《活動を休止しておりました前山剛久ですが、本人からの申し出を受け、6月30日をもちまして、株式会社ワタナベエンターテインメントを退社することになりました》6月30日、所属事務所の公式サイトを通じて、俳優の前山剛久(31)が事務所の退社を発表。さらに芸能界を引退することがわかった。前山は心身の不調のため活動休止中だった。昨年12月18日に亡くなった神田沙也加さん(享年35)と交際していた前山。同月22日には次のように追悼文を発表していた。《私、前山剛久は神田沙也加さんと真剣なお付き合いをしており、将来を見据えたお話もさせていただいておりました》《神田沙也加さんが天国でも、あの素敵な笑顔のままいてくれる事を願い、心よりご冥福をお祈りいたします》しかしその直後、沙也加さんと前山のトラブルが報じられた。「前山さんと沙也加さんがマンションの契約をめぐって口論になった際、前山さんは沙也加さんに向かって罵倒する発言を繰り返していたと『週刊文春』が報じました。何度も厳しい言葉で罵倒する前山さんに、沙也加さんは涙声で応じていたといいます」(芸能関係者)報道を受け、1月5日に前山は活動休止を発表。所属事務所は《昨年末より心身に不調をきたし現在も治療を続けておりますが、未だ仕事をすることが困難な状況にある》と説明していた。しかし、“罵声報道”に対して説明をしないまま、引退を選んだ前山。SNS上では、そんな前山に疑問の声があがっている。《引退ね…結局、何の説明も無く濁したまま逃げたという印象しかない》《前山引退の前にせめて自分の口から説明しろよ》《あんだけ騒ぎになってたんだからせめて事実かどうかだけでもちゃんとハッキリして説明して欲しかったわ前山さん》このように前山への不信感を募らせる人もいるいっぽうで、過度な批判に疑問を唱える声も。《前山さんに誹謗中傷することは精神的に攻撃してるのと同じだと思うし、何が真実か、二人の間でしか分からない事もある。何が本当で何が嘘かも分からない中誰かを叩いたり、関係の無い第三者が責めるのは違うと思う》《前山さんのやった事、本当ならヤバすぎるのは当然なんだけど、わからない状態で正義ヅラして執拗に誹謗中傷してた奴らもやってることは同罪なんだけどな。なんでその人達って自分のやった事は棚上げなの?》《どうでもいいとは思わないけど、何をしても言っても沙也加は帰ってこない》
2022年07月01日ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の初日前会見が14日に東京・帝国劇場で行われ、朝夏まなと、神田沙也加、寺脇康文、別所哲也、前山剛久、寺西拓人が取材に応じた。オードリー・ヘップバーン主演の映画版でも広く親しまれている同ミュージカルは、ロンドンの下町の花売り娘が、言語学者のレッスンで、見違えるように麗しい貴婦人に変貌するという物語。1963年に日本で初めて上演されたブロードウェイミュージカルで、2009年以来12年ぶりにミュージカルの殿堂・帝国劇場にて上演される。ミュージカル『王家の紋章』にも出演していた前山は「立つたびにこの劇場の歴史を感じて、毎度緊張しております」と帝国劇場への思いを表す。「僕がボイストレーニングを始めた際に、最初に練習した楽曲が(『マイ・フェア・レディ』)の『君が住む街』でして、とても縁を感じております。練習していた楽曲をこの帝国劇場で歌えるということ。本当に幸せに思っているので、フレッシュに頑張りたいなと思っております」と意気込んだ。『Endless SHOCK』などの作品で同劇場にも定期的に出ている寺西は、質問の度に「フレディ役の寺西拓人です」と名乗り、周囲からはツッコミも。「一応、僕はジャニーズ事務所に所属しておりまして、本当にありがたいことに、ジャニーズの公演でたくさん帝国劇場にも立たせていただいてるんですけども、こういう作品だと本当に雰囲気が違って見えて、また違った作品で戻ってこられたのをすごく幸せだなと思っております」と喜ぶ。「『SHOCK』でもお世話になっている(堂本)光一くんに、この舞台の出演が決まったことを話したら色んなアドバイスを下さって、『ジャニーさんからもらったものを大切に』とか『見てくれてる人は見てくれている』とか、たくさん言っていただいたので、その言葉を胸にしっかり走り抜けられたらと思います」と感謝していた。稽古場のエピソードを聞かれると、前山は「フレディはイライザに恋をしている役なので、演出のG2さんから『まっすぐ恋をしろ』と言われていたんですが、イライザとのシーンの稽古中に、後ずさりしてしまったんです。『なんで後ろに行くんだ、恋してないのか』と言われて、『いや、恋してます! だって、めっちゃかわいいですもん』と言ったら、褒めたのに、なぜかさーやさん(神田)からエアビンタされまして……なんでビンタしたんですか?」とその場で質問する。神田は「後ずさりされたので、なんで拒否されたんだろうと思ったら褒められたので、その切り返しの速さに私も戸惑ってしまって、手が出ました」と苦笑し、前山は「マスクで表情がわからなくて、怒ってるのかなと悩んでたので、今聞けて良かったです」と安堵。また寺西は「年末年始をまたぐ舞台が初めてで、私事で申し訳ないんですけど、12月31日が僕、誕生日でございまして。こういう状況なので、もちろんそういうのはないんですけど、そういった楽しみもちょっとあります」と稽古場とは関係ないエピソードで、周囲は戸惑っていた。「今年の漢字」を聞かれると、前山はエアで筆を操り「『愛』と書かせていただきました。コロナ禍でなかなか舞台に来るのも大変な時期が続いている中で来る原動力だったり、僕らも舞台に対する愛だったり、人に対する愛だったりを感じ、その愛を大切に生きた年だった」と振り返る。一方、寺西は「『唾』です」と表し、周囲は「え〜!?」と爆笑。寺西は「週2回、3回(検査を)やって。今年、本当に何が違ったかって、唾液を出す量だと思って。最初はちょっとこぼしちゃってアルコールで拭いたりしていたけど、今はもう細い口に垂らせるし、目盛りを見ながら『こんぐらいだな』と口の中で調節したらぴったり、みたいな。それくらい唾液慣れしている自分がいました。唾液関係のお仕事があったらよろしくお願いします」と頭を下げていた。東京公演は東京・帝国劇場にて14日〜28日、ほか埼玉、岩手、北海道、山形、静岡、愛知、大阪、福岡で2022年1月28日まで公演を行う。写真提供/東宝演劇部
2021年11月15日A New Musical『ゆびさきと恋々』が6月4日(金)から13日(日)に渡り、本多劇場で上演される。この度、本作より豊原江理佳演じる主人公・雪と、前山剛久演じる先輩・逸臣のビジュアルが公開された。さらに両者以外のメインキャストからコメントも到着している。本作の原作は「第11回ananマンガ大賞」など数々のマンガ賞を受賞し、記録的重版で話題を呼んでいる漫画家ユニット・森下suu作の少女マンガ『ゆびさきと恋々』(講談社「デザート」連載)。累計100万部突破を目前に控える人気コミックスだ。物語は聴覚障がいのある女子大生・雪と世界を飛び回る先輩・逸臣のピュアなラブストーリー。脚本は、オリジナル作品から海外作品の翻案・上演台本まで幅広く手掛け、物語や人物を生き生きと丁寧に紡ぐ飯島早苗が務める。音楽は「日本アカデミー賞」優秀音楽賞受賞、『日本の歴史』や『ショーガール』等の三谷幸喜作品をはじめ、数々の舞台・映像で心躍り記憶に残る音楽に定評のある荻野清子。演出には『Shakespear’s R&J』、こまつ座『どうぶつ会議』等で劇場を特別な空間に変え、好評を博した新鋭・田中麻衣子があたり、胸キュン必至の新しいミュージカルを作り上げる。主人公・雪役には、1月上演の音楽劇『ピーター&ザ・スターキャッチャー』での天真爛漫な演技が注目を浴びた新進のミュージカル女優・豊原江理佳。逸臣役は『刀剣乱舞』、『ヒプノシスマイク』等の2.5次元作品で人気を誇り、『No.9』や8月にはミュージカル『王家の紋章』など大劇場への出演も控える前山剛久が演じる。さらにアンサンブルキャストや、オリジナルミュージカルを創り上げるオールスタッフも決定。演劇界の第一線で活躍するクリエイティブスタッフ陣に加え、手話をひとつの言語として活動する俳優の三浦剛、自身も聴覚障がいを有する女優の忍足亜希子が手話指導として参加する。さらに音楽はピアノ(森本夏生)とチェロ(白神あき絵)の生演奏に決定し、雪たちの世界に彩りを与えてくれるだろう。りん役・林愛夏少女漫画のミュージカル化とお聞きして、「ゆびさきと恋々」の繊細な内容をどのように表現出来るのかとても楽しみです!お客様に作品の魅力をお届け出来る様に頑張ります。りんとの共通点は友達には恋愛のアドバイスができるのに自分のことになると不器用なところだと思います。そんな友達想いのりんの恋も楽しみです。声の壁を超えて繋がる2人の幸せを願って、可愛いくてひたむきな雪を全力でサポートします!エマ役・青野紗穂今回エマ役で出させていただきます!本当にありがとうございます。今まで参加したことのないキュンキュン作品に今から緊張しています。雪と逸臣。逸臣に恋をするエマ。エマに片思いの心。日々の中で雪のような障害を持った子と接する事もあるとおもうのですが、実際どう接するのが正解なのかとか、相手はどう思ってるのかとか、キュンキュンなシーン以外でも沢山考えさせられる舞台になると思っています。「世界は広いですか?」と言う 1 話に出てきた雪の言葉が、沢山の意味に解釈できるような素敵な世界観を作れるよう頑張ります!人との繋がりや、コミュニケーションの取り方など、改めて大事にしようと思える作品だと思います!とっても楽しみです!皆様に会える日を心待ちにしています!桜志役・池岡亮介『ゆびさきと恋々』は、とても表情豊かで魅力溢れるキャラクターばかりです。気持ちを伝えることの難しさ、大切さを感じる日々...…。どんなに不器用だろうが、どれだけ拙かろうが懸命に想いを届けようとする登場人物たちに是非会いに来て下さい。大いにキュンキュンしていただけたら嬉しいです!心役・宮城紘大皆さま初めまして。心役の宮城紘大です。色んな言葉や想いが飛び交う今のこのご時世で、こんなにメッセージ性のある作品に出演出来ること。本当に幸せです。原作を読みましたが、繊細な描写、登場人物の心の中の想いが凄く素敵で僕自身この作品のファンになりました。素敵なキャストの方々と共演出来ること。そしてミュージカルに出演した経験がまだ少ない僕ですが精一杯この作品の一部になれるよう精進します。よろしくお願いします。京弥役・上山竜治コロナ禍で直接顔を合わすことが難しい中、大切な家族や友人とどうやって心を繋げることができるかを模索し続けました。原作では障害を抱えながらも言語を超え、想いを届けようと奮闘する登場人物達に共感し、とても感情移入しました。舞台上で懸命に生きる僕らをぜひ楽しみにしていてください。■舞台情報A New Musical『ゆびさきと恋々』6月4日(金)~13日(日)会場:本多劇場チケット:8,800円(全席指定・税込)※未就学児入場不可4月17日(土)一般発売開始3月24日(水)よりチケット先行予約受付開始
2021年03月24日青木豪が演出・上演台本を手掛ける『十二夜』(原作:ウィリアム・シェイクスピア)が2020年3月に上演される。主演を務める前山剛久と青木豪に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、青木がシェイクスピアの本場でもあるイギリス留学から帰国してすぐの2013年に初演され、観客から「こんなに笑えるシェイクスピアは初めて!」と好評を得た作品の再演。当時は客席で観た前山も「めちゃくちゃ笑いました。誰もが楽しく観られるようにアレンジされていた」と振り返り、青木は「“なんちゃってシェイクスピア”です」と語る。「僕らが勝手にシェイクスピアをやったらこんな感じになりました、すみません!みたいなイメージです。例えば衣裳も、“なんちゃって”で遊んでたらこうなっちゃったんです、というような。今回もそのコンセプトは変えません。楽しいことやってるから来て!というふうにつくりたい」今回、7年ぶりの再演で前山を主役(ヴァイオラ役)に抜擢したのは「前ちゃんとは2013年にシェイクスピア作品の『お気に召すまま』をやったのですが、そこから相当活躍してるって聞いて。なのでもう1回、前ちゃんとやるべきだと思いました」という期待から。前山は「豪さんともう1度やりたいと思っていたのでめちゃくちゃ嬉しい。『お気に召すまま』ではオーディションでメインのロザリンド役に選んでもらいました。あのとき豪さんが見つけてくれた、あれがスタートだったという思いがあるんです」と明かす。当時は「いい意味で、それまでで1番追い込まれました。豪さんの稽古って毎回トライしなきゃいけないし、殻にこもるとハッキリ指摘される。でもそのおかげで殻が破れた」。そしてそれ以降、前山は舞台『刀剣乱舞』や『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』など人気2.5次元作品に出演し、この11~12月は宮本亜門演出の『イノサンmusicale』が控えるなど活躍を続けており、「豪さんには僕自身の変化も見てもらいたい気持ちがあります」と意気込む。その他出演者も彩り豊か。納谷健、新納慎也、春海四方、小林勝也らが名を連ね、前山も「納谷健がいて新納さんがいるって時点で稽古場が想像できなくなる(笑)」と言う幅の広さだが、青木は「台詞をしっかり言えて美しく届けるってことがちゃんとできる人たちと、華と勢いのある若い人たちを組み合わせたかった。面白いものができるに決まってるさって気持ちでいます」と化学変化が楽しみになるひと言。前山が「豪さんのシェイクスピアは他にない魅力がある。ぜひ観に来てほしいです」と誘う『十二夜』は2020年3月6日(金)から22日(日)まで東京・本多劇場、3月29日(日)から31日(火)まで大阪・近鉄アート館にて上演。12月1日(日)まで、チケットぴあにて2次プレリザーブ受付中。取材・文:中川實穗
2019年11月28日