春は外遊びが楽しい季節。「冬の間は親子で家にこもりがちだった」という人も、近所の公園などに出かけたくなりますよね。“公園デビュー”という言葉があるように、子どもを連れての初めての公園は、ちょっと緊張してしまうもの。でも、あまり気構えずに出かけてみれば、親子ともにお友達ができるかもしれませんよ。■公園遊びは朝早めが◎公園は時間帯によって、遊びに来る子どもの年齢層も変わってきます。未就園児親子が多いのは午前中。午後になると降園後の幼稚園児が増え、夕方になると小学生の子どもたちがやってきます。子どもの年齢層が違うと一緒に遊ぶこともできませんし、まだヨチヨチの赤ちゃんが幼稚園児や小学生に混じるとぶつかったりして危険なことも。子どもが小さいうちの公園遊びは、午前中のうちに出かけるのがおすすめです。「公園でほかの親子とも仲良くなりたいな」と思ったら、9時過ぎごろの朝早めが◎。ほかの親子より先に公園で遊んでいると、後から来たママに話しかけてもらいやすくなります。また、「公園に行ったらすでにママたちの輪ができていて入りづらい」ということもなくなりますね。■日替わりで違う公園に行ってみる毎日同じ公園に行っていると、近所のママと知り合うきっかけになりますが、「ママ友を作ろう」「仲良くしなくては」と気構えてしまうことも。そんなときは、その日の気分で遊びに行く公園を変えてみましょう。初めての場所でも、子どもはきっと近くにいる子と上手に遊びます。場所が違うと雰囲気や遊具の種類も変わり、新しい楽しみが見つかるかもしれませんよ。■なくなっても大丈夫なおもちゃを多めに用意「公園でお友達を作りたい」と思うなら、ほかの子どもが貸してほしくなりそうなおもちゃを持っていくのもおすすめです。「貸して」「どうぞ」のやりとりの中で、子ども同士も一緒に遊べるように。相手のママからも「貸してくれてありがとう」と、会話のきっかけが自然と生まれます。逆にいえば、他人に貸したくない大切なおもちゃは、多くの子どもが集まる公園には持っていかない方が無難。砂場で使えるプリンカップや洗剤のスプーンなど、「なくなっても大丈夫」と思えるものを、多めに用意しておくといいですよ。また、あとで誰のものか分からなくなってしまわないように、おもちゃには名前を書いておきましょう。■焦って連絡先を聞かない公園で顔見知りのママができると、「もっと仲良くなりたい」と思うかもしれません。でも、人によって「ちょうどいい」と感じる距離感は違うもの。まだ知り合って間もないうちに連絡先を交換しようとすると、相手を戸惑わせてしまうこともあります。連絡先を交換するのは、お互い約束して会うくらい親しくなってからでも遅くありません。それまでは、公園で会ったときに笑顔で会話を交わすだけでも十分では。もし、それでも連絡先を聞きたいという場合は、いきなりメールアドレスや電話番号ではなく、「SNSやってますか?」などと尋ねて相手の反応を見てみましょう。「子どもにお友達を作るためにも“公園デビュー”を頑張らなくては」と思うママもいるかもしれませんが、乳幼児期は、お友達よりもママと遊ぶ方が楽しい時期。入園する年齢になれば、保育園や幼稚園でお友達はたくさんできます。ママも無理をしてママ友を作ろうとしなくても大丈夫。「笑顔で挨拶」だけは心がけ、気構えずに公園遊びを楽しんでくださいね。
2017年04月10日もうすぐお花見シーズン。気候も暖かくなってきて、外出が楽しい季節になってきました。満開の桜をながめに、親子でお花見に行きたいですよね。大人も子どもも楽しめるお花見のコツを知っておきましょう。■1. 遊具やアスレチックのある公園を美しい桜を見るだけで楽しめる大人とは違い、子どもにとっては1ヶ所でじっとしているのは退屈なもの。お花見に出かける際は、遊具やアスレチックなど子どもが楽しめる設備がある公園がおすすめです。遊具がなくても、広い芝生広場がある公園も◎。この時期桜のある公園は人出が多くなりますが、広さがあれば子どもも自由に遊ぶことができますね。■2. 混雑する“花見の名所”は避ける子どもと一緒に出かけるときは、“花見の名所”として知られている場所は避けた方がベター。人が多いと移動も難しく、屋台やトイレも長蛇の列……など、小さい子どもにとっては少々つらい状況に。とくに赤ちゃん連れの場合は、混雑の中で周りの人とぶつかったり、ベビーカーで他人の足をひいてしまったり、というリスクもあります。子どもが小さいうちは、近所の公園やお散歩コースでもじゅうぶんお花見は楽しめます。無理をしてお花見スポットに出かけようとせず、目的地の混雑がひどかった場合にも楽しめる別の候補地も考えておくとよいでしょう。■3. レジャーシートは広い場所にレジャーシートを敷いて桜を眺めながらお弁当を食べるのも、お花見の楽しみのひとつ。そのとき、隣のスペースとシートが近いと、子どもが動き回って迷惑をかけてしまうことが。お酒を飲む人も多いお花見では、些細なことがトラブルに発展してしまう可能性もあります。レジャーシートを敷くときは広い場所がおすすめ。大きい公園などなら、メインの場所から少し離れてシートを広げるのもよいでしょう。■4. 子連れ花見のNGマナーに注意!子どもはトイレを我慢することができません。公園などのお花見スポットではトイレが少なく、やっと見つけても混雑していることが多いもの。でも「間に合わないからその辺で用を足させちゃおう」はNG。会場はもちろん、駅やコンビニなど、トイレの場所は前もってきちんとリサーチしておきましょう。またお花見では飲食を楽しむ人も多いため、シートでのオムツ替えはマナー違反です。オムツ替えは多目的トイレや車の中で。お花見をするときも、それらの場所からあまり離れないようにするとよいでしょう。子どもの場合、看板の文字が読めずに立ち入り禁止エリアに入ってしまったり、「キレイだから」と桜の枝に触って傷つけてしまったりすることも。「ここには入ってはいけないよ」「木に触ったり登ったりしないでね」と、お花見の前にきちんと言い聞かせておきましょう。満開の桜や舞い散る花びらを眺めていると、心も癒やされますよね。桜の美しさを親子で楽しみ、素敵な思い出を作ってくださいね。
2017年03月12日公園で遊ぶ、外遊びは楽しい一方で、公園で遊んでいた子のランドセルや縄跳びが遊具にはさまる事故も報道されています。公園でより安心して遊ぶために、親が気をつけたいこと、子どもに伝えておきたいことを、日本公園施設業協会が発行するパンフレットを参考にご紹介します。■公園遊びの洋服、事前にチェックしてますか?子どもの公園遊びの付き添いしていますか? 「公園が家の目の前にあるから」、「お兄ちゃんと一緒だから」といった理由で、一緒に公園に行っていないママもいるかもしれません。日本公園施設業協会では、6歳までの子どもには必ず大人が付き添うことを呼びかけています。これを踏まえ、小さな子どもと公園で遊ぶときに、親がチェックしたおきたいことのなかから、とくに日頃見落としがちな項目を「仲良く遊ぼう安全に」パンフレットからご紹介します。<遊ぶときの服装は?>Check1 上着の前を開けっ放しにさせない。Check2 マフラーやひも付きの手袋はとらせる。Check3 かばん、水筒、ヘルメットは外させる。Check4 パーカーなど、首のまわりにひもやフードの着いた衣服は身につけさせない。Check5 足に合った脱げにくい靴をはかせる。Check6 靴のテープはきちんと止めさせる。靴ひもはしっかり結ばせる。出典: 一般社団法人 日本公園施設業協会「仲良く遊ぼう安全に 幼児編11」(日本公園施設業協会発行)パンフレット [10.27MB] 保育園生活でも、どこかに引っかかる心配のある衣類は、身に着けないように指示されているママは多いかもしれません。これは、公園遊びの洋服でもあてはまります。足元はジャストサイズのスニーカーで、脱げにくいものを。靴ひもがほどけていないか確認しましょう。ほどけない結び方として話題となっている「イアン・ノット」や二重のちょうちょ結びなどを試してみるとよいかもしれません。ネットで検索すると、簡単な結び方の動画を見ることもできます。■公園の遊具に対象年齢があるって知っていますか?公園に着いたとたん、興味のある遊具めがけてまっしぐら! となってしまう子ども。もしもの事態を遠ざけるためには、公園で遊ぶ前に、「どこに、どんな注意箇所があるか」を大人の目で確認し、安心できる場所で子どもの身体能力に合った遊具で遊ばせることが大切です。<遊び場は安全か? あらかじめ確かめておこう>Check1 その遊び場には小さい子ども用の遊具があるか?それは大きい子ども用の遊具と近すぎないか?Check2 石やガラスなどのかけらは落ちていないか?Check3 遊具は壊れていないかCheck4 遊具の下や周りはコンクリートやアスファルトで固められていないか?Check5 遊具の下や周りに放置された障害物はないか?Check6 遊び場の内外で水の事故(池や噴水など)や交通事故に遭う危険はないか?Check7 以上があったら管理者に連絡する。出典: 一般社団法人 日本公園施設業協会「仲良く遊ぼう安全に 幼児編11」(日本公園施設業協会発行)パンフレット [10.27MB] 日本公園施設業協会会員が製造する遊具には、その遊具で遊ぶことができる目安となる「 対象年齢シール 」が貼られています。自分の子どもの年齢にあった遊具か、チェックしましょう。■子どもだけで遊ぶときの約束事決めていますか?学童保育に行かなくなりがちな小学生高学年にもなると、家にランドセルを置いたら公園に集合! というシーンも出てきます。子どもたちが集まりそうな公園を事前にリサーチし、休日などにチェックしておくとよいでしょう。子どもだけで公園で遊ぶ場合には、次のことを事前にママに伝えることを約束させましょう。<友だちと公園で遊ぶときの約束ごと>・誰と遊ぶのか・どこで遊ぶのか・何時まで遊ぶのかまた友だちと「待ち合わせ」をするかどうかは、各家庭でルールをきちんと決めておきましょう。とくに小学生低学年のうちは、子ども同士の待ち合わせはさせないと決めている場合には、子どもにもそのことをきちんと伝えておきましょう。休日に待ち合わせする場合には、できるだけ親も一緒に行って、相手の子どもの確認や親へのあいさつをしておくと、今後遊ぶときにも安心です。服装に関しては、先に紹介した項目をお子さんと確認してください。また、かばんはもちろん、水筒、携帯といった体や首に下げるアイテムも遊ぶときには外すように伝えるのもお忘れなく。■もし公園でこんなことが起こったら車に気をつける、飛び出さない、知らない人に声をかけられてもついていかない、などの声がけをしているママは多いと思います。公園でも思わぬ事故が起こる可能性もあります。そんなときにどういった対応をする必要があるのでしょうか。子どもが大きくなっていくときに、「自分で考えて、自分で対応できる」力を育てるためにも、こういった話し合いは役立つのではないかと思います。「仲良く遊ぶために 児童編」パンフレットを参考に、いま一度、お子さんと一緒に確認してみましょう。<お天気は?>・雨にぬれた遊具は滑りやすいので注意。・雷が鳴ったら外で遊ばない。・日射によりスチールなど加熱する部分があり、やけどに注意。<体調は?>・遊ぶときの健康管理は大切です。適度に水分を補給させる。<事故・事件が起きたらすぐに助けを求める>子どもだけの場合-よく教えておいてください・近くの家に行って助けを求める。・重いけがのときには119番に電話して救急車を呼ぶ。・不審者がいるときには110番に電話して警察を呼ぶ。<ケガをした人には>・助けを呼ぶ間、付き添っている。・ケガ人は、なるべく動かさない。・血が出ていたら、水道の水で汚れをよく洗い流し、布などでおさえるか、本人の手でおさえる。出典: 一般社団法人 日本公園施設業協会「仲良く遊ぼう安全に ~学校の先生方と保護者のために~ 児童編」(日本公園施設業協会発行)パンフレット [5.2MB] ケガや危ない目に遭うことなく、楽しく遊べることが何よりです。でも、もしものときには周囲の大人に助けを求めるよう、約束しておきましょう。また、誰も携帯電話を持っていないことを想定し、公衆電話の設置個所とかけ方を教えておくとよいかもしれません。公衆電話の設置個所はNTTサイトで検索できます。今回ご紹介した「仲良く遊ぶために」パンフレットは、幼児編、児童編ともに日本公園施設業協会のウェブサイトからダウンロードできます。公園遊びは、子どもの発想力を高め、冒険心を養い、危険認知能力を高めるためにも、絶好の遊び場です。そして子ども同士の友情を育み、親子の絆を深めるところでもあり、親子でとても大切にしたい場所です。だからこそ公園遊びの注意事項、遊具の使い方、重大事故を防ぐポイントなど、より安心して楽しく遊ぶために、お子さんと話し合ってみてはいかがでしょう。<参考サイト>・ 一般社団法人 日本公園施設業協会ウェブサイト
2017年03月05日ハロー!裏方さん~子どもの笑顔をつくる達人たち~子どもの暮らしを彩るモノ・コトづくりに愛をもって携わる達人に、その舞台裏を余すところなく語っていただく本連載。1回目は子どもの「あそび」にかかわる事業を展開する企業、ボーネルンドにおじゃましました。<お話をうかがった達人さん>林 耕介さん 株式会社ボーネルンド 企画部デザイン室部長。あそび場の企画・設計・デザイン、設計デザインチームのマネジメントを行う。6歳と2歳の男の子のパパ。<ボーネルンドってどんな企業?>1977年創業。あそび場の環境づくりからはじまり、あそび道具の輸入・開発・販売、親子の室内遊び場キドキドの開発・運営など、子どもの「あそび」を豊かにする事業を展開。これまでに手掛けた施設は35,000件以上。ショップは全国に89店舗(2017現在)。ボーネルンド ■自発的な「あそび」を通して、こころと頭、からだの成長のサポートをしたい子どもの健やかな成長に欠かせないことはなんでしょう。食べること、寝ること。そして「あそび」であると、私たちは考えています。あそびにはさまざまな要素がつまっています。たとえば、砂で山をつくるとき。ある程度までは積み上げられるけど、途中で崩れてしまう。では、水を使うとどうなる? 子どもは上手に山をつくろうといろいろ試したり、工夫したりしますよね。このように、子どもはあそびを通して、こころと頭、からだを使ってあらゆることを学んでいます。そんなあそびを、子どもたちが安心して、自由にできる環境を整えるのが私たちの仕事です。私たちがもうひとつ、大切にしていることがあります。それが、「あそび」とは受け身ではなく、子ども自らが「やりたい!」と思えるものであること。テレビゲームやビデオ鑑賞といったいわゆる「娯楽」は、一時的な楽しさであり、受動的なものだと考えています。一方の「あそび」は、子どもが普段から能動的に行い、どんどん蓄積されていくものです。先の砂遊びの例でいえば、失敗をもとに、崩れない高さにしたり、水の量を調整したり。そうやって遊ぶごとに高度になり、経験として蓄積されていくものを「あそび」、ととらえています。現代の子どもたちは、社会環境の変化から、自由にのびのびと遊ぶことが少なくなっていると感じています。公園一つとっても、その数自体は減っていないのですが、維持費や安全性の問題から遊具が撤去されたり、地域の繋がりが希薄になったりといった理由からあそびを楽しむための要素が失われています。子どもが遊びたいと思っても、相手がおらず遊具もない閑散とした場所ばかりになっているのです。だからこそこころ・頭・からだを使う本物のあそびをもっと体験してほしくて、あそび場づくりに注力しています。■北欧のすすんだ子育て環境を、日本にもボーネルンドというと、玩具ショップのイメージがあるかもしれませんが、じつは屋外の「あそび場」づくりからはじまっているんです。今から40年ほど前、仕事でデンマークを訪れていた創業者は、安全性が高く、カラフルな遊具が設置されているデンマークの公園を見て、当時の日本との落差に気づきました。デンマークでは当時から、「未来を担う子どもたちを社会全体で育てよう、そのために重要なのはあそびだ」という価値観が共有されていました。そのためあそびを研究することもすすんでいました。例えば公園の遊具の色は子どもたちのクレヨンで減っている色、つまり子どもたちが認識しやすい色を使うなどです。そんな北欧のあそびの文化が日本の子どもたちにも必要だ、との想いからボーネルンドが設立され、あそび場づくりがスタートします。2002年には福岡県・北九州市で室内のあそび場「KID-O-KID(キドキド)」をつくったのを皮切りに、屋外だけでなく屋内にもあそび場づくりのフィールドが広がり、これまで35,000件以上のあそび場づくりに携わってきました。想いがかたちになった、福島県での取り組み近年の取り組みのなかでとくに印象に残っているのが、2011年に福島県・郡山市につくった「ペップキッズこおりやま」です。東日本大震災後、福島の子どもたちは原発事故の影響で外で遊べない状況が続いていました。「遊ばないとお腹も減らず、夜も眠くなりにくい。このままでは子どもを健やかに育てるのは難しい。なんとか遊び場を作ってほしい。」そんな現地の方々の強い要望をいただいたのです。被災地の子どもたちの力になりたい。そんな想いでボーネルンドがもつノウハウのすべてを結集させ、外でできるはずだった砂遊びや水遊びなども含め、あらゆるあそびが室内でできる施設をつくったんです。ちょうど冬場のオープンだったので、室内でも湿った砂場に裸足で立っていると、かなり足元はひんやりするんです。そんななか、子どもたちが夢中で(長い時間)遊んでくれているのを目の当たりにしたときは、遊びたくても遊べない時間/現状を過ごしている子どもたちの声なき声を聞いたようで、こみあげるものがありました。 ■ガラスに絵の具、塗ったことある? 子どもの「自由」を引き出す、こだわりのあそび場づくりあそび場づくりでは、安全な設備で、安心して遊べることはもちろん、子ども相手だからと妥協しない、そして子どもの自由な発想をさまたげないことを念頭においています。たとえば、あそび場の壁に描いてある動物などのモチーフには、あえて性格や感情、年齢を想起させるようなキャラ付けをしていません。ある子のあそびでは友だちとして、別の子にとっては戦う相手として動物が登場する。そんなふうに、子どもが自由に想像できる余地を残しているんです。また、大阪府にある天王寺公園を大幅にリニューアルした「プレイヴィル天王寺公園」では、子どもたちが普段の生活の中でなかなか体験できないあそびを提案しよう! をテーマに新しい試みにもチャレンジしました。そのひとつが「表現あそび」です。室内施設には、ガラス一面に絵具やクレヨンで絵を描けるゾーンや、子どものからだの輪郭をなぞった等身大塗り絵を楽しんだり、様々なものづくりを行うワークショップスペースを設けました。もちろん、なにを、どんなふうに描いてもつくってもOK。子どもひとりひとりが、自由に表現していい場です。どれも普段はなかなかできない、むしろ家でされたら困るなあと思うようなことだったりします(笑)。だからこそ、面白い。大人のほうが夢中になっていることもありますよ。あそびのきっかけになる種はまいても、子どもの自由な発想、考える力はじゃましない。子どもが相手だからこそ妥協せず、とことんこだわったあそび環境づくりを目指しています。■やっぱり、ママ・パパにはかなわない!ボーネルンドはあそびの専門家集団です。日本はもちろん、海外の子どもの文化にも実際に触れ、各国の玩具メーカー、教育者や医療従事者、そして実際に遊びに来る子どもたちの反応、親の声など、全方位で情報を集めて、よりよいあそび環境づくりにつなげています。それでも、やっぱりママ・パパにはかなわないなあと思うこともあります。子どもだけでももちろんとても楽しそうですが、特に乳幼児期の子どもたちはあそびに親が加わった瞬間、子どもの表情がいっそう明るくなるのを何度も見てきました。ママ・パパが童心にかえって遊んでくれるのって、子どもにとってはすごくうれしいんでしょうね。ときには親も一緒になってめいっぱい遊ぶ。それが子どもたちの笑顔を最大限に引き出す一押しになるんだなと、実感しています。子どもが“のびのびと、自由に、とことん遊ぶ”ことができれば、それがいちばん!きっと子どもはますます生き生きとし、自ら成長していきます。 じつはやりたいこと、提案したいあそびはまだたくさんあるんです。ママ・パパの声を聞きながら、子どもがよりあそびにのめりこめるあそび環境、“やってみたい”を引き出すあそび環境をつくっていきたいと思っています。毎日が子どもとの真剣勝負です。<林さんレコメンド!>小さい子がいるママには、室内のあそび場「トット・ガーデン」が一押しです。乳幼児期ならではの、こころ・頭・からだを使うあそびをたっぷり集めました。周囲を気にすることなく、親子でのびのび過ごせるような環境をつくりました。子どもはもちろん、ママにとってもほっと一息つけるような場になるとうれしいです。トット・ガーデンについてもっと知りたい方はこちらから。 取材/文:コミヤカホル
2017年03月03日子どもは季節を問わず、外で遊びたがるものですよね。しかしこの時期の外の寒さは、ママにとっては辛い…。つい家にこもっていたいと思ってしまいがちですが、じつはこの時期の公園には、冬ならではの楽しみがいっぱい!四季のある日本に生まれたのだもの、今だからこそ感じられる自然にふれたいものです。今回は、冬の公園の楽しみ方をご紹介します。■まずは防寒&水分補給をお忘れなく!寒空の下に飛び出す前には、防寒対策を万全に。とくにベンチなどでじっと待つことが多いママは、体の芯から冷えてしまいます。カイロなどの体を温めるアイテムが必須です。とはいえ、公園では動きやすい服装がマスト。紐が引っ掛かりやすいフードは避け、さらに暑くなったら脱げるように着替えやすい格好を選びます。ママはブーツを避けてスニーカーなどの歩きやすい靴を選ぶといいでしょう。冬は気温が低いとはいえ、走り回れば汗をかきます。そのままにすると風邪を引く原因に。とくに遠出をするときには、タオルや着替えなどもお忘れなく。また、寒いときには水分補給を忘れがちなので、こまめな給水を心がけてあげましょう。ポットなどにホットドリンクを用意しておくといいですね。準備ができたら、冬の公園へGO! いつものように自由に遊ぶのもいいですが、寒い時期ならではの楽しみ方を紹介します。■雪や氷にさわろう日陰には、氷や霜柱ができている場合があります。つい「汚いからダメ!」と言いたくなりますが、実際に自分の手でふれることは大事なこと。せっかくですから、直接さわらせてみましょう。氷のひんやりとした感触や、パリンと割れる音を身近に感じられるのは、今だけなのですから。霜柱は手でさわるだけでなく、足で踏みながら感触を楽しむこともできます。どこにあるか探すうちに、霜柱ができやすい条件を自然と学べるはず。雪が降ったらぜひ、大きい公園へ。たくさん積もった雪を使って雪だるまやうさぎなど、自由に作らせてあげましょう。人型ができるように寝ころんでみるのもアリ。その場合は、スキーウエアなどの防水加工を施した服や、汚れてもいいものを選ぶといいですね。自然のなかで自由に遊ばせることは子どもの発育にも大事なことですが、安全面にも配慮して。氷をつかむときには手袋をする、池や噴水にできた氷の上にはのせない、遊んだあとはしっかりと手を洗うなど、ママのフォローも大切です。■植物を観察しよう公園の木々は葉もすっかり落ちて、枯れ木のように見えるかもしれません。でも、よーく見ると、春を待つ木の芽が膨らんでいたりするものです。なかには、寒さに耐えられるよう、ふわふわの毛をまとっているものがあったり、枯葉に隠れて冬を越す虫の姿が見られたり。こうした動植物の様子を観察できるのは今の季節だけです。子どもとお話ししながら見ていくのもいいですが、じっとしていると体が冷えてしまいます。そんなときは写真を撮っておいて、家でじっくり見るのもおすすめ。観察したら、その様子をお絵かきさせてもいいですね。■走ることで寒さを吹き飛ばす!どんなに寒い日でも、体を動かすうちにポカポカと温まってきます。そんなことはすでに知っている子でも、公園を何週すればいいかはわからないものです。こうした素朴な疑問を解決することは、子どもの好奇心を育てることにもつながるはず。子どもと一緒に競争しながら、ちょっとした問題を解決することの楽しさを教えてあげられるといいですね。冬の公園には楽しいことが満載ですが、霜が降ったあとには遊具が滑りやすくなるなど、危険な面もあります。それを教えることも大事なこと。寒すぎる日に無理をする必要はありませんが、天気の良い日は散歩がてら足を運んでみては?
2017年01月25日上野公園で開催されている、夜のアートイベント・シリーズ『上野夜公園』。その第2弾となる、第01夜「照明探偵団 上野公園に現る」の詳細が決定しました。日程は、2017年1月28日(土)と2月3日(金)の2日間です。上野夜公園って?『上野夜公園』は、2017年3月まで開催されているアートイベントです。公園内の美術館・博物館の夜間開館に合わせ、公園各所で様々なプログラムを展開。昼間のイメージが定着している上野公園の、新たな夜の楽しみ方を提案しています。照明探偵団が上野公園に現る!1月と2月の週末の夕刻、面出 薫(めんで かおる)団長率いる「照明探偵団」企画として、上野公園での照明探偵が実施されます。2020年に向け芸術文化立国を目指す日本の中で、上野公園が週末・夜を楽しめるエリアとして、いかなる整備が必要か。美術館・博物館のライトアップのあり方や未来形などを一緒に考える貴重な機会とするべく「我らが照明探偵団」は上野に集結し、様々な「探偵ノウハウ」を駆使して、夜の上野公園を探ります。●照明探偵団って一体何者!?光環境調査を軸とした実践的フィールドワークを行なっている非営利の照明文化研究会です。あかり、照明に関わるあらゆる事象を文化として捉え、より良い光と人間の未来を語り合っています。照明探偵団公式ウェブサイト 夜の上野公園の魅力に出会える「上野夜公園」。最新情報は随時更新されるので、お出かけ前に公式HPをチェックしてみましょう!【開催概要】上野夜公園 第01夜「照明探偵団 上野公園に現る」日程:①2017年1月28日(土) ガイダンス+上野公園歩き②2017年2月3日(金) 検討会、ワークショップ時間:15:00~19:00定員:先着40名条件:2夜とも参加すること、大学生・専門学校生以上申込方法:「上野夜公園」公式ウェブサイトにて受付。公式HP: ※照明探偵団ページにて申込受付参加費:無料
2017年01月16日夜のアートイベント・シリーズ『上野夜公園』が、2016年12月24日~2017年3月の期間で随時開催されます。上野公園の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。『上野夜公園』が上野公園で開催決定!『上野夜公園』は公園内の博物館・美術館の夜間開館に合わせ、上野公園の新たな魅力を発見するべく開催されるイベントです。現在は昼のお出かけスポットとして賑わっている上野公園。日本初の公園として開園した明治時代には、夜の盛り場としても様々な人が集ったといいます。2016年12月24日~2017年3月の期間で、さまざまなアート・イベントが随時開催。いつもとは違う、上野公園の魅力を堪能しましょう。第一弾は「ミナモミラー」第1弾は不忍池一帯をライトアップして好評を博した「ミナモミラー」が再演されます。不忍池をキャンバスにたとえ、光を不忍池に投影。風の流れによって時間とともに変化する、水面にたゆたう反射光を楽しむ作品です。不忍池のボート池全周、池に浮遊するオブジェを淡く柔らかい光が囲みます。現実の世界と水面に映し出された世界の結界がなくなりひとつになる不思議な空間です。冬の澄んだ空気と夜空の下、幻想的な世界を楽しみましょう!この他にもミュージアムコンサート、公園散策ツアーなど、2017年3月まで多彩なプログラムが開催予定。最新情報は随時公式ウェブサイトに更新されるので、気になる方はぜひチェックしてください。【イベント概要】上野夜公園開催期間:2016年12月24日~2017年3月 随時開催会場:上野恩賜公園 各所公式ウェブサイトURL:
2016年12月18日晴れた空の下で飲みたい上品なクラフトビールクラフトビールも樽生3種類とボトル5種類ほどを用意。樽生の中でも、ここでしか飲めない限定の一杯が“リッチアイランド(豊島ビール)”です。伊豆・修善寺のベアードビールによるオリジナルクラフトビールで、フルーティーでフローラルなアロマに、ドライ感もある、まさに公園で飲むのにぴったりの仕上がりが特徴です。ボトルビールのおすすめは、“修善寺ヘリテッジヘレス”と“スルガベイインペリアルIPA”。ヘレスラガーは独バイエルン地方に長く伝わるスタイルで醸造され、グリーンで丸みがあり、バランスのいいゴールデンラガー。スルガベイは複雑ながらもバランスのとれたダブルIPAで、ホップの苦みやインパクトが楽しめます。ビールが進む、ローストチキン&サンドウィッチいずれとも相性抜群のおつまみは、名物でもある“オーガニックサラダとローストチキン”、そしてオリジナルのラシーヌブレッドを使った、平日は14時以降のカフェタイム、週末は11時以降ブランチ/カフェタイムに登場する“グリルドチーズサンドウィッチ”です。どちらも同店の自信作なので、熱々を召し上がれ。取材・文/武位教子スポット情報スポット名:ラシーヌ ファーム トゥー パーク住所:東京都豊島区南池袋2-21-1電話番号:03-6907-0732
2016年10月05日人ごみと騒音が苦手な人にとって、まだまだ暑い時期のおでかけはなかなか気が進まないのではないでしょうか。しかし、首都圏にも緑に囲まれたレジャースポットがあるのです!東京都内にある国営昭和記念公園で、快適な時間を過ごしましょう!■☆自然がいっぱいの空間が広がる公園というからには、やっぱり自然に囲まれていないとですよね。昭和記念公園は季節の自然が満喫できる、心癒される空間が広がっています。そんな公園内を散歩するだけで日々の疲れが消し飛ぶのではないでしょうか。特に美しいのは季節の花々。花木園を歩けば、その魅力が伝わるはず。また、ハーブ園も栽培されていて、定期的にボランティアのみなさんによるハーブの講習も行なわれているんですよ。■☆日本人なら和の心に触れよう静けさと「わびさび」を大切にする和の心は、忙しい毎日を送る人にぴったりの癒しです。昭和記念公園ではそんな和の心を大切にしています。日本庭園では四季折々の景色が、私たちを楽しませてくれます。盆栽苑にもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。盆栽ってお年寄りの趣味では?と思っていても、いざ訪れるとその味わいに心打たれてしまうことでしょう。■☆日頃の運動不足をスポーツで解消!昭和記念公園にはアクティブな楽しみ方もあります。普段から運動不足の人はスポーツで思い切り汗を流してみるのがいいでしょう。スポーツエリアでは人気のフットサルのほか、ペタンク、クロッケーなどのプレーも可能。ルールがわからなくてもボランティアの指導が定期的に行なわれています。■☆レンタサイクルで密着!アクティブな運動が苦手な方は、サイクリングを楽しむのがオススメです。専用のサイクリングコースを通って、移動がてら園内の景色を楽しむと気分は最高!2人乗り用の自転車もありますから、彼と一緒に漕げば密着するチャンスになるかも。■☆その他にも充実の施設がいっぱい昭和記念公園にはその他にも、遊具がある遊び場やバーベキューガーデンなど楽しい施設がいっぱいです。グループでお目当ての彼がいる方も、ふたりでラブラブな方も、夏のレジャーを探しているなら、昭和記念公園は打って付けのスポットだといえます。(ライター/あんと)(ハウコレ編集部)
2016年09月05日大きな声では言えないですが、デートってお金かかりますよね。それが毎週末ともなるとネタ切れにもなるし、お財布も心配になっちゃいます。せっかく大好きな彼とのデートなのに余計な心配でデートに集中出できないなんて悲しいですよね。今回は、お金もかけず、でもふたりの時間を楽しみたい!を叶えることができる、代々木公園デートを紹介します。■☆お散歩デート代々木公園はいまや定番デートスポット。自然が豊かな公園でゆったりとお散歩デートをしてはいかがですか?公園内にはバードウォッチングができるバードサンクチュアリやドッグラン、噴水広場があります。お散歩コースを彼と手をつなぎ歩いて、鳥の声や風の音、草のにおい、水の音に目や耳を傾けてみては?疲れたら各所に売店があるので、ソフトクリームやジュースを片手にベンチで休憩もできちゃいますよ。■☆ピクニックデート今、流行りのピクニックデート。お気に入りのレジャーシートと簡単な手作りサンドイッチやフルーツ、デザートを持っていくだけでいつもとは違うおしゃれなランチに。いつものようにおしゃべりもいいけど、ふたりでコロンと横になって気持ちいい風を感じながら好きな音楽や読書を楽しむ・・・。お金をかけていないのになんとも贅沢な時間、なんだか少し大人になったような気分です。マンネリカップルには、あえてゆったりと、心と体をリラックスさせる時間が必要かも。■☆サイクリングデート代々木公園にサイクリングコースがあるのは、ご存じの方も多いでしょう。でも、レンタサイクルがあるのは知ってましたか?しかも、二人乗りのタンデム自転車が乗れるんです!タンデム自転車は、意外とバランスが崩れやすく乗るのが難しいんです。でも、息のあったふたりなら乗りこなせるはず!1周約1.8キロメートルで、一年を通していろんな花や植物を楽しむことができます。大人用タンデム自転車は一周210円と値段もリーズナブル。ラブラブなところをみんなに見せびらかしちゃえ■☆野外イベントデート国立代々木競技場の前にあるイベント広場では、ブラジル、タイ、インド、ネパール、カリブ、中南米などなかなか行くことの出来ないマニアックな国のフェスティバルが開催され、その国でしか味わえない料理や雑貨、音楽に触れることが出来ます。もちろん、その国の方も多く、まるで海外旅行に来ているかのような錯覚に!日本にいることを忘れ、いつもとは違う彼に出会えるかも。また、フリーマーケットも月一くらいでやっています。おしゃれな人が集まる代々木だけに売っているものもおしゃれ!安くおしゃれアイテムをゲットできるなんて行くしかないですよね!ただ、熱中しすぎて彼を置いてきぼりはNGですよ。■☆ただの公園じゃないんです!代々木公園はいろんな使い方ができる場所です。お金がかからないことはもちろん、心も体もリラックスできちゃうなんて今週末のデートは代々木公園で決まりですね!(hrokym/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月12日子どもを持つと、避けて通れないのが「公園デビュー」。公園でのママ友とのお付き合いが気になりますよね。そんな公園デビューのアメリカ事情を紹介します。日本とは少し違ったママ友との付き合い方が、日本のママ友関係にもヒントになりますよ。ママ同士のおしゃべりよりも子どもと遊ぶスタイルアメリカにはとくかく公園が多い! プレイグラウンドと呼ばれる近所の小さな公園から、ピクニックなどができる広大な公園まで、さまざまな公園が街中にあります。日本で「公園デビュー」の場となるようなプレイグラウンド(近所の小さな公園)では、子ども連れのママやパパ、またベビーシッターたちをよく見かけることができます。しかし、日本と一番違う点は、ママたちのおしゃべりの場というより、子どもの遊びが中心なことです。日本ではママたちがグループになって立ち話をしているイメージですが、アメリカではママたちが子どもたちの近くにいて一緒に遊んだり、しっかりと監視したりしている印象です。アメリカは特に広い公園などでは、誘拐などの危険性もあるので、少し大きな子どもたちでも親が必ず目の届く場所でついて見ているのが普通です。公園は育児情報の交換場ママたちがグループで輪になって話をしている印象のないアメリカの公園。でも、子どもと遊びながらママ同士で会話も楽しみます。そこではやはり育児情報の交換! 特にアメリカではベビーシッターを利用する人が多いので、公園でのベビーシッター情報は貴重です。ベビーシッターを探している場合は、地元の公園にいるママたちに聞くのが一番。そのほかにも子どもの習い事スポットなど、気さくに声をかけて情報を集めることのできる、貴重な場所なのです。仲良くなったらプレイデート公園で仲良くなったら、次のステップとして「プレイデート」というのがあります。「プレイデート」とは、子供たちを遊ばせるために、親が時間と場所を決めて会うことです。共働きが多いアメリカでは「プレイデート」を週末に行うことも珍しくありません。公園で待ち合わせて一緒に遊んだり、トランポリンがあるような遊具施設に一緒に行ったり、またお互いの家で子どもたちを遊ばせるなどをします。アメリカでは、ママ友になったから子どもを遊ばせるというよりは、子どもたちが仲良くなったことで、ママ同士の関係が築かれることが多いのです。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月07日たまの休日、いつもは近所の公園に遊びにいくところを「ちょっと珍しい公園」に行き先変更してみませんか? 東京大田区にある西六郷公園は通称「タイヤ公園」とも呼ばれ、古タイヤを利用した怪獣・ロボットのモニュメントやタイヤ遊具がたっぷり!子どもの頃、私自身も遊んだことのあるタイヤ公園の魅力をご紹介しましょう!タイヤが遊び道具の公園!公園の中はいたるところにタイヤがひしめきあっています。古タイヤを利用した一風変わったタイヤ公園は開設当初、日本全国から取材オファーが殺到したそう。アメリカやオーストラリアなど海外でも紹介され、大きな話題を集めたそうです。その人気は今でも途切れることなく、平日・休日問わずたくさんの子どもたちがタイヤと戯れ、夢中になって遊ぶ姿を目にすることができます。超巨大モニュメント!「怪獣」が見下ろす広場見どころはなんといっても怪獣に似せた超巨大モニュメント! すべてタイヤでできており、大きいものは足から頭までの高さが8m、頭からシッポまでの長さが20mもあるため、その迫力に圧倒されっぱなしです。「怪獣退治に出発!」などといいながら、つながったタイヤの中をすり抜けたり落ちないように上を歩いたり、自分たちでストーリーをつくりながら全身を動かす遊びができます。また、吊るされた大きなタイヤの内部に入り込んで隠れ家気分を味わったり、横幅のとても長いすべり台があったり(意外とスリル満点!)、頂上にタイヤのあるジャングルジムがあったりと1日中遊びつくせます。広場一面に敷かれた砂はクッションの役目を果たしており、そうした安全面への気遣いも親となった今はうれしく感じるところです。あの頃と変わらない安心感小学生になると友だちを誘い、自転車で意気揚々と遊びにいっていたあの頃。最初は「なぜこんなにタイヤが!?」とびっくりしました。当時は西六郷公園という正式名称があることすら知りませんでしたが(笑)、密かに気に入っていた入口付近の花壇には今でも四季折々の花が咲き乱れており、あの頃のままであることを実感します。子どもたちの創造性をのばすだけでなく、公園としての安全性を保ちながらのびのびと遊べる配慮がなされた「タイヤ公園」。ぜひ、ご家族で足をのばしてみてはいかがでしょうか?・ 大田区ホームページ:西六郷公園(タイヤ公園) (すだあゆみ)
2016年01月02日子どもが歩けるようになってくると、そろそろ気になるのが「公園デビュー」ではないでしょうか。広く安全なところで遊ばせてあげたい。けれど、公園=初めての場所に行く時には少し身構えてしまうかもしれません。そこで私が実践していた、スムーズに公園遊びを楽しむコツと、お友達の輪を広げるのに役立つアイテムをご紹介しましょう。ポイント1 公園に行く時間は?公園には比較的、午前中に小さい子どもたちが集まりやすく、午後になると小学生くらいの大きい子どもたちが遊びはじめることが多いように思います。午前中の方が同年代のお友達も見つけやすいですし、穏やかな遊びを楽しめるのではないでしょうか。元気いっぱいの大きいお子さんが多いと、圧倒されてびっくりしてしまうこともあります。ゆったり遊ぶには午前中がおすすめです。ポイント2 持ちものは?おむつセットと着替え、タオルを忘れないようにしましょう。子どもは気持ちよく過ごせる状態でないと、遊びも楽しめません。おむつは1枚多めに。汚れてしまった時の着替えも必要です。そして、ケガをした時のために絆創膏もあると安心。また、飲み物も持っていくようにしましょう。ポイント3 あると便利なものは?公園に行く時、液体用のハンドソープを小さな容器に移しかえて持っていくと便利。お砂場遊びやいろいろな遊具で遊んだあと、手が真っ黒なんてことがよくあります。そんな時、水道の水だけではきれいにならない事もあるので、これが意外と重宝しました。除菌できるウェットティッシュとともにカバンの中に入れておきましょう。ポイント4 お友達の輪の広げ方は?お友達ができるか少し不安という方におすすめのアイテムが、シャボン玉です。なぜシャボン玉がおすすめかというと、順番待ちや物の貸し借りのストレスが少なく、子どもが一斉に楽しく遊べるからです。また、年齢関係なく一緒に遊べる、みんなの注目を集めやすいなど、いいこと盛りだくさんのすぐれものなのです。ふーっと吹いて遊んでいると、ふわふわ舞うシャボン玉につられていつの間にかお友達が集まってきます。みんなでシャボン玉をつかまえたり、追いかけたりして楽しい時を過ごしましょう。また、そこを糸口にして、ママ同士も挨拶のきっかけが生まれます。お友達の輪が広がる第一歩になるかもしれません。公園デビューで大切なことは、ママと子どもが楽しむこと。ちょっとした工夫でその笑顔が広がっていくといいですね。(あい)
2015年08月18日子どもたちは公園で初めて外の世界、そして自由に遊ぶことを覚えます。とはいえ、公園デビューでママたちの心配ごとは子どもの怪我や事故だけでなく、そこで仲良くなったママ友たちとの人間関係もありませんか?SNSが普及し、顔を見合わせてのコミュニケーションよりも画面を通して繋がることを重視する時代になってきました。「公園に連れて行きたいけど、ほかのお母さんもいるし、めんどくさい」という気持ちは自然なものです、そこで一歩踏み出してみませんか? 子どもはママのことをよく見ています。人との関わりかた、コミュニケーションの取り方はママが一番のお手本です。大人同士のコミュニケーションが面倒であったら、公園にいる子どもと自分の子どもの仲立ちをしてあげることで十分なお手本になります。そして、人との関わりに疲れたとき、ゆっくり過ごすことも大切なお手本になります。公園で子どもの考えるスイッチを入れよう子どもは、高くそびえたつジャングルジムや大きな遊具を初めて見たとき「なんだこれは…」と、一瞬躊躇します。そこで、「遊んでいいよ!」という声掛けはタブー。「~していい」というのは許可の意味を持ちます。許可の繰り返しを行っていると、何かやってみたいことがあっても許可が出ないと自ら動くことができなくなってしまうからです。まずは、お手本を見せてあげることが大切です。例えば、ジャングルジムの一番上まで登り「高いところって気持ちがいいよ~」と声をかけてあげると、「高いところって気持ちがいいんだ! ママ、とっても楽しそう!やってみたい!」と高いところへの憧れと楽しみが芽生えます。そこで、ジャングルジムの登り方を教えてあげます。一つひとつ手取り足取り教えるのではなく、ズボンのおしりの部分を掴んで支えてあげることだけで十分です。四肢の使い方やどうやったら上まで登れるかを考える時間を与えてあげることが重要です。一段でも多く登れたときには目一杯褒めてあげましょう。認めてもらうことは自尊心を高めることに繋がります。一緒に遊ぶことで芽生える親子の絆と、自分で考えることを楽しむ子どもの姿を是非楽しんでくださいね。
2015年07月03日