フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第189回目はラグドールのエルミオン(Hermione)さま。モフモフなおばあちゃん猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.189猫さまの話をもっと聞かせて!エルミオンさまは11歳の女性猫さま。<エルミオンさまが語ります>私は庭のある家で快適な毎日を送っています。11歳になったので、1日のおよそ70%が睡眠、20%が瞑想、10%が庭をゆっくりと歩くという、全体的にゆっくりした1日を過ごしています。朝は、朝食、庭に出かける、カリカリを食べる、庭に出かける、水を飲む、庭に出かける、食べる、庭に出かける…などを約1時間30分続けます。そして、1回目の昼寝はリビングルームのカーペットの上、または夏には庭で約3時間おこないます。2回目の6時間の昼寝はベッドの上、夏には庭でも。昼寝の合間は立ち上がって、猫の木を引っ掻いて、庭に出て、鳥、昆虫、ナメクジに挨拶(?)をします。ごはんはカリカリ(3種類の味を日替わりで)とパテ(2銘柄、約10種類の味を交互に)です。私には特別な食事はなく、寝ていないときは一日中少しずつ食べています。おやつはたまにツナ缶!夕暮れにはリビングルームのカーペットの上で瞑想に専念し、テレビの前に戻ってもう少し寝て、歯磨きをします。夜はキッチンでぐっすり寝ます。家の中で一番好きな場所は、気分よって頻繁に変わりますが、現在は飼い主たちのベッドの上、または飼い主の仕事を邪魔するために椅子の上に陣取ります。椅子に飛び乗ろうとして転んだりと、自分でも年齢を感じています。おもちゃは子どもっぽいですが布でできたイワシ!友達のように遊んでいます。鳥を捕まえられずに追いかけたりしていますが、若い時より活発ではなくなってしまいました。それでもこの家の生活は満足しています。<飼い主から見たエルミオンさまとは>エルミオンは我が家で2匹目の猫ですが、私が子どもの頃はいつも家の中に猫がいました。私たちは生後3か月のエルミオンをブリーダーのウェブサイトで見つけ、ノルマンディーの繁殖農場から引き取りました。 ブリーダーさんは、この猫は室内飼いで家から出ないだろうと言いましが、エルミオンは私たちの庭と近所の庭で毎日を過ごしています。私たちは性格も外見もまったく異なりますが、貪欲さは共通しています(笑)。彼女は私がフィーダー(肥育者)であり、時々少しとろいと思っているようです。彼女が前足で私の鼻を撫で始めたのは、私がとても感動したエピソードのひとつです。そして、私が昼寝をしているときに彼女が私の隣に来て寝ると、穏やかで心安らぐ存在感を感じます。優雅さと美しい青い目は魅力的で、体は雪の結晶のように輝いています。エルミオンがいるお陰で、ご飯をあげたり、ブラッシングをしたり、外に連れ出したり、トイレを掃除したり、あらゆる場所の毛を取り除くなど、一日中たくさんのエキサイティングで楽しいアクティビティがあるのです 。ーー12月になるとクリスマスツリーがエルミオンさまの家でも飾られます。寒くなって庭遊びはなかなかできなくなりますが、エルミオンさまはツリーのデコレーションで遊ぶのが好きで、活発ではなくなった今はゆっくりゴソゴソと遊んでいるに違いません。それにしても立派な胸毛が見事ですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月09日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第188回目はサビ猫のフィラエ(Philaé)さま。瀕死の状態から救出された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.188猫さまの話をもっと聞かせて!フィラエさまは4歳の女性猫さま。<フィラエさまが語ります>私の名前はフィラエですが、飼い主はときにピトー(Pitou)またはネコ(Chat)と呼びます。それは私が何か愚かなことをしたときです…。例えばトイレットペーパーをボロボロにして芯を取り出して遊んでいる時ですね。住んでいるのはパリのバルコニー付きのアパートです。小さいけどひなたぼっこもできて植木で遊べるので、私にとっては十分なスペースです。ちょっとした虫を狩る事もできます。食事は『ピュリナ』のカリカリか袋に入っているウェットフードで、どちらも好きです。おやつはインゲン豆!留守中はいつも飼い主の温もりを感じられる彼女のベッドでくつろいでいます。お気に入りのおもちゃはクリスマスボール!飼い主がいるときは空飛ぶ虫たちを追いかけてベランダでジャンプします。その時、飼い主はいい顔をしていないのですがついついやってしまうのです。<飼い主から見たフィラエさまとは>猫なしではどうやって生きていいのかわかりません。私の元についにフィラエがやって来たのですが、私にはフィラエの前に4つのラブストーリーがありました。まったく異なる猫とのラブストーリーであり、忘れられないものでした。もし私が語り始めたら、ウィキペディアで最長の、共産主義の歴史に関するページを超えることになるでしょう。私が前の猫を亡くしたとき、同僚が小さな猫の情報を見つけたのです。その状態(歓迎されるには小さく痩せ細っていた)を考慮して、動物保護協会が安楽死させたいと考えていると教えてくれました。それを聞いた私は彼女を救うために飛んで行きました。そして、その場で引き取ることに決めました。私のところにやってきてからというもの、私の生活によくフィットしています。朝はコーヒーを飲みながら大きな抱擁を交わします。彼女は私が家を整理するよりも早く邪魔をします。私が仕事をしている間、お利口なフィラエは寝ています。私が仕事から帰ると、彼女はドアの後ろで静かに待っていて、すぐに扉をあけないと怒鳴ります。夜は消灯の時間を私にはっきりと教えてくれます。人見知りなところは、一度空き巣に入られたせいです。それ以来見知らぬ人を非常に疑っています。フィラエは時々子犬のようにも見えます。彼女の顔つきが大好きで写真を撮るとアップのものばかりになってしまいます。彼女は私のことを愛していると思いますが、天気の悪い時にベランダに出してくれないのは私に原因があると思っているようです(笑)。私はフィラエと自由と分かち合いを大切にしているので、彼女の頑固ないち面も好きです。それは私の短気さを正当化できるからです(笑)ーーフィラエさまの生い立ちは詳しく聞けませんでしたが、保護された時は見るからに小さく痩せ細ってこれ以上生きていけない状態だったようです。猫さまなしでは生きていけない今の飼い主の献身的な愛をたくさん受けて、今では可愛く立派な猫さまになったフィラエさま。いまの季節は天気が悪くてベランダ遊びはできないですが、今日もぬくぬくベッドでくつろいでいることでしょう。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月03日幼稚園で年少組を担任していた先生。運動会を終えた直後から、なぜか1人の保護者から無視されるようになってしまいました。運動会の翌日から、ユリエさんという保護者に無視されるようになった担任の先生。連絡帳の保護者欄は真っ白のままで、挨拶をしても完全に無視。 心当たりがなく、戸惑うばかりの先生に、ユリエさんは今度は「うちの子をいじめないで!」といちゃもんをつけました。先生は謝罪したものの、また数日後「話がしたいです」と連絡してきたユリエさん。モヤモヤしたまま、話し合いの場に赴くと……? クレームの嵐 運動会当日ー。 ユリエさんはかけっこ、親子競技、玉入れなど、リョウタくんが出る競技のときは自分のレジャーシートから離れて……。 どうやらユリエさんは運動会に不満がある様子。行進で息子のリョウタくんが列の最後尾だったこと、自分たちの座る位置からリョウタくんが見えなかったこと、補助に入った先生のおしりが映り込んだこと……。先生は事情を説明しますが、ユリエさんの怒りはおさまりません。 ついにはリョウタくんと仲の良いカイトくんまで槍玉に挙げられてしまいます。先生から見たら仲の良い2人がハグしているほほえましい光景ですが、ユリエさんは「こんな締め上げてリョウタの内臓が破裂したらどうするんです!?」と怒りを爆発。 そんなわけないだろう……と思っていると、「あと、運動会でうちの子のこと囚人扱いしてましたよね!」とまたもクレームを言ってくるのでした……。 運動会の不満を一気に担任の先生にぶつけたユリエさんですが、何事にも事情はあるもの。すぐにクレームを入れるのではなく、まずは相手の事情に耳を傾ける気持ちの余裕を持って、冷静に話し合えるといいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年12月02日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第187回目はトラ猫のティグラ(Tigra)さま。飼い主と一緒に寝るのが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.187猫さまの話をもっと聞かせて!ティグラさまは7歳半の女性猫さま。<ティグラさまが語ります>私の飼い主は皮膚科医で、製薬研究所のメディカルマネージャーもやっています。普段は一緒にパリ中心部のアパートに住んでいます。そんな私は朝が弱く、ねぼすけなんです。食事の場所には常にふたつのボウルが置いてあります。ひとつはカリカリ用、もうひとつはパテ用です。午前と午後の終わりの1日2回パテを食べますが、カリカリは無制限です。ご馳走は、たまにひき肉をいただくこともありますし、エビの時もあります。特別な日の食事はスティック状になった液体おやつです。旅行するときはいつもおやつが準備されていてウキウキです。いまは飼い主の仕事で一緒にアメリカにいます。今日も好物のスティックを買ってもらいました!家の中では、毛皮の上が大好きです。肘掛け椅子や椅子に敷く羊皮と毛皮のクッションの間、場所を変えながら一日中家の中を動き回っています。おもちゃも毛皮で覆われたネズミと魚が大好きです。私はとても社交的で、とてもおしゃべりです。表現力豊かで、好奇心も旺盛です。優しい性格で、誰も攻撃したことがありません。新しい人に初めて会ったときは距離を置きますが、すぐにその人の隣に座り、さらに膝に登ることもあります。私は寂しがり屋でひとりでいるのが好きではないからです。<飼い主から見たティグラさまとは>彼女は捨て猫です。2008年に捨てられた動物を保護する団体『アニマル クリスマス』の取り組みのおかげで私は彼女に会いました。その時彼女はすでに1歳半でした。それ以来、私たちは離れられない関係にあり、彼女はフランスで暮らす私の唯一の家族です。私はこれまでずっと猫を飼ってきましたが、ティグラは他の猫よりも特別です。彼女は私の人生において非常に重要な存在になっています。残念ながら、彼女は家から出るのがまったく好きではありません。また捨てられるのが怖いのだと思います。予防接種のために獣医に連れて行くと、私がドアを閉め待合室で待っている間中吠え続け、私が戻るまで止みません。ティグラは私より遅く起きます。確かに、彼女はすでにちょっとしたおばさんなのかもです。私は家で仕事をすることが多いので、彼女はアシスタントとして私の隣のクッションに座っていることが多いです。夜はふたりでソファで本を読んだり映画を観たりしている間、抱きしめられたり、愛撫したりされるのが大好きで、私の腕の中で眠ってしまう事もあります。私がベッドに入るとすぐにぐっすり眠ってくれます。本当に彼女は私の隣で眠るのが好きなのです。それから彼女は大きなボウルから水を飲むのが好きです。彼女はよく私に、水道水を飲ませてほしいと頼みにきます。おやつが欲しいとき、彼女は小さなテーブルに登って唄を歌い始めます。私が家を出るときは不機嫌になり、帰宅すると喜んで床を転がり回ります。時に彼女は小さなフクロウのようにも見えます。彼女はとても愛らしく、忠実です。いつも可愛くて優しい良い性格をしています。私にとっては彼女のすべてが魅力的です。私たちはふたりとも愛情深く、気さくで、遊び好きな共通点もあるのです。私のことは無条件に愛する人と思っているはずですが、時々、ティグラは私のことを食品の流通業者としてしか見ていないのではないかと思うことがあります。同時に、私がいないと彼女が私を恋しく思っていることもわかります。私が家にいるとき、彼女の生活はより穏やかだと思います。すべてが楽しい毎日です。彼女は決して私を失望させません。たぶん最も思い出に残る嬉しかった記憶は、ティグラが私のベッドに寝に来て、私にもたれかかり、お腹をかいてほしいと頼み、そのまま眠りについたときです。ティグラは私が急いで家に帰らなければならない理由になりました。自分を待っていて、いつも自分を愛してくれる人がいるということは、本当にとても貴重なことです。ーークリスマス近くになると保護された動物を集め各地で多くの保護団体が里親探しをします。この時期に合わせて、見捨てられたペットを多くの人々が引き取れるシステムはとてもいいことだと思います。すでに大きくなってしまってもティグラさまの飼い主のようにたっぷり愛情を注いでくれる人がいるのです。クリスマスの贈り物は心が暖かくなりますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月02日外出する時に、家で留守番をするペットに「行ってきます」という人は少なくないでしょう。カナダに住むある男性は、出かける時に愛猫に声をかけるそう。その様子を撮影したところ、反響が上がりました。キャットタワーの上でくつろいでいる猫に向かって、「じゃあね」と手を振る男性。すると猫が驚きのリアクションを見せたのです!飼い主さんをじっと見つめて、前脚を器用に横に振っている猫。まるで「行ってらっしゃい」と手を振っているように見えますね。動画を見た人からは、さまざまなコメントが寄せられました。・とっても愛らしくて、賢い猫だね。・笑った!ミス・コンテストの手の振り方だ!・実は「早く行け」っていっているんじゃないかな。挨拶をした時に相手も挨拶を返してくれたら嬉しいものです。この猫が飼い主さんと同じ動きをしているだけだとしても、心が通じ合っているような気になるはず。家を出る時に愛猫がこんなしぐさをしてくれたら、いつまでも見ていたくて出かけられなくなりそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年11月27日アメリカのニューヨーク州にある動物保護施設『パットナム・ヒューメイン・ソサエティ』のFacebookの投稿に注目が集まりました。2023年9月、施設のオフィスに来たスタッフがあることに気付いて思わず写真を撮ったそうです。スタッフが目にしたのは、テーブルの上に置かれたかご。『FREE(ご自由におもちください)』と書かれたかごの中には、来館者が無料でもらえる雑貨などが入っています。そのかごの中に、里親募集中の猫が入っていたのです!猫の名前はバドくんといい、「健康でなでられるのが大好きな14歳の高齢猫」だそう。バドくんは普段から施設内のロビーやオフィスなどを自由に歩き回っているといいます。なぜかなかなか里親が決まらないらしく、スタッフはバドくんが「誰かが自分を引き取ってくれることを願って、かごに入ったのだと思う」とつづりました。この投稿から約1か月後、『パットナム・ヒューメイン・ソサエティ』は再び、かごの中に入るバドくんの写真を公開。「バドは養子になるために一生懸命です。無料配布のかごに座る癖までついています」と紹介すると、さらに注目を集めました。まるで「ぼくも連れて帰って」というように、かごの中に入るバドくんの姿は同情を誘い、この写真は拡散されました。・シェアしたよ!バドくんはとってもかわいらしい。・高齢の猫は素晴らしいよ。寄り添ってくれるし、愛情深いからね。・この子に永遠の家が見つかりますように!同年11月26日の時点では、バドくんの里親はまだ決まっていないようです。ただ、これらの写真が注目されたことで、興味をもってくれる人たちも出てきたそう。施設ではバドくんの里親にふさわしいかどうかを慎重に審査しているといいます。来館者の目に留まるかのように、自ら無料配布のかごの中に入ったバドくん。意図的なのか偶然なのかは分かりませんが、そのおかげでバドくんの存在は多くの人に知られるようになりました。人とペットの出会いは縁なので、完ぺきなタイミングで、バドくんにぴったりの家族ができるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月27日フランス在住のフォトグラファー、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第186回目はタビーのキャラメロ(Caramelo)、改名後はメロ(Melo)さま。5日間生死の間を彷徨った猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.186猫さまの話をもっと聞かせて!キャラメロ(メロ)さまは2歳の男性猫さま。<キャラメロさまが語ります>僕は小さい頃、両親や兄妹とはぐれて、たまたま飼い主の家の軒下に避難しました。ここの家の人たちはとても親切で、重い病気の僕の命を救ってくれました。元気になった今は、自然に囲まれたオーヴェルニュ地方のカントリーハウスに住み、もっぱら外で遊んでいます。朝起きて朝食にパテ、カリカリ、昨日の残りものを食べて、少しだけ牛乳を飲みます。それから野ネズミを狩りに1日中放浪に出かけます。もちろん他にも小さな動物も狩ります!夜は必ず自分のベッドで寝ます。暗くなると危険な大きな動物と遭遇するからです。ここは本当に安心できる僕の住処なのです。一緒に住んでいる80歳の老夫婦は、僕が来てから新たな人生が始まったと言っています。<飼い主から見たキャラメロさまとは>夏、フランスでは多くの人が休暇を過ごす時期です。キャラメロは、2022年8月に私たちの田舎の家に避難してきた雑種猫です。猫がニャーと鳴き、私たちは茂みの中に隠れている彼を発見しました。彼はとてもかわいかったのですが、暑い日だったのでお腹が空いて喉が渇いていた様子でした。私たちは彼に餌を与え、テラスに落ち着きました。身元が特定されているかどうかを確認するために、家のすぐ隣にある獣医に連れて行きました。しかし、身元が特定されなかったため、飼い主を見つけることができませんでした。 獣医によると、まだ1歳にも満たない若い猫だそうでした。見知らぬ猫の治療費を払う人が多いかどうかはわかりませんが、私にとってはその猫の世話をしないわけにはいきませんでした。キャラメル色のタビーなのでキャラメロと名付けました。 すべての特徴を備えているため、ベンガルなのではないかとさえ思いました。私にはパリから連れてきた猫が2匹いるので、リスクを避けるため、彼を家に入れませんでした。キャラメロは健康状態が急速に悪化したため、この判断は正しかったようです。 彼は食べられなくなり起き上がれなくなりました。胃の問題も抱えていたようです。それは祝日に続く週末のことでした。彼はとても遊び好きでしたが、何もできなくなりました。獣医が休みだったので、3日間水分補給し、注射器を使って強制的に食事をさせました。彼の状態が改善しなかったため、私は最終的に獣医に連れて行き、発疹チフスと診断されました。彼は明らかに予防接種を受けていなかったせいもあり非常に深刻な状態でした。この病気はワクチン接種を受けていない若い猫に影響が大きく、大多数は生き残れません。しかし、キャラメロはファイターでした。 5日間の入院と抗生物質投与の後、彼は病気を克服しました。彼は救われましたが、私たちには問題がありました。 私たちは仕事のためにパリに戻らなければならなかったので、3匹目の猫をアパートに連れて行くことができませんでした。私たちは彼を養子にしてくれる人を探さなければなりませんでした。しかしキャラメロは幸運です!ここに住んでいる義理の両親が美しい瞳に感激して、彼を養子にすることに同意し、そしてメロと改名しました。同時に身元登録とワクチン接種をしてもらいました。いまのメロは幸せで甘えん坊な猫です。 彼はほとんどの時間をオーヴェルニュの田舎ですごしていて、時折パリ地方に遊びにやってきます。養子に迎えられたという事実は私にとっては満足ですし、彼は私たちのところに来て正しい家を選んでくれたのです。私は、これは偶然ではなく、常に猫を歓迎してきた我が家のポジティブな雰囲気を彼が感じたに違いないと自分に言い聞かせています。彼は優しくて、遊び心があり、いつもとてもかわいいです。 すでに退職した義理の両親もメロとの生活を楽しみ、老後が活気のある生活になったと喜んでいます。ーー連載#97に登場したリシルさまとスルタンさまの飼い主の話です。発疹チフスウイルス感染のためにリシルさまとスルタンさまとメロさまは一緒に遊ぶことができなく、パリにも連れて戻れませんでしたが、今ではすっかり田舎での生活を楽しんでいるそうです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月26日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第185回目はヒマラヤンアザラシポイントのマリー(Marie)さま。冒険が大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.185猫さまの話をもっと聞かせて!マリーさまは9歳の女性猫さま。<マリーさまが語ります>私は、スキー場近くの山の家と、街のなかにある家を季節によって住みわけています。冬は、山にある大きな屋外ギャラリーのツアーに参加することで1日が始まり、そして終わります。飼い主たちが休みの日は、ほぼ寝て過ごしてしまいますが、飼い主たちがバックパックを取り出すと、すぐに冒険に出かけると悟ります。そして、まだかなと玄関の近くで準備ができるのを待ち続けます。夏はヨットで過ごします。ヨットの上では、冬と違って日課は変わります。 飼い主たちが起きると、すぐに外に出てヨットの甲板の上を散歩します。 そして、帆が開くまでみんなを観察します。食事はいつも『ロイヤルカナン デンタル』のカリカリのみを食べます。特別な日は『ロイヤルカナン』のウェットフードがもらえます。大好きなおやつは、味に関係なく、ニブリージャーキーです。お気に入りの場所第1位は家のベッドの上です。 続いて第2位はソファです。 ヨットに乗っているときは後部デッキに寝転がって水面を眺めるのが好きです。 ヨットの中に居なければならないときは、ドアが透明で外が見える階段に横になります。遊びは猫のハタキが好きです。最近ウサギが相棒としてやって来たので、他のどのおもちゃよりもウサギと遊ぶのが大好きです。<飼い主から見たマリーさまとは>マリーは小さな頃から船乗りをしている小柄なヒマラヤン猫です。彼女は夏の間ずっとヨットの上で過ごしており、陸地を歩くよりも水上でのほうが得意です。彼女は冬にはスキー場の近くの山で過ごし、ハイキングやクロスカントリースキーをする人間の後を追っています。彼女はジャコブという名前のドワーフラムのウサギと共同生活をしています。マリーに出会ったのは本当に偶然なんです。ショッピングセンターに行って、ペットショップの前を通ったとき、私は、当時は毛並みが乱れていた小さなマリーを一瞬で好きになり、連れ帰ったのです。マリーは人間と一緒にいるのが大好きなので、いつでも私たちのいろんな冒険に同行しようとしています。とても穏やかで愛情表現が豊かな猫です。彼女は遊ぶのが好きですが、愚かなことは決してしません。時折、ウサギの耳を噛むことくらいです。彼女は、ニャーと鳴いたり、手で私たちに触れたりすることで、自分自身を理解してもらう方法を知っています。彼女はカメラが好きで、仕事のビデオ会議にいつも参加しています。マリーは素晴らしい冒険家ですが、夏に私たちが航海しているときは、注意深く船中にいます。彼女は、決まって午後3時頃にコックピットにやって来ます。小さい頃からセーリングに慣れているだけでなく、リードをつけてとても上手に歩きます。森の小道を歩くことも躊躇しません。マリーは家族の一員なのです。彼女が私たちを追いかけることができない唯一の場所は、猫が許可されていないレストランと国立公園です。マリーの魅力は、間違いなくその大きな青い目と、人間に対して非常に社交的であるということです。冒険心があり、屋外で時間を過ごすのが大好きなのです。彼女は小さなアヒルのように私についてくるので、私を母親だと思っているのだと思います。夜は私の上で寝てくれるので、私のことが快適だと思っているはずです。最も楽しかった瞬間はたくさんありますが、暗くなってからヨットのブームに乗って歩く楽しさを知った時です。彼女は夜景にとても驚いた様子でした。私たちは彼女の幸せそうな表情にとても満足しました。残念ながら、暗かったのでこのときの写真はありませんが、思い出に残る時間でした。マリーは私に友情と慰めを与えてくれて、我が家に活気を吹き込みます。また、人生で本当に重要なことに集中できるように存在しているのだと思います。たとえば、時間をかけて彼女と一緒に過ごし、あらゆる瞬間、あらゆる冒険を楽しむことです。私にとって、それはストレスを軽くするのに役立っています。ーー冒険家のマリーさまは同じく冒険好きの飼い主のところにやってきて、幸せな毎日を送っています。これからはスキーシーズンが始まり、雪遊びが待っていますね。次は相棒のウサギ、ジャコブさまの話も聞かせてもらいます。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第184回目はサバトラのマロ(Maloe)さま。寝姿が最高にかわいい猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.184猫さまの話をもっと聞かせて!マロさまは6歳の女性猫さま。<マロさまが語ります>私はパリ郊外の、森に囲まれた集合住宅に住んでいます。朝7時には起きて家族が起きてくるのを待ち、朝ご飯になります。朝食後は必ず窓際で森の匂いを嗅ぎながらゆっくりします。昼間はだいたい寝ていますが、時々、家の中を走り回って気晴らし。午後、陽が射してくると大きな赤いソファで大の字になって寝るか、飼い主の娘の部屋のベッドで昼寝。夜はまた自分のベッドでくつろぎます。飼い主がいる時は何をしているのか興味があり、一歩離れて観察。夕方は17時くらいからお腹が空いてしまうので、お母さんの横でプレッシャーをかけつつ監視します。18時半を過ぎると、キッチンにいるお母さんの膝でカリカリを一粒ずつもらいます。急いで食べると吐いてしまうからです。いつものカリカリは『ピュリナ』の「フリスキー」。特別な日のごはんはありませんが、なぜかコーンフレークスやナッチョスが気に入ってしまい、時々つまんでいます。もしくはヨーグルトも。大好きなおもちゃは特にないのですが、小さなネズミの玩具があります。また、体操競技のリボンを追いかけるのが好きです。お母さんがシーツを替える時は盛大に邪魔をして遊びます。特技は仰向けで寝ること!お母さんの手からカリカリを貰って食べること。立ったり、座ったり、ちょっと落ち着きませんが(笑)。<飼い主から見たマロさまとは>私が高校生の時に飼い始めた雄猫が13年生きました。パリに来てからは猫を飼うタイミングはなかったのですが、娘が生まれ、猫が飼いたいと娘が5年かけて私たちを説得し、インターネットで里親募集を探しました。パリ近郊では見つからず、サルト地方のルマン市で子猫を見つけましたが、迎えに行く当日に車に荷物を積んで出かけようとしたところ、この子が朝亡くなってしまったと連絡を受けました。名前まで決めていたので娘はがっかり。再びネットで子猫を探したところ、亡くなった子猫にそっくりな子猫を見つけて決めました。最初は怖がりで、人間に慣れるのに時間がかかりました。今でも人間の膝に自ら乗りません。でも冬の膝掛けの下なら飼い主に撫でてもらってゴロゴロ言います。猫も年月を経ると性格が丸くなるようです。ここがかわいい!とひとつ挙げるなら、もちろん全てがかわいいですが、あえて言えば小さな頭、小さな口、麻呂眉毛と、墨を踏んだような黒い足の裏です。マロはシマ猫なんでしょうか?キジトラなんでしょうか?私はサバトラだと思っています。アメリカンショートヘアのような模様がサバに見えるのです。私と似ているところは、独りが好きなことと多くを語らないところ。私のことはご飯をくれる人、信頼できる人間だと、6年かけて学んだらしいです。子猫の頃から今に至るまで、仰向けに寝てお腹の模様を見ると楽しい気持ちになります。一緒にいることで癒されます。マロは外には出ないイエ猫ですが、人間との生活を受け入れてくれた彼女に感謝しています。動物が好きなので、時々、自分も猫のような気になります。安らぎを与えてくれるマロは、家族のひとりとして私たちの生活に馴染んでいます。ーーこの取材を通して里親になるために遠くまで出向くかたが多いことを再確認しました。パリからルマンまで車だと結構な時間がかかりますね。娘さんが5年もかけて子猫を見つけたのは感動的でもありました。今日も窓際を陣取っているマロさま。晩秋の森からは一体どんな匂いがするのでしょうか!著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第183回目は黒猫のサンバさま(Samba)とシールポイントのシッポナ(Shippona)さま。とても仲良しな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.183猫さまの話をもっと聞かせて!男性のサンバさまと女性のシッポナさま、ともに7歳です。<サンバさまとシッポナさまが語ります>僕たちはパリの15区の賑やかな商店街がある通りのアパルトマンの6階に住んでいます。飼い主が在宅の時のスケジュールをお伝えしますね。朝起きたらすぐに1回目の朝食(カリカリ)トイレがきれいになっているかチェック&ダメ出しサンバは二度寝、シッポナは家中をうろうろするサンバが起きたら2回目の朝食(カリカリ)2匹で遊ぶ寝る起きるうろうろする寝る起きる1回目の夕食(カリカリ)猫じゃらしで走ったりジャンプしたり激しく遊ぶ寝る2回目の夕食2匹で遊ぶ寝る食事はカリカリを朝食、夕食それぞれ半分に分けて2回ずついただきます。6歳のときから『weight management』にしています。外に出ないので、運動不足が心配だかららしいです。2週間に1度ぐらいは同じ銘柄のソフトタイプが出てきます。かわいいかごやベッドもあるのですがすぐに飽きてしまいます。『アマゾン』の段ボールが大好きで、その段ボール箱に2匹でぎゅうぎゅうに入るのが心地良いのです。おもちゃもたくさんありますよ。小さいぬいぐるみ多数と猫じゃらしなどです。飼い主が不在の時には仲良し兄妹なのでいつもくっついて寝ています。<飼い主から見たサンバさまとシッポナさま>30年ほど前にパリからニューヨークに引っ越す友人から、猫を2匹譲り受けました。日本にいた時は常に犬を飼っていましたが、幼稚園に入る前には猫も飼っていたと記憶しています。犬派とか猫派とかよく聞きますが、私はどちらも大好きです。留守中ひとりぼっちになるのはかわいそうなので、常に猫を2匹または3匹飼っています。以前、糖尿病で毎日朝晩インシュリン注射を打っていた愛猫タラちゃんが亡くなった時、ひどく落ち込んでしまいました。その頃友人の家で子猫が5匹生まれ、友人たちの勧めもあってサンバとシッポナを迎えました。最初は1匹だけを譲ってもらおうと思っていましたが、5匹の中でも体が小さかった2匹だけでずっと楽しそうに一緒に遊んでいるのを見て、引き離すのが忍びなく2匹を受け入れました。私が出張から戻ったらお留守番のご褒美で『ちゅ~る』をあげます。お誕生日やお正月はゆがいた鶏肉、私は鶏肉の匂いが苦手で食べませんが、猫のためなら我慢して切ったり茹でたりできます。サンバはおっとりしていてのんびり屋で優しい性格です。リオオリンピックの年に生まれたのでサンバと名付けました。シッポナはおてんばですばしっこくて、甘え上手です。私が子どもの頃好きだった『ひみつのアッコちゃん』の飼い猫(アッコちゃんの相談相手、実は魔法使い)の名前をいただきました。小さい頃から、サンバがシッポナの毛繕いをしてあげています。トイレも、シッポナは最後まできちんと砂でウンチを隠さないで出ることが多く(せっかち)、そういう時はサンバが来てシッポナの代わりにやってあげています。同時に生まれた2匹なのでどちらが年上ということはありませんが、サンバがお兄ちゃんで優しくて妹思い、シッポナが妹でお兄ちゃんにすべてお任せ~、というイメージです。もう7歳だから普通だったら落ち着く年齢ですが、この2匹はとにかくいつも一緒にじゃれあって遊んでいて、子どもっぽさが抜けません。そこがかわいいですが。バッグの中身をひっくり返すなど、悪いことも大抵2匹で一緒にやります。見つかったらシッポナはさーっと逃げて知らんぷり、すべてお兄ちゃんがやったような顔をしています。サンバは取り残されて「あれ?僕だけ?」という顔をしています。私にとって猫はなくてはならない存在で、いてあたり前の存在です。2匹と生活をしているとポジティブ、楽観的なところが私に似ていると思います。「猫は拗ねる」とか「猫は嫉妬深い」とよく言いますが、うちの2匹はそういったネガティブなところが一切なく、いつもポジティブで素直。おかげさまで私もあまりネガティブなことは考えないようになっています。サンバとシッポナと一緒にいれて日常生活が毎日Maxで楽しいです。ーー私も以前、黒猫とシールポイントの組み合わせで猫さまを飼っていたことがあったので、サンバさまとシッポナさまを見て昔の思い出がたくさん蘇って来ました。サンバさまとシッポナさまは兄妹なので、お母さんの写真を見せてもらったら縞模様ではないですか!お父さんはどんな猫さまか?とても気になってしまいました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月19日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第182回目はキジトラのユズ(Yuzu)と赤トラのサニー(Sunny)さま。とても仲良しな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.182猫さまの話をもっと聞かせて!ユズさまは9歳、サニーさまは4歳の男性猫さま。<ユズさまが語ります>僕たちはマルヌ川が近い、パリから東に電車で15分のシェルという町で、5階建てのアパートの3階に住んでいます。寝室からリビングにキャットウォークを通って行く時に、下の階のベランダに3回落ちたことがあります。1日の行動は、朝は飼い主と一緒に起きて、トイレに行って朝食を食べます。遊んで昼寝をし、夕方起きて夕食を食べます。それから、トイレにいったあと遊んで、飼い主と一緒に寝ます。朝7時過ぎと、夜は22時半から23時ごろには飼い主のそばに張り付きます。夕食は、だいたい8時ぐらいです。飼い主が仕事から家に帰ると、玄関まで迎えに行き台所へ誘います。チラチラ振り返り、ちゃんとついて来ているか確認しながら。食事は、カリカリをセルフサービスで好きな時に好きなだけ食べます。夜はパテ缶を食べます。特別な日、例えば誕生日とクリスマスには『Sheba』の食べるスープが出てきます。たまにバターを舐めることも許されています。今は、猫レーザー遊びに夢中です。飼い主がレーザーを取り上げる音を聞くと、そばまで走っていき足元で待ち続けます。手まねきも上手にできます。弟のサニーはボール遊びが大好きで、犬みたいなところがあります。ボールが爪に引っかかりやすいような生地でできていて、手から離したいんだけど引っかかってなかなか離れてくれず、「もぉ〜なんで離れてくれないのよぉ〜」みたいな感じの表情をします。ボールを投げてもらったら、咥えて飼い主の前に落として、また投げるように催促をするのです。僕はツンデレとよく言われます。大好きな居場所はキャットタワーの上。サニーがまだ居なかった時は、飼い主の腕と脇の間で、毎晩飼い主の腕を枕にして寝ていました。今はもっぱらサニーにくっついて寝ているんです。<飼い主から見たユズさまとサニーさまとは>今までの猫歴は、子どもの時に捨て猫2匹を保護、ペルシャ猫1匹、20歳の時にアメリカンショートヘアーとペルシャの雑種を1匹飼っていました。ユズは、友だちのメス猫に子どもができたので譲り受けました。サニーは、知り合いの家の前に捨てられていた7匹の子猫のうち1匹でした。サニーが家に来た時は手のひらサイズほどの大きさでした。多分生後2、3か月ぐらいだったと思います。ユズは、警戒してフーフー言いつつも興味深々で、サニーは全く怖がらなかったので仲良くなるのに時間はかからなかったと思います。夏休みに子ども達が夫と祖父母の家に行っている間に家に連れて帰ってきて、2匹目を飼うのは子ども達には秘密にしていました。家に帰ってきた時、新しい子猫を見て、娘は嬉しすぎて玄関で泣いていました。息子は空いた口が塞がらなくて、そんな2人を見ていてとても嬉しかったです。とくに娘は、2匹目が欲しいと前々から言っていたので、本当に喜んでいました。ただ娘は、猫に構いすぎるので引っ掻き傷が絶えません。でもサニーはどんなにかまっても引っ掻いたことも噛みついたこともなく、ユズと比べるととても穏やかな性格です。私はかくれんぼごっこでいつも遊んでいます。私が隠れて、ユズとサニーが私を探すのです。2匹がいることで私は穏和で幸せな気持ちになり、とても心地いいんです。ーーユズさまとサニーさまはとても仲良し!いつもくっつき合って寝ているんだそうです。性格は違ってもお互い気持ちが通じる部分がたくさんあるようです。寒くなってきたので今日もべったり幸せにお昼寝していることでしょう。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月18日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第181回目はペルシャ猫のシラス(Shirasu)さま。奇跡的に保護された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.181猫さまの話をもっと聞かせて!シラスさまは8歳の男性猫さま。<シラスさまが語ります>僕は早起きです。家はヴァンセンヌの森に近いので、夜明け前の鳥のさえずりで5時半ぐらいに目を覚まします。朝日が白々と明ける午前6時ころ、太陽が昇ってくると、朝の匂いを嗅いで、太陽の光を見つめ、そして近所にやってくる鳥たちを眺めることから1日が始まります。セントラルヒーティングのラジエターの上に置かれた食器置きのすぐ隣がいつからか僕の定位置になりました。心地がいいし眺めも最高だからです。最近は寒くなったのでマフラーを敷いてさらに暖かくしてもらい、お外を眺めるにはとても快適になりました。飼い主が仕事のない日は24時間一緒に過ごします。飼い主の背後、たまに膝、たまに机の上の飼い主の左手のあたりで、邪魔せずにウトウトしています。朝ごはんはスープ多めの缶詰(去年尿結石を取ったのでウェットご飯が必須)、夜ごはんはカリカリ。朝ごはんがいつも特別ご飯です。飼い主が作った天然酵母パンが好きなので、それをお裾分けしてもらう時もあります。おねだりのときは、朝のご飯を待つ場所で、準備ができるまで物言わず飼い主の様子を伺います。なんと朝がカリカリ!?の時は、お腹は空いてても缶詰が出るまで我慢して、物言わず飼い主を見上げます。意外と意地っ張りなところもあるのです。紐遊びが大好き!おっとりさんでやさしい性格とよく言われます。<飼い主から見たシラスさまとは>幼少の頃から55年間ずっと私のそばには猫がいました。先住猫イワシと日本からフランスに渡り、その後イワシは19歳半の生涯を終えました。天国に逝って4年経ち、また猫を受け入れても大丈夫か?と思っていた矢先、たまたま友人の母がタロットができるという事で、イワシがどう思っているかタロットで聞いてもらったら「いいよって言ってるわよっ」のお答え。イワシそっくりなシラス(志らすと名づけました)がやってきたのです。私のもとにやってきた経過を詳しくお伝えします。南フランスでぺンションを経営しながらブリーダーもしているかたのところでシラスは生まれました。彼の姉妹は1000ユーロという高額な値段で販売されるのですが、シラスを含め、男の子は買値が付かないので貰い手がなければ悲しいことに餓死させられてしまったかも…。たまたまそのペンションに泊まった私の友人の母にイワシの写真を見せたら「この子今私が滞在してる南フランスのペンションに居る子にそっくりだわ」と、そこにいる子猫らの写真を見せてもらったのです。その中にイワシ生き写しの子猫が居たのです。そのオス猫ちゃんを引き取ることにして、晴れてシラスはうちの子になりました。残念なことにシラスと一緒に暮らしていた子猫は餓死して友人の母の手の中でなくなったようです。友人母が言うにはオスの子猫らは薄暗い湿った部屋で餓死するまでほっとかれるのかなぁと…言っておりました。こういうシステムが早くなくなってほしいものですよね。私の元にやって来た時、私の手のひらで寝ることができるほど小さく、その時すでに生後4か月にしては未熟すぎる印象でした。フサフサの毛の下にはノミがウロウロ、即退治!30匹はいたかもしれません。その後、うちに来て2週間で急に大きくなりました。成長が遅かったせいか免疫不足で白癬菌の病気になりました。トリマーの友人からご指導いただき、抗菌にいいというシャンプーをいただきなんとか菌を撃退できました。おかげで今は健康体そのもの!猫ってそもそもどこから来たんでしょう。猫が自分達のところにやってきたのは偶然じゃなかろうと思う今日この頃です。気がつけばじっと見られていて、この子にはなにもかも見透かされているようです。猫に学ぶ毎日で、猫は生とし生けるものの先生かもと思います。好きなご飯を食べて、外の鳥を眺めてまた寝る。甘えたいときに膝に乗ってきて、そうでなければまたひとりで寝る。微妙な距離を置いて実に無駄がない猫は気まぐれとか言われますが、どうやらそうではなさそうです。彼らの中では好きなもの嫌いなものやりたいことやりたくないことは明確です。漱石の著書の「吾輩は猫である名前はまだない」我輩のように。人間てメンドクサイ生きモンだなぁ~と観察しているかもしれません。猫は神様がこの世に創り出した素晴らしい贈り物なのです。今も私の後ろで鼻息をぴぃぷぅさせて爆睡している姿を見ると、かけがえのない時間が流れている感じがします。朝起きてまず彼の食事とトイレ掃除、1日動くためのウォーミングアップ。シラスが私の日々の原動力なんです。ーーシラスさまは無事に保護されてから8年が経ちました。早起きシラスさまは今日も暖かいラジエターの上でいつも通りの朝を迎え、飼い主を1日の始まりに元気づけている事でしょう。ここでは鼻息の音を伝えられませんが、みなさん想像してください。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月12日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第180回目はトラ猫のマーカス(Marcus)さまとミニー(Minnie)さま。「ジダン」「ターミネーター」というニックネームがある猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.180猫さまの話をもっと聞かせて!マーカスさまは4歳の男性、ミニーさまは3歳の女性猫さま。<マーカスさまが語ります>ディズニーランド・パリからほど近い、快適な開発地にある庭付きの2階建ての家に住んでいます。僕は小さい頃から病気で肺が弱いため、日中はよく寝ています。でも、外が寒すぎない限り、家の外の広い緑地でも遊んでいます。妹ミニーは僕よりも活発で、足が速く、頻繁に外出します。冬の間、僕達は家の中にいます。僕らが遊んだり運動したりできるように、窓際に大きなキャットツリーが2つ準備されています。ミニーは飼い主のデスクの棚の上に座ったり、山積みになった服の中で寝るのが好きです。僕はソファで居眠りするのが好きで、いつも右隅に小さな毛布を置いてもらっています。それ以外の場合はソファに横になって窓の外を眺めています。おもちゃは前脚でサッカーのように遊ぶ小さな綿毛のようなネズミが好きです。そんな時、飼い主は僕を「ジダン」と呼びます。ミニーは、ゴムバンドが付いた小さなボールが好きで、これで飼い主と多くの時間を過ごします。飼い主はよく彼女を「ターミネーター」と呼びます。彼女は定期的にゴミ袋を攻撃します。運悪くおやつの入った小さな袋が彼女の手の届くところで見つけると、次の日の朝、その袋が歯や爪で砕かれていることがよくあります。食事は獣医さんから購入したカリカリが主ですが、時々おやつや好きなものをいただきます。例えばエビ、鶏肉、パン!です。<飼い主から見たマーカスさまとミニーさまとは>マーカス、リリー、ミニーが生まれる前、我が家にはニーナという19年間生きた猫がいました。彼女が去ったときは悲しみに明け暮れていたので、私たちはすぐに再び猫を飼うことに決めました。SNSでマーカスの写真を見ました。それは、ずぶ濡れになった2匹の猫が車の下にいる写真でした。私たちはその写真を投稿した人に会いに行き、マーカスに出会いました。会った瞬間、好きになりました。マーカスは妹のリリーから離れることはありませんでした。離ればなれにするのは非人道的であると考え、ふたりを受け入れることにしました。しかし残念なことに1年後、車に轢かれて小さなリリーを失いました。マーカスはいつもどこでも彼女を探していて、私たちは彼をひとりにしておくわけにはいかないと考えました。それから動物保護協会を通じて小さな猫を探しました。こうしてミニーちゃんが我が家にやって来たのです。ふたりはとても仲が良く、マーカスはとても臆病で何事にも恐れを抱いているので、ミニーの存在がマーカスを安心させてくれます。ミニーは幼い頃からのとても柔らかい毛皮を保っています。小さいのでミニーと呼んでいます!マーカスは何もかもが怖くて、たとえ私たちと一緒にいて安全なときでも、異常な物音を聞くとすぐに飛び上がります。ミニーとは大違いです。マーカスは私たちを必要としていて、常にコンタクトを取り合い、抱っこを求め、一緒に寝に来ます。躊躇せずに羽毛布団の下に潜り込んで私たちに寄り添ってくれます。ミニーは姉のようで、マーカスが横になっているときはなめてあげます。彼女は優しいのですが、抱っこをあまり要求しなくなりました。それでも時々私たちに会いに来て頭突きをし、私たちが大好きであることを示しています。マーカスの顔(顔の表情)は、いつも悲しんでいる、迷子の猫であるという印象を与えます。ミニーはとても元気いっぱいです。マーカスよりもはるかに活発で、何があっても常に前に進む姿勢がマーカスを安心させます。彼女は毛玉のようで、本当に優しくて、とても柔らかいのです!猫は家で何を考えているのでしょうか?目標は、この共同生活ができるだけうまくいくこと、そして猫たちが私たちと一緒にいても、私たちなしでもできるだけ快適に過ごせるようにすることです。生活や習慣の中で猫たちが私たちをずっと幸せにしてくれることを求めて。もっとも面倒なのは、彼らから逃げ回るネズミやハクビシンを家の中に連れてきてしまうこと!彼らの、勝ち誇った自慢たっぷりの表情には複雑な思いですが(笑)!彼らは私たちに多くの喜びをもたらしてくれるし、いてくれるだけで完璧なストレス解消になっています。腕に抱きしめることができるのはとても嬉しい瞬間です。ーー生まれた時からマーカスさまは妹想いでひとりではいられなかったようです。実の妹を失った後もミニーさまを本当の妹のように思っているのでしょう。とっても明るく前向きな姿勢のミニーさまとの日常はマーカスさまを常に喜ばせているのです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月11日2023年10月31日に、新たに保護犬2匹を家族に迎えたことを報告した、歌手の浜崎あゆみさん。浜崎さんは、これまでもSNSアカウントを通して動物愛護活動を啓発するなど、命の尊さについて積極的に発信していました。今回、新たに迎えたのは、ポテトちゃんとコンブちゃんという名前のフレンチブルドッグ。2匹は、保護されるまで劣悪な環境で生きてきたのだそうです。浜崎さんは、2匹をつらい目に遭わせた人へ怒りをあらわにすると同時に、「余生を穏やかに過ごせるよう、初めての経験をさせてあげたい」と今後についての想いを明かしています。動物保護団体が浜崎あゆみの『神対応』明かす同年11月8日、動物の保護活動を行っている、『保護犬猫団体アネラ』がInstagramを更新。こうして、浜崎さんがポテトちゃんとコンブちゃんを家族に迎え入れたのは、同団体を経由してのことだったといいます。浜崎さんから里親希望のメッセージが来た時のことや、2匹を迎えることになった経緯について、同団体はこのように明かしました。ことの始まりは浜崎あゆみさんご本人様から直々にメッセージをいただいことが始まりでした。『里親さんが見つかりづらい子がいたら教えてください‥』と‥この子が良いとご指定があった訳ではなく、施設に長くいる子を引き取ってくださるという女神様のようなご連絡でした。こちらで検討した結果、施設に1年いるフレンチブルドッグ2頭をお願いする事にしました。可愛いだけではない、フレンチブルドッグは熱中症になりやすかったり、アレルギーや皮膚病になりやすかったり、そして性質上やんちゃで誤飲事故含めて躾に苦労することがあると言われている犬種です。浜崎あゆみさんのおうちは元々フレンチブルドッグを飼育されているということもあり、安心だと判断致しました。コブちゃんは年齢も9歳ということもあり、里親応募が今まで一件もありませんでした。そしてポートちゃんも体質的に尿管結石ができやすかったり、過去に鼠蹊ヘルニアを発症し、お腹がとんでもなく腫れて緊急オペをした経緯がありました。そういったことを全てお話しした上で『どんな子でも最期まで幸せにします』と二言返事をいただきました。dogrescue_anellaーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 【保護犬猫】DogCat rescue ANELLA(関東)(@dogrescue_anella)がシェアした投稿 いうまでもなく、動物とともに暮らすと、金銭が必要になります。そのため、高齢だったり病気を患っていたりする動物は、引き取り手が見つからないことも多々あるのです。そういった事情を汲んでか、浜崎さんは自ら「里親が見つかりにくい子はいませんか」と提案。積極的に事情のある動物を受け入れたといいます。繁殖犬として長い間、劣悪な環境に閉じ込められ、散歩すらさせてもらえなかったという、ポテトちゃんとコンブちゃん。吠えないよう、声帯も切除されていたそうです。そんなポテトちゃんとコンブちゃんを、浜崎さんは最期まで幸せにすると誓い、新たな家族の一員として迎え入れました。浜崎さんの優しさが伝わるエピソードに、多くの人から称賛の声が上がっています。・あゆを好きでよかった。私たちのCDを買ったお金が、巡り巡って動物を救う力添えになったのかな。・本当にかっこいい。家族に加わった2匹は、とても幸せだと思う!・やっぱり、あゆは最高!自分もこういう行動のとれる人になりたい。自身のInstagaramアカウントにて、2匹を含む大切な愛犬たちとの日常を発信している、浜崎さん。その『一家』の未来は、笑顔にあふれた明るいものであることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年11月09日ある保護犬猫団体が11月8日、歌手の浜崎あゆみ(45)に対する感謝の気持ちをInstagramで伝えた。その内容が、ネットで大きな反響を呼んでいる。この保護犬猫団体の名は「ドッグキャットレスキューアネラ」。同日、同団体はInstagramで2匹のフレンチブルドッグの写真をアップし、《浜崎あゆみさんのお家へ》と切り出してこう明かした。《ことの始まりは浜崎あゆみさんご本人様から直々にメッセージをいただいことが始まりでした。『里親さんが見つかりづらい子がいたら教えてください‥』と‥この子が良いとご指定があった訳ではなく、施設に長くいる子を引き取ってくださるという女神様のようなご連絡でした》アネラが検討した結果、施設に1年いるフレンチブルドッグ2頭を譲ることに。2匹のうち1匹のコブは9歳という年齢で、もう一匹のポートも体質的に尿管結石ができやすいということもあり、2匹はあまり引き取り手がいなかったという。しかし、アネラは浜崎について《そういったことを全てお話しした上で『どんな子でも最期まで幸せにします』と二言返事をいただきました》(原文ママ)と明かした。そして、《浜崎あゆみさんのご自宅にお届けし、初めておもちゃを与えてもらい、広いお庭で走り回る姿を見て、今まで苦労した分幸せを掴めたふたりにはこれからたくさんの楽しい経験をしてもらいたいと思いました》《浜崎さんの優しい姿を見て安心して、命のバトンタッチをさせていただきました》と感謝した。自ら連絡し、なかなか引き取り手の見つからない保護犬をあえて譲ってもらって育てることにした浜崎。その行動に対して、ネットでは《まさに女神様ですね》《泣いた。あゆありがとう。こうやって影響力ある人達がどんどん発信してってもっと沢山の命救えるようなってほしい》《ほんとあゆ、女神じゃん》と讃える声が上がっている。■子供と愛犬とホテルに宿泊。家族水入らずのひとときもそんな浜崎はかねて犬好きとして知られ、一時は7匹もの犬と生活していたこともある。Instagramでも愛犬たちとの写真をたびたびアップし、’21年2月には愛犬チョコが22歳で亡くなったという大往生も報告している。「浜崎さんはペットたちを『家族』というほど大切にしています。レコーディング現場に犬を連れてきたこともあるそうです。また息子さんたちも犬たちになついていて、動物病院の検診やお散歩に自分達で連れて行きたがるそう。そういった仲の良さから、浜崎さんはお子さんと一緒に3匹の犬を連れて高級ホテルに宿泊し、家族水入らずの時間を過ごしたこともあるのだとか」(音楽関係者)浜崎は11月3日、今回引き取った2匹について《鳴き声がうるさいとかの理由なのかな、声帯を切られていて声が一切出ないんだ。正直、最初は人間の身勝手さに怒りなんて超えてただ涙が出た》とInstagramに投稿。しかし、《そんなポテコンのふたりは少しずつ私達家族や我が家に慣れてきてくれて うれしそーうな柔らかい表情を見せてくれるようになったし、声は出ないけど、短鼻犬特有のあの嬉しいとブヒブヒ鼻を鳴らすやつ、あれがね耳を近づけたらたくさん聴こえるんだ~ だから、いつも会話してるんだぁ~》と喜びを綴っている。新たな家族との日々を満喫しているようだ。
2023年11月09日「にゃんこレスキュープロジェクト」を運営する株式会社創製は、地域猫保護活動を支援し、人に「癒し」を提供する「にゃんこレスキューカレンダー2024」を、2023年11月1日(水)から部数限定で発売します。※当社調べ猫助けは人助け・猫と人が共生できる社会の実現を目指して■商品の特徴*「殺処分ゼロ」の実現に向けて売り上げの一部が地域猫の保護活動を行っているボランティア団体や個人の収益となり、猫の命を繋ぐ保護活動のために使われます。商品のお買い上げで、小さな命を助け、幸せなおうちへと繋ぐ活動に手軽にご参加いただけます。*日めくりカレンダー366枚のシールを毎日1枚ずつ剥がす、日めくりタイプの卓上カレンダーです。1週間単位で季節やイベントなどのテーマやストーリーで構成されており、かわいい猫たちが織り成す絵本のような物語に「ほのぼの」、めくると現れる次の展開に「ワクワク」や「ドキドキ」が1年間楽しい毎日が続く、飽きの来ないユニークなカレンダーです。*専用壁掛け台紙、手帳剥がしたシールを張り付ける専用壁掛け台紙と手帳も同時発売。書き込むスペースがある使い勝手の良い大きさと、自由度の高いレイアウトで、楽しみながら、飽きることなく自分だけのオリジナルカレンダーや日記帳を完成させることができます。毎日「ペンで書く」習慣をつけることで、「書く癒し」ジャーナリング効果も期待できます。■商品概要商品名: にゃんこレスキューカレンダー2024発売日: 2023年11月1日(水)種類: 日めくり本体、壁掛け台紙、手帳価格(税込): 本体 3,480円、壁掛け台紙セット 4,300円、本体+手帳+壁掛け台紙セット 4,980円サイズ: 日めくりシール約 縦37mm×横25mm販売場所: 販売専用ページ、一部の猫カフェ、保護猫譲渡会(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年11月02日「猫が幸せ、私も幸せ」をブランドスローガンに、美しく機能性にも優れた猫の生活用品の製造・販売を手掛ける株式会社猫壱(本社:東京都新宿区、代表取締役:竹内 淳、以下 猫壱)が、猫が安全に快適に暮らせるよう、のどをしめつけないVネック形状の首輪を開発(特許出願中)し、販売いたします。また、多くのキャットオーナーが首輪へ興味を持っていただき、お試していただけるように無料のプレゼントキャンペーンを2023年11月1日(水)から11月12日(日)まで実施いたします。■マイクロチップと首輪で守る猫の命動物愛護管理法の改正により2022年6月以降に販売される愛犬や愛猫へのマイクロチップ装着が義務づけされました。しかし、同年に実施された一般社団法人ペットフード協会の全国調査によると愛猫への装着率はわずか7.4%で、法改正以前に家族としてお迎えしている愛猫のほとんどがマイクロチップを装着していないことも明らかになりました。マイクロチップの非装着理由として「室内飼育だから」と、54%(愛犬・愛猫計)のペットオーナーが回答しています。たとえ室内飼育でも、思いもよらぬ際に愛猫が外に出てしまい、事故などに遭ってしまう恐れも。外に出てしまった愛猫が、保健所などのマイクロチップ読み取り機がある場所に行き着く前に、少しでも早く安全に保護されて、家族の元に戻れるように、マイクロチップの装着と併せて、首輪を「目に見える飼い猫のお守り」として、50匹以上の愛猫たちの協力を得ながら商品開発を進めてきました。■首輪着用理由の1位も「飼い猫だと分かるように」猫壱会員を対象にしたアンケートでは「首輪を日常的に着用している」と回答した数は241名(66.4%)(図1)でした。また、首輪の着用理由1位は「飼い猫だと分かるように」118名(49%)、次いで「室内で居場所を知るため」「迷子札・GPSをつけるため」と続いており、愛猫を守るために首輪を着用していることが多いことがわかりました。(図2)図1:愛猫の首輪の着用状況 N=364図2:愛猫への首輪の着用理由 N=241■首輪非着用理由の1位は「愛猫が嫌がるから」一方、愛猫に日常的に首輪を着用することは、身体をしめつけられることを嫌う猫の性質・性格上、ハードルが高いことも改めて浮き彫りになりました。同アンケートにおいて、日常的に首輪をつけていない123名の過半数が「愛猫が嫌がるから」を、非着用理由として回答しました。(図3)図3:愛猫の首輪の非着用状況 N=123■のどをしめつけないVネック形状で、猫が快適に暮らせるオリジナル首輪猫が嫌がらずに快適に過ごせる首輪を作ることで、猫に寄り添い、猫を守りたいという想いを込めて開発されたVネック首輪。正面にオリジナルの軽量金具をつけ、首輪の形状がVネック型になることで、従来の首輪とは違い、のどもとをしめつけずにほどよいゆとりが出来る仕様を実現しました。(図4)また、長毛の猫でもチャームが隠れにくく、アイテムによっては正面から見た時の左右のカラーが違うバイカラーデザインなので、愛猫の毛色やお顔のように左右で異なる表情をお楽しみいただけます。愛猫の毛色やお好みにより選べる12種のカラーバリエーションをご用意しています。(図5)図4:のどをしめつけないVネック形状 首輪図5:選べる12種のバリエーション■発売を記念し、人気投票&無料プレゼントキャンペーンを実施2023年11月1日(水)から11月12日(日)まで、猫壱公式Instagramアカウントにて人気インフルエンサーの猫たちとタイアップをした首輪の人気投票キャンペーンを実施いたします。投票していただいた方の中から抽選で24名様(各アイテム2名)に首輪をプレゼントいたします。キャンペーンの詳細は、猫壱公式Instagramアカウントにて11月1日(水)AM10時頃に発表いたします。■首輪の商品特徴の詳細やキャンペーンについては猫壱公式ホームページ : 猫壱公式Instagramアカウント: ■首輪のご購入:イオンペット各店・ペテモオンラインにて先行販売中イオンペット : ペテモオンライン 猫壱特集ページ: ※販売状況や在庫状況は各店舗により異なります。お近くのイオンペット各店にて直接お問い合わせください。●一般社団法人ペットフード協会 令和4年 全国犬猫飼育実態調査期間:2022年9月30日~10月3日●猫壱会員 アンケート概要対象 :猫壱メルマガ会員 男女期間 :2023年9月8日~9月15日回答方法 :インターネットによる任意回答有効回答数:364名■商品ラインナップ名称 : ねこにやさしいVネック首輪 プレーン(ピンク/グレー)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 プレーン(ラベンダー/ライムグリーン)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 プレーン(カーキ/ビビッドピンク)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 プレーン(エメラルドグリーン/パープル)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 ギンガムチェック(レッド)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 ギンガムチェック(ブルー)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 ギンガムチェック(ピンク)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 ギンガムチェック(イエローグリーン)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 グレンチェック(ブラック)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 タータンチェック(ダークグリーン)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 ストライプ(ホワイト/グレー)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : 名称 : ねこにやさしいVネック首輪 ストライプ(ネイビー/ブラック)販売開始日: 2023年11月1日参考売価 : 1,480円(税込1,628円)製品サイズ: 首輪の幅:約1.2cm・首輪の長さ:約20-26cm・目安体重:約3-6kgURL : ■株式会社猫壱 会社概要社名 : 株式会社猫壱所在地 : 東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿605設立 : 2008年1月代表 : 代表取締役 竹内 淳事業内容: 猫用品の企画・販売 等URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月01日猫が好きなおもちゃの定番といえる、猫じゃらし。棒とおもちゃの間に糸が付いている釣り竿タイプもあり、猫の狩猟本能を刺激するおもちゃとして人気のようです。猫用のおもちゃで遊んでいるのは…?スペインで撮影された猫の動画が話題になっています。映っているのは、キャットタワーのてっぺんにいる猫。釣り竿型の猫用おもちゃで遊んでいるのですが、その遊び方がかなり独特なのです。一体どのような遊び方なのでしょうか。こちらをご覧ください。遊ばれているのは猫ではなく…犬!猫が猫用おもちゃで犬を釣り上げようとしています!釣り竿の先に付いているおもちゃを「ほれほれ」というように揺らしている猫は、犬が届きそうで届かない絶妙な距離をキープ。これは犬も楽しくて夢中で食いついてしまうでしょう。想像の斜め上をいく、猫のおもちゃの遊び方に、多くの人たちが爆笑したようです。・これめちゃめちゃかわいいんだけど!・大笑いした!なんて面白くて賢い猫なんだ。・彼らは留守番をしている時、いつもこうして一緒に遊んでいるんだろうな!・今まで見た中で最高のビデオの1つだよ。自分が遊ぶのではなく、猫用おもちゃで犬と遊んであげる猫はとても賢いですね。そのうち、猫と遊んでいた飼い主さんが、気付いたら猫に遊ばれていた…なんていう日がやってくるかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2023年10月30日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第177回目はノルウェージャンフォレストミックス猫のキナック(Kinak)さま。こっそり甘える猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.177猫の話をもっと聞かせて!キナックさまは8歳の男性猫さま。<キナックさまが語ります>僕のお家は世界有数のサーフスポットがある大西洋のビーチエリアに建つ、日本庭園を有した一軒家です。飼い主は金融投資会社経営のお母さんとお医者さんのお父さん、それに小さな男の子と同居しています。早朝5時に飼い主とコンピュータ前に座って一緒に金融市場をチェックします。7時にここの息子からご飯とミルクをもらい、お母さんのオフィスの机上でお昼寝をしながらお仕事(の邪魔)をして、日が高くなった後は日本庭園に出てネズミやトカゲ狩りをして庭のお手入れをします。息子が学校から帰ってきた後は、庭園内にある露天風呂に入るのを端から見学。夜は息子と一緒に寝ます 。食事はカリカリタイプを1日3回、昼食前と夕食前はお料理中の飼い主にお肉の端切れを少しもらいます。僕のお世話係はすべてここの息子が担当、おやつは息子愛飲の乳糖カットの牛乳を毎日3回小皿に少しもらいます。最高のごちそうは、お父さんが趣味の魚釣りから帰ってきた日の新鮮な魚の切味。これは最高の喜びです!僕は物心つく前の生後2か月くらいでこの家に来ましたが、1歳になるまではずっと家の中で飼い主お母さんにひと時も離れず、夜寝る時もいっしょに布団に入って腕の中で寝ていました。だから僕の本当のお母さんだと思っています。ここの息子は赤ちゃんの頃から相手をしているので弟的な…そして最高の遊び相手なんです。<飼い主から見たキナックさまとは>8歳頃、学校の帰り道で拾った子猫から始まり、私は常に猫と一緒に暮らしています。メインクーンのサイファーは、7年前に旅立った後も家族に未だに愛されている唯一無二な存在です。当時サイファーに弟を迎えたいと思っていたところ、近所にパリから引っ越してきたサーフィン仲間の家で子猫が産まれたので、キナックを迎えることにしました。キナックのお気に入りは私のPCの上と息子のベッド 、おもちゃは7歳の息子(笑)。息子が生まれた時から弟(手下)だと思っており、息子が歩いていると常に追いかけ回しています。性格は自己肯定感が高めです。喧嘩に強いと思っているようですが、実際はとても弱いのです。唯一甘えられる存在である私には、周りに他の誰もいないのを確かめてから甘え、誰かが来たらすぐに距離をあけるのです。私と似ているところは忠誠心があり、家族愛に満ちているところです。一番楽しかったエピソードは息子が生まれ、初めて家に連れて帰ってきた時に優しく触ってくれたこと。その頃からずっと息子を見守ってくれています。息子が泣いていると必ず寄り添ってくれています。キナックがいることで家中が安らぐのです。ーーキナックさまはこの家の息子さんととても仲良しな関係を築いています。弟的に思っていても、お世話はすべて息子さんの役割なのでキナックさまは最高の信頼を寄せているのが写真でも感じられました。雄大な大西洋の空気を毎日浴びて今日も幸せな毎日を暮らしていることと思います。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月28日猫の体に顔をうずめて息を吸う、『猫吸い』。いわずもがな、猫と暮らす飼い主たちの間で行われる行為で、吸うことで愛猫に愛を伝えている人もいれば、ただ純粋に匂いを堪能している場合もあります。『猫吸い』をしていたのは?3匹の猫との日常をX(Twitter)で公開している、飼い主(@kagisuzu0531)さん。ある日、飼い主さんは、猫のすずくんで『猫吸い』をする、娘さんの姿を写真におさめました。驚くべきは、猫吸いを覚えた年齢。なんと、娘さんは3歳にして、『猫吸い』のよさに気付いてしまったのです!飼い主さんが『猫吸い』をする姿を見て覚えたのでしょうか。すずくんの背中に自分の顔をうずめる娘さんの眼差しは、真剣そのもの。一方のすずくんは、一点を見つめ、娘さんから『猫吸い』をされていることに、やや困惑しているようです!3歳にして『猫吸い』を覚えた娘さんの姿に、さまざまな声が寄せられました。・娘さん、幼くしてすっかり『猫のプロ』ですね!・幸福感が得られる行為を覚えてしまったか…。これは、将来有望。・この年齢で『猫吸い』を…!?う、うらやましい!『猫吸い』は、やりすぎると愛猫のストレスになり得るほか、猫から人に移る感染症にかかる可能性があるため、ある程度の注意が必要です。猫の様子を観察しながら、ほどほどに楽しむようにしたいですね。真剣に『猫吸い』を行う娘さんの姿は、多くの人を笑顔にさせてくれました!また、飼い主さんは、InstagramやTikTok、YouTubeでも猫たちのかわいらしい姿を公開しているので、「もっと見たい」と思った人はチェックしてくださいね。Instagram:suzutumuhuuTikTok:kagisuzuYouTube:かぎしっぽすず&つむぎ[文・構成/grape編集部]
2023年10月26日オーストラリアの山で仕事をしていた作業員たちが、思いがけず動物を救助することになりました。ある作業員の男性(derpyderpderp27)が、浅い坑道の底から小さなトゲのようなものが突き出ているのを見つけたそう。気になってそのトゲの周りを掘ってみると…1匹のハリモグラが出てきたのです!ハリモグラは全身が太くて硬いトゲで覆われていて、細長い口吻(こうふん)が特徴の動物で、オーストラリアやタスマニアなどに生息しています。作業員が見つけたハリモグラは坑道の底にはまっていたため、彼らは工事を中断して助けてあげようとしました。ところが相手はハリモグラ。作業員たちよりもうんと早く穴を掘ってしまうため、なかなか捕まえられません!結局、捕まえるまでに約30分もかかったのだとか。そしてハリモグラは捕まった時、「あちゃー!捕まっちゃった」というようなポーズを見せたのです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。Echidna we rescued at workbyu/derpyderpderp27 inaww作業員に抱えられたハリモグラは、恥ずかしそうに両手で顔を隠しているように見えますね。この珍しい写真にはさまざまな感想が寄せられました。・顔を隠してる!なんてかわいいんだろう。・この子は恥ずかしがり屋さんなんだね!・おそらく長い間日の光を見ていなかったから、目がくらんでしまったんじゃないかな。この後、作業員たちはハリモグラを安全な場所まで連れて行って、そこで放してあげたそうです。ハリモグラが土を掘るのが得意だとしても、そのまま工事現場にいたら身の危険があったかもしれません。土から飛び出た小さなトゲを見逃さず、30分もかけて捕まえてくれた心優しい作業員たちのおかげで、ハリモグラが無事でよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第176回目はトラ猫のポポ(Popo)さま。食べかたが超器用な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.176猫さまの話をもっと聞かせて!ポポさまは4歳の女性猫さま。<ポポさまが語ります>私はパリの11区にある小さなアパルトマンで、『Les trois chocolats』というチョコレート屋さんを経営している飼い主家族と生活しています。猫にとってチョコレートの原料カカオに含まれる成分は毒のようですが、飼い主から漂う匂いも、お店の袋の香りも大好きです。ただ、九州出身の飼い主は時に焼酎を飲むのですが、それだけは勘弁してほしいです。毎朝、飼い主と一緒に起きて、出勤時間までちょっぴり遊んでもらって、留守中は窓辺のベンチでひなたぼっこしたり、鳩とにらめっこしたりしています。外を眺めながらお昼寝して、子猫の時から一緒のぬいぐるみのクマと遊んで、飼い主が帰ってきたら遊んでもらいます。寝る時も飼い主と一緒です。主食はカリカリです。大っ嫌いな病院や爪切りを頑張った日はかつおぶしがご褒美に登場します。おやつは味が苦手でまったく食べないですが、猫草が大好きです。性格は甘えん坊な気まぐれで、かまわれ過ぎたら、怒って虎のように襲うので注意してくださいね。<飼い主から見たポポさまとは>日本にいた時も犬や猫は飼っていましたが、フランスで猫さまをお迎えするとは思ってもいませんでした。お店のスタッフの義母がオスと思って飼っていた猫に子猫が産まれて引取り手を探していたので引き取ることにしました。ポポという名前は、一緒に住んでいるパートナーが何となくかわいいからという理由でつけました。だけど、「ポポ」というのはフランス語の赤ちゃん言葉でうんちという意味と知って、フランス人の友人達に爆笑されました。獣医さんのところで名前を呼ばれる時、先生達はいつも半笑いです。でも韓国語では赤ちゃん言葉のチューって意味みたいなので、良しとしています!ポポは忍者のように壁を蹴ってジャンプするのが得意です!すごく高い場所にジャンプできた時、褒めてと言わんばかりに下にいる私をドヤ顔で見てくるので、「すごいねぇー!」と全力で褒めてあげます。たまに失敗すると心が折れるのか、私の背中に飛び乗り、踏み台にしてジャンプしています。そんなポポは大切な家族の一員です。親バカですが、本当に顔が美人さんです!性格は甘えん坊で、遊んでほしい時だけかわいい声でおねだりしてきます。お腹を出して全力でかまってちゃんアピールされるととろけてしまいます。私と似ている点もあって、心を許した人にだけ甘えたり、構われすぎると急に冷たくなるのは似ているかもしれません(笑)。おもしろいエピソードもいっぱいあって、ひとつ挙げるなら、コンビニのシャケおにぎりの話。夕飯におにぎりを食べようと台所に置いて出かけたのですが、帰ってきたら器用に袋を開けて中身のシャケだけ食べて残りは床に散乱していました。怒るより器用さに驚いて、思わず「すごいね」って褒めちゃいました。彼女は1000%の癒しです!ポポが家族になってフランス生活がより充実したものになりました。彼女が20歳になったら一緒にお酒で乾杯しようねって約束してます!(乾杯だけですけど)ーー美味しいチョコレートを作る飼い主と一緒で(猫さまにカカオは禁物)毎日とろけるような生活をしている様子がよく伝わってきました。乾杯はお酒でということですが、お酒嫌いなポポさまはどんな表情で記念日を迎えるのでしょうか?著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月21日動物保護施設には飼い主がいない野良猫が保護されることがあります。そのような猫の生い立ちを知ることは難しく、なぜ野良猫になったのか分からないことが多いのです。アメリカのニューメキシコ州にある動物保護施設『エスパニョーラ・ヒューメイン』に、1匹の野良猫が保護されました。推定8歳のウィルフレッドくんという猫を見た施設のスタッフは、ひと目でその猫が過酷な環境で生きてきたことが分かったそう。なぜなら…ウィルフレッドくんは体中が傷だらけだったからです。疲れ切ったような目をしたウィルフレッドくんの耳には羽のように切れ目が入り、首の周りには大きな傷を負っていました。これらの傷はほかの猫に襲われたことを示していたのです。また、ウィルフレッドくんは猫エイズに感染していました。猫エイズは主にほかの猫に噛まれることで感染します。ウィルフレッドくんはこれまでに何度もほかの野良猫と戦って、多くの傷を負っていたと思われました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Española Humane(@espanolahumane)がシェアした投稿 そんなウィルフレッドくんは、とても甘えん坊で人懐っこい性格なのだそう。施設に来てからは、治療の甲斐あってケガは順調に回復していきました。『エスパニョーラ・ヒューメイン』はSNSで、「この甘えん坊で社交的な男性は、ヒザの上でのんびりと暮らしたり、窓辺から鳥を眺めたり、ごはんの皿が空になることがないことを知っています」と投稿。ウィルフレッドくんにそんな安らかな生活を与えてくれる里親を募集したところ、数日後に家族が決まりました!この報告にはたくさんの喜びの声が寄せられています。・この猫は戦士を引退する時が来たんだ。・顔を見れば困難な猫生を送ってきたのが分かるね。・この愛らしい顔の猫には最高の家族がふさわしい!幸せになって。投稿によると、猫エイズの治療法はありませんが、最近の研究では感染しても平均的な寿命を全うすることが分かったといいます。野良猫として孤独や飢えを乗り越えるだけでなく、ほかの猫との闘いからも生き延びてきたと思われるウィルフレッドくん。これからは家族の愛情と安らぎを感じながら、残りの猫生を穏やかに暮らしていってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月19日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第175回目はブチ猫のミヌーヌ(Minoune)さま。おもちゃは本物志向な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.175猫さまの話をもっと聞かせて!ミヌーヌさまは2歳半の女性猫さま。<ミヌーヌさまが語ります>私はパリ郊外にある庭付き一軒家でピエール家族と生活しています。1日の平均的な過ごしかたは、絶好なロケーションなのでほとんど狩りをしているか、寝る、食べるを繰り返しています。おもちゃは生きている野ネズミ!すぐにかじらないで、飼い主にプレゼントすることもあります。普段は飼い主の足元で寝ますが、早朝になると窓をカリカリして飼い主が起きてくるまで催促の合図をするのが毎朝の日課です。だって、庭をパトロールしないといけないから。いつもの食事はカリカリです。特別な日には少しパテをいただいています。おやつはチューブ入りのスープで、目がありません。お気に入りの寝場所は夏は飼い主のベッドで、冬は暖炉の横のソファでゆったりくつろいでいます。家族の中ではピエールが一番好き!ピエールがいない時は仕方がないから、他の家族とも遊んであげます。<飼い主から見たミヌーヌさまとは>保護猫協会を通じてミヌーヌを保護することになりました。生まれて数か月で前の飼い主から協会に引き取られたミヌーヌ。前に痛い思いをしていたのかも、と感じるような怯えた様子が最初はありましたが、うちに来てから彼女の生活は穏やかになりました。小さくてすばしこく、庭での狩りが大好きです。私は子どもの頃、家にはいつも猫がいたので大の猫好きです。旅行から帰った時、ミヌーヌが出迎えてくれて本当に良かったと思いました。彼女は私に幸せと優しさを与えてくれる最高のパートナーなのです。ーー飼い主のピエールさんのお宅で、ミヌーヌさまはべったりぬくぬくの季節がやってきますね。もうじき暖炉に火が入ります。でも、もちろん寒くたって狩りに出かけていくミヌーヌさま。いつでも狩りは欠かせないようです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月14日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第174回目はグレー白のフィガロ(Figaro)さま。生後3か月のフワフワ猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.174猫さまの話をもっと聞かせて!フィガロさまは生後3か月の男の子猫さま。<フィガロさまが語ります>僕は毎日思いっきり遊んで過ごしています。64㎡の家が僕には広すぎて、走り回ると疲れてすぐに眠くなってしまいます。まだ子猫用のフードだけなんですが、飼い主は大人になったらおやつをあげるよって言っています。いつから大人になるんでしょうか?名前の由来はディズニー映画の「ピノキオ」に登場するゼペットじいさんの飼い猫の名前だそうです。性格が似てるんですって!ちょっと話が長くなって眠くなりました。おやすみなさい!<飼い主から見たフィガロさまとは>ママ友が子猫を譲ってくれると言うので、猫好きな私はすぐにOKしました。その時フィガロは生後1か月半でした。最初に会いに行ったとき、友達が「子猫の中で一番きれいな子猫だよ」って言ってくれました。本当にフィガロは超かわいいので恋に落ちました。彼はとてもスイートです!ハグして欲しい時はよく鳴きます。抱き上げると小さなゴロゴロ音が聞こえてきます。あ〜幸せだなと思う瞬間です。ひと言でフィガロを表すのは難しいですが、キュートでクレイジーなんです。たくさんたくさん遊んであげるので、これからも健康で私にとっての世界一の猫でいてください。ーーまだ、赤ちゃんのフィガロさまの毛並みはフサフサでとても柔らかいんです。アップの写真ではすでに大人顔になってきているので、将来が楽しみですね。あっという間に猫さまは大きくなってしまうので、今の瞬間を楽しんで生活してくださいね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第173回目は雑種のビスコット(Biscotte)さまとミルカ(Milka)さま。弟猫を溺愛する猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.173猫さまの話をもっと聞かせて!ビスコットさまは9歳の女性、ミルカさまは6歳の男性猫さま。<ビスコットさまが語ります>ビスコットさま私はパリの中庭があるアパルトマンに住んでいます。グレーのトラでハチワレのかわいい弟ミルカと一緒に生活しています。ミルカがどうしてここに来たのかは詳しくはわかりません。ただ、コロナ時期にいつも家にいたので退屈していた私に飼い主がサプライズなプレゼントをと思っていたのかもしれませんね。ミルカさま私の平均的な1日は食べて寝て、少し起きて食べてそしてまた寝ます。ミルカは活発でよく遊んで、飼い主のストーカーをしています。食べて少し寝て、また遊んでという感じです。食事はパテとカリカリです。特別な日には鶏肉と野菜のスープが登場します。おやつもいただきます。ちゅ~るとカリカリのおやつですね。いろいろな猫がうちに遊びに来るのですが、その時はソファーの下に隠れたり、ベッドの横の高い所から様子を伺っています。私の特技は、背伸び状態でしばらく立っていられること。反対にミルカは、初めましての猫でも、全く動じなく逞しいです。こんな日常ですが弟が来て本当に良かったと毎日思っています。<飼い主から見たビスコットとミルカさまとは>ビスコットは、クリスマスにSPA(動物保護協会)が、パリのrepublique広場に来ていた時に出会いました。怯えていたのに、私が近づいたらそばに来てくれた時が初めましてになりました。ミルカは、コロナウイルス蔓延中にFBB(ブリジット・バルドーが主催している動物協会)に私たちが行き、うちの彼にしがみついたのが出会いです。ビスコットは、穏やかで、シャイ、怖がり、ですが猫界の影の番長です。ミルカは、社交的、甘えん坊、穏やかで寛大!性格も顔つきも違って、特にビスコットはチャーミング。ミルカはいつもお返事してくれます。私に似ているところもありますよ。誰が来てもあまり気にしないところ、寝たらすぐ忘れる、などなど。私は小さい頃から野良猫と遊んだりしていて、フランスに来てから猫を飼い始めました。初めての猫はダネットとという名前で、猫のことをよく知るきっかけになりました。いつも思い出すのはダネットとお散歩へ行ったことかなぁ。お別れはいつかはやってきます。もうすでに経験済みですが、最期の時はビスコットもミルカも病院などには入れず、うちで看取りたいと思っています。ーーパッツン前髪で優しいビスコットさまは活発なミルカさまをいつも観察しているようです。小さい頃から野良猫さまと遊んでいた飼い主さんは、先代のダネットによって、すっかり猫さまの虜になってしまったようですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月30日「礼儀正しい男の子」こうつづられた猫の動画に大きな反響が上がっています。TikTokに動画を投稿したのは猫のレズナーくんの飼い主(reznor_the_cat)さんです。『礼儀正しい男の子』というのはもちろん、レズナーくんのこと。猫がしつけを守ったり、芸をしたりしても、「礼儀正しい」とはいいませんよね。礼儀正しい猫とは、一体どんな猫なのでしょうか。それはこちらの動画を見れば分かります。@reznor_the_cat #knock #polite #comein #catsoftiktok ♬ original sound - Reznor_the_cat飼い主さんの部屋にやってきたレズナーくん。部屋の中に入りたそうなレズナーくんは、すでに開いているドアを前脚で2回ノックしたのです!飼い主さんが「ノックしなくていいよ。入っておいで」というと、レズナーくんは「お邪魔します」というようにゆっくりと入ってきました。この動画には510万件の『いいね』が集まり、レズナーくんの礼儀正しさが絶賛されています。・なんて立派な紳士だ!・ノックの仕方を知っているなんて、かわいすぎる。・「お邪魔してすみません。なでていただきたいのですが」っていいそう。・ドアを蹴って大声で鳴きながら部屋に入ってくるうちの猫と大違いだ。飼い主さんは「ノックしなくていい」といっているので、彼女がレズナーくんにノックの仕方を教えたわけではなさそうです。もし、レズナーくんが誰かがノックする様子を見て覚えたのだとしたら、相当賢い猫ですよね。猫に対する誉め言葉はいろいろありますが、レズナーくんにぴったりなのは紛れもなく『礼儀正しい猫』でしょう![文・構成/grape編集部]
2023年09月29日生まれたばかりの赤ちゃんを見ると、多くの人は、その愛らしさに頬がゆるむはず。自分が親でなくても、小さな命を守りたいと願うものです。それは人間だけでなく、ほかの動物たちも同じかもしれません。赤ちゃん猫を見守っていたのは…?東京都足立区にある『大師前どうぶつ病院』では、一時的に子猫をあずかっていました。まだ小さな子猫に、スタッフがミルクをあげていると…。同院のX(Twitter)アカウント(@6pikuuOTUnIU9W6)に投稿された、こちらの写真をご覧ください!ミルクを飲んでいる子猫を「ジッ…」と見つめる存在が…!そばで見守っているのは、同院で保護されたしんべぇくん。自分よりも小さな子猫が、しっかりミルクを飲めているか、心配で見に来たのかもしれません。ただミルクを狙っていた可能性もありますが…どちらにせよ、かわいらしい1枚ですね!胸がキュンとなるような光景には、7万件以上の『いいね』が集まりました。【ネットの声】・見ているだけで幸せになれる写真。なんてかわいいの!・自分もスタッフの一員だと思っているんだろうな。優しいね、しんべぇくん!・私もこんなふうに見守られたい。悶絶級。・尊すぎて泣いちゃった。たまらなくかわいい…。後日、子猫は里親のもとへ帰っていったとのこと。しんべぇくん、『見守り』お疲れさまでした![文・構成/grape編集部]
2023年09月26日「リモートワークをするようになったらペットが喜んでいる」という話はよく聞かれます。それと同時に、ペットがかまってほしがるため仕事に集中できない人もいるようです。猫のパキートくんと暮らすアンドレア(paquito_thecat)さんも、自宅で仕事をしています。パキートくんはいつもアンドレアさんにべったりで、抱っこされるのが大好きなのだそう。しかし、常にパキートくんを抱っこした状態では仕事がはかどりません。そこでアンドレアさんは、いいものを見つけて購入しました。それは猫用の爪とぎ、その名も『スクラッチパッド プロ』!アップル社の『iPad Pro』に似た名前の、ノートパソコンの形をした爪とぎです。「猫は飼い主のマネをするのが好き」と聞いたアンドレアさんは、早速自分のノートパソコンの隣に『スクラッチパッド プロ』を置いて仕事を始めます。すると、タイピングをする彼女を見たパキートくんは…!こちらをご覧ください。@paquito_thecat Yes, your cat needs a laptop too. This is the #ScratchPadPro from Amazon & @famforpets #CatsOfTikTok #CatLover #Cat #wdympartner ♬ original sound - Paquito & Andreaアンドレアさんのマネをして、『スクラッチパッド プロ』のキーボード…ではなく、爪とぎボードで同じ動きを始めたパキートくん。まるで一緒に仕事をしているようで、クスっと笑ってしまいますね。これなら彼女とパキートくんは隣に座って、それぞれの『仕事』がはかどりそうです。このユニークなグッズには猫好きの人たちから絶賛の声が上がっています。・ちょっと待ってくれ!『スクラッチパッド プロ』がかわいすぎるんだが!・タイプしまくっている姿に笑ってしまった!・この猫はかなり仕事熱心なビジネスマンだね。『スクラッチパッド プロ』はキーボードの部分が爪とぎになっているだけでなく、スクリーンがほかの猫たちとZoomミーティング中だったり、マウスがネズミの形だったりと、猫が興味をそそる仕掛けになっています。『スクラッチパッド プロ』で遊んでいるパキートくんも楽しそうですね。SNSにはアンドレアさんのほかにも、この『スクラッチパッド プロ』を愛猫に買ってあげたら喜んで遊んでくれたという動画がたくさんあります。飼い主さんにとって、仕事中にかまってほしがる愛猫を無視するのは心苦しいはず。『スクラッチパッド プロ』はそんな飼い主さんの救世主になりそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年09月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第172回目はヨーロピアン猫のアキラ(Akira)さま。本当は超甘えん坊な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.172猫さまの話をもっと聞かせて!アキラさまは2歳半の男性猫さま。<アキラさまが語ります>僕はパリ近郊のシャンピニーという町にある、庭付き一軒家に住んでいます。朝起きると、とりあえず家から出してもらい近所をパトロール。夏限定で庭の草でかくれんぼをします。この夏は暑かったので桜の木の下の茂みで涼んでいることが多かったです。気に入らない奴がいると警告猫パンチで追い払います。ケンカ早いので鼻の頭に傷を負ったことも1度や2度ではありません。いつも家の裏のガレージの屋根から遠くを監視して侵入者を見張ります。この仕事が終わると、夜のパトロールまで寝ています。家のなかでは、ここの家の娘のIKEAの椅子でだいたい昼寝をしています。庭に向かって置かれている電子ピアノの上で庭を監視しながら伸びていることもあります。ここなら安心して留守番ができます。自慢は長いしっぽです。飼い主にはかなり甘えん坊だけど、ここの家族に相手にされないと諦めてふて寝しちゃいます。<飼い主から見たアキラさまとは>子ども達が小さい頃、もらって来たポンズという雄猫がいましたが、1歳になる前に肝臓の病気で亡くなってしまいました。それからしばらくはやっぱり、生き物は飼いたくないなって思っていました。娘の友人のホッケー仲間の知り合いの猫に子どもが生まれたということで、すぐに引き取ることにしました。名前の由来は子ども達が好きな漫画『AKIRA』から。家に初めてきた日は忘れられません。私たちのことは興味はあるけど、怖いしびっくりの連続で家中をぴょんぴょん飛び回って可愛かったです。『ちゅ~る』というものを食べたことがない子で、パテをあげたらお腹を壊してしまい、病院に行きました。そのときお医者さまから「この子のお腹にはパテはよくない」と言われました。それからは少量パッケージ売りされている、ちょっとお高いビスケットが常食です。遊びは棒にネズミがついているものと、ぬいぐるみのジェラトーニ。彼女を連れてよくデートしていますが、先日はとうとう、彼女を家の外に持ち出していました!私はアキラみたいに甘えん坊じゃないし、心配性じゃないです。アキラは私の事を母親って思っているかも?ふみふみされることが多いし、甘えかたが尋常じゃありません。一般的なパリの猫さん事情と違って、外に出している庭猫は、それ用のワクチン打ったり、どこかで怪我して血だらけで帰ってきたりと心配な毎日です。近所では交通事故で亡くなる猫が多いので、ふらりと帰ってきて、またパトロールに出かける彼を見ると逞しさも感じます。雄猫だからか、長男に抱かれるのはあまり好きじゃないみたいで、一緒に暮らし始めた頃は彼の部屋にだけオシッコをしたり嫌がらせをしていました。今では良い関係になっています。アキラが私に与えてくれるものは癒しと、これからもずっと裏切らない信頼。寂しいときに癒してくれる家族。彼は私たちにとって大切な家族の一員です。ーーアキラさまはこの家(ここの家族)が大好きで、いつも直立不動の状態で侵入者を観察しています。不審者を見つけると飛び出していき猫パンチで応答します。鼻には傷が絶えないですが、ここの家族を守る勇者のようでした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月24日