世の中の進歩や変化に伴って、私たちの“仕事のあり方”は近年大きく変わりつつあります。これからの働き方についてSHOWROOM社長の前田裕二さんと安田顕さんの対談で考えてみました。仕事はなぜ必要なのか。働くのはなんのため?安田:自分にとって仕事とは何かをあまり考えたことはなくて、「なんか好きなんだよね」で終わっちゃってるんですけど…。でもどんな業種であっても、お金をいただくには、それが何かしら社会に貢献している必要があって、それは人様に何かしらの満足を提供するってことだと思うんです。僕の場合、それが人の心を動かすとか、何かしら豊かになってもらうってことで。それを自分なりに頑張って提供することで仕事になっているのかなと。前田:まさにそれが仕事の本質だと思います。僕は仕事には2つのフェーズがあると思っています。まずは、生きていくために必要なお金を稼ぐために働く、という段階がひとつめ。一般的に、最初の仕事の目的ってここだと思うんですよね。僕も大学生の時など、自分の学費など、生きていくために必要なお金を捻出するために働くという感覚がありました。でも、仕事をガムシャラにやっていくと、次第に能力が上がって、当然ながら、「人や社会に求められる度合い」が増していくんですよね。そうなってくると、今度は仕事の目的に、第一段階の「稼ぐ」という機能的な側面だけじゃなく、「必要とされる」という精神的な側面が見えてくる。仕事を通じて“誰かの役に立てている”という精神的な充足への比重が大きくなってくるというか。これが“機能”から“意味”の段階に移ったっていうことで、もっと言うと目的が“利己”から“利他”に移ったということでもある。安田:僕の場合、自分で言うのもですけれど、比較的恵まれた環境だったこともあって、どちらかというと仕事に関しても人様に譲るようなところがあったんです。でもある時、この世界で生きていくには“コンチクショー”の精神も必要なんだってことに気づいて。でも、そうやって自分主軸で生きていくと、ある段階から「自分を広げるためには人様の支えが必要なんだ」ってことがわかってくる。まあ、それに気づいたのは最近なんですけど。前田:なるほど。確かに、自分の中の悔しさなど、自分がどう思うかという感情も重要ですよね。つまり仕事というのは、コンチクショー負けたくねぇ、というある種の“利己”と、誰かの力になりたいという“利他”、この2つの掛け算によって成り立っているものなのかもしれませんね。人によってグラデーションがありつつも。前田裕二さん起業家。外資系投資銀行などを経て、2015年に株式会社SHOWROOMを設立。そのビジネス哲学は広く支持され『メモの魔力』など著書も多数。やすだ・けん1973年12 月8日生まれ、北海道室蘭市出身。放送予定のドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレ東)に出演。主演映画『ハザードランプ』が2022年公開予定。ジャケット¥44,000シャツ¥26,400パンツ¥40,400(以上ブラームス/ワンダリズム TEL:03・6805・3086)靴¥52,800(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・6231・0213)スカーフ¥19,800(ア ピース オブ シック/グラストンベリーショールーム)時計¥52,800(ツェッペリン/ウエニ貿易 TEL:03・5815・3277)※『anan』2021年5月19日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・村留利弘(Yolken/安田さん)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken/安田さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月12日刑事裁判官というと、法廷に座って検察と弁護側双方の言い分を聞き、罪の有無を判断する…イメージ。しかしドラマ『イチケイのカラス』で主演の竹野内豊さん扮する入間(いるま)は、法廷を飛び出し自ら現場で事件を検証し、真実を見極めていく。その入間とは真逆のタイプでエリート裁判官の坂間(さかま)を演じている黒木華さん。「物事を順序立てて考えて正義を見つけていく坂間に対して、入間さんは論理なんてどうだっていいタイプ。そういう入間さんとの出会いによって、彼女の中に“本当に自分は正しいのか”という問いが芽生えていく。彼女なりにうろたえたり戸惑ったり、入間さんや周りの言動に丁寧に反応していくよう演じています」堅物な坂間だが、「彼女の中にある正義は大事にしたい」と話す。「不器用なりに人とちゃんと向き合おうとしたりする。人を裁くというのは人の人生を左右する仕事で、そこにちゃんと誇りを持っているところは尊敬できるし、かわいい部分。堅物な中にも揺れる部分があったり弱い部分があったり、人間ぽい部分があったほうが面白いと思うんです。監督も『坂間らしい柔らかさを作ってほしい』と仰っていたので、そこは意識しています」飄々とした入間との凸凹コンビぶりはクスッと笑える面白さもあり、ドラマの見どころになっている。「入間さんは、こっちが食ってかかってもヒョイヒョイッてかわしていく感じ。ただ、ふわふわしながらも被告人と被害者のどちらにもちゃんと向き合う姿はかっこいいです。竹野内さん自身も独特の空気感や間をお持ちの方。お茶目な一面もありますし。ふとした瞬間、遠くを見つめている表情は何か考えていらっしゃるようにも見えるんですが、全然読めなくて…結構観察しちゃいます」坂間との共通点は「仕事への真面目さと頑固さ」と黒木さん。ならばその“譲れない”ものを聞きたい。「自分の役に関することですかね。他の人から指摘されても、受け入れるまでに時間がかかるというか…納得するまで動けないんです。『とりあえずやってみれば』と言われたりもしますけど、最終的な責任は自分だし、作品の中に残るのも自分。見てくれている方に対して失礼のない仕事をしたいと思っているんです」役に、作品に、脚本に対する誠実さ。それが黒木さんの正義なのだ。『イチケイのカラス』イチケイ(東京地方裁判所第3支部第1刑事部)の入間(竹野内)は、刑事裁判官ながらラフで飄々とした雰囲気の男。赴任してきたエリートの坂間(黒木)は、先入観にとらわれない入間の観察眼に、戸惑いつつも感化され…。毎週月曜21:00~フジテレビ系で放送中。くろき・はる1990年3月14日生まれ、大阪府出身。野田秀樹演出の3人芝居『表に出ろいっ!』で注目され、映画『小さいおうち』での高い演技力で数々の映画賞を受賞。近年主演したドラマ『凪のお暇』も話題に。ワンピース 参考商品(ザディグ エ ヴォルテール/ゼッドヴェー ジャポン TEL:03・6427・4348)イヤリング¥16,500(ジュエッテ TEL:0120・10・6616)※『anan』2021年4月28日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・亘つぐみ@TWヘア&メイク・新井克英(e.a.t…)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年04月25日女優の内田理央が、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「ジョンソン ボディケア」と「ジョンソン ベビーオイル」の新アンバサダーに起用されたことが20日、分かった。新CMは26日から放送され、先行して20日にYouTubeで公開される。同社は内田の起用理由を「かわいらしく抜群のスタイルでありながらも、親しみやすさがあり幅広い人に愛される」ところが今回の商品にぴったりだと説明。今後はブランドに関わる情報だけでなく、内田流の「女性の憧れボディの秘訣」も発信していく予定だという。新CMでは内田がぷるんとした肌にジェルを塗り、その感覚に「おぉ……」と驚きの表情を見せている。内田は理想のボディを「10代のころは社会的に流行っていたということもありますが、身体が細いことがとにかくかわいいと思っていました」と振り返り、「今は自分が好きな体形だったらどんな体形でも美しいですし、私が憧れる理想のボディはプリッとしていて肉感があり女性らしく、でもヘルシーでさわり心地の良さそうなボディに憧れます。10代のころは細いことが命で、触り心地なんかは気にしませんでしたが、今は触り心地や質感を重視するようになりました」と語った。
2021年04月20日自宅の電力を自然エネルギーに転換できるパワーシフトのアンバサダーも務めるアーティストのコムアイさん。個人ができるインパクトのある行動とは何か。日々情報や考え方をアップデートしながら、未来の地球について考え続けています。2分でできる!お手軽なパワーシフト。「小さい頃から大人たちの社会と早く関わりたいと思っていた」と言うコムアイさん。やりたいことが見つけられずにいた中学時代、国際交流NGO「ピースボート」で地雷撤去の募金を始めたことが、社会の問題を他人事にしない姿勢の原点だった。「インターネットで見つけて、放課後ピースボートの事務所に通うようになりました。そうすると周りにNPOやNGOに関わる人が多くなり、また世界一周の船に乗りたい大学生や教師、看護師やお坊さんなどいろんな職種の大人から話を聞くことができて、自由を感じたのを覚えています。“エシカル”や“サステナブル”の言葉を知ったのは高校時代。『greenz.jp』で環境活動をする人たちの考え方や意見を知って、環境問題にも興味を持つように」ここ数年で危機感は増し、現在も環境問題に向き合い続けている。「使い捨てを減らすなど、個人の生活でできることに取り組んでいる人も多いと思います。みんなでコツコツやることは意味があります。でも、もっと簡単にできてインパクトの大きいアクションがあったらやりたいと思いませんか?私がCO2の排出量を減らすために最も効果的だと思うのが“パワーシフト”(再生可能エネルギー中心の電力会社に変えること)です。実は、家庭から出るCO2の排出量の半分近くを占めるのが、石油や石炭、液化天然ガスを燃料とした火力発電による電力(※1)。ゴミやガソリンよりも大きい割合です。これをエネルギーシフトするだけで、家庭からのCO2排出量をぐんと減らせます。日本では2016年に電力の小売りが全面自由化となり、誰でも電力会社を選べるようになりました。太陽光や風力、マイクロ水力など再生可能エネルギーを取り扱う会社が増え、私も3年ぐらい前にパワーシフト。採掘や輸送で被曝の危険をはらみ、CO2も排出される原子力発電を避け、再生可能エネルギーかつ、地産地消で市民電力の供給を目指す会社を選びました。ほかにも僧侶が作った電力会社や地域に根づいた会社もあり、会社の個性で選ぶのも楽しいと思います。日々、生活を制限して省エネするわけでもなく、取り組みを応援したい電力会社を選ぶだけで環境負荷を大きく減らせるんです。ちなみにパワーシフトはWi-Fiを開通するより楽(笑)。ポストに入っている明細を見ながらネットで2~3分で申し込みができ、後日引き落とし口座を登録するだけ。工事もありません。送電線は同じなので、停電の心配もなし。要はどの電力会社にお金を払うのかの違いです。私は電気代が上がることもなく、不自由を感じたことはありません」より一層意識を強く持って今すぐ行動を起こさないと、もう環境破壊を止めることは難しい段階にあると考えているコムアイさん。未来予想は怖くても知ることが大切。「気候変動や地球温暖化が進むと生態系が崩れ、自然や生き物は絶滅し、なくなったものは決して戻りません。約2年前に、環境活動家のグレタさんが国連で行った“怒りのスピーチ”が話題になりましたが、全世界の今の取り組み方では、気候変動はティッピングポイント(転換点)を迎えてしまい、最悪な影響が相互作用し合って、環境破壊の歯止めが利かなくなるといわれています。そのティッピングポイントを防ぐために行動できる時間は残り4年ともいわれていて(※2)、“#あと4年”という署名活動も始まっています」恐ろしい未来予想に思わず目を背けたくなりますが、コムアイさんはとにかく知ることが大切と言います。「たとえば国際環境NGOの『350 Japan』では、気候変動の基礎を教える無料のウェビナーを開催していて、現在、地球にはどんなことが起こっていて、今できることは何かなどが学べます。かなりショッキングな事実を知ることにもなりますが、それによって一人一人が考えを深めて、行動に移したり声を上げていくことがとても重要なんですよね。その最初の一歩を踏み出せる人が増えるといいな、と思っています。決められた制度や制限の中でどうするかではなく、制度自体を変え制限をなくす力は誰もが持っているから。私はこれからも環境負荷についての勉強をして、声を上げ続けていきたいですね」※1出典「JCCCA 温室効果ガスインベントリオフィス」※2出典「UNEP emissions gap report2019」KOM_ I1992年7月22日生まれ、神奈川県出身。音楽ユニット、水曜日のカンパネラでボーカルを担当。環境問題に積極的に向き合い、パワーシフトのアンバサダーも務めている。Instagramは@kom_i_jp※『anan』2021年4月7日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年04月02日「進撃の巨人」『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズなどに出演し、先日最終回を迎えたドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」への声の出演も話題となった人気声優・下野紘が、西加奈子の小説を明石家さんま企画・プロデュースでアニメーション映画化するハートフルコメディ『漁港の肉子ちゃん』に出演することが明らかになった。今年放送された「新春大売り出し!さんまのまんま」に下野さんが花江夏樹と共に出演した際、花江さんが本作に出演することを知った下野さんが出演を希望し、番組内で公開オーディションの様相となる展開となっており、その際は「お仕事の依頼はきちんとしたルートで」と番組でさんまさんが告げたまま結果はお預けとなっていた。そして今回、下野さんへ正式にオファーが入り、番組内のオーディションで演じたトカゲ役に加え、肉子とキクコの心の声を代弁するようなセリフを発するヤモリ役を務めることが決定。下野さんは「お役をいただけて嬉しかったですし、子供の頃から見ていたさんまさんのプロデュース作品に出演することができて本当に光栄です」と今回の出演を喜ぶ。また、「迷宮ブラックカンパニー」にてワニベという人間味のある人型のトカゲを演じたことはあるが、トカゲの形をしたトカゲを演じるのは今作が初めてとなり「今年は『トカゲ』に縁があるのでしょうか…」と笑う。また、アフレコをふり返り「ヤモリは肉子ちゃんやキクコちゃんの心情を代弁する意味深い役なので、台詞に色をつけないように、生き物だけれど無機質な感じも意識しながら演じさせていただきました。ヤモリの時は、監督に、イケボ(イケメン系ボイス)でお願いしますとリクエストされまして(笑)イケボ・ヤモリにもご期待ください」とコメントしている。さらに今回、下野さんのアフレコの様子とメッセージも収録したメイキング映像も公開された。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年03月30日目に見えるものではないけれど、“音楽”と“色気”は密接な関係にある。音から感じる匂い立つような色気の秘密とは、一体何か?音楽も色気も言葉にしづらいもの。だからこそ相性がいいんだと思います。色気と音楽。その2つに、共通項を見出している尾崎世界観さん。「音は、なかなか言葉にしづらいし、語る必要がないものだと思います。また、色気も言葉にしなくても伝わるもので、逆に言葉にしづらいからこそ、人はそれを色気だと認知する。“これは説明するのが無理だな”という感情をそう表現することで、うまく折り合いをつけているというか。僕は世界観という言葉が嫌いだからこそ、自分に向かって言われないようにあえて名乗っているけれど、どこか、それと近いかもしれません。突き詰めることはできない一方で、すごく必要なことだし、人が感じる感情の中でも貴重なものですよね。だけど言葉にしづらいから、それを音楽で伝えるというのはすごく相性がいいと思います」明確に言葉にはできないけれど、音楽における色気は、「演出できるものだと思う」と話す。「ただ、演出されたものと、そうでないものとの違いはわかります。どちらの良さもありますよね。“こういうふうに思ってほしい”という気持ちがわかりやすく伝わりながらも、それに強く惹かれる場合があるだろうし。逆に、やっている本人は何も気にしていないのに、こちらが勝手に色気を感じ取ることもある。僕は、後者のほうに惹かれます。答えを提示されるより、嗅ぎ取りたいという気持ちがあるのかもしれないですね。完成品が送られてくるより、組み立てる部品が欲しいというか」時に、ライブでの姿を見たファンから、色っぽいと言われることもあるという。でも、それは決して自身の色気ではないと否定。「照明の力だと思います(笑)。光と音の関係はすごく大事で、照明次第で演奏がうまく見えたり、音が大きく聞こえたりもします。こんなことを言ってしまうと元も子もないんですけど、写真を撮ってくれる人や、衣装を着せてくれる人も含めて、スタッフさんの手柄です。だからこそ、そこからライブや映像で演奏をしている人を引き算した時に残っているものの一つが、音楽の色気なんだと思います。楽曲を作る時にも、色気を意識することはないですね。でも、あまりにも無自覚で、まったく気にしていませんというのはダサいし、嘘はつきたくないです。やっぱり、本当に1ミリも気にしていないのであれば、誰かに色気があると言われることもないと思うんです。そう思うと、『色気がある』と言われることは、自分では見きれていなかった部分や、コントロールしきれない表現を、他者に指摘してもらういい機会なのかもしれません。自分を新たに知るきっかけですね」そうして正体を把握できなかったり、これだという明確な答えが見つからないものだからこそ、人に“知りたい”と思わせ、心を惹きつけ続ける。色気はそうして成立している。「ぜんぶを理解しきれなかったり、見えないところにつながってくる感情だと思うので、なんでもネットで調べて見られる今の時代においては、すごく貴重な感情だと思います。きっと色気は、意識的に見なくていいものなんだと思います。だから、ananも追求しすぎちゃだめですよ(笑)。もしこれだという答えが出てしまったら、その瞬間になくなってしまうもの。それこそが色気ですから」おざき・せかいかん1984年11月9日生まれ。東京都出身。クリープハイプのボーカル、ギター。4月2日より全国を巡る「尾崎世界観の日 全国ツアー」を開催。発売中の最新小説『母影』は第164回芥川賞候補に。ブルゾン¥54,000(beautiful people/ビューティフルピープル 渋谷パルコ2F TEL:03・6452・5622)ビンテージのシャツ¥7,900(放課後の思い出)パンツ¥30,000(OLD JOE/OLDJOE FLAGSHIP STORE TEL:03・5738・7292)サンダル¥5,800(SnowPeak TEL:0120・010・660)※『anan』2021年3月31日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・入山浩章ヘア&メイク・谷本 慧取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月26日●「新世界に飛び込んだ気持ち」 日本との違いに驚き話題作への出演が相次いでいる女優の山崎紘菜(26)。3月12日に映画『ブレイブ 群青戦記』が公開されたのに続き、26日にはハリウッドデビュー作『モンスターハンター』が公開を迎えた。唯一の日本人キャストとして、本作で受付嬢役を演じた山崎にインタビューし、ハリウッド初挑戦の感想や主演のミラ・ジョヴォヴィッチとの共演の感想を聞いた。○■『モンスターハンター』受付嬢役はゲームで徹底研究日本発の大ヒットゲームシリーズ「モンスターハンター」を、「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で実写映画化。突然嵐に巻き込まれた国際連合軍隊長のアルテミス(ミラ)たちは、超巨大モンスターたちが暮らす新世界に辿り着き、そこで出会ったハンター(トニー・ジャー)と共にモンスターに立ち向かっていく。山崎が演じた受付嬢役は、同シリーズの定番キャラクターで、プレイヤーのサポートをする重要な存在。本作でもアルテミスやハンターとともに行動し、モンスターとの戦いを手助けするという役どころだが、山崎はゲームで受付嬢を徹底的に研究したという。「ゲームに対するリスペクトと愛情を持たれている監督で、『ゲームからそのまま出てきたように演じてほしい』とお話があったので、ゲームをたくさんやったり、ゲームの中のストーリーの部分をたくさん見たりして、受付嬢の動きや話し方を研究しました」そして、「受付嬢はすごく可愛らしいキャラクター。抜けている部分やドジな部分があり、モンスターと戦う過酷な世界の中でひと息つけるようなキャラクターだと思うので、そういう彼女の良さを映画にも持っていけたらいいなと思いました」と意識したポイントを説明した。受付嬢の言葉は、英語ではなく独特なモンハン語。台本には、成立していないアルファベットが並べられており、それを自分なりにセリフとして話したという。言葉になっていなければ何でもOKだったそうで、「誰でもモンハン語は話せると思います」と笑った。本作は“新世界”が舞台だが、山崎は「私も新世界に飛び込んだ気持ちでした」と、ハリウッド初挑戦の心境を作品と重ねて表現。「初めての体験ばかりで、見るものすべてが新鮮でした。ロケをした南アフリカという場所も初めてでしたし、すべての経験が新しく、冒険したという気持ちでした」と振り返る。まず、ハリウッドならではセットや機材に驚いたという。「セットとして船をまるごと1つ作ったり、豪華だなと思いました。また、機材も最先端のものを使っていて、映画の本場のすごさを感じました」。撮影環境だけでなく、食事の豪華さにも驚いたそうで、「日本だとお弁当という文化がありますが、海外では冷たいご飯を食べる習慣がないので、現場に必ずシェフがいて、オムレツを作ってくれたり、いつも温かいご飯が食べられてありがたいなと思いました」と日本との違いを明かした。○■日本の良さを再確認する一方、海外を身近に感じるようにアフリカロケと聞くと過酷な環境をイメージするが、「全部楽しかったです」とにっこり。「スタッフの方々もよくしてくださって、ミラを含めたキャストの方々とも、撮影の合間にご飯に行ったりするくらい仲良くなれたので、寂しさもあまり感じなかったです」と振り返り、「私のシーンはすべて夜の撮影で、夕方に入って朝の4時とか5時まで撮影し、昼に寝るという昼夜逆転の生活でしたが、日本と時差が十何時間あるので、(夜の撮影中に)『日本では今、昼だな』とポジティブに捉えていました」と昼夜逆転生活も前向きに乗り越えた。海外に飛び出したことで、日本の良さも改めて感じることができたという。「日本とハリウッドの現場の違いはもちろんありますが、日本には世界に誇るべき日本の良さがたくさんあると思うので、それぞれ独自の文化で独自の映画作りをしていけばいいんだなと思いました」改めて気づけた日本の良さを尋ねると「一番は、言葉が通じること」と答え、「同じ国で生まれ育ったというだけで、目に見えない絆があるのだと感じました」と、日本で生活していると意識しなかったことに気づけたという。また、「海外のお仕事をして、生まれ故郷の温かさ、自分の思い出やルーツがある国というのは、自分の中ですごく特別なものなんだと感じました」と続け、「もっと自分の国を大切にしたいと思いましたし、もっと自分の国の良さを知っていなきゃなと思いました」と、改めて母国と向き合う機会になったようだ。日本の良さを再確認する一方で、海外を身近に感じるように。「この作品を通じていろんな国に友達がたくさんでき、視野が広がりました。今までは国内のニュースを追っていましたが、地球の反対側で起こっていることが他人事ではなく自分事にできるようになりました」●ミラ・ジョヴォヴィッチらから刺激「一日一日を見つめ直すきっかけに」○■「ハリウッドスターでもこんなに努力しているんだ」ミラとの共演も女優として大きな経験に。「ミラのアクションの大ファンで、クールでかっこいいというイメージがありましたが、実際お会いしたら、もちろんクールでかっこいいんですけど、愛情深い方でとても優しく接してくださいました。メイク室で必ずキャスト一人ひとりに『おはよう』『調子はどう?』と声をかけてくれたり、撮影の合間もみんなで冗談を言ったり、ミニゲームやって盛り上がったり、すごく愛情深い方だなと思いました」と人柄を称賛。また、芝居、特にアクションに対する姿勢に刺激を受けたそうで、「とてもストイックで、セットの中を走ったり、過酷の撮影の中でもジムでワークアウトしてから現場に入ったり。そして、過酷な撮影でも一切弱音や文句を言わず、そういう姿勢はすごく勉強になりました」と語る。さらに、「1つの作品に対し、全身全霊をかけて、心身ともにすべてをかけてやり通すことの素晴らしさを教わりました」と、女優としての心構えを学んだ山崎。トニー・ジャーからも刺激を受けたそうで、「トニーも、一流の技術を持っているのに日々鍛錬していて、ハリウッドスターでもこんなに努力しているんだと思うと、自分の一日一日を見つめ直すきっかけになりました」と振り返った。アンダーソン監督もミラのように愛情深い人のようで、「現場に入ると『ハ~イ!』と言ってハグしてくれて、いつも『元気!?』と声をかけてくださり、撮影ではワンカット終わるごとに『ラブリー!』『グッド!』『ファンタスティック!』と盛り上げてくださり、監督がそう声をかけてくださると安心することができました」とうれしそうに話した。○■「英語をやり続けていてよかった」 海外再挑戦にも意欲オーディションで出演をつかみとった山崎。アンダーソン監督は初対面時の山崎の印象を「ゲームの世界から抜け出してきたようだった」と明かしているが、オーディションの場で「撮影で会おう」と、山崎の起用を即決した。オーディションで山崎は、英語で監督に熱い思いをアピール。撮影現場でも英語でスタッフやキャストとやりとりし、無事にやり遂げた。山崎は帰国子女ではなく、「英語が話せたらかっこいいな」という思いで昔から独学で英語を勉強。そして、本作に向けて本格的に勉強したという。「ずっと勉強はしていましたが、目標を持つと頑張れるもので、仕事で絶対に必要となってから気が引き締まり、スイッチが入った気がしました」と語る。ただ、オーディションを受けると決まったのは、その約1週間前。短い時間で監督と英語で会話できたということは、やはりコツコツ積み重ねてきたものが大きかったのだろう。「ずっとやり続けていてよかったなとは思いました」と笑顔を見せる。そして、「言語は使い続けていないと上達しないし定着しない。撮影は3年前でしたが、3年前の自分に負けないよう、これからも勉強し続けたい」と今後も英語を勉強していくという山崎。「この作品でハリウッドという、手が届くと思っていなかった場所に連れて行っていただいた。チャンスがあったらそのチャンスをまたゲットできるように磨き続けていきたい」とハリウッド再挑戦を狙い、さらに、「アジアでも素晴らしい映画がたくさんありますし、海外の方々とのお仕事を通じて得られるものもたくさんあると思うので、チャンスがあればどんどん挑戦したい」と、ハリウッドに限らず世界に目を向ける。ハリウッド初挑戦は女優人生にとって大きな分岐点に。「すべての作品が自分の中では分岐点ですが、今回の挑戦で視野がすごく広がりましたし、新たな世界=ニューワールドに私自身も出会うことができました。やはり一番は、世界で活躍されている方々の仕事ぶりを見て刺激を受けたことが、女優人生として大きかった。そこで得た経験は絶対に風化させたくないと思っています」と、この経験を今後に生かすつもりだ。最後に思い描いている将来像を尋ねると、「お仕事を始めて10年目になりますが、10年前には想像もできなかったような経験ができたり、想像もしていなかった自分になっているので、今後どうなるかわからないですが、誰かの気持ちを軽くしたり明るくしたいという気持ちで女優をやっているので、そこは絶対に忘れないようにしつつ、活動の場と広げたり、自分の可能性をどんどん広げていきたい。そのために、自分の中で磨くものは磨いていきたい」と答え、「また世界で活躍している方々とお仕事がしたいですし、『モンスターハンター』は、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』で雪の世界へ。受付嬢のアイスボーンの衣装も可愛いので、また参加できたらうれしいです」と続編にも期待した。■山崎紘菜第7回「東宝シンデレラ」オーディションにて審査員特別賞を受賞。2012年『僕等がいた』で女優デビュー。以降、映画やドラマなど数多くの作品に出演。また、ニュース番組のナレーションやラジオパーソナリティなど幅広く活躍している。近年の主な出演作品は、2018年『50回目のファーストキス』、『検察側の罪人』、2019年『スタートアップ・ガールズ』、2020年『海辺の映画館―キネマの玉手箱』、劇場版『仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』。また、2021年『ブレイブ-群青戦記-』でヒロインを演じ、『モンスターハンター』でハリウッド進出を果たした。
2021年03月26日サッカー元日本代表の内田篤人氏が、26日から全国で放送されるサッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」の新CM「大人エレベーター」シリーズ第37弾に出演することが25日、分かった。架空の「大人エレベーター」に乗り込んだメインキャラクターの妻夫木聡が、フロア数に応じた年齢の大人たちに出会い、“大人”について語り合うシリーズ。今回は、「大人とは」編、「若い頃の自分に」編、「奇跡は起こるか」編、「幸せとは」編、「日本に復帰した理由」編、「ずるさ」編の6パターンとなっている。妻夫木から「なぜ日本に復帰したんですか?」と聞かれた内田は、「最後を看取ってほしい。知ってるチームで、僕の好きなチームでサッカー選手終わりたい、って」とその理由を吐露。また、若い頃の自分へは「右膝ケガするけど、関係なく続けろ」「無理して来なきゃ、ここまで来れなかったよ」とメッセージを送るなど、内田の本音が垣間見えるCMだ。サッカーに対する強い思いを語りながらも、冗談や選手時代の裏話で場を和ませていた内田。内田から妻夫木へ質問する場面もあり、終始和やかな雰囲気での撮影に。内田はCM出演を「歴史のあるCMに出させて頂いてうれしく思いましたし、妻夫木さんが本当にかっこよくて、見とれてしまいました」と歓喜し、「現役時代の話から、家庭の話、今後のことについても、相談に乗ってもらっているような感覚で話をすることできました」と振り返る。また、ビールについて「ドイツにいたこともあって、ビールは身近な飲み物。これからもっとビールの似合うおじさんになっていきたい」と展望を語った。
2021年03月25日亀梨和也主演「レッドアイズ 監視捜査班」の9話が3月20日放送。KSBCの“内通者”の正体に「え、まって…」「嘘でしょ?!」など衝撃が走るなか、人気声優の下野紘の登場にタイムラインが盛り上がり、最終回に顔出し出演を求める声も上がっている。婚約者を殺された元捜査一課の敏腕刑事が、国内に500万台あるといわれる監視カメラを駆使して犯罪捜査を行う「KSBC(神奈川県警捜査分析センター)」の特別捜査官として復帰。自らが逮捕した元犯罪者とともに最強チームを編成し、連続殺人鬼を追うクライム・サスペンスとなる本作。亀梨さんが伏見役を演じ、松下奈緒がKSBCのセンター長・島原由梨に、趣里がサイバー犯罪対策課からKSBCに異動を願い出た長篠文香に、松村北斗が天才ハッカーの小牧要に、シシド・カフカが元自衛官の湊川由美子に、木村祐一が元犯罪心理学者で優秀なプロファイラーの山崎辰二郎に、高橋ひかるが島原の妹・大塩はるかに、川瀬陽太が捜査一課刑事の長久手智亮に、忍成修吾が病院から脱走した蠣崎に、TAK∴が格闘に秀でる謎の男・真弓に、高嶋政伸が“青いコート”をまとった心理カウンセラーの鳥羽和樹にそれぞれ扮する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。“青いコート”を羽織って鳥羽がKSBCに現れる。島原と長久手が鳥羽を取り調べていると、鳥羽は島原を“洗脳”しようとしてくる。そこに病院にいた蠣崎が亡くなったという情報が入る。何者かが蠣崎の病室に拳銃を持ち込みそれで自ら命を絶ったらしい。一方、伏見と湊川が鳥羽のクリニックを調べると、3年前に伏見の婚約者・結城美保(小野ゆり子)が殺害された際に使われた凶器が発見される。そこには小牧の指紋がついていた。その頃小牧は真弓の車に乗り込み川崎方面に向かっていた…というのが9話のストーリー。KSBC内の“内通者”が小牧だったことに「小牧くんかやっぱり」「え、まって…やっぱ小牧くんが犯人なの…」「やだーーーー」など悲痛な叫びが上がるなか、ラストでは小牧が美保を殺したのは自分だと告白。今まで“萌え袖”で隠されていた右腕には、美保殺害犯の“証拠”ともいえる傷があり、3年前、美保が渡すはずだったクリスマスプレゼントを伏見に渡すと、涙を浮かべて自分を殺していいと伏見に迫る。銃を構える伏見に「殺せよ!」と絶叫する小牧。その瞬間、銃声とともに小牧は胸から血を流し、その場に倒れ、伏見はどこかに走り去る…というラストだった。SNSでは「嘘でしょ?!?!?」「小牧、裏切りはやだよ」「小牧も操られているに違いない」「小牧も犯人じゃないと思う(願望)」など、小牧が美保殺しの犯人だと認めたくない視聴者からの声とともに、「死んでないよね?」など生存を願う声も多数寄せられる。またKSBCと通信する通信指令センターの担当者の声を人気声優の下野さんが担当。メール受信画面に“下野紘”の名前が映し出されたことで「下野さんからメール来てる!!」などの声が上がったが、実際に長篠と通信するシーンで声が聞こえると「めっちゃ声優っぽいいい声だったんだけどあれ下野紘????だよね」「下野さん出てきた!すぐに分かる」「下野さんが下野さん役で出演って最高」などの反応が続出。「最終回は、スーツ姿でサイバー犯罪対策課として誰かとすれ違うくらいあってもいい」と顔出し出演を求める声も上がっている。(笠緒)
2021年03月20日広瀬すずが、戦後初のCA(キャビンアテンダント)役に挑むスペシャルドラマ「エアガール」。この度、広瀬さん、山崎紘菜、藤野涼子、中田クルミ、伊原六花というエアガール第一期生たちが昭和レトロなファッションに身を包んだ仲良し5ショットが解禁となった。日本人が日本の空を飛ぶことを許されていなかった戦後、空への純粋な憧れからパイロットになる夢を抱き続けるヒロイン・佐野小鞠が、当時の“最先端のお仕事”である、エアガール=CAとなって奮闘する姿を描いていく本作。今回公開されたのは、エアガールたちのキュートな私服ショット。クラシカルなワンピースや首元のリボンが清楚なブラウスなど、広瀬さんたちが“昭和のお仕事ガール”のおしゃれをさわやかに着こなしている。さらに、エアガールたちが並んで入浴している“銭湯女子会ショット”も到着。早朝から夜遅くまでの激務に疲れた第一期生たちは、仕事終わりに銭湯に寄ってリラックスするのが唯一の楽しみ。お湯につかりながら夢を語り合ったり、ときには“恋バナ”で盛り上がったりも――。身も心もほぐれ、打ち解けたムードの銭湯シーンは第一期生たちの“絆”が最も感じられる場面で、広瀬さんも「エアガールのみんなとの撮影はとても楽しくて、特に銭湯のシーンは大好き!リラックスしている雰囲気がみんなから感じられて、すごくいい空気感だなと思ったのを覚えています」と振り返っている。激動の時代を駆け抜けた主人公・小鞠たちの生き様のみならず、エアガールたちの友情にも注目を。あらすじ1928年、東京・下町で小さな町工場を営む両親のもとに生まれた佐野小鞠(広瀬すず)は、飛行機部品の生産を手がける父の影響で空へのあこがれを募らせ、パイロットになりたいという夢を抱いできた。しかし、兄は神風特攻隊として出撃して戦死。両親も東京大空襲で亡くしてしまい、ひとりぼっちとなった小鞠は、料亭を営む叔母・千代(松雪泰子)のもとに身を寄せることに。おかげで高等女学校だけは卒業させてもらったものの、料亭の手伝いに明け暮れる日々を送っていた。そんなある日、小鞠は料亭の一室から「日本の空を日本人の手に取り戻したい!」という決意みなぎる熱い言葉を耳にする。声の主は、逓信省航空保安部長の松木静男(吉岡秀隆)。日本は終戦後、GHQによって一切の航空活動を禁じられていた。さらに、吉田茂首相の側近・白洲次郎(藤木直人)は日本の航空事業を海外企業に委ねた方がよいと考えていた。だが、松木はどんな困難が待ち構えていても日本人の手で航空事業をはじめるべきという、固い信念を抱いていたのだ。松木の話に感動し、思わず聞き入ってしまった小鞠だったが、彼の若き部下・三島優輝(坂口健太郎)に立ち聞きをとがめられてしまう。しかし、これが2人の運命の出会いとなる…。1951年、GHQと粘り強く交渉を重ねた松木の熱意が実り、ついに戦後初の日本の航空会社“日本民間航空”が発足する。すでに社員となっていた三島からエアガールを募集していると聞いた小鞠は飛行機の仕事に関わりたい一心で応募を決意。しかし、エアガールは最先端の超人気職!とんでもない倍率の試験が待ち構えていた。その後、数々のピンチを乗りこえてなんとか合格した小鞠だったが、入社式からわずか1週間後、あわただしく試験飛行に臨むこととなって…!?スペシャルドラマ「エアガール」は3月20日(土)21時よりテレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年03月19日ヤンキーギャグ漫画の金字塔を打ち立てた、西森博之さん原作の『お茶にごす。』(小学館「サンデーコミックス」刊)が実写ドラマ化。主演を務めるのは、『今日から俺は!!』でもタッグを組んだ鈴木伸之さん。「今作でもヤンキー役。僕ってそんなに不良に見えますかね?(笑)」「西森先生の作品にまた出させていただけるのは、とても光栄なこと。ただ、もう何作品目だろうというくらいヤンキー役が多くて(笑)。一つ自分のイメージができたことはとてもありがたいんですが、僕ってそんなに不良に見えますかね?(笑)」鈴木さんが演じるのは、強面(こわもて)な見た目から、やたらと喧嘩を売られる“悪魔(デビル)まークン”こと、船橋雅矢。「そんなまークンが、ひょんなことから高校の茶道部に入って、人として成長していく姿が一番の見どころです。強面でもピュアで正義感の強いキャラクターなので、見た目とのギャップが出るように、すっとんきょうな感じを意識して演じました」舞台となるのは高校の茶道部。鈴木さん自身も茶道の師範のもとに、お点前を習いに行ったという。「僕はずっと野球部だったので、文化系の部活とは縁がなかったんですが、今回習ってみたら奥が深くて、楽しかったです。先生にオススメされたお茶をタンブラーで持ち歩くくらい、お茶も大好きになりました」実年齢は28歳。最初はまだ制服を着られるか不安もあったそう。「リアルな学生を卒業したのは10年前。でも制服に袖を通すと、不思議とあの頃の感覚をすんなりと取り戻すことができました。あと、学園モノだと現場の雰囲気も学生っぽいノリになるので、みんなでゲームをしたり、交換日記をしたり、すごく楽しい空気が流れていて。生徒役の中では最年長だったんですけど、僕が一番はしゃいでたんじゃないですかね(笑)。これからもやれるうちは学生役、やらせていただきたいです」最後にこの作品を「身構えずに見ていただきたい」と鈴木さん。「難しい話は一切していなくて、ちょっとした笑いのあるシュールな時間が続いていく作品です。仕事から帰ってきた時やお風呂上がりに、気楽な気持ちで見ていただけたら」『お茶にごす。』偶然入った茶道部で、茶道の心得を知る中で成長していく船橋(鈴木)。平穏な日々は手にできるのか…。出演/鈴木伸之、瀬戸利樹、萩原みのり、久間田琳加ほか。テレビ東京での今年の地上波放送に先駆け、Amazon Prime Videoで3月5日より全12話一挙配信。©西森博之/小学館©「お茶にごす。」製作委員会すずき・のぶゆき1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。劇団EXILEのメンバー。出演している映画『ブレイブ-群青戦記-』は3月12日、『東京リベンジャーズ』は7月公開予定。2nd写真集『OVERSEAS』も発売中。シャツ¥34,000(RAINMAKER/RAINMAKER KYOTO TEL:075・708・2280)パンツ¥32,000(UMBER/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)シューズ¥24,000(TOSS/HEMT PR TEL:03・6721・0882)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年3月10日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・Hirohito Honda(Hirohito Hondaスタイリング オフィス)ヘア&メイク・永瀬多壱(VANITES)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年03月08日ロバートの秋山竜次さんが、駅から市民プールまでテクテク歩き、ただただ泳ぎ、そのあと近所で食事をする。そんな30分番組『ニッポン遊泳紀行ロバート秋山の市民プール万歳』が今、超話題。半分ウトウトしながら、BGM代わりに見てください。「長くお世話になっていたメ~テレ(名古屋テレビ)さんのレギュラー番組が終わることになり、何かまたやりたいね、とスタッフと考えている中で、“あんまりテレビを意識しない、自由な感じの番組を作ろう”という話が出まして。しかも最初は、地上波じゃなくて配信で、ということだったので、なおさら自由にやれるだろうと。で、僕のファンキーな親父と2人で旅に出てそれを撮るとか、全国の焼き肉定食をただただ食べるとか、いろいろ考えたんですが、そういえば俺の唯一の趣味といえば、市民プールで泳ぐことだな、と思い出したんです。泳いで、飯食って、帰る。それだけなんですけど、めっちゃめちゃ楽しいんですよね。その趣味をそのままテレビにしちゃったのが、この番組です」素敵なホテルのプールでもなく、リゾートにあるプールでもない。秋山さんが愛するのは、地味な市民プール。いわゆる公共の施設。「これ、“番組のためにわざわざ市民プール行ってるんでしょ?”と思う人もいるかもしれないけど、全然そんなことなくて。昔から、なんか“公共のヤツ”が好きなんです。雰囲気が昔のまんまなんですよね、おしゃれでもない、混んでもいない、ただ普通に動いてる、あの感じ。なんかね、ゾワゾワしちゃうんです、楽しくて。安いから、とかでもないよ。たぶん俺、高くても行きますから(笑)。以前から仕事のときもバッグに海パンとキャップとゴーグルは必ず入れていて、地方に行ったときとか、出番の合間に2時間あれば、プール探して泳ぎに行ってましたからね。その僕の唯一の趣味に、ただカメラが付いてきてるって感じ。市民プールって、屋外か屋内か、いる人のキャラクターなど、場所ごとにすごく個性があって、その違いを楽しむのもいいんですよ」この番組、テロップや効果音、BGMの量が極端に少ない。というか、ほぼ皆無。畳み掛けるようなテレビのバラエティ番組やYouTubeの煽り系の動画に比べると、派手ではないのは事実。でもその淡々とした雰囲気が、逆に新鮮。「自分的にも、“ぜひ!!見てくださいッ!!”みたいな番組ではない(笑)。なんだろうな、日曜の午後、テレビでゴルフ中継が流れていて、半分寝てるんだけど半分起きてる…みたいな心地よさって、あるじゃないですか。そんなポジションの番組だと思ってます。何も考えなくていい、点いているのが気持ちいいプログラム。まあ、“泳いで、食って、なんもしてねぇじゃん、秋山”って思う人もいるかもしれませんが(笑)、作り込まないギリギリのラインがおもしろいのではないかと」とはいえ、anan的にぜひ見ていただきたいのが、秋山さんの泳ぐフォーム。あまりの美しさ&スムーズさに、本当にうっとりします。「3歳でスイミングスクールに入って以来、ずっと水泳は好き。僕が泳ぐ姿を見て読者の皆さんも市民プールに行…かないだろうな、絶対(笑)」『ニッポン遊泳紀行ロバート秋山の市民プール万歳』自称・市民プール愛好家のロバート秋山が、市民プールでただ泳ぎ、そのあとただ近所で食事をするだけ、というロードムービー。水泳中に流れるなんともいえないユルいBGMにもぜひ注目を。放送開始は2018年2月。現在地上波では、まさかのシーズン2が放送中。メ~テレ毎週水曜26:11~、MX毎週日曜16:30~。配信は、シーズン1、2ともにAmazon Prime Video、U-NEXT、RakutenTV、ビデオマーケットで配信中。あきやま・りゅうじ1978年生まれ、福岡県出身。お笑いトリオ「ロバート」メンバー。現在ドラマ『俺の家の話』(TBS系)でラッパー兼ラーメン屋を熱演中。大人気動画『クリエイターズ・ファイルGOLD』が、Netflixにて全世界に配信予定!!※『anan』2021年2月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2021年02月23日「もし映像化するなら絶対に参加したい。以前、原作を読んだ時からそう思っていました」主演ドラマ『ナイルパーチの女子会』の同名原作をすでに読んでいたという水川あさみさん。著者の柚木麻子さんのファンでもあるという。「柚木さんの作品を読んでいると、女性が自分の中に持ちながらも触れたくない部分、青春時代に置き去りにしてきたような忘れていた感情をむりやり引っ張り出される感じがして、そうそうこんな感覚があったな、と不思議な気分になります。この作品にも、ドロドロした女性の闇が生々しく描かれています」水川さんが演じるのは、育ちがよく、商社に勤めるエリート会社員の栄利子。大ファンであるSNS日記の作者のズボラ主婦・翔子(山田真歩)と出会い、やっと女友達ができたことに高揚しながら、やがて栄利子の行動は常軌を逸し始める。「物語は心情の変化がスピード感をもって描かれています。栄利子の奥底にあるねじれた感情や、誰か一人に共依存していくという性質は私にはあまり想像できないし、いままでに演じたことがない人物像。でもわからない役の方がやりがいは感じます。初共演の真歩さんとは、お芝居の相性はとてもいいと思ったし、演じていてピタッとハマる感じがした。監督やスタッフのみなさんも含め、すごくいい空気感でモチベーションを保てたこともあって、明日も一緒にお芝居をするのが楽しみになるような現場でした。作品をみんなで作り上げることや共有し合う素晴らしさに気づけた作品でもあります」役作りのほか作中には、さりげない仕掛けや演出がちりばめてある。「原作にもあるんですが、栄利子は極端にストレスがかかった時に自分の髪を数本まとめて一本にして抜くという癖があります。実は昔、新幹線に乗っている時に、前の座席に座っていた女性が、新大阪から東京までの間中ずっと髪の毛を抜いてるのに気づいて、じっと観察してしまったんですが、まさかこの役で活かせるとは。それから時どきに登場する水槽の中を泳ぎ回るナイルパーチという魚のように、栄利子が住む部屋にも大きな窓ガラスがあり、壁に反射した照明がまるで水槽の中みたい。映像がすごくきれいなところも見どころの一つです。さらに今日の衣装も赤なんですが、各シーンのどこかに必ず赤が入っているんです。それが、赤い目のナイルパーチにちなんで仕掛けられた演出だと聞いた時は、しびれました。決して明るい話ではないし、見ていて苦しくなることもあるかもしれないけれど、普段向き合うことのない自分の心の奥底にある心情に、向き合ってみようと思えるきっかけになればうれしいです」『ナイルパーチの女子会』順風満帆な人生を送っているように見える栄利子には実は女友達が一人もおらず、SNS日記「おひょうのダメ奥さん日記」を毎日楽しみにしている。ある日、日記の作者の翔子と出会った栄利子は、心が通じ合う感覚に喜びを覚えて距離を縮めていくが、その行動は思わぬ方向へ進んでいく。毎週土曜21時~、BSテレ東にて放送中。©「ナイルパーチの女子会」製作委員会2021みずかわ・あさみ1983年7月24日生まれ、大阪府出身。昨年は主演作『滑走路』、『アンダードッグ』『喜劇 愛妻物語』など5本の映画に出演。『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』が2月26日公開。※『anan』2021年2月17日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年02月16日デビューから10年間の歴史が詰まった、[Alexandros]初のベストアルバム『Where’s My History?』は2枚組全33曲に及ぶ。ロックバンドであることを強固な軸としながらも、日本語と英語、そして多様なサウンドが入りまじった音楽性はまさにボーダーレスだ。ロックバンドって反骨精神だと思うんです。「セカンドアルバムまではアマチュア時代のストック曲でまかなえてたんですけど、そこからは、新しいものを絞り出していく時期でした。4枚目からは、ロックやライブハウスに興味のない人にも届くための曲を意識し始めた頃。そういう歴史もわかる選曲になってますね」(川上)「サードから新しいところにいくために、キーボードやギターの本数が増えて、音数が増えましたね。実験的なことが始まったし、幅が広がったと思います」(白井)「その時期は、このままでもいい部分と足りない部分はどこなんだろうって、己から出てくる瞬間的な爆発を求めて、4人でずっと試行錯誤を続けていた日々でしたね」(庄村)「僕らには基本的にはプロデューサーがいないんです。自分たちで判断するしかなかったから、音も混沌とするはずですよね。だからこの10年で何を培ったかといったら自己プロデュース力。衣装も自分たちで選んでますし。それがうちらのスタイルを培いましたよね」(川上)混沌としたベスト盤の中でも、初期からのライブアンセムのひとつでもある「For Freedom」は、[Alexandros]の座右の銘のような曲名と、枠を壊すようなヘビーで振り切れた音が、バンドの宣誓にも聞こえる。「ライブハウスでお客さんが増えなくて、少しでも増やすために路上ライブをやって。目の前を歩いてる老若男女に対して間口の広い曲を作ったこともあったけど、やっぱりライブハウスのことを考えて『For Freedom』ができた。この頃僕は会社員とバンドの二足の草鞋で精神的に苦しかったんですが、その気持ちも込めてこの激しい曲ができて。転機になりましたよね」(磯部)「『俺ら本当に死に物狂いでやらなきゃ終わっちゃうな』って思ったことによって、初めて同じところを見つめられて、一発録りでこの曲ができて。俺にしか作れないこういう曲をメンバーも待ってたと思うし。やっぱり、ロックバンドって反骨精神だと思うんですよね。僕らも曲の作り方やバリエーションは増えていったけど、基本的なマインドはそこ。僕がクラスの端っこにいるような性格っていうのもある(笑)。それがロックだと思ってるんです」(川上)連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』への川上さんの出演も話題になっている。「脚本の北川悦吏子さんから直々にお手紙をいただいて。それで新しい景色が見たいって気持ちが生まれて、出ることを決めたんです」(川上)ベストアルバム『Where’s My History?』は3月17日発売予定。全33曲収録。【初回限定盤(2CD+DVD)】¥4,300【初回限定盤(2CD+Blu‐ray)】¥4,700【通常盤(2CD)】¥3,000(UNIVERSAL MUSIC)アレキサンドロス左から、庄村聡泰(Dr)、磯部寛之(Ba&Cho)、川上洋平(Vo&Gt)、白井眞輝(Gt)。2010年1stアルバム『Where’s My Potato?』発売。’15年ユニバーサルミュージックとグローバル契約を結ぶ。※『anan』2021年2月3日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・小松香里(by anan編集部)
2021年01月31日様々なジャンルのエキスパートをゲストに、最新ニュースやキーワードを読み解く『中居正広のニュースな会』より誕生した絵本『ピンポンパンポンプー』。監修を中居正広さん、キャラクターデザインを劇団ひとりさん、文を古市憲寿さんが担当し、発売するとすぐに「オリコン週間BOOKランキング」で1位を獲得するなど話題に。収録終わりの劇団さんと古市さんを直撃し、その制作の過程や裏話を聞いてみました。目指すは絵本シリーズ化と『のんびりーらんど』!劇団ひとり(以下、劇):自粛期間中に僕が3Dプリンターを買って、遊びで中居さんの会社「のんびりなかい」のロゴやマグカップを勝手に作って番組内で紹介したのが、そもそもの始まりでした。あの時はほかの収録もなくて、仕事は『ニュースな会』1本だったから暇で。ある日マスコットキャラクター“のんちゃん”と“びりーくん”を作ったら、絵本にしようとトントン話が進んだ。ゼロからだったらもっと大変だったと思うけど、キャラがすでにできてたから。つまり僕が創造主です(笑)。古市憲寿(以下、古):最初、何の動物かわからなくて(笑)。カピバラって馴染みある動物じゃないから。劇:“のんびり”な動物ってなんだろう?亀だと遅すぎるイメージだし…っていろいろ考えた中でカピバラが出てきたんです。古:ちなみに、トントン進んだのは僕が頑張ったからじゃないですか?劇:早かったのは最初だけ!(笑)古:確かに…。テーマを“ありがとう”にするのか“仲直り”にするのかで悩みましたね。みんなが家にいなければいけないとか制限されている時で、「ありがとうを言いましょう」ってちょっと押しつけがましい。それよりも、思い合っていたはずなのにいつの間にかすれ違って離れてしまったというような、子供から大人にまで起こり得ることをテーマにしたほうがいいのかなって。ひとりさんも、そもそも物語を書かれる方なので、展開に迷った時に相談できたのはすごくよかったです。劇:そう言うわりに、僕が「こっちがいいんじゃない?」って言ったら「そうですか」って言いつつすぐに覆す。「わかったよ、じゃあそっちで」って言ってもそれも覆す!3~4回はひっくり返してましたよ。古:あははは(笑)。絵本って短いぶん、たった1つの文章で内容がガラッと変わっちゃうから、なかなか決められなくて。しかも小説を書く時はパソコンやスマホで打ち込むところを、絵本となると手描きのラフをスケッチブックに貼り付けてって本当に試行錯誤でした。でも、そうやって本当に絵本になっていく過程や、自分の予想外の絵があがってきた時は面白かったし、普段は一人で書いているから相談しながら作っていくのは楽しかったですね。劇:自粛期間中じゃないとできなかったし、そもそも生まれていない企画だったと思う。古:そうそう。でも、翌週までにこれを作ってこようとか部活みたいで、不思議な熱が生まれて、それが原点になったというか。劇:古市さんのすごいところは、びりーくんのおうちの絵を見て「ママだけ料理をしてパパが何もしないというのはこの時代に合わない」って言えるところ。僕は全然気づかなかったから、なるほどなって思ったの。目の付けどころが違うんだよね。古:こちらこそ相談するといつも即断で答えてくれるから助かりました。それに共演者ではなく、ひとりさんの作り手側のセンスを初めて見て、信頼できる人だと思った。劇:中居さんは最後の「おしまい」のセリフを土壇場で「はい おしまい」に変えたり、タイトルの「ピンポンパンポンプー」もそうなんだけど、説明できないことを考えつくからすごい。古:普通はこのタイトルは思いつかないですよね。劇:僕たちは経験則でロジカルに考えちゃうから、結局当たり障りのない言葉しか出てこないんだけど、根拠もなく「ピンポンパンポンプー」って出てくるって素晴らしい。誰よりも経験値がある人なのに、そこを打破して自分の感覚や感性を優先できるって、じつはすごいことです。古:目標はシリーズ化かな。劇:そしてゆくゆくは『のんびりーらんど』を造ることだね(笑)。『中居正広のニュースな会』 素朴で初歩的な疑問をぶつけながら、1週間の出来事やニュースを視聴者の目線でわかりやすく掘り下げる情報番組。毎週土曜、昼12 時~テレビ朝日系にて放送中。中居正広、劇団ひとり、古市憲寿『ピンポンパンポンプー』どこへ行くのもいつも一緒。大の仲よしののんちゃんとびりーくんが、ケンカを乗り越えて友だちの大切さを教えてくれる心温まる物語。マガジンハウス1500円げきだん・ひとり1977年2月2 日生まれ、千葉県出身。お笑い芸人、俳優、作家、映画監督として活躍。監督・脚本を務める映画『浅草キッド』がNetflixで2021年冬に配信予定。ふるいち・のりとし1985年1月14日生まれ、東京都出身。社会学者、作家。近著に『アスク・ミー・ホワイ』(マガジンハウス)、『絶対に挫折しない日本史』(新潮新書)。※『anan』2020年1月27日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年01月24日明日1月23日(土)より放送スタートする日本テレビ系新土曜ドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」。この度、人気声優・下野紘が、本作の通信指令センターの声で連続ドラマ初出演することが決定した。本作は、婚約者を殺された元捜査一課の敏腕刑事と元犯罪者による最強チームが、連続殺人鬼を追うクライム・サスペンス作品。下野さんは、「進撃の巨人」のコニー・スプリンガー役や「うたの☆プリンスさまっ♪ 」来栖翔役、「ダイヤのA」「ACCA13区監察課」「弱虫ペダル」「鬼滅の刃」など、様々なアニメ作品に出演する人気声優。連続ドラマでの声の出演は初めてとなる今回。下野さんは「貴重な経験です」「僕でいいのかな?っていう思いもすごくありましたし、どんな形での出演なのかちゃんと聞いていなかったので『まさかドラマの最中に生で(台詞を)言うのかな?』とかドキドキしながら臨みました(笑)。通信指令センターの声ということで、普段言い慣れない警察用語が沢山あって…緊張しましたね。すごく緊張しました」と感想を明かす。また「アニメ(の演技)だとテンションを上げたりして…感情を込めることができるんですけど、実際のドラマで警察官の方が感情を込めて言葉を発することってあまりないじゃないですか。だからそこを意識すると……ますます緊張するというか(笑)」と普段とは違う苦労もあった様子。「(セリフの内容を)明瞭にはっきりと伝えないといけないし…気持ちを入れすぎてはいけないし、テンションを上げすぎてもいけないし…どうしよう!と思ってやっぱり緊張はしましたね(笑)。でも、楽しかったです!」と笑顔で語った。そして視聴者へ向けて、「作品のシリアスな展開を損なわないような形で、通信指令センターの声だったり、他にも色々な声で出演させていただいておりますので、皆様よろしければ是非見ていただければ嬉しいなと思います」とシークレット出演も明かした。第1話のみならず、各話で声の出演が予定されている。「レッドアイズ 監視捜査班」は1月23日より毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年01月22日映画『モンスターハンター』(3月26日公開)でハリウッドデビューを飾る女優・山崎紘菜の場面写真が18日、公開された。2004年に第1作が発売された日本発の大ヒットゲームシリーズ「モンスターハンター」をハリウッドで実写化。監督はポール・W・S・アンダーソン、主演はミラ・ジョヴォヴィッチと、映画『バイオハザード』シリーズに続く最強タッグが再び実現した。このたび公開されたのは、唯一の日本人キャストとして本作に参戦した山崎紘菜演じる受付嬢の場面写真。「モンスターハンター」シリーズでは毎作登場する定番キャラクターとして知られる受付嬢は、よき相棒としてプレイヤーのサポートをしてくれる重要な存在。本作でもアルテミスやハンターとともに行動し、強大なモンスターとの戦いを手助けする。山崎はシリーズ最新作『モンスターハンター:ワールド』に登場する受付嬢のコスチュームをモデルにした衣装に身を包んでおり、本予告編でその姿が初披露された際には、再現度の高さにゲームファンからも絶賛の声が上がった。初対面の時の山崎の印象を「ゲームの世界から抜け出してきたようだった」と振り返るアンダーソン監督は、オーディションの場で「撮影で会おう」とラブコールを送り、山崎の起用を即決。念願のハリウッド映画への出演を果たすことになった山崎は「監督がゲームの中から飛び出してきたようなキャラクターを求めていたので、受付嬢が登場するゲームのシーンを繰り返し見ながら彼女のチャーミングさや、個性的な動きを研究しました」とゲームさながらの受付嬢を演じるべく、実際にゲームをプレイしながら役作りをしていたことを明かしている。SNSでも話題になった再現度の高さについては「『あなたの衣装は特別だから』と言われたくらい、衣装スタッフさんが愛情を込めて細かいところまで再現してくれた衣装なのでぜひ注目してほしいです」とモンハン愛あふれる制作陣のこだわりを語り、「受付嬢はシリーズ初期から常に登場している『モンスターハンター』には欠かせない存在で、ファンの方々にとって思い入れのあるキャラクターだと思うので、その理想に近づけられていたら嬉しく思います」と同役とゲームファンへの思いを語っている。映画館の幕間映像のナビゲーターとしても映画ファンにはお馴染みの山崎は、本作のほかにもヒロインを務めた『ブレイブ 群青戦記』(3月12日公開)の公開も控えるなど、今年、さらなる飛躍が期待されている女優の一人。そんな今年の抱負について山崎は「まずは『モンスターハンター』を多くの方に楽しんでいただけることが一番の抱負です。あとは私も『モンスターハンターワールド:アイスボーン』をプレイしていて、氷の世界を訪れる時の受付嬢の衣装も可愛いので、いつか続編が実現した時にはまた参加させてもらえるようになりたいと思います」と本作への思いを語るとともに、続編出演への意欲を見せながらさらなる活躍を誓った。(c) Constantin Film Verleih GmbH
2021年01月18日3月26日(金)に公開となる映画『モンスターハンター』に唯一の日本人キャストとして出演する山崎紘菜のコメントと、山崎演じる受付嬢の場面写真が到着した。2004年に第1作を発売して以降、16年を経た今なお確実にファンを増やし続ける、シリーズ累計販売本数6,500万本(2020年9月30日現在)の大ヒットゲームシリーズ『モンスターハンター』。“モンハン”という愛称で親しまれる同ゲームは、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かう「ハンティングアクション」という新たなゲームジャンルを確立し、他のプレイヤーと協力して強大なモンスターに挑むゲーム性から「一狩りいこうぜ」を合言葉にモンハンブームを巻き起こした。そんな日本発の大ヒットゲームシリーズをハリウッドで待望の実写映画化。監督に『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン、主演にミラ・ジョヴォヴィッチという最強タッグを再び実現させ、さらにトニー・ジャー、ロン・パールマンといった錚々たる面々が名を連ねる。そして、日本からは、唯一山崎が参戦。彼女はモンハンの定番キャラで、よき相棒としてプレイヤーのサポートをしてくれる重要な存在となっている受付嬢を演じる。本作でもアルテミスやハンターと共にに行動し、強大なモンスターとの戦いを手助け。山崎はシリーズ最新作『モンスターハンター:ワールド』に登場する受付嬢のコスチュームをモデルにした衣装に身を包んでおり、本予告編でその姿が初披露された際には、再現度の高さにゲームファンからも絶賛の声が上がっていた。山崎と初対面した時の印象を「ゲームの世界から抜け出してきたようだった」と振り返るアンダーソン監督は、オーディションの場で「撮影で会おう」とラブコールを送り、山崎の起用を即決。念願のハリウッド映画への出演を果たすことになった山崎は「監督がゲームの中から飛び出してきたようなキャラクターを求めていたので、受付嬢が登場するゲームのシーンを繰り返し見ながら彼女のチャーミングさや、個性的な動きを研究しました」とゲームさながらの受付嬢を演じるべく、実際にゲームをプレイしながら役作りをしていたことを明かしている。SNSでも話題になった再現度の高さについては「『あなたの衣装は特別だから』と言われたくらい、衣装スタッフさんが愛情を込めて細かいところまで再現してくれた衣装なのでぜひ注目してほしいです」とモンハン愛あふれる制作陣のこだわりを語り、「受付嬢はシリーズ初期から常に登場している「モンスターハンター」には欠かせない存在で、ファンの方々にとって思い入れのあるキャラクターだと思うので、その理想に近づけられていたら嬉しく思います」と意気込みを語った。また、映画ファンには映画館の幕間映像のナビゲーターとしてもお馴染みの山崎は、本作の他にもヒロインを務めた『ブレイブ 群青戦記の公開も控えるなど、今後さらなる飛躍が期待されている女優の一人だ。そんな今年の抱負について山崎は「まずは『モンスターハンター』を多くの方に楽しんでいただけることが一番の抱負です。あとは私も『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(『モンスターハンター:ワールド』の超大型拡張コンテンツ。新たに氷の世界が登場する)をプレイしていて、氷の世界を訪れる時の受付嬢の衣装も可愛いので、いつか続編が実現した時にはまた参加させてもらえるようになりたいと思います」と、続編出演への意欲も。世界中から豪華なキャスト・スタッフが集結した超大作で、ハリウッド進出を果たした山崎の熱演に注目してほしい。『モンスターハンター』3月26日(金)より公開
2021年01月18日石崎ひゅーい。なんと本名。でも彼の作る、懐かしいような切ないような、それでいて熱くて優しい楽曲と歌声は、“ひゅーい”という不思議な響きにぴったりとハマる。――新曲「Flowers」は、負け犬たちを描いたボクシング映画『アンダードッグ』の主題歌です。映画にインスパイアを?えっと…ふたつあって、ひとつは映画です。闘いの映画なんですけど、観て僕が思ったのは、闘いって大切なのは勝つことじゃなくて、何度でも立ち上がることなんじゃないかってことで。そこに焦点を当てようと思ったんです。もうひとつは、ステイホーム期間中のことで…。普段、僕は街とか人とかからヒントを得て曲を書くことが多いんですけど、あの期間、家とスーパーの往復だけの生活でほとんどヒントがなくて、あまりいいものが書けなくて、ある意味僕も、映画の登場人物みたいに切羽詰まってる状態になっていたんですよね。そんなときに、スーパーに行く道の途中のコンクリートの割れ目から咲いている花を発見して、これだって思って、そのふたつに焦点を当てた感じです。――他の楽曲を聴いていても、華やかなものよりも、名もない花に惹かれる人なんだなと感じます。そうかもしれません。菅田将暉くんに「虹」っていう曲を書いたんですが、それも街にかかる大きな虹ではなく、ベランダで足元にできるような小さな虹のことで。生活感があるもののほうが好きだし、目がいっちゃう。そういう癖なんでしょうね。――性質的に。それは、僕が茨城県民だからじゃないかと思うんです。茨城って、この間8年ぶりに(都道府県魅力度ランキング)最下位からようやく抜け出したくらいですからね。たぶん県民性として、キラキラしているより、泥くさいとか“いなたい”みたいな表現が好きな人が多い気がするんです。僕の周りの人たちもそうだし。ちょっと関係してるかなって。――そんな人が、キラキラの代表のような菅田将暉さんと仲がいいというのも面白いですね。菅田くんもキラキラしているけれど泥だらけなんです。普段一緒にいるとわかるんですけど、何事に対しても、砂場で泥だらけになって遊ぶような純粋さがある。へんに悟った人よりも、そっちのほうが好きだし信用できるんです。人に書く曲と自分で歌う曲、使う脳が違う感じです。――普段はどんな生活を送っているのか気になっているんですが。結構同じところにしかいないんです。自粛前から飲みに行くのも同じ店だし、服とかも同じ服ばっかりだし。結構出無精というか…。――でも、同じ場所にいるとなると、どこで人と出会うんですか?そうなんですよ。だから現場が多いです。人に対してだけはすごく貪欲で、面白いなと思った人とか、好きだなって思った人には結構自分からアプローチするんです。――興味を惹かれる、その引っかかりってどんなところですか?話し方ですかね。あと顔。具体的に言うと、ちょっといなたい人っていうか陰がある人、ぽつりとしゃべるような…そういう人に話しかけちゃいます。そうすると、大体好きなものが一緒だったり、表現者の場合は表現に対するスタンスが似ていたり。どちらかというと、人間くさい人が多いです。――そうやって仲良くなった方で、一番意外だった方って?岡田将生くんです。『そらのレストラン』という映画で一緒だったんですけど、すごく似てるんです。考え方とかが。将生くんも、中身は繊細だし泥くさくて、そういうところに惹かれます。――菅田さんとは?僕の「花瓶の花」という曲を菅田くんが好きだって言ってくれていて、それを教えてくれた共通の知り合いに、菅田くんの舞台に誘われたのが最初なんです。その後、雑誌で対談させてもらったり、レコード会社が一緒になったりもして、「今度ちゃんと話さない?」ってことになって。相手が菅田くんだからって、食べログで調べた赤坂の高そうなお蕎麦屋さんを結構無理して予約して…。そこでなんかすごい意気投合したんですよね。音楽も結構一緒のところが好きだったりして、じゃあ一緒に曲作ろうよってなって、そこから世の中に出せないようなしょーもないものを一生懸命作って遊ぶ日々が始まって。そのなかでドラマの主題歌のお話をいただいて、腰を据えてやるかって書いたのが「さよならエレジー」でした。――人への提供曲と自分が歌う曲で、書くときの差はありますか?全然違いますね。たとえば菅田くんの曲なら、菅田くんのことを毎日考えて、菅田くんに合う歌詞とか構成、メロディで書く。自分で歌う曲と使う脳が違うって感じ。そういった意味では、ソングライターとしての能力がついてきた気がするし、単純に、自分じゃないものが生まれる面白さも感じています。きっと最終的にはそれが自分に戻ってくると思うので、楽しんでやらせてもらってますね。――それって、自分と違う人間を演じるのと近い感覚?ちょっと似てるかもしれないです。演技をやった後って、曲がめっちゃできるんですよ。自分の視点じゃなく、擬似的にですけれどその役の視点とか考えが入ってきて、景色とかが普段とちょっと違って見えるんだと思います。――基本的に無から有を作り出すクリエイターは、どこかエゴイスティックな部分がないと、と思うんです。でも石崎さんには、そういうエゴを感じないんですよね。それ、よく言われるんですよね。僕はそこまで自分が強いタイプではないんだと思います。曲って完成までに、レコーディングしたり、いろんな作業があるんですが、そこは力まずに、周りの意見も取り入れて、チームでいいものを作る。ただ、最終的に“歌う”っていう部分に関してだけは、申し訳ないけれどって。すべてを振り払ってエゴというか自分の世界に没頭する。そのときは“無”で、何も考えてない状態。そういうスイッチが入るといい歌が歌えるんです。いしざき・ひゅーい1984年3月7日生まれ、茨城県出身。2012年『第三惑星交響曲』でメジャーデビューを果たし、『夜間飛行』『花瓶の花』など話題作を次々発表。’18年には菅田将暉に楽曲提供した『さよならエレジー』がヒット。近年は映画『そらのレストラン』など、俳優としても活躍。12/25に単独弾き語りLIVEの開催も控える。ユーズドのブルゾン¥49,800(ONtheCORNER TEL:045・211・4565)ビンテージのTシャツ¥4,900(Side Car Charlie TEL:03・6427・4879)シューズ¥17,000(CONVERSE ADDICT/コンバースインフォメーションセンター TEL:0120・819・217)パンツは本人私物新曲「Flowers」は、現在デジタル配信中。映画『百円の恋』などを手掛けた武正晴監督による映画『アンダードッグ』(11/27全国公開)の主題歌で、くすぶった日々を送りながらも心の奥に戦いの炎を燃やし生きる、負け犬たちの心の叫びが綴られた楽曲に。また、発売中の、楽曲提供した菅田将暉の新曲「虹」は、公開中の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌。※『anan』2020年12月2日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・入山浩章ヘア&メイク・くどう あきインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年12月01日高い表現力とエモーショナルな歌声という歌い手としての唯一無二の魅力に加え、近年は菅田将暉さんが歌う「さよならエレジー」など、作り手としても注目を集める。石崎ひゅーいとは、いったい何者か――?いま興味があるのは農業。ズッキーニを作りたい。――ひゅーいって変わった名前じゃないですか。この名前がついたことで“ひゅーい的人生”を歩んでいると感じることってありますか?たとえば、ちょっと変わった人生送らなきゃ、みたいな。ひゅーいって名前をつけてくれたからこそ、こういう人生を歩めてきたんだっていう感謝もありますし、ひゅーいっていう名前だからこそ、自分を…へんな話、ブランディングしていこうっていう考えと両方ありますね。もしかしたら、歌とかやってなかったかもしれません。馬鹿にする人もいましたけど、あんま気になんなかったし、名前をやだなって思ったこともないかな。音楽の畑に来て、単純に覚えやすいのはラッキーなことだし、ありがたいっていう気持ちのほうが強いです。むしろ、石崎のほうが好きじゃなくて(笑)。――どうしてですか?ひゅーいに石崎ってあまり合わない気がして。あと、『キャプテン翼』って漫画に石崎くんってキャラが出てくるんです。いがぐり坊主の。そのイメージが強くて…。――確かに、二枚目揃いのキャラのなかで、三枚目ですもんね。…そうなんです。――石崎さんって、音楽がないとダメなタイプに見えますが?よくそう言われるんですけど、そんなことはないんですよ。ただ、歌うのは昔から好きでした。合唱コンクールとかで率先して歌うタイプで指揮者の女の子に褒められたりして。サッカー部だったんですけど、試合前にテンション上げるために円陣を組んで僕が歌ったりしてました。歌って喜ばれるのは嬉しかったし、そういう瞬間に、どうやら俺、歌上手いって思われてるって感じたりもして。――自分には音楽しかない、みたいな感じではないんですね。全然全然。――では今、やっぱり自分には音楽だったんだ、って感じる瞬間みたいなものはありますか。それはいっぱいあります。ライブが終わった後とか。この間も、配信ライブの収録で8か月ぶりにバンドで歌ったんですけれど、やっぱここに立ってないとダメなんだって思いました。あと、自分で作った曲が愛おしいみたいな思いがあるんですよね。ほんとに自分の子供みたいなもので、だからそれを世の中の多くの人に聴いてほしいし、そのために自分は何ができるかってことはよく考えます。たくさん聴いてもらうことが一番曲のためだと思うんで。――では、いま一番興味のあることってなんですか?今は無理ですけれど、海外に行きたいんですよね。日本は、ツアーで結構回らせてもらっているんで。何か月か滞在して曲を作って帰ってきたいなと。あと…農業?――えっ、農業!?知り合いに農業をやりながら曲を作ってる人がいて。大根作ってる畑の隣で、パソコン置いて配信して…って面白いなって。――どんな野菜を作ります?ズッキーニ…あとヤングコーン。西洋系の野菜です。そこに田舎者が出ちゃってるんでしょうね。ベランダで家庭菜園もいいなって思ってたんですけど、調べたら結構虫が来るっていうんでやめました。――そこは都会っ子なんですね。ふふふ(笑)。いしざき・ひゅーい1984年3月7日生まれ、茨城県出身。2012年『第三惑星交響曲』でメジャーデビューを果たし、『夜間飛行』『花瓶の花』など話題作を次々発表。’18年には菅田将暉に楽曲提供した『さよならエレジー』がヒット。近年は映画『そらのレストラン』など、俳優としても活躍。12/25に単独弾き語りLIVEの開催も控える。ユーズドのブルゾン¥49,800(ONtheCORNER TEL:045・211・4565)ビンテージのTシャツ¥4,900(Side Car Charlie TEL:03・6427・4879)シューズ¥17,000(CONVERSE ADDICT/コンバースインフォメーションセンター TEL:0120・819・217)パンツは本人私物新曲「Flowers」は、現在デジタル配信中。映画『百円の恋』などを手掛けた武正晴監督による映画『アンダードッグ』(11/27全国公開)の主題歌で、くすぶった日々を送りながらも心の奥に戦いの炎を燃やし生きる、負け犬たちの心の叫びが綴られた楽曲に。また、発売中の、楽曲提供した菅田将暉の新曲「虹」は、公開中の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌。※『anan』2020年12月2日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・入山浩章ヘア&メイク・くどう あきインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年11月25日思いきり食べて元気をチャージするなら絶対お肉。一人夢中で食べたい焼き肉弁当からパーティで主役を張れるチキンバケツまで。幅広い場面で楽しめる味も量もインパクト大! の4品です。乃木坂46の松村沙友理さんが食しました!満足感はお墨付き。がっつりお肉。パーティの主役になれるハワイ発チキンセット。THE PIG & THE LADY「アンドリューのLFCバケツ」ハワイ発ベトナミーズのクリスマスセット。辛すっぱソースで食べる手羽揚げと、バターミルクに浸けた骨なしチキンの2種入り。セットのバンズでバターミルクチキンを挟めばサンドにも。15個¥6,500(税込み)東京都渋谷区恵比寿南1‐4‐15‐2FTEL:050・1743・165011:30~15:00、17:00~23:00(土・日・祝日は通し)無休かわいいサイズ感の本格ローストチキン。レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェ「ローストチキン じゃがいも」パリと東京で活躍するドミニク・ブシェ氏によるビストロ。柑橘の果汁などでマリネした若鶏の中に香草を入れ、皮はパリッと、身はジューシーに焼き上げて。1~2人前サイズ。¥4,500(税込み・パン付き)東京都中央区銀座5‐1‐8‐B1TEL:03・6264・656611:30~14:00LO、18:00~22:00LO不定休2日前までに要予約。赤身ビーフの旨味を重ねた究極の贅沢サンド。The Burn「特製ステーキサンド」炭火焼きステーキを幾重にも重ねたボリュームサンド。牛赤身のエキスが炒め玉ねぎの甘さとともに口に広がる。まろやかな「かめびし醤油」も肉の旨味を引き立てて。¥4,200(税込み)東京都港区北青山1‐2‐3青山ビルヂングB1TEL:03・6812・9390受け取り時間12:00~15:00、17:30~19:00日・祝日休前日までに要予約。とろけるように柔らかな和牛をひとりじめ。SATOブリアン「特選弁当」予約の取れない和牛専門店の味を期間限定のお弁当で。特選弁当はヒレの中心にある希少部位、シャトーブリアンを含めた190g以上の和牛肉をこれでもかと盛り込んだ一品。ふわっふわの食感に牛肉のイメージが変わる。¥5,400(税込み)東京都杉並区阿佐谷南3‐44‐2‐1FTEL:03・6915・1638受け取り時間12:00~16:00不定休まつむら・さゆり1992年8月27日生まれ、大阪府出身。1期生。乃木坂46のもぐもぐ担当。好きな食べ物は肉と魚とお米と天かす。愛称さゆりんご。レースアップフーディー¥35,000(G.V.G.V./THE DIVERSE TEL:048・871・6402)※『anan』2020年11月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・宮田桃子ヘア&メイク・pakuchan(ThreePEACE)取材、文・大澤千穂撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2020年11月08日本格海鮮丼の具にハンバーグ、さらには柿の種まで!発想も味も新しい、瓶詰ニューウェーブが集結。ご飯にのせるのはもちろん、いつもの料理にかけて“味変”を楽しめるものも多数。乃木坂46の松村沙友理さんもお気に入り!個性豊かな味揃い。最新瓶詰。かけるだけで海鮮丼!宮古の海の幸を一瓶に。宮古観光文化交流協会「瓶ドン」岩手県宮古市の飲食店で親しまれるご当地丼に通販バージョンが登場。小瓶に詰まった三陸・宮古の海の幸を、ご飯にかければ海鮮丼のできあがり。3食セット(イカ・タコ・ウニ)¥4,800(税、送料込み)。公式WEBストアにて購入可。宮古観光文化交流協会TEL:0193・62・3534ありそうでなかった!?海苔×バターの名コンビ。久世福商店「海苔バター」みんな大好き、海苔の佃煮の進化系ともいえる存在がこちら。磯の香りとバターのふくよかな香りが溶け合う新鮮なおいしさは海苔の佃煮好きの松村さんも絶賛の味。ご飯はもちろん、パンやパスタにも合う。¥429。久世福商店店舗、公式WEBストアにて購入可。久世福商店TEL:0120・537・002圧倒的なハンバーグ感に驚き&やみつき!月星食品「日本橋たいめいけん ご飯のおとも デミグラスハンバーグ」洋食の老舗『日本橋たいめいけん』のデミグラスハンバーグが瓶になって登場!?牛肉や玉ねぎ、香味野菜が生み出すリッチなデミグラスの香りと確かな肉の食感に驚き。これはもう、かけるハンバーグ。¥480(税込み)。月星ソース公式WEBストアにて購入可。Twitter@tb_saucelabo新潟の定番おつまみ柿の種がご飯のおともに。阿部幸製菓「柿の種のオイル漬け 激辛にんにくラー油」新潟名物「柿の種」を激辛にんにくラー油に漬けた新潟の新名物。さや唐辛子と粉末唐辛子「超鬼殺し」のW使いで、刺激たっぷり。ご飯にはもちろん、サラダやチャーハンに混ぜるなど、食べる調味料としても幅広く使えそう。¥900。県外からは公式WEBストアから購入可。阿部幸製菓TEL:0120・82・1230サステナブルな視点で生まれたごちそうオイル。kokiliko(コキリコ)「+Oil(たすオイル)」ケータリングで活躍するフードチームが作るオイル。神奈川の走水海苔を煮込んだ「海苔実山椒」、エスニックな「エビパクチー」、広島産自然栽培レモンの「瀬戸内レモンサルサ」の3種セット。市場に出ない食材を積極的に使い、フードロスにも貢献する。3本組¥2,850(税込み)。公式WEBストアにて購入可。まつむら・さゆり1992年8月27日生まれ、大阪府出身。1期生。乃木坂46のもぐもぐ担当。好きな食べ物は肉と魚とお米と天かす。愛称さゆりんご。ビッグベスト¥9,800(ビームス ボーイ)スタンドカラーロングスリーブワンピース¥15,800(レイ ビームス) 共にビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415※『anan』2020年11月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・宮田桃子ヘア&メイク・pakuchan(ThreePEACE)取材、文・大澤千穂撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2020年11月08日名店や噂の行列店にもお持ち帰りアイテムが続々。自分にご褒美気分の時、ホームパーティしたい時。「ここぞ」の場面で気分を盛り上げてくれる一流シェフ渾身のメニューをさあ、召し上がれ。乃木坂46の松村沙友理さんも「憧れの味に気分もアガる!」と興奮!?ちょっとご褒美に。憧れテイクアウト。Wのダシで炊き上げたおこげ自慢のパエージャ。プランチャスリオラ「魚介のパエージャ」星付きスパニッシュ『スリオラ』の姉妹店が作る直火炊きパエリア。おこげの香ばしさと魚介と肉の合わせスープを吸った濃厚な味わい。2人前¥4,070(税込み)東京都港区虎ノ門1‐17‐1虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー3FTEL:03・6550・960711:00~14:00、17:00~22:30無休前日までに要予約。フレーバーにルックスに心弾むフォアグラサンド。L’AS(ラス)「フォアグラクリスピーサンド」斬新な発想でゲストを驚かせる兼子大輔シェフの代表作。フォアグラパテを軽い薄焼き生地で挟み、ワンハンドで楽しめる。キャラメルやマンゴー他、フレーバーも遊び心満点。4個入り¥3,900東京都港区南青山4‐16‐3‐1FTEL:080・3310・4058受け取り時間11:00~22:00無休WEBから購入可。予約困難な専門店の本マグロづくし。マグロマート「まぐろちらし」予約が取れないマグロ酒場がテイクアウトを開始。まぐろちらしは、脳天、中トロ、赤身、ヅケ赤身の4種をたっぷりと酢飯にのせた1番人気。良心的な価格で新鮮な本マグロを堪能できるとあって、お客が引きも切らない。2人前¥1,800(税込み)東京都中野区中野5‐50‐3TEL:03・5942・8527受け取り時間11:30~20:00無休真っ赤な小箱もシックな名店の贅沢ミニコース。ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション「ラ デギュスタシオン グルマン」名物「オマール海老のジュレ なめらかなカリフラワーのクレームで」ほか3品とパンのセット。見た目、味、カトラリーなど細部にも美意識が。内容は12月より変更。¥3,900東京都港区六本木6‐10‐1六本木ヒルズ ヒルサイド2FTEL:03・5772・7500受付11:00~21:00(引き渡し11:30~)無休2日前までに要予約。香港発、行列点心専門店の人気メニューを満喫!ティム・ホー・ワン 日比谷店「添好運 シグニチャーセット」香港ミシュラン星付き点心店がテイクアウト可能に。初めてなら人気作を集めたこちら。チャーシューをサクサク生地で包んだ「ベイクド チャーシュー バオ」など本場点心師による6品が揃う。¥4,104(税込み)東京都千代田区有楽町1‐2‐2日比谷シャンテ 別館1F10:00~21:00LO(変更あり)無休注文は店頭で。まつむら・さゆり1992年8月27日生まれ、大阪府出身。1期生。乃木坂46のもぐもぐ担当。好きな食べ物は肉と魚とお米と天かす。愛称さゆりんご。スウェルビスチェドレス¥33,000(muller of yoshiokubo/THE DIVERSE TEL:048・871・6402)※『anan』2020年11月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・宮田桃子ヘア&メイク・pakuchan(ThreePEACE)取材、文・大澤千穂撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2020年11月08日サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族を描いた西加奈子さんの同名小説を実写映画化した『さくら』。物語は長谷川家の次男・薫(北村匠海)の視点で進み、事故をきっかけに亡くなる長男・一(ハジメ/吉沢亮)、末っ子の妹・美貴(小松菜奈)の複雑な感情が絡み合い、それぞれのキャラクターによって愛情とは何か、家族とは何か、再生とは何かが伝えられる。北村:薫は思っていることを言葉や表情に出さない無個性な男の子に見えますが、満水のダムのようにいつ感情が溢れてもおかしくない危うさを秘めています。実際に物語の終盤で爆発するシーンがあるので、そこに自然に向かっていくために、考え抜いて演じたというよりは、現場でのキャッチボールを大事にしました。そこに関しては菜奈ちゃんと亮くんに絶大な信頼を置いていたので。小松:美貴はみんなが悲しい時に笑っていたり、喜んでいたり、普通の人と真逆の感情を抱いているような女の子。下半身が不自由になった一が腕で階段をよじ登るシーンでも、美貴は喜んでいないといけないのに、私自身は見ていて苦しくなるくらいウルウルきてしまって。そんな自分の感情と美貴の感情に差があるところが演じていて難しかったです。北村:映画『ディストラクション・ベイビーズ』で初共演した時は僕が17歳で菜奈ちゃんが19歳だったから、すごく大人びて見えて…、今回僕が兄役なのが不思議で。小松:でも匠海くんがお兄ちゃん役って聞いた時はすごく安心しました。北村:僕も。任せて大丈夫だなって。小松:初共演の時から、なんか初めての感じがしなかったよね?私、すごい人見知りなんだけど…。北村:そう、僕もめっちゃ人見知りなんだけど、自然と喋ってた。小松:今回に至っては吉沢さんもそうだから、人見知り3人組で(笑)。北村:なのに、すっごい自然だった。小松:何も頑張らない感じが似てたのかも。誰も無理して喋ろうとしなかったし。だから沈黙もあったけど、全然それもいやじゃなくて。北村:本当にしょーもないことで笑い合えるきょうだいだったんですよ。菜奈ちゃんが「おつカレーライス」って言いだして、みんなで爆笑したり。居心地よかったよね?菜奈ちゃんがそこまで親父ギャグを言うとは初共演の時は思ってなかったけど(笑)。今回初めて知った一面だった。小松:匠海くん料理できるよね?北村:めっちゃできるぜ!(笑)小松:それは今回私が初めて知った匠海くんの一面。一緒に餃子を作るシーンで、「嘘でしょ!?」って思うくらい包むのが上手でびっくりして。北村:普段から自分で50個包んで食べたりしてるからね。小松:私たち3人の空気感は似てたけど、サクラの態度だけは違わなかった?誰が自分より上か下かってことが分かっちゃったのかも(笑)。北村:我々は下すぎてね。小松:吉沢さんにベタベタだったし、父親役の永瀬(正敏)さんにはそんな顔する!?ってくらいメロメロで。北村:なのに僕らにはツンツン。遊んでやってもいいよって感じ(笑)。小松:そうそう。逆に私たちのほうが遊ばれてたよね(笑)。『さくら』一(吉沢)の死をきっかけに、父(永瀬)は音信不通になり、薫(北村)は地元を離れて東京の大学へ進学。家族の繋がりが壊れかけていたある日、父から「年末、家に帰ります」という手紙が届いて…。11月13日公開。©西加奈子/小学館©2020「さくら」製作委員会きたむら・たくみ1997年11月3日生まれ、東京都出身。俳優、ダンスロックバンド「DISH//」リーダー。映画『アンダードッグ』は11月27日、『砕け散るところを見せてあげる』『東京リベンジャーズ』は来年公開予定。ブルゾン¥85,000(アクネ ストゥディオス/アクネ ストゥディオス アオヤマ TEL:03・6418・9923)こまつ・なな1996年2月16日生まれ、東京都出身。女優。主演映画『糸』が公開中のほか、待機作に『恋する寄生虫』がある。昨年公開された映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』のBlu-ray&DVDも好評発売中。ニットベスト参考商品中に着たシャツ¥47,900スカート¥97,000(以上クレージュ/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901)※『anan』2020年11月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・鴇田晋哉(北村さん)遠藤彩香(小松さん)ヘア&メイク・佐鳥麻子(北村さん)秋鹿裕子(W/小松さん)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年11月04日2020年10月28日、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で、お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんと、エッセイストの内田也哉子さんが対談。その内容が反響を呼んでいます。内田也哉子「夫婦ケンカは隠さない」内田さんは俳優・樹木希林さんと、ロックシンガー・内田裕也さんのひとり娘。夫は俳優の本木雅弘さんで、夫婦の間には2男1女の3人の子供がいます。インタビューで家族や子育てについて語った内田さん。夫の本木さんについては「私よりもはるかに気が利く小姑です」と語っていました。私よりもはるかに本木のほうが気が付くし、お母さんのようなきめ細やかさがある。旦那さんというよりも、小姑。お姉さんがいるという感じがしてします。スッキリーより引用普段、本木さんと衝突することがあるかと尋ねられると「しょっちゅうですね」と回答。夫婦がもめていると、長男が「2人とも悪くないから!」と止めに来ることもあるそうです。しかし、子供の前で夫婦のケンカを隠すようなことはしていないといいます。その理由について内田さんは次のように話していました。子供たちの前ではぴしっとしてて、急に影でっていうのではなくて、常にそれはもうもれてしまっているだけなんですけど、そこの中からもう学んでもらうしかない。こうやって、他人の2人は一生懸命すり合わせながら、家庭を築いていくんだなと。スッキリーより引用「夫婦ゲンカを子供に見せてはいけない」とよくいわれますが、時に意見がぶつかったとしても、それを乗り越えようと試行錯誤する夫婦の姿を見て、子供たちも感じるものがあるのかもしれません。また、子育てでは、子供それぞれの個性を尊重するようにしているといいます。若い時の子育てからいろんな試行錯誤の末、今はやっぱり一人ひとりの『持って生まれたたち』っていうのはあるから、それを見極めて、親のやらせたい方向に閉じ込めるのでなく。世の中に迷惑をかけないというのは大前提ですけど。裕也みたいになったら困っちゃう。スッキリーより引用「結局、自分を育ててるということに返ってくる。この世を去る時に1ミリだけ大人になれたのかなって思う瞬間が来たらいいな」と考えを語っていました。ネット上では、インタビューを見た人からさまざまなコメントが寄せられています。・グッときた。『子育てが、自分育て』という言葉、すごく納得です。・内田也哉子さん、言葉選びがとても素敵。話し方とかすごく好きだ。・親の立場を経験してないけど、「1ミリだけでも成長したかな」と思える生き方をしたいと思いました。・夫婦ケンカは子供に見せちゃだめっていうけど、そういう親の姿から学ぶものもあるよね。2018年に亡くなった母・樹木さんの人柄について「母はどんな状況でも、おかしみを拾う人だった」と表現していた内田さん。物事の『面白い側面』を見て、前向きにとらえる樹木さん流のスピリットが、母から子へ脈々と受け継がれているのでしょう。夫婦関係や子育てにまつわる内田さんの考え方は、多くの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2020年10月28日女優として数々のドラマや映画で活躍している内田有紀(うちだ・ゆき)さん。その美しいビジュアルや抜群の演技力で男女問わず、多くの人から支持されています。そんな内田有紀さんが、俳優の吉岡秀隆(よしおか・ひでたか)さんと結婚していたことや、結婚式を富良野で行なったこと、子供についてなど、さまざまな情報をご紹介します!内田有紀の結婚相手は吉岡秀隆内田有紀さんは2002年に俳優の吉岡秀隆さんと結婚。そのきっかけはドラマ『北の国から 2002遺言』(フジテレビ系)での共演でした。同作で吉岡秀隆さん演じる黒板純と、結婚を意識した間柄になる訳ありの女性・高村結役を演じた内田有紀さん。撮影を重ねていくうちに、互いの間に本物の恋心が芽生えたようですね。同年12月には富良野プリンスホテルで挙式・披露宴が行われ、多くの人が2人の門出を祝いました。内田有紀・吉岡秀隆2002年12月しかし、2005年に内田有紀さんと吉岡秀隆さんは離婚。約3年続いた夫婦生活に幕を下ろしています。吉岡秀隆ってどんな人?吉岡秀隆さんは幼少期の頃から劇団に入団し、子役として映画『男はつらいよ』シリーズなどに出演していました。1981年の小学生の時に、連続ドラマ『北の国から』(フジテレビ系)に出演。主演の田中邦衛(たなか・くにえ)さんの息子・黒板純役を演じ、天才子役として名を馳せました。同作をきっかけに、世間からさらに注目を集める存在となった吉岡秀隆さん。2003年よりシリーズ化された主演ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)や、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、ドラマ『若者たち2014』(フジテレビ系)といった多くの話題作に出演しています。近年は、ドラマ『八つ墓村』(NHK)をはじめ、山田洋次(やまだ・ようじ)監督の映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』、『Fukushima 50』、朝の連続テレビ小説『エール』(NHK)などに出演。朝ドラ『エール』では、窪田正孝(くぼた・まさたか)さん演じる主人公・古山裕一が戦後の代表曲『長崎の鐘』を生み出すきっかけとなる、医師・永田武を好演しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 映画「 #長崎の鐘 」の原作者・永田武に会うため、長崎へ。 #朝ドラエール #窪田正孝 #吉岡秀隆 #中村ゆり 連続テレビ小説「エール」 (@nhk_yell)がシェアした投稿 - 2020年10月月21日午後4時16分PDT内田有紀の結婚歴は?再婚の可能性を探る!内田有紀さんは吉岡秀隆さんとの離婚後、2020年10月現在まで独身です。しかし、2010年に俳優の柏原崇(かしわばら・たかし)さんとの熱愛が報じられて大きな話題になりました。もともと同級生のような関係だった2人は1995年にCMで共演したことをきっかけに仲を深め、2009年に友人を介して再会。そこから交際をスタートさせたといわれています。熱愛が報じられた時期には、腰を痛めて杖をつきながら歩く柏原崇さんに内田有紀さんが寄り添う姿が目撃。双方の事務所は「大人なので本人たちに任せる」とコメントしており、2人の行く末を見守っているようです。現在も交際が続いているといわれている内田有紀さんと柏原崇さん。今後、再婚という嬉しい報告が聞けるといいですね。柏原崇の現在の彼女は内田有紀?実は過去に結婚していた!内田有紀に子供はいるの?内田有紀さんについて、「子供はいるの?」と気になっている人が多いようです。2005年に吉岡秀隆さんと離婚していますが、子供に関する報道はなく、その後もコンスタントに仕事に励んでいることから子供はいないと思われます。 この投稿をInstagramで見る 美しいゆきさまと。 今回ディアペイシェントで 初共演の陽子先生役の内田有紀さん。 美しく優しく陽子先生のようなゆきさまに いつも癒されておりました。 何故ゆきさまかって? 初日の本読みの日 「なんて呼ばれてるの?」 と気さくに声を掛けていただき、 「じゃあしーちゃんだね!」と。 私は「じゃあ私はゆきさまと呼ばせていただきます」と言ったら 笑いながら「いいよ〜」と 撮影中はたくさんお気遣い頂き 支えてもらいました! 写真は自粛前。 こんなに頬を寄せてもらって 嬉しくて目が開いてません(笑) ついに明日から放送が始まります! 是非ご覧ください!!! #nhk #ドラマ10 #ディアペイシェント #内田有紀 #7月 #17日 #夜10時 からです!どんな#モンスターペイシェント が登場するでしょうか 貫地谷しほり (@shihori_kanjiya)がシェアした投稿 - 2020年 7月月16日午前3時25分PDTそんな内田有紀さんが、2018年2月6日放送の情報番組『ごごナマ』(NHK)に出演。自身の意外な子供時代を明かし、共演者や視聴者を驚かせました。番組では、「ほぼ男の子だった」という幼少期を紹介。おままごとをするより、外を走り回ることが大好きで活発な少女時代を送っていたといいます。また、虫が大好きで自分が知らない虫をつかまえてはカゴに入れ、教室にそれを並べて博物館を作ったこともあったのだとか。さらに、髪の毛をセルフカットしたり、いたずらでスカートめくりをする男の子とケンカをしたりすることも!これが内田有紀さんにとっての日常だったといい、自身を「ハナタレ小僧でした」と懐かしそうに振り返っています。この放送を見ていた人は、「今のイメージからは全然想像ができない!」とびっくり。おしとやかな印象が強いだけに、そのギャップに驚く人が続出しました。・内田有紀さんの子供時代が意外すぎた…。・かなりのおてんば娘だったんだね!でも、そんな有紀ちゃんも素敵!・虫とか苦手そうなイメージなのに…。絶対友達になりたいタイプだわ。もし、内田有紀さんに子供がいたら活発な性格に育っていたかもしれません。元気な子供時代を過ごしていた内田有紀さん。結婚と離婚という大きな人生経験を積んで、さらに演技に深みが増したように感じます。これからも女優としての素晴らしい才能を発揮し、活躍し続けてほしいですね!内田有紀プロフィール生年月日:1975年11月16日出身地:東京都血液型:O型身長:165cm特技:フェンシング所属事務所:バーニングプロダクション中学2年生の時にモデルデビューし、多くのCMに出演した。1992年にドラマ『その時、ハートは盗まれた』(フジテレビ系)に出演し、俳優デビュー。1994年のドラマ『時をかける少女』(フジテレビ系)での主演が話題となり、歌手デビューも果たした。2002年に俳優・吉岡秀隆と結婚し芸能界を引退。その後、2005年に離婚し芸能界に復帰した。復帰後も、以前と変わらぬ目覚ましい活躍を見せている。
2020年10月23日女優でモデルの内田理央が、31日までオンライン写真展「内田理央10周年企画スマホの中身展『半目と開眼』」(一般チケット500円税別・ファンクラブ会員無料)を開催している。デビュー10周年を記念に企画した本イベントは、本人のスマホなどで撮影された写真を展示するオンライン写真展。すっぴんや“闇歴史”を含む総数300点が展示される。女優やモデル現場でのオフショットはもちろん、プライベートで訪れた旅行先での写真やコスプレ姿まで、まさに内田理央のスマホの中を覗き見できる企画。アニメや漫画・ゲームが大好きな内田の、独特な世界観が表現された“カオス”な展示も見どころだ。バーチャル空間で開催されている写真展は、期間中であれば何度も来場可能。展示写真に埋め込まれた“タグ”をクリックすると、本人自ら設営している様子や限定動画を見ることができるなど、オンラインならではの仕掛けが満載のイベントとなっている。■内田理央コメントスマホの中身を通して、芸能生活10年を振り返りました!仕事の写真からプライベートの写真まで。懐かしい写真や少し恥ずかしい写真など、盛りだくさんの写真展になってます!きっかけは、自粛中にTwitterに載せた私の昔のコスプレ写真やサブカル女子ファッションの写真。これを見たスタッフさんが、スマホの中身に他にどんな写真が入ってますか? と聞いてきてくれた所から企画が始まりました!現在の技術で、オンラインなのにその場にいるような臨場感がある写真展になってます。所々にわたしの落書きや手書きの説明も入れたので、ぜひ見つけてください!
2020年10月06日俳優の草なぎ剛が、映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に初挑戦した。葛藤を抱えながら生きる凪沙は、親から愛を注がれずに育った少女・一果と出会うことによって母性が芽生えていく。“切なくも美しい愛の形”を描いた本作で、草なぎが繊細な演技で見事に凪沙になりきり、新境地を開拓した。草なぎの新たな境地を引き出したのは、『全裸監督』で知られる内田英治監督だ。草なぎの俳優としての魅力や現場での姿について、内田監督にインタビュー。本作が女優デビューとなった一果役の服部樹咲にも、草なぎとの共演の感想を聞いた。内田監督は「草なぎさんは国民的スター。そういう方が、この難しい役は普通やらないと思います。脚本を受け取って『やってみたい』と言っていただけてとてもうれしかったですし、本当にチャレンジャーだなと思います」と草なぎの挑戦に感謝。「チャレンジしていただいたわけですから、報いたいですよね。いい作品にして多くの方に観てもらって、映画で草なぎさんに報いたいと思っています」と語った。現場での草なぎについて尋ねると、「現場に常にいらっしゃる。スタッフが照明を組んだりカメラを組んだり、準備しているときもずっといるんです。空気を得ているんですよね」と笑いながら明かし、「最初は邪魔に感じるんですけど、1週間くらい経つと空気のようになってきて、もちろん見えているけど見えなくなってくるんです」と話した。続けて、「変わったタイプの役者さんだなと。現場そのものに馴染んでいくと同時に、表情や芝居……芝居ではなく同化ですね。そういうタイプの役者さんです」と、草なぎの演技を「同化」と表現。「彼女(服部)が目の前に出てくると、彼女に同化していく。もはや芝居ではない気がします。作る演技を超えている雰囲気がしました」と語った。そして、「演技の最終形は究極のナチュラリズム」だと言い、「草なぎさんは究極のナチュラリストです」と称賛。「イメージ的に言うと、草なぎさんの体をスタッフが通り抜けてしまうような。宮崎駿さんのアニメの世界のような感覚。それくらい面白い体験をさせていただきました」と、これまでに出会ったことのない“同化”していく役作りに驚かされたようだ。一果役の服部も、「草なぎさんと共演しているというより、凪沙と一緒にいるという感覚でした。ずっと凪沙に見えて、すごいなと思いました」と振り返り、草なぎがいかに現場で凪沙として生きていたかということが伝わる。そんな中でも、凪沙から草なぎに戻り、服部と過ごす時間もあったという。服部は「撮影の前半は、一果と凪沙の距離が縮まっていないときだったので、あんまりしゃべらなかったのですが、後半くらいから気遣ってくださって、いろいろ質問をしてくださいました」と明かし、「『好きな食べ物は何?』とか『買い物は誰と行くの?』とか『インドアかアウトドアか?』とか、そういう話をしました」と付け加えた。服部の演技を見て褒めてくれることもあったそう。「バレエのシーンを撮っていたときに近寄ってきてくださって、『バレエよかったよ』と声をかけてくれました」とうれしそうに話した。難役に挑戦し、新境地を開拓した草なぎ。内田監督は「いろいろなドラマや映画に出演してきた草なぎさんという本当にナチュラルな俳優が、演技をしたことのない樹咲ちゃんという女優を目の前にしたときの、2人の変な心地よい演技をぜひ観ていただきたい」と呼びかけている。■服部樹咲2006年7月4日生まれ、愛知県出身。4歳からバレエを始め、「第76回NAMUEバレエコンクール名古屋」第1位、「平成29年・30年ユースアメリカグランプリ」日本ファイナル進出、「NBAジュニアバレエコンクール東京2018」第1位など輝かしい成績をおさめる。演技未経験ながら、本作のオーディションで数百人の中からヒロインの座を射止めた。■内田英治ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。週刊プレイボーイ記者を経て、1999年に『教習所物語』(TBS)で脚本家デビュー。『グレイトフルデッド』(2014)は「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」、「ブリュッセル・ファンタスティック映画祭」(ベルギー)など多くの主要映画祭で評価され、続く『下衆の愛』(2016)はテアトル新宿でスマッシュヒットを記録。「東京国際映画祭」、「ロッテルダム国際映画祭」(オランダ)をはじめ、世界30以上の映画祭にて上映、イギリス、ドイツ、香港、シンガポールなどで配給もされた。近年はNETFLIX『全裸監督』(2019)の脚本・監督を手がけた。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月27日熱狂を生み出す最新キーワードを通して、今みんなが夢中になっている人、モノ、作品が“心を惹きつける理由”について考えます。若者の間でヒットを生むのは、いかに“リアル”かどうか?恋愛を中心としたリアリティショーが、若い人たちに圧倒的人気のコンテンツ。『バチェラー・ジャパン』シリーズや『オオカミ』シリーズ、また『Nizi Project』など、とにもかくにも、“リアルであること”がとても大事。「今の若者は、SNSをはじめ、インターネットで情報をたくさん取得できるようになり、現実的な思考の人が多いんです。“そんな状況、ありえない”と感じてしまう作品よりも、設定がリアルな作品の方がより共感できるため、ヒットに結びつきやすい傾向にあります。また、作られた芸能人の姿ではなく、普段見られないオフの様子が見られるコンテンツも人気。舞台裏や自宅動画など、切り取られたリアルの中に共感を見つけることで、有名人を身近に感じられるんです。本音の部分が見えることが重要に」(電通若者研究部代表・古橋正康さん)。10月放送予定の“女性版バチェラー”『バチェロレッテ・ジャパン』も、今からブレイクの予感!©2020 Warner Bros. International Television Production Limited「失われた時間」にしたくない!自分磨きに繋がるコンテンツが人気に。つい、ダラダラと過ごしてしまいそうなおうち時間も、自分磨きのために利用する、という人が増加。おでかけしづらいご時世であっても、美に関するコンテンツ需要が高まっているそう。「外出自粛期間を経て、若者たちの美容に関する意識がグッと高まったように思います。特に学生ほど、この度の外出自粛期間を“失われた時間”と強く感じる人が多く、学生時代という青春時間の価値の高さが鮮明になりました。それゆえ、ついだらけてしまいがちな日々に危機感を覚え、この機会に自分磨きをする人が増えたのです。内面的な自分磨きはもちろんですが、オンラインジムでトレーニングをする人も目立ちました。中国メイクや地雷メイク、クラウドメイク、マスクメイクなど、メイクレッスンに関する関心も多くあるうえ、メンズ美容の需要も。また、スッピンもしくはメイクが薄くても可愛く見えるメガネ=メーキャップメガネが流行しているようです」(古橋さん)仕掛けるのは業界じゃない!想定外の人がヒットする。マスコミ側がマーケティングして仕掛けた人やコンテンツに世の中が沸く、という図式はもう古い!?「みんなヒットの法則に乗っかった定番に飽きていて、想定外なものがウケる世の中になりました。フワちゃんなんて、まさにそう!最初マスコミの人たちは、とんでもないのが出てきちゃった、どうしよう…と思ったようですが、むしろ視聴者側が彼女を褒め始めた。こういった新時代のセンスを持った人に飛びつくのは、まず10代。私たちは、熱狂を生むセオリーが変わる、ターニングポイントにいるんだと思います」(オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさん)。「また、人気のYouTubeを見ていると、ちょっと挑発的に思えるくらいの動画が若者にウケている印象です。悪ノリはだめ、という風潮の中で、テレビじゃやれないようなことをしている、というのがカッコよく映ることも。ある種、昔のロックバンドに憧れるような感覚で熱狂を生むのだと思います」(ライター・藤谷千明さん)古橋正康さん2010年、電通に入社。「若者=最初に新しくなる人」から世の中の新たな変化の兆しをいち早く捉えることに興味を持ち、「電通若者研究部(ワカモン)」に参画。’20年からその代表に就任。よしひろまさみちさんオネエ系映画ライター、編集者。本誌のエンタメページをはじめ、数多くの女性誌や情報誌で執筆や連載を手がける。日本テレビ系『スッキリ』では、月1回の映画紹介も担当する。藤谷千明さんライター。さまざまな雑誌で執筆を担当中。著書に『すべての道はV系へ通ず。』(共著・シンコーミュージック)、『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)などがある。※『anan』2020年9月30日号より。写真・内田紘倫(The VOICE/フワちゃん)(by anan編集部)
2020年09月24日福田雄一さんの上演台本・演出によって日本でも大人気となったミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』が主演に山田孝之さん、共演に賀来賢人さんらを迎えて来年1月に帰ってきます。ここでは、ロビン卿役で出演する小関裕太さんに、舞台の醍醐味や作品への意気込みをお聞きしました。僕らの仕事は現場でいかに戦うか。それが必要な場面ほど奮い立つんです。前回福田さんとご一緒させていただいたドラマが、すごく自由度が高くて楽しかったんです。「思いついたらやっていいよ」というリラックスした空気で、「ここ回っていいですか?」って勝手にターンさせてもらったりして(笑)。あの時の感覚を思い出すと、今回もいろんなことがやれる気がしていてワクワクします。子役からやっているという環境もあって、アドリブ芝居が好きなんです。舞台で予期せぬハプニングが起きた時に、上手くアドリブで繋げられた時がすごく嬉しかったりして。僕らの仕事って現場でいかに戦うかですし、そういう場面ほど奮い立つんですよね。ただ、10代の頃はコメディに苦手意識がありました。人の気持ちを汲み取ろうとしすぎて空回りするほうで、「なんでやねん!」ひとつも上手くツッコめない。それを変えてくれたのが、重岡大毅くんと矢本悠馬くんです。関西人のおふたりが時間を割いてツッコミの練習をしてくださって、そこから積極的に行けるようになったし、コメディへの抵抗もなくなりました。その悠馬くんとの共演も楽しみですね。今回の作品って、歌の技術が高ければ高いほど笑えると思うんです。これまでなかなか自分の思い描く声が出せずにいたんですが、少し前にあったCD収録の最中に、歌声がすごく変わりました。いろいろ試してはいたんですが、ある瞬間、過去に歌の先生や演出家の方に言われてきたことが一気に繋がったんですよね。この延長線上に、僕の憧れる“上手くて面白い”があるはずだと思って臨みたいです。大切にしている言葉印象に残っているのは、19歳の時に、お世話になっているメイクさんからもらった言葉です。当時、NYに行きたいけれど、ダンスを学ぶとかお芝居を学ぶとかの理由もないし…って、踏み出せずにいたんです。そしたら、「理由を探してから行くんじゃなく、行った先に理由があるんだよ」って言われて。思い切って行ったNYで、ブロードウェイの舞台に衝撃を受けて、明確な自分の目標が見えたんです。いまもその時の言葉は大切にしています。こせき・ゆうた1995年6月8日生まれ。東京都出身。近作に、主演ドラマ『死亡フラグが立ちました!』、ドラマ『オートリバースの恋』、映画『シグナル100』など。出演する映画『みをつくし料理帖』は10月16日公開予定。ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM(R)とは?2021年1月より、東京、大阪、福岡で上演。ナンセンスな笑いで人気を博したイギリスのコメディグループ、モンティ・パイソン。彼らが手掛けた映画を、メンバーのひとりエリック・アイドルらが自ら“パクって”ミュージカルを制作。’05年にトニー賞最優秀ミュージカル賞を受賞した作品で、日本では福田雄一さんの上演台本・演出により’12年、’15年に上演。今回が再々演となる。※『anan』2020年9月23日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2020年09月22日