10月4日から公開された『HiGH&LOW THE WORST』。今作は、EXILE TRIBEを中心にした『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ原作の不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画だ。以前であればこうした作品は男性客に訴求するイメージがあったが、映画館には女性の姿も多い。なぜこれらの作品が女性たちの心を掴んでいるのだろうか。■ステージで見せるパフォーマンスと繋がる本格的アクション本作に登場するのは、THE RAMPAGEやGENERATIONSなど、EXILE TRIBEからのメンバーも多い。彼らが繰り広げるアクションは迫力満点で何度も見たくなるものがある。アクションに関しても女性には向かないのでは?と長らく敬遠されていた感はあるが、普段からダンスやアクロバットを得意とするメンバーたちが繰り広げる本格的なアクションは、いつもパフォーマンスを見ているファンからすると、その延長戦のかっこよさを見つけられるのではないだろうか。GENERATIONSの小森隼と中務裕太の繰り広げる大人チームのダイナミックなアクションと、THE RAMPAGEの川村壱馬や吉野北人ら鬼邪高校・全日に所属する高校生の粗削りな気持ちが乗った拳と拳の戦いなど、そのメンバーの身体性や、劇中のキャラクターにあったアクションが本格的アクションチームの指導により実現していて、本作や過去のシリーズを機にアクションに興味を持った人も多いのではないだろうか。■若手俳優の魅力がさく裂で「推し」キャラが見つけられる今作にはEXILE TRIBE を中心としたLDHの面々に加え、今回からライバル高・鳳仙学園のトップとして登場する志尊淳。過去の『HiGH&LOW』シリーズから続投の山田裕貴、前田公輝といった経験豊かな俳優から、佐藤流司、神尾楓珠、塩野瑛久といった次世代を担う若手俳優までが次々と登場する。しかも、たくさんの俳優が登場しながらも、一度見ただけでそのキャラクターが観客に印象づくように作られている。それは、本作の制作陣が事前に俳優と面談をし、俳優本人の性質を生かしてキャラクター作りをするということをこれまでも徹底してきたことと関係があるだろう。また、前出したLDHの面々も含め、本作に登場する俳優たちは撮影に入ってからも、自分が演じるキャラクターについて考えた末にたどり着いたアイデアを監督に提案し、それが採用されるということも多いという。本人の魅力や、本人の演技に対する取り組み方がうまく映画に活かされたことで、多数の登場人物のキャラクターが観客に届くことになり、その中に「推し」を見つけることもできるようになっている。■尊敬やシンパシーの感情で結ばれた関係性が見られる『THE WORST』には、尊敬やシンパシーによる男同士の絆がいくつも見られた。同じ鬼邪高校の全日の仲間である楓士雄と司、楓士雄とライバル高校の鳳仙学園の佐智雄、鬼邪高校の定時の村山と全日を仕切る轟などなど。ここに書ききれないほどの関係性が幾重にもなっているのも、本作の魅力だろう。作品の中に描かれた関係性だけでなく、様々な人と人の間に絆が存在するのではないかと想像を巡らせることを自由自在にできるのは、先にも書いたようにキャラクターの強度と、あれだけの情報量にも関わらず、物語に空白が絶妙に存在していることによるだろう。しかし、ここには課題もある。そもそも『HiGH&LOW』シリーズ開始当初は、今よりも女性キャラクターが出演していた。しかし、その活躍を男性たちと同列に描くのは実際には難しく、どうすればそれがうまくいくのかの試行錯誤は今も続けているはずだ(それは我々の生きる実社会にも重なる話である)。また女性が単に男性に守られるべきか弱き存在として扱われるのは、MCUやディズニー作品などを見渡しても、もはや時代遅れということがわかるだろう。女性の観客の中には女性と男性との間にも恋愛感情だけではない、尊敬やシンパシーの感情で結ばれたものが見たいという観客も存在しているし増えてきた。それが男女間で見られる男女のバディものなども存在するが、群像劇でそれを作るのは新たな技術が必要であるし、女性はこうだ、男性はこうだという「思い込み」が存在する限りは難しい。しかし、今後も繊細に試行錯誤を続けてほしい部分でもある。【PROFILE】西森路代(にしもり みちよ)ライター。1972年愛媛県生まれ。大学卒業後、テレビ局でのOL時代を経て上京。編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。俳優や監督へのインタビューやテレビ、映画についてのコラムを主に執筆。現在、朝日新聞、TVBros.などで連載を持つ。
2019年11月10日「HiGH&LOW」シリーズを手掛けたチームが送るプリンスバトルプロジェクト「PRINCE OF LEGEND」に続く新章が始動。連続ドラマ「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」が放送されることが分かった。昨年にドラマ放送、今年3月には映画が公開された「PRINCE OF LEGEND」。これに続いて今回描くのは、ホストが支配するナイトリングで正義感溢れる熱き魂をもつ男が仲間を守るため、戦い、成り上がる物語。夜の世界の中心に位置する町“ナイトリング”を舞台に、日々泥と汗にまみれて働く「全日土木」とナイトリングナンバーワンクラブ「テキサス」との覇権争い。しかし、単なる勢力争いかと思われたこの戦いは、クラブ「サンマルチノ」も巻き込んだ実の兄弟による“大切なものを守る”ための戦いでもあった。さらに、「PRINCE OF LEGEND」で描かれた聖ブリリアント学園の生徒たちも、ある男の思惑により知らぬ間にナイトリングとつながりをもっていく…。主演の白濱亜嵐が演じるのは、「全日土木」を継ぎ社長として日々汗を流す安藤シンタロウ役。社員を守るために実兄と命懸けで戦う若きリーダーを演じる。「ドラマは『全日土木』の中でシンタロウがどのように成長していくのかを楽しみながら見ることが出来ますし、兄との確執、父親や仲間との絆を感じる瞬間が詰め込まれているので、まずはドラマを見て、映画への予備知識をいれるような感覚で楽しんでもらえると嬉しいです」とまずはドラマを楽しんでほしいと話す白濱さんは、「映画『貴族降臨』は僕が貴族になってから、前作にでていた王子たちとのストーリーとなっています。僕が持つ貴族としての正義と王子たちの正義がぶつかる瞬間があるので、お互いの正義を譲らずに戦っていく所に注目して頂きたいです」と見どころを明かしている。さらにシンタロウと対峙する兄・シニアをDAIGO。ナイトリングと聖ブリリアント学園をつなぐ謎の人物役に山本耕史。シニアと共にクラブ・テキサスで働くチャボ役に袴田吉彦。全日土木のメンバーに廣瀬智紀。さらに、2.5次元俳優の荒牧慶彦や佐藤流司、板垣瑞生、前田公輝らが参加する。そしてドラマ放送だけでなく、映画の公開も決定。ドラマの出演キャストに加え、前作を彩った片寄涼太、鈴木伸之ら個性豊かな王子たちも誰一人欠けることなく再集結。到着した特報映像は、ラグビーW杯でも話題となったNZ代表(オールブラックス)が披露する“ハカ”を彷彿とさせるシーンからスタート。全日土木とクラブ・テキサスのメンバー、さらに片寄さんら王子の姿も確認することができ、熱き戦いを予感させる映像となっている。なお、ドラマと映画の監督は、Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」の河合勇人が務める。「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」は11月27日より毎週水曜日深夜24時59分~日本テレビにて放送。28日よりHulu・dTVほかにて配信開始。『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』は2020年3月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月07日EXILE/GENERATAIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐が、ドラマ『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』(11月27日スタート 毎週水曜24:59〜25:59)、及び映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』(2020年3月13日公開)の主演を務めることが7日、明らかになった。同作は『HiGW&LOW』を手掛けたチームが送るプリンスバトルプロジェクトの新作で、夜の世界の中心に位置する町”ナイトリング”を舞台に 日々泥と汗にまみれて働く”全日土木”と、ナイトリングナンバーワンクラブ”テキサス”との覇権争いを描く。両親から土木建設業者”全日土木”を継ぎ、社長として日々汗を流す安藤シンタロウを演じるのは、 GENERATAIONS from EXILE TRIBEのリーダーでありEXILEのメンバーでもあるパフォーマー・白濱亜嵐。今回は土木作業着に身をつつみ、社員を守るために実兄と命懸けで戦う若きリーダーを演じる。全日土木には他、廣瀬智紀(ヤス役)、中島健(ゴロウ役)、丞威(マサ役)、高橋奎仁(リキ役)、福地展成(タケ役)が出演する。クラブ・テキサスの代表でシンタロウと対峙する兄・シニアを演じるのは、アーティスト・タレント、さらに俳優としても幅広く活躍するDAIGO。今回初共演となる白濱との2人の掛け合いは注目だ。クラブ・テキサスには荒牧慶彦(寿希也役)、佐藤流司(星矢役)、富園力也(ゲレロ役)、RANMA(ダイナ役)、袴田吉彦(チャボ役)と注目キャストが集まった。さらにナイトリングと聖ブリリアント学園をつなぐ謎の人物・黒岩マサオに山本耕史、クラブ・サンマルチノの伊集院信虎役に板垣瑞生、歩夢役に前田公輝が登場。聖ブリリアント学園側からは川村壱馬(京極竜役)、吉野北人(天堂光輝役)、藤原樹(日浦海司役)、長谷川慎(小田島陸役)と、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーが登場する。俳優陣を束ね、ドラマと映画のメガホンをとるのは『かぐや様は告らせたい!~天才たちの恋愛頭脳戦 ~』や、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』の河合勇人。2020年3月13日からは映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』の公開も決定し、ドラマ『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』の出演キャストに加え、前作『PRINCE OF LEGEND』を彩った片寄涼太、鈴木伸之ら個性豊かな“王子”たちも誰一人欠けることなく再集結。 「貴族」と「王子」がNo.1の座をかけて一大バトルを繰り広げる、白熱のストーリーがスクリーンで描かれる。2020年2月12日、13日には、完成披露イベントも開催。配信中のゲーム「PRINCE OF LEGEND LOVE ROYALE」も驚きの新展開を準備中となっている。○白濱亜嵐 コメント僕が演じる安藤シンタロウは、仲間思いで真っすぐで、たまに頼りないところが仲間から支えられ、愛される人柄の役でした。僕自身、演じる上でも周りの方々の支えがあったからこそ、シンタロウという役が出来たと思っています。ドラマは「全日土木」の中でシンタロウがどのように成長していくのかを楽しみながら見ることが出来ますし、兄との確執、父親や仲間との絆を感じる瞬間が詰め込まれているので、まずはドラマを見て、映画への予備知識をいれるような感覚で楽しんでもらえると嬉しいです。そして、映画『貴族降臨』は僕が貴族になってから、前作にでていた王子たちとのストーリーとなっています。僕が持つ貴族としての正義と王子たちの正義がぶつかる瞬間があるので、お互いの正義を譲らずに戦っていく所に注目して頂きたいです。また、沢山のキャストの方が出演するので、それぞれ好みのキャラを見つけて応援するという楽しみ方も出来るのではないかと思っています。“貴族”対“王子”どっちが勝つのか、ぜひ、楽しんでもらえたらと思います。○キャスト一覧【全日土木】白濱亜嵐、廣瀬智紀、中島健、丞威、高橋奎仁、福地展成【クラブ・テキサス】DAIGO、荒牧慶彦、佐藤流司、富園力也、RANMA、袴田吉彦【クラブ・サンマルチノ】板垣瑞生、前田公輝 / 山本耕史【聖ブリリアント学園】川村壱馬、吉野北人、藤原樹、長谷川慎○あらすじ夜の世界の中心に位置する町、通称ナイトリング。ホストが支配するこの町では、クラブ同士がその覇権をかけて、日々争いを続けていた。売り上げ、飲み比べ、ケンカ。ここではどんな勝負でも”勝者”が絶対。法律も警察も関係ない。そんな世界の片隅に、煌びやかなナイトリングとは無縁に生きる男がいた。両親から継いだ土木建設業者「全日土木」の社長として、毎日泥と汗にまみれ働いているシンタロウは社員と共に貧しくも充実した日々を送っていた。あの日、ナイトリングナンバーワンクラブ「テキサス」の代表であり、シンタロウの兄であるシニアが現れるまでは―――。一方、王子選手権が終わった聖ブリリアント学園では、天堂光輝の様子がどこかおかしいことに京極竜、日浦海司、小田島陸の3人は気づいていた。バスケの大会を前に、4人の間に静かに溝が生まれ始める。そして、ナイトリングと聖ブリリアント学園をつなぐ、ある人物とは―――。兄、弟、仲間、親友。それぞれが、それぞれの大切な“家族”(なかま)を守るため、絆をかけた戦いに挑もうとしている。
2019年11月07日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、前田公輝、龍、鈴木昂秀、福山康平、うえきやサトシ、中島健、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、矢野聖人が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。応援上映であったまり、なんでもコール&レスポンスしてくれる観客たち。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの龍は、応援上映で文字の治安の悪さが話題となった「ICU〜!(集中治療室)」と叫び、観客も「ICU〜!」と返す。龍は「噂には聞いてたんですけど、まるでライブかのようなすごい盛り上がりで楽しませていただきました」と驚きを表した。同じくTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの鈴木は、「一緒に見ると楽しい楽しい。鈴木〜!(客:鈴木〜!) 昂秀〜!(客:昂秀〜!)」と自分の名を観客に叫ばせ、うえきやや小柳から「それはご自身のライブでやってもらっていいですか?」「全然HiGH&LOW関係なかった!」とつっこまれていた。また、ジャム男役の福山は「映画の1カ月くらい前から(川村)壱馬くんと(吉野)北人くんとワークショップやってもらって。2人がどんどんひっぱってくれて、(演じた)ジャム男をやりやすい雰囲気を作ってくれたのでありがたかった」と振り返る。さらに「2人(川村、吉野)をかっこいいと思わなくちゃいけないなと思って、(THE RAMPAGEの)ライブの映像をずっと見てたんですよ。何が問題かって、この2人(龍、鈴木)もかっこいいから、好きになっちゃって」と告白。それを受けた鈴木が「今日10月30日、RAMPAGEのアルバムが発売されたので……」とまたもや作品でない宣伝をし始めたため、周囲から「それはよくない! それはよくない!」とつっこまれた。龍は「最初に僕らが出てくるシーンは昂秀の誕生日で、監督さんとスタッフの皆さんと企んでドッキリをしかけて」とエピソードを披露。監督が鈴木の演技に怒り不穏な空気を作り始めるドッキリだったというが、鈴木は「観てもらえばわかると思うんですけど、俺、一言しかしゃべってないんですよ。『なんだとこらあ!』って」と苦笑。うえきやは「それなのに監督が『昂秀、これどう思う? おかしいよなあ!』と言って怒ってたんですけど、俺から見たらおかしくて。それで、壱馬くんがケーキをとりに行って、ダーン! とやったんですよね」と説明し、鈴木は「その(ドッキリの)後の渾身の一言です。『なんだとこらあ!』」とアピールした。鈴木が他に思い出として挙げたのは、「高架下のケンカのシーンの撮影に、壱馬さんとサッチー(志尊淳)が差し入れをめっちゃ持ってきてくれたんですよ」というエピソード。「壱馬さんはドーナツを200箱くらい。で、志尊くんがカレー。やばかった」と振り返ると、観客から「理想の上司〜!」という声が上がり、小柳も実際に応援上映でもよく言われていた「理想の上司! 弊社に来て〜!」という掛け声を再現していた。
2019年10月31日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、前田公輝、龍、鈴木昂秀、福山康平、うえきやサトシ、中島健、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、矢野聖人が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。通常の映画上映と違い、声援OK、フラッグ・サイリウムの持ち込みOKの応援上映を体験し、客席からそのままステージに登壇した前田が「(観客の)顔が見られるのが嬉しい。後ろからずっと嬉しいことを言われてたけど、顔が見えないから……」と言うと、すかさず客席から「(前田の)顔がいい〜!!」との声が上がる。さらに後から来た塩野が登場すると大歓声で、前田の隣に来た塩野にキャスト陣が「お前ら見たかっただろ!? このツーショット見たかっただろ!?」と囃し立てていた。観客の反応に「みなさん、何回見られたんでしょうか」と驚く中島。前田は「なんなら僕らより気づいてること多くて、それがすごいびっくりしました。最後の団地のシーンは画面が緑になるくらいに(ペンライトが)きゅうりの緑で。ありがたい気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを表す。それぞれ役や作品について聞かれると、うえきやは「やっぱり、相方の泰志(佐藤流司)のおかげ。今もプライベートでも仲良くさせてもらってるんですけど、現場でも毎日毎日『泰・清どうしようか』と話し合ってやっていたので、泰・清一派をやれて本当に良かったです」と振り返る。またあまりアドリブを行っていなかったと言う前田だが「最後のデコピンだけ、やらせていただきたくて。あれだけはト書きに書いてないのが不思議に思うくらい。そこのために他のアドリブはやらなかったみたいな。先輩風を吹かせたかったんでしょうね、楓士雄(川村壱馬)に。そういうところが高校生なのかなという気もしました」と分析した。「有剣様〜!」と黄色い悲鳴が上がっていた塩野が「僕は適当です! 急にアラレちゃんが降ってきたり、急にドロンジョ様が降ってきたり、それだけです」と照れた様子でアドリブについて語ると、小柳は「そんなことないんだよ、1番楽屋で考えてたんだよ!」とフォロー。しかしそんな小柳は役作りについて「筋トレだよ!」と一言。荒井は「特攻隊長っぽさをがんばりました。ここ(小柳・荒井)は、中高生男子が好きになるような感じを目指しました。それが後々響いてきて、ちょっと嬉しい。俺らもう最初みんなの中にいなかったけど、だんだんちょっとずつ出てきたよね! 報われて良かったよね」と2人で嬉しそうにしていた。役者経験の少ない葵は、雨に倒れるシーンで「塩野くんが横にいて『どう、役者って気がする?』って言われた」と裏話。塩野は「濡れた地面で雨に打たれながら倒れてて、揚が浸ってたから」と状況を説明し、葵も「役者ってこういうことだ〜!! ってそのとき発見しました」と笑顔を見せた。また、矢野が「最後、楓士雄(川村壱馬)に『お前に何がわかんだよ』って言ったのは、台本にはないんです。ちょっと壱馬もビビらせてやろうという気持ちもありましたし、ちょっと試したかったというのはありました」と明かすと、客席からも驚きの声が上がる。矢野はさらに「あと、最後に戻ってくる時、音にはなっていないけど『ただいま』って言ってるんですよ。次見るときがあったらぜひ注目してみていただければ」とアピールした。最後に前田は、「本当に反響がすごく大きくて。観てくださってるお客さんがいて初めて完成するのが映画なので、盛り上がってくださったからいろいろ反響が届いてると思うんですね」と改めて感謝。「顔合わせのときにおお偉いさんが、『この作品からスターが1人でも多く出られるようにがんばります』と言ってくださってて。役もそうなんですけど、作品を通して、それぞれの人間性にも興味を持ってくれたら嬉しい」と締め括った。
2019年10月31日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、イベント終了後に前田公輝、塩野瑛久が取材に応じた。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。鬼邪高全日制の轟洋介を演じた前田と、鳳仙学園の四天王・小田島有剣を演じた塩野。違う陣営ではあるものの、作中では対決が描かれ、のちに共闘することになる。応援上映でも並ぶと「顔がいい〜!!」とファンが絶叫する人気の2人が登場した。以前塩野に行ったインタビューでは、小田島は轟のことを「1番いけすかなくて、1番目の敵に思っている」と分析していたが、前田も「全く同じです! 1番嫌です」と答え、塩野は意外そうな様子。前田は「『お前だけは違うんだな』と言われたときにめちゃめちゃイライラした表情をしているんですけど、小田島のキャラクターって、1番轟が踏み込めない領域なんです。轟はずっと1人で考えてるけど、小田島は自分に正直に生きてる。1番正直に生きられないのが轟だと思うので、苦手でした」と轟から見た小田島像を表す。さらに「単純にアクションで塩野くんと戦えるのは良かったんですけど、小田島とはしゃべりたくないし、早いところ倒したい。狂わされそうで怖いんですよね。轟って、どこかしら臆病なところがあるので」と轟のことを分析した前田。そんな前田の言葉に、塩野が「あそこ、カットされましたよね! 2人で向き合い直すところ」と振り返ると、前田も「あった!」と思い出す。前田は「(轟と小田島の対決は)現場でもありがたいことに、『これが1番綺麗な戦いだ』と言ってくださってて。『最後にワンポーズもらっていいですか』ということがあったんですけど、それは結局だめだったので……もっとがんばります」と苦笑していた。役者としては、撮影時に意識し合っていることはなかったというが、メガネ(サングラス)+頭の良いキャラ同士ということで、前田は「我々2人並んだら、近い感じはあったのかな。どこかしらの雰囲気が、役をあてるところに行きやすいんでしょうね」と語る。塩野は「僕も俳優生活をしていて、1回見た目とかを気にしないでやっていた時期があったんだけど、そんなにうまくいかなかった。自分の中にあるものは利用していったらいいな、という自覚をしたので、自分を見直すようにしました」と俳優としての実感を表し、2人の共通点は「頭良さそうなだけじゃないですか?」と回答。前田も「"そう"なだけなんですよ! 2人の共通点は、陽キャラなのに、しゃべらなそうとか、クールとか言われるところなのかなと思います」という結論に至った。応援上映やSNSでのファンからのコメントについては、「『そこ、気づいてくれたんだ』という感謝の気持ち。伝わるんだなという感謝とやりがいを感じた」(前田)、「小田島はストーリーで何か背負うものが描かれているわけじゃないので、みなさんがバックボーンを理解してくださってたりして、『僕の心を読めてるんじゃないかな』というくらい。皆さんの推理力、観察力がすごいな」(塩野)と、作品の読み込みへ感謝する。最後に同作を通して得たものを聞かれると、前田は「確実にアクションが好きになったというか、自信が出ました。(鬼邪高校・定時の頭 村山役の)山田裕貴くんはずっとアクションをしていて、その山田裕貴くんが(轟とのタイマンは)『人生で1番多いアクションだ』って。膨大な量でもあったけど、アクションおたくになりつつあるくらい好きになりました」としみじみ。塩野は「同年代の役者たちがいっぱい集まって、切磋琢磨してやっていく作品の中で自分が何を残せるか。エキストラみたいなところから始まって、セリフがほしいし、カメラに写してもらいたいというのが根本で。今回は役としてのバックボーンが描かれてるものではなかったけど、それでもできることはやれたかなと思うので、もっともっと役者として、注目してもらえるように」と意気込む。「今でも貪欲に『もっとセリフが欲しい』『もっと素敵な役に会いたい』とはずっと思ってて、『HiGH&LOW THE WORST』が、その光を見させてくれたというところがおおいにありました」と振り返った。
2019年10月30日小越勇輝さんといえば、ミュージカル『テニスの王子様』の越前リョーマ役でご存じの人も多いはず。しかし近年は、ドラマ『サバイバル・ウェディング』や『腐女子、うっかりゲイに告る。』など映像作品を中心に活躍。今回、『ハケンアニメ!』で2年半ぶりの舞台出演となる。「俳優になった頃は、自分が舞台をやるなんて思ってもいなかったんです。それが16歳で初めて立つことになって…学ぶことも多かったし、楽しかったんですよね。そんな時に、『弱虫ペダル』というドラマで主演させてもらって、映像にももっと挑戦したいという気持ちが生まれて…。舞台をやっていると先々までスケジュールが埋まってしまうので、いったん映像に軸足を置いて頑張ってみたいと思ったんです。でも、その間も舞台は観ていて、そこで輝いている人たちの姿に刺激を受ける部分もあり、舞台と映像の両立ができるといいな、と。いま久しぶりに舞台の稽古をやっていて難しいなと思うこともありますけれど、それと同時に、お芝居している、作っているなっていうワクワク感も感じています」『ハケンアニメ!』は、アニメの制作現場で働く人々の奮闘ぶりを描いた辻村深月さんの同名小説が原作。「原作を読んだ時、これまで見る機会のなかったアニメの制作の過程が描かれているのがとても面白かったんですよね。何より、アニメ業界の話ではあるけれど、ほかの仕事にも通じる部分がたくさんあるんです。情熱があるだけではうまくいかないことがあったり、壁に当たったり、もどかしさを感じたり…。自分だけじゃないんだって背中を押してもらえたような気がしたんですよね。今回の舞台を観た人にとっても、そういう作品でありたいなと思います」小越さんが演じるのは、天才アニメ監督の王子千晴。「王子は、いいものを作りたいというアニメに対する熱があって、譲れないこだわりを持った人。相手が誰であろうと、それを曲げずにガツンと言えちゃう強さがある人。自分にも、こだわりや熱はありますけれど、なかなか言えないんで、羨ましくもある。ただ、何もそんな言い方しなくても…とは思いますけどね(笑)」そんな癖の強い監督のもとで新作アニメの制作はスタートするが、容赦なくリテイクの指示を出すせいで、現場は大混乱。進行も遅れ…。「演出のG2さんをはじめ、共演者も初めての方々でドキドキだったんです。でも、稽古が始まってみたら、すごくいい現場なんですよ。G2さんは、僕が言われたことをきっちりやりたい性格なのを見抜いてか、『僕が言ったことを、そのまま目指さなくていいからね』って言ってくださいますし。共演者のみなさんも、稽古初日の本読みの段階から、いろんな芝居を挟んでこられてすごく面白い。僕の課題としては、真面目になりすぎずに、王子として自由にいられたらいいなと思っています」本人は否定するかもしれないけれど、難役といわれるキャラクターも見事に演じ、もともと素養があったわけでもないダンスも歌も器用にこなす小越さんも天才肌のような…。「器用に見られがちですが全然なんです。ただ、自分にプレッシャーを課して、それに負けまいと思う気持ちをパワーに変えていくタイプです。王子自身、天才と呼ばれながらも人には見せないところで、プレッシャーや孤独と戦っていたりもする。共感できる部分もありますね」では、ご自身のなかで譲れないものって何でしょう。そう尋ねると、少し悩んだ後「初心を忘れずにはいたいなと思っています」との言葉が。「仕事を続けていると、どんどん自分のこだわりが出てきてしまうもの。それも大事にしながら、求められることに応えていける役者であり、人間でありたいとは思っています」原作は辻村深月さんの小説『ハケンアニメ!』舞台で描かれる、有科香屋子&王子千晴の物語に加え、ライバル作品のプロデューサー行城理&斎藤瞳監督、そして、聖地巡礼で町おこしをはかる宗森周平とアニメーターの並澤和奈の物語が絡まり合う。視点が変わることによって見えていなかった事実に気づいたり、はっとさせられる多くの名シーン&名セリフに満ちている。観劇前に読んでも、観劇後に読んでも、さらに胸が熱くなること必至。ひたむきに働くことのすばらしさを感じるお仕事小説。『ハケンアニメ!』¥880マガジンハウス文庫『ハケンアニメ!』アニメ制作会社のプロデューサー・有科香屋子(町田)は、天才・王子千晴(小越)を次クールの監督に抜擢。しかし、こだわりの強い王子は各所で軋轢を起こし…。10月31日(木)~11月14日(木)紀伊國屋ホール原作/辻村深月脚本・演出/G2出演/大場美奈(SKE48)、小越勇輝、市川しんぺー、三上市朗、菅原永二、町田マリー、幸田尚子、山内圭哉、小須田康人全席指定¥7,500(税込み)※未就学児入場不可チケットよしもと TEL:0570・550・100おごえ・ゆうき1994年4月8日生まれ。東京都出身。子役として活動を始め、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで人気を博す。出演映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』が現在公開中。11月29日には『おかざき恋愛四鏡』も公開予定。衣装はすべてスタイリスト私物※『anan』2019年10月30日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小田優士ヘア&メイク・小竹珠代インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年10月28日現在公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST』に出演する俳優・山田裕貴が、本シリーズで自身が演じている番長・村山良樹が本作をもって鬼邪高校を卒業することを発表した。山田さんが演じている村山良樹は、これまで鬼邪高校のテッペンとして君臨してきた定時の番長。『HiGH&LOW』のTVドラマシリーズから4年に渡って同役を演じてきた山田さんは、先ほど自身のSNSで“ありがとね”と書かれた村山直筆の退学届と共に、「『HiGH&LOW THE WORST』定時制の村山、古屋、関は卒業最後に思いついた言葉は"ありがとね"でしたすべてのハイローファンの皆様そして鬼邪高校、クローズ、WORSTキャストのみな様、スタッフの皆様に向けて村山の言葉です」というメッセージを投稿した。「村山良樹は、山田裕貴そのものみたいなキャラクター」と山田さん自身が語っていた村山が初めて登場したのは、2015年放送の「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」SEASON1の第2話。全国から札付きのワルが集まる“漆黒の凶悪高校”こと鬼邪高校。「拳100発に耐え続ければ頭になる」という伝統を通った村山が定時制の番長に。そしてある日、<鬼邪高VS山王連合会>の火蓋が切って落とされるが、山王連合会総長・コブラの圧倒的な強さを前に、村山は倒されてしまう。そんな大いなる敗北から、現在の鬼邪高校の歴史は幕を開けるのだ。当初、山田さんは「SWORDの豪華キャストの中では、一番無名かもしれないけれど、全員喰ってやる」という気持ちで現場に臨んでいたそうで、まさに“拳ひとつで成り上がってやる”村山良樹のキャラクターと重なっていた。続くSEASON2では、鬼邪高校に転校してきた轟洋介(前田公輝)と村山との白熱のバトルシーンが展開。また、村山に一目惚れした苺美瑠狂の押上とのやり取りも注目を集めた。そして映画シリーズ、お決まりのセリフとなった「行くぞ、てめぇら!」が生まれた『THE MOVIE』では、襲撃を受け、傷だらけの仲間を見た村山は単身で挑むことを決意するも、古屋(鈴木貴之)、関(一ノ瀬ワタル)、そして轟をはじめとした鬼邪高校の面々が現れる…。さらに、『THE MOVIE 2/END OF SKY』ではSWORDの各メンバーがコブラに呼び出され、SWORD協定を提案されるも、賛同したのは村山ただ一人…コブラに信頼を寄せる村山らしいシーン。『THE MOVIE 3/FINALMISSION』では、SWORD地区の制圧を目論む九龍グループによる壊滅行動がスタート。鬼邪高校も襲撃され、村山は鬼邪高校を守るため、SWORD連合軍と共に九龍グループとの全面対決に出るのだった。村山のアクションや慕うコブラにバイクを買う相談をする、無邪気なシーンもあるなど、彼のキャラクターが存分に楽しめた。そして物語は現在公開中の『HiGH&LOW THE WORST』へ――。居心地の良い鬼邪高校の生活から、先にステップアップすることに決めた村山、古屋、関の3人。頼もしい後輩たちの見送りを受けて、新たな道を歩みだす。本作では、彼ら3人の最後(!?)の活躍が観られる。『HiGH&LOW THE WORST』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY 2017年8月19日より全国にて公開©; 「HiGH&LOW」製作委員会HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2019年10月25日10月6日(日)放送の日本テレビ系「おしゃれイズム」に俳優の山田裕貴がゲスト出演。朝ドラ「なつぞら」で広い世代から注目され、絶賛公開中の『HiGH&LOW THE WORST』も盛り上がりをみせる山田さんが芸能界の交友関係やプライベートの姿を公開してくれる。多くの人気俳優を生み出してきた戦隊シリーズの「海賊戦隊ゴーカイジャー」でデビュー、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『トモダチゲーム』に大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの作品に出演し、カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた『万引き家族』や『センセイ君主』『あの頃、君を追いかけた』で人気俳優への階段を上ると、この春から放送された朝ドラ「なつぞら」に出演。国民的な認知度を誇る俳優へと成長した山田さん。そんな山田さんの心の友はあの大人気俳優!?さらに山田さんを狙う女性芸人に芸能界の“天敵”まで、芸能界の交友関係を大公開。母親からは幼少期の困った性格が暴露されるほか、仲良しだという妹とのプライベート動画も公開、自宅のお気に入りコレクションも披露してくれる。さらに神社仏閣巡りが趣味だという山田さんにカメラが密着する。ロケ企画ではMCのひとり、藤木直人と一緒に大人気の回転寿司で思わず爆食い、お店からサプライズでお客全員の前で誕生日祝いも…山田さんの素顔に迫る30分をお楽しみに。山田さんがシリーズを通して出演し続けてる世界初の総合エンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」シリーズ最新作となる『HiGH&LOW THE WORST』は大ヒット公開中。不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」と世界観をクロスオーバーさせ、「HiGH&LOW」の舞台となっているSWORD地区の“O”にあたる通称:漆黒の凶悪高校、鬼邪高校と「クローズ」「WORST」に登場する戸亜留市の全員スキンヘッド最強軍団、鳳仙学園とのバトルを描いていく。山田さんのほか本作で俳優デビューする「GENERATIONS from EXILE TRIBE」中務裕太と小森隼、前田公輝、『劇場版 おっさんずラブ』も好評の志尊淳ら注目の若手キャストが集結。「おしゃれイズム」は10月6日(日)23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年10月06日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人、やべきょうすけ、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。今回希望ヶ丘団地の幼なじみを演じた川村、白洲、中務、小森、富田、矢野の6人。矢野は「控え室で裕太と隼の3人と、山田裕貴くんと小沢仁志さんとしゃべってたんですよ」と、エピソードを披露する。「まず裕太がマイクつけに行くって出てって、隼が『兄ちゃん(兄役の中務)、帰ってこないな』と出て行って。裕貴くんは出番で呼ばれて、僕は小沢さんと2人っきりになったんです。帰って来るのを待ってたのに一向に帰ってこない。1人じゃ何話していいかわからないから、助けを求めようと思って2人を呼びに行ったら、いないんですよ。そしたらロケバスで控えてて、控え場所変えられてた!」と2人に抗議した。これを受けて、小森は「まあその、言い方次第ですけど、空気から逃げたという形にはなるんですかね……」と弁解。「僕らも初めてだったので、すごい緊張感があって。けっこう待機時間が長かったんですね。裕太くんが出て行ったものですから、僕としては心細くなりすぎちゃって。『あれ、裕太くん戻ってこないなあ』なんて独り言をかましながら外に出て逃げるという。あのときは本当に申し訳なかったです」と流暢に謝罪する。この流れに、白州は冷静に「幼なじみの話を聞かれたのに、小沢さんの話してる」とつっこんでいた。また原作の高橋からは、宣伝応援プロデューサーであるやべきょうすけを通して幼なじみたちにメッセージも。「マドカ、いつか俺にも『ヒロシ、はい、あーん』ってしてね」という言葉が読み上げられると、作中で富田演じるマドカに思いを寄せていた中務は「それは譲れないですね。先生には申し訳ないですけど」と拒否。小森は「ここで出すん、それ!」と驚いていた。
2019年10月04日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人、やべきょうすけ、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。ドラマシリーズから出演している山田は、「4年前からやらせてもらっていて、『クローズ』『ワースト』とのコラボも嬉しかった。一ノ瀬ワタルさんと鈴木貴之くんはここで出会って本当に仲良くなった人たちでもあるので、出会いに感謝ですね」と心境を語る。一ノ瀬は「俺の中でやってきた4年間の鬼邪高校は山田くんと鈴木くんで。その話を昨日鈴木くんと電話でしてて、手紙を受け取ってきたので……」と、現在イギリスで活動する鈴木からの手紙を読み上げる。山田はその手紙を川村に託し、前田から「あげちゃって大丈夫? イギリスから帰ってくるんじゃないの?」とつっこまれていた。また、宣伝応援プロデューサーのやべきょうすけからは、「プロデューサーとしてのファイナルミッション」として、原作者の高橋が描いた、山田演じるキャラクター・村山の絵が贈られ、キャスト陣も「すげえ!」と大興奮。やべは「関ごめん! これお願いしに行く時、お前がここにいるって知らんかったんよ! 一ノ瀬くんはまた後日頼みますので」と一ノ瀬に謝りつつ、「(高橋は)山田くんのお芝居が大好きで、脚本を作るときにも、村山に負けないようなキャラクターを作っていきたいと思って、常に村山という存在を置いて本を書いたと聞いております」と説明する。山田は「僕も1人じゃ村山というキャラクターは際立たなかったので、みなさんのおかげです」と感謝。「『クローズ』『ワースト』を読んでいて、活躍する役者の先輩方がたくさん出ている映画も見て、そういう作品になればいいなと思ってた。壱馬とも『みんなが報われる作品になったらいいね』と話していたので、嬉しいです。最高ですね。言葉が見つからないです。ありがとうございます」とイラストを見つめていた。○鈴木貴之 手紙全文みなさんこんにちは、鈴木貴之です。「鬼邪高は定時のメンバーと全日のメンバーじゃなかったら、ここまで盛り上がってなかった」と言ってくださる方がいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。鬼邪高をシリーズ1の最初からずっと支えてくださっている皆さんの存在が、このハイローシリーズの中で、大きなうねりを作り上げたんだと思っています。そしてHIROさんをはじめ、土台からしっかり支えてくださったスタッフの皆さんのおかげです。僕たちはこの作品を通じて本当に色々な経験をさせていただきました。そして何よりかけがえのない仲間たちに出会うことができました。映画を見て、ファンの皆さんが思うことはそれぞれあると思いますが、僕の中では、村山・関・古屋の3人はこれからもずっと一緒です。鬼邪高生として、ハイローメンバーの一員として、これからまだまだ続くであろうHiGH&LOWシリーズの礎になれたことをとても嬉しく思っています。皆様、これからHiGH&LOWシリーズ全体、そして出演者それぞれの応援をよろしくお願いいたします。本当に、本当にありがとうございました。鬼邪高最強! 鈴木貴之
2019年10月04日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人、やべきょうすけ、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。「この1年間すごく長かったようで短かったようで実感がなくて、不思議な気持ちでいっぱいです」と振り返った川村。舞台挨拶では幼馴染の絆を描いた同作にちなみ、川村、神尾、前田、山田、白州の幼少期の写真が映し出され、会場からは歓声が上がる。前田が思わずマイクオフで「かわいいね!」と破顔した川村の幼少期について、本人は「あんま迷惑かけない子だったらしいです。4〜5歳のやつを出しました」と紹介。また空手の全国大会で優勝したときの写真を出したという前田は、「だいたい変顔の写真ばかりで。次男って身内にスルーされがちだから、変顔をしてた」と説明したものの、「めちゃめちゃ恥ずかしい!」と笑い出し、山田から「めっちゃ顔赤くなってる!!」と指摘されていた。「1人、全然変わってないやつがいる」「かわいい!」と言われていた神尾は、「かわいいって言われるのがいやで。女の子に間違われることがあって引っ込み思案になっていった」という。そんな神尾の幼少期についてコメントを求められた吉野は、現在の神尾を見て「そうですね、なんか……」と答えようとし、周囲は総ツッコミ。山田は「その北ちゃんがかわいいわ!」と笑顔を見せ、吉野は改めて「あんまり変わんないですけどね。かわいいですよ」と評価した。舞台挨拶には、宣伝応援プロデューサーであるやべきょうすけも登場。希望ヶ丘団地の幼なじみメンバーに、原作の高橋から預かってきたという手紙を取り出し、「ヘタにまっすぐなんかにならず、それぞれの道で、じぶんらしくひんまがってください。陰ながら応援していますいつかみんなで飲みたいなあ。マドカ、いつか俺にもヒロシ、はい、あーんってしてね」とメッセージを読み上げる。さらに山田には、直筆の「鬼邪高番長・村山」の原画を贈呈した。
2019年10月04日さまざまメディアミックス展開によってその世界を広げる『HiGH&LOW』と、大人気漫画『クローズ』『WORST』がクロスオーバーしたアクション『HiGH&LOW THE WORST』が本日より公開。『HiGH&LOW』シリーズの久保茂昭が監督を務め、川村壱馬、志尊淳、山田裕貴といった、方々から注目を集める若手俳優が一堂に会した作品だ。累計7500万部を突破する『クローズ』『WORST』は、高橋ヒロシによる不良漫画の金字塔。本作では、『HiGH&LOW』の世界に登場する通称“漆黒の凶悪高校”である鬼邪高校と、『クローズ』『WORST』でお馴染みの、幹部以外が全員スキンヘッドの最強軍団・鳳仙学園が衝突し、彼らが激しくぶつかり合う様が描かれる。『HiGH&LOW』シリーズお馴染みの鬼邪高校定時制の番長・村山役に山田、鳳仙学園のトップ・上田佐智雄役に志尊、そして鬼邪高校全日制の覇権を狙う転入生・花岡楓士雄役には、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルの川村が大抜擢されている。その他、鬼邪高校定時制組には一ノ瀬ワタル、鈴木貴之、清原翔、全日制に前田公輝ら馴染みのメンツが出演。さらに吉野北人、佐藤流司、神尾楓珠らが新たな全日制の生徒役として登場する。そして、最強軍団・鳳仙学園には、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史といった期待の俳優陣が登場し、学園トップを演じる志尊の脇を固める。さらには、白洲迅、富田望生、矢野聖人、箭内夢菜らも登場。彼らが本作のキーとも言える、重要な役どころを担っているのだ。企画プロデュースを『HiGH&LOW』シリーズのEXILE HIROが、監督&アクション監督も同シリーズの久保&大内貴仁のタッグが務め、最上級のアクション映像がお目見えとなる。脚本は高橋と『HiGH&LOW』の脚本チームとが共同で作成し、『クローズ』『WORST』の戸亜留市と、『HiGH&LOW』のSWORD地区という、両シリーズの主な舞台となった街が交差した世界を構築。ド派手なアクション、仲間同士の熱い友情、そして何より若い俳優たちから繰り出される圧倒的な熱量は、ぜひとも大きなスクリーンで体感して欲しい。『HiGH&LOW THE WORST』本日より公開※原作者の高橋ヒロシの高は、正式にははしごだか。
2019年10月04日●憧れのキャラクターは…雨宮兄弟とスモーキー人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日より公開される。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。今回は、鬼邪高校・全日制の花岡楓士雄を演じた川村壱馬と、高城司を演じた吉野北人にインタビュー。ともにTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのヴォーカルとして活躍する2人が、鬼邪高のテッペンを目指す親友を演じた。鬼邪高校全日制の暴れまわるキャストを代表し、2人の思いや普段とのギャップについて話を聞いた。○■屋上にいがちな吉野?――お二人は『HiGH&LOW THE WORST』からシリーズに参加となりますが、これまで「HiGH&LOW」に抱いていた思いや、イメージなどを教えてください。川村:規模感がすごいと思っていました。喧嘩のシーンやストーリーも良いんですけど、それすらも飛び越えるエンタテインメント性があって、新しい刺激もありましたし、男らしいテイストにも憧れてましたね。吉野:男なら誰しもが憧れる作品と言いますか。自分のキャラ的に合うかな、という心配もあったんですけど、いつか出られたらいいなと思っていました。アクションシーンも多いんですけど、戦う理由がちゃんとあって、熱くなる作品だったので、今回高橋先生とのコラボ作品で出演できて、不思議な気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでした。――憧れのキャラクターや、ライバル視しているキャラクターはいますか?川村:プライベート込みで、雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)かもしれないですね。お二方とも、プライベートで会うことも多いので。ライバルというよりも、好きです。吉野:僕はスモーキー(窪田正孝)がめちゃめちゃ好きです。ちょっと儚い感じでかっこよくて、演技も好きで、ファンです(笑)。――今回楓士雄、司というキャラクターを演じた手応えはいかがでしたか?川村:楓士雄というキャラクターから学ぶことが多いと思いました。演じ終わって俯瞰で見てみると、楓士雄の明るさやみんなから愛されるところ、仲間を大事にするやり方とか、川村壱馬としてインスピレーションを受けていたと感じました。苦労したのは、楓士雄のバカさを表すところかな(笑)。でも本当に大事なことはわかっている芯のある人間で、ただのバカじゃない。難しかったけれど、監督とも相談させていただきながらキャラクターを作っていくことができました。吉野:この規模感で、こんなに大勢のキャストさんの中で演じるのは初めてでした。初出演だった『PRINCE OF LEGEND』はどちらかというとLDHのメンバーを中心に作り上げた感覚でしたが、今回は役者の方がより多かったので、すごく刺激を受けましたし、良い経験をさせていただきました。高城司という役を演じさせてもらって、表現の勉強にもなりました。――どんなところに苦労されたんですか?吉野:弱々しく見えないように、ということは心がけていました。顔的に、決して怖くないんです。なので、表情や言葉の重み出し方にこだわりました。普段はそんなキャラじゃないので(笑)。――『PRINCE OF LEGEND』でも『HiGH&LOW THE WORST』でも、吉野さんは学校の屋上にいるシーンが多かったのかなと思いました。よく言われます(笑)。たまたまだと思うんですけど、屋上って特別感がありますよね。『PRINCE〜』で演じた天堂光輝は「磨けば光る原石集団の圧倒的センター」というキャッチコピーでしたし、僕の中では「1番かっこいい人が屋上にいる」というイメージがあるので、「1番輝く」という気持ちでいました。そして『HiGH&LOW THE WORST』では、「1番強い」という気持ちで。大体ソファで上を見がちだったので、ドローンで撮影されていました。●プロデューサー・HIROからもらったアドバイスとは?――撮影では、どんな指示やアドバイスがあったんですか?川村:印象的だったのは、「アクションのときも感情を乗せなければいけない」ということ。ただ順番に技を繰り出すんじゃなくて、「こいつを絶対ぶっ倒してやる」という気持ちを強めていかないといけないなと。アドバイスをいただいてから「もっとできる」と気がつきました。吉野:HIROさんから「ゴリゴリにしていけ」と言われました。撮影の1カ月前、去年の9~10月くらいに言われたので、1から頑張りました。身体が細いので! 「世界観に合わせる」ということだと思って、毎日ジムに行って、ご飯をたくさん食べました。川村:(武知)海青とかにも、いろいろ聞いてたもんね。吉野:海青とかRIKUさんとか陣さんとか、もう日替わりで、ジムに行くメンバーのところに行ってました! 胸や背中、脇あたりをひたすらトレーニングしました。川村:僕も撮影の時はトレーニングをしていたんですが、今ほど痩せていなかったので、必要な分だけ、という感じでした。でも、(吉野は)本当に頑張ってましたね。触ってみても明らかに胸筋がぷくっとなってて、びっくりしました。吉野:ちょっともう、あそこまでは頑張れないです(笑)。――普段はTHE RAMPAGEのメンバーとして活動されているお二人が一緒に作品に出て、お互いにキャラクターと重なると思ったところや違うところを教えてください。川村:司ほど、クールって感じでもないよね。吉野:全然違う!川村:司は思い詰めちゃうけど、抱え込みすぎもしないし。感情の起伏はありながらも、外から見える雰囲気はクールに保っているキャラクターだったので、意識しながら演じているんだなと思いました。吉野:楓士雄と壱馬の共通点は、芯が強いところかな。やることはやるし、やらないことはやらない。川村:まさしく!吉野:目的がしっかりして、まっすぐ突き進むのは共通点。逆に、楓士雄はちょっとバカなんですけど、壱馬はすごく賢いです。川村:(笑)吉野:そんなに、はしゃがないですし、クールなところは真逆かもしれない。でも、意外とプライベートでは、たま~にはしゃいでる。家に遊びに行くと、ゲームではしゃいでいたり。川村:たしかに(笑)。叫んでるよね。○■なぞなぞで盛り上がる不良たち――「この2人だからできた」と思ったシーンはありましたか?川村:雨の中で戦うシーン(ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』)では、本当に驚くほど息がぴったりでした。もう、沼に近いくらい足元がぐちゃぐちゃで、台本にないアクションでも、阿吽の呼吸で絵になってました。倒れそうになりながら、それでもカットがかからなくてアドリブでずっと続けていたんです。実際にドラマでも、その部分が使われていました。吉野:「阿吽の呼吸だ! これがまさに!!」と思いました。――逆に、鬼邪高校の他の共演者の方々とは撮影中どのように接していたんですか?川村:鬼邪高の全日制メンバーは、みんなで座って円になって、なぞなぞをやってました(笑)。吉野:みんなで一生懸命考えた!川村:佐藤流司さんや前田公輝さんがなぞなぞを出してくれて、マジになって考えてました。吉野:泰志さん(佐藤)とか、たくさんレパートリーを知ってるんですよ。急に初まって、それが拡散されて。川村:全日メンバーはみんな参加してたよね。吉野:10人くらいいたかな? 公輝さんも壱馬も強かった。あとはジャム男(福山康平)。川村:ジャム男、絶妙だったよね。吉野:僕は最後の最後までずっと考えてました。――山田裕貴さんは、鬼邪高と鳳仙学園の戦いを見て「すごくかっこよくて、強そうに見えた」「この鬼邪高、強そうだな。鳳仙学園とやれるな」と思ったと発言されていたんですが、何かお話はされていたんでしょうか?川村:たくさんお話しました。先日も、(一ノ瀬)ワタルさんと3人で食事に行ったんですけど、24時近くまで、もつ鍋屋さんで熱く語り合いました。今回、楓士雄は『クローズ』『WORST』の色が濃いキャラクターではあったんですが、鬼邪高にスポットが当たる作品で、なぜ新しいキャラクターが……という声もありましたし、プレッシャーもあって、「生半可な気持ちではできない」という中で演じていたんです。そこに関しても、お話させていただいて。裕貴さんとインタビューを受けさせていただいている時も、「大丈夫」と言っていただいて、本当に素敵な方です。■川村壱馬1997年1月7日生まれ、大阪府出身。「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」ヴォーカル。主な映画出演作に『PRINCE OF LEGEND』(19)などがある。■吉野北人1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」ヴォーカル。主な映画出演作に『PRINCE OF LEGEND』(19)などがある。
2019年10月03日映画『3人の信長』(9月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳、相島一之、前田公輝、坂東希、渡辺啓監督が登場した。同作は、“織田信長”の新たな姿を描いた時代劇エンターテインメント。永禄13年。金ヶ崎の戦いにより敗走中の織田信長の首を狙って廃村に潜んでいた元今川軍の蒲原氏徳たちが、影武者を含めた3人の信長を捕らえてしまい、あの手この手で本物をあぶりだそうとするが、それぞれ信長に似通っている3人が今川軍を翻弄する。主演となったTAKAHIROは「誰もが知る戦国武将ということで、プレッシャーは感じたんですけど、お二人がいらっしゃるので、身を委ねながら楽しませていただきました」と振り返る。「テレビで見てる人たちという印象でしたし。衣装合わせで会った時にミーハー心が。『うわ、本物だ』と思った」と最初の印象を明かした。撮影では朝から晩まで一緒だったというが、「隼人くんに関しては、サウナでもよくご一緒させていただいた。サウナにパッと入ると、隼人くんが腕を組んであぐらをかいていて、胸筋がすごすぎて、女風呂と間違えたのかなってくらい巨乳」と驚きの発言。「プルプル、ピクピク。ボリュームがすごかった」と告白し、市原は「2歳からスポーツをやってるので」照れ笑いを浮かべていた。また前田は高嶋政宏、相島との撮影が多く「こんなに先輩お二人とずっと時間を一緒にすると、考えたこともなかった」としみじみし、相島からは「友達になったもんね」と肩を組まれる。最後には、信長が南蛮から伝えたとされることから530mmx485mmx55mmの巨大カステラが登場し、長崎出身のTAKAHIROは「長崎にいたときはカステラが主食みたいなものだったので」とジョークを飛ばしつつ喜んでいた。
2019年09月21日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。9月19日(木)今夜放送回のゲストに、女優の前田敦子が出演。先日第1子を出産した前田さんが最新プライベートを明かすほか、「Perfume」あ~ちゃんも登場する。2005年、AKB48のメンバーに選ばれ立ち上げ期からグループをリード。ブレイクの立役者となると、女優としても「毒島ゆり子のせきらら日記」や「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などでその演技力が高く評価され、今年に入ってからも『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』『町田くんの世界』『旅のおわり世界のはじまり』と精力的に出演を続ける前田さん。今回は先日出産した前田さんが“食べて痩せる”衝撃の産後ダイエット法など、令和に入ってからの最新プライベートを大公開する。また2005年にメジャーデビュー、「ポリリズム」でブレイクすると「セラミックガール」「love the world」などが立て続けにヒット。日本だけでなく海外でも活躍し、いまや世界的なアーティストとなった「Perfume」からメンバーのあ~ちゃんが登場。今回はあ~ちゃんの自宅で起きた(秘)事件をメンバーが暴露。またSNSで話題の技に愛犬のぽぽたんが挑戦する。今夜のゲスト、前田さんが主演を務める映画『葬式の名人』は9月20日(金)より全国にて公開。大阪府茨木市で生まれ育った川端康成の作品群をモチーフに、奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く同作で、前田さんは女手一つで息子を育てる渡辺雪子を演じる。雪子ら同級生を不思議な一夜に巻き込む豊川大輔を高良健吾が演じるほか、『HiGH&LOW THE WORST』も期待の白洲迅も出演する。「Perfume」は初のベストアルバム「Perfume The Best "P Cubed"」が好評発売中。「櫻井・有吉THE夜会」は9月19日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年09月19日●轟へのラブコールが轟いていた人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日より公開される。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。今回は、鬼邪高校・定時制の村山良樹を演じた山田裕貴と、全日制の轟洋介を演じた前田公輝にインタビュー。5つのチームがしのぎを削るSWORD地区の「O」を担う鬼邪高には全国から札付きの不良が集まり、別名“漆黒の凶悪高校”とも呼ばれている。ドラマシリーズの第1話から登場し、同作の人気を引っ張ってきた1人である山田と、久しぶりの登場ながらファンからのラブコールが多かった前田。鬼邪高を代表する2人に、同作への思いを聞いた。○■映画を観て熱くなってほしい――今回、『クローズ』『WORST』とのコラボ作品『HiGH&LOW THE WORST』出演にあたって、どんな思いで臨まれましたか?前田公輝(以下、前田):僕はドラマのシーズン2(16年)と映画1本だけの撮影だったので、ずっと出たくて待っていた感じです。その間に裕貴くんが村山という存在をすごく大きなものにしていたので、次に自分が出るとしたらどう絡むんだろうと思ってました。今回の映画の台本を最初に開いたとき、しっかり2人で対峙するシーンがあったので、嬉しかったです。山田裕貴(以下、山田):いろいろ楽しみだったし、撮影も楽しかったです。やっぱり『クローズ』『WORST』とのコラボっていうのは大きかったですね。僕は映画の『クローズZERO』を観て血を滾らせてた男の子だったので。前田:僕もそうですね。世代が一緒ですらね。山田:ね。だから『HiGH&LOW THE WORST』がそういう作品になってほしいです。今の男の子たちが、映画観て映画館出た後に、普段だったら「暑いな〜」って言うところを「あっちぃな」って言っちゃう感じの映画になればいいな、って。前田:僕も『クローズZERO』観た後、腰パンになったし言葉が少なくなった(笑)。なんか「魂で会話しようぜ」「言わなくてもわかるっしょ」みたいな感じに……。今回の映画にもそういう男のロマンのようなものが詰まっているから、観た人がインスパイアされてくれたらいいよね。山田:まぁ実際に喧嘩するのはかっこわるいから、慎みを持ってね。男の子は特に熱くなりそうじゃない? 鬼邪高ファンは男の子が多いと聞いてるので。前田:あ、そうなの? やっぱり制服着てるから投影しやすいのかな。SWORDだとそこは違うもんね。ちょっと自分とは遠い話になっちゃうから。――それこそ『FINAL MISSION(THE MOVIE3)』では巨悪と戦って国の悪事を阻止するという、壮大な戦いが展開されたわけですが、今作ではそこから一気に転じて、一種の学園モノともいえるような作品になっています。どちらにも出ている山田さんは、その違いをどう感じましたか?山田:より深く、人間ドラマが描かれているんじゃないですかね。全日の戦国時代の関係性だったり、僕にとってはやっぱり外せない轟との関係だったり。一方で、「ここはこうやって回収してくれるのね」みたいに、今までの映画とつながっているアクションもあったり。舞台がキュッと絞られたことによって、いろいろなことが描かれてますよね。前田:それと今回の映画では鳳仙学園という、学園モノで最も我々が影響を受けた学校がでてきて、しかも鳳仙の「一枚岩」という戦闘スタイルがそのまま出てくる。一方の鬼邪高は個々で力をつけていった奴らが集まっているわけで、学校と学校の対決だけど毛色が全然違うという対比があります。山田:もう固まりきってる鳳仙と、まだまとまりきってない鬼邪高っていう。前田:学校にフォーカスを当てたことで、今まで見えてなかった部分を細かく描けてると思うので、それは観ていて楽しんでもらえるかなという気はします。先に放送されたドラマでもそこを掘り下げてますし。――ドラマで久しぶりに轟が登場したとき、テンションが上がりました。山田:でも俺、そんな久しぶりっていうイメージないんだけどなぁ。俺が村山ちゃんだから、意識しすぎちゃってるのかな。前田:そう言われて、僕はなんて返したらいいの?(笑) でも本当に、SNSで届いてたんです。「轟は出ないんですか?」って。山田:轟だけに……轟いてたの?前田:轟いてた……みたいなんですよ。なんでこんなこと(轟ギャグ)言わされてるのかわかんないけど……。ほかの現場で撮影していても、僕の名前やその現場での役の名前じゃなくて「轟ー!」って声をかけてくれる人が多かったんです。自分としても印象深い役だったので、こんなにも「轟いてる」(山田のほうを見る)ことは、すごくうれしかったです。●村山の遠回しなアドバイスに、轟の気持ちは?――前田さんからすれば、『END OF SKY(THE MOVIE2)』『FINAL MISSION(THE MOVIE3)』を経た定時の方々と相まみえたわけですが、そこに何か変化は感じましたか?前田:逆に、変わらないでいてくれたから僕もそのまま入りこめた感じです。ドラマを観てもらうと時系列がわかると思うんですが、ドラマの途中で『END OF SKY』があるんですよね。一緒の時間軸で進んでいる状態だったので、「轟はこの状況をどう思っているんだろう」と考えるのがすごく楽しかったです。それと、定時の3人はもともとプライベートですごく仲良しで、だからこそより全日と定時の距離感ができる。以前に裕貴くんが「轟と相対するといい感じになる」って言ってくれたんですけど、本当にそうで、相対したときの違和感がすごく気持ち良かったです。山田:勝手に、すごくいい空気なんだよな〜って思っちゃってます。アンバランスさがいいんだよね。ぴったりハマっちゃうとつまらないけど、いい具合に距離感がある。前田:そうそう。普通はいっぱい戦ってくると相手のことが予測できるようになっていくと思うんですけど、村山と轟は間逆だから、意外とちぐはぐなままの感じがある。そこがすごく気持ち良かったりします。それは多分、裕貴くんが長年かけて村山に厚みをつけてくれたからこそ感じられた気持ち悪さ・気持ち良さなんだろうな、って思いました。山田:めっちゃいいこと言ってくれましたね。前田:裕貴くんが、長年、厚みを……山田:もういいよ!前田:何回も言って文字に残しておこうと思って。――ちゃんと書いておきます。一方の山田さんは、『END OF SKY』『FINAL MISSION』の裏側で進行している鬼邪高の変化というのを自分の中でどう整理されていましたか?山田:後輩を見る目として、「ちょっと大人になったんだな」というのを村山は感じていたと思うんですよ。もともとは「轟ちゃんが鬼邪高をまとめてくれるんだったら、俺は出ていってもいいな」と考えていたと思います。でもドラマ版で、轟ちゃんがちょっと強さを履き違えていたり、「まだわかっていないな」っていう部分があったりするのを感じて、「そういうことじゃないだろ」ってまだ教えないといけないのかな、と思ってましたね。前田:村山さんってすっごいしゃべるじゃないですか。でも轟からしたらすっごい遠回しで、マジでわかりづらいんですよ。いや、僕が本当にしゃべらない役だから「轟が何言ってんだ」「轟こそしゃべれよ」って話なんですけど。でもそれは村山にとっての愛情なんだろうな、と思います。山田:「自分で気づけよ」っていうね。前田:だから轟は、やればやるほど頭痛いんですよ。山田:俺はすっごい楽しい(笑)。ほんとゴメンっておもってる。前田:いいよね、そっちはおちょくれるから。こっちはもう……! どんな気持ちでお前の言葉を聞いてると思ってんだ……! っていう。山田:その、「もう……!」ってなってる轟がすごい素敵なんですよ。轟が悩んでるからこそ、僕は余裕でいられる。その対比が出て、一緒にやってると気持ち良いんですよね。○■「大人になったんだな」と思った――今回加わった新メンバーについては、いかがでしたか? 川村壱馬さんにインタビューをしたとき、「今までの鬼邪高という像がすごくあるから、そこに入っていくことはプレッシャーがあった」とおっしゃっていました。受け入れる側としては、どうだったんでしょうか。前田:全日の中にいた感覚として、演じるみんなの人柄のバランスがすごく良かったですね。僕はある程度みんなのことを知りたいというか、「役者としてどういう人生を生きてきたのか」みたいなことを聞きたいタイプなので、結構ご飯会を開いていたんです。そのときに、「ちょうど定時の3人の色が、新メンバーの人柄に散らばってるみたいだな」と感じて。キャスティングの段階から鬼邪高の色というのをきちんと考えてくださってるんだな、と思いました。実際の年齢は結構離れてるんですけど、単純に楽しかったです。僕が年上だからみんな気を使ってくれてたのかもしれないですけど……。山田:すごい楽しそうにしてたもんね。前田:それと、轟は気づいていないけど、楓士雄(川村壱馬)というキャラクターは村山に近いんです。村山は轟とは180度違う考えを持っていて、だからこそ届かない。楓士雄もそういうところがあって、なおかつあんまり臆することもなく、突拍子もないことを言うから、轟としては面倒を見たいというかほっとけないところもあるんですよね。山田:映画の、2人のシーンすごいいいよね。俺、あの場所をたまたま通りかかって2人の姿を見てフッと笑って立ち去る、っていうのやりたかったもん。前田:「たまたま遭遇する」はハイローあるあるだからね。山田:俺は受け入れる・受け入れないというよりは、撮影している中で、「あ、俺大人になったんだな」ってちょっと思ったんですよ。自分も、村山も。俺自身が「もう来年30だしな」って思っていて、その目がちょうどよく村山にリンクした。別に自分がここにいなくちゃいけない存在だと思ってるわけじゃないですけど、「もう俺いなくてもいいか」って。全日がバッと並んだ瞬間がすごくかっこよくて、すげぇ強そうに見えたんです。前田:それ、言ってくれてるよね。山田:「ここに俺がいたら邪魔だな」ってめっちゃ思ったんです。「この鬼邪高、強そうだな。鳳仙とやれるな」って。だから「あぁ、俺らはちゃんと大人にならなきゃ」と思いました。鬼邪高鬼邪高って言ってちゃダメだし、俳優としてもハイローハイローって言ってすがってちゃダメだなと思い始めました。それは実は『FINAL MISSION』のスモーキーを見てから思ってたんですけど。前田:あれ、衝撃だったもんね。すごかった。山田:「最っ高の人生だった」って俺も言いたいな、って。今回の撮影の中で感じたものは大きかったですね。■山田裕貴1990年9月18日生まれ、愛知県出身。主な映画出演作に『あゝ、荒野』(17年)、『万引き家族』、主演映画『あの頃、君を追いかけた』(18年)などがある。TVドラマでは『ホリデイラブ』『健康で文化的な最低限度の生活』(18年)、『特捜9 season2』(19年)など。NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』(19年)にも出演中。舞台『終わりのない』が10月29日より上演、映画『嘘八百京町ロワイヤル』が2020年1月公開予定。■前田公輝1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。6歳より子役として活躍し、『天才てれびくんMAX』(03~06年)に出演。『ひぐらしのなく頃に』(08年)にて映画初主演。『ガキ☆ロック』(14年)、『ホテルコパン』(16年)、『女の機嫌の直し方』(19年)、また日中合作映画『在乎你(邦題:逢いたい)』(19年)などに出演。TVドラマでは『アルジャーノンに花束を』『デスノート』(15年)、ドラマ初出演『ダマシバナシ』(15年)、『探偵が早すぎる』(18年)、『向かいのバズる家族』(19年)、『火村英生の推理2019』(19年)など。
2019年09月18日俳優の山田裕貴が16日、自身のインスタグラムとブログを更新。映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)で共演するダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬と俳優の前田公輝との3ショットを公開し、ファンから歓喜の声が相次いでいる。この日更新したSNSで山田は、「このあと19時~『 #有吉ゼミ 』激辛料理にチャレンジです」と出演番組の告知し、「川村壱馬くん」と「前田公輝くん」との3ショットを公開。「呼び捨てはいかんなと思ってくんつけますが 最近は二人をくんつける方が違和感」とつづった。この投稿に、ファンから「ヤバい 楓士雄も村山さんも轟もかっこいい」「かわいいの渋滞」「イケメン揃い」「かわいい」「仲良しの証拠じゃん」「超カッコイイ」「3人かっこよすぎて鼻血」「かっこよさすぎて無理」と歓喜の声が殺到。さらに、出演番組を観たファンからは「悶絶しながらも頑張る裕貴君の勇姿を温かく見守らせていただきました!」「3人とも頑張ってる姿かっこよすぎ鬼邪高最高!!!」「男気感じました!」「激辛お疲れ様!!w」「ナイス根性!!!!」「最高でしたwww」といった声も寄せられた。
2019年09月17日アイドルから女優に転身し、時には役に体当たりで挑みながら、お芝居の実績を積んでいる前田敦子さん。アイドル時代と同様、現在もオファーは途切れない。私生活では結婚、そして出産とハッピーな報告が続き、相変わらず注目の人だ。そんな前田さんが、初めて母親役を務めた主演映画『葬式の名人』が公開される。「樋口(尚文)監督から出演のオファーを受けた時、達筆すぎて読めないぐらいの情熱的なお手紙をいただきました(笑)。監督には数年前から映画のことについていろいろ教えてもらっていて、その“映画オタク”ぶりから、一緒にお仕事したら楽しいだろうなぁと思って、ぜひやらせてくださいってお返事しました」舞台は大阪府茨木市。前田さんが演じるのは、小学生の息子を一人で育てている雪子。ある日、高校時代の同級生だった吉田(白洲迅)が突然死んでしまうところから物語は始まる。同じ野球部で、吉田とバッテリーを組んでいた豊川(高良健吾)が葬儀屋と喧嘩したことで、彼らは母校で吉田のお通夜を行うはめに。なぜか消えた棺を捜して野球部の部室にたどり着いた雪子と同級生たちは、棺とともに一夜を明かすことになるが、いつの間にか寝てしまう。「目を覚ますと、有馬稲子さん演じる“見知らぬ女性”がいて、そのあたりから突然ファンタジー要素が濃くなってくる感じがすごく楽しくて、好きなシーンです。カメラの長回しで撮るシーンが山ほどあって撮影中は苦労したんですが、第三者からの目線のように撮っていたことを後から知って、そのうえで完成作品を観た時に納得。映画オタクの人たちが作った作品を、私も素直に面白い!と思えたことがうれしくて、興奮しました。すべての辻褄が合って、キレイに成立させる必要はない。映画ってこれでいいんだよな、映画らしいな、って腑に落ちて、すごく気持ちよかった。いい作品に関わることができて幸せだと思いました」25歳の時、一人の女性として考える時期があり、自ら初めて1か月の休暇をもらったという前田さん。「結局何もすることがなくて暇で、すぐにお仕事がしたくなった。それで、小さな役でも何でもいいからお芝居がしたいって事務所にお願いして。その結果、今年公開の出演映画は5本にもなりました。休暇は、何にも囚われずにその時もらった役をやるというスタイルは性に合っているかもしれない、と思えた、いいきっかけでした。私もオタクなのかも(笑)。これからも、映画らしい作品にどんどん関わっていきたいです」『葬式の名人』高校時代の同級生・吉田の訃報が届き、集まった友人たち。熱血漢の豊川が、最後に吉田を母校に連れていきたいと提案し、みんなで棺を担いで母校へ向かうが…。出演/前田敦子、高良健吾ほか9月20日より全国公開。©2018“The Master of Funerals” Film partnersまえだ・あつこ1991年7月10日生まれ、千葉県出身。AKB48の中心メンバーとして活躍し、2012年に卒業。今年は『コンフィデンスマンJP ‐ロマンス編‐』『旅のおわり世界のはじまり』含め5本の出演映画が公開。※『anan』2019年9月18日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Ayaka.kヘア&メイク・熊谷美奈子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年09月11日織田信長の影武者3人が、敵を欺こうとしのぎを削るオリジナル時代劇『3人の信長』の完成披露試写会が8月20日、都内で行われ、“信長”を演じるEXILE TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳が舞台挨拶に立った。「自分こそが本物だ」と主張する信長の影武者たちと、あだ討ちに燃える元今川軍の侍たちが翻弄し、翻弄される謀略合戦を繰り広げる本作。時代劇映画に初挑戦したTAKAHIROは「誰もが知る戦国武将ですからね。プレッシャーもありましたが、楽しそうな世界観ですし、ワクワクしました」と手応えは十分。「今回、映画で演じたことで、さらに信長の人となりに興味が湧きましたし、出会えてうれしいキャラクターです」と話していた。同じく信長を演じる市原も「本(台本)が面白かったので、すぐ現場入りしたかったですね。3人の俳優が1人の人物を演じるなんて、前代未聞ですから」とユニークな発想に胸躍らせ、「常識を覆す、でも王道のエンターテインメントとして楽しんでもらえる」と自信のコメント。岡田は「不思議でしたよね。三者三様の信長ですけど、共通点もあって面白さが伝わると思います」と語った。舞台挨拶には共演する高嶋政宏、前田公輝、坂東希、渡辺啓監督が同席。時代劇経験が豊富なベテラン、高嶋は「影武者が3人も登場する時代劇は、いまだかつてないですよ!黒澤明監督の『影武者』だって1人でしょ?」とやはり、ストーリーの面白さに驚かされた様子。「3人(TAKAHIRO、市原、岡田)の息もぴったりで。本格時代劇ですが、笑える作品になった」と太鼓判を押した。また、TAKAHIROの“座長ぶり”について「なんと、現場にクレープ屋一軒差し入れしてくれたんですよ!」と報告。この発言に、当のTAKAHIROは「島根の山奥で撮影でしたから、お店もないし、暑いなかスケジュールも大変だったので…。2回くらいですかね?太っ腹なので(笑)、覚えていない」と話していた。『3人の信長』9月20日(金)全国で公開
2019年08月20日TAKAHIROが時代劇映画に初挑戦した『3人の信長』の完成披露試写会が8月20日(火)、都内で行われ、TAKAHIROさんをはじめ、同じく信長の影武者を演じる市原隼人、岡田義徳が舞台挨拶に出席した。本物の信長を守るため、“頭がキレるかぶき者”の信長・甲(TAKAHIROさん)、漢気たっぷりの信長・乙(市原さん)、世の中を変えようとする信長・丙(岡田さん)が「我こそが信長」と猛アピール!翻弄される今川軍との、互いの誇りを賭けた笑いと人情の謀略合戦を繰り広げる。信長を演じるTAKAHIROさんは「誰もが知る戦国武将。プレッシャーもあったが、楽しそうな世界観でワクワクした」とにっこり。本作をきっかけに「信長の人となりに興味がわくようになった」と話していた。「3人の俳優が1人の人物を演じる、前代未聞の時代劇。常識を覆す、王道のエンターテインメントとして楽しんでもらえれば」(市原さん)、「不思議ですよね。三者三様の信長なんですけど、共通点もあって。チャレンジとして面白い経験でした」(岡田さん)と“信長たち”も斬新な設定に舌を巻いていた。舞台挨拶には共演する高嶋政宏、前田公輝、坂東希、本作がデビュー作となる渡辺啓監督が同席。高嶋さんは3人を追い詰める役どころで、「影武者3人もいる映画は見たことない。黒澤明監督の『影武者』だって1人でしょ?いまだかつてないですよ」とベテランながら、やはり本作のアイデアに驚いている様子。また、TAKAHIROさんの“座長ぶり”について「なんと、現場にクレープ屋さんを一軒差し入れしてくれたんですよ!」と驚きの告白。当のTAKAHIROさんは「島根の山奥で、お店もないですし。スケジュールも大変で、暑いなかでの撮影だったので」と語り、「何回くらいですかねー?2回?太っ腹なので、覚えていない(笑)」と豪快な一面を見せていた。『3人の信長』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:3人の信長 2019年9月20日より全国にて公開Ⓒ2019「3人の信長」製作委員会
2019年08月20日映画『3人の信長』(9月20日公開)の舞台挨拶付き完成披露上映会が20日に都内で行われ、TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳、高嶋政宏、前田公輝、坂東希、渡辺啓監督が登場した。同作は、“織田信長”の新たな姿を描いた時代劇エンターテインメント。永禄13年。金ヶ崎の戦いにより敗走中の織田信長の首を狙って廃村に潜んでいた元今川軍の蒲原氏徳たちが、影武者を含めた3人の信長を捕らえてしまい、あの手この手で本物をあぶりだそうとするが、それぞれ信長に似通っている3人が今川軍を翻弄する。TAKAHIROは、高嶋について「ドキドキ通り越してムラムラするっておっしゃってたので、僕らは終始ヒヤヒヤしてます」と苦笑。「現場でも本当にすごかったので。高嶋さんは見たことないくらいジェントルマンなんですけど、淡々と下ネタをおっしゃるので」と説明すると、高嶋は「大人のセクシーなジョークね」と訂正。「今日も何をおっしゃるかヒヤヒヤ」とTAKAHIROが心境を吐露すると、「つい最近映画の会見でクレームきたことあるので、気をつけます」と明かした。高嶋はさらに「TAKAHIROさんからの、クレープ屋一件差し入れ! これは最高でした」と現場での対応を絶賛。TAKAHIROは「島根の方で撮影させていただいたんですけど、山奥だったのでお店もないですし、スケジュールもタイトな中撮影してたので、何か喜んでいただけるものを」と、理由を話す。毎朝3時45分出発だったというが、高嶋は「出雲のオープンセットがLDHさんの持ち物だったので、使い放題。何時までというのがないので、有意義に撮影ができたよね」と、語った。さらに前田が「TKAHIROさんのクレープは、クランクアップされた後もクレープ屋を差し入れてくださったんですよ。自分が終わったにも関わらず」と補足すると、高嶋は「ソツがないねえ! HiGH&LOW!!」と褒める。19日に行われた映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の最速プレミア試写会に触れられ、前田は「昨日のやつ!!」と、照れ笑いを浮かべた。渡辺監督も「最終日もいただいた気がします」と明かし、TAKAHIROは「そうでしたっけ? ちょっと太っ腹なんで覚えてないですね」と笑顔を浮かべた。渡辺監督はさらに「TAKAHIROくんの着物の中に蛾が入って、そのときにTAKAHIROくんが出した声を覚えていて、意外と高かった」と暴露すると、高嶋は「何、喘ぎ声を出した!?」と大喜び。また「市原くんと高嶋さんが重たいシーンを撮ってた時に、ものすごくみなさんを待たせてしまっていたら、現場を和ませようとTAKAHIROくんがちょんまげに裸と、ジャージで来たんですよ。笑うしかないですね」とエピソードを披露する。渡辺監督は「重いシーンだったんで、市原くんはどうだろうと思ったら、肉体美を見て『パンプアップしてる!』って喜んでた」と振り返り、市原は「そうですね、はい」と照れた様子を見せていた。
2019年08月20日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)のレッドカーペットセレモニー、および完成披露試写会が19日に都内で行われ、川村壱馬、志尊淳、山田裕貴、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、白洲迅、中務裕太、小森隼、龍、鈴木昂秀、一ノ瀬ワタル、葵揚、小柳心、荒井敦史、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。現在、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ 毎週水曜24:59~)が放送されている。鬼邪高校・定時制の頭である村山を演じた山田は「感想など、ぜひ世に"轟かせて"やってください」と、前田演じる全日制の轟の役名にかけて語りかけ、前田は「ないですよ、そんな持ちギャグ!」と苦笑。「轟の轟かすギャグとかなかった?」とボケる山田に、川村は「めっちゃうまいっすね!」と素直に感心し、山田がさらに「"山田くん"だから、座布団一枚持ってこようかな」と笑点にかけると、川村は「うますぎます」と驚いていた。舞台挨拶では、「Season1から、鬼邪高の頭として携わらせていただいて、愛がすごいです」と"ハイロー愛"を見せた山田。「鬼邪高にスポットを当てていただいていることに本当に感謝しているし、それが『クローズ』『ワースト』との世界とコラボできるというのは本当に嬉しいこと」と喜びを表した。また、全日制の新キャラクター・花岡楓士雄を演じた川村は、原作の高橋から「坊屋春道のようなキャラクター」という何気ない言葉から役をつかみ、「『ハイロー』のキャラとしてというより、『クローズ』『ワースト』目線で役を作っていった感覚は強いですね」と振り返る。同じく全日制の高城司を演じた吉野は、「司はクールで冷静で周りが見えている。ドラマでも周りを見すぎて葛藤しちゃう部分があったりするんですけど、だからこそ、立ち居振る舞いや表情の一つでもしっかりと堂々と見えるようには意識してやりました」と役作りの苦労を明かした。前田は村山と対峙するシーンについて、「人生で一番多いアクション数。100手くらいを1日で撮った」と説明。それを見ていたという龍は「轟と戦ってる気持ちで」と撮影時を振り返る。鈴木も「轟の下っ端として一緒に撮影させていただいたんですけど、歴史ある映画にまた出演させていただいて光栄です。いつもありがとうございます」と感謝した。改めて、「集大成、世代交代、楽しんでもらえたらなと思って作品に臨んでました」と心境を吐露する山田。映画のとあるシーンでは「思いを文字に込めました」と明かし、「ハイローを愛してくださった皆様、この世界に入れてくれた皆様への感謝を込めましたので、じっくり目を凝らして見ていただければと思います」と熱いメッセージを送った。
2019年08月19日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)のレッドカーペットセレモニーが19日に都内で行われ、川村壱馬、志尊淳、山田裕貴、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、白洲迅、中務裕太、小森隼、龍、鈴木昂秀、一ノ瀬ワタル、葵揚、小柳心、荒井敦史が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。現在、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ 毎週水曜24:59~)が放送されている。喧嘩上等で荒っぽい尾々地真也(中務)、尾々地正也(小森)の“オロチ兄弟”を演じた2人は、普段はGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍しており、今回が演技初挑戦。中務は「まさかの『ハイロー』の中で、雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)に次ぐオロチ兄弟を演じさせていただくとは夢にも思ってなかった」と笑顔を見せ、「キャストの皆様がすごく優しくしてくださった」と振り返る。小森も「僕と裕太くんは初めて演技に挑戦させていただき、すごい緊張や不安もあった」と心境を吐露しつつ、「今日1日だけで人生初めてのことが朝から立て続けに起きてまして、インタビューしていただいたり、レッドカーペットを歩いたり、これが人生初の舞台挨拶でドキドキが止まらない」と明かした。自身の挨拶について「お兄ちゃん大丈夫かな、俺」と聞く小森に、中務が「大丈夫」と力強く頷くなど、役に入り込んでいた2人。さらに、雨宮兄弟を意識し「差を出したかった」という中務は「雨宮兄弟はスタイリッシュ。僕らあんなにかっこよくないので。雨宮兄弟は神です! オロチ兄弟は……石」と表現する。ざわつく会場に、中務は改めて「泥臭い感じで行きたい。かっこいいとかじゃなくて、コミカルな感じもあるし、でも熱いときになると感情むき出しでいったりとか、男らしくなるけど、そこ以外はどこか抜けててというのをすごい意識して役作りしました」と説明する。小森は「石」という表現について、「僕も初めて聞きました。なので触れるのやめとこうかな。ちょっとやけどの匂いがするので……」と苦笑。山田から「大丈夫? 書かれちゃうよ?」と心配され、「見出し『石』だけはやめてください!」と懇願していた。
2019年08月19日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)のレッドカーペットセレモニーが19日に都内で行われ、川村壱馬、志尊淳、山田裕貴、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、白洲迅、中務裕太、小森隼、龍、鈴木昂秀、一ノ瀬ワタル、葵揚、小柳心、荒井敦史が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。現在、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ 毎週水曜24:59~)が放送されている。「ハイローの世界に、龍と昂秀と轟一派として戻ってこれることが一番嬉しい」と語った前田。「男女問わずたくさんの方に楽しんでいただけるような作品になっていると思うので、是非みなさん、楽しみに、して……」と詰まってしまい「すいません、緊張してるんですよ」と謝る吉野には、前田と山田が「ほくちゃん大丈夫?」「みんな緊張してる!」と励ます。「みなさん、ちゃんと水分取ってくださいね」と心配する白洲、「まさか出るとは思わなかったですし、生きてる間にレッドカーペットを歩くことになるとは」と感じ入る中務、「粋なことが何も言えない自分が悔しくて仕方ない」と好感度の高い小森の発言が続く。川村は改めて「『HiGH&LOW』は発足した5年前くらいから絶対関わりたいですと、ずっとHIROさんにも言い続けてきた」と振り返り、「『クローズ』『ワースト』も原作がすごく大好きで、漫画も全巻読んでたり、実写化された映画も見て両親に俺、将来ぜったい『クローズ』出ると、本気で夢を語ってた」と、夢のコラボに感謝を表す。さらに志尊が川村について「気づけば鳳仙の楽屋にいる」と明かし、和気藹々とした様子を見せていた。山田は「思い返せば色々な仲間がいるんですけど、レギュラー生徒のみなさんも4年間ずっと同じ人がいてくださったり、いろんなものを背負ってきたなとは思ってました。世代交代ということは……と、かなり匂わせますけど、いい意味で炎上してほしいくらいの感じで」とニヤリ。「暴れさせていただきました」と同作について語った。また志尊も「こういう作品に出ることが夢としてやってきた」としみじみ。「しっかりしなきゃという気持ちと、なんとしても仲間たちが本当に頼りになる素晴らしい仲間たちと一緒に背負えた部分があった」と振り返った。
2019年08月19日前田敦子は「追いつめられ俳優」である。「追いつめられ俳優」とは追いつめられればられるほど圧倒的な力を発揮し、追いつめられる様まで最高のエンターテインメントにしてしまう俳優のことで、前田敦子のほかには藤原竜也、長谷川博己、戸田恵梨香などがいる。前田敦子はかつて、言わずとしれたAKB48のセンターとして活躍したトップアイドル。「過呼吸」になるほど自分をギリギリまで追いつめるパフォーマンスに定評があった。アイドルを卒業して俳優になってからも、監督は彼女を追いつめたいと思うのか、山下敦弘監督は『苦役列車』(12年)で土砂降りの中で追いつめ、中田秀夫監督は『クロユリ団地』(13年)で絶叫させていた。だが俳優としてキャリアを積むにつれ、アイドル時代のイメージに頼るだけではない面も出て来て、逆に追いつめる前田敦子を描いたのが黒沢清監督である。前田敦子の歌「セブンスコード」のイメージビデオ的に企画されたものが映画になった『Seventh Code』(14年)は、前田敦子演じる女が日本で会った男(鈴木亮平)をウラジオストクまで追いかける。思い込んだら一直線のちょっと危うい女性を演じているかと思ったら話はもっと壮大でのっぴきならず、男がまさに地獄まで追いつめられていく流れに。彼女のアクションが凄いのだが、冒頭のキャリーケースを引きずりながら猛ダッシュする前田敦子のパワーも見どころだ。追いつめようが追いつめられようがいずれにしても前田敦子の出る作品は体力勝負で身体的に負荷がかかるものが多い。華奢な体のどこからそんな力が湧き出てくるのか……とまばたきできないほど観客が見入ってしまうような状況をどれだけ用意できるかが監督に課されているような気さえする。それが堤幸彦監督の場合は、ちょっとひねって『イニシエーション・ラブ』(15年)にて真綿で男の首を締めるような前田敦子を描いた。とりたてて何もせずニコニコしているだけにもかかわらず強大な磁場ができあがるという前田敦子の蟻地獄的な“圧”だけを恋愛映画に取り入れたすばらしい企画であった。○非日常があっという間に収束するすごさ現在公開中の黒沢清監督作品『旅のおわり世界のはじまり』はまわりまわって追いつめられ俳優の面目躍如なところがある。中央アジアのウズベキスタンが舞台で、ドキュメンタリーというか旅に関するバラエティー番組のレポーターとして働いている主人公・葉子(前田)は海外の旅バラエティーといえば過酷なロケがつきものとばかり、体を張って様々なことにチャレンジさせられるのだ。とりわけものすごく危険そうな遊具に乗る場面を堂々とこなすところは涙なくしては見られない。誰もかばってくれず、やるしかない状況を淡々と引き受けていく葉子。もともと歌を歌いたかったのがなぜかレポーターで糊口を凌ぐしかなくて、このままでいいのかいけないのか悩んでいるところ、たまたま迷い込んだすばらしい劇場で歌ってみたことで彼女のなかで何かが動き出す。歌は前田にとって得意ジャンルであるはずだが、この映画では彼女を追いつめる。なぜなら、「愛の讃歌」という激しい愛を歌った普遍的な名曲である。エディット・ピアフが歌い、日本では越路吹雪や美輪明宏、大竹しのぶが歌っている歌だ。それを前田敦子が歌うのだ。相当精神的にも技術的にも追いつめられたはず。見た目に凄い状況ではなく静かに凄い状況で追いつめられたときどう出るか、前田敦子はこの映画でまた前進した。私はこの映画の前情報をほとんど入れずに見たので、前田敦子が首都タシケントにある由緒あるナボイ劇場というオペラ劇場で歌う場面がネタバレではなく、むしろ売りになっているらしきことを後で知った。たとえば、黒沢清監督と出演者の加瀬亮の対談の掲載された『文學界』では「闇に響いた前田敦子の歌声」というタイトルが堂々とついていた。この映画は「日本・ウズベキスタン国交樹立25周年」の記念プロジェクトで、全編ウズベキスタンロケでナボイ劇場を登場させるというのはお題だったそうだ。なるほど、そういう課題に、日本の歌姫でもあった俳優・前田敦子は生きる。この派手な部分ももちろんすばらしい。だが、絶叫マシーンに挑む表情、埃っぽい街を小走りに行く姿、ホテルでケータイの電波を探して窓を開けて風に吹かれたりホテルの屋上に上がったり、そういうほうも素敵に感じた。前田敦子はスポットライトがバーンっと当たったときよりも、その後が魅力的な稀有な人だと思うのだ。以前、私は前田敦子の笑顔の滞空時間が短いことについて書いたことがあるが、満面の笑顔や絶叫という非日常があっという間に収束して、ものすごく冷静な顔になるのが前田敦子の本当の凄さ。非日常の仮面を必死でかぶり続けることで俳優や歌手という特別なものでいられるものだという認識をさらりと破るのが前田敦子なのである。葉子は過酷なミッションを淡々とこなすと、たったひとりで食べ物を買いに遠くの繁華街に出かけていく。場所もわかりにくく言葉も不慣れで、ちょっと危険そうな目にあっても、はじめてのお使いに行く子供が誇りをもって口をへの字につぐんで弱音をはかず黙々と歩いていくような、プリミティブな強さがある。はじめてのお使いの子供を追った映像は目が離せなくて、ずっと見てしまうように、観客は葉子の行動を追いかけることで、ウズベキスタンのささやかな冒険を体験した気持ちになる。冒険が終われば、たちまちホテルで小さく丸まって座ってケータイいじって彼氏に連絡しているふつうな女の子に戻る。それはまるでわずか3分間しか変身できないウルトラマンのような、3分間の小さな魔法。前田敦子は、ふだん家でごろごろして、買った服の値札の紙の部分だけ手でちぎって、プラスチックの紐部分だけ残すような怠惰な生活を送るような(以前、前田がこういことをやると発言していたことに共感した)ふつうの人間が、ある瞬間、ものすごく劇的な追いつめられ体験をして、スターやヒーローになれる夢をひととき見せてくれる。次回作『葬式の名人』(樋口尚文監督)はシングルマザーの役だとか。どんな劇的体験を見せてくれるだろうか。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年07月23日「最近、このあたりで前田さんをまったく見かけなくなったんです。石原さんの姿は、今でも目撃することがあるのですが……」(近隣の住民)7月9日スタートのドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で主役を演じる石原さとみ(32)。9月には彼女の主演舞台『アジアの女』が始まることもあり、現在は急ピッチでドラマの撮影が進められている。そんな多忙を極めるなか、プライベートに“異変”が起きているという――。昨年4月に「週刊文春」で沖縄デートが報じられ、「SHOWROOM」社長・前田裕二氏(32)との交際が発覚した石原。8月には彼女の引越し先が前田と同じマンションだったことを、本誌がスクープ。彼女は連日、“愛の巣”からドラマ撮影へと向かっていた。そんなひとつ屋根の下で前田氏との仲を深めてきた石原。今回の撮影中も、帰宅するのは件のマンションだった。だが冒頭のように、最近はマンション付近で前田氏の姿を目撃することがなくなっているという。そこには、理由があった。「実は、2人は破局してしまったようです。最近、前田さんが友人に『もう彼女とは別れたんだ』と漏らしていたそうで……」(前田を知る芸能関係者)今年1月時点で、2人は結婚に向けて着々と準備を進めていたはずだった。当時、石原の知人は本誌にこう明かしていた。「実は前田さん、すでに石原さんのご両親への挨拶をすませているんです。その後も何度か会っていて、親睦を深めているとも聞きました。それほど石原さんとの結婚について“本気”ということ。カレの真剣な姿勢に、ご両親もかなり好印象を持っていたようだと聞いています」両親公認の仲となったことで、“結婚秒読み”とも言われていたふたり。だがそこから一転して、“まさかの決別”を迎えていたというのだ。いったい、何があったのか。前田氏を知るIT関係者は「私もすでに別れたと聞きました」と証言。理由について、こう明かした。「いよいよ結婚が見えてきたことで、2人は改めて将来について話し合うようになったそうです。しかし、そこで価値観のズレが出てきたのです。前田さんは “仕事大好き人間”。いっぽうで石原さんは少しでもいっしょの時間を過ごしたいタイプ。話し合いのなかで、そうした違いが鮮明になってきたようです。最終的には前田さんがマンションを出ていくことになったと聞きました。現在は都内にあるほかのマンションで暮らしているそうです」本誌が取材したところ、たしかに前田は引越していた。7月上旬の深夜1時過ぎ、都内にあるマンションへと帰っていった前田氏。話に聞いたとおり、“愛の巣”とは別のマンション。やはり転居していたのだ。石原との破局の真相について聞くべく、本誌は「SHOWROOM」に問い合わせた。だが担当者は「プライベートについてはお答えいたしかねます」と答えるのみだった。
2019年07月09日村上春樹の小説を原作にした舞台『神の子どもたちはみな踊る after the quake』が7月から8月にかけて上演される。主人公で作家の淳平を演じる古川雄輝に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、阪神・淡路大震災(1995年)後、「地震のニュースを見た人たちの心の中で何が起こったのか」をテーマに書かれた短編小説集『神の子どもたちはみな踊る』(英語タイトル「after the quake」)から『かえるくん、東京を救う』『蜂蜜パイ』を取り上げた舞台作品。蜷川幸雄演出×村上春樹原作の舞台『海辺のカフカ』と同じフランク・ギャラティによる脚本で、2005年にアメリカで初演され、日本では初めての上演となる。演出を手掛けるのは倉持裕。「舞台をやるときはいつも覚悟が必要」と語る古川。「舞台は苦しく感じることも多いです。稽古では“どこまでいけるか”に挑戦していくし、本番では頭からつま先まで観られているのでごまかしがきかない。それはやはり大変なことですから。でも今回は“楽しくやる”をテーマにしたいと思っているんです。ただ、楽しくやるためには成功しなきゃいけないし、成功するためには稽古をしっかりやらなきゃいけないので、結局大変になりそうなんですけど(笑)」と笑いつつも、それだけの覚悟は持っている。自身が演じる淳平の役柄について問うと「それを答えるのが1番難しい」と明かす。「まだ稽古前ということもありますし、村上春樹さんの小説は捉え方が人それぞれですから。今の時点で“こういう人”とは言いにくい。現時点で、シンプルに言うならば、自分の想いを伝えられないちょっと不器用で内気な人かな…。もちろんそれだけでは終わらないので、答えは稽古で見つけることになりそうです」。では作品そのものの感想は?と聞いてみると「もやもやしました。本当はどういう意味を持っているんだろうと(村上によって)思わされる感じ」とコメント。ちなみにヒロインの松井玲奈は「“めでたし、めでたし”だと思った」と語っており(別記事で紹介)、まさに捉え方の「人それぞれ」が表れていた。脚本については「ふたつの物語がミックスしていますし、小説とはまた違うものになっていると思います。読んだだけではイメージできないシーンもけっこうあるので、倉持さんとどうつくっていけるのかが楽しみです」と話した。「村上春樹さんの作品を“読む”のではなく“観る”という感覚が味わえると思います」(古川)という本作は7月31日(水)から8月16日(金)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演。スタイリスト/五十嵐堂寿ヘアメイク/藤井康弘
2019年06月25日俳優の古川雄輝(31)が6月23日、一般女性との結婚を発表した。各メディアによるとお相手の女性は4歳年上で、現在第1子を妊娠中。秋頃に出産を予定しているという。ネットでは祝福の声が上がっている。古川は同日、自身のTwitterを更新し「この度、かねてよりお付き合いしておりました女性と入籍致しました事をご報告させて頂きます」とつづった。さらに「新たな命を授かり、より一層俳優として精進し真摯に向き合って参りたいと思っております」と意気込んだ。13年のドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(BSフジ)や15年10月期のドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)に出演し、着実に人気を獲得している古川。結婚報告ツイートは10時間ほどで4万回のリツイートと16.5万回の“いいね”を記録している。Twitterでは俳優仲間である山田裕貴(28)が《古川くん とてつもなく おめでとうございます》と投稿し、小関裕太(24)も《きゃーーー!!!!!ついに!!お子さんとウノしましょう!(笑)おめでとうございます!》と祝福。またファンからのこんなエールが上がっている。《雄輝君、ご結婚おめでとうございます 秋にはパパになるんだね Wでお祝いだね守る人が出来るって凄いパワーになると思います!》《守るべき大切な家族 幸せになってより一層素敵な 俳優さんになってね》《雄輝くんの幸せが、私の幸せです。きっとこれから、俳優としても新しいステージに踏み出されるのではないでしょうか。いちファンとして、ますます応援して行きます》昨年11月本誌の取材に応じた古川。7歳でカナダに移り、中学卒業を機にニューヨークへと渡ったため「英語が話せるということは僕の武器だと思うので、やはり海外作品に挑戦したいです」と俳優としての“野望”を明かしていた。唐沢寿明(56)からは「日本でもっと努力して、集客力のある俳優にならないとダメだ」とアドバイスされたといい、「諦めずに目指していきたいです」と結んでいた。これからは家族三人四脚で、野望への道を邁進することになりそうだ。
2019年06月24日俳優の古川雄輝が23日、自身のツイッターを更新し、一般女性との結婚を報告。お相手の女性が妊娠していることも発表した。古川は「いつも応援してくださるファンの皆様へ」と書き出し、「この度、かねてよりお付き合いしておりました女性と入籍致しました事をご報告させて頂きます。そして実は新たな命を授かり、より一層俳優として精進し真摯に向き合って参りたいと思っております」と報告。続けて、「これまで温かく支えてくださった皆様には突然のご報告となり申し訳ございません。今後とも変わらぬご声援を頂ければ幸いに思います」と呼びかけた。
2019年06月23日