写真家・四方花林による2年ぶりの個展「水の反映」が、2022年1月8日(土)より、GALLERY ROOM・Aで開催される。四方花林はベルリン在住。湖や森で自然が作り出す動きや光、その残像を捉えた作品を撮り続けている。ベルリンで出会った音楽家やダンサーからも、作品のインスピレーションを得て、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションなども多く行い、ベルリン、パリ、ロンドン、アムステルダム、東京などで展示を開催してきた。またアムステルダムにあるギャラリー“THE ART OF SEPTEMBER” のディレクター兼キュレーターとしても活動している。■四方花林コメントドイツ、ベルリンに住んで6年。海は無くても、美しい湖がある街。森の近くに住み、自然がすぐそこにあるこの環境は、私の写真を大きく変えました。光を纏い音の様に広がる波紋、揺れる木漏れ日…自然が作り出す揺らめきを撮り続ける日々の中で、私は“目を退化させて見る世界”の美しさを知りました。色々見え過ぎているこの世界で、ぼやけたり、ぶれたり、ぼけたりしているからこそ、想像出来ることもあるのかもしれません。展示のタイトルは、作品のインスピレーションとなった曲、ドビュッシーの映像第1集の第1曲“水の反映”より。彼の音楽は絵画的で、美しい情景を思い浮かべることが出来、私も音楽を写真で奏でてみたいと思うきっかけとなりました。2年振りの個展。掛軸アーティスト上野亮と制作した掛軸の展示をメインに、写真作品を展示します。■展示情報四方花林 写真展「水の反映」2022年1月8日(土)〜2月6日(日)まで営業時間8:00〜23:00休館日:会期中無休観覧料:無料公式サイト: ※展示作品は、1月8日(土)8:00よりArtSticker限定で販売。
2021年12月16日写真家・映像監督の奥山由之がデビューから12年間に渡り手掛けてきた数々のクライアントワークを1冊にまとめた写真集『BEST BEFORE』が2022年2月上旬に刊行されることが決定した。2010年のデビュー以来、数々の写真集や展覧会で精力的に作品を発表し続け、写真新世紀優秀賞や、講談社出版文化賞を受賞。近年では、話題のMVやTVCMを数多く監督し、まさに現在のクリエイティブシーンを牽引している奥山由之。本書は、奥山が作品制作と並行してこれまでに撮影してきた“クライアントワーク”に焦点を絞り、デビューから現在に至るまでの12年分の仕事を1冊にまとめた、自身初のクライアントワーク集だ。米津玄師、星野源、Mr.Children、RADWIMPS、あいみょん、福山雅治、サカナクションといったアーティストとのコラボレーション、ポカリスエット、JR SKISKI、NTTドコモなどの広告写真、大河ドラマ『麒麟がくる』のメインビジュアル、『VOGUE US』など世界的な雑誌をはじめ『GINZA』『SWITCH』『花椿』といったエディトリアルワークに加え、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈、本田翼といった時代を象徴するアイコンたちのポートレートなど、その仕事の質と量には圧倒される。収録作品は奥山自らがセレクトし、作品総数400点以上、500ページを超える大作。奥山がデビュー以降、クリエイティブシーンに刻んできた影響の大きさと、唯一無二の存在感を物語る1冊となっている。クライアントや被写体と真摯に向き合い、じっくりと丁寧に関係性を築き上げ、極限までアイデアを考え抜き、試行錯誤の検証を繰り返した先に辿り着いた、まさに結晶のような写真群は、クライアントワークではありながら「広告的なもの」「商業的なもの」とは明らかに一線を画し、“写真表現”として語りかけてくる強さや個性がある。また奥山の表現は、色味や質感といった表面的な統一感がなく、まるで子どもが遊び散らかした部屋さながらの混沌、パワフルさ、無邪気な情熱に満ち溢れている。多重露光、エマルジョン・リフト、スローシンクロ、コラージュ、複写、感光……などといった緻密に計算された実験的な手法によって生み出された作品から、瞬発力を活かして決定的瞬間を切り取ったドキュメント写真まで、ジャンルを超えて作品ごとに更新されるそのスタイルは、一回一回の撮影を徹底的に突き詰める奥山だからこそ成せる業といえる。多岐に渡りインパクトを残し続ける奥山の仕事。そこに太く貫かれた「奥山らしさ」とは一体なんなのか。読者は、ページを捲るごとに、個性的でユーモア溢れる奥山の世界観に惹き込まれ、圧倒的な視覚体験をすることになるだろう。本書のタイトル「BEST BEFORE」は“賞味期限”を意味する言葉。この一見アイロニカルなタイトルは、本書に収録された作品の輝きが永遠に色褪せないことを証明するため、逆説的に名付けられた。2010年代以降のビジュアル表現における金字塔となり得る本作を、是非お楽しみに。刊行は2022年2月上旬。その一般発売に先駆けて2022年1月23日(日)から代官山 蔦屋書店店頭にて先行発売を行われる。【書誌情報】『BEST BEFORE』(著者:奥山由之)一般発売:2022年2月上旬先行発売:2022年1月23日(日)アートディレクション:平林奈緒美寄稿:伊藤貴弘(東京都写真美術館学芸員)/河尻亨一(編集者)判型:B5変形/上製本ページ数:512頁定価:本体8,000円+税ISBN:978-4-86152-881-1 C0072<先行発売について>・2022年1月23日(日)から代官山 蔦屋書店店頭にて、先行販売を行います。・2021年12月9日(木)21:00から下記オンラインストアで著者サイン本の予約受付を開始します。対象店舗:代官山 蔦屋書店オンライン/紀伊國屋書店ウェブストア/honto/青幻舎ECサイト《受付期間:2022年1月31日(月)24:00まで》★『BEST BEFORE』500部限定スペシャルエディションタイムレスで重厚な存在感を感じさせる黒の表紙(通常版)に対して、エッジのたった強いインパクトを放つシルバーの表紙が、500部限定のスペシャルエディションとして販売されます。『BEST BEFORE』=賞味期限 という意味のタイトルともリンクするようなプロダクト感がありながら、シルバーに光るその佇まいは、まるで”ナマモノ”のようで、通常版とはまた異なるユニークな表情があります。全冊サイン入、著者による手書きのエディションナンバー入です。『BEST BEFORE 限定版スペシャルエディション』(著者:奥山由之)アートディレクション:平林奈緒美判型:B5変形/上製本ページ数:512頁定価:本体15,000円+税仕様:・500部限定・サイン入・著者による手書きのエディションナンバー入2021年12月9日(木)21:00より、青幻舎WEBサイトにて先行予約を開始します。URL:
2021年12月10日脚を投げ出して座ったり、笑っているような表情をしたりと、猫が人間のような仕草や表情を見せる場面を目にしたことはありませんか。猫のそんな姿を見ると、かわいくてクスッとしますよね。写真家の@ryostory1124catさんは、偶然出会った猫の写真をTwitterに投稿。猫の豊かな表情と人間のような振る舞いが、「かわいい!」と注目を集め、4万件以上の『いいね』が寄せられました。一体どのような瞬間を、キャッチしたのでしょうか。凄いのが写ってた見たいw #ねこちゃん #猫写真 #東京カメラ部 pic.twitter.com/QIilvp53lT — Ryostory1124 保護猫写真家 (@ryostory1124cat) December 5, 2021 三脚に前脚をかけて、後ろ脚で伸び上がり、興味津々といった表情でカメラの液晶モニターを覗き込んでいます。そして、じっと見つめていたかと思うと…驚いたような表情に!カメラに保存されていた写真を見て驚いたのか、はたまた、撮影に失敗してしまったかのようにも見えますね。それぞれに異なる表情をとらえた、3枚の写真に、想像力がかき立てられます…!【ネットの声】・前世はカメラマンだったに違いない!・ぴーんと伸びた後ろ脚がたまらん…。・撮る側になりたかったんですね。猫のかわいさに注目してしまいますが、写真に収められているのは、とても高価なカメラ。カメラに近付く猫を見た投稿者さんは、きっとヒヤリとしたことでしょう。それでも、猫の様子を見守ることを選んだ優しさに胸が温かくなります。投稿者さんは、主にInstagramで保護猫を撮影する活動をしているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。沢山のいいねやリツイートありがとうございますインスタでは主に保護猫ちゃんを載せています。皆さんが見て下さるだけでも保護活動へと繋がります。お時間ある時に見て頂ければ嬉しいです☆インスタグラム☆ pic.twitter.com/mTKI0cX3ip — Ryostory1124 保護猫写真家 (@ryostory1124cat) December 5, 2021 Instagram:ryostory1124[文・構成/grape編集部]
2021年12月07日野菜や魚などの食材や、花や昆虫を素材に特異なオブジェを制作、それを撮影し印画紙に焼き付け、作品にしている写真家・今 道子(こん みちこ 1955- )。11月23日(火・祝) から神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて、日本の美術館では初となる個展が開催中だ。創形美術学校で版画を学んだ今は、写真を用いたリトグラフなどで非現実的なイメージを追求するなかで、1980年前後から本格的に写真の制作を始めた。彼女はまず、靴や帽子、市場に並ぶ魚や野菜などの食材や日常的なモノを素材に、それらを組み合わせたオブジェを創作。それを自然光で撮影して印画紙に焼き付けるという独自の手法で、作品を制作している。不可思議に組み合わされたモノたちが生み出す幻想的なモノクロームの世界は、最初の写真集『EAT』(1987年)以来一貫しており、第16回木村伊兵衛写真賞受賞(1991年)をはじめ、 国内外で高い評価を得てきた。日本の美術館では初めての個展となる同展では、初期の代表作《蛸+メロン》《キャベツ氏》から、メキシコ国立写真美術館での個展(2017年)以降の近作《繭少女》《シスターバンビ》、初公開となる新作の《巫女》(2020年)など、モノクロ70点余とカラー7点、ポラロイド16点を紹介。鎌倉を拠点に40年にわたり制作してきた今の作品群が一堂に会す貴重な機会だ。今道子《キャベツ氏》1981年 作家蔵 (c)Michiko Kon, Courtesy PGI今道子《蟹+剣道面(セルフポートレート #4)》1990年 作家蔵 (c)Michiko Kon, Courtesy PGI今道子《小鯵+帽子+髑髏》2002年 作家蔵 (c)Michiko Kon, Courtesy PGI今道子《シスターバンビ》2017年 作家蔵 (c)Michiko Kon, Courtesy PGI【開催概要】『フィリア — 今 道子』会期:2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館開館時間 : 9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(1月10日は開館)、12月29日(水)~ 1月3日(月)料金:一般700円/20歳未満・学生550円/65歳以上350円/高校生100円●公式サイト:
2021年11月25日北海道「写真の町」東川町は、ひがしかわ観光協会が主導し、町内在住の写真家・井上浩輝氏の監修のもと、町内での写真撮影における思いの提案である「東川リスペクト」を制作・発表・発行いたしました。「東川リスペクト」は、「写真文化首都『写真の町』東川町」としての写真撮影における思いの提案です。写真文化を全世界に向けて発信する東川町国際フォトフェスティバルや、全国の高校写真部にとっての全国大会「写真甲子園」の舞台にもなっている東川町は、35年以上も前から「写真映りいい町」として町づくりを進めてきました。一瞬の美しさを残したいという撮影者が、東川町で撮影をするとき、どのような心構えをしたらよいのか、撮る側・取られる側が気持ちよく撮影ができるには、などコツを纏め伝えることで、より写真撮影がしやすい環境になるよう、町内在住の写真家・井上浩輝氏の提案から本プロジェクトがが進められました。制作にはひがしかわ観光協会の主導で東川町役場の写真の町課・東川スタイル課・産業振興課などが関わり、町内在住のデザイナーである初瀬川晃氏がコンセプトメイキングを含めたデザインを担当。写真家井上氏の体験に基づいたアドバイスは、自然を相手に撮影するための知恵が詰まっています。「東川リスペクト」では、「~しない」「~してはいけない」というネガティブルールではなく、「~しよう」というポジティブルールとして提案されています。「写真の町」として、何よりも「お互いを尊重しあう気持ち」を大事にし、「東川リスペクト」として纏めた8項目を心に留め、より多くの方が素晴らしい写真を残してもらいたいという願いが込められています。東川リスペクトについてお問い合わせ●北海道「写真の町」東川町役場:0166-68-2111(代)●一般社団法人 ひがしかわ観光協会:0166-82-3761監修井上浩輝協力東川町環境省東川管理官事務局編集・デザイン初瀬川晃(スノウバグズ)発行一般社団法人ひがしかわ観光協会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月18日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第1弾・ヴェローナ編をオンラインにて開催する。元々自動車メーカーに勤めていた笠原氏。その後デザインの世界に入りこみ、アートディレクターとしてエディトリアルから広告まで数々の仕事をこなすうち、より明確な絵作りを求め、フォトグラファーとしての才能を開花させる。強くドラマティックでありながらも、被写体の持つしなやかさや繊細さ、柔らかさを同時に表現するフォトグラフィー。そのアートワークは彼自身が体験し、培ってきた経験を生かしながら、日々進化している。アートディレクター兼フォトグラファーとして2足のワラジを履く彼が、昼夜飽きることなく意の赴くままに撮り続けた旅写真を今このタイミングで発表するのは何故なのか。「コロナの影響が大きいですね。今まで旅をしたくても“我慢しなくちゃ”っていう葛藤を持つ人がたくさんいたと思うんです。けれどようやく長い長いトンネルから抜け出せそうな空気感になってきたんじゃないかなと。」「世の中の風潮的に『旅行行くの?!』みたいな、後ろ指刺される風な考えも、まあ否めない。でも『旅をしたい』っていう意欲は捨てなくていいと思うんです。少しでもそんな気分を刺激したかったし、様々な理由で外に出れない方ももちろんいると思うので、今後の楽しみ方の一つとして“癒し”になればと思ったのがきっかけの一つですね。」北から南までイタリアを周遊した笠原の心を鷲掴みにしたのはヴェネト州西部にあるヴェローナだ。ミラノとヴェネチアの中間に存在するその街並みは「ヴェローナ市街」としてユネスコの世界遺産としても登録されている。もはや知らざる者はいないほどに有名な台詞「ああ、ロミオ・・どうしてあなたはロミオなの?」でもおなじみの“ロミオとジュリエット”発祥の地。まさに古き良きイタリアの街並みを歩きながら、がむしゃらに撮り続けた。曲がりくねった道のそのカーブに合わせるかのようにして建造物が立ち並ぶ。建築芸術という言葉がピタリ当てはまる歴史的建物も、人々で賑わうマーケットやレストランも、ただ整然と立ち並んでいるのではなく道の形状を生かしながら存在している。そう、まるで道が主役なんだと言わんばかりに。「建物と道がうまく共存しているんです。撮り漏れたくないくらいにすべてが美しくてファインダー越しに景色を見てたんじゃないかな。このヴェローナの道の魅力に無心で吸い込まれちゃった感じ。とにかくずっとシャッターを押し続けましたね。」コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」である。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Verona」 : Hidenobu Kasaharatext : Tomomi Tanuma
2021年11月14日■前回のあらすじふみのSNSに麗華の家が自分の家と偽って無断で使用されていた。削除を求めてふみに連絡するが返事はなく、削除もされなくて…。 >>1話目を見る これまでの友人は、趣味や価値観が合う人だったり、自分にとって大切だと思える何かを持っている人でした。自分の感性を大切に選んできましたが、子どもを挟んだ付き合いになった瞬間、「子どものためになるなら」と自分の中の価値基準を崩してしまっていました。それによって普段なら人づきあいで大事にする部分にも目を瞑り、違和感を持っても声に出していうことができなくなるほど判断ができなくなっていた自分にもすごく驚きました。家を招くことにはリスクもあるのだと肝に命じながら、今後の付き合いも気をつけていきたいと思います。※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ お花
2021年10月16日空を見上げると浮かんでいる雲。普段は特に気にしませんが、中には自然にできたとは思えないほど不思議な形をしていることがあります。写真家のRyosuke Miyoshi(@ryostory1124cat)さんが撮影し、Twitterへ投稿した写真が話題となっています。咲き誇るコスモスとともに撮影されたものとは…こちらをご覧ください!速報❗️可愛い恐竜撮れました pic.twitter.com/CWV6rrQw5D — Ryostory1124 保護猫写真家 (@ryostory1124cat) October 8, 2021 きれいなコスモスとともに写る雲。その形をよく見ると…かわいらしくデフォルメされたような恐竜の姿が!どことなく笑顔にも見えて、とても癒される1枚となっています。この投稿には22万件を超える『いいね』が集まり、多くのコメントも寄せられました。・めちゃめちゃかわいいですね!・画像じゃなくて、カメラをあげるところがセンスの塊。・素敵な構図!!待ち受けにしたいです!雲はすぐに形が変わってしまい、同じ形のものには二度と出会えないといいます。恐竜とコスモスのコラボレーションは、まさに『キセキの瞬間』を撮影した1枚なのでした。また、投稿者さんは、動物保護活動をしながら、主に保護猫を撮影する写真家として活動しています。Instagramでも素敵な写真を多数公開していますので、気になる人は、ぜひチェックしてみてください!沢山のいいねやリプ有難うございますInstagramでは猫ちゃんの写真をメインに載せています。良かったら遊びに来て下さい pic.twitter.com/XISfEHKct5 — Ryostory1124 保護猫写真家 (@ryostory1124cat) October 8, 2021 Instagram:ryostory1124[文・構成/grape編集部]
2021年10月14日2021年9月20日~9月26日までの7日間は『秋のお彼岸』の期間とされています。お彼岸は、自然やご先祖様に感謝を捧げる仏教の伝統行事です。ただし、お彼岸にお墓参りに行くのは日本独自の文化なのだとか…。お彼岸を象徴する花といえば、『彼岸花(ヒガンバナ)』ですよね。別名は『曼珠沙華(マンジュシャゲ)』とも呼ばれ、お彼岸の時期である9月中旬~9月下旬頃にかけて開花し、見頃を迎えます。写真家の三谷ユカリ(@mitsuyuka_lp)さんは、自身が撮影したヒガンバナの写真をTwitterに投稿しました。景色も相まって、幻想的だと話題になった1枚をご覧ください!月夜に咲く曼珠沙華の美しさを見て下さい…! pic.twitter.com/oVQzOSoxVf — 三谷ユカリ (@mitsuyuka_lp) September 21, 2021 絨毯(じゅうたん)のように、敷き詰められたヒガンバナと、真ん中に満月が浮かぶ、美しい夕暮れの空が重なり、なんとも幻想的な1枚です。写真が投稿された2021年9月21日は、1年の中で、もっとも美しい月ともいわれている『中秋の名月』です。8年ぶりに満月と同日であったため、真ん丸な月が楽しめました。夕暮れ時の空に浮かぶ満月が、ヒガンバナの美しさをいっそう引き立てていますね。写真を見た人たちからも多くの反響が上がりました。・美しくもあり、どこかおそろしくもある圧巻の景色ですね!・幻想的すぎて、涙が出てきました。・曼珠沙華を引き立たせる十五夜…さすがのセンスです!三谷さんは、夕暮れ時のヒガンバナを撮影しようとしていたらしく、月が出たのはたまたまなのだとか。偶然にも共演することとなった秋の風物詩に、多くの人の心が癒されたようですね。[文・構成/grape編集部]
2021年09月24日夏を感じさせる花の1つであるヒマワリ。ヒマワリには『あなただけを見つめる』『憧れ』などといった花言葉があります。周囲を明るくしてくれるような黄色いヒマワリを見ると、元気が出てくる人もいるのではないでしょうか。写真家の三谷ユカリ(@mitsuyuka_lp)さんが撮影した、ヒマワリの写真をご紹介します。一面に広がるヒマワリ畑三谷さんが撮影したのは、一面に広がるヒマワリ畑です。画面が黄色で埋め尽くされた、こちらの作品をご覧ください。花言葉は、「あなただけを見つめる」。 pic.twitter.com/B64FecMTux — 三谷ユカリ (@mitsuyuka_lp) July 31, 2021 花言葉にある通り、こちらをジッと見つめるように、凛と咲いているヒマワリたち。晴れた空の下、元気よく上を向く姿に圧倒されますね。写真はネット上で拡散され、国内外から「すごい」「夏っぽくて素敵!」「色合いと柔らかな雰囲気が最高すぎる」といった感想が寄せられました。2021年8月現在、新型コロナウイルス感染症の流行で、気持ちが落ち込みがちな人もいるでしょう。三谷さんが撮影した、一面に広がる美しいヒマワリ畑は、多くの人の心を晴れやかにしました。[文・構成/grape編集部]
2021年08月01日・かっこよすぎる。ロマンを感じる1枚。・ゲームの世界みたい。ラスボスがいそう!・素晴らしい。福井県って海外だったのか…。そんな声がTwitterで上がっている、1枚の写真をご紹介します。撮影したのは、写真家の前山(@xxakaxxv)さんです。ネット上で反響を呼んだ、こちらの作品をご覧ください。スケールから海外の絶景だと錯覚されるけどこれは福井県 pic.twitter.com/UY5Ovy4pV7 — 前山 (@xxakaxxv) July 19, 2021 こちらのスポットは、福井県の越前海岸にある鉾島(ほこじま)です。荘厳とそびえ立つ柱状の岩場が、赤紫色の空と相まって、ファンタジー映画に出てきそうな雰囲気をかもし出しています。作品には、地元の人から「ずっと福井県在住だけど知らなかった」「昼間も絶景ですよ」といった声も。遊歩道を進みながら、ワクワクとした気分が高まりそうなロケーションですね。ロマンにあふれる1枚は、多くの人の心を奪いました。[文・構成/grape編集部]
2021年07月21日映画『MINAMATA−ミナマタ−』が、2021年9月23日(木・祝)より公開。製作・主演はジョニー・デップが務める。水俣病を世界に伝えた写真家がモチーフ『MINAMATA−ミナマタ−』は、日本における“四大公害病”のひとつ水俣病を世界に知らしめた写真集『MINMATA』をモチーフにした映画。『MINMATA』は写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスが1975年に発表したもので、ユージン・スミスは翌年にロバート・キャパ賞を受賞。さらにその翌年、1977年に惜しまれながらこの世を去り、写真集『MINMATA』が彼の遺作となった。映画『MINAMATA−ミナマタ−』で描かれるのは、報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージン・スミスが、妻アイリーンとともに水俣へ移住し、3年間現地で暮らしながら水俣病の問題を取材する姿。人々の日常や抗議運動を何百枚もの写真に収めていく、濃密でドラマチックな日々が描かれる。映画『MINAMATA−ミナマタ−』あらすじ1971 年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀に冒され歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側。そんな光景に驚きながらも冷静にシャッターを切り続けるユージンだったが、ある事がきっかけで自身も危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮るーー。ジョニー・デップが製作&主演製作を手掛けたのはユージン・スミスに長年憧れを抱いていたというジョニー・デップ。「映画の持つ力をフルに活用して、この歴史は語り継がれなければならない」と、本作の映画化を熱望したという。ジョニー・デップは主演としてユージン・スミス役も務め、傷ついた写真家が再びカメラを手に取り、闘いに身を投じていく生き様を演じ切る。脇を固めるキャストも実力派ぞろい。ビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子らが名を連ねている。音楽は坂本龍一が担当した。登場人物(キャスト)ユージン・スミス(ジョニー・デップ)報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えた写真家。妻アイリーンとともに水俣へ移住し、3年間現地で暮らしながら水俣病の問題を取材する。ユージンの妻、アイリーン・美緒子・スミス(美波)『LIFE』の編集長(ビル・ナイ)チッソの社長(國村隼)水俣病の被害で生まれつき目が見えず話せない娘を持つ夫妻(浅野忠信、岩瀬晶子)チッソに補償を求める活動のリーダー(真田広之)チッソに補償を求める中心メンバー(加瀬亮)ユージン・スミスから写真を教わる水俣病患者の青年シゲル(青木柚)【詳細】映画『MINAMATA−ミナマタ−』公開日:2021年9月23日(木・祝)出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、ビル・ナイ製作:ジョニー・デップ監督:アンドリュー・レヴィタス脚本:デヴィッド・ケスラー音楽:坂本龍一原案:写真集「MINAMATA」W.ユージン・スミス、アイリーン M.スミス(著)配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム
2021年07月05日写真家のhalno(@halno_IG)さんは、北海道千歳市にある『支笏湖(しこつこ)』で写真を撮影。Twitterに投稿したところ、9万件以上の『いいね』が寄せられました。同市のウェブサイトによると、2018年度まで11年連続で、水質が日本一と評価されている、支笏湖。自然が織りなす奇跡のような光景を、ご覧ください。北海道撮影の仕事から帰還☺️透明度日本2位の支笏湖はほんまヤバかった。 pic.twitter.com/VZjy2tL2lx — halno (@halno_IG) June 27, 2021 底に沈んだ巨大な流木がはっきりと見えるくらい、澄みきった水。透明すぎて、どれほどの深さがあるか分からないほどですね。カヌーが空中に浮かんでいるかのようにも見え、この世の風景とは思えないほどの美しさに、ため息がこぼれます。投稿を見た人たちからは、驚きの声などが多数上がりました。・すごい…!透明すぎて舟が浮いてるようにも見える。・こんな場所があったなんて!きれいすぎて怖いくらいですね。・なんて素敵な写真。人生で一度は見てみたいです。日本国内には、まだまだこのような美しい絶景が見られる場所がたくさんあるのでしょう。後世に残すためにも、大切にしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年06月29日富山県高岡市にある『おとぎの森公園』で撮影された写真に、反響が上がっています。撮影したのは、写真家のイナガキヤスト(@inagakiyasuto)さん。「もはや映画のエンディング」というひと言とともに公開された、こちらの1枚をご覧ください。富山の空がもはや映画のエンディング。 pic.twitter.com/lqIabnhN2j — イナガキヤスト (@inagakiyasuto) June 2, 2021 感動のワンシーンを切り取ったみたい…!人気アニメ『ドラえもん』の原作者、藤子・F・不二雄さんが富山県出身ということで、おとぎの森公園には作品に登場する空き地が再現されています。美しい夕焼けの風景とキャラクターの像が見事にコラボし、映画の世界に入り込んだような気持ちになりますね。投稿を見た人たちからは感動の声が相次ぎました。・これはすごい!まさに『おとぎの森』ですね。・きれい…。子供の頃、公園で夕焼けを見るまで全力で遊んだことを思い出します。・うろこ雲と夕日に向かうキャラクターが哀愁を感じさせますね。素敵です!・感動してうるっとしました!素晴らしい写真をありがとうございます。・CGじゃなくて本物だったとは!まさに奇跡の光景ですね。どこか懐かしさを感じさせる1枚。日が暮れるまで友達と遊んだ、子供の頃の思い出がよみがえった人もいるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年06月04日四季折々の風景を撮影している、写真家のIori Takano(@_iori_xx21)さんがTwitterに投稿した1枚が、反響を呼んでいます。「絶対に損をさせないので、とりあえずタップして見てほしい」そんなひと言とともに、公開された写真がこちらです。絶対損させないのでとりあえずタップして見て欲しい! pic.twitter.com/55F5EUuo86 — Iori Takano (@_iori_xx21) May 1, 2021 一面に広がるネモフィラの花と黄金に輝く空の、見事なコラボ!見た瞬間、思わずため息がもれてしまうほど、美しい光景ですね。こちらの写真は、大阪府大阪市にある『大阪まいしまシーサイドパーク』で撮影されたとのこと。投稿を見た人たちからは、称賛の声が相次ぎました。・とても素敵な風景に心が洗われるようです。ありがとうございます!・涙が出そう…!この世の風景にこんなきれいな瞬間があるなんて。・「青空とネモフィラかな」と思ってタップしたら、とんでもなく美しい景色にびっくり。「もし天国があるとしたら、こんな風景かもしれない」…そんな想像をする人もいるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年05月07日2021年1月17日、写真家のHisa(@Hisa0808)さんは岐阜県岐阜市にある『岐阜城』を写した2枚をTwitterに投稿。反響を呼んでいます。岐阜城といえば、織田信長が攻略し、天下統一を目指すための本拠地とした城。そんな歴史的にも有名な城を、この夜、明るく照らしたのは…。岐阜城が信長と政宗のコラボだった夜。 pic.twitter.com/D0UU34pi6P — Hisa (@Hisa0808) January 17, 2021 見事な三日月…!その形は、まるで『独眼竜政宗』の異名で知られる武将、伊達政宗の兜飾りの形にそっくりです!※写真はイメージ戦国武将の夢のコラボに、ネット上では「かっこいい!」といった声が多数寄せられました。・岐阜県民です。こんなに素敵に撮っていただきありがとうございます!・めちゃめちゃかっこいい!このまま大河ドラマのオープニング映像に使えそう。・まさに絶景!こんなに月を大きく撮れるなんて、すごいです。月明りに照らされた岐阜城の美しい姿にうっとりさせられます。歴史好きでなくても、戦国の世に想いを馳せてみたくなりますね!HisaさんはTwitterやInstagramにも素敵な写真を投稿しています。気になった人は、ぜひ覗いてみてください!Twitter:Hisa(@Hisa0808)Instagram:Hisa(ag.lr.88)[文・構成/grape編集部]
2021年01月18日レイングッズブランド「Wpc.(ダブリュピーシー)」から、猫写真家・沖昌之とコラボレーションした“ねこ柄”ビニール傘が登場。2021年1月2日(土)より、心斎橋パルコ内のWpc.直営店にて先行発売される。ねこ達の“ほっこり姿”を捉える沖昌之Wpc.のコラボレーション相手となった沖昌之は、主に下町でのんびり暮らす外猫の、ほっこりするような日常の姿を捉える“猫写真家”。これまでも自由気ままな猫たちの写真集を複数出版しているほか、インスグラムでも20万フォロワーを獲得するなど、巷の猫ファンから支持を集めている。全3種類のねこモチーフ今回発売されるビニール傘には、そんな沖の作品から、SNSの人気投票で選ばれた全3種類の猫がモチーフとして登場。何とも言えない“ぶさかわ”フェイスの持ち主である「ぶさにゃん先輩。」、きつね色の毛色がキュートな「チャトラ猫」、女の子にモテモテ?!なクール猫が揃う「イケメン猫」が、様々なポーズと共に、ビニール傘一面にあしらわれている。エコバッグもまた同日には、同じモチーフを採用したエコバッグもお目見え。「ぶさにゃん先輩。」はブラック、「チャトラ猫」はピンク、「イケメン猫」はベージュと、それぞれの猫のイメージに合わせたカラーパレットで登場する。詳細Masayuki Oki×Wpc.先行発売日:2021年1月2日(土)場所:心斎橋パルコ Wpc.直営店住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8−3※1月5日(火)からは、楽天市場店「Wpc./KiU OFFICIAL SHOP」などオンラインサイトで発売。価格:・プラスティックアンブレにゃん 2,750円(税込)・エコバッグ 1,760円(税込)
2020年12月27日今年、生誕100年となる写真家ヘルムート・ニュートンに迫るドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』。公開に先駆け、名女優シャーロット・ランプリングがニュートンによって撮られた自身のヌード写真について回顧する本編映像がシネマカフェに到着した。長年にわたって一流ファッション誌で女性を撮り続けたファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートン。2004年にロサンゼルスで自動車事故により不慮の死を遂げた後も、長く人々の記憶に残り続けている写真家のひとり。そしてシャーロット・ランプリングといえば、脇役で映画デビューしてから数年後、ルキノ・ヴィスコンティ監督に見初められ『地獄に堕ちた勇者ども』(69)に出演、その後、リリアーナ・カヴァーニ監督作の『愛の嵐』(73)で脚光を浴び、そのスキャンダラスな役柄から大センセーションを巻き起こした。撮影当時は20代半ばを過ぎたころで、自身のイメージを探っていた時期だったという。フランス・アルルのノールピニュ・ホテルで行われた撮影では、ランプリングもニュートンもお互いにヌード撮影は初だったという。「私はどこか反抗的だったと思う。近づかないで、干渉しないで、という態度をとっていた」というランプリングだが、撮影が始まるとニュートンの作り上げたイメージのなかで、新しい自分のイメージを作り上げる自由と楽しさに気づいたという。そのときのヌード写真は、いまふり返っても「私の写真の最高傑作」だと言い切る。映画では、ランプリングのほかに、大女優と名監督を父母にもつデヴィッド・リンチ作品でも有名なイザベラ・ロッセリーニや、英国貴族の生まれで歌手でもあるマリアンヌ・フェイスフル、グレイス・ジョーンズ、ハンナ・シグラといった女優たちが登場し、ニュートンとの時間をふり返る。自由で自立した女性たちが毅然とした態度で語る姿からは、ニュートンの人となりが浮かび上がると同時に、いまは亡きニュートンが彼女たちの何に惹かれて被写体としていたのかも伝わってくるようだ。『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』は12月11日(金)よりBunkamura ル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヘルムート・ニュートンと12人の女たち 2020年12月11日よりBunkamura ル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国にて公開© Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
2020年12月13日何かとすぐに炎上しがちな昨今において、表現することの不自由さを感じている人も多いのでは?そこで今回ご紹介するオススメ作品は、“20世紀を最も騒がせた写真家”に迫った注目のドキュメンタリーです。それは……。『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』【映画、ときどき私】 vol. 348一流ファッション誌で女性を撮り続け、さまざまな物議を醸してきたファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートン。強烈なインパクトを与える作品は、ときに「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こしたが、女優やモデルなど多くの女性たちを魅了した。生誕100年となる2020年。彼にインスピレーションを与えた12人の女性たちの視点から作品や人物像を捉え直したスリリングなドキュメンタリーが完成した。ヘルムートの真実とは……。2004年に自動車事故による不慮の死を遂げたあとも、長く人々の記憶に残り続けているヘルムート・ニュートン。その素顔から撮影の舞台裏までを映し出している本作について、こちらの方に見どころをうかがってきました。ゲロ・フォン・ベーム監督これまでに製作したドキュメンタリーは100本を超えるという“ドキュメンタリーの名手”ベーム監督。今回は、ヘルムート本人と生前交流があった監督に、彼との忘れられないエピソードや表現の自由が奪われつつある現代に訴えたいことなどについて語っていただきました。―まずは、この映画を作ろうと思ったきっかけから教えていただけますか?監督それは、もう一度ヘルムートの作品や彼という人物をいまの時代の人たちに見せることで、いろんなことを考えてほしいと思ったからです。このタイミングになったのは、ちょうど今年で生誕100周年を迎えたからというのがありましたが、これまでドキュメンタリーが作られていなかった20世紀最大の写真家の一人である彼について、知ってほしいというのが最大の理由でした。映画にしようと思ったのは、彼の写真がシネマスコープのサイズで撮られているものが多いから。大きなスクリーンで見せるにはピッタリだと思ったというのもありました。あとは、以前彼とコラボしたときの素材が残っていたので、それを多くの人に見せたいという気持ちも込められています。―この作品を作っている過程で、現在の時代における創作活動の難しさや見直すべき点について考えた部分もあったと思います。いちアーティストとして、いまのこの現状に対して訴えたいことはありますか?監督これはとても興味深くて、重要なテーマだと思います。いまのポリティカル・コレクトネスの風潮は、私たちが60年代から80年代にかけて活躍していたころとはまったく違っているので、もし彼の写真をいま雑誌に掲載したら、おそらくフェミニストたちが抗議するでしょうね。でも、私は芸術の自由は大切にしなければいけないと思うので、これはとても危険な風潮だというふうにも考えています。もしポリティカル・コレクトネスばかりを尊重するのであれば、ボッティチェリやピカソのような作品もそのうち消えてしまうのではないかと危惧しているからです。表現の自由は守られるべきものなので、検閲を行うことは独裁国家の始まりとも言えるかもしれません。それは、気をつけるべきことだと思っています。若い人にはもっと勇気をもって冒険をしてほしい―では、いまのアーティストたちにアドバイスするとしたらどんなことでしょうか?監督ヘルムートの真似をするのではなく、その時代ごとに合った作風を模索しながら、冒険してほしいと思ってます。つまり、挑発的で斬新な作品をもっと探っていってほしい、ということですね。私からすると、特に最近のファッション業界の写真は退屈な方向へと進んでいるように感じるので、若い写真家たちにはもっと勇気を持ってがんばってくださいと伝えたいです。―ヘルムートさんの作品については、ポルノまがいや女性差別と批判する者も多かったと劇中でも触れていますが、紙一重とも思えるアートとわいせつさの差を生んでいるものは何だと思われますか?監督これもまた興味深い問題ですよね。ヘルムートはつねにその境界線を操るように、そして遊ぶように写真を撮っていたように思います。ただ、そのなかでもつねに何かしらのストーリーを伝えようとしていたというのは、大きな違いではないでしょうか。つまり、女性をただの物としてとらえるのではなく、そこにきちんとメッセージがあるのが彼の写真が持っていた特徴でした。とはいえ、当時もそこが伝わらずに「女性蔑視だ」という批判もあがったのも事実です。―監督にとって印象に残っている作品はありますか?監督映画にも出てくる2枚の写真が対になっている作品で、左側にはオートクチュールの服に高い宝石を身に着けた女性たちがいて、右側には同じ女性たちがすべてを脱ぎ捨てて裸でハイヒールを履きながら同じポーズを取っているという写真があります。これは「服がなくても、女性たちは強く見える」ということを言っていますが、そんなふうに彼は写真を通してつねに何かしらのメッセージを見る人に送り続けていたのです。ただ、「オートクチュールの服はいらない」というメッセージを込めたこの写真を当時のファッション業界が受け入れて掲載したということが、私にとっては何よりも驚きではありました。いまだにヘルムートに恋しているように感じられた―確かにいまでは難しいと思います。しかも現代はインターネットの発達などによって、些細なことでもすぐに炎上してしまうため、アーティストには生きづらい時代と言えるかもしれません。もしヘルムート・ニュートンさんが生きていたら、どのようにこの時代に立ち向かっていたと思いますか?監督おそらく、彼の姿勢は特に変わらなかったんじゃないでしょうか。他人が何と言おうと、変わらない人でしたから。ポリティカル・コレクトネスに配慮するような写真は撮らなかったでしょうし、自分の作品が雑誌に掲載されなかったとしても、彼は気にしなかったと思います。実際、彼は「敵は多いほうがおもしろい」という言葉をよく言っていましたからね(笑)。―そんな刺激的なヘルムートさんと時間を過ごしたことで、影響を受けたことも多かったのではないでしょうか?監督そうですね。いまでもよく覚えているのは、2人で一緒に彼の生まれ故郷でもあるベルリンを歩いていたときのこと。そこでいろいろな話をしたのですが、彼からは写真のことよりも人生について多くのことを学ばせてもらったと思います。彼は紳士的ないっぽうで、アナーキストという相反する側面を持っていましたが、そういう彼の姿からは自由と勇気を教えてもらいました。つねに前向きで、ときにはルールを破りながら新しい表現方法を探し続けていた彼に刺激をたくさんもらったと感じています。―本作には、ヘルムートと縁の深い女優シャーロット・ランプリングや編集者のアナ・ウィンターといった多くのセレブが出演しています。いずれも個性豊かで強さのある12人の女性たちでしたが、彼女たちからインスピレーションを受けた部分はありましたか?監督彼女たちと話をしていると、驚かされることばかりでした。なかでも30~40年も前の撮影のことを事細かに話してくれたのには、本当にびっくりしましたね。ただ、インタビューしていくなかで感じたのは、どれだけ月日が経っても彼女たちはどこかヘルムートに恋しているようなところがあるんだなということ。シャーロットも初のヌード写真となったヘルムートとの撮影では、パワーをもらったと話していましたし、あの写真がなければ自分のキャリアはまったく違う方向に行っていただろう、と振り返っていましたから。彼のクリエイティビティに触れて考えてもらいたい―インタビューを続けるなかで、なぜ彼女たちがヘルムートから愛されたのかという理由も見えてきたのではないでしょうか?監督それもありましたね。彼女たちがヘルムートからあんなにも愛されたのは、知的で強気な態度の女性たちだからだと思います。男女関係なく、彼は退屈な人が嫌いだったので、彼女たちのようにつねにチャレンジをして楽しませてくれる人が好きでモデルにしたんだと理解しました。―そんなヘルムートさんにとって、妻のジューンさんがミューズだったと映画のなかで明かされていますが、監督にとってのミューズもしくは創作活動の源とは何ですか?監督ここはヘルムートと私がすごく似ているところなのですが、私も妻がクリエイティビティを刺激してくれる存在です。結婚して45年が経ちましたが、つねに愛情を注いで力をくれていますし、仕事も一緒にしているのでそういった環境づくりにも気遣ってくれていますから。毎日が前の日よりも楽しい、というとても素晴らしいパートナー関係を築けていると思います。―とても素敵なエピソードをありがとうございます。それでは最後に、日本の観客にメッセージをいただけますか?監督自分たちの文化や写真文化を大切にしている日本で公開できることはとても光栄ですし、みなさんにスクリーンで観ていただけることも非常にうれしく思っています。何と言っても日本は、杉本博司氏や荒木経惟氏、細江英公氏といった素晴らしい写真家を輩出している国ですからね。ぜひ、ヘルムートのクリエイティビティに触れていろいろと話し合ってほしいです。そして、それが若い人にとっていい刺激になってくれたらとも願っています。そして最後に、みなさんにはこれからも健康に気をつけて過ごしていってください、ということを伝えたいです。内に秘めた創作意欲を掻き立てられる!表現の自由や芸術のあり方について、改めて考えさせられる本作。コンプライアンスや周囲の評価にがんじがらめになりつつある現代に生きるからこそ、自分の表現を追求し続けたヘルムートの生きざまからエネルギーと刺激を存分に浴びてみては?取材、文・志村昌美刺激的な予告編はこちら!作品情報『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』12月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国順次公開配給:彩プロArena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationGero von Boehm (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationDavid Lynch and Isabelle Rossellini, Los Angeles, 1988 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationCharlotte Rampling (c) Pierre Nativel, LUPA FILMAnna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILMHelmut at home, Monte Carlo, 1987 (c) Foto Alice Springs, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
2020年12月10日今年、写真集が原案となった映画『浅田家!』が公開され、ますます注目を集める写真家・浅田政志の写真展を開催。映画に登場する十数点を含む、代表作から新作まで約150点の作品を一堂に展覧します。浅田が、家族全員で様々な人物に扮した写真を撮り始めたのは、専門学校での「一枚の写真で自分を表現する」という課題からでした。自分自身を突きつめたとき、彼が選んだテーマは「家族」でした。今春の自粛期間を経て、誰もが家族や友人と過ごせる日常の尊さを実感し、「家族とは何か」「自分にとって本当に大事なものは何か」ということを自問しました。今展の作品には、観る人が家族や自分自身のことを考えるきっかけになってほしい、という浅田の願いが込められています。12月9日(水)~21日(月)/9階 阪急うめだギャラリー<入場有料>■被写体は家族。一枚一枚に写し出された家族写真の新しいかたち。「浅田家」消防士 2006年「浅田家」4レンジャー 2004年「卒業制作」2000~2001年■作家在廊日程・12月9日(水)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)・21日(月)会場で写真集をお買上げの方には、浅田政志がサインをお入れします。※予告無く変更・中止の場合がございます。※サインにはお一人あたり5分程度のお時間をいただきます。■‹特別企画›「浅田政志と映画『浅田家!』を観る会」を隣接の阪急うめだホールにて開催・12月14日(月)午前11時~、午後3時~、(各回約3時間)・定員各回80名・チケット代:一般3,000円、大学・高校・中学生2,700円、小学生以下2,200円(映画鑑賞券、写真展チケット、トークショー込み)浅田本人と映画『浅田家!』鑑賞後、本人のトークショーを楽しみ、展覧会で映画に登場したすべての作品を楽しめる、今展だけの特別なイベントを開催します。※お申込みは阪急うめだ本店ホームページより。※今展の詳細はホームページでご確認くださいませ。<浅田政志>1979年、三重県生まれ。専門学校の課題をきっかけに、自身を含めた家族写真をセルフタイマーで撮るように。写真集『浅田家』(2008年赤々舎刊)で2009年に第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2020年は『浅田家』及び『アルバムのチカラ』(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家』が公開され、10年ぶりの作品集となる『浅田撮影局 まんねん』(2020年青幻舎)を発表。PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO)にて新作展『浅田撮影局』を開催するなど大きな反響を集める。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年12月09日2020年11月13日、写真家の小林哲朗(@kobateck)さんがTwitterを更新。北海道室蘭市にある製鉄所を撮影した1枚が、大きな反響を呼んでいます。10万人以上が『いいね』した、こちらの1枚をご覧ください。霧が発生している時の室蘭の製鉄所。 pic.twitter.com/xHPAY9lrqE — 小林哲朗 写真家 (@kobateck) November 13, 2020 夜霧の中、浮かび上がる製鉄所の風景は、なんとも幻想的…!『鉄の町』とも呼ばれている室蘭市。特に製鉄業は明治時代から鉄鋼製品を供給し、日本の工業を支えてきた歴史があるそうです。ネット上では、さまざまなコメントが寄せられました。・夜のライトに照らされている工場は、なんだか生命力に似たようなものを感じます。・すごくきれい。まるで雲の上の工場です。・なんだか不思議な光景です。映画やゲームの世界に迷い込んだみたい…。・地元の見慣れた光景がこんなに素敵に撮ってもらえるなんて、感激です!自然の風景も美しいですが、人間の暮らしのため動き続ける工場の風景もまた、心に響くものがありますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月16日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今週は渋谷で開催されている、16の国・地域で活動中の写真家100人による展覧会へ行ってきました。■「東京好奇心 2020 渋谷」Bunkamura ザ・ミュージアムにて11月12日(木)まで開催中テーマは「好奇心」で、すでに’18年にパリで、’19年はベルリンで開催され、いよいよ今年、東京に凱旋しました。展示数は約200点。森山大道といった巨匠から若手までが参加しています。会場内は「IDENTITY」「DIVERSITY」「HERE AND NOW」「TIMELESSNESS」の4つのキーワードで構成されています。渋谷のスクランブル交差点のように東京を象徴する風景や、代々木公園のカラスといった何げない瞬間を切り取ったもの、東京で生きる人々の姿など、それぞれの切り口で東京が表現されています。写真家の活躍するフィールドがフォトジャーナリズム、ファッションやアート系など多様なので、見ていて飽きません。むしろその統一感のなさが世界から注目される都市・東京そのものを表している気がしました。100人の写真家たちは「東京画」という写真家集団で、本展のキュレーターの太田菜穂子さんが東日本大震災直後に立ち上げたそう。震災を目の当たりにし写真に何ができるかを考えたとき、確かな記憶を記録する写真の力を感じ、自分たちの居場所・東京を撮り続けることを活動趣旨にしたのだとか。「東京画」が記録した変化し続ける都市の姿。写真の背景にある物語を想像しながらじっくりと楽しみたい写真展です。「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月31日秋は色とりどりの紅葉が私たちの目を楽しませてくれる季節。美しい木々をバックに写真を撮るととても絵になりますね。そんな紅葉とかわいい猫を一緒に撮影する方法があるのです。ドイツに住む猫の撮影のスペシャリスト『キャットグラファー』のニルス・ヤコビさんが紹介する方法はとっても簡単。【用意するもの】・大き目の段ボールの箱・カッターナイフ・落ち葉・接着剤どのようにして撮影するかはニルスさんが動画で教えてくれます。こちらをご覧ください。 この投稿をInstagramで見る Catographer(@furryfritz)がシェアした投稿 - 2020年10月月17日午前7時34分PDTまるで落ち葉の山の中から猫が顔を出しているよう!この撮影方法には猫好きさんから絶賛コメントが寄せられています。・なんてクリエイティブなの!・素晴らしいアイディアね。さっそく試してみるわ。・美しい写真!撮影方法を教えてくれてありがとう。 この投稿をInstagramで見る Catographer(@furryfritz)がシェアした投稿 - 2020年10月月22日午前5時21分PDTニルスさんの方法は美しい落ち葉さえ集めることができれば、それ以外は身近にある材料ですのでお金もかかりません。また猫が大好きな段ボール箱を使っているため、猫も撮影に喜んで協力してくれそうですね。2匹以上の猫がいる場合は穴の数を増やすなど、アレンジもできそうです。猫を飼っている人はこの方法でインスタ映えする秋らしい愛猫の写真を撮ってみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年10月29日2013~2014年、398日間にわたってIS(イスラム国)の人質となり、奇跡的に生還したデンマーク人写真家が体験した地獄と不可能に挑んだ家族の衝撃の実話を映画化した『ある人質 生還までの398日』が日本公開決定。ポスタービジュアルが到着した。怪我のために体操選手の道を断念したダニエルは、ずっと夢だった写真家に転身。戦争の中の日常を撮影するため、シリアの非戦闘地域を訪れた。だが現地の情勢が変わり、ダニエルはISに誘拐され拷問を受ける。家族は巨額の身代金を用意するために奔走するが、犯人側は容赦なく追い討ちをかけ、過大な要求を突きつけてくる――。本作は、ジャーナリストのプク・ダムスゴーの「ISの人質 13カ月の拘束、そして生還」(光文社新書刊)を、『ミレニアムドラゴン・タトゥーの女』のニールス・アルデン・オプレヴ監督が、アナス・W・ベアテルセンと共同で監督を務めた作品。2017年のベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞したデンマークを代表する実力派エスベン・スメドが、ダニエル役で主演。過酷な体験を緊張感あふれる演出と圧倒的なリアリティをもって描き出し、息子の救出を決して諦めなかった家族の奔走はスリリングかつ感動的に、また、知られざる人質救出の専門家の活躍ぶりも描かれる。併せて到着したポスタービジュアルには、オレンジ色の囚人服姿のダニエルと、背後には銃をかまえた不気味なIS戦闘員が写し出されている。『ある人質 生還までの398日』は2021年2月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて公開。(cinemacafe.net)
2020年10月23日10月2日(金)より公開中の二宮和也主演映画『浅田家!』より、完成報告会に続き、キャストたちの貴重なショットを収めた浅田政志撮影舞台裏写真第2弾が公開された。公開初日アンケートでは、作品の満足度は95.5%を叩き出し、初登場の週末観客動員数ランキングでは1位(10月3日~4日/興行通信社調べ)と好スタートをきった本作。先日の初日舞台挨拶は、本作のイベントとして初めて観客を前に舞台挨拶を行い、キャストも「舞台挨拶ができてよかった。皆さんの前に立てていることが本当に嬉しい」と感無量の様子だった。先月行われた完成報告会では、本作の原案であり、二宮さん演じる政志のモデルとなった写真家・浅田政志が撮影したオフショットが公開されたが、先日の初日舞台挨拶でも浅田さんは会場を自由自在に動きながら、キャストたちを撮影していた。この度の週末観客動員数第1位獲得を記念して、今回、そんな浅田さんによるオフショット写真を公開。舞台上でキャストたちが揃ってポーズをとっているショットをはじめ、真剣に話を聞く二宮さんの至近距離写真や、二宮さんの背からみつめた劇場内、中野量太監督を鏡越しに写したアーティスティックな写真が公開された。『浅田家!』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:浅田家! 2020年10月2日より全国東宝系にて公開©2020「浅田家!」製作委員会
2020年10月09日株式会社パルコは、写真家 薮田修身が撮影した、Mr.Childrenの写真で構成をしたインスタレーション「THERE WILL BE NO MIRACLES HERE」を、東京・大阪・名古屋の3都市限定で開催いたします。2019年7月からロックダウン直前の2020年3月まで、London、LAで写真家 薮田修身が捉えたMr.Childrenのレコーディングドキュメンタリー。自分だけのSOUNDTRACKSを持ち寄り、感情に音を重ねて体験するインスタレーションを行います。さらに、同タイトルの写真集も会場にて発売予定です。展示内容、入場料およびチケット販売方法、写真集などの詳細情報は、展覧会公式HPにて後日公開いたします。開催概要タイトル :「THERE WILL BE NO MIRACLES HERE」<名古屋PARCO>会期 :2020年12月5日(土)‐12月20日(日)会場 :PARCO GALLERY(名古屋PARCO 西館6F)愛知県名古屋市中区栄3-29-1<渋谷PARCO>会期 :2021年1月15日(金)-2月1日(月)会場 :PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F) 東京都渋谷区宇田川町15-1<心斎橋PARCO>会期 :2021年2月11日(木祝)-2月28日(日)会場 :PARCO EVENT HALL(心斎橋PARCO 14F) 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3主催 :PARCO制作 :W協力 :ENJING、TOY‘S FACTORY展覧会公式HP:art.parco.jp※新型コロナウイルスをはじめとする感染症拡大防止のため、営業日時の変更や入場規制を行う可能性があります。ご来場の際はPARCO営業日時をご確認ください。※企画内容は予告なく変更になる可能性がございます。Profile薮田修身 OSAMI YABUTA埼玉県出身。斎藤一男氏へ師事。W所属。ファッションフォトグラファーとして、雑誌、カタログ、広告、ムービー等を中心に活動。2015-16年にかけて国内巡回写真展「BLACK BOX –unpainted face of Mr.Children-」を開催WEB NEW ALBUMMr.Children前作より 2年2ヶ月ぶり、20 枚目のオリジナル・アルバム「SOUNDTRACKS」が遂にリリース決定!!3 月「映画ドラえもん のび太の新恐竜」W 主題歌「Birthday / 君と重ねたモノローグ」、4 月日本テレビ系朝の情報番組「ZIP !」の新テーマ曲「 The song of praise」、キリンビール「麒麟特製ストロング」CM ソング「others」、9 月TBS 系 火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」主題歌「turn over?」など、超大型タイアップ曲など全10曲収録。Mr.Children20th Original Album「SOUNDTRACKS」2020.12.2 Release!企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月02日展覧会「TOPコレクション琉球弧の写真」が、東京都写真美術館にて、2020年9月29日(火)から11月23日(月・祝)まで開催される。沖縄を代表する写真家を網羅的に紹介温暖な気候や風土、そして古くから続く歴史を背景に、独自の文化を育んできた沖縄。そこに暮らした写真家たちは、市井の人びとの生活や、沖縄全体を揺り動かした日本への復帰運動、そして古来より各地に伝わる祭祀などにレンズを向けてきた。「TOPコレクション琉球弧の写真」は、これまで沖縄県外の公立美術館で紹介される機会が少なかった、沖縄を代表する写真家の作品を網羅的に紹介する展覧会だ。東京都写真美術館のコレクションから、沖縄の写真家7人による1950年代以降の多彩な表現を取り上げる。豊かさと困難本展では、山田實、比嘉康雄、平良孝七、伊志嶺隆、平敷兼七、比嘉豊光、石川真生の7人の写真家が出品。かれらは、沖縄だけでなく、奄美群島から八重山列島にかけて連なる島々“琉球弧”全体を見据え、この地に固有な豊かさだけでなく、人びとが直面した困難までをも写しだしたのだ。沖縄というと、まばゆい光に照らされる海や空の風景といった明るい情景が確かに思い浮かぶ。しかし、復帰に向かう沖縄でゆさぶられつつも懸命に生きる人びとを捉えた比嘉康雄に見るように、本展の出展作品からは、日々の生活に息づく独自の文化や歴史を、琉球弧に刻まれた陰の部分とともに見て取ることができるだろう。展覧会概要展覧会「TOPコレクション琉球弧の写真」会期:2020年9月29日(火)〜11月23日(月・祝)会場:東京都写真美術館 3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内TEL:03-3280-0099開館時間:10:00〜18:00※入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(11月23日(月・祝)は開館)観覧料:一般 600円(480円)、大学・専門学校生 480円(380円)、中高生・65歳以上 300円(240円)※( )は同館の映画鑑賞券提示者の料金※各種カード会員割引(詳細は美術館ホームページを参照)、各種割引の併用は不可※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳の所持者とその介護者は無料※10月1日(木・都民の日)は無料
2020年10月01日写真家の浅田政志による新作写真展『浅田写真局』が、渋谷パルコ4FのPARCO MUSEUM TOKYOにて、9月26日(土)から10月12日(月)まで開催される。浅田は、1979年三重県生まれの写真家。本人を含めた家族4人が、ラーメン屋や消防士、極道などのさまざまなシーンに扮した写真集『浅田家』で、2009年に第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。そのユニークな活動が話題を呼び、浅田をモデルにした映画『浅田家!』が10月2日より公開されることでも注目を集めている。そんな浅田の最新作『浅田撮影局 まんねん』は、自身が地元の撮影局の二代目に扮し、家族みんなの力を借りながら、家族写真/記念写真の新たな可能性を追求。息子の誕生をきっかけに、我が子を被写体に新しい試みに挑んだ作品や、家族で「浅田撮影局」の日常を再現したスナップ、父の遺影写真と向き合い模索した様子など、家族写真のフルコースといった内容となっている。会場内には、浅田が空想する写真館「浅田撮影局」を再現。どこか懐かしさを感じるエントランスから一歩足を踏み入れると、『浅田撮影局 まんねん』の世界が広がる。また、会場内に設えられた写真館風撮影スポットでは、来場者が今日という特別な一枚を思い出に残すことができるようになっている。開催初日の9月26日(土)と9月27日(日)には、浅田本人による「ギャラリーツアー」と「撮影会」を実施。写真集の先行販売や、展覧会限定グッズの販売のほか、スペシャルゲストを迎えてのトークセッションも予定されている。生まれたばかりの子どもの成長を見守り、遺影写真で亡くなった人を偲ぶ、人の生き死にと共にある家族写真。「千年も万年も」家族の幸福を願った浅田の新たな試みを目撃してほしい。【開催情報】『浅田撮影局』9月26日(土)〜10月12日(月)、PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷パルコ4F)にて開催【関連リンク】sPARCO MUSEUM TOKYO ()(C)浅田政志(C)浅田政志(C)浅田政志(C)浅田政志(C)浅田政志(C)浅田政志(C)浅田政志
2020年09月25日二宮和也主演映画『浅田家!』が、10月2日(金)に公開される。この度、本作の主人公のモデルとなった写真家・浅田政志撮影の、完成報告会舞台裏写真6点が公開された。父、母、兄、自分の4人家族を被写体に、“家族がなりたかったもの”、“家族でやってみたいこと”をテーマに様々なシチュエーションでコスプレして撮影、ユニークな家族写真を世に送り出した浅田。そんな彼が撮影した2冊の写真集を原案に、実話に基づき独自の目線でオリジナルストーリーとして映画化。本作の監督は、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太。写真家・浅田政志を主人公に、彼の人生と彼を支えた家族をユーモアたっぷりに温かく描き、ひとりの写真家の人生を通して、家族の絆や写真が持つ力を映し出していく。主演の二宮のほか、妻夫木聡、平田満、風吹ジュン、黒木華、渡辺真起子、野波麻帆、北村有起哉、そして菅田将暉らがキャストとして集結した。先日行われた完成報告会では、二宮は妻夫木、菅田などの共演者について「いろいろな作品で観てきた人たち。贅沢な時間でした」と撮影を振り返った。また撮影前、三重県津市にある“本物の浅田家”に、二宮、平田、風吹、妻夫木が訪問した際のエピソードも披露、終始和やかな雰囲気で報告会が行われた。その際、本作の原案であり、二宮演じる政志のモデルとなった写真家・浅田は、舞台裏から登壇者という立ち位置で舞台上でのキャスト・スタッフや報告会の様子を撮影しており、フォトセッション時には、本編中に描かれる「木村伊兵衛写真賞」受賞時のように『浅田家!』キャスト・スタッフを記念撮影し、会場内からも笑みがこぼれた。この度公開された、完成報告会舞台裏写真は、浅田しか撮れない風景、ふとしたキャストの表情、報告会を楽しむキャストなど、普段では見られない豪華キャスト陣のオフショットが満載。本編では、映画『浅田家!』キャストによるコスプレ家族写真を撮影した浅田が、今度は完成報告会のイベント直前とイベント最中の、まるで本物の家族のように仲が良い、豪華キャスト陣の表情を撮影した。『浅田家!』10月2日(金)公開
2020年09月18日先日行われた二宮和也主演映画『浅田家!』完成報告会の舞台裏を、写真家・浅田政志が撮影したオフショット写真が到着した。父、母、兄、自分の4人家族を被写体に、“家族がなりたかったもの”“家族でやってみたいこと”をテーマに様々なシチュエーションでコスプレして撮影と、ユニークな家族写真を世に送り出した写真家・浅田さん。本作は、浅田さんの2冊の写真集を原案に、二宮さんが主人公・政志として主演し映画化。家族の「愛の絆」「過去と今」を、ユーモアを交えながら描き、“家族とは何か?”を深く問いかける。先日の完成報告会では、二宮さんは妻夫木聡(兄・幸宏役)や菅田将暉(小野役)ら豪華共演者について「いろいろな作品で観てきた人たち。贅沢な時間でした」と撮影をふり返ったり、撮影前本物の浅田家に、二宮さん、風吹ジュン、平田満、妻夫木さんが訪問した際のエピソードも披露したりと、終始和やかな雰囲気で行われた。そしてこのとき、本作の原案であり、二宮さん演じる政志のモデルとなった浅田さんは、舞台裏から登壇者という立ち位置で舞台上でのキャスト・スタッフや報告会の様子を撮影。フォトセッション時には、本編で描かれる「木村伊兵衛写真賞」受賞時のように、映画キャスト・スタッフを記念撮影した。公開された6枚の写真には、キャストたちのふとした表情、報告会を楽しむ姿などが収められている。『浅田家!』は10月2日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:浅田家! 2020年10月2日より全国東宝系にて公開©2020「浅田家!」製作委員会
2020年09月18日