iPhoneで入力する文章は、比較的短めなものが多い。メールを書くにしても要件のみ記述した数行程度、ワープロアプリでビジネス文書を作成することはどちらかといえばレアケースだ。本格的な書類作成にはパソコンのほうが能率的で、iPhoneの画面サイズとソフトウェアキーボードでは無理がある。もっとも、短い文書といえど使う文字はパソコンで作業するときと大きく変わらない。かなと漢字、数字とアルファベット、カギ括弧などの記号類は、文章の長さに関係なく登場する。iPhoneに標準装備のソフトウェアキーボードはできるだけ少ないステップで入力作業を行えるよう練り上げられており、かな漢字変換はもちろん、部首や読みを指定した入力も可能だ。文字パレット機能がないため、記号の入力はパソコンの日本語IMEと比較すると貧弱に感じられるが、ちゃんと代替機能が用意されている。あるキーワードを入力してから変換候補の右端にある「∧」ボタンをタップすると、たくさんの候補を表示できるのだ。このしくみを理解しておけば、利用頻度の高い記号の入力は格段にラクになる。たとえば、「けいせん」と入力し変換候補の右端にある「∧」ボタンをタップすると、「┼」や「┬」といった罫線記号を一覧できる。同様に、数学記号は「すうがく」、○で囲まれた数字群は「まるすうじ」でOKだ。ただ「きごう」と入力しても、ある程度の記号は表示されるが、こちらのほうがボリュームは多い。入力される記号はUnicodeで定義されたものなので、iPhoneに依存することはなく、Unicodeに対応したワープロ/テキストエディタがあればパソコンでも表示できる。罫線や丸数字はワープロ文書でも利用する機会が多いので、移動途中にiPhoneで下書きを用意するとき役立つはずだ。
2015年06月02日ジャストシステムは26日、日本語入力システム「ATOK」の最新版「ATOK 2015 for Mac」を発表した。6月26日から発売する。ATOK 2015 for Macの価格は、ベーシック版が9,800円、プレミアムが13,800円、Mac+Windows版が12,800円、ベーシック AAA優待版が5,000円、プレミアム AAA優待版が9,000円、Mac+Windows AAA優待版が8,000円、オールインワンパック AAA優待版が19,000円(いずれも税別)。対応OSはOS X 10.9~10.10。最新版の「ATOK 2015 for Mac」では、インタフェースをOS X Yosemiteに合わせた操作性とデザインに一新。機能面では、思考を先読みして入力していく「推測フォロー変換」機能や、豊富な選択肢の提示、思い出せない言葉の入力を支援する「類語ファインダー」などの機能強化が図られている。「推測フォロー変換」は、数文字を入力するだけで後に続く言葉やフレーズを推測して入力支援するもの。新たに、複数文節を入力した場合でも、入力途中で推測候補が消えることなく、入力される読みに合わせて変換候補を提示し続ける機能を追加した。この機能により、「ATOK 2014 for Mac」と比べ入力効率が最大20%向上するという。また、「類語ファインダー」は、変換中の言葉から連想される類義語や言い換え表現を提示する「連想変換機能」を強化したもの。言葉の意味をニュアンスで分け、複数の連想変換辞書がある場合には横断して検索し、それぞれのニュアンスや連想変換辞書ごとに、類義語や関連語をより幅広く提示する。従来に比べ、多くの変換候補を解説付きで表示し、確認できることも特徴。「略称文脈変換」は、入力中の文脈をもとに適切な変換候補を表示する機能の一種。略称を入力する場面でも、正式名称を入力後ならば略称が正しく変換される。また、自然科学、社会科学、人文科学の主要な分野から幅広く専門用語を収集し、新たに約10万語を追加した変換辞書を収録した。「Office for Mac」と連携する「Office 連携ツール for ATOK 2015」を同梱。WordやExcelで作成した文章をATOKが解析し、単語学習して自動的に辞書登録を行う。○ATOK 2015 for Mac[プレミアム]プレミアム版は、ベーシック版の機能に加えて、以下のような機能を持つ。うろ覚えの言葉が入力できる「ATOKナントカ変換サービス」の1年間利用権が付属する。「ATOKナントカ変換サービス」は、言葉の出だし部分が分からない場合に、「なんとか」に続けて言葉の後半部分の読みを入力することで、その言葉全体を入力できる機能。例えば、行きたい美術館の名前が正確に思い出せない場合に、「なんとかびじゅつかん」と入力すると、「東京都美術館」「国立新美術館」などを候補ウインドウに表示する。「類語ファインダー」を強化する「三省堂類語新辞典 for ATOK」を新搭載。約5万語を収録した。これにより、類語ファインダーで連想変換できる語彙数を増やし、言葉の選択に役立つ情報や文例も、変換候補と同時に参照できるようになった。例えば、「びっくり」の連想変換だと、ベーシック版の「驚く」「喫驚」に加えて、プレミアム版では「肝を冷やす」「ど肝を抜かれる」「腰が抜ける」といった候補を提示する。また、連想変換中に「control」+「W」で電子辞書検索すると、類義語の使い分けに関するコラムなどを参照できる。「三省堂国語辞典 for ATOK」を収録。新聞や雑誌、書籍、放送、インターネットなどから実例を採取しているため、大辞典に載っていない現代語を収録しているのが特徴。変換中のことばからリアルタイム翻訳が行える「8カ国語クラウド翻訳変換 for ATOK」を利用できる。また、ATOK連携電子辞書として「ジーニアス英和/和英辞典 for ATOK」を収録している。
2015年05月26日ソフトバンクモバイル、ヤフーは19日、ソフトバンクのスマートフォンから、ヤフーが提供するサービスを利用する際に、会員情報やID、決済情報などの入力を省略できるモバイルeコマースサービスを発表した。2015年10月以降、「Yahoo!ショッピング」から提供開始し、順次拡大していく。同サービスでは、会員情報やID・パスワードの入力不要でヤフーの各サービスにログインできる「スマートログイン」、クレジットカード番号や口座番号などの決済情報の入力を省略できる「スマート決済」が利用できる。ソフトバンクのスマートフォンからYahoo! JAPANにアクセスすると、ヤフーの各サービスがログイン済みの状態で利用可能となる。なお、初回利用時には本人確認と利用規約の同意が求められる。サービス開始を記念して、ソフトバンクのスマートフォンで「My SoftBank」から「Yahoo!ショッピング」を利用したユーザーを対象に、最大合計1億ポイント(1人最大10万ポイント)のTポイントを抽選でプレゼントするキャンペーンと、お笑いコンビ8.6秒バズーカに抽選で会えるキャンペーンを実施する。
2015年05月19日ソフトブレーンは5月18日、営業支援システム「eセールスマネージャーRemix Cloud」が、MetaMoJiが提供するスマートデバイス用手書き文字入力プラットフォーム「mazec for Business」と連携したことを発表した。「eセールスマネージャーRemix Cloud」は、業種、業界を問わず、それぞれの企業にあった営業プロセスをマーケットや組織の状況に合わせて柔軟な設定・変更でき、常に最適な営業プロセスを設計することが可能なシステム。今回「mazec for Business」と連携することで、タブレット端末でのテキスト入力が手書きで簡単に行えるようになり、営業現場での詳細な活動登録が容易になる。これにより、登録データが増え、それを活かした質の高い分析やマネジメントを実現するという。価格は、「eセールスマネージャーRemix Cloud」が1ユーザーあたり月額6,000円(税別)~で、オンプレミス版は1ユーザーあたり6万円(税別)~。「mazec for Business」は、1デバイスあたりの年間利用料金が iOS用で3,000円(税別)、Windows・Android用で2,000円(税別)となる。
2015年05月19日ソースネクストは13日、紙やPDFのフォーマットに文字入力できるソフト「さよなら手書き2」のパッケージ版を発表した。発売は5月29日で、価格は税別3,960円。ダウンロード版は2015年3月にリリースされている。さよなら手書き2は、2013年12月に発売した書類印刷用ソフト「さよなら手書き」シリーズの最新版。スキャナで読み取った申請書などのフォーマットに合わせて文字入力を行える。さよなら手書き2では、フォーマット上をドラッグし記入欄を自動認識する新機能を搭載。郵便番号欄などマス目の記入欄にも対応し、1マスにつき1文字ずつ入力できる。また、1つの申請フォーマットから日付や宛名など一部を変えて複数の書類を作る、差し込み印刷機能を備えている。このほか、オリジナルはんこの作成機能、背景の傾き修正機能、日付を記す機能を用意している。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10。
2015年05月13日ワコムは、1本のスタイラスで普通紙への記入とデジタルペン入力を同時にこなせるバインダー型の入力装置を試作し、5月20日より東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「教育ITソリューションエクスポ(EDIX)」にて展示すると発表した。同試作機では、付属のスタイラス(インクペン)を使って紙面に文字やスケッチを描くと同時に、同じデータを「デジタルインク」としてパソコンやタブレット端末に記録、ネットワークを介して転送することができるという。使用には、B5サイズの普通紙を載せてクリップで留め、USBケーブル等でパソコンやタブレット端末などに接続するだけ。普通紙を使用するのでコストを抑えることができるほか、デジタルペン入力にはワコム独自のEMR方式を採用しているため電池も不要となっている。同社によると、昨今の教育の現場においては「紙に書(描)く」という行為そのものの意義が改めて注目されており、デジタル化によって利便性を高める一方で、紙にも書き込めることが重要視されているという。本試作機はこういった要望に応えるもので、例えば漢字の書き取りテストに利用した場合、生徒が答案用紙に記入すると同時に文字認識ソフトとの連携によって自動採点でき、さらに、それを校務支援システムへ転送して、成績データベースや通知表の作成に利用するなども可能とのこと。商品化は未定としているが、アナログ・デジタルの同時入力に適した普及型デバイスとして、教育分野での利用が期待されるという。同社ブースでは、試作機の展示に加えて、これら一連のシステムのデモも行われる。このほか、アーバンコーポレーション製の電子ポインタ装置「ポインデオ」とワコムの業務用液晶ペンタブレット「DTK-1300」を接続した講義支援ソリューションなども展示予定。
2015年05月13日カシオ計算機は4月22日、録音済み英語音声の聞きたい部分を文字入力で検索できるiPhone用アプリ「英語で検索 キーワード頭出し ボイスレコーダー」を、アップルのApp Storeにて発売した。対応OSはiOS 7.1以上、対応端末はPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4S、iPod touch(第5世代)。価格は税込600円。英語で検索 キーワード頭出し ボイスレコーダーは、英単語や発音記号を入力することで、録音済みの英語音声から該当する部分を検索してくれるiOS向けアプリ。カシオ計算機が2015年3月に発売したiOS向けアプリ「キーワード頭出し ボイスレコーダー」の英語版だ。なお、検索エンジンはアメリカ英語に最適化されている。検索したい英単語、もしくは発音記号を入力すると、録音データ内の音響的特徴と比較して、類似部分を一覧で表示。検索結果を聞き終えた後は、必要な部分のみを残しておくこともできる。そのほか、音声のない部分を飛ばして再生時間を短縮する「無音スキップ」、2倍速や3倍速で再生できる「倍速再生」、雑音を低減する「ノイズキャンセル」、指定した秒数を飛ばして再生する「指定秒数スキップ」、録音・再生時にマークやメモを貼り付けられる「タグ付け」など、聞き直しの効率化に役立つ多彩な機能を備える。カシオ計算機は、「キーワード頭出し ボイスレコーダー」と「英語で検索 キーワード頭出し ボイスレコーダー」のセット(バンドル)販売も同日に開始した。セットの価格は税込840円。すでにキーワード頭出し ボイスレコーダーを購入したユーザーが、英語で検索 キーワード頭出し ボイスレコーダーを追加で購入した場合は、購入時の金額を差し引いた額となる。
2015年04月22日「メール」で宛先を入力する方法はいくつもある。メールアドレスを直接入力する、「連絡先」に登録している名前の一部を入力する、これまで送受信に使ったメールアドレスの先頭数文字を入力する……無味乾燥なメールアドレスでも、このようなやり方でスムーズに入力することができるのだ。しかし、メールアドレスの一部すら思い出せない、「連絡先」に登録してはいるが五十音の後半から始まる名字なのでかえって時間がかかる、といったケースもあるはず。Siriに頼むのもひとつの方法だが、人目の多い場所ではさすがに気恥ずかしい。覚えやすくて入力しやすい、「近道」のような方法はないものだろうか?答えはかんたん、「ユーザ辞書」を利用すればいい。単語にメールアドレスを、よみに覚えやすい単語(ひらがな)を入力してユーザ辞書に登録するのだ。たとえば、自分の父親のメールアドレスを「ぱぱ」というよみで登録しておけば、「連絡先」からフルネームで探し出すよりスピーディーに宛先指定できる。ユーザ辞書に登録しておいたメールアドレスは、ソフトウェアキーボードでよみを入力すると変換候補に表示される。「メール」の宛先欄にカーソルがある状態でそれをタップすれば、その位置にメールアドレスが入力されるはずだ。このユーザ辞書を活用する方法は、「メール」にかぎらず他のアプリでも活用できる。日本語を入力可能なアプリであればいいため、ワープロ文書やプレゼンテーション文書もOKだ。「連絡先」に登録したメールアドレスは、コピー&ペーストしなければならないため手間がかかる。メールの宛先だけでなく、署名用に自分のメールアドレスを登録しておいても重宝するはずだ。
2015年04月16日Googleは、82言語に対応した手書き文字入力アプリ「Google手書き入力」を公開した。通常の文字のほか、絵文字も手書きで入力することができる。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。「Google手書き入力」は手書きで文字を入力できる、スマートフォン、タブレット端末向けアプリ。指以外にもスタイラスペンを使った入力も可能となっている。草書体や筆記体にも対応している。そのほか、数百種類の絵文字も手書きによる入力が可能。書いた絵文字に近いものが入力候補として表示される。対応OSは、Android 4.0.3以降で、iPhoneには対応していない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月16日ヤフーは4月7日、iOS版のキーボードアプリ「Yahoo!キーボード」をアップデートし、インライン入力に対応したと発表した。これまでのYahoo!キーボードは、入力欄に文字を打ち込んでから確定することで、入力内容がカーソルの位置に反映された。今回のアップデートにより、カーソル位置に直接文字を入力することが可能となり、反映されるまでの工程を短縮した。インライン入力を使うには、「Yahoo!キーボード」を開き、「設定」から「直接入力」の項目を「ON」にすることで有効になる。テーマが豊富にあることも特徴で、季節の背景やキャラクターとのコラボなどで、現時点で220種類以上が公開されているという。利用者は好みのデザインにカスタマイズ可能だ。なお、4月1日より、これまでAndroid向けに提供されてきた同社のキーボードアプリ「KeyPalet」も、名称が「Yahoo!キーボード」に統一される。
2015年04月08日ヤフーは7日、iOS版キーボードアプリ「Yahoo!キーボード」の最新版の提供を行い、インライン入力の機能を追加した。「Yahoo!キーボード」はiOS 8から解禁されたサードパーティー製の日本語入力アプリ。これまで、「Yahoo!キーボード」アプリを使ってメモアプリ等に文字入力を行う場合、入力スペースに入力された文字は、確定ボタンを押さない限り、メモアプリ上に文字が反映されなかった。今回のアップデートでインライン入力に対応し、文字入力を行った段階からメモアプリ等に反映されるようになった。インライン入力を利用するには、iOSの「設定」アプリ上で、「フルアクセスを許可」がオンになっている状態で、「Yahoo!キーボード」アプリの設定で「直接入力」をオンしておく必要がある。
2015年04月07日4月1日、Googleは同社が提供するIME「Google 日本語入力」のための新たなデバイス「Google 日本語入力ピロピロバージョン」を発表した。同デバイスは、ユーザーの吐息の量をピロピロの長さに変換することによって可視化し、その長さを赤外線センサで読み取ってBluetooth送信することで、文字入力を可能にするというもの。Googleは、これまでも快適な文字入力環境を実現するために、これまでもなど多様なキーボード/デバイスを提案してきたが、そうした試みは「固定観念に囚われていた」として、手による入力に頼らないデバイスの開発に取り組んだという。また、発売日や価格は市場調査の結果を踏まえて判断するとのこと。開発期間は丸1年に及んでいるにもかかわらず、「自作できますか?」との問い合わせに対しては、基板の回路や3Dプリンタの出力用データを含めて「まるっとオープンソースにしています」と回答している。ソフトウェアの切り替えによって英数字や絵文字も入力可能になっており、漢字入力を研究するために、現在担当者が体を鍛えているとのこと。……漢字入力にはなみなみならぬ筋力がいるのだろうか……?すでにおわかりの通り、この「Google 日本語入力ピロピロバージョン」は4月1日限定のエイプリルフールネタ。だが、オープンソースは「本当に」公開されているので自作することが可能。家に3Dプリンタがない、Bluetooth モジュールを買いに行く時間がない、といった人のために、Web上で同デバイスが体験できるコンテンツ(なぜか2bit風画面)も用意されている。
2015年04月01日Google Japanは4月1日、新しい日本語入力IME「Google日本語入力 ピロピロバージョン」を発表した。2013年の「パタパタバージョン」、2014年の「マジックハンドバージョン」に続き、2015年は「ピロピロバージョン」が登場。快適な文字入力環境の開発を進めてきた同社は、「手で操作する」という固定観念に囚われていたことに気づいたという。「つり革や手すりに掴まっている」「赤ちゃんを抱っこしている」「逆立ちをしている」……そんな時でも快適に入力できるよう、「ピロピロバージョン」を開発した。入力には、オモチャのピロピロを模したと思われるインタフェースを採用。吐いた息の量を、ピロピロの長さに変換することで可視化し、その長さを赤外線センサで読み取り、Bluetoothで送信することで、文字入力を行なう。紹介ページのURLは 。URLにもピロピロ感がにじみ出ており、ページをスクロールすることで、URLのアンダーバー部分が伸びる仕様だ。「Google日本語入力 ピロピロバージョン」紹介ページでは、作り方を紹介する「つくってみる」、ドット絵風ミニゲームが遊べる「ためしてみる」も公開されている。
2015年04月01日Googleは4月1日、Google 日本語入力をデバイス化した「Google 日本語入力ピロピロバージョン」を発表した。ピロピロバージョンは、手を使わなくても文字が入力できる画期的なデバイス。吐いた息の量をピロピロの長さに変換し、可視化。長さを赤外線センサーで読み取り、Bluetoothで送信することで文字入力を可能にした。主な仕様は26×56×400mm(ピロピロ笛展開時)で、重量は40g(電池含まず)。Bluetoothは最新の4.0ではなく、2.1 Class2を採用しているため、電池持ちが気になるところだが、動作時間は約20時間(連続使用時)としている。BluetoothプロファイルはSPPでファームウェアバージョンアップによりHIDにも対応する。電波最大到達距離は20m。使用可能な乾電池は単4アルカリ電池か単4マンガン電池、単4ニッケル水素2次電池1本。ピロピロ笛であるため、稼動音は最大で35dbとなる。センサーはCMOS測距センサーのみとなる。ピロピロは、多様化するライフスタイルに合わせるため、様々なデザインを用意。発表資料からはうさぎ型やペン型を確認できる。発売日や価格は市場調査の結果次第としているが、これまで丸1年をかけて開発してきたという。基板の回路や3Dプリンタのデータをオープンソースライセンスとして提供するため、自作も可能。入力はひらがなと英数字、絵文字の3種類。漢字入力は現在、研究中としており、担当者が体を鍛えているようだ。なお、Googleでは手元にピロピロ笛のないあなたのために、体験サイトを開設している。毎年恒例のGoogle日本語入力エイプリルフールネタということで、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。昨年はマジックハンドでした。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!Google、パンダアップデートを超えた「Google Panda」Google、パックマン機能を採用した「Googleパックマップ」NTTドコモ、国産羊毛を採用したリアルしつじくんを呼び出せる「d-Watch」KDDIが三太郎CMシリーズをハリウッド映画化、2041年に公開へ
2015年04月01日カシオ計算機は3月26日、録音済み音声の聞きたい部分を文字入力で検索できる「キーワード頭出し ボイスレコーダー」と、顔写真からキャラクター画像を自動生成できる「撮ってキャラスタジオ」のスマートフォン向けアプリ2種類を公開した。○キーワード頭出し ボイスレコーダーキーワード頭出し ボイスレコーダーは、独自の音声キーワード検索技術によって、聞きたい部分をキーワード入力から探せるiOS向けアプリ。App Storeにて販売し、価格は税込500円(2015年4月30日までは特別価格の300円)。対応OSはiOS 7.1以上、対応端末はPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4S、iPod touch(第5世代)。キーワード頭出し ボイスレコーダーは、検索したい言葉をかな入力すると、アプリの内部で音声へ変換し、録音データ内の類似部分を教えてくれる。検索結果を聞き終えた後は、必要な部分のみを残しておくこともできる。そのほか、音声のない部分を飛ばして再生時間を短縮する「無音スキップ」、2倍速や3倍速で再生できる「倍速再生」、雑音を低減する「ノイズキャンセル」、指定した秒数を飛ばして再生する「指定秒数スキップ」、録音・再生時にマークやメモを貼り付けられる「タグ付け」など、聞き直しの効率化に役立つ多彩な機能を備える。○撮ってキャラスタジオ撮ってキャラスタジオは、顔写真をキャラクターに変換し、様々なポーズやセリフを合成して21パターンの画像を自動作成してくれるスマートフォン用アプリ。Android版を3月26日にGoogle playで、iOS版を4月にApp Storeで提供開始する。いずれもダウンロードは無料だ。対応OSはAndroid 4.0以上、iOS 7.0以上。iOS版の対応端末はiPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5。1枚の顔写真から輪郭や目、鼻などのパーツを抽出し、大きさや位置、バランスを認識してキャラクターを自動で作る。キャラクター画像は、様々な表情やポーズのキャラクターに「ごめんね」「ワクワク」といったセリフを合成したものを21パターン作成。そのうちの3パターン(2015年4月30日までは6パターン)は無料で保存でき、アプリ内で108円(iOS版は100円)を支払うと21パターンすべてを保存できる。画像の保存データ形式はPNG。キャラクター画像は、15種類の髪型や12種類のメガネ、40種類のセリフを用いてがアレンジ可能だ。また、カシオ計算機のオリジナルスタンプメーカー「pomrie(ポムリエ)」と連携してスタンプも作れる。また、カシオ計算機は同日、カシオ公式アプリのポータルサイトを開設した。
2015年03月26日ソースネクストは19日、各種申請書や履歴書など、申請書類の記入欄に文字を入力して印刷できる書類印刷用ソフトウェア「さよなら手書き2」のダウンロード版を発表した。同日より税別3,990円で、直販サイトにて販売開始する。同製品は、各種申請書や履歴書など申請書類の記入欄にぴったり文字を入力できる「さよなら手書き」の最新版。「さよなら手書き」は主に役所への申請資料作成などに使用され、2013年12月の発売以降、2015年3月時点で累計52,000本以上を売り上げたソフトウェア。書類をスキャンすることで、独自仕様の申請書類にも対応する。「さよなら手書き2」では、ドラッグしてエリアを指定すると記入欄を自動認識する新機能を搭載。金額や郵便番号、フリガナなど、マス目になっている記入欄への記入への対応や、縦横のマスの数を指定するだけで1文字ずつマス目に合わせて記入できる機能も備えた。また、1つの申請書フォーマットで日付や宛名だけ違う複数の書類を作りたい時に役立つ、差し込み印刷機能などを新搭載した。このほか、オリジナルハンコの作成機能、背景の傾き補正機能、日付入力フォームなども新たに用意している。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。
2015年03月19日シャープは2月24日、電子黒板用途などに適した新しい手書き入力を実現できるタッチパネルシステムを開発したと発表した。今回開発したタッチパネルでは、ボタンなどで複数のペン機能を利用できるアクティブ方式のスタイラスを同時利用でも認識できるようになった。具体的には、2012年12月に、多点入力を一括して検知・処理できるシャープ独自の並列駆動方式のタッチパネルを発展させたもので、タッチパネルを制御するコントローラICのソフトウェアを改良し、スタイラスにこのICと連携する回路を内蔵したことで個々のスタイラス識別や、指とパッシブペンとの同時認識を可能にした。アクティブ方式のスタイラスは、現在も様々な製品が市場に投入されているが、有線による接続でなければ遅延なく同時認識できない制約がある。無線によるスタイラスを実現していたとしても、タッチ信号処理とペン信号処理を時分割していたため、タッチとペンを同時に利用するとタッチ性能が劣化するケースが多かったという。一方で、今回のアクティブスタイラスを統合した静電容量方式タッチアーキテクチャは、タッチ信号処理とペン信号処理をCDMAによってマルチプレクスした。Drive Chに割り振るコードと同様に各アクティブペンにコードを割り当て、タッチコントローラはアクティブペンをDrive Chの1つとして信号復調を行い、ペン位置を特定している。現時点で、アクティブペンの同時認識は2本となっており、4本~10本程度は大きなシステムの改修なしで対応できるという。これは、各アクティブペンに割り当てる符号をどれだけ長くできるかにかかっており、長い符号を割り当てられれば、それだけ多くのアクティブペンを利用できることになるという。ただ、100本単位になると、コントローラICの並列読み出しに負荷がかかってしまうので、現在のICでは難しいようだ。アクティブペンの電池は、開発レベルの素子にFPGAを利用していることもあって消費電力が大きく、単4電池となっているが、商品化する際にはIC化を図り、単6電池で1000時間の設計仕様を目指すという。これは、1日2時間の利用を想定した場合、2年間もつ計算で、十分実用に耐えうるレベルだろう。ICの回路設計はほぼ完了しており、製品化は遠くないタイミングで実現できるとしていた。現在はパッシブペンであっても、ホバー操作が可能なディスプレイがスマートフォン向けに投入されているが、タブレット端末やさらなる大画面では実現が難しい。アクティブペンは、ペン先から信号を出しているため位置検知が可能だが、今回のタッチパネルでもホバー操作を実現している。試作ディスプレイでは、2cm程度離しても利用可能で、商品化時でも1cm程度離しても位置を特定できるようにするようだ。アクティブペンは、ペンに付いているボタンとホバー操作を含めて多様な操作を実現できるため、プロ用途としても潜在的な需要が大きい。今回の発表では、「電子黒板に適した手書き入力」としているが、記者向けに行われた説明会では、タブレット端末への導入も視野に入れているとした。ただ、シャープのタッチパネルディスプレイはTVなどの大型製品であっても静電容量方式タッチパネルの性能が高いため、アーケードゲーム機などのエンタテインメント活用や、情操教育といった電子黒板以外の教育用途の利用も面白いかもしれない。なお、米国・サンフランシスコで22日~26日に行われている半導体技術の国際学会「ISSCC 2015」で、この新タッチパネルシステムの論文が採択されている。
2015年02月24日日付や時刻を入力するとき、ソフトウェアキーボードを日本語から英語に切り替えているユーザは少なくないはず。アルファベットを入力することが多いユーザにとって「1/16」や「11:30」といった文字列は、入力確定する必要がないぶん英語キーボードのほうが効率的に作業できるからだ。しかし、iOS 8のソフトウェアキーボードは、日付・時刻に関しては日本語/ローマ字(または日本語/テンキー)のままのほうがいい。3~4桁の数字を入力すれば、変換候補に日付・時刻のフォーマットを表示してくれるからだ。時や分といった単位の入力は不用、「420」と入力すれば「4:20」と「4時20分」、「4/20」と「4月20日」が候補に現れる。コロンやスラッシュを考慮すれば英語キーボードより効率がいい。西暦/和暦を入力する場合は、そのような自動整形は行われないが、代わりに「相対指定」がサポートされる。「ことし」を変換すると現在(2015年)を基準にして「2015年」と「平成27年」が、「らいねん」を変換すると「2016年」と「平成28年」が候補に現れるのだ。ほかにも「きょねん」と「さらいねん」、「おととし」に「さきおととし」も利用できる。「きょう」と「きのう」、「あした」と「あさって」、「おととい」と「しあさって」もこの方法で入力できる。「らいげつ」や「せんげつ」のように月を単位とすると、「12月」や「1月」など月しか候補に現れないが、代わりに「師走」や「睦月」といった陰暦の月が現れる。ちょっとしたTIPSとして覚えておきたい。
2015年01月22日LINEは2014年12月16日に、アメリカ、ロシア、韓国などの国に公開されているLINEアプリにおいて、相手がテキストを入力している際「…」という吹き出しが表示される機能を追加した。日本版での対応については未定だが、こうした新機能を実装して欲しいと思うか、LINEユーザーのマイナビニュース会員500人を対象にアンケート調査を行った。○LINEユーザーの半数以上が「新機能必要なし」まずは、新機能を日本版のLINEにも搭載して欲しいと思うか聞いてみた。結果は、「いいえ」(必要ない)と回答した人の方が多く、500人中58.6%となる293人が回答した。半数以上が欲しくないと回答したが、その理由について聞いてみると、最も多かったのが、「今の状態に満足している」という意見。リリース以来様々な機能を追加してきたLINEだが、ユーザーは現在の状態に満足しているようだ。また、「拘束感が強まる」、「ずっとLINEを起動しているわけではないので、必要性を感じない」、「余計に気になってLINEから目が離せなくなりそう」、「書いてる途中で他のことをすることもあるから」など、LINEに縛られることを懸念する意見も多かった。そのほか、「相手を焦らせてしまいそう」、「返信に悩んでいるときに、ずっと見られていたら、申し訳ないし変な感じがして嫌だ」、「待たせていたらと考えるとプレッシャーに感じる」、「リアルタイムの状況を完全に把握されるのは嫌だ」など、相手の状況がわかることのメリットよりも、現在の自分の状況がわかることに抵抗を感じる意見もあった。一方で「はい」(搭載して欲しい)と回答したのは500人中41.4%となる207人。多かったのは、「便利そう」、「他のメッセージアプリで搭載されていて便利だから」、といった意見だった。また、「連投しなくてすむ」、「会話がダブらないようになる」、「既読だけでは本当にきちんと読んでくれたのか不安に思うときがあるから」、「スムーズな会話ができる」など、短時間で連続したメッセージのやり取りを行う際に便利だという意見も多かった。そのほか、「相手の返事を待って返信できる」、「急用の際など新機能があれば、すぐに返信が来るなとわかって、電話したりしなくてすむから」、「時間をかけて本文を作成している時に、既読スルーと思われなくてすむから」などの意見もあった。ただし、「相手が入力中にこちらが先に入力してしまって、話がかみ合わなくなることが防げる。でもグループトークの場合に…だらけの表示になるとしたら不便かも」、「急用の場合は便利だけど、いちいち出なくてもいい」など「時と場合による」という意見も多く見受けられた。現代人のコミュニケーションになくてはならない存在となっている「LINE」。今後どのような機能が追加され、ユーザーはどのような反応をするのか注目していたい。調査時期:2015年1月9日~2015年1月13日調査対象:LINEユーザーのマイナビニュース会員調査数:500件調査方法:インターネットログイン式アンケート(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月14日富士通研究所は1月13日、手書き入力機能とNFCタグリーダーを備えた指輪型ウェアラブルデバイスを開発したと発表した。近年、工場やビルのメンテナンスなどの作業現場で、手を止めることなくICTを活用するためにヘッドマウントディスプレイ(HMD)などのウェアラブルデバイスが注目されているが、HMDでは表示された情報の選択や、数値・文字入力が容易ではないという課題があった。これに対し、今回開発されたデバイスでは、搭載したモーションセンサーの情報から、空中で手書きをする指先の動きを抽出し、手書き文字を入力・認識することができる。空中で文字を書く際に、文字の書き出しと移動とを区別する必要があるが、これをボタン操作するのは煩雑なため、同デバイスでは一筆書きで文字を入力する形式を採用した。また、NFCタグリーダーを内蔵することで、タグをタッチした際に作業対象物を特定し、作業内容を提示することができる。さらに、現場でより身軽な作業スタイルを可能とするために、重量は10g以下に抑えられたほか、省電力化によりボタン型バッテリーを採用することで、小型化にも成功した。さまざまな体勢で行う車両メンテナンスや、高所での作業時の使用を想定しており、HMDのカメラを指輪型ウェアラブルデバイスで操作し、コメントを直接付与することもできるほか、作業漏れがあった場合にアラームを発して作業者に知らせるなどの使い方が考えられるという。富士通研究所は今後、現場での検証を行い2015年度中の実用化を目指していくとしている。
2015年01月13日富士通研究所は13日、手書き入力機能とNFCタグリーダーを搭載した指輪型デバイスを開発したと発表した。2015年度中の実用化を目指していくという。富士通研究所が開発した指輪型デバイスは、工場やビルのメンテナンスなどの作業現場で作業の手を止めることなくICTを活用するために開発されたもの。親指で本体のボタンを押すことで空中での文字入力が可能。デバイスに内蔵されたセンサーの情報から、空中で手書きをする指先の運動成分を抽出し、その軌跡を利用して手書き文字を入力認識する。現場作業で多く使われる数字入力に関しては、入力するための訓練をすることなく約95%の認識率を達成している。また、空中で文字を書く場合、文字を構成する線と書き出しまでの移動とを区別する必要があるため、一筆書きで文字を入力する方式を採用した。今回開発された技術では、一筆書きの軌跡から文字として不要な連結部分を自動的に認識して、軌跡データを補正することが可能となっている。そのほか、指先でのタッチを検出するNFCタグリーダーや、モーションセンサー(加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー)を搭載。各構成部品を最適に配置し、さらなる省電力化によりボタン型バッテリーを採用することで小型化を実現した。今後、同研究所では、実際の現場で操作性などの検証を行い、2015年度中の実用化を目指していく。
2015年01月13日富士通研究所は1月13日、手書き入力機能を備えた指輪型ウェアラブルデバイスを発表した。モーションセンサーによって空中に手書きした文字を解析する。2015年中の実用化を目指す。このたび発表された指輪型ウェアラブルデバイスは、加速度センサーとジャイロセンサー、磁気センサーを搭載している。これらモーションセンサーによって、空中で手書きする指先の運動を抽出し、手書き文字を認識・入力する仕組みだ。数字入力では約95%の認識率を達成した。空中で書いた文字を認識するためには、文字を構成する線と、線以外の指の動きを区別する必要がある。区別のために煩雑なボタン操作を行わなくてもいいように、富士通研究所は一筆書きの軌跡から不要な部分を自動で判別して、軌跡を補正する技術を開発した。この技術により、文字の視認性やテキスト変換の認識率を向上できるとする。また、ユーザーは文字の入力開始時のみ、親指で入力操作ボタンを押せばよい。インタフェースはBluetooth Low Energyで、指輪サイズながらNFCタグリーダも搭載する。重量は10g以下。
2015年01月13日サテライトオフィスは1月7日、ワークフローの入力フォームをGUIで作成できる入力フォーム作成ビルダーを開発し、無償提供すると発表した。同社はGoogle AppsのGoogleサイト上で動作するワークフロー機能(サテライトオフィス・ワークフロー for Google Apps )を、 Google App Engine上で開発し、Google Apps Marketplaceから無償/有償提供している。すでに、導入社数も、1700社/24万アカウントを突破したという。同社は、Google Apps導入支援の中で、Google Appsで利用可能なシングルサインオン機能、AD連携機能、掲示板/回覧板機能、組織カレンダー機能、組織アドレス帳機能、ドキュメント管理機能を無償/有償提供している。ワークフロー機能を利用する場合、管理者は入力フォームの作成が必要になるが、同社はワークフロー入力フォームを画面上で作成できる入力フォーム作成ビルダーを新たに開発し、提供する。また、テンプレートから簡単に入力フォーム作成ビルダーでカスタマイズが可能。テンプレートは、パソコン設置依頼書、報告書、物品購入申請、仮払い申請、交通費精算、稟議書など、60個以上が用意されている。
2015年01月07日米Appleのモバイル向け最新OS「iOS 8」からは、サードパーティ製キーボードアプリの利用が可能になり、iPhoneやiPadでも好みの日本語入力アプリを選べるようになった。早くもさまざまな日本語入力アプリが登場しいているが、なかでも独特の操作感が特徴なのが、手書き日本語入力アプリの「mazec」だ。本稿では、iPhoneの標準キーボードの入力で戸惑ったり、使いづらいと感じるシーンを取り上げながら、mazecの手書き入力の快適さや利便性について考えてみたい。○手書き入力ならタイプミスの心配は無用iPhoneでとくに文字入力する機会が多いのが、メールやLINE、TwitterやFacebookといったSNSなどのコミュニケーションに関連するアプリだろう。これらのアプリで文字入力する際に、ついやってしまいがちなのがタイプミスだ。iPhoneの標準キーボードの場合、テンキーでのフリック入力やパソコン風のQWERTYキーボードを選べるが、隣のキーをタッチしてしまい、タイプミスとなることも少なくない。変換時などにタイプミスに気づくことも多いが、入力したテキストを消して、再度入力し直すのは面倒だ。一方、mazecでは、手書きで文字を入力するため、基本的にタイプミスというものは存在しない。ただ、"入力したい文字と違うものが入力される"という点では、手書きした文字が違う文字に認識される場合が、キーボードのタイプミスに相当するかもしれない。しかし、mazecでは、手書きした各文字の認識候補を一覧して、簡単に文字を訂正することが可能だ。テキストの最初から手書きをやり直すことなく、1字ずつ直接訂正できるのは、mazecならではのメリットと言えるだろう。○読めない地名・人名も手書きで一発変換iPhoneで目的地への行き方を調べる際に、経路検索や乗換検索などで地名を入力することも多いだろう。しかし、日本全国の地名には、「寒河江(さがえ)」「太秦(うずまさ)」など、変わった読み方をしたり、難しい漢字が使われているものなど、標準キーボードでの入力に手間取る地名も多く存在する。また、最近では、「昊空(そら)」「惺梛(せな)」など、子供に凝った名前を命名する人も多い。そのため、親戚や友達の子供の名前を入力する際に、読み方がわからなかったり、読み方がわかっていても直接変換できず、入力に骨が折れることもあるかもしれない。読み方がわからない地名・人名などを標準キーボードで入力する場合、漢字を1字ずつ変換し、候補一覧から入力したい漢字を探すことになるがかなり大変だ。すばやく経路検索したいときなどは、とくに不便に感じるかもしれない。一方、mazecであれば、読み方がわからない漢字でも、見たままを手書きしてすばやく入力することが可能だ。多数の漢字が並んだ候補一覧から探す手間もなく、難しい地名・人名なども快適に入力できるだろう。難しい人名の入力にかかる時間を、mazecの手書き入力と標準キーボードの入力で比較した動画を撮影したので紹介しよう。標準キーボードで1文字を入力する前に、手書きでは人名の入力が完了してしまったことが確認できる。○直感的にメモでき、文字種の切り替えも不要アイデアなどをメモするときには、とにかくすばやく直感的に文字入力できるかどうかがポイントになる。しかし、フリック入力やQWERTYキーボードでの入力に慣れていない人の場合、入力に時間がかかり、文字を打っている間に考えていたことを忘れてしまった、ということもあるのではないだろうか。また、日本語だけでなく英数字も含む文章をキーボードで入力するのは、なかなか大変だ。標準キーボードの場合、地球儀アイコンをタップして、日本語キーボードと英語キーボードなどを切り替えられるが、直感的にメモしたいときには、この文字種の切り替えの手間は大きな時間のロスと言える。mazecでは、日本語と英数字の交ぜ書きができるため、文字種をわざわざ切り替えたりする手間なく、一気に手書きして入力することが可能だ。また、漢字とひらがなの交ぜ書きも可能で、画数の多い漢字などをひらがなで手書きして漢字に変換できるため、さらにスピードアップして直感的にメモなどを入力できるだろう。日本語と英数字が混ざった文章の入力にかかる時間を、mazecの手書き入力と標準キーボードの入力で比較した動画も撮影したので紹介したい。こちらは、文字入力が完了するまでの時間が手書きと標準キーボードでほぼ同時となったが、iPhoneのキーボード入力に慣れていない人であれば、手書きのほうがかなりすばやく入力できるのではないだろうか。***iPhoneの標準キーボードでの入力と、mazecの手書き入力を動画を交えながら比較してきた。とりわけ、フリック入力などのiPhoneの標準キーボードでの入力が苦手という人にとっては、手書きで直感的に入力できるmazecはおすすめであり、タイプミスしたり、英数字の入力に手間取ることなく、快適に文字入力できるだろう。また読み方の難しい地名や人名なども簡単に入力できるため、それらをキーボードで入力する際に不便を感じていた人にとっても、mazecは最適な日本語入力アプリと言える。
2014年12月22日ジャストシステムは、日本語入力アプリ「ATOK for iOS」の最新版となるバージョン1.2.0の提供を開始した。最新版では、入力中の文字をカーソル位置に直接表示できる機能のほか、幅寄せ機能のオン/オフ設定、iPhone 6での幅寄せ機能の対応などを行った。最新版では、入力中の文字をカーソル位置に直接表示できるようになり、同機能をオンにした場合は、未確定の文字でも入力スペースに表示可能になった。ただし、入力中の文字の背景が青にならない、一部アプリでは動作しないなどの仕様上の制限がある。また、幅寄せ機能のオン/オフ設定が可能になり、iPhone 6 Plusのみ対応していた同機能がiPhone 6でも利用可能となった。このほか、キーボードのATOKキーを長押しすることで、アプリの設定を呼び出せる「ATOKメニュー」を追加、英語QWERTYキーボードで「確定」キーを押したときに、自動的に空白を挿入しないように改善を図った。
2014年12月09日MetaMoJiは8日、iOS 8用手書き日本語変換入力アプリ「mazec for iOS」のアップデート版の提供を開始した。最新版のバージョン1.2では、絵文字入力の認識、任意の入力字形への短文登録といった通常の文字以外の入力機能を強化した。最新版では、ハート、顔などの絵文字入力の認識、読みからの入力での絵文字変換に対応する。字形を登録して文字列に変換できる短文登録機能にも対応する。短文登録機能を使うことで、たとえば、家の形から住所への変換が可能。50文字までの短文を最大100件登録できる。このほか、mazec入力画面にカーソルキーも追加した。
2014年12月08日Analog Devices(ADI)は11月11日、電源電圧から32V離れた入力過電圧に対する入力保護と、1GHzを超える電磁干渉(EMI)に対する70dBの除去機能を搭載した高精度オペアンプ「ADA4177-2」を発表した。同製品は、デュアルチャネルの高精度、低ノイズ、低入力バイアスのオペアンプで、プロセスコントロールの最重要部分、防衛・航空宇宙用途、モータコントロールアプリケーションやマルチチャネルの計測器へ利用される、精度、直線性、環境耐性を備えたセンサインタフェースアンプへの要求に応える製品となっている。さらに、アンプの入力が過電圧やEMIに曝されることから、主にシグナルチェーンの精度や保護の強化が必要となる設計での利用に適しているという。そして、入力過電圧保護やEMIフィルタを集積しており、システムの精度や直線性を保ちながら、シグナルチェーンを保護するとしている。しかし、これまでのシグナルチェーンの前段に保護機能のないオペアンプが用いられる通常の設計では、高エネルギーの電圧や電磁現象の影響を受けてしまい、しばしば外付けのクランプ回路やフィルタを用いることになっていた。また、これらの外付け部品は、効果が限定されており、温度やコモンモード電圧の変化に対してシステム精度や確度を妥協する必要に迫られていた。これに対し、「ADA4177-2」をシグナルチェーンの前段に用いると、EMIはオペアンプの入力部でフィルタ除去されるか、あるいは過電圧事象による突入電流が安全なレベルに制御され、これらの影響を最小限にする。そのため、外付け部品による保護やフィルタリングのための部品を節減でき、システムの確度と精度の改善、BOMコストや回路基板面積の削減、さらに市場投入までの時間短縮を実現する。加えて、レールtoレール出力なので、さらなるダイナミックレンジを必要としている場合にも対応できる。この他、帯域幅が3.5MHz(ティピカル値)、電圧ノイズが1kHzで8nV/√Hzとなっている一方で、消費電力は通常の±15Vdc電源の場合、25℃環境下で500µAとなっている。動作温度範囲は-40℃~125℃である。なお、パッケージはSOIC-8およびMSOP-8。価格は1000個受注時で1.53ドル。すでに量産出荷を開始している。
2014年11月12日iOSのソフトウェアキーボードには、「音声入力キー」が配置されている。4段目のスペースキーとキーボード切り替えボタンの間にあるマイクの形をしたキーがそれで、タップすると内蔵マイクで音声を聞き取り、クラウド上にある音声変換エンジンに送信、かな漢字変換したうえでiPhoneへと送り返し、それをアプリのカーソル位置に挿入する。音声変換エンジンは「Siri」に利用されているものと同じで変換精度は高く、長めの文章を作成する用途にもじゅうぶん対応可能といえる。もっとも、すべてのユーザが音声入力の機能を必要としているわけではない。ときどき利用するにしても、スペースキーとキーボード切り替えボタンの間にあるだけに誤タップしてしまうことも多く、操作を取り消す手間を考えればふだんはタップできない仕様のほうがありがたい。しかし、iOS 8までは音声入力を無効化するオプションは用意されておらず、誤タップしないようユーザ自身が注意するしか対策はなかった。10月に配布開始されたiOS 8.1では、その音声入力を無効化するオプションがついに追加された。無効化の手順はかんたん、『設定』を起動して「一般」→「キーボード」の順に画面を開き、「音声入力」スイッチをオフ(緑→白)に変更すればいい。以降ソフトウェアキーボードに「音声入力キー」は表示されなくなるうえ、表示スペースが必要なくなるぶんスペースキーの幅が広がるため、入力作業がラクになるはずだ。
2014年11月11日米Googleがイベント作成機能を強化したAndroid用「カレンダー」アプリの提供を開始した。スマートなイベント作成アシスト機能によって、入力の手間が大幅に軽減される。新機能は3つ。1つは「Gmailからの日程自動入力」。新しいカレンダーアプリはイベントの情報をGmailの受信トレイから収集する。航空券、コンサートのチケット、ホテルの予約といった日付や時間、イベントに関する情報を含むメールがGmailに届いたら、メールから自動的にイベントを作成できる。カレンダーアプリが入力した情報に関して変更のメールが届くと自動的に反映され、航空機の到着の遅れなどはネットの情報からリアルタイムに変更がアップデートされる。2つめは「イベント向けに強化された入力アシスト機能」。タイトル、人、場所などに幅広く対応し、「Birthday dinner with Sara at Cafe Select」というように文章を書くように入力しながら、効率的にイベントの各項目(タイトル、ゲスト、場所)に情報を入力できる。カレンダーアプリが複数の情報ソースからスマートに入力候補を表示するので、すべてをタイプする必要はない。例えば、「Birth…」とタイプし始めると、「Birthday」や「Birthday dinner」といった候補がイベント名の入力候補として現れ、「with Sara」と続けると、Saraが名前に含まれるコンタクトが候補としてリストされるので、マニュアルのイベント入力も素早く完了できる。カレンダーはユーザーのイベント作成を学習し、例えば毎週同じ友達と公園でジョギングしているなら、「run…」と入力し始めるだけでジョギング、友人の名前、公園を入力候補に提案する。3つめは「予定リスト表示のデザイン改良」。文字だけで予定をリストするのではなく、イベントの種類や場所、参加する人などをユーザーがひと目で把握できるように、イベントを表す写真やイラスト、コンタクトのプロフィール写真などで予定を表現する。新しいカレンダーアプリの動作環境はAndroid 4.1以上。3日にNexus 6やNexus 9などAndroid 5.0 Lollipop搭載デバイスへの提供がスタートし、今週中にGoogle Playでの配信が始まる。
2014年11月04日NTTデータは10月15日、メガネ型コンピュータであるスマートグラスを業務で活用するために、キーボードを用いず、スマートグラスのみで文字入力が実現するAR(Augmented Reality:拡張現実)入力技術を開発したと発表した。ウェアラブルデバイスを業務で活用するにあたり、業務の効率化・高度化を実現するためには、既存の各種業務システムとの連携が必要となってくる。既存の業務システムでは、キーボードやタッチパネルなどの入力機器が前提とされているため、例えば作業で目視確認した数値を入力する場合やユーザーを認証する場合では、ID/パスワードなどの入力が必須となる。同技術では、利用者の指の動きをスマートグラスが備える前面のカメラで補足し、その動きを検知することでID/パスワードなどの文字入力が可能になる。具体的には、スマートグラスの眼前のディスプレイの中に表示されるソフトウェアキーボードの必要なキーを現実の指でなぞることにより、当該キーを入力することができる。これにより、入力している利用者本人だけが入力しているパスワードや暗証番号などの秘密情報を把握でき、他者から覗き見をされる心配もない。また、既存の入力機器を利用した文字入力を前提とする業務システムをウェアラブルデバイスから連携し、利用することが可能になるとしている。同社では、今後、同技術を含むウェアラブルデバイスを活用した実証実験を進め、2015年度早期のソリューションの提供開始を目指すという。また、ウェアラブルデバイスを活用したシステムの提供により、3年間で50億円の売り上げを目標としている。
2014年10月17日