このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ園長の機嫌を伺いながら仕事を続けるも、冷たい態度は悪化していくばかり。さらに系列グループの合同職員会議で意見を発表すると、園長から集中攻撃を受けてしまい…。子どもに影響するようなことまで…!? にわかに信じがたい話ですが、試練の日々が続きます。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月29日中二病アラサー主婦。2019年生まれの元気すぎる娘との日々を描いているもすさんの日常マンガを紹介します。 キュロット履いてきたの…!? みよちゃんを保育園まで車で連れて行く、もすさん。保育園に到着して、チャイルドシートからみよちゃんを抱き上げると、もすさんはみよちゃんがキュロットを履いていることに気がつきます。 もすさんは「1人で履けてすごいね! でも動きにくいから脱ごうね」と言って、みよちゃんのキュロットを脱がせてみると…… なんと、みよちゃんはキュロットの下に、もすさんのパンツを履いていたのです。 ◇◇◇ 1人でキュロットを履けてすごいねと、もすさんに褒められてみよちゃんもうれしそうでしたね。しかし、脱がせてみるともすさんのパンツを履いていたみよちゃん。もすさんもびっくりですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もす
2022年07月29日2022年6月30日(木)に、株式会社シンクアロット主催のオンライン無料セミナー『幼稚園・保育園のためのSDGsセミナー 環境テーマ編』を開催。本セミナーは大好評セミナーの第二弾で、400園を超える園関係者の方にお申込みいただき、ご参加いただいた方にSDGsに関する意識や取り組みをお伺いするアンケートにご回答いただきました。せかいをしると せかいがひろがる本セミナー主催のシンクアロットはオンライン国際交流プログラム「EN-TRY世界交流」を提供しています。その中で様々な海外や日本の園、園関係者さまとお付き合いさせていただき、「SDGs」というキーワードを耳にすることがとても増えたように感じておりました。一方で、何をどうやってこどもたちに伝えたら、というお悩みも同時にお伺いすることが多くありました。そこで、第一弾では「幼稚園・保育園のための SDGsセミナー」と題して、SDGsの概要、また、園での活動のヒントとなるような海外園や日本園における取組事例をご紹介いたしました。第一弾の大好評を受け、本セミナーは第二弾として、水や森林の保護、ごみ問題など「環境」にスポットを当てて、海外や日本の園での取り組みを中心にご紹介しました。SDGsの中で、ゴール14「海の豊かさを守ろう」、ゴール15「陸の豊かさも守ろう」など、環境にまつわるゴールが重要なテーマとして設定されています。自然は、子ども達との距離感も近く日常の保育・教育ともなじみやすいことから、取り組まれている園も多いように思います。すでに取り組んでいる園にも、これから始めたいと考えていらっしゃる園にも参考になる、こどもや先生たちが熱中するポイントについてもお伝えしました。■幼稚園・保育園におけるSDGsへの意識・取り組み調査結果セミナーご参加者様を対象としたアンケートでは、ご回答いただいた方のうち、SDGsへの取り組みを実施されている園さまは31.4%、実施していないが検討している園さまが62.7%と、合わせて94.1%の方が園での活動を前向きにとらえていらっしゃることが分かります。また、すでに園で取り組まれている理由として最も多かったのは「こども達の学びや経験のため」95.8%と、ほとんどの園さまがご回答されました。(複数回答)「一社会構成員としての責任」を挙げられた方も47.9%いらっしゃいましたが、やはりこどものためになること、は共通して持っていらっしゃる想いであることが伺えます。園でのSDGsに関する取り組みに対する課題については、「何をしたらよいかわからない・情報が不足している」が58.3%、「先生の関心を高めることが難しい」が50.0%であり、園での活動として定着していくための最初の情報収集、重要性の周知といった段階での課題が大きいのではと感じました。Q1) ご所属されている幼児施設におけるSDGsの取り組み状況はいかがでしょうか?※複数回答(n=51)SDGsの取り組み状況Q2) (既に取り組んでいる・取組を検討している方へお伺いします)貴園にてSDGsの取り組みを実施される主な理由は何でしょうか ※複数回答(n=48)SDGsの取り組みをする理由Q3) (既に取り組んでいる・取組を検討している方へお伺いします)園でのSDGsの取り組みに対する課題は何でしょうか(n=48)SDGsの取り組みに対する課題■イベント概要SDGsウェディングケーキモデルをベースとして自然・環境に関するまなびを取り上げ紹介しました。その中で、こどもたち、先生たちが熱中するポイントについて実際に現場の先生方からお伺いした内容をお伝えし、園におけるSDGsの活動ステップとしてまとめています。当社はビジョンとして「様々な選択肢に触れることで、世界観を広げる」ことを掲げており、SDGsが包含する多様なゴールや考え方は、園と一緒にことどもたちにつたえるべきコンセプトとして共感しています。そこで園におけるSDGs活動のサポーター・伴奏者の立場から、交流のある園さまなどから実情をお伺いし、情報共有させていただきました。満足度は100%とご好評いただき、特に事例紹介については園での活動の参考になった、ヒントを得られてよかったというお声をたくさんいただいており、続編の実施も検討しております!Q) セミナーの満足度はいかがでしたでしょうか?(n=55)セミナー満足度★2022年8月25日開催「保育園・幼稚園で取り組むEN-TRYのSDGs」無料オンラインセミナーの申し込み受付を開始しました! ※セミナー・イベント開催情報はWebサイトやSNSで随時お知らせしています。 ★Webサイトではセミナーの実施レポートを掲載しています。本セミナーでご紹介した取り組み事例やポイントの一部をご覧いただけます! ■SDGsプログラム「ちきゅうふれんず」について幼稚園・保育園のSDGsへの取り組みを支援する活動の一環として、当社シンクアロットは独自に幼稚園・保育園向けのSDGsプログラム「ちきゅうふれんず」を開発いたしました。様々な国の人々と、遊びながら友達となり、文化を知り、サステナビリティについて考える全8回の動画プログラムで、こどもたちが楽しく世界を学び身近に感じることで、自分で考え関心を持ち続けることを目的としています。動画一本で一つの国について紹介し、合計8か国を体験します。先生が一方的に教えるのではなく、世界を回って様々な人が登場し、みんなと友達になる、というコンセプトで、ただ座って見るのではなく、体を動かしたり、声を出したりして楽しみながら、多様な文化を学べるようになっています。★「ちきゅうふれんず」のご紹介はこちら ■会社概要株式会社シンクアロット代表 : 前出 貴則設立 : 2018年3月所在地 : 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町18番6号 ヴォーグ代官山3F事業内容 : 幼稚園・保育園向け世界交流プログラム「EN-TRY」の提供幼稚園・保育園向けSDGsプログラム「ちきゅうフレンズ」の提供グローバルでの幼児保育・教育、ESDの研究調査サービスサイト : コーポレートサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月28日保育園のお迎えの帰り、娘のあおちゃんと息子のおにくくんが喧嘩を始めました。きっかけは、車の中でなんの音楽を流すかというささいなことでした。しかし、やがて喧嘩はどんどん発展してしまい、ずっと耐えていたあいさんはとうとう……!? 「やかましい!」 保育園のお迎え後、喧嘩を始めたあおちゃんとおにくくん。どちらも好きな音楽を聴きたいと譲りません。喧嘩の末、とうとう2人は「だいっきらい」などの言い合いに。 すると堪忍袋の緒が切れてしまったあいさん。 「あーもう、やかましい」 2人を一喝しました。そしてここからはもう小言が止まりません。あいさんの小言が一通り終わると車内はしぃーんと静まりました。 しかし、そこへ見えてきたのは真っ赤な夕日! 「すごーい!!」 とたんに音楽のことを忘れてニコニコになる子どもたち。 「ゆうひさん、まって~」 あっという間に仲直りができました。あいさんは夕陽さんに感謝するのでした。 ◇◇◇保育園に急いでお迎えにいったあと、グズグズされたり喧嘩をされたりすると、イライラしてしまいますよね。思わずガーッと怒ってしまうあいさんに共感するママも多いのでは!? そして子どもたちの気持ちを切り替えてくれた夕陽さん……、本当にありがたい存在ですね。著者:マンガ家・イラストレーター あい1982年生まれの、どこにでもいる働く母さんです。ほどよい田舎に住んでいます。
2022年07月28日保育園の通園や、幼稚園の遠足など、3歳ぐらいのタイミングで必要になる子ども用のリュック。自分で荷物が持てるようになると、お休みの日のお出かけなど、出番は多数です。通園に、遠足に、遊びに、初めて持つ「マイリュック」は子どもにとっても、愛着たっぷりの品。「自分で荷物を持ちたくなるような使い勝手とデザイン」にとことんこだわって作ったのが、kukka ja puu(クッカヤプー)の3wayリュック。ママバイヤーのこだわりがギュッと詰まった、子どものファーストリュックにもぴったりなアイテムです。マルチに使える3way仕様目指したのは、荷物たっぷりの登園も、ママとお出かけするちょっとした休日も、マルチに使えること。取り外しができるポシェットをつけることで、色々なシーンに対応できるようにしました。▲たっぷり荷物の日は2つをセットでに▲ちょっとしたお出かけは、ポシェット単体をボディバッグとして撥水加工が施してあるコットン混の素材に、中綿を入れたふわふわのさわり心地。子どもが持ちやすい持ち手が長めのファスナーや、ずれ落ち防止のハーネスなど。まさにリュックデビューにもぴったりな優しい作りになっています。アンジェのママスタッフにも愛用者は多数。日常使いはもちろんのこと、ちょっとした旅行や帰省にも大活躍しているようです。そのスタッフの利用シーンをご紹介します。バイヤー田中「兄弟でリンクコーデも楽しめます」【スタッフDATA】愛用カラー:チャコールグレー4歳男児(保育園3歳クラス)8歳男児(小学校3年生)が愛用中今までは子供たちの荷物を全て「マザーズバッグ」に入れて私が持ち歩いていました。次男のおむつが外れて、グッと荷物が減ったタイミングから「自分の荷物は自分で」を実践してもらっています。車移動がほとんどなので、ちょっとのことではありますが、それぞれが荷物を持ってくれるとママの動きはスムーズになります。この日は、ホテルに一泊。車からの移動は、「自分の荷物は自分で」運んでもらいます。荷物の中身はそれぞれ、最小限です。【次男(4歳)リュックの中身】・着替え一式(洋服上下、下着、靴下)・念のためのオムツSET(オムツ1枚)・タオル・おやつ・帽子【長男(8歳)ポーチの中身】・キッズスマホ・ハンカチ&ティッシュ・感染対策グッズ(除菌シート、除菌スプレー、予備マスク)・ICカードケース(IDカードと少しのお金)5歳差兄弟ですが、クッカヤプーのリュック&ポーチは、2人に違和感のないデザインでしっくりきます。兄の成長と共に兄弟でのリンクコーデが難しくなってきましたが、「小物リンク」が楽しめるこの使い方がとても気に入っています。スタッフ金山「毎日の登園に、お出かけに。娘のヘビロテ・ファーストリュック」【スタッフDATA】愛用カラー:ピンク5歳女児(保育園5歳クラス)が愛用中娘が通う保育園から、通園バッグについて「子どもができるだけ自分で持ち運びをしやすいバッグにしてください」と連絡があったのはこの春の話。それまではエコバッグを使っていましたが、ちょうどそのとき新作で出たクッカのリュックを購入。娘も初めてのリュックが嬉しいようで、自ら背負って雨の日も風の日も、登園時は毎日使っています。通常の平日の登園時には、十分なサイズ感。年長さんの身体にもちょうど良い大きさで、デイパックのようなシンプルな仕様も難しくなく使えて◎軽くて柔らかい素材を使っているので、身体にフィットするところも高ポイントです。■家族旅行に使ってみましたコロナが落ち着いた頃、車で那須旅行に行くのに使いました。ハンカチ、飲み物、おやつなど身の回りのものをまとめて。「旅行には、このおやつとこの麦茶を持って行くの!」と自発的に荷物の準備もしてくれて親は大助かり!娘のマイリュックとしての存在感を感じられます。車から降りてちょっと観光をする時には、ポシェットを単品使い。こちらも大きすぎず小さすぎない容量で、身の回りの最低限の荷物を入れて移動するのにバッチリでした。■ピクニックなどのちょっとしたお出かけにもこの日は夏に最適な クッカのメッシュハット と。選んだピンクは娘たっての希望カラーですが、落ち着いたトーンのくすみカラーなのでナチュラルなキッズコーデにも合うのが嬉しいところ。子どもも満足、親も満足な絶妙カラー!リュックの方はデイリーユースでガンガン使っているため、ポーチに比べて若干色あせていますが、撥水加工もあってか汚れがつきづらいようで、まだまだ綺麗です。娘の毎日の暮らしに馴染んでくれている、クッカのリュック。自ら選んだ、最愛カラーのピンクと未就学児でもハードル無く使いやすいシンプルな機能性で、娘にとって大好きなリュックとなってくれました。大きくなったら、「小さい頃あのリュック大好きだったなあ」と言ってくれるのかな、と未来を想像してしまったり。背負う度に娘のテンションを上げてくれて、毎日を応援してくれるような存在です。バイヤー平山「平日の登園時から、休日までフル稼働中です」【スタッフDATA】愛用カラー:ベージュ4歳男児(保育園3歳クラス)が愛用中保育園も2〜3歳児クラスになると、自分のリュックに着替えなどの荷物を入れてくる子が増えました。それに合わせて、息子もリュックで登園することに。ファーストリュックは「THE NORTH FACE」のものを使っていましたが、登園用にはサイズが小さかったので、今はクッカのリュックを愛用しています。もちろん、平日の保育園の登園だけでなく、休日もフル稼働。この週末は、お友達のお家へ遊びに行ったあと、じいじばあばのお家へお泊りして、翌日はプール遊びのプラン。リュックとポシェットもしっかり活躍しました。▲左:kukka ja puuプールバッグ付属のポーチ、奥:bon momentビッグトートバッグ、手前:kukka ja puu おむつポーチもともとベージュ系が好きなので、この統一感に思わずにんまり。▲息子のリュックの中身乗り換えありの電車移動も、これだけたっぷり入れても自分で持ってくれるようになりました。(息子の成長にも改めて感動!)と言ってもまだまだ気分屋。「リュック重い〜」と持たされることも。このリュックなら柔らかくて軽いので、ママバッグの中にも収納しやすいのがポイント。通園時に自転車のカゴに入れるときも、この柔らかさでぎゅっと押し込むことも出来ちゃいます。この日はキナリとベージュでちょっとリンクコーデです。もうすぐ4歳になる息子が背負うとこれくらいのサイズ感。フロント部分のハーネスはずれ落ち防止で常に付けています。外ポケットには、すぐにつけ外しができる用に、マスクを入れることが多いです。ちょっとお散歩に。紙に描かれたものを探すゲーム。えんぴつとタオルと、途中で食べるグミをポシェットに入れて。リュックほどの大きさが必要ないときに、このポシェット使いがとっても便利。背負ったままでも開け閉めしやすい長めのファスナーで、自分でちゃんと荷物の出し入れが出来ます。平日の登園時から、休日までフル稼働の「kukka ja puuのリュック」。素材も色も柔らかい雰囲気で、ニュアンスカラーのお洋服にも合わせやすく、活躍してくれています。長く使えるマルチなリュック優しいカラーリングに、子どもでも使いやすい工夫がたくさん詰まったkukka ja puu(クッカヤプー)の3wayリュック。工夫次第で様々なシーンに対応できるから、子どもの想い出深いシーンにいつも寄り添ってくれそう。「自分で」を応援してくれるマルチなリュックで、楽しいお出かけ時間をお過ごしください。 【ご紹介したアイテム】取り外しのできるポシェットがついた、kukka ja puu(クッカヤプー)のキッズリュック。通園時もちょっとお出掛けの休日も、荷物の量に合わせて3通りの使い分けができて便利です。⇒ キッズ リュック 3way ポシェット使いもできる/kukka ja puu クッカヤプー アンジェ編集部気ままな暮らしのライフスタイルショップ。話題のグッズや限定イベント、暮らしに役立つ情報をお届けします。
2022年07月28日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ園長に言われた通りに有休を申請すると、「なんのために?」という驚きの返答が。休むために休むんだ、と思うのですが、そんなことを言えるはずもなく。咄嗟に「家で書き物をするんです」と答えると…!?合同職員会議で集中攻撃するなんて、いじめとしか思えません…。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月28日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!一方的なママ友保育園のママ友の話です。あるとき「うちの子から、◯◯ちゃんが泥団子を投げつけてきて服を汚されたって聞いたんですけど。信じられない!弁償してもらいますからね!」と電話が。すごい剣幕で一方的にまくし立てられてしまい、思わず電話を切りました。なにがなんだか分からず、保育園での出来事だったようだったので先生に事情を聞くと…?出典:lamireどうやら、そのママ友の子どもが遊んでるとき、泥で自分の服を汚してしまったようなのですが…。親に怒られるのが怖くて「うちの子にやられた」と嘘をついていたとのこと。ちゃんと事実関係も確認せずに人を犯人扱いするのも信じられませんが、その後謝罪がなかったことにも驚きました。(女性/会社員)赤ちゃんを託児!?近所のママ友が「上の子を連れて遊園地に行くから、生後5ヶ月の赤ちゃんを預かって欲しい」と言ってきました。もちろん断りましたが、それ以来すごく嫌な態度を取られるようになり…。ほかのママ友に相談したところ、その人も「赤ちゃんを預かって欲しい」と頼まれたことがあると…!どうやら、周囲から非常識な人だと噂になっているようでした。いきなり数ヶ月の赤子をの他人に預けようとする行為は、いかがなものかと思いました。(女性/パート)こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。以上、ママ友トラブルエピソードでした。次回の「ママ友トラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月28日私は週に5日働きながら4歳の息子を育てています。夫は仕事が激務で家には不在がちなため、私はワンオペ育児。育休から職場復帰をするとき、保育園の開園・閉園時間を考えるとフルタイムでの復帰は難しいため、夕方までの時短勤務を希望しました。当時の上司は事情を理解してくれてスムーズに復帰ができたのですが……。 困った! 勤務時間を延ばすよう打診され…職場復帰して1年ほど経ったとき、直属の上司が異動し、他部署から明るく元気で仕事に熱意がある上司が着任されました。高校生の娘さんを育てるママです。 着任後すぐに、私を含む時短勤務をしている社員だけ呼び出されました。そして、「今後はフルタイムで働いてほしい」「残業もできるだけしてほしい」と言われたのです。私が勤める会社で時短勤務をしている人は、全員が小さい子どもを育てているママ。みんなが勤務時間を増やすことは現実的に難しい旨を伝えると、上司は厳しい表情になりました。 時短勤務はやる気がない証拠!?さらに、上司はこのように言いました。「私の子どもが小さいとき、早朝から夜遅くまで保育園へ子どもを預け、保育園が休みの土日は両親に頼り、仕事をしていました。工夫をすればできます。時短勤務しかできないのは仕事にやる気がない証拠です」。あぜんとして何も言えない空気が流れました。 両親に助けてもらえる環境ではない人、子どもを長時間預けられる保育園が近くにない人もいます。そして、私は仕事も大切ですが、子どもと過ごす時間も大切に思っています。会社の制度として時短勤務は認められており、時間内は一生懸命に働いている私たちに対し「やる気がない」と言い切られ、理解してもらえない悔しさが残りました。 さまざまな考え方の人がいるということその後、別の上司から「各々の家庭事情があるので、フルタイム勤務の強要はできない」と話があり、私たちは今まで通り時短勤務で働いています。しかし直属の上司の考えを知り、ママたちの中にはモチベーションが下がり退職をしてしまった人もいます。 確かに勤務時間が短い方がいると、他のフルタイムで働く方へ少なからず業務負担の皺寄せがくるとは思います。そんな中で時短勤務の私たちは申し訳ないと思いながらも、一生懸命に働いています。上司が自分の経験だけで私たちを「やる気がない」としたことは悔しいことではありますが、同じママでもそのような考えの方がいるということを知ることができました。 最終的には上司に自分たちの意見を言うこともできず、現状は何も変わっていません。しかし、大きな学びはありました。同じママでも考え方は人それぞれだということ。私も無意識に自分の経験だけで物事を断定するようなことはしていないか、見直す機会にもなりました。今回のことがあって以来、自分の経験がすべてではなく、常に相手のことを考えた言動ができるよう気をつけています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2022年07月27日「こどもかいぎ」って?――子どもたちによる傾聴、そして話し合う大切な時間Upload By 発達ナビニュース映画『こどもかいぎ』は、子どもたちが「かいぎ」をする保育園を1年間に渡って撮影したドキュメンタリー作品です。「こどもかいぎ」では子どもたちが輪になって自由に話し合います。何を話してもいいけれど、相手の言うことはきちんと聞くのがルール。テーマはそのときによってさまざまです。ふしぎに思うこと、最近知ったこと、保育園でいやなこと…。さて、どんな意見が飛び出すのでしょうか。「こどもかいぎ」では結論を出すわけではありません。それぞれが自分の思いを伝え合う中で、子どもたちは成長していきます。子どもたちは、 自分にも相手にも全力でまっすぐ。気持ちを伝えるというのは単に「言葉で」だけではありません。子どもたちは何を考え、自分の可能性や、人と人との関係をどのように育んでいくのでしょうか。映画『こどもかいぎ』、そこには社会の中で生きていくために大切なヒントがあふれていました。コロナ禍だからこそ、対話をテーマにしたこの映画を届けたいUpload By 発達ナビニュース今回、監督の豪田トモさんにお話をうかがいました。発達ナビ編集部(以下、ーー):映画『こどもかいぎ』の完成に至るまでの背景を教えて下さい。豪田トモ監督(以下、監督):2017年から映画『こどもかいぎ』のプロジェクトがスタートしました。撮影場所探しに1年。ようやくご縁があって舞台となる保育園で2018年の春から1年に渡り撮影させていただきました。150時間の撮影を映画として1時間半にまとめるまでに2年かかりました。しかし、 完成したタイミングで新型コロナウィルスの流行がはじまり、その当初、映画を公開できるような状況でなくなってしまいました。仕方なく、この映画はお蔵入りにするしかないと思ったんです。ーーそのような中、公開に踏み切ったきっかけはなんでしょうか?監督:わが家には娘がいるのですが、当時小5で、分散登校をしていました。ある日、タブレット端末で学校の様子を見せてもらったんですが、そこには給食の時間に黙食している子どもたちの姿があり、ショックを受けました。そのとき一番に思ったのは、「この子たちは、きっと言いたいことがあるはず。大人は子どもの声を聞けているんだろうか」ということでした。一度は公開をあきらめた『こどもかいぎ』だったのですが、このことがきっかけになり、コロナ禍だからこそ、対話をテーマにしたこの映画を公開しようと決意したんです。「対話」とは、思考と思想を交換するものUpload By 発達ナビニュースーーこの映画の大きなテーマである「対話」というキーワードですが、豪田監督が思う「対話」とはどのようなものでしょうか。監督:「対話」についてお話するときに、「『会話』と『対話』はどうちがうんですか?」と聞かれることが多くあります。「会話」と「対話」は、それぞれ辞書で調べると同じようなことが書いてあるのですが、僕自身はそこには大きな違いがあると思っています。「会話」というのは、感情と情報を交換するものだと思っています。今日会ったこと、楽しかったことを聞いて、それに答えたり、ときに怒っていること、悲しかったことなど感情をぶつけることもあると思います。一方で、「対話」というのは、思考と思想を交換するものだと思っています。会話よりも、もっと深いところにある、考えていることに根ざしている哲学を相手に伝えるものではないかと感じています。今回、子どもたちが対話する姿をみて、子どもは周りの子たちと考え方や、その裏にある気持ちを交換していると感じました。違う考え方に出合ったとき、大人はときに偏見につながることもあると思うのですが、子どもにとって対話で出合った「自分と違う意見」は、発見になるんだと感じました。ーーお話するのが得意な子ども、苦手な子ども、どちらもいると思います。それぞれがその子らしく対話の場に参加するために、大人ができることはどんなことでしょうか。監督:対話って言葉で話すことだけではないと思うんです。「お話しないといけないんですか?」と聞かれることもよくあるのですが、無理して話す必要はありません。対話では、その場にいて話を聞くということがとても重要です。それだけでも対話を重ねることで、対話の場に自分の居場所を感じることができる、子どもたちの姿を見てそう感じました。「対話」がもたらす3つの影響Upload By 発達ナビニュースーー「対話」することは、子どもたちへどのような影響があると感じていますか?監督:これはたくさんありますね! その中でも大きく3つの影響があると思っています。1つ目は、その子なりの力がのびていくこと。聴く力、表現する力、思考する力、想像する力、語彙力、タイミングを見極める力など。 対話は相手がいることなので、相手と関係性の中で場を良くしていく力や仲間意識、共感性なども育まれると感じます。また「何でも話していい居場所」があることで、自尊心や自己肯定感が育まれていると感じました。2つ目は、子どもたちを取り巻くさまざまな社会問題の解決につながるのではないかということです。対話を重ねることで話してみないと分からないこと、話してみたら分かり合えることがあると気づくことができると思います。それは不登校、ひきこもり、いじめ、貧困、ヤングケアラー、精神疾患があることからの困りごとなどの問題解決のヒントにもなると思います。対話ができるようになることで、「困っていることがある」とSOSを出したり、自分の感情を言葉にする力が育まれ、それは自分の抱えている問題を解決する力になっていくと感じています。3つ目は、将来をつくる力です。たとえば、年中から高校まで週1回「対話の授業」があったら、それまでに400〜500回は対話ができるんです。自分の思いを話す、相手の話を聞くという経験を重ねることで暴力、暴言、DV、依存症などのコミュニケーション上の社会問題の予防になるのではないかと思っています。子どもの思いを聞いてほしいUpload By 発達ナビニュースーー最後に発達ナビの読者である、障害や特性があるお子さんを育てる保護者の方へのメッセージをお願いいたします。対話は保育園や幼稚園、学校だけでなく、家庭でもできます。子どもの話を聞く、思っていることを知るというのは、愛情表現です。その子の心の中にある声を、時には待って、すべてを受け止めていく。お子さんが小さいころは身体的なスキンシップが多いかもしれませんが、思春期以降そのようなスキンシップが減っていくことが多いと思います。スキンシップが減り、精神的なスキンシップもとらなくなるとだんだんと対話できなくなり、会話もなくなっていく…そうなってくると子どもに親の愛情が伝わらないということが多くあることを感じました。「対話」さえできていれば、大丈夫ではないかと僕は思っています。「対話」は自己肯定感を育み、子どもたちの可能性を広げます。ぜひ子どもの思いを聞いてほしいなと思っています。ーーありがとうございました!たとえ一見対話は難しいと思えるような子どもや場面であっても、きっとその子の中に「思い」があるはず。それを聞き、受け止めようとする姿勢の大切さを教えてくれる映画でもあると感じました。子どもとの関わり方に迷ったり悩んだりする大人に、きっとたくさんのヒントをもたらしてくれる映画だろうと思います。映画『こどもかいぎ』上演情報Upload By 発達ナビニュース『こどもかいぎ』2022年7月22日(金)よりロードショー。東京都・シネスイッチ銀座、シネリーブル池袋、イオンシネマ多摩センターほか、全国順次公開予定です映画『こどもかいぎ』劇場情報※クリックすると発達ナビから映画『こどもかいぎ』の公式サイトに遷移します企画・監督・撮影:豪田トモプロデューサー:牛山朋子編集:池宮三葉プロダクションマネージャー:徳田香織、宮澤朋子後援:内閣府、日本保育協会、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、認定NPO法人フローレンス推薦:厚生労働省※クリックすると発達ナビから映画『こどもかいぎ』の公式サイトに遷移します
2022年07月27日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ休みが「週休2日から月7日になる」と園長に告げられるも、同僚保育士との会話の中で、休みを減らされたのは自分だけだったという事実が発覚。そんな中、園長に言われた通りに有休を申請したところ…?あ、あらまぁ…?いったい園長は、何を考えているのでしょうか…。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月27日漂う「強者」感……!!4月は泣いていた娘も、今は保育園が大好き!保育園でいろんなことを覚えてくるのですが、「おいでおいで」は思ってのと違いすぎて笑ってしまいました。娘はもう10ヵ月、ずりばいもハイハイもすっ飛ばし、つたい歩きで家中闊歩しています。兄妹でも、成長の仕方が全く違くておもしろい……!PROFILEあきばさやかさん2018年生まれの息子「おっくん」と2021年生まれの娘「とりちゃん」の育児中。漫画をブログやInstagramで描いています。書籍『おしゃれなママっていわれたい!』(マイナビ出版)など()
2022年07月27日YouTube「TOMO三児の母」は、シングルマザーのTOMOさんと小学1年生の長男、保育園児の長女・次女の4人の生活が見られるチャンネルで登録者数は3.09万人(※2022年7月下旬時点)。今回は、再生回数118万回のモーニングルーティンを紹介します。子ども3人を一人で育てているTOMOさん。朝はなんと5時15分起き! 「朝の時間を円滑に進めるコツは早起き」だというTOMPOさんが、家を出るまでのモーニングルーティンをお見せします。 5:15起床、1日がスタート!この日は、明け方4時ごろから次女が泣き出し、落ち着かせるのが大変。もう少し寝られたけど、二度寝するには危険な時間……ということで、普段より少し早めに起床。 ちょうどご飯が炊き上がったので、自分のお弁当箱に昨日の残り物を詰めて、お弁当が完成!洗濯機を回す。 5:30 長男起床 かなり早いですが、長男が起床。テレビを観ながらゴロゴロします。 その間に洗顔、化粧。ヘアアイロンでヘアセットしたあとヘアオイルを塗って、身支度が完成! 6:00朝食準備開始! ゆで卵を茹でている間に、手際良くピザトースト、フルーツ、ヨーグルトを準備。 まな板と包丁は使わずに、ウインナー・フルーツ・焼けたピザトーストはすべてキッチンバサミでカットし、洗い物を減らします。これで朝食が完成! 朝食を作り終えたらすぐに、夕食の準備に取り掛かります。 この日のメニューは牛丼。味噌汁の具材を手早くカットし、煮込んでいる間に牛丼作りスタート。 TOMOさんのレシピは、玉ねぎ2個をくし切りにして炒めて、みりん80cc、酒50cc、水400cc、砂糖大さじ2、和風だし小さじ1を入れて蓋をして、玉ねぎが透き通るまで煮込みます。 牛肉をお肉350~400g入れて火が通ったら、あくを取り除いたあと、しょうゆを70ml入れて、最後に5分ほど煮込んだら完成です! 夕飯までに味が染みて良い感じになるそうですよ。 6:30 洗濯物干し・長女と次女起床回し終わった洗濯物を干したあと、長女と次女を起こします。この日は、次女あーちゃんがちょっと不機嫌。 準備していたピザトーストではなく、シュガートーストが食べたいと催促。作り直して焼いている間に、保育園の持ち物準備と連絡帳記入。 寝室は、和室に3つマットレスを敷いて寝ています。毎朝布団を畳んで、端に寄せます。これはなかなかの重労働! 7:20 長女に異変が…! 家を出る10分前に突然、今まで大人しかった長女が、冬なのに半ズボンを履きたいと言い出しました。「寒いからダメ」と言っても聞かないので、本人の意思を尊重して、履かせることに。TOMOさんは、ハイソックスを持って見守ります。 歯磨きしている長女の髪の毛を結びます。お兄ちゃんは甘えん坊モードでTOMOさんにくっつきたがり、あーちゃんはヨーグルトをもっと食べたいと言い始めて、カオス(笑)! 歯磨きイヤイヤ時期のあーちゃんに、歯磨きをします。 7:35 いつもより5分遅れで出発!長女は結局、寒くて自分から長ズボンに着替えたそうです。車で娘たちを保育園、長男を小学校へ送り、TOMOさんは仕事へ! TOMOさんからコメント「1人でも大変なのに。3人もすごいね!」というコメントをYouTubeでよく頂きますが、全然そんなことないんです! 逆です。自分の味方が3人もいて、自分よりも大切にしたい3人の宝物の存在があるってすごく幸せなことです! すべての活力は子育てから! 悩んだり落ち込む暇は正直ないです! それもある意味幸せだなと思います♪」早朝からテキパキと家事をこなし、子どもたち1人1人にやさしく接するTOMOさん。3人を送り出す準備を一人でこなすのは本当に大変そうですが、しっかり子どもたちに向き合う姿が多くの人たちから称賛されていました。 この動画にはママやシングルマザーの皆さんから「尊敬!」「応援しています」など応援コメントがたくさん届くほか、男性からも「奥さんや母親って、こんなに大変なんだ」という驚きのコメントも寄せられています。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年07月26日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ挨拶を無視されるなど嫌なムードが漂う中、園長から呼び出しが! 園長曰く、「週休2日制ではなく月7日制に変更になる」とのこと。その代わり、月に1回有休を取っていいと言われたけれど…。休みが減ったのは、まさか自分だけ。そんなことって、有りなんでしょうか…?次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月26日私の夫は娘に熱があっても他人事のように仕事に行き、いつも私が仕事を休まなければいけませんでした。そんな夫の姿に私はイライラし、夫婦仲ギクシャクしてしまいました。娘の体調不良問題を乗り切った、私たち夫婦のエピソードです。 夫にとって娘の熱は他人事?娘が1歳のころ、私は保育園に娘を預けて正社員として働いていました。私の住む地域では37.5℃以上熱があるときは、解熱してから24時間は保育園には登園できないというルールがありました。このルールもあって、私は娘の熱で1週間丸々仕事を休まないといけないということも。 娘の熱で頻繁に仕事を休み、職場に負担をかけてしまっていた私は、かなり肩身の狭い思いをしながら働いていました。一方で夫は、娘に熱があっても何事もなく「じゃあ行ってくるね!」と仕事に行きます。夫の仕事は激務なので「仕方ないのかな……」と私はただ我慢する日々でした。 目が傷ついたから今週は在宅ワーク!?そんなあるとき、夫が「目が傷ついてコンタクトレンズを着けられないから、今週は在宅ワークにする!」と言いました。続けて夫は「娘が熱を出したって言ったら職場に快くOKしてもらえてよかったわ!」と言ったのです。 それを聞いた私は怒り心頭。私は夫に「在宅ワークできるなら、本当に娘が熱を出したときにも在宅ワークにしてよ!」と言いました。夫は「娘がいたら家で仕事にならないし……」と不満そうに言っていました。 娘が熱のときに夫に在宅ワークをお願いその後、娘が熱を出したときに夫に在宅ワークをしながら娘を家で見るようにお願いしました。夫はかなり迷惑そうな顔をして、「今回だけだよ!」と。私は心の中で、「私は娘が熱を出すたびに仕事を休んで肩身の狭い思いをしているのに……」などと思いながら、娘を夫に託して仕事に行きました。 私が仕事から帰宅すると夫はまた機嫌悪そうに「全然仕事できなかった。あとは頼むわ!」と言って、自分の部屋にこもってしまいました。私はそんな夫を見て、今後娘が熱のときにまた夫に頼むのは無理そうだな……と思ったのです。 私が働き方を変えることで解決もともと仲がよかった私たち夫婦。しかし、娘が体調不良時の夫の他人事感に私はイライラしてしまい、夫婦関係も少しずつギクシャクするように……。家族のために仕事をしているはずなのに、私が仕事を続けることって家族のためになっているのかなと考え始めました。 夫に相談すると、「仕事は続けても辞めてもどちらでもいいよ」とのことでした。そこで、私は在宅でできる仕事を探すことに。それからは、フリーランスとして在宅でできる仕事に変え、娘の体調優先で働くようにしました。夫婦関係も、娘が生まれる前のように改善することができたのです。 娘が熱を出したときに、夫が他人事のように仕事に行く姿勢にイライラを募らせてしまった私。夫婦仲が悪くなってまで、今と同じ働き方を続ける必要はあるのか考えました。私自身が娘の体調不良時にも対応しやすい働き方に変えたことで、夫へのイライラを解決することができました。 作画/ぐら子著者:本田 ひな2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年07月25日保育園に子どもを送る際、あいさんにはいつも顔を合わせるママがいました。しかし、あいさんはその方のことが、話したことはないけれど、内心キライでした。ある日、娘にもついそのことを言ってしまって……!?あいさんはなぜキライなのでしょうか? そして娘さんの反応は……!?保育園ですれ違うキライなママ… あいさんは、保育園に子どもを送るときに、話したこともないけれどキライだなと思うママがいました。 ある日、娘のあおちゃんが、そのママの子どものことを話してきました。 「Aちゃんっておめめがキラキラでかわいいよね~」 あいさんは思わず、Aちゃんのママの悪いところを娘のあおちゃんに言ってしまいました。そのほとんどが車のマナー違反のお話し。 するとあおちゃんは、 「でもそれはAちゃんにはかんけいないよね」 とひとこと。 ごもっともなあおちゃんの意見に、「ごめん」と謝るしかないあいさんなのでした。 ◇◇◇ つい娘に愚痴をこぼしてしまったあいさん。SNSでは、ママたちから「気持ちわかるー」「ダメだとわかってるけどつい言ってしまう…」など共感の声が多かったようです。それにしてもあおちゃん、とっても大人な返しですね! 普段のあいさんを見て、やさしく素敵な子に育っているのですね。著者:マンガ家・イラストレーター あい
2022年07月25日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ退職を報告した翌日から園長の態度が激変し、挨拶を無視されるように。そんな中、園長から「話があるから来てくれない?」と呼び出されて…!もともと体力が必要な保育士業務にもかかわらず、休みが減ってしまうなんて衝撃ですよね。でも、これ以上に衝撃的なことが待っていたのです…。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月25日インテグループ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井 一郎、以下「当社」)は、千葉県内で保育園を運営する有限会社ID・アーマン(本社:千葉県市川市、代表取締役:仲谷 修、以下「ID・アーマン」)の譲渡を支援しました。仲谷氏自身が70歳を過ぎ、後継者も不在というなかで、どういう考えでM&Aの成立に至ったのか、その決断の理由をうかがい、当社ホームページに掲載いたしました。(左から)インテグループ 加瀬 裕也、ID・アーマン 仲谷 修氏■M&Aの概要千葉県内で保育園を運営するID・アーマンの創業社長である仲谷氏は、後継者不在のなか70歳という節目を迎え、大切な子どもたちを預かっているという責任を果たすべく、M&Aを決意。買収を希望する複数の企業と面談を重ねる中で、最も信頼のおけると感じた保育園・介護施設を運営する上場企業を譲渡先に選びました。一度は廃業も考えたという仲谷氏に、創業の経緯やM&Aを決意したきっかけ、そして現在の心境をうかがい、インタビュー記事にまとめています。▼インタビューの詳細はこちらをご覧ください ▼過去のM&A成約インタビュー記事はこちらをご覧ください ■譲渡企業会社名 : 有限会社ID・アーマン本社所在地: 千葉県市川市設立年月 : 1998年3月代表者 : 代表取締役 仲谷 修事業内容 : 保育園の運営URL : ■譲受企業会社名 : 株式会社リビングプラットフォーム本社所在地: 北海道札幌市設立年月 : 2011年9月代表者 : 代表取締役 金子 洋文事業内容 : 介護施設及び保育園の運営URL : 【インテグループ株式会社について】2007年設立のM&A仲介会社。完全成功報酬制のM&A仲介会社としては国内最大級。上場企業、中堅中小のオーナー企業、PEファンド等を顧客に多数のM&A仲介実績がある。会社名 : インテグループ株式会社本社所在地: 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル4F設立年月 : 2007年6月代表者 : 代表取締役社長 藤井 一郎資本金 : 1億円事業内容 : M&A仲介URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月25日育児をするまでは、夫婦の不仲など一切自分とは関係ないと思っていたまいこさん。しかし、子どもを出産し、いざ育児が始まると、夫とのすれ違いや義母との関係に悩むことに……。なかでも、自分の考えを押し付けてくる義母にはうんざりしていました。そんなある日、義母がまいこさんの家の近くに引っ越してきたことを聞きます。そして、これからは義母が毎日まいこさんの家で食事を作り、「ご飯を一緒に食べる」と言ってきたのです。これからは義母が毎日まいこさんの家で食事を作り、「ご飯を一緒に食べる」と言い出してきたほか、孫に向かって「ばぁばのことはママって呼ぶのよ」と言うなど、義母の行動や発言に、まいこさんとはると君は振り回されてしまう日々が続くのでした。 とうとう耐え切れなくなったまいこさんは、夫に相談することに。 しかし、話し合っている最中に2人の意見は衝突! 結局、険悪な雰囲気になってしまっただけで、何も解決しないのでした。 そして、そんな生活が1カ月ほど経過したころ、まいこさんがお迎えに行くと、保育園の先生に呼び止められてしまって……!? 息子の様子がおかしいと言われ… 「最近はると君元気がないので」 保育園の先生に、はると君の様子に変化があったことを聞かされたまいこさん。 また、義母がほかの園児に対して、余計な口出しをしていた事実も判明します。 「申し訳ないです」 謝罪をするまいこさんに先生は、「近いうちに話し合いの場を設けましょう」と提案。 さらに「困ったときは頼ってください」と、頼りがいのある言葉を言ってくれるのでした。 園での様子に、変化が見られるようになってきてしまったはると君。先生の「困ったときは頼ってください」と、親身になってくれるこの言葉はうれしいですね。 作画:らみー著者:ライター まいこ
2022年07月24日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ結婚が決まり、勤めていた保育園を退職することに。ところが園長は、退職を申し出た保育士に対して、態度を変えると有名で…。例外なく、退職を伝えた翌日から地獄の日々が始まったのです。挨拶しても無視する園長から呼び出しなんて…怖すぎます。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月24日私は年少の長女と1歳9カ月の次女を持つ2児の母ですが、次女のとある行為を見るたびに「ごめんね」と反省する点があります。それは、次女が「指しゃぶり」をしているとき。なぜ「ごめんね」と感じるのかというと、次女が生まれて間もないころから私が仕事を始めたことが指しゃぶりの原因の1つだったのでは?と思っているからです。 長女の赤ちゃん返りで余裕がない日々次女を出産したとき、長女は2歳10カ月で「なんでもママがやって! 私を見て!」といった赤ちゃん返りがありました。下の子が生まれたら上の子を優先に、とはよく言われていたので、私もなにかと長女につきっきりのことが多かったように思います。しかも夫の仕事は深夜帰宅もあるような忙しさで、夫の力を借りることは難しい環境にありました。 長女が駄々をこね出したときは、次女をしばらく泣かせっぱなしにせざるを得ないことが多々あったのも事実です。 将来について考え直す機会を持てた結果次女出産時、私は里帰りをしなかったのですが、産後要件で運良く長女を保育園へ通わせることができていたので、朝から夕方ごろまでは次女と2人きりでした。2人目ということもあって精神的な気持ちのゆとりもあり、日中に次女とゆったり過ごしていくなかで、家族の将来について考え直す機会をじっくり持てました。 そんな中「やはり近い将来、私自身も働いたほうがいいだろう」と思い立ち、夫と話し合うことに……。そして、「できる限り早く働いたほうがいい」という結論に達したのです。 生後2カ月で起業した私私の住んでいる市は、産前産後要件での保育園利用は産後2カ月までと定められていました。しかし、現実的に生後2カ月の子どもがいても雇ってくれる会社を探すには困難を極めたのが正直なところです。したがって私は発想を切り替えて「雇ってくれる会社がなければ、自分で起業すればいい」と思い立ち、次女が生後2カ月のときに在宅でWeb系の仕事を受注する個人事業主となりました。 就労できたので、長女の保育園もそのまま継続することに。しかし、起業したのはいいけれど、元からWebやパソコンの知識など皆無な私は、さまざまな情報収集や勉強をおこなわなければならず、毎日かなり慌ただしかったです。 仕事が忙しく、次女の世話は最小限に次女が指しゃぶりをしていると気付いたのは生後2カ月のころ。長女の赤ちゃん返りや自身の仕事のことで余裕がなかった私は、「指しゃぶりで寝てくれるのだったら、それはそれで助かる」と思い、指しゃぶりをしても特に対処することなく過ごしてきました。 そして、次女は就寝時はもちろん、暇なときや口寂しいときなどすべて指しゃぶりで気を紛らわせるようになり、生後10カ月ごろにはすっかり指しゃぶりで寝ることが定着しました。指しゃぶり自体は自然な発達現象の1つなので問題ないとは思うのですが、1歳を過ぎても回数が減らなかったため、一度やめさせようとあの手この手を使いましたが効果はなく……。1歳9カ月の今も寝るときはもちろん、日中も暇があればついつい指しゃぶりをしています。 せっかく次女と日中2人でいられる環境にありながら、目の前の仕事をこなすことに集中し過ぎ、次女のお世話は最低限こなして……というような毎日。「いかに次女に早く昼寝してもらえるか」を最優先に日々活動していたように思います。1歳になったころに、もう少しいろいろな遊びに誘うなどしてあげていれば、今ごろ自然と指しゃぶりを卒業できたのかな……と思うと「ごめんね」と反省する日々です。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月23日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。園長先生は、イメージ的にも頼れて懐が深い人であってほしいですよね…。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年07月23日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!子連れで遊びにくるママ友児童館で知り合ったママ友の話です。夏になると、毎日のように子ども3人を連れて我が家に遊びに来ていました。朝から夕方まで長居していくのですが、その間ママ友の子ども達は「おばさん、ジュースー!」とねだったり、大騒ぎして部屋を汚したり…。また、昼ご飯をこちらが準備するのも苦痛でしたが、子ども同士が仲がいいからと目をつぶっていました。あるとき「どこか他のところで遊んで来たら?毎日朝から夕方までうちにいても退屈でしょ」と遠回しに聞いてみたのですが、「外に遊びに行くとお金かかるし、自分の家にいると電気代かかるから」と言われて呆然としました…。それ以来、「主人に人を家に呼ぶなと怒られた」と噓をつき、断るようにしました。(女性/会社員)お泊まりのお願いが多いママ友保育園のママ友の話です。「週末に子どもをお泊りさせてほしい」と、そのママ友からお願いされました。「年長さんだしいいかな…」と思い、1日預かって泊まらせたのですが、その翌々週も同じようなお願いが…。子ども同士仲がいいため引き受けましたが、だんだんと回数が増えてきました。あるときそのママ友の旦那さんに保育園のお迎えで会ったとき、「いつも妻と子どもが泊まらせて頂いているようですみません」と言われました。泊まりに来ているのは子どもだけなので不思議だったのですが…。後々聞いた話によると、そのママ友は「子どもと一緒にママ友の家に泊まる」とダンナに嘘をついて、不倫相手のところに泊まっていたそうです。うちはアリバイ作りに利用されていたのでした。(女性/会社員)出典:lamireいかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。以上、ママ友トラブルエピソードでした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月23日2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いているぼめそさんの日常マンガを紹介します。慣らし保育 今日はこはちゃんとはなちゃん、初めての慣らし保育。新しい保育園だから、こはちゃんもはなちゃんも緊張気味。ぼめそさんも心配になります。 保育園に見送り、しばらくしてお迎えに行くと…… なんと!! 睨みをきかせたはなちゃんと、みんなを仕切っているこはちゃんがいました。帰るときも大きな声で「ばいばぁぁぁぁい!!」とみんなに挨拶をするこはちゃん。新しい保育園は半日で慣れたようです。 ◇◇◇ 新しい保育園、大丈夫かなと不安だったぼめそさんでしたが、問題なく半日を過ごせたようで一安心ですね! 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ
2022年07月22日VISH株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:田淵 浩之)は、幼稚園・保育園・認定こども園の園業務負担軽減を支援するICTツール「園支援システム+バスキャッチ」を導入した学校法人三和学園 福増幼稚園(所在地:千葉県市原市、理事長:宮田 元)の導入事例インタビューを無料公開したことをお知らせします。福増幼稚園の導入事例を大公開!▼福増幼稚園様の導入事例インタビューはこちら ■「園支援システム+バスキャッチ」導入のキッカケ・2000年代前半から別会社のバス位置情報配信システムを導入していたが、郊外をバス走行すると電波が届きにくくなり、不具合が頻発していた。・システム導入以前は、欠席連絡を電話で受けており、インフルエンザや風邪が流行る季節には電話対応に振り回されていた。・2015年度から「子ども・子育て支援新制度」が開始され、事務業務が煩雑になっていた。既に全千葉県私立幼稚園連合会にて他園の先生から話を聞いていたこともあり、千葉県内での導入実績も豊富な、VISH株式会社の「園支援システム+バスキャッチ」の話をまず聞いてみようと思ったのがきっかけだった。▼「園支援システム+バスキャッチ」の導入実績はこちら ■システム導入後の園業務の変化・保護者とのやり取りは、メールアドレスからアプリに変わったことでメールアドレスの有無や変更に関わらず、保護者はアプリの利用ができるようになったため、電話連絡が劇的に減った。・今まで手書きで管理をしていた園児管理名簿も、バスキャッチを使うことでシステムで楽に一元管理を行うことができた。・教諭が保育に全力を注げる環境を用意してあげるために「園支援システム+バスキャッチ」は非常に役立った。・預かり保育機能と口座振替機能を活用することで、現金の取り扱いがなくなり、担任の業務負担軽減に繋がった。■「園支援システム+バスキャッチ」の評価・VISH株式会社の営業は、自社製品に自信を持っており、かつ大事にしていた。・導入後のお付き合いも含めての話にもなるが、VISH株式会社の営業担当・サポート担当の営業力と人間力、そしてコンサルティング的な情報提供への期待が高かったため、導入を決定した。・全国の情報や豊富な他園の情報をもとに、自社のシステムにこだわらずにコンサルティング的な情報提供をしてくれる営業と出会うことは、園の経営にとって大きなメリットである。■福増幼稚園でのICT化との向き合い方・幼稚園という現場では、若手~ベテランまで幅広い年代の方が活躍をしている。その中で、全ての教諭のITスキルにバラつきが生じてしまう。教諭の質や実力に関係なく業務が楽になる・軽減される機能を、今後園内でレクチャーしながら徐々に増やしていく。・人と人とのコミュニケーションの部分や、教諭の質を担保しなければならない部分はアナログでも残して続けていきたい。・システムは便利ではあるが、「何でもかんでもシステムを導入する」という幼稚園が良い幼稚園だと言われるようになるのは、本末転倒である。■「園支援システム+バスキャッチ」について2010年にリリースされた「園支援システム+バスキャッチ」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格なクラウドサービスです。2022年7月1日時点で、全国で2,000以上の幼稚園・保育園・認定こども園で利用されています(解約・閉園除く)。公式サイト: 園支援システム ロゴ■VISH株式会社 会社概要会社名 : VISH株式会社(ヴィッシュ株式会社)資本金 : 11,500,000円代表者 : 代表取締役社長 田淵 浩之本社所在地 : 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX5F企業ページURL: VISH株式会社 ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月22日コウと療育園の思い出あれこれUpload By 丸山さとこコウは3歳のときに1年間療育園へ通っていました。きっかけは3歳児健診で「※発達障害がある可能性が高い」と告げられ、療育園へ通うようすすめられたことでした。当時住んでいた市の療育園は1ヶ所だったため、入園を希望しても空くのを待っている間に利用年齢を越えてしまうこともあると聞いていました。幸いそのときは、週1回であればすぐに春から入園できるとのことだったので、1ヶ月後に入園予定だった保育園とあわせて通うことになりました。あとから振り返ると、コウにとっても結果的に丁度よかったのではないかな?と思います。というのも、コウにとっては「のびのびできる保育園」と「少々スパルタな療育園」だったので、週5で療育園に通っていると親子で参ってしまっていたかもしれなかったのです。※現在では神経発達症と呼ばれることも増えていますが、当時の発言に沿って発達障害と表現しております。療育園でのアスレチックの時間は涙と共に…当時のコウはコミュニケーションの必要性をあまり感じていなさそうな『他者への無関心さ』があり、会話は少々できるがオウム返しも多い状態でした。運動面でも凹が目立ち、滑り台や梯子のある大型遊具はほぼ完全拒否な状態でした。「怖がりなんだな」と微笑ましく見たり勇気づけたりできるようなレベルではない全力の拒否に「これでは保育園入園後も苦労するかもしれないな」と考えていました。自宅に室内遊具を置いて少し練習したりしていたのですが、そんな状況のコウにも容赦なく降りかかるのが療育園でのアスレチックの時間!Upload By 丸山さとこ泣いても叫んでも脇を抱えられお尻を支えられてのサポートありで進んでいくアスレチックのループに、「これは…中々手ごわそうだぜ…(療育園もコウも)」と思った覚えがあります。ときには「ギャン泣きを越えてパニック入っているのでは…?」と思うほどのコウの反応にハラハラしながらも、繰り返している内に慣れるのだろうかと考え見守っていた私でしたが、さにあらず。全く慣れる気配のないコウの毎回の大騒ぎに、「このままでは大型遊具で遊ぶことができなくなるどころか、公園に入れなくなる可能性が高い」と思った私は、いろいろな公園を利用してスモールステップで遊具に慣れさせることにしました。Upload By 丸山さとこ大変だけどメリットもあり?療育園での実りある活動たち『遊具を見て固まったりギャン泣きしたりするコウを小脇に抱える日々。しまいには、パニックを避けるために公園が目に入らないよう遠回りで迂回したり、遊具施設のあるスーパーや児童館を避けたりするようにもなるのであった…』という未来予想図が見えてきた私の必死な(しかしコウにはそれを隠してジワジワ進めた)”遊具で遊ぼうトレーニング”の甲斐あってか、それとも療育園でのスパルタ修行のおかげか、あるいはその両方が効いたのか…コウは次第に遊具で遊べるようになり、卒園するころには笑顔で楽しめるまでになりました。と、ここまでのエピソードを聞くと「療育園に行くメリットはあまりなかったのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はメリットもたくさんあった1年間だったと思います。まず、コウと一緒に遊びに参加したり、集団の中で過ごす彼を見たりしたことで、保育園での参観日や発表会では見られない、よりリアルなコウの課題や変化が見られました。それにより、「目を合わせる」「人とのコミュニケーションを介して要求を叶える」「集団と同じ行動をする」「スケジュール通りに活動する(切り替えする)」などの、「コウが自然には行わず興味を示さない行動の数々」に対して促していく必要性を知りました。予告されたスケジュールに従い進行していく集団行動や、指先を使った微細運動、全身を使った粗大運動など、療育園で行われるさまざまな活動は当時のコウにとって必要なものだったと思います。Upload By 丸山さとこまた、療育園で取り組んだことは、保育園での活動の予行演習にもなっていました。初めてのことが苦手なコウにとって、保護者や支援者のサポートを受けながら時間をかけて工作やお遊戯に取り組めたことは助けになっただろうと思います。「コウ君、すごく上手にできてましたよ!」と先生が伝えてくださった工作やお遊戯のエピソードは、先に療育園で体験したことのあるものがほとんどでした。きっと、コウにとって安心や自信につながっただろうと思います。あのとき「こうだったらな」と思うことがあるとすれば…今振り返ると、コウが通っていた療育園の先生(支援者)の方々は、コウにとっては強引さが目立つ指導も多かった気がします。そのように接し方については一部疑問が残る一方、取り組んでいる内容自体は理にかなっており、コウにとって必要なものがたくさんあったと思います。熱心で根気強い接し方などから「本当に子どもたちのことを思って頑張ってくださっているのだな」と感じることもたくさんありました。コウのことを『変わった子ども』として扱わない支援者や保護者の中で過ごす時間によって癒されたこともありました。そんな先生方だったのだから、私が『コウへの支援方法や接し方』についてお願いしていたら、先生方も耳を傾けてくださったのではないかと思います。Upload By 丸山さとこ少なくとも、『なぜ強引にでも進める必要があるのか』を説明したり話し合いに応じたりはしてくださったのではないかと思うと、私にも、先生方とコミュニケーションをとる気持ち・主体的に動く姿勢があったらよかったのかもしれないな…と思います。「療育園で働く支援者の方々で、相手はプロなのだから。私は知識もなく、コウが3歳になるまで療育の必要にも気付かなかった保護者なのだから」という、どこか一歩引いた受け身な姿勢が私の中にあったのだろうな…と思えるのは、コウが中学生になった今だからなのだろうな~!とも思います。Upload By 丸山さとこそんな「プロである支援者の方々に敬意を払いつつ、もっと疑問や要望を丁寧に伝えようとすればよかったな」という思いが、コミュニケーションが苦手な私に『学校の先生と面談する勇気』を与えてくれたのかも…?と思うと、それこそが療育園に通ったことの1番のメリットだったのかもしれないな~と感じたりもする、療育園での活動の振り返りでした。執筆/丸山さとこ(監修:藤井先生より)療育園に通い続けたことで、保育園での活動の予行演習になり、できたという経験につながりましたね。地域に通園タイプの療育園がないところもありますが、通園タイプですと身辺自立の相談もしやすいと思います。支援者の方とは、互いにお子さんのサポーターとして協力していくと、家や保育園、学校での環境の整え方、接し方などを考えることができます。『先生と面談する勇気』をこれからも大切にしていってくださいね。
2022年07月21日保育士の中田馨さんが、夏ならではのママやパパに気をつけてほしいことについて教えてくれました。良かれと思ってやってしまっていること……ありませんか!? ぜひチェックしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。毎日暑い日が続きますね。暑い日が続きますが、保育園の子どもたちは毎日元気にあそんでいます。今回は、暑い夏を保育園で快適に過ごすためにも、ご家庭にも協力してほしいことを紹介します。 着替えを多めに入れてね!夏の保育園は、本当に着がえが多いです。帰宅して汚れものの袋を取り出して、その多さにびっくりするママもいらっしゃるかと思います。汗をかいたとき、水あそびをしたとき、泥あそびをしたとき、そしてオムツ外れの時期のお子さんは、夏に練習をはじめたりもします。保育園ではもちろん、その都度着替えをします。保育園からもきっと「衣服を多めに入れてください」と言われているかと思います。月齢や年齢、その子の汗のかき方によって1日の着替える回数が変わってくることもあるので、「うちの子、1日どれくらい着替えが必要?」と保育士に聞いてもよいでしょう。毎日の洗濯が本当に大変だと思いますが、着替えをすることで皮膚の清潔を保てて、子どもたちが暑い夏を快適に過ごすことができるのでよろしくお願いします! 暑さや冷房に合わせた衣服をお願いします!衣服つながりでもう1つ。保育園に持ってくる衣服を、夏の暑さだけでなく、冷房にも合わせて持ってきてほしいです。夏の服と言えば、Tシャツやノースリーブ。ノースリーブは着たときに涼しいかもしれませんが、冷房の中に入るとひんやりとして体が冷えてしまいます。ですので、ベストな衣服はTシャツです。そのTシャツも、綿素材でプリントなどのデザインが少ないものだといいですね。キャラクターなどのプリントのあるTシャツは通気性が悪く、汗をかきやすいのです。また、汗をよくかく夏だからこそ、綿の肌着をTシャツの下に着ることも大切です。肌着を着ることによって、汗を吸い取ってくれますし、冷房の部屋に入ったときの体温調整もしやすいんですよ。 皮膚トラブルのケアをお願いします!夏の大敵!に、「皮膚トラブル」があります。あせも、おむつかぶれ、虫刺され・・・気温が高くなると子どもたちの肌トラブルが目立ってきます。これらの肌トラブルはとっても痒いので、子どもたちはかきむしります。かきむしると、例えば1つの虫刺されから血が出て、ジュクジュクし始めて悪化してしまう…なんてことも少なくありません。保育所の判断で薬や保湿クリームなどを塗ることができないため、保育所でできることはシャワーなどをして肌を清潔に保つことです。薬や保湿クリームでのケアは、ご家庭でしてもらわなければいけません。皮膚にトラブルがあるとプール遊びができないなど、子どもの保育園生活にも影響が出ます。悪化する前に、皮膚のケアをお願いします。合わせて、爪がのびていたらかいたときに傷ができやすくなります。定期的な爪切りもお願いします。 沐浴、水あそびはしてもOK?のチェックをお忘れなく!保育園での夏の暑さ対策&楽しいあそびの一つに、「沐浴」や「水あそび」があります。これらのあそび、「入ってOKだよ」というチェックを毎朝お願いしている保育園が多いのではないかと思います。そのチェックは忘れずに入れてくださいね。チェックが入っていなければ、その日のその子の沐浴や水あそびはできなくなってしまいます。もちろん、朝に保育士もチェック項目を確認しますし、気づいたときに電話ができればいいのですが、保育園側にもその余裕がなかったり、お仕事中に「あの~沐浴はOKでしょうか?」という電話はなかなかかけにくいものです。夏の楽しいあそびで子どもたちが楽しめるように、慌ただしい朝ですが忘れずにお願いします。 今回は夏の保育園で、子どもたちが快適に過ごすためのほんの少しのお願いについてお話ししました。もちろん、これはほんの一例ですので、その他にも各保育園の方針に合わせて保護者の皆さんにもご協力いただけると助かります。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年07月20日私が保育士で1歳児クラスの担任をしていたころ、子どもらしく素直で、泣いている子を慰めたりするやさしくて甘えん坊なかわいい女の子がいました。でも少しやんちゃなところがあり、それを気にしているからか、その子のお母さんはいつも私たちに謝り暗い顔で帰ることが多く……。そこで私は、その子の良い面をお母さんに伝えるため、あることをしてみたのです!「いつもすみません」お迎えの時間になると子どもたちの顔は一気に明るくなります。ですが、その子のお母さんはいつも暗い顔をしていて、今日あった出来事を話すと、「いつも本当にすみません」と言って頭を下げながら、急いで帰ってしまいました。 次第に忘れ物も多くなり、心配になった私は、お迎えのときに少し時間をいただきお母さんと2人で話すことにしました。 家での様子を聞くと…まず、家庭でのお子さんの様子を聞くと、「家でも保育園と変わらずやんちゃで言うことを聞いてくれなくて困っている」とお母さんは言いました。続けて「自営業で帰ってからも仕事に追われ、遊んであげられていない罪悪感もあり、さらに保育園でのお友達とのトラブルや生活の様子を聞くと本当に申し訳なくて仕方がない」と言い、謝られてしまいました。 私たちは保育園での生活を伝える際は、トラブル発生時以外はその子が成長したところやかわいかったことなどを主に伝えていますが、そのお母さんにはその話すらも先生たちに気をつかわせていると思っていたようなのです。 百聞は一見に如かずそんなお母さんの話を聞いて、私はその子の素敵なところ、やさしいところ、かわいいところを園のデジカメのムービーで記録し、お迎えのときにお母さんに見せることにしました。 見終わったお母さんの目には涙が溢れていました。私は「保育園での生活は親のそばを離れているので子どもが本当に安心できる場所ではないと思いますが、そこで家と変わりなく過ごしてくれていることが私たちにとってはとてもうれしいです」とお母さんに伝えると、「ありがとうございます!」とお母さんは言い、親子仲良く帰っていきました。 私も親になってから気づきましたが、子どもが園で迷惑をかけていないかなど、悪いところばかりに目が行きがちです。しかし保育園にはさまざまな子が集団生活をしていて、どんな子にも必ずいいところがあります。保育士はその子の成長を促すことも仕事ですし、育児に家事にお仕事を頑張っているお母さんが一番大変なはずなので、申し訳ないと思わないで!と思いました。 監修/助産師REIKO著者:桜田 かのん1歳女児のママであり、元保育士。現在2人目を妊娠中。離乳食コーディネーターの資格を取得し、保育士の経験も生かしながら自身の体験談を執筆している。
2022年07月19日食育の日によせて保育施設ならでは、子どもたちの「食べたい」気持ちを育てる食育活動とは?毎月19日は「食育の日」です。2005年6月に食育基本法が施行されて以来、保育園では様々な食育のための取り組みがなされてきました(※1)。2006年3月に出された食育推進基本計画においては毎月19日を「食育の日」と定め、一年を通じて継続的に食育の活動に取り組むよう推進しています(※2)。今回コドモンでは、2つの保育施設へのインタビューを通して、保育園ではどのような取り組みがなされているのか紹介していきます。さらに、保育園で子どもたちが食べる給食はどのように考えられ、作られているのか、現役の管理栄養士とコドモン給食チームとの対談を通してお伝えします。※1 「食育基本法」平成17年6月 ※2 農林水産省「第4次食育推進基本計画 」令和3年3月P.29食育月間及び食育の日の取組の充実 「食育」とは?なぜ保育園では食育に取り組むのか食事は空腹を満たすだけでなく、人間的な信頼関係の基礎をつくる役割もあります(※3)。そのため、乳幼児期の子どもたちが通う全国の保育園では、食育を推進するため様々な取り組みが行われています。その取り組みが「食育」です。食育とは、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものです。さらに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることとされています(※1)。「保育所における食事の提供ガイドライン」においても、乳幼児期からこうした食育に取り組むことが、子どもたちの心身の健全育成のために必要だと述べられています(※3)。食育の方法に決まりはなく、どうしたら食を通して子どもの成長に寄与できるかを施設ごとに考え、進められています。では具体的にどんなことをしているのか、2つの保育施設での取り組み事例をご紹介します。※3 厚生労働省「保育所における食事の提供ガイドライン」 北国分駅前しゃりっこ保育園 管理栄養士 佐々木さまインタビュー北国分駅前しゃりっこ保育園管理栄養士佐々木さま北国分駅前しゃりっこ保育園(2~5歳児、50名程度)管理栄養士佐々木 香菜実家が農家であり、幼い頃から豊富な食材が身近にある環境で育つなど様々な経験を通して管理栄養士となる。保育園での勤務歴は19年目を迎える。■「好きのきっかけ」を作りたい。子どもが「やりたい!」と思ったタイミングを大切に。━━ 食育のためにどのような取り組みをされているか教えてください。基本的に子どもから出てきたことに応えること、そして子どもの興味関心が一番高いタイミングで「これやろう!」と実行することを大切にしています。それまでは毎年同じ内容で取り組むことが多く変わり映えがないなと考えていたところ、調理師の方が専属で入ってこられました。そこから調理をお任せできるようになったので保育室で子どもと触れ合う機会も増えました。「給食の先生」ということが子どもたちに分かってもらえるようになり、「これやってみたい!あれ教えて!」という声が子どもたちから出てきて、子ども主体の食育に取り組むようになりました。━━子ども発信の取り組み、素敵ですね! 中でも特に印象的だった内容を教えてください。トウモロコシの皮むきをしたときに、「トウモロコシのひげでお茶を作りたい」という声が子どもからあがりました。私も初めての取り組みでしたが、担任の先生も「やろう!」と言ってくれて、作り方を調べるところから始めました。ひげを乾かして、煎じて、みんなで飲んでみる、という活動が印象に残っています。記憶に残った子どももいたようで、卒園のときに「トウモロコシのお茶飲んだよね」と言ってくれた子もいました。他にも、芋掘りをしたときに干し芋にしたいというリクエストがありました。さらにその干し芋を水に戻したらまたサツマイモに戻るの?という疑問を持つ子がいて、干し芋を水につけたら元に戻るのか試したこともあります。取り組みの中で大人が学ばせてもらうことがとても多いですね。とうもろこしのひげ干し芋作り━━子ども発信の食育に変えてから子どもたちの反応は変わりましたか?また、保護者の方からはどういった反応がありますか?興味のある子や発案した子は飛びついてきます。子どもたちの間で口コミが広がってそこから興味を持つ子も出てくるようになりました。活動に使った食材を給食に出すと「これさっきやってたあの野菜だよね!」という子もいて、食への興味が増していると感じます。「うちでもやってみたい!」という声がかかったら個別にお伝えし、反響が大きかった時には、給食だよりにレシピを載せて全体的にお知らせしています。中でもジャム作りが特に反響があり、夏みかんのジャム作りをみんなで一緒にしたこともあります。「お家でもイチゴでジャム作ったよ~」という声もあり、家庭での食育にも繋がっているようです。夏みかんのジャム作り夏みかんのジャム試食の様子━━ 佐々木さんにとって食育とは?大切にしていることや実現したいこと、今後取り組んでみたいことを教えてください。食育は、出会いのきっかけ・好きのきっかけ作りだと思います。食べていくことは生きていくために欠かせないことなので自分で食材を選べる子になってほしいです。そのためには様々な食材を知っていたり好きじゃないと選ばないと思うので、出会いと好きのきっかけを作りたいです。最終的には季節に合わせて「夏になったね!この野菜食べたい!」といったような子どもからリクエストが出てくると嬉しいです。今後やってみたいこととしては、クラスを超えてやりたい人みんなで取り組める環境を作ることです。その中で大人から子どもに教えるのではなく、年長さんが経験したことを年少さんに教えるなど子ども同士で教え合えるようになると嬉しいです。今後もきっかけ作り・タイミングを大切に取り組んでいきたいと思います。コビープリスクールおおたかのもり 園長 三鍋さまインタビューコビープリスクールおおたかのもり園長 三鍋さま2003年に入社し、2011年より園長職を務める。コビープリスクールおおたかのもりの開園に伴い、2021年より現職。ICT保育を実践して注目を集めるほか、保育設備を活かした多彩な食育を展開する。■ライブキッチン、こだわりの逸品など、ここでしかできない体験を子どもたちに━━ 食育のためにどのような取り組みをされているか教えてください。調理する手元を大型モニターで映し出して子どもたちの食への関心を高めたり、「こだわりの逸品」というオリジナルカレーの提供や食材の食べ比べをする企画を実施したり、野菜栽培を行ったりしています。テーブルマナーという点では、プラスチック製ではなくあえて陶器のお皿やガラスのコップを使って割らないように大切に扱うことや、ワンプレートにせず、いくつかお皿を用意してお茶碗を持って食べることを教えています。どの取り組みにおいても「体験」や「五感」を大切にしています。━━ キッチンのライブ映像が映し出されるのは特長的な取り組みですね!どんな風に料理が作られているのか4つのモニターに映し出し、子どもたちが見られるようにしています。家庭では台所は子どもたちの目線より上にあり、まな板や包丁を使っているシーンをなかなか見ることがないと思いますが、自分たちが食べるものが目の前で作られている様子に子どもたちは興味を持ちますし、「今日のごはんなに?」とガラスの扉越しに調理の先生に聞くようになりました。作ってくれる人がいるから食事が取れるということを伝えながら、従来だとあまり見えないキッチンをオープンにして、調理の先生と子どもたちの交流を大切にしています。ライブキッチンが映し出されるモニター調理師と子どもたちが会話する様子━━ 毎日のメニューにはどういった工夫をされていますか?「こだわりの逸品」プログラムについても詳しく教えてください。献立は月ごとに考えており、同じ月でメニューが重ならないようにするほか、毎月10品以上の新メニューが登場し、飽きのこないバラエティ豊かな食事を提供しています。3月には年長児のリクエストを取り入れることで、好きな味を卒園前にもう一度楽しめるようにしています。はんぺんチーズフライ、ハンバーグ、唐揚げ、オリジナルの「コビーカレー」、ちゃんぽんなど幅広くリクエストがきます。「こだわりの逸品」は調理師たちが集まって毎回テーマを決めて試行錯誤する中で生まれたこだわりのものを提供しているプログラムで、10年以上前から続いています。先日はコビーグループがオリジナルに開発した水と水道水(白湯)との飲み比べをしました(※1)。その他にも塩や芋の品種の食べ比べや、出来上がりにこだわった調理方法の味の比較も体験しました。今度はお酢の味比べを予定しています。こだわりの逸品※1 コビーグループが子どもたちのためにオリジナルに開発したミネラルウォーター「AQULIA for coby(アクリア)」と「水道水」の飲み比べ。■食事は楽しく幸せになる時間。美味しいと感じる経験を大切に。━━ 様々な取り組みをされる中で、保護者への働きかけも大切にしているのですね。とても大切にしています。毎月の献立だよりに「Coby FUN FUN Cooking」というコーナーがあり、園のメニューから家庭でも再現しやすいレシピを記載しています。エントランスにも当日のメニューと実際の料理をディスプレイしています。当園には保護者さま向けのスペースがあるので、時には焼き菓子などのおやつを提供しご自由に食べていただけるようにしています。子どもたちが食べているものを知ってもらう機会も大切にしています。保護者向けレシピ「Coby FUN FUN Cooking」エントランスにディスプレイされているメニュー━━ 三鍋園長にとって食育とは?大切にしていることや今後取り組んでみたいことを教えてください。食育は、生きるために欠かせない「食を楽しむ体験」を重ねることだと思います。だから、子どもたちに「食事は美味しくて楽しくて幸せになる瞬間だな」と感じてほしいという思いがあります。美味しいと感じる体験を重ね、さらに、どうやって美味しく作られているのかを子どもたち自身も学んでほしいと思います。「美味しかった」という体験は「好き」に繋がる貴重な学びですので、特に大切にしています。今後は、子どもたちが自分たちで作ったり育てる体験をさらに増やしていきたいです。「食べさせられる」のではなく、自分たちから「食べたい」と思える環境作りをして、たくさんの食材や味を好きになってほしいです。子どもたちの心と体の成長を願ってコドモン給食チーム×北国分駅前しゃりっこ保育園 佐々木様 対談コドモン給食チーム×北国分駅しゃりっこ保育園佐々木様子どもたちが食べる給食はどのように考えられ、子どもの成長に対しどのような想いを込めているのでしょうか。コドモンの給食チームと北国分駅前しゃりっこ保育園の管理栄養士佐々木さまとの対談を通してその秘密に迫ります。■安心安全を考え、みんなが楽しめる食事を━━ 日々の献立はどのように考えられているのか、詳しく教えてください。佐々木さん私はアレルギーがある子もない子も食事が楽しいなと思ってもらえる献立を作ることを心がけていて、アレルギー対応のための除去食が多くならないようにみんなで食べられるものを作るようにしています。あとは季節の野菜を多く取り入れて、家庭の食卓には並ばない食材もあるかもしれないので、子どもと食材の出会いのきっかけを作れるといいなと思っています。子どもが好きな定番メニューだけでなく、味付けが「大人向け」と言われる野菜独特の苦味や酸味を体験できるようにもしています。森山そうなんですね。私が保育園に勤めていたときは、アレルギーがある子は別メニューを提供していたので、「アレルギーがある子もない子も楽しめる」という佐々木さんのような考え方もあるんだなと思いました。川口たしかに、佐々木さんの考え方だと、食事を提供する保育士さんたちの心の余裕にも繋がりますね。佐々木さんそうですね。保育士さんたちは日々の保育に集中して取り組んでいるので、給食の時間は少しでも子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしてほしいなと思います。━━ 献立を考えるサイクルはどのくらいですか?佐々木さん1ヶ月ごとに献立を考えています。前年度の同じ月の献立を参考に、子どもたちが食べたいメニューも取り入れるようにしています。森山毎回1ヶ月分の献立を被らないように考えるのは大変ですよね。川口ちなみに行事食や旬の食材などは、どう配慮しながら取り入れているのですか。佐々木さん「食べやすい」が一番配慮していることです。行事食はなぜその行事に合わせて食べるのかということを知ってほしいので、食べやすいメニューに変更した上でなぜこれを食べるかの説明をしています。例えば、「お月見はお団子を食べるよ」というのを伝えつつ、白玉粉の代わりにじゃがいもで作ったお団子を使ったりと、特別なメニューでも安心安全を考慮しています。━━ ありがとうございます!子どもたちにどのように成長してほしいと考えているか、それぞれの想いを教えてください。森山私たちは給食や食育などの「食」を通して子どもたちと関わっていますよね。佐々木さんは食を通して保育園の子どもたちにどのような体験をしてほしいと思いますか?佐々木さんそうですね。私は子どもたちの「好きのきっかけ作り」を大切に考えています。給食ではじめて出会う食材やメニュー、味付けもあると思うので、その中で好きなものを増やしていってほしいなと思っています。給食を通して子どもから大人にも発信してほしいです。川口「好きのきっかけ作り」という言葉、すごく素敵ですね!森山今日はお時間いただき、ありがとうございました!私たちは今は現場を離れている立場ではありますが、佐々木さんと同じように子どもの成長を願っています。今後も現場で働く管理栄養士・栄養士をはじめとした給食に携わる方たちがもっと働きやすい環境を作れるようお手伝いをしていきたいなと思っています。今年も、夏休みの保護者の献立・お弁当作りを応援するTwitterキャンペーンを開催します長い夏休み「家でも食育を」と考えている保護者の方もいらっしゃるかと思いますが、現実は思うようにいかず難しいこともあります。毎日栄養バランスを考えて食事を作ることは、とても大変なことです。お子様が夏休みを迎えるこの時期に、保護者の方も一緒に献立を考える時間をお休みしてみませんか?子どもと触れ合う時間を作り、保護者の方も無理なく「食」と付き合っていくために。時間がないときには、簡単に作れるものを。時間が取れるときには、「食」を通して子どもと一緒に特別な経験を。毎日献立をご紹介します。夏休みの保護者の献立・お弁当作りを応援! 一緒に夏を乗り切ろう Twitterフォロー&RTキャンペーン2022詳細はこちら夏休みの保護者の献立・お弁当作りを応援!一緒に夏を乗り切ろう : 期間:7/22(金)〜8/31(水)【株式会社コドモン会社概要】◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F◆資本金:68,250,000円◆代表者:代表取締役 小池義則◆WEB: ◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育ICTシステム「コドモン」の開発・提供。2022年3月時点で、全国約11,000施設、保育士約20万人が利用。全国220の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位(※)◎保育士採用を支援するウェブサービス「ホイシル( 」の提供。こども施設が簡単に施設の魅力を発信でき、保育学生や再就職希望者が採用情報にアクセスしやすいような情報提供を行う。その他、保育園向け写真ネット販売「コドモンプリント( 」こども施設を対象とした専門のECサイト「コドモンストア( 」、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的としたオンライン研修サービス「コドモンカレッジ( 」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」などを展開。※(2022年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)<<お問い合わせ・ご質問等>>株式会社コドモン広報 press@codmon.co.jp 080-7303-6026/080-4466-6738TEL: 03-6459-4318FAX: 050-3737-7471 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月19日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!娘に注意していると…以前、義実家に泊まりに行ったときのお話です。義母が夕飯の用意をしてくれました。娘がふりかけをかけてご飯を食べたいと言ったのでかけたのですが、「ふりかけだけを食べたい」と言い始めました。私が注意していると、義父が「いいからふりかけだけで食べさせなさい!じいじは孫に甘くなっちゃうんだよねえ。」と…。ふりかけをまるごとなんて、そんなことを許したら今後なだめるのが大変になるから本当にやめてほしいです。(女性/専業主婦)義実家に保育園の送り迎えをお願いすると…出産後、職場復帰した際に義実家へ保育園の送り迎えをお願いしていました。仕事終わりで義実家へ子どもを迎えに行き、家に帰ってご飯を出すも子どもがほとんど晩ご飯を食べない状態が続き…義実家での様子を確認してみるとお迎え後、結構なボリュームのおやつを与えていた様子。義実家は片付けができない家族で、大きなリビングテーブルにはいつもお菓子が必ず乗っていて…晩ご飯が食べられなくなるから、おやつはあげるのはやめてほしいとお願いしました。その後、義実家にお迎えに行ったら、大きな麩をまるまるかじっていたり、ごまをパラパラっと口に振りかけながら遊んでいました。出典:lamireカロリーが少なければいいというわけではなかったんですが、困った出来事でした。(女性/主婦)いかがでしたか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。子どものためにも適度な距離を保ちながら、いい関係でいたいものです…。以上、義実家トラブルエピソードでした。次回の「義実家トラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月18日あのウチの息子が!?新生活で絶対崩れると思っていたのにUpload By ぼさ子自閉スペクトラム症と知的障害のある、わが家の息子ほぺろうは、今年の春から新一年生として特別支援学校に入学しました。もともと切り替えが苦手で、特に場所見知りが強いほぺろう。年少で保育園に入った当時は丸一年ほど毎日泣いているだけの状態で、保育園に慣れたかな?と思えるまでにずいぶん長い期間がかかりました。特別支援学校の入学式もそれはもう大泣き…。その様子を見ている限りでも、この先の新しい環境と生活を想像すると大荒れ必至だろうなと私は覚悟していました。学校ではもちろん自宅でも癇癪大爆発間違いナシだと思っていたし、「今年一年は とにかく環境に慣れる事だけを目標にしよう…」と多くを望みませんでした。ところが…GWも過ぎ、そろそろ本格的にイヤイヤが始まるだろう…そう身構えていたのですが、私の予想を覆すが如く、これまでのほぺろうとは一味違う!歯磨き・お着替えなど、今まで見たことがないくらい自主的にやる気満々で朝の様子が別人のよう。「早く学校に行くぞー!」と言わんばかりに私の方が急かされています。「え…ウソ…。あなた本当にあのほぺろうさん!?」と実の母親でさえも疑ってしまううれしい変化を見せてくれていますが、良いときは良いときなりの理由を探ってみたいと思いました。Upload By ぼさ子考察。入学後の変化全て私が働きかけたものではなく あくまで結果論ですが、何がほぺろうにとって良かったのか考察してみました。・早寝早起きになった…保育園でのお昼寝ルーティンがなくなり現在は20時半には電池切れ。遅くても朝5時半には飛び起きて自分でカーテンを開け、お日さまを浴びる。自律神経が整っているのかも?・特別支援学校は過ごしやすい…プロの先生たちによる手厚い支援。視覚支援も充実しているので、見通しが立てやすく不安なく過ごせているのかも?・無理のない短時間活動…まだ一年生なので下校時間が早く、現在放課後等デイサービスに通う日数も少なめなので、ほぺろうにとっては無理のない範囲なのかも?・好きな科目は給食…偏食なりに楽しみにしているらしい?Upload By ぼさ子上記の事項もリンクした上で、ほぺろうの様子を見ていると、学校を楽しんでいる根本のやる気の出どころがほかにもあるような気がしています。根本的なやる気。二つの自己肯定感担任の先生から普段の様子のお話を聞いて感じた私の憶測ですが、ほぺろうは今、自己肯定感が著しく上がっているのではないかと思いました。1.個人に合わせた課題で「できた!」が増えた就学前お世話になっていたのは、いわゆる普通の保育園。いわば定型発達の子どもたちがほとんどという環境で、ほぺろうは一見無関心に見えても「自分だけできない」と悔しく思う瞬間があったのかもしれません。特別支援学校での個人に合わせた課題は、ほぺろうの内面にとって大きな変化だったと思います。Upload By ぼさ子2.お友達との関わりの中で「頼られてる」という実感保育園では定型発達の子どもたちに囲まれて、ほぺろうは常にお世話される立場でした(先生達はほぺろうの身辺自立を促してくれましたが、どうしてもその年ごろの周りの子は誰かのお世話をしたいものなので…)。私から見たらお友達に構ってもらえるのはありがたいことだし、良い刺激になってると思っていたのですが、何なら年下の子からもお世話されていたほぺろうにとっては周りが良かれとやってくれたことでも、心の中では思うところがあったのかもしれません。でも今は、さまざまな特性のある子どもたちが集まる特別支援学校で、先生に頼られたりお友達を助けたりして(できているかは別ですが)、「自分だって役に立っている」という実感が育っているように見えるのです。Upload By ぼさ子自宅だけでは得られない、社会で自分の価値を見出すという経験を、小さなほぺろうは今ようやくしているのかもしれません。今だけかも知れない。でも今を楽しんでほしい今、特別支援学校でやる気を見せてくれているのも、成長段階がタイミング的にうまくリンクしただけかもしれません。それにこの先、精神が成長すればするほど新たに複雑な悩みや葛藤が生まれて登校を渋る日も来るでしょう。先のことを考えると課題は尽きませんが、これまでのことを思い返すと『やっと』楽しいと思える時間を過ごせるようになったほぺろう。今は自分のアイデンティティを育む経験を積み重ねてくれたらうれしいです。学校での生活を見習って、自宅でも「お願いします」「ありがとう」とほぺろうを頼る習慣が増えました。Upload By ぼさ子執筆/ぼさ子(監修:初川先生より)特別支援学校での新生活が始まったのですね。ぼさ子さんの予想に反して、学校に慣れ、楽しく通えているとのこと、何よりです。考察されている点について、私もそのようなことがあるのではないかと想像しました。誰でも新しい環境での生活は初めはストレスフルですが、特別支援学校ではおそらく、活動の見通しを伝え、環境的にも整理され分かりやすく、そして大人の目も行き届きやすいという学校生活が初めから展開されているのだろうとお察しします。異文化に入ったというよりも、過ごしやすいように工夫された環境に入ったという感じなのでしょう。先生方やクラスメートの子たちとの関係性もよさそうですね。課題の設定もちょうどよい(易しすぎず、難しすぎず、ちょっと頑張ったらできるような課題設定)のでしょう。自分の働きかけに対して認め・褒めてくれる環境があり、良き相互作用の生まれそうな仲間たちがいて、いわゆる自己肯定感や自己効力感が育まれている状態なのが今なのでしょう。そうした感覚を持てる中でこそ、ちょっと難しそうだけれどやってみようとチャレンジする気持ち、周りの子や先生を気遣い、優しく振舞う気持ちが芽生えます。これからの生活も楽しみですね。
2022年07月18日