根津美術館では、2023年5月27日(土)より企画展『救いのみほとけ―お地蔵さまの美術―』が開催される。館蔵の仏画や仏像を中心に、日本における地蔵信仰の歴史とその広がりを紹介する展覧会だ。日本では「お地蔵さま」として親しまれている地蔵菩薩。飛鳥・奈良時代における地蔵信仰の痕跡は、8世紀に光明皇后が両親の追福のために発願した一切経の写経など数少ないが、平安時代になると、地蔵菩薩は徐々に人々の間に浸透し、平安後期には衆生を救う救済のほとけとしての信仰が確立。以後、地域や時代を超えて厚く崇敬され、数々の仏画や仏像が制作された。同館の仏教美術のコレクションは、その基礎を築いた初代根津嘉一郎(1860-1940)が、仏教思想の教導のため無宗派寺院の建立を目指して収集されたものである。なかでも地蔵菩薩に関連する収蔵品は豊富で、たとえば、在銘の地蔵菩薩像としては最古の遺例となる、文久3年(1147)制作の《地蔵菩薩立像》や、奈良・金剛山寺(通称:矢田寺)の地蔵菩薩の霊験を描いた《矢田地蔵縁起絵巻》などの重要文化財も所蔵。同展では、こうした作品のほか、おそらく鎌倉後期に、地蔵菩薩が衆生を救済するために白雲に乗って下界へ向かう様を描いた《地蔵菩薩像》や、室町地代に制作された《地獄十王図》のうち、当代一流のやまと絵師が描いた可能性がある《秦広王図》などが、初めて公に展示される。また、高麗時代(14世紀)に描かれた朝鮮の《地蔵菩薩図》なども興味深い。その他、2階の展示室5では、同館顧問の西田宏子氏より寄贈されたコレクションより、阿蘭陀や安南の陶器を、展示室6では、蒸し暑い梅雨の季節に清々しさを演出する茶道具約20件を紹介する。<開催情報>企画展『救いのみほとけお地蔵さまの美術』会期:2023年5月27日(土)~7月2日(金)会場:根津美術館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜料金:オンライン日時指定予約一般1,300円、大高1,000円公式サイト:
2023年05月18日村田沙耶香さんが海外の文芸誌などからの依頼を受けて書いた短編やエッセイを中心に、まとめられた本書『信仰』。表題作の「信仰」は、自分にとって信じたいものを意識的/無意識的に肯定してしまう、人間の危うさやままならなさを描いた、意欲作だ。「その人にとっては、価値があるものを大切に生きているだけなのに、これはよくてこれは怪しいと他人を勝手にジャッジしたりする。その人を勧誘していま幸せにしてあげている何かに対して、こちらが正しいんだからと強引に自分の側に引き込もうとするのって暴力的だなと。依頼された当時、私自身が考えていたことをテーマにしました」元同級生の石毛から強引にお茶に誘われ、〈マルチか宗教か(略)これはきっと勧誘だ〉と直感した〈私〉こと永岡ミキ。ところが石毛の目的はさらに怪しく、かつてネットワークビジネスに関わっていた斉川さんを巻き込んで、カルトビジネスを始めようというものだった。鼻で笑っていたミキだが、友人のアサミたちや斉川とのやりとり、妹の言葉を受けて、〈原価〉にこだわりすぎる自分の価値観が揺らぎ始める。「私自身、なんで小説なんか書くのと聞かれたら、時給にしたらひどいかもしれず、好きだから以外の理由がないんです(笑)。信じているものの果てにカルトがあるとしたら、どこにでもカルトの要素はある。ミキは割にリアリストなので、書く前は信頼できる語り手かなと思ってたんですが…。わからない感じをわからないままに書いた気がします」そのほか、生き延びるために生存率を上げる努力の意味を問う「生存」、均一な事象や価値観が蔓延し切った世界に住む少年の物語「カルチャーショック」、村田さんの支えだった〈イマジナリー宇宙人〉について書いた「彼らの惑星へ帰っていくこと」など、現実を意外な角度から突き崩し固定観念の歪さを可視化する短編と、小説のようにも読めるエッセイが並ぶ。ラストを飾るのは、美術展の図録のために書き下ろしたという「最後の展覧会」。「同時代の著名な美術コレクターである2人の男性。生前は出会ったことのなかった彼らが、宇宙人Kとロボットとして出会ったら…という設定で自由に書かせてもらいました」芸術と永遠とを讃える祈りのような、珠玉の一編だ。『信仰』「気持ちよさという罪」は、押しつけられる個性や多様性の大切さをめぐる欺瞞や居心地の悪さにも触れていく。舌鋒鋭いエッセイも必読だ。文藝春秋1320円むらた・さやか1979年、千葉県生まれ。2003年「授乳」で群像新人文学賞優秀作、’16年「コンビニ人間」で芥川賞に輝くなど受賞作多数。海外に翻訳されている作品も多く、世界各国で注目を集めている。※『anan』2022年8月10日号より。写真・土佐麻理子(村田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2022年08月09日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか?大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「宗教を信仰している義母」をご紹介します!「宗教を信仰している義母」長女が産まれたばかりのときの話です。初孫だったこともあり、義母は可愛くて仕方なかったようです。義母は…義母は、とある宗教を信仰していました。誰もが知るメジャーな宗教なので、あまり警戒はしていなかったのですが、特に信仰心のない私にとって集会や行事に誘われるのは正直苦痛…。だから冠婚葬祭などでどうしても行かなければいけないとき以外は、イベントに誘われてもやんわり断っていたのでした。長女を宗教に入れようとしていたところが、長女が生後半年くらいになったある日「●●ちゃん(長女の名前)もそろそろね」と義母が言ってきました。そろそろって何…?どういう意味なのか聞いてみると、なんと義母は、勝手に長女をその宗教に入れようとしていたのです。関係者にも連絡して既に手配を進めているとか。「ちょっと待ってください!」と慌てる私。とりあえず夫に確認してみようと義母にはその話は保留にしてもらいました。帰宅した夫に「どういうこと?」と問い詰めると夫はキョトンとして「えっダメなの?」と何が悪いのか理解していない様子。私に確認もせず、義母に同意していたようなのです。「せっかく親切で言ってくれてるんだから…」と。いやいや、親切とはいえ、母親である私に無断で入信させるなんてありえません。私は夫に「絶対ダメ。早く断ってきてよ!」と怒鳴りました。断りの電話をすると…しぶしぶ義母にお断りの連絡をした夫。義母の反応は「あら、そう」と意外にもあっさりしていたそうです。しつこく誘ってくるのではと身構えていただけに拍子抜けしましたが、この一件で、義実家に不信感を抱くようになってしまいました。ちなみにそれ以来、宗教の勧誘はされていません。いかがでしたか?宗教に関しては個人の自由ではありますが、母親の許可もなく勝手にわが子を宗教に入れようとするなんて驚きですよね。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年03月02日さまざまな民間信仰が庶民に親しまれていた江戸時代。富士詣、流行神のような民衆信仰から、鯰(なまず)が地震を起こすなどの迷信、噂話まで、「信じる」をキーワードに描かれたさまざまな浮世絵を紹介する展覧会『信じるココロ―信仰・迷信・噂話』が、2月4日(金)より太田記念美術館にて開催される。浅草寺のような大寺院から町中の稲荷社まで、多数の寺社で毎月のように行われた縁日や、出開帳のようなイベントはたくさんの人々で賑わったという。庶民の関心は江戸市中にとどまらず、近場では江ノ島の弁財天や大山石尊社、遠方では富士山から伊勢神宮まで、人々は信仰のみならず行楽も兼ねて江戸の外へと繰り出していった。同展では、一過性のブームとして人気となった流行神を描いた浮世絵、鯰が地震の原因であるという迷信に基づいたユーモアたっぷりの鯰絵、人魚のような不思議な女性を描いた怪しいニュースの浮世絵など、江戸時代の人々が信じた対象をさまざまな浮世絵で紹介する。情報にあふれ、何を信じるかが難しい昨今。浮世絵にあらわれた「信じるココロ」のいろいろな姿を顧みる。歌川芳藤≪麻疹退治戯の図≫歌川国芳≪木菟に春駒≫三代歌川国輝≪本所七不思議之内置行堀≫歌川国芳≪奪衣婆の願掛け≫【開催概要】『信じるココロ―信仰・迷信・噂話』会場:太田記念美術館会期:2022年2月4日(金)~2月27日(日)時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜料金:一般800円、大高600円●公式サイト:
2022年01月20日深沢潮さんの『乳房のくにで』は、古色蒼然とした母性信仰や母乳信仰という価値観をはさみ、対立する女性たちを追う物語。根底にある「母とは」「母性とは」は、女性であれば誰もが、人生で何度も向き合わざるを得ないだろう問いだ。母性神話や母乳神話で分断される女性たちが、ある真実に気づくまで。男性に裏切られ、シングルマザーとなった福美。乳飲み子を抱え貧困に喘いでいたが、〈ネットワーク・ナニィ〉という母乳を仲介する活動をしている廣瀬と知り合い、ある代議士一家の乳母として雇われることになる。その家に嫁いでいたのは、小学校時代に福美をいじめていた奈江。そして奈江の夫は、福美が淡い気持ちを抱いていた秀人だった。「福美は母乳が有り余るほど出るけれど、育休中でキャリアアップの勉強もしているという奈江には〈おっぱい飲ませているだけのあなたとは違う〉と言われてしまう。一方、奈江は母乳が出ないので、義母から母親失格の烙印を押されています。自分も母乳をあげているときは幸せでしたが、出ても出なくても苦しむというのはおかしな話。いま女性たちはとても分断されていますよね。専業主婦と働く母親、中央と地方、子どものあるなし…。その小さなグループごとに“これが普通”があり、そこからはみ出すと軋轢が生まれる。女性たちの生きにくさにつながっているように思います」本書が素晴らしいのは、ただの対立の物語になっていないからだ。福美と奈江は、やがて自分たちが抗うべき本当の敵が何かを知る。その象徴として描かれるのが、奈江の義母である千代だ。「『いまどきこんな姑はいないのでは?』という反応もあったんです。でもマインドは現代にも生きていますよね。実際問題、千代のような考え方をしている人が国を動かす権力側にいますよ、ということをわかってほしくて、あえて濃く書いたところがあります。男性あっての女性という“アフターユー”の価値観を持つ人の、一種のメタファーです」家父長制が女性に押しつけてくる役割を、個人だけで乗り越えるのは不可能だ。「社会構造そのものを変えるために、女性たちは共闘していくことが必要だと思うんです」そんな気づきと祈りが、ひしひしと伝わってくる。ふかざわ・うしお作家。東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞。受賞作を含む『ハンサラン 愛する人びと』(文庫版『縁を結うひと』)でデビュー。『乳房のくにで』母乳が出る出ないで、これほど存在価値が左右されるのは恐怖でしかないが、母親たちは現実にそれで一喜一憂する。問題提起の書でもある。双葉社1600円※『anan』2020年12月9日号より。写真・土佐麻理子(深沢さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2020年12月03日映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』が、2020年2月7日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。信仰と愛のあいだに揺れて超正統派のユダヤ社会に生まれ育った2人の女性、ロニートとエスティ。2人は互いに惹かれあっていたものの、厳格なユダヤの掟がそれを赦すはずはない。ロニートはユダヤ教指導者である父と自らの信仰を捨てて故郷を去る一方、エスティは幼なじみの男性ドヴィッドと結婚し、そのままユダヤの社会に生きることとなった。月日は流れる。父の死をきっかけに帰郷したロニートは、エスティと運命的な再開を果たす。いまや2人には、抑えていた熱い想いが溢れる。ユダヤの信仰と赦さざれぬ愛のあいだに揺れうごく2人が、選びとる道とは......。『ナチュラルウーマン』監督が描く、葛藤のドラマ監督を務めるのは、トランスジェンダーの歌手を描いた映画『ナチュラルウーマン』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したセバスティアン・レリオ。信仰と愛の葛藤に揺れる女性のドラマを、繊細に、また時に大胆に描く。また主演を務めるのは、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、2018年には『女王陛下のお気に入り』 でアカデミー賞助演女優賞にノミネートしたレイチェル・ワイズ。イギリスのフェミニズム文学作家、ナオミ・オルダーマンの作品に触れたワイズが、プロデューサーとして企画段階から携わった。さらに『スポットライト 世紀のスクープ』 でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムスも出演する。詳細『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』公開日: 2020年2月7日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開原題:Disobedience監督:セバスティアン・レリオ出演:レイチェル・ワイズ、レイチェル・マクアダムス、アレッサンドロ・ニヴォラ配給:ファントム・フィルム2017年 / イギリス / 英語 / DCP / カラー / 114分 / PG12
2019年11月23日我慢ではなく、栄養をプラス!逆転の発想で、痩せる体に。ダイエットへの第一歩は、脱・カロリー信仰です!多くの女性がダイエットに失敗するのは、カロリーベースの誤った食事法を続けた結果、基礎代謝が落ちてしまうから。「食べるダイエットの基本は、体を温める食べ物をしっかりと摂ることです。すべての栄養素の中で熱を作るものは3つ。それがタンパク質と糖質、脂質なのです。タンパク質は、熱を作り出す筋肉の大切な材料。糖質は熱を生み出し、タンパク質の代謝も助けてくれる。脂質は細胞を元気にし、体を温める働きがあります」(管理栄養士・伊達友美さん)これまでのダイエットでは削られていたこの3つが、実は痩せるために必要不可欠だったのだ。カロリーにとらわれずきちんと食べるべきだけれど、気をつけたいのはそれぞれの選び方。「糖質と脂質は、量ではなく“質”を重視して。反対に、タンパク質は“量”が決め手。思い切ってたくさん食べましょう」3つのメイン栄養素の摂り方を、下記で詳しくチェックして。糖質:敵視禁止、しっかり食べてOK。ただし小麦ではなく、米を中心に。「糖質はタンパク質の代謝に関わるものでもあり、また、極端に減らすとストレスの原因に。毎日きちんと食べてください」ただし、小麦ではなく米を。「米は小麦に比べて吸収が遅く、血糖値の上昇も遅い。血糖値がゆっくり上がると、糖を脂肪に変えるインスリンの分泌も少なくなります。つまり脂肪になりにくい。また、ご飯の糖質は便秘予防にも役立ちます」ちなみに砂糖は吸収が早く、やはり避けたい糖質。「間食で毎日砂糖を摂るくらいなら、ご飯で満足感を得て」脂質:体を温める効果が一番高い栄養素。良質なものを選んで、適量を摂って。3つの栄養素の中で、一番カロリーが高いのが脂質。太るモト、と思われがちだけれど、「カロリーが高いということは、体を温める力も強い。適量をきちんと摂りましょう。抗酸化など体に良い作用があって体脂肪になりにくい、オメガ3系の油を選ぶことがポイントです」それが、エゴマ油やシソ油、アマニ油などの植物油。青魚やくるみ、甘栗、果物の種にも豊富という。一方、「肉の脂やマーガリンなどの加工油は、体内に溜まってしまう油。極力避けましょう」タンパク質:代謝を上げるのに欠かせない素材。肉や魚、卵を毎日必ずテーブルに!「今の女性には、全体的にタンパク質が足りていません」と、伊達さん。ダイエットとなるとそこからさらに減らしてしまうため、圧倒的に不足してしまうのだそう。「熱を作る働きを持つ、筋肉のもとになる栄養素。筋肉が増えればそれだけ基礎代謝が上がり、より体が温まります」大豆製品などでもタンパク質は摂れるけれど、「温める力が大きいのは、肉や魚、卵など動物性のタンパク質。肉は、脂身の少ないものをチョイスすることもポイントです」伊達友美さん管理栄養士、銀座医院勤務。「食べて痩せる」ダイエット法の第一人者。著書に『伊達式赤身肉レシピ』(弊社刊)ほか。※『anan』2018年2月7日号より。イラスト・五月女ケイ子文・新田草子(by anan編集部)
2018年02月01日東京都・表参道の根津美術館は、時空を越えて遍在するほとけたちの、深淵な信仰世界を紹介するコレクション展 「ほとけの教え、とこしえに。 ―仏教絵画名品展―」を開催する。会期は2月27日~3月31日(月曜休館、ただし3月21日は開館し、翌22日は休館)。開館時間は10:00~17:00。入館料は一般1,000円、学生800円、中学生以下無料。同展は、釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、未来に如来となる弥勒菩薩、そして現在と未来を結ぶ羅漢を中心に、仏教絵画の名品を紹介するもの。古代インドに生きた釈迦族の王子シッダールタは、静かな瞑想の末、悟りの境地に至り「如来」となった。釈迦は、死の間際、集まった弟子たち(羅漢)に、これより億千万年後に、兜率天で待機している弥勒菩薩がこの世に現れ、弥勒如来となる日までこの世に生きて仏法を守りなさい、と命じたという。同展では、同館所蔵の「仏涅槃図」、「兜率天曼荼羅」に加え、常盤山文庫が 所蔵する「釈迦三尊十六羅漢像」(重要美術品 19幅 鎌倉時代)が展示される。一方、密教は、時空を越えた絶対的な真理である大日如来を生みだし、すべてのほとけは大日如来が姿を変えて現れたものであると説く。祈りの儀式によって、この世でのさまざまな願いを叶えるほとけたちが人々の心をとらえたことは、「金剛界八十一尊曼荼羅」(重要文化財、鎌倉時代)の豊かな世界にみることができる。とはいえ、この世は逃れられない苦しみに満ちあふれており、来世は阿弥陀如来が住む西方浄土に生まれたいと願う浄土信仰が、人々の心に深く根をおろしたことは、数多く制作された浄土図や来迎図が物語っているということだ。また、関連プログラムとして、東北大学教授・泉武夫氏による講演会「浄土と救済のかたち」が開催される。開催日時は3月19日14:00~15:30。申込方法の詳細は、同館Webページにて。そのほか、スライドレクチャー「釈迦のすがた」(3月5日)、「羅漢の美術」(3月26日)、が開催される。開催時間は各日13:30~約45分間。予約不要。なお、講演会・スライドレクチャーとも聴講は無料だが、同館への入館料が必要となる。
2016年02月01日