舞台が本部へと移り、物語が第2章へと突入した福山雅治主演の日曜劇場「集団左遷!!」。この度、第8話のゲストとして名作ドラマ「ひとつ屋根の下」シリーズで福山さんと兄妹役を演じた大路恵美がサプライズ出演することがわかった。50歳を目前にして廃店が決まっている銀行支店の支店長となった片岡洋(福山さん)と、リストラ寸前の銀行員たちが協力して大逆転に挑む、サラリーマンの悲哀と笑いが巻き起こす下克上を描いた本作。先週6月2日に放送された第7話から、物語は第2章「本部編」へと突入。本部vs支店という構図で描かれた第1章「蒲田編」では、片岡たちの頑張りも虚しく、残念ながら蒲田支店は廃店となってしまった。そして本部の融資部へ異動となった片岡を待ち受けていたのは、さらなる巨大な試練。専務に出世した横山輝生とのバトルが、三友銀行全体を巻き込んだ大スキャンダルへと発展。ついに片岡と横山は直接対決へ。銀行本部を舞台にした、“互いの正義を懸けた手に汗握る心理戦”が繰り広げられる。そんな中、6月9日放送の第8話に女優・大路恵美がサプライズゲストとして出演する。演じるのは、横山専務(三上博史)と深い関わりを持ち、彼のもうひとつの顔を知る三友銀行日本橋支店支店長・金村勇二(川原和久)の妻役。不正融資疑惑を調査中の片岡は金村の家を訪ね、玄関先で応対した彼女と言葉を交わす…というシーン。福山さん、大路さんの共演は「めぐり逢い」(’98年・TBS)以来、実に21年ぶりとなるが、90年代の大ヒットドラマ「ひとつ屋根の下」シリーズ(フジテレビ)で演じた兄妹役でお馴染み。第2章は「90年代のトレンディドラマみたい」との声も視聴者から上がる中、“チイ兄ちゃん”と“小梅”の時を越えた夢の顔合わせは見逃せない。「短いシーンでしたが、とても楽しめました」と大路さん。「私にとっては今も変わらず、チイ兄ちゃんです。撮影中も『チイ兄ちゃん!』とずっと呼んでいました。撮影現場では、話しても話しても会話が尽きず、今でも兄と妹のままでした。福山さんは人間力がさらに増していて素敵でした」と変わらぬ“兄妹”の絆についてコメント。「福山さんが演じる片岡さんは、誠実さや熱血さ、そして福山さんがお持ちのピュア感も出ていて素敵です」とも語る。また、「15歳の時、初めて連ドラに出演することになり上京したのですが、(そのドラマで共演した)香川照之さんとお会いするのは、その時以来30年ぶりで。『元気だったか?』『どうしてる?』など気にかけていただき、この日は2人の兄に再会出来た感じ」と、香川さんとも久々の再共演が実現。福山さんも、「僕にとっても大路恵美さんは変わらず“小梅”です」と語り、「『小梅は変わらないな』と思いました。20数年経った今でも、あの時流れていた時間は、僕にとってとても大切なものだと感じました」と感慨深げに語っている。第8話(6月9日放送)あらすじ新たにリストアップされた廃店一覧表を眺めてため息をつく片岡(福山雅治)。元蒲田支店の面々たちの動向が気になる一方で、日本橋支店をめぐる横山(三上博史)の動きに不穏な空気を感じていた。そんな折、片岡は隅田(別所哲也)から、近々上場を控えているレジーナホームズに不正融資の疑いがあることを知らされる。しかも、レジーナホームズを日本橋支店に紹介し、積極的な支援を促したのは横山!隅田から極秘で調査を命じられた片岡は真山(香川照之)と連絡を取り、動き始める。そこには、驚くべき真実が…。日曜劇場「集団左遷!!」は毎週日曜よる9時~(text:cinemacafe.net)
2019年06月04日福山雅治主演、香川照之、三上博史らが共演する日曜劇場「集団左遷!!」の第7話が6月2日放送。今回から新章に突入した本作。新キャストで参加した筒井道隆、別所哲也と福山さん、三上さんの共演に「トレンディドラマ」といった声も上がっている。前回までの本作は福山さん演じる片岡洋が、50歳を目前に廃店が決まっている三友銀行の蒲田支店長となるが、そこは廃店候補の支店。前回までは片岡と左遷された銀行員たちが協力して大逆転に挑む、平成最後の下克上エンターテインメントが描かれた。結局片岡は蒲田支店が廃店になる道を選択、しかし廃店回避の条件である100億のノルマに迫った蒲田支店の行員たちはそれぞれ異動、銀行員を続けることになった。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。本部の融資部へ異動した片岡だが、落ち着く間もなく全国展開する総合百貨店・マルハシホールディングスのダニエル・バックCEOが会社資金102億円を私的流用した疑いで東京地検特捜部に逮捕される。マルハシは4年前にアメリカの大手百貨店・ウィルマンズと合併、先代の息子が副社長となりダニエルをCEOに迎えていた。三友銀行とも密接な関係を持つマルハシの事件に、金融庁の立ち入り検査を控えて大わらわの行内はさらに混乱する。そんななか横山(三上さん)はマルハシ再建の緊急プランを提案する。それはダニエルの解任及びウィルマンズとの合併解消、そして丸橋雄一郎会長(本田博太郎)を再び社長に就任させるというもの。一方、日本橋支店の副支店長に就任した真山(香川さん)のもとに「ダニエルは丸橋会長にはめられた」という告発メールが届く。片岡は上司で融資担当の隅田常務(別所哲也)に相談し自ら調査に乗り出す。片岡の調査の結果、102億を丸橋会長が私的に流用していた証拠が見つかり、横山の再建計画は撤回される。意外とあっさり引き下がった横山に拍子抜けする片岡に真山は横山が触れられたくないのは日本橋支店なのではないかと話す。そして横山は裏で何かの計画を進めていた…というのが今回のストーリー。前回までと打って変わってシリアスに進むストーリーに「全く別物のドラマ?ってくらいの変貌」「一転、銀行内の重厚な内容になってきた」などの感想が続出。また今回から丸橋会長の息子で副社長の太郎役で筒井さんが、隅田常務役で別所さんがそれぞれ出演するなど新キャストも登場。福山さん、三上さん、筒井さん、別所さんの共演には「90年代トレンディドラマに出ていた福山雅治、三上博史、筒井道隆が一堂に介するってすごい」「何だかトレンディドラマなキャスト」「二部は何気に90年代トレンディ俳優揃い踏み」などの声が寄せられている。(笠緒)
2019年06月02日「CINEMA FIGHTERS PROJECT」第三弾オープニングスペシャルスクリーニングが5月29日(水)、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2019」(SSFF&ASIA)内にて行われ、出演するEXILE AKIRA、佐藤大樹がゲストに登壇、「SSFF&ASIA」代表の別所哲也とトークに花を咲かせた。「CINEMA FIGHTERS PROJECT」は、EXILE HIROと別所さん、「EXILE」や「三代目 J SOUL BROTHERS」などに歌詞を提供してきた作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された、詩と音楽、映像をひとつに融合するプロジェクト。第三弾では、三池崇史監督が運命と奇跡が産み出した出逢いを描く『Beautiful』にAKIRAさんが、高校3年生の主人公が初恋の人と卒業前に繰り広げる青春ラブストーリー『魔女に焦がれて』に佐藤さんが、それぞれ主演する。別所さん、AKIRAさんと学ラン共演希望!?役作りについて、佐藤さんが「明るい役とかしゃべる役がこれまで多かったんですけど、物静かで大人しくて、台詞の少ない役だったんです。表情で見せないといけないのは苦労した点でした」とふり返った。佐藤さんを優しい眼差しで見つめていたAKIRAさんは、すでに作品を観たと言い、「大樹の演じる役がとても爽やかな青年。ザ・青春ストーリーではあるんですけど、大樹と同世代、若い世代、僕の世代と、幅広い年齢層で楽しめるのではと思いました」と、どこか懐かしそうなトーンで感想を告げる。すると、若い頃を思い出したのか、別所さんが「かつての自分が、その時代にしか演じられない役ってあるじゃないですか」とAKIRAさんに振ると、「ありますねえ!」とAKIRAさんも同意。「もう今、どうですか?僕たち、なかなか学ラン着るってわけには…」と別所さんが言うと、「別所さん、やりましょうよ!」とAKIRAさんが間髪入れず即答。「ぜひぶつかり合いたい!」と別所さんが言えば、AKIRAさんは「作風が変わっちゃいます(笑)」と軽やかに返し、同郷ならではの息の合ったやり取りを見せていた。AKIRAさん、佐藤さんに「これからもやさしくしていこう」終わりの挨拶で、『Beautiful』を観たという佐藤さんが「これまでの「CINEMA FIGHTERS PROJECT」の中で一番ささっています!AKIRAさんの絶妙なしゃべり方の間合い、表情…観終わった後に切ないですけど、物語をふたつ観た気分になれるんです。ものすごくお勧めします!」と熱を込めた。AKIRAさんは、「後輩にやさしくするといいことがある(笑)。これからも大樹にたくさんやさしくしていこうと思います」と仲睦まじくリアクションしていた。「SSFF&ASIA」は5月29日(水)~6月16日(日)まで、東京5会場のほか、オンライン会場にて開催中。なお、「CINEMA FIGHTERS PROJECT」第三弾全貌については後日発表とのこと。(cinamacafe.net)
2019年05月29日「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2019」のオープニングセレモニーが29日に都内で行われ、第2部「CINEMA FIGHTERS project第3弾 オープニングスペシャルスクリーニング」に、EXILE AKIRA、佐藤大樹、およびSSFF & ASIA 代表の別所哲也が登場した。同作はSSFF & ASIA と LDH による詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」の第三弾となり、三池崇史監督作『Beautiful』にAKIRA、井上博貴監督作『魔女に焦がれて』に佐藤が主演する。AKIRAは、三池監督について「世間の皆様と同じように、とてもハードでどこか厳しく、現場はとてもこわいんだろうなという印象が、素人ながらあったんですけど、いざご一緒するととてもあたたかく、寄り添ってくれる監督でしたので、だからこそ世界に名が轟く監督なのかな」と振り返る。一方、学生役を演じた佐藤は「今まで明るい役や喋る役が多かったんですけど、(今回は)物静かで大人しくて。ショートフィルムってただでさえセリフが少ないし時間も少ない中で、伝えなきゃいけないメッセージがあるので、表情で見せなきゃいけないんだなというのは、苦労したところではありますね」と演じた役について説明。「自分はすごい喋りたいタイプなので、真逆で難しかったですね」と明かした。また、『Beautiful』を観たという佐藤は「僕が観てきたCINEMA FIGHTERSの中で、1番刺さってますね」と絶賛。「AKIRAさんの絶妙な喋り方の間合いや表情もあるし、見終わった後に物語を2つ見た気分になれるんです。他のミュージックビデオとも全然違いますし、思いが込められる作品だったので、ものすごくおすすめします」と熱烈にアピールした。この言葉に、AKIRAは「やはり、後輩に優しくするといいことがあります」と照れた様子に。「これからも大樹にたくさん優しくしていこうと思います」と語った。
2019年05月29日EXILE HIRO、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)代表の別所哲也らが立ち上げた“CINEMA FIGHTERS PROJECT”第3弾作品『Beautiful』(三池崇史監督)、『魔女に焦がれて』(井上博貴監督)が5月29日、都内で行われたSSFF&ASIAオープニングセレモニーにて、特別先行上映。各作品で主演を務めるEXILE AKIRA、佐藤大樹が作品への思いを語った。今回、世界的な人気を誇る三池監督と初タッグを組んだAKIRAは「ハードで厳しく、怖い現場を想像していましたが(笑)、いざご一緒すると、とても暖かく思いやるがある。俳優に寄り添ってくださる監督さんだった」と回想。ファンタジー色が色濃く、人生における“運命と奇跡”にスポットをあてた内容に「さすが、さまざまなジャンルを手がけてきた三池監督ですし、自分自身もこれまでにない表現ができたと思う」と強い手応えを示した。“CINEMA FIGHTERS PROJECT”への参加はこれで2度目となり、「短い時間で、作品の魅力を伝えなければいけない。俳優の技量が必要になってくる」とショートフィルムの醍醐味をコメント。「きっと心に感じるものがあるはず」とファンにアピールした。一方、初めて“CINEMA FIGHTERS PROJECT”に参加する佐藤は「出演が決まった瞬間、本当にうれしかった」と笑顔で振り返った。劇中では、自分の気持ちを打ち明けられずにいる不器用な高校生を演じており「今まで演じたことのない、物静かな役。ただでさえ、短い時間で(メッセージを)伝えなければいけないのに、セリフも少なかったので、表情で見せないといけないと思った」と役作りを語っていた。“CINEMA FIGHTERS PROJECT”はEXILE HIROと別所、そしてEXILE、三代目 J Soul Brothersなどに歌詞を提供してきた作詞家の小竹正人が「詩と音楽、映像の融合」をテーマに掲げて、2017年に立ち上げたコラボレーション企画。第3弾となる今回は『Beautiful』『魔女に焦がれて』に加えて、今市隆二が演技に初挑戦する松永大司監督のショートフィルムなど計5作品が製作され、秋には全国公開される。取材・文・写真=内田 涼『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019』5月29日(水)~6月16日(日)
2019年05月29日熊川哲也のKバレエがおくる『シンデレラ』は2012年に初演された。誰もが知るシンデレラの物語を、美しさと上質なユーモア溢れる演出で見せる今舞台が5月24日(金)から上演される。その公開リハーサルでは、今シーズンにプリンシパル・ソリストとして入団し、初主演に抜擢されたふたりの稽古シーンがお披露目された。【チケット情報はこちら】シンデレラを演じる成田紗弥は、韓国のユニバーサル・バレエ団から移籍。芯の通った身体と儚げな表情の、健気なシンデレラだ。1幕より『シンデレラと継母たち』の場面では義姉妹(杉山桃子、高橋怜衣)と義母(ルーク・ヘイドン)にこき使われ、働かされる。布、ほうき、鞄、ドレスなど小道具の多いシーンで、段取りが難しい。指導の浅川紫織が「火を焚く時はオーバーに全身を使って小道具を見せて」と示すと、とたんに客席からも見やすくなる。自然な動きを心がけ、物語を繋いでいく浅川の指導を受け、成田は「振付を覚えるのと、表現力をつけるのが大変」とくらいついていく。働かされ耐え忍ぶシンデレラだが、ひとりになると亡き母親の形見を取り出し、幸せだった思い出に浸る。その時間だけは、愛された少女のように軽やかだ。成田の持つ儚さとあいまって、幸せと寂しさを同時に表現する。2幕より披露されたのは『シンデレラと王子のパ・ド・ドゥ』。矢内千夏の明るいシンデレラに対し、高橋裕哉の王子は少し控えめで初々しい。指導する遅沢佑介が高橋に「相手の体重が右肩に乗るまで待って」「ここはシンデレラの動きに自分の動きを重ねて」と、身体の状態を具体的に示していく。ハンガリー国立バレエ団から移籍したばかりの高橋は「的確にステップを押さえていかないと綺麗に見えない」と、演技よりもまずひとつひとつの振りを身体に落とし込んでいく。高橋の身体が安定感を増せば、矢内が輝いて見える。そのシンデレラを見つめて嬉しそうに笑う王子。ふたりの表現がなめらかに重なり合い、恋人たちのうっとりとした場面ができあがっていく。本番にはほかプリンシパルの宮尾俊太郎、中村祥子らが出演。4人のシンデレラと4人の王子によるKバレエ『シンデレラ』は、5月26日(日)まで東京・東京文化会館、5月31日(金)から6月2日(日)まで東京・Bunkamura オーチャードホール、6月4日(火)に静岡・アクトシティ浜松、6月6日(木)に大阪・フェスティバルホールにて上演。熊川独自のアイデアが光る夢のような『シンデレラ』の世界へ誘う。取材・文:河野桃子
2019年05月20日キャンドルの下で想いを巡らせよう「でんきを消して、スローな夜を」をテーマに、今年もラジオ局J-WAVEと大地を守る会共催の「100万人のキャンドルナイト@増上寺2019」が、2019年6月15日(土)に行われます。会場となるのは東京・港区の大本山 増上寺。20時から22時までの2時間、電気を一斉に消し、ひとりひとりがロウソクの灯りの下でゆっくりと想いを馳せるイベントです。当日は増上寺に隣接する東京タワーも消灯され、その瞬間をカウントダウンで楽しむ事ができます。朝から楽しめるイベント多数当日は「キャンドルナイト」に協賛したイベントも盛りだくさん。朝11時から全国のこだわりの品が集められた「オーガニックマルシェ」を開催され、大地を守る会の食材で作ったオリジナルフードも味わえます。キャンドルナイトステージでは、アコースティックライブを開催。宮沢和史やGAKU-MCの特別ライブを始め、様々なアーティストが夜を盛り上げます。また「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア2019」とのコラボ企画として、別所哲也、LiLiCoらを迎えたトークプログラムも開催されるなど、参加者を飽きさせません。入場料は無料。都会の喧噪を忘れるスローな夜を、大切な人と過ごしてみてはいかがでしょうか。(画像はイベント公式サイトより)【参考】※J-WAVE(81.3FM)のプレスリリース※「100万人のキャンドルナイト@増上寺2019」
2019年05月15日詩と音楽、映像をひとつに融合するプロジェクトである“CINEMA FIGHTERS PROJECT”。その第3弾の各作品で主演を務めるAKIRA(EXILE)、佐藤大樹らが、5月29日(水)より開催されるショートショートフィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)の映画祭オープニングセレモニーにて完成報告を行うことが分かった。EXILEのHIRO、SSFF&ASIA代表の別所哲也、作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された、“CINEMA FIGHTERS PROJECT”。今回のことは、1月に開催されたショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッドにて発表された、“CINEMA FIGHTERS PROJECT”第3弾の松永大司監督、今市隆二主演・楽曲の作品に続くものとして発表された。なお、オープニングセレモニー後にはオープニングスペシャルスクリーニングも実施される。今回発表する2作品の上映に加え、AKIRA、佐藤大が登壇し、三池崇史監督、井上博貴監督との撮影中のエピソードや見どころなどを語る。あわせて、監督、キャストのコメントが公開された。■三池崇史実証したかったのは、“短編映画だけが描ける世界がある”ということ。それを証明したAKIRAと蓮佛美沙子の肉体と心に感謝と敬意を表します。まずは観てください。皆さんの心の中の孤独と夢に共鳴し、その手触りの優しさと相まって、ささやかだけどあたたかい希望を生み出すことでしょう。■AKIRA実際に撮影に参加させていただき、改めて三池監督の演出の素晴らしさ、世界観というものを感じながらお芝居ができたことを光栄に思います。この作品は少しファンタジー要素がありつつも、ストレートに心に突き刺さる、メッセージ性溢れる作品に仕上がっているかと思います。是非、小竹正人さんの詞、Crystal Kayさんの歌声と共に、三池監督が手がけられた、“Beautiful”の世界観を体感していただけたらと思います。これぞシネマファイターズと言える、これまで以上に重厚な作品に仕上がったかと思いますので、皆さま是非楽しみにしていて下さい。■井上博貴本作は、コンセプトプロデューサーの小竹正人さん作詞の『ライラック』にある“せつない”世界観を私なりに解釈しつつ、一筋縄でいかないユニークなテイストが味わえる青春恋愛映画を目指し、作りました。主演の佐藤大樹君は、どこかこの現実離れした物語の中心に居続けるべく、豊かな表情でさまざまなシーンを演じ切り、作品の持つムードをも作り出してくれました。その彼の眼差しは観客の想像力を刺激し続けるものだと思っています。■佐藤大樹念願の“CINEMA FIGHTERS”。お話をいただいた時は本当に嬉しかったです。自分の気持ちをなかなか打ち明けられずにいる繊細で不器用な高校生男女ふたりの物語です。今まで演じたことのないおとなしい役でした。なるべく少ないセリフの中で大樹の目や仕草で主人公の心情を表現したいと言ってくれた井上監督に、新たな自分を引き出してもらえたと思います!歌詞の世界観を映像で表現する楽しさと難しさを同時に感じることができました。そして改めて、小竹さんの才能と表現力の美しさに気付かされました。第3弾“CINEMA FIGHTERS PROJECT” オープニングスペシャルスクリーニング開催概要・開催:5月29日(水)17:30~19:30・上映会場:渋谷ヒカリエ ホールA・内容:ショートフィルム2作品の上映EXILE AKIRA、佐藤大樹による舞台挨拶・チケット価格:2,000円※チケット購入サイトにて、5月10日(金)12時より販売開始
2019年05月07日東京都内にある病院の前で、酸素ボンベの入ったバッグを右手に持ち、車から降りてきたのは俳優・渡哲也(77)だった。本誌が渡を目撃したのは4月上旬。実はその直前に驚きの証言をキャッチしていた。「渡哲也さんが、ついに俳優引退と、石原プロモーションの幕引きを決断したのです」そう語ったのは石原プロの関係者だった。石原プロは、故・石原裕次郎さんにより’63年1月に設立された。「’71年には渡哲也が副社長に就任。舘ひろし(69)や神田正輝(68)など人気俳優を擁し、その結束の固さから所属俳優たちは“石原軍団”と呼ばれたのです。’87年に社長の裕次郎さんが逝去した後は、渡が24年間にもわたり二代目社長を務めました」(芸能関係者)社長辞任後も、専属俳優や“相談取締役”として石原プロを支え続けてきた渡。なぜいま“石原軍団解散”を決断したのだろうか?前出の石原プロ関係者は次のように語る。「以前から“高齢化”は問題視されていました。現在、代表取締役会長を務めている石原まき子さん(※石原裕次郎夫人)が85歳、そして渡さんが77歳。渡さんが辞任してから8年になりますが、社長職は空席のまま。それは、まき子さんの『後継者が決まるまでは、社長の席は空けたままにしましょう』というご意向があったからです。しかし結局、裕次郎さん、渡さんの跡を継いで“三代目社長”に名乗りを挙げる人材は現れなかったのです」渡の体調の問題もあるという。渡は’91年に直腸がん、’15年に急性心筋梗塞と2度の大手術を受け、さらに肺気腫やぜんそくといった持病もある。「実はこの4月に幕引きを発表する予定だったのですが、移籍先がまだ決まっていない若手の所属タレントたちもおり、資産の整理もまだめどが立っておらず、公式発表はとりあえず延期することになりました」(前出・石原プロ関係者)設立から57年目、そして裕次郎さんから受け継いで32年で迎えた終幕について渡自身はどのような感慨を抱いているのだろうか。自宅付近で本人に取材を試みた。「渡さん、石原プロを閉めることを決断されたそうですが、いまのお気持ちをお聞かせください」と記者が問いかけると渡は目をつぶり、なんと語るべきか真剣な表情で黙考しているようだった。だが付き添っていた運転手に「事務所に連絡するように伝えなさい」と静かに言い残すと、自宅のなかに入っていった。石原プロで専務取締役を務める浅野謙治郎氏は本誌に次のように語る。「『石原裕次郎さんの名前を冠した“石原プロモーション”を傷つけてはいけない』、それは渡のみならず私たち社員が常に肝に銘じていること。また(渡のように)会社の舵取りをする立場なら、会社を存続させないという選択肢も頭の中にはあるでしょう。しかし現時点では、(幕引きは)決定事項ではありません。石原プロは映画・ドラマ・音楽について多くの版権を持ち管理していますから、会社自体を解散するということはできないのです」浅野氏の語った“石原裕次郎の名を傷つけない”ということを、誰よりも強く意識し、それを美学としているのが渡なのだという。石原プロの元幹部社員は言う。「石原プロを“自分の目が黒いうちにきれいに終わらせる”というのは、渡さんにとって長年の悲願でもありました。つまりほかの“スタープロダクション”のようにはしたくない、ということです」映画会社から独立したスターたちが、自分の名前をつけた個人プロダクションを相次いで設立した時代があった。石原プロのほかには勝新太郎の勝プロ、三船敏郎の三船プロ、中村錦之助の中村プロなど。だが石原プロ以外は、いずれも経営不振で倒産したり、分裂騒動を起こしたりしている。「渡さんとしては倒産とか分裂とかで、石原裕次郎の名前を汚したくない。それが彼の美学なんです。社長ではありませんが、渡さんが決定したとなればほかの社員たちも従います。幕引きを急いでいるのは、渡さんが自分の体調に自信を持てなくなっているからなのでしょうね」(前出・元幹部社員)渡は“20年までには石原プロの資産を、まき子さんにお戻しする”と、知人に語っているという。「おそらく今後、石原プロは芸能プロダクションとしての活動を休止し、裕次郎さんを中心にした映像や音源の権利を管理する会社へ移行していくのではないでしょうか」(芸能プロダクション関係者)渡哲也は肺気腫と闘いながら、自身の美学を貫く道を歩み続けている。
2019年04月16日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(「SSFF & ASIA」)が、今年も開催決定。5月29日(水)より、約200作品を都内複数の会場にて無料上映する(一部イベントは有料予定)。今年のテーマは「Cinematic Attitude」今年は120を越える国と地域から約10,000本の応募があり、厳選なる審査により約200作品が今回都内複数の会場で上映。テーマは「Cinematic Attitude」。ショートフィルムの特徴は、その作家性にある。世界中の監督が自身の感性に従ってすくい取った“文化や社会”が反映され、その作品群を様々な部門や特別プログラムで上映。20周年という節目から21年目を迎え、新たなスタートをきる同映画祭による社会に対するメッセージという意味が込められているという。4作品が短編部門ノミネート候補に!「SSFF & ASIA 2019」からオフィシャル コンペティションに設置されている3部門(「ジャパン部門」「アジア インターナショナル部門」「インターナショナル部門」)の各優秀賞およびノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社の優秀賞の計4作品が、米国アカデミー賞の短編部門のノミネート候補作品になることが決定。4作品を推薦できるのは、アジアの国際短編映画祭でも初の快挙だ。新たな試みもオンライン開催21年目の映画祭を記念し、オンライン会場を設置することも決定。会場に来場せずとも、ショートフィルムの魅力を存分に体験できるように、日本初公開作品を含む、映画祭ならではのラインアップを用意しているという。Ladies for Cinema Project女性のフィルムメイカーを応援するプロジェクト「Ladies for Cinema Project」が始動。プロジェクトプレゼンターの木村佳乃がキュレーションを務め、女性フィルムメイカーによる世界のショートフィルムを特集する。U-25プロジェクト25歳以下の若手監督作品にフォーカスする「U-25プロジェクト」が始動。国内在住の25歳以下の若手クリエイターによる、5分以下の作品を特集していく。代表・別所哲也「ぜひご期待ください」同映画祭の代表・別所哲也は、今年の開催について「私たち映画祭は世界基準の映画祭へと成長を続けています。そして、元号も変わる新しい時代と共に映画祭は新たなステージに立ち、オンラインでの映画祭展開や女性フィルムメイカー、25歳以下の若手クリエイターたちにフォーカスした新プロジェクトに挑戦します。映画・映像の未来へと向かう日本発の国際映画祭に今年もぜひご期待ください」とコメントしている。また、フェスティバルアンバサダーはLiLiCoが続投。今年も映画祭を盛り上げるLiLiCoさんは「短い時間の中、異国の文化、香り、考え方、ライフスタイルを感じ取れる一番近いものはショートフィルム。開催期間中にこんな素敵な出会い、縁、そしてアットホームな雰囲気はほかに無い!さぁ、今年も最高の時間を体感しましょう!Life is short.」と熱く呼びかけている。そして、世界の女性フィルムメイカーを応援するプロジェクト「Ladies for Cinema Project」のプロジェクト・プレゼンターである木村さんは、「様々な国や地域の女性の視点に共感したり、こんな現実があるのかとハッとさせられたりしました。無意識の内にも、女性であり、妻であり、母親であり、女優である私自身の、これまでの人生や日々の生活と照らし合わせて、その世界に入り込んでしまう作品も多くありました。私が彼女の立場だったら?私がこの子の母親だったら…?そして見終わった後、この作品を作り上げた監督や出演者たちを心から応援したくなりました」とフィルムを鑑賞した感想を語り、「プレゼンターとして、映画祭を通じて、彼女たちの想いを世界に発信していくことができることを誇りに思います」とコメントした。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019」は5月29日(水)~6月16日(日)都内複数の会場にて開催。※開催期間は各会場によって異なる(cinemacafe.net)
2019年03月19日ザ・プリンスパークタワー東京にて先日、「第14回 渡辺晋賞」の授賞式が行われ、俳優の別所哲也が受賞。「今回受賞をいただけてとても光栄です」と受賞への喜びを語った。毎年3月2日の渡辺晋の誕生日に授賞式が執り行われる「渡辺晋賞」。大衆性、将来性を兼ね備えた独創的なソフト(作品、アーチスト)を生み出し、また才能ある人材を登用、組織し新しいビジネスモデルを構築し、大衆文化の発展に多大の貢献をしたエンターテインメント業界のプロデューサーを選考対象とし、顕彰している。今回受賞した別所さんは、俳優として映画、TV、舞台など幅広く活躍するほか、アメリカでのショートフィルムとの出会いから1999年より日本初となる国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(「SSFF & ASIA」)を主宰、2018年には20周年を迎え、世界に羽ばたく映像作家を支援してきた。さらに、企業のブランディング価値を高めるためのブランデッドムービーにも注力し、デジタル映像事業のプロデューサーとしても活動。そんな「SSFF & ASIA」をはじめとしたエンターテインメントへ貢献、さらなる活躍を期待を込めて、今回の受賞に至った。この度の受賞を受け、別所さんは「評価を頂けた理由は“時代”だと思っています」と言うと、「平成が終わり、新しい元号がまもなくスタートしますが、現代はインターネットの時代になりメディアウィンドウといわれているものが変化しています。渡辺晋さんが映画からTVへと進化する新しい時代をとらえたように、音楽配信や動画配信など時代はまた動いているんだなと映画祭を通して感じております」とコメント。また「プロデューサーとしてだけでなく俳優としても一層頑張っていきたいです」と気持ちを新たに語っていた。また、前回の受賞者・村井邦彦からお祝いのビデオメッセージが流れる場面も。「ショートショートフィルムフェスティバルを代表されている別所さんには、今後もすばらしい文化切り開き日本の文化を継承していってほしいです」と讃えた。さらにこの日は、河瀬直美監督や女優の木村佳乃、デザイナーのコシノジュンコ、映画コメンテーターのLiLiCoがお祝いに駆けつけた。河瀬監督は「個人的にも監督として支えてくれる、出会いの場をもたらせてくれる方です。人と人をつなぐ、信頼に厚い方なので人柄の良さということだけではなく、ビジネスに展開されているのだと思います。いつまでも色んな人を元気にし幸せをくださることを期待しています」とコメント。今年から本格始動する、女性クリエイターを応援するプロジェクト「Ladies for Cinema Project」のプレゼンターを務める木村さんからは「いつものニコニコ笑顔で、知的で頼りになるお兄さんというイメージでした。それは他の俳優さんとは比較にならない、別所さんは別所さんでしかないとにかく素敵な存在です。朝も早くてミュージカルの本番があるときなどはいつ寝ているのか心配になるぐらいご活躍されて」と別所さんの人柄が語られると、それに対し「ショートスリーパーなんです」と別所さん。会場からは笑いが起こっていた。(cinemacafe.net)
2019年03月04日ゴールデンウイークのクラシックイベントとして15回目を迎える「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」の概要発表の記者会見が2月15日に開催。運営委員長の梶本眞秀、アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタン、アンバサダーを務める別所哲也らが出席した。平成からの改元に伴う10連休のさなかの5月3日、4日、5日の3日間の日程で開催される今年のラ・フォル・ジュルネ(以下LFJ)。テーマは「Carnets de voyage ボヤージュ――旅から生まれた音楽(ものがたり)」で、324公演(うち有料公演は124公演)が東京国際フォーラムとその近辺で行なわれる予定で、約42万人の動員が見込まれる。「Carnets de voyage」は直訳すれば「旅の小さな手帳」。マルタンは「旅をしていて作曲家たちは、素晴らしい風景に出会ったとき、手帳を取り出し感動をメモし、多くの作家たちは、手帳に絵を描き、隣に短い文章を添えるものです」とその趣旨を説明。モーツァルトにハイドン、リスト、ベルリオーズにチャイコフスキー、サン=サーンス、ラヴェルなど「旅」を通じて名曲を生み出してきた偉大な音楽家たちの作品が演奏される。アーティストではアナスタシア・コベキナ(チェロ)、ディアナ・ティシチェンコ(ヴァイオリン)、日本人では神尾真由子(ヴァイオリン)、毛利文香(ヴァイオリン)らがLFJ初登場!また、早熟の天才としてフランスで話題沸騰のピアニスト、マリー=アンジュ・グッチも昨年に続き登場する。「LFJ2006」で話題を呼んだディーヴァ・オペラも復活! オーケストラの代わりにピアノを用いて、モーツァルトの「後宮からの誘拐」が上演される。別所は、アンバサダーに加えて、「グランド・ツアー ~ヨーロッパをめぐる旅~」に出演。18世紀の英国の若き貴族が見聞を広めるために各地を旅したという“グランド・ツアー”に関する書簡に着想を得て、別所が英国貴族に扮し、演奏に乗せて朗読を行なう。開催に先立ち“本家”フランス・ナントのLFJに足を運んだという別所は「心の旅路、成長の旅が音楽と共にどう紡ぎ出されるのか? 僕自身俳優として楽しみにしています」と意気込みを口にした。家族で楽しめるイベントとして「0歳からのコンサート」「キッズのためのオーケストラ・コンサート」、子どもたちが全身で音楽を楽しむワークショップ「こどもたちの音楽アトリエ」も開催。今年ならではのトピックとして、LFJオリジナル盆踊りの“フォル盆”が制作されるほか、4人の若きピアニストを描く映画『蜜蜂と遠雷』とのタイアップも決定。劇中のピアノを福間洸太朗、金子三勇士が演奏し、劇中の楽曲「春と修羅」を藤倉大が手掛けており、この3名が出演する公演をまとめてお得に購入できるノベルティ付きセット券が販売される。(東京国際フォーラム地上広場ボックスオフィスのみの限定販売)「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」は5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)に開催。取材・文:黒豆直樹
2019年02月15日映画を彩る要素のひとつといえば、おいしい料理。それはいつの時代も言語や文化を越えて人と人を結びつけるものでもありますが、そんななか注目の “美食シネマ” として話題の『家族のレシピ』が3月9日(土)より公開されます。そこで、今回は先日行われたとあるスペシャルイベントの模様をお届けしたいと思います。それは……。写真・角戸菜摘(イベント)『家族のレシピ』キュリナリーシネマイベント!【映画、ときどき私】 vol. 212とはいえ、「キュリナリー(Culinary)って?」と疑問を抱いた人も多いかと思いますが、直訳すると「料理の」という意味。本作はドイツのベルリン国際映画祭やスペインのサンセバスチャン国際映画祭でキュリナリーシネマ部門(美食と映画)に正式招待され、チケットが即日完売するほど大好評だったとか。「上映会のあとにその作品にまつわる料理を出演者や監督たちと楽しむ」というのが、このイベント最大の魅力。そこで、エリック・クー監督をはじめ、主演の斎藤工さん、主人公の母親役を演じたシンガポールの人気女優ジネット・アウさん、主題歌を担当したシシド・カフカさん、そして映画鑑賞後にお腹を空かせた招待客のみなさんが銀座のPLUS TOKYOに集結しました。なんと「キュリナリーシネマ」という名前を付けてイベントを開催するのは、日本でも今回が初。そのため、開始前からお客さんのワクワク感が会場内を包んでいましたが、そんななかまず運ばれてきたのは、こちら……。『家族のレシピ』スペシャルプレート!見覚えのあるメニューからちょっと見たことのないものまで、バラエティに富んだメニューの数々。これらはすべて、監督や出演者の方々の「家族のレシピ」が再現されているそうです。まず、写真右上は松田聖子さんの「がめ煮」。出身地でもある福岡の郷土料理で、筑前煮のことですが、お正月やおめでたいときに松田家で必ず食卓に出てきたという思い入れのある一品だそうです。続いて、その左隣にあるのは別所哲也さんの「別所家のピーマンの肉詰め」。お母さんがよく作ってくれたおかずのひとつで、お弁当にもよく入っていた思い出の味とのことです。そして、写真左上はシシド・カフカさんの「ケサディア」。メキシコ生まれということもあり、メキシコでは定番の家庭料理を選ばれたようですが、トルティーヤにチーズを挟んで焼き、野菜やお肉などと一緒に食べる、いわゆる「メキシコ風ホットサンド」のようなもの。帰国後もレシピを持ち帰ったシシドさんのお母さんが朝食用にアレンジしてよく作ってくれたそうです。4品目は、写真左下にある伊原剛志さんの「伊原家の牛丼」。しゃぶしゃぶをした翌日に残ったお肉で牛丼を作ったところ、子どもたちが大絶賛したことがきっかけだったとか。それ以来、伊原家ではしゃぶしゃぶのお肉を残すというのが習慣になっているようです。最後は、エリック・クー監督が記憶している最初の食べ物だという「半熟卵のダークソースがけ」。一見、ただのしょうゆのようなソースなので、「名前と色からしてしょっぱいのでは?」と思うところですが、半熟卵といい感じに混ざり合ってマイルドな口当たり。ダークソイソースとも言われるもので、アジア諸国ではよく使われているそうですが、ドロッとしていて甘みが強いのが特徴です。煮込みや炒め物に最適なようなので、ぜひ試してみてください。どの料理もそれぞれのエピソードを聞きながら食べると、懐かしさや親の愛情などが感じられ、みなさんの“家族の風景”が垣間見ることができる優しい味がしました。そして、いよいよ本日の主役「ラーメン・テー」が登場!とはいえ、こちらもみなさん聞き覚えのない料理だと思いますが、それもそのはず、日本のラーメンとシンガポールのバクテーを掛け合わせて作られた映画のオリジナル料理。今回は、“ラーメン界の革命児”といわれる竹田敬介さんが監修したことでも話題となっています。実は本作の原題も料理名と同じ「RAMEN TEH」であり、劇中でも欠かせない一品として登場するのですが、会場に運ばれるやいなや、拷問にも近いほど食欲をそそる香ばしい匂いが会場に充満。登壇されたみなさんも、目の前のお客さんや取材陣のことを忘れて、しばし無言で食べる姿がそのおいしさを物語っているようでした。進行上、食べながらの質疑応答という形式になっていたのですが、「麺がのびちゃうので、後にしてもらいたいというのが本音ですが……」という言葉が思わず斎藤さんの口から飛び出すほど(笑)。「おいしい料理は人を幸せにする」とはよく言われていますが、まさにその言葉通り、みなさんの満面の笑みが印象的でした。「映画を観て想像していたもの以上においしい!」とコメントされていたシシドさんもバクテーは食べたことがないということでしたが、バクテーとはシンガポールを代表するソウルフード。「肉骨茶」と書いてバクテーと読み、骨付きの豚肉をにんにくや香辛料、漢方などで煮込んだスープ料理です。そのため、現地では揚げパン(写真右)と一緒に食べたりすることも多いそうです。映画を作るようになってから、料理には映画作りに通じるものがあるので興味を持っているという斎藤さんも、バクテーは家でも作っているのだとか。斎藤さんいわく、「簡単ですよ」とのことなので、みなさんもレシピを見ながら挑戦してみてはいかがでしょうか?今回、私もラーメン・テーをいただきましたが、豚肉から出るうま味に加えて、ガツンと効いたニンニクとシンガポール独特の香りが楽しめるスープは、いつまでも飲んでいたくなるほど。麺との相性も抜群でしたが、お箸で切れるほど柔らかく煮込んであった豚肉も含め、とにかく「おいしい」のひと言に尽きました。映画がきっかけで生まれた新たな料理ですが、ぜひ日本でも定番化して欲しいメニューのひとつです。ちなみに、ラーメン・テーは映画を作りながらできたのではなく、事前に半年以上かけて料理を完成させてから、映画の企画をスタートさせたという監督のこだわりが詰まった一品となっています。この作品を通して “家族” を見つけたイベントでは撮影中のエピソードも披露されました。なかでも斎藤さんにとって思い出深いのは、最終日に監督がチキンスープを振舞ってくれたことだそう。監督が一番大変だったのを知っていることもあり、準備に費やしてくれた時間と手間をスープとともに味わっているうちに斎藤さんは思わず号泣してしまったのだとか。「日本の僕らを温かく迎えてくれたシンガポールチームにも感謝の波が止まらなかったですし、本当においしくてあの味が忘れられないです。僕にとっては『家族を見つけた味』だと思います」と熱い思いを語ってくれました。そして、やっぱりシメはデザート!ということで、今回用意されたのは、舞台となった群馬県高崎市でも人気が高い微笑庵の「ちごもち」(プレート写真右下)です。見た目は普通のいちご大福のようなので、「半分くらいはあんかな」と思って切ってみると、なんとほぼ全面いちご。驚きで思わず声を上げてしまいましたが、それもそのはず、群馬県指定品種「やよいひめ」の大粒で高糖度の極上品のみが使用されているのだそう。がぶりと噛むと口からしたたり落ちるほどのジューシーさですが、いちごのほどよい甘酸っぱさと周りを包む白あんと羽二重餅が “極上のハーモニー” を奏でていて、しびれました。と、ここで斎藤さんから「なぜ『いちごもち』ではなく、『ちごもち』なのか?」という疑問が湧き上がりましたが、みなさんはご存知ですか? 「あまりのおいしさに『い』を飲み込んだのでは?」というMCの絶妙な回答もありましたが、「い」どころか「ちご」まで飲み込んでしまいそうなほどのおいしさ。私も気になったので、実際に店主の方に伺ってみました。この「ちご」は、やはりいちごの「ちご」でもあるのですが、もうひとつはかわいらしい子どものイメージから「稚児(ちご)」の2つをかけて名付けられたそうです。ジネットさんにいたっては、職人から直接作り方を学んだくらい大好物だそうですが、取り寄せなどの発送を行なっていないため、高崎に行かないと食べることができません。そこでオススメは、『家族のレシピ』のロケ地巡りをしながら「ちごもち」を味わうというもの。しかも、高崎は映画やテレビの撮影場所として年間約50作品に使われている場所でもあるので、ほかにもお気に入りの作品のワンシーンにも出会える可能性も大です。ちなみに、「ちごもち」は12月中旬から5月上旬までの限定品とのことなので、ぜひこの時期をお見逃しなく!作品を通して観客に伝えたい思いとは?終始アットホームな雰囲気に包まれたイベントもあっという間に終わりの時間。最後に、斎藤さんからこれから観るみなさんに向けてメッセージをもらいました。「劇中では日本とシンガポールの歴史についても触れられていますが、そこからどうやって未来を一緒に導いていくかというのも提示されているので、そういった部分も見ていただきたいと思います。あとはとにかくお腹が減る1本。観終わったあとに作品からインスパイアされた料理も味わって楽しんで欲しいです」とのことでした。食欲と涙腺を刺激される!日本とシンガポールの外交樹立50周年を記念して生まれた本作。過去には忘れてはいけない歴史があるものの、これからの両国の関係も、日本とシンガポールどちらの味も尊重しあったラーメン・テーのように、お互いを支え合っていけたらいいなと願うばかりです。そして、何よりも感じるのは、誰にでもある“家族の味”に込められた愛情の深さ。心とお腹を満たしてくれる感動を大切な人と一緒に劇場で味わってみては?ストーリー高崎市のラーメン屋で父と叔父と3人で働いていた真人(斎藤工)。ある日、急死してしまった父親の遺品を整理していると、幼い頃に亡くなったシンガポール人の母が書いた日記を発見する。真人は両親の足跡をたどってシンガポールへと渡り、そこで知られざる家族の過去と向き合うことに。父と母とを結びつけたバクテーの味とはどんなものだったのか。バラバラになった家族をひとつにするため、真人はある料理を完成させようと奮闘するのだった……。喉が鳴る予告編はこちら!作品情報『家族のレシピ』3月9日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー配給:エレファントハウス/ニッポン放送©Wild Orange Artists/Zhao Wei Films/Comme des Cinemas/Version Originale
2019年02月12日「ブリリア ショートショートシアター オンライン」などを展開する株式会社ビジュアルボイスが、3月に開業予定の横浜駅直通の複合型体験エンターテインメント施設「アソビル」にてオープンする「THE STORY HOTEL」に、ショートフィルムコンテンツの提供をすることが分かった。「アソビル」2階の常設体験イベントフロア「ALE-BOX」内にオープンする「THE STORY HOTEL」は、ショートフィルムや小説のストーリーを、ゲストのアクションと組み合わせて完結する新しいストーリー体験コンテンツとして提供することで、物語の楽しみ方を“鑑賞”から“体験”へと転換させる、新しいエンターテインメント展示。まず、ホテルの案内人から差出人不明の手紙を受け取り、物語体験がスタート。手紙の指示に従って謎解きなどをしながら、小説やショートフィルムが楽しめるあなただけのオリジナルストーリー。最大2名の個室空間で、くつろぎながらショートフィルムを楽しめる特別な時間を過ごせるほか、展示の中で集めたカードに想いを託してタイプライターへ、宛名を入れて大切な人へ贈れるという魅力も。なお、提供する作品は米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」などを手掛けるショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」がセレクト。株式会社ビジュアルボイス代表取締役社長・別所哲也は「体験する人によって、それぞれのストーリー、モノガタリが生まれる新たなエンターテインメントに大いに期待するとともに、この施設の魅力をたくさんの方に伝えてほしいと思っています」とコメントしている。「THE STORY HOTEL」は3月15日(金)よりアソビル2階常設体験イベントフロアALE-BOX内にてオープン。(cinemacafe.net)
2019年02月10日「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア inハリウッド」が17日、ロサンゼルスのTCLチャイニーズシアターにて行われた。同イベントは、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)の20周年を記念し、日本の様々な魅力を海外に発信するジャパン・ハウス ロサンゼルスとともに行われた。河瀨直美監督による「映画の可能性」をテーマにしたマスタークラスが開催され、現地の学生や映画関係者が参加。またレッドカーペットには、映画祭代表の別所哲也、EXILE HIRO、イベントアンバサダーのEXILE AKIRA、小林直己、河瀨直美、映画監督のロジャー・ドナルドソン、ミュージシャンのMIYAVIら豪華ゲストが集結し、ジャパン・ハウス ロサンゼルスのアドバイザーを務めるYOSHIKIも駆けつけた。EXILE AKIRA は「今回、アンバサダーとしてショートショート フィルムフェスティバル inハリウッドに参加させていただける事を大変光栄に思います。ショートフィルムにはさまざまな世界観があり、そういった世界の作品をひとつひとつ紹介できたらと思います」とあいさつ。小林は「俳優として日本とアメリカ両方で活動しており、リドリー・スコットが製作総指揮をつとめるNetflixオリジナル映画『The Earthquake Bird』の出演が決定しているのでぜひ期待してほしい。1人の俳優として、今回この映画祭に参加できてとても嬉しく思っています」と語った。さらに、EXILE HIROからSSFF & ASIA と LDH による詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」第3弾の制作が決定し、三代目 J SOUL BROTHERS のボー カル・今市隆二が俳優として演技に初挑戦をすることが発表された。今市自身がボーカルをつとめる新曲が使用されるという。EXILE HIROは「LDH USAを立ち上げてから2年。今年からこのLAにEXPG(ダンススクール)もできた。今日この発表ができることをうれしく思う」喜びを表す。初演技について聞かれた今市は「今回光栄な気持ち。去年からソロ活動を頻繁に行っているが、海外のクリエイターと仕事をすることで表現の視野が広がった。演技への挑戦は自分のアーティスト活動や歌に還元される」と意気込みをのぞかせた。今市主演の作品の監督を務めるのは、『トイレのピエタ』『ハナレイベイ』、さらにシネマファイターズ第二弾「ウタモノガタリ」内の1作品として製作された『カナリア』を手がけた松永大司監督。「前回はTAKAHIROさんという魅力的なアーティストとコラボできたし、本当にショートフィルムは面白いと思った。演技としては、初めてだけど表現者としては一流、楽しみにしています」と期待を寄せた。
2019年01月19日主演・斎藤工、共演に松田聖子を迎え“家族愛”を描いたシンガポール・日本・フランス合作映画『家族のレシピ』。この度、シシド・カフカによる主題歌「Hold my Hand」が初披露される予告編が到着した。本作は日本とシンガポール、両国のソウルフードがつなぐ家族愛を描いた感動作。斎藤さん演じる主人公・真人が、父親の死をきっかけに、幼いときに亡くした母の地元・シンガポールに旅立ち、一度はバラバラになってしまった家族の絆を取り戻すために奔走する。日本とシンガポールの食文化の架け橋となる主人公・真人役の斎藤さんのほか、真人にシンガポールを案内する現地在住のフードブロガー・美樹役を松田さん。そのほか、伊原剛志、別所哲也ら日本人キャストに加え、シンガポールから人気コメディアンのマーク・リーや国民的女優のジネット・アウらが出演した。また昨年、ベルリン国際映画祭とサン・セバスチャン国際映画祭の両方のキュリナリー・シネマ(美食と映画)部門に正式招待され、料理がテーマの美食映画として世界から注目を受けている本作。今回到着した予告編でも、美味しそうな料理が登場している。両親のルーツを求めて、真人が母の故郷でもあるシンガポールへ旅立つところから始まる映像には、美樹の助けを借りてシンガポールのローカルフードのお店を訪ね、真人の思い出の味を頼りに、母の家族探しを始める様子が映し出されている。なお、1月19日(土)より特典(海外ポスターアートのポストカードセット)付き鑑賞券が、前売り券ネット通販(メイジャー)にて発売される。『家族のレシピ』は3月9日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:家族のレシピ 2019年3月、シネマート新宿ほか全国にて順次公開(C)Zhao Wei Films/Wild Orange Artists
2019年01月18日「EXILE」のAKIRAと小林直己(「EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」)が、日本の魅力を海外に発信するジャパン・ハウスとのコラボ「ショートショート フィルムフェスティバル in ハリウッド」(共催:在ロサンゼルス日本国総領事館)のアンバサダーに就任したことが分かった。本イベントは、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)が映画祭20周年を迎えたことを記念し、現地時間の1月17日、ロサンゼルスのTLC チャイニーズシアターにて開催。現地では、「SSFF&ASIA 2018」のグランプリ作品(ジョージ・ルーカス アワード)に輝いた『カトンプールでの最後の日』や、第90回米国アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞の辻一弘を追ったドキュメンタリー作品『The Human Face』。LDHと「SSFF&ASIA」によるコラボレーション企画『ウタモノガタリ -CINEMA FIGHTERS project-』の一篇『カナリア』。河瀬直美監督&脚本、別所哲也が主演する『嘘 -LIES-』などの上映が行われる。そして今回アンバサダーに就任した2人は、「SSFF&ASIA」代表の別所哲也や様々なセレブリティと共に、レッドカーペットやイベントを彩ることに。AKIRAさんは「この度は、LAでのショートショート フィルムフェスティバル&アジアの開催に際して、アンバサダーとして就任させていただいた事、また、映画の原点でもあるハリウッドで開催されるこの映画祭に参加させていただける事を光栄に思います」とコメント。小林さんも「ショートフィルムの魅力をお伝えできるよう尽力しつつ、また、自分も映画に携わる俳優の一人としても、日本を発信するJAPAN HOUSEの皆さんとともに、ハリウッドにおいてショートショート フィルムフェスティバル&アジアを盛り上げていけたらと思います」と話している。(cinemacafe.net)
2018年12月18日女優・樹木希林さんを偲ぶ写真展「愛・樹木希林」が、東京・渋谷で開催中のアート・イベント「ARIGATO SAKURGAGAOKA Produced by ART PHOTO TOKYO」にて特別展示が行われている。9月15日、75歳で亡くなった女優の樹木さん。本写真展は、9月に行われた「なら国際映画祭2018」の会期に、奈良県で期間限定で展示されていたもので、東京では今回が初展示。会場となったのは、渋谷再開発につき今年末に取り壊されるビル一棟全てが丸々アートに染まったイベント「ARIGATO SAKURAGAOKA Produced by ART PHOTO TOKYO」。ここには50名以上のアーティストが集結している。会場では、2015年から樹木さんと親交があった世界的フォトグラファーのレスリー・キーが立案者となり、レスリー・キーがイベントや道端などで出会った樹木さんの自然な姿を捉えた写真を展示。さらに、映画『あん』に出演したときの現場写真や、娘・内田也哉子と孫の内田伽羅を加えた貴重な3ショットの撮りおろし作品など、多数のポートレートを展示中だ。なお、展示ブースには妻夫木聡、斎藤工、別所哲也、田中麗奈、風吹ジュン、松坂桃李、竹中直人、浅田美代子など、故人と親交のあった著名人から樹木さんへの「愛」が語られている特別映像も上映されている。スケジュールや参加アーティストなど、詳細はぜひイベントオフィシャルウェブサイトを確認してほしい。<著名人追悼映像メッセージ一部>レスリー・キー2015年、僕たちは「あん」の映画で一緒にカンヌ映画祭へ行きましたよね。初めて会った時に樹木希林さんが私を見て「あなたって日本人じゃないのね」と笑いながら優しい目で見てくれたは今でも忘れません。僕が初めて希林さんの作品を見たのは25年前、まだ日本に来る前のことでした。あれから私はずっと、いつか希林さんを撮影したいと思って、2015年に夢が叶いました。あれから4年間、希林さんとは撮影現場で会ったり、映画祭で会ったり、ばったりと会ったり、必ずいつも私といろいろな話をしてくれて、私にとっては全て大切な思い出になってます。あなたは私が日本で一番敬愛する女優さんです。あなたは素晴らしい女優さんです。素晴らしい母です。素晴らしい人間です。私は希林さんからたくさんのことを教えてもらいました。私にとっては今でも大切なものです。今回の「愛・樹木希林」という写真展、心から愛を込めて、、、天国から見てくれたらいいなと思います。希林さんは、本当に日本の誇りです。そして、映画界のミューズです。私は希林さんが教えてくれたこと全て、ずっと一生大切にします。この写真たちをたくさんの希林さんのファンたち、そして希林さんの愛する人たちが見て、希林さんの輝く姿を一生忘れません。浅田美代子女優って言われることは好きじゃなかったですね。「『女』が『優れる』と書いて、私は女として優れてないし、派手な感じで嫌だ」とよく言っていました。「自分は役者なんだ」と。私も昔、眉毛を整えたりしている時に、よく怒られましたね。「美代ちゃんはどうしてそうやって眉毛をいじるの。眉毛は大事なんだよ。ダメだよそんなことしちゃ」ってよく怒られてました。でも、もう抜いたりしてたから生えなくきちゃったので、書いたりしてますけども、それはすごく後悔してます。とにかく、人を見ることが大好きで、それは電車の中だったり、バスの中だったり、ワイドショーやニュースに映る人だったり、ドキュメンタリーだったり、そういう人たちを面白可笑しく見ているのが好きでしたね。だから、彼女の中の引き出しがいっぱいになって、お芝居をするっていう事じゃなくて、役、その人、そのものになりきれたんだなと思ってます。とにかく普通であること、特別じゃないんだっていうこと、それが彼女のポリシーだったんだと思います。情の深い人でしたね。こんな私の師であり、母であり、姉であり、親友でいてくれたことに本当に感謝しています。斎藤工樹木さんの存在感があまりにも強くて、今もこれからも、樹木さんの居た時間っていうものがなくなる事はないと思います。僕は映画ファンとしても、一俳優としても、樹木さんに多くのことを作品を通じて教え続けられていると思ってます。背伸びをしすぎるんじゃなくて、かかとをしっかり付けて、自分の目高で、自分の半径、自分の本当に大切にするべきものを見つめる、そういった僕たちの日本人の美徳を僕は樹木さんに教えられました。日本の誇りです。邦画のミューズであり象徴だと思ってます。僕らは樹木さんと新しい作品を共にすることはできませんが、そういった樹木さんの心や魂をしっかりとバトンとして引き継いで作品に踏襲する義務があると思います。あなたと同じ時代に、同じ世界に居れたことを心から誇りに思っています。安らかにお眠りください。お疲れ様でした。「ARIGATO SAKURAGAOKA Produced by ART PHOTO TOKYO」は12月2日(日)までヤマハエレクトーンシティー渋谷跡地にて開催中(※月・火・水曜は休館)。(cinemacafe.net)
2018年11月21日新日本プロレスの内藤哲也が5日、東京・テレビ朝日で行われた同団体のイベント「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」の記者会見に出席した。王者クリス・ジェリコと内藤哲也のIWGPインターコンチネンタル選手権試合に加え、オカダ・カズチカとジェイ・ホワイトによるスペシャルシングルマッチなど、新たな対戦カードも発表された。会見に登場した内藤は、王者ジェリコがフライトの関係で会見に出席できない旨が通達されると、「なぜこの場にクリス・ジェリコがいないのか!?」と憤慨した。「ジェリコのスケジュールを抑えるべきでしょ」と述べ、「なんか、最近の新日本プロレスはその辺すごく雑ですよね」と非難した。続けて「彼には今日この場に来てもらって、彼の言葉で彼の意志を聞きたかったですね。残念ですわ」と語った内藤は、「大ウソつき野郎クリス・ジェリコもいないことですし、俺も帰りますわ…」と言い、最後に「2019年1月4日、東京ドーム、クリス・ジェリコを沈めてやるぜ! アディオス!」と宣言。質疑応答に応じることのないまま会見場を後にした。また会見には、オカダ・カズチカとジェイ・ホワイトも登場。ホワイトが「もうお前の手元から金の雨が降ることはない。雨を降らせるのは俺であり、新時代を築くのは俺だ」と挑発するも、オカダは「率直に、このカードが東京ドームで良いのかな? と思いました」と一蹴し、「ジェイが『いつでもどこでも(試合をして)いい』と言っていたので、今ここでやってもいい」と余裕の態度を見せていた。
2018年11月06日「レディの条件?ラーメンやギョーザもある定食屋さんにも高架下の焼き鳥屋さんにも行くけど、フレンチレストランでは恥ずかしくない振舞いができて。品があってユーモアもある女性でしょうか」こう語るのは、数々のミュージカルで主役を演じてきた別所哲也(52)。今回は名作『マイ・フェア・レディ』(9月16〜30日、東京・東急シアターオーブにて。10月6日から福岡、広島、大阪、愛知、大分でも順次公演)で、言語学者・ヒギンズ教授を演じる。ロンドンの貧しい花売り娘・イライザはヒギンズのもとで言葉遣いやマナーのレッスンを受け、憧れの社交界へのデビューを目指す。「イライザに扮するのは、『レ・ミゼラブル』で親子を演じた(神田)沙也加ちゃん。今回は恋のお相手です」(別所・以下同)作品や役、公演の時期との巡り合わせが幸運だったと別所は言う。「年齢を重ねて、人生のいろんな経験を積んでこそ深く解釈して演じられる役柄。スポーツ選手にとってのオリンピックと似ていて、僕の年齢と公演の時期の巡り合わせが奇跡的にうまくいって、幸せです」ヒギンズは当初、言語学の研究に没頭している。が、研究対象でしかなかったイライザにいつしか恋をする。格式や伝統、マナーを大切にする英国紳士が、対極の自由奔放で革新的な明るい彼女に引かれていくのだ。「考えてみると、男と女ってそういうものじゃないですか。自分にないものに引かれ、相手の何かを変えることができると恋愛の醍醐味に浸れる。ヒギンズは、彼女の話し方やマナー、レディになっていく過程に自分が関わったことで火がついた。“自分が彼女を磨き上げたい”と。イライザは、負けん気が強いけどひたむきで、夢をかなえたい思いが強い。そこがチャーミングで、なんとかしてあげたくなってしまう。甘酸っぱいザワザワした気持ちから、恋心にスイッチが入るんですね」別所といえば、毎週月〜木曜は、早朝のラジオ番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のナビゲーターも務めている。この番組は今年、12年目に突入。また、主宰している日本発の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」は20周年。俳優にとどまらない活躍ぶりだ。「よく言われるんですよ、すごく忙しそうですね、って。確かに朝は4時起床。ラジオに出る僕のほかにも、台本を読んだり映画祭をとりまとめたりする“別所2号”“3号”がいたりして(笑)」
2018年08月06日短編映画とも呼ばれる、上映時間の短いショートフィルム。日本ではあまり認知されていないジャンルながら、実は、欧米では映画祭が行われたり商業として確立されているほど人気なのです!ここでは、ショートフィルムに心奪われ、自身で映画祭を主宰する俳優の別所哲也さんに、その魅力や楽しみ方について聞きました。おすすめの3作品にも注目です!別所哲也さんがショートフィルムと出合ったのは、仕事でアメリカと日本を行き来していた1997年の秋だという。「俳優という仕事柄もあって、ショートフィルムを上映するパーティによく呼ばれていたんです。当時は短編作品にいいイメージがなかったのですが、ある日、友だちに誘われて行ってみたところ、そこで観た10本のショートフィルムの面白さに衝撃を受けました。短いだけじゃなく、これまで観たことのない映像の未来地図のような面白い表現に釘付けになったんです。しかも、当時はパソコンのウィンドウズ95が発売されたばかりの頃で、ハリウッドでは“動画配信の時代がくる”と話題になっていたタイミングでもありました。そんな、ネット上で映画や映像が見られる時代に主役となるのはショートフィルムだといわれるのを聞き、実際に映画祭などで熱い視線が注がれているのを見て、これは面白いと思ったんです。でも、当時の日本ではショートフィルムが話題になることはおろか、観られる機会もありませんでした。面白い世界なのにもったいないと思い、そこで、『ショートショートフィルムフェスティバル』を立ち上げることにしたんです」ショートフィルムの最大の特徴は、当然ながら上映時間が短いということ。でも、そこに良さやメリットが集中しているという。「ショートフィルムは、規定の長さというものがありません。そうした時間のしがらみから取り払われたところに、面白さがあると思うんです。というのは、長編作品の場合は、“興行にのせるためには最低70分ないといけない”というように、ビジネス上の理由で不必要に作品の時間を延ばしたり、いらない要素を盛り込む場合がある。でも、短編の場合にはその必要がなく、だからこそ、映画の本質や監督の表現スタイル、こだわりがしっかりと伝わってきます」そうして、監督が高い自由度で作れるということが、バリエーション豊かな作品を生むことにもつながっている。「観る人の好みに、シャープに近づく作品がたくさん存在します。それに、時間が短い分だけ予算も少なくて済むことから若手作家にも開かれていて、新しい感覚を持った作品を見つけやすい。また、アルゼンチンやポルトガルなど、普段はなかなか目にすることのない、世界中の作品と出合いやすいことも魅力のひとつです」今の時代はショートフィルムを観るのに便利だと別所さん。「インターネットで検索するだけでもさまざまな作品が観られるので、自宅などで手軽に楽しんでほしいですね。映画を観るために2時間を割くことは大変かもしれないけれど、ショートフィルムは短いですから。10分という時間でも、作品を味わい、何かを感じ取ることができますよ。おそらく、ショートフィルムの世界はこれからさらに、進化を遂げていくと思います。実際、カット割りが必要のないVRの作品が登場したことで、作品を手がけるクリエイターの種類も変わってきています。そういった、実験的で新しい手法が次から次へと入ってくることも、ショートフィルムの面白さの一つだと思います。今後の展開は、僕も楽しみにしています」『スーパーマン、スパイダーマン、バットマン』甘えん坊のアーロンが、父親と一緒にバスに乗ってとある目的地へと向かうというハートウォーミングな物語。タイトルにヒーローたちの名前が連なっている意味を考えつつ観賞を。監督は、トランシルバニア国際映画祭の設立者であるTudor Giurgiu。上映時間15分。「ブリリア ショートショートシアターオンライン」で視聴可。『ミッドナイト・オブ・マイ・ライフ』若くして亡くなった、実在するイギリスのアーティスト、スティーブ・マリオットを描いた作品。映画『ホビット』やドラマ『シャーロック』に出演している一流俳優のマーティン・フリーマンが主演を務めたことでも話題となった。音楽好きはチェック。「ブリリア ショートショートシアターオンライン」で視聴可。『シェイクスピア・イン・トーキョー』兄の仕事に同行して初来日したダウン症のベン。自分のことをかまってくれない兄から逃れるように東京探検に出かけるが、シェイクスピアの知識や持ち前のユーモアで人の心を掴んでいく。監督はオーストラリア人のジュネヴィエーヴ・クレイ・スミス。「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」のHPで視聴可能。べっしょ・てつや俳優。「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」代表。『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のナビゲーターを担当。※『anan』2018年7月18日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月15日2019年の再演も発表された主演ミュージカル『キューティ・ブロンド』で第43回菊田一夫演劇賞を受賞するなど、年々ミュージカル女優としての存在感が増す神田沙也加。最新出演作は、日本初演から55周年を迎えたミュージカルの金字塔『マイ・フェア・レディ』。昨年宝塚歌劇団を退団した元宙組トップスターで、本作が女優デビュー作となる朝夏まなととのW主演により、今秋全国6都市で上演される。神田は「ターニングポイントと呼べる役にしたい」と意気込んでいる。ミュージカル「マイ・フェア・レディ」チケット情報ロンドンの下町に暮らす花売り娘イライザ(朝夏まなと/神田沙也加)は言語学者のヒギンズ教授(寺脇康文/別所哲也)と出会い、訛りを矯正して淑女になるためのレッスンを始めるが……。オードリー・ヘップバーン主演の映画版でも知られる、胸弾むシンデレラストーリー。イライザ役といえば、神田が敬愛する大地真央の当たり役のひとつでもある。出演が決まり一番に報告すると、大地は泣いて喜んだという。「困った時は何でも相談に乗るけど、『まずは沙也加が思うイライザを』と、背中を押されました」男勝りな性格で毎日を楽しく暮らしながらも、ウィークポイントを突かれた瞬間、内に秘めた上昇志向がマグマのように吹き出す。イライザは「思いが何層にもなっている女性」と見る。「今までの役作りでは、お客様が思い描くイメージに近い優等生的な正解を出そうとしてきましたが、今回は『私はこう思う』とプレゼンテーションする形でもいいのかな。Wキャストの朝夏まなとさんと違って私はどこかの劇団出身だったり、アカデミックに演技を学んだ経験もないので、逆に思い付いたことは何でも試せるフリーダムの強味を活かしたい。朝夏さんとは宝塚の男役と娘役ほどの身長差がありますし、見た目も含めて全然違うイライザになると思います」先日、ひと足先に製作発表で楽曲を披露した。歌稽古では喜びのあまり「鳥肌が止まらなかった」と声を弾ませる。「ひとつひとつのことがすごく嬉しいんですね。ヒギンズ教授から教わって初めて正しく発音出来たときの、雷に打たれる感覚を私も早く経験してみたいですし、お客様が何を望んでいるのか、演劇ファンとしての目線も忘れたくない」。その上で、自信を持って役に挑みたいと力を込める。「10年前の私がそうだったように、2018年版の舞台を観てイライザを演じたいと思う方がいるかもしれない。その責任は絶対に負わないといけないですし、何度も自分を奮い立たせながら、毎回誇りを持って日本の『マイ・フェア・レディ』を提示していきたいと思います」公演は、9月16日(日)から30日(日)まで東京・東急シアターオーブ、10月19日(金)から21日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。その他、地方公演あり。大阪公演は7月14日(土)10:00より発売。取材・文:石橋法子
2018年07月12日本に囲まれて“暮らす”ように滞在するブックホテル「箱根本箱」が、箱根・強羅に8月オープン。館内にはブックストア、レストラン&カフェ、ショップ、シアタールームなども備え、宿泊者はもちろん、宿泊以外の来訪者も本に囲まれながらゆったり時間を過ごすことが出来る。ブックホテル「箱根本箱」は、⽇本出版販売株式会社(日販)が箱根強羅温泉に所有する保養所「あしかり」を全⾯リノベーションするもので、「本箱」という名称は「本」と「箱根」を掛け合わせたもの。テーマは、本を通じて新しいライフスタイルを提案することで未来へと⽂化を紡ぐ“本との出会い”。駅前の本屋のように気軽に本を⼿に取れる空間、本と⽣活が密着した⼼地よい空間で、“暮らす”ように滞在しながら、「本」を読む楽しさ、本と向き合う楽しさを存分に味わえる。本のディレクションは⽇販によるBOOKディレクションを⼿掛けるブランド「YOURS BOOK STORE」が担当し、施設全体のプロデュース&ディレクションおよびオペレーションは、新潟県南⿂沼市のライフスタイル提案型複合施設「⾥⼭⼗帖」を手掛ける株式会社⾃遊⼈が担当。館内には、本離れが進む社会のなかで、“本との距離がぐっと縮まる”、“本と⼀緒に暮らしたくなる”ような様々な仕掛けが散りばめられている。特に注⽬なのが、館内各所に登場するスペシャル企画「あの⼈の本箱」。各界の第一線で活躍する、本を愛する著名人の選書によるオリジナル本箱が楽しめる。企画参加者は、石田衣良、恩田陸、大宮エリー、西加奈子、綿矢りさ、山崎ナオコーラや辻村深月ら作家から、横尾忠則や蜷川実花、清川あさみなどのアーティスト、中谷美紀や山田孝之ら俳優と様々。この本箱は、客室を中⼼に、館内の様々な場所に設置。どの本箱がどの場所に置かれているかは来館してからのお楽しみ。同じ本箱がずっと同じ場所にあるとも限らない。客室内の本箱は、もちろんその部屋に泊まった⽅だけの“お楽しみ”となる。中核となるホテルの客室数は6タイプ全18室。その全室に「あの⼈の本箱」と温泉露天⾵呂を備え、半数以上の客室からは⼤⽂字焼で有名な明星ヶ岳や⾦時⼭などの箱根外輪⼭を望むことが出来る。それぞれ異なるインテリアで、1つとして同じ客室はない。“⾃宅のリビングルームでくつろぐように”、さらには“バスルームでもトイレでも、いつでもどこでも”本が楽しめるように、創造的思考を誘発する空間で、思い思いの時間を過ごすことが出来る。レストラン&カフェでは、“オーガニック&クレンジング”をテーマに⾃然派イタリアンを提供する。フードディレクターはミラノのミシュラン2つ星「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」や、弘前の「オステリア エノテカ ダ・サスィーノ」にて経験を重ねた佐々⽊祐治が担当。相模湾や駿河湾の⿂介や、神奈川や静岡の有機野菜や柑橘など“⽣産者の想いが詰まった⼒のある⾷材”たちを主役に、箱根のローカルガストロノミーを表現する。ディナーは要予約、レストランの⽇帰りでの利⽤、およびアイドルタイムのカフェ営業は秋以降スタート。さらに、館内の本はただのインテリアではなく、すべての本が購⼊可能。新刊と古書、洋書あわせて約1万冊を取りそろえ、箱根では最⼤規模の書店となる。「本」を選ぶのと同じ⽬線で作られた、ライフスタイル&アルチザンショップも展開。“暮らしの彩り”をコンセプトに、⼼地いい⽣活を約束してくれる様々なグッズを販売する他、アルチザンブースでは、丁寧な⼿仕事が光るアクセサリーやテキスタイル、レザー⼩物、うつわなど、使って・飾って楽しめる作品をセレクト展開する。この他、Wi-Fi完備で、PCを持ち込んで仕事に没頭するのにも、のんびりお茶を飲みながら読書するのにも最適な「本箱ラウンジ」を用意。「本箱シアター」と名付けられたシアタールームでは、俳優・別所哲也が代表をつとめる、国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジアと連動したショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」とコラボレーション。毎⽉異なるテーマを掲げ、厳選作品を上映する。秋以降には、メンバーシップ・プログラム「本箱会」がスタート予定。同ホテルはブックストア、ショップ、レストラン&カフェのみ⽇帰り利⽤が可能だが、会員になると、温泉、「本箱ラウンジ」、宿泊者専⽤ラウンジ、シアタールームなど客室以外のすべての場所を利⽤出来る。普段本を読む方はもちろん、読まない方も、箱根本箱をきっかけに“本と出会う楽しみ”を体感してみては。【施設情報】箱根本箱オープン:8月住所:神奈川県⾜柄下郡箱根町強羅1320-491料金:1泊2⾷ 1万8,321円〜(2名利⽤時の1名料⾦)
2018年07月06日現在公開中のオムニバス映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』の公開記念舞台あいさつが30日、都内で行われ、岩田剛典、別所哲也が出席した。映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』の公開記念舞台あいさつに出席した別所哲也、岩田剛典(左から)EXILE HIRO率いるLDH JAPAN、別所哲也が代表を務めるショートショートフィルムフェスティバル&アジア、そしてEXILEなどに作詞を提供してきた作詞家・小竹一人がコラボレーションしてショートフィルム6本が生み出された『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』。この日はその1本となる石井裕也監督作品『ファンキー』で主演を務めた岩田剛典、そしてショートショートフィルムフェスティバル&アジア代表の別所哲也が登壇して舞台あいさつが行われた。主演を務めた『ファンキー』について岩田が「エキセントリックというか、かなり奇抜かつインパクトのある作品になっていると思います。台本を読んだ時、節々に『これどういう意味なの?』といろんなクエスチョンマークが浮かびましたが、石井監督と相談したら監督の中ではゴールが見えていて、明確な作品像は監督のみぞ知る作品でした。だから僕は石井監督を信じて撮影に臨みました」と撮影時の心境を明かしつつ、劇中で演じた"純司の兄貴"という役柄は「ほぼ全編サングラスは初めてで、目の芝居が伝わらない苦労はありましたね。17~18分という短い尺の中で、山と谷じゃないですが、クライマックスに向かうシーンメイキングを意識して撮影に臨んだので、ワンシーンワンシーン情報を詰め込むことを考えていました」と回顧した。そんな岩田について別所は「岩田さんの兄貴像の半端ない感じの世界観を楽しんでいただけたと思います。石井監督が描き出す"ファンキー"さというものに対し、表現者としての岩田さんの半端ないチャレンジしている姿が素敵でしたよ。僕は大学の先輩ではあるんですが、今ここでかしずきたいです」と絶賛して思わずひざまずくと、岩田は「そんなことないですよ。止めてください(笑)」と困惑した。また、映画のタイトル『ファンキー』にちなみ、「最近ファンキーだと感じた出来事は?」という質問に、岩田は「最近海外でフランスに行ったんですが、フランスの人って昼からワインを飲んでいたんです。その後に打ち合わせとかあるのに、国民性の違いというかファンキーですよね。それでも仕事ができるというスタンスには驚きました」と回答していた。
2018年07月01日6月11日、テレビ東京で「ミュージカルオペラ座の怪人~ケン・ヒル版~」の記者会見と歌唱披露が行われた。ファントムを演じるのは、ウエストエンドを代表する実力派スターのジョン・オーウェン・ジョーンズ(JOJ)。26歳の時『レ・ミゼラブル』の最年少ジャン・バルジャンに抜擢され、その後、ロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』ファントム役など、大作の主役を務めてきた。今回、日本でのミュージカル出演は初めてだ。【チケット情報はこちら】ケン・ヒル版の音楽は有名クラシックのアリアが作品中に散りばめられている。作品について、JOJは「アンドリュー・ロイド=ウェバー版に比べてオペラの要素が強い作品。ただし声楽的な部分だけでなく、物語、人物、苦悩を伝えたい。ロイド=ウェバーはケン・ヒル版にインスパイアされて、あの大作を作り上げたと言われています。今回、僕はファントムを新たな視点から探り、新しい人物像を作り上げたいと考えています」と意気込んだ。公演の応援サポーターの別所哲也と遼河はるひが「演劇ファン、ミュージカルファン、オペラファン、全ての人が納得できる作品」(別所)、「ケン・ヒル版はキャラクターがユーモラスで人物描写が巧み。ロイド=ウェバー版より原作に近い」(遼河)と、作品の特徴を述べた。JOJが華麗な歌声で2曲歌った。まず、オペラ座の怪人ケン・ヒル版『高い高いところから』は初公開で、繊細なシルキーヴォイスで魅了した。ロイド=ウェバー版『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』では迫力ある美声で、さすがの実力を知らしめた。歌唱後、「初めてマイクの前で歌い、緊張しました。お稽古をしたら、もっと上手くなると思います」とチャーミングに語った。質疑応答でJOJは役者人生のターニングポイントを聞かれ、「ウエストエンドでバルジャン役の方がバイク事故で舞台に立てなくなり、その代役を務めたら、偶然キャメロン・マッキントッシュが観にきていて、そのまま本役となりました。26歳とバルジャンを演じるには若すぎる年齢でしたが、こんなチャンスは2度とないと、両手で掴みにいきました」。ファントムとはどんな存在かを問われると、「役者にとって興味深い役。心の中に人を憎むダークサイド、片や人を愛する部分と、二面性がある。人間味に溢れた部分を演じるのが難しく、面白いです」とそれぞれ語った。自身とファントムの共通点を聞かれて、悩む場面も。「遼河さんから、“美しい声”と言われました。私のハンサムな容姿とは違いますね(笑)。僕も実はオペラ座の地下に棲み、人をたびたび殺しています」とジョークを飛ばした。公演中の渋谷での楽しみとして、ニンテンドーが大好きなJOJは「マリオカート」を挙げた。最後に、「初めてご覧になる方はオープンハートでいらしてください。最高に楽しくてユニークな『オペラ座の怪人』をご堪能いただけます」と胸を張った。「ミュージカルオペラ座の怪人~ケン・ヒル版~」は8月29日(水)から9月9日(日)まで、東京・東急シアターオーブにて上演。チケットは発売中。取材・文:三浦真紀
2018年06月28日●実は昔から仲良しの2人LDHが今、ショートフィルムに挑戦している。HIROと俳優・別所哲也、そしてEXILE、三代目 J Soul Brothers、E-girlsなどに歌詞を提供してきた作詞家・小竹正人の三者によるコラボ企画として、今年1月に第一段『CINEMA FIGHTERS』が公開された。『萌の朱雀』『殯の森』などで海外から高い評価を受ける河瀨直美を筆頭に、気鋭の監督たちがLDH楽曲の世界観を映像化。AKIRA(EXILE/EXILE THE SECOND)、岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brtohers)や鈴木伸之、町田啓太(共に劇団EXILE)らLDH所属の俳優たちに加え、山田孝之、倍賞美津子、桜庭ななみ、鹿賀丈史ほか、他事務所からも幅広い顔ぶれが出演していた。そして6月22日から、第二弾となる『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』が公開になる。今回も、松永大司(『トイレのピエタ』ほか)、石井裕也(『舟を編む』ほか)、安藤桃子(『0.5ミリ』ほか)など、注目の監督たちが参加した。今回、6作品の中から『アエイオウ』に主演した白濱亜嵐と、『Our Birthday』に主演した青柳翔に、話を聞いた。○監督と綿密な話し合い――この組み合わせは、なかなか珍しいツーショットですね。青柳:いや、実はそうでもないんですよ。白濱:昔から結構仲が良くて。ドラマや舞台も一緒にやっていましたし。――初期の劇団EXILEでは一緒でしたよね。青柳さんが「華組」、白濱さんが「風組」で。青柳:そうなんです。それ以外の場で一緒になることも多くて。白濱:15〜16歳で上京した頃からずっと、一時期よく一緒に食事に行ってました。――今回の『ウタモノガタリ』では、それぞれまったくタイプの異なる作品で主演されています。特に白濱さんの『アエイオウ』(安藤桃子監督)は、世界大戦の開戦が迫る日本で、それを阻止すべく特命任務に抜擢される自衛隊員が主人公で、全体にかなり抽象的な作品だったと思います。安藤監督とは、どんな話し合いを重ねられたんですか?白濱:クランクインする前に「話したい」と安藤さんに言われて、いろいろざっくばらんに話をしました。それから安藤さんが脚本を書かれて、いただいたものを読んだときはなかなかすぐには理解ができなかったんです。だから「ここはこうなんだろうな」って1シーンずつ僕なりの解釈を決めたり、「どういう意味なんだろう?」と思った部分を現場で監督に質問したりしてつくっていきました。青柳:亜嵐は普段は明るいから、孤独な青年を演じている目の演技がすごく素敵だなと思いました。あと、お手洗いに行っているシーンもあったりして。白濱:序盤にありました。そこ注目ですか?(笑)――青柳さんは『Our Birthday』(Yuki Saito監督)で、結婚を約束しながらいなくなってしまった恋人に囚われている若き社長役を演じられました。青柳:今回の作品は、過去と現在が交錯するシーンがたくさんあるので、それを二役やるつもりで演じられたらいいね、と監督とお話をしていました。順撮りではないので、バラバラに撮る中でも工夫しながら撮影に臨めたのはすごくよかったと思ってます。英語芝居があったので、そこが毎日吐きそうになってましたね。英語芝居が終わった後、スタッフさんが気を使ってくれて「青柳さん、英語クランクアップで~す」って拍手してくれて。温かい人たちに見守られながら、作品に取り組めたのはすごくよかったと思ってます。――流暢な英語に聞こえましたが……。青柳:いや、全然流暢じゃないですよ(笑)。毎日えづいてましたよ。○曲から生み出された物語に感心――今回の『ウタモノガタリ』は、楽曲からインスパイアされて映像が生まれています。白濱さんの『アエイオウ』の原作曲「何もかもがせつない」は、ご自身のグループGENERATIONSの楽曲です。楽曲と映像のリンクを、お二人は演じていてどのように感じられましたか?白濱:この歌を聴いて、この世界観を想像した安藤さんのセンスにまず驚きました。自分たちの曲ではありますが、監督が歌からインスパイアされているので、僕もまずは聴き込もうと思って、インする前も撮影中もずっと繰り返し聴いていました。最後のほうには、監督がこの曲からこの作品をつくった気持ちがわかったような気がしました。「とにかくせつなくてたまらない」みたいな歌詞なのに、曲調はちょっと勢いがあるトラックなので、重たいだけではないメリハリの部分が作品にも現れていると思います。青柳:僕も、「よくこの曲からこの物語を生み出したな」と思いました。どういう物語があって出演者をどう活かすかを考えてくれた上で『Our Birthday』という作品が生まれていると思うので、監督の手腕がすごいと思いました。原作になった「How about your love?」はそんなにハッピーな曲ではないというか……結末は言わないほうがいいんでしたっけ?――言わないでください(笑)。青柳:物語が全部終わってこの曲が流れると、ある種虚無感に包まれるというか、心がぽっかりする作品に、曲のおかげで仕上がっていると思います。●青柳翔「褒められると傷つく」○音楽を聴いて感傷的に――この作品に限らず、映像と音楽は密接な結びつきがありますよね。青柳:音楽って本当にすごいな、と思いますね。映像を見終わった後に音楽がかかると、観ていた物語がよみがえってくる。聴いている人の、そのときの思い出にもなるじゃないですか。そこは音楽の素晴らしさだと思います。最近たまたま広島のみなしごになった犬猫の番組(フジテレビ『ザ・ノンフィクション』「犬と猫の向こう側」)を観てたんですけど、やっぱり最後に音楽がかかると自分も感情的になっちゃいましたね。――青柳さん、犬猫の番組観るんですね。今回の『ウタモノガタリ』は、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」でプレミア上映されました。20周年を迎える、歴史ある映画祭に参加することをどう感じていますか?青柳:これまでに1万作品も出品されている映画祭で、グランプリ作品は次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考に入るという大きなイベントですよね。日本人の若い監督さんたちの作品を、世界で観てもらえるチャンスになっているのはすごいと思いました。その映画祭に、僕たちLDHが曲を通じて映像を作り、参加させてもらえるのは光栄なことだと思っています。白濱:そうですね。音楽から作品をつくるってすごくLDHっぽいなと感じます。ショートフィルム自体やこの映画祭をLDHとしてより盛り上げるにはどうしたらいいか、HIROさんはじめいろんな方が考えた結果、このスタイルになったことによって、よりたくさんの人に広がるんじゃないかと感じますね。○「Choo Choo TRAIN」はどんな映画に?――ちなみに、既存のLDHの楽曲で、「この曲を映像にしてみたい」と思う曲はありますか?白濱:あ、おもしろいですね。なんだろう……「Choo Choo TRAIN」!青柳:どういう物語?(笑)白濱:わかんないですけど(笑)、今パッと思いつきました。――確かにそれは観たいです。監督は誰がいいですか?青柳:亜嵐じゃん? 発案者だから。白濱:僕ですか!? いや、そこでHIROさん初監督とか! でも本当に「Choo Choo TRAIN」のショートフィルムはおもしろそう。青柳:電車の乗り継ぎの話になるのかな。白濱:「いかに早く現地につけるか」(笑)。――青柳さんはいかがですか?青柳:GENERATIONSの曲ですかね。白濱:やめてくださいよ。これっていうタイトル出てないじゃないですか、しかも。青柳:あははははは! すみません。○LDH主体の作品は実験的――『CINEMA FIGHTERS』や『HiGH&LOW』のように、LDHが主体となって制作している作品は、実験的なものが多いように感じます。外の仕事とLDH内では、感覚が違う部分はありますか?青柳:新しい試みにいろいろチャレンジしてますよね。その中で作品に出させてもらっているのはすごく光栄なことです。LDH内での仕事は、本当にみんな話しやすいし仲がいいので、逆に集中するシーンは自然と離れるような関係になっていると思います。白濱:僕はあんまり枠にとらわれることなくやっている感覚はありますね。でも言われてみると確かに、LDH作品は挑戦的というか、プロデューサーのHIROさんがあまりリスクを考えずにいろんなことにチャレンジしている姿勢はあると思います。逆に外のお仕事にいくと、ひとりの俳優として接してくださるので、それは嬉しいし、俳優としてちゃんと頑張らないとな、って気持ちになりますね。――若い頃から知っている仲として、お互いの最近の活躍をどう思っていますか?白濱:青柳さんは立派な俳優さんだなぁって……何目線だって感じですけど(笑)。昔から知っているし、その頃から周りのスタッフさんたちが「こういうふうな俳優さんになってほしい」と言っていた姿に見事になったなって思います。青柳:そういうこと言われると傷つくからやめて。白濱:なんでですか(笑)。褒められると傷つくんですか?青柳:そう、慣れてないから(笑)。亜嵐は一緒に舞台やってるとき、昼夜公演の間で俺らが休んでるときにひとりでダンスの練習してるような青年だったので、本当に今の活躍は嬉しいですし、すごいなと思ってます。――なかなか共演の機会はなくて、残念ですね。青柳:『HiGH&LOW』では一緒のシーンあったっけ?白濱:ないんですよ。九十九さんとは会ってないんです。青柳:そうだよね。●自分のイメソンは「ライディーン」&「クレヨンしんちゃん」○本気で考えた答え――最後に変な質問なんですが、「CINEMA FIGHTERS」は楽曲からインスパイアされた作品ですよね。オタクカルチャーのひとつとして、好きなキャラクターや物語のイメージに当てはまる曲を「イメソン」といって尊ぶ風習があります。お二人が自分のイメソンにするとしたら何の曲ですか?青柳:えぇ……? なんだろう。『クレヨンしんちゃん』の曲とかかな……。――なぜ(笑)。白濱:『クレヨンしんちゃん』の曲もいっぱいありますけどね(笑)。青柳:逆に、どう思われてるんだろう?白濱:めちゃくちゃ難しい質問ですね……でもこの答えは出したいですね。ちょっと待ってください、本気で考えます。……あ、僕ありました。YMOの「ライディーン」です。――渋いですね! 歌詞がないイメソン、斬新です。白濱:あのあたりのテクノがすごく好きなんです。特に「ライディーン」は起伏が激しいというか、アドベンチャーしてる感じがあるので、俳優やったりパフォーマーやったり、DJもやったりという僕の感じにあってるのかなと思います。青柳:うわ~、なんかいいな、そういうの。じゃあ俺は「How about your love?」で……。白濱:『ウタモノガタリ』の青柳さんの曲がぴったりなんですね(笑)。■青柳翔1985年4月12日生まれ北海道出身。2009年、舞台『あたっくNo.1』で俳優デビュー。その後劇団EXILEメンバーとして活動。映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。ドラマ『ファーストクラス』(14)、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』(17)、『食い逃げキラー』(18)、映画『たたら侍』『MR.LONG/ミスター·ロン』(17)などに出演。2016年には1stシングル「泣いたロザリオ」で歌手デビューを果たす。■白濱亜嵐1993年8月4日生まれ。愛媛県出身。2012年GENERATIONS from EXILE TRIBEとしてメジャーデビュー。GENERATIONSのリーダーで、2014年にはEXILEに加入。EXILE、GENERATIONSを兼任しながら活動。俳優としても活躍しており、主な出演作は『シュガーレス』『GTO』『HiGH&LOW』『ひるなかの流星』。またDJとしても活動してており、多方面で活躍中。
2018年06月22日キャンドルの幻想的な光が灯る東京・芝公園にある増上寺では、今年で16年目となる「100万人のキャンドルナイト@増上寺2018」が2018年6月16日(土)に開催されます。今回のイベントでは、恒例の東京タワーの消灯カウントダウンやアコースティックライブに加え、今年20周年を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」とのコラボによる、ショートフィルム上映も行われます。「100万人のキャンドルナイト」「でんきを消して、スローな夜を。」を合言葉に、2003年から大地を守る会の呼びかけによってスタートしました。夏至と冬至の20:00~22:00までの2時間、電気を消して、ろうそくの灯りのもと、ひとりひとりがゆっくりと地球の未来に想いを馳せる“ていねいな暮らし”を提唱しています。東京タワーも消灯。灯りのない空間を楽しんで増上寺の特設ステージでは、アコースティックライブが開催されます。今年はミュージシャン「坂本美雨」とシンガーソングライター「Michael Kaneko(マイケルカネコ)」で結成されたスペシャルユニット「nyca(にゃいか)坂本美雨+Michael Kaneko」がステージ初披露。また国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2018」地球を救え! 部門に選ばれた作品が上映されます。同映画祭アンバサダーの「LiLiCo」、映画祭代表の「別所哲也」もゲストで登場。さらに映画祭からもうひとりスペシャルゲストが登場するのでお楽しみに。20:00には、東京タワーが会場からのカウントダウンで消灯。キャンドルの灯りだけに照らされる幻想的な空間で、ライブステージをお楽しみください。“ていねいな暮らし”が体験できるイベントほかにも、日本各地の生産者が育てた野菜やフルーツが購入できる「オーガニックマルシェ」や、オーガニック食材を使ったフードコート「オーガニックフォレスト」が登場。農家のレシピを生産者の方から教わるワークショップなど、“ていねいな暮らし”が楽しめるフェス形式のイベントで充実した一日を過ごすことができます。「100万人のキャンドルナイト」の幻想的な空間で、未来のていねいな暮らしについて考えてみませんか。イベント情報イベント名:100万人のキャンドルナイト@増上寺2018催行期間:2018年06月16日 〜 2018年06月16日住所:東京都港区芝公園4-7-35大本山増上寺電話番号:03-6832-1144 (J-WAVE 平日10:00~18:00)
2018年06月19日今年20周年を迎える米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)。6月17日(日)明治神宮会館にて、グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」の授賞作品発表を含む計11の賞の発表と表彰が行われた。セレモニー前のレッドカーペットには、千葉真一、菊川怜、中川翔子、叶美香をはじめ、さらに小池百合子東京都知事など、各界の著名人が登場。さらに、2019年に向け「Ladies for Cinema Project」の新設が発表され、木村佳乃が女性たちに熱いメッセージを贈った。■グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」はシンガポール作品に!ジョージ・ルーカス監督の名を冠した本映画祭の最高賞であるグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」は、シンガポールの実力派監督イーウェイ・チャイの『カトンプールでの最後の日』が受賞。「オフィシャルコンペティション」の3つの優秀賞の中から選出されグランプリとなった本作品は、次年度(2019年)第91回米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象作品となる。会場の大きな拍手に包まれながら、グランプリ受賞の感想を問われたチャイ監督は「ありがとう東京!ありがとうSSFF & ASIA!こんなに素敵な賞を頂くことができて、気持ちが圧倒されています!」と興奮した様子で「この作品の力を信じて応援してくれた人々とこの賞を分かち合いたいです」と受賞の喜びをコメント。受賞理由については、主人公の少年の素晴らしさが挙げられ、「誰もが1つは持っているだろう子ども時代の淡い思い出を綺麗な色彩と巧みな演出で表現しており、ユニークながら多くの人が共感出来る作品となっている」とのコメントが寄せられた。なお、同作はアジアインターナショナル部門優秀賞/東京都知事賞にも選出された。■審査委員の三池監督「ショートフィルムの可能性を改めて感じた」東京都知事賞では小池都知事が「Cinematic Tokyo部門」のプレゼンターとして登場し、受賞作品『東京彗星』の洞内広樹監督へトロフィー授与。「東京都としても応援しているSSFF & ASIAに、こんなにも多くの方々にお越しいただけ嬉しいです。ノミネートされたショートフィルムはどれも東京を新しい切り口で紹介してくれていましたね」と総評を語り、「東京オリンピック、パラリンピックまで残り768日となり、都も準備を加速させています。スポーツだけに留まらず“伝統”と“革新”という2つのキーワードをもとに東京の文化やアートのメッセージを伝え、記憶に残る大会にしたいと思っています」とコメント。「オフィシャルコンペティション」3部門の受賞作品がそれぞれ発表され、会場の熱気が高まる中、公式審査員を務める千葉さん、本仮屋ユイカ、三池崇史監督、モーリー・ロバートソンらが登場。審査委員としての総評を尋ねられた三池監督は「才能とスタッフの技術は本物!ほかの作品もどれも素晴らしく、ショートフィルムの可能性を改めて感じました。監督の勇気、誰しもが本当は感じている本音を、信念を持って表現する、その強さがすごいです。これからも素晴らしい作品を作っていってほしい」と、受賞者たちへの祝福の言葉を述べた。■森崎ウィンも新設VR 部門のプレゼンターで登場!今年新設された「VR SHORTS」および「LEXUS VR FILM AWARD」では、現在公開中のスティーヴン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』に唯一の日本人俳優として出演した森崎ウィンが、プレゼンターとして登場。VR作品についての質問を受けると「俳優の立場からすると、360度気が抜けないですね」と新たな映像技術への率直な感想を述べた。本映画祭代表を務める別所哲也は「どの作品も、どう五感に訴えるかが大事ですが、ストーリーの世界観を360度体験できるVR作品は、自分がどう受け止めるかが重要で、面白い部分だと思います。1人1人への伝わり方が変わりますね」と今後のVR技術とショートフィルムの展開にも期待できるコメントを残した。セレモニー中盤では、「SSFF&ASIA」と「和楽器バンド」によるコラボレーションで製作されたショートフィルム『遠い時間、月の明かり』が上映され、主演を務めた本仮屋さん、尚玄が登壇。この作品で一番印象に残った部分について尋ねられた本仮屋さんは、「最後にシャッターを切るシーンですね。その場にいた全員の呼吸が一緒になるのを感じた、思い出のカットです」と答え、「撮影は最高でした!みなさんオープンマインドでポジティブで、明るい現場」と沖縄で行われた撮影について語った。「CGアニメーション部門」の審査員を務めた中川さんは「アニメーションは言葉も国境も時も越える文化であり、その発展のさなかにこんな素敵な作品たちがあって、しかもSSFF & ASIAに参加することができてとても光栄でした!」と興奮の面持ち。続いて「ノンフィクション部門」では、審査員を務めた菊川さんが「私たちが想像していた以上の現実を観させられました。ショックに感じると同時に、いろんなことを考えさせられましたね」とノンフィクション作品独特の世界観に対する感想を語った。■木村佳乃、女性映画人支援プロジェクトに意気込み「とても光栄」セレモニーの最後には、代表の別所さんが21年目の「SSFF&ASIA」に向け、「Ladies for Cinema Project」新設の発表し、プロジェクトに参加する木村佳乃がゲストとして登壇。女性映画人の1人として本プロジェクトへの意気込みを問われると「とても光栄です!20年以上このお仕事をさせていただいていますが、まだまだ女性クルーは少なくて、男性が多いイメージです。たくさんの女性と作品をつくっていきたいです。いまからこのプロジェクトに参加するのが楽しみです!」と世界中で活躍する女性たちに対するメッセージを送った。「Ladies for Cinema Project」は世界中の女性映画人を応援するプロジェクトであり、2019年より本格始動する。今回の受賞作品を含む約250作品は、「LEXUS MEETS...」や「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」など都内8会場にて上映。ショートフィルムにまつわる各イベントも開催され、一部イベントを除き、すべて無料で楽しめる。「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2018」は6月24日(日)まで東京・計8会場にて開催中。(text:cinemacafe.net)
2018年06月18日米国アカデミー賞公認の「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア2018」(以下、SSFF&ASIA)から、企業や団体がブランディングを目的に制作したショートフィルムを表彰する部門「Branded Shorts 2018」が6月13日(水)に開催され、黒木瞳、EXILE TAKAHIROらが登壇した。トークイベント「ショートフィルムの魅力」に登場したのは「ネスレシアター」のショートフィルム『わかれうた』で監督も務めた黒木さんと、『カナリア』(監督・松永大司)で主演を務めたTAKAHIROさん。ほかにも映画コメンテーターで「SSFF & ASIA」フェスティバルアンバサダーを務めるLiLiCo、本映画祭代表である別所哲也の4人がステージに登場した。■“監督”黒木瞳、ショートフィルムは制約があるからこそ「逆に相乗効果に」昨年発表した、コーヒーの香りをテーマにした『わかれうた』が前後編合せて延べ100万回再生された反響を聞かれた黒木さんは「作品を見た人から、コーヒーを何故か飲みたくなったという声があり、こちらの作戦通りでした」と微笑みを浮かべる。「ショートフィルムは時間制約のある中でより優れた作品を制作していくということに面白みがある。制約があってそれが逆に相乗効果になっているんだろうな」とショートフィルムの魅力を語った。▼「わかれうた」前編▼「わかれうた」後編■TAKAHIRO、主演作をふり返り「役者としてスタートに立たされた」TAKAHIROさんは、今回 『カナリア』でセリフの少ない役柄に挑戦。「セリフが二言ぐらいしかなく、言葉にできない葛藤や心の中をどう表現するか役者としてスタートに立たされた気分でした。難しかったけどやり甲斐がありました」と撮影を振り返った。ほかにもTAKAHIROさんを含むLDHと「SSFF & ASIA」のコラボレーション企画シネマファイターズの第2弾作品『ウタモノガタリ』について、LiLiCoさんは「皆さんいい男ぞろいで、もちろん普段からステージで輝かれていますが、(今回の作品を通して)全く見たことのない彼らの表情や演技にすごく惹かれました!」と興奮した様子で感想を語った。イベント中、別所さんから監督デビューを勧められたTAKAHIROさんは「役者としてまだまだ学ぶべきことがたくさんある」としつつも、「いつかはやってみたい。『ブルーバレンタイン(ライアン・ゴズリング主演のラブストーリー)』という映画が好きで、そういったリアルな日常を描いた作品を撮ってみたい」と監督挑戦に意欲を見せた。同じく黒木さんは、次回作について問われると「心に響くものがあったら考えたいと思います」と前向きな発言が飛び出すと、登壇者3名から「是非出演させて下さい。オーディション受けますよ!」と出演の希望があり、会場を沸かせた。ネスレシアターでは、『ウタモノガタリ』のスペシャルコンテンツとして、別所さんとTAKAHIROさんのスペシャルインタビュー動画を期間限定で独占配信中。「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア2018」は6月24日(日)まで東京・計8会場にて開催中。(text:cinemacafe.net)
2018年06月14日ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2018「Branded Shorts 2018」のスペシャルトークイベント「ショートフィルムの魅力」powered by ネスレ日本が13日に行われ、別所哲也、黒木瞳、TAKAHIRO(EXILE)、LiLiCoが登場した。企業や広告会社が制作した、ブランディングを目的として作られたショートフィルムを表彰する「Branded Shorts 2018」。スペシャルトークには、「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2018」に関わりの深い4人が集まり、ショートフィルムの魅力について語り合った。映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』(6月22日公開)内の一作『カナリア』に主演するTAKAHIROは、「台詞が二言くらいしかなくて、大丈夫なのかと思いながら、挑ませていただきました。言葉にできない葛藤だったり、心の中のものをどう表現していくのか、役者としてスタートに立たされた気分」と撮影を振り返る。監督からも、”EXILE TAKAHIRO”を消すように言われたというTAKAHIROに、実施に映画を観たLiLiCoも「このオスのような素敵なフェロモンを消せるんだなと思って」と驚き。別所が「オスのような、じゃなくてオスですよ」とツッコむと、LiLiCoは「男とオスは違いますよ? 別所さんは程よいイケメンです。こちら(TAKAHIRO)はイケメンです。その違いです」と持論を展開した。また、別所から「監督デビューとか、どうですか」と質問されたTAKAHIROは「いつかはやってみたい」と希望しつつ、「役者としてまだまだ学ぶべきことがたくさんあるので、学びながらいつかはやってみたいとは思いますけど」と語る。しかし、監督としても活躍する黒木が「全く女優の時と違う川岸から見ています。心で思っていても、それが画面に出ないということのアドバイスをしています」と心得を明かすと、TAKAHIROは「黒木さんが美人すぎて内容が……横顔を見てました」と見惚れてしまった様子だった。さらに今後の監督活動に対して「貪欲に」という黒木に、別所が「その時は、イケメンと程よいイケメンは」、LiLiCoが「野獣みたいな女は」と立ち上がり、黒木に頭を下げる一幕も。TAKAHIROは改めて「一部分を切り取ってある中に、これまで生きたことの歴史だったり、これからどうなっていくかが描かれて、可能性を感じる。役者としても少しずつ勉強させていただければと思っています」と、ショートフィルムの魅力について語った。
2018年06月13日