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東京・日本橋の三井記念美術館では、年末年始の恒例となっている国宝・円山応挙筆《雪松図屏風》の公開が今年も行われる。雪の部分を塗り残すことによって、紙の白と水墨の黒のみで雪を被った松を見事に描いた《雪松図屏風》は、同館のコレクションを代表する名品だ。今回は、この傑作と同様に、三井家歴代にわたって珍重されてきた中国の書画と古拓本の名品を合わせての展示となる。会期は、11月23日(土・祝)から2025年1月19日(日) まで。国宝《雪松図屏風》(右隻)円山応挙筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵三井記念美術館のコレクションを築いた三井家は、江戸に店を構え、京を本拠地とした豪商だ。京都で活躍した絵師・応挙のパトロンとして、応挙とその弟子の絵画を多く蔵した同家は、《雪松図屏風》をはじめとして多くの日本の美術品を守り伝えてきたが、それと同時に、禅僧による墨跡や中国の宋から元代にかけての画家による絵画も珍重してきた。同展は、このように三井家によって熱心に集められた日本と中国の美術品、さらにその中国の作品に倣ってつくられた日本の作品を合わせて見ることで、江戸時代の京の町人の美意識にふれることができる展覧会となっている。くわえて、今回は、中国の宋・元時代の書家の作と伝わる書については伝来にまつわるエピソードの紹介や、鑑賞性の高い「名物」と称される作品については収集にまつわる鑑定書や書簡などの付属資料の展示も行われる。作品の美しさと同時に、その作品がどのように受容されてきたのかという「鑑賞の歴史」も含めて紹介する展観が興味深い。《石鼓文中権本 》(宋拓) 戦国時代・前5 ~前4世紀 三井記念美術館蔵また、新町三井家の9代当主・高堅(たかかた)が中国の古拓本の名品を収集したコレクションの展示も、今回の展覧会の見どころのひとつ。高堅の号をとって「聴氷閣本(ていひょうかくぼん)」と称される作品群は、世界屈指の拓本コレクションとして知られるものだ。なお、同展は、東京国立博物館と台東区立書道博物館で開催される展覧会『拓本のたのしみ』との連携展でもある。今回の展覧会で展示されない館蔵の古拓本の一部については、2025年1月4日から3月16日の日程で、台東区立書道博物館にて展示される予定だ。<開催概要>『唐ごのみ—国宝 雪松図と中国の書画—』会期:11月23日(土・祝)~1月19日(日)会場:三井記念美術館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜 (1月13日は開館)、12月27日(金)~1月3日(金)、1月14日(火)料金:一般 1,200円、大高700円公式サイト:
2024年10月21日懐石【坂 (和仏料理手打蕎麦)】和食【円(TSUBURA)】フレンチ【レストランコートドール】鉄板焼き【海鮮&肉鮮ステーキ円山本店】イタリアン【Auguri】懐石【坂 (和仏料理手打蕎麦)】大人の隠れ家でゆっくり楽しむ和食とフレンチ、手打ち蕎麦の店メインの肉料理四季折々の旬食材の和食コースの中に、メインのフレンチエッセンスを加えた独創的な料理をいただける【坂(和仏料理手打蕎麦)】。創作和食でも懐石風フレンチでもない、オリジナル和食のコースでは、前菜、メイン、デザート、そして店主こだわりの蕎麦粉で自ら打つ、手打ち蕎麦がいただけます。カウンターのほか、テーブル席も用意腕をふるう店主は 和食・フレンチ店で実績をつんだ異色な経歴の持ち主でありながらも、実は 蕎麦屋をやりたくて料理の道へ進んだというから驚き。日本料理の繊細さとフレンチの力強さを組み合わせ、旬の食材で、季節の献立にてゲストを迎える同店。落ち着いた雰囲気の店内で、ゆったり優雅なひとときをどうぞ。坂 (和仏料理手打蕎麦)【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】6000円【ディナー平均予算】9000円【アクセス】円山公園駅 徒歩5分和食【円(TSUBURA)】結婚式場併設の日本料理店で贅沢な時間を過ごす『おまかせコース』円山公園駅から徒歩1分、人気結婚式場【ラソールガーデン札幌】の1階に入る【円(TSUBURA)】でいただけるのは、北海道の食材や旬の味覚をふんだんに盛り込んだ料理の数々。道産牛を使った『和牛ステーキ』や鮮度抜群の『お造り』は、コースの一品としてもアラカルトでも楽しめます。木の温もりあふれる和モダンな空間ランチにはコストパフォーマンス抜群のメニューが揃い、ディナータイムは好みのグラスを傾けながらゆったりと過ごせるこちらのお店。店内は、清潔感あふれる上質な空間が広がっています。気軽に利用できるカウンター・テーブル席のほかに大小2つの個室が用意され、普段使いにも特別な日にもオススメです。円(TSUBURA)【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】和食【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】円山公園駅 徒歩1分フレンチ【レストランコートドール】札幌屈指のグランメゾンで北海道フレンチを堪能料理の一例札幌・円山にある【レストランコートドール】。札幌屈指のグランメゾンとして多くの美食家に愛され、「ミシュランガイド北海道特別版」の2012年度版、2017年度版で一つ星を獲得しました。『北海道らしいフレンチを』という想いから四季折々の旬の食材を巧みに使い、ゲストに驚きや感動を与えます。落ち着いた大人の雰囲気支配人の福田氏をはじめ、柔らかく落ち着いた雰囲気の中で、食事を楽しめます。しっかり湿度、温度管理されたワインセラーを完備し、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に揃えたワインも人気。記念日などにも安心して選びたくなる、高級感のあるグランメゾンです。レストランコートドール【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】西28丁目駅 徒歩5分鉄板焼き【海鮮&肉鮮ステーキ円山本店】豊かな自然を眺めつつ、ゆったりと上質なひとときを過ごせる一軒家の鉄板焼き店『海鮮・肉鮮コース』北海道ならではのバラエティー豊かな食材を、華麗なパフォーマンスと共に楽しめるのが【海鮮&肉鮮ステーキ円山本店】。人気のコースは『海鮮・肉鮮コース』。新鮮な魚介と選りすぐりの道産牛を使ったステーキの両方を堪能できます。料理に合わせるワインが多く揃っているのも魅力的。ソムリエが選りすぐるリストが、素敵なペアリングをサポートします。店内の窓から見える景色も美しい円山公園に隣接しており、四季折々の景観を眺めつつ食事ができる絶好のロケーションにある同店。鉄板焼の醍醐味である臨場感が高まるカウンターでは、五感で料理を堪能できます。接待や記念日の食事会など、大切な人と過ごす素敵な時間にふさわしい名店です。海鮮&肉鮮ステーキ円山本店【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】円山公園駅 徒歩15分イタリアン【Auguri】ナチュラルワインとイタリア料理が人気『“青いチーズ”のクリームソース自家製ニョッキ』ナチュラルワインと、北海道産食材を使った料理が人気の【Auguri】は、地下鉄東西線「円山公園」駅から歩いて5分の距離にあるイタリア料理店。一度は注文したい一皿が『“青いチーズ”のクリームソース自家製ニョッキ』。クリームソースに使われるのは北海道・江丹別のチーズ生産者、伊勢氏の手によるもの。仕上げにカカオニブ(チョコレートの原料)を散らしていただきます。元履物屋だったお店を活かしたつくりもとは古い履物店だった建物をそのまま利用しており、入り口の「小池靴履物店」というレトロな看板が目を引く同店。外観からは店内がレストランとは想像ができませんが、いざ足を踏み入れてみると、そこには落ち着いた空間が。店内の雰囲気は古風なビアバー。大人のデートに最適です。Auguri【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】円山公園駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2024年10月21日古くからの日本の伝統文化に向き合い、そこに底流する普遍的な価値をとらえようと試みてきた写真家・十文字美信(じゅうもんじ・びしん)。江戸時代の絵師・円山応挙らが襖絵を描いたことで知られる兵庫県の大乗寺客殿を撮り下ろした写真を大型インスタレーションとして展開する個展が、8月27日(火)から10月20日(日)まで、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。1947年生まれの十文字は、1971年に写真家として独立。1974年にニューヨーク近代美術館で開催された『New Japanese Photography』展にデビュー作「UNTITLED」(首なし)シリーズが出展され、以後、日本写真協会新人賞や土門拳賞、日本写真協会作家賞など、数々の賞を受賞してきた。資生堂では、「シフォネット」の連作広告や「ゆれる、まなざし」の広告のほか、企業文化誌『花椿』などで多くの撮影を手掛けている。郭子儀の間 円山応挙今回、十文字が取り組む大乗寺は、兵庫県美方郡香美町の国立公園山陰海岸に位置する高野山真言宗の寺院。応挙とその一門が描いたとされる襖絵が多数あることから、「応挙寺」の名でも親しまれている。近年の研究から、大乗寺では、障壁画で囲まれる各部屋の空間が「立体曼荼羅」を構成しているとも言われており、応挙の空間プロデューサーとしての側面も再評価されているという。写真を通じて自身の経験や記憶を掘り下げ、独自の思考をめぐらせながら、時を超える日本の美を表現してきた十文字が、その特徴ある大乗寺の客殿空間をインスタレーションのかたちで再構成することが、今回の展覧会の大きな見どころだ。そこに生み出される新たな空間は、かつて応挙らかがつくり上げた仏教的世界観を包み込みながら、その空間に身をおく者たちに驚きに満ちた体験をもたらすに違いない。猿の間 長沢芦雪なお、同展に合わせ、世界88の国と地域で展開する「SHISEIDO」の化粧品の最高峰ライン「フューチャーソリューションLX」が十文字とコラボレーションを行う。日本の美意識や自然観をたずね、未来へと時を超える美の体現を目指す同ラインの世界観をとらえた十文字によるビジュアルが、今秋「SHISEIDO」の 公式SNS() より発信される予定だ。<開催概要>空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信会期: 8月27日(火)~10月20日(日)会場:資生堂ギャラリー時間:11:00~19:00、日祝は18:00まで休館日:月曜公式サイト:
2024年07月31日東京・日本橋の三井記念美術館で、年末年始に恒例となっている国宝《雪松図屏風》の展示が、今年は12月8日(金)にスタートする。今回一緒に展示されるのは、多彩な表情を見せる能面コレクションと豪華な能装束などだ。会期は2024年1月27日(土)まで。国宝《雪松図屏風》は、江戸時代の円山派の祖・円山応挙の代表作として名高い。三井家の特注品とされ、特別に仕立てられた白い紙に墨で松を描き、金泥と金砂子をほどこしたその作品は、土坡に立つ雪中の松と背景だけというシンプルな構図だが、立体的に描かれた松が観る者のほうにせり出してくるような特別な実在感が感じられる。永遠・不変・長寿の象徴である吉祥の松に金をあしらった祝祭性が初春の時期にぴったりのこの作品は、やはりその静かな華やぎと美しさを展示室で直に味わうのがおすすめだ。能面の展示では、能面の「表情」に着目し、特に重要文化財の《旧金剛宗家伝来能面》を特集する。無表情のことを「能面のような顔」と言い表すことがあるが、能面は決して無表情ではないという。舞台を観る観客が豊かな感情を受け取れる能面は、あらゆる感情を凝縮したひとつの造形作品だからだ。その様々な感情がどのように表されているのか、能面独特の表現方法とともに、彫刻的な立体表現や質感表現などにも目配りするのが今回の展示である。一部の能面は裏側も見えるように展示され、バラエティ豊かな表情や立体感をいつもと異なった角度から鑑賞できるという。一方、能装束の展示では色や文様など装飾に注目し、贅を尽くしたその華麗な美しさに迫るほか、豪華な蒔絵が施された能の楽器や、能にまつわる銘をもつ茶道具の紹介もある。今回の見どころのひとつは、能面作家の橋岡一路(はしおか かずみち)より新たに寄贈された能面の特集展示だ。貴重な古面を橋岡の手で一面一面写したその作品群からは、卓越した技術のみならず、能面に向き合う真摯な姿勢がうかがえる。まさに能づくしの展覧会を、国宝《雪松図屏風》とともに味わいたい。<開催情報>『国宝雪松図と能面×能の意匠』会期:2023年12月8日(金)〜2024年1月27日(土)会場:三井記念美術館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜 (1月8日は開館)、12月25日(月)〜1月3日(水)、9日(火)料金:一般 1,000円 70歳以上800円(要証明書)、大高500円公式サイト:
2023年11月17日オシャレで洗練されつつも温かみのある空間産地直送の食材を使用した四季を感じるメニュー美しい料理とワイン、丁寧な接客でファンを魅了オシャレで洗練されつつも温かみのある空間閑静な住宅街にたたずむ、隠れ家的な雰囲気も魅力スタイリッシュな外観が目を引く【日仏食堂 さらもじ】は、円山公園駅から徒歩2分のところにあるフレンチのお店。北海道産の食材にこだわった料理からは、豊かな自然の恵みや四季の移ろいが感じられます。家庭ではなかなか再現できない、プロだからこそつくることのできるおいしい料理と自慢のお酒を、落ち着いた空間で堪能できます。スタイリッシュさとカジュアルさを兼ね備えた心落ち着く店内家具のすべてをオーダーメイドでそろえたという、モダンテイストな店内。スタイリッシュではありながらも、リラックスできる雰囲気に満ちています。壁一面に大きな窓が設けられ、陽の光が満ちる日中と静やかな夜とでは、印象が変わるのも魅力。大人のデートはもちろん、女子会や歓送迎会などにもよく似合います。産地直送の食材を使用した四季を感じるメニュー農家から直送される旬の野菜やお肉など、道産の食材にこだわったメニューは、シェフの愛情とセンスが光る一皿ばかり。北海道のおいしさと、季節の移ろいを彩り豊かに魅せてくれます。その中から、オススメの3品をご紹介します。『さらもじスタイル 野菜サラダ』旬の野菜がたっぷりいただける『さらもじスタイル 野菜サラダ』1,100円北海道産の葉野菜を中心に、その時期に採れる旬の野菜がふんだんに使われています。そこに加えるのが、自家製の砂肝のコンフィやベーコン、卵、チーズなど。それらがバランスよく組み合わされ、さまざまな味わいと食感が一度に楽しめる、お店自慢の一皿です。『本日のスープとタルティーヌのさらもじAランチ』『本日のスープとタルティーヌのさらもじAランチ』1,800円【日仏食堂さらもじ】のランチメニューを代表する、スープとタルティーヌのセット。フランス式オープンサンドを意味するタルティーヌは、見た目も華やかでボリューム感たっぷり。具材は「蝦夷鹿肉のパテ・ド・カンパーニュ」「スモークサーモンのマリネ」「道産鶏モモ肉の炙り焼き」「本日の魚介のムニエル」から選べます。プラス550円で付けられる「本日のデザート」もぜひ。『本日のおすすめメニュー』いろいろな味が楽しめる、『本日のおすすめメニュー』(写真は一例)「本日の冷製スープ」「仔羊肉のパテ・ド・カンパーニュ」「半熟卵のアンチョビマヨネーズ生ハム添え」「鶏レバーペースト」「豚タン・豚足・豚耳の煮こごり」など、訪れるたびに新しいおいしさに出合えるのも、【日仏食堂さらもじ】の楽しみ方の一つ。かわいらしい器やカトラリー、華やかな盛り付けが、さらにおいしさをアップしてくれます。美しい料理とワイン、丁寧な接客でファンを魅了料理との相性を考えたワインがラインナップシェフ自らがテイスティングし、料理と相性のよいものだけを厳選したワインをラインナップ。その日、その時期のおすすめメニューに、最適なワインを組み合わせてくれます。ワイン初心者でも優しくアドバイスしてもらえるので、気軽に相談してみてください。女性一人でもゆっくりできる、カウンター席シェフの仕事を眺めながら食事ができるカウンター席は、おひとりさまにも人気。自分へのご褒美に、ゆっくりとワインを傾けながらおいしい料理をいただく。そんな贅沢な時間を過ごしたいときにもピッタリです。シェフの笑顔と奥様の丁寧な接客でゆったりくつろぎながら、美しくおいしい料理が楽しめます。料理人プロフィール:西田 庄悟(ニシダ ショウゴ)さん1977年、北海道生まれ。幼い頃から料理の手伝いをするのが好きで、プロの道へ。専門学校を卒業後、【京王プラザホテル 札幌】で5年間修業。フランス、スイス、イギリスの飲食店で、さまざまなジャンルの料理を経験。帰国後、円山公園の【ひらまつ】で5年、札幌の【ラ・ブリック】にて立ち上げから5年間シェフを務めた後、【日仏食堂 さらもじ】を開業。日仏食堂さらもじ【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】1600円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】円山公園駅 徒歩2分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年08月10日やの店舗情報や求人情報を掲載するWEBサイト「駅近ドットコム」にて、北海道 円山公園駅から徒歩5分の『PREMIUM GYM ROUGH』の情報を2021年11月25日に掲載開始いたしました。駅近ドットコム: 以下『PREMIUM GYM ROUGH』の店舗および提供サービスの情報です。札幌地下鉄東西線円山公園駅から徒歩5分の場所にある『PREMIUM GYM ROUGH』は、手ぶらで行けてタイミングを選ばず通えるジムです。無料でウェアなどを利用できるので、いつでもトレーニングをしに行けますよ。施設完全貸切のオーダーメイド空間で身体のクセ改善やボディメイクを目指す、あなただけのジムタイムを過ごしてみませんか?ウェア・シューズ・アメニティが無料!タイミングを選ばず手ぶらで通えます『PREMIUM GYM ROUGH』はウェア・シューズ・アメニティが無料です。シャワーやパウダールームも完備しており、気が向いた時などいつでも通えるのが魅力です。通うたびに準備をする必要がないので、手間がなくしっかりと通い続けられますよ。また、今ジムはダイエット目的だけのものではなくなっています。人生100年と言われる中、30代、40代の若いうちから基礎的体力や筋力をつけて健康寿命を延ばしましょう。『PREMIUM GYM ROUGH』ならO脚や巻き肩などの改善やボディメイクまで、完全貸切のマンツーマン指導でトータルサポートを受けることもできるので、健康に気を付けたいという方にも是非通ってほしいジムです。食事管理やコンディショニングまでトータルサポートしてもらえます『PREMIUM GYM ROUGH』では各種トレーニングやフィットネスはもちろんのことですが、食事管理やコンディショニングまで包括的にサポートしてくれます。あなたのペースや体力に合わせたメニューで、姿勢改善や美ボディを目指しましょう!また、トレーニングマシンは自身で気になる箇所を集中して鍛えられるものが揃っています。どのマシンが何に効果的なのかなど、もし分からないことがあれば気軽に相談してみてくださいね。ダイエットからボディメイクまで関節の負担を軽減しながら、効率よく気になる箇所を鍛えることができますよ。ラグジュアリーなオーダーメイド空間であなただけのジムタイムが過ごせます『PREMIUM GYM ROUGH』ではオーダーメイドで空間を用意してくれるので、忙しい日常を忘れてあなただけの時間を過ごせます。お気に入りのBGM、快適な室温など、五感をリラックスさせながら心地良いトレーニングができますよ。そして、広いジムスペースはすべてあなただけのものです。ウエイトトレーニングだけでなく、大きな動きが必要なフィットネスなど、贅沢に空間を利用できます。ラグジュアリーな空間で一目を気にせず、有意義なひとときを過ごしてくださいね。PREMIUM GYM ROUGH の店舗情報店名:PREMIUM GYM ROUGH電話番号:05052679745住所:北海道札幌市中央区南一条西22丁目1-18Build裏参道 3階地図 : ※店舗情報詳細は下記リンクページよりご確認ください。PREMIUM GYM ROUGH : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月25日中山七里原作のヒューマンミステリー映画『護られなかった者たちへ』より、清原果耶が演じる円山幹子を写した場面写真が公開された。円山は、保険福祉センターで働くケースワーカー。今回到着した場面写真では、担当地域の住民に優しく話しかける様子や、キリッとした表情を見せつつ、生活保護受給者の国枝(千原せいじ)から胸ぐらを掴まれている場面が公開。ケースワーカーとしての働きぶりが覗けるカットとなっている。「セトウツミ」『まともじゃないのは君も一緒』『夏への扉-キミのいる未来へ-』などに出演、現在放送されている連続テレビ小説「おかえりモネ」ではヒロインを好演中の清原さん。本作では、若干19歳ながら、実年齢より上の設定の円山役を見事に演じきった。2019年放送の「なつぞら」では、10代から30代までを見事に演じ、瀬々敬久監督も「驚きました」と言わしめた実力が高く評価され、今回キャスティングが決定。また、主演の佐藤健は「間違いなく自分があの年の時は、あんな芝居はできなかったですね」「間違いなくこの先、20代になった以降も日本映画界の中心で活躍されるような女優さんなんだなという印象です」と太鼓判を押す。ほか共演陣も「非常に責任感があり、ストイックという印象です」(阿部寛)、「現場での集中力だったり、取り組み方に覚悟みたいなものをひしひしと感じました」(林遣都)とコメントしている。『護られなかった者たちへ』は10月1日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:護られなかった者たちへ 2021年10月1日より全国にて公開©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会
2021年09月03日展覧会「虹をかける:原美術館コレクション」が、群馬・渋川市の原美術館ARCにて、2021年4月24日(土)から2022年1月10日(月・祝)まで開催される。原美術館とハラ ミュージアム アークが「原美術館ARC」として集約40余年の歴史を歩んできた東京・品川の原美術館と別館のハラ ミュージアム アークが統合され、2021年4月、群馬県の地で「原美術館ARC」として再スタートを切る。豊かな自然の中にたつ「原美術館ARC」は、漆黒の建物それ自体が美術品のように美しく、館内には、書院造をモチーフとした特別展示室「觀海庵」などが設けられている。設計は世界的建築家・磯崎新が手掛けた。“虹”をテーマに、多彩な作品を紹介する最初の展覧会「原美術館ARC」としての初めての展覧会は、多様性や共存、平和の象徴ともいえる“虹”をテーマとし、現代美術を集めた「原美術館コレクション」と、国宝・重要文化財を含む東洋古美術からなる「原六郎コレクション」の中から、様々な国籍や文化を背景に持つアーティストたちの作品を紹介する。なお、本展は第1期と第2期に分かれており、各期で異なる作品に出会うことができる。約1,000点から構成される「原美術館コレクション」「原美術館コレクション」は、1950年代以降の世界各国の現代美術を、原美術館設立当初から収集し続けてきたものだ。理事長・原俊夫独自の視点で選ばれた絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど約1,000点で構成される。「虹をかける:原美術館コレクション」展では、2018年の「現代美術に魅せられて」展で出品されたものや、惜しくも中止となった原美術館最後の収蔵品展に展示する予定だった作品群を中心に紹介する。草間彌生、蜷川実花、荒木経惟、安藤正子、ジム ランビー、クリスチャン ボルタンスキーらに加え、原美術館でも人気を博した奈良美智や宮島達男の作品もリニューアルし展示される。狩野探幽や円山応挙らの作品が揃う「原六郎コレクション」一方「原六郎コレクション」では、明治時代の実業家である原六郎が収集した古美術から、中国陶磁の真髄を伝える国宝「青磁下蕪花瓶」、浮世絵美人図の先駆けとなる重要文化財「縄暖簾図屏風」をはじめとする近世日本絵画や書、工芸を所蔵している。本展では、近世日本の住宅に特徴的な書院造をモチーフとした展示室で、狩野派の日本絵画や円山応挙の大作画巻「淀川両岸図巻」といった作品と現代美術の競演を楽しむことができる。【詳細】展覧会「虹をかける:原美術館コレクション」会期:第1期 2021年4月24日(土)~2021年9月5日(日)、第2期 2021年9月11日(土)~2022年1月10日(月・祝)会場:原美術館ARC住所:群馬県渋川市金井2855-1TEL:0279-24-6585休館日:木曜日(祝日と8月を除く)、展示替え期間、1月1日(土)入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円、70 歳以上 550円※原美術館メンバーシップ会員は無料、学期中の土曜日は群馬県内の小中学生の入館無料※ぐーちょきパスポートを提示、障がいのある人は特別料金規定あり※団体については問い合わせ※伊香保グリーン牧場とのセット券(一般 1,800円、大高生 1,500円、中学生 1,400円、小学生 800円)※カフェ、ミュージアムショップのみ利用の場合も原美術館ARC への入館料が必要。【出品作家(予定)】全期:アニッシュ カプーア「虚空」、草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」、宮島達男「時の連鎖」、森村泰昌「ロンド ネオ」(仮題)、奈良美智「My Drawing Room」、鈴木康広「日本列島のベンチ」、束芋「真夜中の海」第1期(春夏季)現代美術:艾未未(アイ ウェイウェイ)、カレル アペル、アルマン、今井俊満、トム ウェッセルマン、アンディ ウォーホル、エロ、河原温、工藤哲巳、篠田桃紅、篠原有司男、ジャスパー ジョーンズ、杉本博司、須田悦弘、ジャン デュビュッフェ、ルイーズ ニーヴェルスン、ナム ジュン パイク、ルチオ フォンタナ、ジャクソン ポロック、クリスト、三木富雄、ロバート メイプルソープ、ロバート ラウシェンバーグ、ジム ランビー、李禹煥(リ ウファン)、ロイ リキテンシュタイン、ジェームス ローゼンクイスト、マーク ロスコなど古美術:狩野探幽「龍虎図」、円山応挙「淀川両岸図巻」など第2期(秋冬季)現代美術:荒木経惟、安藤正子、アドリアナ ヴァレジョン、フランチェスカ ウッドマン、加藤泉、加藤美佳、アンゼルム キーファー、ウィリアム ケントリッジ、マリック シディベ、周鉄海(シュウ テイハイ)、崔在銀(チェ ジェウン)、ジェイソン テラオカ、ミカリーン トーマス、蜷川実花、クリスチャン ボルタンスキー、ジョナサン ボロフスキー、増田佳江、やなぎ みわ、柳幸典、米田知子、横尾忠則、ピピロッティ リスト、ジャン=ピエール レイノーなど古美術:狩野派「雲龍図」、狩野派「層嶺瀑布図」など
2021年03月25日明けましておめでとうございます。早速ですが、2021年の「アート初め」は、何を見ますか? 都内を中心に三が日からオープンしている美術館、展覧会をピックアップして一挙にご紹介します!※新型コロナウィルスの影響により、記事内の情報が変更になる可能性があります。事前に公式HP等で確認してからお出かけ下さい。六本木ヒルズ森タワー内の3施設は元旦もオープン。53階の森美術館では草間彌生、村上 隆、奈良美智ら日本を代表するアーティスト6名を紹介する『STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ』を開催中。こちらは1月3日(日)で閉幕なので、まだ見ていないという方は急いで。52階の森アーツセンターギャラリーでは『ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND』、同じく52階の六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー では『連載完結記念 約束のネバーランド展』を開催中。どちらも1月11日(月・祝)までの会期だ。同じく六本木にあるサントリー美術館は、1月2日(土)から開館。展覧会『美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語』では、古伊万里や鍋島の焼物、19世紀琉球の紅型、薩摩切子のような和ガラス、さらに江戸・明治の浮世絵を鑑賞できる。上野エリアで、元日から開いているのが、上野の森美術館だ。開催中の『ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展』では、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、5つの王朝の貴重な肖像画・肖像写真など約90点が紹介されている。上野の森美術館『ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展』展示風景国立科学博物館は、1月2日(土)からオープン。3つの会場(東京国立博物館、国立科学博物館、国立近現代建築資料館)で開催している企画展『日本のたてもの -自然素材を活かす伝統の技と知恵』の1会場として、近代以降の日本の建築物や様式に関する、12点の建築模型、図面や建築素材などの関連資料を展示している。同じく1月2日(土)から開館する東京国立博物館は、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催。本館特別1室・特別2室では、特集「博物館に初もうでウシにひかれてトーハクまいり」と題し、国宝や重要文化財を含めた、さまざまな表情の牛にまつわる作品を見ることができる。また、表慶館では『日本のたてもの -自然素材を活かす伝統の技と知恵』が開催されている。東京国立博物館「博物館に初もうで」袱紗 淡紅繻子地騎牛笛吹童子図 江戸時代・18~19世紀 アンリー夫人寄贈1月2日(土)~31日(日) 本館特別2室六本木、上野エリア以外の美術館も1月2日(土)からは続々オープン。丸の内にある三菱一号館美術館では『1894Visions ルドン、ロートレック展』を開催中。三菱一号館が竣工した1894年軸にした展覧会では、ルドン、ロートレックを中心に同時代に活躍した国内外の画家たちの絵画や版画などを楽しむことができる。菱一号館美術館『1894Visions ルドン、ロートレック展』展示風景「えどはくでお正月!」と題し、1月2日(土)よりお正月の特別開館を行っているのは両国の東京都江戸東京博物館。1月5日(火)、6日(水)には「獅子舞」が寄席芸の形式で行われるのでこちらもチェックしてみよう。同館では特別展『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵古代エジプト展天地創造の神話』、企画展『和宮 江戸へ ―ふれた品物 みた世界―』も開催されている。東京都江戸東京博物館獅子舞(三遊亭金八、古今亭志ん丸)画像提供:東京都江戸東京博物館恵比寿にある東京都写真美術館も1月2日(土)から。2階展示室の『瀬戸正人記憶の地図』では、半世紀以上アジアに目を向けてきた写真家の作品群を紹介。さらに3階展示室の『日本初期写真史関東編幕末明治を撮る』は、幕末明治期の写真を三部で構成する。どちらも貴重な内容の展覧会なので、この機会に足を運んでみよう。ほか、1月2日(土)から開館している都内の美術館には、『石岡瑛子血が、汗が、涙がデザインできるか』などを開催中の東京都現代美術館(清澄白河)、『眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで』などを開催中の東京国立近代美術館(竹橋)、『ベルナール・ビュフェ回顧展私が生きた時代』を開催中のBunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)などがある。東京都現代美術館『石岡瑛子血が、汗が、涙がデザインできるか』展示風景また、箱根エリアの美術館もお正月から楽しめる施設がたくさんある。仙石原のポーラ美術館は年中無休で開館。開催中の展覧会『Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年』では、ジャポニスムと関係が深いモネやゴッホ、フランスで学んだ黒田清輝、ゴッホに扮した森村泰昌など近代美術から現代アートまで、幅広い作品が紹介されている。同じく年中無休でオープンしているのが彫刻の森美術館。広大な敷地内では、ロダンやムーアら巨匠たちの野外彫刻が楽しめるほか、ピカソのコレクションを順次公開しているピカソ館や、美しいステンドグラスでつくられた「幸せをよぶシンフォニー彫刻」、子供たちがネットの中に入ってアートを体験できる「ネットの森」などもある。岡田美術館は、1月2日(土)からオープン。『没後220年画遊人・若冲 ―光琳・応挙・蕭白とともに―』では、岡田美術館に収蔵された伊藤若冲の作品全7件と、若冲が学んだ狩野派や同時代の画家・円山応挙らが一堂に会している。ここで紹介した以外にも、首都圏では多くの美術館がお正月からオープンしているが、新型コロナウィルス感染防止のため事前予約が必要な展覧会も多い。必ず事前にHPなどで確認し、マスクの着用など感染予防対策をして出かけよう。
2021年01月01日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今週は、京都国立博物館で開催中の御即位記念 特別展「皇室の名宝」に行ってきました。■御即位記念 特別展「皇室の名宝」11月23日まで京都国立博物館にて開催中今回展示されているのは、宮内庁・三の丸尚蔵館の所蔵品を中心とする書や絵画、工芸品など約100件。狩野永徳、尾形光琳、円山応挙ら著名な絵師たちによる屏風などの作品が並びます。中でも、伊藤若冲が40歳のときに描いた色鮮やかな《旭日鳳凰図》と《動植綵絵》、琳派の俵屋宗達の《扇面散図屏風》など、江戸時代の名作が間近で見られ、双眼鏡をのぞきながら時間をかけて作品を鑑賞する観客が多くいました。記者が興味をひかれたのは、《蒙古襲来絵詞》です。まるですぐそばで見て描いたかのような、馬の躍動感と兵士の甲冑の緻密さ。物語を後の世に伝えたいという、いにしえの熱意が伝わります。そして、全体で324メートルにも及ぶという《小栗判官絵巻》も、よくまあこれほど細かく丁寧に描いたものだなあと、感心するばかりです。また、現代の即位式を私たちはじかに見ることができませんが、《霊元天皇即位図屏風》を見れば、江戸時代は庶民も即位式を見ることができたとわかります。中国の文化や美を取り入れて和に融合させていった王朝文化の雅の数々に、思わずため息が……。事前予約優先制の今だからこそ時間をかけてじっくり鑑賞できます。(取材・文:西元まり)「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月09日6月2日(火)より再オープンとなる東京都江戸東京博物館では、特別展『奇才—江戸絵画の冒険者たち—』が、会期を変更して6月21日(日)まで開催される。“奇才”と言えば、近年人気が急上昇した伊藤若冲をはじめ、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳ら、過激で強烈な個性を放つ江戸時代の絵師たち。しかし、江戸絵画史において“主流派”として語られてきた尾形光琳や円山応挙らもまた、斬新で個性的な絵画表現を追い求めて既成の枠を打ち破ってきた。同展は、北は松前から南は長崎まで、有名・無名にかかわらず、全国から“奇才”絵師たちの絵画を一堂に集めて紹介するもの。伊藤若冲による「鶏図押絵貼屛風」をはじめ、狩野山雪「寒山拾得図」(重要文化財)、葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」といった有名絵師たちの名品から、洋風陰影法を駆使した蠣崎波響の「御味方蝦夷之図 イコトイ・ションコ」や、独特の造形が目を引く髙井鴻山「妖怪図」といった、今もその土地で愛されている絵師たちの作品まで、鮮烈なインパクトを残す作品を見ることができる。全国各地で気を吐いた奇才の画家たちの作品が一堂に見られる貴重な展覧会。開催期間が短いのでお見逃しのないように!<開催情報>『特別展「奇才—江戸絵画の冒険者たち—」』6月2日(火)〜6月21日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催関連リンク: 奇才—江戸絵画の冒険者たち—()重要文化財 狩野山雪「寒山拾得図」一幅 京都・真正極楽寺 真如堂蔵円山応挙「淀川両岸図巻(部分)」一巻 東京都・アルカンシエール美術財団蔵伊藤若冲「鶏図押絵貼屛風(左隻・部分)」個人蔵祇園井特「公卿と官女図屛風」二曲一隻千葉市美術館蔵展示期間6/2-6/7中村芳中「人物花鳥図巻(部分)」一巻 長野県・真田宝物館蔵葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」一面 長野県・小布施町上町自治会蔵(北斎館寄託)歌川国芳「水を呑む大蛇」一幅 個人蔵蠣崎波響「御味方蝦夷之図 イコトイ・ションコ」一幅 函館市中央図書館蔵 ※東京展ではイトコイのみ展示髙井鴻山「妖怪図」一幅 個人蔵 撮影=大屋孝雄片山楊谷「竹虎図屛風」(画像は左隻)六曲一双 鳥取県・雲龍寺蔵 右隻 展示期間6/2-6/7、左隻 展示期間6/9-6/21絵金「伊達競阿国戯場 累」二曲一隻 高知県・赤岡町本町二区蔵
2020年06月02日企画展「いちからわかる円山応挙と長沢芦雪」が、京都の嵯峨嵐山文華館にて、2020年5月23日(土)から7月13日(月)まで開催される。18世紀京都の画家・円山応挙と長沢芦雪にフォーカス18世紀の京都では、近年人気を集める伊藤若冲を筆頭に、数多くの画家が活躍した。その1人が円山応挙だ。応挙は「写生」に重きを置いた絵画で評価を高めたのち、現実には存在しない龍や、見たこともない中国の風景や人物などを描くこととなる。一方、応挙の弟子である⻑沢芦雪は、師とは異なる独自の作風を追求。本物よりも大きなサイズで⻁を描いた「⻁図襖」や、わずか3cm四方の紙に多数の高僧“羅漢”を描きこんだ「五百羅漢図」など、個性的な作品を数多く残した。“孔雀”や“虎”などの作品を比較「いちからわかる円山応挙と長沢芦雪」では、円山応挙と長沢芦雪の作品44点を展示。色鮮やかな牡丹と孔雀を描いた「牡丹孔雀図」や「虎図」など、題材を同じくする作品を並べることで、2人の画風の共通点や相違、作風の変化や魅力に迫る。初公開作品32点もまた、円山応挙の「仔犬図」や⻑沢芦雪の「絵変わり図押絵貼屏風」をはじめ、今回が初公開となる32点の作品も公開。応挙の「仔犬図」、芦雪の「梅花双狗図」や「喜雀図」など、仔犬や雀といった動物のかわいらしい姿を捉えた作品にも注目したい。展覧会概要企画展「いちからわかる円山応挙と長沢芦雪」会期:2020年5月23日(土)〜7月13日(月)[前期 5月23日(土)〜6月22日(月) / 後期 6月24日(水)〜7月13日(月)]会場:嵯峨嵐山文華館住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11TEL:075-882-1111開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)入館料:一般・大学生 900円(800円)、高校生 500円(400円)、小中学生 300円(250円)、幼児 無料※障がい者と介添人1名までは500円(400円)※( )内は20名以上の団体料金※常設展「百人一首ヒストリー」も観覧可※展示作品および展示期間は都合により変更となる場合あり
2020年05月28日府中市美術館では、敦賀市立博物館所蔵の江戸絵画を紹介する『春の江戸絵画まつりふつうの系譜京の絵画と敦賀コレクション』が5月10日(日)まで開催されている。府中市美術館で毎年恒例の「春の江戸絵画まつり」。今回は、江戸時代から近代にかけて300点を超える絵画コレクションを誇る敦賀市立博物館の協力を得て、選りすぐりの作品およそ100点が展示される。近年は、伊藤若冲や曽我蕭白など「奇想の画家」が話題になることが多い江戸絵画だが、同展で焦点を当てるのは、メインストリームで「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たち。平安時代に生まれた「やまと絵」を受け継ぐ土佐派や住吉派、中国伝来の水墨画を展開させた狩野派、そして、西洋画の影響を受けた円山応挙をはじめとする円山四条派といった、江戸絵画を牽引した画家たちの仕事が紹介される。奇想の作品のようにあっけにとられるような衝撃はないけれど、「ふつう」の作品からは、きらきらした美しさや穏やかな夢心地が味わえるはず。日本絵画特有の絵の具の鮮やかさ、墨による表現の雄弁さ、豊かな表情を捉えた動物絵画など、江戸絵画が到達した「きれいなもの」を堪能してほしい。【開催情報】『春の江戸絵画まつりふつうの系譜京の絵画と敦賀コレクション』5月10日(日)まで府中市美術館にて開催【関連リンク】府中市美術館()円山応挙《狗子図》(前期展示) 敦賀市立博物館岸駒《猛虎図》(後期展示) 敦賀市立博物館松村景文《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》(前期展示) 敦賀市立博物館
2020年03月25日三井記念美術館では『国宝雪松図と明治天皇への献茶』展を2020年1月30日(木)まで開催。年末年始恒例の円山応挙《国宝雪松図屏風》の展示に合わせ、三井家が明治天皇へ行った献茶の際の茶道具を中心に、天皇や皇室にかかわる品々が展示される。江戸時代以来、約350年におよぶ三井家の歴史の中で収集され、伝えられてきた日本・東洋の美術品を収蔵する三井記念美術館。毎年、年末年始は同館の誇る円山応挙筆《国宝雪松図屏風》を公開するとともに、新春にふさわしい企画展示が行われる。今回は令和元年にちなみ、館蔵品の中から天皇や皇室にかかわる作品を紹介。その中心となるのが、1887(明治20)年、京都博覧会において三井家が明治天皇への献茶を行った際に使用した茶道具だ。この時、抹茶席では三井家の当主・高朗とその息子の高棟が亭主となり、表千家の碌々斎の点前で献茶が行われたという。六畳の囲い屏風には円山応挙の雪松図屏風、床には藤原定家の小倉色紙、茶碗には和全作の金襴手天目など、献茶で使用された北三井家伝来の名品が展示される。また、献茶の茶道具だけでなく、皇室の菊の御紋章にちなみ菊をデザインした茶道具や工芸品、皇室の保護を受けた美術・工芸家である帝室技芸員の作品、奈良から江戸時代までの天皇にかかわる古筆切、さらに北三井家の当主が描いた絵画なども紹介。《国宝雪松図屏風》は全期間展示されるほか、国宝の志野茶碗《銘卯花墻》も茶室「如庵」を再現した展示ケースにて例年通り展示される。令和改元の新春にふさわしい三井記念美術館の誇る名品の数々を、一年の締めくくりに、また、新しい年の始めに、堪能してみてはいかがだろうか。【開催情報】『国宝雪松図と明治天皇への献茶』12月14日(土)〜2020年1月30日(木)まで三井記念美術館にて開催【関連リンク】 三井記念美術館( /target=)桐木地菊置上茶箱 1箱江戸時代北三井家旧蔵国宝 志野茶碗 銘卯花墻 桃山時代 室町三井家旧蔵日の丸釜 与次郎作 1口 桃山時代 北三井家旧蔵御所丸茶碗 1口 朝鮮時代 北三井家旧蔵稲菊蒔絵鶴卵盃 柴田是真作 1対 明治時代 北三井家旧蔵九郎義経 安田靫彦筆 1幅 昭和17年(1942) 室町三井家旧蔵三井好 都のにしき「朝の雪」 水野年方画 13枚の内1枚 明治時代 個人旧蔵重要文化財 古筆手鑑「たかまつ帖」より「大聖武」 伝聖武天皇筆 1葉 奈良時代 北三井家旧蔵草花図剪綵 三井高朗作 2曲1隻 明治時代 北三井家旧蔵
2019年12月22日18世紀の京都で新しく興った円山・四条派。その江戸中期から昭和初期までの系譜を一挙に見ることができる『円山応挙から近代京都画壇へ』展が、京都国立近代美術館で11月2日(土)から12月15日(日)まで開催されている。円山応挙の写生による生き生きとした描写に、当時の京都の人々は魅了された。応挙が確立した円山派は、息子の応瑞をはじめ、多くの画家たちが続き、中でも呉春は四条派と呼ばれる一派を生んだ。この二派を合わせた円山・四条派は、京都画壇の主流となり、近代日本画へ継承されていった。展覧会では、自然、人物、動物といったテーマを設定し、それぞれの表現や特徴を追うことができる。例えば、保津川や嵐山という画題は、たんに名所を描いたのではなく、画家が好んだ場所であり、その場の臨場感までも写し出していることが作品を見ると分かるだろう。さらに人物画では、他派とは異なり、温和で品格のある女性像や伝統を超えた画風を試みている。また、孔雀や虎、犬といった鳥や動物も、よく観察して写生し、毛の一本、動きひとつまでも描こうとしている。それは応挙だけでなく、弟子たちにも引き継がれたことが分かる展示構成である。なかでも一番の見どころとなるのが、重要文化財、大乗寺障壁画の特別展示だ。京都では約24年ぶりとなる、円山応挙の最晩年の作品「松に孔雀図」全16面のうち4面が体感できる。大乗寺客殿各室の雰囲気をそのままに再現した会場はまさに圧巻。これまでにない規模と会場構成で、京都画壇を展望できる展覧会だ。なお、展覧会は前期後期で大幅な展示替えがあるので注意して出かけて欲しい。【関連リンク】 展覧会公式サイト( )重要文化財「写生図巻」甲巻(部分)円山応挙、明和8年~安永元年(1771~72)、株式会社 千總蔵、後期展示重要文化財「写生図巻」乙巻(部分)円山応挙、明和7年~安永元年(1770~72)、株式会社 千總蔵、前期展示「楚蓮香之図」上村松園、大正13年(1924)頃、京都国立近代美術館蔵、後期展示「山中採薬図」呉春、 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館蔵、後期展示重要文化財「牡丹孔雀図」円山応挙、明和8年(1771)、京都・相国寺蔵、後期展示重要文化財「郭子儀図」(全8面のうち4面)円山応挙、天明8年(1788)、兵庫・大乗寺蔵、通期展示目《アクリルガス》 制作:2018年
2019年11月03日京都市美術館がリニューアルし、京都市京セラ美術館として2020年5月26日(火)に開業。尚、2020年6月18日(木)までは入館を京都府在住者に限定し、事前予約制による入館制限・入館者の体温チェックを実施する。また、6月19日(金)以降は、京都府民限定を解除し、全ての人を対象に前日までの事前予約制にてオープンする予定だ。「京都市京セラ美術館」としてリノベーションリニューアルを手がけたのは、建築家の青木淳と西澤徹夫。新たなコンセプトを掲げ、歴史的美術館建築の、画期的な大規模リノベーションを実施する。「東山キューブ」現代アートなどに対応敷地の北東には、現代アートに対応する高機能な最新設備を備えた展示スペース、収蔵庫、バックオフィス、屋上庭園を備えた「東山キューブ」を新設。現代アートのほか、アニメーションやコミック、ファッション、建築、デザインなど、現代の文化芸術シーンを紹介していく。屋上庭園「東山キューブテラス」からは、雄大な東山を眺めることが可能だ。コレクションルームも新設また、本館の南回廊1階には、コレクションルームも新設。日本画、洋画、彫刻、版画、工芸、書といった近代以降の京都の美術作品を収蔵する3,600点超のコレクションから、四季に合わせた選りすぐりの作品を展示する。さらに、このコレクションルームでは、年間展示計画を事前に発表。いつ訪問すれば見たい作品を見られるのかを事前に把握することができる。スロープ状の広場「京セラスクエア」美術館前には、スロープ状の広場「京セラスクエア」が誕生。開放的な空間を創出することで、日常的な憩いの場となるとともに、アート作品の展示やパフォーマンス、イベントなどの屋外活動も実施することができる。オープンスペースの日本庭園「日本庭園」は、誰でもくつろぐことのできるオープンなスペース。折々に、様々な音楽・光・アートのイベントなどを開催する。カフェやミュージアムショップもさらに、美術館正面のエントランスの左右にカフェとミュージアムショップが開業。ミュージアムカフェ「エンフューズ(ENFUSE)」では、京都の地場の食材や手法を取り入れながらアレンジを加えたメニューや自家焙煎コーヒー、スイーツの他、岡崎公園で楽しめるピクニックセットなども提供される。ミュージアムショップ「アートラボキョウト(ART LAB KYOTO)」は、美術出版社やミュージアムショップ・ナディッフ(NADiff)、銀座 蔦屋書店などを擁するCCCアートラボが運営する新業態。ビームス創造研究所が監修したオリジナルグッズや展覧会グッズ、美術書籍から、京都の伝統文化を楽しめる限定商品や、アパレルブランドとコラボレーションしたファッションアイテム、スイーツまで、多彩なラインナップを取り揃える。開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」新館「東山キューブ」では、「杉本博司 瑠璃の浄土」を2020年5月26日(火)から10月4日(日)まで開催。大型カメラを用いた写真作品を制作するとともに、古今東西の古美術などの蒐集、建築、舞台演出など幅広い創作活動を行う杉本博司の、京都の美術館における初の大規模展となる。世界初公開の大判カラー作品シリーズ「OPTICKS」や、ガラスにまつわる作品、考古遺物などが展示される。「京都の美術 250年の夢」本館では、開館記念展として「京都の美術 250年の夢」を開催。江戸後期に活躍した伊藤若冲や与謝蕪村、円山応挙にはじまり、明治から昭和にかけて京都画壇を盛り上げた竹内栖鳳や上村松園、小野竹喬、福田平八郎など、全国から集めた京都の美術の名作を揃える。尚、当初は3部構成での展示を予定していたが、臨時休館に伴い展示構成をまとめて再編。「京都の美術 250年の夢 最初の一歩:コレクションの原点」として、2020年6月2日(火)から9月6日(日)までの期間、再展示される。【詳細】京都市京セラ美術館 リニューアルオープンオープン日:2020年5月26日(火) 10:00※5月26日(火)~6月18日(木)は、京都府内在住者限定で事前予約制による入館制限を実施。京都府外在住者が予約をした場合はキャンセル扱いとなる。※6月19日(金)以降は、京都府民限定を解除。全ての人を対象に、7月5日(日)まで事前予約制にてオープン。※事前予約制実施期間中は、前売券、招待券などを所持していても必ず事前予約が必要。住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124TEL:075-771-4334(受付時間 / 12月28日〜1月2日を除く9:00〜17:00)FAX:075-761-0444受付時間:9:00〜17:00■事前予約制 詳細〈京都府内在住者限定 事前予約〉事前予約対象期間:2020年5月26日(火)~2020年6月18日(木) ※月曜は休館受付開始:2020年5月22日(金)~ ※6月9日(木)以降の予約受付は、6月4日(木)10:00〜受付開始。〈限定解除後 事前予約〉※京都府以外在住者含む全ての人が対象事前予約対象期間:6月19日(金)〜7月5日(日) ※月曜は休館受付開始:6月11日(木) 10:00〜〈各期間共通 事前予約詳細〉※複数の展覧会の観覧を希望する場合は、それぞれの展覧会について事前予約が必要。定員:展覧会30分ごと(10:00〜17:00の間)に50人 ※観覧時間は1時間以内。予約方法:予約専用サイト、電話(TEL:075-761-0239)予約受付期間:観覧日の前日まで※ウェブサイトは24時間受付(ただし、受付開始日は10:00から受付開始)、電話は10:00~18:00までの受付。※予約専用ウェブサイトは、期間によってURLを変更。※先着順。定員になり次第、受付を終了。※申込時に予約者及び同伴者全員の住所、氏名、電話番号の確認あり。※予約者を含めて4人まで受付可能。団体申込不可。※館内ではマスク着用。風邪の症状がある場合、入館不可。※最新情報はウェブサイトを確認。※開館予定などは変更の場合あり。■「京都の美術 250年の夢 最初の一歩:コレクションの原点」※第1部から第3部の3部構成としていた展示内容を変更し、展示を予定していた作品の一部を総集編としてまとめて展示。会期:2020年6月2日(火)~9月6日(日)※未公開になった「最初の一歩:コレクションの原点」の再展示※5月29日(金)より公式ウェブサイトにて事前予約受付開始。事前予約対象期間:6月2日(火)~ 6月7日(日)会場:本館 北回廊1階■杉本博司 瑠璃の浄土期間:2020年5月26日(火)~10月4日(日)会場:新館 東山キューブ
2019年09月23日日本美術史を語る上で重要な位置を占める「円山・四条派」。この流派が近代に至るまで、いかに画壇に大きな影響を与えたかをたどる展覧会『円山応挙から近代京都画壇へ』が、東京藝術大学大学美術館(東京・上野)で9月29日(日)まで開催されている。【チケット情報はこちら】18世紀の江戸時代、京都では、近年大人気の伊藤若冲や曾我蕭白をはじめ、伝統的な流派である狩野派、土佐派、池大雅や与謝蕪村らの文人画など、様々な画家や流派が群雄割拠していた。そんな中、円山派の祖である円山応挙が現れたことで、京都画壇の様相は一変。特に応挙が得意とした緻密な写生画は、自然や動物などをありのままに生き生きとした姿を描き、京都の人々を虜にした。その結果、京都の画家たちはこぞって写生画を描くようになり、応挙のもとには多くの門下生が集まり、円山派という一大流派が形成された。一方、四条派の祖である呉春は、初め与謝蕪村に学び、師匠没後に応挙の画風を学んだことで、応挙の写生画に瀟洒な情趣をプラスした画風を育み、四条派を確立。呉春が住居を構えた場所が四条であったために四条派と名付けられたこの流派は、呉春の弟の松村景文や岡本豊彦などの弟子たちに受け継がれ、京都の主流派となる。そしてふたつを合わせて「円山・四条派」と呼ばれるようになり、明治維新後も「円山・四条派」は京都画壇のメインストリームとなっていった。本展は、なぜこの流派がメインストリームとなったのか、その全貌を、応挙、呉春から、竹内栖鳳、上村松園など戦前までの系譜を丁寧にしっかりと追うことで、解き明かしていこうとするのが狙い。会場は「すべては応挙にはじまる。」「孔雀、虎、犬。命を描く。」「山、川、滝。自然を写す。」「美人、仙人。物語を紡ぐ。」という4つのテーマで構成される。本展の目玉作品は、兵庫・大乗寺の応挙の最晩年にして最高傑作と言われている《松に孔雀図》(重要文化財)を含む障壁画。通称「応挙寺」と呼ばれる大乗寺には、応挙とその一門が描いた障壁画が収蔵されている。今回はその貴重な障壁画を、大乗寺の雰囲気をそのままに体感できる贅沢な立体的展示で紹介。ライトの色や当て方にも工夫が施され、細部までしっかりと応挙の筆致や色遣いを確認することができる。なお、《松に孔雀図》は東京展は全体の半分のみの出品となり、残りの半分は京都展での展示となる。そのほかにも、近年大人気の長沢芦雪の作品や、上村松園の美人画、岸駒のリアルな虎などの作品が会場に並び、モチーフは同じであっても、時代や画家によって、その表現の違いを見比べることができる構成となっている。取材・文:糸瀬ふみ同展は、京都国立近代美術館に巡回。※前期、後期、会場ごとに大幅な展示替えあり・東京展前期:8月3日~9月1日(日)後期:9月3日(火)~9月29日(日)・京都展前期:11月2日(土)~11月24日(日)後期:11月26日(火)~12月15日(日)
2019年08月14日展覧会「円山応挙から近代京都画壇へ」が、東京・東京藝術大学大学美術館と京都・京都国立近代美術館で開催。期間は、東京展が2019年8月3日(土)から9月29日(日)まで、京都展が2019年11月2日(土)から12月15日(日)まで。写生画の名手・円山応挙から近代日本画まで18世紀・京都にて、堅苦しい狩野派に代わり、見たままの世界を描く写生画で一世を風靡した円山応挙による「円山派」と、与謝蕪村に学び応挙にも師事した呉春が興した「四条派」。この2派は「円山・四条派」としてその後の京都の主流となり、近代まで京都画壇に大きな影響を及ぼした。円山応挙、呉春から竹内栖鳳、上村松園まで、円山・四条派の継承を読み解く本展では、自然・人物・動物といったテーマに分け、東京展、京都展併せて重要文化財12件を含む約120件の作品を展示。それぞれの画風を丁寧に解釈しながら、近代までの変化を辿っていく。また、円山応挙最晩年の最高傑作「大乗寺襖絵群」の立体的展示も行われる。円山応挙《大乗寺襖絵》の特別展示一番の見どころは、円山応挙の最高傑作ともいわれる重要文化財「大乗寺襖絵群」の特別展示だ。東京展では、円山応挙によって大乗寺の客殿に描かれた襖絵《松に孔雀図》や、その一門の呉春による《四季耕作図》と《群山露頂図》、山本守礼の《少年行図》、亀岡規礼《採蓮図》を立体的に再現。京都展でも円山応挙の《郭子儀図》が』登場する。実際の様子を体感できる空間で、貴重な作品をじっくりと鑑賞できる。江戸中期~昭和初期までの円山・四条派が集結また、江戸時代の円山応挙や呉春から近代画家までの作品を、自然・人物・動物といったテーマに分けて展示。円山応挙が手掛けた《保津川図》や菊池芳文の《小雨ふる吉野》の臨場感あふれる作品からは、自然の様子がそのまま伝わってくる。その他、動物をテーマに、鳥の羽根の一枚まで繊細に描写された円山応挙《牡丹孔雀図》や、子犬たちのじゃれ合う様子を描いた長沢芦雪《薔薇蝶狗子図》など、生き生きとした動きが感じ取れる作品を数多く目にすることができる。詳細展覧会「円山応挙から近代京都画壇へ」■東京会場開催期間:前期2019年8月3日(土)~9月1日(日) / 後期2019年9月3日(火)~9月29日(日)時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:毎週月曜※祝日又は振替休日の場合は開館、翌日休館会場:東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園12-8)TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)観覧料:・当日 一般 1,500円(1200円)/高校・大学生 1,000円(700円)・前売 一般 1,300円/高校・大学生 800円※中学生以下無料※()内は20名以上の団体料金。 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料。※ 障害者手帳提示で無料(介護者1名を含む)。・「応挙手ぬぐい」セット券 2,000円(税込)販売期間:6月10日(月)~8月2日(金)発売場所:展覧会公式サイト、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、セブンチケット、CNプレイガイド※グッズは本展覧会内特設ショップで引換え。■京都会場開催期間:前期2019年11月2日(土)~11月24日(日) / 後期2019年11月26日(火)~12月15日(日)時間:9:30~17:00(金土は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)休館日:毎週月曜※祝日の場合は開館、翌日休館会場:京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)TEL:075-761-4111※東京展、京都展ともに前期後期で大展示替え実施。ただし大乗寺襖絵は通期展示。
2019年07月05日落語中興の祖・三遊亭圓朝ゆかりの「幽霊画展」東京谷中にある全生庵(臨済宗国泰寺派)で、2019年8月1日(木)〜31日 (土)まで、谷中圓朝まつり「幽霊画展」が開催されます。江戶末期から明治にかけて活躍し、「牡丹燈籠」「真景累ケ淵」「死神」など、多くの名作落語を創作した落語中興の祖・三遊亭圓朝は、怪談創作の参考に数多くの幽霊画を収集していました。伝・円山応挙から、柴田是真、伊藤晴雨、河鍋暁斎など、著名な画家たちが描いたさまざまな幽霊たち。現在は、圓朝の墓所がある全生庵でこれらのユニークな幽霊画を所蔵し、毎年8月の1ヶ月間のみ特別公開しているのだとか。左から、伊藤晴雨「怪談乳房榎図」、池田綾岡「皿屋敷」、鰭崎英朋「蚊帳の前の幽霊」。すべて全生庵所蔵。谷中圓朝まつり「幽霊画展」【開催概要】会期:2019年8月1日(木)~2019年8月31日(土)※土日祝祭日も開催開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)拝 観 料 :500円今年は8月3日 (土)に「幽霊の怨返し ― 落語にみる情愛」と題した記念イベントも開催されます。(※定員に達したため、受付終了)「幽霊の怨返し ― 落語にみる情愛」8月3日(土) 16:00 ー 18:00(開場15:30)【ゲスト】【聞き手】雲田はるこ(漫画家)金原亭馬玉(落語家)平井正修(全生庵 七世住職) 昨年NHKでドラマ化された大人気漫画「昭和元禄落語心中」の作者・雲田はるこさんと落語家・金原亭馬玉さんをゲストに迎え、三遊亭圓朝がこれほどまでの幽霊画をコレクションしていた理由や、なぜ落語には幽霊がよく登場するのか、人々が「幽霊」に見た意味と、そこから受け取ることができる「生」への学びを考えるトークセッションです。ほか「谷中圓朝まつり」として、全生庵で多くのイベントが開催されます。■8月11日(日)「圓朝忌」法要/奉納落語/扇子のお焚き上げ「圓朝座」出演:鈴々舎馬桜、古今亭菊之丞■8月17日(土)第三十五回圓朝寄席出演:三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭圓橘■8月24日(土)実話怪談師が語る「掛け合い噺『死神』」出演:牛抱せん夏、上間月貴詳細は、特設ウェブサイトよりぜひこの貴重な機会に谷中に足を運んでみては?幽霊画展で暑い夏を涼しく乗り切りましょう!全生庵(東京都台東区谷中5丁目4−7)山岡鉄舟居士が明治維新の際に国事に殉じた人々の菩提を弔うため、明治十六年に建立。居士との縁で落語家・初代三遊亭圓朝の墓所があり、圓朝遣愛の幽霊画五十幅が所蔵されている。アクセス◯JR・京成電鉄「日暮里駅」より徒歩約10分◯東京メトロ千代田線「千駄木駅」(団子坂下出口)より徒歩約5分主催:臨済宗国泰寺派 全生庵企画・運営:有限会社エピファニーワークスお問合せ:info@epiphanyworks.net
2019年06月28日「幽霊画展」が、東京・谷中の寺院「全生庵」にて、2019年8月1日(木)から8月31日(土)までの期間で開催される。毎年開催されている「幽霊画展」では、「全生庵」の境内に墓所がある落語中興の祖・三遊亭圓朝が、怪談創作の参考に収集してきた数多くの幽霊画を展示。普段「全生庵」に非公開で所蔵されている作品を公開する、1年に1度の貴重な機会となる。展示作品は、伝・円山応挙とされる『幽霊図』や、伊藤晴雨の『怪談乳房榎図』のほか、柴田是真、河鍋暁斎ら著名な画家たちが描いた“幽霊画”。江戸時代や近代の絵師たちのユニークな世界観を感じることが出来る。また、2019年はNHKでドラマ化された漫画『昭和元禄落語心中』の作者・雲田はるこ、落語家・金原亭馬玉をゲストに招いたトークセッションなどのイベントも実施。三遊亭圓朝が幽霊画をコレクションしていた理由や、なぜ落語には幽霊がよく登場するのか、といったことを通して、人々が“幽霊”に見た意味と、そこから受け取れる「生」への学びを考える。【詳細】幽霊画展開催期間:2019年8月1日(木)~8月31日(土)開催時間:10:00~17:00(最終入場16:30)会場:全生庵住所:東京都台東区谷中5-4-7拝観料:500円■開催記念イベント「幽霊の怨返し-落語にみる情愛」開催日:8月3日(土)開催時間:16:00~18:00(開場15:30)参加費:3,000円(拝観料込)定員:100名(事前申込制)プログラム:住職による幽霊画展解説、ゲストと住職によるトークセッション、金原亭馬玉による怪談落語「死神」※申し込みは7月19日(金)締め切り。※申し込みは「幽霊画展」特設ウェブサイトより可能。
2019年06月23日まだ雪の残る「円山原始林」で程よいハイキング円山原始林の頂上からは札幌市内が見渡せて、晴れの日にぴったりな静かな時間を過ごせました。おにぎりがあればなお良いです。 札幌駅からバスで15分ほどにある円山原始林の入り口付近までくると、大きな木々の間の空気がほっぺたにより一層ひんやりと感じ、リスとカラスたちが迎えてくれました。頂上まで30~ 40分ほどで登れると聞き、お天気も良いのでペットボトルの水を買って早速行ってみることに。 背の高い木々はみんな裸で、枝の向こうに見える明るい青空が気持ち良いです。落ち葉の間から顔をだす新芽や野花を見つけては嬉しくなりながら、山道を登って行きます。 前日の雨と登るにつれて増えてくる残雪とで少し足元がわるくなっています。急な山道もあったりするので、比較的カジュアルなハイキングとはいえども、汚れても大丈夫なスニーカーやハイキングブーツがおすすめ。 さすがに登っていくと息があがってきて、あたたかくなってきます。ときおり吹くひんやりした風が心地良く、40分ほど登ったところで頂上につきました。良い感じの岩を見つけて座り、 絵を描いてるとカラスがすぐ近くまで寄ってきて、まるで「魔女の宅急便」に出てくるアーティストになった気分。 帰りは足元に気をつけつつ小走りに降りると20分ほどでスタート地点まで戻ることができました。時間的にもコース的にもちょうど良いハイキング。植物と山に触れて心が満たされた気分でした。 建物も空間もコーヒーも大好き、古民家カフェの「森彦本店」 カフェ「森彦」の本店は、円山原始林の入り口から歩いて10分ほどのところにあります。裏路地に静かに佇む古民家の外観はとてつもなくカッコ良く、古い建物に目が無いわたしにはたまりません。そしてそれを覆うたくさんのつるは、緑いっぱいに包まれた夏の姿を想像させます。ここでコーヒーがたのしめるなんて、なんてすてき! のれんをくぐって中に入ると、期待を裏切らないセンスの良さにさらにテンションが上がり、 すぐ目の前の小さなキッチンではスタッフさんたちが真剣な面持ちで丁寧にコーヒーを淹れていました。頭上は吹き抜けになっていて、2階席でおしゃべりとコーヒーをたのしむ声が聞こえてきます。 人気のお店らしく、わたしの前に2組ほどいましたが、それほど待つこともなく2階の席に案内されました。可愛らしい狭い階段を上がって、空いている窓際の席に座ります。 コーヒーは濃厚な深煎り。ハイキングの後の体に、真っ黒なコーヒーと優しく甘いプリンが良い具合にしみていきます。深煎りコーヒーと古民家がすきなわたしには驚くほどのどんぴしゃ感。視覚と味覚はもちろん、からだ全体で味わえるその空間にはゆっくりと時間が流れているようで、まさに特別なひとときでした。 森彦は「MORIHICO.」の本店で、他にも「Coffee&Something」のコピーのもとそれぞれに違うテーマを設けて札幌市内に展開していて、現在9店舗あるようです。札幌にいく機会があれば、ぜひ自分にあったモリヒコを見つけてみてはいかがでしょうか。 森彦www.morihico.com/shop/morihico/札幌市中央区南2条西26丁目2-18TEL:011-622-888010:00~21:00 (L.O. 20:30) 年末年始休みあり
2018年05月10日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、現在愛知県美術館にて開催されている「長沢芦雪」展の公式図録『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』。愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)によるご紹介です。■『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』本書は、現在愛知県美術館にて開催されている「長沢芦雪」展の公式図録。江戸時代中期に京都で活躍した絵師長沢芦雪は、円山応挙の門下生で、今日では伊藤若冲や曾我蕭白と共に「奇想」の画家と称され、その人を驚かせ楽しませるエンターテイナーとしての資質を特徴とする画家の一人。展覧会では、46年の生涯の中で描かれた、最初期の作品から最晩年までの作品80点超が展示され、本書はその全作品をカラーで掲載。図録の表紙や展覧会ポスターに採用されている虎は無量寺(和歌山県)の襖絵に描かれたもの。一見迫力のある虎のようで、実は水辺の魚の目線から描かれた子猫を表したのだという。その構想の裏付けを解説するため、展示室では畳・柱・鴨居を設置してオリジナルに近い状態で鑑賞できるよう工夫されている。芦雪が「白像黒牛図屏風」で黒牛の足下に描いた子犬の愛くるしさは高い人気を集め、展覧会の解説役としても子犬が度々登場する。芦雪の絵画には他にも多くの動物が描かれており、その豊かな表情の表現力も注目される点である。ナディッフ愛知では、関連書籍や雑貨と共に、芦雪の絵画に登場する動物たちをHANSAのぬいぐるみで構成するフェアを開催中。なお、愛知県美術館の改修工事休館に伴い、ナディッフ愛知は11月20日より休業となる。【書籍情報】『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』執筆:山下裕二、金子信久(府中市美術館)、岡田秀之(嵯峨嵐山日本美術研究所)、深山孝彰(愛知県美術館)、佐藤晃子(ライター)版元: 長沢芦雪展実行委員会言語:日本語ソフトカバー/220ページ/297×226mm発売:2017年価格:2,222円【展覧会情報】「開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー」展会場:愛知県立美術館住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階会期:10月6日~11月19日開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,400円、高大生 1,100円、中学生以下無料休館日:月曜日愛知県美術館「長沢芦雪」展公式サイト
2017年10月12日神奈川県足柄下郡箱根町にある岡田美術館で、日本の画家・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と与謝蕪村(よさぶそん)の生誕300年を記念した展覧会「 ―生誕300年を祝う― 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」展が開催されています。期間は12月18日(日)までです。同い年の天才絵師・伊藤若冲と与謝蕪村の作品の変遷を、同時代に活躍した画家たちの作品とあわせて観賞できます。同じ年に誕生した二人の天才画家画家・尾形光琳が亡くなった1716年に誕生した2人の天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村。同じ年に誕生した2人は、のちに京都の画壇を席巻して一つの時代を作ります。伊藤若冲は京都にある青物問屋の長男として生まれました。家業を継ぎますが30代中頃には参禅、40代歳で隠居して画家としての活動を開始します。彩色鮮やかな花鳥図や動物を描いた水墨画を得意とし、数々の名作を残しました。与謝蕪村は大坂の農家に生まれ、成人すると江戸へ出て俳諧を学びます。俳諧の師匠の逝去をきっかけに、27歳から北関東や東北地方をおよそ10年間遊歴。40歳になると京都へ移り住み、俳諧と絵画の分野で活躍しました。中国文人画の技法による山水図や、俳句に絵を添える俳画を中心に作品を残しています。展覧会では2人の画家の作品を中心に、同時代の円山応挙や長沢蘆雪、曾我蕭白、池大雅らの作品を合わせた40点の貴重な作品を観賞できます。●83年ぶりに発見された「孔雀鳳凰図」今回の展覧会には1933年に重要美術品として認定されたのち、行方不明となっていた伊藤若冲の「孔雀鳳凰図」が展示されています。83年ぶりに発見され、東京都美術館で行われた若冲展で初公開となり話題を呼んだ作品です。牡丹に囲まれて立つ白い孔雀と、翼を広げた鳳凰が描かれた見事な作品では、若冲にしか成しえない多彩な色彩と見事な細密描写を目の当たりにできます。●特別に作られた若冲孔雀鳳凰図チョコレート、展覧会開催記念オリジナルグッズも充実ミュージアムショップでは美術館専属のショコラティエ、三浦直樹氏が手掛けた「若冲孔雀鳳凰図チョコレート」(税込2,600円)が10月1日(土)より発売されます。小豆や栗、イチジクなどさまざまな食材がバランスよく組み合わされたチョコレートに若冲の絵柄がデザインされた、お土産に最適のお菓子です。マウスパッドやぽちぶくろなど、展覧会のオリジナルグッズも揃えられています。イベント情報名称:―生誕300年を祝う― 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち会期:2016年9月5日(月)~12月18日(日)休館日:なし開館時間:9:00~17:00※入館は16:30まで住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1岡田美術館入館料:一般・大学生2,800円、小中高生1,800円公式ページ:
2016年09月20日展覧会「若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」が箱根・岡田美術館にて2016年9月5日(月)から12月18日(日)まで開催される。「若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」は、江戸時代の中期に活躍した伊藤若冲と与謝蕪村の生誕300年を祝う特別展。鮮やかな色使い、緻密な描写を得意とした若冲。俳人ならではの詩情豊かな山水人物画を得意とした蕪村。本展では、約40作品の展示を行う。見どころは、東京都美術館で開催された若冲展において初公開された「孔雀鳳凰図」。昭和8年、重要美術品に認定されたのち行方が知れず、83年ぶりに発見されて話題となった。富貴の花とされる牡丹に囲まれて岩上に立つ白い孔雀と、翼を広げ旭日を見上げる鳳凰が描かれている。着色の艶やかな花鳥画や、墨の濃淡、にじみや擦れ、筆致の変化を生かし、ユーモアも盛り込んだ作風の水墨画など、当館が収蔵する若冲の作品すべてを一堂に展示。蕪村の作品は、いずれも中国の画題を扱ったみずみずしい画帖や掛け軸などの作品4点を揃える。当時の中国文化への憧憬を色濃く示し、俳句だけではない蕪村の魅力を伝える。また、2人が活躍した時代の京都画壇の画家たちである、円山応挙、池大雅、長沢蘆雪、曾我蕭白などの作品を写実・写意・奇想の3つのテーマで紹介する。当時は絵画史上「旧風刷新」の時代と称され、個性的な画家たちを輩出し、伝統や格式を超えた新しい画風の作品が生み出された。それぞれが独自の画風を確立し、今もなお近世絵画史に名を残す彼らの作品に触れてみてはいかがだろうか。なお、ミュージアムショップでは「若冲孔雀鳳凰図チョコレート」を10月1日(土)より発売。83年ぶりに再発見され話題となった伊藤若冲の「孔雀鳳凰図」の世界観を、優美な色彩で表現している。フレーバーは、ミックスベリー×ピスタチオ、クリームチーズ×小豆など。和と洋の食材を使った新感覚の味わいだ。なお、価格は税込みで2,600円となっている。【開催概要】―生誕300年を祝う― 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち会期:2016年9月5日(月)〜12月18日(日)※休館日なし。会場:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1開館時間:9:00〜17:00※入館は16:30まで。入館料:一般・大学生 2,800円、小中高生 1,800円
2016年06月30日春画展広報事務局は、東京都・文京区の博物館「永青文庫」で開催されている春画を主体とした展覧会「SHUNGA 春画展」に着物姿で来場すると、入場料が特別価格の800円(通常価格1,500円)となる「着物DAY」を開催する。開催日は12月5日。当日の開館時間は9:30~20:00(入館は19:30まで)。ただし、18歳未満は入場禁止。「SHUNGA 春画展」は、江戸時代を通じて制作され、大名から庶民まで貴賤を問わず広く親しまれた"春画"の名作を集めた展示会。9月19日の公開初日から約13万人(11月20日現在)が入場するなど、好評を博している。また、11月3日からは後期展示が開始し、前期展示で人気を集めた喜多川歌麿の「ねがひの糸口」や葛飾北斎の「喜能会之 故真通」が引き続き展示されるほか、円山応挙筆の「春画巻」、鈴木春信の「風流艶色真似ゑもん」、「稚児之草紙」(絵師不詳)など前期展示にはなかった作品も展示されている。なお、12月5日に開催される「着物DAY」は11月7日に続いての実施となり、前回は300人以上が着物で来場したということだ。春画展は12月23日まで開催されている(休館日は11月30日 / 12月7日 / 12月14日)。開館時間は9:30~20:00(日曜日は18:00まで、入館は閉館30分前まで)。
2015年11月24日東京都・府中市美術館では、江戸時代の動物絵画を紹介する「動物絵画の250年」展を開催している。開催期間は5月6日まで(5月4日を除く月曜は休館)、開場時間は10:00~17:00(入場は16:30まで)。入場料は一般700円、高校生・大学生350円、小学生・中学生150円。同展では、歌川国芳や円山応挙、伊藤若冲ら、江戸時代の画家たちが動物たちを描いた多彩な「動物絵画」を紹介。現在は会期後半となり、中世からの伝統を受け継ぐ作品や、個性的な画家による想像の世界を描いた作品など、83点が展示されている。また、5月2日は「江戸の動物絵画その多彩さを生んだもの」、5月4日は「動物絵画外国と日本」というテーマで、それぞれ同美術館の学芸員による講座も開催される。なお、本展は2007年に同美術館にて開催した「動物絵画の100年 1751-1850」の続編となっている。
2015年04月30日宮藤官九郎が草なぎ剛を主演に迎え手がけた『中学生円山』で描かれた劇中劇「愛そしてチャンジャ」のフルバージョンを、DVD&Blu-ray発売前にシネマカフェが先行して緊急鑑賞!その全貌が分かった。「愛そしてチャンジャ」は、主人公・円山克也(平岡拓真)の母(坂井真紀)が夢中になっている架空の韓流ドラマのタイトル。母はDVD-BOXを買うほどの熱心なファンで最終話近辺まで到達したものの、不具合が生じて映像がストップしてしまう。劇場公開時は「愛そしてチャンジャ」の全貌が知りたいという要望が出たほど、気になるインパクトだった。このほど判明した“「愛そしてチャンジャ」フルバージョン”は、ヤン・イクチュン演じる財閥一家に解雇された使用人・ヨンス、彼のチャンジャを食べて記憶が戻った貧しい村出身の娘・ミヨン、ミヨンとの生活に未練がある財閥の車椅子の御曹司が、一堂に会す緊迫した場面だ。真実を知ったミヨンがヨンスに想いをブチまけ、その時ヨンスは…というまるで本物の韓流ドラマのような展開で、「愛そしてチャンジャ」の結末も気になってしまう。この“「愛そしてチャンジャ」フルバージョン”は、デラックス・エディション(豪華版)の特典ディスクに収録予定。本編の世界観を補完する高いクオリティーをあなたも堪能してみて。『中学生円山』DVD&Blu-rayは2014年1月15日(水)より発売。※レンタル版同時リリース『中学生円山』DVD&Blu-rayリリース情報【セル】デラックス・エディション(豪華版)DVD デラックス・エディション¥5,985(税込)【本編DVD+特典DVD】 2枚組Blu-ray デラックス・エディション¥7,035(税込)【本編Blu-ray+特典DVD】 2枚組【セル】スタンダード・エディション(通常版)DVD スタンダード・エディション¥3,990(税込)【本編DVD】 1枚組Blu-ray スタンダード・エディション¥5,040(税込)【本編Blu-ray】 1枚組発売元・販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 『中学生円山』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:中学生円山 2013年5月18日より全国にて公開(C) 『中学生円山』製作委員会
2014年01月07日大阪歴史博物館は6月9日まで、同館6階特別展示室において、特別展「幽霊・妖怪画大全集」を開催している。幽霊や妖怪は古来より想像され、江戸時代以降は特に文学や芸術において盛んに取り上げられ、多様な作品が作り出された。それらを精力的にコレクションしたのが、日本画家の吉川観方(よしかわかんぽう)(1894~1979)だった。観方は服飾の歴史や時代風俗の研究家としても知られ、研究の途上において日本の幽霊や妖怪にも関心を持ち、資料の収集に没頭したという。同展は、現在は福岡市博物館に所蔵される観方の収集品から、江戸時代に活躍した伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)や円山応挙(まるやまおうきょ)らの著名な絵師をはじめ、個性的な浮世絵師として人気のある歌川国芳(うたがわくによし)とその一門が描いた幽霊や妖怪画の優品を多数紹介。また、大阪ゆかりの幽霊や妖怪にまつわる歴史的な資料も展示し、人々が未知の世界に対してどのような観念を持ち、表現したのかを観覧することができる。開催日時は、4月20日~6月9日 9時30分~17時(金曜日は20時まで)。入館は閉館の30分前まで。毎週火曜日休館(ただし、4月30日は臨時開館)。会場は、大阪歴史博物館6階 特別展示室(大阪府大阪市中央区大手前4-1-32)。観覧料は、特別展のみ大人1,200円、高大生800円。常設展との共通券は、大人1,680円、高大生1,120円など。その他、詳細は同館Webページにて確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月26日札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3番地1)は、2013年1月11日から12日に、札幌市内の小学4年生から6年生を対象として、夜の動物の生態観察などができる1泊2日の体験プログラム、「冬のZOOナイトキャンプ」を実施する。募集人員は先着32名、参加料10,000円。同イベントでは、グループ活動・園内観察活動をはじめ、飼育員へのインタビュー、ナイトハイク(夜の動物たちを観察)など多彩なプログラムを用意。動物園のエゾシカ・オオカミ舎の2階に宿泊しながら、普段見ることができない夜の動物たちを観察することができる。参加申し込み・問い合わせは、札幌市青少年女性活動協会(冬のZOOナイトキャンプ担当)まで。詳細は、同園ホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日北海道の札幌市円山動物園は、名古屋市東山動物園から来園した”ブラッザグェノン”のオス「梅里(ばいり)」を、同園内モンキーハウスで展示している。10月16日に来園した梅里は、これまでモンキーハウスのバックヤードで飼育されていた。現在は、新しい展示室にも慣れた様子で、同園生まれのメス「由美(ゆみ)」と同居している。同園では、メスの由美が高齢のため、繁殖は難しいかもしれないが、今後も仲良く暮らしていってほしいと考えているとのこと。「ブラッザグェノン」は、中央アフリカから東アフリカ、川や沼のある湿った森林地帯に生息している霊長目オナガザル科の動物。白ひげとオレンジ色の額が特徴的で、世界で最も美しいサルの一種と言われているという。詳細は、同園公式ホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日