数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。独自の恋愛論で男心を解説します!■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門13クリスマスって、もともとは「裏番組的なもの」だったって、知ってましたか?僕は知りませんでした。裏番組というのは、たとえば 、『紅白歌合戦』の裏番組としての『笑ってはいけない』とか、そういうことです。『紅白』と『笑ってはいけない』、どちらが表でどちらが裏なのか、よくわからないけど。キリスト教が流行る前は、ミトラス(ミトラ)教 が流行っていたそうです 。ミトラス教は、太陽のパワーが1年のうちで最も衰える冬至の頃(12月25日)に、太陽の復活祭をしていたんですって。そのミトラス教に対し、いわば裏番組としてぶつけてきたのがキリスト教会のクリスマスらしいです。と、理屈はさておき、今回は、男はクリスマスをぶっちゃけどう思っているのか?についてお届けしたいと思います。■俺、仏教徒だからさ!冒頭に理屈を書いたように、「俺、仏教徒だからクリスマスって関係ないし」なんて理屈を言う男っていますよね。でもじつは、理屈をこねる男だって「クリスマスは彼女と過ごしたい」と思っていたりするんです。だってもう、街中がクリスマスムードなわけでしょ?街を歩くと、3秒に1回くらいカップルとすれ違って、「ああ、このカップルも、今夜エッチするんだろうな」と思うわけでしょ?そんな「洗脳」をされたら、「俺も仏教徒だとか屁理屈を言わないで、素直にクリスマスを楽しめばよかった」と後悔するんです。後悔しつつ、マッチングアプリで焦って彼女を探したりするんです。なので、理屈を言う男に対して、女性は「つまんないヤツ」と思うのではなく、彼の首根っこをつかんででも、一緒に過ごしてあげてください。ちなみに、理屈を言う男って、女子の気持ちに不案内なヤツだけど、マジメで不器用で、付き合ったら、案外、落ち着いた関係になったりするから。■クリスマスは彼女と一緒に過ごすもの?とは言うものの、男ってやっぱりと言うかなんと言うか、年がら年中、記念日を粗末に扱う傾向があるので、「クリスマスだからといって、なぜ彼女と過ごさないといけないの?」と、頑なに思っていたりもします。でもね、そういう男ほど、彼女からクリスマスプレゼントをもらったり、彼女と一緒にクリスマスケーキを食べたりしたら、内心うれしく思っているものなんです。うれしさだけでなく、「記念日をきちんとする女性って、家庭的でいいなあ」とか「お嬢様かなあ」とか思って、あなたのポイントが上がるんですよね。だから、「屁理屈を言う彼のことなんか知らん!」と思うのではなく、彼と一緒にクリスマスを過ごしてあげてください。■プレゼントを準備するのはやっぱり大変?男にとって、女性に贈るクリスマスプレゼントを選ぶことほど大変なことはありません。女性が何を欲しがっているのかを知らないし、女性の間で何が流行っているのかも知らないからです。だからなのか、仲のいいカップルは、彼女が事前に欲しいものを彼に言うケースが多いみたいです。お互いにいらないものを贈りあっても意味がないのだから、事前に「何が欲しい?」と聞きあうのって、とてもいいことですよね。女性が、彼に贈るクリスマスプレゼントに困ったら……たとえば女性誌で、毎年、クリスマスプレゼント特集が組まれるので、それを参考にすればいいし、実際にそうしている人も多いと思います。でも男で、日常的に洒落た雑誌を読んでいる人は少数です。だからプレゼントに困るんですよね。「女性誌に、クリスマスプレゼントにペアの下着を贈りあうといいと書いてあったから、そうしようよ」などと、女性からの提案を、男は首を長くして待っています。■クリスマスに会えない彼は浮気してる?ガチで浮気している超ヤバい男は、クリスマスに会ってくれます。なぜなら、クリスマスに彼女に会わないと、浮気を疑われると知っているからです。そういう彼はたとえば、20時に彼女に会って、クリスマスケーキを食べて、「仕事の残りがあるから」とか言って23時に帰ります。そして23時30分に浮気相手のところに行ってまたケーキを食べるそうです。文字通り、年の瀬に忙しい彼ですよね。という極端な男の話はさておき……クリスマスに会ってくれない彼は……単純に仕事が忙しいのかもしれません。なんせ、あと4日もすれば仕事納めだから。仕事が忙しい女性だってそうでしょ?「24日にクリスマスパーティー……仕事が終わらないから参加できないよ」と、半泣きになった年ってありませんでしたか?イブに彼と会いたいのであれば、事前にデートの約束の話をしておくべきです。事前にアポ取りをして、もしアポが取れなければ、その日からイブ当日までの彼の言動から、彼がホントに仕事で忙しくて会えないのか、浮気しているのかが見えてきます。浮気している男の言動って、浮ついているので、女性の勘で彼の浮気の有無が見えてくるはず。見えてこないのであれば……占いに頼るしかないでしょ。占いって、そういう時のためにある、とも言えるのだから。■記念日の主導権を握るのはいい女クリスマスに限らず、記念日は、女性が主導権を握ってステキな日にすべきなんです。繰り返しになりますが、記念日をステキな日にしようとする女性に対して、男はじつは、「いい女だなあ」と、好印象を持つのです。※毎週木曜日更新
2018年12月20日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。独自の恋愛論で男心を解説します!■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門12彼氏をつくるのが簡単な理由はいくつもあるけれど、ひとつ言えるのは、彼氏をつくるのが苦手な女性の多くは遊んでいないってことです。つまり、遊ぶと彼氏ができるという事実を、多くの女性は見落としているのです。■男は男同士よりも女性と遊びたい男って常に女性と遊びたいと思っているんですよね。たとえば、男同士でばかり飲みに行っているように見えるあなたの会社の男性社員だって、じつは「女性と飲みたいなあ」と思っているのです。男同士で2時間も居酒屋にいると、やがて誰からともなく「女子がいるところで飲み直そうよ」と言い出します。お金のない若い男子なら、「そうしたいのは山々だけど、お金がないから帰るわ」でおしまいです。多少経済的に余裕のある年頃になれば、誰かが行きつけのスナックを持っていてそこにみんなで行きます。もっとお金に余裕があればキャバクラに行きます。スケベ根性丸出しで行くわけではありません。「女子と遊びたい」から行くのです。男って、何歳になっても「男の子」だから(子どもだから)、つねに遊びたいと思っているし、男同士で遊びたいというより、女性と遊びたいと思っているのです。だから、男性と遊びさえすれば、その流れで仲良くなれて、やがて運が良ければ恋人関係になれます。そして、この運は、以下に説明する理由によって、かなりの確率で良いほうに転びます。■男は「見慣れたら」付き合いたいと思う遊ぶときのコツは「かもしれない」です。たとえば、ある男性と出会ったとき、即断で「彼はわたしの恋人には向いていないな」と決めてかかる人もいると思うけれど、即断しないで「彼はわたしの彼氏にはならないかもしれないな(=なるかもしれないな)」と思うことです。判断を保留にすることって、遊ぶ上において非常に重要です。決めてかからないで「かもしれない」と思っておくと、「次」があります。つまり「次の遊びに期待しよう」と思えます。これも男のクセなんですが、男って最初はあまり興味のない女性であっても、何回も会っているうちに「いいかも」とか「付き合ってみたいな」と思えてくるのです。たとえば、若い男子はあまり行きつけのお店を持っていないけれど、30歳も過ぎれば、行きつけの居酒屋とか行きつけの寿司屋とか、行きつけのカウンターバーを持つようになります。そういうところで頻繁に会う男女が仲良くなって、ゴルフ友達(音楽友達・飲み友達などなど)になって……からの恋人関係になって、からの、結婚、というパターンは、ままあります。という感じで、男のクセから見て、もっとも彼氏をつくりやすい女性の行動とは「遊ぶこと」です。■ひとりで悩まずに、まずは遊ぼう彼氏をつくるのが苦手な女性を見ていると、みなさんマジメなんですよね。「彼氏が欲しいです」という恋愛相談もよく届きますが、そういう文章を書いてくれる女性もすごくマジメな人が多いです。みんなもっと遊ぼうよ!ちなみに、生きている意味って、考えたことありますよね?なぜわたしは生きているのだろうか?と。マジメな人なら1度や2度、あるいはそれ以上、考えたことがあると思います。なぜわたしたちは生きているのか?という問いに対して「遊ぶため」と応えた哲学者がいます。彼は長年にわたり大真面目に哲学して、そういう結論に達しました。結論に至るまでの過程を書くと、むずかしい哲学の話になって、誰も読みたくないでしょうから端折りますが、要するに、「ねばならない」とか「こうすべき」という考えの正当性や妥当性などを1つずつひも解いていくと、最後には「遊ぼう!」ということしか残らなかったということです。たとえば犬や猫が、無心になっておもちゃで遊ぶように、「意味」など考えることなく1つのことしか考えない状況にあること――これを遊びと定義するなら、遊びほど高級なことはないと思いませんか?ま、高級でも低級でも、まずは遊ぼう!彼氏が欲しくて……という湿っぽい悩み相談はそれからでも遅くないから。
2018年12月13日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「さくさん 23歳」のお悩み〜1年ほど付き合っている2歳下の彼氏がいます。以前は考え方(いわゆる価値観というんでしょうか)の違いでしょっちゅう喧嘩していました。最近は落ち着いてきましたが、納得したのではなく争うのが嫌で諦めているだけです。たとえば、彼は精神的な意味では人生を鍛錬の場として捉えているようです。客観的に見て間違っていると思われる性格は改善すると。でも私は近しい人にはありのままを受け入れてほしいと言い、何度か口論になりました。また仕事において彼はなるべく働きたくないらしく、ベーシックインカムを導入してほしい、すべてAIにやらせればいいなどと怠惰なことを言います。私は自分が生きているうちにそんな世の中になるとは思えない、なったとしてもそれは人間らしさが失われた世の中になるにちがいないと反論しました。他にも倫理的にどうなの?と思うような発言もありました。 彼は本当に優しく、今まで出会ったどの人よりも大事にしてくれます。お互い結婚するならこの人と思えるほど大好きですが、いつか破綻しそうで怖いです。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜今のあなたの恋愛は、あなたが彼のことが大好きだという情熱によって維持されています。あなたが「彼とは倫理的にまったく合わないからもうイヤだ、別れたい」と思えば、その時この恋は終わります。つまり、彼のことが大好きだけど、いろんな価値観が合わないという若い恋って、彼女の我慢の限界が別れになるという、よくあるパターンです。恋愛はそれがどのような恋であっても個別性の高いものなので、「よくある」とは書きたくないし、そう書いたらさくさんに失礼かなと思うけれど、でもまあ、若い恋にありがちなことです。この相談のポイントこの相談のポイントは、あなたが彼のやさしさや、彼が大事にしてくれていることに対して「恋するお姫様」になってしまっている点にあるように思います。これはなにもあなたに限ったことではなくて「こんなにわたしに優しくしてくれる男子って、はじめて!」とか、「こんなにわたしのことを大事にしてくれる男子って、はじめて!」というような自分の心の動きに、自分で感動していて、それこそが恋なんだと思っている、というのは、若い女子にありがちなことです。そしてそれは、主に、とても素直でそれなりによく勉強してきたいわば育ちのいい女子によく見られる恋の傾向だと僕は見ています。<近しい人にはありのままを受け入れてほしい>さくさんのこの言葉が、さくさんの人格をよく表しているように思います。倫理ってどう決まるか知っていますか?そういう「できた彼女」に対し、彼は働きたくないといったり、ベーシックインカムの導入を期待したり……わりと社会というものを知らない(苦労をしていない)男子なのかと思えば、<彼は精神的な意味では人生を鍛錬の場として捉えているようで>……さらに、<客観的に見て間違っていると思われる性格は改善すると>言っているようで、なんか哲学者みたいな感じですよね。魂の鍛錬こそがより良く生きることだ!と言っている哲学者って、歴史上何人かいて、でもそういう言説は哲学史には残っていても流行っていないところを見れば、どこか間違っているんだろうなあと僕は思います。ちなみに、倫理という言葉が相談文に出ていましたが、倫理ってどう決まるか知っていますか?たとえば人のモノを盗んではいけないというのは倫理ですよね。なぜ盗んではいけないのか?ふたりの恋の行方が微妙になるとき多くの人が盗まないほうがいいと思っているから。あるいは、盗まないほうが社会がうまく回るから。たとえばこういう解釈があります。つまり究極の倫理観って、多くの人にとって「そのほうが都合がいい」ということです。良い(善い)とか悪いということがとかくついてまわる倫理だけど、「それがなぜよいのか(なぜ悪いのか)」を突き詰めると、最後に残るのは、多くの人にとってそっちの方が都合がいいということしか(哲学的には)言えない――こういうことを言っている哲学者がいます。もっともあなたの彼氏が言っているAIとかの話は、まだ社会の成り立ちを知らない、若い男子にありがちな独りよがりな話でしょうから、真に受けることもないと思います。きっと社会人になれば彼の価値観や倫理観は変わってくるはずです。イヤでも社会を知って、イヤでも社会に独りよがりな考え方を矯正されるから。明るい結論を出せなくて申し訳ないのですが・・・きっとその時が、おふたりの恋の行方が微妙になるときでしょうね。彼もあなたも社会に出るとどうなるかといえば、あなたは、彼よりしっかりした価値観や倫理観をもった男性がこの世にいて、そういう人の何人かがあなたに好意を寄せていることに気づくでしょう。気づいたあなたが、AIだのベーシックインカムだのと言っている彼を幼いと思った時、ふたりの恋の行方に暗雲が垂れ込めます。たいていは「好きだけど別れたい」と、彼女が(つまりさくさんが)彼に切り出して、彼は彼女を繋ぎ留めておく術がなく、泣く泣く別れ、彼女は新しい恋愛に満面の笑みで駆け寄り、彼はひとり寂しく悶々とした日々を送るのです。これもありがちな話です。というか、男子はそういう「悶々」を経ないと、真の男になれないのです。明るい結論を出せなくて申し訳ないのですが、僕の経験上、僕はそう思います。(ひとみしょう/作家)
2018年12月11日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「りの 29歳」のお悩み〜2年前に別れた旦那と四月から身体の関係を持ってしまってます。子供が起きてるときにも来ますが、ほぼほぼ寝た後にきてあれこれ世間話してそれからやることやったら帰る、って形です。 拒否はしても結局受け入れてしまうので向こうもグイグイ来ます… 私も最初は割り切ってたんですけど、、 最近は向こうが帰っていくのが寂しく思ってしまいます。 どうしたらいいでしょうか。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜これ、旦那さんは寂しいのでしょうね。だからエッチしに来る。寂しいと、離婚前の悪行を棚に上げて、とりあえずヨリを戻したいという気持ちが膨れ上がるから、元妻のところにやってきて世間話をしてエッチする、といったところでしょう。男って、どのような理由で別れたとしても、別れてしばらく経つと過去の自分の悪行のことを忘れてしまって、寂しさに心を支配されてしまって、別れた嫁とエッチしたい!と思ってしまう生き物なんですよね。離婚後のエッチが悪いとは思わないです離婚したふたりがエッチするのはだらしないと言う人がいます。別れたのだから相手の連絡先など消去して二度と会わないのが常識ある態度だと言う人がいます。僕は果たしてそうなのだろうかと思っています。もちろん、理屈のうえでは、離婚したのだから、お互いに過去のことは過去のこととして、前を向いて先に進むというのがいいのだろうと思います。相手にとっても「外したハシゴと再び掛ける」と、相手があらぬ期待を持ってしまうから良くない(つまり、相手の心を不必要に傷つけることになるから良くない)のだろうと思います。でも、100%理屈で割り切って&心も割り切れて離婚した人ばかりではないと思うんですよね。離婚前に、相手とうまく話ができなくて、心にシコリが残っている人だっているでしょう。よく話し合って別れたものの、まだ相手の一部分が好きだというケースだってあるでしょう。離婚後に会ってエッチするというのは、割り切れない気持ちを整理するという意味においてはいいことなのではないのかな、と僕は思います。神様にしかわからないこともっとも、そういう牧歌的でゆるい話だけではなく、離婚後にエッチして復縁したくなってもできなくて、再び傷つくことだってあります。反対に、離婚後にエッチして、なんとなく「親友」のような関係になって、元旦那(元嫁)とうまくやっている人だっています。こればかりは、先のことだから、どうなるのかはそれこそやってみないとわからないことです。りのさんにだってわからないでしょうし、僕にもわかりません。おそらく神様にしかわからないことでしょう。寂しさを自己処理できる能力を身につけなさい唯一、今の時点で明確に言えることは、寂しさを自己処理できる能力を身につけなさいということです。相手が元旦那であれ、元の彼氏であれ誰であれ、手近な人と寝ている人というのは、寂しさにやられている人です。寂しさを自己処理できない人です。そういう人は、情に流されてエッチして、愛と情とエッチの気持ちよさをごちゃごちゃにしてしまって「なんとなく再婚」したり、「なんとなくセフレ」になったりします。そういう人生に、あなたが思い描いているような幸せは訪れません。人生における本当に大切なこと幸せというものは、あるていど孤独と仲良くならないと手に入らないようになっています。なぜそうなっているのかよくわかりませんが、でも古今東西の人たちの言うところをまとめると、孤独に耐えられない人は幸せになっていないのです。あえて理由を言うなら、待つことができないからでしょうね。あなたの旦那さんは、寂しさと後悔と、未来の淡い夢にせかされて、あなたに会いにきてエッチしています。つまり待つことができない人です。そういう男性を家に招き入れて、世間話をし、エッチするあなたもまた、待つことができない人です。若いときって、待つことが苦手です。僕も苦手でした。でも、待つことができないと、人生における本当に大切なことに触れることができないんですよね。ここだけの話、寂しいのなら誰とエッチしてもいいと僕は思います。でもね、エッチしてもしても消えてくれない寂しさは、待つことでしか消えてくれないんですよね。孤独に耐えつつ、自分の心と対話することでしか消えてくれません。通常の恋愛コラムに書けないことを書きました。通常のコラムの暗黙の了解は「女子にやさしく」です。女子に孤独に耐えなさいなんて書くと、編集者も読者もいい顔をしないからです。でも、繰り返しになりますが、待つことができないと、人生における本当に大切なことに触れることができないんですよね。りのさんの人生は、このような、愛の、そして人生の、もっとも厳しい側面を学ぶ時期に差し掛かっているのではないかと思います。(ひとみしょう/作家)
2018年12月10日不妊治療を始めようと思えば、女性はネットなどで不妊治療について熱心に調べると思います。旦那さんは……自分で調べないで、奥さんが言うことを「うん、うん」と聞くだけという人もいます。そういう旦那さんであっても、子どもができるのを渇望していたりするのだから、なんかおかしい。新しい命の誕生を渇望するくらいなら、みずから情報を仕入れるくらいのことはしないと!というようなことを、不妊治療をテーマとした小説『鈴虫』を書きながら思ったのだけれど、「夫が調べないとどうなるのか」というのが、これまたすごいのです。夫が不妊治療についてみずから調べないとどうなるのかといえば夫が不妊治療についてみずから調べないと(=勉強しないと)どうなるのかといえば、奥さんが婦人科医に言われたことを真に受けるようになります。正しい情報のみならず、お医者さんが「言外に匂わせた」不安も焦りもすべて真に受けるようになります。奥さんに時間があり、かつ勉強熱心であれば、セカンドオピニオン、サードオピニオンの意見も聞きに行き(いくつかのクリニックに行き)、わりとフェアな情報を得ることができて、みずからの治療に道筋をつけることができます。がしかし、セカンドオピニオンにしたいクリニックが遠かったり、行っているクリニックのドクターが「ゴッドハンド」だったりすれば、どうしても1つのクリニックでひとりの先生の言うことを素直に聞くしかなくなる、ということになりますよね。不妊治療に限らず、どのような治療であっても、現在ではセカンドオピニオンを持ちましょうと言われているので、1つのクリニックから得た情報だけで治療をするのは、言うまでもなく、みずからリスクを高めることになりますよね。お医者さんによっては「おれだけを信用しろ」と言う人もいるのかもしれないけど、でも一般論としては、セカンドオピニオンって大事じゃないかなと思います。不妊治療の倫理これはある哲学科の教授から聞いた話なのだけれど、医学部で倫理学の授業をしても、学生は全員寝ているか内職(国家試験の勉強)をしているのだそうです。それがイヤで、その先生は定年を機に医学部で教えるのを辞めたそうです(看護学部では教えている。授業を熱心に聞いてくれるから)。倫理学って、「人とはなにか?」とか「愛とは?」とか「命とは?」というようなことについて、よく考えることです。その教授が知る限り、そういうことに、お医者さんの卵たちは皆目興味がないということなのでしょう。不妊治療に関して、婦人科医は、おそらく医学的にまちがったことを言わないはずです。タイミング療法でいけそうなら、それをすすめるでしょうし、それでは無理そうなら人工授精を試みるなど、医学的に正しいことをわたしたちにすすめてくるはずです。夫婦愛の倫理でも、不妊治療をしていたらどうしても精神的に不安定になりがちです。風邪を引いただけでも人間、心が折れることがあるわけだから、ゴールが見えない不妊治療においてをや。そういうときって、どうしても「情報の正しさ」より、「その情報を納得できるかどうか」という感情の問題が出てきます。ドクターの言っていることに間違いはないと思うけれど、でも感情として納得できないとか、納得したいけど先が見えない不安があるゆえに納得しきれない(信用しきれない)とか。そういうとき、ネット情報でもいいから、みずから不妊治療について勉強している夫がいると、きっとあなたはすごく心強いはずです。これがひとつの夫婦における倫理です。お医者さんの卵が倫理学の授業で寝ていようと、でもお医者さんは医療倫理を持っていることが多いのもまた事実です(クローンをつくる技術に自主規制をかけるなど)。でもやっぱりどうして、倫理が持つ愛の側面に思いを馳せるなんていう牧歌的なことをしてこなかった人が多いのもまた事実なのではないかと思います。医者に限らず、どのような業界においても、愛について考えてきた男の人って少ないでしょう。不妊治療は、医学的に正しい情報がなくてはならないものだけれど、それと同じくらい、愛に関する正しい倫理観を夫婦で共有しないと、女性が大変です。愛に関する倫理とは、なにか情緒的な漠然としたものではなく、夫が正しい不妊治療の知識を持つことじたいです。それが不妊治療にいどむ夫婦における愛の倫理です。夫に不妊治療について勉強させる――強制的にでも奥さんがそうすることが大切なことだと思うのです。(ひとみしょう/作家)
2018年12月05日酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げをしたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)などに問われたモーニング娘。元メンバー・吉澤ひとみ被告(33)。その判決公判が11月30日に東京地裁で行われ、懲役2年・執行猶予5年(求刑2年)の判決が言い渡された。各メディアの報道によると、吉澤被告はグレーのスーツに白いシャツと黒いパンプス姿で出廷したという。公判直前には本誌がデパ地下でおつまみになるような食材を買いあさる姿を報じていたが、現場でも変化が見られたという。「保釈時よりも、かなりやつれた様子でした。お酒は別として、おそらくまともな食事はとっていないのではないのでしょうか」(傍聴した記者)これまでの報道をまとめると、吉澤被告は前夜にかなりの量を飲酒。にもかかわらず9月6日早朝、酒気帯び状態で乗用車を運転。法定速度を約20km超える時速86kmで、赤信号を無視して交差点に進入。横断中だった男女2人に軽傷を負わせながらも、救護措置を取らず現場から走り去っていた。公判には情状証人として夫が出廷したというが、気になる事実関係は明かされないままだったという。「情状証人もかかわず、夫は吉澤被告が事件後も飲酒していることを暴露。結果、裁判官への心証はマイナスになってしまったと思われます。夫は吉澤被告といっしょに飲酒をしていたといいますが、なぜ翌朝運転するのを止めてタクシーで行かせなかったのか。公判では、そのことが明らかにならないままだったそうです。運転を止めなかった夫の責任も大きいはずですが……」(芸能デスク)公判では今後、運転する意思がないことを明言したという吉澤被告。その思いが揺るがなければ、同じ過ちは犯さないはずだ。
2018年12月03日男って、女性の計算に敏感です。オトナだから「君、恋愛ハウツーをまんま実践してるでしょ?昨日、『Grapps』で合コンでモテる方法を読んだでしょ?」なんて意地悪なことを言わないだけで。 合コンにおける女性の計算って「ふだん仲良くない女性に対しても絶対に悪く言わない」とか「チラ見で男心をくすぐる」とか「隙をつくる」とか、なんかもうネットに出ていることばかりで、ネットに出ているネタが錆びついているのかなんなのか。さて、合コンでガチでモテる女性って、なぜモテるのかについて、今回は錆びついているネタ抜きにお送りしたいと思います。愛の相場観を知っている女性はモテる合コンでガチでモテる女性とは、楽しそうにしている女性です。みなさんすでに子どもじゃないのだから「アホみたいに騒いでいる人を楽しそうな人と呼ばない」という注釈はもう必要ないですよね。ごく自然に楽しそうにしている人がモテます。なぜなら男は生きていること自体に疲れているからです。だから楽しそうにしている女性を見ると「この人と仲良くなればおれの人生も楽しくなるはずだ」と思います。そして「仲良くなるどころか、彼女がおれと付き合ってくれたら、おれは超ハッピーな毎日を送ることができるはずだ」と思うのです。男はなぜそんなに疲れているのか?男がなぜそんなに疲れているのかといえば、やっぱり「男だから」でしょうね。 女性って、子どもの頃から恋とか愛とか、そういうことに慣れ親しんできたと思います。読むマンガだって戦闘もののマンガじゃなくて、恋愛マンガだったりしましたよね。 だからなのか、男から見たら、女性は「愛のだいたいの相場観」がわかっている人が多いんですよね。たとえば、会社で怒る男の上司っているでしょ?それを、男の部下たちは戦々恐々としながら見ているわけです。おれに火の粉が飛んできませんように、なんて念仏を唱えながら。でも女性って「またあの上司が怒ってる。あの人、ホント瞬間湯沸かし器だわ。子どもみたい。ま、いいや、わたしは自分の仕事が終われば用事があるといって帰っちゃおう。だいたい仕事で怒るってど~ゆ~ことよ、バカじゃん」なんて思いつつ、しれっとしていたりするでしょ?男が生きていく希望を得る究極の手段は、やっぱり「女性」愛の相場観を知らない男は、社会の中で生まれる危機的状況に主観的に入り込んでしまうのに対し、相場観を知っている女性はそれを客観的に見ることができる――愛の相場観って、たとえばこういうことです。愛の相場観を知らない男は、つねに危機的状況を想定していないと生きていけないものだから、日々疲れています。手放しで生きる希望を持つことができません。そういう男たちは、ではいつ心身を休め、生きていく希望を再生させるのか?「生きているだけで楽しそうな人を見た時」です。それはたとえば、サッカーの試合において、好きなサッカー選手が「希望を与えてくれた」時です。みんな、いいプレーをした選手に「希望をありがとう」とか「勇気をありがとう」などと言いますよね。 はたまた、合コンで「生きているだけで楽しそうな女性」を見た時です。 好みのサッカー選手の、目を見張るようなプレーを、ネット動画で再三見ている男であっても、やっぱり最後は結婚したりしているから、男が生きていく希望を得る究極の手段は、やっぱり「女性」ではないかなと思います。みんなに「生きる希望」を与えることのできる女性はモテモテ一般的にいえば、合コンで「みんなに平等に」「みんなに笑顔で」「みんなと仲良く」している女性って、モテるんですよね。そういう女性は、合コンのあとLINEで誰かに口説かれています。そして口説いた男は、「これからも友達として仲良くしようね」とか「みんなに悪いから(付き合わないで)、ずっといいお友達でいようね」という返事が彼女から返ってきてガッカリしています。そう!みんなに「生きる希望」を与えることのできる女性は、それだけでモテモテなのです。その場を楽しむということ合コンで楽しそうにするというのは、その場を楽しむということです。楽しくないメンバーの合コンであっても、楽しくなる工夫をするということです。 楽しくなる工夫をしているあなたのことを、彼は「すごい人だ」と思って見ています。「この人と付き合ったら、毎日楽しくなる工夫をしてくれて、生きることが楽しくなるにちがいない。そしたらおれも、彼女のために楽しくなる工夫をしてあげよう」と思うのです。 で、勢い勇んで彼女のことを口説いたら「みんなに悪いから、ずっといいお友達でいようね。だってあなたはいい人だから」なんてLINEが返ってくるのでした。 ちなみに「いい人」って、男にとっては最高に傷つく言葉なんだから。(ひとみしょう/作家)
2018年12月02日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。独自の恋愛論で男心を解説します!【恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門10】男って、究極的には女性に癒しを求めます。と書くと、「そんなこと、わかってる」と言う人も多いかと思うのだけれど、でも「癒し」ってなに?と聞かれたらちょっと困りますよね。膝枕で頭ポンポンが癒しかといえば、そうじゃないですしね。■男って基本的に「自分で何も決められない」ひとりの男性に愛される女性の特徴というと、ネットにたくさん載っていて、たとえば「彼を立てることのできる女性」なんだそうです。たしかに、彼女が彼を立て、彼は彼女を立てる――つまりお互いに尊敬しあっている関係は、「ひとりに愛されている」と言えますよね。「自立し、自分をもっている女性」も、ひとりの彼に長く愛されると書かれてありますが、これは「複数の男性が言い寄ってくる」典型でもあります。男って、基本的には「自分で何も決められない」からです。バリバリ仕事をしている男性であっても、プライベートのこと、ことさら愛に関することを自分で決めるのはすごく苦手なんです。だから男の自然な気持ちとして、自立していそうな女性にふらっと心がなびくのです。実際に付き合うかどうかは別にして「かっこいい女性だな」と心惹かれるのです。ほかにも「明るくポジティブなエネルギーに溢れている女性」とかちょっとドジな女性」とか、「人の悪口を言わない女性」などの例が、ネットに載っています。■共通するのは「理屈を言わない」ことこれらすべてに共通することとして、「理屈を言わない」ということが言えます。ひとりの男性に愛される女性は、理屈を言いません。たとえば、彼を立てる時に「なぜこのシチュエーションでわたしがあなたのことを立てないといけないわけ?それってフェミニズム的にどうかと思う」とは言わないということです。理屈抜きに彼を立てるから、彼もあなたのことを立ててくれるというわけです。「明るくポジティブなエネルギーに溢れている女性」も同じですよね。そういう女性がネガティブにチクチクと理屈を言っているの、見たことないですよね。■男性がもっとも嫌がることとは?男って、多少根暗な女性でもOKなんですよね。それに、あまり自分のことを立ててくれなくったって別にかまわないんです。そういう「些末な」ところをいやらしくチェックしたうえで「この女性のことを愛そう」なんて決めているわけではないんです。男は何がもっともイヤなのか?理屈を言う女性なんですよね。これ、男が男を評する時も、同じ基準を適用しています。男は理屈を言う男が大嫌いです。「いや、居酒屋に行ったらおじさん同士でずっと理屈を言っているじゃないか」と反論したい気持ちもわかりますが、それは理屈を言う者同士で仲がいいだけのことです。他の多くの男が自分の言う理屈を聞いてくれないものだから、似た者同士で集まっているにすぎないのです。さらに、理屈を言わないというのは、なにも男尊女卑的に「女は黙って男に付き従え」ということではありません。心根が素直かどうか、という心の問題(精神のありかたの問題)であって、男が上、女が下、という思想の話ではないのです。■自分のレベルにおいて素直であることが大事見ていたら、20代であっても40代であっても、理屈を言わない女性はひとりの男性から長く愛されています。もう少し厳密に言えば「理屈を言わない」には「どのくらい言わないのか」という程度の問題があって、「これくらいの理屈はOK」と思っている基準が似ている者同士が惹かれあい付き合っているように見受けられます。自分のレベルにおいて素直であること――ひとりの男性から愛されている女性は、これをひそかに意識しているのです。※毎週木曜日更新
2018年11月29日11月20日、都内にある高級デパートの食品売り場をブーツ姿で闊歩する女性がいた。11月29日に初公判を控える元モーニング娘。の吉澤ひとみ被告(33)だ。その横には母親がぴったりと寄り添っていた。9月6日に酒気帯びひき逃げ事件を起こし、逮捕された吉澤。9月下旬の保釈時には白のシャツに黒のロングスカートという質素な装いで報道陣の前に姿を見せていた。やつれたように見せつつも最低限の化粧をしっかりとほどこした顔つきは“反省メーク”と呼ばれ、話題を呼んでいた。実際、彼女は、“芸能界引退”という大きな決断もくだしていた。「吉澤さんはモー娘。黄金期を支えた立役者ということもあり、事務所内では『無期限活動休止でもいいのでは?』という声も一部であがっていたようです。ですが、事件後の厳しい批判に心を痛めた義母が自殺未遂を起こしてしまったそうです。そのことにショックを受けた吉澤さんは『これ以上家族に迷惑をかけられない……』といって自ら芸能界引退を決断したそうなんです」(所属事務所関係者)そして、保釈後は断酒治療のために東京郊外の心療内科専門病院に入院。着々と更生への道を歩み始めたかのように見えていた――。しかし、そんな生活に少しずつ綻びが見え始めている。「吉澤さんは専門病院からもう退院してしまったそうです。通常であれば断酒治療は長い時間を要するのですが……」(精神科医)そして、事件は意外なところにも波紋を広げているという。「実はモーニング娘。’18が『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に出場すると言われていたんです。今年大ヒットしたDA PUMPの『U.S.A.』はもともと『モー娘。の曲調を彷彿とさせる!』とネットで話題になったことで火がつきました。さらに今年でモーニング娘。はデビュー20周年。紅白への出場は確実視されていました。ですが、今回の事件でそれもすべてが白紙になってしまいました。吉澤さんからメンバーへの公な謝罪は、今もありません。そのため周囲からは『反省の色がみえない』と憤る声もあがっています」(前出・所属事務所関係者)実際に本誌が目撃した彼女の姿もずいぶんリラックスしたものだった。まず、驚いたのはその服装だ。先ほどの“反省スタイル”から一転。耳元にはピアスがいくつも連なり、太ももが露わになった超ミニスカートを着用。派手派手しいいでたちをしていた。そして“酒断ち”を誓ったにもかかわらず彼女が手に取ったのは漬け物、スナップエンドウ、揚げ物といった“宴”に欠かせないものばかり。母親とチーズを試食し、満面の笑みを浮かべる一幕もあった。吉澤がデパ地下で“爆買い”をしたのは理由があったという。「実は11月22日は吉澤さんの結婚記念日なんです。昨年のブログでも『我が家はパパとママの結婚記念日!夜はパパとデートです♪』と綴っていたように、毎年夫婦で盛大に祝うのが恒例行事でした。ただ、今年は事件のこともあるので人目につくところで祝うのがなかなか難しいため、自宅での準備をしていたのでしょう」(芸能関係者)自宅近くにはより庶民的なスーパーもあったが、彼女はスルー。あえてデパートまで出向いていた。「芸能界を引退した吉澤さんの収入は当然ゼロに。旦那さんはIT会社の社長を務めていますが、事件の影響で仕事が激減していると聞きます。それでも、まだ恵まれた生活を送っているようです。逮捕後の今も家賃約50万円のセレブマンションに住み続けています」(吉澤の知人)果たしていま、彼女は何を思うのだろうか――。その真意を探るべく、買い物を終えた吉澤被告を本誌が直撃。デパートから出てきた吉澤に記者はこう切り出した。「来週から初公判が始まりますが、被害者の方々に一言お願いします」だが彼女は何も答えることなく、店内へと踵を返して去っていってしまった。今週からいよいよスタートする公判。だが、“本当の更生”が始まるのはまだ先のようだ――。
2018年11月27日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「にゃんにゃんさん 43歳」のお悩み〜こんばんは。 40代と20・30代の恋愛の違いを、なるほどと思いながら読みました。 私は40代で、いま好きな人は20代です。告白はしていません、できません。(好意は伝わっていて、むこうも満更でもないようですが…)相手は恋愛や仕事でもこれからが大事なときだから、私がなにか行動したら相手の可能性や選択肢を奪ってしまう気がします。 なので、この恋のゴールがどこにあるかもわからずモヤモヤしています。 現状維持しかないでしょうか。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜相手の年齢がどうであれ、まずはちゃんと告白して、彼とよく話するといいです。にゃんにゃんこさんから見ると、自分の行動が彼の可能性や選択肢を奪ってしまうように思えても、じつは男性は癒しを求めているからです。仕事ができる優秀な男性ほど、恋愛に癒しを求めます。よく言われるマンガみたいなたとえとして、男は家に帰って鎧兜を脱いだときホッとする、みたいな言い方ってありますよね。だから男は家で女性に甘えるのだと。それに対して「世の男どもはマザコンでけしからん」と言う人もいるけれど、でもできる男ほど恋愛に癒しを求めているのだから、あなたは彼の癒しの場になるといいのではないでしょうか。この恋のゴールこの恋のゴールは、あなたが彼に告白することで自動的に決まります。ポイントは、告白を「0か100かの博打」と捉えるのではなく、告白したあとふたりで今後のことについてよく話し合うことです。若い人たちって、告白を0か100かの博打として捉えているので、「告白した翌日から彼と気まずくなりました」みたいな相談がよく来ます。告白を博打として捉えるのはなぜなのか、僕にはイマイチ理解できないので、のらりくらりとした返事しかできませんが(笑)でも我々オトナはもう時間がないのだから、博打の結果に一喜一憂なんかしていられないじゃないですか。だから、告白したあとに、ちゃんと今後のことについて彼とよく話をすべきです。恋愛コラム業界の裏話よく話し合った結果、彼と交際できないという結論しか出てこなくても、それでいいじゃないですか。交際できるかできないか、わからないままモヤモヤと暮らしていても、なんら生産的なものなんて生まれてこないですよね。繰り返しになりますが、我々40代はもう時間がないのだから、ちゃんと結論を出して、その結論を踏まえて次のステージに行くというのが、理性あるオトナの生き方だと僕は思います。ここ何年も、女性から寄せられる恋愛相談の多くは「傷つきたくない」という気持ちがベースになっています。傷つきたくないから告白できない(だから「男の脈あり行動」を教えてください)とか、そういうのがほとんどです。そして、多くのネット媒体は、「女性が傷つかないためにどうするのか」を大真面目に考えています(考えているように僕には見えます)。むろん、そこには、女子に何らかの努力を強いる答えを述べるのも良くないという、業界内の暗黙の了解もあります。そんなの神様だって頭を抱えちゃうわけですよでも、僕は思うんですが、当たって砕けないと先に進めない状況というのは、どんなに時代が変わっても、恋に絶対存在するわけで、そこでリスクを負って「飛ぶ」から、次のステージに行けるわけですよね。リスクを取らないで、おいしいとこだけをちょうだいよと言われても、そんなの神様だって頭を抱えちゃうわけですよ。きっと。おそらくにゃんにゃんこさんの、自分に対する自信のなさが、この局面において出ているのだろうと思います。でも思うんですが、自分に対する自信なんて、あってもなくても、人生はどうにかなります。自分に対する自信が人生を動かすというより「もう時間がない」という切迫感が人生を動かしてくれるからです。だからまずはあなたの死期から人生を逆算してみることです。その時もし、おおいに焦ったのなら、彼に告白し、彼とよく話し合うことです。そして結果がどうであれ、出た結果をまるっと胸に抱えて新しい人生のステージに立つべきです。生まれたての結果をまるっと抱えて人生の新しいステージに立つって、朝のワイキキのホテルのベランダに全裸で立つみたいな感じで、なかなか気持ちのいいものですよ。(ひとみしょう/43歳/作家)
2018年11月26日「もし〇〇だったら」と、まだ訪れていない未来を不安で塗り固めてしまうネガティブ思考さんって、どうすればそのネガティブ思考が直るのか、というのが本項のテーマです。「もし人に嫌われたら」と思って、自分の思っていることを正直に言えないとか、好きな人に告白できないとか、そういう自分で自分を縛っている感じから自由になれれば、超ハッピーな人生が待っていますよ。ネガティブな人って、生きていることの意味を探している人ですちょっと大きな話に聞こえるかもしれませんが、ネガティブな人って、生きていることの意味を探している人です。つまりニヒリストです。ニヒリストって、「人生に意味などない!」と豪語している人のことじゃなくて、「人生には意味があるはずだ」と、果てしなく思っている人のことなんですね。意味があると思っているから、それを探し求め、結論として「意味なし」と思い込むというのは、その人が「人生には何らかの意味があるはずだ」と思っているからに他ならないのだから。意味なんてないと思っている人は、意味という言葉すら使わないのだから。わたしは人に比べて劣っているという劣等感や、クヨクヨしがちな性格や、すぐに失敗が怖がるクセや、人の目が気になるクセというのは、すべて生きている意味を見つけたくて、でも見つからないから不安だ――「わたしが今ここに存在していること自体が不安だ」ということなのです。つまり、意識的であれ無意識的であれ、自分に対して絶望している人はすべてネガティブ思考を持っている人です。ある哲学者は「人はみな絶望している」と言っているので、なにも自分に絶望している自分を恥じることはないです。だって「みんな」絶望しているのだから。自分で自分に絶望していることに気がついているだけ、あなたは優秀です。わたしたちはなぜ絶望するのでしょうか?たとえば女子アナになれなくて、自分に絶望している人もいるでしょうし、欲しいカバンが買えなくてそういう自分に絶望している人もいるでしょうし、好きな人に好きと言えなくて絶望している人もいるでしょう。わたしたちはなぜ、大なり小なり絶望するのでしょうか?答えは、生きていることの奇跡性に気づいていないから、です。究極的には、人って意味もなく生まれてくるんですよね。お坊さんが「人は何らかの使命を持ってこの世に生まれてきます」というのは、あとから仏教がくっつけた教えであって、物理的には意味なく生まれてきます。お父さんとお母さんがエッチしたから生まれてきたわけですが、エッチしたことに意味はあるのか?あなたももういいオトナだからその答えはわかりますよね。愛しているからエッチした、という答えもあれば、意味もなくエッチしたこともあれば。でも愛しているからエッチしたとしても、では愛することとエッチにどんな因果関係があるのか?エッチなしで愛することを「愛すること」とは言わないのか?などなど、こういうことをとことん突き詰めて考えるのが哲学の役割なんだけれど、哲学を語ると誰も読みたくなくなるくらい難しい文章になるので端折ります。人生は究極的には偶然と奇跡でできています人生は究極的には偶然と奇跡でできています。偶然、あなたのお父さんとお母さんがエッチして、奇跡にも堕胎という選択がなされなかったからあなたが今この世にいて、この文章を読んでいます。奇跡にもあなたはあなたとして、今ここに存在しています。あなたが山田花子さんだとして、あなたはなぜ山田花子なのか?という問いも哲学にはあります。認識論とか独我論などがそういうテーマを扱っています。その答えは哲学者の数だけあるけれど、ようするに山田花子さんが山田花子さんであるのは偶然と奇跡によってでしかない、と言っている哲学者がいます。つまり、あなたがあなたであることにさしたる意味はなく、偶然、奇跡にもあなたはあなたなのだと。ネガティブ思考の人は、感謝する気持ちが足りていないここで言う奇跡とか偶然って、たとえばハワイで見る壮大な夕焼けみたいなものです。偶然にも雨があがって、こんなに素晴らしい夕焼けを見れるなんて、ちょっと奇跡としか思えないよね、みたいなことです。その、本当に、心底素晴らしい奇跡性と偶然性を、わたしたちひとりひとりの生は持っているのです。公にされないだけで、今でも、生後すぐに人によって天国に送られる嬰児がいます。日本の平均寿命が高齢なのは、もちろん医療の発達のおかげでもあるのだけれど、データに入れられなかった嬰児がいるからでもあるのです。うまくこの世に生まれても、たとえば子育てを放棄する親がいます。交通事故で亡くなる人もいます。その数、年間3000人超です。大きな高校まるごと3つ分くらいの人が毎年この世を去っているのです。自殺する人もいます(年間2万5千人も!)でもおそらく、今これを読んでいるあなたは、それなりにスクスクと育てられ、文字が読め、スマホやPCを所持できるお金に恵まれていますよね。それって奇跡的なことなんですよ。泣けてくるくらい奇跡的なことなですよ。だから、ネガティブ思考の人は、感謝する気持ちが足りていない――こう結論づけることもできるのです。(ひとみしょう/作家)
2018年11月22日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「ぽんさん 27歳」のお悩み〜私は、人間のこと好きなのかな?と周りに思われてしまうほど、ひとに興味がない~といった雰囲気をいつも醸し出しているそうです。 彼氏は年単位でいません。声をかけてくれる男性は、彼女持ちや既婚者で、女好きで遊んでいる男性ばかりです。 人間に興味がなさそうに見える私がいけないんでしょうけど、結婚できるのか焦りが出てきました。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜人に興味がなさそうに見える人だって「わたし、結婚してます」とか、「ぼく結婚してます」と言うから、だから結婚って不思議なんですよね。結婚が不思議というか、人って不思議というか、人って見かけによらないというか、人の自己評価ほどアテにならないものはないというか。彼女持ちや既婚者で、女好きで遊んでいる男性ばかりが寄ってくる理由ぼんさんに寄ってくる男性が<彼女持ちや既婚者で、女好きで遊んでいる男性ばかり>というのは、そういう男性じゃないと「攻略しづらい」雰囲気をあなたが持っているからです。男って「口説くとっかかり」がわかりづらいと、なかなか口説けないんですよね。 たとえばいつも笑顔で誰に対しても親切で、飲みに行くとボディタッチしてくる女性は、かなりの頻度で&かなり多種多様な男性から口説かれます。男からすれば「入口が明確」に見えるからです。反対に、あなたのように、人に興味がなさそうに見える女性というのは、男が口説く入り口を探しても見つからないんですよね。簡単にいえば、物事を始めるフックがない――だから、わりと「高度なテクor鉄の心臓を持っている男」しか寄ってこないんです。既婚者って、精神的に余裕ぶっこいているから、口説くのを失敗しても痛くもかゆくもなかったりします。だから当たって砕けろの精神で口説き放題です。遊び慣れている男もおなじです。「女性にこうすれば、女性はこう出てくる」とか「女性がこう出てくれば、自分がこう振る舞うと女性がパンツを脱いでくれる」とか、そういうことがわかっているから、女性と遊べるのです。それがわかっていないと、消防士がレーヨンの服で火の中に飛び込むのと同じで、とても危険なのです。愛の本質は「愛されること」にあるのではなく「愛すること」にあるから人に興味があるとかないとかというのって、じつはあまり結婚に関係ありません。「3Pに興味がないとセックスするのに支障をきたす」という言い方ってすごくおかしいでしょ?それと同じニュアンスで、人に興味がある・ないというのと、結婚って、あまり関係ないです。問題は、あなたが主体的に生きているかどうか、という生き方にかかっています。「あまり気が進まないけど、毎日会社に行かなくてはならないからとりあえず会社に行く」みたいなことをやっていたら、どうしても人の主体性は死んでしまうので、主体的に生きようと思っても無理かもしれないけど、でも、生活の中の些細なことでもいいから、主体的にやる習慣を持つと、かならずそういうあなたを目に止めてくれ、認めてくれる人が現れます。これはホントに不思議なことだけど、主体的に生き始めたら、その姿は誰かの目にかならず止まって、おいしいことが起こります。おそらく愛の本質は「愛されること」にあるのではなく「愛すること」にあるからだろうと思います。先入観をもって判断しないこともしあなたが主体的に生きられないというのであれば、あなたに寄ってくる女好きで遊んでいる男性と交際するといいです。遊んでいる男だって、やがて誰かと結婚したくなる時がやってきます。そして実際に結婚したら、これまで遊び人だったのが嘘に思えるくらい家族を大切にする男に変わったなんて事例は掃いて捨てるほどあるのだから、あまり他人を先入観をもって判断しないことです。そしてこれは、あなた自身の自己評価にも言えることです。わたしは人に興味がないからと思っていても、明日なにかが起これば、いきなり人好きに生まれ変わったりするんですよ、人って。今のあなたに必要なことは、先入観をもって判断しないことです。「わたしは人好きじゃない」じゃなくて「わたしってどういう人間なんだろう」と思うことです。「彼は遊び人だ」と思うのではなくて「彼はなぜそんなに女性のことが好きなのだろう。もしかして人間好きなの?」と思うことです。先入観を排除して暮らしていれば、かならずおいしいことが起こります。これも人生の(人という生き物の)不思議だと僕は思います。(ひとみしょう/作家)
2018年11月14日8月に不妊治療をテーマとした『鈴虫』という中編小説を出版したら、即座に何人もの人から「実話ですか?」と聞かれました。「実話だと小説としてではなく、ノンフィクションとして売り出します」なんて、つれない返事ができるわけもなく「いや、まあ」とお茶を濁しました。 小説って、「小説的な書き方」をするから小説になるのであって、実話をもとに書いたとしても、そこにはいわゆる小説的な嘘が含まれているものです。 さて今回は、不妊治療に協力的でない彼に協力してもらうにはどうすればいいのか?について、一緒に見ていこうと思います。とにかくよく話し合うこと!これに尽きる不妊治療にかかわる肉体的な負担は、言うまでもなく女性が一身に受けることになります。「もし子どもを授かれなかったら」という不安や恐怖、それに加え、治療のために会社を早退する時の心苦しさなども、女性が一身に受けることになります。彼にできることは……まずは言うまでもなく、彼女が安心して治療を受けることができる経済的な環境を整えることです。心身の苦痛と経済的不安、それらすべてを女性が引き受けなくてはならないとなれば、女性はもう地獄ですよね。 がしかし、「頑張っても今月も妊娠しなかった」という結果を聞いて、ある旦那さんは近所のスナックに飲みに行くそうです。半分やけ酒みたいなことだろうと思いますが、「そのお金、婦人科に渡せば?」ですよね。彼に悪気はない、理解できていないだけ当たり前みたいに聞こえるかもしれないけれど、不妊治療に協力的でない彼に協力してもらうには、まずは夫婦でよく話し合うことです。これに尽きます。男はなにも悪気があってスナックに行くわけじゃあないんですよね。また、悪気があって「今日の治療も大変だったよ」と言う奥さんの話を聞き流しているわけでもないんですよね。男として、不妊治療がいかに大変かを理解・想像できないから、女性がカチンとくる(あるいは悲しくなる)言動に出るのです。そのような男に、妊娠の大変さをリアルに想像できるまで理解させようと思えば、これはもう話し合うしかないです。 女性は小6か中1の時に、女子だけ集められて妊娠の話を先生から聞かされたと思います。その時、男子が何をしていたか知ってますか?自習です。あるいは自習とは名ばかりのおしゃべり大会。それ以降、男が女性のカラダについて知る機会は……保健体育の授業で「男」の先生がちょろっと教えてくれて……あとはエロ本の世界でしょう。 つまり男って、女性のカラダのことや妊娠のことを、ほぼ何も知らないのです。だから女性が言って聞かせるしかない。不妊治療の「ゴール」を旦那さんと共有しようとはいうものの、不妊治療をしていればお金はどんどん消えていくし、婦人科に通っていれば夫婦ですれ違いの生活になりがちだしで、どうしても、「気がつけば今週は夫と10分しか会話してない」ということになりがちだったりします。夫婦で話をする時間を「強制的に」たくさんつくる――この意識を旦那さんに刷り込むことです。それしかないです。 男って、不妊治療をすれば妊娠すると、牧歌的なことを考えているところがあります。だから、治療の終わりをいつにするのかを考えたことのない人が大勢います。「治療の終わりは妊娠した時であって、それ以外の終わりって、わたしが妊娠しないとわかった時だって言いたいわけ?」というトークは「なし」です。治療の終わり、つまり妊活のゴールが漠然としているがゆえに、夫婦がすれ違うこともあるのだから。いったんすれ違ってしまった夫婦の心には、鈴虫が鳴くのみです。それはあなたにとっても旦那さんにとっても、生き地獄以外のなにものでもないのです。そうなる前に、まずは夫婦でおしゃべりをば。(ひとみしょう/作家)
2018年11月10日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”に送られたお悩みの中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「ぴんさん・24歳・女性」のお悩み〜私は第一印象は良いらしく、意中の人からもアプローチをされます。が、何回かデートを重ねると「付き合おう」などの告白がないまま体の関係を求められます。 私はヤリ捨てられるのも、自分だけ情が入り後々辛くなるのも嫌なのでその都度断ります。 そうすると少しずつ距離を置かれ毎回付き合わずに終わります。捨てられることを恐れずに体を許せばいいのでしょうか。 それともそういう人達は元々体目的なのでしょうか。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜<捨てられることを恐れずに体を許せばいい>のではなくて、ヤル前に「わたしはちゃんと付き合った人としかエッチしないから」と言えばいいということです。恋愛の最初期ってすごく重要で、女性がきちんとけじめをつける態度を示せば、男はその後もずっとそのように振る舞います。反対に、なし崩し的に先にエッチしちゃって、なんとなく一緒にいる関係になってしまうと、その交際は適当なところでフェードアウトしてしまいます。なので、「付き合おう」などの告白がないまま体の関係を求められた時、あなたは「わたしは付き合った人とじゃないとエッチしないから」と言うべきなんですよね。そしたらその「ハードル」を超える勇気と元気のある男だけがあなたの手元に残ります。彼らはじつは、あなたのカラダだけが目的ではないですヤレないと<少しずつ距離を置かれ毎回付き合わずに終わる>男の心理って「ヤレない女子のことはあきらめよう」です。ヤらせてくれないからあなたのことが嫌いになった、ではなくて、ヤレないのならよそを当たろう、です。これはなにも、彼らがあなたのカラダだけが目的であなたに迫ってきているからではなくて、男って「女子と交際すること=エッチという行為があって当たり前」と思っているから、つまり「交際=エッチも込み」と彼らが思っているからです。だから、あなたがエッチを断るというのは、彼らにとって交際を断られたことを意味してしまって、だから関係が終わってしまうのです。ではどうすればいいのかといえば、冒頭に書いたように、あなたが彼らに「ヤラせてあげる条件」を言うといいんですよ。男たちはあなたが「条件」を宣言するのを、首を長くして待っています。たとえば「付き合ったらヤラせてあげる」でもいいし、付き合わずともエッチしてもいいとあなたがもし思ったのであれば「わたしのことを大事にしてくれるのならヤッテもいいよ」と言うとか。つまり男って「この条件をクリアすればヤラせてくれる」というのが明確であればあるほどその通りにしようと思うんですよね。反対に、何をすればヤラせてくれるのかわからない状態の時、男はしばしば「この子は無理だ。きっとおれが何をしてもパンツを脱いでくれないだろう」と思ってしまうんですよね。ブラック企業ならぬブラック女子にならないように男にとってエッチとは「ヤラせていただくもの」です。「おれはこの女子にヤラせてあげている」と思っている男って、よほどのアホか、死ぬほどモテまくっている男かのいずれかです。たいていの男は「女子にヤラせていただくもの=エッチ」と思っています。なので、あなたの恋愛のキャスティングボードは、女であるあなたが握っています。あなたとデートしている彼らは、あなたのことを「決定権を持っている人」だと思っています。決定権を持っていない人は、持っている人に対してつねに「何をすればYESと言ってくれるのか」、いわば「正解」を教えてもらいたいと思っています。だからハッキリ「何をすればヤラせてあげるのか」を言うといいんです。ちなみに、男にとって最悪な女子とは、何をすればヤラせてくれるのかを明確に言わない女子であり、セックスをちらつかせながら恋の駆け引きに応じるよう迫る女子です。これは女として最悪というより、人として最悪だと男は思います。男にとって、決定権を握られている人――たとえば自分の会社の上司が、日和見的で、たとえば給料UPのカードをちらつかせながら部下を使っているとなると、誰だっていい気がしないでしょ?そういう上司がいる会社をブラック企業と呼ぶでしょ?恋愛もそれと同じです。なぜなら、あなたのカラダだけが欲しいと思っていなくても、男にとって(特に若い男子にとって)セックスとは「お願いだからヤラせていただけませんか?」という行為だからです。(ひとみしょう/作家)
2018年11月01日先日、期せずして、2つの企業の採用担当者とお酒を飲む機会に恵まれました。ふたりとも僕と仲良くしてくださっている大学の同級生であり、お酒が入っていることも手伝ってか、生の「採用あるある情報」が酒席を飛び交いました。 その中から、今回は、ポイントと思われる2つのことについてお届けしましょう。「またマニュアル通りの受け答えが始まった」面接される側って、とにかく緊張しているし、面接官のウケを良くしたいと思って、ついマニュアルに手を出しがちじゃないですか。『面接必勝マニュアル』とか。そういう本に手を出すのが良くないというより、そういう本の著者はいったい何を考えているのか?ということなんですが、「御社に貢献したくて」とかという言葉を聞いて、面接官は「また始まったよ」と思うそうです。 君はいったい「御社」の何を知ってるの?貢献したいってことはうちの会社のことを知ってるってことだよね?知らないのなら「知りません」とか「とにかくどこでもいから就職しないと生活費が困るんです」とかと言ってみれば?と、ちょっと意地悪なことを腹の中で思いつつ、マジメな顔で「御社に貢献したいんです……それで……」みたいなトークを聞いているらしいっす。 ひと通りマニュアル通りの受け答えが終われば、ある採用担当者はマニュアルを読んでも答えに困る質問をするんだそうです。たとえば「昨日の夜、何を食べましたか?なぜそれを食べましたか?」とか「最近、何にハマってますか?」とか。まあ、当然といえば当然ですよね。採用担当者が本当に知りたいのは「その人の人となり」なのだから。素直かどうかまた、別の採用担当者は、そもそも面接に来た人の話の内容なんてほとんど聞いていないのだそうです。ではその採用担当者は何を見ているのかといえば、1つしかなくて「素直かどうか」だけだそうです。とくに中途採用の場合、その人のそれまでのキャリアがうんぬんというより、「弊社」の仕事のやり方に慣れてくれそうな人かどうかというのが、採用する側の死活問題だというのは、あなたが採用する側に立てばよく理解できることですよね。同じ業界の似たような職種に転職したところで、会社ごとに仕事のやり方が違うなんてことはよくある話で(いわゆる潰しがきかない仕事)、だからいかにうちの会社のやり方に早く慣れてくれそうか――簡単にいえば素直な性格かどうかしか見ていないんだそうです。「いい人材って、ホントいないのよねえ」新卒を200人採用しましょう、みたいな巨大企業の新卒採用の実態は知らないけれど、アラサーになれば、きっと多くの人は上にご紹介したような感じの面接になるだろうと思います。たとえば大きな会社に面接に行っても、じつは部署単位での採用であって、今回の面接は**さんという特定の上司と相性の良さそうな人を採用したいという意図が採用担当者にあるとか。 人間らしい受け答えができて、かつ、素直であること――これが今回、酒席で暴かれた採用担当者の採用基準でした。ほかの採用担当者と仲良くなって酔わせると、またちがった意見が出てくるのかもしれませんが、今回はこういうことで。 ちなみに、お話をお聞きした2名が口を揃えて言ったのは「いい人材って、ホントいないのよねえ」でした。そのうちの1名は、「うちの会社に履歴書を持ってくる人材紹介会社の人に『たまにはまともな履歴書を持ってこい!』とブチ切れた」そうです(人材紹介会社にかなりの額を支払っている会社の採用担当者のボヤキだと解釈してくだされ)。それにしても、採用する側もされる側も、苦労が絶えないんですねえ……しみじみ。(ひとみしょう/作家)
2018年10月28日ディープキスがうまい女性に対して、男が「遊んでるな」と思うことがあるというのは、きっとあなたも聞いたことがあると思います。 実際には遊んでなくて、でも遊びたいと思って夜ごとひとりの部屋でエロい妄想をしている人だって、たとえば女子向けのエッチなサイトで見たキスや、マンガなんかで見たキスを試すことがあるのだから、ヤバいくらい上手にディープキスして、彼に遊んでるなと思われることも。なめらかなキス男って、ディープキスに限らず、なめらかにキスする女性に対して遊んでそうと思います。つまり、上手なキスってなめらかなキスのことだと、男たちは経験上知っているということです。なめらかじゃないキスって、たとえば鼻と鼻がぶつかるキスとか、歯が当たるキスとかでしょ?あるいは唇がカッサカサの状態でキスしてどうにもならないみたいなキスのことでしょ? それら、なめらかじゃないキス以外のキスをしてくる女性に対し、男は遊んでそうと思う――ひとつにはこういうことが言えるように思います。積極性のあるキスほかに遊んでそうと思われるキスがあるとするなら、女性が積極的にしてくるキスでしょうね。唇はもとより、頼んでもいないのに耳にキスをしてくるとか、胸板や乳首や亀●にキスしてくるとか(亀さんこんにちは!とかと言いながらキスしてこられたら、これはもう相当ヤバいですよね)、そういうキスをしてくる女性に対し、男たちは遊び慣れている女性だなと思います。実際には妄想の世界だけで積極的なキス(の練習)をしていて、現実の男子と遊んだことのない女性であっても、男は積極的にキスしてこられると遊んでそうだと思ってしまうのでした。「遊んでそう」というのはネガティブな評価だけではないちなみに、遊んでそうという男の評価って、なにもネガティブなニュアンスだけしか持たないわけではないんですよね。女性は「遊んでそう=ヤリ●ン=そう思われると女としての価値が暴落する」と思って、男に遊んでそうと思われるのを意識的に避けたがっているのかもしれないけれど、でも男って「遊んでそう=男が放っておかないいい女」という評価だってしているんですよね。「遊んでそう」というワードって、わりとネットで人気で「遊んでそうと思われないフェラの方法」とか「遊んでそうと思われないために前戯の時に女性が気を付けること」なんてタイトルのコラムがたくさんあって、それらすべてのコラムに通底しているのは「遊んでそうと思われる=女としての価値の下落」じゃないですか。でもね、男って、遊んでそうな女性であっても、遊んでなさそうな女性であっても、キスやエッチがうまければ、その女性に恋しちゃうんですよね。遊んでそうな女性は恋愛対象外とか、そんなことまったく思っていないんですよね。男にとって最高のキスとは?男女問わず、相手の過去にこだわる人はたくさんいて、だから「遊んでそうに思われたら付き合ってくれないかもしれない」などと危惧しているのだろうと思うけど、でも恋愛において大切なことは言うまでもなく、過去じゃなくて未来ですよね。未来に開かれたキスとは……「素晴らしいキスをしてくれた女性(=遊んでそうに見える女性)が、これからおれにどのような素晴らしい性的なことをしてくれるのだろうか」と、希望を持たせるキス、これが男にとって最高のキスです。あるいは「これから『ふたりで』エロいことを楽しめるぞ」と思わせるキスが最高のキスです。「遊んでそうと思われる=女としての価値が暴落する」という方程式は、なにも女性の強迫観念だけがつくったものではなく、男の価値観がつくったものでもあるので、その点は女性に対して申し訳なく思います。でもね、キスもハグもエッチも、好きな相手とステキに、思う存分楽しみたいじゃないですか。そうですよね?だから、遊んでそうと思われようと、あなたが思う最高のキス&ハグ&エッチをするといいです。 まあ、当たり前っちゃ当たり前の結論だけど、キスすら他人の評価をことさら気にする人が多い今の時代、こういうことをあえて書かないといけないこの時代――これってなんなのだろ?(ひとみしょう/作家)
2018年10月25日イケメンには、いわゆるクズイケメンと、まともなイケメンの2種類がいますが、どちらのイケメンを口説き落とす方法を知りたいですか?どちらでも書こうと思えば書けるんですが。と思って、しばしキーボードを打つ手を止めて考えましたが、クズイケメンを口説きたいと思っている女性ってきっと少ないでしょうから、まともなイケメンを口説き落とす方法について書きましょうか。「詐欺にあう人は何回でも詐欺にあう」のと同じ原理まともなイケメンは「舌が肥えている」、つまりいい女性をたくさん知っているから口説きづらいと思っている人もいると思うけど、じつは穴場的に簡単に口説けたりします。これは「詐欺にあう人は何回でも詐欺にあう」のと同じ原理です。詐欺にあう人って、相手の話をつい信用してしまってお金を差し出す「習慣」のある人です。だから、まったく詐欺にあったことのない人からお金を借りるのは至難の業だけど、何回も詐欺にあっている人からお金を借りるのは、暗闇でサッカーのゴールにテニスボールをひょいっと投げ入れるより簡単なのです。イケメンも同じです。女性経験が少ない非イケメンは、女性から口説かれたらオロオロします。具体的には好き避けしたり(果てしなく交際できない)、妙なことを口走ったりします。でもイケメンは、何度も詐欺にあっているかわいそうなお金持ちと同じで、女性に口説かれることに慣れているので「ああ、君もおれのことが好きなの?ウエルカム!」ってなもんです。遊ばれて終わるのか、本命の彼女の座に座れるのか?で、多くの女性が問題と思っているのは、イケメンにウエルカムしてもらったあと、遊ばれて終わるのか、本命の彼女の座に座れるのか?というところだろうと思うのだけれど、これは「憧れの量」によると思います。「うわ~!こんなイケメンがわたしに振り向いてくれた!」と思うだけならまだしも、付き合っても「うわ~、彼がトランクスを脱いだ!」「彼がにっこり微笑んでくれた!」などと、ことさら彼のことを「憧れ視」していたら、彼は疲れてきて「この子と長く交際できないな」と思います。イケメンであっても非イケメンであっても、およそ男と名のつく生き物は、「一緒にいて落ち着く相手かどうか」という基準で女性を見るからです。あなたがかわいいかかわいくないか(美人か非美人か)ではなく、彼にとって落ち着く相手かどうか、だけが問題なのです。彼が欲しいと思っているものを差し出すことができればそれでOK男って、美人さんを口説き落とすにはどうすればいいのか、ということを、しばしば考えます。そして、これまたしばしば「美人さんに好かれるといい」という答えを自ら出して、たとえば貢物をしたり食事に誘ったり、自らの財力を誇示したりします。でも、その成功率はさほど高くなかったりします。なぜか?その美人さんは、自分に憧れているような男とではなく、気兼ねなくいろんなことを話せて、なんなら気兼ねなくハダカになってエロい遊びができる男と付き合いたいと思っているから――あとになって男は、たとえばこういうことを知るに至ります。女性がイケメンを口説く時もきっとこれと同じで、憧れる気持ちなんて必要なくて、彼が欲しいと思っているものを差し出すことができればそれでOKということじゃないのかなと思います。彼が何を欲しがっているのかを見極めるのは、女の勘です。だからしばしば、イケメンの隣には女の勘が十分に備わってそうな女性が座るのです。ちなみに、そんなイケメンにも、イケメンであることに疲れてくる時が訪れます。これも、美人さんが美人であることを利用して恋愛するのに疲れてくるのに似ています。その時イケメンは、ごくふつうの女性とさっと結婚します。そこも狙い目っちゃあ狙い目です。(ひとみしょう/作家)
2018年10月21日ほんの2~30年前はまだ、マッチングサイトなんていう言葉はなくて、ダイヤルQ2とか出会い系サイトと呼ばれていました。ダイヤルQ2とは、音声電話を使った有料情報サイトのことで、出会い系以外にも、たとえば有料で競馬予想の情報を流すサイトもありました。ダイヤルQ2→出会い系サイト→マッチングアプリその頃の出会い系のダイヤルQ2は、淋しい男がかなりの額の通話料をつぎ込むイメージが染みついていたので、男たちは誰にもバレないようにこっそりと利用していました。たとえば深夜の公園の隅の公衆電話から電話していました。あるいはひとり暮らしの部屋の固定電話から利用していました。淋しい男だと思われるのが、男にとってはもっとも恥ずかしいことだからです。一方、女子は……淋しい男を冷やかすために電話する人と、とにかくエッチしたいから電話する人と(本当にいました)、ホントに淋しくて淋しくてどうしようもないので夜ごと電話する人(ヤラせてあげると言って男の気を引いて、その会話を楽しみつつ通話料をガンガンせしめる女子。まあ本当に淋しかったのだろうと思うけど)とがいました。ネットができてから、出会い系サイトが誕生し(ダイヤルQ2は急速に廃れた)、いわゆる「サクラ」を大量に雇って、男から金を搾り取る業者が複数登場しました。利用する男女の性質は、ダイヤルQ2と同じです。出会い系の業界が比較的まともになった(まともに見えるようになった)のは、ここ最近です。昔のことを知らない人がいるというのはある意味では非常にいいことで、昔のダイヤルQ2の時代やサクラが闊歩している時代の出会い系サイトの時代を知っている人であれば、懲りているゆえに、あるいは「登録してもろくな人と出会えない」という先入観を持っているがゆえに利用しないであろうマッチングサイトを、昔を知らない人はなんの先入観もなしに利用し、その結果健全なカップルが複数誕生すれば、やがて世論も「マッチングサイトは昔の出会い系とはちがってまともだ」という方向に流れ、今やマッチングアプリで彼氏・彼女を見つけて結婚する人たちってたくさんいますよね。身分証が必須であったとしてもさて、マッチングサイトでいい彼氏に出会おうと思えば、まずは言うまでもなくまともなサイトに登録すべきです。どのサイト(アプリ)がまともなのかは、あなたの勘で選ぶしかありません。今の時代、どこのサイト事業者だって、それなりに見栄えのする広告を流しているわけだから、パッと見だけで、まともかまともじゃないかを見極めるのはむずかしいです。そもそも昔の出会い系サイト事業者がそのまま、マッチングアプリ事業者に社名を変えただけ、というケースもあるからね。表からはわからないようにうまく社名を変えたり、社名にかかわらず出会い系のシステムだけを買収したりされたりしているから、我々素人にはまともかまともじゃないかの判断がつかないことのほうが多いのです。で、ですね、その勘をどう養うのかといえば、まずあなたが「エッチしたいだけ」なのか「ホントに切実に人生のパートナーを求めているのか」どちらのスタンスをとっているのか、自分のスタンスに自覚的であることです。切実に人生のパートナーを求めているのであれば、本当は顔が見える&健全性がほぼ保証されているフェイスブックやインスタを使うといいと思うんですよね。なぜなら、あなたにその気がなくても、やっぱりマッチングアプリにはヤバい男(ヤリたいだけの男)が登録しているから。なぜならマッチングアプリの多くは、たとえ身分証が必須であったとしても、匿名性を持っているという認識が世間にはまだまだ残っているから。これは、先に書いたダイヤルQ2とか、サクラを大量に雇っていたヤバい出会い系サイト事業者が残していった残り香が主な原因でしょう。男って「女子が持つ気」にすごく敏感です不思議なもので、「出会いがほしいな、結婚もしたいな、でも今年1年くらいはヤレるイケメンと気軽に遊ぼうかな」みたいに、ふらついた気持ちでマッチングサイトに登録したら、そういう気持ちを男たちは見抜くんですよね。やりとりしているメッセージに感じとることもあれば、あなたのプロフィールに感じとることもあるのだけれど、とにかくあなたがどれだけお行儀よく振る舞ったとしても「言外の雰囲気」によって、「ヤレそう・遊べそう」というのが、男たちには伝わっているのです。というようなことを、端的な言葉でいうなら、「自分をしっかり持ってマッチングアプリを利用すれば、ステキな彼氏と出会える」とか「自分の身は自分で守るという強い意思のもとで利用すれば……」というようなことになるのだけれど、でもそこまでの強い意思を持つくらいなら、友達に「誰か彼氏紹介してよ」とLINEで気軽に頼んだほうがはやいと思うんですが、そうでもないですか?(ひとみしょう/作家)
2018年10月18日不妊治療が原因でカップル(夫婦)の関係が悪化し、別れることになると、泥沼のような気持ちがずっと尾を引きます。たとえば彼の精子に問題はなく、彼女のみが不妊治療を受けた場合、治療にかかわる心身の苦痛を一手に引き受けるのは言うまでもなく女性で、だから彼女には「わたしはこれだけ治療を頑張ってきた」という自負があるはずだし、同時に「でも妊娠できなかった」という申し訳なさや不甲斐ない気持ちも生まれて、もう何を言えばいいのかわからない複雑な気持ちになったりしますよね。不妊治療の終わりをいつにするのか彼だって、言葉にならない気持ちを抱えることになります。「おれがもっと治療費を稼いでいれば治療を継続することができたかもしれない」とか「あの時、彼女の心をフォローしてあげていれば、つまらないケンカばかりする関係ではなく、もっと穏やかな家庭になって離婚せずに済んだかもしれない」などと、いつまでも後悔することになります。不妊治療のリスクは、テレビなどでときどき放送されているから、おそらく多くの女性はどのようなリスクがあるのか知っていると思います。でも、テレビであまり言われないリスクもあって、それは「不妊治療の終わりをいつにするのかを明確にしておかないと、万が一、子どもを授からなかった場合に、カップルの(夫婦の)関係がぎくしゃくすることがある」ということです。メディアが報道しない&なんとも言葉にならないリスク思うんですが、これから不妊治療をしようと希望に燃えている人に「治療の終わりをいつにするのか明確にしましょう」と言うこと自体が、おそらくタブーなのかもしれない。「治療の終わりは妊娠した時であって、それ以外の終わりって、わたしが妊娠しなかった時のことを言ってるわけ?」みたいな、感情的な意見が出てくるのを恐れて、テレビはあまりそういうことを言わないのかもしれない。でも現実を見ると、妊娠できなかった時のほうがよほど問題ではないかという事象も起きていて、たとえば、治療を続けても子どもを授からなかった人の中には、発狂する人もいます。生きる意味を見出せなくなり鬱っぽくなって、メンタルクリニックに通う人もいます。そういうことを、夫婦愛&不妊治療をテーマとした中編小説『鈴虫』を書くときに、取材を通して僕は知ったのだけど、まあとにかく「不妊治療=女性の心身の負担が大きい&経済的に大変」というリスクしかない、ということではないということです。メディアが報道しない&なんとも言葉にならないリスクもそこにはちゃんと存在しているのです。国内における不妊治療の問題点日本国内における不妊治療って、その選択肢が限定的であるにもかかわらず、「治療を続けるといつかは妊娠する可能性があります」という美しくも漠然とした前提に立っているので、「いつ治療を終わりにするのか、ゴールを明確にしてから治療を始めましょう」と言われないままスタートすることがよくあります。ゴールが明確でないということは、治療がうまくいかなかったとき離婚するしかない雰囲気が生まれるというリスクもありますよ、そしてそういう雰囲気は治療で疲れたふたりの関係にかなり濃い影を落とし続けることになりますよ、とは誰も教えてくれない。夫婦の全財産を不妊治療に注ぎます――たとえばこう言う人がいるらしいのだけれど、それに対してあるお医者さんは「夫婦の貯蓄の何割かが残っているうちに治療を止めたほうがいい」と言います。夫婦の財産を何に使おうと、それはその夫婦の自由なわけだけれど、このお医者さんの発言には、不妊治療を超えた、生きることに対する哲学を感じます。子どもを授かれなかった&夫婦のお金が底を尽いた、という二重の苦しみを、治療を止めたのち夫婦で協力して乗り越えるといいや、では済まされないなにかが、そこには確実にあるからです。そしてそれは誰の人生にも言えることだからです。不妊治療が原因で彼と別れないためにやっておくべきことカップルで(夫婦で)いつ治療を止めるのかを話し合い、それを決めることは、すなわち命というものをどう捉えているのかということを話し合うことであり、ある意味では愛のもっとも厳しい側面を語り合うことです。そしてそれをやろうと思えば、夫婦ともに、より深いレベルで自分の気持ちに正直に向きあう必要があります。今のうちから彼氏や旦那さんとそういうことを意識しておくことが、万が一、治療がうまくいかなかった時、別れないで済むために求められることではないかと思います。(ひとみしょう/作家)
2018年10月14日恋愛に限らずなんでもそうですが、希望が見出せなくなったら人はその対象に飽きます。たとえば、自分のやっている仕事がすごく好きだからずっと同じ仕事を続けている人って案外少ないようで、多くの人は「まあまあ好き~嫌いではない」くらいの仕事に就いているわけだけど、ではなぜ「まあまあ好きor嫌いではない」仕事を何年も続けることができるのかといえば、その人がその仕事になんらかの希望を見出しているからだといえます。たとえば夏と冬に支給されるボーナスに希望を見出しているとか、仕事の内容にというより、会社の人間関係や福利厚生に希望を見出しているとか。彼が彼女に対して希望を見出すことができなくなる関係は2つある恋愛において彼氏が彼女に飽きるというのも、それとまったく同じで、彼が彼女との関係に希望を見出していると、彼は「彼女に飽きた」とは言わないし、反対に、希望を見出すことができず、この先行き止まりか?と思えば「飽きた」と言うという――わりとシンプルなことだったりします。彼が彼女に対して希望を見出すことができなくなる関係って、おそらく2つあるように思います。1つは彼女がなんでもかんでも彼氏の言いなりになる関係。2つ目は知性がすれ違う関係。1つ目の彼氏の言いなりになる関係というのは、これはもう彼氏にすれば「毎回勝たせてくれる試合」をしているようなものです。彼女が見えないところであれこれと根回しをして勝たせてくれているのって、じつは彼には見えているんですよね。つまり、わざと力を抜いている相手とやるサッカーの試合とか、わざとババを引かせないように配慮してくれているババ抜きって、やっていても楽しくないでしょ?つまり飽きるでしょ?知性と偏差値はほぼなんの関係もない2つ目の知性のすれ違い、これは彼氏と彼女との会話のなかで、彼が「この子と一緒にいてもつまらないな」と思うということです。会話って知性です。なにも偏差値が高い彼氏と、偏差値が低い彼女との関係は破たんするということを言っているのではないです。知性と偏差値はほぼなんの関係もないものです。関係あると思っている人は、ごく一部の期間にやってきた偏差値教育に毒されている人です。大学に入ったら、おそらく誰だって、偏差値と学問ってあまり関係ないと気づくでしょ?これまで真剣にやってきた受験勉強って、あれなんだったんだろう?大学って偏差値教育が教えてくれなかったことを教えてくれるのね、と思いませんでしたか?カップルにおける会話の知性って、言うなれば、お互いが持っている人生の好奇心のことです。たとえばいろんなことに興味をもって、つねに誰かとなにかをやっている人とか、友達に対して思いやりに溢れている人というのは、好奇心が旺盛で(ある特定の趣味に対する好奇心のみならず、人生に対する好奇心が旺盛だということです)、そういう男女が付き合えば、必然的に会話が豊かになり、つまり知的な会話が生まれ、お互いに飽きることがないんですね。飽きない人って、精神がきちんとしている反対に、たとえばエッチとお金と漠然としたしあわせにしか興味のない男女が交際すれば、最初のうちはエッチが気持ちいいし、彼氏のお金で美味しいものを食べることができて楽しいかもしれないけれど、やがてお互いにお互いの存在に飽きてきます。なにもエッチが知性に乏しい行為だということでもなければ、お金を使うことが知性とは無縁だということではありません(エッチもお金を使うのも知性が必要だ)。エッチやお金を使うという行為を通して、ふたりで人生に対する好奇心を自家発電しなかったのがよくなかったということです。思えば、仕事で何回も会いたくなる人と、1度会えば「もういいや」と思う人っていると思うんだけど、飽きない彼女というのもそれに似ているのかもしれないです。飽きない人って、精神がきちんとしているんですよね。気持ちとか心とかという言い方では表せない、精神としか呼べないようなものがきちんとしています。きちんとしている精神があれば、相手に対して自分の考えを正確に言うことができるし、つねに人生に対する好奇心が元気です。つまり「エッチが下手」とか「かわいくなくなった」というような理由で彼があなたに飽きるのではなくて、彼女の精神のあり方を彼は見ているということです。(ひとみしょう/作家)
2018年10月11日じつは男も、女性に遊ばれて捨てられて泣いています。女性の中には「この男性と寝たい」と思ったら、すごく上手に男に接近する人っているじゃないですか。見た目が肉食系の女性ならまだかわいらしいほうで、見た目はすごくおとなしそうなのに、すごくヤバいことをする女性っていますよね。たとえば、相談があるとかなんとかとうまい口実をつくって男に接近して、相談の中で「じつは」みたいな話になって、その話がエロの方向にじんわりと流れていって、そんなことになったら男はやっぱりというかなんというか嬉しくなって速攻で合意をとりつけてラブホに行って、ふたりでハダカになって……。そういうことが何回かあったのちに、女性が「もう会わない」とか「もうヤラない」とかと言い張るケース。そんなことされたら男は悲しくなって、2週間くらい生きた心地がしないんだから。男は女性との会話で「いける」と判断している男が「この女性とは遊べそうだ・遊びやすそうだ」と踏むときって、決まって「できる」と確信した時です。できるというのは、言うまでもなくエッチができるということで、「この人、押せば落ちそうだ&エッチが好きそうだ」と確信した時に「遊べそう」と思います。この「できる」と確信する時というのは、ネットにすでに出ているように「洋服がチャラそう」とか「誘いを断らない」というような女性の外見から判断するというより、会話でそう判断するというケースのほうが多いです。男女って出会ってすぐ「では遊びましょう」となることはほぼなくて、それなりに会話したあとに遊ぶ人たちは遊ぶようになりますよね。たとえば、おなじプロジェクトをやっている中で、深夜残業の時なんかにちらっとプライベートな話になって「わたしは半年エッチしてない」とか、なんかそういう話になって、それを聞いた男が「いける」とか「この人、エッチが嫌いじゃなさそうだしな」とかと思うとか、たとえばそういうことです。「遊べる」と踏んで、それが失敗したらセクハラになるつまり男たちは、「その女性がどこまでエロいことに興味関心があるのか?」を、女性の言葉に(あるいは言外に)感じとった上で「いける」「遊べる」と踏んでいるわけです。その失敗例がセクハラです。たとえば先に挙げた、深夜残業のときに「わたし半年エッチしてないの」と女性から聞いた男は、即「できるかも」と直感するので、ヤれる方向に話をもっていこうとします。あるいはそそっかしい男なら、その場で女性の肩やらどこかを触るかもしれない。で、1度や2度なら、心やさしい女性であれば「も~!勘違いしないでくださいよ」とやんわりと言うだけだと思います。この「も~!勘違いしないでくださいよ」すら勘違いしてしまった男は、「イヤもイヤよも好きのうち」と解釈して、どんどん行為がエスカレートします。男は会話のなにで遊べそうと判断する?それで、女性がその男性と遊んでもいいと思っているのなら話は簡単で、ふたりで遊ぶといいのです。結果として、男が女性を捨てることになるのか、その逆パターンになるのかはさて置くとして、とにかくどこかの地点で合意のうえで遊ぶといい。でも合意にいたらなかった男と女は、その女性の心的負担を思えばもう、女性がセクハラで男を訴えるしかないわけです。つまり「遊び」も「セクハラ」も、男は女性との会話のノリで「遊べそうか遊べなさそうか」を判断します。ノリが良ければ(会話のテンポが小気味いいものであれば)遊べそうと判断します。会話のノリのみならず内容で判断する場合は、下ネタ(っぽいこと)を女性から振ってきたら遊べそうだなと判断します。ちょっと話はそれますが、男女逆差別についてでも思うんですが、今回の原稿のテーマって、僕が男として「男はこういう女性のことを『遊べそう』と判断する」と書くというより、「確信犯の女性」がその手口を赤裸々に書いたほうがいいと思うんですよね。男が女性をもてあそぶというのは、もてあそばれたいと思っている女性が存在し、そのような雰囲気を醸し出しているから、ということもあるわけだから。でも、ネットにはこんなにたくさんの恋愛コラムの書き手(女性)がいても、そういうことをみずからの気持ちに正直に書いている人がほぼいないって、それどういうことよ?と思うんですよね。このへんのことは、根深い男女逆差別だなあと思います。つまり、遊ばれて泣くのは決まって女性であるという風潮ってあるじゃないですか。でも冒頭に書いたように、遊ばれて泣く男もいるんですよ。でないと、サザンの歌の多くは成立しないからね。男は女性に遊ばれ、「もうヤラせてあげない」と宣告され、明け方までひとりでヤケ酒を飲んで、涙で振り返るなぎさ橋(仕事に大きく差し障る)。そのへんのこと、ホント、女性はわかってないなあと思います。(ひとみしょう/作家)
2018年10月07日元モーニング娘。のメンバーの吉澤ひとみ被告(33)が飲酒運転の上ひき逃げ事件を起こしたとして逮捕され、9月28日に芸能界を引退することが発表されました。謝罪会見もなにもなく、最後にテレビに映ったのは弱々しくやせ細った姿のみ。ブログも同時に削除されたようで、なんの報告もなく「敵前逃亡」したと不満の声もあがっているようです。それもあってか、10月1日には元モーニング娘。の最年長メンバー中澤裕子さん(45)が代表してコメントをブログに掲載。「目の前にある事実を受け止め、改めて初心の気持ちに戻り出来る事、やらなければいけない事に真面目に取り組み、またひとつひとつ皆様と共有出来る事を積み上げていけたらと思います。(原文抜粋)」とコメント。一応の幕引きがおこなわれたようです。現在は入院しているという噂もあるものの、彼女がしたことについて同情の余地はないかもしれません。今後は、法の下で償いをしていくべきことだとは思います。しかし今回の急ピッチに進む事件の経緯を見ていくと、なんだか首をかしげることも多かったような気がしてなりません。■「連帯責任」というのは必要なことなのか?個人的に1番違和感を覚えたのが、吉澤被告が逮捕された後にモー娘。メンバーが次々と混乱や怒りとあわせて謝罪の言葉を述べたことにあります。もちろんドリームモーニング娘。としてここ数年活動をしていたことを踏まえると、謝罪すべき気持ちが湧くのもわかります。しかし本人より積極的に外野が我先にと謝罪しあうムードは、個人に社会的責任の重さを追求する日本人のよくない性質が見えているような気がします。本人が語れない以上は説明責任や謝罪責任は所属事務所にあると思うのですが、事務所からは3回にわたり経緯や謝罪文を簡単にHPに掲載するのみ。個人発信が先行する今の時代ならではの現象だとは思いますが、混乱があったとはいえ“連帯責任”とは一体何なのか改めて考えさせられた気がします。■「代表」と書きつつ、統率の取れてない違和感もう1つ違和感を覚えたことがあります。それは中澤裕子さんが10月1日に「メンバー代表の言葉」として、記したことです。メンバー代表と記されているのに、同日に辻希美さん(31)や安倍なつみさん(37)が個別にブログで今回の件について触れています。いったい「モーニング娘。の代表」という言葉には、どんな重みと意味があるのか……と、ここでも首をかしげてしまうのです。振り返ると、モーニング娘。にも過去様々なスキャンダルがありました。黄金期を支えたメンバーと起きたことを見比べると、人生山が大きい人ほど谷も大きいのか……と思うと人生の難しさを感じます。今回の事件は飲酒運転の恐ろしさを感じさせると同時に、アイドルという集団の存在の難しさも感じるような気がします。(文・イラスト:おおしまりえ)
2018年10月06日財布を持ってこない女には絶対に奢らないと豪語している男がいて、その人は「人として」正しい。たとえ、財布も入らないような小さなポーチしか持っていなくても、お会計のときにポーチを開ける素振りくらいするのがオトナのマナーというものです。そうですよね?「奢る・奢られる」という行為が必然的に含むもの奢るとか、奢られるという行為は、その必然として、人に上下関係をつくります。奢ってもらうとどうしても、その人より下のポジションに収まることになります。だからたとえば、男同士で奢る・奢られるというのを、わりとシビアに考える人が出てきます。たとえ相手が会社の同僚であっても、相手には妻子がいて自分は独身の場合、独身の男は「ここはおれが2000円くらい多めに払いたいな、だって相手には家庭があるから」と思ったとしても、多めにお金を払ってしまうと「上」になってしまう。だから妻子ある男性を飲みに誘う頻度は、男の世界では下がります。相手が女性でもおなじです。同僚の女性と飲みに行った場合、女性は男性より飲食の量が少ないこともあって、「じゃあ男5000円で女性3000円ね」とかとすることもあるけれど、それは「飲食の量」という誰が見てもわかる基準があるのでそうしているのであって、そういう明確な理由もなく男が多めに支払ったら、女性は「わたし、この男性に借りをつくりたくないのだけど」とかと思うこともありますよね?奢る・奢られるというのは、人に上下関係をつくるという、デリケートな面をもっています。男が奢るというのは、「おれのことを好きになってよ」のサインさて、そのような前提のもと、友達以上恋人未満の女性に男が奢るというのはどういうことなのか?これは「おれのことを好きになってよ」のサイン以外のなにものでもないです。つまり好意があるから奢るわけです。なので、冒頭に書いたように、常識のない女性のことを、ふつう、男は好きにならないから、奢られづらい。また、セックスを餌にしている女性というのも、男が食事の途中で「はあ?」となるから奢られづらいです。もちろん「わたしに**したらヤラせてあげるね」と言って、それを鵜呑みにするような男は、いくらでもごちそうしてくれるはずだけど、ふつう程度の冷静さと知性を具えている男性であれば、食事の途中から「もうええわ」と思うでしょうね。その場のお会計は彼がやったにせよ、「次はない」でしょうね。男が奢るというのは、「ヤラせてくれるかも」という淡い期待ゆえ男が奢るというのは、「ヤラせてくれるかも」という淡い期待ゆえです。その期待は淡いのだから、女性も淡く存在しないといけない。セックスを餌にするなんて、そんな謙虚さに欠けることを彼にしてしまったのでは、もう奢ってくれません。セックスって、男からすれば「ヤラせていただく」ものです。つまり女性が「上(=男が欲しいすべてのものを持っている)」で、男は「下」です。上に立つ者が下に者に配慮を欠くと、「奢る・奢られる」というデリケートな関係は崩壊します。ちなみに、付き合ったのちに彼氏が奢ってくれなくなったというのは、彼にお金がなくなったからです。あるいはもともとお金がなかった(付き合うまで相当無理をして見栄を張っていた)か。男はつねに、彼女に対して「ヤラせてくれてありがとう」と思っているから、ふつうはごちそうするんですけどね。(ひとみしょう/作家)
2018年10月04日つんく(49)が10月2日に更新したブログについて、“実は9月28日に芸能界を引退した吉澤ひとみ(33)に向けたものではないか”と憶測を呼んでいる。ブログでつんくは「僕も音楽家としてたくさんのを音楽を作ってきました。そしてそこでたくさんのアーティストと出会ってきました」と音楽人生を回想。「やがてみんな大人になりました。今、みんなそれぞれの人生を歩んでいます」と語った。続けて「自分の人生を充実させながら、自分の人生に責任を持ってしっかり生きてほしいと僕はいつも願っています」と明かし、さらに「もちろん僕自身がそうあるべきだと感じています」と綴っている。責任を持ってしっかり生きてほしい――。誰に向けてのメッセージなのかは明言されていないものの、ネットでは飲酒ひき逃げの罪で起訴されている吉澤を想起させると話題になっているのだ。Twitterでも《なんとも、深く、大きな愛を感じずにはいられないですね》《他の誰だかが発言するより、やはりこの人の言葉がいろんな意味で一番重いよな》《つんくさんのブログのこの言葉が誰に向けられたものだとしても、今この時にこのメッセージを紡ぎ、発信してくれるつんくさんはやっぱりハロー!プロジェクトの終身名誉プロデューサー》といった声が上がっている。「ハロプロといえば吉澤さんだけでなく、加護亜依さん(30)や矢口真里さん(35)も社会的に大きなショックを与えました。それでもつんくさんは、彼女たちを見捨てませんでした。それどころか、彼女たちが芸能界から身を潜めても気にかかけて連絡を取ることもあったそうです」(芸能関係者)不祥事を起こした人から遠ざかる芸能人は多い。それでもつんくが見守り続けるのはなぜなのか。「つんくさんは自身が才能を見抜いたことで、彼女たちの人生を変えてしまったのではないかと悩むこともあるそうです。だから我が子のように、何があっても見届けたい……。それこそが責任の取り方と考えているようです」(前出・芸能関係者)“父”の言葉を胸に、吉澤は何を思うだろう―ー?
2018年10月04日今の時代、友達友達と言い過ぎです。だから、ひとりが好きで友達なんていてもいなくてもどっちでもいいと思っている人までもが「友達がいないわたしっておかしい?」とか「友達がいないと言うと淋しい人みたいに思われて恥ずかしいから、友達をつくらねば!」という強迫観念をもってしまって精神衛生上よろしくないというか、こういう「友達のつくりかたはこれ!」というふざけたタイトルの記事が読まれることになるとか、まあそういうことになるわけです。がしかし、ふざけないで大真面目に、30代からの友達のつくり方について考えてみたので、よかったら最後までお読みください。30代って人生が大きく変わる最初29歳とか31歳とか33歳とか、30代前半あたりにいる人は、もしかすればまだわかっていないかもしれないけれど、30代って人生が大きく変わる最初です。30代でまず大きく人生が変わって、次に変われるのが40代です。40代にもなれば、おそらく多くの人は社会人を20年ほど経験していると思います。そしてあと20年すれば60歳。還暦です。つまり40代って、ざっくり言えば社会人人生の折り返し地点です。この折り返し地点で人生がガラリと変わる人って意外と多いです。今までのようにアクセクと働くことに疑問を感じて田舎に移住する人も出てきます。まったくちがう職種に転職する人も出てきます。たとえば広告業界で営業をしてきた人が、その激しい営業の世界に嫌気がさして、大学でコミュニケーション関係の講師になったケースもあります。こういう転職は40代ならではと言えるのではないかと思います。企業によってはホントに「そんなことまでして営業するって正気の沙汰か?」というようなところってあるし、そういう激しさに対する我慢の限界が、その人に人生を俯瞰させ、転職させるというのは、なんとも40代らしい。30代になれば「経験がひとりでに歌い出す」30代における人生の変化って「じつは自分にできることはもっと他にあるのではないか」とか「どこか別の場所のほうが自分に向いているのではないか」など、「自分の可能性に気づき始める」というのがポイントです。もっと具体的に言うなら「現実的な新しい自分の可能性に気づき始める」とピンポイントで特定してもいいかもしれない。そしてそういう、自分の直感とでも言うべきものにしたがって行動しても、そう大きく道をまちがわないというのも、30代の強みです。20代のうちはまだ経験が教えてくれるものが少なかったけれど、30代になれば「経験がひとりでに歌い出す」から、自分の勘にしたがって行動しても、そう大きくはまちがわないから。人は自分の人生を生きるしかないなので、たとえば、30代になって、子どもの時にやっていたバレエをもう一度やろうと思って、どこかのカルチャースクールに通いはじめたらそこで友達ができた、という人がいます。30代になってやりたい勉強が見つかって、大学に入り直したら(あるいは大学院に入ったら)そこでステキな人と出会って結婚した人もいます。ちなみに「通える通信制の大学(大学院)」っていくつもあるし、さほど学費が高くないところもあります。20代の頃って、やたら他人の目が気になって、やりたくてもできなかったことをきっと多くの人が抱えていると思うんですよね。そういう意味で言えば、誰にとっても30代のいいところって、他人の目を気にすることが20代よりも減ることです。周囲の人があなたのことを気にしなくなったから、あなたも他人の目を気にすることが減ったのか、あるいはその逆か……でも思うんですが、これは30代という年齢がわたしたちに「自分の道を歩きなさい」とメッセージしている、と見るのが正しいように思います。人は自分の人生を生きるしかない――この、人生を前にした非常に謙虚な考え方にハッとさせられるのが、おそらく誰にとっても30代なのでしょう。そしてこれも誰にでも言えることであるはずですが、自分の道をひとり謙虚に歩いている人に、友達ができないわけがないのです。(ひとみしょう/作家)
2018年09月30日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「ララさん 38歳」のお悩み〜仕事の関係で知り合った2つ上の人とW不倫をして2年になります。彼は昇進もして多忙なため、月に一度会えるか会えないか位ですが、限られた時間の中で、会えば会う程、話せば話す程、彼に惹かれていく自分がいて… 私は、精神的疾患があり、自分に自信がなくマイナスな事ばかり考えてしまうけど、彼に会うと、身も心も癒されて頑張ろうって思えるヒーローのような存在です。彼は決して特別な感情があるわけではないのはわかってるけど、私が誰かに必要とされたいと言った時、子どもがいるだろう、それでも必要とする人が居なかったら俺がいる。って言って口だけだけどって言ってましたが、もて遊ばれてるだけなのかよくわかりません。お互い合うのは言わずともわかるのですが私の想いを知ったら終わってしまうような気がして、遊びなら誰でもいいのか、私の事をどんな想いで関係を続けているのか男心が知りたいです。因みに彼は奥さんとエッチする時間がないと言ってレス状態みたいです。でも不仲でもないようです。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜「彼には決して特別な感情があるわけではないのはわかっているけど」というのが、あなたの勘違いです。女性からの相談でよくあるのが「彼はわたしの気持ちにまだ気づいていないと思うけど」という「彼はきっと知らないシリーズ」なんだけど、彼、彼女の気持ちを知ってますよ。男ってそういうものです。女性から見たら「彼は恋愛感情を表に出さないから、きっとわたしの気持ちなんて知らないだろう」とかと思うのかもしれないけど、彼はあなたの気持ちを全部わかっています。だから「私が誰かに必要とされたいと言った時、子供がいるだろう、それでも必要とする人が居なかったら俺がいる」と彼は言うのです。「ありがとう」と思っておくといいですなので、「もてあそばれているだけなのか」というのは、もてあそばれているわけではない(むしろ彼は真剣だ)というのが答えです。「遊びなら誰でもいいのか」というのは彼に言うと、彼、すごく傷つくと思います。彼はあなたのことが好きなのだから。「私の事をどんな想いで関係を続けているのか」というのは、「彼は奥さんとエッチする時間がないと言ってレス状態みたいです」というところからわかります。彼はあなたのことが好きで真剣に交際したいと思って関係を続けている&でも夫婦関係は壊したくないと思っている、ということです。本当に奥さんとセックスレスなのか、それともセックスレスというのはあなたのことを安心させるための男の詭弁なのか、本当のところは彼と奥さんしか知らないことですが、でもセックスしているのかレスなのかなんて、どっちでもいいことです。彼があなたを気づかって「レスです」と言っているのだから、それに対してあなたは「ありがとう」と思っておくといいです。女性って、不倫相手が奥さんとセックスレスかレスじゃないかを真剣に知りたがるクセがあるように僕は思うんですが、そんなのどっちだっていいじゃないですか――と言えば、怒り出す女性がいるのも知っていますが、奥さんのことを大事にしない旦那さんと不倫するのもイヤだし、奥さんとエッチしている旦那さんと不倫するのもイヤだし、と言われると、ぶっちゃけ「好きにせぇ!」と言いたくなるんですがw大切にするといいと思いますおそらく誰にもバレないようにうまくやれば、彼はある程度、あなたのことを愛してくれるだろうと思います。お互いに40歳くらい、つまり社会人人生が半分くらい終わったと思える年齢で(実際には僕らの世代は70歳を超えても働かないと食っていけないように思いますが)、還暦まであと20年、なんとなく自分の人生の方向も見えて、自分がこの人生においてどのような人を必要としていて、どのような人のことを必要としていなくて、というのが見えてきた頃だろうと思います。そういう時に出会った相手は貴重ですよ。ことさら不倫をすすめるわけではないけれど、でも少なくとも、彼のことを人として大切にするといいと思います。(ひとみしょう/作家)
2018年09月28日酒気帯び運転でひき逃げ事故を起こし、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反で起訴され、27日に保釈された元モーニング娘。の吉澤ひとみ被告(33)が28日、公式サイトを通じて芸能界引退を発表した。吉澤被告は「私、吉澤ひとみは、この21日間独りでこれまでの人生を振り返り、自分自身と向き合う中で、自分の弱さと未熟さを自覚しました。今回の私の行動は、決して許されることではありません。なにより、怪我をされた方々に深くお詫びを申し上げます」と謝罪。「そして、一日も早く回復され、元の生活に戻れる事を心から祈っております」と記した。続けて、「今後は自分が犯した罪を償い、一社会人として母として恥ずかしくない行動ができるよう、一歩一歩進んで参ります。また、今まで18年間お世話になった芸能界からは引退致します」と引退を報告。「今回の件で、ご迷惑をおかけした全ての関係者の皆様にも心よりお詫び申し上げます。今日まで応援し支えて下さったファンの皆様、ご支援いただいた皆様には、裏切るような結果となってしまったこと、本当に、本当に申し訳ございませんでした」と関係者とファンへの謝罪の気持ちをつづった。所属事務所もコメントを発表。「本日、弊社は所属タレントの吉澤ひとみより、芸能界から引退したいとの申し入れを受けました。この申し入れを受け、吉澤ひとみと弊社で締結された専属マネージメント契約を本日付けで解除致しました」と報告し、「弊社と致しましても、今回の事件の社会的影響の大きさを強く認識しており、本人と面談し、その意向を確認したうえでこの結論に至りました」と説明した。
2018年09月28日男って「出すとき」の快感がすごいからエッチばっかりしたがるんでしょ?という女性の意見って、ある面においては正しくて、ある面においては間違っています。淋しいからエッチしたいたしかに、女性が言うように、男は発射するときすごく気持ちいいです。これはもう男全員に共通する身体感覚です。総理大臣だって、大学の理事だって、IT企業の若社長だって、大学生の男子だってみんな、発射するときに快感を覚えます。だからみなさん、せっせとエッチするわけです。総理大臣がせっせとエッチしているのかどうかは知らないけれど、でも発射間際and発射中の快感を味わいたくて男たちはエッチします。そしてそういう快感がクセになると、必然的に女性に対して頻繁に「ヤろう」と迫ることになり、やがてその男は性欲が強い男とみんなに言われるようになるわけです。がしかし、快感を得たいという理由だけで男は性欲が強くなるわけではないんですよね。淋しいからエッチしたいと思う――だから気がついたら性欲の強い男になっていた――こういうことも言えます。男は男であるというだけで淋しい生き物男って何が淋しいのかといえば、男であるだけで淋しい。それがなぜなのかを説いている専門書を探しているのですが、なかなか見つからなくて、僕が知っている専門家の意見(仮説)は1つしかありません。それは「女性は子どもを産もうと思えばそれが可能な性である(そういう性として神様が女性をおつくりになっている)。しかし男は子どもを産もうと思っても産めない。ゆえに男はその存在自体に淋しさを有している」というものです。ここでいう淋しさとは「恋人に会えないから淋しい」というような「理由が明確な淋しさ」ではなくて、もう「漠然と」としか言いようのない淋しさのことです。漠然とした淋しさ――つまり生に立脚している淋しさを解消しようと思えば、たとえば子どもを産むという解決法があるというのは、おそらく誰でも想像できると思います。想像できない人もいるかもしれないけれど、でも、自分の種族をたくさんつくるとそれなりに身辺が賑やかになって、漠然とした淋しさから解放されるのではないか、という仮説は理解できるのではないかと思います。だから、みずからの意思だけで子をもうけることのできない男は、その存在が淋しさと結びついているということです。セックス中毒の女性女性が読むネット媒体で「セックス中毒」というワードが一時期はやったのですが、このセックス中毒の女性の中にも、淋しさを消そうとして頻繁にセックスする人がいます。男にとっても女性にとっても、漠とした淋しさを手っ取り早く消そうと思えばセックスするのが一番だからね。もちろんセックスで淋しさを消すというのは、一時的な対処療法であって根本的な解決にはなっていないわけだけど、理由のない淋しさを抱えている人って、毎日毎時間それを消そうと思って必死なわけだから、手っ取り早い解決法に飛びつくというのは理解できるのでは?淋しさの強さと性欲の強さは比例関係にある男のことに話を戻します。理由のない淋しさに支配されている男は、たとえば女性のハダカを見ると、精神的に落ち着きます。女性のハダカを見て興奮するだけではなく、精神的に落ち着くんですね。女性のおっぱいを揉んだり舐めたりしても落ち着きます。アソコを舐めてもINしても落ち着きます。エッチをしている束の間は淋しさのことを考えなくて済むし、エッチって文字通り誰かとつながっている行為なわけだから落ち着きます。そんなふうに淋しさからの逃走を図って、将来的にどうなるのかといえば、エッチがしっくりきた相手と交際し、やがて結婚し、しあわせになるかもしれない。しあわせな期間中に、生来の淋しさが影を薄くし、やがて男として生きる目標のようなものができて、「淋しさってどんな感情だっけ?」と言えるほど、淋しさのことを忘れてしまうかもしれない。反対に、ヤッテもヤッテも淋しさから逃れることができず、ヤリ●ンのまま歳をとり、そういう男は一般的には酒と女に溺れるから、結果的にパッとしない人生になるのかもしれない。どうなるのかは人それぞれだけど、とにもかくにも、性欲の強い男性とは、根深い淋しさからの逃走を図っている男だということです。(ひとみしょう/作家)
2018年09月24日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”に送られたお悩みの中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「さやかさん・43歳・女性」のお悩み〜ひとみさんこんにちわ! いつも他人事のように読んでいます(笑)なぜかというと自分の事はわからないからです。恋愛というと若い子だけのイメージでしたが、この年になって同い年の人と新しい恋愛をしたら、恋愛とはどうあるべきかというのが全く分かりません。思い出せません。 若い子の恋愛Q&Aのようなものは当てはまらないような気がしますし、でもこの年になって自分を押し通そうとするだけの恋愛っていかがなものか?とヒシヒシと感じています。私は本当に無神経で鈍感なのに、前の彼女の存在が気になったりともう訳が分からない。まあでも自分では楽しんでいると実感しております。 でもできれば思う存分楽しみたいので、この年だからこそできる恋愛の楽しみ方のようなものを教えて頂ければ幸いです!〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜さやかさん、こんにちは!恋愛ってこうあるべきというのが思い出せない理由は、もともと「べき」なんてものが恋愛にないからです。それにいま気づいたという、すごくいい時なんじゃないですかね。20代30代の恋と40代の恋のちがい「べき論」に支配されないのが、40代からの恋愛の楽しみ方のような気がします。20代や30代の人の恋愛相談を要約すれば、「わたしはどうするべきなのでしょうか」なんですよね。つまり「べき論」で質問してきて、べき論の答えを期待しているんですよね。なのでたとえば、「自分の心に正直に、自分がやりたいようにやりなさい」と答えたら、もう二度とその人から相談が来ないです。べき論で尋ねる人はべき論で答えてくれる人のもとに行きます。恋愛に「べき」なんてホントはないのにね。20代30代の不自由さ20代30代の恋愛の不自由さの原因って、恋愛ハウツーを知らないところにはじつはなくて、自分がどう生きていくといいのかが自分でまだわかっていないところにあると僕は思っています。そういう人って生き方が不自由でしょう?なにをすればいいのか、どこに向かえばいいのかが自分でわかっていないから、誰かと付き合っていても恋愛をじゅうぶんに楽しめなかったりするでしょ?自分で自分のことが好きになれないゆえに、彼に八つ当たりしてみたり、八つ当たりしないまでも気まぐれさが出ちゃって彼氏にあらぬ誤解を与えてしまって別れてみたり。40代ならではの恋愛の楽しみ方そういうのがほぼなくなるのが、一般的に言って40代だと僕は思っています。精神的な自由をようやっと勝ち得た時です。もちろん物理的には、たとえば結婚していて子どもがいたりすると、若い頃に比べて物理的な不自由さを感じることがあるのかもしれないけれど、精神は自由です。「べき」もなにもない。「こうしたい」「こういうふうに楽しみたい」というのが、心からすっと素直に出てくる――このへんに40代ならではの恋愛の楽しみ方があるように思います。若い人が将来の不安をひそかに胸に抱えつつ恋愛しているのに対し、40代は楽しむ時はとことん楽しめる、このポイントって大きいと思いますね。自分の生きる方向性が自分で理解できるようになると、必然的に自分で自分のことを好きになれるので、恋愛していても純粋に相手のことを想えるというのも、40代ならではの楽しみ方かもしれないですね。だからもっとワガママになってみてもいいと思いますというようなことが前提にあって、そのうえで、相手のことが好きなら好きでが~っと押しまくるとか、会えなくて淋しいのなら淋しいから会ってよと半ば強引に言うとか、そういう40代の恋愛っていいんじゃないですかね。精神的に不自由な人が好きなら好きでが~っと押しまくるというのと、精神的に自由な人が同じことをするというのは、相手の受け止め方がまるっきり違ってくるから。言うまでもなく後者のほうが純粋な感じがします。まだ自分がなにをすればいいのかがわかっていない人がそういうことをすると、単なるワガママにしか見えないけれど、わかっている人がするとオトナな恋に見えるんですよね。お互いに「ゴール」が見えているから、なにをしようとそこに安心感があるというか。恋愛が本質的に持っているものもちろん、人を好きになるのに実年齢って関係ないから、人を好きになった時のあの切ない感じとか、その切なさをどうすることもできなくてモンモンとしちゃうあのイヤな感じというのは、きっと何歳になってもついてまわるのだろうと思います。高校生みたいに彼のちょっとした言動に一喜一憂してみたりね。それは恋愛が本質的に持っているものだから、そういう感情が心に芽生えたら、それは感情の向くままにしておくといいです。それを人為的にコントロールしようと思って無理なことをするのが若い人の恋です(べき論!)。精神的自由を勝ち得た我々オトナは、そういう感情に揺れる自分の気持ちを客観的に捉えることができるから、若い頃とはまたひと味ちがった恋愛を楽しめるのだと思います(べき論からの祝卒業)。(ひとみしょう/文筆家)
2018年09月21日今月6日に酒気帯び運転した上でひき逃げしたとして、道交法違反などの疑いで逮捕された元モーニング娘。でタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)。ひき逃げした瞬間とみられる映像が9月14日にネット上で公開され、波紋を呼んでいる。動画は写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)がデジタル配信したもので、吉澤容疑者の運転していた車の後続車のドライブレコーダー映像と思われるもの。歩行者らが横断歩道を渡ろうとした瞬間、信号無視した吉澤容疑者の運転する白いミニバンが急ブレーキを踏みながら自転車に乗った女性に突っ込む。その後、加速して走り去る様子が映し出されている。「逃げ去ってから15分後に現場に戻ったという吉澤容疑者。逮捕直後ら『車を停める場所がなかった』と供述していましたが、動画を見ると周囲に車はほとんどいませんでした。飲酒量や飲酒を終えた時間などどんどん矛盾が生じているだけに、今後はさらに厳しい追及を受けそうです」(芸能記者)吉澤の逮捕を受けて元モー娘。リーダーの中澤裕子(45)らモー娘。OGが続々とコメントを発表し、事件を謝罪。モー娘。の現役メンバーはコメントしていないが、モー娘。も所属するアイドルプロジェクト・ハロー!プロジェクト全体のリーダーも兼任するアンジュルムのリーダー和田彩花(24)がコメントした。今回、事件を起こしたのは最悪のタイミングだったようだ。「現在、モー娘。20周年のメモリアルイヤー中です。今月23日からツアーがスタートし、12月にはメンバーの卒業公演が控えています。しかし吉澤容疑者のおかげで、それ以外の20周年関連のイベントなどを自粛せざるを得ないムードになってしまいました……」(前出・芸能記者)吉澤容疑者は、後輩のモー娘。メンバーたちの顔に泥を塗ってしまったようだ。
2018年09月15日