今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。元医学部の後輩が…とある会社で働いている主人公。最近祖父母の体調がよくなく、悩んでいました。そんなとき、元医学部の後輩が声をかけてきて…。後輩が…出典:モナ・リザの戯言「健康にいいと思います」と食事の見直しを提案されます。助言された方法を祖父母に試した結果、とんでもない事態へと発展することに。ここでクイズ助言された方法を試した結果は?ヒント!「健康にいい」と言われ、やったのですが…。救急車で…出典:モナ・リザの戯言正解は…正解は「救急車を呼ぶ事態になった」でした。後輩の助言通りに食事の見直しをすると、祖父母の容態は悪化。救急車を呼ぶ事態となってしまったのです。主人公は「適当なことを言ったせいだ」と後輩に責任を押しつけるも…。後輩の思わぬ返答に言葉を失うのでした。イラスト:モナ・リザの戯言※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2024年02月28日ICT利活用で教育を支援する株式会社エデュプレイ(本社:東京都千代田区、代表取締役:北川 周子)は、医学部において「CBT-Medical」システムを用いて動画、音声のみのテストを実施したことをご報告いたします。大学様の教育をITでご支援します実施されたテストでは音声メディアと動画のみを使用し、130名の学生が参加。動画問題の表示や動作、音声出力について詰まることなくスムーズに実施されたことを確認いたしました。医学部においては、国家試験でマルチメディアテストの形式への移行が今後の計画にあるとのことです。これは、医療分野における技術進歩とデジタル化の必要性を反映しています。それと共に、学内試験についてもマルチメディア試験に対応していく必要がございます。このことより、大学様のご要望により今回のテストを試験的に実施いたしました。当社システムにおいて問題なくマルチメディア一斉試験に耐えうることが証明されましたことをご報告いたします。◆CBT-Medicalについて医療系大学様向けに特化したComputer-Based Testingです。画像や音声、動画のマルチメディア試験に対応しております。また、ペーパー試験用にWordファイル出力も可能です。ペーパー試験実施後はOCRデータの取込が可能。正答率や識別指数も一覧表示できます。また、問題バンクとして試験問題の蓄積が可能。試験問題を手動または自動選択で抽出ができます。学内試験のみならず、受講者が自由に条件を指定し、ランダムな演習ができます。医学部はじめ、歯学部、薬学部、獣医学部でご導入いただいております。■会社概要社名 : 株式会社エデュプレイ代表取締役: 北川 周子所在地 : 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロアURL : 事業内容 : イーラーニング構築、運営、開発、保守及びサポート株式会社エデュプレイ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月08日医者一族に生まれた私は、受験に失敗し、専門学校に通っています。一方、妹は医学部に一発合格。その瞬間から、私に対する両親の態度は豹変してしまったのです……。医学部受験に失敗し、看護師の専門学校に通っている私に、母から「妹が医学部に現役合格した」と連絡がありました。私が喜んでいると、母は「合格祝いをするレストランに人数変更の連絡をしておいてくれる?」と指示をしてきました。 豹変した母の言葉医者である父が急に来れなくなったのかと思ったのですが、母は「お前は今日のお祝いに来なくていいわ」「大学受験に失敗した落ちこぼれのあんたがいたら、せっかくのお祝いが興ざめよ」と続けるのでした。 さらに母は「あんたは用済みだから今すぐこの家から出て行きなさい」「出て行ったら学費も出さないからね」と私をいらないもの扱い。なんとか専門学校卒業まで待ってほしいと伝えましたが、その願いすら叶えられませんでした。 落ちこぼれの躍進10年後、妹の結婚式――。 招待していないはずの私が現れたと、母は驚きを隠せない様子でした。妹にも確認したうえで、私を問い詰めてきます。 「妹の結婚式に勝手に参加してんじゃないわよ!」と言う母親に、私も驚きました。実は、私はこの結婚式の新婦が妹だとは知らなかったのです。 「貧乏人なんて招待してないのよw」「医者にもなれない落ちこぼれの席は無いんだからな!」「新郎からの招待ですけど」「え?」 私を結婚式に不法侵入したと決めつけて騒ぎ立てる母。しかし、私は新郎からの招待で結婚式に参加していたのでした。 というのも、私は新郎の職場の上司。実家から追い出された後、私は働きながら夜間大学に通い、必死に勉強しました。そのときに医学生だった男性と出会い、3年前に結婚。現在、私の夫は病院を経営しており、私は副院長として夫を支えています。 私のことを何も知らなかった母はただただ驚いている様子でした。私は「お母さんたちとは他人のふりをしてあげるから安心して」と言って、新郎側の席に向かいました。 結婚式後――。 10年ぶりに妹と顔を合わせました。改めて「おめでとう」とお祝いする私に、妹は「ご祝儀が足りないんじゃない?」とたかり始めます。 私が病院の経営者であることを母から聞いた妹は、私からのご祝儀がたった数万円しか入ってなかったことに不満を持ったのです。 私が断ると、「夫をお姉ちゃんの病院から辞めさせようかしら」と今度は私を脅しにかかってきました。私は「ぜひ辞めてもらっていいかしら」と返しました。 妹の夫は医者ではありますが、病院内外からの評判がとても悪く、私は他の医者を迎える準備を進めていたところでした。自分から辞めてくれるなら好都合と思い、私は快く妹の申し出を受け入れたのです。 立場逆転1週間後――。 妹は「こんなむかつく上司のいる職場で夫を働かせられない」と、私に夫の退職届を叩きつけました。私はすぐに処理を進め、妹の夫は私の病院から退職することに。 しかし、妹の夫はわがままばかりで、次の勤務先がなかなか決まりません。現在は私たちの両親の稼ぎに頼り、ヒモ同然の生活を送っているようです。 そんな妹に危機感を覚えた母は、私にすり寄って来ました。しかし、「昔のことはすべて謝るわ」「これからは仲良くしましょうね」という母の言葉にも、私の心は動かされませんでした。 「私は落ちこぼれだから、人一倍がんばらないといけないの」「私には親なんていない気持ちでがんばるよ」と言って、私は母たちの連絡先をすべて消去。 その後――。 私が連絡先を消去したことに気付いた両親が、私に会おうと病院に突撃してきました。しかし、すぐに警備員に捕まって家に帰されます。私が弁護士を通じて「不法侵入で訴えてもいいのよ」と連絡してからは、おとなしくなりました。 職業に貴賤(きせん)なし。職業や学歴などで人を値踏みするような行為は、あってはならないことです。私と連絡がとれなくなった母が、自分の今までの言動を反省し、心を入れ替えてくれることを願うばかりです。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月31日毎年2月14日はバレンタインデー。好きな人にチョコレートを贈るだけでなく、親しい人に、愛や感謝の気持ちを込めてお菓子を配る日としても知られています。大学生の、ばりぞう(@valizoj)さんは、医学部の先輩がお菓子を配る場面に遭遇しました。「ハートのクッキーを作った!」そういいながら、周囲の人に手作りクッキーを配る先輩。一見バレンタインデーならではの、ほほ笑ましい光景に思えますが…ばりぞうさんは、このクッキーを見て「正気か?」とツッコミを入れたくなったのだとか。無理もありません。先輩の作ったクッキーは、いろいろな意味で気合が入りすぎていたのですから…!「ハートのクッキー作った」って言って心臓型クッキー配る医学部の先輩、気が狂っている pic.twitter.com/hZDnngaH2r — ばりぞう (@valizoj) February 14, 2023 愛の象徴とされる、ハートマーク。そのため、バレンタインデーは既製品のハートのチョコレートをよく目にします。しかし、先輩が作ったのはハートはハートでも、心臓を模したクッキーだったのです!形だけでなく、冠動脈なども見事に再現。自身の知識を、お菓子作りでも活用していることが分かります。インパクトの強いそのビジュアルは、ネットを通して多くの人を驚かせたようです!・いろんな意味でドキドキして不整脈になりそう…。・これをもらったら確実に脈アリだな!・発想に吹いた。地味に作るのが大変そうで、熱意を感じる…!食べるにはちょっぴり勇気を要する、医学部生による手作りクッキー。きっと、意中の人からチョコレートをもらった人よりも、ドキドキしたに違いありません![文・構成/grape編集部]
2023年02月17日30年以上、発達障害のある子どもたちをみてきた精神科医の言葉今回は、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授を務める本田秀夫先生のコラムをまとめてご紹介します。これまで執筆いただいたコラムでは、発達が気になるお子さんの進路選びや、発達障害子育てのポイント、インクルーシブ教育の実現に向けた考えなど、保護者の方に向けた力強い言葉をつづっていただいています。30年以上の臨床経験がある本田先生の言葉は、私たちの心に深く届くものばかりです。ぜひ、この機会にまとめてご一読ください。障害のある子どもと障害のない子どもに別々の教育を行うのではなく、全員が共に学べるような形で教育を行うことを意味する、インクルーシブ教育。本田先生は、合理的な考え方であり、そのような環境設定をすることに対して全面的に同意しているものの、現在の学校教育にはまだ課題を感じると言います。共生社会をつくるために必要な姿勢とは…。本田先生は、発達に特性のあるお子さんの進路について話していると「通常学級で大勢の中に入ったほうが、いい刺激を受けるんじゃないですか」と言われることがあるそうです。この記事では、保護者の方に向けて通常学級に在籍することで受けるプラスとマイナスの刺激について解説いただいています。発達に特性のあるお子さんの就学や進路選びでは、通常学級、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校など、さまざまな選択肢の中から検討されるかもしれません。特に、小学校入学前に受ける就学相談で「通級指導教室や特別支援学級が適当」という判断が出た場合に悩む保護者の方が多いと本田先生は言います。発達障害子育てで感じる、さまざまなお悩み。どのように対応すればいいのか迷われている保護者の方に向けて、子育てを考えるきっかけになるクイズを本田先生にご用意いただきました。ぜひ、お子さんをイメージしながら答えを選んでみてください。発達障害のあるお子さんには、さまざまな特性があります。本田先生は、「得意なこと」「苦手なこと」「好きなこと」「嫌いなこと」などを一般常識にあてはめないで、ありのままに理解していくことが大切だと言います。この記事では、発達障害のある子どもの育て方のポイントを解説いただいています。発達が気になるお子さんの子育てをする中で、「できないこと」に目が行きがちだと感じている保護者の方も多いかもしれません。本田先生は、「平均値に届く・届かない能力が必ず存在する」「苦手の克服を最優先課題にするのは、発達障害のある人たちにとってはしばしば逆効果となり、特訓すればするほど嫌いになってしまうことがある」と言います。発達障害の当事者やそのご家族の方から、「発達障害と個性はどう違うの?」と質問をよく受けてきた本田先生は、「発達障害の特性と個性の間に境界線はない」「発達障害の人が向き合う困難はマイノリティ問題と共通している」と考えているそうです。それはなぜでしょうか。本田先生は30年以上の臨床経験から、発達障害と診断された人たちのなかで、割合が大きいけれど十分に理解されず困っている人がいると感じているそうです。それは、発達障害が「重複」するタイプの人であり、発達障害のある人の悩みを理解し支援するためには、その人たちのことをぜひ知っておいてほしいと言います。
2022年10月21日『何かを始めるのに、遅すぎることはない』という言葉があります。筋トレや資格の勉強、趣味など、何かを新しく始めるのに年齢は関係ない…といった意味ですよね。あや(@aya_dotabata40)さんは、4人の子供がいる母親。40歳を過ぎてから、医学部入試の合格に向けて勉強に励んでいます。あやさんは以前、長男に対して「こんな年齢から医学部を目指すなんて微妙かなぁ」と不安を口にしたことがありました。すると、長男は答えます。伊能忠敬って知ってる?50代から天文学を学び始めて全国測量をして、地図を作成したんだよ。昔の50代だよ!前に「こんな年齢から医学部目指すなんて微妙かなぁ」って長男に話した時に、淡々と「伊能忠敬って知ってる?50代から天文学を学び始めて全国測量をして地図を作成したんだよ。昔の50代だよ!」と、余計な意見も言わずにそう言われ、そう言ってくれたことがお守りになっているし支えになっている。— あや40@医学部再受験 (@aya_dotabata40) September 5, 2022 長男が話したのは、測量家として知られる伊能忠敬のエピソード。伊能忠敬が50歳から学び始めたことを話す長男は、「勉強に年齢なんて関係ない」とあやさんにいいたかったのでしょう。一般的に、医学部の大学受験は難関といわれています。難関の医学部を目指すと決めながらも、不安を抱えていたあやさんに、長男は伊能忠敬の話を通じてエールを送ったといえますね!【ネットの声】・素敵な息子さんだなぁ!日頃からポジティブな言葉をかけて子育てをしてきたんだろうなと思った。・前に住んでいた寮に、40歳近くで子供がいる医学部の後輩がいたことを思い出しました。頑張ってください!・今からでも人生をやり直せるのではないかと、勇気をもらえる!何か始めたいものがあれば、あなたも挑戦してみてはいかがですか。長い人生の中で、今が一番若いのですから。[文・構成/grape編集部]
2022年09月07日バイオテクノロジーの研究開発を行う株式会社ジェヌインR&D(本社:福岡県福岡市東区、代表取締役:宮鍋 征克、以下「当社」)は、麻布大学獣医学部獣医学科 生化学研究室(麻布大学 学長:川上 泰、本部:神奈川県相模原市、 )と共同で発表したアトピー性皮膚炎に関する論文が、米国実験生物学会連合が発行する国際誌で実験的バイオサイエンスに関する科学ジャーナル『The FASEB Journal』に、2022年3月1日(火)に掲載されたことをお知らせします。アトピー性皮膚炎に関する発表論文が『The FASEB Journal』に掲載本研究は、これまで解明されていなかった「スフィンゴミエリン」という細胞膜を構成する特別な脂質の生物学的機能を発見しました。「スフィンゴミエリン」には、皮膚のバリア機能を正常に保つ効果や、アトピー性皮膚炎の病態を軽減させる効果があることが明らかになりました。本研究結果によって、今後、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー症状の改善薬の開発が期待されます。■研究結果概要皮膚角質層に多く含まれる「スフィンゴミエリン」とは、細胞膜を構成する特別な脂質です。人間の全身の皮膚組織に分布していますが、その生物学的な機能の全容はこれまで明らかになっていませんでした。本研究では、皮膚組織におけるスフィンゴミエリンに関する以下の3つを明らかにしました。(1)皮膚組織においてスフィンゴミエリンがSTAT3を抑制することで、皮膚バリア機能を正常に保つことを明らかにしました。STAT(Signal transducer and activator of transcription)とは、サイトカインと呼ばれる炎症を調整する重要な因子を細胞内に導入するために必須である転写因子群の総称。現在STAT1~6までが知られており、STAT3は組織修復や発がんとの関連が示されています。(2)アトピー性皮膚炎患者の皮膚組織では、スフィンゴミエリンを作る合成酵素の遺伝子発現量が減少していることがわかりました。スフィンゴミエリンが欠損したマウスによる実験では、アトピー性皮膚炎の重症化が確認されました。(3)アトピー性皮膚炎のモデルマウスの皮膚にスフィンゴミエリンを塗布した結果、病態が軽減されたことがわかりました。論文タイトル:Sphingomyelin maintains the cutaneous barrier via regulation of the STAT3 pathway(和訳:スフィンゴミエリンは、STAT3経路の調節を介して、皮壁を維持する)『The FASEB Journal』掲載先: ■共同研究者麻布大学獣医学部獣医学科 生化学研究室教授 山下 匡、講師 永根 大幹URL: ■麻布大学について麻布大学は、獣医系大学として二番目に長い歴史を持つ大学で、2025年に学園創立135周年を迎えます。私立大学として動物学分野の研究に重点を置くトップクラスの実績を基盤に新たな人材育成に積極的に取り組んでいます。本学は、獣医学部(獣医学科、動物応用科学科)と生命・環境科学部(臨床検査技術学科、食品生命科学科、環境科学科)の2学部5学科と大学院(獣医学研究科と環境保健学研究科)の教育体制に、学部生:2,411名、大学院生:88名が学んでいます(2021年5月1日現在)。1つのキャンパス内(神奈川県相模原市)で、人・動物・環境に関する教育・研究を実施している国内唯一の大学です。交通アクセス : JR横浜線 矢部駅から徒歩4分 麻布大学の概要: ■会社概要ジェヌインR&D 京都研究所社名 : 株式会社ジェヌインR&D代表者: 代表取締役 宮鍋 征克所在地: (本社) 福岡県福岡市東区高美台2丁目36番12号(東京オフィス)東京都港区芝1丁目7-5 ロート東京ビル5階(京都研究所) 京都府相楽郡精華町光台3丁目2-16設立 : 2010年11月19日資本金: 192,700,000円URL : 事業内容:健康食品、健康補助食品、栄養補助食品、ダイエット食品の研究開発、製造、加工、卸・小売販売並びに輸出入/食料品、飲料水、酒類、農産物、水産物、畜産物の輸出入並びに卸・小売販売/バイオテクノロジーの研究開発、技術指導、及びその生産物並びに技術の販売/バイオテクノロジーの研究開発事業の受託/医薬部外品及び化粧品、石鹸等日用雑貨品の製造、卸・小売販売並びに輸出入/農水畜産物の加工及び卸・小売販売/前各号に付随関連する一切の業務 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日平素より、本学の運営について多大なるご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。信州大学が推進する「革新的無機結晶材料技術の産業実装による信州型地域イノベーション・エコシステム」では、信州大学先鋭材料研究所(所長:手嶋 勝弥教授)が開発を進める高機能結晶「信大クリスタル(※)」の社会実装に向けて活動してきました。是津 信行教授(信州大学工学部/先鋭領域融合研究群次代クラスター研究センター ELab2 センター長)が中心研究者として推進するリチウムイオン電池材料開発で創出された研究成果の一部を株式会社名城ナノカーボンにライセンシングし、2021年5月に高性能電池開発ベンチャー「信州ボルタ株式会社」(代表:橋本 剛氏 株主:株式会社名城ナノカーボン 100%)を設立いたしました(本年7月に「信州大学発ベンチャー」認定)。今般、信州ボルタ社は急速充放電特性と高容量を両立するリチウムイオン電池の開発に取り組んでおり、単結晶LiCoO2(LCO)正極および二峰性分散型LiNi0.9Co0.05Mn0.05O2(NCM91)正極、さらにカーボンナノチューブ(CNT)バインダーの製品化を完了し、2021年11月から富士フイルム和光純薬株式会社にて研究用試薬として販売開始する事となりました。下記に製品概要をまとめました。是非広報協力のほどよろしくお願いいたします。(※)「信大クリスタル」は、信州大学が誇る無機結晶育成技術「フラックス法」(フラックス=溶媒の使用が特徴)を用いることで、物質の融点よりもはるかに低い温度にて投入エネルギー量を押さえて単結晶を育成できる技術から生まれた高品質・高機能の結晶の総称で、商標登録されています。【製品概要】リチウムイオン電池に対する市場ニーズとして、長時間連続使用できること(エネルギー密度)、短時間で充放電できること(パワー密度)、繰り返し充放電できて長期間使用できること(サイクル寿命)が挙げられる。信州大学では、正極や負極に用いる活物質材料の表面加工の視点から、上記ニーズに応える新しい蓄電池材料技術に取り組んできた。(1) 単結晶LiCoO2(LCO)正極:特願2020-511113「フラックス法で育成した電池材料を世界で初めて製品化」小型民生用電子機器やドローンに搭載するリチウムイオン電池の正極に広く用いられるLCO単結晶粒子をフラックス法(溶融塩を溶媒とする無機材料結晶を再結晶する結晶育成方法)により育成することで、既存品よりも小さな平均サイズ(<1μm、従来品>5μm)、高い10Cレート特性(6分間でフル放電)、および10C充放電サイクル時の容量低下を従来品よりも大幅に改善することができた。信州大学の強みであるフラックス法により育成したLCO単結晶粒子がもたらしたこれらの特性は、従来品のLCO粒子が不定形かつ多結晶であったのに対して、フラックス法を用いることでLCO粒子を単結晶化するとともに、リチウムイオン拡散に優位な{104}面で広く覆われた結晶外形が得られたことによる。製造プロセスの改良により、プロジェクト開始時と比較して200倍以上の生産効率の向上を達成した。信州ボルタ株式会社の開発する超高入出力電池への搭載に向けた技術開発に加え、研究用試薬として販売し、研究開発レベルで幅広いユーザーに評価いただくことで、LCO単結晶粒子固有の課題抽出や次世代材料ターゲットの選定を目的とするマーケティング調査を進めていく。フラックス法で育成したLCO単結晶を搭載したセルの放電試験結果とサイクル試験後の電極表面のFE-SEM像。10Cという高速放電試験後でも,信大クリスタルはほとんど劣化しません。(2) 二峰性分散型LiNi0.9Co0.05Mn0.05O2(NCM91)正極:「ハイニッケルNCM91正極材料を世界で初めて製品化」電気自動車に搭載する高容量型リチウムイオン電池の次世代正極として、LiNixCoyMn1-x-yO2を基本組成とするハイニッケル系層状三元系正極材料が注目されている。ニッケル成分を増やすことにより正極材料の比容量が増加する。一方で、その製造方法は格段に難しくなる。月島機械株式会社の前駆体製造技術と信州大学の合成技術を融合することにより、平均粒子径が二峰性分散したNCM91正極を開発した。平均粒子径を二峰性分散することにより、電極内のNCM91粒子充填密度を高める効果や電極内に形成される電位分布を均一化する効果がもたらされ、電池の長寿命化につながる。比容量は210mAh/gに到達し、従来の電気自動車に搭載されている正極材料よりも10%程度高い値が得られている。信州ボルタ株式会社の開発する高容量型電池への搭載に向けた技術開発に加え、研究用試薬として販売し、研究開発レベルで幅広いユーザーに評価いただくことで、NCM91単結晶粒子固有の課題抽出や次世代材料ターゲットの選定を目的とするマーケティング調査を進めていく。二峰性分散型LiNi0.9Co0.05Mn0.05O2 (NCM91)正極の充放電曲線とFE-SEM像。2.8-4.3 V(vs. Li/Li+)のカットオフ電圧範囲で 約210mAh/gの比容量が得られます。(3) カーボンナノチューブ(CNT)バインダー:PCT/JP2019/045732単層カーボンナノチューブと多層カーボンナノチューブのハイブリッド化による世界初の導電性バインダー電池の電極は、活物質、導電助剤、バインダーから構成されている。電池容量に寄与しない導電助剤やバインダーの使用量を大幅に削減することに成功し、活物質濃度を高めた高エネルギー密度型電極を実現した。導電助剤には、カーボンナノチューブを用いている。量産レベルでは世界で最高の電子伝導性能を示す名城ナノカーボン社製の長尺単層カーボンナノチューブと短尺多層カーボンナノチューブをハイブリッド化することで、活物質:導電助剤:バインダー=99.5:0.5:0の混合比からなる高エネルギー密度型電極を実現した。カーボンナノチューブが電極内で三次元的に均一に広がった電子伝導網を形成することにより、従来の電極抵抗の圧倒的な低抵抗化を達成した。さらに、網目状に広がった電子伝導網は電極内部に存在する隣接する活物質粒子間を繋ぎとめるバインダー機能をもたらすことを明らかにした。実用レベル相当の電池を試作し、ハイブリッド車や無人搬送用ロボットに搭載された量産電池と比較すると、特に低温(-10℃)における急速充放電特性において、圧倒的に高性能であることを明らかにした。信州ボルタ株式会社の開発する高入出力型電池への搭載に向けた技術開発に加え、研究用試薬として販売し、研究開発レベルで幅広いユーザーに評価いただくことで、カーボンナノチューブバインダー固有の課題抽出や次世代材料ターゲットの選定を目的とするマーケティング調査を進めていく。低弾性カーボンナノチューブバインダーの模式図と高濃度NCM電極のFE-SEM像(NCM:CNT = 99.5:0.5 (wt%))。入出力特性と高エネルギー密度,サイクル特性を共立する電極を提供します。製造元 :信州ボルタ株式会社長野県長野市若里4-17-1TEL 090-8473-2294販売 :富士フイルム和光純薬株式会社東京都中央区日本橋本町2-4-1TEL 03-3270-8123技術協力 :信州大学販売開始日:令和3年11月15日(参考情報)(1) 信州大学先鋭材料研究所 (2) 未来を変える信大クリスタル(動画) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月11日日頃から、本学の運営につきましてご支援とご助力をいただき、厚く御礼申し上げます。信州大学の特徴ある研究シーズを広く地域社会へ発信し、地域イノベーションの推進を図ることを目的に、「第7回信州大学見本市 知の森総合展2021」を開催します。第7回となる今回は昨近の事情を鑑みオンラインでの開催となります。第6回に引き続き総合テーマに持続可能な開発目標SDGsを掲げ、9月17日当日に配信するイベントでは朝日新聞SDGs ACTION!編集長 高橋万見子氏を迎え「SDGs ~大学だからやるべきこと、大学だからできること~」と題した基調講演を行うとともに、本学の6名の研究者による研究シーズのプレゼンテーションを行います。また、9月17日より特設ホームページ上にて本学の研究シーズを公開します。各研究シーズを1分間の動画により分かりやすく紹介するとともに、本学の国際的な目標である持続可能な開発目標(SDGs)を実現させるため、今回出展する本学の研究がどの目標を目指しているかも合わせて紹介をさせていただきます。信州大学の産学官連携活動事業について、ご取材くださるよう、よろしくお願い申し上げます。【日時】2021年9月17日(金) 13:00~16:30【場所】オンラインで実施※当日取材にお越しいただく場合は配信会場である、信州大学松本キャンパス信州地域技術メディカル展開センター(CSMIT)104までお越しください。取材予定の場合は9月16日(木)15:00までに電話又はメールにて事務局まで社名、来場者名を事前にご連絡ください。(連絡先 TEL:0263-37-3317 mail: ken-renkeika@shinshu-u.ac.jp )※オンライン参加はこちらから申込みください: なお、オンラインでの取材対応はありませんので、電話でお問い合わせください。【内容】詳細は別紙、またはイベントホームページをご覧ください。 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当日はマスクの着用・検温・手指消毒にご協力をお願いいたします。◆本件についての問い合わせ先信州大学研究推進部 産学官地域連携課TEL:0263-37-3317 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月15日「健康維持に大きな役割を果たす血流改善や腸内環境を整えるためには、自律神経のバランスを保つことが大切なポイントです」そう語るのは、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。1日を通して交感神経と副交感神経が交互に活発になっている自律神経。そのリズムを整えるためには朝活が大事だという。「加齢やストレス、天候などで自律神経は乱れてしまいます。とくに日中は自律神経のバランスを整えるのが大変。朝食をとって自律神経と連動している腸を適度に刺激することが必要です。ところが忙しかったり、食欲が湧かなかったりして、朝ごはんをとらない人も多い。そこで私がおすすめするのが朝1杯の野菜ジュースです」(小林先生・以下同)小林先生の最新刊『医者が考えた健康野菜ジュース』(光文社)には、野菜やフルーツを使って、誰でも簡単に実践できる28のジュースレシピが載っている。そのなかでも、小林先生が注目しているのが小松菜だ。「小松菜に含まれるカルシウムの量はほうれん草のおよそ3.5倍。骨粗しょう症の予防だけでなくイライラ解消にも効果的です。また乳製品と組み合わせることで吸収力がアップするため、健康ジュースとして理想的なのです。血流を促進させるビタミンEや、代謝や疲労回復に効くビタミンB群も豊富。毎日、欠かさず摂取したい食材といえるでしょう」さらに免疫を高める効果にも期待できると小林先生。「小松菜には皮膚や粘膜を保護し、免疫力アップにつながるβカロテンやビタミンCも含まれています。また腸内環境を整える食物繊維がふんだんに入っています。腸には消化吸収だけでなく、免疫をコントロールする働きも。ヨーグルトの乳酸菌、はちみつに含まれているオリゴ糖やグルコン酸には善玉菌を増やす働きがあります。こうして腸内環境が整うと、免疫力はアップしていきます」次に紹介する「健康野菜ジュース」は、これらの素材を含む最強の健康食だ。■「高血圧予防」ジュース「カルシウム不足は高血圧の原因になることはあまり知られていませんが、低脂肪乳にも含まれるカルシウムには、血管細胞の活動を促す働きがあります。カルシウムが不足すると血管の老化を招き、血流の流れを滞らせてしまう可能性があります」【材料】低脂肪乳…150ml小松菜…1/2株・約20gはちみつ…大さじ2アマニ油…小さじ2水…100ml【作り方】(1)小松菜を3〜4cm大にカットする。(2)低脂肪乳、小松菜、はちみつ、オイルの順で、水分の多いものからミキサーの中に材料を入れ、最後に水を加える。これによりミキサーの刃が回転しやすくなる。(3)ミキサーのスイッチをON。しばらく待てば完成。■「がん細胞発生を抑える」ジュース「トマトのリコピンはがん細胞を除去する力が強い抗酸化物質。トマトにはβカロテンやビタミンE、Cといった抗酸化力の高い成分がそろっています」【材料】ヨーグルト…200gトマト…2個・300gはちみつ…大さじ2アマニ油…小さじ2塩…少々【作り方】(1)トマトのヘタを取り、ミキサーにかけやすい大きさにカットする。(2)ヨーグルト、トマト、はちみつ、オイルの順で、水分の多いものからミキサーの中に材料を入れる。これによりミキサーの刃が回転しやすくなる。(3)ミキサーのスイッチをON。しばらく待てば完成。朝の1杯で、風邪やインフルエンザ予防だけでなく、健康な人でも1日に5,000個発生するといわれるがん細胞を抑制する効果もあるという。「ジュースにすることで、加熱処理をすると壊れてしまうビタミンなどの栄養素を余すところなく摂取できます。さらに、食材の組み合わせによって、ビタミンやミネラル、酵素などの栄養素を無理なく摂取できるので、高血圧予防などの健康効果や、美肌やアンチエイジング、ダイエット効果も期待できます」1日の始まりに、健康と美をつくるエネルギーチャージを!「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年03月12日「高齢者が一度骨折をすると、クセになりやすいというのは定説です。特に注意すべきは背骨と股関節周辺の骨折でしょう」こう話すのは、鳥取大学医学部保健学科教授の萩野浩先生だ。高齢になって足腰が弱くなると、ちょっとした動作で転倒し、骨折するのは体を支える中心部であることが多く、フレイル(虚弱)状態が進むため、治っても再び骨折する確率が高くなるのだ。「たとえば、背骨を骨折した高齢者は、そうでない人に比べて4〜7倍、再び骨折しやすくなります。しかも、次に骨折するのは背骨だけでなく、股関節周辺であることも多いのです」(萩野先生・以下同)一般的に股関節周辺の骨折は予後が悪く、長期間、寝たきりの生活を送ることになる。するとさらに筋力が落ち、自力で生活できなくなって介護生活に入る。ショッキングなことに、5人に1人が1年以内に死亡するという。「骨折後、死亡までの期間が極端に短くなることを『骨卒中』と呼び、警鐘を鳴らしているのです」60〜70代で背骨を骨折、その後、70〜80代で股関節周辺を骨折するというパターンが多く、また、3人に1人が生涯に1度は背骨の骨折を、5人に1人が股関節周辺の骨折を経験するという。さらに、一度骨折をすると1年以内に再び、という可能性は非常に高く、少なくとも骨折後10年間はその影響が続く。しかし、骨卒中のサインは、そのずっと前から出ているのだと萩野先生は話す。「高齢になってから骨折する人の多くは、50歳前後で手首を骨折しています。つまずいたり転んだりして手をついたときが多いのですが、その時点ですでに骨がもろくなっているという証拠です」にもかかわらず、「手首だから軽く済んでよかった」と骨折の治療だけを施して、骨質を上げる対策をしないケースがほとんどだ。最初の骨折時点で行うべきこととして、自分の骨密度を知ること、必要に応じて骨粗しょう症の治療をすること、転ばないためにも筋力をつけ、骨密度を上げる食生活をすることが挙げられる。ちなみに、骨粗しょう症の治療には注射と投薬があり、治療することで、再発のリスクが50%程度下がる。生活周りの危険な場所のチェックも必要だ。「高齢者の転倒骨折の9割は家の中で起こっています。じゅうたんの縁がめくれていたら留める、段差のあるところには手すりをつけるなど、転倒のリスクがある場所の処置をしておきましょう」
2019年10月14日認知度が上がり、世間の理解が深まりつつある、発達障害。ですが、まだまだネガティブな受け取り方をされることが多く、発達障害の子を持つ親として、ちょっとだけ残念な思いを抱いていました。そんなモヤモヤを解決してくれたのが、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授である本田秀夫先生の著書 『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』 でした。第2回のインタビューでは、本田先生が考える「療育の本当の意味とは?」についておうかがいします。お話をうかがったのは…本田秀夫(ほんだ・ひでお)先生信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事精神科医師。医学博士。1988年、東京大学医学部医学科を卒業。東京大学医学部附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。発達障害に関する学術論文多数。英国で発行されている自閉症の学術専門誌『Autism』の編集委員。2011年、山梨県立こころの発達総合支援センターの初代所長に就任。2014年より現職。日本自閉症協会理事、日本自閉症スペクトラム学会常任理事、日本児童青年精神医学会代議員。■発達障害「早期発見・早期療育は子どもではなく親のため?」―― 前回 、親が早期に子どもの特性を知っておくことの重要性を教えてもらいましたが、早期発見は早期療育の効果へとつながるのでしょうか? よく、療育を始めるのは早ければ早いほど良いなどと言われますが…。本田秀夫先生(以下、本田先生):僕は、絶対そういうことは言わないようにしています。――なんと…(驚)。そういったお話も聞いたことがありますが、臨床の現場で約30年、幼児期から成人期まで一貫して診てきた先生がそうおっしゃるのは、また違った重みを感じます。本田先生:そもそも早期に発見される子の方が、大人になった時の障害は重いのですよ。なぜなら、症状が重い子の方が早く発見されるから。症状が軽くて、知的障害がない発達障害の場合は、就学時健診でもわからないことも多いのです。ですから、早く発見された人ほど良くなるというのは正確ではありません。――確かに…。本田先生:でも、僕は早期発見・早期療育を推進しています。理由はただ一つ、親御さんの認識を変え、親御さんが学ぶチャンスが早くなる、ということです。実は僕、子どもを療育しているフリをして、親の認識を変えることこそが療育だと思っていますから。つまり、子どもをどうこう療育するというより、親がコペルニクス的に認識を変えられるかどうかが非常に大事なのです。――深いお話…。本田先生:早期に親御さんがわが子の特性を知れば、対処法を学ぶこともできます。例えば、たびたびパニックを起こすようなお子さんだと、親御さんは疲弊してしまいますよね。でも、これを防ぐのは意外と簡単で、パニックを起こしたくなるような刺激を与えなければいいのです。例えば、子どもが好きなことをやっている最中に止めさせようとするとパニックを起こすということがわかれば、大好きなことはある程度切りのよいところまでやらせて次の活動に切り替えさせればよいわけです。ほかの子が近づくとたたいてしまう場合は、ほかの子が近くにきたら、その間に親御さんがスッと割って入って、その子の手が届かないようにすればいい。知っていれば未然に防げるけれど、知らないと結局、親子ともども嫌な思いを重ねることになってしまいます。■「療育でグレーは白にならない」子どもファーストの環境を――親への効果はよくわかりましたが、子どもにとっては本当に効果がないのでしょうか?本田先生:私たちの療育では、基本的に子どもファーストで考えてプログラムを組みます。例えば、一般の子育てなら、2歳の子どもに箸を使う練習はさせませんよね? 2歳くらいならスプーンを使ったり、大人がフォローしてあげればいいわけです。それが、成長につれて箸を使うようになったり、だんだん変わっていくのですが、そのペースが発達障害の子たちはほかの子と違います。ですから、今何を教えたらその子に身につくのかということを、一人ひとり厳密に考えていきます。そうして子どもに合った環境やプログラムを整えてあげれば、情緒的に安定して、活動に意欲的に取り組め、子どもも伸びると思いますよ。――ということは…? と、親はつい期待してしまいますが。本田先生:ただし、ここで一つ注意が必要です。親御さんは「療育で子どもが良くなった! このままいけば治るのでは…?」と思ってしまいがちですが、子どもが良い状態にあるのは、こちら側が相当に配慮した環境だからであり、環境が変われば元の木阿弥です。前回も言いましたが、「グレーとは 白ではなくて 薄い黒」ですから。特性そのものは消えません。ですから、そこまで伝えるために、僕たちの療育では親御さんにも時々参加してもらって、どういう状態だったら子どもが落ち着いた良い状態になるのかを学んでもらうようにしています。■発達障害「どのような大人になるかは、親の育て方次第」――いかに子どもを取り巻く環境が大事か、ということなのですね。本田先生:そうです。発達障害というのは、もともともの原因は育て方のせいでなるわけではないのですが、「どのような大人になるのかは、育て方次第」と僕は思っています。例えば、背が低いことで悩んでいる人がいるとして、「別にいいじゃん」と言ってもらえるのと、「このままじゃヤバいよ! 早くなんとかしないと!」と言われるのでは、本人の受け取る印象はずいぶん変わってきますよね。それと同じで、親御さんがなんとか子どもの苦手を克服させたい、平均にそろえたいと思えば思うほど、克服できない部分が残った時に、子どもは親の期待に応えられない自分を責めてしまうのです。否定的な雰囲気の中で育つと、自己肯定感も低くなりますし、さらに責めたてられるような雰囲気の中で育つと、抑うつ的になってしまったり、逆に、自己防衛する意味で攻撃的な性格になってしまう危険性があります。――確かに…。でも、親は、わが子に対して「こう育ってほしい」という理想を持ってしまうものなのかもしれません。良かれと思って、つい…(苦笑)。本田先生:申し訳ないけれど、いかに親の価値観や考え方をリセットできるかが大事なのです。難しいかもしれませんが、先に理念を変えるというより、実践しながらの方が価値観は変わりやすいと思いますよ。どんな時に子どもが情緒的に不安定になって、どんな時に落ち着いているのか、その両方の状況の違いがわかれば、だんだんと親御さんのとらわれが溶けていくと思います。そのプロセスをなるべく幼児期のうちに通過しておくと、学校に入ってからが楽になると思います。――学童期になると、別の難しさが発生するのでしょうか?本田先生:学校に入ると、親御さんだけではなく先生の中にも「学校ではこういう子どもを育てるべき」という考えを持つ人がいるので、子どもは、家でも学校でも問題児というレッテルを貼られてしまう危険性があります。子どもがトラブルを起こして、先生に怒られて、親御さんも学校から「家庭のしつけが悪い」などと責められて心が病んでしまったり…。そうなってからですと、非常に対応が難しくなります。――確かに…。自由な幼児期と違って、学校では勉強が始まるので、クラスの雰囲気を乱すような子に対して、先生だけはなく保護者の目も厳しくなるように感じます。本田先生:実際のところ、文部科学省の発表では、通常学級の生徒の中になんらかの発達障害を持つ子が6.5%いるということですからね。クラスに必ず数名はいるということになります。早いうちに子どもの特性を理解して、周囲にきちんと説明できるような親御さんが増えて、そういう子がいるのがむしろ当たり前、という雰囲気になってきたらよいですよね。そして、学校もそういう子がいるという前提で、活動内容を組み立てるのが、当たり前になってほしいと思います。社会集団には、個性の凸凹がある程度存在します。「よくある個性」と認める範囲が広い集団では、「少数派」の人がそれほど目立たなくなります。発達障害の人も、その他のさまざまな個性がある人も、それぞれが自分のことをよく理解し、それが自分の普通だと思って生きていけるような社会が、本来あるべき社会の姿だと、僕は思っています。今回のお話や本を通して、いろいろな普通があることを、多くの人に理解してもらえればと思います。もし、わが子の発達に不安を感じている方や、すでに子どもが発達障害と診断され悩んでいる方がいたら、ぜひ一度、本田先生の著書を手に取ってほしいと思います。本を読む前と読んだ後では、きっと発達障害への印象がガラリと変わることでしょう。もちろん、そんな気持ちの部分だけではなく、「発達障害とはどんな障害か」ということもわかりやすく解説し、具体的な環境設定や支援方法まで紹介してあり、発達障害への理解と対応力が一段と深まることと思います。「どのような大人になるかは育て方次第」――その言葉に改めて、発達障害児の子育てにおける、親の役割の重要さを感じた取材でした。参考図書: 『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』 (SBクリエイティブ)精神科医として30年以上、臨床経験の大半を発達障害の診療に費やし、乳幼児から成人まで、さまざまなライフステージの方たちによりそってきた、本田秀夫医師による著書。発達障害とは、なんらかの機能や能力が劣っているのではなく、「病気」というよりも、「選好性の偏り」と考えるほうが、ずっと当事者の理解に役立つ。そんな視点から発達障害を理解し、発達障害の人の行動や心理、支援の方法までをわかりやすく解説。まちとこ出版社N
2019年04月02日認知度が上がり、世間の理解が深まりつつある、発達障害。ですが、まだまだネガティブな受け取り方をされることが多いように思えます。例えば、園や学校の先生から子どもの発達相談を勧められると、「失礼だ」と怒る保護者がいたり、クラスで浮いた子がいると「あの子、発達障害なんじゃない?」などと保護者が陰口のように使ったり。発達障害の子を持つ親として(著者は2人きょうだいの下の子が自閉症スペクトラム障害)、認知が広まったのは喜ばしいことですが、ちょっとだけ残念な思いを抱いていました。どう伝えたら、こうした考えを変えられるのだろう?と。それを解決してくれたのが、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授である本田秀夫先生の著書 『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』 でした。それによると、「発達障害は何かができない「障害者」というよりも、独特のスタイルをもつ「少数派の種族」であり、その間にあるのは「多数派」か「少数派」という「割合の差」である」とのこと。その解説が非常に腑に落ちて、以来、息子の子育ての指針にしています。もし、同じように子どもの発達に不安を抱えていたり、悩んでいるお母さんがいたら、ぜひこういった考えを知ってほしい――そんな思いで取材を申し込みました。お話をうかがったのは…本田秀夫(ほんだ・ひでお)先生信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事精神科医師。医学博士。1988年、東京大学医学部医学科を卒業。東京大学医学部附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。発達障害に関する学術論文多数。英国で発行されている自閉症の学術専門誌『Autism』の編集委員。2011年、山梨県立こころの発達総合支援センターの初代所長に就任。2014年より現職。日本自閉症協会理事、日本自閉症スペクトラム学会常任理事、日本児童青年精神医学会代議員。■「純粋な発達障害」とは? 誤解を生む理由は「二次障害」――発達障害はずいぶん世間に認知されるようになりましたが、まだまだネガティブな受け取り方をされることも多いように思えます。そんな中で、先生の本の「発達障害は障害というより『少数派の種族』」というお話は非常に腑に落ちました。本田秀夫先生(以下、本田先生):発達障害は障害というより、「少数派の種族」と考えると理解しやすいと思います。その両者には優劣の差はなく、その間にあるのは「多数」か「少数」か、という割合の差だけなのです。でも、割合の差があるからこそ、発達の特性は「少数派」の「選好性(※)」となり、「多数派」の人の理解を得ることが難しくなり、それが生きづらさにもつながってしまうのですよね。――単なる「少数派」であり、なんらかの機能や能力が劣っているというわけではないのですね。本田先生:いきなり関係ないような話をしますが、僕は「X-メン」という映画が大好きでして。あのお話では、普通の家族の中に、時々、遺伝子変異を起こしたミュータントが出現するのです。「ハリー・ポッター」もそうですが、映画の世界では、主人公が何か特殊な能力を持ってしまうというお話がたくさんありますよね。そこに共通してあるのは、彼らのような特殊能力をもった人たちは、一般の人間から見ると得体が知れず、脅威に思えるということです。――確かに。わからないものに対して、怖いという感覚はわかるような気がします。本田先生:発達障害も似たところがあって、自分たちが慣れ親しんでいる文化や流儀とは違うものを異端視している人たちから見ると、彼らの存在そのものが脅威なのです。もしくは、その脅威を打ち消すために、強烈な差別意識でかぶせているのです。例えば、「ああいう子にだけはなってほしくない」という思いもそう。そういう価値観を持っている人たちが一部いるのも事実です。また、実は純粋な発達障害の人というのは、あまり表には出てこなくて、僕のような専門家と本人や家族しか知らないのですよ。そこが、発達障害が誤解される一番のポイントかもしれませんね。――どういう意味でしょうか?本田先生:メディアに出演してカミングアウトしている方の多くは、どこかで傷ついた人たちなので、すでに二次障害をともなっているからです。例えば、会社でよく「困った人」と言われる発達障害の人たちは、だいたいみんなと協調できないことが多いのですが、実は、僕が幼児期からずっと診ている発達障害の人たちのほとんどが、まじめで素直な良い人たちなのです。つまり今、会社で「困った人」と言われる発達障害の人たちの多くは、適切な環境で育てられなかったために、すでに二次障害をともなっていて、それをメディアで発達障害と紹介してしまっているわけです。――なるほど…。本田先生:二次障害をともなわない、純粋な発達障害の特性だけが残っている人というのは、比較的順調に生活しているので、メディアに出演して主張するモチベーションもないのです。ですから、一般の人たちはあまり知る機会がないと思いますよ。今、残念ながら発達障害というと、二次障害をともない複雑になってしまった人たちばかりがクローズアップされているので、このような形で啓発するだけでは、あまり溝が埋まらないのでは? という思いはありますね。■発達障害「グレーとは 白ではなくて 薄い黒」――では、発達障害の特性そのものだけであれば、もう少し順調に生きられると? 本田先生:もちろん、純粋な発達障害の人も、「多数派」向けに作られた社会で生きていこうとしたら多少は苦労しますよ。はじめにお話したように、「多数派」と「少数派」という割合の差があるからこそ、発達の特性である「少数派」の「選好性」は、「多数派」の理解を得ることが難しくなるので。また、知的障害や学習障害などがある場合は、能力の凸凹問題は残りますので、自信がないと感じることもありますし、一般の会社勤めが難しくて、就労支援に通っている方も大勢いらっしゃいます。ですが、そうやって生活しながら、その人なりに楽しく暮らしている方も大勢いるわけです。――自分に合った生き方や環境が選べれば良いのですね。本田先生:発達障害の特性が、致命的な弱点になるのは、その特性を本人やまわりの人が理解できず、無理を重ねて失敗や衝突を繰り返し、本人の自尊心やまわりの人との人間関係などが傷ついてしまった時です。ですから、発達障害の人は、いかに自分の特性を認めてもらえるような生き方や苦労しなくてすむ環境を選べるかが重要なのです。――その生き方や環境を選べるようになるために、必要なことは何でしょう?本田先生:自分の特性を知ることがすごく大事になってきます。苦手なことは克服しようとせず、堂々と逃げた方がいいですよ。苦手なことを努力で克服することを強いられて育つと、「ここまで努力してでもできない自分は人としておかしいのではないか?」という価値観を身につけて、二次障害になりやすいので。いかにラクして人生を送るか、ということだけを考えて生き続けることが結局、一番成功するのですよ。――そうなると、子どもの場合は、早期に親が特性を知っておくことが大事になりますね。本田先生:非常に大事だと思います。ただ、よく「早期に発見して療育を受ければグレーが白になる(発達障害が治る)」と思っている親御さんもいるのですが、グレーというのは絶対に白にはなりません。それを広めるために僕、川柳を作ったのですよ、「グレーとは 白ではなくて 薄い黒」と。――特性は一生消えないのですね?本田先生:グレーならグレーな大人になればいいのです。白にならないで生きていく方法を探せばよいのです。中には、診断を下されるのを恐れる親御さんもいますが、これも受け取り方次第ではないでしょうか? 例えば、遠くの字が見えない人に「あなたは近視です」と診断したとしても、「まぁそうだよね」って思うだけですよね。要するに、近視の人は、別に医者に診断されなくても、遠くの字が読めないことはわかっているわけです。そこに診断名がついたからといって、その日から何かが変わるわけではありません。■発達障害「〇〇が苦手」ではなく「〇〇より△△を優先」ととらえる意識――私自身も昔、子どもが診断を受けた時は重みを感じました。スッキリしたと同時に「覚悟を決めねば」という思いが交錯して(苦笑)。本田先生:医者の伝え方も大事かもしれませんね。例えば、「自閉スペクトラム症です」と伝えるより、「この子には『空気を読むのが苦手』とか『こだわりやすい』という特徴があって、こういう特徴が大人になっても残ります」というふうに説明すると、納得してくれる親御さんが多いです。僕も、親御さんによって伝え方を工夫しています。…でも、診断名を過剰に恐れるのは、発達障害を何か悪い病気だと誤解しているのかもしれませんね。――その通りですね。私自身、発達障害のことをきちんと知る前は、何かが欠陥した障害のように誤解していました。だからこそ、もし同じように悩んでいるお母さんがいたら、先生のようなお考えを広く伝えていきたいです。本田先生:はじめにお話したように、発達障害は障害というより、「少数派の種族」のようなものですから。発達障害の人は自分の「選好性」をきちんと理解し、身近な人にも理解してもらい、「多数派」向けに組み立てられている生活を「少数派」向けに調整すれば、きっと生きづらさは軽減するはずです。親御さんにはぜひ、この「選好性」という視点から、お子さんの特性をとらえてみていただきたいと思っています。発達障害の特性を「~が苦手」というように、なんらかの機能の欠損としてとらえるのではなく、「~よりも~を優先する」というふうに考えてみてください。例えば、「雑談が苦手」というとらえ方を「雑談よりも内容重視の会話をしたがる」というふうに。その方が、より発達の特性を適切に理解できると思います。「グレーとは 白ではなくて 薄い黒」――。特性が薄いほど、親は障害に気づかず、とかく「白」に近づけようと努力を強いてしまいがちですが、それは、むしろ逆効果。グレーのまま生きやすい環境調整をすることこそが親の重要な役目なのだと、教えていただきました。 次回 は、本田先生が考える「療育の本当の意味」についておうかがいします。※ここでいう「選好性」とは、好き嫌いの「嗜好性」ではなく、心が特定の方向に向かうという「志向性」のこと。参考図書: 『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』 (SBクリエイティブ)精神科医として30年以上、臨床経験の大半を発達障害の診療に費やし、乳幼児から成人まで、さまざまなライフステージの方たちによりそってきた、本田秀夫医師による著書。発達障害とは、なんらかの機能や能力が劣っているのではなく、「病気」というよりも、「選好性の偏り」と考えるほうが、ずっと当事者の理解に役立つ。そんな視点から発達障害を理解し、発達障害の人の行動や心理、支援の方法までをわかりやすく解説。まちとこ出版社N
2019年04月01日ユーグレナは3月22日、植物由来の油から炭化水素燃料を効率的に生成することができる研究結果を確認したと発表した。同成果は、同社と信州大学との共同研究によるもので、3月14日に行われた「化学工学会 第81年会」にて発表された。また、同社は発表内容に関する結果について、2015年11月4日に特許出願をしている。植物由来の油から炭化水素燃料を取り出すためには、酸素分子を取り除くための水素化処理が必要になり、設備投資のコストが増加するという課題がある。そこで今回の研究では、飽和脂肪酸を主成分とするココナッツ油と、不飽和脂肪酸を主成分とするヒマワリ油のそれぞれと、これら2つの油を混ぜた油に対して、接触分解反応を用い、水素化処理を行わずに炭化水素燃料を取り出すことを試みた。この結果、ヒマワリ油、およびココナッツ油とヒマワリ油を混ぜた油において、炭化水素燃料の収率の増加を確認。これにより、不飽和脂肪酸は接触分解で炭化水素燃料を生成しやすいこと、飽和脂肪酸は接触分解では炭化水素燃料を生成しにくいが、不飽和脂肪酸を混合することで炭化水素燃料の収率の増加を促進できることがわかった。同社は、今後も植物油や微細藻類由来の油を生成する研究を進めることで、水素の供給を受けられないようなインフラが限定された地域においても、炭化水素燃料の製造を可能とする技術の開発を目指していくとしている。
2016年03月22日信州大学は9月14日、独自の人工タンパク質を用いた「タンパク質ナノブロック(PN-Block)」を開発し、複数種類の超分子ナノ構造複合体を創り出すことに成功したと発表した。同成果は同大学大学院総合工学系研究科博士課程3年の小林直也氏、同大学学術研究院繊維学系の新井亮一 助教、横浜市立大学大学院生命医科学研究科の雲財悟 助教らの共同研究グループによるもので、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」の9月9日発行号に掲載された。同研究グループは、独自の二量体人工タンパク質と三量体ファージタンパク質を融合することで「PN-Block」を開発し、樽型(ラグビーボール型)や正四面体(テトラポッド型)などの超分子ナノ構造複合体を自己組織化により同時に創出することに成功した。同技術は将来的に次世代半導体のための有機無機ハイブリッドナノ材料開発、次世代医薬品のためのドラッグデリバリーシステムや人工ワクチン開発などへの応用が期待されるという。
2015年09月14日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。「医学部」といえば、女子大生が「早稲田」「慶應」と並ぶくらいに理想の彼氏として想像する学歴だと思います。「医学部生と付き合ってみたいな・・・」なんて淡い妄想を抱いている女子大生もハウコレ読者の中にいるのではないでしょうか。そこで今回、医学部生が理想とする女性のタイプを4つに分けてご紹介したいと思います。これさえ知っておけば、あなたも将来、玉の輿に乗ること間違いナシです!■1.ワガママを言わない人「ワガママを言わない人が好き。学生であってもやっぱり忙しいから安定した付き合いが出来る人がいいな。」(J大学医学部3年)1番多かった回答はこちらでした。これは医学部生関係なく、どの恋愛でもいえることですね。勉強や実習が忙しくて、彼女に構えないことも多々あるのが医学部生。そんな忙しさに加えて彼女のワガママも聞いていたら、医学部生の疲労は重なるばかりです。ある程度は「忙しいからしょうがないね!」といえる強さがあると良いですね。■2.自分のことを癒してくれる人「分からないことだらけだから疲れるんだよね。その疲れを癒してくれる女性が僕は良いかな。」(K大学医学部4年)私のおじに医師がいるのですが、その医師の奥さんはいつも手料理で医師のおじを癒していて、それに加えていつもニコニコしている癒しオーラに溢れた奥さんです。医学部生も忙しさを忘れさせてくれる、癒しになる女性を求めている部分があります。ニコニコ笑顔で「勉強、大変だね!お疲れ様!!」なんて声をかけるだけでも、医学部生の中でポイントが上がりますよ。■3.自分の内面もきちんと見てくれる人「『医学部』ってだけで女性の目が変わるのは何度も経験している。きちんと自分の内面を見てくれる女性は格が上がるかな。」(T医科大学3年)今回の記事でこれはなかなか痛い回答ですね・・・。しかしこんな経験をしているのは医学部生のみならず、医師でも多くいるのが現実です。肩書きや学歴だけで判断して大事な中身を見ないのは、相手にとっても自分にとっても辛いことです。「自分と趣味が合うのか」「相手はどんな人なのか」というのも、きちんと見るのも大事ですね。■4.恋愛経験があまりない人「恋愛経験がないのはこだわっちゃうね。特に処女。処女がいい。」(J医科大学2年)医学部生は小さい頃からお勉強の世界で生きてきたので、恋愛経験はあまり豊富ではない人が多い模様。そのため、あまりにも恋愛経験が豊富な女の人は自然と遠ざけてしまうようです。処女が良いかどうかは人それぞれですが、彼女の過去の恋愛話なんて聞きたくないのが彼らの本音。過去は消せないので、彼らの前では過去の恋愛についてあれこれ話すのは控えましょう。■おわりにこうして見てみると、医学部生が求める女性のタイプって普通の男子大学生も求めるような女性のタイプが比較的、多いですね。あとはどのようにして医学部生と出会うかがポイントになってきます。ちなみに、私がオススメする医学部生と出会える確率が高い職業は「医療事務」です。医学部生のみならず医師とも出会える確率が高くなってきます。4つの女性のタイプを意識しながら職業にも目を向けてみると、玉の輿に乗るチャンスがあなたにも訪れるかもしれませんよ。(矢沢ゆう/ハウコレ)
2015年06月19日古河電気工業(古河電工)は6月16日、信州大学 カーボン科学研究所と共同で、世界トップクラスの導電率を実現したカーボン・ナノチューブ(CNT)導体の開発に成功したと発表した。また、同成果をもとに、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「低炭素社会を実現する炭素材料実用化プロジェクト」助成事業に、「ナノ炭素材料軽量導線の開発」テーマとして提案し採択されたとのことで、今後は、信州大に一部を委託した上で、2年間でCNTを用いた軽量電線の開発を行い、電線として実用に耐え得るサンプルを完成させる予定だとしている。
2015年06月18日グンゼは1月14日、信州大学と共同で、軽量で安全、かつ洗濯耐久性に優れた有機導電性繊維を使用したニット(編物)素材を開発したと発表した。このニット素材は、日産自動車と山梨大学、信州大学が共同開発した有機導電性繊維を使用し、ウェアラブル機器への対応を目指して開発されたもの。有機導電性繊維は、導電性のある高分子を繊維化したもので、金属煉り込み型や金属コーティング型の従来の導電性繊維に比べて、洗濯耐久性や人体への安全性に優れている他、軽量で装着型デバイスに適することが期待できる。さらに、ニット構造にすることにより伸縮性が付与でき、身体にフィットして動きやすく、ウェアラブルに適した特性も期待できるという。今後、2015年度中に肌着・ストッキング形状のスマートテキスタイル製品の開発を目指すとコメントしている。
2015年01月15日AOKIは、新感覚の軽い着心地を実現した新商品「ビシットふわり羽織るスーツ」を、10月24日にAOKI店舗全店にて発売した。同商品は、信州大学との産学協同研究で開発した着心地を数値化する技術をベースに、同社独自の3つの技術が導入されている。「ビシットふわり羽織るスーツ」は、AOKI創業55年の歴史と、産学協同研究で培ったノウハウを最大限に生かした高性能スーツ。"スーツ = 堅苦しく窮屈なもの"というこれまでの概念を打ち破り、"未来を切り拓く"スーツとして40万着の展開を予定し、2014年秋冬シーズンに展開するスーツ在庫の40%を占める主力商品として販売を強化するとのこと。従来の製品よりも薄型でソフトな肩パッドや軽量な芯地を用いたほか、究極に着やすい型紙を開発することで、カジュアルスタイルのように軽く羽織るような"ふわり"とした着心地を実現。さらに、"スーツ然"とした外観を保つ縫製技術や、型崩れや耐久性などを厳しく検査する品質管理技術により、軽い着心地でありながらビジネスでも安心して着用できる"ビシット"感を同時に実現している。今回導入された同社独自の技術は、上記の型紙を開発する技術、縫製技術、品質管理技術の3つとなっている。また、同商品の開発には、信州大学繊維学部・先進繊維工学課程と協力して着心地を数値化するための評価試験を開発。衣服から人体に加わる圧力(衣服圧)の測定、人体に負荷がかかると収縮する筋肉の活動電位の測定、一定の動作による上着の伸び変形の測定、被験者が一定の動作を行ない、各部位の圧迫感・窮屈感・ツッパリ感・動作拘束感・着心地を7段階で評価する官能検査などを実施し、これらを総合的に判断して着心地の良さを評価している。例えば衣服圧では、従来のスーツと新商品を比較した場合、最大で24.6%の軽減が確認されたという。同商品の発表会でAOKI代表取締役社長の清水彰氏は、20代~30代を中心とした若い世代のスーツ離れが進んでいることに触れ「世代が若くなるほど、スーツ着用時に堅苦しいと感じる比率が高くなる傾向にあるが、今回の新商品を試していただき、タンスの中のスーツを新商品に入れ替えてもらえるようなキャンペーンを展開していきたい」と語っていた。「ビシットふわり羽織るスーツ」は、素材にウール・ポリエステルを使用し、色は黒・紺・グレーの3色を展開。スタイルは、2ピース・3ピース・2パンツ、サイズはY・A・AB・BB体の各4~8号を用意。価格は3万8,000円~7万8,000円(税抜 ブランド・商品の仕様により価格が異なる)。
2014年10月24日共同研究が優秀演題賞を受賞ナリス化粧品は、2014年7月12日と13日に開催された、第32回日本美容皮膚科学会・学術大会にて、同社と近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授との共同研究結果について発表し、優秀演題賞を受賞しました。研究テーマは「共焦点レーザー顕微鏡により観察された真皮乳頭突起構造と皮膚性状の相関解析」です。この学会は皮膚科医を中心としておよそ1,900名が会員である大きな学会で、美容皮膚科全般に関係する研究およびその研究成果の普及を目的としたものです。(画像はプレスリリースより)今回発表された研究内容とはこの研究は真皮乳頭突起に関するもので、これは加齢によって平坦化するという特徴があります。この部分に関して、バリア機能・色・水分量・角層細胞面積などの様々な皮膚表面性状との関連を分析・評価したのがこの研究です。この研究を通じて、今まで皮膚表面性状と真皮乳頭突起との間の相関関係について明らかにし、新しいアンチエイジングの方法を創出することに貢献しました。具体的には、乳頭突起構造が角層細胞面積や角層の水分量、皮膚色と関係していることがわかりました。研究によれば、乳頭突起数が減少すると角層細胞面積が増加すること、乳頭突起上端の深さが大きくなればなるほど角層水分量が低下することが判明したのです。【参考】ナリス化粧品お知らせ
2014年08月20日サラヴィオ化粧品は、信州大学農学部 応用生命科学科プロジェクト研究推進拠点の伊原正喜助教との共同研究で、別府温泉から新種の微生物群(藻類、発酵細菌など)を発見した。発見した新型藻類(RG92と命名)は美容効果も確認されたことから、研究成果を第28回日本微生物生態学会大会において発表した。同社は抗炎症作用に富み、天然由来成分による医療への応用が期待される「藻類」に注目。特に泉種の多さと肌への効果で有名な「別府温泉」の藻類に注目して研究を行ってきた。まず、温泉水から単離(分離して取り出す)培養した微生物の遺伝子解析、および、Basic LocalAlignment Search Tool(BLAST)により既知の微生物との相同性解析を実施。そこで新種の藻類4種(特許出願中)を含む45種類の微生物を単離・同定した(種名を調べた)。その後、発見した微生物の栄養従属特性や、生態特徴などを明確にしたという。続いて、発見した藻類から糖脂質を抽出して分析。有効成分のモノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)を同定することに成功した。その新型藻類RG92から抽出したエキスを用いてスキンケアローションを開発。被験調査を実施し、高い評価を得た。同社では、このほど発見した藻類群の有効成分の化学分析を進めると共に、大学・医療機関と共同でスキンケア、医学的応用に向けた研究を展開していくとのこと。藻類以外の発酵細菌などについても、産業的応用の可能性を探って行く予定だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイトMedPeerにて、「医学部における栄養学講義の必要性」について調査を実施した。調査の結果、7割以上の医師が栄養学の重要性を感じていることがわかった。調査は、MedPeer会員医師を対象に4月4日から10日まで、「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のアンケートをインターネットで実施。2,643件の有効回答が得られた。調査によると、医学部における栄養学講義について、「必要だと思う」という回答が76%。その理由として、「生活習慣病の増加に伴い、必要性が高まっている」「食事療法を指導する上では必須」「患者さんから食事関係の質問が多い」というものがあった。一方、「必要ない」は9%、「どちらとも言えない」は14%だった。その理由は「講義のコマ数や、他の講義との優先順位を考えると難しい」「必要な状況は科によって違う」などが目立った。また、医者になってからのほうが栄養学の必要性を実感するようで、「実地で学ぶほうがよい」というコメントも多くみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日三井住友フィナンシャルグループのセディナと学校法人藤田学園は、藤田保健衛生大学医学部への学費納入者を対象とした「セディナ学費ローン」の取り扱いを始めた。「セディナ学費ローン」はセディナが入学金や授業料など学校生活に必要な資金を学費納入者に代わって大学に立て替え払いをし、学費納入者はセディナに毎月分割で返済するというもの。返済方法は元利均等分割返済と一定の在学期間中は金利のみを支払う据置型分割返済の2種類。利用できる資金使途は入学金や授業料以外に、教材費用など学校へ納付する資金も対象。借りることができる金額は5万円以上2000万円以内。融資の対象者は本人または親権者。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月29日