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漫画家の冨樫義博が29日、Xを更新。【画像】HUNTER×HUNTERの作者・冨樫義博 あの人気キャラのイラストを公開しファン大興奮「No.424、人物ペン入れ開始。」と綴り、1本の写真を投稿。投稿された写真には、HUNTER×HUNTERの人気キャラクター達の姿が。今後も彼のSNSから目が離せない。No.424、人物ペン入れ開始。 pic.twitter.com/DRYP9GPRKu — 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) October 29, 2024 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2024年10月29日約3年11カ月ぶりとなる『HUNTER×HUNTER』の連載再開も大きな話題を集める人気漫画家・冨樫義博の画業35年を記念し、その作家性を多角的な視点で迫る展覧会『冨樫義博展 -PUZZLE-』が10月28日(金)から六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催される。会場内は『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』の3作品を中心に、各作品の制作過程と魅力を「複雑な設定を埋め込んだ世界観」「読者を惹きつけてやまないキャラクター」「喜怒哀楽を超えた感情を生み出すストーリー」「ページをめくるたびに驚きが連続する描写力」という4つのピースを通して解析。それらを“パズル”のように組み合わせることで、漫画家・冨樫義博の作品世界をあますところなく紹介する。展示されているのは、作者直筆の漫画原稿やカラーイラスト、貴重な原画・制作資料など総数362点。キービジュアル用イラストや描きおろしイラスト、『HUNTER×HUNTER』に登場する“念能力”を解説する資料など、冨樫氏による同展初公開のイラスト・資料16点も含まれており、物語の魅力をより深く理解できる展示になっている。まず、プロローグエリアで来場者を出迎えるのは、冨樫氏の歴代作品に登場したキャラクターたち。パズルのピースとなった彼らが、その生みの親である冨樫ワールドへと誘ってくれる。冨樫氏による来場者向けメッセージも必見。こちらはプレス向け内覧会では、撮影不可だったため、ぜひとも会場で確認してほしい。プロローグエリアⓒY.T.89-90 ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22「とにかく自分の好きなものを題材に漫画を描こう」。そう決意し、1990年から連載がスタートした『幽☆遊☆白書』は、死んでしまった主人公・浦飯幽助が、生き返る試練を乗り越えながら、仲間たちと冒険を繰り広げる出世作。展示エリアには、数々のバトルから生まれた名場面や、忘れられない名台詞を刻んだ原稿が、激しい戦いの痕跡が残る展示空間に並ぶ。エリア中央に集められた幽助・桑原・飛影・蔵馬4人の厳選アクションシーンも見逃せないポイントだ。『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94劇画タッチで描かれる表情とデフォルメ調でのキャラの描き分けや、シリアスな展開の中で、時折描かれるコミカルな言動によって、キャラクターの幅が広がり、そのギャップもまた魅力になった。そんな彼らが時に人間、時に妖怪を相手にしながら、力技から頭脳戦、テレビゲームなど幅広いバトル設定で戦う設定も大きな見どころ。見開きの効果的な使い方、巧みなコマ割りによる視線の誘導、読者の時間さえ止めそうな静と動のコントラスト、あえてスッキリとさせた背景など、動きが“映える”工夫が随所に凝らされていることが、原画からしっかりと感じ取れるはずだ。『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94続く『レベルE』エリアは、“バカ王子”を中心とした宇宙人と地球人の奇妙な交流を描いたSFストーリーをエピソードごとに展示。異彩を放つ隠れた名作の魅力に迫る。まるで時空が歪んだかのような展示空間を、デフォルメされた人気キャラクターが道案内してくれるのも楽しい演出だ。『レベルE』エリア ⓒY.T.95-97そして、ファン待望の連載再開が話題を集める『HUNTER×HUNTER』エリアは、ゴンたちの成長過程を追いながら、壮大かつ緻密な作品世界を、感情を震わせるエモーショナルな名場面とともに紹介。水見式のグラスと、そこからあふれ出す念能力の数々が展示エリアを彩っている。『レベルE』エリア ⓒY.T.95-97『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22主人公のゴンをはじめ、キルア、クラピカ、レオリオの4人が物語の中心となるが、エピソードによっては、彼ら4人以外が主役のように描かれるケースもあるほど、登場するキャラクターは総じて存在感が強く、それが作品を際立たせる魅力にもつながっている。登場人物それぞれが、自らの目的や理念に基づいて行動しており、物語が進むにつれて、その内情や内面が明かされる点も、長年ファンを飽きさせない魅力。「読者に、そのキャラクターが今、何をしようとしているかが伝わっているかどうか」が漫画表現で最も大事だと語る冨樫氏の“解らせる”描写の数々を、生の迫力で感じてほしい。『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22尾田栄一郎らクリエイターたちからのメッセージも!また、冨樫氏の作品に時折登場し、強烈なインパクトを残している奇怪なデザインをした生き物たちが一同に会す『“奇”生物の世界』エリアもファンにはうれしい特別展示。冨樫氏の類まれないイマジネーションと嗜好性が垣間見えるのも興味深い。異空間に迷い込んだ、奇妙な感覚を存分に味わいたい。『“奇”生物の世界』エリア ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22『“奇”生物の世界』エリア ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22展覧会の最後を飾るのが『「冨樫義博」エリア』。初期作品の原稿、各作品のカラーイラスト、そして最新の描きおろしキービジュアルイラストを展示した、賑やかでカオスな空間からは、35年にわたる冨樫氏の画業におけるクリエイティビティの幅広さが一目瞭然。単行本表紙フォトスポットも登場し、ファンを楽しませる。また、各界のクリエイターが同展へコメントを寄せた「クリエイターメッセージ」コーナーには、尾田栄一郎、荒木飛呂彦、吾峠呼世晴、芥見下々、石田スイら超豪華な人気作家による色紙も展示されており、こちらも必見だ。なお、同展は2023年夏に大阪、2023年秋~2024年冬に福岡へと巡回する予定だ。『「冨樫義博」エリア』 ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22 ⓒY.T.89-90 ⓒY.T.1986,1987,1988,1989『「冨樫義博」エリア』 ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22 ⓒY.T.89-90 ⓒY.T.1986,1987,1988,1989取材・文・撮影:内田涼【開催概要】『冨樫義博展 -PUZZLE-』2022年10月28日(金)~2023年1月9日(月・祝)、森アーツセンターギャラリーにて開催※全日日時指定制
2022年10月28日人気漫画『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』の作者で知られる漫画家・冨樫義博氏の画業35周年を記念した展覧会「冨樫義博展 -PUZZLE-」が都内で開催されるにあたり、富樫氏が寄せた壮絶な直筆メッセージがファンの間を騒がせている。「冨樫義博展」は、漫画の原稿やカラーイラスト、合計350点以上にも及ぶ原画など日本の漫画史においても貴重な資料が公開されるという内容だ。ファンが注目したのは、公式Twitterに投稿された冨樫氏のメッセージだった。《私自身思っておりますよ。「いや話の続き描けよ。」って思われてんだろうなと。確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております。皆さま、くれぐれも腰は大切に。これを書いている2週間前までお尻をふく姿勢がとれず、ウンコするたびシャワー浴びてました。あらゆる動作が常人の3~5倍時間がかかります。腰大事》「1998年から現在にわたって、『週刊少年ジャンプ』にて『HUNTER×HUNTER』の連載は続いていますが、2018年11月から長期休載に入り、現在も休載が続いています。何度も休載することから、ネット上では“冨樫仕事しろ”とネタにされてきましたが、以前から腰痛に悩まされていて、なかなか筆をとれない状態になっているのではと囁かれていました」(マンガライター)今年5月に冨樫氏はTwitterアカウントを開設し、連載再開に向けたファンの声も高まっていた中で、冨樫氏が腰の不具合に悩まされてきたことが明らかにされた。SNS上にはファンから同情と納得の声が続々と上がっている。《もう二度と「富樫はよ続き描け」なんて言わない》《今まで稼いだお金で十分余生を送れるはずなのに、続きを書いてくれるのはありがたい》《こんな腰を痛めてまで、休載しても先生がまだ描く気があるならそれでいいと思う》《私も腰痛持ちだけど、本当に腰って大切》《これは相当な重症…無理せず何とか折り合いをつけてもらって、完結を見たい》壮絶な腰の痛みと闘いながら生み出されていた「H×H」。冨樫氏が必死に描き続ける物語の続きは、きっとファンも納得できる輝きを放っているだろうーー。
2022年07月06日『幽☆遊☆白書』や『HUNTER×HUNTER』などの作品で知られる漫画家・冨樫義博。その作家性を多角的な視点で迫る展覧会『冨樫義博展 -PUZZLE-』が10月28日(金)より森アーツセンターギャラリーにて開催される。開催決定にあたり、『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』の人気キャラクター全15体を描きおろした展覧会キービジュアル&直筆メッセージが公開された。冨樫義博氏直筆メッセージⓒ冨樫義博 2022年同展では、作者直筆の漫画原稿やカラーイラストなど、総数 350 点以上の貴重な原画・制作資料などを公開。 複雑な設定を埋め込んだ世界観、読者を惹きつけてやまないキャラクター、喜怒哀楽を超えた感情を生み出すストーリー、ページをめくるたびに驚きが連続する描写力など、漫画家・冨樫義博の作品世界をあますところなく紹介する。漫画の中に多くのルールを課し、ロジックを組み立て、時に自らそれを壊し、また組み立てる…。まさに「パズル」を組み立てるような制作過程を経て生み出される作品は、読者のみならず多くのクリエイターたちをも魅了してきた。そのピースの数々を会場で目の当たりにしてみたい。『幽☆遊☆白書』アイコンⓒ冨樫義博 1990-94年『レベルE』アイコンⓒ冨樫義博 1995-97年『HUNTER×HUNTER』アイコンⓒP98-22【開催概要】『冨樫義博展 -PUZZLE-』会期:2022年10月28日(金)~2023年1月9日(月・祝)会 場:森アーツセンターギャラリー時間:10:00~20:00(最終入場は19:30まで)※会期中無休、全日日時指定制公式サイト: ★大阪、福岡に巡回予定
2022年07月04日女優の井上真央が主演を務める、映画『大コメ騒動』(2021年1月8日公開)の特報とポスタービジュアルが28日、公開された。同作は『超高速!参勤交代』の本木克英監督と井上真央がタッグを組んだ時代劇コメディ。1918年(大正7年)、富山の海岸に住むおかか(女房)たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。夫や育ち盛りの子供達にコメを食べさせたくても高くて買えない。困ったおかかたちは、近くの米屋にコメを安く売ってくれと嘆願にいくが失敗。リーダーのおばばが逮捕されてしまう。コメの価格はますます高騰し、ある事故をきっかけに我慢の限界を迎えたおかかたちはついに行動に出る。この度解禁されたポスタービジュアルでは、井上演じる主人公・いとをはじめ、おかか(=女房)らがコメの価格高騰を阻止すべく立ちはだかる勇ましい姿と、いとの怒りをストレートに表現した、「もう我慢できん!」というコピーが印象を残す。夏木マリ、三浦貴大、富山県出身の室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵、左時枝ら、強烈キャスト陣の姿も。米騒動発祥の地である富山県では2021年1月1日から先行公開することも明らかになった。特報では、輸出によるコメの価格高騰に頭を悩ませ、おかかたちのリーダー・清んさのおばば(室井)に「何か手を打たないと…」と進言するいとの不安げな表情から一転、おばばの「コメを旅に出すなーー!!」の掛け声とともに、コメを船に積み込む男たちに全力で飛びかかるいとたちの姿が、パワフルかつ、コミカルに映し出されている。清んさのおばばを演じた室井は、自身の地元に実際にいたおばば的存在の人を参考に、衣装やメイクにこれでもかと汚しを加え、その強烈な姿は一目見たら忘れられないほど。さらに今回、町一番の権力者である大地主に石橋蓮司、いととともにコメ騒動に参加するおかか仲間に鈴木砂羽、舞羽美海、冨樫真、鈴木演じるトキの夫に吹越満、大阪の新聞社のデスクに木下ほうか、おかかたちを目の敵にする警察署長に内浦純一といった演技派揃いのベテラン陣から、いとらを取材する新聞記者に中尾暢樹、私塾の先生に工藤遥、いとの旧友に吉本実憂など、近年の活躍がめざましいフレッシュなキャストらの出演も明らかとなった。(C)2021「大コメ騒動」製作委員会
2020年08月28日井上真央主演、史実に基づき女性たちの活躍を描く痛快エンタテインメント作品『大コメ騒動』が、来年1月8日(金)に公開決定。特報映像とポスタービジュアルが到着した。1918年(大正7年)、富山県の海岸部で発生した「米騒動」は、新聞で報道されるや全国に広がり、暴動に発展。そんな「米騒動」の史実に基づき、そこで活躍した女性たちにスポットを当て描くのが、本作『大コメ騒動』。到着した映像では、輸出によるコメの価格高騰に頭を悩ませる中、井上さん演じる主人公・松浦いとが、おかかたちのリーダー・清んさのおばば(室井滋)に「何か手を打たないと…」と進言する。そんな清んさのおばばは、室井さん自身の地元に実際にいたおばば的存在の人を参考に、衣装やメイクにこれでもかと汚しを加えており、その姿はインパクト大。また、おばばの「コメを旅に出すなーー!!」の掛け声と共に、コメを船に積み込む男たちに全力で飛びかかるいとたちの姿も登場。リズミカルでパワフル、そしてコミカルな映像となっている。さらに、町一番の権力者である大地主役を石橋蓮司。いとと共にコメ騒動に参加するおかか仲間として鈴木砂羽、舞羽美海、冨樫真。トキ(鈴木さん)の夫を吹越満。大阪の新聞社のデスク役を木下ほうか。おかかたちを目の敵にする警察署長役を内浦純一。新聞記者役で中尾暢樹、私塾の先生役で工藤遥、いとの旧友役で吉本実憂の出演も明らかになった。またポスタービジュアルには、いとをはじめ、おかからの勇ましい姿と、いとの怒りをストレートに表現した「もう我慢できん!」というキャッチコピーが描かれている。『大コメ騒動』は2021年1月8日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。※1月1日より富山県で先行公開(cinemacafe.net)■関連作品:大コメ騒動 2021年1月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
2020年08月28日聞けば、胸にグッと来るメロディ。懐かしくもあり、新しくもある、誰もが知る楽曲の数々。ジョージ・ガーシュインと、ショパンの楽曲にのせてつづる舞台2作品が、今年も東京は座・高円寺1にて上演される。脚本を斎藤憐、演出を佐藤信が手がけ、開館時から10年にわたって続いている座・高円寺1のレパートリー『ピアノと物語』は、ふたりの俳優が読む往復書簡とピアニストの生演奏で構成。作曲家の人物像とその作品世界に同時に触れられるステージとして、演劇好きにも音楽好きにも愛されている。12月20日(金)・21日(土)に上演されるのは、ガーシュインの楽曲でつづる『アメリカン・ラプソディ』。音楽に対する情熱をもって駆け抜けたガーシュインの生涯を、公私にわたるパートナーとして才能を触発し合った女性作曲家ケイ・スウィフトと、20世紀を代表するヴァイオリニストのひとりヤッシャ・ハイフェッツ、ふたりの往復書簡とガーシュインのピアノ曲の生演奏で描き出す。出演は、安定感のある声音で聞く者を魅了する秋本奈緒美と、低音ボイスで物語に深みを与える斉藤淳。ピアノ演奏は、国内外で幅広い活動をみせる佐藤允彦。『ラプソディ・イン・ブルー』『アイ・ガット・リズム』『パリのアメリカ人』など、ウキウキ系からしっとり系まで、名曲揃いのラインナップだ。12月22日(日)から24日(火)まで上演されるのは、ショパンの楽曲でつづる『ジョルジュ』。39年と7カ月でこの世を去ったショパンの名曲の多くが生み出された、作家ジョルジュ・サンドと過ごした9年間を描き出す。出演は、ジョルジュ役に冨樫真。ジョルジュとショパンの日々を包容力豊かに見守る弁護士ミッシェル役に浅野和之。そんなふたりのやりとりを、第15回ショパン国際ピアノコンクール4位入賞の関本昌平が、繊細なピアノ演奏で彩る。『幻想即興曲』『英雄ポロネーズ』『別れの曲』など、誰もが聞き覚えのあるショパンの楽曲が、より立体感を増して響くひとときだ。文:小川志津子
2019年12月16日野村周平を主演に迎え、日本を代表する人気実力ともにナンバー1のカリスマラッパーANARCHYが初監督で挑む完全オリジナル作品『WALKING MAN』から、ティザービジュアルが解禁となった。本作は、日本を代表する実力ナンバー1のカリスマラッパーANARCHYが初監督、人気漫画家の高橋ツトムが企画プロデュース、ドラマ「民衆の敵」などの梶原阿貴が脚本とボーダレスなチームで挑む完全オリジナル作品。監督自身の実体験なども盛り込まれ、半実話ともいえる作品となっている。主演を務めるのは、『ちはやふる』シリーズや『帝一の國』『ビブリア古書堂の事件手帖』などに出演の人気俳優・野村周平。ドラマや映画といったエンターテインメントの枠にとどまらず、ファッションやカルチャーでも若者たちを牽引し、常に注目を浴び存在感を放ち続ける彼が、不幸と極貧のどん底の中、ラップに出会うことで“歩き出す”勇気をもらう、気弱で心優しき青年役を務める。そのほか、アトムの妹でいまどきの女子高生・ウランにNHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「デスノート」などに出演の優希美青、職場の先輩で良き理解者の山本に柏原収史、思いを寄せる美女キムに伊藤ゆみがそれぞれ扮し、冨樫真、星田英利、渡辺真起子、石橋蓮司といった個性派・実力派が脇を固める。今回、本作のティーザービジュアルが解禁。A面には、野村周平さん演じる主人公・アトムが真剣なまなざしでマイクを握り、魂の叫びがいまにも聞こえてきそうな横顔が。B面には、務め先の「猫の手スマイル川崎」の作業着を着て、こちらをじっと見つめるアトムが印象的な姿が写しだされている。青年がRAP音楽と出会い、最底辺の生活から抜け出すべく奮闘し、成長を遂げていく鮮烈な青春物語。劇中で野村さんがどんなラップを披露してくれるのかにも注目したい。『WALKING MAN』は10月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:WALKING MAN 2019年10月11日より全国にて公開©2019 映画「WALKING MAN」製作委員会
2019年07月02日竹内結子主演で危機管理専門の弁護士たちの“影の活躍”を描く「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」。その第5話が2月7日放送。今回は遠野なぎこ、デビット伊東らをゲストに迎え意外な“不倫の真相”を描く物語が展開。俳優陣の演技力に大きな賞賛が集まっている。危機管理専門の異色弁護士で、知る人ぞ知る天才トラブルシューター・氷見江を竹内さんが演じ主演。氷見の右腕にして親友のような関係でもある与田知恵に水川あさみ。アメリカ最難関ロースクール出身ながら“ドジっ子”な駆け出し弁護士・藤枝修二に中川大志。バツイチ子持ちな凄腕ハッカー・真野聖子に斉藤由貴。氷見らが働く大手法律事務所の副所長・鈴木太郎にバカリズム。氷見と互いにネタを探り合う関係の週刊誌記者・東堂裕子に泉里香といったキャストで贈る本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回、氷見らのクライアントとなるのは、経済評論家で鬼嫁コメンテーターとしてTVで活躍する木村よう子(遠野さん)。離婚したいが夫が拒否しており、拒否する夫に離婚に応じさせて欲しいというのがよう子の依頼だった。よう子の夫はかつては人気だったが今は落ち目となったタレントの中山昌平(デビット伊東)。おしどり夫婦として知られた2人の意外な夫婦仲に驚く氷見たちだが、よう子はDVを受けているとアザをみせてきた。氷見たちは東堂に中山のDV疑惑をリーク、中山は世間から大バッシングを受けるが中山は生配信でDVは事実無根と釈明。よう子が何かを隠していると感じた氷見らはさらに調査を進めると、中山が“拝み屋”の神田貴理子(冨樫真)に洗脳され金を貢いでいたことがわかる。氷見はよう子の不倫スキャンダルをでっち上げ、社会的地位や仕事を失わせることで、中山と神田を引き離そうとする…というのが今回のストーリー。視聴者からは「今週もめちゃくちゃいい回です……脚本家さんすごい」「不倫回とは思えないくらい良い回だった」などストーリー展開を賞賛する声が多数寄せられているほか、竹内さん、水川さんらレギュラー陣の演技にも「竹内結子ってホントいい表情するよね」「水川あさみの1人芝居にツボる」「中川大志の表情がカッコよすぎる」といった反応多数。またゲストの遠野さんの演技に「泣くときの演技すごいな…あの手が震える感じとか」「やっぱり女優だ」「女優力爆発でしたね」などの感想が相次いでいる。(笠緒)
2019年02月08日園子温監督の『恋の罪』が11月12日(土)に公開を迎え、園監督を始め、主演の水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、津田寛治、小林竜樹が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。園監督が、渋谷のラブホテル街で起きた殺人事件にインスパイアされる形で作り上げた本作。円満な家庭を持ちつつも浮気する女刑事、満たされない小説家の妻、夜になると娼婦としてホテル街を徘徊する大学助教授という3人の女性を中心に女の業や欲望が描き出される。念願叶って園作品への出演を果たした水野さんは「監督に新しい一面を引き出していただいた」と充実の表情。自身が演じた女刑事・吉田役について「セックスが愛を確認するためだけの行為でなく、女性にとって渇望や心を満たす代償行為であるということは、女性なら肌で分かると思います」と女性ならではの共感を口にした。大学助教授の美津子を演じた冨樫さんは「美津子の言葉のひとつひとつが印象に残ってますが、『セックス』という言葉を大声で言うところは『こんな大声で言ってたのか…』と驚きました。普段、言う機会がないので…良い体験でした(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。小説家の妻・いずみ役の神楽坂さんは、園監督と共にカンヌ国際映画祭に赴いた。夫役の津田さんとのお風呂場でのやりとりに現地の観客が大爆笑していたことを明かし、風呂に入り裸の津田さんと向き合ってのシーンについて「すごく真剣にやってて、私も(津田さんに)触りたかったです」と過激発言。映画を鑑賞したばかりの客席は大いに沸いた。その津田さんはオーディションで小説家の夫役をつかんだ。「何とかオーディションに行けるように仕組んで、監督の前で演技したんですが、緊張して落ちたと思ってたら受かった。涙が出るほど嬉しかった」と大興奮。監督に言われたという「おれが役者に求めているのは『カーペンターズ』の歌声じゃなくてジャニス・ジョプリン」という言葉を紹介し「あかをかなぐり捨てて裸でぶつかりました」と胸を張った。映画初出演となった小林さんは女優陣による強烈なシーンに触れ「ただただ凄まじいとしか言えない。素晴らしい女優さんたちと監督による凄まじいセリフ。それが彼女たちの口から発せられるとき、目がカッと変わるんです。パワーとエネルギーを感じました」と圧倒されたようだ。監督は立ち見もありの大盛況に「感無量です」。「こういう映画でも(客が)入るんだと映画界に教えられるし、映画の可能性として多くのプロデューサーに驚きと意外性を与えられる」と語り、感謝の思いを伝えた。『恋の罪』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:『恋の罪』水野美紀インタビュー「愛じゃなくて、恋なんです」川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太
2011年11月14日「男性にとってはホラー映画」という水野美紀の言葉を決して笑えない。20世紀が終わりを迎える直前に渋谷のラブホテル街で実際に起こった事件にインスパイアされる形で製作された映画『恋の罪』。監督の園子温は本作を「セックス・アンド・ザ・シティ」の“裏通り版”と称したが、物語の軸となる3人の主人公たちの“女の業”がこれでもかとえぐり出されていく。近年、多彩な役柄に挑戦し、新たな境地を開拓し続ける水野さんだが、本作を経て「解放された気がする」とも。その真意は――?優しい夫と息子に囲まれながらも不倫に走る女刑事。小説家の夫を持ち、何不自由ない暮らしを送りながらも満たされない思いを抱える世間知らずの妻。昼は大学助教授、夜は売春婦という2つの顔を持つ女。それぞれの動機に動かされ、情欲に身をゆだねる姿は一見、奇異に映るが水野さんは「実は結構、リアルな気がしてます」と語る。「すごく振り切った描かれ方をされていますが、監督は女性の本質を見抜いて作っているように感じました。私が演じた吉田は職業こそ刑事ですが、特別な人間という感じはないです。こうやってインタビューを受けていても、インタビュアーが男性か女性かで感じ方がハッキリと違うのが面白いです。仕事もバリバリやって、幸せな家庭もあるけど不倫しているという彼女を、女性は割と疑問もなく受け入れるんですが、男性は『何が不満なんだ?』って。不倫に走る特別な理由が描かれていないことが怖いし、理解できないみたいです(笑)。逆に女性は『そうだよね』と最初からそこを共通言語として理解してるんです」。水野さん自身も演じる上で、この吉田という役柄をすんなりと受け入れることができたと明かす。「女性の業とか欲、性的な部分にスポットが当てられていますが、男性も幸せな家庭があってもそれとはまた違った刺激を求めて不倫をしますよね(笑)?女性は女性で種類は違うかもしれないけど同じように業を持ってると思います。女性って、一度スイッチが入ったらとことん行っちゃうという傾向もあると思うんです。吉田は何とか理性で境界線を越えずに踏みとどまってますが…。ただ自分でコントロールできない本能や性(さが)みたいなものは誰にでもあって、『それを満たしてくれるものがどこかにあるんじゃないか?』、『その先を覗いてみたい』という興味や希望を持っちゃうと転げ落ちていくんだろうなと思います」。ちなみに水野さん自身、己のコントロールを失い、転げ落ちていったというような経験は…?「気づかないものなのかな、と思うんです。周りから見たら危なっかしくなるような行動を取っていても、自分ではそういうときは気づけないんじゃないかと…。堕ちてるつもりがないんでしょうね。神楽坂(恵)さんが演じた主婦もそうですよね。自分では解決に向かってると思ってるんですから。そう考えると怖いですね(笑)」。メガホンを握った園子温は日本で数少ない“鬼才”と称される映画監督。水野さんは以前から園作品のファンで今回、念願叶って園組初参戦となった。厳しいリハーサルで知られる園監督だが、水野さんは「現場ではすごく温厚で、一回も声を荒げるところを見たことがない。とにかくエネルギーの高いプロフェッショナルな現場だった」と現場をふり返る。改めてその魅力を聞いてみた。「詩人ですね。すごく繊細で刺激的で何にも媚びていなくて、どの作品にも物悲しさがある。それが針を振り切った表現と共存しているところが面白い。お会いするとすごくシャイな方です。傷つきやすそうで、普通に生活していくのが大変そうに見えます。それが撮影現場に入ると、憑き物が落ちた仙人みたいに穏やかになって楽しそうなんです。きっと現場にいて映画を作ってないと死んじゃう人なんじゃないかって…。引いた目でモノを見てニーズに合わせて作るようなタイプではないです。切実に…自分の中にある感情を処理するため、自分の中の毒やうみを出すために映画を作って、そうやってバランスをとって生きてるように私には見えました」。映画は冒頭、水野さんがホテルで不倫相手と激しく交わるシーンで幕を開ける。「とにかく監督の作品に出たかった」とフルヌードも厭わず、文字通り体当たりの演技を見せているが、彼女の反応はあっさりとしたもの。「正直、そういうニーズは自分にはないものだと思ってました。どちらかというと男っぽい役の方が多かったし、周りの友達にも『誰もあんたの裸なんて見たくない』って言われてたんで(笑)。(今回、演じて)自分の中でも特別なことではなくなったというのはありますね。これでもう、別作品で絡みやヌードがあっても周りも騒がないだろうし、その行為だけが特別なこととして映らないだろうし。そういう意味でちょっと解放された気分です」。近年は吹き替えなしで激しいアクションをこなしたり、自ら演劇ユニット「プロペラ犬」を主宰するなど活躍の幅を広げている。「演じることが面白くなってきた」と自らに訪れた“変化”を説明する。「いろんなことがやりたくて…これまで培ってきたイメージとかも含めて、自分で自分を“遊ぶ”という感覚が出てきましたね。それが楽しいです。元々、アングラな表現が好きだったんですが、そっちの方に触手が伸びてきましたね(笑)。いま、守ろうとしているイメージも何もないので、自分の中で面白そうだと思ったものをやるようにしてます」。タイトル『恋の罪』という言葉について「愛じゃなくて恋なんです」とその意味を説く。「恋というのはある種ファンタジー。その先に何か明確な明るい未来や答えというのは…なかなかないんじゃないかと思います」。そんな悲観的な言葉を漏らしつつ、いたずらっぽく微笑む。あらゆる運命を、女の業を楽しみながら水野美紀は進む――。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方
2011年11月11日川島なお美、ホットパンツ姿で見事な脚線美を披露8日、女優の川島なお美(50)が、映画『恋の罪』の女性限定試写会(シネマート六本木)で見事な脚線美を披露し、周囲の視線を一身に集めた。最近マスコミなどで注目されている美魔女の代表、川島は友人でもある出演者の冨樫真と映画『恋の罪』の魅力を語った。『恋の罪』出演者の神楽坂恵と園子温監督が、この作品を通じて婚約に至った事についてシネマトゥデイによると、川島は「修羅場をくぐった男女というのは、絶対に何かすごいものが生まれると思う。真ちゃんもこれからいい作品に出会って、修羅場をくぐっていい結婚をしてほしい」と、冨樫に言葉を贈ったという。川島は11月から舞台『嫉妬.混む(しっとどっとこむ)』に主演する。■11/19(土)愛知公演14:00開演(あま市美和文化会館大ホール)■11/23(水・祝)千葉公演14:00開演(鋸南町立中央公民館)■11/25(金)栃木公演18:30開演(栃木県総合文化センター)■11/30(水)福岡公演19:00開演(うきは市民ホール)■12/1(木)福岡公演19:00開演(ももちパレス大ホール)■12/3(土)石川公演17:00開演(北國新聞赤羽ホール)■12/7(水)~12/14(水)東京公演池袋あうるすぽっと川島なお美公式ブログより『恋の罪』の紹介2011年カンヌ国際映画祭り監督週間正式出品。90年代騒然となったエリート女性の昼と夜の二重生活、ラブホテル街で実際に起こった殺人事件を軸に3人の美しい女性たちの運命が交錯して行く。水野美紀、冨樫真、神楽坂恵の女優が、ヌードも辞さず体当たりで演じている、身も心もむきだしの演技バトルが見どころ。映画『恋の罪』は11月12日より、テアトル新宿ほか全国公開する。元の記事を読む
2011年11月09日園子温監督の新作『恋の罪』の公開を記念した“女子会試写会”が11月8日(火)、都内で行われ、女優の川島なお美と同作に出演する冨樫真が出席した。2人は3年前の舞台共演をきっかけに親しくなり「まこっちゃん(=冨樫さん)は、女優仲間では一番変なやつ」(川島さん)。冨樫さんが本作のオーディションを受ける際も「絶対受かるからって、応援していた。だからこの作品で見事に花を咲かせてくれて、私もとても嬉しい」と、川島さんは喜びの笑顔を見せた。90年代に渋谷区のラブホテル街で起きた殺人事件からインスパイアされ、園監督自身がオリジナル脚本を執筆。殺人課の女刑事・和子(水野美紀)は、女性が惨殺された猟奇事件を担当することに。捜査を進める過程で、人気作家のセレブ妻(神楽坂恵)と大学のエリート助教授(冨樫さん)が隠し持つ“罪”にたどり着き、自身もその罪深い世界に引き込まれていく…。冨樫さんは二面性を抱える女性を体当たりで熱演し「へたな役作りはせず、直感を大切にした。自分の引き出しでは対応しきれず、もう素っ裸で挑戦するしかないなと」と渾身の役作りを語った。川島さんは「役を演じることで、こういう激しい人生も生きられるのは女優冥利に尽きるはず。3人の女優がみな、恐ろしいほど輝いているでしょ。同業者として嫉妬するし、私自身も改めて大好きな園監督ワールドの“毒のとりこ”になった」と大絶賛。夫でパティシエの鎧塚俊彦氏と一緒に鑑賞したと言い、「主人は『まこっちゃんは良かった』って(笑)。男性には分かりづらい部分もあるのかな」と分析した。ちなみに川島さんと言えば、ソムリエの資格も持つワイン通。愛と欲望が渦巻く『恋の罪』をワインに例えると…?「やっぱりブルゴーニュワインかな。性悪女みたいに、飲む人を手玉にとって、味の印象もコロコロ変わる。罪深いおいしさがある作品」とのこと。秋の深まりを感じながら、『恋の罪』が放つ罪深き味と香りを堪能してみては?ちなみに、本作の公開期間中、女性3人一組が映画のイメージカラーであるピンクのものを身につける、もしくはピンクの物を持参すると入場料が1人1,000円になる“女性3人女子力割引”が一部劇場で実施される。『恋の罪』は11月12日(土)より全国にて公開。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック
2011年11月08日先日、婚約を発表したばかりの映画監督の園子温と女優の神楽坂恵が11月2日(水)、映画『恋の罪』の完成記者会見に水野美紀、冨樫真と共に出席。改めて婚約を報告した。90年代に渋谷のラブホテル街・円山町で実際に起きた殺人事件にインスパイアされて生まれた本作。大学助教授という社会的地位を得ながらも体を売る女性に満たされない思いを抱える人気小説家の妻、不倫にハマる女刑事という3人の女性を軸に女性の業を描き出す。園監督は司会者から婚約を祝福されると「ありがとうございます。私の“恋の罪”でお騒がせしてすみません。こんなことになるとは…」と照れくさそう。着物姿の神楽坂さんは「このたび園子温監督と婚約いたしました。『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』という素晴らしい作品を通して人としても女優としても成長させてもらいました。尊敬、信頼できる方と巡り合えたことを嬉しく思います」と喜びを明かした。水野さんは、以前からファンだったという園組に参加して「楽しかったです。エネルギーが高くて、芝居に集中できる環境を作ってくださるので緊張感を保って現場にいられました」と笑顔。円満な家庭を持ちつつも不倫に走る刑事という役柄については「脚本を読んでそれほど特別な人という気はしませんでした。取材を受けても女性のインタビュアーは『女はそういうもの』と特に不思議に感じてないのに、男性のインタビュアーの方からは『役作り難しかったですか?』と聞かれるのが面白い」と男女の感じ方の違いに言及した。昼は助教授、夜は売春婦という異なる2つの顔を持つ女性を演じた冨樫さんは「憑依したのかもしれないですね。何をしても半端になる気がしたので、現場の空気感を大事にして演じました」とふり返った。神楽坂さんは「この役になりきれなかったら女優をやめようと思った」と背水の陣で臨んだことを明かし「思い入れの強い作品になりました」と充実した表情を見せた。本作はすでにイギリスとアイルランドでは公開されており、12月に台湾でも公開。さらに韓国、香港、マカオ、ドイツ、フランス、イタリアなど30か国以上で公開される予定であることが発表された。各国の映画祭でも驚きと称賛をもって迎えられたが、園監督は「女性の立ち位置によって捉え方もいろいろ。女性への抑圧が強い国では悲しい作品に捉えられたり、見方が異なって面白い」と語る。一方で、外部からの評価については「僕はただ撮るだけ。何も感じないです。外部の評価を気にするとダメになるので、淡々と撮り続けたい」とマイペースを強調した。『恋の罪』は11月12日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて順次公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待海外での活躍に期待する俳優は?「acteur」最新号を5名様にプレゼント第68回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞はソクーロフ監督に。日本映画人も健闘ヴェネチア新人賞の染谷将太、被災地での撮影で「頭の中が真っ白になった」園子温監督、震災後に『ヒミズ』シナリオ変更し被災地で撮影していたことを明かす
2011年11月02日