トラベル、ライフスタイルのインターナショナルリーディングブランド・トゥミは、トゥミ表参道を全面改装し、アジア太平洋地域初となる旗艦店として2023年12月21日にオープンします。ラグジュアリーなファッションエリア、東京・表参道に位置し、トゥミのアイコニックな19 Degree コレクションにインスピレーションを得た、グローバル初のコンセプトストアです。Courtesy of TUMI目を惹く特徴的なストアデザインのトゥミ表参道は、売り場面積約160平米の地上一階の空間に、様々な風雅なデザイン要素があしらわれています。自然界の流動的な要素と建築界の精密なラインが交差する瞬間に着想を得た、立体的な斜角のケースデザインが特徴の19 Degree コレクション。同コレクションにインスピレーションを得たストアコンセプトの店内には、19 Degreeのバックパックやミノディエール、ブリーフケースなどの新スタイルが揃います。店内中央にはパーセプチュアル・アートの先駆者として知られる、マイケル・マーフィーのオリジナルアート作品が展示され、天井まで高さがあるフルハイトの液晶ディスプレイや円形のソファが配されたアートギャラリーを感じさせる空間では、ゆったりとお買い物が楽しめます。Courtesy of TUMI19 Degree コレクションの特徴である流れるような曲線と最先端の技巧が、特殊加工によってエッジを丸く仕上げた250ものアルミニウム板によって、店舗外装や店内の装飾柱にあしらわれており、夜間には、外装のファサードが200以上のLEDライトによって立体的に浮かび上がります。店内に展示されたマイケル・マーフィーの多角的な奥行きを持つ立体アートは、見る位置を変えることによって19 Degreeのアルミニウムラゲージがトゥミの“T”ロゴへと変化し、トゥミの創造性と文化的世界を探求しています。Courtesy of TUMI店内には、上質なマーブル調の床材、艶やかなステンレススチールなど、革新的な資材が使用され、2.4mの長さの接客用デモンストレーションテーブルなどの店内什器には、トゥミの“T”モチーフがあしらわれています。温かい雰囲気をつくりあげる角を丸く仕上げた流線型の什器や、季節のテーマごとにディスプレイが変わるマグネティックウォールなどの新しい什器は、マーフィーのアート作品に加えて店内に奥行を与えます。Courtesy of TUMI店内には19 Degree コレクションに加え、ハイエンドなプレミアムビジネス・トラベル製品や、シンガポールの活気溢れるエナジーにインスピレーションを得た Spring 2024の新スタイルがそろいます。新しいウィメンズのハンドバッグコレクションAsra〈アスラ〉や、Voyageur〈ヴォヤジュール〉、Georgica〈ジョージカ〉、 19 Degree やトラベル・アクセサリーの鮮やかな新色が店内を彩ります。Courtesy of TUMIトゥミ表参道グランドオープン日:2023年12月21日(木)住 所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-9-17電話番号:03-3797-0052営業時間:11:00 - 20:00トゥミについて1975年の創業以来、トゥミは、暮らしの中の移動をより快適に、楽に、そして美しくするためのビジネス&トラベルバッグやアクセサリーを創りつづけてきました。卓越した機能性と創造の精神を融合させ、アクティブに活動する人々の旅をより快適でパワフルなものにするための生涯のパートナーとなるべく努力をしています。トゥミは世界75ヶ国以上の約2,000の拠点で販売されています。www.tumi.comマイケル・マーフィーについてマイケル・マーフィー(Michael Murphy,1975年生まれ) は、ニューヨーク、ブルックリンを拠点に幅広い分野のアート作品を手掛ける芸術家。光、影、色、音の相互作用を巧みに活用したマーフィーの作品は、物理的世界とデジタル世界の境界線が揺らぐような感覚を人々に与えます。マーフィーの作品は、画期的かつ独創的な手法で人々がアートを体感できるものとなっており、マーフィーは見る者の知覚を強調する彼の作品技法を、“3次元空間での画像の錯覚”と表現しています。マーフィーの作品はアメリカ国内外に展示されており、米タイム誌など数多くのメディアで紹介されています。これまでの作品はperceptualart.comでご覧いただけます。
2023年12月21日4年ぶりに3キロが復活青島太平洋マラソン2023は、2023年12月10日(日)に宮崎県宮崎市で開催します。今回は4年ぶりの3km種目復活を記念した特別企画もあります。地元の高校生らの熱い声援など、市民マラソンならではの楽しさが詰まった大会です。開催概要会場は、ひなた宮崎県総合運動公園。種目はマラソン(42.195km)と3km。参加費はマラソンが11,800円、3kmが6,000円(高校生3,500円、小中学生3,000円)です。ナンバーカードや参加賞等は、事前発送されるので受付はありません。太平洋沿岸を一望できるコースが特徴コースは、ひなた宮崎県総合運動公園内を発着地として、宮崎市内中心部、太平洋・青島を望むトロピカルロードを駆け抜けます。急激なアップダウンは少なく飽きのこないコースです。マラソン初参戦のランナーから、自己ベストを狙うベテランランナーまで楽しむことができます。(画像は公式サイトより)【参考】※「青島太平洋マラソン2023」の公式サイト
2023年07月02日梅田芸術劇場と英国メニエール・チョコレート・ファクトリー劇場との共同制作ミュージカル『太平洋序曲』が2023年3月8日(水) に日生劇場で開幕した。舞台は江戸時代末期。アメリカより黒船が来航し、鎖国から開国へと大きく舵を切ることを迫られた激動の時代。その時代の波に翻弄される人々を「日本の視点」で描く異色のミュージカルだ。1976年にブロードウェイで初演。日本では宮本亞門演出で2000年に初演され、2011年に再演もされている。今回は2017年に一幕劇としてオフ・ブロードウェイで上演された際の脚本に基づき、新演出で上演される。3月8日(狂言回し:山本耕史、香山弥左衛門:海宝直人、ジョン万次郎:ウエンツ瑛士)と9日(狂言回し:松下優也、香山弥左衛門:廣瀬友祐、ジョン万次郎:立石俊樹)の両日、本番を観劇した。舞台上には、日の丸にも月にも太陽にも、そして丸窓にも見える巨大な円が浮かび、「日本的」な美術品が並ぶ。客電が落ちる前から、現代を生きる人々がその美術展らしき会場に集まり、美術品と会話を楽しむ。しばらくすると、現代の美術コレクターという設定の狂言回しが現れ、「此処は島国(The Advantages of Floating in the Middle of the Sea)」というナンバーとともに「ニッポン」へと誘う。浦賀奉行所の下級武士だった香山弥左衛門は、外国(とつくに)の上陸を阻止するよう将軍(朝海ひかる)に命じられ、鎖国破りの罪で捕らえられたジョン万次郎とともに、交渉をする。一度は危機を切り抜けるも、将軍のもとに諸外国が列をなして開国を迫る。開国へと否応なく舵を切った日本が見たものはーー。左から)ジョン万次郎役・立石俊樹、香山弥左衛門役・廣瀬友祐激動の時代をまるでジェットコースターのように駆け抜ける作品。物語の軸となるのは弥左衛門と万次郎というふたりの男の“友情と決別”だと思うが、弥左衛門の妻・たまての最期、歴史的な瞬間を見たという老人や武士らの「木の上で(Someone in a Tree)」、水兵たちが少女を手籠にしようとする「プリティレディ(Pretty Lady)」など断片的に描かれる人々の姿も印象的。物語に積極的に入ったり、じっと傍観したりする狂言回しは一体何者なのか、なぜ将軍や老中を女性キャストが演じるのか……など、いろいろと考察したくなる。作詞・作曲はスティーヴン・ソンドハイム。ソンドハイムの楽曲は難曲と形容されることが多く、初めて聞くと奇妙奇天烈に聞こえることもあるが、「身体に入ったら何とも言えない気持ち良さがある」(山本耕史談)というのも確か。アンサンブルも含めキャストは実力派揃いなので、ソンドハイムの音楽の魅力とトリックをたっぷり堪能できるだろう。組み合わせは5000通り?! 「ぜひ推しを見つけて」キャストについても触れておきたい。狂言回し役の山本耕史は、長台詞を一息で捲し立てながら話し場の空気を牛耳ったかと思えば、存在感を消して舞台の端の方でにやつくだけだったりと、緩急をつけた芝居。謎は多いが、随所に遊び心を感じる狂言回しを見せた。一方、Wキャストの松下優也の狂言回しは、我々観客に近い距離感の置き方。真面目に客観的に淡々と物語を進める印象で、自らが時代を動かすというよりも、自身も結果的に時代の渦に巻き込まれてしまったようにも見えて、面白い。狂言回し役・山本耕史香山弥左衛門役の海宝直人と廣瀬友祐は両者とも、下級武士だった弥左衛門が時代の変化をきっかけに西洋化していく様を見事に表現していた。それぞれ一度ずつの観劇でも、妻・たまてとの関係性や万次郎への思いの発露が絶妙に違っていたように感じられ、組み合わせ次第でまた全く違う味わいを生み出してくれると感じた。そしてジョン万次郎役のウエンツ瑛士と立石俊樹。両者とも端正な顔つきということもあってか、日本が鎖国をしている中、アメリカという異国で生きて帰ってきた万次郎が発する、ある種の「異物感」を体現していたように思う。こちらも弥左衛門役のふたりと同様、細かい部分での表現が異なっていたので、組み合わせによって見え方が変わるはずだ。左から)女将を演じる朝海ひかる、狂言回し役・松下優也最後に将軍と女将という二役をひとりで演じる朝海ひかる。どちらも見た目のインパクトが強く、ある意味「極端」な役どころだが、時にコミカルに、時に愛らしく、とてもチャーミングであった。初日のカーテンコールで、山本は「まだまだ世の中は落ち着かないけれど、僕らにとって劇場は充電の場所でもあり、放電の場所でもあり、なくてはならない場所」などと挨拶。「組み合わせが8000通りぐらいあるので(笑)、また遊びに来てください」とうそぶきながらもWキャストならではの魅力をアピール。その翌日に初日を迎えた松下は「(山本)耕史さんは8000通りぐらいと言っていたけれど、実際は5000通りぐらいしかないです」とこちらも笑いを誘い、アンサンブルキャストがそれぞれ複数の役を担っていることにも触れ「ぜひ推しを見つけてもらえたら」と語っていた。上演時間は1時間45分(休憩なし)。東京公演は3月29日(水) まで。大阪公演は4月8日(土)〜16日(日)、梅田芸術劇場メインホールにて。ぜひお見逃しなく!取材・文:五月女菜穂撮影:岡千里ミュージカル『太平洋序曲』チケット情報
2023年03月10日ミュージカル『太平洋序曲』の初日前会見が7日、公開ゲネプロが8日に東京・日生劇場で行われ、海宝直人、廣瀬友祐、ウエンツ瑛士、立石俊樹、ジョン・ワイドマン(脚本)が取材に応じた。※山本耕史、松下優也はスケジュールの都合により会見欠席同作は近代日本の夜明けを題材に、スティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲により1976年のブロードウェイで初演された『太平洋序曲』を、梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場との初の共同制作で創り上げられるミュージカル。物語全体を俯瞰しながら進行する狂言回し(山本耕史・松下優也)、浦賀奉行としてペリーとの交渉に臨み、次第に西洋文化に傾倒していく香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)、流れ着いた米国から帰国し、日本が開国に向かう中で武士道に目覚めるジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)らの姿を描いていく。同作にはほか朝海ひかるらが出演し、この日のゲネプロには松下、廣瀬、立石が登場した。会見では、廣瀬は「いよいよ始まるんだなと、ワクワクとドキドキ、いろんな感情が渦巻いてますけど、とにかく劇場に足を運んでくださるお客さんのために誠実に向き合っていきたい」、立石は「1カ月半のお稽古を経ていよいよ開幕、という気持ちです。積み重ねてきたことを信じて、(7日は)海宝さんとウエンツさんのゲネプロを見て、最後までブラッシュアップを重ねて本番を迎えたいと思います」と意気込む。役作りについて聞かれると、海宝は「この香山というキャラクターは、日本が歩んできた動乱の開国までの時代を象徴している人物と感じていて、とてもニュートラルで、非常に市井の人間として描かれていると聞いていたので、お客さまが見て感情移入できるキャラクターという部分を軸足に作ってきた」と振り返る。ウエンツは「史実に基づいている部分と、狂言回しが作っていく部分があり、ジョン万次郎のバランスが非常に難しかったです」と苦労も。「稽古場での最後の通しで『今までと180度違う』と言われたので、それくらい迷って、やっぱりこっちで行こうと思って振り切って。Wキャストなのでそれぞれの相手とある程度の結論を出さなきゃいけないという期限もあったので、チャレンジしながら、稽古場ではずっと違う万次郎をやっていました」と明かした。廣瀬は香山という役について「観客が感情移入しやすいポジションを任せられていると思っているので、そういった部分を大切にしながら、日替わりで変わってくのが醍醐味で、日々舞台上で対峙する役者と生まれるやり取りを1番大切に演じたいなと思っています」と語る。ジョン万次郎役の立石は「作品においての役割をつかむまでに時間がかかりました。史実に基づいて謙虚なところだったり、エネルギーのある所、人懐っこい所を前面に出せるように心がけて作ってきました」とアピールした。東京公演は日生劇場にて8日~29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて4月6日~16日。
2023年03月08日ミュージカル『太平洋序曲』の公開ゲネプロが7日に東京・日生劇場で行われ、海宝直人、廣瀬友祐、ウエンツ瑛士、立石俊樹、ジョン・ワイドマン(脚本)が取材に応じた。※山本耕史、松下優也はスケジュールの都合により会見欠席同作は近代日本の夜明けを題材に、スティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲により1976年のブロードウェイで初演された『太平洋序曲』を、梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場との初の共同制作で創り上げられるミュージカル。物語全体を俯瞰しながら進行する狂言回し(山本耕史・松下優也)、浦賀奉行としてペリーとの交渉に臨み、次第に西洋文化に傾倒していく香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)、流れ着いた米国から帰国し、日本が開国に向かう中で武士道に目覚めるジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)らの姿を描いていく。同作にはほか朝海ひかるらが出演し、この日のゲネプロには山本、海宝、ウエンツが登場した。脚本のジョン・ワイドマンは今作のために日本に駆けつけ「作品の上演にあたり、東京に来れていることとても嬉しく思っています。本当に美しい劇場で皆さんが素晴らしい作品を作ってくださり、稽古を拝見してとてもすばらしかったです」と絶賛。「唯一残念に思ってることは、偉大な友人でありコラボレーターである(故)スティーヴン・ソンドハイムさんが一緒にいられないこと。彼も来ていたら本当に喜んでいたと思います」と発言する。また「スティーヴンがお気に入りの作品は何だと尋ねられることがあり、その時の彼の答えは『1つお気に入りがあるわけではなく、それそれ違う理由で好きなんだ』と。ですが『今まで書いた曲の中で何が1番お気に入りですか?』と聞かれると、いつもこの『太平洋序曲』の中の1曲でした。後ほど、それは何ですかというのを聞いていただければ教えます」と茶目っ気たっぷりに語った。海宝は「とても光栄ですし、身が引き締まる思いですよね」としみじみ。キャストそれぞれが好きな曲を聞かれると「『The Advantages of Floating in the Middle of the Sea』は物語の1853年の日本を最初に説明する曲で、世界に入り込む最初の曲なので好きです」(廣瀬)、「黒船が来航することによって大騒ぎになるのですが、その時の混乱を描いた『Four Black Dragons』は、船を4匹の龍に喩えたスペクタクルな曲」(海宝)と答える。さらにウエンツは「『Poems 』という、万次郎と香山が歌う曲。いわゆる俳句が歌になってるということの衝撃と、歌詞も俳句として成立させる綺麗さもあるんですけど、音楽ですよね。日本をリスペクトしている楽曲でもありつつ、どこか西洋の感じもある。僕らが今まで俳句を詠んでた音のつながり、綺麗さに楽曲が乗って、元々英語で書かれたものを日本語に俳句として戻しているといういろんな面白い仕掛けがあるので、今までになかったミュージカルになる1曲」と熱弁する。立石は「香山とたまての『There Is No Other Way』です。2人が引き裂かれていく構図で、行くしかない香山、それを見守るたまての気持ちを察すると、稽古場から涙ぐんで見ていたんです。そのくらい好きな楽曲です」と明かした。満を持しての「ソンドハイムが好きな楽曲は?」という質問に、ワイドマンは「『Someone in a Tree』という曲がとても好きだとおっしゃると思う」と改めて回答する。「彼の頭の中にあるパズルを解いていく曲で、頭脳的な問題と感情の問題のパズルを解き明かしていくような曲」と表した。今回日本で上演されるのはは2017年にブラッシュアップされたバージョンということで、ワイドマンは「スティーヴンと私と演出のジョン・ドイルとで改めて見返してみて、作品にとって必要なものをきちんと抽出して、エッセンシャルじゃないものを取り除いていったもの。そうすることによって、お客さまがよりしっかりとしたストーリーの核心に触れられるようなものを目指しました」と説明する。「そのためにカットしたのが『Chrysanthemum Tea』というたった1曲なんです。とってもいい歌でたくさんの方が大好きだとおっしゃってくださってるんですけど、その曲を取り除くことによって、この物語が香山と万次郎の物語であり、彼らとともに前に進めていくということにフォーカスすることになりました」と意図を明かす。また自身は「『Poems』を選ぶかな。シンプルな形の中で2人の男たちがともに歩んでいく、初めは旅をするのが難しい状態から歌いながら旅をすることによってペアに行き着くということを美しく描いている曲だと思います」と語った。東京公演は日生劇場にて8日〜29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて4月6日〜16日。
2023年03月07日近代日本の夜明けを描いたミュージカル『太平洋序曲』が2023年3月8日(水)から日生劇場、4月8日(土)から梅田芸術劇場メインホールで開幕する。2022年12月6日(火)、都内で製作発表ならぬ“決起集会”が開催され、出演する狂言回し役の山本耕史・松下優也、香山弥左衛門役の海宝直人・廣瀬友祐、ジョン万次郎役のウエンツ瑛士・立石俊樹が登壇した。山本耕史は「名前があって、担う役割が狂言回しということはあれど、今回は役自体が『狂言回し』という役。狂言回しとして皆さんが見るだろうし、だからこそそれを逆手にとって、面白く裏切る瞬間がありそうな気もする」と役どころについて話し、「僕もこれだけの大作舞台出演は久しぶり。初心にかえった気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。松下優也は「きっと出ているシーンがすごく長くて、セリフ量もとてつもなく多い役」と気を引き締めつつ、「見る方や演じる人によっていろいろな解釈ができるお話。組み固定でないWキャストなので、いろいろな方とお芝居ができることを楽しみながら、稽古に励みたい」。廣瀬友祐は「素晴らしい俳優の方々とご一緒できることを本当に誇りに思っている。役割をしっかり果たせるように一生懸命頑張りたい」と述べていた。本作の作詞・作曲はスティーヴン・ソンドハイム、脚本はジョン・ワイドマン。今回は、梅田芸術劇場と英国メニエール・チョコレート・ファクトリー劇場の共同制作となる。海宝直人は「海外のクリエイターチームと日本人キャストが共に作ることに、ものすごく大きな意味を感じている」と話し、立石俊樹も「素敵な俳優さんたち、そして日英合作で作り上げるということで、とても刺激的な毎日になりそう。体当たりでぶつかっていきたい」と期待を寄せていた。この日、初めて6人が顔を合わせたこともあり、会見ではざっくばらんに話題が展開。共演経験の話題では、ウエンツ瑛士が小学4年生の頃、劇団四季の『美女と野獣』で、小学1年生だった海宝と同じ役を演じていたエピソードを披露。ウエンツは「子どもながらに『偉い人が来る』日のキャストは海宝くんだったことを覚えている。まさか小4で“嫉妬”という気持ちを覚えるとは」と笑い「今回の共演は、本当に嬉しいし、楽しみ」と語っていた。東京公演は2023年3月8日(水)~29日(水)日生劇場、大阪公演は2023年4月8日(土)~16日(日)梅田芸術劇場メインホール。取材・文:五月女菜穂
2022年12月07日MORISAKI WIN(森崎ウィン)が、11月27日(日) にインドの首都ニューデリーで開催されたアジア太平洋地域の音楽の祭典『ABUソングフェスティバル』に日本代表のアーティストとして出演。代表曲「パレード - PARADE」を披露した。『ABUソングフェスティバル』は、アジア太平洋地域の放送局が加盟するABU(Asia-Pacific Broadcasting Union / アジア太平洋放送連合)が主催する音楽フェスティバル。昨年は日本からmilet、韓国からはITZYが代表として出演するなど、アジア太平洋の国と地域の放送局から人気ポップスアーティストが参加する大型イベントとなっている。2020年・2021年は新型コロナウイルス感染症の影響でABU事務局の主催でマレーシア・クアラルンプールからのオンライン開催となっていたが、今年はインドがホストになり、3年ぶりにリアル開催となった。なお、この音楽フェスティバルの模様は12月末にNHKで放送される予定だ。MORISAKI WIN「パレード - PARADE」MV■『ABUソングフェスティバル』公式サイト:<ライブ情報>MORISAKI WIN ACOUSTIC LIVE「CHRIS’s CHRISTMAS TIME IS HERE」2022会場:東京・COTTON CLUB12月17日(土)OPEN17:30 / START19:0012月18日(日)1st.show:OPEN14:15 / START15:452nd.show:OPEN17:30 / START19:00【チケット料金】全席指定 テーブル席:15,000円ボックスシート・センター(2名席):17,500円ボックスシート・サイド(2名席):16,500円ボックスシート・ペア(2名席):17,000円ペア・シート(2名席):16,000円※ディナーコース3品+ウェルカム・スパークリング付き※料金は1名様あたりの金額となります。※本公演はファンクラブ先行予約の席がございます。FC先行受付はこちら:詳細はこちら:『MORISAKI WIN GIG』オンライン配信配信期間:2023年2月23日(木) まで。※詳細はMORISAKI WIN公式サイトでご確認ください。関連リンクコロムビアインターナショナル 公式HP:スターダストプロモーション 公式HP::::::
2022年11月28日英国の航空データ分析大手、Cirium(シリウム)は本日、日本を含むアジア太平洋地域の今後の旅行市場の見通しを発表し、2023年後半には新型コロナウイルスのパンデミック発生前の2019年レベルに需要が回復すると予測しました。アジア太平洋地域の主要な旅行市場において、日本の2022年9月のキャパシティは2019年同月の水準を17%下回っているものの、日本がこの地域の回復をリードしています。ほとんどの地域で強い需要回復が続いており、今後も続く予測です。シリウムのコンサルタント部門「Ascend(アセンド)by Cirium」による最新の回復シナリオでは、アジア太平洋地域においては2023年11月に2019年の水準に戻ると予測しています。Ascend by Ciriumの航空機鑑定マネージャーであるハーマン・チェ(Herman Tse)は、次のように述べています。「日本では、国内線のキャパシティは完全に回復していますが、国際線は現在のところパンデミック前の水準を下回っています。しかし、海外から日本への渡航制限が緩和されたことにより、需要が戻ることが見込まれています。日本は外国人観光客に人気のある国であるため、国際線のキャパシティがどれだけ早く回復するかに注目が集まります。」一方で、チェは注意も促しています。「世界および地域のマクロ経済の見通しは楽観視できず、ほとんどの指標が需要減少の可能性を示唆しており、回復率に影響を与えると見込まれます。航空会社は需要の不確実性と厳しいコスト環境に直面しており、需要リスクを悪化させる可能性があります。こうしたなか、サスティナビリティへの配慮が再び脚光を浴びており、航空業界が脱炭素化へのコミットメントを示す機会となることでしょう。」以上●CiriumについてCiriumは、詳細なデータと精緻な分析を組み合わせて、世界の最新情勢を読み解きます。航空業界における数十年の経験から培ったインサイトを提供し、特に旅行会社、航空機メーカー、空港、航空会社、金融機関が論理的で十分な情報に基づいた意思決定を行えるよう支援し、収益の増大や顧客体験の向上を促進します。Ciriumは、世界中の専門家やビジネス顧客向けに情報をベースとした分析と意思決定ツールを提供する企業であるRELXの一部です。RELX PLCの株式は、ロンドン、アムステルダム、ニューヨークの各株式市場において、ロンドン:REL、アムステルダム:REN、ニューヨーク:RELXのティッカーシンボルを使用して取引されています。詳しくは、Linkedin( )またはTwitter( )でCiriumの更新情報をフォローしていただくか、Ciriumのウェブサイト( )をご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日太平洋を一望できる、開放感あふれる雰囲気併設ハーブ園のハーブを使用したメニューの数々本格タイカレーや、オリジナルのハーブドリンクも太平洋を一望できる、開放感あふれる雰囲気併設されているハーブ園もあり、グリーンもいっぱい那覇空港から車で約50分ほど、南城市知念の高台にある【アジアンハーブレストランカフェくるくま】。太平洋を一望できる絶景のロケーションを誇り、自然をたっぷり感じられる空間は、デートはもちろんファミリーや気の合う仲間たちと過ごすのにもぴったりです。大きな窓から太平洋が望める、開放感ある落ち着いた店内木がふんだんに使われたコテージ風の店内は開放感にあふれています。また太平洋の絶景を眺め、心地よい海風を感じられる広々としたテラス席もあり、日常を忘れさせてくれるゆっくりとした時間の中、食事を楽しむことができます。併設ハーブ園のハーブを使用したメニューの数々こちらでいただけるのは、タイ人シェフによる、本場のタイ料理。敷地内に併設しているハーブ園で栽培しているハーブがたっぷりと使われているのが特徴です。健康的においしくハーブを摂取できるとあって、女性にも大人気です。その中でもぜひオススメしたいメニューを、2つご紹介します。『トムヤムクン』ハーブの味が効いた、具だくさんのスープ『トムヤムクン』併設のハーブ園で育てた数種類のハーブとココナッツミルクがたっぷり入った、コクのあるスープ『トムヤムクン』。元々の辛さは中辛程度ですが、お好みにより辛さの調節が可能なので、もっと辛い味がお好みの方はぜひトライしてみてください。『生春巻き』パクチー・ミント・バジルの味がやみつきになる『生春巻き』パクチー、ミントにバジルと、たっぷりのハーブと一緒に数種類の野菜を生のライスペーパーで巻いた、見た目の彩りも綺麗な『生春巻き』。隠し味の効いた、自家製スイートチリソースを付けて食べる一品です。本格タイカレーや、ここならではの沖縄地ビールも人気メニューを少しずつ楽しめる『くるくまスペシャル』もちろん、グリーンカレーやレッドカレーなどの本格タイカレーもスタンバイ。3種類のカレーが味わえる『くるくまスペシャル』が人気です。また沖縄では外すことのできない「オリオンビール」やオリジナルのハーブティーなどドリンクも種類豊富なので、一緒に味わってみてはいかがでしょうか。気に入ったハーブがあれば、隣接するくるくまショップで購入もできます。素晴らしい景色と、おいしい食事に買い物も楽しめる、五感が喜ぶお店です。料理人プロフィール:ハンササムラン さん1974年10月31日生まれ、タイ出身。元々料理をつくることが好きだったことから、タイにあるレストランが主宰している、数々の有名なコックを輩出している料理学校に入学。タイ料理を本格的に学ぶ。卒業後、タイにあるレストランにて約4年修業。その後、南アフリカへ飛び、現地にあるタイ料理レストランで約3年経験を積む。2007年に来日後、沖縄県に移住。以来、現在の【アジアンハーブレストランカフェくるくま】でシェフをつとめる。アジアンハーブレストランカフェくるくま【エリア】南城【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】1500円※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年06月07日北海道(苫小牧)、仙台、名古屋を海で結ぶ太平洋フェリー(運営会社:太平洋フェリー株式会社、所在地:愛知県名古屋市)がフェリー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。太平洋フェリーとしては29年連続の受賞となります。※船旅専門誌『クルーズ』(株式会社海事プレス社発行)の「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー2021」のフェリー部門で「いしかり」が第1位を受賞。<船旅専門誌『クルーズ』:2022年2月28日発売号>2022年は「就航50周年・太平洋フェリー株式会社設立40周年」を迎える記念の年でもあります。GWには、格式あるフェリーに乗って魅力あふれる船旅へ出掛けてみませんか?29年連続フェリー・オブ・ザ・イヤー受賞決定!■国内最大級を誇るフェリーの船内には魅力がいっぱい!旅の目的に合わせた様々な種類の部屋を選ぶだけでもワクワクが止まりません!一度は宿泊してみたい憧れのスイートルームや、お子様のいるご家族に人気な和室をはじめ、多彩な部屋が揃っています。プライベートを確保できるカプセルホテルタイプの相部屋もご用意しておりますので、ご自身の旅行計画に合わせてお部屋をお選びくださいませ。■季節ごとの食材を使ったメニューが勢ぞろい!船内レストランでは、バイキング形式の種類豊富なメニューを満足いくまでお召し上がりいただけます。朝・昼・夕営業しておりますので、時間と共に移り変わる景色を眺めながらお召し上がりいただけます。中でも朝日を浴びキラキラと輝く海を眺めながらいただく朝食は、お腹も心も満たしてくれますよ。3船あるフェリーごとにオリジナルメニューが用意されているので、何度利用しても新しいメニューに出会えます。■太平洋に浮かぶ大浴場でリフレッシュ!ご乗船のお客様どなたでも無料でご利用いただける大浴場は、日頃の疲れを洗い流してくれる癒しのスポットです。波の動きと同じように揺れるお湯に身をゆだね、窓一面に広がる大海原を眺めれば、自然とリラックスした気分になれます。海に浮かぶ大浴場に是非ご入浴ください。展望大浴場■フェリーに乗ると映画が見たくなる!シアタールームにワクワク!国内最大級のフェリーには、シアタールームも完備しています。一日に何度も放映されているので、お好きなタイミングで映画をお楽しみいただけます。ゆっくりと時間の流れる船内で、優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。GW・春期の旅行には、是非フェリーで非日常な体験を味わってみませんか?ラウンジ春のご予約受け付け中!~乗船日の28日前までのご予約・ご購入で最大50%OFFになる【早割】がおトク!~■開催概要運賃 : 参加条件 : 乗船日の28日前までのご予約・ご購入で最大50%OFF※B・C期間除く申込方法 : インターネット予約限定(ご予約は乗船日の2ヵ月前のAM9:00から承ります。)公式サイト: ■会社概要商号 : 太平洋フェリー株式会社代表者 : 取締役社長 猪飼 康之所在地 : 名古屋市中村区名駅4-24-8(いちご名古屋ビル)設立 : 昭和57年4月8日事業内容: フェリーによる自動車並びにその他車両及び一般旅客の航送貨物利用運送事業、旅行業、倉庫業ほか資本金 : 1億円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】太平洋フェリー株式会社 旅客営業部受付時間: 平日 9:00~18:00TEL : 052-582-8622FAX : 052-582-8640MAIL : ryokyaku@taiheiyo-f.jp 【予約に関するお問い合わせ先】太平洋フェリー予約センター受付時間: 平日・土曜・祝日 9:00~17:00【仙台】 TEL:022-388-8757【名古屋】TEL:052-582-8611MAIL : yoyaku@taiheiyo-ferry.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月25日人気のゴルフコース 太平洋クラブ「軽井沢リゾート」森のグラン・オーベルジュでスポーツの秋を満喫本館5階テラスからは、八ヶ岳や佐久平を一望9棟あるヴィラスイートのベッドルーム今年3月に開業した「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」は、雄大な浅間山を背に、広大な森の中に佇んでいます。本館28室、ヴィラ9棟からなる全37の客室は、最も小さなタイプでも、テラス込みで100㎡以上とゆとりの広さを誇り、全室で半露天温泉風呂も完備。アネックスには、最新の機器で身体を整えるウェルネスサロンもあります。メインダイニングでは、心身に優しいフランス料理コースをご提供メインダイニングでは、シェフ柳原章央が東信州エリアの生産者から仕入れる旬の食材を中心に、心身に優しく働きかけるフランス料理コースメニューをご提供します。最上階のオールデイダイニングでは、八ヶ岳や暖炉の炎を眺めながら、上質な食材をカジュアルに仕上げた一皿をアラカルトやコースでお楽しみいただけます。森やテラスにしつらえたテーブルで楽しむコース料理や、シェフ厳選の「冬ごもり鍋」など、ヴィラ限定のプライベート・ダイニングもご用意。「ひらまつ」ならではの多彩な美食体験とおもてなしで、ゴルフ旅を最上の休日に仕上げます。人気のゴルフコース 太平洋クラブ「軽井沢リゾート」を特別価格で「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」にご宿泊のお客様を対象にした、太平洋クラブ「軽井沢リゾート」特別価格でのご予約を10月10日より開始いたしました。10月、11月のプレーフィーは、4バックセルフで1名様平日5,500円~9,400円、土日祝7,500円~12,400円と魅力的な価格でのご提供です。プレーのご予約は、「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」を通してのみ可能となります。ご希望の方はホテルまでお問い合わせください。太平洋クラブ「軽井沢リゾート」「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」から車で約40分、標高1,300mの北軽井沢に展開する本格的リゾートコース、太平洋クラブ「軽井沢リゾート」。浅間コース、白樺コース、各18ホールからなる計36ホールで、ゆとりある贅沢な空間を楽しめます。美しく整備されたコースでありながら、2人乗りカートでのフェアウェイ走行が可能なスムース&エコロジーなプレースタイルをはじめ、すべてにおいてクオリティが高く、ワンランク上のリゾートゴルフをお楽しみいただけます。真夏でも30度を超える日はほとんどなく、浅間山を望むホールはもちろんのこと、大自然の四季の移ろいにしばし心を奪われ、ゴルフをすることの素晴らしさを改めて感じていただけるコースです。SHIRAKABA17番ホールASAMA12番ホール太平洋クラブ「軽井沢リゾート」概要開場日:1975年 7月 20日コース設計・改造:加藤俊輔コース面積:162万平方メートルハウス面積:2,662平方メートルコース:36ホール浅間コース(18ホール/6,941ヤード/パー72)白樺コース(18ホール/6,531ヤード/パー72)JGAコースレート浅間コース71.8白樺コース70.0所在〒 377-1412群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-279TEL 0279-84-4110FAX 0279-84-4119アクセスTHE HIRAMATSU 軽井沢 御代田より車で約40分上信越自動車道/碓氷軽井沢ICより車で約40分「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」概要施設名称 :THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田[英文表記] THE HIRAMATSU KARUIZAWA MIYOTA所在地 :長野県北佐久郡御代田町大字塩野375番地723階数 :地上5階建、ヴィラ 平屋建、アネックス 地上2階建客室数 :37室(本館28室・ヴィラ9棟)客室タイプ:<本館>28室デラックスツイン(79-85㎡)×16室、ジュニアスイート(98-106㎡)×7室御代田スイート(117-118㎡)×4室、ザ・ひらまつ スイート(132㎡)×1室<ヴィラ>9棟テラスヴィラスイート(122㎡)×2棟、ヴィラスイート(122㎡)×5棟ドッグヴィラスイート(122㎡)×2棟※テラスを除く屋内面積付帯施設 :ダイニング2つ、ラウンジ、TAKIBIラウンジ、アネックス、温室他面積:建物面積4,723.02㎡、延床面積9,804.77㎡、土地面積61,066.29㎡開業日 :2021年3月16日ご予約 : ▼独自の安全基準「Hiramatsuスタンダード」を各店にて徹底強化ひらまつのレストランやホテルでのお食事を安心してお楽しみいただくために、「衛生管理」「ソーシャルディスタンス」「換気」の3つの視点から独自の安全基準を制定いたしました。それぞれの視点において、お客様をお迎えする環境や従業員の行動などを細かく定め、ひらまつのレストラン、カフェ、ホテル、ウエディング、全ての事業において実施しています。「Hiramatsuスタンダード」詳細はこちら 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月11日「今回政府の機関が発表した最新版の地震予測地図は、北海道南東部から首都圏〜東海〜近畿地方を通って四国地方まで、“太平洋側に”高い確率で巨大地震が発生する危険性を指摘しています。今後もその周辺海域を震源として巨大地震が発生する可能性は十分に考えられますが、危険エリアは太平洋側だけではないのです」こう警鐘を鳴らすのは、地震や水害など過去に起きたさまざまな災害のデータをもとに分析を行っている、災害危機コンサルタントの堀越謙一さん。3月26日、政府の地震調査委員会は、’20年版「全国地震動予測地図」を公表した。同委員会は、全国を250メートル四方の区画に分け、約600万地点の地震リスクを評価。地図上で、「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」を色別で詳しく示している。今回の発表では、太平洋側の広い地域において、「26%」以上の確率で巨大地震が30年以内に発生するということがわかった。これらの地域は、とくに「海溝型地震」(陸側のプレートと海側のプレートの境界である海溝やトラフ付近で発生する地震)が懸念されている。さらに同地図では、都道府県ごとの特定の地点(県庁所在地の市役所や振興局)を揺れが襲う確率も発表している。「この数値は、“この場所で地震が発生する”という確率を表しているわけではありません。周辺域で発生した地震によって、市役所や振興局周辺の地域が、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を掲載しているのです」(堀越さん・以下同)前回政府から発表された「’18年版」と今回を比べてみると、和歌山市役所は10%上昇しているのに対し、千葉市役所は23%も下がっている。「これほど変動が大きいのは、今回から地盤や地形調査、計算方法などが変更されたためです。“千葉市役所付近は大きな揺れに見舞われる確率が下がった”という解釈は誤りです」じっさい、堀越さんは太平洋側で“とくに注視すべきポイント”として、千葉市周辺を挙げている。「茨城県水戸市から千葉県沖にかけての周辺域は、日本海溝から沈み込む太平洋プレートと、相模トラフから沈み込むフィリピン海プレートがぶつかっているため、これまでにも多くの地震が発生しています。とくに、マグニチュード9を記録した’11年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)以降、太平洋プレートが緩んでおり、茨城県・千葉県東方沖はその南端地域であることから、プレートの跳ね返りによる巨大地震がいつ起きても不思議ではない状態です」そして、「北海道南東部も危険性は非常に高い」と続ける。「北海道南東部の太平洋沖には千島海溝があり、それに沿ってマグニチュード8級の巨大地震が過去に頻発しています。また色丹島、択捉島の東方沖で巨大地震が発生した場合、根室市や釧路市では津波被害も予測されるため、甚大な被害が懸念されます」「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自由で開かれたインド太平洋」です。中国に配慮し、姿勢に変化の兆し。説明を求む!「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」とは、2016年のアフリカ開発会議で当時の安倍総理が提唱した構想です。法の支配のもと、航行の自由、自由貿易の普及・定着。質の高いインフラ整備を通じて、連結をもって経済的繁栄を追求する。海上法執行能力の向上支援、防災などを含む、平和と安定のための取り組み。これらを構想の実現に向けた三本柱にしています。そもそもこの構想が生まれた背景には中国の台頭がありました。中国は2013年に国家戦略として「一帯一路」構想を掲げました。陸路と海路の両方で、ヨーロッパやアフリカまで貿易圏を広げようとする中国にとって、太平洋はアジア・アフリカに抜けていくための大事な航路。しかし、そこには沖縄(日本)、台湾、韓国があります。そこで日本に対しては尖閣諸島問題でプレッシャーをかけ、南シナ海には人工島を作り、中国の領土であると主張。これに対して、安倍前総理はオーストラリアやアメリカなどの国々と、「自由で開かれた海にしましょう」「特定の国が強力な武力で圧力をかけるようなことは許しません」ということを暗に示したんです。2017年にはトランプ政権が発足し、アメリカもこれに賛同。米中の対立が高まるなか、FOIPは存在感を増していきました。ところが昨年11月、菅総理は公式の場で「平和で繁栄したインド太平洋」という表現を用いました。「自由で開かれた」が、「平和で繁栄した」に変わっていた。これは中国に配慮した発言ではないかと物議を醸しました。中国はカンボジア、スリランカ、パキスタン、ミャンマーでも港の開発を進めています。一見、民間企業の開発に見えますが、中国軍が利用する可能性もある。昨年9月、アメリカ政府は、カンボジア南部で開発を進めた中国企業に対して、人権侵害を犯していると経済制裁を行いました。日本は中国の強権に対して、欧米諸国のように強い抗議を示していません。日本にとって中国は大事な市場ですが、もしも中国との間で何らかの約束を交わし、スタンスを変えなければいけなくなったのなら、政府はきちんと説明をする必要があると思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。映画『わたしは分断を許さない』が、2/5までポレポレ東中野でアンコール上映中。※『anan』2021年2月3日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月30日隣人トラブルがマスコミやネット社会を巻き込んで大事件へと発展する『ミセス・ノイズィ』に主演した篠原ゆき子が、第59回アジア太平洋映画祭にて最優秀女優賞を受賞。さらに、12月4日(金)公開決定の喜びを伝える3本の告知短編動画も到着した。公開中の映画『浅田家!』や10月30日(金)より公開の『罪の声』などに多数出演、「相棒season19」新レギュラーにも決まった篠原さん。今回の受賞に際し、「以前、高崎映画祭で『共喰い』で新人賞をいただいてから、いつか主演女優賞をいただきただきたいという目標がありました。今回賞をいただいたと言う連絡があり、トロフィーも届くと言われて半年近く経ち、やっぱりガセネタだとの心づもりでいたら、こんな立派なトロフィーをいただき、最高に幸せです」と喜びをコメントした。本作は、2019年の第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門でワールドプレミアされると大反響を呼び、劇場公開が熱望された衝撃の問題作。ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立がやがて2人の女の運命を狂わせる大事件へと発展。「SNS炎上」や「メディアリンチ」など現代の社会事情も絡みつつ、後半は思わぬ方向に事態が進んでいくサスペンスフルな展開で、あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野千尋監督によるオリジナル脚本による意欲作。先日開催された北米最大の映画祭JAPAN CUTS(ジャパンカッツ)でも観客賞を獲得。また、本作の公開日を告知する、それぞれ20秒ほどの告知短編動画も到着している。告知短編動画(1)バトル編告知短編動画(2)ベランダ編告知短編動画(3)喜びの舞編『ミセス・ノイズィ』は12月4日(金)~ TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミセス・ノイズィ 2020年12月4日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©︎「ミセス・ノイズィ」製作委員会
2020年10月14日現在公開中の映画『ミッドウェイ』から、日米俳優陣が撮影秘話を語るインタビュー映像が公開された。1942年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島に巨大な航空母艦、世界最大の大和を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中、海上、海中、そのすべてが戦場となった。本作では、司令官たちの緊迫した頭脳戦、パイロットたちの壮絶な空中戦、彼らを船上から迎え撃つ決死の海上戦が描かれる。監督は、『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒ。キャストには、山本五十六、チェスター・ニミッツをはじめとした実在の人物を演じるために、ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼など日米の実力派俳優が集結した。公開された映像はハワイのプレミアムイベントに参加した日米俳優陣が撮影秘話を語る内容。エメリッヒ監督を“マスター(名匠)”とリスペクトする俳優陣が、モントリオールやハワイでの撮影エピソードと本作にかける想いを語っている。映像では、まず山本五十六を演じた豊川悦司が、極寒のモントリオールでマイナス15℃の大雪の中でも撮影を続ける監督に驚いたと振り返る。そして本作は「戦争がどういうものなのかを人種を超えて描こうとしている。勝ち負けであったり、人の生死を大袈裟ではなく、でもきちっと伝えているところが品が良い」と監督のセンスを賞賛した。次に、エメリッヒ監督ファンを自称するエド・スクラインとルーク・クラインタンクが、空母エンタープライズの甲板を再現するため「業務用の送風機で太平洋の風を模して、1テイク撮影毎に個室でセリフを録音し直した。ハリケーンみたいで飛びそうだった」と未体験の苦労を明かす。名優デニス・クエイドは「戦争を映画で美化する必要はない。だが祖国のために戦った人々は称えるべきだ。どちら側であってもね。日本とアメリカは現在の世界では親友だ。世の中は変わるものさ」と日米双方を公平な視点で描いたことが素晴らしいとコメント。パトリック・ウィルソンは「台本に日本語のセリフがあってすごくワクワクした。母国語以外で演じている人々に尊敬の念を抱いたよ」とし、さらに豊川悦司との共演シーンは大変だったが楽しんで撮影したと回想した。最後にデニス・クエイドがインタビュー取材中にいきなり日本語で歌い出すというサプライズも映し出されている。『ミッドウェイ』全国公開中
2020年09月18日『北北西に曇と往け』の舞台、アイスランドは、入江亜季さんがマンガ家になって初めてまとまった休みを取った際、旅した場所だった。イケメン×北欧アイスランド。見たことのない探偵活劇!「アイスランドの自然と、生活と、車が描きたくて始めた物語です。アイスランドでは、森林限界に近い厳しい環境で、わずかに許された生き物の領域を大切に、人間が生きています。人間にとって車は自身の一部のように大切な道具であり、厳しい環境から生命を守るシェルターでもあります。また運転免許を取ったばかりでもあったので、車は絶対に描きたいモチーフでした」17歳の御山慧(みやまけい)は両親を事故で失い、アイスランドで暮らす祖父の家に居候しながら、愛車ジムニーを駆って探偵の仕事で日銭を稼いでいる。「慧については、格好いいってなんだろうと考えました。他人や社会のために力を尽くすこと、もうひとつは自分の腕で生きていくことなのかなと。慎重で疑り深い一方で、人の善良さを愛しているところが、慧の魅力だと感じています」彼を慕ってやまない弟の三知嵩(みちたか)は日本に住んでいて、一見無邪気そうだけど謎に満ちた存在。ある日突然、音信不通になってしまうあたりからサスペンス色が強まっていく。「マンガは笑えたほうがいいと思っていたので、笑顔が減るリスクにドキドキしながらサスペンスに挑戦しています。アイスランドの人々の優しさを知る一方で、町の外の風吹き荒れる荒野や、簡単に凍死してしまう冷たさを思うと、この緊張感はふさわしいような気がしています」冒険要素も多分にあり、ちょっと特殊な能力を持っているという慧の設定にはSF的雰囲気も。ジャンル分けが難しいところはいかにも今っぽいが、読んで心が躍るというマンガの純粋な楽しみ方を思い出させてくれる力強さがこの作品にはある。「旅をすることは外界の知恵や価値観を得ること、それが個人の心の世界を広げることにつながると思っています。仮想の旅ができることは、マンガという“やさしい”読み物の役割のひとつでもあると信じています。登場人物同士がぶつかったとき、何が起こるかが肝。これからも変化の多い作品にしていくつもりです」『北北西に曇と往け』3クールな慧のイケメンっぷりは眼福!タイトルは彼の人生を思って名付けたそう。最新刊では、人捜しの依頼で訪れたセーフハウスで慧の記憶が蘇る…。KADOKAWA620円©入江亜季/KADOKAWAいりえ・あきマンガ家。2002年デビュー。’06年、個人誌の作品をまとめた『コダマの谷』を刊行。’08年より連載を開始した初の長編『乱と灰色の世界』は7年にわたり続いた。※『anan』2019年3月27日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2019年03月20日チェックインで渡されるのは乗船券?! 船旅気分の始まり目の前には太平洋が広がる伊東の海辺に佇む「星野リゾート 界 アンジン」。伊東の駅から車で約3分、海辺を歩いて行っても約15分の場所に位置する宿です。甲板デッキのようなアプローチからロビーに入ると、モダンだけどシックな空間が広がり、非日常のひとときを楽しむことができます。ストライプのソファー、テーブルの上には美しい帆船模型、船を思わせるオブジェが飾られ、アンティークなプレイヤーでLPレコードがジャズを奏でています。船旅のような気分を味わってくださいと、チェックインの際に手渡されるのは、乗船券! 客室にも船のモチーフのアートワークがあちこちに。本当の船2艘を分解して造ったインテリアなんだとか。そして陽光がとても気持ちいい屋外のデッキからもお部屋からも絶景の海が見渡せます。絶景オーシャンビューを見渡しながら贅沢なひととき大浴場の御影石の内風呂、岩造りの露天風呂からも太平洋が一望。湯上がりには、よなよなエールなどクラフトビールをサーバーから自由に注いで楽しめます。潮風に吹かれての一杯は最高に気持ちよく、旅情をより趣深いものにしてくれます。英国人航海士“アンジン”ゆかりの海の宿アートワークで仕切られた半個室の食事処で伊豆の海の幸いっぱいの食事を楽しんだ後は、その土地土地の趣向を凝らした「ご当地楽」として『青い目のサムライ紀行』がロビーで催されます。そこで、日本に漂着した英国人航海士が、徳川幕府に召し抱えられ、この地で初の西洋式帆船を造るまでが語られます。その人の名前はウィリアム・アダムス、日本名は三浦按針。そうアンジンとはこの人名が由来。この伊東の地に来て、遠く英国のことを思った数奇な運命のアンジン。振る舞いの英国の柑橘リキュール“ピムス”をいただきながら、センチメンタルな気分に浸れる伊東の夜です。取材・文/小野アムスデン道子スポット情報スポット名:星野リゾート界 アンジン住所:静岡県伊東市渚町5-12電話番号:0570-073-011
2017年06月27日消費財メーカーや小売業者は2015年上半期、成長率を大きく増加させることはできず、アジア太平洋地域の平均売上高の上昇率は2%に留まったという。これは、ニールセンが12月21日に発行したレポート「アジア太平洋 リテール&ショッパートレンド2015」にて明らかにされた。同レポートよると、平均売上高の成長率は2014年の通年実績から1.4%上昇、物価上昇は3%未満と低下し、日用品の消費は2014年同様の5%増となった。また、全体的には売上が伸び悩む一方、Eコマース(以下、EC)や小型店舗(以下、スモールフォーマット)での利便性の高い買い物を通じてユニークな顧客体験を提供する小売業では、平均よりも好調な成長率を示している。○戦略を考えるための7つのトレンド同レポートでは、変化する小売環境に合わせて、小売業者と製品メーカーが戦略を考えるための7つのトレンドをハイライトしている。これによると、1つ目のトレンドは「成長の阻害要因」で、成長の最上位指標として、消費財売上高と商品単価は上昇しているものの、マクロ経済因子と各国でのできごとが全体的な成長を抑制していることを示し、多くの従来型小売チェーンにとって成長が捕えどころのないものとなっていることを指摘。一方で、スモールフォーマットやECは東南アジア中に浸透しているという。次にあげられるのは、「変化する購買層」。都市化の進行や縮小する家族構成、公衆衛生の改善、教育機会の拡大、そして高齢化により消費者層の構成がますます多様となり、その結果、消費者が有する異なるニーズのために、小売業者と製品メーカーはマス・マーケット戦略の修正を迫られる可能性がある。3つ目にあげられた「"地元性"の活用」は、利便性でちょっとした買い物を最大限取り込むスモールフォーマットやトラディショナルトレードストアなどの小売形態が市場シェアを拡大させていることを指している。同形態は、「近くにある」という利点を活かし、買い食い・ついで買いだけでなく、消費者の食糧庫の延長としての役割を果たし、「持ち帰り」というライフスタイルを可能にする便利なサービスを提供。今後、従来の大型店の市場シェアを奪っていくことが想定される。4つ目は「プレミアム化」。過去1年間で、同じ製品カテゴリの平均よりも20%以上高額な製品の売上高が、東南アジアで21%、中国で23%増加している。このプレミアム化も、消費者が高品質で贅沢な製品を求めるにつれて加速すると考えられる。5つ目にあげられた「健康志向」は、パーソナルケア店やドラッグストアが、分析対象の13市場における消費財総売上の7%を占め、消費者が健康に役立つ製品に注目していることを表している。消費者の約84%が、「健康で幸福な生活を確実にもたらす製品のためならもっとお金を使ってもいい」と回答しているようだ。6つ目の「オンライン/オフラインでの値打ち感の追求」では、アジアの中でのプロモーションによる売上は、オンラインおよび従来型店舗の両方で拡大傾向にあり、このことから、スモールフォーマット店舗がより大規模な競争相手と競うことが可能となることを指摘。店選びにおいて価格がますます重要な決定要因となっていると説明する。なお、同社では最後に、「デジタルの未来」をトレンドとしてあげ、アジア太平洋の消費者の約82%が、「オンラインショッピングは便利だ」と考えており、約50%が「今後6カ月以内にオンラインで買い物をすると回答している」とし、オンラインショッピングアプリとスマートフォン普及率の上昇が、消費財小売業者にとってECプラットフォームが必須となることを意味しているとした。
2015年12月22日●Software Defined化が加速2015年、Dellのアジア太平洋・日本地域におけるエンタープライズ事業の売り上げは対前年比で2桁の成長率を見込んでいる。そんな好調な事業環境の中、エンタープライズ事業の2015年の総括や2016年に向けた課題・注力分野、EMC買収による同地域への影響などを中心に、米Dell アジア太平洋・日本地域エンタープライズ・ソリューションズ事業部バイスプレジデントのPeter Marrs氏とデル 執行役員エンタープライズ・ソリューションズ事業本部長の町田栄作氏に話を伺った。そのインタビューの模様をお届けする。―アジア太平洋・日本地域全体のエンタープライズ事業の環境と業績は?Marrs氏:2015年の売り上げは対前年比で2桁の成長率であり、エンタープライズ領域では最も伸長が著しかったベンダーがわれわれだと自負している。アジア太平洋地域でサーバの出荷台数はNo.1となっており、ストレージの出荷容量も外付、内蔵含め同様だ。これからSoftware Defined(ソフトウェア定義型)の時代が到来するということで、ストレージからネットワーク、データセンターまでSoftware Defined化が進んでおり、主役となるのがサーバの部分となる。このような中で、サーバでNo.1のポジションを獲得しているということは非常に大きなアドバンテージだろう。また、テクノロジーの面でも他社にひけをとらないと自負しているうえ経験・実績も豊富なため、今後のSoftware Defined化の流れの中では良いポジションに立っていると考えている。近年はフラッシュのコストも下がっていることから、サーバにフラッシュストレージを搭載したソリューションは安価に導入可能になってきているため、敷居も下がっており、Software Defined化の流れにも対応した環境が容易に構築することが可能となってきている。今後もこの流れは加速していくだろう。2015年は全体として好調な1年だった。―2015年で最も好調な地域は?Marrs氏:アジア太平洋・日本地域ではインドが最も成長が著しく、好調だった。インドはEコマースに対する投資としてITインフラ整備の需要があり、われわれとしても成長が著しい市場であり、アジア太平洋地域だけでなく、グローバルにおいても伸びが著しい国に挙げられる。モディ政権の誕生で投資が加速しているため追い風が吹いている状況であり、業績だけでなく、市場を上回る勢いで伸びている。日本でもシェアを増やしたいが、シェアの伸びから見ればインドが勝っている。また、中国や東南アジアといった国・地域でも2桁の成長率となっている。―2015年の日本における事業環境と業績は?またどのよう製品が好調だったのか?町田氏:為替のチャレンジはあるが、日本の中でのビジネス全体の収入は増加しており、サーバ、そして特に飛躍的に伸ばしているのがストレージだ。国内におけるストレージの総出荷量が伸びてきており、成長のスピードと国としての市場の成長という観点では、他のアジア地域の国が勝っているが、市場に対してはシェアを伸ばしている。―EMCとの統合について。仮にEMCを買収した場合、エンタープライズ事業が強化されるがアジア太平洋・日本地域における影響は?Marrs氏:買収はあくまで仮定だが、両社において前向きな話であり、もし実現すれば成長の加速が見込まれ、今まで困難だったことができるようになるのではないか。現状においてもわれわれはデスクトップからサーバ、ストレージ、クラウド、仮想化技術、ハイブリッドクラウドまで幅広くワールドクラスのソリューションを展開しているが、それに加えてEMCが有する顧客層は違うため、融合すれば相乗効果が期待できる。顧客のインフラを改革していく上で良い位置に立てるのではないかと考えており、右肩上がりで成長できるチャンスとなる。私自身は何の懸念もなく、むしろさまざまなチャンスが出てくるだろう。―クラウドをはじめとした第3のプラットフォームの台頭により、ハードウェア製品は減少していくのか?Marrs氏:クラウド化が進むことにより、ハードウェアが減少するという懸念はあるが、実際はすべてのシステムがクラウド化されることはないだろう。クリティカルでないものはパブリッククラウド、クリティカルなものはプライベートクラウドで使い分ける。今後もその流れは加速していくため、従来のプライベートクラウドや仮想化の分野で十分にハードウェアを提供できると考えている。われわれがハードウェアを提供する顧客は大きく分けて2つあり、まずはパブリッククラウドを運用しているクラウドベンダー、もう1つはプライベートクラウドとパブリッククラウドを活用するグローバル企業に対してだ。プライベートクラウドとパブリッククラウドのデータ連携が大きな課題になるが、われわれが買収したBoomiのソフトウェアにより可能だ。また、従来はプライベートクラウドを中心に稼働していても、ワークロードをクラウドにバーストする需要もあるため、そのような場合には「Dell Cloud Manager」が有効であり、クラウド化の促進による懸念はない。町田氏:デバイスやデータはますます増加していくことが見込まれており、そこに対して標準化、オープン化、自動化を進めていけば、全体的にはITを使う要求は増えていくだろう。日本はいまだにプロプライエタリな部分があり、もっとオープンにしていくことで日本市場のオポチュニティは大きくなる。また、日本企業のシステムはユニークな環境も多く、レガシーシステムをリプレースしていく需要が多いのではないか。●2016年の課題・注力分野、そしてDellの強みとは?―2016年の課題は?Marrs氏:課題としては、まずは為替ついてだが日本をはじめ東南アジア、オーストラリアは影響を受けており、来年には改善する見通しとなっているものの不透明な状況のため注視する必要がある。また、中国経済の減速も懸念している。―注力分野は?Marrs氏:1つ目としてSoftware Definedの中でもデータセンターが伸びてくると想定している。われわれは時代の流れに即したサーバを有し、テクノロジーを備えていることに加え、パートナーソリューションを販売するモデルがある。例えば、NutanixのSDS(Software Defined Storage:ソフトウェア定義型ストレージ)やVMware、マイクロソフトなどと製品を共同開発し、販売している。日本においても先進的な顧客からSoftware Defined関連のソリューションの引き合いが多数ある。2つ目はクラウドで、日本や中国をはじめアジア全域を問わずクラウドが浸透していくため、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドを顧客に適した形で提案することが重要になっていくだろう。例えば、われわれはマイクロソフトと提携し、PowerEdgeにAzureを搭載したサーバの「Cloud Platform System(CPS)」は事前に検証した上で提供しており、自前で柔軟にハイブリッドクラウドが構築できるソリューションだ。また、VMwareのソリューションなどもあり、いずれにしても顧客は最適なものを選択できる。3つ目はビッグデータの分析だ。HadoopやSAPのHANAを搭載したアプライアンスを提供しており、これらについても十分に事前検証し、認定・認証を受けているソリューションだ。顧客には引き合いの多い分野に対してアプライアンスやソリューションを備えている。実際にビッグデータ分析のアプライアンスやソリューションを導入していない企業でも、自社の膨大なデータをどのように利用するのか、どのように価値を引き出していくのかといったことに関心が高く、われわれはアプライアンスやソリューションを提供していくことでビジネス上の意思決定の質を高めるとともに、迅速に行うことをサポートする。4つ目は「Dell Blueprint」だ。大半の顧客はシステムを個別の要素で組み立てて構築することは煩雑となるため、時間を要したくないと考えている。Blueprintは、デスクトップ仮想化やサーバ仮想化、ビッグデータ、データベース高速化、プライベートクラウド化、ハイブリッド化などのテーマがあり、それぞれのワークロードに適した形で事前に作り込んだパッケージ製品だ。リファレンス・アーキテクチャとアプライアンスという形で提供しており、例えば、アプライアンスだとサーバ、ストレージ、ネットワーキング、管理コンソールまでを含めてパッケージ化し、迅速に導入ができる。一方、リファレンス・アーキテクチャは構成が大、中、小に分かれており、顧客に最適なものを用意している。5つ目は中規模の企業への対応だ。これまで中規模の企業には汎用サーバに特殊なニーズを盛り込み、提供している。そこでわれわれは中規模の企業を対象とした部署としてData Center Scalable Solution(DSS)を立ち上げ、基本的に汎用サーバを使用し、顧客の特殊なニーズを取り込み、パフォーマンスの最適化やTCOの削減などを行っている。6つ目はセキュリティだが、われわれはセキュリティの脅威に対してワールドクラスのセキュリティ・ソリューションをエンドツーエンドで備えている。端末についてはデバイスやハードディスクドライブを暗号化する技術を提供しているほか、データセンターに関してはセキュリティソリューション、マネージドセキュリティとして「Dell Secure Works」を有している。―日本については?町田氏:基本的にはMarrs氏の方針と同じだが、顧客の業種・業態を問わずモビリティやセキュリティ、ビッグデータ、クラウドの4つはITが抱える共通の課題となっており、Bulueprintが重要になるのではないか。ITに対する要求度合いは日本、アメリカなどのほうが高いため、Bulueprintの価値をパートナーなどと共同でセミナーやバリテーション、ユーザーへの提案を行うことに取り組まなければならないと考えている。―デルの強みは?Marrs氏:顧客を第1に考え、顧客視点を貫いてきたことが強みだ。Michael Dell氏が創業したきっかけは、創業前のパソコンは非常に高価なものだったため一部の人の手にしか届かない存在だったが、より幅広い人が利用できるようにパソコンの大衆化を図りたいという思いからだ。結果として、パソコンの流通モデルや歴史を変えたが、エンタープライズ領域でも同様の取り組みを行っている。特にWeb関連の顧客を中心にサーバのあり方を従来とは一変させており、TCOを飛躍的に下げ、顧客のITインフラの最適化を後押しするアプライアンスの提供などを行い、以前パソコンで成し得たことをサーバの領域でも実施した。Dell氏は先見の明があり、コンピュート中心の世界が到来するということでSoftware-Definedについても早い時期から見越していた。そして、デル全体の強みとしてはプロプライエタリなソリューションは一切持たないことで顧客を独自技術で抱え込まないほか、拡張性に優れていること、導入が容易だということ、TCOを下げること、管理性を改善していくことなどのアプローチが顧客から評価を得ている。
2015年12月17日オーストラリア・ブリスベーン市で開催された「第9回アジア太平洋映画賞」にて、原恵一監督のアニメーション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』が最優秀アニメーション賞を受賞した。本作は、『カラフル』(2010年)や『河童のクゥと夏休み』(2007年)、そして『クレヨンしんちゃん』シリーズで知られる原恵一氏が監督を務めたアニメーション映画。江戸風俗研究家で文筆家、漫画家である故・杉浦日向子氏の漫画『百日紅』を原作とした初の長編アニメ作品であることも注目を集めた。江戸時代を舞台に、葛飾北斎の娘である浮世絵師・お栄の自由闊達で破天荒な生き様を描く。お栄役を、杉浦作品の大ファンだという女優の杏が演じ、葛飾北斎役を松重豊と、日本を代表する演技派・個性派がキャストを務めた。2015年5月に全国劇場公開された本作は、今回の「第9回アジア太平洋映画賞」をはじめ、「第39回アヌシー国際アニメーション映画祭(長編アニメーション部門審査員賞)」「第19回ファンタジア国際映画祭(今敏賞・長編アニメーション優秀賞、セカンス賞、アジア映画優秀賞、長編アニメーション観客賞)」「第48回シッチェス国際ファンタスティック映画祭(最優秀長編アニメーション賞)」「第39回山路ふみ子映画賞(第32回山路ふみ子文化賞)」「第6回Scotland Loves Animation(審査員賞)」「第17回プチョン国際アニメーション映画祭(長編コンペ部門大賞)」など数々の賞を獲得し、国際的にも高い評価を得ている。なお、『百日紅~Miss HOKUSAI~』のBlu-ray&DVDは、現在バンダイビジュアルから発売中。「Blu-ray特装限定版」は7,800円(税別)、「Blu-ray通常版」は4,800円(税別)、「DVD版」は3,800円(税別)となる。(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年12月15日日本アカデミー賞を2度受賞し、これまで100本を超える作品に出演してきた樹木希林が、映画『あん』で日本人女優としては初めてアジア太平洋スクリーンアワードにおいて「女優賞」を獲得。本人から喜びのコメントが到着した。河瀬直美監督の『あん』は、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)と、求人募集の張り紙を見て「どら春」で働きたいとやってきた老女、徳江(樹木さん)の物語。徳江のつくる粒あんは絶妙な味わいで「どら春」は大繁盛、徳江は店の常連の中学生・ワカナ(内田伽羅)とも親しくなるものの、やがて徳江がハンセン病患者という噂が流れ、彼らの運命は大きく変わっていくことになる。日本でも現在ロングランヒット中で、台湾、韓国でも盛況をおさめ、ヨーロッパやアメリカ大陸でも上映が始まっている本作。これまで、カンヌ国際映画祭「ある視点部門」のオープニング上映を飾ったほか、イタリア・マルタ島のバレッタ映画祭では「最優秀作品賞」「最優秀女優賞」をW受賞、9月にはトロント国際映画祭での北米プレミア上映を果たし、国内でも樹木さんは報知映画賞、TAMA映画賞の「主演女優賞」を獲得している。そして今回は、オーストラリアのブリスベンで開催されていたアジア太平洋スクリーンアワードにおいて、日本人の女優としては初の「女優賞(Best Performance by an Actress)」を受賞。オセアニアから中東を含むアジア全域70か国の作品を対象に、ロシア、イラン、韓国、フィリピンの女優も同賞にノミネートされている中での快挙となった。世界45か国以上での配給が決定している本作。樹木さんの渾身の演技と『あん』に流れる温かなテーマは、まさに国境や人種を超えて絶賛の的となっている。<樹木希林コメント>アジア太平洋スクリーンアワードの「女優賞」をいただけるということで、私72歳になりまして、この歳まで女優をやっていると、疑り深くなりましてね(笑)。まして褒めていただけると、「う~ん、そうかな~」という風になります。ロシア、韓国、フィリピン、イラン、日本。この中で私がということはそれほど差があるわけではないと思いますが、一番の年上ということでこの度(賞を)頂戴させていただきます。どうもありがとうございました。『あん』は全国にてロングラン公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日気象庁は11月9日、東経137度線および東経165度線に沿った海洋内部の酸性化に関する解析の結果、両観測線とも北緯15度以北では海洋表面だけでなく海洋内部でも海洋酸性化が進行していることが確認されたと発表した。海水は一般に弱アルカリ性を示すが、海水が大気中の二酸化炭素を吸収して酸性側に変化する「海洋酸性化」が近年、世界規模で進行しており、サンゴやプランクトンなどの海洋生態系に影響が及ぶことが懸念されている。同庁は、海洋気象観測船「凌風丸」および「啓風丸」によって、北西太平洋域における二酸化炭素の観測を1984年以降行っており、今回、同庁保有の観測データに加え、国際的な観測データも取り入れ、1990年代以降における北西太平洋の東経137度線および東経165度線に沿った海洋内部における海洋酸性化の状況を初めて解析した。この結果、当該海域の深さ約150~800mでは、海洋酸性化が進行していることが明らかになった。水素イオン濃度指数(pH)でみると、東経137度線では10年あたり0.008~0.025、東経165度線では10年あたり0.001~0.031低下しており、両観測線とも北部ほど速く低下する傾向が見られた。これは、亜熱帯北部ほど人為起源二酸化炭素蓄積量が多いことと整合しているという。同庁によると、現在把握されている海洋酸性化によって、海洋生態系などに直ちに影響が出るわけではないという。しかし、このまま海洋酸性化が進むと、海洋生態系や水産業などに長期的に大きな影響が及ぶことが懸念されるとしている。
2015年11月10日タワーズワトソンはこのほど、アジア太平洋地域の昇給率調査の結果を発表した。それによると、2016年のアジア太平洋地域における従業員の昇給率は、インフレ圧力の高まりにより実質ベースで低下する見通しとなった。○平均昇給率が最も低いのは日本2016年のアジア太平洋地域の給与予算は6.8%上昇する見込みで、2015年(6.6%)を0.2ポイント上回っている。しかしインフレを考慮すると、2015年の平均上昇率は4.1%である一方、2016年は3.4%にとどまり、調査対象22市場のうち17市場で来年の従業員の給与は低下すると予想している。なお、2016年の平均インフレ率は2015年の2.5%から3.4%に上昇すると推算している。同社広報によると、「(アジア太平洋地域で)インフレ率が高まっているため、これまでのような高い昇給率が出せなくなっている」という。国・地域別にみた場合、平均昇給率が特に高いのは、インドネシアの9.4%、ベトナムの10.4%、中国本土の8%で、いずれも昨年より上昇する見通し。しかしインフレを考慮に入れた実質ベースでみると、昇給率は、それぞれ3.9%、5.6%、5.8%に低下するという。一方、平均昇給率が最も低いのは日本で、名目ベースで2.4%、実質ベースで0.9%と予想している。産業別では、ハイテク業界の昇給率が最も高く、2015年と同率の6.5%と予測している。
2015年10月19日日本ユニセフ協会はこのほど、アジア・太平洋地域における、HIV・梅毒、母子感染ゼロへの取り組み強化について発表した。同協会によると、HIVや梅毒の感染撲滅について前進がある一方、まだ多くの母子はその恩恵を受けることができていないという。子どもの間の新たなHIV感染は、2000年から2014年までに3分の1にまで減少。HIV陽性と診断され治療を受けている妊婦の割合も、2010年から2014年の間で約2倍以上になった。一方で感染率は、現在もいくつかの国で上昇し続けているのが現状とのこと。また、治療を受けていないHIV陽性の女性は、最大45%の確率で子どもに感染させてしまうという。UNAIDS(国連合同エイズ計画)の報告書では、2014年だけでも、アジア・太平洋地域の子どもの間で2万1,000件、1日平均で57人の新たなHIV感染が見つかっている。しかし、適切な治療さえしていれば、母子感染は約1%までに下げることができるという。一方の梅毒は、政策面でも実施面でも、HIVと比べて検査や治療が遅れがちな感染症とされている。梅毒は、妊婦や胎児に、流産や死産、新生児死亡、低体重児出産、重大な新生児疾患など深刻な合併症を引き起こすという。「妊娠中のシンプルで費用対効果の高い検査と、それに続くペニシリンなどを使った適切な治療によって、このような合併症のリスクは劇的に下げることができます」と同協会。課題として、HIVと共に生きる子どもたちは、必要なサービスを受けていないことがあげられるという。アジア・太平洋地域では、HIV陽性の母親から生まれた子どもの4分の1しか、出生後すぐに検査を受けておらず、HIVに感染していると診断された乳児のおよそ半数しか、必要な治療を受けられていないのが現状とのこと。「ひとりの親も、ひとりの子どもも取り残すことなく、HIVや梅毒の感染撲滅を押し進めます。私たちは、たとえ最も支援を届けるのが難しい子どもや家族であっても、確実に適切な検査と治療を受けられるようにしなくてはなりません」と、ユニセフ東アジア・太平洋地域事務所代表のダニエル・トゥール氏。一方、HIV陽性の女性は、妊娠中、そして出産や母乳育児を通してHIVを子どもに感染させる可能性がある。現在、"HIV母子感染予防(PPTCT)"と言われる支援計画では、HIVと共に生きる女性が赤ちゃんへの感染を防ぐことができるよう、薬の提供やカウンセリング、心理社会的支援などが行われている。なお2015年6月には、キューバが世界で初めてHIVと梅毒の母子感染を撲滅したことが承認された。これについて、UNAIDSアジア・太平洋地域支援チームのスティーブ・クロース部長は、「アジア・太平洋の国々にも、エイズのない世代への取り組みを求める」と見解を示した。
2015年10月02日1941年12月8日の開戦から4年にわたって続いた太平洋戦争。戦後70年となる今年、NHKにて「戦争の時代」を記録した映像を国内外から収集し、最新のデジタル技術を駆使して映像のカラー化に挑んだ「カラーでみる太平洋戦争~3年8か月・日本人の記録~」が終戦記念日である8月15日(土)に放送される。太平洋戦争が続いた4年もの期間、各地の戦場での記録映像を始め、国内の動きを伝えるニュース、庶民が撮影した銃後の暮らしなど、膨大な映像が残されているが、その大半はモノクロである。徹底した色彩考証を行った上で、最新のデジタル技術を駆使して、フルカラーで蘇った映像には、雪のアリューシャン列島での行軍から、熱帯の島々での激戦、戦時下の日常や庶民の表情、そして終戦の日の鮮やかな青空、次の時代に向かってたくましく動き出された人々の姿など、この4年間の日本人の歩みが刻まれている。番組は当時の人々の日記や手記に残された言葉を織り込みながら、カラー映像で太平洋戦争の4年をふり返っており、昨秋放送して大きな反響を呼んだNHKスペシャル「カラーでよみがえる東京」に続く試みとなる。カラー化により、どこか遠いものに感じていた白黒の歴史が、身近で生々しい「今につながる記憶」へと姿を変える。終戦記念日となる15日、カラーで目の当たりにする戦争の風景は現代を生きる私たちの心に何を訴えるのだろうか。「カラーでみる太平洋戦争~3年8か月・日本人の記録~」は8月15日(土)20時~総合テレビにてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日沖縄美ら海財団は1月21日、メガマウスザメの歯の化石を発見したと発表した。これまでアジアではほとんど発見例がなく、日本においては個人標本にもとづく記録しかないため、今回の発見はアジア地域で初めての公式記録となる。この発見は同財団で研究を行っている富田 武照氏らの研究グループによるもので、日本古生物学会の英文学術誌「Paleontological Research」に論文が掲載される予定。メガマウスザメは全長6mに達する大型のプランクトン食のサメで世界でも目撃例・捕獲例が少なく「幻のサメ」と言われている。今回発見された歯の化石は、沖縄県の新生代新第三期の地層(約1000万年~300万年前)から発見された。この発見によりメガマウスザメの化石は大西洋、北西太平洋、北東太平洋から発見されたこととなり、現生種と同様、新生代期にはメガマウスザメが全世界的に分布していたことが判明した。また、より古い時代の化石と比較したところ、現在のメガマウスザメに近い特徴を持っていることがわかり、化石の形の変遷を追うことで、メガマウスザメの進化の歴史を解明することにつながると期待される。
2015年01月21日KDDIは11月12日、KDDI(旧 KDD)と米AT&T、米ハワイアンテレコムが1964年に運用を開始した、世界初の太平洋横断電話ケーブルである第一太平洋横断ケーブル「TPC-1」が、電気・電子・情報関連の分野での歴史的偉業を認定する「IEEEマイルストーン」に認定されたと発表した。TPC-1は、1964年6月19日に運用が開始され、日本~グアム~ハワイ間の約1万kmに渡って敷設。東海道新幹線開通等と並び、1964年10月に開催された東京オリンピックを控え、国家的規模のプロジェクトとして開通したものであり、当時の池田首相とジョンソン米大統領が記念通話も行った。1964年当時、国際電話で一般的だった短波通信では、接続時間が長く、雑音も多く、相互に同時に会話ができない等の問題があったが、TPC-1によりこれらの問題が解消。また、TPC-1の技術は、その後の光ファイバー海底ケーブル建設技術の基礎となり、現在のインターネット時代の主要な通信インフラ技術に大きく貢献した事が認められ、今回の認定に至った。なお、KDDIのIEEEマイルストーン認定は、2009年11月の「太平洋横断衛星TV中継(茨城衛星通信センター)」、2012年4月の「G3ファクシミリの国際標準化」に続き3度目となり、同一の個人・団体で3件の認定は、国内最多。KDDIは、2020年の東京オリンピックに向けて、放送分野での8K動画の商用化や通信分野では10Gbpsを目指す第5世代移動通信技術の開発等による通信サービスの高度化、多様化に向けた取り組みを進め、今後もユーザーの生活を豊かにする高品質な通信基盤を創造していく。
2014年11月13日台風の日にはなぜか調子が悪い、朝から頭がボーっとする、夜もぐっすり眠れない。こんな症状を感じる方は多いのではないでしょうか。実は、台風や雨など、天気が不安定になると、身体にある変化が起きることがわかっています。そして毎日の睡眠にも影響が出てきてしまうのです。この台風と睡眠の関係性に迫ってみましょう。台風の日には睡眠に支障が出る!?なぜ台風の日は体調が悪くなるのでしょうか?気象庁によれば、『熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。』とあります。台風のように低気圧がやってくると、副交感神経が優位になることがわかっています。すると、人は活動的でなくなります。しかし、一方で気圧が低下するとヒスタミンが体内に増え、交感神経を刺激するといわれています。つまり、低気圧は副交感神経と交感神経の両方を刺激するため、バランスがとれなくなる場合があるようなのです。また、自律神経は寒暖の差にも敏感に反応するので、その気温差に順応できないと睡眠の異常やイライラ、動悸、めまい、手足のほてりやのぼせ、偏頭痛、血圧異常などが起きるといわれています。自律神経失調症と不眠症の関係とは?一般的に、自律神経のバランスが乱れると不眠になるといわれています。これは、身体を休める副交感神経が働きにくくなることが原因として考えられています。交感神経は日中、身体を活動させるために強く働くものですが、夜になるにつれてどんどん交感神経の活動は弱まっていき、副交感神経が優位になります。しかし、台風などの低気圧の影響を受けて自律神経のバランスが乱れると、夜になっても一向に副交感神経が強く働かない状態になってしまうのです。また、自律神経は免疫機能とも深くかかわっているといわれています。気圧の変化によって交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで、異物から身体を守る働きをしている白血球の数に影響が及び、炎症が起きることでさまざまな疾患が起きることもあるようです。気圧の変化による睡眠障害への対処法とは台風や雨などで低気圧になると体調が悪くなり、不眠や睡眠不足に陥ってしまったら、どのような対策をとればいいのでしょうか。低気圧によって起きる自律神経バランスの乱れに対しては、生活リズムを整え、自律神経のリズムに逆らわない生活をすることや、爪もみなどの自律神経系の調節、深呼吸をして血中酸素飽和度を上げること、入浴や適度な運動で血行をよくすること、身体を温めること、ビタミン類をしっかりと摂取すること、適度にリラクゼーションを心がけることなどがいいといわれています。自覚症状のある方は、台風などの低気圧の日にはぜひ意識して過ごしてみてください。
2014年09月18日同じ日本でも、日本海側と太平洋側の地域では空気の乾燥度合いが異なります。特に関東地方は冬場の乾燥がとてもきつく感じる地域です。■空気乾燥のメカニズム夏よりも冬の方が乾燥する! 喉が痛くなる! 肌がパキパキになる! と感じたことがある方は多いのではないでしょうか? 実は、季節(気温)によって、大気中に取り込む水蒸気の量が変わってくるため、空気の乾燥度合いが違ってくるのです。理科の勉強などで経験あるかと思いますが、気温が上がると水蒸気が発生して、空気中に水分が散らばります。しかし、気温が低ければ空気中の水分量はそれほど高くなりません。私たちの皮膚も、空気中にある水分量によって、乾燥を感じているのです。■日本海側と太平洋側で空気の乾燥に違いが出るワケ夏は南の高気圧に押される形で風が吹くので、湿った風が日本に吹き込むことが多いのですが、冬はシベリア(大陸)からの乾いた北風が吹いてきます。その風が日本海を渡る時に、日本海の水分を大気中に含んで、入ってくるため、日本海側の地域に多くの雪を降らせます。関東地方では、日本列島の中心に山脈が連なっているため、そこで雪を振り落として、乾いた風だけが山脈を超えて太平洋側の地域に吹き込んできます。その為、日本海側よりも太平洋側の地域の方が乾燥がきつくなることが多いのです。空気が乾燥することで、肌のバリア機能が低下しやすくなり、肌トラブルの原因となりますので、空気が乾燥する季節には、水分保持能力をあげてしっかりと、保湿ケアを行うようにしてくださいね。
2014年02月03日12月13日(木)~16日(日)の日程で開催された第55回アジア太平洋映画祭にて、日本、韓国、中国を始めとするアジア23か国が集まった作品の中から、『鍵泥棒のメソッド』が3部門にノミネートされ、主演男優賞にノミネートされた主演の堺雅人、脚本賞にノミネートされた内田けんじ監督が現地入りし、レッドカーペットに登場。詰めかけたファンたちに大歓声で迎えられた。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウと、売れない貧乏役者・桜井、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリーが絶妙な笑いを生み出す本作。映画祭の会場となったマカオ最大規模のホテル・ヴェネチアンの前に敷かれたレッドカーペットに堺さんが現れると、その場は黄色い歓声に包まれ、その人気ぶりは名前を書いた垂れ幕を掲げるファンも現れるほど!授賞式では各国の俳優たちを代表して堺さんが主演女優賞のプレゼンターも務め、「マカオを訪れるのは初めてですが、西洋と東洋、古いものと新しいエネルギーが合わさった素敵な町だと思いました。この地にアジアを代表する映画人のみなさまと一緒に立てることを心から光栄に思います」と挨拶し喝采を浴びた。惜しくも受賞は逃したものの、香港、台湾、中国ほか、各国のマスコミも大勢詰めかけた本映画祭にて、堺さん、内田監督共に改めてその存在感をアジアに知らしめることとなった。『鍵泥棒のメソッド』は全国にて公開中。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年12月17日