映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に挑戦した俳優の草なぎ剛が、『週刊文春』の巻頭グラビア「原色美女図鑑」に主人公・凪沙役で登場する。『全裸監督』『獣道』『下衆の愛』で知られる内田英治監督のオリジナル脚本による本作は、トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部樹咲)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。『週刊文春』の巻頭グラビア「原色美女図鑑」に、草なぎは“凪沙”として登場。映画で描かれなかった“凪沙”の姿を、写真家・渞忠之氏が撮影した。そこから写し出させる“凪沙”は、時には女優らしく、時には小悪魔のように、時には柔らかな光に包まれ穏やかな表情を見せるなどドキっとする美しさを見せている。巻末のグラビア「男の肖像」では、タレント・草なぎ剛としてのオンからオフまで様々なシーンに密着。番組収録を楽しむ一面のほか、合間に見せる真剣なまなざし、そして愛犬・クルミちゃんとのショットなど、いくつもの表情が存分に収められている。さらに、インタビューはノンフィクションライターの金子達仁氏が務め、本作への役作りや共演者のエピソードはもちろん、草なぎの表現者として、役者としての素顔を直撃した。今まで『週刊文春』では、男性キャストが登場するときは「原色美男図鑑」として掲載。しかし、今回は、映画の主人公であり、新人女優“凪沙”として登場するため、「原色美女図鑑」として掲載。1989年6月から「原色美女図鑑」の連載を開始し、今年で32年目の歴史の中で、同誌としては初めての大胆な展開となっている。9月24日発売の『週刊文春』で詳報する。草なぎは「皆さんのお力添えによって、1カット1カット撮るごとに、僕の中の“凪沙”が出てきた感じがありました。僕より、周りのスタッフが凪沙というキャラクターを愛してくれてるので、その気持ちに応えられるように頑張りたいな、と。きっと、いいものになってるんじゃないかなと思います」とコメントしている。また、9月25日には『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』が発売される。草なぎの限定インタビューや、キャラクター相関図、映画評、小説版『ミッドナイトスワン』冒頭部分の他、「週刊文春」の「原色美女図鑑」とは別の表情を見せる凪沙の撮りおろし写真も収録。映画の世界観をより深く理解できるとともに、鑑賞の思い出になる1冊となっている。なお、小説版『ミッドナイトスワン』は現在発売中。『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』(C)文藝春秋小説版『ミッドナイトスワン』文春文庫刊(C)2020 Midnight Swan Film Partner
2020年09月14日才能って何だろう?持てる力を発揮できるフィールドが、きっとすべての人にある。作家の凪良ゆうさんに、ご自身の経験をもとに“才能論”を語っていただきました。しんどいことをしんどいと思わない。楽しんでやれるということが才能。小説を書く前はマンガ家志望。投稿など続けていた時代もあったんですが、うまくいかずにいったん離れました。10年ほど空いて、ある作品にハマったことをきっかけに、その二次創作をしてみようと思ったんですが、もうマンガは描けなかった。それで小説に挑戦してみたんです。いざ始めてみたら、書くこと自体がもう楽しくて、それ以外のことは何もやりたくなくなりました。それまで好きだった家事も全然やらなくなり、ひたすら書きました。すると、家族の不満が爆発。「そんなに毎日書くなら投稿でもしてみたら?本にでもなればいいよね」と半ばイヤミで言われたんですね。普通なら、少し反省して家のことをやったりするのかもしれないけれど、私はもう書くことに夢中なので、「プロを目指すなら書いてもいいんだ!」と免罪符みたいに思ってしまったんです(笑)。自分には小説の才能があるとかないとか考える前に、とにかく楽しくて、私の中にあるのはそれだけでした。引きこもりに近くて、友人にも「もっと外に出て遊んだり、息抜きしたら?」と勧められるのですが、私自身は小説を書くことこそが遊びで息抜きみたいな感覚でいるので、むしろ外に出かける意味がわからない。もちろん書くことはしんどい部分もあるんですが、それも含めて最高に楽しい。自分が苦もなくやれること、人から見たらしんどそうでも、自分はしんどいとも思わずにやれることが、才能というものの別の形ではないかと私は思うんです。才能と聞くと、誰かに見出されて花開くというイメージもありますが、偶然見つけてもらえて、育ててもらえる人は本当にラッキーな人。多くは、さっき言ったように、自分にとってこれをしていれば心地いいと思うことをひたすら続けていくしかないと思うんです。その道で食べていけるかどうか以前に、何かを見つけられるかどうかが大事。見つけられれば、たとえプロになれなくても自分を幸せにすることはできるんですから。早く見つかればステキだけど、若いうちじゃなくてもいい。私自身も、書き始めたのは35歳を過ぎてからで、自分が本当に書きたいものを書けるようになるまでには多少の回り道もありました。それどころか、書き始める前の10年くらいは、自分でもどうかと思うくらい、ぷらぷらとその日暮らしで生きていました。けれど小説家になったいま振り返ってみると、その何もしていなかった時期が宝物の山なんです。感じたことや考えたこと、経験したこと、人との出会いなどが引き出しに詰まっていて、物語を書いていると、その引き出しが開くんです。それは本当に貴重です。もちろん何かを成し遂げるために寝食を忘れて打ち込む時間も必要なんですが、あの“世間から見たらアカン10年”も同じくらい必要だったかなと思います。私は好きになると猪突猛進型で、他は何も目に入らなくなる。小説家になる前もなったいまも変わらず、朝起きてから寝るまでずっと書いています。その分、バランスをとって優先順位も決めてうまくやれない。一つのことにすべて注ぎ込んでしまい、私には小説しかないというのが少し寂しくもあります。一方で、好きなことに全力を注いでいるのだから、他のものはなくてもしょうがないと納得している自分もいる。実際、「他のことがすべてダメになってもこれができればいい」と思うくらい満たされた瞬間があったから、いま私は書いているんですよね。その気持ちが湧く何かに、才能の糸口があるように思います。なぎら・ゆう2006年に『恋するエゴイスト』でデビュー。BL作品を多く手がけてきた。近年は一般小説でも活躍。‘20 年、『流浪の月』が本屋大賞に輝いた。近著に『わたしの美しい庭』(ポプラ社)などが。※『anan』2020年8月5日号より。取材、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2020年08月05日インターネットの普及にともない、気軽に世界中の人と交流できるようになった現代。TwitterやInstagramなどを使って、自分の意見を発信したり、情報を共有したりできることで、世界が広がった人は多いでしょう。その一方で、顔や名前が特定されないことを利用し、特定の人物への誹謗中傷をするなどの行為が、社会問題になっています。武井壮「嫌いなやつの言葉を見て、文句いってる暇があったら…」タレントの武井壮さんが、2020年7月25日にTwitterを更新。ネット上では、毎日のように特定のことがらや著名人の発言などを取り上げて、批判が集中する、いわゆる『炎上騒動』が繰り返されています。武井さんは、たびたび目にするそういった騒動に対し、次のような持論を述べました。Twitterで嫌いな奴の言葉見て文句言ってる暇あったら大好きな人と素敵な時間過ごせ。。1分でも素敵な時間を多く生きろよ。。— 武井壮 (@sosotakei) July 25, 2020 自分が苦手に思う相手の言動に左右され、つい気にかけてしまうことはあるでしょう。武井さんは、そういった時間を無駄ととらえ、好きな人やものに囲まれて過ごすことで、「1分でも素敵な時間を送ってほしい」と訴えたのです。【ネットの声】・それに尽きる!武井さんのように影響力のある人が、こういう考えをどんどん発信してほしい。・完全に同意。限りのある時間がもったいないので、自分は有意義なことに使いたいです。・わざわざ嫌いな人を見て嫌な気分になるより、好きなものや好きな人に囲まれて過ごしたほうが幸せだと思います。人生はたった一度きりで、時間は有限なものです。武井さんのいうように、好きなものやことがらに触れて、有意義な時間を過ごせたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月26日『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画『アクタージュ act-age』の舞台化プロジェクトが始動。ヒロイン・夜凪景役をリモートオーディションで選ぶことが発表され、6月1日より募集が開始されている。『アクタージュ act-age』は、主人公・夜凪景が役者として見いだされ、芝居に奮闘する様を描く役者漫画。累計発行部数は300万部を超え、映画・演劇界からの評価も高い。今回の舞台プロジェクトは、『アクタージュ act-age』の中でも人気の高い「『銀河鉄道の夜』編」を舞台化。宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」を舞台上演する演出家と劇団員たち、そして主演を務める夜凪景との人間模様が描れていく。舞台『アクタージュ act-age~銀河鉄道の夜~』は『、デスノート THE MUSICAL』や『ミュージカル「生きる」』など手がけるホリプロの公演事業部が制作を担当。2010年『自慢の息子』で第55 回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・演出家・俳優の松井周が脚本と演出を務める。そして、舞台のヒロイン「夜凪景」を演じる女優を、全国規模にて公募し、次世代を担う女優を発掘する。グランプリは株式会社ホリプロインターナショナルと専属契約し、ヒロイン 夜凪景役で舞台デビューとなる。また、オーディションは新型コロナウイルス感染拡大による状況を鑑みて、予選は在宅環境からも参加出来る、”リモートオーディション”が導入される。●マツキタツヤ(原作者)コメントアクタージュという作品への拘りから応募されると、却ってその方自身や舞台そのものの色んな可能性を狭めてしまいそうですので、俳優として末長く活躍したいと考えてる方の一つの入り口のような作品になることを願ってます。●松井周(演出)コメント舞台版の脚本・演出を担当する松井です。「アクタージュ act-age」は俳優という「仕事」の話です。俳優はときに奇跡を起こします。でもそれは魔法によって起きるわけではありません。「アクタージュ act-age」では「演劇ってこんなふうに魔法っぽく作られているのだろうな」というなんとなくのイメージではなく、俳優がどこからヒントをもらって、何を考えてそれを表現に落とし込むのか、といった点が丁寧に描かれています。登場人物たちが俳優という「仕事」を通して、自分の居場所を求める姿を面白く描けたらと思っています。演劇は集団創作です。人が集まることで創作は始まり、人と会うことから不思議と力が湧きます。作るということはどこまでも自由です。そこで大事なことは、誇張することも卑下することもない「自分」です。そんな「自分」が集団の中でどんなふうに変化していくか、そしてまた、他の誰かが変化していくことを楽しんでもらいたいです。今まで知らなかった「自分」の居場所が思ってもみないところに見つかるという事が、演劇ではよくあります。応募者の方には、このオーディションを通してそういう居場所を見つけてほしいし、自分そのままの魅力を発揮してもらいたいです。僕は俳優もするのですが、舞台や人前でどう振る舞うかより、ふっと力が抜けた時の「隙」にこそ、その人の姿が見えてくるし、そこが面白いと思っています。自分に才能があるかはわからないけど、演じるのって面白いなと感じている方は、ぜひ挑戦してみて欲しいです。●梶山裕三(プロデューサー)コメント以前に週刊少年ジャンプ掲載の人気漫画「DEATH NOTE」をミュージカル化させていただきました。舞台化を発表したとき、原作ファンの皆様からたくさんのコメントを頂き、そのほとんどがネガティブなものでした。当時、漫画を原作にした舞台は今ほど多くなかったので、その反応も想定はしていましたが、想像以上の反応に身が引き締まったのを覚えています。我々は原作をリスペクトしながらも、「原作を舞台で再現する」のではなく、「観に来てくださったすべてのお客様を楽しませる舞台」を追求しました。その結果、ミュージカル版デスノートには原作を知らない演劇ファンの皆様にも、普段劇場に足を運ぶことがない原作ファンの皆様にもご支持いただき、5年間で3度の上演を重ね、海外でも上演される作品に成長しています。今回は、現在連載中の人気漫画の舞台化なので、前回以上にプレッシャーを感じていますが、原作者のマツキ先生と、作・演出の松井周さんの舞台化に対するビジョンが一致しているので、素晴らしい舞台になると期待しています。「夜凪景」という役は、ダイヤモンドの原石のような役です。これから女優を目指したいという方にはこれ以上ない最高のデビューになるのではないでしょうか。松井周さんは、俳優の些細な表情や心情の変化を見逃さない眼力の持ち主です。オーディション応募者の隠れた魅力を見抜き、ダイヤモンドに磨き上げてくれることでしょう。「アクタージュ act-age」を読んで演技に興味が沸いている方全員にチャンスがあるオーディションですので、皆様のご応募お待ちしています。●矢田部行庸(ホリプロインターナショナル 取締役)コメントまずはこの度のコロナウィルスの中、日々戦っておられる医療従事者の皆様に心より感謝の意を申し上げますと共に、コロナウィルスの終息を心より願っております。今回のオーディション開催にあたり、現在世界中が直面しております状況を鑑みまして、開催自体を非常に悩みました。しかしながら、自宅にて日々自粛をして閉塞感をもち生活をする中で、少しでも未来に希望を感じて頂きたい、そして我々エンターテインメント業界においてはここで文化や新たな才能を根絶やしにせず、その状況に応じて出来うる方策での開催をと思った次第です。本オーディションは、オーディション参加者及びご家族の皆様が安心できるリモート環境のもとでの取り組みになります。沢山のスターを夢みる皆さんのご応募をお待ちしております。我々ホリプロインターナショナルは「世界に通用するスペシャリストの創出」を企業理念に、ホリプログループの国際事業の窓口として2018 年6 月に設立され、海外進出を視野に入れた様々な分野のタレントが在籍しています。今回、舞台『アクタージュ act-age~銀河鉄道の夜~』ヒロイン「夜凪景」役 オーディションで全国に広く募集をする事にいたしました。日本国内そして世界に舞台・ミュージカル女優として本格的に挑戦出来うる女優の卵の発掘です。舞台『アクタージュ act-age~銀河鉄道の夜~』は『デスノート THE MUSICAL』や『ミュージカル「生きる」』など話題作を多く手がけるホリプロの公演事業部が制作を手掛け、2010 年『自慢の息子』で第55 回岸田國士戯曲賞を受賞し、現代社会のあり様をありのままに受け止める作風で人気注目を集める作家・演出家・俳優の松井周氏が脚本と演出を務める本格的な舞台作品となります。必ずグランプリ受賞者にとっての代表作となる事を確信しております。世界で大成功をおさめた日本人女優はまだいません。勿論そんな事務所もありません。我々と共に本気で国内外のトップを目指す逸材を探しています。一緒に“アクターストーリー”を進みたいあなたのアクション、お待ちしております!■舞台「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~」ヒロイン「夜凪景」役オーディション・応募期間2020年6月1日(月)00:00~2020年7月10日(金)23:59・グランプリ特典1.舞台『アクタージュ act-age~銀河鉄道の夜~』のヒロイン「夜凪景」役にてデビュー2.ホリプロインターナショナル専属契約となり国内のみならず世界を目指す女優として活動・応募資格2020年7月10日時点で満12歳~満17歳までの芸能活動に興味がある女性で国籍問わず日本語での日常会話が可能(ネイティブレベル)の人物。※英語or中国語での会話可能な者は歓迎。・オーディションスケジュール1次審査:WEBプロフィール書類審査2次審査:ビデオ審査3次審査からは2020年12月以降を予定。※上記審査スケジュールは変更の場合あり。
2020年06月11日“おうち時間”を充実させるべく各局が名作ドラマの数々をオンエアしているが、TBS系で昨夏放送され好評を博した「凪のお暇」が“イッキ見SP”として一挙放送中。5月23日(土)は8話~10話をまとめてお届けする。本作は「マンガ大賞」2年連続ノミネート、「宝島社このマンガがすごい!2019オンナ編」3位選出などで話題を集めたコナリミサトによる同名漫画をドラマ化。サラサラストレートヘア(だが実は超くせ毛!)の28歳、家電メーカーで働いていたが元カレのある言葉がきっかけで人生を“リセット”した大島凪役に黒木華。凪の“元カレ”で彼女に酷い態度ばかり取ってしまう我聞慎二役に高橋一生。凪が引っ越し先で出会うイベントオーガナイザー・安良城ゴン役に中村倫也。ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子、凪の引っ越し先アパートに暮らす老女・吉永緑役に三田佳子、シングルマザーの白石みすず役に吉田羊、その娘・うらら役に白鳥玉季。慎二が行きつけのスナック「バブル」のママ・中禅寺森蔵に武田真治といったキャストが出演した。今回お届けするのは、慎二が兄の問題と仕事のトラブルなどが重なり過呼吸で倒れ、ゴンからの誘いで初めて会社をサボり、さらに有休を取り“お暇”のためゴンの部屋に転がり込む。一方凪は実家が台風で被災したという母からの電話で北海道に帰省。母から実家のリフォーム費用を間接的に“せびられ”夢を諦めてしまう…という第8話「凪、北国へ行く」。続いて凪の母・夕(片平なぎさ)が突然上京、その場を取り繕うため慎二は「凪の婚約者で結婚資金を貯めている」とうそをつくのだが、それがきっかけで大島家と我聞家が顔合わせをすることになってしまう…という第9話「慎二、家族をリセットする」。緑の送別会でアパートが今月末で取り壊されることを知った凪だが、“お暇”の終わりが近づくなか、凪はコインランドリーの会社に就職することを決め、ゴンとも慎二とも決別。自分で生きる道を歩み出す…第10話「凪、お暇終了!」の3話。「凪のお暇 #お家でイッキ見SP」は5月23日(土)14時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年05月23日家にいると動かないし楽しみは食事のみそろそろ「自粛太り」まずくない?出典:byBirth33年間生きてきて、私はこれまでにあまり「ダイエット」ということをした経験がありません。年1の健康診断でしか体重計に乗ることはないけれど、その数値は基本的に変動なし(体重は変わらなくても体型は変わっている、という残念な事実は【30代のリアル美容#18】参照)。その理由は、元々好きな食べ物が健康志向だったことと、仕事でも、1日中ヒールの靴で重たい荷物を持って歩いていることが多かったからではないでしょうか。それが、家にこもる生活になり一変。全く歩かないのに3食しっかり食べる。しかも、「食」しか楽しみがないので、メニューはプレートで焼くなどアミューズメント性のある粉ものばかり。このような生活を1か月送ったら、なんだか顔が丸くなった気がする…。歳も歳だし無理に痩せたいとは思わないけれど、今持っている服が入らなくなって買い直すのは嫌なので、「どうにかせねば」と危機感を覚えはじめた私は重い腰を上げ、今できそうなダイエットについて考えることに。自粛中の「暇」はファスティングのチャンス?!人生初のチャレンジを試みた出典:byBirthとはいえ、「免疫力が弱るのもストレスが溜まるのも嫌だから、無理なダイエットはしたくない」そんな我儘な気持ちでネットサーフィンをしていると、私の目に「今だからやる!!ファスティング!!」の文字が。美容の仕事をしているため意識が高い印象のようですが、実はファスティングについて無知&未経験。それでも、1日~3日程度専用のドリンクのみを食し、その前後の準備期間と回復食期間も、食事の量と質をコントロールするということだけは知っていて「つらそう」「仕事の付き合いもあるし1週間くらい外食しないのも厳しいな」なんて甘いことを思っていたのです。だけど!上記の謳い文句を見た瞬間、「暇で暇で暇で仕方なくて、しかも外食のお誘いもない今って、まさにチャンスなのでは?!何より健康を損なうことなくダイエットできちゃうし、そうだ!これしかない!!」そんな風に思い立ち、善は急げと気が変わる前にファスティングサプリをそのまま注文したのです。こうして、私のチャレンジが決定。人生初のファスティング元薬剤師考案「AILES FASTING(断食療法)サプリメント」で実践 この投稿をInstagramで見る ビーズイースト(@bs_east)がシェアした投稿 – 2020年 4月月26日午前4時01分PDT 今回購入したのは、私が10年ほど前からお世話になっているスノーボード専門ショップ『b’s east』にて取り扱いのある、「AILES FASTING(断食療法)サプリメント」。元薬剤師の方が考えた栄養サプリを取ることで、一般のファスティングよりも空腹を感じにくいのだそう。味は「バナナ」「ヨーグルト」「マンゴー」の3種から好きなものをチョイス可能。私は「1番飲みやすい」と『b’s east』店長に聞いた、バナナ味で挑戦することに。こちらを1日4回、3時間おき(9時12時15時18時など)に水または無調整豆乳(1日2回まで)で溶かして飲むだけという、初心者にとってもわかりやすい商品です。「AILES FASTING(断食療法)サプリメント」特長ファスティングとは、断食療法の意味で、一般的なファスティングは専用の酵素ドリンクを利用しながら断食を行います。断食を行うことで消化機能の正常化、体内、主に腸内のデトックス効果が期待出来ます。AILESファスティングは専用のプロテインパウダーを用いているので、酵素ドリンクファスティングよりも、空腹感を感じにくいリバウンドの回避などのメリットがあります。(b’s online STORE 引用)ファスティング1日目~3日目初日:案外空腹は感じない。だけど「固形物」を噛みたい!!出典:byBirth準備期間を経て、いよいよファスティングスタート。バナナ味のサプリは普通においしいし、動いていないし頭も使っていないからなのか?夕方くらいまでは苦痛や空腹を感じることなく、「案外いけるかも」と思ったのも束の間、なんと徐々に頭痛が発生(好転反応とのこと)。自宅にいるのを良いことに、夜のドリンク時間まで、ベッドで横になり過ごしました。夕飯時になると、頭痛及び一緒に暮らす家族がおいしそうな匂いのご飯やお菓子を食べる姿を見てつらくなり、4回目のサプリを割る物を、水ではなく無調整豆乳へ変更。すると、あまりのおいしさに「いける!」と持ち直しに成功。終日「おなかが空いた」と思うことはなかったですが、とにかく固形物を噛みたくなりました。2日目:空腹感は余裕だけどドリンクの味に飽きてきた出典:byBirth相変わらず空腹感はなし。しかし、あれほどおいしく感じたバナナ味に飽きてきてしまい、この日は3回目を無調整豆乳割に。相変わらずおいしくて、無調整豆乳がごちそうに思えてきます。「回復食は何を食べよう。とりあえずバナナ味以外ならなんでも良いや」そんな気持ちで2日目も無事に過ぎ、いよいよ絶食期間はあと1日を残すのみ!!最終日:午前中やたらと空腹に!午後は録画していた映画を再生し「無」を目指す出典:byBirth最終日の午前中は、1日目、2日目には感じなかった空腹に襲われましたが、午後、以前録画をしずっと見ていなかった映画を再生し、3時間ほど時間をつぶしたことで気が紛れ、いつの間にやら3日目も終盤へ。最後は「明日以降も続けられるかも?!」なんて余裕な気持ちで、人生初のファスティングが終わりを告げました。結果&感想は?!今ファスティングをして良かったこと・変化とは出典:byBirthそして今、これを書いているのは回復食の期間。回復食で暴飲暴食をしてしまうと、せっかくのファスティングが水の泡になってしまうとのことなので、終了から1週間は、消化器に負担をかけないかつ、太りにくい食事を心がけることに。いわゆる『まごわやさしい』なんて言われているものを中心に食しています。当初ファスティングをしようと思ったきっかけである「ダイエット」という意味では、当たり前に今すぐに結果が出ているわけではないですが、以前の「食」だけを楽しみにしていただらけた生活から卒業でき、「これだけ頑張ったんだから無駄にしないよう、食事を意識して適度な運動もしよう」と思えるようになったことが、最大の変化です。また、今の時期に実践したことについては、楽しいご飯の誘いがないSNSを開いても食テロが投下されていない自粛生活特有の「何もしないまま今日も終わってしまった…」という虚無感が「今日もファスティングを頑張った」という満足感に変わったと、誘惑されることなく持続でき、何より充実感を得られたことが非常に良かったと思っています。すぐにでもまたやりたいとは正直思いませんが、数か月に1回は、取り入れるのもアリだと感じている今日この頃。暇で何をしたら良いかわからないそこのあなた!一緒にファスティング、しませんか?
2020年05月22日唐田えりか(22)が5月16日に再放送されたドラマ「凪のお暇」(TBS系)に登場した。東出昌大(32)との不倫騒動から4カ月。いまだ姿を表さない彼女に、ネットの反応は様々だ。唐田は同作で、黒木華(30)扮する大島凪の元彼に好意を寄せる女性・市川円を演じる。仕事の成績は抜群だが、同性からは「空気クラッシャー」として嫌われがちというキャラクターだ。Twitterでは唐田の登場に対して、《唐田えりかめっちゃかわいい》《これからもドラマや映画でたくさん観たい》と期待する声が。いっぽうで《唐田えりかに拒否反応が》《カットしてほしい》と批判的な声も再燃している。「唐田さんは騒動の後、Instagramを削除。ドラマ『100文字アイデアをドラマにした!』(テレビ東京系)での主演回もお蔵入りとなりました。公式サイトも更新されず、開店休業状態です。一部では『韓国で復活するのでは』と言われていましたが、韓国は日本以上に不倫が御法度。テレビ局や企業も受け入れ拒否となっているそうです。映画『寝ても覚めても』はカンヌ国際映画祭にも出品されて唐田さんの演技にも注目が集まりましたが、いまだ日韓共に復帰の目処は立たず。女優として危機的な状況が続いています」(テレビ局関係者)本誌は1月、唐田の祖父に取材。しかし“女優・唐田えりか”を心から応援していた祖父は憔悴しきっていた。再び活躍し、祖父を喜ばせる日は来るだろうか。
2020年05月17日煮干ラーメン専門店「ラーメン凪」のオンラインショップでは、自宅でも美味しいラーメンが楽しめる「ご褒美お家ラーメン!」セットを、4月15日より販売中。今回発売の自社工場直送・ラーメン凪「ご褒美お家ラーメン! 」は、店舗で提供されている「すごい! 煮干ラーメン」が、自宅やオフィスで楽しめる冷凍ラーメン。凪の伝家の宝刀ともいえる超濃厚の“煮干”スープはもちろん、中太麺と手作りの具材に加え、ピリ辛の鰮唐華タレまでの全てが堪能できる。商品は出来たてのラーメンを急速冷凍しているので、温めるだけでOK! 誰でも手軽に美味しい本格ラーメンを再現することが可能だ。「すごい! 煮干ラーメン凪の ご褒美お家ラーメン セット」※丼は含まれない(2人前:2,980円 / 4人前:4,980円 / 6人前:6,980円 / 10人前:11,000円 ※全て税込・送料込、なお北海道・九州・沖縄は別途400円)また、ラーメン凪オンラインショップでは、他にも「すごい煮干油そば」や「おつまみメンマチャーシューセット」などのラインナップを拡充し、さらには他の有名ラーメン店の商品も今後のラインナップに登場するプロジェクトも予定している。「すごい煮干油そば」「おつまみメンマチャーシューセット」商品の詳細・購入は、ラーメン凪オンラインショップ()から。また、直営店舗ではUber Eats()にて、店舗での商品をお届けするサービスも強化中。こちらも合わせてチェックしてみて。
2020年04月15日uP!!!NEXT第18弾、「uP!!!NEXT 須田景凪~晩翠~ powered by au 5G」が開催されることが決定。第5世代移動通信システム「5G」を利用した、これまでにない新たなライブエンタテイメントが実施される。uP!!!NEXTは、KDDIとぴあが提供するエンタメサービスuP!!!でこれからの音楽シーンを先駆けるアーティストと、時代に敏感なユーザーを繋ぐ、無料招待型ライブイベント。これまで米津玄師、WANIMA、岡崎体育など、さまざまなアーティストが参加してきた。第18弾となる今回は、現在放送中のドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)の主題歌『はるどなり』を手がけている須田景凪。2013年より“バルーン”名義でニコニコ動画にてボカロPとしての活動を開始。代表曲『シャルル』は自身によるセルフカバーバージョンと合わせ、YouTubeでの再生数は現在までに約7,000万回超を記録しており、JOYSOUNDの2017年発売曲年間カラオケ総合ランキングは1位、2017〜2019年の年代別カラオケランキング・10代部門では3年連続1位を獲得し、現代の若者にとっての時代を象徴するヒットソングとなっている。本イベントでは、ライブ会場とKDDI直営店「au SHIBUYA MODI」をau 5Gでつなぎ、会場のライブステージの演出に観客自身が参加する。また、ライブ会場内におけるスマートフォンを用いたインタラクティブな体験型ライブの演出に加えて、渋谷の街中で須田景凪の新曲『はるどなり』やスペシャルARコンテンツが視聴できるなど、渋谷の街でライブと連動した新たな音楽拡張体験ができる。●Audio Scape by au × 須田景凪渋谷の対象エリアを訪れ「Audio Scape by au」を起動すると、配信リリースされた須田『はるどなり』が流れ出す。実施期間:1月24日〜1月31日実施場所:渋谷MODI付近、渋谷PARCO(公園通り)付近、 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)付近●INVISIBLE ART IN PUBLIC by au vol.3 須田景凪ARアートを体験できるアプリ「STYLY」を起動し、専用マーカーをスキャンすると、目の前に須田景凪のスペシャルARコンテンツが出現。ライブに向かう途中、帰宅途中もアーティストの世界観が街の中に存在する体験ができる。実施期間:1月24日〜1月31日●「uP!!!NEXT 須田景凪~晩翠~ powered by au 5G」「はるどなり」ダウンロードキャンペーン配信シングル『はるどなり』をダウンロード者に先着で『はるどなり』CDジャケットサイズステッカーをプレゼント。会場ロビーならびに引換えブースにて実施中。詳しくはこちら:
2020年01月24日映画『火口のふたり』やドラマ「凪のお暇」「恋はつづくよどこまでも」でも注目を集める瀧内公美が、“SNSの裏アカウント”をテーマにした映画『裏アカ』に主演、ドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」など、いま勢いのある若手俳優・神尾楓珠が相手役に抜擢された。木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出ら日本を代表する数々の名監督の下で助監督を務めてきた加藤卓哉が、「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015」で準グランプリを受賞した本作でついに監督デビュー。その題材は、現在の社会や時代が持つ二面性を象徴する“SNSの裏アカウント”。裏アカウントを通して出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望、そして性への衝動を赤裸々に描き出し、観る者の心に突き刺さるセンセーショナルな人間ドラマへと昇華させた。主演は、柄本佑共演、荒井晴彦監督の『火口のふたり』で第44回報知映画賞や第74回毎日映画コンクールにノミネート、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞など、その確かな演技力でいま注目を集めている実力派女優・瀧内公美。思い描いていたものとは違う毎日に行き場のない気持ちを抱え、ふとしたきっかけでSNSの裏アカウントにハマっていく30代の女性・伊藤真知子をリアルに演じる。相手役の年下の男には、話題のドラマ「3年A組」や『HiGH&LOW THE WORST』などへの出演をきっかけにブレイク中の若手俳優・神尾楓珠。表の顔と裏の顔を巧みに使い分けながらも、心に深い闇を抱えて生きる複雑な青年を繊細に演じ切る。そのほか、真知子が働くアパレルショップのバイヤー・佐伯崇役に市川知宏、年下のカリスマ店員・新堂さやか役にSUMIRE、社長の北村圭吾役は名バイプレイヤーの田中要次が務め、真知子が訪れる大衆食堂「ふじ食堂」のシーンでは神戸浩、松浦祐也、仁科貴、ふせえりといった個性豊かな俳優陣が出演している。瀧内公美「もがきながら、一生懸命生きている女性」加藤監督の初監督作品に参加することができ、無事公開されることをとても嬉しく思います。『裏アカ』は監督はじめスタッフの方々と、どんな形にしていきたいかを共有し、何度も話し合いを重ねて撮影に挑んだ、私にとって思い入れのある作品です。主人公・伊藤真知子の孤独と満たされない日常に、ひとりの女性として、脚本を初めて読ませてもらった時から共感していました。撮影中も、真知子と同じように、“これでいいのだろうか”と悩みながら、光を追い求めるかのように、必死に駆け抜けた日々でした。もがきながら、一生懸命生きている女性の姿をぜひ劇場でご覧ください。神尾楓珠「もしかしたら身近で起こってるかもしれない」今回、原島とゆーとを演じさせていただきました。自分の中でもすごく挑戦的な役柄とストーリーだったので、どう演じるべきか苦労しましたが、加藤監督のこの作品で挑戦できたことを嬉しく思います。この役を演じて、僕が演じたような人物が実際にいるかもしれないということだったり、映画の中に出てくる事柄がもしかしたら身近で起こってるかもしれないということをSNSが発達した現代だからこそ感じました。刺激的なシーンも多々ありますが、ぜひ劇場へ足を運んでいただけると嬉しいです。ストーリー青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子は、どこか満たされない毎日を送っていた。自分の意見は採用されず、年下のカリスマ店員・新堂さやかに仕事を取られ、ストレスが溜まる日々。そんなある日、さやかの何気ない一言がきっかけで真知子はSNSの裏アカウントを作り、胸元の際どい写真を投稿する。表の世界では決して得られない反応に快感を覚えた真知子の投稿はどんどん過激になっていき、それに呼応するようにフォロワー数も増えていった。「リアルで会いたい」「もっと自分を解放して」そんな言葉に誘われ、フォロワーの1人と会うことになった真知子。その相手は、“ゆーと”という年下の男だった。真知子は自分と同じ心の乾きを持つ彼に惹かれていく。しかし、その関係は1度きり。それがゆーととの約束だった。ゆーとと会えないことから、真知子はほかの男と関係を持つようになるが、その心は満たされない。裏の世界でフラストレーションがたまっていくのとは裏腹に、表の世界は、店の売り上げ不振回復への施策に自身のアイディアが採用され、大手百貨店とのコラボレーション企画が決まるなど充実していく真知子。やりがいのあるプロジェクトに意気込む真知子だったが、その百貨店担当者の原島努こそが、あのゆーとだった。表の世界で再会を果たした2人。平静を装う原島に対し、心乱れ動揺を隠せない真知子。原島ではなく、ゆーとに会いたいという思いが日増しに募っていく。表と裏、愛情と憎悪、真実と嘘、理性と欲望…相反する2つが激しく交錯する中、真知子に突然訪れる結末とは…。『裏アカ』は6月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日毎クールに必ず1本はある、“お仕事ドラマ”。今年は特に豊作で、とりわけ同期や家族との関係、恋愛、結婚・育児との兼ね合いなど日常生活と社会の中で何かしらの課題を抱えた女性たちが、右往左往しながらも前を向いていく姿が数多く描かれた。北川景子の“万智”が自身の結婚生活と向き合う「家売るオンナの逆襲」(NTV)「私に売れない家はない!」や「GO!」の決め台詞を繰り出し、家を売りまくってきた不動産営業の三軒家万智(北川景子)。2016年のレギュラー放送を経て2017年5月のスペシャル版「帰ってきた家売るオンナ」で屋代課長(仲村トオル)と結ばれた万智は、2019年、2年ぶりにテーコー不動産へと戻ってきた。今回はライバル・留守堂(松田翔太)が登場し、2人の家売り合戦や、足立(千葉雄大)とのいわゆる“ふどうさんずラブ”も話題となったが、注目したいのは万智と屋代の結婚生活だ。結婚しても、“サンチー”こと万智の「家を売るために」昼夜問わずに猛進するところは相変わらず。いまでも「課長」、そして「三軒家くん」と呼び合っている。「私は課長のもとしか帰るところはありません、妻ですから」と話していた万智だったが、留守堂とのバトルが白熱するうちに家庭をないがしろにしてしまい、屋代の気持ちが揺れ動き(?)不倫騒動が勃発。いくら食事が用意してあっても、一緒に食べなくては意味がない。「人に家を売ってる間に、自分の家が崩壊しちゃう」と屋代がこぼしたのは本音に違いなく、万智は自分自身の問題に直面することに。家を売るため万智が顧客に向かって放った言葉が、時にはそのまま自分に返ってくることもある。社内で女性が輝くための「ウーマン・プロジェクト」が発足した際には、万智は女性だけが仕事と家庭を両立させながら“輝くこと”を要求されると言及。共働きの夫婦とは、共に働きながら、共に生きること。そんな思いから生じた提案が、ワーキングマザーと子どもを生まないことを選択した同僚の家選びを見事に取り持つことになった。留守堂との決着も含め、実は全ては、万智が万智のままでいながら「家を売る」ことと、妻であること(そして母になること)にどうバランスをとっていくか、という物語でもあった。この鮮やかなストーリーテリングはさすが大石静・脚本。1月からは吉高由里子主演「知らなくていいコト」が控えており、こちらも楽しみだ。吉高由里子の“結衣”に学ぶ、たおやかな働き方「わたし、定時で帰ります。」(TBS)吉高由里子が「定時で帰る」だけでなく、それぞれキャラの立った登場人物たちの働き方を描いた群像ドラマとしても話題を呼んだ本作。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いている東山結衣(吉高さん)が効率的に仕事をこなし、定時になるときっちり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との余暇も大切にする姿は、ノー残業デーであっても、なかなか定時に帰りづらい空気がある中で憧れをもって視聴者に受け入れられた。そんな結衣の周りには、部下にも自分にも厳しすぎるあまり、追い詰められてしまう三谷(シシド・カフカ)や、サービス残業どころか、深夜まで仕事をしてオフィスに寝泊まりする吾妻(柄本時生)、双子を出産後、育休明けでも以前と変わらず仕事ができることを証明しようとする賤ヶ岳(内田有紀)、SNSに撮影裏をアップしたことから炎上、クライアントと揉めて出社拒否になる新入社員・来栖(泉澤祐希)、クライアントからセクハラ・パワハラを受けている派遣のデザイナー・桜宮(清水くるみ)といった面々が。元婚約者・種田(向井理)はワーカホリックである一方、その弟・柊(桜田通)は引きこもり中。パワハラ発言を繰り返す福永部長(ユースケ・サンタマリア)は、論外の低予算で納期ぎりぎりの仕事を引き受けてくる。毎週描かれる、こうした働き方模様にも「自分を見ているよう」「耳が痛い」「リアル過ぎてつらい」などの声が寄せられた。結衣には、体を壊してしまった種田や、高度経済成長期から家族を顧みず仕事に没頭してきた父親に対する複雑な思いもある。自分自身悩みながらも、その都度たおやかに、腐ることなく1つ1つの問題に向き合っていく結衣の姿は、吉高さんの好演も相まって共感を呼んだ。何よりこのドラマのすごいところは、例え“ブラック上司”といわれた福永であっても、彼らがそれぞれに抱いている働く理由を否定しなかったことだ。働き方改革などの以前に、「何のために働いているのか?」への答えは十人十色であること、1人1人違っていて当たり前という大前提が、きちんと描かれていた。だからこそ、共に知恵を出し合い、協力し合い、補い合うのだと。このドラマに貫かれている、そんな包容性が観る者を惹きつけたのかもしれない。このドラマ以降、「きょうは定時で帰ります」と宣言する人が増えたように思うのは気のせいではないだろう。“凪”黒木華の人生リセットストーリー「凪のお暇」(TBS)コナリミサトの原作漫画同様、黒木華がフワフワ、モフモフのパーマで大島凪になりきった「凪のお暇」は、黒木さんや高橋一生、中村倫也らキャストたちのハマりっぷりもあって、2019年の夏を席巻した。職場の人間関係にSNS疲れ、母親からのプレッシャーなど、グサグサ刺さりまくった人は数知れず!?初回無料見逃し配信の再生数がTBSドラマの過去最高記録となったという。「物捨てて、引っ越ししたくらいで人生リセットできてたまるか」。その第1話の慎二(高橋さん)の言葉はもっともだ。しかし、空気を読むことに疲弊しきった凪はもう、そうするしかなかった。前の職場や彼氏=慎二とつながっているスマホを解約し、布団と自転車以外の家財道具を手放すほどの荒療治が彼女には必要だった。時には、“自分かわいさ”にスパッと断ち切ってもいい、そう凪が教えてくれた。ところが不思議なもので、そうして行き着いた先で自由気ままに生きているゴン(中村さん)や、同じように生きづらさを抱えている坂本さん(市川実和子)、毎日の暮らしを大事にする緑(三田佳子)、白石親子(吉田羊&白鳥玉季)、スナック「バブル」のママ(武田真治)らと出会うことができたのだ。こうした個性的な登場人物のキャラ立ちに加え、凪やゴンの節約料理や、凪のゆったりしたお暇ファッション、ゴーヤ、黄色の扇風機などの美術セットに音楽といった、世界観の作り方も巧みで、あのアパート「エレガンスパレス」が癒やしの魔法に包まれているかのようでもあった。凪たちが抱える現代の悩みの深刻さを、どこかファンタジーな世界が見事に中和してくれた。あのまま押しつぶされそうな空気の中で暮らしていたら、絶対に出会わなかったであろう人たちとの関わりの中で、凪はもちろん、似た者同士の慎二も変わっていき、ゴンも、坂本さんも、“アダハラ”(足立ハラスメント)とまで呼ばれた足立さん(瀧内公美)までも、それぞれに化学反応が起こって“おいしい空気”が伝播していく様子は、爽快で尊くもあった。そして、お暇には必ず終わりが訪れるもの。ちょっぴり頼もしくなった凪にさよならすることが、あれほど嬉しく、寂しく感じるとは思わなかった!“サクラ”高畑充希が見つけた本当の“力”とは「同期のサクラ」(NTV)空気を読みすぎて病んでしまった凪ちゃんの後にやってきたのは、最初から空気を読む気のない(?)、忖度知らずの主人公・北野桜(サクラ)だった。「過保護のカホコ」遊川和彦のオリジナル脚本のリアルとトンデモのボーダーをギリギリで演じられる高畑充希だからこそ体現できた役で、同期を演じた百合(橋本愛)、葵(新田真剣佑)、菊夫(竜星涼)、蓮太郎(岡山天音)という個性のバランスも絶妙だった。そもそも同期に目をつけるのは、新しい着眼点だ。たまたま同じ地域に住んでいた義務教育と、たまたま同じ偏差値だった高等教育を経て、一社会人となって出会うのは、出身地も、学歴も、価値観もバラバラ。ただ、その理由は様々だろうが、多かれ少なかれ、その場所で何かを成し遂げたいという夢を持って集ったはずだ。そんな同期社員たちの10年間という月日を、よりコメディタッチのHuluスピンオフも含めて丁寧に積み上げてきたことは、特に8話以降、“仲間”がサクラに向けて語る言葉に重みを与えてくれた。最終回の舞台は、2020年3月。副社長となった黒川(椎名桔平)の誘いを受けたサクラが花村建設に復帰するところから始まる。いままで、“それはおかしい”と思ったら「スゥーッ」と息を吸い、相手が誰であっても逐一、口にしてきたサクラ。そして、その度にサクラを説得し、巧みに手綱をとってきたのが人事部長だった黒川だ。そのサクラなりの正しさ、自分らしさは“力”があれば貫くことができる、という黒川にすっかり感化されたサクラは、会議でも自分の意見が通るようになり、かつてない高揚感を仕事で得ていく。だが、そんなサクラを心配して集まった同期とは衝突、サクラは孤独を実感することになる。「私には夢があります」と入社当時から言い続けてきたサクラの夢の一つ、「故郷の島に橋を架けること」は叶わなかった。だが、「一生信じ合える仲間を作ること」、そして「その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ること」という夢はまだ消えてはいない。同期だけでなく、人事部時代から見守ってくれたすみれ(相武紗季)や、サクラに感化された隣人の脇田(草川拓弥)、そして偶然声をかけられた、かつての自分そっくりの内定者(美山加恋)の姿にも戒められるように、自分が持っている“力”=仲間に気づいたサクラには思わず拍手を送りたくなった。その“力”は「空気は読まないけど、人の心を読もうとするサクラが大好き」という百合の言葉にも集約されている。「はい、同期」と最後に写真を撮った後、それぞれ別々に歩んでいくラストシーンも「ひじょーにいい!」戸田恵梨香の“喜美子”、“女だてらに”に抗う「スカーレット」(NHK)NHK連続テレビ小説「スカーレット」は、滋賀県信楽を舞台に女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)の人生を描いていくが、これがまた、かなり波瀾万丈な物語だ。戦後まもなく、両親と2人の妹と暮らす喜美子の家は貧しく、頑張り屋で、手先が器用で聡明な喜美子は子どものころから一家の働き手のひとりだった。お父ちゃん(北村一輝)は「女に学問は必要ない」という考えの持ち主で、幼なじみの照子(大島優子)や信作(林遣都)が高校へ進学する一方、中学を卒業した喜美子は15歳で単身、大阪へ。下宿屋で住み込みの女中をしながら、仕送りすることになる。下宿屋では、仕事に厳しい大久保さん(三林京子)にみっちり仕込まれながらも、個性豊かな人々と都会の生活の中で美術学校へ行くことを決める喜美子だったが、あるとき、お父ちゃんによって強引に信楽に連れ戻されることに…。大阪時代、特に大きな影響を喜美子に与えたのは、新聞記者としてバリバリ働いていたちや子(水野美紀)だ。報道も、陶芸も男性社会。「だから女は」「女のくせに」「女だてらに」、ちや子さんも相当言われてきたはずであり、喜美子はちや子にだけ本音の涙を見せたことも。地元の丸熊陶業で、日本画家のフカ先生こと深野心仙(イッセー尾形)のもと修行し、火鉢の絵付け師として働き始める喜美子だったが、なんと信楽初の女性絵付け師として会社のPRに利用されることに。新聞社から取材を受けるも、不本意ながら“マスコットガール・ミッコー”と名付けられてしまうのだ。やがて一人前の絵付け師になった喜美子に、並外れた陶芸の知識と技術を持つ、真面目で素朴な青年・八郎(松下洸平)との出会いが!陶芸にすっかり魅せられた喜美子と八郎は引かれ合い、八郎の作品が陶芸展で入賞したことで無事結婚。喜美子は、陶芸家となった八郎を支える日々を送ることに。この八郎は、お父ちゃんとは真逆ともいえるキャラクターだ。朝夕2時間、職務以外に2人きりで陶芸をしているところを誰かに見られたら「何を言われるか、わからん」「僕にとって川原さんは女や」と喜美子の身を案じる。しかし、いざ陶芸のことになると厳しい目も持ち、もの作りの基本のキを喜美子に伝えようとする。貧しさや運命のいたずらだけではなく、“お父ちゃん”をはじめとした旧態然とした価値観とも闘い続けてきた喜美子は、これからは八郎と二人三脚で陶芸に挑んでいくわけだが、果たしてどんなことが待ち受けているのか。自分のやりたいことを職業にし、食べていく難しさを、おそらくこれからも実感していくことになるはず。労働とその対価についても突っ込んでいくドラマだけに、今後の展開にも期待したい。ほかにも、大河ドラマ「いだてん」では、日本人女性初のオリンピック選手・人見絹枝(菅原小春)をはじめ、男性主体のルールや価値観の中で闘う女性スポーツの先人たちが描かれ、涙を誘った。また、前期の朝ドラ「なつぞら」では、日本のアニメーション黎明期にアニメーター・なつ(広瀬すず)が結婚・出産し、夫(中川大志)が家事を担うなど、結婚しながら仕事を続けていくことの難しさが語られていた。桜井ユキ主演の「だから私は推しました」は、30歳間近のOLがリア充を装う日々に疲れ、地下アイドルというのめり込めるものに出会ったことで人生が変わっていく異色の成長物語だ。ときに自分自身を重ねつつ、一緒に泣いて、笑って、救われて…。明日への活力と一歩踏み出す勇気をくれたドラマたち。年末年始に、改めてふり返ってみては?(text:Reiko Uehara)
2019年12月29日俳優・古谷一行(75)の孫・降谷凪(ふるや なぎ・10)が、20年1月公開の映画『ラストレター』で俳優デビューする。岩井俊二(56)を監督とする同作は、松たか子(42)が主演。さらに福山雅治(50)や広瀬すず(21)、神木隆之介(26)などが出演する。降谷は松が演じる岸辺野裕里の息子・瑛斗を演じる。同役の抜てきにあたって、岩井監督のイメージに合う役者が見つからなかったという。何度かオーディションを行い、約200名の中から降谷が選出された。降谷は出演にあたり、こうコメントを寄せている。《映画の撮影現場に行くのは初めてだったから緊張したけど、スタッフの皆さんに優しくしてもらったので楽しかったです》とし、《休み時間には、岩井監督にオモチャでいたずらをしたりしました。触ったら変形するオモチャで、監督に渡したら「わー!」ととても大きな声で驚いていました。『ラストレター』で経験したことや気持ちを大切に、面白い表現が出来る役者になりたいです》そんな降谷は人気バンド・Dragon Ashのヴォーカル降谷建志(40)と女優のMEGUMI(38)を両親に持ち、さらに祖父は『金田一耕助シリーズ』(TBS系)で金田一耕助を好演した古谷だ。「テレビ番組でも凪さんを古谷一行さん似だと語っていたMEGUMIさんは、初めから凪さんを俳優として育てようとしていなかったようです。子供には進路の選択肢を多く持てるようにしてあげたいと語っていました。凪さんは様々なことを体験した上で、俳優にチャレンジしたようです」(芸能関係者)“サラブレッド”とも言える降谷に、ネットでは期待の声が上がっている。《古谷一行の孫がデビューということはリアル金田一少年ってことですね!!すっげぇ!!!》《降谷建志とMEGUMIの長男・降谷凪くんが俳優デビューするらしいけど、祖父の古谷一行が金田一耕助なんだから金田一少年の事件簿の続編があるなら絶対に金田一役やってほしい》《MEGUMIさんの長男が漂うイケメン感…子供ながらにイケメンって凄!!》
2019年12月09日Dragon Ashの降谷建志と女優のMEGUMIの長男・降谷凪が、映画『ラストレター』(2020年1月17日公開)で俳優デビューを果たすことが9日、明らかになった。同作は岩井俊二監督によるオリジナルのラブストーリーで、夫・子供2人と暮らす岸辺野裕里(松)が、姉・未咲の死をきっかけに初恋の人・鏡史郎(福山雅治/神木隆之介)と再会し、そこから始まった手紙の行き違いが姪・鮎美(広瀬すず)を巻き込んでいく。20年以上のキャリアで熱狂的なファンを生み出してきた岩井監督が、自身の原体験を詰め込んだ集大成として、初めて出身地である宮城でのロケーションで挑む。凪が演じるのは、松演じる裕里と庵野秀明演じる宗次郎の息子・岸辺野瑛斗。撮影前、瑛斗役のオーディションを行いましたが、なかなか岩井監督のイメージに合う「瑛斗」が見つからず、何度かオーディションを行い、約200名の中から凪が抜擢された。○降谷凪 コメント映画の撮影現場に行くのは初めてだったから緊張したけど、スタッフの皆さんに優しくしてもらったので楽しかったです。休み時間には、岩井監督にオモチャでいたずらをしたりしました。触ったら変形するオモチャで、監督に渡したら「わー!」ととても大きな声で驚いていました。『ラストレター』で経験したことや気持ちを大切に、面白い表現が出来る役者になりたいです。
2019年12月09日優しくて素敵な男性なのに、関わっているとなぜかこちらが情緒不安定になってくる男性っていますよね。最近では、大ヒットドラマ「凪のお暇」でも、主人公の凪が“ゴンさん”という男性に恋して一時期自分を見失ってしまい、話題になりました。優しいのになぜかこちらが情緒不安定になってしまう男性の特徴を知っておけば、深みにハマる前に気付いてブレーキをかけることが出来ます。■ 誰にでもとにかく優しい女性はなんだかんだ言っても、優しい男性には弱いものです。男性に優しくされると良い気分になれますし、自分がちょっとお姫様になったようで特別な女性かのように思えるんですよね。でも、優しい男性だと思って嬉しくて親密になっていくうちに、気付いたら気持ちの波が激しくなっていて、自分でもコントロール出来なくて辛い……。これは、その男性が“誰にでも、とにかく優しい”という時に起こりがち。女性は優しい男性が好きだと言っても、自分だけに特別優しいということが特に心に響きます。しかし、み~んなに優しい男性は、あなたが夢見た「私は特別な存在」という幻想をやがて打ち砕くでしょう。やがて、「私はその他大勢の一人、別に特別じゃなかった」と感じて、どんどん元気がなくなってしまうのです。■ 気のある素振りばかりなのに付き合わない「彼、絶対私のこと好きだよね……?」そう思ってしまうほど、気のある素振りばかりを見せてくる。けど、いつまで経っても“彼女”になれる気配がない……。女性はこんな状態に情緒不安定になってしまいます。「もうちょっと押せば付き合えそう」と思いながら、どんどん深みにハマって行きます、そのうち、「どうして?私の何がいけないの……?」と、この理不尽な状況を呪うようになり、何も手につかなくなってしまうことも。結局、思わせぶりなことばかりするのに付き合えない男性って、先に述べたように“誰にでも優しい”から、あなたにもいつも通り優しくしているだけなんです。そこに恋愛感情があるかどうかは、また別。もしかしたら両親から「女の子には優しくするんだよ」とずっと言われながら育っただけなのかもしれません。■ 付き合ってないうちから体の関係にこのタイプの男性は、女性に対して「私のこと好きみたい」と思わせます。そして、なんとなく“そういう”雰囲気になってしまいがち。「関係を持てば、さすがに付き合えるかも」と思うから体を許してしまうのでしょう。しかし……それでも、あなたは“彼女”にはなれない。普通の女性なら、もう情緒不安定間違いナシですよね。こんな状況に陥りたくなかったら、良い雰囲気になっても、一線を超える前に言葉で確認しましょう。「付き合うの?」と。この一言が言えるかどうかで、あなたの未来は変わります。■ 流されないで!「好きだからあんなこと言った(した)んじゃないの?」と思っても、そんな常識が通用しないのがこの手のタイプの男性です。付き合えない、でも変わらず優しい、そして体も求められそうになる……。もしもそんな状況になってしまったら、流されないで突き放すことをおすすめします。ドラマでも、突き放して離れていく凪にゴンさんは「初めて恋に落ちた」んですから。(かりん/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年11月03日女優・吉田羊が『アナと雪の女王2』にて洋画アニメーション声優に初挑戦していることが分かった。「コウノドリ」シリーズや「凪のお暇」、『嫌な女』などに出演する吉田さんが本作で吹き替えるのは、アナとエルサのいまは亡き母親でアレンデール王国の元王妃・イドゥナ。前作で船の事故により命を落としてしまったと語られていたが、本作では“回想シーン”で登場。ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が手掛けた幼いアナとエルサに歌う子守歌を披露する。今回吉田さんはオーディションに参加し、見事合格し『アナと雪の女王』への仲間入りを果たした。本シリーズの大ファンだと語る吉田さんは「オーディションの合格通知をいただいたときは、びっくりしすぎて『ウソ!?』と言ってしまいました(笑)。ディズニーの作品はまさに“夢の世界”で、まさか自分がその世界の住人になれるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです」と参加決定時をふり返る。実際にアフレコしてみて「声の強弱やキャラクター同士の距離感を意識して演じました。アレンデール王国の王妃という気品や気高さを意識して演じさせていただいたので、“私の声には聞こえないね”という風に言っていただけたら成功かなと思っています」と観客の反応が楽しみだとコメントしている。なお、先日公開された日本版本予告では、吉田さんが吹き込む声も聞くことができる。「なぜ私だけ魔法が使えるの?」という幼いエルサの問いかけに、「いつか答えが分かるわ」とイドゥナ。前作では決して明かされなかった“エルサの力の秘密”を知る重要なキャラクターだ。『アナと雪の女王2』は11月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年10月31日9月に最終回を迎えた『凪のお暇』は、人気コミックが原作のドラマであったが、原作とドラマの違いとは何だったのだろうか。現在6巻まで出ている原作を読んでみて思ったのは、原作はまだ旅の途中であるが、ドラマは夏に放送されたこともあり、「夏休み」を「お暇」に重ねて描き、それがいつかは「終わる」ということにポイントがあると感じた。「夏休み」は終わるものである。だいたいのドラマもワンクールで終わるものだからドラマではよく「夏休み」をモラトリアムやいつかは終わるものの象徴として描いたり、終わったときに登場人物が成長しているものになっているということはよくある。ドラマの『凪のお暇』も、「夏休み」=「お暇」が終わるときに、凪(黒木華)をはじめ、登場人物は、何かを見つけて前を向いてあるいていく性格がより濃くなっていたのではないだろうか。原作漫画はまだ終わってはいないのだが、ドラマは終わるからこそ、凪だけでなく、凪以外の人たちにも同じように「夏休み」の終わりには、何かの変化が訪れることが一話から明確に描かれていたと思う。変化を描くためには、その人の弱点もあからさまに描かれたほうが、視聴者に伝わりやすい。凪の場合は空気を読みすぎて、同僚に対しても、あわせすぎて関係性がぎくしゃくしていることが描かれていた。彼氏である慎二(高橋一生)にも、思ったことを言えず、自分を偽って接していたが、それだけが自分の切り札だと思っていた。いっぽうの慎二は、「空気は作るもの」とうそぶき、なんでも卒なくこなし、同僚の男性の間でもマウントをとるようなふりをしていたが、心の中には澱が溜まっているということが描かれていた。だからこそ、慎二は原作よりもとにかくよく泣いていた。また、凪が引っ越した先で出会うゴン(中村倫也)は、イベントオーガナイザーで、女性関係が激しく、「メンヘラ製造機」と呼ばれていた。誰とでも仲良くなれるオープンマインドだが、人を本気で好きになったことがないという性質でもあった。原作では、主人公の凪の変化が中心に描かれているし、まだ終わっておらず続いていくものなので慎二もゴンもはっきりとした進路は描かれないが、ドラマでは凪だけでなく、慎二やゴンもどう変化していくかに、きっちり落とし前をつけていた。そのことで最終回を見て、いろんな意味でスッキリした気分になれた。最終回、凪は取り壊しによってアパートを離れ新たな道を歩んでいく。ゴンは凪に出会ったことで自分にも誰かを本気で向き合う気持ちがあると気づけたし、お隣の緑さんもまた家族との長い確執を乗り越え故郷に向かい、またドラマの中では凪に空気を読ませることを強要する嫌な同僚として描かれた足達さんや、仕事ができるが常に周囲にあざといと思われている恋敵として描かれた市川円が、オフィスのはみだしもの同士として友情が芽生えるかも?というシーンまで用意してくれていて、個人的にはありがたかった。なぜなら、悪役、敵役の駒としてだけ存在しているキャラクターには胸が痛むからだ。そうやって、誰もが「長いお暇」を終え新たな道を歩んでいく。仲でも特筆すべきは慎二である。ドラマを第1話から見ていると、凪よりもいろいろなものをこじらせて路頭に迷っているのは慎二のほうではないかと思えていたが、慎二もまた「お暇」の期間を過ごしたことで、凪と同じように空気にとらわれている人間であり、壊れる寸前だったことに気付くのである。だからあんなに泣きじゃくっていたのだ。しかし、泣けるということは、自分の感情を無視せず向き合っているという証拠でもある。泣いて泣いて自分の気持ちに向き合って、慎二も前を向いて歩んでいく結末となったし、最後には凪と慎二は“空気とかそんなの関係なく”純粋に一緒に楽しく過ごすためにデートをすることになる。ここで慎二は心の中を素直にさらけ出して笑いあうこともできたし、最後に凪とハグをするかしないかで小さな言い争いもできるようになっていた。この言い争いのシーンを見て、凪と慎二の間に、よくあるハッピーなラブコメのような、「ケンカしてるけど一番よくわかりあっている」ふたりの空気を感じた。ふたりは完全に別れ、別々の道を歩む結末にたどり着いたが、ふたりが心の中の膿を出し切って、素で会話できるようになったのであれば、もし偶然に再会しても、恋愛感情のあるなしにこだわらず良い関係が築けるのではないかという気さえした。良い「お暇」の終わりであった。【PROFILE】西森路代(にしもり みちよ)ライター。1972年愛媛県生まれ。大学卒業後、テレビ局でのOL時代を経て上京。編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。俳優や監督へのインタビューやテレビ、映画についてのコラムを主に執筆。現在、朝日新聞、TVBros.などで連載を持つ。
2019年10月29日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の最終話が、9月20日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSもすべて捨てる人生リセットドラマだ。両家顔合わせは大混乱のなか幕を閉じるも、空気を読まなくなったことでぐっと付き合っていた時より距離が縮まった凪(黒木華)と慎二(高橋一生)。しかし顔合わせの帰り道、ついに決意したゴン(中村倫也)が凪に告白。さらに住んでいたアパートの取り壊しが決まってしまう。お暇の果てに凪が出す結論とは……というのが最終話のあらすじ。アパートを引っ越したゴンから再び「ここで一緒に暮らそう。おばあちゃんになった凪ちゃんの横で昼寝したい」とプロポーズされるも、「私、ゴンさんから色々もらうんじゃなくて、美味しい空気を大好きな人たちにあげられる人になりたい」と断る凪。これまでその場の空気に流されてきた凪だが、食い下がるゴンに対しても「ごめんなさい」ときちんと自分の意思を貫く。次の職場と家を決め、迎えたお暇最終日。慎二の誘いで久しぶりのデートを楽しむ2人は、再び水族館ではぐれたイワシを見つける。群れになじめない2人の象徴だったイワシの前で、“車を運転する”“美味しいものをみんなで食べる”といったウィッシュリストを慎二に見せる凪。そして「今ね、ちょっとだけ未来が楽しみなんだ。でも……」と語る凪をさえぎって、全てを察した慎二はこうエールを贈る。「その未来に俺はいない。だろ?もういいよ、わかった。認めてやるよ。お前はもう一人でしっかり泳いでいるよ。だからお暇卒業すんだろ?だから俺もお前を卒業してやる。俺が話したかったのは、お前は絶対に大丈夫。ってこと」自分の意思で見事にお暇の出口を見つけ、ゴンと慎二からも“卒業”した凪。お暇中に出逢った人たちと共にもがきながら、自分自身を見つめなおし、自分と向き合う時間を持ち、新たな人生を歩む力を育んだ。人との絆を紡ぐことで人は成長すると、体現してみせたのだった。そして、ゴンと慎二という2人に頼らずそんな凪から勇気をもらう視聴者の声で溢れていた。《人と距離を置いて『自分探し』をする。でも、やっぱり自分を成長させてくれるのは『人』。そんな大事なことを教えてくれたのは、アパートの住人や坂本さん、バブルのママ、ゴンさん、慎二君。色んな感想が湧いてくる》《凪ちゃん、短い間にすごい成長したな…すてきな人とたくさん出会えたこととそこから学んで考えて行動にうつすことだな…というのがわたしの得た教訓である。わたしも周りのひとを大事にしよう》《凪ちゃんほんとよく頑張ったなぁ。殼を破ると決めた人の行動力ってすごいんだなと教えてもらえた。シンジもゴンもお母さんも、どえらいトラップだったけど、強い意思で乗り越えた。結果、トラップの皆さんもろともレベル1upした。人って一人で成長するもんじゃないんだね》SNSでは早くも“凪ロス”を叫ぶ声も。成長した凪の姿をいつかまた見られる日が来ることを祈ろう――。
2019年09月25日好きな人の本命になるのは、いつだって私たちの大きな課題ですよね。仮に付き合えても浮気や別れの心配がありますし、なかなかモテる男性からは振り向いてもらえないし、恋は本当に悩みが付きません。ではどうしたら、好きな人から愛される女子になれるのでしょうか?今期大人気だったドラマ『凪のお暇』(TBS系)では、主人公の凪が二人の男性から言い寄られていますよね。そこで、凪を参考に、「男性が手放したくない本命女子の特徴」についてご紹介します。■ 見栄っぱりじゃない「変にブランド品を買い漁ったり、マウント張る女子は好きじゃない。身の丈に合った生活をしつつも、それを楽しんでいる子が良いなって思う」(30歳/営業)『凪のお暇』の登場人物・慎二(高橋一生さん)は、豆苗を育てたり節電をしたりする凪(黒木華さん)をバカにしていましたが、回を追うごとにそんな家庭的な凪に惹かれてお付き合いすることになっていたことがわかりましたよね。やはり遊びならブランド品で身を固めたような見栄っ張り女子もアリですが、本命となると話は別。等身大の子のほうが、男性も「いざというとき守ってあげたい」と思うようです。■ 安心感がある「仕事終わりにのんびり彼女とTVを見る時間がたまらなく好き。幸せだなって思います」(28歳/IT)ドラマの中でも、コミュ力が高く、誰よりも空気を読んでいる慎二が、凪と一緒にいるときは安心している様子が伺えましたよね。ただ一緒にいるだけで落ち着けるなんて、毎度大泣きするほどに、慎二が凪を手放したくないのもうなずけます。2人でアクティブにデートを楽しむのも良いですが、沈黙でも苦にならないか知っておくのは必要かもしれませんね。■ 芯がある「ニコニコしながらも、割と自分の意見は言ってくれる彼女。こっちとしてもラクだし、ケンカになることもないのでありがたい。相性が合うってこういうことなのかな?って思います」(31歳/教育)「メンヘラ製造機」のゴンさん(中村倫也さん)と体の関係を持ち、一時はゾンビ化してしまった凪。しかしこのままじゃいけないと思い、ゴンさんとはお別れすることにしました。「弄ばれた!」と怒るでも泣きわめくでもなく、しっかり自分の言葉で別れを告げた凪。それ以降、ゴンさんは凪に恋をしましたよね。穏やかで優しく、でもきちんと芯がある女性は気になる存在になりやすいもの。「ほかの女性とは違うな」と感じ、手放したくなくなるのです。■ おわりに彼に「もっと一緒にいたい」「二人でいると幸せだな」と思ってもらえれば、手放したくない本命女子になれた証。ぜひ上記の男性の意見や凪を参考にして、彼から追いかけてもらえる女子を目指してくださいね。(和/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年09月25日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らが共演した「凪のお暇」が9月20日のオンエアで最終回を迎えた。凪は慎二とゴンのどちらを選ぶのか?凪のひと夏の“お暇”の終わりに多くの視聴者が注目、様々なコメントがSNSに投稿されている。空気を読んで周りに合わせてしまう性格のため周囲からマウンティングされ続けてきた大島凪に黒木さん。凪をマウンティングしまくるが実は自らも空気を読んで生きてきた我聞慎二に高橋さん。凪が引っ越し先のアパートで出会う超パリピで誰にでも優しい安良城ゴンに中村さん。3人を取り巻く人として凪と同じアパートで暮らす老女・吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田羊、娘・うららに白鳥玉季、ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子、凪が去った後慎二と付き合った市川円に唐田えりか、慎二行きつけのスナック「バブル」のママ・中禅寺森蔵に武田真治、凪の母・夕に片平なぎさといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ゴンから“マジ告白”された凪は、緑が松山に戻ることを聞き「バブル」で送別会を企画する。カラオケで盛り上がるがそこでアパートが今月末で取り壊されることを知る。みすずもゴンも新居が決まっていた。“お暇”の終わりが近づくなか、凪はコインランドリーの会社に就職することを決め、ゴンの告白も断り、慎二とも決別。自分で生きる道を歩み出す…というラストだった。バブルで開催された緑の送別会で登場人物たちが次々と歌を披露するのだが、そこで凪が選んだのは「ジュリアに傷心」。80年代のチェッカーズのヒット曲だが「あなたの番です」で使用されたこともあり「え?あな番?」「ジュリアに傷心って今ドラマ界でブームなのかな」などの声が上がったほか、ゴンの歌声にも「ゴンちゃん美声」「慎二の歌フルで聴きたい!」「フルコーラスでもよかったとおもうの」などの声が集まる。結局凪は慎二もゴンも選ばず1人で生きていくことになったが「あー不器用な慎二 応援してたのになぁ」「慎二報われて欲しかったな」「個人的には慎二とくっついて欲しかった」、「ゴンさんめっちゃいい男やんと思ってたのに」「ゴン、初めてのガチ恋だったのに、切ないすな」「ゴンさんに空気をあげられる人になったら凪はゴンさんに行くのかも」など、慎二派、ゴン派の両方から様々な反応が多数。「この先ゴーヤを育て始めたら、もれなくお暇ロス」「金曜日の楽しみが終わってしまい、完全にロス」などロスを悲しむ視聴者も大量発生中だ。(笠緒)
2019年09月20日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の第9話が、9月13日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSもすべて捨てる人生リセットドラマだ。突然上京してきた凪の母・夕(片平なぎさ)の前で、とっさに凪の婚約者と名乗ってしまった慎二(高橋一生)。瞬く間に結婚まで話が膨らみ、両家顔合わせをするハメに。互いに贈り物を交換するなど親交を深める両家だが、顔合わせ当日に待っていたのは想像を絶する修羅場だった……というのが第9話のあらすじ。顔合わせの件はつぶしておくと凪に約束したものの、嬉しそうにはしゃぐ母親(西田尚美)を見て嘘だとは言い出せない慎二。凪もまた「こっち(地元)のみんなも凪の結婚喜んでた」と言う母の圧力に屈し、あえなく撃沈。結局“空気に負けた”2人を、スナック「バブル」のママ(武田真治)は「似た者同士ね」と言うが凪は認めようとはしない。そして、迎えた顔合わせ当日。ゴンの「人って変われるって思う。本当に変わりたいって思ったら」という言葉に勇気づけられた凪は、母から非難を浴びる覚悟でもじゃもじゃ頭で登場。少しづつ変わろうと努力する凪だったが、密かに調査していた慎二の母に隠していた嘘を大勢の前ですべて暴かれてしまう。さらに突如現れた慎二の兄・慎一(長谷川忍)は、我聞家が隠していた秘密をぶちまけてしまう。激しく狼狽しながらもその場を必死におさめようとする姿を見て、初めて凪は慎二も自分と同じ側の人間だったと気づく。しかし、夕は「さすが、あなたが選んだ人ね。凪。昔からそうだもんね。あなた、何やらせてあげたって、何一つ身にならない。お母さんの期待に応えたこともない。一度だって。その挙句のこれね。みっともないご家族」と吐き捨てる。すると、意を決した凪は母親にこう告げるのだ。「嫌い。嫌い。お母さんがずっと。罪悪感あおっていうこと聞かせようとするとことか。外ではいいひとぶるところとか。自分のできないようなこと私に期待するようなとことか。嫌い……。だけど、お母さん、かわいそう。独りぼっちだから。前の私みたいに。周りに誰も居ないんだよね。本当の気持ちこぼせる人。だから私が必要なんだよね……。ごめん。私、お母さんのためには生きられない。自分で何とかして。私も自分で何とかするから。期待に応えられなくてごめん……。もう期待に応えない自分のほうが、みっともない自分のほうが、私、生きてて楽しいんだ」慎二に「もうやめよう。空気読むの。行こう。慎二」と言い、会場から姿を消す凪。外ではいつものように「お母さんにひどいこと言った」「ばあちゃんにおめでとうって言うの忘れた」と泣きじゃくる2人だが、視聴者からは凪の毒親への“自立宣言”に称賛と感動の声が相次いでいた。《子供が親から自立するってことは親を一人の人間として見れるようになるってことだよね。凪は一歩前に進んだね》《私は私でなんとか生きるからお母さんもそうしてって言えて、やっと凪は共依存から抜け出せて精神的に自立出来たんだよね。凪ちゃん頑張った!よく言った!》《凪は知ったのね、自分だけじゃ無かった。慎二も必死に「みっともない」家族を守ろうとしていた。空気を読んで、作って、自分は息をするのを忘れて。 凪の「行こう、慎二」が、今回一番泣けた。子供の人生は親の物ではない。それぞれが自分で作っていくもの》ついに壁を壊した凪だが、いよいよ次回は最終回。凪が選ぶのは慎二かゴンか、それとも。最後の決断を見守りたい――。
2019年09月19日黒木華主演の「凪のお暇」第9話が9月13日放送。凪が恐れていた母が上京、慎二が結婚する予定だと話してしまったことから両家が顔合わせする事態に。最大の敵“母”との戦いに多くの視聴者から暖かい声援の声が寄せられている。サラサラストレートヘアが特徴的な28歳の家電メーカーで働く28歳の大島凪だが、人生をまっさらにリセットするため、郊外のボロアパートで“お暇”生活を始める。アパートの隣人・安良城ゴンと恋に落ちる凪だが、ゴンは付き合った女性を“壊していく”男だった。堕落した自分に気付きゴンとも距離を置いて、改めて“お暇”するなかで自分を見つけていく凪だが、そこに自分を支配し続けてきた最大の敵である母親が現れる…というのがこれまでの展開。凪を黒木さんが演じ主演するほか、慎二に高橋一生、ゴンに中村倫也。凪の後に転属してくる慎二の同僚で新たな彼女、市川円に唐田えりか。ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子。凪やゴンと同じアパートに暮らす吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田羊。その娘・うららに白鳥玉季。慎二行きつけのスナック「バブル」のママに武田真治といった俳優陣が共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。そして今回の第9話、凪の母・夕(片平なぎさ)が突然上京、クセ毛のままの凪の姿に驚く夕に、慎二はその場を取り繕うため「凪の婚約者で結婚資金を貯めている」とうそをつくのだが、それがきっかけで大島家と我聞家が顔合わせをすることになってしまう。そして両家顔合わせの日、凪は母の言いつけを無視してクセ毛のまま顔合わせの場に。そこで慎二の母から過去を暴露され恥をかかされ怒り狂う夕だが、さらに慎二の兄が現れ、慎二の良心の恥部を暴露する…というのが今回のストーリー。「凪の母親…リアル母親と同じタイプで腹立つ」「凪、モラハラ母にまけるな。いや、もう逃げていい」などの声が上がるなか、凪がついに「お母さんがずっと嫌い」と母に本心を伝え「空気を読むのやめよう」と慎二と共にその場を立ち去る。ついに母から自立する一歩を踏み出した凪に「凪の戦いはこれで終わりじゃなくて始まり」「凪ちゃんには幸せになってほしい」「凪ちゃんが、やっと、自立できそうで良かった」など、視聴者から暖かい声援が寄せられている。(笠緒)
2019年09月14日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の第8話が、9月6日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSもすべて捨てる人生リセットドラマだ。仕事のイベント中に倒れた慎二(高橋一生)は凪へ想いを告げたことで、お互いギクシャク。そんななかで凪の母・夕 (片平なぎさ) から北海道が台風に見舞われたため、急きょ様子を見に帰ってきてほしいと電話がかかってきて……というのが第8話のあらすじ。早朝からゴン(中村倫也)の呼び出しでモーニングを一緒に食べることになった慎二。半ば強引にアパートに連れて行かれ、予想外に1週間の有給消化をすることになる。否応なしに触れる凪の日常。それは付き合っていたころ知りえなかった姿だった。ある日、「実はちょっと苦手で。とうもろこし」と母に叱られた子供のころのエピソードをゴンと慎二に語り始める凪。ゴンが皮をむいたとうもろこしをわざと見せると、凪は明らかな拒否反応を示す。「そうとう嫌いなんだね」のゴンの一言に凪は母のことだと思い、「そんなことないですよ。大人になった今ではわかりますし。父が蒸発してから女手一つで娘を育てる気苦労とか。だから母のこと嫌いとか点……」と否定するものの、ぽつりと「きらい」と本音をこぼす。そんな姿に、慎二は驚くばかりだった。だがアパートの住人や友人に囲まれて以前より自然体で過ごしている凪に戸惑いながらも、少しずつ距離を縮めていこうと努力する慎二。ベランダでビールを片手に「子どもって嫌でも学んじゃうよな。親が笑ってくれるためになんて言ったらいいか。で、空気読んで。相手にとって都合のいい酸素になって。いつのまにか自分が消える」と凪に語るなど、素顔を一度見せることで2人の距離はぐっと近づいているようだった。北海道に帰る前夜、ゴンと龍子 (市川実日子)に「今の凪ちゃんなら大丈夫」と励まされて「何を言われてもはねつけてきます」と意気込む凪。だが翌日、出かける凪を待ち構えていた慎二は“案の定”な姿に「そんなんで勝てるの。タイトルマッチ。その恰好してる時点で負けてね?また空気読むんだ」とズバリ核心をつく。「慎二にはわからないでしょ。うちのことなんて」と拒否する凪に、きっぱり「わかる」と一言。そして傷つくであろう凪に向かって「行くな」と止めるのだった。予想通り、北海道では母にしっかりと傷つけられた凪。心配で駆け付けた慎二に「言った通りだったね。私、変われない」と打ちひしがれる。すると慎二は「俺が好きだったのはさらさらなストレートと貧乏くさいけどしみる飯と俺の顔色ばっかり窺っている控えめな性格。でも今はもじゃもじゃのほうがいい」と頭をぽんと手をのせる。凪が変わろうとしている姿を間近で見て、慎二もまた変わろうとしていた。そんな慎二の対応に視聴者からは感動の声が相次いだ。また凪のように親の言動に苦しむ声も多数上がっていた。《親で特別苦労した事ないゴンと坂本さんが「ありのままの凪でいけばいい」と言う中、同じく毒親被害に遭ってる慎二だけは口を噤んでるのがリアルだなぁ。ありのままでは到底やっていけないことを慎二もわかってるから軽々しく言えないんだ…》《我が母があのパターンの毒親なので凪ちゃんの気持ちはよくわかる。あれは回避すんの無理。振り込んじゃう。ああいう母親は絶対会ったらもうダメだもんね。慎二の「行くな」が正しかったんだよ》次回は、突然上京してきた凪の母を前にしてとっさに嘘をついてしまう慎二と凪。本当に2人は結婚することになるのか――。
2019年09月12日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らが共演する金曜ドラマ「凪のお暇」の第8話が9月6日オンエア。今回は高橋さん演じる慎二が“お暇”を頂き生まれ変わるという展開に。素直な慎二の姿に「好きです」の声が続々集まっている。周囲の顔色ばかりうかがって生きてきた28歳、家電メーカー勤務の大島凪を黒木さんが、凪をマウンティングしまくっていたが実は自分も家庭に問題を抱え、空気を読み続けきた“元カレ”我聞慎二を高橋さんが、凪が“お暇”のために引っ越したボロアパートで出会うイベントオーガナイザーの安良城ゴンを中村さんがそれぞれ演じる本作。また東大卒だが社会に馴染めず求職中の坂本龍子に市川実日子、慎二の新たな“恋人”となったが凪の存在を知ってしまう市川円に唐田えりか、そのほか三田佳子、吉田羊、白鳥玉季、武田真治、片平なぎさらも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回、兄の問題と仕事のトラブルなどが重なり過呼吸で倒れてしまった慎二、一方、実家に代々伝わるぬか床を処分してしまい焦った凪は、慎二の部屋にあるぬか床を取りに行き、その姿を円に見られてしまう。その夜円は慎二の元には現れず、翌朝を迎えた慎二の元にゴンから誘いの電話が。慎二はゴンの誘いを受け初めて会社をサボる。さらに一週間の有休を取り“お暇”のためゴンの部屋に転がり込む…。今回はタイトルも「慎二のお暇」に変更(もちろんその後、「凪のお暇」と正式なタイトルが現れるのだが)されるなど、これまで凪の前で“素顔”を見せてこなかった慎二に大きな変化が訪れる展開。「今週から慎二のお暇が始まります(笑)」「慎二可愛すぎるむり可愛い」「素直な慎二、めっちゃ好きです」「今回神回じゃない?高橋一生の慎二好きです」など、素顔をさらけ出す慎二の姿に好感を抱く視聴者からの声が続々。その後物語は実家が台風で被災したという母からの電話で北海道に帰省した凪が、母から実家のリフォーム費用を間接的にだが“せびられ”コインランドリー経営の夢をあきらめてしまうという展開に。バス停で泣き崩れる凪のもとに現れる慎二とゴン。凪を助けにやってきた慎二の姿に「慎二、本当に変わったね」「素直な慎二と今の凪がくっついてほしい」など、生まれ変わった慎二を絶賛する感想多数。また、今夜のオンエアの前に放送された「ぴったんこカン★カン」に高橋さんと武田さんがゲスト出演した際、武田さんに役名をつけることになり、その名前が“中禅寺森蔵”に決定。早速本編でその名が呼ばれるシーンがあり「え!ほんとに中禅寺森蔵」「まじでママの名前が中禅寺森蔵になっててわろた」「ドラマの中で中禅寺森蔵って呼ばれてるのめっちゃウケる」などの反応も集まっていた。(笠緒)
2019年09月06日放送中のドラマ『凪のお暇』(TBS系)では、エリートモラハラ男子の慎二(高橋一生さん)と別れ、人生をリセット中の凪(黒木華さん)の奮闘が描かれています。慎二は頑張り屋でけなげな凪のことを、本当は深く愛しているのに、素直になれないというこじらせっぷり。今回は慎二のように、彼女のけなげさに思わず「結婚したい」と感じた男性のエピソードをご紹介します。■彼女がこっそり料理教室に「いつもレベルの高い手料理を振る舞ってくれる彼女の部屋で、料理教室の会員証を発見!実は家事オンチだった彼女が週1ペースで通ってると知り、感動しました」(25歳・銀行員)男性の心をつかむには胃袋から、と言いますが、やはり自分のために料理を作ってくれるというのは高ポイントなんですね。苦手分野や欠点を密かに改善しようとするのは確かにけなげでかわいい!ずっと彼女の料理を食べたいと思うのもうなずけます。■うれしすぎる誕生日のサプライズ「デート中に何気なくこういうの好き、と言ったことを覚えてて、誕生日に好きなブランドの限定アイテムや、もう一度飲みたかったお酒をプレゼントしてくれた。忘れないように好みをメモして、かなり前から準備してたみたい」(34歳・金融)サプライズと言うと女性がされて喜ぶイメージがありますが、意外と男性もうれしく感じるようです。さりげなく好みをリサーチして準備した彼女のけなげさと、予想外のラインナップに童心をくすぐられたのでしょう。■大遅刻でも怒らず待っていてくれた「東京と仙台で遠距離恋愛中。記念日デートの日、急に仕事が入って3時間の大遅刻!激怒される覚悟で行ったら彼女は笑顔で一言『お疲れさま』と言ってくれました」(27歳・メディア業)遠距離恋愛はドラマチックなイメージがある反面、ちょっとしたことで関係が破綻しそうで難しいですよね。こんなふうに、突然のトラブルをけなげさで乗り越える彼女の姿に、彼は心打たれること間違いなし。大切な日に何時間も待たされた場合、あなたならどんな態度をとりますか?■実は10㎏ダイエットしていた「スレンダーで好みド真ん中の彼女。実はずっと前から僕に片思いしてたらしく、付き合うために10kgダイエットしたと彼女の友人が、こそっと教えてくれて。努力してたんだ!と、ますます愛しくなりました」(28歳・公務員)水面下で頑張っていたと知れば、そりゃ彼女を大事にしよう!って気持ちになりますよね。相手の好みに近づこうと時間をかけて自分を磨くのは、並大抵のことではありません。恋のために一生懸命になれるけなげな彼女を、この男性は絶対に手放したくないはず。■けなげな彼女を一生守りたい!上記の女性たちの共通点は「あくまでこっそり、彼のために地道な努力を重ねている」ということでしょうか。そんな一面を知ってしまったら、彼はキュンキュンしないはずがありません。“お暇”前の凪が慎二を夢中にさせたように「こんないい子は他にいない!」と思わせたいものですね。
2019年09月06日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の第7話が8月30日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。もうすぐ閉店するいきつけのコインランドリーの店主から「店を継いでくれないか」と持ち掛けられ、坂本(市川実日子)らと試行錯誤の日々を送る凪。いっぽう、凪がゴン(中村倫也)と別れたと聞いてから仕事や和(唐田えりか)との恋もうまくいかない慎二(高橋一生)。そんなとき、ママ(武田真治)は復縁させようと凪の気持ちを聞き出そうとするが……というのが第7話のあらすじ。凪の前では素直になれない慎二を助けようと、「昔読んだ本を読み返したら全然違う感想をもったりするじゃない」と凪に復縁を持ちかけるママ。しかし、凪は「今は新しい本を読みたい」と拒否。さらに「そもそも慎二といたころにいい想い出なんて1つも……、ないです、慎二とヨリを戻すなんて300パーセント」とぴしゃり。隠れて会話を聞いていた慎二は「お前と復縁!?ハッ!800パーセントないんですけど。俺、彼女ができちゃいました」と、いつものように罵詈雑言を吐いてより関係を悪化させてしまう。凪とのことだけでなく、仕事や家族のトラブルにも巻き込まれ心身ともに限界の慎二。そして、取引先との大事なイベントの最中に倒れてしまう。会社や家族の間でも空気を読んでうまく立ちまわっていた慎二だったが、彼もまた凪と同じようにずっと“空気を読んで自分をごまかして”生きていたのだ。倒れてようやく気が付いた凪の痛み。一家秘伝のぬか床を探しにたまたま自宅にきた凪の前で「ごめんな。あの時はごめん。お前が倒れたの、俺のせいだ。わかってやれてなかった。追い詰めて……好きだった。幸せにしてやりたかった。できなかった。ごめんな。ごめん」と、初めて泣き顔を見せたのだった。ようやく素顔を見せることができた慎二に、視聴者からは凪との復縁を望むエールが。《慎二!!!それを!!もっと早く!!なぜ!!言えなかったのか!!ふざけんじゃねえぞ!!テメェ!!今からでも遅くない!!800パーセント幸せにしてあげろ!!!!!》《復縁も!なくはない!がんばれ慎二ーーーー!!》そのいっぽうで、これまで数々のモラハラをしてきた慎二を糾弾する厳しい意見も多数見られた。《ドラマでの高橋一生による「…ごめん」はとても胸キュンドキドキMAXですが、現実世界での「…ごめん」には騙されるなよ。感情移入して全部無かったことにして許して信じて受け入れる都合のいい女は結婚してから苦労します。ソースは私含めツイッターに沢山…》《旦那氏「ドラマだから慎二を応援したくなるけど、ああいうヤツは、また付き合うことになっても、同じことをくり返すと思うんですよ」》《慎二は可愛くて好きだけど、運転して渋滞はまると不機嫌になったりモラハラやらかすとこは嫌いだよ。きっと治らない》次回からはついに、慎二とゴンの全面対決がスタート。はたして凪はどちらかを選ぶのか――。
2019年09月04日黒木華主演、高橋一生、中村倫也、市川実日子らが出演する「凪のお暇」の第7話が8月30日にオンエア。今回は中村さん演じるゴンの“上目遣い”、高橋さん演じる慎二の素直な“号泣”、さらに武田真治の「バルス」に視聴者が沸いている。累計250万部突破のコナリミサトによる同名コミックの実写ドラマ化作品となる本作、場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理してしまう主人公・大島凪を黒木さんが演じ主演。凪をマウンティングしまくる元同僚にして元カレの我聞慎二に高橋さん。凪の引っ越し先のアパートの隣人で“超遊び人”の安良城ゴンに中村さん。東大卒で凪の“無職仲間”となる坂本龍子に市川さん。新たな慎二の同僚にして恋人となる市川円に唐田えりか。凪とゴンが暮らすアパートの住人として三田佳子、吉田羊、白鳥玉季といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。円とのランチ中に足立心(瀧内公美)らが現れ、慎二は関係がばれていることに気付く。円を気遣う慎二だが、円は凪に自分を同僚だと紹介した慎二に不信感を抱いていた。さらに慎二の行方不明になった兄(「シソンヌ」長谷川忍)が動画配信者になっていることが発覚、兄に本名での活動を止めさせるため、兄がゴンのクラブイベントに顔を出していることを知った慎二はゴンに兄探しを依頼する…という展開。ゴンに兄探しを依頼した慎二が自らの家族のことを話すと、ゴンも凪に対する自分の素直な気持ちを明かす。その際慎二を上目遣いで見つめるゴンの可愛さに、「全人類ごん好きがゴンさんに恋した瞬間」「ゴンちゃんが、可愛すぎて、気を失いそう」「ゴンさんが完全に恋する乙女の顔してる」など胸を打たれる視聴者が続出。一方、凪は母親からの電話で実家に代々伝わるぬか床を引っ越しの際に処分してしまったことに気付きパニクるのだが、慎二の部屋に少しだけ残してあることを思い出す。ぬか床が無事なことを喜ぶ凪を見て、初めて自分の本心を明かす慎二にも「慎二抱きしめたい…もうほんとに可哀想」「慎二の最後の泣き顔に貰い泣き」などの声が。また今回の終盤には武田さん演じるスナック「バブル」のママが客に料理を提供する際「バルス」とつぶやくシーンも。裏番組で『天空の城ラピュタ』が放送されており、ちょうど“バルス祭り”が巻き起こる時間帯ということもあり「時間帯狙ってるよね。鳥肌たった!」「まさかの凪のお暇でもバルス」「凪のお暇、不意打ちバルス」など、こちらのシーンにも話題が集まっている。(笠緒)
2019年08月31日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第4回目に登場するのは、NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』や『凪のお暇』などのドラマでも活躍している女優・歌手の水谷果穂さん!写真・大内香織葛藤を乗り越えた歌手活動【音楽通信】vol.4現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』で夢見る女の子・三橋佐知子役、そして『凪のお暇』でクラブ通いをするパフォーマー・エリィ役を演じている水谷果穂さん。女優としてだけでなく、8月28日に1stアルバム『深呼吸』をリリースし、歌手としてもフレッシュな風を吹かせてくれています。歌手活動から趣味の“紙集め”のことまで、お話をうかがいました。ーー『ananweb』初登場なので、デビューの頃から振り返らせてください。水谷さんは2013年にテレビCMでデビューされていますが、女優を目指しているなかで、歌うことも好きだったのでしょうか。もともと歌うことは好きでした。小さい時はアニメやアイドルが好きだったので、まねっこして歌っていました。ーーアイドルというと?幼稚園ぐらいのときはミニモニ。が流行っていて、教室でミニモニ。の曲を歌ったり踊ったり、楽しかったです。ーーではいま、好きな女優や歌手のかたはいますか。女優さんだと、綾瀬はるかさんがすごく好きです。どんな役柄でも演技がすばらしくて、あこがれています。ーー透明感のある雰囲気は、綾瀬さんも水谷さんも同じ感じがします。いえいえ。昨年、綾瀬さんとドラマで共演することができて(TBS系『義母と娘のブルース』)、またすごく好きになりました。ーーそうなのですね。歌手でいいなと思う人はいますか。歌を始めたときに、ZARDさんの歌がわたしの声にも合うんじゃないかというアドバイスがあって、練習曲として歌っていました。ZARDの坂井泉水さんが好きですね。ーー現在21歳ということで、20歳を過ぎて心境の変化はありましたか。以前と比べると、少しずつ余裕が出てきました。歌を始めたころは、まず声が出るのか、ステージに立つときは人前でちゃんと歌えるのかという、自分との葛藤があって。そこを乗り越えての歌手活動だったので、いまよりもうワンステップ多かったんです。やっていくうちに、だんだんと葛藤がなくなってきて、いまはダイレクトに歌いたいものにチャレンジできるようになりました。歌いながら歌詞が入ってくる感覚がわかるようになったのが、変わったところかなと思います。ーー歌いながら歌詞が自然と体に入ってくるというのは、うまく葛藤を乗り越えたのですね。不安が少しずつなくなってきているので、それがこれからもっとなくなってくると、よりいっそう人前で歌うのも楽しくなってくる感じがしています。1stアルバムはもっと聴きたい大好きな1枚ーー今回、1stアルバム『深呼吸』をリリースされますが、歌ってみての手応えはいかがでしたか。本当にとても納得のいく感じで、自分自身でももっと聴きたいなと思うくらい、大好きな1枚です。ーー自信作ということですね。はい。——きれいな声で、表現力豊かに歌われていますが、ご自身のなかで歌いやすかった曲や難しかった曲はありましたか。歌いやすくて、曲調や歌詞も好きで、レコーディングも楽しかったのは「あしあと」「明日への扉」ですね。すごく好きな曲です。その逆に、難しかった曲は「気まぐれ王子様」。アルバムの収録曲のなかでは、雰囲気の異なる曲でした。ーー「気まぐれ王子様」は少し変わったメロディラインの面白い曲ですよね。そうですね。ずんちゃかちゃん という感じで(笑)。これまでもライブでは披露していて、楽に歌っていた曲なんですけど、いざレコーディングになると「どうやって歌おう」「この歌い方だと幼くなりすぎるかな」と考えて、いろいろ試しながら歌いました。ーーそれぞれの曲でストーリーが違いますが、歌詞の世界に入り込んで歌うのでしょうか。はい。そのまま等身大で歌うときもあるし、過去の思い出や記憶を頼りに歌うときもあるし、ほんとにもう、それぞれですね。ーーリードトラックの「朝が来るまで」が主題歌となっているドラマ(テレビ東京系 ドラマBiz『リーガル・ハート〜いのちの再建弁護士〜』)も拝見しましたが、こうしたタイアップの曲は、ドラマを意識して歌うのでしょうか。そうですね。主題歌になるということで、どこか迫力というか、優しさと力強い部分をうまく出せたらいいなと。ドラマの温かさや強く生きていく感じと合うようにイメージして歌いました。ーーさらにこの「朝が来るまで」は、ピアニストの清塚信也さんが弾くピアノバージョンも収録されていますね。ピアノバージョンのほうは、清塚さんのピアノの横で、同時にわたしが歌うというレコーディング方法でした。「自由に歌って大丈夫」と言ってくださったので、アイコンタクトで歌い始めました。1発録りだったので、より気持ちがのってきてのびのびと歌わせていただき、すごく楽しかったです。ーーちょっとライブ感があったんでしょうか。はい。ライブ感もスタジオの空気感もそのまま収録されています。ーー同じ曲ですが、どちらも全然違うアレンジで楽しめますね。ピアノバージョンは曲の世界に浸ることができるので、すごく好きです。「紙」を集めるのが趣味ーー歌手としてもご活躍中ですが、女優としても現在NHK連続テレビ小説『なつぞら』と『凪のお暇』の2本のドラマにご出演中ですね。両方ともまったく違うタイプの女性を演じていらっしゃいます。けっこうそのふたつの役が対照的で、『なつぞら』は監督から「(役作りをしすぎずに)なるべくそのままのほうがいい」とアドバイスをもらいました。その逆に『凪のお暇』のほうは、普段しゃべっているスピードとは違うスパッとした強さを求められるので、どちらも違いを出しながらがんばっています。ーー女優としての声の出し方と、歌手としての声の出し方では、違うところがありますか。実は、歌うときもお芝居のときも、発生練習は同じなので、共通してやっています。声出しするのとしないのとでは、全然違いますね。ドラマの前は家で発声練習をやっていたり、歌のときも事前にやっていたりします。お休みの日にずっとひとりでいるとしゃべらなくなるので、発声練習をしておいて、声をならすようにしています。ーー休みの日はしゃべらないということですが、どのように過ごしていますか。家にいることが多いですね。もともとそんなに遊びに行ったりしないので、どちらかというと、インドアなタイプです。ーーでは自宅にいるときにする趣味があったら教えてください。趣味としては、紙をずっと集めてるんです。この間は、「紙博」というたくさんの紙が集まるイベントに行きました。定期的に行く雑貨屋さんがあって、紙を見に行くことも。ーーなぜ紙を好きになったのですか。うすっぺらいものをとっておくのが昔から好きなんです。小さいときは便箋の最後の1枚をずっと取って置いていて、そいういうことの延長線上ですね。封筒なども好きで、とくに銀行の封筒が好きです。それを公言していたら、地方に行かれたファンの方が珍しい封筒を送ってくれることもあります。ーーファンの方の間ではメジャーな話なんですね。(笑)はい(笑)。「紙博」に行くと、同じように紙好きな方がすごくいっぱいいます。私が知らないような専門用語というのかな……紙の名前を言いながら、「これいいよね」「廃番になってるよ」とか話しているのを見ていて、楽しい!ーー紙が好きというのはいいですね。では紙以外のことで、普段されている美容法などはありますか。毎日、お風呂上がりにスキンケアをしています。化粧水系のパックをしてから、ボディクリームをぬって、パックをはずしてからもう一度化粧水をぬっています。効率もよくて気に入ってやっていますね。共感してもらえる曲を歌っていきたいーーでは今後、アルバムを出されてからは、ライブの予定は?11月3日に東京のライブハウス「月見ル君想フ」でワンマン・ライブがあるんです。アルバム・リリースのイベントはちょくちょくあるんですけど、11月のライブはしっかりとワンマンで歌うものになります。ーー直接ファンの方と触れ合う機会は、なかなかないですよね。そうですよね。歌をやっていないときは、写真集のイベントがファンの方にお会いできる貴重な機会でしたが、いまは歌のイベントなど、会える場が増えました。ーー歌手としての今後の目標があれば教えてください。今回、ドラマの主題歌も歌わせてもらえて光栄でした。今後もそういうチャンスがあればどんどんやっていきたいですし、これからもいろいろな新しい曲にチャレンジしていって、共感してもらえる曲を歌っていきたいです。取材後記きらきらとした瞳を輝かせながら、まっすぐにこちらを見つめながらインタビューに応えてくれた水谷果穂さん。女優としての表現力が、歌手としても豊かな歌声として発揮されている1stアルバムには、21歳の水谷さんの魅力がぎっしりと詰まっています。まずは1stアルバムをチェックしてみてくださいね。「朝が来るまで」Music Video水谷果穂 PROFILE1997年11月3日、静岡県生まれ。2013年4月にTVCMで芸能界デビューし、7月にテレビドラマ『リアル脱出ゲーム 密室美少女』(テレビ東京系)でドラマデビュー。2017年7月に主演短編映画『明日、アリゼの浜辺で』の主題歌である1stシングル「青い涙」で歌手デビューし、新人としては異例のチャート初登場6位を記録する。女優としては『ブラックペアン』(TBS系)ほか数々の作品に出演。2018年3月から1年間、『Going! Sports&News』(日本テレビ系)でお天気キャスターにも挑戦。2019年現在、NHK連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合 月〜土午前8:00)、『凪のお暇』(TBS系 金曜午後10時)に出演中。「1stアルバム『深呼吸』発売記念イベント」を8月28日・31日、9月 1日に東京と大阪で実施。22歳の誕生日となる11月3日(日)には、東京のライブハウス「月見ル君想フ」でワンマン・ライブを開催する。InformationNew Release『深呼吸』1.朝が来るまで2.君のステージへ3.あしあと4.恋のレシピ5.いつだって6.ナナイロ7.青い涙8.スプラウト9.気まぐれ王子様10.タカラモノ11.空想トレイン12.明日への扉13.朝が来るまで(Piano Session version)(通常盤)8月28日発売WPCL-13081¥3,000(税別)
2019年08月30日話題のドラマ『凪のお暇』(TBS系)。見どころの多い作品ですが、中でも注目を集めているのが、高橋一生さん演じる元カレ・慎二によるモラハラ寸前の“凪いじめ”。執拗ないじわるは愛情の裏返しなんだろうけど、ちょっとやりすぎな気が…。とはいえ、リアルの世界でも好きな子をいじめる小学生並みの男性は少なくない様子。そこで今回は、好意を寄せる女性に嫌がらせをする男性の心理をひもといてみたいと思います。■好きな子をいじめる心理って?まずは一番知りたいこと。なぜ好意を持っている女性にいじわるしてしまうのか…男性にその真意を聞いてみました。多かったのはこの理由です。「好きバレしたくないから、つい裏腹な態度をとってしまう」(28歳/会社員)本心を知られたくない防御本能がなせる行為、ということでしょうか。それにしても極端すぎやしませんか?続いてこんな意見も。「反応がかわいくて、いじめちゃう」(27歳/SE)なんともドSな。よもや、やられているほうも喜んでいる、とか思っていたりしないでしょうね…。他にはこんな回答もありました。「そんなつもりはないんだけど、なぜかそうなってるというか…」(23歳/公務員)無意識のうちに嫌なことをしている?それは問題ありですよね。しかし、往々にして男性は好きな女性のことをからかったりするもの。逆に嫌いなら徹底無視…というパターンが多いようです。もし、特定の男性がムカつく言動を繰り返すとしても「嫌われてるのかな」なんて悩む必要はなさそう。「あの人、私のこと気になってるのね」くらいの気持ちでいましょう。■いじめたくなるのはどんな女性?好きな女性なら誰でもいじめる、というわけではなさそう。そこでどんなタイプだと、ついかまってしまうのかをリサーチしました。「リアクションがかわいい子」(25歳/メーカー勤務)「小柄な子は、なんか小動物っぽくてからかいたくなる」(26歳/MR)「あんまり怒ったりしない優しい人」(22歳/大学院生)どうやらいわゆる「守ってあげたい系」女子にちょっかいを出してしまうようですね。もし、あなたが特定の男性からのいじめに悩んでいるのなら、ちょっぴりクールな雰囲気を演出してみるといいかも。■男性のいじわる、許せる?許せない?最後に、実際に男性からいじめを受けた女性に「許せる・許せない」の境界線を聞いてみました。◎これなら許せる「小柄な私のことを『おちびちゃん』と呼んで『座ってるの?立ってるの?』とか身長ネタでからんでくる同僚がいて。でも高い場所のものは『届くわけねーだろ』と言いながら先回りして取ってくれるから、憎めません」(25歳/営業アシスタント)「髪型やメイクを変えたときに、先輩が『なに色気づいてるんだよ』とからかってきます。でも、絶対『似合わない』とは言わないし、ささいな変化も気づいて突っ込んでくるから、内心うれしい」(24歳/商社勤務)相手の言動の中に「もしかして」と好意を匂わせるような雰囲気や優しさが漂っていたら「大目に見よう」と思えるんですね。◎ここまでは許せない!「私のことだけ無視する後輩がいたのですが、あれは傷つきます。後で告白されたけど断りました」(25歳/住宅関係)「元カレが私の好きなものに何かとケチをつける人でした。好きなアーティストやお気に入りの食器など、ことあるごとにバカにされたので耐えきれず『価値観が違うから』とサヨナラ」(27歳/専門職)逆に、どこかバカにされているな…と感じるならアウト。許せないいじめをする男性は「これくらいしても大丈夫だろう」という甘えがあるのかもしれません。■悩む必要なんてなし!嫌な態度をとられたり、悪口を言われたりすると、どうしても「私、何か気に障ることをした?」と考え込んでしまいます。でも悪いのはあなたではなく、そんな言動しかできない子どもな彼。「バカなことして」と放っておくのが一番です。あまりにひどいなら、勇気を出して「どうしてそんなことをするんですか?」と問いただしてみて。きっとしどろもどろで答えられなくなるはずです。だって、理由はひとつ「好きだから」なんですもの。
2019年08月29日大島凪、28歳。無職。人生をまっさらにリセットするため、お暇(いとま)をいただいている。そんなアラサー女性のドラマ「凪のお暇」に、「グサッときた」「回を重ねるごとにジワジワくる」「わたしもリセットしたい」などなど、視聴者からの声が止まらない。そもそも人生とは、リセットできるものなのか?様々な理由から“ありのまま”に生きられず、何かしらの生きにくさを抱える現代女性の究極ともいえる命題に、黒木華演じる主人公・凪が挑んでいく姿がいま、共感を集めている。トレンド入り続々!話題沸騰中の「凪のお暇」月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店)にて連載中、現在5巻まで発刊され累計200万部を突破しているコナリミサトによる同名漫画が原作。都心のある家電メーカーで働く大島凪(黒木華)は、同僚から“お嫁にしたい女子アナNo.1”といわれ、サラサラストレートヘアでおとなしく従順な性格で知られるOLだった。だが、日々を平穏無事に過ごすために常に場の空気を必死に読み、同僚たちに「わかるー」と相づちを打ちながらどんどんと疲弊していく凪。ある日、空気を読むことに長けた交際相手の我聞慎二(高橋一生)から、男同士の“その場のノリ”で発せられた「アッチがいいから付き合ってる」という言葉を真に受け、過呼吸発作を起こして倒れてしまう。これがきっかけとなり人生のリセットを決意した凪は会社を辞め、中目黒のマンションを引き払い、慎二の写真を全消去、SNSを退会し、スマホも解約する。布団一式と自転車、そして拾い物を自ら塗り直した扇風機しかない立川の六畳一間の安アパートに引っ越し、隣人・ゴン(中村倫也)らとの新たな出会いで自分を見つめ直していく。放送開始から「凪のお暇」「高橋一生」「中村倫也」、毎回の号泣演技も話題となる「#慎二やべぇ」や、色気がハンパない「#ゴンもやべぇ」などが続々トレンド入りするなど女性層を中心に話題の的となっている。“正反対”元カレ・慎二と隣人・ゴンの対比が浮き彫りにするものとりわけ注目を集めているのが、高橋さん演じる、素直じゃないこじらせ系エリートの凪の元カレ・慎二と、中村さん演じるイベントオーガナイザーという肩書きに似合わず、どこまでも優しい“メンヘラ製造機”ゴンの対比ぶり。慎二は“空気とは自分で作るもの、読む側に回ったら負け”という思考の持ち主。どんなクライアント相手でもすっと懐に入り込み、場の空気を支配してしまう営業部のエースで、人気者。凪の突然のリセット宣言に困惑し、引っ越し先まで押しかけた挙げ句、いま全米でも話題の片付けコンサルタント・近藤麻理恵を引き合いに出し、「あれか、“こんまり”?」や「魂のデトックス」「シンプルライフ」などと、凪がようやく見つけた聖域にズカズカと入り込み、土足で踏み荒らしていく。実は慎二は、凪の健気にくせ毛を直す姿や節約上手で料理上手なところが愛しくてたまらないくせに、すっかりこじらせてしまった面倒くさい男。好きな女の子につい意地悪してしまう小学生みたいと、スナック「バブル」のママ(武田真治)や杏(中田クルミ)にも言われてしまう始末。凪はそんな慎二をなぜ好きだったのか、改めて思い悩むことになる。くせ毛直しだけではない、慎二に嫌われたくないからと彼以上に空気を読み、お酒が弱いふりをし、思いの裏返しとはつゆ知らず数々の暴言にも耐え、申し分ない肩書きや年収に乗っかってきた偽りの自分に気づいていく。だが、幼いころから空気を読んできた者同士ゆえなのか、「お前は絶対変われない」と容赦なく言い放つ慎二の言葉は凪の胸に付き刺さる。慎二は凪に変わってほしくはないのだ。一方、「もう空気読みたくない」「そういう自分ごと全部いらない」、そう慎二にキッパリと言い切った凪が、やがて惹かれてしまうのがゴン。ほんわかとした雰囲気をまとい、一緒にいて居心地がよく空気が“おいしくなる”ゴンは、慎二に痛いところを突かれ、再び息が止まりそうになる凪に勇気を与えてくれた存在だ。「もっと力を抜いていいと思うんだ。せっかくのお暇なんだし」というゴンに、あれよあれよと惹かれていく凪だが、天性の人たらしのゴンに自分たちはどういう関係なのか、付き合っているのか、尋ねることさえできない。それで“空気が悪くなったら困る”と悶々とする凪は、また空気を読むことを考えている自分にハッとする。「好きです」といえば「俺も大好き」と応じてくれるものの、その好きは私だけのものじゃないと気づいている凪。ゴンと過ごすために昼夜逆転し、食生活も自堕落になり、育てていた豆苗も伸びっぱなし…。そんな凪を見かねた慎二は、「ゆる男に食われて闇落ちしてんじゃねえか」とまたも容赦ない。確かに、“ありのまま気取り”と凪を評する慎二の言うことは全て正論だ。ありのままに生きるって、そうそう簡単ではない。ありのままに生きている(ように見える)ゴンに、凪や多くの女性たちが惹かれる気持ちは痛いくらいによく分かる。そんな“メンヘラ製造機”ゴンのことを考え、もやもやして眠れない凪と慎二はやっぱり似た者同士でもある。凪への思いに気づき、“初恋”を知ったゴン、会社の同僚の市川円(唐田えりか)と交際をスタートさせた慎二との間で、凪はどんな決断を下すのか、しっかりと見届けたい。仕事も恋もSNSもリセット!その先には何が待ち受ける…?「物捨てて、引っ越ししたくらいで人生リセットできてたまるか」。第1話で慎二が言ったように、凪のようにSNSのアカウントを全消ししたり、スパッと仕事をやめたり、いまあるものを全て手放してリセットすることができたら、いまの自分がどれだけ楽になれるだろうか。そんな凪が正直羨ましい、自分にはできないからこそ凪を応援したくなる、という声もある。SNSを常にチェックして、“私1人だけハブられている?”と気が気じゃない、友人や同僚の投稿に一喜一憂してしまう日々の息苦しさや侘しさなどは、日常的にSNSと付き合っている人ならば多かれ少なかれ感じていることだろう。SNSから完全に離れたはずの凪の人間関係が、お暇中のいま、リアルな世界で活発になっていく点は本作の見どころでもある。アパートにはゴンをはじめ、生活の知恵に溢れた独居の高齢者・吉永緑(三田佳子)に、シングルマザー・白石みすず(吉田羊)とうらら(白鳥玉季)ら、これまで出会ったことのないタイプの人たちばかり。“おひとり様のなれの果て”と見た目だけを見て判断していた緑は、実は映画好きで『ローマの休日』『風と共に去りぬ』『十戒』など、凪や慎二、ゴンまでも緑チョイスの映画から何かしらのヒントをもらっており、さながら手作りポッキーの映画セラピーと化している。ハローワークでは思い切って話しかけた坂本龍子(市川実和子)と、当初は怪しい石を売りつけられそうになりながらも勇気を出して突っぱねたことで、すぐに友達になれた。東大卒の龍子は空気を読めない人で、妥協したくないと意識だけは高く、ようやく就職が決まっても詐欺企業…。しかし、そもそも龍子に「どうしてそんなクソみたいな男と付き合ってたんですか?」と指摘されたからこそ、凪は慎二との関係を見直すことができたのだ。第3話では、嫌がっている凪を婚活パーティへと連れ出した龍子。しかも、そこには職場で面倒な雑用やミスまでも凪に押しつけ、マウンティングしていた元・同僚の足立心(瀧内公美)の姿が。「自分の年収や肩書きを見直してから来いっての」と、いつものように毒を吐く足立に、ゴンに背中を押されていた凪はピシャリと言い返し、見事にノックアウト。慎二に対する自らのあさましさにも気づいていく。さらに第5話では、ママ友たちにサンドバッグタイムに遭っていたみすずに何も言えなかった凪だが、娘のうららが尊敬する母の姿を彼女たちに見せつけた。そんな2人のあり方を目にした凪は、ゴンへの想いを振り切るため自転車で海を目指すことを決めるが、途中迷った末にたどり着いたスナック「バブル」2号店で、凪はママと杏に打ち明ける。SNSにアップされる幾多の“旅行、行きました”投稿に、「いいね」を押しながら「で?」と思っていたという凪。遠くに行ってもあなたは何も変わらない、と心の中で密かにマウンティングしていたという。自分自身を省みれば、「自分の意志でどこかに行きたいと思ったことがなかった」のに。今回、無事にその思いを達成したことは、1話のころと比べたら大きな進歩で、空気を読むことなく腹を割った対話から生まれた凪の小さな、でも確かな進化を示している。そんな凪もついに「バブル」2号店でボーイとして働くことになるが、今度はお客と会話のキャッチボールが続かない…と、ここでも壁にぶち当たる。それは“自分に興味持ってくれる人しか好きじゃないから”と、慎二からのまたしても的を得た言葉に愕然とする凪。そして「バブル」のママからも、相手が投げたボールを受け取り、返すことしか考えていないこと、自分からはボールを投げる気がさらさらないことを指摘されてしまう。目の前にいる人そのものではなく、空気しか眼中になかったわけだ。凪は、“ちゃんとした”生き方以外は認めない母・夕(片平なぎさ)とのタイトルマッチを前に、自分の根本的な弱点を目の当たりにした。こうして少しずつだが、自分の“ありのまま”の核心に近づくトレーニングを重ねる凪は、“ありのまま”の天然パーマを「みっともない」と言い放ち、“空気を読む”性格の原因となった母との闘いにこれから挑むことになる。少しだけ距離をとってみることの大切さ親はもちろん、恋人、職場などの人間関係をリセットすることは大変に勇気がいること。片付けコンサルタントが言う“トキメキ”の有無だけではとても決められない。それでも、このままじゃいられないと思ったら、時には自分かわいさにそこを断ち切ってもいい、と凪は教えてくれる。いや、凪のように全てではなくても、物質的にも、精神的にも少しだけ距離をとってもいい。まさに、お暇だ。一旦手放して、いままでとは違う距離感、別の視点からその人を見てみることで、それまで見えなかった部分に気づけるかもしれない。人は多面的で、複雑で重層的な生き物であり、たとえ親であっても、そのほんの外殻だけを見ていただけかもしれないのだ。何か嫌われてるのかも…と思っていた隣のうららが、実は凪のふわふわ天パを触ってみたかっただけのように、勇気を出してぶつかってみたら、思いがけない理由が隠れていることもあるのだから。気になる第7話(8月30日)のあらすじは…凪(黒木華)から、ゴン(中村倫也)と別れたことを聞いた慎二(高橋一生)は、オフィスラブを満喫中の円(唐田えりか)とのランチ中にも関わらず、凪が気になり上の空。そのとき、突然同僚の足立(瀧内公美)たちがやってきて慎二と円と鉢合わせてしまう。秘めた関係がバレているのではないかと、よくない空気が漂う中、慎二は思いがけない人物と接触する…。一方、いつものコインランドリーで洗濯をしていた龍子(市川実日子)と凪は、コインランドリーが閉店することを知り、店主から冗談半分で「このコインランドリーを継いで欲しい」と言われる。その日の夜、アパートの共有スペースで凪、龍子、ゴン、緑(三田佳子)、みすず(吉田羊)、うらら(白鳥玉季)に、「継いで欲しい」 と言われた話をしていると「そんな夢もありかも」 という展開に。そこで、凪は引っ越してきた時に書き出したウィッシュリストを再び思い出し、みんなで書くことに。思い思いに自分がやりたいことを書く中、やはり、凪はなかなか書けずにいた。そんな様子の凪を見ていたみすずは…。また、ゴンは凪のことを好きだと自覚してから、自分が凪のために何をしてあげられるのかと思い悩んでいたが、ついに行動を起こす。「凪のお暇」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(text:Reiko Uehara)
2019年08月29日『きみの鳥はうたえる』『アルキメデスの大戦』などの実力派俳優・柄本佑と、『彼女の人生は間違いじゃない』での演技が評価され、TBSドラマ「凪のお暇」でマウント女子・足立さんを演じるなど、その幅広い役どころで注目されている新鋭・瀧内公美の主演で贈る映画『火口のふたり』。女性層の支持を集め、“『愛がなんだ』のオトナ版”という声も上がっている本作から、新たな食事シーンの本編映像が到着した。この度到着した本編映像は、直子(瀧内さん)の誘いに乗り、久しぶりに身体を重ねた賢治(柄本さん)が、直子の新居で手料理を振る舞うシーン。器用に魚を調理する賢治を見て、嬉しそうにサラダの盛り付けをする直子。食卓に並べられた賢治お手製のアクアパッツァとペペロンチーノを頬張りながら、直子が「やっぱり賢ちゃんご飯作るの上手だね」と褒めると、賢治は「作って、人に食べさせるのが好きなんだよ」と満足気な表情を浮かべる。身体を気遣う直子から、ワインの代わりにポンジュースの入ったグラスを渡された賢治が「小学校の時から食事のときはポンジュースを飲んでいたな」と昔から変わらない癖を指摘すると、「お酒も飲めるようになったよ」と直子が笑顔を見せる2人の歴史と親密さが伺えるシーン。とはいえ、柄本さんと瀧内さんが本作で苦労したと明かすのが、会話をしながら食事をするシーン。特にこのアクアパッツァを食べるシーンでは、フォークとナイフで料理を取り分けるのに悪戦苦闘。なかなかメインディッシュのアクアパッツァに手を出さず、サラダやパスタばかり食べる2人に対して、荒井晴彦監督から「どうして全然アクアパッツァを食べないんだよ!」とのダメ出しが…。様々な役柄を演じ、数多くの映画賞を受賞してきた柄本さんが「アクアパッツァて、とても食べにくいんですよ(笑)」と恨み節をこぼしたという食事のシーンにも注目だ。『火口のふたり』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:火口のふたり 2019年8月23日より新宿武蔵野館ほかにて公開©2019「火口のふたり」製作委員会
2019年08月27日