ホルモンバランスの乱れなどにより、不正出血を経験したことがある方も多いのでは?なかには、不正出血がきっかけで病気が判明した方もいるようです。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Bさんの場合……Bさんが気づいたきっかけは、不正出血だったそうです。初めはそれほど気に留めていませんでしたが、頻度と量が増えていくにつれて恐怖を感じ、婦人科を受診。そこで、子宮頸がん一歩手前の高度異形成という診断を受けることになったのです。どんな治療を受けましたか?経過観察も選択肢にはあったものの、早まった進行やがんへの発展、転移の可能性を考慮し、手術を勧められたそうです。手術は子宮頸部円錐切除という方法で、子宮の入口周囲を切除するもの。全身麻酔で痛みを感じず、意識が飛ぶため記憶も残らないということです。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮頸がんは、健康診断の婦人科検診で早期に発見が可能な病気です。しかしBさんの場合、新型コロナウイルス感染症の影響で健康診断の日程が延び、その間に病状が進行してしまったそうです。早期発見の場合、経過観察から始まり、進行しないケースもあるとのこと。もし何か異常を感じたら、慌てず病院へ行くことをおすすめしています。違和感があるときは早めに婦人科へ不正出血の量と頻度が増えたのは、子宮頸がん一歩手前の高度異形成が原因だったというBさん。体に何か違和感がある時は、早期発見のためにも婦人科に足を運ぶことが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月11日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」です。「毎月あるので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。優しいドクターもたくさんいます。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。1人で悩まず婦人科へ……不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群とが原因だったというSさん。Sさんはホルモンバランスを整えるために、低用量ピルを服用を続けているようですね。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月24日生理の出血は毎月のことなので、慣れてしまっているという方は多いでしょう。しかし、生理以外の日に出血があるとちょっと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Aさんの場合……20代の頃から生理痛は重く、PMSもあり、生理が4、5日ほど遅れることもありました。それが30代に入った頃から、排卵日や生理前に出血をするようになりました。そのことが気になり、半年ごとの通院をしていたら卵巣の肥大が見つかりました。どんな治療を受けましたか?初めは定期検診のエコーで見つかり、その後MRI撮影で精密検査をしました。結果、チョコレート嚢胞だったので低用量ピルの服用をして、今は小さくなってきています。大したことのない症状でも、定期通院をすすめてくれる医院でよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?いつもと違うことが起きたら、なるべく早く診てもらってください。大したことないと感じる症状でも、それが病気に発展してしまうこともあります。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理で違和感を覚えたときは医師に相談を排卵日や生理前の出血は、チョコレート嚢胞だったというAさん。Aさんはピルの服用によって症状がよくなってきているようです。皆さんも、毎月の生理で違和感を覚えたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理痛や不正出血があっても「よくあること」と放置していませんか?生理痛や不正出血は、婦人科疾患が原因で起こることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Tさんの場合……私の場合は、子宮内膜ポリープでした。20代の頃から生理痛がひどく、20代後半になってからは、生理ではないときに少量の出血が見られるようになりました。しかし、排卵の時期に出血することは通常でもあると知り、しばらく放置していました。その後、職場の方が結婚する際にブライダルチェックを受けるという話を聞き、自分もそろそろ妊娠のことを考えて婦人科で受診してみることに。少量ではあるが不正出血があると医者に告げ、エコーで見てもらったところポリープがあることが判明。子宮鏡検査で見てもらうとポリープが複数あることがわかり、医者から「この状態だと望んでも妊娠は不可能だっただろう」と言われました。妊娠を本格的に考える前に産婦人科で受診し、ポリープを見つけることができたので本当によかったです。どんな治療を受けましたか?子宮鏡検査でポリープを確認した後、局所麻酔(点滴からの麻酔で意識もなし)を使い、子宮鏡下手術でポリープ切除を行いました。子宮内膜掻爬術(子宮鏡を使わず子宮内膜を目視せず医師の感覚でポリープを掻き取る簡単な手術)もあると言われましたが、きちんと目視しながら切除したほうが確実だと言われたので子宮鏡下手術を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理の異変は人に相談しにくいと思いますが、将来の自分のためにも病院で診てもらった方が安心だと思います。がん検診でエコーの検査を受けるだけでも自分の子宮の異変を発見できることもあります。不要と判断せずに受けた方がよいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理に異変を感じたら婦人科へ生理痛と不正出血は、ポリープが原因だったというTさん。Tさんは子宮鏡下手術を選択し、ポリープ切除したようですね。皆さんも、いつもと違うと感じたときは、早めに病院で診てもらってくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理でもないのに出血があるとびっくりしてしまいますよね。異常がなければいいのですが、中には婦人科疾患が隠れているケースもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Kさんの場合……現在、40代のシングルマザーで、子どもが3人います。20代の頃、3人目を産んだ後、膣の出入り口辺りから少量の不正出血がありました。当時出産も兼ねて通っていた婦人科で診てもらったところ、「異常はないので、様子見でいい」と言われました。とくに目立つ症状もなかったので、気にしていませんでした。それから20年経ち、子育てが落ち着いてきたので、友人の紹介で知り合った男性とお付き合いすることに。その方に「膣の不正出血が気になるから病院に行こう」と言われました。正直めんどくさいと思い、適当に誤魔化していたのですが、「一緒に行くから!」と何度も言われたので、渋々行くことに。子宮がんの検査をし、結果は子宮頸部高度異形成と言われました。症状としては、彼と付き合う前から下着に着くか着かないかの少量の出血がありました。当時、たまたま低用量ピルを使用する機会があり、使っていたところ出血がなくなったため、余計に大したことはないと思ってしまっていました。それからもとくに大きい症状がなかったため、受診を促してくれた彼には本当に感謝しています。どんな治療を受けましたか?家の近くの個人産院で子宮がんの検査をした後、先生に「紹介状を書くので大きい病院に行って再検査して下さい」と言われ大きい病院で再検査しました。その結果、子宮の一部摘出か全摘出かと言われました。一部摘出でもよいけど、ごくまれに5〜10年後、再発という可能性もゼロではないと言われたので、全摘出を選びました。世の女性陣へ伝えたいことは?この病気は、まったく症状のない方もいるようなので、家族やパートナーのアドバイスや定期的な健診はとても大事だと思います。一部でごくまれに、再発や進行で苦しんでいる方もいらっしゃるみたいです。子宮頸部高度異形成は5〜10年ほどで進行する場合、子宮頚がんになることもあるそうです。痛みなどの症状がなかった上に、シングルマザーだったので、毎日育児と仕事でバタバタしていて気にもしていませんでした。自分には関係ないことだと思い込んでいましたが、定期的に検診に行くことは、大事だと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。身体に異変を感じたときは早めに病院へ不正出血は、子宮頸部高度異形成が原因だったというKさん。Kさんは再発の可能性も考慮し、全摘出を選択したようですね。皆さんも忙しい日々の中でも、身体に異変を感じたときは病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月19日皆さんは、生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。卵巣嚢腫って?不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったというSさん。Sさんは手術を受け、事なきを得られたようですね。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、「いつもと違う」と感じたときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月18日皆さんは、予定日ではないのに生理のような出血があったことはありますか?楽しみにしていたのに生理がきたことで予定が狂ってしまうと、一緒に予定を立てていた相手にも申し訳なく残念な気持ちになってしまいますよね……。そこで今回は、累計再生数3,500万回突破したMOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「なんで予定日じゃないのに」をご紹介します。※再生回数は2023年6月12日時点の情報です。予定日じゃないのに生理!?読者の感想は……『男女問わず、生理への理解が広まればいいなと思いました。』『彼女の体の事を気遣ってくれる本当に優しい彼氏』『若いとき、グアム旅行の時にパートナーがなってしまって……。女性は本当大変』と様々なコメントが寄せられました。中でも、主人公の女性に対するパートナーの優しい気遣いが素敵と反響がありました。思いやりが大切生理は必ずしも決まった日に来るとは限りません。漫画でもご紹介したように、ホルモンの異常などで不正出血が起こってしまう場合もあります。そのため、約束していた予定が変わってしまったとしても、周囲の生理に対する理解や思いやりのある声かけに、心が救われる方もいるかもしれません。皆さんは、この漫画を読んでどう感じましたか?※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。■作画: @makimaki.san(MOREDOOR編集部)
2023年06月12日生理の周期には乱れがある場合があり、時には出血が長く続くこともあるでしょう。一方、いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。Dさんは手術で無事摘出したようですが、いつもの生理と違うところはないか変化を感じ取ることで、病が隠れていれば早期発見につながるかもしれません。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月30日生理の期間や出血量は、人により大きく異なります。同じ人でも月により差があることもあるため、少しの変化ならつい放置してしまうこともあるでしょう。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Aさんの場合……良性ではありますが、ポリープが見つかったことがあります。きっかけは、生理後も2週間ほどの出血があったためです。本当に少量で、ティッシュで拭いても付くか付かないかくらいの出血でした。また、子宮内膜が厚くなっていることも指摘されました。どんな治療を受けましたか?受診したその場ですぐに摘出していただき、内膜が厚くなっていたので子宮体癌の検査も同時に受けました。結果は陰性でしたが、自分では気づけない症状もあるのだと実感しました。すぐ検査していただける設備は大事だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?少しでも違和感があったら、そのままにせず病院に行くことをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感があるのなら病院を受診しよう生理後も続いた出血は、ポリープが原因だったというAさん。Aさんは無事に適切な治療を受けることができたようですが、少量でもあまりにも長い期間出血が続くのなら何か原因があるのかもしれません。少しでも「おかしいな」と感じたら、近くの婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月21日ホルモンバランスが変化すると、女性の体にはさまざまな変化が表れます。症状は個人により大きく異なるものの、生理の出血量が増えてくると一体何があったんだろうと心配になってしまうこともありますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患にきづいたきっかけエピソード」をご紹介します。主婦Cさんの場合……40代になりホルモンバランスが変化した影響からか、あまりに生理の出血量が多くなり病院を受診しました。結果「過月経」と診断され、このような症状にも名前があることをはじめて知りました。どんな治療を受けましたか?投薬治療により、生理の症状を軽くすることができました。半年ごとに検査をし、閉経まで投薬することで驚くほど楽になりました。きちんと検査をして、データで体の状態を確かめてもらえる病院を選ぶといいと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?「生理にはつらい症状があって当たり前」と思い我慢をしていました。しかし、年齢など色々な事情から妊娠を望んでいないのなら、薬などの治療でとても楽になりますよ。痛みなどのつらい症状を我慢する必要はない出血量が多く検査をしたら、過月経というはじめて聞く症状が判明したCさん。Cさんは症状が改善し本当に良かったですが、生理やPMSでのつらい症状を我慢する必要はありません。治療で改善できる場合もあることをぜひ覚えておき、婦人科医に相談するのも躊躇しないようにしたいですね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。治療に関するコメントはあくまでCさんの感想で、治療の効果には個人差があります。(MOREDOOR編集部)
2023年04月10日閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えられる原因と、対処について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:閉経から3年後、不正出血が! 子宮がん検診で擬陽性になり、 子宮内膜の組織を採取した結果閉経後にリスクが高まる“子宮体がん”閉経後に突然出血があった場合、まず検査したいのが“子宮体がん”であると駒形先生は言います。「子宮体がんは、子宮体部の内側にあり、胎児を育てるための子宮内膜から発生するがんです。 40代後半から増加し、50~60代がピークです。子宮体がんの発症には卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが関係していますが、原因の約8割がプロゲステロンが出ないことによるエストロゲンの過剰分泌に遺伝子異常が加わったものだと考えられています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすくなる閉経後は特に注意が必要なのです」(駒形先生)また、閉経後が危険なのは、生理が子宮体がんを防いでいたから、と先生は言います。生理により子宮内膜が剥がれれば子宮内の炎症は起きないため、子宮体がんのリスクを抑えられていたのだそうです。自覚症状は不正出血以外にもあるのでしょうか。「茶色いおりものが分泌されたら、不正出血と思ってください。進行すると排尿しづらい、または排尿時に痛みを感じる、性交時に痛みがある、下腹部や腰の痛みなどがあります」(駒形先生)子宮体がんのリスクになるその他の要因そして、閉経以外にも子宮体がんにかかりやすい要素はあると先生は言います。「まず肥満です。脂肪細胞が多いと、エストロンというエストロゲンに似た物質が出るのですが、これはホルモンバランスを乱す原因になります。次に妊娠出産の経験がないこと。生理は子宮体がんを防ぐ働きがありますが、何十年も絶え間なく毎月生理が来ることは子宮に大きな負担がかかるためです。また、ホルモン補充療法も原因になることがあります。女性ホルモンを補充すると子宮内膜が厚くなりますが、子宮内膜が厚いのに剥がれない状態は子宮体がんのリスクを高めます」(駒形先生)もし3つのうち1つでも当てはまることがあれば、注意が必要です。がん検診のときは必ずエコー検査を!子宮体がんは不正出血があってもホルモンバランスの乱れとされ、見逃されることも多いそうです。そのため、健康診断が早期発見のカギになります。「自治体や企業の婦人科のがん検診は子宮頸がんが中心で、今のところ子宮体がんはオプション検査となることが多いようです。しかし、発症リスクが高い40代後半以降なら、年に1回はエコー検査を受けてほしいですね」(駒形先生)子宮体がんも、他のがんと同様、発見が早ければ早いほど完治の可能性は高くなると言います。オプションとなると二の足を踏みがちですが、積極的に受けたいものです。まとめ閉経前でも生理不順が長く続いていたり、乳がんの経験があったりすると子宮体がんのリスクが高まるそうです。更年期や閉経後の不正出血は軽く捉えず、婦人科を受診してみましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/きびのあやとら著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年03月12日私の生理周期は安定しており、初潮以来大きく乱れることはありませんでした。しかし、25歳のころ、生理が終わったばかりにもかかわらず、またすぐに生理がきたような出血が見られたのです。不正出血に、「何か病気なのかもしれない」と婦人科へ急ぐと……。 規則正しかった生理周期が突然…25歳ごろのことです。生理が終わったばかりのある日、トイレで出血していることに気がつきました。「不正出血?」と思いましたが、「まぁ、生理も終わったすぐだしこういうこともあるのかな」とこのときは軽い気持ちで考えていた私。 しかし、次の日には生理2日目の経血と同程度の出血が。焦りながらも「たまたまだよね。気にしなくても大丈夫だろう」と自分に言い聞かせていましたが、2、3日後も同じように出血が見られたのです。 もしかして病気かも? 急いで産婦人科へ「おかしい! 何かの病気かもしれない!」と、さすがに心配になった私は、仕事の昼休憩中に、かかりつけの産婦人科へ行くことに。不正出血があることを伝え診察をしてもらいましたが……結果、特に異常は見つからず。 すると、先生からは「疲労やストレスが関係しているかもしれない」と言われたのです。そこで私はハッとしました。実は、数カ月前に昇進して異動になった私は、環境が変わったばかりであるのと、慣れない仕事に手こずっていたため、連日残業が続いていたのです。 気分転換や休息の大切さに気づいた仕事は忙しかったですが、気を張っていたせいか、私自身としてはあまり疲れを感じていませんでした。先生に指摘されて初めて、疲労やストレスが溜まっていることに気がついたのです。自分が気がつかない間に、体は悲鳴を上げていたのかもしれません。 先生と相談し、治療として低用量ピルを処方してもらうことになりました。それと同時に、先生からの休息を意識的にとったり、ストレスを溜めないよう好きなことをしてリフレッシュしたりするようすすめられました。 その後、処方された低用量ピルのおかげで不正出血もなくなり、生理の周期は元に戻りました。また、先生のアドバイスのもと休息をしっかりとり、自分の好きなことに没頭する時間をつくるようにしたおかげか、それ以来、生理周期は安定しています。1カ月の間に何度も出血したときはとても不安でしたが、病院へ行ったことで、結果的に自分の体のことを考えるいいきっかけにもなったと思っています。 著者/高埜 紫作画/おみきさん監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2022年11月17日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての子育てに奔走して、すぐに2人目を考えられなかったりほさんでしたが、子育てが落ち着いてきた、長男ハルくんが2歳半のころ。 生理がこないため、検査薬を試したところ結果は陽性!しかし、新居へ引っ越しする日が迫っていたこともあり、妊娠を喜びつつ細心の注意を払って作業を進めるりほさん夫婦。無事に新居へ移り、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していましたが…… 12週の壁 ※りほさんが前回流産したのは、妊娠8〜9週のときでした。一般的には、妊娠12週までの早期流産の確率は10〜15%と言われています。 検診→健診 ※妊娠12週〜22週未満の後期流産は1〜2%と言われています。 妊婦健診を受け、胎嚢を確認できてホッとするりほさん。前回の流産の経験がどうしても頭をよぎり、不安になるものの、「そう何度も起こらない、大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせます。 妊娠8週目を過ぎたころからつわりが始まり、2回目の妊婦健診では無事に心拍も確認できました。 さらに食べづわりが始まり、唯一食べられるコンビニの冷やし中華を1日かけて食べて過ごしていました。 そして妊娠9週目を過ぎたころ。トイレに行くと少量の出血が! 念のために病院へ連絡すると、「生理のときのような出血や、痛みが出てきたらまたご連絡ください」と、様子を見るように言われました。 一般的には流産の8割が妊娠12週未満に起こるため、12週の壁を越えれば流産の可能性が低くなると言われています。 「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠きっとこの子は大丈夫」そう思っていたりほさんでしたが、願いとは裏腹に、ごく少量の出血は5日間止まることはありませんでした……。 次回、誰か助けて! 多量の鮮血が出て、血の気が引いて……!? 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月05日私は35歳を過ぎたころから、原因不明の不正出血に悩まされるようになりました。生理と関係のないタイミングで発生する微量の出血、原因がわからない症状に日々不安は募るばかり……。しかし、そのころ再開した不妊治療の中で、1つの原因へとたどり着くことになりました。★関連記事:「月に2回生理が来ることも」子宮内膜症と更年期と思われる症状が重なり、症状緩和のためにしたことは排卵時出血と思いきや…30代も後半になったある日、トイレに入ると、ちょっとした違和感に気付きました。なぜかトイレットペーパーに、うっすらとしたピンク色の血液がついていたのです。このときまで出血といえば生理に関することと思っていたため、「きっと生理前の排卵期出血だろう」と、あまり気にも留めず、トイレを後にしました。しかし、この日に不正出血が起こって以降、度々トイレットペーパーにうっすらとしたピンク色の血液が残るようになったのです。初めは「タイミングが一定なら、排卵期出血や生理の初日だろう」と思い、記録を続けていましたが、そこに規則性はありませんでした。となると、思い当たる原因はなく、発生時期も頻度もバラバラ……。私は次第に、不安を抱えるようになりました。ちょうどそんなとき、これまで休んでいた不妊治療を再開し婦人科に通院することにしました。不妊治療のこと、そして不正出血のことも相談すると、医師はすぐに内診をおこなってくれました。「これでやっと原因がわかる」と、安心したのもつかの間……。「内診で見える範囲に問題はない」と医師から告げられました。むしろ、子宮はきれいで心配する必要なしとのこと。すると、ここまで続いている不正出血の原因は一体何なのか、気になるばかりです。子宮鏡検査で原因が判明その後もしばらく不正出血が続いたまま、私は不妊治療を続けていきました。しかし、なかなか妊娠には至らず、体外受精へとステップアップすることになったのです。人工授精と比べて、高度な治療が必要な体外受精。医師からは、受精卵を子宮へと移植する前に、念のため子宮環境を詳しく調べる子宮鏡検査をおこなうようすすめられました。子宮鏡検査とは、胃カメラのように細いカメラを子宮の中に入れて、内部を直接観察するとのこと。医師によれば、これまでの超音波検査による内診などではわからない症状も、この子宮鏡検査で見つかることがあるというのです。こうしてすすめられた通りに子宮鏡検査をおこなったところ、子宮の中にイボのような盛り上がっている場所があることがわかりました。それは「子宮内膜ポリープ」というものだそう。検査を終えると、「以前から相談を受けていた不正出血も、子宮内膜ポリープに関係している可能性が高い」という見解が示されたのです。無麻酔の日帰り手術でポリープを切除医師によると、子宮内膜ポリープは不妊治療においても着床の妨げになる可能性が高いとのこと。手術をすすめられ、私はポリープを切除することに決めました。「体内のポリープを除去する手術なのだから、大掛かりになるのだろう」と、どうやって仕事の休みを取ろうかと思案していたところ、なんと日帰りで対応しているクリニックがあると教えられました。仕事の調整をせずに済むので私はすぐに紹介状を書いてもらうと、2日後にはそのクリニックへと向かいました。再び子宮鏡検査がおこなわれると、やはり子宮内にはポリープが1つあるとのこと。そこで、医師からは手術をおこなうための具体的な説明を受けました。聞いていたように日帰りで手術をおこなうこと。そして当日の手術は無麻酔でおこなうとのこと……。日帰りという魅力につられてやってきた私に、無麻酔での手術という衝撃的事実がつきつけられた瞬間でした。私が行った婦人科クリニックでは子宮用の細い内視鏡を使用することで、無麻酔での手術を可能にしていました。正直、痛みに対する不安はありましたが、結局手術を受けることに決めました。覚悟を決めていたつもりでしたが、緊張と不安はぬぐい切れず、手術前に心拍数は上がり続ける一方。あまりの上がり具合に、一時は医師から中止を提案されたほどでした。手術がスタートしてしまえば痛みは耐えられないものでなく、20分ほどで手術は終わりました。当初は5分ほどで終わると伝えられていた手術でしたが、どうやら手術日までにポリープが増えており、時間が延びたようでした。この日を境に、不正出血はぴたりと止まり、不妊治療で妊娠することができました。現在は出産を終え、すでに生理は再開していますが、今でもあのときのような不正出血はありません。そう考えると、やはり子宮内膜ポリープが不正出血に影響していたのだろうと感じています。まとめ不妊治療をしていため超音波検査は度々おこなっていましたが、子宮鏡検査をするまでは子宮内膜ポリープの指摘を受けたことはありませんでした。しかし、今後不正出血があったときには、私はまず子宮内膜ポリープを疑うでしょう。手術日までに子宮内膜ポリープが増えていたため、これからも安心とは言いきれませんが、うまく自分の体と付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/さとうのりこ(35歳)産後のからだの変化に驚愕しながら、日々どうにかしようと奮闘する1児の母。体験談をはじめ、幅広い記事を執筆しています。
2022年10月18日こんにちは、宝あり子です。妊娠は奇跡。出産も奇跡。何が起こるか分からないからこそ、なるべく妊娠中は無理をしないようにと思っていました。■仕事と育児をしながらの妊娠期間は想像以上に大変だったしかし、第1子の妊娠中、仕事を休むことが難しく、おなかが張ることも多かったです。第1子妊娠中の後期には切迫早産になりかけて、自宅安静の時期もありました。そして第1子出産の翌年…。第2子の妊娠。当時、長女は1歳でした。仕事をしながらの妊娠期間中もちろん大変でしたが、体力が必要な育児をしながらの妊娠期間も想像以上に大変でした。そんな第2子の妊娠は、心拍の確認ができた2日後になんと出血。しかし、このときは病院でおなかの子の無事が確認できて、切迫流産の診断もありませんでした。その後は特に問題もなく、第2子を妊娠しながら育児に追われる日々でした。自分が第1子妊娠中に切迫早産になりかけたこともすっかり忘れていました。そして第2子妊娠31週で再び…。 ■出かけた先で突然の出血出血があったのは長女と一緒に出かけていたときでした。そのときは、たまたま私の父と母もいました。パニックになりながらも震える手で病院へ電話。休日だったので病院の緊急時の連絡先へ電話しました。こうしてわたしは母に付き添ってもらい、病院へ行くことになりました。まだ1歳で状況が理解できず、無邪気に手を振ってくれる長女。産まれたときからずっと一緒だった長女。まさかこの日からしばらく一緒に暮らせなくなるとは夢にも思いもしませんでした…。「このとき、いっぱい抱きしめておけば…」そう後悔するのは数時間後のことでした。続きます。
2022年07月28日oriko(@HideOriko)さんの夫は10年前、くも膜下出血を発症しました。後遺症により、夫は身体を動かすことができず、気管を切り開いたために声を出すこともできません。コミュニケーションを取ることが難しくなったのです。しかし、10年もの間、懸命なリハビリを続けた結果、夫は文字を書けるようにまで回復。orikoさんは、朝に夫が紙に書いてくれたひと言を見て、涙を流しました。くも膜下出血の重い後遺症で自分で身体を動かせない気管切開で声も出せない意思伝達装置も上手く使えなくてなかなか詳細なコミュニケーションがとれない夫が10年リハビリ頑張って少し動かせるようになった左手で今朝書いてくれた一言。朝から号泣した pic.twitter.com/wKN5jTiyFx — ori旧垢@新垢開設しました (@ori_oekaki) January 5, 2022 夫が紙に書いたのは、「幸せ」のひと言。夫は、発症から10年間、orikoさんに支えられて暮らしていることに幸せと感謝を感じ、紙に書いて伝えたのでしょう。orikoさんは、夫が書いた言葉を見て、「なかなか言葉を伝えることが難しい夫がこんな言葉を書いてくれるなんて…。こんな夫と夫婦になれて本当に幸せです」と振り返っています。2022年6月現在、orikoさんの夫は、笑顔を浮かべることができるようになりました。夫は、orikoさんと前を向きながら、今後も幸せに暮らしていくはずです。くも膜下出血という重い病気に立ち向かい、多くの困難を乗り越えてきたのですから。[文・構成/grape編集部]
2022年06月14日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、すごい血の塊が出たため医師が診察すると、血腫が消えていることがわかりました。早産の確率が下がりホッとした鳥野さん。おなかの張りはあるものの、出血や腹痛も治まってきました。ようやく、MFICUから一般病棟へ移ることに。そして出血などが治まってホッとしたのもつかの間、今度は別の不安に襲われる事態に……! やっと出血が治まったと思ったら… 血腫が消えて出血や腹痛が治まった鳥野さん。しかしつわりはあったため、一般病棟(大部屋)への移動はきついものでした。 そして妊娠25週、26週の健診で、羊水が減っていることがわかります。やっと血腫が排出されて腹痛が治まったと思ったら今度は羊水の減少。 鳥野さんはまた不安になりました……。 対処法があるわけではなく、ひたすら安静に過ごす毎日。 すると、26週5日目、事態は急展開します。 朝、トイレへ行くとナプキンにかなりの水分が含まれていたのです! 「まさか破水?」「羊水だったらどうしよう……」 ナースコールをすると、羊水反応検査をするために看護師さんがナプキンを預かってくれました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、正常な破水は子宮口全開大ごろに起こりますが、陣痛開始後、子宮口全開大になる前に起こることもあれば、陣痛開始前に起こることもあるそうです。そのため、もし羊水が流れたような感じがしたときは、自分で破水かどうか判断するのは難しいので、かかりつけの産院に診てもらうことが大切なのだそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月22日「930グラムのいのち」第2話。2年間の不妊治療の末に妊娠することができた鳥野とりこさん。受診する前日に出血したことを医師へ相談すると……医師からは、ホルモン補充期(不妊治療の治療法の1つ)は出血しやすく、茶色の出血なら古い血が出ているだけだから大丈夫、と言われて安心したのですが…… 930グラムのいのち第2話 事務のパートをしていた鳥野とりこさんは、妊娠が判明した翌日も仕事のため出勤していました。勤務中に“ドロッ”と出血した感覚があり、慌ててトイレへ駆け込むと、念のためにつけていたナプキン1枚が真っ赤に染まっていました。安定期どころか、通常の妊娠ならまだ妊娠すら判明していない週数でしたが、上司へ状況を話して早退させてもらい、不妊治療クリニックで診てもらうことに。 急ぎたくても走れないため、焦る気持ちを抑えてクリニックへ向かい、エコーで診察してもらうと…… 「特に異常はありませんでしたし、妊娠週数が早すぎるので何も処置ができないんですよね」と医師から告げられました。 血を固める薬を処方してもらったおかげか、その日のうちに出血が止まって安心したのですが…… その後もピンクや茶色のおりものが出たり止まったりすることが続きました。 そして、出血に加えて妊娠期間中に鳥野とりこさんを苦しめたのは、つわりでした。 妊娠初期は空腹になるとムカムカしていたため、職場ではすぐにつまめる食べ物を常備。食べられるものが限られ、コンビニの冷えたおにぎりやフライドポテトなど偏ったものしか受け付けなかった鳥野とりこさん。 さらに妊娠8週になると寝たきりになってしまい…… 次回、つわりでボロボロになりながらも、赤ちゃんの心拍を確認できたのに…… 監修/助産師REIKO著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年02月20日■前回のあらすじ医師から「黄体機能不全」と診断された私。治療する術もなく、その後5年ほど症状は変わらぬまま。しかしあるとき、それまでとは違う体調不良の日が続き…。■これってもしかして…?仕事の帰りに、ドラッグストアに立ち寄りました。妊娠検査薬。これを使ったのは、もう9年前のこと。「妊娠なんてね… まさか…」という気持ちと、「でもやっぱりこの状態はおかしいよね…」という気持ちで少しドキドキしながら妊娠検査薬を使うと…。妊娠なんて何年も前のこと。年齢的にも体力的にも昔と全然違う。しかし、妊娠は素直に嬉しく、もちろん「出産する」と夫婦で決めましたが、嬉しさの反面、不安もありました。その数日後。今まで妊娠中に出血をしたことがなかった私は一気に不安になり、すぐに産婦人科へ電話をし病院へ向かいました。産婦人科にはたくさんの妊婦さんが待合室で待っていて、私が診察できたのは産婦人科に着いてから2時間後ぐらいたった後でした。診察してもらうと…「妊娠していますね。出血がまだ続くようならまた来てください。それとね…」■不正出血の原因はほかにあった?何年もモヤモヤしていた不正出血…「筋腫のできている部位によっては、月経以外に出血する」と検索していた時に見た気がする…。ずっと黄体機能不全だと思っていたけど出血の原因には、筋腫も絡んでいたのではないのかな…?その後の妊娠の経過は至って良好で、妊娠初期につわりがあったものの中期にはおさまり、仕事も臨月近くまで続けることができました。幸いにも筋腫が大きくなることがなく、無事出産。しかしそれから2年後のこと。生理が再開してしばらくして…再び生理ではないのに出血が…!どういう事だろう…、また黄体機能不全? それとも筋腫かな…? どちらにせよ、また出血が続くあの日々がまた続くのは、イヤだな…。筋腫は出産したときに取れたはずなのに…、何が原因なのだろう?次回に続く「子宮筋腫に何年も悩まされた話」(全7話)は7時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年12月18日今回は、数年前から不正出血に悩んでいた私の体験談です。■数年間悩んでいた不正出血、ついに病院に行くことに…30歳頃からでしょうか。この頃から、人知れずある悩みを抱えていました。一度出血するだけなら、そんなに気にすることはなかったと思うのですが、それが何ヵ月も生理日以外に継続的に続いていたのです。出血は、少量。おなかが痛いなどの体調に異変がなく、私生活に支障をきたすことか? と言われればそうでもなく…。早急に病院に行かなければ! と思うことがありませんでした。20代まで不正出血なんてしたこともなかったのに…1人もんもんと「なんでだろう?」という不安と疑問はありました。もし「あなたの病名は◯◯です!」と言ってくれたら、「あぁ! そうか! だからか!」と納得がいくのに不正出血の理由が分からないというのはなんともモヤっとするもので…しばらく様子をみていたのですが…。産婦人科、特有の内診台も苦手ですが、内診が痛い先生の場合は出血したりと苦い経験があるからか、なおさら、苦手意識があるのかもしれません。病院に到着し簡単な問診を書き終えると、婦人科の医師から「不正出血で考えられるのは、子宮の出口にできるポリープや子宮筋腫があるほかに、30代から発症し進行すると出血してくる子宮頸ガンや、50代ぐらいから発症し、症状として早い段階で出血する子宮体ガンがあるんだけど…」と説明を受け、その上で…。こうして子宮頸ガン検査を受けることになったのです。■検査結果が出るまで不安に…内診と子宮頸ガンの検査は数分で終わり、多少の違和感を覚えますが、もだえるほどの痛みはありませんでした。「検査結果は2週間後、電話でお伝えします」と言われ、その日は帰りました。自宅に帰り、改めて不正出血のことを調べてみると一時的に親元に…ってなっても学校を転校しないとダメだろうし、せっかく今の学校で楽しく通っている子どもたちにとって酷なことだな…。わが家の場合、出張しがちであまり家にいない夫には頼れないということ、お互いの両親は遠方で、両親ともに働いているのに休んで来てもらうというのは、しのびないし…。検査結果が出るまでの2週間、今、心配していることがきゆうに終わればいいなと思いながら気にしないように努めましたが、それでもなんとなくソワソワして落ち着かない日々を送っていました。そして2週間がたち、ついに病院へ電話をすることに…次回に続く「子宮筋腫に何年も悩まされた話」(全7話)は7時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年12月16日冬は気温が下がるため、身体の血管が収縮することによって血圧が上昇します。血圧は、全身に血を届けるポンプの状態を表す数値。大きく変動することで、病気を引き起こすこともあるのです。寒くなり始めた2021年10月、みもふ(@mimohu)さんは家族に恐ろしい出来事が起こったといいます。72歳になる、みもふさんの母親を突然襲ったのは、くも膜下出血でした。母親が急に『くも膜下出血』で倒れ…くも膜下出血は、脳の血管が破れることによって起こる症状。その日、みもふさんは体調不良を訴える母親を心配しながら見守っていたのですが…。母親の発症によって、家族にも変化が…母がクモ膜下出血で倒れました(実録)4/4 pic.twitter.com/AmMIftjUQZ — みもふ@C99 大淀合同誌 (@mimohu) December 1, 2021 くも膜下出血の主な前兆は、頭痛や吐き気、めまいとされています。みもふさんの母親のように、強い頭痛が出ない場合もあるのだとか。発症した場合は速やかに救急車を呼び、一刻も早く病院で治療を受ける必要があります。みもふさんが母親の異常にすぐに気付き、速やかに対応したこともあり、みもふさんの母親は無事に日常生活を取り戻すことができました。しかし、くも膜下出血は一度発症したら後遺症が残る可能性があり、最悪の場合は命を落としてしまう恐ろしい症状なのです。みもふさんの母親はグレード1~2で比較的軽傷だったものの、再出血すれば亡くなってしまう危険性が高い状況だったといいます。漫画を通してみもふさん一家の体験談は多くの人に広まり、「自分も健康に気を付けよう」「怖すぎる」といった声や、同じようにくも膜下出血でつらい目に遭った人からコメントが寄せられました。くも膜下出血を予防するには厚生労働省によると、くも膜下出血の最大の原因は高血圧。ほかにも、高血圧は多くの病気を引き起こします。また、たばこや飲酒、肥満も、くも膜下出血のリスクを高くするとのこと。対策としては定期的な検査や、ウォーキングなどの適度な運動を行うことが推奨されています。発症したら一刻一秒を争う命の危機にひんする、くも膜下出血。自分や大切な人を守るためにも、日頃から生活習慣に気を遣うようにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年12月04日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明!しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての子育てに奔走して、すぐに2人目を考えられなかったりほさんでしたが、子育てが落ち着いてきた、長男ハルくんが2歳半のころ。 生理がこないため、検査薬を試したところ結果は陽性!しかし、新居へ引っ越しする日が迫っていたこともあり、妊娠を喜びつつ細心の注意を払って作業を進めるりほさん夫婦。無事に新居へ移り、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していましたが…… 12週の壁 ※りほさんが前回流産したのは、妊娠8〜9週のときでした。一般的には、妊娠12週までの早期流産の確率は10〜15%と言われています。 ※妊娠12週〜22週未満の後期流産は1〜2%と言われています。 妊婦健診を受け、胎嚢を確認できてホッとするりほさん。前回の流産の経験がどうしても頭をよぎり、不安になるものの、「そう何度も起こらない、大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせます。 妊娠8週目を過ぎたころからつわりが始まり、2回目の妊婦健診では無事に心拍も確認できました。 さらに食べづわりが始まり、唯一食べられるコンビニの冷やし中華を1日かけて食べて過ごしていました。 そして妊娠9週目を過ぎたころ。トイレに行くと少量の出血が! 念のために病院へ連絡すると、「生理のときのような出血や、痛みが出てきたらまたご連絡ください」と、様子を見るように言われました。 一般的には流産の8割が妊娠12週未満に起こるため、12週の壁を越えれば流産の可能性が低くなると言われています。 「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠きっとこの子は大丈夫」そう思っていたりほさんでしたが、願いとは裏腹に、ごく少量の出血は5日間止まることはありませんでした……。 次回、誰か助けて! 多量の鮮血が出て、血の気が引いて……!? 監修/助産師REIKO監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2021年11月28日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ内診の日まで不安で仕方なかったけれど、胎嚢が見えた瞬間、とても幸せな気持ちになりました。■ある日トイレに行くと…■出血は止まるどころか増えてしまい…一気に事が進み始めました。腹痛が出始めた時には「これはヤバイやつだ!」という考えに…。病院に電話するよりも職場に電話して報告することが一番緊張したのを覚えています。次回に続く(全20話)「大事な我が子を産むまで」連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年08月24日閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えられる原因と、対処について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。閉経後にリスクが高まる“子宮体がん”閉経後に突然出血があった場合、まず検査したいのが“子宮体がん”であると駒形先生は言います。「子宮体がんは、子宮体部の内側にあり、胎児を育てるための子宮内膜から発生するがんです。 40代後半から増加し、50~60代がピークです。子宮体がんの発症には卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが関係していますが、原因の約8割が、プロゲステロンが出ないことによるエストロゲンの過剰分泌に遺伝子異常が加わったものだと考えられています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすくなる閉経後は特に注意が必要なのです」(駒形先生)また、閉経後が危険なのは、生理が子宮体がんを防いでいたから、と先生は言います。生理により子宮内膜が剥がれれば子宮内の炎症は起きないため、子宮体がんのリスクを抑えられていたのだそうです。自覚症状は不正出血以外にもあるのでしょうか。「茶色いおりものが分泌されたら、不正出血と思ってください。進行すると排尿しづらい、または排尿時に痛みを感じる、性交時に痛みがある、下腹部や腰の痛みなどがあります」(駒形先生)子宮体がんのリスクになるそのほかの要因そして、閉経以外にも子宮体がんにかかりやすい要素はあると先生は言います。「まず肥満です。脂肪細胞が多いと、エストロンというエストロゲンに似た物質が出るのですが、これはホルモンバランスを乱す原因になります。次に妊娠出産の経験がないこと。生理は子宮体がんを防ぐ働きがありますが、何十年も絶え間なく毎月生理がくることは子宮に大きな負担がかかるためです。また、ホルモン補充療法も原因になることがあります。女性ホルモンを補充すると子宮内膜が厚くなりますが、子宮内膜が厚いのに剥がれない状態は子宮体がんのリスクを高めます」(駒形先生)もし3つのうち1つでも当てはまることがあれば、注意が必要です。がん検診のときは必ずエコー検査を!子宮体がんは不正出血があってもホルモンバランスの乱れとされ、見逃されることも多いそうです。そのため、健康診断が早期発見のカギになります。「自治体や企業の婦人科のがん検診は子宮頸がんが中心で、今のところ子宮体がんはオプション検査となることが多いようです。しかし、発症リスクが高い40代後半以降なら、年に1回はエコー検査を受けてほしいですね」(駒形先生)子宮体がんも、ほかのがんと同様、発見が早ければ早いほど完治の可能性は高くなると言います。オプションとなると二の足を踏みがちですが、積極的に受けたいものです。まとめ閉経前でも生理不順が長く続いていたり、乳がんの経験があったりすると子宮体がんのリスクが高まるそうです。更年期や閉経後の不正出血は軽く捉えず、婦人科を受診してみましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年07月15日38歳で結婚した私。「年齢的に早めに妊活したほうがいいよね」と夫と話し、妊活を始めたものの、なかなかよい結果が出ないままでした。あるとき「今回もダメだったかぁ」と残念会をした翌朝のこと、まさかの出来事が起きたのです。 その日のうちに私たちは産婦人科へ。すると、エコーで胎嚢が見え、「妊娠5週目です」と言われました。出血のことも話しましたが、特に原因はわかりませんでした。 その後、残念会でお酒を飲んでしまったことを思い出し、罪悪感を感じましたが、「過ぎてしまったことは仕方ない!」と思いなおし、その後は控えるようにしました。そうして誕生した娘はもう1歳に。元気に育ってくれています! よく聞く妊活は女性が頑張っている印象がありましたが、男性も頑張らないとうまくいかないなと思いました。 夫はたとえ朝忙しくても、時間に余裕がない日でも頑張ってくれました。 だからこそ、私は「本当に子どもが欲しいと思ってくれているんだな」と思えましたし、夫婦の大切なスキンシップの時間にもなったので、妊活中も心は安定していました。今となっては夫婦の気持ちを合わせる良い機会だったと思っています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 原案/小森風子さん作画/まっふ
2021年05月30日私が妊活中だったときの話です。当時の私は、妊娠の超初期症状、そして妊娠検査薬についてインターネットで調べまくっていました。そんなとき、トイレに行くと生理のような出血が。「またダメか……」と思ったのですが、翌日検査すると……! インターネットの情報だけではわからないことが多いんだなと感じた出来事です。 現在は無事に出産し、毎日育児を頑張っています! このことで私は、生理も、妊娠も、出産もとても個人差が激しいものだと改めて感じました。インターネットで何でも検索できるのは便利ですが、すべて鵜呑みにせず、わからないことや不安なことはお医者さんに診てもらったほうが確実ですし、安心できるなと思いました。これから育児でも悩むことがたくさんあると思いますが、頑張っていきたいと思います! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO--------原案/やぎめいさん作画/モリナガアメ
2021年04月29日独身時代は「下着に出血=生理」と思っていた私。でも、出血するのは生理のほかにも理由があることを、身をもって学んだ私の体験エピソードです。 結婚前から生理が重く、周期も不安定な私私は、結婚前も結婚後も生理が重く、生理周期も安定しているとは言えません。だから勝手に「私は妊娠しづらい体なんだろうな……」とずっと思っていました。 実は、私の周りには、不妊で悩んでいる先輩が何人かいたのです。そういう環境だったこともあって、余計にそう思い込んでいたのかもしれません。 生理と思ったらまさかの…あれは新婚旅行が終わり、ほっとしていたとこのこと。トイレに行くと、下着に血液がついていました。「あ~、おなかが痛くなってきたし、またつらい生理が始まるのか……」と憂うつになったのですが……。 いつもなら、どんどん経血の量が増えていくのに、今回はまったく増えません。それどころか、どんどん量が少なくなっていくのです。 「何かの病気かも……」と心配になった私は夫に相談。夫は「もしかして妊娠じゃない?」と言い、念のため妊娠検査薬を使ってみることに。すると、驚いたことに陽性反応! 私はてっきり生理だと思っていたのでとてもびっくりしましたが、すぐに病院へ。そして、病院で妊娠を確認できたのです。その際、出血について産婦人科の先生に確認すると「それは着床出血で間違いないですね」とのことでした。 出産間近に生理2日目のような出血が!その後は順調に妊娠生活を送り、いよいよ出産間近というとき。またしても下着に生理2日目のような出血が! 不安になって病院へ行くと、「それは“おしるし”ですね。子宮口も4cm、開いていますよ」と言われたのです! 「おしるし」で思った以上の出血があったこと、そして子宮口も開いていたことに驚きましたが、それから順調に陣痛が始まり、無事に出産することができました。 「下着に血液=生理」とは限らないということを身を持って学びました。私は妊娠も出産も、「出血」で気づかされました。そして、いつもは生理のたびにブルーな気分になっていましたが、生理は大切な命を授かるための大事な期間であることを改めて感じることができました。次にくる生理には感謝したいくらいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/こんゆきさん
2021年04月23日2018年の夏、私は33歳でした。10代はスポーツに、20代からは仕事をバリバリしていました。ただ、生理は不規則で、 1カ月に2回きたことや、1カ月以上こなかったことなどもありました。しかし、30代になってからは規則正しくなり、6日間くらいの生理が、だいたい30日周期でくるように。規則的になると、準備がしやすくなりました。 このときも、「きっと生理とかぶるなぁ」と思いながら、小豆島へ2泊3日の旅行へ。すると、初日からおなかが重くなり、トイレへ行くとやっぱり生理がきていました。予想はしていたので、持っていた生理用ナプキンをつけて、旅行を楽しんでいました。 普段だと生理2日目は量が多いのですが、このときは、2日目も3日目も、1日目とほとんど変わらない量。色はいつもよりは少し黒いような気もしましたが、「いつもと違う!」とはっきり確信が持てないくらいの微妙な違いで……。体調はいつもと変わらず元気だったので、あまり深くは気にせず、たくさん歩き、走り回って、旅行を楽しんでいました。そして、楽しい旅行はあっという間に終わり、出血もいつも通り6日目で止まりました。いつもと違っていたのは、この6日間、出血量があまり増えず、ずっと同じくらいの少量だったことくらいでした。 そして、次の月。「また来週くらいから生理だなぁ」と思ったころから、体調が悪くなりました。気持ち悪く、食欲もなく、寝転んでいる時間が長くなったのです。まったく動けなくはないですが、食べ物のにおいも気になるように。それが、3日、1週間、2週間、と続いていたなかで「あれ?そういえば今月、まだ生理がきてないな」と気づきました。その後、赤ちゃんは順調に育ち、無事に出産することができました。今回のことを経験して、体調がいつもと変わらなくても、色や量など経血の状態に気になることがあったら、婦人科を受診したほうがいいのかな、と感じました。受診すると、不安だったことがすっきりと解決することもあるし、 自分自身が安心でき、体を守ることができるなと思いました。 監修/助産師REIKO--------原案/西川りんさん作画/まっふ
2021年03月20日複数の映画やテレビドラマに出演し、端正な顔立ちと安定感のある演技力が人気を博している、俳優の清原翔さん。2020年6月に、感染性心内膜炎による脳内出血を発症し、緊急手術を行いました。報道から半年以上が経った現在もなお、ネット上では彼の身を案じ「ゆっくり療養してほしい」といった応援の声が相次いでいます。清原翔の所属事務所が発表「現在復帰に向けてリハビリに専念」2021年2月1日に、所属事務所は清原さんの現在の状況についてコメントを発表。「現在は復帰に向け、医師の指導を受けながらリハビリに専念している」と報告しました。清原は2020年6月12日に感染性心内膜炎による脳内出血を発症し、緊急手術を行いました。その後複数回の手術を経て、現在は体調も安定し、脳に関しても異常はないとの診断結果を受けております。また、現在復帰に向け、医師の指導を受けながらリハビリに専念しております。STARDUSTーより引用また、清原さんに対して励ましの言葉や手紙、千羽鶴などの贈り物をもらったことについて「清原もみな様のあたたかい気持ちに大変感謝しております」とつづっています。復帰に向けてもうしばらくお時間をいただくかと存じますが、また皆様に元気な姿をお見せできるよう、今後も本人、ご家族と共に前向きに取り組んでまいりますので、どうかお待ちいただけますと幸いです。STARDUSTーより引用所属事務所は最後に報道関係者に対して「自宅周辺や実家、親戚、医療機関などへの取材行為はご遠慮いただき、引き続き温かく見守ってください」とコメントしました。ネット上では次のような反応が寄せられています。・ずっと気になっていたので、近況を知ることができてホッとしました。・気長に待っているので、焦らず、リハビリに専念してください。・ご無事で何よりです。また清原さんの演技が見られる日を楽しみにしています!芸能活動への復帰は、しばらく時間がかかるとのこと。清原さん自身のペースでリハビリをこなし、いつかまた元気な姿を見せてくれる日を、多くの人が願っています。[文・構成/grape編集部]
2021年02月01日私が31歳、結婚して2回目の夏でした。そろそろ子どもを……という予定はありましたが、もともと生理が重かったためピルを5月まで飲んでいて、やめたばかりでした。すると、夏休みで帰省しとときに茶色い出血が続くようになったのです。 茶色い出血が続くも特に気にせず…結婚して実家から離れたところで過ごしているため、3週間くらいの夏休みは地元の友人との飲み会や姪っ子と遊ぶ予定でびっしり。実家に戻り8月の初旬、ちょっと予定日よりも早い生理1日目のような茶色い出血が……。 私は少し早く生理が来たのだろうとしか思わず、予定通り友人との飲み会も姪っ子との遊びもフェスもがんがん楽しみました。しかし、その間も生理1日目のような茶色い少量の出血は、ずっと止まりませんでした。 病院に行かず2週間が経過夫には「病院に行けよ」と言われていましたが、お盆休みだったのと、実家近くの病院に行っても……と、病院には行かずに2週間が過ぎました。今まで1週間以上出血が続いたこともあるけれど、ここまで長いのは初めてでした。そこで、実家から家に帰るとすぐに病院へ。 すると判明したのは、まさかの妊娠!!!! 私はてっきり生理だとばかり思っていたのですが、妊娠にともなう出血だったようです。しかし、処方された薬を飲むと約1カ月後には出血が止まりました。 おなかの中で元気に育ち、無事出産!その後、赤ちゃんは順調に育って妊娠40週3,400gで立派に生まれてくれました。今もすくすくと育ってます。ピルをやめてすぐだったのと、そんなに簡単には妊娠しないだろうとたかを括っていた私。お酒を飲んだり、フェスで大暴れしたり……本当に本当に過酷なおなかの中を体験させてしまったなと、反省しました。 幸い子どもは無事におなかにい続けてくれましたが、もし流産してしまっていたら後悔し続けていたと思います。やはり生理が来なかったり、出血が続いたりするなど、少しでも何か変だなと思ったら婦人科へ行かなければいけないなと思いました。基礎体温もちゃんと測ろうと思っています。 監修/助産師REIKO-------------文/きらやかまなさん
2020年11月19日