カネテツデリカフーズ株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:村上 寛)は、株式会社 円谷プロダクション(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:永竹 正幸)の、アニメシリーズ『かいじゅうステップSDGs大作戦』とタイアップし、持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「つくる責任 つかう責任」と目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、未就学児から小学生の子どもたちに「海の現状と問題背景」そして「自分たちにできること」を商品と特別映像で楽しく発信していきます。カネテツデリカフーズ × 円谷プロダクション昨今、水産資源の需要が高まっており、過剰に水産物が漁獲されることによる水産資源の枯渇が問題視される中、持続可能で適切な管理をおこなっていると認められた漁業により獲られた水産品につけられる認証ラベル、MSC「海のエコラベル」があります。このラベルがついた商品を選ぶことで持続可能な漁業を応援するとともに、海や魚たちを守り育むことに繋がります。カネテツデリカフーズでは、現在、MSC認証のアラスカ産スケソウダラを100%使用した「鱈100% 揚かまぼこ MSC」と「鱈100% 焼ちくわ MSC」を商品化し、水産資源保全活動に参画しています。今回、円谷プロダクションのアニメシリーズ『かいじゅうステップSDGs大作戦』とタイアップすることで、環境保全の取り組み、若い世代へ「SDGs」のPR活動をより積極的におこなっていきます。カネテツデリカフーズ SDGs取り組み紹介ページ: ■カネテツデリカフーズ「鱈100% MSC」シリーズ鱈100% 揚かまぼこ MSC鱈100% 焼ちくわ MSC【特長1】アラスカ産スケソウダラのすり身を使用した上質な美味しさ練り製品本来のシンプルな美味しさを追求するため、原料にはアラスカ産スケソウダラのすり身を使用。身は白く、プリッとした食感が特長です。2度3度手を伸ばしたくなるような甘みをきかせた味付けで、そのまま美味しくお召し上がりいただけます。【特長2】MSC認証の原料を使用水産資源や環境に配慮した持続可能なMSC漁業認証を取得したアラスカの漁業で獲られたすり身を100%使用した練り製品です。パッケージにはMSC「海のエコラベル」を表示しています。【特長3】日本かまぼこ協会「フィッシュプロテイン」推奨商品いつもの食事に取り入れるだけで、魚のたんぱく質がパッと摂れる、日本かまぼこ協会「フィッシュプロテイン」推奨商品です。そのままおかずの一品に、間食やおつまみにも、様々なシーンで魚のたんぱく質を摂取できます。【特長4】『かいじゅうステップSDGs大作戦』とタイアップアニメ『かいじゅうステップSDGs大作戦』とタイアップ。若い世代に分かりやすく簡単に「SDGs」をお伝えしていくために、『かいじゅうステップSDGs大作戦』特別映像を作成し、商品パッケージやWEBサイトで発信していくことで、環境保全に取り組むとともに、若い世代へ練り製品を広げていきます。今後もカネテツデリカフーズでは、持続可能な資源の活用をはじめ、CSRの取り組みを積極的に推進して参ります。■『かいじゅうステップSDGs大作戦』特別映像について『かいじゅうステップSDGs大作戦』特別編「海の豊かさを守ろう!」では、持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「つくる責任 つかう責任」と目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、未就学児から小学生の子どもたちに「海の現状と問題背景」そして「自分たちにできること」を楽しく伝える内容となっています。(YouTube URL: )■SDGsについてSDGsとは、持続可能な開発目標のことであり、2015年の9月に「持続可能な開発サミット」で決められた国際社会共通の目標。SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。2015年から2030年までに課題を解決することを目標に、「誰も置き去りにしない」といった約束を掲げています。■「かいじゅうステップSDGs大作戦」について持続可能な開発目標(SDGs)についてはじめて学ぶ子どもたちのためのプロジェクト。円谷プロダクション・東京書籍・キッズプロジェクトの三社が協力して、SDGsをテーマとしたアニメーションや教材の制作、小学校での特別授業、イベント等を展開しています。■MSC「海のエコラベル」についてMSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)は、持続可能で適切に管理された漁業の普及に努める国際非営利団体。MSC「海のエコラベル」は厳格なMSC認証規格を満たし、持続可能で適切な管理をおこなっていると認証された漁業で獲られた水産品につけられる証。このラベルのついた水産物を選ぶことによって、適切に管理された、持続可能な漁業を応援するとともに、海や魚たちを守り育むことに繋がります。■「フィッシュプロテイン」についてカネテツデリカフーズが属する水産練り製品製造業者による全国組織、一般社団法人日本かまぼこ協会は、かまぼこ製品(魚肉練り製品)が良質なたんぱく質を含むことから、2020年11月15日の「かまぼこの日」を皮切りに、「フィッシュプロテイン」をキーワードに健康志向の高まる国内での需要をさらに促進する活動を開始。「フィッシュプロテイン」マークは、フィッシュプロテインの認知拡大を目的に、日本かまぼこ協会が定めた基準(製品中に含まれる魚肉たんぱく質含有量が8.1g/100g以上または4.1g/100kcal以上)を満たした商品にのみ表示できるマークです。■カネテツデリカフーズについて1926年(大正15年)創業。今年、創業95周年を迎えた、兵庫県神戸市・六甲アイランドに工場を持つ魚肉練り製品の製造業(代表取締役社長:村上 寛)。1990年には全商品保存料無添加を実施。さらに、「FSSC22000」の食品安全管理システムの認証を取得するなど、「安心・安全」な商品作りに取り組んでいます。また、キャラクターの全身を表現する蒲鉾など独自性あふれるモノ作りをおこなっています。まるで本物のような味・食感・見た目を再現し、そのネーミングでも話題のほぼシリーズ商品は、シリーズ累計販売数量5,500万パックを突破。■会社概要社名 : カネテツデリカフーズ株式会社代表者 : 代表取締役社長 村上 寛本社/工場所在地: 神戸市東灘区向洋町西5丁目8番地創業 : 1926年3月(大正15年3月)法人設立 : 1948年9月29日(昭和23年9月29日)資本金 : 4,000万円業務内容 : 水産練製品・そうざいの製造販売ホームページ : ■商品に関するお問い合わせ先社名 : カネテツデリカフーズ株式会社お客様係電話: 0120-227379営業時間 : 午前9時~午後5時(土・日・祝日をのぞく)ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月04日「生誕120年 円谷英二展」が、東京・京橋の国立映画アーカイブ 展示室にて2021年8月17日(火)から11月23日(火・祝)まで開催される。“特撮の父”円谷英二、初期の功績から晩年まで「生誕120年 円谷英二展」は、『ゴジラ』をはじめ“特撮の父”として広く知られる円谷英二の生涯を辿る展覧会。松竹の若き映画キャメラマンとしてキャリアをスタートさせてから、特撮映画・怪獣映画という新たなジャンルを切り拓き、現在の円谷プロダクション創設、晩年の『ウルトラQ』をはじめとするテレビの特撮番組スタートに至るまで、貴重な資料とともに紹介する。キャメラマンとしてのキャリア、特撮に目覚めるまで中でも注目は、映画界入りしてからキャメラマンとして時代劇映画の撮影で独自の地位を構築した、円谷英二の若き頃のキャリアだ。松竹下加茂撮影所で活動を開始した時の貴重な写真やポスター、台本、雑誌などからは、円谷がその撮影技術の礎を築いた軌跡が見て取れる。デビュー作とされる『延命院の傴僂男』上映館の複製プログラムや、円谷が1932年の設立に参加した日本カメラマン協会発行の機関誌「カメラワーク」など、これまで知られていなかった資料が揃う。さらに、イギリスの英国映画協会(BFI)で新たに見つかった1935年の円谷英二撮影作品『かぐや姫』の一部映像も、展示室内のモニターにて観ることができる。特撮映画・怪獣映画のジャンルを確立また、アメリカ映画『キング・コング』に衝撃を受けた円谷は、現在の東宝の前身会社のひとつであるJ.O.スタヂオへ入社し、合成技術やスクリーン・プロセスといった撮影技術を深化。その努力が1937年の日独合作『新しき土』をきっかけに注目され、戦時下の『ハワイ・マレー沖海戦』によって特撮の意義を日本映画界に決定的に印象づけた。終戦を経て特撮技術はすでに必要不可欠となっており、1954年の『ゴジラ』第一作によって日本映画界において特撮映画・怪獣映画という新たなジャンルを確立する。会場では、国立映画アーカイブ所蔵の特撮映画・怪獣映画ポスターの中から、8枚組の『モスラ』(1961年)、3枚組の『世界大戦争』(1961年)、『キングコング対ゴジラ』(1962年)など、公開当時のポスターの数々を展示する。尚、展覧会開催にあたり、円谷英二の生まれ故郷である福島県須賀川市の須賀川特撮アーカイブセンターからも資料を出品。お馴染みの“東宝マーク”を撮影するための機材や、『青島要塞爆撃命令』に使われた輸送列車ミニチュアの貨車の台車などが展示される。【詳細】生誕120年 円谷英二展開催期間:2021年8月17日(火)~11月23日(火・祝)※月曜日および9月7日(火)~10日(金)、9月26日(日)~10月3日(日)、10月12日(火)~15日(金)は休室。場所:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※毎月末金曜日は11:00~20:00(入室は19:30まで)観覧料:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)※65歳以上・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズはそれぞれ入室の際、証明できるものの提示が必要。※国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)を提示すると、1回に限り団体料金を適用。※2021年11月3日(水・祝)の「文化の日」は、無料で観覧可能。■『かぐや姫』上映企画上映日:2021年9月4日(土)、5日(日)会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)※詳細は後日ホームページなどで告知。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2021年07月16日『ウルトラQ』『ウルトラマン』などを手がける円谷プロダクションが“ファンの皆さまへの感謝を直接伝える場”として史上最大の祭典「TSUBURAYA CONVENTION 2019」を14日(土)と15日(日)に東京ドームシティで開催する。円谷プロは、日本特撮界の父であり“特撮の神様”とも称される巨匠・円谷英二が1963年に自宅に設立していた研究所を法人化して“株式会社円谷特技プロダクション”としてスタート。1966年には後世の作家たちに絶大な影響を与えた伝説的な作品『ウルトラQ』を制作。以降も『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をはじめとする“ウルトラ”シリーズなどを手がけ、現在も小さな子どもたちから、かつてテレビの前で熱狂した大人まで幅広い層を魅了し続けている。今回のイベントはそんな円谷プロダクションの作品に新たな角度から光をあて、今後公開が予定されているプロダクションの“最新型/未来型”を披露するもの。オープニングセレモニーには円谷プロが2020年以降に発表する映像作品の最新情報も披露。2021年公開予定の映画『シン・ウルトラマン』の主演を務める斎藤工と樋口真嗣監督が登壇する。そのほか、『ウルトラマンゼロ』10周年を記念し、ギンガからタイガまでのヒーロー全員が集結するスペシャルライブや、豪華ゲストアーティストと東京フィルハーモニー交響楽団がウルトラマンシリーズの名曲を演奏するシンフォニーコンサート、総勢50のウルトラヒーローが登場するパーティ、思想家の中沢新一と筑波大学推教授の落合陽一の特別対談など、様々な角度から円谷作品の魅力を掘り下げることができるプログラムが揃う。今回のコンベンションは“史上最大”の名にふさわしく、かつてヒーローに熱中した大人も、家族連れも2日間のどこかのプログラムには足を運びたくなるラインナップになっている。基本、入場は無料で、各プログラムに参加する場合は別途、有料チケットが必要になる。また、同施設内のGallery AaMo(ギャラリー アーモ)では最新テクノロジーを駆使して“かいじゅうのすみか”に足を踏み入れることができるイベント『空想科学 かいじゅうのすみか 体感エンターテイメント』も開催中。合わせて参加するファンも多そうだ。TSUBURAYA CONVENTION 201912月14日(土)、15日(日)東京ドームシティ料金:各プログラム別チケット制 PRODUCTIONS Co.Ltd.
2019年12月13日猛暑が続く令和元年の夏――。天皇陛下と雅子さま、愛子さまが、ご静養先の須崎御用邸から帰京されたのは8月5日だった。6日は広島、9日は長崎の原爆の日。15日は終戦の日だ。日本人にとって“忘れてはならない日”が続く。「昨年まではご静養先で黙祷されることも多かったのですが、陛下が即位された今年は、赤坂御所でお慎みになりたいというお気持ちがあったのかもしれません。天皇ご一家の責務として、国民とともに平和を祈る。そのご姿勢の表れなのだと思います」(宮内庁関係者)そして8月15日、天皇皇后両陛下は全国戦没者追悼式に初めて出席される。「8月末には、ご一家そろって那須御用邸で静養される予定です。ただ、もしかすると来年は、8月に御用邸に行かれることはないかもしれません。東京オリンピック・パラリンピックが開催されるからです」(前出・宮内庁関係者)来年7月24日が、東京で2度目の開催となるオリンピックの開会式だ。8月9日に閉幕すると、続いてパラリンピックが8月25日から始まることになっている。天皇陛下は、オリンピックとパラリンピック、両大会の名誉総裁を務められることが決まっている。「’64年の東京五輪は、当時4歳だった陛下も上皇ご夫妻とともにご観戦。国立競技場で観戦されたマラソンでは、優勝したエチオピアのアベベ選手、銅メダルを獲得した日本の円谷幸吉選手に一生懸命声援を送られました。それから半世紀あまりを経て、ご自身が名誉総裁として迎える2度目の東京五輪に、感慨もひとしおでしょう」(皇室担当記者)前回の東京パラリンピック開催にあたっては、美智子さまの働きかけが大きかったという。「当時の日本では、障害者スポーツはリハビリのためのもの、という認識でした。競技としては普及していなかったのです。美智子さまは知人からパラリンピックの意義をお聞きになり、福祉関係者に働きかけて東京大会実現に協力しました。翌’65年から全国身体障害者スポーツ大会(現・全国障害者スポーツ大会)が始まっていますが、これは上皇陛下の発案によるものです。平成になってから天皇陛下に引き継がれ、雅子さまも開会式に出席されてきました」(前出・皇室担当記者)昨年6月には、陛下がリオパラリンピックの女子マラソン銀メダリスト・道下美里さんを赤坂御用地に招待。視覚障害のある道下さんの伴走を陛下が務め、一緒にジョギングをされた。両陛下はパラアスリートとの親交を深めながら、障害者スポーツの普及に取り組まれてきたのだ。天皇陛下の即位から1年というタイミングで迎える東京五輪。雅子さまは昨年12月の誕生日に、東京五輪を始めとする行事について《日本と世界の交流や相互理解が深められていく機会となることを願っております》と記されている。「世界中の注目が日本に集まるだけではなく、各国から首脳や王族も来日します。国際親善という観点から見ても一大イベントです。雅子さまは、トランプ米大統領やマクロン仏大統領への接遇ぶりにより、世界から脚光を浴びています。“平和の祭典”である五輪において、雅子さまの存在が国々の“懸け橋”になるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
2019年08月11日1964年の東京五輪で銅メダルを獲得した円谷幸吉と、次のメキシコ五輪で銀メダルを獲得した君原健二、そのふたりのマラソンランナーの姿を描いた舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』のプレビュー公演が11月14日に上演され、翌15日に開幕した。そのプレビュー公演の模様をお届けする。【チケット情報はこちら】谷賢一が脚本・演出を手掛ける本作は、東京五輪での活躍で一躍ヒーローになるも次の五輪を目前に「美味しうございました」で知られる遺書を残し自殺した円谷と、東京五輪で実力を発揮できず1度は引退を考えながらも次のメキシコ五輪でメダルを獲り、今もなおランナーとして走る続ける君原という、対照的なふたりの物語を初めて作品化する舞台。円谷を宮崎秋人、君原を木村了、スポーツライター・宝田を中村まこと、君原のコーチ・高橋を高橋光臣、円谷のコーチ・畠野を和田正人が演じるほか、青山学院大学陸上競技部の原晋監督が特別監修として参加している。開演し、まず驚いたのは宮崎と木村の身体だ。ドキッとするほど絞られており、マラソンランナーである円谷、君原の日々を一目で理解させる。シンプルなセットはフレキシブルに動き、ときに映像が投影されたり、ライブカメラで役者の表情が映し出されたりと迫力満点。しかし何より印象に残ったのは5人の芝居の熱。選手とコーチ、記者と選手など、この作品は一対一のやり取りの連続で物語が紡がれる。そのひとつひとつで生まれる熱をバトンのように繋いでいく芝居は、笑いのシーンも含め熱を途切れさせず、そこに観客も巻き込まれるような感覚があった。劇中では何度も「なぜ走るのか」という台詞が出てくる。それをランナーでない私たちが理解するのは難しい。けれども作品のなかで君原に向けられる「マラソンはひとりで走っているのか」という問いを通すと、「なぜ走るのか」が私たちに直接関係ある言葉になっていくように感じた。物語のなかでは、その問いへのアンサーのように、いつも誰かが誰かに並走し、誰かが誰かの背中を押し、誰かが誰かを受け止め、誰かが誰かを導いていた。ひとりでは行けなかったであろう場所がいくつも描かれ、マラソンというひとりで走る競技とは真逆にあるような「あの人がいれば走れる」という台詞もあった。それはマラソンの話でありながら、私たちが生きることそのものを思わせた。今とは違う時代背景、オリンピック選手の想い、厳しい勝敗の世界……私たちの生活には程遠いようで、いつの間にか“自分の”人生のことを考える作品。その不思議な交差をぜひ劇場で体感してほしい。東京公演は11月25日(日)まで紀伊國屋ホールにて上演中。その後、11月29日(木)から12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて上演。取材・文:中川實穂
2018年11月16日谷賢一が脚本・演出を手掛ける舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』が11月14日(水)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、1964年の東京五輪で銅メダルを獲得するも次のメキシコ五輪を目前に自殺した円谷幸吉と、東京五輪での挫折を乗り越えメキシコ五輪で銀メダルを獲得した君原健二という、ふたりのマラソンランナーの物語を初めて作品化する舞台。円谷選手を宮崎秋人、君原選手を木村了、スポーツライター・宝田を中村まこと、君原のコーチ・高橋を高橋光臣、円谷のコーチ・畠野を和田正人が演じる。この日まず行われていたのは、東京五輪での自分の走りに失望した君原が高橋コーチに退部届を出すというシーンの稽古。頑なな態度で退部を押し通そうとする君原と、それを軽妙にかわそうとする高橋コーチという10分ほどの場面だ。しかしそのやりとりで、共に曲者である君原と高橋コーチの会話は、心の底を隠しあったまま続けられていることがしっかりと伝わってくる。木村と高橋の緻密で濃密、そして予想外ともいえる芝居作りが堪能できるシーンとなっていた。次は、メダリストになったことでサイン会や講演会に時間が取られ練習できないことに苛立つ円谷と、その気持ちを受け止めながらも??咤激励する畠野コーチのシーン。先ほどの君原&高橋コーチとは正反対とも言える素直で信頼に満たされたやり取り、宮崎と和田のまっすぐな球を投げ合うような芝居は温かく、芝居面でも各ペアでの違いを感じるのが面白い。ただ、「自分ひとりでは走れません!」と言う円谷、それを受け止め「ひとりにしない」と言う畠野コーチの関係性は理想的で美しいが、同時に、円谷の結末を知っているためにどこか不安な気持ちにもさせられるものであった。次は、マラソンと距離を置いた君原のもとに宝田記者が訪ねてくるシーン。君原の言葉をすべて適当に返しているかと思えば、わずかな態度の変化を逃さずサッと懐に入る宝田の姿は観ていて楽しい。中村の芝居に自由さを感じるが、稽古中は例えばどのタイミングで君原の変化に気付くのかなど、かなり詳細に谷と話し合う姿が多く見られた。観ていて常に感じさせられたのは“人の心”。ありとあらゆる関わりに見え隠れする感情は生々しく、人の心が丁寧に描かれているからこそ、我々とは違う時代・環境にいる登場人物たちに心が揺さぶられるのだと感じた。稽古場は活気があってこれからどんどん進化していきそうな雰囲気。どのような作品になるのか期待して開幕を待ちたい。公演は11月14日(水)から25日(日)まで東京・紀伊國屋ホール、11月29日(木)から12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて。お得なパンフレット付きチケットは11月11日(日)午後11時59分まで発売。取材・文:中川實穂
2018年11月06日舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』で円谷幸吉さん役を演じるのは、2.5次元舞台で大活躍して脚光を浴びた宮崎秋人さん。人懐っこい笑顔の裏に隠された演技への真摯な思いと実直さが伝わるインタビューをどうぞ!写真・黒川ひろみ 文・尹 秀姫舞台『光より前に ~夜明けの走者たち~』とは1964年の東京オリンピックをともに走った円谷幸吉さんと君原健二さんという2人のマラソンランナーを描いた物語。この舞台で円谷幸吉さん役を演じるのが、今では舞台からドラマ、映画などジャンルを飛び越えて活躍している宮崎秋人さん。これまでの豊富な舞台経験の中でも「今までで一番、丁寧に作ってると思います」というほどのめり込み、新たな挑戦に臨んでいるそうです。--舞台『光より前に ~夜明けの走者たち~』は東京オリンピックをめざすマラソン走者たちを描いています。円谷幸吉さんといえば悲劇の主人公としても知られていますが、まずはじめにこの作品への出演が決まった時のお気持ちと、どんなふうに演じたいと思われたか教えてください。宮崎さん お話をいただくまで円谷幸吉さんという存在を知らなかったので、調べていくうちにどんどん円谷さんのすごさと重圧を知ることにはなったんですが、最初に話を聞いた時は、次の役はマラソンランナーなんだなくらいの感覚でしたね。今までも走ったり泳いだり自転車漕いだり柔道やったりとかしてきたので(笑)、今度はマラソンなんだなっていう感覚しかなかったです。でもいざ蓋を開けてみたら、今までの作品とは全然違う! 今回はほとんど会話劇と言うか、ランナーの苦悩を描いた物語なので。--実際に円谷幸吉さんのふるさとにも行かれたそうですが、どうでしたか?宮崎さん これまでも資料を読んだりはしてましたけど、実際に円谷さんが過ごした場所に行って、彼が残したものを見ると、実際に生きてた人なんだなっていう息吹を強く感じました。何もない場所でしたけど、当時はもっと何もない場所だったと思うし、そういう場所で走っていたんだなって感じることができたので、行ってよかったです。円谷さんのお兄さんともお話させていただいて、役作りをしていく中でも具体的に思い浮かべることができるようになりましたね。架空の人物でもなく、歴史上の人物でもなく、まだ円谷さんのことを知っている人が生きている中で演じるというのは責任感も伴いますよね。でも今回はあくまで『光より前に』という作品の円谷幸吉っていう男を演じたいと思っているので、そこはハッキリ分けたいと思ってます。--この作品の演出家である谷さんからはどういうふうに演じてほしい、といったお話はありましたか?宮崎さん 台本を読みながら、円谷さんって本当に純粋な人だったんだなっていうのが伝わってくるんですよ。コーチをすごく信頼していた人なので、彼が言う「はい」のひとことも、心の底から言えなきゃいけない。それを、舞台を観ている人に伝えてほしいというのは言われましたね。あとは、悲劇的な側面に注目されがちですけど、実はすごくユーモアのある人でもあるので、そういうところも出していきたいという話はしました。谷さんからは、円谷さんの素朴な感じが僕に合ってるんじゃないかとは言われましたね。--円谷幸吉のライバルでもあった君原健二さんと、君原さんを演じた木村了さんはどんな人でしたか?宮崎さん 円谷幸吉さんと君原健二さんって、2人ともピュアなんだけど、タイプは全然違うんですよ。それがいいコントラストになってると思うし、僕と了くんもまた役者としてのタイプが違うので、そこはちょうどいいんじゃないかと思います。了くんは役者としても頼りになりますし、感覚が優れている人。それをすぐ体現できる人でもあります。それでいてちゃんと裏付けもある人で、常に本を抱えているイメージなんですよね。台本をいろんな角度から読み込む力もある。憧れる面もありますし、自分も負けてられないって思う部分もありますよね。--円谷幸吉さんという人物と自分とで似ている部分はありましたか?宮崎さん それはわからないですね。というより、彼を理解しようと思えば思うだけ、つらいっていうか。彼を演じるにはわからなきゃいけないこともあるけど、その扉を開けるのもちょっと怖い。もちろん彼を演じるには早いうちに扉を開けて自分の体に落とし込む作業が必要なんですけど。今まで役者やってきて、いろんな作品に出させていただいた中で、ここまで演じていて怖いって思った作品はなかったので、それは楽しみでもありますね。役者として新しい自分と出会えるっていう楽しみはあります。--演じていて印象的だったシーンやセリフはありますか?宮崎さん 円谷さんがコーチと友達みたいに仲良くしているシーンがあるんですけど、そこは演じるのが楽しみです。コーチと選手という関係ではあるんですけど、当時のエピソードとして円谷さんがコーチをいじるというか、仲良くしていたというのは実際にあったことなので。円谷さんというと悲劇の部分にばかり注目されがちですけど、実はすごく明るい人だったんだよっていうところも見せたいんですよね。それは畠野コーチ役の和田正人さんとしっかり作り上げていきたいです。--この舞台で宮崎さんが観客のみなさんに届けたい思いとは何ですか?宮崎さん 観に来てくださる方の中には僕みたいに円谷幸吉さんと君原健二さんのことを知らない人がいっぱいいると思うので、まずはお二人の存在を知ってほしいなと思います。当時のスポーツ界に問題提議をして変えてくれた方なので、その事実をまずは伝えたいです。そこから何を感じるかっていうのは人それぞれだと思います。ただ、物語としてはすごくシンプルでわかりやすいお話ですし、これが童話だったらなんて素敵なお話なんだろうって思うんですけど、そういう感覚で観に来ていただけたらいいんじゃないかと。舞台を観てくれた方にはきっとこのタイトルの意味が伝わるんじゃないかと思います!--俳優・宮崎秋人さんについておうかがいします。これまでの役者人生の中でもっともインパクトのある作品はどれでしたか? またその理由も教えてください。宮崎さん すごい質問だなあ(笑)。自分の中で一番大きかったのは『柔道少年』ですね。それまでカッコいい宮崎秋人を求められることが多かった中で、この舞台では10キロ増量して本番に臨みました。太るのはキツかったですけど、太ってる時の自分はすごく楽しかったんですよ(笑)。その頃はやたらおじいちゃん、おばあちゃんに声をかけられたし、おばあちゃんがやってるような小さい商店に行くとたくさんおまけしてくれるし。生きるって楽しいなって思いましたね(笑)。演技でも、今までの宮崎秋人だったら無意識にカッコつけてしまうところを全部削ぎ落とすっていうのを経験できたので、やってよかったなって思いました。それ以降はカッコよさを求められる役であっても、無意識にカッコつけてしまうのではなく、演技としてカッコよさを乗っけてくことができるようになったので、それは『柔道少年』のおかげだと言えますね。--ご自身から見た俳優・宮崎秋人とはどういう人物だと思われますか?宮崎さん 「役者に向いてないやつだな」って思います(笑)。人前も苦手ですし、カメラも苦手ですし、学生時代は本を読むのもあんまり好きじゃなかったし。「それとはどれを指しますか?」という質問をすべて間違える人間でした(笑)。文系、理系で言うなら断然理系なので、ひとの気持ちもわからないですし。自分の性格上、ちょっとでも自分は向いてると思ったら、途端に甘えてサボると思うんですよね。だから常に「自分は向いてない」って言い聞かせてるんです。これまでの人生、他では努力してこなかったけど、役者に関しては一生かけてやってやろうって腹をくくって入った世界なので、中途半端はしたくないですね。自分より上の先輩たちは、それこそいろんな経験をしてこられているわけで、その下の人間がちょっとでも手を緩めたら、上の世代と戦っていけないでしょう?--真面目なんですね! これまでテレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍されていますが、ご自身が一番やっていて楽しいジャンルは何ですか?宮崎さん 今年の3月に初めて海外戯曲をやって、初めて楽しいなって思えた自分がいたので、今後もっとやれたらなとは思いますね。舞台は生で直接届けられるっていう魅力と、1回1回同じものはないっていう儚さが好きですね。特に海外戯曲では今までさんざん自分で武器にしてきた身体能力を封じられるので、それが気持ちいいんです。ただの棒っきれになった気分で(笑)。--俳優という仕事をするうえで、日々の生活で心がけていることは何ですか?宮崎さん 人を好きだと思うことですかね。これは自分の中ですごく大事にしていることです。無理に好きであろうと思ってるわけではないんですよ。それに人見知りはするんですけど、人に興味はありますね。そのせいか違う職種の人とも仲良くしてもらうことも多いです。性格的に合う合わないはありますけど、合わない人でも自分が好きになれてないだけだと思うほうです。別にその人を否定することもなく、ちっちぇーな自分って思うくらいですね(笑)。--今後、どんな作品を演じたい・役柄を演じたいというのはありますか?宮崎さん 今パッと思い浮かんだのは、千利休ですね。急にパッと出てきたんですけど(笑)。これまで元気な役が多かったので、ああいう静かな役をやってみたいですね。ちょっと前に観た映画で、佐藤浩市さんが先の役を演じていて、すごくカッコいいなと思って。一度だけ茶道体験をしてみたことがあるんですけど、その時は茶室への入り方すらわからなかったんですよね(笑)。何回習っても、茶碗を何度まわすのかわからなくなっちゃうし、これ何でまわしてるんだっけ?って考えちゃって(笑)。でも奥深い世界だと思うので、もっと理解したいです。--今、目標として掲げていることは何ですか?宮崎さん シアタートラムに立ちたいです。あの空間は選ばれた人しか立てないっていう感じがします。これまでシアタートラムでの作品は何本か観てますけど、『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』はすごく印象深かったですね。ほぼほぼ2人劇なんですけど、20分以上ひとりで喋るシーンがあるんですよ。瀬戸康史くんが『マーキュリー・ファー Mercury Fur』をやったのもトラムだったし。あそこで観た作品って強烈な印象を放ってるんですよね。なので、いつかシアタートラムの作品に出るのを目標にしたいです。Information宮崎秋人 みやざきしゅうと 1990年9月3日、東京都出身。174センチ。
2018年11月03日1964年の東京オリンピックに出場したふたりのマラソンランナーの姿を描く舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』が11月に上演される。稽古に先がけ作・演出を手掛ける谷賢一のワークショップが開かれ、主演の宮崎秋人、木村了、和田正人が参加。その後、マスコミに向けて合同取材会が行われた。【チケット情報はコチラ】本作は、東京オリンピックで共に走るも、「父上様母上様 三日とろろ美味しうございました」から始まる有名な遺書を残しこの世を去った銅メダリスト円谷幸吉と、東京での失敗を克服し次のメキシコオリンピックでは銀メダルを獲得、今も現役で走り続ける君原健二という、「走る」以外はすべて好対照・正反対なふたりを描く物語。円谷の終幕のショックからか、これまで1度も映像化も舞台化もされていないふたりのストーリー。けれど谷は「円谷幸吉の人生は悲劇だと思うんです。だけどその悲劇を上回る希望や光のようなものが、彼の物語の周りには付着している。そして、ある意味で円谷の悲劇を補填するようなカタチで君原健二という男はどう生きて走ったのか。ふたりの人生を並べてみることで見えてくることが増えると思いました」と語る。そんなふたりを演じるのは、宮崎と木村。円谷を演じる宮崎は、走るのが嫌いで部活動なども避けてきたそうだが「舞台上で実際に走る走らないに関わらず、極力走っている人の精神になれるように」と、現在初のランニングや体作りに取り組んでいるという。木村は自身の演じる君原についてすでにかなり調べており、そのうえで「僕は走るのは趣味ですが、競技者ではないので、その精神状態などは知り得ない部分が多い。だけどそこは(選手経験のある)和田くんにも聴けるし、谷さんとのセッションもできそう。先が楽しみになるワークショップでした」と手ごたえを語る。円谷のコーチ・畠野洋夫役を演じる和田は箱根駅伝にも出場経験を持つ経験者。「ランナーとして生きてきた、そして今俳優として生きている、それをひとつにまとめて、自分の中で大きな意味を見つけられる作品になりそうだと思っています」と、現役時代の経験をこの作品に注ぎ込む気概をみせる。「ランナーの人生を借りて、生きるということ、戦うということ、孤独を描いていく。それが現代のお客さんとなにかのカタチでうまく出会うことができればいいなと今、思っております」と谷が語る本作。スポーツファンに限らずどんな人にも“光”をもたらす作品になるべく動き出した。公演は11月14日(水)から25日(日)まで東京・紀伊國屋ホール(※11月14日(水)はプレビュー公演)、11月29日(木)から12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて上演。取材・文:中川實穂
2018年08月31日11月に東京、大阪で上演される舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』。ふたりのマラソンランナーを描く同作の特別監修に、青山学院大学の陸上競技部・長距離ブロック監督である原晋の参加が決定した。【チケット情報はコチラ】同作は1964年、東京オリンピックで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、その4年後にメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二、ライバルでもあり友人でもあったふたりの物語。谷賢一が作・演出を務め、宮崎秋人、木村了、高橋光臣、中村まこと、和田正人が出演する。原は、特別監修での参加に際し、「第二次世界大戦に敗戦した日本が、国の威信をかけて挑んだ1964年の東京オリンピック。スポーツがレジャーやエンタメではなく、軍事教練の如く行われていた時代、円谷幸吉さんや君原健二さんをはじめ、当時のオリンピック選手たちは、戦争に行く代わりにその競技で国を背負っていたのだと思います。中でもマラソンはとてもストイックな競技で、並みの精神力ではできないもの。マラソンという孤独な競技の中で、社会や組織に大きく動かされた円谷幸吉さんの人生には、現代を生きる我々にも痛切に訴えかけるものがあります。今回ご縁を頂き陸上面でのサポートをさせていただきます。胸に迫る舞台創りの一助になれれば幸いです」とコメントを寄せている。チケットの一般発売は9月15日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、現在先行抽選プレリザーブを実施中。受付は8月13日(月)午前11時まで。■舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』11月14日(水)~11月25日(日)紀伊國屋ホール(東京都)※11月14日はプレビュー公演11月29日(木)~12月2日(日)ABCホール(大阪府)
2018年08月09日円谷プロダクションと遊心クリエイションは11月21日より、「ウルトラマン」シリーズと雑貨ブランド「ASOKO」のコラボレーショングッズをASOKO全店舗にて販売している。今回のコラボレーション企画には、アーティストのbuggy氏とイフクカズヒコ氏が参加。両氏が手がけるデザイングッズが登場する。buggy氏による商品には、裏コーティングしたキャンバス地に、ウルトラマンをはじめバルタン星人やメトロン星人などの宇宙人たちを全面にプリント。ASOKOを象徴するデザインに仕上げた。トートバッグ(600円)やドキュメントケース(300円)、ランチバッグ(300円)、ペンケース(200円)、ポーチ(300円)などを展開する。イフクカズヒコ氏による商品からは、ウルトラマンと怪獣のパーティー風景を表現したバッグシリーズや陶器、文具などを展開。ポリエステルキャンバスにハリのある裏コーティング加工で仕上げたトートバッグ(600円)とファスナーポーチ(300円)が各4種登場するほか、陶器皿、陶器ボウル、陶器マグ、メラミンプレートもそれぞれ4種(各300円)販売する。文具には、クリアファイルセット(300円)やステッカー(100円)、B5ノート(200円)、A5ノート(150円)をそれぞれ2種展開。そのほかにも、メッセージカード(100円)やマスキングテープ(120円)、ふせん(150円)が各4種、缶バッチセット(200円)が2種登場する。なお、「ASAKO」は原宿店(東京都渋谷区)のほか、「南堀江店」「梅田NU茶屋町店」(大阪府大阪市)、「神戸ハーバーランドumie店」(兵庫県神戸市)を展開している。※価格は全て税別(C)円谷プロ
2015年11月24日円谷プロは10日、チャリティーオークションの落札者が描いたヒーローキャラクターを、同社制作陣が立体フィギュア化する権利を販売する。入札期間は9月17日 22:00ごろまで(予定/自動延長有り)。この企画は、同社が8月20日から4週連続で開催している、チャリティーオークションの完結編として実施されるもの。落札者が描いたヒーローキャラクターは、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンべリアル、ウルティメイトフォースゼロから、最新作「ウルトラマンX」を手がける円谷プロのデザイナー・後藤正行氏がブラッシュアップし、「怪獣マエストロ」の異名をもつ品田冬樹ら総勢十数名の造型師が所属する「造型工房LSS」が立体化。落札者には、フィギュアとブラッシュアップデザイン画があわせて送られる。また、オークションの売り上げは、東日本大震災直後に円谷プロダクションと賛同企業グループ各社が設立した「ウルトラマン基金」へ寄付されるとのこと。寄付金は子供たちの今と未来を支援する活動に役立てるということで、これまでには被災地の子供たちの支援訪問、通園通学用マイクロバス寄贈、被災地各県の子供基金への寄付などが行われてきた。なお、落札の前提条件は「日本国内からの入札」であること。落札者が提出した原画の著作権は、円谷プロに帰属する。入札および規約はヤフオク!の該当ページにて確認してほしい。
2015年09月10日フィールズおよび円谷プロダクションは、円谷プロのキャラクターや世界観を表現したクリエイターのインスパイアード・アート作品を展示販売するイベント「円谷プロダクションクリエイティブジャム 50 (TCJ 50)」を開催する。会期は2015年8月22日~8月30日。会場は東京都・原宿のTokyo’s Tokyo原宿店。入場は無料。TCJ 50は「ウルトラマン」シリーズをはじめとする円谷プロ作品からインスパイアーされたアート作品を多数集め、展示販売するイベント。円谷プロが創立50周年を迎えた2013年夏より各地で開催されているイベントで、第1回を東京都・原宿のTokyo’s Tokyo原宿店で開催したのを皮切りに、第2回・新宿マルイ メン(2014年春)、第3回・名古屋PARCO(2014年秋)、第4回・仙台三越(2015年1月)、そして第5回を京都ロフト(2015年2月)と開催。第6回となる本展では、第1回を開催した同会場に戻りファイナルを飾るという。今回の会場では、"誰かのヒーローになれる服"がコンセプトのアパレルブランド「ユキヒーロープロレス」より、2013年AWコレクション「an/eddy エレキングドレス」(73万4,400円)、および「ダニエラ ウルトラマン刺繍セットアップ」(ジャケット:34万5,600円/パンツ:27万円)が初めて店頭販売されるほか、新作となる「ロック風BooSKAスウェット」(1万3,824円)や「セブンアロハシャツ」(2万1,384円)なども初披露・販売される。さらに、これまでのイベントでも人気を博したオリジナルソフビフィギュアの展示販売も実施。"漆"の未来を考えるクリエイティブ集団「KURO-T CREATION」と海洋堂がタッグを組み、2015年1月の仙台三越で好評だったという漆塗りソフビフィギュア「漆ハイパーソフビウルトラマン」(86万4,000円)をはじめ、初展示となる「コレジャナイキングジョー」(3,780円)や「BIGウルトラウアモウ」(1万8,000円)など、ファンならずとも楽しめるラインナップが展開される。このほか、大阪・なんばにある「元祖怪獣酒場」からは、カネゴン店長のおすすめグッズが登場。また、イベントサイトでは、円谷プロのキャラを様々なアーティストが独自の作風で描き、そのアートワークをTシャツ・スマホケース・トートバッグなどにして販売する「TCJ50 PICs」シリーズが受注販売されている。詳細はイベントサイトまで。<参加アーティスト(※順不同)>UAMOU / T9G / P.P.PUDDING / サンガッツ本舗 / 小夏屋 / KAIJIN TOY / CLAYMAN / MEDICOM TOY /MAX TOY / ミロクトイ / FLYOVER / Coolens / アートマン+クロツヅキ / アトリエジェムジニー / graphig / BIGBLACKMARIA / ティーケー・ホールディングス / ザリガニワークス / サイコー / chaco★pink. / ヤモマーク / MONSTOCK!! / もにまるず / デハラユキノリ / MONYOMONYO / 大図まこと / 松岡ミチヒロ / black-box KATSUYA / TORRY / FOORIDER / しぶぞー / CONVEX DESIGN / きはらようすけ / ユキヒーロープロレス / gumtaro / ALL JAPAN PROJECT / その他(c)円谷プロ
2015年08月18日歴代『ウルトラマン』シリーズから、『マイティジャック』や『快獣ブースカ』など、円谷プロダクション作品から選りすぐりの楽曲をオーケストレーションした「ウルトラマン シンフォニーコンサート2015」が、11月2日に東京芸術劇場・コンサートホールにて開催されることが明らかになった。「ウルトラマン シンフォニーコンサート2015」は、円谷プロダクションが約半世紀に渡って制作してきた数々の作品の中から、厳選された楽曲をフルオーケストラによる演奏で蘇らせたコンサート。『ウルトラマン』シリーズからは、初代『ウルトラマン』から最新作『ウルトラマンX』までを網羅しながら、映像や写真と共にウルトラの世界を楽しめる内容で、2年ぶりの公演となる。指揮者を務めるのは、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010年)のサウンドトラックやCD『ウルトラマン・オン・ブラス』、『ウルトラマン・オン・ブラス2』など、同シリーズの音楽にも多々参加している矢澤定明氏。また演奏は、本コンサートのために結成された「ウルトラマンシンフォニーオーケストラ」が担当する。コンサートは、11月2日に東京芸術劇場・コンサートホールにて開催(16:30開場、18:30開演)。チケットは、7月4日10:00より一般販売がスタートする。価格はSS席が1万5,000円(限定プレミアムグッズ「ウルトラヒーローとのミート&グリート」付き)、S席が8,000円、A席が6,500円、B席が5,000円となっている(4歳以上有料、3歳以下入場不可)。(C)円谷プロ
2015年06月03日野田秀樹作・演出による、NODA・MAP第19回公演『エッグ』が公演中だ。本作は、好評を博した2012年初演作の再演。公演初日前の2月2日、ゲネプロが行われた。NODA・MAP第19回公演『エッグ』チケット情報野田作品らしく、時空間がマジカルに錯綜する本作。ドラマの発端は、改修工事中の劇場で、劇場案内係(野田秀樹)がみつけた、歌人で作家の寺山修司の未発表戯曲だ。これを、案内係と愛人関係にあるという劇場の芸術監督(野田の2役)が手に入れたことから、舞台上で、戯曲に綴られていた世界が展開する。それは、天才アスリート・安倍比羅夫(妻夫木聡)やベテランアスリート・粒来幸吉(仲村トオル)や平川(大倉孝二)ら、卵を用いた架空のスポーツ “エッグ”に情熱を傾ける男達と、彼らのチームのオーナー(秋山菜津子)、消田監督(橋爪功)、人気シンガーソングライター・苺イチエ(深津絵里)、苺の振付師・お床山(藤井隆)らの物語だ。軽妙でエッジの利いた野田の台詞、どこか切ない椎名林檎の音楽、カーテンやロッカーを効果的に用いた堀尾幸男の美術、洗練されたひびのこづえの衣裳、そして、初演以来変わらない個性豊かな豪華俳優陣の熱演によって、舞台はカラフルに躍動。彼らを通して、20世紀の大衆を熱狂させた“音楽”と“スポーツ”が、美しく輝かしい人生の応援歌であると同時に、洗脳や根性論やナショナリズムと隣り合わせであるという事実も、あぶり出される。物語はそれだけでは終わらない。芸術監督が「読み違えていた」と言い出すことから、ドラマの途中で何度も新たな情報が加わり、変更が施される。それは、人間の先入観への皮肉であり、また、改ざんが行われ続ける歴史への痛烈な眼差しでもある。真実が時に恣意的に歪められ、あるいは忘れられ、新たな神話が形成されていく中、人類は同じ過ちを、そうと気づかずに犯してきた。だが、忘れてはならないこともある、という作者の声が聞こえてくるようだ。「いつもデジャブ~」と歌う苺の声も意味深に響く。そうこうするうち、時代は、(本作初演ではまだ決定していなかった)2020年の東京五輪を見据えた現代、1965年の東京五輪、そして1940年の幻の東京五輪と遡りながら、ある葬り去られた過去へと到達するのだった……。粒来幸吉=円谷幸吉、安倍比羅夫=「裸足のアベベ」ことアベベ・ビキラなど、実在する人物を想わせる名を散りばめながら、野田は近代史の闇に迫る。その近代は、世界の知と富と権力が一部の人間に集中し、不都合な真実には蓋をして進み続けようとする現代と地続きだ。寺山の未発表戯曲の存在を含め、この劇はフィクションだが、だからこそ、そこには幾多の真実が煌めいている。本作は東京公演後の3月、パリ国立シャイヨー劇場で日本の劇団として33年ぶりに公演を行う。33年前に上演された作品は奇しくも寺山修司の『奴婢訓』だという。フランス公演後は3月26日(木)から4月8日(水)まで大阪・シアターBRAVA!、4月16日(木)から19日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールでも上演。取材・文:高橋彩子
2015年02月09日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第9弾作品で、1993年に円谷プロダクション制作で放送された特撮TVドラマ『電光超人グリッドマン』がアニメ化されることが明らかになった。『電光超人グリッドマン』は、円谷プロダクション創立30周年記念作品として1993年~1994年にTBS系にて放送された特撮TVドラマ。当時の玩具メーカータカラ(現タカラトミー)とともに制作され、円谷プロにとっては『ウルトラマン80』以来12年ぶりの特撮TVドラマで根強いファンも多い。物語の舞台は、コンピュータ内の世界で、当時はまだ普及していなかったインターネット、さらにはコンピュータウイルスなどの登場を先取りした設定があり、「強化合体」「電脳世界(コンピュータ・ワールド)」といった、当時のヒーロー作品とは一線を画した要素が盛り込まれた。今回この『電光超人グリッドマン』が、22年の時を経てアニメ化される。『電光超人グリッドマンboys invent great hero』の物語は、「22年前…コンピューターワールドの魔王と手を組み、世界を征服しようとした少年、藤堂武史。かつての闘いで改心した彼は、あのハイパーエージェントの力を必要としていた。今再び、現実世界に魔王が現れようとしている。」とあり、当時の特撮TVドラマ『電光超人グリッドマン』とも何らかの接点があることが示唆されている。現在「日本アニメ(ーター)見本市」では、予告編と「グリッドマン」のビジュアルも公開中。2015年1月16日に本編の配信が予定されている。アニメーションの制作はTRIGGERが担当し、監督はTVアニメ『キルラキル』で副監督を務めた雨宮哲氏、キャラクターデザインは『天元突破グレンラガン』や『ブラック★ロックシューター』の作画監督で知られる芳垣祐介氏が務める。また、1月19日22:00~23:00には両氏を迎えて、作品に込めた思いなどを語る『「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第9回』が動画サービス「ニコニコ生放送」で生中継される。(C)円谷プロ(C)nihon animator mihonichi LLP.
2015年01月13日TOKYO MXで円谷プロダクションの特撮TVドラマを放送する番組「円谷劇場」にて、2015年1月4日から放送時間を拡大して『ウルトラQ』と『ネオ・ウルトラQ』と2作品の放送がスタートする。「円谷劇場」は2005年より放送が開始され、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『ウルトラマンタロウ』などの『ウルトラマン』シリーズや『ミラーマン』『プロレスの星 アステカイザー』『怪奇大作戦』などの円谷プロの特撮TVドラマを放送。今回、2015年に放送10周年を迎えるにあたって放送時間を30分拡大し、関東圏地上波では28年ぶりとなる『ウルトラQ』(1966年)と、地上波初となる『ネオ・ウルトラQ』(2013年)の2作品を続けて放送する。放送時間は『ウルトラQ』が毎週日曜24:00~24:30、『ネオ・ウルトラQ』が毎週日曜24:30~25:00。『ウルトラQ』は、円谷プロ最初のTVシリーズで、日本初となる本格怪獣特撮ドラマ。星川航空のパイロット・万城目淳と助手の戸川一平、毎日新報のカメラマン・江戸川由利子が、宇宙における地球と自然界のバランスが崩れた時に発生する数々の怪現象に挑んでいく。本作はモノクロ作品でありながら、劇場映画用と同じ35mmフィルムで撮影されていたが、今回のデジタルリマスター化によって半世紀前には見られなかった細部まで明らかになっているという。そして『ネオ・ウルトラQ』は、『ウルトラQ』のセカンドシーズンに位置する作品で、心理カウンセラーの南風原仁とライターの渡良瀬絵美子、バー「トビラ」のマスター白山正平の3人が、人知を超えた力に立ち向かっていく物語。1話完結の基本フォーマットを引き継ぎ、石井岳龍氏、中井庸友氏、入江悠氏、田口清隆氏といった4人のクリエイターが監督を務めている。また、今回の放送に向けて『ウルトラQ』で江戸川由利子役を務めた桜井浩子は、「皇居の御濠端ロケでクランクインしてから約50年…『ウルトラマン』シリーズの第一作を体感してくださいね!」と、喜びのコメントを寄せている。(C)円谷プロ(C)2013 円谷プロ・WOWOW
2014年12月17日円谷プロが生み出した数々のドラマをDVDでリリースするレーベル「円谷特撮ヒーローシリーズ」から、円谷プロとダイナミックプロが初タッグを組んだ特撮ヒーロードラマ『プロレスの星 アステカイザー』のDVDが2015年2月13日に発売される。「円谷特撮ヒーローシリーズ」は、2013年に50周年を迎えた円谷プロが『ウルトラマン』シリーズ以外にも特撮を効果的に駆使している作品をDVDで発売するシリーズで、これまでに『ミラーマン』『ジャンボーグA』『ファイヤーマン』『電光超人グリッドマン』がリリースされている。今回、同レーベルでDVD化されるのは、実写(特撮)とアニメが融合して生まれた唯一無二のヒーローが、恐怖の格闘集団「ブラック・ミスト」の野望を打ち砕くために戦っていく特撮ヒーロードラマ『プロレスの星 アステカイザー』(全26話)。本商品は全6巻で、2015年2月13日に第1巻と第2巻、3月13日に第3巻と第4巻、4月8日に第5巻と第6巻と、3カ月連続でリリースされる。価格は各4,104円。「作品解説書 4P(予定)」が封入され、「次回予告編」が映像特典として収録されるという。『プロレスの星 アステカイザー』は、1976年~77年にかけてNET(現:テレビ朝日)系列で放送された特撮ドラマで、実写にアニメを融合させた"ドラマメーション"と銘打たれた斬新な表現手法を採用。戦いの終盤になると実写映像からアニメーションに切り替る前代未聞のギミック「カイザーイン」は多大なインパクトで話題を呼び、今なお伝説として語り継がれている。本作の原作は、プロレスファンとしても知られる『ゲッターロボ』の永井豪氏&石川賢氏のコンビで、本放送に併せてこの2人による物語が学童誌で展開されていた。また、当時人気絶頂のアントニオ猪木率いる新日本プロレスが作品に全面協力しており、アントニオ猪木などの人気プロレスラーたちがゲストとして出演し、リアルなプロレスシーンを展開したことでも話題となった。(C)1976ダイナミック企画・円谷プロ
2014年11月04日青山商事は円谷プロダクションとコラボした「洋服の青山」のテレビCM「ウルトラ開店祭」編の放映を開始した。同CMは、スーツ姿で巨大化した俳優の三浦友和さんが、怪獣のごとく炎を吐きながらビル街を闊歩(かっぽ)するというもの。あわせて全国の「洋服の青山」店舗で、「ウルトラマンキャンペーン」も行う。5,000円以上買い物した人に景品や割引券が当たる「Wチャンススクラッチ」を進呈するほか、メンズまたはレディーススーツがシリアルナンバーで計5,000人に当たる「シリアルカード」もプレゼント。「AOYAMAアプリでウルトラマンと遊ぼう&写真を撮ろう」などのイベントも行う。コラボ商品企画として、円谷プロ監修の下、制作した「オリジナルネクタイ」を約3万本販売。ドット・ストライプ柄にキャラクターモチーフが潜むデザインや、キャラクターの細かい表情が描かれた多色使いのデザインなど、全18種類で展開し、価格は各4,800円(税別)となる。
2014年10月24日「東京国際映画祭×円谷プロ創立50周年」スペシャルイベントが18日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、ハヤタ隊員役の黒部進、フジ・アキコ隊員役の桜井浩子が、イベント前の記者会見に出席した。 今回のイベントは、『ウルトラマン』がHD Remaster2.0 Blu-ray BOXとして復活することを記念して実施。言わずと知れた『ウルトラマン』は、円谷プロダクションが制作し1966年より放送された特撮TVドラマで、その後47年に渡りシリーズが作り続けられる原点となった作品。今年9月には、「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」(Most TV spin-off series)としてギネス世界記録に認定されたことも記憶に新しい。 会見には、ハヤタ隊員役の黒部進、フジ・アキコ隊員役の桜井浩子が登場。Blu-rayの映像を目にした黒部は「こんなに綺麗になるのかとびっくりしました」と驚きを隠せず、「僕らがやってる頃はピアノ線がはっきり見えたりしたんですが、そこも含めて綺麗になっていて、お客さんは楽しみだと思います。当時は忙しくてなかなかできあがった映像を見られなかったので、最初の13話分を頂いて楽しく見ています」と、時折懐かしむ様子を見せながら語っていた。 続いて桜井は「Blu-rayになって、出演してよかったと思いました。出てくる女の子は一人なので、徹底的に映像で綺麗にしてくれるのは女優冥利に尽きますね」とうれしさを滲ませたが、黒部が「見えすぎてつらかったりしない? 当時はこの人きれいだったから」と茶々を入れると桜井は「"当時は"って感じが悪いわ!(笑) この人は今日ここで帰ります」と立腹してみせるなど、軽妙な掛け合いを見せていた。 好きな怪獣を聞かれた桜井はジャミラとピグモンを挙げながら、「当時は特撮班は別の撮影だったんですが、ピグモンは私たちと一緒にカメラの前で撮影したんです。BDで発色が鮮やかになって、私たちが見ていたピグモンに近くなったと思います」とアピール。桜井は、会場がTOHOシネマズ六本木ヒルズであることにもふれ、「当時円谷監督のもとで無心で走り回っていたのが、もう一度大きなスクリーンでかけてもらえるのがうれしいです。東宝出身の私たちにとっては、TOHOの大きなスクリーンでかけてもらえるのは生きててよかったと思いました」と感慨深げに語っていた。 そして、改めてウルトラマンの魅力を聞かれた黒部は「当時のスタッフはすごい先見の明があったんだなと感じます。社会問題なども本気で扱って、今日でも色あせてないところに、今でも愛される要素があるのだと思います」と解説。会見のラストには、47年ぶりに復活したウルトラマンが会見に登場し、黒部は「47年ぶりだね、じんと来るね!」と感激の面持ちでウルトラマンと抱擁をかわしていた。 「『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOX I」は現在発売中。「『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOX II」は10月25日、価格18,900円で、バンダイビジュアルより発売される。 (C)円谷プロ
2013年10月19日オリエントコーポレーション(以下オリコ)は25日、円谷プロダクションと提携し、人気キャラクター「ウルトラマン」とタイアップしたクレジットカード「ウルトラマンJCB GOLD CARD」の募集を12月29日より開始すると発表した。ウルトラマンシリーズは1966年からスタートし、世代を超えて愛されてきた特撮テレビシリーズであり、同カードは子供と「楽しみを共有する」をコンセプトにしたクレジットカードになるという。また、カードショッピング利用金額合計の0.2%は東日本大震災で被災した子供たちの支援活動を続ける「ウルトラマン基金」に寄付される社会貢献カードとなる(拠出する寄付金はすべてオリコと円谷プロで負担し、カード会員の金銭的な負担は一切ない)。発行記念キャンペーンとして、募集開始から2013年3月31日までに入会し、累計3万円以上の利用でウルトラマンゴールドフィギュアを先着1500人にプレゼント。会員特典は、毎月の利用明細書にオリジナルプレミアムカード(全8種類)を毎月1枚同封する。オリジナルプレミアムカード(全8種類)を全て集めた顧客に専用台紙をプレゼント。また、オリジナルプレミアムカード(全8種類)と専用台紙を揃えると、他では入手することが出来ない画像が完成するという。オリコでは今後関連する各種イベント会場での募集も実施する予定であり、募集開始から1年で3000人の入会を目指すとしている。年会費初年度無料、次年度以降1950円(税込)ポイント制度オリコのポイントサービス「暮らスマイル」付帯サービス海外旅行傷害保険(最高2000万円)、国内旅行傷害保険(最高1000万円)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日米国のオンライン動画サービス「Hulu」が、映画配給会社のギャガ、円谷プロダクションと提携し、2社の作品を9月4日より配信していくことを発表した。今回の提携で、ギャガ作品では、第83回米アカデミー賞4部門受賞の『英国王のスピーチ』など17作品、円谷プロダクション作品では『ウルトラマン』シリーズが視聴可能になる。その他の写真「Hulu」は、2011年に日本に上陸し、CBS、NBCユニバーサル、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、ワーナー・ブラザースといったハリウッドメジャースタジオや大手TV局のコンテンツを配信しており、スマートテレビ、PC、ゲーム機、スマートフォンなど複数のデバイスで視聴可能なオンライン動画サービス。今年4月には料金を980円に値下げし、日本での会員拡大戦略を進めてきた。マネージング・ディレクターのバティ・マリーニ氏は、今後の展開について「(具体的な数字の)発表はできないが、会員数は確実に増えている。日本のコンテンツを増やしたこと、値段の変更、ブランドキャンペーンがこれまでの伸び率を大きく変えた。今後もコンテンツ、会員数を増やす戦略を考えている。また(外国語作品の)吹替え版については、現在も作品によってはあるが、今後の強化も検討している。」と日本市場に合わせた戦略に意欲をみせた。●ギャガ作品で視聴可能になった17作品『英国王のスピーチ』、『オペラ座の怪人』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『オーシャンズ』、『ミレニアムドラゴン・タトゥーの女』、『ミレニアム2火と戯れる女』、『ミレニアム3眠れる女と狂卓の騎士』、『皇帝ペンギン』、『蛇にピアス』、『プレステージ』、『ナイロビの蜂』、『バベル』、『真珠の耳飾りの少女』、『ヒトラー~最期の12日間~』、『しあわせの雨傘』、『トーク・トゥ・ハー』、『21グラム』●円谷プロダクション作品で視聴可能になった8シリーズ『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンA』、『ウルトラマンガイア』、『ウルトラマンコスモス』、『ウルトラマンネクサス』、『ウルトラマンマックス』
2012年09月05日