弟ふーが発熱。解熱後兄弟同じ寝室に寝かせたら、長男も発熱して急に寒くなった秋の日、弟のふーが鼻水を出し始めました。やがて発熱したふーは、1週間保育園を欠席しました。幸いにもインフルエンザではありませんでした。ふーの熱も下がり明日から保育園に行こうという日、それまで隔離していたふーを、いつものようにミミの隣で寝かせました。翌日のことです。ミミが体調不良を訴え、高熱が出てしまいました!私は(ふーからうつっちゃったのかな……?もう少し隔離しておけばよかった……?でもミミのクラスでもインフルエンザが大流行してるし、どこからうつったかは分からないな……)と思いつつも、二人連続の発熱にガックリ。落ち込みつつも、子どもがいるとこれもよくあることですので、すぐ切り替えてミミを看病をしていました。「弟のせいだ」と高熱で苦しみながらブツブツ言い続ける長男のミミUpload By taekoミミの熱は高く、とてもつらかったと思います。苦しそうに寝込みながらミミは「ふーちゃんのせいだ」とブツブツ。つらい原因を弟のせいにしていました。私は、「ふーからうつったとしたら仕方ないよね。でもミミは学校に行ってるから、学校でうつったかもしれないし、私からかもしれない。これは分からないよね」と言いました。それでも納得がいかないミミは「ふーちゃんのせいだ!」。つらいのは分かるので多少は仕方がないことかもしれませんが、ただただ弟を責め続けるミミの様子を私は悲しく感じていました。インフルエンザ検査を嫌がり「弟なんていなければ良かった」とまたマイナス発言。その言葉を聞いた先生は?ミミの熱が高いので、かかりつけの小児科でインフルエンザの検査をすることになりました。Upload By taeko先生は手袋をはめ「お母さん、押さえてて!」とただならぬ雰囲気。女性の職員さんも一緒にミミを押さえてくれました。一方、過去にやったインフルエンザ検査の痛みを思い出したようで、本気でもがくミミ……。4年生になったミミは力強く、私と職員さんでは押さえきれず、ミミは床にずり落ちたりと、もうすったもんだでした。そんなドタバタを越えて、ようやく検査できました。ミミは検査が痛いことや羽交締めにされたことなどが悲しくて、ここでも「ふーちゃんのせいだ、弟なんていなければ良かった」とマイナス発言……。私はどうしたものかと溜息です。するとそんな私に気づいた先生が、私に(いつもこうなの?)と言うように目くばせしてくれました。こちらの先生は、ミミが赤ちゃんの頃から診てくれているので、ミミのASDの特性をよく分かってくれています。私が「つらいことがあるとマイナス発言するんです」と伝えると、先生はなるほどと納得したようで、ミミにこう言ってくれました。「弟がいて良かったんだよ、1人より楽しいことが増えたと思うよ。あと、弟くんはインフルエンザじゃないから、もしインフルエンザだったら、きっと学校でもらってきたね」さらに「よく考えてごらん?まだ弟くんが赤ちゃんだった頃、まだ免疫も弱くて風邪の経験もない赤ちゃんは、きみからいっぱい風邪をもらっていたと思うよ。病気は上の子から下の子へうつるほうが多いんだ。むしろ、下の子から免疫がある上の子にはうつりづらい。つまり、きみの方が弟くんにうつした回数のほうがよっぽど多いはずだよ」と冷静に伝えてくれました。Upload By taekoミミはこの先生の発言に納得したようでした。反論することもなく、検査結果が出るまで大人しく待っていてくれました。私は個室でミミを抱きしめて待ちました。ミミの検査の結果は?ミミの検査の結果はズバリ、インフルエンザでした!ふーからうつったのではなく、おそらく学校でもらってきたのでしょう。そして、その後はふーへマイナス発言することはありませんでした。きっとミミは熱を出したとき「ふーからうつったに違いない」と思い込み(無理はない状況ではありましたが)、熱でつらい状況を自分だけで抱えられず、自分以外を責めることでなんとか堪えていたのかなと思いました。そして、先生から理路整然と説明された内容に納得し、それで弟へのマイナス発言が消えていったのでしょう。自分で違うと納得できれば、むやみに相手を責めたりしないようです。やがてミミも熱が下がり、食欲も戻りました。朝ごはんにベーコンを出したところ、ベーコン大好きなふーはミミにスリスリ頬ずりをして、ミミにおねだり。ミミはふーに自分のベーコンをひとつあげていました。優しいミミに戻って良かったです。今後もマイナス発言をすることがあると思いますが、悲しい気持ちを聞いた上で、お互いの良いところを伝え続けようと思いました。Upload By taeko執筆/taeko(監修:鈴木先生より)困ったことがあると他人のせいにしてしまうなど、自己中心的であったり、マイペースさといったものは、ASDのあるお子さんに見られることが多い傾向にあります。このような発言は、学校など今後ほかの場面でも見受けられるかもしれません。マイナスではなくプラス思考になるように見方を変えていく必要があります。それには当院でもやっていますが、感情(アンガー)コントロールプログラムの受講をお勧めしています。怒りを他人にぶつけるのではなく、自分の中で消火していく方法を学ぶのです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月09日こんにちは、3児のママで小児科医の保田典子です。生後半年をすぎると、赤ちゃんも活発に動くようになってきます。寝返り、ずりばい、ハイハイ、つたい歩き……じょうずに遊んで、赤ちゃんの発達を助けてあげられるといいですよね。今回は、ハイハイ時期のポイントをお伝えできたらと思います。ハイハイの良いところ一般的な発達の順番としては、首すわり→寝返り→ずりばい→ハイハイの順番で発達していきます。ずりばい、ハイハイの時期になると、手足を同時に使って動く、自分の体重を手足で支えるようになるなど運動能力や筋力が向上している必要があります。 ハイハイには①手で体重を支えて腕の筋力がアップする②手で地面をとらえるので手の感覚や握力の発達にも良い③両足を交互に動かすので、歩くための準備にもなる などいろいろな良いところがあります。また、ハイハイすることを含め、さまざまな運動をすることでケガの予防にもつながります。ずりばいやハイハイをするようになったら、ぜひたくさん運動をさせてあげたいですよね。 おすすめの遊びずりばいやハイハイをするようになったら、ぜひ広いところで遊ばせてどんどん動くようにしたいものです。公園で草の感覚を味あわせてあげるのもいいですし(晴れていて地面が乾いている場合)、児童館などで自由に動きつつ、他のお友だちを見せてあげるのもいいでしょう。 まだお友だちに興味を持つ、お友だちと遊ぶという時期ではありませんが、歩いているお友だちを見ると、歩きへの刺激にもなると思いますよ。 家でも、親が見ている間はケージを取りはらって、家の中を自由に探検させてあげるといいでしょう。赤ちゃんの後ろから声をかけてあげたり、ママやパパがいるところまで障害物(クッションなど)を置いてあげて、平地だけではない場所をハイハイさせてあげるのもいいでしょう。 気をつけるべき遊びは?ハイハイをし始める時期に使用を考えるのが、歩行器やベビージャンパーなどの育児グッズです。歩行器やベビージャンパーは喜ぶ赤ちゃんも多いため、ちょっと親の用事をしたいときなどすごく重宝するグッズです。 ただ、ハイハイの時期の赤ちゃんは、腰を曲げているのが自然な姿勢なのですが、歩行器などは赤ちゃんが立つ形になり、自然な体位よりは背骨がまっすぐになって、腰が反る形になります。そのため、この時期に無理に立った姿勢を長く続けることは、赤ちゃんの腰にも発達にも好ましくありません。「使ってはいけない」のではなく、長時間の使用は気をつけたほうがいいと思います。 ハイハイしなくても焦らないでハイハイをたくさんして、今後の運動能力向上につなげたいところですが、ハイハイをしない赤ちゃんもいます(私もハイハイをしなかったそうです!)。 ハイハイをしないで歩き始めてしまった赤ちゃんは、足腰がきちんと歩ける準備が整ったから歩けるようになったということなので、「歩くようになったけど、ハイハイをさせなければいけない」と思う必要はありません。 また、寝返りで動いちゃうのでハイハイしない、寝転んでばかりでハイハイしないという子も焦らなくて大丈夫です。心配であれば健診で発達の具合をみてもらいつつ、焦らずに楽しく動ける遊びをしていけたらいいのではないかと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2024年01月06日子どもの問題が「母親のせい」にされる理由(写真はイメージです)新しい一年のはじまりですね。お正月はゆっくり休めたでしょうか。実家や義実家、親戚の家へ子どもたちを連れていったという人も多いでしょう。新年早々、お疲れモードの方もいるかもしれません。この時期によく聞くのが、祖父母や親戚からの遠慮のない言葉に落ち込んでしまって……という話です。親族や他人と集まると、子どもの成長・発達が早いとか遅いとか、内向的だとか外向的だとか、勉強やスポーツができるとかできないとか、そうしたことを言われることがあるかもしれません。本当に行儀が悪かったなど注意されるべきことなら指摘されても仕方がないですし、子どもに教え諭したり、親が一緒に謝ったりすればいいですが、個人の価値観で勝手な評価をされるのは困ります。「あなたが甘すぎるから(厳しすぎるから)」などと「母親のせい」のように言われることもあるでしょう。ひと昔前に母親だけが子育てをするのが当然と考えられていた時代があり、今でも子どもを母親の付属品かのように思っている人もいるのです。歴史を紐解くと、1950〜1970年頃には精神科医の間で「自閉症の原因は母親の冷淡な態度にある」とされていました。「冷蔵庫マザー」という言葉もあったほどで、自閉症児を育てる母親は罪悪感を植え付けられました。今では自閉症は生まれ持った特性であり、母親の態度によってなるものではないことがわかっています。その後も日本では1979年に小児科医で精神科医である久徳重盛氏が、子どもの病気や不登校などは母親のせいであるとして「母原病」という書籍を出しました。もちろん、これにも科学的根拠はありません。1990年には、小児科医の柳澤慧氏が母親が赤ちゃんに積極的に話しかけたりスキンシップを取ったりしないと、表情が乏しく泣かない子「サイレント・ベビー」になるといった根拠のない自説を広めたこともありました。現在、こうしたおかしな説は否定されていますが、それでもいまだに風潮として残っていて、だからこそ子どもに何かがあると母親のせいにされてしまいがちなのだと思います。そして何より母親自身が、子どもに何かがあると誰かに何かを言われなくても、つい自分のせいだと思ってしまうことがあるのです。「自分のせい」と思うのは愛情と責任感があるから風邪をひいたお子さんをクリニックに連れてくるお母さんが「風邪を“ひかせてしまいました”」と言うことは少なくありません。子どもが風邪をひくのは誰のせいでもないのですが、つい「寒い思いをさせたから」「体調管理がよくなかったから」と自分を責めてしまうんですね。私自身も2人の娘の母親ですが、子どもが小さい頃は「この子が慎重すぎるのは、私の子育てに工夫が足りないせいかも」などと思っていました。でも、あるとき、それは私が子どもに自分の理想像を押し付けていただけだと気づいたんです。その子はその子で、パーフェクト。性格が慎重なら、慎重だからこそのいいところがあります。例えば、急に家を飛び出したり高いところから飛び降りたりなどの危険なことをしません。いずれにしても私にできることは、子どもをよく見て、話を聞いて、手助けをすることだと思うようになりました。一方、こうして母親の私が「自分のせいかもしれない」と思うのは、子どもに対して愛情があって、しかも責任を感じているからだとも思いました。普段から子どもに無関心な親がいたとして、その人は子どもの何かを「自分のせいかもしれない」なんて思うでしょうか?子どもに対して責任感を持っていれば、男性であれ女性であれ子育てをします。その結果として「自分のせい」と思ってしまうこともあるのです。悩み続けてしまう場合は周囲の人や専門家に相談をでは、子どもの問題を全て「自分のせいだ」と思いすぎてしまう場合は、どうしたらいいでしょうか。私は、いったん立ち止まり「もう1人の親である父親もそう思っているか」「子ども時代の自分の問題点は母親のせいだったか」を考えてみてほしいと思います。子どもに何か問題があるとして、「自分のせい」と思ってしまう父親は、母親に比べて少ないのではないでしょうか。また、自分自身の子ども時代を振り返ると、全てが母親のせいだったなんてことはないとわかります。もしもお子さんのもう1人の親である父親が子育てを分担していない場合は、半分を担ってもらいましょう。これだけでも責任は軽くなるはずです。父親が半分を担えない場合、またそれでも悩んでしまう場合は、友人や知人、祖父母、子育て支援センター、幼稚園や保育園やこども園(子育て相談を引き受けているところがあります)、スクールカウンセラー、児童相談所などに相談しましょう。周囲の人以外に相談する場合に大切なのは、以下の3点です。①何の専門家なのかを確認すること子育て支援には、さまざまな専門家がいます。保健師、助産師、看護師、医師、栄養士、保育士など、相談相手がどの資格保持者なのかを意識しましょう。例えば栄養について相談するなら、医師よりも栄養士が適しています。そうしたことを意識するだけで問題解決に繋がりやすくなるはずです。②基本的には公的機関を頼ることインターネット上には「子育て支援」「子育てカウンセラー」を標榜する人が多数いますが、経歴や人物、資格の有無がわからないので、なんとなくで選ぶのはリスクが大きいと思います。基本的には公の機関に相談しましょう。個人的な感想を話されても、解決には繋がらないのです。③少なくとも3人に聞くこと公的機関所属の資格保持者であっても、一部には「お母さんが頑張らなきゃ!」などと母親の責任にする人もいるでしょうし、相性が合わない場合もあるでしょう。少なくとも3人に聞いてみてください。子育ての問題を自分のせいだと思ってしまうのは、お子さんに愛情があるからこそであり、また責任感もある証拠です。つまり、十分にきちんとした親御さんなのです。ですから、あまり無理をしすぎないで、周囲の人や専門家に相談してみてくださいね。この記事の監修者小児科医森戸やすみ 先生小児科専門医/どうかん山こどもクリニック院長。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、現在は東京都谷中のどうかん山こどもクリニック院長。医療者と非医療者の架け橋となる記事や本の発表に意欲的に取り組んでいる。『子育てはだいたいで大丈夫 小児科医ママが今伝えたいこと! 』(内外出版社)、『祖父母手帳』(日本文芸社)など著書、監修多数。連載◆PRESIDENT Online/小児科医と考える「日本を子育てしやすい国にする方法」◆東京すくすく/森戸やすみのメディカルトーク◆月刊誌・母の友(福音館書店)/子どもの健康Q&A→記事一覧へこの記事の執筆者編集者・ライター大西まお出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。→記事一覧へ
2024年01月05日Q:子どものギャン泣きや癇癪、「見守って」と言われたけれど、どれくらいの時間、どのように見守れば良いのでしょうか?A:1歳過ぎから3歳くらいの子どもの癇癪はまずは疲れや空腹、眠気などを満たすように心がけましょう。3歳以上の場合は子どもの安全が確保されていることを確認し、癇癪が自然に落ち着くのを待つのがよいでしょう。15分以上癇癪が続き、ひどく困る場合にはかかりつけ医に相談されることをお勧めします。Upload By 発達障害のキホン言葉が出始める1歳過ぎから3歳くらいまでは、物事が思い通りにならないときに癇癪を起こすことがあります。疲れや、空腹、眠いなどの条件も重なって、癇癪が強くなることがあります。まずは、疲れや空腹、眠気などを満たすように心がけます。3歳以上の場合、子どもは言葉は増えてきていても、感情のコントロールがつきにくかったり、気持ちの言語化が未熟なため癇癪を起こすことがあります。まずは子どもの安全が確保されていることを確認し、癇癪が自然に落ち着くのを待ちます。癇癪の最中に、さまざまな声掛けをしてもお子さんの癇癪がヒートアップすることがあるので、まずは落ち着くのを待ちます。見守る時間は、お子さんによって、状況によってさまざまです。癇癪の背景にある状況によって、時間の長短には差があるためです。眠気があって、癇癪があった場合には、眠るまで見守ることになるので、時間で区切ることは難しいです。癇癪が落ち着いたのち、お子さんの気持ちを受け入れることが重要です。また、同時にルールや状況の説明を行い、感情のコントロールの手助けをすることも大切になります。15分以内に収まる程度であれば良いですが、なかなか癇癪が収まらず、ひどく困る場合には、かかりつけ医に相談されることをお勧めします。
2024年01月03日本格的な寒さが到来し、暖房器具の使用も増えるこの季節、子どものやけどに注意が必要です。3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に「寒い季節、室内でやりがちなNG行動」を教えてもらいました。こんにちは、小児科医の保田典子です。寒い日が続きますね。クリニックに来る赤ちゃんたちもモコモコしていて、ますますかわいい季節になりました。 気になるのが「子どもが寒いとかわいそう」と着せすぎている印象のある親御さんが多いこと。今回は寒い冬の季節に家の中での適切な寒さ対策と、やりがちNG行動についてご紹介します。 NG1:裏起毛、厚手のモコモコした洋服を着せる冬は意外にも「あせも」でクリニックを受診する子が多くいます。抱っこしていたり、暖かい室内で厚手の服で動き回ったりすることで、暑くて汗をかく+乾燥なども加わり湿疹が悪化することがあります。 裏起毛の服は温かいですが、起毛部分が刺激になることがあり、汗を吸いにくいことがあります。着せちゃダメというわけではありませんが、お子さんによっては肌に合わない場合もあるので、まとめて一気に購入せずに一度試してみて、お子さんに合うメーカーのものを使うと良いでしょう。 家の中や商業施設など、室内にほとんどいることが多い日は、モコモコした厚手の服を重ねるとお子さんは暑く感じるかもしれません。子どもはよく動くので、思いのほか汗をかきます。厚着をしすぎると動きも制限されるので発達にも良くありません。室温を21度くらいに設定しつつ、あまり厚着させるのは控えましょう。 NG2:室内で靴下をはかせる室内は室温調整が基本です。寒い季節でも、2歳未満のお子さんや歩きがおぼつかないような子は、裏に滑り止めがついていても靴下は滑る可能性があるので、室内では履かせなくていいでしょう。 手足が冷たくて心配になるかもしれませんが、寒がってなければ問題ありません。寝ているときは、首など中枢体温が温かければ大丈夫です。赤ちゃんの手足は、体温が高いときには熱を放出し、反対に低いときには毛細血管を収縮させることによって熱を逃がさない役割を果たしています。 お子さんは動き回って暑くなることも多いので、「手足は体温調節するために出しておく」と覚えていただき、多少手足が冷たくてもあまり気にしなくて大丈夫です。ただこれは、あくまで室内での話です。しもやけになるような冷たい所にいるときや冬の外出時は防寒対策として靴下をはかせてあげましょう。 NG3:ミトンをつける寒い季節、赤ちゃんの手にミトンを着ける方もいますが、基本的にミトン着用は避けましょう。先ほどもお伝えした通り、子どもの手足は冷たくても大丈夫なんです。赤ちゃんは手足で体温調整することもありますし、お子さんは指しゃぶりをしたり、自分の1番近くにある手を認識することで、手と口の発育を促し、物への認識力を高め、脳の発育と大きな関係があると言われていますので、つけないほうが良いでしょう。 ミトンは外れやすいので、就寝時に着けっぱなしにすると寝ている間に取れてしまい、窒息の原因になることもあります。 顔のひっかき傷対策でつけたい場合は、夜間など親御さんの目が届かないところでの使用を避けましょう。日中目が届くところで短時間なら問題ありません。 顔のひっかきに関しては、爪を短く切り、角がないようにやすりで整えて対策しましょう。それでもひっかいてしまう場合もありますが、傷はきれいに治るので、きちんと爪対策をした上でのひっかき傷は様子見でもいいのではないでしょうか。 暑がっていたら脱がせてOK!子どもって、寒いときでもびっくりするほど薄着になりたがりますよね。室内で遊びまわっていて子どもが暑がったら、脱がせてしまってOKです。そうじゃないと汗だくになって、そのあと体が冷えてしまうかもしれません。遊び終わったときに寒そうならしっかり着せてあげてくださいね。 生後3カ月も過ぎると赤ちゃんは暑がりです。親は「寒くないかな?」とつい心配して、厚着させてしまいがちですが、部屋の中では特に薄着を意識してみてください。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2024年01月03日Q:夜泣きが酷くて親も寝不足です。対応方法などあるのでしょうか。A:できる工夫として、布団に入る時間をなるべく一定にする、入浴や歯磨き、着替えるなどの入眠前の行動(入眠儀式)を同じ順番で行う、室内環境を整える、朝まで空腹にならない夕食をとるなどがあります。Upload By 発達障害のキホン3歳未満の夜泣きは、成長過程や睡眠サイクルの一部として生じます。夜間に短いサイクルで浅い眠りと深い眠りが交互に繰り返され、深い眠りから浅い眠りに移行する際に、起きてしまうことがあります。3歳以上の場合には、環境変化、身体的・情緒的な疲れなどで夜泣きが表れることがあります。布団に入る時間をなるべく一定にし、入浴や歯磨き、着替えるなどの入眠前の行動(入眠儀式)を同じ順番で行っていきます。音や灯りなど刺激が強すぎない室内環境を整え、朝まで空腹にならない夕食をとる工夫も必要です。布団に入る前の1時間前からブルーライトは刺激になるため、控える必要があります。子どもにやめさせるだけでなく、大人も控えることが望ましいです。さまざまな対応をしても夜泣きが頻繁で悩んでいる場合には、かかりつけ医に相談することが重要です。子どもに合った適切な関わり方を知り、時に夜泣きに効果が期待できる漢方薬などを服用することで夜泣きが軽減していくこともあります。
2023年12月30日まさかのトリプル感染(※画像は紺野あさ美さんオフィシャルブログより)紺野さんは2017年に日本ハムファイターズの杉浦稔大投手と結婚し、同年9月に第一子となる長女、2019年2月に第二子となる長男、2021年8月に第三子となる次男が誕生しています。幼い三児を育てているとあって、インフルエンザをはじめさまざまな感染症が流行っているこの冬は戦々恐々。感染症の大流行から逃れきることは難しく、紺野さんの家族もバタバタと倒れてしまったといい、闘病の記録をYouTubeチャンネルに投稿しました。まず高熱を出した長女を小児科に連れて行くと、インフルエンザA型、アデノウイルス、溶連菌の3つが同時に陽性となる「トリプル感染」と判明。杉浦さんはインフルエンザA型、長男は溶連菌とインフルエンザA型、次男は溶連菌、紺野さんも最後にインフルエンザA型……と、家庭内で複数の感染症が同時に蔓延する悲惨な事態になっていたといいます。長女は39度以上の高熱で食欲がなく、アイスクリームなら食べられるということで、食事はアイスクリームのみ。紺野さんは「39.7はきついよね」と心配そう。看病に追われるなか、いざというときのためにストックしておいたお気に入りの店の冷凍カレーが他の家族のごはんに重宝したといい、「ほんと、これあって助かった~」と心の声が漏れます。発熱2日目、長女の熱が朝一瞬下がった際にごはんを食べられそうというので準備しますが、食べられたのは一口だけ。その後に粉薬を飲ませようとしますが、溶連菌の抗生剤が苦くて長女がなかなか飲めず、ジュースやゼリーに混ぜるも、苦みは抑えられず苦戦したそう。普通のゼリーだと粉薬が溶け出してしまうも、薬用のゼリー「おくすり飲めたね」はしっかりと粉薬を包み込んでくれて、無事に飲むことができました。発熱3日目になっても、朝はまだ38度8分の長女。しかし「そうめんなら食べたい」と少しずつ食べられるようになってきたようです。しかし今度は次男が38度1分の発熱!少し様子見です。発熱から4日目の朝、長女はまだ38度5分。昨日38度超えした次男も、今朝は37度1分まで下がったそうですが、次に杉浦さんが38度5分の発熱と、家庭内で発熱がどんどん連鎖してしまいます。おかゆを食べてくれない問題【あるある】風邪を引いたときの食事といえばおかゆが定番で、紺野さんもいろんな味のおかゆを作ってきたそうですが、「子どもたちは全然食べてくれない」という悩みも。おかゆが苦手なお子さんは少なくないですよね。子どもが食べてくれることを優先し、紺野さんはコストコのパンとベーグルをフレンチトーストにした食事を作っていました。いまだに溶連菌の抗生物質に苦戦している長女、ココアに溶かして飲んだら今まで1番飲みやすかったそうです。少し体調が良くなった杉浦さんに長女と長男をまかせて、次男を病院に連れて行ったところ、溶連菌のみ陽性でした。紺野さんは「いつかかってもおかしくない状況ですが、私がかかってしまうと我が家が大変なことになってしまうので……」と家族が寝静まった後、限界を迎えていた腰のストレッチをします。家族が病気になっても自分だけは感染できない……母の悲痛な心の叫びに共感するママは多いのではないでしょうか。発熱から5日経っても、長女は38度2分、夫の杉浦さんも38度でまだしんどそう。長女はあさり、豆腐、小松菜の中華スープを飲むことができ、その日のうちに熱が36度9分まで下がりました。紺野さんは看病疲れがあるなか、「でも食べてないからまだちょっと元気ないね。食べられるもの食べよう」とお子さんが食べられるものを一生懸命考えて料理。やさしいお母さんですね。嫌な予感が的中……長女の発熱から6日目になると、パパとお勉強できるぐらい元気に。しかし、午後に長男が熱いなと思って熱を計ったら38度4分。嫌な予感は的中、翌日に紺野さんも発熱し、診察してもらうと長男も紺野さんもインフルエンザA型だったそうです。長女がやっと登園できるか……と思った矢先のことに、「どうするかな。最悪のパターンになってしまった…。来週、東京に行く仕事も入ってるし……」と、さすがの紺野さんもしばし思考停止の状態に。紺野さんもインフルエンザにかかっているものの、まだ動く体力はあるといい、たまった洗い物をこなします。「やっぱりさ、子どもが体調悪くても、自分もちょっと体調悪くても、家事は休みなくあるから主婦は大変ですよね」。もう涙なくしては聞けません。それでも徐々に子どもたちの熱は下がり、長女の発熱から12日後にやっと全員が登園可能な状態にまで回復しました。紺野さんは「やっと日常が戻ってきました。長かった~!」と心から安堵の声!「ちょうど日帰りで東京の仕事があったので、よかった、迷惑をかけることにならなくて」と、なんとか仕事には間に合ったといいます。自身もインフルエンザにかかっていても、家事や子どもの習い事の振替など、休む間もない紺野さん。それでもお子さんが少しでも食べられるようにと料理を工夫したり、やさしい言葉をかけたりする姿に、三児の母の強さが滲み出ていました。
2023年12月27日先日、私と息子が同時にインフルエンザにかかりました。夫だけは罹患しなかったので、息子を小児科へ連れて行ってくれたのですが、その後の夫の言葉に驚愕してしまいました……。夫からのまさかの言葉息子が診察をしてもらった病院では大人の診察はできないと言われたので、私は別の病院を予約しました。私は39度を超える高熱で、着替えるのも、歩くのもやっと。その姿をみているのに、なんと夫は「自分で運転していける?」と言ってきたのです。息子を病院へ連れていってくれたことはありがたいですが、私への配慮がなさすぎて悲しくなり、「無理に決まってるでしょ」と怒ってしまいました。 夫もハッとしたようで、「ごめん」と謝りすぐに私を病院へ連れていってくれました。夫も息子と私が同時にインフルエンザにかかって焦っていたのかもしれません。冷静になった私は夫に激怒してしまったことを反省。家族が大変なときこそ、お互いに配慮ある行動や言葉選びをしていくことが大切だと痛感した出来事でした。 作画/ぽよ母著者:渡辺もな
2023年12月24日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかし、しおさんいぼ痔になってしまうのです。その後は赤ちゃんのお世話におしりの痛みにとバタバタな入院生活を送ります。そして、3日目の深夜。赤ちゃんと2人きり、幸せな授乳タイムを送りますが、おしりが痛み出し、平穏な時間は終了。薬をもらうためナースステーションへ向かうと、偶然にも居合わせた院長が「僕が押し込んであげようか?」とひと言。恐怖を感じたしおさんは、薬を握り締め全力で病室へと戻るのでした。深夜のお世話では、う●ち漏れで寝具も服も全部取り替えるという初めての経験をしたりと落ち込むしおさん。しかし退院目前! 「明日で最後…!」と自分に喝を入れるのでした。入院生活4日目の朝。腫れ上がった左手が心配になり、病室を訪れた助産師さんに相談することに。原因は「ずっと針を刺して点滴を打っていた影響かもしれない」と助産師さん。理由がわかり納得し、1日が始まるのでした。 どうしよう… ※誤)お夜通し → 正)夜通し ※ 痛みや腫れがある場合は、無理に環納しないようにしましょう。 そして朝食の時間。またもおしりに激痛が! 刺激を与えないよう、おしりを浮かせながら朝食をとるしおさんは、薬をもらうことを決意します。しかし助産師さんからは「ちゃんとトイレで押し込んでみた??」と言われ、何度も聞いたそのセリフにイライラしてしまうのでした。 そして昼食の準備をしていると、話したいことがあると助産師さんに呼び止められます。ナースステーションへ向かうと、小児科医が待ち構えていました。医師に入院中に赤ちゃんの検査をしたことを告げられ、1枚の紙を渡されます。そこには「黄疸」の文字が。その紙を読み続けると、「脳の組織にダメージを」「後遺症で体が麻痺」と信じられない言葉が並び、ショックのあまりしおさんはぼうぜんとするのでした。 ◇ ◇ ◇ 突然小児科医に「黄疸」と言われ、不安になるしおさん。聞き慣れない言葉にショックを受けるのも無理はありませんよね。助産師さん曰く、黄疸が強くなると、肌や白目が黄色く染まって見えると言います。少しでも気になるときは、自分で判断せずに先生に相談することをおすすめします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月16日日々、子どもたちの健康を守る小児科、みなさんの中でもお世話になった方が多いのではないでしょうか? そんな小児科でのとある日の出来事がX(旧Twitter)に投稿されました!小児科医で今回ご紹介するのはせいむ(@same_pedem)さんがX(旧Twitter)に投稿した内容です。投稿は、小児科医である「せいむ」さんが勤務中の際のエピソード。勤務中小児科医である「せいむ」さん、ある朝、患者さんについて救急医からの連絡を受けたのですが…。話を聞いていると、ただならぬ様子で…?まさかの連絡…!?朝イチで救急医から着信「先生が肥満で診てる〇〇君ですが、昨晩事故にあって運ばれまして…治療頑張ったのですが……」(え、嘘でしょ…まさかそんな…)「………今日だけご褒美に好きなお菓子食べさせてもよろしいでしょうか」いや元気なんかい!!生きててよかったよ!好きなもん食え食え!— せいむ (@same_pedem) December 4, 2023 しかしその後、救急医が続けたのは「ご褒美でお菓子を食べてもいいか」という確認でした。そんな連絡にほっと胸をなでおろした「せいむ」さんの投稿でした。こちらの投稿には13万件のいいねが集まっています。(2023年12月8日時点)この反響へ「せいむ」さんは…今回の出来事に対し「せいむ」さんは『日々の診療の中でこんなほっこりエピソードに溢れている小児科医が増えてほしいです』と話していました。子ども達の健康を守るために日々、子どもたちの健康を守る小児科医。今回は、子どもたちの無限の未来や家族の笑顔を守るために日々奮闘している小児科医の「せいむ」さんのほっこりする投稿を紹介しました。※本文中のポストは投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年12月11日3児のママで小児科医でもある、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、親の暴言と子どもへの影響について教えていただきました。こんにちは。小児科医の保田典子です。今回は、子どもに感情をぶつけてしまう親御さんへのメッセージです。子どもに感情的に接してしまって自己嫌悪……という経験、一度はしたことがあるのではないでしょうか。そんなとき、どうすればいいのでしょうか? 実際にベビーカレンダーの専門家相談に寄せられた相談とともに、見てみましょう。 3歳になった娘と生後9カ月の娘がいます。長女に対して怒ってしまう、イライラしてしまう自分が嫌です。言葉が達者で、意味が通じている、相手の反応が的確な分、イラッとしてしまいます。娘も何か言われて嫌だったりイラッとすると、叩いてきます。「叩くと痛いからやめて、ママ悲しい」と伝えますが、言ってるそばから叩いてくるので、大人気ないですがイライラして叩き返してしまいます。 4歳1カ月の娘がいます。イヤイヤ期が落ち着いたのかな……と思いきや、ここ最近はわがままやかんしゃく、言うことを聞かないことが目立つようになりました。私自身も現在第2子を妊娠しており体調が安定せず、ついイライラをぶつけてしまっています。「こんなわがままなのはうちの子だけかも……」と思って、わがままだらけで頭にきて、毎日怒ってしまいます。例えば、トイレに行きたくない(そして漏らす)、ジュースを買って欲しい(ダメと言うと泣き叫ぶ)、工作がうまくいかなかった(心が折れて泣く)などなどです。 怒るという感情は自然なことです「怒る」という感情は自然なことで、それを否定する必要はありません。子どもにイヤイヤされて泣いて叫ばれたり、夜泣きで寝不足のなかトラブルが起こったら、誰でもイライラしたり、怒りたくなります。その「怒り」の感情に対して自己嫌悪になる必要はありませんが、怒ったことで自分の気持ちを見直すチャンスでもあります。 例えば3~4歳の子であれば、ママさんは「もう色々わかる年齢なんだから〇〇しないはずだ」という気持ちが根底にあり、「〇〇すべきではない」と思っていることを子どもがしてしまうことで、イライラして怒ってしまうということがあるかと思います(4歳なんだからおもらしはしないはずだ、など)。 感情的に怒ってしまったときは「自分ってこう思っていたんだな」と、後で俯瞰して自分の気持ちを観察してみましょう。自分がどんなことで「〇〇すべき」「〇〇すべきではない」と思っているかに気づけると思います。その考えが本当に正しいのかも含め、しっかり考えてみるとよいでしょう。 また、「怒り」はどうしようもなく、止められない感情のように感じますが、実はコントロールできる感情です。「子どもに怒る」ということを自分で選択して感情的になっていることを認識しましょう。 感情を子どもにぶつけると、悪影響があります子どもは、環境による影響を受けやすいです。アメリカのハーバード大学との共同研究では、暴言によるマルトリートメント(大人から子どもに対する避けたい関りのこと)があると、言葉の暴力を経験していない人たちよりも「聴覚野」が約14%も肥大するという結果があります。 怒鳴ったりなじられたりするなどの言葉の暴力は、身体を傷つける身体的マルトリートメント以上に、子どもの脳を傷つけてしまうと言われています。大切なのは、使ってほしくない言葉は繰り返さないこと、本人の存在を否定するような言葉は使わないことです。 イライラしないためにできることママがイライラしないためにできることは、「自分で自分の機嫌をとる」こと。疲れているとイライラしたり、感情的になりやすいです。ママ自身が疲れすぎてしまわないように、たまには家事や育児を投げ出す時間を作ったり、ラクになるツールや人に頼ったりするところから始めましょう。 工夫して対応してもつらい気持ちが続くときは、心の専門家や地域の保健士さんに相談してみると良いですよ。もし怒りの感情がコントロールできず、もしかしたら自分が虐待しているかもしれないと思うときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に相談しても良いと思います。 子どもへ感情的に怒ってしまう人は、何でも「自分でしなくちゃ」と頑張ってしまう頑張り屋さんが多いように思います。でも、子どもの心に傷を残さないためにも、感情的に怒ってしまったら、まずは子どもに「ママはこう思っていたんだ」と伝えしっかり謝ること、そして、子どもの存在が嫌い・嫌ではないんだということを説明してあげてください。 子育てのどんなフェーズにおいても、一番大事なのは「自分自身」です。子どもに怒ってしまう自分自身を嫌にならないよう、まずは子どもへ怒ってしまう環境をつくらない工夫をおこない、自分の心と体を大切に考えたうえで、お子さんを大切にしてあげてください。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年12月10日4歳の女の子・いとちゃんは、かんしゃくがひどく、家でも保育園でも周囲の大人を悩ませていました。だんだん、かんしゃくを起こす頻度が増え、不安になったママは心療内科で子どもの心身の発達の度合いを調べる「発達検査」を受けさせることに。心療内科での診断方法、そして医師から告げられたこととは?保育園で度々かんしゃくを起こすようになり、「家だけなら我慢できたけど、これはマズイ……」と思い、本格的に心療内科や発達検査について調べ出したママ。 近所の心療内科に片っ端から電話をかけますが、紹介状が必要だったり、子どもは診ていなかったり、なかなか見つかりません。 いろいろと探し回った結果、1カ月後に予約をとることができ、やっと病院へ行くことが決まり……。 心療内科ってどういうところ? 心療内科へ行くと、まず「木を描いてください」と言われました。これはバウムテストというもので、子どもの精神状態が反映される心理テストです。いとちゃんが10秒ぐらいでパパッと描くので、ママは「早いっ! これでいいの!?」ともう少しきちんと描いてほしい気持ちに。 予約していたものの、院内は混雑しており1時間以待つことに。そうこうしていると、やさしそうな先生がやってきてやっと、診てもらえるようになりました。 ついに、心療内科を受診する日がやってきました。お子さんの気になること、不安なことを聞いてもらうだけでも、保護者の心が軽くなることもあります。保護者だけで抱えきれなくなる前に、医療機関の受診をおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※バウムテスト(樹木画テスト)とは自由に木を描き、その人が持っている考え方、深層心理、思考、内面の気持ちなどを読み取ることができる簡易的な心理テストです。また、精神状態、発達の問題などもつかむことができると言われています。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター わさび
2023年12月05日ママたちから寄せられた体験談や悩みをマンガ化しているまめねこさん。今回は、ある小児科の看護師さんがお話ししてくれた「子どもの低血糖」の体験談をマンガで紹介します。子どもを朝起こしてもすぐに寝てしまう、ぼーっとしているなどの症状が「低血糖症状」だと気付かずに安静に休ませているうちに、症状が進んでしまうということがあるそうです。ある日、クリニックに1本の電話がかかってきました……。 お母さんに抱えられて到着した2歳の男の子は…… 看護師さんは、クリニックを受診した子どもに低血糖が多くみられることからまめねこさんにマンガ化を提案してきたそうです。 このお話に出てくるお母さんに抱えられてやってきた2歳の男の子も、朝起こしても寝てしまう、熱もないのにぐったりしているなどの情報から看護師さんが予感したとおり、低血糖だったようです。前日は微熱と食欲低下があり、夕食を食べなかったことが原因だろうと医師は言いました。 食欲がなくても少量ずつでも、ラムネやカルピスなどで糖分を摂取することが大切なのですね。そして何も食べられないなら「早めの受診」が肝心とのこと。 子どもが遊びに夢中になっていると、つい水分や糖分の摂取するタイミングを逃してしまったり、食欲がないならと夕食をとらせず眠らせてしまったりするなど、やってしまいそうですよね。10歳前後までは血糖コントロール機能が未熟であるなど、正しい知識をもって、大人が子どもの低血糖予防を意識しておきたいですね。 ※ラムネなどの丸くつるっとしたものは、表面が滑らかなためにふとしたときに飲み込んでしまって喉につまってしまうことがあります。発達に応じて小さくして食べさせるなど、注意が必要です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2023年12月03日人見知りはいつから始まる?人見知りの原因とは?赤ちゃんが普段接している養育者以外と接するときに、ぐずったり泣き出したりと人見知りが激しくて困っている方もいらっしゃると思います。人見知りは子どもが発達していく過程で、人を区別できるようになってくると起こると言われています。目安としては生後6~9ヶ月頃から始まり、2~3歳頃になるとおさまってくることが多いようです。ただ、子どもの発達には個人差が大きいため、下記の月齢はあくまで目安としてください。赤ちゃんは、生まれた頃はまだ視力も発達しておらず、身近な大人の姿もよく認識できていません。生後6ヶ月頃になってくると、養育者など身近な人の顔を判別できるようになってきます。あやしてもらうと喜んだり、養育者にしがみついたり、あとを追うようになったり、大人とのやり取りを楽しむ様子が見られるようになります。子どもと養育者は、このようにして愛着を築いていきますが、特定の大人との愛着関係が強まっていくことで、それ以外の慣れていない人と接すると、不安が高まり接触を避けたり泣いたりといった様子を見せることがあります。8~9ヶ月頃になると、多くの子どもが人見知りをするようになります。人見知りの激しさは子どもによって差があり、目をそらすといった消極的な場合から、泣き叫ぶなど激しい様相を呈する場合もあります。また、初対面ではなくても、あまり会う機会のない祖父母などの大人に対して、それまでは人見知りしなかったのに、急に人見知りをするようになる場合もあります。このように、人見知りは子どもが人を識別できるようになったことと、特定の大人との愛着関係ができたからこそ生じる状態と言えます。それまでいろいろな人と接していたのに、急に人見知りが始まると戸惑うかもしれませんが、子どもの発達の自然な過程なのであまり心配しないようにするといいでしょう。人見知りはおおよそ10ヶ月~1歳半頃が最も激しく、2~3歳頃になる頃には落ち着いてくると言われています。これは、10ヶ月~1歳半頃は愛着の対象である人(多くは養育者)が離れることに不安が強くなる時期だからです。そのため、慣れない人と接する場面では不安感からより人見知りが激しくなることが考えられます。その後、子どもがさまざまなコミュニケーション手段を獲得し、他者と関わる機会が増えていくことで次第に人見知りもおさまってくるようになります。参考:お母さんと子どものコミュニケーションのために|厚生労働省参考:保育所保育指針解説書|厚生労働省参考:分離不安および人見知り|MSDマニュアル家庭版人見知りが激しい子に特徴はある?人見知りの程度や行動は個人差が大きく、まったく人見知りしないという子どももいれば、激しい子どももいます。人見知りが激しい場合、「話しかけられただけで泣き叫ぶ」「養育者以外が抱っこをすると泣く」「ほかの人の顔を見ただけで「怖い」と養育者に抱き着く」「養育者の陰から出てこない」など、比較的ささいなことでも大きく反応します。また、泣いている時間も子どもによって差があり、一度泣き出すとなかなか泣き止まず、養育者が困ってしまうということもあります。このように人見知りが激しく、外で泣き叫んでいるときなどは「何とかしなくては」と焦ってしまうこともあるでしょう。そのときに叱責するなど無理に泣き止ませるのは逆効果になることがあります。人見知りは養育者との関係がうまくいっているからこそ起きるものです。泣き続けている場合は、子どもが普段触れ合うことの多い人が抱っこをするなどをして、安心感を感じられるようにするといいでしょう。参考:親子の関係|東京都生涯学習情報人見知りが激しい場合、発達障害などの可能性がある?人見知りは子どもの発達の過程で生じるものと分かっていても、程度によっては「何かほかに原因があるのでは」「発達障害の影響かも」と感じることがあると思います。ですが、発達障害があるから人見知りが激しくなるというわけではありません。しかし、発達障害があることで不安が強く、そのことが人見知りの程度に影響を与えることは考えられます。人見知りが激しい以外にも、気になる行動や特性が見られた場合は専門機関へ相談してみるといいでしょう。発達障害のある子どもに見られる特徴例・癇癪が激しい・自分のことに夢中になり友達と遊ぶことが少ない・慣れない状況や急な変更に不安が強い・感覚過敏がある(著しい偏食、特定の音を過剰に嫌がる、ある洋服の素材を嫌がったり洋服のタグを嫌がったりする)・歯磨き、着替えなどの身辺自立が遅れがちここで挙げた特徴はあくまで一例です。人見知り以外にも発達で気になる様子がある場合は以下の機関に相談してみるといいでしょう。発達の気になる子どもの相談先・かかりつけの小児科・専門の医療機関(療育センター、児童精神科、小児神経科など)・市町村保健センター・児童相談所・子ども家庭支援センター・発達障害者支援センター対面だけでなく電話やインターネットを通じて相談できる場合もあります。WEBサイトなどで確認してみるといいでしょう。参考:支援者のための地域連携ハンドブック~発達障害のある子供への対応~|東京都保健医療局まとめ慣れていない人と接するときに、避けたり泣き叫んだりといった人見知り。子どもの人見知りは6ヶ月頃から現われて、2~3歳頃まで続くと言われています。いつまでも泣いていたり、それまで仲良くしていた人にも人見知りするようになると「困ったな」と感じるかもしれません。しかし、人見知りは養育者と愛着を形成できているからこそ起こる状態で、子どものコミュニケーション手段が増えることで自然とおさまってきます。しかし、人見知りの程度や期間が気になったり、ほかにも発達で気になる様子がある場合は、背景に障害などが隠れていることも考えられます。心配な方はかかりつけの小児科や保健センターなど専門機関に相談してみるといいでしょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年11月22日大人になっても注射って緊張しませんか……?子ども同様優しく褒められた時のこそばゆい感じ!わかります〜! 一緒に褒めてくれるお子さんたちが可愛いです♡大人になっても注射って緊張しますよね!! 私も子どもの手前、なんでもない感じを出しますけど、やっぱり針を打つ瞬間は見られません〜!くもやあきこさんの漫画はInstagramとブログ、Twitterで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪----------------------------ご協力:くもやあきこさんInstagram:@akikokumoyaブログ:毎日が推しごと。Twitter:@akikokumoyaイラスト用アカウントもご覧ください♪@kumoya_illustration---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)おすすめ子育て漫画、まだまだあります!✅【漫画】保育園の連絡帳に爆笑!! 保育士さんたち実はめっちゃ面白いな……?✅【漫画】寝るときの子どもメチャ尊すぎるな…! 可愛さ爆発で泣きそうになるマンガ✅【漫画】それマジでフラグだから!! ちょっとヤメてほしい同僚の一言「お熱出なくてよかったですね!」すると……「保育園からお電話です」
2023年11月16日娘が3歳9カ月のとき、O157(腸管出血性大腸菌)に感染しました。テレビのニュースなどでよく耳にする感染症ですが、私はO157の恐ろしさを思い知らされることとなったのです。娘の闘病の体験談と、そのとき学んだことを紹介します。血便が! 腸重積の疑いで大学病院に搬送翌朝、小児科でノロウイルス・ロタウイルスの検査をしましたが、結果は陰性。一度帰宅しましたが、夕方ついに真っ赤な血便が……! すぐに小児科を再受診すると、先生から「腸重積だと思うから、すぐに大学病院に行ってください」との言葉がありました。 腸重積とは腸管が重なってしまった状態のことで、早めに対応しないと危険なのだそうです。大学病院に転院になり、すぐに重なった腸管を元に戻すため、おしりにバルーンを入れる手術をすることになりました。3日間の入院を言い渡されましたが、術後は娘がだいぶラクそうになったので私は安心しきっていました。 O157が検出! そして血尿…!しかしその2日後、看護師さんが血相を変えて病室にきたのです。そこで告げられたのは、検便の結果、O157が検出されたとの言葉でした。私はただ驚くばかりでしたが、そこからすぐに保健所の訪問が始まりました。 同居家族全員の検便がおこなわれましたが、娘以外は全員が陰性。2週間分の食事の聞き取りがありましたが、原因は特定できませんでした。そしてさらに2日経ったころ、娘の体にさらなる異変が! 尿検査のためトイレに行かせると、クランベリーのような色の血尿が出たのです。合併症を発症し転院!娘は元気に回復しましたが、3年経った現在も合併症の経過観察で通院を続けています。娘がO157に感染し、私は初めてその感染症の恐ろしさを知りました。今では、こまめに手を洗う・肉と野菜のまな板を分ける・調理する箸と食べる箸を分けるなどの対策を続けています。もっと感染症の知識をつけて予防をしていきたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ 著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2023年10月29日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。長男が体調不良に!?主人公が第2子を妊娠中、つわりでどうしても動けなかった日がありました。そんな日に長男が熱を出してしまい…。夫に「小児科に連れて行ってくれない?」とお願いをします。すると夫は「せっかくの休みなのに!」と文句を言いながら小児科へ向かいました。夫から電話がかかってきて…出典:CoordiSnapしかししばらくすると、突然夫から電話がかかってきて、普段飲んでいる薬があるかどうかを聞かれます。夫は普段から子どものことを見ていなかったため、飲んでいる薬があるかどうかも把握していなかったようで…。そのイライラをぶつけられた主人公は思わず固まってしまいました。しかしこの後、予想外の出来事が起こって…。問題さあ、ここで問題です。この後、起こった予想外の出来事とは何でしょうか?ヒント電話の内容を聞いている人がいました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:CoordiSnap正解は「医者が夫に一喝した」でした。電話を聞いていた医者は「ちゃんと見ていないのはお父さんじゃないですか?」と言い、夫は慌てて言い訳をし始めます。しかし医者はそんな夫を相手にせず、意見をぶつけ続けたのでした…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年10月22日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が……ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い? できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2023年10月08日健康診断などで、誰もが一度は経験したであろう、採血。チクッとした痛みを伴うため、大人でも苦手だと思う人は多いでしょう。小さい子供であれば、怖がり、泣いてしまうのも無理はありません。小児科医のせいむ(@same_pedem)さんが、X(Twitter)に投稿した、ある患者とのエピソードを、ご紹介します。前回大泣きしていた子供が、2回目に採血を受けると…大学病院に勤務するせいむさんは、ある日、1人の子供の採血をしていました。前回も、せいむさんが採血したものの、その時には大泣きしてしまったのだとか。2回目となる今回は…痛みに耐え、泣くこともありませんでした。せいむさんが「すごいね」と褒めると、子供はこのように返事をしたといいます。「もう、その痛みは一度覚えた」まるで、バトル漫画に出てきそうなセリフを、いい放ったのです!強気な姿勢と、子供らしからぬ言葉のチョイスに、周りにいた大人たちも驚いたことでしょう。せいむさんは「人間に擬態した異星人のよう…」と感じ、ちょっぴり怖くなってしまったといいます。投稿を見た人からは、「これは強い」「一度はいってみたいセリフ」などのコメントが寄せられています。・漫画のような、センスのある返しに笑った。・だんだんと、大人の階段をのぼっていっていますね。・成長スピードがすごい!一体どんな環境で育っていったのか…。これからも、その適応力と抜群のワードセンスを活かして、たくましく育っていってほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年10月05日こんにちは、3児のママ小児科医・保田典子です。今回は、外来でもよく質問がある耳掃除についてお話しします。子どもの耳掃除について、「どのくらいの頻度したらいいですか?」「どのくらい深くまで入れていいですか?」など、健診や病気の診察のときなどに結構聞かれる質問です。私は「耳掃除は、しなくていいんですよ」とお答えしています。その理由をお伝えしたいと思います。 「耳掃除」しなくていい理由は?健診のみならず、中耳炎のあとの診察などでも耳掃除の質問はあります。中耳炎になると耳だれも出てくるので、耳掃除しなくちゃ、となりますよね。でも、耳掃除で中耳炎の予防ができる訳ではありません。鼻水を吸引したほうが中耳炎の予防はできます。 日本耳鼻咽喉科学会でも、 と耳掃除をしないことを推奨しています。 耳のケア、どうすればいい?「耳掃除」といっても、綿棒や耳かきを耳の穴に入れて「掃除」することはしません。ガーゼなどを指に巻いて、耳を拭きとるというイメージでケアしておけばOK。大人の指なら子どもの耳の穴の奥まで突っ込めないので安全です。お風呂や沐浴で耳の中に水が入っても大丈夫。放っておけば水も自然に排出されます。 ちなみに、私自身は耳掃除をすることがありますが、子どもが大人しくテレビなどを見ているときに(←すごく大事です。急にぶつかってきたら鼓膜を破る危険性も……!)、深くなりすぎないように綿棒でささっとおこなう程度です。本当は不織布かガーゼが良いですよ。 わが家の子どもたちは、基本的に耳掃除はしていません。親がおこなっているのを見ると、「やって〜」と言われるので、スキンシップ程度にすることがある感じです。お子さんが自分で耳かきや綿棒使うと、鼓膜を破ってしまうおそれもあるので、絶対にやめさせましょう! 耳鼻科に行くのは、どんなとき?基本、耳掃除が目的で耳鼻科を受診する必要はないのですが、下記のようなときは、耳鼻科の受診を考えましょう。●耳だれが出るとき●耳の聞こえが悪くなったと感じたとき●耳を痛がるとき●耳の違和感を子どもが訴えるとき●どうしても耳垢が気になるとき 耳鼻科を受診する時に「耳垢が気になって」と伝えると、その場で取ってもらえることもありますし、「今度受診するべきなのか」「受診するタイミング」「受診しなくて大丈夫なのか」など教えてもらえるので、それを参考にするのがいいと思います。 適切なお手入れ法を知ることが大事です人間の体は、耳に限らず「適切なお手入れ方法」があります。 1. きれいにしたほうがよいものうんちをきれいに拭く、歯磨きをする、など 2. そこまで完璧にきれいにしなくていいものせっけんを使い洗いすぎると皮脂を落としすぎてしまう耳垢も適度な量は耳を守ってくれる大事なものなので落としすぎなくて良い、などきれいにすることのメリット、デメリットを理解していると、不要なケアを減らすことができるだけでなく、お子さんの健康を保つことができます。 耳垢よりも「聞こえが悪くなっていないか」「鼻水が詰まって口呼吸になっていないか」などを毎日チェックしてあげて、心配なら耳鼻科の受診を考えてみてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年09月29日皆さんは病院でトラブルに遭ったことはありますか? 今回は「厄介者の母親の話」を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!息子が検査入院体調不良の息子を小児科へ連れて行った主人公。大きな問題はなさそうでしたが、念のため検査入院をすることになりました。息子に付き添って主人公も病院に泊まることをすすめられ、案内された大部屋に向かいます。するとそこには、看護師に向かって大声を張り上げる1人の母親の姿が…。どうやら母親は付き添い用のベッドに、レンタル料がかかることが気に入らないようです。大騒ぎする女性出典:エトラちゃんは見た!「はぁ?金とるの!?」と怒りをあらわにする母親。そして病院をケチ呼ばわりして大騒ぎします。そんな様子を見て、主人公は厄介な人と同じ部屋になってしまったことに不安を覚えますが…。その夜、主人公の不安は的中することに。なんと母親は、主人公が使うために用意した寝袋と座布団を奪って勝手に使ったのです。さらに主人公が返してほしいと伝えても「これは自分のもの」と主張してきて…。その後母親の嘘はすぐにバレたものの、その身勝手な態度に呆れた主人公でした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年09月26日長男が3歳、次男が生後2カ月のときのこと。次男が突然38度の熱を出し小児科を受診すると、すぐさま入院することに。突然ママと離れることになった長男は、「大丈夫だよ!」と納得してくれたのですが……。生後2カ月の次男が発熱長男が3歳、次男が生後2カ月のときのこと。長男は幼稚園に通っており、よく風邪をもらってきては、熱を出していました。この日も長男は風邪をひいており、少し鼻水が出ていたので、次男にうつっては困ると思いお風呂を別々にしたり、部屋の中でもなるべく離れて過ごさせたりしていました。 ですが授乳中、次男の口の中がいつもより熱く感じた私は嫌な予感がし、すぐに検温をしました。すると予想通り、次男は38度の発熱。部屋が暑いのかもしれないと、室温や次男の衣服を調整し、再度検温したもののやはり38度に変わりはありませんでした。 次男が入院することに……この日はたまたま夫も仕事が休みで自宅にいたので、長男を夫に預け、私は次男とともにすぐさま小児科を受診しました。すぐに血液検査もしてもらいましたが、結果を見ても特に異常なし。 恐らく風邪でしょうと診断されましたが、まだ生後2カ月なので、このまま入院するように言われました。次男の体調はもちろん心配なので、入院するほうが安心だと感じる反面、急に離れることになった長男のことが私は心配で仕方ありませんでした。 突然、泣きわめく長男入院が決まってすぐ夫に連絡をし、長男にも電話で事情を話しました。すると長男は「大丈夫だよ! パパと待ってるよ」とすんなり納得してくれた様子。その後夫は長男とともに、次男と私の荷物を持って病院へ来てくれました。そのまま面会時間ギリギリまで一緒に過ごし、夫が長男を連れて家に帰ろうとしたときのこと。 私はエレベーターの前まで見送り、夫と長男はにこやかに手を振ってエレベーターに乗っていきました。ですが突然、エレベーターの中から長男の泣き声が。エレベーターはもう1階についており、私は5階にいたのですが、それでも聞こえてくるほどの声で長男は泣いていました。 寂しい思いをさせてごめんね長男の泣き声はどんどん遠くなっていったので、夫がなんとか連れて帰ってくれたのだなと私は部屋に戻りました。すると次は外から長男の泣き声が聞こえ、ふと窓から外を見ると、駐車場で「ママと離れたくない!」と泣き叫ぶ長男の姿が。 お兄ちゃんといってもまだ3歳、突然私と離れることになって寂しくないわけがないのに、私の前では我慢していた長男を想うと、本当に「ごめんね」という気持ちで私も涙が止まりませんでした。 その後、夫はなんとか長男をなだめて連れて帰ってくれました。帰宅してからは長男も覚悟を決めたようで、自らおにぎりを作ったり、普段家事をしない夫を助けたりと、とても頼もしい存在だったようです。次男は3日で無事に退院。長男には寂しい思いをさせましたが、成長した長男の姿を見ることができたことをうれしく感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年09月24日メンタル面での不調は目に見えずわかりづらいからこそ、病院へ行かずに放置してしまうという方も多いようです。中には、身体的な症状が現れてから心療内科に受診することを決めた方も……。今回は、MOREDOORのオリジナル創作漫画『私が「うつ」になるわけがない。』よりワンシーンをお届けします。※本作品にはうつ症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。※この漫画は臨床心理士・三崎てるひこさん監修のもと制作された、実際の「うつ症状」を再現したフィクション漫画です。※うつ病は特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。※「うつ病」は甘えでも、怠けでもありません。ついに心療内科に……第一志望の企業に就職した宇都宮ゆうこ。先輩である藤井に理不尽な仕事の振られ方をされ、ついに出勤途中の電車で体調を崩してしまう。そんな中、偶然にも友人に助けてもらい心療内科を紹介してもらうことに……。ハードルが高いイメージだったけど……告げられた病名とは?「うつ病」と診断を受けた……宇都宮さんは。「眠るための薬を貰う」程度の軽い気持ちで心療内科へ向かいました。しかし結果として、医師からは、「うつ病」と告げられてしまいます……。まさか自分がうつ病になるとは思っていなかった宇都宮さん……。このあと彼女は、どのようにして自身の心を休め、うつ病と闘っていくのでしょうか……。この漫画に読者は『自分のことをいたわるのは甘えじゃないというのが心に刺さりました。ただ頑張ることも時には必要なことなので、現代社会では線引きがとても難しいと感じました。』『自分もありえないことではないので気をつけたいです。この子もよく友達の言う事を聞いて病院に行ってくれたと思います。相談できる友達、家族は必要だと再認識しました。』『誰にも起こりうることがマンガでわかりやすく書かれていた。自分では「うつ病じゃない」と思いこむが、診断を受けるとそうだった、という話はよく聞く。いつの間にか負のループに陥ってしまっているので、マンガにもあったが同僚や友人など、他の人のアドバイスをうまく聞き入れることが大切だと感じた。』『私もうつ病当事者でした。漫画を読んで当時を思い出しました。涙がでたり、布団から起き上がれなかったり、きついが分からなかったりしました。』など、様々な声が集まりました。誰でもなりうる病気……‟うつ病は心の弱い人がなるもの”だと思っていませんか?うつ病は、心と体に強いストレスを受け続ければ誰でもなる可能性のある病気です。心や体に小さな変化があった際は、軽視せずにきちんと自分と向き合ってみてくださいね。自分の心と体を休めることは決して甘えではありません。みなさんはこの漫画、どう感じましたか?■脚本・監修:三崎てるひこ 臨床心理士■作画:長月よーこ(MOREDOOR編集部)
2023年09月23日今回は子どもの寝汗対策について、3児ママで小児科医・保田典子先生に解説していただきます。子どもにとっての「快適な環境」って? 子どもが汗だくになっていたら着替えは必要?こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。赤ちゃんの寝汗ってすごいですよね。特に頭や背中はびしょびしょになったりします。夜中に着替えさせるのも起きたら嫌だし、でも風邪ひくのも怖いし……そんなママのための寝汗対策についてお話したいと思います。 子どもにとっての「快適な環境」って?新生児期を過ぎた赤ちゃんは、基本的に大人より暑がりです。それは、大人よりも代謝が良かったり、体温が高いためだと考えられています。赤ちゃんの寝室の環境は温度26-27℃、湿度50%前後が良いとされています。 これは、エアコンの温度設定ではなく、寝室の実際の温度がこのくらいが良いとされているので、心配なら温度計で実際の家の環境をチェックしてみてください。 子どもが汗だくになっていたら子どもは汗をかきやすいと思われていますが、子どもは汗で体温調節をするのは大人よりも下手だと言われています。なので、子どもが汗だくになっていたら、そもそもそれは「部屋の温度がその子にとって高すぎる」ということです。 大人にとって快適な温度でも、子どもにとっては暑くて調整しきれていないという状態かもしれません。さきほどお伝えした寝室の温度26-27℃でも、汗だくになってしまう子もいるかと思います。その子にとってはその気温では暑すぎるということです。 そんなときは、エアコンをつけてサーキュレーターなどで部屋の空気を循環させる、エアコンの温度を下げるなどをまずは考えた方がいいでしょう。 その上での寝汗対策まずは子どもが汗だくにならない環境づくりが大切です。しかし、それでも寝汗はある程度でてしまうことと思います。特に頭や背中は汗をかきやすいところ。 でも、頭に汗をかくからといって、冷えピタのような貼るタイプの保冷剤を使うのは、個人的には避けたほうがいいと考えます。寝ている間に貼ったところから移動して窒息の原因になることがあるためです。 その子によって多少違うことはありますが、汗をかきやすいお子さんは下着を着るとかえって体感温度が上がることがあるので、下着は取ってしまっていいと思います。または、下着1枚で寝かせても大丈夫です。 着替えをさせることを考えると、前開きタイプが着替えさせやすいですよ。素材は汗の吸いやすさ、湿疹のなりにくさを考えると綿100%、または綿がある程度入った生地が良いです。 朝起きたらシャワーで汗を流しましょう汗をたくさんかいた翌朝は、まずたっぷり水分を摂りましょう。あせもが出やすい子は、朝シャワーで汗を流すことがオススメです。(でも、私は朝忙しくてそんなことはできていませんでした! ) 朝シャワーは、基本的にせっけんは不要です。シャワー後は、簡単でもいいので保湿をしてあげましょう。 「子どもにとって快適な温度」が大事!子どものびっしょり寝汗を見たら、まずは部屋の環境調整をしましょう。その上で下着を取ってしまう、前開きの衣類で着替えをさせやすくして、びしょびしょなら着替えさせてあげましょう。朝になったら汗は流してあげるのがいいですね。わが家は子どもの快適温度に設定すると、私には肌寒くて、足まで掛け物が必要だったりしました。親が肌寒いと感じる温度でも、ぜひお子さんの快適温度にしてあげてください。その方が子どもはぐっすり寝てくれるので、親も子もハッピーですよ。 作画/はたこ 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年09月22日私は現在2児の母親であり、2人目が生後半年ごろに心療内科から自身が「適応障害」であると診断を受けています。「ずっと苦しかったけど、まさか自分に精神疾患の病名がついてしまうとは……」と、診断が下された当初は戸惑いを隠しきれませんでした。主な原因となったのは育児でしたので、少しでもラクになるよう改善に向けておこなったことをお話ししていきます。 下の子出産後から心身が苦しくなった下の子を出産した直後から「感情のコントロールがききづらくなり、上の子に対して当たりがキツくなる」「泣いたらいけない公共の場面で急に涙が溢れる」など日常生活に支障が出始め、心身共に常に苦しい気持ちや憂うつさが抜けなくなる状態がずっと続いていました。 しかし、当時の私の心療内科のイメージと言えば「死にそうなくらいに苦しくなったときに受診するもの」で、「それまでは気の持ちようでなんとかなる」との考えがありました。 薬の服用はあくまで対処療法と気づく心療内科を受診することに大きなためらいがあったのですが、無理をして育児をおこない、その結果メンタルを崩している私を見かねた夫の助言もあり、下の子が生後半年のころにやっと心療内科を受診しました。 そこで漢方薬や精神安定剤を処方され服用してみると、たしかに以前よりも気持ちは落ち着くし、前より感情面の起伏はフラットになったので一定の効果はありました。しかし、心療内科へ通院してみて初めて、薬を服用してもそれは単なる対症療法だと気づいたのです。 育児をひとりで背負い込む責任の重さ結局、私のメンタル不調の大きな足枷となっていたのが子どもたちのお世話です。しかし、過去の私の考え方は「ママになれば皆していることなのに、なぜ私は不必要にイライラしてしまったり怒鳴ったりしてしまうの? 」「皆と同じことがこなせない。子どもたちにずっと笑顔で接することができない」などと、今思えば不必要に自分を攻め込んでいました。 そんな最中、「なぜ、自分をそこまで追い詰めるのだろう」とふと考えてみたら、私は「子どもが順調に育たなければすべて私の責任だ」と、自分ひとりで育児を背負い込む思考になっていることに気づいたのです。 書籍やTVの情報が私を救ってくれた育児のつらさを解消したいがためにさまざまな書籍などを読み漁り、特に感銘を受けたのがNHKで放送されていた『ママ達が非常事態!?』という番組。放送の中で、人間は本来、ひとりで子育てするのではなく「たくさんの仲間とつながって共同的に育てていきたい」という本能があるという知識を授かりました。 私の育児環境を見直すと、たしかに上の子のときから里帰り出産すらせず、かといって夫も育休取得ができず、ずっと平日はワンオペ育児で慢性的な孤独を抱え込んだまま育児をしていたのだな、と自分の考えを改めるきっかけとなったのです。「そうか、だから私はこんなに育児がつらかったのか」と原因がわかれば、自分が何をすべきか見えてきました。 以前は「3歳ごろまでは自宅で子どもをみないと!」と固執する自分がいたのですが、現在は考えも柔軟になり、日中は保育園を活用してプロの方に子どもたちを任せることにしました。共同で子どもたちを育てている感覚になれて、余裕が生まれるとともに前向きさを取り戻すことができました。保育園には感謝の思いでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年09月18日こんにちは。3児の母で小児科医の保田典子です。今回は、小児科医的しつけ、イヤイヤ・グズグズ対応のNG行為について。NG行為と言いつつ、私自身もよくやってしまいます。反省も込めてお伝えしたいと思います。NG1:ぐずったら「とりあえず泣き止むもの」をすぐ与えてしまう子どもがクリニックで泣いてしまったら、とりあえずスマホの動画を見せてしまう、とりあえずお菓子をあげてしまう、という親御さんがよくいらっしゃいます。子どものイヤイヤ・グズグズに対して、スマホやお菓子に関わらずすぐ何か与えてしまったり、子どもの言いなりになってしまうのは、あまりしない方がいいでしょう。 子どもはそもそも泣くものです子どもはよく泣くものですし、よくグズグズします。特にクリニックは、お子さんにとって嫌なこともいっぱいしますし、予防接種などの注射は痛いので、機嫌が悪くなったり泣いてしまう子も多いですが、別にいいんです。 子どもが学びエスカレートする可能性も子どもは賢く、すぐ学びます。「こうやったら親はすぐに言うことを聞いてくれる」と学んだら、どんどん態度がエスカレートしていくことがあります。スマホやお菓子を与える「使いどき」を親御さんがきちんと決めて、生活の主導権を握れるようにすると、後々のしつけにも良い影響があります。 スマホは「ここぞというときにだけ」与えるようにするたとえば、電車や役所など、公共の場所で子どもがグズって本当に大変! というときに、「スマホは電車に乗るときのスペシャルね♡」という感じで、ここぞというときにだけ「とりあえず泣き止むもの」を使うようにすると、より効果的だと思います(とはいえ、親がスマホをずっと見ていてお子さんは無視は、もっと避けた方がいいかなと思います)。 NG2:イヤイヤ・グズグズしている子どもへ感情的に怒る子どもがイヤイヤ・グズグズしているときに、「だから何がしたいの!」「〇〇しちゃダメでしょ!」「しょうがないでしょ!」と怒ってしまう親御さんを、よく見かけます。突然しょうもないことでイヤイヤし始めると、ため息が出ちゃいますよね。 とはいえ、このように子どもと同じ土俵に立ってしまっては何も解決しないですし、火に油を注ぐことになってしまいます。親が感情的に怒ることで、子どもはさらに泣き叫び、親は困り果てる……ということになります。 親がイライラしなくていいように対処しておく子どものグズグズは本当にどうしようもありません。なので、突然イヤイヤが始まっても慌てなくていいように、事前に対処しておいたり、時間に余裕を持ったスケジュールで行動ができると良いですね。 例えば、電車の中でかんしゃくを起こしてしまっても、時間に余裕があれば次の駅で降りることができます。時間ギリギリだと「下車すると間に合わないのに!」とますますイライラしてしまうかもしれませんね。また、ぐずりやすい時間を外して移動したり、子どもが眠くなりやすい時間に移動をすれば、外でイヤイヤの対応をしなくて済むかもしれません。子どもがグズグズしやすいポイントを把握したうえで、グズグズしないスケジューリングをすることも大事ですよ。 ぐずったら共感して抱きしめてみてぐずったときの良い対処としては、「〇〇したかったんだね」と共感して、ギュッと抱きしめてあげましょう。そのあとは落ち着くまでそうっとしてあげるか、トントンしてあげましょう。これは、公共の場所でも、子どもが泣いても大丈夫な場所でも同じです。 イヤイヤ・グズグズに対応している親御さんへ赤ちゃんや子どものイヤイヤ・グズグズは「こんなことで!?」とか「なんでここで!」という連続だと思います。周りの目が気になったり、迷惑をかけていると落ち込んだりすることもたくさんあると思います。子どもがぐずっても、慌てて「イヤイヤを止めないと!」って思わなくていいんですよ。子どものイヤイヤに付き合うのはすごく疲れてしまいますが、親の毅然とした態度が今後の親子関係に深く関わってきます。イヤイヤしたら、慌てずに「共感して」「ギュッとして」あとはあらかじめ決めたルールであやすようにしてもらうといいでしょう。そうすると、今よりもっと上手くお子さんのイヤイヤと付き合えるかもしれません。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年09月16日長男は食後でもないのに1日中ゲップを多発することがありました。普通の頻度ではなかったので、私は息子がわざとやっていると考えて叱ってしまいました。しかし、ネットを検索したり、小児科で相談したりするうちに、わざとではなく原因があるかもしれないということがわかってきました。ゲップを多発する息子に対する私の対応息子のゲップが急に多くなったのは、年長のときでした。食後に限らず1日中、1時間に数回もゲップが出る状況で、私は息子がおもしろがってわざとしているのではないかと疑っていました。 食事中した場合には、私は息子に行儀が悪いことを伝えて注意。息子は「わざとではない」と主張しましたが、私はゲップをするとスッキリする感覚を覚えたのだろうと考え、「せめて食事中は我慢しなさい」と言い聞かせました。 わざとじゃなかった? ゲップ多発の原因ゲップの頻度が減らない日々が続く中、何気なくネットで検索すると、「呑気(どんき)症」という病気があることを知りました。ストレスなどから空気を飲み込んで、ゲップなどが症状として出る病気と書かれていました。 息子はこの病気なのかもしれないと考え、喘息の薬を小児科へもらいに行ったときに先生に相談。すると、「ストレスや緊張から空気をたくさん飲んでゲップをすることがあります。その場合は本人に注意することは逆効果です。気にさせないことが大事なので、注意をしないようにしてしばらく様子をみてください」と言われました。 対応を変えたあとの息子の変化とは?小児科の先生の説明を聞いて、これまで息子がわざとやっていると思って注意してしまったことを反省しました。その後は、ゲップが出たとしても何事もなかったかのように接しました。幼稚園の先生には小児科で言われたことを伝え、何にも言わずに見守ってほしいと依頼。先生もわざとやっていると思い込み、これまで注意してしまっていたとお詫びをいただきました。 いつになったら出なくなるのか最初は不安でしたが、2カ月経つと少なくなってきました。さらに2カ月後には普通の頻度になり、まったく気にならなくなりました。 息子のゲップに悩んでいた当時は弟が生まれたあとでした。息子からすると、それまでひとりっ子として育てられ、親の愛情を独占していた状況が一変したのでしょう。私があまりかまってあげられないことで、ストレスを感じていたのかもしれないと思いました。子どもは親が思っているより環境の変化を敏感に感じとるため、状況が変わったときこそ、気持ちに寄りそった対応が大切だと学んだ体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:福田ひろみ2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、7歳、5歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。
2023年09月12日パニック障害と産後うつで心療内科に通い始めて2年半。夫や子どもにイライラしてしまうことを医師に話すと、薬を増やす提案をされました。薬を飲まない生活を目指していた私はショックを受けたのですが、医師のある言葉で大切なことに気付くことができて……。★関連記事:パニック障害、不安障害、うつ病…毎日必死で頑張っていた私を襲った病気に気付かされたこと夫と子どもにイライラしてしまう…薬が増えるのは悪いことではない2年半ほど前に、心療内科でパニック障害と産後うつであると診断されました。それからずっと、私の体調の変化に合わせて薬の種類と量を調節しながら通院を続けています。薬を飲まない生活に戻ることを目的に治療してきたつもりでしたが、医師に夫や子どもにイライラしてしまうことを話すと薬の量を増やすことを提案され、ショックを受けました。ですが薬を飲んで2日くらいたつと、イライラする心が落ち着き、安定してきました。ただ、私はそれを手放しでは喜べず、「薬の効果だと思うと少し怖いような気もする」と心療内科の医師に伝えたところ……。「薬を飲めば落ち着くことがわかったというのが、今は良いことだと思いますよ」と言われてハッとしました。今まで私はそんなふうに考えたことがありませんでした。薬を減らすこと、飲まない状態になることが治療のゴールだと思っていたからです。医師の言葉で、自分自身が穏やかに毎日を過ごせることが一番良いことなのではないかと気付くことができました。カウンセリングの効果を期待できるように医師に「本来のあなたは穏やかな性格だと思いますよ」と言われ、そうだ本来の私は穏やかなほうだったと思い出しました。そこから夫や子どもにイライラしてしまうことに対してカウンセリングを勧められました。カウンセリングは過去に受けたことがあるのですが、そのときはあまり効果がなく途中で通うのをやめました。でも、今回私自身の治療に対する考えも変わったので効果があるのではないかと期待しています。以前は、薬を飲まない生活に戻りたい、カウンセリングで何が良くなるのかわからないという状態でした。しかし今は、薬を飲みながら心を安定させて、カウンセリングではイライラしてしまう家族のことを話せば良いのかなと考えています。カウンセリングを勧められるほど悪い状態なのかとショックでしたが、今では良くなるための方法の1つだと捉えています。精神を安定させるにはセロトニンが必要医師いわく、セロトニンを増やすと心が穏やかになるとのこと。ネットでも検索してみると、セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、精神が安定する脳内物質ということでした。増やす方法を調べた中で、私が実践できそうなことは、バランスの良い食生活をする、日光を浴びて15分ほど散歩するという2つでした。簡単なことですが、私には意識しないとおろそかになる部分です。精神を安定させるためには、健康な体が必要なのだと思いました。薬と同じようにできそうなことから無理のない範囲で実践していき、自分に合う手段を見つけていこうと思います。まとめ以前は、パニック障害、産後うつの薬での治療を早く終わらせたいと考えていました。しかし、最近、薬の量を増やしてイライラが落ち着いたことで、穏やかに毎日を過ごすために時には薬を飲んで精神を安定させることも必要なのだとわかりました。以前は途中でやめてしまったカウンセリングも今は通うのを楽しみにしています。また、医師からセロトニンを増やすと良いとのアドバイスをもらったことは、薬以外に自分ができることは何かを考えるきっかけになりました。病院に通って2年半たちますが、治療のこと、薬のことを前向きに捉えられるようになってきてよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/山口がたこ著者/れいこ (43歳)電化製品好きな夫、保育園児の子ども2人、猫と暮らしている。コーヒーと美容家電が好き。
2023年09月06日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に「脅す育児」について教えていただきました。こんにちは。小児科医の保田典子です。今回は「脅すような親の言葉」について。子どもに言うことを聞いてもらいたいために使ってしまいがちな「脅し言葉」と「脅す育児」について考えてみたいと思います。 やりがちな「脅し言葉」よく親御さんたちが使いがちな「脅し言葉」として、例えば「オバケがくるよ! 鬼さんがくるよ!」だったり、「勝手にしなさい! バイバイ!」と言って、子どもを置いていこうとするようなものがあります。 このように「何かをしなかったら(したら)怖いことが起こる」という「脅し言葉」や、子どもを突き放すような言葉、つい使ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。このような言葉をなぜ使ってはいけないか、考えていきましょう。 「オバケがくるよ!」恐怖で行動を促しても長続きしません人が行動をする動機として、「快を求める」か、「不快を避ける」パターンがあります。持続可能な方法は「快を求める」行動なので、鬼が来るという不快を避けるための行動は長続きしない可能性があります。 子どもがごはんを食べない、着替えてくれないといったとき、「ごはんを食べないと鬼が来るよ!」、「着替えないとオバケ来るよ!」などと言うのは、子どもに恐怖心を植え付けるという意味でも良くないですが、結局「長続きしないしつけ」になってしまうので、親の狙いすら達成することができなくなってしまいます。 「勝手にしなさい! バイバイ!」と置いて行こうとするのはダメ例えば、おもちゃ売り場で遊びを止めないときや、お菓子売り場で買ってほしいと泣き続けるときなどに「もう勝手にしなさい! バイバイ!」と言ってしまう方も多いのではないかと思います。 置いて行くフリであっても、お子さんから目を離してしまうことが良くないですが、この「もう勝手にしなさい!」の一言は子どもにとって良くないと言われています。アメリカの精神医学研究者のグレゴリーが提唱した「ダブルバインド(二重拘束)」と呼ばれる状態です。 今回の例の場合、「勝手にしなさい」と言われた子どもが、その言葉の通り遊びを続けたり、泣き続けたとき、親は「何してるの! 何回言ったらわかるの!」と怒ります。親の言う通りにしていたのに、怒られてしまう。1つのメッセージの中に矛盾した複数の意味が込められているため、子どもに混乱と強い緊張、過度なストレスを与えてしまうそうです。 実行可能なことであれば使ってもOKちなみに、個人的には「〇〇しないと〇〇する」というメッセージは、使い方のコツがあると思っています。「おもちゃ遊びをやめないと置いて帰るよ!」と言っても、本当に親が子どもを置いて帰ることはないのです。「やらないこと」を使って子どもを脅す「脅す育児」になってしまいます。 ですが、例えば「遊園地でぐずって泣き続けたら即帰宅するよ!」というように、親の覚悟もいるけれど、実行可能なことであれば使ってもいいのではないでしょうか。これならダブルバインドにはなりません。 来て5分でも泣いてぐずったら帰る。高い入園料を考えると親としても痛手ですが、「〇〇の場所で、〇〇したらいけないんだ」とわかる時期のお子さんであれば、再発がぐっと減らせます。大事なのは親が嘘をつかずに本気で言葉を伝えること、ダブルバインドはしないということなのではないでしょうか。 「脅す育児」をしないためにはどうすればいい?では、「脅す育児」をしないために、日ごろの生活のなかでできることは何でしょう。親がイライラして子どもを「脅す」状況を作らないためにも、まずは子どもがぐずる状況を作らないようにするのがオススメです。 ①見通しを早めに教える遊びを切り上げるとき、できれば遊びはじめに「いつまで」を教えて、帰る時間が近くなったら30分前、15分前、10分前、5分前、3分前といった感じでちょこちょこ「いつまでか」を伝えます。「あと3分だから、これが終わったら帰ろう」と伝え続けることで、スムーズに終われるといいですね。慣れてきたら、子どもに「あと10分だけど、何を何回したら帰る?」など聞けるとなおスムーズになるでしょう。時計を見る習慣もつきそうですね。 ②スモールステップでやってもらうことを決める食事や着替えなどなかなか進まない場合は、自分で進められるところまでは手伝ってあげるのも良いです。親御さんとしては「〇歳だから、これはできるべき」という気持ちもあると思いますが、その日の気分などでもできることは変わってきたりします。大変かもしれませんが、お手伝いをしてあげて、最後のステップは本人にやってもらって「自分でできた!」という気持ちを育ててあげてください。 ③そもそもぐずりやすい所には子どもを連れて行かないお菓子売り場やおもちゃ売り場など、ぐずると予想できる場所に子どもを連れて行かないことです。わが家の場合、スーパーにはできる限り子どもと一緒に行かないようにしていました。子どもも、ぐずって泣いて欲しがったところで、親が「ダメ!」と言ったことは絶対にやってくれないと次第に理解していきます。子どもと行く必要があるときは、例えばスーパーに入る前に「今日、お菓子は買いません」と事前に伝えて行くと、ぐずらないようになっていきます。 ④それでもダメだったとき、自分を責めないいろいろ工夫して、トラブルポイントは避けて行動しても、うまくいかない日もあります。そんなときは「こんな日もあるよね」と気持ちを切り替えて過ごすようにしていました。これだけで、次に子どもがぐずったときも脅し言葉を使わないで前向きに子どもたちと向き合えます。 何度もこのコラムで書いていますが、親の子育ての方針をしっかり決めて、それを子どもにも伝えることで子どものグズグズはかなり減らせます。「自分がぐずったり泣けば親が言うことを聞いてくれる」と子どもが学習してしまうと、ぐずりが増えてしまいます。親が生活の主導権をしっかり持って、親も子もお互い気持ちよく過ごせるといいですね。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年09月06日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!病院でモノが紛失した話主人公は体調のよくない息子を連れて小児科に行きました。詳しく検査するため、2日間入院することになります。夫に連絡して、入院に必要なものと寝袋を用意してもらうことに。すると夫は、寝袋と身体が痛くならないよう座布団も持ってきてくれました。夜になって息子が寝たのを確認し、トイレに行くため病室を出た主人公。そして病室に戻ると”寝袋と座布団”がなくなっていることに気づきます。看護師に確認出典:エトラちゃんは見た!看護師に聞いてみますが「預かっていない」と言われ…。問題さあ、ここで問題です。持参していた寝袋と座布団がトイレに行っている間に紛失してしまいました。なくなった理由とはなんでしょうか?ヒント主人公の他にも寝具が必要な人がいるようです。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:エトラちゃんは見た!正解は「盗難された」でした。いくら探しても寝袋と座布団は出てきません。その後、主人公は病院の簡易ベッドを借りて眠ることにしたのでした。持ってきてもらったのに…盗難事件が起きてしまっては、安心して眠ることもできませんね…。病室を出た少しの間になくなってしまったことに恐怖を感じます。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年09月01日