皆さんは、妊娠中に職場に対して不満はありましたか?今回は妊婦に気遣いのない職場を紹介します。イラスト:浜井れんこん切迫早産気味の主人公主人公が男性ばかりの職場で事務として働いていたときのことです。主人公は切迫早産気味でしたが、会社の人には理解してもらえず通常労働をしていました。会社にはエレベーターがないので、階段の上り下りをすることもあります。その後、主人公は退職することが決まり、妊娠8ヶ月で引き継ぎの事務員が入ることになりましたが…。説明する事務員出典:CoordiSnapなんと、その事務員には子どもと孫がいることもあり、早産のリスクを周りに説明してくれたのです。そのおかげで主人公は周りから気を遣ってもらえることが増えました。自分からは言いづらいことを説明してくれた新しい事務員に感謝する主人公なのでした。事務員の勇気ある行動切迫早産気味でお腹も大きい妊婦にとって階段の上り下りはつらいですよね。事務員の勇気ある行動にスカッとするエピソードでした。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。
2023年05月22日■前回のあらすじ切迫早産入院中、さまざまなつらいことがありましたが、長女の変化についても悩みました。ママっ子だった長女がよそよそしくなってしまったのです。こんにちは、宝あり子です。■診察中に言われた言葉よそよそしくなってしまった長女のことが気になり、長女と一緒にいたくて、早く退院したくてたまりませんでした。長女の写真や動画を見てはメソメソしていたある日の診察中に…。我慢できなくなって、先生に「退院したい」と言いました。すると先生は「その気持ちも分かるけど…」。そう言われてハッとしました。■赤ちゃんを守れるのは自分長女のことは私がそばにいられなくても、パパやおじいちゃん、おばあちゃんが守ってくれる。でも、おなかの赤ちゃんを守れるのは私だけ…。おなかの赤ちゃんも心配だったけれど、長女のことばかり考えてしまっている自分にようやく気がつきました。長女と一緒にいたくて、早く退院したくて、メソメソしていた気持ちが吹っ切れた瞬間でした。その翌週の診察時に先生と会うと…。と言われました。顔つきが先週までとは全然違ったそうです。自分では気がつきませんでしたが、入院してからずっと気持ちも落ち込んでいて不安そうな顔をしていたみたいです。こうして入院してから泣くことも多かった私ですが、ようやく気持ちが吹っ切れました。■24時間点滴でボロボロな腕しかし、「私はおなかの子を守るため入院を頑張る!」と気持ちは吹っ切れても、24時間絶えず点滴を続けている腕はボロボロでした。点滴をしていて血管に限界がくると、点滴が漏れてしまい腫れる腕。点滴が漏れたら看護師さんを呼んで、新しい場所に点滴を刺しなおしてもらうの繰り返しでした。腫れた腕はとても痛かったです。せっかく入院を頑張ると思えた気持ちも、「やっぱり早く退院したい…!!」と、腕が痛むたびに思ってしまいました。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年04月28日妊娠中期といわれる27週目。その日、突然言い渡された「切迫早産」によって長期入院が始まった私。コロナ禍で家族と一切面会できず心が荒む中、私はあるボーイズグループのオーディション番組にハマりました。そして産後、思いもよらぬ展開に……! 切迫早産でまさかの長期入院! 今でも忘れられない、妊娠27週目の健診で医師から告げられた「切迫早産です。このまま入院してください」という言葉。頭が真っ白になりながらも、生まれてくる赤ちゃんを守るため、私は妊娠27週から出産までの約2カ月間を病院で過ごすことに。 コロナ禍での入院生活は、家族とはいえ面会が一切禁止。3歳の娘と直接話すことができないままスタートした入院生活は、本当につらかったです。寝ても覚めてもベッドの上。世の中から隔絶された私は、少しでも外の情報を得るために朝の情報番組を欠かさずチェックしていました。猛暑のニュースが流れていても「そっか、今は夏なのか……」とピンとこない感じでした。そんな中、情報番組内で放送されたボーイズグループのオーディションコーナーをなんとなく眺めていました。デビューメンバーに選ばれるため、汗と涙を流して奮闘する男の子たち。ライバルを蹴落とすのではなく、歌やダンスなどできないことは助け合って乗り越え、どんどん成長していくのです。そんな姿があまりにもキラキラして見え、これから男の子を産む私にとっても学ぶことの多い内容でした。いつしか、このオーディションコーナーが入院中の私の唯一の楽しみに。 つらい入院生活も佳境を迎え「妊娠37週を迎えたら、もう産んでもいいからね」と助産師さん。その言葉は予言だったかのように妊娠37週0日に陣痛が! 助産師さんに、私はあのボーイズグループのデビュー曲を流してほしいとお願いしました。助産師さんも快く了承してくれ、私は彼らの曲に応援されながら元気な男の子を出産したのです。 出産後も「育児の応援歌」として聴いていたところ、なんと生後半年の息子が手をぶんぶん振って踊っているではありませんか! 試しに他の曲を流してみましたが、やはりあの曲だけに反応して踊るのです。これはきっと偶然ではないはず! 今では家族みんながボーイズグループの大ファンです。つらかった入院生活ですが、彼らのおかげで宝物のような思い出できました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:中川ジュノン
2023年04月23日妊娠や出産は人生の中でも大きな変化。わからないことや初めての体験も多く不安になってしまいますよね。そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」とヒアリングを実施!今回は、切迫早産で入院し34週で出産したOさんの例をご紹介します。ーーー切迫早産とは、「早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のこと」です(日本産科婦人科学会HPより引用)。監修産婦人科医:つづきレディスクリニック、吉岡範人。1978年生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間ブリティッシュコロンビア大学へ留学しがん研究に従事。2019年につづきレディスクリニックの院長に就任。現在は産婦人科×医療脱毛で産婦人科における医療脱毛、産婦人科×訪問診療で女性がん患者さんに特化した訪問診療、産婦人科×スポーツ医学で女性スポーツ選手のサポートなどで活躍。さらに産婦人科医としてフェムテックの業界にも参入中。Oさんの出産時の状況■出産したときの家族構成:夫、私■出産にかかった時間:1時間Oさんの出産レポ自覚症状のないまま定期健診で切迫早産と判明し、そのまま車椅子にのり即入院。1ヶ月程なんとか乗り切り、34週で出産しました。夜中に破水したものの朝までぐっすり眠り、今日中に産まれると思っていたので気合いを入れて朝ごはんを食べました。すると、看護師さんに「もう食べないよ!早く移動しないと生まれるよ!」と、とても食いしん坊な人のように注意されてしまいました。痛みに強かったのか、あまり陣痛を感じませんでした。出産時におこったハプニング初めての分娩台で緊張していましたが、先生や助産師さんがとても応援してくださいました。皆さんの声援がすごくて、だんだんと分娩台の上で自分がお祭りの中にいるような空気を感じてしまい、陣痛は痛かったけど思わず笑いが止まらなくなってしまいました。パートナーのサポートはどうでしたか?軽い陣痛のときにまだ家で待機をしていた夫に、今日中に何とか生まれるかなと連絡をしていました。その連絡の30分後には本陣痛があり「今すぐ来て!!」と呼び出し。しかし、結局立ち会いに間に合わず、サポートどころではありませんでした。早産だったために早く産んでしまったことに対しての負い目と、それでもやっと会えた我が子との対面の喜びで感情がぐちゃぐちゃで複雑な気持ちでした。小さいながらに元気に産まれてきてくれて本当にありがとうと思います。Oさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことは動画を撮っておけば良かったです。お腹が日に日に大きくなるところや、パパとのやりとり、胎動でおなかがぐにょぐにょ動いたり、産まれてからも毎日違う顔を見せてくれます。写真もですが、動画でたくさん残しておけば良かったなと思います。Oさんからこれから出産する方へメッセージたくさんの楽しみとそれ以上の不安があるかと思います。ですが、赤ちゃんは強いです!生命力は本当にすごいです!なので、リラックスしてください。ママの安心が赤ちゃんの何よりの栄養なので、笑顔で楽しく妊婦生活も出産も頑張ってください!案ずるより産むが易し妊娠生活が味わえるのも今だけ。あまり不安になり過ぎず、リラックスして過ごせると良いですね。ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「頑張って」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人(MOREDOOR編集部)
2023年04月20日1人目の妊娠の際、里帰り出産をした私。切迫早産で出産予定日2カ月前に、1週間ほど出産予定の産院に一時入院したのですが、そのとき病室で意外な人物に再会しました。その再会によって出産前後に必要以上にドキドキしてしまった出来事をお伝えします。 病室で声をかけてきた人はまさかの…私が切迫早産で入院した初日、様子を見に来た助産師さんに突然「○○ちゃん?」と下の名前を呼ばれ、人違いではないかと思いつつ、その人をよく見ると見覚えのある顔でした。制服の胸に付けている名札を見て、彼女が高校時代の同級生であることを察知した私。 その助産師のAさんとは高校時代に出席番号が前後で、とりわけ仲良しだったわけではありませんが、普通に会話をする仲でした。そのときは10年ぶりの再会にお互いうれしさと懐かしさが込み上げ、楽しく昔話などをしたのですが……。 何かとお世話になる助産師さん私が入院した産院は助産師さんが固定担当制ではなかったので、毎日いろいろな人が検温に来たり、食事の準備をしてくれたりと、身の回りのお世話や入院中のサポートをしてくれます。もちろん診察のサポートも助産師さんのお仕事の1つで、入院3日目の内診の際の補助担当が、初日の問診以来のAさんでした。 産科の内診といえばショーツを脱いで内診台に上がりますが、助産師さんはその傍らで一部始終を見ています。私は普段から内診台に上がることに若干の抵抗がありました。しかし、相手は医師で、仕事なのだし、知り合いではないのだから……という思いでこなしていました。ところが突如、高校時代の同級生にその場に立ち会われるというシチュエーションになり、妙にそのことを意識してしまったのです。 入院中に気が重かったこと恥ずかしいなと思いつつ診察を終えると、最後に助産師であるAさんが股間を拭いてくれる運びに。同級生に股間を拭かれているのだと思うと恥ずかしさが込み上げましたが、相手は仕事なのだからと思い、必死にこらえました。 その後の入院生活もさまざまな場面でAさんのお世話になり、何食わぬ顔をして過ごしましたが、内心では再び内診の補助担当が彼女にならないこと、さらには来たる出産の際も、担当がAさんにならないことを切に願っていました。そこにいる人が知り合いか、知り合いでないかで何が違うのか……とも思いますが、私は出産という行為は、知り合いではない人の中でするほうが気楽だったのです。 出産は幸い別の助産師さんが担当で、大きな叫び声とともに無事に終えましたが、振り返ってみると、あの必死すぎる現場の担当がAさんではなくて本当によかったと思いました。ささいことを気にしてしまった里帰り出産でしたが、Aさんがいたことで初出産の励みになったことも事実です。今となっては、彼女と再会できたことも、初出産の良い思い出となっています。 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月18日出産は人生の一大事。とくにはじめての出産は、右も左も分からず不安になることも多いですよね。そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」を調査しました。今回は、妊娠9ヶ月のとき“切迫早産”で入院したAさんの例をご紹介します。ーーー切迫早産とは、「早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のこと」です(日本産科婦人科学会HPより引用)。Aさんの出産時の状況●出産したときの家族構成:夫と私の二人家族●出産した場所:総合病院●出産方法:経腟分娩(自然分娩)●出産にかかった時間:12時間Aさんの出産レポ私は切迫早産で妊娠9か月の頃から一ヶ月程入院していました。医者から退院していいよとOKが出たので退院。自宅に戻ると……自宅に戻り入院グッズを一旦全部片づけ一息ついたその日の夜、なんと陣痛が来たのです。急いで入院グッズを作り直し、退院半日後に病院に戻り出産をしました……!こんなことなら「退院しなくてよかったのでは」と思いました。Aさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことは夫は立ち合い分娩でしたが、もっと陣痛時のサポート体制を叩き込んでおけばよかったです!Aさんからこれから出産する方へメッセージ会陰切開は怖くないです。陣痛でそれどころではないので怖がらなくて大丈夫です。出産は奇跡これから出産の方は、『会陰切開がそれどころではない陣痛ってどれだけ痛いの……』と不安になるかもしれません。ですが他のママからも、「辛かった痛かった思いも、全て吹っ飛んでいくくらい感動的な体験」「赤ちゃんも一緒に頑張ってうまれてくるよ」「出産は本当に奇跡」「痛みは忘れるように人間できていると思うから、大丈夫!」とたくさんのエールを頂きました。案ずるより産むが易しもし不安がどうしようもなく襲ってきたら「出産の準備を進めるための“自然現象”が来た」くらいに思っておきましょう。そんなあなたも、無事に生まれてきた赤ちゃんの1人。ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「大丈夫だよ」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。(MOREDOOR編集部)◆調査主体:MOREDOOR編集部◆調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるアンケート調査◆調査期間:2023年04月3日
2023年04月04日■前回のあらすじ切迫早産入院中に便秘が悪化して腹痛が起こり、つらい状況に! しかし、看護師さんに相談して何とか事なきを得たのだが…!?こんにちは、宝あり子です。切迫早産入院中、点滴の副作用や24時間点滴の寝たきり生活、便秘の悪化など、さまざまなつらいことがありましたが、長女の変化についても悩みました。■長女がすぐに「帰ろう」と言い出した長女はかなりのママっ子で、他人はもちろん、パパでも「嫌!」ってことが多々あり、私の切迫早産入院でしばらく離れることになり心配でした。そんな長女は私が緊急入院になった翌日、お見舞いに来てくれたのですが、私の顔を見た途端に泣き出してしまいました。しかし、その後のお見舞いで長女の様子に変化が!約1週間に1度、長女がお見舞いに来てくれるのですが…。病室に来た途端わたしの顔もあまり見ず、すぐに「帰ろう」と言い出しました。長女がお見舞いに来てくれる日を楽しみにしている私にとってショックでした。 ■長女の様子を看護師さんに相談すると…「突然、離れて暮らし始めたから怒ってるのかな?」「私のこと嫌いになった?」と、悩んでしまい、点滴の交換に来た看護師さんにそのことを話すと…。なんと“ママの入院あるある”とのことでした。ママが入院していて甘えちゃいけないと思って我慢する子、病院の雰囲気が怖い子など、ママ入院中によそよそしくなる子もいるそうです。長女は知らない場所を怖がるので病院という場所も怖かっただろうし、母親が点滴につながれて動けない姿を見るのも幼い子にとって不安だっただろうなと思います。ちなみにママっ子だった長女は私の入院中はすっかりパパっ子になり、パパと一緒に寝ていたそうで、パパはデレデレでした。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年03月28日一人前の助産師になるために乗り越えなければならない、たくさんのハードルとは……。少子化が進み産婦人科も減少している今、改めて命の尊さを描く漫画家モクコ(@fufufufutago)さん。今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#27】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。担当産婦の入院から12時間以上、ほぼ休まずに付き添う同級生。心配した仲間が同級生に交代を持ち掛けるが……。過去の経験を語る……仲間に頼ることの大切さ……みんなの思いが通じ……協力を受け入れることに……仲間のおかげで自らの課題を克服した同級生。周りに頼ることの大切さに気づけたようですね?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月27日■前回のあらすじ切迫早産の入院中に薬を一定の速度で投与し続ける「輸液ポンプ」を使用。しかし、そのポンプにはトイレの時間制限があり、さまざまなトラブルが起こりました。こんにちは、宝あり子です。トイレトラブルの中で困ったのが、24時間点滴をしていたときに使っていた輸液ポンプです。この輸液ポンプはずっとコンセントさしっぱなしでフル充電していても、コンセントを外すと20分足らずでバッテリーが切れて、警告音が鳴り出します。警告音がならないようにするためには、輸液ポンプのコンセントを外して、病室からトイレに行く時間、手を洗う時間、戻る時間なども含めて20分以内に終わらせる必要があります。そのため、時間を気にせずゆっくりトイレに籠ることができませんでした。■便秘が悪化して食欲不振になったそして、もともと妊娠中、便秘がちだった私の便秘はさらに悪化。便秘が続き、ついに食欲もなくなりました。寝たきり生活の中で食事やおやつの時間は毎回楽しみでしたが、便秘によりおなかが苦しくてあまり食べられなくなりました。そしてついに…。トイレで便秘と格闘していたある日、突然腹痛に襲われました。あまりに痛くて目がチカチカして、脂汗も出ました。「出さない限り、この腹痛が続くのでは?」と思い、しばらくトイレで葛藤していましたが…。 ■とうとう時間切れに輸液ポンプの警告音が鳴り、時間切れ。腹痛があり目もチカチカしていたので、トイレについていた非常時の呼び出しボタンを押せば良かったのですが、「忙しい看護師さんを便秘で呼ぶのは申し訳ない」と思い、フラフラしながら病室へ戻りました。■看護師さんに便秘のことを相談病室に戻ってからも、しばらく腹痛が続いたので点滴交換のときに看護師さんに相談してみました。すると…。私は「便秘のことで忙しい看護師さんのお手をわずらわせてしまうのは…」と思い、ずっと相談せずにいましたが、切迫早産の体でトイレで踏ん張っておなかに力を入れるのは良くないとのこと。この後すぐに看護師さんが先生に相談してくださり、薬を処方されました。その薬を飲んでいたら、便秘は無事解消しました。もし便秘を我慢してしている妊婦さんがいたら、早めに先生に相談してみてくださいね。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年02月28日■前回のあらすじ今までのことをなかったことにして「仲良く暮らしましょう」と笑顔で発言する義母。その考え方に恐怖を感じたさちこは、義実家から逃げようと決心。しかし、突然お腹が痛みだし救急車で病院に搬送されることに…。■切迫早産で緊急入院することに■これから先の不安を感じ…ずっと夫と義母に騙されていた、こんな悲しい裏切りがあって良いのでしょうか…。赤ちゃんが無事だったのはなによりですが、未来のことがさちこの肩に重くのしかかります。次回に続く「妊娠したら夫が行方不明になった話」(全32話)は21時更新!
2023年02月22日私は1歳10カ月の長女を育児中の妊婦です。長女が1歳3カ月のころに、第2子の妊娠が判明しました。下の子が生まれるまでに、長女にたくさんの愛情を注いでおこうと思った矢先の出来事です。まだ1歳の長女を、満足に抱っこもできない状況がこんなにも切ないとは、私自身思ってもいませんでした……。第2子妊娠中に切迫早産の診断看護師として働いている私は、力仕事も多く、仕事中におなかが張ることが時々ありました。妊娠26週の健診で切迫早産の診断となり、入院の必要はないものの「できるだけ力仕事は避けるように」という医師からの指示。 その日から張り止めの薬も開始され、職場でも座ってできる仕事をさせてもらうこととなりました。私は長女の妊娠中も切迫早産だったため、「またか……」という気持ちと、長女のころにはなかった“切迫早産での1歳児の子育て”に対して不安を抱えていました。 両手を広げて「抱っこ!」と求める長女医師からは「あまり重たい物は持たないように」とも言われていたため、長女を抱っこするのもこれまでのようにはできません。もちろん、それを1歳の長女が理解できるはずもなく、「抱っこ!」と両手を広げて駆け寄ってくる姿に、私は心を痛めました。 私は産婦人科に勤務していた経験もあるため、切迫早産の怖さはよく知っています。そのため、これまでは保育園の送迎も抱っこでおこなっていましたが、できるだけ歩いてもらうか、ベビーカーを使うようにしたので、抱っこが大好きな長女は寂しい思いをしていたのではないかと思います。 長時間の抱っこはできないけれど…まだ生まれてから1年ほどしか経っていない赤ちゃんである1歳児は、我慢をするのは難しいと思います。そのため、これまでのように長時間の抱っこや抱っこのまま踊ったり・歌ったりはできないけれど、私なりに長女とのスキンシップを増やすことにしました。 座ったままの抱っこ、お風呂の中での抱っこ、横になったままのハグなど、たくさんたくさん長女を抱きしめるようにしています。私が十分に抱っこできない分は、夫にたくさん抱っこしてもらうなどして、長女にもおなかの子にも、私たちなりにたくさんの愛情を注いでいるつもりです。 今では私も臨月に入り、長女も少しずつおなかの赤ちゃんの存在を理解してきています。「お姉ちゃんだよ」「赤ちゃん、ねんねしてる」と、私のおなかを触りながら話す長女の姿を見るのが、たまらなく愛しいです。十分に抱っこできず申し訳ないと思う妊娠期間ですが、長女は私が思うよりも“お姉ちゃん”として成長しています。「赤ちゃんが生まれたら、たくさん抱っこさせてね」と毎日寝る前に、長女と約束をしています。 監修/助産師 松田玲子著者:安西りこ1歳の長女と夫と暮らす、平凡な看護師ママ。2023年2月に長男誕生予定。看護師としての経験、ママとしての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年02月11日■前回のあらすじ切迫早産入院中は退院するまでシャワー禁止でした。頭が洗えない状態が10日以上続くと不快感やかゆみが出て…。こんにちは、宝あり子です。前回は切迫早産入院中に辛かったことをお話しましたが、今回は切迫早産入院時に困ったトイレトラブルについてです。■頻尿が辛い!おなかの張り止め、ウテメリンの点滴を使いはじめたら、頻尿に悩まされました。24時間点滴をしているので夜間もトイレに行きたくなり、夜中に何度も起きてトイレに行かなければならないのが辛かった!そんなトイレはさらに私を悩ませる問題がありました。■トイレに点滴台を入れにくい問題私が入院していた病院のトイレは、個室内の広さが狭かったため点滴台がなかなか入りませんでした。トイレの個室の入り口で必死に格闘しながらなんとか点滴台をトイレの個室に無理矢理、入れる日々。そんなある日、おそらくほかの切迫早産で入院中であろう患者さんが点滴台を個室のドアの前に出しているのを見て、衝撃を受けました。これ以降は私も点滴台を個室のドアの前に出すようになりました。余談ですが、この切迫早産入院から数年後、別の病院で乳がん治療で抗がん剤の点滴をしながらトイレに行ったら個室内の広さが大きいトイレだったので点滴台はすんなり入りました。広いトイレはストレスフリーで感動しました(笑)。しかし、トイレで困ったことはこれだけではありませんでした。 ■輸液ポンプのバッテリー問題切迫早産入院中の点滴は24時間ずっと点滴です。そのため薬を一定の速度で投与し続けるために「輸液ポンプ」を使用します。この輸液ポンプはコンセントにつながっているため、トレイに行くときは毎回この輸液ポンプのコンセントを抜いてトイレに行っていました。ですが、私はこの輸液ポンプが悩みの種でした。私は妊娠中、便秘がひどくて入院中も便秘に悩まされていました。そしてトイレにこもっていたら突然…。音が鳴りだしパニック。慌ててトイレ近くのナースステーションにかけ込みました。私が便秘でトイレにこもっていたため、輸液ポンプのバッテリーが切れかけて警告音が鳴ったのです。コンセントをさせば警告音は止まるのですが、困ったことに私が使っていた輸液ポンプはコンセントから外すと20分もたたないうちに警告音が鳴り始めてしまうため、便秘で苦しいのにトイレにゆっくりこもることができませんでした。これにより、もともと妊娠中便秘がちだった私の便秘はさらに悪化してしまい…。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年01月28日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ下の子の妊娠中に切迫早産で入院になり、病室で上の子の写真や動画を見ては泣き続け…。切迫早産の入院生活はトイレ以外は基本的に寝ているように言われていました。ということで、寝たきり切迫早産入院で大変だったことを書いていきます!入院生活の中で小さなことも毎日積み重なっていくとかなりのストレスでした。■その1:退院までシャワー禁止!退院するまでシャワーは禁止。そのため1日1回、朝ホットタオルが渡されました。最初の頃はホットタオルで我慢できたのですが、それが1週間2週間と続くと心が荒んでいき…。体を拭きながら泣くこともありました。ちなみにパジャマを着替えるときには24時間つけっぱなしの点滴を外さないといけないため、自分で着替えることができませんでした。そのため、看護師さんを呼ぶのですが…。「ごめんね、忙しくて…あとでいくね!」と、看護師さんはいつも忙しそうでした。忙しそうな看護師さんを呼ぶのが申し訳なくて、自分で着替えもままならない状況が辛かったです。■その2:10日に1度の洗髪が辛い!シャワーは退院まで禁止。その代わり洗髪がありました。点滴の副作用で汗をかいたり、病室が暑くて汗をかいてしまうのにお風呂には入れません。1週間くらいたつ頃には頭がかゆくてたまらなかったです。洗髪したときは本当に心が洗われるようでした。入院した当初、洗髪は1週間に1度の予定と言われていました。そのため、次の洗髪日が待ち遠しくてワクワクしていました。しかし、いざ洗髪日当日になると…。こうして洗髪日は当初は1週間に1度の予定でしたが、その翌週以降は10日に1回洗髪できたらラッキーという状況になりました。頭を洗えないのが10日以上続くと髪の毛がベトベトギトギトするし、かゆくて本当に辛かったです…!!■その3:個室じゃないけど消灯を自分でするのが辛い!病院では看護師さんが消灯時間になると電気を消してくれるというイメージがありました。ですが、私が切迫早産で入院していたのは、個人病院だったからなのか看護師さんによる消灯はありませんでした。とはいえ、消灯時間は決められているため、自分で消灯しなければならない状態でした。何が困るかというと“病室の誰が消すか…”ということ。私の病室には切迫早産の患者がいなかったので、同室のほかのベッドの方は出産してすぐに退院。入れ替わりが激しかったので新しい人が入院するたびに、病室の誰が消すか決めるのが面倒だったので、この病室にずっと入院している私が消灯していました。消灯すること自体は別によいのですが、毎回新しく病室に入ってきた人に消灯の話をするのと、毎日消灯の時間に「電気消してもよいですか?」と同室の方たちに確認するのが地味に大変でした…。なんだか病室の主みたいになっていました。同室に切迫早産の方がいたら励まし合ったり、いろいろなお話ができたのですが、切迫早産仲間が同室にいなかったのは、さみしかったです…。周りが出産してすぐ退院していくのが羨ましくてたまりませんでした。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年12月28日第2子の妊娠中、妊婦健診も特に問題なく過ごしていた私。しかし妊娠32週で突然切迫早産と診断されてしまいました。緊急入院の翌日に出産となったのですが、医師も助産師さんも私も驚いたエピソードを紹介します。 妊娠32週で突然、切迫早産に第2子妊娠中、出血があり病院を受診すると、切迫早産と診断されそのまま入院に。すぐ内診や血液検査、モニターで赤ちゃんの状態を確認しました。その後医師から診察結果の説明を受け、「赤ちゃんはおそらくすぐに生まれる状況ではなく元気だが、今は絶対安静が必要で、容態が安定すれば1週間ほどで退院を目指せる」とのこと。 また、もしすぐに生まれてきた場合、まだ呼吸器官が未熟なため今日と明日の2度、念のため私がステロイド注射を打つとのこと。注射は24時間空けて打つ必要があり、すぐに当日分を注射してもらいました。「すぐには生まれなそうだけど、なんだかエライことになってしまった……」と、どこかこの急展開についていけていない自分がいました。 大丈夫と思っていたら、翌朝に陣痛が説明ではすぐに生まれる可能性は低いとのことでしたが、翌朝なんだかおなかが痛いような……トイレに行くとまた出血がありました。助産師さんに診てもらうと、子宮口が3、4cm開いていると! 腹痛は、まさかの陣痛でした。 すぐに分娩室に移動し再度医師の内診を受け、モニターを開始。そのあと子宮収縮を抑えて陣痛を逃す点滴をしましたが、午前中のうちに子宮口は5cmまで開いてきました。そのため2回目のステロイド注射を打ったらもう子宮伸縮を抑える点滴は外し、お産を進めることに! まさか緊急入院の翌日に産むことになるとは……。 もう出てる? 早くない??昼過ぎに子宮口は8cmに。15時ごろ2度目のステロイド注射を打ちましたが陣痛の間隔がなかなか縮まらず、17時の内診では子宮口がほぼ全開大となったものの、まだ陣痛は不規則です。そして18時45分に陣痛促進剤を投与し、陣痛が5分間隔になってきました。ただ痛みはまだまだ耐えられる程度。19時25分ごろ、いよいよ痛みが本格的になり、医師が内診をしたその瞬間、内診が刺激となって一気に痛みが襲ってきました。 助産師さんがナースコールで「生まれます!!!」と叫び、バタバタと複数の先生や助産師さんが駆けつけました。「いきんでいいよ!!」の掛け声でいきむと、破水した感覚が。そしてすぐに先生から「頭が出てるよ! 見える!?」と言われ、おなかのほうをのぞき込むと、なんともう赤ちゃんの頭が見えたのです! ホワイトボードを見て、驚愕!!助産師さんの声に合わせて数回いきむと「生まれましたよ! おめでとうございます!」と言われ、元気な産声が聞こえました。内診から赤ちゃんが出てくるまでが早すぎて、私は出産の痛みを感じる余裕がほとんどありませんでした。生まれた娘は2,047gと小さいものの自分で呼吸ができ、検査を受けるため小児科へ移動しました。 分娩室は回復室も兼ねているLDRだったため、出産後の処置が終わると私はその部屋でひとりで過ごすことに。そのとき、ふと壁のホワイトボードを見て驚きました。ボードには破水・子宮口全開大・出生・胎盤とそれぞれの時間が手書きで記されていたのですが、「破水19:27」「出生19:31」と、破水からわずか4分で出産していたのです。まさかそんなに早かったとは、自分でも驚愕のスピード出産です……! 入院中に助産師さんとお産の振り返りがあり「先生も私たちも早くてびっくりだったよ~」と笑顔で言われ、私も驚きでしたと心の中でつぶやきました。まさかの出産、そして驚異的な速さで生まれてきた娘。スピード出産で生まれたときから親孝行だった娘は、そのまま1カ月ほど入院。妊娠週数でいうと36週で退院し、すくすくと元気に成長しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/大福監修/助産師 REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2022年12月28日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 同部屋に入院していた花野さんから、あおばさんに電話がかかってきました。花野さんはあおばさんに、辛田さんが作ったグループメールについて、「あおばさんは、参加しなくて良いと思います」と言いました。そして「あれはさすがにどうかと思うし……」とポロッとこぼした花野さん。あおばさんは、花野さんと辛田さんの間に何かあったことを悟りました。 あおばさんは何があったのかを教えてほしいと頼みました。 すると花野さんは出産後、辛田さんと少し前に子育てサロンで偶然出会ったときのことを話してくれました。 花野さんの息子が1歳を過ぎて歩かないことに対し、辛田さんは「うちの子は10カ月で歩いたよ。心配だね」と言ったと言います。 そして辛田さんは、そう言いつつ、あおばさんの長男が1歳半過ぎても歩いていないから、花野さんの息子くんはまだ心配しなくて大丈夫、とも言ったというのです……!私がやることはただ1つ… 花野さんは、「子どもの成長は人それぞれですから」と辛田さんに伝えました。 すると、辛田さん。「あおばさんの子どもの話を聞くと、うちの子はちゃんと成長できていることがわかってうれしい」と言ったのです。さらに、今度あおばさんの相談に乗ってあげる発言まで……。 花野さんは、辛田さんの話を聞いていることができず、そのまま帰ってきてしまったよう。 あおばさんはその話を聞いて、辛田さんをブロックすることを決心しました。そしてブロックしてから数カ月が経ちましたが、あおばさんが辛田さんに街中で会うことはありませんでした。 そして、あおばさんの息子はどうなったかというと……。 2歳の誕生日直前に、歩けるように! 「子どもの成長はその子それぞれ。成長に関してとやかく言う人と無理に付き合う必要はない」 あおばさんは元気の育つ長男の笑顔を見て、辛田さんとの関係を終わらせて良かったと、心から思ったのでした。 ◇◇◇ あおばさんは、嫌な気持ちになる人と無理に付き合う必要はないということと、子どもの成長は人それぞれということを伝えて、悩んでいる方の励みになればいいなと思ってマンガを描いていたのだそうです。 とてもやさしいあおばさんですが、今回の経験を通してたくましくもなられたようですね。これからも長男くんと向き合って、ゆったりした気持ちで子育てができるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月30日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 辛田さんからあおばさん宛に「仕事落ち着いた?」「グループ作っといたから、あとはお願いします!」 という内容が送られてきました。 そしてあおばさんの長男が歩いていないことについて、また触れてきました。 あおばさんはそれ以降、辛田さんのメールにもグループにも返事をしませんでした。 すると数日後、辛田さんから怒涛の連絡が。自分はすぐに既読スルーをするのに、あおばさんが既読スルーをすると「返事くらいしてくれない? え、なに」と言ってくる辛田さん。あおばさんは、ブロックは最終段だと考えていました。 やがて、あおばさんの長男は自力で立てるようになり、歩くことに対して意欲的に! 成長が遅くても、人それぞれのスピードがあるので辛田さんに相談なんて必要ない。」そう思っていたあおばさんに、花野さんから電話がかかってきました。グループメールのことなんですけど… 同部屋に入院していた花野さんから、あおばさんに電話がかかってきました。花野さんは辛田さんが作ったグループメールのことを取り上げ、「あおばさんは、参加しなくて良いと思います」と言いました。 そして、焦ったように続けて花野さんは、 「あおばさんを仲間はずれにしているわけではなくて、無理に参加する必要はないと思うのです」と、言いました。 それを聞いたあおばさんは、辛田さんとはいろいろあったから参加しないつもりだということを花野さんに伝えました。すると、花野さんは「それはよかった!」と言った後、「あれはさすがにどうかと思うし……」とポロっとこぼしました。 あおばさんは何があったのかを教えてほしいと頼みました。 花野さんは出産後、辛田さんから何度か連絡があってやり取りをしたこと、そして少し前に子育てサロンで偶然出会ったことを話してくれました。 辛田さんは1歳1カ月の花野さんの息子を見て、「うちの子は10カ月で歩いたよ。心配だね」と言ったと言います。 さらに辛田さんは、あおばさんの長男が1歳半過ぎても歩いていないという話までしてきたと言うのです……! ◇◇◇ 「うちの子はもう〇〇するよ。心配だね」だなんて言われたら、発達のことを気にしていても、していなくても、モヤモヤしてしまいますよね。さらに、勝手にあおばさんの子どもの成長のことまで花野さんにペラペラ話す辛田さん……。ますます花野さんとあおばさんの心が離れてしまいましたね。口は災いの元。相手に配慮した発言を心がけたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月29日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 あおばさんと話しているときに、美山さんはあおばさんのスマホが鳴っていることに気づきました。なんと、電話の相手は辛田さんでした。 あおばさんは電話は無視しようと思い、スルーすると今度はメールが。 確認してみると、「今度みんなで会いたい」という内容でした。あおばさんは少し悩んだ結果、仕事が忙しくて行けないと断ることに。 そしてあおばさんは、美山さんに、今までの辛田さんとのやり取りを話しました。すると、「ああいうのは相手にしないのが1番よ!!」と美山さん。 お誘いを断ったにもかかわらず、2週間後、再び辛田さんから連絡がありました。なんと、スマホの連絡ツールで「切迫早産仲間グループ」というものを作って、あおばさんを招待してきたのです……。あれー?まだ忙しいのー? 「なんで急にグループが作られたのだろう?」 あおばさんがそう思っていたとき、さらに辛田さんからメールが。 「仕事落ち着いた?」「グループ作っといたから、あとはお願いします!」 という内容でした。 そして、あおばさんの長男が歩かないことをまた話題にしてきたのです。辛田さんに話すことは何もない! あおばさんはそれ以降、辛田さんのメールにもグループにも返事をしませんでした。 すると数日後、辛田さんから怒涛の連絡が。自分はすぐに既読スルーをするのに、あおばさんが既読スルーすると「返事くらいしてくれない? え、なに」と言ってくる辛田さん。辛田さんからの連絡を見たあおばさんは、最終手段としてブロックを思い浮かべました。 そのころ、あおばさんの長男は自力で立てるようになって、歩くことへの意欲が出てきていました。 「成長が遅くても、人それぞれのスピードがあるので辛田さんに相談なんて必要ない」そう思っていたあおばさんに、花野さんから電話がかかってきたのです。 ◇◇◇ あおばさんは、今まで誰かをブロックをしたことがなく、辛田さんをブロックしていいものなのかわからなかったそうなのです。辛田さんをブロックしたい気持ちが増していったようですが、躊躇してしまい結局できなかったそう。それにしても辛田さん、既読スルーされたことにめげることなくあおばさんに連絡をしてきてメンタルが強いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月28日■前回のあらすじ突然の入院で頭が混乱している中、入院同意書の内容をしっかりと確認せずにサインをしてしまい…。こんにちは、宝あり子です。■長女と離れて過ごす初めての夜長女が生まれて以降、ずっと一緒でした。隣で長女が寝ているのが当たり前だったので、はじめて離れて過ごすことになり涙が止まりませんでした。写真や動画を見ながらずっと泣いていました。次女出産時に長女と数日離れることはもちろん分かっていましたが、まさか出産前に長女と1ヵ月以上離れることになるとは思いもしませんでした。突然の入院は私のメンタルに大打撃でした。この後、次第に入院生活に慣れて気持ちが少しずつ落ち着いていきますが、長女の写真や動画を見ると泣いてしまう日々は、退院まで続きました。一方、私が突然入院した当日、家では長女が私がよく着ていた部屋着を見て…。「ママ…」と寂しそうにつぶやいていたそうです。■入院翌日、長女との再会入院した翌日、長女と主人と私の母がお見舞いにきてくれました。長女と私の母が待合室で待っているということで、私も主人に付き添われて待合室に向かいました。私の部屋着をみて寂しそうに「ママ」とつぶやいていたものの、泣くことなく過ごせていたそうです。主人から長女の様子を聞いて私は、「いつも私から離れなかったひよこが成長したね!」と、感じつつも、「私がいなくてももう大丈夫なんだな…」と少しだけ寂しくなりました。待合室につき、長女に声をかけると…。 ■1歳の子どもが寂しくないはずがなかった…私の顔をみた途端に長女が泣き出しました。大人の私だって寂しくて泣いていました。まだ1歳の長女が寂しくないはずがありません。小さな体で必死に寂しさを我慢していたのかと思うと、私も涙が止まりませんでした。長女を抱きしめて2人でわんわん泣きました。切迫早産は基本的に寝ていなければならず、待合室での面会はしないよう看護師さんから言われました。長女とは離れがたかったですが、病室へ戻りました。入院中、上の子と離れていることが精神的につらかったです。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年11月28日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 あおばさんは同室だった美山さんと1年ぶりに再会しました。美山さんは、早産で出産した自分の体験をあおばさんに話してくれました。 美山さんの赤ちゃんは、生まれてすぐNICU(新生児集中治療室)に入院となり、たくさんの人に支えられていたとのこと。そして美山さんは、娘が生きてる今があることに感謝していると続けました。 そんな美山さんに、あおばさんは笑顔で「改めて、ご出産おめでとうございます」と伝えました。 すると、お話の最中、あおばさんのスマホに着信連絡がありました。画面を見ると、なんとその着信は辛田さんからだったのです……。もしこれを引き受けたら… あおばさんのスマホが鳴っていることに気づいた美山さん。電話の相手は辛田さんでした。あおばさんは、電話は無視しようと思い、スルーすると今度はメールが。 確認してみると、今度みんなで会いたいという内容でした。あおばさんは少し悩んだ結果、仕事が忙しくて行けないと断ることに。 そして美山さんに、辛田さんとの間で今まで起きた出来事を話しました。すると、「ああいうのは相手にしないのが1番よ!!」と美山さん。 あおばさんがお誘いを断ったにもかかわらず、2週間後、再び辛田さんから連絡がありました。なんと、スマホの連絡ツールで「切迫早産仲間グループ」というものを作って、あおばさんを招待してきたのです……。 ◇◇◇ お誘いを断った2週間後、辛田さんはスマホでトークグループを作ってあおばさんを招待してきました。みなさんも入りたくないグループにいきなり招待されて困ったという経験はありますか? スマホのおかげで簡単に連絡が取れるようになったけれど、便利だからこそ、相手の気持ちや状況などにも配慮して利用したいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月27日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 あたたかい何かが足の間を伝っていったとき、破水してしまったのかと思い、頭が真っ白になってその場で立ちすくんでしまった美山さん。 トイレに来た妊婦さんが美山さんに気づき、看護師さんを呼んでくれました。 診察してもらうと、破水していることが判明。美山さんは、陣痛がこないことを祈り、34週まで静かに待つことしかできませんでした。 しかし、陣痛がきてしまい帝王切開の手術をすることに。手術は成功し、無事に赤ちゃんは生まれてきたものの、産声がなかなか聞こえてきません。 美山さんが「先せ……」と言いかけると、「ほぎゃあぁっ」という赤ちゃんの産声が! このときの産声を美山さんは一生忘れないと言いました。もうダメかもって思ったこともあったけれど… 美山さんの胎盤を見た先生は、「あまり良い状態じゃなかったから、今出た方が良いって赤ちゃんが思って、今日生まれてきてくれたのかもね」と、言いました。 先生の言葉は美山さんの心に響きました。 美山さんは、赤ちゃんがNICU(新生児集中治療室)にいるとき、何度も申し訳なさと孤独感に押しつぶされそうになっていました。しかし、たくさんの人に支えられて娘が生きてる今があることに感謝していると言います。 そんな美山さんに、あおばさんは笑顔で「改めて、ご出産おめでとうございます」と伝えました。そして、「保育園どこに通っているの〜?」という話になったとき、あおばさんのスマホに、以前入院先で同室だった辛田さんから着信連絡がきたのです……。 ◇◇◇ 美山さんは、あおばさんが知らなかった1年間の中で、大変な日々を過ごしていた様子。美山さんのお話を聞くと、医師や看護師さんからの励ましの言葉に支えられたということがわかりますね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月26日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 転院先の病院でもたびたび出血があった美山さんですが、入院中に32週を迎えられ、ホッとしていました。 しかしその数日後、夜中に「ピチョン」という音で目が覚めたのです。 美山さんは寝ぼけながら、出血したのかと思いトイレで確認しましたが、血は出ておらず少し濡れていました。 気のせいかと思い、そのまま部屋に戻ろうと歩き出した瞬間、あたたかい何かが足の間を伝っていったのです……。これってもしかして破水…? 美山さんの頭の中に、「破水」の文字が浮かびました。 頭が真っ白になり、その場で立ちすくんでいた美山さんにトイレに来た妊婦さんが気づき、看護師さんを呼んでくれました。 診察してもらうと、破水していることが判明。陣痛がこないことを祈り、34週まで静かに待つことしかできませんでした。 しかし、陣痛がきてしまい帝王切開の手術をすることに。手術室で「赤ちゃん産まれます」と言われ、おなかをグッと押されました。 すると、赤ちゃんが取り上げられ、あおばさんは「おめでとうございます。女の子ですよ」と言われました。しかし、赤ちゃんの産声が聞こえてこなかったのです。 美山さんが「先せ……」と言いかけると、「ほぎゃあぁっ」という赤ちゃんの産声が! このときの産声を美山さんは一生忘れないと言いました。 ◇◇◇ 32週で破水してしまい、さらには陣痛まできてしまった美山さん。無事に赤ちゃんが生まれて産声が聞こえて良かったですね。不安でいっぱいだったからこそ、いっそう、産声が感慨深かったのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月25日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 「ピコン」とスマホが鳴り、また辛田さんからメールがきたのかと思ったあおばさん。しかし、通知を見てみると……。約1年ぶりに美山さんからメールがきたのです! 美山さんは、予定日より2カ月早く出産したと言いました。そして、すぐに娘さんの写真を送ってきてくれました。 後日、美山さんと会うことになったあおばさん。美山さんから、会えていなかった1年間の話を聞きました。 美山さんは、転院先の病院でも入院中に出血を繰り返していて、妊娠32週の夜中に破水をしてしまったようで……?あともうちょっとだけおなかの中にいてね 転院先の病院でもたびたび出血があった美山さんですが、入院中に32週を迎えられ、ガッツポーズ。 「あともうちょっとだけ、おなかの中にいてね」 そう、おなかの赤ちゃんに語りかけました。 しかしその数日後、夜中に「ピチョン」という音で目が覚めました。 美山さんは寝ぼけながら、出血したのかと思いトイレで確認しましたが、血は出ておらず少し濡れていました。 気のせいかと思い、そのまま部屋に戻ろうと歩き出した瞬間、あたたかい何かが足の間を伝っていったのです……。 ◇◇◇ 美山さん、もしかして破水したのでしょうか……。助産師さん曰く、破水は人ぞれぞれで、破水した瞬間にわかることもあれば、尿漏れと区別がつかないなど、自分では破水かどうかの判断も難しい場合もあるそうです。そのため、自宅や外出先で破水したかもしれないと思ったときは、産院に連絡して指示を仰ぐことが大切なのだそう。いざというときのために、診察券番号や予定日などを控えておくと焦らずに連絡ができそうですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月24日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 あおばさんは、看護師さんからの「子どもが大きくなっても、まったく心配がなくなることはない」「心配の種が変わっていくだけよ」という言葉を聞いて、胸につっかえていた何かがストンと落ちて消えていきました。 「最近、子どもの写真撮ってる?」と、看護師さんに聞かれたあおばさん。思い返せば息子の成長のことを気にしていて写真はほとんど撮っていませんでした。 「今しか撮れない写真、たくさんあるのに」。あおばさんが焦っていると、看護師さんからこう言われました。 「あまり自分を責めないでね。もう少し子どもが大きくなったら、なんでもっと写真撮っておかなかったんだろうって後悔するかもしれない。でも、子どもを心配して過ごした時間は決して無駄じゃない。だから後悔しないで、これからたくさん楽しい思い出を作ってあげてね」その言葉で、あおばさんのモヤモヤしていた気持ちが晴れました。そして、「長男の成長に対する悪意のある言葉は気にしない」そう決めたところに1通のメールが届いたのです。何を言われてももう気にしない! 「ピコン」とスマホから音がして、また辛田さんからメールがきたのかと思ったあおばさん。しかし、通知を見てみると……。約1年ぶりに美山さんからメールがきたのです! 美山さんは、入院中に早産になってしまったようで、予定日より2カ月早く出産したと言いました。そして、すぐに娘さんの写真を送ってきてくれました。 後日、美山さんと会うことになったあおばさん。美山さんから、今までの1年間の話を聞きました。 美山さんは、転院先の病院でも入院中に出血を繰り返していて、妊娠32週の夜中に破水をしてしまったことをゆっくり話してくれました。 ◇◇◇ あおばさんは美山さんに、「1年前のこと、無理に話さなくてもいいんです」と言ったそうです。しかし、美山さんは「話したい」と言ってくれて、当時の話を聞くという流れになったのだとか。美山さんのことがずっと気にかかっていたあおばさん。美山さんと再会できてよかったですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月23日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 あおばさんは、1歳半になっても歩かない息子を心配して、かかりつけの小児科で1歳半健診を受けることに。 すると、医師は「長男くんは歩く気がありません」「正確に言うと、歩くことに必要性を感じていない」と言いました。 続けて、「自分で必要だと感じたら、必ず歩きます」「ママが笑顔でいることが、長男くんにとって1番のパワーになりますよ」という医師からの言葉を聞いたあおばさんは、気持ちがラクに。 その後、看護師さんから歩行レクチャーを受けているとき、あおばさんは「息子のこと、心配しすぎていたのかな」そう考えていました。 そして、「長男が大きくなればこんなに心配することはなくなるのかな」「はやく大きくなって……」と思っていると……。 「あおばさんもしかして、お子さんが大きくなったら心配をすることがなくなるって思ってる?」と、看護師さんに言われたのです。子どもが大きくなっても悩みはつきないもの 看護師さんは、高校生と中学生の息子がいて、今でも心配がつきないと言うのです。 「子どもが大きくなっても、まったく心配がなくなることはない」「心配の種が変わっていくだけよ」 その言葉を聞いたあおばさんは、胸につっかえていた何かがストンと落ちて消えていきました。 すると、看護師さんから「最近、子どもの写真撮ってる?」と聞かれました。このころのあおばさんは、息子の成長のことを気にしていて写真は全然撮っていませんでした。 「今しか撮れない写真、たくさんあるのに」と、あおばさんが焦っていると看護師さんはこう言いました。 「あまり自分を責めないでね。もう少し子どもが大きくなったら、なんでもっと写真撮っておかなかったんだろうって後悔するかもしれない。でも、子どもを心配して過ごした時間は決して無駄じゃない。だから後悔しないで、これからたくさん楽しい思い出を作ってあげてね」看護師さんのその言葉で、あおばさんはモヤモヤしていた気持ちが晴れました。そして、「長男の成長に対する悪意のある言葉は気にしない」そう決めたところに1通のメールが届いたのです。 ◇◇◇ 大変だったときに、素敵な医師と看護師さんに出会えたあおばさん。これから息子さんとたくさん思い出を作って、写真もいっぱい撮れるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月22日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 あおばさんは、長男が1歳のころ職場に復帰しました。このときから長男はずりばいをするようになりましたが、1歳半になっても、しっかり歩くことはありませんでした。 そこで悩んだ末にかかりつけの小児科で1歳半健診を受けることに。 問診票を記入するとき、「いいえ」と答えた項目が結構あったので、あおばさんは先生に何か言われるのではないかと、かなり緊張していました。 しかし医師は、「関節や筋肉に問題はありません」「うん、大丈夫でしょう」と言ったのです。 あおばさんは、「もしかしてもう終わり!?」と焦ってしまいました。「本当に大丈夫なんでしょうか?」「この子人見知りも激しくて……」と医師に矢継ぎ早に伝えました。 すると医師は「お母さん聞いて」とあおばさんに声をかけました。もしかして怒られる…!? 「お母さんこの子はね」医師が話し始めた瞬間、あおばさんは怒られるのかと思い、ギュッと目をつぶりました。 しかし医師は、 「歩く気がありません」「正確に言うと、歩くことに必要性を感じていない」 そう言ったのです。 続けて、 「自分で必要だと感じたら、必ず歩きますよ」「ママが笑顔でいることが、長男くんにとって1番のパワーになりますよ」 と言いました。 医師の言葉を聞いたあおばさんは、気持ちがラクになりました。 その後、看護師さんに連れられて、歩行の練習をすることに。 看護師さんから歩行レクチャーを受けているとき、あおばさんは「周りの言葉を気にしすぎて、勝手に焦って長男を追い込んでしまった」「心配しすぎていたのかな」そう考えていました。 そして、「長男が大きくなればこんなに心配することはなくなるのかな」「はやく大きくなって……」と思っていると……。 「あおばさんもしかして、お子さんが大きくなったら心配をすることがなくなるって思ってる?」と、看護師さんに言われたのです。 ◇◇◇ あおばさんは「この子は歩く気がありません」と小児科で言われたとき、かなりの衝撃を受けて心配していたそう。そんなときに、先生からの「大丈夫」という言葉は何よりも安心できる言葉だったのでしょうね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月21日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 辛田さんからの連絡には、「でも全然動かないならラクで良いよね〜」「うらやましいなぁ〜」という言葉が書いてありました。 あおばさんが、長男の成長に悩んでいるのに辛田さんはお構いなし。 生後10カ月でつかまり立ちや、ずりばいをしない息子を見て、あおばさんは自分たちだけが取り残されている感覚におちいってしまいました。 子どもの成長は比べるものではないとわかってはいるものの、あおばさんは不安になってしまい、焦りが止まらなくなってしまったのです。 そして長男が1歳になったころ、小児科医を受診することを決断しました。先生、息子は大丈夫なんでしょうか…? あおばさんは、長男が1歳のころ職場に復帰しました。このときから長男はずりばいをするようになりましたが、1歳半になっても、しっかり歩くことはありませんでした。 市の定期健診では、様子見と言われていましたが、あおばさんは悩んだ末にかかりつけの小児科で1歳半健診を受けることに。 問診票を記入するとき、「いいえ」と答えた項目が結構あったので、あおばさんはかなり緊張していました。 しかし、医師はこう言いました。 「関節や筋肉に問題はありません」「発達は個人差があるからね。うん、大丈夫でしょう」 予想もしない医師の言葉に、「もしかしてもう終わり!?」と焦るあおばさん。「本当に大丈夫なんでしょうか?」「この子人見知りも激しくて……」と、医師に矢継ぎ早に伝えました。すると伝えている最中に、あおばさんの目には涙があふれてきました……。 医師は「お母さん、聞いて」とあおばさんに声をかけました。 ◇◇◇ あおばさんは、マンガを描いているとき長男の母子手帳を見返してみたそう。すると「いいえ」の項目に気になる点を長文で書いているのを見つけました。それを見たあおばさんは、当時は長男のことを心配しすぎるあまり、自分で自分を追い詰めてしまっていたんだな……と、感じたそうです。わが子のことだと、1度気になり始めたら、ちょっとしたことでも心配になってしまうものなのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月20日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 このころのあおばさんの長男は、もう少しで9カ月になるところ。あおばさんは健診で言われた、寝返りのトレーニングを毎日欠かさず行っていたのですが、長男はうつ伏せがものすごく嫌いなようで、ギャン泣き。 そして辛田さんから、「あれから長男くん元気? 寝返りするようになった?」という連絡がきていたので、「まだ寝返りはできないけれど、うつ伏せを嫌がらないようになりました!」と返信しました。 すると、「寝返り練習とかちゃんとやってる?」「たくさん練習やってあげないとダメらしいよ」と、辛田さん。 毎日寝返りの練習をさせているあおばさんはムカっときてしまいました。 さらに辛田さんは、あおばさんにあることを言いました……。何も知らないのに、なんでそんなことを言うの…? 「でも全然動かないならラクで良いよね〜」「うらやましいなぁ〜」 辛田さんはそう言いました。「うらやましいって何? ラクって何?」 あおばさんが、今どういう気持ちでいるのか辛田さんにはお構いなし。 生後10カ月でつかまり立ちや、ずりばいをしない息子を見て、あおばさんは自分たちだけが取り残されている感覚におちいっていたのです。 「心配な気持ちもわかるけれど、長男にもペースがあるから見守ろう」と、夫は言いました。 あおばさんは自分でも子どもの成長は比べるものではないと、わかってはいます。しかし、どこからともなくやってくる不安と、辛田さんからの言葉に焦りが止まらなくなってしまったのです。 そして長男が1歳になったころ、小児科医を受診することを決断しました。 ◇◇◇ あおばさんは、辛田さんからの連絡によって、心配と不安な気持ちでいっぱいになってしまいました。友だちの子どもたちは成長が早くて、子どもの成長はそれぞれ違うとわかっていても、不安になってしまったのだとか。あおばさんは小児科を受診することにしましたが、不安なときはひとりで悩まず、早めに小児科や自治体の子育て相談などの専門家に相談するのがよさそうですね。 あおばさんの最新投稿は、Instagramにて更新されています!ぜひチェックしてみてくださいね! 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月19日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 美山さんからの連絡が途絶えた後、あおばさんは美山さんに連絡をしようと思って、何回かメール文を考えたのですが、「自分から連絡するのは……」と思い、しませんでした。 美山さんのことを気にしている間も、辛田さんからのメールは届いていました。その中で、もっともつらかったのが子どもの成長についての話題です。 あおばさんの息子はこのとき7カ月。寝返りや、お座りはまだでした。しかし、辛田さんの娘は6カ月で、すでにお座りやずりばいをしているとのこと。さらに、辛田さんはあおばさんの息子のことを「7カ月だよね? 大丈夫なのかな。心配だね」と言いました。 4カ月健診から、経過観察で1カ月ごとに保健所に通っていたあおばさんにとって、辛田さんのひと言ひと言は、胸にグサグサと刺ささるものだったのです……。ちゃんと毎日寝返り練習してる? このころのあおばさんの長男は、もう少しで9カ月になるところ。あおばさんは健診で言われた、寝返りのトレーニングを毎日欠かさず行っていたのですが、長男はうつ伏せがものすごく嫌いなようで、ギャン泣き。 しかし、しばらくすると顔をうつ伏せ時に顔を横にしたらラクなことに気がついたようで、1歩前進。うつ伏せにしても、泣かないようになりました。 そして辛田さんから、「あれから長男くん元気? 寝返りするようになった?」という連絡がきていたので、「まだ寝返りはできないけれど、うつ伏せを嫌がらないようになりました!」と返信。 すると、「寝返り練習とかちゃんとやってる?」「たくさん練習やってあげないとダメらしいよ」と、辛田さん。 毎日寝返りの練習をさせているあおばさんはムカっときてしまいます。 すると、辛田さんから「ピコン」ともうひとつメッセージが届きました。それは、「でも全然動かないんだったら……」という文で始まっていました……。 ◇◇◇ 辛田さんから連絡がきたとき、「寝返りの練習も毎日やっているし、ゆっくりだけれど長男も成長してるんだよー」と、あおばさんは心の中で思ったそうです。このときの辛田さんは、悪気はないのかもしれません。けれど、日々やっていることをまるでやっていないかのように言われてしまうと、ましてやそれが子育てのことだととてもモヤモヤしてしまいますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月18日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 辛田さんから「あおばちゃんと同じ、○川町に家を建てようか迷っててねー」と、引っ越しするかもしれないという連絡がきました。 その連絡を見たあおばさんは、「一生のお付き合い……!? 子どもが同じ小学校に!?」「今メールを無視したら、将来長男に何をされるかわからない……」と、ぐるぐる考えてしまいます。 「うまく付き合っていかないと……!!」 そう思ったあおばさんは、辛田さんの引っ越しが確定したわけではないのに、焦って返事をしてしまいました。それ以降も辛田さんからの連絡は続き、あおばさんのメンタルは弱っていきました。 そんなつらい日々の中でも、幸せな気持ちになるある報告が。花野さんの赤ちゃんが生まれたのです! しかし、あおばさんには気になっていることもありました。美山さんからの連絡が、途切れてしまっていたのです……。赤ちゃん7カ月だよね?まだできなくて大丈夫なのかな… 美山さんからの連絡が途絶えた後、あおばさんは美山さんに連絡をしようと思って、何回かメール文を考えたのですが、「自分から連絡するのは……」と思い、しませんでした。 美山さんのことを気にしている間も、辛田さんからのメールは届いていました。その中で、もっともつらかったのが子どもの成長についての話題です。 あおばさんの息子はこのとき7カ月。寝返りや、お座りはまだでした。しかし、辛田さんの娘は6カ月で、すでにお座りやずりばいをしているとのこと。さらに辛田さんはあおばさんの息子のことを「7カ月だよね? 大丈夫なのかな。心配だね」と言いました。 4カ月健診から、経過観察で1カ月ごとに保健所に通っていたあおばさんにとって、辛田さんのひと言ひと言は、胸にグサグサと刺ささるものだったのです。 ◇◇◇ このとき、あおばさんは、美山さんに連絡を取りたい気持ちでいっぱいだったそうです。ただ、触れられたくないタイミングだったら……などと考えてしまい、結局自分からは連絡をしなかったのだとか。妊娠・出産に関しては相手の状況がわからず、声をかけていいのか迷うこともありますよね。みなさんがあおばさんの立場だったらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月17日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 出産を終えて、初めての子育てが始まったあおばさん。時間が経つのはあっという間で、長男の誕生から3週間が経過。 そんなある日、夜泣きであまり眠れなかったあおばさんの元に、辛田さんからメールで出産報告が届きました。 出産のお祝いを送ったあおばさん。その後、辛田さんから「あおばちゃんの赤ちゃんの写真も見たいなー♡」と言われて、2枚ほど送りましたが、まさかの既読スルー。そして、1カ月後。辛田さんからまたメールがきたのです。そのときあおばさんは夜泣きと、母乳をあまり飲んでくれない息子になやんでいて、辛田さんに返事をすることができませんでした。返事をしないことに、申し訳なさを感じていたあおばさんでしたが、「入院時期が被っていただけだの関係だし、自然消滅するだろう……」と、思っていました。 しかし、数日後に辛田さんからの1通のメールが届きました。そこにはあおばさんにとって、衝撃の内容が書かれていたのです……。実は入院中の会話で… 辛田さんから届いた久々のメール。そこには、「あおばちゃんと同じ、○川町に家を建てようか迷っててねー」と衝撃の内容が書いてありました。 入院中、どこに住んでいるのかという話題になり、あおばさんの住んでいるB市は「子育て支援に力を注いでいる」ということをみんなに話していました。 そのこともあってか、辛田さんはB市に引っ越しを考えているよう……。 そうなると、「一生のお付き合い……!? 子どもが同じ小学校に!?」「今メールを無視したら、将来長男に何をされるかわからない……」と、ぐるぐる考えてしまいます。 「うまく付き合っていかないと……!!」 そう思ったあおばさんは、辛田さんの引っ越しが確定したわけではないのに、焦って返事をしてしまいました。それ以降も辛田さんからの連絡は続き、あおばさんのメンタルは弱っていきました。 そんなつらい日々の中でも、幸せな気持ちになる報告が。花野さんの赤ちゃんが生まれたのです! しかし、あおばさんには気になっていることもありました。美山さんからの連絡が、途切れていたのです。 ◇◇◇ 「一生のお付き合い」振り返ると大げさに考えすぎていたのかなと、今、あおばさんは思っているそうです。当時は深刻に考えてしまい、ショックを受けていたよう。毎日の育児に加えて、辛田さんが引っ越してくると考えただけで、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまったのでしょうね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月16日