恋も仕事も失敗続きのしくじり女子が、イケメン3人から同時に愛されて人生が激変!?この冬一番ハッピーなラブコメディ『初めて恋をした日に読む話』が登場した。東大を目指したガリ勉青春期…からの受験失敗。以来、恋も仕事も不調なアラサー塾講師・春見順子を演じるのは深田恭子さん。「原作のコミックを読んで、順子はダメな人どころかすごく素敵な女性だと思いました。ただ絶対的な目標を失って、時が止まってしまっただけ。その彼女が東大を目指す高校生、由利匡平(ゆりきょうへい)君と出会って輝きを取り戻していく。そんなお話です」豪華共演陣にも注目。順子のエリートな従兄弟・八雲雅志役に永山絢斗さん。そしてピンク髪のワケあり問題児・匡平役には、注目の若手俳優・横浜流星さん、順子の元同級生で匡平の担任・山下一真役は中村倫也さん。タイプの違う3人が順子に思いを寄せる…という四角関係!深田さんが順子なら、どうする?「私は瞬間の感情を大切にしたいから、誰の思いに気づくか、その順番とタイミングによると思います。頭で考えていたら胸はキュンとしないんじゃないかなって」スペックも立場も関係なく心がときめく。ピュアな恋模様とともに、若者に向けた熱い言葉も魅力。「親に言われるがままに勉強漬けの青春を送った順子は、匡平たち若い人には受験も恋愛も両立させ、10代の“今”を楽しんでほしいと思っています。『人生も恋愛も貯金できない』というセリフがあるんですが、まさにその通り。その順子の思いを丁寧に伝えようと心がけています」そんな作品中のセリフをきっかけに、自らを振り返る瞬間も…。「作品中『拝啓15の君へ』と語りかける場面があるんですが、もし私なら15歳の自分に何を伝えるかな、なんて。うーん…『自分が想像するより、長くお仕事させていただけているよ』でしょうか。でもそれは知らなくていいかも。知っていたらあんなに頑張れなかったと思うから」キュンキュンしつつ、熱くなるこの作品。「私も昔のことを思い出したり、匡平や雅志のストレートなアタックを『かわいい!』と思ったり(笑)、演じつつ楽しんでいます。アンアン読者の皆さんは仕事もプライベートも忙しいと思いますが、火曜の夜だけは、このドラマの世界に浸って順子と一緒にキュンキュンして、元気になっていただけたらうれしいです」ふかだ・きょうこ数多くのドラマや映画に出演。咋秋に20冊目の写真集『Blue Palpitations』(講談社)が発売。公式Instagramは@kyokofukada_official『初めて恋をした日に読む話』東大受験に失敗して以来、就活も婚活もうまくいかない残念女子・春見順子。そんな彼女の知らないところで、3人のイケメンに胸キュンな恋心が芽生えて…。同名の人気コミック待望のドラマ化。TBS系毎週火曜22:00~。※『anan』2019年1月30日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2019年01月29日悠久の歴史を触れに行く場所。そんな、特別な場所を持つモデルでライターの加治まやさんに、「江戸の聖地」への愛を叫んでいただきました。見て、触って、江戸の息遣いを感じます。歴史の中でも、とりわけ江戸時代に惹かれるという加治まやさん。そんな彼女とって、江戸文化を身近に感じられる聖地が、清澄白河の「深川江戸資料館」。「江戸文化は、一般庶民が作り出したものが多いんです。例えば、浮世絵や歌舞伎とか。江戸に暮らした人たちが生み出した文化に興味があって、5~6年前に初めて訪れました」ここは庶民の暮らしを再現した体験型の展示が人気で、展示物はすべて触ってOK。「ここは木挽きの人のおうち!」「この窓も開くんだよ~」と、楽しそうに解説してくれる加治さん。「ガイドさんによって教えてくれる情報が違うので、行くたびにいろんな方の解説に耳を傾けています(笑)。最初に表通りを散策したら、裏通りもじっくり見てほしいですね。家の中にも上がれるし、家具にも触れるから、江戸の生活をそのまま楽しめるんです。季節やイベントによって展示も変わるので、年に何度通っても新鮮で楽しくて」江戸の古地図アプリを使い、普段から街歩きをしながら、かつて何があったか確かめたりも。「古地図を見るとわかるんですが、『浜離宮恩賜庭園』は江戸時代からほぼ地形が変わっていない。慶喜公が大阪から逃げ帰った時に着いた船着き場が残っていたり、江戸の空気感をそのまま感じられる場所。江戸城跡地が残る皇居も外せません。天守台の石垣を見ると、ひとつひとつが大きくて。伊豆などから船で運ばれているんですが、この石をどうやって運んだんだろうって考える時間も好き」受験勉強の息抜きで、司馬遼太郎の歴史小説『燃えよ剣』を読んだのが高校3年生の頃。そこで歴史の面白さに目覚め、江戸文化歴史検定2級も取得。「歴史を感じる場所に行くと、感性も刺激されるんです。東京って、街を歩くだけで、実は歴史に触れられる場所。古地図片手に楽しんでもらいたいです」季節ごとに変わる江戸文化を体験。【深川江戸資料館】音響と照明も使い、江戸の一日を15分で再現。●東京都江東区白河1-3-28TEL:03・3630・86259:30~17:00(最終入館16:30)第2・4月曜休館(祝日の場合は開館)、臨時休館あり天守台跡に残る大きな石垣は必見!【江戸城(皇居)】事前申し込みが◎。●東京都千代田区千代田1-1桔梗門前TEL:03・5223・80719:30~11:15頃、13:00~14:45頃(整理券配布は30分前)月・日・祝日(土曜除く)休無料江戸時代の地形がそのまま残る名所。【浜離宮恩賜庭園】江戸時代に造園された大名庭園。地形がほぼ変わらず残っているのは貴重。隅々まで散策してみて。●東京都中央区浜離宮庭園TEL:03・3541・02009:00~17:00(16:30最終入園)無休入園料一般300円かじ・まやモデル、ライターとして活躍。江戸時代の文化のみならず、史跡や神社仏閣、仏像も好き。日本美術にも精通。※『anan』2019年1月16日号より。写真・内山めぐみ取材、文・ 神武春菜野村紀沙枝保手濱奈美(by anan編集部)
2019年01月14日2019年のフードのトレンドは?フードライターの齋藤優子さんが注目する“NEXT FOOD”を教えてもらいました。2020年開催の東京オリンピックに向けて、需要が高まっているのがオーガニックやヘルシーフード。「選手の食事にはオーガニックが求められるので、オーガニック後進国の日本にも、都心を中心に少しずつオーガニックスーパーやデリが増えてきました。また、“体にいい”の流れを受け、NYやパリで流行中というひよこ豆やその加工品、たとえばすり潰し、ハーブを加えて揚げた中東発祥のファラフェルも人気が出そうです」中東生まれのヘルシーフード、“ファラフェル”に熱視線。ファラフェル・ブラザーズ 恵比寿店ファラフェルがたっぷり入ったサラダボウル¥1,100(税込み)。無農薬のシモタファームの葉野菜を使っている。メニューはすべてヴィーガン仕様。東京都渋谷区広尾1‐1‐36TEL 03・6427・339811:00~22:00不定休ティースタンドも続々!日本茶ブームが到来。食パンやバターサンド、おはぎなど、昭和の食卓でお馴染みのアイテムのプレミアム化が進んだ’18年。その流れを受け、次にブームが巻き起こりそうなのが日本茶。「緑茶はコーヒーのように茶葉がシングルオリジンだったり、オーガニックのもの、スパイスやハーブをブレンドしたものまで登場し、煎れ方もハンドドリップや水出しなど多彩に。ティースタンドも増え、’20年のオリンピックに向けてブームはしばらく続きそうです」八屋千駄ヶ谷店「日本文化を現代に再構築」がコンセプトの日本茶スタンドカフェ。右・煎茶ラテ(S)¥450。左・煎茶スムージー(S)¥500(共に税込み)。東京都渋谷区千駄ヶ谷4‐1‐8TEL 03・6368・66479:00~19:00土・日・祝日休齋藤優子さん フードライター。本誌をはじめ、さまざまな雑誌で執筆。パン、カレー、スイーツなど、東西のあらゆる食事情に精通している。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・内山めぐみ文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年01月02日日本の食卓を支えてきたご長寿料理番組『きょうの料理』。名アシストとダジャレで先生方をサポートする、後藤繁榮アナウンサーにクローズアップ。番組裏話とともに、後藤アナが愛される秘密に迫ります。進行役を務めて今年で19年目。ときおり繰り出す味わい深いダジャレが、お茶の間で大人気の後藤繁榮さん。「それまでボランティアに関する番組を担当していた私が、’00年に突然『きょうの料理』に出演を命じられまして。最初は“おいしいものが食べられるから嬉しい!”と喜んでいたんですが、いざ番組に出てみると、料理の知識がないので調理の手伝いもできない、さらに何を質問していいかもわからないという体たらくで、最初はほぼ役に立たない置物状態でした」転機は約1年後。偶然口にしたダジャレがスタジオの雰囲気を和やかにしたことで、自らの役割を“これだ!”と悟ったそう。「役に立つのはもちろんですが、見るだけでも楽しい番組でありたいと思います。そこに、私のダジャレが少しでも役に立っているなら嬉しいですね。“ま~た後藤さん、くだらないこと言ってる”と笑ってくださるだけでもいいですし、例えば私が“豆乳を投入”と言ったレシピを作る際には、同じポイントで“豆乳を投入”と言いながら注いでいただけたらありがたいです(笑)。あとは、私自身未だに料理初心者なので、この先もその心を忘れずに、みなさんにわかりやすい質問と進行を心がけたいですね。この番組をきっかけに、料理を好きになってくださる方が増えたら素敵だな、と思います。あとダジャレの引き出しも、もっと増やしたいですね(笑)」ご本人&プロデューサーが振り返る、後藤アナ伝説。伝説1.記念すべき初ダジャレは、鈴木のばぁばが生みの親。鈴木登紀子先生に、こしょうを振るよう命じられた後藤さん。フタをしたまま振ってしまい、「こしょうが故障しました」と言ったのが初ダジャレ。歴史はここから始まりました。伝説2.数少ない撮り直しが起きた平野レミさんとのタッグ。いつもスリリングな平野レミさんとの回。レミさんがフライパンで火柱を上げてしまった際、二人は“さて、どうアドリブを効かせようか!?”と焦ったが、さすがに撮り直しに。伝説3.進行役の力量は、試食シーンでわかる!?食べて咀嚼し、即座に明瞭にしゃべる。この一連の動作は非常に難しいそう。でも、「後藤さんは超一流」(久間さん)。試食時の表情も選ぶ言葉も柔らかく自然だと、大絶賛です。番組スタッフが語る、「“後藤アナ”、ココがすごいんです」定年後も出演をお願いしていることからもわかるように、番組スタッフの後藤さんへの愛と信頼は深い。「何よりまず、柔らかい佇まいが魅力です。ごく自然に先生の素顔を引き出してくれますし、料理初心者の視点で質問をしてくれる。本当に得難いキャラクターです。この番組は24分半、カメラを止めずに生放送のように収録するのですが、後藤さんはさすがのベテラン。何か起きたときでも動じずに、穏やかに対応してくださる安心感がある。そういう意味で、私たちにとっても非常に心強い存在です。初登場の先生も、後藤さんが一緒だとリラックスできる、とおっしゃいます」と、久間真佐子さん。出すぎず、料理の先生に適切なタイミングで質問をし、24分半でしっかり番組を終わらせる。料理番組の進行役は、アナウンサーの総合力が問われる仕事だそう。「後藤さんはその技術をすべて持っている、まさに名バイプレイヤー。これからも頼りにしています!」『きょうの料理』 NHK Eテレにて、毎週月~木曜21:00より放送中(再放送は翌11:00~ほか)。LINEの公式アカウント(@nhk_kyounoryouri)をフォローすると、最新情報や、後藤さんのダジャレ画像がもらえます。ごとう・しげよしアナウンサー。1975年にNHKに入局し、’00年より『きょうの料理』を担当。’11年に退職後はフリーの立場で出演中。インスタのアカウント(@goto.shigeyoshi)も。※『anan』2018年12月5日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2018年12月02日日本に暮らす外国人の先生に、現地そのままの調理法を教わることができると人気の料理教室「tadaku」。なかでも評判というスリランカ料理の教室を、ライターKが初体験。いざ、スリランカの食卓へショートトリップ。にっこりと迎えてくれたガマゲ・モハンさんのお宅は料理教室用に改装した落ち着く空間。まずはスリランカという国とアーユルヴェーダについて1時間、お茶を飲みながらじっくり学ぶ。「料理を作るだけでなく、その国の歴史や文化について聞いたり、資料を読んだりして、スリランカのことをより深く理解していただきたいのです」と、モハンさん。料理は先生による実演を見て学ぶスタイル。自宅のキッチンなので、秘蔵の調味料を見せてもらって味見できたり、ホームステイ気分で4時間満喫。食と料理の枠を超えた異文化体験が楽しめました。次はどの国のレッスンに行こうかな!料理の前に、まずは現地を知る。先生が自己紹介をした後、スリランカの国の歴史や現地でのアーユルヴェーダ(伝統医療)の考え方について教わる。現地のお米の種類や味の要になるスパイスのことなど、興味がおもむくままに質問する。材料についてレクチャー。野菜は事前に切って用意されている。スパイスがいい香り!ターメリック、フェネグリーク、クローブなど、すべてのレシピにスパイスは欠かせない。「クローブやカルダモンは消化をよくし、腸を整えます」など、効能を解説してくれる。まずはお米の準備から。まずはお米をしっかり洗う。「スリランカのアーユルヴェーダでは、食材はしっかり洗うことで細胞が生き返る、と考えられています」。洗い米にカレーリーフ、クローグ、カルダモン、シナモンスティックなどスパイスを入れて炊きはじめる。野菜と豆、2種類のカレーを作る。『野菜カレー』スリランカでは煮込み料理全般を、すべて「カレー」と呼ぶのだそう。みじん切りにしたにんじん、じゃがいも、スパイス、少量の水を鍋に入れ煮込む。「スパイスが野菜の味を引き出してくれます。でも、一番のスパイスは愛情ですよ」『ダールカレー』たっぷりのレンズ豆をよく洗い、玉ねぎ、ニンニク、カレーリーフ、シナモン、ココナッツパウダーなどと一緒に煮る。「カレーを作るときは、水っぽくならないように気をつけてください」。しばらく煮込んだら味見タイム…おいしい!ポルサンポールと三つ葉のサラダが完成。スリランカ料理に欠かせない「ポルサンポール」は、ココナッツファイン(粗びきの粉末)にトマトや青唐辛子を混ぜたもの。三つ葉のサラダは、三つ葉が細かく切ってあり、日本のおかずとはだいぶ見た目が違う。テーブルに並べたら、現地流の食べ方のレクチャーも開始。お皿の上で少しずつおかずを混ぜながらいただく。消化がよくなる効果があるそう。『tadaku』イタリア、スペイン、フランス、タイなど約80か国の料理や文化を学べる。HPから行きたい料理教室を予約しホストの家へ。レッスン料は平均5000円。日本各地、約300か所で開催中。スリランカ料理教室 with Mohan東京・西荻窪で開催。アーユルヴェーダのお医者さんでもあるモハンさん。丁寧なレクチャーと料理のおいしさにリピーター多数。日本語OKなので英語ができなくても大丈夫。※『anan』2018年12月5日号より。写真・内山めぐみ取材、文・神武春菜(by anan編集部)
2018年11月30日今年、まさに飛躍の真っ只中にいる男女4人組バンド、緑黄色社会。3月にファーストフルアルバム『緑黄色社会』をリリースし、その後のツアーはチケット即完。11月7日には早くもミニアルバム『溢れた水の行方』が到着。日本のポップシーンど真ん中へ踏み出せそうな一枚だ。「ずっと音楽が好きで前を向いてやってきたんですけど、始めたばかりの頃は手探り状態でした。最近はいろいろと経験させてもらって、4人の前の向き方がひとつにギュッとまとまった感じがしています」(長屋)「曲ができた時期はバラバラなんですけど、前作を超えようという想いで、いろんな性格を持った多彩な曲たちを入れました」(peppe)今作1曲目の「あのころ見た光」は透明感溢れる鍵盤の音色と伸びやかなボーカルが大きな躍動感を連れてくるポップ・ソング。サビの冒頭にある〈twenty‐one〉という歌詞が未来を掴むキーワードだ。「これは2年前、私たちが21歳の時に書いた曲。当時は不安や葛藤が大きくてあまり前向きではなかったので一度置いておいたんです。このタイミングで、歌詞を葛藤も含めて前向きな気持ちで書き直すことができて。21歳を越えた今の視点で、4人でがんばろうねっていう気持ちを込めて完成させました」(長屋)緑黄色社会は、メンバー全員がコンポーザーでもあることもひとつの強み。エッジの利いたギターリフと男女のボーカルが掛け合うシリアスな世界観で新境地を響かせた「Never Come Back」は小林と穴見の幼なじみコンビで手がけた。「去年、Beckがリリースしたアルバムを聴いて、UKロックやニューウェーブにどっぷり浸かる時期があって。その頃に作った曲だから、少し’80s感が出ています」(穴見)一方、長屋が作詞作曲を手がけた「視線」は、恋する気持ちをホロ苦さまで伝えきる女子ワールド全開。「恋愛をして誰かを好きな気持ちって、想いをただストレートに伝えたいだけではないと思っていて。伝えられない好きもあるし、伝えたくない好きもある。その天の邪鬼な感じを出したくて。私が感じていることを言葉にして、結果的に誰かが共感してくれたら嬉しいです」(長屋)ちなみに彼ら、普段から仲が良く「趣味は全然違う姉弟」のような関係性なのだとか。そんなリョクシャカの快進撃、まだまだ期待したい。「緑黄色社会」左から、穴見真吾(B/Cho)、長屋晴子(Vo/G)、peppe(Key/Cho)、小林壱誓(G/Cho)による愛知県在住4ピースバンド。2012年結成。今月からワンマンツアー「溢れた音の行方」が開催。リード曲「あのころ見た光」をはじめ、カラフルなだけじゃない憂いや繊細さで心躍らせるポップ・ソングを全6曲収録。Mini Album『溢れた水の行方』¥2,00011月7日発売(Epic Records Japan)※『anan』2018年11月14日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2018年11月13日昭和を舞台に、有名落語家・有楽亭八雲(岡田将生)の生きざまを描くドラマ10『昭和元禄落語心中』。そのなかで竜星涼さんが演じるのは、八雲の芸に惚れて直訴し、弟子入りを果たした与太郎。作中では、落語を披露するシーンも登場する。「セリフと落語の両方を覚えるということで、台本をもらう前から“自分との戦いになるな”と思っていました。かなり早い段階から、覚悟を決めて挑んだんです。与太郎も僕も落語をするのは初めて。同じスタートラインから出発できたので、どんどん落語の世界に染まっていく感じは、リアルに演じやすかったです。ただ、僕自身は全部覚えている演目を、役の設定上つかえながら話すなど、崩すのが難しかったですね。役のセリフはすぐに忘れてしまうタイプだけど、落語の演目は別。口が覚えているようで、出だしを言うと自然と続きが出てきます。そういう意味で、与太郎が披露する『出来心』は僕もできるようになりました」演じるうえで大切にしたのが、与太郎が持つ、かわいらしさ。「彼の魅力であるまっすぐな愛くるしさが、ドラマでは原作以上にしっかり見えたほうが面白いと思って演じました。岡田さんも、与太郎のことをかわいい、憎めないと言ってくれて嬉しかったです。怒るシーンなのに、『いや~、怒れないよ』と困っていたのを覚えています(笑)」八雲と、彼を敬い、慕う与太郎の師弟関係も今作の見どころに。「八雲のように一つの芸を磨き続けるということはなかなかできないし、成功した人は大きな孤独を抱えていると思うんです。何かを為すには、何かを捨てなきゃいけない、じゃないですけど…。僕自身、芸を磨くような仕事をしているので、そういう人はカッコいいと思うし、八雲に憧れる与太郎の気持ちに共感します。そんなところも、見てもらいたいですね。きっと、僕のように落語に触れたことがない読者の方もいると思うのですが、まずドラマとして楽しんでほしいです。そのうえで、“同じ演目でも演じる人でこんなに違うんだな”とか、“寄席に行ってみたいな”と感じてもらえたら、僕たちの勝ちかなって思っています(笑)」りゅうせい・りょう1993年3月24日生まれ。東京都出身。海外のコレクションでランウェイを歩くなど、モデルとしても活躍。『アンナチュラル』ほか、ドラマや映画で幅広い役を演じる。『昭和元禄落語心中』落語家の有楽亭八雲(岡田将生)の生涯を中心に、彼をとりまくライバルや弟子など、芸の世界に生きる人々を描く。原作は、累計200万部を突破した雲田はるこの同名漫画。毎週金曜22:00~、NHK総合にて放送中。※『anan』2018年11月7日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年11月02日刑事、捜査官、重要な任務を負った企業戦士…。最近の西島秀俊さんが演じていた役柄は、シリアスなイメージが強い。しかし今回の映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』で西島さんが扮するのは、地方の遊園地で働く、“魔法使い”と呼ばれるカリスマ上司。大きなスクリーンで、“明るい、笑顔の西島さん”を思い切り楽しめます!「僕が演じた小塚慶彦は、地方の遊園地をいかに楽しい場所にするか、その仕事に没頭している男。台本を読んだ限りではぶっきらぼうな印象があったので、そんな感じで役作りをしていたんですが、ロケ地は遊園地だし、柄本明さんをはじめ周りの役者さんは手練れの方々ばかり。やっているうちになんか楽しくなってきちゃって、気づかぬうちに結構笑ってたみたいです。そこを監督が上手く捉え、さらにたくさん使ってくれたのかも。出来上がった映画を観て、“俺、こんな笑ってたっけ?!”と正直驚きました(笑)」物語の舞台は、熊本県に実在する遊園地「グリーンランド」。22歳の新卒・波平久瑠美(波瑠)は年上の彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職したものの、なんと配属は地方の遊園地!!思い描いていた仕事ができないジレンマ、彼氏とのすれ違い、空回りする自分にイライラしながらも、徐々にやりがいを見出していく、お仕事エンターテインメントです。舞台である遊園地に、なにか思い出があるか伺ってみると…。「僕は中高男子校だったんですが、年に1回<クラスの日>みたいな日に、遊園地に行くっていうイベントがあったんですよね。今思うと10代の男子が集団で遊園地に行くってなんなんだよって思いますが(笑)。でも当時は、“なんか起きるんじゃないか”って妙に期待するんですよ、思春期の男子は。女の子とどうこう、とか。当然、行ったところでなにも起こらないんですけど。そもそも、“なんか”ってなんだよって話ですし(笑)。結局コーヒーカップを信じられないくらいのスピードでぐるぐる回して帰ってくるだけなんですけどね。でも遊園地って、そこにやってくる人をワクワクさせる、不思議な魅力がありますね。この映画は、波瑠さん演じる波平の成長物語ではあるんですが、“人を楽しませる”ことの裏で、多くの人が努力をしていて、笑いと涙のドラマがたくさんあることも描いています。明日も仕事頑張ろうかなって思ってもらえる、そんな映画だと思います」1か月間、ロケ地の「グリーンランド」にほぼ“住んだ”状態で、撮影をしていたそう。撮影は、遊園地の営業時間にも行われた。「監督と共演した橋本愛ちゃんは熊本県出身で、原作者の小森陽一さんも九州の出身。地元を愛する皆さんの思いをひしひしと感じながら、住み込みで撮影をするのは、俳優としてもなかなか得難い経験でした。昼間に撮影をして、夜はホテルのバーで共演者と飲むのがとても楽しかったです。その砕けた空気感が、飲み会のシーンに非常によく出ていると思いますので、そんなところも楽しんで観ていただけると(笑)」『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』『海猿』などを手がけた作家、小森陽一氏の小説『オズの世界』が原作。遊園地という夢のような場所を舞台にした、お仕事エンタメムービー。監督/波多野貴文出演/波瑠、西島秀俊、岡山天音、中村倫也、橋本愛ほか10月26日より全国TOHO系で公開。©小森陽一/集英社©2018 映画「オズランド」製作委員会にしじま・ひでとし俳優。1971年生まれ、東京都出身。時代劇映画『散り椿』が公開中。11月16日に『人魚の眠る家』が公開予定。NHKスペシャルなどでナレーションの担当も。オーダースーツ¥325,000~その他はすべて参考商品(以上ジョルジオ アルマーニ/GIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)※『anan』2018年10月31日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・TAKAFUMI KAWASAKI(MILD)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)インタビュー、文・河野友紀
2018年10月27日今年2月に急逝した、俳優の大杉漣さん。その時、ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ2作目の撮影を共にしていた光石研さんは、同シリーズ1作目の撮影の合間に、大杉さんから直接、主演作兼初のプロデュース作でもある映画『教誨師(きょうかいし)』の出演オファーを受けていた。「絶対に漣さんの“魂”が映ってる」光石研さんが確信する濃厚な会話劇。「オファーといっても、『映画撮るから、研ちゃん、ちょっと手伝ってよ』という感じで。その時は、漣さんはご自身が主演だとかプロデュースするとか一切言わず、内容さえも知らなかったんですが、漣さんのお誘いだったので、『ぜひ!』と即答しました。現場でも、エグゼクティブプロデューサーとして君臨するのではなく、漣さんがお好きだったサッカーで喩えると、同じフィールドに立つキャプテンのようでした」大杉さんは、受刑者に向き合い、悩みを聞いたり、安らぎを与えたりする牧師である教誨師の役。外部との接触が制限される死刑囚とも、面会を許される立場にある。光石さんは、元ヤクザの親分の死刑囚を演じ、大杉さんと一対一で芝居を交えた。「この役をくださったのは、きっと漣さんが、僕が“いかにもヤクザ然としたアプローチはしない”ことをわかってくださっていたからだと思います。漣さんの教誨師の役は、6人の死刑囚と対峙しなければいけないから、本当に大変だった。なのに、巨木のようにどしっとそこにいてくださって、こちらがどんな芝居をしようとも、包み込んでくれました」互いに勝手知ったる名役者同士。撮影は当初の予定より大幅に巻いて終わったそう。「漣さんと読み合わせをしていたら、『どんどんカメラ回していこう』となって、ダダダッと撮りました。それができたのも『バイプレ』で過ごした濃密な時間があったからこそだと思います。フレキシブルに対応してくれた佐向組のスタッフのみなさんにもすごく感謝しています。やっぱり、漣さんを思うと、『バイプレ』での合宿のような生活が甦るんですよ。毎晩一緒にごはん食べて、『じゃあね』って隣の部屋に帰って、翌朝からまた『暑い』だの愚痴を言い合いながら(笑)、撮影していた日々が」本作が生と死を描いていること、大杉さんの初プロデュース作であること。それらの事実と、その死に関係はない。けれど、この作品を観た時、何か見えない結びつきのようなものを感じずにはいられない。「僕の考えでは、映画というのは、カメラに映ったものがすべて。役者は基本的には脚本に書かれていることをやるだけだし、役者の想いのようなものは、映りっこないと思っています。でも、この作品はちがう。この映画に限っては、漣さんの魂が映っていると、確信してるんです」『教誨師(きょうかいし)』教誨師と6人の死刑囚の会話劇から生と死を見つめる。監督・脚本/佐向大出演/大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川登、古舘寛治、光石研10/6より有楽町スバル座、池袋シネマ・ロサほかにて全国順次公開。©「教誨師」membersみついし・けん1961年9月26日生まれ、福岡県出身。映画『Helpless』を機に、日本を代表する名脇役として活躍。近年の主な出演作にドラマ『陸王』、映画『アウトレイジ 最終章』。ジャケット¥58,000シャツ¥29,000パンツ¥33,000ネクタイ¥12,000(以上ENGINEERED GARMENTSTEL:03・6419・1798)※『anan』2018年10月3日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・下山さつきヘア&メイク・山田久美子インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年10月02日広辞苑によると洋画とは、<欧米で製作され、日本に輸入された映画>のこと。で、この『国産洋画劇場』は、国産の、洋画。それってどういう意味?友近:小さい頃は父が洋画が好きで、一緒にテレビで見てましたね。吹き替えのセリフの真似をやったりして。秋山:僕もテレビで見てました。当時の洋画って、わかりやすくエンターテインメント性が高くて、それがすごく好きでした。で、友近さんとはいろいろとご一緒してるんですが、映像作品は作ったことがなくて。友近:それで今回、秋山さんと一緒に何か作りませんか?とお声がけをいただいたときに、私たちは揃って、「洋画を作りたい!」と。――なるほど。でもお作りになるのは、日本で、ですよね?秋山:はい。洋画なんですけれど、僕ら日本人ですし、輸入に頼りすぎるのも良くないなって思って。友近:そう。そこは本当に意気投合したところ。だから今回の洋画は、国産で仕上げたいなって。秋山:演者、撮影チーム、ロケ地など、すべて安心の国産です。友近:やっぱり洋画は、国産に限ると思いますよ。――…何がなんだかわからなくなってきたんですが、1作目は「六城(ろくき)」と伺っています。相撲界から追放された元力士の六城の、戦いと淡い恋の物語だそうですね。拝見しましたが、『ロッキー』という映画に非常に似ていた気が…。友近:あぁ…。最近取材で言われるんですが、私はよくわかりません。秋山:僕らはまったく観たことないですから、その映画。――そうですか…。秋山:物語のヒントって、日常にあるんですよ。今日は取材場所が屋形船ですが、今僕らは「船と氷山」っていう映画を撮っていて。友近:最近異常気象だねって話をしたのがきっかけで、秋山さんが、「じゃあ船と氷山がぶつかったりする話とか、どう?」って。秋山:友近さんは、「船っていろんな身分の人が乗っているから、ドラマが生まれそうよね」って。――あぁ…、身分違いの恋が始まったり、とかですかね。秋山:そう!鋭いですねぇ。友近:勘がいいですねぇ。私たちふたりとも船が大好きなので、それも一つのきっかけです。これは本当。――それにしてもびっくりするほど息がぴったりなおふたりですね。友近:これも本当の話なんですが(笑)、中学生くらいのとき『ウィロー』って映画のCMがテレビで流れてて、とにかくその「ウィロー」って言葉が言いたくて言いたくて、ことあるごとにつぶやいてたんです。家でも、学校でも。そしたら…。秋山:俺も同じことやってたんですよ。「ウィロー」って言いまくってて。つまり、僕らは“ウィローって言ってる側の人間”。だから、なんか感性が合うのかもしれません(笑)。友近:そうですね(笑)。『国産洋画劇場』誰もが知っている洋画を彷彿とさせる“オリジナル国産洋画”を楽しめる。写真は元力士の物語「六城」。月額¥480(税込み)で楽しめる有料動画アプリ「大阪チャンネル」で、毎週金曜00:00より最新話を配信。ともちか1973年生まれ、愛媛県出身。お笑いタレント。数々のキャラコントで定評がある。来年2~3 月には、自身の分身である水谷千重子として、なんと明治座で座長公演が行われる。あきやま・りゅうじ1978年生まれ、福岡県出身。お笑いトリオ、ロバートのメンバー。クリエイターになりきってインタビューを受ける企画『クリエイターズ・ファイル』が大好評。※『anan』2018年9月26日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2018年09月22日名古屋発のアイドルグループ・チームしゃちほことRADIO FISH(以下、RF)がイベント共演を機に意気投合!異色のコラボとなるダンスナンバーを発表しました。――コラボが決まった時の心境は?NAKATA:ファンの人たちが盛り上げ上手なところを含めて、元々アイドルがすごく好きなんです。しゃちほことはノリも合いそうだし、コラボが決まって嬉しかったですね。SHINGO:しゃちほこ側からのオファーに「キターッ!」って思いました。実は僕らもコラボしたくて、もうちょっとでこちらからお願いするとこだった(笑)。お互いグループとしての波長が合うんです。秋本帆華:“FISH”と“しゃち”で、海つながりですしね(笑)。――コラボ曲「BURNING FESTIVAL」のレコーディングはいかがでしたか?坂本遥奈:しゃちほこがこれだけゴリゴリのラップをするのは初めてだったので、苦戦しました。NAKATAさんが直接ディレクションしてくださったんですが、言葉数が多くて…。SHiN:確かに、ラップのテンポが速くて、難しかった。NAKATA:全員が参加したラップパートは、次々に個性の違うヤツが出てきて、バカっぽくもあってすごくよかった。――振り付けは?SHiN:ジャズダンスの要素を入れて、懐かしさを出しています。SHINGO:サビはNAKATA、それ以外のパートをダンスのプロが考えるのがRFスタイルです(笑)。――MVの撮影はいかがでしたか?SHINGO:若い子ときゃっきゃできる貴重な機会なんではしゃいでましたね。嫌われないように共通の話題を探って、とりあえずテーブルにあったお菓子の話をしてみたり。SHiN:計算だったとは(笑)。坂本:NAKATAさんはずっとサングラスをかけてて、「御神体ですっ!」ってオーラを発してて…。SHINGO:話しかけづらかっただろうけど、サングラスの奥はみんなと話したいって目だった(笑)。――お互い、聞いてみたいことはありますか?秋本:カップリングの「太陽神」の歌詞はどうやって書いたんですか?SHINGO:ああ、“NAKATA崇め系ソング”ね。SHiN:(笑)。NAKATAさんをイメージすると、自然にストーリーが出てきます。SHINGO:俺も、RF結成以来、「NAKATAすごい、NAKATA天才、NAKATA神」って書き続けてきたなあ。たまに「何してるんだろ…」って我に返る瞬間が(笑)。NAKATA:俺は最高に気持ちいいし、それこそRFの醍醐味!でも、用法用量を守らないと危険です。――男女でコラボすると、それぞれのファンがやきもきしませんか?坂本:ちょっと心配してたんですけど、ファンの方々が温かくて、まったく問題なかったです!SHINGO:優しいね。RFのファンも素直に喜んでくれたし、番組収録で双方のファンが一緒に応援してくれたのは、最高の光景だった。NAKATA:ファンとの一体感は、しゃちほことRFの共通項!アメリカのイベント「Burning Man」にインスピレーションを受けた初コラボシングル『BURNING FESTIVAL』【初回限定盤CD+BD】¥1,667Blu‐rayにはMV&メイキングを収録。【通常盤CD】¥926(unBORDE)チームしゃちほこ愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈、伊藤千由李で結成。幕張メッセ、日本武道館、横浜アリーナ公演を成功させ、名古屋から全国区に人気を拡大中。9/15に東京・豊洲PITにてワンマンライブを開催。レディオ・フィッシュオリエンタルラジオのNAKATAとSHINGOを中心に、世界レベルの実力を持つダンサーのFISHBOY(NAKATAの弟)、Show‐hey、SHiN、RIHITOで’14年結成。「PERFECT HUMAN」で大ブレイク。※『anan』2018年9月12日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年09月05日昨年オンエアされたドラマ『セシルのもくろみ』に主題歌「TAKE MY HAND」を提供し、注目の存在になったロックバンド、夜の本気ダンス、通称《夜ダン》。またもやアッパーな気分にさせてくれるシングル『Magical Feelin’』をリリースした。この曲は結成10周年を迎える彼らにとって初の《試み》で制作された曲である。リスナーに触発されて完成した10年目の新曲とは。「僕たちのラジオ番組の企画で、リスナーから歌詞になりそうな言葉を集めて楽曲を作るという方法で完成した曲です。みなさんが持つ世界観が様々だったので、作り手としてすごく触発されました。制作中は気づかなかったけど、いままでの曲よりわかりやすく、より共感してもらえる曲になりましたね」(米田)「いままでポップでキャッチーなものをシングルにしてきたけど、この曲はキャッチーな中にも、哀愁というかメランコリックな感じがいい塩梅でブレンドされた曲。ラジオの空気感も含まれ、いまの夜ダンに似つかわしい作品ですね」(西田)印象的なギターリフから始まる長めのイントロ。彼らの持ち味でもある疾走感と、心を鼓舞するソリッドなビート。今回もヤラレタ!という感じで体が動いてしまう。「もともとデモ音源として作っていたトラックに、この歌詞がぴったりと合った感じですね。昨年リリースしたアルバム『INTELLIGENCE』を経て、演奏も進化してきているし、この曲も自分がやりたい直感に忠実に、気持ちよく演奏できました」(マイケル)「シングルは毎回違うことをやりたい。アルバムのことは考えず、いいリード曲を作り、その先でこんな曲が欲しい、とアルバムについて考えています。バンド結成10周年のタイミングに、ふさわしい曲ができたんじゃないかな」(鈴鹿)いまも《京都のロックバンド》という誇りを大切に、京都に住む4人。スタイリッシュなファッションに身を包み、熱狂的なライブパフォーマンスを見せてくれる。ファッションのお手本はフランツ・フェルディナンドとか。「カッコいいのに、どこかちょっとヌケてる、みたいな彼らの音楽や存在感に、ずっと憧れています」と米田さん。なるほど、おおいに納得です。4th Single『Magical Feelin’』【完全生産限定盤CD +スペシャルブックレット】¥1,500ボーナストラックとしてPOLYSICSがリミックスした「Crazy Dancer」を収録。【通常盤CD】¥1,200(Victor Entertainment)よるのほんきだんす鈴鹿秋斗(D)、米田貴紀(V&G)、西田一紀(G)、マイケル(B)。京都在住のロックバンド。2016年『DANCEABLE』でデビュー。10月よりバンド史上最長の「マジカル頭脳ツアー!!」がスタート。※『anan』2018年9月5日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年09月03日「一般社団法人 日本シングルマザー支援協会」の後援を受け、内山理名がシングルマザーに、鉄道アイドルユニット「ステーション♪」の長谷川葉音がその娘役を演じる映画『single mom 優しい家族。 a sweet family』。この度、その予告編と追加場面写真をいち早くシネマカフェが入手。監督と長谷川さんからのコメントも到着した。■ストーリー北海道のニセコに住むシングルマザー・空愛実(そらまなみ/内山理名)は、愛娘のエミリー(長谷川葉音)と2人暮らし。仕事が決まらず、貯金を切り崩しながら惨めな生活を送っていた。そんな愛実の母である実幸(西川可奈子)もまたシングルマザー。母とは衝突が絶えず、暴力も受け、愛実は中学生のとき児童相談所に保護され、3年間母と引き離されて暮らしていた。そして愛実もまた、ときに自分の母親が自分にしたように、我を忘れて娘を怒鳴り散らしてしまう。押しつぶされそうな不安を抱えながら生きる愛実。最後の頼みの綱で勇気を振り絞って役所に相談に行った愛実は、町役場の職員で同じくシングルマザーの犬塚優子(石野真子)に出会う。ときを同じくしてエミリーもまた、人との関わりを拒んで生きてきた孤独なミニカー職人の大西鉄二(木村祐一)に出会う。様々な人との出会いが、愛実を少しずつ変えていく。そして、あることをがキッカケで、すっかり忘れていた母との思い出が蘇り、愛実は初めて母の想いを知ることになる…。■多彩なキャストが集結大正時代から相互扶助の精神が根付いている北海道ニセコ町の協力のもと撮影された本作。主人公のシングルマザー・愛実を内山さん、孤独な職人を木村さん、娘・エミリーを本作が映画デビューとなる長谷川さんがそれぞれ演じる。愛実の母親役には、初主演した『私は絶対許さない』がマドリード国際映画祭の主演女優賞にノミネートされた西川さん、そして先輩シングルマザー役で石野さんが、それぞれ熱演を見せる。■「“シングルマザー”という言葉がなくなることを願っています」本作で監督を務めるのは、48歳の節目に政治活動を休止し、「劇団マツモトカズミ」を旗揚げ、新国立劇場での公演でも成功を収めた松本和巳。今回、初めて長編映画のメガホンをとる。松本監督は2016年の舞台に、日本シングルマザー支援協会会員の親子約20組を招待したそうで、「非常に喜んでいただいた記憶の中、舞台の次は映画をやろうと思っていたところに話があり、即シングルマザーをテーマにした映画の企画を提案したのです」と明かす。本作では生活困窮者に食品を配給する“フードバンク”の様子も描かれるが、「NPO法人子育てパレットで実際にフードバンクのスタッフとして働かせてもらい、意識をしていない皆さんの本当の表情を見せていただきました」と話す監督は、「映画の方でも忠実に再現したつもりです。ここは作る側でデフォルメしてはいけないと強く思いました。映画で観たままが現実でも起きていると思ってください」と言葉に力を込める。続けて監督は「日本シングルマザー支援協会の江成さん(会長)とは『今の囲い込みの支援ではなく、自立支援が大事だよね』と常に話していて、でも自立は言葉で言うほど簡単ではないという認識も共有していました」と話し、「映画というフィルターを通してマザーたちの追い込まれていく様を伝えられたら、少しは理解も深まるのかとも思い進めました。まずは心の紐解きのきっかけになったら嬉しいですし、その理解の中で区別や差別がなくなり、“シングルマザー”という言葉が無くなることを願っています」と、作品の思いに触れた。■「感情が入り過ぎてしまい、演じるのが辛い場面も…」また、エミリー役を務めた長谷川さんは撮影当時11歳で、本作が初めての映画出演。「監督からこの映画の内容を初めて説明して頂いたとき、境遇が自分と似ていたのでエミリーの気持ちがよくわかり、泣いてしまいました。そして、だからこそ、私にエミリーをやらせて頂きたいと強く思いました」と明かす。「実際に台本を読むと、エミリーの行動に自分の感情が入り過ぎてしまい、演じるのが辛い場面もたくさんありました」という長谷川さん。「しかし、母に、あなたとエミリーは似ているけど違うし、あなたにしかエミリーは出来ないと思うよ、と言われ、自信を持って演じるようにしました」とコメント。「演じることは初めてで緊張しましたが、内山さんが撮影前から色々お話しして下さいました。木村さんは撮影中にボソっと一言面白いことを言って笑わせてくださったり、殺陣の指導もして下さいました。そして多くのスタッフの方々にも優しく接して頂き、リラックスして本番に臨むことが出来ました」と、撮影現場の温かな一体感をふり返った。子を想う孤独なシングルマザーのプレッシャー、親を想う子の葛藤、人と関わることを拒否してきた職人の人間模様が絡み合い、やがて希望に繋がるまでを紡ぐ本作。収益の一部は、シングルマザー世帯の子どもたちのために寄付されることになっている。まずはその内容を予告編で確かめてみて。『single mom 優しい家族。 a sweet family』は10月6日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月30日日本のセクシュアルヘルス分野は遅れてると聞くけれど、実際どうなの?ドイツとアメリカ、スウェーデンでそれぞれ暮らしたことのある3人の20代女子たちに、各国事情をオープンに語ってもらいました!福田和子さん(以下、福田):スウェーデンの大学に留学してまず驚いたのは、避妊具の入手が簡単なこと。コンドームなんてどこにでもある。杉山千菜美さん(以下、杉山):アメリカもそう。学生寮に「Take Free」で置いてあるよ。学生なら、ピルも保険で無料で手に入るし。三上麗さん(以下、三上):ドイツで暮らしたときに友達になった女の子たちは、ほぼ全員ピルを飲んでたよ。杉山:昔から生理痛が重くて、高校生のときピルを考えたんだけど、婦人科で出してもらえなかったの。でもアメリカで処方されて飲み始めたら、涙が出るくらい辛かった生理痛がなくなって。ホント、人生変わった。福田:スウェーデンの友達の間ではIUDも多かったよ。ピルみたいに飲み忘れる心配がないし、5年前後効果があって、費用はたったの数千円。杉山:IUD、いいよね。取り出したければいつでも外せるし。アメリカでも人気で、「IUD入れた。快適!」とか、パンケーキを紹介するみたいにフェイスブックで情報をシェアしてる。福田:でも日本ではすごくマイナー。基本、出産経験者にしか認められてないし、費用も約10万円…。IUDを入れて帰国したかったけど、日本ではメンテナンスが不安で諦めました(涙)。杉山:IUDどころか、日本ではピルも浸透していないし。ピルは遊んでいる女性が飲むもの、みたいなイメージがある。三上:ドイツでは避妊している女性は、自分に責任を持っている人として尊重されるけど…。福田:そもそも、性教育が全然違う。スウェーデンでは学校で性について知る権利、楽しむ権利を教えられる。で、何でも相談できるユースクリニックが全国に250か所あって、13歳から誰でも行けるの。三上:ドイツでは、どちらかというと性教育は親が主体かな。それも、セックスは生殖に付随するだけじゃなくて、相手に憧れたり触れたいと思う気持ちによっても起こるんだということを、ちゃんと小学校から教える。杉山:アメリカもオープン。大人になってからもセックストイの話を友達同士で普通にするし。三上:そういえばドイツのホストファミリーの家でみんなでテレビを見ていたら、いきなりセックストイのCMが流れたことがあって。でも、みんな普通に見てるの。お父さんが、得意げに解説したりして(笑)。福田:それはすごい!(笑)三上:しかもその話を友達にしたら、その子はセックストイのPRのアルバイトをしていて、「イベントで女の子だけのパジャマパーティやるんだけど、来る?」って。次元が違う。杉山:超楽しそう!福田:オープンだけど、責任もきちんと課しているのがヨーロッパだよね。スウェーデンでは、付き合い始めたらたいていカップルでユースクリニックの検診に行く。もしひとりで検査を受けて性感染症だと分かったら、直近に付き合った子のところにも「検査を受けなさい」という通知が行くの。杉山・三上:うわー!福田:賛否両論あるけど、でもそれだけ若者の性感染症予防に対して意識が高いんだよね。三上:日本の若い子たちは情報がない分、不安だと思う。杉山:私と三上さんは日本の高校で性教育講演のお手伝いをしているけど、毎回講演後に「今日知ることができて良かった」って声がすごく多いよね。三上:韓国や中国でも最近性教育は進んでいると聞くし、日本も頑張らなくては、ですね。写真右・三上 麗さん2016年にインターンでドイツへ。現在は会社勤務の傍ら、NPO法人「ピルコン」で、講演の手伝いも。写真中・福田和子さん2016年に1年間スウェーデンのリンネ大学で社会学を学ぶ。「#なんでないの」プロジェクトで、性情報を発信。写真左・杉山千菜美さんアメリカ創価大学に在籍、この9月から4年生に。インターンとしてNPO法人「ピルコン」の活動にも参加。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・内山めぐみイラスト・長谷川まき取材、文・新田草子(by anan編集部)
2018年08月20日氣志團の綾小路翔さんと親友の森山直太朗さんがMCを務める音楽トーク番組『深夜喫茶スジガネーゼ』。音楽はもちろん、トークも実力抜群のふたりだからこそ、超豪華な“スジガネ”入りのミュージシャンのゲストたちから、ディープな音楽話や普段は見られない素をどんどん引き出します。ふたりだから集う!豪華ゲストと深夜のたっぷりトーク。――収録中、おふたりのマシンガントークが止まりませんでしたね。綾小路:俺、ほんとは緊張しいなんですよ。いつもテレビや雑誌の仕事のときは、直太朗がいたら…と思ってるくらい。この番組では、直太朗がいてくれるから楽しくやれますね。森山:翔やんの気持ち、すごく嬉しいんだけど、このインタビュー、ドッキリじゃないですよね…?綾小路:俺もそれ思ってたんだよ。『アンアン』がこの番組に来てくれるはずないって。真面目に答えてるとこOAされたらどうしよ…。――ドッキリじゃないです(笑)。森山:ほんとに大丈夫ですね?その確認が取れればめっちゃ語ります。綾小路:脱ぐのも辞さない!――ぜひ、語りの続きを(笑)。綾小路:俺は予定調和が嫌いで、全然関係ない話を仕掛けたり、余計なことして現場を困らせちゃうんですよ。直太朗は、脱線もするんだけど、言わなきゃいけないこともしっかり言うし、バランス感覚がすごい。俺だけだったら、石橋凌、横山剣……という、とてつもないゲスト相手に、何も話せないですね。森山:よく言えばオールラウンダーなのかな。家族に個性が強い人が多いから、ここでふざけたことを言うと場が和むかなとか、人の顔色を窺いながら生きてきた結果ですね。綾小路:俺は、テレビに対する恐怖心から、キャラクター作っちゃうところがあるんだけど、昔のガールフレンドに「そういうの誰も求めてないから」って説教されて。森山:いい元カノ!綾小路:この番組は唯一、うまく運ぼうとも、必死で笑い取ろうとも思わずやれる。直太朗とのんきに過ごせる場所なんだよね。森山:平たく言うと、普段バーで飲んでる延長線上にある番組。――清春さん、BUCK‐TICK、GLAYのHISASHIさんまで、ゲストがほんとうに豪華です。綾小路:「直太朗と綾小路だったらいいか」と来てくださるのが嬉しいですね。ゲストは神様!プロモーションの方もいますけど、あえて新曲について聞かないこともある。この番組では、ミュージシャンの日常だとか、普段見えないチャーミングな部分を引き出せたらと思ってます。森山:ミュージシャンって、表現が難しいんだけど、“イッちゃってる”んですよ。その紙一重の面白さや、日常的な部分を垣間見ることで、きっと視聴者の方々は、彼らがすごい音楽を作っているその“すごさ”を、改めて感じられると思いますよ。(直近のゲストの)KREVAくんも、やんちゃな部分とか、素が出れば出るほど一筋縄ではいかない感じとかがわかって、面白かった。綾小路:KREVAくんは氣志團とデビューが同じ年で、直太朗はその翌年。僕らなんて当時、鳥肌実の隣にCDが置かれていたようなバンドで(笑)、ヒップホップ代表の彼には、尊敬も嫉妬もライバル心も共感もあった。そんな人と時を経て3人で話せるってすごい。森山:今だから話せることがたくさんあったね。――スタッフに偉人が憑依してトークするコーナーは、バカバカしさが最高です!綾小路:ミュージシャンは忙しいんで、なかなかスケジュールが合わない。予算もないしどうする?ってところから、融通がきくビッグなゲストといったら、死んでる偉人じゃないかと始まったんです。亡くなってるからNGなくざっくばらんに話してもらえそうですし(笑)。森山:あんだけ会議して、新しい風を入れようと始まったけど、和田さん(憑依される元プロデューサー)の底が知れてきたんで、そろそろ終わるんじゃないかな。今日の収録も、段取り全部すっ飛ばしてた(笑)。綾小路:最初はフレディ・マーキュリーとかミュージシャンだったけど、そのシバリもなくなって、戦国武将とか出てきちゃったし!――(笑)。前身番組を含めると、7年続いてます。綾小路:改編時期はいつも「これで最後」とみんな思ってるのに、改編の嵐が吹き荒れても残ってる(笑)。森山:「いつまで続くの?」って不安視されてる割に続いてる(笑)。綾小路:『ウォーキング・デッド』にも、すぐ死ぬと思ってたのに全然死なず、気づいたら憎めなくなってるキャラっているじゃないですか。そういう立ち位置の番組なんでしょうね。やっていくうちに制作側が愛着持っちゃって、マニアックなファンがいてくれるみたいな。――番組で成し遂げたい野望は?森山:「番組グッズ作って予算を潤そう」とか言ってるけど、実現したためしがない。作ったところで大量の在庫抱えるだけでしょう(笑)。綾小路:始まった頃は、ゴールデン進出とかあったけど、もうないなあ。森山:深夜帯を漂ってるのがいい!『深夜喫茶スジガネーゼ』 綾小路さんがマスター、森山さんがバイトの喫茶店に、ミュージシャンが訪れトークを展開。毎週土曜25:45~フジテレビにて放送中。フジテレビNEXT(CS放送)で、未公開分を含めた1時間完全版〈延長営業〉を月1放送。あやのこうじ・しょう4月26日生まれ、千葉県出身。’01年、氣志團のメインボーカルとしてメジャーデビュー。キャッチコピーは“房総の狂犬”。ニューシングル『週末番長』が8/8に発売されたばかり。もりやま・なおたろう1976年4月23日生まれ、東京都出身。’02年メジャーデビュー。翌年発表した『さくら(独唱)』が大ヒット。8/22、新曲「人間の森」を収録したニューアルバム『822』がリリースされる。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年08月17日小5から40年間同じ男性に片想いしている人、大人のお店で倒れてしまった人…めったにできない体験をした人を“激レアさん”と呼び、サンプルとして、笑いを交え研究するバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』。研究員の若林さんとのコンビで“激レア”な一般人を研究中!弘中綾香アナウンサーには研究助手として、激レアさんの激動の人生を、ポイントを押さえながら紹介するという重要な任務がある。メインMCで研究員の若林正恭さんにも激レアさんにも物おじせず、ぐいぐい迫る姿が新鮮!「研究助手という肩書はありますが、意図的にキャラを作ったり、普段と違うことをしている自覚はないんです。この番組における私の役割は、サッカーで言うところのボランチ。『次は○○○です』『VTRをどうぞ』といった進行役を超えて、私、若林さんやゲスト、激レアさんの3者の中で、誰がボールを持つ=話すと最も効果的に驚きや笑いが生まれるのか考えつつパスを回して、場面に応じて攻守を変えているつもりです。ボランチの喩えがわかりやすかったですか?そう言っていただきありがとうございます!最近覚えた言葉なんです(笑)」番組冒頭の若林さんとのテンポのいいトークも魅力!「共演するにあたり、若林さんをリサーチしたら、しきりに人見知りだと仰っていたので、私から積極的にいったほうがいいのかと思っていましたが、最初の収録から若林さんに対する安心感があり、『何を言っても大丈夫!』と感じました」激レアさんの波瀾万丈な人生から感じることも多いそう。「私にとっておじいさんおばあさんにあたる世代の方も出てくださるのですが、終戦後の混沌とした時代を身一つで生き抜いてこられた強さやハングリー精神に、勇気をいただいてます」もし弘中さんが激レアさんとして番組に登場するなら、どんなテーマになりそう?「“なぜかテレビに出ている人”、でしょうか。大学時代、得意なことが何もなかったはずの私が、いまアナウンサーという仕事についていて、すごい方々とご一緒していることそのものが、激レアなんです」『激レアさんを連れてきた。』 激レアさんの人生を紹介するボードは弘中研究助手の手書き。模型もスタッフと共に作製。毎週月曜23:15~、テレビ朝日系にて放送。※地域によって放送時間が異なります。ひろなか・あやかテレビ朝日に入社した2013年から『ミュージックステーション』を担当。『激レアさんを連れてきた。』での“研究助手”ぶりが話題に。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年07月30日リオで五輪に新採用された種目、“49erFX”。“海上のF1”と呼ばれるその競技で活躍する、山崎アンナと高野芹奈の大学生ペアの“波の乗り方”に迫ります。「海の上ではとにかく相手を信頼して、船を操ります」――五輪種目になったばかりという、一般の方にあまり馴染みがないスポーツかもしれません。どんな競技か説明してもらえますか?高野:49erFXは、ヨット競技のひとつです。動力は風だけで、船は2人乗り。一人は舵をとり、もう一人はバランスをとったり、その他の仕事をしながら、1レース約30分間の速度や技術を競うもの。毎日2~3本のレースを1週間続けて、その総合得点で勝敗が決まります。――1週間…過酷ですね。二人がこの競技を始めたきっかけは?高野:私は中学生のときに、ヨットをやっていた友人から誘われて、遊び半分で乗ったことです。一気にハマって、すぐに本格的に始めました。山崎:私は、2つ年上のお兄ちゃんがヨットをやっていたので小さい頃から練習についていっていて。7歳ぐらいから、気付いたら自分も始めてました。最初は親から、「頑張ったらお菓子買ってあげる」とかおだてられながら(笑)。でも、勝つようになったら、どんどん楽しくなっていきました。――二人がペアを組んだ経緯は?高野:2016年のリオ五輪で私が組んでいた方が12歳年上だったこともあり、リオを最後にペアを解消することになりました。それで、一緒に東京五輪を目指せる、新しい相手を探していて。山崎:私はもともと1人乗りの競技をやっていたんですが、49erFXは1人乗りの船よりもハイスピードで、あと、なんていうか…今時でかっこいいから、ずっと2人乗りに憧れていました(笑)。高野:アクロバティックでね。二人とも同じコーチの元で練習していたこともあって、年齢も近いし、同じ五輪を目指していたので、自然とペアになりました。――特殊な種目でありながら、自然と、しかも年齢の近い二人がペアを組めるとは運命的ですね。高野:以前から練習で一緒に乗ることはあって、そのときからフィーリングが合うと感じていました。山崎:家庭環境も似てるかも(笑)。高野:お互い末っ子で、わがままで負けず嫌いでね(笑)。――家庭環境まで!実際に同じ船に乗ってみて、お互いのどんなところに魅力を感じますか?高野:アンナが舵をとって操縦するんですが、どんなに波が高くて過酷な状況でも、絶対に舵に食らいついて離さないからすごい!山崎:芹奈ちゃんは常に動き回って、帆のコントロールをしながらバランスをとる役。私が言ったことをすぐに理解してくれて、ずっと全力で動き続けるのは素晴らしいなっていつも思っています。――性格面に関しては?高野:アンナはどちらかというと感覚派で、あまり言葉にしないタイプですね。私は年上でよく喋るほうだし、言葉をオブラートに包まないので、アンナに注意する感じになっちゃう。でも、アンナのすごく明るくて前向きなところに、救われることもよくあります。山崎:芹奈ちゃんの魅力…。高野:顔とか?(笑)山崎:それはないなぁ(笑)。新しいことに挑戦する精神が強くて…。高野:柔軟性があるとか?違うか(笑)。こんな感じで、私がどんどん喋っちゃうんですよね。山崎:言いたいことをはっきり言うところも、自分に正直なところも、すごいと思う。もし自分の思い通りにならないとしても、現状を一度受け入れて、次の挑戦に向かっていく姿も尊敬します。――海の上でたった2人きりで戦っていくために、どんなふうにお互いの相性を深めていますか?高野:説明が難しいんですが…。ヨットを操る上で正解はなくて、正直、感覚としか言いようがない部分も大きいんです。でも、だからこそ、二人が思い描いていることが全然違うと、船の動きはバラバラになって、転覆してしまう。もし不満に思うことがあったら溜め込まずに、お互いに全部言い合って解決しています。海の上ではいつも、わーって言い合ってます。山崎:レース中喧嘩になって、蹴ったりするペアもいるけどね(笑)。高野:私たちは何でも話し合って、解決策が見つかったら「OK!」という感じ。サバサバしてますね。それで、嬉しいことがあったら、二人で思いっきり喜ぶ。山崎:レース後に、イエーイってジャンプして、ちょっといいジェラート屋さんに行ってね。高野:共同生活で、ごはんも練習も一緒。家族みたいな感じです。2017年チーム結成。ヨット競技のなかでも“海のF1”と呼ばれる種目「49erFX」で、舵取り役の「スキッパー」を山崎アンナが、バランスをとるなどその他の仕事を担う「クルー」を高野芹奈が務める。2017年ジュニアワールド選手権で銀メダルに輝く。たかの・せな1998年生まれ、大阪府出身。ノエビア・関西大学所属。2016 年のリオ五輪「49erFX」に、日本代表として出場した(20位)。やまざき・あんな1999年生まれ、東京都出身。ノエビア・日本体育大学所属。2015年ジュニアオリンピックカップ「レーザー4.7級女子」優勝。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみ取材、文・若山あや
2018年07月29日ドラマやバラエティ番組にも活躍の場を広げている、ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さん。≪ミュージカルポップス≫という新しい音楽を聴かせたい。山崎育三郎さんは、ソロシンガーとして約2年かけて完成したはじめてのオリジナルアルバム『I LAND』をリリースした。「いままで2作のカバーアルバムを制作しましたが、その中で自分でも楽曲を作りたい、オリジナル楽曲を届けたい、という気持ちが高まっていました。ここに満足できる作品が完成し、大きな目標に到達できたので、感慨深いものがありますね」『I LAND』は、山崎さんが自ら作詞作曲した楽曲も含め、全て書き下ろしのオリジナルアルバム。そこには彼本人のリアルな体験や心境が伝わるナンバーもあり、いままでの彼の作品、ミュージカルのCDやカバーアルバムとは違うものだ。「ミュージカル俳優としてデビューして20年になるんですが、ミュージカルは決まった歌詞、メロディに自分の感情をどうのせていくか、ということが大事。それとは全く違い、自分でゼロから曲を作り上げることをやってみたかったんです。基本的に、ミュージカル俳優はポップスを歌わないんです。先輩たちを見ても、出されるCDはミュージカルの楽曲か、カバーアルバムです。誰もゼロから作る方はいなかった。だからこのアルバムは、ある意味≪挑戦≫でしたけどすごく楽しかった」アルバムの1曲目は、山崎さんが詩を共作したタイトル曲「I LAND」。ミュージカル仕立てのサウンドアレンジで、彼らしい世界に即、誘われ、ワクワクするはじまりだ。だがそれだけではない。プライベートな経験から生まれた温かい言葉が並ぶ「ヒカリ」や、人生を変えたほどの大切な経験を切々と歌い上げ、聴く者の胸をキリキリとさせるような「Turning point」など、全ての曲でリアルな思いが綴られる。どれも山崎さんにしか歌えない言葉。「ゼロから音楽を作り上げたい」という言葉に納得させられる。いままで“ミュージカル”というある種ファンタジーの世界でファンを酔わせてきた彼とは正反対の、自分自身を正直にさらけ出す楽曲の数々。その大きな隔たりに果敢にチャレンジしたことに驚かされる。「リアルに僕の心情を音楽で表現するというのは、いままでしていなかったことです。でも歌手・山崎育三郎としては、何か真実がないと伝わらないと思いますし、新しい表現にチャレンジしたかった。チャレンジしながら歌っていると全く違う感情が生まれたり、よりグッと歌に入っていけたり、そんな気持ちに自分自身ワクワクしています」カテゴリー分けするなら『I LAND』はポップアルバム、だろう。しかし既成のカテゴリーに収まりきらない、ユニークなパフォーマンスを感じずにはいられない。「そう言われると嬉しいですね。僕は≪ミュージカルポップス≫と呼べるような、新しいジャンルを自分で作り上げたいと思っています。J-POPでも、ミュージカルソングでもない僕のオリジナル作品、ですね。まだ誰もやってない新しいジャンルがあってもいいでしょう」Original Album『I LAND』【初回限定盤CD+DVD+GOODS】¥4,300最新シングル「Keep in touch」など11曲収録。DVDには『I LAND』のMVとメイキングが。【通常盤CD】¥3,000(UNIVERSAL MUSIC)やまざき・いくさぶろう1986年1月18日、東京都生まれ。‘07年『レ・ミゼラブル』でミュージカル俳優としてデビューし、その後も数々の名作に出演。2019年1月から「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019~I LAND~」の開催が決定。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月28日ゲラゲラ笑えるし、でもカッコよさもちゃんとあり、そしてクライマックスでは思わずホロリとさせられて…。前作の映画『銀魂』のヒットの秘密を福田雄一監督が語ります。――まず、1作目の大ヒットの感想をお聞かせください。福田:僕的には、いろんなことのバランスが整ったことがヒットの理由だと思っています。適度に笑え、適度にカッコよく。そのミックス具合が良かったのではないでしょうか。僕自身は、“かっこよくて面白い”という価値観が大好きなんです。ベタなんですが、刑事ドラマでいうなら『あぶない刑事』的な、“すげぇカッコいいんだけど、すげぇ笑える”っていうのが、本当に好きで。『銀魂』も、まさにそれなんですよね。カッコいい男が出てきて、カッコいいことだけをやるのは、『銀魂』ではない。その『銀魂』の世界観と、僕の好きな“カッコよさと笑い”というバランスが、本当に奇跡のようにピタッときた。僕自身で分析をするなら、そこだったのでは、と思います。――他の福田監督の作品に比べると、笑いの部分で、“絶妙のラインまで行って、戻ってくる”という押し引きが、非常に気持ち良かったです。福田:確かにそこは結構気をつけた部分かもしれません。割と僕は今まで、ギャグ色が濃い作品を手がけているんですが、『銀魂』に関しては、もっと広い層にお届けしたいという気持ちがあったので、自分の笑いというか、“福田テイスト”をガシガシと出しすぎないようにしたっていうのはありますね。自分の好きな笑いで押してみては、原作に戻る、みたいな押し引きを、無意識にやっていたような気がします。――ということは、福田節100%全開ではない、ということ?福田:はい、特に笑いに関してはそう。なので2作目をやるなら、今度はギャグ一辺倒でやろうと思っていたんです。――ちょっと笑い足りなかったかな?くらいの気分だったんですか?福田:というか、1作目を撮っているときに本当に楽しくて、その中で万事屋の3人と、次は僕の好きな笑い…僕はよくそれを“僕の悪いエキス”って言い方をするんですが(笑)、それがバンバン出ている感じの『銀魂』を撮りたいねって話をしてて、実はそのつもりでプロジェクトを進めてたんです。ところが、1作目を観たお客さんの反応を見ると、「バランスが良くて面白かった」という声と、それと「すごい笑えた」と言ってくれる人が多くて。僕ら的には、1作目はちょっと笑いのブレンドが少なかったんじゃないかと思っていたんですが、それで笑えたと言ってくれるのであれば、これ以上笑いを増やす必要はないのかも?と思い…。やっぱり『銀魂』は、笑いとカッコよさと、そしてちょっと感動、みたいな、エンタメの王道として作るべきなんじゃないかと考えを改めたんです。クランク・インの4か月くらい前に(笑)。そこからはいろいろと地獄でしたけれど、でも撮影自体はやっぱり本当に面白く。今回も素晴らしい作品になったと思います(笑)。1作目のとき、小栗くん率いる万事屋は、どちらかというとシリアスなシーンが多かったんですが、今回は“僕の悪いエキス”がほとばしっているようなシーンも多々あるので、そういう意味では、小栗くん、菅田くん、環奈ちゃんら3人の、“ギャグやりたい欲”も満たされたのでは、と思います(笑)。――映画にとって、特にマンガ原作モノに関しては、キャスティングというのも非常に大きなウェイトを占める要素です。福田監督は、キャスティングに関しては何を重視されましたか?福田:全員「この役はこの人しかいない!」というところでお願いをしています。マンガ原作映画においての一番の禁じ手は、「合わないかもしれないけれど、人気あるから呼んでおこう」ってヤツです。それをやるから、“じゃない感”が強くなっちゃう。キャスティングの段階で、「あ、これじゃないのに」っていうのが1つあるだけで、作品自体が大変なことになっちゃうわけで…。そういう意味では、基本は、僕が好きな役者さんのみをキャスティングしています。その“好き”というのは、なんだろうなぁ…、役者さんご本人の、“素の部分”に興味が持てる、そこが面白そうな人に惹かれるんですよね。僕は、演技が上手いとか、この役が良かったとかより、その演技の向こうにある“本人”を推察してしまうというか。例えば今回、河上万斉役で出てくれた窪田正孝くんの場合、ドラマ『僕たちがやりました』で、結構いろんなタイプの演技を披露しているのを見たのがきっかけなんです。そこで、“こんな声色出せるんだ”とか“こんな台詞の言い回しするんだ”など、そういう彼の断片が集まって、その結果、もしかしたら彼の素は、こんな人なんじゃないか、というのを想像し、その姿が、万斉とかぶるところがあったんですね。また(三浦)春馬くんに関しては、彼とはガッツリ仕事はしたことはなかったんですが、交友関係はあって。その中で、彼の持つナイーブさと、伊東鴨太郎の本質的な部分がつながった。この2人に関しては、もう最初から心の中で決めてましたね。ふくだ・ゆういち映画監督、脚本家、演出家。代表作にドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ、映画『HK/変態仮面』シリーズ、『50回目のファーストキス』など。『銀魂2 掟は破るためにこそある』 ’17年、邦画実写映画No.1の人気を誇った作品の第2弾。もちろん監督は1作目に引き続き福田雄一氏。原作マンガの、“真選組動乱篇”と“将軍接待篇”をミックスしたストーリー。8月17日より全国ロードショー。※『anan』2018年7月18日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2018年07月15日新しい研究結果が次々と発表され、美容業界だけでなく、医療業界までもが注目しているスーパーフードの効果やその実力。健やかで、瑞々しいカラダをサポートしてくれるのは、やっぱり食べ物。そこで、スーパーフードの最前線をレポート!フランス発のビオスーパーで最新トレンドをチェック!ナチュラル志向の人たちの熱い視線を浴び、続々とオープンしているのがフランス発のビオスーパー『ビオセボン』。生鮮食品はもちろん、グルテンフリー商品、チーズやワイン、そして日本店限定のオーガニックデリなど、美味しくて、体や環境にいいビオ商品が多彩に揃う。スーパーフードのトレンドを探るにもぴったりの品揃えなので、気軽に訪れてみたい。ビオセボン麻布十番店を皮切りに、今春たて続けに中目黒店、外苑西通り店、新百合ヶ丘店がオープンし、現在4店舗に。目の肥えた人に支持される、オーガニック系サプリ。サプリコーナーで人気の、オーガニック植物成分を使用したオーストラリアの商品。植物性プロテイン(ストロベリー味)150g¥2,250(ULTRA FOODS)土地のパワーを吸収したワイルドクラフトはやっぱりすごい!世界各地の先住民が重用してきた野性味たっぷりの植物は、スーパーフードの中でも特に薬効がパワフルだけど、普段使いに取り入れにくいものも。そこで注目したのがご覧の2点。縄文時代から食用とされた麻の実は、振りかけるだけと使い勝手抜群。スーパー穀物といわれるキヌアも、水分と混ぜるだけで簡単にお粥になるので便利。普段不足しがちな栄養素を、ワイルドな麻の実で補って。中国の長寿村に自生する、必須脂肪酸が豊富で、高い抗酸化力を持つ栄養価が高い麻の実。OMEGAPOINT巴馬火麻ナッツ150g¥1,800(グローリー・インターナショナル)南米の奇跡の穀物をブレンドし、伝統の栄養食・キヌア粥を再現。ペルー・アンデス原産のキヌア、アマランサス、カニーワ、サチャインチをブレンド。お湯やミルクと混ぜればお粥に。インカミール40g¥420(アルコイリス)世界大注目のスーパーフード、味噌はオーガニックで。美容や免疫力アップ、長寿のためにも腸内環境を整えるのはマスト。発酵食品が〝腸活?に役立つことは知られているけれど、海外でも、日本発のスーパー発酵フードとして、この1年で味噌の輸入量が激増。特にビオ志向の強い欧米では、オーガニック味噌がますます人気を集めそうだ。そこで、今おすすめの味噌をセレクト!味噌専門店が選んだ、味わい深い有機の味噌2点。常時70種を揃える味噌の専門店が推薦。有機手前みそ赤は自然のまま熟成。260g¥435赤富士みそは有機胚芽米麹を10割使用し濃厚な味わい。260g¥625*共に税込み(佐野みそ本店)有機味噌の粉末は、色々な料理の調味料に。調味料としても使える、便利な粉末タイプ。オーガニックみそパウダー 野菜だし200g オープン価格(マルコメTEL:0120・85・5420)※スーパーフードの摂取は、持病のある方、胃腸の弱い方は注意が必要です。気になる場合は医師に相談を。※『anan』2018年7月11日号より。写真・内山めぐみ取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2018年07月08日カラダは食べてつくる!2018年版 最新スーパーフードNewsをお送りします。日本の夏の風物詩“すいか”の効果に再注目アメリカでブームの兆しがあるのが、コールドプレスしたすいか果汁をメインに、シンプルに仕上げたペットボトル入りのドリンク。その名も「WTRMLN WTR(ウォーターメロンウォーター)」は、ネクスト“ココナッツウォーター”として、ビヨンセも効果効能に注目。出資して商品をバックアップするほど。またヘルシーコンシャスなセレブ、ケイト・ハドソンも、お気に入りのすいかサラダのレシピをインスタにアップしたりと、すいかはスーパーフルーツに仲間入りしそうな気配。すいかは水分をたっぷり含み、むくみ解消の作用があるカリウムが豊富なのはよく知られているけれど、そのほかにも注目したい栄養成分がたくさん揃う。L-シトルリンは、血流をアップさせたり、疲労を軽減する成分。また赤い色素成分・リコピンは、免疫力アップや抗酸化力が認められている。さらに、肌や筋肉の新陳代謝を促進するアミノ酸も豊富。日本には、昔から疲労回復の妙薬として、すいかを煮詰めた“すいか糖”が愛用されてきた歴史もある。体を整えたいなら、この夏はすいかを上手に活用しよう!anan版 WTRMLN WTR〈材料〉1杯分すいか(果肉)…100gトマト…2分の1個生姜…2分の1かけレモン汁…少々〈作り方〉(1)すいかの種を取り除いて3cm角程度に切る。トマトもすいかと同じ大きさに切る。(2)ミキサーに(1)と生姜、レモン汁を入れてなめらかになるまで撹拌する。女性ホルモンがアップする?!トリュフエキス配合のクラフトビール。世界3大珍味のひとつ、トリュフのエキスには、ホルモンを作る親玉“DHEA”を活性化させる作用がある、と新潟薬科大学の研究チームが発表!そのレポートを踏まえ、トリュフエキスを有効量入れたオーガニッククラフトビールが、6月に登場した。今夏のビールは、アンチエイジングを期待できる一本に決まり!有機の大麦とホップを贅沢に使用。オーガニックビューティホップ「DHEAVA 」330nl¥850(AMRITARA)アーユルヴェーダの万能ハーブ、ホーリーバジルはストレス対策にも!体内のホルモンや、免疫システムのバランスを保とうと働きかけるハーブ(アダプトゲン)は、伝統医療の分野で重用されてきた。なかでも、インドで聖なる万能薬とされるホーリーバジルは、アダプトゲンの代表的存在。最近の研究では、抗酸化作用も認められ、ストレスフルな現代にこそ積極的に取り入れていきたいハーブだ。自然栽培で育てた宮崎県産の葉を使った香り高いお茶。ホーリーバジルティー20g¥1,000(AMRITARA)※スーパーフードの摂取は、持病のある方、胃腸の弱い方は注意が必要です。気になる場合は医師に相談を。※『anan』2018年7月11日号より。写真・内山めぐみ料理製作・田村つぼみ取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2018年07月06日ベッドだったり遊び道具だったり、猫向けのインテリアアイテムが充実している昨今。最近気になるものを、3ジャンルをご紹介します。世界的に大人気のイケアのシリーズに、人間の家具レベルの精巧さがある大川市の家具、そして素晴らしいルックスのベッドたち!イケアのペットシリーズ昨年登場し、世界的に大ブレイク。暮らしに遊びに、ねこ大満足。登ったり入ったり、隠れたり飛び降りたり。運動にもってこい。ベッドサイドテーブルでも使えるキャットハウス。上に乗るもよし、中に隠れる、などの遊び方も。前面に爪とぎマットも付いている親切設計。脚先がゴムで覆われおり、安定感も抜群。ルールヴィグ キャットハウス 脚付き(ホワイト)¥4,629クッション¥463(共にイケア・ジャパンTEL:0570・01・3900)大川市の本格的ネコ家具家具の町・大川市の職人が、一つ一つ手作りする猫用ベッド&ソファ。480年以上の家具作りの歴史を持つ、福岡県の大川市。そこで仕事をする職人さんたちが、本気の技術&プライドを注ぎ込み、完成したのがこの猫用の家具。うっとりくつろぐ猫の顔を見れば、品質は言わずもがなです。通常の家具同様、すべての工程を手作業で。「やったことのない企画だからこそ、職人さんのモチベーションが上がり、良いものができた」と語るのは、制作会社の方。ベッドサイドテーブルも、もちろん手作りです。ネコベッド¥110,000(立野木材工芸)人間用の家具をそのまま縮小し、忠実に再現。アメリカは西海岸のサンタフェスタイルを参考にした、このソファ。材料の木材は、ロッキー山脈で採れた松を使用。使い込まれた風合いを作り出す、職人の技とセンスに脱帽です。ネコソファ¥110,000(広松木工)猫ベッド寝ている姿も愛らしい・・・。ユニークな寝床でかわいさアップ。どら焼きの中からハロー。ふかふかで居心地よさそう。表面は肌に優しいマイクロファーを使用。内側は厚みのあるポリウレタンなので、型崩れしにくいしっかりとした作りが自慢。そのまま抱きたいくらいかわいい~どらやきキャットベッドII¥2,760(ネコセカイ)※『anan』2018年7月4日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2018年07月02日映画『寝ても覚めても』で共演した1人と1匹。東出昌大さんと猫・八の字は、特別な絆で結ばれているようです。猫は人と対等。その距離感が心地いい。同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性の8年間を描いた映画『寝ても覚めても』。物語の中で、初の一人二役に挑戦している主演の東出昌大さん。「猫はお芝居をしないし、見え方も気にしない。予定調和を感じさせないからこそ、ただそこにいるだけで物語にリアリティを与えてくれていると思うんです」と東出さんが語るように、物語の名脇役として登場するのが、東出さん扮する亮平と、その恋人・朝子(唐田えりか)の飼い猫であるジンタン。演じているのは、その名のとおり額の「八」の模様が特徴的な八の字。この撮影当日も、たくさんのスタッフを前に尻込みすることなく、大きなおなかをべったりと床につけてお昼寝。再び起き上がったかと思えば、ソファにどっしりと腰かけて(!?)東出さんのスタジオ入りを待つ、堂々たる貫禄を見せつけてくれた。「現場でも僕と八の字は、付かず離れず、お互い空気のような関係性でした。僕も猫を飼っていたので、扱いには慣れているんです」聞けば東出さん、4歳の時に初めて捨て猫を拾って以来、過去に代々5匹も飼っていたそう!「1匹いなくなる度にまた1匹と、みんな僕が拾ってきたんです。子猫って弱々しくて放っておけないんですよね。連れて帰ってくる度に父と大喧嘩でしたけど(笑)」とくに東出さんの記憶に残っているというのが、3代目のハナ。「ハナはお風呂が大好きで寝る時もいつも一緒。それはそれは可愛くて仕方がなかった。でも僕が高校生の時に死んでしまって…。猫の死を目の当たりにしたのは初めてだったので、すごく落ち込みました。他の子はふらっといなくなってしまうことが多かったんですよね。数日間は捜すんですけど、猫って不思議なもので亡くなる前に姿を見せなくなるみたい。だからそういうものなのかなぁ…と」これだけ東出さんの心を惹きつけて離さない、猫の魅力とは?「猫は人の言葉をわかっていないフリして、実はわかっているんだろうなと思います。“今日も疲れたよ~”って話しかけると、“愚痴っぽい男だな”って思われていそうだし(笑)、人と対等でもある。でも、その絶妙な距離感が心地いいというか。今は家族に猫アレルギーがいるので飼えないですけど、もし、どこかで捨てられている猫を見たら危ない。また拾って帰っちゃうかもしれません(笑)」ひがしで・まさひろ1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。俳優、モデル。11月1日公開予定の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』に出演。ドラマ『コンフィデンスマンJP』の映画化も決定。衣装はすべてスタイリスト私物はのじ推定5歳(オス)。WOWOW連続ドラマW『グーグーだって猫である』でデビュー。温厚な性格でどこでも寝られることが特技。運動は大の苦手。本作のラストシーンで重要な役割を果たす。『寝ても覚めても』朝子(唐田えりか)は、ある日出会った亮平(東出昌大)に惹かれ、仲を深めていくが、朝子には言えない秘密があった。亮平はかつての恋人に顔がそっくりだったのだ…。9月1日よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS※『anan』2018年7月4日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・檜垣健太郎(little friends)ヘア&メイク・山下サユリ(3rd)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年06月29日映画『旅猫リポート』に出演する福士蒼汰さんとトムさん。撮影期間を一緒に乗り越えた1人と1匹の間には、特別な絆が生まれていました。お互いを見つめるリラックスしたまなざしにもご注目♪共演したことで猫好きに。ツンデレ初体験でした。「実家でトイプードルを飼っていたこともあったので、どちらかというと犬派でした。犬がストレートに愛情表現してくるのに対して、猫はクールでかまってもらえないイメージがあったんですが」そう話す福士蒼汰さん。その“猫観”が大きく変わったのは、映画『旅猫リポート』で猫俳優のトムと共演したことがきっかけだそう。「トムはとにかくやんちゃでマイペース。でも、ひとりでいたいように見えるのに、ふっと寄ってきたりして。猫はこういうところがたまらなくかわいいんだ、とわかりました」映画の物語は、福士さん扮する青年・悟が、ある事情から手放さなければならなくなった愛猫ナナと一緒に、新たな飼い主を探して車で旅に出るところから始まる。「外のロケが多く、最初はトムを逃がさないように必死で、無理に抱っこしようとしたこともありました。でもそれだとトムがいい表情にならないとわかって。なるべく彼の気分に合わせて、接し方を変えるようにしてました。おかげで撮影の間じゅう振り回されっぱなしでしたけど、でも、気付けばそれを楽しんでいる自分がいて…」その気持ちがトムにも伝わったのか、撮影が進むにつれ徐々にリラックス。心優しい悟とちょっとあまのじゃくだけれど悟が大好きなナナという、役柄そのままに互いに接している様子が、スクリーンからも伝わってくる。「温かな作品になったと思います。ナナと悟、その周りのそれぞれに事情のある人たちとの交流に注目してほしいですし、日本中を旅するロードムービーなので風景の美しさも楽しんでもらえたら嬉しいです」この日は相棒トムと久々に再会。「映画の撮影の時よりふっくらして貫禄がついたかな?お前、売れっ子だからなぁ(笑)」腹ばいになって目線を合わせ、久しぶりでちょっと緊張気味のトムに優しく接する福士さん。寄り添って話しかけたかと思えば、わざとしっぽを引っ張って遊んでみたり。いつしかトムの緊張もほどけ、ごろりとご機嫌のポーズに。「猫、かわいいです。一緒に暮らしてみたい。でも犬も好きなので、飼うなら両方がいいのですが…」猫と犬の間で、福士さんの取り合いになってしまうのでは?「そうですねぇ。きっと猫のほうが強くて言いなりになってしまうので(笑)、犬は心の広い大型犬がいいかなと思います」ふくし・そうた1993年5月30日生まれ、東京都出身。朝ドラ『あまちゃん』でブレイク、CM、映画、ドラマと多方面で活躍。『旅猫リポート』のほか、7月公開の映画『BLEACH』で主演。衣装はすべてスタイリスト私物トムさん2014年9月28日生まれ。巻き毛が特徴的なセルカークレックスの男の子。おっとりしていて多少のことには動じない性格。NHK『美の壺』など、TVやウェブ広告を中心に活躍中。『旅猫リポート』有川浩のベストセラーを映画化。愛猫ナナの新しい飼い主を探す悟の旅。懐かしい人々を訪ねる旅の行方は―。ナナの声を高畑充希さんが担当。10月26日より公開。ナナのインスタグラム(@nana_tabineko)も更新中!©2018「旅猫リポート」製作委員会©有川浩/講談社※『anan』2018年7月4日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・高橋幸一(Nestation)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2018年06月28日今、テレビや雑誌などのメディアでは、たくさんの占い芸人さんたちが活躍している。そのなかでも特に人気の3人を紹介!鑑定方法から重宝されている理由までを探ります。アポロン山崎新宿の母に恋愛相談をしたところ「そんなことより、吉本興業に入りなさい。お笑い以外でうまくいきます」と言われ、その2年後、NSCに入り占い芸人となった。占術は手相と算命学、タロットの3つを合わせたもので、千原ジュニアさんの結婚を的中させたことで話題に。その人にぴったりの開運ソングも教えてくれる。Love Me Do“ラブちゃん”の愛称で知られる占い師、風水師、占星術家。手相を独学で始めるがその後あらゆる占術の先生の元に10年以上通い、風水や四柱推命、西洋占星術など数々の占術を操るように。自身がサッカーを好きなこともあり、サッカーの試合を占い、数々の試合結果を的中させたことでも話題。ねこの肉球占いも得意。スカチャン・宮本お笑いコンビ「スカチャン」として活動しながら、武器を身につけたいと思い、ホクロ占いを始めた宮本和幸さん。自身の顔にあるホクロの意味が知りたくて人相学の本を読んだところ、面白さにハマったという。同じ場所にホクロがある芸能人の名前をあげながら解説してくれる。合言葉は、「ホクロは人生のサインです!」。※『anan』2018年6月27日号より。写真・内山めぐみ文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月22日舞台『フリー・コミティッド』は、NYにある四つ星の超人気レストランを舞台にした一人芝居。主人公のサムは売れない俳優で、その店の予約係。彼の働く地下の事務所に、金持ちの夫人や日本人観光客などからの予約の電話と、支配人やカリスマシェフ、ドミニカ人コックらからの内線が引っ切りなしにかかってくる。なんとサムに加え、電話の相手37役もひとりで演じることになるが、「問題なのは38役じゃないんです」と成河さん。ひとりで38役を演じ分ける!?都会の生きづらさを描いた喜劇。「いろんな人種のいろんな立場の人が登場するんですが、それぞれの人の訛やしゃべり方を特徴的に描いていて、それを見て笑うっていう構造の芝居なんですよね。ただ、それを日本でやってわかるのか、面白いのかという問題があります。たとえやれたとしても、芸人さんの“あるある”のモノマネ芸になってしまうのは本意じゃない。でも、戯曲を何度か読み込んでいくうちに、その根底にあるテーマに気づいて、それで引き受けさせていただきました」そのテーマとは、“多くの情報が交錯する大都会で、自分で選ぶことがいかに大変か”ということ。「都会って、人の要求に振り回されすぎて、自分が一体何を望んで何を選択したらいいか、見えなくなってしまうことが往々にしてある。作者のベッキーさんはテレビ出身の脚本家ですから、都会に生きる人のジレンマをけっして難しくなく、すごく上手に描いていると思います」演出は、これまで俳優同士としても共演経験の多い千葉哲也さん。「千葉さんがすごいのは、役者の時と演出をやる時の動機が変わらないこと。よく『コミュニケーションに興味があるんだ』とおっしゃるんですが、だからこそ役者同士だと、ものすごく面倒くさい(笑)。でも演出家としては、役者が気になること全部を丁寧にすくいとってくれるんです。この間の稽古では、僕がサムを、千葉さんが他の37人を演じてくれました。お互いの脳味噌と技術を持ち寄って、一緒にこの作品を作り上げている感じが面白いです」今回上演する劇場は、客席数が約200。観たいと思った時に誰もが気軽に立ち寄れる、そんな小劇場空間も大切にしたい、と話す。「学生時代はパンクバンドをやっていたんですが、高校の文化祭でお芝居をやることになって、それが初めての演劇体験でした。その時に味わった、観客が舞台に集中した時の一瞬の静寂…それにシビれてしまった。僕は、いまもその瞬間を求めて、演劇を続けているようなものです」『フリー・コミティッド』超人気レストランの地下の事務所では、俳優のサムが予約係を務めている。責任者のボブの出社がトラブルで遅れ、次々とかかってくる電話にひとりで応対することになるが…。6月28日(木)~7月22日(日)渋谷・DDD 青山クロスシアター作/ベッキー・モード翻訳/常田景子演出/千葉哲也出演/成河全席指定6900円(税込み)チケットスペースTEL:03・3234・9999ソンハ1981年生まれ。東京都出身。舞台を中心に活動し、’11年に読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。近年はドラマ『マッサン』など映像にも出演。映画『チワワちゃん』は来年公開。※『anan』2018年6月27日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年06月21日女性占い師といえば“◯○の母”。迷ったときには母にお知恵を借りるべし!ということで、ガンバレルーヤの二人が、話題の街の母に、占ってもらった~!ガンバレルーヤが突撃ルポ!頼れる“街の母”のもとへ。街の片隅で、悩める人たちに優しい声をかけ、そして未来への道標を示してくれる占い師、“◯◯の母”。一般の占い師と違いはあるの?そして母なる人々に共通点はあるのか…。疑問に思った取材班は、潜入取材を企画。ルポをしてもらうべく、最近頭角を現してきた女性芸人コンビ・ガンバレルーヤの二人にラブコールを送ったところ、「私たち今、悩んでるんです。ぜひ!!」と嬉しい返事が!数いる母の中から、新橋の母を選び出し、お二人とともにいざ出陣。果たして新橋の母は、優しい母なのか、それとも厳しい母なのか…。【母とご対面&即乾杯!】ビルの階段を奥深く下りた先にある、新橋の母のお店。カウンターなので距離が近いのが嬉しい。「この距離だから何でもわかっちゃうの、うふふ」(新宿の母・小田原せいさん)【二人の「命数」をチェック】まずは二人に誕生日を聞き、<命数>を出します。すると「あら、来年以降、二人ともすごく運勢がいいわ!心配することないわ!」と力強いお言葉が。【よしこの悩みを鑑定!】母、よしこの<命数>を表と照らし合わせ、「あなたは真面目でまっとう。だからストレスが溜まって体に出るのかもね…。適度に解消しながら頑張れば、大丈夫よ」。【まひるの悩みを鑑定!】まひるには、「う~ん、あなたは結構正義感が強くて頑固だわ。でも今はそれを抑えてる。これからはそれを表に出すと、売れるきっかけになる気がするね」と母。【顔つきからも診断】二人の顔をじっと見つめ、「よっちゃんは、いろいろ辛抱してきた顔してる。でも母方の女性が、守り神としてついてるから安心して。私たち3人、似た顔ねぇ(爆笑)」。【守り神の話で、まひる涙…】一方まひるには母方の男性の守り神がついている、と母。それを聞き突然感涙?!「たぶんそれはおじいちゃん。この間亡くなったんで…。なんか嬉しい」(まひる)【で、肝心の恋はどうなのよ?!】「もうちょっと売れるまで、待ったほうがいいわね。大丈夫よ、売れたら男はどんどん寄ってくるわよ!そこまでは仕事頑張んなさい。あっはっは」右・まひるさんツッコミ担当。1993年生まれ、鳥取県出身。イモトアヤコの実家がご近所さんだったのが、芸人を志したきっかけ。左・よしこさんボケ担当。1990 年生まれ、愛知県出身。恥ずかしがり屋の性格を直したく、女優を志し芸能界に入ったそう。小田原せいさん誕生日から導き出す<命数>を元にした占い<占霊術>で運勢を観てくれる。新橋にある『占いと呑処 がんばりんしゃい』(TEL:03・3502・0900、080・3420・1244)にいらっしゃいます。※『anan』2018年6月27日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2018年06月21日インディーズバンドに起こる奇跡を描く映画『EVEN~君に贈る歌~』(6月2日公開)に登場するロックバンド・EVENが劇中から飛び出しデビューする。ボーカルの桜田通さんをはじめ、メンバーはオーディションで選ばれた若手俳優5人。ずっと一緒にバンド活動していたかのような連帯感すら感じさせる。「ボーカル役のオーディションに行ったら(坂東)龍汰がいて、NY帰りだというし、エド・シーランの曲をアカペラで歌うし、ああ、僕は絶対に落ちたなと思いました」と桜田通さん。一方、ギター役を勝ち取った坂東龍汰さんは、「通君はそこにいるだけで存在感あるし、肌はつるつるだし、やばい、ダメだと思いました。でも結果は通君が主役になり、僕は彼の親友役になれて嬉しかったですね」とのこと。ベース役の才川コージさんは「ギター役という話だったのに、ベース弾ける?と聞かれて、できないのに、弾けますと言っちゃったんです。すぐに楽器を買って課題曲の(ビートルズの)『HELP!』を練習して。まさに《助けて!》という心境でした」とちょっと笑っちゃうエピソード。未経験ながらドラマー役に抜擢されたのは櫻井圭佑さん。「オーディションをきっかけにドラムにのめり込んでいます。難しい楽器だけど、電子ドラムを買っていろんな曲をコピーして自分なりの叩き方を模索中です」。唯一バンド経験を持つのが、Wギターのもうひとり、栗原吾郎さん。「5年間活動してきたバンドが解散し、俳優でやっていこうと決めてすぐにオーディションのお話を頂いたんです。ギターには自信があったのでワクワクしながら弾きました」とまさに適役だった。そんな彼らは、オリジナル曲『アイノウタ』でメジャーデビュー。映画に先駆け視聴できるMVでは、彼らのカッコ良さを堪能できる。「ライブシーンをMVと一緒に撮影したんですが、それまで5人で必死に練習し、本番を迎えました。みんなが一人前に弾いたり、叩いたりする姿を見て、一緒に成長できた感じがして、心打たれましたね。映画のワンシーンとはいえ、芝居を超えたものがあったと思います」(桜田)「バンドをやってきた自分から見ても、EVENは相当いけると思う。みんなイケメンだし(笑)、それぞれに個性があって自分を持っているんですよ。だからすごく刺激を受けるし、バンド経験者とはいえうかうかしていられないですね」(栗原)今は「役者が音楽に挑戦した」と言われているけど「ミュージシャンが芝居に挑戦した」と言われたら嬉しい、と口を揃える5人。「そうなったら本当にすごいね。でもそれが実現できちゃうようなメンバーだと思っています」(才川)イーブン写真左から、ギター・涼(栗原吾郎)、ギター・快(坂東龍汰)、ボーカル・武人(桜田通)、ドラム・春雄(櫻井圭佑)、ベース・充(才川コージ)。本格的に音楽活動を始める彼らに注目。Debut Single『アイノウタ』【初回限定盤CD+DVD】¥1,8003人組ロックバンド、サイダーガールの書き下ろし曲でメジャーデビュー。DVDにはタイトル曲のMVを収録。【通常盤CD】¥1,000(Universal Connect/UNIVERSAL MUSIC)※『anan』2018年6月6日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年06月05日独自の目線や、本人にしかわからない強いこだわりを持って世界中を巡っている、いい意味で“頭がおかしい”人たちの体験を伝える大人気番組『クレイジージャーニー』。普段の生活では見られない風景や、驚愕のエピソードは、どれもワクワク、ゾクゾクする刺激的なものばかり。そんな、中毒性のある内容で熱狂的なファンを生み出し続ける番組の、第6弾となるDVDが発売された。今作には、番組でおなじみの写真家のヨシダナギさんと佐藤健寿さん、ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんに加え、DVD初登場となる爬虫類ハンターの加藤英明さん、ウイスキーにロマンを馳せる栗林幸吉さんという、反響が大きかったジャーニーたちの旅の模様が収録されている。その5人の中から、アフリカのヒンバ族を再訪したヨシダナギさんと、NYの地下住人の実態を探りに向かった丸山ゴンザレスさんを直撃。クレイジーな場所へ足を運ぶ理由や、その思いについて、聞きました。ヨシダナギ「“今”を生きる民族の姿に惹かれました」私が写真を選んだのは、アフリカ人の魅力を多くの人に伝えるためのツールとして。だから自分がフォトグラファーだと思ったことはありません。初めてアフリカの民族をかっこいいと思ったのはテレビでマサイ族を見た5歳のとき。最初はフォルムに、そして何度も現地に足を運ぶうち、アフリカの民族たちの生き方に惹かれていきました。彼らは「今」を生きています。考えてもわからない先のことで悩み、嫌な、辛い、苦しい思いをして今を見失うより、お腹いっぱいになることを考えたほうがいいじゃないかと彼らに問われたとき、本当にその通りだと思いました。また、彼らは人が死んだとき以外、悲しいという感情を持たず、基本、幸せだから“幸せがない”。そんな生き方ほどシンプルで幸福なことはないと思います。そう彼らが考えられるのは、自分たちの文化を理解して、誇りを持っているからではないでしょうか。いま気になるのはアマゾンの民族。最初は自分と姿形が違えば違うほど興味がわいたため、アフリカ人に目が向きましたが、アマゾンの人々は顔はよく似ているのに、考え方がまったく違うところが面白いと思います。両者を比べることで新しく見えるものがあるはずなので、同時に追いかけたいです。丸山ゴンザレス「出演者のなかでは、僕が一番まともです」僕が興味があるのは都市だけです。ある街の成り立ちや背景、仕事などの現状を総合的に分析してそこで何が起こっているかを考え、仮説が正しいかを確かめに現地に足を運びます。最終的には記事を書いてなんぼの仕事なので、みんなが興味を持つ、いずれは日本でも起こりうる事態に帰結することを調べることがほとんどです。費用対効果が悪かったり、誰にもインタビューできなさそうな場所には行かないし、“社会正義のため”などの使命感も一切ありません。臭い、汚い、暗いという3Kな場所へ行くことが多く、よく「怖くないの」と聞かれますが、そもそも僕は知りたいことがあって行くので、ビビってたら困りますよね。恐怖心があったとしても好奇心が勝つし、むしろ、リサーチや準備をして向かったのに実際は何もなかったらどうしようという気持ちが強い。拳銃を突きつけられるのもヤバいとは思わないし、撃たれずに終わるなら別にいいじゃないですか。正直、番組に出ている人たちは、自分以外みんな変わってると思います。以前、佐藤(健寿)さんと飲んだときには、「自分だけはまともだと思ってる」と言ってましたけど(笑)、僕が一番まとも。雑誌に載るような記事を書くために、旅してるだけですから。独自の視点を持つ“クレイジージャーニー”たちの特異な体験を紹介する伝聞型紀行バラエティのDVD第6弾。スタジオMCは、松本人志、設楽統、小池栄子。¥2,750(TBS/よしもとミュージックエンタテインメント)よしだ・なぎ独学で写真を学び2009年より単身アフリカへ。少数民族を撮影した写真と生き方が評価され、数々のメディアに出演。写真集『HEROES』(ライツ社)が発売中。まるやま・ごんざれすジャーナリスト、編集者、國學院大學学術資料センター共同研究員。新刊である『世界の混沌〈カオス〉を歩く ダークツーリスト』(講談社)が好評発売中。※『anan』2018年6月6日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月01日ceroの音楽を初めて聴いた人は、不思議な感覚に包まれるかもしれない。普段聴き慣れているようなJ‐POPやロックにはないリズムのうねり、楽器のひとつのようなボーカル。新しい音楽のようで、どこか懐かしさもある独特のサウンドを聴かせるバンドだ。「もともとミュージシャンというより、リスナー寄りなので、この音楽のこの部分と、あの音楽のあそこが混ざり合ったら面白いなとか、そういうことを実践しているところはあります。あと、日本のシーンにないものを提供しようという気概もありますが、一番は自分たちが飽きない音楽を目指していますね。僕ら、飽きっぽいので(笑)」(高城晶平)新作の『POLY LIFE MULTI SOUL』は川や滝、魚など水を想起させる曲が多い。どこか冷んやりとクールな感触を体感する。「荒内君が『魚の骨 鳥の羽根』という最初の一曲を書き、僕が歌詞をつけてアルバム制作がはじまりました。3人とも曲を書くので曲を出し合いながらコミュニケートしているうちに、最終的にコンセプチュアルなテーマが決定していく、いつもそんなふうにできていきます」(高城)独特のリズムのうねり、と最初に触れたのは、音楽用語でいえばポリリズム、クロスリズムというもの。「異なる拍子が同時に存在する様式です。トライバルなリズムの上に、都会的なハーモニーがのる。そのレイヤーは、以前のアルバムと通じるところもありながら、このアルバムはアフリカンなリズムに、最近のジャズのコード進行を合わせた感じが多くなっています」(荒内佑)一昨年からceroは5人のサポートメンバーと共にライブを行ってきたが、新作のレコーディングもこの8人全員で行った。全員揃って一発録りで完成した曲も多いとか。リズムだけでなくさまざまな楽器の音の重なり、男女のコーラスの重なりまで、ニュアンスの違う複層的なサウンドが聴きどころだろう。造語だというアルバムタイトルも、まさに彼らの音楽をピタリと表している。「複雑なこともいろいろやっているんですけど、難しい音楽として聴いてほしくないというのが正直な気持ちですね。楽しんでもらうために作ったので、その気持ちが前面に出ているし、思いもよらずポップなアルバムになったと思います」(橋本翼)セロ写真左から、高城晶平(V&G)、荒内佑(K)、橋本翼(G)。’04年結成。これまで3枚のアルバムをリリース。5月末から全国12都市を回るツアー開催。『POLY LIFE MULTI SOUL』【初回盤ACD+DVD】¥3,400ライブDVD『CROSSING』付き。【初回盤B CD+BONUS CD】¥3,400ボーナスディスクには全曲のインストバージョン収録。【通常盤】¥2,900*すべて税込み(カクバリズム)※『anan』2018年5月23日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年05月22日