俳優の北村総一朗が23日に自身のアメブロを更新。まさかと思った“戦友”の訃報に悲痛な胸中を吐露した。この日、北村は「寺田農が逝った。まさかそんな」と14日に肺がんのため亡くなった俳優の寺田農さんの訃報に言及し「唇が震えて言葉が出ない」と驚いた様子でコメント。寺田さんについて「文学座の第一期生として共に演劇を学んだ戦友」だといい「当時は、未だ早稲田大学の学生で、養成所の三十人強の中で最も若く幼さを残した美少年だった」と振り返った。続けて「私より七歳も年下の彼が、さっさと逝ってしまった」とコメント。「俺の病を心配して、電話で『頑張れ』と言ってくれたじゃないか。テラ、お前が先に逝ったらいけないよ。これ以上、言葉なんて出ないよ」と悲痛な胸中を吐露し、寺田さんに「おつかれさま。それじゃ、またな」と呼びかけ「合掌」と追悼した最後に「文学座養成所第一期生同窓会。中央に座っているのは、故樹木希林さん。その後ろに立つ寺田農さん、一人置いて左側に立つ私」と当時の写真を複数枚公開。「寺田くんと、一緒に。真ん中は同窓生のお嬢さん」と寺田さんらとの3ショットも公開しつつ「寺田農くんは忙しい中、同窓会には必ず顔を出していた」と回想し、ブログを締めくくった。
2024年03月24日「“太賀が大河”ということで、三段オチみたいですが」2026年から放送されるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演に決まった仲野太賀(31)、3月12日の会見では、自分の名前をイジる余裕を見せた。この会見で、制作統括の松川博敬氏が、抜擢の理由について語った。「まず豊臣兄弟をやろうという企画があがり、秀長を主人公にと決めた時に名前があがったわけですが、満場一致というか、仲野太賀しかいないなと。これは理屈というより、直感で決まりました。(私は)大賀さんとは本木雅弘さん主演の『流行感冒』という単発ドラマでご一緒したことがありましたので、人柄はそこでよく知っておりました」2006年に俳優デビューしてから、仲野は多くのNHK作品に出演している。「2007年の『風林火山』以来、『豊臣兄弟!』で6作目の大河出演となります。連続テレビ小説も『あまちゃん』のほか、4月スタートの『虎に翼』にも出演します。二世色を払拭したいと、かつては『太賀』という芸名で活動をしていました。ドラマや映画にも数多く出演し、確かな演技力で“父超え”を果たしたとの声も少なくありません。勢いに乗っている実力派俳優の一人です」(テレビ局関係者)父は俳優・中野英雄(59)で、仲野は次男。「2021年に出演したバラエティ番組で仲野は父の“激甘”エピソードを明かしています。苗字を隠して活動しようと決めていたにも関わらず、父の中野はSNSで『ウチの二男、太賀がでます!』などと、宣伝に励んでいたそうです。仲野は番組で『毎作品、毎話感想を送ってくれる。親バカがひどくて……』とも苦笑しながら語っていました」(前出・テレビ局関係者)だが実は中野はかつて、雑誌のインタビューに“体育会系”の教育について明かしていたこともある。《2人とも男の子だからだろうけど、いろんなことを体で覚えてほしいと思っています。たとえば、人にぶたれたときの痛みとか、親父に殴られたときの痛みとかも、殴られて初めて『ほら、こんだけ痛いだろ』と。人に対してそういうことしたら、人はこんだけ痛いんだよって覚えてもらいたい。ウチは体育会系だね。もう僕の声だけでびびっちゃってますから(笑)》(『Como』2001年6月号、以下同)体罰も辞さないと語っていた中野。仲野は当時8歳、23年前という時代背景もあり、いま読むとやや“不適切”にも思える教育論は続く。《僕自身、かなり悪ガキだったんで、タバコとか不良性があるものには、あまり怒りませんね。タバコなんて、小さい頃『ほら、吸えよ』ってわざと言ってる。そうすると、吸わないんだよね》《コイツ(太賀くん)が母親に『オメーよ』なんて、冗談で言っても怒る。素っ裸にして表にブン投げたこともあります》“声だけで子供をびびらせる父”はいつから“激アマ父”になったのか。その時期は定かではないが、仲野太賀の大河主演成功を、いちばん望んでいるのは父・中野英雄であることは間違いなさそうだ。
2024年03月15日川栄李奈が主演を務める「となりのナースエイド」の第8話が、2月28日に放送。これまで明かされてこなかった大河の過去が明らかになったが、そのきっかけとなった家族とのやりとりのギャップに「可愛すぎる」や「リピート確定」などの声が上がっている。「となりのナースエイド」は、医療現場の縁の下の力持ちであるナースエイドが主人公のドラマ。元外科医のナースエイド・桜庭澪を川栄李奈、星嶺医科大学附属病院の天才医師・竜崎大河を高杉真宙、ベテランナースエイドの片岡晴美を水野美紀、澪の同僚・夏芽を吉住、同じく同僚の相馬を矢本悠馬、オームスの研究に没頭する統合外科の教授・火神郁男を古田新太、医師の猿田を小手伸也、火神の娘で医師の玲香を瀧本美織、澪の姉で亡くなった唯を成海璃子、唯の恋人で刑事の橘を上杉柊平が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。澪(川栄李奈)は、姉・唯(成海璃子)の死に星嶺医大が関わっていることを知り、混乱を隠せない。大河(高杉真宙)の家族だという少女・小夜子(永瀬ゆずな)が入院してくる。今すぐに手術が必要な危険な状態だが、小夜子にはどうしても手術を受けられない複雑な事情があった。そして、小夜子の登場で大河の知られざる過去が明らかになり、澪(川栄李奈)との思わぬ共通点も見えてくる。猿田(小手伸也)に背いて澪の監視をやめた晴美(水野美紀)、夏芽(吉住)、相馬(矢本悠馬)の3人は、猿田が反撃してくるのではないかと不安に。案の定、猿田は既に火神(古田新太)に根回ししており、3人のピンチを知った澪は慌てて大河の元に走る。そんな中、3人は火神から思わぬ言葉を告げられ――というのが8話の展開。小夜子の登場で、実は大河の両親が早くに亡くなっており、大河が羽ばたき園という施設で育っていたことがわかる。また、これまでに裏バイトをしてお金を稼いでいることがわかっている大河だが、実はそのお金は施設の子供たちのために使っていた。そんな大河の生い立ちにSNSでは、「大河先生は優しいタイガーマスク」や「施設の為にお金を使って、施設の子は家族同然で医師免許はく奪されそうでも守る大河先生は誰よりも優しい不器用なだけで」、「澪と大河先生の共通点って両親を早くに亡くしたってところなんかな」などの声が。また、これまでいくつものギャップを見せ視聴者の心を揺さぶってきた大河だが、8話でも新たなギャップを披露。今回は、小夜子におねだりされて披露した渾身の「ピカチュウ」のモノマネや、小夜子に促され澪に初めて「ありがとう」と言う時の変顔など、クールな印象とは程遠い可愛さのギャップが光っており、「大河先生のピッカチュウ可愛すぎる」や「かわいすぎてこれからリピート確定です」、「今週の大河先生、ほんとに人間味溢れてて好きだったなぁ」などの声が上がっている。【第9話あらすじ】手術を無事に終え、小夜子(永瀬ゆずな)の命を助けられた大河(高杉真宙)。児童養護施設長の同意も取れており、法律的にはなんら問題はなかったが、翌日、最後まで手術に同意しなかった小夜子の母・早苗(小野ゆり子)が星嶺医大に怒鳴り込んでくる。一方、教授室で一人、血を吐いて倒れた火神(古田新太)を玲香(瀧本美織)が発見。なんとか意識を取り戻した火神は、玲香に衝撃の事実を語り始める。その頃、澪(川栄李奈)のもとに橘(上杉柊平)から、唯(成海璃子)のノートPCから論文らしきものが見つかった、と連絡がはいる。澪は早速ファイルに目を通すが、そこには全ての憶測を覆す信じられない内容が記されていた――。「となりのナースエイド」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月29日川栄李奈が主演を務める「となりのナースエイド」の第4話が、1月31日に放送。普段はクールな大河の意外なリフレッシュ法に「ますます好きになる」や「ギャップ萌え」などの声が上がっている。「となりのナースエイド」は、医療現場の縁の下の力持ちであるナースエイドが主人公のドラマ。医療オタクで医療用語に詳しい新米ナースエイド・桜庭澪を川栄李奈、星嶺医科大学附属病院の天才医師・竜崎大河を高杉真宙、ベテランナースエイドの片岡晴美を水野美紀、澪の同僚で澪に想いを寄せる菊池相馬を矢本悠馬、看護師で噂好きの中山明菜を織田梨沙、大河を可愛がる統合外科の教授・火神郁男を古田新太、火神教授の娘で医師の玲香を瀧本美織、澪の姉で亡くなった唯を成海璃子、唯の恋人で刑事の橘を上杉柊平が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。澪(川栄李奈)は、自殺したと思っていた姉の唯(成海璃子)が、他殺だった可能性があると、唯の元彼で刑事の橘(上杉柊平)から聞かされる。橘によれば、唯は生前、辰巳浩二という半グレ集団のリーダーについてひとりで調べており、辰巳に関する重大な情報を手に入れたせいで殺されたのではないかというのだ。突然のことに動揺を隠せない澪。誰かに打ち明けたい澪は、自分の秘密を知る大河(高杉真宙)に相談しようとするが、肝心の大河は最近、毎晩どこかへ出かけているようで、寮に帰ってこないのだった。そんな中、火神教授(古田新太)の一人娘・玲香(瀧本美織)がアメリカ留学から帰ってくる。実は玲香は、大河に思いを寄せており、以前皆の前で盛大に告白し振られる事件を起こしていた。大河と仲の良い澪は、そんな玲香からさっそく目を付けられることに。さらに玲香は、澪が元外科医でPTSDを患って医者を辞めたという秘密まで知っているようで――というのが4話の展開。澪を車に乗せ悩みを聞いた大河は、「俺も正解が何かわからない悩みにぶち当たることはある」「そういう頭がぐちゃぐちゃしたとき、頭をスッキリさせる方法だけは知ってる」と言うと、澪を連れて「新しい学校のリーダーズ」のライブへ。ライブ会場で踊っている姿こそ映らなかったものの、全力でライブを楽しんだと思われる様子に、SNSでは「大河先生ギャップ萌え」や「まさかの2人でオタ活」、「ますます好きにならない方が無理じゃん!!!」などの声が。また、踊っている姿が映らなかったことに対し、「ライブで踊り狂ってるシーンも見たかった」や「インパクトある大河先生も見たかったw」などの声が上がっている。その後、亡くなった姉の恋人で刑事の橘から情報を得た澪が、姉が残した住所に行くと、そこにはなぜか大河の姿が。予想外な場所での大河の登場に「えええどうなるのこれ裏の顔あるんだっけ?」や「え、大河先生に裏の顔、、、、??」などの声が。大河はなぜ、そこにいたのか。続きが気になるラストになっている。【第5話あらすじ】澪(川栄李奈)は、姉を殺害した可能性が高い辰巳(やべきょうすけ)のアジトと思われる山奥の屋敷の前で大河(高杉真宙)を目撃。刑事の橘(上杉柊平)が調べたところ、屋敷が辰巳と関係のある場所だということは間違いない。何故大河があそこにいたのか、わからないことだらけの澪は、仕事にも身が入らず大河にもよそよそしい態度をとってしまう。その頃、火神は独自に開発したオペレーションシステム「オームス」の実用を目指し、オームスに適応できる人材を探していた。「オームスを使いこなせる人間だけが、魔病シムネスに打ち勝つことができる」と豪語する火神。しかし、大河でさえ使いこなすことができないオームスを、並の医師が扱うことは到底不可能で、適応者が見つからないまま時間だけが過ぎていた。そんな中、焦り始める火神の耳に大河に関する悪いウワサが届く。一方、遂に我慢できなくなった澪は、朝早くから車で出掛けていく大河をこっそり尾行。しかし、たどり着いた先で澪が目にしたのは衝撃の光景で――。「となりのナースエイド」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月01日俳優の北村総一朗が27日に自身のアメブロを更新。がんのMRI検査の結果を報告した。この日、北村は「重粒子線治療後の6ケ月点検の為、私にとって厳しい現実の待つQST病院へと妻と共に向かいました」と妻と一緒に病院を受診したことを報告。「40分ばかりのMRIの検査を終えて、その結果に躊躇逡巡しながらも、診察室へと向かいました」と述べ「主治医の先生と画像を見ます」と診察中の様子をつづった。続けて「8mm程度の癌は未だにいるものの、発見時に比べて成長してるわけでも無く、転移も今のところ見当たらない」と検査結果を明かし、医師からは「経過は頗る順調です」と言われたことを報告。「先生の言葉に、やっと安堵して、妻を見ます。ニコッと笑い返す妻」と述べ「ああ、これが幸せの姿かと、しみじみ噛み締める瞬間です」とコメントした。一方で「抗がん剤は続けること、今後、3ヶ月ごとの定期検診は受ける事を言い渡されました」と明かし「帰ろうとした待合室に、何と高校時代の同窓生が、私を尋ねて、待ってくれていたのです」と説明。「嬉しさに胸が熱いです」と感激した様子で述べ「若かりし高校時代が昨日のように蘇り、思い出話に尽きる事なく花が咲きます。貴重で楽しいひとときでした」と振り返った。最後に「楽しい時間の最後は矢張り、同窓生の逝去の便りです」と明かし「『ああ彼もか』『えぇ彼女も』と驚嘆し、その死を悼むと同時に、淋しい諦観の情が湧くのです」とコメント。「そうか、行くべき時に行くべきところに逝ったんだ。『お疲れ様』と思うのです」と述べ「僕らは決して沈鬱にはなりません。残された時間を、粉骨砕身、進み続けるのみです」とつづった。
2024年01月29日永瀬廉(King & Prince)、杉咲花、北村匠海が共演する『法廷遊戯』から、北村さん演じる模擬裁判を司る天才、結城馨が人生を賭けて“究極のゲーム”を企てた背景に迫る新場面写真が解禁となった。北村さん演じる馨はセイギ(永瀬廉)、美鈴(杉咲花)と同じロースクールに通う同級生で、在学中に司法試験に合格した校内でも一目置かれる存在。クラスではそんな馨が主宰者となり、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判が流行っていた。解禁となった場面写真では、「無辜ゲーム」の主宰者として法服を着て冷静に見つめる馨の姿が。他者を寄せ付けない雰囲気だった馨が、唯一心を開いていたのがセイギ。ある日「もし僕の身に何か起こったらリンドウの花を持って墓参りに来てほしい」と意味深な言葉をセイギに告げる。そしてロースクール卒業後、馨の「久しぶりに無辜ゲームを開く」という誘いを受け、学校に向かったセイギだったが、そこには馨の死体が…。場面写真では、リンドウの花が手向けられたお墓に手を合わせるセイギの姿もあり、同級生だった2人が立場を変え、弁護士と死者として生前の約束を果たすという予想外の展開に。さらに美鈴から「ゲームのプレイヤーは貴方なの」と告げられたセイギは、これは馨が仕掛けた最後のゲームであることを知る。さらに、高校生時代の馨が窓の外をみて呆然と立ちすくむ姿も。その視線の先には一体何があったのか。セイギによって馨の過去が紐解かれるとき、誰も想像のできなかった驚きの展開が待ち受けることになる。『法廷遊戯』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:法廷遊戯 2023年11月10日より全国にて公開(C)五十嵐律人/講談社(C)2023「法廷遊戯」製作委員会
2023年09月28日俳優の北村匠海が出演する、ニコンの新CM「できるって、無限。」編が、13日から放送される。新CMでは、ブラックのスーツを着た北村がカメラを構えて登場。「ニコンってカメラだけじゃないんです。」というセリフとともに、半導体製造装置や再生医療用細胞など、一般にはあまり知られていない同社の技術を紹介する。■北村匠海インタビュー――今回ニコンの様々な領域に触れたと思いますが、CMを撮影してみていかがでしたか?今回のお話をいただくまでカメラのことしか知らなくて。撮影中にお話しを聞いて「こんなことしてるんだ」って驚きましたし、「すごいな」って撮影していて思いました。ニコンのスタジオがあったり、飛行機だったり風力発電だったり、宇宙まで行っていたり、撮影が楽しかったのと同時に感動もありました。自分が好きで使っていたニコンというメーカーがこんなにも幅広くいろんなことにトライして、世の中に貢献しているということを知れてよかったです。――夏休みにカメラを持っていきたいシチュエーションや場所を教えてください。ニコンF3というフィルムカメラと、コンパクトフィルムカメラ35Tiの2つをずっと使っていたり、高校生の時に父からD300を借りて撮っていたり、フィルムカメラを使うことが多くて。夏場だったら、友達を連れて川に行って遊んでいる様子を撮りたいですね。夏はやっぱりみずみずしい写真が撮りたいです。――北村さんが自ら撮影するときに意識していることは何ですか?僕は友達を撮ることが多いので自然体でいてくれればいいなって思っています。ポートレートを撮ることが多いんですけど、被写体でいてくれる人にはポージングは強要しないと決めていて、「あくまでそこで呼吸してくれればいいよ」と声をかけて撮るようにしていますね。カメラって面白いのが、同じ設定でも撮る人が違えば全然違う写真になるし、被写体との関係値でも全然違う写真になるし、昔からそういうところがカメラの好きなところです。――写真を撮りに行ってみたい場所はありますか?樹海とかめっちゃ行ってみたくて、富士の樹海って(地面が)溶岩で、地面の土がMAX10センチくらいしかないんですよ。でも木々が生えていて、ヤドリギといって倒れている木々にまた木が生えて樹海が出来上がっているんです。普通に考えたら根っこをすごく下まで生やして太い木が生えていると思いきや、たった10センチしかないなかでたくさんの生命が生きている富士の樹海とかは写真を撮ってみたいと思いますし、訪れてみたいと思います。――ニコンは「光の可能性」に挑戦していますが、今年の夏に挑戦したいことは何ですか?いろんな趣味があるのでいろんなことに挑戦してみたいんですけど、カメラが第一の趣味で、自分が一番最初にもった趣味といっても過言ではないので、ニコンのカメラを握りしめて、アイデアを振り絞って挑戦的な写真を撮ってみたいと思います。あとは旅に出てみたいなと思います。少しずつ年齢も重ねて、仕事もゆとりを持てるようになってきたから、自転車とカメラをぶらさげて旅に出て、町のちょっとしたごはん屋さんとかでおじいちゃんおばあちゃんに「写真撮ってもいいですか?」(と声をかけ)とか、そういう人の優しさをカメラで残していくのもおもしろそうだなと思っています。初めて写真の個展を開いたのが20歳のときで、ニコンのデジカメで撮ったんですが、漠然と高校生のときに「20歳になったら個展を開く」と思っていたんです。そこから5~6年経って、改めてどういうテーマで写真と向き合うかと考えたときに、長期的に人のやさしさを残していくというのは、チャレンジを続けていつか世に出したいと思っています。――俳優活動で挑戦してみたい役はありますか?教師ですね。自分の役者人生の中で小学校4年生のとき、中学校1年生から2年生、18歳から19歳にかけての3つの大きなキーポイントで学園ドラマに出ていて、その時の先生役だった方々が本当の先生と生徒みたいにものすごい人生経験を踏ませてくれるんですよね。自分も年齢を重ねてきたなかで、自分よりもっと年下の役者の後輩と教師と生徒という立場で触れ合ってみたいと思います。僕が出てきた作品は社会派のドラマだったり、かたや青春モノだったりしたので、生徒と一緒に何かを考えたり議論的なことはやってみたいです。見ている人も一緒に考えられるし、演じている自分も考えられるし、生徒役の皆さんが僕もそうだったように役者人生のなかで「あの時この作品に出会えてよかった」「この先生に出会えてよかった」と思えるものがいつかやりたいなと思います。
2023年07月13日2021年に公開され、最終興行収入45億円を記録した『東京リベンジャーズ』(21年)の続編、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(公開中)が2作連続で公開されている。和久井健氏による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』を実写映画化した前作は、どん底人生真っ只中のダメフリーター・タケミチ(北村匠海)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・ヒナタ(今田美桜)を助けるために、ヒナタの弟・ナオト(杉野遥亮)の協力で過去と未来を行き来しながら、東京卍曾に入り込み、自分の人生のリベンジに挑む姿を描いている。そして『血のハロウィン編』では、凶悪化した東京卍會によってまたしてもヒナタが殺され、未来を変えようと過去に戻ったタケミチの奮闘を描く。ヒナタを救う鍵は“東卍結成メンバーを引き裂く過去の事件”と“東卍崩壊の危機となるかつての親友同士の戦い”にあることを知るタケミチ。マイキーの兄・真一郎の死により壊れてしまった仲間の絆は修復することなく、壮絶な決戦がついに始まった。タケミチは最悪の結末を止め、ヒナタと仲間の未来を救えるのか。今作では北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。今回は主役のタケミチを演じた北村匠海にインタビュー。主役として作品の中心にいながら、「もう1人のプロデューサー」とも称される北村は、『2』をやりたいと切望。一方で、前後編の公開となったことに不安もあったという。作品の裏側で行われていた熱いやりとりについて話を聞いた。○■どうしても『2』までやりたかった――皆さんにお話を伺っていると、特に前編からの方は「前作で終わってもいい」くらいの気持ちを持ってたり、続編にプレッシャーがあったりというところでしたが、北村さんはいかがでしたか?僕は『1』を撮影している時に、「『2』まではやる」という気持ちがあったんです。『1』だけで終わらせてしまうと、まだまだタケミチを演じ切れていないのかなと。もちろん『1』の中ではやりきれているんですけど、『東京リベンジャーズ』という原作を含めて見るとまだやりたいという気持ちがあって、漫画でも成長して行く姿を読んでいたので、どうしても『2』までやりたかった。プレッシャーはもちろんありました。『2』までやりたいという思いを、監督さんとプロデューサーさんと話しながら、あとはみんなが「じゃあ、やろうぜ」と言ってくれるのを待っていました。――実際に続編ができて、前編もヒット中で後編を迎えられることについてはいかがですか?うれしさはあります。やっぱり僕らはせっかくやるなら『1』を超えようという思いで作ったんですけど、僕がもし映画を観る立場だったら、前編後編と分かれることに不安があったんです。前編があまりにも「いや、これからだろう」というところで終わるじゃないですか? 僕は試写で前編を観た時に、自分が映画ファンだとしたらこれを許せるのかどうかという不安があって。でも別の日に観た裕貴くんが「いや、これは『-決戦-』観るでしょ」「前編でこんな面白いのかと思った」と連絡をくれて。僕はその一言だけで「早くみんなに『-決戦-』を観てもらいたい」「やっと自信を持てたな」と思えました。『-決戦-』を観終わって初めてこの作品が完成するので、そこまで終わって初めて感慨が湧いてくるのかもしれません。――山田さんが言ってくれるというのが熱いですね。そうなんです。あれだけキャリアがあって、ドラケンとしてこの作品を支えてくれた裕貴くんがそう言ってくれるのは、タケミチにとっても自分にとっても大きかったです。僕が『2』をやるにあたっての不安は前編と後編に分かれる部分にあったので、それを払拭してくれたのが裕貴くんでした。――後編を観たらまた前編を観たくなるんじゃないかとも思いました。『-決戦-』のための『-運命-』で、いい意味でも前編後編をあわせて一つの作品の面白さを持っています。体力もいるけど、続けて観てほしいなと思いますし、一つの作品として前編後編がまとまってるという思いではやっています。前編から後編までに2カ月空いてしまっているし、『-決戦-』を観た後に、もう1回『-運命-』を観たいと思ってもらえたらいいなと思っています。○■「全てを知って背負った上で」という思い――岡田翔太プロデューサーは、北村さんをこの作品の「もう一人のプロデューサー」とも表しています。そう言ってもらえてうれしいです。――それはいつもなんですか? それとも『東京リベンジャーズ』だからですか?いつも全体を見る気持ちではありますけど、今回の岡田さんは、『キミスイ』(『君の膵臓をたべたい』)における月川(翔)監督との関係とちょっと近い感覚があります。『キミスイ』の時には、月川監督が「これがお互いの階段を上るきっかけになると思います」と手紙をくれたんです。岡田さんは若いプロデューサーさんで、『1』で声をかけてもらった時にはまだ20代だったかな。世代も近い中で、仕事仲間でもありながら特別な思いがあるプロデューサーさんですし、今後ももちろん一緒に仕事をさせていただきたいと思いました。――作品も撮影も熱いですが、裏側の熱さもすごいですね。役者の仕事って、芝居だけかと思いきや宣伝にも絡んでくるし、僕は全てを知って背負った上で表に立ちたいから。宣伝でも単なる「仕事」としてではなく、 覚悟や責任も感じながらやりたかったので。――そんな作品を、やっぱりぜひ観てほしいという思いは強いですよね。今回もタケミチが主役ではあるんですけど、それよりもみんながかっこよかった。だからこそ、僕は主演という立場で、現場を引っ張る座長としての意識がすごく強かったような気がします。みんなが中心にいる、その中の座長でいる、という。公開までなんとか来れたのはとてもうれしいことですし、僕にとって誇りを持てる作品になったので、みんなの覚悟をぜひ映画館で観てください。○■一問一答 『東リベ』メンバーの中で〇〇な人・一緒に戦いたい人は?吉沢亮くんです。一緒に戦ってきた経験が長いのもあるし、彼は自分にとって役者として特別な存在です。一緒に舞台をやったりもしたし、間違いなくこの先も一緒に戦いたい。みんなに等しくそういう思いはあるんですけど、特にこの『東京リベンジャーズ』の始まりから考えると、お亮とのつながりは今後も感じるかな。・守りたいところがある人は?うーん……清水尋也ですかね。尋也は15歳ぐらいから知ってますけど、ほっとけない後輩の1人でもあって、僕の数少ない“後輩の友達”。だから、守りたさはある気がしています。・「この人は何を考えてるんだろう?」と本音を聞いてみたくなる人は?間宮くん。良い意味で独特のつかめなさがあるから、キサキという役をキャスティングされたのかなと思います。たぶんすごい情熱がある人だし、一緒に飲んだこともあるんですけど、まだ深くまで知らないところがあると思います。率直に本音を言うタイプだと思いますけど、すごく周りに気を使う人だし、空気とか場とか相手のことを考えて行動している人でもあると思います。・兄弟、もしくは姉妹にしたい人は?山田裕貴くんですね。年子のお兄ちゃんとかであってほしい。気が楽というのもありますし、あんなに明るさを維持できる人ってそうそういない。裕貴くんと兄弟だったら楽しそうだな。(山田、吉沢は2人とも「北村を弟にしたい」と回答)そうなんですか? うれしい。気は合いますよね。お亮と裕貴くん、2人とも一緒にいるとすごく楽なんです。この作品における存在としてもそうですし、裕貴くんともこの先確実に一緒になっていくことが増える気がしていて、特別な2人だと思っています。・「この人タイムリープしてるんじゃないか」と思う人は?磯村勇斗くんです。ちょっと独特な感性があるんですよね。 よく「似てる」とも言われるんですけど、いっそん(磯村)は自分と同じで、ものごとをけっこう俯瞰的に見ていたり、状況を楽しんでたり、なんかタイムリープしてそう(笑)。知ってそうな感じがする。■北村匠海1997年11月3日生まれ、東京都出身。『君の膵臓をたべたい』(17年)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほか、『さくら』(20年)、『明け方の若者たち』(21年)、『とんび』(22年)など数々の話題作に出演し、2023年Netflixにて全世界同時配信予定の実写ドラマ『幽☆遊☆白書』への主演も決定している。声優としての出演は、『HELLO WORLD』(19年)、『ぼくらの7日間戦争』(19年)、『かがみの孤城』(22年)。
2023年07月08日萩原利久とトリンドル玲奈が共演する「月読くんの禁断お夜食」。その第2話が4月29日放送。そよぎに夜食を振る舞う月読に兄・大河はある行動に出る…浅香航大演じる大河に視聴者から「兄の謎の威圧というか距離感おかしい」「過保護なのかなんなのか」といった声が上がっている。ストイックすぎるあまり“食”に興味を失ってしまったカリスマ・パーソナルトレーナーが、料理上手な年下男子と出逢い、彼が作る“禁断の夜食”の虜になり、食の楽しさを思い出して癒されていくというストーリーの本作。「ACCESS PERSONAL GYM」に勤務する予約3カ月待ちのカリスマ・パーソナルトレーナーで、職業柄食に対する欲求を封印してきた月読御神そよぎにトリンドルさん。《食》に関する幾つもの資格を持つ食事管理のプロで、そよぎのために夜食を作るが、実は彼女を兄が責任者となった「ゴールデンジム」に引き抜くという使命を負っている月読悠河に萩原さん。両親が離婚したため弟とは姓が異なる月読の兄で、母親が他界したあと月読を引き取り、現在は2人で暮らしている朝日奈大河に浅香さん。そよぎが勤める「ACCESS PERSONAL GYM」のチーフ・パーソナルトレーナー・大岩健作に丸山智己。「ACCESS PERSONAL GYM」でトレーナーの卵をしている沢村有沙に樋口日奈。そよぎの後輩パーソナルトレーナー・穂波司に尾崎匠海といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。再びそよぎの前に現れた月読は、今度はヘルシーなグラタンとコンソメスープ、トマトのジェラートを振る舞う。そして月読はそよぎに「今日はそよぎさんを甘やかしに来ました」と口にし、「自分を甘やかせないみたいだから、俺が甘やかします。だからダメになってください…」と“胸キュン”なセリフをささやく。月読の料理と言葉に内心で「月読くんの魔法にかかってるみたいだ」とときめきを感じるそよぎだが、一方の月読はというと、自分の胸キュンセリフが全く響いてないことに恥ずかしさを感じる…。視聴者からは「胸キュン台詞を言うぞという意志を持って胸キュン台詞を放つ萩原さんの月読、良すぎ」「胸キュン台詞て認識して敢えて言ってたの月読くんかわいいいいいいいいいいい」「胸キュン台詞狙っていって落ち込んでるの…萌え萌えキュン通り越して死にそう」などの声が続出。一方、そんな月読の行動に危機感を抱いた大河は、そよぎと「恋愛禁止」という条項を盛り込んだ“夜食契約書”を徹夜で作成、月読にそよぎと契約を交わすよう告げる…。そんな大河にも「兄の謎の威圧というか距離感おかしい」「このお兄ちゃん過保護なのかなんなのか」といった反応が上がっている。【第3話あらすじ】そよぎに【禁断の夜食】を振舞う月読。今日こそ、そよぎの「おいしい」を引き出したい月読はトルコ料理を振舞う。やがて月読は、夜食を食べ終わったそよぎに契約書を渡すが、受け取ったそよぎは読み進めるうちにひとつの項目で手が止まる。そこには『恋愛禁止』と記されていて…!?「月読くんの禁断お夜食」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2023年04月30日俳優の北村匠海が11日、東京・銀座のロロ・ピアーナ 銀座店で行われた「ロロ・ピアーナ ヒョンビン・エディション」プレビューに出席した。ロロ・ピアーナは、韓国のブランドアンバサダー・ヒョンビンとコラボレーションした「ロロ・ピアーナ ヒョンビン・エディション」を4月12日より発売。ロロ・ピアーナのアイコニックなホワイトソール・シューズとキャップに、ヒョンビンのスペシャルエディションが登場する。これを記念し、ヒョンビンが約5年ぶりに来日し、記者会見を行った。また、フォトコールに大政絢、北村匠海、桐谷美玲、窪塚洋介、滝沢眞規子、永山絢斗、長谷川潤、三吉彩花が登場した。北村は、ヒョンビン・エディションのシューズを取り入れたベージュを基調としたコーディネートを披露。「シューズがお気に入りですが、全体を通して着心地がとってもいいです。ベージュとか人肌に近いカラーは今年の自分の中のトレンドだったので、自分の普段のファッションの気持ちの流れともすごくマッチしていて着ていて楽しい服です」と大満足の様子だった。このファッションでゴールデンウィークに行きたいところを聞かれると、「シンプルな中にとてもこだわりが詰まっている服なので、ただ街を歩いているだけでも周りと違う感じをまといながら歩けると思いますし、鼻高くして歩きたいです(笑)。自分が着ていてすごく楽しい、どこか周りと違ういいものを着て歩いている自分にすごく自信が持てるという意味では、今すぐここを出て闊歩するだけでも楽しいと思います」と答えた。また、「今年はアクティブな趣味を増やしたいなと思う一年」だと言い、「人との距離が少しずつ近くなってきて、コロナも少しずつ緩和されて、そういう時代だからこそ自分も外に出てみようという気がしているので、自転車で旅をしたり友達とひたすら遠くまで散歩してみるとか、外の空気をいっぱい吸うアクティブなことにチャレンジしてみたい」と宣言。「ゴルフを始めまして、先輩に連れて行ってもらう機会も増えそうなので、趣味を増やしてみたいなと思っています」と語った。
2023年04月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大河のオファーが来た!」です。NHK 大河ドラマ『どうする家康』に私、岡崎体育が出演させていただくことが公式に発表されました。これまでにも、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)やTBSの日曜劇場といった、歴史と話題性のある作品に出演させていただきましたが、まさか“大河”のオファーまでいただけるなんて驚きです。最初にこのお話を伺ったときには、信じられませんでした。だって「こんな太っているやつ、今回の作品の時代におるの?戦国の乱世にこんなに栄養摂れてる奴が居てええんかな?」と…。最初は心配になりましたが、ありがたく受けさせていただくことにしました。僕が演じるのは、三河北部・奥平家の地侍、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)。「長篠の戦い(1575年)」で大活躍した足軽で、今でも彼の地元の愛知県新城市では英雄として崇められている存在です。ドラマでは「名もなきヒーロー、戦国版“走れメロス”」と謳われています。ふだんは“ろくでなし強右衛門”と呼ばれるほど、やる気も勇気もない男なのですが、武田軍に攻め込まれ絶体絶命というピンチのときに、長篠城を救うために岡崎城の家康のもとまで走っていき、国のために必死で助けを請う役目を果たします。オファーを受けたときにいちばん迷ったのは、史実通りに描かれるとしたら、最後にほぼ全裸の磔(はりつけ)のシーンがあるということ。強右衛門が磔にされた絵「鳥居強右衛門磔図」というのがあり、それを再現するとしたら、国民の前であらわになった姿を見せないといけません。『anan』でもセミヌードしか披露していないというのに…。岡崎体育のわがままボディを国民のみなさんにお見せしてよいものか?と悩みましたが、それ以上にこんなにドラマティックな役柄を演じられるチャンスは他にないと思い、決断いたしました!案の定、監督からは「痩せてください」とダイエットのお願いをされました。リハーサルで初対面した松本潤さんにも「痩せないとね!」と愛のある叱咤激励をいただきました。かくして『DCU』のとき以来のダイエットを始めることにしましたが、大誤算だったのは年末年始を挟んだことです。縁起物は食べないといけません。だって、縁起物ですから。一体、僕がどんな鳥居強右衛門になったのか。果たして武士らしい姿で大河の大舞台に立てるのか。期待して待っていていただけたらと思います。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月11日俳優の北村匠海が出演する、VT COSMETICSの新CM「Village Town – 北村の匠海 -」編が、21日より放送される。新CMは、同社アンバサダーに就任した北村が、ホワイトタイガーの“しろ”とともに登場。CICAコスメをめぐり、東西南北に分断された”Village Town“を舞台に、「CICAがゆらぎ肌を整えたように、Village Townからストレスをなくすべきだ」と意気込む“North Village Town”(=北村)の住人を演じている。撮影が16㎜のフィルムカメラで行われることを知った北村。「お~そうなんだ!」と嬉しそうな表情を見せ、カメラ好きの一面をのぞかせた。撮影の合間にもフィルムカメラについてスタッフと談笑したり、ホワイトタイガーの“しろ”役の子犬と触れ合ったりと終始和やかな雰囲気で撮影は進んだ。■北村匠海インタビュー――撮影の感想は?監督から説明を受けた世界観が、CM撮影ではあるんですけど、ただのCMではなくて、ちゃんと物語やバックボーンがあったり、そのキャラクターの裏側の野心みたいなものも、説明して頂いたので、すごくお芝居が楽しかったです。あと最初入って、セットにまずびっくりしました。ビレッジタウンと聞いていたので、近未来的な世界ではなく、もっとほんわかしているのかと思いきや、かなりかっこいい建築物がこの世界には沢山あるんだなという、そういうファンタジーの中を僕も1人の主人公として楽しく生きることができたなという気がします。――CMの舞台である「North Village Town」に込められたメッセージにお気づきですか?まさか自分の苗字が作品に反映されると思っていなくて、VT COSMETICSさんのVillage TownもVTじゃないですか。不思議なご縁というか、北村という苗字から、Village Townという今回のテーマから。すごくこっ恥ずかしさはありましたけどね。セリフで北村、西村、南村とか……自分の苗字の村にいるんだ~と思ってニコニコしてました。――印象に残ったシーンは?今回しろという自分のバディとして虎がいて、CICAのアイテムにも虎が描かれていますけど、そのバディ的な物語というか、しろとの絡みは僕も完成が楽しみだなぁと思うシーンが多かったですね。――普段からスキンケアはされていますか?していますね。僕は結構食生活だったり、体調や疲労とかで肌の状況が変わりやすいので、普段から気にしていますね。元々VTのパックは使っていて、第一印象で匂いがいいなと思いました。ほかのものも使わせて頂いてましたけど、すごく肌なじみがよくて、スッキリしますよね。使ってから少しずつ肌の調子も良くなってきていて、寝る前だったりとか朝だったりとかいつでも使えるんだなと思っています。――「#1日1CICA」がテーマですが、1日に1回やっているルーティーンはありますか?正直ルーティーンっていうルーティーンはずっとなかったのですが、最近、撮影の時や音楽活動でライブをする時に、その地面に寝るっていうルーティーンが生まれかけています。例えば、アクション物とかやる時には、階段だったりとか地面だったりに転げなくてはいけないのですが、まず地面と友達になるっていう感覚で1回地面に寝たことがきっかけで、最近自分のルーティンになりそうだなっていう予感はしてますね。――「みんな一緒じゃないか」というセリフがありましたが、一体感を抱いた出来事はありますか?毎回違う会社に就職している感じなんですよね、役者って。なので毎回一体感っていう具合も感覚も違うんですけど、皆が同じ方向を向く瞬間というか、役者が本番でやったことに対して、監督も受け取って、1発OKみたいな流れにすごく一体感を感じます。具体的に言うと、すごく長いシーンをワンカットで撮るってなったとき。1発で、芝居のコミュニケーションも全部が繋がって、監督の中でもOKでっていうときは本当に気持ち良いですよね。
2023年02月20日映画『スクロール』でW主演を飾る北村匠海&中川大志の本取材が行われたのは、2023年早々のことだった。北村さんと言えば、フロントマンを務める「DISH//」の活動で年末は怒涛の歌番組出演があり、一方の中川さんは初の音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」が年末に大千秋楽を迎えたばかり。多忙を極めるふたりに、せめてお正月はゆっくりできたのかと聞くと、対照的な声が上がった。「年末年始は音楽の仕事をしていたので、まだ正直、年が明けたかどうか実感がないです…!」(北村さん)「僕は匠海と反対だわ、ごめん(笑)」(中川さん)そう話す中川さんに、北村さんは「いいなあ~!」と身をよじり、「オフの自分を輝かせるために仕事していますからね」とにこりとする。そして、ときには愛車のドライブで息抜きをしていることも、朗らかに教えてくれた。ふたりの出会いは今から10年以上前。同じ事務所に所属している1歳違いで、子役時代から同じ役のオーディションを受けてきた。近い距離を保ちながらそれぞれのステージを見つめてきた瞳には、表現者としてのプライドと熱がこもっている。映画での共演は中川さんが石井杏奈とW主演を務めた『砕け散るところを見せてあげる』以来2度目だが、正確に言えば『砕け散る~』では共演シーンがなく(中川さんの成長した子供役が北村さんで撮影はすれ違い)、本作『スクロール』が正真正銘・堂々たる共演作となった。大学時代の友達の死を通して再びつながった〈僕〉(北村さん)とユウスケ(中川さん)のふたりが、20代中盤にして改めて向き合う生死への葛藤を描く物語。ふたりに作品のテーマや共演について、じっくりと語り合ってもらった。同じ熱量を持つも、役者としてのタイプの違い――北村さんと中川さんのW主演映画『スクロール』では共演シーンも多かったです。お互いに刺激を受けたと思いますが、その感想から伺えますか?北村:僕は大志のことを常々、言葉に芯がある役者だなと思っていました。言葉の意味がきちんと伝わる役者はなかなかいないけれど、大志のお芝居は大志自身の芯が通っている感じがすごくするんです。僕はどちらかと言うと、かなりぼんやりしているから「つえぇなあ」と今回すごく思いました。僕らは同じ熱量を持っているけれど、役者としてのタイプは全然違うと思うんです。そのことを久々に一緒にお芝居をして感じました。映画の中でふたつの役が違うようで似ているのと同じ感覚というか。向いている方向も炎の大きさも一緒だけど、炎の色が全然違うんです。――似ているけれど表現のあり方が違うとは、面白いお話です。作品のトーンとしてもぴったりだったわけですね。北村:僕らのベクトルは違うけれど、同じような感覚を持っていると思うんです。今起きているいろいろなことに対して、一(いち)人間として感じていることは同じはず。だけど、歩んできた道が違うから得てきた色も違うということは、芝居を見ていてもすごい感じました。中川:うん。僕は匠海と一緒に“W主演で映画”をできることが、単純にすごくうれしかったです。お互い20代半ばになって共演できた、っていう。北村:僕ら、もう半ばなのか…!中川:26でしょ、今年?北村:26だね。中川:でしょ。僕達は子どもの頃からお互いを知っているわけですけど、匠海はすごく映画に愛されている人だな、と感じていて。映画の中の北村匠海が「やっぱりすげぇな」と思っていました。匠海は「ぼんやり」という言い方をしていたけれど、“〈僕〉(北村さん演じる)”は抽象的でどこかつかみどころのないキャラクターなんです。でも、それをすごく細かいところまで抽出するようなお芝居をするんですよね。だから、隣で一緒に芝居をしていて現場で見ても気づかなかったことが、映画館のスクリーンだと拾えるんですよ。もう微粒子レベルのものを放っていることを、映画(の画)では捉えられる。完成したものをスクリーンで観たときに、「わぁ、こんなところまで!」と驚きますし、匠海はそういうものを表現できる人だと思っています。北村:うれしいなぁ…!――「映画に愛されている人」という表現もすごく素敵ですよね。北村さんが中川さんにキャッチフレーズをつけるなら何になりますか?中川:キャッチフレーズ(笑)。北村:そうですね…僕は大志のことを革命家だと感じているんです。勝手に僕が革命を起こす仲間だと思っているのもあるけど。キャッチフレーズになるのかな、大志のことは「三国志」でいう諸葛亮的な立ち位置だと思っています。中川:えっ!諸葛亮…って、どういう人なの?北村:諸葛亮(孔明)は、天才軍師。策士なんだよね。中川:そうなんだ…!北村:何と言うか、僕自身はわかりやすく音楽と役者をやっている中で、音楽は自分の持っているものが大事というか、ある意味すごく自分勝手でいいところもあると思うんです。役者の場合は脚本というのがそもそもあるので、また違っていて。でも大志は役者という一本道に生きながら、その両方を持っている感じが僕にはすごく感じられるんです。だから、プレイヤーであり、クリエイターの心をすごく持っていて、スケッチするのが大志なのかなと思ったりしました。取材で話していても、それはすごい感じています。だから諸葛亮!中川:うわ、すごいうれしい。ありがとう!“今”起きていることへの向き合い方「考えてみることが大事」――作品内では、〈僕〉もユウスケも友人の死をきっかけに「生きることや生きる意味」を見つめ直します。おふたりも「生きる意味」について、考えたりしますか?北村:僕は「生きる意味」が人生のテーマでもあるので、しょっちゅう考えています。…さそり座なんですけど、さそり座は「生きる・死ぬ」とかがテーマらしくて。生きると一言で言っても、自分の人生についても、今のエンタメ界における自分の存在意義は何だろう、とかも考えます。特にエンタメ界に生きることについては、すごく難しいなと思っています。自分がやることが正解なのか、不正解なのか、常に模索しながらやっている感じです。生きることに答えなんてないと思うんだけど、…としたら死ぬことにも答えがないとすると、じゃあ何なんだろうと。だから常に、やることなすこと自分が本当に心の底からわくわくできるものを選んでいくことが、単純だけど、そういうことの積み重ねが北村匠海の生きることなのかな、と思っています。中川:「生きる意味」を考えているかという質問の答えとは、ちょっと違うかもしれないけれど、僕は自分の生きている時間を大切にするようにしています。僕らがやっている仕事と、ひとりの人間に戻った瞬間の部分は、いつも切り離せないんですよね。僕らは毎回台本をもらって、いろいろな“誰か”を生きないといけない。そうなってくると、まずは自分の人生をちゃんと(見つめ)、僕はそこに立ち返ってくる時間を大事にします。作品や仕事場でずっと目まぐるしくしていると、だんだん軸がわからなくなってくるんです。そこで家族や友人との時間に戻ると、自分に帰ってこられるんです。自分の人生や生活、生きている時間に1回戻ってくることを大事に生きています。――本作は、ハラスメントや社会的な問題にも触れています。おふたりは今ハラスメントについてどう感じたり、もしくは向き合ったりしていますか?北村:映画の中で、まさしくハラスメントはいっぱい出てきますよね。でも、ハラスメントしている側をたどっていくと、その上にはきっとハラスメントを受けてきた過去があったりするのかな、と思うんです。だから、僕らはいろいろ試行錯誤するし、それがかなったり・かなわなかったり・失敗したり・成功したりする年代なのかなと受け止めています。中川:うん、そうだね。結構いろいろなことが転換期なんじゃないかなと、僕も思ってる。北村:変わるよね。変わっていっているよね。――中川さんも肌で感じていらっしゃるんですね。中川:肌で感じたり、ニュースを見て感じたりします。これまで当たり前としてやってきたことを、1回冷静に立ち止まって考えてみることが大事なのかなと思います。やることがすべてになってしまって、なぜやっているかを考えなくなることが、結構怖いなと思いました。北村:そういう話を大志とちょろっとしたよね。中川:そうそう。意味を求めることが、すごく大きなことという気がしています。(text:赤山恭子/photo:Maho Korogi)■関連作品:スクロール 2023年2月3⽇よりTOHOシネマズ ⽇⽐⾕ほか全国にて公開©橋⽖駿輝/講談社 ©2023映画「スクロール」製作委員会
2023年02月04日W主演である北村匠海と中川大志、共演に松岡茉優、古川琴音が集結した『スクロール』より、ストーリーが大きく動き出すきっかけとなる<僕>(北村匠海)とユウスケ(中川大志)の再会シーンを切り取った本編映像が到着した。到着した本編映像は、ユウスケ(中川さん)が歩きながら「俺、同じ大学だったユウスケ。分かる?」と言葉を選びながら電話をかける場面から始まる。その電話越しには屋上で1人佇む<僕>(北村さん)の姿が。突然の旧友からの連絡に「え、何?」と戸惑いを見せる<僕>だったが、ユウスケから告げられたのは「森っていたでしょ大学に。亡くなっちゃって…」という内容だった。大学の同級生が自殺したという突然の知らせに、ただ呆然とする<僕>。ユウスケは続けて「手伝って欲しいことがある」と何かを頼むところで本編映像は終了する。友人の死をきっかけに2人は再会し、人生が少しずつ動き出す。そして、“生きること・愛すること”を見つめ直していくことになる。本作の撮影を担当したのは、清水康彦監督とも以前から親交のある川上智之。グラフィックデザイナーを経て、現在写真家、撮影監督として活動しており、米津玄師、「King Gnu」、あいみょん、「Suchmos」、藤井風、椎名林檎と宇多田ヒカルなど、錚々たるアーティストのミュージックビデオを手掛けるほか、映画、広告、ファッションなどの様々な分野で活躍している。川上さんは映画製作では異例ながら、脚本開発の段階からチームに加わり、撮影監督の視点から物語作りに貢献していた。そして、清水監督は川上さんに全幅の信頼をおき、改めて川上さんのすごさを感じたという。清水監督は「自分がこの作品で大事にして込めた思いを彼なりに受け取ってくれて、それならこう撮らなきゃいけないという感覚がとても鋭いんです。だからほぼディスカッションはなく、出てきたものに対して『いいね、そうきたか!』という感じでした」と撮影時をふり返る。また、こだわったシーンやカメラワークについては、かっこいいミュージックビデオみたいな映画ではなくナチュラルに自然な人間を切り取ったポートレートの連続のようなイメージを共有したという。今回解禁された本編映像でも、前半部分ではそれぞれ引きの画角で撮られているが、会話の核心に迫るシーンでは細やかな表情までカメラに納められるように、寄りで2人の会話が撮られている。限られた撮影スケジュールに苦労もあったというが、川上さんは「このスピード感の中で描くべきものがあるぞという使命感があった。時間をかけて悠々と撮ったものとは違う“今”この瞬間を撮り逃したらもう撮れなくなるぞ、という緊張感を大切にしていました」とチャレンジングな撮影について語った。『スクロール』は2月3日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スクロール 2023年2月3⽇よりTOHOシネマズ ⽇⽐⾕ほか全国にて公開©橋⽖駿輝/講談社 ©2023映画「スクロール」製作委員会
2023年01月26日北村匠海と中川大志がダブル主演を務める映画『スクロール』の本編映像が公開された。清水康彦が監督を務める本作は、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説『スクロール』を原作とした実写映画。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会、そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描いた、リアリティあふれる青春群像劇となっている。このたび公開された本編映像は、ユウスケ(中川)が「俺、同じ大学だったユウスケ。分かる?」と電話をかける場面から始まる。その電話越しには屋上でひとり佇む<僕>(北村)の姿が。突然の旧友からの連絡に「え、何?」と戸惑いを見せる<僕>だったが、ユウスケから告げられたのは「森っていたでしょ大学に。亡くなっちゃって……」という内容だった。大学の同級生が自殺したという突然の知らせに、ただ呆然とする<僕>。ユウスケは続けて「手伝って欲しいことがある」と何かを頼むところで映像は終了する。友人の死をきっかけにふたりは再会し、人生が少しずつ動き出す。そして、“生きること・愛すること”を見つめ直していくことになる――。本作の撮影を担当したのは、清水監督と以前から親交のある川上智之。グラフィックデザイナーを経て、現在写真家、撮影監督として活動しており、米津玄師、King Gnu、あいみょん、Suchmos、藤井風などのミュージックビデオを手がけるほか、映画、広告、ファッションなど様々な分野で活躍している。川上は映画製作としては異例となる、脚本開発の段階からチームに加わり、撮影監督の視点から物語作りに参加。清水監督は川上に全幅の信頼をおいていたとのことで、「自分がこの作品で大事にして込めた思いを彼なりに受け取ってくれて、それならこう撮らなきゃいけないという感覚がとても鋭いんです。だからほぼディスカッションはなく、出てきたものに対して『いいね、そうきたか!』という感じでした」と撮影時を振り返る。また、こだわったシーンやカメラワークについては、かっこいいミュージックビデオみたいな映画ではなくナチュラルに自然な人間を切り取ったポートレートの連続のようなイメージを共有したという。限られた撮影スケジュールに苦労もあったというが、「このスピード感の中で描くべきものがあるぞという使命感があった。時間をかけて悠々と撮ったものとは違う“今”この瞬間を撮り逃したらもう撮れなくなるぞ、という緊張感を大切にしていました」とチャレンジングな撮影について語っている。映画『スクロール』は2月3日(金) に公開される。映画『スクロール』本編映像<作品情報>『スクロール』2月3日(金) 公開監督・脚本・編集:清水康彦脚本:金沢知樹 木乃江祐希原作:橋爪駿輝『スクロール』(講談社文庫)主題歌:Saucy Dog「怪物たちよ」(A-Sketch)出演:北村匠海 中川大志 松岡茉優 古川琴音水橋研二 莉子 三河悠冴/MEGUMI 金子ノブアキ/忍成修吾/相田翔子関連リンク公式HP:::
2023年01月26日「今回、有村さんは大河初出演。“悪女”として歴史的に知られる人物を演じることに重圧を感じているようです」(制作関係者)8日の初回視聴率が15.4%で始まった大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。有村架純(29)は松本潤(39)扮する徳川家康の妻・瀬名役を演じるが、4日に放送された『おはよう日本』(NHK)でこんな告白をしている。「私も過去に瀬名を演じられているキャストの方を見るとタイプが全く真逆といいますか。もっとこうシュッとした、切れ味のあるというか。そういう女性像を私もイメージしていたので全然違うけど大丈夫かなって心配でした」東京大学史料編纂所の本郷和人教授はこう語る。「瀬名は今川義元の姪で、結婚後に別居して暮らし、最終的には信長の命によって殺される悲惨な最期を迎えています。ですが、実はそれ以外はよくわかっていません。江戸時代では家康はもっとも偉大な人物として扱われていますから『家康が守らなかったのだから悪女だったに違いない』と辻褄を合わせる感じで描かれていることが多いんです」前出の制作関係者は言う。「今作の脚本家・古沢良太さんの『家康夫妻の夫婦愛を第一に描く』という考えのもと、瀬名はむしろ“良妻”として描かれます。前作の『鎌倉殿の13人』で小池栄子さんが演じた、同じく歴史的に“悪女”とされる北条政子をまったくそう見せなかった描き方と相通ずるところがあります」過去の瀬名役を研究していた有村は、今作での瀬名の役作りでたびたび迷うことがあったという。「撮影期間中、有村さんが“この瀬名は姫君っぽく振る舞ったほうがいいですか”と古沢さんに直接、確認する一幕もありました。“歴史上の悪女”と“陽気な良妻”という正反対の瀬名を自分の中でどう融合させるのか、有村さんは試行錯誤して演じているようです」(前出・制作関係者)有村は2年前のインタビューで17歳のデビュー以来、作品や役柄や日常について「反省ノート」をつけていると語っている。《どんな作品なのか、何を表現すべきか。この女性はどんなふうに生きて来たのかなって、想像を巡らせて》(『読売新聞』’21年2月3日付)すでに10冊以上書き続け、習慣になっているという。今回の大河でも日々の反省を綴った“家康ノート”が存在した。「昨夏のクランクインから、毎日の収録で教わったこと、反省点などを事細かに綴っているそうです。家康が周りからかわいがられるキャラになるようにも心がけているといいます」(前出・制作関係者)「家康ノート」の自省録が、どう演技に生かされるのか楽しみだ。
2023年01月18日今月8日からスタートするNHK大河ドラマ『どうする家康』の追加キャストとして出演が発表された眞栄田郷敦(22)。大河初出演にして、時代劇は初挑戦となる眞栄田。阿部寛(58)演じる武田信玄の息子にして後継者となる武田勝頼を演じる。最強大名の遺伝子を継ぐ若き猛将という重要な役どころで、本人も「時代劇の撮影自体が初めての経験なので不安要素はたくさんありますが、また新しい経験をたくさんさせていただけると思うと、凄く楽しみです」とやる気にみなぎるコメントを出している。昨年は10月期のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)に出演し、俳優として一気に評価を上げた眞栄田。じつは一昨年8月に亡くなった父・千葉真一さん(享年82)もかつてNHK大河『風林火山』(‘07年)で武田家重臣・板垣信方を演じている。千葉さんも生前『風林火山』での武田役について、「私の人生のなかでも3本の指に入る作品」と語っているほどで、2代に渡る“武田家”役での出演を果たすことになった。「千葉さんの子供たちに対する夢は、“ハリウッド進出”と“本物の俳優”の2つでした。そのため郷敦にも徹底的に芝居やアクションの所作を、まだ子供のころから徹底的に叩き込んだんです」こう語るのは、千葉さんの古くからの知人だ。「まだ郷敦が高校生くらいの頃から、千葉さんは君津市にあった豪邸にあったトレーニングルームで、自ら郷敦に体力作りから殺陣まで教えていました。また、あまり公言していませんが、郷敦本人も千葉さんが設立したJACの稽古にもたびたび参加してアクションの基礎を磨いてきたんです。亡くなる直前にも千葉さんはよく兄の真剣佑と郷敦が『助さん&格さん』、千葉さんが『水戸黄門』という時代劇の構想を語っていました。これまでの郷敦が出演してきた作品はラブストーリーだったり社会派だったりと、あまりアクションは見せてきませんでしたが、今回の『どうする家康』では満を持して“千葉さん仕込み”のアクションを見せられると思います」生前の千葉さんは本誌のインタビューで眞栄田に「二世ではなく“ニセ者俳優”と呼ばれたくなければ、俺のことも真剣佑のことも超える覚悟でやれ!それができずに負けるようなら、すぐに芸能界をやめろ!」とエールを送っていたことも。千葉さんが逝去したとき、《一方的な約束をしてきました。それを守るだけです》とのコメントを出した眞栄田。親子での大河出演、天国の千葉さんも見守っていることだろう。
2023年01月06日●作品選びのポイントは「モチベーションが上がるもの」北村有起哉、48歳。現在、映画、ドラマ、舞台と縦横無尽に駆ける男の出発点は、1998年の舞台『春のめざめ』と映画『カンゾー先生』だった。特定の劇団に所属しないまま多くの舞台を踏み、映像作品でも独自のポジションを築いてきた。初主演映画『太陽の蓋』(2016)から、6年ぶりとなった主演映画『終末の探偵』(公開中)では、とある街で次々と厄介な依頼を引き受けることになるアウトローの探偵・連城新次郎として、作品世界を支配してみせる。近年ますます魅力を増す北村。NHK連続テレビ小説『エール』、ドラマ『アンナチュラル』『美食探偵 明智五郎』『ムショボケ』『先生のおとりよせ』、映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』『すばらしき世界』と、ここ数年の映像作品を挙げるだけでも、欠かせない俳優であることは明白だ。様々な場、役の経験が、「ブレンドされて、僕のオリジナルスープになっていった」「俳優とは聖職者から極悪人、その中間も。自分以外のどんな役にもなれる職業」と語る。その歩みとともに、「圧倒的な目標」と口にする、2007年に亡くなった名優の父・北村和夫さんへの思いなど、俳優・北村有起哉に迫る。○■ハードボイルドな探偵ものに憧れることは……「ない」――探偵ものでの主演というのは、ある種、俳優としてのステイタスでもありそうです。最初に井川(広太郎)監督と打ち合わせをしたとき、監督の持っているイメージを感じました。過去の作品へのオマージュだったり、いわゆる松田優作さんのようなハードボイルドな探偵ものの雰囲気を彷彿とさせたり。でも僕としては、そうした部分はカメラワークや監督のディレクションなどから結果的に感じられる部分もあっていい、くらいがいいんじゃないかと感じたんです。あの時代のものをそのままやるのはもったいないというか、令和だからできるものはないのかなと。その辺のイメージを膨らませていきたいということはお伝えしました。――単純に役者として、いわゆるハードボイルドな探偵ものに憧れるといったことは。ないですね。まあ、探偵という役が初めてだったので、そういった意味で、ワクワクはしましたけど。――探偵が初というのは意外です。たぶんやってないです。しかも主演ですし。怪しい興信所にいる役とかはやってきたかもしれないですけど、がっつり柱として探偵役での主演というのはないですし、そういう意味では本当にやりがいを感じました。○■『アンナチュラル』は「いろいろな人から反応があった」――北村さんは、映像のみならず、1998年『春のめざめ』に始まる舞台での印象も強いです。でも劇団には所属されていません。あえてですか?いや、たまたまですね。結構見て探したりはしましたが。やっぱり一人でいるのは不安ですから。何か出会いがあればと思ったんですけど、なかなかなくて。「ジョビジョバ」は面白いな、一緒にやりたいなと思ったんですけど、当時は解散しちゃいましたし。ほかにも興味が湧いたところもありましたが、骨をうずめるくらいに思えるところはなかったです。そうこうしているうちに、ワークショップとかオーディションとかに参加して、プロデュース公演の客演とかで数珠繋ぎに進んでいった感じです。途中からどこかに所属しなくちゃといった焦りもなくなりました。というか、ひとつひとつが真剣勝負ですから、また呼ばれるぐらいじゃないとダメだと思ってやっていました。――それが北村さんには合っていたと。そうですね。とても贅沢なことをさせてもらったと思います。演出家によって要求してくるものも違いますし、たとえば前回出た劇団のスタンスでやっても全く通用しない。そうやって経験してきたことが、ブレンドされて、僕のオリジナルスープになっていった感じです。振り返ると、本当に上手に、いいところでいろんな演出家の方に出会ってきたなと思います。――映画初主演となった『太陽の蓋』以降で、ご自身のなかでの意識変化、もしくは周りの変化を感じた作品はありますか?『アンナチュラル』(TBS系・18)については、本当にいろいろな人から反応がありました。悪い役ではありましたが、その人にはその人の絶対正義というか、正解があるわけですよね。そこを追求していったほうが、話自体も面白くなるし、視聴者にとってはムカっとしたり、最後スカッとする。なので僕自身はいつも通りのことをやっていたつもりですが、ドラマ自体が大評判だったこともあって、参加させてもらえてラッキーでした。――演じられた記者の宍戸は、おっしゃった悪い役でありながら、窪田正孝さんの演じた六郎が翻弄される説得力がありました。僕としては悪魔のささやきをしているつもりは全くなくて、本当に自分の思う正論を言ってるだけなんですよね。脚本がしっかりしていたので、僕が余計なことをしなくても、物語がどんどん回っていく確信があったので、普通にやったほうがいいだろうなと。――作品選びはご自身でされているのですか?もちろん事務所とも話しますしスケジュールの都合もありますが、空いていれば、モチベーションが上がるものがひとつでもあればやります。なにかしらありますし。割とドライなところがあるんです。そのほうが絶対に自分のためにもなりますから。――縁のあった役を自分でどれだけ膨らませられるか。そうですね。奇をてらいすぎず、でも想定内に収まらないように。年齢も重ねてきたので、以前のように突飛なことをやってもダメだとも思いながら。昔は「爪痕残したる!」ってことばかりやってましたけどね。もちろん求められれば今でもやりますが(笑)。●共同生活は「僕自身を随分豊かにしてもらっている」○■目指してきたイメージ通りにできているか――何年も前のインタビューでは、俳優として「どこのポジションが空いているか」といったことを考えながら動いていると話されていました。そう、隙間をね。――そこからキャリアを重ねてきて、向き合い方も変わってきた。そんなにガツガツはいかなくなりましたね。――昨年の主演ドラマである任侠コメディ『ムショボケ』(プロデュース藤井道人、メイン監督・脚本アベラヒデノブ)は、まさに影の部分とユーモアと、北村さんの両方の魅力を楽しめました。正直、大変だったのひと言でしたけど(笑)。関西弁でまくしたててましたし。関西弁はやっぱり苦手意識がありますから。時間をかけてなんとかセリフをバ~っと言えるようにしたうえで、現場でさらにアイデアを見つけられないかと探していく必要があるので。怒涛の日々でした。でも頑張った甲斐があったかなと。僕を乗せるのが上手な若い監督さんで、相性もとてもよかったですし。――北村さんならではの作品でした。「まだあるでしょ、球が」「まだ全然あるでしょ」みたいな感じで来るんですよ。気が付いたら僕も火がついてて。こうして考えてみると、もしかしたら、僕がひとつひとつ積み重ねてきたものを、たまにちらっと振り返ってみたとき、今おっしゃってくださったような、いろんな役をやれるというのはあるかもしれません。それは、もともと自分の中にあった目指すべきイメージでもありますが、その通りにできているかなと確認できるぐらいにはなってきた気がします。――なんでもできる俳優に。僕の中での俳優とは、いろいろ変化できるというか、化けられる、自分以外のどんな役にもなれる職業です。それこそ聖職者から極悪人まで。そのどちらも、中間もできる。そうした俳優のほうが、単純に食いっぱぐれないかなとも思いますし。○■タラレバを想像も「家庭人でもある今が一番」――文学座に所属されていた名俳優のお父様、北村和夫さん(享年80)に、もし今「俺、こんな演技もできるんだぜ」と見せられるとしたら、どの作品を挙げたいですか?全部見てもらいたいです。そのうえでもし思ったことがあれば言ってほしいかな。でも「よかったよ」なんて言われた日にはこそばゆいかもしれませんね。ただ、生きているときから、全部見てくれという思いでやってました。やっぱりどこかでおやじへの意識は捨てきれないです。恵まれているなと思いますよ。圧倒的な目標があるので。最低でも80歳まで台本を2~3冊持って、そのまま死ななきゃいけないなと思ってます。――お父様の影響もですが、結婚して(2013)家庭を持った影響はありますか?共同生活で僕自身を随分豊かにしてもらっています。子供の存在もですが、家に帰れば「おかえりなさい」と言ってもらえる環境がある。それを選ばなかった選択肢もあったはずで。役者バカでもっと私生活が乱れていて、その代わり、もっともっとエッジの効いたものすごい役者になれたのかなぁなんていうタラレバなことを想像したこともありますけど、でもやっぱり今が一番だと思っています。――ありがとうございました。最後に改めて、今回演じた探偵・新次郎はどんな人物だと思いましたか?内面というか雰囲気で参考にさせてもらったのは、ロバート・アルトマン監督の『ロング・グッドバイ』(1973)です。人と人との繋がりがどんどん失われていくような風潮とか、明るい希望を持っている人が多くいるようには感じられないとか、ニュースは明るいニュースばかりじゃないとか。それって今の日本全国で感じていることだと思うし。そういった憂いを、ちゃんと内包させたいと思いました。それでいて、完全に社会との繋がりをなくすのではなく、どこかでしがみついてる人。新次郎って多分、選挙に行ってると思うんですよ。彼の中にはまだどこかに希望がある。そういったことをちゃんと肉体で表現できればと。人と繋がるのはめんどくさいんだけど、それ以上になんとかしてあげたい。すごくブレながら生きている人だと思います。■北村有起哉1974年4月29日生まれ、東京都出身。父は俳優の故・北村和夫さん、妻は女優の高野志穂。1998年に舞台『春のめざめ』と映画『カンゾー先生』(今村昌平監督)でデビューを果たす。コメディからシリアスまでこなす実力派。近年の主な映画出演作に『生きちゃった』(20/石井裕也監督)、『浅田家!』(20/中野量太監督)、『ヤクザと家族 The Family』(21/藤井道人監督)、『すばらしき世界』(21/西川美和監督)など。公開待機作に『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23/内田英治監督・片山慎三監督)、『有り、触れた、未来』(23/山本透監督)がある。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2022年12月23日俳優の北村一輝さん(53)は、シンガーソングライターで俳優の福山雅治さん(53)のラジオ番組に出演。その際にツーショット写真を公開したところ反響が!早速チェックしてみましょう!色気満載の同い年コンビ豪華ツーショット写真に反響 この投稿をInstagramで見る 北村一輝 Kazuki kitamura(@kazuki_kitamura_official)がシェアした投稿 福山雅治さんのラジオ番組『福のラジオ』にゲスト出演した北村一輝さん。9月16日に公開となったガリレオシリーズの最新映画『沈黙のパレード』で共演しているお2人。2007年のドラマスタートからの共演ということや同い年という共通点もあり、ラジオでのトークは大盛り上がりでリスナーからの反響も大きかったようです。コメント欄には「大好きな2人の共演は最高でしたぁー♡」「色気のお話し。ほーんと、服着てても色気満載です〜」「このかっこいいお二人でラジオは勿体ない〜お顔が見たくなります」「イケメン声の王子様2人♡中秋の名月にぴったり」とリスナーからのコメントも寄せられ、こちらの写真公開には歓喜の声が上がっておりました。ガリレオシリーズの最新映画『沈黙のパレード』での2人の演技がとても楽しみですね!あわせて読みたい🌈刺激的…“次世代愛人”古河由衣さん、黒の水着ショットに「むちむちっ」「圧巻」との声殺到
2022年09月20日オフィス3◯◯「『ぼくらが非情の大河をくだる時』〜新宿薔薇戦争〜」が、10月23日から30日にかけて東京・新宿シアタートップスで上演されることが決定した。本作は劇作家・清水邦夫による戯曲で、1972年に蜷川幸雄演出で初演され、1974年には第18回岸田國士戯曲賞を受賞した。深夜の都内の公衆便所に現れたひとりの詩人は、愛に破れた無名戦士たちの死体が公衆便所の下に埋められていると信じている。そんな彼を夜な夜な追い続けることに疲れ果てた詩人の父と兄は、何度も彼を見捨てようとするが……。今回はオフィス3◯◯主宰の渡辺えりが演出を務め、タンゴの生演奏とタンゴダンサーによるコラボを取り入れながら岡森諦(扉座)、吉田侑生、岩戸秀年をはじめとする27人の登場人物たちが様々な役に変化する。なおオフィス3◯◯が他作の脚本の上演を行うのは今回が初となる。また、一部公演の終演後にアフタートークを実施することが発表された。アフタートークには渡辺えりに加え、清水邦夫らとともに劇結社「櫻社」を結成、本作の初演時は兄役で出演した石橋蓮司ら6人が日替わりで登場する。さらに、10月22日19時よりプレビュー公演が行われることが決定した。■渡辺えり コメント1972年青年たちはなぜあれほど熱く世界と戦い自己と向き合い続けたのか? ベトナム戦争を止められない忸怩たる感情が吹きあがり、安保条約の矛盾に抵抗しようとしたのだったろうか?沖縄返還、あさま山荘事件の年だった50年前「ゴッドファーザー」「キャバレー」「惑星ソラリス」が封切られたあの年、舞台では越路吹雪の「アプローズ」が初演されたその年に、清水邦夫作 蜷川幸雄演出の「ぼくらが非情の大河をくだる時」が上演されました。その舞台には私が若手の頃から影響を受け尊敬している石橋蓮司さんと蟹江敬三さんが兄弟の役で出演していました。山形の高校生だった私は町の本屋で掲載された雑誌をみつけ、原稿用紙にすべての文字を書き写し、感動し号泣しました。なぜあれほど胸を打たれたのか?革命に命を懸け夢破れた者たちの敗北感に共鳴した17歳の激情を67歳の今の夢と重ね合わせ演劇の未来に向かおうと思います。あの時の若者たちの感情は今またロシアによるウクライナ侵攻の現状とつながり、山上容疑者によるテロ行為などによっても甦って参ります。タンゴの生演奏とタンゴダンサーによるコラボを取り入れながら27人の登場人物たちが様々な役に変化する舞台です。清水邦夫の過去の作品群から台詞を抜粋、本作品の中に折りこんでいきたいと考えています。時代を超えて現代に甦る「ぼくらが非情の大河をくだる時」を、世代を超えた仲間たちと作っていきたいと思っています。舞台本番の後初演時に出演なさった石橋蓮司さんはじめ、様々なジャンルの方をゲストに迎え、様々な角度からこの時代を、そして今を探ります。<公演情報>オフィス3◯◯『ぼくらが非情の大河をくだる時』〜新宿薔薇戦争〜劇場:新宿シアタートップスプレビュー公演:10月22日(土) 19:00本公演:10月23日(日)〜10月30日(日) ※11回【スタッフ】作:清水邦夫演出:渡辺えり【キャスト】岡森諦(扉座) 吉田侑生 岩戸秀年タンゴダンス:村本すみれ 玉井勝教バンドネオン:鈴木崇朗〜薔薇の群島に潜むものたち〜(五十音順)アイザワアイ 石坂史朗 大石敦士 大西薫 小幡朱里 菊池健光 北川正洋 後藤茂 酒井葉子 佐藤俊彦 椎木美月 芝原れいち 清水琴 西田薫子 春可直子 藤江彩灰 深月要 翠月瞳 宮下浩行 山田唯 夢乃【チケット料金】(全席指定・税込)プレビュー公演:3,000円一般:4,000円25歳以下割引:3,000円※9月15日(木) より取扱開始購入はこちら:【アフタートーク】10月24日(月) 18:30公演:渡辺えり、東憲司10月25日(火) 14:00公演:渡辺えり、麻丘めぐみ10月26日(水) 18:30公演:渡辺えり、石橋蓮司10月27日(木) 18:30公演:渡辺えり、上野千鶴子10月28日(金) 18:30公演:渡辺えり、瞳みのる10月29日(土) 17:00公演:渡辺えり、木場勝己
2022年09月08日「クランクインから2カ月たち、出演者たちはすっかり打ち解けたみたいですよ。松本さんは大河の撮影にだいぶ慣れてきたようで、これから1年以上続くロケに俄然気合が入っていると聞いています」(NHK職員)’23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務める松本潤(38)。8月1日に、ジャニーズ事務所から松本の新型コロナ感染が発表された。無症状だという。「現在、新型コロナの感染が全国で爆発的に拡大しており、松本さんも細心の注意を払っていたものの感染。さすがに少し気落ちしたそうですが、すでにコロナの療養期間後の大河の撮影に思いをはせているといいます」(芸能関係者)同作は6月上旬に、徳川家康ゆかりの地・愛知で、クランクインした。「8月いっぱいまで愛知県内で撮影する予定とのことです。大河を絡めたテレビ番組の企画で、愛知にある家康ゆかりの地を巡り理解が進んだとか」(前出・芸能関係者)7月1日に行われた『どうする家康』の取材会では、「非常に有意義な、刺激的な時間を過ごさせていただいています」と語っていた松本。いったいどのような日々を送っているのだろうか。映像制作関係者は明かす。「背景画像をLEDのディスプレーに映し、その前で役者が芝居をして撮影する“インカメラVFX”という手法を取り入れているそうです。嵐のライブの演出で、大型のLEDモニターやLEDライト無線制御システムを駆使してきた松本さんは、すぐに適応できたそうです」ある日、驚きの状況に出くわしたと映像制作関係者は続ける。「『駐車場に馬がいる』と別のスタッフが話していたら、その馬がスタジオ内の廊下を歩いていたんです(笑)。松本さんが乗馬しながら家臣と話すシーンを撮影していたようです」“異例の大河撮影”の理由を前出のNHK職員はこう話す。「第一に、新型コロナのクラスターや熱中症の対策のためです。コロナ禍で野外でのロケに制約があり、猛暑の中、大人数での移動や、待機場所などを考えるとスタジオのほうが、リスクが低いとの判断もあるでしょう。次に、NHKの働き方改革の影響もあります。外でのロケよりスタジオでの撮影のほうがスタッフの作業量も減らすことができ、労働時間を削減する狙いもあるそうです」変革中の撮影現場を座長としてまとめ、“天下統一”を目指す。
2022年08月15日中井貴一主演、実話をベースにした、笑って泣けて、そして日本史の常識をもひっくり返す〈歴史発見〉エンタテインメント映画『大河への道』のBlu-ray&DVDの発売が、10月5日(水)に決定した。世界を驚かせた[初の日本地図]完成から200年。その裏に隠され続けた秘密が、遂に明かされる。とある“大河ドラマ”の開発チームが発見してしまった、驚きの秘密。日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった?原作は“究極の話芸”と評される落語家・立川志の輔による新作落語。名もなき人々が歴史を変えた感動の実話に、「笑って泣けて、感動した」「ラストシーンは鳥肌」などの声が届いた。主演は幅広いジャンルにおいて一線で活躍し続ける国民的俳優、中井貴一。時代劇への熱い想いから、なんとしても新作落語「大河への道」を映画化したい!と、立川志の輔に映画化を直談判し、本作の企画も務めた。脇を固めるのは、軽妙かつ喜怒哀楽豊かな演技で観客を魅了する松山ケンイチ、凛とした着物姿で圧倒的な存在感をみせた北川景子。そのほか、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、そして原作者の立川志の輔、さらに草刈正雄、橋爪功と、個性豊かな実力派キャストが揃った。キャストが一人二役で、「令和の現代劇」と「江戸の時代劇」の二つの世界の登場人物を演じたことも、大きな話題を呼んだ。まったく別人のキャラクターでありながら、共通する性格にも注目してみてほしい。このたび発売される特別版Blu-rayには、中井、松山、北川らキャスト、志の輔や監督による本作への想いや見どころを語ったインタビューを収録。イベント映像集からも、それぞれが作品にかけた想いを知ることができる。メイキングでは、コロナ禍で奮闘しながらも、和気あいあいとした撮影シーンを公開。感動のラストシーンの制作過程も見逃せない。さらに発売決定を記念して、中井・松山・北川より動画コメントも到着した。中井は「ぜひ、ブルーレイとDVDで、ご自宅で何度でもお楽しみください!」と、熱く呼び掛けている。『大河への道』10月5日(水) Blu-ray&DVD発売特別版Blu-ray(数量限定生産):6,380円(税込)●映像特典・メイキング・イベント映像集完成披露試写会先行プレミア上映イベント初日舞台挨拶・予告通常版DVD:4,180円(税込)●映像特典予告Blu-ray&DVD特設ページ: 映画公式HP:
2022年07月15日今、注目の女の子を紹介する『anan』の「イットガール」。今回は俳優の北村優衣さんです。カルト的人気漫画を映画化した衝撃作でヒロインに挑戦!オーディションで『ビリーバーズ』のヒロインに抜擢。「撮影現場に2週間泊まり込み、役通り自分自身も浄化されました。東京に戻ってから、周りの音がうるさくて空気が濁っていると感じたくらい。心のファスティングになりました!」。役作りは原作をお手本に。「外見は漫画に描かれている姿に寄せるために、整体に行って食事制限をしました。大好きな麺と餃子も封印(笑)。極限状態まで追い詰められて、欲望をさらけ出すところが人間らしくて面白いので、シーンごとの感情表現に注目してほしいです」昨年、ダイビングのライセンスを取得!友人の影響で取りました。さらにレベルを上げて海底の魚や沈船を見たいな。コーヒーフロートをいつも飲みます。一人で喫茶店を巡るのが好き。お仕事前後に行って台本を読んでいます。大好きな邦ロックのライブによく行きます。久しぶりにライブを会場で観ましたグッズを買って、遠征もします。きたむら・ゆい1999年生まれ。7月8日公開の映画『ビリーバーズ』でヒロインをつとめる。ドラマ『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』(NHK BSP)で6月21日放送の『窓』に出演。※『anan』2022年6月22日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2022年06月21日新進気鋭のピアニスト北村朋幹による「北村朋幹ピアノ・リサイタルTomoki Kitamura Real-time Vol.4 “Années de pèlerinage I ”」の開催が発表された(2022年10月1日:ムジカーザ)。シリーズ第4回目となる今回の公演から第6回までは、リストの『巡礼の年』を軸としたプログラムが取り上げられる。そのスタートとなる1回目は、『巡礼の年 第1年スイス』、そしてシューマン『森の情景』、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』という魅力的かつ意欲的なもの。若きリストの心の旅や、空想の森の中をひとり彷徨うシューマン、そして、ベートーヴェンの「遺書」を貫く「生き返さねばという決意」が滲む、詩的で絶妙の並びだ。芸術が生み出されたその背景を考えつつ、美しいピアノの音色に浸りたい。●公演概要10月1日(土)ムジカーザ北村朋幹ピアノ・リサイタルTomoki Kitamura Real-time Vol.4 “Années de pèlerinage I ”*チケットは6月12日(日) 10:00より受付開始●北村朋幹(ピアノ)Tomoki Kitamura, piano(c)TAKA MAYUMI1991年愛知県生まれ。3歳よりピアノを始め、浜松国際ピアノ・コンクール第3位、シドニー国際ピアノ・コンクール第5位ならびに3つの特別賞、リーズ国際ピアノ・コンクール第5位、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール第2位などを受賞。第3回東京音楽コンクールにおいて第1位(2位なし)ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞、以来日本国内をはじめヨーロッパ各地で、オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、そして古楽器による演奏活動を定期的に行っている。その演奏は「類稀なる時間の感覚。まるで素晴らしい指揮者によるオーケストラの演奏を聴いているよう」(パーヴェル・ギリロフ)、「卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家」(濱田滋郎)などと評された。また2020年9月、東京オペラシティ文化財団主催「B → C:バッハからコンテンポラリーへ」における、4台の鍵盤楽器を用いた、ケージの作品を中心としたプログラムによる画期的なリサイタルは「我が国のピアノ演奏史において重要な一夜と言っても過言ではない(伊藤制子)」と高く評価された。2019年からは自身のリサイタル企画「Real-time」を展開している。録音はフォンテックから『遙かなる恋人に寄す―シューマン「幻想曲」からの展望―』、『夜の肖像』、『黄昏に-ブラームス/リスト/ベルク作品集』をリリース。最新アルバム『ケージプリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード』は、令和3年度(第76回)文化庁芸術祭賞レコード部門 優秀賞を受賞。またレコード芸術《特選盤》、読売新聞 REVIEW《特選》、毎日新聞《特選盤》、朝日新聞 for your collection《推薦盤》に選ばれ、主要紙において好評を得ている。東京藝術大学に入学後、ベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。伊藤恵、エヴァ・ポブウォッカ、ライナー・ベッカー各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いて、イェスパー・クリステンセン氏のもと歴史的奏法の研究に取り組んでいる。
2022年06月09日現在公開中の中井貴一主演映画『大河への道』より、日本地図完成までの命懸けの道のりを描いた本編映像が到着した。日本初の地図「大日本沿海輿地全図」は、現行の日本地図と比較してもその誤差わずか0.2%。そんな驚異の正確性を誇る地図を、伊能忠敬とその部下たちは地球1周分の距離を歩いて測量し完成させた。今回公開された映像では、伊能忠敬が出来なかった地域の測量に臨む“伊能隊”と、その数値を地図に落とし込む様子が覗ける。特に、地図に起こす場面では、「まず、測量したデータを下図に落とし込み点と点を結んで海岸線を描く事から始まる」と当時の制作工程を説明するナレーションが入っており、途方もない緻密さが伴う作業だったことが見て取れる。まさに“日本地図完成の舞台裏を支えていた名もなき者たちの道のり”を描いたシーンとなっている。『大河への道』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年05月24日『大河への道』は、立川志の輔の落語に感動した中井貴一が自ら映画化を企画し、主演した意欲作。日本地図を作った男、伊能忠敬をモチーフとした物語には、志の輔ならではの発想があり、それが見事に映画に結実している。ふたりに聞いた。――今回、中井さんは志の輔師匠の落語を映画にするために尽力されました。映画にしたら面白いと思われた点はどこでしたか。中井この数年、時代劇は作られていますが、圧倒的に本数が少なくなりました。コロナ禍でエンタテインメントに廻るお金もどんどん少なくなっています。そんな中で時代劇を遺すのは至難の業。現代と時代ものが重なるものはタイムスリップものが多いと思いますが、師匠の落語を拝聴したら、タイムスリップを使わず、過去と現代を重ね合わせて描くことができる。こういう形でも時代劇は遺していけるのではないか、と思いました。また、僕が喜劇の台本をいただいたときにまず探すのが、悲劇性。どこに悲劇性があるかによって喜劇として成立する。悲劇の台本をいただいたときには、どこに喜劇性があるか。その落差を作っていくことによって、悲劇はより悲劇に、喜劇はより喜劇になる。今回で言えば、現代劇はコメディとして、時代劇はシリアスとして作ることができる。そこが強く惹かれたところです。中井貴一――師匠の落語はこれまでも映画化されていますね。師匠の落語は映画と相性がいいと今回も思いました。志の輔伊能忠敬という人の存在に感動して書き始めましたが、結局、伊能忠敬を登場させることはできませんでした。なぜかと言えば、伊能忠敬が自分のことを“私”と言っているか、“わし”と言っているか、“俺”と言っているか、一人称でなんと言っていたか、言葉が浮かばないんですよ。伊能忠敬の最初の台詞が書けない。それで作っては壊し、作っては壊しをしているうちに、伊能忠敬を大河ドラマにしたかったけど結局できなかった人たちの熱い想いだけが残る、でもその想いは間違ってはいない、物語になんかできないくらいに凄い人なんだというところに着地しました。73歳までに4万キロ、地球1周分歩いた人ですよ。人間だったかどうかも分からない。いまだに(存在自体)嘘なんじゃないかと思うくらい不思議な感覚がある。「伊能忠敬は凄いな」と、中井さんをはじめとする映画の人たちにも思ってもらえたのかなと。落語のいい加減なところも含めてなんとか映画にしようと思ってくださったのは、僕の根底にある「伊能は凄い」があったからなのだと思います。立川志の輔――主語が浮かばなかった、というのは重要ですね。志の輔偉業を成した人は講談と相性がいいんですよ。落語は“凄い人”とは合わない(笑)。凄い夢を持った人を支えた人たちなら落語になるなと。偉業は偉い人ひとりでやったんじゃなくて、いろんな人が助けた結果なんだと。――“落語は江戸の風を感じること”という言葉があります。この映画を観ていると、かつて人が生きていた時代の風を感じますし、その時代の生命を感じます。志の輔なんでみなさん落語を安心して聴いてくれるのか。落語は必ず目の前の人間と話をしているんですね。必ず相手とちゃんと話をしている。顔を見て、目を見て。馬鹿なことも。自分が言うつもりじゃなかったことも。なにもかも全部。江戸時代では目の前にいる人間としか話はできないんです。長屋であろうが、江戸城であろうが。今はネットなどで、目の前にいない人間とコミュニケートできる時代でしょう?時代劇も目の前にいる人としか話をしていない。(師匠の立川)談志は「(落語には)江戸の風が吹いてないといけない」と言った。つまり相手の気持ち、了見を分かりながら話をしていく。己をさらけ出して話をしていく。その江戸っ子の潔さが気持ち良く、お客の腹におさまるような落語じゃないといけないと師匠には言われました。この映画も物語が江戸時代になると、なぜか落ち着く。特別、映像が変わっているわけではないのに安心する。パソコンやスマホや電話だけの新作落語にもチャレンジしましたが、なかなか上手くいかなかった。人の目を見て、顔色も見て、気持ちも慮って。特に日本人はそういう生き物だと思います。――確かに、落語も時代劇も、コミュニケーションが至近距離なのだと思います。中井さん扮する主人公は、役所内の部下である松山ケンイチさんや北川景子さんを相手になんとか至近距離のコミュニケーションを取ろうとしてますよね。なるべく“圧”にならない形で。中井ここ数年、パワハラやモラハラの問題がありますよね。特にこれは市役所が舞台。そこはいろいろ考えました。10年前ならありえたコミュニケーションも、今はありえない。スキンシップによって、互いの距離が近づいたりするわけですが、それは描写しづらい時代。表現の幅がどんどん狭くなっている。そんな中で現代劇における上司と部下の関係性を出すことの難しさを感じました。それだけに、僕自身も時代劇はどこか安心していたかもしれませんね。取材・文:相田冬二撮影:川野結李歌ヘアメイク:藤井俊二(中井)、池田真希(立川)『大河への道』5月20日(金)より公開
2022年05月19日立川志の輔の新作落語「大河への道-伊能忠敬物語-」を原作に、主演・企画に中井貴一、共演に松山ケンイチ、北川景子ら豪華俳優陣が集結した話題の映画『大河への道』より、場面写真が解禁された。本作は伊能忠敬亡き後に、彼の意志を継ぎ日本地図完成に向けて測量を続けることを決意した伊能隊と、彼らを支えることを決意した天文学者・高橋景保(中井貴一)と助手の又吉(松山ケンイチ)たちが実行した驚愕の隠密作戦など、日本地図完成までの知られざる道のりが描かれている。この度解禁されたのは、時代劇パートで岸井ゆきのが演じる伊能隊の下女・トヨと、西村まさ彦が演じた勘定奉行の家臣・神田三郎の新たな場面写真。日本史の常識を覆す、初の日本地図完成秘話も本作の大きな見どころのひとつだが、劇中所々に散りばめられた思わず笑いがこぼれる実力派俳優同士の掛け合いも注目ポイントとなっている。その中でも印象的なのが、日本を代表する名優たちが揃った本作でフレッシュな存在感を出している岸井さんと、「古畑任三郎」シリーズや映画『家族はつらいよ』シリーズなど、コミカルからシリアスな役まで幅広く演じてきた名バイプレイヤー・西村さんのシーンだ。解禁となった写真は、伊能忠敬の志を継ぎ、地図作りを続けることになった伊能隊と景保、又吉らが何かを隠していると勘繰った神田とトヨがなにやら怪しげなやり取りをしている場面を切り取っている。伊能が亡くなったという事実を幕府に知られてしまうと日本地図の測量が出来なくなってしまうため、あたかも伊能が生き続けているという偽装工作をする伊能隊の面々と、勘定奉行の家臣として調査にやってきた神田とトヨの小気味いいやりとりは必見だ。『大河への道』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年05月19日中井貴一、松山ケンイチ、北川景子らが共演し一人二役をつとめる『大河への道』より新場面写真が解禁された。本作は、豪華キャスト共演、落語家・立川志の輔原作の<歴史発見>エンターテインメント。大河ドラマ開発と日本地図完成を描き、知られざる歴史を紐解きながら<令和の現代劇>と<江戸の時代劇>の2つの世界の登場人物が俳優陣の一人二役によって演じられていることも見どころの1つとなっている。今回解禁となった場面写真では、観光課の小林永美(北川景子)と大河ドラマ開発プロジェクトのリーダーに据えられた総務課の池本保治(中井貴一)がプロジェクトの成功に意気込む姿を捉えている。また、池本が部下の木下浩章(松山ケンイチ)と伊能忠敬が日本地図を製作する際に用いた一定の歩幅で歩く測量方法を試す様子、大物脚本家・加藤浩造(橋爪功)と脚本開発会議に臨む場面を切り取ったもの。そして安野富海(岸井ゆきの)、各務修(和田正人)ら総務課の同僚たちの姿を切り取っている。また、“時代劇パート”からは、日本地図の完成を目前に亡くなってしまった伊能の志を継いだ者たちの活動を支援することに決めた天文学者・高橋景保(中井さん)と助手の又吉(松山さん)の姿や、2人が測量体験をしている場面、さらには伊能隊の面々が測量結果を地図に起こす様子を写している。そして、かつての伊能の妻・エイ(北川さん)が首元に刀を突き付けられた緊迫感を感じさせる1枚も…。日本地図完成の裏側では一体何が起こっていたのか?その後の展開が気になる場面写真となっている。『大河への道』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年04月20日重松清の永遠のベストセラー小説を初映画化した、阿部寛×北村匠海共演の『とんび』。この度、北村さんが本作の魅力をナビゲートする特番映像と、親子が生きた足跡を想像させられる場面写真が公開された。幾度途切れても必ず繋がっていく親子の絆を描く「とんび」は、いまこの時代にこそ届けたい物語。到着した映像は、阿部寛演じる主人公ヤスの息子・アキラ役の北村さんのインタビューと共に本編映像が流れる。本作について北村さんは「親と子というものは絶対に切り離せなくて、無償の愛というものは存在すると改めて感じた作品」と語り、「人は誰しもが自分を産んでくれた親という存在がいて、自分もまた親になって…そうやってバトンが渡されていく尊さを感じました。作品のメッセージと登場人物の生き方がリンクしている作品に、僕は初めて出会いました」とふり返っている。不器用な父に男手一つで育てられた“愛すべき息子”アキラ。「とてもピュアで真っ直ぐ」と役柄を説明した北村さんは、「難しいことを考えずに演じました。とにかく(父親役の)阿部さんの懐に、アキラと同じように飛び込んでぶつかっていく。そういう所を意識していました」と役作りを明かす。今回、初共演となる阿部さんについては、「実際にお会いするととてもチャーミングな方でした。芝居の中での言葉ひとつひとつが重く、父親としての阿部さんの思いを、肌で感じることができました」とコメント。2人は役を超えた親子の強い絆で結ばれ、撮影に望んだという。そして最後には、「中々人に会えず、色々なことに縛られている今の時代ですが、この作品の持つ暖かい愛情が、縮こまった心を解してくれると思います」とメッセージも寄せている。『とんび』は4月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年4月8日より全国にて公開©2022『とんび』製作委員会
2022年03月03日俳優の中井貴一が主演を務める映画『大河への道』(2022年5月20日)の特報映像が20日、公開された。同作は立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を作ったのは、あの伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。特報映像では、江戸時代の秘密を知った市役所のメンバーたちと、伊能忠敬の弟子たちのコミカルな姿が収められた。千葉県香取市では、総務課主任・池本(中井貴一)が、ひょんなことから観光課の課長・小林(北川景子)によって大河ドラマ開発担当に任命される。池本はお調子者の部下・木下(松山ケンイチ)と共に、今は引退したという噂の大物脚本家・加藤(橋爪功)をなんとか口説いて脚本の執筆を依頼するが、日本地図を完成させたのは、伊能忠敬ではないという発見を伝えられる。舞台は200年前に飛び、江戸下町の伊能忠敬邸では、天文学者の高橋景保(中井)と助手の又吉(松山)、日本地図完成を目指す忠敬の測量隊(和田正人、田中美央、溝口琢矢、平田満)、下女のトヨ(岸井ゆきの)、そして伊能のかつての妻・エイ(北川)によって、驚くべき隠密作戦が決行されようとしていた。200年前の江戸時代に何が起こるのか、タイトル『大河への道』と共に現れる、大人数がひれ伏す大広間のシーンが意味するものなど、気になる特報映像となっている。中井と松山は2012年に放送された大河ドラマ『平清盛』(松山が主人公である平清盛、中井が清盛の父である平忠盛を演じた)以来の共演となる。映画『大河への道』では市役所総務課の上司と部下の関係で、松山は中井との共演について「投げた球を全部キャッチしてくださる方で、ものすごく信頼をしています。緊張しないで、自分の地続きで、地に足がついたままで演技ができるのは中井貴一さんしかいないです」と信頼を語っている。(C)2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2021年12月20日