SSZ(エス エス ズィー)と横尾忠則のコラボレーションウェアが登場。2024年2月10日(土)より、ビームス 原宿ほかにて発売される。SSZ、横尾忠則の作品をモチーフにしたコラボウェアビームス(BEAMS)のサーフ&スケートラインとしてスタートし、音楽やアートといったカルチャーをバックグボーンに持ったアイテムを展開するSSZ。2023年12月にはニードルズ(NEEDLES)とのコラボレーションでも話題を呼んだ。横尾忠則とのコラボレーションでは、SSZの定番コーチジャケットとパンツをベースに、横尾忠則のカラフルな作品を落とし込んだアイテムを展開。コーチジャケットは、無地と、絵画作品を大胆に落とし込んだ面をリバーシブルで着用可能な仕様となっている。リバーシブルジャケット&ポケットに作品を落とし込んだパンツパンツはシンプルな見た目に仕上げながらも、ポケットの中に作品が覗く遊び心あふれる1品。カラーはジャケットともに作品の鮮やかな色彩が際立つクリーンなアイボリーと、シックなネイビーの2色を用意する。このほか、作品を大胆に落とし込んだスケートデッキも揃う。詳細横尾忠則×SSZ発売日:2024年2月10日(土)販売店舗:ビームス(原宿・名古屋・神戸・広島・福岡)、ビームス ジャパン、ビームス ストリート(横浜・梅田)アイテム価格:・ジャケット 52,800円(アイボリー、ネイビー)・パンツ 41,800円(アイボリー、ネイビー)・デッキ 23,100円(YOKOO、寒山百得)【問い合わせ先】ビームス 原宿TEL:03-3470-3947
2024年02月05日横尾忠則のポスターに着目した展示「ポスター オブ 横尾忠則(POSTER OF TADANORI YOKOO)」が、新宿のビームス ジャパン(BEAMS JAPAN) 5階「Bギャラリー(B GALLERY)」にて、2023年10月27日(金)から12月17日(日)まで2部にわたり開催される。横尾忠則のポスター作品を集めた展示ビームス ジャパン「Bギャラリー」では、日本を代表する美術家でグラフィックデザイナーの横尾忠則がこれまでに手掛けたポスター作品に着目した展示「ポスター オブ 横尾忠則」を開催。会場では、横尾忠則が過去に発表した莫大な数のポスターから、Bギャラリーがセレクトしたポスターの展示、販売を行う。アパレルから雑貨までオリジナルグッズを販売また、本展示を記念して、Bギャラリーは豊富なオリジナルグッズを用意。中でも注目は、ビームスのサーフ&スケートのバイヤーである加藤忠幸が手掛けるブランド「エス エス ズィー(SSZ)」とのコラボレーションアイテムだ。横尾忠則のアートを施したセットアップやスケートデッキが展開される。このほか、ニューエラ(NEW ERA)のキャップやポーター(PORTER)のバッグといったコラボレーションアイテムも必見。加えて、インテリアブランドのパシフィカ コレクティブ(PACIFICA COLLECTIVES)監修による大型ラグ、パジャマメーカーのノウハウ(NOWHAW)によるパジャマやガウン、クッションカバーといったアイテムが多彩に揃う。【詳細】「ポスター オブ 横尾忠則」期間:2023年10月27日(金)~12月17日(日)※11月20日(月)・11月21日(火)は作品入れ替えの為休廊。場所:ビームス ジャパン 5階「Bギャラリー」住所:東京都新宿区新宿3-32-6内容:ポスター作品の展示・販売※額装の有無(額装を選択の場合別途費用がかかる)を選択可能。受け渡しは展示終了後。■オリジナルグッズ・ブランケット 41,800円・パジャマ 55,000円・ガウン 60,500円・ロングスリーブTシャツ 12,100円・トランプ 2,200円・SSZコラボジャケット 52,800円・SSZコラボパンツ 41,800円・SSZスケートデッキ 価格未定※SSZコラボレーションウェアは10月27日(金)~12月17日(日)ビームス ジャパン 4階「トーキョー カルチャート by ビームス(TOKYO CULTUART by BEAMS)」店頭にて予約受付。※Bギャラリー来店者のみ予約可能。受け渡しは2月上旬~中旬予定。※SSZスケートデッキは、12月上旬頃先行発売予定。10月27日(金)よりビームス ジャパン 4階「トーキョー カルチャート by ビームス」にてサンプルの展示を行う。【問い合わせ先】TEL:03-5368-7300
2023年10月26日2023年10月16日、『若大将』のニックネームで知られる、歌手で俳優の加山雄三さんが、ウェブサイトを更新。同日、亡くなっていたことが公表された、フォークグループ『アリス』のメンバーである、歌手の谷村新司さんへのメッセージを公開しました。「本当にいつも楽しかったよ」谷村新司さんへの想いを語るともに歌手であり、1992年には日本テレビ系のチャリティ番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(以下、『24時間テレビ』)放送中に、全国から寄せられたメッセージから楽曲『サライ』を共作するなど、親交のあった2人。加山さんは「ショックと悲しみで正直混乱しています」としつつ、次のようにつづっています。ちんぺいとは「サライ」をはじめたくさんの思い出があります。ヤンチャーズ楽しかったよな。たくさんの場所で一緒に歌ったよな!陶芸に誘ってくれた兄弟子でもあるし、いつもちんぺいには「加山さん勝負じゃないんだから!」って言われてたっけ。ほんとの兄弟のように慕ってくれて一緒にいる時は本当にいつも楽しかったよ。その兄想いの弟が先に逝ってしまった。今、気持ちをまとめてくれと言われても、彼に伝えたいことはたくさんあって、言い切れないよ。一言だけ彼に伝えるなら、やっぱり「ありがとう」この感謝の言葉しか見当たりません。加山雄三 オフィシャルサイトーより引用谷村さんへのあふれる想いを語った、加山さん。ネットでは、「2022年の『24時間テレビ』で、2人で歌っている姿を見て泣いたのを思い出す」「もう二度と、加山さんとの『サライ』を聴けないのがさびしい」などのコメントが投稿されています。「永遠の『サライ』を谷村くんとともに…」という加山さんの結びのコメントは、2人の関係性を物語っているようですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月16日1960~’70年代にはグラフィックデザイナーとして、’80年代以降は美術家として世界的に評価されている横尾忠則さん。現在87歳、「自分は飽きっぽい」と語るその理由とは?ポップでセンセーショナルなデザインで昭和を駆け抜け、その後は現代美術家として世界中から引く手あまた。令和の今は若手ミュージシャンからも「ジャケットを描いて!」という熱烈なオファーが届く横尾忠則さん。87歳になった今もまだ絵を描き続けるモチベーションはなんなのか。緑がひろがる大きな窓が印象的なアトリエにお邪魔して、お話を伺いました。――毎日アトリエに通っていらっしゃるんですか?そうだね。僕は目が覚めるのが早くて、8時にごはんを食べて、その後自転車でアトリエに来る。絵を描いたりゴソゴソ散らかしたりしているうちに夕方になって、家に帰って晩ごはんを食べてお風呂に入ってすぐ寝ちゃいます。あ、でも今日は2時に起きた。大谷の試合を観たかったから。――?大リーガーの、大谷翔平さんですか?そうそう。ホームラン打つかなと思って期待して見ていたんだけど、三振ばかりするので二度寝しちゃった。大谷が活躍すると、その日は一日気持ちいい。別に親戚でもなんでもないんだけど、なんか嬉しいよね(笑)。――惹かれる理由はなんですか?彼は次から次へと新しいルールを開拓していくじゃないですか。大谷のそういった在り方や精神はアートの精神と近いんですよ。既成のルールをどんどん壊して、新しい道を作る。僕はその辺が好きなんです。――横尾さんの作るアートや活動にも、そういった“既存を壊して新しいルールを作る”感覚を感じる人は多いと思いますが…。あ、そうですか?でも、僕自身は新しいものを作りたいとは全然思ってないんです。飽きちゃうんですよ。今日描いた絵の延長を明日描こうとは絶対に思わない。だって明くる日になったら、別の気分や発想が出てきますから。だから僕の絵には、統一したテーマや様式がない。――“横尾忠則の作風”的なものはない、ということですか?そう。一般的には画家は自分の統一したアイデンティティを持っていて、それを持続継続していくものだけど、でも僕は、自分が描いた絵に飽きちゃう。食べ物と同じですよ。毎日食べて飽きないのは白米くらいなもんで、おかずは別のものが食べたくなるじゃないですか。僕にとって創作は、食事と同じくらい肉体的なもので、頭で考えるよりも身体的な生理が優先されるんです。まあ、飽きっぽいんですよ。――飽きっぽい性格は昔から?子どもの頃からですね。だから87歳になった今も、子どもの頃の延長で絵を描いてる感じです。寒山拾得の顔つきには自由を感じるんです。――現在、東京国立博物館で展覧会が開催されていますが、今回のテーマは“寒山拾得(かんざんじっとく)”。中国、唐の時代に生きた伝説的な2人の詩僧、寒山と拾得だそうですが、展覧会の資料を拝見すると、先ほどのお話のとおり、全く異なる作風の絵がズラッと並んでいて、驚きました。そうでしょう。今回は1年2か月の間に描いた100点くらいを展示するんですが、毎日コロコロ作風が変わっていったから、並べてみると、もはやどれが僕の作品なのかよくわからないけれど、僕が描いたんだから全部僕の作品だ。僕はコンセプチュアルアートのような観念や言葉を、脳の中から廃除して、極力、考えないことに徹している。自由になるためには観念は邪魔だからね。だから僕は、描きたいものを描くだけ。あとは見た人が勝手に評価してくれればいい。今回来てくれる人には、100枚のスタイルの変化を見て、僕の頭の中の複数の小さい僕と出合ってくれれば、それでいい。――今回の作品は、コロナ禍にアトリエで描かれたものだと伺いました。どういうきっかけで“寒山拾得”を描くことに?あのね、江戸時代の日本の画家のほとんどが、寒山拾得を描いてたんですよ。というか、描かない人がいないくらいポピュラーな題材だった。中国からの影響が大きい時代だったんでしょう。ところが明治時代になってからは、一切誰も描かなくなったんです。――え、その理由は…?知らない(笑)。おそらく明治になると西洋近代主義が導入されて、そうすると中国的な土壌や文化が絵のテーマにならなくなったんじゃないですかね。――その間、“寒山拾得”は忘れ去られたテーマだったんですね。そう。その、“誰もやっていないことをやる”に、僕は興味があるわけ。非常に“大谷的”じゃない(笑)。会ったこともない未知のものに興味を持って、挑んでいく。それってアートへの姿勢だけではなく、生き方そのものにも通じるところがあると思うんですよ。――寒山と拾得という2人の僧自体にも興味がありましたか?この2人についてのちゃんとした伝記や書物はゼロに近いくらい何もなくて、“唐の時代の禅僧”ということくらいしか情報はないんですが、その奇行ぶりから“風狂の僧”と言われていて。いつもボロボロのものを着て、わけもなくニタニタ笑っていたらしいんですよ。どちらかといえば、阿呆の“相”。でも僕は、阿呆の相こそが悟った人間の最終的な面相だと思っていて。現代社会では本を2万冊も3万冊も読んで何かを悟った人間を“知の巨人”とか言いますが、僕は悟った人間の知的な表情になんて興味はない。“寒山拾得”の阿呆の相に、惹かれるんです。人間は愚者になることによって、天と通じるんです。つまり知性ではなく霊性にね。――そこに何を見るんですか?自由、じゃないですかね、やっぱり。彼らはルールのない世界に住んでいて、霊的なものと交流しながら生きていたと思う。いわゆる知識人とは全く違う。彼らが対話していたのは、宇宙なんですよ。――やはり自由に憧れますか?最終的に…というと変だけど、同じ道を行くならば、そこを目標にはしたいです。だけどね、人間の一生は短すぎて、なかなか寒山拾得のような境地には到達できない。そこに行くためには何度も何度も輪廻転生を繰り返さなければならない。――1回の人生ではとても無理?そんなの絶対無理(笑)。キリストやブッダだったら2回くらいで行けるかもしれないけれど、我々みたいな人間は100回か200回繰り返してもまだ無理かもしれない。――今の現世で、自分はどのくらい自由になったと思われますか?いや、まだ階段の真下にいるくらいなもんですよ。階段の先は全然見えない。その階段が三次元的ではなく、四次元的階段であることを願いたいね。――絵を描くことは、自由になることに繋がりますか?僕の場合は絵を描くことでしか、そういった世界にはたどり着けない。絵しかないなって思うんです。僕は幼児の頃から絵を描いていて、今87歳なんだけど、それでもまだ到達点が見えない。だけどこの寸善尺魔の現世での生は最後にしたい。不退転に行くために、ただ描きむしるだけです。できれば現世で輪廻を打ち止めにしたいですね。――次の人生があったら、絵を描きますか?次?絵描きなんてもう結構。今だってもう飽きちゃってるんだから(笑)。ただこれはさ、僕を司っている運命的な力が僕に描かせているわけだから、しょうがないんですよ。運命には従うしかない。「嫌だなぁ」と思いながら、絵を描く。「嫌だなぁと思いながら描いた絵ってどんなもんなんだろう、それを見てみたい」っていう。今は運命と、その好奇心によって描かされている感じで、世のため、人のためには描いていません。――誰にでも運命はあると思いますか?生まれてから人はいろんな運命に出合うわけで、それを100%受け入れて生きようとする人と、「この状況は嫌だ、違うものが欲しい」と運命に抵抗する人の2種類に分かれると思うんです。僕は、与えられた運命に従って生きてきたと思う。ていうかね、そのほうが便利がいいんです。努力する必要がないから。だって運命どおりのことをやればいいんだもん(笑)。別のものを求めるから、努力をしたり、競争したり、戦ったりしなきゃいけなくなる。怠け者の僕にはそれは合わなかったんだよね。――なるほど(笑)。でも一方で、運命に従うってことはどこに連れていかれるかわからないわけ。ただ僕はそこに興味を持ったんです。変なことになったなぁとか、おかしなところに連れてこられたなぁと思っても、「それも運命」と思って身を投げ出せばいいだけです。その結果が画家にさせられたんだから。――その思考が構築されたきっかけはあるのでしょうか?そうねぇ…。もともと僕は別の家に生まれて横尾家に養子に行ったわけなんだけど、僕が望んでそうなったわけではないんですよ。つまり運命なの。「行きたくない」とか「こっちの両親がいい」みたいな選択肢はなくて、「あ、そうですか」と行くしかなかった。まあそもそも2つか3つの僕に判断力なんてないですけどね(笑)。横尾家のおじいさんとおばあさんは僕を猫可愛がりしてくれて、僕が求める前にいろんなものを用意してくれた。それで19歳くらいまで過ごした結果、与えられたものに従って生きるのが一番いいんだな、というところにたどり着いて、今までずっと来てるわけ。――ご自分から「これをやりたい!」みたいな気持ちは…。ないない。来たものに乗る。あ、でも今ちょっと面白いことをやっていて。前衛音楽家のテリー・ライリーさんという人がいるんだけど、ちょっとした偶然で出会った彼と2人でグループを作ったの。テリーさんが音楽を演奏する後ろで僕が絵を描いたり、展覧会の会場で僕の絵をイメージした曲を演奏してもらったり、そういうことをいろいろやろうって。でも、僕は87歳で、彼は88歳だから、おじいさんグループなんだよね(笑)。しかもグループ名は、2人の年齢を足した数字なんだけど、毎年変わるわけ。だからなかなかグループ名が思い出せない(笑)。――めちゃくちゃ楽しそうです。でしょう。あのね、どんな運命でも面白がるしかないんです。与えられたものを受け入れて、楽しみに変えて生きていく。人生ってそういうものだと思いますよ。独自の解釈で描いた“寒山拾得”の作品を102枚一挙公開する展覧会「横尾忠則寒山百得」展が、上野の東京国立博物館 表慶館で12月3日まで開催中。また来年には上海の美術館で大規模な回顧展が予定されており、「まだ言えないけれど、その後も展覧会がいろいろあるんですよ」(横尾さん)とのことです!よこお・ただのり1936年生まれ、兵庫県出身。20代よりグラフィックデザイナーとして活動し、独立。広告やポスター、エディトリアルなどを手掛け、また寺山修司や三島由紀夫とも多数仕事をした。’72年にニューヨーク近代美術館で個展を開催。’80年代以降は美術家として世界的に活躍。兵庫県神戸市と香川県豊島には自身の美術館も。※『anan』2023年9月27日号より。写真・八木 咲(by anan編集部)
2023年09月23日東京国立博物館の歴史を感じさせる洋風建築「表慶館」では、2023年9月12日(火)より、『横尾忠則寒山百得』展が開催される。日本を代表する現代美術家・横尾忠則が、独自の解釈で再構築した「寒山拾得」シリーズの完全新作102点を一挙公開する展覧会だ。寒山と拾得は、中国、唐時代に生きた伝説的なふたりの詩僧。彼らの世俗を超越した奇行ぶりは、中国禅宗における悟りの境地「風狂」ととらえられ、中国や日本の文人たちを魅了し、伝統的な画題として数多く描かれてきた。この禅宗の画題を、新型コロナウィルス感染症の流行下に世俗から離れたアトリエで描き続け、自らの代表的なシリーズとしてしまったのが、今年87歳となる横尾忠則だ。70年近い画業の中で、「Y字路」や「滝」など、数々のシリーズに取り組んできた横尾だが、今回の「寒山拾得」では、さまざまに形を変えながら、時空をも超越する詩僧たちの姿を描く。特定のメッセージを示すことはせず、横尾自身の自由な精神活動のもと、ただひたすらに湧き出る形象をキャンバスに定着させた。それらは、めくるめく物語を紡ぎ出してはいるが、見る人がそこから何を感じとるかは完全に自由。鑑賞者は、寒山拾得のような一切の束縛がない世界を体感し、解き放たれた精神状態で作品を見ることの楽しさを発見するに違いない。なお、東京国立博物館の本館特別1室では、特集『東京国立博物館の寒山拾得図―伝説の風狂僧への憧れ―』が同時開催される。こちらは、国宝や重要文化財を含む、東京国立博物館の寒山拾得図のコレクションを、一堂に集めた特集展示。横尾忠則の展覧会を機に、日本と中国、各時代に描かれた寒山拾得の名品をまとめて見ることができる、またとない機会となっている。<開催情報>『横尾忠則寒山百得』展会期:2023年9月12日(火)~12月3日(日)会場:東京国立博物館 表慶館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)料金:一般1,600円、大学1,400円、高校1,000円公式サイト:()
2023年08月17日兵庫県神戸市にある横尾忠則現代美術館では、2023年5月27日(土)より『横尾忠則原郷の森』を開催する。画家であるとともに、文筆家としての顔をもつ横尾忠則が、2022年に発表した小説『原郷の森』(文藝春秋)の世界を視覚的に立ち上げた展覧会だ。小説『原郷の森』とは、ある日森で目覚めた主人公Yが、三島由紀夫と宇宙霊人に導かれて、すでにこの世を去った人々と芸術や人生について語り合うという物語。ピカソやキリコといった芸術家たちから、黒澤明や東野芳明ら実際に交流があった文化人たち、あるいはノストラダムスや親鸞、ブッダ、猫のタマまで、約280名もの登場人物が、様々な視点から横尾の作品について語り、それが壮大な横尾論となっていく。そんな原作を踏まえ、2階の展示室には、照明と木に見立てた柱で森のような空間をつくり、そこに小説のなかの台詞と横尾自身が描いた関連作品を配置。「原郷の森」の中をさまよう横尾の分身Yの気分で、作品を鑑賞することができるだろう。また3階の展示室では、「首吊り縄」や「滝」「寒山拾得」といった6つのキーワードに焦点を当て、原郷の森の住人たちの会話を通して横尾ワールドを掘り下げる。小説から選んだ関連する台詞が、兵庫県立ピッコロ劇団員に読まれセリフとして、会場に流れる工夫がされている。目だけでなく耳でも作品を味わう没入感を、体験することができそうだ。また2021年、4階に新設された横尾コレクションギャラリーでは、アンディ・ウォーホル(1928-1987)やジョルジュ・デ・キリコ(1888-1978)など、小説『原郷の森』に登場する西洋近現代美術の巨匠たちの実際の作品や、作者名もわからないけれど、横尾が惹かれて収集した作品なども合せて展示する。小説『原郷の森』の世界をさらに深く楽しむことができるだろう。<開催情報>『横尾忠則 原郷の森』会期:2023年5月27日(土)~8月27日(日)会場:横尾忠則現代美術館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜(7月17日は開館)、7月18日(火)料金:一般700円、大学550円 、70歳以上350円公式サイト:
2023年05月19日5月15日(月)〜6月30日(金)、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで『横尾忠則銀座番外地』が開催される。デザイナーだった43年前に「画家宣言」で世を沸かせた横尾忠則ではあるが、今年2月、日本芸術院で新設された「建築・デザイン」分野の会員に選出され、「これからが本番です」と決意表明して再び話題の人となった。同展では、その選出の理由である「文学、演劇、音楽、映画、ファッション等、様々な分野に活動の場を拡げた43年前のデザイン」(1960~80年代)に焦点を当てる。面白いのは、完成品としてのポスターや書籍ではなく、ラフスケッチやアイデアノート、デッサンなど制作過程で生まれるものたちに光を当てることだ。表現エレメントとしてのドローイング、版画、原画、コラージュ、印刷に使用される版下や色指定紙など、膨大なデザイン表現のプロセスが公開される。横尾忠則現代美術館が収蔵する、記録写真や資料を含む膨大なアーカイブから厳選された約250点。そこには、横尾の手仕事や身体的な感覚など、横尾ワールドの源泉が潜んでいる。「一日が未完で終わるように、人間の一生も完成なんてないじゃないですか。あるのは循環、メビウスの輪である。完成と未完は表裏一体で魂と肉体みたいなものだ。」と語る横尾。今回はギンザ・グラフィック・ギャラリーでは4回目となる個展。絵画あるいはデザインといったジャンルを超えた、あるいは相互に響き合い“輪廻転生”するような、横尾忠則というアーティストの壮大な創造世界に浸ってみたい。<開催情報>『横尾忠則銀座番外地』会期:2023年5月15日(月)~6月30日(金)会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)時間:11:00~19:00休館日:日祝公式サイト:
2023年05月02日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「加山雄三さんに学ぶこと」です。昨年、歌手の加山雄三さんが、2022年でコンサート活動を引退することを発表され、ニュースで話題になりました。85歳の決断だそうで、アーティスト活動は今後もされていくとのことでした。そのニュースを見て、なんか、とても勇気をいただいたんです。ここのところ、俳優の仕事をいただいたり、バラエティに呼んでいただいたり、本職である音楽以外で評価していただくことが多かった。でも、自分の本筋は音楽だ。その道を大事にしないといけないぞ、という太い道筋を加山さんに示していただいたように、勝手に思いました。80歳を過ぎてもギターを持って歌うって、すごいことだと思うんです。シンプルに憧れます。だから、僕も加山雄三さんみたいになりたい!とマジで思いました。80を過ぎてもパソコンひとつを携えてステージに立ち続けたいと思います。そのためにはまず、もっと魅力的なステージをしないといけないなと思います。この人のステージを観たい。そう思ってもらえるアーティストでい続けなければいけない。僕たちの仕事には定年がありません。だからやろうと思えばいつまでもできます。でも、いつまででもできることと、みんなに観たいと思ってもらえるアーティストでいることはまた別の話です。ニュースを見て、加山さんは今、どんなステージパフォーマンスをされるんだろう、どんな感じで歌を歌われるのだろうと興味が湧きました。僕はやるんだったら、興行としてお見せできるものをとことんまでやりたいと思っています。もちろん赤字を出したくはないし、黒字のライブを80過ぎまでやりたい。でもライブは、たくさんの人に動いてもらわないとできません。そのためには、何歳になってもいろんな世代のみなさんに愛されるアーティストを目指さないと。これはなかなか大変なことです。もちろん、体力も必要です。ファンのみなさんの応援も。たまにツイッターなどで「死ぬまで音楽やります!」と書くこともあります。それに対して「体育くんが80歳のとき、わたしは102歳か。ライブには足を運べないかもしれないけど応援しているよ」と返事をくれた方がいました。今は、そんな言葉が大きな支えですね。今の人たちには死ぬまで聴いていてほしいなと思うし、この瞬間に生まれた赤ちゃん、これから生まれてくる子たちにもいい音楽と思ってもらいたいです。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月04日展覧会「開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹」が、神戸の横尾忠則現代美術館にて2023年1月28日(土)から5月7日(日)まで開催される。横尾忠則“過去の展覧会”を約260点の作品と共に振り返る展覧会「開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹」は、横尾忠則現代美術館の開館10周年を記念し、これまでに開催した企画展をダイジェストで振り返る展覧会。2012年11月に開催された、横尾忠則現代美術館の開館記念展「反反復復反復」のセルフ・パロディーでもある本展は、限られた展示空間にて、過去に開催された約30本の展覧会を詰め込み、年代順に紹介する。ジャンルごとに過去の展覧会を分類本展では、これまでの展覧会を年代別に紹介するが、各展覧会はそれぞれ“技法・造形”“モチーフ・シリーズ”“アーカイブ”“美術館コスプレ”といった傾向ごとに分類することができる。まず、制作の手法や技法、造形的な特徴に着目した展覧会には、横尾自身の発案だという開館記念展「反反復復反復」や、「横尾忠則展 枠と水平線と・・・ グラフィック・ワークを超えて」「横尾さんのパレット」などが挙げられる。2022年8月に開催された「横尾さんのパレット」では、作品の特徴である鮮やかな色彩で彩られた歴代の代表シリーズを含む作品を、そのテーマや様式にとらわれずに色で分類。作品を展示する壁も各色に配色するなど、文字通り“色の分類”が為されていた。また“美術館コスプレ”と称した、美術館が他の施設に化ける傾向にある展覧会にも注目。該当するのは、「どうぶつ図鑑」や「兵庫県立横尾救急病院展」「横尾忠則の恐怖の館」など。「恐怖の館」は、美術館をお化け屋敷化したもので、会場に向かうエレベーターを血まみれにしたりと、作品や空間そのものを通して、芸術と恐怖の関連性について触れることができる。さらに、“アーカイブ”にジャンル分けした「大涅槃展」では、収集魔として知られる横尾が集めた涅槃像コレクション約600点を展示したほか、“モチーフ・シリーズ”ものとして横尾の代表的なポートレートシリーズである「奇縁まんだら」「文豪シリーズ」などの作品を鑑賞することができる「HANGA JUNGLE」や「開館10周年記念 Forward to the Past 横尾忠則 寒山拾得への道」などの展覧会もピックアップされる。【詳細】展覧会「横尾忠則展満満腹腹満腹」会期:2023年1月28日(土)~5月7日(日)会場:横尾忠則現代美術館住所:兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日観覧料:一般 700円(550円)、大学生 550円(400円)、70歳以上 350円(250円)、 高校生以下 無料※( )内は20名以上の団体割引料金※障がい者は各観覧料金(ただし70歳以上は一般料金)の75%割引、介護者1名は無料※割引対象者は、証明できるものを持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券を購入※予定は変更となる場合あり(最新情報は美術館ウェブサイトにて確認のこと)【問い合わせ先】横尾忠則現代美術館TEL:078-855-5607 (総合案内)
2023年01月19日加山雄三が9月9日に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催するラストホールコンサート『加山雄三ラストショー~永遠の若大将~』の模様が、全国の映画館でライブビューイングされることが発表された。年内をもってコンサート活動からの引退を発表した加山。このたった1公演しかないラストホールコンサートに「行きたくても行けない!」という声が本人に届いたことがきっかけとなり、生の歌声を1人でも多くの方に届けるべく、ライブビューイングが実施されることとなった。なお本公演の売り上げの一部は、2019年に加山が海洋環境の汚染と若者の「海ばなれ」を危惧し公益財団法人日本セーリング連盟と共に設立した「海 その愛基金 海洋環境クリーンプロジェクト」に寄付される。また、ラストホールコンサートを盛り上げるべく、加山の出世作である映画若大将シリーズ『大学の若大将』『エレキの若大将』『ハワイの若大将』が、8月26日から9月8日までの2週間限定で全国の映画館にて復活上映されることが決定。さらにファンが選んだ人気曲を収録した最新ベストアルバム『若大将ベスト』が9月7日に発売されることが発表された。アルバムには、昨年4月に配信シングルとしてリリースされ、初CD化となる「紅いバラの花」を含む全21曲が収録される予定だ。■『加山雄三ラストショー 永遠の若大将』ライブビューイング情報:■映画「若大将シリーズ」復活上映情報サイト:<リリース情報>加山雄三『若大将ベスト』2022年9月7日(水) リリース価格:3,300円(税込)※全21曲収録※20Pのブックレット付加山雄三『若大将ベスト』ジャケット加山雄三「紅いバラの花」MV加山雄三 オフィシャルサイト:
2022年07月19日2022年6月19日、歌手や俳優として活躍する加山雄三さんが、年内でコンサート活動から引退することを発表しました。同年12月に開催する、船上ライブが最後の公演になるそうです。同年6月現在、85歳の加山さんは、年齢や体力面を考慮し、「まだ歌えるうちにやめたい」と、コンサート活動からの引退を決意しました。また、コンサート活動は引退しますが、公演以外のアーティスト活動や芸能活動は継続します。家族やスタッフらとも協議し、今後のパフォーマンスや年齢、体力面などを考慮。「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番」との思いから、歌手活動の継続を最優先した形となった。サンケイスポーツーより引用加山さんは、同年7月に名誉船長を務める豪華客船『飛鳥Ⅱ』の恒例船上ライブ『若大将クルーズ』に出演予定。また、同年9月には東京国際フォーラムで『加山雄三ラストショー~永遠の若大将~』を開催し、その後同年12月にラストライブである船上ライブ『若大将クルーズ』に出演します。ネットからは、加山さんのコンサート活動引退の理由を称賛する声が多く上がりました。・加山さん、もう85歳なのか。歌えるうちに、元気なうちに引退を決断するのは、本当に素晴らしいしかっこいい。・コンサート活動の引退はとても残念。ラストライブのチケットをなんとか入手して、加山さんの最後の公演を見たい!・この年齢まで、表舞台でやってきた加山さんだからこそ、きちんとピリオドを打ちたかったんだろうね。まさしく『有終の美』だと思う。素敵。・音楽活動からは引退しないのですね。ほっとしました。これからもテレビ番組などで、元気な姿や歌声を聞けるのが楽しみです。1961年に歌手デビューし、2022年現在まで広い世代から愛され続けている、加山さん。コンサートに足を運び、加山さんの姿をその目に焼き付けてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2022年06月20日加山雄三が、年内をもってコンサート活動を終了することを発表した。1960年東宝より映画『男対男』でデビューした加山は、翌年映画『大学の若大将』に主演し、その後「若大将シリーズ」がスタート。劇中で歌った「君といつまでも」「夜空の星」「旅人よ」などが大ヒットし、名実共に日本を代表するアーティストとなった。その後現在まで様々な試練にみまわれるも、その度に奇跡的な復活を遂げコンサートに復帰してきた。しかし今年4月に85歳を迎え、アーティストとして100%満足いくコンサートを提供し続けていくことへの葛藤を経て、「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番なんだ」との思いで、今年の12月をもって、長年続けてきたコンサート活動から引退することを決断した。一般のコンサートとしては9月9日東京国際フォーラムホールAでの『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』、12月豪華客船飛鳥Ⅱでの船上ライブ(若大将クルーズ)が最後のコンサートとなる。■加山雄三 コメントみなさん、長きにわたる応援本当にありがとうございます。感謝しております。活動を始めて60年もの間、音楽を作り歌い続けてきました。そしてたくさんの人との出会いと、幸せをいただきました。歳をとることで様々なことを続けていくことの大変さを実感しております。しかしながら、その時々で精一杯目の前のことに真摯に向き合ってきました。コンサート活動は年内をもってケジメをつけようと思いますが、これからも音楽は親友であり大切にしていきたいと思います。最後のライブ、みなさんで楽しみましょう!『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』告知動画<コンサート情報>『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』2022年9月9日(金) 東京国際フォーラム ホールA開場 15:00 / 開演 16:00『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』告知画像【チケット料金】プレミアム席:30,000円(プレミアムチケット付き / VIPゲート入場 /「しあわせだなぁ」NFT付き)記念チケット ※楽天チケットのみ発売S席:12,000円A席:8,000円※枚数制限:お一人様4枚※入場制限:3歳以下入場不可、4歳以上チケット必要一般発売日:2022年7月18日(月・祝) 10:00〜問:キョードー横浜 045-671-9911(日・祭日を除く 11:00〜15:00)加山雄三オフィシャルホームページ
2022年06月20日誰もが不自由さを感じる、新型コロナウイルス感染症の流行。画家の横尾忠則も同様に、人と会うことなく、アトリエにこもって絵を描いていたという。そんな横尾が制作した新たなシリーズで構成された展覧会『Forward to the Past横尾忠則 寒山拾得への道』が、4月9日(土)から神戸市立王子公園に隣接する横尾忠則現代美術館で開催される。展示される新作には、いくつか特徴がある。例えば、中国・唐の僧だった「寒山」と「拾得」をモチーフにした作品。本来、「寒山」はぼろぼろの服をまとった詩人で、ホウキで掃除をする「拾得」である。しかし横尾は、彼らに現代風な解釈やカラフルな表現を加えた。トイレットペーパーを手にした「寒山」と、電気掃除機を持った「拾得」を、横尾は軽やかで楽しげに描いている。2015年に難聴の症状が彼を襲った。それと連動して、頭の中や腕のふるい方も思うようにならなくなり、老いも感じるようになった横尾だが、身体の自然な変化に従って筆をふるい、より曖昧な色や線の表現となっていく。「朦朧体」といえば、明治期に日本画で横山大観らが確立した画法だが、横尾の新シリーズで見られるスタイルを横尾は自ら「朦朧体」と呼び、新たな展開をもたらしている。展覧会場では、横尾のこうした新シリーズとこれまでの横尾作品も並び、約70点の絵画、版画、ドローイングなどを見ることができる。それは横尾が1980年に画家へ転向して以降の、40年という画業を振り返るだけではない。展示された新作と旧作をあわせて見ることで、横尾忠則という画家の軌跡と横尾の現在が思いがけなくつながっていることに気付かされる。同時に、2021年3月に新設されたコレクションギャラリーでは、『YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2022 Part1』を開催。横尾がコレクションした、ダダイスト・シュルレアリストの芸術家として知られるマン・レイ(1890―1976)の作品を展示。マン・レイが撮影した女性の写真シリーズと、マン・レイをモチーフにした横尾作品を紹介。タイミングがあえば、4月、5月、6月の最終土曜日に行われるキュレーターズ・トークを聞いてみたい。作品の詳細とともに、ひとりの画家の格闘と模索の成果を考察できる、貴重な機会であろう。《突発性難聴になった日》2019年作家蔵《二刀流再び》2021年作家蔵《Maurizio, Sandro and Nicola in Varese, June 1, 1984 (No.2)》 1984年横尾忠則現代美術館蔵《マン・レイの夢》1987年頃作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)【開催概要】『Forward to the Past横尾忠則 寒山拾得への道』会期:2022年4月9日(土)~2022年7月18日(月・祝)会場:横尾忠則現代美術館時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館翌平日休)料金:一般700円、大学550円、70歳以上350円▪美術館公式サイト:
2022年04月05日1960年代からつねに第一線で活躍し、世界を魅了し続けてきたアート界のレジェンド横尾忠則。彼の60年以上にわたる創造の全貌を一望できる展覧会「GENKYO 横尾忠則[原郷から幻境へ、そして現況は?]」が始まった。85歳にしてなお挑み続ける横尾氏の画業に迫る。’60年代にはグラフィックデザイナー、イラストレーターとして一世を風靡した横尾氏。しかし1980年にニューヨーク近代美術館で開催されたピカソ展を観て衝撃を受け、以降「画家」としての活動を開始。その後から具象的な作品を継続して制作するようになる。そんな彼の激動の人生を表すかのような本展。今回は彼自身が総監修者となり、絵画を中心に初期のグラフィック作品を加えたアートワークを500点以上出品&展示する。なかでも注目は、彼がコロナ禍に制作した新作だ。全世界がコロナ禍に見舞われる状況の中、横尾は外出も来客も制限しながら、日々アトリエにこもって絵画制作に没頭。昨年から今年にかけて制作された新作は、大作ばかりが20点以上。横尾作品の中で最大級の問題作ともいえるこれらの新作の数々は必見だ。さらに館内には自身の作品などにマスクをコラージュした「WITH CORONA」のコーナーも登場。2020年5月から、横尾はこの「WITH CORONA」シリーズをツイッターとブログで発信し始める。コロナ禍でのネガティブなイメージをポジティブに変換するこの試みは、現在600点以上制作され、撮影可能としているのもユニーク。また、横尾が滝の絵を描くために収集した1万枚以上の絵はがきのコレクションが、インスタレーションへと展開している滝空間も見どころのひとつ。天井や壁面を覆い尽くす滝の絵はがきは、ダイナミックな体感空間になっている。「何を作ったかではなく、制作のプロセスが大事」という一貫したメッセージを打ち出し続ける横尾忠則。そんな彼の展覧会は、85歳になっても実験的で挑戦的。アイデアが枯渇することのない柔軟な頭の中を覗き見るような展示は、熱量を伝えつつふと笑みがこぼれる内容だ。横尾忠則《高い買物》2020年作家蔵横尾忠則《T+Y自画像》2018年個人蔵横尾忠則《Wの惑星》2005年作家蔵横尾忠則《暗夜光路赤い闇から》2001年東京都現代美術館よこお・ただのり1936年、兵庫県生まれ。唐十郎、寺山修司らの舞台芸術のポスターなどを手がけ、’69年にパリ青年ビエンナーレ版画部門大賞を受賞。2012年に横尾忠則現代美術館、’13年に豊島横尾館を開館。横尾忠則近影(角南範子撮影、2020年)GENKYO 横尾忠則[原郷から幻境へ、そして現況は?]東京都現代美術館 企画展示室1・3F東京都江東区三好4‐1‐1開催中~10月17日(日)10時~18時(入場は閉館の30分前まで)月曜(7/26、8/2、8/9、8/30、9/20は開館)、8/10、9/21休一般2000円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年7月28日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年07月27日カルティエ現代美術財団が7月21日より、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて「横尾忠則:The Artists」展を開催する。本展は横尾の世界観に浸ることのできる展覧会。アーティストや哲学者、科学者など、当財団の依頼で横尾忠則が描いた肖像画のシリーズ全139作品が織り成す星座は、カルティエ現代美術財団というフランスの文化機関の歴史を刻んだ人々へのオマージュとなっている。横尾は人物の特異性を生かし、キャンバスを芸術的な実験の遊び場に変え、ユニークなキャラクターの個性を表現。展示では横尾の計り知れない独創的な才能をまとめて展示する肖像画ギャラリーが出現する。2014年、カルティエ現代美術財団が設立30周年を迎えるにあたり、1984年の創設以来、財団における展覧会の歴史として刻んできた人々の肖像画を横尾に依頼した。彼は1日に1か2作品、ときに3作品というペースで3カ月を肖像画制作に費やし、石上純也や川内倫子、アニエス・ヴァルダ、蔡國強など、世界中の芸術家や思想家、 批評家や科学者らの肖像画の制作に取り組んだ。油彩画の技法や33cm×24cmというサイズは作品のすべてに共通しているが、表現においては実に多彩なスタイルが試みられている。「変化は創造である」と名言している彼にとって、キャンバスは無限の実験空間。新たな表現方法を展開できる場であり、グラフィックとイメージとの戯れの場でもあるのだ。世界観を一層深く伝えるのが、 映像作家の岡本憲昭が本展のために制作した映像だ。東京都内にあるアトリエで横尾は、カルティエ現代美術財団との関係や21_21DESIGN SIGHTの創立者でもある三宅一生との関係について心のままに語っている。本展のポスターも横尾によって制作された。三宅一生やサラ・ジー、マーク・ニューソン、ロン・ミュエクらの肖像画の宇宙が影として描かれ、謎めく横尾の自画像をとり囲む。そこでは描かれる対象であるアーティストのみならず、横尾本人に関してもまた、肖像画の制作を通して語られるのだということが示唆されているのだ。本シリーズの制作を通して画家が改めて見いだすのは、自身の絵画のエッセンスそのものであり「私は発見するために描く。私はいまだ新たな自分自身を探している」と語る創造の原動力。カルティエ現代美術財団という「大きなオーケストラ」の結成を示すものであると同時に、肖像画によって横尾忠則が描きだす世界、それは、アーティストとの関係こそが活動において何よりも重要であるとする当財団の精神に他ならない。この肖像画シリーズは、横尾忠則とカルティエ現代美術財団が育んできた関係が実を結んだものでもある。 肖像画シリーズの依頼に先駆ける2006年、カルティエ財団はヨーロッパでは初となる横尾忠則の絵画の展覧会を開催。さらに2011年「Mathematics: A Beautiful Elsewhere」展のポスターを横尾に依頼。それ以来、横尾は財団のプログラムに関わる重要な作家のひとりだ。こうした横尾との関係の継続性は、カルティエ現代美術財団とアーティスト達との永続的な関係の現われであり、思想家や研究者、クリエイター達のコミュニティと長期的な視野に立って信頼に満ちた対話を重ねてきたことを物語るものでもある。さらに当財団では横尾忠則の主要な2作品「五感の叫び」(1999年)と「湯の町睡蓮(芸者鏡)」(2004年)を所蔵しているが、これらの作品は今夏、 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3での展覧会と同時期に東京都現代美術館で開催される大規模な個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」(2021年7月17日—10月17日)でも紹介される。ぜひこの機会をお見逃しなく。■展示情報「横尾忠則:The Artists」7月21日(水)~10月17日(日)開館時間:平日 11:00—17:00、土日祝 11:00—18:00※変更する可能性がございます休館日 : 火曜日入場料 : 無料※混雑状況によっては入場をお待ちいただく場合がございます会場 : 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
2021年07月20日展示「YOKOO LIFE 横尾忠則の生活」が7月17日(土)、渋谷PARCO 8階「ほぼ日曜日」で開催される。糸井重里が主宰するWEB「ほぼ日刊イトイ新聞」の創刊時(1998年)から横尾忠則と糸井のコミュニケーションの跡は「ほぼ日曜日(ほぼ日)」に残っている。コンテンツとして発表されていない横尾の「普段の顔」や「ふと出た言葉」の記録や旅のスナップ写真や映像もオフテイクとなって眠っていたという。「美術家の横尾忠則さんは、 いま生きている人のなかで、 いちばん面白い人かもしれない」とほぼ日の担当チームは言う。そして偉人である横尾を表現するならばと、眠っていた「横尾忠則の生活」を展示することになった。横尾がどんな「生活」を送っているのかを来場者と味わい、分かちあい「横尾忠則」の世界に近づく展示となるだろう。またこの機会に「ほぼ日」の人気連載『YOKOO LIFE』が、語りおろし対談と魅力あふれる写真を加えて書籍化し発売されることが決定した。■展示情報「YOKOO LIFE 横尾忠則の生活」7月17日(土)~8月22日(日)11:00~20:00場所:渋谷PARCO 8階「ほぼ日曜日」入場料:450円(税込・小学生以下無料)詳細: 入場者に会場内および、ほぼ日のショップ(渋谷PARCO4Fほぼ日カルチャん、ほぼ日のTOBICHI)でお使いいただけるお買い物チケット100円分をプレゼント。※緊急事態宣言の発令に伴い、開催期間、内容は変更となる可能性あり。
2021年07月09日UGG(アグ)のスニーカーコレクション「12×12」より、日本人アーティスト・横尾忠則の作品を落とし込んだ新作ユニセックスシューズが登場。2020年10月9日(金)よりUGG銀座店などで発売される。横尾忠則の作品を落とし込んだカラフルスニーカー2020年1月より、UGGの厚底スニーカー「UGG CA805」をベースに毎月異なるテーマで展開している「12×12」コレクション。10月は、日本人アーティスト・横尾忠則の作品を落とし込んだ4型をラインナップする。アッパーには、横尾忠則の代表作である「Self-Portrait」と「Wonderland II」のパターンやモチーフを使用。「CA805 X Yokoo Self Portrait」は、レッドをメインにビビッドカラーのパーツを組み合わせ、ユニークなビジュアルに仕上げている。一方「CA805 X Yokoo Wonderland」は、メインカラーにレッド、ブルー、パープルを使用した3つのマルチカラーを用意する。大胆グラフィックのウェアもまた今回のコレクションに連動し、3型のユニセックスウエアも登場。展開されるTシャツ・パーカー・ショートパンツには、横尾忠則の有名なプリントをテーマにしたインパクトのあるグラフィックがあしらわれている。【詳細】UGG×横尾忠則発売日:2020年10月9日(金)販売店舗: UGG銀座店 、UGG アトモス、アトモス、アトモス ピンク(一部店舗除く)、UGG公式サイト、アトモスオンラインショップ価格:・CA805 X Yokoo Self Portrait 20,000円+税・CA805 X Yokoo Wonderland 各20,000円+税・フーディ 14,000円+税・ショートパンツ 8,000円+税・Tシャツ 6,000円+税【問い合わせ先】UGG/デッカーズジャパンTEL:0120-710-844
2020年10月05日この度、株式会社テクストトレーディングカンパニーが展開するスニーカーセレクトショップ「atmos」と、南カリフォルニアを拠点とするグローバルライフスタイルブランドのUGG(R)より、12X12スニーカーコレクションの10月モデルに、日本の著名アーティスト横尾忠則氏のデザインを落とし込んだ、CA805 x Yokooスニーカー、アパレルアイテムをフィーチャーしたカプセルコレクションを、10月9日より発売いたします。今作は横尾忠則氏の代表作である「Self-Portrait」と「Wonderland II」のパターンやモチーフを使用したカラフルな4種類のプリントでCA805スニーカーをアップデートしました。また同デザインを落とし込んだ今回のコレクションには、スペシャルなアパレルアイテムも3タイプ登場します。横尾忠則氏の有名なプリントをテーマにしたTシャツとショートパンツ、パーカーはどれもユニセックス仕様となっております。横尾氏のアートにふさわしい質の高いクラフトマンシップを駆使し、太いコットンブレンドで織られたこれらのダイナミックなアパレルアイテムは、アート好きにはたまらない今回のコレクションを完成させるものとなっています。本コレクションは、国内、UGG@mos(アグ アトモス)、atmos、atmos pink各店(一部店舗除く)、オンラインショップ (www.atmos-tokyo.com, www.atmos-pink.com)および、UGG(R)銀座店、UGG(R)公式サイト(にて、10月9日より発売いたします。UGG@mosでは、10月9日~10月30日までの期間、今回のデザイン原画を掲出いたしますので、この機会に是⾮ご来店お待ちいたしております。世界的アーティスト横尾忠則氏の作品は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)やMOCA(ロサンゼルス現代美術館)など、世界中の権威ある美術館で展示されています。横尾氏の実験的なデザインは、さまざまなメディアを通して広がり、1960年代の革新的なエネルギーを伝えています。あふれんばかりの鮮やかな色彩とポップアートのエッセンスは、カリフォルニアのクリエイティブなカルチャーに通じています。【PRODUCT】ITEM: CA805 X Yokoo Self PortraitPRICE: 2万円+TAXCOLOR: RED MULTISIZE: 23.0cm~29, 30cmITEM: CA805 X Yokoo WonderlandPRICE: 2万円+TAXCOLOR: RED MULTISIZE: 23.0cm~29, 30cmITEM: CA805 X Yokoo WonderlandPRICE: 2万円+TAXCOLOR: PURPLE MULTISIZE: 23.0cm~29, 30cmITEM: CA805 X Yokoo WonderlandPRICE: 2万円+TAXCOLOR: BLUE MULTISIZE: 23.0cm~29, 30cmITEM: UGG x Yokoo Tadanori HoodiePRICE: 1万4,000円+TAXCOLOR: BLUE MULTIXS/S/M/L/XLITEM: UGG x Yokoo Tadanori ShortPRICE: 8,000円+TAXCOLOR: BLUE MULTIXS/S/M/L/XLITEM: UGG x Yokoo Tadanori T-ShirtPRICE: 6,000円+TAXCOLOR: BLUE MULTIXS/S/M/L/XL【About UGG(R)】1978年、カリフォルニアの海岸で一人のサーファーによって設立されたUGG(R)は、アイコニックなクラシックブーツで知られるグローバルライフスタイルブランドです。ハリウッドのセレブリティに続き、ファッションエディターに愛用され、やがて世界中に広がりました。以来UGG(R)は、品質、クラフトマンシップに対する妥協のない姿勢を貫きながら、フットウエア、アパレル、ファッション小物、ホームウエアのデザインと販売を手掛けています。世界各国の一流小売業者と提携しながら、UGG(R) のコンセプトストアおよびアウトレットストアを、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンジェルス、パリ、ロンドン、東京、上海、北京など、世界主要都市に130店舗以上を展開し、年間10億ドルを超える売上高を実現しています。詳しくは、www.ugg.com/jp/ @UGGJAPAN #ugg12x12をご覧ください。【ABOUT UGG@mos】18歳から25歳のファッション感度の高い消費者をターゲットにし、UGG(R)ブランドが誕生したカルフォルニアのDNA(モダンさと自然の融合)をモチーフに、ストリートのテイストをミックスしたデザインで設計。本ショップでは、UGG(R)のブランドの靴、アパレルや雑貨はもちろん、12×12 Collectionなど限られた販路でのみ流通される商品などを展開。また、UGG@mosでのみ販売されるストリートマーケットをターゲットに開発された限定商品もラインアップ。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月03日もうすぐ公開となる映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の日本語吹き替え版声優を発表する緊急記者会見が本日12月4日、新宿パークタワーホールにて行われ、加山雄三の出演が明らかになった。前作でゲームクリアをしてから2年、大学生となった仲間たちが、ゲームに吸い込まれ行方不明になってしまった主人公を探すため再びゲームにログインするが、ゲームにバグが発生し、おじいちゃん2人までゲームに吸い込まれてしまう本作。今回発表となったのが、この巻き込まれてしまうおじいちゃんのひとり、ダニー・グローヴァー演じる物腰柔らかな老紳士・マイロの吹き替えキャスト。この日、舞台上のシークレットカーテンに影が映し出され、「ジュマンジ~~♪」と声がしてカーテンの中から登場した加山さんは「初めてなんですね、吹替をやるのが。だから非常に緊張しまして、何回もやり直しました」と苦戦したと明かす。また、オファーを受けた理由については「この作品に非常に興味を持っていてね。前の時(『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』)もこれは面白いなと思ったんですよ。非常に楽しみにしていたんですね」と語った。本作については「これは楽しい、感動があるな。最後のシーンなんてウルウルしちゃった。人間の深くまで探求されているんだよね」と言い、「ジブリのハリウッド版みたいなものかな。大人も子どももみんなが観られる」と大絶賛。さらにこの会見には、本作の新キャラクターであり、ゲームクリアの鍵を握る超重要人物ミン・フリートフット(オークワフィナ)役の吹き替えを担当したファーストサマーウイカも登壇。幼いころからゲームキャラクターの声優に憧れていたというウイカさんは、今回の抜擢に「ぴったりやん。“私のためにあるんや”ぐらいに思うほどで、本当に至極光栄でした」とふり返った。マスコミから質疑応答では「加山さんとお会いした感想と、劇中で共演された感想は?」との質問に、「声優初挑戦という場で、加山さんとご一緒に作品に参加させて頂けるというのは、ほんとに至極光栄だなと思います」とウイカさん。本作のキャッチコピーにちなんで「ここ最近あった“無理ゲー”だったことは?」という問いには、加山さんは「コマーシャルで『ダンスを踊ってくれ』と言われたんだけど、僕はダンスを踊ったことがないから、全くの“ダンス音痴”。だから無理ゲー」とエピソードを披露し、会場の笑いを誘っていた。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は12月13日(金)より日米同時公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジュマンジ/ネクスト・レベル 2019年12月13日日米同時公開
2019年12月04日歌手の加山雄三(82)が、右の脳に軽い脳梗塞を発症したことが11月12日に公表された。公式サイトによると8日に体調不良を訴え、病院で検査したところ脳梗塞が発覚したという加山。現在も入院中で快方に向かっているというが、大事を取って16日と28日に予定していた公演は中止に。この予期せぬ出来事にTwitterでは加山を心配する声が溢れている。《加山雄三さん、 無事、回復して欲しい!》《え、加山雄三さん 脳梗塞…… 若大将シリーズからの 大ファンなんだけど…… ほんとに無理せずに 早く治って欲しいな……》《加山雄三が軽度の脳梗塞かぁ… まだ82歳!元気でいてくれ!バイオハザードが好きな若大将だけにな》公式サイトでコメントを発表した加山は、《皆さん、ご心配をおかけしてます。今のところ病気による症状は何もなく、自分としてはいたって元気にしていますが、自宅で気づいた時、ただちに病院へ向かった行動が大きな救いだったように思います》と発覚にいたる経緯を明かした。そして、《自分のような年齢で同じような経験をしている方がたくさんいると思いますが、早期に発見することがいかに大事かを、より多くの人が知ってもらえる機会になれれば幸いです。いち早く回復してみなさんの前に元気な姿をお見せできますよう治療して参りたいと思います。しばらく時間をくださいね》とファンに呼びかけた。「テレビゲームが趣味としても知られている加山さんですが、もともと反射神経を鍛える目的でやっていたようです。さらに80歳を超えてもバーベルで筋トレをしていたこともありました。ですが今年4月に反射神経に鈍りを感じ、運転が怖くなったとして運転免許証を自主返納しました。元気に歌い続けるために、健康維持には余念のない加山さん。そんな日頃の心構えが脳梗塞の早期発見につながったのでしょう」(芸能関係者)“若大将”の元気な姿を心待ちにしているファンのためにも回復を祈るばかりだ――。
2019年11月12日今回、お店をご紹介してくださるのは……【Margotto e Baciare】加山賢太シェフ1984年、広島県生まれ。18歳で料理の道を志す。【モナリザ】【リューズ】【カンテサンス】【かんだ】ほかで修行後、【マルゴット・エ・バッチャーレ】のシェフに。トリュフを“丸ごと”楽しめるコンセプトの店で腕をふるう。加山賢太シェフがオススメするお店代官山【Abysse】新進気鋭の魚介フレンチ。アミューズからメインディッシュまで、すべて主役は魚10種類の魚の旨みが凝縮されたスペシャリテ『スープ・ド・ポワソン』青いガラスや石材を用いたインテリア、魚のロゴが入ったプレートなど、深海を彷彿とさせるアイテムで統一された空間。ここは、フランスと日本、ふたつのミシュラン三つ星店をはじめ、数々の名店で経験を積んだ目黒浩太郎シェフが、2015年3月にオープンさせたお店です。アミューズ、前菜、スープ、メイン、すべて魚介中心のフレンチで構成され、おまかせのコース料理(9,800円)のみの提供です。海中の隠れ家までの案内役を務める、魚を模したロゴマーク海をテーマとした、統一感のある落ち着いた空間は、デートにもぴったり魚介のみで勝負する店のため、どこにも負けない品質の仕入先を全国から探し出した目黒シェフ。現在は北海道、築地、徳島、和歌山、山口の漁港の“魚へ愛情を持ち、繊細に扱う職人”から食材を仕入れています。そんな魚介を使用したお料理は、一品一品が至福の時間を提供してくれます。デートなど、大切なシーンにぴったりの、頼れる一軒です。皮と身の食感がたまらない『カサゴと甘鯛ジロール茸とシャンパンビネガーと銀杏のソース』オススメした加山シェフの声Abysse【エリア】恵比寿/代官山【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】代官山駅 徒歩3分▼加山シェフのお店【Margotto e Baciare】店舗詳細MargottoeBaciare【エリア】西麻布【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】30000円【アクセス】広尾駅 徒歩8分
2019年07月27日横尾忠則の限定アートショップが、2018年12月26日(水)から12月31日(月)まで、伊勢丹新宿本店1階=ザ・ステージにオープンする。現代日本を代表する美術家で、国際的な舞台でも活躍する横尾忠則。伊勢丹新宿店では2016年、2017年にも限定ショップを開催し、好評を博した。今回はシルク刷りポスター、版画、グッズ、アパレルを展開。入手困難な名作ポスターをはじめ、新年に欠かせない縁起物を描いたTシャツや今治タオル、初日の出をイメージしたようなプレート、魔除け猫フィギュアストラップなどが並べられる。【詳細】横尾忠則 限定ショップ期間:2018年12月26日(水)~12月31日(月)場所:伊勢丹新宿本店1階=ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3-14-1アイテム例:・日の本の猫(1996年) シルクスクリーン 325,000円+税・鎮守氷川神社・素戔烏尊(1998年) シルクスクリーン 325,000円+税・Tシャツ(Yebisu/Crane) 各10,000円+税・New Year Plate 2019 10,000円+税・The Sun(半月プレート) 10,000円+税・今治産アートタオル(Yebisu/Crane) 各1,500円+税・魔除け猫フィギュアストラップ 各980円+税【問い合わせ先】伊勢丹新宿本店5階=アートギャラリーTEL:03-3352-1111(大代表)
2018年12月24日横尾忠則のポップアップショップが、12月26日から伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにオープンする。日本を代表する美術家で、国際的な舞台で活躍する横尾忠則のポップアップショップには、入手困難な名作ポスターをはじめ『日の本の猫(1996年)』や、『鎮守氷川神社・素戔烏尊(1998年)』など、新年を迎えるのに思わず欲しくなる吉祥絵柄のポスター、、オリジナルプリントTシャツ、魔除け猫ストラップなど一年に始まりには欠かせない縁起物グッズを一堂にそろえる。魔除け猫フィギュアストラップ 各980円横尾忠則の圧倒的なパワーを浴びて、劇的な2019年を迎えよう。【開催情報】横尾忠則 POP UP SHOP会期:12月26日〜31日場所:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
2018年12月20日「有吉さんの“加山愛”は強く、ぜひ冠番組にオファーしたいということになりました。しかし、加山さんの所属事務所から『何を言ってるんですか!絶対に出しませんよ!』と断られてしまったみたいで……」(テレビ局関係者)的確かつ鋭い毒舌が持ち味で、現在10本もの冠番組を抱える有吉弘行(44)。影響力の高い人気番組も多く、「有吉さんの番組に何としても出たい!」という芸能人は後を絶たないという。そんな人気MCに、まさかの“共演NG”を叩きつけた人がいた。それは、昭和の大スター・加山雄三(81)だ。散歩番組でのほのぼのした姿からも温厚そうにみえる加山。そんな彼が拒否するとはいったい何があったのか。共演拒否の原因は、有吉がパーソナリティを務めるラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)での執拗なまでの“加山イジリ”にあるという。「加山さんが『24時間テレビ』(日本テレビ系)に出演すると、いつもその裏で毒づくんです。毎年恒例の人気企画で、今年で7回を迎えています。番組では有吉さん扮する加山さんがラジオにゲスト出演するという設定。過去には『加山雄三が陸に上がってくるのは1年の中で今日だけ』などの過激発言が続出。『刺し違えてもいいから、加山雄三を暗殺しようと思っています』と、“殺害予告”をしたこともありました」(ラジオ局関係者)もちろんこうしたイジリは、冗談。加山に敬意を表した、有吉なりの愛情表現。しかし、言われ続けた側はそう思えなかったようだ。共演NGについて有吉の所属事務所に問い合わせたところ、「そのような事実は認識しておりません」との回答が。しかし加山の所属事務所担当者に問い合わせたところ「お断りさせていただいたのは事実です」とあっさり認めた。「ただ加山は有吉さんのラジオについて関知しておらず、あくまでマネージメント側の判断です。有吉さんのキャラは理解していますし、内容についてクレームを出したこともありません。取り上げていただくことで加山を若い層に知ってもらえることも理解しています。とはいえ、ラジオでの発言を踏まえると……やはり共演は断らざるを得ませんでした」(加山の所属事務所)憧れのスターとの共演が夢と消えてしまった有吉。キャラとはいえ、毒舌もほどほどに!
2018年10月17日「光進丸は精神的に疲れたとき癒してくれた。僕の分身みたいなものだった。修復は不可能だし、本当につらい……」 報道陣の前で、愛船に向けて合掌した加山雄三(80)。 「“加山雄三の船”として知られるプレジャーボート・光進丸が、係留されていた静岡県西伊豆町の港で炎上しているのが発見されたのは4月1日夜でした。いまのところ原因は判明していません。実は翌日の2日には、加山さんが光進丸に乗船する予定もあったそうです」(社会部記者) ’60年のデビューから58年、常にスターとして歩んできた加山雄三。スターの宿命というべきなのか、その私生活も常にドラマチックだ。映画関係者は言う。 「バブル期に新潟県のスキー場経営に失敗し、数十億円とも報じられる借金をつくってしまったのです。そのため世田谷区にある200坪の豪邸を’04年には知人に売却。ほぼ同時期に5億円をかけて建造したという光進丸も、親交のある社長が経営する造船会社に所有権は移りました。彼らの好意もあり、家賃を払って成城の豪邸には住み続けていますし、光進丸にも乗り続けることができていたのですが……」 ’15年の週刊誌のインタビューでは、その巨額借金も“ほぼ完済した”と語っていた加山。だが、その3年後に愛船の炎上という悲劇に見舞われるとは……。そんな加山の衰えぬスター性に目をつけたとのが、フィットネスジムを経営するRIZAPグループなのだという。広告代理店関係者は言う。 「先月のRIZAPの新CM発表会で、俳優の梅沢富美男さんが半年かけて約13キロの減量に成功したことを明かして話題を呼びました。RIZAPが梅沢さん以上に話題を呼べる人材として目をつけたのが“永遠の若大将・加山雄三”なのだそうで、すでに出演を打診していると聞いています。加山さんも80歳ですから、減量はかなり過酷なものになるでしょう」 RIZAPにCM起用計画について聞くと、担当者は次のように答えた。 「まず4月17日に新しいCMを発表しますが、それは女優さんになります」 ーー加山雄三さんを起用されると伺ったのですが? 「もちろん加山さんの好感度は、かなり高いと認識しています。しかしCM出演者については、発表前にお答えすることはできません。例えば松村邦洋さんの場合はダイエットに3カ月かかりました。(CM出演候補者に)ジムに通っていただいたとしても、減量に成功していただかなければCMとしては成立しないというハードルもあるからです」 今回の愛船の炎上沈没事件は、加山の“80歳の過酷ダイエット”挑戦へのきっかけとなるのだろうか?
2018年04月13日「クチュールジュエリー展 -クチュールジュエリーと夢の旅に-」が、大阪・阪急うめだ本店にて2018年4月11日(水)から16日(月)まで開催される。「クチュールジュエリー展」は、清水ヨウコやウタ・オーノ、加山忠則をはじめとする19名のアクセサリー作家が集い、展示販売やワークショップ、トークショーなどを行う。第3回目の今回は「夢の旅」をテーマにしたクチュールジュエリーが制作された。ウタ・オーノの「錆と銀の葉ネックレス」は、錆びついた銀素材を葉っぱに見立て、枝のような細長いビーズで繋いだ作品。一見ネックレスには見えない独特な形状をしており、既製品にはない独創性があふれている。加山忠則作「シェヘラザード」は、『千夜一夜物語』の語り手であるシェヘラザード王妃を想起させる、エキゾチックで華やかな作品。存在感のあるブルーの宝石と金色の縁が異国情緒を漂わせ、まさに"夢の旅"を表現しているようだ。他にも、素材などの販売コーナーを用意しており、自らの手でオリジナルジュエリーを作ることができる。【詳細】「クチュールジュエリー展 -クチュールジュエリーと夢の旅に-」開催期間:2018年4月11日(水)~16日(月)開催場所:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー住所:大阪府大阪市北区角田町8-7営業時間:日~木曜日 10:00~20:00/金・土曜日 10:00~21:00※最終日は18:00閉場入場料:無料出展作家一覧:アヴァンセ/荒木孝子/有井順子/上村通代/ウタ・オーノ/大鎌章弘/小沼美紀/歌純/加山忠則/ケイ・中井/清水ヨウコ/周藤紀美恵/堤祥子/ナガツボジュンコ/バルタザー裕美/ハヤシアカネ/Hitomi Jacobs/松本麻紀子/MEGUMI SASO/山中惠+aYa/利魔/渡辺マリ(ミリアム・ハスケルとジャパニーズコスチュームジュエラーズクラブ)■出展作家によるトークイベント利魔×清水ヨウコ「おしゃれということ」開催日時:2018年4月15日(日) 15:30~(約30分) ※予約不要
2018年04月12日加山雄三(80)が3月2日、事実上のオーナーである船「光進丸」の炎上について会見を行った。光進丸は自身が設計を勤めた船であり、加山にとって“相棒”のような存在。炎上したことについて、こう胸中を明かした。 「これほど悲しいことはない。長いこと私を支えてくれた。多くの方と楽しい時間を過ごした。思い出は山ほどです。半身を失ったぐらいつらい」 炎上する光進丸の映像を見たときの気持ちについて「ショックで……。夢であってほしい。うそだろうと」と語った加山。修復できる可能性について問われると「まず不可能だと思います」と返答しており、“永遠の別れ”を覚悟しているようだ。そして会見の終盤では“相棒”を「ありがとう、よく頑張ったな」と労い、感謝の気持ちを表した。 「申し訳ないと同時に感謝の気持ち。心で手を合わせた。よく今まで頑張って我々に幸せを与えてくれたなと。そんな気持ちでいっぱいです」 俳優を志した当時、加山は「お金を稼いで、自分の船を造りたい」という一心だったと10年のインタビューで明かしている。ずっと船に思い入れのあったという加山はもともと、俳優を志すつもりはなかった。しかし「(加山の父を倣って)俳優で一稼ぎして、船を作ればいいじゃないか」と友人に助言され、それがキッカケで業界に足を踏み入れたという。 同インタビューでは続けて、14歳のころから船の設計図を書いていたと告白。15歳のとき、海の底を見るためにグラスボートを作ったという。 「結局は人間は遊びたい、楽しみたい、それから興味を持つことによって、発明であったり工夫していくんだと思いますね。『必要は発明の母』と言うじゃないですか。まさにその船は自分にとって必要だったんです」 昨年10月のインタビューで加山は、船上での音楽制作や友だちを呼んでパーティを楽しんでいると明かしていた。光進丸を海に放ち過ごす時間は、加山にとって“安らぎのひととき”でもあるようだ。 「ここにいると心が休まるよ。都会で生活していると、ストレスがたまるだろ。そうすると朝に晴ればれと目覚めることがなくなる。ここは緑がいっぱいでマイナスイオンが出ているから気持ちがいいんだよ」 そして、光進丸との時間は“自分へのご褒美”であると語っていた。 「ここはオレにとって家みたいなもの。若いころは忙しくて年に2回ぐらいしか乗れなかったけど、今はやっと船上生活もできるようになった。これまで一生懸命、働いてきたんだからいいだろ?」 遊びや安らぎを共にした“相棒”を失ったいま、それでも前を努めて向いているという加山。冒頭の会見をこう結んだ。 「とにかく前を向いて、心して……人生は試練がいろいろあると思うんで、こんなことでめげないで、ご迷惑をおかけしたことをお詫びしながら、前を向いて頑張っていきたい……夢は捨てていません」
2018年04月03日日本画家・加山又造のアート展「Re 又造 MATAZO KAYAMA」が、EBiS 303 イベントホールにて開催される。会期は2018年4月11日(水)から2018年5月5日(土・祝)まで。日本の美術界100年に一人の天才とも称される加山又造は、東京藝術大学教授などを歴任し、2003年には文化勲章を受章した、日本画の大家。"伝統と革新"を作品作りのテーマに、日本の様式美に現代の革新的な手法を取り入れることで、独自の表現を生み出した。「Re 又造 MATAZO KAYAMA」は原画作品の展示はもちろんのこと、加山又造の名作をデジタルアートで表現した作品を楽しむことができる。注目は、2016年5月に開催されたG7伊勢志摩サミットの会場に飾られた陶板美術「おぼろ」。水面に立てられた陶板をかがり火が照らす様子や、桜の花びらが舞う様子を、映像演出も含めて表現する。また代表作「春秋波濤」の世界に入り込んだかのように、映像空間の中を探索できるアートも登場する。さらに身延山久遠寺の天井画「墨龍」の原寸サイズを、会場の天井に再現するなど、加山又造の名作が織りなす世界観を存分に体感できる内容となっている。【詳細】「Re 又造 MATAZO KAYAMA」会期:2018年4月11日(水)~2018年5月5日(土・祝) ※期間中無休会場:EBiS 303 イベントホール(東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル 3F)開館時間:11:00~20:00(入館は閉館30分前まで)※4月11日(水)は13:00開館、4月16日(月)は16:00閉館。観覧料:一般2,000円(1,800円)、学生1,300円(1,100円)※価格は全て税込。※( )内は前売。※チケットは1人につき1枚必要。※学生は学生証の提示必要。※小学生以下無料 ※障がい者手帳等提示者とその付添者1名は無料。チケット販売:テレビ東京オンラインチケット、チケットぴあ(Pコード:768-911)【チケットに関する問い合わせ先】チケットぴあTEL:0570-02-9999【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600(8:00~22:00 年中無休)
2018年03月10日横尾忠則が描く"死後の世界"をテーマにした展覧会「横尾忠則の冥土旅行」が、神戸・横尾忠則現代美術館にて、2018年2月24日(土)から5月6日(日)まで開催される。横尾忠則がグラフィックデザイナー時代から現在にいたるまで、一貫して関心を持ち続けてきた"死後の世界"。「横尾忠則の冥土旅行」は、"死の側から生を見る"ことで自らの生き方を見つめてきた彼のまなざしを、追体験することができる展覧会だ。ダンテ『神曲』をイメージしたヌード写真1970年に雑誌『平凡パンチ』誌上で発表したヌード写真は、横尾の愛読書である西洋文学の傑作・ダンテの『神曲』をイメージした作品。『神曲』は、主人公ダンテが、生きながらにしてあの世へ迷い込み、地獄・煉獄・天国をめぐる物語だ。横尾はこのイメージを、19人の裸の女性たちが森や湖、建設中の山荘、砂利道、和室など富士山麓を舞台に繰り広げる様々な場面に投影し、ユートピア的風景を映し出した。展覧会では、その他にも『神曲』から影響を受けた絵画を展示する。死と生が共存する「赤」のシリーズ1996年に端を発する「赤」の絵画シリーズは、横尾が少年時代に見た空襲で染まった真っ赤な夜空を原風景としつつ、輝く星々や蛍の光、生まれ落ちる赤子といった生のモチーフを散りばめ、死と生が表裏一体であることを示唆している。会場には赤のシリーズを中心に、横尾作品に欠かせない「赤」を使用した1980年代から2000年代までの絵画、約40点が登場する。展覧会ではその他にも、人物の後姿をモチーフとした作品群や、最新作となる女性のポートレートを描いた絵画シリーズなどが展示される。最新作をモチーフにしたワークショップもまた3月24日(土)には、最新作に登場する女性像をモチーフにしたワークショップを開催。キャベツや蛙、髑髏やトイレットペーパーで顔が覆われた女性をイメージした仮面を作り、「○○の女」に変身して肖像写真を撮影する。さらに3月10日(土)、4月7日(土)、4月21日(日)には、学芸員によるキュレーターズ・トークも実施される。【詳細】兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展「横尾忠則の冥土旅行」期間:2018年2月24日(土)~5月6日(日)開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00) ※入場は閉館の30分前まで休館日:月曜日 ※4月30日(月・振休)は開館、5月1日(火)は休館場所:横尾忠則現代美術館住所:兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30TEL:078-855-5607(総合案内)観覧料:一般700(550)円、大学生550(400)円、70歳以上350(250)円、高校生以下無料※( )内は20名以上の団体および前売料金、ただし70歳以上は前売はなし。※前売券は2月23日(金)までローソンチケット(Lコード:54364)および楽天レジャーチケットで一般、大学生のみ販売。※ローソンチケットおよび楽天レジャーチケットは当日券(一般、大学生のみ)も販売。 ※障がい者(70歳以上除く)は各観覧料金の半額、その介護者(1名)は無料。※割引を受ける人は証明できるものを持参の上、会期中美術館窓口で入場券を購入。■ワークショップ「○○の女 ーヨコオ流・仮面変身術」講師:横尾忠則現代美術館スタッフ日時:3月24日(土) 13:30~16:00会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ定員:20名参加費:無料申込:美術館ホームページの申込フォームより受付。応募者多数の場合は抽選。申込締切:3月10日(土)■キュレーターズ・トーク講師:横尾忠則現代美術館学芸員日時:3月10日(土)、4月7日(土)、21日(日) 14:00~14:45会場:オープンスタジオ参加費:無料 ※要展覧会チケット
2018年01月30日KEY BEAUT.Y./紙にシルクスクリーン/2017現代日本を代表する美術家・横尾忠則のポップアップショップが、10月4日から17日まで伊勢丹新宿店本館5階=アート&フレームにオープンする。1960年代から活動を開始し、映画や芝居のポスター、本の装丁などのグラフィックデザイン、また劇作家・寺山修司が結成した劇団「天井桟敷」の美術担当なども手がけてきた横尾忠則。その後、画家として「滝」や「Y字路」といった現在世に多く知られる作品を生み出した。今回の伊勢丹新宿店でのポップアップは、2016年に次ぐ2度目の開催。会期中は、最新作「KEY BEAUT.Y.」を始めとする版画作品、さらに今では入手困難なかつての名作ポスター約40点の他、新作グッズが登場。強烈な個性の光る横尾の世界を、本このポップアップで堪能してほしい。【イベント情報】横尾忠則 POP UP SHOP @ ISETAN会期:10月4日~10月17日会場:伊勢丹新宿店本館5階=アート&フレーム
2017年10月05日