プレコンケア特化型サプリメント「ミトコアBeauty」を提供する株式会社未来ヘルスケア(大阪市中央区)は、卵子凍結ができる全国の病院・クリニック特集を当社ホームページに2024年4月10日(水)、公開しました。プレコンセプションケア(プレコンケア)最前線 卵子凍結ができる全国の病院・クリニック特集■東京都が助成金について公表し関心が高まる「卵子凍結」卵子を凍結保存しておく「卵子凍結」女性が将来の妊娠に備えて、卵子を凍結保存しておく「卵子凍結」。東京都では、2023年9月より18~39歳の女性を対象とした卵子凍結に関する費用を助成する事業(上限30万円)が開始されました。今年度、「卵子凍結」にかかる費用の助成規模を昨年度の10倍に拡充され、ニーズが高まっている様子がうかがえます。■卵子凍結ができる全国の病院・クリニック特集「ミトコアBeauty」を提供する株式会社未来ヘルスケアでは、一般公開している「全国不妊治療病院・クリニック成績ランキング」において、近年関心の高まる卵子凍結を実施している病院・クリニックをピックアップし体外受精の成功率や移植数の治療成績をとりまとめ公開しました。「卵子凍結」ができる全国の病院・クリニック特集 「卵子凍結」ができる全国の病院・クリニック特集■病院・クリニック詳細ページで確認できる治療成績の内容各病院・クリニックの詳細ページでは、体外受精・顕微授精・人工授精の実施数や治療成績を確認できます。・体外受精や顕微授精の年齢別実施数・体外受精や顕微授精の成功率新鮮胚の治療実績(IVF-ET)新鮮胚の治療実績(Split)新鮮胚の治療実績(ICSI)凍結胚の治療成績・人工授精の実施数・精巣内精子採取術の年齢別実施数・総合治療件数凍結した卵子は、将来妊娠を望むときに解凍し、パートナーの精子を使って体外受精させ、得られた受精卵(胚)を子宮に移植します。■未来ヘルスケアについて未来ヘルスケアはミトコンドリア栄養補給サプリのパイオニアです。妊活という言葉が広く知られる前から妊娠とミトコンドリアの関係を研究し、イースタティックミネラル配合のミトコア300mgシリーズを累計30万セット販売してきました。<プレコンケア特化型サプリメント「ミトコアBeauty」>プレコンケア特化型サプリメント「ミトコアBeauty」将来子供を持ちたいと思う独身女性の、ライフプランの不安を取り除きたいという思いから誕生した、プレコンケア特化型サプリメント「ミトコアBeauty」を4月8日(月)に販売開始しました。<公式オンラインショップ> ■会社概要会社名 : 株式会社未来ヘルスケア所在地 : 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-2-29 心斎橋MIDOビル8FTEL : 050-3645-3733事業内容: 健康食品や化粧品などの企画・製造および販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月15日フェムケアコンセルジュの木川誠子氏が医師への取材をもとにSurfvoteで課題提起。東京都の具体的な助成内容や卵子凍結のメリット・デメリットを踏まえ、Surfvoteで議論します。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、イシュー「卵子凍結は将来の妊娠のための選択肢になるのか?」について4月10日にSurfvoteに掲載、ユーザーの意見投票を開始しました。卵子凍結は将来の妊娠のための選択肢になるのか?東京都で『卵子凍結に係る費用への助成』『卵子凍結を使用した生殖補助医療への助成』の制度が始まりました。この助成を受ける条件となっているオンラインでの説明会には6,300人超が参加し、すでに1,000人を超える申し込みがあったことがニュースにもなり、高い注目度が伺えます。以前は、がん患者など治療による影響がある場合に適用されていましたが、近年では、35歳〜40歳以上で子どもを出産する女性が増加傾向にあり、社会のニーズに合わせて卵子凍結の適用範囲が拡大しています。卵子凍結はさまざまなメリット・デメリットが考えられます。それも踏まえたうえで、卵子凍結は将来の妊娠のための選択肢になるのか?Surfvoteでひろく意見を集めます。イシューはこちら: このイシューを書いた木川誠子氏フェムケアコンシェルジュ。出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動し、2022年に「株式会社k company」を設立。フェムケア領域をメインにコンテンツ制作をしています。大切にしているのは、知性、品性、感性、本質/公認フェムテックマイスター・ライフオーガナイザー1級・アロマ心理あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月12日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「広がる妊娠・出産の選択肢」。受精卵凍結を行った俳優・タレントの奈津子さんが、産婦人科医の松本玲央奈先生と今後の妊娠・出産について考えます。選択肢を調べ、自ら“備えていくこと”が大事だと思います。左・奈津子さん、右・松本玲央奈さん――昨今は著名人が、自らの決断を公表するなど、「卵子凍結」という言葉の認知度が上がっているように感じます。先生のクリニックも、卵子凍結の相談に来られる人は増えているのでしょうか?松本玲央奈先生(以下、松本):相談に来る方は毎日いらっしゃって、増えていると思います。奈津子さんは「受精卵凍結」をされたんですよね?奈津子:はい。私はいま34歳で、3歳になる息子を育児中ですが、過去2度にわたり流産をしています。将来的には第二子も望んでいるので、今は仕事に邁進しつつ、数年後の妊娠・出産への不安要素を減らせたら…と思い、受精卵凍結を決めました。――「卵子凍結」と「受精卵凍結」はどう違うのでしょうか?松本:精子と受精させる前の卵子を凍結するのが「卵子凍結」。卵子に精子を受精させ、発育したもののみを凍結するのが「受精卵凍結」です。受精卵凍結のほうが妊娠率は高いので、奈津子さんのようにパートナーがいる方は受精卵凍結を選択する方が多いですね。――卵子凍結は認知が徐々に広がっている印象ですが、それ以外にも妊娠・出産を考える際に、私たちが知っておくといい新しい選択肢は他にもあるのでしょうか?松本:最近は「ERPeak検査」といって、着床しやすいタイミングを調べられる検査も登場しています。発育した受精卵を、子宮内膜が受け入れる時期というのは、人によって微妙に違う。この時期が分かると、その人が妊娠しやすいタイミングで受精卵を移植できるので、体外受精を複数回行ってダメだったという人も、授かる確率が上がるんです。不妊治療に取り組まれている方には、有益な検査だと思います。――ライフプランに合わせて、妊娠・出産の新しい選択肢は増えていますが、“壁”になってくるのはどのようなことでしょうか?松本:病院への“アクセス”“金銭”そして“機会”と、大きく「3つの壁」があります。なかでも難しいのが機会の壁で、予定調整の難しさや体への負担から治療を諦める人は少なくないです。奈津子:私もスケジュール調整は、かなり大変でした。排卵周期などに合わせて、診察時に病院から「明日来られますか?」と言われることもありますから。あと受精卵凍結は保険適用外なので、費用面も「壁」として感じましたね…。松本:まだまだ改善すべき点は多いですが、日本の卵子の採卵件数は世界トップレベルなんです。日本の病院は安全で管理もしっかりしていることから、海外から来られる方も増えているんですよ。――選択肢はますます広がっていきそうですね。この先、女性たちがもっと自分らしく妊娠・出産と向き合うために、おふたりが望むことが何かあれば教えてください。松本:“備えていくこと”が、大事だと思います。知識はあって困ることはないので、妊娠・出産を今後望むにしても望まないにしても“いつか”のために、どんな選択肢があるか知っておくだけで変わることはあると感じています。奈津子:選択肢を増やすことって、本当はワクワクすること。だからまずは怖がらずに、一度調べてみる。たくさんの選択肢を照らし合わせながら、自分に合ったライフプランを立ててほしいと思います。CHECK!What’s?注目キーワード卵子凍結・受精卵凍結「卵子凍結」は卵巣から卵子を採卵し、将来の妊娠に備えて凍結保存しておくこと。精子と受精する前の未受精卵を凍結するので、一般的にパートナーが決まっていない人が選択します。対して「受精卵凍結」は、精子と受精させ正常に細胞分裂が行われた受精卵を凍結保存。卵子や精子の単独保存より、妊娠の確率が高いとされています。ERPeak検査(子宮内膜胚受容期検査)子宮内膜には“着床の窓”といって、受精卵を受け入れる時期があります。人によって異なる、この受容期を調べることで、適切なタイミングで受精卵を移植でき、妊娠確率を高めることができます。検査では、薬で子宮内膜を厚くし生検を行うので、強い痛みを感じる人も。費用は保険適用外だが、先進医療として認められている。松本玲央奈さん松本レディースIVFクリニック理事長。聖マリアンナ医科大学卒業後、東京大学大学院医学研究科博士課程にて着床の研究に従事。最新の検査を取り入れ、不妊治療を行っている。奈津子さんドラマ『野ブタ。をプロデュース』以降、多くの作品に出演。SDN48卒業後に家電製品アドバイザーを取得し、現在は“家電女優”としても活動中。Instagramは@natsuko_kadenニット¥17,600デニムパンツ¥16,280(共にラブティクボンボン/パル TEL:03・6855・0801)ホライズンクロスネックレス¥5,100ピアス¥5,980バングル¥6,710(以上Ops.)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年4月3日号より。写真・中島慶子スタイリスト・前田奈美(奈津子さん)取材、文・山本奈緒子(by anan編集部)
2024年03月31日恋愛バラエティー番組『あいのり』(フジテレビ系)に出演していたブロガーのクロが8日に自身のアメブロを更新。卵子凍結の保存管理期間の更新にかかった金額を明かした。この日、クロは「今日赤坂まで行ったのは卵子凍結の更新するためだったんだけど」と明かし「実際メールできていて、そのまんまネット決済でできちゃって」と更新料の支払いをしたことを説明。「出向く必要もなかったみたい」とコメントし「卵子凍結更新料はこんな感じ」と「決済金額¥90,000」と表示された画面のスクリーンショットを公開した。続けて「1本15,000円のを6本とってあるんだね」と述べ「こんなふうに一回で、全てとってあるもの更新できた!」と更新後の凍結した卵子の保存期限が記載されたLINEのトーク画面を公開。卵子凍結について「思い立った時にやってよかった!」とコメントし「このタイミングでの卵子は1ヶ月ごとに質がまた違うから」とつづった。
2024年03月10日■ うすだレディースクリニック(所在地:東京都武蔵野市、院長:臼田三郎)は、卵子凍結を検討されたことがある方を対象に、「卵子凍結」に関する調査を実施しました。女性には“妊娠適齢期”と呼ばれるものがあり、その年齢を過ぎると妊娠しにくくなると言われています。しかし、適齢期と言われる20代後半~30代前半は仕事においても活躍が期待される時期。仕事とプライベートの両立を図ることは簡単なことではありません。そのような中、若いうちに卵子を保存しておくことで年齢を重ねても妊娠できる可能性がある「卵子凍結」に注目が集まっています。最近では、指原莉乃さんが卵子凍結をしたことを公表し話題になりました。そこで今回、卵子凍結等の高度生殖医療が可能なうすだレディースクリニック( )は卵子凍結を検討されたことがある方を対象に「卵子凍結」に関する調査を実施しました。<調査概要>調査概要:「卵子凍結」に関する調査【調査期間】2024年2月14日(水)~2024年2月15日(木)【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査【調査人数】300人【調査対象】調査回答時に卵子凍結を検討されたことがあると回答したモニター【調査元】うすだレディースクリニック( )【モニター提供元】ゼネラルリサーチ■ ●約9割が卵子凍結により、妊娠率に変化があると思うと回答はじめに、「卵子凍結を検討した理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『妊娠の可能性を高めたくて(57.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『直近で妊娠の予定がないため(34.0%)』『将来への保険として(32.3%)』と続きました。次に、「卵子凍結により、妊娠率に変化があると思いますか?」と質問したところ、約9割の方が『思う(88.0%)』と回答しました。■ ●卵子凍結には3つの方法が。それらの違いを解説「卵子凍結には「高刺激法」「低刺激法」「無刺激法」の3つの方法があります。これらの違いをご存知ですか?」と質問したところ、約半数の方が『知っている(48.7%)』と回答しました。また、「実際に検討した卵子凍結の方法を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『高刺激法(49.3%)』『低刺激法(59.6%)』『無刺激法(17.8%)』という回答結果になりました。それぞれ理由をうかがってみましょう。「「高刺激法」を検討した理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『平均採卵数が多いから(65.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『凍結胚ができる確率が高いから(62.5%)』と続きました。「平均採卵数が多いから」「凍結胚ができる確率が高いから」と回答したことが多いことから、高刺激法を検討した方はより妊娠率を高めたいと考えている傾向が明らかになりました。続いて「「低刺激法」を検討した理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『身体的負担が比較的少ないから(69.0%)』が最も多いという結果になりました。最後に「「無刺激法」を検討した理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『身体的負担が少ないから(69.2%)』『薬剤料等の経済的負担が比較的少ないから(69.2%)』という結果になりました。低刺激法や無刺激法を検討した方は、身体や経済的な負担を軽減したいと考えているようです。■ ●実際に卵子凍結をした方の約4割が「高刺激法」を選択「実際に卵子凍結を行いましたか?」と質問したところ、『行った(29.3%)』『行う予定がある(21.7%)』『行っていない(49.0%)』という回答結果になりました。「行った」「行う予定」と回答した方を合わせると半数以上の方が卵子凍結に前向きであるという結果が示されました。そこで、「行った」「行う予定がある」と回答した方にうかがいました。「卵子凍結を行った(行う予定の)方法を教えてください」と質問したところ、『高刺激法(40.5%)』『低刺激法(45.1%)』『無刺激法(14.4%)』という結果になりました。続いて、卵子凍結は「行っていない」と回答した方及び卵子凍結を行った(行う予定の)方法で「高刺激法」と回答した方にうかがいました。「妊娠率が高くなる卵子凍結法はどれだと思いますか?」と質問したところ、『高刺激法(30.7%)』『低刺激法(12.9%)』『無刺激法(8.1%)』という結果になりました。分からないと回答した方を除くと卵子凍結の方法の中でも、高刺激法が最も妊娠の確率が上がると考えている方が多いようです。■ ●【まとめ】高刺激法は妊娠の確率を高める卵子凍結法今回の調査で、卵子凍結により妊娠の確率を高めたいと考えている方は多いことが明らかになりました。約9割の方が卵子凍結により妊娠率が高まることを期待している方が多い傾向が示されました。続いて、実際に検討した卵子凍結の方法を調査した結果、低刺激法、高刺激法の注目度の高さが判明しました。高刺激法を検討した方はより妊娠率を高めたいと考えている一方、低刺激法や無刺激法を検討した方は、身体や経済的な負担を軽減したいと考えているようです。実際に卵子凍結を行った(行う予定)の方の約4割が高刺激法を選択したことが本調査で明らかになりました。卵子凍結の方法の中でも、高刺激法が最も妊娠の確率が上がると考えられている方が多い傾向にあるようです。妊娠を強く希望する方は、高刺激法を選択肢にいれてもよいのではないでしょうか。■ ●不妊治療なら実績のある『うすだレディースクリニック』がおすすめ今回、「卵子凍結」に関する調査を実施したうすだレディースクリニック( )は、不妊治療機関としての専門性と女性のトータルケアをサポートするホームドクターとしての役割を兼ね備えた施設です。■うすだレディースクリニックとは<大切な命をお迎えするために>すべての患者様が安心・安全に、妊娠をするためのサポートを行っております。大切な命をお迎えするための環境はもちろん、豊富な知識・経験を持った医師/スタッフが皆さまをお迎えいたします。《卵子凍結》当院では東京都の卵子凍結事業に参加された方のみ対応しております。 詳しくは下記URLを参照ください。・東京都卵子凍結事業 ・卵子凍結を使用した生殖補助医療への助成 ※東京都卵子凍結事業の説明会に参加された方のみ【凍結保存の成績】当院における融解後の胚の生存率は約95%となっております。【当院の不妊治療特徴】取り違え防止システム体外受精で取り違えが起こる確率はゼロではありません。体外受精では、卵子と精子をクリニックに提出し、媒精をおこないます。数は多くはありませんが、日本でも取り違え事例が報告されているのは確かです。一般的なクリニックでの取り違え防止策は人的チェックが多い傾向にあります。卵子や精子、受精卵を保管している容器に氏名を記入し、人の目で確認する対策となります。一方当院では、「ART取り違え防止システム」と呼ばれる最先端のシステムで取り違えを防止できるよう務めております。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )体外受精「卵巣に形成された卵子を体外に取り出し(採卵)、精子と受精させ(媒精)、さらに数日間育てること(培養)で得られた受精卵を子宮内に移植(胚移植)して妊娠を成立させる治療法」です。採卵から培養までの一連の操作が体外で行われるため、卵子の存在・成熟度、精子の受精能力、受精卵の状態を直視下で評価でき、治療法以外に不妊症の検査としても有用性を持っています。1978年にEdwardsとSteptoeの両氏により世界初の体外受精児であるルイーズブラウン氏が誕生してから、本法を含めた高度生殖医療により、世界で400万人、我が国では年間6万人以上、累計70万人以上の生命が誕生しております(2019年時点、日本産科婦人科学会)。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )ERA(子宮内膜着床能検査)子宮内膜着床能(ERA)検査は、子宮内膜の着床能のタイミング評価を目的とし、アイジェノミクス社が開発し、特許を取得した検査法です(PCT/ES2009/000386)。分子生物学的ツールとして次世代シーケンサーを用い、子宮内膜の着床能に関連する236個の遺伝子の発現レベルの分析を行います。具体的には、子宮内膜の組織検体から抽出したRNAを次世代シーケンサーによって解析し、遺伝子の発現プロファイルから受容期(Receptive)または非受容期(Non-Receptive)に分類します。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )【院長 医学博士 臼田 三郎】日本産科婦人科学会専門医日本生殖医学会 生殖医療専門医・生殖医療指導医母体保護法指定医<所属>日本産科婦人科学会日本生殖医学会日本受精着床学会日本産科婦人科内視鏡学会<経歴>東京都武蔵野市生まれ1988年3月 慶応義塾志木高等学校卒業1995年3月 東京医科大学卒業1995年5月 東京医科大学大学院研究科入学/ 東京医科大学産婦人科講座入局1996年1月 東京医科大学八王子医療センター1997年8月 東京医科大学産婦人科不妊、内視鏡治療グループ1999年4月 東京医科大学大学院修了1999年5月 東京医科大学産婦人科講座助手2001年4月 聖ヨハネ会総合病院桜町病院医長2002年4月 医学博士2003年8月 杉山産婦人科2006年4月 うすだレディースクリニック院長【料金】■先進医療・ERA検査 110,000円(非課税)・タイムラプス 30,000円(非課税)・子宮内フローラ検査 40,000円(非課税)・スパームセパレーター 25,000円(非課税)高度生殖医療は2022年4月より保険適用となり『40歳未満の方は 移植回数6回まで』『43歳未満の方は 移植回数3回まで』となります。※高度生殖医療は2022年4月より保険適用となり『40歳未満の方は 移植回数6回まで』『43歳未満の方は 移植回数3回まで』となります。採卵回数ではありませんのでご注意ください。■保険診療人工授精 1,820点 5,460円※3割負担の場合の料金表示となります。・採卵術 3,200点 9,600円※加算料金は以下の通りになりますイ.1個の場合 2,400点 7,200円ロ.2個から5個までの場合 3,600点 10,800円ハ.6個から9個までの場合 5,500点 16,500円二.10個以上の場合 7,200点 21,600円※保険診療に関する注意事項月3回まで超音波検査は保険適用となります。タイムラプスは、先進医療となるため自費30,000円(非課税)となります。(先進医療とは、将来保険適用となるものです。)妊娠判定日以降から卒業までの妊婦健診にかかる費用はすべて自費となります。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )■うすだレディースクリニック: ・お問い合わせTEL:0422-28-0363(受付時間/午前8:50~12:00、午後14:50~18:30)・診療ご予約はこちら: 【記事等でのご利用にあたって】本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。・引用元が「ゼネラルリサーチ調査」「うすだレディースクリニック」である旨の記載・ ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月06日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、私とフェムケアの話。昨年、卵子凍結手術を受けたことを公表したアイスダンスの小松原美里選手に自身の体の不調との向き合い方を伺いました。卵子凍結は未来の自分への“投資”。小松原美里さんが卵子凍結を考え始めたのは、2022年、北京五輪に出場した頃。’26年のミラノ五輪出場という目標ができたと同時に、30代に入り自分のライフプランを考えるようになったそう。「でも、現役を続けながらの妊娠・出産はハードルが高い。また、食事制限やストレスの影響で10代の頃から生理不順が続いており、妊娠を望んだ時にどうなるのか、漠然とした不安がありました。そんな時、スノーボードの竹内智香選手が卵子凍結の体験談を語った記事を読み、“こういう選択肢があるのか!”と」卵子凍結とは、卵巣から採卵した卵子を将来の妊娠のために凍結保存すること。今すぐ妊活することが難しい場合であっても加齢の影響が少ない状態で卵子を凍結保存できるといったメリットがある。小松原さんは結婚しており、夫の精子と自分の卵子を受精させ、受精卵を凍結保存する方法もあった。こちらの方が子宮に戻した際の着床率は高いため、悩んだという。「ただ、絶対に子供を産みたいという意志が固まっていたわけではなく、養子縁組という選択肢もあるし、引退後に自分の心身の状況が変化する可能性も考えられる。そのため、現時点での自分自身が納得できる形を選びました」卵子凍結を行うに先立ち、AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査の値をチェック。卵胞から分泌されるホルモンの数値によって残りの卵子の量に目安をつける検査で、小松原さんの数値は46歳並みだった。「のんびりしている余裕はないと知り、こういった知識をもっと早くから知っておくべきでした」採卵時には麻酔をかけた上で、卵巣に針を刺して卵子を取り出す。「採卵前に竹内さんと対談する機会があり、採卵の痛みについて、『ケガと違って、自分の将来のための痛みだから怖くないよ』と聞き、すごく不安が払拭されました」この先、実際に凍結卵子を受精させて妊娠にのぞむかどうかは、まだ分からないという小松原さん。「でも、将来『あの時、卵子凍結しておけば…』と後悔はしたくない。その気持ちに素直になろうと思って。私にとって卵子凍結は未来の自分のための投資。ずっと抱えていたモヤモヤが取り払われて、今は競技にもより集中できるようになりました!」妊娠・出産以外にも、女性アスリートならではの悩みもある。「生理の少し前から腹筋の感覚が変わって力が入りにくくなるなど、生理の影響は大きいです。体にフィットしたコスチュームを着るので経血漏れも気になりましたが、月経カップを使うようになってからは、その不安も減りましたね。最近ではピルの助けも借りながら、生理をコントロールしています」また、パートナーやコーチにも「生理中は大きな負担がかかる技の練習は控えめにしたい」と伝え、体とのバランスをとっているそう。「女性特有の不調は人それぞれで、痛みの感じ方も違う。『生理痛で休むなんて。私は我慢できた』などと他人を非難してはならないし、真面目な人ほど『私が甘えているだけかも』と我慢してしまいがちですよね。自分がつらいと感じるなら、その感覚は間違っていないはず。自分の感覚を信じて、心身の声に耳を傾けてほしいです」こまつばら・みさと1992年生まれ、岡山県出身。16歳でアイスダンスに転向。2016年にティム・コレトさんとカップルを結成。’17年にティムさんと結婚。’22年北京五輪では、日本代表として団体銅メダルを獲得。※『anan』2024年2月14日号より。写真・水野昭子ヘア&メイク・未来取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2024年02月10日日々の食卓に欠かせない冷凍食品。温めるだけで食べられるものもあれば、調理を楽にし、時短が叶う商品も多く存在します。しかし、パッケージ裏面をよく見た時、「加熱してありません」と書かれていると、少し不安になってしまうことも。文字通り加熱されていない、生ものを冷凍したものなのでしょうか。その正しい意味を解説します。「加熱していません」=「生」とは限らない「凍結前加熱の有無」の正しい意味について、食品メーカーである日清食品が公式サイトで答えています。食品衛生法に基づいた表示で、凍結直前に加熱した製品は「凍結前加熱して有ります」となりますが、加熱調理していても凍結直前に別の工程がある製品の場合には「加熱していません」と記載されます。必ずしも加熱工程が無いという意味ではありません。日清食品ーより引用つまり「凍結前加熱の有無」とは、凍結「直前」での加熱の有無のみを表しているということです。明らかに加熱してあるように思える冷凍食品にも「加熱してありません」という表示があるのは、こういった理由なのです。「加熱してありません」と表示される3つのパターンさらに細かく説明すると、「凍結前加熱の有無」に「加熱してありません」と表示される冷凍食品には3つのパターンがあります。製造過程でまったく加熱をしていない商品これは分かりやすく、文字通りまったく加熱処理をしていないものです。素材を生のまま凍結している商品などが当てはまります。加熱後、凍結直前に別の工程がある商品これは最も誤解を招きやすいパターンです。製造過程で加熱の工程はありますが、凍結直前に別の工程があるため「加熱してありません」と表示されます。例えば、加熱後に水冷・トッピング・カットなどをしている商品です。あくまで凍結「直前」には加熱していないという意味で「加熱してありません」という表示になります。加熱の工程はあるものの、完全加熱ではない商品最後に、加熱はしているものの、調理上の「完全加熱」ではないパターンがあります。例えば冷凍野菜などは、調理加熱の8割程度まで加熱をして下処理をしている場合があるのです。加熱の工程はあるものの「完全加熱」ではないため、この場合も「凍結前加熱の有無」には「加熱してありません」と表示されます。少しややこしいですが、冷凍食品のパッケージに「加熱してありません」という表示があっても心配する必要はないということですね。食べるときは、表示されている調理方法を守って正しく調理するように気を付けましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年11月30日《今年も今のところ結婚願望なし、卵子凍結済みで生活してます》11月21日、Xにこう投稿したのは、タレントの指原莉乃。この日、31歳の誕生日を迎えた指原が卵子凍結していたことを明かすと、たちまち話題を呼び、トレンド入りする事態に。昨今、”卵子凍結”が女性のライフ、キャリアプランの選択を広げるひとつの手段として注目されている。この指原の”卵子凍結”の報告に対し、Xでは《うちは不妊治療してたから卵子凍結は素晴らしい判断だと思う》《結婚願望は無くても、子供は産める選択肢を拡げるのはいいよね》《わたしも検討したいって思えた!!!》など、共感が続々と寄せられている。東京都は今年9月から18〜39歳の都内在住女性を対象に、一定の条件下で卵子凍結の費用を最大30万円支援する助成金制度を開始している。都が”想定の2倍以上の2160人から申し込みがあった”と明らかにしている通り、卵子凍結はキャリアと出産を両立したい若い女性などから期待された選択肢のひとつとなっているのだ。一方で、X上では医療関係者による安易な卵子凍結のリスクを指摘する投稿も目立った。産婦人科医の宋美玄先生は、卵子凍結は「魔法でも保険でもない」として、正しい知識を得てほしいと指摘する。今回はそんな宋先生に、卵子凍結のメリットとリスクを解説してもらった。■未受精卵の凍結は、受精卵の凍結に比べ子供を授かる確率は低くなるそもそも卵子凍結には、受精卵の凍結と未受精卵の凍結の2種類があるが、今回話題になっているのは、後者の未受精卵の凍結だ。「未受精卵の凍結の中には、”医学的適応”のものと”社会的適応”と呼ばれるものがあります。医学的適応は、若くしてがんになって抗がん剤治療や手術が必要になった場合、そのまま治療すると将来子供ができなくなってしまうから、先に卵子を採っておくというもの。一方で、社会的な卵子凍結は、今パートナーは決まってないけれど、将来妊娠できるように未受精卵の状態で保存しておくというもので、より幅広い人が対象となります」しかしながら、認識しておきたいのは、卵子凍結は”将来の妊娠”を確実に約束するものではなく、過信は禁物だということ。「まず、受精卵の凍結に比べて未受精卵の方が子供を授かる確率は低くなります。卵子の中にはそもそも受精しない卵があるためです。確実に受精した卵子だけを凍結する通常の不妊治療に比べて、未受精卵はそのひとつ前のステージとイメージすればよいでしょう。さらに、解凍の技術が難しいことも加わります。未受精卵はブヨブヨのイクラのような状態ですが、受精卵はある程度細胞分裂が進み肉のような状態になっています。イクラと肉でイメージするとわかりやすいと思いますが、細胞がぎっしりしている方が解凍しやすいのです。これらの理由から、未受精卵は受精卵に比べて妊娠の確率が低くなります。仮に10個の卵子を凍結しても、その10個全部を受精卵として体内に戻せるというわけではないということです」■現時点では卵子凍結から子供を授かる割合は高くないまた、費用にくわえて体にかかる負担も大きい。「不妊治療も保険適応の前は高かったですが、卵子凍結も高額です。費用はまちまちですが、保管料は別として、採卵から凍結までは100万円いかないくらいが相場です。また、保管料は保管容器のキャパシティもありますし、保管する卵子の数と年数が増えればその分上がります。採卵は、膣の奥から針を刺して行いますが、腹膜という痛みが生じやすい場所に針を刺すので痛みはあります。麻酔もできますが、麻酔に伴うリスクもあるし時間もかかります。また、たくさん卵を取るために排卵を誘発する注射をしますが、卵巣過剰刺激症候群といって、お腹や胸に水が溜まったり、脱水で命に関わるような合併症を引き起こす可能性も無視できません。男性の精子を採取するのに比べ、女性の卵子を取り出すのはすごく大変なんです」そして、海外の事例を見ると、卵子凍結から実際に子供を授かる割合は決して高くはないということも知っておいた方がいいという。「’22年10月のイスラエルの報告だと、‘11年から’18年の間に446人が卵子凍結を行って、その卵を利用しようとした人は57人、最終的に生まれた赤ちゃんは13人です。ある程度若いうちに採卵した方が卵質はいいのですが、若い人の場合、その後パートナーと出会って自然に妊娠して使わないというケースもありますし、逆に40歳くらいで採卵しても45歳までには体に戻すので、それまでにパートナーに出会えるかもわからない。凍結した卵子を使わないケースが多いことに加え、実際に卵子を使用した人のうち子供を授かったのが約2割と決して高くはないのが実情です」卵子凍結をする場合は、年齢が若い方が卵の質がよく、凍結しておいた方がいいとされる卵の数も少なくていいそうだ。「一般的には、若いうち、30代半ばくらいまでの卵子の方が成績はいいです。凍結自体はお金さえ払えば長期間でも可能。卵子を戻す際の着床に関しては年齢はさほど関係ないですが、高齢になる程ほかの合併症のリスクは増えます。また、凍結する卵子の数は決まっていませんが、文献から抜粋すると、34歳で10個、37歳で20個、42歳で61個ぐらいあると、大体4人に3人は赤ちゃんを授かるとされています。ただ、加齢とともに卵は採れにくくなるので、42歳で61個を一度に採卵するのは物理的には難しいです」■卵子凍結は女性にとっての希望の光だからこそ、正しい知識をここまではシビアな話も多く出たが、宋先生自身も人生の状況次第では卵子凍結という選択をしたかもしれないと話す。「たぶん私も30歳くらいでパートナーがいなかったら卵子凍結をしたと思います。自分は30代前半で留学しましたが、やっぱり妊娠できなくなるのが不安で途中で帰国して出産しています。もし自分にそうした選択があったらまた違った人生だったかなと思います」宋先生は、卵子凍結は希望の光であると同時に、安易に勧められている状況に懸念を抱いているのだという。「女性が加齢とともに妊娠しづらくなるということは、今までならどうしようもないことでした。適齢期にパートナーがいるとも限らず、そういう人にとって卵子を保存できるというのは非常に期待されている技術です。ただ、個人の選択肢として卵子凍結はいいと思いますが、公費を投じることは少子化対策としてはコスパが悪いと思います。また、メディアの方で卵子凍結している人たちの”こうだったらいいのにな”という希望がそのまま記事になってるのをよく目にすることも気がかりです。将来的に”妊娠できると思っていたのにできなかった”とならないように、正しい情報を知って選択してほしいと思っています。人生の色々な他の要素とあわせて、やるかやらないか、何歳でやるかを決めていただきたいです」
2023年11月26日トリガー条項の凍結解除に、課題が多いとして慎重な姿勢を見せる財務省。しかし、その“課題”に対して違和感を覚えたという声が続出している。トリガー条項は2010年度税制改正で導入された制度で、ガソリンの平均小売り価格が3カ月連続で160円を超えた場合に、揮発油税と地方揮発油税の一部である25.1円の課税を停止するというもの。’11年の東日本大震災のときに成立した震災特例法によって発動が凍結されてきた。燃料価格が高騰するなか、世論からはトリガー条項の凍結解除が声高に叫ばれてきたが、これまで政府は課題が多いとして否定的だった。しかし11月22日、風向きが変わる出来事が。衆院予算委員会で、国民民主党の玉木雄一郎代表(54)がトリガー条項の凍結解除を条件に「2023年度補正予算案に賛成してもいい」と述べたところ、岸田文雄首相(66)が「凍結解除を検討したい」との意思を示したのだった。とはいえ、財務省は慎重な姿勢のようだ。11月24日、鈴木俊一財務相(70)は閣議後の記者会見でトリガー条項の凍結解除について、「脱炭素に向けた国際的な潮流、さらに財務大臣としての立場から言えば、国・地方合計で1.5兆円もの巨額の財源が必要となることなどの課題がある」とコメント。財務省としては、今後行われる自民党、公明党、国民民主党による協議結果を踏まえ「適切に対応していきたい」とした。課題として、“1.5兆円の財源が必要になる”ことを挙げた鈴木財務相。しかし、SNS上ではこの指摘に疑問の声が相次いでいる。というのも、現在のガソリン価格などの高騰対策として、石油元売り会社へ支給される補助金の予算総額が、’22年1月の開始以降すでに6兆円超に及んでいるためだ。今後の補助制度の延長で、予算はさらに膨らむ可能性もある。《ガソリン補助金には6兆ほど使われてるんやけど、言ってることおかしいな???》《激変緩和措置で元売りにすでに6兆入れてるんだから(元売りは黒字)、消費者に1.5兆円入れても全く問題ない》《補助金で6兆、東京オリンピックに4兆は良いのに、トリガー条項の1.5兆は駄目な謎》《既に石油元請けに6兆もの補助金出してるのに何言ってんだ、この爺さん》政府はこの違和感に、明確な回答を示すことができるだろうかーー。
2023年11月24日東京都が『社会的適応による卵子凍結』(健康な女性の卵子凍結)への支援に意欲を示したこともあり、昨今では『卵子凍結』が少子化対策にいかに貢献するか、社会的に大きな注目を浴びています。そこで今回ムーンカレンダーでは、実際に卵子凍結を体験された女性にSNS上で取材をおこない、その体験をマンガで紹介することに。今回はInstagramで卵子凍結や妊娠の記録を投稿されていたkeikoさんにお話を伺いました。卵子凍結に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。新しいパートナーと妊活開始!35歳で卵子凍結に興味を持ち、38歳で前夫との離婚が成立したkeikoさんは「いつか再婚して子どもを産みたいから、今のうちに卵子を凍結しておこう」と決意。未受精卵を凍結できるクリニックを近場で探し、職場から徒歩5分のクリニックで卵子凍結をおこなうことに。 そして38歳のときに1回目、39歳で2回目の卵子凍結をおこない、計13個の卵子凍結に成功。その後、新しいパートナーと出会ったkeikoさんは……。 2回の採卵を経て合計13個の卵子凍結に成功したkeikoさん。その後は新しいパートナーと出会って真剣交際を開始し、ほどなくしてゴールイン! 2人は「いつか子どもが欲しいね」と話し合い、まずは自然妊娠を目指してクリニックで排卵日を相談しながら、タイミング法での妊活をスタートさせました。 そして一度は授かったものの、残念ながら稽留流産(けいりゅうりゅうざん:出血や腹痛などのいわゆる流産の徴候はないものの、超音波検査で発育が停止していると診断された状態)という結果に。その後、40歳の誕生日を間近に控えたkeikoさんは年齢を考慮し、夫と相談して体外受精に切り替えることを選択します。 それから何度か体外受精にチャレンジし、3回目の胚盤胞移植でついに妊娠が確定! 妊娠6週目にエコーで診てもらうと胎嚢が2つ確認され、keikoさんのおなかには双子の赤ちゃんがいると判明しました。その後、妊娠36週を目前に妊娠高血圧症候群と診断され、緊急入院での帝王切開が決まるという予想外の展開になりながらも、keikoさんは無事に双子の赤ちゃんを出産。現在はかわいい子どもたちに囲まれ、大変ながらもなんとか育児をこなし、幸せな日々を送っているそうです。 ちなみに、keikoさんは現在の夫に卵子凍結したことをいまだに打ち明けていないとのこと。付き合いたてのころから「いつか子どもが欲しいね」と2人で話してはいたものの、keikoさんのほうが子どもが欲しい熱量が高かったこともあり、まだ2人の距離感も微妙なものだったので、どうしても「妊娠に向けてすでに卵子を凍結している」とは言い出しにくかったそうです。「卵子凍結についての知識や理解はないだろうし変なふうに捉えられてしまうかも」という懸念もあったのだとか。 そのため、「タイミング法や体外受精を試してみてダメだったら凍結した卵子を使おう。そのときに夫にも卵子凍結のことを打ち明けよう」と考えていたkeikoさん。そんな中、体外受精で妊娠に成功したため、告白するタイミングを逃してしまったのだとか。そして、2023年5月に「もう3人目は作らないだろうし保管料もかかるから」と、凍結していた卵子を破棄してもらったそうです。 最終的には凍結した卵子を使う機会は訪れなかったkeikoさん。しかし、「タイミング法や体外受精がダメだったときに使うかもしれない」「いつか妊娠できるように少しでも可能性を残しておきたい」と、妊活する上での心の支えとして、卵子凍結はやってよかったと語っています。 原案/keikoさん作画/ちゃこ監修/グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 keikoさんの卵子凍結に関する体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修者:医師 グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香先生
2023年10月31日東京都が『社会的適応による卵子凍結』(健康な女性の卵子凍結)への支援に意欲を示したこともあり、昨今では『卵子凍結』が少子化対策にいかに貢献するか、社会的に大きな注目を浴びています。そこで今回ムーンカレンダーでは、実際に卵子凍結を体験された女性にSNS上で取材をおこない、その体験をマンガで紹介することに。今回はInstagramで卵子凍結や妊娠の記録を投稿されていたkeikoさんにお話を伺いました。卵子凍結に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。ついに採卵当日! 果たして結果は?35歳で卵子凍結に興味を持ち、38歳で前夫との離婚が成立したkeikoさんは「いつか再婚して子どもを産みたいから、今のうちに卵子を凍結しておこう」と決意。未受精卵を凍結できるクリニックを近場で探し、職場から徒歩5分のクリニックで卵子凍結をおこなうことに。 採卵に向けて生理3日目からホルモン剤を服用しつつ注射を打ち、卵胞を育てていくkeikoさん。そしてついに、成熟卵胞(20mmを超える卵胞)がいくつか確認されたため、生理12日目に採卵をおこなうことになり……。 採卵では、腟から超音波器具を挿入してモニターで卵巣の様子を確認しながら、「採卵針」と呼ばれる採卵専用の針を使用し、卵巣内の卵子を回収する方法が一般的です。ちなみに、採卵針で卵子を採取する際には、多少の痛みが生じることもあるそう。そのため、全身麻酔や局所麻酔をして採卵をおこなうクリニックもあると言います。具体的には、採取する卵子の数が多い場合や、痛みを感じやすい人から「麻酔をしてほしい」と希望があったときには麻酔をすることが多いのだとか。 keikoさんの場合は全身麻酔下での採卵となりました。そのため施術時にはまったく意識がなく、目が覚めたら採卵が終わっていたそうです。培養士さんによると「7個の卵子が採れた」とのことで、調べると7個のうち成熟卵が5個で未成熟卵が2個だったそう。この場合、成熟卵である5個の卵子はそのまま凍結できるのですが、未成熟卵の2個は破棄するか、培養して成熟するまで育てるかの2択になります。keikoさんは初めての採卵だったこともあり、「せっかくだから」と体外成熟培養を依頼。結果、未成熟卵2つは無事に成熟卵へと成長し、1回目の採卵では7個の卵子を凍結できることになりました。 それから半年後、2回目の採卵では10個の卵子が採れ、今回は成熟卵が6個で未成熟卵が4個とのこと。培養士さんに「今回も体外成熟培養しますか?」と尋ねられたkeikoさんでしたが、「培養したからといって100%成熟卵になるわけではありません」とも教えてもらい、「前回のも合わせると最低13個の卵子は確保できたわけだし……培養してもらうのに追加料金で10万円かかるからなぁ……今回はいいか」と判断。2回目に採卵した未成熟卵4個は破棄してもらったそうです。 38歳のときに1回目、39歳で2回目の採卵と卵子凍結を経験したkeikoさん。気になる費用面について尋ねてみると、1回目は採卵と培養で約29万、卵子凍結保存料は約10万/年で、約39万。2回目は採卵のみで約26万弱、卵子凍結保存料は約4万/年で、約30万。合計すると、採卵から保存まで併せて約70万かかったそうです。 卵子凍結では、採卵をしてもらうだけでもまとまったお金が必要ですが、卵子を保存しておくための維持費もかかるのがなかなか手痛いところですよね。2023年10月からは東京都が『社会的適応による卵子凍結』(健康な女性の卵子凍結)の助成金申請を受け付けるようですが、将来的に妊娠を望んでいるけれど金銭的余裕がない、または現時点で妊娠できる機会のない女性が、未来に妊娠できる可能性を残せるようになることが、少子化対策に繋がるのかもしれませんね。 原案/keikoさん作画/ちゃこ監修/グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 keikoさんの卵子凍結に関する体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修者:医師 グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香先生
2023年10月29日東京都が『社会的適応による卵子凍結』(健康な女性の卵子凍結)への支援に意欲を示したこともあり、昨今では『卵子凍結』が少子化対策にいかに貢献するか、社会的に大きな注目を浴びています。そこで今回ムーンカレンダーでは、実際に卵子凍結を体験された女性にSNS上で取材をおこない、その体験をマンガで紹介することに。今回はInstagramで卵子凍結や妊娠の記録を投稿されていたkeikoさんにお話を伺いました。卵子凍結に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。採卵までの流れは?35歳で卵子凍結に興味を持ち、38歳のときに前夫との離婚が成立したkeikoさんは「いつか再婚して子どもを産みたいから、今のうちに卵子を凍結しておこう」と決意。未受精卵を凍結できるクリニックを近場で探し、職場から徒歩5分のところにあるクリニックで卵子凍結をすることにしました。 採卵とは、排卵直前に卵巣から卵子を体外に取り出すことです。通常は生理14日目くらいが排卵日となり、keikoさんの場合も、生理11~13日目あたりが採卵日の候補として挙げられました。採卵までにしっかり卵胞を育てるため、生理3日目からはプロベラ(=黄体ホルモン剤。子宮内膜分泌化作用や妊娠維持作用をもつ)という薬を飲みつつ注射を打ち、卵胞を刺激していきます。 そして、生理6日目・9日目に経腟エコー検査で卵胞の様子をチェック。すると、生理6日目にはほとんどが未成熟卵でしたが、生理9日目には成熟卵胞と呼ばれる20mmを超える卵胞が複数確認できたようで、生理12日目に採卵をおこなうことが決まりました。いよいよ採卵日時が決まったkeikoさんは、採卵の36時間前ぴったりに卵胞を成熟させる目的でトリガー注射を打ちます。 あとは採卵当日を待つだけとなったkeikoさん。今まで毎日、薬の服用や自己注射を頑張ってきた達成感を覚えながらも、採卵日が近づくにつれて緊張とワクワク感が高まっていき、複雑な感情だったそうです。 今回は、keikoさんがクリニックを初めて受診してから採卵日を迎えるまでの様子を紹介しました。卵子凍結は費用負担が大きく通院も大変なイメージですが、採卵までの自己準備にもこれほどの手間がかかると知って驚きです。ここまで頑張って準備してきたからこそ、「無事に採卵できますように」と強く願うkeikoさんの心境にも納得ですね。ちなみに、あと2年もしないうちに40歳を迎えるkeikoさんとしては、このとき「早く卵子凍結をしてしまいたい」という気持ちも少なからずあったそう。採卵で良い結果が出ることを祈ります。 原案/keikoさん作画/ちゃこ監修/グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 keikoさんの卵子凍結に関する体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修者:医師 グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香先生
2023年10月27日東京都が『社会的適応による卵子凍結』(健康な女性の卵子凍結)への支援に意欲を示したこともあり、昨今では『卵子凍結』が少子化対策にいかに貢献するか、社会的に大きな注目を浴びています。そこで今回ムーンカレンダーでは、実際に卵子凍結を体験された女性にSNS上で取材をおこない、その体験をマンガで紹介することに。今回はInstagramで卵子凍結や妊娠の記録を投稿されていたkeikoさんにお話を伺いました。卵子凍結に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。 卵子凍結に興味を持ったきっかけは?38歳のときに1回目、39歳で2回目の卵子凍結を実施したkeikoさん。彼女が初めて卵子凍結に興味を抱いたのは35歳のときで、姉のひと言がきっかけだったそうです。 keikoさんが卵子凍結に初めて興味を抱いたのは35歳のときでした。当時、まだ独身だったkeikoさんは姉から「あんた今のうちに卵子凍らせときや」と言われ、失礼な発言だなあとは思いつつも、「確かにお姉ちゃんの言うとおり、いつかは結婚して子どもを産みたいと思っているけど、女性である限り妊娠のタイムリミットがあるのも事実だよなあ……」と感じたのだとか。 姉の言葉がきっかけで卵子凍結に興味を持ったkeikoさんは後日、大阪のとあるクリニックが主催する卵子凍結セミナーに参加しました。その際に「卵子凍結の仕組みをきちんと理解するためには、体外受精についても知っておく必要がありそう」と考えたkeikoさんは、続けて体外受精に関するセミナーにも参加したそうです。 それから3年の間に結婚と離婚を経験したkeikoさん。結婚生活を送っているときは積極的に子作りはせず、卵子凍結の選択肢もあまり頭の中にはなかったのだとか。ただ、1人目の夫との離婚を機にkeikoさんは「よし! 年齢のこともあるし今のうちに卵子凍結をしておこう!」と一大決心したそうです。 その後、keikoさんは大阪府のとあるクリニックに卵子凍結の相談に訪れます。このクリニックはメディアにもよく出演していて卵子凍結の実績も多くあり、関西では『卵子凍結をおこなっているクリニック』として有名なのだとか。医師の対応も丁寧で、わからないことだらけでも安心感があったとkeikoさんは語ります。 keikoさんがいざ「卵子凍結をしよう」と思い立ったのは2019年ごろ、38歳のときでした。そもそも、当時は卵子凍結をおこなっているクリニックの数が少なかった上、『受精卵』の凍結をしているクリニックは多くあっても、『未受精卵』の凍結ができるところは少ないという実情があり、keikoさんはクリニック選びに苦戦したそうです。 こうして『未受精卵』を凍結できるクリニックに絞り込んだ結果、keikoさんは職場からほど近いところに『未受精卵』の卵子凍結をおこなっているクリニックを発見。卵子凍結をするとなると受診頻度もわりと頻繁になりますし、『会社や自宅からの通いやすさ』を1つの指標にしてクリニックを選ぶのもいいかもしれませんね。 原案/keikoさん作画/ちゃこ監修/グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 keikoさんの卵子凍結に関する体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修者:医師 グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香先生
2023年10月26日冷凍食品のパッケージの裏面をよく見ると、原材料名や内容量が書いてある欄に「凍結前加熱の有無」という項目があります。ここに「加熱してありません」と書いてあるということは、文字通り加熱されていない、生ものを冷凍したものなのでしょうか。その正しい意味を解説します。「加熱していません」=「生」とは限らない「凍結前加熱の有無」の正しい意味について、食品メーカーである日清食品が公式サイトで答えています。それによると、「凍結前加熱の有無」は食品衛生法に基づいた表示とのこと。凍結直前に加熱した製品であれば「凍結前加熱して有ります」となりますが、加熱調理していても凍結直前に別の工程がある製品の場合には「加熱していません」と記載されるのだそう。つまり「凍結前加熱の有無」とは、凍結「直前」での加熱の有無のみを表しているということです。明らかに加熱してあるように思える冷凍食品にも「加熱してありません」という表示があるのは、こういった理由なのです。「加熱してありません」と表示される3つのパターンさらに細かく説明すると、「凍結前加熱の有無」に「加熱してありません」と表示される冷凍食品には3つのパターンがあります。製造過程でまったく加熱をしていない商品これは分かりやすく、文字通りまったく加熱処理をしていないものです。素材を生のまま凍結している商品などが当てはまります。加熱後、凍結直前に別の工程がある商品これは最も誤解を招きやすいパターンです。製造過程で加熱の工程はありますが、凍結直前に別の工程があるため「加熱してありません」と表示されます。例えば、加熱後に水冷・トッピング・カットなどをしている商品です。あくまで凍結「直前」には加熱していないという意味で「加熱してありません」という表示になります。加熱の工程はあるものの、完全加熱ではない商品最後に、加熱はしているものの、調理上の「完全加熱」ではないパターンがあります。例えば冷凍野菜などは、調理加熱の8割程度まで加熱をして下処理をしている場合があるのです。加熱の工程はあるものの「完全加熱」ではないため、この場合も「凍結前加熱の有無」には「加熱してありません」と表示されます。少しややこしいですが、冷凍食品のパッケージに「加熱してありません」という表示があっても心配する必要はないということですね。食べるときは、表示されている調理方法を守って正しく調理するように気を付けましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月10日凍結と熟成を経た幻のビール商品ページはコチラ : 三重県伊勢市で「あなたの人生にエールを!」合言葉に、本物のビールを追求し続ける「ISEKADO」。2022年5月にクラウドファンディングにて多くのご支援を頂いた、飲むメルセデス「DIGNITY(ディグニティ)」。父の日に向けて200本限定で2023年5月24日より販売開始!伊勢角屋麦酒が構想に15年を費やした幻の凍結ビールを一人でも多くの方にお届けしたい!【DIGNITYの特長】『飲むメルセデス』と呼ばれる幻のビール、アイスボックアイスボックの起源は南ドイツと言われています。寒い冬の晩、屋外で凍りついてしまったビールの氷を取り除いて飲んでみたところ、とろっと濃厚で、これまでにない絶妙な深い味わいに仕上がっていたと伝えられています。いわば「偶然の産物」であるため、味わいの再現が非常に難しく、通常のビールの約3倍の価格で取引されています。また、流通数も少ないため、その希少価値の高さから「幻のビール」や「飲むメルセデスベンツ」と呼ばれるほどです。アイスボック(の醸造)はビールが入ったタンクそのものを凍らせる必要があります。実は、ビールを凍結させるということ自体、私たちの業界では前代未聞の挑戦。凍結させるための多額の設備投資や、非常に難しいタンク内の温度管理など、手間もコストも通常のビールの数十倍かかります。もちろん失敗するリスクも高くなります。醸造することが不可能とさえ言われる、醸造難易度の高い幻のビールなのです。伊勢角屋麦酒だから実現可能な、究極のアイスボックが完成。「アイスボック」専用の冷却タンクを用意。冷却タンクのビールをゆっくりと凍らせいきます。水は0℃で凍ります。対して、アルコールは、その度数によって凍結温度が異なります。例えば、アルコール度数5%のビールだと-3℃が凍る温度です。「冷却タンク」内の温度を-2℃程度に下げると、ビールの中の水分だけが凍ります。余分な水分が少し取り除かれ、ビールのアルコール度数が上がります。そうして水だけが凍った「氷部分」と、それ以外が濃縮された「ビール部分」をゆっくりと時間をかけて分けていきます。この気の遠くなる工程を、温度を変えて何度も繰り返すことで、どんどんと余分な水分が取り除かれ凝縮されたビールへと生まれ変わります。今回は、この工程を何度も繰り返したことで、アルコール度数約17度というハイアルコールビールに変化しました。ウイスキー樽での「長期熟成」を経て 、極上の味わいを。アイスボックだけでも充分すぎる美味しさを楽しめる味わいなのですが、まだどこか尖った印象が残ります。そこで、完成したビールをウイスキーが詰められていたホワイトオーク樽の中でじっくりと時間をかけて熟成させることで、より円熟味を帯びた味わいと香りに変化させていきます。凍結し旨味・香りを凝縮させた先に、樽での熟成によりより深い味わいへ昇華させていく。高い技術を掛け合わせて、ようやく伊勢角屋麦酒ならではのDIGNITYとなって完成するのです。あなただけの特別な時間を、DIGNITYと共に伊勢角屋麦酒の想いが詰まったDIGNITYは、ウイスキー樽から瓶詰めされた後に、専用の桐箱と化粧箱に包まれて皆さまの元へと届けられます。 手にとるたびに感動を味わえる装いを楽しみながら、あなただけの特別な時間をDIGNITYと共にお過ごしください。商品概要名称 :ディグニティ「6ヶ月熟成」(瓶)1本容量: 750ml価格 :10,000円(税込)原材料:大麦麦芽、 ホップアルコール度数:17.0%IBU:50スタイル:アイスボックコク/キレ:★★★★★/☆☆☆☆☆販売開始日:2023年5月24日商品URL : 伊勢角屋麦酒 創業者 鈴木成宗からのコメント今回、「DIGNITY」の製造を始めたのは、言葉を選ばずに言うと「好奇心が止まらなかった」からです。醸造の難しさゆえ、誰も作りたがらない、私たちも手が出せずにいました。しかし、振り返ってみれば伊勢角屋麦酒は創業当時から、無謀だと言われることや誰も挑戦していないことに積極的に取り組んで参りました。「飲むメルセデスベンツ」と呼ばれながら、一部にしか認知されていない幻の味わいを、自分達の手で手掛けたいーその思いが高まり、気がつけば醸造に向けて動き出していました。この機会に、世界中を探しても味わうことの出来ない、伊勢角屋麦酒が手がけた幻のビールをご体験ください。【ISEKADOについて】創立:1997年 代表者:鈴木 成宗(スズキナリヒロ)事業内容:伊勢神宮近くに本社・醸造所を構え、「あなたの人生にエールを!」をスローガンに掲げるクラフトビールブランド。創業当時から、無謀だと言われることや誰も挑戦していないことに積極的に取り組んで参りました。その結果、国内外の品評会で数多く受賞し、ビール界のオスカー賞と言われる最も歴史ある英国IBAで2017年・2019年・2021年と日本勢初となる3大会連続でゴールドメダルを受賞致しました。10種の定番商品をはじめとし、様々な種類のビールの製造を展開。豊かなビール文化を協創すべく世界基準で”本物”のビールをお届けしています。【会社概要】会社名:有限会社二軒茶屋餅角屋本店(にけんぢゃやもちかどやほんてん)本社所在地:〒516-0017 三重県伊勢市神久六丁目8番25号TEL:0596-23-3040 FAX:0596-28-3040事務所所在地:〒516-0003 三重県伊勢市下野町564番17号 TEL:0596-63-6515 FAX:0596-63-6516代表者:代表取締役社長 鈴木成宗(すずきなりひろ)事業内容:食料品製造販売(ビール類、生菓子、味噌、醤油)、飲食店経営 他代表商品:伊勢角屋麦酒、神都麥酒、二軒茶屋餅、角屋味噌醤油店舗・工場: 二軒茶屋餅本店(工場/店舗)、角屋醸造場(味噌醤油) 伊勢角屋麦酒 神久工場/麦酒蔵(店舗)、伊勢角屋麦酒 下野工場、 伊勢角屋麦酒 内宮前店(飲食店)、伊勢角屋麦酒 外宮前店(店舗)会社設立:平成6年(1994年)6月24日 創業:天正3年(1575年)舟着場の茶店として創業。現在21代目決算期:11月資本金:5,800万円 従業員:社員18名、パートアルバイト65名(令和2年3月末現在)取引銀行:百五銀行伊勢支店、中京銀行伊勢支店、第三銀行八間通支店他■公式オンラインストア ■伊勢角屋麦酒 楽天市場店 ■伊勢角屋麦酒 Amazon店 商品に関するお客様からのお問い合わせ先伊勢角屋麦酒岡田博明TEL. 0596-63-6515 axl@kadoyahonten.co.jp Twitter投稿 : instagram投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月01日厳しい寒さが観測されると、気を付けないといけないのが、水道管の凍結。水を使おうとして蛇口をゆるめても、出なかったら…考えただけでもゾッとする出来事です。そのため各家庭では、屋外に設置されている水道管は布やビニールテープを使って覆う、水を抜くための装置である『水抜き栓』がある場合は回しておくといった対策が取られています。屋外に設置されている水道管の凍結を防ぐには?大沢愛(@ai_oosawa)さんが水道管凍結のため行った対策が、ネット上で注目を集めました。多くの家庭で行われている対策は、上記の方法のほか、水道管が外気に触れないよう、保温材を巻きつけるといったやり方。しかし大沢さんが対策として行ったのは…。何しろ降水量の少ない土地柄ですので路面凍結はわりと何とかなります困るのは水道管凍結ですが……我が家ではドリンク剤の空き箱をこんな風に被せるだけで屋外水道管は凍りません下部は開いてますが関係なし布を巻いたときにはあっさり凍ったのに段ボール,すごいです…… pic.twitter.com/Cnpod6oT8O — 大沢愛 (@ai_oosawa) January 24, 2023 大沢さんは、蛇口を空き箱で覆ったのです!以前は布で巻いたところ、水道管は凍結してしまったとのこと。しかし空き箱を使って以降、凍結を防げているそうです。結露で発生した水滴が凍ることで、水道管は凍結してしまいます。外気温と水道管内の温度差が大きいほど、結露は起こりやすくなるため、水栓全体を段ボールで断熱することで、凍結防止により効果が期待できるのです。実際、自治体によっては、水道管の凍結を防ぐ対策として、空き箱をはじめとする段ボールで覆うことを推奨しているところがあります。また中には、水道管の蛇口だけでなく、水道メーターも段ボールで覆うやり方を紹介している自治体も。大沢さんがTwitterでこの方法を投稿したところ、「今からでもやっておこう」「この方法は知らなかった」と驚く人からのコメントが相次ぎました。普段から寒い地域に住んでいる人だけでなく、比較的暖かい場所に住んでいる人も、試してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年02月01日親が認知症になってしまうと、ただでさえ大きな精神的ショックを受けるものだが、じつはお金の面でも「財産凍結」という衝撃的な事態が起こってしまうのだ。老親が健在なうちにしっかり対策を取っておこうーー!「高齢者が保有している財産が、本人の判断能力の低下によって使えなくなる、動かせなくなることを、財産の『凍結』といいます。具体的には、預貯金の引き出しができなくなるほか、定期預金の解約、株式や投資信託などの売却も難しくなります。不動産の売却やリフォームも同様です。こうした凍結は認知症に限らず、脳梗塞や事故の後遺症などによって判断能力を失ってしまったケースでも起こりえます」こう語るのは、『親の財産を“凍結”から守る認知症対策ガイドブック』(日本法令)の著者で、司法書士法人ミラシア、行政書士法人ミラシア代表社員の元木翼さん。「父が脳梗塞で急に倒れて、しばらく入院してしまいました。万が一再発して判断能力がなくなったら、どうなるのでしょうか?」ある日、このような相談が元木さんのところに来た。相談者は50代の娘。相談者の父は若いころから株主優待銘柄の株取引が好きで、複数の銘柄を持っていた。病気になったとき、その株式を売却したお金を入院費や介護費用にあてたいと思っていたが、父から「売りたくない」と言われて困っているという。「万が一、脳梗塞が再発してしまい、お父さんの判断能力がなくなってしまったら金融資産は凍結されてしまいます。株式や投資信託はなるべくお父さんが元気なうちに売却して、そのお金を『信託財産』として家族信託を契約することをすすめました」(元木さん)このケースの場合、父が委託者で娘が受託者となる。金融商品をまだ手放したくない、というときは、成年後見制度の「任意後見」を使う方法もある。「親の判断能力が低下した後、任意後見人が手続きや取引を継続することができます。任意後見開始後、証券会社に『成年後見制度に関する届出書』を提出すると、証券口座は任意後見人によって管理されることになります。また、認知症対策としても一定の効果がある『生前贈与』を選択する人もいます。生前贈与を行うためには、財産を渡す親と財産を受け取る子どもの間で『贈与契約』を締結することになり、証券会社で所定の手続きが必要です。ほかの財産と同じく贈与税がかかる可能性があるので、どの方法がいいのか、税理士などにも相談したうえで決めたほうがいいでしょう」親が契約している生命保険や医療保険にも気をつけたい。高齢になるとケガや病気で入院することが増えてくるが、本人が認知症になってしまうと保険金や給付金を請求できなくなり、支払いが受けられないといったケースも起こりうるのだ。「生命保険の契約の有無や内容に関する確認や問い合わせは、原則として『契約者』が行いますが、認知症などで判断能力が低下すると保険会社に対してこれらの確認や請求ができなくなります。事前の対策として、配偶者や3親等以内の親族などをあらかじめ『指定代理請求人』にしておくと、本人の代わりに保険金などの請求が可能となります」そう話すのは司法書士法人ミラシアの司法書士、永井悠一朗さん。請求の対象となる保険金は、入院給付金、手術給付金、高度障害保険金、特定疾病保険金、介護保険金などで、親が被保険者で、かつ受取人のものに限られている。ただし、年金保険は対象外になっていることがあるので、親が元気なうちに保険会社に確認しておいてもらおう。■親の認知症で対策すべきは財産凍結だけではない親が認知症になってしまうと、「財産凍結」以外にも、お金にまつわるさまざまなトラブルが考えられる。たとえば、水道光熱費のような公共料金や新聞代など、多くの支払いをクレジットカード決済にしている場合。銀行によっては、口座が凍結されても自動引き落としが継続されてしまうことがある。最近では明細が郵送されず、ウェブ上で確認するようになっていることもあるので、何をカード決済にしているのかを事前に親に確認しておこう。また、認知症の親が他人にケガをさせたり、物を壊したりして、法的な賠償責任を負ってしまうようなこともあるだろう。そうした事態に備えるためには「個人賠償責任保険」への加入がおすすめだ。契約内容によっても変わるが、月々数百円程度で安心を買うと思えば、けっして高くはない。「財産凍結への対策をしながら、プラスアルファで、認知症になったときに起こりうるトラブルを知っておくことが、もしものときの備えにつながります。いきなり財産凍結の対策を親に持ちかけても、『まだ大丈夫』と取り合ってくれないかもしれませんが、『ケガや病気で入院したときのお金の引き出し方や保険の請求、定期的な支払いはどんなものがあるのか』といったことから始めると、すんなり話を聞いてくれるでしょう」(元木さん)いきなり大きなお金の話をするのではなく、具体的に起こりうるトラブルについて、親に想像してもらうことから話を進めていくことが大切だ。【PROFILE】元木翼司法書士、行政書士。司法書士法人ミラシア、行政書士法人ミラシア代表社員。相談業務や講演活動のほかメディアにも多数出演。近著に『親の財産を“凍結”から守る認知症対策ガイドブック』(日本法令)がある永井悠一朗司法書士。専門は相続、遺言、後見、家族信託。これまで100件以上の家族信託の組成に携わる
2022年03月19日SBI日本少額短期保険株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井上 久也、以下「当社」)は、水道管凍結対策の周知と徹底のため、今年度も賃貸物件入居者へ水道管凍結防止に関する注意喚起ツール(チラシ・マグネット)の配布を行います。今年も昨年に引き続き、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」と呼ばれる気象現象が発生しており、2022年春前までこの現象が続く可能性が高いと予測されています。同現象が発生した昨年冬季は約300件の水道管凍結事故請求※を受け、ラニーニャ現象が発生していない冬季と比べて約7倍の水道管凍結事故請求がありました。※当社へ報告のあった水道管凍結事故件数この冬も、ラニーニャ現象によって偏西風が平年より南に蛇行し、西日本に寒気が流れ込みやすい時期がある見通しです。全国的な寒波や豪雪が発生する可能性がありますので、昨年度に引き続き当社取扱代理店を通じて賃貸物件入居者である全国の被保険者へ広く配布し、注意を呼び掛けていきます当社は、「顧客中心主義に基づく業務運営方針」の下、今後もお客様に対し適切なサービス提供を行い、事故の予防と対策の普及に努めてまいります。SBI日本少額短期保険株式会社(SBI日本少短)についてSBI日本少額短期保険株式会社は、「保険をもっと身近に」「保険をもっと手軽に」「保険をもっと便利に」という理念のもと、最新のテクノロジーを活用していくことで、お客様にご満足いただける良質なサービスを常に提供できる少額短期保険業者を目指します。◆会社概要商号SBI日本少額短期保険株式会社所在地大阪本社:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB13F東京本社:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー16F設立1996年6月28日資本の額1億9,000万円事業内容少額短期保険業URL SBIインシュアランスグループについてSBIインシュアランスグループは、日本のインターネット金融のパイオニアであるSBIグループの保険事業を担う企業グループです。保険持株会社であるSBIインシュアランスグループ株式会社のもと、SBI日本少短を含む事業会社7社が一体となって総合的な保険事業を展開しています。「顧客中心主義」の徹底という基本方針のもと、保険分野における様々な付加価値を創造し、さらなる顧客基盤の拡大を続けることで企業価値の向上に努めます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月15日現在、子どもの約16人に1人が体外受精によって生まれている。今回は凍結していた受精卵を体に戻さないことを決断した女性の物語です。ケース4、松本あゆみさん(39・仮名)の場合。 25歳で結婚し、本気で赤ちゃんを望んでから6年経った33歳で本格的に不妊治療を開始。1回目の顕微授精が成功し、35歳の夏に待望の第一子を出産。3つできた受精卵、残りは“2人分“……どうする? 凍結保存した受精卵で第2子妊娠、出産へクリニックにはあと“2人分“の受精卵が凍結保存されていた。育児休暇が終わるひと月前、凍結していた受精卵の1つをおなかに戻した。年齢を考えると、早く2人目を授かりたかったからだ。 奇跡的にすぐに妊娠。2歳差で2人目を授かり、無事に女の子を出産した。 あと1つ、3人目の「命のもと」が残っている。あゆみさんが通っていたクリニックでは、凍結保存の延長に毎年3万3千円かかる。2人目が生まれてから半年が経ち、更新月が近づいていた。 いつまで保存すべきか。2人の愛しいわが子の寝顔を見つめながら、あゆみさん夫婦は答えを探った。 3人目、周囲の強い反対にあい親子げんかに3番目の受精卵だからといって、何か問題があるわけではなかった。同じタイミングでできた3つの「命のもと」。クリニックからもらった受精卵の映像を見ながら「3人きょうだいだともっと楽しくなるんだろな」とぼんやり考えた。 でも、家族全員に反対された。夫も両親も、義父母も、妹も。みんなが3人目を反対した。理由はあゆみさん38歳、夫41歳という年齢だった。 もし3人目を産んだとしたら、成人したときに親は何歳になっているのか。すでに上の子の抱っこがきついと感じているのに、体力的な問題は大丈夫なのか。離乳食を全部手作りするほど完璧主義なのに、3人目を育てる余裕があるのか。 「すでに産まれてきた子どもたち2人と、3人目の子は何が違うの?産みたい」と泣いて訴え、珍しく父と親子げんかにもなった。しかし、周囲の言葉はどれも真っ当だった。納得せざるを得ない理由をいくつも突きつけられた。 「更新料を振り込まない」という意思表示産みたいけれど現実が厳しいことはわかっていた。そして昨年、ついに凍結保存の更新をしないと決めた。クリニックへ書類を出す必要はなく、更新料を振り込まないことが意思表示になる。曖昧なさよならが、また切なかった。 「今でもあの子も産んであげたかった、という思いは正直あります。『不妊治療じゃなければこんな思いはしなかったのに』と悔しく思うこともありましたが、かわいいわが子を授かることができたのも不妊治療のおかげ。今は感謝しかないです」とあゆみさんは明かす。「今ここにいる2人のかわいい大切な子どもたちへ、その子の分も愛情たっぷりに育てようって気持ちを切り替えて、やっと吹っ切ることができました」 子どもを望んでから8年「不妊治療は早めに進めて」と伝えたい感動の出産から5度目の初夏、4歳の誕生日を迎えた息子を手作りのケーキと大好物のオムライスで祝った。 画像提供:松本あゆみさん(仮) 「子どもが欲しい」と願ってから母になるまで8年。思い悩んだ日々は吹き飛び、今は2人のお母さんとして奮闘する。父になる前まで子どもが苦手だった夫は今、わが子にメロメロの様子。 「夫が一番変わったかもしれません。『食べちゃいたいくらいかわいいな〜』って子どもを抱きしめるんです。2人の子どもたちに恵まれて、本当に本当に幸せです。でも夫婦ともに若くないのが現実。同居する両親からも、『もっと若かったらもっと元気に孫たちの面倒を見られたのに』と言われます。不妊治療を早くに始めていれば……と常々思うんです」とあゆみさんは振り返る。 「不妊治療はとても勇気がいること。経済的にも体力的にも、精神的にもつらいです。でもその分、報われたときの喜びは言葉では言い表せません。不妊治療を迷っていたり、少しでも不妊の心配がある方がいたとしたら、早めに前へ進んでって伝えたいです」監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2021年05月31日将来の妊娠に向けて、卵子を凍結保存しておく「卵子凍結」。「いつかは産みたい」と考える女性の一手として水面下で語られてきたトピックが、菅首相が少子高齢化対策の切り札として掲げる「不妊治療の保険適用」に関する報道が増えたことも相まって、広く知られる言葉になったのではないでしょうか。 実際にベビーカレンダーがおこなった調査において、75%以上が「耳にする機会が増えた」と回答しています。そんな「卵子凍結」について女性たちはどう考えているのでしょうか?今回の記事では、ベビーカレンダー会員の女性2,127名に向けて実施した卵子凍結に関するアンケート調査結果についてご報告いたします。 「卵子凍結」とは?そもそも卵子凍結とは、将来の妊娠・出産に向けて事前に卵子(未受精卵)を採取し、凍結保存しておくことです。もともとは、抗がん剤治療や放射線療法を受ける若年女性患者に対し、治療後の生殖能力を維持するためにおこなわれてきたものでした。 こうした背景もあり、健康な女性による将来のための卵子凍結に関しては、日本産婦人科学会は「推奨していない」、日本生殖医学会は「40歳以上での採卵・凍結、45歳以上での凍結卵子の使用は推奨していない」といった立場を取っており、現状日本では大々的に推奨されているとは言いがたい状況です。 卵子凍結に「興味あり」は37.7%、年代別で変化も上記のような前提はあるものの、日本産科婦人科学会のデータ(※1)によれば、体外受精・顕微授精の妊娠率・出産率は35歳から急低下することが明らかになっているなど、“卵子の老化”が妊娠・出産に影響を与えることもまた事実。(※1)参考:日本産科婦人科学会 ARTデータブック2018 生物学的な事実と社会的見解のはざまで、当事者である女性たちは卵子凍結についてどう考えているのでしょうか。 ベビーカレンダーがママやプレママを母体とする会員の女性2,127名におこなった卵子凍結に関する調査で、「卵子凍結に興味はありますか」と質問したところ、下記のような結果となりました。 「興味がある」(「とても興味がある」「やや興味がある」の合計)と回答した人は37.7%、「どちらともいえない」は31.0%、「興味がない」(「あまり興味がない」「まったく興味がない」の合計)は31.3%と、「興味がある」が最も多い回答となったものの、ほぼ同率で回答が割れるという結果に。ただ、回答を年齢別に抽出してみると世代ごとに傾向が変わることが明らかになりました。 まず20代は「興味がある」と回答した人は23.2%にとどまったのに対し、「興味がない」と回答した人は47.9%と「興味がある」の2倍以上に。一方「興味がある」と回答した30代は37.2%、40代は39.0%となり、年代を追うごとに卵子凍結への興味関心が高まることがわかります。 続いて、「興味がある」と回答した方にその理由について質問したところ、下記のような結果となりました。 「将来的に2人目、3人目を考えているから」(62.0%)、「次に妊娠をする場合、高齢になる可能性があるから」(54.4%)といった回答がそれぞれ半数以上を占め、妊娠・出産が高齢になった場合に備えて可能性を高めておく一つの手段として考えている方が多いことがわかります。 費用、身体的負担、本当に妊娠できるのか―卵子凍結のデメリットは将来の妊娠・出産に向けた一つの解決策として期待される卵子凍結ですが、そのデメリットについても指摘されています。 アンケートで「卵子凍結について不安に感じる点」について質問したところ、下記のような声が挙げられました。 「費用が高額になりそう」(87.1%)という経済面の懸念が最も多く、次いで「採卵時の痛みなど、身体的な負担」(51.4%)、「凍結卵子を使って本当に妊娠できるか」(49.8%)が続く結果となりました。 アンケートの回答にある通り、卵子凍結は高額な費用といった経済的負担、採卵時や投薬時の身体的・精神的負担がデメリットといえます。さらに、そうした負担を乗り越えて凍結した卵子は凍結時の若い年齢のものではあるものの、その卵子が受精するか、また受精しても着床に至るかは当然ながらわからないもの。実際に、凍結した未受精卵の融解卵子1個あたりの臨床妊娠率は4.5~12%(Fertility Steril 2013; 99: 37-43)というデータもあります。 しかし、こうしたデメリットを含め「まず情報が欲しい」というのが女性たちの本音のよう。アンケート調査のフリー回答では下記のような声が寄せられました。 「最近はメディアでも文言は出てきたが、詳しい内容までは全然周知されていないので、もっと身近に情報が増えればいいなと思う」(35〜39歳) 「女性に選択肢を増やすことは卵子凍結に限らずいいことだと思う。ちゃんとメリットデメリットなど全て情報提供されることが重要」(35〜39歳) 「もっとニュース等で取り上げて良いトピックだと思う。また、それに付随する精神的、肉体的、経済的デメリットも併せて伝えるべき」(30〜34歳) メリット・デメリットをきちんと認識したうえで、自分で判断したいと考える女性の声が目立ちます。 卵子凍結を扱う民間サービスも登場卵子凍結の話題が広まりつつあるなかで、民間の卵子凍結保存サービスも登場しています。その一つが、健康な女性が自身の将来のライフプランのためにおこなう卵子凍結を提供するサービスの開始を、2021年1月に発表した「Grace Bank」です。 Grace Bankの創業者・勝見祐幸さんによると、現状の利用者として多いのは「30代半ば〜40代の未婚者の女性」だと言います。 また、Grace Bankの特徴の一つとして挙げられるのがその「価格」です。10年間でかかる卵子の保管費用の相場が60万〜200万円と言われるなか(※2021年、Grace Bank調べ)、同社では初期費用10万円(税別)、毎年発生する費用3万円(税別、15個まで)と低価格に抑えられています。これは民間さい帯血バンクの最大手ステムセル研究所との資本業務提携と、凍結卵子の一括保管体制の確立により実現できたとのことです。 民間企業が卵子凍結を取り扱う事例としては、アメリカでの「企業の福利厚生としての卵子凍結」サービスの存在も挙げられます。2014年にFacebook社が導入したことを皮切りに、GAFAをはじめ他企業も追随しました。 こうした背景もあり、実際に米国生殖補助医療学会の統計によるとアメリカでは2014年から2018年にかけて卵子凍結の症例数が2倍(6,090件/2014年⇒13,275件/2018年)に急増しています。 赤ちゃんを望む人が、赤ちゃんと出会える世の中になるために民間企業の動きも見られ、ますますの関心の高まりが予想される卵子凍結。本アンケートでは「『卵子凍結』に関して、ご意見・ご感想・疑問点などあれば、ご自由にお書きください。」というフリー回答を募集したところ、20代〜40代の幅広い世代の女性から「若い世代が知る機会」に言及するコメントも多数寄せられました。 「まだ20代で卵子を凍結しておこうと考える人は少ないと思うし、考えている人しか情報を知る機会が無いと思う。卵子凍結について未婚の方が友人と話すこともなかなかできないと思う。今後卵子凍結が一般的な選択肢の1つになり、多くの方が気兼ねなく自分のタイミングでゆとりを持って子どもを授かれるようになれば良いな、と思います」(30〜34歳) 「晩婚化に伴い不妊治療をおこなう人が増えている今、卵子凍結の情報(どのようなものか、料金など)をもっと公表していくべきだと思う。その結果、まだ妊活していない人も将来の選択肢として考えることができるのではないだろうか」(25〜29歳) 「必ずしも良いことではないかもしれないが、卵子凍結や高齢出産のリスクについては学校で教えてくれてもいいと思う。今の世の中では自分から知ろうとしないとわからないことだらけ。知識がないために泣いている女性はたくさんいると思う」(40〜44歳) 「もっと不妊治療や、子供を授かることに関しての技術がポピュラーになり、政府の援助もしっかりして、子どもを授かりたいと願う人すべてに充実した制度が整い、いろいろな事をオープンにできる社会になればと思う」(25〜29歳) 「妊活、不妊治療、卵子凍結などの知識を若い世代にももっと知ってもらうべきと考える。いざ自身が興味を持つ頃には遅いので、10代から学校などで知る機会を与えてあげると良いのではと感じる」(40〜44歳) 少子高齢化問題の改善といった社会的意義のみならず、赤ちゃんを望む人が赤ちゃんと出会える世の中になるために。その選択肢を一つでも増やすには、若い世代を含めて卵子凍結についてメリット・デメリットを周知したうえでオープンに議論を進めていくことが、いま求められているのではないでしょうか。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された女性調査期間:2021年3月21日(日)~2020年3月23日(火)調査件数:2,127件 著者:ライター 平 理沙子Webライター。ITスタートアップ企業での広報なども経験あり。東京大学卒業後、新卒で娘を出産した一児の母。フェムテックやジェンダー、現在在住するシンガポール情報などを中心に執筆活動をしている。
2021年04月05日恋人のギャレット・ヘドランドとの第1子男児を妊娠中のエマ・ロバーツが、卵子を凍結保存していたことを「Cosmopolitan」誌で明らかにした。ティーンの頃から「学校を休んだり、仕事のミーティングをキャンセルしないといけないほどの激しい生理痛に苦しんでいた」というエマ。かかりつけ医に症状を訴えていたものの、大げさだと言わんばかりに詳しく調べてもらえず、20代後半になって「女性医師に診てもらった方がいいかも」と思い立ったことが「人生で最高の選択」に。女性医師はすぐさま専門家を紹介してくれ、エマは子宮内膜症との診断を受けた。しかし、すでに妊娠への影響が出ている状態で、「卵子を凍結しておいた方がいい」と提案されたとのこと。エマは「仕事をしながらそんな時間を持つことなんてできない」と言ったが、最終的に「困難なプロセス」を踏みながら卵子の凍結保存に踏み切った。しかし、今回の妊娠がその卵子を使用して実現したものかどうかについては触れていない。「安っぽく聞こえるかもしれないけれど、妊娠できなかったらどうしようとか、そういうことを考えるのを止めたら妊娠した」と語っている。エマは同誌の表紙も飾り、大きくふくらんだお腹を披露。インスタグラムでリア・ミシェル、リリー・オルドリッジ、ジェシカ・アルバら先輩ママたちから祝福メッセージが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年11月12日10月の消費増税前、最後の国政選挙が行われようとしている。自民党の公約に、消費税10%への増税が明記されたなか、自民党内から増税の凍結を求める声を上げ続ける議員がいる――。「いまの景気状態で、消費税の増税が強行されれば、家計への影響は計り知れません。日本経済も間違いなく悪くなってしまいます」こう警鐘を鳴らすのは、政権与党の自由民主党内で、「消費増税の凍結」を一貫して主張してきた西田昌司参議院議員(60)だ。10月に予定されている消費税の10%への増税。7月21日に投開票が行われる参議院選挙では、「老後2,000万円不足」問題と同様に大きな争点になることは間違いない。そんななか、今回の参院選で3期目を目指す西田議員が、6月25日に本誌の取材を受け、消費増税反対の声を上げた。税理士を経て、京都府議を5期務めた後、’07年から参議院議員に。国会で「政治とカネ」の問題を鋭く追求する姿勢などから、“国会の爆弾男”の異名がある西田議員は、消費増税が日本経済をどん底に突き落とすと考えている。「アベノミクスで、景気はよくなっています。ただ、いちばんの問題は賃金が上がっていないこと。雇用が増えて、ようやく賃金も上がろうとしている局面で、消費税を10%にすれば、個人が消費に使えるお金が減ってしまいます」軽減税率の対象となるのは、持ち帰りの食料品など、一部の品目だけ。購入する店舗の規模によって、還元率が2%か5%かで変わる、ポイント還元も’20年6月末までの期間限定だ。「多くの人が外食や家族旅行などの消費を控えるようになるでしょう。これまで1カ月に1度だった外食が、2カ月に1度になれば、当然景気は悪くなりますよね。外食産業もお客さんが来なくなれば、そこで働く従業員にお金を払えなくなる。つまり、雇用が減り、給与も減る。すると、さらに個人消費が減ってしまう。こうした、負のスパイラルが日本中に拡大してしまうんです」だが、財務省が“国の借金”と表現する国債などは、現在1,000兆円ほどある。消費税の増税を行わなければ、将来世代にツケを回してしまうのではないか。「そもそも、国は中央銀行(日本銀行)を通して、通貨を発行することができます。いくら国債を発行しても、財政破綻することはありません」国債の信用度は金利の低さに現れる。現在の日本国債の金利は、0.1%という超低金利だ。「デフレ下のいまこそ、どんどん国債を発行すべきだと考えています。すると、通貨の量が増えるわけですから、物価が上昇するインフレになります。まずはデフレ脱却が最優先です。そして、目標とするインフレ率が達成されてから、消費税の増税を行えばいいのです」デフレ脱却のためには、個人の所得が上がる必要がある。「企業の業績がよくて、株価がそこそこ高くなっても、従業員に給料として還元されないから、個人消費が増えない。さらに、働き方改革で残業代が減って、家庭に入る給料総額も少なくなっています。これでは、デフレから脱却できるはずはありません」なぜ、給与が上がらないのか。「企業が稼ぎを人件費に回す割合を示す『労働分配率』は下がり続けています。一方、企業が蓄えている内部留保は増え続け、いま440兆円以上にもなりました。問題なのは、それで自社株買いを進め、株価を上げていることです。株価が上がったり、配当が増えると、“ご褒美”として、経営者の報酬が上がる仕組みになっています。つまり、株主と一部の経営者だけに利益が分配されて、一般の従業員にいきわたらない」だから、「企業が得ている利益を国民に分配することがデフレ脱却のために重要」だと西田議員は強く主張する。「私は内部留保に税金をかけろとずっと言っているんです。あるいは法人税率をもっと上げるべき。その増税分を社会保障費や子育て支援などの予算に回していけばいい。そうなれば個人所得も増えて消費も増えます」こうした富の再分配は、政治の本来の役割だという。だが、日本を含め、多くの国がこの役割を放棄してきたというのだ。「ここ20~30年、世の中を席巻してきた新自由主義、市場原理主義のままでは、もうダメなんです。市場に任せればうまくいくという考えは、人を幸せにしないどころか、一部の金持ちと多くの貧困層をつくり出し、東京のような大都市の繁栄と、地方の疲弊をもたらしてきただけでした。それを変えるためには政府が介入して、長期的な計画を見据えた予算を組む。企業の論理ではなく、税を企業側から取って、国民に分配する。そのために、消費増税は凍結し、国債を発行してデフレ脱却を図るべきなのです」こうした考えは、すでに安倍首相にも直談判しているというから、西田議員の本気度がわかる。「私の意見はおおむね理解してくれています。ただ問題なのは、財務省に洗脳されている人たちが圧倒的に多いから、安倍首相も舵を切りにくいのだと思います」じつは、自民党内にも、消費税の増税に反対している議員は多いという。「ホンネでは私と同じ意見の議員は多数いる。ただ、『いまさら言えない』『決めたことを変えるのはいかがなものか』という理由で、声を上げにくいのでしょう」西田議員は、行政の暴走を止めるのが、政治家の大切な役割だと考えている。「だから私は党内から、消費税の増税は凍結、延期すべきだと声を上げ続けます。まだまだ諦めずに戦いますよ」
2019年07月04日1月22日から23日にかけて、関東を中心に大雪に見舞われました。その影響で、東京では交通機関が大幅に乱れ、品川駅や渋谷駅などのターミナル駅には人がごった返し、入場規制をするという事態に…。新たな雪予報も出ている各地で影響を及ぼした今回の大雪。東京では2014年以来4年ぶりに20cmを超える積雪を記録し、800件以上の交通事故が発生したという情報も。雪は落ち着いたものの、8日連続で氷点下を記録(1月29日現在)。これはじつに34年ぶりだとか。そんななか、またもや雪が降るのではないかとの予報がされているのです。「tenki.jp」によると、再び南岸低気圧が接近しているようで、1月31日(水)に九州の南に進み、2月1日(木)には、本州の南岸を通過する見込みとのこと。九州から関東、東北南部にかけて広い範囲で天気が崩れることが予想されます。水道管の凍結に備えよう!来る寒波・雪に備え、何が出来るかを考えてみたのですが、今回は交通関連ではなく、もうひとつ話題になった「水道管」に注目してみようと思います。実際、都内でも水道管の凍結や破裂が相次ぎ、「トイレが流せない」「お湯が出ない」と困惑する人が多かった様子。東京都水道局のお客様センターには問い合わせが多く寄せられ、電話がつながらない状態にまでなったそう。これを教訓に、今度は出来る限りの対策をしておくのが賢明。東京都水道局のホームページには、「水道管の凍結について」と題し、対策を紹介しています。【対策】(1)水道管が直接外気に触れないように保温材を巻き付け、ヒモでしばって固定する(2)保温剤が濡れないようにビニールテープ等で下から隙間なく重ねて巻く露出している水道管は、中にある水が凍ってしまうことがあり、断水したり、水道管が破裂してしまったりということが想定されるので、早めに対策しておくといいかもしれません。ちなみに、保温材は市販されているものだけでなく、毛布や発泡スチロールなどでも代用可。また、もしもすでに凍ってしまっている場合、早く氷を溶かそうと熱湯をかけるのはNG。急に熱湯をかけると、水道管の破裂につながることもあります。自然に溶けるまで待つもしくはタオルで包んでからぬるま湯をかけてゆっくり溶かすというのが、正しい方法とのことなので、焦らず対応しましょう。(文・山手チカコ/考務店)
2018年01月31日歌手・女優として活躍中のリタ・オラが、オーストラリアのテレビ番組「Sunrise」に出演。26歳にして卵子を凍結保存していることを明かした。幼い頃から「大家族」に憧れていたリタは、将来出会うパートナーと子だくさん一家を築くために20代前半で卵子を凍結したという。家族のかかりつけ医から勧められ、踏み切ったそうだ。「長いことお世話になっているドクターが、『いまがあなたが最も健康な時期だと思うから、(卵子を凍結)すれば?いまのうちに心配事を片付けちゃえば、もう一生心配しなくていいじゃない』って言うもんだから」。リタは医学の進歩の結果、誕生したこの技術に、「自分たちの運命をコントロールすることを可能にした、素晴らしい技術だと思うわ」と感銘を受けたとも。まもなく27歳の誕生日を迎えるリタだが、「このことはいままでテレビで言ったことはなかったんだけどね。私はまだ26歳だし、きっとみんな『え?なんでそんな若くして…』って言うでしょう? でも、“安心”がほしかったのよ。それって、クレイジーかな?」と卵子凍結から数年間公表しなかった理由を語った。(Hiromi Kaku)
2017年11月24日数年前から「卵子の老化」が話題になり、それに伴い「卵子の凍結保存」にも注目が集まっています。株式会社IBJが行った「ヘルスケアに関する意識調査」においても、20~30代の未婚女性のうち、約6割の女性が「卵子凍結保管サービスを使ってみたい」と回答。独身女性の中でも、将来の出産に備えたいという人が増えているといえます。しかし、国内では健康な女性の凍結卵子での出産は2015年5月に初めて行われたばかり。まだまだ知られていないことも多いはずです。そこで海外の科学ニュースサイト『Live Science』が報じた、卵子の凍結保存に関する驚きの5つの事実をご紹介します。■1:アメリカでは卵子凍結は推奨されていない実はアメリカでは、健康な女性が卵子の凍結保存を行うことは推奨されていません。2012年、米国生殖医学会議(ASRM)は「妊娠を遅らせると」いう目的だけのために、卵子を凍結させることを推奨できるようなデータが十分にはないと述べました。卵子を凍結することの安全性、効能、倫理、感情的なリスク、それに費用対効果を裏付けられるような研究が欠けているというのがその理由です。しかし、例外として癌を患った女性など、治療の過程で生殖能力を喪失することが見込まれるような場合は、卵子の凍結保存を行って妊娠への可能性を残すことが推奨されています。■2:凍結保存した卵子を実際に利用する女性は少ない卵子を凍結保存しても、実際にそれを利用しようとする女性の割合は比較的少ないといいます。カリフォルニア州にある不妊治療センターが行った調査でも、2007~2012年までに卵子を凍結保存した232人の女性のうち、95%は2015年の段階でまだ凍結卵子を利用していないということがわかりました。その中の49人に利用していない理由を聞いたところ、16%が他の手段で子供を産むことが可能だということがわかりました。また、他に「子供を持つ準備ができていない(30%)」「独身だから(53%)」という理由が挙げられました。■3:卵子を凍結保存しても確実に妊娠できるわけではない卵子を凍結保存している女性の多くは、将来子供が出来なかった時の保険としてそれを利用しようと考えています。しかし、凍結した卵子を使って確実に妊娠できるという保証はありません。ヨーロッパで行われた30歳以下のドナー提供による凍結卵子の研究の結果では、妊娠確率は31~61%。この数字は凍結保存した卵子の数と凍結時の年齢によって異なります。また、ニューヨークメディカルカレッジとカリフォルニア大学が開発したオンライン上の計算によると30歳で15個の卵子を凍結した女性は、それを利用して30%の確率で妊娠可能だとしています。保存する卵子の数を25個に増やすと、確率は40%になります。■4:卵子凍結は若いうちに行うのがベストロッチェスター大学メディカルセンターで受精などを研究しているウェンディヴィテック博士によると、妊娠の確立は「若い卵子」を使う方が高くなり、30代後半よりも20代〜30代前半で凍結保存を行う方が効果的であるといいます。特に38歳以上の女性の卵子の妊娠率が著しく低下する傾向にあり、38歳以上で凍結した卵子での妊娠率は10%前後であるという研究結果が発表されています。■5:凍結卵子から生まれた子どもはまだ少ない凍結卵子を使った初めての出産は1986年に行われました。凍結保存された卵子から生まれた子供の数に関する正確なデータはまだありません。しかし、南カリフォルニア大学によると全世界で約5,000人の子供が凍結保存された卵子を使って生まれたと報告されています。*卵子の凍結に関しては様々な意見もあり、まだ一般的とは言い難いのが現実かもしれません。「卵子を凍結保存しておけばいつでも妊娠できる」という過度な期待は厳禁。しかし、メリットやデメリットを正しく理解していれば、女性にとってライフプランの選択肢のひとつになるかもしれません。(文/平野鞠) 【参考】※5 Surprising Facts About Egg Freezing-Live Science※妊活に関する調査レポート-株式会社IBJ
2016年06月23日パナソニックは8月20日、「微凍結パーシャル」を搭載した冷凍冷蔵庫「WPVタイプ」「XPVタイプ」「PVタイプ」の計11機種を発表した。9月中旬から順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格はモデルによって異なり280,000円前後~430,000円前後(いずれも税別)。いずれも、約-3℃の微凍結状態で食品を保存する「微凍結パーシャル」を搭載したモデル。今回新たに「酸化ブロック冷却」を搭載した。酸化ブロック冷却では、庫内に食材が入ったことをセンサーが検知し、通常時の約1.3倍となる冷気を吹き出す。これにより、食材の表面がすばやく微凍結状態となって食品内への酸素の侵入を防げる。従来モデルでは防げなかった油脂の酸化まで抑制できるという。また、パーシャル室は従来の約1.5倍に拡大した定格内容積約30Lを実現。冷却状態がわかるよう、チルド時は白、通常パーシャル時は水色、オート急冷時は青で光るLED照明を備える。ローラーを搭載したスムーズレール機構やクローズアシスト設計を採用し、操作性も向上させた。○WPVタイプWPVタイプは新ミラーガラスドア(べべリング加工)を採用。定格内容積675Lの「NR-F681WPV」と608Lの「NR-F611WPV」を用意する。発売はNR-F681WPVが12月上旬、NR-F611WPVが9月中旬。推定市場価格はNR-F681WPVが430,000円前後、NR-F611WPVが390,000円前後だ(いずれも税別)。カラーはオブシディアンミラー。○XPVタイプXPVタイプはフルフラットガラスドアを採用。定格内容積675Lの「NR-F681XPV」と608Lの「NR-F611XPV」、555Lの「NR-F561XPV」、510Lの「NR-F511XPV」、474Lの「NR-F471XPV」を用意する。発売はNR-F681XPVが12月上旬、NR-F611XPVとNR-F561XPV、NR-F511XPVが9月中旬、NR-F471XPVが10月中旬。推定市場価格はNR-F681XPVが410,000円前後、NR-F611XPVが370,000円前後、NR-F561XPVが330,000円前後、NR-F511XPVが310,000円前後、NR-F471XPVが300,000円前後(いずれも税別)。カラーはマチュアブラウン、マチュアゴールド、オニキスミラー(NR-F471XPVはマチュアゴールドなしの2色展開)。○PVタイプPVタイプはフルフラットガラスドアを採用し、ナノイーを省略したモデル。定格内容積608Lの「NR-F611PV」、555Lの「NR-F561PV」、510Lの「NR-F511PV」、474Lの「NR-F471PV」を用意する。発売はNR-F611PVとNR-F561PV、NR-F511PVが9月中旬、NR-F471XPVが10月中旬。推定市場価格はNR-F611PVが350,000円前後、NR-F561PVが310,000円前後、NR-F511PVが290,000円前後、NR-F471PVが280,000円前後(いずれも税別)。カラーはシャンパンゴールドとスノーホワイト(NR-F471PVはシャンパンゴールドのみ)。
2015年08月20日女性の出産年齢の高齢化とともに不妊治療技術が急速に進歩している昨今、不妊治療に関するさまざまな情報が飛び交っています。中でも「卵子の凍結保存」という言葉は、誰でも一度くらい耳にしたことがあるはず。若いうちに卵子を凍結して保存しておくことができれば、卵子の老化という悩みからは解放されそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。○「受精卵」の凍結保存は、不妊治療として一般的不妊治療では、排卵前に取り出した卵子と精子の受精を体外で行う「体外受精」が行われることがあります。体外受精でできた受精卵を凍結保存することは、不妊治療の一貫として一般的に行われています。この技術は、もともと、不妊治療で起こりやすい多胎妊娠を防ぐために考えられたもの。最近では、体外受精で状態の良い受精卵が複数できたときに、ひとつを子宮に戻して残りを凍結保存しておいたり、すべてを凍結保存し、より妊娠しやすいと考えられる周期に融解して子宮に戻したり、というように使われています。○未婚女性の「未受精卵子」の凍結も可能に!?では受精卵ではなく、未受精の卵子を凍結保存しておくことはできるのでしょうか。受精卵と同様、未受精卵子を凍結保存しておくことも技術的には可能です。従来は、主に女性のガン患者に対して将来の妊娠の可能性を残すため、治療前に卵子を凍結保存するという処置がとられてきました。ガン患者の女性が化学療法や放射線治療を受けた場合、治療後に不妊になることがあるためです。しかし2013年に日本生殖医学会が、加齢などによる将来の不妊が懸念される場合、健康な成人女性でも40歳未満なら未受精卵子凍結を認めるというガイドラインを発表。その影響もあって、最近では未受精の卵子の凍結保存を受け付ける病院が増えてきています。とは言え、卵子の凍結保存にかかる費用は高額。さらに、若いうちに卵子を凍結したからと言って、必ずしも将来、妊娠に成功するとは限らないのです。また、学会では「リスクを最小にするための妊娠出産の適齢期は20歳~34歳」という医学的な提言をしています。「卵子が凍結できるから結婚も妊娠もまだ先で大丈夫」なんて安易に考えず、まずは自分自身の人生設計について真剣に考えてみることが大切なのではないでしょうか。※画像は本文と関係ありません○善方裕美医師日本産婦人科学会専門医、日本女性医学会専門医1993年高知医科大学を卒業。神奈川県横浜市港北区小机にて「よしかた産婦人科・副院長」を務める。また、横浜市立大学産婦人科にて、女性健康外来、成人病予防外来も担当。自身も3人の子どもを持つ現役のワーキング・ママでもある。主な著書・監修書籍『マタニティ&ベビーピラティス―ママになってもエクササイズ!(小学館)』『だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調(主婦の友社)』『0~6歳 はじめての女の子の育児(ナツメ社)』など
2015年05月19日放射線医学総合研究所(放医研)は4月8日、マウスの凍結受精卵を米SpaceXのドラゴン補給船に載せて、4月13日に宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げると発表した。同実験は、宇宙放射線被ばくによる発がんと次世代への影響を調査する目的で行われるもので、ISSの日本実験棟「きぼう」でマウスの凍結受精卵を約6カ月間保管する。地上に戻した後、融解した受精卵を仮親に移植して個体を発生させ、寿命や発がん、遺伝子変異を調査する。打ち上げられる受精卵は、遺伝的に放射線感受性の高いマウス、がんになりやすいマウス、遺伝子突然変異解析用マウス、遺伝子の変異を持たない普通のマウスなどさまざまな系統のマウスのものを用いる。放射線感受性の高いマウスやDNA修復欠損マウスの受精卵を発生させた宇宙マウスでは、地上マウスに比べて個体発生率の低下、寿命短縮、発がん率の増加及び宇宙放射線特有の遺伝子変異などが観察される可能性があるという。放医研は、長期宇宙滞在による宇宙放射線の哺乳動物への影響に関する知見を活用し、将来の有人宇宙探査における放射線防護のための基礎データを提供し、リスク評価や防護基準の策定に貢献していくとしている。
2015年04月08日東北大学と中央大学、岡山理科大学、名古屋大学は11月24日、有機金属中の電子の動きをレーザ光の照射によって凍結・秩序化することに成功したと発表した。同成果は、東北大学 大学院理学研究科の岩井伸一郎教授、石原純夫教授、中央大学 理工学部の米満賢治教授、岡山理科大学 大学院理学研究科の山本薫准教授、名古屋大学 大学院工学研究科の岸田英夫教授、東北大学 金属材料研究所の佐々木孝彦教授らによるもの。詳細は、英国科学雑誌「Nature Communications」に掲載された。一般に、光の照射は固体物質を加熱する。これは、物質を構成する電子や原子が光から運動エネルギーを得て、動きやすくなるためである。一方、真空中の孤立原子では、レーザ光の照射によって原子が"止まる"という現象(レーザ冷却)が知られている。レーザ冷却は、気相の原子に特有の仕組み(ドップラー冷却)によるものである。このため、光によって固体中の電子の運動を止めるためには全く異なる原理が必要となる。この固体中の電子を"止める"方法は、30年以上前に提案されていた。金属に電場を印加すれば、電子は加速され、電場の向きを反転させれば電子もそれに追随して向きを変える。また、電子が追いつけないほど素早く電場の向きを変え続けると、電子はどちらの方向へ動いたらよいのかわからなくなって、結局止まってしまうと考えられていた。電子の動きが追随できないほど素早く電場の向きを変えるためには、1秒間に百~千兆(1014~1015)回のスイッチングが必要となるが、この周波数はちょうど光の振動数に相当する。つまり、物質に光を照射すれば、電子に高周波数の交流電場をかけることができる。しかし、理論計算によればこうした高周波の電場によって電子を止めるためには、物質の破壊限界をはるかに超える強い光が必要となる。このため、物質を壊さずに電子を止めることは現実的には不可能だった。そこで、研究グループは7フェムト秒(fs)という極めて短いパルス幅の赤外(中心波長1.7μm)レーザ光を開発した。この波長の光において、7fsという時間は電場の振動の1.5周期しか含まない。また、7fsは原子が動く時間スケールよりも短いので、物質が原子の熱振動によって温度が上がったり、原子移動によって物質が壊れる暇もない。この短パルスを用いることによって、試料を壊したり、極端な高温にすることなく10MV/cmの大きな電場を印加することが可能になった。そして、典型的な有機金属の1つであり、BEDT-TTF分子とI3分子が層状に積層した電荷移動錯体である2次元有機金属(α-(BEDT-TTF)2I3)中の電子の動きをこのフェムト秒レーザ光を照射して凍結、秩序化することに成功したという。研究グループでは、より強度が大きく、よりパルス幅の短い光の開発を行っている。この新しい光によって、将来、物質の中の多数の電子を止めるだけでなく、好きな方向に動かしたり、並び方を変えたりすることによって、物質の色、電気抵抗、磁性を瞬時に自在にデザインすることが可能になることが期待できるとコメントしている。
2014年11月26日米国のハイテク企業の間で従業員に対し、卵子凍結の費用を助成する動きが出てきた。現在、米Appleと米Facebookがこうした支援に乗り出したと、NBC Newsら主要メディアが伝えている。NBC Newsによると、Facebookはすでに女性従業員とその配偶者の卵子凍結費用を補助するプログラムを開始しており、Appleは2015年1月に同様のプログラムを開始するという。卵子凍結保存とは、体外受精を主な目的として卵子を保存すること。米国では、卵子凍結保存に最低でも1万ドル程度の費用が必要と言われている。これに、保存費用(年間500ドル程度)が別途かかり、経済的負担もばかにならない。報道によると、Apple、Facebookともに最大で2万ドルを助成するようだ。卵子は若いほうが受精の可能性が高いとされているが、若いうちに妊娠・出産するとなると、女性社員はキャリアを中断する選択を迫られることにもなりうる。そこで、両社はこうした福利厚生制度を提供することで、優秀な人材を確保することを狙っている。Facebookではすでにこの制度を活用している女性がいるとのことだ。FacebookとAppleの導入を受け、他社でも同様の制度を整備することが予想される。
2014年10月15日