大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)を拠点に活動していた、お笑いコンビ・ハイツ友の会(清水香奈芽=26、西野=31)が3月31日、解散を発表した。年度末の夜に、マンゲキファンに衝撃が走った。FANNYマガジンで、清水は「この5年間でたくさんのことを経験させていただきました。NSCを合わせたら6年間にもなります。そんな日々を過ごす中で、嬉しいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました」と報告。解散理由について「活動する中で様々な要因が積もり、芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました」と説明した。西野は「様々なことが重なり昨年の春頃に芸人を辞めたい気持ちが閾値を超えました。それから気持ちの上がり下がりはありましたが一定閾値を超えた状態での上がり下がりでした。ずっと心には『辞めたい』がありました。2人で何度か話し、『来年3月まで』という案が向こうから出たとき自分の中でとてもしっくりきました」と吐露。さらに、西野は自身のX(旧ツイッター)で、約1400字に及ぶ書面を投稿し、「退所するつもりでいましたが、最後の日が近づくにつれ、ピンで活動していく選択肢が自分の中で数日前から出てきました。退所したい気持ちとネタを作ってやり続けたい気持ちが同じくらいの熱で数秒ごとに自分の中でせめぎ合い、毎日とてもやはり自分はこの職業が好きだと改めて思い。今朝、ピンで活動していく気持ちが固まりました。これからも吉本興業所属でネタをさせていただけたらと思っております」と伝えた。ハイツ友の会は、NSC大阪校41期生の清水と西野が2019年に結成。シュール&ローテンションの漫才やコントで、マンゲキのメンバーとなり、関西の賞レースで活躍。22年の『M-1グランプリ』で敗者復活戦まで進み、23年の女芸人No.1決定戦『THE W』で決勝進出。今年3月の『ytv漫才新人賞』ファイナルにも出場していた。■清水香奈芽コメント全文これまでみてくださったり関わってくださった皆様、ありがとうございました。この5年間でたくさんのことを経験させていただきました。NSCを合わせたら6年間にもなります。そんな日々を過ごす中で、嬉しいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました。芸歴5年目というのはキリが良いので考えるタイミングにもなりました。実際に今やめようと思える程度にはこの職業での活動に満足したことも、理由の1つです。劇場メンバーになるという大きな目標が思っていたよりもスムーズに達成できたり、自分が芸人になる前に「おもしろい」「すごい」と思ってみていた方々、近しい先輩、同期、後輩など周りとの関係が徐々に深まっていったり、ネタを褒めてもらえたり、ライブに呼んでいただいたり、ライブをみた方々が共感してくださったり、そして劇場メンバーになってから次の目標としていた各賞レースの本選などにも出場できたり。これだけにはとどまりませんが、どれも嬉しかったです。もちろん賞レースで優勝できたら尚良かったですが、先ほども書いた通り、活動する中で様々な要因が積もり、芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました。やめる人たちと思われながらネタなどをみられるのが嫌だったので、今日までお伝えしませんでした。総じて、芸人という職業を経験できて良かったです。本当にありがとうございました。清水香奈芽■西野コメント全文様々なことが重なり昨年の春頃に芸人を辞めたい気持ちが閾値を超えました。それから気持ちの上がり下がりはありましたが一定閾値を超えた状態での上がり下がりでした。ずっと心には「辞めたい」がありました。2人で何度か話し、「来年3月まで」という案が向こうから出たとき自分の中でとてもしっくりきました。賞レースの決勝まではいけても優勝できる気がせず、特にこの1年間本当に苦しかったです。様々な言葉をかけていただきますが、今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではなくなります。ですが今の形のままだと優勝できません。優勝できない状況でやり続けるより、今辞めてしまおうと思いました。退所するつもりでいましたが、最後の日が近づくにつれ、ピンで活動していく選択肢が自分の中で数日前から出てきました。退所したい気持ちとネタを作ってやり続けたい気持ちが同じくらいの熱量で数秒ごとに自分の中でせめぎ合い、毎日とても悩み、やはり自分はこの職業が好きだと改めて思い、今朝、ピンで活動していく気持ちが固まりました。これからも吉本興業所属でネタをさせていただけたらと思っております。形は変わりますが、今後もネタを楽しんでいただけましたら幸いです。西野
2024年03月31日Noranekogutsとハイツ友の会のツーマンライブ「ニタイニ」が 5月25日(木)に大阪・CONPASSで開催される。Noranekoguts チケット情報「ニタイニ」は2ピースバンドNoranekogutsが主催するゲストも2人組のツーマンライブシリーズ。第1回のゲストとして、吉本興業の女性コンビ・ハイツ友の会を迎えて行われる。音楽とお笑いとジャンルは違うものの、同世代であり同じ京都出身のツーマンイベントとなっている。チケットは発売中。
2023年04月14日お金が貯まっている人って、どんな人!? じつは、すぐ近くのママ友がお金を着実に貯めていたとしても、そんな話は人には言わないもの。今回は、「実際にお金が貯まっている人」の人物像を探ってみます。興味ありませんか?横山光昭さんは、NHK『あさイチ』という番組内の「女のカネ」シリーズで、お金の不安をなくすノウハウをたくさん公開してきました。その番組ディレクターであり、「スーパー主婦直伝」担当の伊豫部紀子(いよべ のりこ)さんは、「お金の劣等生だった」と話します。今回は、伊豫部紀子さんが出会ったスーパー主婦のお話をご紹介します。伊豫部紀子さんフリーディレクター。NHK朝の生活情報番組『あさイチ』の人気シリーズ「スーパー主婦直伝」を手掛ける。著書に『NHK「あさイチ」スーパー主婦の直伝スゴ技!』や、横山光昭さんとの共著である『お金が貯まる財布のひみつ』があり、主婦層に幅広く支持されている。伊豫部紀子さんにインタビューは コチラ ■NHKディレクターがお金の達人から学んだこと伊豫部紀子さんは、みずから「お恥ずかしいマネーライフを送っていて、お金の不安、たっぷりあります」とおっしゃいます。今回は、伊豫部さんが取材を通じて出会った家計の達人から学んだことをお伝えしましょう。それは、「3本立て予算」。家計の達人たちが目指しているのは「予算生活」。何にどれぐらいお金を使うか決めて、それを守って暮らす。とってもあたり前に思えることなのですが、伊豫部さん自身も「予算を立てる」ことの力をあまり実感していなかったといいます。しかし阪神大震災で家を全壊された主婦が、「何年かけてこう暮らす」という予算を立て、家を再建させたそう。「自分で決めたことなら、つらくない」と話すその主婦の言葉に、伊豫部さんは「予算の力」を理解しました。■リストラも怖くなくなる、お金の優先順位とは?この「3本立て予算」の良いところは、自分にとってのお金を使う優先順位を意識化できること。●3本立て予算とは基礎費①基本の生活に最低限必要な費用例:家賃、基本の食費、水光熱費、肌着、家着、医療費、火災保険、整髪料金など基礎費②今、その家庭に必要な費用例:幼稚園~高校までの教育費、携帯代、掛け捨て保険、家の修繕、クリーニング代、慶弔費、小遣い、給食代などゆとり費選択できる費用例:旅行、お菓子・健康食品、家具・園芸・ペット 外出着、大学の教育費、交際の食事、趣味のお金など出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 より一部抜粋 優先順位トップの基礎費①「これだけあれば、最低限、生きていくことはできる」という金額を「知っているか」「知らないか」はおおきいのではないでしょうか? たとえば減収やリストラなどのときに、基礎費①を把握していれば「いくらあれば毎月の生活はできて、あとどれくらい削れば良いか」がすぐにわかるからです。 ちなみに、家計の達人が多く属していることで知られる友の会(※)の中には、基礎費①を20万円以内に抑えるという予算を組んで生活することを目指す取り組みを行っているところもあります。目安があると、取り組みやすいですね。※全国友の会とは、食・住・家計を中心に、「健全な家庭をはぐくみ 地域に働きかけ よりよい社会を創りたい」と社会貢献をめざす団体。家事の中でも最重要テーマとして「家計」について取り組んでいます。NHK『あさイチ』で毎日の家事に役立つ技を教えてくれるスーパー主婦が多くいる集いとして話題に。次回は、「家計に「協力しない夫」は改造できる? 夫婦のスキマに潜む問題点とは」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月29日