一般財団法人 明治安田健康開発財団(理事長:今泉 宏久)が運営する「明治安田新宿健診センター」(センター長:三森 教雄、所在地:渋谷区代々木、以下:当センター)では、2024年4月から、「大腸内視鏡検査」を開始します。明治安田新宿健診センター■大腸がんについて厚生労働省人口動態統計によると2022年の部位別がん死亡数で大腸がんは男性の第3位、女性の第1位であり、大腸がん死亡数は年々増加しています。年齢調整罹患率では1992年から横這いで、死亡率は1996年から減少傾向にありますが、下がり方が諸外国より緩やかであることが問題視されています。大腸は盲腸から直腸にかけて長い管腔臓器で、がんが進行し大きくなれば腹痛、下血などの症状をともないますが、早期では無症状です。早期のがんや、腺腫、ポリープでも微量の出血を伴うことがあるので、大腸がんの対策型検診でも便潜血検査によるスクリーニングが行われ、便潜血陽性の場合は大腸内視鏡による精査が勧められています。大腸がんも粘膜から発生する悪性腫瘍で、多くは腺腫(アデノーマ)というポリープを経てがんになります。このことからアデノーマの段階で治療すればがんの発生を予防でき、米国では内視鏡的ポリープ切除により大腸がん死亡率の低下が示されています。大腸がんは発見が難しい病気ですが、内視鏡検査を行い、早期発見・治療に繋げられれば、完治が期待できるのです。当健診センターでも大腸がん早期発見を目指して、最新の機器をそろえ、大腸内視鏡検査を行う体制を整えました。リカバリールーム(左)と内視鏡の最新機器■検査概要当センターでは、内視鏡検査室を拡充し、鎮静剤を利用開始するとともに、AIを使った画像認識機能によって高い精度で大腸がんの疑いがある領域を検出する機器を導入しております。受診時期 :2024年4月2日(火)から受付時間 :火曜・水曜の12:00、13:00に各1枠検査の流れ:事前説明…事前に来所のうえ、問診票、留意事項、下剤関連等を説明のうえ手交検査前日…自宅にて下剤服用検査当日…朝から自宅にて下剤服用来所・受付・着替え、血圧測定、問診終了後、リカバリールーム等で待機検査時間 :来所から検査終了(退所)まで、概ね2時間程度料金 :27,500円(税込)■「明治安田新宿健診センター」施設概要名称 :明治安田新宿健診センター (センター長:三森教雄)所在地 :東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 12階アクセス:地下道(ワンデーストリート)出口O-1隣接※天候を気にせずお越しいただけます・新宿駅(新都心出口6)より徒歩約3分(京王新線・新宿線・大江戸線)・新宿駅(南口)より徒歩約8分(JR・小田急線・京王線)・都庁前駅(A2出口)より徒歩約6分(大江戸線)アクセス<予約・お問合せ先>電話予約: 0570-03-5489(平日9:00~16:00/土日祝休診日を除く)WEB予約 : 明治安田新宿健診センター 紹介動画■団体概要一般財団法人 明治安田健康開発財団は、明治安田新宿健診センターと健康増進支援センターを運営しております。明治安田新宿健診センターは、「安心と信頼のかかりつけ人間ドック」として、1975年の創業以来60万人を超える方が受診されている歴史と実績のある健診センターです。健康増進支援センターでは、専門職のノウハウを活かした健康増進支援プログラムの開発・提供・普及活動による健康づくりのサポートを行っています。名称 : 一般財団法人 明治安田健康開発財団代表者 : 理事長 今泉 宏久所在地 : 東京都渋谷区代々木3-22-7設立 : 2016年12月1日基本財産 : 300万円事業内容 : 健康増進を目的とする健康診断の実施公衆衛生の向上に資する調査研究及び知見の普及啓発一般の健康増進に資する調査及び研究を実施している団体への支援健康保持・増進を推進する団体への支援その他この法人の目的を達成するために必要な事業公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月25日娘の1歳半健診。頭囲が大きすぎるということで精密検査をすることになりました。 大丈夫…?たしかに他の子と比べて頭でっかちな娘でしたが、引っかかるほどとは思っていませんでした。「多分大丈夫だと思うけど、水頭症だったら大変だから」と精密検査をすすめられ、大学病院に行き、MRIを撮ることに。MRIを撮るためには娘を眠らせなければならないのですが、うまく眠ってくれず……。結局CTを取って異常なしでした。 そのときの診察で先生が娘と私たち夫婦を見てひと言……。 「遺伝ですね」 たしかに私たち夫婦も頭が大きかったのです。何はともあれ、娘が異常なしでよかったです! 作画/きょこ著者:高木 優子2児のママ。公務員で育休中。
2024年03月23日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが9日と11日に自身のアメブロを更新。帝王切開後の健診の結果を明かした。8日のブログで、琴さんは第2子女児を出産したことを報告。娘・絃(いと)ちゃんについて「帝王切開で出産していたので」と述べ「今回も同じ、、帝王切開での出産となりました!」と説明。「無事出産したものの未だ麻酔の影響で、低血圧(92/56)と全身の痒みと戦っている」と出産後の自身の様子を明かし「そんなトラブルはありますが…第二子ちゃんは元気いっぱい」とつづっていた。9日のブログでは「今日はお耳の検査をしてもらってる次女ちゃん」と述べ「たくさん寝るタイプなのか3時間経ってもお腹空いたーって起きず」と様子を説明。「体重が増えず、、本日は…オッパイ+ミルクで様子見てます」と明かし「絃ちゃんの様に大きくなーれ」と呼びかけ、眠っている第2子女児の写真を公開した。11日に更新したブログでは「次女ちゃん生後4日になりました」と報告し「オッパイだけでもぷっくらしてきたかな」とコメント。「今日は術後の検診もあったんだけど」(原文ママ)と明かし「順調に治ってきてるみたいで安心しました」と安堵した様子でつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月11日なっぱさんは夫のべじ太との間に子どもを授かりました。出産予定日を迎え妊婦健診をしてもらいますが、出産の兆候はまだなく……。2日後の再健診で、むくみと血圧が高めだったため、急きょ入院に。陣痛促進剤を服用してから強烈な陣痛が始まり、夫の必死のサポートを受け続け、やがて8時間が経過していました。長時間、なっぱさんの肛門を押し続けていた夫は、ついに体力の限界が見えてきます。しかし、ここであきらめるわけにはいきません……! あきらめるものか…! ※全開 → 全開大 陣痛開始から10時間が経過したころ、なっぱさんはもう子宮口が全開大だと確信します。しかし、助産師さんを呼び、子宮口を見てもらうとまだ4cm。先が見えないなっぱさんは、もう限界だからおなかを切ってほしい……と弱音を吐きます。しかし、助産師さんに一喝されて再び闘い始める2人。 そして、陣痛開始から15時間が経ち、子宮口が7cmまで開いたところで分娩台へ徒歩で移動することに。歩く力もないなっぱさんですが、自称健脚のなっちゃんと自らを鼓舞し、力を振り絞ります。 力尽きたはずのべじ太さんも、あきらめず立ち合いに来てくれたのですが、ここへ来てまさかの展開が。なんと、陣痛が遠ざかってしまったのでした……。 立ち合い出産のために、休むことなく同行する夫のべじ太さん。全力でなっぱさんの力になろうとする夫の姿に、感動した方も多いのではないでしょうか。べじ太さんのような夫がそばにいてくれると、激しい陣痛も乗り越えられるような気がしますよね。 監修/助産師 松田玲子 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター べじべじなっぱ
2024年03月11日私は年に1度の定期健診で思いも寄らない指摘を受けました。病気に対して、特に自覚症状がなければ定期健診に行って初めて判明するケースもしばしばあるそう。何げなく申し込んだ婦人科のエコー検査で、卵巣が4つもあると指摘された体験談を紹介します。思い立って子宮のエコー検査を…35歳を超えてから、年に1度は必ず定期健診を受けている私。同時に子宮頸がん検査も毎年申し込んでいました。40歳での定期健診でもいつも通り子宮頸がん検査をする予定でしたが、ふと思い立って追加料金は発生するけどオプションで子宮のエコー検査も申し込むことにしました。今思えば、何かの虫の知らせだったのかもしれません。健診当日はいつも通りに複数の検査をこなし、子宮頸がん検査の順番がやってきました。検診台でそのままエコーでの内診をしてもらうと、両側の卵巣に異常があることが判明!思いも寄らないことで、ただただ驚きました。医師いわく「卵巣が腫れていて、数も多い様子」 とのこと。医師の説明を受けても状況を理解できない私は、ひとまず精密検査を受けるよう勧められました。重たい足取りで待合室へと向かいながら「とにかく精密検査を受けなければ……」 と、そのまま婦人科のクリニックをスマホで検索。出産して以来婦人科には通っていなかったので、仕事の休憩中にでも行けそうな近場のクリニックへ即予約を入れました。子宮に痛みもないし、卵巣の数が多いだなんて知らなかった……。 健康だと思い込んで過ごしてきた毎日に、いきなり暗雲が立ち込めました。「きっと大丈夫」 と「もし何かあったら」 という気持ちが交互に浮かんでは消え、精密検査を受けるまでの数日間はモヤモヤとした気持ちで過ごしました。ただ卵巣が多いだけじゃなかった!定期検診から数日後、ドキドキしながら予約したクリニックへ。精密検査の結果、卵巣が腫れる「卵巣のう腫」であるということが判明。さらに驚いたのは、腫れている左の卵巣は3個もあり、右の卵巣には歯や髪が入っていて腫れている「皮様のう腫」とのこと!検査をしてくれた医師は「ブラックジャックに出てくる卵巣奇形種のピノコみたいなもんよ、って言ってもわからないか~?」 と笑いますが、こちらとしては笑える余裕もなく、腫れていて数も多い自分の卵巣に驚くばかり。次はこの卵巣のう腫が悪性でないかを確認するため、MRI検査をすることに。ただしこのクリニックにはMRIの機械がないため、また別の病院での受診が必要だそう。言われるがままに別の病院でMRI検査の予約をしてもらいました。そしてまた別の日。人生初のMRI検査は、動いてはダメだというプレッシャーにひどく緊張してしまい血圧も上昇。ふらふらした頭で「なぜこんな目に……」 と思いながら耐えました。無事にMRI検査は終わったものの、ここでは撮影のみなので結果を聞くためには再び元のクリニックでの受診が必要だと言われました。定期健診から精密検査を受けるために婦人科のクリニックへ行き、さらに画像判定のためにMRI検査を受けに別の病院へ、そして結果を聞くために再び婦人科のクリニックへ……。仕方がないことですが、不安な気持ちの中あちこちへ行かなければならず、複雑な気持ちで各所を回りました。結果は良性だったけれど後日、MRI検査の結果を聞きに婦人科のクリニックへ。心配していた結果は良性! ようやくほっとひと息つけました。医師によると「ほとんどのケースは良性。ただし卵巣に入っている歯や髪が消えてなくなることはなく、経過観察が必要」 とのこと。さらに生理が来れば卵巣の腫れが治まることも多いそうで、再度エコー検査で卵巣の状態を確認することに。先生の話通り、生理後のエコー検査では、3つあった左卵巣が1つだけの正常な卵巣に! まるでうそのように卵巣が元に戻っていることが確認できました。生理周期とともに卵巣の大きさや数が変化するなんて、こんな経験がなければ知ることもなかったです。ただし右卵巣の皮様のう腫は変わらず残っているので、現在も3カ月に1度は悪化していないか定期的に経過観察をおこなっています。気軽な気持ちで申し込んだエコー検査で思わぬ結果が判明しましたが、現状では手術の必要性もなく経過観察のみで済んでいるので、振り返って考えると申し込んでよかったと思っています。まとめ妊娠・出産を終えてから子宮頸がん検査以外はしていなかったので、子宮や卵巣の隠れた病気に気付けずにいました。ひとまず良性の診断でしたが、卵巣のう腫の種類によっては悪性に転じる可能性が高いこともあるそう。不正出血などの目に見える症状がなくても、健康な毎日を過ごすためには定期健診が必要だと感じた出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/いけがきみく不妊治療を経て結婚7年目に待望の第1子を出産。産婦人科で務めていた経験あり。女性の気になるお悩みやリアルな体験談を執筆しています。
2024年03月10日気になる周囲との差、発達について指摘される?みんなの3歳児健診エピソード3歳児健診は、子どもの身体の発育や心の発達を確認して、病気などの早期発見や、専門機関につなげる機会となる大切なものです。しかし、問診票の記入や尿検査などといった事前準備も多く、保護者にとっては負担に感じる部分もあるかもしれません。特に、発達障害や発達に特性があるお子さんは、事前準備や健診に行くこと自体が大変な場合もあるでしょう。今回は、発達ナビ連載ライター陣に、3歳児健診でのエピソードをご紹介いただきました。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のコウ君は現在中学生。コウ君のお母さんである丸山さとこさんは、コウ君のことを「マイペースな子どもだな」と感じつつも、初めての子育てだったこともあり「3歳児ってこんなものなのかな?」と思っていたそうです。しかし3歳児健診で、大きな転機を迎えることに……。1歳半児健診の時にヘトヘトになった記憶がよみがえり、3歳児健診には行きたくない気持ちでいっぱいだったカタバミさん。それでも「耐え忍ぶしかない」と、重い腰を上げて向かったところ、まさかの健診「2回目」を受けることになって……!?ダウン症の息子きいちゃんを育てる星きのこさん。同じダウン症の子どものママ友たちと「3歳児健診行く?行かない!?できれば行きたくないよねえ……」と話していたそうです。周囲の視線が気になって耐えられないかも……と思った星さん。果たして、3歳児健診には行ったのでしょうか?ねこ太くんは現在小学1年生。ADHDグレーゾーンで特別支援学級に在籍しています。3歳児健診の時、ねこ太くんはまだおむつが外れておらず、事前の尿検査から苦戦!お母さんである鳥野とり子さんに、当時のことを振り返っていただきました。ASD(自閉スペクトラム症)の長男、けんと君を育てるゆきみさん。転勤族で知り合いもほとんどおらず、孤独を感じながらの育児でした。わが子の発達について悩んでいたゆきみさんは、相談していく中で少しずつ支援の輪が広がっていったそうです。寺島ヒロさんのご長男、タケル君は2000年生まれ。3歳児健診を受けた当時、ASD(自閉スペクトラム症)の特性については、まだあまり知られていませんでした。健診では、医師に心配なところを訴えるも理解されず、不安は解消されないままさらに7年の月日が経って……。よいこさんのご長男あー君は、現在小学6年生。ASD(自閉スペクトラム症)と診断されています。家庭や幼稚園でのあー君の行動に違和感があり、3歳半健診で発達相談する!と決意していたよいこさんでしたが……。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年03月09日思いがけない難所にぶち当たるいよいよ3歳半健診を迎えた長男あー。関門は健診当日を迎える前にすでに用意されていた……それは視力検査と聴力検査!わが自治体では、時間短縮のためか当日の緊張による検査拒否回避のためか、「視力検査と聴力検査は自宅で済ませてきてください」というルールがあります。聴力検査は、一定の距離からささやき声で話しかける声が聞こえているか。視力検査は、あらかじめ配布されていた紙を見てこれまた一定の距離を空けて質問に答えられるか……というもの。まず聴力検査。多分聴こえてる……んだろうけど答えてくれない!どっか行っちゃう!待って!行かないで……(涙)!そんで視力検査、これまたどっか行っちゃう!ようやく引きつけても……聞かれている意味が分からない?のか答えてくれない……(白目)。というわけで戦う前からボロボロとなり、白紙で提出したのでした……(でもどうにかなった)。Upload By よいこ3歳半健診会場で、同年齢の子どもたちの落ち着きっぷりに衝撃3歳半健診の会場に行って驚いたのは、なんと言ってもほかの子どもたちの落ち着きです。幼稚園でも同年齢の子どもを見ているけれど、幼稚園は彼らにとっていわばホーム。思い思いのびのび過ごしているので、わんぱくだったり時に大人の言うことを聞かなかったり、そんなことはよくある光景……。 ということもあって、当時の幼稚園で、あーはそこまで目立っていなかったんですね。それがいつもと異なる空間に放り出されたら……。ほかの子どもはいつもと違うことに少し緊張しているし、社会性が芽生え始めている頃なのでかしこまりがちなんです。おとなしく、親御さんの隣で座って待っている。絵本なんか読んだりしてね。一方のあーは……いつもと違うところ、というのはあーにとってはパニックのトリガー。テンションマックスになりその辺を走り回る……。絵本やお絵かきでごまかそうとしても全然収まってくれない!やっと座ってくれたと思ったら、だらーんと椅子から崩れ落ち(体幹が弱い)、だらしなく見える……。もう……お母さん穴があったらダイブしたい……(号泣)Upload By よいこ健診はスムーズに進み、いよいよ小児科の先生の診察へ……そんなあーですが、意外と健診自体はこなせるタイプです。要は待つ、とかそういう「何もない時間」が耐えきれないわけで、3歳半健診で聞かれる「この色は何色ですか」みたいな問診には落ち着いて答えられるんですよね。内科系の診察も全部パスしていました……(注射など痛いことがなければ大丈夫なのです)。Upload By よいこ複雑な思いと全身疲労を抱え、最後に迎えた小児科の先生の診察。私は思い切って先生に言いました。「発達に不安があるんです」すると先生は、「なるほど。電車の名前とかいっぱい言ったりする?」とたずねてきました。電車……の名前は言わない……言わないぞ!言わない!これは……この子は違うのでは!?私の中にほんの一瞬、ほそーい光が差した次の瞬間のことでした。あーが壁に貼ってある大好きなアニメキャラクターのカレンダーに張り付いて、そこにいるキャラクターの名前をはじから全部言い出したのです(キャラクター多すぎアニメで、ぎっしりキャラクターが描かれているデザインだった……)!そんなあーを見て、先生はニコッと笑って「発達相談に回すね」とおっしゃったのでした。……そうですよね、知ってた!!!もろくも崩れ去った母の小さな希望はさておき……いよいよ、3歳児健診で絶対すると決めていた、発達相談に臨むことになったのでした。Upload By よいこ執筆/よいこ(監修:鈴木先生より)どの親御さんにとっても、ご自身のお子さんの障がい受容は難しいものです。「障がい者」というレッテルを貼られたくない気持ちがあります。私はASDを障がいではなく「特性」だと日頃から保護者の方にはお伝えしています。将来的に、その特性を生かした仕事ができればいいので今日から一緒に向き合っていきましょう、とお話しします。不安を持った親御さんにも、そしてお子さんにも寄り添って診察していくことが重要なのです。困っていることを一つひとつ解決へ導き、ストレスのない生活が親子で送れることを願っています。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年02月28日子どもの3歳児健診での出来事です。当時、私の子どもの育児に悩み、私がいけないのかなと思ったりしつつ、子どもの成長について気になっていました。しかし、保健師さんに相談をすると、まったく予想もしていなかった衝撃の回答が返ってきたのです―。 知らないうちに育児について悩んでいた私は、健診で面談をしてくれた保健師さんに、今のままでいいのかと子どもの気になっていることなどを伝え、相談をしてみました。 いろいろと話しているうちに、保健師さんからはちょっと大人しくて慎重な性格の子どもというだけで気にすることはない、また子育ても大丈夫と言われホッとしたのしたのですが……。 それよりも保健師さんは私のほうが気になると言い出したのです。 当時、私は第2子を出産したものの、その子を病気で亡くしたばかりだったので、自分でも気が付かないうちにうつ状態に陥っていたようです。 保健師さんに私の状態を心配されたことで、病院に行く決断をすることができました。うつ病の治療をした今は快適な生活を送っています。子育てに必死な時期だからこそ、自分のケアも大事にしなければならないと気付かされた出来事でした。今は私のことを気にかけてくださった保健師さんの助言にとても感謝しています。 イラスト/まげよ監修/助産師 松田玲子著者:中山早紀
2024年02月27日息子を3才児健診に連れて行ったときのことです。最後の積み木で、息子は疲れたのか、駄々をこねていたところ、保健師さんにびっくりするようなことを言われました。3才児健診、最後の項目で疲れてしまった息子に…子どもの3才児健診での体験です。コロナの影響で、私の自治体では3才児健診が遅れていて、わが家の場合は、息子が3歳4カ月を過ぎたころに実施されることになりました。 順調に健診が進み、最後に積み木を保健師さんに言われた通りに並べることになったのですが、疲れてしまったのか、やりたくない帰りたいと駄々をこねてしまった息子。その上、保健師さんの前で、死んだふり(目をつぶってダランと全身の力を抜いて動かなくなる)をしてしまい、困らせてしまったのです。 実は息子は言葉が遅かったため、2才を過ぎたころ病院を受診し、発達状況に問題がないことは理解していた私。しかし「健診でこの様子だと、再検査など何か指摘されるのでは…」と思っていたとき、保健師さんが「あなたの子は、プライドが高くてわがまま気質だね」と言ったのです! 確かに検査が進まず、保健師さんたちを困らせてしまっているのは重々承知していましたが、そんな言い方しなくても…と私はとてもショックでした。 後日、保育関係の仕事をしていた実母にこのときの出来事を伝えたところ、「多分、保健師さんが言いたかったのは、自己主張がちょっと強いということ。言葉のチョイスを間違えたんだね」と教えてくれました。その母の言葉には、私もなるほどと納得。しかし、言葉のチョイスを間違うと、思わぬ形で人を傷つけることにもなりかねません。今回の体験で、私自身も今後よく注意しようと思いました。 作画/加藤みちか著者:みかしょう
2024年02月25日発達の遅れ……集団で受けたくない3歳児健診わが家の長男けんとは1歳半健診の時に、言葉が出ていませんでした。落ち着きがなく、気になるものを見つけては歩き回り、保健師さんとのやりとりも全くしない息子。私は周りの子たちとの違いに落ち込み、発達相談を受けることにしました。発達相談をきっかけに、市の保健センターで行われている親子教室へ通い始め、支援が繋がっていきました。年少からは地域の幼稚園ではなく、市が運営する発達支援施設への入園を決意。同じ頃に発達外来を受診し、ASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けました。Upload By ゆきみけんとの特性を理解したい気持ちは大きいけれどなかなか難しく、頭を悩ませていた日々。そんな頃に3歳児健診がありました。正直、行きたくありません。なぜなら、2歳6ヶ月頃に行われた集団歯科健診で、けんとと周りの子たちとの違いに落ち込んだ記憶もまだ鮮明に残っていたからです。当時私たちが住んでいた地域の3歳児健診では、内科の健診項目は、保健センターにて集団で受けるか、市が指定する小児科で受けるかを自分で決められました(※お住まいの自治体によって制度は違います)。「集団では受けたくないな」と思い、わが家は小児科で受けることに。けんとのかかりつけ医が、健診を受けられる指定病院の中に入っていたので、けんとが慣れているかかりつけ医にて3歳児健診の予約を入れました。母子手帳の3歳児健診の項目を読んでみるとUpload By ゆきみ3歳児健診へ行く前に、母子手帳に書いてある3歳児健診前にするチェック項目を読んでビックリ!私が想像していたよりも、当時のけんとはチェックに〇がつけられないことに気がつきました。・自分の名前が言えますか・ままごと遊びができますか・手を使わずにひとりで階段をのぼれますか・衣服の着脱をひとりでしたがりますか……などと書いてありましたが、ほかの項目も含め、けんとはできないことが多かったのです。けんとはその頃、単語で話す程度。さらに構音障害があり、「あ・い・う・え・お」の母音のみでの発音だったので聞き取りづらく、母親の私には何を言っているか理解できていましたが、周りの人には理解できない状態でした。また、ひとり遊びが多く、身体を動かすのも苦手。3歳児健診でも、1歳半健診の時のようにできないことが多いのかなと想像し、憂鬱になってしまいました。3歳児健診のお知らせを読んでいくと、身体測定のほかに、聴覚検査や視力検査、検尿もあるとのこと。「できる気がしない……」と不安だらけでしたが、お知らせの中に、「C」の形がどっちを向いているかを指差しで答えるという視力検査の練習用紙が入っていたので、数日前から少し練習してから3歳児健診へと向かいました。予想通り、3歳児健診で引っかかったのはけんとは気になるものを見つけると、入ってはいけない場所へでも入ってしまい、触ってはいけないものでも触ってしまうので、気が抜けず、当時は一緒に外出するのがとにかく大変でした。けんとの3歳児健診の時、弟は1歳。けんと1人だけでも病院に連れていくのが大変だったのに、「弟もいたら無理だ……」と思い保育所の一時預かりを利用し、弟を預けました。Upload By ゆきみ3歳児健診を受ける場所は、いつも行き慣れているかかりつけ医を選んだため、けんとは警戒することなく、病院へ入ることができました。しかし、私が受付で提出物を出している間に、気になるものを見つけたけんとは、一直線に走り出し、制御不能状態に。提出物をすぐ出せるように準備してからのぞんだ受付でしたが、そういうわずかな数秒だけも気が抜けませんでした。名前を呼ばれ、身長などの計測が始まりました。しかし、どこかへ行こうとしたりして、まっすぐ立たないけんと。じっとしているのがイヤだったようで、とうとうグズりだしてしまいました。でも、看護師さんも一緒に頑張ってくださり、無事に身長体重を計ることができました。「C」の向きを指差しする視力検査は、家で練習した成果なのか、無事にできてホッとひと安心。結果的に、3歳児健診で指摘を受けたのは「身長(低身長で、成長曲線から下にはみ出していた)」、「言語面」、「運動面」など……。私の予想通りでした。1歳半健診と3歳児健診、両方指摘を受けたが当時、すでに低身長については総合病院を受診済みで、発達外来では自閉スペクトラム症と診断を受けていました。さらに市の発達支援施設に通っていることを医師に伝えていたので、3歳児健診を終えたあと、特に新たに何かをするということはありませんでした。3歳児健診はやはり大変でしたが、慣れているかかりつけ医で受けられたのは、けんとにとっては良かったなと感じました(※お住まいの地域によって異なります)。1歳半健診を終えたあとは、相談できる人が周りにおらず、どうしたらいいのか不安でいっぱいになりました。しかし3歳児健診を受けた時は、発達外来で医師、発達支援施設で保育士さん、言語療法士さん、作業療法士さんなど、専門職の方たちにも相談できる環境にいました。そして、私もけんとの特性を受け入れ始め、向き合っているところでした。1歳半健診、3歳児健診、どちらも発達の遅れがあり指摘を受けたけんとですが、私が感じた違いは「相談できる人」の存在。不安はもちろんたくさんありましたし、けんとが小学2年生となった現在もたくさんあります。でも、発達に関する相談ができる人が周りにいることは、昔も今も……私の心の支えになっています。Upload By ゆきみ執筆/ゆきみ(監修:室伏先生より)3歳児健診でのけんとくんのご様子や、ゆきみさんのお気持ちを共有くださりありがとうございました。ゆきみさんに相談できる人という心の支えがあること、私もうれしく思います。療育の意義というのは、ご本人へのアプローチももちろん大事なのですが、ご家族さんが困っていることを相談でき、ご家族さん・お子さん双方にとってよりよい関わり方を知ることができたり、孤独感や不安を抱きやすいご家族の心の拠り所としての側面も大きいと感じています。発達外来もそうですね。発達に関して不安に思っていることはあるけれど、個人差の範囲かもしれないし……、診断や検査結果を聞くのも怖いし……などなど、相談をためらわれることもあるかもしれません。そのようなお気持ちをご家族の方がお話ししてくださることも少なくありません。ご家族の方のお気持ちやご希望なども含めて、発達外来や発達支援センターなどに一度ご相談してみてくださいね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年02月23日市から届いた3歳児健診のお知らせ。それを見て驚いた理由とは……Upload By 鳥野とり子私が住んでいる市では3歳過ぎの時に健診があります。わが家にも息子が3歳を過ぎた頃に健診のお知らせが届いたのですが、そのお知らせを読んで衝撃が走りました。・検尿の提出・家で視力検査を実施・発達チェック項目検査に行く前からハードルが高い……。検尿も視力検査もできる気がしなかったので市に電話をして相談したところ、「無理せずできる範囲で良い」と言っていただいてひと安心。できるところまで頑張ってみようと思い、息子ができそうな方法を調べることにしました。3歳児健診の最大のハードル!?【尿検査】。採尿パックのおかげで無事に採尿完了!Upload By 鳥野とり子3歳の時点で息子はトイレトレーニング(トイトレ)が完了していませんでした。だいぶトイレでできるようになっていましたが、まだおむつを履いていて時々おむつにおしっこをしている状態だったのです。何度か朝イチに採尿できないかチャレンジしてみましたが失敗の連続で、おしっこを紙コップに採取するのは難しい状況でした。どうすれば採尿ができるかインターネット検索した結果、採尿パックという素晴らしいアイテムを見つけたのです!意外と知られていないアイテムかもしれませんが、本当に便利でした。イラストのようにペタっと貼って、あとはおしっこが出るまで放置しておくだけ。おしっこをしたら袋の中に溜まるようになっているので、これを吸い上げて採尿完了!トイレでおしっこが出るのを待ち構えなくて良いのでめちゃくちゃ楽ちんでした。自宅の近くで売っているお店を見つけることができなかったので、私はインターネットショップで購入しました。有料で分けてくれる小児科もあるそうなので、かかりつけの小児科に聞いてみるのも良いかもしれません。子どもの採尿に困ったら採尿パック、おすすめです。自宅で視力検査なんてできる気がしなかったけれど……Upload By 鳥野とり子次に困ったのは視力検査。3歳児でも答えられる鳥や魚のイラストが描いてある表が同封されていました。この表を壁に貼って、子どもに2メートル程離れた所に立って表を見てもらい、親が差したものを答える方式でした。簡単にできるように思えたのですが……。イラストに興味がない息子は片目を検査しただけで飽きてしまい、その後は何度チャレンジしても検査できず。興味のないことに取り組むのが難しい息子は、この頃はたった数分でも集中することができませんでした。結局、自宅での視力検査はあきらめて当日健診会場で検査してもらうことにしました。できない項目が多くて凹んだ発達チェックUpload By 鳥野とり子健診時に提出する問診票の記入は別に難しいものではありませんが、発達に特性がある子どもの保護者にとっては少し酷だなあと思いました。発達に関する項目にチェックをつける作業は【わが子の発達の遅れと向き合う】ことなのでちょっと凹みました。別に完璧にできることを求められている訳ではないのですが、項目には平均的な3歳児ができることが書かれているので、現実を突きつけられた気分になってしまうのです。息子は運動発達がかなり遅れていたので、運動発達の項目はチェックができる項目が少なくて、私はしょんぼりしてしまいました。いざ3歳児健診会場へ!そこで驚きの光景が‼Upload By 鳥野とり子3歳児健診当日、会場入り口で受け付けを済ませてまず身体測定するために更衣室に通されました。そこで驚きの光景が!なんと、そこにいる10名以上の子がみんなパンツを履いていたのです。オムツを履いているのは息子だけ。「あぁ、もうみんな日中パンツで過ごしているのね……」と、私はショックを受けました。会場の職員さんいわく「いつもはオムツを履いている子もけっこういるんだけど、今日はたまたまパンツの子ばっかりみたい」と言っていましたが、私にとってこの光景はなかなか衝撃的なものでした。各検査は無事にできたけど、視力検査は……Upload By 鳥野とり子どうなることかと緊張していましたが、身体測定、運動能力チェック、聴力測定、歯科健診はスムーズに終わりました。しかしここで息子の集中力が限界を迎えてしまい、視力検査は途中からグダグダで最後までできず……。職員さんがかなり工夫して頑張ってくれましたが測定できないまま終了して、後日眼科に行くことになりました。「全部この健診会場で済ませてしまえたら楽だったのにな」と思いましたが、なんと後日眼科に行ったおかげで、息子は少し弱視だということが判明しました。集中力がないおかげで弱視が判明するという、まさに怪我の功名のような結果になりました。できないことは多いけれど、成長を感じた3歳児健診Upload By 鳥野とり子ほかの子にはできて息子ができない数々のことを目の当たりにして少し凹んだりもしましたが、1歳半健診の時とは比べ物にならないくらいに心身ともに成長していました。少し落ち着きがなかったり待ち合いで動き回ったりはしたけれど、ちゃんと順番を待てたし、泣いたりせずに検査を受けられてすごいなと感動することのほうが多かったです。そして、やや弱視ということも分かったので、3歳児健診に行って本当に良かったと思いました。発達が遅いとこういう集団の健診は気が引ける方もいらっしゃるかもしれませんが、専門家に悩みを相談して意見を聞けたり、サポートを受けられる窓口を紹介していただけたりするので、発達についてまだどこにも相談できずに抱え込んでいる方は健診で相談してみてもいいかもしれませんね。執筆/鳥野とり子(監修:森先生より)お子さん自身の成長に目を向けることができていて素晴らしいです。健診はテストではありません、「できるか、できないか」で点数をつける場ではないのです。「ほかの子との比較」をついついしてしまうかもしれませんが、お子さんの成長は本当に人それぞれなので、比較して気にする必要はありません。重要なことは、「お子さんにとってどんなサポートができるか」ということ。そのための健診です。気になることがあったら気軽に専門家に相談してみましょう。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月22日息子が2歳だったころ、まだおしゃべりがあまりじょうずではなく、成長度合いが少し気になっていました。市の健診でそのことを保健師さんに相談すると、予想もしていなかった言葉に、私は驚きショックを受けてしまったのです……。 姉に比べて発語がゆっくりな息子2人目の子どもである息子が2歳のころ、あまりおしゃべりをしないな……と気になっていました。4歳の娘が2歳だったころは複数の言葉を繋げて会話することができていたので、比べてしまうと少しゆっくりかなとは感じていたのです。 ただ、こちらから聞いた質問へ返答したり意思の疎通はできていたので「これが息子のペースなんだ」と、あまり深く気にしてはいませんでした。しかし同年齢の子でたくさん発語が出ている子も多かったので、2歳半健診のタイミングで保健師さんへ相談してみることに。 保健師さんの驚きの言葉2歳半健診で保健師さんに相談をお願いした私は、何か発語が増えるきっかけがもらえたらうれしいな、と思っていました。「上の子よりは話し出す月齢が遅いが、強く気にしているわけではないので、何か自宅でできるトレーニングや遊びはあるか?」と保健師さんへ質問したところ……。 私たちの普段の様子も聞かずに「母であるあなたが話しかけないことが良くない。常に話しかけて遊んであげなくてはダメ! このままではこの子はずっと喋らないよ」と言われてしまったのです。 突然強く言われた私は驚いてしまい、必死に普段の様子を伝えましたが、保健師さんからは療育へ行くようにすすめられました。突然の展開に警戒してしまった私はその場では決めず、療育へ行く場合にはこちらから連絡しますと伝えて退室しました。 その後予定が合わず療育へ通うことはありませんでしたが、そんな母の気持ちを知ってか知らずか、息子はどんどん発語が増え、小学生になった今では毎日騒がしいほどです。しっかりと対応できなかった私も良くなかったですが、相手へ気持ちを伝えることは簡単なことではないなと感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:高山ななみ
2024年02月19日タレントの川崎希が16日に自身のアメブロを更新。息子と一緒に診てもらった自身の辛い症状についてつづった。この日、川崎は「公園日和」というタイトルでブログを更新。「カゲトラとsister 昨日はあったかくて公園日和だったな~」と述べ「なかよく遊んでたよん」と公園での息子と娘の2ショットを公開した。その後に更新した「つらい。。。」と題したブログでは「耳鼻科へ」と耳鼻科へ足を運んだことを報告。「花粉の季節だからカゲトラのアレルギーお薬も処方してもらいました」と明かした。続けて、自身について「前は花粉症 症状あまりなかったのに今年は目がかゆいし鼻もつらいから一緒に診てもらってきたよ」と花粉症に見舞われていることを説明し「特に目の周りがかゆいのがつらくてメイクも綺麗に出来ない涙」とコメント。「花粉困るよね」と悲しそうにつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月17日幼稚園入園と同時に表れてきた息子の困り年少の4月から幼稚園に入園した息子。まず先立って心配だったのがトイレのこと。トイレトレーニングがなかなかうまくいかず、難航していた息子。なんとか入園式の5日前にトイレで排尿ができるようになり、入園式には布パンツで行けました。しかし心配事はほかにも……。まず息子は幼稚園のエントランスにある掲示物が気になって、登園してもなかなか上履きに履き替えられませんでした。息子の幼稚園にはさまざまなポスターや、かわいらしい壁面飾り、ときには天井にぶら下がるような飾りも掲示してあります。息子は朝登園するたびにそれらに釘付けになり、なかなか上履きに履き替えられませんでした。Upload By ネコ山息子の幼稚園は通園バスで登園するのではなく、毎朝幼稚園のエントランスまで保護者が送っていきます。年少の靴箱の前で私は何度も外靴を脱ぐように促すのですが、息子の耳には入っていないようす。息子に触れながら話しかけたり、大きめの声で声かけしたりしましたが掲示物に見入っている息子は「今それどころじゃないんですけど?」のような表情で掲示物に見入り、取り合ってはくれません。最終的には先生と一緒に靴の履き替えを促したり、そばにいたお友達と一緒に行こうと声かけするなどをして、毎朝なんとか年少の部屋まで送り出していました。Upload By ネコ山壁面飾りや掲示物に夢中で……というと、3歳児のあるあるエピソードのように感じますが、毎朝毎朝幼稚園に行くたびに上履きに履き替えるというただそれだけのことに、親としてこんなにも労力がいるとは思ってもいませんでした。幸い息子は入園当時、行きしぶったり母親である私と離れることを不安がったりするタイプではありませんでした。行きしぶりや母子分離不安ならまだ理解がしやすいのですが、ただ上履きを履き替えるだけのことでこんなにも手こずるとは思ってもみませんでした。結局、年少の1年間は毎朝、上履きに履き替えることに時間がかかっていました。また「今日は幼稚園で何したの?」と聞いても、私が聞きたいような「お砂場した」や「ねんどした」などの活動内容を答えてはくれず、いつも「おにくたべた」とお昼ごはんのメニューを答える息子。息子は幼稚園でやっていけているのだろうか……不安がつのっていきました。幼稚園、最初の個人面談では入園して3ヶ月後に、担任の先生と初めての個人面談がありました。息子は幼稚園でやっていけているのか……不安な気持ちの中、思い切って息子の幼稚園での様子を聞いてみました。すると、お友達の名前をすぐに覚える、お友達の名前を呼んでコミュニケーションをとっている、絵が上手で同級生はまだ顔だけか頭足人を描くことが多いけど息子は胴体がある絵を描くことができている、など予想以上に担任の先生は息子のことを褒めてくれました。Upload By ネコ山担任の先生が息子のいいところを見つけてくれていることに、ひと安心しました。しかし、毎朝上履きの履き替えがスムーズにいかないこと、また、1歳の頃から多動でその印象が強いことから集団生活でやっていけているのか、私は不安が拭えていませんでした。思い切って「発達的にはどうですか?」とうかがうと「朝の登園の様子なども、3歳児という幼さからなのか、発達によるものなのかまだ分からない」とのこと。続けて「気になるようだったら発達センターを紹介しますが、まずは3歳児健診を受けてみてもいいかもしれません」と、『受診目安は3歳半過ぎてから』と(私の住む自治体では)なっている、まだ受けていなかった3歳児健診を奨められました。何も指摘されなかった3歳児健診。しかし幼稚園では……幼稚園の個人面談から2ヶ月後、3歳児健診を受けました。1歳半健診では「様子見」と言われた息子。今日こそ、息子の発達について指摘される……。問診票には、発達障害のスクーニングと思われるような内容もあり、息子は多くの項目に当てはまっていました。医師の診察・問診では、イスに1人で座って問診を受け答えする息子。問診票を提出しましたが、息子は発達について何も指摘されずに3歳児健診が終わりました。確かにイスに一人で座って、先生とも受け答えできていたので、問題ないとの判断だったのでしょうか……。担任の先生のその旨を伝えると、少し驚いた表情をしたような気がしますが、それ以上は何も言われせんでした。私は絶対に発達について指摘されると思っていたので、医師にそれを全く触れられないことに意表を突かれ、むしろ自分が『息子は発達障害』だと思い込んでいただけなのでは……? ホッとすると同時にうれしささえ感じていました。しかし、夏休みが終わり2学期に入ると、息子は日に日に幼稚園での癇癪が激しくなっていきました。「やっぱり発達障害があるのかな……」と、私は再び不安になっていくのでした。執筆/ネコ山(監修:新美先生より)掲示物に目を奪われて没頭してしまうというのは、自閉スペクトラム症の特性のあるお子さんでしばしばみられることですね。ですが、今回のエピソードをうかがうと、朝の登園の時にそれが顕著に目立ったということからは、おそらく視覚刺激に没頭しやすいという特性がある上に、入園して慣れない集団生活の場にこれから入っていくという朝の園のエントランスで、掲示物に没頭することで、ある種の現実逃避というか、尻込みする気持ちの表れともいえるのかもしれないと思いました。「行きしぶり」というような分かりやすく「行きたくない」と伝えるのではなくても、家を出るときにこだわりが発揮されて時間がかかる、登園の道のりで何かに没頭してしまう、今回のように保護者との別れ際でフリーズしてしまうというようなエピソードの多くは、本人なりの集団生活への不安や抵抗感が反映されていることも多いです。とはいえ、健診の場ではそうした些細な本人の特性ある行動は気付いてもらえないことも多く、保護者としては振り回されたりやきもきすることも多いですね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月16日子どもが生後6カ月ごろのこと。私の健診があったため、隣の建物で暮らす義母に、健診の時間だけ子どもを預けることにしました。しかし、帰ってみると、子どもがまさかの事態になっていて…。どうしてこうなるの!? 義母の行為が信じられない!子どもが生まれてしばらくしたころ、私の健診があり、隣りに住んでいる義母に子どもを見てもらうことに。子どもを預けるときには、着替えやおむつを一緒に渡しておきました。 そして、健診を終え、子どもをお迎えに行ったら……。なんと、義母は預けていた着替えを、すべて子どもに重ね着させていたのです。しかも、義母が「この子、熱あるんやないやろか? 顔真っ赤なんやけど」と言うので、私はあわてて子どもの服を何枚か脱がせ、病院に急行。医師に診てもらうと「なんで、こんなに着せてるの? そりゃ暑いわ。熱中症気味や!」と、怒られてしまいました。それでも義母は「目の前にあったから、着せなあかんかと思って」と言うのです。 仕事から帰った夫にこのことを伝えると、「もう預けたらあかん。自分の親ながら情けない」と。夫が味方になってくれたので、私はほっとしました。 その後も、義母は「私のせいちゃうで。だって服着せただけやもん」と言い張る始末。あまりの話の通じなさに、その後しばらくは、隣の建物にもかかわらず、顔を会わせないようにしました。義母はご近所さんに「孫を全然見せてくれへん」と愚痴っているようでしたが……。 結局、こちらの話を聞いてくれない義母には、3カ月ほど子どもを会わせませんでした。さすがの義母も、ほんのちょっとまずいと思ったのか、しばらくおかずを持ってきるなどして、こちらのご機嫌取りをしておられました。 作画/きりぷち著者:坂倉美希
2024年02月15日ひたすら気持ちが重かった3歳児健診Upload By カタバミまちゃが3歳7ヶ月の時、3歳児健診の日が来ました。まちゃは2歳4ヶ月の時に発達センターで「発達に遅れがある」と言われて療育が始まりました。当時通っていた幼稚園の未就園児クラスでも先生の指示が通らず苦労していましたから、私は「できることなら、3歳児健診には行きたくない」という気持ちでいっぱいでした。でも重い腰を上げて、当時年中だった上の娘を幼稚園の延長保育に初めて預けて、まちゃを連れて電車に乗り、なんとか採ることができた検尿も持って、健診会場の保健センターに向かいました。会場には早くもたくさんの親子が集まっていて、まちゃを大人しく待たせるのは大変でした。そして、1番初めの身長を測る器具を見ただけでまちゃは嫌がって逃げようと走り出し、測定してくださる方から「気持ちが落ち着いたら計りましょう」と身長と体重の計測は後回しにしていただきました。意外とできた検査もあったけれど痛恨のミスUpload By カタバミ「身長も測れないなんてどうなることか」と気持ちが重くなりましたが、まちゃは聴力検査で係の方から言われたものの絵を探して指差すことができました。視力検査の時には、係の方が提示した1部が欠けた輪っかと、自分の手に持たされた1部が欠けた輪っかを同じ方向にして「おんなじ」にすることができました。家でも練習しましたが、発達センターで臨床心理士の方から「まちゃくんはマッチングはできるね」と言われていたことを思い出し、よく練習もしてもらっていたことに感謝しました。ただどちらの検査も、私と係の方とが一緒になって、丁寧に辛抱強くまちゃに付き添いましたし、待つ人が多い時にはじっと待てないまちゃをほかの空いたスペースで気持ちを発散させたりしました。とても時間がかかったので、全ての健診を終える前に、延長保育に預けていた娘を迎えに行く時間になっていました。幼稚園には2時間の保育をお願いしていたと思います。おそらく、ほかのお子さんよりも健診にかかる時間がずっと長かったのだと思います。後日、3歳児健診再度挑戦Upload By カタバミ測定項目を全てこなせなかったので、後日また予約を取ろうと保健センターに電話をしたら「次回は何番目に来ても1番にお受けしますよ」と言っていただけました(発達のことを話したからなのか2回目だからなのかは、残念ながらはっきりと覚えていません)。今回は前回の反省を踏まえて娘も連れて行きました。「まちゃが逃げたら追い掛けてね」とお願いし、ヤル気満々な娘の目の前で、「前回はなんだったのか」と驚くほど、まちゃは大人しく、隣にある体重計にかいてあったイラストをじーっと見ながらこわごわと身長を測り終え、続いて体重もなんなく測ることができました。やはりまちゃの特性からか、初めてではないということが大切なのかもしれません。視力検査も今度は片目を隠してきちんと検査をすることができました。歯科検診もなんとか頑張れて、最後は年配の女医さんの問診でした。その時に発達センターで療育に繋がっていることを伝えると「私はこの子の発達は大丈夫だと思うわよ」とウィンクしながらおっしゃっていただけて、感動して無言で頭を下げて終わりました。その後まちゃは知的障害の診断を受けましたが、この時2度目の3歳児健診でヘトヘトになった私に、大らかな笑顔で素早く診察を済ませて励ましてくださった先生には感謝しています。今振り返って考えるとUpload By カタバミ今振り返って考えてみると、3歳児健診の時にはもう発達センターで専門家の療育にも繋がっていたのですから、前もって「検査がすんなり受けられるか心配だ」ということを、保健センターに相談しておけば良かったのではないかと思います。でもこの時には今ほど、息子には発達に遅れがあり、いろいろなことが困難だということを私も受容していませんでした。それに、大勢で受ける集団健診などは、ひたすら耐え忍んでなんとかするものなんだと思っていました。息子の状態を受け入れて周りに相談することができる今のほうが、こういった健診などは楽になっていると思います。執筆/カタバミ(監修:初川先生より)まちゃくんの2度行った3歳児健診のエピソードをありがとうございます。健診はタスクも多く、子どもを連れていくのも大変ですし、また何らか指摘されたくないことを指摘されるかもしれないという不安も相まって、「行きたくない気持ちでいっぱい」になる方も多いのではないでしょうか。カタバミさんが書かれていたように、すでに発達センターなどにかかっている場合には、発達センターで事前に話をしておくこともよかったかもしれないですね。機関同士での連携ができるかもしれないですし、準備(予習、心構えなど)についてのコツなどうかがえるかもしれません。まちゃくんは2回健診に行くことになったわけですが、2回目の様子から、一度健診を見ておいて予習をすることで、落ち着いて受けることができたのでしょう。ただ、健診そのもので「初めての環境でどう振舞うのか、その行動を見る」という面もあるだろうと思います。健診をスムーズに終えたい、あるいは、お子さんへの負担を減らすという意味で、予習・下見するほうがいい場合もあるのかもしれませんが、スムーズにできたがゆえに担当者の専門的な目で見えなくなってしまうものもあるように感じます(何より、担当者はお子さん方がうまく取り組めなかったとて、それ自体にも慣れていると思います)。そのあたりも含めて、心配な場合は、保健センターなどに問い合わせてみる、通っている発達センターで聞いてみるのもひとつかなとは思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年02月14日いろいろな「周りの子どもと違う」を感じた3歳児健診Upload By 丸山さとこASDとADHDがある息子のコウは、現在中学生です。10年前に受けた3歳児健診にて「発達障害(神経発達症)の疑いがあります」として療育園を薦められたことがきっかけで、後に診断を受けることとなりました。今回は、コウと私にとって一つの転機となった3歳児健診の記憶を振り返っていきます。3歳児健診の会場では、健診を待っている間に多くの同年齢の子どもを見ることになります。『コウと大体同じ年齢の幼児』ではなく『コウと全く同じ年齢の幼児』をたくさん見たのは初めての経験だったと思います。そのため、私はそこで初めて「コウはほかの子どもと何かが違うみたい……?」と明確に感じたことがいくつかありました。まず最初に、『ほかの子どもはコウほどずっと歩き回ってはいないこと』『保護者が制止すると、それに対して何らかのコミュニケーションが見られること』が気に止まりました。Upload By 丸山さとこ周りもみんな3歳児のため、じっと座って待つ子どもばかりではありません。ですが、もっと歩きたがって嫌がる子どもであっても、止めようとする親に対して『嫌がる』ことで意思を表明する姿が見られていました。当時のコウは、止めようとする私を障害物のように扱っていたため、ほかの親子のコミュニケーションの様子に違いを感じたことを覚えています。コウを追いかけつつさらに健診を待っていると、ほかにも見えてきた違いがありました。コウのひざは、会場の子どもたちと比べると妙にキレイなのです。多くの子どものひざは擦り傷や打ち身などの跡があるのに対し、コウの膝は白くスベスベしていました。当時のコウは、公園や児童館に行っても、おもちゃの車のタイヤを回したりブロックや石を並べたりしていました。そのため、体のどこかを激しく擦りむいたり打ちつけたりすることがなかったのだと思います。医師に診てもらっている間は何事もなく……?こうして、健診を待つ間は『コウとほかの子どもとの違い』を感じたり場内を歩き回るコウを追いかけたりといろいろありましたが、健診が始まってからは意外なほどスムーズに進んでいきました。Upload By 丸山さとこ当時のコウには人見知りが全くなく、人から触られることも意に介さないところがあったため、受け身でいればよい診察ではトラブルが起きにくかったのだと思います。そんなコウの様子を見て内科の先生は「やっぱり大家族の子どもは違うね~!」と言っていました(実際は、コウと夫と私の3人暮らしの核家族です。診察中の動じない姿を見て勘違いされたようです)。そうしてつつがなく進んだ健診の最後で、臨床心理士の先生から受けた発達の検査の結果、冒頭の通り「発達障害(神経発達症)の疑いがあります」と言われることとなったのです。Upload By 丸山さとこ3歳児健診を受けるまで、私はコウに神経発達症の可能性があるとは考えていませんでした。「マイペースな子どもだな」と感じてはいましたが、初めての子育てなのもあって「幼児ってこんなものなのかな?」とも思っていたのです。そのため、神経発達症の疑いの指摘には「この程度でも発達障害(神経発達症)なの?」と、いくらか驚きました。けれども、健診の順番待ちの間にほかの子どもたちの様子を見たことで納得する気持ちにもなりました。コウに神経発達症の可能性があると告げられても割合すんなりと受け止められたのは、コウを追いかけて大変だった待ち時間のおかげだったのだろうと考えると、「あの長い待ち時間も無駄じゃなかったのかもな~!」としみじみした気持ちになりました。執筆/丸山さとこ(監修:室伏先生より)さとこさん、コウくんの3歳児健診でのご様子や、神経発達症の疑いの指摘を受けられた時のお気持ちなど共有くださり、ありがとうございます。さとこさんに共感される親御さん、たくさんいらっしゃると思います。神経発達症という言葉のイメージや、思い浮かべる症状は、人によってかなり違いがあると感じています。同じように神経発達症と診断を受けられているお子さんでも、苦手な物事の違いや、苦手の程度の違い、社会への適応の度合いの違いはとても大きいです。多少の特性があっても、ご本人にとっても周りの方にとってもお困り事が小さければ、診断に至らないこともあります。お困り事というのは、特性の程度だけでなくそのお子さんの置かれている環境にもかなり影響を受けます。ですので、例えば療育、特別支援学級や通級指導教室などを見学された親御さんからは、通っているお子さんたちがなんで神経発達症と診断されているのか分からなかった、どのあたりに困っているのか分からなかったというお話もよくいただきます。診断を受けられて、困惑やご不安を強く感じられる親御さんもいらっしゃることと思いますが、同じ診断を受けていても、症状や適応度に大きな差があることをまず知っていただきたいなと思っています。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月08日第一生命グループの一員であるネオファースト生命保険株式会社(代表取締役社長:徳岡 裕士、以下「当社」)が提供する健診結果改善サポートアプリ「Neoコーチ」は、2022年7月28日(木)の一般公開から約1年半で、累計10万ダウンロードを達成いたしました。日ごろ当社および「Neoコーチ」を支えていただいているすべてのユーザーさま、パートナー会社さまに厚く御礼申し上げます。当社は、“「あったらいいな」をいちばんに。”をミッションに、健康増進に資する商品・サービス等の提供を行っています。このなか、「Wellness※~もっと自分らしく~を応援する。」をビジョンに掲げ、この取組みを更に進化させるべく立ち上げた「Wellnessプロジェクト」において、「健診結果を改善したいが何をしたらいいかわからない」「取組みがなかなか継続しない」等といった身近な悩みに着目し、ヘルスコーチング技術を通して一人ひとりのライフスタイルに合わせた生活習慣の改善取組みの提案やフィードバック等のサポートを行うアプリ「Neoコーチ」を無料で提供しています。10万ダウンロード突破を機に、更なる顧客体験の充実を図るべく、新コンテンツを追加や既存のコンテンツのレベルアップを実施いたしました。※Wellnessとは、病気ではない状態であるヘルス(健康)を「基盤」として、豊かな人生や自己実現に向けて、何かに没頭・熱中している、生き甲斐を見つけているなど、心身の充実を感じている状態のことと、当社では定義しています。1.ログインボーナス機能の追加Neoコーチには健診結果の改善のため、バーチャルヘルスコーチ(ウェル美)から提案された健康改善チャレンジの中から自身が取り組みやすいチャレンジを一つ選び、その取組みについてヘルスコーチによる日々のチェックと最終日の振り返りで「自らの気づき」を促す「5daysチャレンジ」という機能が実装されております。この5daysチャレンジによる健康改善取り組みの継続の支援をより強化し、ユーザーさまにNeoコーチを使う楽しさを感じていただくため、ログインボーナス機能を追加しました。月内の累計ログイン日数に応じ、アプリ内で使用できるプレゼント抽選券や、抽選券に引き換えられるポイントを受け取ることができます。ユーザーアンケートで、アプリに対するお困りの点・不便な点として「報告を忘れてしまう」との声が寄せられていましたが、このログインボーナス機能により、ユーザーさまの健康改善取組みの継続をより強力に支援することができるようになりました。2.健診結果de保険ナビ機能のレベルアップ「Neoコーチ」アプリではユーザーさまの健康診断結果の改善のサポートだけでなく、生活習慣改善取組みの成否にかかわらず存在する疾病リスクに備えて経済的な不安を解消する手段の一つとして、ユーザーの納得度の高い医療保険プランのご提案をする「健診結果de保険ナビ」機能が実装されています。先述のユーザーアンケートでも「健診結果de保険ナビ」に対するユーザーさまの期待は高く、更なる保険プランの納得度向上のため、当社主力商品である「ネオdeいりょう」に加えて、当社の人気商品である「ネオdeからだエール」を保険プランに追加しました。また、それに伴ってよりユーザーさまがプランの特長を理解しやすいような画面構成に改善しました。アプリに入力された健診結果をもとにご自身の疾病リスクについて解説を受け、その疾病リスクをもとに備えたい疾病をユーザーさまご自身でご選択いただきます。備えたい疾病をもとに医療保険「ネオdeいりょう」「ネオdeからだエール」のユーザーさまにぴったりのプランがご案内され、そのままオンライン上でお申込むことも、保険のプロに相談をすることで悩みや不安を解消してからお申し込みをすることもできます。今後も新たな機能の開発や顧客体験のブラッシュアップを行うことで、お客さまが抱える心身の悩みを解消し、Wellnessを高める顧客体験の提供に努めてまいります。【本リリースに関する報道お問い合わせ先】ネオファースト生命保険株式会社CXデザイン部Neoコーチお問い合わせ窓口e-mail: neocoach_info@neofirst.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月06日お笑いコンビ・ANZEN漫才のあらぽんの妻が1月30日に自身のアメブロを更新。娘の3歳児健診の結果を報告した。この日、妻は「昨日はベビぽんの3歳児検診でした」(原文ママ)と娘の3歳児健診があったことを明かし「検診前に自宅でする目の検査、耳の検査もバッチリできました」(原文ママ)と報告。「3歳児検診がお昼からだったので私も仕事を休んでゆっくり寝ていようかと思った」(原文ママ)と述べつつ「朝一の尿検査問題」があったといい「まだ家では完全にトイトレが進んでいない」と説明した。続けて、娘について「保育園ではバッチリ」だと明かし「最初は、午前中だけ保育園に行き先生にお願いしようと思いました」とコメント。一方で「ネットを見ていたらオムツ外れがまだな子供の尿検査方法」が載っていたそうで「最初に見たやり方は、オムツにラップを付けて大判コットンを敷く。というやり方でした」と述べつつ「違和感ありで、嫌がられる可能性が大だった」とつづった。また「もう一つは、オムツに生理用ナプキンを付ける方法」だったといい「朝起きてまだ朝一のおしっこをしていない事を確認して、ナプキンを付けたオムツに取り替えて」と説明。「おしっこが出たら教えてね」と伝えたことを明かし「しばらくするとママー!出たよー!と、教えてくれたのですぐに取り替えてナプキンを綺麗なビニールに入れておしっこを絞りました」とつづった。さらに「目安の10mlは全然でしたがなんとか4mlくらい」「とりあえず取れた」と述べ「持って行くとなんと無事に検査結果が出ていました」と報告。検査結果についても「問題もなくでした」と明かし「12月に入った検診のお知らせを見てから、どうしよう。と、頭を抱えてたので無事に終わって安心しました」(原文ママ)と安堵した様子でつづった。最後に「他の検査も成長もとくに問題なくでした」と健診の結果を報告しつつ「歯科検診では歯磨きの仕方や1歳半くらいからある歯石の事もあった」(原文ママ)といい「かかりつけの歯医者を探して定期的に診てもらおうと思います」とコメント。「トイトレも保育園ではバッチリな様子だし」と述べ「お家ではベビぽんのペースで見守ろうか」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月01日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:小日向ひまり妊婦健診へ主人公は妊婦健診にやってきました。出産予定日が近づいていましたが…。出典:愛カツ推定体重を聞いて「まだ小さいですね」と平均よりも体重が少ないことを気にしていました。するとその日の夜、陣痛がきたのです。そして主人公は無事に子どもを出産しました。すぐに夫も駆けつけてくれて、我が子の誕生を喜んでいると…。ここでクイズ出産後に明らかになった事実とは?ヒント!主人公は衝撃を受けてしまいました。[nextpage title="0j00hu0~00_[P0i00o"]子どもの体重は出典:愛カツ正解は…正解は「3800グラムも体重があった」でした。出産前、子どもの体重が少ないことに不安を感じていた主人公。ところが子どもの体重をはかると…。なんと3800グラムもある大きい子どもだったのです。推定体重と1キロも違っていて、予想外の結果に驚く主人公なのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年01月30日次女の1歳児健診でのこと。保健師さんから言われた言葉にショックを受けた出来事です。そんな言い方しなくても…保健師さんが「ちゃんと3食、食べさせていますか?栄養が足りないかもね」と言ってきました。次女は平均より体重は少なくやせ型でしたが、栄養失調のような言われ方に衝撃を受けました。さらには挙句の果てに、「ひとりで子ども3人を満足に育てられないなら、両親を頼りなさい」、と生活面についても指摘されて驚きました。 食が細くてもバランスよく食べさせようと試行錯誤し、無事に子どもたちも大きくなりました。 作画/いずのすずみ著者:いといつみ
2024年01月29日わが子は生まれたときは平均的な体重でした。しかし、6カ月健診で医師からショックなことを言われてしまったのです……。 把握していなかった現実わが子は飲めばご機嫌になるので、泣けば母乳と育児用ミルクをあげて……を繰り返していた私。よく飲む元気な子だと安心しながら過ごしていました。そして生後6カ月健診を迎え、病院へ行くと……。 子どもの体重が成長曲線の上限を大幅に超えていたのです……!飲ませている量を聞かれて答えると、医師からはっきりとした口調で「ちょっとお母さん!飲ませすぎ! 考えないと! ミルク量は今あげている量の半分にして!」と怒られてしまいました。 良かれと思って育児用ミルクをあげていたのが、良くなかったという衝撃的な事実が判明したのです……。その帰り道は自己嫌悪に陥り、かなりショックだったことを覚えています。 その後、言われた通りに量を調整。すると成長するにつれて成長曲線内に入るように。ご機嫌だからと、育児用ミルクを与え過ぎてはいけないということを学んだ出来事でした。 初めての育児は経験から学ぶことも多く、ときには失敗もするものと思ってはいました。が、健康に関することはきちんと知識をもっておくことが大事だと今は身に染みて感じています。 ※おっぱいの場合、生まれたばかりの赤ちゃんには欲しがったらあげるのが基本ですが、育児用ミルクの場合は消化に時間がかかるため、1日8回程度が目安です。生後2カ月~3カ月ごろは6~8回程度にし、生後4カ月ごろから1日5回程度を目安にしましょう。離乳食を始める生後5~6カ月ごろになったら、食材に慣らすため、離乳食のあとに授乳をします。ただし、飲む量、食べる量には個人差があるもの。気になることや不安なことがある場合は、自治体の保健センターや小児科などで専門家に相談するようにしましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:たけだ みこ
2024年01月28日ジブリのヒロイン風コントで知られるお笑いタレントの石出奈々子が20日に自身のアメブロを更新。最後の妊婦健診で医師に言われて心配したことを明かした。2023年11月28日のブログで、石出は「妊娠のご報告」というタイトルでブログを更新し「この度、お腹に新しい命を授かりました」と妊娠を報告。「現在妊娠7ヶ月で、来年の3月に出産予定です」と説明し、夫でお笑いコンビ・ダニエルズの望月隆寛との2ショットを公開していた。この日は「4日で逆子が…」というタイトルでブログを更新し「先日、家の近くでの最後の妊婦検診をしました」(原文ママ)と報告。医師から「逆子ちゃんですね」と言われたそうで「ここに来て!!と、思ったら…実は前回は頭が下、その前が逆子、その前は頭が下…と、毎回赤ちゃんはかなりぐるぐる回ってたみたいです。笑」と胎児について説明した。続けて「でも32週に来て逆子というのはちょっと心配で…」と述べ「4日後、里帰り先の病院で診てもらうことに」したことを報告。「逆子なおってますね!」と言われたことを明かし「わずか4日でなおってた!4日間心配で、実はお腹の子に『頭は下だよ~!』と声をたくさんかけてました笑」とお茶目につづった。一方で「となると、この先もぐるんぐるん回るのかな!?」と述べ「元気なのはいいけど、お腹の中で激しく動くたびにまた回ってるのでは…?と少し心配になってしまいます」とコメント。胎児について「36週くらいまでに頭が下になってればいいそう」と説明し「あと1ヶ月くらいは自由に動いてもらってもいいかな…?笑」とつづった。
2024年01月21日次男はテレビやスマホを至近距離で見たり、絵本を読みづらそうにしたりすることがありました。でも、健康そのものだと思っていました。しかしある日、市の3歳児健診で聞いたことのない病名を告げられたのです……。もっと早く眼科に行けばよかったと後悔しました。さらに次男のことを理解しない夫の対応にもイライラして――? 驚きの診断次男が3歳になったばかりのころ、市の3歳児健診を受けました。そこで次男は「不同視」と診断を受けました。不同視とは、左右の目で屈折度に大きな差がある状態だそうです。次男は健康そのものだと思っていた私にとって、まさに寝耳に水状態。しかし、確かに言われてみれば、テレビやスマホを至近距離で見たがったり、絵本を読んでいても集中できなかったりと、見えづらそうにしていることがありました。 もっと早く気づいてあげられていれば、もっと早く眼科に行っていれば……と後悔の念が押し寄せました。 親の対応の仕方眼科での検査の結果、重度の不同視が判明。眼鏡をかけて治療することになりました。治療で眼鏡をかける子どもへの接し方や、どのような反応をしたらよいかなど、親が読んでおくべき資料も眼科でいただいたので、夫にも「よく読んでおいてね」と渡しておきました。そのため、夫もその資料を読み込んでいる様子だったのですが……。 夫の対応は…眼鏡姿の次男を初めて見た夫は、資料に書いてあったように眼鏡姿を褒めることもなく……。嫌がる次男に無理矢理眼鏡をかけさせようとする始末。 私は夫にイライラしすぎて、思わず「資料読んだよね!? しっかりしてよ!」と怒鳴ってしまいました。資料を渡すだけでなく私からも、眼鏡姿を褒める、眼鏡は無理強いしないなど夫に伝えておくべきだったと反省しました。 夫婦だからといって、常に同じ方向を向いているわけではないということを改めて認識。確認作業の必要性も感じました。イライラと同時に、何とも言えない悲しい気持ちになった出来事でした。今後は大事なことは事前に夫と話し合いをしておこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:鬼頭いちか
2024年01月15日1歳半の息子、発達に気になるところが……。1歳半健診で相談しよう!前回の記事で書いたように、赤ちゃんの頃から発達に気になるところがあった息子のたーちゃん。1歳半の頃にはさらに、癇癪、パニック、こだわり、偏食、異食などもでてきており、自宅保育をしていた私はノイローゼ気味でした。Upload By みかみかん1歳半健診ではたーちゃんの様子を専門の方に見てもらって、たくさん質問して不安を解消しようと意気込んでいました。聞きたいことや話したいことをメモにまとめたり、健診当日に向けてしっかり準備をしていました。万全な対策をして、いざ1歳半健診へ!たーちゃんはこの頃から不安感が強めで、人見知りと場所見知りがひどく、パニックや癇癪になることもありました。なので無理をさせないように外出は慣れた場所ばかりでした。1歳半健診が市の児童館で実施されると知ってからは、少しでもたーちゃんが場所と雰囲気に慣れてくれたらと思い、週に何度かその児童館に遊びに行きました。健診当日、いつも通り機嫌よくたーちゃんは児童館へと入っていきました。場所に慣らしておいた努力が報われたかもしれない……と安堵しながらホールの扉を開けると、そこではたくさんのお子さんと保護者が健診を受けていました。場所見知りとパニックが起きてしまう……その様子を見たたーちゃんは、いつもと違う雰囲気に気圧されたのか、激しく泣き始めてしまいました。Upload By みかみかん裸足で外に出ていってしまう勢いでパニックになり、なんとか抱っこして抑えている私は「まさか」「やはり」「なんで」が混ざった感情でぐちゃぐちゃでした。他に泣いている子どもはおらず、楽しそうにお友達とおもちゃで遊んだりしており、保護者の方も談笑しながら順番を待っていました。その中でひときわ大きい声で泣いて暴れるたーちゃんにチラチラと向けられる視線がつらかったです。大人2人がかりでの身体測定……なんで他の子と同じようにできないの?その後も私や職員の方がいくらなだめてもたーちゃんが泣き止むことはありませんでした。大人2人がかりで泣いて暴れるたーちゃんの身体計測をしている様子を見るのもつらく、もう帰ってしまおうかとも考えました。しかし、たーちゃんにはつらい思いをさせてしまうけれど、ずっと悩んでいた発達についてしっかりと相談したいと心に決めていました。私も頑張るから最後の問診まで頑張ろうと、暴れるたーちゃんを抱きしめていました。待望の問診。たくさん聞きたいことや話したいことがある!しかし……問診に呼ばれた時にも、まだたーちゃんは泣いて暴れており、私は疲れきっていました。心理士さんが質問をし、私が答えますが、ずっと大声で泣いているたーちゃんを抱えたままではまともに聞き取ることすら難しかったです。Upload By みかみかん他のお子さんは、積み木ができるか、指差しができるかなどもその場で観察されていましたが、パニック状態のたーちゃんができるはずもなく。1歳半の時点で「ワンワン」しか発語がなかったので、言葉の遅れも心配しましたが、心理士さんからは「様子見しましょう」としか言われませんでした。そして、「発達が気になったら電話して」と電話番号が書かれた紙を渡され、1歳半健診は終わりました。まともに健診を受けられなかったことにショックを受ける児童館を出て夫と会うと、たーちゃんはやっと泣き止みました。他のお子さんがみんなできている健診もまともに受けられなかったことや、他のお子さんとの違いを目の当たりにしたショックで、夫の運転する車内で私は泣きそうでした。発達について不安に思っていた気持ちが、確信へと変わっていきつつありました。療育に繋がった現在のたーちゃんと私そして2歳になる前に、やはり療育につながりたいと思い、案内された電話番号にかけて発達についての相談をしました。それから親子教室や民間の療育につなげていただき、少しずつ私のメンタルも回復していきました。1歳半健診では「ワンワン」しか言えなかった息子も、今ではうるさいくらいおしゃべりです。Upload By みかみかん初めての場所を不安がる時もありますが、パニックを起こすことはほとんどなくなりました。発達について他のお子さんと違うなと思うこともありますが、個性だと思えるようになってきました。1歳半健診の時にはショックで受け入れられなかったけれど、時間をかけて私も受容できたのだと思います。1歳半健診を終えて落ち込んでいる保護者の方へ……1歳半健診で「様子見」「要観察」と言われた保護者の方、たーちゃんのようにお子さんが泣きっぱなしだった方、今は気落ちされているかもしれません。少し動けるような気持ちになって、やはり発達が気になると思ったら、ぜひ誰かに相談してください。一人で抱え込まず、助けを求めた方が良いと私は思います。差し伸べた手は、誰かがきっと握ってくれます。執筆/みかみかん(監修:新美先生より)1歳半健診の時のエピソードを聞かせてくださりありがとうございます。乳幼児健診は、身体的な不調・疾患を見つけると共に、いわゆる発達の遅れや偏りの見られるお子さんについて養育不安のある保護者の相談を受け、専門機関につなぐといった役割があります。大人数で決められた形式で行われるので、いつもと違う環境で落ち着かないお子さん、多動のあるお子さん、人見知りの強いお子さんにとっては、正直なところとても侵襲的な環境であることは事実です。発達障害特性のお子さんを見つけることが重要視されるずっと以前から同じようにやってきており、わざとそういう環境をつくって特性が目立ちやすくしているというわけではないのですが、これを工夫して構造化して、人数を少なくして、嫌な思いをさせないようにという方向にはなかなか話が進んでいません。実際、健診で嫌な思いをしたという話は本当によく聞き、申し訳ない気持ちになります。ただ健診をきっかけに地域の保健師とつながり、お子さんに必要な情報にたどり着いてもらえるよう、実施主体の市町村担当者も苦心されていることとは思います。みかみかんさんのように、健診でショックを受けたけれども、それをきっかけにして相談や専門機関につながってよかったと思えるのであれば幸いです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月04日日本事務器株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 啓一、資本金:3.6億円、以下:NJC)は、疾病予防や生活習慣病の重症化予防など、健康寿命の延伸を目的としたヘルスケアデータの利活用が加速する中、健診施設や受診者をサポートするための健診システムとして、「CARNAS &g(カルナス アンジー)」を2023年12月25日より提供開始いたします。「CARNAS &g」は「CARNASシリーズ」(注1)のクラウドサービス第二弾となります。ヘルスケア分野におけるデータの利活用に向けた国の政策として、2017年1月より厚生労働省においてデータヘルス改革が具体的に進められている中、昨年は内閣官房に医療DX推進本部(注2)が設置されるなど、医療分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じたサービスの効率化・質の向上に向けて活発な活動が開始されております。加えて、医療機関全体における課題として、セキュリティ問題として急激に増加しているランサムウェアなど多様化・巧妙化したサイバー攻撃の対策も急務となっております。医療機関向けに提供されている各種情報システムは、国の方針(注3)に則り、運用に合わせて個別カスタマイズする個社対応から「標準化」を目指して大きく進化し始めています。当社では、こうした国の政策に追従すべく、健診システムの「標準化」を念頭に、この度、新たに提供開始いたします「CARNAS &g」を健診に関わるあらゆるデータのプラットフォームとして提供してまいりたいと考えております。クラウド型であることを活かし、常に新しい機能の提供、安全性を考慮したセキュリティ対策、お客様の事業規模に応じたフレキシブルなプランでお客様の健診事業の価値向上に向けて、DX化の推進ならびに受診者のリピート率向上をサポートしてまいります。■CARNAS &g の新しい取り組み(1) 定期的なアップデートにより国の施策や方針、健診業界の変化に柔軟に対応し、常に進化し続けます。(2) 職員スタッフが快適に仕事に取り組めるよう、負荷がかかる業務の効率化と利便性向上に寄与します。(3) 受診者向けのアプリケーションやシステムとのAPI連携による機能拡張を図り、受診者サービスの向上に寄与します。■サービス詳細「CARNAS &g」は、将来を見据え、標準化対応が可能なクラウド型の健診システムです。これまでのオンプレミス型総合健康管理システム「CARNAS」に搭載していた基本業務機能に加えて、日々の業務を行う上で大切な連絡事項の見落とし防止や、操作に困った際にすぐに画面からサポートセンターへ問合せが行えるなど、UI(ユーザーインターフェース)デザインに工夫を凝らし、職員スタッフの方の利便性向上につながる機能を新たに搭載しました。・職員スタッフの気づきを促すアイコン表示職員スタッフの方が業務を始める際に必要な情報が1画面にまとめてあります。TOP画面には健診の予約状況が確認できるカレンダーや健診毎の受診者状況、機材の稼働状況、受付状況が一目で確認できるダッシュボード、職員スタッフ間での伝言・引き継ぎに利用できる付箋メモ、その日の受診者の中に注意喚起が必要な方(VIP・インシデント対象者等)が一目でわかるアイコンなどが搭載されております。・アップデートやメンテナンス情報などのお知らせ通知機能定期的な機能強化等のアップデート情報やシステムメンテナンスなど、当社からのお知らせを素早く確認できるお知らせ機能です。定期的に実施される制度改正情報なども「CARNAS &g」を利用する職員スタッフの方へ通知されるため、全て同じタイミングで情報共有できます。・操作に迷った時はいつでも相談システムの操作に迷った際には「お問合せフォーム」からいつでも相談できます。CARNASサポートセンターでお客様からの質問に速やかにお答えし、業務をスムーズに遂行できるようお手伝いいたします。CARNAS &g 画面イメージ■予約の電話が繋がりにくいことによる機会損失を防ぐオプション機能オプション機能である「WEB予約サービス」を追加しますと、受診者がパソコンやスマートフォンより、所属事業所・契約内容に応じた健診コースが選択可能となり、スムーズに予約できます。施設の予約の空き枠にリアルタイムで連動するため、なかなか予約電話が繋がらない、日中になかなか予約が入れられない、といった理由による機会損失を無くし、予約担当職員スタッフの方の負担を減らします。WEB予約(スマートフォン)イメージ■CARNAS &g(カルナス アンジー)」の詳細情報Webサイト: ※新しいウィンドウが開きます。価格:年間の健診実施数によりご契約プランが選択できます。最小プランは、月額 85,000円~(税別)からご利用可能です。※ 料金は、ご利用プラン・追加オプション内容により変動いたします。※ 月額費用のほか、導入時の初期費用が別途必要になります。販売目標:今後3年間で100施設の利用を予定■今後のサービス強化/拡張計画について健診に関わるあらゆるデータのプラットフォームとして、今後、電子カルテ連携・巡回機能・WEB問診サービス・WEB結果参照サービス等の機能追加を計画しております。加えて、国の政策方針や動向を注視し、ご利用いただく健診機関のみなさまに寄り添いながら、引き続きサービスをブラッシュアップしてまいります。※「CARNAS &g」は、日本事務器株式会社の商標として登録申請中です。※ 本資料中の他社製品およびその他記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商品です。(注1)「CARNASシリーズ」について2009年より健診機関向け総合健康管理システム「CARNAS(カルナス)」の提供を開始し( )、2018年には「CARNASシリーズ」のクラウドサービス第一弾として、診療所・クリニック向けに「CARNASクリニック」の提供を開始( )しております。(注2)内閣官房 医療DX推進本部 (注3)デジタル庁・2022年9月30日「『政府情報システムにおけるクラウドサービスの適切な利用に係る基本方針』の改定について」より ・2023年6月9日閣議決定「デジタル社会の形成に関する重点計画・情報システム整備計画・官民データ活用推進基本計画の変更について」より 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月21日タレントのギャル曽根が18日に自身のアメブロを更新。ドキドキした次女の1か月健診の結果を報告した。この日、ギャル曽根は「沢山食べるからか沢山母乳が出るので私はいつも母乳育児にしてます」と説明し「凄い拘りがある訳でもないのですが」とコメント。「毎回この1ヶ月健診の時、、、ドキドキします」と述べ「母乳足りてるのかな?ちゃんと飲めてるのかな?体重増えてるかな?」と次女の1か月健診で心配なことをつづった。続けて「増えてましたー」と1か月健診で次女の体重が増えていたことを明かし「しかもかなり」と補足。「だいたいこの時期母乳育児だと1日30グラムくらい増えてればいいとのことで」と説明しつつ「その倍くらいは増えてました」と報告した。また、1か月健診の結果について「飲んでるね~!!!良かった」と述べ「何ごともなく成長してくれている娘に感謝した1ヶ月健診でした」とコメント。最後に「ホッとしてタクシーで」と堪能したドリンクの写真を公開し「今日の1日分の野菜も美味しい」とつづり、ブログを締めくくった。
2023年12月19日1歳半健診で要観察になり、真っ先にしたことわが家の自閉スペクトラム症(ASD)のある娘、しぇーちゃん(現在9歳)が1歳半健診で要観察になった後、私が真っ先にしたのは「ネットで発達障害に関する記事やブログを読み漁る」ことでした。それまでもいくつかは見ていましたが、「1歳半健診ひっかかる発達障害」とか「子ども自閉症度チェック」などのキーワードで検索して出てきたウェブサイトを、ひたすら読んでいたのです。いろいろな情報に触れるうちに、娘にはADHDの要素も自閉スペクトラム症(ASD)の要素もある気がしました。また発語もほぼなく喃語ばかりだったので「知的障害の可能性もあるかも」と考えていました。どんどん増える娘の「気になる行動」。純粋に育児を楽しめなくなり……1歳半を過ぎた頃から、娘には逆さバイバイやクレーン現象が見られるようになりました。はじめは、私の手を使って物を取ろうとしたりするのは、「娘の意思表示の方法」としか思っていませんでした。ところがある日、「クレーン現象は発達障害の子に見られることがある」ということを知り、こちらを全然気にかけず、手元だけ見てリモコンに私の指をひっぱる娘の様子を見て「そういえば、これってネットで見たクレーン現象だ!」と気づいた時は衝撃でした……。気になれば気になるほど、娘のやることなすこと「これは発達特性によるものなの?」という考えが頭を占め、だんだんと娘へ向ける笑顔も減っていきました。夫も育児ノイローゼ気味に。しかし「発達障害かも」と伝えると……Upload By マミヤちょうどその頃、育児に協力的だった夫が育児ノイローゼのようになっていました。娘は毎晩何度も泣き、日中は私と少しでも離れると泣き、出かければ多動と「帰りたくない」という癇癪で大変だったからです。夫は娘と2人で行くお出かけは断固拒否でした。私はそんな夫に、娘が1歳半健診で要観察になったこと、もしかしたら発達障害があるかもしれないことを伝えました。不思議だったのは夫が「娘は普通なんじゃないか」と言ったことです。あんなに「育てづらい、可愛くない、2人で出かけられない」と言っているのに……。”親はすぐ子どもに障害があると認められない”とは聞きますが、まさに私たち親がその状態なんだなと客観視した瞬間でした。発達相談する決定打となったある出来事と、書籍との出合いUpload By マミヤそれからしばらく経ったある日、私はたまたま予約していた赤ちゃんの読み聞かせ会に参加するため、近所の図書館に行きました。「もし、ここでほかの子どもと娘に明らかな違いがあったら……娘の発達の違和感を認めて、きちんと向き合おう」そう心に誓って参加しましたが、結果は「認めよう。うちの子はなにかあるわ。びっくりするぐらい多動がひどい」でした。読み聞かせ中はあちこちに行こうとする娘を抑え、しまいには本棚の周りをぐるぐる回る娘を追いかけ、終わった頃には大変過ぎて汗びっしょりでした……。司書の方は「元気な子だね」と苦笑い。娘と同年代と思われるお子さんは、お母さんのお膝に座っているか、少し離れていたとしてもお母さんの側にいました。娘のように読み聞かせスペースを離れて本棚をぐるぐる回っている子どもは1人もいませんでした。その日の夜、夫に昼間の娘の様子を伝え、改めて”娘はなにかの発達障害があると思う”と伝えました。娘は普通ではないかと言っていた夫は少し考えた後「ママが一番しぇーちゃんと一緒にいてよく見ているから、ママがそう思うならそうなんだと思う」と言いました。今思うと全て私に任せた回答ではありました。ですが私は、娘に発達障害があるかもしれないという考えを、夫が断固拒否しなかったことに安堵しました。またその頃、少しでも娘の成長のためになにかできないかと育児書を買ってみました。確か「子どもの言葉を引き出す」や「赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法」のような内容だったと思います。『子どもが花を指差して「はな」と言ったら「お花きれいだね」と声かけしましょう』と書いてあったのですが、娘はまず指差しをしません。何かを見つけた時にこちらに知らせようともしません。この時「自然に任せて娘の成長を待っていてはいけないのでは……!?」と驚きました。Upload By マミヤそこで、今度は発達障害児に関する専門書籍を購入しました。すると、その本にはまさに私が知りたかった娘への対応方法が書いてあったのです。図書館での出来事、そしてこの本との出合いで”娘はやはり発達になにかあるんだ”と実感しました。こうして、私は早く療育へ通いたい、もっと娘への正しい対応を知りたいと思うようになり、あと10日で2歳になるにもかかわらず、保健所からの連絡を待てず自ら電話をかけたのでした。執筆/マミヤ(監修:初川先生より)1歳半健診で「要観察」となってからの半年間の発達障害かも、という不安と実際の様子との逡巡に関するエピソードをありがとうございます。「要観察」もそうですし、保護者の方の「育てづらい」と感じるようなお子さんの様子、同年齢のほかの子たちとの違い。ますます「これは発達障害なのでは……」と感じるようなことが多々あったのですね。発達障害なのか、いや、違ってほしい、しかし育てづらい、さまざま項目があてはまる……という逡巡を経験されている読者の方も多いと思いますが、お子さんの特性や子育てにおけるうまくいかなさ・育てづらさがなんなのか、というところで不安と淡い期待とでとても心が忙しい時期であったことでしょう。マミヤさんは発達障害に関する本を購入してみたら知りたいことが書いてあったとのことですが、本が参考になることもありますね。発達障害に関する本を買うのはなかなかハードルが高いという方は、まずは立ち読みなどで手に取っていただくとよいかと思いますが、ご自身のニーズに合うものであれば障害かどうかにこだわりすぎることなく、ぜひ参考にしていただければと思います。発達障害の診断をどうするかはまた別途考えるとしても、発達障害かもしれないと捉えることによって、マミヤさんのように療育に通いたい、対応方法を知りたいといったようにお子さんの理解が進み、つまずきへ対応していけるようになることにつなげたいという姿勢が生まれる。そのことがとても大切ですし、なによりです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略
2023年12月16日生後半年頃、ベビーマッサージで感じた違和感息子が生後半年頃、ベビーマッサージの会に参加する機会がありました。近所の会場に着くと、そこには生後5ヶ月~8ヶ月くらいの赤ちゃんと母親が10組ほど集まっていました。持参したバスタオルを敷き息子を寝かせ、周りを見渡すと、その時初めて私は、他の赤ちゃんと息子の違いを感じだしたのです。まず、ほとんどの赤ちゃんがゴロンと仰向けで寝転がっていました。なかには、うつ伏せで『飛行機ブーン』をしている赤ちゃんもいましたが、みんな大人しくベビーマッサージの開催を待っているようでした。それに対して息子は、習得したばかりの寝返りを惜しげもなく披露。ゴロゴロと部屋の端から端へ移動し、ゲラゲラと爆笑していたのです。私はこうやって元気いっぱいに動く息子しか育てていなかったので、他の赤ちゃんを見て正直なところ「元気ないな……大丈夫なのかな」「眠いのかな?」と思ってしまいました。Upload By ネコ山私たちが参加したベビーマッサージは、お母さんたちが歌いながら赤ちゃんをマッサージする流れだったのですが、私たちが歌い出すとご機嫌にしていた息子は途端に泣き出しました。「始まる前にはしゃぎすぎて疲れちゃったのかな……」そう思ってなんとかあやしたり授乳したりしましたが、一向に泣き止まず、まともにベビーマッサージに参加できませんでした。気持ちよさそうにマッサージされている子や、眠ってしまっている子を傍らに見て、初めて「息子は他の子とちょっと違うのかな」と思いました。歩き始めてからの違和感Upload By ネコ山息子が歩き始めてからは、周りの子と比べて違和感ばかり感じていました。親のそばにいられず、ちょろちょろとどこかに行ってしまう……なんていうのは、1歳過ぎの子にはよくあることだとは思います。それにしても、「待って!」「行かないで!」「危ないよ!」という言葉をかけても振り返りもせずに走っていってしまう息子には困り果てていました。その激しい動き方は、他の子の様子と比べて違和感がありました。そして、エレベーターやエスカレーター、自動ドアなどに強い興味を示す息子。いろんなことに興味を持つのはいいことですし、息子の好きなことは尊重したい気持ちはあるのですが、いちいち足止めを食らうことに「なんで……」と思う日々が始まりました。ショッピングセンターでは、おもちゃ売り場や室内遊具ではしゃぐ子どもが多数だと思います。しかしエスカレーターではしゃぐ少数派の息子は、もしかしたらお行儀の悪い子と見られていたのかもしれません。1歳半健診後の家族の反応。夫に相談してみたものの……このように息子に何か違和感を感じながら過ごしているなか、1歳半健診を受けました。結果は予感していた通り、発語が遅いことや意思疎通の微妙な感じから「様子見」と言われました。1歳半健診をきっかけに、なんらかの発達支援につながる人が多いかと思いますが、私たちの場合、家庭の状況や息子が2歳を過ぎてすぐコロナ禍に突入したため、公的な発達支援をすぐに受けることができませんでした。コロナ禍が始まってからの半年間は、ほぼ全ての子育て機関が閉鎖や機能していない状態だったので相談する場所もなく、私はモヤっとした気持ちでただ過ごしたり、インターネットで検索するしかありませんでした。モヤモヤしていたので、家族に息子の発達についての違和感を相談したのですが、実父母に話すと「気にしすぎじゃないの……?」「そのうちできるようになるよ」とのこと。確かに私は少し神経質なところがあるので、私の性格を理解している両親なりの言葉だったとは思います。義父母は息子の発語の遅さには少し困っているようでしたが「男の子だからこんなもん」とのことでした。実は実家も義実家も遠方にあるため日常的に息子の様子を見ておらず、このような感想になるのかな……とは思っています。そこで普段から息子と一緒に生活している夫に、息子の発達が遅れていることについて相談してみたのですが……。Upload By ネコ山と言われてしまいました……。さらに、息子が外出時に他の子とは違う行動をして困っていると伝えると、「大人は、言うことをきく子どもが好きだからね」との返答が。「大人は言うことをきく子どもが好き」の言葉に、私は何も言えなくなってしまいました。発語や意思疎通のレベルなどは、発達のスピードに個人差があると感じていますが、子どものちょっと困った行動についての許容範囲は、大人それぞれなのかなとも感じました。その後も何度か息子の発達について夫と議論しましたが、私の主観的な意見では夫に伝わらないと感じました。誰か第三者からの進言がないと夫には伝わらないのかもしれないと考え、私は幼稚園入園後に先生から発達について指摘されるのを待つことにしたのでした。執筆/ネコ山(監修:新美先生より)乳幼児期の息子さんについて、同世代他児と比べて違和感を感じていた様子について、詳しく書いてくださりありがとうございます。お子さんとずっと一緒に過ごして、細かく見ているお母さんだからこそ感じられる気になることがあっても、周りの家族・親族が同じように感じてくれるとは限らないものですね。ちょうどコロナ禍初期と重なって、相談できる場所にも繋がりにくかったこともあり、モヤモヤした不安を抱えて心細い思いをされたことでしょう。ベビーマッサージの会で皆が歌い出すと機嫌が悪くなってしまうというのは、もしかしたら複数の人の声が「うるさい」と感じていたのかもしれません。エレベーター、エスカレーター、自動ドアに夢中な様子からは、規則正しく動くものや、数字、機械などへの強い興味が、歩き始めて間もない頃からからあったのだと分かりますね。その時はそれがどういう意味だったのかは分からなかったとしても、ネコ山さんがいつもそばにいるから不思議だなと感じていたことの中に、お子さんの快・不快、興味関心の向きがしっかり示されていたのだなと思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年12月12日俳優・佐藤健が、自身の公式YouTubeで“佐藤健アワード”を発表する映像を公開した。来年は、シリーズ完結編となる「義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル」や、川村元気の恋愛小説を映画化した『四月になれば彼女は』の放送・公開が控える佐藤さん。今回の映像は、“佐藤健アワード”と題し、漫画/A(佐藤健プロデュースアパレルブランド)/旅行/映画・ドラマ/音楽/謎解き/写真という7部門での最優秀賞を決めていくというもの。最初はお蕎麦をたしなみながら、それぞれについて熱く語る佐藤さんが見られ、その作品に触れてみたくなる、これまでのYouTubeをまた見たくなるような映像となっている。映像を見た視聴者からは「推し(健さん)が推し(トム様)の話してるの最高!」、「お話も面白いから最高大好き」、「健さんと会話してるようで楽しかった漫画買います」、「漫画よんでみます!」、「好きな映画やドラマが共感できて嬉しい」、「私も大好きな作品」などと、反響を呼んでいる。なお、佐藤さんが今回映画・ドラマ部門で挙げた『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、トム・クルーズがIMFのエージェントであるイーサン・ハントを演じるシリーズ第7弾。イーサンのバイクアクションが公開前から大きな話題となっていた。本作は現在、各配信サイトやBlu-ray&DVDで観ることができる。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年12月08日