シアタープロデュースチーム「Do it Theater」が、ドライブインシアターとドライブインライブを同時に体験できるスペシャルイベント「Do it Theater presents ドライブインシアター2020 東京タワー」を開催することを決定した。東京タワー駐車場にて開催される今回のイベント。ドライブインシアター(上映作品:近日公表)に加え、ゲストアーティストを招いてドライブインライブにも挑戦し、様々なコンテンツが詰まったいまの時代にふさわしい体験・演出を目指していく。なお、ドライブインシアターの開催にあたり、参加条件においても、安全対策を考慮したルール・制限を設け、イベント当日はイベント救護スタッフのサポートのもと開催するなど、安全面に配慮して開催される。台数は40台(※同伴者は、チケット購入者と同居している方に限る)、料金は10,000円。チケットはクラウドファンディングページ「MotionGallery」にて購入(※先着順)となるが、現在、発売開始日時は未定となっている。そして、大磯プリンスホテルの6月中の休業継続の知らせを受け、「Do it Theater presents ドライブインシアター2020 大磯ロングビーチ」の開催を7月以降へと変更することも決定している。新型コロナウイルス感染予防の啓発と映画をはじめと するカルチャーの活性化を目的として、ドライブインシアターの実現を目指すプロジェクト「ドライブインシアター2020」。入江悠、上田慎一郎、堤幸彦ら監督陣、柄本佑、大原櫻子、オダギリジョー、仲野太賀らが本プロジェクトに賛同しており、賛同者の手書きサインをレイアウトしたオリジナルTシャツが、実施中のクラウドファンディング内のプランの1つに入っている。「Do it Theater presents ドライブインシアター2020 東京タワー」は6月20日(土)東京タワーにて開催※雨天決行。(cinemacafe.net)
2020年06月07日映画『AI崩壊』のBlu-ray&DVDリリースを記念して、主演の大沢たかおをはじめ、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督がリモートで集結しオンライントークライブを開催。様々なトークや一般ファン100人と交流するなど大盛りあがりとなった。YouTube Liveで生配信された今回のトークライブ。1月末の劇場公開以来、久々の再会だそうで「まさかこういう形で会うなんて!」(大沢さん)、「変な感じですね!」(賀来さん)と話し、最近の過ごし方については「掃除したので部屋がずっと綺麗ですね、ピカピカです」(岩田さん)、「シソを育ててます!」(入江監督)と近況を明かしてライブがスタート。撮影について話が進むと、大沢さんは「役とは雰囲気も違うし、声まで違う。現場のときの賀来君や岩田君とは別人」と岩田さんと賀来さんの印象を語り、撮影で印象深かったことについては「CGを使わずに本当に車を飛ばしたり、緊迫感が溢れていた」とふり返る。一方、義理の兄弟という役柄上、大沢さんと過ごす時間が長かったという賀来さん。大沢さんについて最初はクールなイメージを持っていたそうだが「現場で大沢さんから話しかけてくれたり、関係性を作ってくださった、思った以上に喋れちゃった!」と嬉しそうに話し、大沢さんも「自然と話が合った」と笑い合う一幕も。また大沢さんは、「岩田君がスタッフの過度な期待にも負けず、ひとり集中して役に入っていてプロの姿を見ました」と、こっそり岩田さんの撮影の様子を見にいったというエピソードを披露。これには岩田さんも少し照れた様子で「実はあの時夕陽も落ちてきて、焦ってました」と当時の心境を語った。さらにファンからの質問コーナーも開催し、“撮影中に緊張したことは?”という質問に賀来さんは「監督に物申したい!」と言い、初日に3ページにも及ぶ説明台詞と監督の鋭い視線があったと暴露。「緊張した面持ちの僕をみて座長の大沢さんも笑ってましたよね」と話すと、「おなか抱えて笑ってたね」と大沢さんも笑顔。岩田さんは「クランクインは緊張しましたね、どういう風にこの組に入っていこうか」とふり返った。ゲストひとりずつに聞きたい質問を募集する場面もあり、“タバコを吸っていたシーンは本物?”と細かなシーンへの質問に大沢さんは「ほとんど吸っていないんです。ちょっとふかしていたと思うな」と回答したり、“役柄と重なるシーンは?”という問いかけには、賀来さんが「最後の行動と思いが、凄く共感できたから、やり遂げられたと思います」と答えたり。また、“印象に残っているセリフ”については岩田さんが慎重に言葉を選びながら「ラストシーンで賛否両論ありそうだけど、確信めいたセリフを言うのですがそれが印象的ですね」とコメント。キャスティングの質問については、監督が「大沢さんは脚本の前、プロットラインの段階でオファーしましたね。実際とのギャップがあったのも大沢さんで、お茶目な方でした」と明かした。様々な舞台裏が語られた今回のトークライブ。最後に出演者は「こういう状況だからこそオンライントークライブを聞いていただける機会があって、楽しかったです」(岩田さん)、「高い熱量でスタッフ、キャストが作りました」(賀来さん)、「現状にも重なりますが、パニックが起こるなかでどう生きるか、ブルーレイで何度でも見てもらえたら嬉しいです」(大沢さん)と作品をPRした。『AI崩壊』Blu-ray&DVDは5月20日(水)リリース、レンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年05月20日映画『AI崩壊』のブルーレイ&DVDリリース オンライントークライブが19日に行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。20日のブルーレイ&DVDリリースを控え、新型コロナウイルス感染防止の観点から4人はリモートで集結。さらに、抽選で当たった100名の一般参加者も加えて質問を募るなど、オンラインならではの距離の近さでトークライブが行われた。キャスト陣も1月末の劇場公開以来久々の再会となり、「まさかこういう形で会うとは……」(大沢)、「本当ですね。緊張します」(岩田)と普段と違う様子を見せる。「僕だけ背景が違う」という賀来には、大沢が「賀来君はYouTuberなので大丈夫」といじってみせるなど、和気藹々と始まった。"おうち時間"を過ごしているという現状についても、岩田が「ずっと家にいますね。常に掃除しちゃうので、部屋がずっときれいですね。もうタンスの奥とか普段しないところまで整理整頓がピカピカです」と明かし、入江監督の「僕はシソを育ててます」という告白にも大盛り上がり。質問コーナーでは、一般視聴者がZoomに参加することとなり、興奮を抑えられない様子にキャスト陣が笑みをこぼす場面もあった。撮影中のエピソードに話が及ぶと、他キャストとのシーンがあまりなかった岩田について、大沢は「岩田君に最初に会ったのがクランクインの時で、次に会ったのがほとんどクランクアップだったので、その間どういう風に気持ちを維持してたのかなと思って」と、岩田の様子を見にいったことを明かす。「距離のある役だし、物凄い難しいシーンで、岩田君が決めないといけない日だったので、スタッフも過度な期待をして。岩田君が一人端っこで集中してるのを見に行って、嬉しかったですね。プレッシャーに負けないんだなって感心してました」と称賛すると、岩田は「どんどん日が暮れて焦ってました」と照れる。また、「初日に賀来君と岩田君と同じシーンで。初対面で世間話もしないうちにテストが始まっちゃったので、そこは緊張しました。賀来君も緊張して、顔に出てて、またそれで緊張した」と苦笑。賀来は「これは監督にものを申したいんですけど、いきなり僕が会社の説明を3ページくらいにわたってしなきゃいけないシーンだったんです。緊張もあってつっかえちゃう感じもありつつ、『1発で決めてくれんだろうなあ』みたいな空気で、座長の大沢さんもニヤニヤしながらこちらを見てくるし、緊張がマックスになった」と抗議していた。最後に、オンライントークの感想を聞かれると、入江監督は全国で撮影できたことに感謝しつつ「触れ合うということで演技が生まれてくると思ってるので。またこういう撮影ができる日々が戻ってくることを願っています」としみじみ。岩田は「こういう状況だからこそ距離感の近い感じでオンライントークライブという形で、皆さんに聞いていただけるという機会がすごく楽しかったです。今回の現状とこの映画がリンクしてるなと個人的に思っていて、是非とも今皆さんおうち時間でご覧いただきたいなと思います」と現実とのリンクについての心境も語った。通常のトークや舞台挨拶等ではキャストが横並びになることが多いため、「実際、正面で向き合って話すことがないので、意外と楽しかった」と振り返った大沢。「あるパニックが起きた世の中で自分がどうやって生きてくか考えさせられる映画なので、見てもらえたら本当に嬉しいと思います」と作品をアピールした。
2020年05月19日人工知能の暴走を描いた近未来サスペンス『AI崩壊』のブルーレイ&DVDリリースを記念したオンライントークイベントが5月19日、ウェブ会議などに用いられるアプリ「Zoom」にて開催された。主演の大沢たかおをはじめ、共演する賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督が“リモート”出演し、撮影の舞台裏を語ったほか、ファンからの質問に直接回答していた。外出自粛が続くなか、オンラインで行われたイベントについて、大沢は「こういう状況ですが、逆に(映画を)見てくれた皆さんと直接会話ができて楽しかった」とコメント。劇中では医療AIの開発者で、AI暴走後には身に覚えのないテロ容疑で追われる天才科学者の桐生浩介を演じており、「今とはまた違ったパニックを描いていて、自分がどう生きるかを考えさせる作品だと思う」とアピールしていた。昨年1月、全国各地で大規模なロケ撮影が敢行されており、大沢は「大阪の地下水路で撮影できたことが思い出に残っています。よく貸してくれたなと…。それに名古屋では公道を封鎖して、大渋滞を撮影することもできて、感謝しています」と回想。入江監督は「今振り返ると、日本全国ですごくラッキーな撮影ができた。たくさんのエキストラさんにも参加してもらったし、こういう大規模な撮影ができる日が戻ってくることを祈っている」と事態の収束に期待を寄せていた。賀来は主人公の義弟で、AIの管理者・西村を演じ「勝手にクールなイメージを持っていたが、大沢さんの方から話しかけてくださり、思った以上に“しゃべれちゃった”(笑)。義理の兄弟ということで、関係性を作ってくださった」と大沢に感謝の意。大沢も「気を使って、話を合わせてくれた(笑)」と振り返りつつ、「帰りにいつも、僕(の車)を追い抜いていくんですよ」と苦笑いを浮かべる場面も。一方、警察庁のエリート捜査官を演じた岩田が、とある重要なシーンの撮影を「緊張感がありました」と振り返ると、大沢は「岩田君が隅っこで集中していて。やはり、プロはプレッシャーに負けないんだな」と感心しきり。これには岩田も「正直、陽が暮れてきて、焦りました(笑)」と告白していた。取材・文:内田 涼『AI崩壊』5月20日(水)よりBlu-ray&DVD発売、レンタル開始
2020年05月19日2030年の日本を舞台に予測不能な展開、アクション満載のスピード感溢れる緊迫の逃亡劇を描き出す、入江悠完全オリジナル脚本映画『AI崩壊』。この度、本作のBlu-ray&DVDリリースに先駆け、VFXの舞台裏が明かされる特典映像の一部が公開された。AIが人間の生活に欠かせない存在となった10年後の日本を舞台に描く本作。物語の鍵となるAI「のぞみ」のほかにも、印象的なAIとして登場するのが、警視庁の試験運用段階という設定の「百眼」。到着した映像では、VFXスーパーバイザーを務めた赤羽智史が、医療AIとして柔らかな印象のデザインである「のぞみ」に対して、「百眼」は武骨でちょっと硬いイメージで作られていると語る。これを駆使して、大沢たかお演じるAI開発者・桐生を追跡。この指揮を執る捜査官・桜庭(岩田剛典)の前には、壁三面大きなグリーンバックが設置され、両脇には街中に張り巡らされた監視カメラの映像が。この監視カメラに映る映像も撮影され、膨大な作業に「非常に骨の折れる作業」とふり返っており、1カットで100以上の映像を使っているところもあると明かしている。また、「百眼」シーンの撮影中、AI監修の先生の一言で監視カメラの映像が、劇中で“3D演算モード”といわれる立体的なものに変わったというエピソードも飛び出す。さらに、撮影したものに対して編集段階にも変更が加えられていったそうで、赤羽さんは「入江監督は非常に編集もうまくて、撮影が仕上がったものから、編集の段階で伝えるべき情報を整理していって、どんどん変わっていくんですね。こういう編集にしたからこういうものを映してくれ、こういう情報をここで与えてくれ、という指示が来て作っていっています」と話している。『AI崩壊』Blu-ray&DVDは5月20日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年05月18日大沢たかお主演で未来の日本を舞台に描く、入江悠監督完全オリジナル脚本によるサスペンス超大作『AI崩壊』のBlu-ray&DVDがまもなくリリース。この度、本作に出演する賀来賢人のインタビュー映像の一部が公開された。プレミアム・エディションには、大沢さんらによるシーンセレクション・ビジュアルコメンタリーや、メイキング映像、イベント映像集など、3時間を超える豪華映像特典が収録。今回到着したのは、特典映像【メイキング・オブ “AI崩壊”】より、AI『のぞみ』の開発者・桐生(大沢さん)の義理の弟で、それを管理するHOPE社の社長でもある西村役を演じた賀来さんのインタビューの一部だ。医療AIは、人々の暮らしに欠かせない頼れる存在だが、一方でそれが暴走したときの危うさも描かれている本作。賀来さんは「どこまで、良い部分で頼って、どこまでを自分たちで考えて、という線引きをしないと、この映画のようになってしまう」と話し、撮影を重ねるごとに「これって本当に現実になるんじゃないか」と恐怖感が増したとも明かしている。また、 AI『のぞみ』のメインサーバールームでの撮影現場の様子も映し出されており、圧巻の空間を覗くことができる。セットを目の当たりにした賀来さんは「広いですね。日本の映画の規模とは思えないくらい」とスケール感を実感。セットが芝居に影響するかという問いには「実際作りこまれているセットがあると(芝居も)入りやすい」と答える一幕も。ほかにも特典映像には、メインサーバールームでの大沢さん、岩田剛典らとの撮影風景やアクションシーンなどの裏側も見ることができる。『AI崩壊』Blu-ray&DVDは5月20日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年05月14日入江悠監督が完全オリジナルで作り上げ、大沢たかおをはじめとした豪華キャストが集結した『AI崩壊』のBlu-rayとDVDの発売・レンタルが、5月20日(水)より開始される。この度、特典映像「メイキング・オブ “AI 崩壊”」に収録されている、桜庭誠役・岩田剛典のインタビューが公開された。『AI崩壊』の舞台は10年後の日本。大沢演じる天才科学者の桐生浩介が、亡き妻・望のために開発した医療AI“のぞみ”は、国民の個人データを完全に掌握し、欠かせない存在となっていた。そんな中、突如のぞみが暴走を開始。なんとAIが生きる価値の無い人間を選別して殺戮を開始するという事態が発生する。日本中がパニックに陥る中、AIを暴走させたテロリストの容疑者と断定されたのは、のぞみを開発した張本人、桐生だった。天才科学者から一転、容疑者となった桐生の決死の逃亡劇が始まっていく。岩田演じる桜庭は、史上最年少の警察庁警備局理事官であり、サイバー犯罪対策課の指揮をとるエリート。“捜査AI”を駆使して桐生を追いつめていく。“眼鏡”と“七三分け”でカチッとしたスーツを身に着け、スマートな佇まいで現場を仕切る姿が印象的だ。「こんなにもやりがいのある役柄もなかなかないし、大変だったけど、楽しかったですね」と語る岩田は、撮影期間ずっと桜庭のことだけ考えて生活をしていたという。この度公開された映像では、「……ということで、桜庭から戻りたいと思います!」と桜庭のトレードマークである眼鏡をスッと両手ではずし、笑顔を見せてインタビューがスタートする。“桜庭”という人格を作るにあたり岩田は入江監督と事前に相談し、その中で、IQが高い、キャリア、海外で飛び級して本当のエリート、年齢は若いなど、いくつかのワードが出てきたという。その色々な情報を自分のなかに入れて撮影に臨み、「基本的に、あまり動かないことを意識していた」と振り返る。「いい人ぶるシーンというか……(現場のたたき上げ刑事の)合田に対しての態度だったりとか、冒頭の桐生との出会いとか、一流企業に勤めるエリートに見えるといいなと思って、身振り手振りをつけて演じていました」と語るように、そういったディテールの部分では打合せはしていなかったが、段取りの時点で入江監督の「その方向でいいと思います」という一言を聞き、数カット撮影をしてみて「あ、大丈夫なんだな」とプランが固まったという。「メイキング・オブ “AI 崩壊”」では、岩田が演じた桜庭のシーンはもちろん、大沢などキャストの素顔も見られるインタビュー、製作の裏側がたっぷり収録されている。『AI崩壊』5月20日(水)よりBlu-ray&DVD発売、レンタル開始
2020年05月08日大沢たかお主演映画『AI崩壊』のBlu-ray&DVDがリリース。これに先駆け、プレミアム・エディションに収録される特典映像の一部が到着した。AIが人間の生活に欠かせない存在となった10年後の日本を舞台に、国民の個人データを掌握したAIが人間の価値を選別し、殺戮を始めるという衝撃のストーリーが展開する本作。今回到着したのは、特典映像【メイキング・オブ“AI 崩壊”】の一部。主人公の天才科学者・桐生浩介を演じた大沢さんが、松嶋菜々子演じる妻・望という存在を語っている。医療AI「のぞみ」は、桐生が末期ガンにおかされた妻を救うために開発したという設定。今作で松嶋さんは、過去の風景の中に登場し、またAI「のぞみ」の声も担当している。これまでも共演経験のある2人だが、夫婦役は本作が初めて。まず大沢さんは「彼女はたくさんの経験をしてきているし、僕が最初に知り合った頃からご結婚もされ、子供も育ててと、いろんな人生経験を踏んでいるので、会うたびに別の顔をされている」 と松嶋さんの印象を明かす。「あんなにシーンが少ないことはないんじゃないかな、ひとつの作品で」と言う通り、望の登場シーンは少ないものの、象徴的な存在。「とっても大事な役です。娘の“心”にとっても頼みの存在で、見えないけれどいつもそばにいる」と桐生にとって大切な望の存在を語っている。一方、松嶋さんは「“私のこと好きで指名してるでしょ”“そうだよー”なんて言いあえる仲です」と共演を重ねてきたからこその仲の良さを披露。また「すごくストイックな方なので、この作品も大沢さんの味を出しながら作り上げていくんだろうなと」コメントしている。また映像には、望と一緒に働いている様子や、望と心と3人が過ごす穏やかな海辺のシーンといった、桐生にとって幸せだった過去の風景の撮影のメイキングシーンが映し出されている。ほかにもプレミアム・エディションには、撮り下ろしとなる大沢さん、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督によるシーンセレクション・ビジュアルコメンタリー、メイキング映像、イベント映像集、VFXプロデューサーによるCG制作の舞台裏など、3時間を超える映像特典を収録している。『AI崩壊』Blu-ray&DVDは5月20日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年05月04日4月7日にも東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で緊急事態宣言が発令されるという中、閉館を余儀なくされる映画館、とりわけ存続の危機に直面している小規模映画館(ミニシアター)を救うべく、# SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトが始動。有志の呼びかけ人・賛同者により緊急支援を求める要望書を作成し、すでにスタート準備に入っている「ミニシアター・エイド基金」とも連携するなど、具体的な施策を断続的に実施していく。「映画館は、映画と観客を結ぶ架け橋、映画という表現の最前線。それをどうしても守りたい」という想いから、この度、俳優の井浦新や柄本明、是枝裕和監督、白石和彌監督、入江悠監督、上田慎一郎監督、藤井道人監督ら有志の呼びかけ人、および賛同者により緊急支援を求める要望書を作成、緊急支援を政府へ要請する。要望書全文新型コロナウィルスによって大きな打撃を受けている小規模映画館(ミニシアター)等への緊急支援を求めます日本政府、国会議員の皆さまへ。現在、新型コロナウィルスによる影響は、芸術文化の一翼を担う映画の企画、制作、配給、上映などに関わるすべての映画人にも甚大な被害を与えています。とりわけ、映画文化の多様性を担うインディペンデントの小規模映画館(ミニシアター)は存続の危機を迎えており、私たちは大きな危機感を抱いています。新型コロナウィルスが大きな社会問題となり、まず映画館の集客は30~50%以上減少しました。3月26日にイべントや不要不急の外出の自粛が要請されて以降は観客の減少は急激に加速し、集客80%減や観客ゼロでの上映という悲鳴のような声も聞かれるようになりました。ミニシアターの上映を支えている良質な映画の配給者も、このような状況の中で配給を延期せざるを得ず、ミニシアターの今後の状況はさらに悪化してゆくものと思われます。この状況のもと、映画館や上映事業者は、感染防止の観点から、あくまで自らの責任で運営や活動の休止を決断するよう迫られています。しかし、何の経済的補償もない中での「休館」は、そのまま「閉館」に繋がってしまうことになりかねません。今の状態が6月まで続けば、夏を待たずに閉館する映画館が続出することか予想されます。ドイツの文化相は「アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は」と述べ、文化機関や文化施設を維持し芸術文化によって生計を立てる人々の存在を確保することはドイツ政府の文化的、政治的最優先事項である」と明言しました。地域やコミュニティに根ざし、日本の映画文化の中核を担うミニシアターは、単なる娯楽施設ではなく、地域に多様な文化芸術体験を提供し、コミュニティの「文化権」を確保する重要な文化芸術拠点であり、美術館、劇場、音楽堂等の公立文化施設や劇団、楽団、美術家、音楽家等と同等に民主主義社会に欠くことのできない存在です。いま、「映画」を人々に届ける文化芸術拠点が地域から消滅してしまう危機に瀕しているのです。私たちは映画文化に関わる映画人として政府に対して以下の支援が得られることを強く求めます。・緊急的な支援として新型コロナウィルス感染拡大防止のための自粛要請・外出自粛要請、また、拡大防止対策(時短営業や客席数を減らす等)によって生じた損失(観客数の大幅な減少)を補填することによる支援を求めます。・終息後の支援として集客を回復させるための広報活動の充実、ゲスト招聘、特集上映などのイベントに対する支援を求めます。クラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」を準備さらに、『寝ても覚めても』の濱口竜介監督、『淵に立つ』の深田晃司監督が発起人となり、ミニシアター支援のためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」をMOTIONGALLERYにてスタートさせることも決定している。(text:cinemacafe.net)
2020年04月07日大沢たかお主演、入江悠監督の大作映画『AI崩壊』が公開されている。人気小説やコミックの映画化が続く日本映画界にあって本作は完全オリジナル脚本で描くサスペンス大作。扱うのは、人工知能(AI)の暴走だ。映画の舞台は近未来。大沢演じる桐生浩介は、医療AI“のぞみ”の開発に成功するが、愛する妻を病から救うことができずに娘と共に日本を去る。その後“のぞみ”は社会に普及し、人々の生活に欠かせない存在になった。結果として日本を救う英雄になった桐生は表彰を受けるために愛娘と日本に帰国するが、AI“のぞみ”が暴走をはじめる。のぞみは人間の“生きる価値”を数値化し、合理的に判断して選別を開始。のぞみを開発した桐生はテロリストと断定されてしまうが、彼は愛する娘を救うため、自らの無実を証明するため、そしてAIの暴走を止めるために逃亡しながら奔走する。無実の罪で逃亡する主人公、あらゆる場所に張り巡らされた監視カメラや行動データを瞬時に解析する人工知能との戦い、そして主人公の愛する娘への、亡き妻への想い。本作は壮大なアクションだけでなく、サスペンス、人間ドラマ、未来社会への考察を盛り込んだ見どころの多い作品になった。大沢は必死に逃亡する主人公を身体を酷使したアクションを交えて演じ、賀来賢人、岩田剛典らがドラマを盛り上げる。また、三浦友和と広瀬アリスのコンビがハイテク事件を“カン”と“経験”で追うアナログ刑事に扮し、ドラマに絶妙なアクセントをもたらしている。入江監督は本作を創作するにあたって長い時間をかけて人工知能についてもリサーチしたようで、私たちのすぐそこにある未来社会を丹念に描写。ド派手なアクションよりも、気が付けば身近な存在になりつつあるAIについてのシーンに妙にドキドキしたり、不安を感じる観客もいるのではないだろうか。『AI崩壊』本編映像『AI崩壊』公開中
2020年02月01日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジ公開初日舞台挨拶が31日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。ヌーディーなシースルーのドレスに、すらりと伸びた美脚で大人の女性の魅力を振りまいていた広瀬。共演した大沢について「クールなイメージがあったんですkど、お肉の話とかもしてくださいますし、とても優しい」と感謝する。さらに広瀬が「お父さんと言ったら失礼かもしれないですけど……」と表すと、大沢は無言で「……」とショックを受けた様子に。広瀬は「失礼ですね、それはうそです!」と慌てながら、MCからの「お父さんのようなあたたかさ」というフォローに、「そうです!」と同意していた。
2020年01月31日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジ公開初日舞台挨拶が31日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。現場では、こだわりのあまりにスタッフ同士がぶつかり合うこともあったそうだが、入江監督は「大沢さんが、1回みんなで飲みましょうかと言って、スタッフを慰労してくれた会があって、みんながもう1回一致団結して後半戦に向かえた」と感謝する。大沢は「かなり厳しくぶつかり合う現場で、怒鳴り合いとかそういう状態が続いてた時だったので、1回みんなでご飯食べたり飲んだりできれば、って」と振り返りつつ、「減量中でお茶だったので、監督は飲まないよなと思ったら飲んでましたね」と苦笑した。また、賀来も「終わってからも、僕と岩田くんを連れてごはんに行ってくれた」と大沢に感謝。最初の挨拶時にはマイクが入っていないというハプニングもあった岩田は「骨がついた塊肉のお店に連れて行っていただいて。現場にいるときもそうなんですけど、スタッフもキャストも分け隔てなく、現場の士気を底上げしてくださる方なので、本当に安心感がある」と大沢の包容力を讃える。大沢は「こんなに嬉しいことはなくて、皆さんどんどん宣伝をしてくれるし、岩田くんと賀来くは『1回お話をしたい』というので、嬉しくて。そんなこと言ってくれることってあんまりない。『みんなに観て欲しいという思いをその場ですごく聞いて、感動した」と明かす。しかし大沢が「店の取り方間違えちゃって、個室だと思ったら相席になってしまって……僕がちょっと遅れて行ったら、普通の団体客の横に2人座ってて本当に申し訳なかったな」と謝る。岩田は「普通に大沢さん入ってこられたときに、『大沢さん、ここの席で大丈夫でしたか?』という感じで」と苦笑し、大沢は「ふつうの女性客の方などがいるところに、一番端っこに賀来くんと岩田くんがいて」と状況を説明、会場も驚いていた。
2020年01月31日《私事ではございますが、本日1月27日かねてよりお付き合いさせて頂いておりました方と結婚を致しましたので、ご報告させて頂きます》矢本悠馬俳優の矢本悠馬(29)が昨年1月、自身のTwitterと公式サイトで、このような直筆のメッセージを公開。一般女性との結婚を報告した。「矢本さんは子役出身の若手個性派俳優。日本テレビ系のドラマ『今日から俺は!!』や、映画『屍人荘の殺人』などジャンルを問わずあらゆる作品に出演しています」(テレビ誌ライター)昨年7月には女の子が生まれパパとなり、公私ともに絶好調。そんな矢本のお相手は、どうやらただの“一般女性”ではないようで――。■国民的女優の“マネージャー”「矢本さんの結婚発表と同時期に、広瀬すずさんのマネージャーさんが突然現場に来なくなったんです。“何かあったんですか?”と後任の方に聞くと“実は、寿退社をしたんです……”と聞かされまして。それ以上の詳しいことは聞きませんでしたが、まさかお相手が矢本さんだったなんて……」(テレビ局関係者)広瀬といえば、’19年の朝ドラ『なつぞら』(NHK)でヒロインを務めた国民的女優だが、その元マネージャーが矢本の妻だというのだ。「彼女は20代半ばで、スタッフからの評判もよく仕事ができる人でしたよ。広瀬さんの現場にずっとついていました」(同・テレビ局関係者)俳優とほかの事務所のマネージャーという、意外なところで繋がったふたりだが、いったいどのように出会ったのか。「矢本さんと広瀬さんは’16年に公開された映画『ちはやふる』で共演しました。そこで矢本さんと広瀬さんのマネージャーさんが意気投合。矢本さんからの積極的なアプローチで交際に発展しました。主に滋賀県で撮影されましたが、撮影後に近くのマジックバーへデートにも行ったそうですね」(製作会社関係者)『ちはやふる』は、広瀬が主演を務めており、シリーズとして3作品が公開されている。同じ現場で長く顔を合わせるうちに仲が深まったのだろう。この件を矢本と広瀬の事務所に問い合わせると、ともに、「事実です」との回答をくれた。今や次世代のバイプレイヤーとして活躍中の矢本。その影には、あの名女優を支えた一流のマネージメント力があるのかもしれない。
2020年01月29日大沢たかおを主演に迎え、『22年目の告白―私が殺人犯です―』の入江悠監督がオリジナル脚本で挑む『AI崩壊』。本作で、大沢さん演じる主人公を追い詰める新米刑事を演じているのは、いま女優として高く評価されている広瀬アリス。今回、大沢さんや上司役の三浦友和が広瀬さんの魅力について明かした。2017年度下半期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」やTVドラマ「探偵が早すぎる」「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」などで存在感を発揮し、現在放送中の「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」にも出演するなど、出演作が途切れない広瀬さん。本作では、大沢さん演じるAI開発者でAI暴走のテロリストにされてしまう主人公・桐生浩介を追い詰める警視庁捜査一課の刑事・奥瀬久未を熱演。奥瀬は三浦さん演じる熱血刑事・合田の部下で、AIの捜査に頼らず、刑事の勘で捜査をしていく人間味溢れるキャラクターだ。そんな広瀬さんについて、三浦さんは“人懐っこい性格”だと言い、初共演ながらも刑事コンビを演じやすかったと明かす。熱血刑事の三浦友和といいコンビ「垣根を作らず接してくれた」「広瀬さんとは初めてでしたけど、人見知りしない人懐っこい性格だなと思いました。良い意味で人と垣根を作らず接してくれたので、合田と奥瀬という刑事コンビを演じられたと思います」と三浦さんは語る。また、広瀬さんも三浦さんのことを「とてもおちゃめな方でした。撮影現場ではずっと一緒に過ごしていたので私は勝手に懐いています(笑)」と明かし、役柄と同じように信頼関係を築いていたようだ。大沢たかおも太鼓判「スタッフを含めて周りを明るくしてくれる」さらに、大沢さんもその明るい性格を魅力として上げている。広瀬さん、三浦さん、そして大沢さんは深夜の撮影が多く、大変な現場だったが、広瀬さんは疲れを全く見せず、常に現場を明るくする“ムードメーカー”だったそう。大沢さんは「広瀬さんとは過酷な時間帯の撮影が多かったのですが、スタッフを含めて周りを明るくしてくれる現場の華でした」と語り、「仕事に対してとても真面目で役を徹底的に研究していたし、全く疲れた顔を見せずハキハキしていたので本当に彼女でよかったと思いました」と、広瀬さんの飾らない性格をべた褒め。「台本を読んで女の子らしさはいらないと思った」ロングヘアを30cm以上カットして役作りもちろん広瀬さんの魅力は、実力派俳優と互角に渡り合う演技力と誰にも負けない“女優魂”にある。10年以上に渡り、様々な作品で経験を積み重ねてきた広瀬さんは、今回、奥瀬役のために髪を30cm以上ばっさりカット。台本を読んだとき、奥瀬は絶対にショートヘアだと思ったため、長かった髪を躊躇なく切ることにしたという。広瀬さんは、「奥瀬は芯がしっかり通っていて、合田に全く引けをとらないような強気なキャラクター。台本を読んで女の子らしさはいらないと思ったので、ボーイッシュで活発なイメージにするために、髪をばっさりカットすることにしました」と語り、女優魂を覗かせている。常に役と真面目に向き合い、1つ1つの作品で地位を築いてきたからこそ、同性からの支持も高く、ジャンルを問わずに引っ張りだこの女優に成長してきた広瀬さん。三浦さんと息の合った刑事コンビを演じる本作では、一体どんな姿を見せてくれるのか注目だ。『AI崩壊』は1月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年01月28日桜庭の“異物感”をうまく出せたら俳優・岩田剛典が“覚醒”のときを迎えようとしている。AI(人工知能)が全国民の個人情報・健康を管理し、欠かすことのできないライフラインとなった2030年の日本を舞台に、医療AI<のぞみ>が暴走しテロリストとして逃亡者となるAI開発者桐生(大沢たかお)の逃亡劇を描いたサスペンス超大作『AI崩壊』。岩田が演じるのは、桐生と対立する天才捜査官・桜庭。天才VS天才の頭脳戦が、本作の大きな見どころだ。知的な銀縁眼鏡の下に覗かせる、感情を一切排した眼差し。落ち着き払いながら迷いのない声のトーン。それらのすべてが、MIT(マサチューセッツ工科大学)で博士号を取得した天才肌の桜庭というキャラクターにリアリティをもたらしている。「入江(悠)監督が『桜庭をもうひとつの正義として描きたい』とおっしゃっていて。確かに桜庭の考え方はドライでシステマチックだけど、そのベースには世の中をより良くしたいという厚い正義感がある」AI暴走の犯人として容疑をかけられる桐生。桜庭は、捜査AI<百眼>を駆使し、逃げる桐生を追いつめる。その絶対的な存在感を発するために、岩田はどんなことを心がけたのだろうか。「まずはまばたきを一回もしないでいようと。イメージは、人より体温の低い、低体温な動物のような人間。桜庭は、これだけたくさん登場人物がいる中で、最も人間味の薄い男 。その“異物感”をうまく出せたらと」また、MIT出身というバックボーンに説得力を持たせるためにも、こんなオリジナルのアイデアをプラスした。「海外から帰国した人って、ちょっと人との距離感が違う気がして。だから台本には書かれていないんですけど、初対面で挨拶をするときに握手をしてみようと。普通、警察の人間が事件現場で握手なんてしないと思うんですけど、あえてそうすることで桜庭らしさが 出ればと思った。他にも名刺の渡し方とか、所作についてはいろいろ工夫しました」また、随所に挟まれるリアクションにもこだわりを見せた。「役づくりの段階で、IQが高い人の特徴を調べたりもしました。あまり一貫性はなかったんですけど、意外と変人が多いということがわかって。中でも参考になったのが、頭が良い人は人の思考の二歩も三歩も先を読めるから、想定外のことがほとんどない。だからあまり驚いたり慌てることがないそうなんです。そうした実例も踏まえつつ、桐生がとった行動に対して桜庭がどうリアクションをとるか。かなり細かく計算しながら演じました」入江監督が称賛した岩田剛典の“引き算の芝居”AI研究者として共に天才の領域にいるのが、桐生と桜庭。劇中では「逃げる者/追う者」 という相反する立場だが、このふたりにしか分かち合えないものがあると岩田は考えた。「桜庭は誰の意見も聞かないし、微塵もブレない芯がある男。逆に言うと、自分の部下も含めて誰とも対等に話ができないと思っていた。そんな桜庭にとって、初めて自分と同じ目線で話せる相手が桐生だった。そういう意味では、桐生に会えてうれしいという気持ちがあった気はします」こうした岩田の深い役づくりや読解力に、監督の入江悠も絶賛。岩田の演技を「余計なものを足さない、引き算の芝居」と舌を巻いた。そう監督からの賛辞を伝えると、岩田の表情がうれしそうに輝いた。「まさに引き算の芝居でしたし、それについては撮影に入る前からかなり綿密に考えていました。これだけの作品でキーマンとなる大きな役をいただけたからには、絶対期待に応えたい気持ちがあった。だから、とにかく現場では全神経を集中して、感覚を研ぎ澄ませていました」そう真剣に語る表情には、俳優として確かな自信を深めた手応えが窺える。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバーとして活動する一方、近年は『 去年の冬、きみと別れ』『パーフェクトワールド 君といる奇跡』『町田くんの世界』など俳優として目覚ましい躍進を遂げる岩田。そのフィルモグラフィーにおいて、この『AI崩壊 』は記念すべき1本として刻まれることになるだろう。『AI崩壊』1月31日(金)全国公開(撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明)
2020年01月28日AIを題材にするなら、今このタイミングしかないと思った『22年目の告白 -私が殺人犯です-』で興行収入24億円超のヒットを記録した入江悠監督が、「ずっと夢だった」と語る近未来を舞台としたオリジナルサスペンス作品に挑戦する。それが、1月31日(金)から公開の映画『AI崩壊』だ。「僕は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『ターミネーター』シリーズを観て育った世代。いつか自分が監督になったとき、そういうSF映画をやってみたいなという想いがあったんですけど、これだけの規模でやれる機会なんてそもそもなくて、ずっと胸にしまったままだったんです。それが、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』がヒットしたおかげでチャンスをもらえて、こうして実現に至りました」舞台は2030年の日本。人々の生活を支える医療AI「のぞみ」が突然暴走を開始。年齢、病歴、納税額などあらゆるデータをもとに人間の生きる価値を選別。基準に満たない者を殺戮する未曾有の大混乱が巻き起こる。「もともとAIに興味はありました。しかもAIは今が過渡期。あとほんの少し時期が遅れたら、あっという間にAIもひとり1台携帯を持っているのと同じぐらい当たり前のものになる。AIを題材にするなら、まさに花開こうとする今このタイミングしかないなという想いでした」AI暴走の首謀者として指名手配されたのは、「のぞみ」の開発者である天才科学者・桐生(大沢たかお)。国民から英雄扱いされていたはずの桐生は、国家を揺るがすテロリストとして警察から追われる身に。面白いのが、ここで桐生を追跡するのもまたAIであること。最新のAI監視システムが、必死で身を隠す桐生を追いつめる。まさに令和時代の新しい逃亡劇だ。「桐生が逃亡を図る中で、どんなものを見せられるかについては、人工知能学会に入会したり、専門家の方に取材したり、1年間、じっくり時間をかけて調べた上で脚本を書きました。映画の中ではいろんなテクノロジーが登場しますが、本気で権力が国民を監視しようと思ったら、どれもできちゃうそうなんですね。僕たちの生活はそんな恐ろしさと背中合わせにある。そういった危機感を持った上で、来るべきAI社会に向けて『じゃあプライバシーについてどう思うか?』というような議論が広がればという想いを込めました」破格のスケールとテクノロジーで実現したアクション超大作桐生の逃亡劇は、一般道路を封鎖したり、巨大貨物船を貸し切ったり、破格のスケールで描かれた。「それはもう大変でしたね。日本って撮影させてもらえない場所が結構多くて、一般道を何日も封鎖したまま、そこに車を何百台も置いて撮影するなんてこと、通常では考えられない。今回は、たまたま名古屋の駅前の公道を貸してもらえたから実現できた。おかげで、従来の日本映画にはないスケールの画を撮ることができました」そんな大規模な撮影に、主演の大沢たかおも意気軒昂の表情だったという。「道路いっぱいに並んでいる何百台もの車を見て、『ここまでリアルにやってくれたんだ』と。映画は、嘘をつけない。そういうひとつひとつの積み重ねで、役者のみなさんの芝居の熱も変わってくる。その熱量がスクリーンから伝わったらうれしいですね」AIの発達が、従来の逃亡劇のあり方を根底から覆した。では、テクノロジーの進化は映画撮影の現場にどんな革新をもたらしたのだろうか。「CGの技術はすごい進化を遂げていると思います。今回で言えば、アナログでやっていることも多いんですけど、たとえばモニターに表示されるパソコンのプログラムとか、CGの力を使っている箇所は全部で900カットくらいある。この数は、相当数のもの。10 年前だったらできなかったと思います」入江監督から見た大沢たかお、そして岩田剛典の魅力デジタルの力に感嘆する一方、生身の人間の力に感動する場面も多かったと言う。「桐生に関しては、当初は昔のハリウッド映画の主人公をイメージしていたんです。けれど、大沢たかおさんが『そこまでアクションがすごすぎると、スーパーマンになってしまう』と。確かに桐生は科学者としては天才だけど、肉体的には普通の人。だからアクションに関しても、もっと無様にしたいと」撮影中は、大沢と何度もディスカッションを重ね、桐生のキャラクター像を構築していった。「大沢さんは、僕が頭の中でイメージしていたものを、ちゃんと生身の人間に落とし込んで表現してくれた。大沢さんの意見が入ることで、僕の考えていたものがより豊かになったんです。これは今の人工知能の技術ではできないこと。俳優とコミュニケーションをとりながらつくっていく映画の面白さを改めて実感しました」他にも大沢たかおの演技プランが活かされている場面は随所にある。「娘役の心ちゃんと手をつなぐシーンは、大沢さんのアイデアです。手をつなぐことで温度が伝わり、父親ひとりで娘を育ててきた日々や、娘を助けたい気持ちがより明確になった。そんな大沢さんの姿を見ながら気づいたんですよ、感情やぬくもりは人間が持っている才能なんだって。それは大沢たかおさんという俳優を主人公に迎えたことでもらえた大きな収穫でした」一方、桐生と敵対する天才捜査官・桜庭は岩田剛典が務めた。「岩田くんはある種の天才だと思います。彼が今回見せてくれたのは、“引き算の芝居”。余計なことを何もしないんですよ。表情もずっと変わらないし、所作も無駄な動きがない。下手するとロボットになってしまうところまで引いた先に、冷静沈着な捜査官という人物造形をなし遂げてくれた。普通できないですよ、こんなこと。俳優ってもうちょっと感情を大きく爆発させようとか、どうしても芝居を足したがるんですけど、岩田くんは引いて引いて無にした先に、桜庭のエリート感を表現してくれた。すごく勇気のいる作業だったと思います」現場では岩田と好きな映画の話で盛り上がった。入江作品の中でも「『ビジランテ』が面白かった」と感想を伝えてくれた岩田に、入江は映画好きの血を感じたそう。「ハリウッドとか、今の世界のトレンドは芝居をどんどん引き算して、余計なことをしない先に豊かさを出す方向へ向かっている。今回の岩田くんの芝居はまさにそれですよね。余計なものを一切引いた上で役を構築できる才能に驚かされました」メインストリームを歩いていない人に興味がある『SR サイタマノラッパー』で頭角を現し、今や映画界に欠かせない存在となった入江悠。その作品群には、『SR サイタマノラッパー』の匂いを感じる『ビジランテ』や『ギャングース』といったアンダーグラウンドな人々を描いたものもあれば、今回の『AI崩壊』や『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のようなエンターテイメント大作もある。ジャンルやカテゴリーの枠にはまらない活躍を見せる入江悠だが、両者の間で何か共通するものはあるのだろうか。「基本的には何も変わらないと思っています。僕が見つめたいのは、この社会とそこで生きる人。『SR サイタマノラッパー』はこの社会からちょっと浮いている人たちのお話ですけど、この『AI崩壊』も主人公が社会から追いつめられていくお話。メインストリームを歩いていないという意味では共通項はあるんです。それは、僕がそういう人が好きだから。たぶん渋谷でパーティーしてイェーイと盛り上がっている人のことは僕には描けない。孤独を抱えていたり、何かを背負っている人に興味があるんです」この言葉を聞いた瞬間、『AI崩壊』の見方がまた変わった気がした。日本映画界期待の星が挑んだ渾身の大作。2020年というアニバーサリーイヤーを飾る1本になりそうだ。『AI崩壊』1月31日(金)公開(取材・文/横川良明)
2020年01月27日1月31日(金)公開の映画『AI崩壊 』の舞台挨拶が1月31日(金)に行われることが決定し、主演の大沢たかお、賀来賢人らが登壇する。本作は、医療や金融、セキュリティ、交通など生活インフラをAIが支える近未来の日本を舞台に、AIが暴走し日本中に起こるパニックを描くSFサスペンス。『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠が脚本と監督を務め、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和ら豪華キャストが出演する。舞台挨拶の先行受付は1月18日(土)11:00より「ぴあ」(アプリ)にて実施される。『AI崩壊 』舞台挨拶日時:1月31日(金)会場:丸の内ピカデリー12:00の回上映後と15:00の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督料金:全席指定/2,100円会場:新宿ピカデリー14:10の回上映後と17:30の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督料金:全席指定/2,100円先行受付の詳細は、ぴあ(アプリ)に掲載中『AI崩壊』 公式サイト()1月31日(金)全国ロードショー©2019 映画「AI崩壊」製作委員会
2020年01月17日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジャパンプレミアが14日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、入江悠監督、AIが登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。シックなシースルーの黒ドレスで登場した松嶋、若々しく美脚を見せた玉城、一際目立つイエローのドレスで注目を集めた芦名、個性的なワンピースで決めた広瀬と、女優陣も華やかに登場した同イベント。玉城は「ここに立たせてもらってることも信じられないくらい、とても嬉しく思っています」と豪華キャストに驚く。大先輩の三浦とバディを組んだ広瀬は「すごく緊張したんですけど、すごく気さくに話してくださって。リラックスとまではいかなかったですけど、いい緊張感でした」と撮影を語る。三浦は広瀬について「素晴らしい女優さんだというのを再確認した現場で、楽しかったですね。ずっと2人のシーンばかりで他の方たちはそんなに絡まなかったんですよ」と称賛。1月クールの日本テレビ系ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(毎週土曜日22:00〜)でも共演する2人だが、広瀬は「今、毎日一緒にいます」と笑顔を見せた。また松嶋は「どういう風に撮るんだろうってわくわくしながら台本を読んでたんですね。出来上がりもとても楽しみで、観たらすごくアクションでサスペンスなんですけど、あたたかいものが根底に流れていて」と同作を表す。開発の志半ばで亡くなった役を演じたが「AIを開発するんですが、ただただ便利になればいいということではなく、育てる側の思いが大切なんだと言うことが丁寧に描かれていて、感動する部分が多いなと思いました」と作品の見所を明かした。
2020年01月14日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジャパンプレミアが14日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、入江悠監督、AIが登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。イベント冒頭には、主題歌を歌うAIも登場し、素晴らしい歌声を披露しつつも「AIで『AI崩壊』って信じられます!?」と苦笑。AIがあたためたステージからキャスト陣が登場しレッドカーペットを歩くと、観客も歓声で迎えた。5度目の共演で夫婦役となった大沢と松嶋だが、松嶋は「何年かおきくらいに共演してるので、いつも『久しぶり』と言いながらお話しさせていただいて。夫婦役って、シーン数が少ない中で関係ができあがってるところから演じなければいけないので本来難しいものだと思うんですど、何度かご一緒しているので、気心が知れている中、いい緊張感を保ったままできた」と振り返る。大沢も「夫婦の姿がずっとこの映画の根底に流れているので、これまでの共演の集大成が出せればいいなと思って。現場でも『大切なシーンだから』と前もって話したんですけど、『そんなのわかってるわよ』くらいで」と松嶋をからかいながら、「でも、それくらい気合いが入って。緊張して寝れなかったくらい」と述懐。しかしそんな2人を見ていつの間にか賀来が姿を消したようで、賀来は「2人の豪華なやりとりがあって、僕はどうしたらいいんですかって状況」と説明していた。オリジナルで大規模な邦画を作ることについて、大沢は「僕たち映画人はこれからインターネットとかとこれから戦う中で、本当に向き合わないと生き残っていけないし、自分も消えるかもしれない」と熱弁する。さらに「同じく映画界の中でも、アジアの映画もどんどん頑張っていて、アメリカの映画も頑張っていて、日本の映画は負けそうなくらいしんどいと思うんです。それでもみんなに『まだまだ日本映画は捨てたもんじゃない』と思ってほしくて、監督やプロデューサーさんと話して、こういう作品を作ってきました」と様々な状況を見据えた話を展開。「賛同してくれた素晴らしいみなさんが全力でトライしてくれて、できたのがこの『AI崩壊』です。日本映画もこれくらいのものがどんどん作られるんじゃないかという自信を持っています。これからのエンターテインメントの未来に期待を含め、厳しい言葉をいただきながらがんばっていきたいです」と意気込んだ。
2020年01月14日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジャパンプレミアが14日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、入江悠監督、AIが登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。登場したキャスト陣はサウンドバイツでムービーカメラの質問に丁寧に答えていき、岩田は所属する三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの10周年についても「今まで支えてくださったファンの皆さんに対して、恩返しのできる1年にしていきたい」「年始から年末まで飽きさせない、楽しませる1年にしたいなという思いです」と回答。再度ステージ上にキャスト陣が登場すると、岩田は「ふだんはなかなか自分のお芝居が気になって、初号試写では物語が入ってこなかったり純粋に楽しめなかったりするんですけど、本当に今回は演出も音楽も素晴らしくて、見終わったあとの満足感が本当に高い映画ができたなと感じています。これだけ初号試写で手応えを感じる映画ってなかなかないと思います」と作品への手応えを語った。また、今回演じたエリート捜査官という役には「普段のイメージとは真逆」としつつも、「すごく新鮮でしたね。なかなか天才の役をやることってないので。監督と現場でお話しさせていただいて、ちょっとずつ作り上げていきました」と振り返った。その後、芦名がMCの青木源太アナウンサー(日本テレビ)から「近未来、アクション、家族愛、サスペンス要素などありましたがどこが印象に残りましたか?」という質問に、「機敏な動き……?」と天然ボケを発揮し、助けを求められた隣の岩田も戸惑う事態に。「機敏な動き」ではなく「近未来」と理解した芦名が「本当にごめんなさい」と慌てる様子に、会場も爆笑となる。芦名は改めて「やっぱりすべて人の愛に表現がつながっている。AIがいても、作って動かしているみんなの感情があることが描かれている作品だと思うので、絆とか愛とか、人の心の持つものをすごく感じました」と感想を述べ、不安そうに「大丈夫……?」と隣の岩田に確認。岩田は「ばっちりです」と太鼓判を押していた。
2020年01月14日入江悠監督×主演・大沢たかおのタッグで、AIが人間の生活に欠かせない存在となった未来の日本を舞台に描く『AI崩壊』。この度、大沢さん、賀来賢人、岩田剛典といった初共演の3人が初めて出会う本編シーンが到着した。3人がそれぞれ演じているのは、AI開発者・桐生浩介(大沢さん)、AIを管理する企業の代表・西村悟(賀来さん)、そして警視庁の天才捜査官・桜庭誠(岩田さん)。劇中では、天才科学者で画期的なAIの開発者だが、開発したAIが突如として暴走し、テロリストとして逃亡者となってしまう桐生。そんな桐生をAI捜査網を駆使して追い詰めていく桜庭。そして、桐生の義弟である西村は、日本中を逃げ回る桐生を手助けするが…。物語をけん引する彼らが出会ったことで、物語は急速に展開、それぞれの運命の歯車が徐々に狂い始めるのだ。今回、3人は初共演。しかし、撮影現場では抜群のチームワークを見せていたという。大沢さんと共演シーンが多かった賀来さんは、大沢さんに役者としての在り方や役について質問攻めにし、お互いに意見交換をしながら撮影を進めていったそう。大沢さんは「岩田さんは相当台本を読み込んでいて、芝居からも彼がこの作品に賭ける意気込みや気迫が伝わってきました。だから彼との共演シーンはとても安心して臨むことができました」と岩田さんとの共演の印象を明かし、「賀来君がすごいのは、現場で演出が変わってもすぐに合わせてくれる所でした。入江監督の指示をすぐに理解し、瞬時に応える。それと僕が演技のニュアンスを少し変えると、彼も僕に合わせて演じてくれるんです。本当に優秀だなと思いました」とその適応力を絶賛した。本作は、原作なしの入江監督の完全オリジナル脚本。人間臭さがある桐生、何を考えているか分からない二面性を持つ西村、クールな天才・桜庭…。そんなキャラクターに3人を起用したのは、<演じる役を多角的に自分で考えられるかどうか>が決め手になったそう。入江監督は「サスペンス要素が強いので、この人は何を考えているのか?物語がどんな方向に進んでいくのか?そこまで計算して予想がつかない演技ができる人たちに集まってもらいました」とも明かしており、撮影現場では活発に話し合いが行われ、結果、とても熱量のこもった映画に仕上がった。『AI崩壊』は1月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年01月10日大沢たかおを主演に迎え、入江悠監督がAIをテーマにオリジナル脚本で挑むサスペンス超大作『AI崩壊』。本作で大沢さん演じるAI開発者・桐生の義理の弟・西村悟を演じるのが、「今日から俺は!!」でのコミカルなキャラクターで一躍ブレイクし、「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」で見せたシリアスな演技も話題となっている賀来賢人。大沢さんは「賀来君は演技力があるし、彼の年代では稀有な存在の俳優。これからもっと人気が出て活躍すると思います」と絶賛。賀来さんがこれまで培ってきた演技力に太鼓判を押しており、その人気に火が付くのは必然だったようだ。賀来さんは2007年の映画『Little DJ ~小さな恋の物語~』で俳優デビューを果たし、2009年に映画『銀色の雨』で初主演。NHK連続テレビ小説「花子とアン」や大河ドラマ「花燃ゆ」などに出演し、数々の舞台にも出演しながら演技力を磨いていった。そして2018年「今日から俺は!!」の振り切ったコミカルな演技と男気溢れるアクションのギャップで一躍人気となり、今年は「ニッポンノワール」が話題を呼んだばかり。そんな賀来さんの活躍を見ていたという大沢さん。本作で初共演を果たしたが、賀来さんの撮影現場での役者としての振る舞いや役への姿勢を見て、人気が出るのは必然だと思ったという。現場での対応力は「彼の年代では稀有な存在」本作では大沢さん演じる桐生と賀来さん演じる西村の掛け合いが物語の核となっており、2人の関係性が重要だった。そんな中、大沢さんが本番で台本に書かれていない微妙なニュアンスや表情をアドリブで見せると、賀来さんもその演技を瞬時に理解して演技で応え、臨機応変な演技力が素晴らしかったと絶賛を贈る。「賀来君がすごいのは、現場で演出が変わってもすぐに合わせてくれる所でした。入江監督の指示をすぐに理解し、瞬時に応える。それと僕が演技のニュアンスを少し変えると、彼も僕に合わせて演じてくれるんです。本当に優秀だなと思いましたし、彼の年代では稀有な存在の俳優さんだと思いました」。「今後さらに人気になるんじゃないかな」さらに、「そうした姿を見て人気の理由が分かりましたし、むしろ今後さらに人気になるんじゃないかな」と、賀来さんの人気の秘密を明かしている。そんな2人は本作で義理の兄弟を熱演。大沢さんは医療AIの天才開発者・桐生浩介、賀来さんは桐生の義理弟の西村悟を演じる。桐生はAI暴走の犯人にされ逃亡者となるが、西村は桐生の逃亡を助け彼を信頼する唯一の人物、なのだが...。共演シーンも多い2人の熱のこもった迫真の演技はスクリーンで確かめてみてほしい。「“やるぞ!”というみんなのスイッチが入る」大沢たかおの存在感一方、賀来さんもそんな大沢さんに対して「義理の兄弟という関係性もあり、近い存在になりたいと思っていましたが、大沢さんがそういう空気を作ってくださいました。大沢さんがカメラの前に立つと存在感や“やるぞ!”というみんなのスイッチが入る瞬間を見られたので、それを見られただけでもこの作品に参加してよかったと思いました」と、大沢さんに対し尊敬の念を語っている。『AI崩壊』は2020年1月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年01月05日大沢たかおが主演を務め、完全オリジナル脚本で描く超大作映画『AI崩壊』の特別映像が公開になった。本作はAI=人工知能が人々の日常に深く入り込むようになった近未来を舞台に描くパニック・アクション大作で、このほど公開になった映像では多くの映画に出演してきた俳優たちの口から「これ実際にやるの?」「大変な撮影になる」「1秒たりとも見逃せない」など衝撃的なフレーズが連発。本作は物語だけでなく、映画自体の製作スケールも“過去にないもの”になっているようだ。本作の主人公・桐生浩介は、人を助け、人に優しく寄り添う人工知能の開発を目指す人物。彼が開発したAI「のぞみ」は人々の健康を見守り、生活インフラにまで入り込むシステムになった。かつて起こった私生活上の出来事がきっかけで日本を離れていた浩介は、愛する娘と共に久々に帰国するが、ある時、AI「のぞみ」が暴走。日本中がパニックに陥り、浩介は犯人だと断定されてしまう。自身の無実を訴える機会すら与えられない浩介は、現代よりもセキュリティが強化された日本を逃走しながら、AI暴走の謎を解き、未曽有の事態を収束するべく奔走する。『SR サイタマノラッパー』シリーズや『太陽』『22年目の告白 私が殺人犯です』などの作品で知られる入江悠監督は、完全オリジナル脚本を執筆するべく1年以上に渡ってリサーチを重ね、観客が信じられる近未来とAIがすぐそばにいる日本像を描き出した。さらに本作は日本中が危機に陥るパニック映画であり、命がけで逃走する主人公を描いたサスペンス・アクションでもある。このほど公開になった映像は、主演の大沢をはじめ、賀来賢人、岩田剛典、松嶋菜々子、広瀬アリス、そして名優・三浦友和が登場し、大規模かつ過酷だった撮影を振り返る。本作は可能な限りロケ撮影を行い、主人公が決死の逃走を試みるシーンも、落下した自動車がクラッシュする衝撃的な場面も実際に撮影された。特別映像には日本各地で行われた撮影を記録したメイキング映像もふんだんに登場。「こんなスピード感のある日本映画は久しぶりなんじゃないか」と語る大沢は「苦悩を乗り越えるような感覚を役と一緒に持てた」と振り返る。その他のキャストも、本作の撮影現場が想像以上の規模・大変さだったことを振り返るも、そこに身を投じること、熱量を注ぎこむことに意義を感じていたようで、全員が本作の魅力、映画が描くAIと現代社会の問題について熱く語っている。『AI崩壊』1月31日(金)より全国公開
2020年01月05日秋篠宮さま、悠仁さま「秋篠宮家の長男・悠仁さまが通われている学校の机に刃物が置かれていた事件で、長谷川薫容疑者の初公判が東京地裁で’20年1月9日に行われることが決まりました」(全国紙社会部記者)4月26日に東京都文京区にある『お茶の水女子大学附属中学校』に侵入した疑いで、同月の29日に逮捕された長谷川容疑者。「果物ナイフ2本をアルミ製の棒の先にくくりつけて、槍(やり)を模したような刃物を悠仁さまの机に置いて立ち去りました。その刃はピンク色に塗られており、不気味なメッセージをにおわせていたのです」(同・全国紙社会部記者)7月末に東京地検で起訴された容疑者は取り調べに対して「(悠仁さまを)刺そうと思った」と供述したことに加え、「天皇制や、皇位継承のあり方に不満があった」という。■学校側の警備体制はどう変わったのか詳しい動機は初公判で明らかになるだろうが、気になるのは学校側の警備体制だ。「容疑者は黄色いヘルメットに作業着姿で水道工事業者を装って侵入しましたが、誰にも気づかれることなく、悠仁さまの教室まで行き着くことができたのは非常に問題だと思います」(宮内庁関係者)将来的に、天皇に即位される悠仁さまの警備にぬかりがあってはならない。『お茶の水女子大学』の広報担当者に、事件以降の警備対応について問い合わせると、次のような回答が。「警備対応については、警察からの指導を受けて、身分証確認の徹底や、警備員の増員などを行ってきました。具体的な警備内容については、大学の警備上のことですので回答を差し控えさせていただきます」確かに事件直後には警備員の数が増えたというが……。「事件のあった直後は警察の人数や巡回の回数が増えていましたが、最近はもとの体制に戻っているように感じます」(保護者のひとり)■“あくまで宮家”という意識がお強いこの状況について「秋篠宮さまの意向も反映されているのでは」と話すのは、ある皇嗣(こうし)職関係者。「秋篠宮さまは事件当初“このままではまずい”と、今までの警備体制を見直さざるをえないとお考えになりました。その一環としてなのか、悠仁さまが移動する際の警備車両を1台増やすことも検討されたそうなのですが、結局実現しなかったのです。というのも、来年4月に皇嗣となったことを国内外に宣明される『立皇嗣(りっこうし)の礼』までは“あくまで宮家”という意識がお強いのです。その証拠に、皇太子時代の天皇陛下は政府専用機を使われていましたが、殿下は今でも民間機で一般人と同乗して移動されています。とはいえ、皇太子と同格の『皇嗣』というお立場ですし、秋篠宮家は皇位継承者が2人もいらっしゃるので、体制を見直すべきだと思うのですが……」今後、悠仁さまの警備が強化されることはあるのだろうか─。
2019年12月29日2019年で放送60周年を迎えた人気子ども番組が映画化、お兄さんお姉さんたちと歌ったり踊ったり、親子で楽しめる体験型ムービーとなる『映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!』。そんな本作に、いま最も注目を集める実力派俳優・賀来賢人のまさかのゲスト出演が決定し、大きな話題を呼んでいる。人気ヤンキーマンガを実写化した連続ドラマ「今日から俺は!!」では、ワガママで自由奔放だが実は誰よりも仲間想いな“ツッパリ”三橋役に、脱力系青春グラフィティーの金字塔のドラマ「アフロ田中」では、アフロヘアがトレードマークの奇抜キャラ・田中役に扮し、どんな個性派キャラも振り切った芝居で演じ切り、唯一無二の存在感を発揮している賀来さん。一方で、先日最終回を迎えた連続ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」では、どこか影のある刑事・清春を熱演!コミカルな芝居はもちろん、時にはシリアスな演技から華麗なアクションまでこなし、その“ギャップ溢れる演技力”は多くのファンを魅了している。さらに2020年には、大沢たかおを主演に迎え、入江悠監督がAIをテーマにオリジナル脚本で挑む映画『AI崩壊』、高畑充希×山崎賢人がW主演で初共演、福田雄一監督がメガホンをとる映画『ヲタクに恋は難しい』、連ドラキャスト再集結の『今日から俺は!!劇場版』など、話題作も続々と待機している。そんな人気、実力ともに兼ね備えた賀来さんが、『映画 おかあさんといっしょ』という“体験型映画”への出演で新たな魅力を開花。実生活では1児の父でもある賀来さんは、「りさお姉さん、よしお兄さんが卒業の回では、涙が止まりませんでした」と語るほど、大の「おかあさんといっしょ」ファン。「子どもが産まれて、朝バタバタしている時、なかなか泣き止まない時、色々なシチュエーションで『おかあさんといっしょ』に何度も助けていただきました。子どもにとっても僕にとっても大切な番組です」とコメントを寄せ、自身にとっても思い出深い番組だった様子。本作で賀来さんが演じるのは、“謎の仮面”という未だ秘密のベールに包まれた役どころ。すでに公開されている予告映像や場面写真では、全身に“なぞなぞマーク”が散りばめられた、すりかえかめんとそっくりないで立ちの“謎の仮面”の姿が…。SNSでも「見るからに怪しいかっくん!」「すりかえかめん様の秘密を知る謎のキャラクターというのが賀来さんの役なのか…?」という声が続出しており、いたずらが大好きなすりかえかめんが巻き起こす大騒動の行方はもちろん、賀来さん扮する“謎の仮面”との関係性もますます気になるところだ。これまで、作品ごとに異なる魅力を開花させてきた賀来さん。「恩返しという言葉はおこがましいかもしれませんが、映画の力に少しでもなれていたら幸いです」と意気込んでおり、本作でも“ギャップ”の演技が炸裂しそう。『映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!』は2020年1月24日(金)よりシネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ! 2020年1月24日シネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほかにて公開©2020「映画おかあさんといっしょ」製作委員会
2019年12月27日姉の佳子さまとご一緒に第41回少年の主張全国大会にご出席された悠仁さま(2019年12月8日)「悠仁さまは緊張されていたようで、会場で出迎えた関係者への挨拶も、小さな声ではにかまれていました。席に着く際にも、位置を間違えられたようで、佳子さまから指摘される場面もありましたね。前半の出場者によるスピーチ中は、口元を細かく動かす場面も見受けられましたが、だんだんと緊張がほぐれたのか、後半はしっかりとした雰囲気で学生の発表に集中されていました」(皇室担当記者)12月8日、都内の文化施設で行われた『少年の主張全国大会』に、お姉さまの佳子さまとともに臨席された秋篠宮家の長男・悠仁さま。ご両親がいらっしゃらない行事に出席されるのは今回が初めて。会場入り直後は緊張されていたが、全国約50万人の中から選ばれた12人の中学生による将来の夢や、学校生活についての発表が始まると、熱心に耳を傾けられていた。「小・中学生で構成される沖縄・函館豆記者とお会いになったこともそうですが、悠仁親王殿下が同世代の人たちの主張をお聞きになることは、その人たちの価値観を感じ取るために非常に大事なことです。時代に合った皇室のあり方をお考えになっていくうえで、何十年と同じ時間を過ごす同世代の人たちの価値観はその中心になるからです」そう話すのは、宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。『豆記者』との交流は、上皇ご夫妻から天皇・皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻とともに悠仁さまに引き継がれ、今年7月にも接見されている。■ご両親から未来の天皇陛下へ今回の大会終了後、佳子さまと悠仁さまは、スピーチをした出場者と懇談もされた。耳が不自由な弟のために家族で手話サークルに通ったというエピソードを発表した、福島県代表の中学3年生・石山心南さんは、そのときの様子をこう話す。「佳子さまから“手話を使う際に大切にされていることは何ですか?”と聞かれました。悠仁さまからは“家族の中でも手話を使うのですか?”と聞かれて“弟は、まだあまり手話を使えないので、『ダメ』といった簡単な手話だけを使っています”と答えました」昨年の西日本豪雨の被害にあった際、家族の温かみを感じたという、島根県代表で中学3年生の矢萩勝希さんは、悠仁さまの“被災地へのお気遣い”を感じたという。「悠仁さまから(西日本豪雨で)“家の中にはどのくらいまで水位が上がりましたか?”と聞かれ、災害の状況にご関心がおありなのだと感じました。佳子さまとご一緒に私の大工の夢を応援するおことばもいただいて、とてもうれしかったです」被災状況へのご関心は“ご両親からの影響”が大きいと、前出の山下さんは話す。「被災者に限らず、障碍者や高齢者など、困難な状況にある人々に心を寄せ続けるのが皇室の姿勢です。まだ中学1年生の悠仁親王殿下が、被災状況や過去の戦争にもご関心がおありなのは、普段からご両親にそれらに関する話を聞いておられるからでしょう。ご両親は“国民とともに歩む”というのはどういうことかを、ご自分たちの活動を見せることなどで、悠仁親王殿下に伝えておられるのだと思います」“未来の天皇陛下”は、少しずつ歩みを進めている──。
2019年12月18日映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。同作の感想を聞かれた広瀬は、「台本を読んだときに想像がつかないことが多かったんですね。現場に行っても、CGが多いのでずっとグリーンバックで、岩田さんもずっとグリーンバックに向かって喋ってたし、どうなるんだろうと思ってたんですけど、完成を見るとスケールが大きくて迫力があって、素直に『わあ、すごい』と感動してしまいました」と感想を語る。また「大先輩のみなさんとご一緒するシーンは、緊張しましたね。初日の前日は眠れなかったです」と撮影を振り返ると、バディ役の三浦は「1番一緒にいたのは広瀬くんでしたけど、初日にインフルエンザでスケジュールが変わって、最後『終わりかな』という時は、胃腸炎で……」と暴露。広瀬は人差し指で「シー!」とジェスチャーをしていたが、「めったに体調を崩さないんですけど、なぜか2カ月連続でやってしまいまして、本当にたくさんご迷惑を……」と苦笑。三浦からの「嫌いだったのかな?」という冗談に、「違います! そんなことはございません! 大好きです」と弁解する。三浦は改めて広瀬について「本当にやりやすかったですよ。年上とか、垣根を作らない、いい感じの入って来方をしてくれる女性なので、芝居もすごくやりやすかったです」と称賛していた。
2019年12月17日映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。大沢演じる桐生の逃亡劇という面もあり、アクション要素満載の同作に、大沢は「大変じゃなかったところがなかったので、いつ終わるのかなと思ってやってました」と苦笑する。「生きてちゃんと終われるのかなと思ったんですけど、海外の映画に負けないためには、体当たりでぶつかっていかないと、お客さんが喜んでくれないのかなと思っちゃって」と語る。しかし、入江監督は「現場では楽しそうだったんですよ。もっとやりたいとおっしゃってましたもん」と指摘していた。オリジナルとなった同作について、入江監督は「この『AI崩壊』が公開されて、日本映画がもう少しオリジナルの脚本とか、ゼロから作ってくということに寛容になってくれたらいいなと思います」と提言。「スタッフや俳優の皆さんと『ゼロから物づくりをしているんだ』という気概がすごくあったんですよね。それが映画の中の隅々まで映ってると僕は思っていて。映画作りの原点にまた帰りたいなと思っています。ぜひ『AI崩壊』を観ていただいて、あいつらこういう細かいところから議論していたんだなと楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています」と期待した。大沢も、「自分は実は2年くらい休んでいて、去年ようやく現場に戻ろうと戻ってきて、その中で決めたのが、もう『メーターを振り切っている、1番挑戦している作品だけをやって自分の俳優人生を終わろう』ということ」と明かす。同作については「企画をもらった時点から、『日本テレビさんは何を考えているのか。こんなに難しい台本をこれだけのお金をかけて勝負するのか』というところにロマンを感じて。俳優生命を賭けてぶつからなければいけないと思って、ぶつかった作品です」と説明。「スタッフもカメラマンもものすごいベテランなんですけど、『もっと新しいことがやりたい』って、撮影に入ってもまだ悩んでる。ここにいる俳優たちも何かこの作品でブレイクスルーしたいと、これをチャンスと思って必死になってやって、そういうエネルギーが溢れている作品だと思うので、ぜひ足を運んでみていただければと思います」と語りかけた。
2019年12月17日映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。義理の弟役の賀来とは現場でもよく雑談していたという大沢だが、「ほとんど『芸能人は一体どういうマンションに住んでるのか』という話で。互いに得た今までの情報をケータイで調べて。家賃とか、買ったのか買ってないのかということも含めて。それは残念ながら岩田くんがいない日だったので、岩田くんも参加したかったようで」と気になる情報を交換していた様子。岩田は「混ざりたかったですね」と同意し、賀来は「2人でやってるから、情報が狭すぎる」、大沢は「ある程度ターゲットを絞ってマンションはわかりました」と笑顔を見せた。またエリート役の岩田は「年齢的なところも含めて、警察庁の理事官というのは結構難しいんじゃないかなと思ったんですけど、撮影前にプロフィールを紙で渡していただいて、どういう経歴なのか説明していただいたら、とんでもない天才」と苦笑する。「『天才ってどんな感じなんだろう』と思って、いろいろ監督とディスカッションしながら役をつくっていきました。だいぶ、紺のスーツとメガネと、ビッチリ分けた七三分けに助けられた部分はあったんじゃないかなと思います」と明かした。賀来と岩田はともに30歳だが、賀来は「岩田くん、ねえ。同い年でこうも違うんだってちょっとヘコみました。華やかさとか……でも本当に同い年で一緒するってあんまりないんです。すごい嬉しかったし、がんばろうって気持ちになれました」と喜ぶ。岩田も「同じ思いというか。同世代として映画を作れるのもものすごく嬉しいですし、共演シーンはそんなに多くはなかったんですけど、その中で楽屋とかでいろんなお話できて、すごくいい時間でした」と振り返った。
2019年12月17日入江悠監督がAIをテーマにオリジナル脚本で挑むサスペンス超大作『AI崩壊』から、主演の大沢たかおをはじめ、賀来賢人、岩田剛典らが登場する撮影裏の特別映像と場面写真が公開された。まず到着した場面写真では、大沢さん演じる主人公のAI開発者・桐生や、彼の義理弟でAIを管理する会社の代表を務める西村悟(賀来さん)、桐生を追い詰める天才捜査官・桜庭(岩田さん)、三浦友和と広瀬アリス演じる独自の捜査で桐生を追う刑事コンビらの姿が。どれも緊迫感溢れる表情を見せており、スピード感と緊張感に溢れたスリリングなストーリー展開にますます期待が高まるようだ。そして本作は、10年後の日本が舞台となっているが、そんな本作で一番こだわったのが“本物”の追求。それゆえ、なるべくCGに頼らない撮影方法をとり、大規模な撮影も行われた。今回公開された特別映像では、そんなこだわりの撮影模様が覗ける。一般道路を全面封鎖して行ったというド迫力のカーアクションや、巨大な貨物船をまるごと一隻貸し切った撮影の舞台裏が収められている。渋滞中、突然上から車が吹っ飛んでくるという前代未聞のアクション、セットではなく巨大貨物船を貸し切り行われた桐生が貨物船に乗り込み逃走を図るシーンといった迫力の映像は必見。そんな撮影について入江監督は「CGをほとんど使わずにリアルさを追究したことで、役者さんの切迫感や熱の入り具合もすごく高まったと思います」と自信を見せている。『AI崩壊』は2020年1月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2019年12月13日