あなたが住んでみたい街はどこですか?東京だと吉祥寺や三軒茶屋と答える人が多いかもしれませんね。それでは「モテる街」ってどんな街だと思いますか?今日、11月6日は「アパート記念日」です。アットホームのアンケートによると、1都3県在住の一人暮らしの独身男女の約90%は賃貸暮らしなのだそう。そこで、都内で不動産会社を経営するTさん(40代男性)に「モテる街・モテない街」というテーマでお話を伺いました。◆モテる街はどこ?まず、最初の質問はこれ。女性が合コンなどで「ここに住んでいます」と言ったら、イメージが良くなる街ってあるんですか?Tさんいわく、男性は“中目黒”“恵比寿”“代官山”などオシャレなイメージの街の名前を出すと、それだけで「いいな、女の子らしくてかわいいな」と思うのだとか。これらの街は芸能人が住んでいるイメージがあり、テレビでもよく紹介されるけれど、奥のほうにはまだ古い家が残っていたり、横丁に安くておいしいお店があったり。それなりにオシャレで、でも無理をしすぎていない感じがして良いそうです。同じ芸能人が多い街でも、“六本木”や“西麻布”まで行ってしまうと、「背伸びしてる感がある」「収入に見合ってないんじゃない?」などと思うそう。何事もほどほどが大事なんですね。◆非モテの街はどこ?一方、モテない街は “池袋”“新宿”。地方出身者がこのあたりに住むと、「田舎者」の烙印を押されてしまうようです。また、前述した“六本木”や“お台場”も非モテの街。どちらも以前はイケてる街の代名詞のような場所でしたが、今は、そこで働いているわけでもないのにあえて住もうとすると、「ちょっと前の流行りを引きずってる」と鼻で笑われるとのこと。かつての栄光を考えると、なんだか悲しいものがありますね。◆これからイチオシの街は?次に気になるのは、モテる街予備軍です。今はまだモテる街とは言えなくても、これから「オシャレ~」と思われるようになる街ってことですね。聞いてみると、Tさんのイチオシは“中野”でした。中央線沿線の中野は、サブカル文化圏というイメージの強い街ですが、実は近年、一部上場企業の本社や有名大学のキャンパスがつくられ、一気に昼間の人口が増えたと言います。それに合わせて公園や中野セントラルパークという商業施設もオープン。ランチや飲み会のためのお店も徐々に増えていて、「これから10年のうちには、評価が大きく変わると言われている」とか。オタクの聖地が、近いうちにモテる街の本命に!?引越しを考えている人は、今のうちに中野に住み替えるのもいいかもしれません。◆2人で暮らしやすい街は?同棲を機に引越しを考えるという人も少なくないでしょう。そんなときにおすすめなのは“下高井戸”“笹塚”、そして“戸越銀座”。いずれもお惣菜を安く買えるお店が多いので、若いカップルが暮らしやすいそう。なお、結婚に向いている街は、公園や病院、学校などに不自由しない街。この条件を念頭に置きつつ、暮らしやすい街として挙げられるのは“小石川”“茗荷谷”“三宿”とのことです。◆モテる部屋はどんな部屋?モテる街やカップルにおすすめの街がわかったところで、「男性にモテる部屋」についても聞いてみました。Tさん流、手軽に異性をオトせる部屋はこんな感じ。◎夜景がきれい…ホームパーティーなどをしたとき、誰でも感動してくれる◎ペット可…犬や猫がいると家に誘いやすいし、話が途切れても間を持たせられる◎水回りが充実…トイレがきれいなレストランにはまた行きたくなるのと同じで、水回りが充実した部屋はイメージが良い◎清潔感がある…部屋自体がごちゃごちゃしていなくて清潔だと「住んでいるあなたもステキ」と思えるここまではまあ、そうだろうな、という感じでしたが、もう一つこんなポイントも。◎ガラス張りのシャワールームユニットバスではなく、ガラス張りのシャワールームがあるお部屋だと、男性は「かっこいい」「こんな部屋に住んでみたい」と惹かれるそうです。海外のホテルみたいなイメージですね。特にレインシャワーがついていると喜ばれるとか。男性ウケを意識して…というだけでなく、ユニットバスには飽き飽きと思ったら、シャワールームありのお部屋を探してみるのもいいかも?以上、不動産のプロに聞いた「モテる街」&「モテる部屋」でした。引越しを考えるときはもちろんですが、ちょっとした話のネタとしても使っていただければ幸いです。◆マンションとアパートの違いは?ところで、冒頭に「1都3県在住の一人暮らしの独身男女の約90%は賃貸暮らし」と書きましたが、そのうちマンション住まいは約50%で、アパート住まいは約40%。では、マンションとアパートの違いって何なの?というと、法律的には実は両者の区別は特にないのだそうです。一般的にマンションは鉄筋コンクリート造でアパートは木造というイメージはありますが、実際は見た目や名づけ方次第なんですね。ちなみに、今日の「アパート記念日」は、1910年に東京・上野の日本初の5階建てのアパート「上野倶楽部」が完成したことにちなんで制定されたもの。つまり、当時は上野が一番オシャレな街だったってこと?それにしても中野が…ね。これからの中野の動きに要注目ですね!Tさんが経営するカルチャースクールTFXカルチャースクール(文=Kawauso)インテリアで診断!あなたの結婚力【無料占い】
2015年11月06日いつもとは違う景色を見られる展望台は、気分をリフレッシュさせてくれます。昼間の景色も、夜景もどちらもステキ。「高所恐怖症だから無理!」という人もいますが、怖くなければぜひ足を運びたい場所。そこで、日本で最も高い展望台トップ10を揃えてみました。(あくまで展望台の高さで建物の高さではありません)■10位:『海峡ゆめタワー』(山口県)143メートル600円山口県下関市にある「海峡ゆめタワー」。360度の大パノラマからは瀬戸内海、関門海峡、巌流島などが一望でき、気分爽快です。展望台にあがるのもいいけれど、展望台を眺めるのも楽しみのひとつ。タワー脚部のライトを時期によって寒色と暖色で変えるだけではなく、曜日ごとにライトアップされる色も変えているのです。下関の美味しい海の幸を食べたあと、散歩がてらに寄ってみるのもいいですね。■9位:『梅田スカイビル』(大阪府)173メートル800円大阪駅前にある「梅田スカイビル」の目玉は「空中庭園」。この展望台にはデザイナーズチェアがあちこちにあり、好きな場所でくつろぐことができます。「ラッキーサービス・バースデー」では、誕生日当日のみ展望台への入場料が無料になります。さらに同伴者は4名まで、20%割引になるサービスを実施。誕生日に眺める景色ってどこか違うように見えそうですよね。■8位:『東京都庁』(東京都)202メートル無料東京新宿にある「東京都庁」の展望台は、うれしい入場料。無料で360度東京の街を一望できるなんて、とてもステキです。しかも、夜11時までやっているんです。新宿駅から少し歩きますが、ショッピング帰りにフラッと立ち寄ってみるのもいいですね。■7位:『ミッドランドスクエア』(愛知県)220メートル750円名古屋駅前にある「ミッドランドスクエア」。オフィス棟の44F~46Fにある屋外型展望施設からは、名古屋市内を一望できます。夏期は夜11時まで、冬期は夜9時までと、営業時間が違うので要注意。元旦は早朝5時半から営業しているので、初詣の帰りに寄って初日の出を見るのもいいでしょう。■6位:『六本木ヒルズ森タワー』(東京都)238メートル1,800円六本木のど真ん中にそびえ立つ「六本木ヒルズ森タワー」は、商業施設やミュージアム、映画館も入っていて、一日中楽しめるビルです。ショッピングや映画を楽しんだあと、展望台で夜景を見るなんてロマンチックですよね。入場料は1,800円で、展望台としては高めの設定。でも、セレブ感を味わえるとしたらOKな金額かも。■5位:『東京タワー』(東京都)250メートル700円東京の観光名所といえば、「東京タワー」を忘れるわけにはいきません。まさに老舗の展望台。全長は333メートル。特別展望台の高さは250メートルで、東京を一望できます。東京スカイツリーに高さは越されてしまいましたが、穴場スポットとして外せません。150メートルの大展望台は900円、特別展望台は700円と別々にも行けますが、セットになった1,600円もお得です。■4位:『大阪府咲洲庁舎・コスモタワー』(大阪府)256メートル510円シースルーエレベーターで一気に52階までGO!展望台に設けられた「ボックスシート」は夜景が独占できるスペシャルシートがあります。恋人と行ったらラブラブ度がアップしますよ。夜10時まで営業しており、しかも入場料が510円とは、まさに公共施設ならでは。これなら何度でも行けちゃいます。■3位:『横浜ランドマークタワー』(神奈川県)273メートル1,000円横浜みなとみないにそびえ立つ「横浜ランドマークタワー」。1993年に建設されて、横浜のイメージを一気に変えました。数多くのドラマに登場し、地方から見学にくるほどの観光名所。首都圏に住んでいる人たちにとっては、お約束のデートスポットです。■2位:『あべのはるかす』(大阪府)300メートル1,500円2014年に大阪に登場した「あべのハルカス」は注目のスポット。大阪ミナミの新しいシンボルとなりました。オフィスや商業施設が多く入り、外国人の方も多く訪れる観光名所となっています。■1位:『東京スカイツリー』(東京都)450メートル2,570円ダントツの逆さを誇る、東京スカイツリーは東京の新名所となりました。一番上の展望台の高さは、450メートル。入場料も2,570円もとかなりの高さ。それでも、日本一の高さからの景色を眺めたいという欲望は抑えきれられませんよね。ほかにも、340メートル、345メートル、350メートルにも展望台があります。下から順番に景色を見くらべてみるにもいいかも。*まだまだ全国各地には展望台がたくさんあります。たまには気分転換に空の上まで行ってみるのも楽しいです。高いところから下を眺めると、いつもとは違う感覚になって、もし悩みごとがあったとしたら、吹っ飛んでしまうかもしれませんよ。(文/Jeana)
2015年11月05日Amazon.co.jpは11月2日と3日の2日間、同サイト内の「Amazonパソコンストア」のリニューアルを記念したイベント「Amazonパソコン ストア リニューアル記念 パソコン体験ショールーム」を東京・六本木ヒルズの大屋根プラザで開催している。「Amazonパソコンストア」は10月23日にリニューアルしたばかり。従来の予算や製品タイプ別の検索に加え、「メール・インターネットをする」や「旅行・出張で使う」「動画配信をみる」「写真の整理・保存をする」といった主な利用用途から自分に適したPCを探す項目が追加された点が大きな変更点となる。今回開催されたイベントでもこれに合わせて、通常の製品展示のほかに、「外出先で使う」「写真編集」や「ゲーム」といった利用用途ごとにブースを設けて、最新PCが体験できるような工夫がされていた。また、会場に用意されたステージでは、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング上位にランクインしている製品を賞品としてプレゼントする抽選会や、人気漫画「よつばと!」のキャラクター"ダンボー"のフォトセッションも行われ、フォトセッションで撮影したダンボーの写真をTwitterに投稿すると、Amazonギフト券が当たるキャンペーンも実施している。このほか、イベントの概要は以下の通り。○Amazonパソコン ストア リニューアル記念 パソコン体験ショールーム開催日時:11月2日12時~19時、11月3日13時~15時開催場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ参加費:無料
2015年11月02日第28回東京国際映画祭の最終日となった31日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにてクロージング作品『起終点駅 ターミナル』の舞台挨拶が行われ、佐藤浩市、本田翼、尾野真千子、篠原哲雄監督が登壇した。桜木紫乃氏の同名小説を原作とする『起終点駅 ターミナル』は、北海道・釧路を舞台に、人生の終わりへと向かっていたはずの男女が、再び新たな人生へと踏み出す物語。主演の佐藤は「日本的な日本映画らしい日本映画をもって来られて光栄」と語り、6回目の参加となる同映画祭について「そのたびに華やかになっていく。人が集って映画を語り合い、見てくれるという輪が大きくなってくると実感する…これぐらいうれしいことはありません」と喜んだ。そして、「男の愚かさと優しさのはき違えを重々わかっていただけると思います。罪というのは必ず自分の心の中にあり、人はそれをどう抱えて生きるんだろうと考えながら演じました」と伝えた。本田は「原作と自分の設定がちがったので、自分がどういう風にすればいいかを考えました」と説明。「浩市さんの仕事に対する姿勢などを目の前で見ることができ、充実した日々でした」と撮影を振り返り、佐藤演じる主人公の鷲田完治について「完治さんという人は、ただひとつ料理に熱中している。一つのことに集中できる方はすてき」と語った。結婚後初の公の場となった尾野は「久しぶりにたくさんのフラッシュを浴びて、今とても緊張しています」と言うも、「とてもいい作品に出会えたこと、この作品でこの場に立てることを幸せに思っています」と笑顔。佐藤との共演について「この映画の通り、人生を変えていただいたのではないかと思います」と感謝し、完治のような男性の印象を聞かれると「一人の人を長く思う、そういう男性がこの世の中多いのではないかと。私の周りでは多いです」と幸せそうに話した。
2015年11月01日第28回東京国際映画祭は10月31日に、メイン会場であるTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたクロージングセレモニーで各賞を発表し、閉幕した。コンペティション部門ではブラジル映画『ニーゼ』(ホベルト・ベリネール監督)が最高賞にあたる東京グランプリを受賞。出演者のグロリア・ピレスが最優秀女優賞を獲得し、2冠を達成した。今年は『残穢〈ざんえ〉-住んではいけない部屋-』『FOUJITA』『さようなら』の日本映画3本がコンペティション部門に出品されたが、いずれも受賞は逃した。受賞式の模様/受賞作品『ニーゼ』は非人道的なショック療法が横行する精神病院に着任した女医のニーゼが、男社会の厚い壁を前に、ユング理論を実践した芸術療法で改革を進めようとする姿を描いた、実在のヒューマンドラマ。ドキュメンタリー作家として知られ、本作が2本目の劇映画となったベリネール監督は、「脚本の執筆を含めると、完成までに13年もの歳月がかかりました。主人公のニーゼという偉大な革命家は、あまり知られておらず、それだけに彼女の存在を世に知らしめることが私の責務でした」とトロフィーを手に、感無量の面持ちだった。コンペティション部門の審査委員長を務めたブライアン・シンガー監督は、「実話であれ、フィクションであれ、観客が『これは本物だ』と思えることが大切。『ニーゼ』もそんな作品であり、生きる上での寂しさやユーモア、そして勝利を描いている。満場一致で決まった」と選出理由を説明。また、ニーゼ役で最優秀女優賞に輝いたクロリア・ペレスについては、「審議を始めて、5分で決まった」と明かした。ペレスは子役から40年以上のキャリアを誇る、ブラジルを代表する女優のひとり。クロージングセレモニーでは各賞の発表に加えて、今年新設された『ARIGATO(ありがとう)賞』授賞式が行われ、映画界への目覚ましい貢献者として樹木希林、日野晃博、広瀬すず、細田守、リリー・フランキーが同賞を受賞。クロージング作品として、佐藤浩市と本田翼が共演する『起終点駅 ターミナル』(篠原哲雄監督)が公式上映された。第28回東京国際映画祭の主な受賞結東京グランプリ:『ニーゼ』(ホベルト・ベリネール監督)最優秀監督賞:ムスタファ・カラ監督(『カランダールの雪』)審査員特別賞:『スリー・オブ・アス』(ケイロン監督)最優秀女優賞:グロリア・ピレス(『ニーゼ』)最優秀男優賞:ローラン・モラー&ルイス・ホフマン(『地雷と少年兵』)最優秀芸術貢献賞:『家族の映画』(オルモ・オメルズ監督)観客賞:『神様の思し召し』(エドアルド・ファルコーネ監督)WOWOW賞:『カランダールの雪』(ムスタファ・カラ監督)アジアの未来作品賞:『孤島の葬列』(監督:ピムパカー・トーウィラ監督)日本映画スプラッシュ作品賞:『ケンとカズ』(小路紘史監督)取材・文・写真:内田 涼
2015年10月31日第28回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが31日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、今年新設された"ARIGATO(ありがとう)賞"を受賞した女優の樹木希林、広瀬すず、俳優のリリー・フランキー、アニメーション映画監督の細田守監督、レベルファイブの日野晃博社長が表彰された。"ARIGATO(ありがとう)賞"は、映画界に貢献している人たちに「ありがとう」の意を伝える賞。トロフィーを受け取った広瀬は「日本でこのような賞をもらうのは初めてなので、少し気恥ずかしい」と照れつつ、「この恩を…支えてくださったたくさんの方に感謝の気持ちを込めて、一生懸命頑張りたい」と飛躍を誓った。樹木は「昨日、高齢者のための免許証取得の事前の講習会に、3時間行って参りました。年をとるということは大変なことだと思います」と笑わせ、「にも関わらず、人さまから『ありがとう』などと言ってもらえる…いえいえ、こちらこそありがとうございます!」と感謝。リリー・フランキーは「映画の世界から『ありがとう』と言われるほど、樹木さんのように長く貢献したわけでもなく、なぜ僕がいただけたのかわからない」と謙遜し、「どっちかというと、広瀬すず枠としてさわやかな風を吹かせたと思っています」と笑いを誘った。また、細田監督は「いつもスタッフやキャストに『この作品に参加してくれてありがとう』、『いい絵を描いてくれてありがとう』などと言っていますが、本日は『ありがとう』と逆に声をかけられた感じがします」と喜び、日野社長は「映画業界でいただけるような賞をいただくというのは光栄なこと。これからも家族みんなで楽しめるものを作り続けるということを心がけてやっていきたい。映画も作り、いろんなコンテンツをやっていきたい」と語った。なお、樹木は長年にわたり数々の映画に出演してきた功績をたたえられ、広瀬は今後の映画界になくてはならない存在になるという期待を込めて選出、リリー・フランキーはさまざまなジャンルでの活躍や話題作に多数出演していることから選ばれた。そして、細田守監督は『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などの大ヒットアニメ映画を生み出した功績を評価され、レベルファイブの日野社長は『妖怪ウォッチ』シリーズの劇場版で映画界に一大旋風を巻き起こしたとして選出された。
2015年10月31日第28回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが31日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、最高賞である東京グランプリにブラジル映画の『ニーゼ』が輝いた。東京グランプリの発表は、審査委員長を務めたブライアン・シンガー監督が担当。「作品がファンタジーであろうと実話に基づくものであろうと、見た観客が本当だと思うことがとても大事。今回のこの作品はその要素が全部含まれた」と説明した後、『ニーゼ』と発表した。『ニーゼ』は、リオデジャネイロ郊外の精神病院に着任した女医ニーゼ・ダ・シルヴェイラの苦闘を描いた実話。ステージに登壇し、トロフィーや表彰状、麒麟像を受け取ったホベルト・ベリネール監督は「13年間をこの映画にささげてきました。脚本を書き直し書き直し作りました」と明かし、「ニーゼ・ダ・シルヴェイラは非常に重要な人物で偉大な革命家ですが、彼女を知っている人は少ない。彼女を世界に紹介したいという気持ちが強かったので、これだけ長い時間がかかってしまいました」と語った。また、「病院の精神科の患者たちと5、6カ月一緒に過ごし、彼らは撮影にも参加し、スタッフにもなりキャストの一員にもなった。その体験が私たちの人生を変えました」と話し「それは映画の中に全部出ています。見ていただけたら、いろいろ感じとっていただけると思います」と自信。再び「サンキュー!」とトロフィーを掲げて喜ぶ監督に、大きな拍手が送られた。なお、最優秀女優賞も『ニーゼ』のグロリア・ピレスが受賞し、二冠を達成した。すべての賞の発表後、ブライアン・シンガー監督は「グランプリに『ニーゼ』が満場一致で決まったことは個人的にうれしかった。実は身体障害者の子供、精神にも異常のある子供たちのバスドライバーをした経験があり、そういう意味でも心を打つ作品になった」と感慨深げにコメント。「最終的に和やかに最終決断を下すまでは、かなりいろんな意見がありました」と選考過程を振り返り、「みんなと一緒に映画を見て、ランチを共にし、この舞台でこの友人たちとすばらしい仕事ができた」と達成感に満ちた表情を見せた。今年のコンペティション部門には、86の国と地域の応募の中から選ばれた16作品が参加。日本からは、竹内結子主演『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』、オダギリジョー主演『FOUJITA』、ブライアリー・ロング主演『さようなら』の3作品がノミネートされていたが、受賞はならなかった。第28回東京国際映画祭 受賞作品・受賞者【コンペティション部門】東京グランプリ:『ニーゼ』審査員特別賞:『スリー・オブ・アス』最優秀監督賞:ムスタファ・カラ(『カランダールの雪』)最優秀女優賞:グロリア・ピレス(『ニーゼ』)最優秀男優賞:ローラン・モラー/ルイス・ホフマン(『地雷と少年兵』)最優秀芸術貢献賞:『家族の映画』観客賞:『神様の思し召し』WOWOW賞:『カランダールの雪』【アジアの未来】作品賞:『孤島の葬列』国際交流基金アジアセンター 特別賞:『告別』【日本映画スプラッシュ】作品賞:『ケンとカズ』【ARIGATO(ありがとう)賞】樹木希林、広瀬すず、リリー・フランキー、細田守、日野晃博【SAMURAI(サムライ)賞】山田洋次監督、ジョン・ウー監督
2015年10月31日ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)が16年下期、商業施設併設型オフィスビルTRI-SEVEN ROPPONGI内(東京都港区六本木7-7-7)に「ブルーボトルコーヒー 六本木カフェ(仮)」オープンする。東京ミッドタウンの真向かいに16年3月末竣工予定の新施設内にオープンする同カフェ。清澄白河ロースタリ-&カフェにあるロースタリーで焙煎されたコーヒー豆を用いて、一杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒーを提供する。138.91平方メートルの店内は緑と光溢れる空間となっており、忙しいビジネスマンにもコーヒーを味わいながら四季のうつろいを感じてもらうことが出来る。2002年にジェームス・フリーマンによって創設されたブルーボトルコーヒー。現在はサンフランシスコ、NY、LA、東京の4都市圏で22店舗を展開している。東京では、清澄白川、青山に続いて3店舗目となる。
2015年10月31日第28回東京国際映画祭の最終日となった31日、コンペティション観客賞が発表され、イタリアのコメディ映画『神様の思し召し』が受賞。東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて授賞式が行われ、エドアルド・ファルコーネ監督が登壇した。コンペティション出品作品の中から、観客の投票によって決定する観客賞。このたび、クロージングセレモニーに先駆けて同賞の授賞式が行われ、エドアルド・ファルコーネが監督を務めたイタリアのコメディ映画『神様の思し召し』が選ばれた。トロフィーや花束、賞金、そしてハッピを贈られたエドアルド・ファルコーネ監督は「とてもうれしい。この映画を気に入ってもらえてうれしい」と感激。「人生の中でとてもうれしい時を過ごしています」と喜んだ。『神様の思し召し』は、腕はピカイチだが、自信過剰で傲慢な外科医の物語。ある日、医大に通う息子に意外な告白をされたことで、彼の人生観に狂いが生じてくるというストーリーで、巧みな展開に笑わされ、また、人間の心の奥深さに感動する大人のコメディドラマだ。なお、今年のコンペティション部門ノミネート作品は、86の国と地域の応募の中から選ばれた16作品で、日本からは竹内結子主演『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』、オダギリジョー主演『FOUJITA』、ブライアリー・ロング主演『さようなら』の3作品が参加。いよいよ本日、グランプリが決定する。
2015年10月31日3月24日(木)から4月3日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木で行われる新感覚パフォーマンス「The Painters:HERO(ペインターズHERO)」。同公演の製作発表記者会見が10月28日に行われ、スペシャルサポーターのAKB48小嶋陽菜が出席した。公演チケット情報記者会見では、パフォーマーの4人が実際にステージでアクションペインティングのパフォーマンスを披露。小嶋の似顔絵を描き上げ、本人にプレゼントした。似顔絵を受け取った小嶋は「嬉しい!こんな大きな絵を貰ったのは初めてです!AKB総選挙で1位になると、大きな似顔絵をもらえるけど、これまで1度もなかったので。(似顔絵は)唇が似てますね。オシャレなので家に飾りたいです!」と喜びを表現。また実際に目の前でパフォーマンスを見た感想について「描き上げるスピードにビックリしました。最初は何を描いているのかわからないのでドキドキしていたんですが、出来上がりをみて本当に驚きました」とコメント。「ダンスもできて、体も引き締まっていて、絵も描ける、ペインターズHEROの皆さんはカッコいいなと思いました」と語った。最後に同公演の魅力について「パフォーマーの皆さんのダンスを楽しんでたら、その間に絵ができあがって、その完成した絵でも楽しめる。子供から大人の方まで、皆さんが何度でも楽しめる作品です」と話した。4人のパフォーマーが様々な技法を駆使し、アート、コメディ、ダンスが融合したパフォーマンスを披露、実際に公演中に作品を完成させる。4人のパフォーマーが観客席へと入り込み、中にはステージ上で観客が作品作りに参加させられるケースもあるそう。2013年以来2度目の来日公演となる今回は、古今東西、実在架空を問わず、誰もが憧れた“HERO”をテーマにした作品を作り上げる。チケットの一般発売は11月21日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、先行先着「座席選択プリセール」を実施中。受付は11月20日(金)午後4時まで。■The Painters:HERO(ペインターズHERO)日程:3月24日(木)~4月3日(日)会場:Zeppブルーシアター六本木(東京都)料金:大人6,800円 / 学生3,500円 / 子供3,000円(※税込・全席指定)
2015年10月30日東京都・六本木の森美術館は、六本木ヒルズ展望台スカイギャラリー(六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内)にて、国際的な建築設計組織フォスター+パートナーズが手がけたプロジェクトを紹介する「フォスター+パートナーズ展 : 都市と建築のイノベーション」を開催する。会期は2016年1月1日~2月14日。開館時間は10:00~22:00。入館料は一般1,800円、高校・大学生1,200円、4歳~中学生600円、65歳以上1,500円。同展は、建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立された、フォスター+(アンド)パートナーズを代表するおよそ50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなどの資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介するもの。フォスター+パートナーズは、世界45カ国で300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1の指定等の実績を誇る国際的な建築設計組織。フォスター+パートナーズは、ガーキン(ピクルスにするキュウリ)の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光のメッカとなった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を訪れたことがある人なら一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出しており、同展では最先端技術を駆使しながら、伝統的建造物の歴史的な背景や地域の環境に配慮し、再生する独自のアプローチとメソッドが紹介される。さらに、サスティナブル建築としてのアップル新社屋《アップル・キャンパス2》、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など、近未来の都市と建築を予感させるプロジェクトも紹介される。そのほか、1930年代から地球規模の環境問題の提起と提案を行い、今なお建築家やアーティストに多大な影響を与えている工学者で思想家のリチャード・バックミンスター・フラーとフォスター+パートナーズが、1971年からフラーが亡くなる1983年までの12年間協働したプロジェクトなどがフォスター建築の原点として紹介されるということだ。また、関連プログラムとして、トークセッション「都市と建築のイノベーション」が開催される。セインズベリーセンター、香港上海銀行などフォスター+パートナーズの初期の代表作を担当し、現在、デザイン部門の指揮を執るデヴィッド・ネルソン、および80年代から「テクノロジーを駆使したサスティナブル建築」という視点で、フォスター建築を読み解いてきた難波和彦により、都市と建築の未来が語られる内容となっている。開催日時は2016年1月17日14:00~16:00。料金は1,000円、要予約。申込は森美術館Webサイトより。また、専門家がそれぞれの視点でフォスター展を紹介するギャラリートークが開催される。開催は全3回。トニー・三木(フォスター+パートナーズ パートナー)による「初期から最新プロジェクトまで(2016年1月16日14:00~15:00)」、今村創平(建築家、千葉工業大学建築都市環境学科准教授)による「フォスターとイギリス現代建築の系譜(2016年1月28日19:00~20:00)」、小見山陽介(建築家)による「フォスター建築にみるバックミンスター・フラーの影響(2016年2月4日19:00~20:00)」。申込不要で参加無料だが、展覧会チケットが必要となる。そのほか、デザイナーユニット・ひかりうんそうによる構造体をテーマにした子供向けのワークショップ「こどもけんちくワークショップ」が開催される。日用品のストローとゼムクリップをつかって、基本となる正三角すいをつくり、工夫しながら重ねて高い建物を作る内容となっている。開催日時は2016年1月24日10:00~12:30。参加対象者は小学3年生~小学6年生。参加費500円、参加に際しては森美術館Webサイトより予約が必要となる。
2015年10月30日女優の藤原紀香が29日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭パノラマ部門作品『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』の舞台挨拶後に、囲み取材に応じた。本作は、世界各国のメディアやクリエイターと共同で番組を企画制作するWOWOWの国際共同制作プロジェクトの新作。イザベラ・ロッセリーニがさまざまな動物になりきって生殖行為を演じるドキュメンタリーで、藤原がイザベラの日本語吹き替えを担当する。舞台挨拶で「命の神秘に感動した」などと本作を絶賛した藤原は、その後、観客と共に完成した作品を鑑賞してから囲み取材に対応。「やっぱりいい番組」と太鼓判を押し、「作り手イザベラさんの情熱が詰まった番組。若い世代にも授業などで見ていただきたい、教材にもなりうる教育的娯楽番組」とアピールした。いろんな動物や虫の声も演じたという藤原は「アブラムシからカモから貝から、いろんなものをやりました」と笑い、「気付いたら11時間くらい、夢中でやっていました」とコメント。また、「何より驚いたのはその生殖行為」と言い、「雌同士で子供が産めたり、雄が雌になったり雌が雄になったり、関節を切るだけで子供が生まれたり…驚くほどに多種多様な世界。おもしろくて、もっと知りたいもっと知りたいって欲につながる番組」と熱弁した。そして、同作のポスターに書かかれている「SEXは命がけ」というキャッチコピーについて、「例えば蜂は、雄が死んでしまう。クモは命がけで雌に近寄って隙を見て生殖行為を行ってすぐ逃げるとか、本当におもしろい。初めて知ることばっかりで勉強になった」と説明。「人間は男性と女性って別れていますが、動物や昆虫たちには、どっちともわからないものがたくさん存在する。そういった意味でも今の時代に合っている」と語った。最後に報道陣から、イザベラが動物になりきっていることに関し、「体で表現するって、歌舞伎に似ていません?」と交際中の歌舞伎俳優・片岡愛之助を意識した質問が飛び出すと思わず失笑。「番組のことをお願いします」と返し、「さようなら」と笑顔で立ち去った。『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』は、11月7日13:00よりWOWOWプライムにて放送。
2015年10月29日女優の藤原紀香が29日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭パノラマ部門作品『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』の舞台挨拶に登壇した。本作は、世界各国のメディアやクリエイターと共同で番組を企画制作するWOWOWの国際共同制作プロジェクトの新作。イザベラ・ロッセリーニがさまざまな動物になりきって生殖行為を演じるドキュメンタリーで、藤原がイザベラの日本語吹き替えを担当する。ミニスカートから伸びる美脚がセクシーな白ドレスで登場した藤原は、「命の神秘にものすごく感動し、人間世界で生きていると人間が一番進化しているかのように思うのですが、動物の世界、動物の生殖機能、驚くほどすばらしいものがあった」と本作を絶賛。「この作品に携われたこと、喜びに思っています」と語った。そして、イザベラのセリフ尽くしの本作のアフレコを振り返り、「気付いたら11時間ぶっ通しで立っていて、終わったら抜け殻のようだった」と笑いながら告白。動物のシーンは「アブラムシやカモ、ヘビなど、動物たちの気持ちになって演じた」と明かした。また、「命の神秘、命の深さを伝えられる作品なので、日本のみなさんにたくさん見ていただけるよう頑張って宣伝していきたい」と意気込んだ。『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』は、11月7日13:00よりWOWOWプライムにて放送。
2015年10月29日第28回東京国際映画祭“パノラマ部門”に出品されている『の・ようなもの のようなもの』が10月29日に、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、杉山泰一監督が舞台あいさつに立った。その他の画像2011年に急逝した森田芳光監督のデビュー作である『の・ようなもの』の35年後を描いた“続編”的な完全オリジナルストーリー。30歳で脱サラし、落語家になった主人公・出船亭志ん田(松山)と、彼を取り巻く個性豊かな面々の人間模様を軽妙に描く。『の・ようなもの』をはじめ、数々の“森田組”で助監督を務めてきた杉山監督は、「お世話になって森田監督への恩返しのつもり」と本作への思いを明かし、「最初は尻込みしたが、『やっちゃえ』って森田監督の声が聞こえた気がして。なんせ、自分でも黒澤明監督の作品(『椿三十郎』)をリメイクしちゃう人でしたから。森田組の遺産であるスタッフ、出演者をふんだんに使った作品にしようと思った」と語った。杉山監督の言葉通り、登壇した松山、北川、伊藤は森田作品への出演経験がある。主人公・志ん田は、森田監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』で松山が演じた“こまち”役を踏襲しており、「森田監督へのオマージュであり、ラブレターのような感覚で、自分でも感動した」。一方、北川は10年前に出演した『間宮兄弟』と同じ“夕美 ”というヒロインを演じ、「今回、成長した夕美をお見せできれば。現場にも森田組に参加した方々がたくさんいて、すごくアットホーム。私もすっと役に入り込めた」と振り返った。伊藤は『の・ようなもの』で主人公・志ん魚(しんとと)を演じており、「まさか35年後に、同じ役を演じるとは。まるで同窓会のような雰囲気で、楽しい現場だった」と感無量の面持ち。「悪い人がひとりも出てこない映画。見れば、元気に生きてみようと思える」とアピールした。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2015年10月29日東京国際映画祭パノラマ部門作品『ラスト・ナイツ』(11月14日公開)の舞台挨拶が28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、紀里谷和明監督と俳優の伊原剛志が出席した。『CASSHERN』『GOEMON』で知られる紀里谷監督のハリウッド進出作となる本作は、モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンを主演に迎え、不当な死をとげた主君の仇をとるために戦う騎士たちの"サムライ魂"を描いた作品。舞台挨拶で監督は「脚本をいただいたのは6年前。実際に制作にとりかかり完成まで5年かかった」と語り、客席を見渡しながら「この光景を思い浮かべながら、そして、全世界30カ国で公開、日本で11月14日公開というこの日を夢見て頑張って来たと言っても過言ではありません」とあいさつすると、客席から拍手が起こった。また、本作について「ベースは日本の『忠臣蔵』。それをどのようにしてインターナショナルなマーケットで展開するのか考え、黒澤明監督の『乱』がシェイクスピアの『リア王』を戦国時代に置き換えてやってらっしゃったことを思い出し、その逆ができるのではないかと思った」と説明。「もう1つステップを進めようと、ありとあらゆる国籍の方と仕事をしたいと思った」と続け、その理由について「映画の作り方の可能性が広がるのではないかと思った」と語った。そして、映画は「自分の子供」であり、「子供を多くの優秀な方々と作って育てていく作業」と表現し、「今回、3人目の子供。マイナス20度、30度の中で1日12時間、雪の中で一生懸命戦って作り上げた子供です。この子を好きになってもらえればそれに越したことはありません」と切望。さらに、「命をかけてこの映画を作ったつもりです」と並々ならぬ思いを伝え、最後に「日本映画、世界映画が一つになっていけたら」と今後の日本映画の発展を願った。日本人で唯一出演した伊原は、紀里谷監督のことを「現場で戦っている戦士に見えた」と言い、「現場で役者たちとディスカッションもしていましたし、ほかのキャストも監督をリスペクトしていた」と説明。「日本人の監督で世界に出ていろんな役者を使ってできる監督はなかなかいない。紀里谷さんはきっと今後も、いろんな世界で活躍する監督。ぜひついていきたい」と絶賛すると、監督は「ありがたいお言葉」と感激し、「単純にものすごい優秀な方々に囲まれた。自分の力はささいなもので、どれだけ優秀な方に囲まれるかだと思う」と語った。
2015年10月28日俳優の西島秀俊、お笑いタレントのビートたけしらが27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭特別招待作品『劇場版 MOZU』(11月7日)のワールドプレミア舞台挨拶に登場した。直前に行われたトークイベントで、「肋骨にひびが入ったり、右肩を壊したり、右目の角膜をはがしたり…実際過酷で体がボロボロになった」と過酷な撮影の状況を明かしていた西島。舞台挨拶では、「テレビシリーズをみなさんに応援していただき、こうやって『劇場版 MOZU』無事完成しました。きっとみなさん全員に楽しんでいただける作品ができあがったと思っています」と手ごたえを語った。そして、「自分でも信じられないようなキャストのみなさんと、特に、自分が名もなきころに見いだしてくださって『Dolls』という映画でキャスティングしていただいたビートたけしさんに出演していただいて、全員で命がけの撮影ができた。僕の俳優人生の中で宝物のような作品になりました」と自信をのぞかせ、「大きなスクリーンで見ていただきたい。アクションはもちろん、俳優合戦を楽しんでいただきたい」と呼びかけた。西島が"心の師匠"というビートたけしは、海外メディアを意識して「センキュー フォー カミング トゥ ア トウキョウインターナショナルフィルムフェスティバル! アイム ソー エキサイティング!」といきなり英語で挨拶。会場から笑いが起こる中、「クレイジーな悪役を演じます」と英語で続けた。そして、「ビルの屋上で本当の火をたいて、ものすごく熱い中、アンジェリーナ・ジョリーとのセックスシーンが。さすがの私も本気を出してしまいました。頼むからNGを出してくれ、何回か繰り返したいという…」とジョークを飛ばし、「うそです! すいません!」と謝罪。最後のあいさつでも「感想を聞かれたら、『たけしがすばらしかった』『たけしがすごい』と。あとはどうでもいいですから、とにかく私だけ褒めてください」と言って爆笑をさらった。舞台挨拶にはそのほか、ドラマ版からの続投メンバーである香川照之、真木よう子、池松壮亮、杉咲花、劇場版からの参加した伊勢谷友介、松坂桃李、そして、羽住英一郎監督も出席した。
2015年10月28日女優の真木よう子が27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭特別招待作品『劇場版 MOZU』(11月7日)のワールドプレミア舞台挨拶に登場。終盤で突然、ヒールを脱いで共演者や観客を驚かせた。警視庁公安部の捜査官・明星美希を演じた真木は「人間ドラマあり、アクションあり、だけど一番最後にホッとするような終わり方をしていると思うので、今宵みなさんの夜が幸せな夜になることを…」と映画の魅力を語っていた途中で、「ダメだ」とストップ。「英語で言いづらいことを言ってやろうと思ったけど」と、海外メディアのために同席していた通訳泣かせな発言で笑わせた。印象的なシーンを聞かれると、「今までにない、香川さん演じる大杉と居酒屋で2人でベロベロになって夜飲んでいるシーンがあって、新鮮で楽しかった」と答え、「あとは(西島演じる主人公)倉木とちょっと触れ合います…」と意味深な発言をした。最後のあいさつでは「音とかいいんですよね、ココ。すごい迫力だと思います。びっくりすると思います。なので楽しんでいってください」と呼びかけ、直後にふらふらっと足元をふらつかせた真木。すると突然、ヒールを脱ぎ、共演者も観客も報道陣も驚かせた。隣にいた池松壮亮は「真木さんが疲れちゃってヒール脱いじゃったので、簡潔に終わらしますけど…」と言って笑わせ、「本当に楽しんでいってください」と言葉通り簡潔にあいさつ。真木はその後、しゃがんで靴をそろえるなど、最後までマイペースだった。同作は、逢坂剛氏の警察小説『百舌シリーズ』をTBSとWOWOWの共同制作でドラマ化した『MOZU』の劇場版。主人公・倉木(西島秀俊)が妻の死の真実にたどり着いてから半年後を描き、すべての事件の黒幕である"ダルマ"(ビートたけし)との対決が繰り広げられる。
2015年10月28日第28回東京国際映画祭の特別招待作品『劇場版 MOZU』が10月27日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミアを迎えた。舞台挨拶には西島秀俊、香川照之、真木よう子、ビートたけし、羽住英一郎監督ら総勢9名が登壇し、華やかな一夜となった。『劇場版 MOZU』は、同ドラマで描かれた『MOZU事件』の半年後が舞台。主要キャストはそのままに、妻の死の謎を追っていた公安警察官の倉木(西島さん)が、大規模テロ事件の発生をきっかけに、極秘裏に進行している犯罪計画に迫ってゆく物語。それぞれが出演するおすすめシーンを聞かれると、西島さんは「あるカーアクションシーンが見どころです。長谷川博己君というTVシリーズからの俳優が、今回もとんでもない演技をしています(笑)。大爆笑は間違いなくあのシーンだと思います」と、大規模なフィリピンロケを敢行して撮影したという思い出深いシーンを挙げていた。ドラマシリーズから共演している香川さんは、「娘のことを救おうとして、廃墟のようなところで撮影していました。そこは冬の間にコウモリが住んでいて、入っちゃけない部屋、入ってその空気を吸うと死ぬ部屋があると言われていて…」と驚かせると、同じ場所で撮影していた松坂桃李が、「コウモリの糞があるとは聞いていたけど、死ぬとは聞いていない…」とぼやき、伊勢谷友介が横から「死ぬわけないよ、香川さん、スタッフにバカにされているよ(笑)」と突っ込み、香川さんを困惑させていた。今回黒幕を演じたたけしさんは、コメディアンとしての手腕をふるわせ、「本当に火をたいて熱い中撮影していて、アンジェリーナ・ジョリーとのセックスシーンを頑張ったんですけど」と得意のジョークで会場を沸かせた。さらには、「この映画を見た後に友達に感想を聞かれたら、必ず私の名前を出して『たけしがすごい』とほめてください。よろしくお願いします」とPRし、キャストをも爆笑させていた。『劇場版 MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月27日ネイキッドは、東京都・港区の東京タワー、大阪府・あべのハルカス展望台、愛知県・名古屋テレビ塔など全国の主要タワーや展望台において、3Dプロジェクションマッピング技術と夜景が融合する新体感イベント「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED(シティライトファンタジアバイネイキッド)」を開催することを発表した。「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED」は、展望台のガラス越しに見える夜景と3Dプロジェクションマッピング技術で投影された映像が融合した、新しい夜景体験イベント。展望台の窓ガラスに特殊な透明フィルムを貼り付け、3Dプロジェクションマッピングを投影することで、夜景にあたかも映像が浮かんでいるような体験ができるという。同イベントは2015年3月にも、東京、大阪、名古屋の3大都市にて開催され、約30万人を動員したという。今冬は"空と海のコラボレーション"を基軸に、ハルカス300と海遊館、 名古屋テレビ塔と名古屋港水族館の冬イベントなど、展望台と水族館が連動する楽しみ方を提案するということだ。各会場の会期および料金は、東京(東京都・港区の東京タワー大展望台2階)が11月13日~2016年4月3日 18:00~22:30(スタート時間は季節によって変更あり)、入場料は大展望台までの展望料金のみ。大阪(大阪府・大阪市阿倍野区のあべのハルカス展望台「ハルカス300」)が11月25日~2016年3月6日 17:30~21:40(季節により上映開始時間が異なる/12月17日、12月24日、2月14日は休み)、入場料は展望台の入場料金のみ。名古屋(愛知県・名古屋市中区の名古屋テレビ塔 展望台「スカイデッキ」)が11月20日~2016年2月14日 18:00~22:00(11月20日~12月31日)/18:00~21:00(1月1日~2月14日)、入場料は大人(高校生以上)1,000円/小人(小中学生)500円。このほか、札幌、横浜、福岡、京都などでも順次開催が予定されている。
2015年10月27日第28回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』が10月25日(日)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、主演を務める竹内結子と橋本愛、メガホンをとる中村義洋監督が舞台挨拶に立った。竹内さん演じる小説家である「私」と、橋本さんふんする女子大生の「久保さん」が、久保さんの暮らす部屋で聞こえる奇妙な“音”の真相を探り、恐るべき事件に巻き込まれるホラー映画。「第26回山本周五郎賞」を受賞した小野不由美の原作小説は、「そばに置いておくだけで怖い」と評される作品で、自称怖がりの竹内さんは「皆さん、準備はいいでしょうか?途中で試写をギブアップした私が言うのもなんですが…」と観客に注意を呼びかけた。一方、司会者から「怖い映画に出演して、実生活に支障が出るような恐怖体験はありましたか?」と質問された橋本さんは、「特に…」とクールに返答。と思いきや「家に帰ったら、ガスがつけっぱなしだったことがあります。きっと、消し忘れたんだと思いますけど」となかなかの重大事件を明かし、客席をどよめかせた。ミステリー映画の名手として高い人気を誇り、ホラー映画のメガホンは約10年ぶりとなる中村監督は「今回、まず性格が暗いスタッフを集めることから始めた」と笑いを誘い、「一番こだわったのは、やっぱり“音”ですね。今日は(TOHOシネマズ六本木ヒルズで最も大きな)スクリーン7での上映なので、相当“来る”と思います。映画が終わる頃、皆さんの笑顔が消えているのが楽しみ」と不敵な笑みを浮かべた。第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで、メイン会場となる六本木ヒルズをはじめ、TOHOシネマズ新宿などで開催。『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』は、2016年1月30日(土)より全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2015年10月26日2015年10月25日(日)、東京・六本木で開催された『ROPPONGI HALLOWEEN』(ロクハロ)。そのメインイベントとなる仮装パレードのスタート地点・六本木中学校に、日本最恐ホラー映画「呪怨」シリーズの"伽椰子"が降臨し、参加者を恐怖のどん底に陥れた。※【ホラーが苦手の方はご注意ください】ハロウィンパレードを楽しもうと、出発地点に多数の参加者が集まる中、突如姿を現した"伽椰子"は、劇中さながらのあやしげな動きを見せながら、おもむろに参加者に近づき、"ロクハロ公式サポート 佐伯伽椰子"と書かれた"名刺"を手渡していく……。実は今回のロクハロへの"伽椰子"の参戦は、NBCユニバーサル・エンタ-テイメントより、ハリウッドでもリメイクされ世界中を恐怖の渦に巻き込んだ「呪怨」シリーズの最新作となる『呪怨 -ザ・ファイナル-』のBlu-ray/DVDが2015年11月6日にリリースされるのを記念して行われた、『ROPPONGI HALLOWEEN』とのスペシャルコラボによるもの。多くのパレード参加者は、"伽椰子"の公式コスプレと思っていたようだが、イベント当日、"伽椰子"として姿を現したのは、映画でも"伽椰子"を演じた最所美咲。仮装ではなくまさかの"正装"ゆえのリアリティに、驚きと歓迎の歓声があがっていた。パレード参加者の荷物を預かるクロークに現れたかと思えば、パレード出発式のステージに登場。さらにパレードに出発する参加者のお見送りまで。名刺を渡したり、記念撮影に応じたり、会場をまさに縦横無尽に駆け巡る"伽椰子"だった。○パレード出発式の後は六本木の街を這いずり回るイベント終了後は"パーリナイ"。ということで、今度は六本木の街中に姿を現した"伽椰子"。まずは六本木のシンボルともいえる「アマンド六本木店」でティーパーティーを開催した。突然フロアに出現した"伽椰子"の姿に、驚きの声を上げる来店者。しかし、ここでも"名刺"を配り、"ショートケーキ"を振る舞い、さらには記念撮影に応じるなど、恐怖が一転、なごやかなパーティームードに。さらにアマンドでは、映画で"伽椰子"の息子である"俊雄"役を演じた小林颯が急遽参戦。"俊雄"の姿ではなく、素のままの愛くるしい笑顔を振りまく小林颯と、"伽椰子"による謎の親子ツーショットが、逆に異様な恐怖感を引き出していた。アマンドを後にした"伽椰子"は、その足で「和み居酒屋 いろは」に移動。今度は"最恐女将"として、店の切り盛りを始める。客から注文を聞いたり、お酒を作ったり。薄明かりの店内で、まったりと女将業務に奔走する"伽椰子"だった。○ラストは六本木のクラブでDJ"伽椰子"居酒屋を出た"伽椰子"が向かったのは、なんと六本木のクラブ「ColoR.」。ロクハロのアフターパーティーが行われている会場に乱入した"伽椰子"は一目散にDJブースへ突撃する。突然現れた"伽椰子"にクラブ内は騒然。しかし、エアDJ"伽椰子"の煽りに、来客はヒートアップし、騒乱の一日が締めくくられた。すべてのイベントを終え、「今日が佐伯伽椰子を演じる最後の一日でした」と感慨深く語った最所美咲。「『呪怨』という作品が、皆様に末永く愛され、"佐伯伽椰子"、そして"佐伯俊雄"というキャラクターが、皆様に末永く恐れられる存在であることを願っております」と、2014年より2年間演じた役柄を懐かしみながら、「映画館でご覧になった方も、残念ながら見逃してしまったという方も、ぜひBlu-ray/DVDをご覧になっていただけるとうれしいです」とのメッセージを残して、ふたたび夜の六本木へと消えていった。『呪怨 -ザ・ファイナル-』のBlu-ray/DVDは2015年11月6日の発売で、価格はBlu-ray版が4,700円(税別)で、DVD版が3,800円(税別)。なお、同日よりレンタルがスタートするほか、全シリーズ4作品を網羅したブルーレイBOX『呪怨 劇場版 Blu-ray ファイナルBOX』【初回限定生産】(価格:9,200円 / 税別)もリリースされるので、こちらもあわせてチェックしておきたい(発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント)。(C)2015『呪怨 -ザ・ファイナル-』製作委員会
2015年10月26日タムくんの愛称でおなじみの漫画家でアーティストの、ウィスット・ポンニミット氏の展覧会「REFRESH! Mamuang」が、六本木ヒルズで2015年11月13日~12月13日に開催。「リフレッシュ! マムアン」をテーマに新作のドローイング作品と版画作品がお目見えする。タイ、日本を始めアジアで人気のタムくんことウィスット・ポンニミット氏ウィスット・ポンニミット氏は1976年バンコク生まれの漫画家でアーティスト。「タムくん」の愛称で親しまれている。2003年~2006年に神戸に在住経験があり、この間にキャラクター「Mamuang(マムアンちゃん)」を生み出した。この「マムアン」シリーズの他、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』 (ナナロク社)などの多数の漫画作品を日本で出版。2009年には『ヒーシーイットアクア』が文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞した。アニメーションや音楽制作も行い、音楽作品に原田郁子との共作「Baan」なども。「マムアン」はタイ語でマンゴー!今回展示されるキャラクター「マムアンちゃん」は、愛らしい素直な女の子。頭の形がマンゴーに似ていることから、タイ語でマンゴーの意味のMamuang(マムアン)がネーミングの由来。LINEスタンプやファッションブラントどのコラボレーションをしたり、雑誌「BIG ISSUE」や「翼の王国」で連載をしたりと、日本でも人気のキャラクターだ。ライブドローイングやトークショーも開催予定会期中には、ウィスット・ポンニミット氏による来場者を描くライブドローイングや、女優・臼田あさ美さんとのトークライブも予定。この機会に、マムアンちゃんの温かくて優しい世界感、さらにはタムくんの人柄にも触れてみてはいかがだろうか。ウィスット・ポンニミット展覧会「REFRESH! MAMUANG」(リフレッシュ!マムアン)【日 時】2015 年11 月13 日(金)~12月13日(日)12:00~20:00会期中無休※11/15 15:00-17:00はトークイベント開催のため会場内の作品観覧は不可。【会 場】六本木ヒルズ A/D ギャラリー(六本木ヒルズウエストウォーク3F 六本木ヒルズアート&デザインストア内 03-6406-6875)【参 加 費】 無料【主 催】森ビル株式会社 森美術館 森アーツセンターミュージアムショップ【後援】タイ王国大使館【オープニングパーティー】 11月13日(金)18:00~20:00【イベント】■ドローイングマムアン!タムくんがご来場のお客様を描くライブドローイング。自由観覧。11月13日 (金) 16:00-18:0014日 (土) 12:30-14:3015日 (日) 12:30-14:30■マムアンちゃんTALK!タムくんと女優・臼田あさ美さんによるトークイベント。11月15日 (日) 開場 15:00 開演15:30参加ご希望の方は下記アドレスにメールで申し込み。11月5日 (木) 締切。抽選の上、11月8日(木)までにご当選者のみに連絡。ad_gallery@macmuseumshop.com件名「マムアンちゃんTALK!」観覧希望・名前(複数名の場合、全員の名前)・電話番号(日中連絡のつく連絡先)イベントの詳細は六本木ヒルズ A/D ギャラリー(03-6406-6875)、または作家ウェブサイトへ
2015年10月26日アカデミー賞女優のヘレン・ミレンが10月24日(土)、第28回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演する特別招待作品『黄金のアデーレ名画の帰還』の舞台挨拶に登壇。プロモーション来日は『REDリターンズ』以来、約2年ぶり2度目となる。クリムトの名画をめぐる感動の実話を描いた本作。アメリカに暮らす82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が、“オーストリアのモナリザ”と称えられるクリムトの名画<黄金のアデーレ>を、「正当な持ち主である私に返してください」とオーストリア政府を訴えた。第二次世界大戦中、ナチスに略奪された名画のモデルは、マリアの伯母であるアデーレ、その人だった…。「私のもとにはたくさんオファーが来るけど(笑)、自分でいいと思える作品や役柄はなかなかないもの。でも、この作品は私の女優魂が『絶対にやるべき』と応えてくれたの」と強い思い入れを示すミレン。実在する人物を演じるにあたり、「髪の毛や瞳の色を変えたし、動きやしぐさも研究した。でも、いちばん大切なのはマリア自身の視線で、世界を見渡すことだったわ」と役作りをふり返った。同席したサイモン・カーティス監督は、「この作品をつくる上で、最優先事項はヘレンに主演してもらうこと。それが実現してとてもうれしい。実際、マリアの親族から『ヘレンは本当にそっくりで、すばらしい演技だった』と言われて、改めて誇らしい気持ちになった」と最大限のリスペクトを表した。イギリスのミラー紙で“最も影響力のある女性NO.1”に選ばれたミレンが、輝き続ける秘けつは?「まず、とても楽観的な性格であること。つらく悲しい出来事もたくさんあるけど、それでも地球は美しい場所だし、生まれてきたことに感謝している。それにできる限り、長生きをして、テクノロジーがどれだけ進歩するか見届けたいの。好奇心の強さも、若々しくいられる秘訣かもしれないわね」。初来日のカーティス監督に対し、「私が彼をパチンコに連れて行くわ」とお茶目に提案する場面もあり、なるほど好奇心の強さは本物のようだ。舞台挨拶には、美術に造詣が深い俳優の石坂浩二が駆けつけ、「40年以上前、NHKでエリザベス女王とお会いしたことがあったが、そのときとまったく同じ気持ち」とエリザベス女王を演じ、アカデミー賞に輝いたミレンの存在感に圧倒されていた。第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで、メイン会場となる六本木ヒルズをはじめ、TOHOシネマズ新宿などで開催。『黄金のアデーレ名画の帰還』は11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月24日第28回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズで10月24日に、世界的な人気を誇るPerfume初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』が公式上映され、メンバーのあ~ちゃん、かしゆか、のっち、佐渡岳利監督が舞台あいさつに立った。舞台あいさつ/その他の写真結成15周年、メジャーデビュー10周年を迎えた彼女たちの3度目となるワールドツアーに密着し、圧巻のライブ映像のほか、貴重なオフショットも満載の本作。タイトルの名付け親である佐渡監督は「撮影中のアメリカ公演で、メンバーが“We Are Perfume”と自己紹介している姿が印象に残った。スタッフを含めたチームとして、私たちこそがPerfumeだと自負していて、映画のタイトルにふさわしかった」とタイトルに込めた思いを語った。メンバーにとって、出演映画の舞台あいさつは初めての経験だといい、「女優さんじゃないのに、こんな場所に立っていいんじゃろか?」(あ~ちゃん)、「ふわふわした夢見心地」(かしゆか)、「早く皆さんの感想が聞きたい」(のっち)と声を弾ませた。3度目のワールドツアーで初上陸したアメリカは、メンバー念願の地であり「自分たちでも『よう行ったな』と思う。でも、どんなハコ(会場)でも日本と同じことをやるのが願いだったし、それが実現できたのは誇らしい」(あ~ちゃん)、「アメリカ公演で夢がかなったのはもちろん、次の夢を見つけられた意味あるツアーになった。ここまで続けられたのは、ここにいる二人のおかげ」(かしゆか)、「石橋を叩いて、3度目のワールドツアーで初のアメリカ。堂々として見えるのは、きっとそのせい」(のっち)としみじみ振り返った。『第28回東京国際映画祭』10月31日(土)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催中『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』10月31日(土)からTOHOシネマズ新宿ほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2015年10月24日テクノポップユニット・Perfumeが24日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭パノラマ部門作品『WE ARE Perfume-WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』(10月31日公開)の舞台挨拶に、佐渡岳利監督と共に登場した。映画を見たばかりのファンの前で、"あ~ちゃん"こと西脇綾香は「あ~うれしい! ようやく見てもらえて」と感激。「どうだったんじゃろうか…?」とファンに問いかけ、大きな拍手が返ってくると、「よかったぁ? 本当!?」と喜んだ。22日のオープニングイベントで初めてレッドカーペットを歩いた3人。西脇は「女優さんでも何でもないのに歩いていいんじゃろうか…」などとドキドキしながら歩いたと言い、「人生で一番緊張したんじゃないかっていうくらい緊張しました」と振り返った。"かしゆか"こと樫野有香も「映画にしたいって言ってくれただけでうれしかったのに、映画祭にも出していただけて…自分の話じゃないかのようなふわふわした夢見心地でした」と話し、"のっち"こと大本彩乃も「すごくうれしかった」と語った。西脇は、映画で密着した「Perfume WORLD TOUR 3rd」について、「どれほど腹くくって行っとるかっていうことを海外の方にはわかってほしい。日本の人にも、日本で活躍しているアーティストも海外で通用するパフォーマンスをやっているということを誇りに思ってほしい」と言い、「『よう行ったな』っていうのが一番の感想」とコメント。樫野は「夢がかなったと同時に、次の夢を見つけられた。私たちにとって意味のあるツアーになった」と振り返り、大本は「客観的に見て、すごい堂々としているなと思いました。うふふふ」と笑った。今後の目標を聞かれると、西脇は「映画を作っていただいて、女優さんが立つようなところに立たせてもらって、信じられないことを今年たくさん経験させてもらった」と感謝し、「これからもみなさんに楽しいと思ってもらえることを、自分たちも楽しんで提供していけるよう、Perfumeという活動を楽しんでいきたい」とコメント。樫野は「ここまで続けてこられたのは、この2人と一緒にいたから。ずっとこれからも3人で一緒にPerfumeとして楽しんでいけたら」と話し、大本は「Perfumeとしての活動が年を重ねるたびにどんどん楽しくなっている。劇中で大きな夢を口にしましたが、その夢へ向かう道中も楽しくいられるような3人でいたい」と決意を語った。客席をバックにした記念撮影では、「WE ARE Perfume!」というかけ声と共にカメラに向かってポーズ。西脇が「割れんばかりの声で!」「一回練習しますか!」「もうちょい出るね!」「男子~! 女子~!」とライブの時のようにファンに呼びかけると、会場は大盛り上がり。全員で「WE ARE Perfume!」と叫び会場が一体感に包まれると、西脇は「バッチグ~だよ! すばらしい!」と喜び、ファンからも大きな拍手が沸き起こった。『WE ARE Perfume-WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』は、ユニット結成15周年、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとなる昨年から今年にかけての「Perfume WORLD TOUR 3rd」、アメリカ・テキサスのショーケースライブイベント「SXSW 2015」での活動に密着したPerfume初の映画。ライブパフォーマンスやこれまであまり見せることのなかった舞台裏に完全密着し、ひたむきな姿から喜びや苦悩、葛藤を伝える。
2015年10月24日斎藤工と板谷由夏が10月23日(金)、第28回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、WOWOWの映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」放送200回を記念したトークイベントを行った。この日はトークイベントに加えて、番組でこれまで紹介してきたおよそ500本の映画から、斎藤さんが選んだニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ドライヴ』、板谷さんが選んだジョン・カサヴェテス監督作『こわれゆく女』、そして、視聴者投票により選出された感動作『チョコレートドーナツ』の3本をオールナイト上映された。斎藤さんは『ドライヴ』に主演したライアン・ゴズリングを「女性のハートをつかんだ二枚目スターが、新たな表情を見せている」と絶賛。現在、同じ34歳で「僕なんて年収は2億分の一くらい。彼に比べたら、タクミの色気なんて安いもの。100均で売っている」と自虐的なコメントも飛び出した。また、飛び入り参加した『チョコレートドーナツ』のトラヴィス・ファイン監督が、来年夏にも東京・中野を舞台にした新作を撮影すると聞くと、斎藤さんは「スケジュール、空けておきます。現場の手伝いでも何でもします」と猛アピール。ファイン監督も「OK!」と前向きな姿勢を見せた。現在、中野でロケハンを行っているそうで、「もうすぐ脚本ができあがる頃。祖母、母、8歳の娘という三世代のアメリカ人親子が日本に引越し、人生が変わる物語です。その3人以外は、キャストもスタッフもほとんどが日本人になる予定」(ファイン監督)と説明していた。トークイベントの模様は、11月6日(金)に『ドライヴ』『こわれゆく女』『チョコレートドーナツ』と併せてWOWOWシネマで放送される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月24日『ゴジラVSキングギドラ』などで知られる大森一樹監督が23日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で行われた東京国際映画祭コンペティション部門審査員記者会見に出席した。会見では、『X-MEN』シリーズで知られる審査委員長のブライアン・シンガーをはじめ、トラン・アン・ユン、ベント・ハーメル、ナンサン・シー、スサンネ・ビアも出席し、審査員が全員集合。日本人監督の代表として審査員を務める大森監督は、「日本を代表する映画祭で、代表として審査員をすることに光栄に思っております。同時にものすごく緊張してプレッシャーが高まっています」と心境を語った。そして、「映画祭が始まって30年。映画にとって産業革命と言われるくらい映画の形が変わってきた。フィルムからデジタルに変わり、映画館がシネコンという形になってきた」と映画業界の変化を語り、「日本でさまがわりをずっと見て来ましたが、私としてもまだ混乱の中にいるような感じ」とコメント。「今回、世界中の映画を見て、世界がどのように産業革命に対応しているのか答えが出ればいいなと。その中で、これから30年とつながるヒントを与えてくれる映画があればベストな映画にしたい」と期待を寄せた。また、外国人審査員全員が影響を受けた日本の映画として黒澤明監督の名前を挙げると、「黒澤監督が世界のフィルムメーカーに影響を与えたことことにすごい感激しています」と感慨深げな表情を見せ、「私自身、高校時代に黒澤監督の『赤ひげ』を見て、医者の話だったので大学は医学部に行き、医学を勉強しながら黒澤映画を見ているうちに、『医者じゃなくて映画監督だ』と気づいて映画監督になった」と自身も多大な影響を受けたことを告白。「その選択が正しかったと、みなさんの発言を聞いてうれしく思います」と喜んだ。さらに、『インファナル・アフェア』のナンサン・シープロデューサーが、「私が影響を受けたのは、あの音楽…日本のゴジラ! そういう意味で、大森監督にも影響を受けている」と言うと、ブライアン・シンガー監督も「確かにそうです! アメリカの3,000万人以上の人たちがだれに影響を受けているかというと、ゴジラ! 日本のゴジラに非常に大きな影響を受けています」と賛同。それを聞き、大森監督は「とても光栄です」と思わず笑みがこぼれた。
2015年10月23日東京国際映画祭のコンペティション部門審査員記者会見が23日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で行われ、審査委員長のブライアン・シンガーをはじめ、審査委員のトラン・アン・ユン、ベント・ハーメル、ナンサン・シー、スサンネ・ビア、大森一樹が出席した。『X-MEN』シリーズで知られるブライアン・シンガー監督は「東京国際映画祭の審査員長として、そしてすばらしい審査員団と仕事ができることを光栄に思っています」とあいさつ。審査の基準について「いろんな国々からの映画、ジャンルもホラーからコメディ、ドラマと広い。国の文化の違い、その上にジャンルの違いということは、審査員の私たちにとって課題になる」と審査の難しさを語った。『卵の番人』『キッチン・ストーリー』で知られるノルウェーのベント・ハ-メル監督は「物語がどれだけ上手に語られているかが一つの審査基準」、『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督は「最終的にすばらしい作品というのは、言葉が万国共通に物語をうまく語っているもの。そういう基準で見ていきたい」とコメント。『ゴジラVSキングギドラ』の大森一樹監督は、「映画祭が始まって30年。産業革命と言われるくらい映画の形が変わってきた」と言い、「どのように産業革命に対応しているのかを見られたら、ヒントを与えてくれる映画があればベストな映画にしたい」と伝えた。日本の映画で影響を受けた作品を聞かれると、外国人審査員全員から黒澤明監督の名前が挙がり、ブライアン・シンガー監督は「スピルバーグ、ルーカスでさえ黒澤さんの影響を受けているという。ほとんど映画を見る時は、スピルバーグを見て黒澤さん、ルーカスを見て黒澤さんというくらい、黒澤さんは自分の映画作り、映画業界に非常に大きな影響を与えた」と話し、「三船敏郎さんがアメリカに来られた時に会うすばらしい経験があった」ということも明かした。トラン・アン・ユン監督は「溝口(健二)、小津(安二郎)、成瀬(巳喜男)、柳町(光男)、橋口(亮輔)、是枝(裕和)」と名前を挙げ、「日本映画から学ぶことはたくさんある」と語った。イギリスに留学していた時に黒澤監督の話を聞く機会があったという『インファナル・アフェア』のナンサン・シープロデューサーは、「お年を召しているにも関わらず『毎日学ぶことがいっぱいある』と話された言葉はいまだに心に残っている」と言い、黒澤作品は「今でも新しく何か学ぶものがある」とコメント。『未来を生きる君たちへ』のスサンネ・ビア監督も「若い時から黒澤監督の影響を非常に受けている」と言い、ベント・ハーメル監督は「小津監督、黒澤監督が好き。『羅生門』を南米の友人に見せたばかり」と明かした。
2015年10月23日第28回東京国際映画祭が10月22日(木)、東京・六本木ヒルズで開幕。TOHOシネマズ六本木ヒルズではコンペティション部門の審査員をはじめ、オープニング作品『ザ・ウォーク』を手がけたロバート・ゼメキス監督らが出席するオープニングセレモニーが行われた。“2015年10月21日”に都内で行われた来日記者会見で、代表作のひとつである『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の主人公であるマーティ&ドクに対し、「時空をいじるな」と忠告し、話題をさらったゼメキス監督。最新作である『ザ・ウォーク』は1974年のニューヨークを舞台に、フランス人のアーティスト、フィリップ・プティが、当時世界一の高さを誇ったニューヨークのワールドトレードセンターのツインタワー間で、命綱なしの“綱渡り”に挑んだ実話を圧巻の3D映像で描いている。「映像でなければ表現できないスペクタクル。プティの偉業を知った瞬間、すばらしい作品になると確信した」とゼメキス監督。何よりプティの人間性に惹かれたといい、「どんな障壁もものともしない、芸術家としての情熱をもった人物。優れた語り手でもある彼の経験を、観客にも味わってほしかった」と熱弁。最大の見どころは「やっぱり、プティが411メートル上空に張られたワイヤーに、芸術的な一歩を踏み出す瞬間だね」とアピールしていた。オープニングセレモニーには、コンペティション部門の審査委員長を務めるブライアン・シンガー監督(『X-MEN:フューチャー&パスト』『ワルキューレ』)をはじめ、審査員のトラン・アン・ユン監督、ベント・ハーメル監督、ナンサン・シー(映画プロデューサー)、スサンネ・ビア監督、大森一樹監督が顔をそろえた。かつて、初期の傑作『ユージュアル・サスペクツ』が東京国際映画祭で高く評価された経歴をもつシンガー監督は、「こうした形で東京国際映画祭に戻ってくることができて、とても光栄」と話し、「映画業界で多くの経験を重ねた審査員の皆さんと一緒に、多彩な16本のコンペ作品を審査するのが楽しみ。もちろん、大変な仕事になりそうだけど」と武者震いしていた。第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで、メイン会場となる六本木ヒルズをはじめ、TOHOシネマズ新宿などで開催。『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)より公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月22日フォルテ フォルテ(forte_forte)が10月17日から25日まで、ロンハーマン六本木店、及び名古屋店にて15-16AWコレクションのトランクショーを開催している。フォルテ フォルテは、パオロ・フォルテとデザイナーであるジアーダ・フォルテの兄妹によって、02年にイタリア・ヴェネト州で創設されたウィメンズブランド。イタリア製の高級素材を用い、特殊仕上げやハンドメイドを駆使して、トレンドにとらわれず繊細かつ女性らしいスタイルのアイテムを生み出している。今回行われるトランクショーでは、15-16AWコレクションをほぼフルラインアップで展開する。同コレクションは、命やエネルギーを“テラ(terra)”と表現し、地球や大地といった壮大なテーマで製作された。また、期間中にブランドのアイテムを購入すると、同コレクションのオリジナルファブリックを使用したハンカチーフをプレゼントするサービスも実施される。
2015年10月18日