常盤貴子と池松壮亮が初競演で、ふとした心の隙間に入ってきた美容師の男に心が囚われていく主婦の危険な執着を描く『だれかの木琴』。このほど、思わずドキリとするシーンが連続する、スリリングな予告編映像が解禁となった。夫と娘と郊外に引っ越した小夜子は、新しく見つけた美容院で少し髪を切る。海斗と名乗った若い美容師からはその日のうちにお礼の営業メールが届き、それに返信したことから小夜子の日常は一変。自分でも訳がわからない衝動に駆られ、何度もメールを送っては頻繁に店を訪れ、海斗を指名する小夜子。ついには海斗のアパートを探し当て、呼び鈴を押し…。海斗へのストーカー行為がエスカレートするほどに、小夜子は生き生きと輝き、美しくなっていく――。心の隙間に入ってきた美容師への抑えきれない強い執着と、そんな女の飢餓感を見つめる男の想いが重なり合いねじれていく、スリリングな大人のサスペンスとなる本作。直木賞作家・井上荒野による同名小説を、名匠・東陽一監督が自ら脚色し、映画化した。解禁された予告編では、小夜子と海斗が単なる客と美容師として出会ったときの、彼に髪に触れられ、カットされていくシーンが最高に官能的に描かれている。だが、それをきっかけに少しずつ変貌していく小夜子は、探り当てた海斗の自宅のドアノブへ“買いすぎた”という苺を吊るし、夫婦のベッドの写真を海斗へ送りつける。やがて、その行動はエスカレートしていき、ついには海斗の家の呼び鈴を押してしまうのだ。井上陽水の名曲「最後のニュース」に乗せて描かれるのは、そんな常盤さん演じる小夜子と池松さん演じる海斗が鏡越しに見つめあうシーン、「誘ってんだよ、それ」と最初はクールに受けとめていた海斗の恋人(佐津川愛美)の嫉妬にかられた叫び、小夜子の“異変”に気づき、ただ小夜子を求める夫(勝村政信)の姿など、思わずドキリとしてしまう映像が重ねられていく。小夜子と海斗、2人の危険な関係は周囲を巻き込んでいくが、海斗への執着を募らせ、少しずつ道を踏み外していく小夜子を体現する常磐さんの演技には戦慄を覚えずにいられない。そのあまりにもリアルな予告編を、まずはこちらから確かめてみて。『だれかの木琴』は9月10日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日直木賞作家・井上荒野の原作を、常盤貴子と池松壮亮を迎え映像化する『だれかの木琴』。普通の主婦が1通のメールをきっかけに、美容師への執着を抑えきれなくなるという、危うい男女の関係を描いた本作の公開日が9月10日(土)に決定。併せてビジュアルと場面写真が解禁された。夫と娘と郊外に引っ越したごく普通の主婦の小夜子(常盤貴子)。新しく見つけた美容院で海斗(池松壮亮)と名乗る美容師に担当され、彼から届いたお礼の営業メールに返信したことを機に、小夜子の日常は一変する。自分でも訳が分からない衝動に駆られ、何度もメールを送っては頻繁に店を訪れ海斗を指名したり、ついには海斗のアパートを探し当て、呼び鈴を押してしまう小夜子。海斗へのストーカー行為がエスカレートするほどに、小夜子は生き生きと輝き美しくなっていく。やがて、夫(勝村政信)や海斗の恋人(佐津川愛美)を巻き込み、2人がたどり着いた思わぬ結末とは…。『もう頬づえはつかない』『絵の中のぼくの村』『わたしのグランパ』などを手掛け、ベルリン国際映画祭銀熊賞を始め世界中で多くの映画賞を受賞している名匠・東陽一監督により、井上荒野の同名原作小説を映像化した本作。ふとした心の隙間に入ってきた美容師の男に、どうしようもなく心が囚われていく、ごく普通の主婦の常軌を逸した強い“執着”と、そんな女の飢餓感を見つめる男の“想い”が重なり合いねじれていく、大人のサスペンスだ。このほど解禁されたビジュアルは、ポスターとチラシの2パターン。どちらも、池松さん演じる美容師の海斗の指が、常盤さん演じる小夜子の髪に触れると同時に、“心”にも触れてしまった“決定的瞬間”のシーンが起用されている。またポスターは、小夜子がモラルのボーダーを越えていこうとするかのような踏切前のカットを合わせ、よりサスペンス色を効かせている。スマホやSNSの普及により、気軽かつ容易に他人とつながり、その動向を知ることができる現代。どこにでもいる主婦の小夜子に、本当は何があったのか…。小夜子の身に起こった変化は誰に起きても不思議ではないのではないか…。愛と呼ぶにはあまりに危険で切ない、男と女のサスペンスから目が離せそうにない。『だれかの木琴』は9月10日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月02日幼い頃、自然に訪れた音楽との出会い。加藤ミリヤさんの歌手への道は、フットワークの軽さといい人間関係を築くことで開かれました。そんな加藤さんの“運命の出会い”を、ご本人に語っていただきました。* **加藤ミリヤさんと音楽との最初の接点は<詩>だったと言う。「机に向かって静かに何かをコツコツとするのが好きで、勉強の延長で、小学生の時から詩を作りはじめたんです」詩を書くことに興味がわいたのは、「自分の存在価値が何なのかを示す手段だったから」とミリヤさん。記憶をたどると、メロディに乗せれば歌になる、歌詞のような詩だったそう。「10歳でたまたま始めたことが作詞だったのは、ラッキーだったと思うけど、誰かに見せたり話したりするものではなく、自分だけの大事なものでした」言葉が<音楽>にグッと近づいたのは、その頃に憧れた女性ソロアーティストたちの存在だ。「小学校1年生の時から安室奈美恵さんの大ファンでした。その後は浜崎あゆみさん、宇多田ヒカルさん、椎名林檎さんを好きになって。まるで夢の世界を見せてくれるような輝くアイコンだけど、どこか薄紙に包まれているような生活感のないイメージに、強く憧れていました」憧れのアーティストたちが自ら楽曲を作ることが、詩を書きためていたミリヤさんにとって、大きな励みになった。「その頃は自分の心の叫びが詩になっていて、人に聴いてもらいたいという気持ちが強くなっていたんです。この目的を実現するには、歌手になればいい、と考えました。その時、自分が歌手になっている姿がピンとイメージできたんですよね。そこからどんどん“なりたい”でなく“私、歌手になる”というマインドになっていきました」中1の時、思い切ってソニーミュージックのオーディションに応募し、見事合格。デビューを目指していた時、その後の人生に幸運を呼び込む出会いがあった。オーディションを見た女性スタッフが「この子の声が好きだから、私が担当したい」と名乗りを上げたのだそう。「直属の担当者として、私のイメージを完璧に理解し、売り出しから10年間一緒に仕事をしました。私も頑固な性格だし、彼女も自分の意見をはっきり言う熱い人。でも、お互い絶対に間違ったことは言わない、という信頼があったので、うまく譲り合う関係でもありました。それでも感情的にぶつかりそうな時は距離を置いていましたね」熱心さと冷静さのバランスが良い関係を、最も近い仕事仲間と築けたこと。これもミリヤさんを成功に導いた鍵だろう。◇かとう・みりや’88年生まれ。一昨年デビュー10周年を迎え、その後ファン待望のアルバム『LIBERTY』をリリース。4/14より、全国ツアー「“DRAMATIC LIBERTY”tour 2016」がスタートする。◇トップス¥16,000パンツ¥14,000(共にLABRAT/LABRAT BOUTIQUETEL:03・5474・6060)その他はスタイリスト私物※『anan』2016 年3月23日号より。写真・細見裕美(go relax E more)スタイリスト・西川哲也(holy.)取材、文・ 北條尚子
2016年03月16日AmebaFRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。2月25日(木)の放送では、ゲストに、声優の加藤英美里と福原香織によるユニット「かと*ふく」を迎えて放送する。2月28日(日)に東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで3度目のライブを開催するかと*ふくのふたり。番組ではかと*ふくVSレギュラー出演者(タカオユキ、秦佐和子、前田玲奈)で、スイーツを賭け、以心伝心ゲームやジェスチャーゲームで女の戦いを繰り広げる。美味しいスイーツの後は、奇抜なビジュアルと味と匂いで、毎回、出演者を苦しめるタカオユキのキャラ弁当「タカ弁」の試食にかと*ふくのふたりが挑戦する。会員放送では、CCDカメラで、レギュラーのタカオユキ、前田玲奈、秦佐和子とかと*ふくに大接近するファッションチェックを行う。さらに、加藤英美里の子供の頃の写真を初公開!番組最後のコーナー、「アドリブ芝居対決」ではシチュエーションに沿った即興芝居を披露。以前かと*ふくがレギュラーを務めていた番組「アドリブアニメ研究所」でアドリブ芝居を披露し、慣れているであろうかと*ふくに対し、アドリブ芝居が苦手なレギュラー陣はどんな芝居を見せるのか。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、AmebaFRESH!でも同時生放送を実施。20時からはAmebaFRESH!のみ、20時30分からはAmebaFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。また、2016年2月1日にサービススタートしたぴあ株式会社と株式会社グッドスマイル ロジスティクス&ソリューションズによるアニメ系WEBサイト「Character JAPAN」にて、「アニメぴあちゃんねる」の番組レポートが紹介される。番組のファンはチェックしよう。■アニメぴあちゃんねる日時:2月25日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AmebaFRESH!」のみ20:30~21:30「AmebaFRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト:かと*ふく(加藤英美里 / 福原香織)
2016年02月24日女優の常盤貴子(43)と俳優・池松壮亮(25)が、世界の40以上の映画賞を受賞してきた東陽一監督がメガホンを取る映画『だれかの木琴』(9月公開)で初共演することが21日、発表された。原作は、直木賞作家・井上荒野氏の同名小説。娘と共に東京郊外の家に引っ越してきた平凡な主婦・親海小夜子(常盤)が、担当の美容師・山田海斗(池松)から"営業メール"が届いたことをきっかけに、徐々にストーカーと化していく姿が描かれる。2人のほか、小夜子の夫役の勝村政信、海斗の恋人・唯役の佐津川愛美らも出演する。常盤は、「あの! 東陽一監督の映画に参加させていただけるなんて。『ザ・レイプ』『もう頬杖はつかない』にあこがれ、興奮していた女優を始めた頃の私に教えてあげたいです!」と大感激。小夜子役については、「監督から、『役作りはしないでください』と強く何度も言われていた」と振り返り、「『役作りをしない』役作りに挑戦」したと明かす。また、池松を「東陽一監督作品の一部であろうとする姿が、同じ志を抱いていた私にとっては最高の理解者であり、最強のパートナー」と表現している。一方の池松も、「東監督の作品に出演できるなんて、うそじゃないかと思いました。また1つ大きな夢がかなってしまった気分」と誇らしげ。海斗役も常盤同様に「はっきり言ってほとんど東さんに預けていました。僕がやるべきことは、用意してもらった世界を信じることくらい」と回顧する。常盤については「現場で何も言わず真摯にやってのける姿がとても印象に残っています」とした上で、「その強さは美しく小夜子という1人の女性に深みと迫力を感じました」と称賛する。そんな2人から尊敬の念を受ける東監督は、本作の映像化のきっかけを「題名が魅力的な『謎』を含んでいること」「映画化にあたって、いろいろな要素を書き加えたり、人物を増やしても、全体の構造が壊れない小説だと考えたから」と告白。また、常盤は「熟成した演技力の、その深い底の方に、ただ『そこに居る』だけで、女の微妙な心の動きを表現できる人」、池松は「類型的な若者像でなく、もっと自由で繊細な青年の心情を表現できる若手のホープ」と感じたからと2人のキャスティングの理由も打ち明ける。さらに、観客へ向けて「女と男の間に揺れ動くエロス感覚を、サスペンスフルに、また大胆に描いた映画です。じっくりと楽しみながら見てください」と呼びかけている。(C)2016『だれかの木琴』製作委員会
2016年02月21日NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロイン(土屋太鳳)の母親を好演し、5月には舞台「8月の家族たちAugast:Osage County」も控える常盤貴子と、『シェル・コレクター』『無伴奏』『セトウツミ』など今年も話題作が続く池松壮亮が初共演。ベルリン国際映画祭「銀熊賞」受賞の名匠、東陽一監督のもと、直木賞作家・井上荒野による小説の映画化『だれかの木琴』に出演することが明らかとなった。娘と夫と共に、東京郊外の家に引っ越してきた平凡な主婦・小夜子(常盤さん)。ある日、小夜子は、新しく見つけた美容院で、髪を少し切る。帰宅してすぐ、小夜子を担当した美容師・海斗(池松さん)から1本の“営業メール”が届く。「またのご来店をお待ちしております」――そのメールに何気なく返信したときから、小夜子は自分でも理解できない感情にとりつかれる。やがて、一方的にその若い美容師に執着しはじめた小夜子は、次第に常軌を逸した行動で“ストーカー”と化していく――。本作の監督・脚本を務めるのは、『絵の中のぼくの村』(’96)でベルリン国際映画祭「銀熊賞」、『わたしのグランパ』(’03)でモントリオール世界映画祭「最優秀アジア映画賞」を受賞したほか、『もう頬づえはつかない』(’79)、『橋のない川』(’92)、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(’10)などで数々の映画賞を受賞している東監督。これまで桃井かおり、原田美枝子、永作博美、石原さとみなどを起用し、“女優演出の名手”としても知られる東監督が、今回タッグを組むのは常盤さん。平凡な主婦のはずが、1通のメールがきっかけでストーカーと化していく主婦・小夜子を演じる。また、小夜子の執着の対象となる美容師・海斗には、数多くの映画賞を受賞し、日本映画界を担う若手俳優の中でも一歩抜きんでた実力派とされる池松さん。小夜子の行動にとまどいながらも、ある種の冷酷さで対峙していく、これまでにないキャラクターというから見逃せない。そのほか、小夜子の夫・光太郎役に勝村政信、海斗の恋人・唯役に佐津川愛美が出演する。ほんの些細なきっかけから、少しずつストーカーと化していく主婦に挑む常盤さんは、「あの! 東陽一監督の映画に参加させていただけるなんて。『ザ・レイプ』『もう頬杖はつかない』に憧れ、興奮していた女優を始めたころの私に教えてあげたいです!」と、本作出演への喜びを語る。主人公・小夜子役を演じるにあたり、「監督から、『役作りはしないでください』と強く何度も言われていたので、“役作りをしない”役作りに挑戦してみました」と興味深いコメント。初共演の池松さんに対しては、「東陽一監督作品の一部であろうとする姿が、同じ志を抱いていた私にとっては最高の理解者であり、最強のパートナーでした」とそのタッグに自信を覗かせた。一方の池松さんは、「東監督の作品に出演できるなんて、うそじゃないかと思いました。また1つ大きな夢が叶ってしまった気分でした。でも、そうも言ってられないので、平気なふりして現場にいこうと思いました」とコメント。役作りも「はっきり言って、殆ど東さんに預けていました。僕がやるべきことは、用意してもらった世界を信じることくらいでした」と東監督に全幅の信頼を寄せる。常盤さんとの共演には、「殆ど話す機会はありませんでしたが、現場で何も言わず真摯にやってのける姿がとても印象に残っています。その強さは美しく、小夜子という1人の女性に深みと迫力を感じました」と明かした。東監督は、そんな2人のキャスティングについて、「常盤貴子さんは、熟成した演技力の、その深い底の方に、ただ“そこに居る”だけで、女の微妙な心の動きを表現できる人、だと思っていたし、池松壮亮さんは、類型的な若者像でなく、もっと自由で繊細な青年の心情を表現できる、若手のホープであるから」とコメント。完成を待つファンに、「女と男の間に揺れ動くエロス感覚を、サスペンスフルに、また大胆に描いた映画です。じっくりと楽しみながら観てください」とメッセージを贈る。原作の井上さんは、映画化オファーを受け、「まず、東陽一監督に撮っていただけるということにびっくりしました。『絵の中のぼくの村』は、私にとって邦画ベスト3に入る作品で、ちょうど1週間くらい前に久しぶりに観返したところだったからです」と「不思議な縁」を明かす。そして「この小説は、ストーカーになっていく主人公の捉え方によって、どんな映画になるかも決まると思うのですが、その点でも、東監督の人間に対する視線を信頼しています」と語った。さらに、2人については「常盤貴子さんは、いくつになってもイノセントな魅力がある女優さんだと思います。そこが私にとっての小夜子のイメージにぴったりなんです。大きな、きれいな瞳も印象的ですが、そこに小夜子の静かな狂気が宿るところを見たいです。池松壮亮さんが演じる海斗は基本的にはやさしい男で、でも無責任で、ある種の冷酷さも併せ持っている青年です。そういうキャラクターを、池松さんは年齢的に、肌で理解できるところがあるのではないかと思います。甘さの中の毒、あるいはつめたさの中のわずかな熱のようなものを、彼がどんなふうに見せてくださるのか楽しみです」と、期待を込めている。人間同士のつながりが希薄となった現代で、女たちの精神的な飢餓感や疎外感をテーマに据え、それに対峙せざるを得ない男たちの姿を描く物語。日常で誰もが抑え込んでいるエロスをすくい取り、解放させていく、名匠の手腕には要注目だ。『だれかの木琴』は9月、有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月21日NTTドコモは、代表取締役社長である加藤薫氏の年頭所感を発表した。内容は以下のとおり。○加藤薫氏の年頭所感謹んで新年のご挨拶を申し上げます。振り返りますと、昨年は競争ステージを「サービスによる付加価値競争のステージ」へ変えていくため、邁進した1年でした。まずサービスでは、3月に「ドコモ光」の提供を開始し、簡単・おトク・便利をキーワードに、屋内で最大1Gbpsの高速通信をワンストップで提供するとともに、主に屋外でご利用いただくスマートフォンや携帯電話と合わせて、おトクにご利用いただけるような環境を整えました。「ドコモ光」は昨年12月21日に契約数が100万を超えて、順調に推移しております。また、4月にはパートナー企業の皆様との協創により、新たな価値を創造する「+d」の取り組みを発表しました。小売、医療・健康、教育・学習、農業、IoTなど様々な分野における取り組みを加速させております。さらに、12月から、日本最大級のポイントサービスである「dポイント」を開始いたしました。これまで主にドコモのサービスを中心にご利用いただいていたポイントが、街のお店やネットのお買い物などで、貯めたり、ご利用いただけるようになりました。また、「DCMXカード」も「dカード」に名称を変えるとともに、よりポイントが貯まりやすくいたしました。今後も「通信」、「dカード(決済)」、「dポイント」の3つを三位一体で拡大してまいります。dマーケットも着実に成長を続けており、約1400万のお客様にご利用いただいております。5月に「dグルメ」を追加し、60万を超えるお客様にお楽しみいただいている他、「dマガジン」については1年3カ月で250万契約を超えるなどご好評いただいております。その他「すきじかん」や「ギフトコ」などの多様なサービスも展開してまいりました。ネットワークでは、昨年10月から、「PREMIUM 4G」で国内最速となる受信時最大300Mbpsを実現し、東名阪のドコモラウンジ等では337.5Mbpsの通信を可能とするなど、お客様に快適に通信いただける環境を整えるとともに、エリアの「広さ」「速さ」および「快適さ」をさらに実感いただけるよう取り組みました。お客様満足度では、国際的な満足度調査の専門機関である株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックのお客様満足度調査で満足度No.1を受賞しました。今後もより多くのお客様からご愛顧いただけるよう、より一層努力してまいります。今年は、昨年に引き続き、競争ステージを変えるため、様々な取り組みを行ってまいります。当社は、一昨年6月に新料金プランを導入し、あわせて過度なキャッシュバック等の販売方法の是正にも取り組んでまいりました。これからも行き過ぎた販売方法について、さらに段階的に見直しを図るとともに、料金についてもお客様の多様なニーズにお応えできるよう、順次見直しを図ってまいります。「ドコモ光」では、お客様の生活をより便利で楽しくするため、サービスを充実させていきます。また「+d」の取り組みについては、「オープン&コラボレーション」でさらに強力に推進します。パートナー企業の皆様とともに、IoT、社会的な課題の解決、地方創生、2020といったテーマに沿って新たな価値の協創に取り組んでまいります。さらにネットワークでは、お客様に「最高の快適さ」をお届けするため、10月には「PREMIUM 4G」で受信時最大370Mbpsを提供する予定です。第5世代移動通信方式の実証実験や標準化の活動においても、2020年度以降を見据え、世界中のパートナーと協力しながら積極的に取り組みを進めてまいります。また、中期目標を着実に達成するため、昨年に引き続き一層の事業の効率化を図り、経営体質を更に強化してまいります。ドコモは、企業の基本使命である「お客様サービスの向上」と「企業の持続的発展」の両面から、今年も取り組んでまいります。
2016年01月05日NHKでクリスマスイブの夜に放送されるドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」の完成披露試写会が12月22日(火)に開催され、主演の常盤貴子、北村一輝が登壇した。4K技術を使用して撮影された本作。ある劇団のサエない美術係の男“彼”と看板女優の“彼女”がともに人生を歩んでいく過程を時代の移り変わりとともに4つの章で描き出す。常盤さんは舞台女優の役を演じるということについて「プレッシャーがありました」と述懐。「本当のことを言うと、日本中の演劇関係者の方には見てほしくない(苦笑)」と語るが、完成した作品を見て、その仕上がりに驚いたとも。「メイクさんや衣裳、照明の力で、時代が変わっていくさまを撮っていただきました。49分という短い時間でこんな風に作れるのかという驚きがあり、みんなに頼って大丈夫なんだという発見がありました」と振り返る。常盤さんと北村さんは、大河ドラマ「天地人」でも共演しているが、常盤さんは「私にとっては北村さんは完全に“殿”なんです(笑)。TVで北村さんを見ても『殿、頑張ってらっしゃるな』という感じで位が違う人間と刷り込まれてて、変えようがないんです」と大河ドラマでの関係性を引きずってると明かす。今回、夫婦役を演じたが「緊張しました!私も殿と夫婦をやれるようになったんだ…と嬉しかったですし久々にお会いして、笑顔がかわいくて、優しくて、幸せな時間でした」と満面の笑みを浮かべて喜びを語った。一方、北村さんは、大河ドラマでは、“殿”でありながら常盤さんと添い遂げることができず「家臣(=妻夫木聡)にとられてしまい、失恋したので(苦笑)、夢がかなってやっとカップルになれました」とニッコリ。ちなみに北村さんにとって本作は「実は(メインキャストとして)初めての恋愛ドラマ。(NHKの)『スタジオパーク』で『(恋愛ドラマを)やったことない』と言ったら話が来ました(笑)。しかも、常盤さんと!数々の恋愛ドラマの女王ですから、殿どころではなく、胸を借りるつもりでした。普段は普通に話せるけど、カメラの前でニコっとされるとドキッとするんですよ」と笑顔で明かした。「ビューティフル・スロー・ライフ」は12月24日(木)22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日「NEWS」の加藤シゲアキ・著の短編小説集を、主演に桐山漣を迎え映像化する土ドラ「傘をもたない蟻たちは」。原作者の加藤さん自身もドラマに出演することで注目を集める本作の主題歌に「NEWS」の新曲「ヒカリノシズク」が決定した。原作「傘をもたない蟻たちは」は、“生と性”をテーマに幅広いジャンルの物語が全6編で紡がれた、加藤さんの4作目にして初の短編小説集。ドラマ化するにあたり、原作から「恋愛小説(仮)」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」という全く異なる魅力を持つ3編を取り上げ、小説の世界感を損なうことなく、それぞれの物語をいわば“因数分解”した上で再構築し、原作とは一味違うエンターテインメント作品に仕上げ4週連続で放送される。第1話は、桐山さん演じる橋本純の物語。橋本ジュンのペンネームで小説を書く若手SF作家の彼は、作家とは名ばかりで唯一の連載が終わり貯金とバイトで食いつなぐ日々を送っていた。そんなジュンに担当編集者の館山(坂田マサノブ)は、恋愛小説を書くように勧める。締め切りが迫るなか、行き詰っていたジュンの前に、ひとりの男(加藤シゲアキ)が現れる。突然家を訪ねてきたその男は、橋本純が生まれ育った那珂湊の幼なじみだった。10年以上ぶりの再会を喜びつつ、小説のアイデアが浮かばずに苦戦していることを話すジュンに、幼なじみは過去にジュンが経験したある事件の話題を持ち出してきた。ジュンはその事件をヒントに、小説「インターセプト」を書き始めるが――。今回、主題歌に決定した「ヒカリノシズク」は、「NEWS」にとっては2016年第1弾シングルとなる新曲。若者の葛藤や迷いにそっと光を当てるような応援歌となっており、歌詞には雨や傘、そして涙といった原作のイメージが散りばめられ、ドラマのエンディングテーマとして聴く者が希望を持てる楽曲に仕上がっているという。原作者として、出演役者として、さらに主題歌を提供するアーティストとしてひとり3役をこなす加藤さんの活躍ぶりに期待したい。「ヒカリノシズク」は2016年1月20日(水)よりリリース。土ドラ「傘をもたない蟻たち」は2016年1月9日(土)23時40分よりフジテレビにて放送(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日総合法令出版は11月20日、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(川崎貴子 著/税込1,404円)を発売した。○結婚したい女子の悩みに"女のプロ"が答える著者はのべ一万人以上の女性の生き方相談に乗ってきた、女社長の川崎貴子さん。「女のプロ」との異名をとり、著書『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)などで説く恋愛・結婚の心得も話題を呼んでいる。「ご自身の願望を知り、それに合ったマーケティングをして、"正しい狩り"をすれば、必ずあなたにピッタリの殿方は見つかります」(同書「はじめに」より)同書では、「なんで私には彼氏ができないの? 結婚まで行きつく相手がいないの?」「なんで普通の相手でいいのに、普通の男は結婚しちゃってるの?」「やっぱり女性らしくしなきゃ、ダメですか?」「どうしてヘンな男しか寄ってこないの?」「どうしたら短い時間で確実に合う男性を見つけられますか?」といった女性の悩みに、川崎さんが喝を入れるという。「ステキな殿方に出会うための準備運動」「こんな恋愛をしてはいけません」「殿方を射止める! ハンティング・レッスン」「彼氏⇒結婚相手へ! 関係の育み方」「こじらせお嬢様の座談会」の5部構成。「『普通の殿方』と結婚することほど難しいものはございません」「迷った分だけ婚期は遅れます」「女子会はそろそろご遠慮を」「女子の"オス化"は悪いことではございません」「『えー! すごいですね』禁止令」「その女子力、本当に必要でしょうか?」「『浮気してもいいよ』といいオンナぶることはムダです」「殿方と口で戦うべからず。勝つことに意味はございません」などなど、結婚したい女子にとって気になるトピックが多数収録されている。
2015年11月26日のべ一万人以上の女性の生き方相談に乗ってきた、女社長の川崎貴子さん。「女のプロ」との異名をとり、著書『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)などで説く恋愛・結婚の心得も話題を呼んでいます。「男たちにも言いたいことは山ほどある」と言う川崎さんが、恋愛や結婚で路頭に迷うアラサー男性の相談に愛を込めて答えていきます。* * * * *Q: 恋愛が面倒くさいです。特に、先の予定を決めるのが苦手です付き合うとどうしてもデートなどで先の予定を決めなければならないのが苦手です。会いたいときに会う、連絡したいときに連絡する、という考え方を認めてくれる女の子は見たことがありません。先のほうまで予定を埋めてしまうと、例えば直前に行きたい集まりに誘われても断らざるを得なく、機会損失をしているような気がしてなりません。恋愛ってコスパ悪いですよね?(30歳・出版)○恋愛の優先順位が低い多忙な女性と付き合おう予定を決めずにふらっと会う……それって彼女ではなく、ただの男友達ですね。相談者さんにとって、恋愛とか彼女の存在の優先順位が低いのはしょうがいないと思います。ただ、約束をしたいという女心(通常男性もそうですが)は理解してますよね?もし、理解不能という事であれば、心から好きな女性で、本当に忙しい女性と付き合うことをお勧めします。仕事も忙しくて友達も多くて、「ごめん、三週間後まで空いてないの」という女性。そうしたら、会いたいがためにお互いの予定を押さえざるを得なくなり、約束したがる女の子たちの気持ちが分かるんじゃないかな。世の中には、恋愛の優先順位が低い女性もいっぱいますよ。私はかつて、この相談者さんの言っている「予定押さえられたくない!」の女版だったことがあって、当時お付き合いしていた独身男性に、「キミみたいな女性は、僕に奥さんや他の彼女がいるくらいが、きっとちょうどいいんだよね」ってよく言われました。「いやいや、そんなことないよ」と答えながら内心で「ああ、当たってるなぁ」と……。どうして治ったかと言えば、次にお付き合いした人が超のつく多忙な男性で。多忙な彼と多忙な彼女がもし何の約束もしなかったら、デートが実現しないので必要に駆られてです。それでも当日キャンセルなど多発し、私は自分の過去を振り返って、前の彼に悪い事をしたものだと思ったものです。○一生家庭を作らなくてもOKかどうか仕事に、新しい世界に、趣味に、と、夢中になっている時期ってありますから、難しい事もわかります。ただ、帰りたいときに帰る、自分が会いたいときだけ会う、という恋愛の仕方をしていたら、いざ結婚したい女性を見つけたときにちゃんと方向転換できるかどうか心配です。それこそ、家庭を持ったら、自分のペースでだけ生きているわけにはいきません。恋愛期間って、愛情の見せ方とか、思いやりの持ち方とか、いつか家庭を持つときの練習をしていたんだなぁ、と感じる側面も多いもので。ですから、一生家庭を作りたくない、という意志のもとに生きているならそのままでOK。でも、これから先少しでも結婚する可能性があるのなら、練習しないと。最悪ですから、妻や子供と約束できない夫や父親って。○いつか欲する幸せのために必要なスキルを磨く私は、飽きっぽくて自己愛の強い傲慢な恋愛ばかりしてきたから、一回目の結婚で失敗しました。まさに、相手と一緒にいることの優先順位が低かったから、相手のことを思いやりながら話し合うスキルを本当に持っていなかった。男女、年齢を問わず、幸せにパートナーと暮らしていける人たちとは、相手に対するコミットをちゃんとしているんですよ。「私はあなたの妻です」「僕はあなたの彼氏です」というところから逃げない。相手を不安にさせたり、自分の都合ばかりを押し付けたりしない。要は、「私はあなたの夫です」ということに責任を持っているんですね。そして、そのコミットができる人はどんな人かと言えば、「自分で自分に約束できる人」なんですよ。だから、信頼関係が生まれる。小さな社会ですからね、家庭は。信用がものをいうんですよ。男性を見ていてよく思うのは、仕事で成功すれば、女たちは勝手についてくると思っている節がある、ということです。確かに、ついてくるかもしれません。でも、ついてきたとしても、それまでに人をちゃんと愛する練習してきていないと、コミットする意志や力が無いと、簡単に破たんしてしまいます。「好きな人といつまでも幸せに暮らす」って、誰もが当たり前にできることではなく、スキルが必要なんですよ。川崎貴子(かわさき・たかこ)人材コンサルティング会社 ジョヤンテ代表取締役。女性誌での連載、執筆多数。主に恋愛論を書いているブログ「酒と泪と女と女」が話題となり、『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)として2015年3月に書籍化された。20代のときにベンチャー経営者同士で結婚するも離婚し、2008年に8歳年下のダンサーと再婚した。2人の娘がいる。自身の離婚、再婚、子育て経験を通した説得力のあるアドバイスに、ファンも多い。11月20日には、最新刊『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)が出版される。
2015年11月11日一昨年、惜しまれつつ解散したFUNKY MONKEY BABYSのリーダー、ファンキー加藤。昨年2月にソロデビューし、ファンモンの加藤からソロアーティストに。いま、その魅力をさらに増している。「いよいよ立ち止まれなくなったというか、ソロとして走り始めたので、なりふり構わず、ただ前を見て突っ走っています。今年は39か所・44公演をツアーで回り、出会いや再会がありました。一人になってもこんなに応援してくれるのかと感じ、それが新たな原動力になっています」加藤さん自身、ソロでやっていくことを宣言したものの、“3分の1”からのスタートには、実は不安がつきまとっていたと言う。「オレの性格もあるんですが、根がネガティブというか、一つ不安を解消しても、また次の不安が出てくるんです。ツアー中もファンモン解散の傷が癒えてない皆さんが、ソロの加藤を受け入れてくれるか、ずっとモヤモヤしていました。でもライブを観て、良かった、応援するよ、という声を聞き、大きな勇気をもらいました。今まで以上に真っすぐな応援歌を聴いてもらいたい、その気持ちに自信が持てました」ニューシングル『MUSIC MAGIC』は、彼についてきてくれるファンへの思いを、直球で書いた熱いナンバーだ。「ツアー前に、みんなに聴かせたくて作った曲です。お客さんが来てくれるかな、体力持つかなぁ…とか、いつものように心の中がモヤモヤしているとき、その不安を吐き出したくて、思いのたけをノートに書き出し、そのまま歌にしました。歌詞はパーソナルな内容ですが、目の前にいる人に伝えたい思いが、ギュッと込められている曲。ライブの各会場でも、すごく盛り上がりました」後日、この曲をシングルにしたい、とスタッフから請われ、驚くと同時に嬉しかったとか。カップリング曲「少年の声」も、加藤さんの内面に深く切り込んだ異色のナンバーだ。「過去の自分と向き合ってできた曲です。誰でも大なり小なり、悩み多き10代を過ごしていると思うけど、オレは高校3年間、暗黒だったんですよ。人生で最も大切な3年間なのに何も思い出がない。だから、その青春時代を今なお取り戻そうとしているのかもしれない。いま必死で頑張ることで、あの空白にピースを埋めている、そんな気がするんです。オレと同じような日々を送っている若い子たちが、この歌を聴いて、悲観することないぜ、未来はまだまだ可能性あるから、ってメッセージを感じ取ってくれたら嬉しいですね」そして加藤さんの新しいチャレンジも進行中。映画『サブイボマスク』の主役に抜擢されたのだ。役柄は人々に笑顔や希望を取り戻す“暑苦しいほどの熱血漢”だとか。「監督さんがオレの武道館のライブを観て、さらに熱いキャラに脚本を変えたそうです(笑)。俳優はやりたいことのひとつでしたが、まさか主演なんて…。でも引き受けた以上は、全力投球で臨みました。別の人生を疑似体験できる仕事というのかな、こんなに楽しくて刺激的なことはないと感じました。撮影は終わりましたが、嬉しいことに主題歌と挿入歌も任されたので、現場の風景や肌で感じたことを組み込みながら、自分らしい曲を書きたいです」◇ふぁんきー・かとう昨年2月『My VOICE』でソロデビュー。2日連続の武道館公演、全国ツアーも大成功を収めた。俳優として来年の初夏公開の映画『サブイボマスク』で初主演を果たした。◇4th Single『MUSIC MAGIC』【初回生産限定盤CD+DVD】¥1,667 カップリング曲は「つながるから」と「少年の声」。特典DVDはタイトル曲のMVやライブダイジェスト映像を収録。通常盤CD¥1,000(DREAMUSIC)※『anan』2015年11月11日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子
2015年11月10日のべ一万人以上の女性の生き方相談に乗ってきた、女社長の川崎貴子さん。「女のプロ」との異名をとり、著書『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)などで説く恋愛・結婚の心得も話題を呼んでいます。「男たちにも言いたいことは山ほどある」と言う川崎さんが、恋愛や結婚で路頭に迷うアラサー男性の相談に愛を込めて答えていきます。* * * * *Q: 付き合っても一年くらいで気持ちが醒めてしまいますお付き合いが一年以上続いたことがありません。いつも自然消滅してしまいます。付き合い始めの盛り上がりを過ぎると、義務感で会ったり連絡取ったりし続けているような気がしてしまい、途中でフェードアウト。結婚願望がないわけではないので、この癖を直したいです(27歳・SE)○もっと高嶺の花を狙え二つ可能性があると思っていて、一つはあんまり好きじゃない人とホイホイ付き合ってしまっているパターン。自分の好みを深く考えずに、ちょっと可愛いな、好きだと言ってくれたから、という程度で付き合ってしまっているのではないでしょうか。彼のようなケースの場合、「この人めちゃくちゃタイプ!こんな女性と付き合えるなんて!」という、高嶺の花を自分からアプローチして彼女にした方がいいでしょう。「長く付き合いたい」「結婚したい」と男性側が意思表示する心理の中には、愛だの恋だの惰性だのだけじゃなく、「他の男に盗られるのはいやだ」という単純明快な理由があったり致します。たいして執着がない人と付き合ってもすぐ別れるんだから、適当なところで手を打つべからず。○ドキドキ欲求を恋愛以外のもので消化せよまたは、飽き性で恋愛体質、という可能性もあります。最初の盛り上がりの、獲得するまでの狩りの時期に出る興奮ホルモンだけが生きがいで、安定してから出る幸せホルモンに興味がないタイプ。私も若いときそうだったんですよね。だから、結婚も全く興味がありませんでした。結婚なんてしたらもう恋愛が、あの恋愛初期のドキドキがなくなってしまう、と思っていたので。でも、起業したら毎日がジェットコースターみたいだったので、恋愛に刺激を求めなくなりました。「もうどきどきは十分だ!」と言わんばかりに、私みたいに仕事に転移することで落ち着く人は多いです。それが仕事じゃなくて、趣味でもいい。ギャンブルとか、ゲームとか、バンジージャンプとか、身を持ち崩さない程度にスリルのある趣味を始めたらいいんじゃないでしょうか。○育たぬ恋愛スキルただ、この「義務感になってしまう」という気持ちは非常によく分かります。なんで日曜日に会わなきゃいけないの、寝てたいのに、と思ったり。だから、そういう人って短いスパンでどんどん渡り歩くしかないんですよ。ただそうすると、次のステージには行けないんです。永遠に。2年、3年と付き合って、信頼し合って、乗り越えて、というステージにいけない。そのフェーズに入らないままコロコロお相手だけ変わっていくから人数だけ重なっていき、関係性の構築に必要な恋愛スキルは低いまま。○相手の表層しか見ていないから飽きる昔の私含め、飽きっぽい人は、お相手の表層しか見ていないんですよ。対極の例だと、私の友人男性は、奥さんと30年一緒に過ごしていてなお、「いまだに奥さんの知らない面があると思っている。奥さんが何を考えてるのかなーと興味がある」と言ってます。「うちの妻のことなんて、もう十分知っている。」なんてそんなことは絶対になくて、それが解るのが残念ながら離婚するときなんですよ。妻の中にこんな恐ろしい鬼が住んでいたのか、と(笑)カウンセラーが一番解りやすいけれど、見る側や聞く側のスキルが高いと、対象者の色々な人格や思いが表に出るじゃないですか。解ったつもりにならないで、深掘りしたり、違う角度から見てみると、近くにいる人ほど一番解らない、謎めいた存在かもしれませんよ。○経験に勝る知識なしドキドキを求める欲求を恋愛ではないものに転移させること、長く付き合っても解ったつもりにならないこと。そうすれば、いつも山の二合目しか登れないところを、七合目、八合目、と見たことのない景色を見られるようになります。独身男性より、離婚経験男性の方が結婚(再婚)に対してアグレッシブなのは、この8合目の景色の美しさを知っているからだと私は思うのです。そして今度こそ、頂上からの景色をパートナーと見たいと思うからではないでしょうか?経験に勝る知識なし。つべこべ言ってないで、一度強引に山を駆け上ってご覧あそばせ。大好きな女性と助け合い、励まし合いながら。川崎貴子(かわさき・たかこ)人材コンサルティング会社 ジョヤンテ代表取締役。女性誌での連載、執筆多数。主に恋愛論を書いているブログ「酒と泪と女と女」が話題となり、『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)として2015年3月に書籍化された。20代のときにベンチャー経営者同士で結婚するも離婚し、2008年に8歳年下のダンサーと再婚した。2人の娘がいる。自身の離婚、再婚、子育て経験を通した説得力のあるアドバイスに、ファンも多い。
2015年10月28日映画『向日葵の丘 1983年・夏』の完成披露試写会が7日、都内で行われ、キャストの常盤貴子、田中美里、藤田朋子、芳根京子、藤井武美、百川晴香が涼やかな浴衣姿で出席した。太田隆文監督が手掛けた本作は、バブル直前の1983年をテーマに描く青春ノスタルジー作品。田舎町で青春時代を過ごす女子高生3人組は、町を巻き込んで8ミリ映画を制作する。その後、離れ離れになるも、30年後に故郷で再会し――というストーリーで、22日から全国順次公開予定。主演を務めた常盤は、「若い3人の時代が本当に素晴らしい。今より不便だったかもしれないけど、心はとても豊かだったと思う。キラキラした青春を見て欲しい」と胸を張ってアピール。一方、常盤の高校生時代を演じた芳根は、藤井、百川と過ごした合宿のような撮影を振り返り、「食べるのも寝るのも一緒で、ものすごく仲良くなりました。今も、3人でご飯を食べたり、ディズニーランドに行ったりしてます」と笑顔を見せた。また、撮影中のエピソードを聞かれ、「ここで言うことでもないんですけど、電車とか車とか大きな"鉄"が好き。大井川鉄道の景色が素晴らしくて、写真を撮りに行きました。興奮しすぎて鼻血が出そうだった」と意外な趣味を告白した常盤。隣に立つ芳根に対し、「今は違う顔になっちゃったけど、我ながらソックリだった。失礼かしら?」と茶目っ気たっぷりの笑顔で顔を覗き込むと、芳根は、「いえいえいえ!」と照れ笑いで恐縮していた。
2015年08月08日加藤ミリヤが2015年3月20日(金)千葉・市原市市民会館より過去最大規模の全国ツアーを開催する事が決定した。同ツアーは、加藤ミリヤが今年デビュー10周年を迎えた事を記念して開催。6月21日(日)神奈川・横浜アリーナまで、27公演が予定されている。また、同ツアーに先立って、10月29日(水)に10周年記念アルバム『MUSE』を発売。同作には『YOU... feat. 仲宗根泉(HY)』、中島美嘉×加藤ミリヤでリリースされた『Fighter / Gift』のシングル曲のほか、AI、青山テルマ、JASMINE、SUGAR SOULとの共演楽曲が収められている。なお、チケットの一般発売に先がけて、モバイル会員限定先行を実施中。受付は10月7日(火) 午後11時59分まで。■加藤ミリヤ 10th Anniversary "A MUSE" Tour 20153月20日(金)市原市市民会館大ホール(千葉県)3月27日(金)オリックス劇場(大阪府)3月28日(土)オリックス劇場(大阪府)4月4日(土)長良川国際会議場メインホール(岐阜県)4月5日(日)四日市市文化会館(三重県)4月18日(土)ホクト文化ホール大ホール(長野県)4月21日(火)渋谷公会堂(東京都)4月22日(水)渋谷公会堂(東京都)4月28日(火)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)4月30日(木)アクトシティ浜松大ホール(静岡県)5月1日(金)神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)5月5日(火・祝)島根県民会館大ホール(島根県)5月6日(水・祝)倉敷市民会館(岡山県)5月8日(金)広島文化学園HBGホール(広島県)5月10日(日)アルファあなぶきホール大ホール(香川県)5月16日(土)旭川市民文化会館大ホール(北海道)5月17日(日)ニトリ文化ホール(北海道)5月19日(火)リンクステーションホール青森(青森県)5月21日(木)仙台サンプラザホール(宮城県)5月22日(金)郡山市民文化センター大ホール(福島県)5月27日(水)本多の森ホール(石川県)5月29日(金)新潟県民会館(新潟県)6月9日(火)鹿児島市民文化ホール第一(鹿児島県)6月10日(水)宮崎市民文化ホール(宮崎県)6月12日(金)福岡サンパレス(福岡県)6月13日(土)福岡サンパレス(福岡県)6月21日(日)横浜アリーナ(神奈川県)
2014年10月02日寺山修司没後30年、PARCO劇場40周年記念公演『レミング~世界の涯まで連れてって~』が4月21日に開幕。当日の開演前には、八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊ら出演陣と、演出の松本雄吉が同劇場で会見を行った。『レミング~世界の涯まで連れてって~』チケット情報同舞台は、演劇実験室◎天井棧敷によって1979年に初演、1983年に劇団の最終公演として改訂再演された『レミング』をもとに、松本と少年王者舘の天野天街が共同で上演台本を再構成したもの。変拍子のリズムでセリフを重ねていく松本ならではの表現スタイルで、イマジネーション豊かな寺山ワールドを再現する。松本は「顔ぶれをご覧のとおり、コラージュ感の強い舞台。それぞれ違う演技のスタイルを舞台に持ち寄って、寺山作品の中でうまく融けあっていい舞台になった。寺山さんにも喜んでもらえるんじゃないかと思います」と手応えを語った。八嶋は「とても不思議な舞台なので、渋谷のど真ん中のパルコ劇場でお芝居を見ていただいた後、外へ出た時に、また違った渋谷の街の風景を感じてもらえたら」と真面目にコメントしつつ、「常盤さんと絡みがないので、もっと絡みたかったな。触りたかった」とおどけながら「でも今後どうなるかわかりませんよ。毎日来ていただいたら変わっていくかもしれません。ポロリもあります」と笑いを誘った。常盤はセクシーなチャイナドレス姿で登場。「タンゴを踊ります。衣裳はフラメンコの要素が入っていて、すごくきれいに作っていただきました」と笑顔で話した。5月16日(木)まで東京・PARCO劇場にて。その後、5月25日(土)に名古屋・中日劇場、6月1日(土)・2日(日)に大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!でも上演。チケット発売中。
2013年04月22日常盤貴子が4月、6年ぶりの舞台に挑むことが決まった。作品は寺山修司の傑作『レミング』をもとにした『レミング~世界の涯までつれてって』。演出を手掛けるのは、巨大な野外劇場を舞台に大阪弁のイントネーションで言葉の断片を重ねてゆく「ヂャンヂャン☆オペラ」スタイルでファンの多い維新派の松本雄吉だ。寺山没後30周年記念公演ともなるこの作品にかける思いについて、チラシ撮影の現場で松本と常盤のふたりに話を聞いた。『レミング~世界の涯までつれてって』チケット情報もともと維新派に興味があったという常盤。「私が拝見した野外演劇では、大雨が降ったんです。でもその雨粒も雨音も舞台装置の一部のようでかっこよかった。近くを通る電車の音や、遠くの車のテールランプ、それらすべてを味方につけてその時しか観られないものを作り出すのが維新派なのかと!私が大好きなバンドのGrateful Deadに通じるライブ感がある」と常盤が目を輝かせて語れば、松本も「昔、常盤さんがドラマで清朝の最後の皇帝の弟と結婚する日本人・愛新覚羅浩役を演じるのを観ました。位の高い人が身をやつす、そんな姿が似合う女優さんはなかなかいない。この空気は天性のものと感じた」と常盤に惹かれた瞬間を話した。『レミング』は壁についての物語。松本が「自分という壁を乗り越えたいという思いは普遍的なテーマ。また、寺山流の遊び心溢れる都市観もいま改めて提示したい」と意気込むと、常盤が「誰にも相談できずひとりで悩む人が多い現代に合う物語のような気がする」と続ける。また、「寺山さんの作品はもちろん、彼が活躍した6、70年代に憧れがあるんです」と告白する常盤に対して松本が「僕も寺山への憧れはあるけれど、やはり年上のライバルという気持ちが強かった。面白い芝居は観ると腹が立つので」と話し、笑いを誘った。常盤が「今回、松本さんの演出によって、維新派の俳優さんたちのようなひとつのコマになるのが楽しみ」と舞台への期待を口にすると、松本は「脚本に手を入れる作業は、できるだけ俳優さんに合わせる形で行いたいと思っている」と構想を漏らす。続けて「今回は寺山ワールドを活かしつつ、美術や音楽も新たにつくっていく。目まぐるしく動く舞台装置を予定しているので、退屈しないと思いますよ」と笑った。30年余の時を超えて、2013年の日本に寺山ワールドがどう展開されるのか、期待が募る。公演は、4月21日(日)東京・PARCO劇場でスタート。チケットの一般発売は3月2日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは東京公演の有料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月11日(月・祝)11:00まで、無料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月12日(火)11:00まで受付中。取材・文:釣木文恵
2013年02月01日昨年のアルバム『M BEST』ツアーのステージに若旦那をゲストに迎えて久々に聴かせた「LALALA」に会場が熱狂していたことが記憶に新しい加藤ミリヤ。二人で向き合って「LALALA」というひとつの作品を生みだしてから5年の月日を経て、10代だったミリヤは今、24歳の大人の女性となっている。そんな今の彼女と、プロデューサーとしても様々なアーティストとのコラボで表現の幅を広げる若旦那が再びタッグを組んで届ける「LOVERS partⅡ feat.若旦那」。若旦那が男ゴコロを描く「LOVERS」と対になる今作で、ミリヤが聴かせたかった女ゴコロとは…。久しぶりのコラボレーション楽曲制作中の二人の様子や、24歳の今の恋愛観など、彼女を直撃した。●若旦那とお互いの恋愛観の共通点を探して歌詞に反映したExcite:「LOVERS partⅡ」は久しぶりの若旦那との1曲。「LALALA」以降も若旦那とは交流は続いていたんですね?ミリヤ:そうですね、一緒にライヴをしたり。昨年の私の『M BEST』のツアーに若旦那に参加してもらって、久しぶりに「LALALA」を何回かやらせてもらったんです。その時に若旦那も私も「LALALA」という曲に対して改めて手応えを感じて。ファンのコたちも「LALALA」は今でも好きな曲だし、しかも私が10代の時の曲なので、また今の自分として何かやれたらいいなってことはツアーの間も思っていて。そうしたら若旦那の方から“やらない?”ってお話をいただいたんです。Excite:1組のカップルの物語を、同じ時間軸で切り取って双方から描くという作り方は新鮮ですよね。アンサーソングではなく同時発売で。ミリヤ:どんなやり方がいちばん面白いかなって考えていくうちに、一つの“LOVERS”というプロジェクトにして、「LOVERS feat.加藤ミリヤ」は若旦那名義の曲としてあって、私名義の方は「LOVERS partⅡ feat.若旦那」という形で2パターンを出そうってことになったんですけど、最初のアイディアを出す時には本当にいろいろと話をしましたね。Excite:たとえばどんな話?ミリヤ:歌詞について、いちばん深く話し合いました。若旦那も歌詞に対してメッセージ性をすごく大切にしている方なので、歌詞は重要だねって話になって。最初は若旦那が「オレはこういうのがいいと思うんだよね」って言っていた内容があったんですよ。「もう考えてあるんだよね」って。ただ、ラブソングにしようっていうのはあったんですけど、その若旦那の方向性というのに、私は全く共感できなくて(笑)。若旦那と私は世代も違うので、まずはお互いの恋愛観の共通点を探しましょうってことで話を進めていったんです。Excite:最初の提案はどんな内容だったの?ミリヤ:私くらいの年齢の女のコが、すごく年上の年齢の男の人と付き合っていて。その男性はバツイチで…って設定がすごく細かいんですよ(笑)。そのバツイチの男の人と付き合っている20代前半の女のコは、結婚をしたいと思っていて、彼の方は1回失敗しているから彼女のことをすごく好きなんだけど、再婚の1歩に踏み出せなくて。そうして気持ちがスレ違ってしまってる…というのはどう? って。でも私はそういう経験をしたことがないので、多分歌詞を書けないし…。本当にブレストレベルなんですけど。Excite:却下されて若旦那は?ミリヤ:「いいと思ったのになぁ~…」って言ってました(笑)。そこからはお互いの恋愛観みたいなものをすり合わせていく形でいろいろと話をしてまとまっていって今の形になりました。●求めるだけではなく、ありのままのあなたを受け入れる女神的要素Excite:時代、時代で等身大の女性像を描いているだけに「LALALA」の時と今とに違いはあった?ミリヤ:それはあると思います。「LALALA」の頃とは、自分も変わってきたとも思うし、若旦那の方でも、恋愛観は変わってきてるって話をしていて。昔は「黙ってオレについて来い」っていうのが男性像だとすると、今ってそうではなくて、自分は逆に3歩後ろから女の人を見守るっていう恋愛観で、それが理想の恋愛像だと思っているっておっしゃっていて。そこをお互いが共感して、曲のテーマが決まっていった感じですね。Excite:そんな今回の「LOVERS partⅡ feat.若旦那」を書くにあたって、いちばん意識した女のコ像というと?ミリヤ:女神的要素ですね。Excite:女神的要素?ミリヤ:受け入れるってことです。100%。昔は「こうだったらいい」っていう自分の理想の男性像や、こういう関係性がいいっていう理想があって、そこに対してちょっとでも「あれ?」って思うことがあるとガッカリしたり、「この人じゃないんじゃないか」って恋愛を見ていて。でも今は多少、違うなって思ったとしても、それはその人の個性として100%受け入れられるようになっている自分がいて。逆にそれも楽しめるというか。何それって思っても「こういう人もいるんだな」とか「彼はこうだから」っていう風に、どんなあなたも受け入れるってことができるようになったんです。そうなったことで、ちゃんとその相手の人のことを好きになっているんだなって自分では感じていて、それを伝えたかったんです。Excite:懐が大きい感じがします。ミリヤ:求めているだけじゃない。ありのままのあなたを受け入れているっていうところを。キャラクターとしては自分の中で書いてきた人物像としても新しいタイプだったなと思います。●歌が前に出てくる曲を自分が求めているExcite:そんな今作ですが、若旦那のバージョンを聴いた感想は?ミリヤ:最初に若旦那版の方を作ったんですけど、それが本当にカッコよかったんですよね。トラックとか若旦那の方はけっこうラップっていう感じだし、そういうヴァースにもなっているので、逆に私の方はすごく柔らかい世界観の曲にしようっていうのがあったし、改めて若旦那の書いている歌詞はすごく刺さるなとも感じましたね。多分、男の人はこういうことを言ってほしいんだろうなって思うような曲でした。Excite:完成したからこそ言える、若旦那バージョンの“ここにグッと来た”というポイントは?ミリヤ:歌詞がいいですよね。1回聴けば覚えられる。自分にはない、メロディーのキャッチーさみたいなものはヴァースの中ですごくあるなって思います。そこが好きです。Excite:実際にこの“LOVERS”の二人はどうなっていくと思う?ミリヤ:ずっと一緒にいると思います。そう想像しながら書きましたから。恋人たちってみんなスレ違っているけど、それって本当に些細なところですれ違っているだけ。本来はお互いに大切に想い合っているんだけど、自分の経験からしても、本当に好きなのに、微妙にスレ違っていたり、ずっとスレ違ったままだったりすることって多いなって思うんです。だからこの曲は、ちょっとスレ違う恋人たちのための曲だと思っています。Excite:対する「無口のうた」はビックリするくらいにシンプル。ミリヤ:全部、生楽器で録って。自分の声も1本で全部録っています。Excite:ミリヤちゃんの歌としても今までにない感じが…。ミリヤ:する! 歌い方も全然変えているし、曲の構成もこれまでにない。サビがないという感覚なんです。学校の校歌みたいな作りの曲にしたいなっていうのはあって。それを音数少なく。自分の声とギターとパーカッションとピアノだけの、本当に4人だけで作っている曲っていう感じも入れたかった。Excite:ミリヤちゃん自身からトラックのアイディアを発信していくだけに、いつも頭の中では音楽が鳴っている、という話を前に伺いましたが、24歳になってすごくシンプルになってきたのかなっていうのを感じます。ミリヤ:それはあるかもしれない。明確になってきたというか。年々楽曲のイメージが具体的になっていくし、それが最近はすごくシンプルになっている。歌が前に出てくる曲っていうのを自分が求めているとは思います。Excite:これからどんな楽曲が出てくるのか楽しみです。ミリヤ:今、アルバムを作っているので、いろんなものをまだまだ届けていく予定です。ヤル気がすごくあるので、自分でもどんな作品が出来ていくのか、楽しみです。(えびさわなち)●作品情報『LOVERS partⅡfeat.若旦那』発売日:2012/10/17 初回生産限定盤 ¥1,575 / 通常版 ¥1,223加藤ミリヤ: 公式サイト
2012年10月16日経済キャスターの鈴木ともみです。今回は、キャリアカウンセラーとして第一線で活躍されている小島貴子さんと「ひきこもり」問題の第一人者として活動されている精神科医・医学博士の斉藤環さんお二人の共著『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』をご紹介します。対談のゲストは著者のお一人、東洋大学理工学部准教授・グローバルキャリア教育センター副センター長の小島貴子さんです。人生のステージは時の流れと共に変わっていくものです。学生から社会人へ、結婚して夫婦、父親、母親へ…とその役割も変化していきます。そのことをうまく理解できないと、自分自身や人間関係のメンテナンスにも悪影響を及ぼすことになります。同書は親子・家族関係の構築についてはもちろん、会社の上司と部下の関係、恋人や友人との関係etc…様々な関係構築への第一歩を踏み出すきっかけになる一冊と言えるかもしれません。鈴木 : 『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』は、キャリアカウンセラーの小島先生と精神科医の斉藤先生による対談形式で、とても読みやすい構成となっていますね。小島 : ありがとうございます。カルチャーセンターで対談させていただいたのですが、対談を聴きたいという参加者も多く、やはり関心の高いテーマなのだと実感しました。鈴木 : 小島先生はキャリアカウンセラーとして、これまで行政や教育の現場で様々な就労支援をされてきていますね。小島 : はい。早いもので20年が過ぎました。鈴木 : 就労支援の第一人者として活躍されてきた小島先生が子育てに着目して本を出版されたというのはどうしてなのでしょうか?小島 : 就労支援というのは、単純に仕事を求める求職者と求人をマッチさせれば完結する話ではありません。仕事がみつからない背景には、表に出てこない問題が数多くあるのです。人間関係がうまくいかずに仕事から離れていく人たちや、家庭や自身の状況をうまく整理することができずに社会に出ていくことができない人たち、不登校からそのままひきこもり状態になってしまった人たちもいます。そもそも子どもの成長期には重要な転機がいくつも存在します。そこを注視しながら親子関係を構築し見直していくことの大切さを伝え、家族のサポートをしながら就労支援をしていくのが日本のキャリアカウンセラーの仕事だと言えます。そう考えていくと、やはり就労支援と家族論との間には、深い関係性があるわけです。鈴木 : なるほど。副題にある『「30歳成人」時代の家族論』というタイトルには、今の時代だからこそ伝えるべき重要なメッセージが込められているわけですね。「30歳成人」という表現ですが、先生は、現代社会において「精神年齢は7掛け」という説を唱えてらっしゃいます。小島 : はい。その計算によれば30歳は21歳になりますね。そもそも20歳を成人とみなすのであれば、今の時代、成人する年齢は30歳くらいがちょうどよいのではないかと思います。その点について、斉藤先生も同じ見解です。鈴木 : 確かに、私も就職して3年くらいたった頃に、生意気にも「私は仕事がデキる!」といった万能感に浸った時期がありました(笑)。でも、そんな万能感もミスや失敗を重ねるうちに覆され、その万能感から卒業できたのは、やはり5、6年目だった気がします。その時点でやっと自立の準備ができました。小島 : 私は『27歳からの就職術』(インデックスコミュニケーションズ)という本も書いてるのですが、タイトルに「27歳」という年齢を出したのは、その年齢が人生設計を今一度考え直す時期にあたるからでした。転職を考えたり、結婚や出産、親の定年退職など、様々な外からのショックが押し寄せるのがこの時期です。漠然とした不安を持つなか改めて人生設計を立て直し、新たな道を歩み始めようと決心するのが「27歳」なのです。もちろん、その時期には個人差がありますので、だいたい27歳~34歳くらいを想定すると、成人するのはおおよそ30歳ということになりますね。鈴木 : この「30歳成人時代」はいつ頃から始まったと分析されますか?小島 : 私は、この現象は電化製品が日常生活に入り込んだ頃から始まっていると考えています。便利さと清潔さを重んじ、効率化を追求するうちに、大切なコミュニケーション術を学ぶ機会を失ってしまったのではないかと…。それこそ昔は、晴耕雨読、本も回し読みしながら勉強していました。携帯電話のない時代、会話するにも家族の誰かに繋いでもらわないと、電話は通じなかった。人とのつながりに、必ず誰かが介在したり、そこに和が生まれていたはずです。今はその機会を失ってしまっていますよね。鈴木 : 確かに。昔は、友達に電話するのでも、繋いでもらう際に、その子の家族の様子をうかがい知ることができましたし、大人と子供が交流する機会がもっとありましたよね。小島 : 子供は、様々な大人と接するなかで、閉鎖的に守られている子供の世界から、大人のいる広い社会への踏み出し方も学んでいくものなのです。そこで、自立心も芽生えてきます。ただ、この「30歳成人」というテーマは日本特有の問題でもないのです。全世界的なものになってきています。その点について、斉藤先生は次のように語っていらっしゃいます。鈴木 : 子供の自立には、親の夫婦関係が大いに影響しているようですね。小島 : そうですね。夫婦関係が「お父さん」「お母さん」の関係のままであるために、今の親子関係から抜け出せないのではないかと思います。「30歳成人」時代が定着してしまった理由のひとつですね。そして、全世界的な広がりを見せているという現象のひとつに、やはりひきこもりの増加があります。その点についても斉藤先生が指摘されています。小島 : この斉藤先生のお話にある「人づきあい」で言えば、私は息子をよく人の家に泊まりにいかせていました。数日間、外を泊まり歩いていた息子がやっと家に帰ってくると、「やっぱり家がいい」と言うのです。人の家に泊まった時の居心地の悪さが逆に自分の家庭の良さを再認識させてくれます。そういったことも自立を促すひとつの流れをつくりますね。鈴木 : 人づきあい、人とのコミュニケーションの中で、子供は自然と自立心や社会への適応力を会得していく…というのが本来あるべき姿なのかもしれませんね。小島先生はご自身のコミュニケーション能力を存分にずっと発揮されてきたのでしょうか?小島 : いいえ。実は私は昔からコミュニケーション能力はあまり高くないのです。群れるのも得意でありませんし(笑)。ただ、コミュニケーションが悪くならないようにしようと心がけてはいます。要はコミュニケーション不全がどういう時に起こるのかを知っていればいいのです。その点については、具体的に本に記してあります。鈴木 : とてもよくわかります。「ひきこもり」などで親子関係の在り方について悩んでいらっしゃる方は、これらを見直してみる必要があるのでしょうね。小島 : そうですね。そして、「これは家族内の問題なのだから他人には関係ない」と決めつけたり、分担の意識を持ったりせずに、ぜひ私たち専門家を頼ってきてほしいと思います。鈴木 : さらにこの5つのパターンは親子関係や夫婦関係のみならず、会社の上司と部下との関係など、ビジネスシーンでも当てはまる状況と言えそうですよね。「決めつけ」や「逃げ」、「威圧」などは、組織で起こりやすいパターンです。これらのパターンにはまらないように注意して、コミュニケーション不全を回避したいものです。小島 : はい。それでも、人生には人間関係やそれぞれの環境において、予期せぬ出来事が生じます。その時に、どうやってポジティブな発想に切り換えていけるかがポイントなのです。鈴木 : ネガティブな出来事を学習の機会として捉えるというのは、仕事や人づきあいなどあらゆることを進めていく上で大切な姿勢ですよね。小島 : そうですね。カッコいい大人、上等な大人はこれができています。常にオープンマインドでフェアで誠実で楽観的です。私は、人は成人する(30歳になるまで)は、とにかく遠慮することなく、上等な大人と接する機会をどんどん増やして、その大人たちからいろいろなことをどんどん吸収してほしいと思っています。この考え方は、常日頃から私が教え子たちに伝えていることです。素晴らしいことを教えてくれる大人は周りにもいるはずです。そういう大人と会う機会を増やし、たくさん学習してほしいと思います。決して、ちゃっかりしたズルい大人の真似だけはしてほしくない。上等な大人を見習うなかで、自分自身も上等な大人を目指してほしいのです。鈴木 : 同感です。とっくに成人した私ですが(笑)、今でも上等な大人との出会いを求め続けています。多くのポジティブな言葉やパワーをもらって自身の明日へとつなげていきたいという思いは、人生に一種のハリを与えてくれますよね。小島 : そう思います。私も明日は、上等なカッコいい大人とランチ会食の予定です(笑)。鈴木 : いいですね。素敵なランチタイムのひとときをお過ごしください。小島先生、今日はお忙しい中ありがとうございました。小島 : ありがとうございました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日加藤ミリヤ新曲「AIAIAI」着うた(R)スタート。新曲にちなんだ「愛の十戒」企画も実施!6月6日にリリースとなる加藤ミリヤの新曲「AIAIAI」の着うた(R)先行配信がスタートした。海外ドラマ『ザ・ファーム 法律事務所』のエンディング・テーマ曲ともなっている今回の新曲は、ミリヤ節炸裂の意欲作となっており、<ふたつ返事でやさしい声でいつも話しかけて><他の誰かと比べないで>と、1~10までミリヤ流の十戎を展開。<その気になればいつでも貴方を手放せるんだから>と言いながらも<男なら泪見せないで 君の代わりに泣くから><私が最後に愛する人は君だけ>と、時に揺れ動く、飾りのない女心を赤裸々に綴った楽曲になっている。この楽曲のテーマに沿って、オフィシャルホームページ特設サイトでは、「彼にしてほしいこと」「彼にしてほしくないこと」をTwitterで募集。集まったファンのつぶやきは特設サイト内で常時表示される他、ウーマンエキサイトにて記事になることも決定している。また、レコチョクでは「恋人同士のルール」を募集。特に応募が多かったものや印象に残った10つのルールを「恋人同士の10カ条」として、通常は楽曲のキャッチコピーが表示されるレコチョクフルのTOPページにて日替わりで掲載される。楽曲とともに、こちらの企画もぜひチェックしていただきたい。リリース情報New Single『AIAIAI』2012.06.06リリース※5/16~着うた(R)配信スタート【初回生産限定盤】CD+DVDSRCL-7984~5/¥1,575(税込)【通常盤】CDSRCL-7986 /¥1,223(税込)・ 加藤ミリヤ オフィシャルサイト ・ 加藤ミリヤ シングル『AIAIAI』特設サイト
2012年05月17日アーティスト加藤ミリヤの世界観を体感できるセレクト『M SELECT』が、ソフトバンクモバイルの「スマセレ」に登場。(スマセレ=スマートセレクト。スマートフォンを簡単操作で、自分好みにカスタマイズできるサービス。)『M SELECT』では、特別に撮りおろした加藤ミリヤのビジュアルを背景に設定することができる。また、加藤ミリヤのスマートフォンサイトにすぐにアクセスできるブックマークアプリの他、音楽やおしゃれが大好きな女の子の生活にハッピーを提供してくれるアプリがたくさん。加藤ミリヤは、現在全国ツアー『KAWI JAMELE presents 加藤ミリヤ MBEST TOUR 2011』を開催中。また、2011年12月14日に待望のニュー・シングル『ROMAN』をリリースするので、合わせてチェック。
2011年11月22日新国立劇場が2011/2012シーズンで打ち出した、〈【美×劇】-滅びゆくものに託した美意識-〉。繁栄するものより滅びゆくものに向く日本人独特の美意識を探究する本シリーズは、『朱雀家の滅亡』を皮切りに先月スタートしたが、続く第2弾『イロアセル』の準備が佳境だ。開幕まで間もない稽古場を見学した。新国立劇場演劇『イロアセル』チケット情報『イロアセル』の最大の特色は"色"。舞台となるのは、発する言葉にその人固有の色(黒の5番、というように)を持つ人々が暮らす島だ。彼らがセリフを発するたびに色で包まれる様を、照明や映像を駆使して可視化するという。倉持裕が書き下ろしたSF的とも寓話的とも言える設定が舞台でどう具現化されるのか、大いに興味を抱いていた。稽古場に入ると、天井に地球を模した大きなスクリーンのようなものがある。これと、舞台奥にある障子のようなセットに、色が映し出される仕組みらしい。ほぼすべてのキャストがハンドバッグのようにぶら下げている"ファムスタ"という架空の機械(色を集めたり調整する機械という設定)が、異彩を放っている。物語は、島の外から色を持たない囚人と看守がやって来るところから始まる。舞台中央にベッド、机、便器のみが据えられた鳥かごのような檻があり、囚人役・藤井隆の演技スペースはこの狭い空間のみ。「動きのテがなくてかわいそうだと皆さん言ってくださるんですが、僕にすれば元々テがないというか、お芝居として効果的に動くってことができないから、『大変よねえ』と思ってもらえるのはかえってありがたい(笑)」(藤井)。だがその分、豊かな表情が際立つ。彼の前では自分たちの色も消えると知った島民たちは次々と面会に訪れ、普段はできない打ち明け話をして帰っていく。「いい大人たちがついはしゃいじゃったりする姿が、檻の中から見ていて愛おしく感じてしまう」と藤井。面会の場面は信者が神父に告解するような、どこか神聖な儀式にも見えてくるから不思議だ。どんな罪を犯したのかは明かされぬミステリアスな囚人はその後、責任感のない無色透明な言葉で、島の人々を確実に変化させてゆく……。頭から3幕手前まで約1時間。演出席の鵜山仁からストップの声が聞かれることはなく、順調な仕上がりがうかがえた。言葉に色があるという設定は突飛に聞こえるかもしれないが、藤井はこう話す。「ブログで書いたことが残り続けることなんかも似てますよね。感覚のゆるい人が無記名で他人を批判してたりするのを見るとすごく不愉快になるんですけど、この島の人たちは逆に言葉への責任感でがんじがらめになっている。単純にどちらがいいとは言えないけど、自由に慣れてしまった中での人間の醜さみたいなものを思い出させてもらった感じがします」。この奇妙な世界に日常的な何かを見出せれば、途端に"自分たちの物語"と成り得る画期的な風刺劇。色鮮やかな完成品が待ち遠しい。ほかに島田歌穂、加藤貴子、剣幸、ベンガルらが出演。『イロアセル』は10月18日(火)から11月5日(土)まで新国立劇場 小劇場で上演。チケット発売中。取材・文:武田吏都
2011年10月05日加藤清史郎が主演を、三池崇史氏が監督を務める映画『忍たま乱太郎』が23日(土)から全国公開されるのを記念して、以前より“大の阪神ファン”を公言していた加藤が、13日に兵庫県にある阪神甲子園球場で始球式を行った。その他の写真憧れのタイガースの本拠地・甲子園で人生初の始球式に挑んだ加藤は、猛練習を重ね、当日も室内練習場で本番直前までピッチング練習を行った。本番前にはバックヤードで阪神の桧山進次郎選手から激励を受け、加藤の緊張は最高潮に。しかし、“忍たま”姿でマウンドにあがった加藤は、18メートル先のバッターボックスに向けて見事な投球を披露し、集まった約4万人の観衆をわかせた。始球式後に加藤は、「すごく楽しかったです。マウンドからキャッチャーまでが思った以上に遠くて緊張しました」と述べ、当日の投球については「98点!ストライクをとるために力を抜きすぎで、少しワンバウンドになってしまったのでマイナス2点です」と採点。好きな阪神の選手について質問されると「みんなすごい選手だから全員好きです」と回答した。『忍たま乱太郎』は、忍術学園に通う少年・乱太郎(加藤)が、教師・山田伝蔵(寺島進)らの指導を受けながら仲間たちと修行を積み、エリート忍者を目指す姿を描く。『忍たま乱太郎』7月23日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2011年07月14日イラン出身で世界的に高い評価を受けるアミール・ナデリ監督の最新作『CUT』(原題)に西島秀俊が主演し、殴られまくる映画監督役を演じることが発表された。常盤貴子、菅田俊、笹野高史、芦名星らも共演、常盤さんは本作で13年ぶりに髪をショートにしている。ナデリ監督は過去にナント三大陸映画祭で二度にわたってグランプリを受賞。カンヌやヴェネチアなどの映画祭でも作品が上映され、高い評価を受けている。その世界的な巨匠が、東京フィルメックスの審査員として西島さんと出会ったことから今回の企画がスタート。日本人キャストを起用し、日本を舞台にした映画を製作することに。青山真治監督が脚本協力として参加している。主人公は西島さん演じる映画監督の秀二。兄からお金を借りて映画を撮るものの、彼の作品は商業映画として映画館で上映されることはない。ある日、秀二のためにやくざに金を借りていた兄がトラブルで命を落とし、秀二が借金を背負うことに。彼は、兄の死に対する自責の念を抱え、殴られ屋をやることで借金を返済しようとするが…。主人公・秀二以外の役柄では、常盤さんが夜の世界に生き、殴られ屋となる秀二を支える女・陽子を演じるほか、やくざの組員でありながらも秀二に協力するヒロシを笹野さんが、秀二の元恋人の女優で、彼に商業映画の企画を持ちかける明子を芦名さんが演じる。西島さんは「2005年の東京フィルメックスナデリ監督と出会い、そのときに『一緒に映画を作ろう』と約束しました。その約束が実現してとても嬉しいです。ナデリ監督の映画を見たときの衝撃はいまも忘れられません。圧倒的な映像と音の中に、またナデリ監督のあのエネルギーそのものに巻き込まれていくことをとても楽しみにしています。そして今回は常盤貴子さん、菅田俊さん、笹野高史さんという、強い存在感のある役者さんたちと久しぶりに共演できることもとても嬉しいです」と喜びを語っている。13年ぶりのショートヘアで本作に臨んでいる常盤さんは「最初に企画書と脚本を読ませていただいて、あまりにも『?』が多かったのですが、西島秀俊さんや青山真治監督の参加が決まっていましたし、大勢の方がこの作品に協力しようとしている、その源を探りたくて監督にお会いしました。監督はイランの方ですが、『日本の古い映画は時間がゆっくり美しく流れる映画がたくさんあって大好きだったのに、最近はコマーシャル的な作品が多くて、これはそろそろ誰かどうにかしなくてはいけないと思い、自分が立ち上がった』とおっしゃられていたので、思わず『オモシロイ!』と参加してしまいました。西島さんはすごくフラットなイメージです。みんなが大好きですよね、西島さんのこと(笑)。その魅力を近くで探りたいなと思っています。ナデリ監督は、ちゃんと役者の話を聞いてくれて褒めてくれる。小さい疑問があっても自分で呑みこまずに質問できるので、役柄に対して共通認識を持っていられます。一緒にその役柄を作っていけることが面白い現場です。でも、ナデリ監督は嵐のような人で、私も含めてみんな振り回されていますけど(笑)。普段、依頼される役柄は大体似たような役が多いので、本作では外見も含めて自分の想像をいい意味で裏切られていて楽しんでいます」とその思いを明かしてくれた。「この映画は西島秀俊その人であり、西島秀俊はこの作品と秀二そのもの」とはナデリ監督の弁。果たしてどのような作品に仕上がるのか?また、国際映画祭への出品も気になるところ!『CUT』(原題)は今後、10月まで撮影が行われ、2011年公開。■関連作品:CUT (原題) 2011年公開
2010年09月04日