今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。出産直後なのに面会にくる義家族第一子を出産して入院中の主人公。出産直後なのに義家族たちが代わる代わる面会にくるので、ゆっくり休む暇がありません。そこで主人公は「義家族の面会を遠慮してほしい」と夫に伝えました。しかし、夫から「出産を機に仲良くしてほしい」と言われてしまいます。主人公が落ち込んでいると…出典:CoordiSnap助産師さんは主人公の様子に気づいたようです。問題さあ、ここで問題です。夫の無神経な言動に悩まされたとき、助けてくれた助産師さんの言動とは?ヒント助産師さんは主人公の気持ちをよくわかっているみたいです。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:CoordiSnap正解は「主人公の気持ちを代弁して、一喝してくれた」でした。助産師さんの鋭い指摘に夫はしどろもどろに…。主人公は心の中で拍手喝采するのでした。助産師さんありがとう!出産直後は体を休ませることが大切ですよね。助産師さんの言葉が夫に届きますように。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月01日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの水分補給について教えてくれました。これからの季節、水分補給は欠かせないですよね。月齢ごとのポイントや水分補給の際の注意点についても詳しくお話してくれています。ぜひ参考にしてくださいね。 気温が高くなるこの時期、赤ちゃんの水分補給に迷うこともあるかと思います。今回は、月齢ごとに水分補給のポイントについてお話ししていきます。 生後6カ月未満の赤ちゃんの水分補給生後6カ月未満の赤ちゃんへの水分補給は、母乳か育児用ミルクが最適で、その他の水分は不要といわれています。お茶や白湯などの水分は、赤ちゃんの未熟な消化機能では水分として取り込みづらく、その他の水分を摂ることで必要な母乳や育児用ミルクの飲む量が減ってしまうことがあり、必要な栄養が取れなくなってしまうリスクがあるからです。そのため、生後6カ月未満の赤ちゃんが外出先や野外でなどで汗をたくさんかいた場合には、他の水分をあげるのではなく、授乳間隔を通常よりあけないようにするなど、こまめな授乳をすることが大切です。 生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんへの水分補給生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんは、離乳食を食べるようになってきて、母乳の授乳回数や育児用ミルクの量が減ってくるかもしれません。基本的には生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、無理してその他の水分で水分補給する必要はありませんが、お茶や白湯などの他の水分も離乳食や授乳に影響しない程度にすすめても良いでしょう。最初は、麦茶や白湯をあげるようにすることをおすすめします。ミネラルウォーターをあげる場合は、赤ちゃんの胃腸に負担の少ない軟水にしましょう。また、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースは、あげすぎるとそれだけを好んで飲むようになることがあり、糖分の摂りすぎに繋がってしまいます。発熱などの病気の際にもなるべく、母乳や育児用ミルクを与えるようにしましょう。 一気に飲ませるのはNG!与え方のポイントは?麦茶や白湯の赤ちゃんへの与え方のポイントは、いっぺんにたくさん飲ませるというよりは、少量を数口程度にこまめに分けてあげる感じがおすすめです。基本的には、コップやスプーン、ストローなどであげるようにします。哺乳瓶で慣れている場合は、哺乳瓶であげても大丈夫です。しかし、生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、基本的には、無理してその他の水分で水分補給する必要はありません。母乳や育児用ミルクは、通常の授乳間隔よりあけすぎないようにいつもよりこまめにしっかり飲ませるようにすることが大切です。 1歳以降の水分補給のポイントは?1歳以降の赤ちゃんは離乳食も進んできて、母乳や育児用ミルク以外にも、麦茶や白湯を水分補給に取り入れる家庭も多いことでしょう。外出する際にもベビー用の麦茶などを携帯しておくのがおすすめです。母乳を飲んでいる場合には、基本的には欲しがる時にお子さんにあわせて与えれば問題ありません。育児用ミルクの場合も、通常の回数や間隔であげてください。 水分補給を行うタイミング水分補給のタイミングは、通常のお世話のタイミングや遊んだあと、お風呂上がりなどがよいでしょう。春夏の季節の外遊びは気温も高く熱中症の心配も出てくるので、こまめな水分補給を心がけてくださいね。水分補給は、飲ませようとしてもなかなか飲んでくれないというお子さんがいたり、反対に、水分を欲した時に一気にたくさんの量を飲んでしまうこともあるでしょう。効果的な水分補給のポイントは、一気に飲ませるのではなく、少量ずつこまめに飲ませてあげること。1歳をすぎると、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースなどを好んで飲む子も多く、水分補給が気になるママとしてはついつい与えてしまいがちにもなりますが、糖分の摂りすぎや虫歯の原因となることもあるので注意しましょう。この頃の水分補給は、ストローマグなどであげることも多くなるかと思います。逆流防止機能のあるストローであっても、口をつけたものを長時間常温に置いておくのは雑菌が繁殖しやすいので避けるようにしましょう。別の容器で用意しておき、少量ずつ新しいものを入れてあげるのも良い方法です。一回に入れる量は、1〜2時間で飲み切る量を目安にして、それ以上の時間になったら破棄するようにしましょう。 まとめ水分補給のポイントをおさえて、赤ちゃんの成長や様子に合わせて対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009参考サイト:やってる人多し!体調の急変にもつながるので要注意!乳幼児への熱中症予防対策を現役助産師が教えます|ベビーカレンダー参考サイト:実はお茶や白湯はNGなことも!?助産師が教える暑い季節の体に負担をかけない「水分補給」とは?|ベビーカレンダー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月26日授乳服って必要なの? 産前に買う? 産後に買う? どんな服を買えばいい? 授乳服はわからないことがいっぱいですよね。助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、授乳時の服装についてマンガで解説してくれました。助産師さんならではの視点に注目です!授乳のときに便利な授乳服。しかし、妊娠中に用意しても、実際はあまり着なかったというママもいます。また、母親学級を担当していると、妊婦さんに入院時の持ち物に授乳服が必要かと質問されることがあります。 今回は、助産師の立場から授乳服についてお話ししたいと思います。 授乳服とは?授乳服とは、服を脱がずにおっぱいを出すことができ、授乳するときに肌の露出が少ないことから、冬の寒さ対策や外での授乳時に便利なものです。おっぱいのところにスナップやファスナーがついているタイプや、布が重なってめくるタイプなどさまざまなデザインのものが市販されています。授乳服は使用期間が短いので、購入枚数を抑えるか、あまり授乳服には見えない授乳期間が終わっても着ていられるようなデザインの洋服を選ぶと良いかと思います。また、友人から譲り受けたり、フリマサイトで購入したりする方もいらっしゃいます。 出産直後に授乳服をおすすめしないわけ授乳のときは、できるだけママと赤ちゃんの体が密着して、赤ちゃんにおっぱいを乳輪のところまで深く加えてもらうことが大切です。新生児の慣れないころの授乳の場合は、密着できるようにママの洋服を上半身脱いでもらった状態でおっぱいの練習をすることがあります。また、おっぱいの形や大きさによっては、授乳服では難しいこともあります。出産後の入院期間は、前開きのパジャマであれば授乳の妨げにならず、問題ないかと思います。 授乳時に適した洋服外出をするようになるころなら、お子さんもママもだいぶ授乳に慣れてくるころになるかと思います。授乳服を使うのはこれくらいの時期になってからがおすすめです。授乳服は、赤ちゃんが深く吸い付きやすいように、おっぱいの部分がなるべく広く空くようなタイプを選ぶといいと思います。 授乳服以外でおすすめなのは以下の服装です。・前開きのシャツ・ジップアップパーカーの下にTシャツ・前開きのワンピースやサロペット・赤ちゃんを中に入れられるくらい、ゆったりとしたサイズのチュニックやトレーナー、セーター・前ボタンが3〜4個ある、またはファスナーが付いていて胸元ぐらいまで開けられるシャツ 外での授乳には授乳ケープも併用すると安心です。 夜間や部屋着の服装でおすすめなのは以下のものです。・前開きタイプのパジャマ・襟元が大きく空いたシャツ(襟元を伸ばしておっぱいを片方ずつ出して授乳する)・前開きのベストや腹巻き(冬の時期に授乳中ママの体が冷えないようにするため) フォーマルな服装の場合お宮参り、友人や親戚の結婚式など、授乳中にイベントに参加することもあるかと思います。授乳用のフォーマル服は便利ですが、使用頻度も少なく購入を悩むところですね。授乳が終わったあとでも着られるようなタイプのものを選んだり、上下分かれているタイプのものを選んだりしても良いかと思います。 初めてのママは妊娠中に授乳の様子をイメージするのは難しいかと思います。授乳服はお店やネットで情報収集をしておいて、産後お出かけをする時期に購入されると選びやすいかと思います。 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月23日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、ママやパパが悩みがちな1歳からの子育てについて教えてくれました。1歳になるとできることも増えてきて、成長も著しくなる時期でもあります。1歳を区切りにする育児もいくつかありますよね。ぜひ参考にしてくださいね。 1歳になると、赤ちゃんではなくなるイメージがあるパパやママは多いようです。離乳食も完了してくるこの時期、ママが悩みがちな授乳に関しての疑問についてお話ししていきます。 母乳は1歳になったらやめた方が良いの?祖父母世代は、1歳になったら卒乳をするというのが一般的で、1歳健診の母子手帳の項目にも離乳の有無の項目がありました。現在は母子手帳が改訂されて、その項目は削除されています。以前いわれていた、母乳の栄養がなくなってくるという事実はなく、1歳を過ぎても栄養や免疫成分は変化することはありません。また、長期授乳は、感染症の重症化リスクを抑えるなどの子どもへのメリットだけではなく、乳癌・卵巣癌の発症リスクが抑えられるなど母へのメリットもあると言われています。WHOと UNICEFなど世界的な機関では2歳までの母乳育児と子どもが欲しがればそれ以降も継続することを推奨しています。また、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると日本では、離乳の完了の時期はエネルギー や栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになる生後12カ月〜18カ月頃と言われています。1歳以降の母乳育児は強制するものではなく、多様性に合わせた柔軟な対応が必要となってくると思います。 1歳になったら育児用ミルクはフォローアップミルクに変えた方が良い?まずは、育児用ミルクとフォローアップミルクの違いを知ることが大切です。育児用ミルクには「母乳の代わり」という目的があります。そのため、成分をできるだけ母乳に近いものになるように開発しており、離乳が完了する目安とされる1歳までが対象となっています。一方、フォローアップミルクには「離乳食や食事で不足しがちな栄養を補うもの」という目的があるため、その目的に合わせた成分が配合されていて、離乳食後期にあたる満9カ月ごろ~3歳までの栄養補助食品として利用できます。フォローアップミルクは母乳代替食品ではないため、離乳が順調に進んでいる場合は、摂取する必要はありません。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合には、かかりつけ医などに相談した上で、必要に応じてフォローアップミルクを活用するなどしてもよいでしょう。また、体重増加などの成長が順調で、離乳食を標準量食べれているようでしたら、母乳や育児用ミルクのままで変える必要はありません。お子さんの様子にあわせて検討しすることが大切になります。 1歳になったら、母乳もミルクもやめた方が良いの?離乳食も標準量食べれていて、体重増加など発育が順調なお子さんの場合、1歳になったので母乳や育児用ミルクをあげるのをやめたという場合もあるでしょう。母乳や育児用ミルクの卒業のタイミングはあくまでもお子さんの発育の状態や、ママの様々な状況によって柔軟に対応するのがよいでしょう。離乳食が順調に進んでいるのであれば、1歳で母乳やミルクを卒業し、場合によってはフォローアップミルクを上手に活用するのも良い方法かと思います。食事をたくさん食べれていても、1歳ごろは食事の固形栄養からとれる栄養は十分ではないこともあり、母乳や育児用ミルクの液体栄養の方が栄養がとりやすい時期とも言われているので、1歳半ごろまでは母乳や育児用ミルクを続けるという選択でももちろん問題ありません。お子さんが飲まなくなって卒乳したり、育児用ミルクを嫌がって飲まないなどであれば、無理にあげなくても大丈夫です。その場合は、食事で動物性タンパク質などを積極的に取り入れて、食事のバランスに気をつけてあげるようにしましょう。「1歳になったから」と区切りをつけるのではなく、子どもの発育状態やママの気持ちを大切にしながら、卒乳のタイミングを検討してみてくださいね。 まとめ1歳ごろは、歩きだしているお子さんもいたり活動量も多くなり、体重増加も横ばいになってきます。そして、離乳食の完了時期や授乳の様子など個人差が大きい時期かなと思います。1歳という年齢だけではなく、悩んだ時は、小児科医や保健師・助産師などの専門家に相談したり、お子さんの様子をみながら柔軟に対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009引用参考文献:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)|厚生労働省 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月18日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、パパの育児サポートの方法について教えてくれました。最近では、パパが育児のサポートをしてくれるというご家庭も増えているように感じます。しかし、良かれと思ってやっていた対応が、かえってママの身体の負担やトラブルにつながってしまうことも……!? それは一体どんなことなのでしょうか?母乳育児は、赤ちゃんの欲求に合わせるため、授乳回数や間隔も不規則になります。夜間などの睡眠が細切れになりやすく、ママが寝不足になることもあるでしょう。 そんなママの負担を減らすために、夜間の授乳をパパが代わりに担当する場合がありますが、実はこの対応が原因で反対にトラブルが起きてしまうこともあるのです。今回は、夜間授乳をパパが担当する場合の注意点についてお話ししていきます。 夜間の授乳をパパに代わってもらうママが増えている?男性の育児休暇取得や在宅勤務の増加もあり、里帰りなど祖父母のサポートを受けずにパートナーと2人で育児をするという場合も増えてきています。パパに授乳を手伝ってもらいたいから、母乳だけではなくて育児用ミルクを哺乳瓶であげられるようにしたい、搾乳をして哺乳瓶であげてもらっているというお話もよく聞きます。 また、夜間の1〜2回の授乳をパパが担当しているという家庭も増えてきているように感じます。授乳をスキップすることで、ママが連続した睡眠がとれるようになり身体がラクになったというメリットも生まれます。 夜の授乳を代わってもらって睡眠時間を確保するつもりが……起こりやすいトラブルとは?ママの睡眠時間が多く取れるようになったなどのメリットがある一方で、夜間の授乳をパパに代わってもらったことで、起きてしまうトラブルも実はあるのです。 ①乳腺炎になってしまった母乳量が多いママだと、夜間の授乳をパパが担当することで長時間授乳間隔があき、乳房が張って痛くなり、反対によく眠れなくなることもあります。また、育児用のミルクは授乳間隔が母乳よりあくため授乳パターンが変わってしまい、母乳が残ってしこりになったり詰まりやすくなったりすることで乳腺炎になってしまうことがあります。 ②乳頭混乱パパが授乳を担当することで哺乳瓶の乳首に慣れてしまい、赤ちゃんがおっぱいが吸うのが難しくなったり、おっぱいに吸い付くのに時間がかかったり嫌がったりすることがあります。 ③母乳の分泌量が減ってしまう夜間の授乳間隔があいてしまうことにより、乳房内に母乳が停滞している時間が長くなると、母乳の分泌量を抑制する性質があります。そのために、母乳分泌が順調だったママが徐々に母乳分泌量が減ってしまうことがあります。 トラブルを減らすための上手なサポート方法は?せっかく夫婦で協力して励んでいる育児なので、サポートしていることでかえってママの悩みやトラブルの負担が増えてしまうのは本末転倒ですよね。 パパのサポートの仕方を少し変えるだけで、トラブルを減らし、ママの負担も軽くすることができます。下記のポイントを注意しながら、パパの育児サポートに取り入れてみるとよいでしょう。 ①哺乳瓶の使用に注意哺乳瓶であげるときは、赤ちゃんは起きている状態で、できるだけ大きいお口があいてからあげるようにします。眠りかけだったり、小さくあけたお口に突っ込むようにあげるのは避けましょう。 母乳を飲んでいる赤ちゃんは、一回量が少なめなので飲むスピードが落ちたり、眠ってしまったらミルクが残っていても無理にあげないようにしましょう。おっぱいに吸い付くのを嫌がったり、時間がかかるようになったら、乳首やカップ授乳の検討や母乳外来などで相談してみましょう。 ②搾乳をあげてみましょうママが眠る前に搾乳をして準備しておき、赤ちゃんが飲むタイミングでパパには搾乳をあげてもらいましょう。4時間以内であれば常温保存でも大丈夫です。冷めた場合や冷蔵保存の搾乳は、40度程度で湯せんして人肌程度に温めてからあげるようにしてください。 ママがおっぱいの張りで起きた場合は、赤ちゃんと授乳のタイミングが合えば授乳をして、ずれてしまった場合には、次の授乳に向けて圧抜き程度に軽く搾乳しておくと乳腺炎などのトラブルも回避することができます。 ③育児用ミルクや搾乳を哺乳瓶であげることだけが、パパのサポートではありません育児用ミルクや搾乳をパパが代わりにあげるだけではなく、夜間のママの授乳をできるだけ減らすためにパパができることがあります。 例えば、授乳前後のオムツ交換やゲップ、混合栄養の場合は育児用ミルクの補足と哺乳瓶の洗浄、授乳後の寝かしつけなどをパパが担当してみましょう。ママは母乳だけをあげて、その後は眠れるのでだいぶ負担は減ります。 「授乳のサポート」というと、赤ちゃんにミルクや母乳をあげることがパパにできることだと思われがちですが、実は他にもサポートの仕方があることを覚えておきましょう。どんな方法で授乳のサポートをしていくのがよいかを夫婦でじっくり検討してみてくださいね。 まとめ夜間の授乳をパパが担当する場合は、母乳の分泌量や赤ちゃんの様子をみて、どの方法が良いかお互いの気持ちを大切にしながら、話し合ってみましょう。困ったら、いつでも母乳外来など助産師にも相談してみてくださいね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月28日この記事では赤ちゃんの寝かしつけ方法をマンガで紹介します。絵本の読み聞かせ、背中をトントンするなどを含めて、助産師おすすめの6つの寝かしつけ方法をお伝えします。寝かしつけに悩むママ・パパはぜひチェックしてみてくださいね!赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったり、寝かせてもすぐに起きてしまうなど、寝かしつけを負担に感じているママは少なくないと思います。ここでは、寝かしつける方法やコツをお伝えしますのでぜひ参考にしてください。 寝かしつける方法その1 「絵本の読み聞かせ」寝る前に絵本の読み聞かせを習慣にすると、赤ちゃんにとって本を読んでもらうことが入眠儀式になります。ママが絵本を読んでくれることで、子どもは寝る時間を意識できるようになるのです。赤ちゃんにとって、ママの声は安心できるもの。そのため大好きなママが絵本を読んでくれる時間は赤ちゃんにとって楽しみになるでしょう。 絵本の読み聞かせは単にお話を聞かせるだけでなく、ママと赤ちゃんの大切なスキンシップの時間でもあります。さらに寝る前の読み聞かせで本好きになったり、想像力豊かになったりするというメリットもあるでしょう。「ねんね」がテーマになった絵本もたくさんありますので、読んでいるうちに眠くなってくれるよう、寝かしつけ用の本にしてみるのもよさそうですね。 寝かしつける方法その2「背中をトントンしてあげる」悲しいときや疲れたときなど、背中をトントンされると大人でも落ち着くこともあるかと思います。単調なリズムは眠気を誘うことがあるようです。赤ちゃんは背中をトントンされることで、ママのおなかの中にいたときの心音を思い出すと言われています。心地よかった胎内を思い出し、安心感に満たされて眠くなってくるのかもしれません。 寝かしつける方法その3「ママの子守歌や音楽で眠りにつかせる」寝かしつけに子守歌は定番です。背中をトントンしながら子守歌を歌ってあげると赤ちゃんも安心感に包まれるでしょう。しかし、すぐに寝てくれる赤ちゃんならいいでしょうが、なかなか寝ない赤ちゃんに子守歌を歌い続けるのもなかなか大変です。寝かしつけのために作られたCDやオルゴールのCD、寝かしつけのためのアプリなどを利用するのもよいでしょう。 また、赤ちゃんは胎内にいるときに聞いていたママの心音を聞くと落ち着きます。そのためママの心音が聞こえるように抱っこしてあげるのもよいでしょう。音楽と心音で赤ちゃんをリラックスさせて、自然と眠りにつくようにしてあげてはいかがでしょうか。 寝かしつける方法その4「添い寝して寝たふりをする」ママが添い寝をしてくれると、温もりやママのにおいで赤ちゃんも安心できます。しかし、添い寝をしてもなかなか寝てくれない赤ちゃんもいますよね。そんなときは、ママが寝たふりをしてみましょう。寝てしまったら遊びもおしゃべりもおしまいになるので、赤ちゃんもあきらめて一緒に寝るしかありません。 寝かしつける方法その5「布団を温めておく」ママに抱っこされていると安心して眠ってくれますが、布団に寝かせた途端に目を覚ましてしまうことはよくありますよね。やっと寝てくれたと思ったのに、また起きてしまうとママもガッカリしてしまうでしょう。布団に寝かせた途端に目を覚ますのは、寒い季節のひんやりした布団が原因ということもあります。赤ちゃんが気持ちよく寝られるように布団を快適に整えておきましょう。 寝かしつける方法その6「生活リズムを整える」生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしますが、徐々に生活のリズムが整っていきます。寝るときはパジャマを着せるようにすると、これから寝る時間だということを意識しやすくなります。朝起きたときは着替えるようにすることで昼夜の区別がつくようになるでしょう。 起きる時間や授乳・食事の時間を一定にすることで、体内時計が整っていきます。昼間は外に連れて行く、夕方に昼寝をさせないようにすることなどでも生活リズムが整って寝かしつけやすくなるでしょう。 ※参考:ベビーカレンダー 基礎知識(ベビー)「ママ必見!赤ちゃんを寝かしつける6つの方法」 寝かしつけの体験談 赤ちゃんの寝かしつけのときに私を救ってくれた「三種の神器」の1つ目はバランスボールです。魔の3週目あたりからは、立ってゆらゆらしないと大泣きするようになってしまいました。ところが、バランスボールに座って抱っこをしながらやさしくゆれると、あら不思議! すんなり寝てくれるようになりました。2つ目は抱っこひも。後追いが日に日に激しくなった生後10カ月の息子を、抱っこひもで抱っこやおんぶをしたまま洗濯を干したり洗い物をしたり。抱っこひもを使うと両手が自由になるので、家事のほかにも、ごはんやカフェタイムにするのもおすすめです。3つ目はチャイルドシート。いつも赤ちゃんとママの2人きりばかりだと、赤ちゃんも退屈してグズグズ……。そんなとき、わが家ではチャイルドシートに乗せてドライブに出かけています!(田中麻奈さん) 当時、わが子は1歳。夜9時には寝かしつけたいところでしたが、なかなか思うようにはいきませんでした。たどりついた方法は「自分も一緒に寝てしまうこと」でした。ママも一緒に布団に入ることで、わが子も安心するのか、この方法だとすんなり眠ってくれるようになりました。あと、夕方に、子どもと活動的な遊びをたくさんすることで寝かしつけがスムーズにいく、というママ友がいました。日中に限らず、お昼寝をしたあとの夕方も活動的な遊びをすることがポイントだとか。そうすると、ほどよく疲れて夜はすんなり眠ってくれると言います。もう1人の私のママ友は寝かしつけの際に、スマートフォンでオルゴールの音楽を子どもに聴かせていました。最初は「あまり意味がないかも」と感じたそうですが、毎日根気よく続けているうちに、スムーズに眠ってくれるようになったと言います。赤ちゃんや子どもが寝るときにおこなう習慣「入眠儀式」をつくり、あきらめずに習慣化するまで続けてみることも大切かもしれません。ほかにも、眉毛や耳たぶをやさしくさわる、ママの鼻息を子どもの顔にフーっと吹きかけると自然と眠ってくれるという話も聞きました。(田中由惟さん) 第一子の長男は、生後半年までは育児用ミルクを与えるとすんなり寝てくれて助かっていましたが、生後半年を過ぎたころに変化がありました。なぜか寝ぐずりがひどくなり、お昼寝や夜の寝かしつけに1時間以上かかることもありました。そんな長男の寝かしつけ成功率が高かったのは、おんぶひもでおんぶです。おんぶでも寝かしつけることができなかったときは、長男を抱っこして童謡を歌いながらリズムを取っていました。長男は横抱きがあまり好きではない、縦抱き派。抱っこの仕方を変えるだけでも落ち着いて寝てくれることがありました。また、わが家の長男は、童謡の「ことりのうた」が好みだったようで、寝かしつけ成功率も高く感じました。このほかにも、赤ちゃんを抱っこしながら体を上下に動かしたり、腰を捻って歩いてみたりと、抱っこしているときのリズムも試行錯誤しました。寝かしつけは体力を使いますね。(武山あゆみさん) 体遊びをしたり、大量の絵本を読んだり、歌を歌ったり。いろいろな手で必死で寝かしつけをして、手ごわい娘もやっと布団に転がってうつらうつらし始めたとき……。ガチャ! バタン! そう、パパの帰宅です。「お父さんだ!」と閉じかけていた目をぱっちりと開け、うれしそうに布団から抜け出ていく娘。「ただいま~」と娘に会えて喜んで喜んでいる夫の声を聞きながら、「なぜ今!」と何度も心の中でつっこんだものです。またよくあるのは、すうすうと寝息を立て始めた娘をみて、添い寝していた布団からそっと抜け出し、部屋を出ようとすると、ぱちりと開く娘の目。もう一度隣にもどる私。また娘が寝入り、やっと部屋を抜け出すことに成功! そう思いきや、ドアを閉める気配でぱちり! 再び娘の隣にもどります。そして今度は長めに時間をおき、そ~っと布団を出てそ~っと歩き、そ~っとドアを閉めて、閉め終わってから数秒中の様子を伺ったあと、ようやく寝かしつけ完了のため息をつけるのでした。 苦戦したときは、「あるある!」と笑いの種にして、育児を楽しもうと心がけていました。(里川まちこさん) 先輩ママたちもやはり赤ちゃんの寝かしつけには苦労して試行錯誤されているようですね。いろいろな方法を試してみて、自分の赤ちゃんに合う方法が見つけられるといいですね。また、ママはなかなか寝てくれないとイライラしてしまうこともあると思いますが、赤ちゃんに伝わってしまいますので、できるだけ大らかな気持ちで接してあげるようにしましょう。 作画/はたこ監修/助産師 松田玲子
2023年04月24日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、子どもの春先の服装について教えてくれました。かわいいから着せたい!という服はたくさんありますが、実は危険が潜んでいる場合も……気温の変化が大きい春先は、子どもの服装に悩むことが多いかと思います。また、かわいいと思って着せている服にも危険が潜んでいる可能性が……。今回は、春先に注意したい服装についてのお話です。 春にも気をつけたい、子どもの紫外線対策気象庁のデータによると、紫外線は3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えます。春先は、紫外線対策が十分でなかったり、紫外線が少ない冬を過ごしていた肌は急に増えてくる紫外線ダメージに弱いといわれています。 屋外への外出や外遊びのときは、帽子や薄手の長袖などで肌の露出を少なくすることが大切です。 20分以上、屋外へ外出をする場合には、石鹸で落とせるタイプの肌に優しい低刺激性の日焼け止めを使用するようにしましょう。しかし、生後3カ月未満のお子さんには肌への負担が大きいので、日焼け止めの使用は避けた方が良いでしょう。ベビーカー移動時は付属のフードでカバーしたり、ガーゼおくるみで覆ったり、ケープなどで肌の露出を少なくして対策してみましょう。 1日で気温が大きく変化する日もある春先。服装のポイントは?春先は日中は暑くなっても、朝晩は冷え込むこともある時期です。脱ぎ着しやすいものを重ね着して、気温に合わせて調整しましょう。 また、春の急激な気温上昇に身体の調節機能がついていくことができずに、熱中症になりやすい時期でもあります。お子さんが汗をかいていたり、顔が赤くなっている、寒そうなど様子をみながら、脱ぎ着して調整していきましょう。 動きが活発になってきたお子さんには、ナイロン素材のジャケットがおすすめです。風を通さないので、夕方日が落ちて急に寒くなった時などに羽織るのに便利です。小さく折りたためるので、ママの荷物も減って助かります。 その他には、帽子、薄手のカーディガン、ケープなどがおすすめです。 赤ちゃんは汗をかきやすいので、肌着や洋服は綿素材で吸収性のよい素材を選びましょう。 乳幼児に紐付きやフード付きはNG?!少し肌寒くなった時に羽織る上着には、引き紐やフード付きのものがあります。実は、これらの付属品が子どもの怪我や重大な事故に繋がる危険性があります。いくつか具体例をご紹介しましょう。 ・滑り台で首回りに付いている紐が滑り台の隙間に引っかかり、紐が引っ張られて首が絞まった。 ・フードが他の子に引っ張られたり、ドアノブにひっかかり首がしまった。 ・上着やズボンの裾に付いている引き紐が物に引っかかったり自分で踏んで転倒。 など 子ども服の紐に関しては、JIS規格という消費者が安心して製品を利用できるようにするための、国内の統一的な安全基準が制定されています。それが、「JIS L 4129(子ども用衣料の安全性−子ども用衣料に附属するひもの要求事項)」で、子ども服の紐が原因で起こる事故の予防のために、年齢層別や身体部位別に紐の有無、長さの制限などが規定されています。 しかし、JIS規格は任意の規格で強制力はないため、規格外の商品が生産、販売される場合もあるので購入時は注意しましょう。 また、フードに関してはJIS規格外となりますが、事故も多いため保育園では着用を禁止しているところもあります。 外遊びの服装は、常に「危険はないかな」という視点で選ぶように心がけましょう。 まとめ春先は気候も良く、散歩や外遊びが楽しめる時期です。今回の服装の注意ポイントを参考に、親子でぜひ楽しんでくださいね。監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月01日一人前の助産師になるためには……?子どもを産まない選択肢がある今、改めて命の尊さを描く漫画家モクコ(@fufufufutago)さん。今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#28】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。1人で抱え込む同級生ケイコさんに“周りに頼る大切さ”を伝えるモクコさん。自分の“間違い”に気づけたケイコさんは……。お産が進まない中……パパが登場!一気にお産が進み……モクコさん達も……生まれるタイミングは赤ちゃんが決めているというのは本当なのかも……?パパが来て、お産が進んだ担当産婦。この後の分娩はどうなるのでしょうか!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月29日一人前の助産師になるために乗り越えなければならない、たくさんのハードルとは……。少子化が進み産婦人科も減少している今、改めて命の尊さを描く漫画家モクコ(@fufufufutago)さん。今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#27】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。担当産婦の入院から12時間以上、ほぼ休まずに付き添う同級生。心配した仲間が同級生に交代を持ち掛けるが……。過去の経験を語る……仲間に頼ることの大切さ……みんなの思いが通じ……協力を受け入れることに……仲間のおかげで自らの課題を克服した同級生。周りに頼ることの大切さに気づけたようですね?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月27日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#26】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。深夜に“破水”で来院した担当産婦に付き添う同級生。担当産婦は同級生を心から信頼し……。しっかり者の同級生だが……休まない同級生が心配………体力が限界に……聞く耳を持たない……何でも自分で抱え込むタイプの同級生。このままだと、いざ出産の時に寝てしまうかもしれませんよね……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月26日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#25】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。目の前のお産だけに集中できるようになった担当産婦。無事出産を終えた担当産婦は同級生への“言伝”を頼み……。再び担当に……深夜に電話が………モクコさんは休憩するが……担当産婦と伴走する同級生担当産婦と信頼関係が築けている同級生。担当産婦に頼ってもらえるのは助産師冥利に尽きますね。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月25日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#24】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。陣痛が強くなり、精神的に余裕がなくなった担当産婦。「もう学生受け持ちは無理」担当産婦の言葉に同級生はショックを受け……。担当産婦が気がかり……お産に集中する担当産婦………労いの言葉をかけると……担当産婦の心遣い……苦しい出産を担当産婦と伴走した同級生。その献身的な思いは担当産婦に伝わっていたようです!(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月24日16歳で母になった少女の出産までの道のりを描いた「助産師が見た、奇跡の出産物語」。現役助産師が命の現場で見たリアルとは――。16歳の紗季さんは、別の高校に通う彼氏と交際中に妊娠していることが判明。病院で出会った助産師や患者さんと心を通わせながら、時に戸惑いながら母になっていく姿を追います。16歳の紗季さんと哲くんの間には小さな命が宿っていました。双方の両親と話し合いを重ねた結果、2人は出産を決断。それから数カ月が経ち、紗季さんのお腹のふくらみがわかるようになってきたころのこと。病院でとある助産師さん出会いました。その助産師さんは、紗季さんの出産を応援してくれています。しかし「若いゆえのリスクもある」と言い、大人と子どもの体の違いや、出産〜育児までの現実を話しはじめました。それを知った紗季さんの反応は……!? え!育児ってこんなに大変なの!? 体の違いや育児の大変さとおもしろさ、授乳や離乳食のこと……1人の人間を育てるためのやるべきことを丁寧に伝える助産師さん。赤ちゃんは1日に何回もおしっこやうんちをするため、最低でも1日10回は替えるようにとスムーズにおむつの取り替え方を伝え、新米ママさんやパパさんがつまづきやすい沐浴のことについても説明。中でも子どもの病気は心配で眠れなくなってしまうと、助産師さんは言います。 それから、とあるママさんのスケジュール表を見せてくれました。そこには息つく暇もないほどビッシリと予定が書き込まれていたのです。これを見た紗季さんは、お母さんたちの偉大さに気づき、「これを知らなかったら、産んでからのイメージとギャップを感じてたかも」と助産師さんに言います。助産師さんは「ギャップを感じたときは相談する人と場所があるといいね」と笑顔で伝えました。 イメージしているものと実際に起こるもののギャップを埋めておくだけでも、育児との向き合い方は変わってくるもの。他人の目を気にせず、紗季さんがしっかり前を向いて進むことができて本当によかったですね。 このお話はベビーカレンダーでは最終回となります。続編は以下のリンクからお読みいただけますので、ぜひご覧ください! 作画/ふらみんこ著者:マンガ家・イラストレーター おたんこ助産師現役助産師、イラストレーター。日々出会う妊娠・出産・育児にまつわるエピソードをゆるい絵でわかりやすく漫画にしています。
2023年03月24日命をかけた出産を支えてくれる助産師さん。そんな一人前の助産師になるために、険しい道のりがあることをご存じですか……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#23】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。促進剤を投与するもお産が進まない担当産婦。焦りが募る担当産婦に同級生は寄り添い続け……。お産が進み始め……まだ6センチ?学生さんに気を使っている場合じゃない……ショックを受ける同級生……同級生が悪いわけじゃない……同級生の献身的な姿勢が、担当産婦の負担になっていた……?その後、無事に担当産婦が出産。なぜか同級生が呼び出され……。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月23日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#22】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。出産予定日が過ぎても陣痛が来ず、不安ばかりが募る担当産婦。すると実習指導者が“出産体験談”を語り始め……。促進剤を投与開始……待つしかない同級生………不安と期待が入り混じり……次第に焦りが強くなる……なかなかお産が進まない担当産婦。出産のタイミングは人それぞれだとわかっていても、周りから置き去りにされている感覚に陥ってしまいそうですね……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月22日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#21】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入しました。健診の度に同級生に質問をぶつける担当産婦。回答するも根本的な不安の解消にはつながらず……。出産予定日を迎えるも……焦り始める継続さん………陣痛促進剤を使うことに……自分の体験を語る……実習指導者の体験談を聞いて、継続さんの表情が少し和んだみたい……?このまま継続さんは無事出産となるのでしょうか……!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月21日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#20】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】助産師になるための“病院実習”が開始。いよいよ助産実習の山場である“継続事例実習”に突入。私は同級生が担当する“1人の産婦”が気になって……。気になる事が多すぎる……医師には聞けないことを……同級生に色々聞くように……回答するも……気になる事を聞けて、多少は不安が解消されていると思ったのに……。この継続さんは一体何がそんなに不安なのでしょう……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月20日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#19】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。同級生の言葉に納得してくれた担当産婦。すると先生は同級生にも同じ言葉をかけ…….。助産実習の山場……同級生の継続さんは……少し心配症……?知識不足が否めない……同級生の継続さんは色々な事が気になるタイプのようですね。なんだか心配事が多すぎて、マタニティライフを楽しめていないような……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月19日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#18】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。自分の経験をもとにアドバイスをする同級生。力を抜く育児法を聞いた担当産婦の反応は……。同級生の言葉を噛みしめ……先生のフィードバック……同級生もママの1人……決意再び……決意を新たにした同級生は再び助産師への道を歩むことに。ところで先生が言う“継続事例”さんとは……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月18日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#17】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。“育児と学業”が両立できず、弱気になる同級生。しかし先生の言葉で背中を押され……。退院指導が始まり……具体的なアドバイス……育児で大切なこと……思いを必死で伝える……『育児は100点でなくていい』この言葉に救われる人はきっと多いはず。同級生の思いは担当産婦に伝わったのでしょうか……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月17日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#16】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。5歳の息子が“夜驚症”に。自己嫌悪に陥る同級生は仕事が手につかなくなり……。同級生の話を聞く先生……先生の懸念……担当産婦に何を伝える……?同級生だからできること……先生の言葉にはいつも胸を打たれます。同級生も心のモヤが晴れたのではないでしょうか……!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月16日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、子どもへの性教育について教えてくれました。「性教育っていつ頃からするべき?」「どんなことを話せばよいの?」と疑問を持っている親御さんはぜひ、参考にしてくださいね。性教育についてのおすすめ本も紹介していますよ。 性教育というと、小学高学年ぐらいの時期や思春期の頃にするイメージがあるかもしれません。しかし、今ではもっと早い時期から始めた方が良いと言われています。しかし、実際には家庭でいつからどのように始めたら良いか悩むことも多いかと思います。 そこで今回は、「幼児期から始める性教育」についてお話ししていきます。 性教育はいつから始める?性教育の始める時期については、様々な意見がありますが、今は3歳から始めると良いとも言われています。早いかなと感じる方もいるかもしれませんが、実際はもっと早くても良いかと思います。乳児期でも、おむつ替えをしている時に「きれいにしようね」と声をかけておしりを優しく拭いたり、周りから見えないように配慮してあげたり、知らない人に見せたりしてはいけない大事なところということを感じてもらうことも大切かと思います。こうすることで、子どもが言葉を理解する前から性教育を日常の中に習慣づけられるのではないかと思います。また、3歳ごろになってお話がかなり理解できるようになってきたら、プライベートゾーン(口や水着で隠れる胸や性器、お尻のこと)は、他の人が勝手に見たり触ったりしてはいけないところであることを話してあげましょう。お医者さんに体をみてもらう時や手伝ってもらう必要がある時以外で、勝手に触る人や見ようとする人がいたらイヤだよと言って逃げて良いことを伝えてあげましょう。 性器の洗い方を知ることで大切なところということを感じてもらう2〜3歳ごろになると、男の子は頻繁におちんちんを触ったり、女の子もパンツに手を突っ込んで性器を触る子もいます。この時期は、性器に対する興味であったり、触ることで安心感を得ることもあります。その時は、「やめなさい」「きたない」「恥ずかしい」などとつい声をかけてしまいたくなりますが、ここが性教育のチャンスです。大事なところなので清潔を保てるように、汚い手で触らないようにしようねと教えてあげましょう。洗う時も、「大事なところだからきれいに洗うね」と声をかけたり、3歳ごろになったら性器だけは洗い方を教えて自分で洗うようにしてもらうことも大切な性教育のひとつと考えます。 性教育のポイントは?乳幼児期は、性教育をするぞ!と意気込んで特別な時間をとる必要はありません。日々の会話や言動の中で出てくるタイミングを大事にしましょう。 こんな時が性教育をするチャンス!例えば、以下の言葉がお子さんから聞かれたら、性教育のチャンスです。 「男の子にはおちんちんがついてるのに、女の子にはなんでついてないの?」 「〇〇ちゃんのママのお腹に赤ちゃんいるんだって」 「私(僕)は、ママのお腹にいたの?どうやって産まれてきたの?」 「何で私のおっぱいはぺったんこなの?」 「何で血が出てるの?(生理の時) 本人が興味をもったら、その時のタイミングで答えてあげるようにしましょう。もしすぐには答えられなくて質問をはぐらかしたり、わかりやすく説明できなくて言葉がつまったり、間違ったことを教えてしまうこともあるかもしれません。その時は、その間違いを認め、「この前◯◯って聞いてたよね。ママ◯◯っ言ったけど間違えちゃってたみたい。今は答えられるよ」と伝えたり、絵本を使うのもよい方法でしょう。 【おすすめの絵本】・「だいじ だいじ どーこだ?」大泉書店遠見才希子著・「おちんちんのえほん」ポプラ社山本直英著 【親御さんにおすすめの本】・「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方」KADOKAWA 社フクチマミ著 おわりに性教育というとハードルが高くなりそうですが、幼児期には自分や周りの人の身体を大事にして傷つけないこと、性器が大切なところだということや、お子さんがお腹にいた時や産まれた時にどんな様子でママやパパがどんな気持ちだったかというお話を日々少しづつ伝えていくだけでも十分かなと思います。 引用参考文献:全英児童虐待防止協会(NSPCC:National Society for the Prevention of Cruelty to Children)が製作する子ども向けのプライベートゾーンの啓発の動画「パンツザウルス」引用参考文献:「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方」KADOKAWA 社 フクチマミ著 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年03月16日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#15】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。出産を機に“助産師”になりたいと思った同級生。家族のサポートを得ながら、育児と学業に励んでいたが……。心が揺れる理由……負のスパイラルに陥る……心がモヤモヤしたまま……うっかり寝てしまう……色々な思いが重なり、自己嫌悪に陥る同級生。そんな同級生に先生はどんな言葉をかける……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月15日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#14】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。先生に仕事ぶりを指摘される同級生。仕事に身が入らない同級生が足早に帰宅する理由とは……。同級生を出迎えたのは……夫に相談……義両親にも相談……頑張ろうと決めたけど……強い決意で看護学校、助産学校へ通うと決めた同級生。それなのになぜ学校を辞めようと思っているのでしょうか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月14日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#13】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。担当産婦のおかげで“助産師の役割”に気づけた同級生。実習開始から1ヶ月後、別の同級生に異変が……。中身を見た先生は……核心を突く指摘……担当産婦はどんな人……?頑張りすぎるタイプ……?担当産婦のことを理解していない……?仕事に身が入っていない様子の同級生。そんな同級生が足早に帰宅する理由とは?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月13日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#12】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。産婦との“あるべき関わり方”を学んだ同級生。休息ケアのおかげで担当産婦のお産が進むも実習時間切れに……。担当産婦が気になる……すっかり母の顔に……助産師の役割とは……別の同級生に異変が……助産師としての役割を学んだ同級生。しかしなぜか浮かない表情をする同級生に異変が……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月12日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#11】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。お産を進めるには“活動と休息のバランス”が大事だと話す指導者。猪突猛進な同級生に質問を投げかけ……。産婦を黒子として支える……体と心がゆるんできて……お産が進みそうなのに……その後しばらくたって……今回の分娩介助でも貴重な学びを得ることができましたね。きっとこれから産婦との関わり方が変わるのでは……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月11日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#10】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。助産師は“産婦の伴走者”だと諭す先生。その言葉に同級生は感銘を受け……。先生が向かった先は……同級生を心配する先生……指導者からの質問……同級生を導く……体や心をゆるませるとお産が進むというのは初耳ですね。同級生はどのように産婦をリラックスさせるのでしょうか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月10日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#9】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。お産が進まず苦しむ産婦を心配する同級生。先生が同級生にかけた言葉の真意とは……同級生に問う先生……助産師はあくまで伴走者……ハッとする同級生……一息つこう……身に染みる先生の教え。産婦を心配するあまり“大切な事”を見落としていたみたい……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月09日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#8】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。数日後、予定外の産婦が来院。初めての分娩介助で“命の尊さ”を実感するモクコさん。その後、指導者との“振り返り”で反省点が浮き彫りに……。分娩介助の後は記録作成……叱咤されていると……担当産婦が心配な同級生……話を聞いた先生は……担当産婦を心配して“なんとかしたい”と願う同級生。そんな同級生にかけた先生の言葉の真意とは……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月08日