイヤ全開に! 私は振り回され、心も体もへとへと……。小さな小さな怪獣の本音に気付くまでの体験談です。 一時保育から認可保育園へ2歳の娘は、今年の4月から認可保育園へ。昨年度は認可保育園が保留で、別の園の一時保育に通っていました。登園を嫌がることもなく、別れ際は「いってらっしゃい」とニコニコ。とても楽しく過ごし、大きなトラブルもありませんでした。 新年度からは待望の認可保育園が決定。本人も「新しい保育園楽しみ!」とやる気満々でした。娘は物怖じしない性格なので、私も夫もまったく心配していませんでした。 怖いくらい順調な慣らし保育慣らし保育1日目。親子で昼食まで過ごしました。私と一緒だったこともあり、終始ご機嫌。「明日も行きたい!」とうれしそうにしていました。2日目はひとりで昼食まで。別れ際はニコニコ。「1回も泣きませんでしたよ」と先生から報告があり、その後も順調。 私も夫も「さすが娘ちゃんだね」と感心していました。先生は「まるで前から園にいるみたいですよ。順調すぎてちょっと怖いくらいですけど……」と話していましたが、私は褒め言葉と受け取っていました。 登園7日目からモンスターに7日間通い「もう大丈夫」と思った矢先、異変が起きました。帰宅後、自転車から降りようとすると「帰りたくない」と娘。仕方がないので公園へ。1時間ほど遊び、帰りを促しましたが「嫌だ。帰らない」と譲りません。仕方なく無理やり連れて帰ることに。 「たまにはこんなこともあるかな」くらいに思っていましたが、甘かったのです。次の日も、その次の日も同じことが。しかも、「ごはんイヤ」「お風呂イヤ」ととにかくイヤイヤの連続。仕事終わりに公園で1時間遊び、嫌がる娘を無理やり連れて帰り、夕食の支度をして、イヤイヤ娘と寝るまで戦う……。私はへとへとになってしまいました。 モンスターの本音、気付かなくてごめんね保育園ではイヤイヤもなく、お友達とも遊べていた娘。帰宅後だけはモンスターになるという日々がしばらく続いたある日。娘がぽつりと「保育園で失敗するといけないから……」と。慣れない環境で間違えないように、みんなと同じ行動がとれるように頑張ってきたことを知りました。 私が「今まで気付かなくてごめんね。頑張ってるんだよね。疲れちゃうから、ぐずりたくなっちゃうんだね」と言うと、小さく「うん」と。それから家ではなるべく叱らないように努力し、娘の希望に沿えるようにしました。すると、少しずつイヤイヤは減っていったのです。 懸命に保育園に慣れようとしていた娘。それに気付いてあげられず、反省。急な態度の変化には理由がありました。また、外で頑張っているから家では甘えさせようと思うようにも。まだ時々小さな怪獣は姿を現しますが、私の前では自由に感情を表現してくれていると感じています。これからもモンスターと仲良くなれるように頑張りたいです。 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。 イラスト制作者:イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2020年11月12日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 前回378話で、保育園の長女N子がけいれんを起こして、倒れて頭を打って救急車を呼んだ、との連絡を受けた私。 ドキドキしながら保育園に向かい、担任の先生に誘導されて救急車に乗り込みました。 そこには、真っ赤な顔で吐いている小さなN子が救急隊員のおじさんと2人で私の到着を待っていました。 Nちゃん…… 映画を見終った時みたいな浮遊感はすごかったけど、すごく冷静で澄み切った気持ちでその光景を見た気がします。 何よりも、けいれんだか、頭を打っただかよく知らんけど、そんなことより、超超超人見知りで他人(特に男の人)との接触を激しく嫌うN子が、最悪な体調のときに、あの狭い空間に見知らぬ男の人と2人っきりでいたことに、大丈夫なのか!?という気持ちになりました。 大丈夫よNちゃん、マミーが来たよ♡ 救急車よ!早く、早く、病院へ〜〜〜!!! イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2020年11月11日たぷりくさんは3歳、6歳、9歳の2男1女のママ。保育士として働いています。 ある日突然、見知らぬ男性が園内に侵入! 保育室を覗いたあと、別のクラスのほうに歩いて行きました。この男性の正体とは……!? 突然現れた男性の正体は、この保育園に通う園児のお父さんだったのですね。娘さんに会いたい気持ちを抑えきれなかったのでしょうか……。 しかし、不審者じゃなくて本当に良かったです。 たくさんの子どもが集まる保育園ですが、ご家庭の事情もそれぞれです。例えば、法的に子どもとパパを今は会わせてはいけない、あるいは会わせられない状況にあるなどさまざまです。 いずれにしても、子どもを守ることが最優先になるため、今回のようにしっかりと園内で必要な情報を共有し、適宜対応してくれるというのは心強いですね。 子どもたちが安全に過ごせるように、これからもお仕事頑張ってください!たぷりくさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る たぷりく(@taprikoo)がシェアした投稿 - 2020年10月月20日午前5時08分PDT 著者:イラストレーター たぷりく
2020年11月07日私は2人目を妊娠しているときに切迫早産で緊急入院になり、上の子を預かってくれる保育園を探すのに苦労した経緯がありました。そして3人目を妊娠したときも、初期の段階で入院が必要になると診断されたのです。そのときに急きょおこなった保活の体験談についてお伝えします。 ママが専業主婦だと保育園入園は難しい私の住む地域は、ママが専業主婦だと基本的に認可保育園に入園させることはできず、申し込めても出産予定日の前後8週だけでした。もしくは母親が入院するなどで保育ができなくなった場合のみです。2人目を妊娠中のときは親戚が勤める病院の職員用の保育園になんとか預けることができたのですが、決して簡単に入れたわけではありません。そして3人目の妊娠が判明したときは、医師が「初期の段階で入院になる可能性が高い。早めに保活したほうがいい」と、妊娠10週のときに診断書を書いてくれました。 どうしても入園先が見つからない先生にすすめられたこともあり、早めに保活を始めましたが、どこも空きがありませんでした。しかも相談していた自治体の方は、専業主婦と聞いた時点で保活の話を積極的には受け入れてくれず、家族のなかで保育をする人はいないのかという話ばかりで順調に進みませんでした。そうこうしているうちに妊娠13週のころに、医師から「今すぐにでも入院してほしい」と言われてしまい、どうしたらいいのかわからずに落ち込んでしまいました。 認可外保育園も検討した結果… 困り果てていたとき、今まで相談していた自治体の方が「認可外保育園で検討してみてはどうか」と提案してくれました。もちろん視野にはあったものの、金銭的にも厳しかったため候補には入れてなかったのです。しかしそうも言っていられなくなり、いくつか問い合わせましたが、どこの保育園も空きがなく難航……。そんななか、1つの園が事情を察してくれて「空きがあるわけではないけれど、職員の増員も含めて検討させてほしい」と言ってくれたのです。その後、復職予定の保育士さんが早めに復職されることになり、わが家の子どもたちも無事に入園することができました。本当にホッとしました。 子どもを2人を保育園に預けることになり家計的には大打撃ですが、その保育園では子どもたちだけでなく、私の育児に対するフォローもしてくれました。産後の不安定な時期も支えていただき、本当に助かりました。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。
2020年11月07日2歳の娘さんを育てる、ニシカタ(c_nishikata)さんがInstagramに投稿した作品に、反響が上がっています。ニシカタさんは深夜、娘さんに関係するあることに悩むのだそうです。『深夜のお決まり』ニシカタさんが悩んでいたもの…それは、保育園に提出する『連絡帳』に書き込む内容!連絡帳は主に親と保育士が子供の体調や様子を記入し合うノートですが、自由欄など、どうしても埋まらない項目があったのでしょう。その日の娘さんの一挙一動を思い返し、必死でネタを探すニシカタさんでした。投稿には、多くの親から共感の声が上がっています。・まさに今の私です。分かりすぎて胸が苦しい…。・私は連絡帳を育児日記の代わりにしているので、「今日はオムツをLサイズにしました」とか細かく書いちゃってます!・先生の反応が楽しみで、つい埋めたくなるのですよね。健康面で連絡したいことがあるときだけ書く人や、イラストで埋める人などもいるようです。平和な日常を送っているがゆえの母親の悩みに、心が和みますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月06日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 長女N子が1歳のときのお話です。 仕事中に保育園から電話がかかってきました。今までに何度か描かせて頂いたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、うちのN子は小さいころ、趣味・特技のレベルでとにかく頻繁に病気になっていたので、保育園からお迎えの電話がかかってくるのは全然珍しいことではありませんでした。 いつものように「またお迎えか〜」と思いながら電話に出たら、いつもとは違う緊張した声で主任の先生が長々と何かの説明を始めたのです。突然のイレギュラーな出来事に驚いて、先生の話をあまり理解できなかったのですが、キーワードとしては「けいれん」「倒れた」「頭を打った」「救急車」などなどの怖い言葉が聞こえてきたのを覚えています。 ドクン!となりました。とにかくよく分からんままに電話を切って、パピーちゃんに電話をしました。それから何だかふわふわとした夢の中みたいな気持ちで服を着替え、いつもの自転車でいつもの保育園に着くと、保育園の前に救急車が止まっていて、その横に園長先生と担任の先生が待ち構えていました。その保育園のただならぬ雰囲気にドキドキが止まりませんでした。 どうなるN子!次回に続く〜! イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2020年11月04日初めての子育てを楽しもうとしていたママ。しかし経済的な理由で仕事をしなければならなくなり、息子さんが生後6カ月のときに保育園に入園することに。息子さんを保育園に入れてから病気がちで大変だった出来事を紹介しています。 私は25歳のとき妊娠し、初産だったのでゆっくり子育てをしようと退職。当時夫はアフィリエイトで生計をたてていたのですが、私の退職を機に世帯収入は激減して生活が苦しくなってしまいました。 息子を出産後、夫に「仕事をしてくれないか……俺も就職先探すから……」 と言われ、フルタイムのパートとして勤務することに。 生後6カ月の息子を保育園に入れて、息子に申し訳なく感じたときのことをお話しします。 私は保育園完備の職場に務めることに私は夫と同時期に仕事先を探し始めました。ですが、IT企業関連希望の夫の就職活動は不採用が続き、私が先に働きに出ることに……。私は看護師免許をもっているので、保育園完備の就職先を見つけることができたのです。 面接で「1歳未満のお子さんは、12時と15時に授乳時間がある」 と説明があり、仕事中に息子と会えるなら私も安心できると思い、就職することに決めました。 仕事中に保育園からお迎えの電話が!私が仕事を始めてから3日目ごろに、保育園から「熱が38度あるので迎えにきてください」と電話が……。私は早退し、息子を小児科へ。息子が熱を出すのはママになって初めての経験で、なんの病気になったのか心配でドキドキしながら診察を受けたのを今でも覚えています。 小児科の先生は「熱を出したのが初めてなら突発性発疹かもね」 と、薬をもらい帰宅。 初の発熱は病気の嵐の序章だった!?息子にとって初めての発熱の原因は、小児科の先生が言われた通り突発性発疹でした。以来、息子は病気が治って登園しては2週間も経たないうちにまた発熱!ということを繰り返し、小児科に行っては「中耳炎かな、アデノウイルスかな……」 と、子どもが罹りやすい病気に次々にかかっていったのです。 思えば、「今保育園で〇〇が流行っています」という病気は必ずもらって熱を出していたように思います。 ごめんね、こんなに負担をかけて…息子の繰り返す発熱は免疫細胞を活性化させて強くなることとわかっていても、看護師の私ですらつらいものがありました。母親からの免疫が低下すると言われている生後6カ月に保育園に週5日、8時間通わせて息子に負担をかけてしまい、私は申し訳ないという気持ちでいっぱいに……。 息子は発熱を繰り返すなか食欲だけは衰えず、赤い顔をしていても笑顔を見せてくれ、元気になっていく息子に生命力の強さを感じ、私も元気をもらえました。 息子を保育園に通わせてから半年間はまともに通園できず、夫と交代しながら看病をしていました。でも、1年を過ぎるころには熱を出すことは少なくなりました。免疫力がついてくれたんだと思い、強くなってくれた息子に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2020年11月03日男性と女性の2つで性別を分け、『男らしさ』『女らしさ』という役割の固定観念をジェンダーバイアスといいます。「男性は弱音を吐いちゃダメ」「女性はつつましくあるべき」「夫は仕事、妻は家庭」など、昔から日本でもいろいろなジェンダーバイアスが根付いているのは事実です。しかし、ひと昔前までは『男子は黒いランドセル、女子は赤いランドセル』という風潮でしたが、今は自由に色を選ぶことができるようになりました。徐々に多様性が認められるようになっている今の時代は、過渡期といえるのかもしれません。「ピンク色は女の子じゃないとダメ」と言われ…2020年11月2日、エッセイストの犬山紙子さんの夫であり、ミュージシャンの劔樹人(つるぎ・みきと)さんがTwitterを更新。ある日、劔さんは保育園に通う娘さんから、こういわれたといいます。「ピンク色は女の子しかダメなんだよ」ピンク色が大好きだという娘さん。何があったかは分かりませんが、娘さんは「男性はピンク色を好きになっちゃいけない」という考えを持つようになってしまったようです。そこで、劔さんは娘さんの偏見を優しく指摘するために、『ある行動』をとることにしました。ピンク色大好きな娘がついに「ピンクは女の子しかダメなんだよ」と言い出しました。巷に溢れるジェンダーバイアスに幼児はもろに影響を受ける。なので、「男の子がピンク好きでもいいんだよ」と伝えるため、私は保育園の送り迎えや家でしばらくピンクばかり着ることにしました。 pic.twitter.com/28ni7UKxnU — 劔樹狼 (劔樹人) (@tsurugimikito) November 2, 2020 劔さんは、その日からピンク色の服を着ることに!保育園の送迎や、自宅で過ごす際はピンク色の服を着て、視覚的に「男性がピンク色を好きでもいいんだよ」と娘さんに伝えることにしたのです。きっと、娘さんが通う保育園にも、ピンク色が好きな男の子がいることでしょう。娘さんのためであると同時に、ピンク色が好きな男の子の気持ちも守った行動といえます。投稿は拡散され、多くの人から称賛するコメントが集まっています。・素晴らしい行動です!逆に女の子が青色を好きでもいいんです。・うちの息子はピンク色が大好きです。性別にとらわれず、好きな色のものを身に着けたいですよね。・以前、娘が同じことをいい出したので優しく説明したことがありました。これはいいアイディアですね!また、力士や落語家、スポーツ選手やアーティストなどの男性がピンク色の服を着ている画像も数多く寄せられていました。性別や年齢などにとらわれず、好きなものを正直に「好き」といえる社会になるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月03日年長さんがいる家庭では、そろそろ考え始めるのが「小学校入学について」。入学前には何を用意したらよいのか、共働き家庭の場合は放課後の過ごし方など、いろいろ考えていると思います。わが家は、保活の荒波にもまれ、家から少し離れた保育園に入ったため、気がつけば同じ保育園から長男と同じ小学校に行く子がひとりもいない状態…。どうしようと焦りながら過ごした数か月。ないないづくしの中の入学までの道のりと現在の息子の様子を紹介します。学童探し:9~12月頃小学校に併設されている公立学童があるということは知っていたのですが、何時まで預かってくれるのか?いくらなのか? はたして、どのぐらいの人が利用しているのかもまったくわからず、まずは同じ保育園に通うママ達にリサーチ。公立学童については「18時までは無料、その後延長19時まで可だが、追加金額がかかる」ということまでがわかりました。公立学童以外に民間運営の学童を探し始めている人がいたので、私も探してみようと、まずはわが家の状況を整理してみました。■状況整理わが家の子どもたちは5歳差。長男が入学後も長女は保育園に通います。そこで学童探しにおいては以下の点を考えました。遠方の保育園に通っているのですが、夫の方針により徒歩で通園しているため、保育園⇒小学校までの移動(保育園⇒家⇒小学校で約2キロ弱)がかなりネックに…。この条件をふまえ2つの案を考えました。1.娘の保育園へのお迎えの時間を早くする2.小学校まで迎えに行かなくても、駅近くなどで娘のお迎えがてらピックアップできる民間学童を探す■検討結果1.娘のお迎えの時間について週5日、今より30分早くする事は仕事の関係上難しいので断念。2.民間学童を探す【保育園近くの民間学童】長男の通う小学校から離れすぎていて、学童の送迎対象校になっていませんでした。ファミサポの活用も考えましたが、上手く活用できなさそうなので断念。【自宅近くの民間学童】預かり時間も遅い時間まで大丈夫だったので、仕事の時間を変えずに娘と息子を迎えに行くことができそう。週3の契約をしました。しかし金銭的には大打撃…。小学校の内情リサーチ:9~12月頃学童についての準備を進めながら、リサーチしたのが小学校の環境について。最初に気になったのは、朝はどうやって通うのかということ。私が小学生の頃は登校班が決められており、班長さんになる高学年のお兄さん、お姉さんが持っている横断歩道の旗がちょっぴり憧れでした。しかし、わが家のまわりでは、最近朝登校時間に確認してみても、旗を持っている子はおらず、子どもたちがまとまって歩いているのも見ませんでした。■ご近所にご挨拶わからないことは待っていてもわからない!と思い、まずは同じマンションで小学校のお子さんがいる家庭へご挨拶に。この時点ではすれ違えば挨拶をする程度できちんとお話をしたことはありませんでした。そこで、「息子が4月から小学生になり同じ小学校に通うこと」「まったく知り合いがいないのでいろいろ教えてほしいこと」を伝えて連絡先を伺いました。その後は友好を深めるべく、お互いの家族の顔合わせとしてごはんを食べにも行きました。その結果、朝の登校はその家の高学年のお兄ちゃんが一緒に行ってくれることに。小学校の雰囲気についてもお話を聞くことができました。■ママ友を通じてご挨拶ママ友親子と一緒に公園で遊んでいた時に、長男と同じ年齢の男の子が同じ小学校に通う予定というファミリーが遊びに来ていました。偶然一緒にいたママ友が知り合いだったので、彼女を介してご挨拶。その場で子ども同士はすぐ仲良くなり、遊びを見守りながら、ママとお話をしました。親も子も、入学前に顔見知りができて、少しほっとしました。入学準備:1~2月頃民間の学童も決まり、登校時の心配もなくなったので、あとは入学の準備品について知りたいと思っていたのですが、私の住んでいる地区では、入学説明会の通知が届いたのは1月に入ってから。とりあえず説明会に参加したものの、指定された準備品(防災頭巾カバー・体操着袋など)、指定がなくアバウトな用品(体操着・上履きなど)がたくさんありプチパニックに。■保育園ママ友と協力通う小学校は違えど、用意するものは大体似ていたので、指定の物以外はどこで買うのかなどをまわりのママにリサーチ。わが家の場合は、保育園の近所で入学準備グッズを集めた手作りマーケットが開催される情報をゲットし、ママ友と朝から並びました。おかげで、ほとんどの物を購入することができました。そのほかの体操着(上・白い物下・紺色の物)なども、近所の大型スーパーに大体揃えられていました。筆記用具は色や形が決められていましたが、それも大型スーパーにはさすがの品ぞろえで置いてありました。いざ入学:4月さぁ、あとは小学校に入学するだけ!と意気込んだものの、小学校の入学式は4月7日だったので、実際には学童からスタート。民間学童については3月中に数回、プレで通っていたので先生とも顔見知りになっていたのですが、公立学童はその場所に行くことも、中にいるスタッフの方ともいきなりの初めまして状態となりました。おねしょをした日保育園のお友達がひとりもいない小学校に通うことについて、一度も「いやだ!」「行きたくない」と言ったことはない長男ですが、心の中はいろいろな葛藤があったのか、学童に行く前日の夜中におねしょをしました。トイレトレーニング中の小さい時でさえ、数えられるほどしかおねしょをしたことはなかった息子。私たちも驚きましたが、それ以上に本人がビックリして泣いていたので、夫とともに騒ぎ立てず、「よくあることだから大丈夫」と落ち着かせもう一度寝かせました。ただ、親としては内心穏やかではなく、改めて夫とふたり、「長男の気持ちに絶対に寄り添っていこう」と小学校入学についての親としての心構えを話し合いました。公立学童初日初めて学童に行く日は夫が送っていきました。建物の入り口の前で40分ぐらい泣きわめき、「行きたくない!」と大絶叫だったそうです。夫が根気よく話を聞き、スタッフの方々も出てきてくれてようやく中に入れました。お迎えに行ったときはすっかり笑顔になっていて、学童のスタッフさんからはどう過ごしていたのかが書かれたメモが連絡帳についていました。子どもも不安なら、親も不安だらけ。学童のスタッフさんに「気軽にお電話をしてください」と言ってもらえていたこともあり、電話をしたり、メモのやり取りをしたりとコミュニケーションを取らせてもらうことで、どんなことを過ごしているのかもわかり、親の不安もだんだんと解消しました。現在の息子はどうしている?長男の大好きな場所順位は小学校>公立学童>民間学童となっています。小学校での友達がたくさんできて、いろんなクラスや学年の子とも遊べる公立学童が大好きになりました。初日こそいろいろありましたが、子どもの適応力はさすが!と思う日々です。親としては大金を払っている民間学童の順位が3番目…という悲しさも少しだけありますが(笑)、本人が楽しいと思ってくれているならなによりと思っています。入学式は新型コロナ旋風の真っただ中長男の入学のタイミングはちょうど新型コロナウイルスの脅威が世の中を覆いつくしてきていた時期でした。入学式は短縮・最少人数で実施してもらえましたが、その後は自宅学習に突入してしまいました。学校内学童は「どうしても必要のある家庭だけ」とのことになったので、夫婦でテレワークを活用しながら、4~5月は民間学童を主として公立学童は数回のみ。本人の気持ちに寄り添い、少しずつ慣らしながら進めることができました。長男は新しい環境にかなり戸惑いがあったようでしたが、普段だったら朝ぐらいしか会えない父親とずっといることできたこと、早朝の人のいない公園への家族でお散歩に行く習慣ができたことなど、家族時間がたくさん作れたことで、ゆらぐ気持ちの立て直しができた部分もあると思います。状況は日々変わりますし、「withコロナのニューノーマルな過ごし方に」と世界が変わっていきます。今年の入学準備がどうなるか、いろいろ不安になることもあると思います。また、わが家と同じく知り合いも友達もひとりもいない小学校への入学を控えている家庭はなおさらでしょう。でも、当初は不安だらけだったわが家は、今現在ものすごく学校が大好きになった長男から毎日学校であった楽しかったことの話を聞くことができています。不安はつきないと思いますが、何とかなるものです!気持ちにゆとりをもって、子どもと一緒に小学校準備をすすめていってくださいね。<文・写真:ライター水玉445>
2020年11月03日たぷりくさんは3歳、6歳、9歳の2男1女のママ。保育士として働いています。Instagramで掲載している育児の様子や、保育園での体験談のなかから、今回は「保育園で見てきたあれこれ トラブル編」というエピソードをご紹介します。 突然面識のない男性が覗いていたら固まってしまいますよね……。これは怖いです。 なぜ不審者が保育園の中に……!? 見たところ凶器などは持っていないみたいですが、この男性は誰なのか!? そして目的は何なのでしょうか……。 この続きは、次回のマンガで真相が明らかになります。たぷりくさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る たぷりく(@taprikoo)がシェアした投稿 - 2020年10月月20日午前5時08分PDT 著者:イラストレーター たぷりく
2020年11月02日仕事の退職に伴い、娘さんを保育園から幼稚園に転園させることになったママの体験談です。保育園と幼稚園の両方を経験し、それぞれに違った魅力があることに気づいたそうです。 3人目の子どもが生まれる前まで、私はフルタイム勤務の会社員として働いていました。ところが長男が年長、長女が年少のころ、3人目を妊娠し退職を決意。長男の卒園までは産後扱いとして保育園に在園できましたが、長女は長男卒園と同時に保育園を退園することに。長女が年中になる4月から、近所の幼稚園に入園させることを決めました。保育園から転園して感じたことをお話しします。 幼稚園は日によって持ち物がバラバラ!長女は1歳になるころから保育園に通っていたので、幼稚園生活にあまり不安はありませんでした。長女は最初だけ人見知りがあったものの、すぐに幼稚園に慣れましたが、私は保育園との違いにバタバタ! 保育園も幼稚園も施設によって方針やルールが違うため、私の通っていた園での話になってしまいますが、特に戸惑ったのが、制服の日、体操服の日、私服の日があることです。制服の日に体操服で登園させてしまったことがあり、長女に「ママしっかりして」と言われました。 保育園は持ち物が多いものの、毎日同じ準備をすればいいのでラクでした。また、新しく通い始めた幼稚園は、お弁当の有無も曜日によって違うので、祝日が入る週は間違えないようにするのが大変でした。しかし、長女も私といっしょにスケジュールを確認する習慣がつき、小学校生活の良い練習になったと思います。 午前中保育も! 仕事を始めるとバタバタ長女が幼稚園年中の終わりに、私は在宅の仕事を始めました。3人目の子どもである次男は保育園に入ることができましたが、長女は卒園まであと1年なのでそのまま幼稚園に在園することに……。長女の幼稚園は延長保育の時間も16時までと短めでした。 夏休みは幼稚園で有料の預かり保育をおこなっていましたが、ほかの長期休みは預かり保育がありません。加えて長期休み前は午前中保育になるため、私の場合はお迎え時間までにバタバタと仕事を済ませなければなりませんでした。仕事を始める予定があるのなら、働きやすい環境が整っている幼稚園を選ぶのも大切だと思わされました。 友だち&ママ友が増えて親子で安心!幼稚園に転園してよかったことは、ママ友が増えたことです。保育園でもママ友はできましたが、深く接する機会があまりありませんでした。長女の幼稚園は行事の多い園だったため、行事の手伝いやランチ会でたくさんの保護者と仲を深めることができました。 私は行事の参加やみんなで話すことが好きな性格なので、幼稚園でママ友が増えて本当によかったです。私には保育園のママ友と幼稚園のママ友、長女には保育園の友だちと幼稚園の友だちがいます。今年の春に長女は小学校1年生になりました。人見知りする性格ですが、知っている友だちが多いおかげですぐに小学校に慣れることができました。 保育園と幼稚園の両方に長女を通わせて思ったことは、それぞれに違った魅力があることです。私の都合で転園させ申し訳ない気持ちがありましたが、友だちが増えてよかったと思います。今年は新型コロナウイルスの影響で友だちと触れ合う機会が少ないですが、両方の園の友だちに囲まれる長女を見ると安心感でいっぱいになります。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2020年11月01日小学校入学前の癇癪を振り返ってミミは生後7か月で保育園に入りました。この頃からいつもと違う状況が苦手で、ハロウィンや発表会などのイベントの写真は泣いているものばかり。1歳3か月に自宅近くの保育園に入園できたのですが、発表会はやっぱり涙。不安や怖い気持ちを泣いて表現していたのかなと思います。寝起きは(昼寝後も)、涙のことが多く...。しばらくなだめて、やっと食事。と思ったら、食事中に食べようとした物がお皿に落ちただけで、また涙涙でグズグズ…。おばあちゃんにも気分次第で「あっち行って!!」「来ないで!!」。何かを失敗した時や見られたくない時に、泣きながら訴える。鼻水を拭こうとすると、キンキン声で嫌がる。ミミがテレビを見ている時に洗い物をすると、水の音が気になって「あーーーー!!」とキンキン声。「びっくりしちゃうから、テレビの音を大きくして、って言おうね」と伝える。毎日のように、涙とキンキン声が繰り返されました。Upload By taekoエレベーターに乗り、他の人が乗ってくると「乗っちゃダメ!!」。私は「みんなで乗るんだよ」となだめる。おもちゃ屋さんのキッズコーナーでミミが遊んでいた物を他の子が触ると、「ああー!!」とキンキン声。「触られるのが嫌だったの?お友達は使いたいみたいだから、待っててねって言おうか」と声をかけて、ミミをなだめる。内心、困惑することが多かったです。Upload By taeko1歳6か月から通い始めたリトミック。しばらくは楽しく参加していたけど、3歳頃になると、好きな色のフープを巡って取り合いに。ミミは、キンキン声を出して譲りません。他の子はどうしたの?といった表情。こんなに激しく嫌がるミミを見たことがなく、私も焦ってしまいました。その時は、相手の女の子が譲ってくれました。その後、フープを取り合った女の子を指差して「あの子とは遊ばない」と言ったり、リトミックへ行くことを嫌がったりすることが増えていきました。行っても、終始泣いていることもありました。ちょうどこの頃、保育園から療育を勧められ、読み始めた療育の本に「嫌がることは、無理にさせない」と書いてあったので、ミミの気持ちを確認してからリトミックへ通うのをやめました。ミミなりの、嫌な理由があったのだと思います。Upload By taekoミミは大切にしているおもちゃを、見えない後ろの方向に投げることがよくありました。投げた後、「なくなっちゃった」と言って涙。何度言っても繰り返すので、パパから厳しく叱られて涙涙。「大事にしないなら捨てるよ」と言うとうなずくので何度か確認して捨てるフリ(隠しておいて、時間を置いてから返す)。どうしてお気に入りのおもちゃを投げたり、いらないと言うのかが不思議過ぎて夫婦で???でした。Upload By taekoもっと話を聞いて待ってあげればよかった当時は、ミミの癇癪にどう対応したらよいか分からず、つい「ダメ!!」と怒鳴っていました。ミミの行動の理由が分からず「何でこんなことをするんだろう」「恥ずかしい」と思うこともありました。ミミがASDであることがわかり、発達障害や療育のことを知り、どんどんマイナス思考になってしまいました。ある日ふと、ミミが好きな魚の絵をTシャツに描いたら喜ぶかなと思い描き始めると、久しぶりに絵具を使うことの楽しさを思い出し、ストレスを解消することもできました。これが私の気持ちを切り替えるきっかけになったのかもしれません。療育の本を読んで、私の対応が間違っていると分かっても、なかなか実践できなかった日々。発達障害を受け入れるまでは、2年かかりました。あの頃、もっとミミの話を聞いて、待ってあげられたらよかったのになと今は思います。小学1年生の今は、ほとんど癇癪はなくなりました。療育に2年通ったことと、あたたかく寄り添ってくれた保育園の先生やクラスメイトのおかげです。Upload By taeko※発達ナビに無料会員登録をしていただくと、他の【かんしゃく特集】記事もお楽しみいただけるようになります。
2020年10月22日ブログやInstagram上で漫画作品を投稿している、きなこす(kinakonoumami)さんが、フォロワーから届いた実体験をもとに描いたエピソードをご紹介します。作品に登場するフォロワーの女性は、息子の太郎くんを保育園に通わせていますが、ある心配ごとがありました。それは、息子がわんぱくすぎるということ。元気いっぱいなのは喜ばしいことですが、いつかトラブルになるのではないかと、ヒヤヒヤしていたそうです。そんなある日、保育園にお迎えに行った女性は、保育士の先生に呼び出されます。1つ下のAくんと、息子の太郎くんとの間で何かトラブルがあったようで、園庭で先生が子供たちに話を聞いていました。現場にいたAくんの母親は、最初から太郎くんが悪いと決めつけて、すごい剣幕で怒りをぶつけてきたそうです。「Aくんに怖い思いをさせてしまった…」と女性も太郎くんのことを叱りましたが、そこへ状況を見ていたBくんが登場。「太郎くんはただ、Aくんの靴を履かせてあげただけで何もしていない」と証言をし、太郎くんの濡れ衣を晴らしてくれたのでした。太郎くんは元気いっぱいでやんちゃな所があるけれど、優しい男の子だと改めて分かり、女性もほっとしたことでしょう。子供同士のトラブルが発生すると、焦ってしまいますが、まずは冷静に子供の話に耳を傾け、対応することが本当に大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月20日3人の子供を育てながら、保育士として働いている、たぷりく(taprikoo)さん。現在勤めている保育園で、10年以上前にあったゾッとする出来事を注意喚起として漫画に描きました。たぷりくさんがその保育園に勤める前、ある女の子が命の危機に陥りました。『保育園で起きたトラブル 救急車編』なんの予兆もなく、赤ちゃんが眠っている間に亡くなる『乳幼児突然死症候群(SIDS)』だったのか、突然呼吸が止まってしまった女の子。幸い保育士が異変に気付き、適切な処置によって命を救うことができました。子育て中にそのような危険があることを知らねば、親でも対処が難しい事態。保育士の人々は、いつもこのような危険から子供たちを守っていると思うと、頭が下がります。たぷりくさんによると、「今は昔に比べて、どの保育園もお昼寝中の呼吸チェックなど、こまめに行うようになってきたと思います」とのこと。子供の命を預かる仕事には、細心の注意が必要であることを改めて認識できるエピソードですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月14日保育士の中田馨さんが、保育園で実践している「安全対策」を教えてくれました。今回はイヤイヤ期でもある2歳児の安全対策についてです。自分でしたい、活発になる、興味関心がある時期だからこそ気を付けたいポイントを詳しく解説! こんにちは、保育士の中田馨です。「保育園で実践している安全対策」の第4回目になります。今回は、2歳児の赤ちゃんの安全対策について話します。 自分でしたい時期だからこそ気をつける2歳になると「自分でしたい!」という気持ちがグングン育ち始めます。自立への第一歩を踏み出そうとしているこの気持ちを、できる限り尊重してサポートしたいですね。でも、そんな時期だからこそ気をつけたいことがあります。 たとえば、椅子に自分で座りたがったり、トイレにひとりで行くと言ったり、手を自分で洗うと言ったり……。「ママはこないで! 自分でするの!」とサポートをさせてくれないこともあります。 踏み台などは安定したものを使用し、踏み台の端っこを踏んでバランスを崩しそうなときは、さりげなくママの足で踏み台を支えます。子どもの体に触れていなくても、いつでも支えられるように「じゃあ、ママ見ているね」と言ってそばで見守りましょう。 活発になる時期だからこそ気をつけること2歳になると、これまで以上に動きが活発になり、走って跳んでととても元気です。家の中がフローリングなら、靴下を履いていると滑って転倒することもあります。靴下を脱ぐことは大前提として、滑りにくいマットやカーペットなどを敷いて保護しましょう。テーブルや棚の角は保護してあると安心です。 また、ソファーやベッドの上で遊んでいたら転落して、そばのテーブルで頭を打ったという話もよく聞きます。安全な環境で遊ばせるようにしましょう。 興味関心が強くなる時期だからこそ気をつけること周りの物や大人が普段していることに、興味関心を強くもつ時期でもあります。たとえば、ママが毎日使っている化粧品、パパの髭剃りなどにも興味をもつので「私もやってみたい!」と思うことでしょう。特にカミソリは子どもが使ったら危険です。男性用だけでなく、女性用の眉毛そりなども子どもが触ると皮膚を傷つけてしまうこともあります。子どもに触ってほしくない物や危険な物は、子どもの手が届かないところに置くようにしましょう。 また、窓を開けて換気をしているときも要注意です。窓が開いていると、子どもはのぞき込みたくなります。安易に登ってしまえる踏み台は、窓から転落する恐れがあるので窓のそばには置かないようにします。ベランダも同様です。踏み台でなくても、植木鉢・脚立・段ボールなど、ベランダにあるものに登って、転落につながることもあります。ベランダは見落としがちになりますので、今一度、安全確認をしましょう。 2歳になったら外出先でも注意して外出先での転倒などは、大きなケガにつながることがあります。特に、交通事故は命の危険もあります。気をつけたいのは車道への飛び出しです。大人なら道を渡るときに、右左を見て確認するのが身についていますが、子どもはそうではありません。「あれ、おもしろそう!」と思ったら、一目散に向かって急に走り出します。そんな子どもの発達を知ったうえで、道路を歩くときは必ず手をつなぎましょう。 また、駐車場も油断できません。車のそばに子どもが立っていても、運転手からは見えない場合があります。車が発進したときなど大変危険ですので、駐車場でも子どもの手を離さないようにしましょう。 また、高い場所に上りたがる時期でもあります。自分の背丈よりも高い石垣に上ってみるチャレンジはとても楽しいことですが、必ず大人がすぐに支えられる距離で見守ります。「ここに登るときは、必ずママと一緒だよ」という約束もしましょう。 子どもによって興味関心はさまざまです。今回、一例としてお話ししたこと以外にも気をつけることがあると思います。子どもがケガをする前に、今考えられる大人ができる対策をもう一度見直してみましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月05日娘は2歳9カ月のときに保育園に入りました。しかし最初のころは保育園に入ったストレスで、娘はそれまでよりもわがままに。そんな娘の気持ちを受け止めようと、私は可能な限り娘と一緒に過ごすようにしました。しかし、ある日娘が泣きそうな顔で「おかあさん、笑って」と言うのです。そこで気づいたのは、無理をして子育てをすることの限界でした。 保育園入園でイヤイヤが大爆発!娘は保育園に入園するまでイヤイヤすることも少なく、とても育てやすい子でした。しかし2歳9カ月で保育園に入園したらそんな娘が一変。知らない環境に放り込まれたストレスなのか、娘史上最大のイヤイヤが訪れたのです。 何につけても抱っこを要求し、それまで自分でできていたこともやらなくなり、一度火がつくとずっと泣いて手がつけられない状態に。絵にかいたようなイヤイヤ期が娘にやってきたのです。娘の言葉に2人で号泣し、最後は笑顔娘の「おかあさん笑って」の言葉に、「そうだよね、おかあさん笑ってなかったね、ごめんね」と言いながら、私は情けないやら、娘に申し訳ないやらで号泣。娘もつられて泣き出しました。それでも娘は泣きながら笑顔を作って見せてくるので、それを見てまた私は号泣。 最後には2人で「泣いてるー」と言い合いながら笑っていました。泣いてスッキリしたのか、これを機に娘のイヤイヤが激減し、私にも心の余裕ができて、本当に楽しくて笑う育児ができるようになりました。 私はついつい頑張りすぎてしまう性格です。けれど頑張ることに必死になって、目の前の娘と笑い合えていなかったら、娘が悲しい思いをするのは当たり前です。これからはできるだけ、目の前にいる娘と夫と「ガハハッ」と笑い合いながら過ごしていきたいと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2020年10月03日妻の職場復帰と共に長男が1歳から保育園に通い始めたのですが、「せめて3歳までは一緒に過ごしたい、でも働かなければならない」という葛藤がありました。通い始めた当初は夫婦で決めたとはいえ、両親にも反対され、私たち夫婦は不安ばかり。でも、預け始めた当初の不安も吹き飛び、本当に楽しそうに毎日通っています。1歳で保育園に預けることへの私たち夫婦の不安を解消することができた体験談を紹介します。 保育園で楽しく過ごす長男に救われる私たちもあまり気がのらず、両親も反対するなか始まった保育園での生活。最初は長男も泣きながら通っており、私たち自身もかなり不安で、預けたことを後悔したものです。 しかし、3日目ですでに泣かずに、しかも笑顔で通うようになりました。先生からもらう連絡ノートには「保育園では友だちと楽しそうに遊んでいます」とのこと。同い年の子どもたちと遊べてニコニコしているとわかり、私たちも安心。保育園で楽しく過ごす長男に救われました。 1歳から始まった保育園での生活。両親の反対もあり、私たち夫婦もかなり不安でしたが、長男の適応能力の高さに助けられました。今では保育園に預けてたくさん刺激を受けることで子どもが楽しそうに過ごしていて、妻も復帰して順調に仕事することができています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2020年09月30日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんを保育園に通わせることに関するご相談です。 Q.保育園に通わせるのはかわいそうですか?明日から1歳になる息子が保育園に通うのですが、親戚からこんなに小さいのに保育園に通わせてかわいそうだと言われます。確かに親と一緒にいる安心感は大事ですし、私もずっと一緒にいられるならずっと一緒にいたいです。保育園に通わせるのはかわいそうですか? 宮川めぐみ助産師からの回答お家の状況もそれぞれだと思います。離れている時間があることは寂しいことかもしれませんが、離れていた時間があるからこそ、より一緒に居られる時間を大切にされることもあると思います。なので必ずしもそれでかわいそうということにはならないと思いますよ。いろいろな見方をされると思いますが、質問者さんが息子さんとの時間を大切にされて、一緒に過ごしておられたら、それでいいのではないかと思いますよ。生まれて数カ月から保育園に行くこともあります。親子それぞれで、大切にしていることを通しておられたらいいのではないかと思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください ママたちを悩ませる「3歳児神話」、実は根拠がない「保育園よりも幼稚園の方がいい」という考えが、世の中にあると感じます。共働き世帯が増えてきて、この風潮は少なくなってきているようにも感じますが、依然その考えの原因になっているのが「3歳児神話」です。3歳児神話は、”子どもは3歳頃までの間に「母親の手元」で育てられないと、成長に悪影響が及ぼされる”という考え方です。1950年にボウルビィという医師によって提唱されたとされています。この考え方は、平成10年の厚生白書で”3歳児神話には、少なくとも合理的な根拠は認められない”とされています。なので、保育園に預けることは、子どもの発達、成長に影響を与えることはないと考えて大丈夫です。先ほど出てきたボウルビィも”母親的関わり”が大事と書いていて、アメリカの研究でも保育士さんに愛情を持って育てられれば、成長に影響はないという結果が出ています。 保育園に行くメリット・デメリットは?保育園に行くと、多くの子が風邪を引きやすくなります。フィンランドの研究でも、保育園に通っている子の方が、通っていない子よりも風邪をひく回数が多いと結果が出ています。ただ、保育園に通っている子は、小学校になってからの風邪の頻度が、通っていない子よりも低くなることがわかっています。発達に関しては、保育園に通うことによって、言語発達が改善するという指標があります(これは、3歳半の子にたいしてのデータですので、大人の時に言語発達が差がでるかは示していません)。きょうだいがいる子の方がおしゃべりが早いと言われているので、子ども同士の関わりが子どもの発達をうながすのだと思われます。保育園は、小学校入学以降の風邪に関してや、発達に関してメリットがあることがわかります。とはいえ、ママのそばにいたい盛りの子どもが預けられることが多いので、預ける時に子どもが泣いてしまうことも多くあります。そんな子どもの姿を見るのがつらい、ということはよく聞く話です。 保育園に行く・行かないに関わらず、大事なこと「保育園に子どもを通わせると、母親の幸福度が上がる」ことも先ほどの研究からわかっています。母親の幸福度が高いと何がいいかというと、虐待の防止に役立ちます。虐待までいかなくても、母親が幸福で穏やかだと、子どもの精神も安定します。保育園に行くか行かないかに関わらず、ママの精神的安定は家族の幸せにとても重要ですので、子どものためにもママの幸せをママ自身がきちんと考えていただきたいと思います。 ※参考:ニュース(ママネタ)「「3歳児神話」はウソ!保育園児はかわいそうなんかじゃない。【3児ママ小児科医のラクになる育児】」【著者:医師 保田典子 先生 小児科 | 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師】
2020年09月28日来年の4月から子どもを保育園に入れようと思っているママやパパは、ソワソワしている頃だと思います。自治体によって多少違うかもしれませんが、私が住む地域では10月から次の4月入所の申請受付が始まります。5年前の今頃、いくつもの保育園見学を経て、夫にそれぞれの保育園の良い悪いをプレゼンし(笑)、二人で申請する保育園を決めたことを思い出します。私自身、初めての子育てだったこともあり、友人から話を聞いたり、インターネットで調べたりしましたが、やはり入園してから気がついたことも。今回は保育園の選び方とともに、入園後に気がついた点を紹介します。選ぶ前に復帰後の働き方と譲れない点を考える復帰後の働き方を会社に伝える保育園選びを始めた頃、何も知識のない私は何から考えればいいのかよくわかりませんでした。深いことは考えず当たり前のように育休を取ったけれど、「本当に働き続けたいのか?何のために働くのか?優先したいことはなにか?」まずはそれを考えるところからスタートしました。その結果、私は働きながら子育てすることを決め、決めた以上は納得のいく保育園に入れたいと思いました。ちなみに復帰にあたって自分ルールとして、延長保育はしない(職場での残業はせず、やるなら子どもが寝た後に家でやる)ことを決め、復帰の際に上司や同僚にも伝えました。わが家の譲れないポイント当たり前のことですが、保育園選びは各家庭によって譲れないポイントが違います。職種によっては、預かり時間が長い、夕飯まで出してくれる、急な延長保育も可能など物理的なポイントも重要だと思います。わが家の場合は、園庭や教育プログラムの有無など細かい希望は多少ありましたが、子どもが楽しく、安全に過ごせることを第一に考えました。園や子どもたち、先生方の雰囲気を自分で確かめたかったので、候補となる保育園はすべて見学に行きました。子どもたちが楽しそうじゃない…なんて保育園はありませんでしたが、でもやっぱり「あ、ここはなんとなく違うかな」と感覚的に思う保育園はありました。たとえば、「説明が事務的で、園の方針や先生方の考え方があまり伝わってこない」「見学中、保護者の前で先生が他の先生を厳しく叱っている様子を見た」など。一方で、今娘たちが通う保育園の説明会では、園長先生が「お父さんお母さんだけでなく、私たち保育園や他のお子さんのお母さん、地域の方々、みんなで育てていけばいいんです。それが子育てなんですよ」とお話しされたのが印象的でした。初めての子育てで肩に力が入っていた私は、この言葉をとてもありがたく感じたことを覚えています。赤ちゃん連れで、保育園見学にまわるのはなかなかハードでしたが、自分の目で見て決められたことはよかったと思っています。保育園に入園してから気がついたポイント4つ保育園の申し込みまで、保育園に足を運び、先輩ママである友人に話しを聞き、インターネットで情報を集めました。また、復帰後の具体的なタイムスケジュールを想像しながら準備を進めましたが、それでもやはり入所してから気がついたポイントがいくつかあります。■乳児クラスの行事娘たちが通う保育園の行事はすべて、幼児クラス(3歳児クラス)からです。0歳~3歳の乳児クラスの3年間は運動会も発表会もありません。赤ちゃんじゃできないから、どこの保育園もそうなのかな?と思い、保育園選びの時はまったく気にしていませんでした。でも他の保育園に通う友達の話を聞いていると、多くの保育園は乳児クラスから何かしらの行事があることが分かりました。そこまで大きなポイントではありませんが、やはり今になると、赤ちゃんが参加している行事も見てみたかったなと思います。そして行事がないと親同士が交流する機会もなかなかありません。保護者会もないので親の負担が少ないと思っていましたが、どうやってクラスのママたちと仲良くなるのか、最初のうちはとまどいました。■先生の年齢保育園は先生によって雰囲気もだいぶ変わってきます。娘たちが通う保育園の先生方は若い方がとても多いです。みなさんパワフルで、思いっきり子どもたちと遊んでくれるからいいなと思っているのですが、やはり子育て経験があるベテラン先生に相談したいなと思うことも。もちろん若い先生方も保育のプロなので、的確なアドバイスをくださいますが、先輩ママという立場の先生がいると、より心強いだろうなと思ったりもします。■お散歩の有無わが家はできる限り、園庭がある保育園に通わせたいと思っていました。実際、広々した園庭があるおかげで、子どもたちは朝から夕方まで外遊びを楽しんでいます。ただうちの保育園の場合、園庭があるがゆえに、他の保育園に比べると外にお散歩に出る機会が少ないようです。近年、保育園のお散歩中に事故に巻き込まれる痛ましいニュースを目にする機会も多いため、安心できるポイントでもありますが、お散歩は交通ルールを学ぶいい機会にもなります。そして小学校前に、長距離を歩く練習にもなります。交通ルールは親が教えればいいことではありますが、保育園で友達と一緒に学ぶからこそ、身につくこともあるのかなと思うと、これも一長一短だなと感じています。■小学校の学区わが家は保育園がある学区とは違う地域に住んでいます。卒園後は毎年複数小学校に分かれるため、ひとりくらい同じ小学校の子がいるだろうと思っていましたが、同じ小学校に進学する友達はひとりもいないことが判明!入ってから知ったことですが、クラスの半分以上は保育園がある学区の小学校に通うそうです。そのため、年長さんになると、その小学校を訪問したり、交流する時間もあるほど。子どもだからきっとすぐお友達ができるだろうと思いつつも、人見知りな長女の性格を考えて、今から本人も親も不安な気持ちを抱えています…。入れた保育園がベスト!と思えるように今回記事を書くにあたり、振り返っていろいろと書きましたが、多くの地域で保育園を自分で選べないのが現実。私も5年前の長女の保育園探しの時は8園に申し込みをしました。それぞれいいところ、気になるところがあって、完璧なところはないのだと思い、入れた保育園がベスト!と思うようにしました。少し気になるポイントはあってもここなら預けられると感じた保育園のみに絞り、どこに決まっても大丈夫!と自分を納得させました。私は最近、幼児クラスになるタイミングで保育園から幼稚園に転園し、幼稚園の延長保育を利用して働くママがたくさんいることを知って驚きました。こんな選択肢があることを知っていたら、万が一気に入った保育園に入れなかった場合でも、少し心が軽くなるのではないかと思います。保育園には感謝の気持ちでいっぱいわが家は長女が10か月、次女が1歳1か月の時に保育園に入りました。特に長女の時は初めてだったこと、自分が幼稚園育ちで保育園を知らないこと、何よりもまだ歩きもしない0歳の娘の成長を近くで見られないことに、思うことはいろいろありました。でも5年たったいま、保育園には感謝しかありません。人見知りな長女は人並み(?)の社会性が身につきはじめ、成長ゆっくりめな次女はグーンと成長しています。まさに今、保育園の申請書に向き合ってるママやパパにとって、わが家の経験が少しでも参考になれば幸いです。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2020年09月26日こんにちは、保育士の中田馨です。仕事をしているママにとって必要不可欠なのが保育園や保育所。閉園時間ギリギリになってしまうママは、特にお迎えのときにとても申し訳ない表情でこられる方もいます。 今回はそんなママへ向けて、実際に保育士の私が現場で感じていることを書きます。 ママが抱える罪悪感とはお迎えの時間に申し訳ないと思うママの気持ちの中は、保育士への申し訳なさもあるでしょうが、何よりも最後にひとりになってしまった自分の子どもに対しての「罪悪感」であることも多いです。他のお家と比べて、子どもを長時間預けている今の自分の職環境に子どもを付き合わせてしまっていると感じているのかもしれません。 そんな気持ちのときに保育士から「いい子でしたよ」と言われると、さらに子どもへの申し訳なさは大きくなってしまいます。だからこそ「いつも最後ですみません」と言ったり、子どもに対しても「待たせてごめんね」といった言葉が出てきます。 こんな気持ちを持ってしまっているママに言いたいことは、「罪悪感」は持たないでくださいということ。まずは、保育士には「いつも最後までありがとうございます」、子どもには「待ってくれてありがとう」という言葉に言い換えることからスタートしてみましょう。 お迎えが最後なのは本当にかわいそう?さて、お迎えが最後なのはかわいそうなことなのでしょうか? 子どもはママのお迎えが遅いと悲しい気持ちになってばかりなのでしょうか? もちろん、夕方になると次々と友だちがママと帰っていく姿を見ますので、悲しくなって泣いてしまう場面もあります。でもそれは、最初に帰る子ども以外はみんな感じること。子どもは1歳ごろになると、何となく自分が帰る順番がわかり始めます。「あ、〇〇ちゃんの次は自分だ!」とそわそわし始めたりもします。自分のお迎えがまだだとわかっているときには、遊びに集中している子もいます。 子どもは子どもで、時間の流れを感じながら夕方のお迎えの時間を過ごしています。そこで本題です。「お迎えが最後なのはかわいそうなのか?」ということ。これは保育士の立場から言いますと「NO!」です。その理由は、次の項目で書かせてもらいますね。 保育士さんに任せて大丈夫!私が感じることは3つ。1つ目は、最後の子どもは先生を独り占めできるからです。なんなら、保育園に残っている先生全員を独り占めにできます。先生の注目が、すべてあなたの子どもに集中します。2つ目は、自分が好きな遊びに熱中できます。普段、順番が回ってくるまで待たなくてはいけない人気のあるおもちゃも、ゆっくりじっくり遊ぶことができます。3つ目は少人数だからこその遊びができます。 例えばうちの保育所の場合、0・1・2歳が同じ部屋、同じ空間で過ごしています。0歳児がいるときは、口に入れて困るような小さいおもちゃは出しません。逆に、動きが活発な2歳児がいるときに、0歳児用のベビージムを出したり、床でゴロゴロするなどスペースが必要なことはできません。 普段できない遊びをママが帰ってくるまでの間、じっくりできるのはお迎えが最後の子だからこそできることだと思います。なのでママは保育所に預けている間は「罪悪感」を持つ必要はありません。子どものことは保育士に任せて大丈夫です。 休みの日に親子の時間をたっぷりと「罪悪感を持つ必要はありません」と言われても、やっぱり何だかスッキリしないときは、親子で過ごす時間を今より意識してみてください。お迎えのあと、家まで帰る道での会話でもOK。「今日はどんなことしたの?」「△△ちゃんのおかげでママ仕事がたくさんできたよ!」「今日のごはんはカレーだよ!」などどんなことでも構いません。 家に帰ってから寝るまでの時間も意識してみましょう。簡単なお手伝いを頼んでみるのもいいですね。お話しして、食事して、お風呂に入って、一緒に寝て、そしていっぱい抱きしめてあげてください。 休みの日には、親子で過ごす時間が長くなります。どこかに出かけるだけでなく、家の中で過ごすことも親子の時間です。親子でゆっくりとゴロゴロしてもいいですね。休日は意識的に子どもがママやパパに甘える時間をたっぷりと取るようにしてみましょう。 ママは、家事・仕事・子育てと毎日頑張っています。頑張っている自分をまずは認めてみてください。勤務時間などの環境を変えることは難しいと思いますので、今ママができることからチャレンジしてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年09月25日わが子のお友だちは大切だけど、ママ友の悩みは尽きません。人柄に関係なく、生活レベルの違いで付き合うのがしんどくなってしまうこともあります。そんなときに自分を責めるのではなく、別のつながりを探すのもいいよ!という私の体験をお話しします。 引っ越してきたのはプチセレブの町私が暮らしていた町は電車が1時間に1本の町でした。ところが引っ越した先は電車が5分に1本の大都会! そして入園できた保育園もプチセレブな園でした。同じ保育園のママさんたちは上品でやさしい方が多く、子どもも穏やかな子が多い。 最初は戸惑ったものの、先生やママさんたちの人柄に助けられ、順調に保育園生活をスタートできました。ただ、ママ友付き合いが広がっていくうちに、私はちょっと疲れていってしまったのです。 お友だちは大切、だけどちょっとキツイ毎週末、ママ友同士で遊びに行くのは百貨店や有料キッズパーク。毎週のようにランチバイキングやキッズパークに行くのは、わが家の家計にとってはつらいものがありました。でも、子ども同士の仲がよく「一緒に遊びたい!」と言ってくれるのはうれしいこと。お給料のほとんどを保育料と週末の遊びに使う状況でした。 しばらくそんな日々を過ごしましたが、無理は続くはずもなく、相手にも気をつかわせてしまい、1年ほどで交流が激減。わが子にも申し訳なくて私は落ち込みました。 子どものほうがすごかった!あるとき、私の趣味で地域の野鳥観察サークルに参加してみたところ、意外にもわが子が周りにうまく溶け込んでいる姿を目にしました。年上の子にはいろいろと教えてもらい、年下の子にはやさしくするわが子の姿を見てびっくり。 私も趣味の話ができるママ友ができて気がラクになり、何よりわが子の「保育園のお友だちも野鳥サークルのお友だちもどっちも好き!」という言葉のおかげで、肩の力が抜けました。 私自身に反省するところがたくさんあり、入園当初に助けてくれたママさんたちには今でも感謝しています。子どもの順応力に驚かされ、無理なママ友付き合いをする必要はなかったのだと気付いた出来事でした。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:中浦明子一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は子どもと散歩、子どもと行けるカフェの開拓。
2020年09月24日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、私たちの生活にはマスクが欠かせなくなりました。外出時はもちろん、人との距離が近くなる室内でも着ける場合が多いでしょう。ほかの園児の母親に話しかけられた女性だが…?3児の母親である、おやま(@oyamaoyadayo)さん。おやまさんは、長男のお迎えのため保育園に向かった際、ほかの園児の母親に話しかけられたそうです。しかし…。途中で自信無くなる… pic.twitter.com/D6MDv6kOVu — おやま (@oyamaoyadayo) September 23, 2020 顔がマスクで隠れていることや風貌の変化から、想像している母親であるかどうか不安になった、おやまさん。会話をにごして帰宅するも、「どう考えても100%ケンくんのお母さんだったな…」と落ち込むのです。おやまさんは一連の出来事を漫画に描き、Twitterに投稿。同じ悩みを持つ親から共感の声が寄せられました。・頭の中で混乱する様子もその後の後悔も、めちゃくちゃ分かります!・「今だけマスクを外してほしい」って何度思ったことか!・あるあるですね。私は人付き合いが苦手なので、判別できずに頭の中がパニックになって、後で1人反省会をします…。ほかのコメントにもあった通り、そんな時は「マスクで分かりづらくて…」と、あえて相手に聞くのもありかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2020年09月23日