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2025年7月25日(金)のBunkamuraオーチャードホールを皮切りに札幌、大阪で上演するDaiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Summer Tour 2025(主催:株式会社TBSテレビ)より、本公演を総監督するK-BALLET TOKYO芸術監督 熊川哲也のコメント動画が到着いたしました!コメント動画 1999年に創立し、25年を迎えたK-BALLET。一昨年秋にスタートした約2年にわたる「25周年記念シーズン」では、新制作『眠れる森の美女』やオリジナル作品『マーメイド』初演等、華々しいラインナップを展開してきた。そしてついにそのラストを締めくくるのが、「25th ANNIVERSARY GALA」。“ガラ”といっても、本公演は通常のようなパ・ド・ドゥが羅列するプログラムとは全く異なるものとなる。熊川哲也が総監修する舞台では、『クレオパトラ』『蝶々夫人』『眠れる森の美女』などカンパニーを象徴する大作から初期の小品まで、名作の見どころを一挙上演。しかもここでしか見ることのできない大変貴重な秘蔵映像もふんだんに交えながら、カンパニー総出演で、歴史絵巻のように25年間の軌跡を描き出すというから見逃せない。熊川が手掛けるガラ公演というと、バレエファンが思い出さずにいられないのは、Kバレエを立ち上げる直前に開催していた伝説の公演「Made in London」だろう。集客・規模・内容そのすべての面でバレエ界の常識を覆した驚異的なガラ公演だったが、その後も熊川は飛躍し続け、演出・振付家としても誰も想像できなかった境地に到達した。あれから25年、熊川がいま見せるガラに胸が躍る。熊川がこれまで応援してくださった方々に感謝を込めて贈る歴史の“玉手箱”を開くひととき。四半世紀の集大成というべきこのスペシャルな祭典に乞うご期待!\上演予定演目が新たに解禁!/『ベートーヴェン 第九』より『ロミオとジュリエット』より『カルメン』より(プティ版、熊川版)『クレオパトラ』より『蝶々夫人』より新制作『眠れる森の美女』より『マーメイド』より『ウォルフガング』『ドン・キホーテ』より※上記の演目ほか、を予定しております。25th ANNIVERSARY GALA芸術監督:熊川哲也熊川哲也 (C)Makoto Nakamori出演 :K-BALLET TOKYO指揮 :井田勝大(東京)、塚越恭平(札幌、大阪)管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ【プリンシパル】石橋奨也飯島望未岩井優花日高世菜堀内將平山本雅也※日高の高は、はしごだか■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Summer Tour 2025『K-BALLET TOKYO 25th ANNIVERSARY GALA』【日/会場】<東京公演>2025年7月25日(金)~7月27日(日) Bunkamuraオーチャードホール<札幌公演>2025年7月31日(木) 札幌文化芸術劇場 hitaru<大阪公演>2025年8月9日(土) フェスティバルホール【チケット料金(税込)】[東京]S席25,000円/A席17,000円/B席13,000円/学生券5,000円[札幌]SS席20,000円/S席18,000円/A席15,000円/B席11,000円/C席9,000円/学生券5,000円/Kプラチナシート 22,000円※Kプラチナシート…K-BALLET TOKYO ダンサー直筆サイン入り特別写真付き。センターブロック最前1列目~10列目。[大阪]SS席25,000円/S席19,000円/A席14,000円/B席9,000円/学生券5,000円/バルコニーBOX 28,000円/BOX 27,000円※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場ほか【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社ヤマノホールディングスオフィシャルエアライン : ANA協力(オーチャードホール公演のみ): Bunkamura制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト : Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月07日さらば青春の光・森田哲也が13日、自身のXを更新した。【画像】ニューヨーク屋敷&さらば森田&バイク川崎バイク「行くぜフィリピン!!」恒例の旅行出発!単独ライブ「八百長」の神奈川公演を終えた喜びを、写真と共に報告した。森田が投稿したのは薄暗い街並みを背景に、自身の顔面が画面いっぱいに広がるまさかの超ドアップ自撮り!コメントには「野毛がある限りまた来年も来ます」と愛を全開にさせてたが、ファンはそれよりも写真のインパクトが強烈だったようで写真に対するツッコミが殺到!森田のユニークな感性光る一枚に、笑いと癒しをもらえた。『八百長』初の神奈川公演初日ありがとうございました。エンディングでやいやい言いましたが、野毛がある限りまた来年も来ます。 #さらば八百長 pic.twitter.com/TFsKmyH7zY — さらば青春の光 森田哲矢 (@saraba_morita) June 12, 2025 この投稿に「今年も最高でした!」「落選組は、遠くから応援してます~」とのコメントが寄せられている。
2025年06月14日ミュージカル『レ・ミゼラブル』ロンドン初演40周年の節目にかつてないスケールで世界を巡る、英語上演による特別バージョン『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』。このたび、日本初上陸となる本公演の応援アンバサダーに別所哲也の就任が決定した。『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』は、ロンドン・ウエストエンドで200回以上のソールドアウトを記録した『レ・ミゼラブル ステージド・コンサート』を基に誕生。重厚にして壮麗なオーケストラによる生演奏、緻密に構築された舞台セット、息をのむ照明演出、そして心を揺さぶるインターナショナルキャストたちのパフォーマンスが特徴で、ミュージカル版と同様の豪華な衣裳に身を包んだキャスト陣が、すべての名曲と名シーンに新たに熱い命を吹き込む。別所は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』日本公演では、2003年から2011年までジャン・バルジャン役を務めたレジェンドキャストであり、自身の人生におけるターニングポイントとなった作品でもあると語っている。応援アンバサダー就任にあたり、「ジャン・バルジャンを演じ続けて僕の中に育まれた“レミゼ愛”。このステージと共に、皆さんと共に!世界基準に育て上げたいと思います。さぁ!この隊列に参加ください!」と意気込みコメントを寄せた。『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』は、2025年8月7日(木) から30日(土) に東京・東急シアターオーブ、9月3日(水) から14日(日) に大阪・フェスティバルホール、9月18日(木) から20日(土) に福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール、9月24日(水) から28日(日) に愛知・愛知県芸術劇場 大ホールで上演される。■別所哲也 コメント全文ミュージカル『レ・ミゼラブル』日本公演より(写真提供/東宝演劇部)待ちきれない興奮のステージがやってくる!幕開けから僕は、涙が止まらないことでしょう!貴方もきっと!コンサートでありながら新しいスタイル!これまで観たことのないスペクタキュラー・レミゼが、目の前に出現します!しかも!ここ日本で!インターナショナルキャストたちが結集するパフォーマンスを、一緒に分かち合いましょう!そして、共に客席から一体となって歌いましょう!「民衆の歌」を!「Do you hear the people sing?」ジャン・バルジャンを演じ続けて僕の中に育まれた「レミゼ愛」。このステージと共に、皆さんと共に!世界基準に育て上げたいと思います。さぁ!この隊列に参加ください!ミュージカル『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』公演プロモーション映像<公演情報>ミュージカル『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』ミュージカル『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』ビジュアル【東京公演】全32公演2025年8月7日(木)~30日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】全17公演2025年9月3日(水)~14日(日)会場:フェスティバルホール【福岡公演】全4公演2025年9月18日(木)~20日(土)会場:福岡サンパレス ホテル&ホール【愛知公演】全8公演2025年9月24日(水)~28日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホールチケット情報:()公式サイト:
2025年05月22日ドラマ『竜馬におかませ!』を回想する別所哲也の近影「『竜馬におまかせ!』の放送から約30年ですか。当時はトレンディドラマが多かったので、日本テレビのプロデューサーから『時代劇なんだけど、三谷幸喜さんの作品なんだ』と聞いたときは、新しい挑戦ができると思って『ぜひ!』って答えました」こう振り返るのは別所哲也さん(59)。演じたのは、若き日の坂本龍馬が入門する、一刀流の千葉道場主の長男・千葉重太郎だ。「前知識が全くなかったし、殺陣をやる必要があるのか、ボクは左利きなので刀の扱いとか大丈夫なのかと不安もあり、プロデューサーには事前に相談していました。三谷さんは役者のキャラに合わせて脚本を作る“あてがき”をする方。あとから聞いた話ですが、日テレの喫茶室でプロデューサーと打ち合わせをしていたとき、こっそり三谷さんがボクを観察していたみたいです(笑)」主役を務めるダウンタウンの浜田雅功とも、初共演だった。「ボクはカツラでしたが、浜田さんはパーマをかけた地毛を後ろに束ねていました。新しい龍馬像を作るため、入念にヘアメークをされていたのが印象的です」第1話は、別所さん演じる重太郎が中心となる展開だった。「浜田さんは『こんなん、別所が主役やないか!』と言って、場を和ませてくれました。浜田さんはコントもされているので、アドリブを入れてくると思っていたのですが、意外にも脚本に忠実に作り上げていくタイプでした」撮影現場は、勝海舟役の内藤剛志、父・千葉貞吉役の伊東四朗などとともに、西村雅彦や阿南健治、梶原善など三谷作品の常連も。「作品は、ロケがほとんどなく、千葉道場が舞台のワンシチュエーションドラマ。朝から晩まで、撮影待ちの時間は楽屋に帰らず、みんなが前室といわれる役者のたまり場で一緒の時間を過ごしたから、自然と“三谷ワールド”が熟成されていったんでしょうね」ドラマの後半となれば、三谷の脚本が仕上がるのは撮影の前夜や、撮影当日になることも。「脚本が遅れ、一回着た衣装を脱いで、食堂でみんなと次の展開を予想したりしていました」こうしてドラマの世界観を作っていったからこそ、最後は“重太郎”になりきることができた。「竜馬との別れのシーンで、ボクは感情が抑えられず、が止まらなくなってしまって……。迷惑かけてしまったと思ったんですが、伊東さんは『すごくいいものを見せてもらった』と言ってくださり、浜田さんは何も言わずポンポンと肩をたたいてねぎらってくださったのが、いちばんの思い出です」『竜馬におまかせ!』(日本テレビ系・1996年)実在の坂本龍馬と仲間たちを題材にしているものの、竜馬が関西弁を使うなど史実とはかけ離れた三谷幸喜脚本のコメディドラマ。時代劇ファンから抗議が殺到したが、青春ドラマとしては秀逸!サプライズで町娘役で登場する“松ちゃん探し”も楽しみだった。【PROFILE】べっしょ・てつや1965年生まれ、静岡県出身。1987年、慶應義塾大学在学中にミュージカルで俳優デビュー。また、1990年にはハリウッドデビューも果たす。映画やドラマ、舞台だけでなくラジオDJとしても活躍。
2025年05月18日株式会社七十八(代表取締役:秋山真太郎)主催、『THE MOST DISTANT DAY FROM YOU』が2025年7月7日(月)~8日(火)に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月3日(火)12:00~発売予定です。カンフェティにて6月3日(火)12:00~チケット発売 公式HP:https:// tmddfy.jimdosite .com公式X:@standforartists公式instagram:stand_for_artists言葉を失った世界を旅する―― 朗読×生演奏×狂言が織りなす新感覚ファンタジー物語の舞台は、第三次世界大戦後、言葉が消えてしまった未来の世界。その中を旅する一人の青年の冒険を描いたファンタジー作品。豪華俳優陣による朗読、チェロとピアノによる生演奏が物語を彩る。さらに、狂言の演出を融合することで、唯一無二の舞台空間を創出する本作は、2024年7月に初演、大きな反響と大絶賛を巻き起こした。そんな『THE MOST DISTANT DAY FROM YOU』が今夏、新たに話題の表現者たちを迎え再び戻ってくる!出演には、2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初めて優勝し、参加した全てのコンクールで優勝、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げる宮田大、和泉流狂言師で「利家とまつ」「西郷どん」「麒麟がくる」などに出演している野村万之丞、日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビューし、その後、映画・TV・舞台・ラジオなどで幅広く活躍している別所哲也、2019年第45回日本ショパン協会賞など様々な賞を受賞し、宮田との共演も多い西尾真実といった初演メンバーが集結。さらに、THE RAMPAGEのボーカルとして活躍し、近年では舞台出演も増えているRIKU。2025年1月に日向坂46を卒業し、バラエティ番組への出演に加え、5月には主演舞台を控える丹生明里。宝塚歌劇団月組の男役として活躍し、2023年の宝塚退団後、舞台や、多方面で活動している蓮つかさの出演が決定。また、狂言師・野村万之丞の実弟である野村拳之介と野村眞之介も出演し、狂言の手法で物語の世界観を深く表現する。ジャンルもバックグラウンドも異なる表現者たちが集い、たった2日間だけ上演される贅沢なステージ。この機会をどうぞお見逃しなく。公演概要『THE MOST DISTANT DAY FROM YOU』公演期間:2025年7月7日(月)~8日(火)会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)■出演者RIKU(THE RAMPAGE)丹生明里宮田大(チェリスト)西尾真実(ピアニスト)野村万之丞、野村拳之介、野村眞之介(狂言師)蓮つかさ別所哲也■スタッフ脚本・演出:axing the ceoエグゼクティブプロデューサー:秋山真太郎主催:株式会社七十八、STAND FOR ARTISTS■公演スケジュール7月7日(月)19時00分7月8日(火)11時00分/14時30分※公演時間は約90分予定※客席開場は開演の45分前■チケット料金1階席8,800円/2階席7,800円(全席指定・税込)チケットサイト「カンフェティ」チケット購入の流れ・カンフェティ会員特典 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年05月15日小松台東の新作『ソファー』が5月10日に開幕し、主宰の松本哲也のコメントと舞台写真が到着した。全作品宮崎弁での上演を特徴とし、日常の中で起こる人間の機微を丁寧に、ユーモアを交えて描く劇団、小松台東。2025年5月の新作は、家族とソファーをめぐるノスタルジーとファンタジーだ。出演は、劇団結成当時から小松台東に常連の佐藤達、小松台東から松本、瓜生和成、今村裕次郎。そして小松台東初参加の、無名塾・江間直子、演劇集団 円・山下真琴、劇団チョコレートケーキやJACROW等社会派作品に多数出演している今里真、主宰の松本以外では宮崎県出身初参加となる道本成美の4人。その8人の俳優に加えて、舞台にソファーが1台鎮座する。■松本哲也 開幕コメント人物がどう見えるかは勿論ですが、それと同じくらい、ソファーがどう見えるかを大切に稽古しました。この物語の中心はソファーです。怒ったり、泣いたり、背中を押してくれたり、ソファーが役者と共に舞台上で生きています。ぜひ、劇場で体感してください。<公演情報>小松台東『ソファー』2025年5月10日(土)〜5月18日(日)会場:東京・ザ・スズナリ作・演出 : 松本哲也出演 :佐藤達(劇団桃唄 309)/ 江間直子(無名塾)/ 山下真琴(演劇集団 円)道本成美、今里真 / 瓜生和成、今村裕次郎、松本哲也公式サイト:
2025年05月12日テーマは「子どもとクリエイターになる場所」同イベントは、「子どもとクリエイターになる場所」がテーマ。世界のショートフィルムを上映するキッズプログラム、シナリオ教室、映画のチラシ作り、動画編集のワークショップを行います。鑑賞スキルや創造力を育むだけでなく、完成した作品を発表することでプレゼンテーション能力も伸ばせます。世界中の良質なショートフィルムを上映する「キッズプログラム」「キッズプログラム」では、子どもやファミリーに好評の世界各国から集まる良質なショートフィルムを上映。ノンダイアログ(セリフのない)作品がメインなので、未就学の子どもも鑑賞できます。上映作品は、さかなクンの絵本を原作に制作された『ハコフグとみなまたの海』、アイルランドのアニメーション『スーパームーン』、ポルトガルのアニメ『あの子は今日もスマホに釘付け』など。『ハコフグとみなまたの海』(The Boxfish and the Sea of Minamata)監督:稲葉卓也 / 18:40 / 日本 / アニメーション / 2024特別上映作品として、ゴールドウィンがアパレルの廃棄を減らし、ファッションロス・ゼロを目指すためのサステナブル・レーベル「グリーン・バトン(GREEN BATON)」のプロジェクトを知ってもらうために制作した『MY WEAR |GREEN BATON Brand Film』も上映します。脚本作りの面白さやプロの表現技術を伝える「キッズシナリオ」「キッズシナリオ」は、脚本家の養成学校シナリオ・センターが2010年から取り組んでいるプロジェクト。大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の脚本家・森下佳子さんなど、700名以上の脚本家や小説家が誕生しているプロの表現技術を、子どもたちにわかりやすく伝えます。対象年齢は小学1年生以上。しかも今回は、ショートショートフィルムフェスティバル & アジア特別バージョン「キッズシナリオ」を用意。映画の鑑賞体験に新たな価値が加わります。作品の魅力をチラシで表現する「映画のチラシづくりワークショップ」「映画のチラシづくりワークショップ」では、映画を見て、その魅力を伝えるチラシをみんなで制作。みんなで相談してキャッチコピーも作ります。最後に完成した作品をみんなに発表します。対象年齢は小学3年生以上。動画作りの仕組みを学べる「iPadで初めての動画編集体験!」「iPadで初めての動画編集体験!」は、動画がどうやって作られるのかを知り、自分ならではの動画作りに挑戦できるワークショップ。動画編集が初めてでも、楽しく学べるアニメ教材を使って制作します。対象年齢は、小学3~6年生(中学生以上も参加可能)。その他、遊びながら運動神経やバランス感覚を養うことができるバランスボールトイなどを用意し、幅広い年齢の子どもが無料で楽しめるプレイエリア「ワクワクを育てよう ー 玩具体験コーナー」も用意します。SSFF & ASIA 2025 ファミリー・クリエイティブ・フェス 概要日時: 6月7日(土)・8日(日)10:00~17:00※上映プログラム、ワークショップにより時間が異なります会場:LIFORK HARAJUKU料金:キッズプログラムの上映鑑賞は無料。ワークショップは1つにつき1名1,000円※兄弟割引あり/保護者は無料で見学可能)チケット:詳細・チケットはこちらショートショート フィルムフェスティバル & アジア/パシフィックボイス(マイナビ子育て編集部)マイナビ子育てでは、「子どもにとっておきの体験をさせたい!」と考えるパパとママのための会員限定・無料のコミュニティサイトを運営しています。くわしくは▶こちら
2025年05月12日中島哲也監督最新作で、西島秀俊&満島ひかり初共演による『時には懺悔を』の公開延期が決定した。同作の製作委員会は、「本年1月1日に映画化決定の情報を公開した際に、中島監督の過去作品の報道に関わる様々なご意見をいただきました」とし、「それらのご意見を真摯に受け止めた結果、製作委員会として、当該作品で起きたことは不幸な出来事であり、今後も決して同様のことが起きないよう万全の対策を取るべきであると痛感し、この問題をさらに詳しく調査、検証すべきであるという思いに達しました」と報告。「本作『時には懺悔を』の関係者一同がその真相を理解、納得し、ベストな状況で一丸となって作品を届けるためには充分な時間が必要と判断し、当初予定した公開時期を2026年に延期する事を決定致しました」と発表した。さらに製作委員会は「現在、当時の関係者へのヒアリングを中心に調査を進めております」とし、「映画にとって最良の選択であると信じておりますし こうした努力が我々映画製作者の今後にとって良き教訓になる事を願います。公開を心待ちにしておられた方々には誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますようよろしくお願い致します」と結んでいる。打海文三の同名小説を原作にした本作は、重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語。西島、満島ほか、宮藤官九郎、黒木華、佐藤二朗、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、役所広司らが出演する。『時には懺悔を』は2026年、公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:時には懺悔を 2026年、公開予定©︎2025映画『時には懺悔を』製作委員会
2025年04月28日別所哲也が主宰する日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2025」の幕開けを記念した特別イベント『JAPAN-KOREA Friendly Concert』が、2025年5月31日(土) 、今年新たにまちびらきをする東京・TAKANAWA GATEWAY CITYで開催される。『JAPAN-KOREA Friendly Concert』では、日韓国交正常化60周年関連イベントの一環として、日本と韓国を代表する5人の俳優が共演。日本と韓国で上演されたミュージカル楽曲や互いの国から誕生した作品の曲など、お互いの友好をさまざまな楽曲で披露する。韓国より、ミュージカル『ラ・マンチャの男』『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』や韓国ドラマ『愛の不時着』『王様と私』などに出演するオ・マンソク、ミュージカル『フランケンシュタイン』のオリジナルキャストであり、映画やドラマでも幅広く活躍するユ・ジュンサンが出演。日本からはミュージカル『フランケンシュタイン』『MATAHARI』など韓国創作ミュージカルにも多数出演する加藤和樹、元宝塚歌劇団トップスターでミュージカル『マイ・フェア・レディ』『天使にラブ・ソングを』などで活躍している朝夏まなと、そして別所が登場する。■別所哲也 コメントショートフィルムは、若手映像作家たちの、大切な表現の「はじめの一歩」。そんなショートフィルムの国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル」を主宰して27年。年を重ねる毎に韓国ショートフィルムの素晴らしさを感じています。また韓国とは、僕自身、俳優としても携わるミュージカル作品の相互交流も盛んになっています。今回オ・マンソクさんとの出会いを通じて、素晴らしい日韓のミュージカルアクターでもある皆さんとコンサートというカタチで、ご一緒できることを大変嬉しく思っています。同じアジアに生き、アジアからエンターテイメントを発信する仲間同士としても新たな発見と発信が出来る「はじめの一歩」となる予感に満ち溢れています。映画祭の連携プロジェクトとして、日韓の節目の2025年に、未来志向の素晴らしい時間をお客様と分かち合えれば最高です。ステージでお待ちしています!■朝夏まなと コメントSSFF & ASIAという格式ある舞台で、日韓国交正常化60周年記念事業の一環として、また新しい劇場でのお披露目という貴重な機会をいただき、ありがとうございます。韓国俳優の皆様との初共演、そしてミュージカルの美しい楽曲で物語を紡いでいく素晴らしい企画に参加できることに、心躍ります。別所哲也さん、オ・マンソクさん、ユ・ジュンサンさん、加藤和樹さんと共に楽しい時間をお届けいたします。■加藤和樹 コメントSSFF & ASIA2025オープニングイベント『日韓国交正常化60周年の記念すべきJAPAN-KOREA Friendly Concert』に出演させていただきます。大好きな韓国ドラマ『愛の不時着』に出演されていたオ・マンソクさん、そしてミュージカル『フランケンシュタイン』をきっかけに交流のあるユ・ジュンサンさん、そして大先輩の別所哲也さん、朝夏まなとさんとご一緒できるコンサート……夢のようです。約10年前観劇した韓国創作ミュージカル『フランケンシュタイン』をきっかけに度々渡韓し、様々な韓国俳優の皆さんとも交流を育んできました。皆、互いにこういうコンサートを通して日韓の交流がより深まればと願っていました。素敵な時間を共に過ごしましょう。是非お越しください<公演情報>ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2025『JAPAN-KOREA Friendly Concert』出演:オ・マンソクユ・ジュンサン朝夏まなと加藤和樹別所哲也音楽監督:宮崎誠【開催日時】2025年5月31日(土)昼公演 ロビー開場12:15/客席開場12:30/開演13:00夜公演 ロビー開場16:15/客席開場16:30/開演17:00【会場】東京・TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 B2F TAKANAWA GATEWAY Convention Center LINKPILLAR Hall A・B詳細はこちら:
2025年03月27日2025年5月10日(土)の東京文化会館を皮切りに富山・愛知・大阪で公演予定のDaiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Spring Tour 2025『白鳥の湖』の最新プロモーション映像が解禁となりましたので、お知らせいたします。Kバレエの真髄がここにバレエの魅力のすべてが、この舞台にはある―悠久の歴史を生き抜いてきた不朽の名作『白鳥の湖』。揺るぎなくも奥深い“バレエの代名詞”の魅力をあますところなく描き切り、また現代を生きる古典の新たな可能性をも提示した熊川版は、2003年の誕生以来、カンパニーの躍進と発展を象徴する代表レパートリーとして確たる評価を誇り、今なお進化を遂げ続けています。熊川の美意識に貫かれた舞台空間がもたらす限りない神秘、ダイナミズムに富んだストーリー展開、そして物語と密接な融合を果たした舞踊の圧倒的な美―この名作こそは、まさに熊川バレエの原点であり、ダンサーの“いま”を映し出す鏡。伝統をさらに高みへと発展させていく、Kバレエの真髄がここにあります!【芸術監督】熊川哲也■スタッフクレジット芸術監督・演出・再振付:熊川哲也原振付:マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー舞台美術デザイン・衣裳デザイン:ヨランダ・ソナベンド/レズリー・トラヴァース照明デザイン:足立恒指揮:井田勝大:5月10日、11日、25日夜、6月1日塚越恭平:5月23日、24日、25日昼、31日管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Spring Tour 2025『白鳥の湖』【日/会場】<東京公演>2025年5月10日(土)~5月11日(日)東京文化会館 大ホール2025年5月23日(金)~6月1日(日)Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】S席17,000円/A席13,000円/B席9,000円/C席7,000円/D席5,000円(D席は東京文化会館のみ)Kプラチナシート21,000円/A親子席17,000円/学生券4,000円※Kプラチナシート…主演ダンサー直筆サイン入りフォトカード付(東京文化会館大ホール)1階席:1・20列(Bunkamuraオーチャードホール)1階席:販売座席の最前1・2列目※A親子席…大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下/A席エリア)※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999【地方公演】富山公演:5月14日(水)オーバード・ホール大ホール愛知公演:5月17日(土)・18日(日)愛知県芸術劇場 大ホール大阪公演:6月4日(水)・5日(木)フェスティバルホール(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)出典:プレスリリース
2025年02月28日2025年5月10日(土)の東京文化会館を皮切りに富山・愛知・大阪で公演予定のDaiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Spring Tour 2025(主催:株式会社TBSテレビ)『白鳥の湖』の最新プロモーション映像が解禁となりましたので、お知らせいたします。(C)Yumiko Inoueバレエの魅力のすべてが、この舞台にはある―悠久の歴史を生き抜いてきた不朽の名作『白鳥の湖』。揺るぎなくも奥深い“バレエの代名詞”の魅力をあますところなく描き切り、また現代を生きる古典の新たな可能性をも提示した熊川版は、2003年の誕生以来、カンパニーの躍進と発展を象徴する代表レパートリーとして確たる評価を誇り、今なお進化を遂げ続けています。熊川の美意識に貫かれた舞台空間がもたらす限りない神秘、ダイナミズムに富んだストーリー展開、そして物語と密接な融合を果たした舞踊の圧倒的な美―この名作こそは、まさに熊川バレエの原点であり、ダンサーの“いま”を映し出す鏡。伝統をさらに高みへと発展させていく、Kバレエの真髄がここにあります!【芸術監督】熊川哲也熊川哲也 (C)Makoto Nakamori【出演】日高世菜石橋奨也飯島望未山本雅也岩井優花栗山 廉長尾美音堀内將平*日高の高ははしごだか■スタッフクレジット芸術監督・演出・再振付 :熊川哲也原振付 :マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ音楽 :ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー舞台美術デザイン・衣裳デザイン:ヨランダ・ソナベンド/レズリー・トラヴァース照明デザイン :足立恒指揮 :井田勝大:5月10日、11日、25日夜、6月1日塚越恭平:5月23日、24日、25日昼、31日管弦楽 :シアター オーケストラ トウキョウ■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Spring Tour 2025『白鳥の湖』【日/会場】<東京公演>2025年5月10日(土)~5月11日(日) 東京文化会館 大ホール2025年5月23日(金)~6月1日(日) Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】S席17,000円/A席13,000円/B席9,000円/C席7,000円/D席5,000円(D席は東京文化会館のみ)Kプラチナシート21,000円/A親子席17,000円/学生券4,000円※Kプラチナシート…主演ダンサー直筆サイン入りフォトカード付(東京文化会館大ホール)1階席:1・20列(Bunkamuraオーチャードホール)1階席:販売座席の最前1・2列目※A親子席…大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下/A席エリア)※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999 【地方公演】富山公演:5月14日(水) オーバード・ホール 大ホール愛知公演:5月17日(土)・18日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール大阪公演:6月4日(水)・5日(木) フェスティバルホール公式HP : 主催 :TBS特別協賛 :大和ハウス工業株式会社協賛 :株式会社ヤマノホールディングス協力(Bunkamura公演):Bunkamura制作 :K-BALLET/TBS公式ウェブサイト : Instagram :@k_ballet_tokyo_officialX :@kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年02月26日中島哲也監督の最新作『時には懺悔を』が、2025年6月に公開されることが決定した。本作は、打海文三の同名小説を原作とした作品で、重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語。およそ20年前にこの小説に出会った中島監督は「観る人の気持ちを動かす映画ができるのでは」という想いを抱き、構想15年という時を経て完成させた。「過去に大きな傷を負った大人たちが、今を必死に生きる“たったひとつの小さな命”と出会い、人生の活路を見出す物語」を独自の視点と緻密な演出で描き出す。主演を務めるのは、中島監督とは初のタッグとなる西島秀俊。家族との不和を抱えながら生きる男・佐竹を演じる。また、本作で同じく中島組に初めて参加し、⻄島と初共演を飾る満島ひかり、そして黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司など、日本映画を支える豪華キャストが集結した。併せて、ティザービジュアルも公開。屈曲した小さな子どもの手と、それにそっと触れようと差し出された大人の手の、優しさや温もりが伝わってくるビジュアルとなっている。■中島哲也監督 コメント「この子は生まれてこないほうが幸せでした」。劇中のセリフですが、そう言われた子どもがそれでも生まれ、多くの人々の心を動かし、その人の人生に影響を与える。望まれなかった命が誕生し誰かの救いになって、この世界に生まれてきた価値があると証明する。そのことと正面から向き合った映画だと思います。過剰に人を攻撃してしまったり、心に傷を負ったまま立ち上がれなかったり、あるいは自ら壁を作りその中に閉じこもっている……そんな欠点だらけの大人たちが、重い障がいを持ち生まれてきた幼い命に出会い、どう変わっていくのか。原作小説を読んでから約20年。ずっと映画化を切望しましたが難しいと言われ続け、中止になってもおかしくない事態に何度もぶつかりながら、障がい児関連の人々など多くの人の協力と努力に支えられ、やっと完成しました。この20年間に世の中の価値観が少しずつ変わり、こういう映画が人々に受け入れられる土壌がようやく整ったことを強く実感しますし、嬉しい限りです。主人公である佐竹同様、極度のヘソ曲がりの私ですが、この映画にはかつてなく自分の気持ちが素直に出ている気がします。伝えようとしていることの大切さや重さを考えれば気取った演出などしている場合じゃなかった。そこに監督としてのエゴを入れる余地は全くありませんでしたし、スタッフ・キャストを含め全員で作ったという実感を強く抱いています。だからこそ、観てくれた人がこの映画をどう感じどう受け止めてくれるか、ものすごく楽しみです。どうか是非、劇場に足をお運び下さい。<作品情報>『時には懺悔を』2025年6月公開公式HP: 映画『時には懺悔を』製作委員会
2025年01月01日12月8日、Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Winter 2024(主催:株式会社TBSテレビ)『くるみ割り人形』が、連日チケット完売の大盛況の中、千秋楽を迎えました。年末の定番演目ながら、毎回異なるキャスティングで新たな魅力を生み出し人気のある『くるみ割り人形』。今年は、くるみ割り人形/王子役のジュリアン・マッケイ(バイエルン国立バレエ プリンシパル)がゲスト出演し、公演後に行われた交流イベントでは、数日前の開催発表であったにもかかわらず、400名近いファンが集うなど、注目を集めた。ロシアの名門、ボリショイ・バレエ・アカデミーを11歳という年齢で、首席で卒業。英国ロイヤルバレエ団での研修生を経て、ロシアのミハイロフスキーバレエ団に史上最年少のソリストとして入団したジュリアン・マッケイ。現在所属しているバイエルン国立バレエでの活躍はもちろん、世界中のバレエ団、ガラ公演への客演などで実力を認められ、K-BALLET TOKYOでは『蝶々夫人』『ジゼル』とゲスト出演が続いた彼だが、意外にもクラシックのグランドバレエでの王子役は、本公演が日本では初めて。期待高まる公演となった。6歳から踊り続けているという彼の、くるみ割り人形/王子は、役柄への圧倒的な解像度の高さで、観客の心を奪った。舞台に登場すると、人形にしか見えないカクカクとした計算された動きに、勇敢なオーラが見え隠れする王子らしさが絶妙に混ざり合った、オリジナリティ溢れる、くるみ割り人形を好演。麗しいビジュアル、ダイナミックな技術力ばかりが注目されがちだが、観客が思わず童心に帰るような、楽しく遊び心のある踊りで突出した表現力を披露した。マスクがとれ王子に変身すると、そこからはファンタジックな世界の王子に。日高世菜との完璧なパートナリングで、キラキラとした光を放つ輝く王子を踊り切った。実在しない人形の世界に観客が一気に没入できる、役柄への細かな分析力は圧巻。心躍るパフォーマンスで、くるみ割り人形/王子に、ジュリアン・マッケイならではの、新たな命を吹き込んだ。(C)Hidemi Seto満を持して王子役デビューを華々しく飾った彼のK-BALLET TOKYOでの次の出演予定は1月の『シンデレラ』王子役。K-BALLET TOKYOの『シンデレラ』は、踊りの見せ場が多く、どこまでもロマンティック。よく知っているはずのストーリーを斬新に新鮮に見せる、美しい魔法の数々、キャラクター造形。特に、豪華なドレスを着たお姫様に変身した主人公が、眩い馬車でお城へ行くシーンは、神々しく一見の価値ありだ。そんな独創的な作品の王子は、ファンタジーな世界観になじむ華と美しいビジュアルをもち、若い頃から鍛えられたロシア仕込みのテクニックをもつジュリアン・マッケイの適役と言える。(C)Nicholas MacKay『くるみ割り人形』が架空の世界の王子なら、『シンデレラ』は現実世界の誠実で勇敢な王子。「結婚を控えた時期に自分でも想像していなかった様々なことが起こり、自分の心に忠実に信念を曲げずに進んでいくことで未来を切り開きハッピーエンドを迎えるのが『シンデレラ』の王子。セレンデピティのような運命の導きを表現し、見てくださる人が、勇気とモチベーションを上げられるような王子を創りあげていきたいです。ディレクターの熊川さんは、僕にとって憧れでありレジェンドのような存在。そんな熊川さんのバレエ団で王子役を踊ることができるのは、自分にとって、シンデレラや王子が体験したような奇跡のようなできごと。K-BALLET TOKYOの作品は、団員全員が僕と同じように熊川さんを敬愛しているのが伝わってきます。芸術はただ作るだけでは何かが足りない。作り上げる人達全員が同じ気持ちをもち、情熱をもつことが大事だと思うんです。そういった意味でも『シンデレラ』では、最高峰の芸術を披露できると思うので僕自身ワクワクしています。(ジュリアン・マッケイ)」と、また新たな王子像を確立してくれそうだ。唯一無二の演技力で観客の心を掴んだが、彼の踊りは相手役とのケミストリーも魅力の1つ。『くるみ割り人形』でパートナーだった日高世菜も「ジュリアンの創造力溢れる大胆な表現と踊りは、パートナーである自分の新たな部分をも引き出し、知らなかった世界へ導いてくれる。」というほど。『シンデレラ』では、飯島望未とペアを組み1月9日(夜)、10日(夜)、11日に出演予定。期待を裏切らず、観客に甘い夢を見せてくれるジュリアン・マッケイ。『シンデレラ』では、どんなパフォーマンスを披露してくれるのか。チケットは絶賛発売中。ぜひ、この機会をお見逃しなく!※日高世菜の高ははしごだか(C)K-BALLET TOKYO(C)Hidemi Seto■スタッフクレジット【芸術監督】熊川哲也熊川哲也 (C)Makoto Nakamori演出・振付 :熊川哲也音楽 :セルゲイ・プロコフィエフ衣裳デザイン :ヨランダ・ソナベンド舞台美術デザイン:レズリー・トラヴァース照明デザイン :足立 恒■キャストシンデレラ:飯島望未/岩井優花王子 :ジュリアン・マッケイ/山本雅也*キャストは公演により、異なります。飯島望未岩井優花ジュリアン・マッケイ (C)Nicholas MacKay山本雅也■指揮&管弦楽指揮 :井田勝大管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ■公演概要Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Winter 2025『シンデレラ』【日/会場】2025年1月9日(木)~1月11日(土)東京文化会館 大ホール上演時間:約2時間30分(予定)※休憩時間含む主催 :TBS特別協賛 :大和ハウス工業株式会社協賛 :株式会社ヤマノホールディングスオフィシャルエアライン:ANA制作 :K-BALLET/TBS【チケット料金(税込)】S席 17,000円/A席 13,000円/B席 9,000円/C席 7,000円/D席 5,000円Kプラチナシート 21,000円/A親子席 17,000円/学生券 4,000円●Kプラチナシート…主演ダンサー直筆サイン入りフォトカード付。1階席1・20列。●A親子席…大人1名+こども1名(5歳以上小学6年生以下)/A席エリア5歳以上の入場が可能。但し、お席が必要です。●学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/座席位置未定。【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999 公式HP : 公式ウェブサイト: Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年12月27日Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Winter 2024(主催:株式会社TBSテレビ)『くるみ割り人形』。クリスマスシーズンの風物詩ともなっている同作が2024年11月23日、今年も満を持して開幕しました。主演の日高世菜&栗山廉コンビが華やかで麗しい踊りで観客を魅了し、スタンディングオベーションとなる大成功の幕開けとなりました。(C) K-BALLET TOKYO1892年にロシアで上演されてから130年以上も人々に愛されてきたクラシックバレエの名作『くるみ割り人形』。K-BALLET TOKYOでは、初演から20年目を迎えます。世界中のバレエ団で上演される冬の定番作品ですが、熊川哲也演出のK-BALLET TOKYOの同作の魅力はなんと言っても、「飽きさせず破綻のない展開」「観客を夢の世界へ誘うファンタジックな世界観」「限界に挑戦するようなテクニック」だ。様々な演出家の『くるみ割り人形』を観尽くしている人には新鮮に感じられ、初めて観る人は、めくるめく夢の世界に感嘆する。老若男女すべての人に魔法をかけ、ファンタジーの世界へ誘うプロダクション。■観客を世界観に没入させる、新鮮なストーリー(C) K-BALLET TOKYO『くるみ割り人形』と言えば、クリスマスの夜、ドロッセルマイヤーがクララという少女にくるみ割り人形をプレゼントし、クララの夢の中でくるみ割り人形が王子に変身。物語が展開していくのが一般的だが、熊川版は人形の国のマリー姫がねずみの王様にねずみに変えられてしまうところから始まる。この魔法を解くことができるのは、純粋無垢な心を持つ人間のみ。人形の国の王様からその少女を探せという命を受けたドロッセルマイヤーは、少女クララを見つける。物語に無駄がなく、ファンタジーながら破綻のない説得力のある展開だ。観客は非現実的な世界にも疑問を抱かず、すっと没入してしまう。■百聞は一見に如かず、絵本をめくるように変化する演出(C) K-BALLET TOKYO出演するダンサー達も口を揃えて言う「魔法のような場面転換」も熊川版の特徴。まるで絵本のページをめくっているような感覚に陥る、瞬時に変わる世界観。子供の頃、絵本を読んでもらっていた時に感じた、あのワクワクとした期待感が体感できる。舞台美術、装置は完璧に作り込まれ、リアリティさえ感じるメルヘンの世界。第1幕ではアットホームな世界観から、ミステリアスなフクロウ時計、おどろおどろしいねずみの登場!そして瞬く間にツリーの中に誘われ、圧倒的な美に感動する、万華鏡のような雪の世界。第2幕では、ねずみの王様とくるみ割り人形のバトルから、人形の国のお祝いの宴へ。多様性溢れるキャラクターに感嘆し、花のワルツやグラン・パ・ド・ドゥでは優美で壮大なクラシックバレエを満喫できる。舞台中に張り巡らされた小道具による楽しい仕掛けは、見つけるたびに心が躍り、童心へとかえりワクワクさせられる。■初日を彩った、ダンサー達の類まれなるテクニック(C) K-BALLET TOKYOファンタジックな舞台を上質な芸術に昇華させるのは、肉体の限界に挑戦するかのような難易度の高く迫力のある振付だろう。初日の舞台の幕が上がると、純粋無垢なクララ・梅木那央が確かなテクニックに裏付けされた可憐な踊りで観客の心を掴んだ。シュタールバウム家のシーンでは、ダイナミックなジャンプ、安定感のあるリフトでドロッセルマイヤーをスマートに踊る堀内將平と、軽やかに舞台を駆け抜けるフリッツ・栗原柊が魅了した。そしてシーンに深みをもたせるビャンバ・バットボルドのねずみの王様。所作はねずみそのもの。そして不気味だけれど可愛げもある至芸を見せた。そんなダークなムードから一転、無機質で完璧に美しい世界を体現する雪の女王・成田紗弥と雪の王子・田中大智は、シャープな回転技を見事に踊り切った。高速の音楽の中、ぴたりと合わせるコールドも圧巻だった。人形の国でのお祝いの宴では、マリー姫・日高世菜がその慈愛に満ちた踊りで舞台全体を包み込んだ。長く伸びやかな手足を自由に操り、大きくたおやかな壮麗さと強靭なテクニックには威厳さえも感じられた。王子という役をその華やかな存在感、溢れる誠実さで表現した栗山廉。夢の世界の勇敢で輝く王子にリアリティをもたせるパフォーマンスは見事だった。二人のロマンティックなムードを創り上げるケミストリーは、1幕からクララと一緒に冒険をしてきた観客の心を癒し、甘く温かなもので包み込んだに違いない。完璧な世界観に溶け込む役作り、そして振付の難しさゆえ、他のキャストで何度でも観たくなる熊川版の『くるみ割り人形』。これから新たな組み合わせの主要キャストが登場予定だ。1年を締めくくる感動体験、お見逃しなく!(C) K-BALLET TOKYO以下、11月24日(日)13:00公演よりマリー姫 :飯島望未くるみ割り人形/王子:石橋奨也クララ :塚田真夕(C) K-BALLET TOKYO(C) K-BALLET TOKYO(C) K-BALLET TOKYO■スタッフクレジット芸術監督 :熊川哲也演出・振付 :熊川哲也原振付 :レフ・イワーノフオリジナル台本 :マリウス・プティパ音楽 :ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー舞台美術・衣裳デザイン:ヨランダ・ソナベンド/レズリー・トラヴァース照明デザイン :足立恒■キャストマリー姫 :日高世菜/飯島望未/岩井優花くるみ割り人形/王子:ジュリアン・マッケイ/石橋奨也/山本雅也/栗山廉クララ :梅木那央/塚田真夕/世利万葉ドロッセルマイヤー :栗山廉/堀内將平雪の女王 :小林美奈/長尾美音/成田紗弥雪の王 :堀内將平/山田博貴/田中大智※日高の高ははしごだか■指揮&管弦楽指揮 :井田勝大(11/24.12/6.7.8)/塚越恭平(11/23.30.12/1)管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ芸術監督 熊川哲也 (C)Makoto Nakamori日高世菜飯島望未岩井優花ジュリアン・マッケイ (C)Nicholas MacKay石橋奨也山本雅也栗山廉■公演概要Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Winter 2024『くるみ割り人形』【日/会場】2024年11月23日(土・祝)・11月24日(日)・11月30日(土)12月1日(日)・12月6日(金)~12月8日(日)Bunkamuraオーチャードホール上演時間:約2時間5分(予定)※休憩時間含む【チケット料金(税込)】■『くるみ割り人形』【チケット料金(税込)】S席17,000円/A席13,000円/B席9,000円/C席7,000円Kプラチナシート21,000円/A親子席17,000円/学生券4,000円●Kプラチナシート…主演ダンサー直筆サイン入りフォトカード付。『くるみ割り人形』公演:1階席、販売座席の最前1・2列目、20列。●A親子席…大人1名+こども1名(小学6年生以下)/A席エリア11月公演:4歳以上の入場が可能。12月公演:5歳以上の入場が可能。いずれの日程も、膝上鑑賞不可。お席が必要です。●学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/座席位置未定。【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問合せ】チケットスペース:03-3234-9999 主催 :TBS特別協賛 :大和ハウス工業株式会社協賛 :株式会社ヤマノホールディングスオフィシャルエアライン:ANA協力 :Bunkamura後援 :TBSラジオ制作 :K-BALLET/TBS公式HP : 公式ウェブサイト: Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年11月27日Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024(主催:株式会社TBSテレビ)の新作『マーメイド』が、ついに2024年9月8日、感動の開幕をいたしました。熊川マジックに貫かれた舞台四半世紀の結実蝶々夫人」「カルミナ・ブラーナ」などで劇的な作風を打ち出してきた芸術監督・熊川哲也が、子供のためのおとぎ話をどう扱うのか。期待に沸き返る大入りの東京文化会館で、K-BALLET TOKYOのオータムツアー「マーメイド」の幕が開いた。白眉はやはり、海中の場面だ。気のいいロブスターや俊敏なカクレクマノミに囲まれたマーメイド・飯島望未の無邪気な愛らしさは比類がない。かき分けるような手足の使い方や流線を描くリフトから、海水の質量が確かに感じられる。ウロコの一枚一枚にまで意匠を凝らした装いは、全身に光をまとうかのよう。衣裳家アンゲリーナ・アトラギッチの才気に舌を巻いた。熊川は近年、奨学金を設立して次世代ダンサーの育成に腐心しているが、芸術監督の意図を血肉化したスタッフ陣の輩出もまたカンパニー25年の結実であり、作り手と踊り手の気迫に満ちた「マーメイド」は、まさしく四半世紀の集大成だ。熊川美学に貫かれた傑作の誕生を寿ぎたい。(バレエライター・齊藤希史子)■スタッフクレジット芸術監督:熊川哲也演出・振付・台本・音楽構成:熊川哲也原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン音楽:アレクサンドル・グラズノフ編曲:横山和也舞台美術デザイン:二村周作衣裳デザイン:アンゲリーナ・アトラギッチ照明デザイン:足立恒管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ■世界の一流デザイナー陣とのタッグ■衣裳デザインを手掛けるのは、昨年の熊川版『眠れる森の美女』での芸術性溢れるデザインが記憶に新しいアンゲリーナ・アトラギッチ。ボリショイ劇場やミハイロフスキー・バレエをはじめとする世界の名だたる劇場で演劇やオペラに携わる彼女の持ち味は、色のグラデーションや何層にも重ねたレース使い。豪華さと繊細さ、古典と現代的センスが融合するデザインは、まさに人魚の世界を表現するに、理想的であるのは間違いない。舞台美術は二村周作氏が手がけることも話題。二村氏は、英国Central Saint Martins College of Art and Design校MA Scenography科を修了ののち、日本を代表する演劇、オペラ、ミュージカル、ダンスなどの作品に携わっている舞台美術家。近作に『インヘリタンス』、Musical『Beetle Juice』、Musical『エリザベート』、オペラ『トゥーランドット』など、数々の演劇、ミュージカルの美術を担当し、第38回伊藤熹朔賞、第14回及び第22回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞、伊藤熹朔賞などを受賞している。これまでK-BALLET関係では、K-BALLETユース『トム・ソーヤの冒険』「Bunkamura25周年ガラ」などで舞台美術を担当しているが、K-BALLETの本公演を手掛けるのは初となる。熊川は二村の繊細な色彩と感性を大いに気に入り、いつか必ず一緒に全幕を作りたいと思っていたという。屈指のデザイナー陣と熊川が生み出す舞台芸術の魅惑の世界を、どうぞお見逃しなく!■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024『マーメイド』【日/会場】<東京公演>2024年9月21日(土)~10月6日(日)Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】S席17,000円/A席13,000円/B席9,000円/C席7,000円Kプラチナシート21,000円/A親子席17,000円/学生券4,000円※Kプラチナシート…K-BALLET TOKYO設立25周年を記念し、主要ダンサーより直筆サイン入りフォトカードを手渡しでプレゼント!(Bunkamuraオーチャードホール:1階席は販売座席の最前1・2列目と20列、2階席はL/R2・3列。)※A親子席…大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下/A席エリア)※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問合せ】チケットスペース:03-3234-9999【地方公演】名古屋公演:9月10日(火)愛知県芸術劇場 大ホール大阪公演:9月13日(金)フェスティバルホール札幌公演:9月18日(水)札幌文化芸術劇場 hitaru(C)Yumiko Inoue(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)出典:プレスリリース
2024年09月19日Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024(主催:株式会社TBSテレビ)の新作『マーメイド』が、ついに2024年9月8日、感動の開幕をいたしました。(C)Yumiko Inoue熊川マジックに貫かれた舞台 四半世紀の結実「蝶々夫人」「カルミナ・ブラーナ」などで劇的な作風を打ち出してきた芸術監督・熊川哲也が、子供のためのおとぎ話をどう扱うのか。期待に沸き返る大入りの東京文化会館で、K-BALLET TOKYOのオータムツアー「マーメイド」の幕が開いた。白眉はやはり、海中の場面だ。気のいいロブスターや俊敏なカクレクマノミに囲まれたマーメイド・飯島望未の無邪気な愛らしさは比類がない。かき分けるような手足の使い方や流線を描くリフトから、海水の質量が確かに感じられる。ウロコの一枚一枚にまで意匠を凝らした装いは、全身に光をまとうかのよう。衣裳家アンゲリーナ・アトラギッチの才気に舌を巻いた。切れ目なく流れていく音楽にも驚かされる。熊川のオリジナルバレエはクラシックの作曲家一人に焦点を当て、その作品群から場にふさわしい曲を選んで編み上げられるが、今回は横山和也(作曲・編曲)と塚越恭平(指揮・リハーサルピアニスト)が、全体をグラズノフで構成した。海中場面は、「短い曲」と「休止」が繰り返される通常作とは異なり、継ぎ目を悟らせないまま数曲が連続で展開。映画で言う「長回し」の手法で、静止することのない水の世界を現出させる。色彩豊かなその流れに乗って、一瞬の停滞もなく跳び回るシャーク・石橋奨也を、第一幕の殊勲賞に推したい。回遊魚の本領発揮とばかりの運動量である。シャークの秘薬を飲み、美声と引き換えに脚を得たマーメイドが、プリンスへの思慕だけを抱いて海面へ上っていく姿も鮮烈。どこまでも優美に発揮されるバレリーナの身体能力に、息をのまずにはいられない。第二幕。陸上でマーメイドを待ち受けるのは、制服や式服をまとった人間たちだ。プリンスと隣国のプリンセスの婚約式は、古典バレエさながらのグラン・パ・ド・ドゥ形式で描かれる。完璧な身ごなしで社交界の頂点たる輝きを放つプリンセス。これほど弛緩のないバリエーションも珍しいが、日高世菜が驚異的なバランスと回転で圧倒した。一方のプリンスは、おぼれる自分を救ってくれた恩人の面影を記憶の底に刻みながらも、突然浜辺に現れた娘の正体に気付くことはない。優しさと誠実さ、それゆえの残酷さを、山本雅也が余すところなく表現した。海と陸、無垢と世知、夢想と現実。マーメイドの思いが届かないのは声を失ったからではなく、二つの世界ははなから交わりようがなかったのだ。華やかな婚約式が見せつける現実の切なさは、大人の観客にこそ染みるに違いない。はかない恋の終わりは、夢のような美しさで可視化された。最先端技術によるイリュージョンに頼らず、どこまでも人体と人力、そしてバレエの技法で紡がれる物語。だからこそ切なさあふれるおとぎ話でも、温かな人間賛歌が胸に残るのだろう。ホリゾント(背景)に広がる海が、一部始終を静かに見つめている。美術は二村周作、照明は足立恒。隅々まで妥協のないスタッフの仕事ぶりが、この舞台の影の主役と言えるだろう。先に触れた音楽の二人は、K-BALLETの生え抜き。熊川は近年、奨学金を設立して次世代ダンサーの育成に腐心しているが、芸術監督の意図を血肉化したスタッフ陣の輩出もまたカンパニー25年の結実であり、作り手と踊り手の気迫に満ちた「マーメイド」は、まさしく四半世紀の集大成だ。熊川美学に貫かれた傑作の誕生を寿ぎたい。(バレエライター・齊藤希史子)(C)Yoshitomo Okuda(C)Yoshitomo Okuda(C)Yoshitomo Okuda(C)Yoshitomo Okuda(C)Yoshitomo Okuda(C)Yoshitomo Okuda■スタッフクレジット芸術監督 :熊川哲也演出・振付・台本・音楽構成:熊川哲也原作 :ハンス・クリスチャン・アンデルセン音楽 :アレクサンドル・グラズノフ編曲 :横山和也舞台美術デザイン :二村周作衣裳デザイン :アンゲリーナ・アトラギッチ照明デザイン :足立恒管弦楽 :シアター オーケストラ トウキョウ■世界の一流デザイナー陣とのタッグ■衣裳デザイン:アンゲリーナ・アトラギッチアンゲリーナ・アトラギッチ舞台美術デザイン:二村周作二村周作衣裳デザインを手掛けるのは、昨年の熊川版『眠れる森の美女』での芸術性溢れるデザインが記憶に新しいアンゲリーナ・アトラギッチ。ボリショイ劇場やミハイロフスキー・バレエをはじめとする世界の名だたる劇場で演劇やオペラに携わる彼女の持ち味は、色のグラデーションや何層にも重ねたレース使い。豪華さと繊細さ、古典と現代的センスが融合するデザインは、まさに人魚の世界を表現するに、理想的であるのは間違いない。舞台美術は二村周作氏が手がけることも話題。二村氏は、英国Central Saint Martins College of Art and Design校MA Scenography科を修了ののち、日本を代表する演劇、オペラ、ミュージカル、ダンスなどの作品に携わっている舞台美術家。近作に『インヘリタンス』、Musical『Beetle Juice』、Musical『エリザベート』、オペラ『トゥーランドット』など、数々の演劇、ミュージカルの美術を担当し、第38回伊藤熹朔賞、第14回及び第22回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞、伊藤熹朔賞などを受賞している。これまでK-BALLET関係では、K-BALLETユース『トム・ソーヤの冒険』「Bunkamura25周年ガラ」などで舞台美術を担当しているが、K-BALLETの本公演を手掛けるのは初となる。熊川は二村の繊細な色彩と感性を大いに気に入り、いつか必ず一緒に全幕を作りたいと思っていたという。屈指のデザイナー陣と熊川が生み出す舞台芸術の魅惑の世界を、どうぞお見逃しなく!熊川哲也 (C)Makoto Nakamori飯島望未小林美奈岩井優花山本雅也堀内將平栗山廉日高世菜成田紗弥長尾美音石橋奨也田中大智*日高の高ははしごだか■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024『マーメイド』【日/会場】<東京公演>2024年9月21日(土)~10月6日(日) Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】S席17,000円/A席13,000円/B席9,000円/C席7,000円Kプラチナシート21,000円/A親子席17,000円/学生券4,000円※Kプラチナシート…K-BALLET TOKYO設立25周年を記念し、主要ダンサーより直筆サイン入りフォトカードを手渡しでプレゼント!(Bunkamuraオーチャードホール:1階席は販売座席の最前1・2列目と20列、2階席はL/R2・3列。)※A親子席…大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下/A席エリア)※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問合せ】チケットスペース:03-3234-9999 【地方公演】名古屋公演:9月10日(火)愛知県芸術劇場 大ホール大阪公演 :9月13日(金)フェスティバルホール札幌公演 :9月18日(水)札幌文化芸術劇場 hitaru公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社ヤマノホールディングス/ラブクロムオフィシャルエアライン: ANA協力 : Bunkamura制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト : Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年09月13日株式会社K-BALLET(本社:東京都文京区、代表取締役:熊川哲也)が運営するバレエ教室「K-BALLET SCHOOL」(Kバレエ スクール)は、既存の恵比寿校・吉祥寺校・横浜校・大宮校・後楽園校の5校に加え、2024年9月1日より新たに武蔵小杉校を開校します。「Kバレエ スクール」公式: 「Kバレエ スクール」紹介: Kバレエ スクール 武蔵小杉■「K-BALLET SCHOOL(Kバレエ スクール)」についてKバレエ スクールは、プロフェッショナルバレエ団であるKバレエ トウキョウ(旧:Kバレエ カンパニー)の付属校として2003年に創立。20年以上にわたり充実したバレエ環境における現役ダンサーを含む質の高い教師による指導をかかげ、未就学期から青年期までの次世代を担う子供たちから、大人の方々まで、延べ1万人以上にバレエ教育を提供してまいりました。さらに、2023年には英国ロイヤル・バレエ団でソリストとして数多くの主要な役を務めたのち、10年にわたり日本人で初めて英国ロイヤル・バレエ学校の専任教師を務めた蔵健太が新たに校長に就任。国内にいながら世界トップクラスの経験をシェアできるスクールと自負しております。■9月1日より開校!「武蔵小杉校」についてこの度4月にオープンした後楽園校につづき、新たに武蔵小杉校を開校いたします。武蔵小杉校はKバレエとしても最大規模を誇る施設で、3つのスタジオを完備しております。Kバレエの教師による質の高いバレエクラスを基盤に、プロバレエダンサーが日々実践しているコンディショニング方法としてのヨガやピラティス等のクラスも展開し、お客様一人ひとりに最適な形でバランスの良い身体づくりができる空間を提供いたします。そして、この武蔵小杉校を率いる主任教師にはKバレエ トウキョウのバレエ・ミストレスを務める山田蘭が就任します。山田はプロバレエダンサーとしての豊富な経験を有するとともに、子供からプロまで幅広い指導実績があります。また、ジャイロキネシス(R)の資格も所持しており、多角的な視点からバレエに最適な身体づくりをサポートいたします。武蔵小杉校は、8月よりプレオープンとしてKバレエ スクールを体感できる無料体験会を開催します。この機会にバレエを始めてみたい!という方へ向けた入会キャンペーンを実施いたします。Kバレエ最大級のスタジオが完成Kバレエ スクール 武蔵小杉 外観■株式会社K-BALLET 代表取締役 熊川哲也ご挨拶情報や選択肢があふれる現代において、なぜクラシックバレエを習うのでしょうか?体力やリズム感を培う、感受性を豊かにする、健康向上のため… バレエ学習には多くのメリットがありますが、私はなにより五感を鍛えられることが魅力だと考えます。Kバレエのスタジオは、“本物”にあふれています。数百年の間受け継がれているバレエの型や技の数々、一流の教師陣による指導、生ピアノで演奏される音楽、そしてスタジオの床までもプロ仕様の“本物”です。そのような空間のなかで、教師の指示を聞き、覚え、即時に身体で音楽にあわせて体現するバレエは、五感をフルに活用します。AIやデジタルの世界になり、子供たちには本物を見極める力が試されています。バレエ芸術に身をおき、五感を本物で満たすことで、本物を感じる力を培い、社会を生き抜く力を育んで欲しいと思います。社会的にさまざまな役割を持つ大人の方にとっては、非日常の豊かさに身をおき、心身ともに美しく歳を重ねられるお手伝いができるように、生活とのバランスを考慮したサポート体制をご用意しております。武蔵小杉を初めて訪れた時、再開発の勢いのごとく非常に活気がある街という印象を持ちました。ファミリー層も多いとのことですので、ぜひ3世代でバレエを嗜まれていただければと思います。スタジオを訪れるみなさま全員に、“本物にあふれた”豊かな時間を提供することをお約束いたします。熊川哲也熊川哲也(くまかわ てつや)K-BALLET TOKYO 芸術監督 / K-BALLET SCHOOL主宰北海道生まれ。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に留学。89年、ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初の金賞を受賞。同年、英国ロイヤル・バレエ団に東洋人として初めて入団。91年には同団史上最年少でソリストに、93年にプリンシパルに昇格。主要なレパートリーで数々の名演を残し、名実共に世界的ダンサーとしての評価を確立する。98年、英国ロイヤル・バレエ団を退団。翌99年、K-BALLET COMPANYを設立。以来、芸術監督/プリンシパルダンサーとして団を率いるほか、演出・振付家としても才を発揮し、全幕古典作品の演出・再振付や、台本から手がけた完全オリジナル全幕作品などの新作を数多く上演している。また、後進の育成機関として2003年にK-BALLET SCHOOLを創設するなど、総合芸術としてのバレエを多角的にサポートする組織を運営。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2013年、紫綬褒章受章。7月、バレエ芸術文化の振興を目的とした一般財団法人熊川財団を創立。■武蔵小杉校主任教師 山田蘭ご挨拶武蔵小杉駅の改札を出ると、そこには活気に満ちた街が広がり、笑顔溢れるお子様連れの方々や、仕事に向かう活力あふれる人々で賑わっていました。この街のエネルギーに、私も心躍る思いです。武蔵小杉校は、この街の皆様との新しい出会いへの期待を胸に、新たなスタートを切ります。私自身も今年初めに出産をし、毎日子育てに奮闘中です。身体も生活も大きく変化し慌ただしい毎日ですが、バレエをする時間、身体を動かす瞬間は、私にとって自分を取り戻すかけがえのない時間となっています。武蔵小杉校では、皆様がバレエを通して心身ともに解放され、楽しく成長できるよう、精一杯サポートして参ります。ぜひ、お気軽にお越しください。山田蘭山田蘭(やまだ らん)K-BALLET TOKYOバレエミストレス/K-BALLET SCHOOL武蔵小杉校 主任教師東京都生まれ。6歳よりバレエを始める。2007年新国立劇場バレエ研修所に入所し、09年新国立劇場バレエ団に入団。11年3月Kバレエ カンパニーに入団し、15年8月にソリストに昇格。20年11月よりバレエ・ミストレスを務めている。15年にはKバレエ スクール ティーチャーズ・トレーニング・コースを修了し、Kバレエ スクール 横浜で教師を務める。GYROKINESIS(R)トレーナー資格を所持しており、2019年より代官山TEDDY’S BALANCEのヘッドインストラクターとしても活躍。■Kバレエ スクール 武蔵小杉<開校日>2024年9月1日(日) グランドオープン<所在地>〒211-0012 神奈川県川崎市中原区中丸子13-31 フロンティア武蔵小杉S棟1F<アクセス>JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン 武蔵小杉駅 新南改札(横須賀線口)より徒歩1分東急東横線・目黒線 武蔵小杉駅 JR方面改札(中央口)より徒歩7分<プログラム>子供向け:3歳~21歳対象 / 年齢に応じたクラス分け / 月謝制大人向け:15歳~制限なし / 初心者から上級者までレベルに応じたクラス分け / チケット制<営業時間>月~土 10時~22時日・祝 10時~18時<無料体験会を実施します>8月には、プレオープンとして無料体験会を実施いたします。体験予約はこちら→ <新規オープン記念!入会キャンペーン>8月中にご入会いただくと子供プログラム:入会金50%OFF大人プログラム:3回券プレゼント体験後、その場でご入会いただいた方にはバレエシューズをプレゼントいたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月01日Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024(主催:株式会社TBSテレビ) 今秋上演の新作『マーメイド』の特別番組放送決定!!本作の制作舞台裏に迫る特別番組が今週末7/20(土)に放送!Kバレエ25周年記念作品『マーメイド』の制作舞台裏に迫る。ファンタジーの鬼才・熊川哲也の葛藤、そして新作に込めた意外なメッセージとは。幻想的な海底世界を描く圧巻のステージ、一流デザイナーとの衣裳制作の裏側に密着。人魚姫を演じる世界が注目するトップダンサー飯島望未はいかにして舞台を泳ぐのか。「驚き」と「王道」が交差する新たな熊川ワールドが幕を開ける!■番組情報■「熊川哲也『マーメイド』奇跡のファンタジーの舞台裏」(TBSテレビ/関東ローカル)放送日時:7月20日(土)16:00~16:30出演 :熊川哲也飯島望未、岩井優花 ほか※放送日時は変更になる場合がございます。詳細は番組公式HPよりご確認ください。※放送終了後、TVerで見逃し配信あり予告動画はこちらから特番スポット映像■ファンタジーの鬼才、熊川哲也が贈る伝説のラブストーリー古典改訂からオリジナルまで数々のグランド・バレエを立て続けに世に送り出してきた熊川哲也の次なる新作は、アンデルセンの童話「人魚姫」を題材にした『マーメイド』。数ある熊川作品の中でも、とりわけ幅広い世代に根強い人気を誇る『くるみ割り人形』や『シンデレラ』、そして昨年大きな話題を呼んだ新制作『眠れる森の美女』などがすでに証明しているとおり、ファンタジー作品においても熊川の卓越した手腕は比類ない。誰もが知る物語を新鮮に輝かせるストーリー展開の巧みさ、非凡なる発想で生み出す劇場空間ならではの魔法のような瞬間の数々が彩る舞台は、ファンタジーの世界を“今ここにある真実”だと、観客に信じさせてくれる。熊川の手によって、時代を越えて愛される名作童話がバレエへと昇華し子供はもちろん大人の我々をも、よりリアルな感動に導いてくれるのだ。圧巻のスケールで描き出す神秘あふれる海底の世界、人間界に憧れを抱いた人魚姫がたどる一途で切ない恋の顛末――。Kバレエ25周年に贈る珠玉のファンタジー、この秋、世界初演!(C)Yumiko Inoue■スタッフクレジット芸術監督 :熊川哲也演出・振付・台本・音楽構成:熊川哲也原作 :ハンス・クリスチャン・アンデルセン音楽 :アレクサンドル・グラズノフ編曲 :横山和也舞台美術デザイン :二村周作衣裳デザイン :アンゲリーナ・アトラギッチ照明デザイン :足立恒指揮 :井田勝大/塚越恭平管弦楽 :シアター オーケストラ トウキョウ■一流デザイナーが手掛ける『マーメイド』の衣裳デザイン画とセットイメージを新たに公開!衣裳デザインを手掛けるのは、昨年の熊川版 新制作『眠れる森の美女』での芸術性あふれるデザインが記憶に新しいアンゲリーナ・アトラギッチ。衣裳デザイン画舞台美術には、英国のセントラル・セント・マーチンズにて舞台美術を専攻・修了ののち、日本を代表する演劇、オペラ、ミュージカルなどの作品に携わっている二村周作。海底セットイメージ屈指のデザイナー陣と熊川が生み出す舞台美術の魅惑の世界を、どうぞお見逃しなく!熊川哲也 (C)Makoto Nakamori飯島望未小林美奈岩井優花山本雅也堀内將平栗山 廉日高世菜成田紗弥長尾美音石橋奨也杉野 慧田中大智*日高の高ははしごだか■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024『マーメイド』【日/会場】<東京公演>2024年9月8日(日) 東京文化会館 大ホール/9月21日(土)~10月6日(日) Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】S席 17,000円/A席 13,000円/B席 9,000円/C席 7,000円/D席 5,000円(東京文化会館のみ)Kプラチナシート 21,000円/A親子席 17,000円/学生券 4,000円※Kプラチナシート…カンパニー設立25周年を記念し、主要ダンサーより直筆サイン入りフォトカードを手渡しでプレゼント!(東京文化会館 大ホール:1階席1・20列、2階席1列。/Bunkamuraオーチャードホール:1階席は販売座席の最前1・2列目と20列、2階席はL/R2・3列。)※A親子席…大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)/A席エリア※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて、取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999 【地方公演】名古屋公演:9月10日(火)愛知県芸術劇場 大ホール大阪公演 :9月13日(金)フェスティバルホール札幌公演 :9月18日(水)札幌文化芸術劇場 hitaru公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社ヤマノホールディングス/ラブクロムオフィシャルエアライン: ANA協力 : Bunkamura制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト : Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月19日誉田哲也氏から「怒り」のコメントも到着!『首木の民』(双葉社)『ヒトリシズカ』『ケモノの城』『背中の蜘蛛』など数々のベストセラーを送り出してきた誉田哲也氏の最新刊『首木の民』が発売1週間で重版出来となりました。今作で誉田氏が踏み込んだのは、私たちの日常生活に深く関わる「お金」の問題。国家の「嘘」ともいえる闇に、渾身の力で斬り込んだ痛烈な問題作です。※【頸木】【軛】あるいは【首木】(くびき)…家畜の首にあてる横木。転じて「自由を束縛するもの」。誉田哲也氏からコメント到着!今作の出版と重版出来にあたり、著者の誉田哲也氏からコメントも到着しました。「私が小説を書く原動力は『怒り』です。今回も、巨大な敵にガンガン喧嘩を売っています。負けるときは私一人ですが、勝つときは皆さんと一緒です。だから応援してください。本当の敵を、あなたの目で確かめてください。」書店員さんからも激賞の声、続々!「警察小説として読んでいたはずが、物語を使っての社会への問題提起へ巧みに誘導され、全く知識がなかった経済の分野を少しでも知りたいと思えた。生活に思考を侵食させる読み応えのある小説でした」――未来屋書店八事店長岡恵さん「事件の取り調べが、まさか講義になるとは。調査の進捗と講義の続き、どちらも妙にわくわくしました。国のため、国民のため、と必死に働いてきた人の人生後半の変容。お金の首木、権力の首木、かけられて苦しんでいるのはどっちなんだろう、と考えさせられる結末でした」――谷島屋マークイズ静岡店八木理充さん「“税金高くない?”と思っているすべての納税者にぜひ読んでほしいです。重厚なテーマが盛り込まれていながら、テンポは軽快で、志村署のメンバーが生き生きとしていて、とても魅力的でした」――くまざわ書店西新井店塩里依子さん書店店頭拡材も公開!また、書店店頭に飾られるパネル、ポップも完成致しました!こちらも特別公開致します。書店店頭用POP書店店頭用パネル試し読み&書評はこちらから本作の試し読みはこちらから。 本作の門賀未央子さんによる書評記事はこちらから。 本書あらすじ大学の客員教授・久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。職務質問を受け、運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に参加したこともある掲載政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い、取り調べは一向に進まなかった。一方、財布の持ち主を探していた志村署の中田は、フリーライターの菊池に行き着く。菊池は、ある交通事故を探っていたが、その事故には財務省に関係する人物が絡んでいた――。著者プロフィール誉田哲也(ほんだ・てつや)1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。人物それぞれの精密な視点から物語を構築し、『ストロベリーナイト』『ジウ』各シリーズといった警察小説や、『武士道』シリーズなどの青春小説等を発表し、多くの読者を獲得している。書籍概要【タイトル】『首木の民』【著者名】誉田哲也【体裁】四六判上製【予価】1800円+税【ISBN】978-4-575-24747-3【発行元】双葉社 ネット書店へはこちらから 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月05日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2024」の開催に先駆け、代表の別所哲也が客船クイーン・エリザベスを体験、今年の映画祭に向けた抱負などを語った。今年の映画祭より、ラグジュアリーな船旅を提供し続けているキュナードが協賛を決定し、約5,000本の作品群から選ばれる、世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリの受賞者に副賞として日本各地を巡る優雅な船旅が提供される。これを記念し、別所さんは東京に寄港中の客船クイーン・エリザベスを訪問、コラボレーションにより創出される新世代のエンターテインメント、そして今年の映画祭の抱負を語った。船内をじっくりと訪れるのは初めてだという別所さん。「調度品にいたるまで細かいところまでこだわった作りになっていて、非日常を味わえる、夢の船旅の象徴とも言える、最高級のグレードのものを見せていただけた」と語る。800人が入れる劇場にはボックス席もあり、映画や様々なパフォーマンスを観ることもでき、船の中でありながら最高級のシアターがあることには特に感動を覚えたと話す別所さん。「世界中を巡るクルーズ船で、ショートフィルムをお届けできるというのは夢の一つ」と明かす。今年のテーマ「Illuminate Your Life ~いのち 照らせ セカイ 照らせ」に込めた想い「映画というのはまさに、“光の絵の具”でできていて、その陰影がスクリーンに映し出される。光によって、人々自身の生活や人生、命を映し出そう」そんな思いから映画祭スタッフと一緒に考えたというテーマ。別所さんは「災害や戦争もある現在、本来はみなが手を取り合い、理解し合って、笑顔で幸せにいられるようにするのがエンタテインメントの役割。もっともっと映画をはじめとしたエンタテインメントが光を届けなきゃいけない状況にあると思います」という。光によって照らされる命や世界があり、照らすことで、対立や分断を超え融和へと辿り着けたら――と海を眺めながら想いを馳せる。もともと、映画は発明王のエジソンが生み出し、リュミエール兄弟がスクリーンに映し出して始まったもの。最新の“技術”なくしてその誕生はなく、常に最新のテクノロジーと共に前進してきたものだとしながら、別所さんは「映画祭はクリエイティブの展覧であると同時にテクノロジーの展覧でもあります」と言う。「そのふたつが融合するという意味で、いま、非常にシンボリックな現象として起こっているのが生成AIであったり、ブロックチェーンによるNFTであり、撮影技術においてはドローンやVX、XR、VRなど様々なものが生まれています」と潮流を説明する。全編AIが制作したショートフィルム『人間再プログラム訓練』今回、AIを使用した作品が100本を超え応募があったというSSFF & ASIA。「僕がこの映画祭を始めた頃は、フルCGによる作品が最新のものだったりしましたが、いまやフルAIをはじめ、様々な新たな技術を取り込んだショートフィルムが顕在化しています。そういった最新の技術をみなさんにご覧いただき、分かち合う場が映画祭だと思っています」と話す別所さん。「僕らが何かを仕掛けたというよりも、実態としてクリエイターたちが既に新たな技術を手に歩き出しているというのがあります」と語る。そして、「制作から、完成した作品のアウトプットも含めて、どんどん新たな技術を取り入れて、映画祭の中でお見せしたい」と展望を口にした。AIはクリエイターにとって良い相棒になるのでは?「AIにどんな可能性があり、何ができるのか? そこに関してはまだ未開発の部分も多く、未完でもあるので、そこに脅威や畏怖を感じる方も多いと思います。あるいは、自分のクリエイティブな領域を浸食され、奪われてしまうのではないかという思いを抱く方もいると思います」。そう話しながらも、「生成AIやLLM(Large Language Models)の技術に関して話を聞いてみると、結局、僕たち自身が学んできたもの、生み出してきたものからしか学ばないわけで、人間由来のものしかないというのが前提としてあると思います」と続ける。AI脚本やAI撮影がクリエイターの居場所を奪うのでは、と懐疑的な考え方もある一方で、別所さん「AIはクリエイターにとって良い相棒になるのではないか」と考えると言う。「もちろん、議論を進めるためにも積極的に映画祭で様々なテクノロジーを知り、試行錯誤していきたい。フルAIによる映画製作やNFTを活用した資金調達が既に可能な時代。その流れを誰かが号令をかけて止められるわけではない。だからこそ“良きパートナー”とするためにも、早い段階で付き合っていくべきだと思います」と言及、SSFF & ASIAは四半世紀(25年)を経て、新たな時代へと舵を切る。人生の“アナザー・ライフ”を見る体験と“ベター・ライフ”を探すという、ふたつのチャンスさらに、SSFF & ASIAの水先案内人として、別所さんが今年の映画祭のみどころを紹介する。世界中の様々な映像作家、俳優の作品――ベン・ウィショーにエイドリアン・ブロディ、レア・セドゥといった名優の出演作品が特別上映され、日本作品でも、千葉雄大や仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィンが監督に挑戦する作品がノミネートしている今年の映画祭。ジャパンプログラムノミネート作品『イツキトミワ』 監督:福士蒼汰6月4日(火)のオープニングセレモニーではショートフィルムというカルチャーを切り拓き、画期的な技術や映像表現で作品を発信するクリエイターやアクターを讃える「Global Spotlight Award」の受賞発表にも注目。「Stray Kids」やイーサン・ホーク、ジャン=リュック・ゴダールやペドロ・アルモドバルがファイナリストとして名を連ねている。韓国ショートフィルム特集『Stray Kids SKZFLIX』また、今年はパリ五輪開催に合わせたスポーツがモチーフとなったドラマの数々を特集する「スポーツプログラム」や、国際赤十字社と共同で行う「戦争と生きる力プログラム」の上映、環境問題や女性の社会進出など社会問題に向き合う作品など見ごたえある作品も多数。「映画には人生の“アナザー・ライフ”を見る体験と“ベター・ライフ”を探すというふたつのチャンスがあると思います。まさにそうしたライフを照らし出すショートフィルムの数々をぜひ見に来てほしい。お待ちしています」とアピールした。副賞としてクイーン・エリザベスの2025年日本発着クルーズの旅が贈られるSSFF & ASIA 2024グランプリ=ジョージ・ルーカスアワードは、6月17日(月)のアワードセレモニーにて発表される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」は6月4日(火)オープニングセレモニー ~6月17日(月)アワードセレモニーは都内会場にて開催。オンライン会場は6月30日(日)まで。(シネマカフェ編集部)
2024年05月28日別所哲也が代表を務める、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」(SSFF & ASIA 2024)。この度、「MILBON BEAUTY PROGRAM」の開催が決定した。表参道ヒルズスペーオーにて6月8日(土)に行われるイベント「MILBON BEAUTY PROGRAM」では、今年の応募作品の中から、“美しさ”をコンセプトに選んだショートフィルム3作品を上映。ドキュメンタリー『ナイジェリアのバレエダンサー』、アルツハイマーの母と息子を描く『パリ1970年』、パレスチナ難民の少女を主人公にした『パレスチナ諸島』がピックアップされた。イベントには、別所さんとファッション誌やラジオ、文筆活動など幅広い分野で活躍する市川紗椰が登壇。作品の感想や、2人が考える「美しさを通じた心の豊かさ」についてもトークする予定だ。『ナイジェリアのバレエダンサー』雨の中バレエを踊る子どもたちの映像がSNSを通じて拡散されると、ナイジェリアはラゴスの小さなバレエスクールに世界中の注目が集まった。YouTubeの動画でバレエを習得したDaniel Ajalaはいま世界のステージに立つため稽古に励んでいる。『パリ1970年』アルツハイマーの母を介護するヤン。母は息子に毎日のように亡くなった父のことを聞くが、「父さんは死んだよ」という答えを聞くたびに母は悲しみと混乱の表情を浮かべる。『パレスチナ諸島』12歳の主人公Mahaはバラタキャンプ出身のパレスチナ難民。弱っていく盲目の祖父の姿を見ながら、彼女はある突拍子もない計画を思いつく。彼らを孤立させる壁が遂に取り払われ、おじいちゃんに故郷に帰れることになったと信じさせるのだ。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」は6月4日(火)オープニングセレモニー、6月17日(月)アワードセレモニー、オンライン会場は4月25日(木)~6月30日(日)。(シネマカフェ編集部)
2024年05月09日熊川哲也 K-BALLET TOKYO 今秋の公演Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024(主催:株式会社TBSテレビ)の演目が、新作『マーメイド』に決定いたしましたのでお知らせいたします。古典改訂からオリジナルまで数々のグランド・バレエを立て続けに世に送り出してきた熊川哲也の次なる新作は、アンデルセンの童話「人魚姫」を題材にした『マーメイド』。数ある熊川作品の中でも、とりわけ幅広い世代に根強い人気を誇る『くるみ割り人形』や『シンデレラ』、そして昨年大きな話題を呼んだ新制作『眠れる森の美女』などがすでに証明しているとおり、ファンタジー作品においても熊川の卓越した手腕は比類ない。誰もが知る物語を新鮮に輝かせるストーリー展開の巧みさ、非凡なる発想で生み出す劇場空間ならではの魔法のような瞬間の数々が彩る舞台は、ファンタジーの世界を“今ここにある真実”だと、子どもはもちろん大人の我々にまで信じさせてくれる。熊川の手によって、時代を越えて愛される名作童話がバレエへと昇華し我々をよりリアルな感動に導いてくれるのだ。圧巻のスケールで描き出す神秘あふれる海底の世界、人間界に憧れを抱いた人魚姫がたどる一途で切ない恋の顛末――。物語のキーパーソンになるという原作にはないシャーク役など、本作オリジナルの設定にも期待が高まる。大人の心をも揺さぶる熊川のファンタジー世界がここに。Kバレエ25周年に贈る珠玉の名作、この秋、世界初演!(C)Yumiko Inoue★6月2日(日)チケット販売開始!(東京公演のみ)■スタッフクレジット芸術監督 :熊川哲也演出・振付・台本・音楽構成:熊川哲也原作 :ハンス・クリスチャン・アンデルセン音楽 :アレクサンドル・グラズノフ編曲 :横山和也舞台美術デザイン :二村周作衣裳デザイン :アンゲリーナ・アトラギッチ照明デザイン :足立 恒管弦楽 :シアター オーケストラ トウキョウ■世界の一流デザイナー陣とのタッグ■衣裳デザイン:アンゲリーナ・アトラギッチアンゲリーナ・アトラギッチ舞台美術デザイン:二村周作二村周作衣裳デザインを手掛けるのは、昨年の熊川版『眠れる森の美女』での芸術性溢れるデザインが記憶に新しいアンゲリーナ・アトラギッチ。ボリショイ劇場やミハイロフスキー・バレエをはじめとする世界の名だたる劇場で演劇やオペラに携わる彼女の持ち味は、色のグラデーションや何層にも重ねたレース使い。豪華さと繊細さ、古典と現代的センスが融合するデザインは、まさに人魚の世界を表現するに、理想的であるのは間違いない。舞台美術は二村周作氏が手がけることも話題。二村氏は、英国Central Saint Martins College of Art and Design校MA Scenography科を修了ののち、日本を代表する演劇、オペラ、ミュージカル、ダンスなどの作品に携わっている舞台美術家。近作に『インヘリタンス』、Musical『Beetle Juice』、Musical『エリザベート』、オペラ『トゥーランドット』など、数々の演劇、ミュージカルの美術を担当し、第38回伊藤熹朔賞、第14回及び第22回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞、伊藤熹朔賞などを受賞している。これまでKバレエ関係では、Kバレエユース『トム・ソーヤの冒険』「Bunkamura25周年ガラ」などで舞台美術を担当しているが、Kバレエの本公演を手掛けるのは初となる。熊川は二村の繊細な色彩と感性を大いに気に入り、いつか必ず一緒に全幕を作りたいと思っていたという。屈指のデザイナー陣と熊川が生み出す舞台芸術の魅惑の世界を、どうぞお見逃しなく!熊川哲也 (C)Makoto Nakamori飯島望未小林美奈岩井優花山本雅也堀内將平栗山 廉日高世菜成田紗弥長尾美音石橋奨也杉野 慧田中大智*日高の高ははしごだか■公演概要■Daiwa House PRESENTS熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024『マーメイド』<東京公演>2024年9月8日(日) 東京文化会館 大ホール/9月21日(土)~10月6日(日) Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】S席 17,000円/A席 13,000円/B席 9,000円/C席 7,000円/D席 5,000円(東京文化会館のみ)Kプラチナシート 21,000円/A親子席 17,000円/学生券 4,000円※Kプラチナシート…Kバレエカンパニー設立25周年を記念し、主要ダンサーより直筆サイン入りフォトカードを手渡しでプレゼント!(東京文化会館 大ホール:1階席1・20列、2階席1列。/Bunkamuraオーチャードホール:1階席は販売座席の最前1・2列目と20列、2階席はL/R2・3列。)※A親子席…大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下) /A席エリア※学生券…中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて、一般発売日(6月2日(日))より取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、劇場【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999 主催 :TBS特別協賛 :大和ハウス工業株式会社協賛 :株式会社ヤマノホールディングスオフィシャルエアライン:ANA協力 :Bunkamura制作 :K-BALLET/TBS<地方公演>名古屋公演:9月10日(火)愛知県芸術劇場 大ホール大阪公演 :9月13日(金)フェスティバルホール札幌公演 :9月18日(水)札幌文化芸術劇場 hitaru公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社ヤマノホールディングスオフィシャルエアライン: ANA協力 : Bunkamura制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト : Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月18日国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」と連動したオンライン映画館、ブリリアショートショートシアターオンライン(BSSTO)が2月で6周年を迎え、また、SSFF & ASIAで展開中の短編小説公募プロジェクト「BOOK SHORTS」が10周年を迎えることから「短編映画と短編小説」をテーマにコラボレーションしたアニバーサリーパーティーが行われた。この日、MCをSSFF & ASIAおよびBSSTO代表の別所哲也がつとめ、第2回ブックショートアワードの大賞受賞者で、2023年には『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が長編映画化され大きな話題となった小説家・大前粟生と、短編小説やエッセーも書くお笑いコンビ「Aマッソ」の加納愛子をゲストに迎え、作家活動についてや原作の映像化など、多岐にわたるトークが繰り広げられるとともに、小説が原作となったショートフィルムの上映も行われた。まず小説を書き始めたきっかけについて、大前さんは「漫画はたくさん読んでましたが、小説を読むようになったのは大学からです。書き始めたのもたまたまで、就職活動のストレスで頭がいっぱいになって『会社員は絶対無理!』と思ったとき、とりあえず何か作ろうと考えたんですけど、小説なら紙とペンさえあれば1人でタダでできると思って書き始めてみました」と明かす。一方の加納さんは、以前からエッセイなどは執筆していたが「『次は小説にチャレンジしませんか?』というお話をいただいたので」と説明。加納さんは「見よう見まね」で書いていると言い、「又吉(直樹)さんや劇団ひとりさんといった先輩たちが、芸人が文学界に関わるという道筋は作っていただいたので」とコメントした。魂を救う小説そして、自身の創作の“核”についてに話が及ぶと、加納さんが「私は、女性同士の会話や人と人のミニマムな会話やコミュニケーションに関心があって、自分のオリジナリティが出せるのはそこなのかなと思っています」と説明すると、大前さんは「いまの世の中がメチャクチャだなということを昔から思っていて、ちょっとでも若い人が楽になれるものを書きたいと思っています」と語る。また、加納さんは「大前さんの小説は“こういう感情になる人を救う”という作品が多い」と評し、「(映画化された)『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』もそうですよね。ぬいぐるみにだけ本音をしゃべれる人たちを描いていますけど、そういう人の魂を救うのは大前さんしかできない」と大前さんの小説がもたらす“救い”を称賛。さらに、これまで影響を受けた作家について、大前さんはフランス人の作家で、女優・映画監督にミュージシャンなど多彩な活動をしているミランダ・ジュライの名を挙げ「奇妙キテレツな話というか、BOOK SHORTSのように民話やおとぎ話をアレンジした話が多いんですけど、そういう作品に影響を受けました」と語る。加納さんもミランダ・ジュライは「大好きです」と明かし、彼女の本の邦訳を担当している翻訳家でエッセイストの岸本佐知子についても言及。「エッセイに関しては、岸本さんとさくらももこさんに色濃く影響を受けています」と話しました。映画になって初めて「こういう人だったんだな」とわかる大前さんはすでにBOOK SHORTSで『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』が短編映画化され、さらに小説「ぬいぐるみとしゃべるひとはやさしい」も映画化されているが、「特に監督さん、俳優さんは、僕以上に登場人物のことを考えてくれていると思うので、映画になって初めて 『こういう人だったんだな』とわかる部分もあります」とポジティブに受け止めているという。「スタッフさんたちが造形してくれる方が、自分ひとりで考えるよりも、たくさんの人が登場人物のことを考えてくれているので、親心というか、キャラクターに対して『よかったね』と思いますね」と心情を告白。加納さんも昨年、NHKのドラマの脚本を担当した経験をふり返り「明らかにボケゼリフで、ここは面白く言ってほしいと思ってた部分で、こちらが思っていたのと全然違う言い方で言われた時に、『この言い方が面白いと思ってるんだ!』とかわいく感じました」と解釈の違いを楽しんだという。2人の話を聞いた別所さんは、BOOK SHORTSの企画趣旨を踏まえ「原作の良さと二次創作の良さ、どちらもあり、作品化することの意味を両方楽しめればいいなと思います」とコメント。イベント後半は、大前さん原作によるショートフィルム『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』と、先述のミランダ・ジュライの短編小説「The Swim Team/Le Grand Bain」にインスパイアされて制作された『Home Swim Home』の2本のショートフィルムの上映が行われた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい 2023年4⽉14⽇より全国にて公開©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
2024年03月10日株式会社TBSテレビと株式会社K-BALLETは、2024年春、Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Spring 2024『カルミナ・ブラーナ』公演を開催する運びとなりました。ダンサー、管弦楽、合唱など総出演者が250名を超える、再演不可能といわれた幻の衝撃作が復活!――――熊川哲也、特別出演決定!『カルミナ・ブラーナ』(C)Hidemi Seto/Bunkamura2019年にBunkamura30周年記念として初演し、圧巻のスケールで観客に鮮烈なインパクトを与えた大作、それが熊川哲也演出・振付『カルミナ・ブラーナ』。「誰もが知るカール・オルフの大曲に、熊川は美しく優美なバレエの概念を超えた戦慄の物語を授けた」と、わずか2夜限りの上演でありながら大きな話題となった。2021年のコロナ禍には、人類とウイルスを彷彿させる悪の対比をより鮮明に浮かび上がらせ、ステージ界では類を見ない撮影規模で映像作品として発表。そして生の舞台での再演が待望されていたなか、来たる5月、ついに上演が実現!初演時にはなかった熊川の特別出演という千載一遇の機会となる今回、この世に闇を与える悪魔の子アドルフに挑むのは飯島望未。ダンサー、歌唱ソリスト、合唱団、児童合唱、オーケストラ…熊川のもとに250名が集結し、お贈りする最大規模の総合舞台芸術。あの衝撃の舞台が今また!2月10日(土)チケット販売開始!■芸術監督熊川哲也『カルミナ・ブラーナ』演出・振付・台本 :熊川哲也音楽 :カール・オルフ舞台美術・衣裳デザイン:ジャン=マルク・ピュイッソン照明デザイン :足立恒■シノプシス■人間の世に紛れ込んだ悪魔の子アドルフ。アドルフと接触すると、この世のすべてがその美質を失う。可憐に咲き誇る花々やさえずる鳥たち、世に光をもたらす太陽、女性の美を象徴するヴィーナス、純粋無垢な白鳥、敬虔な神父さえも。アドルフは人間社会に蔓延する悪の象徴として、また時には人の堕落と果てなき欲求の化身として、世に闇を与え、醜行を蔓延させる。立ち向かう人間の姿は、悪魔にも良心を芽生えさせるのか。そして使命を全うすべくアドルフを殺め、この世に均衡をもたらすのは、我々人類か、あるいは人知を超えた力なのか――。飯島望未(アドルフ)飯島望未山本雅也(太陽)山本雅也小林美奈(ヴィーナス)小林美奈堀内將平(ダビデ)堀内將平成田紗弥(白鳥)成田紗弥石橋奨也(神父)石橋奨也熊川哲也(特別出演)芸術監督 熊川哲也 (C)Makoto Nakamoriほか Kバレエ トウキョウ指揮 :井田勝大管弦楽:シアター オーケストラ トウキョウ■知らぬ者はいないオルフの代表作、『カルミナ・ブラーナ』とは19世紀にドイツのベネディクト修道会の修道院で発見された詩歌集である。13世紀初期に南ドイツで書き写されたものとされるその古文書は、中世ラテン語で書かれた詩集や中世ドイツ語の詩、そして風刺作品などで構成されており、「遍歴の神学生」が書いたとされるその内容には、開放的に自然を謳歌した彼らの思想が反映されている。この詩集に目をつけたのがミュンヘン出身の作曲家カール・オルフ(1895−1982)。 同名の大規模カンタータを作曲し、強烈なリズムと連続する和音、従来の方法に捕らわれない大胆な作曲術で圧倒的な評価を得、オルフの代表作となった。特に、“世界の支配者 運命の女神フォルトゥーナ”を歌う第1曲と最終曲にあたる「おぉ、運命の女神よ」は大変有名で、映画作品などでも頻繁に使用されている。現代においても、その昂揚感と緊迫感が多くの人を惹きつけてやまないのだ。■バレエで描く衝撃のエクソシスムがここに――!?熊川哲也も、この曲に魅了された1人。しかし、熊川が曲から受けた型破りで意外性に満ちたイメージは、これまでの誰とも似通っていないだろう。「全曲を聞き終わった瞬間に、バレエ作品として構築するためのアイディアが溢れ、たった1時間で全曲の構想をまとめてしまった」というその内容は、“女神フォルトゥーナの子は、悪魔であった”という衝撃的な展開からはじまる。人間の世にでた悪魔は、人間に闇を与え、悪行を操る。そして、その運命に立ち向かう人間たち…。熊川は、バレエではかつて描かれたことがないだろう衝撃のエクソシストの世界、そして時代を超えた壮大な人類への示唆に富む作品を生み出したのだ。■世界的演出家の寵愛をうけるデザイナーと熊川がタッグを組む!ジャン=マルク・ピュイッソン(C)Antonio Olmos衣裳・美術のデザインを手掛けるのはジャン=マルク・ピュイッソン。パリ・オペラ座バレエ学校を卒業し、シュツットガルト・バレエ団などで活躍するプロのダンサーであったが、デザイナーに転向すると瞬く間に頭角を現した。近年の代表作としてはロイヤル・オペラ・ハウスにおけるマクヴィカー演出『アイーダ』、ロイヤル・バレエ団で初演され、世界中のバレエ団で上演されるウィールドンの代表作『DGV』、同じくロイヤル・バレエ団で上演され08年および13年にローレンス・オリヴィエ賞 最優秀新作ダンス部門を受賞したバランシン振付『ジュエルズ』、ウィールドン振付『Aeternum』のデザインを手掛けた。【上演時間】約75分(休憩なし)【チケット料金(税込)】S席25,000円 A席17,000円 B席13,000円 C席9,000円 D席7,000円 学生券4,000円学生券:中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※本公演は未就学児入場不可です。【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、Bunkamura、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット※学生券はTBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【お問い合わせ】チケットスペースTEL: 03-3234-9999URL: 公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協力 : Bunkamura制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト: Instagram : @k_ballet_tokyo_officialX : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月09日ワタリウム美術館で『梅田哲也展待ってここ好きなとこなんだ』という名の展覧会が開かれる。ワタリウム美術館で初となるパフォーマンス公演のような展覧会となり、会期は1期:12月1日(金)〜2024年1月14日(日)、2期:1月16日(火)〜28日(日)に分かれ、内容が変化する。船で夜の水路を巡る「入船(ニューふね)」など、さまざまな場所でツアー形式の作品を発表して来た梅田哲也。今回は、ワタリウム美術館の建築的な側面に焦点を当て、これまで展示室として使用されていなかった部屋も初めて公開される。これは、ワタリウム美術館を劇場として開催される舞台公演でもある。観客はツアーの進行中にところどころで登場するキャストの言葉に誘導されながら、展示室やバックヤードを巡り、日常の風景が異なって見えるような仕掛けと出合う。ワタリウム美術館のある三角の土地は、1964年の東京オリンピックのために建設された道路が住宅密集地を切り裂いたことから発生し、そこへ和多利一家が引っ越してくることから始まる。1972年、母の志津子が現代アートギャラリー、ギャルリー・ワタリをオープンし、それがワタリウム美術館の前身となる。こうした美術館の建設以前や建物に刻まれた行動の痕跡などを辿りながら、音や光、物体の動きなど、鑑賞する行為と交差していく。ツアーは少人数で行い、時間差で出発し、約50分。見る者も見られる者となるだろう。事前申し込みが必要となるため、詳細をチェックしてから出かけたい。<開催情報>『梅田哲也展wait this is my favorite part待ってここ好きなとこなんだ』会期:<1期>2023年12月1日(金)~2024年1月14日(日) <2期>2024年1月16日(火) ~2024年1月28日(日)会場:ワタリウム美術館+空地時間:13:00~19:00(毎20分ごとにスタート、最終入館は18:00)※所要時間約50分休館日:月曜(1日8日は開館)、12月31日(日)~1月3日(水)料金:一般2,800円、25歳以下/65歳以上は2,000円(要証明書)、ツアー・フリーパス5,000円公式サイト:
2023年11月22日もがきながらも軽妙な笑いを忘れない、連鎖街に取り残された人々どこかの建物の、半地下と思しき部屋にいる男たち。ひとりは塩見利英(高橋和也)、もうひとりは片倉研介(千葉哲也)。彼らは各々「大連のシェイクスピア」「大連のモリエール」と自称している演劇人なのだが、彼らの世話をしている陳鎮中(加納幸和)の目を盗んでここから脱出しようと企んでいる。左より)霧矢大夢、高橋和也、加納幸和、千葉哲也撮影:宮川舞子つい先日まで「満州国」と呼ばれていた中国東北部で、交通の要所として栄えた大連。その目抜き通りだった連鎖街にある今西ホテルの地下室で、彼らはソ連軍のために芝居を書かされているのだ。だが台本の執筆は遅々として進まず……。井上ひさし・脚本、鵜山仁・演出で2000年に初演、2001年に再演された本作。今回は21年ぶりの上演となった。11月9日(木)~12月3日(日)東京・紀伊國屋サザンシアター、および12月の山形公演・群馬公演、さらに2024年1~2月の全国演鑑連中部・北陸ブロック公演に先立ち、11月8日(水)に行われたゲネプロの模様を紹介する。左より)霧矢大夢、高橋和也、加納幸和、千葉哲也撮影:宮川舞子幕開けは、観客にも近しい状況で言うならば宿題がまったく終わっていない夏休み最終日。あるいは、彼らの状況により近い形で言えば作家が編集者によって旅館などに缶詰めにされ、原稿執筆を迫られている光景。こういう時は、えてして現実逃避に走りがちで……というわけで、塩見と片倉も不毛なやりとりを繰り広げている。しかし、そうもいかなくなってきたのはソ連軍との窓口を務めている今西練吉(鍛治直人)から、このままでは皆シベリア送りになると聞かされてから。シベリアの強制収容所送りになればどんなことが待ち受けているのか。これまで数々のドラマや映画、漫画などで描かれていて、察しのつく観客も多いだろう。もちろん、作中の彼らもその意味は重々承知。だからこそ、必死になって芝居を完成させようとするのだ。左より)高橋和也、千葉哲也、加納幸和、霧矢大夢、西川大貴、朴勝哲、鍛治直人撮影:宮川舞子まず、塩見と片倉のかけあいの妙が印象的だ。高橋の佇まいは、新劇畑の塩見のいかにも文学青年がそのまま年を重ねたような風情がしっくりはまる。亡き友人の遺児である石谷一彦(西川大貴)に対する親代わりとしての表情に、彼の誠実さが表れているように感じる。一方の片倉は、大衆演劇の劇団を率いているだけあって塩見よりも線の太い感じ。どっしりとした存在感とどこか愛嬌のある言動は、千葉ならではの造形ではないだろうか。そして、自身の持ち味を十二分に活かしていると思わされたのは、陳を演じる加納。軽妙でコミカル、でもどこか物腰がたおやかなのは、さすが「花組芝居」の座長であり女形であるからこそ、といったところ。部外者として面倒を見ているうちに自分も創作に関わり始める、というのはバックステージものでの「あるある」ではないかと思うが、陳も塩見・片倉を相手に丁々発止のやりとりをしているうちに、芝居に深く関わっていく。左より)高橋和也、西川大貴、加納幸和、千葉哲也、鍛治直人、霧矢大夢、朴勝哲撮影:宮川舞子さらに、石谷の婚約者である女優のハルビン・ジェニィ(霧矢大夢)、塩見・片倉にとって因縁の相手でありジェニィの過去にも関わる市川新太郎(石橋徹郎)、音楽家である石谷の同僚ピアニスト・崔明林(朴勝哲)も加わって、『シベリアのリンゴの木』という芝居が形作られていく。誤解やすれ違いゆえのドタバタから、やがて全員が一丸となって芝居を完成させようとして、まさにドラマティックな盛り上がりを見せる。後列左より、鍛治直人、高橋和也、千葉哲也前列左より、石橋徹郎、霧矢大夢、西川大貴、加納幸和撮影:宮川舞子だが、そこに暗い影を落とすのは、ここがソ連軍に包囲され外部から隔絶された大連の街であること。当時の大連の状況もこれまでノンフィクション / フィクション共さまざまに描かれてきているが、昨今の世界情勢を思えばより感じるものは多いはず。困難な状況を必死に乗り越えようともがき、でも軽妙な笑いを忘れない、連鎖街に取り残された人々。なんとも愛おしい彼らの姿は、2023年の今この作品が上演される意味・意義を強く伝えてくる。取材・文:金井まゆみ<公演情報>こまつ座第148回公演『連鎖街のひとびと』作:井上ひさし演出:鵜山仁出演:高橋和也千葉哲也加納幸和鍛治直人西川大貴朴勝哲石橋徹郎霧矢大夢【東京公演】2023年11月9日(木) ~12月3日(日)会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA【山形公演】2023年12月10日(日)会場:東ソーアリーナ【群馬公演】2023年12月22日(金)会場:昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)チケット情報:公式サイト:
2023年11月14日9月9日より東京・新国立劇場 小劇場にて舞台『マーク・トウェインと不思議な少年』が初日を迎えた。ここでは、開幕レポートと併せて出演者コメントをお届けする。マーク・トウェインと言えば、『トム・ソーヤの冒険』『王子と乞食』『ハックルベリー・フィンの冒険』など、誰もが人生の中で一度は触れている小説家と言っても過言ではないだろう。1835年に生まれ、ユーモアと社会風刺に富んだ作品で当時もっとも人気のある文豪の一人だった。本作は、トウェインの作品からは感じられない波乱の人生をつづっていく。さまざまな作風の舞台を手がけ、作家、演出家として確固たる存在感を示しているG2。『マーク・トウェインと不思議な少年』は、トウェインが晩年に改稿を重ね、死後に遺稿を整理する形で出版された『不思議な少年』をはじめとする数々の作品なども借りて、トウェインの人生を読み解いていく。私自身は『不思議な少年』を読んだことはなかったが、16世紀のオーストリアの小村を舞台に、突然現れたサタンと名乗る美少年の巧みな口車に乗せられ不思議な世界へ誘われる少年たちの物語だそう。本作はマーク・トウェインこと本名サム・クレメンズ(別所哲也)が、自身のペンネームである“マーク・トウェイン”の自叙伝を執筆しているところから始まる。そして時は遡り、サムが『不思議な少年』の執筆に行き詰まる場面から物語は動き出す。サタンと称する少年(平埜生成)が現れるのだ。すべては運命と言いながらも、サムを弄ぶような言動をするクールな少年によって、老いたサムは若き日のマーク・トウェイン(白石隼也)と対峙していく。サムの妻オリヴィア(筧美和子)と出会ったころのマークは、今で言うなら時代の寵児に駆け上がろうとしているような存在。しかし、一方で原稿も講演で話すことも、一部ではウソ満載のペテン師という評価が付きまとう。ある日、マークは旅行記執筆のため乗船した客船に同乗していたリチャードの姉の絵に一目惚れする。それがオリヴィアだった。西部出身で粗野なマークに対し、東部の名家に育った上品なオリヴィア。周囲の反対もあったものの、結婚後、オリヴィアの助けを得ながら手がけた旅行記や小説によってマークは文壇を駆け上がっていく。一攫千金を追うような気質は変わらなかったが、創作に関してはオリヴィアの存在が大きく影響を与えていった。一方で、自分自身でありながら別人格として巨大化していくマーク・トウェインの存在に違和感を抱き始める。劇中ではサムがいつの間にか若きオリヴィアやマークと同じ時代、同じ空間に紛れ込んで、マークと時に手を取り合い、時に反発し合う様は見どころだ。サムの人生を縦軸に、その奥には「快楽」「愛」「名声」「富」「死」というマーク・トウェインの提示した“五つの恵”を潜ませる。軽妙洒脱に、さまざまな役を演じるアンサンブルの面々によるスピード感、そして思い悩むサムの姿が繰り返し、物語に緩急をもたらす。舞台上で生演奏する吉田能のピアノのメロディが、シーンの彩りをくっきりとさせていた。吉田も電話を開発するグラハム・ベルへの出資を依頼する人物としても登場し、時代も空間も音楽もすべてが舞台上に溶け合っていく。実は幕開け早々に、サムとマークを支え続けてきたオリヴィアの死が描かれる。しかし、エンディングに向かう流れの中で、再びそのシーンに戻ったとき、サムがオリヴィアへの想いを語るシーンは、愛に溢れ感動的で、改めて本作はラブストーリーでもあったのだと感じる瞬間だ。そこに至るまでの紆余曲折のあるサムとマークの生き様を、ぜひ劇場で一緒に旅してほしい。取材・文=今井浩一撮影=taroなお、9月17日(日) 13時、18日(月・祝) 13時、21日(木) 13時開演の3公演において、上演後に出演者によるアフタートークが実施されることが決定した。詳細は後日、公式サイトにて発表される。■別所哲也 コメント今はただお客様に早く観ていただきたいという気持ちでいっぱいです。この作品の見どころは、僕が演じるサム・クレメンズと最愛の妻・オリヴィア(筧美和子)のラブストーリーです。僕としてはサムとマーク(白石隼也)とオリヴィアの三角関係も見どころだと思っていまして、美しいトライアングルを奏でられたらいいなと思います。そして、初舞台の筧さんの華麗な姿もぜひ皆さんご覧ください。色々な舞台に立たせていただいていますが、今回は新たな発見があり、小劇場という皆様と近い距離で接することの出来る場となっております。この作品を通じて、大切な人のことを思ったり、自分自身がどう成長していくべきかと皆さんも悩むことがあると思いますが、あの文豪マーク・トウェインも色々な悩みを抱えていたんだなと感じていただき元気になってほしいです。最後のシャボン玉が舞う素敵なシーンを皆さんと分かち合えたら嬉しいです。■平埜生成 コメント稽古場ではG2さんをはじめ、スタッフの皆様が最後の最後まで粘って、より完成度の高いものを作ろうという熱量がビシビシと伝わってきました。あとは俳優次第というプレッシャーもあります(笑)。楽しんで真剣に取り組み、良い作品にしていけたらいいなと思います。大ベテランの別所さんと初舞台の筧さんの掛け合いにキュンとし、そこに切れ味抜群の白石さんが混じるという、3人のバランス感がすごく好きなので、ぜひ注目して観ていただきたいです。時間・空間を超えて物語の中に入ったり、物語の登場人物が飛び出てきたりと、ファンタジックな要素の詰まったポップな作品に仕上がりました。大人から子供まで、そして舞台を観たことのない人にも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。■筧美和子 コメント本格的な舞台が初めてなので、少しでも気を抜くと緊張感に襲われそうになりますが、皆さんと稽古を重ね、想いも重ねてきたので、自信を持って楽しめたらいいなと思います。稽古を重ねる度に、この物語の印象が変わっていくのが印象的で、観る人によっても感じ方が違うと思うので、それぞれの思いで楽しんでいただけたら嬉しいです。飛び出す絵本のような作品で、絵本のページをめくるように展開がコロコロ変わるので、そこも楽しんでいただきたいです。先輩方が「舞台はお客様と一緒に作り上げるものだ」と仰っていて、それを体感できることがとても楽しみです。来てくださる方の想像力、想いをお借りして、皆様と一緒に作り上げられたらと思います。ぜひ遊びに来てください。■白石隼也 コメントこの芝居は場面転換が多く、我々の頭の切り替えが重要なお芝居で、それに追いつくのに時間がかかりましたが、1カ月稽古を重ねて、今は自信を持って初日を迎えられます。今回、僕と別所さんでマーク・トウェインとサム・クレメンズという同一人物を二人で演じます。作家としてのマークと、人間としてのサムが対決する場面があり、同じ人物のなかで対決するという構図が一つの魅力で、他ではなかなかないと思うので、そこが見どころだと思います。マーク・トウェインはとても尊敬されている偉大な人物ですが、この作品ではそんな作家が人間らしくユーモラスに生き抜いた生涯が描かれています。とても面白い作品になっていますので、ぜひ劇場でお待ちしております。<公演情報>『マーク・トウェインと不思議な少年』原作:マーク・トウェイン『不思議な少年』『不思議な少年44号』およびマーク・トウェインの諸作品脚本・演出:G2出演:別所哲也、平埜生成、筧美和子、白石隼也 ほか【東京公演】9月9日(土)〜24日(日)会場:新国立劇場 小劇場【大阪公演】9月30日(土) 17:00 公演10月1日(日) 12:00 公演会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールチケットはこちら:【アフタートーク】■日時9月17日(日) 13:00公演9月18日(月・祝) 13:00公演9月21日(木) 13:00公演※詳細は後日、公式サイトにて発表公式サイト:
2023年09月10日温泉旅館ブランド「緑屋」を展開する陣屋グループは、長野県上田市の別所温泉に「別所温泉 緑屋」をオープン。庭園デザイナー石原和幸監修の温泉旅館「別所温泉 緑屋」がオープン「別所温泉 緑屋」がオープンするのは、長野県上田市に位置する信州最古の湯として知られる別所温泉。緑に囲まれた空間にて、極上の“くつろぎ時間”を提案する。注目は、世界的な庭園デザイナー石原和幸プロデュースによるメインガーデン「緑風庭」。石原が、英国チェルシー・フラワーショーで金賞を獲得した庭園を再現している。庭園は、すべての客室や大きな窓を配したダイニングから望めるため、四季折々の表情を楽しめる。3つの源泉かけ流し貸切専用風呂また、露天風呂と内湯がセットになった3つの貸切専用風呂も魅力のひとつ。滞在中は何度でも利用できるため、美人の湯と名高い別所の湯を源泉かけ流しで堪能することができる。「紅葉の湯」「山水の湯」「松の湯」を用意し、いずれも湯船だけでなく、シャワーやカランもすべて源泉となっている。多彩な客室タイプ客室は、「桜」「椿」「紫陽花」など植物の名前が付けられた全11室を用意。洋室が4つのタイプで10室、専用の庭付きのグランピング1室の各部屋からは、部屋名にちなんだ花や木が生い茂る庭園を眺めることができる。家族やグループでの利用から一人旅まで幅広い利用が可能だ。中でも1階プレミアムルームは、「別所温泉 緑屋」の中で一番広く、石原和幸プロデュースの庭園が目の前に広がる部屋となっている。風情ある四季折々の景色を存分に満喫できる。リビングにはソファやダイニングテーブルセットを設置しており、部屋での食事も楽しめるように。ワンランク上のリゾートステイが叶う。旬の食材を使用した会席メニュー夕食は、鶴巻温泉 元湯陣屋の総料理長監修による季節会席を提供。旬の食材を使用した本格会席料理のほか、アラカルトメニューや近隣提携レストランの緑屋限定コースが展開される。【詳細】別所温泉 緑屋オープン日:2023年8月5日(土)住所:長野県上田市別所温泉225室数:11室(洋室10室、グランピング1室)浴場:貸切専用風呂(3か所 内湯と露天風呂)料金:1泊ひとり 12,100円~■貸切専用風呂利用方法利用方法:先着順、予約不要※宿泊者は無料で利用可能。利用時間:30分目安※空きがあれば制限時間なく利用可能。■一棟貸切プラン貸切料金:1泊2日 330,000円~内容:旅館をまるごと貸切※素泊まりの料金。食事はオプションで追加可能。
2023年08月10日音楽劇『ある馬の物語』が、6月21日(水) に世田谷パブリックシアターで初日を迎えた。ロシアの文豪トルストイの小説(原題『ホルストメール』1886年刊行)を舞台化した本作は、人間という愚かな生き物と思考する聡明な馬とを対比させ、人間のあくなき所有欲に焦点をあてながら、「この世に生を受けて生きる意味とは?」という普遍的なテーマを詩情豊かにそしてストイックに問いかける。本来は2020年6月から7月にかけて上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により中止に。このたび約3年という歳月を経て、上演される運びとなった。世田谷パブリックシアター芸術監督の白井晃による新演出となる今回は、まだら模様に生まれついたばかりに不遇な運命をたどる馬役で成河、その馬の中に潜む才能を見出す公爵役で別所哲也、公爵やまだら模様の馬の前に立ちはだかる美と若さの象徴ともいえる男性(牡馬)で小西遼生、そして彼らの運命を変えていくファムファタールともいうべき女性(牝馬)役で音月桂が出演する。また、馬の群れをアグレッシブに形成する歌とダンスに秀でた10名のキャストたちを含む、総勢18名の出演者で百数十年前のロシアのストーリーを現代の我々のストーリーとして立ち上げる。音楽劇『ある馬の物語』(撮影:細野晋司)音楽劇『ある馬の物語』(撮影:細野晋司)音楽劇『ある馬の物語』(撮影:細野晋司)初日公演を終え、白井は「三年越しの初日の幕が開け、素直にうれしいです。この作品は、観客の皆さんと共に作る作品。初日の客席の皆様が加わったことで、伝わることが明確になった気がしています。トルストイが伝えようとしたメッセージが今の私たちのフィルターを通して、しっかりと伝わっていることを願っています」とコメント。また「成河さんのホルストメールだからこそできる表現、別所さんの公爵だからこそできる表現、小西さん、音月さんだからこそできる表現がたくさん盛り込まれているので、無事にそれが形となったことに喜びでいっぱいです」と語っている。『ある馬の物語』は、7月9日(日) まで同所で上演後、7月22日(土)・23日(日) に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。■上演台本・演出:白井晃 コメント全文三年越しの初日の幕が開け、素直にうれしいです。この作品は、観客の皆さんと共に作る作品。初日の客席の皆様が加わったことで、伝わることが明確になった気がしています。トルストイが伝えようとしたメッセージが今の私たちのフィルターを通して、しっかりと伝わっていることを願っています。成河さんのホルストメールだからこそできる表現、別所さんの公爵だからこそできる表現、小西さん、音月さんだからこそできる表現がたくさん盛り込まれているので、無事にそれが形となったことに喜びでいっぱいです。キャスト・スタッフの総力でとても豊かな劇空間が生まれたように思います。率直に、とてもほっとしています。たくさんの皆様のご来場をお待ちしております。■訳詞・音楽監督:国広和毅 コメント全文ロゾフスキーさん作の歌をどうやってサックス4本で編曲するのか。また自分が新たに作曲した器楽曲とそれらをいかにして一枚の布に織り上げるか、悩みに悩んだ2カ月間でした。でも稽古プロセスでその二者の境界が消えて行くのを感じ、初日を迎えた今日、工事現場の足場から響き渡るサックスの音色と個性豊かな歌声はもはや誰のものでもなく、今ここで鳴っている切実な生命の息吹として創作の祝祭を彩っていると確かに感じました。最後にはお前は何をこれから建設するんだ、どう生きるんだ、と問いを突きつけられるような緊張感あふれる素晴らしい初日でした。何と言っても生演奏ですからその音圧と即興性、公演ごとの変化もこれからとても楽しみです。■成河 コメント全文白井さんを中心にカンパニー全員で、外堀を埋めるように大枠を作る作業を積み重ねて、まずは目指していた器の形が見えてきました。次に、この器に、これからお客様と一緒にどんな中身を詰めていくか。それがこれからの課題です。あまり器を満たしきってしまうのは作品として違う。とは言え、空っぽの器のままでもいけない。想像力という中身を、お客様と一緒に詰めていって、最後にトルストイのメッセージがどのように響くのか。それをどう感じ、役立てていくのか。その使命は、実演家も観客も対等に担うのがこの作品だと思います。実は、これだけ舞台と客席が密接な空間なのに、こんなに良い意味でお客様が気にならない舞台は久しぶりです。第四の壁とでもいうのでしょうか、客席との間にある壁をぶち破る演技を求められることが多いのですが、今回は白井さんとセッションを重ねて、あえてモノローグでもそれを避け、最後の最後に初めて客席と目が合う。そんな演技がなんだか自分にとって新鮮です。これをお読みになっているあなたが24歳以下なのであれば、絶対に足を運んで欲しい作品です。世田谷パブリックシアターのU24(アンダー24)と、高校生以下であれば一般料金の半額でご観劇いただけます。この、難しいことは一切ない、必ず何か生きる上での刺激を得ることができる作品を観ていただけます。もちろん、24歳以上のみなさんもお待ちしています。必ずびっくりさせますから。■別所哲也 コメント全文お客様と一緒に舞台は育つのだなと初日を終えて改めて感じました。2020 年からの3年という時間が巡り合わせや縁を作ってくれて、今この時期に上演する意味を皆様も感じてくださったのではないかと思います。所有するとか奪い合うとか、人間が持っているそもそものエゴが馬から見えてくるという、とても面白い作品です。この作品自体の構造がそうなのかもしれませんが、永遠に完成を目指すという、いい意味での現在進行形の中を、白井さん、出演者の皆さんと一緒に、船で言うとオールを漕ぎながら海原を前進していくような感じがしています。俳優としてまた新しい自分の表現を見つけられる現場です。皮を剥いても剥いてもその先にまだ何かがあるような作品です。決して難解ではないので、楽しく観ていただけたらと思います。胸に迫る深いメッセージが一番底にありますので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。■小西遼生 コメント全文白井さんの遊び心が満ちた演出、アクティングエリアの広さ、トルストイのメッセージとが折り重なるこの舞台。実際にお客様の前でやってみないとどう受け止めていただけるか分からない緊張感を持って今日を迎えましたが、とても良い初日を終えることができたとほっとしています。この物語は、馬の視点を通し、人間の業を時にはおもしろく、でも真摯に、説教くさくならずお届けできる作品。舞台と客席とがフラットで、半円形に迫り出しており、客席芝居も多く、舞台だけでなく劇場全体が『ある馬の物語』の世界観を築いています。こんなにイマーシブな演劇体験はそうそうできないと思うので、多くの皆様に体感していただきたいです。日常では得難いパーツを皆様にお届け出来るのが演劇の醍醐味だと思います。劇場でお待ちしています。■音月桂 コメント全文二カ月弱という期間があっという間に感じるほど、濃密な稽古期間を重ねてきました。いざ舞台に立ってみると、この物語や演出の奥行や立体感、具体的なイメージを感じながら、リラックスして舞台に立つことができました。普段、とても緊張してしまう私が、こんなに落ち着いて初日を迎えられたのは初めて。それは家族のように信頼し、支えあっていけるカンパニーと、日々変化を与えてくれる白井さんのマジックのおかげです。トルストイ原作というと難しそうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現代の私たちにも通じるテーマ性と、白井さんの演出、国広さんの音楽とうんさんのムーブメントで、世代を問わずお楽しみいただける作品に仕上がっていると思います。舞台と客席とが地続きに感じるような劇空間で、私たちと共に、『ある馬の物語』の世界を楽しみながら創っていただけましたら幸いです。<公演情報>音楽劇『ある馬の物語』6月21日(水)〜7月9日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター【ツアー公演】7月22日(土)・23日(日)会場:兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール★ぴあ半館貸切公演あり6月24日(土)13:00公演・30日(金)14:00公演チケット情報公式サイト:
2023年06月23日トルストイの小説を原作とした音楽劇『ある馬の物語』が6月21日、世田谷パブリックシアターにて開幕する。2020年、第一回目の緊急事態宣言発令による公演中止を経て、三年後、上演台本・演出を手掛ける白井晃のもとに、成河、別所哲也、小西遼生、音月桂ら当初のキャストが再集結。人間の尽きることのない所有欲、その愚かな欲望を聡明な馬の視点から描き出し、人間の幸福とは何か、生きることの意味を問う普遍のドラマが、魅力の布陣によって立ち上がる。情感あふれる歌と音楽(訳詞・音楽監督・国広和毅)やフィジカル・パフォーマンス(振付・山田うん)を盛り込んだ舞台、その初日に向けて絶賛稽古中の皆さんの座談会取材を行った……が、取材の場はいつしか熱を帯びた稽古場の様相へ!俳優と演出家、それぞれの作品への真摯な思い、緻密な視点が感じられる語らいを、ぜひ。いろんな仕掛けがある舞台――まずは稽古に入られた今、皆さんが稽古場で目にし、実感されていることを教えていただきたいと思います。成河稽古の一番最初の段階で、白井さんが結構明確な指針をド〜ンと与えてくださったので、さあ、何が来ても驚かないという状態ではいました(笑)。今はそのイメージを一つひとつ、どこまでできるのか、チャレンジしている段階じゃないですかね。別所いろんな仕掛けがある舞台だなと感じていますね。馬を演じる皆さんの動きも非常にアクティブで。ただ大半は、ホルストメールという馬を演じる成河さんが担っていて、火に油を注ぐように動いていらっしゃるかなと(笑)。成河いやいや、これからですよ!僕だけじゃない、まだわからないですよ。別所僕は公爵、人間の役だから(笑)。人間としても縦横無尽に動くという感じでは今のところはないけれど、正直、まだこれからですかね。リアリズムな空間から馬の目線へと飛ぶ瞬間が多く、そこをどう飛躍していくか。様式的な世界と、前衛的……という言い方は正しいのかわからないですけど、それらが混在した空間がとても興味深く、面白くやらせていただいています。音月稽古に入る前、元の戯曲や上演台本を読んでいた時は、原作がトルストイ、難解なのでは……と構えていたのですが、今、稽古場で立体的に立ち上がっていく様をみると、面白いし、どんな世代の方でも楽しんでもらえる作品だと感じています。私自身もすごく楽に入っていけて、作っていく過程が本当にワクワクしますね。演出の白井さんの頭の中に入っていく感じが楽しいです(笑)。小西僕は今、実験室のような空間だなと感じていて。それは白井さんの演出の方向性でもあるだろうなと。本当にいろんなことを挑戦して試して……といった時間を、白井さんをリーダーにしてやっている感じなので。いろいろとアレンジすることが出来る戯曲だと実感しています。楽しい無茶が詰まった上演台本――トルストイの原作小説『ホルストメール』の舞台化(脚本・音楽:マルク・ロゾフスキー)で、その戯曲を白井さんが今回の上演用に脚色されています。台本作りではどのようなことを意識されたのでしょうか。白井ロゾフスキーさんの脚本と音楽は50年近く前に作られたものですが、小説から立ち上げたからこそ出来るような表現方法がいっぱい組み込まれているんですね。例えば、最初にいきなりお客さんに向かって話し出したり。また、進行を皆で担っていくようなところはギリシャ悲劇的でもあり、ブレヒト的でもあり。そういう様式の戯曲で、セリフのスキマはある程度自由度があったので、好きに書き込んでいったと言いますか(笑)。これは出来るかどうか分かりませんよ、でも皆で知恵を絞ったらこんなイメージの劇空間が出来るかもしれない……というようなことを机上の空論としてト書きにはめていったという感じです。実際に今、これは難しいだろうという僕の頭の中のイメージを、無謀にトライしてくれるホルストメールがいて……。成河ククククク!白井僕は逆に「まだまだ!」と制止しながら稽古をしている状況です。(一同笑)トルストイが100年以上前に書いた小説をもとに50年ほど前に書かれた戯曲を、僕たちが2023年に上演することの意味合いをつけられたらいいなと思って、上演台本を手掛けました。セリフに関してはいつもそうなのですけど、翻訳の言葉をどう噛み砕いて今の僕たちの言葉にするか、この作業にすごく時間をかけました。自分で音読してみて、成河さんや別所さん、小西さんや音月さんをイメージしながら言葉を揉んでいきました。成河セリフに白井さんのこだわりを感じて、すごく嬉しいんですよ。ロゾフスキーさんの戯曲もかなり詩的で、面白そうだけれどずいぶん無茶なことを書くなと思っていたのですが、白井さんの上演台本を読んだら、それのさらに上をいく楽しい無茶がたくさん書かれていて(笑)。信頼出来るスタッフさんがいるから大丈夫、この稽古場で思いっきり子供になって実験してみよう! という白井さんの思いが伝わってきました。セリフの一言一言も本当にこだわり抜いて書かれているなと。僕、最近は翻訳モノについては結構“変える派”だったんです。皆で議論を重ねたうえで、自然な話し言葉となるよう“てにをは”などをどんどん変えていく。だから今回、一言一句変えないでやりたいなと思えるのは、すごく久しぶりなんです。白井さんが本当にひとつのセリフに一晩以上かけて“てにをは”を考え抜いて、書いた言葉だなと分かるので。やっぱり作家さんなんですよね。台本に作家性が強く見えるのは、俳優として幸せなこと。この言葉と格闘している今がとても楽しいです。白井ありがとうございます。う〜ん、これって翻訳っぽいなと思って、変えてみて、読んでみて、う〜ん、まだ違うな〜とか、そんな繰り返しでした(笑)。シーンを“遊びながら”皆で役を探る――成河さんは、まだら模様に生まれたことで不遇な運命をたどる駿馬ホルストメール役、別所さんはホルストメールを所有する公爵の役。音月さんと小西さんは、ホルストメールと公爵に関わる馬や人物の、複数のキャラクターを担います。役をどう捉え、立ち上げようとされているのかをお話いただけますか。成河難しいことを聞きますね、分からないです。(一同笑)いや、戯曲から読み取れるイメージはありますよ。それについて今、稽古場で、ラフスケッチと実験を繰り返しているところです。僕はなるべく役のイメージは最初から持たないようにしているし、見えて来てもそこから逃げようとするところがあって、怒られるわけですが(笑)、でも僕はそれでいいと思ってやっています。それよりも、どうやったらこのシーンがもっとメチャクチャなところに行くだろうかとか、台本からはみ出したところに行って、それは多分間違いだろうから戻ろうかとか、皆でシーンを遊ぶ、その遊び方が豊かになっていくのが今は楽しい。「いや、僕の役はこうだからその展開はおかしいです」ということになってはいけないと思っていて、役のイメージは最後の最後にちゃんと着地出来ればいいんです。白井僕たちが今回作る『ある馬の物語』のホルストメールを成河さんが探り当てる、そのための遊び場を今、外枠を詰めて、提案している感じなんですね。だからまさに今、成河さんが言ったことは僕にとっては正しいなと。ホルストメールがどう動いて、どんな声を出して、どういったストーリーをこの中に入れていくかについて、僕は「自由にいろいろやってみて」と言っています。きっと何度もやるうちに、だんだん成河さんの中からホルストメールが浮き彫りになって来るであろうと感じていますね。言葉の中にいっぱいヒントがあるので、読めば分かることばかりなんですよ。それを俳優の皆さんの身体に通すことで、どう成河さんのホルストメールが見えるか、別所さんの公爵が見えるか、音月さんの牝馬ヴャゾプリハが見えるか、小西さんの雄馬ミールイが見えるか、なんですよね。また今日の稽古では別所さんが公爵へのアプローチをいろいろ試していて、音月さんは公爵の恋人役のマチエを、小西さんは将校の役を演じていて、皆がまだ揺れている。でもそのうちに公爵が見えて来て、マチエが、将校が見えて来る。そうなるとホルストメールも見えて来るといった形で、皆の造形がだんだん固まっていくのが稽古の面白さだなと思っています。それぞれの役柄を作っていくことで、最終的にこの芝居の中のホルストメールを作ることになる。例えば、別所さんの公爵のあり方次第でホルストメールも変わるだろうし、ホルストメールのあり方次第で別所さんの公爵も変わるだろうと。でも正直に言うと、成河さんのホルストメールを一番最後まで揺らすだろうと思いますね。周りの皆さんにだんだん固めていってもらって、成河さんがこういうホルストメールになって行けばいいんだな、と見えるように、雪隠詰めのようにして(笑)。そうやって3週間後くらいに「あっ、白井さん、ここですかね!」というところが見えてくると。成河それは楽しい瞬間ですよ!別所公爵とホルストメールは人間と馬ですが、似たもの同士のようにも思いますね。白井さんがよく「公爵は持てる人」だと、つまり所有している人だと言っていて、そうなると持たざる者の気持ちがよく分からない人間だろうなと思うんですが、その上で、彼にとっての所有とはどういう貪欲さなのか、そのチューニングが今、難しいなと感じています。今日の稽古でもちょっとショックというか、混乱した瞬間があって。公爵という役の中にいるのだけれど、どこか浮遊している感覚……、迷いまくってますね。ノッキングしまくってます(笑)。白井僕、俳優さんがノッキングしている様子が見えると、チャンスと思うんですよ。別所フフフフ。白井ノッキングしているということは、そこが気持ち良く流れていない。ということは、僕の考えていることと解釈が違うのかもしれない、または、僕がそこをもうちょっと強化しなければいけない、その両方があるんですよね。別所いや、でも実際あのシーン、やってみるとね……(具体的な話に)白井あそこの感覚は……(さらに具体的な話に)成河え〜と、今ココ、稽古場になりました。(一同笑)白井別所さんの質問は分かりやすい、受け止めやすいんです。確かに流れない、これはチャンスだと思って「だったらこの感覚をひとつ入れていただければ」と投げると「あ〜分かりました、助かる!」と受け止めてくださるので、非常にいいキャッチボールをさせてもらっているなと感じています。俳優として、役として流れていかない部分をしっかりと言ってくださるので。いわゆるウェルメイドなストレートプレイだったら、初めから作家の中ですべてが埋まっているんですけど、この作品はスキマがいっぱいあるので、そこを埋める作業が面白い。スキマだらけの戯曲のほうが、行間にあるものを作っていくことができるので、実はすごく好きなんです(笑)。奪う役・持てる役へのアプローチ音月私は、ヴャゾプリハという牝馬と、人間はマチエとマリー、この三役を演じるのですが、馬も含めてどれも相手を裏切るようなことを起こす女性なんですね。「本能のままに生きる!」――自分の人生において、色々と振り返ってみると、実はこれが1番難しいような気がします。裏切るという感覚も最初はすごく苦しくて、私の中で葛藤もすごくありました。ですが人間も馬も関係なく、動物的本能というものを思い切り体現出来る役なので、本能のままに突き進むエネルギーを持てたらいいなと思いながら今、稽古をしています。でも、やっぱりまだモゾモゾしていますね。なんとなく“いい人”になろうとしちゃう。そんな迷いを振り切って、この面白い世界にもっと思い切って飛び込みたい。まだグラグラしている芯を、ちゃんと一本通していかなければと思っているところです。白井おっしゃるように、ご自身がファムファタール、魔性の女といった体質じゃないんだと思いますよ。音月さんは真面目な方だと思うし、だからこそ面白いんじゃないかなと。もしかしたらペロッと卵の殻が剥けるような瞬間があるかもしれない。それで今は、「あ、その声じゃなくて、そっちの声かも」と言いながら探っています。声の音って意外に、役にたどり着くきっかけになる時があるから。僕が思うところのマチエのイメージは、公爵との退廃的な恋愛の在り方、その滑稽さというのかな。本人たちは真剣なんだろうけど、そこに馬鹿馬鹿しさが見えるよう、一生懸命に今、ペロッと殻を剥かせてもらっているところです(笑)。音月さんも思いっきり良くトライしてくださるので、面白いですよ。小西音月さんや僕の役って、成河君や別所さんが辿り着こうとするまでの“揺らぎ”が少ないんですよ。いわゆる欲や本能といったものを体現したり、あと基本的に“人から奪う”役なんですよね。僕は馬のミールイ、人間は将校と伯爵、その三役を演じますが、伯爵の場合は公爵から奪うというより、対比関係かな。かつて持っていた人(公爵)が持たなくなってしまった時に、持っている者として現れるすごく自慢げな人間。何かに心が揺らぐよりも、ひたすら本能に忠実。そこはこれからもっと稽古を積んでいかないと実感出来ないことなので、僕もアプローチをどうするかまではたどり着いていないですね。白井確かに、小西さんの伯爵や将校のシーンについては僕のイメージをちょっとお伝えしたくらいなので、まだまだこれからですよね。やっぱりホルストメールがいて、公爵がいて、そしてミールイとヴャゾプリハ、もしくは将校とマチエ、伯爵とマリーというポジションは、この物語を造形していくための大切な役どころです。そのために誤謬を恐れずに言うと、この作品での確実なる役割、どう見えなきゃいけないか、というのがまずあるんです。将校にしても伯爵にしても、刹那的に冷淡に見えていなければならない。必要でなくなったものは切り捨てる、それを平気で出来る人物でいなければいけないということがまずあります。マチエにしても、公爵に寄り添いながら、もっと自分にとって益がありそうだなと思うほうへスーッと行ってしまう。それはこの作品の中で求められている役割で、ガッとギアをそっちに入れることをお願いすることになるかもしれないです。小西そうですよね。今の段階では、キャラクターについては答えづらいんです。白井おふたり(小西、音月)はそうだと思う。役に自分なりのシンパシーを……というか、役と回路を結びつけてしまおうとすると苦しい作業になるから、そこは吹っ切って楽しんでもらったほうがいいだろうなと思います。音月その時に見えて来るものってありますよね。白井そうなんですよ。「馬」という媒介を通すことで、よりダイレクトに――稽古場でのディスカッションを覗かせていただいたように思います。まだまだこれからというお話でしたが、なんとなくそれぞれの役割がうっすらと立ち昇ってきたような…!? 馬と人間の交錯する“本当の幸福”を見つめる物語が、音楽やフィジカルの力も得ていかに展開するか、楽しみです。成河要するに、トルストイがここに登場する貴族たちをどのように見ていたのか、ですよね。公爵にしても、全てを所有して完璧に見える伯爵にしても、その後にロシア革命が起こって貴族社会は崩壊していく。そのことを現代の我々は知っているわけです。そういう目線で見た時に、「何をもって幸せと言えるのか」ということを考えさせる作品に、必ずやなるということですね。白井本当にそう。人間の本質は何も変わらないんだなということが、トルストイが100年以上前に書いたこの作品に明確に描かれています。しかもこの舞台、本当は3年前に上演するはずだったのですが、この3年のあいだに、ここに書かれていることがより浮き彫りになったように思うんですね。経済の状況にしても、人の心にある所有欲の高まりにしても……。変わることのない人間の欲望、その愚かさ、儚さについて、馬という媒介を通しているからこそダイレクトに語っている。そこが非常に面白く、今に通じる「今」の作品になっていると思います。取材・文:上野紀子撮影:塚田史香ヘアメイク:(成河)大宝みゆき /(別所)森川英展(NOV)/(小西)茂手山貴子 / (音月)光野ひとみ / (白井)国府田圭スタイリング:(別所)千葉良(AVGVST)/(小西)尾後啓太 / (音月)久保田姫月<公演情報>音楽劇『ある馬の物語』2023年6月21日(水)〜2023年7月9日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター【ツアー公演】2023年7月22日(土)・23日(日)会場:兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール★ぴあ半館貸切公演あり6月24日(土)13:00公演・30日(金)14:00公演チケット情報
2023年06月14日