東京国立近代美術館フィルムセンターにて、シリーズで企画された展覧会「ポスターでみる映画史」の第3回目となる「SF・怪獣映画の世界」が、2018年1月4日より開催される。第1回の「西部劇の世界」、第2回の「ミュージカル映画の世界」に続き、第3回目の開催となる今回はフィルムセンター所蔵の日本版ポスターを中心に、SF・怪獣映画の系譜をたどる。宇宙への旅、時間の超越、地球の破滅、信じられない未来など、尽きることのない人間の想像力が、映画においてもっとも自在に発揮されてきた、サイエンス・フィクション(SF)という分野。私たちの現実をはるかに凌駕する、そのストーリーや映像表現は、今も世界の観客に圧倒的なインパクトを与え続けている。『スター・ウォーズ(スター・ウォーズ エピソード 4 新たなる希望)』(1977 年、日本公開 1978 年、ジョージ・ルーカス監督)フィルムセンターのコレクションを中心に、傍流からやがてメインストリームの地位を得た壮大なジャンルを取り上げる。『メトロポリス』や『キング・コング』といった古典作品から、1954年の『ゴジラ』の第一作以来、特撮技術の粋をつぎ込み、海外にも熱狂的なファンを生んだ日本の怪獣映画たち。そして、1960年代以降のスタンリー・キューブリック監督ら新世代の台頭、全世界を席巻した『スター・ウォーズ』シリーズ以降のSF映画の黄金期など、このジャンルの豊かな系譜をたどることができる。また、会期中には3回にわたりトークイベントも開催。1月13日はSF評論家の高橋良平を招いた「SF文学からみたSF映画の風景」、2月10日は評論家の切通理作による「日本の怪獣映画 ― 本多猪四郎から現代・未来へ」、3月24日には映画美術監督の三池敏夫を講師に「特撮映画の美術 ― 井上泰幸の時代」を行う。なお、詳細は後日ウェブサイト()にて発表。壮大なポスター・デザインに込められた、イマジネーションの飛躍を童心に返って楽しんでみては。【イベント情報】ポスターでみる映画史 Part 3 SF・怪獣映画の世界会期:2018年1月4日〜3月25日会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)時間:11:00〜18:30(入室は18:00まで)料金:一般250円、大学生130円(シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者、MOMATパスポート所持、キャンパスメンバーズは無料)休室日:月曜日
2017年12月20日東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて、展覧会「ポスターで見る映画史Part3 SF・怪獣映画の世界」が2018年1月4日(木)から3月25日(日)まで開催される。「SF・怪獣映画の世界」は、シリーズ企画「ポスターでみる映画史」の第3弾。フィルムセンター所蔵の日本版ポスターを中心に、SFや怪獣映画のイマジネーションの系譜をたどっていく。『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』など現代SF映画の開拓者 スタンリー・キューブリック監督作品から、SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」シリーズ、『ターミネーター』、『マトリックス』まで、ポスターデザインから海外SF映画のイマジネーションの進化を体系的に見ることができる。見どころのひとつ、最新作の公開も控える「スター・ウォーズ」シリーズ関連の展示では、1977年の第1作以来、エピソード6までのポスターを一挙公開。さらに、1978年に来日したルーカス監督や主演者のサイン入りポスターなど貴重な品も展示する。怪獣映画においては、新作『GODZILLA 怪獣惑星』で30作目となる「ゴジラ」シリーズにフォーカス。シリーズの中から13作のポスターを紹介し、さらに初期『ゴジラ』監督として知られる本多猪四郎の他のSF・怪獣映画作品も取り上げる。中でも注目したいのは、『モスラ』の幅約3メートルの巨大ポスターの展示だ。他にも国産SF映画についてや、SF・怪獣映画の世界に詳しい各界の専門家らのトークイベントも開催される。【詳細】展覧会「ポスターで見る映画史Part3 SF・怪獣映画の世界」会期:2018年1月4日(木)~3月25日(日)休室日:月曜日開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 7階展示室住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 250円(200円) / 大学生 130円(60円)※()内は20名以上の団体料金※シニア(65歳以上)、高校生以下及び18歳未満、障がい者とその付添者1名は証明書持参で無料<トークイベント>■1月13日(土) SF文学からみたSF映画の風景 講師:高橋良平(SF評論家)■2月10日(土) 日本の怪獣映画ー本多猪四郎から現代・未来へ 講師:切通理作(評論家)■3月24日(土) 特撮映画の美術ー井上泰幸の時代 講師:三池敏夫(映画美術監督)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2017年12月16日